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12月13日-一般質問-02号

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  1. 燕市議会 2011-12-13
    12月13日-一般質問-02号


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    平成23年 12月 定例会(第4回)    平成23年第4回燕市議会定例会々議録(第2号)         平成23年12月13日(火曜日)午前9時30分開議議事日程 第 1  一般質問本日の会議に付した事件 日程第 1  一般質問出席議員(23名)   1番 小 林 由 明 君     2番 樋 浦 恵 美 君   3番 渡 邉 雄 三 君     4番 中 山 眞 二 君   5番 大 原 伊 一 君     6番 山 﨑 雅 男 君   7番 タナカ・キ ン 君     8番 田 村 善 典 君   9番 塙     豊 君    11番 丸 山 吉 朗 君  12番 中 島 義 和 君    13番 齋 藤 紀美江 君  14番 長 井 由喜雄 君    15番 齋 藤 信 行 君  16番 中 島 清 一 君    17番 中 條 征 男 君  18番 阿 部 健 二 君    19番 渡 邉 広 宣 君  20番 土 田   昇 君    21番 田 辺   博 君  22番 本 多 了 一 君    23番 齋 藤 廣 吉 君  24番 大 岩   勉 君欠席議員(なし)欠  員(1名)説明のため出席した者の職氏名  市  長 鈴 木   力 君   副 市 長 菊 地   剛 君  教 育 長 藤 澤 健 一 君   総務部長 南 波 瑞 夫 君  企画財政 岡 本 泰 輔 君   市民生活 星 野 友 栄 君  部  長             部  長  健康福祉 小 平 松 雄 君   商工観光 赤 坂 一 夫 君  部  長             部  長  農林部長 田 中 勝 美 君   都市整備 山 岸 正 義 君                   部  長  教育次長 斎 藤 純 郎 君   教育次長 冨 森 ゆみ子 君  総務課長 金 子 彰 男 君   企画財政 五十嵐 嘉 一 君  兼選挙管             課  長  理委員会  事務局長  生活環境 水 野 和 昭 君   福祉課長 本 間 弘 之 君  課  長  商工振興 矢 部 健 二 君   商工振興 高 橋   博 君  課  長             課 主 幹  生産振興 大 平 静 夫 君   都市計画 五十嵐 一 夫 君  課  長             課  長  土木課長 伊 藤 堅 一 君   営繕建築 内 山 喜 昭 君                   課  長  農  業 本 多   弥 君   教育委員 須 原   修 君  委 員 会             会 主 幹  事務局長  教育総務 山 田 公 一 君   学校教育 長谷川   斉 君  課  長             課  長  生涯学習 服 部 雅 之 君  課  長職務のため出席した者の職氏名  議会事務 島 田 貫 夫 君   議会事務 堀 越   基 君  局  長             局 参 事  議会事務 丸 山   篤 君   議会事務 酒 井   緑 君  局副参事             局 主 任          午前 9時30分 開議 ○議長(大岩勉君) おはようございます。ただいまの出席議員は全員で23名で、定足数に達しております。  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程はお手元へ配付したとおり進めたいと思いますので、ご了承を願いたいと思います。 △日程第1 一般質問 ○議長(大岩勉君) 日程第1 市政に対する一般質問を行います。  最初に、9番、塙豊君に発言を許します。 ◆9番(塙豊君) 皆さん、おはようございます。それでは、通告に従いまして一般質問を始めたいと思います。  平成20年9月議会において、燕市は全国に先駆けて教育立市を宣言いたしました。その宣言文前文では、「先人の偉業が新しい燕市全体の財産となったことを機に、この偉業を継承し、人をまちづくりの原点として、豊かな人間性と創造性を備え、郷土に愛着をもった人づくりを市民とともに推進するため」にと理念を述べております。この宣言採択する以前より、基礎学力の定着に力を入れ、学習指導補助員や介助員の充実に燕市は行政として力を入れてまいりました。この基礎学力の充実は、公教育の現場においては永遠の課題と言っても過言ではありません。基礎学力がしっかりと定着してこその確かな学力の向上が図られるということは言うまでもありません。全国有数の教育県と言われる富山県、長野県などでは、戦前から県を挙げて教育力向上を図り、現在に至っているということを考えると、一朝一夕に克服できる課題ではないとは思いますが、燕市としてこの課題に真正面から取り組む決意を示した以上、着実に成果を上げていかなければならないと考えます。  そこで、お伺いしますが、教育立市宣言から3年が経過した現在、学校教育現場における課題についてお聞きをします。一般的に言われているのが教員の資質の向上、雑務が多く、子供と向き合える時間の減少、保護者との関係、地域との状況などでありますが、燕市教育委員会としてはこれらの課題を克服するために現状をどのように理解し、対応してきたのか、また今後どのような対応をとるつもりかお考えをお聞きしたいと思います。  また、教育力の向上、学力向上については、学校現場だけにその責任を押しつける問題ではなく、家庭、地域の連携も欠かせぬ重要な問題であることは言うまでもなく、その点についての認識と問題点についてもお伺いをしたいと思います。  次に、小中学校の新学習指導要領の導入に伴う影響評価についてお聞きします。小学校においては平成23年度より、中学校においては平成24年度より、新学習指導要領により年間の授業時間数が小学校では35時間から70時間増加、中学校では35時間増加することになります。12月6日の新潟日報によると、長期休暇の日数を減らす地域や今後検討する地域、今までどおりとする地域など、対応は分かれておりますが、燕市としてはいかなる対応をするのかお聞きをしたいと思います。  小学校で新学習指導要領導入が児童、教師、学校現場に及ぼした影響について、小学校からの報告はどのようなものであったのか、また保護者から意見、疑問を聞いたのかお聞きをしたいと思います。  さらに、現在までに得られている小学校での結果を24年度から実施される中学校ではどのように生かすのかをお聞きをしたいと思います。  次に、開通目前である八王寺佐渡線主要道路新潟燕線の交差点問題であります。皆さんご承知のとおり、燕市の中央通り小高方面から新町、それから穀町とアクセスするあそこの道路であります。そこの渋滞問題と現在実施されている穀町地内での定期朝市問題についてお聞きをしたいと思います。この八王寺佐渡線道路改良における最大のメリットは、弥彦線ガードの改良と燕東小学校付近の歩道の確保であります。工事着工以前は、小高方面からの一方通行でありましたが、工事完了後は新町地内は中央通り方面からも通行可能となります。新町地内においては、道路幅がおよそ11メートル拡幅され、道路両側にそれぞれ4.5メートルほどの歩道が整備されております。この道路整備では、中ノ口川と中央通り側でそれぞれ5.5メートル拡幅されたことになっております。つまり小高方面からの車は、およそ1メートルほど中ノ口川方向に寄って左側通行してくることになります。燕地区の方はご承知と思いますが、この中央通り中央橋付近は、冬場の降雪時、特に定期朝市が催されているときの混雑は十分認識されていると思います。この道路が供用開始されると、中央橋方面の車が小高方面に右折することが可能になります。現在でも小高方面からの車が中央橋方面に左折する場合、かなり急な中央橋の坂道を上ることになりますが、1メートル中ノ口川に寄った場合はどのような結果になるか、また中央橋方面から来た車が右折しようとした場合の取りつけ道路の幅は変わらない状況で、どのような事態が想定をされているのかお聞きをしたいと思います。  次に、一括交付金問題についてお聞きをします。地方分権の流れの中で、より地方にその活用度の自由度が高い一括交付金制度が取り上げられ、政府は今年度1兆2,000億円程度を導入する方針から8,000億円程度と大幅に減額する方針変更をいたしました。これは、地方自治体で一括交付金導入に対するその後の財源確保の難しさが原因とされておりますが、燕市当局の認識をお聞きをしたい。今後制度上の問題はともかく、一括交付金国庫補助金から姿を変えていくことは確実な情勢でありますが、燕市の財政を預かる部署としては今後どのような準備、対応が必要と考えるかお聞きをしたいと思います。  これで1回目の質問を終わります。 ◎市長(鈴木力君) おはようございます。それでは、塙議員のご質問に順次お答えいたします。私のほうからは、3番目の財政問題につきまして、1番目の教育問題の(1)については教育長から、それ以外の項目につきましてはそれぞれ担当部長のほうからご答弁させていただきます。  一括交付金が燕市の財政に及ぼす影響と評価についてというご質問でございます。細かい点につきましては、別途2回目以降の質問で担当部長がお答えする形になると思いますが、まずは私のほうから一括交付金制度についての基本的な認識をご答弁させていただきたいと思います。本来ならばこの一括交付金というのは、民主党が当初1丁目1番地というふうに政策として掲げておりました地域主権の推進、これを実現するためにいろいろと検討されていくべきものでございますけれど、どうも現実にはその動きを見ていると歳出削減の方便として使われる危惧がなきにしもあらず、そんなふうに私としては受けとめておりまして、あまり現時点では評価をしておりません。ただ、来年度は配分の対象が都道府県と政令指定都市に限定されるということで、当市を含みます一般の市町村については先送りになっていると。それは、議員ご指摘の問題もあってということだろうというふうに認識しております。市町村向け地域自主戦略交付金は、年度間によって事業費の変動が非常に大きい、そして必要額の確保が本当になされるのかどうか、いろんな課題があると思っております。この辺につきましては、同じ思いを全国の各市町村の首長さんたちお持ちのようでございまして、その辺の課題につきまして市町村の意見を十分に踏まえるように全国市長会を通じて国に要望しておりますし、今後も引き続き要望してまいりたいというふうに考えております。 ◎教育長(藤澤健一君) おはようございます。私のほうから1番、教育問題の(1)教育力向上学力向上についてお答えいたします。  まず、学校現場の課題についてでありますが、子供たちを取り巻く環境やその成長や発達の違いから、主体的に学習に取り組む態度や学習意欲に差が見られ、学習に対する児童生徒の意識は多様化していると認識しております。そういう現状に対し、これまで教員が個々の児童生徒の実情に応じて個別指導を実施してきたところであり、今年からは燕長善タイムというクラス全体指導の中で集中力や基礎学力を高める活動を実践してきているところであります。今後の学力向上を図る取り組みとしては、わかる授業の実践を通して子供たち学習意欲を高めることはもちろんのこと、家庭学習習慣の確立を推進してまいりたいと考えております。そのためには、現在も取り組んでおります早寝早起きごはん運動ノーテレビノーゲーム運動などを家庭の協力を得ながら一層推進してまいりたいと考えております。  また、学校教育に対する地域の支援も不可欠と考えておりますので、平成21年から実施している学校支援地域本部事業をより活性化させるため、研修や先進地視察などを強化してまいりたいと考えております。これまで以上に家庭、学校、地域、行政が連携する体制を構築して、教育立市宣言に言う市民とともに推進する人づくりに取り組んでまいりたいと考えております。 ◎教育委員会主幹(須原修君) 私のほうからは、新学習指導要領完全実施についてお答えいたします。  小学校では、今年度からの完全実施に向けて移行措置期間を使って準備をしてまいりました。授業時数は、移行期を含めて1週間に小学校の低学年は2時間、中高学年で1時間増えましたが、子供たち学校生活のリズムにすぐなれ、影響は少なかったと聞いております。また、各地区の小学校で協議し、夏季休業期間の調整などを行い、授業時数の確保を図っております。一方、教師たちは、新しい指導内容子供たちによりよく理解させるための教材や授業のあり方を研究し、校内研修に日々努めております。  中学校では、現在来年度の新学習指導要領完全実施に向けて、移行措置を活用して郡市研修会を開催し、指導計画についての準備をしております。また、各学校では既に今年度から新しい指導内容を想定した授業についての校内研修を重ねることで新年度に向けた準備を進めているところです。授業時数の増加の対応につきましても、小学校の例に倣い、来年度に向け、学校間で協議しております。  以上であります。よろしくお願いいたします。 ◎都市整備部長(山岸正義君) おはようございます。私のほうからは、2点目の八王寺佐渡線道路改良事業につきましてお答えをさせていただきます。  八王寺佐渡線道路改良事業は、今年度末で事業完了し、開通する予定となっております。本路線と主要地方道新潟燕線とが交差する中央通1丁目交差点につきましては、中央橋北詰め交差点との距離が短く、さらに傾斜部となっていることなどから、幾つか問題点がございましたが、燕警察署と県警本部及び県三条地域振興局との交差点協議で、できるだけ交通に支障のないよう配慮してきたところでございます。  議員ご質問の1点目、小高方面から中央橋方面への左折につきましては、中央橋寄りに道路ができることから、さらに距離は短くなりますが、完成後は道路の高さが幾分か上がることから、傾斜は以前より多少緩やかになります。さらに、交差点が大きくなり、容易に曲がれるものと考えております。  2点目の中央橋方面から小高方面への右折につきましては、現道が側道を備えた高架部であり、道路の拡幅を行っての正式な右折レーンを設置することができませんでしたので、右折を可能とした誘導ラインにより対応することとしておりますが、特に朝夕の通勤、帰宅時においては、中央橋橋上まで渋滞するのではないかと想定をしております。  なお、毎月3と8のつく日に定期市が開催され、これに伴ってサンロード宮町通りが全面通行どめになることにより、改良された中央通1丁目交差点付近で交通交雑が生じてしまうのではないかとの懸念はありますが、P.112開通後の交通動向を把握しながら、今後吉田地区や秋葉町方面から燕労災病院方面へのアクセス路について議論していく場面で、商店街の方々や関係者と協議してまいりたいと考えております。  以上でございます。よろしくお願いをいたします。 ◆9番(塙豊君) それでは、2回目の質問に入らせていただきます。  まず、教育問題であります。教育立市宣言の前文の中に、皆さんもご承知のとおり、さっきも私も読みましたけども、豊かで創造性のあふれる、郷土に愛着を持った子供を育てるためといって、燕市としてはこれは教育立市宣言以前から教育指導補助員だの介助員には力を入れてやってきたと、こういう経過もあります。ですから、私は基礎学力とか、そういうものについてというのは、別に教育立市宣言の中で特別どうとかという問題ではないと思うんです。私は、この前文にあふれた精神を実現するために一番今必要なことは何かというと、やはり次期の燕のリーダーを育てていくと、リーダー足り得るお子さんを育てていくということが一番大切なんじゃないかなと。そのためには、まず私は今自分の力をうまく発揮できないお子さん、能力はあるけど、なかなかうまく発揮できていないというお子さんが大変いっぱいいらっしゃると思います。燕で実施されたNRTの結果などもちょっと分析させていただいたりなんかすると、非常にもうちょっとという子がいっぱいいるんです。かなりいいとこ、学力高いなと思うんだけど、もうちょっと頑張ればもっとすばらしくなれるというお子さんがいっぱいいるはずなんです。そういうお子さんをいかに育てていくかと。公教育で基礎学力の定着というのは、当たり前のことであります。燕市として今後力を入れる部分としては、私は実力を発揮できていないお子さん、能力をうまく生かせていないお子さんにどううまく結果を出していただくかというところに尽きるのではないかなと思うんです。そのための方策を探っていくのが今私の一番お聞きしたかったことなんであります。そこに対する踏み込みがちょっとないんですけども、その辺についてもお聞きしたいと思います。  それと、先般私ども西燕地区で防犯の会議がありまして、そのときに燕中学の校長さんが来られましてこういうことをおっしゃった。燕中学の現状としては、ある学年が学力ちょっと問題があると。その結果として、家庭学習の時間が当然そのお子さんたちの学年は少ないと、こういう指摘をされたんです。私は、そこでちょっと疑問に思っているんですが、毎朝散歩をするのが私日課になっておりまして、私相当早い時間に行くんですが、大体遅くても6時半ごろにはもううちに帰ってくるような散歩の時間です。そのときに燕中学へ自転車で行くお子さんに結構会うんです。ということは、もう7時ごろから部活があるんだなと。朝早くから親御さんも子供さんも大変だなと。現実そんな時間皆さんも見かけたことがあると思うんです。さらに、帰ってくるのは何時ごろかというと、一応部活が終わって帰ってきてからまた出かけていくわけです、今度はクラブスポーツだといって。それで、夜の7時、8時ごろまでまた練習してくるんでしょう。一体どうやったら家庭学習の時間を確保できるんですか。家庭学習の時間が少ないと校長さんの言うのも私はもっともだと思うんですけども、時間の確保とか、子供さんにそれどう対応させろと言っているんでしょうか。中学も2年生の終わりぐらいになるとかなり体力もついてくるということで、ある程度のことは私も可能だと思いますけど、中学校1年生だとか2年生になりかけのときなんていうのは、それだけハードなことやっていりゃそんなうちへ帰ってきて家庭学習に取り組む時間なんてあるととても私には考えられない。疲れてしまってバタンキューというのが、大体御飯食べて寝る、おふろ入って寝るというのがやっとやっとというのがこれごくごく常識的な物の考えだと思うんですけど、学校としてはじゃどうやって家庭学習の時間を確保していこうと考えているのか。私は、どうもちょっと二律背反のような気がしてしようがないんですけど、その辺についてもちょっとご答弁をお願いしたいと思います。  それから、今回私が一番気になっているのは八王寺佐渡線であります。ただでさえあそこは冬場は物すごく込みます。特に市日などといったら、朝晩はもう燕駅あたりまで渋滞するのは当たり前であります。今までは、中央通り方面から来た車は直進と右折だけだった。