令和 2年 第1回(3月)
定例会令和2年第1回(3月)
見附市議会定例会会議録(第1号)〇議事日程 第1号令和2年3月3日(火曜日) 午前10時開会諸般の報告第 1
会議録署名議員の指名について 第 2 会期の決定について 第 3 新
年度施政方針 第 4 議第1号 令和2年度見附市
一般会計予算 議第2号 令和2年度見附市
国民健康保険事業特別会計予算 議第3号 令和2年度見附市
後期高齢者医療特別会計予算 議第4号 令和2年度見附市
介護保険事業特別会計予算 議第5号 令和2年度見附市
宅地造成事業特別会計予算 議第6号 令和2年度見附市
ガス事業清算特別会計予算 議第7号 令和2年度見附市
水道事業会計予算 議第8号 令和2年度見附市
下水道事業会計予算 議第9号 令和2年度見附市
病院事業会計予算 〇本日の会議に付した事件 議事日程と同じ 〇出席議員(14人) 1番 馬 場 哲 二 2番 徳 永 英 明 3番 浅 野 千 紘 4番 石 田 敏 明 5番 樺 澤 直 純 6番 渡 辺 美 絵 7番 佐 野 統 康 8番 佐 野 勇 9番 五 十 嵐 勝 10番 重 信 元 子 11番 渋 谷 芳 則 12番 大 坪 正 幸 14番 関 三 郎 17番 佐 々 木 志 津 子 〇欠席議員(1人) 15番 髙 橋 健 一 〇説明のため出席した者 市 長 久 住 時 男 副 市 長 清 水 幸 雄 会 計 管理者兼 森 澤 祐 子 会 計 課 長 企 画 調整課長 金 井 薫 平
まちづくり課長 吉 原 雅 之 総 務 課 長 佐 藤 貴 夫 市 民 生活課長 土 田 浩 司 税 務 課 長 星 正 樹 地 域 経済課長 曽 我 元
農林創生課長兼 池 山 一 郎 農 業 委 員 会 事 務 局 長 建 設 課 長 高 山 明 彦 健 康 福祉課長 田 伏 真 病 院 事 務 長 大 橋 耕 一 ガ ス 上下水道 細 川 與 司 勝 局 長 消 防 長 小 川 浩 之 教 育 委 員 会 長 谷 川 浩 司 教 育 長 教 育 委 員 会 森 澤 亜 土 事 務 局 教 育 総務課長 教 育 委 員 会 糀 谷 正 夫 事 務 局
学校教育課長 教 育 委 員 会 大 野 務 事 務 局 こ ど も 課 長 監 査 委 員 田 伏 智 事 務 局 長 〇
事務局職員出席者 事 務 局 長 池 山 久 栄 次 長 真 島 綾 子 議 事 係 長 松 原 司 午前10時00分 開会及び開議
○
佐々木志津子議長 これより令和2年第1回
見附市議会定例会を開会します。 現在の出席議員14人、欠席届出1人であります。 これより本日の会議を開きます。
△諸般の報告
○
佐々木志津子議長 最初に、諸般の報告をします。 まず、議員の異動について報告します。 去る2月25日に久住議員から一身上の都合により辞職したいとの願い出がありましたので、
地方自治法第126条ただし書の規定により、同日久住議員の辞職を許可いたしました。また、それに伴い、
委員会条例第8条第1項ただし書の規定により、
産業厚生委員会委員に樺澤議員を選任いたしました。 次に、議会報告第1号
例月出納検査結果報告及び定期監査結果報告が監査委員から提出されました。 次に、報告第2号 専決処分の報告が市長から提出されました。 以上2件の報告事件については、議案とともに配布しておきました。 次に、一般質問についてでありますが、
別紙事件表のとおり、
石田議員外8人から通告がありましたので、それぞれ関係機関へ通知しました。 次に、本定例会での説明のため、市長をはじめ関係者の出席を求めました。 以上をもって諸般の報告を終わります。
△日程第1
会議録署名議員の指名について
○
佐々木志津子議長 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第87条の規定によって、14番、関議員及び1番、馬場議員を指名します。
△日程第2 会期の決定について
○
佐々木志津子議長 日程第2、会期の決定についてを議題とします。 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から3月19日までの17日間としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
佐々木志津子議長 ご異議なしと認めます。 したがって、会期は本日から3月19日までの17日間と決定しました。
△日程第3 新
年度施政方針
○
佐々木志津子議長 日程第3、新
年度施政方針の説明を求めます。 久住市長。 〔
久住時男市長登壇〕
◎
久住時男市長 本日は施政方針について述べる前に、現在国内で流行している
新型コロナウイルスについて申し上げます。 2月29日、新潟市で
新型コロナウイルスの感染者が初めて確認されました。昨日も県内の他市で新たな感染者が確認されています。これを受け、見附市では対策本部を設置し、情報収集に努めております。見附市においては、3月3日現在で感染者の報告はありませんが、国の方針や感染状況などを踏まえて、
新型コロナウイルスに関する情報発信や3月2日から
春休み開始日までの
市内小中特別支援学校の臨時休校、
イベント開催の自粛などの対応を進めております。市民の皆様におかれましては、人混みを避け、小まめに手洗いをするなど、感染予防にご理解とご協力をお願いいたします。 それでは、本日ここに、令和2年3月
市議会定例会が開催されるに当たりまして、市政運営に臨む私の姿勢と所信の一端を申し上げますとともに、令和2年度当初予算案の重点施策など、その概要をご説明申し上げます。 「平成」の時代が終わり、「令和」の時代が幕を開けました。イギリスのEU離脱など、国際関係や世界経済においても、大きな変革のうねりが現れているように感じます。地方自治体も最新の技術や知見を活用し、変化を恐れずチャレンジしていくことで、これからの時代を乗り切るための基礎をつくっていく必要があります。 一方で、時代の流れに左右されない、確固たる理念とビジョンを持って取り組むことも、
まちづくりには重要です。超
高齢人口減少社会を想定した、「50年後の
グランドデザイン」を平成17年度に策定し、平成21年度からは住んでいるだけで健康で幸せになるまち「スマートウエルネスみつけ」の実現に向け、「見附らしい」「見附にしかできない」施策を、市民の皆様と協働で継続してまいりました。平成30年度に実施した
市民アンケートでは、約9割の市民から「住み良い」と回答いただくなど、これまで取り組んできたことの一つ一つが、着実に実を結んでいると実感しております。 昨年7月には、これまでの取組が、持続可能な
まちづくりにつながるものと評価され、見附市が県内自治体で初めて「
SDGs未来都市」に選ばれました。SDGsは、将来にわたって持続可能な世界を実現するために、全世界が取り組む共通目標であります。全国の自治体が持続可能な
まちづくりに取り組む中、見附市はそのモデルとして、今まで以上に注目を集めています。「
SDGs未来都市みつけ」として、市民に広くSDGsを知ってもらうとともに、市民、企業、行政が共に取り組むことで、歩いて暮らせる
まちづくり、「ウォーカブルシティ」の深化と定着を、着実に進めていきたいと思います。 「SDGsを市民の皆さまから少しずつ認識・理解していただき、行動に移してもらう年にしたい」という思いから、新年度は予算のテーマを「
SDGs未来都市みつけの発進」といたしました。 「人生100年時代」と言われる今、年齢を重ねても安心し、生きがいを持って暮らしていける「100歳まで健幸に暮らせる
まちづくり」が求められています。それには、生活の基礎である
生活インフラの整備や、人が集い交流する拠点を充実させることが大切です。新年度は、
地域包括ケアシステムの中心となる市立病院の病棟整備、市民の生活を支える新たな「浄水場」の完成、駅周辺の
交通渋滞解消や
交流拠点整備のための「見附駅周辺の再整備」などに重点的に取り組んでまいります。 こうした重点事業を含む令和2年度の
一般会計予算は、222億2,000万円で、前年度と比べ43億9,000万円、24.6%の増となりました。なお、令和2年度は例年とは異なり、
