平成30年 9月
定例会(第3回) 平成30年第3回十日
町市議会定例会会議録 平成30年9月21日(第5日目)1.
出席議員(24名) 1番 星 名 大 輔 君 2番 根 津 年 夫 君 3番 富 井 高 志 君 4番 水 落 静 子 君 5番 滝 沢 繁 君 6番 山 口 康 司 君 7番 大 嶋 由紀子 君 8番 福 崎 哲 也 君 9番 村 山 達 也 君 10番 高 橋 俊 一 君 11番 小 林 均 君 12番 吉 村 重 敏 君 13番 遠 田 延 雄 君 14番 藤 巻 誠 君 15番 樋 口 利 明 君 16番 鈴 木 和 雄 君 17番 小 林 弘 樹 君 18番 宮 沢 幸 子 君 19番 安 保 寿 隆 君 20番 小 林 正 夫 君 21番 鈴 木 一 郎 君 22番 太 田 祐 子 君 23番 小野嶋 哲 雄 君 24番 庭 野 政 義 君 1.
欠席議員(0名) 1. 欠 員(0名) 1.
事務局職員 事 務 局 長 長谷川 智 君 次 長 鈴 木 勝 君 議 事 係 長 小 海 修 君 主 任 小見山 拓 真 君 1. 説明のため出席した者 市 長 関 口 芳 史 君 副 市 長 村 山 潤 君 教 育 長 蔵 品 泰 治 君 総 務 部 長 笠 原 実 君 市 民
福祉部長 柳 久 君 産 業
観光部長 渡 辺 正 範 君 建 設 部 長 神 田 真太郎 君 建 設 部 技 監 齋 木 修 君
子育て教育部長 樋 口 幸 宏 君
環境エネルギー 池 田 克 也 君 部 長 文 化 スポーツ 富 井 敏 君 企 画
政策課長 鈴 木 政 広 君 部 長 総 務 課 長 田 口 秀 樹 君 財 政 課 長 金 澤 克 夫 君 福 祉 課 長 池 田 睦 君
子育て支援課長 斉 木 和 幸 君 医 療
介護課長 小 林 良 久 君 産 業
政策課長 渡 辺 正 彦 君 農 林 課 長 庭 野 和 浩 君 都 市
計画課長 藤 巻 裕 君 エ ネ ル ギ ー 蔵 品 徹 君 上 下
水道局長 福 島 一 典 君 政 策 課 長 学 校
教育課長 山 岸 一 朗 君 生 涯
学習課長 鈴 木 規 宰 君 川 西 支 所 長 南 雲 浩 君 中 里 支 所 長 吉 楽 重 敏 君 松 代 支 所 長 樋 口 彰 君 松 之
山支所長 佐 藤 仁 君 1.
議事日程 第5号 平成30年9月21日 午前10時30分 開議 第 1 議案第 99号
十日町市財産の交換、譲与、
無償貸付等に関する条例の一部を改正する条
例制定 (以上
総務文教常任委員長報告) 第 2 議案第100号 市道の廃止 議案第101号 市道の認定 議案第102号
十日町市
まちなかステージ条例の一部を改正する
条例制定 (以上
産業建設常任委員長報告) 第 3 議案第111号 平成29年度
十日町市
一般会計歳入歳出決算認定 議案第112号 平成29年度
十日町市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定 議案第113号 平成29年度
十日町市
国民健康保険診療所特別会計歳入歳出決算認定 議案第114号 平成29年度
十日町市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定 議案第115号 平成29年度
十日町市
介護保険特別会計歳入歳出決算認定 議案第116号 平成29年度
十日町市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定 議案第117号 平成29年度
十日町市
下水道事業特別会計歳入歳出決算認定 議案第118号 平成29年度
十日町市
松之山温泉配湯事業特別会計歳入歳出決算認定 議案第119号 平成29年度
十日町市
水道事業会計利益の処分及び決算の認定 (以上 平成29年度
決算審査特別委員長報告) 第 4
議会発第 7号
議員樋口利明君に対する懲罰 (以上
懲罰特別委員長報告) 第 5 議案第120号 平成30年度
十日町市
一般会計補正予算(第4号) 第 6
議会発第 8号
十日町市みんなの心をつなぐ
手話言語条例制定 第 7
議会発第 9号
議員派遣 1. 本日の会議に付した事件 日程第1 日程第7 〇 午前10時30分 開 議
○議長(
庭野政義君) これより平成30年十日
町市議会第3回
定例会第5日目の会議を開きます。 ただいままでの
出席議員数は24人であります。 本日の
議事日程は、配付いたしておきましたとおり、日程第1から日程第7までの17件であります。
議会運営委員会の報告について、9月14日
議会運営委員会が開催されましたので、その結果について
議会運営委員会の報告を求めます。
議会運営委員長。
◆17番(
小林弘樹君) おはようございます。9月14日、
議会運営委員会が開催され、本
定例会の
追加議案等に係る議事について協議がなされましたので、その結果を報告いたします。 お手元に配付の
議案付託表追加分をごらん願います。ごらんのとおり、
上程議案は全て即決といたします。 以上で報告を終わります。 〇
△日程第1 議案第99号
十日町市財産の交換、譲与、
無償貸付等に関する条例の一部を改正する
条例制定
○議長(
庭野政義君) 日程第1
議事日程に記載の議案第99号を議題といたします。 本件に関し、
総務文教常任委員会の
審査報告を求めます。
総務文教常任委員長。
◆14番(藤巻誠君)
総務文教常任委員会の審査結果を報告を申し上げます。 審査結果は、お手元の
報告書のとおりですが、審査の過程についてをご報告いたします。 初めに、議案第99号
十日町市財産の交換、譲与、
無償貸付等に関する条例の一部を改正する
条例制定についてであります。新たに追加された条例の今後の影響や
地方財政法との関連についての質疑を行い、当局からの答弁を受け、採決の結果、
