農水振興課長 渡 邉 誠 一
農林整備課長 大 滝 一 仁
地域整備課長 倉 島 隆 夫
建築課長 野 崎 光 晴
財産管理課長 前 田 純 博
下水道課長 新 井 田 功
農業委員会事務局長 菅 一 義
青少年健全育成センター所長兼児童センター所長
久 住 和 明
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〇事務局職員出席者
局長 青 木 孝 夫
係長 古 田 潤 子
午前10時00分 開 会
○委員長(稲垣富士雄) おはようございます。傍聴者の皆様に申し上げます。ご自身の携帯電話をご確認の上、電源をお切りいただくか、マナーモードへの切りかえをお願いいたします。あわせまして、室内での携帯電話、スマートフォン、タブレット等の操作、録音機器の使用はこれをかたく禁じます。議員及び執行部の皆様にあらかじめ申し上げます。会議中のタブレット端末等の利用を許可しますが、音声や操作音が発生するなど会議の運営上支障となるため、そのほか情報発信など使用に関する取り決め事項に沿い利用をお願いします。円滑な議事進行にご協力をお願いいたします。
それでは、全員出席ですので、今から4日目の
一般会計決算審査特別委員会を開会いたします。
本日は、
経済建設常任委員会所管分についてを審査いたします。
本日の審査にかかわる担当課から説明に要する資料があらかじめ届いております。委員の皆さんのお手元に配付してありますので、ご了承願います。
説明員の皆さんに申し上げます。説明に当たっては、歳出、歳入の順とし、軽易な事項は省略し、重要事項のみ簡潔明瞭に説明を願います。説明順序は、委員会条例第2条の表に掲げるとおりとし、担当課長等から順次説明を願います。
原商工振興課長。
◎商工振興課長(原祐司) おはようございます。それでは、議第35号、平成28年度新発田市
一般会計歳入歳出決算認定のうち商工振興課分につきまして、主なものにつきましてご説明を申し上げます。
初めに、歳出でございます。決算書の166ページ、167ページをお開き願います。5款1項1目労働諸費、備考欄一番下の丸印、サン・ワークしばた管理運営事業につきましては、勤労者や市民の福祉増進施設でありますサン・ワークしばたの管理運営に要した経費でございます。職員の人件費のほか、光熱水費、施設設備の保守管理委託料などが主なものでございます。
めくっていただきまして、168、169ページをお願いいたします。備考欄最初の丸印、
住宅建設資金貸付事業は、市内に住宅の新築、増改築、修繕または購入しようとする方で、自己資金の不足する方に対しまして低利の資金のあっせんを行い、資金調達の円滑化を図るために行った預託金等でございます。
次の
労働金庫特別預託事業につきましては、勤労者の資金貸し付けのために新潟県労働金庫へ行った預託金でございます。
その下の
勤労者福祉サービスセンター支援事業につきましては、市内の中小企業などで働く方々の福利厚生事業が安定的に継続できるよう
公益財団法人新発田市
勤労者福祉サービスセンターに対しまして事業費の一部を補助したものでございます。
その下の
組織労働者福利厚生活動支援事業につきましては、
連合下越地域協議会新発田支部のクリーン作戦や相談事業など勤労者に対して行った福利厚生事業の経費の一部を補助したものでございます。
次の
新潟職能短大産業教育振興協議会支援事業は、新発田地域の52事業者で組織する協議会が職能短大や学生とともに行っている活動、新発田まつりやライトアップ事業や学園祭などの事業に対しまして、費用の一部を補助したものでございます。
次の雇用対策推進事業につきましては、
ハローワーク新発田及び新発田商工会議所と連携して、はつらつ仕事館で実施しております求職者の就業支援、高校生、大学生の職業体験等の事業に係る委託料及び事務室借上料等でございます。
次の若者就労支援事業は、厚生労働省からの委託によりニートなどの若者への就業相談を実施している事業者に対しまして、
ジョブトレーニング等のプログラムを追加で行っている包括的な若者就労の自立支援事業の委託費でございます。
次の
新発田企業コンシェルジュモデル事業は、労働力の確保や福利厚生の充実、辞職防止対策など共通する課題を複数の企業が一緒に解決していくため、食品工業団地の11社で組織する協議会に市、団地組合、ハローワーク、商工会議所なども参画して取り組んでいる事業で、こちらの事業に対する負担金でございます。なお、本事業につきましては、国の地方創生交付金を活用した3カ年事業となってございます。
次に飛びまして、188、189ページをお開き願います。備考欄一番下の7款1項1目商工総務費、備考欄一番下の丸印、
日本貿易振興機構参画事業につきましては、同機構への負担金でございます。