ガス事業譲渡による一般会計への繰入れが含まれておりますので、この繰入れを除いた実質的な
一般会計予算額は、176億5,000万円であり、前年度比1億8,000万円、1%の減となります。 また、
ガス事業清算特別会計を含む5特別会計と、3
公営企業会計を合わせた9会計の総額は488億円で、前年度に比べて81億5,300万円、20.1%の増となります。 それでは、以下、新年度の主な施策、事業と予算の概要について、第5次見附市総合計画で掲げる、4つの将来像と
行政経営計画に沿ってご説明を申し上げます。 1つ目は、「人と自然が共生し健やかに暮らせるまち」についてであります。 我が国は諸外国に例を見ないスピードで高齢化が進み、見附市においても2月1日現在の高齢化率は32.2%と、市民の3人に1人が高齢者となっています。こうした中、誰もが住み慣れた地域で自分らしい生活を送るためには、医療、介護、予防、住まい、生活支援などのサービスが一体的に提供される「
地域包括ケアシステム」の構築が欠かせません。 中でも、市立病院はこのシステムを支える中核施設であり、市民の
医療ニーズに応えるとともに、在宅での生活を支える役割を担っています。在宅復帰に向けたリハビリや療養、家庭の事情などで長期入院が必要な方への対応が可能となる「
地域包括ケア病床」を充実するために、新年度は新たな病棟を整備します。また、
病院正面駐車場も拡張し、利用者の
利便性向上を図ってまいります。 医療機関の充実も忘れてはなりません。
中越医療圏は全国と比べて、人口10万人当たりの診療所数が少なく、見附市で受診できる診療科の多くは、同医療圏と比較してもさらに少ない状況です。そこで、
地域医療体制を維持強化し、健やかに暮らせる
まちづくりを行うため、診療所の開業を検討している方に、見附市で開業する利点を積極的にPRしてまいります。また、見附市で診療所を新規に開業した場合に、
新規開業奨励金を補助することで、医師の方に見附市を選んでいただくための取組も進めます。開業に合わせて見附市民を新規に雇用した診療所には、
雇用促進奨励金を交付するなど、市民の雇用促進にもつなげていきたいと考えております。 また、筑波大学、
つくばウエルネスリサーチ社、
NTTデータ経営研究所が共同開発し、見附市も協力している、健康施策を提案する世界初のAI技術「SWC―AI」も、実用化に向けた取組が進んでおります。このAIには、見附市の
健康運動教室などのデータをはじめ、同大学がこれまで蓄積してきた全国74万人分もの健診や
医療データ、100人以上の自治体の
健康コンサルティングのノウハウが詰め込まれています。このAI技術が導入されれば、自治体の状況に合った健康施策の立案を後押しでき、健康長寿の実現や、医療費や介護費のさらなる抑制が期待できます。実用化に向け、見附市も引き続き、実証の場の提供を行ってまいります。 環境に対する取組については、見附市の基本理念を具体化した、見附市第2次
環境基本計画のほか、太陽光やバイオマスなどを有効利用する「新
エネルギー」の活用方針を定めた、見附市新
エネルギー・
省エネルギービジョンを、今年度中に策定いたします。 昨年6月に本格稼動した
清掃センターは、設計から建設、運営までを一括で民間に発注する
DBO方式を採用することで、最小限の負担で効率的な運営を行っております。今後も引き続き
運転管理状況のモニタリングを行い、廃棄物の適正処理を行ってまいります。 花と緑のある町並みは、人々に心の豊かさを与え、歩きたくなる
まちづくりにつながります。公共用地や植樹桝に植樹をしていただく「
快適空間づくり事業」には、市内の83の団体に協力いただいております。また、年間15万人以上が訪れるみ
つけイングリッシュガーデンや防災公園、市民の森、杉沢の森も、多くの市民の手で管理していただいております。こうした
市民ぐるみの
景観づくりは、見附の大きな魅力の一つであります。引き続き、市民の皆さんと一緒に花と緑のある暮らしの創出に努めてまいります。 歩きたくなる
まちづくりには、
環境美化運動も欠かせません。毎年春と秋に
市民団体主催で行っている
クリーン作戦には、
地域コミュニティや子ども会など、大人から子どもまで年齢を問わず参加いただいており、昨年は春と秋を合わせて、過去最高の2,371人の市民がごみ拾いを行いました。「捨てる人ではなく拾う人になる」。そうした気持ちを子どもの頃から養うため、学校とも連携し、新年度も
市民総ぐるみで取組を進めてまいります。 2つ目は、「産業が元気で活力ある
まちづくり」についてであります。 昨年度実施した
市民アンケートでは、「働き場所の豊富さ」への
市民満足度は34.7%と、前回調査より7.8ポイント上昇しましたが、依然低い状況となっています。新年度はネーブルみつけでの雇用相談や情報発信に加え、市の広報紙、ホームページなどを活用して情報発信に強化するとともに、
長岡定住自立圏の連携自治体である長岡市、小千谷市、出雲崎町と共同で
就職ガイダンスを開催するなど、企業の人材確保と雇用の創出を図ってまいります。 また、今年度は「若者の未来のために」と多額の寄附も頂きました。その寄附金を用いて、市内企業の
若手従業員の資質向上を目指し、展示会等への参加費用の補助を行ってまいります。
地域間競争が激化する中、見附が持つ地域資源を磨き、市内外へ発信していくことは、活力ある
まちづくりに不可欠であります。 全国的にも評価されている見附のニットは、重要な地域資源の一つであります。見附のニットが
工場直販価格で購入できるファクトリーショップ「プリメイラ」は、多くの市民が見附のニットのよさを実感し、友人などに紹介できる貴重な場です。来年度も引き続き、運営支援を行ってまいります。 また、見附の
ニット産業を健幸のまちの産業として広げていくために、看護学の専門家とみつけニットがコラボした健康につながる体と心の温まる
ニット商品の開発についても支援してまいります。 このほかにも、見附の魅力発信による関係人口の増加、
地域間競争に勝ち抜く魅力ある商品開発や販売強化、観光素材の造成、まちなかの
賑わいづくりなどについても、見附市
観光物産協会と協力して進めてまいります。 農業においては、意欲ある生産者の経営基盤を強化するため、経営の多角化・複合化を支援するほか、農地の受皿となる組織育成のため、
既存農業法人の運営強化や新たな法人の設立支援を行います。また、6次産業化の取組や農業・農村の多面的機能を維持・発揮するための支援、中山間地域の
担い手対策や農地の適正な保全のための支援も、引き続き進めてまいります。 また、今年度から取り組んでいる小学校米においては、各地域の小学生から「地元のお米だとおいしく感じる」、「家族にも味わってもらいたい」などの声が上がり、
一般販売用の小学校米が完売するなど、一定の成果が出ていると感じております。農家の所得向上と、生産者と
消費者双方の顔が見える学校給食の実現に向け、新年度も引き続き実施してまいります。 3つ目は、「安全安心な暮らしやすい
まちづくり」についてであります。 安全安心な
まちづくりの実現には、災害への対応能力の向上、災害に強い
社会基盤整備が大切です。新年度はその一環として、災害時に深刻な「トイレ不足」に対応するための
トイレトレーラーを導入します。平常時は、
イベント等に活躍するなどして防災意識の向上を図るほか、市外・県外の被災地にもトレーラーを派遣し、現地の支援にもつなげます。購入費用は、交付税算入のある有利な起債や、趣旨に賛同してくれる方から寄附を募る「クラウドファンディング」を活用し、導入に当たっては、市の負担を極力減らす形で進めてまいります。 元町地区の大平川・才川流域においては、浸水被害を軽減するための基本計画を取りまとめるほか、県が選定した
防災重点ため池に
水位観測システムを設置し、常時水位を観測できる体制の構築を図ってまいります。 新年度から工事に着手する見附駅
周辺整備事業においても、今後新設する駐車場の地下に雨水貯留槽を設置し、大雨による駅前の
浸水被害軽減を目指してまいります。 私
たち現代人は安全・便利に慣れてしまった結果、災害に遭遇したときに、反射的に避難行動を取ることが難しいというのが、過去の事例から明らかになっています。この問題の解決には、市の健幸施策から得た「信頼する人からの声がけが行動変容を促す」という知見が生かせると考えました。