全員賛成、
原案可決であります。 以上、
総務文教常任委員会の
審査報告を申し上げました。
○議長(
庭野政義君) 本件に対する質疑を許します。 質疑はないものと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第99号に対する
委員長報告は
原案可決であります。本件は
委員長の報告どおり決するにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
庭野政義君) ご異議ないものと認めます。 よって、議案第99号は可決されました。 〇
△日程第2 議案第100号 市道の廃止 議案第101号 市道の認定 議案第102号
十日町市
まちなかステージ条例の一部を改正する
条例制定
○議長(
庭野政義君) 日程第2
議事日程に記載の議案第100号から議案第102号までの3件を一括して議題といたします。 3件に関し、
産業建設常任委員会の
審査報告を求めます。
産業建設常任委員長。
◆12番(
吉村重敏君) それでは、ただいまから
産業建設常任委員会の
審査報告を申し上げます。 審査結果は、お手元の
報告書のとおりですが、審査の経過についてご報告いたします。 まず、議案第100号 市道の廃止について、質疑の後、採決し、採決の結果、
全員賛成、
原案可決であります。 次に、議案第101号 市道の認定について、質疑の後、採決し、採決の結果、
全員賛成、
原案可決であります。 最後に、議案第102号
十日町市
まちなかステージ条例の一部を改正する
条例制定について、質疑はなく、採決の結果、
全員賛成、
原案可決であります。 以上で
産業建設常任委員会の
審査報告を終わります。
○議長(
庭野政義君) 3件に対する質疑を許します。 質疑はないものと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第100号から議案第102号までの3件に対する
委員長報告は
原案可決であります。3件は
委員長の報告どおり決するにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
庭野政義君) ご異議ないものと認めます。 よって、議案第100号、議案第101号及び議案第102号は可決されました。 〇
△日程第3 議案第111号 平成29年度
十日町市
一般会計歳入歳出決算認定 議案第112号 平成29年度
十日町市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定 議案第113号 平成29年度
十日町市
国民健康保険診療所特別会計歳入歳出決算認定 議案第114号 平成29年度
十日町市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定 議案第115号 平成29年度
十日町市
介護保険特別会計歳入歳出決算認定 議案第116号 平成29年度
十日町市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定 議案第117号 平成29年度
十日町市
下水道事業特別会計歳入歳出決算認定 議案第118号 平成29年度
十日町市
松之山温泉配湯事業特別会計歳入歳出決算認定 議案第119号 平成29年度
十日町市
水道事業会計利益の処分及び決算の認定
○議長(
庭野政義君) 日程第3 議案第111号 平成29年度
十日町市
一般会計歳入歳出決算認定についてから議案第119号平成29年度
十日町市
水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてまでの
決算認定議案9件を一括して議題といたします。 9件に関し、平成29年度
決算審査特別委員会の
審査報告を求めます。
決算審査特別委員長。
◆20番(
小林正夫君) おはようございます。これより平成29年度
決算審査特別委員会の審査結果についてご報告いたします。 当
委員会に付託されました議案第111号から議案第119号までの
一般会計、
特別会計及び
水道事業会計、合わせて9件につきまして9月10日に
特別委員会を設置し、さらに3つの
分科会ごとに詳細に審査したところであります。
審査報告につきましては、お手元の
審査報告のとおり、9件とも
決算認定であります。また、各
分科会の
審査過程で出されました意見については、各
分科会主査報告のとおりでありますが、私からはポイントとなる意見、
要望項目について、何点か申し上げたいと思います。 初めに、
一般会計から申し上げます。歳入について、
合併算定がえによる
普通交付税の
段階的縮減が進む中、平成29年度
一般会計決算では
財政調整基金を繰り入れて、なお単
年度実質収支が赤字となっています。これらを踏まえますと、十分な
事業計画の検討と新たな歳入の
確保対策を検討し、
予算編成に取り組まれることを望みます。 次に、3
款民生費について。
放課後等デイサービス及び
放課後児童健全育成事業について、近年はニーズの増加、
保護者の
就業形態が多様化しているため、休日や日曜日の
開所実現を要望します。 次に、4
款衛生費について。
医療確保対策事業について、当地域における
医師確保は重要な施策であります。特に
医師研究資金貸与事業は、医師の
スキルアップに大変貢献しています。大学などへ積極的な働きかけやPRを行い、医師の確保を強く要望いたします。 次に、6
款農林水産業費について。
森林環境税の導入も視野に入れ、
森林整備と
林道整備を連携させながら、市有林及び
市行造林を有効に活用して、
地域振興に役立つ事業を実施していただきたい。 次に、8
款土木費について。
地下水の現状と
地下水利用対策協議会の概要については、井戸の現状や
