阿賀町議会 > 2018-06-20 >
06月20日-01号

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  1. 阿賀町議会 2018-06-20
    06月20日-01号


    取得元: 阿賀町議会公式サイト
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    平成30年  6月 定例会          平成30年阿賀町議会6月定例会議会議録議事日程(第1号)                   平成30年6月20日(水)午前10時開会日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 議会の諸報告日程第3 町長の行政報告日程第4 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(12名)     1番  清野眞也君      2番  斎藤 栄君     3番  小池隆晴君      4番  入倉政盛君     5番  宮川弘懿君      6番  山口周一君     7番  斎藤秀雄君      8番  五十嵐隆朗君     9番  石田守家君     10番  神田八郎君    11番  石川太一君     12番  猪俣誠一君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長         神田敏郎君   副町長        波田野正博君 教育長        清野一男君   会計管理者      渡部久美子君 総務課長       渡部和茂君   町民生活課長     星 利昭君 健康福祉課長     村岡 亨君   農林商工課長     清野康弘君 観光振興課長     関  仁君   建設課長       阿部義照君 消防長        寺久保幹男君  消防本部次長     酒井昌幸君 消防本部副署長    宿屋憲治君   学校教育課長     大江修逸君 社会教育課長     神田久利君   農業委員会事務局長  長谷川忠市君---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長       阿部時也    書記         阿部大輔 △開会 午前10時00分 △開会の宣告 ○議長(猪俣誠一君) おはようございます。 ただいまの出席議員は全員、12名であります。 これから平成30年阿賀町議会6月定例会議を開会します。--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(猪俣誠一君) 直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(猪俣誠一君) 本定例会議の会議日程及び本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(猪俣誠一君) 次に、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため求めにより出席した者は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(猪俣誠一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会議の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、10番、神田八郎君及び11番、石川太一君を指名します。--------------------------------------- △議会の諸報告 ○議長(猪俣誠一君) 日程第2、議会の諸報告を行います。 3月定例会議以降の議長及び議会の活動は、お手元にお配りした報告書のとおりであります。 去る5月23日、25日及び6月11日、12日の4日間、町内12会場において地域と語る会を開催したところであります。それぞれの会場において、議会に対し、あるいは行政に対してさまざまなご意見・ご要望等がなされたものと感じており、議会としてしっかりとした取りまとめを行い、町民皆様の負託に応えていきたいと思っているところであります。 3月定例会議以降の議長及び議会の活動は、以上で終わります。 次に、総文社厚常任委員会産業建設常任委員会、広報広聴常任委員会及び議会運営委員会より、休会中に行った各委員会の所管事務調査の報告書が、それぞれ議長の手元に提出されております。 議会運営委員会の報告内容につきましては、本6月定例会議での議会運営であります。本日、開会前の議員打ち合わせ会においてその内容を報告してありますので、議会運営委員長からの報告は、お手元に配付されている報告書のとおりで終わらせていただきます。 初めに、総文社厚常任委員長から報告願います。 7番、斎藤秀雄君。     〔総文社厚常任委員長 斎藤秀雄君登壇〕 ◆総文社厚常任委員長(斎藤秀雄君) おはようございます。 それでは、6月定例会において、議会運営委員会の報告のとおり、総文社厚常任委員会所管事務調査について報告させていただきます。 調査日は、6月1日、午後1時からであります。場所は、役場3階、議員控室で行わせていただきました。当日は、各施設の視察を先に、現地視察を優先させ、帰ってきてから委員間の討議を行い、調査させていただいたところであります。 調査事項については、統合後の保育園運営について、上条保育園それからひまわり保育園についてであります。次に、津川小学校駐車場整備についての現地調査を行わせていただきました。三川小・中学校については、現状のエアコンの状況だとか、給食センターについての現地調査を含めて調査させていただきました。さらに、各体育施設管理状況について現地調査を行わせいただきました。上川・三川各区B&G、それから県立津川漕艇場等であります。 出席者については、総文社厚常任委員会委員8名全員、それから説明員としては、記載のとおり、星町民生活課長、安澤係長、村岡学校教育課長、猪俣係長、それから神田社会教育課長。B&Gとか体育館施設管理については、現地担当職員から出席をいただき、説明等を受けたところであります。そして、各上条保育園、ひまわり保育園の園長さんからも説明を受けてまいりました。 調査目的と調査概要については、(1)統合後の保育園運営についてであります。上条保育園運営状況の現地調査、聞き取りを園長先生から行ったところであります。ひまわり保育園の運営状況についても、現地調査を行い、伊藤園長から報告、説明等をいただきました。その中で、調査事項の重要点としては、通園バスの運行時間、保育園運営の状況を聞いたところであります。 2点目の津川小学校駐車場整備についてであります。現地において、整備予定等具体的に聞き取りを行い、施工時期と基本計画、5月15日に全員協議会での説明を基本として、課題を見つけ提言することにしたところであります。 3点目の三川小・中学校についてであります。給食センター整備について、現地確認と教育環境整備でのエアコンの設置状況を確認させていただきました。 4点目の体育施設管理状況についてでありますが、上川B&G及び三川B&Gの管理状況について、現地確認と今後の管理体制、それから県立津川漕艇場の町艇庫と漕艇場管理について、現地説明を受けました。 その中で、まとめとして、統合後の保育園運営については、各保育園とも統合による問題は現状では起きていないということでの話でありましたが、今後懸念される材料として、冬期間の通園バス運行等であるというふうな説明がありましたので、我々議会としても、今後冬期間の通園バス運行については、注視していきたいというふうに思っています。 施設整備については、統合時に各保育園から利用するようにしていたということで、支障はないということでありましたので、今後とも使えるものは使っていこうというふうな姿勢を見受けたところであります。 その中で、上条、ひまわり保育園とも、砂場の管理が必要かというふうに私どもとしては思ってきたところであります。雨ざらしの中にある砂場が子供たちの遊び場として適正かどうか、そして、その砂場がどのように管理されているのかが、これから注視していかなければならないと思っているところであります。 それから、各保育園の清掃についてでありますが、どちらも天井が高いので、定期的に上部の定期掃除が必要ではないかというふうに感じてきたところでありますので、今後とも管理をされる各課の皆さんで、協議をしていただければというふうに思っています。 また、ひまわり保育園の駐車場については、通行車両等の規制の検討を望むところであります。これは、国道459号線から県立津川病院までの園を取り巻く環境の中で、通行をある程度規制をかける必要があるということで、一般車両の出入りを禁止するためにどうするかという工夫を望むところであります。我々も検討した結果を踏まえ、担当課と協議していきたいというふうに思っています。 次に、津川小学校駐車場については、町道からの乗り入れについて、利用しやすくすることを望むということで、再度発注前に説明等を求めることにしたところであります。現状としては、プールを解体し、そして町道から乗り入れるという方針でありますので、その側溝が本当に生きているのかどうか、必要ないんではないかというふうなことも含めて、検討することにさせていただきました。 3点目に、三川小・中学校の現状についてであります。 中学校の教頭先生から立ち会いをいただき、給食の搬入口の改修について説明を受けました。搬入口については、施工できる期間が少ないので、議会としての提言をさせていただきましたので、検討材料としてほしいということであり、希望しておきます。 三川小・中学校の場合は、各教室にエアコンが設置されているので、今後統合される津川、上川においては、統合前に設置を望むところであります。既存のものを移動するよりも新設設置をするほうが安価ではないかということも検討していただきたいというふうに思っているところであります。 その中でもう一点は、グラウンド整備について検討を要望することとさせていただきました。三川小学校の場合、水はけが大分悪くなってきているので、検討をしていただきたいというふうに当議会としては感じたところであります。 体育施設管理状況についてであります。 上川・三川B&Gとも管理体制はよくされているところでありました。上川のグラウンド改修も計画的にされることが望ましいというふうに、当委員会としては思ってきたところであります。三川のグラウンド等については、長期合宿に使えるように利用計画を検討することを望むものであります。これは、第三セクターの宿泊施設の売り上げ等へも協力できることではないかということからの要望であります。 これから始まるプール開放については、計画を適切にしてほしいというものであります。これは指導員の資質の問題がやはり問われる可能性がありますので、検討しておいていただきたいということであります。 県立津川漕艇場の阿賀町艇庫は、改修が完成し、多くのボート選手が来町されている。ボートの町阿賀町というが、各種大会があるにもかかわらず、広報がされていない。テレビ電話等を使い、町民に広報することを望むものであります。なお、北信越国体ボート大会が7月15日開催されることなどがありますので、広報には十分対応していただきたいというふうに思っています。 最後に、各保育園関係には、防犯カメラの設置も検討することが必要ではないかという提案がありましたので、つけ加えておきます。 阿賀町の子育て環境のよさが伝わるように、もっと広報を町として出していただきたいということを望み、総文社厚常任委員会からの報告とさせていただきます。 ○議長(猪俣誠一君) 委員長報告に対して質疑を許します。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 質疑なしと認めます。 総文社厚常任委員会の報告はこれで終わります。 次に、産業建設常任委員長から報告をお願いします。 8番、五十嵐隆朗君。     〔産業建設常任委員長 五十嵐隆朗君登壇〕 ◆産業建設常任委員長(五十嵐隆朗君) おはようございます。 それでは、産業建設常任委員会所管事務調査について報告をいたします。 調査期日は、5月21日でございます。 調査事項、(1)除雪体制の検証について、(2)上川温泉と奥阿賀観光合併の進捗状況について、現地調査も含めて行いました。 次に、株式会社阿賀の里の経営改善に向けた平成30年度の取り組みについて、これも現地調査を含み、調査をいたしました。 出席者は、委員全員であります。 説明員は、各担当課で課長ほか、やっていただきました。建設課、観光振興課であります。 調査概要。 除雪体制の検証について。昨年度は、阿賀町全域に災害救助法が適用になるなど、大変な大雪となり、町の除雪費も合併後初めて10億円を超えた状況でありました。除雪体制を含め、町の除雪対応に問題はなかったのか、また改善を必要とすることはなかったのか、調査した。特に、町民から除排雪についての苦情対応、通勤・通学等生活に支障はなかったか、小路の除雪体制は万全だったのか、消雪パイプ、流雪溝のふぐあいについて説明を受け、調査をしました。 次に、株式会社上川温泉奥阿賀観光株式会社合併の進捗状況について。本件は、2月第2回会議において、統合の準備資金として株式会社上川温泉に5,000万円の出資を認めており、ちょうど3カ月を経過した。進捗状況について現地を含め調査をした。 次に、株式会社阿賀の里の経営改善に向けた平成30年度の取り組みについて。株式会社阿賀の里の経営改善に向けた平成30年度の取り組みなど、現地を含め説明を受け、調査をした。 まとめといたしまして、除雪体制の検証については、今冬は大雪であり、作業が間に合わない状況でもあり、朝7時には1路線を確保したが、町民からは苦情があり、その都度対応に追われた。除排雪を業者任せはいかがなものか、流雪溝の事故が数点聞かれた。それぞれの地区の皆さんがマナーを守れば防ぐことができた事例もあった。直営除雪も必要と進言する。問題は多くあり、委員会で今後も調査を続ける。 次に、株式会社上川温泉奥阿賀観光株式会社合併については、偶然、田部社長にお会いでき、質疑応答ができた。10月には合併したいとの意向だ。大変な時期であろうと思うが、早期経営の一本化に向け、スピード感を持って当たってもらいたいと思う。特に町と上川温泉との間で早急に内容を詰めてほしい。 次に、阿賀の里については、委員会全員でそれぞれ昼食をとり、意見を交わした。店内は、従業員の手でリニューアルをしたようで、すっきりとして場内放送等も取り入れ明るくなっていた。正面入り口がわかりにくく工夫が必要ではないか。バイク・自転車が多くなっている、せめて雨に当たらないようにしてはとの意見があった。今後、ジェット船が導入される、安全と安心を売りに多くの観光客に利用していただき、経営も安定していただきたいと期待するものであります。 以上で終わります。 ○議長(猪俣誠一君) 委員長報告に対して質疑を許します。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 質疑なしと認めます。 産業建設常任委員会の報告はこれで終わります。 次に、広報広聴常任委員長から報告願います。 4番、入倉政盛君。     〔広報広聴常任委員長 入倉政盛君登壇〕
    ◆広報広聴常任委員長(入倉政盛君) 皆さん、おはようございます。 それでは、広報広聴常任委員会から所管事務調査について報告いたします。 開催日、開催地及び会場は記載のとおりになっております。 次ページを開いてください。行われたまとめとしてです。 地域と語る会の開催が、5月23日、25日、6月11日、12日の4日間、3班に分かれ、各地区12会場において地域と語る会を開催いたしました。 今回のテーマは、鳥獣害被害対策についてで、地域の皆様からさまざまな意見・要望等をいただきました。今回の地域と語る会は、今まで以上に住民の皆様と議会との距離が縮まったように感じられました。これからも、議会が住民の皆様に身近であるよう努めてまいりたいと思います。地域と語る会号外の編集作業は、委員会で協議し、今度発行する議会だよりと一緒に発行する予定でありますので、よろしくお願いいたします。 続いて、別冊地域と語る会に議会だよりの発行について報告いたします。 議会だより52号編集作業についてですが、記載のとおりの委員で行われました。 次ページですが、まとめとして、議会だより52号の編集作業については、いつもと同じ4日間の工程作業であります。今回の表紙写真について、全員での確認ができず、発行前に気がつき訂正できました。今後は確認の上、編集作業に努めてまいりたいと思います。 以上、広報広聴常任委員会からの報告であります。 ○議長(猪俣誠一君) 委員長報告に対して質疑を許します。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 質疑なしと認めます。 広報広聴常任委員会の報告はこれで終わります。 次に、地方自治法第235条の2第3項の規定により、例月出納検査の結果報告書がお手元にお配りしたとおり提出されております。朗読は省略します。 以上で、議会の諸報告を終わります。--------------------------------------- △町長の行政報告 ○議長(猪俣誠一君) 日程第3、町長からの行政報告を行います。 神田町長から行政報告の申し出がありましたので、これを許します。 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) おはようございます。 それでは、行政報告をさせていただきますが、新年度に入りまして3カ月経過しようとしておりますが、先月の高温、今月の低温の日は数日間あったものの、比較的穏やかに推移しているところでありますが、昨年は7月早々の2日から豪雨被害があり、1カ月に3回も集中豪雨に見舞われたことから、出水期に当たり万全の準備とともに、気を引き締めてまいりたいと考えているところであります。 交通事故関連では、残念ながら1,000日以上継続しておりました死亡事故ゼロ日数が、3月9日に途絶えることとなってしまったことは大変残念なことでありますが、さらにまた慎重に交通事故に遭わないように、皆さんに広報してまいりたいと思っております。 また、例年危惧いたしております山岳遭難につきましては、いずれも山菜取りに関しましてでありますが、4件発生しております。残念ながら神谷地内の捜索につきましては、いまだ発見に至っておりませんし、軽傷だったとはいえ熊の被害もあったことから、一層の注意喚起をしてまいらなければと考えております。 平成29年度会計でありますが、水道事業会計を除き、例年どおり5月31日をもって出納整理期間を終了しており、現在は会計の帳票類の最終点検を行っているところでございます。取り急ぎ各会計の決算状況につきましては、速報値でございますがご報告を申し上げてまいりたいと思います。 初めに、一般会計でありますが、平成29年度の歳入歳出予算総額は143億485万1,000円でありました。このうち、平成28年度からの繰越明許費が2億6,991万円でございました。本予算に対する歳入の決算額は140億5,837万2,000円、予算対比では98.27%、歳出の決算額は135億7,434万5,000円、予算との対比では94.89%となる見込みであります。 差引収支額ですが、形式収支では4億8,402万7,000円で、平成30年度への繰越明許費とした、繰越事業に充当すべき財源が5,966万7,000円を差し引いた実質収支額、歳計剰余金イコール繰越金でありますが、これが4億2,436万円の黒字となる見込みであります。 剰余金につきましては、繰越金ですけれども、平成30年度当初予算において2億円を見込んでいたところでありますので、残余につきましては、今後の補正予算の財源とさせていただきたいと考えております。 次に、水道事業会計を除く8つの特別会計であります。 全会計におきまして、黒字決算となる見込みでありますが、特別会計の合計額で申し上げますと、歳入決算額61億384万円、歳出決算額で59億5,322万6,000円でございまして、形式収支額は1億5,061万4,000円でありまして、繰り越しはございませんので、この額が実質収支額も同額となった次第であります。 一般会計及び特別会計の合計額では、歳入決算額201億6,221万2,000円、歳出決算額は195億2,751万1,000円となりまして、実質収支額は5億7,497万4,000円となる見込みであります。 なお、各会計決算の詳細につきましては、9月定例議会において、皆様から認定を得るべく提案させていただくこととしておりますので、ここでは決算の速報値としてのご報告とさせていただきますので、ご理解を賜りたいと存じます。 次に、新潟県地方税徴収機構の状況であります。昨年度、町が徴収機構に引き継いだ922万2,000円の滞納額に対し、522万2,000円が収納されたところであり、収納率は56.6%と、徴収機構参加市町村の平均を大きく上回る結果となりました。徴収機構の新潟地域につきましては、この4月より新潟市が不参加となるとともに、新潟県税部職員が常駐しないなど、運営体制が大きく変わることとなりましたが、現在まで特段のトラブルもなく、順調に推移しているところであります。 保育園関係についてでありますが、新年度から鹿瀬保育園がひまわり保育園に、また日野川保育園が上条保育園にそれぞれ統合され、町内3施設での保育園運営となりました。4月1日現在の園児数は、ひまわり保育園が78人、上条保育園が48人、わかば保育園が68人の計194人の園児となっております。旧鹿瀬保育園及び旧日野川保育園に通園していた園児たちは、昨年度から回数を重ねて行ってまいりました交流保育の成果もございまして、新しい環境の中でも元気に毎日を過ごしております。統合につきましては、保護者より特に要望のありました保育士の配置でありますが、子供たちが不安を抱かないよう配慮しながら、安心できる保育体制を整えたところであります。 なお、国の保育料の負担軽減措置につきましては、今年度におきまして1号認定子ども、これは幼稚園のみの対象でありますから、ご承知おきいただきたいと思いますが、保育部分であります2号、3号認定子どもにつきましては変更ございませんでしたが、引き続き国の動向を注視しながら、負担軽減に取り組んでまいります。 町の大切な宝である子供たちが、健やかに成長できる保育環境の整備に努めてまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げるものであります。 次に、国民健康保険事業についてでありますが、国民健康保険は、これまで市町村がみずからの責任のもとに運営を行ってまいりましたが、今年度からは都道府県が財政運営の責任主体となって、安定的な財政運営や効率的な事業の確保等、国保運営の中心的な役割を担うこととし、市町村とともに国保の保険者となってスタートしたところであります。 市町村は、これまで個別に給付費を推計して、保険税負担額を決定してまいりましたが、今後は都道府県に納付金を納めるため、都道府県の示す標準負担料率等を参考にして、それぞれの保険税算定方式や予定収納率に基づき保険税率を定めて、保険税の賦課・徴収を行うこととなったところであります。 また、新潟県における主な統一事項といたしましては、暫定賦課が廃止され、確定賦課に一本化されました。これに伴って、町もこの確定賦課のみを行うこととなりましたことによって、保険税額の決定が4月と7月の年2回から、7月のみの年1回となり、納付回数が12回から9回に変更となります。 暫定賦課が廃止されても、年間の保険税額に変わりはありませんが、納税通知書の送付が1回となるため、年間の保険税額がわかりやすくなっております。