家屋倒壊等氾濫想定区域や想定浸水深3メーター以上の町内を対象に、災害時に周りの人に避難を呼びかける「
避難インフルエンサー」の選出を進めます。有事の際は、
避難インフルエンサー自らが避難する姿を見せ、最後まで逃げない人への声がけを行い、対象地域に住む住民の避難を促すことで、迅速な避難へとつなげてまいります。 次に、暮らしやすい
まちづくりについてであります。 市内の魅力ある施設を結ぶ公共交通の充実は、「歩いて暮らせる
まちづくり」の重要な要素の一つであります。公共交通の中核である
コミュニティバスの利用者は年々増え続け、平成30年度は約18万2,000人の方からご利用いただきました。昨年10月からは
コミュニティバスを1台増車し、7台体制で運営しております。今後も多くの方から利用していただけるように、ダイヤの見直し等による利便性の向上を図ってまいります。 また、
レンタサイクル事業では、
スマートフォンなどの通信端末を利用した
レンタサイクルシステムを導入いたします。利用手続や鍵の開閉を
スマートフォンで行えるため、手続が簡略化され、24時間利用できるようになります。こちらも多くの方にご利用いただけますよう、取組を進めてまいります。 こうした公共交通の充実も踏まえ、都市部と村部が持続できるコンパクトな
まちづくりを目指し、
都市機能誘導区域や
居住誘導区域を定めた
立地適正化計画を策定しております。今年度は、
市街化区域外の周辺地域を
生活集落圏である「
地域コミュニティゾーン」として新たに設定するなど、全国的にも珍しい取組を進めています。新年度は、このゾーンへの誘導施策を具体化するなど、引き続き
地域コミュニティの維持や、持続可能な
地域づくりに取り組んでまいります。 無電柱化や
歩車共存道路など、自然と歩き、人との交流が生まれる要素を凝縮したまち「ウエルネスタウンみつけ」についても、販売促進のための新しい支援制度を導入いたします。将来にわたって資産価値が残る住宅と土地を選択する「これからの家づくりのあり方」を踏まえ、市外・県外に向けて引き続き情報発信してまいります。 平成28年度から進めてきた
青木浄水場更新事業も、いよいよ最終年度を迎えます。事業者の選定に当たっては、設計・施工と施設運営を一体として選定する
DBO方式を採用し、市の要望に対して民間業者が適切な提案を出しやすくしたことで、建設費用と20年間の
運営管理費で、約22億円の費用を低減できる見込みであります。さきに述べました
清掃センターも含め、こうした発注方式は、競争原理を阻害しない「
性能発注方式」にもつながるとして、専門家の方々から評価を頂いております。 また、ガス事業が4月1日に
北陸ガス株式会社に譲渡されます。この事業譲渡による
固定資産等の売払収入は、
ガス事業清算特別会計で処理し、清算にかかわる費用を除いた45億7,000万円を一般会計に繰り入れ、今後の市政運営に必要な財源として、
財政調整基金と減債基金に積み立てたいと考えております。譲渡に当たっては譲渡先と協議を行い、市民の皆様が引き続き安心してガスを利用していただけるよう、準備を進めているところでございます。 4つ目は、「人が育ち人が交流する
まちづくり」についてであります。
人口減少社会を迎える中、見附市
人口ビジョンで掲げた「毎年の出生数300人の維持と、転入転出の差引40人の増」を目指すには、子育て世代の人たちから「子育てしやすいまち」と感じてもらうことが必要です。これまでも、「子育てするなら見附」を目指して、妊娠期から出産、子育てまで切れ目のない
子育て支援を行ってきましたが、新年度は新たに、子どもの
医療費助成を
高校卒業相当まで拡充します。また、子どもの養育が一時的に困難になった場合や、保護者の身体的、精神的負担の軽減が必要になった場合に、施設等で一時的に子どもをお預かりする「
短期入所生活援助事業」も行います。こうした取組を通して、保護者が安心して子どもを産み育てられる
環境づくりに努めてまいります。 小・中・
特別支援学校においては、「ふるさとみつけを愛するこども」、「世に役立つことを喜びとするこども」を育む「共創郷育」の理念の下、学校や家庭、地域、行政が連携し、総がかりでの教育を推進しています。新年度も各学校の特色ある取組を支援しながら、確かな学力と健やかな心身、豊かな人間性を育む取組を進めてまいります。 平成27年10月に国史跡に指定された耳取遺跡は、縄文時代の中期、後期、晩期の3つの時代の集落が確認できる、全国的にもまれな遺跡です。平成29年度末には、将来にわたって適切な保全活動を行うための保存活用計画を策定しました。令和元年度から進めている整備基本計画も、新年度に計画がまとまります。市内外から大勢の方が訪れる空間となるように、今後も取組を進めてまいります。 人が集まる空間といえば、ここ数年、街角や駅、空港、商業施設などで誰でも自由に演奏できる「ストリートピアノ」が、世界中で注目を集めています。本市においても、ネーブルみつけにストリートピアノを設置し、音楽による交流促進と施設の活性化を図ってまいります。 冒頭に申しましたとおり、昨年見附市は
SDGs未来都市に県内自治体で初めて選出されました。新年度は、「ウォーカブルシティ」の実現に向けて、SDGsについて市民や市内企業に広く知ってもらう年にしていきたいと考えております。その一環として、「SDGsパートナー制度」という新制度を導入します。この制度は、SDGsの推進や、市の
まちづくりに寄与する取組を行っている企業等からの申請に基づき、SDGsを共に進めるパートナーとして認定するものであります。認定された事業等の社名や取組を市ホームページで紹介し、市内企業や市民に情報発信することで「
SDGs未来都市みつけの発進」につなげてまいります。 最後に、「
行政経営計画」に基づく、行政運営の見直しについてであります。 平成28年1月に閣議決定された第5期科学技術基本計画において、我が国が目指すべき未来社会の姿として「Society5.0」が提唱されました。インターネットで全ての人と物がつながり、様々な知識や情報が共有され、AIやロボットが人間の行ってきた作業を代行・支援する社会が少しずつ実現しつつあります。そうした時代の流れに乗り遅れないためにも、見附市では手書きの申請書等を読み込んでテキストデータに変換する「AI―OCR」や、定型的な業務を自動的に処理する「RPA」を導入し、人的ミスの防止や、コストを削減して住民サービスの向上につなげてまいります。 以上、見附市総合計画で掲げた市の目指す4つの将来像と
行政経営計画を中心に、令和2年度、見附市が取り組もうと考える主な施策について、その概要を申し上げました。 「スマートウエルネスみつけ」と「
SDGs未来都市みつけ」。 こうした見附の
まちづくりを進めるには、「地域を共に良くしたい」という市民意識の向上が重要な要素となります。筑波大学の研究室が発表したスマートウエルネスシティ首長研究会に所属する4市を比較した資料では、見附市以外の3市のソーシャルキャピタルの高い人の割合が15.8%から34.2%であったのに対し、見附市では最も高い48.2%でした。これまでの
まちづくりを通して、見附に愛着を持ち、まちのため、子どものために汗をかくことができる、ソーシャルキャピタルの高い人たちが着実に増えていると実感しております。 愛すべき見附を50年後、100年後に残していくためにも、市民の皆様、議員の皆様、そして行政が一丸となって知恵を出し合い、歩みを進めていこうではありませんか。ここに、議員並びに市民各位のご理解とご協力をお願い申し上げ、令和2年度の市政運営に臨む私の所信表明といたします。 ありがとうございました。
○
佐々木志津子議長 以上をもって、市長の新
年度施政方針の説明は終了いたしました。
△日程第4 議第1号 令和2年度見附市
一般会計予算 議第2号 令和2年度見附市
国民健康保険事業特別会計予算 議第3号 令和2年度見附市
後期高齢者医療特別会計予算 議第4号 令和2年度見附市
介護保険事業特別会計予算 議第5号 令和2年度見附市
宅地造成事業特別会計予算 議第6号 令和2年度見附市
ガス事業清算特別会計予算 議第7号 令和2年度見附市
