平成 2年 第1回(3月)
定例会 平成2年第1回
上越市議会定例会会議録(3日目)
平成2年3月20日(火曜日)出 席 議 員 1番 石 平 春 彦 君 2番 西 沢 幹 郎 君 3番 宮 沢 武 男 君 4番 杉 田 弘 美 君 5番 大 嶋 宰 君 7番 小 林 元 一 君 8番 星 野 実 君 9番 山 田 力之助 君 10番 市 川 文 一 君 11番 渡 辺 義 雄 君 12番 田 村 恒 夫 君 13番 中 村 末 蔵 君 14番 服 部 一 雄 君 15番 山 口 昇 君 16番 相 馬 義 孝 君 17番 小 出 信 義 君 18番 小 林 章 吾 君 19番 大 原 久 勝 君 20番 樋 口 栄 一 君 21番 松 永 芳 男 君 22番 渡 辺 一太郎 君 23番 岡
本 鍈 一 君 25番 新 保 清 司 君 26番
本 城 文 夫 君 27番 高 橋 実 君 28番 大 滝 和 司 君 30番 川 瀬 秀 司 君 31番 五十嵐 雄 吉 君 32番 岩 片 六 良 君欠 席 議 員 6番 関 原 忠 良 君 24番 斉 藤 隆 治 君 29番 広 瀬 光 雄 君説明のため出席した者 市 長 植 木 公 君 助 役 佐 藤 英 一 君 収 入 役 霜 越 清 三 君 教 育 長
本 山 松 郎 君
市長公 室 長 内 藤 秀 一 君 総 務 部 長 藤 塚 和 生 君 民 生 部 長 竹 内 栄 治 君
経済環境部長 山 口 弘 司 君 建 設 部 長 渡 部 長 治 君
ガス水道局長 長谷川 恵 一 君 教 育 次 長 宮
本 慶次郎 君 行 政 課 長 足 利 千 之 君職務のため出席した
事務局職員 事 務 局 長 松 苗 正 彦 君 次 長 宮 崎 光 雄 君 議 事 係 長 白 石 行 雄 君 主 任 渡 辺 豊 君議 事 日 程 第1
会議録署名議員の指名 第2
一般質問本日の
会議に付した事件 第1
会議録署名議員の指名 第2
一般質問 西沢幹郎君 午前10時0分 開議
○
議長(
岩片六良君) これより本日の
会議を開きます。 ○
△日程第1
会議録署名議員の指名
○
議長(
岩片六良君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。 本日の
会議録署名議員は、
会議規則第81条の規定により、
議長において
西沢幹郎君及び
本城文夫君を指名いたします。 ○
△日程第2
一般質問
○
議長(
岩片六良君) 日程第2、
一般質問を行います。 2番、
西沢幹郎君。 〔西 沢 幹 郎 君 登 壇〕
◆2番(
西沢幹郎君) おはようございます。 私は、さきに通告いたしました
県道改良に対する
当市の対応についてと、
公立高校の
普通科3
学級減に対する
当市の対応について、
市長並びに
教育長の御見解を
お尋ねいたします。 まず、第1点目の
県道改良についてでありますが、御
案内のとおり市道につきましては、ますます増加の一途をたどります
車社会に対応し、
市長の
先見性のもと、
道路網整備は
市民生活、
市民経済の根幹をなすとのお考えから、長年にわたる御努力の結果、県内においても
最高水準の
舗装率、
改良率を達成し、今
年度予算案におきましても舗装、
改良の延長及び
社会的弱者に対する配慮として、
交差点の
改良あるいは潤いある
まちづくりの一環としての
並木通り、
高田、
直江津における
市街地の
整備など、ますます充実を来しておりますが、翻って
当市に
関係する
県道を見るとき、特に
改良等においては部分的に少々おくれをとっておる感を抱くものであります。どなたも
御存じのごとく、
県道は市の
中心部を通り、
近隣町村へ通ずる
重要道路であります。しかるに、例えば
県道上正善寺高田線の寺町3丁目より本町7丁目に至る間の狭隘と、本町7丁目の
かぎ型変形交差点、同じく南本町2丁目地内の
青柳高田線と
脇野田新井線の交差する
かぎ型変形交差点、これらは歴史の上に築かれた城下町の宿命とも言えることは、私も十分承知しておるつもりでおりますが、これも時代の流れに対応し、早急な
改良が必要であろうと思われますが、私は今回特に、
