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03月21日-04号

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  1. 上越市議会 1996-03-21
    03月21日-04号


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    平成 8年  第1回(3月)定例会平成8年第1回上越市議会定例会会議録(4日目)                                  平成8年3月21日(木曜日)出 席 議 員    1番   大  島  武  雄  君       2番   牧野島      清  君    3番   山  岸  行  則  君       4番   市  村  孝  一  君    5番   小  林  克  美  君       6番   坪  井  正  澄  君    7番   鳴  海  寿  一  君       8番   永  島  義  雄  君    9番   小  林  林  一  君      10番   早  津  輝  雄  君   11番   樋  口  良  子  君      12番   茨  木     実  君   13番   宮  沢  武  男  君      14番   田  村  恒  夫  君   15番   石  平  春  彦  君      16番   山  田   力之助  君   17番   西  沢  幹  郎  君      18番   杉  田  弘  美  君   19番   山  口     昇  君      20番   船  崎  信  夫  君   21番   関  原  忠  良  君      23番   星  野     実  君   24番   相  馬  義  孝  君      25番   新  保  清  司  君   26番   本  城  文  夫  君      27番   岡  本  鍈  一  君   30番   樋  口  栄  一  君      31番   渡  辺   一太郎  君   32番   市  川  文  一  君説明のため出席した者 市    長  宮  越     馨  君 助    役  山  口  弘  司  君    助   役   藤  原   満喜子  君 収入役     松  苗  正  彦  君    教育長     斉  藤     弘  君 総務部長    川  合  恒  夫  君    財務部長    岩  島     猛  君 企画政策部長  川  名     茂  君    福祉環境部長  金  津  光  雄  君 農林水産部長  伊  藤   三津雄  君    商工観光部長  下  村     紘  君 建設部長    永  井  紘  一  君    都市整備部長  滝  澤   彌一郎  君 ガス水道局長  滝  沢  和  夫  君    教育次長    西  條  達  男  君 総務部次長   飯  塚   美喜雄  君 教育委員会         高  橋  信  雄  君 委 員 長 監査委員    栗  田  修  行  君 農業委員会         松  島  敏  一  君 会長職務代理職務のため出席した事務局職員 事務局長    小日向   治  文  君    次   長   白  石  行  雄  君 議事係長    内  田     健  君    議事係長    渡  辺     豊  君 主   事   高  原   るみ子  君議 事 日 程  第1 会議録署名議員の指名  第2 諸般の報告  第3 議案第1号より第50号、第84号(継続分)及び報告第1号、第2号  第4 閉会中の継続審査について      請願第1号 国保税の引き下げと制度改善を求める請願  第5 発議案第4号 在沖縄米軍実弾演習場自衛隊関山演習場への移転反対に関する意見書の提出に            ついて     発議案第5号 北陸新幹線の早期建設に関する意見書の提出について     発議案第6号 建設省の機構拡充及び大幅増員と防災・地域生活関連公共事業費拡大を求める意            見書の提出について     発議案第7号 寒冷地手当の見直しに関する意見書の提出について     発議案第8号 上越市議会議員選挙ポスター掲示自粛に関する決議について  第6 発議案第1号 上越市議会議員の定数を減少する条例の一部改正について本日の会議に付した事件  第1 会議録署名議員の指名  第2 諸般の報告  第3 議案第 1号 平成8年度上越市一般会計予算     議案第 2号 平成8年度上越市国民健康保険特別会計予算     議案第 3号 平成8年度上越市診療所特別会計予算     議案第 4号 平成8年度上越市索道事業特別会計予算     議案第 5号 平成8年度上越市下水道事業特別会計予算     議案第 6号 平成8年度上越市老人保健特別会計予算     議案第 7号 平成8年度上越市直江津駅南地区土地区画整理事業特別会計予算     議案第 8号 平成8年度上越市農業集落排水事業特別会計予算     議案第 9号 平成8年度上越市ガス事業会計予算     議案第10号 平成8年度上越市水道事業会計予算     議案第11号 平成7年度上越市一般会計補正予算(第4号)     議案第12号 平成7年度上越市下水道事業特別会計補正予算(第4号)     議案第13号 平成7年度上越市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)     議案第14号 平成7年度上越市ガス事業会計補正予算(第2号)     議案第15号 平成7年度上越市水道事業会計補正予算(第3号)     議案第16号 上越市個人情報保護条例の制定について     議案第17号 上越市情報公開・個人情報保護審査会条例の制定について     議案第18号 上越市情報公開・個人情報保護制度審議会条例の制定について     議案第19号 上越市立幼稚園の幼稚園医、幼稚園歯科医及び幼稚園薬剤師の公務災害補償に関            する条例の一部改正について     議案第20号 上越市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正            について     議案第21号 上越市市税条例及び上越市都市計画税条例の一部改正について     議案第22号 上越市手数料条例の一部改正について     議案第23号 上越市青少年健全育成センター条例の制定について     議案第24号 上越市奨学基金条例の一部改正について     議案第25号 春日山城史跡広場条例の制定について     議案第26号 上越市体育施設条例の一部改正について     議案第27号 上越市立へき地保育所保育料徴収条例の一部改正について     議案第28号 上越市老人デイサービスセンター条例の一部改正について     議案第29号 上越市妊産婦及び乳児の医療費助成に関する条例の一部改正について     議案第30号 上越斎場条例及び上越市葬祭見舞金支給条例の一部改正について     議案第31号 上越市農村公園条例の一部改正について     議案第32号 上越市中小企業勤労者福祉サービスセンター設立基金条例の制定について     議案第33号 直江津屋台会館条例の一部改正について     議案第34号 上越市道路占用料等徴収条例の一部改正について     議案第35号 上越市都市計画下水道事業受益者負担金徴収条例の一部改正について     議案第36号 上越市水道事業給水条例及び上越市簡易水道事業給水条例の一部改正について     議案第37号 上越市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について     議案第38号 上越市災害対策本部条例の一部改正について     議案第39号 上越市第4次総合計画(基本構想)の制定について     議案第40号 国際友好経済文化交流都市(仮称)の提携について     議案第41号 字の区域及び名称の変更について     議案第42号 財産の取得について     議案第43号 財産の取得について     議案第44号 財産の処分について     議案第45号 都市公園を設置すべき区域の決定について     議案第46号 市道路線の廃止について     議案第47号 市道路線の認定について     議案第48号 新潟県消防団員等公償組合を組織する地方公共団体の数の増加及び新潟県消防団            員等公償組合規約の変更について     議案第49号 工事請負契約の締結について(有田汚水幹線346他工事)     議案第50号 工事請負契約の締結について(春日新田汚水幹線336他工事)     議案第84号 上越市情報公開条例の制定について     報告第 1号 専決処分した事件の承認について(平成7年度上越市一般会計補正予算(専第2            号))     報告第 2号 専決処分した事件の承認について(平成7年度上越市一般会計補正予算(専第3            号))  第4 閉会中の継続審査について      請願第1号 国保税の引き下げと制度改善を求める請願  第5 発議案第4号 在沖縄米軍実弾演習場自衛隊関山演習場への移転反対に関する意見書の提出に            ついて     発議案第5号 北陸新幹線の早期建設に関する意見書の提出について     発議案第6号 建設省の機構拡充及び大幅増員と防災・地域生活関連公共事業費拡大を求める意            見書の提出について     発議案第7号 寒冷地手当の見直しに関する意見書の提出について     発議案第8号 上越市議会議員選挙ポスター掲示自粛に関する決議について  第6 発議案第1号 上越市議会議員の定数を減少する条例の一部改正について          午前10時0分 開議 ○議長(市川文一君) これより本日の会議を開きます。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(市川文一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において市村孝一君及び船崎信夫君を指名いたします。 △日程第2 諸般の報告 ○議長(市川文一君) 日程第2、諸般の報告をいたします。 地方自治法第180条第1項の規定により、議会において指定した事項の専決処分報告が市長よりありましたので、議会報告第2号としてお手元に配付のとおり報告いたします。 △日程第3 議案第1号より第50号、第84号(継続分)及び報告第1      号、第2号 ○議長(市川文一君) 日程第3、議案第1号より第50号、第84号及び報告第1号、第2号を一括議題といたします。 本件に関し、各委員会における審査の経過並びに結果についての報告を求めます。 まず、総務常任委員長の報告を求めます。 31番、渡辺一太郎君。          〔渡 辺 一 太 郎 君 登 壇〕 ◆31番(渡辺一太郎君) おはようございます。これより総務常任委員長報告を行います。 去る4日の本会議に当委員会に付託されました議案17件、継続分を含みます、報告2件について、13、14日の両日委員会を開催、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決、承認すべきものと決しました。 以下、審査の順に従い、その概要を申し上げます。 報告第1号、報告第2号専決処分した事件の承認については、理事者の説明に対し格別質疑もなく、採決の結果、全員賛成で承認すべきものと決しました。 議案第43号財産の取得について、議案第44号財産の処分についての2議案は、関連がありますので一括審査といたしましたが、理事者の説明に対し格別質疑もなく、採決の結果、いずれも全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第11号平成7年度上越市一般会計補正予算について、理事者の説明に対し、委員から、公債費補正で借り入れ利率の状況と減額理由は何かとの質疑があり、理事者から、一時借入金の利率は10月以前は3.25%、それ以降は1.875%である。減額は平成6年度発行分の当初見込んでいた利率が4.75%から3.85%に低下したことで1,700万円、事業が平成7年度に繰り越しとなり、借り入れがずれ込んだことで1,300万円、その他縁故債繰上償還の早期実施によるものであるとの答弁があり、採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、継続審査中の議案第84号上越市情報公開条例の制定について、議案第16号上越市個人情報保護条例の制定について、議案第17号上越市情報公開・個人情報保護審査会条例の制定について、議案第18号上越市情報公開・個人情報保護制度審議会条例の制定についての4議案は関連がありますので、一括審査といたしました。理事者の説明に対して、委員から、施行を10月1日とした理由、市民への周知方法、適用日以前のものの公開並びに審査会との関連等についての質疑に、理事者から庁内体制の整備、職員への説明と理解を深めるマニュアルの作成、さらに市民への周知徹底を図るため10月とした。市民への周知は、全世帯にパンフの配布や広報の掲載等を考えている。市民への情報公開は大原則。適用日以前のものについては、努力目標であってもできる限り提示する姿勢で、市民への混乱が生じないようマニュアルを整備、統一的なものをつくり効果的な条例にしたいなどそれぞれ答弁がありました。 さらに委員から、情報公開と個人情報保護の審査会委員が同一である。不服申し立てには内容、質が違ってくる。審査会は一本でよいか検討すべきではないかとの質疑があり、理事者から、不服申し立ての内容に異質のあることは当然であるが、情報という共通点がある。専門の先生方にお願いする考えであり、対応は十分可能であると思っているとの答弁があり、採決の結果、いずれも全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第20号上越市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、議案第21号上越市市税条例及び上越市都市計画税条例の一部改正について、議案第22号上越市手数料条例の一部改正について、議案第37号上越市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について、議案第38号上越市災害対策本部条例の一部改正については、格別質疑もなく、採決の結果、いずれも全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第39号上越市第4次総合計画(基本構想)の制定について、理事者の説明に対し、委員から、10年後の想定人口を15万人とした根拠について、大学立地教育は重要である。10年後の期間に一校も入っていないのはなぜか。北陸新幹線、上越魚沼高規格道路等が既に計画がなされているのに触れていない。これらは10年後のグランドデザインに当然盛り込まれるべきではないかとの質疑があり、理事者から、想定人口15万人はコーホート法を使った推計に、プロジェクト効果を織り込んで15万人と想定した。大学等教育機関の新設は難しい状況にあるが、高等教育機関の必要性は十分認識しているので、前向きの姿勢で臨む。新幹線、高規格道路等の交通機関については、地域交通基盤整備計画の中に十分盛り込んであるとの答弁がありました。 また委員から、今までに考えられない社会システムの変化の中、30万人構想は無理ではないのかとの質疑があり、理事者から、これから社会は変化の多い時代であるが、市の将来のあり方、方向性を市民の皆さんに示したものであるとの答弁があり、採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第40号国際友好経済文化交流都市(仮称)の提携について、議案第41号字の区域及び名称の変更について、議案第48号新潟県消防団員等公償組合を組織する地方公共団体の数の増加及び新潟県消防団員等公償組合規約の変更については、格別質疑もなく、採決の結果、いずれも全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第1号平成8年度上越市一般会計予算について、理事者の説明に対して、委員から、町内会長事務委託料がふえた理由は何か。また、委託契約の内容はとの質疑があり、理事者から、町内会長事務委託料は均等割1万2,400円、世帯割1,700円である。均等割で人勧アップ分を加味した。主なものはファクスの電気代である。契約は町内会長の代表である協議会会長である。委託内容は3項目で、一般周知事項調査報告事項、その他市長が認める事項であるとの答弁がありました。 また委員より、地方バス路線運行対策補助金と乗車率向上のため路線の一部変更が考えられないのか。旧医師会館を地元集会施設にとの要望があったがどうなったのかとの質疑があり、2級路線から3級路線に格下げとなり、沿線住民と話し合い、補助金の協力要請があった。乗車率アップのため、一部路線の変更等経営努力を要請した。路線の変更は、許可が必要で難しいとのことである。地元負担は斐太線で3万9,000円くらいである。