地下水位及び
協議会委員名を公表して、市民にわかりやすくするため
情報開示を望みます。 次に、10
款教育費について。不
登校児童生徒の解消のため、関連する事業への
人的配置を含めた十分な
予算措置を図るとともに、
初期対応と個に応じた支援の徹底を検討していただきたい。 また、平成29年度に策定した
歴史文化基本構想は、
日本遺産の認定には至らなかったが、その成果を認定に向けて努力を進めるとともに、文化や地域の振興などに活用されるよう望みます。 次に、
特別会計について申し上げます。まず、
国民健康保険診療所特別会計について。出向く医療の
早期実現を望みます。 次に、
介護保険特別会計について。多くの市民に
認知症について理解してもらうために、早急に
認知症サポーター等養成事業の拡充を強く要望いたします。 次に、
水道事業会計について。
水道事業については、アセットマネジメントを機に、将来の
経営状況の推測が明らかになるので、市民の理解と協力を得て、
施設管路の
老朽化対策など、効果的かつ積極的な整備をしていただきたい。
特別委員会設置以来活発な、そして熱心な審査をしていただいた
議員各位のご協力、ご尽力に感謝を申し上げ、平成29年度
決算審査特別委員会委員長報告とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
庭野政義君) 9件に対する質疑を許します。 質疑はないものと認めます。 ただいま議題となっております
決算認定議案9件を討論に付します。
安保寿隆君。
◆19番(
安保寿隆君)
傍聴者の皆さん、ご苦労さまでございます。それでは、
日本共産党市議団を代表いたしまして、議案第111号 平成29年度
一般会計決算、議案第112号
国民健康保険特別会計決算、議案第114号
後期高齢者医療特別会計決算、議案第115号
介護保険特別会計決算の各認定に反対の立場から発言をいたします。 市の
一般会計決算は、歳入405億2,633万円、歳出387億3,527万円となり、翌年度に繰り越すべき財源を差し引いた
実質収支は12億6,347万円の
黒字決算としております。しかしながら、前年度の
実質収支や
赤字要素の
財政調整基金取り崩し額9億1,000万円などを加味した実質単
年度収支は5億5,502万円の
赤字決算となっており、これは前年度の実質単
年度収支マイナス4億1,459万円に続く2年連続の
赤字決算であり、このことを重視する必要があるものと考えます。
財政調整基金の取り崩しは、当初予算で5億円を計上したものの、最終的に9億1,000万円を繰り入れ、何とか帳尻を合わせたものになっているのではないでしょうか。
市町村合併以降では、平成23年度に1度4億7,000万円を繰り入れておりますが、これだけの
財政調整基金を繰り入れるということは初めてであります。 歳出で見ると特徴的なのは、
普通建設事業費が83億917万円と、
市長就任以来最高になっていることであります。その主な要因は、
文化ホールや博物館の建設、
清津峡整備事業、
保育所改築事業、大地の芸術祭など
大型公共事業が集中していることであります。もちろん
大型事業を全て批判するものではありませんが、今後の
維持管理費の増加も含め、十分な検討とバランスのとれた歳出が必要と考えます。
財政力指数や
経常収支比率の
連続後退も見過ごすことはできません。言うまでもなく市民が今願っているものは、農業を初め、
地域産業の振興、医療、介護の充実、障がい者や
高齢者などへの
生活支援、教育の充実であります。とりわけ医療、介護の現状は深刻であります。この3年間、
十日町、
津南地域の
入院病床は265床の減、実に4割も減っており、さらに中条第二病院の
精神病床180床が存立の危機に直面しているのであります。今こそ行政が先頭に立ち、市民と力を合わせ、その打開に全力を挙げるときと考えます。当面の
緊急対策として、1つに県や厚生連に対し、中条第二
病院入院病棟並びに
老健きたはらの3月閉鎖は認めず、早急に
医師派遣を求め、
診療体制を継続すること。2つに、
直接的原因となっている国、県の
医療費助成をもとに戻し、拡充すること。3つに、中条第二
病院あり方委員会の協議にとどめず、県も含めた十分な協議の場をつくり、存続に向けた取り組みを強めること。4つに、
信濃川筋の
入院病床が4割も減っている現状を直視し、市も出席している
魚沼基幹病院の
調整会議において、
入院ベッドをふやすこと。そのためにはどうしても医師、看護師を本気でふやすことなど、真剣な検討と努力を行っていただきたい。以上を提案いたします。
市民負担の増加も市民にとって切実な大きな問題となっております。
国民健康保険税は、新
年度都道府県化によって1人当たり約9,600円余り引き下げられました。しかしながら、高過ぎて払い切れないという現状は変わっておらず、構造上の欠陥も克服されてはおりません。
被用者保険は、
応能割が基本となっておりますが、国保は
応能割と
応益割があり、
世帯人数が多いほど負担が重くなる仕組みとなっております。平等割は、
ひとり暮らしでも、また
多人数世帯であっても一律に1万7,500円が徴収されます。そこで、実態に合わせ
応益割を一方式に改め、
一般会計からの繰り入れを行い、
条例減免による
負担軽減を図っていただきたい。
介護保険料は、第6期で総額2億円の
負担増となりました。30年度の第7期では、1億円余りの
負担増となっております。新
総合事業は、
保険給付でなく市の事業になったことで、
サービスの量と質を確保するには、市の持ち出しがふえることになります。また、
高齢化が進むもとで
介護認定者がふえることは確実であります。その財源を
高齢者にしわ寄せすることがあってはなりません。
