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06月28日-03号

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  1. 胎内市議会 2019-06-28
    06月28日-03号


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    令和 元年  6月 定例会(第2回)   令和元年(2019年)第2回胎内市議会定例会会議録(第3号)〇議事日程令和元年6月28日(金曜日) 午前10時開議第 1 一般質問                                           〇本日の会議に付した事件 議事日程に同じ                                           〇出席議員(15名)   1番   小  野  德  重  君    2番   坂  上  隆  夫  君   3番   羽 田 野  孝  子  君    4番   森  本  将  司  君   5番   八  幡  元  弘  君    7番   渡  辺  秀  敏  君   8番   坂  上  清  一  君    9番   渡  辺  栄  六  君  10番   天  木  義  人  君   11番   森  田  幸  衛  君  12番   渡  辺     俊  君   13番   桐  生  清 太 郎  君  14番   渡  辺  宏  行  君   15番   丸  山  孝  博  君  16番   薄  田     智  君                                           〇欠席議員(なし)                                           〇説明のため出席した者     市     長   井  畑  明  彦  君     副  市  長   高  橋     晃  君     選挙管理委員長   細  野     隆  君     総 務 課 長   田  部  雅  之  君     (選挙管理委員会書記長)     総 合 政策課長   小  熊  龍  司  君     財 政 課 長   本  間  陽  一  君     税 務 課 長   高  橋  文  男  君     市 民 生活課長   須  貝     実  君     福 祉 介護課長   須  貝  正  則  君     こども支援課長   丹  後  幹  彦  君     健康づくり課長   池  田     渉  君     農 林 水産課長   榎  本  富  夫  君     地 域 整備課長   田  中  良  幸  君     会 計 管 理 者   河  村  京  子  君     商 工 観光課長   南  波     明  君     上 下 水道課長   榎  本  武  司  君     教  育  長   中  澤     毅  君     学 校 教育課長   佐 久 間  伸  一  君     生 涯 学習課長   佐  藤  一  孝  君                                           〇事務局職員出席者     議 会 事務局長   坂  井  弘  栄     係     長   箙     明  美     主     任   今  井  孝  之               午前10時00分  開 議 ○議長(薄田智君) おはようございます。これより第2回定例会を再開いたします。  現在の出席議員は15名であり、定足数に達しているので、会議は成立いたしました。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配付の議事日程に従って進めます。 △日程第1 一般質問 ○議長(薄田智君) 日程第1、一般質問を行います。  それでは、森田幸衛議員の質問を許可します。  森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) おはようございます。薄田議長に提出しました通告書に従いまして、一般質問をさせていただきます。  まず初めに、農業振興について伺います。1点目についてですが、農業用使用済みプラスチック適正処理の負担金については、昨年まで農業者、JA胎内市、それぞれ3分の1ずつ負担していましたが、本年度から胎内市が負担金の拠出を廃止したため、JAの予算は決まっているので、農業者は3分の2負担することになります。胎内市は農業が基幹産業であるはずなのに、その基幹産業に対する市の対応に多くの農業者が失望しています。見直す考えはあるのかないのかお聞かせください。  2点目は、本年度から黒川堆肥センター堆肥販売価格をフレコン0.4トン1本については945円から1,350円に、ばら1トン当たり2,835円を3,400円にそれぞれ値上げしたため、結果的に農家負担が2割から4割増えることになります。値上げした理由と黒川堆肥センターの今後の運営方針、将来展望をお聞かせください。  3点目は、大雨が降るたびに周辺の田んぼが冠水する要因になっている苔実地区内の堀川約300メートルのしゅんせつについてでありますが、このことは平成24年の6月議会でも取り上げました。あれから7年の歳月が経過して、現在苔実地区はほ場整備工事を行っています。工事期間中に堀川のしゅんせつを必ずやってほしいという地元の強い要望と堀川と舟戸川の合流点にある小堀川排水機場のポンプの故障の対応についてお聞かせください。  以上3点について井畑市長の答弁を求めます。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) おはようございます。ただいまの森田議員からの農業振興についてのご質問にお答えします。  初めに、1点目の農業用使用済みプラスチック適正処理に係る協議会への負担金の見直しについてでありますが、そもそも事業活動で生じた廃棄物については事業者みずから処理するということは、ごく自然なことであろうとも考える次第でございます。他の市町村を見ましても、このような負担金や補助金の制度はほとんどなく、これまでの利用実態もJA胎内市から購入した資材等の利用が大部分で、ほかの店舗等から購入したものはほとんど持ち込みがないような状況であることに鑑みると、公平性や妥当性という観点からも検証が必要であろうと考えた次第でございます。ただし、農業者の方々にご理解をいただくための説明が足りていなかったとすれば、率直に反省しなければならないと思っております。  今後の考え方といたしましては、今ほど申し上げた基本方針に沿って、当該負担は行わないことと考えておりますけれども、もし新たな支援策を講じていくとすれば、今ほど申し上げました単に事業者の廃棄物の処理経費を補填するというような視点ではなく、まさに森田議員も言われる基幹産業である農業が持続的に成長していくための戦略的要素を盛り込んだ支援を考えていかなければならないと思っております。なお、今年度、そして来年度以降も廃棄物処理に係る委託に係る事務的な部分や改修等に係る人的支援については継続して行っておりますし、これからも続けていくことをあわせてご理解賜りたいと思います。  次に、2点目の堆肥センター堆肥販売料金を値上げした理由と今後の運営方針についてでありますが、堆肥施用による農地の土づくりは、さまざまな気候変動の対策技術として有効であり、農作物の品質確保や安定的な収量の維持確保に寄与しているところでございます。そのようなことから、ぜひとも多くの方に利用していただきたいというふうに考えている次第でございますが、このたびの値上げに関してどうかということになると、今申し上げたような有益性を認識しつつも、当該事業運営費がかなりの大きな赤字となっており、収支の改善が喫緊とも言える課題となってきていることを踏まえて実施するものでございます。しかしながら、この堆肥の料金につきまして、他団体比較も行いながら、供給価格を他の団体よりは少なくとも安く設定をし、農家の方の負担をできるだけ低く抑えるべく努力をして、可能な範囲で引き上げ幅を抑制しておりますことをご理解いただきたいと思います。  今後の堆肥センターの運営につきましては、引き続き収支改善を図りながら運営の継続を考えておりますが、JA胎内市がみずから、より戦略的、主体的に有機農業推進の意味合いでかかわってもらうということをこれからJAと協議していく中で、何らかの合意形成を図っていきたいと考えているところでございます。  次に、3点目の苔実地区内の堀川しゅんせつの要望と排水機場のポンプの故障への対応についてでありますが、市では、毎年度、河川管理者である県に対して河床掘削の要望を行っていたものの、議員もご指摘のとおり、いまだ現実に至っておりません。しかしながら、本年度からほ場整備の工事が開始されたことをよい機会と捉え、働きかけを強めてまいりたいと考えているところでございます。  また、堀川の下流となる舟戸川の河床掘削を行うことで堀川流域の状況が改善されるということも考えられますことから、現在、堀川の合流地点を含む落堀川合流地点から柴橋川合流地点付近までの約3キロメートルの間で河川内の雑木処理を行っている状況でありますので、この地点についても優先的に進めるようあわせて要望をしてまいりたいと思っております。  また、排水機場ポンプにつきましては、2台のうち1台が故障しており、修繕に多額の費用が必要となることが見込まれます。したがいまして、補助率の高い県の補助事業の活用を検討しておりましたが、現在実施されている県営湛水防除事業が完了するまで補助対象とならないというふうに示されたところでございます。  そのような中、現在は、早期実施を進めるべく、県営湛水防除事業にこの修繕を組み込むことを検討し、県と協議を行ってきているところでございます。現状、人家に影響がないことなどもあり、残念ながら県では優先度が低いと捉えているようでございますが、降雨量が増大した際の農作物への影響が懸念されることについて十分考慮をしていただくよう、この点についても引き続き協議をし、要望を行って、何とか早期に実現されればということで進めてまいりたいと考えております。よろしくお願いします。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) 昨年の11月27日に全員協議会の場で平成31年からの事業見直しの素案というか、テーブルにのっているのが示されましたが、廃プラの負担金を廃止するというものがありまして、そのことはいつごろ、どのようにJAに伝えたのかお聞かせください。 ○議長(薄田智君) 榎本農林水産課長。 ◎農林水産課長榎本富夫君) 今ほどの件に関しましてお答えをさせていただきます。  農協さんのほうには、11月の末に全協があったわけですけれども、年明け、ちょっとはっきりとは覚えていなかったのですけれども、年明けに農協さんのほうにはこういう今見直しが行われているということでお伝えをしてございます。その後正式にお伝えしたのがやはり予算の議決後、3月に入ってから正式に予算が削られましたと、なくなりましたということをお伝えし、4月24日にまた廃プラの協議会において今年度の予算を提出したところでございます。それに基づいて、5月9日、農家の皆さんに申込書というところでお渡しするのですけれども、そこにも市の負担がなくなったということを、その理由等は書いていなかったのですけれども、その辺先ほど市長が申し上げました、おわびしなければならないというところでございますが、そこで農家のほうには伝わったという経緯でございます。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) 胎内市の財政状況を考えながら、強い信念等を考え抜いた末の結論で、それが簡単に覆らないのはよく承知しておりますけれども、一番その事業主体となっているJAサイドとすれば、もっと早くに教えてもらいたかったということを随分言われました。それはなぜかというと、1月の末ごろにJAは各集落で座談会をするのですけれども、その段階で30年度の見込み決算と31年度の予算組みをするわけで、それが済んでしまってから、ことしから廃止なのだと言われても非常に困るということでありましたので、本日言わせていただきました。  それで、4月24日に胎内市農業用使用済みプラスチック適正処理推進協議会があったというのですけれども、その協議会は今もうどうなっているのでしょうか。 ○議長(薄田智君) 榎本農林水産課長。 ◎農林水産課長榎本富夫君) その協議につきましては、市が事務局となりまして、まだ継続してございます。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) これからもその協議会はやるのでしょうか。負担金は拠出しなくても。 ○議長(薄田智君) 榎本農林水産課長。 ◎農林水産課長榎本富夫君) こちらも先ほど市長が答弁されておりましたが、今現在やっておりますし、これからも引き続きやっていくと、農協さんと協議しながらやっていくということでご理解いただきたいと思います。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕
    ◆11番(森田幸衛君) では、堆肥の販売価格の値上げ並びに畜産業者の持ち込み料を新たに課すことによって年間どのくらいの収入が増える計算なのかをお聞かせください。 ○議長(薄田智君) 榎本農林水産課長。 ◎農林水産課長榎本富夫君) こちらにつきましては、28年度、29年度の利用料をもとに単価を改正したもので計算してございますが、販売のほうにつきましては140万円程度増加するということでございますし、畜産農家さんからの引き取りの利用料という形で約100万円ということで、240万円ぐらいの収支改善を図れるということで見込んでございます。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) 240万円ぐらい増になると、多額の経費が生じるだとか、赤字になっているというのが解消されていくのでしょうか。 ○議長(薄田智君) 榎本農林水産課長。 ◎農林水産課長榎本富夫君) 28年度、29年度の実績といたしまして、堆肥センターの運営でございますが、約500万円前後の市の持ち出しというところがありまして、それ240万円改善される、約半分軽減されるという見込みでございます。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) 堆肥の有効的な価値というのは、先ほど市長が答弁で話しされましたけれども、半分程度の補填にはなるという話を今伺いました。ただ、このことについても、さっきの廃プラと同じなのですけれども、堆肥の販売料金の改定については2月18日付で井畑市長名の文書が作成されておりますが、JA側としては昨年の秋の段階でそれぞれ堆肥散布の取りまとめをしていたために、結果的に本年度は改定前の料金というふうに聞いております。このことについての見解はいかがでしょうか。 ○議長(薄田智君) 榎本農林水産課長。 ◎農林水産課長榎本富夫君) 今ほど森田議員言われるように、価格が上がるということで、春まき用の散布の申し込みが昨年度中に行われたわけですけれども、価格が上がるということで、注文がいっぱい来たという実態がございます。製造がそこに間に合わないということもありまして、3月に納品した分、4月に納品した分があるので、そこを金額やはり変える、注文も3月中に来ておりますので、そこを金額変えるわけにいかないということでJAさんと協議して、同額、春まき用は据え置いたという結果でございます。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) 先ほど冒頭もお話し申し上げましたけれども、率直に今議員がご指摘の部分、まさにその足りない部分であっただろうと。同じく実施していくに当たっても、JAを通じて農家の方々に理解が浸透がしっかりなされ、それは十分納得いかずともある程度容認しなければいけないのではないかという少なくとも考え方については、ご理解をもう少し深めていただくすべがあっただろうというふうに思います。担当のほうにはそれをしっかりと伝え、私もチェックをして、チェックをしてというのは進捗と伝わり方をチェックして、今後もいろいろなことがあろうかと思いますので、先ほどの予算の件一つとっても、確かに予算は3月議会で確定する、しかしそういう方向でいることをご理解してお伝えしておくと、いわば議会で確定にならないと最終決定ではございませんがと言って周知を図ると、それはできたはずでございます。そのあたりが足りなかったということを今後の、今の部分を反省して今後の糧にしたいと思います。何とぞご理解賜りますよう、議員各位そうでございますし、農協さん、それから農家の方々に足りなかった部分、しっかりとお伝えする場面等も設けていくなり、考えさせていただこうと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) 市長から今の状態を聞くと次のことを聞きづらいのですけれども、かつて設置されていた農政懇談会のような場面で、各種の農業団体、組織の代表者に胎内市の現状であるとかを丁寧に説明しながら理解を求めていくことも、これからやはり農業振興に対する方針を考えるときには必要なのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) またご指摘のとおりかと思います。今ほどといいましょうか、先ほどお答えしたところもそこを含んでおりまして、持続的な農業振興といってこういった抑制を図る、図らなければいけない、なお丁寧に説明しなければいけなかろうと思いますし、先ほども触れました。より成長的な戦略性を持った支援について、30年度中にそこまで踏み込むことはできませんでしたけれども、令和2年度からそのあたりも既に何らかの代替的な、そして戦略的な支援策についてしっかりと考え、金額の規模が大きくないとしても何らかの支援をするなどして農家の方のご理解をいただきながら、そして農業振興を図るという道筋を整えてまいりたいと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) 堀川のしゅんせつについてなのですけれども、7年前から毎年のように県に要望しているのですが、いまだに実現しないのはなぜなのでしょうか。 ○議長(薄田智君) 田中地域整備課長。 ◎地域整備課長(田中良幸君) 議員が言われるように県には毎年要望しているところでありますが、残念ながらもっとひどいところがあるというところで、優先順位の関係でなかなか進まないといったところが原因だと思います。市長の答弁にもありましたとおり、ほ場整備がいいきっかけになるかと思いますので、また要望してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) 約300メートルということではありますけれども、その河床掘削、しゅんせつにかかる経費はどのぐらいかかるかわかりますか。 ○議長(薄田智君) 田中地域整備課長。 ◎地域整備課長(田中良幸君) 経費につきましては試算したことがないので、ちょっと把握していないのですけれども、経費もあるのですけれども、掘削した土砂の置き場がないというのが県の悩みといいますか、なかなか進まない一つの原因にもなっております。済みません。話が飛んで済みませんが、経費については試算したことがないので、わからないというところであります。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) 置き場がないという話ですけれども、それは試算は胎内市の地域整備課でもできる仕事ですか。 ○議長(薄田智君) 田中地域整備課長。 ◎地域整備課長(田中良幸君) 現地を測量して土量等を算出すれば、胎内市にも県の積算システムがありますので、試算はできます。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) ここも今担当課長が答弁させていただいたところとほぼほぼ変わらないのですけれども、県側で逆に試算しているかどうかしっかり確認をして、優先順位といっても、優先順位がさほど高くないけれども、経費はそんなにかからないということであるならば、そっちのほうから何かプッシュできるすべがあるかどうか考えてまいりたいと思いますし、いま一つ、河床掘削の土砂が、置き場の問題もさることながら、例えば側溝清掃の土砂等であると扱いとして産業廃棄物扱いで、特殊な処理が必要になります。この河床掘削した土砂が単に置き場だけの問題ではなくて、その処理費がどういうふうになってくるのかなと。手間と処理費がどういうふうになってくるのかなと。もしかしたら掘削そのもののお金よりもその処理のお金のほうが大きくなるかもしれない。いずれにしても、そのあたり我々も少し超概算というようなところで出したり、あるいは県その他から試算してみた状況等もお聞きしたり、さまざま確認して、とにかく現実的に進むようなすべをとっていきたいと思います。ご理解のほどお願いします。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) ぜひ確認して、わかったら教えてください。  それから、排水機場のことですけれども、いつごろから故障しているのでしょうか。 ○議長(薄田智君) 榎本農林水産課長。 ◎農林水産課長榎本富夫君) 二十七、八年前ぐらいから少し状況が悪くなってきております。二十七、八年ごろですから、四、五年程度になりますけれども、ことし点検したところ、軸がずれてもう回せないという状態が発覚しております。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) 土地改良区の苔実の担当の役員の方に聞くと、一晩中回しても5センチぐらいしか水位下がらないぐらいの能力の状態だということで、掘削ができないのだったらせめて排水機場が動かせればということなのですけれども、結局両方ともだめなので、何とかやっていただきたいのですが、湛水防除事業とはかぶってだめだということでありますけれども、修理にかかる経費は幾らぐらいするのでしょうか。 ○議長(薄田智君) 榎本農林水産課長。 ◎農林水産課長榎本富夫君) ポンプ自体の軸の修繕、また電気系統、もろもろがあるのですけれども、約3,000万円ほど経費がかかってまいります。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) 湛水防除の現在やっているのが終了して、その排水機場のほうに事業補助ができるのはいつごろなのでしょうか。 ○議長(薄田智君) 榎本農林水産課長。 ◎農林水産課長榎本富夫君) 現在落堀川地区ということで湛水防除事業やっておりますが、最新というか、計画においては令和4年で、胎内市のほうは終わるのですけれども、新発田市のほうがまだ残っておりますので、それが終わらないとという、地区全体が終わらないとだめだということで、令和4年に事業完了ということで、その後になると思います。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) 令和4年に新発田市も終わるのですか。 ○議長(薄田智君) 榎本農林水産課長。 ◎農林水産課長榎本富夫君) 今新発田市2カ所やっておりまして、予定では令和4年ということですけれども、若干延びる可能性もございます。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) はい、わかりました。何分予算を確保しなければということでありますので、これからもしっかりと要望を行っていただきたいということを申し添えまして、次の質問に入りたいと思います。  観光振興について伺います。1点目は、奥胎内ダムを新たな観光資源にすることについて、昨年の12月議会で環境省や県とも調整を図りながら進めてまいりたいとの答弁でありましたが、その後の進捗状況についてお聞かせください。  2点目は、私が平成26年10月議会及び昨年12月議会でも提案した胎内市を縦断して奥胎内ダムまで自転車で走る(仮称)ツールド胎内についてであります。奥胎内の道路幅が狭く危険が伴うことや道路の使用許可の問題等でなかなか実現に至る答弁をいただけなかったのですが、6月7日に偶然ネットで、まさにツールド胎内を実施している新潟市の佐上商会という自転車屋さんの存在を知り、驚きました。私は、いても立ってもいられなくなり、翌日佐上商会さんを訪ねました。そこで佐上商会さんのツールド胎内実施ノウハウや新潟食料農業大学の中井副学長とも親しいという話を聞き、さらに胎内市の活性化に役立つのであれば協力は惜しみませんという社長さんの意気込みも伺い、どうしてもことしの秋、記念すべき令和元年に佐上商会さんが実施しているツールド胎内に胎内市が協力する形で、胎内市にとってより付加価値のあるツーリングイベントにすべきだと思いますが、市長の見解をお聞かせください。  3点目は、市道下赤谷・鼓岡線、通称サイクリングロードについてでありますが、一昨年、NHKのBSの番組「にっぽん縦断こころ旅」で俳優の火野正平氏がこの道を自転車で走る姿が放送され、一躍脚光を浴びました。私も先日地域整備課の職員に案内してもらいましたが、このサイクリングロードは奥胎内のブナ巨樹と同様に有効な観光資源になると思います。過去に土砂崩れが発生してから何年も閉鎖したままになっていますが、いつまで閉鎖したままにしておくのか、市長の見解をお聞かせください。  4点目は、樽ケ橋の河川公園にあずま屋を設置することや向こう岸までワイヤーロープを張ってこいのぼりを泳がせたいといった胎内市観光協会の要望についての対応と、樽ケ橋遊園にオウムを飼ってほしいという市民要望についてどのように考えているのかお聞かせください。  以上4点について井畑市長の答弁を求めます。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) ただいまの観光振興についてのご質問にお答えします。  初めに、1点目の奥胎内ダムを新たな観光資源として活用する上での環境省や県との調整の進捗状況についてでありますが、この件につきましては、昨年来調整を進め、環境省東北地方環境事務所からは既に奥胎内ヒュッテから先の車両乗り入れについて基本的な承諾をいただいているところであります。一方、県とは最終調整をしている段階にありますが、奥胎内ダムの残工事が9月ころまでかかると見込まれているものの、その工事との調整が図られれば、事前申し込みを受けて、安全確保が図られる範囲内で見学は可能との回答をいただいているところでございます。その範囲の具体については協議を進めていかなければなりませんが、できるだけ早期に実現できるよう調整してまいります。  次に、2点目の民間業者が実施しているツールド胎内についてでありますが、議員の言われる民間業者が主催するツールド胎内、その名称であるかどうかは別といたしまして、それが自転車のロードレースではなく、自転車の愛好家が集い、サイクリングを楽しむといった趣のものであるとお聞きしております。市といたしましては、安全面が確保され、観光振興や市民を含めた多くの方々の健康増進につながるものであるならば否定する理由もございませんし、その点、主催者から聞き取りなどもさせてもらって、開催の趣旨、目的が互いに合致するものというあたりを確認し、開催の際には市として協力できる部分はどのようなものなのかについても考えながら実施の方向も見定めてまいりたいと思っております。今ほど申し上げましたように、レースであるならば安全面に対する憂いはかなりあるわけでございますが、そうではないということになれば、かなりその時点で安全面の配慮ということは軽減されるといいましょうか、そういったところで実現可能性は高いというふうに考える次第でございます。  次に、3点目の閉鎖中の市道赤谷・鼓岡線の解除についてでありますが、議員の言われるとおり、下赤谷から胎内フィッシングパークへ通じる区間は、春には新緑が美しく、また秋には紅葉に彩られた景観を眺めることができ、サイクリングロードとして地域の方々に親しまれていた場所であろうと認識しております。しかしながら、下赤谷から鼓岡までの市道路線は、議員ご指摘のとおり、平成26年度にのり面の崩落が確認されて以降、その後安全性を確保するための手当てがなされていないことから通行どめとさせていただいたままの状態でございます。管理主体である下越森林管理署に対して、のり面保護工事の実施に係る要望を行ってきているところでございまして、その森林管理署が現実的に手当てをする決定をし、そして手当てが速やかになされ、安全面の憂いがなくなれば、速やかに市道として復旧できるという認識をしている次第でございます。逆にそうでない限りにおいては、市道の管理責任が果たせないため、通行解除にはいましばらくの時間がかかるというふうな認識を持っております。いずれにいたしましても、できるだけ速やかにその手当てがなされさえすれば利用に供し得るということでございますので、しっかりと森林管理署と詰めてまいりたいというふうに思います。  次に、4点目の樽ケ橋の河川公園や樽ケ橋遊園に関する要望等についてでありますが、初めに河川公園にあずま屋を設置することにつきましては、河川を管理する県に照会したところ、当該公園がそもそも河川区域内であることから、そこに河川管理施設以外の工作物を設置することは基本的に認められないとの見解でありましたので、現状なかなかそこの部分はいかんともしがたいと認識しております。  また、河川公園の対岸までのこいのぼりを泳がせるということにつきましては、貴重なご意見として受けとめておりますが、ただこいのぼりに限定したらいいのか、いろいろと考えてみるということも必要ではなかろうかと思っております。川に親しむ、そのせせらぎに多くの人が憩いを求める、そのときにふさわしいものはいかなるものであるのか考えていくと。必ずしも造作だけではないといったような幅広い捉え方をしていく必要はあろうかと思います。その空間に一番見合うものがどのようなものであるのか、市役所内部だけでなくて、いろんな方のご意見等もお聞きして進めていくのがよかろうと思う次第でございます。  また、樽ケ橋遊園のオウムにつきましては、もちろんオウム、導入するという言葉が適切かどうか、オウムを飼養するということを否定しているわけではございませんけれども、いろいろな動物がいる中でオウムがいいという方もいらっしゃると思いますし、その他の動物、鳥類がいいという方もいらっしゃるかもしれません。どのようなものが特にご家族や子供たちに人気があるのか、そのあたりお聞きしてみたいと思う次第でございます。タイミングとして、令和2年度以降に計画している動物舎の改修工事にあわせて、何をどういうふうに飼養して来場いただいた方に見ていただくのがよろしいか方向づけしてまいりたいと思う次第です。なお、そのほかにも県内において実際に動物を展示し、観察できるような施設がそもそもございませんので、その優位性を生かしていくために、種類もそうですし、量もそうですし、樽ケ橋遊園においては極めて大切な誘客のポイントであろうと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) ありがとうございました。  ツールド胎内について、少し資料を用意しましたので、説明させていただきますけれども、たまたま偶然インターネットでツールド胎内を検索したら出てきて非常に驚いたのですけれども、もう既に第7回で、2014年10月12日に奥胎内ヒュッテで記念撮影された写真ですけれども、まさにこの2014年、私が初めてツールド胎内を実施すべきではないかと議会で言ったその年にもう既にやっているということに、さらに二重に衝撃を受けた次第であります。下の写真は、この翌年のスタート地点、ビュー福島潟からスタートして、菅谷のフルーツ街道といいますか、そこを通って、いったんスキー場のクラブハウス、誰もいないクラブハウスで休憩して、そこから奥胎内ヒュッテまで行ってくるというようなことを毎年のようにやっていたということに非常に驚きました。さらに、市長も触れていましたけれども、それはレースではなくてロードバイクが大好きな自転車の愛好者たちのツーリングイベントなのだということでやっておられるようで、やろうと思えばできるのだなということを知った次第です。  その次のグーグルマップなのですけれども、私がその自転車屋さんとも話ししたのは、胎内市を縦断するツールド胎内ということで、できればビュー福島潟ではなくて胎内市の河口からずっと一本の胎内川に沿って走っていくのがいいだろうというふうに話ししておりますし、これから具体については詰めていければというふうに思っています。  その次には、新潟食料農業大学には競技自転車部というのがあるそうで、そこの副学長はそこの権威というか、第一人者だそうで、それも心強いものの一つだというふうに思っております。ぜひとも今年度中に実現できるようによろしくお願いしたいというふうに思っています。  それと、次の下赤谷・鼓岡線の話なのですけれども、過去に土砂崩れが発生したという、それは何年前ぐらいの話なのでしょうか。 ○議長(薄田智君) 田中地域整備課長。 ◎地域整備課長(田中良幸君) 市長の答弁では26年に土砂崩れが起きて通行どめという話ですが、管理者であります下越森林管理署に問い合わせたところ、以前には平成9年から11年にかけてのり面保護工事ということでモルタル吹きつけ工事などを行っております。その後、平成24年にまたのり面保護工事ということで、同じようにモルタル吹きつけ工という工事を実施しております。  以上です。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) 平成26年にも工事をやって、まだ工事は終わらないということなのでしょうか。 ○議長(薄田智君) 田中地域整備課長。 ◎地域整備課長(田中良幸君) 済みません。説明が悪くて申しわけなかったのですが、今ほど平成9年から11年と平成24年の2カ年といいますか、2回工事をやっているのですが、その後にまた落石が起きたということで、通行どめをさせてもらっています。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) 落石と言いましたけれども、落石は雪崩によるものなのか、それとも大雨によるものなのか、その状況をお聞かせください。 ○議長(薄田智君) 田中地域整備課長。 ◎地域整備課長(田中良幸君) 落石の原因につきましては、詳しくはわかっていないところであります。その辺また下越森林管理署に問い合わせをしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) ぜひ森林管理署と前向きに協議して、過去に土砂崩れが発生したことがあることや、落石注意といったような看板を設置していけばそんなに大変ではないのかなというふうに私は個人的には思っていますけれども、ぜひともよろしくお願いします。  樽ケ橋遊園のオウムに関してなのですけれども、これは市民と議会の意見交換会で、かつて人気者のピーちゃんというオウムがいて、亡くなってしまってからずっとそこは空のおりのままでありまして、どうやらそのオウムは100万円ぐらいするらしくて、高いなと思ったのですけれども、30年生きるからそうでもないという話があったのですけれども、どうやら令和2年度の樽ケ橋遊園のまた動物のおりの改修のときにオウムぐらいだったら備品で買えるというような話も聞いたことがあるのですけれども、その辺はいかがなのでしょうか。 ○議長(薄田智君) 南波商工観光課長。 ◎商工観光課長(南波明君) 備品で買えるという表現がいいのかわからないですけれども、動物は買うことはできますし、また条件が整えば借りるということも、動物によっては借りることも可能だというふうに考えてございます。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) 熱烈なオウムファンの方がいまして、2年連続でそのことを訴えられまして、基金を募るとかクラウドファンディングもあるよなという話ですけれども、ぜひともそんな大げさなことがなく、来年にはそれなりのしゃべる鳥を何とか樽ケ橋に設置していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(薄田智君) 南波商工観光課長。 ◎商工観光課長(南波明君) 市長の答弁にもございましたように、鳥も含めてどういったものがいいのかということで、さらに魅力が増すように考えていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) では、次の質問に移ります。  教育振興について伺います。我が家は胎内市で一番新発田市寄りにありますが、毎年、田植えが終わって一段落したころ、紫雲寺中学校の生徒たちが落堀橋を渡って我が家の田んぼの脇を通って全校ウオーキングを行っています。