十日町市議会 > 2024-09-20 >
09月20日-委員長報告、質疑、採決-06号

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  1. 十日町市議会 2024-09-20
    09月20日-委員長報告、質疑、採決-06号


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    最終取得日: 2025-05-07
    令和 6年  9月 定例会(第3回)          令和6年第3回十日町市議会定例会会議録             令和6年9月20日(第6日目)1. 出席議員(24名)    1番 山 家 悠 平 君  2番 嶋 村 真友子 君  3番 中 林 寛 暁 君    4番 鈴 木 祐 一 君  5番 滝 沢 貞 親 君  6番 関 口 立 之 君    7番 富 井 春 美 君  8番 星 名 大 輔 君  9番 根 津 年 夫 君   10番 富 井 高 志 君 11番 水 落 静 子 君 12番 滝 沢   繁 君   13番 山 口 康 司 君 14番 大 嶋 由紀子 君 15番 福 崎 哲 也 君   16番 村 山 達 也 君 17番 高 橋 俊 一 君 18番 吉 村 重 敏 君   19番 遠 田 延 雄 君 20番 小 嶋 武 夫 君 21番 鈴 木 和 雄 君   22番 宮 沢 幸 子 君 23番 小 林 正 夫 君 24番 鈴 木 一 郎 君                                              1. 欠席議員(0名)                                              1. 欠  員(0名)                                              1. 事務局職員   事 務 局 長  富 井 陽 介 君      次     長  上 野 新 吾 君   庶 務 係 長  星 名   薫 君      主     事  柳   翔 也 君                                              1. 説明のため出席した者   市     長  関 口 芳 史 君      副  市  長  池 田 克 也 君   教  育  長  渡 辺 正 範 君      総 務 部 長  金 澤 克 夫 君   市 民 福祉部長  樋 口 幸 宏 君      産 業 観光部長  渡 辺 正 彦 君   建 設 部 長  高 崎 洋 一 君    環境エネルギー部長  山 田 直 樹 君                           ・上下水道局長   教 育 文化部長  滝 沢 直 子 君      企 画 政策課長  田 辺 貴 雄 君   財 政 課 長  村 越 広太郎 君      防 災 安全課長  小 林   充 君   福 祉 課 長  桶 谷 英 伸 君      市 民 生活課長  金 木 栄 治 君   情 報 館 長  岩 田 貴 夫 君      川 西 支 所 長  高 橋 正 樹 君   中 里 支 所 長  広 田 達 巳 君      松 代 支 所 長  樋 口   彰 君   松 之 山支所長  佐 藤 知 浩 君                                              1. 議事日程 第6号                         令和6年9月20日 午前10時30分 開議 第 1 議案第 84号 十日町避難行動支援者名簿情報の提供に関する条例制定     議案第 85号 他の団体の公の施設の利用に関する協議                              (以上 総務文教常任委員長報告) 第 2 議案第 86号 十日町手数料条例の一部を改正する条例制定     議案第 87号 十日町国民健康保険条例の一部を改正する条例制定     議案第 88号 十日町老人医療費助成に関する条例の一部を改正する条例制定     議案第 89号 十日町重度心身障がい者医療費助成に関する条例の一部を改正する条例             制定                                (以上 厚生常任委員長報告) 第 3 議案第 96号 令和5年度十日町一般会計歳入歳出決算認定     議案第 97号 令和5年度十日町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定     議案第 98号 令和5年度十日町国民健康保険診療所特別会計歳入歳出決算認定     議案第 99号 令和5年度十日町訪問看護事業特別会計歳入歳出決算認定     議案第100号 令和5年度十日町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定     議案第101号 令和5年度十日町介護保険特別会計歳入歳出決算認定     議案第102号 令和5年度十日町松之山温泉配湯事業特別会計歳入歳出決算認定     議案第103号 令和5年度十日町水道事業会計利益処分及び決算認定     議案第104号 令和5年度十日町簡易水道事業会計利益処分及び決算認定     議案第105号 令和5年度十日町下水道事業会計利益処分及び決算認定                         (以上 令和5年度決算審査特別委員長報告) 第 4 議会発第 5号 議員派遣                                              1. 