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03月28日-08号

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  1. 上越市議会 2022-03-28
    03月28日-08号


    取得元: 上越市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-25
    令和 4年  第1回(3月)定例会令和4年第1回上越市議会定例会会議録(8日目)                                  令和4年3月28日(月曜日)出 席 議 員    1番   木  南  和  也          2番   安  田  佳  世    3番   小  山  よ う こ          4番   鈴  木  め ぐ み    5番  ストラットン 恵 美 子          6番   髙  橋  浩  輔    7番   宮  﨑  朋  子          8番   高  山  ゆ う 子    9番   中 土 井  か お る         10番   宮  越     馨   11番   宮  川  大  樹         12番   山  田  忠  晴   13番   牧  田  正  樹         14番   丸  山     章   15番   本  山  正  人         16番   橋  本  洋  一   17番   池  田  尚  江         18番   石  田  裕  一   19番   小  林  和  孝         20番   平 良 木  哲  也   21番   滝  沢  一  成         23番   大  島  洋  一   24番   渡  邉     隆         25番   栗  田  英  明   26番   杉  田  勝  典         27番   江  口  修  一   28番   武  藤  正  信         29番   上  野  公  悦   30番   こんどう  彰  治         31番   橋  爪  法  一   32番   飯  塚  義  隆                         欠 席 議 員   22番   波 多 野  一  夫説明のため出席した者 市    長  中  川  幹  太 副  市  長  野  口  和  広       教  育  長  早  川  義  裕 ガス水道事業  髙  橋  一  之       理    事  八  木  智  学 管  理  者 総務管理部長  笹  川  正  智       企画政策部長  池  田     浩 財 務 部 長  柳  澤  祐  人       防 災 危 機  中  澤  雅  人                          管 理 部 長 自 治・市 民  野  上  伊  織       福 祉 部 長  笠  原  浩  史 環 境 部 長 健 康 子育て  大  山     仁       産 業 観 光  小  田  基  史 部    長                   交 流 部 長 農林水産部長  空     周  一       都市整備部長  吉  田  仁  史 教 育 部 長  市  川     均       会 計 管理者  北  島  賢  行 ガス水道局長  池  田  忠  之       総務管理課長  瀧  本  幸  次 秘 書 課 長  足  利  浩  二       総 務 管理課  長 谷 川  由 紀 子                          参    事 監 査 委 員  山  川  と も 子 農 業 委員会  古  川  政  繁 会    長職務のため出席した事務局職員 事 務 局 長  金  山  幸  宏       参    事  佐  藤  美 奈 子 議 事 係 長  川  瀬  ゆ か り議 事 日 程  第1 会議録署名議員の指名                                   第2 諸般の報告                                        第3 議案第1号より第10号、第12号より第16号、第19号より第53号及び報告第1号、第2     号                                            第4 請願第1号及び第3号                                   第5 閉会中の継続審査について                                 第6 同意案第1号 上越市副市長の選任について                       本日の会議に付した事件  第1 会議録署名議員の指名                                   第2 諸般の報告                                        第3 議案第 1号 令和4年度上越市一般会計予算                           議案第 2号 令和4年度上越市国民健康保険特別会計予算                     議案第 3号 令和4年度上越市診療所特別会計予算                        議案第 4号 令和4年度上越市介護保険特別会計予算                       議案第 5号 令和4年度上越市後期高齢者医療特別会計予算                    議案第 6号 令和4年度上越市病院事業会計予算                         議案第 7号 令和4年度上越市下水道事業会計予算                        議案第 8号 令和4年度上越市ガス事業会計予算                         議案第 9号 令和4年度上越市水道事業会計予算                         議案第10号 令和4年度上越市工業用水道事業会計予算                      議案第12号 令和3年度上越市一般会計補正予算(第9号)                    議案第13号 令和3年度上越市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)              議案第14号 令和3年度上越市診療所特別会計補正予算(第2号)                 議案第15号 令和3年度上越市介護保険特別会計補正予算(第3号)                議案第16号 令和3年度上越市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)             議案第19号 令和3年度上越市下水道事業会計補正予算(第4号)                 議案第20号 令和3年度上越市ガス事業会計補正予算(第3号)                  議案第21号 令和3年度上越市水道事業会計補正予算(第4号)                  議案第22号 上越市ふるさと上越応援基金条例の制定について                   議案第23号 上越市個人情報保護条例の一部改正について                     議案第24号 上越市地域情報通信基盤整備事業分担金徴収条例の一部改正について          議案第25号 一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について                 議案第26号 職員の育児休業等に関する条例の一部改正について                  議案第27号 上越市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について      議案第28号 上越市国民健康保険税条例の一部改正について                    議案第29号 上越市都市計画法施行条例の一部改正について                    議案第30号 上越市道路占用料等徴収条例の一部改正について                   議案第31号 上越市下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について              議案第32号 上越市立地域保育園条例の廃止について                       議案第33号 上越市シニアセンター条例の一部改正について                    議案第34号 上越市市民の森条例の一部改正について                       議案第35号 上越市安塚雪だるま高原条例の一部改正について                   議案第36号 上越市吉川緑地等利用施設条例の廃止について                    議案第37号 上越市光ヶ原高原観光総合施設条例の廃止について                  議案第38号 字の変更について                                 議案第39号 工事請負契約の締結について                            議案第40号 工事施行協定の一部変更について                          議案第41号 指定管理者の指定について(市民いこいの家)                    議案第42号 指定管理者の指定について(清里生活支援ハウス)                  議案第43号 指定管理者の指定について(くわどり湯ったり村、ヨーデル金谷、ゆったりの家)     議案第44号 指定管理者の指定について(安塚雪だるま高原キューピットバレイスキー場等            3施設))                                     議案第45号 指定管理者の指定について(うみてらす名立)                    議案第46号 指定管理者の指定について(吉川ゆったりの郷)                   議案第47号 指定管理者の指定について(牧湯の里深山荘)                    議案第48号 指定管理者の指定について(柿崎マリンホテルハマナス)               議案第49号 指定管理者の指定について(大潟健康スポーツプラザ鵜の浜人魚館)          議案第50号 指定管理者の指定について(吉川スカイトピア遊ランド)               議案第51号 指定管理者の指定について(板倉保養センター)                   議案第52号 指定管理者の指定について(ゑしんの里記念館)                   議案第53号 令和3年度上越市一般会計補正予算(第10号)                   報告第 1号 専決処分した事件の承認について(令和3年度上越市一般会計補正予算(専第3            号))                                       報告第 2号 専決処分した事件の承認について(令和3年度上越市一般会計補正予算(専第4            号))                                    第4 請願第 1号 老齢基礎年金等の抜本的な改善を求める請願                     請願第 3号 「最低賃金の改善と地域経済の回復にむけた」意見書の採択を求める請願書    第5 閉会中の継続審査について                                 第6 同意案第1号 上越市副市長の選任について                                                                          午前10時0分 開議 ○飯塚義隆議長 これより本日の会議を開きます。                        〇 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○飯塚義隆議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において木南和也議員及び小林和孝議員を指名いたします。                        〇 △日程第2 諸般の報告 ○飯塚義隆議長 日程第2、諸般の報告をいたします。  地方自治法第180条第1項の規定により、議会で指定した事項の専決処分について市長から報告がありましたので、議会報告第3号として報告いたします。                        〇 △日程第3 議案第1号より第10号、第12号より第16号、第19号より第53号及び報告第1号、第2号 ○飯塚義隆議長 日程第3、議案第1号より第10号、第12号より第16号、第19号より第53号及び報告第1号、第2号を一括議題といたします。  本件に関し、各委員会における審査の経過並びに結果についての報告を求めます。  まず、総務常任委員長の報告を求めます。  21番、滝沢一成委員長。               〔滝 沢 一 成 議 員 登 壇〕 ◆21番(滝沢一成議員) おはようございます。これより総務常任委員長報告を申し上げます。  去る3月3日に当委員会に付託されました議案8件、報告2件について3月15日、16日に委員会を開催、また追加議案として3月24日に付託された議案1件について同日委員会を開催し、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決、承認すべきものと決しましたので、審査の順序に従い、概要を報告いたします。  最初に、財務部に係る議案の審査です。  報告第1号専決処分した事件の承認について(令和3年度上越市一般会計補正予算(専第3号))及び報告第2号専決処分した事件の承認について(令和3年度上越市一般会計補正予算(専第4号))は、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、いずれも全員異議なく承認すべきものと決しました。  