旧医師会館は集会施設としての機能がないため、消防法、建築基準法に照らし改造費が多くかかる。集会施設は別途検討するとの答弁がありました。 企画費について、委員から、第4次総合計画とのびやかJプランの法的位置は、理想的なものの先行より基本的なものを市民に周知することの方が優先すべきではないか。のびやかJプラン前期リーディングプロジェクト実施調査委託について、また横曽根地区にアーバンビレッジ調査委託と大規模圃場整備との関連、子供の国の整備構想について質疑があり、理事者から、市民が中心で法的に位置づけられるものではない。また、のびやかJプランは将来のまちづくりのビジョン、夢であり、市民から理解してもらう必要がある。総合計画の市民への周知の予算措置について、当初予算で対応できない場合は何らかの方法で前向きに考えていきたい。横曽根地区では平成4年~11年完成で圃場整備を実施中で、特別減歩による不換地6.8ヘクタールをアーバンビレッジとして活用するものである。子供の国整備構想は海の子供の国、里の子供の国、やまの子供の国の3カ所で、場所については立地性を考慮して検討していきたい。のびやかJプラン前期リーディングプロジェクト実施調査は、技術的観点をも含めた事業化に向けた専門的調査で、施策の優先順、費用対効果など計画設計の費用をも見込んでいるとの答弁がありました。 また委員から、総合ボランティアセンターの三つの整備理念、イメージ、構想中の情報ネットワークとは何か、上越国際交流協会の詳細について、上越地方拠点都市地域振興整備基金設置の目的は、また東京事務所の事業内容と経費分担はどうなっているか、上越魚沼地域振興快速道路の上越市内の法線ルートが不明確なのはなぜかとの質疑があり、理事者から、総合ボランティアセンター女性センター国際交流サロンを複合した施設である。情報ネットワークは、この三つの施設機能をシミュレーションして融合した高次の情報集積のことである。上越国際交流協会が3月2日設立され、産・学・官が一体となって国際交流活動を推進することとなり、その運営費補助として600万円を交付するもので、今後は会員を広く募集し会費を集め財源としたい。上越地方拠点都市地域振興整備基金の設置は、広域行政組合の運用基金として設置されたもので、圏域内の地域間交流、ソフト事業の財源確保である。総額は20億円、上越市出資金は3億5,922万円である。また、東京事務所の事業内容は、中央官庁の情報収集・連絡、県営工業団地や観光物産のPR、企業及び上越出身者との結びつきを深めること。地域と首都圏を結ぶ情報の受発信基地的な役割である。職員は所長、主事、非常勤職員、観光協会職員の4人体制である。特に観光部分は官民一体で取り組んでいる。経費については観光協会から必要経費を、商工会議所からは人件費分を分担してもらっている。上越魚沼地域振興快速道路の上越分は明確になっていないのは、県が取りつけを国道18号にするか北陸自動車道沿いにするか建設省と協議中で、いまだ結論に至っていないとの答弁がありました。 以上で歳出の審査を終わり、次に歳入について、委員から、特別とん譲与税は年々下がっているが状況は。多機能型拠点施設の建設に国、県の補助はないのか。市債残高が年々ふえているが、償還予定表資料では3年ないし4年後には公債費が減り始めるようになっているがとの質疑があり、理事者から、特別とん譲与税は港に入港する外国船舶のトン数によってトン当たり20円となっている。輸入貨物の取扱量、原木で見ると平成5年度44万3,000トン、平成6年度は36万5,000トン、平成7年度36万トンで、年々減少している。他にも石炭、原塩も落ち込んでいる。これは国内景気が影響しているものと考えられる。多機能型拠点施設は、現在のところ該当する補助メニューが見当たらない。やむを得ず単独事業とした。この場合でも地方債は後年度交付税算入が予定される地域総合整備事業債を考えている。本町大町地区土地区画整理事業の中での事業着手は今がタイムリミットであり、地域活性化、住民要望等多角的に検討した結果であることを理解してもらいたい。市債については、利率や借り入れ先等流動的要素が多分にある。したがって、平成8年度発行の資金区分は今の段階ではわからない。よって、償還年数等前提条件の設定の仕方で変わってくる。現時点で確定しているもので作成した。残高は説明書の調書で理解してほしい旨の答弁がありました。 以上で質疑を終結し、議案第1号を採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、当委員会における審査の概要と結果を申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、総務常任委員長報告を終わります。 ○議長(市川文一君) 総務常任委員長報告に対する質疑に入ります。. 質疑はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 質疑はないものと認めます。 次に、厚生常任委員長の報告を求めます。 13番、宮沢武男君。          〔宮 沢 武 男 君 登 壇〕 ◆13番(宮沢武男君) 続きまして、厚生常任委員長報告を行います。 去る4日の本会議で付託された報告1件、議案9件について、5日、6日の両日にわたり委員会を開催し、審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以下、審査の順序に従いその概要を報告いたします。 最初に、報告第1号専決処分した事件の承認については、委員より、健康回復5カ年計画推進事業健康基礎調査について調査項目、調査方法はどのように実施するか、在宅健康管理システムについてはどのような内容かとの質疑に対し、理事者より、調査項目については、医学調査では基本検診に血液検査を2項目追加し、このほか眼底、保健指導を調査項目にしている。栄養調査では3日間の食事を分析調査する。既に高士地区で162人が調査を終了している。在宅健康管理システムについては、既に92台取りつけ済みであり、191人から登録していただいている。データ送信については、血圧、脈拍、体温、体重、心電図であり、具体的なデータ測定は自宅の端末機により5項目の問診を含めて行っている。このデータに基づき保健婦が保健指導を行っている。さらに委員より幾つかの質疑に対し、理事者より答弁があり、採決の結果、全員賛成にて原案のとおり承認すべきものと決しました。 次に、議案第11号平成7年度上越市一般会計補正予算については、さしたる質疑もなく、採決の結果、全員賛成にて原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第27号上越市立へき地保育所保育料徴収条例の一部改正については、さしたる質疑もなく、採決の結果、起立多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第28号上越市老人デイサービスセンター条例の一部改正については、委員より、現在6カ所になっているが、各センターで地域の指定をしているのかとの質疑に対し、それぞれのセンターで区域を決めて行っているとの答弁があり、採決の結果、全員賛成にて原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第29号上越市妊産婦及び乳児の医療費助成に関する条例の一部改正については、委員より、大変よいことであるが、3歳児がなぜ対象にならないのか。入院時だけではなく通院も対象にならないかとの質疑に対し、理事者より、入院を対象とするだけで1,000万以上の支出をすることになる。通院まで対象にするとそれ以上の支出となる。財源を含めて3歳児まで対象にすることは、今後の課題であるとの答弁がありました。採決の結果、全員賛成にて原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第30号上越斎場条例及び上越市葬祭見舞金支給条例の一部改正については、委員より、委託することによりサービスの低下はないのかなどの質疑に対し、より弾力的な運営となり、サービスの低下はないとの答弁があり、採決の結果、起立多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第1号平成8年度上越市一般会計予算については、理事者の説明の後、委員より、民生委員の基準と福祉関係の手続で民生委員は大変な業務量だ。研修についてどのようになされているのかとの質疑に対し、理事者より、基準については人口10万人以上200世帯に1人が基準となっている。研修については、ブロックごとに年2回実施している。各ブロックにおいては毎月1回研修している。 5目老人福祉費では、委員より、ホームヘルパー早朝夜間サービスの新規事業に伴い、ヘルパーの処遇は新潟、長岡に比べ低く、改善が必要ではないか。さらに、早朝夜間サービスを広げて24時間体制についての質疑があり、理事者より、ヘルパーの処遇については今後改善を図りたいとの答弁がありました。24時間体制については、県内で二、三実施しているが、今後検討していきたいとの答弁がありました。 このほか、社会福祉協議会では委託される業務量が増大し、本来業務に支障を来しているのではないか。たくさんの福祉施設があるが、市民が一番望んでいる施設は特別養護老人ホームや老人保健施設だ。さらに、女性政策について、要援護世帯除雪助成について、福祉タクシーについて、五智老人ホームの改築について、分別収集など多くの質疑があり、それぞれ答弁がありました。採決の結果、起立多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第2号平成8年度上越市国民健康保険特別会計予算については、委員より、保険料の収納率について、現時点での同時期で6年度と7年度の収納状況はどうかとの質疑に対し、理事者より、0.1%減となっているが、今後3月から5月にかけて訪問徴収するなど、昨年度以上に収納率を上げたいとの答弁がありました。さらに委員より、財政調整基金積立金について、基本的にどのように考えているのかとの質疑に対し、理事者より、基本的には財政運営が不安定な状況に陥ったときに安定を図るための積立金であると考える。そのために今年度は3,000万円を積み立てる。今後も検討していきたいとの答弁がありました。採決の結果、起立多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第3号平成8年度上越市診療所特別会計予算については、さしたる質疑もなく、採決の結果、全員賛成にて原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第6号平成8年度上越市老人保健特別会計予算については、さしたる質疑もなく、採決の結果、起立多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、請願第1号国保税の引き下げと制度改善を求める請願書については、審査の結果、継続審査となったことを申し添えます。 以上、当委員会における審査の概要について申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、厚生常任委員長報告を終わります。 ○議長(市川文一君) 厚生常任委員長報告に対する質疑に入ります。. 質疑はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 質疑はないものと認めます。 次に、建設企業常任委員長の報告を求めます。 18番、杉田弘美君。          〔杉 田 弘 美 君 登 壇〕 ◆18番(杉田弘美君) これより建設企業常任委員長報告を申し上げます。 去る4日の本会議で当委員会に付託されました17議案について、7日と8日に委員会を開催し、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以下、審査の順序に従いその概要を申し上げます。 最初に、建設部・都市整備部関係であります。 まず、議案第11号平成7年度上越市一般会計補正予算についてであります。理事者の説明に対して、委員から、繰越明許費で高田駅前地区沿道土地区画整理事業で移転計画を変更した理由について質疑があり、理事者から、当初一度に壊す予定を、交通事情等の関係で片側ずつ行うことによってのおくれ、着工時期のおくれによってやむを得ず変更したとの答弁がありました。採決の結果、議案第11号は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第12号平成7年度上越市下水道事業特別会計補正予算についてであります。理事者の説明に対し、委員から、繰越明許の理由の中に住民の理解が得られなかったとあるが、件数ではどのぐらいあるのかとの質疑に対し、理事者から、冬期間の除雪等の関係や交通確保の面、また住民への説明に時間を要したことなどの理由により、全部で19カ所であるとの答弁がありました。 また委員から、現在繰越明許が出ている中で3.5%に事業量をアップして果たしてさばいていけるのかとの質疑に、理事者から、気象条件、住民対策、補助の決定の時期もあるが、できるだけ年度内完成を目指し推進したいとの答弁がありました。 以上で質疑を終結し、議案第12号を採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第34号上越市道路占用料等徴収条例の一部改正については、格別な質疑もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第35号上越市都市計画下水道事業受益者負担金徴収条例の一部改正についてであります。理事者の説明を受け、審査に入りました。まず委員から、受益者負担を後払いから前払いにするのは住民要望を取り入れたということなのかとの質疑に、理事者から、従来計画的な下水道整備が住民の前に見えてこない。計画が明らかになれば資金計画が立てられるとの要望があったが、今回それにおこたえできるかと思っている。また、行政サイドでも使命感が出て、今後計画的、継続的に実施できると考えているとの答弁がありました。 委員から、受益者負担の負担率を88.72%とした根拠はとの質疑に、理事者から、日本下水道財政研究会の考え方では、末端管渠費の3分の1~5分の1を受益者から求めるのが妥当であるとしているので、当市では5分の1を採用し、今までの経緯等も考え590円としたとの答弁がありました。 委員から、今後の工事の進め方と賦課対象区域の関係について質疑があり、理事者から、従来ある区域を5年ぐらいで整備したいという全体説明をしながら工事をし、工事終了後賦課していたわけであるが、今度はその区域を三つくらいに分け、8年度工事箇所、9年度工事箇所について一括賦課をお願いし、そしてその中を2年ぐらいで工事区域を示し、ブロック別に進めていきたいとの答弁がありました。 委員から、整備区域が市街地から周辺部に拡大していった場合の事業費増に伴う財源見通し、また受益者負担金の見直しについての質疑に、理事者から、財源計画については一応5年ごとにチェックしていきたい。整備区域全体をトータルした考え方でいきたいと思うが、将来的に事業費が上がった場合はその時点で計算の必要が出てくると考えているとの答弁がありました。 以上で質疑を終結し、採決の結果、議案第35号は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第45号都市公園を設置すべき区域の決定について、議案第46号市道路線の廃止について、議案第47号市道路線の認定について、議案第49号工事請負契約の締結について(有田汚水幹線346他工事)、議案第50号工事請負契約の締結について(春日新田汚水幹線336他工事)、以上5議案については、理事者の説明に対して、さしたる質疑なく、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第1号平成8年度上越市一般会計予算についてであります。理事者の説明を受け、質疑に入りました。まず、8款土木費の予算配分に関する質疑に、理事者から、基本的には総括質疑の中で市長が答弁したとおりであるが、総体予算の中でどこに重点を置いて予算配分を行うのかとの選択であり、平成8年度は福祉に重点を置いた予算とした。その一環として土木費の中で予算減を行ったとの答弁がありました。 2項3目道路新設改良費について委員から、市単独事業費の減によって継続事業の打ち切りはないのかとの質疑に、理事者から、市単独事業で今年度予算で28件を他の工事との関係や土木費全体の見直し等の中から休ませてもらうこととしているとの答弁があり、委員から、単独事業削減による関係地元住民に対する十分な配慮方についての要望がありました。 3項河川費に関連して、委員から、昨年の7.11水害の教訓から樋門管理の改善、責任体制確立についての質疑に、理事者から、平常時は今までどおり行うこととして、今後研修等を行い、緊急時には市職員の配置や消防団の対応等も考えている。樋門については、国、県、市それぞれ所管が違うが、連絡調整会議の中でも検討していきたいとの答弁がありました。 5項1目都市計画総務費について、委員から、委託料がかなり多額になっているがとの質疑に、理事者から、内容的に職員ができないから委託にということでなく、外から見た目でのまちづくりについての検討も加え、将来のまちづくりを見間違えないようにすると同時に、当然作成時には職員も加わり検討していくことになるとの答弁がありました。