ことしも五月晴れのよく晴れた日に実施していました。その光景を見て、そういえば築地中学校の全校登山はどうなったのだろうと思い、中学校の教頭先生に聞いたら、教頭が着任した4年前にはもうやっていなかったとのことでありました。サポートするボランティアが集まらないとの理由で廃止したらしいのですが、とても残念に思いました。小中学生は勉強も大事ですが、登山やチャレンジウオーキングなどはとてもよい取り組みだと思います。小中学生の体力低下が指摘されている昨今でもあります。市内小中学校における登山、ウオーキング、スキー授業等の実施状況と教育委員会としての考えをお聞かせください。 ○議長(薄田智君) 中澤教育長。               〔教育長 中澤 毅君登壇〕 ◎教育長(中澤毅君) おはようございます。ただいまの教育振興についてのご質問にお答えいたします。  市内小中学校における登山、ウオーキング、スキー授業等の実施状況と教育委員会の考えについてでありますが、初めに市内の小中学校における実施状況について申し上げます。まず、登山につきましては、学校行事として実施している学校はございませんが、昨年度からPTA行事として鳥坂山や蔵王山への登山を始めた小学校が1校あります。また、ウオーキングにつきましては、例えば長距離を歩く自然散策を取り入れた体験型の修学旅行や、あるいは県少年自然の家まで歩く活動などのような形態で5つの小中学校で実施されております。スキー授業につきましては、今お話ありませんでしたが、体力をつける活動として、今市内小中学校実施しております。5校全てです。それから、中学校でも今年度から新たに実施を予定している学校もありまして、これを含めると3校が実施という状況になっております。  現在、小中学校では、学習指導要領の改訂により、以前より多くの授業時数を確保する必要があることから、学校行事を精選し、また削減せざるを得ない状況にあります。また、登山や遠足等の学校行事に際しては、先ほど議員お話ありましたように児童生徒の安全確保や健康管理のために多くの保護者やボランティアに協力していただかなければならない状況もあることから、平日実施のため、その確保が難しいという課題もあります。しかしながら、教育委員会といたしましては、これらの活動が体力向上、あるいは好奇心等々の育成に関して児童生徒の心身の健やかな成長に与える影響は大きいものと認識しておりまして、現在実施しているふるさと体験学習やスキー授業等への支援に加え、コミュニティ・スクールとも関連性を持たせながら、体験活動を積極的に教育活動に取り入れることができるよう、小中学校に働きかけてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) スキーは全ての学校がやっているという話ですけれども、初めはそうではないような話聞いたのですけれども、少し安心しました。ウオーキングや登山は、どうしても安全面の確保が、ボランティアサポートの人たちが集まらなくてやりづらいというのはあるのですけれども、やっている学校はやっているのです。市内ではないのですけれども。そのことについて教育長はどう思われますか。 ○議長(薄田智君) 中澤教育長。 ◎教育長(中澤毅君) お答えいたします。  先ほどおっしゃったように、新発田市内では中学校で長距離をウオーキングするという活動をやっている学校もございます。そこは、先ほど申し上げましたように、授業時数というか、要するに限られた教育活動の中で何を取り上げるかというところが重要になってくるわけですので、胎内市にとっては、そこはスキー場、近くに大きなスキー場があるということで、その時間を体育の時間含めて体力向上に向けた授業としてそこを取り入れると。新発田市さんに関しては、そこをやはりウオーキングでその時間を使ってやるというふうな、そういう学校の考え方というので取り組んでいるのではないかなというふうにも考えています。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) 胎内市教育委員会としては、スキーを全ての学校が取り組んでいるので、それでいいのだというふうな考えなのでしょうか。 ○議長(薄田智君) 中澤教育長。 ◎教育長(中澤毅君) スキーに関しては、特にこれから胎内市をPRする、子供たち自身がスキーのよさを感じて、それをやはり今度広報官としてほかの地区の人たちに胎内スキー場いいところあるから、一緒に来いやと、一緒に滑ろうやという、そのぐらいの広報官になってもらいたいという、その思いもあるというところでスキーを重視しているところもあるのでありますけれども、ただ先ほど申し上げましたように、そのほかのところでも決して私長距離のウオーキングを否定しているわけではございませんので、ただ限られた時間の中で何をするかというところはやはり学校は重点を置いて取り組んでいると思います。ただ、先ほど申し上げましたように、新しいことを、ウオーキングをやるということではなくて、先ほど申し上げましたように、ある活動の中でどこかに行くときにバスを使わないでちょっと歩こうと、距離を歩こうというふうな活動、それを取り入れている学校もありますので、そこはそういう取り組みをしている学校もあるのだということで、ほかの学校にもぜひ検討するように話をしていきたいなとは考えています。  以上であります。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) 胎内市に生まれ育った子供は、義務教育9年間の間に胎内スキー場は何回か行くという、そういう体験というか、思い出というか、記憶が非常に大事だと私は思っております。それは、ふるさとを愛する気持ちや郷土愛が育まれると信じるからであります。できれば櫛形山を9年間の中で1回ぐらいは登ったことがあるという思い出や記憶も小中学校の時代にできればなというふうに思ったので、この質問をさせていただきましたけれども、そのことについて教育長はいかがでしょうか。 ○議長(薄田智君) 中澤教育長。 ◎教育長(中澤毅君) 胎内スキー場と同じように、私も櫛形山脈、日本一小さいという山脈ですけれども、非常に歩きやすく、自然豊かなところであると思います。そういうところを先ほど言いましたように授業の一環として、学校行事の一環としてできればやってもらいたいというところもありますし、先ほど申し上げましたように、そこをPTA行事として、子供だけではなくて親御さんと一緒に、あるいは地域の人と一緒にやはり自然を楽しむ、満喫する、ふるさとっていいなというところを思ってもらえる、そういう活動も大事だと思いますので、先ほど申し上げましたように今進めているコミュニティ・スクールとも関連性を持たせながら、その辺のところもまた各学校で考えてもらえるように働きかけていきたいと思います。  以上であります。 ○議長(薄田智君) 森田議員。               〔11番 森田幸衛君質問席〕 ◆11番(森田幸衛君) ありがとうございました。  以上で私の質問を終わります。 ○議長(薄田智君) 以上で森田幸衛議員の質問を終わります。 ○議長(薄田智君) 次に、八幡元弘議員の質問を許可します。  八幡議員。               〔5番 八幡元弘君質問席〕 ◆5番(八幡元弘君) おはようございます。それでは、議長に提出しました通告書に従い質問をさせていただきます。  まず、まちづくりについて伺います。胎内市は、中学校4校、高校2校、大学1校が所在しており、また市内から市外の学校へ通学している学生もいます。昨今よく言われる若者、よそ者、ばか者の視点、発想、特に若者とよそ者の視点、発想を生かして、またそれを取り入れてこれからのまちづくりを行っていくのも必要と考えます。そこで、2つのことについて質問いたします。  1つ目、胎内市内の中学生、中条高校や開志国際高校の高校生、新潟食料農業大学の大学生及び胎内市から市外の高校や大学、専門学校に通っている学生に参加してもらい、胎内市の魅力や自慢できること、新潟県の他市町村の人や新潟県外の人にお勧めしたい場所、スポットなどについて意見を聞く機会を設けてはどうかと考えますが、所見を伺います。  2つ目、中学生や高校生、大学生などはSNSにもなれており、発信力もあるので、その学生たちの発想や視点、観点を生かしてまちづくりに参画してもらう試みをしてはどうかと考えますが、以上2点について市長に伺います。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) ただいまの八幡議員からのまちづくりについてのご質問にお答えいたしますが、1点目の中学生や高校生、大学生に意見を聞く機会や場を設けてはと2点目のまちづくりに参画してもらう試みをしてはということについては関連がございますので、一括してお答えをいたします。  市では、これまでにも農村体験やインターン等で胎内市に滞在した学生に意見を伺ったり、胎内市のよいところを情報発信してもらったりということはございましたが、議員の言われるように、こうした若い世代の人たちの意見を聞き、またそれをSNS等で発信していく同世代の人たちを始めさまざまな方々に胎内市を知っていただくことは、同市の魅力をアピールする上で効果的で重要なことだと考えております。加えて、胎内市で生まれ育った中高生のほかにも、開志国際高等学校や新潟食料農業大学で学ぶ市外、県外出身の学生、生徒たちも大勢おりますので、そのような皆さんの視点や発信力を生かすにはどのような方法が求められるのかということについて検討を深めていきたいと考えております。  また、中学生、高校生や大学生にまちづくりに参画してもうことにつきましても、若い世代を含めた多様な世代の声やアイデアを聞き、それを生かしていくことはとても重要なことでありますので、これらの学生や生徒たちと市長である私のタウンミーティングを開催して意見交換を行う場をつくったり、コミュニティ・スクールで地域の方々も加わっていただき、さまざまな対話を行う機会を設けていくような企画についても、方法はさまざまあろうかと思いますけれども、そういった参画する機会を検討してまいりたいと思います。幸い、昨日も申し上げましたように、開志国際高校の生徒さん、新潟食料農業大学の学生さん、多くの若い人たちが学校ぐるみで地域のさまざまなところに参画してくれることについて前向きであるということは非常に喜ばしいし、ありがたいところでございますので、そういった学校や教職員、そして学生の思いに応えていくという視点からも、双方にとってそれはプラスになるだろうと思うところでございます。端的にきのうも触れました新潟食料農業大学の学生さんの中に三八市に加わってくれたりというようなことも既に始まっているわけでございますが、いろいろな機会を通じてそれらを拡充していきたいと考えるところでございます。  以上です。 ○議長(薄田智君) 八幡議員。               〔5番 八幡元弘君質問席〕 ◆5番(八幡元弘君) 胎内市のことについて、皆さんいろいろ関心持って市民の方からお話いただくのですが、この前の市民との意見交換の中とか、日ごろもよく言われるのですが、胎内市は物は何でも、海もあるし、山もあるし、川もあるし、食事もみんな恵まれているが、これというのがなかなか決められないというか、みんな良すぎて1つに絞ることがなかなかできないのではないのかななんていう、そういう話はあります。確かに地元にいますと当たり前で、恵まれていて、全ていいのですが、生まれ育った人の視点も大事なのですけれども、外の人から見て、これはちょっとほかと違っていいのではないかとか、特徴あるねというのを発掘したり、発見するためにも、今市長言われました学生もそうですし、特に開志国際とか、中条高校もそうですが、食料農業大学も市外の学生の方が非常に多いですので、その意見をうまく取り入れるのが一番効率がいいというか、あれではないかなと思いますが、市長のお考えを伺います。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) お答えいたします。  まさに議員の言われるようなところが胎内市にとっての関係人口、関係する人たち、縁あってここで学ぶ、そして暮らすという人たちですから、通りすがりの人以上に極めていろいろな思いを持っていただいたり、感じてくれたりするであろうと。だから、そういう人たちの声や思いに耳を傾けていきたいと思いますし、そのほかにも、これも若い世代でありますけれども、皆様ご存じの地域おこし協力隊、こういう人たちも自分たちの意見をその地域の中で伝えたり、それからみずから行動する中で、いい意味で地域の方々に刺激を与えてくれたり、新たな取り組みなどについてもかかわってくれたりというような動きがございます。それらも一つ一つ大切にして、まさにいろいろな効果が生まれ、地域の活気を生んでいけるように、そういった役割を担ってもらえたらと願っているところでございます。  以上です。 ○議長(薄田智君) 八幡議員。               〔5番 八幡元弘君質問席〕 ◆5番(八幡元弘君) 学生さんとか、中学生、高校生、大学生はこれからの胎内市、大きく言えば日本のことも担っていくのですが、胎内市にいて、誇りを持ってこれから胎内市のために尽くそうとか、そういう気持ちを持ってもらうためにも、今のうちから市政に参画するとはあまりにもちょっと大上段で構えているのですが、関心を持ってもらって、さっき市長もおっしゃったようにコミュニティ・スクールとか、何かのつながりを持ちながらそういう意識づけをしていくのが、すぐには効果出ないかもしれませんけれども、行く行く胎内市を考えたり、将来を考えれば非常に重要になってくると思いますが、市長、いかがでしょう。
    ○議長(薄田智君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) その点に関しては異論のないところでございまして、私もそうでしたし、八幡議員も築地中学校のコミュニティ・スクールの準備段階といいますか、そのときに地域の方々と中学生も加わってくれて、中学生がまちづくり、あるいはふるさとに対する思いを語り、発表してくれたと。その発表を聞いていると、大変すばらしい内容であったなと。私もそうですし、地域の方々もそうだった。頼もしく、ありがたく感じていた。異論のないところであろうと思います。ですから、もしかしたら、中学生ももちろんそうですし、小学生も、小学生だからこその思いが、それは行政の専門的な知識とかはもちろん全くないわけですけれども、純粋に胎内市に生まれ育ってきて、こういうところがとても好きであるとか、こういうところがもっともっと広がっていったらいいであるとか、純粋な、素朴な思いを聞いていくことは大変価値のあることであろうと捉えております。そして、そういうことを発表する子供たちがみずからの力で成長していく糧にもなるであろうと。とてもいい場になるであろうというふうに考え、進めてまいりたいと思います。 ○議長(薄田智君) 八幡議員。               〔5番 八幡元弘君質問席〕 ◆5番(八幡元弘君) 子供の視点も大事、取り入れたり、外の視点も非常に必要だと思うのですが、そのことを核というか中心にしながら、市長もおっしゃるように交流人口を増やして、人口減少は世の中の流れでなかなか簡単には食いとめることは難しいと思いますが、交流人口を増やして活気を出すというか盛り上げていくことが必要になると思いますが、その一環としても観光とか、SNSとかで発信すると、今の若い人というのはあれですけれども、情報に関して非常に敏感ですので、何かあったねというと横の広がりで一気に広がります。そういうのを利用するというか、そういう今の人たちの感覚を捉えながら発信して、そんなに全部ではなくてもいいのですが、比較的頻繁に発信して、いつも何かやっているねとか、その中で見ている人がこれに関心あるねというふうに反応してもらえるように発信し続けることが大事だと思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) 交流人口の拡大、その中で大きな要素が議員の言われるように1つは観光であったりするわけでございます。例えば観光に関して言うならば、従来型の観光で旅行会社さんが入ってこういうふうなパッケージを組んでということでございますけれども、今まさに例えば胎内市を訪れ、胎内市の魅力を感じていただく、その大きなツールがSNS等になっているということは全く同感といいましょうか、皆さんがお考えになっているところ。そして、実際に胎内市を訪れる方々、訪れてみようという方々の思いもそういった趣向にあるだろうと考えています。そのときに、例えば観光協会の方々には我々が折に触れて、とにかくSNS等で、若い職員もいっぱいいますので、さまざまな思いをアトランダムに随時発信してくださいねというふうに伝えてあります。職員もそう、市民の方々もそう、そういうことがいろいろ、そういったツールを利用することがとても好きな方やたけている方がいらっしゃるので、そういう方々を中心に、誰がということではなくて、いろいろな人がいろいろな思いを交換し合うような、そして広がっていくような流れができれば、それは望ましいことだろうと思っております。  以上です。 ○議長(薄田智君) 八幡議員。               〔5番 八幡元弘君質問席〕 ◆5番(八幡元弘君) きのうの一般質問の中にインバウンドの関係とかそういう話もあったのですが、視点としては、韓国でしたっけ、そういう海外の方の視点はまた一つ違った視点でありますし、ああいう方々は旅行会社を通じて来るのでしょうけれども、広がりも非常に大きいと思いますが、せっかくインバウンドで来てもらったのであれば、その方々にも、旅行で来ているのにアンケートをお願いするのもなかなかあれだと思うのですが、できればそういう、特にそういう旅行なれしている方であれば、世界の中でどうとか、新潟県とか、全国的にも胎内市はこういうところがすぐれているのではないかななんていう感想もお持ちだと思うのですが、そういうところも捉えて参考にしていくことはいかがでしょうか。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) インバウンドの観光客に限らず、胎内市を訪れてくれた方々、やはりどういうふうに感じていらっしゃるか、アンケートというと確かに面倒くさくなってしまうでしょうから、何か交わりを持った方がそういう方と気軽に話をできる場を設けるようなところから始めていくのがよかろうと思いますし、あとは私は別に得意とするところではございませんけれども、先ほどの中で例えばインスタグラムなど非常に好きで得意にされている方々が多く、今特に若い人たちの中ではいるようですので、そういったインスタグラムを利用して発信したくなるようなスポットを胎内市の中で幾つか設けていくようなことも発信という意味では極めて有効な手段になるのかなと思う次第です。