水道事業会計予算 議第8号 令和2年度見附市
下水道事業会計予算 議第9号 令和2年度見附市
病院事業会計予算
○
佐々木志津子議長 日程第4、第1号議案から第9号議案までの9件を一括して議題とします。 議案ごとに提案理由の説明を求めます。 まず、第1号議案、企画調整課長。 〔金井薫平企画調整課長登壇〕
◎金井薫平企画調整課長 議第1号 令和2年度見附市
一般会計予算について説明申し上げます。 予算書の1ページをお願いいたします。条文第1条でございますが、歳入歳出予算の総額をそれぞれ222億2,000万円と定めるものでございます。 第2条、債務負担行為、第3条地方債につきましては後ほど説明いたします。 第4条では、一時借入金の借入れ最高額を15億円と定めております。 第5条は、歳出予算の流用について定めております。 6ページをお願いいたします。第2表、債務負担行為でございますが、記載のとおり委員会室赤外線会議システム借上料、人事給与システム運用等委託契約や各種貸付金に関する
損失補償契約及び土地開発公社の借入れに対する債務保証を行うため、期間と限度額をそれぞれ設定するものでございます。 次ページをお願いします。第3表の地方債につきましては、起債目的の事業別にそれぞれの限度額、起債の方法、利率等定めたものでございます。 次に、歳入歳出予算について、歳出から説明いたします。46ページをお願いいたします。1款議会費につきましては、議員活動費や職員給与費などでございます。 48ページをお願いいたします。2款総務費、1項総務管理費につきましては、給与費と一般行政経費のほか、54ページの3目財政会計管理費で、
ガス事業譲渡に伴う
ガス事業清算特別会計等からの繰入金を財源として、
財政調整基金及び減債基金への46億2,716万5,000円を積み立て、スマートウエルネスみつけや定住促進対策の推進などを行う58ページの5目企画費、66ページの9目交通対策費や
地域コミュニティ活動支援のための10目地域活動推進費、さらに市民活動や市民ギャラリーの運営、文化活動の支援などを行う11目市民活動費、77ページになりますが、12目文化振興費などを計上しているものでございます。 84ページをお願いいたします。2項徴税費につきましては、税務事務のための一般経費や賦課徴収事務費などを計上しております。 88ページをお願いいたします。3項戸籍住民基本台帳費、90ページの4項選挙費、92ページの5項統計調査費及び94ページの6項監査委員費につきましては、それぞれの説明欄記載のとおり、一般経費など所要額を計上しているものでございます。 96ページをお願いします。3款民生費でございます。1項社会福祉費につきましては、社会福祉に関する一般経費のほか、障害者、高齢者、独り親家庭等の生活支援などに要する経費でございます。 なお、特別会計への繰出金としまして国民健康保険事業へ3億1,600万円、介護保険事業へ6億6,500万円、後期高齢者医療へ1億1,900万円をそれぞれ計上しているものでございます。 飛びまして、110ページをお願いします。2項児童福祉費でございますが、児童福祉に関する一般経費のほか、放課後児童健全育成事業、
子育て支援センターの運営費、ネウボラ事業などの
子育て支援に関する事業のほか、保育所の運営費、私立幼稚園、認定こども園運営事業費、病後児保育事業や児童手当等の交付に要する経費などを計上しているものでございます。 122ページをお願いします。3項生活保護費は、生活保護に関する一般経費のほか、生活保護扶助費などの経費でございます。 126ページをお願いいたします。4款衛生費でございますが、1項保健衛生費につきましては、保健衛生に関する一般経費のほか、
青木浄水場更新事業に対する水道事業会計への繰出金、健康施策の中核をなしていますいきいき健康づくり事業の実施や健康診査、保健指導、がん対策事業等、そして母子衛生事業として妊婦健診や不妊症、不育症助成事業、子どもの
医療費助成、感染予防事業などの経費を計上しているものでございます。また、140ページ、5目環境衛生費では、省エネ対策事業や新
エネルギー導入の支援、老朽危険空き家対策などの支援など、環境対策を推進するための経費を計上しております。 なお、病院事業会計繰出金は3億6,100万円となっております。 144ページをお願いします。2項清掃費につきましては、資源ごみ収集事業やごみ処理に要する費用でございます。また、資源ごみの収集など、循環型社会の形成に向けての取組を推進すると同時に、
清掃センターの施設管理や最終処分場施設管理費に要する経費を計上しております。 152ページをお願いします。5款労働費につきましては、雇用対策などの事業と勤労者家庭支援施設ふぁみりあの管理に要する経費でございます。 同じく152ページ下段、6款農林水産業費でございます。1項農業費につきましては、農業委員会費や農業総務費の一般経費のほか、生産組織等育成事業や道の駅の管理費、地消地産啓発の一つとして学校給食への見附産米の供給といった地元農産物の流通支援など農業振興費、また日本型直接支払い事業に要する経費や基幹水利、かんがい排水等、農業用施設の管理、整備や地籍調査事業などの農地費等を計上しているものでございます。 164ページをお願いします。2項林業費につきましては、林業振興と治山林道に関する経費などでございます。 めくりまして、166ページお願いします。7款商工費でございますが、1項商工費につきましては商工総務費の一般経費のほか、新たな事業を立ち上げる方を支援する起業家支援事業、まちなか賑わい支援事業や地元産品開発販売促進等に要する経費、ニット業界への支援を行う繊維産業振興事業、また各種制度融資事業など商工業振興に関する事業のほか、地元産業と観光事業を連携させた取組や大凧伝承館に係る経費、観光対策事業に要する経費などを計上しているものでございます。 174ページをお願いいたします。2項商工費災害救助支援費につきましては、平成16年、10.23中越大震災における災害被災者復興住宅資金の貸付金でございます。 同じく8款土木費でございますが、1項土木管理費につきましては土木総務の管理諸経費と環境美化活動等を支援するための
快適空間づくり事業に係る経費でございます。 めくりまして、176ページ、2項道路橋梁費につきましては、道路等の維持管理や道路新設改良費及び交通安全施設などの整備のほか、道路除雪、融雪施設関係費や橋梁維持費を計上しているものでございます。 184ページお願いします。3項河川費でございますが、河川整備に関する一般経費を計上しているものでございます。 186ページお願いします。4項都市計画費につきましては、都市計画事業に関する一般経費や見附駅
周辺整備事業費、市内街区公園、大平森林公園、イングリッシュガーデン等の公園に要する経費、また景観緑花推進事業などの所要額を計上しているものでございます。 なお、下水道事業への繰出金は9億2,000万円を計上いたしました。 198ページお願いいたします。5項住宅費でございますが、公営住宅管理費のほか、人口減少対策や定住対策として住宅取得助成事業や健幸住宅への改築を支援する住宅等リフォーム助成事業、ブロック等撤去補修補助事業に要する経費を計上しております。 200ページお願いいたします。9款消防費につきましては、消防救急活動費や消防力の向上を図るために、消防ポンプ車の配置に要する経費を含む消防施設整備費及び水防費や消防団活動費を計上するほか、自然災害や原子力災害に対処する防災業務に要する経費を計上しております。 210ページをお願いいたします。10款教育費でございます。1項教育総務費につきましては、教育行政に関する一般管理経費のほか、わくわく体験塾事業、見附18年教育推進事業、地域学校共同本部事業や見附防災スクール推進事業など特徴ある教育活動の推進を引き続き図るため、教育指導費や教育センター費の所要額を計上したものでございます。 220ページお願いいたします。2項の小学校費及び226ページの3項中学校費につきましては、市内各小中学校の管理運営費のほか、就学援助費や教育振興に要する経費などでございます。 232ページお願いいたします。4項
特別支援学校費でございますが、
