上越市議会 > 1991-03-22 >
03月22日-03号

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  1. 上越市議会 1991-03-22
    03月22日-03号


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    平成 3年  第1回(3月)定例会     平成3年第1回上越市議会定例会会議録(3日目)                            平成3年3月22日(金曜日) 出 席 議 員    1番   石 平 春 彦 君        2番   西 沢 幹 郎 君    3番   宮 沢 武 男 君        4番   杉 田 弘 美 君    5番   大 嶋   宰 君        6番   関 原 忠 良 君    7番   小 林 元 一 君        8番   星 野   実 君    9番   山 田 力之助 君       10番   市 川 文 一 君   11番   渡 辺 義 雄 君       12番   田 村 恒 夫 君   13番   中 村 末 蔵 君       14番   服 部 一 雄 君   15番   山 口   昇 君       16番   相 馬 義 孝 君   17番   小 出 信 義 君       18番   小 林 章 吾 君   19番   大 原 久 勝 君       20番   樋 口 栄 一 君   21番   岩 片 六 良 君       22番   渡 辺 一太郎 君   23番   岡  鍈 一 君       25番   新 保 清 司 君   26番    城 文 夫 君       27番   高 橋   実 君   28番   大 滝 和 司 君       30番   川 瀬 秀 司 君   31番   五十嵐 雄 吉 君       32番   松 永 芳 男 君 説明のため出席した者 市    長  植 木   公 君    助    役  佐 藤 英 一 君 収  入  役  霜 越 清 三 君    教  育  長  上 野   潔 君 市長公 室 長  内 藤 秀 一 君    総 務 部 長  藤 塚 和 生 君 民 生 部 長  竹 内 栄 治 君    環 境 部 長  川 合 恒 夫 君 経 済 部 長  山 口 弘 司 君    建 設 部 長  西 條 達 男 君 ガス水道局長  長谷川 恵 一 君    教 育 次 長  宮  慶次郎 君 行 政 課 長  小日向 治 文 君 教 育 委員会 委  員  長  宮 越 光 昭 君 代表監査委員  斉 京   稔 君 職務のため出席した事務局職員 事 務 局 長  松 苗 正 彦 君    次    長  宮 崎 光 雄 君 議 事 係 長  白 石 行 雄 君    主    任  渡 辺   豊 君 主    事  高 原 るみ子 君 議 事 日 程  第1 会議録署名議員の指名  第2 議案第1号より第36号、報告第1号、第2号及び請願第1号  第3 請願第 1号 谷内取水ダム上流ゴルフ場建設計画に関し、水道水源の保護を求            める請願(継続分)     請願第 2号 ゴルフ場建設に関し、反対決議等を求める請願(継続分)  第4 発議案第1号 日・朝の国交正常化早期実現を求める意見書の提出について     発議案第2号 地方交付税の特例減額に反対し、その総額確保を求める意見書の提            出について     発議案第3号 救急・救命対策の確立に関する意見書の提出について  第5 閉会中の所管事務調査について  本日の会議に付した事件  第1 会議録署名議員の指名  第2 議案第 1号 平成3年度上越市一般会計予算     議案第 2号 平成3年度上越市国民健康保険特別会計予算     議案第 3号 平成3年度上越市診療所特別会計予算     議案第 4号 平成3年度上越市索道事業特別会計予算     議案第 5号 平成3年度上越市下水道事業特別会計予算     議案第 6号 平成3年度上越市老人保健特別会計予算     議案第 7号 平成3年度上越市ガス事業会計予算     議案第 8号 平成3年度上越市水道事業会計予算     議案第 9号 平成2年度上越市一般会計補正予算(第5号)     議案第10号 平成2年度上越市下水道事業特別会計補正予算(第3号)     議案第11号 平成2年度上越市老人保健特別会計補正予算(第2号)     議案第12号 平成2年度上越市ガス事業会計補正予算(第2号)     議案第13号 平成2年度上越市水道事業会計補正予算(第2号)     議案第14号 職員の勤務時間に関する条例の一部改正について     議案第15号 職員の休日、休暇に関する条例の一部改正について     議案第16号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について     議案第17号 上越市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条            例の一部改正について     議案第18号 特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について     議案第19号 教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正            について     議案第20号 職員の旅費に関する条例及び上越市証人等の実費弁償に関する条例            の一部改正について     議案第21号 土地開発基金条例の一部改正について     議案第22号 上越市市税条例の一部改正について     議案第23号 上越市都市計画税条例の一部改正について     議案第24号 上越市国民健康保険税条例等の一部改正について     議案第25号 上越市体育施設条例の一部改正について     議案第26号 上越市こどもの家条例の一部改正について     議案第27号 上越総合福祉センター条例の制定について     議案第28号 上越市軽費老人ホーム千寿園条例の一部改正について     議案第29号 上越市高齢者住宅整備資金貸付条例の一部改正について     議案第30号 上越リゾートセンターくるみ家族園条例の一部改正について     議案第31号 上越観光物産センター条例の制定について     議案第32号 上越市露店市場管理条例の一部改正について     議案第33号 上越市営住宅条例の一部改正について     議案第34号 上越市カルチャーセンター条例の一部改正について     議案第35号 上越市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改            正について     議案第36号 字の区域及び名称の変更について     報告第 1号 専決処分した事件の承認について(平成2年度上越市一般会計補正            予算(専第4号))     報告第 2号 専決処分した事件の承認について(損害賠償の額の決定について)     請願第 1号 大店法改正に反対する意見書の提出について  第3 請願第 1号 谷内取水ダム上流ゴルフ場建設計画に関し、水道水源の保護を求            める請願(継続分)     請願第 2号 ゴルフ場建設に関し、反対決議等を求める請願(継続分)  第4 発議案第1号 日・朝の国交正常化早期実現を求める意見書の提出について     発議案第2号 地方交付税の特例減額に反対し、その総額確保を求める意見書の提            出について     発議案第3号 救急・救命対策の確立に関する意見書の提出について  第5 閉会中の所管事務調査について           午前10時0分 開議 ○議長(松永芳男君) これより本日の会議を開きます。                    〇 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(松永芳男君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において石平春彦君及び高橋実君を指名いたします。                    〇 △日程第2 議案第1号より第36号、報告第1号、第2      号及び請願第1号 ○議長(松永芳男君) 日程第2、議案第1号より第36号、報告第1号、第2号及び請願第1号を一括議題といたします。 本件に関し、各委員会における審査の経過並びに結果についての報告を求めます。 まず、総務常任委員長の報告を求めます。 16番、相馬義孝君。         〔相 馬 義 孝 君 登 壇〕 ◆16番(相馬義孝君) おはようございます。これより総務常任委員長報告を申し上げます。 去る5日の本会議において、当委員会に付託されました議案15件、報告1件について、14日、15日に委員会を開催し、慎重審査の結果、いずれも原案どおり可決、承認すべきものと決しました。 以下、審査の順序に従いその概要を申し上げます。 まず、報告第1号専決処分した事件の承認について(平成2年度上越市一般会計補正予算)であります。2款1項7目企画費に関連して、委員より、関越自動車道上越線の今後の見通し、展望に対する質疑に対し、理事者より、上信越自動車道については知事も大いに関心を持っており、市としては平成8年度の完成を目指し、国、公団においてお願いをしている。上越市側からの着工も含め、この早期開通に取り組んでいきたいとの答弁がありました。 その他格別な質疑もなく、報告第1号を採決の結果、全員異議なく承認すべきものと決しました。 次に、議案第9号平成2年度上越市一般会計補正予算であります。2款総務費で、委員より、国の補正予算は四、五年連続して大型補正を組んでいる。これは年度当初からの過小見積もり、最終的には補正での政府の意図する政策の遂行ということがあるのではないか。また、年度末に大きな税収による補正は、国民が承知をしない税ではないかとの質疑に対し、理事者より、国は経済成長率を定め、国の予算額の規模を算定し、地方財政計画の総枠を決めており、国が経済成長率を低く見積もることはないと考える。この増額補正は、経済活動の動向、株価、金利等でつかみ切れないものがあるのではないかとの答弁がありました。 委員より、職員手当に関連し、平成2年度の退職者数及び新規採用者についての質疑に対し、理事者より、退職者は今回の9名を含めて26名であるが、これは一部事務組合派遣の職員も含まれている。なお、平成3年度の採用は20名を予定している。退職者については欠員という形になるが、担当課の事務内容の把握、超過勤務等も考慮し、必要の部署については補充等を考えていきたいとの答弁がありました。 また、職員定数条例の質疑に対して、電算の稼働、今後考えられる週休2日制を踏まえ対処していきたいとの答弁がありました。 12款公債費で、委員より、繰上償還の金額、また金利引き上げによる利子についての質疑に対して、今回の繰上償還金額は1億 3,739万 1,000円であり、利子の関係では元年度の繰上償還の追加による不用額が 225万 4,000円、新発債による利率のアップ分が 1,936万 4,000円等であるとの答弁がありました。 次に、歳入でありますが、1款1項市税で、委員より、税の公平性の問題、税の仕組み等による国民の不公平感、また法人税、事業税について現実の実態に即していないのではないかとの質疑に対し、それぞれ答弁がなされました。 2款1項消費譲与税で、委員より、なぜこのような減収になったのかとの質疑に対して、原資をもって配分するもので、創設間もない税であり、見込み、見通しの違いもあったと思われる等の答弁がありました。 以上で質疑を終結し、議案第9号について採決の結果、賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第14号職員の勤務時間に関する条例の一部改正について、議案第15号職員の休日、休暇に関する条例の一部改正については、さしたる質疑もなく、採決の結果、全員異議なくそれぞれ原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第16号議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、議案第17号上越市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、議案第18号特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第19号教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正について、以上4件は関連のある議案ということで一括審査といたしました。 