後期高齢者医療制度では、特例で行っていた軽減が順次廃止になり、負担が重くなります。また、国保税の
後期高齢者支援金が1万500円から1万4,100円に引き上げられ、
高齢者にとってはさらに負担が重くなります。
高齢者や
年金暮らしの低
所得者に大きな負担をかけることは許されません。国を初め、行政の責任で必要な
サービスと財源を確保することを求めます。
十日町市の
産業振興についてであります。
十日町市の
市民所得、
雇用者報酬は、依然として20
市中最下位クラスを脱していません。この現状から脱することこそ現市政に課せられた最大の課題と考えます。
大型公共事業に頼る
地域振興から
内発的循環型経済振興への思い切った転換が必要ではないでしょうか。中山間地の農林業や
建設業、
中小零細企業への
支援策を初め、
福祉サービス事業の強化も重要と考えます。また、人にお金をかける観点から専門職などの
人材育成や
臨時職員の
賃金引き上げを図ること。このように全体を引き上げることによって、将来に向けた
まちづくりの基礎を固めるとともに、
個人消費を回復し、
地域経済を活性化させることができるものと確信するものであります。 次に、
学校教育についてであります。市の小中学校の不
登校児童は、
県下最高水準にあります。
小中一貫教育で不登校を克服するというのが
市教育委員会の大きな目標でしたが、改善は見られておりません。当
議員団は、これまでいじめや不登校は
効率化を目的とした
制度変革や
管理主義教育では克服できないことを指摘し、
子供たち一人一人の個人の尊厳を重んじ、
子供たちがしっかり基礎を学ぶこと、そして優しさと人への思いやりを持つこと、こうしたことをしっかり身につける教育を提言し、そのために教職員をふやし、
児童生徒にしっかり向き合えるよう強く要望してまいりました。子供の貧困が社会問題となり、複雑な環境も重視しなければなりませんが、
学校現場の問題を抜きにして解決はあり得ません。行政の
支援策を強め、
指導経験者の知恵も思い切って集めて、ぜひ立ち向かっていただきたいと切に願うものであります。 次に、
指定管理、
民間委託についてであります。29年度に
中里なかよし保育園並びにまつだい保育園の
民営化、さらに公民館、
文化ホールなども
指定管理委託されました。
民営化や
指定管理は、行政の
経費削減を目的としたもので、
保育等の質を低下させるもととなります。統合、
民営化方針を改めて
公的責任を明確にし、
保育等の質の確保、
労働者の
処遇改善を求めて、以上、私の
要望事項も含めて
反対討論といたします。
○議長(
庭野政義君)
遠田延雄君。
◆13番(
遠田延雄君) おはようございます。私は、本
定例会に提出されました議案第111号 平成29年度
十日町市
一般会計歳入歳出決算認定及び議案第112号から議案第118号までの7件の
特別会計歳入歳出決算認定並びに議案第119号 平成29年度
十日町市
水道事業会計利益の処分及び決算の認定につきまして、賛成の立場から討論させていただきます。 平成29年度
十日町市
一般会計及び7つの
特別会計の決算は、
歳入総額605億5,297万円でございます。
歳出総額は577億5,734万円でございます。
差引額27億9,563万円の黒字となりました。この
差引額から翌年度へ繰り越す財源を差し引いた
実質収支は22億5,593万円の黒字となりました。 それでは、
一般会計から申し上げます。歳入405億2,633万円、歳出387億3,527万円、差し引き17億9,105万円となります。翌年に繰り越す財源5億2,758万円を差し引きますと、
実質収支では12億6,347万円の黒字となります。 次に、歳入ですが、市税は61億84万円であります。前年度対比0.2%の増加となりました。
地方交付税は、142億4,700万円です。前年対比1.1%の減となりました。このうち
普通交付税は、
合併算定がえによる
特例加算額の3割縮減の影響により3.2%の減となりました。次に、
国庫支出金は51億2,581万円でございます。前年度対比35.7%の大幅な増額となりました。主な増額の要因としては、
市民文化ホール建設に係る
社会資本整備総合交付金やJA
十日町の
低温倉庫建設に係る
産地パワーアップ事業推進補助金でございます。また、豪雪による
臨時市町村道除雪費補助金によるものです。次に、
県支出金は26億6,108万円でございます。前年度対比12.0%の増額となります。これは、きらきら
西保育園等に係る
交付金によるものです。次に、市債は58億1,730万円でございます。前年度対比27.3%増の金額でございます。
学校教育施設整備事業債は減額したものの、
文化ホール、新博物館建設により、合併特例債が12億円ふえたことなどであります。 次に、歳出であります。2款総務費では、防犯灯のLED化が進み、川西地区が終わりました。松代、松之山の3地区が終わっております。続いて、人口減対策、重点施策について、1つ目は定住促進助成事業、これひとり親世帯にも拡充した結果、26世帯、70人の増加になっております。地域おこし協力隊は、平成29年度は21人が活躍しております。2つ目の結婚する人をふやす取り組み、ハピ婚サポートセンター、登録が213人です。平成29年度は、59人の増加と16組の成婚がありました。3つ目の生まれる子供をふやす取り組み、少子化対策基金は6億円となりました。協働の
まちづくりでは、地域自治組織へ30年度から地域支援員を配置しました。次に、防災対策。防災無線の調査、計画が開始されました。次に、3
款民生費です。医療介護課の新設、在宅介護手当を月6,000円に増額されました。次に、子育て支援関係ではきらきら西保育園の改築、北越保育園の改築助成、それから市長肝いりの児童遊園施設の実施設計がされました。全国に誇れる切れ目のない子育て支援を展開しております。続いて、4