本日の会議に付した事件    日程第1      │    日程第4                       〇                                     午前10時30分    開  議 ○議長鈴木一郎君)   これより令和6年第3回十日町市議会定例会第6日目の会議を開きます。  ただいままでの出席議員数は24人であります。  本日の議事日程は、配付いたしておきましたとおり、日程第1から第4までの17件であります。  議会運営委員会報告について、9月17日、議会運営委員会が開催されましたので、その結果について議会運営委員会報告を求めます。議会運営委員長。 ◆16番(村山達也君)   9月17日、議会運営委員会が開催され、本定例会追加議案等に係る議事について協議がなされましたので、その結果を報告いたします。  お手元に配付の議案付託表追加分を御覧願います。御覧のとおり、議会発第5号につきましては、簡易採決による即決といたします。  以上で報告を終わります。                       〇 △日程第1 議案第84号 十日町避難行動支援者名簿情報の提供に関する条例制定      議案第85号 他の団体の公の施設の利用に関する協議 ○議長鈴木一郎君)   日程第1 議事日程に記載の議案第84号及び議案第85号の2件を一括して議題といたします。  2件に関し、総務文教常任委員会審査報告を求めます。総務文教常任委員長。 ◆9番(根津年夫君)   総務文教常任委員会審査報告を申し上げます。  審査結果はお手元の報告書のとおりですが、審査の概要についてご報告いたします。  議案第84号 十日町避難行動支援者名簿情報の提供に関する条例制定について、質疑の中で名簿作成のための調査対象者の抽出から周知方法名簿作成までの流れについて示され、採決の結果、全員賛成原案可決であります。  議案第85号 他の団体の公の施設の利用に関する協議について、所蔵内容に関する質疑の後、採決し、採決の結果、全員賛成原案可決であります。  以上、総務文教常任委員会審査報告を終わります。 ○議長鈴木一郎君)   2件に対する質疑を許します。   質疑はないものと認めます。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第84号及び議案第85号の2件に対する委員長報告原案可決であります。2件は委員長報告どおり決するにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長鈴木一郎君)   ご異議ないものと認めます。  よって、議案第84号及び議案第85号の2件は可決されました。                       〇 △日程第2 議案第86号 十日町手数料条例の一部を改正する条例制定      議案第87号 十日町国民健康保険条例の一部を改正する条例制定      議案第88号 十日町老人医療費助成に関する条例の一部を改正する条例制定      議案第89号 十日町重度心身障がい者医療費助成に関する条例の一部を改正する条例制定議長鈴木一郎君)   日程第2 議事日程に記載の議案第86号から議案第89号までの4件を一括して議題といたします。  4件に関し、厚生常任委員会審査報告を求めます。厚生常任委員長。 ◆14番(大嶋由紀子君)   ただいまから厚生常任委員会審査報告を申し上げます。  結果はお手元の委員会審査報告書のとおりですが、審査の概要についてご報告いたします。  議案第86号 十日町手数料条例の一部を改正する条例制定については、特に質疑はなく、採決の結果、全員賛成原案可決であります。  議案第87号 十日町国民健康保険条例の一部を改正する条例制定については、質疑の中で、被保険者証の取扱いに関し、罰則規定に該当する場合は過料が科せられることが示された一方、当市では該当した例がないことが示されました。採決の結果、賛成多数、原案可決であります。  議案第88号 十日町老人医療費助成に関する条例の一部を改正する条例制定については、質疑の中で助成の対象となる方や制度の内容について示され、採決の結果、賛成多数、原案可決であります。  議案第89号 十日町重度心身障がい者医療費助成に関する条例の一部を改正する条例制定については、特に質疑はなく、採決の結果、賛成多数、原案可決であります。  以上で厚生常任委員会審査報告を終わります。 ○議長鈴木一郎君)   4件に対する質疑を許します。   質疑はないものと認めます。  