理事者の説明に対して、委員より、審議会への諮問はどのようにやっているのかとの質疑に対して、条例では議員並びに三役の報酬を改定する場合審議会に諮問することになっているが、当市の場合は報酬改定のあるなしにかかわらず毎年審議会を開催しており、改定のために諮問するというものではない。審議会では他市の状況を踏まえて審議され、そこには事務当局として上越市の過去の状況等を資料として審議会に提出しているとの答弁がありました。 質疑を終結し、採決の結果、議案第16号、第18号、第19号は賛成多数にて、議案第17号は全員賛成にて、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第20号職員の旅費に関する条例及び上越市証人等の実費弁償に関する条例の一部改正についてであります。委員より、旅費については条例改正を織り込んで計上されているのかとの質疑に、新年度予算の中の旅費については改定前で計上している。不足分は補正等で処理していきたいとの答弁があり、採決の結果、議案第20号は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第21号土地開発基金条例の一部改正についてであります。委員より、基金の効果的な運用についての質疑に対し、理事者より、土地開発基金の弾力的な運用についてはそのとおりである。市町村にとっては余り影響はないと思うが、県段階では先行取得に影響があると思う。土地開発基金の利用状況としては、5億 5,000万のうち、土地になっているものは2年度末現在2億 3,808万 3,000円、現金は3億 1,191万 7,000円で、これは新たな事業に運用していくとの答弁があり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第22号上越市市税条例の一部改正について、議案第23号上越市都市計画税条例の一部改正について、議案第26号上越市こどもの家条例の一部改正について、議案第35号上越市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について、議案第36号字の区域及び名称の変更について、以上5件については、理事者の説明に対してさしたる質疑もなく、採決の結果、それぞれ全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第1号平成3年度上越市一般会計予算であります。総務部長より、歳入全般、担当部局長より歳出、関連歳入の説明を受けた後、歳出より質疑に入りました。 2款1項5目会計管理費で、委員より、西山町の事件に関連して、県から会計事務に関する指導がなされたと報道されているが、当市の場合指導されている事項について該当があったのかとの質疑に対して、県の総務部長の招集で収入役、会計担当課長会議が招集され、会計事務等の見直し等の指導がなされた。基本的事項としては、実効性ある内部牽制制度ということで、特に当市として該当する事項はない。全県的な事項としては、財務規則の見直し、当市では金融機関の検査は毎年1回行っているとの答弁がありました。 7目企画費で、委員より、北陸新幹線、北越北線の見通しについての質疑に対し、理事者より、北越北線について平成8年の開業は間違いない。問題は整備新幹線であるが、長野までの問題が解決すればこれを契機に早まると思う。将来の展望を踏まえ、今後も対処していきたい旨の答弁がありました。 20目上越市20周年記念事業で、委員より、市民の船についての質疑に対し、今回は20周年事業ということで、前回とはコースも違っており、今まで参加した人も含め募集し、オーバーした場合は抽せんを行いたい。人数は、市民が 550人、他に職員、添乗員等も含めて現在のところ 593人を予定しているとの答弁がありました。 また、上越市民歌の編曲についての質疑に対し、若者向きのメロディーを考えているとの答弁がありました。 次に、歳入でありますが、歳入の質疑に入る前に、地財法で地方交付税の関連、国の資金運用部からの借り入れ等、補助金カット等についての質疑に対し、地方財政対策として70兆 8,800億円で 5.5%の増で地方財政計画が組まれた。地方団体に余剰が出ているとして交付税率の引き下げが言われているが、これについては強力に運動していく旨の答弁がありました。 7款地方交付税で、委員より、基準財政需要額と収入額との関連での質疑に対し、それぞれ答弁がなされました。 11款5項4目社会教育費補助金で、高田城の関係で3月末までにコンサルタントの結果が出ないことで、県や国に予算要求陳情等で基本的な考え方を持たないでされるのかとの質疑に対し、国の法律に基づく都市計画等の要求は前年の8月まで枠取りをする。それ以外はきちっとしたものは必要ないとの答弁がありました。 18款1項5目商工債で、委員より、山麓線周辺の観光ネットワーク等金谷山スキー資料館等の質疑に対し、また8目教育債についてそれぞれ答弁がありました。 以上で質疑を終結し、議案第1号について採決の結果、賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、12月議会で当委員会に付託され、継続審査となっていたゴルフ場に関する請願についてでありますが、理事者よりその後の進展、経過等についての説明を受けた後、質疑に入りましたが、今日まで何の進展もないとのことから、当総務委員会としては、全員異議なく継続審査とすることと決しました。 以上、当委員会に付託されました審査の概要を申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、総務常任委員長の報告を終わります。 ○議長(松永芳男君) 総務常任委員長に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 質疑はないものと認めます。 次に、厚生常任委員長の報告を求めます。 9番、山田力之助君。         〔山 田 力 之 助 君 登 壇〕 ◆9番(山田力之助君) これより厚生常任委員長報告を行います。 去る5日の本会議において、当委員会に付託されました議案11件について、8日委員会を開催し、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以下、審査の順に従いその概要を申し上げます。 議案第9号平成2年度上越市一般会計補正予算についてでありますが、委員より、総合福祉センターに関し、避難通路等幾つかの要望を行ってきたが、それらはどのように取り入れられたのかとの質疑に対し、理事者より、避難通路についてはらせん滑り台を設置することにしたこと。また、特別浴室の入浴方法に係る機器の選定については、新式のストレッチャーを導入するとの答弁があり、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第11号平成2年度上越市老人保健特別会計補正予算については、質疑なく、採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第24号は、上越市国民健康保険税条例等の一部改正であります。委員より、国の制度改正、市の見通しの誤りを踏まえ、加入者の負担軽減を図る政策的配慮が必要と思う。特に低所得階層に負担がかかる均等割、平等割の税率アップがかなり高いが軽減を図るべきではないか。さらに、国保財政の今後の見通しについてどのような見解を持っているかとの質疑に対し、理事者より、過去において財調の保有額が多額にあったことについていろいろ議論されたが、被保険者の負担軽減を図る観点から減税を実施し、同時に国の制度改正による影響についてもその財政補てんを強く求めてきた。健全な財政運営については、単年度で収支を図ることが基本であるが、加入者の負担軽減を念頭に置き、緩やかに健全化の方向に持っていきたい旨答弁がありました。 以上の審議を経て採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第27号上越総合福祉センター条例の制定についてであります。委員より、デイサービスの昼食は施設の厨房でつくるのか、外部委託か。職員配置計画はどうなっているか。身体障害者デイサービスの対象者はどのくらいかなどの質疑があり、理事者より、給食は当施設の厨房でつくること。職員配置はセンター長、生活指導員、生活指導員補、寮母、介助員、看護婦、調理員など10名のスタッフでスタートする。さらに、身体障害者デイサービスについては、手帳交付者のうちで働いている人などを除き、在宅にいる 200人程度を考えているとの答弁がありました。 また、委員より、福祉団体の協力が必要との見地から、高田、直江津に分かれている福祉団体を、これを機会に行政サイドで指導して合体させられないかとの質疑に対し、連合組織である上越市心身障害者福祉団体連合会の会長は現在欠員であり、4月に決まる予定となっているが、この機に関係者と話し合いをし、指導してまいりたいとの答弁があり、採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第28号上越市軽費老人ホーム千寿園条例の一部改正について、議案第29号上越市高齢者住宅整備資金貸付条例の一部改正について、議案第30号上越リゾートセンターくるみ家族園条例の一部改正、3議案についてはさしたる質疑もなく、採決の結果、全員賛成にて原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第1号平成3年度上越市一般会計予算、3款民生費について、初めに委員より、総括的に民生費全体として前年より少ない伸びであるが、国の方からは地域福祉基金高齢者保健福祉10ヵ年戦略など、いろいろと施策が加わってきている中で、市の福祉に対する基本方針はどうなのかとの質疑があり、理事者より、福祉としては内容的に細かく施策を盛っており、今やらなければならないものはすべて予算に計上してある。国が示している高齢者保健福祉10ヵ年戦略及び老人福祉法の改正で、老人福祉計画の策定が義務づけられており、県が平成3年度に計画策定を行うので、これら上位計画を参考に4年度に策定する。そのスケジュールを考慮の上予算編成を行った。特に在宅福祉のデイサービス、ショートステイ、ヘルパーの充実等の施策が柱であり、この3の柱に具体的に取り組んでいるとの答弁がありました。 2款総務費1項10目交通安全対策費では、委員より、道路両側に電話柱と電柱があり、道路が狭く、除雪にも支障があるところがある。何か対応策はないかとの質疑があり、理事者より、電話線を電柱にのせるなりの協力要請は考えたい。また、道路のパトロール等により総合的に調査するよう検討したい旨の答弁がなされました。 3款1項5目中シルバー人材センターについて、委員より、その活躍は評価されるが、会員の中で就労条件面で不満を持っている。また、企業の人材不足の穴埋めとして固定的な就労があるのではないかとの質疑に対し、理事者より、会員がまんべんなく必ず年に何回か職につけるのかどうか。技能的なもの、草取り、文書書きなどいろいろとあり、各会員がどれに適しているか事務局で苦労をしている。職の開発等についても市の事業発注などで配慮している。固定的な就労については、病人を持つお宅への介護派出に半年、1年と継続的に就労している例はあるが、企業への固定的な人材派遣等の個々の例については、今確たるものがないが今後調査し、指導してまいりたいとの答弁がありました。 3款1項7目くるみ家族園の利用について、委員より、利用者の比率は昼と夜とではどうだったか。冬期間もある程度の時間延長ができないかとの質疑があり、理事者より、夜間利用者は全体の22%となっている。当初の検討段階で、冬期間もせめて7時ごろまでと考えたが、警備、職員体制の面で問題があり、午後6時までとしてきたが、この1年の経験をもとに検討してまいりたいとの答弁がありました。 3款2項2目児童措置費では、委員より、子供の出生が年々減少し、公立保育園、私立保育園で定員割れという現象が生じている。児童を措置するについて公・私立保育園のバランスを考慮する考えはないかとの質疑に対し、理事者より、私立保育園の保育カラー、特徴があり、保護者の希望によって措置している。また、私立保育園の施設規模、経営上の問題点等も考慮し、定員変更など施設長と協議、指導していきたいと答弁がなされました。 