一方、納付回数が12回から9回になりますことから、1回に納付する額が少し多くなるため、国保に加入されております町民の皆様におかれましては、負担が大きくなったように受け取られる懸念もありますが、十分に配慮しながら対応してまいりたいと考えております。 なお、年金からの天引きにより納付、特別徴収でありますが、されている方はこれまでどおりのことで変更はございません。 今年度は、制度改革初年度という重要な時期でありますので、引き続き住民の身近な窓口として、保険証の発行、保険給付及び保健事業等、地域におけるきめ細かい事業に取り組んでまいりますので、ご理解をお願い申し上げます。 平成30年度当初に当たり、本年も例年同様に4地域における春の区長会議を開催しております。 4月18日の鹿瀬地域を皮切りに、27日の上川区長会まで、今年度の各課の主要事業概要をご説明申し上げ、各区長様方からは多くの貴重なご意見を拝聴してまいったところであります。この際、ご指摘のありました要望、ご意見等につきましては、即答できなかった内容を後刻、それぞれの担当を通してお答えさせていただいているところであります。猪俣議長さんからは、4地域全域にご臨席を賜りましたことに、改めて厚く御礼を申し上げるところであります。 次に、広報あがでも記事にしておりますが、5月20日には恒例であります阿賀町消防団春期消防演習を津川漕艇場において挙行いたしました。議員各位には、時節柄お忙しいにもかかわらずご参観いただき、改めて感謝申し上げます。 この7月29日には、新潟県消防大会が胎内市で開催されますが、ポンプ操法競技には、津川方面隊がポンプ車操法の部に出場いたします。選手の団員は、4月から訓練を開始しておりますが、仕事を終えてから夜遅くまで、訓練であるにもかかわらず懸命に励んでいただいている状況であります。 6月17日には、町公民館において、町消防団の部長以上が中心となって、約80名が参加いたしまして、水防講習会を実施したところであります。講習会につきましては、ご出席いただきました国交省、阿賀野川河川事務所、県及び東北電力の関係者からご講評をいただいたところであります。 次に、障害福祉関係でありますが、平成27年度策定の阿賀町障害者計画の基本方針に基づき、今年度から3カ年の第5期障害福祉計画と新たに児童福祉法に定められた第1期障害児福祉計画を策定いたしました。 地域社会における共生を目指して、自立した日常生活や社会生活を営むために、町で最初のグループホーム事業がスタートしたほか、町内に1つだった生活介護事業所が新たに開設され、地域移行者の活動の場として利用の増加が見込まれるところであります。また、障害児支援体制の整備につきましては、新たに放課後等デイサービス事業を開始しました。乳幼児期から一貫した効果的な支援を提供する体制の構築に努めるものとして、計画を進めてまいります。 国からの委託事業でありますが、新潟水俣病対策のリハビリ事業であります。本事業は、新潟水俣病の患者である、なしにかかわらず、地域住民が一緒に介護予防、リハビリを行うことによる、いわゆる「もやい直し」を目的としたもので、昨年9月の開始から70名を超える皆様が参加されております。機械を使用したリハビリのほか、医師・理学療法士等の指導やリラックスタイムなど、利用者の皆さんに大変好評をいただいており、新潟青陵大学に評価分析を委託し、より効果的な事業を継続できるよう、取り組んでまいります。 次に、介護保険関係であります。 4月末現在の第1号被保険者は5,326名で、うち要支援・要介護認定者は22.5%の1,196名となっております。今年度から3カ年の第7期介護保険計画を策定し、介護保険サービス量の推計に基づいた介護保険料の改定をしたところでありますが、特別徴収させていただいている約5,000名の被保険者に、所得確定前の仮徴収通知書を5月21日に送付したところであります。 広報あが及び平成30年度の保険料通知書に同封したチラシによって、保険料改定のお知らせをしているところでありますけれども、さしたる混乱もなく推移しているところであります。今後、所得の確定によって年額が決定することとなりますが、住民の皆様には引き続き丁寧な説明をしてまいりたいと考えております。 次に、新潟青陵大学との連携でありますが、本年度も看護学科2年生を対象とした学外授業が本町で行われますが、初回として6月16日に学生96人が町を訪れたところであります。午前は、やまぶきの里において、町の概要や保健・医療の現状と取り組み、また、サロン活動において奥田地区の住民と質問形式の話し合いを行い、午後は、「健康に影響しそうな地域の特徴」「地域の魅力」をテーマに、16班に分かれて、津川各地をめぐり歩きながら、会った人に声をかけ、話を聞くとともに、商店に立ち寄るなど、積極的に行動し、その結果を発表し合って、11月には、おおむね70人程度の学生が各集落を訪問して、調査活動を実施し、2月下旬ごろに報告会を計画しております。今後も一層連携を深め、町の課題に向き合う活動を進めてまいりたいと考えております。 次に、農政関係についてご報告させていただきます。 水稲の生育状況につきましては、田植え時期も平年並みとなり、苗の品質も上々でございますが、今月に入り気温が低温傾向で、現在のところ平年よりも若干上回る状況と聞いておりますけれども、病害等も見られず順調に推移していると聞いております。 今年度から、国による米の生産目標数量配分が廃止され、大きな農業政策の転換期となっております。農家、関係機関、行政で構成されております阿賀町農業再生協議会においては、昨年度に引き続き需給に応じた米づくりを目指し、主食用米として需要の確実な阿賀町産コシヒカリと酒造用米を主体に作付をしており、さらに加工用米として、こしいぶき等の掛け米の生産を進めております。本年度は100%阿賀町産の原料で酒づくりができる見込みとなったと伺っているところであります。 農家の皆さんには、昨年度のふるさと納税の実績から、阿賀町産米の品質の高さを改めて認識されて、引き続き今年度も良質米の生産に向けて適切な生育管理を実施していただけるよう、阿賀町農作物病害虫防御協議会からも、より詳細に情報提供しているところであります。今後も良質米生産に向け、県農業普及センター等と協力しながら、役立つ情報の収集に努め、告知端末によって農家への情報提供の迅速化と徹底を図ってまいります。 続いて、農作物有害鳥獣対策でございます。従前から実施しております、サルネット、電気柵等の助成に加え、新たに花火、集落ぐるみの追い払いへの助成として、エアガンの購入助成を実施しているところであります。今年度も鳥獣被害対策総合交付金事業を活用して、町全域の猿を対象にGPSシステムの導入によって、猿の行動把握と個体数調整を行うため、基地局の設置、そして新たに4名採用いたしました集落支援員による捕獲作業、GPS発信機の装着によって農作物への被害を未然に防ぐ対策を進めてまいります。 また、集落単位での被害防除については、集落での勉強会、集落環境診断等を実施し、本対策について集落環境整備、追い払い、電気柵の設置等、総合的対策について、地元と町がより一層の相互協力をもって対応してまいります。 昨年度に引き続き、猟友会メンバーによる阿賀町鳥獣被害対策実施隊による捕獲等による個体数調整の強化によって、さらなる被害対策の強化を図ってまいります。 なお、新潟県農林水産業総合振興事業を活用して、高清水区に猿対策電気柵を設置いたします。合わせて冒頭にも申し上げましたが、熊の目撃情報、人身被害も発生しているところであります。テレビ電話による注意喚起を行い、実施隊及び津川警察との連携を密にして、町民の安全を図ってまいります。 次に、地域おこし協力隊の活動状況でありますが、農政部門において、平成27年度採用の3名が、それぞれ農業、有害鳥獣、食品流通等の部門で、全員が町に残って起業いたすこととなりました。これは皆さんが熟慮した上での進路決定でありますので、今後の活躍を大いに期待しているところであります。 1名の起業につきましては、昨年度から意思を確認し確定しておりましたので、当初予算に起業支援補助金を計上しておりますが、今般2名の進路につきましても確定いたしましたので、起業支援補助金を補正予算案として上程しておりますので、よろしくご審議賜りたいとお願い申し上げるものであります。町といたしましても、今後も支援を行いながら、一層の定住を促進してまいりたいと思います。 稲作部門1名につきましては、稲作等技術を習得すべく、本年度も引き続き農事組合法人あぐり鹿瀬におきまして、稲作技術の向上に技術研さんを積んでいるところであります。 次、農地関係であります。 融雪に起因する農地・農業用施設等の大きな障害は特に報告もなく、作付が始まっております。平成29年度として発注繰り越しいたしました用水路等の工事につきましても、作付が始まっておりますし、残工事につきましては、刈り取り後をめどに工事完了を予定しております。また、平成29年災害復旧事業の繰り越し工事につきましては、耕作者の皆様と連絡を密にしながら、年度内完了に向け鋭意努力しております。 当初予算に計上しております国県補助事業につきましては、県農地部及び関係集落と打ち合わせを重ねながら、稲刈り後の着手を基本に調整を進めております。 次に、農地維持支払事業につきましてでありますが、昨年に引き続き37協定、470.9ヘクタール、1,412万7,000円の交付をいたします。この取り組みによりまして、本町の農用地の保全、耕作放棄地の防止、継続できる農業基盤の維持、そして地域連帯による農業環境の保全を推進してまいります。 林政関係でありますが、林道、林業施設、森林の状況につきましては、雪害により例年に比べ倒木等が多数ありましたことから、通行に支障を来しておりましたが、林道維持管理作業員等により、倒木処理等を実施いたしました。また、一部の路線において路肩決壊等もございましたので、今後は出水期による災害等も懸念されているところでございますが、維持管理及びパトロールの強化を図ってまいります。 工事の状況でありますが、繰り越しいたしました改良舗装工事3件、災害復旧工事11件につきましては、早期完了に向け鋭意努力してまいります。今年度の執行状況につきましては、県単林道改良舗装事業による2路線、測量設計2路線、改良舗装工事1路線を発注済みとなっております。また、林道開設工事1路線、林道改良舗装工事1路線につきましても、今月末には発注予定となっておりますが、安全かつ早期の完了に鋭意努力してまいります。 今年度より、地域林政アドバイザーとして4月1日付で1名の方を委嘱し、来年度から施行予定の森林環境譲与税、仮称でありますけれども、及び森林管理システムや林地台帳整備などの取り組みを計画的に取り組んでまいります。 次に、商工関係であります。 県内の雇用情勢といたしまして、4月の有効求人倍率は県全体で1.70倍、ハローワーク新津管内におきましても1.76倍と着実に改善が進んでいるところであります。しかしながら、福祉、建設、運輸、警備の4分野においては、人手不足が顕著な状況であるとの報告も受けているところであります。町無料職業紹介所におきましても、引き続きハローワーク等、関係機関と連携を密にしながら、雇用情勢の改善に努めてまいりたいと考えております。 例年実施しております阿賀黎明高校及び黎明中学校の職場体験につきましては、7月4日、5日の2日間実施される予定となっております。職場体験の生徒受け入れをご快諾いただきました事業所の皆さんには感謝を申し上げておきたいと思います。 また、商工会を介してハローワークと合同で企業への求人のお願いをしてまいりましたが、本年度は高校へハローワークと同行して地元企業への就業をお願いいたしたところであります。町内の就業者が占める割合が高い事業所の福祉、建設の人手不足の改善、ひいては定住の促進につながるものと期待しております。 次に、観光振興課につきまして、ご報告申し上げます。 農林商工課から観光部門を独立させ、観光振興課を新たに立ち上げたところでございますが、これまで以上に観光産業を盛り上げていく所存でございますので、一層のご指導、ご協力を議員各位からもお願い申し上げたいと思います。 5月3日には、第29回の「つがわ狐の嫁入り行列」が開催され、早朝からあいにくの雨となり、お客様の出足が悪かったものの、行列の時間帯は天気も回復したことから、およそ3万人という大勢の方に楽しんでいただいたところであります。昼のイベントから夜の披露宴ステージと町の観光大使である中野小路たかまろさんに大いに盛り上げていただきました。 例年の各イベントとなっております「かのせ春の山菜まつり」「七福の里祭り」も開催しており、町内外から多くの皆様においでいただき、交流人口の増加、地域の活性化が図られたものと思っております。 昨年から結成された、町内有志による「阿賀町勝手に応援隊」でございますが、メガ盛り企画やあんかけラーメン企画などのほかに、プロレスの誘致、SLばんえつ物語号のおもてなし、セミナー開催など、町を盛り上げるために精力的に活動いただいております。 24日には、道の駅阿賀の里を会場に「あがまちマルシェ」を開催するということであります。町といたしましても、できる限りの活動支援をしながら、関係機関の連携も深め、一層大きな活動を展開していくよう期待しているところであります。 今年度から、狐の嫁入り屋敷の管理運営を一般社団法人阿賀町観光協会にお願いしており、新たな町の観光交流拠点として動き出したところであります。今後も町観光協会、勝手に応援隊を初めとする関係機関、団体の皆様と連携しながら、町の観光を推進してまいりたいと考えておりますので、ご理解とご協力をお願いするものであります。 地域おこし協力隊についてでございますが、4月1日付で新たに1名を採用し、町の観光資源の再発見や誘客イベントの開催を目的として、観光協会とともに活動していただくことといたしました。来月には、ヤマビルをメーンテーマとしたツアーを計画しております。また、昨年レークサイド角神で「まんまカフェ」を運営していた協力隊につきましては、狐の嫁入り屋敷に拠点を移して、協力隊としての最終年の活動を開始したところであります。 議員各位におかれましても、なお一層の激励及びご指導、ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げるものであります。 次に、国調登記関係におきましては、昨年に引き続き豊川地区の地籍調査業務を実施しておりますが、委託請負業者も決まりましたことから、小山区において、地籍調査推進委員のご協力を得ながら、今年度の調査区域について、境界立ち会いの準備作業を実施しているところであります。 道路関係でありますが、今年度の道路新設改良事業及び社会資本整備総合交付金事業並びに地方創生道整備推進交付金、平成29年度からの繰り越し事業であります、委託関係の7件、工事関係18件につきましては、住民生活に支障を来さないよう、早期発注に努めてまいります。 道路の維持管理関係につきましては、除草を初めとして地区からの要望が多い維持補修等について、現地を確認しながら委託工事の発注を進めているところであります。 次に、国道関係でございますが、県が管理する国道459号の改良促進のための要望活動を行っておりますが、先月30日に、福島県側の同盟会会員とともに、国土交通省を初めとして地元出身の国会議員や関係機関を訪れて、両県における国道の重要性を説明するとともに、事業の促進につきまして協議会を通して要望を行ってまいりました。 次に、河川関係でございますが、出水期に入り、河川の増水が心配されますことから、津川地区振興事務所及び阿賀野川河川事務所、町、津川警察署による重要水防箇所合同巡視を実施して、阿賀野川及び常浪川、姥堂川、3河川8カ所の巡視を行ったところであります。関係機関と細かな連携をとりながら、町民の安心・安全が得られるよう心がけていく所存であります。 次に、上下水道関係でございますが、合併後、2回目となります水道料金の改定につきましては、水道事業、簡易水道事業運営協議会にそれぞれ諮問しているところでございます。去る5月30日に両運営協議会が開催されたところでありますが、答申書は今月中、6月ですが、6月中にいただける日程ということであります。今後、答申を尊重しながら十分な町民皆様への説明を行い、そうした中で最終改定案を作成し、施行に向けて進めてまいりたいと考えているところであります。 次に、教育委員会関係でございます。 小学校の統合に係る準備状況でありますが、統合に関する各種の検討事項につきましては、関係校の教員及び保護者の代表者、教育委員などにより統合会議を設置して協議を行っておりますが、今月5日に上川地区の統合会議、6日には津川・鹿瀬地区の統合会議を、それぞれ4回目となりますが、開催をしたところであります。今回は、各部会からの検討状況の報告があり、町から通学対策に関する案、給食センターの統合廃合案、統合に向けた教育環境整備の方針などをご説明させていただきました。 この中で、特に通学対策でありますが、上川小学校につきましては、全校児童の約9割がスクールバスによるバス通学となる見込みであり、津川小学校については、6割以上の児童がバス通学になる見込みであることから、安全かつ確実にバスの乗りおりと発着ができるよう、乗降場所の設定も含めた運行ルートの検討を行うため、通学対策委員会を中心に、より深めてまいりたいと思っております。また、バスの登校便が7便になる津川小学校につきましては、現在のプールを解体して、跡地をバスターミナルとして整備する予定であり、近々にも解体工事に着手する予定であります。 子どものキャリア教育についてでありますが、本年12月26日に、文化福祉会館におきまして、「阿賀町子ども未来フォーラム」と題して、町内の各学校、新潟大学、地域の皆さんと連携したフューチャーセッションを開催する計画としております。子供たちがグループに分かれて意見交換を行う中で、ふるさとのすばらしさをみずから発見、自覚することで、町に住んでいることに誇りを持ってもらうことが狙いであります。このような取り組みを積み重ねることで、高校の存続にもつながり、将来のまちづくりにも役立っていくことになるものと考えております。 後日、議会の皆様にも改めてご案内申し上げる予定としておりますので、多くの皆様にご参加いただきたく、よろしくお願いいたします。 児童・生徒の学力についでございます。 小学校は2月に、中学校では4月に、それぞれ全学年でNRT学力検査を実施しました。この検査は、全国平均値を50として、各学校の学力を比較数値化したものであります。 小学校では、全学年の平均値で国語と算数ともに全国平均値の50を超えております。学年、学校によって若干の差異はございますが、今回の調査で7年連続全国平均を上回ることが続いており、取り組みの成果があらわれていると考えております。 また、中学校におきましても、各教科とも全学年の平均値でおおむね全国平均レベルという結果であり、小学校と同様に取り組みの成果があらわれてきていると捉えているところであります。 ALTについてでありますが、三川中学校に配置しておりますガブリエラ先生が、7月末日でJETプログラムによる配置の任期終了となりますので、かわりの方を要望しておりましたが、後任としてスペンサー・マッガワンさん、21歳、女性の方で、アメリカ人であります、が配置されることが決定されたということであります。スペンサーさんは漢字も読み書きでき、大変日本語に堪能ということですので、有為な人材として期待をしているところであります。 次に、社会教育関係でありますが、津川B&G海洋センター体育館は、建築後30年以上経過いたしまして、老朽化が著しく、改修工事助成をB&G財団に申請しておりましたが、このたび修繕助成金交付決定通知を受けましたので、同センター体育館改修工事としまして、2,100万円の工事請負費を補正予算に計上させていただいたところであります。なお、財団からは、工事費の2分の1助成として1,000万円の助成金を受けるものであります。 主な工事内容といたしましては、バリアフリー化、男女トイレの洋式化、シャワールーム改修及び体育館暖房用配管撤去、屋根、外壁の塗装工事でございます。これによって、子供から高齢者、障害者まで、誰でもが利用しやすい体育施設となり、町民の健康増進の拠点施設として、より安全、快適に利用いただけるものと期待しているところであります。 次に、ボート競技関係でありますが、5月26、27日に行われた新潟県高等学校総合体育大会ボート競技大会におきまして、阿賀黎明高校の男女シングルスカル、男子ダブルスカルの計3クルーが優勝して、7月30日から愛知県において行われる全日本高等学校選手権競漕大会、インターハイです、に出場することが決定いたしております。 また、6月15日から17日まで、県立津川漕艇場を会場に、平成30年度北信越高等学校体育大会ボート競技大会が開催されたところであります。7月14、15日は、同じく県立津川漕艇場を会場として、第39回北信越ブロック国民体育大会ボート競技大会の開催が決定しております。 これは参考でありますが、9月30日から10月3日までは、第73回国民体育大会福井しあわせ元気国体が、福井県のボート場で開催されるということであります。 次に、消防関係についてご報告申し上げます。 今年中の火災につきましては、6月現在まで発生しておらず、1年2カ月間無火災が続いております。火災ゼロを目指し、今後も消防団及び関係機関とさらなる連携強化を図りながら、出火防止に努めてまいりたいと考えております。 救急件数につきましては、6月18日現在で433件、昨年の同時期と比較しますと50件程度少なくなっておりますが、今後は盛夏を迎える折から、熱中症患者の発生も懸念されておりますので、例年どおり、テレビ電話によって一層の注意喚起に努め、予防救急に努めてまいりたいと考えております。また、ドクターヘリの要請につきましては、6月18日現在で36件要請し、25名を搬送しており、昨年の同期と比較して、搬送人員は8名少なくなっております。今後も救命率向上と質の高い救急業務を目指し、有効に活用してまいりたいと考えております。 救助活動につきましては、6月18日現在で11件出動し、昨年の同時期と比べ、2件少ない出動となっております。内訳につきましては、交通事故が3件、捜索活動が4件、その他4件となっております。 続いて、予防関係についてでありますが、火災につきましては先ほども申し上げたとおり、本町にあっては、昨年の4月から1年と2カ月間無火災が続いております。全国的にも年々火災は減少傾向にありますが、住民への防火思想の周知、啓発活動が功を奏したものと考えております。今後も消防団及び関係機関と連携しながら、さらなる出火防止に努めてまいります。 油漏えい事故につきましては、6月7日現在で2件と、前年より2件少なくなっておりますが、いずれも一般家庭のホームタンクからの流出で、原因はコックの閉め忘れでありました。これらの漏えい事故に対処するため、ことしも危険物安全週間に合わせ、6月5日に外部からの講師を招いて、油漏えい事故対策講習会を開催したところであります。消防職員、町職員及び管内各事業所の方々から多数参加をいただいております。 次に、消防本部新庁舎建設についてでありますが、設計・施工一括のデザインビルド方式による公募型プロポーザルを採用し、4月25日から5月25日まで公募を行いました。7事業者からの申し込みがありました。今後は、企画提案書、見積書等を提出いただいた後、第1次及び第2次審査を経て、8月24日に最優秀事業者を決定する予定といたしております。 最後になりますが、本6月定例会で上程させていただきます案件は、報告第5号 専決処分の報告について1件、報告第6号 平成29年度阿賀町一般会計繰越明許費繰越計算書についての1件、報告第7号から11号まで第三セクター等の平成29年度財務諸表5件、一般会計と5つの特別会計の補正予算の計6議案、条例の一部改正1件、さらには財産の取得について1件でございまして、合計15件となっております。 