また委員から、上越大通りの景観道路整備基本構想策定業務委託についての質疑に、理事者から、土木事務所・市・まちづくりの関係等で委員会を組織し、全線を各ブロックに分けた形で整備をしたいと考えており、道路の基本的機能の整備も含め街路樹・歩道あるいは電柱等について検討していきたいとの答弁がありました。 2目土地区画整理費について、委員から、多機能施設に関し図面等施設内容の提示がないが、また国、県からの補助はないのかとの質疑に、理事者から、現在設計を急いでおり、設計ができ次第お示しをしたい。また、これだけの大きな投資ということでいろいろ補助等について検討したが、メニューにはなかった。高田地区の出張所機能の向上と市民サービスの拡充等を考え、多機能施設を計画したとの答弁がありました。委員から、こういう大型施設の建設に当たっては、議会にきちんとした資料提示ができる段階で提案していただきたいとの要望がありました。 5項4目公園費について、委員から、公園内の家屋移転についての質疑に、理事者から、現在13戸を対象に話し合いを進めているが、今年度は3戸の了解が得られた。今後とも関係者と話し合いをし、協力をお願いしていく。目標としては、5年くらいの中で考えているとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、議案第1号を採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第5号平成8年度上越市下水道事業特別会計予算、議案第7号平成8年度上越市直江津駅南地区土地区画整理事業特別会計予算については、いずれもさしたる質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、ガス水道局関係であります。 議案第14号平成7年度上越市ガス事業会計補正予算、議案第15号平成7年度上越市水道事業会計補正予算の2議案については、格別質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第36号上越市水道事業給水条例及び上越市簡易水道事業給水条例の一部改正についてであります。理事者の説明に対して、委員から、企業団の原水の値上げが当市の水道料金値上げにどの程度影響するのかとの質疑に対し、理事者から、受水費は昨年17.1%アップされたが、それによる改定分を100%と見ると34.8%が受水費アップに伴う要素となっているとの答弁がありました。また委員から、企業団からの受水が当市の水道料金に影響していると考えるが、企業団から受水しなくても自前でやっていけるのではないかとの質疑に対し、理事者から、現在の市民生活の水需要にこたえていくためには、企業団を抜きにしては考えられない。今回の料金改定は、企業団の料金改定や給水量の低迷、防災対策などの建設改良等によるもので、今後も地域全般の水需要確保ため企業団と協力していかなければならないと考えているとの答弁がありました。 質疑を終結し、議案第36号を採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第9号平成8年度上越市ガス事業会計予算でありますが、理事者の説明に対し、格別質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第10号平成8年度上越市水道事業会計予算であります。理事者の説明に対して、委員から、石綿管の更新に関し、現在の状況と今後の整備の方向について質疑があり、理事者から、7年度末では1万2,020メートル終了予定であり、残延長では7万9,880メーター、5年~7年までの進捗率は30.7%である。整備の方向性としては、道路改良等の関連予算も考え、年次計画を立ててやっているとの答弁がありました。採決の結果、議案第10号は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、付託案件の審査終了後、委員協議会を開催し、水道水源の保護地域指定に関して理事者から説明を受けたことを付言し、詳細は委員会記録に譲り、建設企業常任委員長報告を終わります。 ○議長(市川文一君) 建設企業常任委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 質疑はないものと認めます。 次に、文教経済常任委員長の報告を求めます。 23番、星野実君。          〔星 野 実 君 登 壇〕 ◆23番(星野実君) これより文教経済常任委員長報告を申し上げます。 去る4日の本会議において当委員会に付託されました議案について、11日、12日の両日委員会を開催し、審査の結果、いずれも原案のとおり可決、承認すべきものと決しました。 以下、その概要を申し上げます。 まず、報告第2号専決処分した事件の承認についてでありますが、理事者の説明に対し、格別質疑なく、採決の結果、全員異議なく承認すべきものと決しました。 次に、議案第11号平成7年度上越市一般会計補正予算、議案第13号平成7年度上越市農業集落排水事業特別会計補正予算、議案第19号上越市立幼稚園の幼稚園医、幼稚園歯科医及び幼稚園薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部改正について、議案第23号上越市青少年健全育成センター条例の制定について、議案第24号上越市奨学基金条例の一部改正について、以上の議案については、理事者の説明に対し、さしたる質疑なく、採決の結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第25号春日山城史跡広場条例の制定についてであります。理事者の説明に対し、委員から、展示物の自主事業の内容は、また入館料は取るのかとの質疑があり、理事者から、展示物については文化庁と協議中であり、今後有識者の意見、他市の状況を把握しながら検討したい。自主事業については、25周年記念事業の一つとして米沢市から展示物をお借りし、特別展を開催することになっている。なお、入館料は無料であるとの答弁があり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第26号上越市体育施設条例の一部改正について並びに議案第31号上越市農村公園条例の一部改正については、格別質疑なく、採決の結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第32号上越市中小企業勤労者福祉サービスセンター設立基金条例の制定についてであります。理事者の説明に対し、委員から、勤労者福祉サービスセンターの概要と基金の具体的内容についての質疑があり、理事者から、労働省が人口10万人以上の地域に中小企業に働く従業員等事業主の福利厚生制度を充実するため、実施要綱を定めそれに基づきセンターを設立するもので、会員から月800円の会費を徴収する。8・9年度は任意団体で運営し、10年度から財団法人にしたいと考えているが、それに要する資金を8・9年度で積み立てるものであるとの答弁があり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第33号直江津屋台会館条例の一部改正について並びに議案第42号財産の取得については、さしたる質疑なく、採決の結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第1号平成8年度上越市一般会計予算についてであります。2款7項1目総合文化施設運営費に関し、委員から、委託している職員に対し、どういう接客の指導をしているのか、また貸し館業務、複合施設という面から、職員の減はサービス低下につながるのではないかとの質疑があり、理事者から、委託している職員については、接客サービスの講習会への参加を勧めているし、機会をとらえサービスに努めるよう指導している。人員配置については、人員増を要望しているとの答弁がありました。 10款1項2目事務局費について、委員から、25周年記念事業として計画されている清水交歓中学生OB会に関する質疑に、理事者から、まず名簿を作成し、その後設立総会的なものを開催したいと考えている。清水市とも連携をとりながら準備に入っているとの答弁がありました。 5目厚生会館費について、委員から、新年度で予定されている改修工事、また耐用年数等に関する質疑に、理事者から、平成8年度は2階固定席のシート張りかえ等を予定しているが、控室の冷暖房、照明関係についても考えていきたい。耐用年数は、平成6年度の調査で10年以上は大丈夫との結果が出ているとの答弁がありました。 2項1目学校管理費について、委員から、冬期間における校庭内の歩道除雪について見直す必要はないかとの質疑に、理事者から、それぞれの学校における対応の仕方等を調査し、学校の協力あるいは地域の協力のあり方等を踏まえ対応策を考えたい。少し調査させていただきたいとの答弁がありました。また委員から、学校用地の借地料に関し、件数及び面積等についての質疑があり、それぞれ答弁がありました。 5項4目博物館費について、委員から、備品購入費2,500万円はどのような美術品購入計画を予定しているのかとの質疑に、理事者から、富岡惣一郎画伯の遺品を購入する予定であるとの答弁がありました。 6項4目体育施設費について、委員から、多目的スポーツ施設の現況についての質疑があり、理事者から、現在県で基本構想を策定中であり、本年4月までに作業が完了し、公表される見通しであるとの答弁がありました。また委員から、体育施設整備工事の内容について質疑があり、理事者から、本年6月で切れる陸上競技場の更新に合わせ第1次計画では全天候型に整備し、その後第2次でメーンスタンド、第3次でスタンドの改修をする予定であるとの答弁がありました。 6款1項3目農業振興費について、委員から、リフレッシュビレッジ事業の温泉掘削状況、関係住民へのアンケート結果等の質疑があり、理事者から、9月議会に補正で地質調査の経費を計上し、調査の結果、1,200~1,500メートルに砂岩層があり、有望ではないかとのことである。アンケートは350通ほど受けており、アンケートや研究会等の意見を検討しながら基本設計を進めているとの答弁がありました。 7款1項3目観光費について、委員から、屋台会館の看板が強風で飛ばされ放置されたままになっている。また、白線のない駐車場で大型バスが右往左往している。これから観桜会を控え、観光対策が消極的ではないかとの質疑があり、理事者から、看板は12月の強風で倒れたもので、海岸線で風が強いということから今修理の準備を進めている。対応がおくれたことについて反省をしている。駐車場の白線については、今後対応していきたいとの答弁がありました。その他、委員から、屋台会館の民間との協力や、観光案内板、観光振興5カ年計画における前島記念館の位置づけ等について質疑があり、それぞれ答弁がありました。 以上で質疑を終結し、議案第1号を採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第4号平成8年度上越市索道事業特別会計予算、議案第8号平成8年度上越市農業集落排水事業特別会計予算の2議案については、さしたる質疑がなく、採決の結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、審査の概要と結果について申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、文教経済常任委員長報告を終わります。 ○議長(市川文一君) 文教経済常任委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 質疑はないものと認めます。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 11番、樋口良子君。          〔樋 口 良 子 君 登 壇〕
    ◆11番(樋口良子君) 私は、日本共産党の立場から、今議会に提案された議案の一部に反対の理由を述べ、討論を行います。 まず、予算編成に対する市長の基本的な考えについてであります。第1点目の民生重視型と言われておりますが、各種公共料金の値上げについて、市長あなたは受益者が負担をするのは当然のルールだとして、値上げによる市民の悲鳴に全く耳を傾けない。市民の立場に立ってとは全く逆行する市民いじめ、弱者いじめの姿勢は明白であります。 第3点目に挙げられている教育文化の向上と観光施策の充実、特に教育文化の向上については、昨年末に起こった中学生の痛ましい事件を二度と起こさないという視点に立つとき、全く不十分な方策しか挙げられていない。これではいじめはなくならないし、ゆとりある子供たちにとって真に楽しい学校教育の実現は全く望めません。第4点目の中で、今市民が必要としている施策については、みずからの責任において実行するという、すなわち責任行政の確立を強調されているが、それとは逆に斎場業務の民間委託を手始めに第4次総合計画、行政改革大綱において民間活力の導入を積極的に行うとしています。これで果たして市民サービスが充実するか。むしろサービスが縮小されるのではないでしょうか。また、今後地方の主権を確立していくため、企画政策力の向上、職員の資質を高めていくことが最も重要な視点としながらも、特に重要なまちづくりの点で莫大な委託料が計上されていることから見ても、外部に委託するのではなく現場職員間で十分討議されるべきものである。それをしないで中央官庁やシンクタンクへ職員を派遣することで、真に職員の資質を高めることになるのか疑問であります。 まず、条例関係において、議案第21号上越市市税条例及び上越市都市計画税条例の一部改正について、議案第22号上越市手数料条例の一部改正について、議案第27号上越市立へき地保育所保育料徴収条例の一部改正について、議案第35号上越市都市計画下水道事業受益者負担金徴収条例の一部改正について、議案第36号上越市水道事業給水条例及び上越市簡易水道事業給水条例の一部改正については、受益者が負担するのは当然だと言い切り、負担増となる市民の悲鳴の声を全く無視し、民生安定とは全く逆行する宮越市政の方向が最も端的にあらわれているものであり、到底認めるわけにはいかない点であります。 議案第30号上越斎場条例及び上越市葬祭見舞金支給条例の一部改正については、行政の責任で行うべき業務を民間委託に切りかえることは、みずからの責任行政を放棄するもので、結果的に市民サービスの後退となるものです。賛成するわけにはいきません。 議案第39号上越市第4次総合計画(基本構想)の制定について、この計画策定は、のびやかJプランの前期に位置づけられています。今後10年を展望し、上越市の望ましい都市像やこれを達成するための施策についての総合計画は、本来地方自治の本旨、すなわち、一つ、住民の権利の拡充、二つ、地方公共団体の自主性、自律性の強化、三つ、地方公共団体の行政の公正確保の観点から作成されるべきものであります。ところが、今回提案された総合計画は、国の全国総合開発計画や臨調行革路線に従ってつくられたものであり、市民の期待にこたえ得るものとなっていないばかりか、逆に市民の期待を裏切る結果となることは明らかであります。 また、この計画策定に当たって、アンケートを実施されているが、対象者は2,000人、有権者の約2%、それに加えて回答率48.4%、半数にも満たない。有権者の1%しかなく、果たしてこれで真に市民の意見が反映されていると言えるものであるかどうか疑問であり、審議会も5回しか持たれていない。ほかの自治体ではもっともっと住民の意見を聞く機会をつくるなどの例があります。また、この計画の基本となるのは拠点都市構想であり、構成市町村の広域合併を目指すものであり、我が党が警告している自治体の根底を揺るがす道州制への道を開くことにより、大変危険なものであります。行政業務を全般にわたりリストラの名のもとに民間委託し、結果的に市民サービスの縮小を生み、また市民負担増となることは明白であり、このような総合計画は認めるわけにはいきません。 議案第1号平成8年度上越市一般会計予算について、歳入、10款使用料及び手数料中、民生使用料のへき地保育所保育料、住民票、戸籍謄抄本、各種証明手数料の値上げについては、それぞれの条例において反対したとおりであります。 17款諸収入中、学校給食費徴収金について、これに消費税を課税していること、またそれに加えて米飯給食に対する政府の補助金削減の影響で年間70円程度の値上げとはいえ国の義務教育における責任放棄の一端であり、認めるわけにはいきません。 18款市債中、減税補てん債については、後年度100%の交付税算入措置とされるが、つまるところ国の減税措置を地方自治体の固有の財源である地方交付税にすべて転嫁するものであり、賛成できません。また、市債発行総額44億円で、平成7年度予算に比べ7億円近い増額であります。減債基金の取り崩しで繰上償還に充てるなど一定の改善の努力は認められるが、引き続いての財政悪化は免れないことは事実であり、賛成できません。 歳出について、1款議会費中の議員の海外視察については、今までどおり認められません。 2款総務費中、旧医師会館改修事業について、地元住民の要求の集会所としての使用を全く受け入れていないことは理解できない、納得できないものです。 7目企画費の委託料について、重要な上越市のまちづくりの面で外部委託で行うということは、市民の立場に立つ市政とは言いがたい。それも額的に言っても一つの委託料で1,000万、2,000万円という多額であり、不況や公共料金値上げにより負担増で苦しむ市民の生活の感覚ではとても納得できるものではない。賛成できません。第4次総合計画策定事業において、計画自体の問題点は条例で述べたとおりであります。