今度は、左折もできるわけです。今度中央橋からおりてくる車は、右左折、直進、みんなできるんです。それで、今の中央橋取りつけの橋の幅は変わりません。広げることはないわけですから、変わらないわけです。そうすると、中央橋おりてきた車が右折する車が1台あったら、もう後ろはつっかえてどうにもならないです。誘導道路を先ほど部長さんつけるとおっしゃったけど、たった1台ぐらいが交差点の中に入れたって、2台つながったら今度緊急車両が来たときどうするんですか。にっちもさっちも動かないです。またちょっと右折のやつをとれば、朝晩は路線バスも通っております。路線バスが中央橋に上がるなんて、あの幅をどうやって上がっていくんだか私は疑問でなりません。今の状況でも路線バスが冬場、降雪時なんかだとかなりおっかながって上がっていきます。それが今度右折誘導路が入ったら、入っていけませんよ、路線バスは。すると、まだまだ渋滞はどんどんと続きます。  それと、私はここに、新町と東小学校付近に歩道が完全に完備されたことは大変に結構なことだと思います。ただ、中央通りには歩道がないんです。特に中央通3丁目方面から来ると、中央通1丁目も早川パーマ屋さんあたりまでは何とか子供の通れるとこあるんですけど、あそこから先はもう完全に歩道がないわけです。そうすると、今までは1本小高寄りの道を通学路に使っていたんです。だけど、今度子供の通学安全対策というのはどういうふうに考えていくんだろうかと。私は、今恐ろしいのは、町なかというのは非常に高齢化が進んでいるんです。どこの地域も同じだと思います。ともかく緊急車両というのは、救急車も含めて、もういつでもすっと走れないと困る状況だと私は思うんですけど、今の今回の道路改良では私はすっと走れなくなると思うんです。この事業は、もう今から十七、八年前に採択されて動いてきている。これ合併後もずっとこの工事、皆さん、土木関係の方やってこられたわけです。じゃどう対策をとるのかなんていうのは、もう4年も5年もかけて対策考えてきたんだろうけど、結果的には対策がないというのとイコールなんです。私は、少なくとも穀町地内の市日はやめてもらえばいいんじゃないかなと思うんです。現状でも私あれ市日に出ていないと思うんです、何軒の方も。ですから、あそこを常に通れるようにするだけでもやっぱり若干というか、かなり違う要素が生まれると私は思うんですけども、こういうことに対する、いや、今後これから、先ほど部長の答弁では、これから開通してから道路の交通状況見ながら考えますというんだけど、それじゃ遅いでしょう。何でもやるには先手を打つというのが必要で、やっぱり予想できる危機に対しては、状況に対しては先手を打っておくというのがこれ絶対条件であります。  先ほど部長の答弁の中で、ちょっと傾斜を緩くしたから、そんな曲がりにくくないだろうと、こうおっしゃるんだけど、中央橋おりてきたところの坂がこうちょっと緩やかに少しなれば、今度集中豪雨が来たときどうしP.115ますか。今まででも幸町方面、中央通り裏通り地域は、物すごく水が出るんです。今度またあの1時間に50ミリなんていう雨が降ったら、あそこはまたいい流れあんばいでもってとっと、とっと流れてこっちへ、要するに今までの状況の悪いほうへ、悪いほうへ流れていくんです。だから、道路を改良すれば、それ交通の部分の問題はある程度解決する可能性もあるけども、今度は水の排水対策ということになれば逆効果だというところもあるわけです。だから、そういう状況に対して皆さんはどういうふうにお考えなのかなと。私は、総合的に判断していただきたいんです。これを片づけばこれじゃなくて、これもあれも片づけられるようなことを考えないといけないんだと思うんです。それをきちっとしていかないと次のステップへは進んでいけないんじゃないんですか。やはりあそこせっかく直したんだったら、私は左折は本当に大変だと思います。橋の傾斜、あれは変えたというけど、1メーター向こうに寄るんですから、要するに急になるのは間違いないんです。特に降雪時は、あそこなかなか消雪パイプの出がよくないんです。だから、朝ちょっと早い時間になると、上っていけない車なんかが出るのはもう当たり前のようなことだった。私は、あの地域に長くおりましたんで、よくわかるんですけど。ですから、私はもう非常にあそこのことが心配なんです。  それと、今信号機もありますけども、その信号機に、例えば今度上は中央橋のとこ北詰めというんですか、あれ上り切ったところのやつは右の矢印がありますけど、おりてきたところのやつ、今度右に矢印つけますか。それは、交通状況の様子を見てからということですか。少なくともどういう状況になるか少しシミュレーションをされて、それで対応していただくのが私は一番筋だと思うんですけど、そういうシミュレーションというのは皆さんの中でしてこられたんですか。私この話は3年ぐらい前からたびたび申し上げていると思います。一般質問では取り上げてきませんでしたけども、現実として私は非常に心配しておったんで、このことは土地整備のほうの方にも何遍もお話ししたと思いますけども、それに対して、それは確かに中央通りのところは県道でありますんで、県の管轄でありますんで、なかなか簡単に燕市がどうたらとは言えないのはわかっておりますけども、そこの交通のアクセスの問題、渋滞と危険の解消というのは、やはりもうちょっとわかるような取り組みをしていただきたいなというのが私の偽らざるとこでありますので、その辺についてもう一遍答弁してください。  それから、最後に一括交付金でありますが、確かに市長おっしゃるとおりこれ一括交付金は今政令指定都市と県というレベルで、それも先ほど市長が言ったように事業費の変動が非常に大きいんで、みんなおっかながってやっぱり減らして、希望をあまり、抑えたというのが実情であると思います。しかし、先ほどの話と重複しますけども、やっぱり地方分権の1丁目1番地というのはこれゆるがない事実でありますんで、この一括交付金制度というのがこれ今後導入されてくるであろうとは私も考えております。しかし、地方一括交付金制度が導入された場合、私はいわゆる補助金がなくなって、これ教育と社会福祉は別だというふうになっているそうでありますから、それ以外の分野、例えば道路建設だとか、いろんな改良事業だとか何かのいわゆる特定補助金というのはなくなっちゃうわけです。そうすると、自分たちの補助金、いわゆる一括交付金の中でそれをどう運用していくかという問題になってくるわけです。そうすると、今まででも地方交付税というのはお金に色がついていませんので、本来の趣旨と違うところにも使って部分は非常にいっぱいあるわけです。そうすると、今度それをある程度、いわゆる国庫補助金、国庫負担金の部分がそういう一括交付金になってくると、財政当局としてはこれ大変な問題だと思うんです。これ企画財政部長さんにお聞きしますけども、こういうことを予想して、導入されることを予想すると、企画財政部としてはどういうことを考えたらいいんだろうかと、それを私はちょっとお聞きしたいんです。というのは、1つは財政規律をどうやって守っていくのかということと、それと財政課の職員が非常に今度また負担が重くなってそこに長くいると。財政課の職員が長期的にそこの財政の職につかなきゃいけないという危険を私は感じるんですけど、そこら辺についてはいかがなお考えをお持ちか答弁をお願いしたいと思います。  これで2回目の質問を終わります。 ◎教育委員会主幹(須原修君) まず、議員ご指摘の次期の燕のリーダーを育成する、いま一つ力が発揮できない子供たちをどう育てていくのかと、こういう大変大きなご質問いただきました。今ちょうど新学習指導要領の改訂期に来ております。小学校は今年から、中学校は来年度からと。そこで、今まず子供たちに求められている、生きる力ですよね。生きる力のもとになっている、今我々が意識を図っているのが思考、判断、表現力、これをどうやって養っていくか。さらに、今授業の中で我々が特に力を入れているところが、今までの議員ご指摘のように、基礎学力を使ってどうやって今この社会の中で起こっている課題に結びつけて、子供たちにその力を生かす、結びつけていくんだよ、それが一番大事なんだよということを取り扱う授業に変換してきている。でありますから、我々一番やらなきゃいけないのは、教師たちが子供たちに世の中のどんな仕事につく人間になりたいのかといういわゆる目的意識。それからもう一つは、授業の中でやる気を持たせる、学習意欲をどうやって持たせていくか。そして、3つ目の力としては習慣です。定着させる習慣力をつけていくと、こういうことへ今躍起になっているところであります。それで、燕市としては特に中学校、小学校の先生たちにいわゆる目的意識をしっかり持っていただくために高等学校の視察、小中と来て高校、それから先進校視察をしていただいて、さあ、生きる力をどうやってはぐくんでいるんだというところをしっかりと見てきてもらう。そうやっていただくことによって意識化を図ると。そして、自校化へと。今一番問題となっているやる気になり、目的意識、そして習慣化をどう図るか。さっき議員からご指摘ありましたが、その習慣化で、例えば学校サイドでは中学校区ごとに、小学校、中学校、同じ母体でありますので、行ってきたその勉強を身につけるための自校化をどう中学校区で図っていったらいいのかということを一緒にやってもらうというふうな形で、かつ保護者にやはり投げかけていかんきゃだめだろうというふうな形で、各中学校区ごとで小学校、中学校協力した形で家庭学習の大切さを発信し始めているところでございます。いずれにしましても私ども行政と学校と、それから地域が一体となった形で新しい方向へ、そしてよりよく生きる力を学べるようにというつもりで今一生懸命やっているところでありますので、どうかよろしくお願いいたします。 ◎都市整備部長(山岸正義君) 八王寺佐渡線につきまして、今議員さんから幾つかの指摘をいただきました。当然のことでありますけども、中央橋から堤防等、今の中央通りの交差点の関係につきましては、議員ご指摘のとおり、もう高さ、また長さ等も決まっておりますんで、物理的にはちょっとできない面がございます。先ほどもご答弁申し上げましたけれども、ここまでいろいろ関係方面と協議を進めてきましたんでありますけれども、今いただいた何点かのご指摘につきましては、開通までにもう約3カ月といいますか、あと幾らも時間はないんでありますけれども、再検討をいたし、何とか対応できるものについては少しでもよくなるような状況に持っていきたいというふうに考えております。開通までにすべて可能になるというのは、ちょっと申し上げられないところであります。この点は、ご理解をいただきたいと思うわけでございますけれども、何点かいただきましたことにつきましては再検討させていただきたいなというふうに考えておりますので、何分のご理解をお願いをしたいと思います。 ◎企画財政部長(岡本泰輔君) 私からは、一括交付金の問題についてお答えをいたします。  まず、1点目の財政規律をどう守っていくのかというご質問でございますが、一括交付金に限らず基本的な事業を行う予算を組んでいくときの考え方といたしまして、当然のことでございますが、財源があるから、使うのではなくて、必要な事業があって、何かいい財源はないかなということで、財源があるから、使うのではなく、必要な事業に財源を充てていくと。この場合でありますと一括交付金を充てていくということになるのかなと。この予算編成の鉄則を今まで以上に貫いていくという、そういうことかというふうに思っております。  一括交付金が入ることによって財政部局の負担が重くなるのではないかということでございますけれども、この点につきましてはこの交付金全体通しての考え方といたしまして、地方団体のほうでみずから必要なものを考えて、どういう事業をやっていって、どういう機能を備えたものをつくっていくのかということみずから考えて、それに予算を重点的に配分をしていくという、そういうことかと思いますので、財政部局に限らず、全庁的に職員のそれぞれの個々の能力であったり、そういうものが求められていくのではないかなというふうに考えております。  それで、財政部局の負担が重くなって職員の在職年数が長くなるのではないかというとこでございますけれども、繰り返しになりますが、全庁的に今地方分権ということで個々の能力を高めることが求められているとこでございますので、職員全体の底上げを図っていって、どういう人事ローテーションがいいのかというのはまた人事担当部局のほうで検討されるということかと思いますが、職員全体の底上げを図っていくということが必要ではないかというふうに考えております。  以上でございます。 ◆9番(塙豊君) それでは、最後の質問に入らせていただきます。  教育問題でありますが、私地域との連携、家庭との連携という、ここ一番難しいんじゃないかと思うんです。確かに今学校支援地域本部という制度を燕として取り入れて、各小学校、各中学校でいろいろとやっていられるのはよくわかっております。燕市で今やっている緊急雇用対策という政府が不況対策でやったやつが、3年時限立法でやっているやつ、来年度最後ですよね。そうすると、燕の学習指導補助員の方や介助員の方が、これの制度に乗っかって配分されている方が相当多いと思います。でも、この予算が来年でちょうど使い切りでなくなると、それ以後はどう対応するんだろうなという心配もあるんです。それに対応するために、私学校支援地域本部というのがどういう活動ができるのかなというのは注目して見ておりますし、来年度までにそれだけの成果を上げられるような、支援本部として成長していただけるようなことは期待しております。  また一方で、先ほど主幹のほうから答弁あったんですけど、家庭の子供へのいわゆる学力向上とか、そういう面に対する、子供の成長ということに対する関与というのが私は非常に今難しい状況に来ているんじゃないかなと思っているんです。これは、いろんな方がいらっしゃるんで、あれなんですけども、ただモンスターペアレントとか、いろんな多様な問題もあるし、そういう中で学校、教育委員会、行政として個々の家庭に干渉するという、学校としても物を申すというのはなかなか難しい部分がいっぱいあると。そんな中で、いわゆる家庭と保護者と教育現場というのをどうつなぐのかというのは、私はもうちょっと皆さんの思っている以上に難しい問題ではないかなと。そこに今までうまく力を注げなかった、うまくシェアできなかった、分かち合えなかった部分がこうやって残っているんじゃないかなと私は思っているんですけども、この分野については私いま一遍、もう一遍答弁求めますが、これはこれがいいという決め手はなかなかないとは思いますけども、せっかく燕市は教育立市宣言をして、まちを挙げてということになっているわけですから、これはもう保護者の方たちにもそういう思いをしっかりと伝えるという方法論を考えなきゃいけないのかなと思っておりますんで、そこのところについてはいま一度答弁をお願いします。  それから、八王寺佐渡線ですけども、確かに具体的に何をせいというのは非常に難しいと思います。ただ、いわゆる状況が非常に私は心配なことがいっぱいあるんで、課題をちょっと整理されて、ともかく安全対策には十分な、開通のときには、留意をされて、実行できるように、これは今先ほど山岸部長も答弁されたんで、これ以上は言いませんけども、ともかく安全対策ということについては私は十二分に配慮をいただきたいと、こう思っておりますんで、ひとつその辺についてはいま一度お願いをしておきます。要望しておきます。  最後に、企画財政部長さん、私は何を心配するかというと、交付税の算定の中にも、下水道事業が交付税に算定されて交付金来ているはずなんです、どれぐらい入っているかというのは別に。でも、いまだかつて入っている下水道事業の交付税が下水道事業に反映されたことなんかないでしょうというんです。ほとんど反映なんかされていないでしょう。3億円、4億円とあったって別に反映されていない。だから、お金に色がついていないから、そういうことになりやすいわけです。  私がもう一つ心配なこと言っておきます。今まで行政の方は、何かこういうことをやってもらえないかと言うと、是非とも有利な財源を見つけて対応してまいりたいと思いますとおっしゃいますけど、今後その有利な財源というのは一括交付金制度が導入されるとなくなるということなんであります。ひもつき補助金というのもなくなってくる可能性ある。そうすると、いかに一括交付金の中で原資として対応していくのか。また、燕市もそんな財政力が特別いいというわけではありませんから、交付金で事業費として残って自前で出さなきゃいけない部分が基準財政需要額にきちっと反映されて、いわゆる地方財政計画の中できちっとやれるような目算が立たないうちはなかなかこの制度は難しいのかなとは思っておりますけども、私はそのことをあえてここで申し上げて、私の一般質問終わります。 ◎市長(鈴木力君) 最後のご質問にお答えします。  八王寺佐渡線の関係でございますけれど、いろいろご指摘いただきましたことにつきましては、先ほど部長答弁したとおり一つ一つ検討してまいりたいと思っておりますけれど、1点、穀町の定期市、非常に興味深いごP.121提案をいただきました。出店者なり商店街の方々のちょっと意見を聞いてみたいというふうに思っております。 ◎教育長(藤澤健一君) 教育問題についてお答えいたします。  リーダーも含め、すべての燕っ子に豊かな人間性、創造性、郷土に愛着を持たせることは大事だと思っていますし、身につけさせたいというふうに思っています。それからまた、確かな学力も身につけさせたいと思っております。そのためには、議員ご指摘がありました勉強時間確保等、家庭との連携、協力が非常に不可欠だというふうに思っております。やはり今ようやく学校挙げて学力向上に取り組む体制ができつつあるんですけれども、まだ市を挙げてまでいけていない実情があります。本当に今後とも市民とともに推進する人づくりのために地域、家庭と協力できるような地域支援本部事業の活性化も含めて、今後本当に検討していきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 ◎企画財政部長(岡本泰輔君) 一括交付金の問題についてお答えをいたします。  まず、地方交付税で下水の関係が算定基準に入っているけども、それどおり使われていないじゃないかというご指摘でございますけれども、そもそも地方交付税というのは地方団体が自由に使える一般財源ということでございますので、あくまで算定基準に入っているからといって下水に使わないといけないとか、そういうことではなくて、あくまで一般的に抽象的にこれぐらい必要になるだろうという算定に基づいてそこに数値が入っているということでございますので、地方交付税配分が来たところでどういうふうに使っていくかは、まさにその地方自治体の判断ということになってございます。一括交付金になったときにその辺もまた地方団体のほうでどういうふうに、市のほうでどういうふうに、どういった事業をやっていくのかというところでございますけれども、基本的に自由に使えるお金が増えるということは、みずからの責任において、みずからの判断において何をやっていくのかということを責任を持って考えなければならないというところでございます。