めくっていただきまして、190、191ページをお願いいたします。備考欄最初の丸印、
中小企業等活性化推進審議会運営事業は、同審議会の開催に要した報酬等でございまして、次の商工総務費は商工振興課の事務経費でございます。
次に、7款1項2目商工業振興費、備考欄、創業支援事業につきましては、新発田商工会議所が主体となり、創業の基礎知識などを習得する機会を提供する新発田創業塾を開催した経費の負担金及び企業応援サイトの
ホームページ保守管理委託料が主なものであります。なお、ホームページにつきましては、OSの
メンテナンスサポート期限が来ましたことから、手続関係を市のホームページのほうに移行しまして、サイト自体は昨年度末をもって閉鎖したところでございます。
その下の
工業団地指導管理事業につきましては、市内の各工業団地の維持管理等に要した経費でございまして、草刈りなどの手数料と下水道、排水路の負担金が主なものでございます。
次の
工業団地誘致促進事業は、企業立地フェアへの参加負担金やパンフレットの郵送費など、企業誘致活動のための経費、進出企業への助成金や奨励金及び
西部工業団地進出企業への貸付金に対する預託金であります。
その下の
中小企業団体共同施設等資金貸付事業は、食品工業団地の排水浄化設備の設置に係る長期貸付金に対する預託金でありますけども、昨年の11月をもって償還が終了したところでございます。
最下段の商工振興制度融資・支援事業につきましては、県の信用保証協会への保証料の補給金や各種制度融資に対する金融機関への預託金でございます。なお、平成28年度の新たに起業した事業者に対する融資、新規創業支援資金につきましては、7事業者の方からご利用いただいたところでございます。
めくっていただきまして、192、193ページをお願いいたします。備考欄最初の丸印、
中小企業団体事業資金貸付事業は、市内商店会等が行う共済互助資金貸付のために要した経費で、利用団体は2団体でございます。
次の商工会支援事業は、市内3商工会が実施する各種事業に対する補助金でございます。
次の中小企業・
小規模企業等支援事業は、女性が働きやすい職場環境づくりのために改修を行った中小企業に対して出資した補助金で、平成28年度に創設したものでございます。実績としては、4事業者で、うち1事業が小規模事業者でございました。整備内容は、1社がトイレと休憩室の改修を、残り3社がトイレの改修でございました。
その下の新発田市
商工観光振興協議会運営支援事業につきましては、市内の産業団体等が主催するイベントなどに対しまして、同協議会が行っている助成事業の原資となる資金を市が補助しているものでございます。助成している事業の主なものにつきましては、
メーンストリート商店街で実施しております
サマーフェスティバルやピオで実施しているうまいもの市、それから食品工業団地の組合で実施しています食品団地の春まつりなどでございます。
次の
常設露店市場管理事業は、常設露店出店に係る道路使用許可の手数料でございます。
次の
新発田ブランド認証制度推進事業は、
新発田ブランド認証品を市内外にPRするためのパンフレットの作成、マップの印刷、それから
新発田ブランド認証品のマーク使用に係る著作権の使用料、認証事業者の販路拡大を支援するための商談会への出展補助金などが主なものでございます。なお、平成28年度に新たに7事業者、10品を認証いたしまして、トータルで14事業者30品となってございます。
次の
中小企業等振興事業奨励支援事業につきましては、市内に工場等の新設を行った2社に対しまして、固定資産税相当額を奨励金として支出したものでございます。
次の新
エネルギー推進事業は、新発田市新
エネルギー推進協議会開催のための委員への謝礼等でございます。
次の
地方産業育成資金償還事業は、同資金の預託金の2分の1が県の貸付金を原資としておりまして、これを毎年度末に県に償還しているものでございます。
続きまして、200ページ、201ページをお開き願います。7款1項4目
中心市街地活性化推進費、備考欄下から3つ目の丸印、
中心市街地活性化事業奨励支援事業は、中心市街地に出店した新規創業者に対する家賃や光熱水費などのランニングコストの支援の助成金でございます。平成28年度の実績としては、飲食店が1件、サービス業が1件の計2件でございました。
次の
空き店舗出店促進モデル事業につきましては、創業意欲のある方を対象に実践訓練の場としてチャレンジショップパレットを提供するための経費でございましたが、平成28年度の利用実績がなく、年度末で事業を終了したものでございます。理由といたしましては、創業者の開業ニーズが中心市街地の店舗型からSNSなどを利用した自宅での簡単な創業というところにシフトしているというのが主な原因であるというふうに考えてございます。そのため、今年度からは先ほどちょっと説明させていただきました創業支援事業におきまして、範囲を全市的に広げて創業者、新たに創業したいという方を支援していける制度に変更したところでございます。
