△
日程第5
議案第19号
十日町市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める
条例の一部を改正する
条例制定 議案第20号
十日町市
地域保育所条例の一部を改正する
条例制定 議案第22号
十日町市
医療福祉総合センター条例制定 議案第23号
十日町市
高齢者憩いの
家条例の一部を改正する
条例制定
○議長(
庭野政義君)
日程第5
議案第19号、
議案第20号、
議案第22号、
議案第23号を一括して議題といたします。 4件に関し、
厚生常任委員会の
審査報告を求めます。
厚生常任委員長。
◆22番(
太田祐子君) それでは、ただいまから
厚生常任委員会の
審査報告を申し上げます。 結果は、お手元の
委員会審査報告書のとおりですが、
審査の過程で出された意見及び結果についてご
報告いたします。 初めに、
議案第19号
十日町市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める
条例の一部を改正する
条例制定についてであります。
委員より、当市における
家庭的保育事業の今後の
実施予定について質疑があり、当局より説明を受け、採決の結果、
全員賛成、
原案可決であります。 次に、
議案第20号
十日町市
地域保育所条例の一部を改正する
条例制定については、特に質疑はなく、採決の結果、
全員賛成、
原案可決であります。 次に、
議案第22号
十日町市
医療福祉総合センター条例制定についてであります。複数の
委員より、
条例第3条に掲げる
業務内容、第4条、
配置職員数、第5条、
損害賠償等についての質疑があり、当局より説明を受け、採決の結果、
全員賛成、
原案可決であります。 次に、
議案第23号
十日町市
高齢者憩いの
家条例の一部を改正する
条例制定についてであります。複数の
委員より、
利用頻度、週2回休館することにより減額される
予算額、
入居者以外の
年間利用者数等についての質疑があり、当局より説明を受け、採決の結果、
賛成多数、
原案可決であります。 なお、
先ほど継続審査について採決いただきました
議案第21号
十日町市
出生祝金支給に関する
条例を廃止する
条例制定については、複数の
委員からさまざまな意見があり、当
委員会では
継続審査を必要とするものと決したことを改めて申し加え、
厚生常任委員会の
審査報告といたします。
○議長(
庭野政義君) 4件に対する質疑を許します。 質疑はないものと認めます。 これより
議案第23号
十日町市
高齢者憩いの
家条例の一部を改正する
条例制定についてを
起立採決いたします。 本件に対する
委員長報告は
原案可決であります。本件は
委員長の
報告どおり決するに
賛成の諸君の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(
庭野政義君) 起立多数であります。 よって、
議案第23号は可決されました。 お諮りいたします。ただいま議題となっております
議案第19号、
議案第20号、
議案第22号に対する
委員長報告は
原案可決であります。3件は
委員長の
報告どおり決するにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
庭野政義君) ご異議ないものと認めます。 よって、
議案第19号、
議案第20号、
議案第22号は可決されました。 〇
△
日程第6
議案第33号
平成31年度
十日町市
一般会計予算 議案第34号
平成31年度
十日町市
国民健康保険特別会計予算 議案第35号
平成31年度
十日町市
国民健康保険診療所特別会計予算 議案第36号
平成31年度
十日町市
後期高齢者医療特別会計予算 議案第37号
平成31年度
十日町市
介護保険特別会計予算 議案第38号
平成31年度
十日町市
簡易水道事業特別会計予算 議案第39号
平成31年度
十日町市
下水道事業特別会計予算 議案第40号
平成31年度
十日町市
松之山温泉配湯事業特別会計予算 議案第41号
平成31年度
十日町市
水道事業会計予算
○議長(
庭野政義君)
日程第6
議案第33号から
議案第41号までの
平成31年度各
会計予算9件を一括して議題といたします。 9件に関し、
平成31年度
予算審査特別委員会の
審査報告を求めます。
予算審査特別委員長。
◆13番(
遠田延雄君) これより
平成31年度
予算審査特別委員会の
審査報告を申し上げます。
審査の結果につきましては、お手元に配付されました
報告書のとおりであります。
議案第33号から
議案第41号までの
平成31年度各
会計予算、合わせて9件については、いずれも
原案可決であります。