次に、議案第12号令和3年度上越市一般会計補正予算(第9号)について、理事者の説明にさしたる質疑なく、採決は後回しとしました。  次に、議案第22号上越市ふるさと上越応援基金条例の制定について、理事者の説明の後、委員からの寄附者の意向を踏まえた事業の財源に充てることとしているが、地域独自予算に組み入れることもあり得るのかとの質疑に、理事者から、地域の特性を生かしたまちづくりという寄附項目を新たに加えており、寄附者が応援したいと考えている地域の事業の予算に組み入れることとなるとの答弁がありました。  また、委員からの項目別にふるさと基金の寄附を募っても、1つにまとめると第2の財政調整基金になりかねないのではないかとの質疑に、理事者から、年度を超えた活用ができる利点を生かし、14項目ごとの残高を管理して、透明な運用を図りたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第1号令和4年度上越市一般会計予算について、理事者の説明の後、2款1項6目中、財産管理費で、委員からのふるさと納税の寄附金を増やすために、上越市を応援したくなる取組が必要と考えるが、どのような制度設計を行うのかとの質疑に、理事者から、毎年度寄附者に対して成果報告として小冊子を送付しており、リピート率の向上につなげている。今後はインターネットを通じた寄附者が増えると思うので、返礼品を通じた市のPRやお礼の気持ちを伝えるとともに、寄附金の使い道を引き続き伝えていきたいとの答弁がありました。  歳入1款1項2目法人市民税で、委員からの大手製造業の利益が増えている一方で、中小企業の業績をどう評価しているかとの質疑に、理事者から、市内の約4,600社の企業のうち、令和2年度、3年度の納税額が100万円以上の企業に対して調査を行っているが、中小零細企業の中には非常に厳しい業種があると認識しているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  次に、総務管理部に係る議案の審査です。  議案第12号令和3年度上越市一般会計補正予算(第9号)について、理事者の説明に質疑なく、採決は後回しとしました。  次に、議案第23号上越市個人情報保護条例の一部改正について、議案第24号上越市地域情報通信基盤整備事業分担金徴収条例の一部改正について、議案第25号一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第26号職員の育児休業等に関する条例の一部改正については、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第1号令和4年度上越市一般会計予算について、理事者の説明の後、2款1項1目中、事務管理事業で、委員からの第7次総合計画をはじめとする主要計画は何があるのか。また、計画の策定は同時並行で行うのかとの質疑に、理事者から、主要計画は行政改革推進計画、財政計画、定員適正化計画である。総合計画の下支えとなる主要計画とのすり合わせを十分に行う中で、総合計画は12月議会での審査を予定しており、その他の計画も来年2月には策定したいとの答弁がありました。  また、委員からの公の施設の適正配置計画の中で、引き続き協議を行うとした施設はどのように協議を進めていくかとの質疑に、理事者から、基本的には地域協議会と協議を行うが、利用団体や地域の団体などの意見も聞きながら議論を尽くしていきたいとの答弁がありました。  3目中、広報事業で、委員からの昨年2月にエフエム上越株式会社の経営の在り方について当委員会の要望を提出したが、その後どうなっているかとの質疑に、理事者から、要望の1点目、目的を確実に継承することは、JCVと締結した協定書の中に盛り込んでいる。2点目の周波数の統合については、協議中であり、必要な情報量の確保について検討していきたいと考えている。3点目の追加の補助金については、現在支出予定はない。4点目の事業譲渡に至った経緯の説明では、全ての株主に対して説明を終えているとの答弁がありました。  市民対話事業で、委員からのパブリックコメントが形骸化しているように感じるが、市民参画のための仕組みとなるよう検討する予定はあるかとの質疑に、理事者から、内容を分かりやすく伝えるための概要版の作成や動画配信など、意見が出しやすい環境づくりを行っている。今後意見の低迷が進むようであれば、改めて制度の周知を検討したいとの答弁がありました。  13目中、職員研修費で、委員からの県の東京事務所の職員体制や業務内容はどうなっているか。また、派遣される市職員はどのような業務に従事するのかとの質疑に、理事者から、県の東京事務所には13人の職員がおり、調査、広報や企業誘致の業務を行っている。市からの派遣職員の業務内容は確定していないが、企業誘致などに携われるように調整しているとの答弁がありました。  17目中、情報システム事業で、委員からのICTの施策は今後どのように進めていくのかとの質疑に、理事者から、推進基本方針を定めた中で、人員削減やコストカットありきではなく、人でなければ対応できない業務に人員を充てるなど行政サービス全体がより向上するような取組を行いたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  次に、企画政策部に係る議案の審査です。  議案第12号令和3年度上越市一般会計補正予算(第9号)について、理事者の説明の後、2款1項7目中、企画調整費で、委員からのうみまちアートを総括して、どう評価しているかとの質疑に、理事者から、現代アートの取組は初めてであったが、実行委員会では成功であった、よいものであったと評価されている。一方では準備期間や実施内容の周知に関する課題は多かったと感じているとの答弁がありました。  また、委員からの来年度以降の取組について話合いを継続して行うとしているが、今後も同様の事業を行う可能性はあるかとの質疑に、理事者から、地域の熱意が高いため、可能性は大いにあるとの答弁がありました。  さらに、委員からのうみまちアートのような事業は資金面を気にせず、チャレンジ精神を持って、通年観光の一環として事業を行うべきではないかとの質疑に、理事者から、事業の総括でよかったと評価された点をさらに伸ばしていく視点を含め、養生の期間としたいと考えている。タイミングを見計らい、必要であれば所要の予算を提案したいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  次に、議案第1号令和4年度上越市一般会計予算について、理事者の説明の後、2款1項7目中、企画調整費で、委員からの地域自治推進プロジェクトを進める中で、総合計画を策定する際に地域計画を検討する予定はあるかとの質疑に、理事者から、地域計画を入れ込む考えはないが、自分たちの地域がどうあるべきか、議論を展開してもらうことはあり得るとの答弁がありました。  また、委員からの第7次総合計画の策定に向けたスケジュールはどうなっているかとの質疑に、理事者から、総合計画審議会を6回ほど開催する予定としているほか、市民との意見交換会を5月と7月に行う予定である。また、市民説明会を10月頃に行った後にパブリックコメントや所管事務調査も予定しているとの答弁がありました。  さらに、委員からのまちづくりの主体となる市民が参加してつくった総合計画であると思えるような取組は行うのかとの質疑に、理事者から、計画策定段階での市民の参加は必要であると考えており、意見交換会や分野別の団体へのインタビューを通して多くの意見を聞きたいとの答弁がありました。  21目中、歴史資源活用推進事業で、委員からの雁木町家は通年観光の重点政策となっているが、中長期的な視点からどのように整備するのかとの質疑に、理事者から、景観の観点から町並みを整備する取組を考えている。同時に街なかに人を呼び込む仕掛けづくりも続けていきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  次に、防災危機管理部に係る議案の審査です。  議案第12号令和3年度上越市一般会計補正予算(第9号)について、理事者の説明に質疑なく、採決は後回しとしました。  次に、議案第27号消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第1号令和4年度上越市一般会計予算について、理事者の説明の後、9款1項2目中、消防団員費で、委員からの消防団員の報酬を1.7倍に増額したが、財源は何か。また、処遇改善に向けてどのような取組を検討しているかとの質疑に、理事者から、新年度から年額報酬及び災害時の出動報酬に対して新たな地方財政措置により財源が確保できたため増額した。現在新型コロナウイルス感染症対策として訓練の縮小が図られているが、日本消防協会では大会競技の短縮が検討されており、さらなる負担軽減を進めたいとの答弁がありました。  5目中、災害対策費で、委員からの防災行政無線割り込み装置について、老朽化した装置を更新するとあるが、大小の音量で発信が可能になるのかとの質疑に、理事者から、音量の切替えを可能にするにはラジオの信号を受け取る機械も切替えができるものにする必要がある。今回の工事は割り込み装置を更新するものであり、大小の音量で発信、受信が可能になるものではないとの答弁がありました。  災害対策企画費で、委員からの原子力災害時の避難行動の計画はどのような内容になるのかとの質疑に、理事者から、原子力事故の発生から屋内退避、一時移転などの一連の行動の流れや安定ヨウ素剤の使用のタイミングを組み込んだものを考えているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  次に、自治・市民環境部に係る議案の審査です。  議案第12号令和3年度上越市一般会計補正予算(第9号)について、理事者の説明に質疑なく、採決は後回しとしました。  次に、議案第1号令和4年度上越市一般会計予算について、理事者の説明の後、2款1項7目中、ふるさと交流等関係費で、委員からの新型コロナの影響で郷人会の活動が行われていないが、支援の要望はあるかとの質疑に、理事者から、要望はないが、直接会話できないという悩みなど共有している部分もある。会合をオンラインに切り替えるなど、工夫を重ねてつながりを持っていきたいとの答弁がありました。  28目中、移住定住対策事業で、委員からの今まで以上に上越らしい豊かな暮らしを発信しなければ、移住定住の問題の流れは変わらないと思うが、どう考えるかとの質疑に、理事者から、広報や観光の情報発信の方法は非常に大きな課題と考えている。移住希望者に上越の魅力が正確に伝えられるよう、ふだんの業務の中から考えていきたいとの答弁がありました。  地域活動支援事業で、委員からの令和4年度の事業において、市が審査を行うことになった区はどれくらいあるのかとの質疑に、理事者から、28の地域自治区のうち高田区、新道区、春日区、諏訪区、三郷区、和田区、安塚区、中郷区、三和区の9区であるとの答弁がありました。  また、委員からの地域協議会では地域の課題を地域で解決する役割を持っているが、令和5年度の予算編成権も持つのかとの質疑に、理事者から、地域の課題に対して解決策を議論してほしいと考えているが、結果として市で支出が発生する可能性があるため、必要に応じて予算化する流れで進めることを考えているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  最後に、後回しとした議案第12号令和3年度上越市一般会計補正予算(第9号)について採決した結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第1号令和4年度上越市一般会計予算について採決した結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、3月24日に付託された議案について報告いたします。議案第53号令和3年度上越市一般会計補正予算(第10号)について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、当委員会の審査の概要と結果を申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、総務常任委員長報告を終わります。 ○飯塚義隆議長 総務常任委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 質疑はないものと認めます。  次に、厚生常任委員長の報告を求めます。  24番、渡邉隆委員長。                〔渡 邉 隆 議 員 登 壇〕 ◆24番(渡邉隆議員) これより厚生常任委員長報告を申し上げます。  去る3月3日に当委員会に付託されました議案17件、報告1件について、3月11日、14日に委員会を開催し、慎重審査の結果、いずれも可決、承認すべきものと決しましたので、審査の順序に従い、概要を報告いたします。  最初に、福祉部に係る議案の審査についてであります。  報告第1号専決処分した事件の承認について(令和3年度上越市一般会計補正予算(専第3号))は、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、全員異議なく承認すべきものと決しました。  次に、議案第41号指定管理者の指定について(市民いこいの家)及び議案第42号指定管理者の指定について(清里生活支援ハウス)は、理事者の一括説明にさしたる質疑なく、採決の結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第12号令和3年度上越市一般会計補正予算(第9号)について、理事者の説明に質疑なく、採決は後回しとしました。  