最下段の城下町しばた
全国雑煮合戦開催参画事業につきましては、中心市街地のにぎわい創出を図るために新発田商工会議所の青年部が主催し、開催している事業に対する負担金でございます。昨年度は、市制施行70周年とヨリネスしばたの完成にあわせまして、ここヨリネスの1階の札の辻広場を会場にしまして、新庁舎の
こけら落としイベントとして開催されまして、過去最高の2万5,000人の来場者があったところでございます。会議所の青年部におかれましては、今年度、来年の1月につきましても、札の辻広場を使った開催を検討されているというふうにお聞きしております。
めくっていただきまして、202ページ、203ページでございます。備考欄一番上の丸印、
まちなか賑わい創出事業は、100円商店街、軽トラ市開催への事業負担金のほか、ヨリネスしばたの大きな特徴であります
町なか交流スペース、札の辻広場などを活用して、多くの方を町なかに呼び込むためのきっかけづくりを行っている事業経費でございます。ご案内のとおり、平成29年、ことしの1年間は、行政、各種団体、学校、大学、商店街などで構成されていますまちなかわいわい
プロジェクト実行委員会の協力連携を得ながら、毎週末さまざまなイベントを通じまして、新たな町なかのにぎわいを創出するとともに、市民の皆様に自発的で自由な発想で使っていただけるようさまざまな手法、使い方をお示ししているところでございます。
次の
地域交流センター運営事業につきましては、同施設の管理に要しました賃金や光熱水費、施設管理の委託料などが主なものでございます。
3つ下の丸印、
中心市街地活性化基金積立金につきましては、基金残高に預金利子を加えたものを積み立てたものでございます。
歳出は以上でございます。
続きまして、歳入の説明に入らせていただきます。決算書の26ページ、27ページをお開き願います。16款1項4目1節労働使用料、備考欄最下段のサン・ワークしばた使用料につきましては、同施設の施設使用料でございます。
めくりまして、28ページ、29ページをお願いいたします。16款1項6目1節商工使用料のうち、備考欄上から2つ目の
地域交流センター使用料、その下の
地域交流センター駐車場使用料は、同施設及び同施設の駐車場の使用料でございます。なお、新庁舎ヨリネスしばたの竣工に伴いまして、交流センターの駐車場につきましては、現在総務課のほうに所管替えがなされております。
次に、50ページ、51ページお開き願います。18款3款4目1節
地方産業育成資金貸付金、備考欄上から5つ目でございますでしょうか、
地方産業育成資金県貸付金は、同資金に対します県からの貸付金でございます。
次に、54ページ、55ページお開き願います。21款2項1目1節基金繰入金のうち備考欄下から3つ目、
中心市街地活性化基金繰入金は、歳出でご説明させていただきました
中心市街地活性事業助成金に充てるための原資を基金から繰り入れたものでございます。
めくっていただきまして、56ページ、57ページをお願いいたします。23款3項1目貸付金元利収入のうち2節
労働費貸付金元利収入の
住宅建設資金貸付金元金収入とその下の
労働金庫特別預託金元金収入及び1つ飛んで4節の
商工費貸付金元利収入の
中小企業振興資金貸付金元金収入から最下段の
西部工業団地工場等立地特別資金貸付金元金収入まで、そしてページをめくっていただきまして、2目1節の
地方産業育成資金貸付金元利収入の
地方産業育成資金貸付金元金収入は、それぞれ歳出で説明させていただきました各種預託金及び貸付金の戻し入れ分でございます。
続きまして、64ページ、65ページをお開き願います。23款5項3目23節商工振興課雑入の備考欄、サン・ワークしばた
軽食喫茶コーナー電気料他、サン・ワークしばた自動販売機電気料、
地域交流センター自動販売機電気料は、それぞれサン・ワークしばた、地域交流センターの自販機等の光熱費相当分でございます。
その下の
ブランド認証シール頒布料は、認証事業者への認証シールの頒布料金でございます。
その下の新潟県
信用保証協会保証料補給金返戻金につきましては、融資の繰り上げ返済などによって生じました県の信用保証協会からの保証料補給金の返戻金ございます。
なお、今のその他雑入におきまして、2,724万2,000円の収入未収入額が発生してございます。これにつきましては、平成19年12月に西部工業団地に進出いただき、土地を購入していただきました