横畑高田線の
大貫地内から裏寺町にかけての
道路狭隘について、この
道路につきましては
冬期間の積雪を考えますと、早急な
拡幅改良工事が必要と思われます。大貫、平山の団地も年々新しい家がふえておりますし、とりわけ
中ノ俣地区の方々にとっては重要な
幹線道路であります。
中ノ俣下綱子線は狭隘の上、いまだに未
舗装区間が1キロメートル以上に及び、冬期問には雪崩も多く発生するため、通行できないのが
現状であります。
中ノ俣と
横畑間も村内取りつけ付近の狭隘なところが、早急な
拡幅が必要であると思われます。 次に、
板倉直江津線でありますが、
稲田地内におきましては、
雨水幹線の
整備に伴い広い
道路となりましたが、鴨島―
子安間においては狭隘と曲折のため、
大型車の通行はもちろんのこと、小型車の通行においても、すれ違いのときにはどちらか一方が停車せざるを得ない
現状であります。
御存じのように、
子安には県営、市営で合計116戸の住宅があります。
子安の
部落東側に国道18号線が開通し、便利になったとはいえ、やはり
日常生活には
県道が中心であります。
子安に42年より
県市営住宅が建設されてはや23年であります。この間何ら手をつけられていないのが
現状であります。以上、何ヵ所か
県道の
現状を述べましたが、
市長さんの御見解をお聞かせいただきたいと思います。 さて次に、
公立高校普通科の3
学級減について
教育長に
お尋ねしたいと思います。時あたかも昨日
公立高校の試験が発表になったわけでありますが、悲喜こもごもの姿を目の当たりにしたわけであります。昨年の3月にも
公立高校についての
質問をいたしましたが、その
折市長さんには、当事者である県に対して強く
お願いをしてくださるとの心強いお言葉をいただいたわけですが、
平成2
年度には
普通科のみ3
学級となってしまいました。これは、
県教育委員会が決定することですので、
お答えいただくお立場は私も重々承知しておるつもりでおりますが、毎年不安と希望を抱きながら受験される親と
生徒のことを考えますと、もう一度見解をいただきたいと思います。
御存じのとおり
上越地域においては
公立の
普通科が49
クラス、
実業科が48
クラス、これに私学を加えますと
普通科で60
クラス、
実業科で51
クラスとなっており、
普通科が9
クラス多くなっておりますが、
上越市内を集計いたしますと、
公立で
普通科が18
クラス、
実業科が31
クラスであり、
実業科に対して13
クラス少ない
現状であります。この
クラス割合に私学を足しましても、
普通科で29
クラス、
実業科で34
クラスでありますので、
普通科が5
クラス少ないわけであります。 ちなみに、5
クラスといいますと225名の
生徒数になります。3月15日、文部省の
高校中退者状況調査の発表を見ますと、
中退者の割合は
普通科が1.4
%、実業科が2.6%で、
実業科の
中退者が
普通科よりも1.2%も多いのであります。
実業科が
普通科よりも
中退率の多い一つの原因と思われます問題に、いわゆる
進学時点における輪切りによる
進路決定が考えられます。今日本の社会を見ますとき、職種は
複雑多岐にわたり、新たな分野が次々に誕生してきております。大人であっても、なかなか先の読めない時代にあって、15歳の春に将来の進路に対する決断を迫ること自体無理があるとも思われます。このような
時代背景を見るとき、みずから進んで
実業科を志望する
生徒は別としても、
普通科を志望する
生徒に対しては、一人でも多く進学させてあげるのが、
大人社会の責任ではないでしょうか。
生徒数が減少したとはいえ、
上越市内の
普通科のみ3
クラス減となりましたことに、割り切れないものを感ずるものであります。 以上、2点にわたり申し上げましたが、ともに
県当局の問題でありますが、
上越市にとっては重要な問題でありますので、
市当局の御見解をお聞かせいただきたいと思います。 以上です。
○
議長(
岩片六良君)
植木市長。 〔市 長 登 壇〕
◎
市長(
植木公君)
県道の
改良に対する
当市の対応について
お答えをいたします。
道路網の
整備は、