これより議案第87号 十日町国民健康保険条例の一部を改正する条例制定についてを起立採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告どおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。              (賛成者起立) ○議長鈴木一郎君)   起立多数であります。  よって、議案第87号は可決されました。  これより議案第88号 十日町老人医療費助成に関する条例の一部を改正する条例制定についてを起立採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告どおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。              (賛成者起立) ○議長鈴木一郎君)   起立多数であります。  よって、議案第88号は可決されました。  これより議案第89号 十日町重度心身障がい者医療費助成に関する条例の一部を改正する条例制定についてを起立採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告どおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。              (賛成者起立) ○議長鈴木一郎君)   起立多数であります。  よって、議案第89号は可決されました。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第86号に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告どおり決するにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長鈴木一郎君)   ご異議ないものと認めます。  よって、議案第86号は可決されました。                       〇 △日程第3 議案第 96号 令和5年度十日町一般会計歳入歳出決算認定      議案第 97号 令和5年度十日町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定      議案第 98号 令和5年度十日町国民健康保険診療所特別会計歳入歳出決算認定      議案第 99号 令和5年度十日町訪問看護事業特別会計歳入歳出決算認定      議案第100号 令和5年度十日町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定      議案第101号 令和5年度十日町介護保険特別会計歳入歳出決算認定      議案第102号 令和5年度十日町松之山温泉配湯事業特別会計歳入歳出決算認定      議案第103号 令和5年度十日町水道事業会計利益処分及び決算認定      議案第104号 令和5年度十日町簡易水道事業会計利益処分及び決算認定      議案第105号 令和5年度十日町下水道事業会計利益処分及び決算認定議長鈴木一郎君)   日程第3 議案第96号 令和5年度十日町一般会計歳入歳出決算認定についてから議案第105号令和5年度十日町下水道事業会計利益処分及び決算認定についてまでの決算認定議案10件を一括して議題といたします。  10件に関し、令和5年度決算審査特別委員会審査報告を求めます。決算審査特別委員長。 ◆16番(村山達也君)   これより令和5年度決算審査特別委員会審査結果についてご報告いたします。  審査の結果につきましては、お手元の審査報告のとおり、議案第96号から議案第105号までの令和5年度各会計決算、合わせて10件とも決算認定であります。また、各分科会審査過程で出された意見については各分科会主査報告のとおりでありますが、私からはポイントとなる意見、要望事項について何点か申し上げたいと思います。  まず、一般会計歳入について申し上げます。財源の確保に大きく貢献をしているとおかまち応援寄附金のさらなる増収に向けた取組を望みます。また、企業版ふるさと納税は2025年3月までの時限措置となっていますが、延長された場合には、さらなる取組強化をお願いするとともに、時限措置が終了した場合には、今まで支援いただいた企業に対して寄附を継続してもらえるよう、積極的な企画提案に努めていただくことを望みます。  続いて、一般会計歳出について申し上げます。初めに、3款民生費についてです。市内で唯一周期医療を受けられる「たかき医院」に対し、継続支援支援金の増額を要望いたします。  次に、4款衛生費について、健康づくり推進事業について、雪国である当市屋外活動ができる時期が短く、健康増進に取り組むことは大変重要なことです。市民が楽しく健康づくりに気軽に取り組めるよう努めていただくことを望みます。令和5年度に初めて取り組んだ不用食器の回収に助けられた市民の方は多いと思います。今後も身近な不要物を手軽に回収していただけるような体制をつくっていただけるよう要望いたします。  次に、7款商工費について、清津峡について、花角知事から新潟県を代表する観光スポットであるとご評価いただいているのは、来訪者が多いだけでなく、上質な体験をすることができるからだと考えます。