ウィンネットテクノロジー株式会社が平成26年6月に破産開始手続の決定を受けたことに伴いまして、市から同社に対しまして交付しました
事業用資産取得助成金の補助金の分を全額の返還を求めているものでございます。現在のところ、こちらにつきましては破産管財人からまだ連絡がない状況となってございます。
以上が商工振興課所管分でございます。よろしくご審議の上、ご承認賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○委員長(稲垣富士雄) 清田観光振興課長。
◎観光振興課長(清田稲盛樹) おはようございます。続きまして、観光振興課所管分の主なものについてご説明をいたします。
初めに、歳出でございます。192、193ページをお開き願います。7款1項3目観光費、備考欄一番上の丸印、
蕗谷虹児記念館管理運営事業から195ページ、一番下の丸印、刀剣伝承館・天田昭次記念館・
カリオンホール管理運営事業までは、それぞれの施設の維持管理運営に要した経費であります。
次に、196、197ページをお開き願います。一番上の丸印、紫雲の郷館管理運営事業は、指定管理者、
株式会社紫雲寺記念館に対する指定管理委託料と
ポンプ保守点検委託料、空調設備の老朽化に伴う交換など、施設補修工事に要した経費が主なものであります。
次の
海水浴場管理運営事業は、
海水浴場安全対策協議会に対する負担金と砂浜の清掃委託料が主なものであり、藤塚浜海水浴場の開設に要した経費であります。
次のふれあいセンター桜館・農畜産物等販売所やま
ざくら管理運営事業は、指定管理者、
株式会社加治川商工公社並びに株式会社やまざくらに対する指定管理委託料と桜館厨房の空調改修に伴う施設補修工事が主なものであります。
次の
山岳施設維持管理運営事業は、湯の平、二王子岳、大峰山など山岳観光施設の維持管理と湯の平山荘の管理運営に要した経費であります。
次の
観光案内板管理事業は、市内各所に設置している観光案内板105枚の土地借上料と暴風雨の影響により破損した八幡新田地内の大型観光看板の基礎部分の解体撤去工事に要した経費が主なものであります。
次の
忠臣蔵サミット参画事業と次の丸、
国有林道安全協会参画事業は、それぞれ忠臣蔵サミット及び国有林道安全協会に加盟する自治体の負担金であります。
次の
市島邸管理運営事業は、施設の維持管理に要した経費であり、資料館改修に伴う施設補修工事の経費となっております。
続いて、一番下の丸印、
月岡温泉足湯施設維持管理事業は、次の198、199ページに記載がまたがっておりますが、隣接する駐車場の借上料及び足湯施設の清掃など維持管理に要した経費の負担金であります。
次の新潟県
国際観光テーマ地区推進協議会参画事業とその次の丸、スキー100
新潟推進委員会参画事業は、それぞれの協議会と推進委員会への負担金であります。
次の
臨時露店市場管理事業は、
城下町新発田まつり等の臨時露店設置に伴う許可書等の消耗品費であり、次の
城下町新発田まつり開催実行委員会参画事業は
まつり開催実行委員会に対する負担金であります。
次の
観光イベント開催事業は、阿賀北地域8市町村のグルメ料理などを紹介するための食イベント、食King―Agakitaを実施する同実行委員会への負担金であります。
次の武庸会支援事業から2つ下の丸、しばたっ子台輪運営事業までは、各事業の運営に対する補助や参画した負担金であります。
次の観光施設整備事業は、インバウンド客の受け入れを進めるため、市観光施設であります旧県知事公舎並びに蕗谷虹児記念館のトイレの洋式化に要した費用が主なものであります。
次の市島邸活用事業は、市島邸の文化、歴史、関係資料や所蔵品を活用し、観光資源化することを目的として、市島邸の歴史に造詣の深い早稲田大学図書館、藤原課長に監修をお願いし、資料等の調査や市民向け講演会を開催した経費であることに加え、水月庵床改修の施設補修工事に要した経費が主なものであります。
次の
月岡温泉環境整備事業は、月岡温泉の魅力づくりとして市道の石畳化を実施したことに加え、老朽化した街路灯を改修したことに伴う経費であります。
次の月岡温泉支援事業は、月岡温泉観光協会が実施するPR事業、誘客促進事業、町なか回遊事業などの活動に対する補助金と源泉維持管理のための基金への拠出金であります。
次の「うまさぎっしり新潟」
観光キャンペーン推進協議会参画事業は、新潟県が推進するうまさぎっしり新潟推進協議会に対する負担金であります。
次の
コンベンション開催支援事業は、宿泊業や飲食業を初め、広範な産業への経済波及効果が期待できる大規模な学会や企業研修を初め各種大会などを誘致するため、当市での宿泊を条件として開催に対する補助を行ったものであり、スポーツツーリズム、カルチャーツーリズムとあわせて推進し、平成28年度につきましては2,943名の誘客を行ったところであります。