地域振興の基盤であることは申し上げるまでもなく、私は常に
市政重点施策の一つとして掲げてまいっておりまして、市道の
整備はもとより、
国県道の
整備促進につきましても、積極的に対応してまいったことは御
案内のとおりでございます。 さて、
北陸自動車道が
全線開通して1年半以上経過をし、
上信越自動車道につきましては、中郷―
上越間も
整備計画に格上げとなり、
路線発表に必要な
最終調整が行われております。さらにまた、
上新バイパスも明年
全線開通の見込みとなった現在、これと
市内の
幹線交通網を有機的、一体的に結びつけ、広域的な視点に立って、経済、
社会活動の
基盤形成を進めることが重要な課題であることは申し上げるまでもなく、新
年度予算においても、
道路橋梁新設改良費に
十分意を用いたところでございます。このことについては、先ほどの御
質問の際にもお認めをいただき、大変うれしく存じております。 一方、
県道の
改良等につきましては、
路線ごとの
道路状況、
交通需要の
動向等の把握に努め、総合的な見地に立って
整備促進を
県当局に強く要望いたしておるところであります。この結果、
上越市内における
県道の
整備状況は、県の平均及び
上越土木事務所管内全体の
整備率に比較をいたしましてかなりの高水準にあり、
地域経済の振興に大きく貢献しているところでもありますし、県の努力を多とするところでもあるのであります。しかし、
お尋ねの
県道板倉直江津線の
改良整備についてでありますが、この
路線は国道18
号バイパスの
補完的役割を担う
道路であり、また沿線の住民にとりましては通勤、
通学等日常生活を支える極めて重要な機能を果たす
道路としての位置づけから、その
拡幅改良が課題となっているところであります。この
拡幅改良につきましては、旧
大道用水路と平行する
子安―下門前の間の全線約7キロメートルの
区間については、既に県と
新道土地改良区の
協議が調い、
関川地区かんがい排水事業の完成を機に、不用となる
大道用水路の廃川敷を利用することで、
昭和59
年度以降鋭意工事が進めれているところであることも御
案内のとおりであります。この
区間のうち
お尋ねの鴨島―
子安間約1,160メートルの
整備につきましては、
大道用水路と平行する510メートル
区間を
道路幅員6.5メートルで、
昭和63
年度から
年次計画で進められており、
本年度までに約100メートルが完成したところであります。なお、未計画となっている残された約650メートルの
区間につきましては家屋が連檐しているため、現在
道路法線あるいは工法など、あらゆる角度から県が
調査検討中であり、今後この計画がまとまりました時点で、
関係地権者に協力を求めながら、
整備促進を要請してまいる所存でございます。 次に、
県道横畑高田線の
改良につきましては、寺町2丁目地内の常
敬寺裏が最大のネックになっておることは御
案内のとおりでございます。この
拡幅改良には
境内地の収用が必要なため、現在地元
関係者も交え、
地権者に対して
協力要請をしながら、県と
協議を進めているところであります。 次に、
県道中ノ俣下綱子線の
改良整備についてでありますが、この
路線は
通過地域の大部分が急峻、かなり険しい坂道になっておりますため、一部
林業指定地すべり防止区域に含まれているなど、地形上から
拡幅改良が非常に困難な
路線であることも御
案内のとおりでございます。しかし、この
路線は
谷浜地区から
中ノ俣を経由し、
高田市街地への
連絡道としては唯一の
道路であることから、その改修について県に要請をし、
協議を重ねてきた結果、改修可能な
中ノ俣橋から
中ノ俣集落外れまでの延長約620メートル間について、
県単独事業により現在工事が進められているところでございます。しかし、その
先下綱子までの間約5キロメートル間は、
拡幅改良が難しい状況にあることから、県といたしましては
中ノ俣集落から桑取、
谷浜地区へのこれにかわるべき
道路として
県道横畑高田線を新たに築造中でありますので、この
整備促進につきまして金谷、桑取、両
地区の
関係町内会で組織する