次に、議案第14号令和3年度上越市診療所特別会計補正予算(第2号)について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第15号令和3年度上越市介護保険特別会計補正予算(第3号)について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第33号上越市シニアセンター条例の一部改正について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第39号工事請負契約の締結について、理事者の説明の後、委員から、入札における評価の割合はアドバイザーの提案や他市の事例を参考に、提案部分が80点、価格部分が20点の配分で審査したとあるが、価格部分はかなり差があったにもかかわらず、2点しか差がついておらず、評価差が少ないのではないかとの質疑に、理事者から、価格での逆転が難しいことについてはしっかりと検証したいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第1号令和4年度上越市一般会計予算について、理事者の説明の後、3款1項1目中、社会福祉協議費で、委員から、権利擁護事業の日常生活自立支援について、利用人数と周知の状況はとの質疑に、理事者から、平成30年度は75人、令和元年度は73人、令和2年度は72人が利用している。また、周知啓発として出前講座を実施しており、今年度は成年後見制度や相続等をテーマに9回開催しているとの答弁がありました。  3目中、強度行動障害支援者養成事業で、委員から、コンサルテーション事業は障害福祉サービス事業所に専門家を派遣し、現場で指導するものだが、施設の体制はどう強化されるのかとの質疑に、理事者から、数年かけて強度行動障害など重度の障害がある人の受入れ体制を整えたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  次に、議案第3号令和4年度上越市診療所特別会計予算について、理事者の説明にさしたる質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第4号令和4年度上越市介護保険特別会計予算について、理事者の説明にさしたる質疑なく、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第6号令和4年度上越市病院事業会計予算について、理事者の説明にさしたる質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、健康子育て部に係る議案の審査についてであります。  議案第12号令和3年度上越市一般会計補正予算(第9号)について、理事者の説明にさしたる質疑なく、採決は後回しとしました。  次に、議案第13号令和3年度上越市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について、理事者の説明にさしたる質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第16号令和3年度上越市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第28号上越市国民健康保険税条例の一部改正について、理事者の説明にさしたる質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第32号上越市立地域保育園条例の廃止について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第1号令和4年度上越市一般会計予算について、理事者の説明の後、3款2項2目中、病児・病後児保育室運営費で、委員から、保育園等で体調不良となった児童を保護者に代わって迎えに行き、医療機関での受診や病児保育室での一時的な保育を行うとあるが、課題はないのかとの質疑に、理事者から、実務的な部分を整理しているが、児童が長時間タクシーに乗ると負担が大きいところが課題と考えているとの答弁がありました。  4款1項2目中、母子保健事業で、委員から、公費負担する産婦健康診査は希望者が対象なのか。また、産後鬱病のスクリーニングを実施するとあるが、鬱病は増加しているのかとの質疑に、理事者から、健康診査は全員が対象となる。また、鬱病は増えていないとの答弁がありました。  さらに、委員から、訪問型産後ケア事業の期間終了後は、鬱病からくる虐待につながりかねない事案にどう対応するのかとの質疑に、理事者から、事業の対象期間は産後1年間だが、その後も必要に応じて保健師等が訪問して対応するとの答弁がありました。  3目中、保健指導事業で、委員から、頸北地区で高血圧対策のために尿中塩分測定を実施しているが、他地区にも広げる考えはないかとの質疑に、理事者から、86%の人が塩分を取り過ぎているとの結果が出た。効果を評価した上で、全市的に広げていきたいとの答弁がありました。  4目中、畜犬管理事業で、委員から、多頭飼育に伴う公衆衛生の悪化や災害時のペットの同行避難等の観点から、猫等の飼育情報の管理が必要ではないかとの質疑に、理事者から、防災危機管理部と整理した上で、飼育情報の有効性を町内会に対して情報発信するとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  次に、議案第2号令和4年度上越市国民健康保険特別会計予算について、理事者の説明にさしたる質疑なく、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第5号令和4年度上越市後期高齢者医療特別会計予算について、委員から、窓口負担割合が2割に引き上げられる対象はどの程度になるのか。また、負担増に対する配慮はあるのかとの質疑に、理事者から、5,225人、16.3%が対象となる見込みである。また、3年間は負担増加額を1か月3,000円までに抑える制度になっているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、自治・市民環境部に係る議案の審査についてであります。  議案第12号令和3年度上越市一般会計補正予算(第9号)について、理事者の説明にさしたる質疑なく、採決は後回しとしました。  次に、議案第1号令和4年度上越市一般会計予算について、理事者の説明にさしたる質疑なく、採決は後回しとしました。  最後に、後回しとした議案第12号令和3年度上越市一般会計補正予算(第9号)について、採決した結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第1号令和4年度上越市一般会計予算について、採決した結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、当委員会の審査の概要と結果を申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、厚生常任委員長報告を終わります。 ○飯塚義隆議長 厚生常任委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 質疑はないものと認めます。  次に、農政建設常任委員長の報告を求めます。  15番、本山正人委員長。               〔本 山 正 人 議 員 登 壇〕 ◆15番(本山正人議員) これより農政建設常任委員長報告を申し上げます。  去る3月3日に当委員会に付託されました議案15件について、3月7日、8日に委員会を開催、また追加議案として3月24日に付託された議案1件について同日委員会を開催し、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しましたので、審査の順序に従い、概要を報告いたします。  最初に、農林水産部に係る議案の審査についてであります。  まず、議案第12号令和3年度上越市一般会計補正予算(第9号)について、理事者の説明の後、6款1項3目中、園芸振興事業で、委員から、事業計画を取りやめたとあるが、どのような支援、対応をしたのか。また、今後はどのように取り組んでいくのかとの質疑に、理事者から、県と事業者の間に入り、対応についてフォローしてきた。新年度に当たっては認定農業者への聞き取りを進め、農地の確保等調整を図りながら、採択が受けられるよう意を用いていきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  次に、議案第34号上越市市民の森条例の一部改正について、理事者の説明の後、委員から、供用を廃止して普通財産化し、地縁団体などを通じた利活用を図るとあるが、地元とはどのような話になっているのかとの質疑に、理事者から、8団体で組織されている光ヶ原高原ファン倶楽部と今後の利活用や在り方について協議を進めてきており、今後はファン倶楽部が自主的に取り組んでいく形となるが、トレイルの連絡道路の除草は引き続き市が行う予定であるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第38号字の変更について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第1号令和4年度上越市一般会計予算について、理事者の説明の後、6款1項2目中、ろばた館管理運営費で、委員から、管理、運営上の課題は何か。また、施設存続のための見通しやスケジュールを地域に示しているのかとの質疑に、理事者から、誘客や施設の老朽化が課題である。修繕の必要性など地域の方には伝えているが、存続についての回答期限は定めていない。今後協議を進める中で地域の活力を損なわず、どのように運営していけるのか、一緒に考えていきたいとの答弁がありました。  3目中、安塚地域産業振興施設管理運営費で、委員から、利用者が減っているが、物産館、そば処、ユキノハコの連携やキューピットバレイとの連携は。また、雪だるま物産館の魅力磨きが必要ではないかとの質疑に、理事者から、ユキノハコの整備を契機に、3施設連携して活性化を図るよう取り組んでいく。キューピットバレイとは冬に限らず、夏場も含めて連携し、雪だるま高原エリアと道の駅エリアが一体となって進められるよう調整を図りたい。雪だるま物産館では、新たな加工品や雪室商品コーナーを充実させ、魅力の向上を図っていきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  次に、都市整備部に係る議案の審査についてであります。  まず、議案第12号令和3年度上越市一般会計補正予算(第9号)について、理事者の説明にさしたる質疑なく、採決は後回しとしました。  次に、議案第19号令和3年度上越市下水道事業会計補正予算(第4号)について、理事者の説明にさしたる質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第29号上越市都市計画法施行条例の一部改正について、議案第30号上越市道路占用料等徴収条例の一部改正について、議案第31号上越市下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について、議案第40号工事施行協定の一部変更について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第1号令和4年度上越市一般会計予算について、理事者の説明の後、2款1項7目中、景観デザイン事業で、委員から、屋外広告物のガイドラインはどのようなものを想定しているのかとの質疑に、理事者から、県の条例では色彩など審査対象ではないが、より良好な屋外広告物が整備されるよう県と連携を図りながらガイドラインを定めたいと考えているとの答弁がありました。  8款2項5目、除雪費で、委員から、除雪オペレーターの高齢化に伴い、1人オペレーターに向けての検証を行う必要があるのではないかとの質疑に、理事者から、将来的には1人オペレーターとする必要があるが、安全確認が十分担保されなければならない。除雪事業者のワーキンググループの中で検証していく一方で、担い手確保についても努力していきたいとの答弁がありました。  7項1目中、公営住宅管理運営費で、委員から、公営住宅使用料の収納状況はとの質疑に、理事者から、令和3年度の収納率は12月末時点で市営住宅は95.5%、特定公共賃貸住宅は97.3%、市営賃貸住宅は100%であり、全体として96.3%であるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しとしました。  次に、議案第7号令和4年度上越市下水道事業会計予算について、理事者の説明にさしたる質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、後回しとした議案第12号令和3年度上越市一般会計補正予算(第9号)を採決した結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第1号令和4年度上越市一般会計予算を採決した結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、ガス水道局に係る議案の審査についてであります。  まず、議案第20号令和3年度上越市ガス事業会計補正予算(第3号)、議案第21号令和3年度上越市水道事業会計補正予算(第4号)について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第8号令和4年度上越市ガス事業会計予算について、理事者の説明の後、委員から、液化天然ガスの輸入価格の上昇が見込まれるが、今後ガス料金を値上げする考えはあるかとの質疑に、理事者から、原料の高騰に備え、原料費調整分を上乗せした予算を組んだので足りる見込みであるが、不足した場合は補正も考える。卸売業者との契約が令和4年度で満了するため、仕入価格の協議を進め、料金改定について検討していくとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第9号令和4年度上越市水道事業会計予算について、理事者の説明の後、委員から、城山浄水場大規模改修事業について、昨年までの基本設計を参考にしながら詳細設計に入っていくのかとの質疑に、理事者から、設計施工一括発注方式を取っており、入札にかける段階で要求水準書という仕様書に代わるものを作成するために基本設計を行った。