次の
蕗谷虹児記念館活用事業は、蒼の山荘ギャラリーにご協力をいただいた展示や中原淳一、松本かつぢ、蕗谷虹児の昭和初期に活躍した3人の画家の作品を展示した企画展の開催に要した経費が主なものであります。
次の刀剣伝承館・
天田昭次記念館活用事業は、施設における展示を広くPRするために要した費用でございます。
次の新発田市観光協会支援事業は、次の200ページ、201ページに記載がまたがっておりますが、
一般社団法人新発田市観光協会が実施する観光PR、物産振興など観光振興策を担う組織として各種事業に取り組むための負担金であります。
次の旧
県知事公舎記念館活用事業は、春の園遊会、また秋の奉先堂公園でのライトアップなど、四季折々の風情を演出した食イベント開催などに要した費用であります。
次の
しばたんバス運行事業は、JR等の公共交通を活用して当市にお越しになる観光客の市内回遊を促すため、新潟駅から新発田城や市内施設をめぐる定番コースを運行するとともに、市内各地域の伝統行事、祭りなどの観覧ツアーや四季折々の企画ツアーなどを実施することで観光回遊を促すことを目的として市観光協会に委託したものであり、平成28年度からは新たにインバウンド客の2次交通の確保策も見据え、運行を実施したものであります。
次の
フィルムコミッション推進事業は、映画やテレビドラマのロケーションを誘致することを目的に新発田の撮影ポイント、名所、建造物の紹介やロケ班への支援メニューを紹介するホームページなどのシステム改修に要した経費と新潟県
フィルムコミッション協議会への負担金であり、平成28年度は映画2本の誘致を行ったものであります。
次の市民観光啓発事業は、新発田市の観光資源、観光情報を市民の皆様に広く知っていただき、さらには市民の皆様が観光大使として情報発信、誘客活動に携わっていただくことを目的とした事業であり、そのツールとして新発田の観光情報をスマートフォンなどを通じて動画でごらんをいただけるアプリを開発し、アプリ情報をクリアファイルなどに印刷をし、お使いをいただけるよう作成したものの経費であります。
次の丸印からは繰越明許分であります。最初の丸印、
月岡温泉環境整備事業は、昨年度から2カ年で進めてきたホテル泉慶前市道の石畳による道路美装化に要した経費であります。
次の誘客促進事業は、国10分の10補助金、地方創生加速化交付金を活用して国内外からの観光誘客を進めたものであり、具体的には首都圏、関西圏での旅行エージェントとの商談会の参加費用や新潟空港へ乗り入れる定期便があります中国ハルビン、上海、台湾等へのトップセールスや誘客活動に要した経費であります。
次の外国人観光案内所整備事業は、同じく地方創生加速化交付金を活用して、今後増加が見込まれる個人客、グループ客への観光案内を充実させることを目的として、新潟県では3例目の外国人観光案内所カテゴリーⅡを獲得したことに伴うものであり、事業の実施につきましては市観光協会に委託したものであります。同案内所では常時英語、中国語での観光案内が可能であり、中国語での常時案内ができる施設は当施設が県内唯一のものでございます。
次のDMO設立準備事業も同じく地方創生加速化交付金を活用して、外国人観光客の受け皿づくりとして市内の企業、団体、観光関係者、農家など多様な組織、人材に参画をいただき、稼げる観光地づくりを進めるため、新発田市観光地域づくり推進協議会を設置して輸出の促進策、地域資源の活用策、台湾等での産業関係者、旅館、ホテル関係者などの新発田市、阿賀北地域への招聘、加えましてマーケティング調査など行ったものであり、事業の実施につきましては市観光協会に委託したものであります。
1つ下の丸印、予備費充用につきましては、先ほど説明をいたしましたふれあいセンター桜館・農畜産物等販売所やま
ざくら管理運営事業の厨房、エアコンの故障に伴う補修工事費に充用したものであります。
次に、202、203ページをお開き願います。7款1項4目
中心市街地活性化推進費、備考欄上から3つ目の丸印、寺町たまり駅管理運営事業は、市街地の回遊を促すことを目的とした寺町たまり駅の指定管理委託料が主な経費であります。指定管理者は、平成28年から市観光協会となっております。
◆委員(入倉直作) 松くい虫でございますが、要は大難儀されてありがとうございますが、植林のほう、エリアを決めて今後根絶ということでお世話になっているわけですけれども、どうしてもそこにかかわってくるかなと思いますので、そういうふうなのがあったらひとつ植林の件で。
○委員長(稲垣富士雄) 大滝農林整備課長。