款衛生費です。医療従事者の確保のため、病院の若手医師への研究資金の貸与、医療機関への支援、新潟大学への寄附、ほか看護師等
確保対策が期待される事業であります。また、医療福祉総合センター事業におきましては、用地を確保いたしました。次に、環境衛生では市内総電力消費量の30%を創出するという目標に水力発電の調査、設計に取り組んでおります。続いて、6款農林水産費です。農業者の農業所得確保を図り、新規就農者を14名確保しました。農地整備では、中山間地域等直接支払交付事業が2地域、多面的機能支払交付事業が新たに2組織、全体で89組織になりました。林業関係では、
十日町市ふるさとの木で家づくり事業では33棟、425立方の地域材を活用しました。続いて、7款商工費です。クロステン地域商社化事業では、7,023万円の販売実績となっております。
産業振興では、少雪への
緊急対策プレミアム商品券発行事業、2カ年で3,733万円の支援で2億3,932万円の発行額となりました。次に、観光振興ではスノーピークによる大厳寺高原キャンプ場の整備が進みました。中里清津峡トンネルの改修工事も終わりました。ベルナティオの雪花火、5,700人の人出があったというふうに聞いております。続いて、8
款土木費、要望の多い市道改良、41路線で改良工事、9路線が完成しております。34の橋りょう点検実施、雪寒事業、高山城之古線など4路線で消雪パイプの工事をやっております。川治地区では、流雪溝工事を継続しております。地籍調査は、市街地の5割が終わりました。続いて、10
款教育費です。市内初の小中一貫校まつのやま学園が開園しました。また、学力の向上、不
登校児童生徒の減少及び特別支援教育の充実への取り組みに努力しています。市内全小中、支援学校では、コミュニティスクールの立ち上げができました。社会教育の関係では、段十ろうの完成、社会教育の殿堂としての中身の運営に期待がかかります。博物館も22億3,457万4,000円で契約し、工事に入りました。スポーツ関係では、30年度は全国中学校スキー大会が吉田で開催予定。クロカンコースの改修工事が進んでおります。 以上、平成29年度決算概要をご紹介いたしました。市長の掲げる選ばれて住み継がれるまちとおかまち実現のため、多岐にわたる施策は
十日町市のイメージを変え、ブランドにもなろうとしております。今暮らしている私たちも誇りに思えることが多くなりました。高く評価をしたいと思います。これからも関口市政に大きな期待を申し上げ、私の賛成討論とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
庭野政義君) 討論は終結したものと認めます。 これより議案第111号 平成29年度
十日町市
一般会計歳入歳出決算認定についてを起立採決いたします。 議案第111号に対する
委員長報告は認定であります。議案第111号は
委員長の報告どおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
庭野政義君) 起立多数であります。 よって、議案第111号は認定されました。 これより議案第112号 平成29年度
十日町市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてを起立採決いたします。 議案第112号に対する
委員長報告は認定であります。議案第112号は
委員長の報告どおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
庭野政義君) 起立多数であります。 よって、議案第112号は認定されました。 これより議案第114号 平成29年度
十日町市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてを起立採決いたします。 議案第114号に対する
委員長報告は認定であります。議案第114号は
委員長の報告どおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
庭野政義君) 起立多数であります。 よって、議案第114号は認定されました。 これより議案第115号 平成29年度
十日町市
介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてを起立採決いたします。 議案第115号に対する
委員長報告は認定であります。議案第115号は
委員長の報告どおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
庭野政義君) 起立多数であります。 よって、議案第115号は認定されました。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第113号、議案第116号、議案第117号、議案第118号及び議案第119号に対する
委員長報告は認定であります。5件は
委員長の報告どおり決するにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
庭野政義君) ご異議ないものと認めます。 よって、議案第113号、議案第116号、議案第117号、議案第118号及び議案第119号は認定されました。 〇
△日程第4
議会発第7号
議員樋口利明君に対する懲罰
○議長(
庭野政義君) 日程第4
議事日程に記載の
議会発第7号
議員樋口利明君に対する懲罰についてを議題といたします。 地方自治法第117条の規定により樋口利明君が除斥の対象となりますので、樋口利明君の退席を求めます。 (地方自治法第117条の規定により樋口利明議員除斥)
○議長(
庭野政義君) 本件に関する懲罰
特別委員会の
審査報告を求めます。懲罰特別
委員長。
◆17番(
小林弘樹君) 9月14日、懲罰