さらに委員より、乳児保育4園、延長保育7園での実施が示されているが、ほかではやらないのかとの質疑に対し、理事者より、現段階で保護者から要望のある実施園を示したものであり、ほかの園でも要望があれば実施していくとの答弁がありました。 4款衛生費、1項4目環境衛生費では、委員より、環境影響評価会議の見通し、回数並びに環境影響評価書らしきものが地元に流れているが、行政はどう認識するかとの質疑に対し、理事者より、環境影響評価書はまだ事業者より提出されていない。会議の回数は必要に応じて考えていく。また、地元説明の際よく理解してもらうということで、評価書のようなものを資料として事業者が使っていると理解していると答弁がなされました。 さらに、県環境影響評価要綱の内容分析や指導がなされているのかとの質疑に、理事者より、県からはまだ正式な通知はないが、十分参考にして指導を得ていきたいと答弁がありました。 続いて、リサイクル、分別収集、薬師山埋立地等について質疑があり、それぞれ答弁がなされました。 以上で質疑を終わり、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第2号平成3年度上越市国民健康保険特別会計予算については、質疑なく、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 また、議案第3号平成3年度上越市診療所特別会計予算、議案第6号平成3年度上越市老人保健特別会計予算の2議案についても格別質疑もなく、いずれも全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、当委員会における審査の概要について申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、厚生常任委員長報告を終わります。 ○議長(松永芳男君) 厚生常任委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 質疑はないものと認めます。 次に、建設企業常任委員長の報告を求めます。 10番、市川文一君。         〔市 川 文 一 君 登 壇〕 ◆10番(市川文一君) これより建設企業常任委員長報告を申し上げます。 去る5日の本会議において、当委員会に付託された案件について、12、13日委員会を開き、慎重審査の結果、いずれも可決、承認すべきものと決しました。 以下、審査の順序に従いその概要を申し上げます。 まず、報告第1号専決処分した事件の承認についてでありますが、さしたる質疑がなく、採決の結果、全員異議なく承認すべきものと決しました。 次に、議案第9号平成2年度上越市一般会計補正予算でありますが、委員より、不用額が1億 4,000万円出ているが、特別な理由があるのかとの質疑に対して、理事者より、全路線の道路敷や物件移転補償料の残であり、個々に見ると少ない額であるとの答弁がありました。採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第10号平成2年度上越市下水道事業特別会計補正予算でありますが、さしたる質疑がなく、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第33号上越市営住宅条例の一部改正についてでありますが、委員から市営住宅の家賃の支払い方法、滞納額、その特徴などについて質疑があり、それぞれ理事者側から答弁がありました。採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第1号平成3年度上越市一般会計予算であります。理事者側の説明の後、委員より、都市基盤整備の全体構想についての質疑に、理事者から、上信越高速道路の法線が決定し、さらに直江津駅には平成8年にスーパー特急が入ることになるので、アクセス道路を中心に道路網を整備していきたいとの答弁がありました。 さらに委員から、直江津市街地の都市計画道路のあり方、レインボーセンター周辺の整備についての質問に、理事者側から、直江津市街地の都市計画道路については、将来を展望して図上で理想的な形を描いてきたが、非常に整備が困難な状況である。しかし、関係住民には権利、規制などの説明をしているので簡単には外すことはできない。全体を見るとき、考慮する点のあることは指摘されているとおりと考えている。また、レインボーセンター周辺の駐車場は国、県の補助対象にならず、旧国鉄用地を利用する見通しでの経緯があった。今後ともアーケードや駐車場については、商店街全体のことを含めて整備していきたいとの答弁がありました。 委員から、上越大通り愛称プレート設置工事及び駐車場整備計画調査の内容についてただしたのに対して、理事者より、県道上越脇野田線は名前が呼びにくく、また旧国道18号線というのも紛らわしく、一般市民からも要望があり、愛称を募集した結果、一番希望の多かった上越大通りと名づけた。交差点を主体に9ヵ所にプレートを設置し、広報に努めたい。なお、駐車場調査は市街地を中心に用地、手法、規模を含めてどうあるべきかをコンサルタントに委託するものであるとの答弁がありました。 続いて、委員から、歩道除雪と正善寺ダム克雪用水確保事業の内容等についてただしたのに対して、理事者より、歩道除雪については、歩道空間確保パイロット事業として県と市が一体となって10キロ、そのほか約13キロ除雪をしている。正善寺ダムの克雪水は、春日地区及び旧直江津市街地を流雪溝として利用する計画であるとの答弁がありました。 また、直江津港整備に関連して委員から、長野方面との関係やコンテナ輸送など、行政の対応がおくれているのではないかとただしたのに対して、理事者より、直江津港整備は、第8次計画に入るが、環日本海時代をにらんでポートセールス活動、臨港道路の整備など、今後とも努力を続けたいとの答弁がありました。 次に、直江津駅南地区土地区画整理事業に関連して委員より、外された地区についての今後、また公共施行の審議会、照応の論理と住民の理解等をただしたのに対し、理事者から、この地区については10年近く整備の方向で努力してきたが、関係者全部の合意に達しなかった。しかし、区域から外れた住民からも要望があり、今後ともスプロール化の解消のために努力する。国、県からは今後の理解によっては、都市計画決定して2次計画に編入してもよいとの了解を得ている。審議会は面積により委員の人数が若干変わるが、地権者の選挙によって決める。借地、借家人も入ることができるし、学識経験者も入れることになっている。住民関係者には減歩率などを知らせ、理解に努めていきたいとの答弁がありました。 続いて、舟見公園の植樹や管理、高田公園内に設置する岩野勇三ブロンズコーナーについての質疑、要望に対し、それぞれ答弁があった後、質疑を打ち切り、採決の結果、賛成多数にて可決すべきものと決しました。 議案第5号平成3年度上越市下水道事業特別会計予算でありますが、委員より、これまでの進捗率や今後の計画、負担金などに対する住民の理解等をただしたのに対して、理事者から、第1期事業認可区域は 390ヘクタールであるが、直江津地区については平成3年度で終わる。一方、高田地区については 268ヘクタール中平成3年度で60.9ヘクタールまで進めることができる。上越大通り周辺を中心に地元の要望も強いことから、認可区域の拡大を目指していきたい。また、高田地区の関係者については、公共下水道の必要性など、理解を求めて事業の促進速度をとめないよう努力したいとの答弁がありました。採決の結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。 次に、ガス水道局関係でありますが、まず議案第12号平成2年度上越市ガス事業会計補正予算及び議案第13号平成2年度上越市水道事業会計補正予算でありますが、いずれもさしたる質疑がなく、採決の結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。 次に、議案第7号平成3年度上越市ガス事業会計予算でありますが、委員より、行政区域内並びに供給認可区域の普及率について質疑があり、それぞれ理事者から答弁がありました。なお、後日資料も提出されております。そのほか若干の質疑、要望の後、採決の結果、賛成多数にて可決すべきものと決しました。 次に、議案第8号平成3年度上越市水道事業会計予算であります。理事者側の説明の後、委員から、企業団から買うことのできる水量と今後の見通し、また他町村より受水している戸数や補てん措置についてただしたのに対して、理事者より、企業団からの受水は上限を2万 5,700トンと定めているが、渇水期には上越市分を減らし、その分地下水など他の水源に依存している現状である。将来柿崎ダムができれば4万トン前後まで受水できる。なお、清里村より 104戸、頚城村より80戸受水しているが、料金については基本料金や従量料金において、その差額を補てんしているとの答弁がありました。 また、委員より、共同施設管理分担金について、その内訳や工事内容、破損原因をただしたのに対して、理事者より、負担率は 30.09%で、工事は名立川取水ダムからくる1号トンネルのクラックの補修である。原因については県へ照会し、後日報告したいとの答弁がありました。 そのほか、平成2年度の最高供給水量や内訳、また消費税等について質疑や要望がなされた後、採決の結果、賛成多数にて可決すべきものと決しました。 以上、詳細は委員会記録に譲り、建設企業常任委員長報告を終わります。 ○議長(松永芳男君) 建設企業常任委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 質疑はないものと認めます。 次に、文教経済常任委員長の報告を求めます。 12番、田村恒夫君。         〔田 村 恒 夫 君 登 壇〕 ◆12番(田村恒夫君) これより文教経済常任委員長報告を申し上げます。 去る3月5日の本会議において、当委員会に付託されました諸案件について、6、7の両日委員会を開催し、所定時間を超える慎重審査の結果、報告2件、議案6件はいずれも原案どおり承認、可決すべきものと決しました。 以下、審査の順序に従い、その概要について報告申し上げます。 まず、報告第1号平成2年度上越市一般会計補正予算について、委員より、災害の復旧について、1補助率の変動があるか、2市の負担する範囲、3事業主体はだれかとの質疑に対し、理事者より、それぞれ答弁があり、採決の結果、原案のとおり承認すべきものと決しました。 次に、報告第2号損害賠償の額の決定については、さしたる質疑もなく、採決の結果、原案のとおり承認すべきものと決しました。 次に、議案第9号平成2年度上越市一般会計補正予算について、10款教育費について、委員より、学校建設の全国的動向、学校用地の借地問題、生徒数の増減に伴う学区の変動、春日山城跡公園造成工事の減額理由等について質疑があり、理事者より、学校建設事業は全国的に増加し、そのため定められた予算枠の中で各市町村とも事業量及び補助金が減額傾向にある。学校用地の借地は好ましいとは言えないが、ケース・バイ・ケースで解消に向け努力したい。学校の規模、施設に問題点もあるが、学区の変動について現状でやむを得ない。ふるさと歴史広場について、全国で8ヵ所の指定に選考されなかったため、春日山城跡公園造成工事が減額となったなどの答弁があり、採決の結果、原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第25号上越市体育施設条例の一部改正について、委員より、少年野球場のオープンの段取り、使用期間等の質問に対し、理事者より、オープンについては関係課と協議中であるが、幼年野球大会を考えている。また、期間についてはいつからいつまでということではなく、使用できる秋まで使うという考え方であるとの答弁があり、採決の結果、原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第31号上越観光物産センター条例の制定について、委員より、その他の附属施設、使用料の新しい時間設定、駐車場、使用料の減免、会議室の使用人数等の質疑に対し、それぞれ答弁があり、採決の結果、原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第32号上越市露店市場管理条例の一部改正について及び議案第34号上越市カルチャーセンター条例の一部改正については、さしたる質疑もなく、採決の結果、議案第32号、議案第34号はそれぞれ原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第1号平成3年度上越市一般会計予算について、理事者の説明に対し、委員より、6款農林水産業費、1項2目農業総務費中、農林水産業振興資金の借り入れ状況について質疑があり、理事者より、平成2年度家畜導入51件、稲作振興1件、施設園芸23件、漁業振興5件、特認資金17件、総額1億 7,000万であるとの答弁がありました。 