県道横畑高田線改修期成同盟会とタイアップし、さらに強力な運動を展開し、一日も早い完成を要請してまいる所存でございます。いずれにいたしましても、
県道の
上越市にかかわる部分につきましては、県
会議員の諸先生とも力を合わせ、今後ともその
整備に全力を尽くすつもりでございますので、よろしく
お願いをいたします。
○
議長(
岩片六良君)
本山教育長。 〔教 育 長 登 壇〕
◎
教育長(
本山松郎君)
公立高校普通科3
学級減に対する市の対応について、
普通科のみ減となった
理由等につきまして
お答えを申し上げます。
県教育委員会では、
公立高校の
入学定員、
学級数につきましては
例年志願者のおよそ1.10倍を目安として定められていることは御
案内のとおりでございます。したがいまして、
志願者数の増減に伴い、原則としてこの1.10倍を基準として
高校の
学級数が決定されるとのことでございます。
県教育委員会では、
上越地区において
中学校卒業者数がふえ続けてきたことや、
生徒の強い
普通科志望傾向を受けまして、
昭和61
年度には
高田高校に1
学級、さらに
昭和62
年度には
高田高校に1
学級、
北城高校に1
学級、
直江津高校に1
学級の計4
学級を、
生徒数の
急増対策臨時措置として増設をし、
糸魚川高校につきましては、
昭和63
年度の1年間のみ1
学級増の
臨時措置をとったとのことであります。しかしながら、
上越地区において
昭和62
年度の5,180名をピークとして
生徒数の
減少期を迎え、
本年度末の
卒業者数は4.943名となり、
昭和62
年度に比較し237名の減となりました。このことから、
県教育委員会では
臨時的措置による
学級増の目的は解消されたとして、これまで
臨時措置でふやしておりました4
学級のうち
本年度は1
学級を残して3
学級を削減をいたしたのであります。このように
生徒数の増減に照らして
学級定数、すなわち
本年度の
募集定員を決定されたのでありますが、
上越地区におきましては
特定普通高校への
志願者が集中したことなどから、
学級減の問題が大きくクローズアップしてきたものと理解をいたしております。このように
普通科志向の増加に伴う
競争激化の回避を図るベく、
関係団体を初め私どもも
学級増の
臨時的措置を継続するよう、
県教育委員会に要望いたしてまいりましたが、全県的に適正な配置及び
上越地区における
生徒数減少の実態や、昨年の
定員割れがあったことなどを理由に、
学級数の削減の決定を見たものでございます。今後の
生徒数の減少によっては、現在臨時に増設となっている1
学級についても、さらに削減をされるということも予想されるわけでございます。 なお、
県教育委員会としては、今後の
生徒の
急減期を控え、
高校の中長期的のあり方を探る
高校検討委員会を発足させ、
高校の
適正配置、
適正規模、
職業教育の再編などについて
検討協議を進める予定であると聞いております。
当市といたしましても、
現実に見られる
生徒の
普通科志望の増加や
特定高校への
進学希望などの実情を十分考慮し、
県教育委員会に対して適正な
学級数の
維持確保について、今後機会をとらえまた要望してまいりたいと存じております。 なお、特に
上越地区にいわゆる倍率が高かったというようなことにつきまして、つけ加えさせていただきたいと思いますが、一つは現在
志望者について調整がなされていないのではないかというような御疑問がおありかと思いますが、これにつきましては御
案内のように、一
たん願書を出しますと、その後県の方で集計をいたしまして、その数を発表いたします。そして、1.10倍以上の倍率になった
高校から、1.10倍に満たないところには、
生徒の志望の変更ということが行われることになっております。しかし、
本年度の実情は
高田、
直江津、
北城高校については、たしか1名ぐらいしか動いていないと思うのであります。当初の目的をやはり
生徒たちは変更しなかったという事実がございます。 第2番目には、第2次
募集という問題が私ども考えられるのではないかと思っておるわけでございます。数を計算をいたしますと、146名については
上越地区の
高等学校には