清津峡を核として多くの人の流れを生み出し、地域内での回遊性を高め、市内経済活性化につなげていくため、観光DXを活用するなど、地域一体となって来訪者利便性向上収益性の向上を図る取組を望みます。  次に、10款教育費について、従来の部活動の形態から円滑な部活動地域移行に対応できるよう、地域クラブと十分な意見交換を行い、地域クラブ任せにしない事業展開を望みます。また、必要な人材の確保や保護者負担増にならないよう、支援の充実、拡充をお願いをいたします。学校給食においては、地域生産者連携協力を行い、増強計画を策定してさらなる地産地消の取組の拡大を望みます。また、学校給食を通じて、児童生徒地域農業食文化に関心を持ち、その理解を深める取組のさらなる推進を望みます。  次に、特別会計及び企業会計について申し上げます。まず、訪問看護事業特別会計について、出向く医療民間事業者が撤退していく一方、需要はますます高まることが見込まれます。必要な人材及び財源の確保に努め、事業のさらなる進捗を望みます。  最後に、水道事業会計及び簡易水道事業会計について、引き続き経営改善に取り組み、老朽化耐震化対策を着実に行うとともに、2段階の値上げ後の状況を踏まえた関連施設耐震化更新計画について適宜市民周知を行うことを望みます。  以上でありますが、特別委員会設置以来、活発な、そして熱心な審査をいただいた議員各位のご協力、ご尽力に感謝を申し上げ、令和5年度決算審査特別委員会委員長報告とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長鈴木一郎君)   10件に対する質疑を許します。   質疑はないものと認めます。  ただいま議題となっております決算認定議案10件を討論に付します。滝沢繁君。
    ◆12番(滝沢繁君)   それでは、通告に基づきまして、令和年度決算に対する反対討論を述べます。日本共産党十日町議員団を代表し、議案第96号、令和5年度一般会計決算議案第100号、後期高齢者医療特別会計決算議案第101号、介護保険特別会計決算反対討論を述べます。  7月、厚労省が発表した国民生活基礎調査では、生活が苦しいが59.6%。物価上昇が止まらない。異次元の金融緩和異常円安で、食料もエネルギーも輸入に頼り、食料品、電気、ガスの高騰に直結。何よりも深刻なのは、実質賃金が下がり続けているという問題があります。また、昨年から始まったインボイス制度による実質的な消費税引上げは、その逆進性が拡大し、租税の公平の原則を逸脱するものとなっています。市民生活には大変厳しい状況が続いているということではないでしょうか。  それでは、令和年度決算について述べます。令和5年度の決算収支状況は、一般会計形式的収支20億1,184万円の黒字実質収支で18億1,930万円の黒字となりました。実質収支から前年度収支を差し引いた単年度決算は、6,283万円の黒字でした。黒字予算財政調整基金積立金の実質単年度収支は3億1,951万円の黒字でしたが、経常黒字でなければいけないのはもちろんですが、問題は市民生活地域の経済がどうだったのかを見る必要があります。市民生活密着事業を望むものですが、明石の湯廃止案はキナーレの芸術祭拠点化を狙うものでしたが、市議会を二分する採決の結果、憩いの場を残すことが決まりましたが、厨房をなくして展示場に、エントランスホールも同様に市民の願いに応えた市政運営こそが望まれています。また、千年の湯を皮切りに、全ての温浴施設利用料金値上げも決まりました。水道料金も連続で値上げされています。物価高騰、賃金が上がらないなど、市民生活が大変なときこそ、暮らしを支え、市民生活を支えることが大事ではないでしょうか。  大地の芸術祭は、支出済額4億1,473万805円。商工費の24.9%を占める巨額事業です。大地の芸術祭事業費は回を重ねるごとに増加傾向にありますが、十日町市内業者に回るお金がどうだったのか。地域経済活性化に向けた事業の組立てが必要ではないでしょうか。経済効果はいまだに不明であります。市としてどのような効果だったのか精査する必要があります。議員団が提案している市内に内在する芸術性を生かした市民主体芸術祭に、また既存の作品を活用した取組など、依存型の芸術祭から雪まつりのような市民主体芸術祭事業抑制を求めるものです。  2つ目は、基幹産業農業についてです。昨年から川西地区モデルに、モデル先行当市地域計画説明会が開かれました。当市における農業者平均年齢は71.3歳です。10年後を見据え、農業政策を検証し直し、多様な農業者の参入は兼業農家家族農業など、家庭菜園も含めた裾野の広い農家の育成と中堅農家を後押しし、大規模農家支援する、新規就農も含め農家世代交代ができるよう支援することが何より大事ではないでしょうか。特色ある農業支援も大事です。有機米の学校給食への買入れで農業者子供たち支援するなど、農家が単価を決められる直売所開設農家生産物の販売につなげる支援など、これ以上農業者を減少させない取組が緊急に求められています。農業予算の増額は喫緊の課題です。日本型直接支払の合計で7億6,000万円ほど支援が行われていますが、農家にとって厳しさは増すばかりです。当市ならではの農政の探求が求められています。  