分科会における
審査の詳細につきましては、先ほど行われました
主査報告のとおりであります。
予算審査特別委員会正副主査会議において、特に
分科会から出された意見、要望について何点か申し上げ、市長並びに
行政当局におかれましては、
市政運営に反映されますよう強く要望するものであります。 まず、
一般会計歳入について申し上げます。
普通交付税の
合併算定がえによる
加算額の
段階的縮減が進む
状況下において、とお
かまち応援寄附金や
企業版ふるさと納税などの制度の
利活用や促進、
遊休施設等の売却などを進め、
財源確保に一層取り組んでいただきたい。 続いて、歳出について申し上げます。 まず、一般会計歳出について申し上げます。第3款民生費について。民生
委員活動事業について求められる労力や担当地域の広さ、責任の重要性を勘案し、民生
委員、児童
委員の待遇改善や事務委託料の増額を要望する意見が多数ありました。また、研修の実施や事例の共有などにより、各
委員の熟度や考え方などに可能な限り相違が生じないように、
十日町市独自の体制を求める意見も多くありました。 次に、4款衛生費について。公的病院運営費補助事業について、中条第二病院と精神医療確保に関する意見が複数ありました。精神病床の廃止は、当市の精神医療に多大な影響を及ぼすおそれがあることから、一日も早く患者が安心できる体制を地元自治体として全力で前進することを強く求めます。また、
十日町市がバイオマス産業都市の認定を受け、構想の実現に着実に事業を進めていることを高く評価いたします。バイオマス活用推進事業を進めるに当たっては、将来を見通し、周到な計画を立て、着実な事業推進に努めていただきたい。 次に、7款商工費について。冬季誘客イベント助成事業は、
十日町雪まつり補助金を改名した事業であるが、雪まつりは
十日町市を代表する魅力であることから、事業の実施に当たっては広く市民の意見を聞きながら、合意形成に努めていただきたい。 次に、10款教育費について。社会教育、公民館活動の見直しについては、公民館の70年間の活動を振り返りながら、多くの市民の声を反映させて行っていただきたい。また、地域自治組織や各種団体、サークル等では、公民館事業に類するような活動もされていることを鑑み、今の時代に即した公民館事業や体制とはどうあるべきかという観点に立って、変えるべきもの、変えてはならないものを見きわめながら、今後の検討を進めていただきたい。情報館は、空調設備の改修費用が計上されているが、施設の閉館時間を早めることも提案されている。閉館を早める理由として夜間利用者の減少や近隣類似施設の利用が可能なことが挙げられているが、そもそも利用者をふやすためのPRは十分になされていたのか。ホームページを見ても集会施設を借りる側の視点でつくられてはいない。近隣類似施設の利用を促す前に情報館設立の趣旨を鑑み、その利用促進に力を入れていただきたい。 次に、
国民健康保険特別会計予算について申し上げます。税率の据え置きや高い収納率を評価する意見やさらなる収納率の向上を求める意見がありました。 次に、
介護保険特別会計予算について申し上げます。介護予防事業が効果あるものとなるように必要とされる高齢者への情報の周知徹底を望む意見がありました。民間の活力で地域のお茶の間の拡大、充実が図れるよう、適切な施策の推進を求める意見がありました。 次に、
簡易水道事業特別会計予算について申し上げます。統合できる簡水地区は統合を図り、施設を集約し、
維持管理経費の縮減に努め、持続可能な簡易水道事業としていただきたい。 以上、平成31年度予算に関し、幾つかの重要項目を申し上げました。 最後に、
平成31年度
予算審査特別委員会設置以来、熱心に審議いただき、各
委員の皆様、そして行政職員各位のご協力に感謝申し上げ、
委員長報告とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
庭野政義君) 9件に対する質疑を許します。 質疑はないものと認めます。 ただいま議題となっております
平成31年度予算9件を討論に付します。鈴木和雄君。
◆16番(鈴木和雄君) それでは、日本共産党
十日町市議団を代表して、
議案第33号
平成31年度
一般会計予算、
議案第36号
後期高齢者医療特別会計予算、
議案第37号
介護保険特別会計予算に反対の立場から発言をいたします。 消費税増税、複数税率に対し、日本商工会議所を初め、大手スーパーからも批判の声が上がっています。もともと消費税は逆進性の税制で、所得の高い人ほど所得に占める税率が低くなり、年金暮らしなど低所得者ほど税率が高くなる仕組みになっており、GDPの6割を占める個人消費の冷え込みが強く指摘されています。平成26年の8%増税の際には、2人以上世帯の家計消費支出がそれまでの360万円台から330万円に落ち込み、そのまま一度も回復をしておりません。こうした中、当市の今年度予算はどのようにして低所得者を初め、市民の暮らしを支え、さらに地域経済の振興を図るかが最も重要な課題と考えます。
