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  1. 新発田市議会 2020-10-20
    令和 2年10月臨時会−10月20日-01号


    取得元: 新発田市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-29
    令和 2年10月臨時会−10月20日-01号令和 2年10月臨時会        令和2年10月新発田市議会臨時会会議録(第1号) 〇議事日程 第1号 令和2年10月20日(火曜日) 午前10時開会 第 1 会議録署名議員指名 第 2 会期決定 第 3 議第68号 提案理由説明質疑常任委員会付託 第 4 議第68号 令和年度新発田一般会計補正予算(第11号)議定についてのうち総務常任委員会所管分 第 5 議第68号 令和年度新発田一般会計補正予算(第11号)議定についてのうち社会文教常任委員会所管分 第 6 議第68号 令和年度新発田一般会計補正予算(第11号)議定についてのうち経済建設常任委員会所管分  ───────────────────────────────────────── 〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ  ───────────────────────────────────────── 〇出席議員(25名)   議 長   比  企  広  正       副議長   渡  邊  喜  夫    1番   板  垣     功  議員    2番   水  野  善  栄  議員    3番   五 十 嵐  良  一  議員    4番   板  倉  久  徳  議員
       5番   小  川     徹  議員    6番   若  月     学  議員    7番   今  田  修  栄  議員    8番   湯  浅  佐 太 郎  議員    9番   小  柳  は じ め  議員   10番   宮  崎  光  夫  議員   11番   青  木  三 枝 子  議員   12番   渡  邉  葉  子  議員   13番   阿  部     聡  議員   14番   石  山  洋  子  議員   16番   中  野  廣  衛  議員   17番   中  村     功  議員   19番   加  藤  和  雄  議員   20番   三  母  高  志  議員   21番   小  林     誠  議員   22番   佐  藤  真  澄  議員   23番   宮  村  幸  男  議員   24番   小  坂  博  司  議員   25番   入  倉  直  作  議員  ───────────────────────────────────────── 〇欠席議員なし)  ───────────────────────────────────────── 〇説明のため出席した者        市長         二 階 堂       馨        副市長        下   妻       勇        教育長        工   藤   ひ と し        総務課長       樋   口   茂   紀        人事課長       原       祐   司        財務課長       吉   田   和   明        みらい創造課長    山   口   恵   子        健康アクティブ戦略監 櫻   井   悦   子        産業戦略監      清   田   稲 盛 樹        会計管理者      山   口       誠        水道局長       倉   島   隆   夫        教育次長       伊   藤   純   一        選挙管理委員会事務局長佐 久 間       康        監査委員事務局長   関       利   直        農業委員会事務局長  寺   尾   嘉   英  ───────────────────────────────────────── 〇事務局職員出席者        事務局長       鶴   巻   勝   則        次長         古   田   潤   子        係長         岩   村   康   生           午前10時00分  開 会 ○議長比企広正) おはようございます。これより令和2年10月新発田市議会臨時会を開会いたします。  本日の会議に先立ちまして、総務大臣から令和年度市区町村議会議員総務大臣感謝状が贈られた方への伝達式を行います。 ◎事務局次長古田潤子) 宮村幸男議員、前にお進みください。           〔23番 宮村幸男議員登壇〕 ○議長比企広正)  感      謝      状                          新潟県新発田市 宮 村 幸 男 殿   あなたは35年以上の長きにわたり市議会議員として地方自治振興、発展に寄与され、住民福祉の向上に尽くされた功績は誠に顕著であります。よって、ここに深く感謝の意を表します。     令和2年10月5日                                  総務大臣 武 田 良 太 ○議長比企広正) 以上で伝達式を終わります。  この際、諸般の報告をいたします。  市長から損害賠償の額を定める専決処分についての報告がありました。写しをお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。  ───────────────────────────────────────── △日程第1、会議録署名議員指名議長比企広正) 日程第1、会議録署名議員指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において湯浅佐太郎議員中村功議員宮村幸男議員指名いたします。  ───────────────────────────────────────── △日程第2、会期決定議長比企広正) 日程第2、会期決定についてを議題といたします。  お諮りいたします。本臨時会会期は、本日1日としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長比企広正) ご異議なしと認めます。  よって、会期は本日1日と決定いたしました。  ───────────────────────────────────────── △日程第3、議第68号 提案理由説明質疑常任委員会付託議長比企広正) 日程第3、議第68号を議題といたします。  提案理由説明を求めます。  二階堂馨市長。           〔市長 二階堂 馨登壇〕 ◎市長二階堂馨) おはようございます。提案理由をご説明申し上げます。  議第68号議案は、令和年度新発田一般会計補正予算(第11号)の議定についてであります。補正内容は、新型コロナウイルス感染症対策に要する経費補正したいというものであります。  新型コロナウイルス感染症流行については、いまだ収束を見込める状況ではなく、依然として先行きが見えない状況が続いております。しかしながら、このような中でもコロナ禍により疲弊した地域経済を回復させていくためには、国のGoToキャンペーンをはじめとした経済活性化のための施策を展開することが必要であり、そのためにも今後も引き続き新しい生活様式を徹底していかなければなりません。一方で、ウィズコロナポストコロナを見据えた動きも出てまいりました。これまでは、行政を中心に実施してきたPCR検査について、民間検査機関医療機関の参入が多くなり、検査可能な件数や処理時間などが当初に比べ格段に改善しております。また、あらゆる分野においてデジタルトランスフォーメーションへの対応が加速化し、職場におけるテレワークオンライン会議などへの取組が求められております。もはや新型コロナウイルス感染症流行前の生活に戻すという考え方から発想を転換し、感染症を乗り越えた新しい社会の在り方を市民皆様とともに考えていかなければならない段階にあると言えます。  このたびの補正予算においては、この社会情勢を踏まえた新型コロナウイルス感染症拡大防止対策経済対策提案するものであり、このための経費としまして、歳入歳出それぞれ1億2,798万4,000円を追加し、歳入歳出予算総額を548億1,136万円にしたいというものであります。  補正の主なものについてご説明申し上げます。2款総務費では、コミュニティセンター管理運営事業において、換気対策として五十公野コミュニティセンターエアコン改修経費に1,017万6,000円、内部情報システム管理運営事業において、テレワークシステムの導入に要する経費として2,500万9,000円、市庁舎施設維持管理事務において、札の辻広場内キッズ広場の密集、密接を解消するために新発田産木材を使用した遊具等設置する経費として713万9,000円、住基印鑑登録管理事業において、おくやみコーナー設置等に伴う機器類整備経費として171万円を追加するものであります。  3款民生費では、新たに傷病給付金支給事業として、国民健康保険及び後期高齢者医療保険に加入する個人事業主新型コロナウイルスに感染し、働くことができなくなった際に給付金を支給するための経費として50万円を計上し、事業の完了または実績見込みによる不用額としては、生活困窮世帯特別支援事業から2,800万円、ひとり親家庭生活支援事業から577万3,000円を減額するものであります。  4款衛生費では、市民のきずなを深めいのちを守る事業自殺対策事業)において、コロナ禍による自死を未然に防ぐための相談体制の強化に要する経費として183万1,000円を追加し、新たに新型コロナウイルス感染症予防事業として、これまで発熱があるなど感染症が疑われる方に対し、医療機関からの紹介により地域外来検査センター等PCR検査を実施してまいりましたが、無症状であっても感染した際に重症化リスクの高い基礎疾患を保有する高齢者医療機関で任意にPCR検査及び抗原定量検査を受けた場合にその費用の一部を助成する経費として4,066万円を計上するものであります。  6款農林水産業費では、新発田和牛ブランド化に向け知名度を上げるためのPRや、市内でも手軽に新発田和牛を楽しんでいただくため飲食店等に対し仕入額の20%を助成するなどの新型コロナウイルス感染症からの復興キャンペーン拡大に要する経費として1,550万円を追加するものであります。  7款商工費では、国のGoToキャンペーンへの上乗せ助成等に加え、少人数グループ家庭単位での宿泊や忘新年会などの飲食需要を喚起するための経費として5,770万円を追加し、新たに拡充する今・得キャンペーンプレミアム飲食券発行などに要する経費と、これまで実施した今・得プレミアム商品券発行事業等実績見込みによる不用額の減額を合わせ740万円を減額し、また実績見込みによる不用額として商工振興制度融資支援事業から6,100万円を減額するものであります。  10款教育費では、GIGAスクール構想に基づき導入するタブレット端末設定経費等として、小学校コンピュータ教育推進事業に697万9,000円、中学校コンピュータ教育推進事業に985万3,000円、換気対策として特別教室エアコン設置する経費として、小学校施設整備事業に3,150万円、中学校施設整備事業に2,100万円、中学校教育運営事業において修学旅行のキャンセル料等を補助するための経費として442万4,000円を追加するものであります。  