また、どういった事業をやっていくのかというところの住民の皆さんであったり、議会の議員の皆様に説明をしていくという、そういう説明の能力の部分も求められていくのかなというふうに思いますので、繰り返しになりますけども、全庁を挙げて職員能力の向上に努めていく必要があるというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(大岩勉君) それでは、説明員入れかえのため休憩いたします。          午前10時21分 休憩          午前10時35分 再開 ○議長(大岩勉君) それでは、休憩を解き、会議を再開いたします。  次に、3番、渡邉雄三君に発言を許します。 ◆3番(渡邉雄三君) 通告に従いまして一般質問を行います。今回は、3点にわたり質問させていただきますので、前向きな答弁を聞きたいと思っております。  初めに、地域における支え合う社会の仕組みづくりについて。私たちの住む日本もグローバル化による生活スタイルの多様化、また日本経済の変動によって、そうした中で新しく発生したさまざまな問題も生まれてまいりました。その一つとして、日本の社会は今孤立から支え合いの社会を目指していかなければならないと強く思っております。少子高齢化、核家族化や地域、職域、さらには家庭における人間的なつながりが薄れ、今テレビニュースで連日報道されているような暴力、虐待、いじめなどが日常茶飯事に起こっている。結果として、自殺や他殺、ひきこもり、不登校、心身症、そしてうつ病などが多く起こっております。その背景には、さまざまな要因があると思いますが、その一つとして支え合う心の希薄化、忍耐する能力の弱体化などが指摘されているとこであります。こうした問題は、これまで家庭や個人の問題として等閑視されてきましたが、これからは社会全体の問題として、福祉の一部として早急に対策を講じていかなければならないと思っております。これらのことを解決するためには、孤立社会から支え合いの社会を目指してあらゆる仕組みをつくっていかねばならないと思っておりますが、お考えをお聞きいたします。  私が3月の議会の一般質問で、少子高齢化による人口減少、2025年、14年後には団塊の世代の大半が75歳を迎え、高齢者が最も増加すると見込まれている。本市においても、75歳以上の高齢者が平成23年、1万313名、そうしたことから、今からボランティア、NPOの活動、そして個人の助け合いなど、お互いに触れ合い、人の気持ちが伝わるような共助社会の拡大、生活の中で共助が息づく体制づくり、無縁社会から共助社会への社会のあり方を変えていくことが大事であると、その質問に対して、市長より新年度において新たにプロジェクトチームを立ち上げ、これらの課題につきましては総合的に判断してまいりたいとありましたが、現在までの状況を伺います。  また、3月11日、東日本大震災、未曾有の大災害を通して得た数々の教訓、その一つとして家族の大切さ、支え合う社会、共生社会の構築が今まで以上に大切である。そして、人のため、困っている人のために我が身を惜しまずボランティア活動を通して行動する。その中で、活躍する一人一人にも活動の果実がもたらされるボランティアポイント導入を通して、ボランティアを始めようとする人、活動のきっかけや活動継続の励みにしていただきたいとの思いで6月議会で質問をさせていただきました。支える方、ボランティア人口を増やす必要があると思いますが、どのような施策を講じて拡充していくのかお伺いいたします。  また、今ボランティアをしてくださっている方々を見ますと、高齢化がかなり進んでおります。後継の人材をどのように育てていくのか伺います。  そして、施設に入所できない高齢者世帯の方々への支え合いの仕組みをどのようにつくっていくのかお伺いいたします。  2点目に、三条燕インター駐車場設置についてでございます。昭和53年に高速道路が整備され、それに伴い高速バスが運行されるようになってから長い年月がたちますが、いまだに高速バスを利用する方々のための駐車場が整備されておりません。本来であればインターが整備されると同時に駐車場も整備されるべきでした。今も毎日40台ぐらいが路上駐車しており、駐車禁止スペースにも3台、4台と駐車しております。燕市に来る県内外の観光客が一番最初に目にする燕の玄関口にもかかわらず、景観も非常に悪いし、駐車場設置を求めている市民も数多くおります。駐車場設置をしていただきたいが、いかがかお考えをお伺いいたします。  そして、今日まで駐車場設置に向けて手を尽くしてきたと思いますが、これまでの経緯を聞かせていただきたい。  また、車を三条燕インターバス乗り場付近でとめて公共交通を利用することにより、市街地の渋滞緩和と環境改善に寄与すると思うが、いかがかお伺いをいたします。  また、3点目には、住宅用火災警報器設置についてでございます。今年6月1日から住宅用火災警報器が義務づけられましたが、現在の設置状況はどのようになっているのか。これから本格的な冬季に向け、暖房器具の使用時間も増えます。また、今年の冬は節電対策もあって、ファンヒーターから電気の要らない石油ストーブを使用する世帯が増加するようになると火災の発生率も高くなることが予想されます。  以前三條新聞の合流点に66歳の主婦の方からの投稿がありました。それは、「火災警報器で助かりました。火災警報器義務化に感謝しております。10日の」、10月の10日でございます。「10日の日の夕食後、余ったみそ汁を悪くならないように火を通しておこうと思って、火をつけてテレビの部屋に行って、マラソンに気をとられて火をつけたことをすっかり忘れてしまったんです。火災警報器が「火事です。火事です。煙が出ています。煙が出ています」と3回、4回言って聞かせてくれた。はっとして行ってみたらすごい煙だった。主人にすごく怒られましたが、自分が火をつけたのを忘れたことが悪いと反省して、消防署から2階にも取りつけるように義務づけの規則をつくってくださったことに心より感謝いたします。火災警報器がなかったら今ごろどうなっていることか考えるとぞっとします。本当にありがとうございます」、こういう投稿があったんです。これを考えると、さらなる普及活動に全力で取り組んでいただきたいが、いかがかお伺いします。  また、今日まで市として無償で火災警報器を配布した世帯、また取りつけたところはどのぐらいの数があるのか教えていただきたい。  また、設置していない世帯の家族構成、状況がもしわかればお聞かせいただきたいと思います。  これで1回目の質問を終わります。
    ◎市長(鈴木力君) それでは、渡邉雄三議員のご質問に順次お答え申し上げます。私のほうからは、1番目の①のプロジェクトチームの検討状況につきましてご答弁させていただきます。それ以外の項目につきましては、担当部長のほうから答弁させていただきます。  プロジェクトチームの検討状況についてでございますけれど、今年の5月に職員による高齢者福祉の在り方研究会というものを立ち上げさせていただきました。高齢者ニーズに合ったきめ細かなサービスなどの調査研究を幅広く検討するということで研究を始めたわけでございます。先般研究会の中間報告会というのを行いまして、設置した2つの部会からそれぞれ高齢者に優しい事業、それから高齢者の環境を整える環境部会の2つのほうから説明受けたところでございますけれど、私としては今年震災の対応というのが上半期いろいろあったということで、当初もくろんでいたよりはちょっと遅れぎみなのかなという印象も受けたところでございますけれど、引き続き事業精度を上げるということ、さらには既存の事業と統合化なり連携を図る等々の視点で、引き続き検討を深めるようにという指示を出させていただいたところでございます。  研究会の中から提案のあった直ちにできるという事業につきましては、今般県の補助金を活用しまして補正予算として今定例会に提案させていただきました救急医療キット、こういった導入事業については研究会のほうからすぐに導入しましょうという提案がございまして、今回の補正予算ということに結びついたところでございます。今後さらに研究、検討を深めながら、来年度から新規事業として取り組めそうなものは取り組む、さらにもう少し時間をかけて中長期的な検討を要するもの、そういったものを選別しながら今後の取り組みを進めてまいりたいというふうに思っております。 ◎健康福祉部長(小平松雄君) それでは、私のほうからご質問1の②と③についてお答えをさせていただきます。  最初に、ボランティアの拡充をどのように進めていくのかのご質問でございます。現在燕社会福祉協議会で地域を支える人づくりとしてボランティアセンターを設置し、ボランティア活動したい人、受けたい人、グループの活動の相談や紹介、さらに活動の推進に役立つさまざまなボランティア情報の収集に努めております。これら集めた情報を提供するため、ボランティア情報紙を発行し、さらにボランティア活動を広く理解してもらうための講座や交流会などを実施し、ボランティアリーダー養成講座なども実施しながらボランティアの拡充に努めているところでございます。  次に、ボランティアの高齢化による後継の人材をどう育てていくのかというご質問でございます。議員言われるようにボランティアの高齢化やボランティアニーズの変化など、ボランティアを取り巻く状況は近年大きく変化してきております。このため燕社会福祉協議会では、市内の小中学校や高等学校に出向き、福祉体験や環境、防災などの体験教室を開催し、支え合いの心をはぐくむとともに、社会福祉への関心を高めてもらっております。さらに、夏休みを利用したボランティアスクールの開催や福祉教育担当者会議を開催するなど、学校や地域における福祉教育の充実を図るなど、人材育成に努めているところでございます。また、地域で活躍している方々を対象に、ボランティア大学等の開催やボランティア発掘養成講座を開催しながら人材発掘に努めているところでございます。地域の支え合い活動を支援する仕組みづくりとして、地域支え合いマップや公共領域でのポイント制度などにより、ボランティアに対し、親しみや関心を持ってもらえるような施策について今後も調査研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◎市民生活部長(星野友栄君) 私のほうからは、2、三条燕インター駐車場設置についてお答えいたします。  最初に、今までの経過であります。議員ご承知のとおり三条燕インターチェンジ付近に高速バスの停留所が設置され、今日も通勤や買い物などの目的で多くの方々が利用されております。しかし、駐車場が確保されていないことにより、付近道路での路上駐車が多いのも現状でございます。駐車場の設置につきましては、燕市、三条市、警察署、県三条振興局、そしてネクスコ東日本などの関係機関が集まり、幾度となく検討会議を重ねてまいりましたが、この周辺は商業立地区域でもありまして、まとまった用地の確保が難しく、駐車場の設置までにはいかず、今日に至っております。  次に、渋滞緩和と環境改善への寄与についてであります。高速バスの乗り場付近に駐車場が確保されることによりまして、渋滞の緩和、環境改善に寄与できるということは議員おっしゃるとおりでございます。市としましては、今後も引き続き知恵を出し、関係機関などと協議を進め、駐車場の確保に向けまして努力していきたいと考えております。  以上でございます。 ◎総務部長(南波瑞夫君) 私からは、住宅用火災警報器の設置についてお答えをさせていただきます。  住宅用火災警報器の設置につきまして、今まで市が無償で配布、取りつけをした世帯等についてでございますが、現在市では高齢者や障害者の方で一定の要件を満たす方に対して住宅用火災警報器の給付事業を行っておP.127るところでございます。無償となる世帯としましては、高齢者の場合65歳以上のひとり暮らし、または高齢者のみの世帯で、生計中心者の前年の所得税が非課税であることかつ認知症の方で1世帯2台までというふうになっております。また、障害者の場合は、火災発生の感知や避難が著しく困難な障害者のみの世帯で、障害等級1、2級、療育手帳Aの世帯で、設置台数の制限はございません。かつ住民税非課税世帯が無償で設置をできるということになっております。  それから、設置していない世帯の家族構成について把握をしているかというお問いでございますが、燕・弥彦総合事務組合が実施しております調査では、個人情報ということもございまして、なかなか立ち入っての調査は難しいということもあるかと思いますが、家族構成の調査項目ございませんので、設置のない家族構成についての実態については把握されておりません。しかしながら、特に災害時要援護者と言われる高齢者でございますとか障害者のみの世帯などについては今後調査をして、また未設置の世帯には設置についての取り組みといったものも必要であるというふうに考えておるところでございます。  また、住宅用火災警報器の設置については、広く啓発を行うこととあわせまして、地域における防災訓練や講習会などの機会に設置を呼びかけるとともに、自治会に共同購入を働きかけるなど、引き続き取り組みをさせていただきたいというふうに考えておるとこでございます。  以上でございます。 ◆3番(渡邉雄三君) それでは、2回目の質問をさせていただきます。  初めに、市長から、私6月に質問した医療情報キットですが、導入してくださるということで、本当に高齢者の安心、安全に大きくまた前進するのではないかと、こう喜んでおります。  地域における支え合いのことですけども、今後もプロジェクトチームの検討会が継続されると思いますけども、論議を重ねていただいて、全世代の方が住みなれた地域で生涯健やかに暮らし続けるまちづくり、また講じた施策が生活の中で実感できるまちづくりを進めていただきたいなと、こう思っております。  6月にボランティアポイントのことを私も質問いたしました。そのときに全国の50を超える自治体が実施していると。そこで、2カ所の自治体、福井県と稲城市を紹介をさせていただきました。特に稲城市は、制度導入まで2年もの歳月をかけてつくり上げたものでありました。本市もこの地域に合った形を見出していただいて、市民から親しまれる制度を是非ともつくり上げていただきたい。再度ご答弁いただきたいなと思います。  また、幾つかのボランティア活動に参加して思うことでありますが、それは1人の方が複数活動してくださるということでございます。1人の方が多くのボランティアに参加してくださることは、非常にありがたいことであり、敬意をあらわします。また、とうといことですが、1人が10種類の活動をするよりも10人の方が1つの活動をしていく仕組みをつくっていくことが本当の意味での地域の支え合いに大きく前進することと思います。その仕組みをつくっていただきたいと、こう思っておりますが、お話を聞かせてもらいたいと。  また、本市の職員が六百数十名おるわけですけども、その中で地域のボランティア活動に参加している職員が何人ぐらいいるのかなと。また、市の職員は市民の公僕であります。であれば、地域に積極的に出ることは極めて重要であると思いますが、このお考えをお聞かせいただきたい。  また、先ほどボランティアの人材育成という話をさせてもらいましたけども、なぜ必要なのかと。実は、自己満足ではいけないということでございます。受ける側が何を求めているのか、相手も人間であれば当然感情もあるし、機嫌のいいときもあれば悪いときもあります。それを支える側が察知をして、相手が少しでもストレスの解消になったり、また気分がよくなったり、元気になったり、それは支える側の心、行動で決まると思っております。それを習得するためには経験と共助の姿勢が大事であると思いますが、お考えを聞きます。  また、介護施設に入所するには順番待ち、多額の費用がかかります。入所できない方々、高齢者世帯、障害者世帯への訪問ボランティアも今後考えていく必要があるのではないかと、その考えをお聞きします。  また、三条燕インターの件ですが、平成18年12月の議会で、浅野前議員が燕三条駅、三条燕インター周辺の駐車場を含めた環境整備について質問をいたしました。その答弁として、当時の市民生活部長は、抜粋になりますけども、「周辺道路に駐車中の車両対策としてはどうしても駐車場の確保をしなければならないことから、現況の把握のため、燕三条駅、三条燕インター周辺道路の駐車台数と区域を調査いたしまして、高速バス利用者と思われる車両の駐車対策について、東日本高速道路新潟管理事務所を訪ね、協議をしてまいりましたが、なかなか用地の確保及び工事費等の負担等の問題もありまして、難しい状況でございますが、今後とも燕市の表玄関であり、燕三条駅周辺については対策を講じていく所存であります」と。また、当時の助役は、「今内部におきましても、これは前から公団との、いろいろ駐車場の問題で協議を進めておるんですが、公団も今管理組合というようなので、組織が変わったりしてなかなか結論が出せない状況であります。市といたしましては、市の持っている用地の中で駐車場の確保を対応できるかどうか、それを含めまして今担当の部課のほうで検討しておりますので、早急に結論を出して具体化するような方向をとってまいりたいと思っております」と答弁されております。  5年が経過して、今燕三条駅周辺は答弁どおりに整備をされました。しかしながら、三条燕インター周辺に関してはいまだ整備されておりません。数カ月前、駐車違反切符を切られた男性の方から私のところに苦情の電話が入りました、駐車場を整備してほしいと。私もそれ以来週に2回、3回、朝インターの路上駐車のとこに行って台数を数えたり、駐車禁止区域に何台駐車しているのか、また駐車場を利用している方約10名ぐらいでしたか、話を伺いました。毎日利用している人、週に二、三回利用している人、また車を置くのが嫌だから、送り迎えをしてもらっている人、さまざまでしたが、全員の方が駐車場が整備されれば、路上駐車はしたくないと、できれば早く整備してもらいたいとのことでありました。今日も朝7時半ごろ行ってきました。路上駐車が32台、駐車禁止区域に1台駐車しておりました。  また、周辺インターの駐車場を見てまいりました。特に潟東インターは、今も整備中ですけども、390台の駐車場と待合室を建設中と。今年度中に完成する予定と聞きました。その駐車場を見た後、潟東の区役所へ行ってまいりました。担当の方からインターができた当時のこと、いろんな諸問題を乗り越えて今があるという話を伺いました。本市も諸問題があるからこそ今日まで整備ができなかったと、こう思っております。今後は、さらなる努力をしていただいて、駐車場整備を何とかしていただきたいと思います。  また、環境改善のことですけども、新潟市は平成17年から毎年1週間から10日、ノーマイカーデーを実施しております。公共交通を利用しての通勤を通して、CO2の削減、平成22年度ですか、24.5トンの削減ができたと。また、ガソリンを1リッター燃焼すると2.3キログラムのCO2が出るということもわかっております。本市も是非ともこれ実施して、ホームページ等で公開してはどうかなと、こう思っております。  また、住宅用火災警報器につきましては、冬の到来とともに毎日のように今ニュースで火事の報道がされております。