3つ目は、教育についてです。中学校のあり方検討委員会令和4年度から18回にも及ぶ検討を経て提言が出されたところでありますが、学校教育まちづくりの在り方と切り離して考えることはできません。文科省の手引に沿った話合いと、地域と共にある学校づくりの視点を踏まえた議論が必要ではないでしょうか。学校給食無償化は、全国の自治体の約3割で実施されています。当市でも無償化に向けた協議を進めるとともに、当市ブランド米である魚沼産コシヒカリを積極的に使用し、故郷を愛する心を育んでいきたいというふうに思います。  次は、特別会計についてです。国民健康保険特別会計は、税率を据え置いたことを評価し、賛成しますが、収入のない子供たちへの均等割は不合理です。未就学児童均等割を減免を18歳まで引き上げることを要望します。低所得者と高所得者負担割合には、令和年度決算では5.6ポイントの大きな開きがあり、格差是正を求めるものです。  後期高齢者医療について述べます。全世代で支え合う仕組みの導入で、出産、育児の7%を後期高齢者医療保険から賄おうとしています。年収200万円以上は2割負担です。今後、団塊の世代がピークを迎える中で、さらなる受益者負担増が進み、高齢者になるにつれて所得が下がり、受診抑制が懸念されます。  介護保険についてです。介護保険は、2000年の制度開始時には約3,000円でした。第8期の介護計画では6,000円で、2倍です。9期の介護計画では6,300円です。上がる一方ではないでしょうか。介護保険が所得に占める割合では、高所得者と低所得者では大きな開きがあります。改善に努めると同時に、総合事業高齢化の実態に即した財源確保に努めていただきたい。  以上で反対討論を終わります。 ○議長鈴木一郎君)   中林寛暁君。 ◆3番(中林寛暁君)   それでは、通告に基づきまして本定例会に提出されました議案第96号 令和5年度十日町一般会計歳入歳出決算認定及び議案第97号から議案第102号までの6件の特別会計決算認定並びに議案第103号から議案第105号までの3件の公営企業会計に係る決算認定につきまして、賛成の立場で討論させていただきます。  令和5年度は、5月に新型コロナウイルス感染症が5類感染症となり、地域経済の再始動や地域コミュニティの新しい形での活動のスタートとなる年度となり、当市事業市民の新たな活動へのサポートとなり、新しいステージに向かっていく一年となりました。当初予算時では、持続可能な行財政運営及び働き方改革の観点から、事業の選択と集中により健全な財政運営に取り組むという計画でした。その結果、一般会計及び6つの特別会計決算は、歳入総額516億1,686万円、歳出総額490億1,967万円、差引額25億9,791万円となりました。令和4年度末に約667億円であった市債残高令和5年度末には約632億円と、34億円を超える減額となりました。また、合併時は約6億円ほどであった財政調整基金は25億円を超える残高となり、将来世代にとって過度な負担とならないよう、財政面を適正に管理できたのではないかと思います。  歳入で注視するべきところは、ふるさと応援寄附金であります。令和4年度では4億円弱の納税額であったのに対し、令和5年度は約8億円と2倍の納税額となり、貴重な市の財源として市民サービス向上につながっています。  安心して子供を産み育てるまちを目指し、通園バス安全向上支援養育費確保支援新規事業とし、幼児教育保育支援子育て支援、妊娠・出産支援、福祉のまちづくりの推進、障がい者福祉の充実として、様々な支援継続事業として行いました。  ふるさとを愛し自立して社会で生きる子どもを育てるまちとして、学校教育の充実、特色ある教育活動の推進、学校教育施設の整備、学校規模の適正化の推進、特に令和4年度に設置されました十日町市立中学校のあり方検討委員会では、令和6年3月に提言書が提出され、今後10年、30年先を見据えた適正な学校配置などが提示されました。今後はさらに地域との議論を重ね、子供たちにとって最も望ましい教育環境の実現に向けて取り組んでいただきたいと思います。また、このあり方検討委員会令和元年に策定され、第二次十日町市立小・中学校の学区適正化に関する方針に対し、地域市民から出された意見にしっかりと受け止め、教育委員会の方針を見直すための委員会でした。市民の意見を聞き、市政に取り入れた、まさにこの事業市民に顔を向けた事業であったと思います。  地域で支え合う福祉のまちを目指し、福祉のまちづくりの推進、高齢者福祉の充実、障がい者福祉の充実など、それぞれの事業で継続、拡充されたと思います。活気ある元気なまちづくりの方針の下、全国的な問題である人口減少問題の対策として、移住、定住の促進を図り、移住コンシェルジュの設置、UIターン者向けの移住支援事業やふるさと回帰支援事業として、県内トップクラスの支援を継続、そして拡充して行っております。ふるさと回帰支援事業では、Uターン補助金により86世帯、150人の移住者に支援できたということでした。今後はこういったすばらしい支援のPRを市内外へ向け充実していって行っていただき、移住者増に向けた取組を積極的に進めていただければと思います。  