これに対する歳入としまして、国庫支出金4,885万5,000円、繰入金8,412万4,000円をそれぞれ追加し、諸収入499万5,000円を減額するものであります。  以上が補正予算の概要でありますが、新型コロナウイルス感染症流行収束が見えない中で市民皆様の暮らしを守っていくためには、切れ目のない、そしてそのときの状況に即した対応を引き続きちゅうちょなく進めてまいります。一方、新型コロナウイルスへの対応が長期化する中で、今後は次年度以降も見据えた対策を考えていかなければなりません。国の各省庁における令和年度予算概算要求状況を見ますと、新型コロナウイルス感染症対策経費については、今後の予算編成で検討するとしており、内容金額ともに現時点では知るすべがありません。当市においても、これから新年度予算編成を進めてまいりますが、市の置かれている状況を把握し、今打つべき対策、そして1年後、その先の市の姿を見据えた中長期的な対策を、国や県からの支援についてアンテナを高く張りながら、しっかりと予算に盛り込んでいかなければなりません。これまで同様に、コロナウイルスに負けてたまるかという気持ちを市民皆様と共有しながら、オール新発田体制で粘り強く立ち向かってまいりたいと考えております。  以上、提案理由について概略を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長比企広正) これより質疑に入ります。質疑ある議員発言を求めます。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長比企広正) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議第68号は、お手元に配付の議案付託表のとおり、所管常任委員会付託いたします。  ─────────────────────────────────────────              令和2年10月新発田市議会議案付託表                                     (2.10.20)  〇総務常任委員会  議第68号 令和年度新発田一般会計補正予算(第11号)議定についてのうち総務常任委員会所管分  〇社会文教常任委員会  議第68号 令和年度新発田一般会計補正予算(第11号)議定についてのうち社会文教常任委員会所管分  〇経済建設常任委員会  議第68号 令和年度新発田一般会計補正予算(第11号)議定についてのうち経済建設常任委員会所管分
     ───────────────────────────────────────── ○議長比企広正) これよりただいま付託となりました議案について、所管常任委員会審査をお願いいたします。  それでは、暫時休憩いたします。           午前10時15分  休 憩  ─────────────────────────────────────────           午後 1時50分  開 議 ○議長比企広正) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ───────────────────────────────────────── △日程第4、議第68号 令和年度新発田一般会計補正予算(第11号)議定についてのうち総務常任委員会所管分議長比企広正) 日程第4、議第68号 令和年度新発田一般会計補正予算(第11号)議定についてのうち総務常任委員会所管分議題といたします。  総務常任委員会委員長報告を求めます。  板垣功委員長。           〔1番 板垣 功議員登壇〕 ◎1番(板垣功議員) 本日開催された総務常任委員会審査結果を報告いたします。  当常任委員会付託を受けた議案は、分割付託一般会計補正予算1件であります。  議第68号 令和年度新発田一般会計補正予算(第11号)議定についてを議題とし、担当課長説明後、質疑に入る。担当課長説明の後、質疑では、内部情報システム管理運営事業について、個人情報等漏えい紛失防止対策についての質疑に、国からのガイドラインが示されているので、それに沿って対応したい。インターネットを使用しての仕組みだが、セキュリティーに注意をし、併せて取り扱う情報の選択をしっかり行っていくとの答弁があった。  次に、住基印鑑登録管理事業について、導入の経緯はの質疑に、市民から市長への手紙で提案があり、他県での導入事例を参考に検討していた。窓口混雑の解消も行う必要があり、このたび予算を計上したものであるとの答弁があった。  次に、コミュニティセンター管理運営事業について、ほかのコミュニティセンター状況についての質疑に、今回補正をする五十公野コミュニティセンターは、平成4年の建築であり、一番早い時期の設置である。ほかに10地区コミュニティセンターはあるが、7月の予算で御幸町、住吉町、佐々木を措置しているとの答弁があった。  その後自由討議なく、討論では青木委員から、不用残マイナンバーカードについて疑問があり、反対をする。  湯浅委員から、コロナ対策、働き方改革、職員の集中し的確に対応した補正予算である。さらに邁進してほしいと思い、賛成するとの討論があった。  採決の結果、挙手多数で議第68号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  詳細につきましては、委員会記録をご参照願います。  以上で総務常任委員会委員長報告を終わります。 ○議長比企広正) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ある議員発言を求めます。