消防署の職員の方も本当に連日広報活動、訪問活動を頑張ってくださっております。先日もテレビである高齢者の方の訪問をして、高齢者が「ああ、来ていただいてよかった。わかっていることでも改めて言っていただくと本当に助かる」、そういう話もしておりました。しかしながら、それでも例えば昨年消防署管内で14件の火事が発生して、住宅用火災警報器が設置された住宅は2軒でありました。未設置の住宅が11軒、不明が1軒、今年は11月の9日の時点ですけども、9件発生して、設置した世帯は2軒、未設置は7軒でありました。未設置の世帯が今約36%。  私は、今友人、知人のお宅を訪問したときに必ず部屋を見て「住宅用火災警報器ついている」と聞くようにしております。先日も私が訪問したところは、高齢者の世帯でありました。やはり生活弱者世帯が設置できていないんだな、こう感じました。話を聞いてみると、「買いたくても毎日の生活が大変なんだ」とか、「私のうちからは火事は出さないから、大丈夫だ」と、そう言っておりました。しかし、火事が発生してしまえば命にかかわります。今後生活弱者と言われる方々に対して、どうか住宅用火災警報器の購入補助等を何とか考えていただきたい。考えを伺いたいと思います。  これで2回目の質問を終わります。 ◎市長(鈴木力君) インターチェンジ周辺の駐車場につきましてお答え申し上げます。  私も二十数年間新潟のほうに通勤してきた立場としては、非常にその方々の気持ちはよくわかります。ただ、他のインターチェンジ、鳥原とか巻潟東と違って三条燕は一大商業地を形成しておりまして、地価がとても高いと、これが最大のネックだろうというふうに思っております。ただ、現在の状況がよいというふうには思っておりませんので、引き続きの検討課題とさせていただきたいと思っております。 ◎健康福祉部長(小平松雄君) 2回目のご質問にお答えをさせていただきます。  まず、ボランティアポイントの関係でございます。先ほども答弁をさせていただきましたが、例えばてまりの湯で使える券の発行など、ボランティアポイント制度によってボランティアに対して関心を持ってもらえる、そんな施策について今後調査研究してまいりたいというふうに考えているところでございます。  なお、ボランティアという気軽にだれでもできることをというようなボランティア本来の意義を浸透させていくことも大切ではないかというふうに考えております。  また、1人が10種類の活動をするよりも10人が1種類の活動をしていくことが地域の支え合いに大きく前進するということにつきましては、議員おっしゃるとおりでございます。一人でも多くの地域の人たちが強制されることなく自発的にボランティアを理解し、ボランティアとして活動していくためには、さらなる周知と研修の機会の実施が必要であるというふうに考えております。チラシや広報だけでなく、イベント等の機会をとらえながらボランティア人口の増加を図っていきたいと考えております。あわせて、共助の観点から、市民活動もボランティア活動であり、地域における共助の仕組みづくりを進めていくことも重要であるというふうに考えております。  なお、市の職員がボランティア活動に参加するということでございますが、職員が積極的に地域に出ることは、地域の状況を知り、地域の方々に理解していただくということでも意義のあるものというふうに考えておるとこでございますが、正確な数字は把握してございませんので、お願いいたします。  また、ボランティアの人材育成の重要性についてでございます。議員さん言われるように、人によりそれぞれボランティアする側も受ける側も思いや感じ方が違ってまいります。ボランティアを受ける側の気持ちになることが一番大切ではないかというふうに思っております。  また、訪問ボランティアにつきましては、現在社会福祉協議会のボランティア市民活動センターでボランティアの派遣を行っております。地域包括支援センターやケアマネジャーさんからの要請で、年数回ではありますが、実施をしているところでございます。今後とも実施をしてまいりたいというふうに考えております。  それから、火災報知機の関係でございます。生活弱者世帯の購入補助についてでございますが、現在燕市老人日常生活用具給付事業の中で高齢者世帯等に対して補助を出しているわけでございます。該当する世帯につきましては、この事業を利用していただくよう4月の広報でも周知をさせていただいたところでございますが、議員さんからもPRをしていただければありがたいなというふうに思っております。  また、既にご自分で設置をされた世帯もあることから、新たな補助については今のところ考えておりませんので、よろしくお願いいたします。 ◎市民生活部長(星野友栄君) 私のほうからは、環境改善の件で答えさせていただきます。  平成21年の8月から市職員もノーマイカーデーに取り組んでおります。議員ご承知のとおり地球温暖化の原因となります温室効果ガス削減などを目的といたしまして、毎月第2木曜に実施しているところでございます。今後市民に対しましても、広報などで環境改善のためエコ通勤などの協力を呼びかけてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆3番(渡邉雄三君) 最初に、ボランティアのことですけども、今の燕、燕地区、吉田地区、分水地区、3つあるわけですけども、ボランティアの団体の数というか、燕は今社会福祉協議会に登録してある団体が、これちょっと古くて平成21年、15団体、吉田地区が38、分水が29と、地域によってかなり団体の数の格差があります。格差があるということは、実はサービスを求めている方々への行き渡りもかなりまだ隔たりがあるのではないか。今後そうした状況を踏まえていただいて、分水も燕も吉田もどこの地域に住んでいる方もしっかりまたサービスというか、人の手が行き届くような体制を是非ともつくり上げていただきたいと、これまた要望にしておきます。  また、三条燕インターですが、多くの市民の要望を是非とも結果として出していただきたいと、これも要望させていただきます。  また、環境改善のことですけども、今市の職員も始めていると。非常にすばらしいことだと思います。是非ともこれを、できれば結果を市のホームページに公表して、市の職員で1年間でこれだけのCO2の削減しましたとか参加しましたとか、またさらに新潟市のように一般市民にも参加を呼びかけて、しっかりもう市全体として取り組むことによって環境に対する意識向上もかなりまた前へ進むのではないかなと、そう思うと是非ともできれば早々に市全体で市民一体となって環境改善の運動をしていきたいと、こう思っております。  最後に、住宅用火災警報器のことです。補助はできないということでありましたけども、是非とも本当に広報活動と訪問をもうしっかりしていただいて、火事を出さなければ警報器は要らないと。要らないということもない。要らないと。ですから、本当に警報器を使わない、そういう世帯をこの燕全体に広めていただければ、火事が起きない、そういう地域に何とかまたしていただきたいし、また私自身も訪問したところは一軒一軒、無事故というか、火災防止に一声かけていきたいと思っておりますので、以上で終わります。 ○議長(大岩勉君) ここで議事運営の都合により休憩いたします。          午前11時12分 休憩          午後 0時58分 再開 ○議長(大岩勉君) 休憩を解き、会議を再開いたします。  次に、15番、齋藤信行君に発言を許します。 ◆15番(齋藤信行君) 一般質問も2日目になりまして、私今回引いた番号が8番ということで、ちょうど真ん中、ちょうど折り返し地点に入りました。8という数字は、末広という意味もありますので、その辺答弁のほうもご期待しまして、議長の許しを得ましたので、一般質問に入りたいと思います。  まず、1番目に大河津分水路の今後の対応ということで、今回はその中でも特に旧可動堰の周辺の整備について伺いたいと思います。平成15年から改修工事が進められてきました新可動堰、去る11月23日、大勢の市民、県民が見守る中、新堰ヘ切りかえられ、新たな歴史が刻まれました。篠田新潟市長、泉田知事、また県選出の国会議員の先生方ほか、多くの関係者が出席されての通水式では、分水小学校の児童から大河津分水の歴史やその役割について発表があり、治水の歴史がきちんと伝承されていかなくてはと再認識したところであります。  まず、新堰周辺工事はいましばらく続くとのことですが、今後は分水路における最重要課題である抜本改修にシフトしていかなくてはならないと考えます。国では、その改修方針が示されたという情報もあります。また、地すべり対策を含めた根本的改修と右岸堤防の高規格化について策定中の信濃川河川整備計画へ反映するよう意見されているとのことです。地元として早期着手に向け、さらに強力な要望活動をしていくべきと考えますが、今回の通水式に当たり、大勢の来賓の方がいたことと思います。それで、改めてまた思い、いろんな部分があったと思いますが、市長の考えをお伺いいたします。  また、旧可動堰が1門残地されると以前に答弁がありました。創設される高水敷、管理橋と分水さくら公園との融合について、具体的な提案等はなされておるのか、あわせてお伺いします。  また、ちょうどこれを書いているときに、市長のブログということで、11月28日、大河津分水新可動堰通水式がブログの「鈴木力の日記」にも書いてありましたが、感想及び今後の完成式についての考えもあわせてお伺いいたします。  また、2番目としましては、燕はひとつプロジェクト事業についてです。燕はひとつプロジェクト事業の夏祭り交流促進事業では、平成23年度、燕市の一体感の醸成を図ることを目的に、燕市の新しい踊りを創作し、次年度以降の夏祭り等のイベントで披露し、広めていくとしているということですが、踊り以外でも夏祭りを盛り上げる仕掛けを継続的に実施していく予定はあるのか、お伺いいたします。  また、今のところ燕市内のよさこい10団体と「恋ツバメ。」、これ新しく作曲された曲ですが、「恋ツバメ。」の作曲者をまちへ、「恋ツバメ。」という曲で踊りの曲の完成に向けて作曲者と編曲者の間で調整中ということですが、燕市内には飛燕太鼓保存会、また吉田太鼓龍神会、分水太鼓と各地区に太鼓の団体があります。そこで、「恋ツバメ。」を太鼓の曲へ編曲したらいいのではないでしょうか。できないようであれば共通の曲を燕の曲として作曲してもらって、各地区で演奏してもらってはいかがでしょうか。夏祭り等でよさこい、また太鼓で燕は一つになれるのではないかなと思いますが、市長の考えをお伺いします。  また、3番目としまして、専門的な派遣職員についてです。市では、専門的業務の派遣出向の職員が何人かいらっしゃると思いますが、その課だけということではなく、その職員の持っているノウハウをほかの課でも活用してもよいのではないでしょうか。例えば観光事業の企画であれば、施設の見学なども含むと思います。いろんなところを知っている専門職であれば、例えば教育でどのような場合はどこかなどの企画も活用できるのではないでしょうか。また、いろんな面でその場、その場の対応が、専門職の中でも建築設計、また工事管理、電気通信やITに関する業務など、専門職職員のノウハウを生かせるのではないでしょうか。今の現状をお伺いしたいと思います。  以上、質問ということで、お昼最初の質問ですので、目の覚める答弁をお願いします。 ◎市長(鈴木力君) それでは、齋藤信行議員のご質問に順次お答えします。私のほうからは、1番目の大河津分水路の中での今後の要望活動、それから新可動堰通水式での感想などについてご答弁させていただきまして、それ以外の項目につきましてはそれぞれの担当部長のほうから答弁させていただきます。  最初に、抜本的な改修、それから堤防の高規格化に関する要望活動についてのご質問でございます。今ほど議員からもご紹介ありましたように11月23日に開催されました新可動堰の通水式におきましては、大河津分水改修促進期成同盟会会長の篠田新潟市長を始め、来賓の泉田知事、国土交通省の治水課長並びに県選出の国会議員の方々に多数ご臨席いただきまして、ごあいさついただき、皆様口々に大河津分水路の重要性、この日本有数の穀倉地帯である越後平野を水害から守り、住民の生命と財産を守ってきたかなめの施設というふうに高く評価されたあいさつが続いたというふうに思っております。とりわけ私としまして思ったのは、泉田知事が「新可動堰の完成というのは一里塚であり、さらなる堤防の強化と安全面の強化を国と一緒になって実施してまいりたい」と力強くごあいさつされたことに注目をさせていただきました。燕市といたしましては、これまでもさまざまな機会をとらえ、抜本的改修と右岸堤防の強化を要望してまいったところでございますけれど、今後とも沿線の自治体と連携を図りながら、早期実現に向け、取り組んでまいりたいというふうに考えております。  次に、通水式の感想、それから2年後の完成式というご質問でございますけれど、まさに11月23日、非常に好天に恵まれた中での式典だったということがすごく歴史的な日を印象深くしたものではないかなというふうに思っております。前日までの雨がうそのように晴れ渡ったという中で、多数の方々から見学、集まっていただいた中で行われたと。そして、今ほど齋藤議員からもお話ありましたように、私は地元の分水小学校の児童2名が作文で発表し、分水路の歴史、あるいはその意義というのをとてもよく勉強している、理解していると、堂々と発表している、そこに感心、あるいは感動を覚えました。また、テープカットならぬボタンプッシュですか、の段階でかわいらしい笈ケ島の保育園児たちが風船をリリースしたと。青空に向かって風船が飛んでいったということもこの記念すべき式典に花を添えたというふうに思っております。また、この式典の後には分水太鼓、そして燕市独自で企画いたしました稚ゴイの放流というのも実施させていただいて、この歴史的な事業を盛り上げるということができたと思っておりますし、そのイベントにつきましていろんな方々からご協力いただいたことに心より感謝申し上げたいと思っております。  2年後の完成式ということでございますけれど、今回と同様に国が主体となっていろいろと企画、実施されるものというふうに考えておりますけれど、地元としてはその時点でいろんなご協力というものを検討してまいりたいというふうに思っております。 ◎都市整備部長(山岸正義君) 私のほうからこの大河津分水路の今後の対応ということにつきまして、右岸側に新たに創設されます高水敷と管理橋、さくら公園、これにつきましてお答えをさせていただきます。  本年6月に開催されました信濃川下流域整備促進要望会におきまして、可動堰改築に伴い創設される高水敷の有効活用につきまして、旧可動堰の保存、観光の拠点及び市民の憩いの空間としましての活用、これらについて意見を述べてまいってきたところでございます。6月議会でもご答弁申し上げましたが、高水敷の利活用につきましては、河川敷の規定に基づき検討することとなり、法の制約と洪水時には濁流に覆われてしまうこと、また維持管理面などを考慮し、遊歩道や駐車場を兼ねた多目的広場などを要望をいたしております。本地区は、桜の名所でもあり、景観面にも恵まれておりますことから、洗堰、さくら公園、新可動堰管理橋、国道116号大河津橋歩道などを周回できる散策コースなども考えられます。こういった施設が可動堰改築事業とともに整備いただけますよう、あわせて働きかけてまいりたいと思っております。  以上でございます。よろしくお願いをいたします。 ◎商工観光部長(赤坂一夫君) 私からは、2の燕はひとつプロジェクト事業の夏祭り交流促進事業についてお答えいたします。  燕市の一体感の醸成を図ることを目的に、今年の1月から市内の各地区よさこい10団体の方々と共同で新しい踊りの創作に取りかかっております。燕市をテーマにした曲「恋ツバメ。」をベースに、踊り用のアレンジを加え、今年度中の完成を目指しております。この新しい踊りを来年の各地区の夏祭りで披露し、広めていきたいと思っております。例えば燕地区の飛燕夏祭りの際には、燕地区のよさこいの団体だけでなく、吉田、分水の団体からも参加いただき、一緒に踊ることで地区間の交流や一体感の醸成、そして祭りの活性化につなげていきたいと思っております。  また、踊り以外で夏祭りを盛り上げる仕掛けとして「恋ツバメ。」を太鼓の曲に編曲したらどうか、またそれが難しいようであれば共通の新しい曲をつくって、太鼓の各団体から夏祭りなどで演奏してもらってはどうかとのご提案をいただきました。「恋ツバメ。」を編曲して太鼓の曲とすることは、テンポの問題があり、難しいと思われますが、共通の新しい曲をつくって演奏することについて、今後各団体と協議し、できれば新年度からよさこいに引き続いて取り組んでいきたいと考えております。 ◎総務部長(南波瑞夫君) 私からは、専門的な派遣職員についてのご質問にお答えをいたします。  現在燕市では、専門的な知識や経験を有する人材を国、県を始め、民間からも採用するなど、高度化、専門化する行政課題への対応に努めているところでございます。また、このような出向、派遣、任期つき職員は、2ないし3年程度の期間の中で、その専門分野における短期集中的な特命事項等を担当することにより、一定の成果を期待するものでございます。議員ご指摘のとおり専門分野に限らず、他の部署の業務や広く市役所内において、前職での貴重な経験や業務遂行におけるノウハウなどを生かすことも重要な役割というふうに考えております。他の部署の職員への波及効果を図るために、三役、部長級職員によります政策研究会において、専門的な知識、あるいはまた経験といったものについてお話をしていただきました。また、出向・派遣職員奮闘記と銘打ちまして、全職員に対し、それぞれの経験談でございますとか、現在の業務と前の職場との違いであるとか、改善点といったものを伝えていく、そういったことにも取り組みをさせていただいております。今後も出向であるとか派遣、また任期つき職員の専門的なノウハウ、経験といったものは、当然それぞれの場面で積極的にかかわっていただいておるところでございますが、さらにこれを幅広く市役所全体で活用できるように工夫してまいりたいと考えておるとこでございますので、よろしくお願いをいたします。 ◆15番(齋藤信行君) 今の答弁の一応再質問ということで、順次追って質問したいと思います。  1番目の事項で市長のほうから、あの日は天気はよかったんです。前の日と後の日は荒れていましたが、23日だけは本当いい天気で、ちょうど私もあの日行きまして、その中で一番感心したのはどういうことかというと、やっぱり関心があるんです。市民なりほかの県民、いろんな方があそこに、見た感じ6,000人とも7,000人とも言われる方があそこに、通水式に他の部分で来ていました。あれだけのやっぱり人間が集まると、当然お願いしたいというか、今後の話になるんですが、工事部門においては、先ほど市長も言いました。新潟市長も思っている部分もあるでしょうし、知事もいろんなことを言っていました。当然地元なり対岸の長岡市、一緒になって今後のにはやっぱり言っていく部分があるんじゃないかなと思います。  