よろしくお願いします。 ○議長(薄田智君) 八幡議員。               〔5番 八幡元弘君質問席〕 ◆5番(八幡元弘君) これから交流人口を増やして活性化して魅力を上げていかないと、近隣市町村との競争、共存でもあるのですけれども、競争もありますし、どっちかというと隣の村上市とか新発田市に比べれば規模も小さいですので、非常に働きかけの強さとか思いの強さも必要となってきますが、そういうことに関して、市長もそうですけれども、私たち議員もそうですし、職員の方も一丸となって取り組んでいく必要がありますが、そういうことについての心構えというか、一言市長の思いをお願いします。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) 大体これまでに述べたところと重複するということがございますけれども、先ほどの議員の話の中に少しありましたが、実は胎内市はいろんな魅力や宝物、地域資源にあふれているといったところを見つける、見詰め直す、そして掘り起こして磨きをかけるといった部分を市民の多くの方々と共有できるようにと、自分自身もそこに努めてまいりたいと思いますし、先ほど森田議員のお話の中にもあったのですが、子供たちもそうですし、私を含め職員も先ほどありました日本一小さな櫛形山脈について実体験として感じたところ、学んだところを発信していくとなれば、これは大きな力になるのだろうというふうに考え、先般何かのタイミングでお伝えいたしましたけれども、5月の18日には現実にそれなりのよわいを重ねた職員も含め、私もその中に加わって登ったりして、そして実際に感じたところを伝えていく、そういうインパクトを持とうというふうに思っております。よろしくお願いします。 ○議長(薄田智君) 八幡議員。               〔5番 八幡元弘君質問席〕 ◆5番(八幡元弘君) 次の質問に移ります。  続いて、チューリップフェスティバルについて伺います。毎年ゴールデンウイーク期間中に開催されているチューリップフェスティバルは、胎内市のイベントとして周知され、大勢の来場者で毎年にぎわっています。この集客力のあるチューリップフェスティバルの来場者に胎内市のほかの施設やイベントへと足を運んでもらえるように波及効果を図ることも大切だと考えます。そこで、5つのことについて伺います。  1つ目、近年は約5万人から6万人ぐらいの来場者が訪れています。この来場者に胎内市のほかの名所や観光スポットなどに足を運んでもらえるような取り組みをしてはいかがでしょうか。  2つ目、観光周遊バスの停留所にチューリップフェスティバルの会場を加えてはいかがでしょうか。  3つ目、毎年菜の花畑の文字で迷路をつくっています。この迷路を活用して、例えば数カ所にスタンプを設けてスタンプラリーを行ったり、宝探しのようなゲーム性を加える試みをしてはいかがでしょうか。  4つ目、菜の花畑の文字は、昨年は「春爛漫 NAGAIKE PARK」、ことしは「輝け令和元年」でした。この文字は今までは作成者が考えていますが、今後は公募ということを考えてみてはいかがでしょうか。  5つ目、菜の花畑の文字を上空から見れるようにドローンを用いて、またドローンの使用体験をしながら上からこの菜の花畑の文字を見れるようにする試みはいかがでしょうか。  以上について市長に伺います。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) ただいまのチューリップフェスティバルについてのご質問にお答えします。  初めに、1点目の来場者に胎内市のほかの名所や観光スポットなどにも足を運んでもらえるような取り組みをしてはということについてでありますが、フェスティバル開催期間中は本部内に観光案内所を設け、農林水産課職員のほかに商工観光課の職員1名を配置して、これまでも来場者に対し観光パンフレットの配布や胎内エリアで開催しているイベントなどの情報発信を行っておりますが、さらにさまざまな周遊を行ってもらえる方策があれば積極的に取り入れていきたいと思っております。  2点目の観光周遊バスについてでありますが、現在は電車の発着時刻をもとに運行ダイヤを決めておりまして、観光周遊バス停留所にフェスティバル会場を加えた場合には運行距離が延びて、あるいは会場付近の渋滞などによって定時運行に支障を来す可能性がありますので、中条駅と会場を結ぶシャトルバスを中条駅で乗りかえ接続できるよう運行時刻を調整し、開催期間中の来場者の回遊性を促したいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。今ほど申しましたように、定時運行に支障も来さないし、さまざま折り合いをつけられるようであれば、さらによりよい方法ということで試してみるということも1つあり得るかもしれないと思っております。  次に、3点目の菜の花畑の花文字迷路にゲーム性を加える試みをしてはということについてでありますが、菜の花畑の花文字迷路は、小さいお子さんからご年配者まで自由に鑑賞していただけるよう制作しておりますので、ゲーム性のあるイベントにつなげていくことに関しては、それを目的としない方々のストレスにならないよう配慮しなければなりませんので、もしそういったイベントをするとなれば、菜の花畑内というよりかは会場全体を活用した中でそのようなイベントを考えていく、そのようなくくりの中で実施のありようを実行委員会等にお諮りして検討してもらうというようなことにしていきたいと思います。  次に、4点目の菜の花畑の文字を公募で行ってみて、制作につなげていってはということについてでございますけれども、現在、花文字の制作は、議員ご指摘のように制作者の熱意と協力によって実現されておりまして、その制作に携わってくださる方はお一人の農業者でございます。これまで、その結果、その結果といいましょうか、その方のアイデアと、それから技能によって非常に多くの方々から高評価をいただいてきた歴史がございます。今ほど申し上げました現場の作業も1人で行っていることでございますので、公募を行うことについては、これまで尽力いただいて、ことしも令和ということを制作していただいた、まさにその本人の意向を大切にしながらお聞きして、どうですかと投げかけをしてみなければいけないと思います。これまでまさに尽力してくださって好評を博してきたわけでございますので、いきなり、では公募にしますと言ってご本人がどういう思いを抱かれるのか、丁寧にお話ししてみる必要があろうと思います。そのお話ししたところ、では、いいですよと、公募によって応募多数で選ばれたものでもいいですよと言ってくれたら、そこに接点が生まれるのであろうと思う次第です。  次に、5点目の菜の花畑をドローンの使用体験をしながら上空から見られるようにしてはということについてでございますが、ご存じのとおり、ドローンの飛行については大勢の人が集まる場所での使用は安全面において心配があるというのが率直なところでございます。現在、実行委員会での使用も来場者のいない早朝等の開催時間外に行っております。したがいまして、今後も安全確保が図られない状況における体験については、その実施を控えていかなければならないことについてご理解を賜りたいと思います。その反面、確実に来場者の方々の安全を担保できる方策が見出せれば実施の検討をさせていただこうと考えるところでございます。  菜の花畑、そしてチューリップの上空からの景観については非常に好評をいただいておりまして、ドローンで見るということもそうですし、ヘリコプターで、そこに乗っていただいて上空からの眺めを楽しんでいただくというようなこともしております。あれだけ広大な敷地ですので、高さがあるとなお一層の景観を楽しんでいただけるという、そういう視点でヘリコプターであったり、あるいは高架作業車であったり、もろもろあろうかと思います。その中で、時間帯を考えてドローン等についても検討していくということでご理解いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(薄田智君) 八幡議員。               〔5番 八幡元弘君質問席〕 ◆5番(八幡元弘君) まず、1点目の胎内市のほかのスポットのアピールの関係なのですが、チューリップフェスティバルの会場に入るときに、協賛金というか、お金を払うというか、箱に入れると思うのですが、そこにいつもスタッフが二、三人いるのですけれども、一番簡易的な方法で、その人たちにある程度チラシというかを来場者に配るというのは一番、入り口で間口も狭いですし、効率的に周知を図れるのではないかと思いますが、そういう方法はいかがでしょうか。 ○議長(薄田智君) 榎本農林水産課長。 ◎農林水産課長榎本富夫君) チューリップフェスティバルの会場の入り口についてはプレハブ小屋がありますが、そこに一応看板を置いて、観光案内所という看板を設置して、自由にとっていくという今やり方、また相談があれば相談に応じるというやり方をやっておりますが、一人一人配布となりますと数万人というところになりますので、でも有用な手段としては配布すれば持っていくということでありますので、効果は期待できるのかなと思いますが、なかなかちょっと人数が人数でございますので、その点はちょっと難しいなと思っております。 ○議長(薄田智君) 八幡議員。               〔5番 八幡元弘君質問席〕 ◆5番(八幡元弘君) 現実的にはなかなか、混んでいますし、スタッフの限りもあるから、あれでしょうけれども、せっかく来ているので、全ての人ではなくても、渡して受け取る人に受け取ってもらうというか、そういう形でもいいと思うのですが、それだけでも一生懸命やっているねとか、ある程度の人は関心がある人であれば持っていきますので、それで波及効果とか、ほかのほうにも派生するようなこともあると思いますが、一度試してみるのもいかがでしょう。 ○議長(薄田智君) 南波商工観光課長。 ◎商工観光課長(南波明君) 今ほど農林水産課長もお話ししておりますとおり、今はどちらかというと待っているという状態だと思いますので、その辺はこちら側から行くという、議員おっしゃる方法がとれるかどうかは、それも検討させていただきますが、何かしらやるということはちょっと考えていきたいというふうに考えています。よろしくお願いいたします。 ○議長(薄田智君) 八幡議員。               〔5番 八幡元弘君質問席〕 ◆5番(八幡元弘君) 2つ目の周遊バスの関係は、電車との関係で一番効率よくやってもらってあれですけれども、確かに何年前か、テレビでチューリップフェスティバルの映像が出たら高速の入り口ぐらいまで連なったなんてこともありますので、そういう懸念も、懸念というか、ありがたい、うれしい懸念なのですが、そういうことも加味しながら、できるだけ全体、せっかく5万人、6万人来ていますので、シャワー効果とか波及効果といいますが、それを生かせるようにお願いしたいと思います。  あと、菜の花畑の迷路の関係ですけれども、市長おっしゃるように菜の花畑よりも確かに全体のほうがいいのかなと。そうすると、チューリップのところも見れますし、そういう多少、難しいとあまりあれですけれども、子供とかお子さんがちょっと楽しいねと思えるような、非常に簡易的なあれでもいいと思うのですが、そういうのも一度実施して、またあれだったらブラッシュアップ重ねていくという形も行えると思いますが、実際来年は少しは取り組めるような感じであれでしょうか。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) 来場者の中には子供たちもたくさんいるわけでございますし、胎内市のチューリップフェスティバルの一番大きな売りにしているのは、会場が非常に広大で、4ヘクタールあると。それは菜の花エリアとチューリップエリアを合わせて4ヘクタールあると。その広大な敷地を活用して何か楽しんでもらえるようなアトラクションという、そういった側面で捉えたらどうかなと思っております。その周辺にはまた長池公園もあるという、そういったロケーションを生かして、活用して、それがどういったアトラクションなのかといった部分で、先ほど来触れております実行委員会等にも諮ってみると。そして、こういうことを一度試してみましょうかというふうになれば、それはやはりやってみたらどうなのだろうというふうに思います。今ここで来年やりますということではございませんが、せっかくのご提言でもあるので、その方々にお諮りをしてみたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(薄田智君) 八幡議員。               〔5番 八幡元弘君質問席〕 ◆5番(八幡元弘君) 4つ目の菜の花畑の文字の関係なのですけれども、これ実は作成者とちょっと会う機会ありまして、毎年、10年ぐらいですか、考えているのですが、ことしだったらもう令和元年というふうにぱっと思いつくのですが、そのときによっては何にしようかなと非常に悩むらしいのです。そういうときに、公募とかしてもらって、あと腹案とか出してもらって、どれにしようかとしてもらうと非常に助かるという、作成者からそういう話があったので、ちょっとここで伝えさせてもらっているのですが、実際その方も自分の描きたくないものは描きたくないというわけで、市長もおっしゃるように、そこら辺は非常に酌まないといけないのですが、そういったものを調整しながら一度話し合いを持ってあれしていただけますでしょうか。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) 幾つか候補がありますけれどもどうですかというふうにお聞きして、ではそれでというふうになればそれでいくような、そういう流れをつくらせてもらおうと思います。よろしくお願いします。 ○議長(薄田智君) 八幡議員。               〔5番 八幡元弘君質問席〕 ◆5番(八幡元弘君) 最後のドローンの関係なのですけれども、非常に人もいっぱいいまして、ドローンの事故とかテレビでもたびたび見ますが、非常に有効である分、その分ちょっと危険なところもあると思うのですが、せっかくさっきおっしゃったように4ヘクタール、菜の花畑の文字もありますし、チューリップも多分上から見れば非常にきれいだと思うのです。せっかくそういういいロケーションというか、あれを持っていますので、コンテンツありますので、それをいかに生かすか、どうにか上から見た映像でもいいですので、実際写真とかでは見れるのですけれども、リアルタイムで会場でこういう感じだよというのを見れると非常に臨場感あったり、リアルな感じでいいと思うのですが、できるだけ危険ないように、事前に撮った映像でもいいですので、流したり、上からの映像だけではなくてチューリップもいろいろあそこには品種が非常に多くありますので、その解説を入れたり、そういう試みもするのはいかがでしょうか。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) 確かに、先ほども答弁させていただいたとおり、ドローンについては時間帯をしっかり見定めながら安全にやればいいと。議員の言われるように、逆に言えばリアルタイムでなくていいから、例えば朝撮ったものを開園になったらオーロラビジョンのようなところで映し出すとかいうやり方もできるわけでございます。あと、ありがたいことに、リコージャパンの新潟支社さんがいろいろな連携協定を結んだ中で私たちのフェスティバルについても応援をしてくれているといったところがあって、その中ではリコーさんならではといいましょうか、例えば360度のカメラ等をお貸しくださったり、さまざまございます。そして、いろいろな提案をしてくれておりますので、今のところ、自分自身も感じておりますし、高いところからのアングルで見たフェスティバルの会場の様子を多くの人に効果的にお伝えする方策があれば、今のような部分も含めて積極的に盛り込んでいきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(薄田智君) 八幡議員。               〔5番 八幡元弘君質問席〕 ◆5番(八幡元弘君) では、次の質問に移ります。  それでは、通学路の安全確保について伺います。昨日の坂上隆夫議員や丸山議員と類似しているところがあると思いますが、改めて質問いたします。最近、テレビや新聞で連日のように自動車による痛ましい事故が報道されています。その中には児童生徒が巻き込まれている事故も多数あります。そこで、2点質問いたします。  1つ目、通学路の危険が予想される場所の把握状況は。  2つ目、過去に交通事故が発生している場所の安全確保はできているのか。  以上について教育長に伺います。 ○議長(薄田智君) 中澤教育長。               〔教育長 中澤 毅君登壇〕 ◎教育長(中澤毅君) ただいまの通学路の安全確保についてのご質問にお答えいたします。  初めに、1点目の通学路の危険が予想される場所の把握状況についてでありますが、各学校では、例年、新年度が始まる前に通学路の安全点検を実施し、教育委員会は毎年各学校から報告を受けた通学路の危険箇所であると思われる場所の把握に努めるとともに、特に対策が必要な箇所については、市、関係機関、警察、学校、教育委員会等で合同点検を年1回実施しております。なお、平成30年度、昨年度において合同点検を行った箇所は計12カ所でありました。  次に、2点目の過去に交通事故が発生している場所の安全確保はできているのかについてでありますが、児童生徒が関係する交通事故が発生した場所において道路改良などが必要であるところについては、道路管理者等に対応を強く要望するとともに、大人が当該箇所に立って重点的に指導を行うなどして安全確保に努めておりますが、近年の児童生徒の交通事故は、例えば子供の飛び出しやドライバーの不注意運転等によるものが多いことから、交通安全教室等の実体験を通して児童生徒への交通安全の指導の徹底を図っているところでございます。  以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(薄田智君) 八幡議員。               〔5番 八幡元弘君質問席〕 ◆5番(八幡元弘君) 通学路の危険箇所の合同点検は行っているということなのですが、その合同点検をしたのを全ての生徒とか保護者と情報共有というのはしているのでしょうか。 ○議長(薄田智君) 佐久間学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐久間伸一君) 毎年行っております合同点検の結果については、関係機関と共有するとともに、学校の先生にもそこに入っていただいておりますので、そういった形で学校のほうにも伝えるようにしておりますし、またそういった危険箇所として上がってくるところについては、学校のほうからも児童生徒のほうに注意をもうあらかじめ促しているところでもありますので、十分その点については児童生徒もその場所については承知しているものというふうに理解しております。 ○議長(薄田智君) 八幡議員。               〔5番 八幡元弘君質問席〕 ◆5番(八幡元弘君) 道路はしょっちゅう変わるものでもないので、毎年大体同じところというか、似通ったところが出てくるのかなとは予想されますが、災害の場合はハザードマップなんていうのをつくったりしますが、そういう道路もある程度決まっている道ですので、毎年やっているのを積み重ねてそういうマップ形式に落としたり、口で伝達するのもいいですけれども、見える形で資料というか、紙として渡すのも一つの方法と考えますが、いかがでしょう。 ○議長(薄田智君) 佐久間学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐久間伸一君) 各学校のほうでは独自に通学路の安全マップというものを作成しておりまして、そこには保護者の方が加わって作成したものもございますし、中には通学路もしくはその学区内全体で、道路もそうでありますし、川でありますとか、そういったところも含めた形で安全マップを作成し、そういったものが配られているということで承知しているところでありますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(薄田智君) 八幡議員。               〔5番 八幡元弘君質問席〕 ◆5番(八幡元弘君) 通学路はその学校単位でやっていると思うのですが、各学校で独自というか、特徴ある取り組みもしていたり、マップのつくり方も違うと思うのですけれども、そういうのを横のつながりで学校間でも共有するような形にはなっているのでしょうか。 ○議長(薄田智君) 佐久間学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐久間伸一君) 例えば中学校であれば、同じ小学校区のそういうマップも共有しているということもありますけれども、今後そういった安全マップ等で各学校でばらつきがあるかどうかというところもあるのですが、一度そういった校長会等でその辺皆さんで統一したいなというふうにも考えております。 ○議長(薄田智君) 八幡議員。               〔5番 八幡元弘君質問席〕 ◆5番(八幡元弘君) 通学路、特に私も車で走ったりしていて思うのですが、自転車通学の方もいると思うのですけれども、基本的には自転車は車道を走るということになっていると思いますが、歩道はちゃんと整備されていると。車道もしっかりやっていると。車道と歩道の間の白線の内側といいますか、あそこというのは、道路の工事の関係なのか、段差があるところが非常にあると思うのですが、そういうところを通学路というか、道路関係の補修になると思うのですが、そういう段差などをなくしていくのも自転車の安全な通行にもかかわると思うのですが、そういうところは関係機関に問いかけたりしていますでしょうか。 ○議長(薄田智君) 佐久間学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐久間伸一君) 毎年報告いただいている危険箇所等にそういった箇所があればそういう道路を管理している部署とも一緒に合同点検という形をしておりますので、必要があればそこで改善等について要望なり、今後の対策について検討させていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(薄田智君) 八幡議員。               〔5番 八幡元弘君質問席〕 ◆5番(八幡元弘君) 道路をすぐ補修するというのはなかなか、コスト的なこともありますし、難しいところもあると思うのですが、白線が消えかかったり、薄くなっているところがあると認識しづらいというか、車のほうでもそうですし、自転車の人でも白線がはっきりしてあるほうが安全というか、気分的にも安全だと思うのですが、そういうところを重点的にというか、優先的に直すほうが現実的であり、コスト面でもいいのかなと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(薄田智君) 佐久間学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐久間伸一君) 過去の合同点検においてもそういった箇所がございまして、引き直したというところもございますので、そういった形で対応させていただいております。 ○議長(薄田智君) 八幡議員。               〔5番 八幡元弘君質問席〕 ◆5番(八幡元弘君) では、最後の質問に移ります。  それでは、最後にカヌー活動の安全確保について伺います。毎年約4,000人の子供たちが少年自然の家に宿泊したり、ふるさと体験学習の一環でカヌー活動を行っています。とても人気のある活動であり、実施期間中は予約で埋まっていると伺っています。このカヌー活動について質問します。  胎内川河口のカヌー活動をする場所は、近年砂が堆積していると思われます。安全確保のため及びよりよいカヌー活動の環境を整備するためにも掘削、しゅんせつが必要ではないかと思いますが、教育長に伺います。 ○議長(薄田智君) 中澤教育長。               〔教育長 中澤 毅君登壇〕 ◎教育長(中澤毅君) ただいまのカヌー活動の安全確保についてのご質問にお答えいたします。  胎内川河口は、流れが比較的穏やかなことから、初心者でも安心して体験できる環境であるため、カヌー体験は、今議員言われるように新潟県少年自然の家のプログラムの中でも大変人気の活動とお聞きしております。しかし、今ご指摘のように、近年砂の堆積によってカヌー活動の範囲が狭められるなど体験活動に支障を来すこともありました。しかし、このたび県では、胎内川及び支川の洪水を防ぎ、安全に流下させるといった河川機能の改善を図るため、本年6月17日から河口付近とカヌー活動範囲の河床掘削を実施しており、約1万7,500立方メートルの堆積土砂の搬出を行う予定であります。また、市では、堆積土砂が河口を往来する漁船の妨げとなることから、年数回、河川管理者である県の許可を得て河川のしゅんせつ工事を行っております。今後も関係機関と十分連携を図って、安全でよりよい環境のもと、人気のあるカヌー体験ができるよう努めてまいりますので、ご理解をよろしくお願いいたします。 ○議長(薄田智君) 八幡議員。               〔5番 八幡元弘君質問席〕 ◆5番(八幡元弘君) 先週、17日からですか、掘削しているということなのですが、今まではあそこ、あそこって今のB&Gの前というか、艇庫の前は掘削はしていなくて、毎年胎内川の河口、本当海のほうを掘削しているのに合わせて今回はいいタイミングでしていると思うのですけれども、ことし砂の取る量がここ数年の4倍、5倍ぐらいの量なのかなと思って、非常にいいタイミングで掘削していると思うのですが、この二、三年、非常に砂もたまりますし、取る立米数も少なかったのですが、そうなりますと、毎年のように砂はたまりますので、砂を取るというものも継続的に行う必要があると思います。今回取る立米数が多いからやったというのであると、また来年にも響いてくると思いますが、毎年行うように県にこの状況とか説明して強く要望する必要あると思いますが、いかがでしょう。 ○議長(薄田智君) 佐藤生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(佐藤一孝君) 議員おっしゃるように、カヌー活動に支障のないようにまた状況等を見ながら県のほうへ要望していきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(薄田智君) 八幡議員。               〔5番 八幡元弘君質問席〕 ◆5番(八幡元弘君) 砂のほう取ってもらえるであろうとは思いますが、砂も流れてきますし、流木も流れてくるわけです。ここ二、三日、私もあそこを通ったりして見ているのですが、今も艇庫の前のあたりに流木がありまして、安全確保とか、いい環境のためには流木の撤去というか、そういうのも1つありますが、また今は海には出ないカヌー活動だと思いますが、胎内川の橋の上の状況とか、カヌーが行く水深とか、そういうところも安全確保のためには必要と思いますが、その辺はどのようにしていますでしょうか。 ○議長(薄田智君) 佐藤生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(佐藤一孝君) 議員のほうから、流木と、橋の上流のほうの深さといいますか、というふうなお話でございますけれども、こちらのほうで対応できるものなのかどうか、また状況を見ながら対応のほうを判断していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(薄田智君) 八幡議員。               〔5番 八幡元弘君質問席〕 ◆5番(八幡元弘君) その対応のほど、生涯学習なのか、地域整備なのか、いろいろ難しいところだと思いますけれども、流木は砂のように雨が降れば流れてくる可能性ありますし、撤去しないと出ているところとあれなので、そういうところはもう撤去するという形にしないとあれなのですけれども、今までは流木に関してはどのようにしていたのでしょう。 ○議長(薄田智君) 高橋副市長。 ◎副市長(高橋晃君) 随分昔に私担当しておりましたので、少し回答させていただきますけれども、多分議員おっしゃっているのは真ん中あたりに柳の木が、枝が上に出ている流木のお話だと思うのですけれども、非常にカヌー活動に支障を来すということであれば、それこそそこまで行ってロープをかけて引っ張って上げたという事案もありますが、大体は活動自体にはそうそう支障がないので、そのまんまの状況になっていて、いつか水がかなりいっぱい流れたときに海にそのまま流れていっているというような状況です。 ○議長(薄田智君) 八幡議員。               〔5番 八幡元弘君質問席〕 ◆5番(八幡元弘君) 以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(薄田智君) 以上で八幡元弘議員の質問を終わります。  お諮りいたします。昼食のため休憩したいと思うが、ご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(薄田智君) ご異議がないので、休憩いたします。会議は、午後1時から再開します。               午前11時51分  休 憩                                                          午後 1時00分  再 開 ○議長(薄田智君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 ○議長(薄田智君) 次に、桐生清太郎議員の質問を許可します。  桐生議員。               〔13番 桐生清太郎君質問席〕 ◆13番(桐生清太郎君) それでは、午後の時間ですが、一般質問に入らせていただきます。  今回は、観光振興について市長に質問いたします。今年第1回定例会で第2次観光振興ビジョンが示されました。胎内市の活力を高めるには、観光事業の一層の取り組みが交流人口の拡大につながることは間違いありません。昨今の観光は、一昔前とは大きく変わり、集団での観光から小グループや家族での観光に変わってきています。観光産業は、人と人のかかわりで成り立つ雇用集積型産業であり、地域に大きな効果をもたらしています。観光は、多様な形態が組み合わさっていることでより多くの誘客が見込める時代になりました。我が胎内市の観光事業も多様なニーズに対応した形に変わることによって、観光事業は必ず地域の活力を高めます。そこで、4点についてお伺いいたします。  樽ケ橋から胎内川左岸上流部の遊歩道、サイクリングロードの整備についてお伺いいたします。胎内市の観光は、道の駅胎内、胎内観音、美術館、樽ケ橋遊園など施設が集積しています。その後、辺地債により樽ケ橋遊園には大型遊具、休憩施設が設置され、近隣の保育園、小学校の遠足や自然体験などで市内外から多くのお客様が訪れています。この道の駅胎内から胎内川左岸上流8キロメートルは、清流を眼下にサイクリングロード、遊歩道が設置されていますが、春は桜並木の下をフィッシングパークまで進むとすぐロイヤル胎内パークホテルです。その遊歩道、サイクリングロードが、下赤谷から鼓岡間が数年前から通行禁止になっています。これは先ほど森田議員からも質問ありましたが、再度の質問になります。  自然を求めて訪れる観光客や市民の健康づくりのため、早急に通行禁止を解除し、いま一度遊歩道、サイクリングロードを復活してもらいたいという声が地域から何年も前から寄せられています。数年前に吉田市長にも一般質問でお願いしましたが、これは森林管理署が崩落の危険があるということで通行が解除にならないという話でした。きょうもそのようなお話でしたが、この点についてお伺いいたします。その崩落箇所は、昭和39年の新潟大地震、42年の羽越大水害で一部崩落した場所だったと思います。その後は山も緑になり、大きな崩落の状況はないようですが、私も毎年秋と春にはあそこを歩いております。ことしもせんだって歩いてきましたが、一部で数カ所で落石等はありましたが、私たちの見る範囲では大きな問題はないのかなと思っていますが、今後これは、市長としてはあの道路を、市道を通行できるようにするのか、当面は無理なのか、その辺の今後の方向性を伺いたいと思います。お願いします。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) ただいまの桐生議員からの樽ケ橋から胎内川左岸上流部の遊歩道、サイクリングロードの整備についてのご質問にお答えいたします。  午前中の森田議員のご質問にお答えしたところと重複している部分は割愛をさせていただきまして、再確認の意味合いで、のり面の崩落ということが平成26年度ということでございました。26年度以降、今日までに下越森林管理署に対して、のり面保護の実施に係る要望を行ってきているわけでございますけれども、そこで明確にいつどういうふうに修復保護をするといったところがまだスケジュールとして示されていないというのが現状でございます。私といたしましては、両議員も言われるように、しっかりとそこがのり面保護がされて安全が確保されれば市道を通行できると、再開といいましょうか、そういうふうにできるということがございましたので、今までも要望はしていたわけでございますけれども、必要性、有益性に鑑み、いま一度、大規模なものでないのであれば、なおのことスピード感を持ってやってほしいと、必ず要望をしっかりと今まで以上に強い要望という形で発出をさせていただいて、そして皆様にいついつごろから通行が再開できますというふうなお知らせができるように努めさせていただこうと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(薄田智君) 桐生議員。               〔13番 桐生清太郎君質問席〕 ◆13番(桐生清太郎君) 早期の通行止め解除は地元の強い要望としています。昨年も一昨年もその地域からの要望がございました。あの道路は、今は簡易水道の水道管が布設されています。それ以前は、昭和30年代くらいまでですか、鼓岡校区から中条へ出る重要な、あの時代は車もない時代で、リヤカー等で中条へ下がった道路でした。私たちが小さいころもそういう思いがございます。やはり今の若い人たちはそういうあれはあまりないのですけれども、特に女性とかジョギングしている人たちというのは、あそこを樽ケ橋まで何とか通行止め解除していただきたいと、私も秋と春にはあそこは歩くのですが、とにかく胎内川の流れの音を聞きながら、なお40年ぐらい前ですか、中学校の統合で学校林があそこへできまして、今は見事な杉林になっています。何とかああいういい遊歩道、今は遊歩道、サイクリングロードですね、あれを早いうちに今後、森林管理署との話し合いで復旧に向けてお願いいたします。それは聞きましたので、次の質問に入ります。  次はオートキャンプ場の設置について質問いたします。これは第1回定例会で佐藤陽志前議員が1度質問しておりますが、繰り返しになりますが、よろしくお願いいたします。私たち志政会とみどりの未来は、昨年11月、福井県大野市の九頭竜へオートキャンプ場の視察研修に行ってまいりました。岐阜県境の九頭竜川の上流の左岸に昭和42年に建設の国民宿舎で、相当年代物の国民宿舎でした。でも、この九頭竜の国民宿舎、オートキャンプ場は、60台程度の駐車スペースと炊飯施設など、一連の設備が整っていました。施設は、木立の中に一般の車が駐車できる程度のスペースが確保されている施設でありました。中心付近には大き目のイベント広場があり、一般的なトイレが設置されている程度の簡易的な設備でした。あのような設備であれば、胎内キャンプ場やロイヤル胎内パークホテル近隣であれば今すぐにでも取り組むことができるのではないかというふうに感じてまいりました。今の観光は、やはり多様な観光客を取り込むことで地域の活性化に大きな相乗効果が期待できるものであろうと思っています。胎内市にもオートキャンプ場の設置に取り組むことによってさらに誘客が進むのではないかと思っております。胎内市では、今のキャンプ場であれば、あの状態でオートキャンプ場は可能ではないかなと思っております。また、胎内平または無料になったフラワーパークなどもトイレなどは設置されておりますし、この辺の活用で胎内市の観光がさらにグレードアップできるのではないかと思っておりますが、市長の見解をお伺いいたします。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) ただいまのオートキャンプ場の設置についてのご質問にお答えします。  