◎農林整備課長(大滝一仁) 入倉委員の松くい虫防除後の、要は松枯れをした後の植林の話ということでお答えをさせていただきたいと思います。
特に紫雲寺地域でございますが、ほとんどが民有地ということで、個人の財産ということになりますので、また地域の意向が最優先というふうに考えてございます。今現在地域の方々とそういったことを課題に解決しようという、協議会組織を発足しようということで、実は動きがあるところでございまして、その中でもんでいきたいということで、今後の課題ということでお願いしたいと思います。
以上です。
○委員長(稲垣富士雄) 入倉委員。
◆委員(入倉直作) ありがとうございます。いろんな組織等も立ち上げ、プロジェクト等も取り組まれている組織もあるようでありますので、ぜひその育成も含めて今後推移をしながらお願いしたいと思います。
○委員長(稲垣富士雄) 水野委員。
◆委員(水野善栄) 大変お疲れさまでございます。私のほうから三、四点あるんですけども、まず観光振興課のほう、201ページになります。繰越明許の関係です。誘客促進事業でトップセールスとしてあちこち海外に行かれてセールスしている部分のことだと思うんですけども、728万1,000円という形で決算の部分で出ておりますが、その成果につきまして、これからもどういうふうにつなげていくのかということをお知らせいただきたいのと、次はちょっと頭痛いことかもしれません。渡邉農水振興課長のほうからご答弁いただきたいのは、179ページ、こちらも繰越明許になっております。地域農産物等輸出促進事業の負担金として約1,200万円かかっていると。これにつきまして、米を5.3トンの輸出ということで、これの部分ですけども、非常に高額。最初の立ち上げだから、それは仕方がないんだよということは重々承知しておりますけども、台湾とか、上海とか、そういう部分でこれからも米を輸出していくと、そういう形であると思いますけども、この1,200万の内訳についてお知らせいただきたい。
それと、あと倉島地域整備課長のほうから209ページ、街灯の整備について、約2,000万円かけて街灯の整備されました。これについて非常に町なかが明るくなっていいという話いっぱい聞いております。それで、年間1,999万5,951円という形で金額が出ていますけども、約2,000万ですね。ちょうどぎりぎりでちょうどうまくいっていると。それで、このときの整備状況、何件くらい整備されたのか。それでまた、今後の見通しについてもちょっとお知らせいただきたい。
あと新井田下水道課長、217ページ、下水道の接続促進事業という形で、接続をするためにその嘱託員を2名配置されている。前回もそういうお話も聞いていました。山間地のほうでは接続が非常に困難だ。お年寄りがお住まいになったりして、私たちはそんな接続しなくても、若手は町なかに行っちゃったしなんていう話も聞いておりますが、接続員の現在の成果、2名配置してどれぐらい接続に貢献されてきたのか、それについてお知らせいただきたいのと、今後また接続員について人数をふやして接続をしていくつもりなのか。今現状の2名で維持していかれるのか、それについてお知らせいただきたいと思います。
以上であります。
○委員長(稲垣富士雄) 清田観光振興課長。
◎観光振興課長(清田稲盛樹) 水野委員の誘客促進事業の成果と今後の見込みということについて、まずはご質疑にお答えをさせていただきます。
当事業につきましては、繰越明許ということで、実を言うと平成27年度国のほうからの採択をいただきまして、2月に補正をさせていただいて28年度に実施をさせていただいたという中で、一つの政策パッケージになっているということで、誘客促進事業、それから受け入れを担当するDMO事業、それから外国人支援事業、もう一つは、インバウンドとアウトバウンドをパッケージでやりましょうという中での農産物等輸出促進事業と、この4つを政策パッケージとして実施をさせていただいたということでございます。その中で誘客促進事業といたしましては、国内のまずは商談会に参加ということで、首都圏、それから関西圏に何度かエージェント向けの商談会をさせていただいたことに加えまして、まずは新潟空港に直行便のある都市を狙い撃ちをしましょうということで、ハルビン、上海、台湾ということでお邪魔をさせていただいたということでございます。
この結果でございますが、本年の1月からはハルビンから毎週30人ほどの団体にお越しをいただいて、都合今現在で1,000人を超えている状況ということになっております。それから、台湾につきましては、それぞれ国ごとにニーズが違うというか、考え方が違うという中で、ハルビンについては、実を言うとまだまだゴールデンルート、要は新潟空港に来て東京に行って大阪に行って、そこから帰るというような、ゴールデンルート中心というふうになっておりますので、まずは新発田に1泊をしていただいて、翌日東京に行くための新幹線のところまでお送りをするというような受け入れをさせていただいております。