各案件につきましては、それぞれ提案理由の中でご説明申し上げますで、議員各位におかれましては、内容をご精査の上、満堂のご決定を賜りますよう、よろしくお願い申し上げまして、平成30年度阿賀町議会6月定例会議の行政報告とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(猪俣誠一君) 以上で、町長の行政報告を終わります。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(猪俣誠一君) 日程第4、一般質問を行います。 一般質問は8名の方から通告を受けております。 順次発言を許します。--------------------------------------- △五十嵐隆朗君 ○議長(猪俣誠一君) 8番、五十嵐隆朗君。     〔8番 五十嵐隆朗君登壇〕 ◆8番(五十嵐隆朗君) 8番、五十嵐であります。私は通告しておきました2点についてお伺いをいたします。 初めに、通学路の安全対策強化を急げであります。 5月に、新潟市において小学2年生の女子児童が下校途中に殺害されるという悲惨な事件が発生しました。また、昨年3月には、千葉県松戸市でベトナム国籍の女子児童が殺害されました。昨日も、静岡で刃物男が下校中の小学校4年の男子を襲撃し、切られ重症という事件がございました。 このように、あるいは地震で塀が倒れて亡くなったというような、登下校中の児童を狙った犯罪や事故が本当に後を絶ちません。子供の安全を守るにはどんな対策が求められるのか。阿賀町は来年には小学校の統廃合も始まります。この機会に改めて通学路の安全を確認する必要があるのではないか。以前、防犯カメラの件で質問をしましたが、プライバシーなど、問題があるが検討するとの答弁でありました。その後この話はどうなったのか、住民からも多数安全確保についての質問を受けます。このような大きな事件が起きてからでは遅いのではないか。 そこで、安全対策についてお伺いいたします。 1つに、通学路の安全点検は徹底しているか。パトロールはしているのか。問題発生時迅速な対応がとれるシステムになっているか。 2つ目に、具体的な対策を学校、警察署など関係機関と協議を密にしているか。 3つ目に、不審者情報への対応と指示体制をお聞きします。 4つ目に、防犯カメラについての考えは、県内6市町村で補助を出していると言われております。 5番目に、防犯ブザー、ベルは児童全員に配っているのか。 6番目に、被害者支援のあり方が注目されているが、相談窓口は町にあるか。 阿賀町はこのような悲惨な事件が間違っても発生しないように、町全体で安全対策を強化していただきたくお聞きします。 次に、無人航空機、いわゆるドローンの導入についてであります。 近年ドローンが急増して、いろんな場所で活躍しております。阿賀町は広大な面積を持ち、災害時などは情報の収集に苦慮した経験もあります。そこで、災害時等におけるドローンによる情報収集活動、林業効率化など迅速に把握できる森林調査、ボート大会、鳥獣被害対策など、利用価値は十分にあります。 何よりも、ドローン飛行地域の制限が厳しいため、飛行練習場が不足しているとのこと。このことにより廃校などを利用し、県内にないドローンスクールの誘致、イベントなど、地域課題の解決や事業創出の推進が図られます。ぜひ、新規事業の一つとして、町は考えていただきたい。 以上2点について、町長、教育長の所信をお伺いします。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) それでは、五十嵐議員にお答えしてまいりますが、通学路安全対策強化ということにつきましては、まさに今ご指摘いただいたとおりでありますし、今までもそうですけれども、非常にまだ話題にといいますか、多くの関心を持たれているところでありますから、これの安全対策等々につきましては、教育委員会と十分協議をするわけですが、一般の皆さんからのご指摘もあるわけでありますから、そういうことを踏まえた上でこれの取り組みをしていきたいと、こう思っておるところでございますが、現況につきましては、教育長答弁とさせていただきます。 あとの2つ目のドローンの関係につきましては、私のほうから申し上げますが、おっしゃるとおり、最近このドローンの活用というのがあちこちに見られるところでありますし、これの有効活用というのは、災害時においても非常に効果的だということであります。この3月には、消防庁が災害時等に速やかに状況を把握することを目的として、操縦技術を有する民間事業者と連携する協定を締結しているということであります。 ドローンを飛行させるには法令等遵守する必要もあって、人口密集地などの規制のある場所も少なくありません。阿賀町は広大な面積を有しており、ドローン飛行可能な場所も数多くあると同時に、非常に広いがゆえにまたいろんな落とし穴もあるんだろうと、こう思っております。 そういう中で、先般消防庁との協定を締結している県内の事業者による、ドローン飛行のデモンストレーションを漕艇場で行ってもらい、ドローンスクールやイベントを開催してはどうかと提案させていただいたところであります。 ご指摘のとおり、ドローンはボート大会での活用や、今ほど申し上げましたように、林道開設、改良工事においての全景写真、林業施設の点検・調査、森林状況の確認、災害発生時における現況確認などにおいて、写真撮影などによる活用ができると考えられます。また、新潟県より情報提供しておりますが、平成29年度に長岡振興局管内の三条市内の修理において、森林計画作成のためのモデル事業として、ドローンによって森林状況を把握し、計画作成を行ったという事例もあるとのことでございますので、ドローンによる活用事例の情報収集に努めるとともに、操縦技術の向上や飛行知識を取得するためのドローンスクールも、需要がふえていると聞いているところでもありますので、交流人口の増加や観光振興にもつなげられるものと思っておりますので、これは積極的に検討していくことではないかというふうに考えておりますので、ご指摘のように、あらゆる機会を捉えてこうした機会をつくっていきたいと、こんなふうに思っているところであります。 残余の部分については教育長から答弁させます。 ○議長(猪俣誠一君) 清野教育長。     〔教育長 清野一男君登壇〕 ◎教育長(清野一男君) それでは、通学路安全対策強化を急げの質問についてお答えをさせていただきます。 五十嵐議員ご指摘のように、先月新潟市で下校途中の2年生女子が殺害されるという、悲惨な事件が発生いたしました。ご家族はもちろん、学校関係者、地域住民にも深い悲しみと憤りを与え、新潟全県民に大きなショックを与えました。5月中旬に、全県教育長、義務教育課長とお話をする機会がありましたが、県教育委員会もこの事件を重く受けとめ、再発防止に並々ならぬ決意を語っておられました。 5月8日、9日の2回にわたって、新潟県教育委員会から、幼児・児童・生徒の安全確保の一層の徹底についての通知が届いています。この内容については、主に3つの項目の指導の徹底を促す内容でした。1つ目は、幼児・児童・生徒への指導、2つ目は、保護者・地域・関係団体への働きかけ、3つ目は、学校における対応についてです。 町教育委員会では、この通知を受けて、登下校時の対応や地域保護者の協力などについて、校長会などを通じて指導の徹底を行いました。それを受けて、各学校では、実態に合わせて全校集会や学級指導等で子供たちへの指導を行い、さらに家庭配布、文書で保護者への注意喚起、スクールガード員に下校時の見守りを依頼したりするなど、学校の実情に合わせて積極的な対応をしてきたところであります。 また、この事件を受けて、津川警察署からも登下校時のパトロール強化の申し出があり、登下校時間の情報提供をして連携を図ってきたところなどは、東蒲原郡警察連絡協議会、通称学警連というんですけれども、学警連を初めとする日ごろからの連携強化の成果ではないかと感じております。 防犯カメラについてでありますが、現在阿賀町で防犯カメラを設置しておりません。町としてということですが。設置補助金を出している6町村の設置状況を参考にし、今後検討していきたいと思います。 防犯ブザーについては、小学校1年生に入学するときに町から全児童に配布し、各学校の1年生担任が指導をしております。 町教育委員会には、心のケアを専門的に行うカウンセラーのようなスタッフはいませんので、被害者への相談窓口はありません。ただ、被害者支援の必要が生じた場合には、下越教育事務所と連絡をとり、スクールソーシャルワーカーを派遣してもらうことができます。長期の派遣も可能ということなので、いざというときには被害者及び保護者の相談に乗り、正常な学校生活が送れるようにするための支援体制は整っております。 町内の各学校では、津川警察署にお願いし、毎年不審者対策の指導を行っています。そこでは、防犯標語「いかのおすし」を徹底して教えています。「いか、行かない、の、乗らない、お、大声を出す、す、すぐ逃げる、し、知らせる」。 今回のような事件が阿賀町で起きないように、町教育委員会は、各学校、保護者や関係機関の皆さんと協力して取り組んでまいります。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) まず最初に、通学路等についてですけれども、本当に登下校時の安全確保は喫緊の問題であります。そして、これまでの取り組みをもう少し強化していただきたいということは、例えば町の中に「子ども110番の家」ですか、あります。しかし、住んでいない人も中にあって、それの確認をやっぱり学校あるいは教育委員会でするべきではないか。そしてその場合に、親御さんにこことこことここにあるんですよということを教えておく。そして、その「子ども110番の家」に課外授業の場合は、ぐるっと回ってそこがもしおられればコミュニケーションをとるとか、そういうふうな具体的な指示を出さないと。 実は私のところに、今まで2回入ってきました。子供が逃げてきました。これは学校のほうにも通報しておきましたが、やっぱりそういう事例があるわけでありますので、もう少し形だけじゃなくて、本当に中身のある指導をしていただきたいと思うんですが、いかがですか。 ○議長(猪俣誠一君) 清野教育長。 ◎教育長(清野一男君) 議員ご指摘のように、「子ども110番の家」の設置については、大分前に設置されまして、その後もう一度活用ということで確認をしたところだったかと思いますが、その指導が終わった後、また時間がたっていまして、働きかけ、それからどこにその家があるのか等、ちょっと不十分なところがあると思いますので、もう一度警察等と確認して、各学校のほうに働きかけていきたいというふうに思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) それと、次に登下校時に1人で行動をする児童というのがいるかという、そういうことを学校で把握しているかどうか。というのは今後スクールバスで、スクールバスからおりたところからうちまで1人で歩くとか、それから非常に児童が少ない地域、1人で行動する。そういうのが、いろんな事件を見ますと巻き込まれるのが多いようでありますので、その辺の把握もしっかりとしていただきたいと思います。 なぜこのことをお聞きしたかといいますと、これから、今も言ったように統廃合が進むわけでありますので、余りにも1人で子供が歩いているのを見ますと、例えば上ノ山のあの道路を1人で歩いているのを見ますと、何かあったら大変だなというふうに、やっぱり皆さん口をそろえて私に教えてくれるもんですから、その辺を、そういう細かいことをもう少しやっていただきたいということをお願いしておきます。 それと、あわせて不審者であります。不審者ですが、どの辺までその情報の共有というのをしているんでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 清野教育長。 ◎教育長(清野一男君) 下校時のほうの子供が1人歩く姿というのは、多分町民の方もごらんになることがあるんだろうなというふうに、今お聞きして感じました。 学校のほうとしまして、名前はちょっと挙げませんけれども、ある学校では、保護者のほうに心配なところを出してくれというような形で調査をしまして、今それを整理しながら個々に当たっているような状況であります。当然子供たちには、1人で下校しないようにということでお話をしているところでありますけれども、ただ学年によって違う帰り方とかあるので、その辺のところを十分に配慮できるように指導していきたいというふうに考えております。 それから、不審者への情報共有ですが、学校のほうからこういう人がいたとか、こういうことがあったということになりますと、すぐ教育委員会あるいは警察のほうに連絡が来るようになりまして、そして各警察それから学警連の事務局のほうから、各学校に情報が共有されるようになっています。一番頼りに私たちがしておりますのは、警察のほうとの連携でして、何かあると警察のほうにパトロール等のお願いや、それから具体的にどんな人というようなことでお話しさせていただくと、警察のほうで把握しているケースもあります。それから中には郡外で事件が起きた場合、そういった場合の対策というようなことで連絡が来る場合がありますので、それらも警察、それから学警連の事務局、教育委員会のほうから、すぐ各学校に情報を流すようなシステムになっていますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) 町民生活課かな、保育園の関係も、やはりそういう情報というのをきちっと密にしていただきたいと思います。その辺がまだできていないはずだし、うちの町は、聞くところによると。その辺はしっかりしたシステムの見直しをしていただきたいということをお願いします。 あとは、警察なんですけれども、すぐ間に合わないもんですから、やっぱり大きい声を出すとかと、この間小学校でやっていましたけれども、そういうことはしっかりと訓練をさせておいたほうがいいかなというふうに私も見て思いましたので、よろしくお願いします。 それから、防犯カメラの件でありますが、これ前回も何とか考えましょうみたいなことで終わっちゃったんです。これが必要かどうかというのはわかりませんけれども、事件が起きてからでは、またそれが問題になって、あったらよかったんじゃないかみたいな話になります。防犯カメラ、維持管理やプライバシーの観点からクリアされない問題がたくさんあると思いますが、この管理体制や画像の取り扱いなどに関する運用指針を定めれば可能ではないかというふうに思うんですけれども、これは町長。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 今防犯カメラについては、前々から言われているわけでありますけれども、これはなかなか、今おっしゃるように、いろいろな観点からも、またそれをどう効率的、効果的にやるかということになると、よほどやっぱり慎重にやらないとなと。ただあればいいというものでもないでしょうし、場合によっては、いつどこについているかもしれないということでの、警戒感というものを与えられることは可能でしょうけれども、そういった観点からすれば、より効率的にやるということについては、前々から言っていて取り組んでいないと言われればそれまでなんですが、具体的に今の情勢からすれば、必要なんだなということは、よそを見て感じておりますので、少しでも数、広い面積ですから、どこに効率的につけるかということの問題もあるでしょうけれども、まずは取り組みを先行させなければ、これは先に進まない話でありますから、積極的に取り組んでいきたいと、こう思います。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) この防犯カメラの件については、庁内しっかり検討していただきたいと思います。 それから、防犯ベルのブザーということで、子供たちに配っていると。この間ちょっと子供たちに聞いたんですけれども、うちに置いてきたとかなんとかというふうな、持っていない児童がおりました。そういうことがあるもんですから、学校教育課長がおるもんですから、ちょっとお願いしたいんですが、毎朝の朝礼とか、そういうときに確認をしてもらえれば、みんな忘れてこないようになるんじゃないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 大江学校教育課長。 ◎学校教育課長(大江修逸君) 五十嵐議員のただいまの質問でございますが、まずもって私、自己紹介をさせていただきたいと思います。 このたび6月の人事異動で、急遽、阿賀町教育委員会学校教育課長を拝命いたしました、大江修逸と申します。よろしくお願いします。教育行政全く素人でありまして、教育長初め、学校関係者、教育委員会、職員、議会議員の諸先輩の皆様からご指導いただきながら、事務処理を進めてまいりたいと存じますので、よろしくお願いいたします。 今ほどの防犯ベルの確認ということの質問の回答をさせていただきたいと思いますが、おっしゃるとおり、持っていなければ全く何の意味も持たないということから、学校を通じて、早朝のミーティングとか、そういうところを活用して、担任の先生方に確認していただくというような方法を今後進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) よろしくお願いします。その辺が一番大事なことだと思いますので。 地域ぐるみの見守り活動は各地で行われているという話をお聞きしました。しかし、見守りの目が届かない空白の場所が残り、すき間が生まれるというようなことをある評論家が言っていました。見守り活動の担い手は高齢者が多く、一部の人に負担が生じている。登下校中の安全確保策の実施率の約9割が、保護者やボランティアらによる同伴または見守りだそうであります。 そんな中で、見守り活動に参加できる人材は、先ほど申しましたように高齢で、人材が限られてきております。このことについて、今後どんなふうにしていくかという考えがございますでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 清野教育長。 ◎教育長(清野一男君) 五十嵐議員ご指摘のとおりでございまして、スクールガード員制度が入りましたときに、最初の組織ということでたくさんの方からご加入いただいて、一生懸命取り組んでいただいているんですが、時間の経過とともに、だんだん高齢化してきて、どんどん減っているというのが現状であります。登校のときというのは、比較的集団登校でやっていきますし、それから多くの方たちの目がありますので、比較的安全なのかなというように思っていますし、それからスクールガード員もどちらかというと登校が中心になってきまして、下校になりますと、やっぱり子供たち学年によって帰る時間帯がずれてきますので、どうしても手薄になってくるのかなとも思っています。 地域の方、それから中には保護者の方でお手伝いいただける方にも、これから呼びかけていって、少しでも多くの方の見守りの中で子供たちを見守っていきたいなというふうに考えています。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) ありがとうございました。 1点気になっていることがあるんですけれども、以前にスクールバスに一般の人を乗せるというようなお話がありましたよね、一時ね。その話はどういうふうになりましたでしょうか。というのは、ある保護者から、どこの誰だかわからない人が乗ってくるというのは、子供が不安じゃないかというようなことをお聞きしましたので、その辺の結果が出ていれば教えていただければ。 ○議長(猪俣誠一君) 清野教育長。 ◎教育長(清野一男君) 先ほど町長の行政報告がありましたが、混乗化という形で表現しているんですけれども、今町のほうで混乗化について考えておられまして、総務課が中心になっているんですけれども、この間統合する学校について、特に津川小学校区の校長先生たちに集まってご説明をさせていただき、統合会議のときにもご説明させていただいて、理解を求めたところです。 議員ご指摘のように、やっぱり一般の人が来て、何か大変なことが起きると困るというような、不安を述べられる方が何人かおられたんですけれども、町のほうの考えとしては、ただ誰でも乗れるという形ではなくて、乗せる場合には、誓約書のようなものを書いていたり、どんな人なのかということを明確にしてもらった上で乗せるということなので、私としては二重三重に安全確保をしているのでないかなと思うんですけれども、新しく取り入れるということになると、やっぱりいろんな不安をお持ちの方がおられますので、理解していただけるように取り組んでいきたいなと思っています。 ただ、混乗化といっても、津川小学校の場合は小・中学生が一緒に通ったりしているところもありますし、そういうところもあるので、各地区によって、それぞれバスの乗り方とか、あれが異なっているところもありますので、そこら辺を整理しながら理解を求めていきたいというふうに考えております。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) まだまだ問題が多いと感じております。教育委員会が中心に、子供の安全を守るにはどんな対策がこの町には必要なのかを考え、実行していっていただきたいということをお願いしておきます。 次に、ドローンの問題であります。 現在、ホビー用から産業用へと応用分野を拡大しながら、新産業創出として高揚期に入っておると聞いております。阿賀町になぜドローンが必要なのかと申しますと、先ほども触れましたが、少子高齢化社会による慢性的な労働者不足、そして人件費高騰による省力化、無人化の促進と低コスト化、サービスの向上、そして人がいない場所での災害調査、先月五頭山で遭難しました。昨日は上川で遭難騒ぎがございました。そういうときには役立つんじゃないかなというふうにも思っております。 生産調整などの農業・林業分野、鳥獣害対策のパトロール、高所危険作業など、将来は消火活動など、無限の可能性を秘めております。広大な土地を持つ阿賀町の危機管理に最も適していると考えますが、もう一度その辺を伺いたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) やはりいろんなところでこのドローンが活用されていることは、もう皆さんご案内のとおりですが、これをまた駆使して、このドローンの利用がより有効的に使えるというところまでには、今度やはりそれを使う人の養成も必要だろうと、こういうふうに思いますし、じゃどういった部分で一番必要なのかというと、今はあらゆるところに使われて、田んぼの作柄までドローンによって出されているというようなこともやられているようでありますが、しかしこの近隣でなかなかいっぱいやっているというところも余りまだ聞いていないんですけれども、おっしゃるとおり、私もこれは興味深く思っておりましたので、いかにしてこのドローンの導入というのを図れるか。また、これを駆使できる人材ですね、そういったものも必要になってくるのかなというふうなことを思っておりますが、今人材を集めるのには、協力隊とかそういうようなことで、専門家も集められることは可能ですから、そういったことも念頭に置きながら、目的をもっとしっかりとして、取り組みをすることにはやぶさかでないというふうに思っています。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) 先ほど触れていただきましたが、各省庁、あるいは新潟市などと災害時等における無人航空機による情報収集活動の締結ということで、結構あちこちで始まってまいりました。あちこちで日本でドローンの町として売り出すチャンスじゃないかなというふうに思ったのは、先ほど触れましたように、私も実際フライト実験には参加して見せていただきました。