議員がご指摘のように、多様な観光客のニーズに応じていくことが観光振興を図る上で大切な視点であると考えております。その一方で、しかしながらロイヤル胎内パークを嗜好される、つまりロイヤル胎内パークにお泊まりになりたい、訪れてみたいという、そういった方々と野外のキャンプ場を嗜好される方々が相入れる形や流れで滞在、宿泊がまさに議員の言われるように相乗効果として活況を呈していくのか、そうであればそれは望ましい方向であるということになりましょうけれども、それがまず今なかなか稼働率がそれほど、望むほどはかばかしくないロイヤル胎内パークホテルの状況に鑑みたときに、一定程度の検討を掘り下げた中で行って、本当に今申し上げたような相乗効果を生めるのか株式会社胎内リゾートとも協議させていただこうと思っております。相乗効果が生めるということの逆に、本末転倒という言葉が適しているかどうかは別といたしまして、共倒れというふうにはならないと思うのですけれども、オートキャンプ場に人が入るようになったけれども、ロイヤル胎内パークホテルのほうが上向きになっている傾向がちょっと横ばい、あるいはまた下がっていくような、そういう傾向になってしまっては元も子もないということになりますので、両方満たし得るような形でなければならないと思っております。そういう意味で、現時点で考え得るのは、キャンプ場はまず附帯施設的な捉えが自然なのではなかろうかと思っているところでございますし、いずれにいたしましてもロイヤル胎内パークホテルその周辺、そのキャンプ場が両立できる形で進めていかなければいけないと思っております。そうした暁に相乗効果も期待できるし、両立も十分なし得るのだというふうになったならば、その方向づけのもとで、当然多額の費用ではないにしても費用等もかかってまいりますので、計画を定めていくというふうなスケジュールを組んでいきたいと考えております。いずれにいたしましても、現状ではまだロイヤル胎内パークホテルが軌道に乗ってきたと言えるところまでいかないので、少しその動静を見きわめさせていただきたいという、現状率直な思いがございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(薄田智君) 桐生議員。               〔13番 桐生清太郎君質問席〕 ◆13番(桐生清太郎君) 市長の慎重な考えは、全くもって同感でございます。  それで、実際現地を見てきたのは、さっき言ったように胎内市であれば何カ所かそういうところ、特にキャンプ場なんかは、今のキャンプ場なんかはそのまま使えるのかなと。ちょっと管理は、昨年11月帰ってから直接見てきたら行き届いていなかったようですが、あれはもっとやはり草、雑木等、ちょっと手入れするだけで十分かなと思って。車もそのまま入る道路もありましたし、交流広場のような、トイレ等もあるし、わずかの手を加えるだけで。観光客の動向は、近年やはり昔の観光バスを連ねてくる観光でなくて、小グループとかそういう方向性に変わってきたのかなというふうに思っています。また、もう一つのインバウンドについても、もう一時期下火になったのかなというふうな思いでは見ているのですけれども、まだまだここ6年間ぐらいやはり年々まだ増えていると、今後もまだその傾向は続くであろうというふうな、けさの新聞だったですか、出ていました。その辺を見ると、やはり多様な観光客をどう取り込むか、1つ2つの目玉ではなかなか取り込めないのではないかなと。あまり経費をかけないでいろんな種類のものを準備すれば相当なやはり、特に胎内市は誘客があるのでないかなと。さっき樽ケ橋からロイヤルですか、これ約8キロあるのですが、春の5月の馬頭観音ですか、我々昔から、5月8日ですが、ちょうど桜の花の咲く時期です。そのころはとにかくロイヤルホテルにまでは、今は胎内の左岸、右岸とも桜の木が大きくなって見事な景観になっています。その辺とあわせて、そんな時期であればオートキャンプで訪れる、今はオートキャンプであれば車ですぐに家族で出てくるとか、グループで出てくるとか、私の知っている人でも近くにおりまして、家族で思い立ったら出かけていくと、そういう時代になっております。ぜひもし、大きな投資は私もあまり求めませんが、今のキャンプ場の活用であればそうそう投資の額もかからないでしょうし、その辺の検討を今後ぜひやってもらいたいと思いますが、市長の見解を求めます。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) そもそも議員の言われるように観光を点ではなくて線から面へと広げていく、その中にエリアの多様性もありますし、施設の多様性もあるということでは認識を異にするものではございませんので、それが本当に先ほど来申し上げた相乗効果を生めるということであれば、そのように段取ってまいりたいと思います。  そして、いま一つ、先ほどのところと再質問のところを重ね合わせてお答え申し上げるとするならば、実はロイヤル胎内パークホテルでも一般の宿泊と、それから連泊の方が多分メーンになると思うのですけれども、複数泊なさる方にいわゆるキャンプ体験のような宿泊をホテルで泊まる以外に設けるとか、そういう企画もやっているようでございます。できれば、オートキャンプに泊まる、先ほどのところからいきますとオートキャンプへ泊まる人とロイヤルに泊まる人が別々ではなくて、セーフティーネットといいましょうか、ロイヤルに泊まる人がキャンプも体験できるような、そういったパッケージを組めれば、そうするとまさに両方お客様が増えてくるという流れになろうかと思いますので、それを別々に切り離して、さっき言いました懸念、つまりオートキャンプにどんどん来たけれども、ロイヤルに泊まる人があまり増えなかったということのないようにしたいなと思う次第でございます。そういう意味で、やはり胎内リゾートとよくよく協議をして、どちらも活況となるような流れ、仕組み、プラン、そういうふうにできる方策を探してもらおうと思います。よろしくお願いします。 ○議長(薄田智君) 桐生議員。               〔13番 桐生清太郎君質問席〕 ◆13番(桐生清太郎君) そうですね。私もそのように思っています。私、九頭竜でもそうだったのですが、やはり国民宿舎はその一体の中でありました。あそこでもそうですが、オートキャンプで車では泊まるのですけれども、料理とか、調理はそういうメニューをつくって、国民宿舎で予約しておいて、もう出る前に、行く前に予約して、それで料理をセットで出すと。それがあそこでは条件だったようです。それで、とにかく60台のオートキャンプの車がとまるところあるのですけれども、シーズンにはあそこが入り切れないと。国民宿舎の駐車場が隣接して、その九頭竜の川の河川敷で200台ぐらい入るのでしょうか、そのキャンプ場のスペースで入り切れないときはそこを活用してもらうと、そういう状況でした。特に言われていたのですが、今はとにかくそういうニーズが特に多いと。それはやはりそうそう数がないのでしょうか、そういうせいもあるのでしょうけれども、ぜひそういうところをあまり投資しないでそういう状況に取り組んでいただくように思っています。ぜひ今後検討して、できたら早急に取り組んでもらいたいと。話を聞きましたので、次の質問に入らせていただきます。  3点目についてもその九頭竜に視察に行ったときの、これコテージ、今盛んに各地で、先進地で取り組み進めておりますが、コテージを建設して滞在型観光の誘客を進めてはどうかと。九頭竜川、さっきオートキャンプ場は左岸でしたが、右岸のほうには温泉休養施設とコテージ村が併設されておりまして、このコテージは年間を通して利用者があるということでした。観光客の誘客のかなめとなるロイヤル胎内パークホテルの周辺にコテージ村の建設を進め、ホテルと一体に組み合わせることにより、都市部から、また海外のインバウンドなどの観光客や国内の時間に余裕のある富裕層の誘客が見込める事業になることは間違いないと思います。山、川、温泉、夜は満天の星が降り注ぐ胎内市の自然環境を生かしたコテージ村を建設し、全国に発信するときではないでしょうか。市長の考えをお伺いいたします。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) ただいまのコテージの建設で滞在型観光の誘客についてのご質問にお答えいたします。  コテージ村の建設によってエリアの魅力が高まり、ロイヤル胎内パークホテルを絡めた新たな宿泊プランとして多様なメニューを提供できて、まさに先ほど来申し上げております相乗効果を生んでいけるとすれば、議員の言われることと合致し、期待できる要素になり得るものと思われます。全国にさまざまなリゾートホテル等もある中で、メーンのホテルと、それからそこに隣接する形でコテージを配している宿泊施設も少なからずあるというふうに認識しておりまして、宿泊のプランもホテルに泊まる方と、それからコテージに泊まる方と、まさにさまざまなニーズに合致して、これも宿泊するときにどちらをご希望されますかといったようなこともあるでしょうし、あるいは連泊のときにホテルで何泊かし、コテージで何泊かするというようなことになれば宿泊のバリエーションも増えてくるだろうというふうにも考えられると思います。そのメーンのホテルに隣接、附帯する形でコテージを整えるのか、あるいは議員の言われる少し離れたところでもいいから、それとは別建てでコテージを整備していくのか、方法論はもしかしたら幾つかあるのかもしれません。ただ、ここはさすがに先ほどのオートキャンプと比べるとさらに大きな設備投資が必要になるということは、これは間違いないところでございますので、市でというよりも民間資金、そういったニーズに基づいて民間資金を投下してくださる方がいるかどうか含めて検討を深めなければいけないし、そのニーズがあって、そして設備に対する資本の投下をしてくださる方があるのかどうかもあわせて考えていかなければいけないと思っております。しかしながら、先ほど申しましたように相乗効果はきっと期待できるといったところは確かでございますので、入り口から否定的に考えるのではなく、相乗効果を高め、ロイヤル胎内パークホテルのところにもプラスになるし、もちろんコテージにも泊まる人が増える、そのためにどういった収益が見込まれるし、そのためにどのぐらいの設備投資が可能であるのかといった部分、専門家の知見などもいただかなくてはいけなかろうと思います。しかしながら、せっかくのご提案でもございますので、ここは必ず検討もさせていただきたいと思うし、そういったところで民間の方々が資金を投下してくれるような、そういった意向等がこの胎内エリアにおいてあるのかどうか探ってみるなどさせてもらおうと思います。よろしくお願いします。 ○議長(薄田智君) 桐生議員。               〔13番 桐生清太郎君質問席〕
    ◆13番(桐生清太郎君) このコテージについては、私はやはり市単独ではできる話ではないです。ここにも何点かつけ加えてきてますが、やはり企業の参加を求めるとか、またはクラウドファンディングとか、いろいろな方法はあろうかと思います。実際私、一昨年ですか、ある企業からそういうお話を受けました。昨年、一昨年だったね。ぜひ胎内市の、スキー場もあり、ホテルもあり、そこに観光の誘客を進めるには、コテージを建設して、我々も参加させてくれないかという、そういう話を受けました。時期を見て市長にお話ししてみましょうということは言っておりましたが、その後話は進んでいません。やはりこの胎内市はロイヤルのその周囲も敷地は十分ございます。私思うには、やはり一番いいのは、あそこにスキー場の下にありますグラウンド、あそこが一番いいのではないかなと。あそこでやれば、夏、冬問わず、冬期間はスキー場、スキー場の関係もこの後言いますけれども、何とかそれでそう多くなくてもいいので資金調達のめどをつけ、企業の参加を募集するならして、コテージの建設に向けて検討に入ってもらいたいと、私はここ2年ぐらいですか、そういう思いに至っております。ぜひこの胎内市の観光を元気にして、地域の活性化を高めるには観光振興が一つの大きな起爆剤になると思っています。ただ、ここへ至るには、私、ロイヤル胎内パークホテルが、この観光が第三セクターになったとき、やはり株主を各企業から募ってくださいということで前市長にお話ししたことございます。その際は、ぜひそのようにしたいので、しばらく時間を欲しいということで、その後なかなか具体化しないでここまで来た経緯がございます。何とかやはり観光には市独自でなくて企業を巻き込んだ取り組みを進めていかなければ今後の活性化は厳しいであろうと。ぜひ今後は奥胎内も含めて民間企業の力を十分活用するような形で取り組んでもらいたいと思います。市長の考えをお聞かせください。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) お答えをさせていただきます。  まず、総論として、桐生議員の言われるように、第三セクターか、あるいは第一セクターということになりますけれども、市営でやっていくのか、ここについて、やはりどちらもまだまだもっと民間の活力、創意、そういうものを取り入れていくためにはちょっと弱かろうといったところがあって、どちらかというと第三セクターに移行したときも、そうすると今度市があまり積極的にかかわっていない部分があって、少しやはり停滞基調にあったということは否めないと率直に思っております。そういった意味で、今議員の言われるようなもっともっと民間の資金や活力、創意、さまざま取り入れながらやっていくという方向づけは私も同感でございます。そうした中で具体に入ったときに、ロイヤル胎内パークホテルもやはり39室プラスアルファというふうなところですから、そこでもうかるホテルにしていくというのは、正直至難のわざでもあるわけでございまして、一昨年から毎月1度リゾートの方々と私も、以前も申し上げましたが、一緒に、副市長もそうですし、商工観光課も加わって、今非常に精力的にさまざまなことを行ってくれている、中心的な存在の常務さんが収支の改善その他含めてやってくれているという、そういったところにございます。その方々のご意見も伺って、本当にクラウドファンディングといっても簡単に集まるかどうか、なかなか難しいという部分もございます。どんなふうな経営のスタイル、形であれば誘客も増え、そしてもうかる観光へつながっていくのか、その中で有力な考え方の一つにコテージがあるのではないかというのが議員のご提言だと思いますので、いずれにしてもそういった部分をさまざま可能性を探りながら、どんな方法がいいのか、繰り返しではございますが、そのようにさせていただきたいと思っております。  実は私どものところにも民間の方々が、それはコテージだけではなくて、ホテル全体もこういうふうにやっていって、資本投下もさせていただきますと、だいぶ景気のいい話をいただいたことがあったのですけれども、やはりちょっと難しいという結論に実はなった案件が一、二件ございまして、それは先ほども申し上げました、そもそも今のホテルが39室、しかしエントランス含め物すごく立派な内容のホテルであるということが残念ながら足かせにもなりかねないという部分があって、そしていかがいたしましょうといったことだと思いますので、情報収集はしっかりさせていただきたいと思いますし、可能性もしっかり探って、それがいいプランであって、現実的にも事業遂行の可能性が高いものであるならば、しっかりと取り組ませていただくということでご理解賜りたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(薄田智君) 桐生議員。               〔13番 桐生清太郎君質問席〕 ◆13番(桐生清太郎君) 私、今の常務さんにとにかく大きな期待を持っております。なぜかというと、私、第三セクターになった当初からいろんな提案をしてまいりました。当時の社長ですね。その提案を株主総会にかけさせてくれと何回かかけてもらいましたけれども、ことごとく否決されてきました。そういう経緯がございまして、その後はあまり口出しはしなかったのですが、やはり今の現状では、今市長が言われたように、あの建物で、あの客室の数で、バランスのとれる観光施設でないことは十分誰が見ても知っているとおりだと思います。やはりあそこは客室をどう使うかでなくて、あれ全体をどう使うかだと思うのです。結婚式をやるとか、私の前はずっと結婚式でした。東京の大手のブライダル会社からの打診がありまして、株主総会にかけた経緯もございます。かなわなかったのですが、でも今それを嘆いてもしようがないので、何としても現状の常務さんを始め皆さんに私のこの、コテージもそうですが、オートキャンプ場もそうですが、これはやはりロイヤルと一体となった取り組みに持っていかなければ、あそこの一帯、胎内平も含めてそういう仕組みをつくっていかなければ、この胎内市の観光は活力が出ないのだと思います。なお、あそこへ入るスキー場も含めてですけれども、何とかそういう方向に市長の今後の取り組みに期待したいと思っていますので、ぜひお願いします。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) 先ほど申し述べさせていただいたとおりでございまして、さらに1つだけつけ加えるとするならば、奥胎内ダムが完成して、今まである部分は工事関係者の方が常駐していたというところ、それが今年度からは、年度の途中からになりますけれども、大きくさま変わりをして、まさに純粋な宿泊施設、全部が宿泊と、それから日帰りも含めてになりますけれども、魅力あるヒュッテとしてさらに集客が見込まれてくると思いますし、そのようにしていかなければいけない。エリアが若干離れてはいるとしても、まずロイヤル胎内パークホテルとヒュッテを有機的に連動させる、つなぎ合わせていく、そしてそのほかにさらにまさに議員の言われる多様なニーズに応えられるような、そういったところを必ず、私も今の常務さんを大変信頼して期待をさせていただいているところでございますので、その常務さん始め皆様にもお諮りをして、そしてひとつ取り組むべき、いついつ取り組むべきというようなことになれば、市の予算を投じるということではなくて、民間資金を活用して1つでも2つでもさらに観光振興が図られ、もうかる観光につながり得るものを見定めてまいりたい思います。よろしくお願いします。 ○議長(薄田智君) 桐生議員。               〔13番 桐生清太郎君質問席〕 ◆13番(桐生清太郎君) 市長のその思いをぜひ実現できるように、ひとつ今後取り組んでください。  では、最後の質問に入らせていただきます。胎内スキー場の整備充実について。