3目農業振興費について、委員より、水田農業確立対策後期計画も2年目に入り、水田農業確立対策の総括がなされていない。米の出荷、農業就労者の減、米輸入の動きなど、農業を取り巻く情勢が厳しく、稲作への意欲が減退している。現在行われている減反政策を解除するか、展望の持てる農業施策をすべきではないかとの質疑に対し、理事者より、食管制度、食糧安保を堅持しなければならないがファジーな面もある。しかし、現在行っている諸施策は、上越市農業を守り、農業者の意欲を持たせるための施策であるとの答弁がありました。 5目農地費について、委員より、かんがい排水事業、克雪農業用水の活用について質疑があり、理事者より、それぞれ答弁がありました。 7款商工費、1項2目商工振興費中和田工業団地の施行面積変更の経緯、分譲単価について、また環日本海経済交流ミッション事業の内容について質疑があり、理事者からそれぞれ答弁がありました。 3目観光費について、委員より、海岸清掃の現状と対策、はすまつりの期間、春日山自転車置き場の対策等について質疑があり、理事者より、それぞれ答弁がありました。 10款教育費、1項3目教育センター費について、委員より、生徒特別指導員制度と登校拒否の現状、また2項小学校費について、義務教育教材費とPTA等の負担、週休2日制の取り組みの現状、学習塾利用の現状、冬期の通学道路対策、大規模校における体育施設のあり方等の質疑に対し、理事者より、それぞれ答弁がありました。 5項社会教育費、1目社会教育総務費中高田城築造計画について、委員より、県との協議の経過とその指導、築造の目的、全体構想、築造費の積算根拠と財政内訳、コンサルタントの名称と信頼性について、今後の手続についての質疑に対し、理事者より、議会に対する資料の提示は今後十分配慮するとし、県とは昨年の5月以降折衝してきたが、県指定地への築城は初めてのケースということで、調整に時間がかかり、コンサルタントへの発注が11月20日とおくれてしまった。県との正式協議は行われていないが、指定公園内の建設については了承しており、今後基本計画のできた段階で構造協議を進めることになっている。築造の目的は、史実に基づくものであるが、観光面も考慮したい。全体構想は、現段階で三重櫓と、できれば地下室を展示室としたい。積算の根拠は、基本計画ができていない現状で、他市における築造の経費、県の指導等を踏まえ、外構を含めて約 700平方メートルで総額7億 9,000万と積算した。財源の内訳は、国の補助金として2億 5,670万円、地方債1億 6,290万円、繰入金3億 1,500万円、一般財源 5,540万円である。なお、国の補助金は建設省の公園施設の展望施設補助金を見込んでいる。コンサルタントは、東京中野区にある築城設計専門の株式会社構造計画研究所に基本計画を委託した。なお、東京工大の内藤教授が監修し、許容範囲を指導されることになっている。3月下旬に基本計画が出るので、市で検討し、県と正式協議に入ることとなるが、その時点で議会にも諮りたいとの答弁がありました。 3目図書館費について、委員より、場所設定と中央病院との兼ね合いについて、財源計画と国、県の補助、図書館機能と今後の対応について質疑があり、理事者より、公共施設の設置については市民の関心の的であるし、病院の移転に伴い当然人の流れが変わってくる。そういうものなどを考慮し、本来の図書館機能が十分発揮できるよう適地を決めていきたい。3ヵ年計画で全体で19億 8,000万円、内訳は国庫補助金が4億 2,000万円、地方債が11億 3,600万円、一般財源が4億 2,400万円である。基本構想を踏まえ、また議会の意見、提言を十分踏まえて進めていきたい旨の答弁がありました。採決の結果、起立多数にて原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第4号平成3年度上越市索道事業特別会計予算については、さしたる質疑もなく、採決の結果、原案どおり可決すべきものと決しました。 最後に、請願第1号大店法改正に反対する意見書の提出について、紹介議員より説明を受けた後、委員より、大型店の進出は消費者、小売業者、地方都市にとって地域活性化、街づくりに両刃の剣である。反対のみでは地域の進歩、発展にならない。地域活動を活性化し、中小の業者を発展させ、地域づくり、街づくりのための新規立法をつくるべきだ。商調協は必要だが自由経済の中では法的にやむを得ない面もある。改正に反対のみでなく、見直しをすべきだなどなどの意見が出た後、起立採決の結果、起立はなく、請願は不採択すべきものと決しました。 以上、当委員会における審査の概要について申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、文教経済常任委員長報告を終わります。 ○議長(松永芳男君) 文教経済常任委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 質疑はないものと認めます。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 12番、田村恒夫君。         〔田 村 恒 夫 君 登 壇〕 ◆12番(田村恒夫君) 私は、社会党クラブ議員団を代表し、平成3年度第1回定例会に提出された報告2件、議案36件のうち8件について、反対の立場から、以下その理由を申し上げ、討論を行います。 最初に、市長の提案理由の中で、国の新年度予算について触れられていますので、社会党としての見解を明らかにしたいと思います。平成3年度の政府予算に対して、マスコミ各紙が「長期政策ビジョンの欠落を憂う」とか「顔が見えない政府予算」など、政府予算は展望を欠いた怠惰というべき内容だと指摘しています。東欧改革、ソ連の国内混乱、湾岸戦争は世界経済の激動を内包し、アメリカ、EC、日本という経済の三極構造に重大な影響を与え、経済大国と言われる日本が、世界の平和と安定にどのように主体的に貢献するかが問われ、協力と交流との質が問われました。今社会システムの軸は、成長というキーワードから、環境・エコロジーというキーワードへの切りかえが、市民生活の隅々に息吹始めているということをどう認識するかであります。 平成3年度の国家予算の特徴は、第1に多国籍軍への90億ドルの追加支援に対する増税措置。第2に新中期防衛整備計画、平成3年から7年度における22兆 7,500億円の巨額の防衛費の計画化による財政の硬直化。第3に財政再建目標の赤字公債発行ゼロのしわ寄せが福祉、教育など国民生活に大きな影響を及ぼしていること。第4に 430兆の公共投資は、従来の配分構造のままで福祉生活関連への改善につながっていない。 さて、次に地方財政対策であります。景気の持続を背景にして、地方交付税の法定額は本来対前年度当初比 9.3%の増であり、当然地方財政計画も9%台の伸びを確保できるはずでありました。しかし、政府の政策経費割合をふやすため、また国債発行縮減の名目のもと、交付税特別会計借入金の繰上償還、 5,000億円の特例減額、補助金カットなどの財源補てんとして約束されていた法定加算の繰り延べなど、総枠 5.6%の伸びに圧縮されたものであります。このような政府の理不尽な制度運用を厳しく批判し、その総額確保を強く求め、また同時に地方財政の焦点であった補助金カットの完全復元を求めるものであります。 さらに、消費税問題は避けて通れません。国民大多数が反対した消費税は、2年を経過した現在、多くの矛盾を内包しながら、逆進性の強い実質増税として国民生活に多大な影響を与えています。特に平成2年度国家予算において、消費税歳入の 4,500億の減額修正は、全額国庫に入っていないという裏づけをするものであり、運用益を含む税の収益化への消費者の怒りを、声を大にして代弁せざるを得ません。 次に、上越市の平成3年度の予算について申し上げます。市長は平成3年度予算の提案に当たり、ことしは市制20周年の記念すべき年である。市民の意識構造が大きく変化し、転換期の時代に立ち、今後の街づくりの方向も数と量から質と中身が重視され、ソフト化時代の到来を迎え、文化の時代である。上越地域の中核都市から環日本海の拠点都市として機能アップのため全力を挙げるとしています。しかし、新年度の重点施策を見るとき、多少その努力の跡がうかがえるのでありますが、高速時代、ソフト化時代への対応、環日本海拠点都市とはどのような都市づくりをするのか、その理念と将来のビジョンに乏しい予算と言わざるを得ません。 以下、重点施策に沿ってその意見を申し上げます。都市基盤の整備について言えば、高速道、新幹線等高速交通時代に対応し、都市計画路線、生活関連路線、鉄道、港湾などをどのように有機的に、総合的に結びつけるのか、交通体系が明確にされていない。また、プランニングがされておりません。土地は限られた資源であり、長期展望に立った土地を有効利用するため、総合的な土地利用計画がつくられておりません。生活環境整備としての公共下水道、都市下水道のより一層の推進や農業集落排水事業などを活用した生活環境整備の対応が弱いのであります。また、環日本海の拠点都市はどのような機能アップを図るか、マスタープランが明らかでありません。克雪都市としての全体計画がまだ明確化されていません。 次に、教育、文化振興についてであります。学校建設は完了し、年度は数と量から質と中身に転化する機会でありますが、依然として教育振興対策は従来の計画の枠内であります。文化、情報、研究の場として機能を持った図書館建設、上越の頭脳中枢としての上越教育大学との連携強化、学校教育現場における教育振興策、環日本海時代を展望した長期展望に立った人材育成と交流など、対応が弱いのであります。 産業経済の振興について、上越市産業の基盤とも言える農業施策は、水田農業確立対策の総括がなされていませんし、農業を取り巻く情勢は厳しく、米の出荷、農業就労者の減少、減反の強要、米の輸入自由化の動きなど、瀬戸際に立たされていると言えます。しかし、農業の基盤整備も他市町村と比べおくれているのが現実でありますし、上越市として農業施策の特徴に欠け、農業就業者の意欲を高揚させるものとはなっていません。高速時代に入り、商業圏の拡大や流入、流出への対応、商工業における上越らしさに対する行政面からの指導に欠けていると言えます。また、交通のかなめとしての上越市に流通拠点の対応策がありません。 市民福祉について、重点項目の最後になっていることは、上越市は福祉都市と考えている多くの市民の上越市に対する性格づけの意識調査に逆行するものであり、4割の市民要望にこたえているとは言えません。民生費 0.3%の伸び率では、高齢化対策としての老人福祉計画の対応策が見えてきておりません。市民参加による上越市の総合的な福祉施策を早急につくり上げることが必要です。 以上、重点施策に沿って意見を申し上げましたが、総体的に言えば数と量から質と中身の街づくりとは言えません。 第三次総合計画後期基本計画を踏まえた実施計画も示されず、市民が望む福祉都市づくりとは乖離を感ずる予算であります。 議会に対し、高田城、図書館建設など、大型プロジェクトについて一枚の青写真も示されず、市の行政を信頼してほしいとの発言に見られるごとく、本来の予算審議とは言えません。議会を軽視した予算と言わざるを得ません。そして、本来の予算編成は上意下達の予算を感じさせるものではなく、総合的に積み上げた、論議された予算を望むものであります。 以下、議案ごとに反対の趣旨を申し上げます。議案第1号平成3年度上越市一般会計予算は、さきに申し上げました国の施策、また上越市における重点施策の意見のとおり認めるわけにはいきません。 議案第2号平成3年度上越市国民健康保険特別会計予算、議案第24号上越市国民健康保険税条例等の一部改正については、国の国庫補助率の引き下げ、退職者医療制度の見込み違いによる歳入欠陥のしわ寄せや、当市の国保財政に対する理事者の見通しの不十分性からくる7億 2,000万の赤字対策として、昨年に引き続き4月より 9.4%引き上げられました。上越市の平均的な総所得は 200万、2人世帯について現行17万 3,500円が19万 3,400円となり、差し引き1万 9,900円の大幅の値上げとなります。加入者の負担増による赤字解消であり、福祉施策に逆行し、認めるわけにはいきません。 次に、議案第5号平成3年度上越市下水道事業特別会計予算、議案第7号平成3年度上越市ガス事業会計予算、議案第8号平成3年度上越市水道事業会計予算、議案第12号平成2年度上越市ガス事業会計補正予算、議案第13号平成2年度上越市水道事業会計補正予算については、消費税の導入との関係で認めるわけにはいきません。 以上、反対の理由を述べ討論を終わります。 ○議長(松永芳男君) 2番、西沢幹郎君。         〔西 沢 幹 郎 君 登 壇〕