特別支援学校の管理運営費や教育振興事業などに要する経費を計上しております。 236ページお願いいたします。5項社会教育費につきましては、社会教育に関する一般経費のほか、公民館費、図書館費、耳取遺跡の保存活用のための経費を計上した民俗文化資料館費など、社会教育に関する事業費を計上したものでございます。 飛んで248ページお願いいたします。6項保健体育費でございますが、スポーツ振興のための事業費や総合体育館や運動公園等の体育施設の総合管理経費のほか、小中
特別支援学校への学校給食提供のための経費や多子世帯に対する学校給食の無料化による
子育て支援に要する経費を計上しております。 254ページをお願いします。11款災害復旧費でございますが、1項の農林水産施設災害復旧費及び2項の土木施設災害復旧費につきましては、科目設定のための予算計上でございます。 256ページお願いいたします。12款公債費につきましては、地方債の元利償還金及び一時借入金利子でございます。 同じく13款諸支出金は、土地取得費の科目設定のための予算計上でございます。 同じく14款予備費といたしまして、昨年度と同額を計上しているところでございます。 以上で歳出の説明を終わります。 続きまして、歳入について説明いたしますので、12ページをお願いいたします。1款市税につきましては、令和元年度の賦課徴収の実績や市内の主な法人企業への業績の見通し調査、税法改正の影響等を踏まえた見込額を計上しているところでございます。 14ページお願いいたします。2款地方譲与税、3款利子割交付金、4款配当割交付金、5款株式等譲渡所得割交付金、16ページ、地方税法の法人住民税の改正に伴い、地方財源の安定確保のため、今年度新たに設けることになった6款法人事業税交付金、7款地方消費税交付金、8款環境性能割交付金、9款地方特例交付金、10款地方交付税、11款交通安全対策特別交付金につきましては、いずれも収入実績や国の地方財政対策、関係法令の改正、税収見込みなどを参考に見込額を計上したものでございます。 12款分担金及び負担金、次ページの18ページお願いします。13款使用料及び手数料につきましては、実績等により計上しているものでございます。 20ページお願いします。14款国庫支出金から始まり、24ページ、15款県支出金につきましては、歳出における当該事務事業に対する特定財源でございます。 30ページお願いいたします。16款財産収入につきましては、市有財産の貸付収入や各基金の預金利子収入などを見込んだものでございます。 32ページお願いいたします。17款寄附金につきましては、主に科目の設定及びふるさと納税、イングリッシュガーデンの入園協力金、防災事業における寄附金などに係る見込額を計上しているものでございます。 34ページお願いいたします。18款の繰入金につきましては、
ガス事業譲渡に伴う
ガス事業清算特別会計やウエルネスタウン売却に伴う宅地造成事業特別会計からの繰入金並びに
財政調整基金や基金積立ての目的事業の財源として当該基金からの繰入れをするものでございます。 36ページお願いいたします。19款の繰越金は、前年度と同額を計上しているものでございます。 20款諸収入は、各種貸付けに対する元利収入と雑入が主なものでございます。 42ページお願いします。21款市債でございますが、それぞれの事業及び起債計画に基づきまして計上したものでございます。 以上で説明を終わります。
○
佐々木志津子議長 次に、第2号議案から第4号議案まで、健康福祉課長。 〔田伏 真健康福祉課長登壇〕
◎田伏真健康福祉課長 議第2号 令和2年度見附市
国民健康保険事業特別会計予算についてご説明いたします。 281ページをお願いいたします。条文第1条におきまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ34億3,800万円とするものでございます。 第2条におきまして、歳出予算の流用を定めております。 次に、事項別明細書の歳出からご説明いたしますので、294ページをお願いいたします。1款総務費、1項総務管理費は、次ページ説明欄1の職員給与費をはじめ、2の総務管理一般経費では会計年度任用職員の報酬や給付レセプト電算処理委託料など、国民健康保険事業に係る一般事務経費でございます。前年比701万9,000円の増は、主に職員給の増や新たに始まるオンライン資格確認の導入準備のための基幹系国保システム改修委託料によるものでございます。 2項徴税費は、国民健康保険税の賦課徴収に係る経費でございます。 296ページ、3項運営協議会費は、国民健康保険運営協議会に係る経費でございます。 2款保険給付費、1項療養諸費及び高額療養費でございますが、令和元年度の給付実績、被保険者数の減少等を考慮して、それぞれ減額して計上してございます。なお、退職者医療制度に係る給付については、制度廃止という経過措置が終わり、終了となりましたが、令和2年3月分の支払いが制度上令和2年度会計となることから、引き続き計上したものでございます。 298ページをお願いいたします。4項出産育児一時金は、1件当たり42万円の支給、5項葬祭費につきましては1件当たり5万円を支給するものでございます。 3款国民健康保険事業費納付金は、国保の財政運営の主体である新潟県から納付金として通知を受けた8億3,757万4,000円を計上しています。納付金の内訳は、1項が医療給付分、300ページになりますが、2項が後期高齢者支援金等分、3項が国保の被保険者のうち40歳から64歳までに係る介護保険負担金相当の介護納付金分となっております。 4款保健事業費、1項特定健康診査等事業費は、特定健診受診者3,690人、特定保健指導対象者210人分を計上したものでございます。 2項保健事業費につきましては、疾病の早期発見、治療を目的に、市外8か所の検査機関で人間ドックを実施するほか、市立病院及び市外3か所の検査機関で脳ドックを実施します。それらの経費をもとに医療費通知、ジェネリック医薬品差額通知に対する経費を計上したものでございます。 302ページをお願いします。5款基金積立金は、
財政調整基金を積み立てるための科目設定となります。 6款諸支出金、7款予備費につきましては、説明欄記載のとおりでございます。 次に、歳入についてご説明いたします。288ページをお願いいたします。1款国民健康保険税につきましては、保険税率を据置きとすることから、国保加入世帯、被保険者数の減少を加味し、前年度比275万円の減の6億290万円を計上してございます。国保資格別の明細につきましては、289ページの説明欄記載のとおりでございます。 290ページをお願いいたします。3款国庫支出金、1項1目システム改修費等補助金は、新規費目でありますが、歳出で計上した基幹系国保システムの改修経費の全額が国庫補助になるものでございます。 4款県支出金、1項1目保険給付費等交付金は、保険給付費の支払いの財源として県から交付されるものであり、通知額により計上するものでございます。 5款は財産収入で、基金の利子収入の科目立てでございます。 6款は繰入金、1項1目一般会計繰入金3億1,600万円は、291ページの説明欄のとおり、所得に応じた保険税軽減分や保険者支援分として一般会計に国や県から入る負担金を主な財源として繰入れを受けるものと職員給与費、出産育児一時金等繰入金、財政安定化支援事業繰入金として、いわゆる法定内の繰入れを受けるものでございます。 292ページをお願いいたします。7款1項1目繰越金は、前年度繰越金を1,000万円計上するものであり、8款の諸収入は延滞金加算金や雑入の科目であり、説明欄記載のとおりでございます。 続きまして、議第3号 令和2年度見附市