平成31年度
一般会計予算は352億円で、前年比10億円の減、率にして2.8%の減額予算となっています。しかし、その内容は要援護世帯除排雪援助事業は1,000万円の削減、紙おむつ等購入支援事業は880万円の削減、心身障がい者医療費助成事業などは850万円の削減、住宅リフォームや克雪住宅への支援事業は2,400万円の削減など、市民の暮らしを支え、支援する事業が5,130万円も削減され、さらに市民が交流する公民館関係経費は3,500万円の削減です。その上、学校給食費は1,080万円の負担増など、とても納得できるものではありません。また、産業振興を図るべき産業観光事業費が一気に総額2億8,000万円も削減するのはいかがなものなのか、十分な検討が必要と考えます。 市長は、身の丈の予算と言い、その理由を
合併算定がえによる特例加算の
段階的縮減を挙げていますが、それは合併当時からわかっていたことです。実際に
平成28年度決算では、実質単年度収支は4億1,000万円の赤字、翌29年度は財政調整基金9億1,000万円をつぎ込んでも、なお5億5,000万円の赤字となっています。身の丈を言うのなら大型公共事業、箱物建設や大地の芸術祭に巨額の資金を次々とつぎ込んだことこそ検証すべきことではないでしょうか。 そこで、幾つかの指摘事項と要望を述べさせていただきます。最初に、国民健康保険特別会計についてですが、国保の運営が都道府県化されたことに伴い、30年度では国保税の引き下げが初めて行われ、本年度も税率を据え置いたことを評価し、
賛成しますが、収納率の98%を背景としたものであり、このことを維持するために収納強化や財産の差し押さえがあってはなりません。また、税率を据えおいたとはいえ、平均所得に占める国保税の割合は18.4%にも及び、高くて払い切れない状況は少しも変わっていません。日本共産党は、国費1兆円を投入し、事実上の人頭税である均等割、平等割をなくし、協会けんぽ並みに引き下げることを提案しています。 次に、教育についてです。過疎化と少子化が進むもとでの学校規模のあり方は、地域づくりと密接なかかわりを持つものでなければなりません。身近に学校があることで、地域からの協力が得られます。
十日町市が目指す教育の目当てにあるように、ふるさと
十日町市を愛し、自立して社会で生きる子供の育成は、学校と地域の結びつきを豊かにしていくことです。学区の再編で地域から学校をなくし、かかわりを希薄化して、ふるさとを愛する感情が育まれるのでしょうか。学区再編の目的として小規模学級の解消を掲げていますが、学校規模と学力に関する教育的な相関はありません。今学校が抱えている課題に応える道は、教職員の配当が少ないから統合するのではなく、教職員をふやし、多忙化の解消に真剣に取り組み、子供たちとの触れ合いの時間を保障すること、そして教育にかかわる予算を増額することです。また、管内唯一のドーム中里きららは、子供たちの夢を育み、大勢のちびっこ天文博士を育ててきました。無限の
可能性を持っている子供たちから夢を奪うのではなく、デジタル投影の継続こそ必要なことです。さらに、つけ加えるならば、学校統合による地域文化の継承やふるさと教材の活用にそごを来すことがないのか熟慮していただきたい。さらに、学用品や制服などの保護者負担が増しているもと、給食費の値上げは許せません。再考を強く求めます。社会教育については、施設の利用を制限するのではなく、利便性を高めることで施設の機能が生かされると考えます。 3つ目に、精神医療についてです。厚生連が運営する中条第二病院の閉鎖が3月末と目前に迫っています。厚生連の方針では、入院機能の閉鎖後は診療所として運営するとしていますが、いまだに許可申請が出されていない状況です。山間豪雪地に必要な精神医療を守るために県の責任を明確にし、精神病床の存続を強く要望していただきたい。 4つ目は、高齢者福祉についてです。後期高齢者医療は、広域連合の運営になり、市町村の関与が薄くなっていますが、これまで社会を支えてきた高齢者が安心して生活ができるよう、軽減措置の継続を求めていただきたい。また、介護保険については第1段階から第3段階への保険料を引き下げたことは評価しますが、その財源を低所得者ほど重い消費税10%への増税を原資にしていることは許せません。今回の軽減措置は、加入者の29.2%に限られており、7割は依然として重い負担を強いられることになります。強く改善を求めます。また、地域支援事業については、高齢者の自然増に見合った