特別委員会が開催されましたので、その結果を報告いたします。 開催に当たり、本件は議員の一身上の事件であることから、会議規則第112条に規定する秘密会を開くことが議決されました。その後、懲罰動議に係る発議者の説明、質疑、懲罰事犯として懲罰を科すべきかについて討論を行い、採決の結果、賛成少数で否決することに決定しました。審議は、秘密会として行われたため、詳しい内容は報告できませんが、動議において不穏当とされた実際の発言の会議録を確認した上で、懲罰を科すべきとの意見、科すべきでないとの意見などさまざまな意見が出され、最終的には採決により、懲罰事犯として懲罰を科すべきではないとの結論に至ったわけであります。 以上で報告を終わります。
○議長(
庭野政義君) 本件に対する質疑を許します。 質疑はないものと認めます。 ただいま議題となっております
議会発第7号を討論に付します。星名大輔君。
◆1番(星名大輔君) 樋口議員は、私よりもずっと当選回数の多い先輩議員ですし、その政治姿勢は尊敬していますし、その先輩に向けて懲罰を求めるというのはとんでもないことだとは思っているんですが、どうしても言わなければいけないことがありますので、懲罰
特別委員会の結論に反対の立場から討論させていただきます。 私は、樋口議員の発言の中でも議会事務局長に向けられた発言が問題だと考えています。そもそも議場では、どのような発言も認められるわけではなく、誹謗中傷や名誉毀損などの不法行為は言うまでもなく、公正かつ円滑な議会運営を確保するという公共の要請から、言動の内容や性質によってはおのずから制限されます。今回樋口議員は、議会事務局長に向けて「黙りなさい、越権行為をするんじゃない」と語気を強めたり、「私が議長なら始末書を書きなさいと言う」といった発言をしていました。この発言について見ますと、樋口議員の発言を向けられた議会事務局長は、議会と当局との間の中立な立場から公正かつ円滑な議会運営ができるよう議長に助言することなどを職務としており、議会運営において極めて重要な職員です。そして、始末書を出すということは、職員にとって不利益なことであることは明白です。当日議会事務局長は、議長に対して議会運営に関する助言をしていたにすぎず、越権行為はありませんでしたし、始末書を出さなければならない事情はありませんでした。それにもかかわらずこのような発言が自由に認められるとなると、議会事務局長を萎縮させて、議長に対する適切な助言ができなくなり、ひいては公正かつ円滑な議会運営が妨げられます。これは、将来議会事務局長の職について議員と当局のかけ橋となって市民のために働きたいと願う志のある職員を敬遠させることにもなりかねません。今後樋口議員だけでなく、ほかの議員からもこのような発言が議会事務局長に向けられることを抑止するため、懲罰の対象になると考えます。 これをもって
反対討論とします。
議員各位から反対の立場へのご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
庭野政義君)
安保寿隆君。
◆19番(
安保寿隆君) それでは、
懲罰特別委員長報告に対する賛成討論であります。中身は、懲罰に反対になるわけでありますが、
委員長報告に賛成であります。 9月12日の本会議において、樋口利明議員に対する懲罰動議が会議規則に基づき、発議者3名の署名をもって文書により提出されました。なぜ懲罰動議が文書により提出されることになっているのでありましょうか。それは言うまでもなく、選挙によって市民から負託された議員個人の身分、言いかえれば一議員にとって最も重要な身分を議会の名をもって処罰すること、議決するからにほかなりません。したがいまして、どのような場合に懲罰が行われるのか、厳しい審査が求められます。地方自治法第132条では、「普通地方公共団体の議会の会議又は
委員会においては、議員は、無礼の言葉を使用し、又は他人の私生活にわたる言論をしてはならない」とされ、第134条では「普通公共団体の議会は、この法律並びに会議規則及び
委員会に関する条例に違反した議員に対し、議決により懲罰を科することができる」としております。これが法的根拠であり、この法に基づき厳密に審査されなければなりません。 第1に、提出された懲罰動議の文書では、
決算認定議案9件の質疑に関する議事中となっております。これは、明らかに事実誤認であります。樋口議員が「議長は辞職すべき」と発言したのは、みずから議長の不信任動議を提案したときの発言であり、とても不穏当に当たらず、当然の発言と言えます。 第2に、「事務局長は、始末書を提出せよ」と言ったとされておりますが、法第132条の解釈は、要するに対象となる行為は、議会の会議または
委員会における他の議員に対する侮辱行為と議員必携の書でも明確に書かれているように、事務局長に対する発言は懲罰の対象とはならないのであります。この点は、しっかり厳密に見ていただきたい。つけ加えれば事務局長の職務に関し、滝沢議員が本会議の動議の際発言したように、「質問できなければ会派の鈴木議員に頼めばよい」と言ったのは、明らかに職務を逸脱したものであり、樋口議員はそうした対応を戒めたと言えます。これも議会の品位をおとしめたり、議事の進行を妨げたなどという批判は全く当たらないものと言えます。 さて、今回の一連の動議は、もとはといえば議長による6人中5人の発言通告を拒否したことから始まっております。議員必携の書では、議会は言論の府と言われるように、議員活動の基本は言論であって、問題は全て言論によって決せられるのが建前である。このため議会においては、特に言論を尊重し、その自由を保障しております。会議原則の第1に、発言自由の原則が上げられているのもそのためである。もし言論の自由がなくなれば、議員はその職責を果たすことは到底不可能であると記されております。