後期高齢者医療特別会計予算についてご説明いたします。 311ページをお願いいたします。条文第1条におきまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4億3,400万円とするものでございます。制度上、保険給付につきましては、後期高齢者医療広域連合の特別会計で行われ、各市町村では保険料の賦課徴収と事務処理経費を計上する特別会計となってございます。 事項別明細書の歳出からご説明いたしますので、322ページをお願いいたします。1款総務費、1項総務管理費は、職員給や事務費等の一般経費でございます。 2項徴収費は、広域連合で賦課決定された保険料を期別に振り分け、納入通知として被保険者に送付する経費でございます。 2款後期高齢者医療広域連合納付金につきましては、市で徴収した保険料を広域連合に納める科目でございますが、令和2年度、令和3年度の保険料率については均等割額で3,500円、所得割額で0.44%引上げが決まっており、さらに被保険者数が増加していることから、前年比3,751万2,000円の増加を見込んでいます。 3款諸支出金、324ページの4款予備費につきましては、それぞれ次ページ記載の説明欄のとおりでございます。 次に、歳入をご説明いたしますので、318ページをお願いいたします。1款後期高齢者医療保険料につきましては、広域連合より通知のありました金額に滞納繰越分を含めたものでございます。歳出でもご説明いたしましたが、次年度の保険料率の引上げがありますので、前年比2,717万6,000円の増を見込んでございます。 2款使用料及び手数料は、証明手数料と督促手数料でございます。 3款繰入金、1項1目事務費繰入金は、職員人件費や一般事務費分、2目保険基盤安定繰入金は低所得者等への保険料の軽減分に対する県と市から補填分を計上したものであり、保険料率の引上げに伴い軽減対象額が増加していることから、前年比1,033万6,000円増を計上しているものでございます。 4款繰越金は科目設定、5款諸収入は説明欄記載のとおりでございます。 続きまして、議第4号 令和2年度見附市
介護保険事業特別会計予算についてご説明いたします。 331ページをお願いいたします。条文第1条におきまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ44億600万円とするものでございます。 第2条におきまして、歳出予算の流用を定めてございます。 次に、事項別明細書の歳出から説明いたしますので、344ページをお願いいたします。1款総務費、1項1目一般管理費は、職員給与費をはじめ、会計年度任用職員の報酬や電算業務共同処理負担金など介護保険事業運営に係る一般事務経費であり、前年比809万1,000円の増の主な要因は介護保険事業計画の更新年に当たり、計画策定とアンケート調査委託料や郵便料を計上しているためでございます。 2項徴収費は、介護保険料の賦課徴収に係る経費でございます。 346ページ、3項介護認定費は、介護認定審査会及び認定調査に係る経費でございますが、令和2年度の認定期間更新の対象者が多いことから、前年比380万円ほど増額計上してございます。 2款保険給付費、1項介護サービス等諸費は、要介護1から5までの方々が利用する各種介護サービスの給付費であり、全体としては前年比1億1,864万円の増を見込んでおります。 348ページをお願いします。2項介護予防サービス等諸費は、要支援1、2の方々に対する各種介護予防サービスの給付費であり、前年比3,302万円の増を見込んでおります。 352ページをお願いします。3項その他諸費は、国保連合会に委託する介護報酬審査支払い委託料でございます。 4項高額介護サービス等費は、介護サービス費及び介護予防サービス費が一定の額以上になったときに、所得に応じて軽減措置を講じるための負担金でございます。 5項高額医療合算介護サービス等費につきましては、医療保険と介護保険の自己負担合計額が高額になる場合に負担を軽減するものでございます。 6項特定入所者介護サービス等費につきましては、低所得者に対する食費、居住費を補足的に給付するものでございます。 354ページ、3款地域支援事業費、1項介護予防・生活支援サービス事業費につきましては、介護予防・日常生活支援総合事業により、要支援1、2及び事業対象者に対して実施する各種サービスに係る経費でございます。 356ページをお願いします。2項一般介護予防事業費につきましては、357ページと359ページにかけての説明欄に記載のとおり65歳以上の高齢者に対して実施する各種介護予防事業費であり、前年比527万4,000円の増の主な要因としては備品として体組成計の購入をすることによるものでございます。 358ページ、3項包括的支援事業・任意事業につきましては、地域包括支援センター運営事業費等を計上したものと任意事業として、361ページにかけてになりますが、説明欄記載の各種事業を実施する経費でございます。 362ページをお願いします。4項その他諸費は、国保連合会に委託します介護予防・日常生活支援総合事業に対する介護予防報酬審査支払い委託料でございます。 4款は基金積立金、5款の諸支出金につきましては過年度に支払基金から交付を受けた交付額に対して、確定額が出ましたので、超過交付分を償還するものでございます。 次に、歳入を説明いたしますので、338ページをお願いいたします。1款保険料は、保険料改定の年ではないので、前年度と同率で65歳以上の第1号被保険者の保険料であり、次年度の被保険者数を前年比80人増の1万2,960人と見込んでいますが、国の低所得者保険料軽減の完全実施により全体では前年比2,500万円の減と見ています。詳細につきましては説明欄記載のとおりでございます。 2款使用料及び手数料は、記載のとおりでございます。 3款国庫支出金、4款支払基金交付金、次ページにかけてになりますが、5款県支出金につきましては、歳出の保険給付費及び地域支援事業費に対するそれぞれの法定負担割合により計上したものでございます。 6款財産収入は、介護給付費準備基金の利子収入でございます。 7款繰入金、1項1目介護給付費繰入金、2目及び3目の地域支援事業繰入金につきましては、給付費並びに地域支援事業に対します見附市の法定負担分でございます。 4目低所得者保険料軽減繰入金につきましては、低所得者に対して保険料の軽減を強化するために国、県、市が一定割合で負担するもので、一般会計を介して繰り入れするものでございます。 5目その他一般会計繰入金は、職員給与費と事務費の繰入金、8款繰越金と9款の諸収入につきましては、343ページになりますが、説明欄記載のとおりでございます。 説明は以上でございます。
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佐々木志津子議長 次に、第5号議案、企画調整課長。 〔金井薫平企画調整課長登壇〕
◎金井薫平企画調整課長 議第5号 令和2年度見附市
宅地造成事業特別会計予算について説明申し上げます。 予算書の373ページをお願いいたします。条文第1条でございますが、歳入歳出予算の総額をそれぞれ8,800万円と定めるものでございます。 次に、歳入歳出予算について、事項別明細により歳出から説明いたします。382ページをお願いいたします。1款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費603万2,000円につきましては、職員給与費を計上したものです。 2款事業費、1項1目宅地造成事業費2,486万8,000円につきましては、宅地分譲に要する経費として、宅地売買に係る不動産仲介手数料や販売促進、広告宣伝業務等に係る経費に加え、新たな取組として宅地販売の紹介者への協力謝金や新規に用地を求め、同時に健康モデル住宅を建築された方への補助金を支援する等の宅地分譲に係る経費等を計上したものでございます。 3款諸支出金、1項1目一般会計繰出金5,700万円につきましては、土地売却に伴う収入の余剰金を一般会計に繰り出すものです。 4款は、予備費として10万円を計上したものです。 続きまして、歳入について説明いたしますので、戻りまして380ページお願いいたします。1款事業収入8,800万円ですが、ウエルネスタウン住宅地の売払収入を計上したものでございます。 なお、新年度末までに総販売区画として10区画の契約を見込み、売払収入は令和2年度末に売払い代金の入金が見込まれる分と売買契約手付金による収入を見込んで計上しております。 以上で説明終わります。
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佐々木志津子議長 次に、第6号議案から第8号議案まで、ガス上下水道局長。 〔細川與司勝ガス上下水道局長登壇〕