財源確保と介護の質の確保に努めていただきたい。 5つ目に、農業と地域産業の振興についてです。国民の食料を生産している農業が市場原理に委ねられ、深刻さを増しています。とりわけ山間地にあっては、農業者の高齢化に伴い、農地利用の困難さが増しています。土地改良事業費のさらなるかさ上げを施し、農地利用の利便性を図っていただきたい。また、JAや農業生産協議会など関係機関の中で深刻さを増している中山間地農業をテーマにした協議を強めることを求めます。同時に農業経営基盤の強化の促進に関する基本的な構想の見直しに当たっては、中山間地農業をしっかりと位置づけていただきたい。また、今回小さな農家への機械助成、中古農機も助成するなど特色ある施策を評価しますが、昨年までにあった農業支援を見直し、飼料用米助成や新規就農者への独自支援分を2分の1に減額するなどでは、農家経営を守ることや担い手育成はできません。地域産業の振興については、これまでも地域内循環型の経済への道を探究することを提案してきました。また、公契約
条例の制定で工事の適正化を進め、地域経済が潤う仕組みづくりに着手することを求めてきました。一極集中の経済では、これまでの経過から明らかなように、過疎化と人口減少に歯どめをかけることができません。地域内の農産物を初めとした資源の循環やエネルギーの地産地消で新しい産業構造が築かれていくものと確信しています。 最後に、合併して14年、新しいまちづくりに向け、同じ税負担をしていながら旧町村の人たちが施設での利用を含め、暮らしにくいようでは一体感の醸成はできません。また、地域づくりのかなめを担っている支所の決裁を縮小するようでは、市への不信感につながります。合併の特例加算も生かして支所機能を充実していただきたい。 以上を申し上げまして、反対討論といたします。
○議長(
庭野政義君) 高橋俊一君。
◆10番(高橋俊一君) それでは、私は本会議において上程されました
平成31年度
十日町市
一般会計予算並びに7つの特別
会計予算及び
水道事業会計予算について、
賛成の立場から意見を述べさせていただきます。
十日町市に対して
平成28年度から
普通交付税の
合併算定がえが段階的に縮減に向かっています。平成31年度には、本年度に比べて4億円ほどの削減となり、
平成33年度以降にはゼロとなる見通しです。市長は、31年度予算に対し、大規模災害や緊急的な財政出動に備えて、財政調整基金の取り崩しをゼロとすることを基本的方針として、財政課が示した厳しいシーリングのもとで各部の事業の見通し、見直し検討を行い、12月17日には十日
町市議会全員協議会において来年度予算の要求概要を示されました。そこで示された
一般会計予算が本年度に比べて27億円、7.5%減の334億9,000万円となっておりました。これまでにない早急な提示に対し、議員や各会派から多くの意見陳述がなされました。さらに、市民の個人、団体、地域からもたくさんの見解が示されました。そして、最終的に立ち上げられた
平成31年度予算は、以下のとおりとなりました。編成方針を持続可能な財政運営、歳入に見合った身の丈の歳出として示され、一般会計は352億円、前年度対比10億円、2.8%の減です。特別
会計予算を合わせた総額は、538億370万円、前年度対比で9億2,050万円、1.7%の減となっております。 それでは、以下、第二次
十日町市総合計画の基本方針である4つの柱に沿って取り上げます。まずは、人にやさしいまちづくりについて見てみます。現在多くの市民が待ち望む新博物館や児童センター及び医療福祉総合センターの建設が進み、合併特例期間における最後のハード事業の完成が間近に迫っております。さらに、31年度に新築される水沢保育園や未満児保育施設のしらうめ保育園もあり、市民から既に大きな期待の声が聞こえています。これまでに新設された施設や多くの学校、保育園の耐震化や改築もありますが、これらは多くの市民から望まれた施設であり、そのままでは存続の難しい施設の改修、改築であります。この時期にこそ向かわなければならない未来へ続く事業でございます。それらのハード事業とともに、ソフト事業も
十日町市民をしっかりと支えております。
十日町市単独の
不妊治療費の助成や男性
不妊治療費の上乗せ助成も
不妊に悩む夫婦にとって、また地域の少子化を心配する一般の市民にとっても大きな評価を得ています。これまで続いている出産から子育てに関するさまざまな支援は、県内でもトップクラスにあります。教育においては、新たに英語教育推進チームを立ち上げることで、
平成32年度から本格的に始まる小学校での新たな英語教育の先駆けとなり、さらには