定員未満の数があるわけでございます。したがって、2次
募集をするならば、少なくともこの半数なり、3分の2に
子供たちが入れるのではないかと考えますが、現行では
公立高校においては
私立高校等の
募集の
関係もあり、実施をいたしておりません。このことについては、私ども強く
定員割れの場合には2次
募集をしてもらいたいということを要望してまいったわけであります。 それから、第3番目でございますが、
学区制の問題でございます。現在は
上越が
普通科等は1区になっておるわけでございますが、当然このバランスが崩れないようにするには、私は小
学区制にすれば、
義務教育制度のような形になれば、当然適正な
学級の配置ができるかと思いますが、今日その辺についてはまだ問題が解決がされておらないわけでございますが、問題は
上越市の特定の学校に集中するということで、例えば県が
高田高校、
北城高校等に
学級を
希望どおりに増設をいたしますと、他の周辺の
東頸城であるとか、
中頸城郡というようなところにも
高等学校が存在をしているわけであります。特にその
地域の方々は、
高等学校がなくなるとか、
学級が極めて少なくなるというようなことは、
自分たちの
市町村の存立にもかかわる大変重大な問題としてとらえておるのでありまして、やはり
県教委に対しては絶対に学校を廃止をしたり、
学級減をしてもらいたくないということを強く要望されております。したがいまして、
上越のこの
市内の
高校に
現実には
東頸城からも、中頸城の遠隔の地からも来ておるわけでありますけれども、そのまま
県教委の
現状といたしましては、無制限に集中しているからといって、
学級の増を行えないということもお話をされておったわけでございます。 以上のような理由から、私どももいろいろ
陳情お願いをしてまいったわけでございますけれども、
県内全般の数字の上から実施をされ、実際は
上越地区は1.03倍ということで、県の1.10倍を非常に低くなっているというのが実情でございます。 以上でございます。
○
議長(
岩片六良君) 2番、
西沢幹郎君。 〔西 沢 幹 郎 君 登 壇〕
◆2番(
西沢幹郎君) 御答弁大変ありがとうございました。 先に御答弁いただきました
県道の問題についてでありますが、確かに
県道も年々
改良拡幅が進んでおることは私も存じておるわけでありますが、しかしながらこの
中ノ俣地区を中心にします
横畑高田線、この問につきましては、確かに
地権者の問題もございますし、いろいろな事情が絡み合っていることは存じておるわけですけれども、しかしながら
現実に毎日毎日の通行にあれだけの不便さを皆さんに強いているということは、
現実の問題でございます。また、
中ノ俣地区の
下綱子線におきましても、確かに急な
地域でもありますし、
地すべりの多い
地区でもございますので、なかなか
拡幅が思うようにいかないという問題もございましょうが、しかしながらこのままでいきますと、いわゆる
横畑高田線1
本のみで、ましてあの
地域も
地すべり地帯でございます。一たび
地すべりが起こりますと、ややもすれば
孤立状態になるおそれのある
地域でもございます。そのような意味からも、ひとつ強力な
市長の
政治力を発揮いただきまして、安心して住んでいける
地域として
整備してあげていただきたい。このように強く要望するものであります。 また、
板倉直江津線につきましても、鴨島―
子安間におきましては、確かに
大道用水等のところが
整備されていくならば広い
道路になるわけです。また、先ほども
連檐地域と
市長もおっしゃいましたけれども、
現実にあそこを通っていただきますと、ほとんど
用水側に住宅としてあるのは1軒か2軒くらいだと思います。あとは全部
車庫等の建物がある程度でございます。この辺も考慮いただきまして、先へ送れば送るほど
新た住宅が建ってしまいますので、今のうちに何とか手を打っていただいて、早急なるひとつ
拡幅を
お願いしたいと思います。 それから、2番目の
普通科3
学級減の問題でありますけれども、確かに
教育長さんのおっしゃることは私も重々承知しておるわけでございます。まず申し上げたいのは、確かに他の
市町村の