◎細川與司勝ガス上下水道局長 議第6号 令和2年度見附市
ガス事業清算特別会計予算についてご説明いたします。 389ページをお願いいたします。条文第1条は、歳入歳出予算の総額で、それぞれ48億3,300万円と定めるものでございます。本会計でございますが、令和2年4月1日にガス事業を
北陸ガス株式会社に譲渡することに伴い、3月31日をもって廃止されるガス事業会計予算には出納整理期間がないことから、ガス事業会計の円滑な清算とその経費の適正を図ることを目的として定めたものでございます。 次に、事項別明細書の歳出から説明いたしますので、398ページをお願いいたします。1款1項1目ガス事業清算費2億6,200万円でございますが、修繕料、工事請負費、原材料費及び公課費などの令和元年度ガス事業会計の未払金を計上するとともに、瑞祥橋の工事負担金など、ガス事業会計の処理に係る経費を計上したものでございます。 400ページをお願いします。2款1項一目一般会計繰出金45億7,000万円でございますが、清算金として一般会計に繰り出すものでございます。 3款1項1目予備費は、100万円を計上しております。 次に、歳入を説明いたしますので、戻りまして396ページをお願いいたします。1款1項1目ガス事業財産受け払い収入44億3,381万円は、
ガス事業譲渡契約に基づく見込額を計上し、2款1項1目雑収入3億9,919万円はガス事業会計の期末時点における現金などの見込額を計上したものでございます。 続きまして、議第7号 令和2年度見附市
水道事業会計予算についてご説明いたします。 1ページをお願いいたします。第2条は業務の予定量で、給水戸数、年間総給水量、1日平均給水量及び主な建設改良事業をそれぞれ記載のとおり見込んでございます。 第3条は収益的収入及び支出の予定額で、収入を12億4,100万円、支出を11億3,200万円と定めるものでございます。 第4条は資本的収入及び支出の予定額で、収入を32億4,300万円、支出を38億9,500万円と定め、収入の不足額6,520万円は条文括弧書きのとおり補填するものでございます。 次ページをお願いいたします。第5条は債務負担行為として、水道料金のコンビニエンスストア収納代行委託契約で、期間及び期限を記載のとおり定めるものでございます。 第6条は企業債で、
青木浄水場更新事業、配水管布設替え事業、刈谷田川取水ポンプ更新事業及び刈谷田川導水管、排泥管更新事業について、限度額、起債の方法、利率、償還の方法を記載のとおり定めるものでございます。 第7条は一時借入金の限度額を、第8条は予定支出の各項経費の金額の流用を、第9条は議会の議決を経なければ流用することのできない経費についてそれぞれ記載のとおり定めるものでございます。 第10条は他会計からの補助金で、一般会計繰り出し基準を超える繰入金について記載してございます。 第11条は、たな卸資産の購入限度額を定めるものでございます。 次に、予算の実施計画について説明いたしますので、4ページをお願いします。収益的収入、1款1項営業収益につきましては、1目給水収益及び2目受託工事収益は前年度実績などにより計上し、3目その他営業収益は工事に伴います見込額を計上しております。 2項営業外収益につきましては、前年度の実績を踏まえ、1目受取利息及び配当金、2目補助金、3目長期前受金戻入、4目加入金、5目雑収益を計上しております。 6ページをお願いいたします。収益的支出、1款1項営業費用10億1,941万7,000円につきましては、1目原水及び浄水費は浄水場及び取水場の管理運営費を計上し、8ページ、2目配水及び給水費は給水管の維持管理経費を計上しております。 10ページをお願いします。3目受託工事費は、需要家からの給水管の布設及び修繕の受託工事費を計上し、4目総係費は水道事業全般に係る管理経費を計上しております。 14ページをお願いします。5目減価償却費は、固定資産台帳と今年度取得予定の固定資産により試算して計上し、6目資産減耗費は老朽した建築物及び老朽管布設替え等による構築物などの除却経費を計上しております。 戻りまして、6ページをお願いします。1項営業費用の前年度比6,184万8,000円の増は、10ページ4目総係費における給与、手当及び法定福利の増額が主なものです。これは、ガス事業の譲渡に伴い、職員を6名増で計上していることによるものです。 14ページをお願いします。2項営業外費用につきましては、1目支払利息及び企業債取扱諸費は企業債等の支払い利息を計上し、2目雑支出は前年度実績等により、3目消費税及び地方消費税は収支の見込みによりそれぞれ計上しております。 16ページをお願いします。資本的収入、1款1項1目企業債は、
青木浄水場更新事業に係る企業債を計上しております。 2項1目他会計補助金は、
青木浄水場更新事業に係る一般会計からの補助金を計上しております。 3項1目工事負担金は、公共工事及び一般需要家からの配水管布設替え等の工事負担金を計上しております。 資本的支出、1款1項建設改良費36億8,611万7,000円につきましては、1目浄水施設費は青木浄水場更新建設工事や浄水施設危機設備設置工事などを、2目配水施設費は配水管の新設工事及び老朽管の更新工事を、3目営業設備費は水道メーター費及び大判プリンター入替え費などを、4目事務費は貝喰1号橋架管更新設計委託料及び瑞祥橋橋梁工事負担金などそれぞれを計上しております。前年度比1億4,202万7,000円の減は、最終年度となります青木浄水場の更新建設工事費の減額が主なものです。 2項1目企業債償還金は、企業債の元金償還金を計上したものでございます。 続きまして、議第8号 令和2年度見附市
下水道事業会計予算についてご説明いたします。 31ページをお願いいたします。第2条は業務の予定量で、接続戸数、年間有収水量、1日平均有収水量及び主な建設改良事業をそれぞれ記載のとおり見込んでございます。 第3条は収益的収入及び支出の予定額で、収入を19億7,300万円、支出を19億6,400万円と定めるものでございます。 第4条は資本的収入及び支出の予定額で、次ページのとおり収入を17億400万円、支出を21億9,900万円と定め、収入の不足額4億9,500万円は前ページ条文括弧書きのとおり補填するものでございます。 32ページをお願いします。第5条は、債務負担行為として排水設備設置資金融資による融資先に対する
損失補償契約で、期間及び限度額を記載のとおり定めるものでございます。 第6条は企業債で、建設改良事業、下水道事業債、借換債及び資本費平準化債について限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を記載のとおり定めるものでございます。 33ページ、第7条は一時借入金の限度額を、第8条は予定支出の各項経費の金額の流用を、第9条は議会の議決を経なければ流用することのできない経費について、それぞれ記載のとおり定めるものでございます。 第10条は他会計からの補助金で、一般会計からの繰り出し基準を超える繰入金について記載しております。 次に、予算の実施計画について説明いたしますので、36ページをお願いします。収益的収入、1款1項営業収益につきましては、前年度実績などを踏まえて1目下水道使用料、2目雨水負担金、3目他会計補助金、4目その他営業収益を計上しております。なお、2目雨水負担金は雨水処理費として一般会計からの負担経費を、3目他会計補助金は一般会計からの基準外繰入金を計上しております。 2項営業外収益につきましては、1目他会計負担金、2目消費税及び地方消費税還付金、3目長期前受金戻入及び4目元金償還に係る長期前受金戻入は、事業内容に応じてそれぞれ計上し、5目雑収益は前年度実績により計上しております。 38ページをお願いします。収益的支出、1款1項営業費用17億6,751万3,000円につきましては、1目汚水管渠費は汚水管渠等の維持管理経費を計上し、2目雨水管渠費は雨水管渠等の維持管理費を計上しております。 40ページをお願いします。3目農集管渠費は、農業集落排水管渠の維持管理経費を計上し、4目ポンプ場費はポンプ場の維持管理経費を計上しております。 42ページをお願いします。