    ◆2番(西沢幹郎君) 私は、公明党の立場より、今議会に上程されました議案36件並びに報告2件につきまして、全議案の承認と賛成の意を表明し、その理由を述べさせていただきますが、ただ1点、予算執行がなされた段階において、憲法に抵触するおそれのある部分が感じられますので、後段に述べさせていただきたいと思います。 さて、上越市も発足20周年、人間で言えば20歳の成人式を迎える年になりました。20年前の高田、直江津両市が合併した当時を思い起こしますと、砂ぼこりの立つ砂利道も多く、若者や家族連れが楽しめる施設も少なく、福祉行政及び施設におきましてはわびしい限りでありました。しかしながら、現在の上越市を見るとき、社会資本の充実といい、細やかな行政施策の施行といい、隔世の感を深くするものであります。この間各種の補助金獲得にあるいは上部事業の誘致にと行政当局の並み並みならぬ御努力と、市長の先見性に富んだ政治手腕に深く尊敬の念をあらわすものであります。 平成3年度の予算を見るとき、20周年を迎えるにふさわしく、上越市始まって以来の 400億円を超す積極大型予算を組まれ、市政全般にわたる細かな配慮の跡がうかがわれ、その上20周年記念事業費には、大胆にして堅実なる熟慮の姿が見てとれるのであります。高田城築造事業を初め新図書館建設、水族博物館の増築、スキー発祥80周年の意義を込めた日本スキー発祥記念資料館建設または今自然保護が叫ばれる中、シティーグリーンパークとして、人間と自然との融和を図る森林公園の計画策定、そして環境美化と自然保護を市民に訴えるクリーンタウン事業並びに「これでもごみ展」の開催と、これらに代表されるように、全体では67項目にわたる新規事業、そのうち22の記念事業と多岐にわたり、まことに時を得た予算と思うものであります。 しかしながら、冒頭述べましたように、平成3年度予算案の概要中「観光」のところに記載されております上越まつり委員会交付金として、祇園祭御輿川下りの予算 662万円の増額であります。これは新潟日報、上越タイムスにも掲載され、市民も周知のことであり、私のところへも既に多数の方から問い合わせが来ておりますので、市民の危惧が杞憂に終わるよう、何点かにわたって申し上げたいと思います。 まず、上越まつりであります。発足の時期につきましては、まだ調べておりませんので定かではありませんが、私の記憶では、当初は観光と市民のレクリエーションを兼ねた高田と直江津の市民が心を一つにして、新生上越市を発展させていこうとの願いから、宗教色のないイベントとして行われたように記憶しておりますが、いつのころからか盛り上がりに欠けるということから、八坂神社の夏祭りである祇園祭りとドッキングし、現在の上越まつりの姿になったものと思います。このような経過から、上越まつりには八坂神社の御神体の分身とも言えるみこしが各町内を練り歩き、高田地区では本町3丁目地内の一部を通行どめにして、八坂神社の分社が祭られ、直江津地区ではお饌米行事が行われております。このように、上越まつりそのものが八坂神社を中心とした祇園祭の感が深いのであります。その上、八坂神社の分身とも言えるみこしの川下り行事に交付金を増額するとなりますと、上越まつり委員会が市民より集めた寄附金と合算された中から行われるといたしましても、交付金の使途について上越まつり委員会に明確な条件を書面をもって申し渡しませんと、信教の自由を保障した憲法第20条、同3項、公の財産の用途制限を規定した憲法第89条、この二つの憲法は司法においても意見の分かれるところで、いまだ地方行政と祭り行事のかかわりについては判断がなされておらないだけに、慎重なる対応が必要と思われます。市民の中には純粋なる仏教徒も、キリスト教徒も、その他一つの宗教のみを信じるという一信教の市民も多数居住し、市民税も納付されております。特定の祭りに対し多額の交付金を交付することに関し、疑念を抱く市民がいることも当然と思われます。このような観点から、上越まつり委員会に交付する交付金につきましては、予算執行がなされた後に、仮にも司法の判断にゆだねるような事態に陥らないよう、細心の配慮をお願いいたしまして、私の賛成討論を終わります。 ○議長(松永芳男君) 27番、高橋実君。         〔高 橋 実 君 登 壇〕 ◆27番(高橋実君) 私は、日本共産党市会議員団を代表して、今議会に提案されました議案の一部に対し反対の理由を述べ、討論を行います。 議案第1号一般会計予算案については、国の平成3年度の地方財政対策は、臨調路線のもとで財政支出の削減、行政合理化がこの10年間推し進められ、ことしはさらに新軍拡計画や日米構造協議での対米公約という財政負担を、地方財政余裕論を盾に地方財政に持ち込んできました。地方交付税を削減し、固定資産税の大増税、負担金の引き続くカットなど、地方自治と住民に対する負担の強化を強めてきたものであります。 固定資産税では、地価公示価格の上昇は、異常な土地投機の影響を受けたもので、勤労者や中小零細企業に対しその負担は深刻となります。この増税は、地代、家賃にはね返ります。今回の評価替えによる増税は、評価額を地価公示価格の7割へ引き上げる道程であり、将来への大増税への道であります。個人住宅地の調整期間を3年から5年としても、本質的にはこの点では変わりありません。市は評価額引き上げでの負担調整を行っても、土地で 7.3%、家屋で 5.9%、償却で10%で、前年比平均で 7.1%の伸び率となり、都市計画税でも増税となり、この点で認めるわけにはまいりません。 地方交付税では、政府は3年連続で地方の財政が余裕があるとして、法定、特例加算分を先送りするなど、減額規模は1兆 800億円としております。財源対策債償還分も含めているとはいえ、国の借金の後払いに交付税を回すことは、国の財政責任の地方への転嫁であります。年度は前年度比31.8%増とはいえ、結局は国での削減は市民に対する行政サービスが抑制され、住民要求にこたえられない、住民無視の行政を生み出す結果となります。 国庫補助金カットは、昭和60年から1年措置、また3年措置として強行してきました。一部は復元し、また回復計画が出されていますが、公共事業にこの回復計画が限られ、福祉や教育など、カットは恒久化する方針だと言われております。このような地方財政計画に歩調を合わせ、国の地方への押しつけを認めた財政運営は、市民負担強化であり、認めるわけにはまいりません。 歳出では、1款、2款、議員の報酬引き上げについて、特別職の報酬引き上げについて審議会の答申があったとされていますが、非常勤特別職の報酬が実情に合ったものでないことや、また市長、助役、収入役についての退職金計算方式を改めることを要求し続けてきましたが、この引き上げはさらに三役の退職金算出式がいかにでたらめかを明らかにしております。この点で市民常識からも到底認めるわけにはいきません。 2款1項6目25節積立金、7目19節では財政調整基金、減債基金など引き続く補助金カットや交付税減額などがあり、その必要を否定はしませんですが、前年度に引き続いての積み立てであり、7目19節で広域市町村圏関係の負担金については、将来道州制を導入しようとする行政の簡素化、効率化を打ち出した地方自治を根底から変えることをねらった臨調行革路線につながるものであり、認めるわけにはまいりません。 3款では、1項6目同和対策費、19節で団体への補助金は、窓口一化への弊害を助長するものであります。 3項2目では、国の段階で平成2年度約 1,000億円ほど減額が見込まれるなど、その上に立って扶助基準額がわずかながら引き上げられるということですが、前年度に比べて 3.1%の減額で、市でもこれに倣っていると思われる。この方針は受給者切り捨てがさらに強化されるものであります。 6款では、米の輸入自由化に道を開く生産調整とそのかかわりであります。新農業構造改善事業の関係での施策の基本が、対米従属の農政であり、認めるわけにはまいりません。 8款土木費では、街路、公園、都市計画、下水道関係などでの上部協議会への負担金については、その協議会の性格は高級官僚の受け入れ団体化し、自治体への事業割り振りを行う団体と言われて、厳しい批判を国民から受けております。これら団体への支出は不明朗であり、不当と思います。 5項4目13節委託料中のシティーグリーンパーク実施計画について、大型野球場用地を森林公園にしようとするものであり、議会に審議の資料すら出さない不当なもので、野球場を中心としたスポーツ公園構想を転換し、県のドーム型施設建設で足りるとされるなど、その政策に一貫性が欠け、思いつきと言わざるを得ません。この点で議会軽視の態度であり、反対です。 10款5項1目15節、高田城築造工事費は積立金が予算計上されるたびごとに、その必要性などをただしてまいりました。この点では必要性などが明確にされずに、さらに今回体育館を老朽化しているということや、城を眺める最適の場所にあるとして、使用している利用者の対策も立てず取り崩すなど、市民の望んでいない建物に7億 9,000万円もの多額の税金を投入するなどは、絶対に認めるわけにはまいりません。 議案第2号国保会計では、歳入、国保税について、昨年6月議会において2年間で会計赤字対象と打ち出されたこの大幅引き上げ、前年度は19.5%、続いて年度 9.4%の引き上げ、さらには負担限度額42万円から44万円に法改正されるものなどを基本にされて編成されたものであります。政府は医療制度の一元化を目指し、国保を中心に医療三法の改悪を進めてきました結果、2年連続で28.9%の大増税となり、このことは負担の限界を超えるものであり、払えない世帯が毎年ふえ続けております。一般会計からの繰入金は 9,426万円前年比で比べても減じ、なおかつ予備費を1億 8,000万円も計上されるなどの予算編成であります。 議案第6号老人保健会計では、一部負担導入の法改正以来一貫して我が党は反対の立場をとってきたもので、認めるわけにはまいりません。 議案第5号下水道事業、第7号ガス事業、8号水道事業会計は、12号、13号、平成2年度ガス、水道補正予算では、料金に消費税を賦課し、国の政策に同調するもので、絶対に認められないので、反対の立場には変わりありません。 議案第9号平成2年度一般会計補正予算では、歳入で特別養護老人ホーム等措置費の負担限度額の引き上げは、自立自助をうたい文句とした福祉行政の後退であり、14款寄附金では、企業からの引き続く給付であり、その意思は那辺にあるか別としても、このような特定した企業からのたび重なるものは、行政の中立性にもつながるおそれがあり、認めるわけにはいきません。 議案第16号、18号、19号については、議案1号一般会計歳出で理由を述べましたとおり、反対するものです。 議案第24号については、2号でその理由を述べたとおり反対です。 議案第32号露店市場管理条例改正、出店手数料の値上げですが、なぜ上げなければならんのか理由が明確でありません。観桜行事でも、港まつりでも、高田、直江津の市にしても、露店がたくさん出ないと活気がない。集落での神社の祭礼でも、氏子総代が露店が出ないと祭りにならんなどと言われています。わずかの値上げとはいえ、このような行政姿勢は絶対に認めるわけにはいきません。値上げは反対です。 それぞれの議案に対しその理由を述べ、討論を終わります。 ○議長(松永芳男君) 15番、山口昇君。         〔山 口 昇 君 登 壇〕 ◆15番(山口昇君) 私は、民社クラブを代表し、議会に提案されました議案第1号平成3年度一般会計予算を初めとして全議案をいずれも原案のとおり可決するに賛成の立場で、一般会計予算歳出を主体にその理由を述べ、討論いたします。 御案内のとおり、待望久しかった上信越自動車道上越-中郷間の路線発表がなされたことはまことに喜ばしいことであり、本格着工、早期開通を願ってやまないものであります。北陸自動車道の開通とも相まって、北陸、関西圏並びに中部、関東との交流が増進されることが期待されているとともに、北越北線は平成7年度完成に向けて工事も着々と進み、海路においても直江津港を拠点港とし、北海道との間にカーフェリー航路が開設されるなど、高規格化交通体系の整備促進を初め、各種プロジェクトの進展に伴って、市民はもとより、関連周辺市町村、上越圏域の中においても、上越市の果たすべき役割について一層大きな期待がかけられており、これら内外の要請にこたえ、施策の進展が課題となってきております。時あたかも本年は上越市発足20周年を迎えます。