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03月20日-03号

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  1. 上越市議会 1990-03-20
    03月20日-03号


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    最終取得日: 2022-12-25
    平成 2年  第1回(3月)定例会     平成2年第1回上越市議会定例会会議録(3日目)                            平成2年3月20日(火曜日)出 席 議 員    1番   石 平 春 彦 君        2番   西 沢 幹 郎 君    3番   宮 沢 武 男 君        4番   杉 田 弘 美 君    5番   大 嶋   宰 君        7番   小 林 元 一 君    8番   星 野   実 君        9番   山 田 力之助 君   10番   市 川 文 一 君       11番   渡 辺 義 雄 君   12番   田 村 恒 夫 君       13番   中 村 末 蔵 君   14番   服 部 一 雄 君       15番   山 口   昇 君   16番   相 馬 義 孝 君       17番   小 出 信 義 君   18番   小 林 章 吾 君       19番   大 原 久 勝 君   20番   樋 口 栄 一 君       21番   松 永 芳 男 君   22番   渡 辺 一太郎 君       23番   岡  鍈 一 君   25番   新 保 清 司 君       26番    城 文 夫 君   27番   高 橋   実 君       28番   大 滝 和 司 君   30番   川 瀬 秀 司 君       31番   五十嵐 雄 吉 君   32番   岩 片 六 良 君欠 席 議 員    6番   関 原 忠 良 君       24番   斉 藤 隆 治 君   29番   広 瀬 光 雄 君説明のため出席した者 市    長  植 木   公 君    助    役  佐 藤 英 一 君 収  入  役  霜 越 清 三 君    教  育  長   山 松 郎 君 市長公 室 長  内 藤 秀 一 君    総 務 部 長  藤 塚 和 生 君 民 生 部 長  竹 内 栄 治 君    経済環境部長  山 口 弘 司 君 建 設 部 長  渡 部 長 治 君    ガス水道局長  長谷川 恵 一 君 教 育 次 長  宮  慶次郎 君 行 政 課 長  足 利 千 之 君職務のため出席した事務局職員 事 務 局 長  松 苗 正 彦 君    次    長  宮 崎 光 雄 君 議 事 係 長  白 石 行 雄 君    主    任  渡 辺   豊 君議 事 日 程  第1 会議録署名議員の指名  第2 一般質問本日の会議に付した事件  第1 会議録署名議員の指名  第2 一般質問 西沢幹郎君          午前10時0分 開議 ○議長岩片六良君) これより本日の会議を開きます。                    ○ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長岩片六良君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において西沢幹郎君及び本城文夫君を指名いたします。                    ○ △日程第2 一般質問議長岩片六良君) 日程第2、一般質問を行います。 2番、西沢幹郎君。         〔西 沢 幹 郎 君 登 壇〕 ◆2番(西沢幹郎君) おはようございます。 私は、さきに通告いたしました県道改良に対する当市の対応についてと、公立高校普通科学級減に対する当市の対応について、市長並びに教育長の御見解をお尋ねいたします。 まず、第1点目の県道改良についてでありますが、御案内のとおり市道につきましては、ますます増加の一途をたどります車社会に対応し、市長先見性のもと、道路網整備市民生活市民経済の根幹をなすとのお考えから、長年にわたる御努力の結果、県内においても最高水準舗装率改良率を達成し、今年度予算案におきましても舗装、改良の延長及び社会的弱者に対する配慮として、交差点改良あるいは潤いあるまちづくりの一環としての並木通り高田直江津における市街地整備など、ますます充実を来しておりますが、翻って当市関係する県道を見るとき、特に改良等においては部分的に少々おくれをとっておる感を抱くものであります。どなたも御存じのごとく、県道は市の中心部を通り、近隣町村へ通ずる重要道路であります。