その中で、たまたま私ども大河の会と長岡市の市民クラブいうんですが、そこの議員7名とついこの前、11月の8日でしたか、今後の大河津分水路についての将来的な河口まで向けた工事、いろんな部分に関してのちょうど勉強会を第1回ということでやりました。それは、随時やっていくつもりではいるんですが、またそういった形でもって、当然議員のほうは議員、また首長は首長で、また職員は職員でいろんな方向で言っていく場所があると思うんです。そういった方向性もお願いいたします、答弁等ありましたら。  また、その中で当然通水式の中である程度の工事の完成度があったと思いますが、その中で今後、今答弁の中で、何度か私も質問はしているんですが、進捗というか、今までよりここの部分がちょっと変わってやれるようになったんだとか、そういった部門でもありましたら、もしあったらご答弁お願いいたしたいと思います。  また、今後残される、もとの旧可動堰がたしか1門残るということで、あそこの部分は同じ残したとしても、私としてはどういうふうな残し方になるんだかもわかりませんし、前旧洗堰を残してもらったときにはああいった方向で残りました。洗堰が残り、今度の旧可動堰が残り、ずっとあれすると、あそこに資料館もあるんですし、当然一体となった一つのテーマパークといいますか、あそこを例えば回ったとしても、何かのテーマを持った一つの公園ができると思うんです。そういった発想、いろんな発想があると思うんですが、その辺の発想も今後考えるべきじゃないかなと思うんですが、いろんなとにかく案なんです。そういった部門の中で、私言いたいのは、当然専門職の方もいらっしゃるわけですし、そういったので活用できないかなという部分も確かにありました。いろんなところを見ているわけですし、よそであればこういったのがあったんですよとか、大河津分水路は放水路ですので、その前に工事をした荒川の放水路も当然今都民の憩いの場としてある程度の、堤防のわきとか、いろんな形でもってやっていると思います。いろんな方向性、可能性があると思うんです。市長も先ほど言いましたが、そこをウオークなり、そういった部門もあると思いますが、その可能性、そういった発想の部分をもし、今後どういうふうな形になるんかわかりませんが、あそこを燕市の一つの場所として広めていかれるんじゃないかなと思いますので、答弁でもありましたらお願いいたしたいと思います。  その中で、またちょうど私も分水太鼓演奏も聞きましたし、今回の小学生2人、感想文読み上げたとき私も感動しました。勉強してあれだけのことを、今教育長いますが、本当あれだけのことをやっぱり授業の中でも教えているんだな、見に行っているなというのを燕の教育の中で感じたわけでございます。その中で、当然先ほども冒頭申したように、治水の歴史がきちんと伝承されていく、伝承の部分もいろんな燕の施設、確かにいろんな場所があると思います。授業の中で取り入れてもらっているというのは本当ありがたいなと思いました。そういった意味合いにおいて、教育長のほう、その伝承という部分含めた中で、教育の中でご答弁ありましたらお願いしたいと思います。  それで、燕はひとつプロジェクト事業、先ほど部長のほう答弁ありましたが、私の言ったのとちょっと違った部分があったんです。それはどういったことかというと、夏祭りを盛り上げる仕掛けを継続的に実施していく予定はあるかというのは、その予定というのは、私は例えばということで太鼓のことを言ったんですが、市としてまだほかの予定があるかという意味も含めて聞いたんです、ここの部分は。例えば今言っているよさこい、また先ほど答弁あった太鼓じゃなくて、そのほかにもあるんかということで聞いたので、ありましたら再質問の中でお願いいたしたいと思います。  また、専門的な派遣職員、先ほど部長答弁ありましたが、私思うんです。研究会の中でもいろいろしてもらっていると。当然派遣でいらっしゃる方は、本当いろんなとこ行っていると思います。いろんなこういった市の事業、いろんな部分においても、例えばよそ行っているときはこうだったよとか、そういった部分で我々が見ていない部分も当然経験してきていると思います。やっぱりそういった部分の活用というか、言い方がちょっとあれなんですが、活用できる部分がその人のノウハウであると思うんです、そこの部門だけじゃなくて。例えば建築であればいろんなのを建築で見てきているわけだから、こういった部分が観光でも利用できたとか、そういった横のつながりの部分のような専門職、そういった部分の活用の仕方があるんか、そういった部分も含めて先ほどお聞きしたんです。一番あれなのは、はっきり言いましていろんなとこ行っていろんな仕事しているわけですから、当然失敗もあると思うんです。一番大事なのは、こういった失敗があったから、今度燕市来たので、その失敗を生かした中でこういった部分でこういったことをしたいとか、当然そういうこともあると思うんです。そういった部分、いろんな部分で活用する部分があるんですが、そういったのを含めた中で、また再質問の中で質問いたしたいと思います。  以上、再質問ということで答弁お願いします。 ◎市長(鈴木力君) 再質問にお答えいたします。  大河津分水路の抜本改修につきましては、先ほどご答弁申し上げましたように国、県、それから沿線市町村共通の認識であろうというふうに私としては思っております。実現に向けて関係者と連携しながら、引き続き強く要望してまいりたいと思っております。その中で、治水だけではなく、利水の面でもというお話なんだろと思いますけれど、最近の動きからすると、まずはしっかり治水ということを優先的に考えていく中で利水というものも考えていくということになるんだろうなというふうに思っております。せっかく施設があるわけですから、いろんなネットワークというものを結びながら、観光の面でも生かせればよりベターだろうというふうに思っております。 ◎教育長(藤澤健一君) 大河津分水通水式での感想ということでお答えいたします。  通水式当日は、祝典会場の後ろからのぞかせていただいたんですけれども、その中で分水小学校2人の児童は、多くの来賓の前で授業での学習等踏まえて堂々とお祝いの言葉を述べて、とても立派だったというふうに思いました。6年生の児童は、本間屋数右衛門や田沢与一郎の願いで横田切れの惨状と工事の再開など、大河津分水の歴史に触れ、今年7月の大雨でも被害が出なかったのは大河津分水のおかげであること、それからこの大河津分水は洪水からまちを守るだけでなく、農業や産業を発達させて、住んでいる人々の生活を支えており、この地域の誇りであり、大切にしていきたいと述べていましたし、5年生の児童は、社会科の見学で資料館に行って、人が海までの距離を掘ったことに感動したこと、水害から私たちを守るだけでなく、春にはカッコウ、夏にはヨシキリ、秋にはカモが水辺で遊び、白鳥も羽を休めに来る自然豊かなところ、大河津分水のことについてもっと学び、大切に守っていきたい、可動堰さん、これからも私たちを見守ってくださいと結んでいました。とても感動的な発表だったと思っております。今後は、一層郷土に愛着を持った教育を進めてまいりたいと思います。 ◎商工観光部長(赤坂一夫君) よさこい、太鼓以外で今後夏祭りを盛り上げていくための新しい事業、継続していくものはないかというご質問でございます。  今ようやくよさこいの編曲が進行中で、4月からは踊りの練習を各団体が始めてまいります。また、それと並行しまして、太鼓の曲をつくっていくということで事業が重なっていくわけなんですけども、今はよさこいの踊りを広めるということについて重点を置いていきたいと思っております。その中で、もし何か発見ができて生かせるようなものがあればその時点で考えていきたいということで、今現在のところ新しい仕掛けについては考えておりません。 ◎総務部長(南波瑞夫君) 総務部の中では情報政策の主幹が民間からお越しをいただいたということで、部門横断的な協議ですとか、そういった部分には必ずもう同席をしていただくというようなことで、積極的にかかわりをいただいておるところでございます。また、外部の企業さんとの折衝であるとか交渉であるとかといった場面でも必ず同席、立ち会いをお願いをしておりまして、報告をいただくところでは燕市はかなり交渉相手としては手ごわい相手だというふうに最近思われているというふうな話も聞いております。そういう意味では、非常にもともとの職員にとってもいい経験になっているんじゃないのかなというふうに思っております。  また、先ほど失敗談ということもありました。私もこのところちょっと本会議の議場でおわびを申し上げる場面が多くてあれだったんですが、うちの下坂主幹に、「下坂さん、私も失敗多いんだけども、何か失敗談ありますか」、聞きましたら、いや、もう失敗だらけで大変なんだけれども、失敗をしたときに本当にこれは大変だと思って自分は真摯にまじめに一生懸命になって取り組んで、これ営業にいらっしゃるときだったそうですが、お客様のところに説明に行って、一生懸命説明をさせてもらったと。それ以来逆に長いつき合いをさせていただくことができたというふうにおっしゃっておりました。そういったエピソードといいますか、そういったものが本当に職員に広く伝わっていけば、民間からお招きをしたかいはあったのかなというふうに考えておるとこでございます。今後ともいろんな場面をとらえて、職員にいい影響があるように努めたいと思っております。 ◆15番(齋藤信行君) 1つずつ再々質問ということであれなんですが、商工観光部長の再質問の答弁であるとまだ今のとこ考えていないと、新しい部門は。燕はひとつプロジェクトというのは、やっぱり今の鈴木市長が始めた事業でもあるし、その中でも燕が一つということで始めた部分もあると思うんです。その中で、当然この事業だけが燕が一つということじゃなくて、広い意味合いで言えばそういったことでもって一体感、よさこいも今はっきり言いまして、お披露目をまず燕のあそこでするんですか、先ほどの答弁ですと。そこまでは今決まっているわけです。その先がまだ今決まっていないわけです。せっかくであるんで、それまでのプロセスというか、よさこいをやってもらうまでのプロセスの間に「恋ツバメ。」という曲もつくったわけです。私「恋ツバメ。」の歌詞も若干見ましたし、音楽も聞きました。今はっきり言って、6時のチャイムにそのワンフレーズが何か流れているということです、「恋ツバメ。」という曲が。それはあれなんですが、確かに私もあれ聞いて、これをよさこいにするにはやっぱりかなりの編曲も要るんじゃないかなと思って、曲自体は本当若者が聞くと意外といいような、何かポピュラー的なフレーズの曲でしたんで、私聞きましたが、当然太鼓になればまた違う楽曲ということで、今答弁の中でこれは一応進めるということで受け取っていいわけですよね、何度もあれなんですが。当然太鼓ということになると、三者三様の太鼓もあるわけですし、やっぱり1つの市に合併したから3つ太鼓があるわけなんですが、3つも太鼓があって、それも本当県内でも太鼓の中においては、旧燕さん、また旧分水さん、旧吉田さんにしても、いろんな太鼓の中でもかなりの太鼓だったと私は見ているんですが、そういった太鼓、やっぱり3つもあるわけですから、新しい曲ができたら、今後またどういう方向に持っていくんかというのも今のうちにある程度の方向性を、皆さんからいろんな意見をとってもらいたいなと思います。また、その方向性を、どういうふうな形になるんかも、考えようによっては本当いろんな部分で使えると思うんです。例えば太鼓を管理橋ができたらあそこのそばでみんな打ってもらうとか、あの雄大なところで打つとか、いろんな話があると思うんです。そういった発想、これは一つの話ですが、今後やっぱりそういった部門の発想がどこまで、ただ要するに固定されているというんかな、固定的な概念じゃなくて、そういった発想を、あらゆる課なり、横断的でもって出せないもんかなと、そういった部門の希望があるんです。そういう発想というか、そういった考えがあるんかというのをまた再々質問の中で、当然これだけのことやるんですから、そのやっぱり活用方法があるわけですんで、その辺の考えが今のとこないんだったらないでいいんですが、これこれこういったふうにしたいんだとか、そういったあれがありましたらご答弁お願いいたしたいと思います。  また、3番目の、総務部長のほうで、私どちらかというと失敗というのは本当言いにくいと思うんです。その失敗があったから、今部長答弁の中で、民間の人というのはやっぱり仕事をとってこなくちゃいけないんだかP.144ら、失敗があれば失敗というのは自分たちの営業とか、そういったのに反映するわけです。そういった部門、市の職員であればやっぱり当然失敗もあるんだろうけど、それはどういうふうな形になるのかわからないけど、民間は民間なりの失敗、職員はまた職員なりの失敗があると思うんです。やっぱりよそ行った人の、勤めた方の失敗とこの中にいるのの失敗とはまた意味が違うと思うんです。その辺を見習うべきは見習って、職員の中で研修会もやっているということですが、いい意味でそういった部門も活用してもらいたいと思います。  最後に、市長のほうから「恋ツバメ。」、確かに「恋ツバメ。」という曲いい曲です。いろんなの書いてありますが、そういった「恋ツバメ。」、せっかくつくったわけです。本当のもとの「恋ツバメ。」というのは、皆さんに披露するときになると、編曲してしまうとその原曲のイメージはがらっと多分薄れるんじゃないかなと思うんです。今流れているのは、あれは多分原曲なんだと思うんですが、原曲だったら原曲の「恋ツバメ。」の取り扱い、当然つくってもらったわけですから、今後何かに活用、今はチャイムに活用していますが、そのほかにあるんか、その辺も聞いた中で市長のほうから答弁お願いいたしたいと思います。  あとは、もう全体の中で、皆さんの発想というか、当然イベントのことでも聞いているわけですし、祭りプロジェクト、この全体の中で何かできないかという大きな発想、やっぱり発想力を、市長のほうでいろんな意見の受けとめ方があると思いますが、その辺もお願いした中で今回の一般質問を終わりたいと思います。 ◎市長(鈴木力君) では、最後の質問にお答えいたします。  燕はひとつプロジェクトに関連したさまざまなご質問について、一括してご答弁させていただきたいと思いますが、まず夏祭り交流促進事業という形で進めてきて、今ほどの質疑応答の中でも答えましたように、よさこいということをひとつトップバッターにできないかということで1年かかってきたということでございまして、当初は新しい曲もつくるというところからスタートしたんですけれど、関係者がいろいろお話し合いをした中で、「恋ツバメ。」というのがあるんだから、それを使おうじゃないかというふうに、団体のほうからそういった流れになったというふうにお聞きしています。そういった意味では、行政側から「恋ツバメ。」をこういう形で使いましょうということではなく、民間レベルでどんどんそういうのを使っていきましょうという動きになってくるということについて、私は非常に歓迎したいというふうに思っているところでございます。  そして、第2弾として次は太鼓に取り組みたいということでございまして、祭りを考えると踊りと太鼓というのが大体メーンですので、そのほかに何かあるかというと、なかなかないというのが先ほどの担当部長の答弁というふうにご理解いただきたいと思いますが、それぞれできたよさこいとか、いずれできるであろう新しい太鼓というものをどう活用していくかというのは、やはりでき上がると次はあれにしよう、これにしようというふうに、特に祭りというのは各地域ごとのいろんな方々が積極的に企画をつくっていくというのがこれ祭りだと思いますので、どんどんいろんな企画が民間レベル、地域レベルでわき上がってくるということを私としては期待したいと思っております。そういったいろんな取り組み、民間レベルでの燕は一つという一体感を醸成するための行政側の仕掛けとしては、燕はひとつ推進認定事業という形で認定して、それに対していろんな若干の財政的支援をしようという仕組みを用意してありますので、新しい「恋ツバメ。」を使ったよさこいで祭り以外でこんなことを全市的にやろうといった場合には、そういった燕はひとつプロジェクトとして新たに認定して、そこで取り組んでいくと、そんないろんないい循環が、回っていくということを私としては期待しているところでございます。  以上でございます。 ◎商工観光部長(赤坂一夫君) 今回1月から新しいよさこい踊りをつくるに当たりまして感じたことなんですけども、会議やって1回、2回、3回目は各団体ともぎこちない話し方だったんですけども、それが4回、5回となるうちに、携帯電話のメールのアドレスとか、そういうの電子でやったりしたりして、非常に和気あいあいとした雰囲気になってまいりました。市長が常々おっしゃる一体感の醸成というのは、そのつくる過程にあるというふうに感じた次第です。太鼓におきましてもそんなことを注意してやっていきたいと思っています。何か新しい工夫を発見したり、それに基づいて何か仕掛けも考えてみたいとは思っておりますけども、まずはよさこいと太鼓について努力していくというふうに考えております。  以上でございます。 ◎総務部長(南波瑞夫君) 失敗についての件でございます。  ちょっと雑談みたいな話でございますけれども、下坂さんとそんな話を、やりとりをしているときに、行政というのはある意味、取引先として行政とおつき合いをさせてもらったことも過去あるんだけれども、失敗が許されないところであると、間違いが許されない、あってはならないことだというふうにやっぱりどうしてもなりがちだと。一方、民間でも、場面にもよるんですが、失敗を恐れず挑戦をするということがやっぱり大事だという、大分温度差があるというふうなことをちょっと申しておられました。  これから行政もある意味失敗を恐れずいろいろ、事と次第によるわけですが、挑戦をしていくという風土も今後大事なのかなというふうに思っておりますので、また先ほどの繰り返しになりますけれども、機会をとらえては民間の方々の感覚といったものを職員に伝えていただく場面設けていきたいというふうに考えております。 ○議長(大岩勉君) ここで説明員入れかえのため休憩いたします。          午後 1時41分 休憩          午後 1時55分 再開 ○議長(大岩勉君) 休憩を解き、会議を再開いたします。  次に、17番、中條征男君に発言を許します。 ◆17番(中條征男君) 私は、通告に従い、3項目について一般質問をいたします。  以前にも私はこの1項目めの循環、巡回バスについてもお聞きいたしましたが、このたびは非常に地域住民の方からの苦情が大きいということで再度お聞きいたしたいと思います。この循環、巡回バスについては、私は吉田北回り地区のバスについて伺いたいと思います。皆さん方ご存じのとおり米納津地区におきましては、今年の春先から越後中央米納津支店が廃止になり、吉田支所と統合になりました。それで、ただいま言いました農協がなくなったということで、米納津地区での金融機関は米納津郵便局1カ所でございます。そういうことで、地域住民の方が非常に不便を感じているというようなことで、地域住民、また地区の民生委員の方から私も相談を受け、いろいろと相談に乗ったわけです。  そこで、お聞きいたしますが、今現在北回りのバスは富永エバーグリーンの前に停留所があり、そこから鴻巣集落に向かう計画運行をしております。