十日町市教育相談センターの設置や中学校の部活動指導員の増員は、各小中学校や家族にとって大変助かる事業でございます。 もちろんこれまで市議会の一般質問で何度も取り上げられた教室への冷房設備の要求は、国からの大きな補助もあり、全教室に設置されることになっております。ただ、学校ごとの成績やいじめ、不登校に関しては、学校や教育
委員会からの数字だけの内容以外はなかなか見えてきません。さらに、今後は小中学校の統廃合に関しても、県や市の教育
委員会と地元住民との大きな議論が始まることと思います。個人情報問題もあると思いますが、とにかく子供たちのことを第一に考えて、確実な情報交換をしながら、市民とともに向かっていただけると考えております。 また、来年度秋に竣工予定となる医療福祉総合センターは、医師2名以上を含む医療スタッフを確保して訪問診療も実施しながら、地域医療や地域包括ケアシステムの充実に向けて研究に取り組む独自の施設となります。
十日町市の医療、福祉の大きな拠点として、さらに市民に対応していただけるものと確信しております。 次に、活力ある元気なまちづくりについてです。再整備を展開している大厳寺高原
キャンプ場が来年度に始まる豪雪体感インバウンド事業を通して、特に外国人旅行者を呼び込むことを目指し、雪中キャンプの充実に向かっています。同じく株式会社スノーピークの監修により始まる清田山
キャンプ場施設整備事業の進み方とあわせて、アウトドア観光が
十日町市のより大きな魅力になることを期待しております。中山間地の農業支援には、国や県とも大きくかかわりながら、さらに中山間地域の農産業活性化を図るため、農業者個人に対し、農産物加工処理施設の整備費を支援する地域資源型ビジネス促進事業が始まります。また、山間地農業とのかかわりを求める方々への移住、就農への支援も含めた里山なりわいルネッサンス事業も同様に続いており、少しでもよい方向に向かうべき事業と言えます。農業だけでなく、市内の一般企業に勤めることになる東京圏からの移住者には、単身者に60万円、世帯で移住する家族には100万円の補助を約束しております。移り住む力と住み継ぐ力を引き寄せようという事業でございます。また、クロステンで任用となる新しいミッション型地域おこし協力隊は、農産物を初めとした地域商品の販路拡大に向けて大きく育つことを期待しております。 続いて、安心、安全なまちづくりについてです。防災行政無線の整備では、市内全域に屋外スピーカーの配備を進め、さらに支所地域ごとに戸別受信機も無料で配布することで、市民の安全への状況が大きく広がります。市内消費電力の30%相当を再生可能エネルギーに向ける事業においては、31年度にはバイオマス活用促進事業が上がっています。その1つは、キナーレ、明石の湯へ熱電併給システムを導入することで、木質バイオマス利用を促進する3億円を超える事業です。もう一つは、使用済みおむつの回収後にエコクリーンセンターのごみ焼却熱を利用してペレット燃料を製造する事業です。後者は、国からの支出金2億円を使った画期的な技法であり、確実な完成が望まれます。もちろん以前より展開している宮中取水ダムでの水力発電所基本計画は、建設が始まれば、施設そのものが
十日町市の未来戦略のかなめとなります。間違いなく進展できるよう、特段の配慮を願いたいと思っております。 最後に、まちづくりの推進に向けてでは、これまでも続けている地域自治推進事業交付金がさらに柔軟に活用できるシステムに改定することになります。さらに、地域支援員の増員もあり、今後は地域自治組織の活動がより活発となり、地域ごとの取り組みが確実に進むことを祈っております。 これらの予算以外にも国や県に働きかけながら、上越魚沼快速道路における新八箇トンネルが完成し、六日町インターや魚沼基幹病院までの時間が短くなっております。その八箇トンネルからさらにトンネルを掘って国道117号と交差して、長くて高い橋を建設し、信濃川を渡ろうという、いわゆる
十日町道路の実現が見えてまいりました。もちろん県立
十日町看護専門学校が平成32年4月に開校し、さらに
平成32年度中には新しい県立
十日町病院がある程度の完成を見るなど、当市にとって大きな前進が見えております。 さて、先ほども示したように年が明ける前に提示された予算要求概要の提示があったことで、議員を初め、多くの市民も31年度予算の進捗がよりわかりやすくなったことにあります。2年後に合併にかかわる交付税がゼロとなることから、少なくとも来年度と再来年度の予算案に関しても今年度同様に事前の予算要求概要をお示しいただくことがより内容のある予算審議に向かえることと思っております。 さて、
平成31年度の予算は交付税を減らされ、この先も減らされざるを得ない厳しい財政運営の中で、これまでの市政の状況にしっかり対応し、これからの進展を確実に見据えた最善の仕上がりであると確信いたしました。市長が全体をまとめながら、市職員が各事業の形成に英知を尽くして対応されたことに心より感謝し、私の