この記念すべき年の新年度予算は、昨年度当初予算より10.5%増の歳入歳出総額 402億 9,410万円の大型予算を組まれたことを歓迎するとともに、発足20周年を契機とし、さらなる発展を願うものであります。 以下、款を追い大要を申し上げます。2款総務費についてであります。年々住民ニーズの多様化の進む中にあって、町内会事務量の増大と容易ならざる需要の内容については各位御承知のとおりであります。労苦に比較して評価の少ないこの事業に対して、町内会長事務委託料の引き上げに配慮され、その意を多とするとともに、町内会集会場3ヵ所の建設費助成も計上されておられますが、地域住民のよりどころであるところから、建設費助成金の増額をこの際要望申し上げておきたいと思います。 昨年私も参加いたしましたが、市民の旅は大変好評であります。特に本年は20周年を記念し 550人に拡大するとともに、岩内港から網走、知床半島に至る道東の旅を計画されたことは、地域間交流を促進するとともに、広く上越市を宣伝する好機会であり、成果を期待しております。なお、不公平感のないようこの際お願いを申し上げておきたいと思います。 次に、明るい子どものまち推進事業は、本年10年目を迎えますが、こどもの家24ヵ所、子どもプール11ヵ所を整備するとともに、子ども文庫開設など成果を上げてこられ、本年はさらにこどもの家2ヵ所を新設されることは、子供たちが遊び場を通じ心の触れ合いを深める場として、さらには市内の貴重な史跡、文化財を教材とし、学習しながら競うわんぱくラリー、子ども天国など、子供に対する心遣いのあらわれであります。 上越市20周年記念事業費では、全国でも例を見ない旧直江津、高田両市の対等合併が実現し、はや20年を迎えようとしております。当時のことを思うときまことに感慨無量であります。この間先達の皆さん、それぞれの立場での多くの市民の御努力により、地方中核都市として成長を遂げてまいりました。過ぎし日を思い、また今後の糧とする意味からも、20年を記念しての各種事業の計画に対し賛意を表するものであります。この事業が単に記念のみで終わることなく、これをワンステップとして、さらに我が上越市が飛躍する記念事業となることを心から願うものであります。 次に、3款民生費であります。我が国は世界に類を見ないハイペースで高齢化が進展し、高齢先進国と言われておりますが、我が上越市も同じ歩みが続けられております。市長は、高齢化社会の対応を行政の中心に位置づけられ、長寿社会での高齢化への対応は地域社会全体の中で考えていかなければならないとし、一貫して心の触れ合う街づくりを進めてこられました。建設が進められていた上越総合福祉センターが間もなくオープンの運びとなりましたが、在宅老人や障害者などを対象に、各種福祉サービスや研修等を行う在宅福祉の拠点施設として、より一層福祉施策の向上につながるものと期待し、評価するものであります。 また、特別養護老人ホームマリア園建設に伴う助成金、現在私たちの身近で相談を受ける痴呆性老人の増加に対するみやまの里痴呆棟建設のための助成金、家庭奉仕員の増強、デイサービス事業の充実、新たに寝たきり老人に対する紙おむつの給付、緊急通報装置の拡大等、在宅福祉の向上、通所授産施設ポプラの家に対する補助金の増額、ゲートボールハウスの建設、保育料の軽減措置、地域趣味の家の開設等、これらは福祉に対する行政姿勢のあらわれであり、福祉を政策の柱とする我が党の立場からも、今後とも人の痛みのわかる福祉行政を続けられることを期待するものであります。 次に、4款衛生費であります。市民の健康管理については、人間生存の基本にかかわる最重要施策にもかかわらず、福祉関連の施策と同様に極めて地道な息長い手当てが必要とされております。精神障害者通所授産施設つくし工房の建設に対する助成、母子保健の向上では、妊産婦、乳児の医療費助成、父親、母親学級に加え新たに祖父母学級の開設、育児相談、各種乳児健診等配慮がなされ、予防費では従来の基本健康診査に加え新たに肝臓病及び痛風に対処するための検査項目を追加したこと、在宅寝たきり療養者対策として訪問看護婦を増員するとともに、リハビリ指導の充実を図るなど、市民の健康増進に配慮されておられます。 5款労働費は、地元企業に働く労働者の生活安定と福祉増進のため、訓練校及び訓練センターに対する助成、パートサテライトの運営費負担金並びに労働金庫などの預託金を増額されたことを多とするものであります。 6款農林水産業費であります。上越市を初めとして当地域における経済の象徴は、それに従事される方々の生活はもとより、農林水産業の振興のいかんによって左右されるのは言をまたないところであります。しかし、遺憾ながら農業振興のための抜本対策は、国の施策によるところ大であると存じます。米の自由化問題、減反など、日本の農業を取り巻く環境はますます厳しい状況が続いております。このような環境下に立たされている農業経営者にとって、先行き不安、希望を持てないと言っても過言ではないと考えております。このような国の厳しい施策の中にあって、市長は対策として農林水産業振興資金並びに水田農業確立対策条件整備資金に合わせて3億 5,000万円の預託金を計上するとともに、転作基盤材料、園芸作物出荷奨励助成、農地受託農家育成事業補助金など、細かく対応されておられ、その努力を多とするものでありますが、今後も農産物の自由化など、農業経営は苦しくなると予想されますので、旧に倍して国県の補助金を導入するなど、援助のため御努力をお願いしておくのであります。 また、和田、金谷南部地域のコミュニティー南部集会場の建設、農道離着陸場に伴い新たにフライト農業調査会の設置、林道、キャンプ場内整備、有間川漁港整備、近年猛威を振るっている松くい虫被害の拡大防止のための予防対策など、積極的に推進されております。 7款商工費では、申し上げるまでもなく商工業の振興は地域活性化の原動力であり、近年隣接市町村に企業団地が造成されているところから、和田工業団地の造成、本道地区外2ヵ所での中小企業団地の計画作成は、企業誘致、地元就労希望の面からも当を得たものであります。 新たに科目を設置した観光物産センター費は、当市の産業をPRするとともに、特産品の販売、何よりも観光客の拠点となるところから発展を期待するのであります。 また、韓国への経済使節団を派遣することは、国際化が進む中にあって、国際経済交流促進の面から評価するものであります。 観光事業につきましては、新潟県の中で上越市は上越後として最も早く開けたところであると言われ、先人の残してくれた文化遺産は、歴史の古さから数多くあることは御案内のとおりであります。このことから西部山麓一帯について、今後の観光開発、観光ルートの構想を策定する経費の計上、金谷山観光道路の開設事業、観光案内板の設置、海水浴場の整備、観光アクセス道の整備など、20周年記念事業ともあわせ賛意を表するとともに、今後とも観光への積極的な取り組みを期待するものであります。 8款土木費について、市民の要望の強い生活関連道路整備は、道路新設改良費では前年比 5.9%の増、3年度末には市道の舗装延長 569.3キロ、舗装率85%、改良延長 475キロ、改良率70.9%となる見込みであり、実績の示すとおりでありますが、特に交差点の点字ブロック設置や歩道切り下げ改良を実施されることは、弱者救済、福祉行政と相まって評価するものであります。また、私道整備に対する補助金も増額されております。 克雪では、流雪溝の水源確保のため、正善寺ダム克雪用水確保対策事業費を計上し、工事に着手するほか、引き続いての克雪事業等、雪に対するたゆまざる取り組み、研究に期待するものであります。 港湾費では、北海道航路の開設は重要港湾指定40周年とも合わせ、直江津港の整備促進を図る中で、港直江津を売り出す飛躍の年として発展を願うものであります。 街路事業では、信越線連続立体交差計画など、高田駅周辺地区の交通施策整備に関する調査費、またレインボープロジェクトでは、プロムナード建設着手、さらに直江津駅南土地区画整理事業では、換地設計及び測量委託費を計上されたことは、直江津地区活性化の面から心から歓迎するものであり、困難な状況の中で関係者の御努力があったからこそと敬意を表するとともに、評価するものであります。関連する事業はもとより、駅北の整備、特に都市計画道路安国寺線の早期着工をこの際要望しておきたいと思います。 10款教育費については、これまで教育環境の格差是正に対し、市長は就任以来今まで終始ハイペースで推進してこられました。このことにより、本年北諏訪小学校の屋内体育館改築をもって、長年の懸案であった木造校舎、体育館の解消が図られることとなり、3年度は春日中学の校舎増築、国府小学校校舎及び春日新田小学校体育館の大規模改造、八千浦中学校部室の建設と進められますが、今後とも子供たちのよりよい教育の環境整備のために、より一層の御努力を願うものであります。 また、知識、教養、文化向上のため、3年計画で図書館建設の事業費計上、日本スキー80周年記念展、史跡保存調査、水族博物館の増築事業、陸上競技場の改修など、各種スポーツ施設の整備、市民の健康づくりに対する考えのあらわれとして賛意を表するものであります。 以上、一般会計を中心に申し上げましたが、各関係予算につきましても、いずれも原案のとおり可決するに賛成の立場であることを申し添え、討論を終わります。 ○議長(松永芳男君) 17番、小出信義君。         〔小 出 信 義 君 登 壇〕 ◆17番(小出信義君) 私は、交政クラブを代表し、今議会に提案されました諸案件につきまして、いずれも賛成の立場から、主に平成3年度一般会計予算を中心として討論を行いたいと思います。 我が上越市は、昭和46年4月29日、高田、直江津両市の合併によって誕生して以来、間もなく20周年を迎えます。思えば、この20年はまことに変化の激しい時代でありました。しかしながら、合併という手段によって、地方中核都市としての道を選んだ市民のエネルギーは、経済的苦境の時代が長く続いたにもかかわらず、上越市をその目的のとおり地域をリードする力を備えた都市へと導いたのであります。この間特に植木市長は、苦しいときにこそ積極果敢な施策の推進が必要であるというかたい信念のもとに、市政運営に当たってこられたところでありますが、これこそまさに誤りのない選択であったことは、今日の上越市の姿がはっきり証明していると言えるのではないかと思います。市長は、よく今日の成長をもたらしたのは、幸いにも各種の大型プロジェクトが導入されたためであると、むしろ謙遜しておられるようでありますが、私はこれらのプロジェクトの実現も、市民の力強い協力があったとはいえ、市長の卓越たる先見性があったればこそと考えているものであります。しかしながら、当然社会経済の動きは現状のままとどまっているものではありません。むしろ変化のスピードは今後ますます急テンポとなり、特に当地域においては、関越自動車道上越線や北越北線など、高速交通網の整備、進展が約束されている中で、上越市の使命は一段と強まるものと思われます。 このようなときに、このたび提案されました新年度の一般会計予算は、初めて 400億円台という大型なものとなったというだけでなく、その内容につきましても、新しい時代を見通した十分な心配りをされたものとして、全面的に賛意を表するものであります。特に先ごろ上越市の今後5年間の市政運営の指針となる第三次総合計画後期基本計画が策定されたところでありますが、私もその審議委員として、議会各派の議員及び市内の各界を代表する方々とともに審議に参画いたしましたが、このたびの予算案には、この計画に盛り込まれた対策などが各分野に十分採用されておりますことを、この際強調しておきたいと思います。 なお、今回の予算額について、市長は「市は福祉都市」という言葉を当てはめられたことに対し、一部福祉関係予算のみをとらえて、批判的な声も耳にしておりますが、私は福祉はもっと広い意味から考え、すなわちある時点では社会の構成員に等しくもたらされるべき幸福と説明されているように、公共の福祉という観点から大きな意味を持つ予算であると考えているのであります。また、各事業の内容につきましても、地域ごとの配分に配慮され、各地域、地域が抱えている課題や地域住民の要望にこたえながら、重点的に対応されていることを高く評価いたしたいと存じます。 それでは、以下市長が重点施策として述べられました項目に沿って、賛成の理由と若干の見解を述べたいと存じます。まず、都市基盤整備の面でありますが、生活関連道路の整備は市民生活向上の根幹であり、予算書を見ると、特に農村地域への対応によく配慮されていることが明瞭で、心から感謝申し上げたいと思います。そして一方では、これからの発展を目指した街づくりのため、街路網の整備にも思い切って取り組まれていることはまことに力強い限りであります。