そうしたら、この津川の漕艇場の周辺というのは、遠くまで目視できて、そして1,000メーターまで。それで風がない、いわゆるフラットな状態がいいのかなというふうに思いましたらば、風があったほうがいいんだと。風があったところでいかにフラットに飛ぶかという訓練が一番大事なので、ここは最適だというふうに、その方々は言っておりました。 画像を見せていただいたんですけれども、ドローンが見えなくなったようなところの画像を鮮明に動画を送ってくるんですね。これはすごいなというふうに感じました。私、おもちゃのようなのは見たことがあるんですけれども、ちょっと大き目のだったんですけれども、すばらしいなと。阿賀町にどのぐらいのエリアを、日本の防災拠点として、自治体の防災ドローン演習場に位置づけられるように、頑張ってみてはいかがでしょうかと思うんですけれども、いかがですか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 防災拠点としては、今でも活躍していると思っているんですけれどもね。阿賀町のこの広大な面積を、我が消防署の皆さんも捜索には相当の力も発揮しております。 それはそれとして、私このドローンは、確かにドローンの町阿賀町ということも一つの目指すところかもしれません。この阿賀野川筋というのは、アメリカでいう、いわゆるスコーバレーと同じようなすばらしい景色とすばらしい空気感、空気といいますか、そういう環境にあると言われているくらいですから、非常にこういった機材を使っていろんな取り組みをしていくということは、他の自治体のまた参考になるかとも思われます。 しかも、おっしゃるとおり950平方キロ、つまり佐渡島よりも100平方キロも広いわけですから、こうしたところでくまなく地域の活用という観点からすれば、より最適なのかなと、私も同感ではあります。しかし、これはまだよく私どもも勉強して、取り組んでいかなければならない問題かなというふうに思っておりますので、決して否定するものではございません。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) あちこち非常にこの辺に関して興味があり、自治体も参加しようというような動きが出てきております。五泉市でも、この補正でドローン購入のがのっているというような話を、この間某市長に聞きましたけれども、そのように先を越されちゃどうしようもないですから、なるべくスピード感を持って、ぜひこれ実現させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 通学路の問題、それからドローンの問題について、これで終わりますけれども、町長あるいは教育長のほうでつけ加えることがありましたら、聞いて終わりたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 総じて教育長から答弁させていただいた、学校通学路を含めたいろんな観点については、共通した思いでありますから、そこにドローンが導入されて、より安全・安心なまちづくりができるとするならば、これにこしたことはないわけでありますから、前向きに、前向きにと言いながらいつまでもこれが解決されないんではなくて、近い将来に導入できるかどうかまでを検討させていただきます。 ○議長(猪俣誠一君) 大江学校教育課長。 ◎学校教育課長(大江修逸君) 皆さんに報告というか、先日6月18日に午前7時58分に発生した大阪北部を震源とする震度6弱の地震により、周辺に限定的な被害が発生したことが伝えられておりますが、報道で既にご存じのとおり、大阪府高槻市では学校のブロック塀が倒壊し、小学校へ通学する児童が下敷きになり亡くなられるという悲しい事故が発生しております。亡くなられた児童の冥福をお祈りするとともに、教育行政事務者として、阿賀町町内の学校施設の再点検の必要性を感じているところであります。 阿賀町教育委員会としましては、昨日19日より、各学校施設に同様なブロック塀が存在するのかどうか、報告を求めるとともに、今後文科省から、もう既にこれは出ておりますが、具体的な対応の指示が出ることから、その指示を確認し、対策に当たりたいと考えております。 なお、ブロック塀の耐震対策に関しましては、1978年宮城県沖地震により、仙台市内で多くのブロック塀が倒壊し、16名のとうとい命が犠牲になったことから、1981年6月1日建築基準法施行令が改正され、塀の高さ、厚さ、控え、基礎、鉄筋の挿入等、細部にわたる基準が定められております。今後は通達の内容の確認にもよりますが、同基準を指針として、点検の実施を検討することとしております。 また、耐震対策に関するその他の情報としましては、学校そのものの耐震対策が挙げられます。現在使用されている小・中学校の全ては、2013年11月25日施行された耐震改修促進法の改正により、耐震診断による新たな耐震基準を満足する耐震対策が、既に実施済みであると確認しております。 あと、各小・中学校からの状況でございますが、現在4校から報告がございます。小学校については三郷小学校に、プールと国道の間にブロック塀があると。津川小学校なし。鹿瀬小学校なし。中学校につきましては、阿賀津川中学校に町道との間、グラウンドとの間だと思われますが、そこにあるということでございますので、文科省のほうの指導を確認した上で、調査に当たりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(猪俣誠一君) どうぞ、8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) 今お話あったのは、学校周辺でありますけれども、一般通学路ということに関してはどのようにお考えですか。 ○議長(猪俣誠一君) 大江学校教育課長。 ◎学校教育課長(大江修逸君) 私ども学校教育課で所管しているものにつきましては、学校施設ということで、通学路につきましては、一般の民間の施設と児童との関係ということでございますので、防犯に所属するというふうに考えております。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) 一般通学路に関しては、やはり通学路を先生方と1回回って、危険な場所はなるべく通らないような形をとるとか、何か工夫していただきたいと思います。 以上で、私の質問は終わります。ありがとうございました。 ○議長(猪俣誠一君) 以上で、8番、五十嵐隆朗君の一般質問を終わります。 審議の途中でありますが、昼食のため午後1時まで昼食休憩といたします。 △休憩 午前11時47分 △再開 午後1時00分 ○議長(猪俣誠一君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。 休憩前に引き続き、一般質問を行います。--------------------------------------- △石田守家君 ○議長(猪俣誠一君) 次に、9番、石田守家君。     〔9番 石田守家君登壇〕 ◆9番(石田守家君) 9番、石田です。既に通告をしております2点について、町長から答弁をお願いしたいと思います。 今回は、野中ザクラの関係と、上川農業振興公社の関係というようなことで、私はほとんど下調べもしてこないし、その場ぶっつけ本番で、全く私の目線で伺いますんで、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、1点目の野中ザクラの維持管理についてというようなことでございますが、国指定の野中区の野中ザクラの保存管理についてというようなことで、樹枝等の定期点検、補強等は適切に行われているか、これまでの経緯と現在の状況について伺いたいと思います。 平成30年度の文化財保護保存事業の維持管理経費として、30年は45万8,000円ほどが上げられております。この国指定の野生のベニヤマザクラの天然変形として、植物学上貴重であるというのが、きのう、すぐそばだから行って写真撮ってきたんで、その程度しか把握していないんで、詳しく回答していただきたいなと思います。 2点目については、上川農業公社の現状はどうなっているのかというようなことで、本年度も田植えがおくれているようです。5月に入って職員1名が辞職されたようです。また、役職の構成についても、3月議会においては不透明な継続のようなお話が聞こえていたようでございます。公益財団法人体制でもあり、細かな指導は町としては容易ではないかと考えますが、辞職された1名の対応と、現在の役職員構成、本当に適切に役員構成がされたのかという点について伺います。 こういった意味で、1名が辞職された内容については、既にご承知のとおり、農業振興費の関係から、本年度も次世代人材投資資金として、旧青年就農給付金というような関係で、継続された方1名と、新たに新規1名の、これは地域おこし協力隊の関係と思いますけれども、300万ほどの交付がされております。このような内容から、なぜこのような結果になっているのかという点についてお答え願います。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) それでは、石田議員さんにお答え申し上げますが、野中ザクラの維持管理でありますけれども、ご承知のとおり、国指定天然記念物極楽寺の野中ザクラ、これは野中区の極楽寺の境内にあることはご承知のとおりでありますし、昭和2年4月8日に国の天然記念物に指定されたということであります。花の色が濃く、かつ花が大きいことが特徴で、オオヤマザクラの天然変形として学術上、非常に貴重であるというのが指定理由であったようであります。 合併前、旧上川村が、合併後、阿賀町が管理者となって保護管理はやっているわけですが、開花時期には町内外から大勢の見学客が訪れ、地域の宝として大切に守られているということは、ご案内のとおりでありますし、私はむしろ地元の人よりもよそから来ている、これは黒岩の夫婦桜ですかね、あれなんかと同じように、むしろよそで非常に評判になってきているというのが実態ではないかなと、こう思っておりますし、そのことによってまた住民皆さんも興味をお持ちになって、ごらんになっているんではないかというふうに思っているところでございます。 平成5年6月に、この緑化推進委員会の調査、いわゆる枝幹に朽ちてしまったと、そういったことでその幹の構成がどうなっているのか、そういったことでは県の緑化推進委員会の調査が、平成5年6月に行われているんですね。そこでここに付着していたカワウソタケの発生が確認されたということであります。 カワウソタケというのは、幹の芯に腐朽菌という腐らせるような菌なんでしょう、菌の一種で生きた木を腐らせるキノコですね。キノコの一種、キノコが発生したということは樹木内部に菌が蔓延しているということではないかと、樹木医のお話では、残念ながら現代の技術をして、侵入した菌を駆除する薬や殺す薬、菌の侵入を予防する方法もないというのが出されているんですね。もともと樹勢が弱まった樹木に菌が侵入することから、菌に負けないように樹木の体力を回復するための施肥や土壌改良を行うことや、キノコが発生した場合は胞子が飛ばないうちに、速やかにキノコを取り除き、殺菌剤を投することとの指導は受けているんだそうであります。 現在、カワウソタケは毎年のように発生しておりますが、社会教育課職員がその都度対処しておって、柵内の土壌改良の施肥保護、3年に1回程度のペースで行っていると。今年度も既に液肥、液体の肥料ですね、かん注作業を行ったというところであります。他の枝幹にうつらないよう予防的伐採することにつきましては、キノコが発生している枝幹もまだ生きて花を咲かせ、葉をつけている状況で、そういう状況であることによって、文化庁の伐採許可がおりないという状況でございます。 議員ご指摘の北側の枯れた枝幹につきましても、伐採には文化庁の許可が必要なことから、申請書を提出し、現在伐採許可が出るのを待っている段階とのことであります。許可が出次第、樹木医によって処置してもらうべく、既に契約を済ませているということであります。 今後につきましては、現在の枝幹も老齢期を迎えていることから、花の大きさや葉のつけ方にも衰えが出てきており、文化庁調査官からも何度か視察していただきましたが、まずは樹勢をできる限り保って、現在ある枝幹を長生きさせることや、仮死、枯れてしまわないこと、ナラタケ菌に冒されることなどのないような、そのことによって回復の見込みがなくなった場合、後継樹について検討するとのことであります。 後継樹につきましては、平成8年、林野庁が行ったジーンバンク事業、こうした事業で森林総合研究所の林木育種センター東北育種場において、無事に育っているというところであり、所有者の希望があれば、挿し木やつなぎ木でクローン苗をいただけるということだそうであります。 今、私どもができることは、指定されている枝幹をできるだけ長く生かすことであって、そのための施肥や土壌改良を定期的に行って、カワウソタケの発生や仮死した枝等については、樹木医の指導によって、適切な外科処置を行うことでありますので、周辺除草や支柱のつけかえや、冬囲いについても区や地域の皆様のご理解とご協力を得ながら、同様に行っていくことではないかというふうに思っております。 次に、上川農業振興公社の関係でありますけれども、水稲作付状況でありますが、春の作業では現在受託分が18ヘクタールの作業を終えまして、6月12日現在で公社直営圃場の23ヘクタール中、13ヘクタールの植えつけ作業を終了しており、6月末までには作業を終える目標というところであります。 ご存じのとおり、上川農業振興公社は、平成7年の設立以降、上川地区農業の担い手組織として、地区内農地の利用調整と受け手のない農地の管理、基幹産業受託による山間農地農業の振興、耕作放棄地発生防止など、地域農業に多大な貢献をしてきていることはご案内のとおりであります。 町内の水稲農家数は、平成26年809戸であったものが、平成30年現在、632戸と著しく減少している状況でございます。公社において年々管理委託や作業委託の受託量が増加して、適期の管理作業が困難となっている状況であります。結果として、長期間にわたり繁忙期が続く状況から、このような現状がご質問ございました職員の退職にもつながった理由ではないかと、そういうふうに見られておりますし、公社から町には、ご質問の職員の辞職という連絡も来ていない、休暇をとっているんではないかと待っているところであります。 役職構成の不透明な継続とのご指摘でありますが、役員につきましては、上川農業公社の定款に基づきまして、平成29年6月28日に評議員会及び理事会において、評議員6名、理事7名、監事2名の役員が選任されたということであります。職員につきましては、事務局長代理1名、事務員1名、常勤職員5名の7名体制で事業を実施しているという報告を受けております。 今後につきましては、農家戸数の減少に伴う受託量増加に対応するため、農事組合法人や集落営農など、農地集約を前提とした組織の立ち上げ支援を行い、現在地域農業の中枢である農業公社やライスセンターとの作業連携等を強化して、作業効率を高めるとともに、日常の管理作業等、地域と連携を保ち、農作業サポート体制の確立を行って、農業者の労働条件改善を図りながら、安定的な農業生産活動を持続させるための支援を行っていく所存でもありますので、頑張っていただきたいということで、ご理解をしていただきたいと思います。 以上であります。 ○議長(猪俣誠一君) 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) まず、その1点目の野中ザクラの関係で、今町長の答弁は、平成5年当時、緑化推進委員会の関係から、管理が大体適切になされているということなんですけれども、確かにきれいにはなっているんですけれども、その樹枝の関係と、現在写真もあるんですけれども、今答弁でもそういうふうに内容が答弁されたんでいいですけれども、去年からほとんど変わっていないような、枯れ上がったものがそっくりこのままの形で残っているというのが、私の目線なんですけれども、これは実際に大きな幹の塊の中から、枯れ上がったやつはちょっと離れて1本あるんですけれども、このそばに若い根が二、三本ついているのみで、ほとんど枯れた状態で、あの枯れたやつの手入れをすると、生き返ってくるために、これいつまでもこうしているのかなと私思ったんですけれども、誰が考えてもあれはもとに戻らないような状態で、去年もちらっと見たんですけれども、きのう写真を撮ってきたらやっぱり同じようになっていたわけなんです。 こういった意味で、手入れにおいても、町長の答弁のように本当に小まめにされたと言われても、どうなのかなと私思いますし、それから、文化庁の関係でその枯れ上がったものを伐採申請してもできないというのはなるほど、私うなずけるんですけれども、そういった面については、大体何カ月、その許可がおりるのか、おりないのか、そういった努力はどうされて地元の人と話し合ってきたのか、私は地元の人にも何も聞かないでこの質問をしているんで、そのあたりもしわかりましたら教えてください。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 地元の関係については担当のほうで答弁させますが。 ○議長(猪俣誠一君) よろしいですか。 それでは、神田社会教育課長。 ◎社会教育課長(神田久利君) 石田議員のご質問にお答えいたしますが、現在、野中ザクラにつきましては、町の係になっておりますが、野中区のほうの区の皆さんが主に保存の管理といいますか、見ていただいておりまして、区のほうと相談いたしまして、状況につきまして把握しているわけでございますけれども、また、職員につきましても、野中ザクラの状況につきましては、現在の大変樹勢が弱くなっている状況でございますので、その都度樹勢の状況につきまして確認し、カワウソタケが発生している平成5年からは、毎月のようにキノコが発生、胞子が飛ばないうちに速やかにキノコの取り除きを行っておりますし、また、今現在樹勢回復事業としまして施肥や土壌改良を行っておりまして、ことしも樹勢回復の治療業務委託料といたしまして、樹木医と契約をいたしまして、現在も行っているところでございますし、野中区の区長さんを初め、保存会が前はあったんですけれども、今はなくなっておりますけれども、野中区の区の皆さんと野中ザクラの状況につきましては、常に連携といいますか、どんな状況かということを確認しておりますので、その辺でよろしくお願いいたします。 ○議長(猪俣誠一君) 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) いろいろお話をしてもらうと、なるほどというように私思うんですけれども、いろいろ管理記録等が残されて、野中区との連携でやってきているとは確かに思うんですけれども、現在の状況はかなり前からそうなっているんで、この点について、その管理が本当にどういう計画でなってきたのかということで、今回私訪ねたわけなんですけれども、開花期間においては大勢の方が確かに、そばに行ってみないからわかりませんけれども、来ているようです。 そういった中で、この伝統の極楽寺にある野中ザクラ、こういったものについていろんな方が来ているんですけれども、その樹枝の枯れ上がったものについてのお話は、私は来たお客さんから聞いたわけではございませんけれども、ただ私が見た目線から言うと、このままではそれこそこのベニヤマザクラが長続きしないで終わってしまうのかなと、そういう観点から、この予算の関係についても、この程度の予算でこの枯れ上がったものの生命線を断ち切るのか、生かすのかという点について、課長は実際にどう思っているんですか、この点。 ○議長(猪俣誠一君) それじゃ課長でよろしいですね。 神田社会教育課長。 ◎社会教育課長(神田久利君) 今ほどのご質問ですけれども、石田議員おっしゃるとおり、非常に樹木が弱っておりまして、大変長く、皆さん初め社会教育課のほうも心配しているところなんですけれども、先ほども町長のほうのお話もありましたけれども、ジーンバンク事業ということで、これは種子の遺伝子銀行といいますか、そういう事業なんですけれども、それによって、今現在ジーンバンク事業によりまして、野中ザクラの種子を東北育種場において無事に育っておりますので、それにつきましては、こちらのほうの希望があれば挿し木や接ぎ木によって、クローン苗としていただけるということになっておりますので、万が一の場合は、そういうふうな形で対応したいと考えております。 ○議長(猪俣誠一君) 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) わかりました。とにかく国の重要文化財というような関係で、これも植物学上貴重なものであるという観点から、当然いろんな面においてもなかなか思うようにはいかない点もあろうかなと思いますけれども、どうか早期に、この文化庁との関係をお話し合って、早目にそのだめなやつはやはり切り取って、次に生きるやつを生かしてもらいたいなと、こんなふうに考えております。この点についてはわかりました。 次、上川農業振興公社の関係について、町長から答弁は頂戴したんですけれども、この資金投入をしながら、4月1カ月間で辞職されるということについては、やはりそれなりの職員指導といいますか、これはどうなっているのかなと私は思ったんです、実際に。私わかったのは5月の末にわかったので、こういう町としてせっかく専門学校を出て、農業公社に勤務したのに、なぜ4月1カ月でやめたのかなと。 やめるにはそれなりの理由があったのかというふうに、町長のさっきの答弁は、みずから出てこなくなったようなお話でございますけれども、これは公社そのものの構成の中で、本人といろいろ慰留の関係とか、努力されたんだろうかね、この点。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 直接私はそこに携わっておりませんので、やってはおりませんが、私どもの三川の農業振興公社ですね、これは両方とも同じ目的を持って創設されてやってきているんだから、もう少しそっちのほうとの、上川公社とも連携をして、こうして技術的なものも、あるいは労力的なものもお互いにカバーし合いながらやれば、もっともっとすばらしい公社の活動ができるんではないかということは、私はこの間も三川の公社にも話はしてきております。 そこまででございまして、そんな立派な職員がいれば本当に欲しいくらいですから。後日また、伺ってみたいなと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) 冒頭、私が申し上げたように、1点目も2点目も、全然関係者に接触して下調べしたわけではないので、ただ私の判断から今尋ねているわけなんですけれども、このわざわざこの2名に300万ほどの、150万ずつのお金を投入しながら、1カ月間でやめてしまうということは一体どういうことなのかなと、私思ったんです。このかわりは、農業公社の皆さんは、このやめた後釜といいますか、これどのように考えているのかということも懸念されるわけなんです。 そうして、現在、まだその作業がおくれている場所も多々見られます、実際に。そういった関係から、この本人に嫌でやめたのか、耐えられなくてやめたのかというのは、私は全然聞いていないからわかりませんけれども、やはり雇用の関係、雇用条件、それから労働時間の関係、そういったものもあったのかなと私は思うんですけれども、そういった点は全然把握していないんでしょうかね。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 状況からすればうかがうところです。うかがい見るところにおいては、かなりやっぱり厳しかったんではないかというふうに思われます。