賛成討論といたします。
○議長(
庭野政義君) 討論は終結したものと認めます。 これより
議案第33号
平成31年度
十日町市
一般会計予算を
起立採決いたします。 本件に対する
委員長報告は
原案可決であります。本件は
委員長の
報告どおり決するに
賛成の諸君の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(
庭野政義君) 起立多数であります。 よって、
議案第33号は可決されました。 これより
議案第36号
平成31年度
十日町市
後期高齢者医療特別会計予算を
起立採決いたします。 本件に対する
委員長報告は
原案可決であります。本件は
委員長の
報告どおり決するに
賛成の諸君の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(
庭野政義君) 起立多数であります。 よって、
議案第36号は可決されました。 これより
議案第37号
平成31年度
十日町市
介護保険特別会計予算を
起立採決いたします。 本件に対する
委員長報告は
原案可決であります。本件は
委員長の
報告どおり決するに
賛成の諸君の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(
庭野政義君) 起立多数であります。 よって、
議案第37号は可決されました。 お諮りいたします。ただいま議題となっております
議案第34号、
議案第35号及び
議案第38号から
議案第41号までの4件、合わせて6件に対する
委員長報告は
原案可決であります。6件は
委員長の
報告どおり決するにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
庭野政義君) ご異議ないものと認めます。 よって、
議案第34号、
議案第35号及び
議案第38号から
議案第41号までの4件、合わせて6件は可決されました。 〇
△
日程第7
議案第44号
平成30年度
十日町市
一般会計補正予算(第7号)
議案第45号
平成30年度
十日町市
簡易水道事業特別会計補正予算(第5号)
議案第46号
平成30年度
十日町市
下水道事業特別会計補正予算(第5号)
議案第47号
平成30年度
十日町市
松之山温泉配湯事業特別会計補正予算(第3号)
○議長(
庭野政義君)
日程第7
議案第44号
平成30年度
十日町市
一般会計補正予算から
議案第47号
平成30年度
十日町市
松之山温泉配湯事業特別会計補正予算までの4件を一括して議題といたします。 提出者の説明を求めます。財政課長。
◎財政課長(金澤克夫君) それでは、追加
議案書の1ページをお願いいたします。
議案第44号
平成30年度
十日町市
一般会計補正予算(第7号)につきましてご説明いたします。 第1条は、予算の補正を歳入歳出それぞれ2,500万円を追加し、予算総額を歳入歳出それぞれ377億6,043万9,000円とするものでございます。 第2表は、地方債の補正を、第3条は平成30年度の予算を平成31年度に繰り越して執行するための繰越明許費を設定させていただくものでございます。 それでは、4ページをお願いいたします。第2表の地方債補正でございます。上から3段目の災害復旧事業債を820万円追加し、限度額の総額を65億600万円とするものでございます。これは、国庫負担金予算の関係で、平成29年に発生した災害復旧費の一部の経費について、過年災害として措置されたことを受けた起債となります。 続いて、5ページをお願いいたします。第3表の繰越明許費でございます。 6ページをお願いいたします。合計の事業数は38件で、10億4,917万4,000円を
平成31年度に繰り越すものでございます。このうち10款教育費では、国の1号補正に伴いまして、12月議会の補正予算に計上いたしました小中学校へのエアコン整備事業は2事業で、4億2,365万7,000円でございます。また、国の2号補正に伴いまして、3月議会の補正予算に計上いたしました農林及び土木事業は8事業で、6,394万円でございます。なお、繰り越しの事由につきましては、16ページから19ページに記載のとおりでございます。 10ページ、11ページをお願いいたします。歳入をご説明いたします。10款地方交付税、説明欄、
普通交付税は、歳出補正予算の財源として追加交付分の一部を追加計上させていただきました。 14款1項国庫負担金、説明欄、公共土木施設災害復旧費負担金過年災及び21款1項市債、説明欄、過年補助災害復旧事業の追加は、先ほどの地方債補正にて説明のとおり、