それから、台湾につきましては、本年度4,000人お越しをいただいているということで、これは企業の団体旅行の誘致ということで、うまく進めることができまして、月岡の大手のホテルのほうに台湾の保険会社の企業旅行ということで、帯で4,000人、帯というのは毎週続けてという意味ですが、4,000人にお越しをいただいているということです。加えまして、韓国ということでございますが、韓国便の時間が変更になったということで、昨年の10月から変わったわけでございますが、これまでは韓国からなかなか送客をしにくい、誘客をしにくい時間帯、夕方に来て朝に帰るというような便だったんですが、昨年は団体ベースの中でどうも動いていたということでございますが、今年に入りまして、当市の一番の魅力というか、ツールということで、新発田、胎内、阿賀野市、聖籠町と組んで、阿賀北ゴルフプランというものを創設をさせていただきました。阿賀北地域には12のゴルフ場があるということで、実を言うとスキーよりもシーズンがすごく長いんですよね。4月から11月ぐらいまで誘客ができるということで、本格的に動き始めたのが9月から動き始めているんですが、2人から4人ぐらいの個人ベースでありますが、一番多いので7泊プラス7プレーということで、7泊新発田にいていただいて7回ゴルフをされるというようなツアーもお越しをいただいているということで、単純に7泊ということは7人お越しをいただいたということと同じでございますし、経済効果もかなり高いということで、それぞれの国ごとにニーズに合わせた誘客をさせていただいているという状況でございます。
以上でございます。
○委員長(稲垣富士雄) 渡邉農水振興課長。
◎農水振興課長(渡邉誠一) 水野委員のご質疑にお答えいたします。
まず、1,200万円の繰越明許なんですが、こちらにおきましては、当課におきましても、平成27年度の国の補正予算ということで、28年度の活動費に使わせていただきました。地域農産物等輸出促進事業に係ります平成28年度の主な活動内容でございます。1つに、台湾で昨年2回ほど物産展が開催されました。そちらへ米を初めとした新発田、阿賀北の特産品を出展いたしまして、台湾のほうでのニーズ、市場調査、こういったものを行いました。あわせて価格、あと輸送に係るコスト、あと輸出に係る手続等の調査を行いまして、結果、米がメーンとなったんですけども、米につきましては、台湾のほうでは日本で販売されている約2倍から3倍の価格で販売されるということで、そう簡単には売れるものではないなということがわかりました。
そんなところで、まず戦略といたしましては、新発田のお米、新発田の農産物、これを台湾のファミマですとか、大手のホテル、こちらの店頭へ並んで新発田をPRすること、もう一つにやっぱり米の輸出ということで、新規需要米、これ生産調整の対象となるものなんですけども、新規需要米と輸出米用として産業関係者との商談の結果、1事業者とつながりを持つことができまして、29年産米におきましては、台湾へ10トンの輸出をすることとなっております。今後につきましては、当然どんどん輸出の数量もふやしていきたいと思いますが、またこれから米の国内需要も減る中で、当然海外への輸出も取り組みの一つになってくると思いますが、農業者がみずから輸出業務に取り組めるような、そういった農業者の育成も考えておりますので、その辺は今農業者と一緒に取り組んでおるところでございます。今年度につきましては、6月に台湾のほうで開催されましたフード台北、こちらのほうに出展させていただきまして、阿賀北の特産品等を出展させていただきまして、また産業関係者の招聘事業、これでまた商談を続けていきたいと思っております。
1,200万の歳出の主な内容なんですけども、まず輸出アドバイザーへの謝礼ですとか、やっぱりどうしても旅費、飛行機、東京から台湾行ったりしますので、そういった旅費と、あと宣伝に係るパンフレット、そういったポスターの製作費、そういったものが今回の支出の主な内容になります。
以上です。
○委員長(稲垣富士雄) 倉島地域整備課長。
◎地域整備課長(倉島隆夫) 水野委員のご質疑にお答えをいたします。
街灯整備事業ということでございまして、昨年度何件ぐらいつけたのかということでございます。昨年度につきましては、172灯を新たに新設をさせていただきました。この事業につきましては、平成27年、28年、29年ということで3カ年の事業ということで、防犯灯の増設ということで取り組みをさせていただいたところでございます。今年度におきましても同様に整備を続けさせていただいております。