同時に幾ら発言が自由であるからといって何でも許されるものではなく、おのずから節度のある発言でなければならない。例えば議場の秩序を乱したり、品位を汚すものであったり、議場から離れてほかの議員の人身攻撃にわたるものまで許されるものではないとも述べております。このたびの6人の発言通告は、果たして議会の秩序を乱したり、品位を汚すものだったのでしょうか。この議員の発言、6人中5人を拒否したことは重大な問題点と私は思っております。発言拒否こそ議場を混乱させたもとであり、議会と議員の尊厳を傷つけたものと言わざるを得ません。この際、議員の皆さんに伏してお願いをいたします。今回の一連の事態の中で懲罰を行い、議員同士がお互い傷つけ合うようなことはもうこれ以上やめようではありませんか。もっともっと議論を活発に行い、活力ある議会にするよう、お互いに努力しようではありませんか。 以上で
委員長報告に対する賛成の討論といたします。
○議長(
庭野政義君) 討論は終結したものと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております
議員樋口利明君に対する懲罰については、無記名投票で採決を行いたいと思いますが、ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
庭野政義君) それでは、ただいまより
議員樋口利明君に対する懲罰についての採決を無記名投票で行います。 それでは、投票の準備を事務局にさせますので、お待ちください。 議場を閉鎖します。 (議場閉鎖)
○議長(
庭野政義君) ただいまの
出席議員数は23人であります。 投票用紙を配付いたさせます。 念のため申し上げます。投票は無記名投票で行います。投票用紙には、
委員長報告のとおり懲罰を科さないことに賛成する方は賛成と記入し、懲罰を科するべきとする方は反対とご記入ください。なお、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、会議規則第73条の規定により否、反対とみなします。 (投票用紙配付)
○議長(
庭野政義君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 (投票箱点検)
○議長(
庭野政義君) 異状なしと認めます。 議席順に投票を願います。 (各員投票)
○議長(
庭野政義君) 投票漏れはありませんか。 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。 (議場開鎖)
○議長(
庭野政義君) 開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に大嶋由紀子さん及び福崎哲也君を指名いたします。 よって、両君の立ち会いを願います。 開票願います。 (投票点検)
○議長(
庭野政義君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数 22票 有効投票 22票 無効投票 0票 有効投票のうち 賛成 12票 反対 10票 以上のとおりであります。 よって、
議員樋口利明君に懲罰を科さないことは可決されました。 ここで樋口利明議員の除斥については、これを解除いたします。 (樋口利明議員復席) 〇
△日程第5 議案第120号 平成30年度
十日町市
一般会計補正予算(第4号)
○議長(
庭野政義君) 日程第5 議案第120号 平成30年度
十日町市
一般会計補正予算についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。財政課長。
◎財政課長(金澤克夫君) それでは、追加議案書の1ページをお開きください。まずもって、6月21日から7月21日の干ばつに係る農地災害と8月28、29日の豪雨による農地土木災害におきまして、災害復旧費を予算化する必要が生じたことから、追加の補正予算を上程をするものでございます。 それでは、議案第120号 平成30年度
十日町市
一般会計補正予算(第4号)につきましてご説明いたします。 第1条は、予算の補正を歳入歳出それぞれ3,910万3,000円を追加し、予算総額を歳入歳出それぞれ364億7,119万6,000円とするものでございます。 4ページ目をお願いいたします。第2表、地方債補正でございます。起債の目的、3段目の災害復旧事業債に1,620万円を追加して、限度額の合計を59億7,580万円とさせていただくものでございます。 続いて、8ページ、9ページをお願いします。歳入をご説明いたします。12款1項4目1節、説明欄の農林農業用施設災害復旧事業分担金現年災は、国庫補助災害復旧工事に係る3%の受益者分担金として67万5,000円を追加計上したものでございます。 15款2項8目1節、説明欄の農業用施設災害復旧事業補助金現年災は、国庫補助災害復旧工事に係る50%の補助金として1,110万円の追加を計上するものでございます。 21款1項3目災害復旧事業債は、説明欄のとおり農業用施設及び土木施設災害に係る補助及び単独災害復旧事業債の必要額として合わせて1,620万円を追加計上したものでございます。 続いて、10ページ、11ページをお願いいたします。歳出をご説明いたします。11款1項1目、説明欄005の11現年発生農業施設災害復旧事業(国庫補助・災害債)は、松代及び松之山地内の水田の畦畔崩落4カ所に係る測量設計委託料225万5,000円と災害復旧工事費2,250万円の追加でございます。その下の005の21農業施設災害復旧経費は、国庫補助の対象とならない小規模な農地の災害復旧を行う農地所有者への50%補助金を55カ所分として845万5,000円の追加でございます。このうち10カ所は、松代、松之山地域における干ばつによるものとなります。 続いて、11款2項1目、備考欄005の15現年発生土木施設災害復旧事業(災害債)は、国庫補助の対象とならない小規模な道路16カ所及び河川4カ所の災害復旧工事に589万3,000円を追加するものでございます。なお、地域ごとの被害状況等は別紙の参考資料をご参照願います。 私からの説明は以上でございます。ご審議いただきまして、議決いただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(