しかるに、例えば県道上正善寺高田線の寺町3丁目より本町7丁目に至る間の狭隘と、本町7丁目のかぎ型変形交差点、同じく南本町2丁目地内の青柳高田線脇野田新井線の交差するかぎ型変形交差点、これらは歴史の上に築かれた城下町の宿命とも言えることは、私も十分承知しておるつもりでおりますが、これも時代の流れに対応し、早急な改良が必要であろうと思われますが、私は今回特に、横畑高田線大貫地内から裏寺町にかけての道路狭隘について、この道路につきましては冬期間の積雪を考えますと、早急な拡幅改良工事が必要と思われます。大貫、平山の団地も年々新しい家がふえておりますし、とりわけ中ノ俣地区の方々にとっては重要な幹線道路であります。中ノ俣下綱子線は狭隘の上、いまだに未舗装区間が1キロメートル以上に及び、冬期問には雪崩も多く発生するため、通行できないのが現状であります。中ノ俣横畑間も村内取りつけ付近の狭隘なところが、早急な拡幅が必要であると思われます。 次に、板倉直江津線でありますが、稲田地内におきましては、雨水幹線整備に伴い広い道路となりましたが、鴨島―子安間においては狭隘と曲折のため、大型車の通行はもちろんのこと、小型車の通行においても、すれ違いのときにはどちらか一方が停車せざるを得ない現状であります。御存じのように、子安には県営、市営で合計116戸の住宅があります。子安部落東側に国道18号線が開通し、便利になったとはいえ、やはり日常生活には県道が中心であります。子安に42年より県市営住宅が建設されてはや23年であります。この間何ら手をつけられていないのが現状であります。以上、何ヵ所か県道現状を述べましたが、市長さんの御見解をお聞かせいただきたいと思います。 さて次に、公立高校普通科の3学級減について教育長お尋ねしたいと思います。時あたかも昨日公立高校の試験が発表になったわけでありますが、悲喜こもごもの姿を目の当たりにしたわけであります。昨年の3月にも公立高校についての質問をいたしましたが、その折市長さんには、当事者である県に対して強くお願いをしてくださるとの心強いお言葉をいただいたわけですが、平成年度には普通科のみ3学級となってしまいました。これは、県教育委員会が決定することですので、お答えいただくお立場は私も重々承知しておるつもりでおりますが、毎年不安と希望を抱きながら受験される親と生徒のことを考えますと、もう一度見解をいただきたいと思います。御存じのとおり上越地域においては公立普通科が49クラス実業科が48クラス、これに私学を加えますと普通科で60クラス実業科で51クラスとなっており、普通科が9クラス多くなっておりますが、上越市内を集計いたしますと、公立普通科が18クラス実業科が31クラスであり、実業科に対して13クラス少ない現状であります。このクラス割合に私学を足しましても、普通科で29クラス実業科で34クラスでありますので、普通科が5クラス少ないわけであります。 ちなみに、5クラスといいますと225名の生徒数になります。3月15日、文部省の高校中退者状況調査の発表を見ますと、中退者の割合は普通科が1.4%、実業科が2.6%で、実業科中退者普通科よりも1.2%も多いのであります。実業科普通科よりも中退率の多い一つの原因と思われます問題に、いわゆる進学時点における輪切りによる進路決定が考えられます。今日本の社会を見ますとき、職種は複雑多岐にわたり、新たな分野が次々に誕生してきております。大人であっても、なかなか先の読めない時代にあって、15歳の春に将来の進路に対する決断を迫ること自体無理があるとも思われます。このような時代背景を見るとき、みずから進んで実業科を志望する生徒は別としても、普通科を志望する生徒に対しては、一人でも多く進学させてあげるのが、大人社会の責任ではないでしょうか。生徒数が減少したとはいえ、上越市内普通科のみ3クラス減となりましたことに、割り切れないものを感ずるものであります。 以上、2点にわたり申し上げましたが、ともに県当局の問題でありますが、上越市にとっては重要な問題でありますので、市当局の御見解をお聞かせいただきたいと思います。 以上です。 ○議長岩片六良君) 植木市長。         〔市  長  登  壇〕 ◎市長植木公君) 県道改良に対する当市の対応についてお答えをいたします。 道路網整備は、地域振興の基盤であることは申し上げるまでもなく、私は常に市政重点施策の一つとして掲げてまいっておりまして、市道の整備はもとより、国県道整備促進につきましても、積極的に対応してまいったことは御案内のとおりでございます。 さて、北陸自動車道全線開通して1年半以上経過をし、上信越自動車道につきましては、中郷―上越間も整備計画に格上げとなり、路線発表に必要な最終調整が行われております。さらにまた、上新バイパスも明年全線開通の見込みとなった現在、これと市内幹線交通網を有機的、一体的に結びつけ、広域的な視点に立って、経済、社会活動基盤形成を進めることが重要な課題であることは申し上げるまでもなく、新年度予算においても、道路橋梁新設改良費十分意を用いたところでございます。