また、令和5年度は、まれに見る降水量の減少により渇水被害が続出した年でしたが、農業振興費において迅速な対応で渇水対策を図り、渇水被害応急対策事業、高温・渇水減収緊急対策支援事業、合わせて1億円を超える補正を組んでいただき、苦しんでいる農業者の大きな支援になったと思います。道路網の整備では、長年地域の要望もあった稲荷町踏切の拡幅が完了、また上越魚沼地域振興快速道路、十日町道路では、地元中学生も参加した中心くい打ち式が行われ、これから本格的に事業着手が進んでまいります。市の基盤整備も着実に進んでいることを実感いたしました。また、少雪であった令和5年度でしたが、少雪でよかっただけでは済ませず、年度末に新たに除雪機を購入するなど、しっかりと雪対策の準備を行い、今後の市民生活の向上を見据えた対応だったと思います。このほかにも多岐にわたる施策が中長期的な財政状況に配慮した中、実施されました。関口市長をリーダーに、職員の皆さんが尽力して対応されたことに心より感謝申し上げます。  最後に、令和3年5月の臨時会において、関口市長4期目がスタート、そのときの所信の中でおっしゃっていた「必要な事業と必ずしも必要でないものをしっかりと精査し、取り組んでいく」、この発言のとおり取り組んできた積み重ねが様々な支援の充実、財政面での着実な健全化につながっているのではないかと思います。少し余談になりますが、本日のニュースでメジャーリーガー、大谷翔平選手、51本塁打、51盗塁達成という夢のような、わくわくするニュースが入ってきました。今回の決算報告を基に、関口市政4期目の最後の大きな仕事である令和7年度の予算編成では、これまでのような着実な取組に加えまして、まさに夢のある、わくわくするような事業を盛り込んだ予算編成に取り組んでいただきたいと付け加えまして、私の賛成討論といたします。ご清聴ありがとうございました。 ○議長鈴木一郎君)   討論は終結したものと認めます。  これより議案第96号 令和5年度十日町一般会計歳入歳出決算認定についてを起立採決いたします。  本件に対する委員長報告認定であります。本件は委員長報告どおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。              (賛成者起立) ○議長鈴木一郎君)   起立多数であります。  よって、議案第96号は認定されました。  これより議案第100号 令和5年度十日町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてを起立採決いたします。  本件に対する委員長報告認定であります。本件は委員長報告どおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。              (賛成者起立) ○議長鈴木一郎君)   起立多数であります。  よって、議案第100号は認定されました。  これより議案第101号 令和5年度十日町介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてを起立採決いたします。  本件に対する委員長報告認定であります。本件は委員長報告どおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。              (賛成者起立) ○議長鈴木一郎君)   起立多数であります。  よって、議案第101号は認定されました。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第97号から議案第99号までの3件、議案第102号から議案第105号までの4件、合わせて7件に対する委員長報告認定であります。7件は委員長報告どおり決するにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長鈴木一郎君)   ご異議ないものと認めます。  よって、議案第97号から議案第99号までの3件、議案第102号から議案第105号までの4件、合わせて7件は認定されました。                       〇 △日程第4 議会発第5号 議員派遣議長鈴木一郎君)   日程第4 議会発第5号 議員派遣についてを議題といたします。  お手元に配付してあります議会発第5号を御覧願います。  地方自治法第100条第13項及び会議規則第166条の規定に基づき、議案に記載のとおり議員派遣を行いたいとするものであります。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議会発第5号は、原案どおり可決するにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長鈴木一郎君)   ご異議ないものと認めます。  よって、議会発第5号は可決されました。  なお、ただいま可決された議員派遣の内容に今後変更を要するときは、その取扱いを議長に一任願います。  本日の議事日程は終了いたしました。  以上をもって今期定例会に付議せられました事件は全て議了いたしました。  令和6年第3回十日町市議会定例会を閉会いたします。              午前11時08分    閉  会...