高校をなくすというようなことは、これはその
地域にとっては大変な問題でございます。私も別に他の町村の
高校をやめて廃校にして、
高田にみんな持ってこいと、このようなことは申してはおりません。しかしながら、考え方によっては、例えば
柿崎高校が
普通科4
クラス、
有恒高校が
普通科4
クラス、それから
安塚高校が
普通科3
クラス、
吉川高校が
普通科3
クラス、このような
地域に、例えば吉川、安塚に
農業科をふやすとか、あるいはまた
有恒高校、
柿崎あたりですと
商業科をふやしてもいいんではないか。その上で例えば
高田地域の中に、総
クラス数は変わらないにしても、
実業科の中に
普通科をふやしていけないか、このようなことを昨年も申し上げたわけでございます。
上越市内で一番問題とされますのは、いわゆる160点前後の
試験点数を持たれたお子さんが、いわゆる
公立高校に行き場所がない。一番たくさんの層があるにもかかわらず、その方々は
上越市内におきましては
実業科を選択せざるを得ない。あるいはどうしても
普通科へ行きたいとなれば、私学へ変更せざるを得ない。これが長年にわたる実情であります。どの親御さんに聞いても、
受験者に聞いても、やはりせめて
工業高校、
農業高校あるいは商業に行けるレベルで
普通科に行きたい。こういう子供さんが非常に多いわけであります。この
申し込み数は、私よりも
教育長の方がしっかりつかんでいらっしゃる、このように思いますけれども、このような観点からぜひこの辺も粘り強く
普通科高校の
クラスがえといいますか、こういったものも含めてひとつ御努力いただきたい、このように思うわけであります。 実際に今
実業科に一たん入ってしまいますと、
実業科高校から確かに大学へは進学している子供も多くはおります。しかしながら、いわゆるムードといいますか、そういったものからいきましても、やはり
普通科に入った
子供たちの方が
進学意欲があると、こういうことはやはり否めない問題がございます。ですから、中学3年の時点で既に自分と
関係のない、あるいは希望もしない学科の中に、
実業科に進学せざるを得ない。この
子供たちの切ない気持ちもひとつ酌んでいただきたいなと、このように思っておるわけでございます。 以上のような観点から、ぜひひとつ粘り強く県の方へも
お願いしていっていただきたい、このように
お願いいたしまして、再
質問を終わらせていただきます。
○
議長(
岩片六良君)
植木市長。 〔市 長 登 壇〕
◎
市長(
植木公君) あなたの御指摘のとおり、私も
県道板倉直江津線ですか、ここの沿線におりますが、なかなか遅々として進まないということに、非常に焦燥感を感じておるわけでありますが、このことについてはかねがね陳情、請願等を重ねておるわけでありますが、今後ともぜひひとつ
関係の皆様方に、願えるならば飛躍的に
整備が図れるようぜひ努力を
お願いしたいと。また、私たちも一生懸命訴え続けてまいりたいと、こう思っております。 それから、
中ノ俣の
地域についても、私も全く同様に思うんです。
中ノ俣が人口がどんどん減ってくる。戸数が減ってくるという一番大きな原因は、やはり行きどまりの部落である。ということは、逆に今言われるような
道路が
整備されるならば、行きどまりの部落でなくなってくる。あるいはさらにまた、その他新しい
道路等についての計画等はありますけれども、なかなか具体化しないというような面もあります。ですから、このことについてもひとつ
県当局に対しまして強く今後とも訴えてまいりたいというふうに思っております。いずれにいたしましても、先ほど言いますように、それでも新潟県の平均
整備率あるいはまた土木事務所管内でも非常に高率ではあるのですけれども、住民にとっては極めて
整備改良がおくれているかのごとき印象を与えていることも、私は認めざるを得ない状況ではないかと思いますので、今後とも県の
関係の皆様方に強く要請してまいりたいと思っております。
○
議長(
岩片六良君) これにて
一般質問を終結いたします。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 午前10時37分 散会...