それを地域住民、また地区の民生委員の方のお話を聞きますれば、農協吉田支所まで行き、そこでUターンをし、車両センターの東側から鴻巣集落に入る路線はどうですかと要望したそうなんですが、なかなか行政からいい返事がもらえないというようなことです。  そこで、私はこのバス運行について伺います。(1)として、巡回バスの目的は何なんだということをまず伺います。  (2)といたしまして、循環バスの運行見通しが検討されておりますが、このような米納津地区の声があるために計画を急ぐべきと思いますが、その方向はどのようになっているものかも伺います。  (3)担当課はデマンド運行を検討していると言いますが、このデマンド運行は循環、巡回バス、デマンドを同時に進めていくものかどうか、あるいは片方だけをデマンド運行するものかも伺いたいと思います。  (4)以前から巡回経路の見直しといいますれば新庁舎完成時に巡回経路の見直しを行いますと、そのように言っておりますが、この地区住民の声からすると、期間がかなりまだあるんだから、その前に見直してほしいと、そういうことも言っておりますので、その見直し計画はあるものかどうか。  (5)現在の路線運行方法について、市民のニーズに対応していると担当当局は思っているものかも伺いたいと思います。  2番目の公共施設管理についてでございます。これは、(1)に書いてある吉田ふれあいセンター、旧婦人会館のことでございます。皆さんご存じのとおりこの旧婦人会館、ふれあいセンターにおきましては、合併特例債事業で耐震補強、エレベーター、自動ドア等々、多額の費用をかけて修理をした建物でございます。  そこで、私11月中旬ころですか、まちに用があり、用を足していましたけれども、自分の生理現象といいますか、用足しのためにトイレが必要になりまして、一般の商店に足を運ばず、あ、ここに市の施設があるということで私はトイレを貸してもらいました。そのときですけれども、私、あ、これが市の施設かと、そのように思ったわけです。詳しいことは言いません。そこでです。現在のふれあいセンターは、職員といいますか、管理員が通常ですと1名で行っております。非常に心配が絶えません。  そこで、この施設管理について4項目について伺いたいと思います。(1)吉田ふれあいセンターの施設運営を、今現在市の直営ですので、市はどのようにとらえているのかお聞きいたします。  (2)施設内の管理は適しているものかどうか、どのように思われるかお聞きいたします。  (3)先ほど言いましたけれども、職員といいますか、臨時職員ですけど、管理員の人数はお一人ですが、これが妥当だかどうかということをお聞きいたします。  それと、(4)指定管理者制度の計画は持っているものかどうか、これもあわせてお願いいたします。  3番目、農地の荒廃地対策についてでございます。この件についてもたしか私は1年前にもやはり一般質問を行ったと思います。要するに荒れ地があると近くの田んぼの耕作者が非常に困っているという状況でございますので、その辺をよくお含みの上、きちっとした答弁をお願いしたいと思います。ということは、耕作放棄地や管理不良農地の解消のために燕市農業委員会が農地パトロールを行っていると思いますが、いまだに荒廃地は解消されておりません。どのような計画でこれからこれらの地権者の方々に指導をしていくものか、またどのような考えであるのかを伺いたいと思います。  この場からの質問は以上でございますが、決して国政や県政に対しての質問ではございません。市政に対しての一般質問ですので、市長を始め、担当部局の方々から私が納得をする答弁をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ◎市長(鈴木力君) それでは、中條議員のご質問に順次お答えします。私ほうからは、燕の巡回バスの関係で総括的な部分についてご答弁させていただきます。1番目の詳細な部分、さらには2番目、3番目につきましては、それぞれ担当部長のほうからご答弁させていただきます。  現在運行しています巡回バスにつきましては、幾つか課題もある、いろんな要望もいただいておるところでございますけれど、そういったのも含めてデマンド交通システムと巡回バス等々どうすべきかということを検討しておるところでございまして、できれば新庁舎完成の25年春に向けてその中身を詰めていきたいということでございます。ですから、いましばらくご理解いただければというふうに思っているところでございます。細かい点につきましては、担当部長からご答弁させていただきますので、よろしくお願いします。 ◎市民生活部長(星野友栄君) それでは、私のほうからは、1、巡回、循環バスの運行につきましてお答えさせていただきます。  最初に、5点目の現行路線運行方法で市民ニーズに対応しているかについてからお答えいたします。現在の巡回バスは、市民からバスの本数が少ない、バス停が近くにない、目的地まで時間がかかる、さらに時間が合わないなど、幾つかの要望が寄せられており、すべての市民ニーズに対応できているとは言えない状態であります。しかし、限られた予算で利用者の負担を抑えた中、定時運行を行っておりますので、ある程度は市民の理解を得ているものと考えております。  次に、1点目の巡回バスの目的であります。現状では、通院や公共施設などを回る生活移動手段として運行しております。今後におきましては、高齢化社会が進む中、福祉政策の一環を目的といたしまして、交通手段を持たない市民に対する買い物などにも対応するため、現在見直しを行っているところでございます。  2点目の巡回バスの運行見直しの計画を急ぐべきとのご提案であります。新しいバス路線を運行するためには、事務手続のほか、既存の運行事業者との調整、住民への周知、そして試行運転を経ての本格運行となり、1年以上の時間が必要となります。現在は、スケジュールに沿いまして新庁舎完成の25年春に向かい、新しいバス運行ができるよう取り組んでいるところでございます。  3点目のデマンド運行を検討しているが、巡回、循環バスとの同時運行を進めていくのかについてであります。現在デマンド交通システムを含めて検討中であり、おのおのには役割や機能分担がありますので、巡回、循環、デマンドと、すべてのバスが同時に運行することはございません。  最後に、4点目の新庁舎完成前の循環経路の見直しの話をいただきました。議員さんおっしゃいますように、富永のエバーグリーンから鴻巣へ向かうまでの間にJA吉田支店まで行ってほしいという声でございます。地元米納津地域の皆さんの声、理解をさせていただいております。しかし、停留所を1カ所増やすにいたしましても、ダイヤを改正し、経路図を作成し、燕市の公共交通会議の開催と承認、さらに運輸局への申請、調査、そして認可後におきましては世帯へチラシを配布するなど、約半年の時間と経費がかかってまいります。現在新しいシステムの検討中でありますので、現状経路でいましばらくご理解をいただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  以上でございます。 ◎教育次長(斎藤純郎君) 私のほうからご質問の2番、公共施設の管理についてお答えをさせていただきます。  まず、(1)吉田ふれあいセンターの施設運営についてでございます。吉田ふれあいセンターは、市民文化の高揚と市民福祉の増進を図ることを目的として設置をしておりまして、市内の文化芸能団体の皆さん方を始め、婦人会やまちづくり協議会などの自主活動の場として施設を運営させていただいております。年間を通して1万7,000人の方々からご利用をいただいており、地域にとっては欠くことのできない生涯学習の場であるととらえております。  次に、ご質問の2番の(2)吉田ふれあいセンターの施設内の管理についてお答えをさせていただきます。吉田ふれあいセンターの清掃等を含む施設の管理につきましては、臨時職員とシルバー人材センターへの代行員委託業務により対応いたしておりますし、施設をご利用いただく皆さん方からも後始末や清掃の確認についてご協力をいただいておるところでございます。  また、設備の維持管理につきましても、保守点検業務を専門業者に委託するなど、適切に施設内の管理を行っているところでございます。  次に、ご質問の2番の(3)吉田ふれあいセンターの管理員の人数でございます。平日の日中は、議員ご指摘のとおり臨時職員を1名配置させていただくとともに、平日の夜間及び土日を含む休日はシルバー人材センターに代行員業務を委託いたしております。通常は、臨時職員1名での管理体制ですが、今年度から吉田ふれあいセンターを吉田公民館の管轄にいたしましたので、吉田公民館に勤務いたします施設管理員が定期的に巡回するとともに、臨時職員の交代要員は吉田公民館から派遣するなどで対応いたしております。  また、緊急時や施設内の不備等が確認された場合は、早急に対応できるような連絡体制をとるなど、限られた人員ではありますが、最大限の対応を行っているところでございます。  次に、ご質問の2番の(4)指定管理者制度についてお答えをさせていただきます。今までは、吉田ふれあいセンターの指定管理者制度への移行につきましては計画はございませんが、今後は施設の管理のあり方について検証を行った上で指定管理者制度について検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◎農林部長(田中勝美君) それでは、ご質問の3番目、農地の荒廃地対策についてお答えをさせていただきます。  米の需給調整に対応できない圃場として、湿田のほか圃場面積が小規模など耕作条件の不良地のほか、管理不足などの問題が考えられるとこでございます。平成22年度に戸別所得補償モデル対策が実施されまして、作物の不作付地に対しましては農家から改善計画書が提出されております。今後は、改善方法や改善予定年などを確認しながら、改善に向けた情報提供や対策を講じてまいりたいと考えておるとこでございます。  また、自給率向上を促進するためにも、水田を余すことなく有効活用への誘導を図り、大豆、そば、米粉用米のほか、戦略作物などの取り組みに対しては交付金が交付される制度がございますので、それらを説明しながら自己保全管理や荒廃地の解消策として指導してまいりたいと思っているとこでございます。  さらに、市外在住の耕作者もおりますことから、現行以上の農地パトロールを行いながら、管理不良農地については該当市町村へ情報提供を行うとともに、農業委員会など関係機関と連携を密にし、対処してまいりたいと考えております。  以上であります。 ◆17番(中條征男君) それでは、順次再質問を行いたいと思います。  まず、巡回バスの目的は何なんだと言いましたけれども、きちっとした目的は言われなかったようですので、この後でも結構ですから、お聞きいたしたいと思います。これが私の一番のメーンです。それにおいて2番、3番、4番といく予定ではございましたが、これはしようがありません。  まず、それで1の(5)までありますけれども、まとめてになりますけれども、この巡回バス、何かを見直しするには公共交通会議にかけなくてはできないんだと、またそのようにやっても1年以上かかりますよというP.152ことなんですが、公共交通会議、この会からお聞きしたいと思います。果たしてこの公共交通会議の人員は何名で構成されているものか。また、会議をするときの委員の数は吉田地区、分水地区、燕地区と平均してのものかどうか、これをまず私はお聞きいたします。  それと、デマンド運行といいますけれども、地域の皆様方に私は「今市としてもデマンド運行を検討中なんだ」と。「おまんがそう言うたって、おらデマンドなんていうのわからんてば」と。「一般のおれたちがわかるような言葉で運行できないんかね」と、そう言われたから、私も非常に困り、「自分も詳しくはないけど、一種の乗り合いタクシー、そういうもんだと思ってくれってば。必要なとき電話かければ来るてんだ。そういうどうも制度に移行になるらしいんだ」と言うけれども、この米納津地域の方々は、先ほど市長を始め、担当部局の部長も言いましたけれども、何しろ25年春新庁舎完成時まで見直す計画はないんだというようなことです。それで、部長の話からすれば、これを見直すにはバス停1個増やすために、時刻表、いろいろあって、結局金がかかるというようなことなんでしょうけれども、市民の方は困るから、私たちはお願いしているんですよと。米納津の方のお話からすると、じゃ25年に吉田庁舎に回らないで新庁舎に行く路線というのは、おれたち今現在の米納津の情勢は、金融機関である農協がなくなったために非常に困るんだよと。だから、1カ所先まで延ばして、150メーターか200メーター延ばして鴻巣集落へ行くのにじゃ一体どれくらいの金がかかるんだと。その点も教えてもらわないと、私たちこの先まだ期間が長いんですよと。もうちょっと役所の方々からおれたちのようなじいちゃん、ばあちゃん、また車に乗れない方の声も大事にしてほしいんだというような声がかなりあります。その点についても私は言っておきます。  それと、この5番目の市民ニーズに対応していますかと言ったら、必ずしも対応していないと。ということは、やはり市民の大事な福祉バスなんですから、これらをもっと真剣に考えていただきたいと思います。  それと、限られた回数なんで、まとめて聞くようになりますけれども、デマンド運行をやるのにおいては、お金等は現在の巡回バス100円ですよね。どれくらいに設定を見込んでいるものか。恐らく100円なんてできっこありませんよね。それらもこの際ですので、お聞かせ願います。  それで、デマンド運行においても、すると新庁舎完成時にはデマンド交通と循環バスだけになるものかどうか、この点についてもまだ話はそこまでいっていないよということになったら、その時期というか、新庁舎完成時までにはきちっとやりますよとか、何かをお聞かせ願いたいと思います。  次に、公共施設管理についてでございます。ただいま教育次長のほうから、この施設は市民福祉の増進を図る目的で設置し、年間1万7,000人の方から利用いただいているという、非常に多くの方が利用しています。それも主にお年寄りの方が多く利用しております。その他いろいろなサークルの方も利用しているわけです。それで、じゃ管理は適しているかということになると、施設の利用者が後始末や清掃をしていると。これ私もそこの管理人にお聞きしましたら、そのように清掃をしてもらって非常に助かりますということで、これはわかります。それで、3番目の人員は私が先ほど言ったとおり1名です。この指定管理の面においては後で、この後にお聞きしますけれども、この後といったって今言いますけれども、(1)から(3)を総体的にこの場からお聞きしますけれども、施設利用者が後始末をするにしても、管理人が1人なんです。それで、私は「あんた一人でよく掃除までできますね」と言ったら、「利用者がいないときには、表の自動ドアはそのまま、中にあるもう一枚のドアをロックし、事務所にある電話を表に出し、そこにメモをし、ご用のある方は何番何番に電話してくださいと。私は、その電話の子機を持って掃除をしている」そうでございます。ですから、私も最初言いましたけれども、何でこれが市の施設なんだと。ということは、手が回らないわけです。私が用足しにトイレを借りたときには、本当に決してきれいなトイレではありません。でも、その後私が行ったときには非常にきれいなトイレでした。1人でこれだけのところの管理できるはずないんです、事務をやったり、清掃をやったり。今次長が利用者が後始末や清掃をしていると言いましたけど、私利用者に聞いてみましたら、「私たちは、使った部屋だけですよ。ロビーや廊下や階段は職員の方がやるんです。大変な仕事なんです」と。これもうだれが考えたってわかります。  それと、私臨時職員が1名ということはこれ大変だと思うんです。災害のときにはどうしますか。そりゃたしか館内放送あります。先ほど言いましたとおり、結構お年寄りの方が利用しているんですから、1人では何にP.154もできません。それで、この施設には屋内の消火器具もきちっと設置してあります。1人では消火のホースも持ち歩きできません。これらを考えた場合、これではと、これが現在市直営管理なんだかと、こういうことなんです。この施設は、現在避難施設でもありますよね。たしかあそこに看板あると思います。ですから、これらのことをすべて勘案し、よく考えて、やはり私が4番目に上げた市の直営で思うようにできないんなら指定管理者制度に移行するべきではなかろうかなと、そのように思っておりますので、この点についても再度お聞きいたします。  非常にふれあいセンターの館内は傷んでいるというか、手入れが行き届いておりません。障子の戸ですか、それが一番最初に行ったときにあまりにも、トイレがきれいだということではなく、私館内をちょっと回ったときには、障子は虫食いのような穴があいている。畳を見ました。非常にすり切れていました。たしかあれは憩いの間とかという部屋です、結構大きい部屋。そこで利用者のお母さんにお聞きしましたら、大変なんだてば、このとこに入って出るときには、私たちはズボンが畳のごみで、ちりですか、それを払わないと表に出られない状況だというようなことまで言われました。確かに私も見ました。非常に傷んでおります。やはり施設管理はきちっとするべきではなかろうかと思いますが、この点についてもお聞きいたします。  次に、農地、これにおきましても私毎年毎年こんなことを言っているんですけれども、農地パトロールを行うに当たり、農業委員会として、私は先回は吉田の方が吉田の地区をパトロールするんじゃないよということ提案したと思うんです。吉田の方が分水、分水の方が燕、燕の方が吉田というような、ということは農業委員の方々はほとんどの方が地区の推薦で委員を務めている方でございまして、地元に来てはそういうお願い事というのは非常に言いにくい立場なんです。この点先回も言いましたが、どのようにやっているものか。パトロールの行い方に問題があるんではなかろうかなと。それで、農業委員みんなが自分の与えられた地区、地域だけでもどこに荒廃地があるというのわからないと思います。それにおいては、各農家組合長さんあたりに文書等でお聞きしているものかどうか、これについてもお聞きいたします。  それと、先ほど言われましたけれども、他の市町村においてはというようなことですけれども、他の市町村の方の耕作者、あるいは地権者が、耕作者ですよね。他の町村の場合ですと、現地確認というのは燕の方がやるんじゃありませんよね。例えばこの辺にすると弥彦村の方がうちの集落にあったと。すると、弥彦の方が現地確認に来ると思うんです。あるいは、すぐお隣の新潟市の方であれば、燕の方じゃなく、そういうことでやはり荒廃地がなくならないんではないかなと私は思うんですが、この点どう思いますか。ひとつお願いします。  それと、農地パトロールを行ったということで、今年、23年度はまだ集計表は出ていないと思うんですけれども、22年度で結構ですから、全体の件数、地区別で何件あったんだと。面積はどれくらいであった、また耕作者は各地区で何名ずつであったんだと。文書で指導した結果、改善された方が何名いらっしゃるかもお聞きしたいと思います。  