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長比企広正) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  ───────────────────────────────────────── △日程第5、議第68号 令和年度新発田一般会計補正予算(第11号)議定についてのうち社会文教常任委員会所管分議長比企広正) 日程第5、議第68号 令和年度新発田一般会計補正予算(第11号)議定についてのうち社会文教常任委員会所管分議題といたします。  社会文教常任委員会委員長報告を求めます。  宮崎光夫委員長。           〔10番 宮崎光夫議員登壇〕 ◎10番(宮崎光夫議員) 先ほど開催された社会文教常任委員会での審査結果を報告いたします。  当常任委員会分割付託を受けた議案、議第68号 令和年度新発田一般会計補正予算(第11号)議定についてのうち社会文教常任委員会所管分議題とし、担当課長等説明の後、質疑に入り、PCR検査助成についての線引きの内容はの質疑に、この事業の目的は重症者を増加させないことであるため、無症状でも高齢者心臓病等基礎疾患を有する者を対象として助成するものとの答弁があった。  ひとり親家庭生活支援事業及び生活困窮世帯特別支援事業について不用残が計上されているが、周知に問題がなかったかの質疑に、コロナ関連貸付金相談件数に上乗せし想定したが、結果として多過ぎた。国の政策の効果もあったと思われるとの答弁があった。  他にさしたる質疑なく、討議討論なく、挙手全員原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、詳細については委員会会議録をご参照願います。  以上で社会文教常任委員会委員長報告を終わります。 ○議長比企広正) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ある議員発言を求めます。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長比企広正) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  ───────────────────────────────────────── △日程第6、議第68号 令和年度新発田一般会計補正予算(第11号)議定についてのうち経済建設常任委員会所管分議長比企広正) 日程第6、議第68号 令和年度新発田一般会計補正予算(第11号)議定についてのうち経済建設常任委員会所管分議題といたします。  経済建設常任委員会委員長報告を求めます。  水野善栄委員長。           〔2番 水野善栄議員登壇〕 ◎2番(水野善栄議員) こんにちは。本日開催された経済建設常任委員会審査結果を報告いたします。  当常任委員会付託を受けた議案は、分割付託一般会計補正予算の1件であります。  議第68号 令和年度新発田一般会計補正予算(第11号)議定についてのうち経済建設常任委員会所管分議題とし、担当課長説明の後に質疑に入る。  新発田和牛消費拡大事業負担金対象は何頭ぐらいを想定しているのかとの質疑に、月8頭の出荷の中で行う。不足の場合の対応も行うこととしているとの答弁があった。  また、飲食店感染防止対策補助金補助率想定件数はとの質疑に、飲食店対象で、補助率2分の1で上限20万円、件数は50件を見込んでいるとの答弁があった。  その後自由討議なく、討論では渡邊喜夫委員から、切れ目のない対策であり、賛成するとの討論があった。  そのほかに討論なく、採決の結果、挙手全員で議第68号は可決すべきものと決しました。  詳細につきましては、委員会記録をご参照ください。  以上で経済建設常任委員会委員長報告を終わります。 ○議長比企広正) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ある議員発言を求めます。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長比企広正) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  分割付託の議第68号 令和年度新発田一般会計補正予算(第11号)議定について、討論ある議員発言を求めます。  青木三枝子議員。           〔11番 青木三枝子議員登壇〕 ◆11番(青木三枝子議員) 無所属、青木三枝子でございます。よろしくお願いします。令和年度新発田一般会計補正予算(第11号)議定反対の立場で討論いたします。  小中学校関係コンピュータ教育推進事業特別教室エアコン設置する事業などの予算には賛成いたしますが、以下5点については異論があるため、全体としてこの補正予算反対せざるを得ません。以下5点について反対理由を述べさせていただきます。  まず、第1に不用額についてです。このたびの補正予算総額1億2,798万4,000円の内訳は、国庫支出金が4,885万5,000円と財政調整基金からの繰入れ8,412万4,000円を合わせた額から商工振興課の今・得プレミアム商品券などが不用額となった499万5,000円を引いた額が充てられていると考えます。499万5,000円が使われなかったということは、新発田市民にはこういった経済対策はある面で不評であったのではないでしょうか。一方、生活困窮者特別支援事業の2,800万円、ひとり親家庭生活支援事業577万円も不用額が出ています。審査の中で想定数の約半数程度しか支給されていないことが分かりました。これらの事業によって本当に必要な人に必要な支援が届いていたのでしょうか。税金を充てるのであれば、実際に必要な人に必要な支援が届くようにすべきだと考えます。これらの事業税金の使い方について再検討が必要と考えます。  次に、市民生活課マイナンバーカード交付増に伴う機器導入予算について。