これを広く市民に周知するために、計画書を作成するとなっていますが、その発行部数1,000部は市民に広く周知する数としては極めて不十分なものであり、全世帯に配布する方策もなく、開かれた市政とおっしゃるものの、全くそれとは矛盾するものです。 また、19節の広域市町村圏関係の負担金は、将来道州制を導入しようとする行政の簡素化、効率化を打ち出した、地方自治を根底から変えることをねらった臨調行革路線につながるものであり、その考えは変わりなく反対です。 3款民生費では、一般会計予算全体の構成比は平成7年度予算時より1%増の17.1%と増加はしているものの、社会福祉計画において在宅支援や施設整備は前進したことは評価できるが、特に高齢者福祉対策において寝たきり老人数500人以上の実情を踏まえて後年度での見直しにおいてその改善策が具体的に見えてこないし、障害者福祉対策においては計画自体特に施設整備においては全く不十分で、見直しが必要と思われます。寝たきり老人や障害者の介護手当制度については、介護に当たられる方々の心身ともに大変な御苦労をねぎらう額ではなく、現実とかけ離れたものであり、すぐれた自治体の例も見ながらぜひとも増額すべきであります。 議案第29号で今回1・2歳児の入院費の助成を提案され、それ自体は評価できるが、この条例の目的からして乳幼児の疾病の早期発見と早期治療を促進するためにも、今後は通院費の助成と対象年齢をせめて3歳まで拡充するため前向きな検討が必要と思います。 婦人保護事業において、援助を必要とする女性に対し十分な手だてを尽くせるよう、もっと積極的援助を実現できるよう、実行できるよう、職員体制の強化とともに検討していただきたい。 また、障害者や高齢者に対する住宅整備資金貸付事業は、貸付事業ではなく助成制度に切りかえ、真に利用者にとって活用できるものにすべきです。 生活保護者の医療券については、受診抑制となるもので、憲法第25条の精神からもかけ離れたもので、今後とも引き続いての改善を強く要望します。 6款農林水産業費においては、上越市新農政プランに見られるように、全耕地面積の半分を230農家に集中するという中小農家切り捨てを進める政府の農業つぶしの政策そのものであり、かつ兼業農家への援助が全く不十分であります。また、国の進める減反をそのまま受け入れ、農家の方々の不満は強まるばかりであります。 7款商工費において、大型店の進出や不況による経営不振に陥っている中小零細企業や商店街の方々に対しての援助が全く不十分であり、貸付制度などは、本当に困っている、借りたくても借りられない方々が利用できる制度に改善する必要があると思います。 8款土木費において、除雪費について、市民生活が円滑に送れるよう即対応できるよう財政面でも人員配置の面でも改善されたい。 7項1目の輸入住宅展示事業においては、考えは変わらず、市民にとって何ら利益がないもので、認めるわけにはいきません。 10款教育費では、基本的な考えでも述べましたように、昨年の春日中学校の痛ましい事件を二度と繰り返してはいけないというかたい決意は全く見受けられない。いじめのないゆとりある心通い合う学校教育の実現のため、昨年12月議会での私の質問に対しての教育長の答弁は、形だけのものだったのですか。教職員の加配も昨年のまま、指導要領の見直しの国、県に対する働きかけの不十分さ、市教委の皆さんはあの事件以来数カ月何をされてきたのか。全く努力が見られない。カウンセラー配置くらいではいじめはなくならない。全く残念であります。 なお、議案第84号、16号、17号、18号については、ただし書きが非常に目につき、そのことによって条例の趣旨が骨抜きになるようなことがあってはならない。ただし書きの乱用は絶対にすべきではなく、本文をあくまでも基本に据え、それ以外に道がない、避けられない場合のみただし書きを使う立場を貫かれることを強く要望いたします。 議案第2号平成8年度上越市国民健康保険特別会計予算について、国の引き続く国保事業の責任放棄の方向により、国庫支出金の削減は新年度でも例外ではなく強行されてきており、当市国保会計も財政状況は非常に厳しいものであることは承知していますが、しかしそれをすぐに市民に転嫁することは絶対にあってはいけない。市長あなたは国保制度を社会保障だときちんと認められたではありませんか。そうであるなら、安易に市民に誤った試算による赤字説を押しつけ値上げした分だけでも、即元に戻し、加えて過去にも行っていた一般会計からの繰り入れによりさらに引き下げるべきであります。なお、国保会計への基金の3,000万円について、基本は財政不安定時に使うためのものと考えると委員会でもおっしゃっている。値上げする事態が起きている今こそ不安定な時期ではないでしょうか。基金ではなく、直接に国保事業に取り入れて少しでも財政安定化のため、また値下げするために使うべきです。一方で値上げして、一方では貯金をすることは、全く市民の納得できるものではありません。 議案第5号平成8年度上越市下水道事業特別会計予算については、消費税を転嫁すること、そして今回は事業における受益者負担の1平米当たり70円の値上げは、全くその根拠がわからない。条例で述べたとおり反対です。 議案第6号平成8年度上越市老人保健特別会計予算は、従来どおり老人医療無料の立場であり、その立場からこの特別会計は認められないし、加えて今回本人負担の外来通院でそれぞれ10円ずつの値上げであります。これ以上の老人への負担は到底認めるわけにはいきません。 議案第9号、10号、ガス、水道事業は、消費税転嫁の点で今までどおりと考えは変わらず、賛成できません。さらに、今回水道料の値上げは、値上げラッシュで市民の生活は民生安定とはかけ離れたものであり、これに追い打ちをかけるものであり、条例で述べたとおり反対であります。 以上、反対討論を終わります。 ○議長(市川文一君) 16番、山田力之助君。          〔山 田 力 之 助 君 登 壇〕 ◆16番(山田力之助君) 私は、市政クラブを代表して、今議会に提案されました議案第1号平成8年度上越市一般会計予算を初めとする全議案に賛成する立場で、同議案及び議案第16号上越市個人情報保護条例の制定について、議案第39号上越市第4次総合計画(基本構想)の制定についてなどを中心に討論を行います。 21世紀を目前にした今、高速交通網や直江津港の整備など大規模プロジェクトが着々と進み、また高齢化、国際化、情報化の進展など当市は大きな変革の中にあります。私たちが暮らしている上越市の将来を左右するこの重要なときに、多くの市民の期待を担って就任された宮越市長は、高い政治理念と斬新で明快な数多くの政策を私たちに示され、そして卓越した手腕をもってこれまでその多くを実践してこられました。市長は開かれた対話の市政、すなわち市民本位の市政を基本に据え、Jトークなどさまざまな機会をとらえて市民の皆さんや議会からの意見に対して真摯に耳を傾けながら、それぞれの施策に民意を反映してこられたのであります。平成8年度予算もこのような姿勢のもとで編成され、市民からの要望の強い福祉の充実を最優先に、生活基盤の整備推進や防災対策などに積極果敢に取り組まれた内容になっており、まさに民生重視型の予算であると高く評価するものであります。現下の財政環境や当市を取り巻くさまざまな情勢を考えるとき、8年度の予算編成は大変な御苦労を伴ったものと推察しておりますが、ただ単にこれまでの実績にとらわれることなく的確な状況分析と将来見通しに基づき英断を持ってシェア配分の見直しも図られるなど、福祉施策の充実に対する市長の並々ならぬ決意をうかがい知ることができるのであります。私が改めて申し上げるまでもなく、平成8年度は極めて財源の厳しい中にありながらも、これまで以上に創意工夫を凝らし、最大限に民意を反映した予算になったと評価できるものであり、あわせて市債の抑制にも細心の配慮をされるなど、常に将来を見据えた市長の行財政運営に対する姿勢に敬意を表するものであります。 以下、一般会計の主な新規事業を中心に、款を追って申し上げます。 最初に、2款総務費でありますが、多くの市民の皆さんが策定に参画され、先般上越市30年のまちづくり構想、のびやかJプランの素案をまとめ上げられました。みどりの生活快適都市・上越を将来都市像に掲げ、豊かな暮らしと美しいまちづくりを目指したすばらしいプランであり、上越市民の夢と希望であると同時に、必ず実現したいという決意のあらわれであります。8年度予算の中でもプラン推進のためのさまざまな手だてを講じられたところでありますが、今後ともさらに積極的に自前のまちづくりを進めていただくよう期待するとともに、私たち市民も一丸となってこれに取り組まなければならないと決意を新たにいたしておるところであります。今や私たちの生活はどの分野をとってみても世界の国々とのつながりを抜きにしては考えることはできません。このたび民間の国際交流諸団体を初め産・学・官が一体となって上越国際交流協会が設立され、また市においてもこれまで積み重ねてこられた人的、経済的な交流実績をもとに、環日本海友好都市交流や中学生スポーツ交流など国際化をさらに推進するためのさまざまな施策を盛り込まれたところでありますが、これらはいずれも環日本海時代の拠点都市としての飛躍を期している当市にとって極めて重要な施策であり、今後とも積極的に推進していただきたいと考えております。 地方分権の推進が大きな課題となっている中で、その受け皿となる市職員の資質向上と双方向ネットワークの構築に向けて新たに中央官庁及びシンクタンクへ職員を派遣されることは有効な取り組みとして評価するものであり、その成果に大きな期待を寄せるものであります。 3款民生費は、市長が最も重視している分野の一つと言われるとおり、ハード、ソフト両面にわたってきめ細かくさまざまな施策が講じられております。待ち望んでいた特別養護老人ホーム新光園と精神薄弱者通所授産施設第2さくら工房が間もなく開所の運びとなりますが、これに引き続いて新年度ではケアハウスや在宅介護支援センターの整備推進に取り組まれるのであります。また、ホームヘルプサービスでは新たに早朝夜間サービスを開始されるほか、訪問入浴やデイサービスも大幅に拡充されるなど本格的な高齢化社会を迎え、いつでも、どこでも、だれでも必要な福祉サービスを受けることができる体制整備が大きく前進するのであります。そして、児童福祉の面においても黒井保育園の改築など保育環境の整備を進めるとともに、乳児保育、一時保育及び放課後児童対策事業などをさらに充実し、あわせて保育料負担の軽減にも引き続き細心の配慮をしておられるのであります。このように私たちの切実な願いである、だれでも安心して産み、育て、働き、そして暮らすことができるまちづくりに、市長は最大の情熱を持って取り組んでおられるところであり、極めて感謝申し上げたいと存じます。 4款衛生費では、新たに痴呆性老人グループホームを併設した老人保健施設や訪問看護ステーションの整備推進に取り組むとともに、他の自治体に先駆けて1・2歳児の入院医療費に対する助成制度を創設されるほか、引き続き健康回復5カ年計画も強力に推進されておるところであります。これらはいずれも民生費とともに市民の健康、福祉の向上に直接結びつくものでありますので、今後とも積極的な取り組みをお願いするとともに、大きな成果を上げていただくよう期待いたしているところであります。 5款労働費では、新たに事業を開始する中小企業勤労者福祉サービスセンターに対する助成費等を計上されておるところでありますが、これは勤労者の福祉向上に大きく寄与するものであり、事業が順調に軌道に乗るような積極的な支援をお願い申し上げます。 6款農林水産業費でありますが、昨年の新食糧法施行に伴い、農業、とりわけ米をめぐる環境が大きな転機を迎えた中で、高生産性農業の実現に向けた基盤整備や担い手の育成とともに米選別機の網目交換に対する助成など、上越米の品質向上とイメージアップに向けた施策がきめ細かく、しかもタイムリーに講じられているのであります。また、園芸・特産品振興5カ年計画の策定やリフレッシュビレッジ事業の推進は、これまでどちらかといえば米づくり一辺倒であった当市の農業に新たな活路を開くものと期待するものであります。地域住民からの要望が強い農業集落排水では、新たに保倉西部地区と高士東部地区で着手するとともに、さらに新規2カ所の計画作成を行うこととなっておりますが、財源の厳しい中にありながらも積極的な取り組みをされたところであり、感謝をいたすものであります。 7款商工費でありますが、中小小売業活性化支援資金や景気対策特別資金の貸付条件緩和にあわせ、十分な融資枠を確保して各種制度融資の充実を図るとともに、商店街の駐車場整備や共同イベントに対しても新たに助成されるなど、厳しい環境にある中小企業の経営安定化や誘客を支援する施策にきめ細かな配慮がなされているのであります。また、本町6・7丁目商店街の整備構想策定にも取り組まれているところですが、地元の意見を十分に反映され、計画的なまちづくりと商店街の振興に結びつけていただきたいと期待するものであります。 観光面では、7年度に策定された観光振興5カ年計画の実施初年度として、早速親鸞聖人上陸の地の整備や金谷山公園の整備計画策定、戦国山城サミットの開催や観光事典の作成など数多くの事業を予算化されました。既存のイベントなどともあわせ私たち市民も一丸となって活気のある観光上越をアピールしてまいりたいと存じます。 8款土木費でありますが、本町大町地区土地区画整理事業の終了にタイミングを合わせ、本町3丁目に南出張所機能を組み込んだ多機能なコミュニティー施設を建設するための予算を計上されました。これは地元商店街の活性化にも寄与するところが大きいと期待されるものであり、立派な施設を整備していただきたいと考えております。また、市の玄関口とも言うべき高田駅前及び直江津駅周辺の整備を初め道路及び下水道などの整備にも引き続き積極的な取り組みがなされているところであり、都市基盤の整備が力強く推進されるものと期待しているところであります。 9款消防費では、防災行政無線の整備や備蓄資材などの充実とともに新たに自主防災組織が行う防災資材整備にも助成措置を講ぜられることとなりましたが、市民と行政が一体となって非常時への備えを万全にし、災害に強いまちづくりに取り組んでいかなければならないと考えております。 10款教育費でありますが、いじめが大きな社会問題となっている中、当市においても昨年大変悲しい出来事が起こってしまいました。これまで市でもさまざまな対策を講じてこられ、また新年度においても学校訪問カウンセラーの増強や子どもほっとラインの充実を初めとしてさらに対策を充実強化されたところでございますが、地域とも一丸となって一刻も早くいじめを根絶されるよう願ってやみません。 昨年購入した小林古径画伯の旧宅は、建築学的にも芸術的にも近代数寄屋づくりの傑作であり、文化財級の極めて貴重な建築物であります。新年度ではその復元に向けて基本構想策定費を計上されたところでございますが、あらゆる方面から十分な検討を加え、市民の貴重な財産として復元していただくよう期待するものであります。 また、スキー資料館は金谷山公園の整備構想ともあわせまさに日本スキー発祥の地にふさわしい施設として整備拡充を図っていただきたいと考えているところであり、陸上競技場の全天候型改修も学校のクラブ活動などを初めとしてスポーツを愛する私たち市民が心から待ち望んでいたものであります。 ところで、本年は上越市発足25周年の記念すべき年であります。市では記念式典を初め多彩な記念事業を計画しておられるところであり、私たち市民もともにこの節目の年を祝い、さらなる発展への誓いを新たにしたいと存じます。 以上、主な新規事業を中心に申し上げましたが、このほかの各種施策についてもあらゆる分野にわたり積極的かつきめ細かな対応がなされており、財源の厳しい中にありながら創意工夫を凝らした意欲的な予算であると評価するものであります。 次に、議案第16号上越市個人情報保護条例の制定についてと継続審査になっておりました平成7年議案第84号上越市情報公開条例の制定についてであります。市長は開かれた市政を進めていかれる中で、情報公開制度の早期実現を目指して昨年9月議会に情報公開条例案を提案されました。議会としてもよりよい制度の実現に向けてこれを継続審査として慎重に検討してきたところでございますが、市におかれてもこの間さらに検討を加えられ、条例案の一部改正を図られるとともに個人情報保護条例を初めとする関係案件を提案されたところであります。もとより情報公開制度と個人情報保護制度はそれぞれが密接に関連しながら行政情報の適正な提供等に寄与するものでありますが、この条例のもとで当市の制度が適正に運用され、開かれた市政がより一層推進されるよう期待するとともに、情報公開に対する市長の積極的な姿勢に敬意を表するものであります。 続いて、議案第39号上越市第4次総合計画(基本構想)の制定についてであります。今多くの大プロジェクトが計画されている上越市にとって、これからの10年間はさらに大きな変革の時代であり、発展の確固たる基礎を築く重要な期間であります。このような中で自前のまちづくり会議や2,000人の市民アンケートなどによる多くの市民の意見、提案を反映しつつ、学識者、市議会、市民代表及び国、県の行政機関の代表者で構成された審議会において十分な審議を尽くし、まさに市民参加により第4次総合計画を策定されました。まちづくり10大構想や顔づくり6大事業などの手法は今までにない斬新なものであり、特に地域別構想を示されたことは私たちにとって大変わかりやすく、かつ新鮮であります。また、今回初めて今後3年間の実施計画も示されましたが、これらにより上越地域の中心都市としての方向性をより一層具体的かつ明確にした計画となっており、高く評価するものであります。今後は本計画の着実な推進をお願いいたしたいと存じます。 