胎内スキー場も開設当初はロープトゥ1本からスタートした、55年前でしょうか、55年も経過していますが、胎内スキー場は新潟市始め下越地区では幅広くスキーヤーに親しまれているスキー場であることは言うまでもありません。長い年月とともに随所で老朽化が進んではいますが、胎内スキー場のよさや特徴はいまだに下越地区では随一であることは言うまでもないと確信しています。ことし2月に議会として初めてだったと思いますが、所管事務調査を行いました。その結果、さらにその思いを強くいたしました。多くの課題はありますが、早急に改善を要する点もあろうと思います。そこで、現在の改善等の計画または今後の課題等を市長にお伺いいたします。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) ただいまの胎内スキー場の整備充実についてのご質問にお答えします。  胎内スキー場の現在の改修計画と課題等についてでありますが、議員の言われるように辺地対策事業債を活用して、現在使用している設備の長寿命化及び安全性の確保を中心に、施設全体にわたる改修を平成29年度から令和4年度までの6カ年計画で実施しているところでございます。  主な改修内容といたしましては、最も古いもので建設から35年を経過したリフト設備の改修、ナイター設備の更新、ゲレンデ内で崩落等の危険がある箇所の改修、ロッジの改修等を計画しております。  一方、課題といたしましては、施設面においては老朽化したロッジや崩落したゲレンデを今後改修して使用するかどうかや、来場者増加のための方策として、ちびっこゲレンデを延伸するかどうかなどを費用対効果も含め検討しているところでございます。  議員が言われるように、近隣のスキー場、あるいは県内のさまざまなスキー場、その他と比較しても大変魅力あるゲレンデで、すばらしいスキー場であるという評価はいろいろな各方面からいただいているところでございますので、その魅力を高めていければと思っております。ただ、しかしながら個々の課題もさることながら、何といっても胎内スキー場、胎内スキー場だけではないのかもしれませんけれども、県内のスキー場、それは標高の高い一部のところを除いて、最大の懸念事項は何といっても地球温暖化による暖冬少雪の気象の状況、動向であろうというふうに捉えております。過去10年間で、一部滑走を含め年内にオープンすることができたのは7回でございますが、昨年度は12月30日、その前の3年間は1月からの営業開始となっております。このような暖冬少雪でなければ、今ほど申し上げましたように多彩なバリエーションに富んだコースが楽しめるコースでございますので、いろいろな整備促進を図る、さらに誘客を得ていく、誘客を促進していくことができる、投資に見合った売り上げもかなえられるということになるのだと思うのですが、今申し上げましたようなリスクをどのように回避し、補いながら今後の整備と、それから経営を実践していったらいいのか、さすがに悩ましい部分があるということは否めなかろうと思っております。  そうした意味で、来シーズン以降どのような運営形態と整備をしていったらいいのでしょうかということで、今なかなか一気にそれを、もちろん気象の問題でございますので、暖冬少雪を我々の努力で克服することはもちろんできないわけですが、それでも何らかのやり方はあるのだろうか、シーズン中の運営のあり方、仮に年内ができないとしても年明けから最大限の誘客を図るすべはほかにはないだろうかと。暖冬少雪になっても年明けから営業できるということはさすがにこれから先もかなえられるといったところでしょうから、何か胎内スキー場を訪れる方々がほかのスキー場に比して魅力ありと感じてもらえるようなところを生み出していかなければいけないと思っております。  そして、さらには、簡単にいかないところではございますけれども、雪が降らない間何か、それはスキー場からするとオフシーズンということになりますけれども、オフシーズンからスキー場を利用した何らかの催しや施設を整備する、スキー場以外に何らかのものを活用できるステージとなる施設にできるのかどうか、そのあたりもなかなか難しい課題ではありますけれども、何かいろいろな考えの中からいいアイデアがあれば、それも実現に向けて検討しなければといったところでございます。具体に乏しい内容も含めてでございますが、それらを含めてさまざま多角的な検討はしていく必要があろうと。そして、しっかりとできることを尽くしていこうというふうに考えております。よろしくお願いします。 ○議長(薄田智君) 桐生議員。               〔13番 桐生清太郎君質問席〕 ◆13番(桐生清太郎君) スキー場は、この昨今の気象状況からすると本当に大変厳しい状況でございます。でも、この下越でやはりニノックス、胎内、わかぶな、ぶどうとあるわけですが、やはりスキーヤーの万人に一番好まれるのは胎内だと思うのです。ゲレンデのバリエーションに富んでいて、リフトの本数もあるという中で、やはりこの胎内スキー場はぬきんでてここ下越ではいいスキー場であろうと。それで、またこの下越のスキー場でも来シーズンは休止するという話もありますので、そうすることによって胎内はさらにやはり昨今とは違ってスキーヤーが入るだろうというふうに捉えております。やはりスキー場に関係した人たちもこの間そういう話ししていたのですが、思いを持っていることは確かでございます。それにはやはり今の胎内スキー場は、大きな投資はできないことは十分承知していますが、せめて必要な改修等は今市長の申しましたとおりやらなければならない。当然1つ2つ具体的に挙げるとすれば、リフト1本登ったところに昔山頂にラビットがありました。あそこは老朽化して、今休憩所もなしで、トイレもないのですが、やはりスキーヤー、私今でもやはり3回、4回ぐらい行くのですが、ことしは2月に所管事務調査でも行きましたので、やはりそこでも出たのですが、あそこに何としてもやはりトイレぐらいは欲しいのだと私も実際、なぜかというと、スキーヤーというのは今、特にこの下越、我々の年代のシルバーの段階の人が多いのです。いつ行ってもいるのです。私は何回も行かないのだけれども、やはり相当いるのだなと思っています。皆さんやはりトイレが近くなりますし、ぜひあそこにトイレの設置をお願いしたいと。簡易的なものでもいいので。上のほうへ行くとありますので、あそこトイレはあるので、何としてもラビットにトイレの設置を。  また、もう一点、下がってくる林間コースがあるのですが、あそこを数年ぶりに、私今小さい子供いないので、最近下がらないのですけれども、ことしの所管事務調査でしたので、あそこを下がってくれと言われ下がったのですが、当初スキー場ができたころは杉林が我々の背丈ほどだったので、十分雪はついていました。でも、最近、あれから何十年、40年も50年もたっているので、杉が張り出して、コースに雪がつかないのです。これでは大変だなと思って、みんなでそこで見てきたのですが、何とかあの杉の林をちょっと伐採させねばならない、改修をして雪がつくような取り組みをしていただきたい。というのは、子供たちはやはりああいう急斜面は滑れないので、ああいう林間コースをおりていくのです。雪がついていないで、土が出ていたりするとけがの原因になりますし、あの辺の改修は早急にやっていただきたいと。そういう思いで見てきましたので。今の現状を挙げると、昔の思い入れからすると切りがないのですけれども、その辺はさておき、来シーズンに向けてせめてその辺の改修はやってもらいたいと思うのですが、市長のお考えを伺います。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) 議員から教えていただいた、例えばトイレであるとか、必ずしも大規模、大項目の事柄だけではなくて、さほど費用もかからないし、これをやればそれは少なくともそのスキー場、せっかく来てくださったお客様が胎内スキー場離れを起こしたりしないだろうといった、いわばマイナス面を補うという意味合いの手当ても必要であろうと思いました。したがいまして、さまざま点検などをして、今のようなお話も参考にさせていただきながら、できることは努め、そして大きな項目については、すぐにできないとしても、少し長期のビジョンも考えながら対応に当たるということにさせていただこうと思います。胎内リゾートの中でスキー場の部分を担う職員、ここもリゾートの上のほうの人間もそうでございますけれども、現場のことも含め、副市長が今リゾートの中で社長に当たってくれているということもありまして、つぶさにできることをやらせていただこうと。先ほど申し上げました辺地債を活用して一応予定していることと、細かいけれども効果的であろうといったこと、あわせて手当てできる部分は来シーズンに向けて手当てをさせていただくということで承りたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(薄田智君) 桐生議員。               〔13番 桐生清太郎君質問席〕 ◆13番(桐生清太郎君) スキー場については、来シーズンから私も小さい子供を連れてスキー場へ通わなければならないことになっていますので、ぜひあの林間コースに雪がつくようにお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。 ○議長(薄田智君) 以上で桐生清太郎議員の質問を終わります。 ○議長(薄田智君) 次に、森本将司議員の質問を許可します。  森本議員。               〔4番 森本将司君質問席〕 ◆4番(森本将司君) 本日最後の質問者となりましたが、よろしくお願いいたします。  まずは、ご多忙の中、細野選挙管理委員長にご足労いただきまして、大変ありがとうございました。簡潔に質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  議長に通告いたしました3点のうち、まずインバウンドについて質問させていただきます。先日観光庁が発表した2019年度版の観光白書によると、地方での訪日客の消費額は2018年に1兆362億円となり、2015年に比べ6割増え、都道府県の合計消費額としても29%と、約3割に近づきました。新潟県は他県と比べて外国人観光客の訪問率や訪問者数、インバウンド宿泊人数においてやや低い数値となっていますが、近年には新潟・台北線の就航により台湾の団体ツアーが増加し、スノーシーズンには香港からの観光客が数多く来県しているとのことです。また、クルーズ船の寄港数も年々増加しており、本県の外国人観光客に対する誘客も年々高まっていると言えます。中でも湯沢町は外国人観光客の増加が顕著に見られ、平成26年度7万9,900人、平成27年度11万5,100人、平成28年には14万6,900人と年々観光客数を伸ばしています。それと同時に、CoCoLo湯沢を免税対応にしたほか、テレビ電話を利用したリアルタイムの翻訳サービスを観光協会に導入するなど、環境整備も進んでいるとのことです。  また、インバウンド誘客とあわせて考えられるのが地元特産品の輸出拡大です。本県も花角知事が就任し、中国の大連やニューヨークで日本酒や県産食材のトップセールスを行うなど、精力的に活動されています。当市と定住自立圏を結ぶ新発田市の二階堂市長も新発田版DMOの中で新発田市産のコシヒカリを新発田の殿様献上米として、2キロ入りを約3,000円と、現地の国産米よりも1割程度付加価値をつけた価格設定で、2017年に台湾15トン、外食用米はハワイ、シンガポール、香港に13トン輸出しているとのことです。  このように、外国人観光客や特産品の輸出額は年々増加傾向にあります。せんだって井畑市長が訪韓し、ゴルフ場のトップセールスを行ってきたとのことですが、当市におけるインバウンド誘客及び胎内市産の特産品の海外へのトップセールスについて3点お聞きいたします。  1点目、胎内市への外国人観光客の誘客として何カ国、何名程度を見込んでいるのかについて。  2点目、外国人観光客の受け入れ態勢の強化や環境整備の計画について。  3点目、市長のトップセールスとしての胎内市産特産品の海外輸出についてお伺いいたします。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) ただいまの森本議員からのインバウンド等についてのご質問にお答えします。  初めに、1点目の今後何カ国、何名ほどの外国人観光客を見込んでいるのかということについてでございますが、当然のことながら観光地にはインバウンドに限らず国内からもさまざまなお客様が訪れると。そのさまざまなお客様が訪れる中に外国からのお客様もいるということでございます。そして、そのインバウンドについては、ようやく胎内市でもニーズを探りながら、主に、胎内市に限らず、新潟県あるいは日本に訪れるインバウンドの方は東アジア、東南アジアの方々が一番多いようでございますので、メーンのターゲットはそういうことになるのかなというふうに捉えております。ただ、何カ国、何人というようなところまではまだまだ、緒についたばかりでございますので、これからということで、数字をお示しすることは残念ながらできないということはご理解賜りたいと思います。これからニーズを捉えながら目標設定もできるというようなことになった暁には、例えばこういう国々でこのぐらいの人数を目指してまいりますといったことを議員各位、市民の皆様にもお伝えできる範囲でお伝えしたいと考えているところでございます。  そして、そういったことを今現在考えつつも、その促進については、言語、趣味趣向、旅行形態、味覚やその他さまざまなニーズが当然異なっている中で多様にあるということでございましょうから、ある程度今申し上げましたようなことを含めニーズを探りながら、どういったところがより可能性が高いのか、効果的な誘客が図れるのか、国民性等も勘案した中で、定住自立圏の取り組みなどもその経験値として生かして、その具体を定めていきたいと思っております。  そうした中で、今本当に一例として韓国のところがあったわけですが、ここも昨日の一般質問等でお答えしましたように決してゴルフだけがメニューではなくて、冬、雪、スキーといったところで、例えば台湾の方々はそういった趣向がとても強いようでもあるし、人数も多いようでございますので、そのあたりをPRしていくというようなことに有益性があるのかなというふうに思っています。ただ、そこでも、先ほど申し上げましたように、議員が湯沢町等のところで触れていただいた部分がございますけれども、うらやましいのは本当にスキーシーズンの間、潤沢な雪があると。そうすると、訪れる方にとっては外れがないといったところで、あとほかには新潟県でいうと妙高市なども同様のところがあり、全国的には北海道あたりがパウダースノー云々ということでとても人気がある。あと、長野のあたりの標高の高いところが人気があるということで、そのあたり折り合いはあろうかと思いますけれども、いずれにしてもニーズをしっかり探り、より効果的なアプローチを行っていかなければいけないと考えております。  次に、2点目の受け入れ態勢の強化や整備計画についてでありますが、第1回定例会での坂上清一議員の一般質問でもお答えいたしましたが、これまでも観光パンフレットや市観光協会のホームページの多言語対応や観光施設のワイファイ整備など、受け入れ環境の整備を行ってきており、今後もインバウンドの動向を注視しながら、ニーズに応じた整備を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。現実に早速韓国からゴルフということで訪れた方、ロイヤル胎内パークホテルに宿泊いただいたのですけれども、まだそのスタッフの中でさまざまな言葉を話せるスタッフがいるわけでもないので、そのあたりをどういうふうにクリア、克服していくべきなのか、今は翻訳装置など機器もあるようですので、そういうこともやはり考えていくといったところも課題になってくるのではないかと思っております。  続いて、3点目の市の特産品の輸出についてでございますけれども、定住自立圏における農産物等輸出促進事業の取り組みの中で、昨年度から台湾において、株式会社小国製麺、新潟製粉株式会社及び胎内高原ハウス株式会社の市内企業3社の商品についてインターネットによる試験販売を開始したほか、今後は台湾商社のバイヤーを招聘し、新発田市、胎内市を中心とした阿賀北地域の産品を見ていただく機会を設けることなども計画いたしております。今後、本事業を活用しながら海外ユーザーのニーズを把握し、産品の輸出適性等を見定めてまいりたいと考えております。  なお、市にとって米は主たる特産品ではあるものの、海外における需給等を考えた場合、必ずしもマッチングしているとは言えない状況があるのではないかと考えております。新潟県産の輸出についても非常に低い数字であるという実態がそれを物語っているようにも思われます。しかし、その一方で、米粉は輸出商品として極めて可能性が高いと思っておりまして、それは保存がきく、あるいはグルテンフリーであるというようなことが極めて大きな強みになってくるのであろうと思っております。そのほかどういった特産品または農産物が適しているのかについては、さまざまに今後検討しながら、拡充すべきは拡充していきたいと思っております。それらについて、実際には胎内市でどういう産品があるのか、農作物がメーンであるとするならばJA胎内市とは今後さらに協議を深めていかなければいけませんし、一足飛びにいかないかもしれませんけれども、ほかにも農産物だけ、農産物と言うべきか、例えば胎内高原ワインのようなものも一定程度考えていける将来の展望をしながら、可能性を高められるのかどうか検討させていただこうと思います。よろしくお願いします。 ○議長(薄田智君) 森本議員。               〔4番 森本将司君質問席〕 ◆4番(森本将司君) それでは、まず1点目の外国人観光客の誘客と国なのですけれども、今現在では何とも言えないということなのですけれども、東アジアが多くて、スキーが湯沢だったりとか北海道に比べてちょっとなかなか天候の関係で誘客がしづらいということなのですか。やはり外国といっても、いっとき話題になったのは北海道、ニセコあたりとか、白馬とか、オーストラリアの人たちがすごく冬に来ると。そういったこともあって、市長もさっきおっしゃられましたけれども、その人に合った、その外国人の観光客の方が求めるアクティビティーなのか、そういったものを提案していくというお話だったと思うのですけれども、なかなか胎内スキー場が開くのが遅かったりとかってある部分もあると思うのですけれども、それを考えると、やはりゴルフであったりとか、そういった自然とかをこれから誘客につなげていくということなのか、あと乙宝寺とかも、さまざまな歴史の施設とかもあると思うのですけれども、そういったものも観光に使っていったりとかしないのか、そこをお願いします。