庭野政義君) 本件に対する質疑を許します。 質疑はないものと認めます。 これより議案第120号 平成30年度
十日町市
一般会計補正予算についてを起立採決いたします。 本件は原案どおり可決するに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
庭野政義君) 起立全員であります。 よって、議案第120号は可決されました。 〇
△日程第6
議会発第8号
十日町市みんなの心をつなぐ
手話言語条例制定
○議長(
庭野政義君) 日程第6
議会発第8号
十日町市みんなの心をつなぐ
手話言語条例制定についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。太田祐子さん。
◆22番(太田祐子君)
傍聴者の皆様、お待たせいたしました。それでは、
議会発第8号
十日町市みんなの心をつなぐ手話言語条例の制定につきまして、提出者としてご説明申し上げます。 手話は、手や指の動き、表情を使って視覚的に表現するもので、音声言語である日本語と同様に一つの言語です。手話は、日本語の代替物ではなく、独自の言語であり、聾者、難聴者や中途失聴者などの手話を必要とする人が自分らしく生きていく上でかけがえのないものであります。しかし、過去の歴史においては口話法が主流となり、聾学校での手話の使用が禁止され、一般社会においても手話に対して偏見を持たれるなど、周囲の人々の手話に対する理解が乏しく、手話を必要とする方は今まで差別を受け、疎外感を感じてまいりました。 そのような中、平成18年12月に国連総会で採択された障がい者の権利に関する条約において、国際的に手話が言語であることが認知され、国内では平成23年に改正された障害者基本法において、言語には手話を含むことが明記されるなど、手話への理解促進や手話を使いやすい環境整備等の取り組みが求められています。日本国内では、平成25年10月に鳥取県が初めて手話言語条例を制定し、新潟県や県内他市でも次々に条例が制定されています。厚生常任
委員会では、こうした機運の高まりを捉え、手話に対する理解と普及促進のため、当市においても手話言語条例の制定が必要であると考えました。また、
条例制定に当たっては、行政からの提案ではなく、市民の代表である私たちが市民に寄り添う形で提案したいと考え、協議を重ねてまいりました。条例文の検討に際しては、聾者協会の皆様と懇談会を行いました。懇談会では、聾者の皆さんが困っていることなどをお聞きし、その中で手話とはどういうものなのか、手話そのものについて私たちがまだまだ理解していないことが多いということに気づかされました。検討段階においては、市当局職員の皆様と意見交換を行い、関係団体の皆様への説明とパブリックコメントを経て条例案を完成させました。本条例は、親しみやすく、シンプルでわかりやすい内容とすることで、多くの市民からはまず手話に対する理解を深めていただき、広めてほしい、聴覚障がいのある方が困っていることを知ってほしいという思いが込められています。 国内はもとより、当市においてもまだまだ手話に対する理解や手話による意思疎通の支援や取り組みなどは十分ではありません。本条例の制定により、手話の普及、生活環境や職場環境などが整備されるとともに、条例名が示すように聴覚障がいがあるなしにかかわらず、全ての市民の皆様の心をつなぎ、お互いに人格と個性を尊重し合い、共生できる社会となることを願っております。 本日ここに至るまで常任委員各位はもとより、聴覚障がい団体の皆様、手話関係の団体の皆様、担当職員の皆様に対し、さまざまなご助言とご尽力をいただいたことに心より感謝とお礼を申し上げます。各議員におかれましては、条例の趣旨にご理解いただき、ご賛同いただきますよう心からお願い申し上げます。 以上で提案の説明とさせていただきます。
○議長(
庭野政義君) 本件に対する質疑を許します。 質疑はないものと認めます。 これより
議会発第8号
十日町市みんなの心をつなぐ
手話言語条例制定についてを起立採決いたします。 本件は原案どおり可決するに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
庭野政義君) 起立全員であります。 よって、
議会発第8号は可決されました。 〇
△日程第7
議会発第9号
議員派遣
○議長(
庭野政義君) 日程第7
議会発第9号
議員派遣についてを議題といたします。 お手元に配付してあります
議会発第9号をごらん願います。 地方自治法第100条第13項及び会議規則第166条の規定に基づき、議案に記載のとおり
議員派遣を行いたいとするものであります。 お諮りいたします。ただいま議題となっております
議会発第9号は、原案どおり可決するにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
庭野政義君) ご異議ないものと認めます。 よって、
議会発第9号は可決されました。 なお、ただいま可決された
議員派遣の内容に今後変更を要するときは、その取り扱いを議長にご一任願います。 本日の
議事日程は終了いたしました。 以上をもって今期
定例会に付議せられました事件は全て議了いたしました。 平成30年十日
町市議会第3回
定例会を閉会いたします。 午前11時43分 閉 会...