以上、議案第1号などについて賛成の理由を述べてまいりましたが、このほかの議案についてもいずれも妥当かつ適切なものであることを申し添え、賛成討論を終わります。 ○議長(市川文一君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより議題を採決いたします。 まず、継続分について採決いたします。 議案第84号上越市情報公開条例の制定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、報告について採決いたします。 報告第1号専決処分した事件の承認についてを採決いたします。 本件は承認することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は承認することに決しました。 報告第2号専決処分した事件の承認についてを採決いたします。 本件は承認することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は承認することに決しました。 次に、条例関係等の議案について採決いたします。 議案第16号上越市個人情報保護条例の制定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第17号上越市情報公開・個人情報保護審査会条例の制定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第18号上越市情報公開・個人情報保護制度審議会条例の制定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第19号上越市立幼稚園の幼稚園医、幼稚園歯科医及び幼稚園薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第20号上越市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第21号上越市市税条例及び上越市都市計画税条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(市川文一君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第22号上越市手数料条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(市川文一君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第23号上越市青少年健全育成センター条例の制定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第24号上越市奨学基金条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第25号春日山城史跡広場条例の制定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第26号上越市体育施設条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第27号上越市立へき地保育所保育料徴収条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(市川文一君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第28号上越市老人デイサービスセンター条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第29号上越市妊産婦及び乳児の医療費助成に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第30号上越斎場条例及び上越市葬祭見舞金支給条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(市川文一君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第31号上越市農村公園条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第32号上越市中小企業勤労者福祉サービスセンター設立基金条例の制定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第33号直江津屋台会館条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第34号上越市道路占用料等徴収条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第35号上越市都市計画下水道事業受益者負担金徴収条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(市川文一君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第36号上越市水道事業給水条例及び上越市簡易水道事業給水条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(市川文一君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第37号上越市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第38号上越市災害対策本部条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第39号上越市第4次総合計画(基本構想)の制定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(市川文一君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第40号国際友好経済文化交流都市(仮称)の提携についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第41号字の区域及び名称の変更についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第42号財産の取得についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第43号財産の取得についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第44号財産の処分についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第45号都市公園を設置すべき区域の決定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第46号市道路線の廃止についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第47号市道路線の認定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第48号新潟県消防団員等公償組合を組織する地方公共団体の数の増加及び新潟県消防団員等公償組合規約の変更についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第49号工事請負契約の締結についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第50号工事請負契約の締結についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、補正予算を採決いたします。 議案第11号平成7年度上越市一般会計補正予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第12号平成7年度上越市下水道事業特別会計補正予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第13号平成7年度上越市農業集落排水事業特別会計補正予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第14号平成7年度上越市ガス事業会計補正予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第15号平成7年度上越市水道事業会計補正予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、当初予算を採決いたします。 議案第1号平成8年度上越市一般会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(市川文一君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第2号平成8年度上越市国民健康保険特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(市川文一君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第3号平成8年度上越市診療所特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第4号平成8年度上越市索道事業特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第5号平成8年度上越市下水道事業特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(市川文一君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第6号平成8年度上越市老人保健特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(市川文一君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第7号平成8年度上越市直江津駅南地区土地区画整理事業特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第8号平成8年度上越市農業集落排水事業特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第9号平成8年度上越市ガス事業会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(市川文一君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第10号平成8年度上越市水道事業会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(市川文一君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第4 請願第1号 ○議長(市川文一君) 日程第4、閉会中の継続審査についてを議題といたします。 厚生常任委員長より、請願第1号国保税の引き下げと制度改善を求める請願について、会議規則第104条の規定により、お手元へ配付の申出書のとおり引き続き閉会中の継続審査の申し出があります。 本件について討論の通告がありますので、発言を許します。 11番、樋口良子君。          〔樋 口 良 子 君 登 壇〕 ◆11番(樋口良子君) 請願第1号国保税の引き下げと制度改善を求める請願の継続審査について、反対討論を行います。 付託された委員会審議でも委員みずから国保税は高いと認識されながら、一般会計からの繰り入れなどは十分まだ審議する必要があるなどとして継続審査となりましたが、今の議員の任期は4月で切れるわけですし、継続というものの事実上不採択と同じことになります。市民の払いたくても払えない、もう我慢ができないという悲鳴の声を解決するため、また任期との関係でもこの際きちんと意思表示すべきであります。継続審査ということは市民の代弁者である議員の任務を放棄することであり、納得いきません。なお、この請願については、私は賛成の立場であり、引き続いてこの請願の趣旨が実現できるよう奮闘することを申し上げまして、反対討論を終わります。 ○議長(市川文一君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) これにて討論を終結いたします。 これより継続審査について採決を行います。 本件については、委員長から申し出のとおり引き続き閉会中の継続審査とすることに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(市川文一君) 起立多数であります。 よって、請願第1号は委員長から申し出のとおり引き続き閉会中の継続審査に付することに決しました。 △日程第5 発議案第4号より第8号 ○議長(市川文一君) 日程第5、発議案第4号より第8号を一括議題といたします。 まず、発議案第4号の説明を求めます。 26番、本城文夫君。          〔本 城 文 夫 君 登 壇〕 ◆26番(本城文夫君) 発議案第4号在沖縄米軍実弾演習場自衛隊関山演習場への移転反対に関する意見書の提出について、お手元の案文を朗読をして提案にかえたいと思います。               在沖縄米軍実弾演習場自衛隊関山演習場               への移転反対に関する意見書 去る1月28日、再び在沖縄米軍実弾演習場自衛隊関山演習場への移転問題について新聞報道がなされました。 この在沖縄米軍の実弾演習場の関山演習場への移転問題は、昨年10月にも政府が有力視しているとの新聞報道がなされ、地元新井市、中郷村、妙高村では、反対の立場を明確にするとともに、県議会に対し移転反対の陳情が行われるなど、地元自治体はもとより県民の反対と抗議の声が大きく上がったばかりであります。 東西の冷戦が終わり、日米安全保障体制の見直しが必要と言われている今日、全国の米軍基地の75%が集中し、県土の10%以上を基地が占めている沖縄県の基地縮小は、国民の希望するところであります。 しかし、現在、政府・防衛施設庁が計画している全国の自衛隊演習場への移転計画はこれらの問題の先送りでしかありません。 関山演習場の周辺には、約4万人の住民が生活しており、これまでも自衛隊の演習における騒音、振動などの苦情が寄せられており、これ以上の被害の拡大は観光リゾート地としてのイメージダウン、農作業への影響など、住民生活に重大な支障が生じることは確実であります。 よって、本市議会は、在沖縄米軍実弾演習場自衛隊関山演習場への移転計画に反対するとともに、沖縄米軍基地の縮小を強く求めます。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出します。 平成8年3月21日                                         上越市議会 全議員の御賛同をお願い申し上げます。 ○議長(市川文一君) 次に、発議案第5号の説明を求めます。 15番、石平春彦君。          〔石 平 春 彦 君 登 壇〕 ◆15番(石平春彦君) 発議案第5号につきましては、お手元に配付の案文を朗読して提案説明にかえさせていただきます。                北陸新幹線の早期建設に関する意見書 北陸新幹線は、沿線地域の飛躍的な発展を図る上で大きな効果をもたらす国家的プロジェクトであるとともに、大震災等の災害時における東海道新幹線の代替補完機能を持つルートとしても重要な役割を担うものであり、その全線開通は、北信越沿線住民の長年にわたる切実な悲願であります。 高崎・長野間、糸魚川・魚津間、石動・金沢間の三区間において工事が進められており、平成7年度には新幹線富山駅の整備及び飯山トンネルの試掘調査並びに新幹線小松・福井両駅の駅部調査が着手されるなど、全線整備に向けて着実に前進が図られているところであります。 しかしながら、全線の整備スケジュールは依然として不明確であり、建設財源や未着工区間の取り扱いなど、幾多の課題が残されています。 よって、政府及び関係機関におかれては、これらの事情を御賢察いただき、下記事項を実現されるよう強く要請します。                       記1 今回の見直し時には、既に工事実施計画の認可申請がなされている高崎・小松間の未着工区間、長野~上越~糸魚川間については、早急に認可され着工を図ること。2 飯山トンネルの早期本格着工を図ること。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出します。 平成8年3月21日                                         上越市議会 全議員の御賛同をお願い申し上げます。 ○議長(市川文一君) 次に、発議案第6号の説明を求めます。 18番、杉田弘美君。          〔杉 田 弘 美 君 登 壇〕 ◆18番(杉田弘美君) 発議案第6号建設省の機構拡充及び大幅増員と防災・地域生活関連公共事業費拡大を求める意見書の提出につきましては、お手元に配付されております案文をもって提案させていただきます。              