私は今三川農業公社の状況から見ますと、なかなかやっぱり人手の関係等々、ただ民間の農家の皆さんからかなりの人数を動員していただいて取り組んでいるようでありますから、そういった観点からしても、相当の労働時間がなっていることは確かだろうと、こう思いますが、その辺のところは、まだ私は、担当の課はもちろんのことですが、常に三川の農業公社の皆さんにも、せっかくのことなんだから連携して、もっと効率的な運営ができないものかどうかということは常に投げかけてはいるんですけれども、その後は聞いておりませんから、そのことについては、また後日聞いてみたいなと思いますし、それをさらに具体化できるようなことはできないのかということも進めてみたいと思っています。 ○議長(猪俣誠一君) 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) 今町長の答弁のとおり、やはりこれからでも遅くはないと私は思いますけれども、やはり声をかけて、もう一回戻ってきてくれとか、そういった声をかけるのが一般的ではないのかなと私思います。そういった意味で、そういった役場のほうとしてもなかなかその役員に対して組織構成された中で、一言一言注文つけるのもどうかなとは思いますけれども、これも本人にとっては、そういった声かけもどうなのかなと私思いました。 そんな関係から、今後ぜひもう一回、専門学校を出て専門に勤めて、3年間は青年就農ですから、それでやってきて、さらに終わっても継続して努力してきたので、なぜやめたのかなと私思って、きょうちょっと本人にはそんなこと聞いたこともないんで、聞いてみたわけなんです。そういった意味で、町のほうの努力も今後ひとつお願いしておきます。 それから、組織の関係、組織の関係で確かに3月の議会の、どの時点であったか私記憶していないんですけれども、農業公社の役員構成の関係が、余り集まってこないようで、そのままのとおりにしたとかいうような話を聞いたんで、その点はどうなんだ、本当に去年の、29年の何月にきちんとされたんですか。 ○議長(猪俣誠一君) これはどなたが、所管課ですか。 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 私はそこには関与しておりませんですし、運営自体のことについて、人事にまで関与しておりませんが、その辺のところは情報がある限りの担当者からお願いしたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 内容が内容ですので、触れないでいい部分は触れなくて結構ですが、わかる範囲の中で、もし答えられれば。清野農林商工課長のほうから、お願いします。 清野農林商工課長。 ◎農林商工課長(清野康弘君) 公社の人事とか、そういうものについては、直接踏み込んで聞いてはおりませんが、今やめられたと石田議員さんがおっしゃった方については、公社側の事務局に調査いたしました。その話では、書類的な退職願等も出ていないしということで、今は保留状態にあると聞いております。 あと、公社の労働条件等につきましては、昨年以前にいろいろ問題点等、県のほうと一緒に調査した結果とかもありまして、確かに4月から7月にかけての過重な労働環境にあるという実態的な調査等々は、1つまとめたものがありまして、その点は去年やったと私聞いておりますが、それに基づいて公社と事務局とはお話ししているところはあり、要請していますが、なかなか経営自体は公社のほうでされますので、役場ではそういうお話はしたことはあるということであります。 ○議長(猪俣誠一君) 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) 昨年の評議員会、理事会等の関係、そして町長からの答弁なんかに触れられたんですけれども、現に私の部落に評議員がいるんですけれども、1回も出たことないと、それだけは聞いてきたんですけれども。 そういった状態で、やめさせてくれと言ってもやめさせないというような、そういった私の部落で身内なんですけれども、年もとって、何も百姓も農家全然ゼロなんですけれども、そういう人を構成の中に入れて、3年前ですか、手続とったつもりなんだけれども、そのまま残っているというようなことも現在あるようです、実際。 そんな関係で、この農業公社の組織の構成は、県のほうから適格に行われているということを伺ったんで、これが適格なのかどうかということは、次の7月の13ですか、審査の関係で尋ねれば尋ねられますし、その組織の関係からちょっと質問がそれますけれども、この審査についても役員が、町長出ていないんですよ。さっきのその農業公社。その点どう思いますか。 ○議長(猪俣誠一君) ちょっと質問趣旨から外れていますけれども、答えられる範囲での回答にしてください。 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) いや、私はその出ない役員とかという話ではございませんし、やっぱり正常化して、これは単に私的にそういったものに、公社になっているわけでもありませんし、県の指導も受けて多分なっているんだろうとも思います。 公社のできた経緯からしても、三川の公社にしても同じことなんで、三川の公社の実態等々も含めて、彼らからも、私は2つ、阿賀町で2つの公社は要らないんじゃないかと、できれば1つにしてやれるもんならということで話はしたんですが、うちのほうの公社の皆さんとしては、なかなかやっぱりなじみにくいと、こういう話はおわかりでしょうから、そこのところは申し上げませんが、1つになっても効率的に動くかということは可能なんでしょうが、当時としてはどちらかといえば上川のほうが面積的にも大きかったわけですから、多分県の助成にしても三川よりも大きかったんじゃないかと、こんなふうに思います。 そういう観点から、今後の農業経営にも大きく影響するということもあるでしょうし、農地の適切な運用という観点からしても、これは同じような趣旨なわけでありますから、できるだけ担当課とも調整しながら、よりよい方向を模索する必要があるなと、これは至急にやる必要があるんではないかと、こう思いますので、いずれまたご意見を伺いたいなと、こう思います。 ○議長(猪俣誠一君) 石田守家さんにお話しさせていただきます。 公益法人の問題でございますので、人事の関係に関しましては、これ以上の質問はできるだけ避けてください。 それでは、9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) いろいろ組織体制というのは通告なんで、答えられる範囲というようなことで私も思っていたので、これでこういう内容で、今後、この将来、町の上川の農業振興公社がどう変えられるかということも、町のほうではやはり考えるべきかなと。確かに財団法人になってしまったら口が出せないといいますけれども、勝手にと言ったら言葉は悪いんですけれども、泳がせておいて、ここは立場上口が挟めないよというようなことでは、これは困るんじゃないかなというのは、私の考えでございますので、1点目の野中ザクラと2点目農業振興公社については、まるきり農業公社については誰も口の出せない集団になっているようでは困りますので、やはり人の意見を聞く公社に指導するのも町の責任かなと思いますので、その1点だけ、答えてもらったら、私、質問終わります。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。
    ◎町長(神田敏郎君) これはむしろ石田議員さんのほうが有力なんではないかと、私は思いますけれども。 そういったことで、私どもが指導するとか、そういうものではなくて、連携をしていくという上において、より円滑な運営となるように進めるということについてはやぶさかでございませんので、私のほうは私のほうで三川農業公社の皆さんにも、こういった状況よりも、上川の公社との連携もより密接になったほうがいいではないかというような進言はしていきたいなとこう思っています。 ○議長(猪俣誠一君) 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) これで質問終わるんですけれども、典型的な組織をそのまま見逃しておいて、これからの町の発展はないと私思うので、どうかいろいろな角度から、これを皆さん指導して、きちんとしてもらいたいなと、こう一言申し上げて、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(猪俣誠一君) 以上で、9番、石田守家君の一般質問を終わります。     〔「議長、ちょっと室内暑いんですけれども」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 暫時休憩します。 △休憩 午後1時37分 △再開 午後1時38分 ○議長(猪俣誠一君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。--------------------------------------- △小池隆晴君 ○議長(猪俣誠一君) 次に、3番、小池隆晴君。     〔3番 小池隆晴君登壇〕 ◆3番(小池隆晴君) 通告により2点の質問をいたします。 1点目は、指定管理者制度を聞くということで、阿賀町では、指定管理者制度を利用し、数多くの施設を運営しています。経営内容が悪いところからみかわホテルは売却、奥阿賀観光と上川温泉が合併の話が出ています。そして、新たに阿賀の里が指定管理者制度の経営に入ります。指定管理者制度についてどのように考えているのかお聞きします。 2点目は、少子高齢化における行政サービスをどう考えるということで、財源が減少の中、行政サービスは今後の少子化、高齢化を考えると、天文学的増加が予測されます。今後の、1、サービスの範囲、2、サービスの供給システム、3、サービスの費用負担等をお聞きします。よろしくお願いします。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) それでは、小池議員にお答えしてまいりますが、指定管理者制度でありますけれども、ご案内のとおり、これは平成15年の地方自治法の一部改正によって導入された、公の施設の新たな管理運営方式であります。その目的は、多様化する住民ニーズにより効果的に、効率的に対応するということで、公の施設の管理に民間の能力、活力を取り入れて、住民サービスの向上を図ろうという、そして加えて経費の削減ということがあったんであります。ここでいう公共の施設とは、町が住民の福祉を増進するために設置した、町民が利用する施設のことで、体育施設、文化施設、社会福祉施設そして観光施設も公共の施設に含まれます。 地方自治法244条に定められている指定管理者制度とは、公の施設の管理運営方式の一つでありまして、公の施設の設置目的自体を変化させるものではなくて、この施設が果たすべき公的な役割には変わらないということであります。これまで観光施設の指定管理に期待したのは、指定管理を委託された会社のインセンティブが高まり、経営手腕が発揮されてサービスも質や量が向上すると、利用者の増加につながることになって、その結果、指定管理者の経済的利益と行政の町民福祉向上という目的が図られると、そこに期待されたわけであります。 しかしながら、ここ数年、観光施設にかかわる第三セクターの決算は、赤字が続き非常に厳しい状況が続いているのはご案内のとおりでありまして、これはさまざまな要因がございますが、近隣の観光施設の状況を見ても、ほぼ当町と同じように売り上げの減少が見られ、人口減少に伴って交流人口そのものが減り、さらに当町においては、町内の人口減少も大きく影響しているのに加えて、施設の老朽化が進んでいる、維持管理費が増加してきて、また、経営手腕では解決できない要因でもある、そういう状況下はですね。現在、奥阿賀観光と上川温泉の統合を進めていることは、ご案内のとおりでありますが、皆さんのご理解をいただきながら、取り組んでまいりたいと思っているところでございます。 少子高齢化における行政サービスということでありますが、財源が減少する中、需要が増す、これからの行政サービスをどのように考えていくかということでありますが、1つはサービスの範囲、また供給システム、またこのサービスの費用負担、こういったことになるわけですけれども、今後の少子高齢化を踏まえ、行政サービスをどのように考えていくかということになりますと、根本的にこの行政サービスが変わるわけではないのは当然でありますけれども、高齢化が進捗すると、やはり一番問題になってくるのが交通手段ではないかと思っていますし、阿賀町は、この広い面積、車がないと通院や買い物等にも支障がある地区がほとんどなわけであります。さらに自動車免許も高齢化によって自主返納が進むと、交通手段のなくなる方が一層ふえてくるという現実もございます。 現在、町では、公共交通網の再構築のために、法定協を立ち上げ、公共交通の形成計画を策定して、あらゆる角度から検討を進めているところであって、将来を見据えた公共交通のあり方を模索しているということでもあります。 需要がふえると見込まれる高齢者の福祉サービスにつきましては、現在、在宅支援サービスとして、緊急通報装置、これは無料でありますし、訪問医療、これについては実費負担、また寝具乾燥、これは費用負担200円、軽度生活支援、介護保険と同等負担で350円程度、移送サービス、これは無料で行っているということであります。サービスによっては、実費負担や費用負担をいただきながら提供しているところであって、施設利用サービスにおいても、きりん荘の短期入所や生活支援ハウスにおいて、それぞれ費用負担をいただきながら、サービスを提供してきているというのも現実でございます。 基本的には、介護保険サービスも福祉系のサービスも現行の事業を継続していく予定でありますが、大きく需要が変動した場合、これは財政的なものもありますから、負担をいただく額について、あるいは見直しをしなければならないという可能性も否定するものではありませんけれども、可能な限り現行を維持していければと思っております。本当に天文学的に財政負担がふえるのではとの懸念は、ご案内のとおりであります。 町では、高齢者人口も減少傾向なんですよ、町の高齢者は。平成29年10月1日現在で、5,301人でありましたけれども、平成32年同期では、5,113人と予測されているところで、現行のサービスについての継続は可能だろうと、こういうふうに今思って、これからの取り組みもさらに進めていこうと、こういう状況下にあります。 以上であります。 ○議長(猪俣誠一君) 3番、小池隆晴君。 ◆3番(小池隆晴君) 今、指定管理制度について町長からの説明がありました。確かに指定管理者制度というのは、団体なりグループなりに入札、あるいはプロポーザルなどをやって、雇用をさせて、あるいは3年、5年の期間で様子を見ながら、また、再度考えるというような方式であるんでしょうが、阿賀町においては、手を挙げるところが少ないために、ただ経営者トップ、社長を入れかえるというような、ちょっといびつなる指定管理者制度が行われているわけです。 私がこのたびこの指定管理者制度をお聞きしたという意味は、今、指定管理者制度についてのなかなか思いにいかないところ、つまり責任がなかなか明確になっていないということ、あるいは従業員に対して危機感がないということ、そしてもう一つは、やっぱり地域の有効資源というものをどのように使うんだろうというようなもので、この辺のところを担当の人といいますか、社長さんはどのようにクリアして、そしてクリアすることを考えて、阿賀の里の第三セクターの指定管理者制度を決めたというようなことになるかと思いますが、その辺のところの考えがありましたら、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 本来、管理者制度というのは、もっと違うんだろうと思うんですね。こういういわば企業を運営するようなものではなくて、文化施設だとか、いろんな公民館とか、そういったものをある一つの団体といいますか、そういう関連するような団体にお願いするというのが本当の管理者制度化してやっていくというのが本当なんでしょうけれども、ああいう営利を主目的にしている部分、温泉施設は、逆に半分は営利をしながら、それを指定管理者としての費用負担をより少なくできるように、そこから利益を生んでやっていこうというのが、今の温泉施設みたいなもんなんですし、全く例えば文化福祉会館のようなああいったもの、あるいはB&Gの体育館の施設を直営していくよりは、そういう団体をつくって、指定管理にして、公の施設ですから、その管理をより効率的に運営してもらおうというようなことでのほうが、むしろこの自治法に定められる公の施設のという関連だろうと、こう思っております。 しかし、一方では町が地域の振興とか、地域の福祉に貢献しようというようなことで温泉をつくった。これもやっぱり公共施設としてやればこそ、その目的に沿うことが可能であると、全く民間で営利を目的にしてやったものと違う観点からすれば、そういうことが言えるのではないかというようなことで、この2つを使い分けて、現在のこの管理者制度ができたことによって、2つに分けてやっているというのが、今の現況ではないですかね。 その中で、本来であれば指定管理者制度に伴った指定管理料というものが主であって、それ以外のところで営利をやって、指定管理料も含めて賄いができるような運営にできれば、これに幸いしたことはないわけですよね。 ところが、体育館だとか、そういった文化施設のようなものを指定管理者制度でやった場合に、なかなかそういった営業的なもので上がっていかない。またもう一つは、町の施設であればこそ、今度決められた範疇で使用料は上がってこない。決められた範疇以外に多くの使用料を取るとか、そういうことにはならないというようなことで、この公の施設の運営というのは、なかなか本来の運営とその辺が混在しているという中では、非常に不都合な部分もなきにしもあらずだし、指定管理者制度によって指定管理料をもって賄える。それ以上にできるという施設にあってはこれ以上のものはまたないでしょうし、公の施設としての役目を十分発揮できるなと、こう思っております。 もう一つ、今の温泉施設みたいなやつについては、ほかでいれば1,000円ですよ。入るのにね、入浴するのに。それを300円で抑えるとか200円で抑えるというのは、まさに公の施設であればこそ、住民福祉、健康の一端を担いながらやっていくというような形にならざるを得ないわけですので、それが当たり前の話でもあるわけですが、そういうところですみ分けをしていくという観点からすると、なかなかこれは本来の公共の施設という役割は、果たしてそこでも言えるのかどうかということですよね。 例えば、よそで、近隣のところで大きなホテルがあるわけですね。かつて過疎債で、過疎振興で有名なところだったわけですが、べらぼうなホテルを運営するには、指定管理料に6,000万ですよ。指定管理料年6,000万でやっているわけです。でも、それでも足りない。しかし一方では、その町にも貢献しているわけですね。 いろんなお客さんが来た場合には、ある特定の料金でもってこれを賄っていくというようなことでの貢献もあればこそ、また指定管理施設として認定をし、指定管理料も払うという状況下にあるんではないかということになってきますと、私どものほうもですね、そういった観点をもう一度見直して、これは営業施設だ、営利施設であるというふうにするのか、あるいは従来どおり、そういう部分をよくすみ分けて、もう一回見直して、いわば公営の施設ということで、住民福祉の向上ということでの観点を最優先させていくのか。そして、それはまさに今度は負担は町負担が大きいわけですから、その辺のところは当然営利でもって賄えれば、いわばそこらの部分があればこれにこしたことはないわけですから、そういうふうな施設運営をするか、あるいはそこをはっきりと見きわめて、いわゆる福祉化した福祉施設化するか、そういうような観点でやっぱりやっていくというのが、公の施設のこれからのあり方だろうと。本来はそっちなんですけれどもね、従来どおりにやっているところは、みんなそうなんですね。 どこへ行っても、かつて過疎振興というようなこと、あるいはふるさと創生1億円みたいなものでやったところについては、どうしても町の、町民の福祉向上にということでやって、一方でその運営についての費用は、営業から上げようというふうにやってきた経緯は、どこもそうなんですね。そうすると、みんな横並びになってしまって、なかなかお客の取り合いというようなことも出てきております。 そういう中では、やはりどれほどの営業努力をしなければならないかということは、当然のことなんですけれども、そういう環境下にあったということが、これも指定管理者制度の実情ではなかろうかと、こう思いますので、私どものほうも、この本来の趣旨に沿って見直しをしていくということもある意味では必要ではないかなと、こう思っているところであります。 次の、少子高齢化についても、先ほどご答弁させていただいたとおりであります。 ○議長(猪俣誠一君) 3番、小池隆晴君。 ◆3番(小池隆晴君) そうですね、私もやっぱり公益性なのか収益性なのか、その辺のところをやっぱりもう一回見きわめる必要があるんじゃないかなとは思っています。今その辺のところに来たんじゃないかなと。私がやっぱり一番の、さっきから指定管理者制度のことをお聞きしているのは、阿賀の里が果たして今後また指定管理者制度で、もう後がないのにうまくいくのかなという心配からきているわけです。 というのは、今までも指定管理者制度からの悪い点ですね。例えば社長の責任の明確がないとか、あるいは従業員の危機感が薄いとか、地元とのつき合いが薄いとかと言われていながら、その辺のところをクリアして、そしてなおかつちょっといびつである指定管理者制度というものをやるという、一つのその辺のところの覚悟をお聞きしたいなと思いまして、何度も言いますけれども、結局、このことは今の制度の中で悪いということをわかっていながら、それを直すことができない、課題を克服することができないでは、必ずまた同じことの繰り返しになると思うんですよ。だからその辺の覚悟をですね、いや、その辺についてはこういうことをやったよ、この辺のところはこうやってクリアするつもりだよというような話を聞いて、管理者制度と、今何度も言いますけれども、阿賀町においては業者がいないために、本来の管理者制度から別な管理者制度になっているわけですが、その辺のところ、そして今後は、今までのだめな管理者制度のだめなところはこうやって直すつもりでいるんだよというような話をお聞きしたいと思って、町長にお願いしたいですが、その辺のところ、もしあれでしたら。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 先ほど申し上げたところであります。 これは、今現在のまんまで、むしろそれは今までやってきたことが、非常にある意味では運営上の助けになってきたところだろうと思うんですね。管理者制度によって助けられた部分もあるでしょうから。やっぱりこれは民間的な要素を入れなければならないところは、十分そういう点に配慮しながら取り組んでいくということは、もう言うべくもないわけですし、また、徹底して町民サービスといいますか、福祉向上のための施設だという点については、これまた明確にして、その辺のところはちゃんとやるというふうにしていくのが、今後のあり方だろうと思いますし、内容的にも変わったわけですから、阿賀の里についても内容的にも変わったわけですね。 