特に新しい施策として関越自動車道の路線発表に合わせ、先んじてそのアクセス道に手がけられるほか、高速交通時代に備えた街路整備の計画策定や、高田駅周辺の総合交通施設の調査を進められることは、将来を考えたまことに適切な対策であります。また、県下随一を誇る土地区画整理事業の推進は、商工業振興策など、ほかの施策と相まって、残念ながら昨年の国勢調査で若干減ってしまった人口を再び上昇させ、定住化を促進するものと期待されるところであります。そしてまた、単に便利な機能的な街づくりの面からだけではなく、並木通りの造成や高田公園のブロンズコーナーの設置など、各公園整備は市民の心が通い合う潤いのある街を築くためのものであり、心から歓迎するものであります。 次は、教育文化の振興であります。まず、何よりも学校建設が新年度をもって完了することはまことに喜ばしいことであります。一部合併前に既に鉄筋化されている学校もあるとはいえ、市長の御尽力によって、今市立小中学校39校全部が古くて不便な木造校舎から解放されることは、市長の子供を思う心のあらわれであります。この上は、新年度予算にも既に多目的教室の新設が計画されておりますが、子供たちがより一層ゆとりある学校生活を送ることができるよう、施設充実を要望しておきたいと思います。 新年度の教育予算で特に目立つのは、社会教育及び文化面における取り組みであります。特に新しい図書館の建設に踏み切られたことは、最近の生活向上の中で、市民がより強く追い求めるようになった知識欲を満たすための大英断であり、ぜひとも早い完成を図っていただきたいと考えるものであります。 また、高田城の再建は、まさに高田城址のシンボルとしてだけではなく、上越市の新しいシンボルとなるべきものであります。加えてスキー資料館の建設、旧師団長官舎の移築、古里ゆかり事業や雁木保存への取り組み、そして上越市史発刊やごぜ唄保存など一連の新たな事業も、由緒ある遺産を継承しつつ、ここから新しい市民文化の創造を図ろうとする極めて意義深い対策として高く評価するものであります。 さらに、水族博物館につきましては、言うまでもなく既に当市の重要な観光拠点としてもその役割を果たしておりますが、これに巨大な大回遊水槽などが設置されることは、学習や観光の拠点性をなお一層高めるとともに、子供たちが大きく夢をはぐくむ上でも大いに期待されるものであります。 次に、産業経済の振興であります。まず、昨今農業が直面している諸問題はまことに厳しいものがあり、市長が申されるとおり、国際的な関係から来る重圧は、地方の農業にもひしひしと迫ってきております。特に昔から米の単作地帯として生きてきた本市の農業にとっては、温暖な地方のように他品目への転作も口で言うほど容易なことではなく、国の抜本的な取り組みが望まれるところでありますが、この点本市予算案においては、水田農業確立対策として補助の導入ばかりではなく、単独事業も積極的に推進されようとしている点を多とするものであります。 特に農道空港の整備に大きな期待を寄せるものでありますが、これを活用したフライト農業の調査を計画されたことは、まことに時宜を得たものであると考えます。 さらに、モデル事業やミニ総パ事業の予算増を中心とした一連の土地改良対策は、生産基盤の確立や農村の生活環境の向上につながるものであり、重ねて評価するものであります。 最近全国的に人手不足が言われておりますが、先ほど申したとおり、人口の定住化を図り本市発展を期するには、やはり雇用の創出が変わらない課題であります。現在進出企業の側からすれば、当然できる限り安価で、しかも都市施設の整った場所が望まれるところであり、発展著しい当市では、それにかなう団地の確保が極めて難しくなってきていると推察されますが、このような中で和田工業団地の造成を初め、さらに新しい団地の実施設計に取り組まれることは力強い限りであり、一層の企業立地を期待するものであります。 このほか商工業の振興のためにさまざまな手だてを講じておられますが、中でも間もなく完成する観光物産センターへの期待も極めて大きなものがあります。 なお、観光対策につきましても、金谷山観光道路築造、施設整備のほか、特に昔懐しいみこし川下りの再開を働きかけられることは、最近さまざまな方面で伝統の消えつつあることを思うとき、まことに意義のあるうれしい事柄であると思います。 次は、市民福祉の向上であります。市はかねてから市長の先見性によって、老人のための明るいまち推進事業や障害者福祉都市事業によって、極めてきめ細かい対策が講じられ、その後も充実を図りながら、今も引き継がれてきていることはまさに周知の事実であります。冒頭申し上げた福祉予算を、ここでは民生費に限って言えば、私の記憶に間違いがなければ、その予算総額に対する構成比は、これまで毎年他市を上回る配分がなされてきたと考えております。新年度予算の県内各市の伸び率は今のところ知る由もありませんが、本市の場合およそ5億円を投じた総合福祉センターが2年度で建設完了となった上での予算配分であり、むしろこのセンターを中心として、デイサービスなど在宅福祉のための新たな施策や、従来からの施設充実が図られていることを見るとき、私は市長の極めて配慮に富んだ予算であると評価するものであります。 特に老人や身障者対策では、単に施設福祉に終わらせることなく、社会復帰や社会参加を積極的に促しておられることを多とするものであり、市長が言われるとおり、まさに長生きを市民みんなで喜び合う長寿社会の実現こそ大切であることを私も痛感いたしております。市民の健康管理は、当然市民1人1人の自覚にまつ事柄ではありますが、とかく忙しさに紛れてそれを怠っているのが実情であります。この中で、市では諸検診の充実を図りながら、市民の健康を守ることに努力されていることを多とするものであります。 さらに、最近のごみ問題でありますが、今やその収集処理は行政の責務とはなっておるものの、資源を守るという立場から躍起にならないということは、私のように年齢を重ねた者から見ると、正常な姿ではないと思えてならないところであります。これも豊かな日本のひずみの一面としていたし方ないのかとも考えております。このような中において、市では新年度に予算的には少額であってもクリーンタウン事業を進め、「これでもごみ展」を開催されることは、街の美化のみならず省資源や資源再利用を促す対策として、まことに時宜を得たものであります。 以上、私は新年度の予算について私見を交えながらその妥当性を述べてまいりましたが、このほかにも細部にわたり極めてきめ細かく、かつ大胆な施策が講じられていると受けとめております。予算規模こそ大きくなったとは申せ、一定の財源の中でその配分を行うにはまことに御苦労されたではありましょうし、あちら立てればこちらが立たずといった悩みも尽きなかったと拝察されますが、私は今回の予算はこれまで以上に充実しており、多様化する行政需要に適切に対応されたものとして改めて高く評価し、市長を初め当局の御努力に敬意を表するものであります。 なお、今回は一般会計予算について申してまいりましたが、各特別会計についても、いずれも適切なものであると考えており、賛意を表するものであります。 最後に、市発足20周年記念としてさまざまな事業が計画されておりますが、私もそれらを心から楽しみにしながら、以上で賛成討論を終わります。 ○議長(松永芳男君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) これにて討論を終結いたします。 これより議題を採決いたします。 まず、報告第1号専決処分した事件の承認についてを採決いたします。 本件は承認することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は承認することに決しました。 報告第2号専決処分した事件の承認についてを採決いたします。 本件は承認することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は承認することに決しました。 次に、条例関係などの議案について採決いたします。 議案第14号職員の勤務時間に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第15号職員の休日、休暇に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第16号議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(松永芳男君) 起立多数であります。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第17号上越市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第18号特別職の職員の給与に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(松永芳男君) 起立多数であります。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第19号教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(松永芳男君) 起立多数であります。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第20号職員の旅費に関する条例及び上越市証人等の実費弁償に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第21号土地開発基金条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第22号上越市市税条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第23号上越市都市計画税条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第24号上越市国民健康保険税条例等の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(松永芳男君) 起立多数であります。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第25号上越市体育施設条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第26号上越市こどもの家条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第27号上越総合福祉センター条例の制定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第28号上越市軽費老人ホーム千寿園条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第29号上越市高齢者住宅整備資金貸付条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第30号上越リゾートセンターくるみ家族園条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第31号上越観光物産センター条例の制定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第32号上越市露店市場管理条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(松永芳男君) 起立多数であります。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第33号上越市営住宅条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第34号上越市カルチャーセンター条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第35号上越市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第36号字の区域及び名称の変更についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 次に、補正予算を採決いたします。 議案第9号平成2年度上越市一般会計補正予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(松永芳男君) 起立多数であります。