建設省の機構拡充及び大幅増員と防災・地域              生活関連公共事業費拡大を求める意見書 近年、雲仙・普賢岳の噴火、梅雨前線や台風、北海道南西沖地震、阪神・淡路大震災や、新潟県においては昨年4月に笹神村で起きた大規模地震、昨年の7.11水害などによる災害が多く発生し、多くの人命が奪われ財産の被害も甚大なものになりました。 地震、火山、台風などから国民の生活と財産を守ることは、行政の極めて重大な責任であり、政府・建設省には全国的かつ長期的視野に立った防災・国土保全の対策が求められています。また、河川環境や水質保全・道路交通安全対策と渋滞対策は急務と言えます。 今、公共事業官庁は、定員削減によって大幅に職員が減らされる一方、不況打開に向けた前倒し発注や数次にわたる大型補正予算の執行のほか、業務の多様化による行政需要の増大を職員の長時間・過密労働と民間委託で対処せざるを得ないため、住民サービスの低下は否めず、建設省の機構拡充と行政に見合った職員の配置が強く求められています。 公共事業は、社会資本整備を通じて、国民に等しく安心と豊かさを還元することを基本としています。同時に、事業執行に当たっても中小零細企業の受注機会の拡大を考慮した入札・契約制度の改善や建設関連労働者の労働条件向上を図るなど公平な執行が求められ、そのことが安全で良質な社会資本づくりの上でも重要となっています。 よって、政府におかれては、公共事業が国民生活本位に推進されるよう、下記事項の実現を強く要望します。                       記1 公共事業を防災・国土保全と河川・道路・公園・下水道などの生活関連重視に切り替えること。2 建設省の機構拡充と職員の大幅増員を行い、地域住民への行政サービスを充実させること。3 中小建設業者の受注や下請契約の適正化など、経営安定化・建設関係労働者の労働条件の改善を行うこと。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出します。 平成8年3月21日                                         上越市議会 全議員の御賛同をお願い申し上げます。 ○議長(市川文一君) 次に、発議案第7号及び第8号の説明を求めます。 21番、関原忠良君。          〔関 原 忠 良 君 登 壇〕 ◆21番(関原忠良君) 発議案第7号、発議案第8号は、お手元に配付されている提出案文をもって朗読させていただきまして提案にかえさせていただきます。                寒冷地手当の見直しに関する意見書 人事院では、寒冷地在勤の公務員に支給されている寒冷地手当について、生活水準の向上やライフスタイルの変化等により、寒冷地手当の支給地と非支給地との生計費の格差が以前ほどなくなってきたこと等を理由に、一昨年11月、寒冷地手当の支給水準及び支給方法について見直すという方向を発表しました。 しかしながら、厳しい冬の生活を余儀なくされている新潟県を初めとする積雪寒冷地域の人々にとって、冬期間の生計費は夏期に比べ大幅に増額するのに加え、無雪・温暖地域では到底あり得ない積雪寒冷地特有の様々な出費などもあり、これらの生計費は年々増高傾向にあります。 また、この寒冷地手当は、地方交付税交付金の寒冷補正の算定など、国の助成等の費用算出に直接作用しており、単なる公務員の労働条件の問題にとどまらず、積雪寒冷地を抱える地方自治体の地域経済に大きく影響を与える重大な問題であります。 よって、政府におかれては、このような地域の実情を十分賢察され、寒冷地手当の見直しに当たっては引き下げ等を行わないよう強く要望します。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出します。 平成8年3月21日                                         上越市議会 全議員の御賛同をお願いします。 では、続きまして発議案第8号上越市議会議員選挙ポスター掲示自粛に関する決議について、お手元の案文を朗読させていただきます。            上越市議会議員選挙ポスター掲示自粛に関する決議 当市議会は、本年4月に執行される上越市議会議員一般選挙に当たり、「上越市議会議員の選挙ポスター掲示場設置に関する条例」と「上越市議会議員及び上越市長の選挙公報発行に関する条例」とを制定した経緯に鑑み、選挙ポスターを公営掲示場以外は屋外に掲示しないよう自粛することを決議します。 平成8年3月21日                                         上越市議会 全議員の御賛同をお願いします。 ○議長(市川文一君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 質疑はないものと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております発議案第4号より第8号は、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、発議案第4号より第8号は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 11番、樋口良子君。          〔樋 口 良 子 君 登 壇〕 ◆11番(樋口良子君) 発議案第8号上越市議会議員選挙ポスター掲示自粛に関する決議について、反対討論を行います。 ポスター掲示については、1、有権者市民の選挙への関心を高めるための重要な役割を果たしている。2、候補者個人の存在や支持を市民に求める思いを市民に知らせる重要かつ有効な手段として位置づけられている。3、したがって、法律は1,200枚というポスターの掲示を立候補者に保障しているものであります。議員定数削減の提案説明で選挙の活性化、議会の活性化などと言われながら、法律に定められた議員定数を4人または2人と重ね重ね削減しながら、選挙の情報を市民に提供する、かつ候補者の状況を市民に知らせる有力な手段である掲示板の規制をするということは、全くつじつまが合わないことです。公営掲示板にしか掲示をさせないということは、有権者の選挙への関心を低め、そしてとりわけ新人候補者などを初めとする知名度の低い候補者にとって非常に不利になるやり方となります。公営掲示板にしか張りたくないと思う候補者がいるなら、そのようにおやりになるのは自由ですが、この自粛決議をもってすべての候補者の公営掲示板以外の掲示を規制するなどということは断じて行うべきではありません。我が党は強く反対いたします。そして、仮にこの決議が採択されても、それに拘束されることなく法律に基づき正々堂々と選挙戦を戦うことを表明し、反対討論を終わります。 ○議長(市川文一君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) これにて討論を終結いたします。 これより議題を採決いたします。 まず、発議案第4号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、発議案第5号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、発議案第6号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、発議案第7号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、発議案第8号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(市川文一君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 お諮りいたします。 ただいま可決されました発議案のうち、意見書4件の提出先その他の取り扱いについては議長に一任願いたいと思います。 これに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 御異議なしと認めます。 よって、意見書4件の提出先その他の取り扱いについては議長に一任と決しました。 この際、暫時休憩をいたします。          午後0時 7分 休憩          午後1時15分 再開 ○議長(市川文一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第6 発議案第1号 ○議長(市川文一君) 日程第6、発議案第1号上越市議会議員の定数を減少する条例の一部改正についてを議題といたします。 まず、本案について総務常任委員会における審査の経過並びに結果の報告を求めます。 31番、渡辺一太郎君。          〔渡 辺 一 太 郎 君 登 壇〕 ◆31番(渡辺一太郎君) 総務委員長の報告をいたします。 去る4日の本会議で長時間をかけ、集中審議が行われた後、当委員会に付託されました発議案第1号上越市議会議員の定数を減少する条例の一部改正について、14日委員会を開催、慎重審議を重ねた結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以下、審査の概要について申し上げます。 審議に先立ち、発議案の性格上、共同提案者である星野議員、岡本議員のほか助言者として2名、計4名の議員から答弁者席についていただき、進めることといたしました。また、初日の本会議を踏まえ、提案説明については省略することとしたほか、委員長からは、番外議員を含め幅広い質疑、意見を求めるとともに、効率的審議をお願いし、質疑に入りました。 まず委員から、初日に提案されて以来、市民の反応を聞く中で改めて性急であると感じた。先に結論ありきでなく、市民各層の意見を聞いてから判断すべきではないかとの質疑に、提案者からは、議員の立場で市民と接した中で、定数を削減すべきだという意見の集約が17名の連名になった。間接民主主義で代議員制をとる以上、市民から負託を受けた議員が判断するのは当然である。しかも、議会ルールにのっとって十分な審議時間をもって進めていることを理解してほしいとの答弁がありました。 続いて委員から、初日の質疑でも明確でなかったとして、再度削減の根拠、あるいはなぜこの時期にやらなければならないのかという点について質疑がありましたが、提案者からは、前回無投票という背景や全国類似都市との比較が要因である。このような中で市民意識は極めて厳しいと認識しており、削減を進める待ったなしの状態と判断した。削減が即議員資質の向上に直結する保証はないが、議員みずからが血を流し、資質向上に努力しようという意義は極めて大きいとの答弁がありました。 このほか、委員からは角度を変えた質疑なども出され、再三休憩を挟んで議論が行われましたが、初日の議論の域を出ず、基本的な考え方は平行線という状態でありました。 結局、この時点で、議長から定数問題は学問的にも非常に難しく、論議を先送りしても適切な結論が出るとは思えない。現時点で各議員が責任を持って決めてほしいとの見解が示されたため、委員会としてはこれを受け、質疑を終結し賛否の討論へ入りました。 まず、反対の討論としては、削減についての根拠が不明確であることと、多様化した市民ニーズに対応するにはむしろ議員をふやすことが必要だ。時期的な問題についても、現状は無風状態でなく、厳しい選挙戦が予想される中で、今削減をしなければならない理由は全くない。議員発議という性格を考えても7会派中、4会派が異論がある現状の中で押し通すことは容認できない。もっと幅広い市民を巻き込んだ議論を継続的にやっていくべきだとの意見が出されました。 一方、賛成の委員からは、議会は合議制の機関であって、意思の形成というのは今回のことでもわかるように非常に難しい状況と認識している。しかし、市民のいろいろな立場の意見等を反映して審議し、争点を提示できるのが議会であるし、それが保障される機関である。今回の減員によって、この機能を損なうことはないと思っているし、会期中に我々が受け取った民意は賛成の立場が多かったと判断しているとの意見がありました。 以上で討論を終結し、採決を行った結果、発議案第1号は賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で委員長報告を終わります。 ○議長(市川文一君) 総務常任委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 質疑はないものと認めます。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 12番、茨木実君。          〔茨 木 実 君 登 壇〕 ◆12番(茨木実君) 私は、社会民主クラブ議員団を代表して、発議案第1号上越市議会議員の定数を減少する条例の一部改正について、反対の立場で討論いたします。 既に3月4日の本会議と3月14日の総務委員会の中で私たちクラブの意見を表明してまいりましたが、この議員定数削減の提出は3会派17名の議員による発議でありましたが、4会派が議会制民主主義を踏みにじるものであり反対の立場をとっているものであります。今回の提案は、4月14日告示、4月21日投票日の市選挙管理委員会の日程発表後の短期間の中での唐突な提案であり、既に4月の市議選に向け立起の準備を進めている新人の皆さんの立場も考えない議会の独走的な発想であり、定数削減の根拠が極めてあいまいで理解しにくいものであります。 私どもクラブの質問に対する提案者の答弁も、一貫性のない、無理押しした理屈にならない理屈を並べ、議会の多数をもって数の力で押し通す2名削減は到底許されるものではありません。 去る4日の本会議の中で私たちが反対の立場で申し上げたことと、提案者の答弁を改めて申し上げます。 その一つは、今回の削減は市民の政治参加を抑え、住民の要望を抑えることとなり、市行政に対するチェック機能が低下すること。改選4月という時期寸前での削減は新人候補つぶしとなるのではないか。市議会の活性化は定数削減で図られると考えているのかとの質問に対して、提案者は、科学的な根拠もなく、多くの市民と接触している賛成議員の声である。2名削減でみずからも血を流す選択をした。削減によって議員の資質の向上になり、定数が少なくなることで地域代表的よりも全市的代表ということになるとの答弁でありましたが、私たちはさらに、民意について科学的根拠がないと言われても、30名とすることについてどのように研究をし努力されてきたのか。昭和58年当時の議員定数の削減は、時間をかけ慎重に議会制民主主義に基づいて取り扱いをしてきたこと。既に現段階で定数を2名オーバーしている中で削減することは、根拠がはっきりしないということを申し上げました。提案者は、市民の民意を吸い上げている、自治法では人口、財政力で議員定数が示されているが、方程式はない。それぞれの自治体の裁量権であるとの見解を述べられましたが、私たちは地方自治法第91条で上越市議会は定数36名となっている。法律はあくまでも「できる規定」だと申し上げてきましたし、今上越市が30万人都市機能整備を目指している中で、人口増加も見込んでいる中で、減少するということが理解しにくいことを申し上げたところであります。 さらに、定数を削減することは、大きな組織や大きな地盤を持つ人が有利となり、新人や市民代表的な議員が少なくなり、議会のチェック機能が低下すること。定数を削減すれば議員の資質が向上できるのかと主張しましたが、提案者は、現在の議員の資質は悪くない、選ばれた議員がみずから研さんすることが質の向上につながるとの答弁でありましたが、私たちとしては理解に苦しむものであります。 その二つは、市の人口も増加傾向にあり、市の行政も助役2人制、部も課も増設され行政需要がふえている中で、議会はそれに逆行することになる。行政が多様化している中では、専門化した議員が求められている。人口比で見ると、現在市民4,107人に対して1人の議員であるが、2名減になると4,380人となり、市民の声が一層反映しにくくなること。議会のチェック機能を強めることの大切さを主張いたしましたが、提案者の考えは法定数内で各市に合った議員数がいい、30名の定数が不変なものでなく、今後の人口増に対応すればいい。議員を削減しても民意は反映される。2名減の影響力は市政そのものに関心を持つことになるとの理解しにくい答弁でありました。 その三つは、質問で私たちは、緊急性もない突然の提案であり、発議案での実施時期も3月定例会の最終日の3月21日とされ、選挙まで1カ月もない中で、市民に周知徹底できるのかどうか。前回の削減は半年間以上の猶予期間を持っていたが、今回の提案は独善的であり、わずか24日という短期間であり、それほど緊急性があるのかどうか。既に現在34名が立候補の準備を進めている。一方的な議決行為は権利の乱用であり、削減は他市の例というが、無理押しするにも無理がある。著しく人口が減少もしていないのに市長の前向きなまちづくり提案に議会が逆行しているのではないか。前回の無競争の後、任期半ばで定数が欠員となっているのは現職議員の責任ではなく、定数を下回っていることの論拠は筋が違うのではないか。議会制民主主義の面から見ても、地方自治法の定数はより多くの住民の意思を反映することではないのかとの考えを申し上げてきました。提案者は、議員を減らすことは議員の守備範囲が広がることで、議会の活性化となる。議会審議の低調など地方議会に政策形成能力が不足している。議員の資質向上の面でみずから進んで痛みを知ることが大切であるとの答弁でありましたが、まさに理解しがたい答弁でありました。 