つまり、今度はまさに指定管理そのものになってしまったわけですが、営業部分でこれはまさにその努力をしていくことによって運営が成り立つわけですから、創意工夫を凝らしながら取り組んでいくということでは、新たに取り組んでいかなければならないということを認識してもらっているところでありますから、今後はいかにどうあろうとも、営業努力のほかに道はないんだろうというふうに思いますので、これは一方では、やはり自分の長所というものを最大限に生かした取り組みをしていかなければならないだろうと、こういうふうに思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 3番、小池隆晴君。 ◆3番(小池隆晴君) なかなか改革をやるということは、つまり痛みは伴うわけですが、阿賀町においての阿賀の里なり、あるいは奥阿賀なり上川温泉なり、いろいろ今までも改革をやる、いやあれだと言っていながら、何の痛みのないところであって、従業員にとっては、その痛みがないために、余り改革というようなことが自分の中に入ってこない。やっぱり甘えができてくる、私はそう思っているわけです。 だから、例えば、今も何度も言いますけれども、今まで指定管理者制度でいろいろな課題が上がってきました。責任者が全然責任のないことをやっていると。じゃ、これについてはどうするんだとか、あるいは従業員が、もう半分は役所みたいな気分で危機感を持てない。じゃこれについてはどう考えるんだとか、あるいは事業計画というものは全然昔も今も変わらないで、新たになるなら新たにというような、じゃそれはやったときは、それを要するにPDCAを回して、検証して変えているのかとか、あるいは地域とのつながりが全然なかったのに、地域とのつながりはどうするとか、やっぱりその辺のところをクリアしなければ、私たち心配でならないですよね。 ただ、頑張らなければいけないんだというようなものでやっていたんでは、なかなか納得のいかない頑張りで、これはまたちょっと怖いなというようなところに陥るわけですが、私たちは余り聞くほうが、町長なり、課長なりのことしか、ふだん聞いていませんので、それで従業員がどのような考えを持って、阿賀の里の従業員と上司とのコミュニケーションをどのようにとっているか。そうしてとったのをどのように行政に上げて、行政がどのように町長に話しして、そして町長から議会に話をされるのか、その辺のところがちょっと見えないところもあるのですが。 1つお聞きしたいのは、例えば担当の課長ですね、関課長あたりが担当してやっているわけですが、関課長もやっぱり行政マンであります。だからその実際にその悩みなり、今起きていることというものを、従業員なり、あるいは上司なりから聞いてのことだと思うんですよね。そこに1週間も詰めているわけじゃないと思いますから。 ただ、大事なのは、本当に上に立つ人というものは、現実にそのところを見なければ、自分の体に染みついてこないと思うんですよ。ただ人の話を聞いて、ああそうだな、これもこう思うよというのでは余りにも現実的でないし、また、従業員とのコミュニケーションもとれない。そうすると従業員もなかなか仕事に、よし、一生懸命にやろう、俺の生活をここにかかってくるんだから一生懸命にやろうという気持ちとならないでしょう。 だから、どのようにして、やっぱりリーダーたる者がその雰囲気を変えていくか。そのための方法として、どのようなコミュニケーションを得ているのか、その辺のところがありましたらお聞きしたいんですが。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) これは今おっしゃるように、小池議員さんなんかも足を運んでもらって指導してもらうしかないなと思っていますし、1つは、それを本当に自分のものとして夢を持って取り組めるような、そういう取り組みをしていかなければならないというようなことで、今現在一人一人とこうだというようなことではないにしても、グループグループ、担当する部分で、これはこういうふうにして、ひとつ改善していこう。改善していこうということは、話といいますかね、認識をしてくれるようになっていると思っておりますし、そのように中身も変わってきているなと、こう思いますので、それをさらに充実したものにしていくということではないかと、こう思いますから、ぜひまた足を運んでいただいて、その辺を確認すると同時に、皆さんからもそういう指導もしていただければ幸いだと、こう思っています。 ○議長(猪俣誠一君) 3番、小池隆晴君。 ◆3番(小池隆晴君) ぜひいい方向に、変わるというのはまたいい方向と悪い方向もあるもんですから、ぜひいい方向に変わっていただき、そしてやっぱり何といっても言葉だけでやるというのは危険がありますよね。どっちも結果を出さなくちゃいけないというのは、ある程度数値か何かで決めてやるということも大切なことだと思いますので、その辺のところを考えて、いろいろな従業員の指導なり教育をやっていただいきたいなと思いますので、よろしくお願いします。 そういうことをお願いしまして、次の行政サービスについてどう考えるかです。 人口減少、少子高齢化、財政もですが、行政のサービスの対応が高度化、行政を取り巻く現状は大変なものがあります。今後も安定した行政サービスを提供するためには、行政改革に関する施策の検証と、時代に合った適切な行政運営に必要と考えますが、いかかでしょうか。この辺のところどうですか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) これはね、やっぱり財政というのは、日々変化もしてきますし、年を経るごとに大きく変わってもきています。しかし、ご案内のとおり、合併以来百二、三十億の予算の変更というのはほとんどないと言ってもいいくらい、中身は大きく変わっています。そういうことで、この年々進む時代に合わせた、いわゆる需要と供給をバランスとりながら取り組んでいくということは、本当に皆さんとともに、一緒にやってきているということはご承知いただいていけるものと私は思っておりますけれども、さらにこうしたことでの改革、行政改革はとどまることなく進めていかなければならないだろうというふうに思っております。 しかし、そのことによってサービスが低下するということのないようにしなければならんだろうと、これは念頭に置いて、皆さんにこれを第一の眼目にしながら取り組んでもらおうということに尽きると思います。 ○議長(猪俣誠一君) 3番、小池隆晴君。 ◆3番(小池隆晴君) そうですね、やっぱり町長が今言われたように、サービスの低下があっては何もならない話で、でも現実に今これだけの過疎化がふえますと、年寄りなりになってだんだん遠くなって、要求、お願いすることが多くなって、それで財源は下がってくると、やっぱり反比例の関係にどうしてもなっていく。かなり行政としては容易でないんじゃないかなと思います。 ただ、やっぱりその中でもお願いしなくちゃいけないのは、そのたびに町民から苦情をもらうんじゃなくて、ちゃんとした、こうこうこうだから、今こうなんだよというふうな説明ですね、ちゃんとそういうものを言えるように、自分自身で頭の中に入れていてほしいなと思います。きっといろいろなところで、あれもやってほしい、これもやってほしいということは、目に見えているわけです。でも、そのたびに、いや金がないというわけにもいかないし、いやあそこが1番だからここは5番だから、1番が先だというわけにもいきません。そのときにどのような説得をもって、相手に語るかというものは大事となってきますが、この辺のところの教育について、町長どうお考えですか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 反問権もあるということですから、あなたはどう思いますか。 これだけやっているんですよ、いいですか。150億もやっているんですよ。税収見てごらんなさい。十何%ですよ。その中で鋭意、創意工夫を凝らしながらやっているわけですから、ただ単に言われているような話ではないでしょう。あなたはどうお考えですか。 ○議長(猪俣誠一君) 3番、小池隆晴君。 ◆3番(小池隆晴君) ありがとうございます。 町長、別に批判しているわけではないんですよ。今までも一生懸命やっていたことは認めます。私もそう思っています。優秀な町長がいつも言うように。 でも、気持ちとしてこれからそういうリスクのあるものを抱えなくちゃいけない。その中で、じゃ今の物の考えではやっぱり間に合わないから、この辺のところはこう変えなくちゃいけないだろうとか、いやこの辺のところはこうやって変えていこうや、そうすればいかに町民がわかってもらえるんだ、そのことをやっぱり説明しなければ、余り意味がないと思うんです。ただ、私は一生懸命やっていますよでは、さっきの話じゃないですけれども、一生懸命やっているのはわかります。 でもそれだけでは、やっぱり大事なのは阿賀の里において結果を出すこと、それで行政サービスにおいて、今までと同じようなものが頑張ってやりますからと相手を説得することじゃないですか。どうでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) そのように申し上げているわけです。 この予算の中にも、決してサービス低下がしないように、そしてまた、こうした公営施設の運営が、よりうまくいくようにということで、皆さんからもご指導いただきながら取り組んできているということでありますから、ぜひその辺はご理解いただきたいと、こう思っているわけです。 ○議長(猪俣誠一君) 3番、小池隆晴君。 ◆3番(小池隆晴君) 町長の言うこともわかっていますので、ひとつよろしくお願いします。 なかなか、サービスの範囲とか何かで、本当は面倒な話なんですよね。町長の言った言葉、今までと変わらないでやっていくというのが、せめてのその辺で言葉的には終えなければいけないんだろうかなと、やっぱりやってみなければわからないところがありますんで、私もそう思っています。 その2番目のサービスの供給システムとして、これもやっぱりいろいろな方法があるわけですね。受益者負担、あるいは供給効率化、民間収益化とか、いろんな方法があるわけです。その中でもやっぱりこれはちょっと行政にとっては大変だから、これをもうちょっと考えてみようか、例えば水道とかあるいは下水とか、それは今わからないです。それはわかりませんけれども、ただ、今後これだけの社会情勢が変わってきているんだから、もっといい方法がないだろうかと。事業のやっぱり見直し、今やっている事業、うまくやっているとは思います。でもやっぱり見直しというのは、これだけ大きく変化していれば、考えてみるということも、また大事なことだと思うんですよ。 その辺のところの、言っても、今のところはそれはないと言うのかもしれませんけれども、その供給システムをちょっと考えなければいけないなとか、ちょっとあれだなと、頭の中にあるというもの、ありましたらちょっと聞かせてもらえますか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 頭の中にあるのは、今の提供しているサービスの低下につながらないように、そして財源の確保をどこに求めていくか、あるいは補助事業をどういうふうな形で取り入れていくかということが、常に、今ここに出席している皆さんもそうでしょうし、より有利な補助制度があるとか、そういったものになって、しかもこれが効率的である。いわゆる民意と含めて町の生活向上にも、あるいは行政的な公助にもつながるということであれば、積極的に取り組んでいくという形を常に念頭に置いてやっているということで、ひとつご理解いただきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 3番、小池隆晴君。 ◆3番(小池隆晴君) ぜひこれだけ大きく変化している社会情勢ですので、いつもやっぱりその辺の柔軟性のある頭の回転というのは必要じゃないかと思いますので、やるやらないはまた別問題かもしれない、今すぐやる、やらないも、これも別問題ですけれども、でも常にそういうあれを頭の中に入れて考えなければいけないところがあるのではと思いますので、よろしくお願いします。 3番目のサービスの費用負担です。この前私たち一般会計をやりました。そのときに出た言葉の中に、行政の上の人ですね。上の人というから課長、係長さんでしょうか、中で、行政はそんなに利益などを求めるところではないというような話が出たそうです。果たしてそういう、今これだけ大きく変化している中に、例えば頭の中に思っていても、よその人にそのようなことを言うということ自体が、さっき町長が一生懸命やっているよという中の、その一生懸命やっている中の、そのような教育とはないですよね、それは。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 私はそういうことはないと思っています。 ○議長(猪俣誠一君) 3番、小池隆晴君。 ◆3番(小池隆晴君) やっぱりこれから町の事業体もどうしてもやっぱり収支というのは大事な話だと思いますので、その辺のところを頭に置いて、今まで同様頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 一応これで私の質問は終わりましたので、終わります。ありがとうございました。 ○議長(猪俣誠一君) 以上で、3番、小池隆晴君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △入倉政盛君 ○議長(猪俣誠一君) 次に、4番、入倉政盛君。     〔4番 入倉政盛君登壇〕 ◆4番(入倉政盛君) 早速、質問させていただきますけれども、3点ほどです。 27年度子ども医療費助成制度、補助金制度ですね、これが交付金化なったわけです。それで、子ども医療費の実施要綱や交付金要綱で規定してあったんだけれども、助成対象者や一部負担金の取り扱いが市町村の裁量になったということで、我が町でも平成28年10月1日から就学前まで全額助成を実施しているところです。また、高校卒業まで一部助成を行っておりますが、通院が530円、入院1,200円の一部負担金があります。県は、ことしから子ども医療費助成の交付金の対象を小学校3年生から小学校6年生まで拡大いたしました。 町でも、小学校卒業まで無料化できないか、無料化した場合の試算は幾らになるかお聞きします。 次に、給食費の保護者負担の軽減をということで、学校給食費の無料化、助成などの保護者負担を軽減する施策を県内5市町村が実施しております。町議会でも一部の議員さんがこの問題を提起して、町も前向きに検討すると答弁しておりました。財政ネックになって実施できない自治体が多いと聞いていますが、少子化、小学校の統合など給食費の負担も逓減してくるのではないのか。また、財政問題も含め保護者の負担軽減、無料化に一歩踏み出すことができないのか。 もう一つは、高齢障害者への介護保険優先原則の実態はということで、これも何度も聞いているんですけれども、町長のほうから、課長のほうからも聞いているんですけれども、町長のほうから答弁をお願いしたいと思います。 障害者支援制度から介護保険制度移行は、理念、サービス体制、認定基準、サービスの支給基準など、制度上の違いから、介護保険制度移行に伴って、下記にある4つの点、利用者負担の発生が生じているのかどうか、支給される支援量の低下はどうか、支援の質の低下、4番、このことによって環境変化に起因する諸問題等の人権侵害に直面することが考えられるが、町の対応はどのようにやっておられるか、お聞きします。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) それでは、入倉議員さんにお答えしてまいりますが、阿賀町は結構よくやっていると思っているのですが。入倉議員さんにすると、よそから言われる部分も随分入っているようだと思っておりますが、おっしゃるとおり、子ども医療費の交付金対象を拡大したので、小学校卒業まで無料化ということでありますが、健康保険の総額はたしか2億円ほど予算がふえて、平成30年度14億4,700万円となったところでありますが、同時に交付金の算定方法が変更されたことに伴いまして、これは全体のことで言っているんですが、当町への今年度の交付額は対前年度15.6%減となり、減額となった6市町村の中で最も減額率が多いという現状にあります。これは算定方法の変更に伴って、交付金が減額になるということで、今年度限りの措置として、29年度、交付金を29年度増額にするという激変緩和措置が講じられておる予定ではあります。 それにしても、今年度限りの措置でありますので、来年度以降減額されて交付されることになるわけでありますから、この辺のところを見定めながら、今後の手を考えていく必要があるだろうなとは思っております。しかし、これまでも積み重ねてきた町の子育て支援のレベルが後退するということがあってはならないわけでありますので、これは仮に一般財源を充てることになっても維持していきたいというふうな意気込みといいますか、思いは持っております。 試算についてのお尋ねでありますが、小学校卒業まで無料化した場合の試算としては200万円程度、大きいことは大きいんですが、200万円程度のものではないかということでありますので、ご指摘いただいた部分について対応してまいりたいというふうに思います。 2番目の給食費保護者負担の軽減ということについては、教育長から答弁させていただきますが、高齢障害者への介護保険優先原則の実態はということで、これが障害者支援制度から介護保険制度への移行で、質の低下にならないかということでありますから、その辺のところにつきましてお答えしてまいりますが、いわゆるそのことによって阿賀町においても、障害者施設を退所して介護保険施設に入所することとなった事例はごくわずかであります。障害福祉も介護保険も住みなれた自宅で安心して暮らすことができる町にするという、在宅中心の理念であることには変わりありませんし、サービス面でも大きな違いはないようにしたいというふうに思っております。 利用料についてでありますが、介護保険制度では、第1号被保険者はひとしく保険料を納付する、サービス利用負担金を支払うこととなっておりますので、障害サービスからの移行者であっても利用料の負担は生じます。そのため、国は、障害者の介護サービス利用者負担軽減制度を平成30年から開始したところであり、要件はございますが、障害サービスと同等の介護サービスを受ける場合、自己負担分を障害福祉サービス等給付費の支給対象とすることとしましたので、利用料負担の軽減にはなるというふうに思っております。 また、支援の量につきましても、介護サービスの不足分は、障害サービスの利用が可能であって、実績もございますので、それについては問題ないというふうに考えます。 ご質問の障害サービスから介護サービスに移行することで、質の低下が生じたり、人権侵害等につきましては、もともと絶対にあってはならないことですから、その点に関しましては、障害サービス事業所であっても、また介護保険事業所であっても、共通のポリシーで運営されておりますし、町といたしましては、そのような問題が発生することのないように、適切な指導を行っているところでもありますし、今後も続けていきたいと、こういうふうに思っております。 残余の部分については、教育長からお願いします。 ○議長(猪俣誠一君) 清野教育長。     〔教育長 清野一男君登壇〕 ◎教育長(清野一男君) それでは、給食費保護者負担の軽減について、私のほうから答弁させていただきます。 給食費につきましては、学校給食法第11条第2項の規定に基づき、食材費相当額は保護者負担、それ以外の経費については町の負担で給食センターの運営が行われているところでございます。昭和27年4月から、全国全ての小学校を対象に、完全給食が開始されて以来、今日まで給食は児童・生徒の栄養の補給、正しい食習慣を養うとともに、あわせて健康の維持・増進を支える上で、大きな役割を果たしてきたことは、ご案内のとおりでございます。 現在の給食費につきましては、1食当たり小学校が290円、中学校が330円を基準として、保護者の皆様にご負担をいただいております。1食当たりの給食費は小学校で月5,000円、中学校で5,500円となりますので、おおむね年間5ないし6万円程度のご負担をいただいているということでございます。 全国各地で人口の減少、少子高齢化が大きな社会問題となっていることは、ご案内のとおりですが、その対策の一環として、わずかではありますが、全国の自治体には給食費を無償化して、子育て世代への支援策、そして人口減少の歯どめ対策として取り組む自治体もふえてきているというのが現状かと認識しております。 町が給食費を無償化とした場合、現在の運営費の公費負担に加え、保護者負担分の収入分が毎年必要となり、かなりの財政負担が求められることになりますので、現状で考えますと、給食無償化は難しいのではないかと思っております。なお、給食センターの運営につきましては、物価上昇や消費税の増税等で年々運営が厳しくなっているのが現状でありますが、阿賀町の場合には、保護者が負担する給食費については、厳しい経済状況等を鑑みて、平成22年度から据え置いて、今まで努力しているところであります。 県内の学校給食支援制度の取り組み状況によりますと、子供3人以上世帯の児童・生徒の一部を無償化している2つの市、全ての児童・生徒を対象に金銭補助や米や牛乳、調理弁当を無償化している町村が3つほどあるというふうにお聞きしています。 議員ご指摘のとおり、子育て世代の定住支援には大きなPR効果があることは同感であります。今後、先進市町村の取り組みを参考にし、減額も含め今後検討してみたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いをいたします。 ○議長(猪俣誠一君) 4番、入倉政盛君。 ◆4番(入倉政盛君) 今回は、無料化無料化といって、町長から反問されるんじゃないかと心配していたんですけれども、実はこれ措置制度にしてしまうと、毎年町の予算を食い潰すとなるんで、その辺のところはやっぱり町長も勘案して、町の情勢を見ながら決めることになるかと思うんですけれども、今、教育長も言われたように、これもそうなんですよね。結局町が出せる金はどこかということで、やっぱりその辺を考えながらやっていかないと、後まで続かなくなると何もならないことになるので、できる範囲で努力していただいて、負担軽減になるようにしていただきたいと思います。 次に、給食費の保護者負担ですけれども、これも教育長が言われたもので、文部科学省が、初めて全国市町村を対象にして学校給食費無償化調査をすると言ってきておりますので、その結果を見てからでも遅くはないので、なるべく保護者負担、さっき言われましたように、年間5万円ですよね、大体平均は。小学生で4,300円、中学で4,900円、大体五、六万前後の負担があるんで、それだけ親御さんの負担が減るということで、実施されてもらえば一番よろしいんですけれども、その辺、時期尚早かなと思うんですけれども、今の町の財政を考えた場合。     〔何事か言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 遠慮なしに質問してください。 ◆4番(入倉政盛君) はい。これはこれとして、またなるべく、どういうふうに具体的に取り組められるか答弁お願いしたいと思います。 あと、高齢者への…… ○議長(猪俣誠一君) ちょっと待って、今答弁求めるものに関しては答弁を。 ◆4番(入倉政盛君) すみません。それでは、子ども医療費の。 ○議長(猪俣誠一君) 子ども医療費が先。 ◆4番(入倉政盛君) 給食費のほうを先にさせてもらいます。 ○議長(猪俣誠一君) 清野教育長。 ◎教育長(清野一男君) どのように取り組むかということですか。 ◆4番(入倉政盛君) はい。 ◎教育長(清野一男君) 先ほども答弁させていただきましたけれども、先進の町村がありますので、例えば3人以上の子供がいた場合には、例えば一部負担ということは3人目は無料にするとか、2人目はどうするとかという形をとっているんだろうというふうに思っています。