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第10号平成2年度上越市下水道事業特別会計補正予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第11号平成2年度上越市老人保健特別会計補正予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第12号平成2年度上越市ガス事業会計補正予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(松永芳男君) 起立多数であります。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第13号平成2年度上越市水道事業会計補正予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(松永芳男君) 起立多数であります。 よって、本案は原案どおり可決されました。 次に、当初予算を採決いたします。 議案第1号平成3年度上越市一般会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(松永芳男君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第2号平成3年度上越市国民健康保険特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(松永芳男君) 起立多数であります。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第3号平成3年度上越市診療所特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第4号平成3年度上越市索道事業特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第5号平成3年度上越市下水道事業特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(松永芳男君) 起立多数であります。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第6号平成3年度上越市老人保健特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(松永芳男君) 起立多数であります。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第7号平成3年度上越市ガス事業会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(松永芳男君) 起立多数であります。 よって、本案は原案どおり可決されました。 議案第8号平成3年度上越市水道事業会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(松永芳男君) 起立多数であります。 よって、本案は原案どおり可決されました。 次に、請願第1号大店法改正に反対する意見書の提出についてを採決いたします。 請願は採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(松永芳男君) 起立少数であります。 よって、請願は不採択と決しました。                    〇 △日程第3 請願第1号、第2号 ○議長(松永芳男君) 日程第3、継続審査中の請願第1号、第2号を一括議題といたします。 本件については、総務常任委員長から会議規則第 104条の規定により、お手元へ配付の申出書のとおり、引き続き閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りいたします。 委員長から申し出のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、請願第1号、第2号については、委員長から申し出のとおり、引き続き閉会中の継続審査に付することに決しました。                    〇 △日程第4 発議案第1号より第3号 ○議長(松永芳男君) 日程第4、発議案第1号より第3号を一括議題といたします。 提出者の説明は順次行うことといたします。 まず、発議案第1号について説明を求めます。 3番、宮沢武男君。         〔宮 沢 武 男 君 登 壇〕 ◆3番(宮沢武男君) 発議案第1号日・朝の国交正常化早期実現を求める意見書の提出につきましては、お手元に御配付の案文を読み上げまして、提案理由にかえさせていただきます。          日・朝の国交正常化早期実現を求める意見書 我が国と朝鮮民主主義人民共和国とは、文化的・歴史的に極めて深い関係にあり、両国間の国交正常化は重要な課題の一つでありますが、約半世紀の間未解決のままであります。 しかし、昨年9月、自由民主党・日本社会党代表団の朝鮮訪問により、その解決の糸口が見出され、いま両国政府間での交渉が開始されたことは、両国人民の利益に合致し、新しいアジア・世界の平和と繁栄のため極めて有意義なことであります。 よって、政府におかれては、早期に日・朝両国間の国交正常化実現に向け、全力を尽くされるよう強く要請します。 以上、地方自治法第99条第2項の規定に意見書を提出します。  平成3年3月22日                                   上越市議会 以上です。 ○議長(松永芳男君) 次に、発議案第2号について説明を求めます。 13番、中村末蔵君。         〔中 村 末 蔵 君 登 壇〕 ◆13番(中村末蔵君) 発議案第2号地方交付税の特例減額に反対し、その総額確保を求める意見書の提出について、お手元に配付いたしました案文を朗読して、提案説明にかえます。      地方交付税の特例減額に反対し、その総額確保を求める意見書 地方交付税法は、民主主義行政の基盤をなすといわれる地方自治制度を財政的に支えることを目的とした制度であります。そして、この制度は、地方自治体の固有の財源、すなわち何物にもとらわれない一般財源であることに意義があり、各自治体間の財源調整の役割も果たす重大な財源であります。 平成3年度国予算では、国と地方の関係において地方団体側に財政的余裕があるとして、交付税原資から 5,000億円を事実上減額されたことは、交付税の本旨を侵すことであり、憂えるものであります。さらに近年、交付税の一部補助金化と特定財源化する傾向が見られるなど、交付税制度を無視した傾向が出てきています。 近代自治制度の中であっても、中央集権的行政組織は伝統的に継承されて、地方の体質強化は余り進んでいない現状の中で、唯一残されている地方の財源、すなわち地方交付税制度の再確立を望むものであります。 よって、政府におかれては、以上の趣旨を十分考慮され、下記事項について早急に実行されるよう強く要請します。                    記1 地方交付税制度にのっとり、総額の確保と配分に努めること。2 高齢者保健福祉推進10ヵ年戦略(ゴールドプラン)など、国施策の財源確保を図ること。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出します。  平成3年3月22日                                   上越市議会 全議員の御賛同をお願いいたします。 ○議長(松永芳男君) 次に、発議案第3号について説明を求めます。 2番、西沢幹郎君。         〔西 沢 幹 郎 君 登 壇〕 ◆2番(西沢幹郎君) 発議案第3号救急・救命対策の確立に関する意見書の提出については、お手元に配付の案文の朗読をもってかえさせていただきます。            救急・救命対策の確立に関する意見書 近年、交通事故が激増しており、昨年一年間の死亡者は1万人を超えています。 このような実情を改善するためには、交通安全対策の充実とともに救急・救命対策の確立が急務であります。 しかしながら、我が国では救急業務として行われる応急手当ては、いわゆる一次救命処置に限定されており、プレホスピタル・ケア(病院前救護)が充実している諸外国に比較して、DOA(仮死状態重症患者)の救命率・社会復帰率がともに低い状況にあります。 よって、政府におかれては、このような事態を打開し、救急業務の拡充強化を図り、一人でも多くの人命を救うことのできる体制を整備するため、下記の措置を講ぜられるよう強く要請します。                    記1 救急隊員の教育システムを構築し、技能資格認定制度を導入し、医師の指導による二次救命処置ができる隊員の養成を図ること。2 救急医療体制の確立のため、全国にドクターカー(医師同乗救急車)システムを確立し、その拡充を図ること。3 救急専用ヘリコプターを各都道府県に配備し、救命率を向上させるため、関係法令を整備し、体制をつくること。4 一般市民による応急手当ての適切な実施は、救命率の向上に大きな効果がある。したがって、CPR(心肺蘇生法)等、応急手当ての教育・実務の普及促進に努めること。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出します。  平成3年3月22日                                   上越市議会 全員の皆様の賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(松永芳男君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 質疑はないものと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております発議案第1号より第3号は、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、発議案第1号より第3号は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 討論なしと認めます。 これより議題を採決いたします。 まず、発議案第1号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 次に、発議案第2号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 次に、発議案第3号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 お諮りいたします。 ただいま可決されました意見書3件の提出先、その他の取り扱いについては議長に一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、意見書3件の提出先、その他の取り扱いについては議長に一任と決しました。                    〇 △日程第5 閉会中の所管事務調査について ○議長(松永芳男君) 日程第5、閉会中の所管事務調査についてを議題といたします。 日付をもって各常任委員長から、会議規則第 104条の規定により、お手元に配付してあります文書のとおり提出されたものであります。 お諮りいたします。 閉会中の所管事務調査について、一般行政視察を含め各常任委員長の申出書のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永芳男君) 御異議なしと認めます。 よって、閉会中の所管事務調査については、各常任委員長の申出書のとおりそれぞれ決しました。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。 植木市長。         〔市  長  登  壇〕 ◎市長(植木公君) 今定例会に提出いたしました平成3年度予算を初め諸案件につきまして、それぞれ可決または承認をいただき、心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。 今後の市政執行に当たり、議案審査の過程でお示しをいただきました御意見につきましては、これを十分に尊重いたしながら、誠心誠意上越市発展のため、議員各位とともに努力をいたしてまいりたいと考えているものであります。何とぞますます御指導と御協力を賜りますようお願い申し上げ、お礼の言葉にかえさせていただきます。 どうも大変ありがとうございました。 ○議長(松永芳男君) これにて平成3年第1回上越市議会定例会を閉会いたします。 長期間慎重御審議大変御苦労さまでございました。                               午後0時23分 閉会...