落札した企業体の提案に基づいて詳細設計を行い、工事を実施するものであるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第10号令和4年度上越市工業用水道事業会計予算について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、3月24日に付託された議案について報告いたします。議案第53号令和3年度上越市一般会計補正予算(第10号)について、理事者の説明にさしたる質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、当委員会の審査の概要と結果を申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、農政建設常任委員長報告を終わります。 ○飯塚義隆議長 農政建設常任委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 質疑はないものと認めます。  次に、文教経済常任委員長の報告を求めます。  29番、上野公悦委員長。               〔上 野 公 悦 議 員 登 壇〕 ◆29番(上野公悦議員) 文教経済常任委員長報告を申し上げます。  去る3月3日に当委員会に付託されました議案15件、報告2件について、3月9日、10日に委員会を開催し、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決、承認すべきものと決しました。また、産業観光交流部において所管事務調査を行いましたので、審査及び調査の順序に従い、概要を報告いたします。  最初に、教育委員会に係る議案の審査についてであります。  まず、議案第12号令和3年度上越市一般会計補正予算(第9号)について、理事者の説明の後、10款2項2目中、小学校教育用コンピュータ設置事業で、委員から、タブレット端末等の破損があった場合、修繕に係る費用に保護者負担はあるのかとの質疑に、理事者から、基本的には公費で対応する。個人の不注意等で壊れた状況があれば、保護者に相談させていただくケースも考えているとの答弁がありました。  また、委員から、タブレット端末には保証期間があると思うが、修繕費は必要なのか。保険で対応することもできると思うがどうかとの質疑に、理事者から、ガラス面の破損が多いが、その場合は保証の対象にならない。また、保険は故障率6%以上と見込んだ金額がかかるため、保険には入らず、上限を5%と見込んだ修繕料の予算を計上したとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しといたしました。  次に、議案第1号令和4年度上越市一般会計予算について、理事者の説明の後、3款2項4目中、放課後児童クラブ運営費で、委員から、学校外で開設している児童クラブを施設の老朽化により学校内へ移設を行うとあるが、どのような計画かとの質疑に、理事者から、可能なところから順次移動していくよう進めており、令和4年度は黒田小学校を予定している。令和5年度以降については富岡小学校、高志小学校、諏訪小学校、大和小学校と協議中であるとの答弁がありました。  10款1項2目中、学校教育総務費で、委員から、子供が使用した端末のデータは卒業時どう取り扱われるのか。また、親が学習成果を参照できるかとの質疑に、理事者から、蓄積したデータは卒業時に児童生徒自身が別の場所に保存し、使えるようなシステムを構築しているところである。また、保護者の閲覧については、データはクラウド上にあり、自分のIDでアクセスすることが可能であるため、ほかの端末からでも参照できるとの答弁がありました。  3項2目中、中学校教育指導、研究費で、委員から、標準学力検査、NRTにおける目標数値の根拠は何か。また、目標を達成するための新たな取組等はあるのかとの質疑に、理事者から、生徒の実態を踏まえ、平均値程度は求めてよい数値と考えた。来年度は各学校で実態を把握し、改善策を明確にして臨むよう指導していくとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しといたしました。  なお、給食用食材の放射性物質検査の実施状況について、理事者から報告がありました。  次に、産業観光交流部に係る議案の審査についてであります。  まず、報告第1号専決処分した事件の承認について(令和3年度上越市一般会計補正予算(専第3号))及び報告第2号専決処分した事件の承認について(令和3年度上越市一般会計補正予算(専第4号))について、理事者の説明にさしたる質疑なく、採決の結果、全員異議なく承認すべきものと決しました。  次に、議案第43号から第52号までの10件については、いずれも指定管理者の指定についてでありますので、一括で審査を行いました。理事者の一括説明の後、委員から、キューピットバレイスキー場において、今年度からバックカントリーエリアを新設したとあるが、事故防止の対策はしているかとの質疑に、理事者から、谷に囲まれた立地であり、コース外に飛び越えるような遭難の可能性が非常に少ない。また、利用申請をしていただく許可制としていることから、管理できているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、議案第43号から第52号までの10件をそれぞれ採決した結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第12号令和3年度上越市一般会計補正予算(第9号)について、理事者の説明の後、7款1項3目中、観光施設等管理事業で、委員から、今回指定管理料の再算定を行う施設の中には9月補正でも再算定したところがあるが、実施時期と金額をどのように判断したのかとの質疑に、理事者から、毎回議会の会期前に収益や資金繰りの調査を行っており、年度の途中で資金ショートの可能性がある場合には前倒しで補正予算を提案しているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しといたしました。  次に、議案第35号上越市安塚雪だるま高原条例の一部改正について、理事者の説明にさしたる質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第36号上越市吉川緑地等利用施設条例の廃止について及び議案第37号上越市光ヶ原高原観光総合施設条例の廃止については、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第1号令和4年度上越市一般会計予算について、理事者の説明の後、7款1項2目中、新産業振興事業で、委員から、メイド・イン上越について、新たに作成する訴求力の高いパンフレットとはどのようなものか。また、配置する場所はとの質疑に、理事者から、パンフレットは認証品の中の特産品について専門性のある認証審査委員会審査委員のアドバイスや事業者のアイデア等を取り入れ、見る人が買いたいと思うような形にしたい。認証品の販売店舗を含め、観光客などが立ち寄る場所に配置し、認知度を高めていきたいとの答弁がありました。  企業誘致促進事業で、委員から、サテライトオフィスの誘致で今後はどんな場所に開設されるのを狙って取り組むのかとの質疑に、理事者から、今年度は上越妙高駅周辺に2件、高田の雁木通りに1件進出した企業があり、上越の拠点性やロケーションのよさを評価していただいた。視察に来る企業からは、アクセスの利便性から上越妙高駅近くが望ましいという意見をいただいているとの答弁がありました。  3目中、越後田舎体験推進事業で、委員から、受入れ体制の維持、強化に関わる取組で、受入先を確保する具体的な方法はとの質疑に、理事者から、吉川区の遊ランドや牧区の深山荘といった宿泊施設にクラス単位で泊まり、インストラクターによる地区の歴史の探究学習を行うなど新たなメニューの開発に力を入れている。民泊を活用しながら、受入れを拡大していきたいと考えているとの答弁がありました。  観光施設管理事業で、委員から、休館している大島あさひ荘と三和ネイチャーリングホテル米本陣の維持管理費について、今後の方向性はとの質疑に、理事者から、あさひ荘は災害による破損で施設を再開できないため、補助金を返還することなく取壊しが可能である。地元に丁寧に説明を行い、アスベストの有無を確認した上で取り壊したい。米本陣は、プロポーザルにより利活用したいという事業者が見つかった場合は維持管理費が不要となるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決は後回しといたしました。  最後に、後回しとした議案第12号令和3年度上越市一般会計補正予算(第9号)について、採決した結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第1号令和4年度上越市一般会計予算について、採決した結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、直江津・小木航路維持と観光を中心とした広域連携について所管事務調査を行いました。理事者の説明の後、委員から、佐渡汽船と締結した既存の合意書は、財務、経営状況等を勘案した適用とするよう留意とあり、状況によっては変わることもあると受け取れるが、市はどう考えているのかとの質疑に、理事者から、経営体がみちのりホールディングスに替わったとしても、小木直江津航路への内部支援は変わることはないと考えている。今後の経営改善の取組を確認しながら、必要に応じて支援を検討し、小木直江津航路を維持していきたいとの答弁がありました。  また、委員から、将来航路廃止や減便が検討された場合、事前協議が必要になるということだが、法的に担保されているのかとの質疑に、理事者から、海上運送法上事前協議することとなっており、県が事務局となっている佐渡航路確保維持改善協議会において協議するとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、本件は今後引き続き調査を行うことといたしました。  以上、当委員会の審査及び調査の概要と結果を申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、文教経済常任委員長報告を終わります。 ○飯塚義隆議長 文教経済常任委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 質疑はないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  20番、平良木哲也議員。              〔平 良 木 哲 也 議 員 登 壇〕
    ◆20番(平良木哲也議員) 日本共産党議員団の平良木哲也でございます。私は、党議員団を代表しまして、今議会に提案された議案のうち、4つの議案について反対の立場から一括して討論を行います。  その4つは、第1号一般会計予算、第2号国民健康保険特別会計予算、第4号介護保険特別会計予算、第5号後期高齢者医療特別会計予算であります。  討論を行う前に、ロシアによるウクライナ侵略を糾弾するとともに、犠牲になったウクライナ国民への哀悼の意を表します。今こそ国際社会が一丸となってロシアの暴挙をやめさせるとともに、平和裏に紛争を解決し、一刻も早くウクライナに平和がもたらされるよう力を尽くすことを求めるものであります。また、今冬も豪雪に見舞われました。その犠牲となられた方に心からお悔やみを申し上げるとともに、被災された全ての皆さんに心からお見舞い申し上げます。加えて、新型コロナ感染症の拡大の下で、感染リスクにさらされながらも私たちの命を守って闘ってくださっておられる医療従事者の皆さん、私たちの日常の暮らしを支えてくださっておられる社会に不可欠なエッセンシャルワーカーの皆さんに心から感謝申し上げます。  私たちは、こうした状況の下、市政としてどのように市民生活を守ることができるのか、市民の皆さんの安全、安心を確保するには何が必要なのかを常に考えて行動しております。その立場から、昨秋の市長選挙に当たっては、目指すべき市政全般の政策を提示するとともに、昨年暮れには新年度予算編成に当たっての市民の願いを反映した要望書を提出いたしました。今議会に提案された中川新市長の新年度予算は、そうした市民の願いに応える施策が随所に取り上げられ、これまでにない暮らしを守る予算編成になっているということをまず申し上げたいと思います。こうした施策は、その一つ一つがこれまで多くの市民が要望してきたものであり、そうした市民の声を真摯に受け止め、実現に向けて予算計上した市政は基本的に大いに評価するものであります。  一例を挙げれば、高齢者を含む全年齢にわたって補聴器の購入を補助する制度改善が図られました。これは、加齢による難聴がコミュニケーションを困難にするなど日常生活を不便にし、生活の質を落とす大きな原因になるばかりか、最近では鬱や認知症の危険因子となることも指摘されている中、高価であることで補聴器の購入をちゅうちょせざるを得ない皆さんにとっての大きな福音になる施策であります。  また、コロナ禍で困窮の度合いが増している中小事業者の仕事づくりに大きな役割を果たし、市民の住宅環境を改善する住宅リフォーム補助の上限額引上げなどの拡充は、関連する業種の裾野が広い建築関係事業者に喜ばれています。  さらに、子育て支援では、幼児教育、保育の無償化の対象になっていない2歳児の保育料軽減の対象拡充は、市独自の子育て支援として大きな一歩を踏み出したものであり、子育て世帯の負担軽減のみならず、人口減少への間接的な歯止め策の一つとしても価値のあるものと認識しております。また、今後のさらなる独自の無償化対象拡大への展望を開く端緒と位置づけることもできることから、大いに展望が持てる施策であります。  そのほかにも保育園等で体調不良となった児童を保護者に代わって迎えに行き、医療機関での受診後、病児保育室において一時的保育を実施する制度の創設やオンライン学習通信費など、小中学校の就学援助制度の対象の拡大、介護、障害者施設の新入所者やスタッフのPCR検査費用の一部助成、産後の健康診査への助成制度の新設、私立高等学校の学費助成の拡充、消防団員の報酬増額、脱炭素社会に向けた積極的な計画作成、高齢運転者向けの安全運転支援装置の設置費用補助など、これまでの市民の多くの願いが実現の運びとなりました。  このように市民の願いに応え、コロナ禍によって困窮している暮らしを支える前向きな予算編成は、これまでの上越市政の中でも特筆すべきものであり、私たち議員団としても大いに評価すべきものと受け止めています。