このことについては、先ほどの御質問の際にもお認めをいただき、大変うれしく存じております。 一方、県道改良等につきましては、路線ごと道路状況交通需要動向等の把握に努め、総合的な見地に立って整備促進県当局に強く要望いたしておるところであります。この結果、上越市内における県道整備状況は、県の平均及び上越土木事務所管内全体の整備率に比較をいたしましてかなりの高水準にあり、地域経済の振興に大きく貢献しているところでもありますし、県の努力を多とするところでもあるのであります。しかし、お尋ね県道板倉直江津線改良整備についてでありますが、この路線は国道18号バイパス補完的役割を担う道路であり、また沿線の住民にとりましては通勤、通学等日常生活を支える極めて重要な機能を果たす道路としての位置づけから、その拡幅改良が課題となっているところであります。この拡幅改良につきましては、旧大道用水路と平行する子安―下門前の間の全線約7キロメートルの区間については、既に県と新道土地改良区の協議が調い、関川地区かんがい排水事業の完成を機に、不用となる大道用水路の廃川敷を利用することで、昭和59年度以降鋭意工事が進めれているところであることも御案内のとおりであります。この区間のうちお尋ねの鴨島―子安間約1,160メートルの整備につきましては、大道用水路と平行する510メートル区間道路幅員6.5メートルで、昭和63年度から年次計画で進められており、年度までに約100メートルが完成したところであります。なお、未計画となっている残された約650メートルの区間につきましては家屋が連檐しているため、現在道路法線あるいは工法など、あらゆる角度から県が調査検討中であり、今後この計画がまとまりました時点で、関係地権者に協力を求めながら、整備促進を要請してまいる所存でございます。 次に、県道横畑高田線改良につきましては、寺町2丁目地内の常敬寺裏が最大のネックになっておることは御案内のとおりでございます。この拡幅改良には境内地の収用が必要なため、現在地元関係者も交え、地権者に対して協力要請をしながら、県と協議を進めているところであります。 次に、県道中ノ俣下綱子線改良整備についてでありますが、この路線通過地域の大部分が急峻、かなり険しい坂道になっておりますため、一部林業指定地すべり防止区域に含まれているなど、地形上から拡幅改良が非常に困難な路線であることも御案内のとおりでございます。しかし、この路線谷浜地区から中ノ俣を経由し、高田市街地への連絡道としては唯一の道路であることから、その改修について県に要請をし、協議を重ねてきた結果、改修可能な中ノ俣橋から中ノ俣集落外れまでの延長約620メートル間について、県単独事業により現在工事が進められているところでございます。しかし、その先下綱子までの間約5キロメートル間は、拡幅改良が難しい状況にあることから、県といたしましては中ノ俣集落から桑取、谷浜地区へのこれにかわるべき道路として県道横畑高田線を新たに築造中でありますので、この整備促進につきまして金谷、桑取、両地区関係町内会で組織する県道横畑高田線改修期成同盟会とタイアップし、さらに強力な運動を展開し、一日も早い完成を要請してまいる所存でございます。いずれにいたしましても、県道上越市にかかわる部分につきましては、県会議員の諸先生とも力を合わせ、今後ともその整備に全力を尽くすつもりでございますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長岩片六良君) 本山教育長。         〔教  育  長  登  壇〕 ◎教育長本山松郎君) 公立高校普通科学級減に対する市の対応について、普通科のみ減となった理由等につきましてお答えを申し上げます。 県教育委員会では、公立高校入学定員学級数につきましては例年志願者のおよそ1.10倍を目安として定められていることは御案内のとおりでございます。したがいまして、志願者数の増減に伴い、原則としてこの1.10倍を基準として高校学級数が決定されるとのことでございます。県教育委員会では、上越地区において中学校卒業者数がふえ続けてきたことや、生徒の強い普通科志望傾向を受けまして、昭和61年度には高田高校に1学級、さらに昭和62年度には高田高校に1学級北城高校に1学級直江津高校に1学級の計4学級を、生徒数急増対策臨時措置として増設をし、糸魚川高校につきましては、昭和63年度の1年間のみ1学級増臨時措置をとったとのことであります。しかしながら、上越地区において昭和62年度の5,180名をピークとして生徒数減少期を迎え、年度末の卒業者数は4.943名となり、昭和62年度に比較し237名の減となりました。このことから、県教育委員会では臨時的措置による学級増の目的は解消されたとして、これまで臨時措置でふやしておりました4学級のうち年度は1学級を残して3学級を削減をいたしたのであります。このように生徒数の増減に照らして学級定数、すなわち年度募集定員を決定されたのでありますが、上越地区におきましては特定普通高校への志願者が集中したことなどから、学級減の問題が大きくクローズアップしてきたものと理解をいたしております。