以上、2回目の質問をこれで終わりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◎市民生活部長(星野友栄君) バスの関係でお答えをさせていただきます。  何点かいただきました。冒頭に目的はということでございましたけども、先ほども答弁させていただきましたように、今後高齢化社会がどんどん進んでいきます。福祉政策の一環を目的といたしまして、交通手段を持たない市民に対する移動手段ということでございますので、よろしくお願いをしたいと思っております。  2点目に、燕市の公共交通会議の関係でいただきました。この会議につきましては、公共交通計画、すなわちバス計画の策定、それから変更につきまして協議する会議でございます。現在のメンバーにつきましては21名でございます。この委員の中には、運輸局、警察署、県の振興局、それからバスの事業者など、関係機関を始めといたしまして、市民の代表として各地域から自治会役員など4名が入っておるのが現状でございます。市といたしましては、いろんな要望を把握するためにこの会議を設けておるということでございます。  それから、3点目にデマンド交通システムがわかりにくいということでございますが、デマンドにつきましては、議員さんおっしゃいますように要望とか要求とか、そういう意味でございます。利用者の希望時間や乗車場所など、要望にこたえまして運行するという予約型の乗り合いバス、乗り合いタクシー的なものでございます。今後市民の説明等に対しましては、わかりやすい文言で対処していきたいと思っております。  それから、利用料金の話をいただきました。これにつきましては、現在検討中でありますので、今現在公表できる状況ではございません。ただ、デマンドにつきましてはタクシーと違います。一定の枠組みの中での運行となるわけでございます。コスト面などからいたしまして、当然これから利用料金も検討していかなければならないというような状況になってくると思いますので、よろしくお願いをいたします。  最後に、地域の要望という関係でございますけども、先日も自治会長さんを始めといたしまして、アンケートをとらせていただきましたけども、停留所を増やしていただきたいという要望が数多くありました。先ほど申しましたように現在この巡回バス、より市民から利用しやすいようにということで見直し、検討を行っておるところでございますので、いましばらくは現状経路でご理解をいただきたいということでございます。よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ◎教育次長(斎藤純郎君) それでは、吉田ふれあいセンターの施設管理についてお答えをさせていただきます。  必ず1日に1回は吉田公民館からふれあいセンターに職員が参ります。そして、巡回する職員もおりますし、それから館長も必ず1日に1回は顔を出していくように努めております。  それから、災害時の関係でございますが、今年の7月末の大雨のとき、やはり屋上からも大量の水が、あれだけの雨でしたので、発生をしたわけでございますけれども、そのときもすぐに生涯学習課、それから吉田公民館から駆けつけまして、すぐに対応をとり、事なきを得たというようなことでございまして、危機管理にも努めておるところでございますけれども、議員がおっしゃる点多々わかっております。  それで、施設の維持管理につきましては、現在でも職員が力を合わせて最少の経費で最大の効果を上げるように努めておるところでございますが、先ほどもご答弁申し上げました吉田ふれあいセンターの施設のあり方について、再点検をさせていただき、今後につきましては指定管理も含めて検討をさせていただきたいと思っております。  それから、トイレのことでございます。議員さんからご使用の際に汚れていたということで、大変申しわけなく思っております。市民の皆様から気持ちよくお使いいただけるようにさせていただきたいと思います。その後私も吉田ふれあいセンターに出向きまして、全施設を点検をさせていただきましたけれども、その際には職員も一生懸命やっておりますので、ぴかぴかになっておりましたのをひとつご報告させていただきたいと思っております。  それから、畳の件でございます。2階の憩いの部屋というところに畳の部屋がありまして、利用者の方々からも議員さんご指摘のようにお話をいただいているところでございます。吉田ふれあいセンターに限らず、畳につきましては消耗するものでございます。耐用年数が来ているものにつきましては、予算を確保させていただきながら、畳の表がえを行い、ご利用いただく皆様から気持ちよくご利用いただけるように努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◎農業委員会事務局長(本多弥君) それでは、4点ほどご質問があったかと思いますので、それにお答えさせていただきたいと思います。  1点目、農地パトロールの件ですけども、ほかの担当の委員が回ったほうがいいじゃないかというご意見でございますが、一応地区担当制をとっておりまして、農地パトロールについては、議員さんご指摘のとおり地元の委員は言いにくいということもございますので、複数で回るようにいたしております。言いにくい点は、事務局のほうで文書を出したり、基本的には口頭で何度か指導するというような形をとっておりますが、地区の農業委員は地元をよく知っておりますので、地元の農業委員を交えた中で複数で農地パトロールを実施しておりますので、よろしくお願いいたします。  2点目でございますけども、地元農家組合との連携でございますが、農業委員の中には農家組合長も兼ねていらっしゃる方もいらっしゃいますけども、基本的に問題のある農地、荒廃農地につきましては、地元の農家との連携も大事かと思いますので、その辺は委員の方が必要と判断した場合、農家との連携をとりながら解消に努めているところでございますので、よろしくお願いいたします。  3点目でございますが、市外の農家の方については、生産調整の絡みで、市外の方が現地確認をするということでございますけども、農業委員会の立場としては、管理するのが燕市内の農地でございますので、市外の方の持っている燕市の農地につきましても、必要とあればその担当の農業委員会と連携をとったり、また直接文書でご本人に、所有者の方に連絡するなどをして対応してございます。  あともう一点、23年度につきましては、今、後期農地パトロール、それ集計しておるとこでございますので、22年度ということを言われましたので、地区別で申し上げたいと思います。燕地区につきましては、農地パトロールの結果、管理が不良である、荒れているなという農地が109件、これ筆数ですけども、109件の約6ヘクタール、吉田地区につきましては3件の0.3ヘクタール、分水地区につきましては95件の2.9ヘクタール、合わせて207件、9.3ヘクタールでございます。耕作者数でございますが、燕地区は62人、吉田地区が3人、分水地区が65人、計130人でございます。  文書指導につきましては、これは40人の方に文書指導を行いまして、口頭で改善されたものも含めまして約2.5ヘクタールが改善されたというふうに確認しております。これは、特に山手のほうとか、あと河川占用地とかが多うございますので、その辺もまた地元の農区とか、あと市の農林部、農業団体、あとまた河川占用組合とか、連携をとりながら解消を図っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上でございます。 ◆17番(中條征男君) 大変どうもありがとうございました。  まず、今回今度逆からいきましょうか。最後から。農業委員会の事務局長よりご報告いただきまして、農地パトロールの成果というのは、じゃ改善されたというと約25%くらい荒れ地がなくなったという認識でいますので、大変どうもご苦労さんでございます。新年度もそのように、荒廃地がなくなるようによろしくお願いいたしたいと思います。  公共施設管理についての指定管理制度のところに、当初計画はないんだと教育次長言われましたけれども、たしかこの施設は吉田地区のまち協の方が事務所というか、結構使っているように見受けられますので、私個人のあくまでも考えですけれども、指定管理者制度を前向きに考え、吉田地区の吉田小学校区のまち協の方々に指定管理をお願いしたらどうかなと思うわけですが、この点においては、これ市長部局でないから、やはり教育次長なんでしょうか。幾ら市長部局ではないといっても、最終的な判断は市長にあると思うんですけれども、その辺市長はどのように思っているかお聞かせ願います。  それと、この施設内の憩いの間の畳の入れかえですか、これは是非とも入れかえをお願いしたいと思います。この点についても、できればはっきりとこの場で畳の入れかえやりますよというようなことをお聞きしたいと思います。  1番の循環、巡回バスにおきましては、私も結構無理なことを言っていますけれども、住民というのはやはり自分たちが一番困っていると、皆さんそう認識しているんです。そこで、公共交通会議のメンバー、ここには21名であるというようなことを言われておりますが、でき得ればまちづくり協議会、まち協のあたりの方、あるいは民生委員の方々がこのメンバーに入れば各地区のことが詳しくわかって、把握してうまくいくんではなかろうかと思いますが、その点どのように思っているかお聞きし、私の一般質問を終わりたいと思います。よろしくお願いします。 ◎市長(鈴木力君) 最後の質問にお答えします。  巡回バスにつきましては、繰り返しの答弁になりますけれど、皆さん方のいろんなご要望は十分踏まえているつもりではございますけれど、いろんな事情から新庁舎移転に合わせて今見直しを行っておりますので、それが完成するまでちょっとお待ちいただきたいというふうに思っております。  それから、教育委員会所管の施設につきましては、教育委員会のほうが答弁すべきものというふうに認識しておりますので、そちらで答弁させていただきます。 ◎教育次長(斎藤純郎君) まずもって畳の関係でございます。先ほども申し上げましたふれあいセンターだけでなくて、やはり畳を使っているところがありまして、消耗品に近いわけでございますので、予算を確保させていただいて、計画的に畳がえをさせていただき、ご利用の皆様方から気持ちよくお使いいただけるように努めていきたいと思います。  それから、指定管理の関係でございます。まずもって施設のあり方について、議員さんからもご指摘をいただきましたので、しっかりと再点検をさせていただきたいと思います。そして、指定管理に適するというのであれば指定管理に取り組ませていただきたいと思いますし、また議員さんからご指摘をいただきました中にまちづくり協議会も入っておりますので、そこらも参考にさせていただきながら検討をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(大岩勉君) それでは、ここで説明員入れかえのため休憩いたします。          午後 2時48分 休憩          午後 3時03分 再開 ○議長(大岩勉君) 休憩を解き、会議を再開いたします。  次に、20番、土田昇君に発言を許します。 ◆20番(土田昇君) 3時、午後の大分お疲れのところでありますが、私が今日の最後になりますけども、通告 に従いましてこの12月議会一般質問を行ってまいりたいと思います。今回のまた通告の内容は、3点ほどにわたりますが、答弁のほどよろしくお願いを申し上げたいと思います。  まず、第1に、来年度の予算編成の基本方針と重点施策についてであります。鈴木市政が誕生いたしまして、今回が2回目の本格的な私は予算編成になってくると思うわけでありますが、今現在各担当課におかれましては、時間もどんどん少なくなってまいります。そのような状況の中で編成作業になると思われますが、私は市民生活最優先の予算編成になるようにまず最初に強く望みたいと思います。  そこで、順次伺ってまいりますが、今年の3月の11日、3月議会の私ども真っただ中でありましたが、そのときにあの東日本大震災と同時に東電の福島第一原発、この放射能汚染で今現在東日本の方々は非常に公私、私生活、いろんな意味で厳しい生活環境に陥っております。  私も先月の14日と20日の日曜日、2回にわたって福島市に行ってまいりました。そのときに、つらい話でありますが、「福島というだけで本当につらい思いをしております」と言っておられました。そして、放射線量は風向きはどうだ、あしたはどうなっていくんだろう、日々そのような繰り返しでございました。毎日毎日が不安の連続、そのようなのが福島市の今の実態ではないかと肌で実感をしてまいりました。  また、現実に今現在新潟県内に福島のほうから、一時的には少なくなったわけでありますが、現在今避難者の数は日々増えているという状況でございます。これは、とりもなおさず放射能の1点であります。  そのような状況の中で、国の政治、これは皆さん、もう既に新聞、テレビで報道のとおり、9日に臨時国会が閉会をいたしました。その中で、2人の大臣、この問責決議案が可決されたわけでありますが、その一方で来年度の財源、一体どうなっていくのかなど、重要法案は来年の通常国会まで先送りになりそうな状況であります。そのような国会運営であったと思いますし、財政問題については東日本大震災の復興財源やいわゆる原発の放射能の後処理の問題等々で、国の財政ももっともっと厳しいような状況に追い詰められていくんだろうと、このようにも思われます。この国の財政については、後で私市長の見解についても伺ってまいりたいと思います。  まず、本市においても、国政の今回のこの停滞、さらには経済、これがいわゆる低迷をしておるような状況、さらに円高やTPPの問題等々で、あしたの政治が見えない中での私は厳しい予算編成にならざるを得ないと思われますが、合併して来年の3月で6年、これが経過をいたします。この間の経過も踏まえて、本年度の財政指標について報告を願いたいと思います。  そして、まだ明確にはならないでしょうが、来年度のある程度の見通し、これはもう既に計画どおり動いておられるとは思われますが、その点についても現段階でどのような認識で予算編成に臨もうとされているのか、この点についても確認をさせていただきたいと思います。  さらに、合併後の特例債の起債がこの6年間で何%ぐらいいっているのか私よく承知しておりませんが、これも旧市、町単位で予定どおり進めてこられたと思うわけでありますので、この点についても確認をさせていただきたいと、このように思います。  次に、野田内閣が、先ほども申し上げましたように先の見えない政治、そのような中ではっきりしていることは、不退転の決意で臨むとしているのが、先輩、同僚議員も申されておりますが、消費税の増税と社会保障の切り捨てと一体改革、これだけは不退転の決意で臨んでいくそうであります。このように国会で発言しておりますので、私どもの燕市にとって今現在でも農業、工業、商業、どの分野をとってみていただいてもまさに経済は冷えていると思いますし、皆さんもそれに近いような認識を持たれているんではなかろうかと、このように思われます。そうなりますと、当然市の税収も落ち込んでくるわけでございます。そのような厳しい状況で予算編成に当たらざるを得ないということは、間違いのない事実であります。これも今朝同僚議員申されておりますが、ある意味では自治法の改正等で今後は交付税の削減、これらも考えていかなければならないような時代に入ってきたのかな、一括交付金で持ってこられたらそのような状況にならざるを得ないなという感じは率直に私も持っておりますし、その点については非常に心配な部分もございます。  まず、そこで伺ってまいりますが、限られた財源の中でどのように配分をしていくんだろうか、そこが問われる予算編成になるわけであります。私冒頭にも申し上げたように、市民生活最優先の予算であってほしいし、いわゆる福祉に関する予算や暮らしに関する予算、さらには教育に関する予算、この分野がもしも削減されるような状況になるとすれば、それは直接市民生活に大きな負担が重くのしかかってまいるわけでありますので、私は常にそのことを考えて議会活動に専念をしてまいりましたし、福祉や暮らし、教育最優先の予算編成をどうしてもこの不景気の中で強く求めたいと、このように考えます。その点について市長の基本的な姿勢と福祉、暮らし最優先に関するそのような予算編成の中で重点施策があったらその点についても確認をさせていただきたいと思います。  次に、吉田小学校の改築事業が進められておりますが、来年度の予算ではいよいよ本格的に着手する予定になってくると思われます。この事業は、合併特例債と同時にガス譲渡清算金とそれら等々を含めて進められてくる事業であります。その財源の内訳について伺っておきたいし、それと同時に体育館の完成が26年度にずれ込んでいるわけでありますので、25年で学校が完成しても1年間先送りということになりますが、その辺は何とか努力していただいて、早目に体育館のほうも進めてもらいたいというのが私の要望であります。その点についても確認をさせていただきたいと思います。  次に、第2点目の質問として、市営住宅の管理について、4点について伺っておきたいと思います。現在の市営住宅の総数について伺いをいたします。これも当然合併前の旧燕市、分水、吉田単位の数、これも確認をさせていただきたいと思います。  次に、その中で現状で入居可能な数、この数についてもお伺いをいたしたいと思います。これについても旧市、町単位の戸数も伺っておきたいと思います。  次に、現在入居不可能であってもある程度修理をして入れる、そのような市営住宅も私はあると思われます。そのような状況、どのように皆さん方掌握されているのか、この点についても確認で伺っておきたいし、それについては修理にかかる予算等もございます。これも当初予算でありますので、その点についても私見解を求めたいと、このように思います。  次に、幾ら修理をしてみてもこれはもう絶対に入居不可能でありますと、このような住宅も我々が市内を見て回りますと相当の数に上っているということも事実であります。そのような状況で、どれぐらいの数を皆さん方は絶対に入居不可能と見ておられるのか。これも今当初予算でありますので、こんなことは補正予算では通る話ではない。当初からわかっているわけでありますので、この点についてもどのような対応をされていこうとされているのか、この点についても確認をさせてもらいたいと、このように思います。  第3点目の質問として、信濃川の可動堰の残土処理についてお伺いをいたします。この質問については、過去に同僚議員もかなり質問した経過もございますが、私いま一度確認をいたしたいと思います。地権者の方々は、この用地提供については当時詳細に説明は受けてまいりましたし、そのように私は認識しております。それについても今後の対応についていろいろと現在心配をなされている状況がございますので、3点にわたり、伺いをいたしたいと思います。  可動堰改築事業で土砂の仮置き場の用地に対して、今も申し上げましたように説明は受けてまいりましたが、当時は復元して、もとの状況にして返しますというのが当初の説明であったと思われます。