したがって、このたびの予算案は今後さらに市民の暮らし中心の予算に発展していく可能性を持つものであると捉えることができ、当面指摘すべき改善の余地はこれまでに比べて多くはないものと考えています。ただし、幾つかであっても、改善の余地がある以上手放しで賛成することは、市民に対する責任を果たすことにはなりません。  改善すべき点を挙げます。第1に、財政運営全体の枠組みです。この数年指摘してきたように、当市には多額の財政調整基金残高があり、未曽有の暮らしの危機ともいうべきコロナ禍に対しては、今こそ思い切った取崩しを行うべきですが、新年度予算ではこれまでよりは比較的繰入れを増額しているとはいえ、決して思い切った使い方とは言えません。今すべきは仕事を失ったり、収入が大きく減少したりしている市民の皆さんへの追加の直接支援、そして市としてできる限りの市民負担の軽減など暮らしを直接暖める施策の実行です。数十億円規模での市民負担の軽減措置、例えば国保や介護保険会計への一般財源の繰入れで保険税や保険料を大きく引き下げたり、3年前の水準から大きく収入が減っている人への一時金給付を行ったりするなどの施策こそ時宜にかなった施策と言えますが、そうしたことが打ち出されていないことは極めて残念です。そのほか学校給食の民間事業者への委託が続いていること、公共施設を次々に廃止、譲渡する悪い意味での行政改革のなたが相変わらず振るわれていること、国ですら既に終結したとしている同和対策予算が依然として計上されていることなどを改善すべき点として指摘いたします。  これらは市民本位の市政を進める上で、欠くことのできない政治姿勢ですが、政治姿勢の点で申し上げますと、市長の一般質問での答弁にも一部大変気になる部分がありました。特に福祉関係施設は効率が悪く存続させても人口が増えないので、廃止する。子供人口が増えても、若者の仕事がなければまちの将来はないといった趣旨の発言をなさいました。これは、市民一人一人を全く大事にしない政治姿勢であり、市民本位の市政とは無縁のものです。この点はしっかりと考え直していただきたいと思います。また、そもそも子供も高齢者も大切にするようなまちでなければ若者が定着するわけがありませんので、何か大きな勘違いをなさっておられるのではないでしょうか。  以上、申し上げましたが、市長においては今後も暮らし第一の予算に向けて、改善の努力を怠りなく行うことを期待する意味での警鐘を打つという思いで反対いたします。  次に、3つの医療、介護関係の特別会計です。昨年も指摘いたしましたが、これらには共通して市民負担の軽減に反するという点での問題があります。軽減どころか、誠に重い負担になっており、特に介護保険料は県下の最高レベルです。しかも、共通して収入が減っているのに、負担は減らない。所得が低い人ほど収入に対する負担の割合が大きいという逆累進制の苛酷な負担を強いているという点は重大な問題です。加えて後期高齢者医療では、10月から窓口での2割負担が導入され、約2割もの市民が一挙に負担が2倍になります。この2割負担の対象となる収入基準は、法律によらずに政令で定められており、今後対象が政府のほしいままに際限なく広がるおそれがあります。高齢者は、それまで医者知らずと言われてきた人でも医療の必要性が増してきます。そうしたときに窓口負担を2倍にすることは、受診抑制を生み、命を直接縮めることになりかねません。  以上のことから、これら3つの特別会計予算案に反対いたします。 ○飯塚義隆議長 7番、宮﨑朋子議員。               〔宮 﨑 朋 子 議 員 登 壇〕 ◆7番(宮﨑朋子議員) 会派創風の宮﨑朋子でございます。会派を代表いたしまして、今定例会に提案された令和3年度一般会計補正予算並びに議案第1号令和4年度上越市一般会計予算をはじめとする全議案について述べさせていただきます。  長引くコロナ禍、当市におきましても令和3年度補正予算を含む一体的な予算編成となりました。このたびの予算編成には、挑戦と寄り添いという点で、評価できる事業が幾つかございました。挑戦という観点では、市内事業者に対し、中小企業者等イノベーション推進補助金や起業を後押しする創業スタートアップ支援補助金の創設、農林水産業においては新たな販売力強化と担い手確保のための事業の拡充など、市の積極的かつ本腰を入れた政策が見られ、今後の市内経済への波及効果も含め、大いに期待するところでございます。  丸2年にも及ぶコロナ禍では、誰もが当たり前でない日常を経験し、納得もいかないまま新しい日常を受け入れ、悶々としながらの毎日を重ねてまいりました。そして、今挑戦できる素地があるのは、これまでの堅実な行財政改革も含め、市民と共に歩んできた道のりがあってこそと考えます。  寄り添うという観点では、地域生活支援拠点の強化や産婦への健康診査の助成、健康診査等の受診勧奨の強化など、市民生活の安心のために寄り添う事業が新設、そして拡充されました。これらは実に根気の要る事業ではありますが、これからもたゆまず取り組んでいくことを望みます。  また、目玉として提案されたふるさと上越応援寄附金事業は、市長が公約で掲げる通年観光にも効果があると考えます。まずは数字よりも市内の誇れるものやことを作り手の気持ちに寄り添いながら進めることを希望いたします。  加えて、地域自治推進事業におきましては、これまで多くの議論が交わされてまいりました。我々も日々の議員活動の中で、地域とは何ぞやという課題に、これに関しては人々の多様な考え方があることをひしひしと感じております。市におかれましては、着地点を急がず、多種多様な意見に寄り添い、傾聴の姿勢を望みます。  一方で、当会派といたしましては、このたびの市長が掲げられました今後の市政運営の基本方向における5つの視点と8つのプロジェクトにおいて、その考えの背景、内容、進め方などについて、まだまだ市民の理解と共感を得るには十分でないことを懸念しております。特に8つのプロジェクトにつきましては、何度も質疑が交わされましたが、第2期上越市まち・ひと・しごと創生総合戦略や各分野における中長期の計画がある中で、それとの違いは何なのか、またこのプロジェクトを推進することが今以上に市民の何のよいことにつながるのかという目的と効果が明確に示されなかったことは、我々が議案を審議する上で、非常に難しい判断を強いられることとなりました。しかしながら、長引くコロナ禍、災害や世界情勢の不安などがある中で、私たちは市民の安心、安全な生活を守り、市には滞りのない行政サービスを提供する義務があること、この点も踏まえ、会派として熟考を重ねた次第です。  最後に、今議会の市長と議員のやり取りにつきましては、議場で物言う意味について考えさせられる場面が幾つかあったと感じています。議会における総括、そして一般質問は、市民生活が少しでもよくなるように行うものであり、議場はその最上位の場であると認識しています。そして、我々議員は自身が慎重審議したことに責任を持ち、市民に説明する義務があります。すなわちそれは、市政を市民に説明することと同等の意味を持ちます。その点をいま一度双方しっかりと理解する必要があるのではないかということを申し添えさせていただきます。  以上、令和3年度上越市一般会計補正予算並びに議案第1号令和4年度一般会計予算を含む全議案に賛成いたします。市におかれましては、これまで以上に一丸となって、丁寧に、そして果敢に取り組まれることを希望し、我々議員も市民のためと心を同じくし、その責務を全うしてまいります。 ○飯塚義隆議長 12番、山田忠晴議員。               〔山 田 忠 晴 議 員 登 壇〕 ◆12番(山田忠晴議員) 会派公明党、山田忠晴でございます。公明党を代表して、今議会に提出されました議案第1号令和4年度上越市一般会計予算をはじめとする全ての案件に賛成の立場から討論を行います。  令和4年度予算は、中川市長が昨年11月に市長に就任し、市民注視の中での初めての新年度当初予算編成です。まさにコロナ禍に対する感染拡大防止と経済対策の両立が求められる中で、国の補正予算と一体的な15か月予算として編成されました。少子高齢化が進む中で、優先順位を見定め、妊産婦の健康診査助成や訪問型産後ケア、病児保育の送迎対応などに1,430万円、小中学校の就学補助、私立高校への学費助成などに3,000万円を計上いたしました。  事業者の経営支援には5億円、中小企業等イノベーションに1億4,000万円、住宅リフォーム事業に1億2,000万円、創業促進のための補助に500万円を計上するなど、コロナ禍で苦しむ市民、事業者への経済的支援を待ったなしで計上されたことは評価されます。また、当市の基幹産業である農業でも新規就農者への支援や農産水産物等のマーケティング活動支援に合わせて2,450万円を計上したことも評価いたします。  さらに、将来の当市を見通して、街なか居住向け空き家の居住環境整備に1,000万円、ふるさと納税返礼品拡充などに7,500万円、高齢者の安心、安全のための予約型コミュニティバスの実証運行や高齢運転者ドライブレコーダー等補助に1,900万円を計上しました。そのほか地域の魅力創出へ向け、通年型観光や地域産品の販売強化に取り組むとともに、移住促進など地方回帰への流れをしっかりと捉え、東京圏からの移住・就業支援金の子育て世帯に対する加算増額も1,450万円を計上をいたしました。  国の政策と相まって、2050年カーボンニュートラルに向けての脱炭素化の取組推進でも電気自動車導入を含め、1,200万円余りを計上、さらに環境対策として森林保育管理事業に継続的に取り組んでいくほか、国が進める行政のデジタル化において、行政手続のオンライン化推進に4,600万円を計上するなど、こうした数々の取組を高く評価するものであります。  最後に、要望の観点から2点申し上げます。1点は、まだまだコロナ禍で苦しむ市内中小企業、特に小規模事業者などへの温かな経済的支援がどうしても必要と思います。今後の市内企業の実態をしっかりと見定め、機を逸せずに、きめ細やかな経済的支援を引き続きお願いしたいと思っております。例えば3月議会後、専決処分や6月議会での補正予算など、必要に応じて速やかな対応を望むものであります。  もう一点は、地域独自の予算についてでありますが、急ぎ過ぎて失敗しないように、職員並びに市民の皆様と精力的な意見交換や協議を重ねていただき、慎重に進め、納得のいく予算になるよう取り組んでもらいたいと強く要望するものであります。  以上、様々な観点から賛成の理由や、また一部要望を申し上げましたが、今後も当市の持続的発展と市民の幸せを心から願い、私ども公明党はこの令和4年度上越市一般会計予算をはじめ、令和3年度一般会計補正予算など全ての案件が妥当であると判断し、賛成するものであります。 ○飯塚義隆議長 5番、ストラットン恵美子議員。          〔ス ト ラ ッ ト ン 恵 美 子 議 員 登 壇〕 ◆5番(ストラットン恵美子議員) 会派久比岐野、ストラットン恵美子です。会派を代表して、今議会に提案された議案第1号令和4年度上越市一般会計予算並びに令和3年度一般会計補正予算、また追加議案第53号をはじめとする全案件について、賛成の立場で討論を行います。  令和4年度上越市一般会計予算は、国の補正予算に呼応して、令和3年度補正予算と一体的に15か月予算として編成され、その実質的な予算規模は前年度と比べて1.0%増の見込みとしています。また、2月下旬に2回の大雪警報が発令され、これに伴う市道の除排雪経費に不足が見込まれる状況になったため、追加議案で4億8,000万円を財政調整基金より繰り入れて、歳出合計を1,108億2,926万円としました。既に3年目を迎える新型コロナウイルス感染症の第6波は、今まさに上越市を襲い、連日感染者が2桁台を推移しているところであり、上越市民が安心、安全に暮らせるよう、引き続き感染予防対策の徹底と経済活性化の両立、アフターコロナへの備えを大きく打ち出しています。  落ち込んだ市内経済を立て直すために、第5次事業者経営支援の拡充、新たな風を吹き込んで元気を取り戻すような施策の一つである中小企業者等イノベーション促進事業など地域活性化の一助となる事業の提案だけでなく、先行議決した時短要請等に伴い、特に影響があった関連事業者への支援など隙間となっていた産業にもしっかり手当てされています。また、起業、創業のためのサテライトオフィス誘致などをはじめ、新規セミナーの開催やサテライトオフィスやテレワークなどの拠点となるコワーキング施設の整備の拡充など、これからの人たちへの就業の場、またすばらしい自然豊かな上越市において、都会からでも働きやすい環境づくりに力を入れることで移住定住促進にもつながる施策が打ち出されています。さらに、遠くにいてもしっかりと上越市を感じ、愛着を持っていただけるよう、当市の様々な魅力あふれる地域産品、メイド・イン上越認証品等を積極的に活用したふるさと納税制度への取組については、我々議員の多くもかねてから提案していたことであり、期待がかかるところであります。いずれにおいても評価するところであります。  市では、令和5年度からのまちづくりの総合的な指針となる第7次総合計画とその下支えとなる第7次行政改革推進計画、また財源と実施体制の裏づけとなる第3次財政計画及び第4次定員適正化計画について、それぞれ令和4年度中に策定することとしております。それに向け、令和4年度では基本方針や5つの視点を基に、各部局の考え方、方向性がばらばらなまま進むことのないよう、分野横断的な取組となる8つの政策プロジェクトと組織機構の改編を見込む人事改革プロジェクトが打ち出されましたが、最終年度ととなる第6次総合計画と令和6年度までとなる第2期上越市まち・ひと・しごと創生総合戦略とどう融合していくのか、見えづらい点があるように感じます。  市長が目指す新たな上越市の実現のために示されたプロジェクト等において、目標やスケジュールのスケールはそれぞれ違うようであり、今定例会においてもそのお考えの具体性がいま一つ示されなかったことは残念であります。例えば地域自治推進プロジェクトでは、現在ある各地域協議会、総合事務所とまちづくり振興会等住民組織などの各団体がどう融合され、地域のことは地域で実行できる取組や市民生活の満足感の高揚や質の向上が図れるのか見えず、10月をめどとした地域予算編成のスケジュールに到底間に合うと思えないことが懸念されます。  