このように普通科志向の増加に伴う競争激化の回避を図るベく、関係団体を初め私どもも学級増臨時的措置を継続するよう、県教育委員会に要望いたしてまいりましたが、全県的に適正な配置及び上越地区における生徒数減少の実態や、昨年の定員割れがあったことなどを理由に、学級数の削減の決定を見たものでございます。今後の生徒数の減少によっては、現在臨時に増設となっている1学級についても、さらに削減をされるということも予想されるわけでございます。 なお、県教育委員会としては、今後の生徒急減期を控え、高校の中長期的のあり方を探る高校検討委員会を発足させ、高校適正配置適正規模職業教育の再編などについて検討協議を進める予定であると聞いております。当市といたしましても、現実に見られる生徒普通科志望の増加や特定高校への進学希望などの実情を十分考慮し、県教育委員会に対して適正な学級数維持確保について、今後機会をとらえまた要望してまいりたいと存じております。 なお、特に上越地区にいわゆる倍率が高かったというようなことにつきまして、つけ加えさせていただきたいと思いますが、一つは現在志望者について調整がなされていないのではないかというような御疑問がおありかと思いますが、これにつきましては御案内のように、一たん願書を出しますと、その後県の方で集計をいたしまして、その数を発表いたします。そして、1.10倍以上の倍率になった高校から、1.10倍に満たないところには、生徒の志望の変更ということが行われることになっております。しかし、年度の実情は高田直江津北城高校については、たしか1名ぐらいしか動いていないと思うのであります。当初の目的をやはり生徒たちは変更しなかったという事実がございます。 第2番目には、第2次募集という問題が私ども考えられるのではないかと思っておるわけでございます。数を計算をいたしますと、146名については上越地区高等学校には定員未満の数があるわけでございます。したがって、2次募集をするならば、少なくともこの半数なり、3分の2に子供たちが入れるのではないかと考えますが、現行では公立高校においては私立高校等募集関係もあり、実施をいたしておりません。このことについては、私ども強く定員割れの場合には2次募集をしてもらいたいということを要望してまいったわけであります。 それから、第3番目でございますが、学区制の問題でございます。現在は上越普通科等は1区になっておるわけでございますが、当然このバランスが崩れないようにするには、私は小学区制にすれば、義務教育制度のような形になれば、当然適正な学級の配置ができるかと思いますが、今日その辺についてはまだ問題が解決がされておらないわけでございますが、問題は上越市の特定の学校に集中するということで、例えば県が高田高校北城高校等学級希望どおりに増設をいたしますと、他の周辺の東頸城であるとか、中頸城郡というようなところにも高等学校が存在をしているわけであります。特にその地域の方々は、高等学校がなくなるとか、学級が極めて少なくなるというようなことは、自分たち市町村の存立にもかかわる大変重大な問題としてとらえておるのでありまして、やはり県教委に対しては絶対に学校を廃止をしたり、学級減をしてもらいたくないということを強く要望されております。したがいまして、上越のこの市内高校現実には東頸城からも、中頸城の遠隔の地からも来ておるわけでありますけれども、そのまま県教委現状といたしましては、無制限に集中しているからといって、学級の増を行えないということもお話をされておったわけでございます。 以上のような理由から、私どももいろいろ陳情お願いをしてまいったわけでございますけれども、県内全般の数字の上から実施をされ、実際は上越地区は1.03倍ということで、県の1.10倍を非常に低くなっているというのが実情でございます。 以上でございます。 ○議長岩片六良君) 2番、西沢幹郎君。         〔西 沢 幹 郎 君 登 壇〕 ◆2番(西沢幹郎君) 御答弁大変ありがとうございました。 先に御答弁いただきました県道の問題についてでありますが、確かに県道も年々改良拡幅が進んでおることは私も存じておるわけでありますが、しかしながらこの中ノ俣地区を中心にします横畑高田線、この問につきましては、確かに地権者の問題もございますし、いろいろな事情が絡み合っていることは存じておるわけですけれども、しかしながら現実に毎日毎日の通行にあれだけの不便さを皆さんに強いているということは、現実の問題でございます。また、中ノ俣地区下綱子線におきましても、確かに急な地域でもありますし、地すべりの多い地区でもございますので、なかなか拡幅が思うようにいかないという問題もございましょうが、しかしながらこのままでいきますと、いわゆる横畑高田線のみで、ましてあの地域地すべり地帯でございます。一たび地すべりが起こりますと、ややもすれば孤立状態になるおそれのある地域でもございます。