ところが、時間がたつにつれて30センチほど現在の道路から下げて 返還しますというような、これが私正解なんだろうと思いますが、その点についてしっかりと私確認をしたいし、そのことについてまた地域の皆さんに、地権者の皆さんにお話もさせていただきたいと思います。  次に、現状のままでよい、今ほど申し上げましたようにいろいろな意見がございますが、復元してもとに戻してほしいとか、多様な考え方がございます。そうでしょう。120件からの地権者があるわけですから、当然それぐらいのことは出てまいります。そういう地権者の皆さんに対して、私は信濃川の河川事務所はいま一度今ほど申し上げましたようにしっかりとした説明をする義務があるんだろうと思われますが、その点についても答弁求めます。その点市としてもこの事業についてはある意味露払いをやってまいりました。市の考え方、いわゆる信濃川の河川事務所との対応のやり方、今後の問題、この点について考え方を確認、伺いをいたします。  また、最後になりますが、粛々とこの工事は進んでまいりました。そして、予定どおり、予定より早くということになるやもわかりませんが、契約については今後どのように対応をされていくのでしょうかということを1回目の質問として伺って、答弁を求めたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 ◎市長(鈴木力君) それでは、土田議員のご質問に順次お答え申し上げます。私のほうからは、1番目の(2)平成24年度予算における基本方針と重点施策の関係につきまして答弁させていただきます。それ以外の項目につきましては、それぞれの担当部長のほうからご答弁申し上げます。  それでは、平成24年度の予算編成の基本方針、そして重点施策は何かというお尋ねでございますけれど、基本的には私が目指しております日本一輝いているまち燕市、この実現に向けて、議員もご指摘ありましたようなこの不景気の中において、産業の振興、これどうするか、それはもとより教育も含めた未来の燕を担う子供たちの育成や福祉の充実などの各事業に取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。  個別の施策につきましては、議員もご指摘のとおり、国の地方財政対策等が示されておらず、全体のフレームが依然不明瞭な段階であることから、この場で詳細にお話しすることはできませんが、基本的な考え方としましては、先般ご説明申し上げました総合計画の後期基本計画、これに示された目指すべき5年後の姿、これを見据える中で改めて現状、これまでの取り組みを検証し、優先順位をつけた中で施策の重点化を図りながら予算編成を行ってまいりたいと、このように考えております。 ◎企画財政部長(岡本泰輔君) 私のほうからは、各種財政指標と合併特例債の借り入れ実績、あと吉田小学校の改築事業の関係についてお答えをいたします。  まず、各種財政指標と合併特例債の借り入れ実績についてでございますが、議員からは各種財政指標につきましては平成23年度の数字と24年度の見通しということでご質問いただいたところでございますが、23年度につきましては今まさに予算の執行を行っておるとこでございますし、24年度につきましては依然国のほうから来年度の地方財政対策等、全体的なフレームが示されておりませんので、ちょっとその部分の数字というのは現時点でお答えすることはできません。ただ、当初予算とあわせてお示しする予定としております財政計画、財政見通しの中で必要な指標については、数字を精査した中で数値の見通しのほうをお示しさせていただければというふうに思っておりますので、ご理解をいただければと思います。その上で、現時点でわかっている最新の数字ということで財政指標のほうお答えをさせていただきます。  まず、基準財政収入額、実質収支比率、経常収支比率、公債費比率、起債制限比率についてでございますが、基準財政需要額は平成23年度で87億2,347万9,000円、実質収支比率、経常収支比率、公債費比率、起債制限比率は、直近の数値が平成22年度決算となってございますけれども、実質収支比率が5.4%、経常収支比率が87.6%、公債費比率が10.2%、起債制限比率が9.2%と、全体的に改善方向でございまして、20市比較でも平均的から比較的健全な数値ということで維持をしておるとこでございます。今後においては、国の財政も議員ご指摘のとおり不透明な部分もございますし、円高の影響が未知数の部分もございますので、また新市建設計画による公債費の増加ということも見込まれるとこでございますので、一層適切な財政運営に努め、指標等の改善等々、維持をしてまいりたいというふうに思っております。  合併特例債の借り入れ実績、こちらも平成22年度の決算ということでございますけれども、総額が128億9,150万円となっておりまして、旧燕地区で64億2,990万円、旧吉田地区で31億6,280万円、旧分水地区で23億5,710万円となっておりまして、新庁舎等の共通事業としてこちらのほうが9億4,170万円というふうになってございます。  続きまして、吉田小学校の改築事業の財源内訳と屋内運動場の完成年度についてお答えをいたします。吉田小学校改築事業の校舎建設に係る入札を去る11月30日に執行したところでございます。契約議決につきましては、本定例会において追加でお願いをする予定となっております。本事業の現時点での事業計画額は約33億円となっており、財源内訳は国交付金で約4億円、合併特例債や県地域づくり資金地域振興事業債といった地方債で約28億円、一般財源で約1億円となっております。なお、本事業ではガス事業譲渡清算金活用基金を最終的に約10億5,000万円活用する見込みでございます。  続いて、屋内運動場の建設につきましては、建設期間中において児童が屋内運動場の使用ができなくなることを避けるため、現在の中央保育園やプールの跡地に建設を計画しております。  また、吉田地区統合保育園の開園を26年度に計画していることを踏まえ、現在の中央保育園の園舎を25年度まで使用する必要があることから、新たな屋内運動場の建設は全体計画を見据えた中で平成26年度に建設するものというふうに予定をしております。  以上でございます。 ◎都市整備部長(山岸正義君) 私のほうからご質問の2点目と3点目についてお答えをさせていただきます。  最初に、市営住宅についてでございます。現在市で管理する市営住宅等の数は、燕地区242戸、吉田地区256戸、分水地区54戸で、合計552戸でございます。入居可能な住宅の戸数ということでございますが、燕地区194戸、吉田地区236戸、分水地区54戸の合計484戸でございます。また、修理すれば入れる住宅ということで、燕地区1戸、吉田地区1戸、分水地区はございません。また、その修理費用は合わせておおよそ150万円程度でございます。入居不可能な住宅の数ということでございますが、耐用年数を過ぎて入居募集を停止しているもの66戸がございます。また、解体においては、公営住宅の形状が複数住宅つながる長屋仕様、こういったものが多いため、1棟全部があかないと難しいものと考えております。次年度におきましては、解体費用100万円程度の予算化を考えているところでございます。  次に、大河津分水新可動堰の残土処理についてでございます。土砂仮置き場につきましては、新可動堰改築事業に伴い発生した土砂を右岸側高水敷部分の盛り土用として再利用するために一時的に仮置きしているものでございます。返還時の形状についての議員ご指摘のような地権者のご意見、ご要望に関することにつきましては、直接伺っておりません。しかし、賃貸借契約時に地権者の皆様と協議を重ねた上で、県道から約40センチメートル、市道から約20センチメートル下がりの高さで整地するなどの確認事項を双方の総意として取り交わしてありますことから、この確認事項で明示された形を基本に返還されることとなっております。信濃川河川事務所によりますと、今後道路の復元など細部の計画に関しまして各自治会長に説明を行う予定と伺っております。  また、土地の賃貸借の契約期間につきましては、当初平成24年4月1日から平成25年度末の6年間でありましたが、事業の進捗が早まり、平成24年度末までの1年間短縮される予定と伺っております。  以上でございます。 ◆20番(土田昇君) それでは、2回目の質問をさせていただきます。  来年度の予算編成については、市長、日本一輝くまち燕、さらには産業、教育、福祉の充実等を考えると。それも後期計画にのって進めていきたいと、このような答弁であったかと思われます。  そこで、これから伺ってまいりますが、1回目で申し上げましたが、現在の私は燕市の財政状況については、厳しい中にもそれなりに行政に携わる皆さんはご苦労されて、何とかかんとか財政指標はいい方向に向かいつつあるのかなと、このようには思われますけれども、恐らく来年度になりますと、この予算から平成24年、25年の予算になりますと、今ほど申されたいわゆる公債費比率、これが今現在実質公債費比率は16.3%であります。これが合併して2年ぐらいの時点で18.5、もうちょっとで水面下すれすれのとこまで行くんだなという感じはあったんですが、今現在ここ、このような数字になりますが、これは恐らく今後も上がってくる可能性はあると思われますが、その点について皆さん方どのような認識持っておられるんでしょうかということを確認をさせていただきたいと思いますし、合併以後のいわゆる私どもの燕市の当初予算については、平成19年で320億円です。さらに、20年、320億円です、これも。半端な数字は全部省きますが、平成の21年度で、これからいよいよ特例債事業入ってまいりましたから、350億円。さらに、22年度については330億円。そして、今の状況でありますが、これも当初予算は350億円でスタートしてまいりました。それ以後補正も入れているわけですから、それなりの金額にはなっているとは思われます。  そこで、今の時点ではわかりませんという状況でありますが、これから使う特例債事業については、これからあともう4年残るわけですが、その辺についてはどれぐらいの金額が必要とされるのか。そうすることによってこの公債費比率の基準も大体見えてきますので、その辺についても確認をさせてもらえればいいかなと思います。  それから次に、市営住宅の関係ですが、これも150万円の予算で実現できるということであれば、修理をしていただいて早急に入居可能な状況をつくり上げていただきたいということを申し上げますし、絶対に不可能というのが66世帯ということになるんですか、66戸ということになるんですか。これらもお金があるとかないとかいうような以前の問題になる。先ほどの婦人会館の話と相通ずる部分があるかと思われます、予算の関係がどうのこうので。だって、ほかの人たちが、市民の皆さんがなぜこのような状況を放置するんですかと、それを言われたときに私は二の矢が継げません。お金がありませんから、そういう状況でしょうということしかございませんので、その辺も今後しっかりとした対応をしていただきたいと思います。  それから、信濃川の河川敷については1年短縮した、紙一枚でそういうふうな状況になったわけでありますが、私がここで、答弁求めますけども、深いところでは約2メーターぐらい埋め立てしています。そうしますと、これから信濃川の河川事務所は土地を返却する。そうしますと、当然道路、排水等の問題が含まれます。さらには、そこに田んぼの減反のカウントが従来であればされてきたはずでありますが、その辺の対応は今後、それだけ土を盛っておきながらいわゆる減反としてカウントができるのかどうか、その辺もまず2回目の質問で確認をさせていただきたいと思います。  これで2回目終わります。 ◎企画財政部長(岡本泰輔君) 私のほうからは、実質公債費比率の今後の見通しと今後の合併特例債事業どれぐらいやっていく予定なのかということについてお答えをいたします。  実質公債費比率につきましては、議員ご指摘のとおり平成22年度決算で16.3%というふうになっております。今後合併特例債事業の償還等々、本格化を迎えるということでございますので、こちらの数値のほうは現状維持からやや上昇していくのかなというふうに考えております。ただ、具体的な数値につきましては、先ほどお答えしたとおり、財政計画、財政見通しのほうでちょっと数字を精査させていただければというふうに思っております。いずれにいたしましても、中期的な財政運営の数字を見ながら、中長期的により健全な財政運営を行っていけるように努めてまいりたいというふうに考えております。  今後の合併特例債の発行ということでございますけれども、また合併特例債を発行するには個々の年度の予算ということで皆様方でご議論いただいて、年度、年度の予算を組んでまいらないといけないというところではございますけれども、先ほど22年度決算ベースで128億9,150万円というふうにお答えをいたしました。23年度の発行予定額でございますけれども、こちらのほうは当初予算ベースでございますが、36億円というふうになってございます。今後の発行見通しでございますが、ちょっと数字のほうも精査が必要かとは思っておりますが、100億円を超える規模での起債のほうを予定しておるとこでございます。  以上でございます。 ◎都市整備部長(山岸正義君) 市営住宅について2点ほどと思っております。  まず、修理についてということでございます。先ほどご答弁申し上げましたが、修理すれば入れるのが2戸ということでございますが、これにつきましては前向きに新年度考えてまいりたいと思っておるところでございます。  そして、解体の件でございます。先ほどもご答弁申し上げましたけれども、長屋建てといいますか、そういったのが現実的に多いわけでございます。そういったことで、中には一戸建てもございますけれども、長屋の全部が出ないとなかなか解体もできないというところが実態でございます。おっしゃるとおり防犯、また景観上もよろしくないというのは十分承知をしているつもりでございますけども、そういったこともご理解をいただきたいというふうに思います。  そして、残土の仮置き場ということでございます。減反の対象になるかということでございますが、これも計画時にも確認したとこでございますし、また再度確認してございますが、結論から申し上げて減反の対象になるというところでございます。現状今のような盛った状態で地権者の皆様にご返還するということでございますけども、転作の対象になるということで、また何かそこへ作物等、大豆等でもつくっていただければそれもまた対象にもなるというところでございます。よろしくお願いしたいと思います。 ◆20番(土田昇君) 3回目、最後になりますが、市長に求めたいと思いますが、答弁求めますが、来年度の中で重点施策と、吉田小学校そのものの改築事業は重点施策であると、私自身はそのように感じておりますが、市役所等も含めてハードの事業は見えているわけでありますが、いわゆるソフトの面で市長がどのように来年の予算で考えておるか、これについて確認をさせていただきたいし、次の質問もあわせて私市長に答弁を求めたいと思います。  1回目に私申し上げましたが、いわゆる社会保障と税の一体改革、私どもの先輩議員も先般の昨日の一般質問で申されました。そういう中で、大企業、大資産家への新たな減税、さらには軍事費、大型開発、原発関連予算、政党助成金などは、ここにメスを入れていくと。これは、先般、昨日の話でありました。さらには、富裕層、いわゆる俗に言われる1,000万円以上の皆さんが該当するのか、それ以上が該当するのか私わかりませんが、そういう人たちに対する税の公平な負担の原則、これは常に行政当局が使われる言葉であります。公平の負担の原則。例えば国保滞納、介護保険滞納、これは介護保険であっても何であっても公平の負担の原則です、このようにやられるわけでありますし、私は税のあり方についてやはり今後は我々自身が認識しなければならないと思っているのは、我々国民が全体でこれからの、先ほど市長が申されたいわゆる継続、持続可能な社会保障、これも昨日発言されたんです。これを継続するには、絶対的に今後全体で社会保障を支える。そのためには、やはり我々が所得に応じた税制改革、これをやっていかなければ私はならないと思っているわけでありますが、その点について市長の見解を求めますし、いわゆる公平の負担の原則と言われますと、延滞した場合14.6ぐらい、サラ金よかも高いかもわかりません、今。ぐらいの金額が上乗せになって、それを返すだけでも精いっぱいでありますので、例えば200万円、100万円でもいいです、わかりやすく。100万円で10万円の税金を納める人と1,000万円で100万円の税金を納める人、どっちが楽かいったら、これはもう当然推して知るべしでありますので、これからの税制問題等も含めた中で、市長の消費税は避けて通れないんだみたいな、それは最後の最後で私は結構であると思います。けれども、我々は最後までそのことについては不公平な、今ほど言った100万円も1,000万円も同じ税制が課せられるわけでありますので、消費税は。最後まで明確に反対はしてまいりますが、一方で今ほど申しましたように国民全体でその税の、1,000万円は1,000万円の税金を納める、今現在そうなっているとは思いますが、そのパーセンテージをもっとウエートを変えていくような方法をとらざるを得ないと私は思うわけでありますので、その点について市長の見解、3点ほどでありますが、答弁を求めたいと思います。 ◎市長(鈴木力君) 最後の質問にお答えいたします。  まず、ソフト事業として何を考えているのかということでございますけれど、先ほども申し上げましたように長期計画の中で示している方向性に向かって、それを実現するためにハード、ソフトをいろいろ考えていきたいと思います。いろんな研究会も立ち上げましたので、その中から出てきたメニューというのもできるものから取り組むという観点の中から考えていきたいと思いますが、全体としてはやはり地方財政計画、交付税がどのぐらい来るかというのを見据えた中で考えていくということになろうかなと思っております。  それから、福祉と税の一体改革の中でということだと思いますけれど、公平な負担の原則、これは当然堅持すべき姿勢だろうと思っております。そういった中で、いろんな富裕層からより多くを取るべきではないかというようなご意見もある。そういったご意見も踏まえて、国のほうで税と社会保障の一体改革をしっかり国民の観点に立って議論されてほしいなというふうに考えております。地方の立場から申し上げれば、昨日本多議員にもお答えしましたように、消費税の逆進性というデメリットをどのように緩和していくかという弱者対策というのが制度設計されるべきだろうと思っておりますし、さらにはしっかり税収を、これは地方のほうに回ってこない。地方の政策に回ってこなければならないということも大切だろうと思っています。そういった意味で、地方の財政に対しての配慮というのもしっかり制度設計される、そういった幾つか申し上げた点を含めて、国のほうで国民の立場、地方の立場に立った改革、議論がされるべきというふうに思っております。 ○議長(大岩勉君) 以上で本日の日程を終了しましたので、本日はこれで散会といたします。          午後 3時51分 散会...