私たちは、一たん減員すれば半永久的に定数が決まり、後世にも影響を与えることと思うし、提案者は人口、産業状態など30名に合う都市機能という基準をどう考えているのか。我々議員は何を反省するのかを明確にしてほしいとの質問に対して、提案者からは、前回無競争であることから、市民は仮免許だと言っている。30名にする根拠は、いつ市民から陳情、請願の形で出てきてもおかしくない。30名という定数で議決することが方程式だ。30名で議決しても今後の推移を見て増を考えることもできるとの考えが明らかにされました。 しかし私たちは、条例の改正を4月から施行することで周知期間を持たないこと、市民に対して十分と思うのかどうか、上越市の財政状況、人口、面積の面と言っているが、長岡市は262.63ヘクタール、上越市は249.42ヘクタールから見ても、行政規模から見ても肥大化しているが、どのように考えているのかとの質問に対しては、提案者からは、周知期間のないことは反省している。類似都市の財政力などの似通ったところでも減員しているからとの考えでありましたが、私たちは都会の10万都市と農村の10万都市は違う、面積や田園都市とでは違うという認識が必要ではないのか、当市と同じ34分の5市の現実をどのように受けとめているのか。効率的な行財政改革が求められているとき、議員を定数削減することは議会制民主主義と言えるのか、その根拠を聞かせてほしいとただしたところ、提案者は、議員定数は「できる規定」であり、30名が適正な定数であると思う。58年当時は国の行革審の動きの中にあったし、各自治体で議員数を決めることから、議員がみずから減員し、みずからの責任を明確にしていることと思うとの答弁でありました。 私たちはさらに、定数問題をなぜ緊急にこの時期に提案、強行するのか、市民にはよくわからないと思うし、市民にどう責任を負うのかを明確にしてほしいし、30名とする哲学が示されていないし根拠もないのではないかとの問いかけに対し、提案者は、賛成議員と協議しての提案だという一方的な答弁でありました。 さらに、3月14日の総務委員会の中でも、私どもは去る4日の質疑を聞いた市民の反応についてどのように受けとめたのかとの質問に対し、提案者は、青年会議所OB会の中でもアンケートを実施したい旨の答弁がありましたので、私どもは市民の意見を聞くという立場でもっと時間をかけて市民の声も聞き、意見を吸い上げることが大事であることを主張してまいりました。提案者は、市民の動向については、議員それぞれが間接民主主義で選ばれているのだから、公聴会や市民代表の意見を聞くことも大切であるが、賛成議員17名が賛成しているのだから、その必要性はない旨の考えが示されたところであります。 私たちはさらに、全国5万から15万都市の中での削減の根拠が不明確であることを指摘しましたが、提案者は、前回無競争の批判がある中で、全国の類似都市と比較して30人でいいと判断したものであると言われましたが、私どもはさらに、5万から15万の都市では法定数36名と決められている以上、上越市が置かれている状況、環境を考えていないのではないかとの問いに対しては、提案者から、過去の投票率、立候補者数などから、選挙で競争率が厳しい方が投票率が高いほど活性化となる、市民が関心を抱くことになるという立場からだという考えでありました。 私どもは、無競争阻止という立場での定数削減問題は、選挙の活性化となるという論理はおかしいのではないか。地方自治制度を崩壊することになるのではないかと反論したところであります。4日の本会議でも主張したように、上越市の置かれている情勢はどうか、住民主権の時代、地方分権の時代であり、住民ニーズが多様化している時代の中でこそ、定数の削減よりむしろ増員となるのではないかと申し上げましたが、提案者は、通信メディアの発展から議員もみずから血を流すことが大事であると繰り返されてきました。 私どもは、情報化、広域化の中であるからこそ、住民の要望が多様化している中で、どのように対応していくのかとの質問に対して、提案者は、合併後36名から32名でやってきた。2名減しても対応できると答えられましたが、私どもは32名から30名に変えることは議員の資質が向上するというものではない。これまで減員となった議員の不祥事は、そのたびに議員が自問自答することが大切である。市民ニーズと議員定数の関係は、市民ニーズを反映するための議員を選ぶためにも、議員の削減は時代に逆行するものだと主張してきたところであります。 また、上越市の第4次総合計画やのびやかJプランの宮越市政の方向から見ても逆行し、水を差すことになるとの立場からも意見を申し上げてきましたが、提案者からは、そのときそのときで対応すべきとの考えをめぐっても私たちは上越市が将来展望を持った行政を進めている中で、削減はおくれた時代感覚ではないかということを申し上げてきました。 また、総務委員会の中で、議長の見解を求められた市川議長は、議長見解ではなく、個人的には3月4日から今日までの市民の反応は冷静であり、市道認定のときのような市民からの反応がない。反対でも賛成でもないのが現状であり、若干拙速ではないのか。一般市民は議会の対応を見ているし、時期尚早の感もあるが、発議案として提出され審議されている以上、方向性を見出してほしい旨の考えが表明されましたが、私どももそのような判断が望ましいと思ったのでありますけれども、議長も所属会派の流れの中で今委員会の中での採決を促した結果となったのであります。 私たちは、14日の総務委員会の中で、市民合意の得られない定数削減を議員の多数の中で、しかも一方的に数の力で押し切るやり方ではなく、もっと慎重に削減問題について時間をかけて審議し、市民の幅広い意見を聞く機会をつくることを考慮する立場から、継続審議とすべきことを主張いたしましたが、配慮する結果とならなかったことは後世に重大な影響と他市議会などへの影響の少なくないことを懸念するものであります。総務委員会での討論の中で申し上げてきましたように、私どもにとっては定数削減の根拠が不明確なまま採決を強行するということは、市民に納得と理解を求めるには困難さがあること。そして、行政需要の拡大する中でこそ議員をふやす客観的な条件のあることを主張してまいりました。現状では既に34名が立候補するという動きの中で、厳しい市議選となる見通しの中で、直ちに削減する理由はありません。 さらに、去る3月20日付の新聞報道でも、定数削減に対する市民の賛否の意見内容が伝えられ、市民の声が伝えられていますが、議会の独走で2名削減の論理には疑問視する市民の多いことを知ることができたのであります。この中では、市民や新人候補が蚊帳の外に置かれていることに対する懸念の声があります。また、現職は会派ごとの論戦を繰り広げている中で、個人的見解を表明できないでいるが、会派を超えて賛否と時期の是非について表裏の見解が割れているのが実態とも伝えられているのであります。定数削減をめぐる民意がさまざまな中であればこそ、議員としてもっと冷静に、慎重に時間をかけるべきであり、また時期尚早であると私は主張したいのであります。数の論理で押し通すのは議会制民主主義を否定するものであり、断固これを認めることができないことを申し上げまして、社会民主クラブ議員団の立場を表明し、反対討論といたします。 以上。 ○議長(市川文一君) 9番、小林林一君。          〔小 林 林 一 君 登 壇〕 ◆9番(小林林一君) 私は、ビジョン上越を代表いたしまして、このたびの発議案第1号上越市議会議員の定数を減少する条例の一部改正について、賛成の立場から討論を申し上げます。 私は、4年前初めて上越市議会議員選挙に立候補いたしました。御承知のとおり、結果的には無投票当選ということになりました。以来4年間、私どもとしては精いっぱい議員活動を果たしてまいったつもりでおりますが、どうしても無投票当選議員と陰に陽に言われ、多少とも肩身の狭い思いをしてきたことは事実であります。このことは決して私どもの責任ではなく、私どもはその厳しい環境の中、立候補したことに胸を張っていいわけでありますが、我々の認識と市民の見る目の開きは大きなものがありました。 私は、この4年間なぜこの上越市で、さらには上越市ばかりでなく全国的な風潮として議員に立候補する人が少ないのか、上越市の議員定数はいかにあるべきか真剣に考えてまいりました。今日上越市ほどの規模の都市になってまいりますと、市民ニーズは多様化し、行政需要はますます増大してまいります。その中にあって、議員が一生懸命活動しようとすればするほど、他の職業と兼務してはやれない。ましてや、仕事の片手間に議員職が務まるものではなくなってきている。いわば議員としての専業化の道を歩まなければならなくなってきていると実感するのであります。しかし、その割には議員に対する市民の評価は必ずしも高いものではない。この現実のギャップの中にあって、みずからの職をなげうってでも議員に専念しようという人がなかなかあらわれないのではないかと思います。私の知る限りにおいても、こんな人が議員になってくれればレベルの高い議員構成ができるのにと思われる人でも、あえてみずからの職を捨てなければならないと考えると、決断ができないというのが現実の姿であります。何としてでも私たちは上越市議会のレベルの向上、議員資質の向上を図り、市民から信頼される議会活動を展開する中で上越市の発展と民生の安定を図っていかなければならない。そうでなかったら、結果的に不幸を見るのは市民であります。それほど議会が果たすべき役割は大きいのであります。そのためには、定数を削減してでも厳しい選挙の洗礼を受け、お互いに切磋琢磨し議会活動を展開し、市民の議会に対する評価を高める努力をしていくこと、それ以外にはないと考える次第であります。 そのような思いでこのたび2名の議員定数削減を求めたのでありますが、この間いろいろな議論がありました。私はこれまでの主な批判に総括的に次のように私の考え方を述べさせていただきます。 まず第1に、今この時期に選挙を目前にした定数削減は周知期間もなく、新人つぶしではないかとの批判がありますが、今まで4年間非公式ではありますが、定数のあり方を折に触れて話し合ってきたこと。さらには、市民の定数削減を求める声を常に耳にしてまいったことをベースに、昨年11月27日の代表者会議で問題提起し、各派での議論、検討をお願いしてまいりました。定数減は新人に不利で現職に有利という批判もありますが、選挙においては決してそんなことは言えません。新人でも既に活発に運動を展開している人も多く、現職でもうかうかしていたら厳しい状況に追い込まれかねない現状であります。 さらには、定数減は民意の反映がしにくくなる、また増大する行政事務に対するチェック機能が低下するとの批判がございますが、多様化する市民ニーズにこたえるために、また増加する行政施策をチェックするためには、議員みずから今以上に研さんを積み、議員としての活動の範囲を広げる努力をすることがまず求められるものであります。しかし、同時に増大する行政需要に比例して議員数をふやすよりも、それらは町内会組織を通じ、また各種審議会、委員会等を通じて柔軟で的確な対応をすることも市民ニーズの多様化に合致する道であると考えます。その上で肝心なことは、議会が自治体における最高の議決機関としての権能を十分発揮できるよう質的向上を図ることこそ最も市民が議会に期待する道であると思うのであります。 さらには、この30人という定数が不滅の数字ではなく、上越市が将来15万人、20万人と人口規模が増大したならば、その時点、その時点での適切な定数を審議し合えばよいことであります。それが地方自治法第91条の第1項から第5項までの精神であると思うのであります。 また、議員定数の削減が得票数のハードルを高くし、選挙に出にくい状況をつくるという批判もありますが、そのことは事実だと思います。とりわけ選挙が人気投票的な意味合いの強い一面があることは否定しません。しかし、そういう一面は否定しがたいとしても、今日の公職選挙法のもとでの選挙が最も民主的な民意の反映の場である以上、そこで多くの票を得られた議員が最も民意を反映した議員と判断せざるを得ないのであります。今日現在人類が何百年、いや何千年にもわたる権利闘争の歴史を踏まえて到達した最も民主的な選出方法である以上、これを尊重せざるを得ないと思います。得票数のハードルが高ければ高いほど、そこで得た得票が民意の反映と判断するのが最も民主主義にかなった道であります。私どもがこのたび提案した議員定数の削減は、議員みずから厳しさを自己に課すことによって上越市が環日本海時代の拠点都市としての発展と福祉、環境、教育、文化等ますます多様化する市民ニーズに的確に対応し、市民から信頼を高められるよう努力する議会人としての姿勢を市民にお示しする道であると信ずる次第であります。 以上、議員定数2名削減に対する賛成の立場からの討論を申し上げた次第でございます。議員各位の賢明なる御判断を切にお願い申し上げます。 ○議長(市川文一君) 1番、大島武雄君。          〔大 島 武 雄 君 登 壇〕 ◆1番(大島武雄君) 私は、市民連合を代表して、発議案第1号上越市議会議員の定数を減少する条例の一部改正について、反対の立場から討論いたします。 既に本会議の質疑でも私ども市民連合で提案者に質問いたしましたように、市議会議員の定数をこれまでの32名から30名に削減するという提案は、余りにも突然であり、市民の多くの中にも戸惑いがあると思います。4月の市会議員選挙を寸前にして定数を減らすことは、新人つぶしとも言われ、新しく立候補を決意している人たちにとっては混乱と不安の中にあるのではないかな、そのように推測いたします。4月14日告示と決定した日程のもとで事前準備のない中で現職議員の発案で提案され、強行採決するということは、議会制民主主義の根幹にもかかわるゆゆしき問題と思うのであります。既に34名が起意を表明している中で、新人8名の人たちに対する新人たたきであり、現職のエゴと思います。また、議会の活性化についても、定数削減で議員の資質が向上すると提案者は述べられておりますが、私はそのようには思いません。議員の資質は議員みずからが勉強し、行政需要の拡大や市民要望の高まりの中で議会の審議を通じて政策的な提言を主張し、市行政の誤りなき方向をただし、常にチェック機能を持った議員になることを私どもは今日まで心して努力を続けてきているものであります。議員の質が悪いから議員を減員するとなったら、みずから自分の首を締める結果となり、そのことは市民の側から選挙という審判によって示されるものであると考えます。今上越市は15万都市を目指し第4次総合計画を策定し、当面する3カ年計画を今議会に示され、その具体化のための予算が今可決されたところでありますが、躍動する上越市にとって今大型プロジェクト事業が進む中で議会の私どもの機能力の強化が求められていると思います。ましてや上越地方拠点都市の指定を受け、今その大型事業も加わっているとき、議員削減は市民の声を反映しにくくなり、時代に大きく逆行しているものであります。定数の削減は議会の権限も狭め、多様化する住民要望に対応しにくい結果となり、広域化する行政のもとで大きくマイナス面が生じてくるものと思います。提案者は議会の各派で論議されてきたと言われておりますが、どの程度の論議があったのか、また定数削減の根拠も理解しにくいものであり、2会派による強力な一方的な押し切りであると思うのであります。 私は、以上の立場から今回の突然の提案には断固として反対でありますし、審議の経過から見ても十分納得できるものではなく、市民連合として反対の立場を表明し、反対討論といたします。 以上です。 ○議長(市川文一君) 6番、坪井正澄君。          〔坪 井 正 澄 君 登 壇〕 ◆6番(坪井正澄君) 発議案第1号上越市議会議員の定数を減少する条例の一部改正について、市政クラブを代表して賛成の立場から討論を行います。 日本国憲法は、地方自治法として昭和22年その第8章において地方自治の本旨に基づいて地方自治の組織、運営の基本を定めております。制定されて以来50年近い年月がたち、この間我が国の地方自治は多くの問題を抱えながらも着実に発展、その存在意義は何人も疑うことのできないものとなっております。この間、時代の変遷とともに幾度となく改正、追加がなされてまいりました。市議会議員の定数を減少する条例もまた自治法の改正という歴史的経過の中で制定されたものであります。議員定数減少について、地方自治法第91条第2項は、議員定数は条例で特にこれを減少することができると定めております。あまねく全国の市においては、95%以上の市が定数を減少いたしておりますが、とりわけ地方自治体がこうした減少条例を経てきた経過には、昭和50年代後半における経済的時代背景の中から、臨時行政調査会の答申に基づき行政改革の一環として進められてきたところであります。我が上越市にあってもこうした時代背景の中、昭和58年法定定数36名を4名減少し今日に至ってまいりました。なかんずく定数問題を考えるとき、自治に携わる者として「できる条例」をどうとらえ、住民意志をいかに認識し、与えられた権限において責任ある判断をするかという、いわば自己の責任において自主的にこれを処理していかなくてはならないのであります。イデオロギーによる認識の相違、とらえ方、状況判断、それぞれがお互いに論じられつつも、この問題に関しては容易に一つの答えを出し得ることが難しいのでありますが、私ども市政クラブは慎重かつ真剣な論議を経た結果、積極的に取り組むものとして結論を得たのであり、以下その理由を述べ御理解を得たく存じ上げます。 1、現在時代の大きな要請として地方分権、主権確立の必要性が叫ばれる中にあって、地方議会の活性化が焦眉の課題となっているのであります。