平成29年の災害に係る追加措置分となります。 続いて、12、13ページをお願いいたします。歳出をご説明いたします。2款1項1目一般管理費、説明欄005の05職員人件費は、2,500万円の追加でございます。自己都合退職に係る不足額を追加するものであります。 それでは、20ページをお願いいたします。
議案第45号
平成30年度
十日町市
簡易水道事業特別会計補正予算(第5号)でございます。第1条にて繰越明許費を設定させていただくものでございます。 次の21ページをお願いいたします。第1表の繰越明許費でございます。
十日町地域配水管整備事業の1件で、1,900万円を
平成31年度に繰り越すものでございます。なお、繰り越しの事由につきましては、22、23ページに記載のとおりでございます。 続いて、24ページをお願いいたします。
議案第46号
平成30年度
十日町市
下水道事業特別会計補正予算(第5号)でございます。第1条で繰越明許費を設定させていただくものでございます。 次の25ページをお願いいたします。第1表、繰越明許費でございますが、2段目と6段目は国の2次補正による事業で、全て合わせて6事業、1億7,914万2,000円を
平成31年度に繰り越すものでございます。なお、繰り越しの事由につきましては、26、27ページに記載のとおりでございます。 それでは、28ページをお願いいたします。
議案第47号
平成30年度
十日町市
松之山温泉配湯事業特別会計補正予算(第3号)でございます。第1条で繰越明許費を設定させていただくものでございます。 次の29ページをお願いします。第1表、繰越明許費でございます。温泉施設改修費の1件、2,110万4,000円を
平成31年度に繰り越すものでございます。なお、繰り越しの理由につきましては、30、31ページに記載のとおりでございます。 説明は以上でございます。ご審議いただきまして、議決いただきますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
庭野政義君) 4件に対する質疑を許します。 質疑はないものと認めます。 これより
議案第44号を
起立採決いたします。 本件は原案どおり可決するに
賛成の諸君の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(
庭野政義君)
起立全員であります。 よって、
議案第44号は可決されました。 お諮りいたします。ただいま議題となっております
議案第45号から
議案第47号までの3件は、原案どおり可決するにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
庭野政義君) ご異議ないものと認めます。 よって、
議案第45号から
議案第47号までの3件は可決されました。 〇
△
日程第8
議会発第1号 閉会中の
継続調査の
申し出
○議長(
庭野政義君)
日程第8
議会発第1号 閉会中の
継続調査の
申し出についてを議題といたします。 お手元に配付してあります
議会発第1号をごらん願います。 本件については、
議案に記載のとおり各常任
委員会及び
議会運営委員会から閉会中の
継続調査事件一覧表に記載の事件について、
平成31年度閉会中もなお
継続調査を行いたい旨の
申し出がありましたので、これを許可したいとするものであります。 お諮りいたします。ただいま議題となっております
議会発第1号は原案どおり可決するにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
庭野政義君) ご異議ないものと認めます。 よって、
議会発第1号は可決されました。 〇
△
日程第9
議会発第2号
議員派遣
○議長(
庭野政義君)
日程第9
議会発第2号
議員派遣についてを議題といたします。 お手元に配付してあります
議会発第2号をごらん願います。 地方自治法第100条第13項及び
会議規則第166条の規定に基づき、
議案に記載のとおり
議員派遣を行いたいとするものであります。 お諮りいたします。ただいま議題となっております
議会発第2号は、原案どおり可決するにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
庭野政義君) ご異議ないものと認めます。 よって、
議会発第2号は可決されました。 なお、ただいま可決されました
議員派遣の内容に今後変更を要するときは、その取り扱いを議長にご一任願います。 本日の
議事日程は終了いたしました。 以上をもって今期
定例会に付議せられました事件は全て議了いたしました。
平成31年十日
町市議会第1回
定例会を閉会いたします。 午前11時39分 閉 会...