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) 先ほどお答え申し上げましたところのほかに、森本議員の言われる着眼点は大切にしなければいけないと率直に思います。すなわち、私たちがこういうニーズがあるというふうに勝手に思い込んで、実はそれは必ずしもいろんな方々のニーズではないのだということもあるかもしれません。もちろんゴルフだっても否定されるべきものではなくて、ゴルフ場の方々とも受け入れについてお話をしてみるということも大事でしょうし、あとは再三話題に上っている山ということに対して、世界中に山があるわけで、登山家という方々はいらっしゃる。少なくとも全国的に日本の中でも飯豊は人気の山岳地帯になっているといったところは、我々が気づきにくいけれども、SNS等で発信されたならば、ああ、こういうところがあるのだということで一気に観光客が来るというようなことは十分あり得るわけでございます。例えば乙宝寺の話もありましたけれども、本当にきれいな美しい仏閣があって、そしてその裏に桜の植えられている場所があって、そういったことを何らかの写真で広がったときに、今申し上げましたように非常にそういったところに興味を強く持っていらっしゃる方、我々は気づきにくいけれども、それが現実となって後でニーズを教えてもらうという、学ぶというようなことだってあるかもしれない。そういう意味では、最初からこういったところがセールスポイントですというふうに決めつけ過ぎないで、いろいろな可能性を探り、そういった情報のやりとりの中で魅力あると思ってもらえるポイントをPRしていく、セールスしていくという、そういう視点も間違いなく大切であろうと考えております。  以上でございます。 ○議長(薄田智君) 森本議員。               〔4番 森本将司君質問席〕 ◆4番(森本将司君) インバウンドというのは、海外の方に地元に来ていただいて、いい経験をしていただいたりとか、そういったことも考えられると思うのですけれども、市長のお考えとして、インバウンドの誘客を行って、その目標ですか、点なのか、面なのか、例えばスキー場に来ていただいてスキーを楽しんでいただく、帰っていただく、ゴルフを楽しんでいただいて帰っていただくほうがいいのか、それとも、僕は京都とか北海道とか結構行くのですけれども、町なかにもう外国の方がすごくあふれているのです。歩くともう外国語がすごく飛び交っていて。それも一つの観光の形だと思うのですけれども、さまざまな弊害もあるとは思うのですが、中で市長として胎内市に誘客をして、どういう形になればいいのかという、そういったビジョンとかというのはあるのでしょうか。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) 大変難しく、しかもいいご質問だというふうに率直に思うわけでございますけれども、観光振興を図って交流人口を増やす、そしてもうかる観光へつなげていく、ここはほぼほぼ誰しもが思っているところなのだろうなと思うのですが、やはり観光振興を図っていくその先にあるべきものは国際交流なのではないかなと。インバウンドに関して言うならば、私はそうではないかなと。市役所内部で話をすることもあるのですけれども、つまり観光でもうかるかもうからないか、多く人が来たかどうかだけではなくて、その国際交流を通じて胎内市民もいい刺激を受け、そしてみずからの暮らしや生き方について考えるということであるならば、単に観光客とのやりとり、それを通じてもっとその先に深まるものがある、そうであれば理想的であろうというふうに思うところでございます。インバウンドでいろいろな、これまでの質問のところでも触れさせていただきましたけれども、国民性や物事の考え方、そういうことが相通じる、日本人、そして私ども胎内市に住む人たちにとって相通じる方々と交流も育まれていくというようなことになれば、それは1つ次元の高い、深みのある、まさにインバウンドの観光の入り口なのではないかと、入り口といいますか、そのたどり着く先なのではないかと思う次第です。  以上です。 ○議長(薄田智君) 森本議員。               〔4番 森本将司君質問席〕 ◆4番(森本将司君) インバウンド自体が定住自立圏の中の国の地方創生推進交付金事業ですか、新発田市のDMO活動ということなのですけれども、KPIが設定されていて、輸出品目だったり、輸出額であったりとか、インバウンド宿泊数、設定されていると思うのですけれども、その中の胎内市の割合であったりとかというのはどのようになっているのかお聞かせください。 ○議長(薄田智君) 南波商工観光課長。 ◎商工観光課長(南波明君) 定住自立圏のKPIにつきましては、今ちょっと手持ち資料ございませんが、その中で全体としての指標ございますが、市町ごと、新発田市、胎内市、聖籠町ごとにこうだというふうには定められていなかったと思います。 ○議長(薄田智君) 森本議員。               〔4番 森本将司君質問席〕 ◆4番(森本将司君) ということなのですけれども、胎内市もすごくいいものたくさんあると思うのですが、先ほどお米の話も出ましたし、農作物であればチューリップであったりとかいろいろ、変わったのだとマコモダケとか鼓岡でやっておりますし、そういったものの販路であったりとか、そういったものの拡大というのは、市長せんだって韓国へ行っておりますが、その中でできないものかお聞かせください。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。 ◎市長(井畑明彦君) 私、先ほどの答弁の中で国際交流も申し上げましたけれども、まさに議員の言われるように、一番多くはさまざまな産業振興の中で農業はウエートの高いものであり、その他の産業振興、輸出入、輸出のほうの拡大できたらということも1つ目的とすべき事柄であるといったところに関して異論はございません。具体に入った場合には、やはり農産物に関しては消費期限、鮮度をいかに保って輸出できるのかといったところがポイントになってこようかなと。ほかの工業製品等であればそういうことを考慮しなくてもいいのですけれども、輸送手段を含め、それから保存のあり方を含め、そこら辺は課題になるのだろうと。現実そういうふうになってございます。そういった意味合いで、やはり先ほど申し上げました米粉製品等は保存その他においても優位性があるだろうと。どういうふうに加工したものにするかというようなこともございますけれども、そういったものに適した品物であるということも見定めていくことが肝要だと思います。ただ、相矛盾するようですけれども、先ほどお話のあったチューリップ等については、実は球根などについては、そうは言いつつ、今、日本は輸入品がとても多いということがございまして、ということはこちらから輸出する可能性も否定してはいけないのだという一つの示唆であろうと思いますので、どういうふうに振興が図れるのか、それは先ほども触れました農協さん、あるいは生産農家の方々ともお話をしてみる、あるいは食料農業大学、既に今年度始めつつあるわけでございますけれども、食料農業大学の先生方のご助言などをいただいてみるのも有効なのではないかと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(薄田智君) 森本議員。               〔4番 森本将司君質問席〕 ◆4番(森本将司君) おおよそお話聞かせていただきました。観光客であったりとか、輸出もそうなのですけれども、それを超えた部分で国との交流、そういったものも進んでいけばいいかなと思っております。しかしながら、外国だけにとらわれるわけではなくて、市長答弁しておりますが、国内観光振興にも力を入れておりますし、そういった部分で胎内市にとっていい結果が出るようにご祈念いたしまして、次の質問に移らさせていただきます。  道の駅についてお伺いいたします。本年より全国道の駅連絡会は一般社団法人となりました。これに先駆け、国土交通省では新道の駅検討会を立ち上げ、トイレや売店、レストランといった基本特性を維持しながら、災害発生時の避難場所や復旧のための防災、減災機能強化、子育て応援や福祉、地域振興などの特性を新たに加えた新しいステージの道の駅への提言を行いました。全国道の駅連絡会の一般社団法人化により民間企業も会員となることができ、民間企業の持つ集客ノウハウや新商品開発、人材育成や海外への情報発信など、さまざまな面で期待ができるようになりました。道の駅胎内は、胎内観音と豊かな自然のもと、樽ケ橋遊園やクアハウスたいない、胎内市美術館、伝習館といった他の道の駅にない独自性を持っています。この独自性を伸ばし、発展させるためにも、全国道の駅連絡会の一般社団法人化を機会に民間企業との連携について市長の考えをお伺いいたします。 ○議長(薄田智君) 井畑市長。               〔市長 井畑明彦君登壇〕 ◎市長(井畑明彦君) ただいまの道の駅についてのご質問にお答えします。  一般社団法人全国道の駅連絡会の会員企業との連携につきましては、現状、同連絡会から連携に関する提案や情報は届いていない状況にございますけれども、今後議員の言われるように当市の道の駅にとって有益な内容のものがあれば、道の駅胎内の管理運営している胎内市観光協会とともに検討を進めてまいりたいと思います。  他方、市観光協会においても、市内外の民間企業が会員として参画し、その会員企業とともに道の駅への誘客促進のための取り組みがなされてきているところでありますので、引き続き有益な取り組みを推進したいと考えるところでございます。  議員の言われるように、胎内の道の駅に関しては、主要国道等と近接、隣接していない等の指摘はなされるところでございますけれども、逆の捉え方、角度を変えて見たときには、まさにすぐそこに樽ケ橋遊園があり、子供たちがそこで遊び、そして先ほど来の話にありましたように動物と憩うこともできる、戯れることもできる、そして最近とみに人気を博している美術館もすぐそこにあると。決して弱みだけでなくて強みも大いにあるのだというふうに考えるところでございます。せっかくあるそういった資源を活用していく、これは市と観光協会で今考え、市内の事業者の方々のご意見、それから胎内リゾートの考えとかも取り入れながらでございますけれども、より広くさまざまな意見を寄せていただく、提案をしていただく企業がある場合には、その方々の声に耳を傾けながら、連携等ができるのであれば連携していくことは決してやぶさかでございませんので、前向きに捉えていきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(薄田智君) 森本議員。               〔4番 森本将司君質問席〕 ◆4番(森本将司君) 法人化になって日もないということで、今現状では特に連携ということはないということなのですけれども、まさに市長が言う長所が非常に多い、魅力のある道の駅だと思いますので、継続して力を入れて進めていただきたいと思う次第でございます。  では、最後の質問に移ります。県議会議員選挙の投票について質問をさせていただきます。本年4月7日に投開票が行われた新潟県議会議員選挙の投票率は59.40%で、前回投票が行われた平成19年の70.61%に比べて約11ポイント下がりました。本選挙では、旧黒川支所での期日前投票期間の短縮や投票所への送迎など、これまでとは若干投票環境の変化もありました。  1点目として、この投票環境の変化と投票結果への影響についてどのように捉えているかお伺いします。  2点目に、これまで過去2回にわたり商業施設への期日前投票所の設置について質問をさせていただきましたが、今県議会議員選挙より商業施設へ期日前投票所を設置した新発田市、上越市では、どちらも前回選挙より投票率が上がりました。両市の選挙管理委員会に伺ったところ、これまで本庁舎に集中していた期日前投票が分散したことによる混雑の解消、利便性の向上による期日前投票者の増加が効果として挙げられました。この結果が商業施設への期日前投票所設置によるものとは一概に言えませんが、一定の効果を上げたと考えることができるのではないでしょうか。胎内市での設置について、以前の答弁において両市の結果を踏まえて検討するとありましたが、現在のお考えについて伺います。 ○議長(薄田智君) 細野選挙管理委員長。               〔選挙管理委員長 細野 隆君登壇〕 ◎選挙管理委員長(細野隆君) ただいまの県議会議員選挙についてのご質問にお答えします。  1点目の県議会議員選挙における投票所の統廃合等による投票率への影響等についてであります。県議会議員選挙では、試行的に4カ所の投票所を他の投票所へ統合し、黒川庁舎の期日前投票所の開設期間及び開設時間を短縮いたしました。なお、統合した投票所のうち、桃崎浜、平木田駅前と大長谷地区につきましてはバスによる移動支援も実施いたしました。利用状況は、それぞれ桃崎浜が4人、平木田駅前が7人、大長谷地区は5人でありました。投票率への影響につきましては、各選挙によって選挙情勢等が違いますので、一概に比較はできませんが、平成30年に執行されました市議会議員選挙及び県知事選挙と比較しますと、桃崎浜、平木田駅前ではいずれも投票率低下の傾向が見られ、黒川地区と大長谷地区では大きな変化は見られませんでした。また、黒川庁舎の期日前投票所につきましては、当該投票所における投票者数は減少いたしましたが、市全体の期日前投票者数は直近に行われた市議会議員選挙とほぼ同数となっております。これまでの黒川庁舎の期日前投票所で投票していた方の一部が本庁舎への投票にシフトした可能性も考えられます。なお、全投票者数に占める期日前投票者数の割合は、直前の市議会議員選挙では23.3%でしたが、今回の県議会議員選挙では25.3%で、2ポイント増加となっております。  以上述べましたことを総括いたしますと、桃崎浜、平木田駅前の投票所の統合については、少なからず投票への影響は生じましたが、黒川地区、大長谷地区の投票所の統合と黒川庁舎の期日前投票所の投票期間、投票時間の短縮に対する影響はそれほど大きくなかったものと捉えております。  次に、2点目の商業地域への期日前投票所の設置についてでありますが、県議会議員選挙では上越市と新発田市が新たに設置したと伺っております。両市に状況を確認したところでは、上越市においては、商業施設の期日前投票所を1カ所増設するとともに、既に設置していた投票所を1カ所変更し、その結果、全投票者数に占める期日前投票者数の割合については前回の県知事選挙とほぼ同じであり、各期日前投票所では一定程度混雑の緩和が図られたとのことでありました。また、新発田市では投票施設の期日前投票所を1カ所増設し、その結果は、全投票者数の占める期日前投票者数の割合については前回の県知事選挙とほぼ同じであり、上越市同様、各期日前投票所の混雑の緩和は図られたとのことでありました。今回の状況では、両市とも全投票者数に占める期日前投票者数の割合に変化は見られず、期日前投票の大きな伸びは見られなかったものと認識いたしております。  なお、平成30年第4回定例会におきましても答弁させていただきましたが、当市の商業施設は他市に比べ既存の期日前投票所と近接しておりますし、当該施設内に投票所を設置することは難しい、会場使用料が無料である両市に比べ費用がかかることが見込まれます。したがいまして、新発田市と上越市における今回の投票結果も参考とし、市内の商業施設に設置した場合の費用対効果や安全性、確実性の確保を総合的に勘案しますと、解決すべき課題がある中で設置に見合う一定の成果を見出せないと考えますことから、現時点におきましては商業施設への期日前投票所の設置は考えておりませんので、ご理解をお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(薄田智君) 森本議員。               〔4番 森本将司君質問席〕 ◆4番(森本将司君) ありがとうございました。おおよそ他市のお話も聞きましたけれども、影響はそれほどなかったということで、当市において統合された桃崎浜と平木田についてなのですけれども、送迎の人数4名、7名なのですけれども、こういった周知というのはしっかりされていたとお考えでしょうか。 ○議長(薄田智君) 田部選挙管理委員会書記長。 ◎選挙管理委員会書記長(田部雅之君) 今回の桃崎浜、平木田駅前、大長谷地区の移動支援バスということで、大長谷地区につきましては鍬江と黒俣、持倉地区ということで、2台配車をいたしました。これについて、直前の選挙前の広報と一緒に各地区に回覧という形で周知をしたところでございます。ですので、やはり回覧ということで皆さん全員が見たかというところの部分で非常に疑問が残り、大長谷地区の移動支援バスについて、今回の県議選の経過報告も黒川地区の区長会の皆様にしたところ、大長谷地区につきましては、もう一度移動支援バスを出し、なおかつ回覧ではなく各住民の皆様に文書なりできちんとお知らせしてもらいたいということのお願いもその説明会では出たということで、周知の方法等はまた検討させていただきたいというふうに考えております。 ○議長(薄田智君) 森本議員。               〔4番 森本将司君質問席〕 ◆4番(森本将司君) 商業施設への期日前投票所のお話なのですけれども、特に話を聞く分には本庁舎と投票所、商業施設の距離のお話というのは新発田市も上越市も特になかったといいますか、新発田市自体も本庁舎から西新発田のイオンまで、ジャスコまでであればそれほど距離というのはないと思うのですけれども。では、いいです。わかりました。ともかく環境、黒川の支所が閉じて本庁舎に流れてきているとか、そういった閉鎖によって流れてくるということであれば、今後混雑等も考えられますし、環境の変化等あったら、その際にまたご検討いただければなと思う次第でございます。  長々質問しましたが、以上で質問終わらせていただきます。 ○議長(薄田智君) 以上で森本将司議員の質問を終わります。  これをもって一般質問は終了しました。 ○議長(薄田智君) これで本日の日程は全部終了いたしました。  次の本会議は、7月2日午前10時から委員長報告の後、議案の採決を行います。  本日はこれをもって散会いたします。  ご苦労さまでした。               午後 2時42分  散 会...