5目葛巻処理場費、44ページ、6目今町処理場費、7目南部処理場費、46ページ、8目上北谷処理場費につきましては、それぞれの処理場の維持管理経費を計上しております。 48ページをお願いします。9目総係費は、下水道事業全般に係る管理経費を計上し、50ページ、10目減価償却費は固定資産の減価償却を、11目資産減耗費は施設設備等の入替えを行った場合の除却費を計上しております。 戻りまして、38ページをお願いします。1項営業費用の前年度比2,391万円の増は、1目汚水管渠費の委託料の増額、42ページ、5目葛巻処理場の修繕費の増額が主なものです。 50ページをお願いします。2項営業外費用につきましては、1目支払利息及び企業債取扱諸費は企業債等の支払い利息を、2目消費税及び地方消費税を、3目雑支出はその他営業外費用をそれぞれ計上しております。 52ページをお願いします。資本的収入、1款1項1目の企業債は、公営企業債を予定しております。 2項1目他会計負担金は、一般会計からの基準内繰入金を、3項1目他会計補助金は一般会計からの基準外繰入金を、4項1目国庫補助金は補助対象事業の補助相当分をそれぞれ計上しております。 5項1目受益者負担金及び分担金は、既存賦課分と新設賦課分の受益者負担金や分担金を、2目工事負担金は雨水貯留槽築造工事に伴う工事負担金を、6項1目長期貸付金償還金は排水設備貸付金返済金をそれぞれ計上しております。 資本的支出、1款1項建設改良費12億645万6,000円につきましては、1目汚水費は本所、細越、葛巻、今町第2処理区等の汚水管渠整備工事と今町処理場の耐震補強及び施設改築の工事費を計上し、2目雨水費は貝喰川右岸排水区雨水工事費、見附駅雨水貯留槽築造工事費等を計上し、3目事務費は職員給与費及び資本的事業に係る管理費を計上しています。前年度比8,802万5,000円の減は、1目汚水費の汚水管渠建設工事の減額が主なものでございます。 54ページをお願いします。2項1目企業債償還金は、企業債の元金償還金を、3項1目長期貸付金は排水設備貸付金等をそれぞれ計上しております。 以上で説明終わります。
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佐々木志津子議長 次に、第9号議案、病院事務長。 〔大橋耕一病院事務長登壇〕
◎大橋耕一病院事務長 議第9号 令和2年度見附市
病院事業会計予算についてご説明申し上げます。 それでは、71ページをお願いいたします。第2条、業務の予定量でございます。病院の年間延べ患者数を入院3万500人、外来4万9,100人、介護老人保健施設の年間延べ利用者数を入所3万4,620人、通所7,200人とするものでございます。 第3条は、収益的収入及び支出の予定額でございます。収入を26億1,400万円、支出を26億5,400万円と定めるもので、収支の差額4,000万円を欠損金として処理することにしております。 第4条は、資本的収入及び支出の予定額でございます。次ページをお願いいたします。収入を15億3,000万円、支出を15億3,700万円と定めるもので、収支の不足700万円は記載のとおり留保資金等で補填することにしております。 第5条は、企業債でございまして、起債の目的、限度額等を定めるものでございます。 第6条は、一時借入金の限度額を6億円と定めるものであります。 第7条は、予定支出の各項の経費の金額を流用することができる場合を、第8条は議会の議決を経なければ流用することのできない経費の種類と額を、第9条は他会計からの補助金を、第10条はたな卸資産の購入限度額をそれぞれ記載のとおり定めるものでございます。 それでは、74ページをお願いいたします。予算実施計画の収益的収入及び支出でございます。病院事業収益として、前年度比8,300万円減の26億1,400万円を計上したものでございます。1款1項医業収益は、入院収益、外来収益、ケアプラザの収益が主なものであり、前年度比8,792万4,000円減の22億8,165万9,000円を見込んでおります。 2項医業外収益は、前年度比492万4,000円増の3億3,224万1,000円を見込んでございます。 次に、76ページお願いいたします。支出でございます。病院事業費用として、前年度比9,000万円減の26億5,400万円を計上したものでございます。1款1項1目給与費15億4,458万5,000円は、病院及びケアプラザ職員の人件費の見込額でございます。 2目材料費は5億3,710万7,000円を計上しておりますが、医薬品、診療材料、給食材料、医療消耗備品の費用でございます。 3目経費は4億1,483万4,000円を計上しておりますが、内訳は79ページから83ページの備考欄を御覧いただきたいと思います。 82ページをお願いいたします。4目減価償却費、5目資産減耗費、6目研究研修費は、それぞれ記載のとおりでございます。 2項医業外費用は、前年度比265万円減の1,543万5,000円を計上しておりますが、企業債の利息が主なものでございます。 84ページをお願いいたします。資本的収入及び支出の予定額でございます。収入の1款1項1目企業債12億4,400万円は、病棟建設の工事費及び備品購入と駐車場整備工事の特定財源であります。 2項1目国県補助金2億1,100万円は、病棟建設に対する補助金であります。 3項1目負担金7,500万円は、企業債償還金元金の3分の2を繰り出し基準に基づき、一般会計から繰り入れるものでございます。 次に、支出でございます。1款1項1目建物は、新病棟建設の工事費12億5,305万円を計上しております。 2目構築物5,300万円は、駐車場整備工事費及び新病棟の外構工事費をそれぞれ計上してございます。 3目機械備品費1億3,343万6,000円は、新病棟の備品類のほか、内視鏡手術システムなど医療機器の更新のための経費を計上したものでございます。なお、機器の不具合の状況によりまして、優先順位をつけて入替えを行っております。 4目事務費2,039万1,000円は、上記工事にかかわる委託料でございます。 5目リース債務支払い額1,897万5,000円は、電子カルテシステム等のリース契約の支払い分でございます。 2項1目企業債償還金は、企業債の元金償還分として5,814万8,000円を計上しております。 以上でございます。
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佐々木志津子議長 以上で第1号議案から第9号議案までの9件の提案理由の説明を終わります。 お諮りいたします。ただいま議題となっております第1号議案から第9号議案までの9件については、14名の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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佐々木志津子議長 ご異議なしと認めます。 したがって、第1号議案から第9号議案までの9件については、14名の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定しました。 お諮りいたします。ただいま設置されました予算特別委員会の委員の選任については、
委員会条例第8条第1項の規定により、1番議員から12番議員、14番議員及び15番議員の14名を指名したいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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佐々木志津子議長 ご異議なしと認めます。 したがって、ただいま指名しました14名の議員を予算特別委員会の委員に選任することに決定しました。 なお、予算特別委員会は、正副委員長を互選するため、本日の会議終了後開会しますので、ご参集願います。
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佐々木志津子議長 以上で本日の日程は全部終了しました。 次回の本会議は、3月5日午前10時から開くこととします。 本日はこれにて散会します。 午前11時40分 散 会...