そのような意味からも、ひとつ強力な市長政治力を発揮いただきまして、安心して住んでいける地域として整備してあげていただきたい。このように強く要望するものであります。 また、板倉直江津線につきましても、鴨島―子安間におきましては、確かに大道用水等のところが整備されていくならば広い道路になるわけです。また、先ほども連檐地域市長もおっしゃいましたけれども、現実にあそこを通っていただきますと、ほとんど用水側に住宅としてあるのは1軒か2軒くらいだと思います。あとは全部車庫等の建物がある程度でございます。この辺も考慮いただきまして、先へ送れば送るほど新た住宅が建ってしまいますので、今のうちに何とか手を打っていただいて、早急なるひとつ拡幅お願いしたいと思います。 それから、2番目の普通科学級減の問題でありますけれども、確かに教育長さんのおっしゃることは私も重々承知しておるわけでございます。まず申し上げたいのは、確かに他の市町村高校をなくすというようなことは、これはその地域にとっては大変な問題でございます。私も別に他の町村の高校をやめて廃校にして、高田にみんな持ってこいと、このようなことは申してはおりません。しかしながら、考え方によっては、例えば柿崎高校普通科クラス有恒高校普通科クラス、それから安塚高校普通科クラス吉川高校普通科クラス、このような地域に、例えば吉川、安塚に農業科をふやすとか、あるいはまた有恒高校柿崎あたりですと商業科をふやしてもいいんではないか。その上で例えば高田地域の中に、総クラス数は変わらないにしても、実業科の中に普通科をふやしていけないか、このようなことを昨年も申し上げたわけでございます。上越市内で一番問題とされますのは、いわゆる160点前後の試験点数を持たれたお子さんが、いわゆる公立高校に行き場所がない。一番たくさんの層があるにもかかわらず、その方々は上越市内におきましては実業科を選択せざるを得ない。あるいはどうしても普通科へ行きたいとなれば、私学へ変更せざるを得ない。これが長年にわたる実情であります。どの親御さんに聞いても、受験者に聞いても、やはりせめて工業高校農業高校あるいは商業に行けるレベルで普通科に行きたい。こういう子供さんが非常に多いわけであります。この申し込み数は、私よりも教育長の方がしっかりつかんでいらっしゃる、このように思いますけれども、このような観点からぜひこの辺も粘り強く普通科高校クラスがえといいますか、こういったものも含めてひとつ御努力いただきたい、このように思うわけであります。 実際に今実業科に一たん入ってしまいますと、実業科高校から確かに大学へは進学している子供も多くはおります。しかしながら、いわゆるムードといいますか、そういったものからいきましても、やはり普通科に入った子供たちの方が進学意欲があると、こういうことはやはり否めない問題がございます。ですから、中学3年の時点で既に自分と関係のない、あるいは希望もしない学科の中に、実業科に進学せざるを得ない。この子供たちの切ない気持ちもひとつ酌んでいただきたいなと、このように思っておるわけでございます。 以上のような観点から、ぜひひとつ粘り強く県の方へもお願いしていっていただきたい、このようにお願いいたしまして、再質問を終わらせていただきます。 ○議長岩片六良君) 植木市長。         〔市  長  登  壇〕 ◎市長植木公君) あなたの御指摘のとおり、私も県道板倉直江津線ですか、ここの沿線におりますが、なかなか遅々として進まないということに、非常に焦燥感を感じておるわけでありますが、このことについてはかねがね陳情、請願等を重ねておるわけでありますが、今後ともぜひひとつ関係の皆様方に、願えるならば飛躍的に整備が図れるようぜひ努力をお願いしたいと。また、私たちも一生懸命訴え続けてまいりたいと、こう思っております。 それから、中ノ俣地域についても、私も全く同様に思うんです。中ノ俣が人口がどんどん減ってくる。戸数が減ってくるという一番大きな原因は、やはり行きどまりの部落である。ということは、逆に今言われるような道路整備されるならば、行きどまりの部落でなくなってくる。あるいはさらにまた、その他新しい道路等についての計画等はありますけれども、なかなか具体化しないというような面もあります。ですから、このことについてもひとつ県当局に対しまして強く今後とも訴えてまいりたいというふうに思っております。いずれにいたしましても、先ほど言いますように、それでも新潟県の平均整備率あるいはまた土木事務所管内でも非常に高率ではあるのですけれども、住民にとっては極めて整備改良がおくれているかのごとき印象を与えていることも、私は認めざるを得ない状況ではないかと思いますので、今後とも県の関係の皆様方に強く要請してまいりたいと思っております。 ○議長岩片六良君) これにて一般質問を終結いたします。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。                              午前10時37分 散会...