しかもその活性化の力点は、旧来ありがちであった中央政界の力関係をそのまま持ち込むイデオロギー的観点、あるいは情緒的観点での対立に置かれるのではなく、あくまでも具体的な地域政策面での論議を真摯かつ冷静に深め合い、議員お互いが切磋琢磨する結果として住民の生活向上、地域発展に資するという点に置かれなければなりません。一番密接なかかわりが求められる市議会と住民の間に隔たりがあってはならず、多様化するニーズにこたえ得る力量が今私たち議員に求められているのであります。地域住民と遊離した議会は、地方の分権はおろか主権確立もなし得なく、そこには活力もわいてこないでありましょう。地方分権時代を迎えた今、今こそその受け皿が問われているのであります。したがって、議会の活性化を実現するための第一歩は、何といっても我々議員みずからがその質的な向上に向け不断の努力を積み重ねていくことに尽きると思うのであります。我が会派はこの間こうした点を最も重要視し、あらゆる角度から健全な議会論議の実現に向け自己研さんを含め力を傾注してきたところであります。加えて来月の市議会議員選挙に当たっては、新人擁立に向けて積極的に取り組み、議会の活性化を実現しようと最大限の努力をいたしてまいりました。 しかしながら、4年前の無投票結果とこのたびの新人擁立の努力をもってしても、選挙戦の高まりを見ることができず、地方自治の衰退の危うき状況にあると言わざるを得ないのであります。結果として、極めて低調な選挙戦が予想されるという事実において、今直面しているこの現実の中に我々議会の現状に対する厳しい市民の意識が反映されているものと認識し、この状況を打破する一つの突破口として議員定数の減少が必要であると判断するに至った次第であります。 2、さて、今回の定数減少については、その論議の時期が極めてタイミングを逸しており、結果的にはいわゆる新人いじめであり、現職のエゴではないかとの懸念が言われております。前回選挙が無投票で終わり、任期半ばにて定数を下回ってきた経過、あるいはその定数割れの事態が一部は議員の辞職によってもたらされた面であることを振り返るならば、我々としては新人擁立を積極的に行うことでその状況を変革しようとしてきたとはいえ、現状到達し得た結果を踏まえたとき、もっと早い時点で論議を起こすべきであったものと認識をし、みずからの責任を深く反省するものでありますが、しかし我々の認識によれば、議会をめぐる市民意識の状況は極めて危機的な状況にあると言わざるを得ず、タイミングの是非はいかんともしがたい状況でありますが、市民意識は減少を進めるべき待ったなしの状態にあると判断し、みずからも血を流す厳しき道を選択することといたしました。このことは新たに市政の場を目指されようとする新人立候補予定者の皆様にも、また多くの市民の皆様にも御理解をいただけるものと確信をいたします。 3、さらに、定数を減少することによって、いわゆるハードルが高くなり、結果として広範囲の地域、あるいは相当の推薦組織をバックにした人物しか立起できなくなるとの懸念も一方では指摘をされているところでございます。この指摘は確かに観念的には理解のできるところでありますが、現実問題としてそのようなことが実際に起きているのかということをいま一度冷静に考えてみる必要があると存じます。先ほども述べましたように、我が上越市議会は昭和58年に定数を4名減少するという決断を一度体験いたしておりますその後行われた2度にわたる選挙において、実際懸念されたような事態が引き起こされたでありましょうか。我々の認識によれば、答えは否であります。むしろハードルを高くすることによって議員としての日常活動の重要度、資質向上の必要性をみずからに課すことの効果こそここでは問うべきものと考える次第であります。言いかえるなら、時代の要請、住民の期待は議員に対し代議制から成る地域の課題を担いつつ、より広範の視点からのまちづくりを考えるコーディネーターを求めているのであり、そのハードルを越え得る人材を求めているのであります。 4、さらに、定数を減少することは、それだけ市民の声が行政に届きにくくなり、民主主義の理念に逆行することになるとの懸念も表明されております。確かにやみくもに定数を減少することは、そうした事態につながる危険性をはらんでいると言えます。しかし、一方で効率的な行財政の運営が今や多くの民意として一層求められていることを思うとき、議会制民主主義の原則を踏まえながらも、許される限り可能な範囲で簡素化に取り組むことは、また不可欠でありましょう。さきに述べた昭和58年の臨時行政調査会の答申は、自発的に次のような方策が講ぜられることを期待するとして、地方議員の議員定数については、現在かなりの地方公共団体がその自主的判断によって減数条例を制定し議員定数を減少させており、この努力は正当に評価されるべきであるが、なお一層の簡素化を図るべきである。また、これと関連して、地方議会の議員の法定定数については、地方公共団体における減数条例の制定状況を勘案し、地方自治の本旨と議会の機能に留意しつつその見直しを検討するとあります。この精神から思うに、今なお考慮するべき点が多くあるのではないでしょうか。計数的に見た場合、現在全国の人口10万から15万の人口類似都市82市における議員定数は平均で29.6人という現状にあり、定数30人以下の市が過半数の47市に上ることを踏まえるならば、今回の定数減少はそれが直接議会制民主主義に逆行するものとの判断は短絡的であると言わざるを得ません。 また、この懸念に加え、今当市が進めようとしている30万人都市構想との絡みで人口をふやそうというのに、議員の数を減らすのはいかがなものかという指摘もあります。この点については、宮越市政が積極果敢に進めつつある住民参加型行政と議会との関係に触れておかねばなりません。我々は、住民参加型行政の推進が一部に言われるような議会の形骸化、ひいては民主主義に逆行する行為につながる、いわば議会との対抗関係にあるものとは考えておりません。むしろ住民参加の中で行われる自由かつ活発的な論議、提案と我々が議員としての見識を踏まえて行うより大局的な議論とがいわば補完関係を保ちながら、車の両輪となることによって、より密度の高い市民本位の行政実現、すなわち市民民主主義の前進に結びつくものと確信いたします。したがって、今後人口増を目指すのだから議員定数を減少してはならないという議論は、必ずしも的を射たものとは考えにくく、むしろ定数減少を通じてみずからの資質向上に向けての扉を開き、真に市民の負託にこたえ得る地方議会としてのさらなる議会改革の一歩を踏み出す決意を新たにするとともに、より一層住民参加型行政の実現に邁進することこそが、30万人都市構想を目指すこれからの上越市にふさわしい市民自治のあり方と考えます。 5、もとより議員定数を減らせばそれで議会は活性化するというような単純なものではありません。しかし、定数減によっていわば議員資格を得る入り口を狭め、そのことを通じて議員としての資質向上へつなげていくことこそが、結果として議会の活性化に結びつくことになるというのが私どもの考えであります。もちろんこうした他力本願的な改革だけでなく、さまざまな自己改革に取り組むことも重要であります。我々市政クラブは、どこまでも市民主義に根差した開かれた市政を目指す立場から、今回の定数減少問題を契機としてより一層市民との密接な関係を切り結び、文字どおり市民意識と一体となれる議会の実現に向けて全力で努力をいたしてまいります。 繰り返しになりますが、この間何かと議会を活性化すべく新人の擁立に真剣に取り組んできた者として、今回の態度決定は極めて厳しい選択であったことは事実であります。しかし、会派結成の原点であるどこまでも市民主義に根差した開かれた市政の実現という命題から、議会をめぐる市民意識の危機的状況を打破するには、この際思い切った議会の改革に向かう端緒として定数減少は避けて通れないとの大所高所からの判断をいたしたものであります。 代議制度のもとにあって、民意の読み取りはその問題意識の温度差として平行線となりましたが、合わせて10時間に上る総括質疑と委員会審議をもって御説明、お訴えしてまいりました。民主主義社会において自治における代議制をとる我々の賛成者数と会派数をすりかえるような論議は、状況判断としては理解できますが、答えとはなり得ないのであります。みずから血を流す決意を持って定数減少を民意の選択であると判断し、自治の精神によりいかなる支配を受けることもなくみずからの行動を独立して自主的に自己の責任において処理する名誉ある選択の機会を厳粛に受けとめ、民主主義の議会ルールにのっとり全議員の皆様に改めてお訴えし、御賛同賜らんことを切にお願い申し上げる次第であります。 以上をもって市政クラブの賛成討論といたします。 ○議長(市川文一君) 11番、樋口良子君。          〔樋 口 良 子 君 登 壇〕 ◆11番(樋口良子君) 発議案第1号上越市議会議員の定数を減少する条例の一部改正について、反対する立場から討論を行います。 地方行政の専門家の多くが、国会という公式の場においてさえ、地域住民の要求を反映し首長の行き過ぎをチェックする議会を望むのなら、定数は比較的多い方がよい、定数削減は余り好ましくない、地方分権のための重大な時期になぜ定数削減なのか理解できない、住民の投票権の幅を狭めるとはっきり警告しています。議員定数は削減された分だけ住民の意思が議会に反映できなくなり、行政へのチェック機能も低下するわけですから、政治の大問題です。議会制民主主義と地方自治の根幹にかかわる重大な反動的改悪です。12年前の4名削減に続いての今回の削減が、上越市政の将来に大きな禍根を残すことは明らかであります。それだけに提案を撤回し、議会制民主主義と地方自治を守り抜く勇気を発揮されるよう議員の皆さんに心から呼びかけ、反対討論といたします。
    ○議長(市川文一君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) これにて討論を終結いたします。 これより発議案第1号の採決に入るのでありますが、この採決については、岡本〓一君外7人から記名投票によられたいとの要求と、宮沢武男君外4人から無記名投票によられたいとの要求が同時にあります。いずれの方法によるかは、会議規則第71条第2項の規定により、無記名投票をもって採決することになっています。 よって、まず記名投票によるべしとの要求について採決いたします。 議場の閉鎖を命じます。          〔議 場 閉 鎖〕 ○議長(市川文一君) ただいまの出席議員数は28人であります。 投票用紙を配付いたさせます。          〔投 票 用 紙 配 付〕 ○議長(市川文一君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。          〔投 票 箱 点 検〕 ○議長(市川文一君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 記名投票を可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載の上、点呼に応じて順次投票願います。 なお、投票中賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票は、会議規則第73条第2項の規定により、否とみなします。 点呼を命じます。          〔職員氏名点呼、投票〕 ○議長(市川文一君) 投票漏れはありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に市村孝一君、永島義雄君及び鳴海寿一君を指名いたします。 よって、3君の立ち会いを願います。          〔開  票〕 ○議長(市川文一君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数28票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。         そのうち賛  成 17票             反  対 11票 以上のとおり賛成が多数であります。 よって、発議案第1号を記名投票で決することは可決されました。 これより発議案第1号について記名投票をもって採決いたします。 ただいまの出席議員数は28人であります。 投票札を配付いたさせます。          〔投 票 札 配 付〕 ○議長(市川文一君) 配付漏れはありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。          〔投 票 箱 点 検〕 ○議長(市川文一君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 本案に賛成の諸君は白票を、反対の諸君は青票を、点呼に応じて順次投票願います。 点呼を命じます。          〔職員氏名点呼、投票〕 ○議長(市川文一君) 投票漏れはありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市川文一君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。          〔議 場 開 鎖〕 ○議長(市川文一君) 開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に市村孝一君、永島義雄君及び鳴海寿一君を指名いたします。 よって、3君の立ち会いを願います。          〔開  票〕 ○議長(市川文一君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数28票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。         そのうち賛  成 18票             反  対 10票 以上のとおり賛成が多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 発議案第1号上越市議会議員の定数を減少する条例の一部改正について白票(賛成)を投じた議員の氏名 市 村 孝 一 君      小 林 克 美 君     坪 井 正 澄 君 鳴 海 寿 一 君      永 島 義 雄 君     小 林 林 一 君 早 津 輝 雄 君      石 平 春 彦 君     山 田 力之助 君 杉 田 弘 美 君      山 口   昇 君     船 崎 信 夫 君 関 原 忠 良 君      星 野   実 君     相 馬 義 孝 君 岡 本 鍈 一 君      樋 口 栄 一 君     渡 辺 一太郎 君青票(反対)を投じた議員の氏名 大 島 武 雄 君      牧野島   清 君     山 岸 行 則 君 樋 口 良 子 君      茨 木   実 君     宮 沢 武 男 君 田 村 恒 夫 君      西 沢 幹 郎 君     新 保 清 司 君 本 城 文 夫 君 ○議長(市川文一君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。 宮越市長。          〔市  長  登  壇〕 ◎市長(宮越馨君) ごあいさつ申し上げます。 今議会に提案いたしました平成8年度予算を初め全案件について、議員各位の御審議を賜り可決、承認をいただきまことにありがとうございました。今後は議案審査の際賜りました御意見等を十分尊重して市政執行に当たりたいと存じますので、議員各位におかれましても一層の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げ、ごあいさつにかえさせていただきます。 ありがとうございました。(拍手) ○議長(市川文一君) 今期最後の定例会に当たり、一言ごあいさつを申し上げさせていただきます。 議員各位には、市政発展のため真剣かつ熱心に審議を重ね、議会の権威の高揚に努められましたことに衷心より敬意を捧げるものであります。 私ごとでありますが、平成6年5月24日に議長就任以来、議員各位並びに宮越市長を初め理事者の皆様方の御指導を賜りはえある議長職を大過なく務めさせていただきましたことに対して、深甚なる感謝と御礼を申し上げる次第であります。 思い起こせば、私の議長就任中、高橋実君、小林元一君両議員が任期半ばで御逝去されましたことは、議会といたしましてもまことに残念でありました。改めて御冥福をお祈りいたします。 来る4月の市議会議員の選挙に当たり、今期限りで御勇退される方々には、長い間の市政進展に尽くされました御功績をたたえるとともに、今後ともますますの御健勝、御多幸を御祈念申し上げます。また、引き続き立候補される議員各位には、健康にくれぐれも御留意されまして、そろって当選の栄誉をかち取られますことを心から念じ、御健闘をお祈りいたします。 最後に、21世紀を指呼の間にとらえているきょう、上越市は市制をしいて25周年を迎えています。これを機に上越市のさらなる発展と宮越市長を初め理事者各位の御健勝を心から御祈念申し上げまして、ごあいさつといたします。 どうもありがとうございました。(拍手) これをもって平成8年第1回上越市議会定例会を閉会いたします。 長期間慎重御審議、大変御苦労さまでございました。                                     午後2時33分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。           上越市議会議長    市  川  文  一           上越市議会議員    市  村  孝  一           上越市議会議員    船  崎  信  夫...