それらが一つ参考になるかと思いますし、それから、ある村については月額2,000円を上限にして、2,000円を補助するというような村もあるわけです。それから、米と牛乳を無償化するとか、いろんな施策がありますし、それから、ある村では牛乳代は無料にするんだけれども、今給食がなくて、弁当持ちの村もあるんだそうです。そして、週2回だけ調理した弁当を無料で出すというところもあるんだそうです。 いろんな方法が考えられると思うんですけれども、それこそ財政のほうと相談しながら、阿賀町でどのような対応がとれるか、検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(猪俣誠一君) 4番、入倉政盛君。 ◆4番(入倉政盛君) 今のあれですけれども、うちらみたいな人口、子供の少ないところではあれなんですけれども、都会あたりでは、町の教職員の、未収か何かあったら、その事務が煩わしくて、繁忙があるということで、無償化にすればそういうふうなあれもなくなるし、親御さんの負担もある程度のメリットも、子供の食育の関係に関しても、本当にプラスになるというふうな結果も出ているんで、なるべく住民の負担がならないように、努めていっていただきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 清野教育長。 ◎教育長(清野一男君) 私も新潟市内に勤めていたときに、未納の保護者というか、子供が結構いるんですけれども、阿賀町の場合、ここ数年未納者という子供いないんですよ。全員が納めてくださっているという状況があります。 それとは別に負担軽減ということで、検討していきたいというふうに思いますけれども。 ○議長(猪俣誠一君) 4番、入倉政盛君。 ◆4番(入倉政盛君) じゃ、無料化、さっき私も言いましたけれども、町長のお考えをちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 何でもかんでも無料化無料化と言っているようでありますが、その辺のところは節度が必要だろうと思うんですよ。どこまでが負担ができるのかどうかというのは、我々のほうとしても、他町村の情報もつかみながら、前向きに検討できるようにしていくべきだろうと、こう思っていますから、少しでも前進させたいというように思います。 ○議長(猪俣誠一君) 4番、入倉政盛君。 ◆4番(入倉政盛君) 町長から、今前向きな答弁をいただきましたので、それでよしとして、最後の、これ以上町長に要求しても難しい話なんで、高齢者のあれです。 この点も地域の人が安心して障害者でありながらも、本当に親御さんも含めて生活できるような施策にというのは、国の抑制策でもって予算減らされている中で、町も予算のない中で本当にこれだけの融通したサービスができるのかどうかという、その不安の中で、私はきょう質問してみたんです。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 国は全体でありますし、また、入倉議員さんは我が町ですから、我が町の状況をよくひとつごらんいただいて、そして私はそのまたそれをよしとはしないわけですから、よく検討した上で、一歩でも前進させたい。あるいはそういう気分になってもらうことによって、阿賀町で長生きしてもらうとか、そういう方向になってもらえばいいわけですから、前向きな取り組み、考え方を持っているということでご理解いただきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 4番、入倉政盛君。 ◆4番(入倉政盛君) よく理解しましたんで、私も頑張っていきたいと思います。 じゃ質問終わらせていただきます。 ○議長(猪俣誠一君) 以上で、4番、入倉政盛君の一般質問を終わります。 審議の途中ですが、ただいまから2時50分まで休憩させていただきます。 △休憩 午後2時34分 △再開 午後2時50分 ○議長(猪俣誠一君) それでは、休憩を閉じ会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。一般質問は質問の終わっていない方から行います。--------------------------------------- △斎藤秀雄君 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。     〔7番 斎藤秀雄君登壇〕 ◆7番(斎藤秀雄君) 7番、斎藤です。私は2点、大項目で質問させていただきます。 1点目が、温泉活用を考えるということであります。阿賀町のあるべき姿を町長はどのように思っているのかということで伺わせていただきます。 温泉活用で元気なまちづくりをというのは、私は常々福祉関係のことも含めて、町民のためになる、町民の健康増進の観点から、温泉活用は必要ということで考えています。各温泉施設は、町民の保養を目的にした施設として当初は設置されました。しかし、現状は第三セクターとして指定管理等で運営されていますが、経営は大きな赤字を抱える状況です。 経営を民間に委ね、改革を進めようとしていますが、なかなかうまくいきません。この辺で再度洗い直しすることが必要と考えますが、所見を伺います。 町民保養施設として再構築するか、はたまた廃業するかのときとは思っているのは私一人ではないかなというふうに思っています。 ただ、阿賀町の温泉は最高です。町民のために最高な方策を知恵を出し合い考えませんか。町有施設が赤字で成り立たない、しかし、民間業者は頑張っています。この差は何か。効率よく管理していないからではないのかということで、今できることをお互いに考えていきましょう。町外、県外企業の保養施設として委ねるとか、というのも一つの方策かなというふうに思っています。阿賀町の宝を活用するよう望むところであります。町長の答弁を願います。 2点目が、公共施設の維持管理であります。 1点目として、インフラの関係でお聞きします。町道の維持管理についてであります。 流雪溝の機能維持について、方丈堤の利用について検討されているのか。これは3月の質問でもさせていただきましたが、なかなか返事が来ません。ということで再度聞かせていただきたいと思っています。 それから、除雪を行っていく上で、町道の舗装が大変傷んでおり、舗装修繕が必要というふうに私は見ています。この辺も計画を立てていくべきだというふうに私は思っているので、計画を立案されてはどうかということでお聞かせ願います。 3点目が、孤立集落解消のために迂回路の確保であります。これから出水の時期を迎え、災害が大雨等で発生する危険があります。阿賀町には多くの河川があり、増水のために通行規制がかかり、孤立する集落が数多くあります。 今回、上げさせてもらったように、三川地区では中ノ沢です。これは、現在県道の改修工事で迂回路として、上島から岡沢経由、そして中ノ沢に上がっていますが、建設業協会が出してきているインフラ整備でも、県道の改築等について、県とタイアップしながら要望を進めていくということで、町にも提案がありましたので、それ以外に迂回路として石戸から来る、ゴルフ場から来る道路がありますが、あくまでもあれは林道であって、緊急時には迂回路として通れますが、なかなか町道への昇格ができないというふうな話を聞いていますので、この点について伺わせていただきます。 津川地区では、西、赤岩、大牧、京ノ瀬、角島であります。私は、平成29年の段階でも赤岩から大牧に橋をかけませんかというような夢物語を語らせていただきましたが、実際に水害に遭った状況写真、今回の協会の皆さんが出された状況を見ますと、角島の槇沢川で増水すると行く道路がありません。あそこさえ通れれば、柳新田に上がって林道等の利用で、大牧におりてくるという迂回路も可能でありますが、そこがネックになっております。 そして、赤岩であります。赤岩橋のかけかえについて県に何度か要望しましたが、耐震性からいくと大丈夫だということで、なかなか具体的になりません。そして、先般交通規制がかかって、町民の集落の皆さんが歩いて集落に戻ったという事例がありました。そうしますと、迂回路については農道があって、あるんですが、農道といいつつも一応町道に認定されている路線であります。これは県との協議の中で、具体的には県が維持管理をし、対応するというふうなことを集落の皆さんには答弁されています。しかし、いまだその状況が見えません。町としてどのように動いているのか、伺わせていただきます。 それから、上川地区では栃堀、広瀬、これも林道、農道の活用を具体的に考えていかなければならないのではないかなと思っています。 また、鹿瀬地区においては、日出谷、豊実であります。深戸から夏渡戸間の改修促進、これも県道に昇格しましたので、県の事業というふうに思いますが、やはり町が動かないと県は動いてくれません。動くためにどうすべきかを協議していただきたいというふうに思っています。 そして、459号線については、西会津議会の議長さんが、先般の459の会議でも話が出たそうですが、新渡から徳沢間の話等についても、我々議会同士でいろいろ今コンタクトをとっています。手を取り合って事業化できるような考えを今取り組んでいるところであります。町としても考えていただきたいというふうに思うところであります。 2点目が空き校舎の維持管理であります。 これから、統合によりあいてくる校舎が多くあります。これは先般の条例制定で遊休財産の利用の促進を図る条例を町として、議会としても承認したところであります。計画を立て、どのように進めていくかを今からやらないと間に合わないというふうに思うので、この点についてどうお考えかお聞かせください。 3点目が、福祉施設の運営状況をきちっと把握されているのかということで伺います。 今後は減少する利用者対策の中で、公的機関が維持できると思っています。しかし、民間設置者の場合には、なかなか状況が難しく、民間設置者の皆さんが今どのような経営状況なのか、町として関与できない点もあるとは思いますが、しっかりとした掌握をしておく必要があると思います。町経由で補助金の出ている施設もあるわけですから、この点について掌握されているのか伺います。 同じ内容で、小規模多機能事業者も同様であります。 いっぱい出したので、以上でまず。 もう一点は、子供関係についてもあったんですが、こどもフォーラムを開催しているんですけれども、この内容については、また後日、後でお聞かせ願いたいと思います。 そして、町の教育方針としては、町をアピールするということで、いろいろ提案はありました。東京に行く、行って自分たちが、子供たちが提案をするというふうな発言もあったし、阿賀町の特産品を販売したいから、東京に行ってやりたいというようなことが、発言があったわけですが、子供たちの夢も実現するような対応を考えているのか伺います。 以上です。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) それでは、斎藤議員さんにお答えさせていただきますが、ご指摘いただきました、この温泉施設の利活用については、まさにおっしゃるとおりで、これからやっぱり方向転換をしていく必要があるんだろうというふうに思っておりますし、方向転換といっても限られた中でしょうけれども、いかにしてやっていくかというのは、至上の命題だろうと、こう思っております。 もともと設置目的、温泉が設置目的なわけですし、保養の場の提供によって町民の健康増進と福祉の向上、地域資源を利活用した誘客の促進、観光関連産業の振興と、盛りだくさんなこの目標を掲げて、生き生きとした地域社会の形成に資するんだと、こういうことであったわけでありますが、どこもかしこもふるさとの振興1億円で、どこでも温泉を掘ったと。この大半が我が町と同じような状況下にあるということは、申し上げるまでもないところかなと、こう思っておりますが、しかし生き残ってきたわけでありますから、今ご指摘いただいたようなことに方針転換をして、そして地域住民といいますか、同じ公費負担をするんであれば、地域住民の皆さんがより健康に寄与できるというようなことになればと思うわけであります。 そのほうがよほど町の将来に貢献できるのかなと改めて思っているわけでありますが、あしたに変えるわけにいきませんので、その辺を勘案しながら、これからの取り組みをしていかなきゃならんというふうに思っておりますし、これはやっぱり今さら申し上げるまでもないわけでありますが、温泉施設押しなべて赤字になっていることは、非常に残念なんですけれども、これももともとふるさと創生1億円事業、こういったようなものがきっかけとなって全国各地に温泉ができたということも一つですし、本来の目的は、やはり地域の皆さんの健康増進とか、こういったものが目的であると同時に、誘客によって地域振興が図られるということだったんですが、大半はその目的に反した結果になっているんではないかと、今こう思っております。 したがって、先ほど来というか、ずっと皆さんがご承知おきいただくような格好で、再出発をしていくということになるんだろうなと、こう思いますし、もともと地域住民の健康増進というようなことからすれば、欲をかかずに利益追求よりも健康促進に寄与させる運営の仕方があったんではないかというのが一番なんですが、この運営をするに当たって、少しでも経費の負担になればということも合わせ考えながら取り組んだというところに、大きな落とし穴があったと言えば言えるんではないかなと、こう思っておりますから、原点に返ってこの取り組みをしていく。 やはり住民ファーストといいますか、そういう形で優先させていくということは一番なのかなと、その余力をいかにして活用するかというのが大きな課題だろうと、こう思っておりますので、皆さんのご理解とご協力をいただきながら、今後、方向転換まではいかないにしても、方向性を定めて、改めた取り組みをしていくということが大きな課題であると、こう認識いたしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。これはスピード感を持ってやっていくことになるかと思いますので。 公共施設の維持管理、町道の維持管理についてのお尋ねでありますが、流雪溝の機能維持について、方丈堤の利用を検討されているかといったようなことからいろいろあるわけですが、町村合併以前より、この方丈堤は防火用水として利用がなされておりますが、ご質問いただいた流雪溝の用水として利用できないかとの質問でありますが、検討を進めてきたところでありますが、現在の方丈堤、水量の復元にかかる時間が不明確だということ、今期の梅雨明け後に状況を確認するため、放水しての復元調査を計画しているということでありますから、それまでしなくても見ている議員におかれてはわかるんでしょうけれども、また、取り組む職員としては、やっぱりその辺のところを確認した上でということだろうと思いますので、その辺のところは容認いただきたいと、こう思っております。 この方丈堤の主な水源は、津川B&G海洋センター付近のため池につきましては、消防本部と建設課によって現地確認したということでありますが、農業用水としても利用されているということで、方丈堤の水利としての利用や、導水管理についての検討については、さらに進める必要があるんではないかと、当然流雪溝としての利用についても含めて、引き続き調査ということですが、何回も言われているんですから、スピード感を持って、これは取り組ませていただきたいと、こう思っております。 2点目の町道舗装修繕が計画立案されているかでありますが、町道の舗装延長は、幅員4メートル以上の改良済みで224キロ余りとなっております。開設当時は簡易舗装で施工した箇所が大半であって、車両の大型化や舗装面の老朽化などでひび割れ等の区間が多く見られる現状であり、現在町では舗装修繕についての計画立案はしておりませんけれども、支所ごとに緊急性のある区間について、補修工事を行っているというのが現状であります。 当面は、緊急性のある箇所の補修を重点的に行ってまいりますが、将来的には、集落間へ連絡する主要区間等の利用状況調査も含めて、これはやっぱり緊急時ということも想定した上で、一日も早くこの計画立案に取り組む必要があるんだろうと、こう思っているところであります。 3点目の、河川増水時の孤立集落解消のための迂回路確保でありますが、いつも申し上げているように、広大な面積であります。佐渡よりも100平方キロも広いということだと、皆さん想像つかないんですね、ほかの人は。そのぐらいの広さでありますから、河川沿いの急峻な地形に集落が点在していることでもあり、特に、河川の増水時に迂回路が必要となるケース、多々あるわけでございますので、県道や町道のほかに農道や林道についても迂回路線としての検討も必要でありますが、農道や林道は豪雨となりますと、より危険となる箇所もございます。 ご指摘のように、河川の増水時に孤立するおそれがある集落につきましては、国道や県道沿いにある集落が多いことから、それぞれの道路管理者に増水時を想定した改良等を要望してまいる一方で、町が管理する農道につきましても、災害時において迂回路として利用の可能性についての調査をしっかり行った上で、対策を講じていくことが必要であるということは十分認識いたしておりますので、スピード感を持ってやっていかなければならないんだろうなと、こう思いますし、洪水時、これは特別だと思うんですが、私のところは県管理の阿賀野川でありますけれども、河川事務所、国の河川事務所へいち早く、どこよりも早く阿賀町への情報提供をしてくれているという、こういった非常に好意的に、常に排水ポンプにつきましても、他でないときはいち早く回しますというようなことで、先般も谷沢地区にはいち早く回ってきてくれたというようなことで、いつも向こうから声をかけるくらいに心配をしてくれておりますので、そういうことも含めて、万全を期すための手段は講じていかなければならないというふうに思っております。 それから、次でありますが、統合による空き校舎維持管理計画ですが、今年度は鹿瀬保育園、日野川保育園の2園を閉園し、来年度は三郷小学校、鹿瀬小学校、日出谷小学校、西川小学校の4校が閉校となることはご案内のとおりであります。いずれも園児・児童の減少によるものですが、保護者や地域のご理解をいただいた上で、保育環境、教育環境の向上に努めていくということは言うまでもないことでありますが、空き校舎の維持管理計画では、これまで閉校した小学校の体育館などでは、地域のスポーツ活動の場としての再利用や、連携している大学活動での利用、また、大災害発生時には避難所としての利用もあったわけでありますが、これらの施設については、地元とご相談申し上げながら、除草や冬囲いなどの環境整備についてご協力、あるいは電気・上下水道などの契約容量の見直しなどを行いながら、適切な維持管理に努めてきているところであります。 しかしながら、これだけ遊休施設がふえてまいりますと、全てを維持管理していくわけにもいきません。ご理解いただけるとは思いますけれども、議員ご指摘のように、ある程度管理しなければ利用もできないわけでありますから、地域の意向を伺いながら、財政面も当然考慮しつつ、俯瞰的に取捨選択について検討していかなければならない課題であると思っているところであります。これはやはり喫緊の課題だなというふうに、人口減少にも応える上においても、そういったことが必要ではないかなと思っております。 このような課題に対して、町内部で職員で組織しているんですが、町有財産の利活用等委員会での議論を踏まえて、新たに空き校舎となる物件についての活用の方向性が確定次第、また皆さんにご報告を申し上げ、また、ご意見も伺いたいというふうに思って、3月議会においてご承認いただいた、阿賀町遊休施設等利活用促進条例、先ほどもご指摘いただきましたけれども、これによって雇用の場のような新たな地域コミュニティー施設となるよう、ぜひ有効活用を図っていきたいということで、これは皆さんもそうですけれども、一緒になって行動を起こしてもらわないとなかなか、情報共有をする中で取り組んでいかなければならない問題だなというふうに改めて思っておりますので、よろしくひとつお願い申し上げたいと思っております。 3点目の福祉施設の運営状況でありますが、町営の施設であるきりん荘と生活支援ハウスは、当然把握しておりますところでありますので、社会福祉協議会の運営する施設でありますが、社会福祉協議会の理事に健康福祉課長が委嘱されておりますので、理事として施設運営状況の把握はもちろんのこと、経営改善や意識改革につきましても、さまざまな機会を捉えて指導・助言等行ってきたことは事実でございますし、中東福祉会につきましては、たんぽぽの運営に関し、法人本部との連絡を密にして事業を行っているところであります。 また、社協関係については、議員さんもおられますので、情報は共有していくということであります。その他法人の純粋な民間経営の事業所につきましては、その他の民間施設ですね、これは年4回ほど利用者数、稼働率、待機者数などを調査し、状況の把握に努めているところであり、施設の種類ごとに現在の状況を、先月末の時点で申し上げますと、特養の待機者が151人、老健の待機者が17人、通所介護の稼働率は63%、短期入所の稼働率が92%、グループホームの稼働率が94%、小規模多機能型施設の稼働率が75%となっておりまして、ほぼ満席といいますかね、定数を満たしている部分も多いんですが、そうでないところもあるわけであります。こういったところの利活用というのを、そうかといってここでできないからこっちでというわけにもいかないんでしょうから、そういったことを十分検討した上で、対応はしていかなければならないものという認識でおります。 昨年度、平成30年度から3年間の第7期保険計画を策定した中で、介護の認定者数はほぼ横ばいの推移と見込み、介護サービスの提供については、おおむね確保されているものとして、現在の供給体制を維持していくよう努めてまいります。 国では、在宅介護に係る社会基盤整備の一環として、小規模多機能型居宅介護サービス等の居宅系サービスを充実させる方針ですが、町でも4カ所の小規模多機能型居宅介護サービス事業所が稼働しているところでありますが、集落が点在する広い阿賀町では、送迎に時間がかかるなど、ご苦労されている実情もあるようですので、そのような現状に鑑み、今年度より小規模多機能型居宅介護施設の宿泊サービスを利用した低所得者の食費、居住費の軽減を実施する事業者に対する助成事業を新たに実施し、小規模多機能サービスの利用の促進を図ってまいりたいと考えております。 そういったことで、いろいろな観点から取り組みを強化してまいりたいというふうに思っているところでございますので、また、皆様方からのいろいろなご提言も受けながら、よりよい施設運営に供したいと、こんなふうに思っているところでありますので、よろしくお願いを申し上げまして、答弁とさせていただきます。 以上であります。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) ありがとうございました。 じゃあ、具体的に聞いていきますが、一番大事なのは、やはり温泉活用だというふうに私は思っています。阿賀町の売り、この温泉をどうやったら活性化できるかというところで、今、いろんな形で三セクの見直し等については、町長から答弁があったように、再出発はみんなで知恵を出し合い、どうやったら三セクへ町民の税金は使わずに、経営がうまくいき、対応できるかを考えていきたいというふうに思うから、この質問をさせていただきました。 町がやるべき仕事をきちっと掌握したほうがいいということであります。例えば、先般も我々に説明があって、上川温泉と奥阿賀観光の統合のスケジュールが遅々として進まないというふうな状況の説明がありました。というのは、やはり私どもももっと強く指摘をしていけばよかったんでしょうけれども、したつもりでいたんですが、相手方に伝わっていなかったというのがあって、進まないという状況であります。 統合に向けた資金として5,000万を拠出させていただきましたが、それが使用の仕方について、我々はチェックする権限がなかったので、結果としていつまでやらなければならないかというと、私どもは7月中にはっきりしないとまずいんではないかなというふうに思うから、今回の質問をさせてもらっています。 そうでないと、資金ショートを必ず起こす状況にあるというのが、私の持っている資料の中では、そういう状況になることが見えるからであります。この点について、町長は早く統合する手段を、何をすべきかというふうに思っていますか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) まず、これは、皆さんに異次元の説明をしてしまったということについては、私のほうもうかつだったと、こう思っておりますので、その辺のご理解をいただいた上で、再度また取り組み直しをして、皆さんのご理解をいただきたいということが、まず先決なのかなと、こう思っておりますので、よろしくひとつお願いしたいなと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 早くしないと間に合わなくなることが私の考えで、先般も議会の中で、全員協議会の中でも話をしたように、早くしないとだんだん町民への負担がかかっていくという状況と、逆に営業しながらそういう手だてがとれないかということも考えるべきだなというように思っています。 私は、温泉施設は町有財産ですから、あくまでも営業をやりながら、可能だというふうに私は思っているんですけれども、町長その点についてはどう思いますか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 何といいますか、けつのほうがなかなかプラス・マイナスうまくいかないと、やむを得ずということにもなりかねないわけですが、理想としては運営しながらよりよい方向に持っていくというのが理想的なことでありますので、改めてその辺のところは、また皆さんからもご理解いただきたいなと思っています。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 私どもも腹を割って話をどんどんしていきますので、やはり町民の福祉に役立てるため、そして健康増進のために設置した温泉ですから、使えないような状況で、クローズしてしまって、再度復活させるというのは至難のわざになります。ですから、運営をしながらやるというのは、民間企業であれば簡単にやっているので、その点を踏まえて今後対応を協議していきたいなというふうに思っています。 そして、町民のための施設ということで、再構築をするという考えは、先ほど町長の答弁にもあったように、私どもは廃業さるのが目的ではありません。生かして、そしていかにこれを使ってよそからの交流人口をふやし、そして収益を上げていくかというところに目的を持っているので、考え方は同じ方向かなというふうに思っていますので、町長の英断が必要だというふうに思います。 そのためには、どうしても上川温泉は、今民間の社長でやってもらっていますが、奥阿賀観光については、やめたくてしようがない社長がいるので、それははっきりとやめてもらって、あくまでも一旦は町で見るというふうな対応をしないと、処理ができないというふうに私は思っているんですが、その点についてはどうお考えですか。
    ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 私あえて申し上げなくても、思いは、奥阿賀温泉については私も意外とそういった部分がございまして、ありますが、そうは言っていられませんので、可能な限り皆さんのご理解もいただきながら、まずは統合してというふうな思いでありますが、いかんせん赤字体質というか体制というか、そういったことで、それがまた障害になっている部分もありますので、これらを合わせた対応で早く決着をつけたいというのが、皆さんからご理解をいただきたい最大の要因だろうと、こう思っておりますので、よろしくその辺のところはご理解賜りたいと、こう思っています。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 今しかないと思っているんですよ。怖がらずに、これは本当に町民のためだというふうに英断をすべきであって、そこが考え的には同じだというふうに私は思っていますし、町長も英断してくれるんだなということを期待しておきます。 それでは、次に、町道の維持管理であります。 流雪溝に方丈堤の水を使ってということで、先ほど答弁でもあったように、あそこは、方丈堤自体は防火用水という位置づけになっているんで、それをその水量がなくなった場合にはどうするかということの話が、一般町民からも先般ありました。流雪溝として使ったときに、その補填ができるのかと、万が一あったときに、町としてどういうふうな考えを持っているのかというふうな話がありましたので、方丈堤の水がなくなったとしても、我々阿賀野川と姥堂川、常浪川を抱えている以上は、防火用水としてはいろんな方策の中で、消防体制の中で、継ぎポンプなり等で対応は可能だというふうに私は思っているんですけれども、やはり町民が一番心配しているのは、冬場の流雪溝の水量がない、そして夏場になると水が流れていないため、ボウフラが湧いて水路のにおいがすごくしていると。これはやはり町のイメージからしてもよくないので、一旦梅雨明け後に対応するみたいな話ですが、今やらないと間に合わないと思うんですが、早くできないでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 阿部建設課長。 ◎建設課長(阿部義照君) 斎藤議員のご質問にお答えします。 先ほどにおいとかボウフラという話がございまして、2年ほど前から6月と7月、それから9月につきましては、今の流雪溝の水を、朝30分、夕方30分流しているところであります。そういうような対応を今までしてはいるんですけれども、今期川の水の量が相当少なくなりまして、30分じゃなくて、今は10分ほどの水を流しますと、流雪溝の水槽の水がなくなってしまうということで、今ちょっと苦慮しているところでございます。 もう一つ、方丈堤につきましては、先ほどの防火水槽という絡みがあるもんですから、どのくらいで復元するかというのも一応考えたいために、冬場の冬季期間と同じように、渇水時期というんでしょうか、そういうときを狙って水を1回放流してみたいというふうな考えを持っております。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 要は、景観なんですよ。町の中の流雪溝そのもの自体の水量がないから、どうしても冬場に雪を捨てると、そこについた雪の土砂も堆積していくと。それが水量がないために、流量がないために、どうしてもそこにボウフラ等、要するに津川地域の場合は、下水道に加入していなくて家庭用の浄化槽があって、加入率悪いんですよ。そうしますと、そこに雑排水等も流れ込んでいる状況があるんですよ。ですから、やはり水が常時流れていないとそういう状況になるということを掌握して、10分とか15分ではなくて、やはりきれいになったかどうかの確認をしながら対応していただきたいんですが、いかがですか。 ○議長(猪俣誠一君) 阿部建設課長。 ◎建設課長(阿部義照君) 今確かに常時水を流すということにつきましては、方丈堤から今のたんぽぽから植木屋さんのところでしょうか、水が流れているところがございます。その水が左右に分かれて、今まで小量の水ですけれども、流雪溝なり家庭用排水のところなりの水を流してきれいにしていたというような話は、一応地元の方から伺いました。 そういうのも踏まえて、多少水は流すということでやればいいんですけれども、その多少流すに当たって、方丈堤を使わないで流雪溝の水を朝晩流して、少しでもそれの対応にということで、今までやってきたわけでございますが、また今期ボウフラとか、今言われました内容につきまして、ちょっと現地のほうを確認させていただきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 早くやらないと、この季節ですので、対応お願いします。 次に、舗装の関係で、町道舗装で計画を立てていないと要請ができないんですよ。お金が来ない、事業化できないんですよ。 例えば、私何回も言っているんですけれども、冬場の除雪をすると、チェーンで走るもんですから舗装が傷むんですよ。だから年次計画をある程度立てておかないと、今度国の事業で、例えば災害、凍上災とか、いろんな、今新潟県は凍上災とっていません。他県はとっているんですよ。今度知事かわったので、国土交通省出身ですから、対応してもらえるんではないかなというふうに思うので、その点逆に町が持っていないといざ事業化になったときにとれなくなるので、他県の案件ですが、西会津だとか、その辺のことを聞いて凍上災もとれるんではないかなというふうに私は思うんで、その点町として舗装の計画、年次計画で改修していくという計画を立ててもらいたいんですが、いかがですか。 ○議長(猪俣誠一君) 阿部建設課長。 ◎建設課長(阿部義照君) 今申されました、その凍上災につきまして、三、四年前でしょうか、一度その話がございました。新潟県のほうに一応確認しましたら、今、斎藤議員がおっしゃいましたように、凍上災につきましては、新潟県はとっていないというようなことがございまして、私たちも県の指導のもと、とらなかった経緯はございます。 今言われました、修繕の計画でございますが、先ほど町長が答弁しましたように、今現在町でやっているのは、緊急的なもので、本当に壊れたところに対してのものしかやってございません。それにつきましては、今後そういうところにつきまして、計画につきましては速やかに計画していきたいということで、ご回答させていただきます。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 高齢化してきて、足つまずいて転んでけがする可能性もあるんで、計画をちゃんと立ててください。 次に、河川の増水で孤立集落の迂回路なんですが、ここで私が上げた各地区、三川、津川、上川、鹿瀬、これ全て林道なり農道なりが、周囲にはあるんです。ところがそちらの維持管理もうまくいっていないために、迂回路として対応できない。例えば消防・防災の中で、緊急車両が河川の増水で通れないときに、そちらを回ろうといったときには、多分回れるんでしょうけれども、迂回路に該当させないと行けなくなるという状況があるので、やはりその辺も含めて対応を考えていただきたいんです。 ということで、ただ、増水したときに、先ほど町長答弁したように、河川事務所、振興事務所との連携が阿賀町はうまくいっている。新潟県の中では一番、日本でも一番かなと私は思っているんですけれども、そういう連携がうまくいっているんで、迂回路の確保については、やはりその辺も振興事務所と林道ですか、林道だと維持管理費をいただかなければ、町の単独で維持管理をしていくのも難しい状況にあるというふうに思うので、何か事業化をしてもらうという方向を考えていかないと、町単独では財源の確保が難しくなってくるというふうに思うので、その辺を持っていないと出せないんで、やはり現地を掌握していてほしいんですが、いかがですか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) その辺のところについては、建設課長も考えているところだろうと思いますが、いろいろな制度の中で、河川事務所、整備局、そして新潟県、これについての連携というのは、より私どものほうはよくとってもらっているはずでありますので、この辺はまた課長ともよく検討して、一旦緩急あるときの対応というのは、いつでもできるように、そしてしかもこれを活用することのための皆さんが、よくこれを把握してもらえるような状況はつくっておかないと、なかなか厳しいんではないかなと思いますので、ぜひ前進させるようにしていきたい。 私自身も平成23年の大水害のときは、向こうを回って急遽来た経験もございまして、阿賀町はすばらしい迂回路を持っているなというふうに、改めて思ったんですが、維持管理については、やっぱりちょっと落ちていますので、その辺も含めて検討させていただきます。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 大きい項目の、空き校舎の維持管理も同じだというふうに思います。 当初五十嵐議員からもあったように、いろんな阿賀町の利用方法は多くあるというふうに思いますし、我々も条例制定に賛成した。そして、職員も我々総文社厚常任委員会と一緒に先進地を視察して、条例を制定させていただいたところでありますので、やはりアピールがちょっと足りないのかなと思いますし、今後あいてくるものについても、こういう施設でこういう場所でという提言がなかなかないと、幾らネットで見ても阿賀町は面積の広いのだけはわかるんですよ。今後は統合されて校舎があいてくるのはわかるんですけれども、やはりアピールの仕方をしていただきたいなと思うんですが、いかがですか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 今も一挙にまた校舎があいてきます。そういったこともありますので、これは私も喫緊の課題だろうと、こう思っておりますから、うちのほうの職員である組織、町有財産利活用委員会、また、阿賀町遊休施設等利活用促進条例もできておるわけでありますから、この辺のところは特に担当した総務課長から答えてもらいます。 ○議長(猪俣誠一君) 渡部総務課長。 ◎総務課長(渡部和茂君) これは行政係ともかなり話をしたわけですけれども、議員ご承知のとおり、神谷については大学生、あるいは三宝分についてはエゴマ等々なんですけれども、いかんせん非常に細々として、あるいはまた頻度からいっても少ないということですけれども、来年の話になりますけれども、3校舎あけば一等地というのが間違いなく三郷小学校となってくるわけですから、この三郷小学校をどのように活用するかによって、ほかの学校にも波及するんではないかということで、まだ結構ありますので言えませんけれども、三郷小学校を閉校になったらすぐ、間を置かずにどういったふうな活用をしていくかということを、今、係内を越えて、課内で相談しておりますので、これまでのように僻地の学校じゃなくて、ああいう中心地はどういうふうに利用できるのかと、今考えておりますので、期待に沿うべく頑張っていきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) つけ加えて言うならば、やっぱり課内の庁内の担当者のみでなくて、場合によっては皆さんからも入っていただいてやっていただくというようなこと、そしてこれは情報を共有していくということでなければ、なかなかこっちだけではつかめないだろうと、こう思いますので、その辺のところは私のほうからもよろしくひとつお願いを申し上げておきたい。これは喫緊の課題ですから、来年、再来年なんて言っていないであしたからでも始めるようにしたい。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 総務課長は一等地を言うんで、一等地はいいんですよ、奥地の問題なんですよ。 私が言いたいのは、阿賀町これだけ自然豊かで魅力ある町だというのは、町外の皆さんが言われるんです。ところが住んでいる我々にとっては不便でかなわないところなんですよ。そこをどうするかというところで、民泊新法が施行されたわけですから、そういうのを利用して、インバウンドの皆さんが来て自由に泊まれるような環境をつくることが必要かなというふうに、私は思っているところであります。 そうすることによって、その地域の皆さんが、逆にお年寄りがご飯をつくってやると、泊まるのはあなた方自由にここに泊まりなさいという方法も一つとしてありかなと。それがひいては阿賀町の温泉の活用につながってくるなというふうに私は思っているので、町有財産利活用検討委員会が頑張っていただくことを期待したいというふうに私は思いますが、我々もその辺を含めて、提言していきたいというふうに思っていますので、腹の割った話し合いで、忌憚のない意見交換をしたいなというふうに思っていますので、よろしくお願いします。 そうしないと、せっかくできた新しい民泊新法を利用しない町は衰退していくというふうに私は思っているんですよ。この町は、これが一つのインバウンドを呼ぶ、そして県外・町外の皆さんを呼ぶ、一つの起爆剤になるというふうに私は思っているので、この点どうお考えですか。 ○議長(猪俣誠一君) 渡部総務課長。 ◎総務課長(渡部和茂君) 議員ご指摘のとおりだと思っておりますし、今現在、議員もご承知のように、あがの荘なんですけれども、頻度としては週に何回というほどの頻度もないんですけれども、あそこに学生が来て、実際に風呂もあるんですけれども、温泉の食事を注文することによって、温泉に行って温泉につかるという、そういう非常にいいサイクルができております。ただ、学校となりますと、今度は規模が大き過ぎて、私どもとしては利用の頻度を考えて、電気の容量についてもまず1つの部屋と体育館ぐらいだろうなというふうなところまで落としていかないと、電気料が大変かさむものですから、その辺について町長のほうで喫緊の課題だということで、私らも認識して、もう歩き出しておりますので、ただ公表としては、まだ学校があるからと言ったつもりなんですけれども、その辺そごが若干ありましたので、考えていきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 検討しているのは十分わかっていて聞いているので、我々も提言する以上は、質問する以上は、利用方法があるなという自分なりの計画を立てて質問しているので、具体的にはインバウンドを呼ぶためには、食事は町民の皆さん、地産地消でつくって出す。風呂は施設を、町民保養施設を使わせる。そしてお金を落とさせるという方向がいいのかなというふうに思っていますし、宿泊施設については、いろんな形をとれば、学校であれば建物そのものだけで、体育館については電気を2分すればいいだけの話なんですよ。全部一括で電気契約しているもんですから、どうしても高いお金での契約になるので、その点については、また今後検討させていただければと、提言させていただきますので、我々の話も聞いていただければと思いますので、よろしくお願いします。 次に、時間がないので、福祉関係について伺います。 先ほど、町長から答弁のあったとおり、民間も社協、公共関係も皆さん頑張っていらっしゃいます。ただ、通所だけが63%の稼働率、これは収益的な数字と、町長が答弁であったように、点在している集落を個々に回っているために、どうしても通所、デイサービスに関しては収益性が落ちてきているところで稼働率も、逆に言うと、落としてきているというふうに私は感じています。 ですから、逆に言うと、デイサービスというのは、社協だとか東蒲福祉会だとか、そういう公的な機関に任せて、民間の皆さんは逆にグループホームだとか等にシフトを変えてくるというふうに、私は思っているんですけれども、その点についてはどうお考えですか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 私は、施設的には、阿賀町はかなり充足してきているんではないかと、ただ、広いがために足の便とか、そういうところにやはり一つ問題があるなと、こういうのが全部クリアできれば、今こうした利用率もどんどん上がってくるだろうと、こう思います。 その辺にはもう1個必要ではないかなと思いますので、これはそれぞれの施設の皆さんにもこうした点を認識していただいて、よりみずからの施設の活動を積極的にやっていただきたいなと思います。これは五十嵐議員さんなんかも特別関係しているわけですから、この辺のところはまたいろんなご意見があろうかと思いますので、これもまた皆さんと共有しながら、広げていきたいと、こう思っております。活用できるものはもっと広げようというふうに思います。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 民間設置者が先回のホタルのようなことにならないように、きちっと、そして最終的には東蒲福祉会が買い取ったわけですけれども、あれも町が関与しているからこそ、みずから町のために中東福祉会が自分の身を切った状況というふうに私は思っています。身を切ったために、逆に働いている皆さんへの還元がどうなったのかなというところが、私としては疑問にあるんです。本来であれば、その持っているものは働いている労働者に還元すべき財源であったものを、町のためにやってくれたというふうに感じているから、中東福祉会とあわせて東蒲福祉会が一生懸命協力してもらっている以上は、民間企業が幾ら頑張っても頑張りきれない分については、どうしても公的機関の福祉関連の業者が対応せざるを得ないんだというふうに感じていますので、今後、民間の業者の対応については掌握を、年4回でいいのかなというところもありますが、やはり月次ぐらいで聞いていってもいいんではないかなというふうに思いますので、その辺検討願いたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 例えば、吉津地内にある施設も民間ですが、かなり厳しかったんですよ。しょっちゅう情報提供してくれていたんですけれども、最近来ないところをみると、うまく回ってきたかなというふうに思っています。 思っていますが、やっぱりこれは、よく公民連携して、その間に立つ私らこの町が、いかにこれをうまく調整していくかということは、大きな課題だろうと思っているんですよ。どうも担当者にしてみれば、あれは民、これは公だからということになりがちなんですけれども、そうではなくて、やはり今言われるような情報というのは常に共有していないと、町の福祉施設、こういったものが成り立たないということをやっぱり十分認識してもらうように、私のほうからも督励させていただいて、この対応をしていくと。 このことが、民の皆さんが入ってきて、活動するに当たっては、阿賀町へ行けば十分自分たちが思うような施設運営ができるということで、民間の皆さんも入ってきてくださるわけですから、地域の、私どもの町のそういった施設運営が、阿賀町は非常に順調にいっているというイメージが大きくなっていくんだろうと、これはまさに町の民度とあわせて、他の地域からも認められる大きな要因になるんだろうと、こう思っていますので、そういう方向は、これからも進めていきたいと、こう思っています。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 すみませんが、質問を最終的にまとめてください。 ◆7番(斎藤秀雄君) 多くの質問をしたので、答弁も長くなったし質問も長くなったので、私のほうは言いたいことを言わせていただきましたので終わりたいと思いますが、蛇足で、こどもフォーラムの関係で、阿賀町をアピールしたい、東京に行きたいという子供たち、これ私カットしたのを忘れていまして、話をさせてもらいました。ただ、こういう思いが子供たちから声が上がっていることだけ、ここの場で言わせていただきたいというふうに思います。東京に子供たちを連れて行ってください。よろしくお願いします。 以上で、私の質問を終わります。 ○議長(猪俣誠一君) 以上で、7番、斎藤秀雄君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(猪俣誠一君) 審議の途中でありますが、本日の一般質問はこれで終わります。 なお、あすは一般質問の終わっていない方から行います。 これで、本日の会議を閉じます。 本日はこれにて散会とします。 大変ご苦労さまでした。 △散会 午後3時50分...