新型ウイルス感染によって世の中が急速に変化しています。菅首相は、スピード感を持って、ちゅうちょせず、できる政策を断行すると言い、デジタル化を進めるとともに、マイナンバーカードを取得させようとあらゆる手段を使って国民を誘導します。首相は、このスピードについて自負しているようですが、私のような人間にはそのスピードについていくことができません。このたびの補正予算では、キャッシュレスで買物する人に対して5,000円分のポイント還元があるということで、マイナンバーカードをつくる人が多くなったと考えられ、実際にカードをつくられた方が7月以降、月1,000件以上のカード申請があったとのことです。結果として、普及のための機器導入につながったものと考えます。私は、文書改ざんや隠蔽を伴うような政権に信頼がないのです。その中でのマイナンバーカードをつくること、ましてや免許証銀行口座にひもづけすることは、意図的にその情報を悪用されるのではないかと不安があること、最終的には社会保障費の削減につながるのではないかという観点から、反対の立場です。よって、この予算を認めることはできません。  次に、3点目として、内部情報システム管理運営事業について。テレワークシステムに要する経費として約2,500万円、そのうちシステム構築委託料に約1,500万円計上されています。システム構築委託料がなぜこのように高額なのか理解できません。本当にこの予算は妥当なのでしょうか。優秀な内部の職員でシステム構築ができないものでしょうか。一自治体でシステム構築をすることは容易ではないと考えますが、自治体のIT人材不足の現状からも、当市でも人材確保が必要と考えます。そして、この予算が妥当なのか、システムは妥当なのか、セキュリティー対策はできているのかなど、国の言いなりではなく、しっかりチェックできる人材がいればと思います。一方では、現場で汗して働く者の最低賃金は上がらず、年金は下げられ、医療保険や介護保険料は増えています。IT化のためのシステム構築料に多額の予算が計上されることに異議を唱えます。  4番目として、GoToキャンペーンやGoToEatに対する政府のばらまき政策に疑問を持っています。このたびの補正でも、観光振興課の約6,000万円が国の上乗せ助成ということで多額の税金が使われますが、国が進めるGoTo事業の迷走ぶりはひどいものです。旅行会社が立替えした割引分について、国から振込が遅れ、割引商品を販売した中小旅行会社の資金繰りが苦しくなり、悲鳴が上がっているとの報道もあります。これから行われるGoTo商店街についてもそのことが懸念されています。GoTo事業によって感染者を増やしているのではないかという一面もあります。東京では、1日200人以上の感染者が出ていました。また、週末には感染者が入院できない状態になっています。GoTo事業に多額の予算を使う前に、まず感染対策が優先されるべきであり、感染拡大防止のためのPCR検査を拡充していただきたいと思います。  国立感染症研究所が飲食店での一般的な会食をした際に集団感染した具体的な事例を公表しています。私は、これまで飲食を勧めるのであれば飲食店でのアクリル遮蔽板を使用を徹底すべきと考えていました。また、テレビ番組や政府が会見する際には、多くの場面でアクリル板を使っていますが、なぜそのことが飲食店や教育現場でできないものかと考えてきました。パーティションが効果があることは、スーパーコンピューター富岳が証明しています。このたびの予算では、そのアクリル遮蔽板設置が抽せんにて50店舗が対象になったことはよかったと思います。希望店舗全てに設置すべきと考えます。これまで対策をしていると言いながらも、徹底した安心、安全の対策は取られてきませんでした。教育現場においても、音楽室や給食時など含めてアクリル板の徹底をしていただきたいものです。  最後に、健康推進課の重症化リスクの高い基礎疾患を有する高齢者が任意にPCR検査を受ける費用を助成するのではなく、全額負担にすべきと考えます。また、在宅療養や介護に関わる医療職、介護職など、全てがPCR検査を無料で定期的に行われるようにすべきです。経済対策には多額の予算を計上しながらなぜこのことができないのか、経済最優先の税金の使い方ではなく、国民の生命を最優先にしていただきたいものです。  以上、反対討論とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長比企広正) ほかに討論ある議員発言を求めます。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長比企広正) 討論なしと認め、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案に対する各委員長報告は可決であります。各委員長報告のとおり決するに賛成の議員の 起立を求めます。           〔賛成者起立〕 ○議長比企広正) 起立多数であります。  よって、議第68号は各委員長報告のとおり決しました。  ───────────────────────────────────────── ○議長比企広正) 以上をもちまして本日の会議を閉じます。  これにて令和2年10月新発田市議会臨時会を閉会いたします。  ご苦労さまでした。           午後 2時06分  閉 会    地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。      令和2年  月  日        新発田市議会 議 長   比  企  広  正               議 員   湯  浅  佐 太 郎               議 員   中  村     功               議 員   宮  村  幸  男...