また、中川市長が特に力を入れる通年観光プロジェクトにおいて、現在まで進められてきた観光交流ビジョンを土台としているものではなかったと思われる市長の答弁が気になる点も否めません。上越市のこれまでの取組や現状に対してきちんと理解し、各部局でレビューされた上でよいところはしっかり継続し、さらに発展させる。効率的かつ効果的に変革できるところは、大胆に中川カラーを打ち出していくことこそ納得が得られるものになるのではないでしょうか。  次期計画に向けた準備期間となる令和4年度は、言わば私たち上越市の新しい未来を創造する勝負の年であるとも言えます。市民に選ばれた中川市長の掲げる公約が具現化され、その目標など行政組織細部まで理解を得て、各政策プロジェクトでお互い信頼を築きながら、活気ある市政サービスが展開されることこそ市民の皆様が豊かさを実感できる、「暮らしやすく、希望あふれるまち」になるのではないでしょうか。中川市長におかれましては、その実現に向け、市民、行政、そして我々議会に対して、これからもしっかりと対話と納得を得ながら、上越市を牽引していただきたいと切に願い、改めて全ての案件に賛成を表明し、討論を終わります。 ○飯塚義隆議長 9番、中土井かおる議員。             〔中 土 井 か お る 議 員 登 壇〕 ◆9番(中土井かおる議員) 会派みらい、中土井かおるでございます。会派を代表いたしまして、議案第1号令和4年度上越市一般会計予算ほか全議案に対して賛成の立場で討論いたします。  まず、令和4年度一般会計の歳入について、予算規模は令和3年度当初実績予算より微増ですが、0.3%の増とし、さらに国の令和3年度補正予算分の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して、コロナ禍でまだまだ厳しい状況にある市民生活や地域経済を支援する第5次事業者経営支援金等を含む実質的な予算規模を936億9,486万円としたことを評価いたします。  続いて、歳出につきまして、主要政策に沿って賛成の理由を申し上げます。新型コロナ感染症への対策では、令和3年度一般会計補正予算で高齢者や障害者施設の入所者等、重症化リスクの高い方や職員に対するPCR検査の助成の拡充。交通事業者への支援の拡充等の経済支援の継続。さらに経営環境の変化に対応するために、新商品やサービスの開発、販路開拓などを支援する中小企業等のイノベーション推進の補助は、アフターコロナ、ウィズコロナ時代に向けた事業再生への取組として評価いたします。  次に、8つの公約プロジェクトと人事改革プロジェクトについては、時代の急速な変化と地域、市民の多様で複雑なニーズに対し、柔軟にスピード感を持って政策形成を図るため、部局横断的な取組に着手する点を高く評価いたします。  まず、地域交通プロジェクトは、自家用車がなくても、安心して移動できる仕組みであり、実効性の高いプロジェクトであることを評価いたします。子育てプロジェクトは、出産、保育、教育、男女共同参画など子育てに関する総合的な視点から支援できる体制となることを大いに期待いたします。農林水産プロジェクトは、ふるさと納税制度を活用した上越産品の魅力発信やICTの活用による農業の省力化、効率化に向けた取組を各部局の参画により専門性を発揮していただくことでの需要拡大、継承支援に期待をいたします。しかし、今定例会で議論が集中したプロジェクトのビジョンについて、令和4年度に具体的な方針を示していただくこと、またプロジェクトに参加する職員の方々の負担が大きくならないよう配慮を望みます。  さらに、人事改革プロジェクトは、専門性の高い人材育成を行うことで市民のニーズを的確に捉え、政策に結びつける課題解決力の醸成が図れることを期待いたします。また、DXの導入による業務の効率化など働きやすい環境の構築によりパフォーマンスの一層の向上が見込めることを評価いたします。  続いて、5つの視点に基づく主な取組のうち、生活の質の向上について、新規事業の地域生活支援拠点の強化では、障害のある方の地域生活を支える居住支援の機能を目指しており、大いに期待を寄せるところでありますが、制度がしっかりと機能するよう、人材育成や連携体制の強化を図っていただきたいと考えます。  補聴器の購入補助は、対象者を全年齢に拡大することで、高齢者の認知症予防や健康延伸が期待される取組であり高く評価いたします。  子育て支援においては、経済支援として2歳児における保育料の軽減措置の対象を拡充すること、新規事業として病児保育の送迎対応は、安心して子育てと仕事の両立ができる環境を整備するものであると評価いたします。  次に、共創の推進における街なか居住の推進に向けた取組支援は、街なかの空き家ワンストップ窓口を創設することで、所有者と利活用希望者のマッチングがスムーズに行えることにより、所有者不明の空き家の減少や利活用による地域の活性化促進につながることを期待します。  地域の魅力の最大化において、新規事業の環境スポーツイベントの開催や障害者スキーの体験会など、地域の特性を生かしたアウトドアスポーツを通じて自然の大切さを考え、広域連携やパラスポーツの普及啓発などにも寄与することを期待いたします。  各種主要計画の策定では、第7次総合計画において、より多くの各層の市民の意見を聴取、集約し、誰一人取り残されることのない計画策定であることを評価いたします。一方で、当市の課題でもある若い世代の転出者の増加は、市民の声なき意思と捉え、このような方々の思いも計画に反映できるよう取組を進めていくことを期待するものであります。  続いて、ガス水道局に係る案件について、将来にわたって安心、安全に事業継続が図れる歳入、歳出であり、評価いたします。  以上、主要な理由を申し上げましたが、2年を越え、長引くコロナ感染症により疲弊する市民の心が前向きになるような思いが込められている予算編成であることから、全議案を可決すべきものと考えます。 ○飯塚義隆議長 14番、丸山章議員。                〔丸 山 章 議 員 登 壇〕 ◆14番(丸山章議員) 会派政新クラブ、丸山章でございます。今ほど賛成討論もいろいろとされまして、私ダブる点もあろうかと思いますけども、御容赦いただきたいなと、こんなふうに思います。  それでは、これから会派を代表いたしまして、議案第1号令和4年度上越市一般会計予算をはじめ、全案件に賛成の立場で討論を行いたいと思います。  昨年11月に中川市政が誕生されました。新潟県第3の都市の市政を預かる身となられ、その責任と重圧を感じながら、この間努力してこられたことと思います。市長は、このたびの新年度予算の大きな柱として、各種インフラや産業、教育、医療、福祉、環境、文化の全てにおいて、市民の生活の質を高め、若者が帰ってきたくなるような「暮らしやすく、希望あふれるまち」の実現を目指すとしました。1つ目に、生活の質の向上、2つ目に共創の推進、3つ目に地域の魅力の最大化、4つ目に復元力、再起力の強化、5つ目に循環共生社会の構築の5つの重要視点を設けられました。さらに、公約に掲げた地域自治の推進、地域交通、子育て、健康、防災、農林水産、脱炭素社会、通年観光の8つのプロジェクトと人事改革プロジェクトを設けられました。市政の多岐にわたる課題を克服するために、分野ごとに果敢に取り組んでいく姿勢を市長就任後、初めてとなる令和4年度当初予算案に示されたことを評価いたします。  それでは、主な政策、施策について賛成の理由を述べてまいりたいと思います。最初に、生活の質の向上の保育料の軽減に関してでございます。子育て世代の負担を軽減するために、2歳児における保育料の軽減措置の対象を拡充するとしています。フコク生命の調査によりますと、ゼロ歳児から2歳児のそれぞれの年代で年額90万円前後の子育て費用が必要とのことでありますので、保育料の軽減策は人口減少を抑制する面からも大いに期待できる施策であります。しかし、市長の公約であります保育料を県内で一番安くするとの公約からしますと、物足りなさはありますので、今後のさらなる軽減策に期待をしたいと思います。また、新たに保育園等において、体調不良になった児童を保護者に代わって医療機関での受診後、病児保育室において一時的に保育を行う取組は、夫婦共働き世帯が多くなっている現状からして、心配なく預けられる環境は、保護者にとってとてもありがたく、現代社会のニーズに的確に応える施策と言えます。  次に、共創の推進の街なか居住の推進に向けた取組支援です。市長が標榜する通年観光都市を目指す一環の政策、施策として正しい方向性と考えます。ただし、少し気になる点があります。景観ルールを住民が定め、その景観ルールに基づき行われる修景事業を支援するとしておりますが、それぞれの町内会でルールが異なった場合、高田地区全体のまちづくりの一体性がなくなってしまうことに危惧を感じます。行政から高田区の将来像、観光振興等の考え方も示し、住民としっかり協議を進めていくことは重要と考えます。このたびはモデル的な支援策として取り組むとのことでありますので、今後市長の公約を基本に、市全体のまちづくり構想を踏まえながら、街なか居住の推進を図ってほしいと思います。  次に、地域の魅力の最大化のふるさと納税返礼品の拡充についてでございます。令和4年度のふるさと納税返礼品に対する歳出予算が2,494万1,000円計上され、歳入で5,000万円を計上されました。昨年の計上額、歳出が72万8,000円、歳入が1,000万円と比較しますと大幅に拡充されました。少子高齢化等に伴い、既に当市の財政事情は、将来的に厳しい数値が浮き彫りになってきております。こうしたことを少しでも改善させるにはふるさと納税による財源確保策は大切で、しかも並行してPRすることによって、観光を勧誘できるなど、様々な相乗効果も期待できるでありましょう。前村山市政の際は、ふるさと納税制度は返礼を目的としたものではなく、生まれ育ったふるさとに貢献できる制度、自分の意思で応援したい自治体を選ぶことができる制度として、希望する自治体に寄附という行為で応援するという制度ですと言われ、私の一般質問の回答でもかたくなまでにふるさと納税による財源確保策を拒まれてきました。ところが、中川市政になって、こうした考え方を改められ、積極的にふるさと納税制度を活用するとした政策は、高く評価したいと思います。  最後に、市長はふるさとを愛そう、地域分権の推進、現場主義の徹底など印象深い言葉を引用されておりますけども、それらを具現化する手だてはプロジェクトの下で考えていくとのことで、先送りになった感は否めません。本来令和4年度予算案で、少なくとも市長が公約された肝煎りの政策の幾つかについては方向性、具体策、タイムスケジュール等を市民に明確に示すことが大切であったと思います。  為政者は、ある面孤独で、しかも振る舞いや言動等に市民は注目し、それに伴い大きな責任が生じることは言うまでもありません。どうか県下第3の都市、上越市の持続的発展のために、大所高所から市政を見詰めつつ、しかもスピード感を持って政策、施策を決断、ダイナミックに実行し、重要案件の目的を遂行していただきたいことを心から願い、賛成討論を終わります。 ○飯塚義隆議長 以上で通告による討論は終わりました。  これにて討論を終結いたします。  この際、しばらく休憩いたします。          午前11時45分 休憩                                    午後 1時 0分 再開 ○飯塚義隆議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより議題を採決いたします。  まず、報告について採決いたします。  報告第1号専決処分した事件の承認についてを採決いたします。  本件は承認することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 御異議なしと認めます。  よって、本件は承認することに決しました。  報告第2号専決処分した事件の承認についてを採決いたします。  本件は承認することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 御異議なしと認めます。  よって、本件は承認することに決しました。  次に、条例関係等の議案について採決いたします。  議案第22号より第52号までの31件を簡易採決したいと思います。  これに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は簡易採決いたします。  また、本案は一括して採決したいと思いますが、御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 御異議なしと認めます。  それでは、これより採決をいたします。  議案第22号上越市ふるさと上越応援基金条例の制定について、議案第23号上越市個人情報保護条例の一部改正について、議案第24号上越市地域情報通信基盤整備事業分担金徴収条例の一部改正について、議案第25号一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第26号職員の育児休業等に関する条例の一部改正について、議案第27号上越市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について、議案第28号上越市国民健康保険税条例の一部改正について、議案第29号上越市都市計画法施行条例の一部改正について、議案第30号上越市道路占用料等徴収条例の一部改正について、議案第31号上越市下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について、議案第32号上越市立地域保育園条例の廃止について、議案第33号上越市シニアセンター条例の一部改正について、議案第34号上越市市民の森条例の一部改正について、議案第35号上越市安塚雪だるま高原条例の一部改正について、議案第36号上越市吉川緑地等利用施設条例の廃止について、議案第37号上越市光ヶ原高原観光総合施設条例の廃止について、議案第38号字の変更について、議案第39号工事請負契約の締結について、議案第40号工事施行協定の一部変更について、議案第41号指定管理者の指定について(市民いこいの家)、議案第42号指定管理者の指定について(清里生活支援ハウス)、議案第43号指定管理者の指定について(くわどり湯ったり村、ヨーデル金谷、ゆったりの家)、議案第44号指定管理者の指定について(安塚雪だるま高原キューピットバレイスキー場等3施設))、議案第45号指定管理者の指定について(うみてらす名立)、議案第46号指定管理者の指定について(吉川ゆったりの郷)、議案第47号指定管理者の指定について(牧湯の里深山荘)、議案第48号指定管理者の指定について(柿崎マリンホテルハマナス)、議案第49号指定管理者の指定について(大潟健康スポーツプラザ鵜の浜人魚館)、議案第50号指定管理者の指定について(吉川スカイトピア遊ランド)、議案第51号指定管理者の指定について(板倉保養センター)、議案第52号指定管理者の指定について(ゑしんの里記念館)、以上31件についてはいずれも原案のとおり決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 御異議なしと認めます。  よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。  次に、予算関係の議案について採決いたします。  まず、令和3年度補正予算を採決いたします。  議案第12号より第16号まで、第19号より第21号まで及び第53号の9件を簡易採決したいと思います。  これに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は簡易採決いたします。  また、本案は一括して採決したいと思いますが、御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 御異議なしと認めます。  それでは、これより採決をいたします。  議案第12号令和3年度上越市一般会計補正予算、議案第13号令和3年度上越市国民健康保険特別会計補正予算、議案第14号令和3年度上越市診療所特別会計補正予算、議案第15号令和3年度上越市介護保険特別会計補正予算、議案第16号令和3年度上越市後期高齢者医療特別会計補正予算、議案第19号令和3年度上越市下水道事業会計補正予算、議案第20号令和3年度上越市ガス事業会計補正予算、議案第21号令和3年度上越市水道事業会計補正予算、議案第53号令和3年度上越市一般会計補正予算、以上9件についていずれも原案のとおり決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 御異議なしと認めます。  よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。  次に、令和4年度予算について採決いたします。 ◆10番(宮越馨議員) 議長、宮越馨でございますが、退席をいたします。                〔宮 越 馨 議 員 退 席〕 ○飯塚義隆議長 議案第1号令和4年度上越市一般会計予算を採決いたします。  この採決は起立によって行います。  本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                〔賛  成  者  起  立〕 ○飯塚義隆議長 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。                〔宮 越 馨 議 員 復 席〕 ○飯塚義隆議長 次に、議案第2号令和4年度上越市国民健康保険特別会計予算を採決いたします。  この採決は起立によって行います。  本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                〔賛  成  者  起  立〕 ○飯塚義隆議長 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第3号令和4年度上越市診療所特別会計予算を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第4号令和4年度上越市介護保険特別会計予算を採決いたします。  この採決は起立によって行います。  本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                〔賛  成  者  起  立〕 ○飯塚義隆議長 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第5号令和4年度上越市後期高齢者医療特別会計予算を採決いたします。  この採決は起立によって行います。  本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                〔賛  成  者  起  立〕 ○飯塚義隆議長 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第6号より第10号までの5件を簡易採決したいと思います。  これに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は簡易採決いたします。  また、本案は一括して採決したいと思いますが、御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 御異議なしと認めます。  それでは、これより採決をいたします。  議案第6号令和4年度上越市病院事業会計予算、議案第7号令和4年度上越市下水道事業会計予算、議案第8号令和4年度上越市ガス事業会計予算、議案第9号令和4年度上越市水道事業会計予算、議案第10号令和4年度上越市工業用水道事業会計予算、以上5件についてはいずれも原案のとおり決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 御異議なしと認めます。  よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。                        〇 △日程第4 請願第1号及び第3号 ○飯塚義隆議長 日程第4、請願第1号及び第3号を議題といたします。  本件に関し、各委員会における審査の経過並びに結果についての報告を求めます。  まず、厚生常任委員長の報告を求めます。  24番、渡邉隆委員長。                〔渡 邉 隆 議 員 登 壇〕 ◆24番(渡邉隆議員) これより厚生常任委員長報告を申し上げます。  当委員会に付託されました請願第1号老齢基礎年金等の抜本的な改善を求める請願について、3月14日に審査を行いました。  請願第1号老齢基礎年金等の抜本的な改善を求める請願について、請願者の趣旨説明の後、委員から、物価が上がっているにもかかわらず、年金は下がっているが、政府の狙いをどう考えているのかとの質疑に、請願者から、若い世代に負担をかけないためではないかとの答弁がありました。  以上で趣旨説明を終了し、続いて委員による審査を行いました。  まず、賛成の立場で、委員から、現在の年金額は生活保護の最低生活費を下回っている。少なくとも生活保護の最低生活費分は必要と考えるので、賛成するとの意見が述べられました。  続いて、反対の立場で、委員から、これ以上若者にしわ寄せが行かないようにするため、反対するとの意見が述べられました。  採決の結果、本請願は賛成多数により、採択すべきものと決しました。  以上、審査の概要と結果を申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、厚生常任委員長報告を終わります。 ○飯塚義隆議長 厚生常任委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 質疑はないものと認めます。  次に、文教経済常任委員長の報告を求めます。  29番、上野公悦委員長。               〔上 野 公 悦 議 員 登 壇〕 ◆29番(上野公悦議員) 請願分の文教経済常任委員長報告を申し上げます。  当委員会に付託されました請願第3号「最低賃金の改善と地域経済の回復にむけた」意見書の採択を求める請願書について、3月10日に審査を行いましたので、その概要と結果について報告いたします。  請願者の趣旨説明に質疑なく、続いて委員による審査を行いました。  反対の立場で、委員から、最低賃金の引上げは労働者から見ると賃金は上がるが、経営者側には人件費の増加になり、利益の圧迫につながるものである。新潟地方最低賃金審議会の議論も踏まえた新潟労働局の決定がぎりぎりのラインではないかとの意見が述べられました。  賛成の立場で、委員から、コロナ禍の中、格差が是正されず、広がっていると感じており、最低賃金の引上げは必要であり、国に対して意見書を提出するべきであるとの意見が述べられました。  採決の結果、本請願は賛成少数により、不採択すべきものと決しました。  なお、請願第2号上越市の子ども達の心身の健全な成長、発達のための教育活動を求め、それにかかわる多様な考え方や選択を尊重することを求める請願書につきましては、3月10日に審査を行い、様々な意見が出されましたが、賛成多数で閉会中の継続審査とすることといたしました。  以上、当委員会の審査の概要と結果を申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、文教経済常任委員長報告を終わります。 ○飯塚義隆議長 文教経済常任委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 質疑はないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  28番、武藤正信議員。               〔武 藤 正 信 議 員 登 壇〕 ◆28番(武藤正信議員) 私は、会派創風を代表して、老齢基礎年金等の抜本的な改善を求める請願に対して反対の立場で討論をさせていただきます。  請願の内容は、老齢基礎年金支給額の改善であります。その趣旨といたしましては、年金受給者の生活が大変厳しくなるばかりか、地域経済、または地方財政にも負の影響を与えると言っております。  年金制度の問題点は、少子高齢化による少子化が進み、支える現役世代の負担が増加する点、年金の使い道の不透明さ、また年金制度が難解になっているために年金に加入しない、年金の保険料を払わないという人がいるとのことであります。  一方、公的年金は、医療、介護保険と同様、共助の象徴であるとも思われます。支え合いが出発点となっていますし、現在の受給者は現役世代によって支えられています。現役世代が受給者になるとき、請願者が求める老齢基礎年金の受給額の改善を行うためには年金保険料を上げるか、国庫負担を増やす必要があります。年金保険料を上げるということは、言葉を換えれば、現役世代はもっと負担しろということにつながります。  こういう状況の中で、支給額の改善といって支給額のみを上げることをすると、年金のバランスが崩れ、バランスが崩れることによって、また若者、現役世代が年金制度に加入しなくなり、年金制度自体が崩壊する危険があると考えます。請願書では若者も高齢者の方も安心して老後を暮らせるようにとありますが、現在でも年金制度における世代間格差が問題となっております。そういったことを広げることにもつながりかねません。  この請願の中で、私自身も年金制度の改正の必要性を感じます。結論でいいますと、年金制度を維持する、そのためには支給額の改善だけではなく、年金制度の全ての改正が必要と考えます。  よって、本請願には反対といたします。 ○飯塚義隆議長 29番、上野公悦議員。               〔上 野 公 悦 議 員 登 壇〕 ◆29番(上野公悦議員) 請願第1号老齢基礎年金等の抜本的な改善を求める請願に、賛成の立場から討論いたします。  3月14日に行われました厚生常任委員会では、この請願は賛成多数で採択すべきものというような決定がなされました。その審査の概要に触れながら、賛成討論を行いたいと思います。  3月14日の厚生常任委員会では、1人の委員から、介護職に関わってきた経験から老老介護の実態がお話しされ、その中で年金は大変少ないし、費用負担も大変多くなってきている。手元にはほとんど残らない。基礎年金部分の改善は大切だ、このように話されました。介護現場で高齢者の皆さん方との生のお付き合いを通してこられた言葉には同感いたしました。また、ある委員からは、高齢者が安心して暮らしていける、そして若い人たちも将来の安心、安全のためには年金制度の抜本的な改善は当然だ、このようにも発言されました。さらに別の委員は、生活保護制度との比較で見ると、60歳から最低生活費は6万6,640円だが、年金額は6万5,075円で最低生活費を下回る。最低でも安心して暮らせる年金額は必要だ。年金財源は国費でしっかりと賄うべきだと、こういう意見が述べられました。当然であります。  請願者の請願要旨や、あるいは意見陳述でも明らかなように、老後の安定した暮らしを願って、例えば最長40年間暮らしの中から国民年金をこつこつ納め続けても、年金額は6万5,000円にすぎない。納付期間25年以上では月平均5万2,000円、納付期間25年未満ですと、月たったの約1万9,000円。これでは若い世代も将来に展望を持てないと思うのは当たり前ではないでしょうか。  今政府がやろうとしている0.4%のマイナス改定は、20年度の実質賃金が下がったことを理由にしておりますが、この理由はそもそも新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、現役労働者の賃金が減ったことによるものであります。今食料品や灯油、あるいは生活必需品もどんどん値上がりがあり、生活への大きな影響が出てきている中で、2年も前の賃金低下を理由に年金を下げるということは、全くもって私は理不尽と思わざるを得ません。ますます貧困を広げ、高齢者の暮らしを追い込む年金削減はすべきではありません。  全国政令都市20市が国に対して行った、公的年金制度そのものが高齢者や障害者の生活を安心して支えるものとなるように、老齢年金などの支給額を改善するよう要望したことを受け、この声に基づいて、若者に将来負担を負わせるのではなく国の責任で年金支給額を含め、抜本的な年金制度の改善を図ることは喫緊の課題であり、したがって私は請願第1号老齢基礎年金等の抜本的な改善を求める請願は採択すべきものと主張し、賛成討論といたします。 ○飯塚義隆議長 18番、石田裕一議員。               〔石 田 裕 一 議 員 登 壇〕 ◆18番(石田裕一議員) 会派みらい、石田裕一でございます。会派を代表いたしまして、請願第3号「最低賃金の改善と地域経済の回復にむけた」意見書の採択を求める請願書に対して反対の立場で討論いたします。  新型コロナウイルス感染の拡大から2年がたち、いまだ収束が見えない中で市民生活や地域経済は厳しい状況にあります。請願要旨の地域経済を回復させる手段として、個人消費の拡大につながる最低賃金の引上げと地域間格差是正は考えなければいけない課題だと考えますが、時給1,500円以上にする大幅な賃上げや地域間格差を是正する全国一律制度の実現は現実的ではなく難しいと考えます。中小企業への支援策の強化についても、現在コロナ禍の中で様々な支援も行われており、今後もしっかり考えていかなければなりません。  私は、賃金の値上げは一方的でなく、経営者の立場からも考える必要があり、安定した労使関係が経済の循環と社会の発展につながると考えます。小規模、中小企業の皆さんも現在コロナ禍の中での厳しい経営を強いられていて、大変な状況にあることは間違いありません。まずは企業の存続と安定した雇用が重要であると考えます。今後は最低賃金を上げる問題だけでなく、失業保険や年金などの社会保障制度も含めて考えていかなければならないと考えます。  いろいろ申し上げましたが、請願第3号の時給1,500円という大幅な賃上げ要求と地域間格差を是正する全国一律制度の実現は現実的には難しいと考え、反対いたします。 ○飯塚義隆議長 31番、橋爪法一議員。               〔橋 爪 法 一 議 員 登 壇〕 ◆31番(橋爪法一議員) 日本共産党議員団の橋爪法一です。議員団を代表して、請願第3号「最低賃金の改善と地域経済の回復にむけた」意見書の採択を求める請願書に対して賛成の立場で簡潔に討論を行います。  本請願は、地域経済の好循環を実現するために、地域別最低賃金の大幅引上げ、地域間格差を是正する全国一律制度の実現、中小企業への支援策の強化、この3つが必要だとして国に意見書の提出を求めているものでございます。  請願者の説明にもありましたように、新潟県の最低賃金は昨年28円上がって859円となりましたが、働く人たちが安心して働き、生計を立てていくには極めて低い水準であります。1日8時間労働するとして、1日で6,872円であります。しかも、新潟県は関東甲信越、北陸13都県中、最低クラスであります。これでまともな生活ができるんでしょうか。結婚し、子供がいる、そういう家庭での生活は成り立ちません。今議会本会議でも若者が仕事を持ち、この地で暮らせる所得を確保することの重要性が言われました。しかし、今の現状ではどうにもなりません。これは、何とかしなければなりません。  確かに委員会での審査で出ましたように、コロナ禍で企業、特に中小企業、小規模事業者の経営が厳しくなっていることは事実であります。それだけに政府から最賃引上げ支援を含めた中小企業へのしっかりした支援が必要なのであります。それがないと安心して最賃引上げはできません。これを実現するために、議会が一丸となって応援していこうではありませんか。  新潟県議会は、昨年の7月5日、地方における雇用対策等の充実を求める意見書を自民党から共産党まで全会一致で採択いたしました。この中には最低賃金について、地域間格差の是正に向けたランク制度の見直しや最低賃金の段階的な引上げと、それにより影響を受ける中小企業、小規模事業者への支援策を充実することにより、経済の底上げを図るとともに、就労意欲のある女性や高齢者、就職氷河期世代などの就業促進に取り組む地方公共団体を支援するよう強く要望するとあります。これは、本請願と趣旨は基本的に同じです。全議員の皆さん、上越市議会でも国に意見書を上げ、労働者の最低賃金の引上げ、中小企業、小規模事業者などへの支援を実現させようではありませんか。全議員の皆さんの賛同を心から呼びかけて私の討論を終わります。 ○飯塚義隆議長 以上で通告による討論は終わりました。  これにて討論を終結いたします。  これより議題を採決いたします。  まず、請願第1号老齢基礎年金等の抜本的な改善を求める請願を採決いたします。  この採決は起立によって行います。  本請願を採択と決することに賛成の方の起立を求めます。                〔賛  成  者  起  立〕 ○飯塚義隆議長 起立少数であります。  よって、本請願は不採択と決しました。  次に、請願第3号「最低賃金の改善と地域経済の回復にむけた」意見書の採択を求める請願書を採決いたします。  この採決は起立によって行います。  本請願を採択と決することに賛成の方の起立を求めます。                〔賛  成  者  起  立〕 ○飯塚義隆議長 起立少数であります。  よって、本請願は不採択と決しました。                        〇 △日程第5 閉会中の継続審査について ○飯塚義隆議長 日程第5、閉会中の継続審査についてを議題といたします。  文教経済常任委員長から請願第2号上越市の子ども達の心身の健全な成長、発達のための教育活動を求め、それにかかわる多様な考え方や選択を尊重することを求める請願書について、会議規則第104条の規定により、閉会中の継続審査の申出がありました。  お諮りいたします。  委員長から申出のとおり決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 御異議なしと認めます。  よって、請願第2号については、委員長の申出のとおり閉会中の継続審査に付すことに決しました。                        〇 △日程第6 同意案第1号 ○飯塚義隆議長 日程第6、同意案第1号上越市副市長の選任についてを議題といたします。  提出者の説明を求めます。  中川幹太市長。                  〔市  長  登  壇〕 ◎中川幹太市長 提案いたしました案件につきまして、その理由を御説明申し上げます。  同意案第1号は、上越市副市長の選任についてであります。上越市副市長に小田基史氏を選任したいので、地方自治法第162条の規定により議会の同意を求めるものであります。  説明は以上であります。慎重御審議の上、速やかに御賛同くださるようお願い申し上げます。 ○飯塚義隆議長 これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 質疑はないものと認めます。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております同意案第1号は、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 御異議なしと認めます。  よって、同意案第1号は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  10番、宮越馨議員。                〔宮 越 馨 議 員 登 壇〕 ◆10番(宮越馨議員) 本人事案件について、賛成の立場で討論いたします。  副市長制度への導入については、私が合併前、上越市長時に全国に先駆け導入した副市長制度は、旧来の自治体運営という概念から、地方分権時代の到来の具体的な手法として、自主自立の精神に根差して自治体を経営するという概念を具現化するものとして実現されたものであります。地方自治法の改正にも及び制度化された本制度は、明治以来続いた首長を助ける役として長年存在していた助役制を改革し、行政執行の権限と責任を明確にして自治体を経営するという、主体的にその任に当たるという我が国の地方自治の在り方を大きく変えるものであったわけであります。あわせて、本制度は世界のグローバルスタンダードでもありました。  そして、副市長は、小さな自治体以外は複数制であることが重要なものであります。したがって、本提案は当市の当面の措置としても複数制を満たしており、同意するものでありますが、将来においては我が上越市の規模感から、また大合併したことでのガバナンスの在り方として、今後においてはブロック制の導入などを視野に、自治体経営体制の充実化による行政効率、行政サービスの向上のため、大幅な複数副市長制の導入を期待するものであります。また、副市長には市長の独善的、強権的、偏見的な行政執行体制に陥らないように監視する機能も持ち合わせていることに鑑み、市民主義に根差した健全な行政執行を願うものであります。  以上の観点に照らし合わせ、その任に当たることについては行政経験も豊富かつ見識も申し分ないことから、本提案の小田基史氏を副市長に任命することが最適と判断し大いに期待し、賛成するものであります。 ○飯塚義隆議長 以上で通告による討論は終わりました。  これにて討論を終結いたします。  これより議題を採決いたします。  同意案第1号は、これに同意することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 御異議なしと認めます。  よって、同意案第1号はこれに同意することに決しました。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  この際、小田産業観光交流部長から発言を求められておりますので、これを許します。  小田基史産業観光交流部長。             〔産 業 観 光 交 流 部 長 登 壇〕 ◎小田基史産業観光交流部長 議長並びに議会の皆様から発言の機会をお許しいただきまして、また今ほどは私の選任案に御同意いただきまして、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。  反対討論あるかなと思っておりましたが、賛成討論ということで、面映ゆい気持ちもございますが、この場に立ちまして、改めて職責の重さ、大きさに足が震え、身の引き締まる思いであります。昨年の暮れに市長から打診をいただきまして、私自身果たして自分でよいのかというところを何回も自問自答をさせていただきました。その中でこのまちの経緯、様々な御縁をいただきながら、新しいものを受け入れて発展してきたという経緯の中で、自分自身何ができるかというところをちょっとチャレンジさせていただきたいと思って、御同意させていただいたところでございます。  これまでの職員としての行政経験を最大限発揮して、市長の補助機関として、職員の皆さんと一緒に様々な課題、そして「暮らしやすく、希望あふれるまち」の推進に臨んでまいりたいと思います。1人で考えるときは眉間にしわを寄せて考え、人とお話をするときは笑顔で、口角を上げて、利他の心を持って対応させていただいて、このまちに福を呼んでこれるようにしたいなというふうに考えております。議員の皆様におかれましては、御理解と御協力、さらに一層の御指導御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、簡単粗辞ではございますが、御挨拶とさせていただきます。どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。(拍手) ○飯塚義隆議長 次に、中川市長から発言を求められておりますので、これを許します。  中川幹太市長。                  〔市  長  登  壇〕 ◎中川幹太市長 議長、また議会の皆様から御発言の機会をいただきまして、本当にありがとうございます。  26日から27日にかけて市内で吹き荒れた強風により、9人の方が転倒などでけがを負われ、また住家をはじめ建物や農業用施設などに多数の被害が発生いたしました。まずもっておけがをなされた皆様、被害に遭われた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。  それでは、3月議会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。新年度予算をはじめとする本定例会に提案いたしました全ての案件につきまして、慎重御審議の上、それぞれ可決、承認、同意いただき、誠にありがとうございます。  さて、私が市民の皆様から信任を得て、市長の任に就いてから間もなく半年を迎えようとしています。新年度はこれからのまちづくりの土台づくりの年と位置づけ、総合計画をはじめ財政計画や行財政推進計画など、今後の市政運営の大きな流れを方向づける主要計画の策定、さらに8つの公約プロジェクトと人事改革プロジェクトの進捗に向け、スピード感を持って議論を進めてまいります。これらの取組につきましては、議員をはじめとする市民の皆様と対話や議論を丁寧に重ねながら着実に進め、「暮らしやすく、希望あふれるまち」の実現に向けて歩みを進めてまいります。  一方、世界に目を転じますと、世界の平和を脅かすロシアによるウクライナ侵攻が続いており、一日も早いロシアの完全撤退と平和的解決を求めるものであります。また、SDGsや脱炭素といった大きな時代の転換期を迎え、国もデジタル化や脱炭素化に向けた取組を推進していく中で、市といたしましても時期を逸することなく、スピード感を持った取組が必要であると考えています。  また、長引くコロナ禍にあって、当市においても市民生活や地域経済が大きなダメージを受けています。新型コロナウイルス感染症への対応を喫緊の課題として掲げ、感染症対策の一つとして3回目ワクチン接種を早期に完了させるよう取り組むとともに、引き続き感染症対策の徹底と経済活性化の両立に向けて、必要な取組を適時実施してまいります。本定例会をはじめ、これまでに議員の皆様からいただいた様々な御意見等を念頭に置きながら、政策の具体化である予算が最大限その効果を上げられるよう、引き続き全力で市政に邁進してまいります。  結びに、議員各位におかれましては、今後も市民の幸せと上越市発展のため、変わらぬ御指導、御協力を切にお願いし、挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 ○飯塚義隆議長 これにて令和4年第1回上越市議会定例会を閉会いたします。  長期間慎重御審議、大変御苦労さまでした。                                      午後1時47分 閉会...