あと今後の見通しということでございますけれども、一般質問でも今後の見通しというふうな部分も含めて出ておりますので、そちらのほうでお答えするかもしれませんけども……
◆委員(水野善栄) 一般質問でようございます。
◎地域整備課長(倉島隆夫) 今年度最後ということで、一旦区切りということで取り組みをさせて いただいているところでございます。
以上でございます。
○委員長(稲垣富士雄) 新井田下水道課長。
◎下水道課長(新井田功) それでは、ご質疑にお答えいたします。
接続促進員の成果ということでございますが、平成28年度は2,759件回りまして、246件の接続をいただいたところでございます。それから、今後は接続促進員の人数をふやしますかというご質疑でございますが、現段階で2名の体制を保持したいというふうに考えてございます。
それから、ご質疑の前のお話の中に、訪問する範囲なのでございますけれども、村部のほうには基本的に行っておらないところであります。公共下水道のほうを重点的に回らせていただいております。村部のほうにつきましては、農業集落排水ということもございまして、かなり接続率が高くなってございます。
それから、高齢者のお話もございましたけれども、高齢者だから、若いからということでの行く回数を制限したり、多くしたりしてございませんので、まず均等に回らせていただいておるというところであります。
それから、接続促進員なんですけれども、平成28年度までは嘱託の方2名だったんですけれども、今年度入りましてから嘱託職員1名でございまして、もう一人は再任用の方配属していただいております。こちらの方につきましては、昔下水道課におりまして、非常に下水道にも明るいという職員でございます。
以上でございます。
○委員長(稲垣富士雄) 水野委員。
◆委員(水野善栄) それぞれありがとうございました。
インバウンド、アウトバウンドの関係、本当に観光振興課、農水振興課含めまして、これからも大いに新発田のために誘客を促進していただきたい、そう思っております。その中で多少経費はかかるのはしようがないですけども、大勢の方が新発田の魅力を感じて、新発田にリピートしていただければということがあるでしょうし、米の輸出に関しても、今年度10トンの輸出だということで、恐らく食味を感じた流れの中で買っていただけるんじゃないかと、そういうふうにも思っていますので、一層の事業の促進について取り組んでいただきたい、そう思っております。
地域整備のほうは、街灯の整備ということで3カ年計画、その中で本当ぎりぎりいっぱいの2,000万という年間の予算の中でそれをクリアできた、172灯がプラスされて町なかが明るくなる、これは非常にいいことで、防犯対策につながっていくことだと思いますので、29年度この年で一旦終わるかもしれませんけども、非常にいい内容ですので、今後続けていけるような立場を市長のほうにもお話しされる流れでやっていただきたいなと思っております。
あと下水道のほうはよくわかりました。1名今までいた職員の方が今度再任用という形で、非常に見通しも明るくなる、そういうふうにも感じておりますので、今後とも下水道の接続についてよろしくお願いいたします。
以上です。
○委員長(稲垣富士雄) この件に関しまして関連ありますか。
小林委員。
◆委員(小林誠) 今ほどの米の輸出の話でございますけれども、新規需要米、1法人ということですが、差し支えなければどちらの法人なのかということを教えていただきたいと思います。
それと、観光振興課と農水振興課両方にできればお聞きしたいなと思いますけれども、DMOということで米の輸出、特に台湾のほう取り組まれている。農水振興課も来年の所得補償なくなるということを見越して、新発田稲作農家多いですから、こういったところに力を入れていくということは十分に理解できるところなんですが、果たして農協も含めてですけど、市でどこまでこれを続けていくのか。観光のところで米を売るということ、これをどんどん、どんどんふやしていくというのはきりがないはずですし、農水振興課も稲作農家がしっかりと利益を上げられるような経営体になっていくということが目的でしょうけれども、果たして輸出のところでどこまでやっていくのか、この辺の考えをお聞かせいただきたいと思います。
○委員長(稲垣富士雄) 清田観光振興課長。
◎観光振興課長(清田稲盛樹) 小林委員のご質疑にお答えをします。
まず、DMO活動の中でということでございますが、今回観光振興課と農水振興課の中で切り分けをさせていただいたのは、農作業の現場のほうの生産、それから出荷の部分と、それからインバウンドとアウトバウンドをパッケージにした販売という中で、我々のほうで切り分けをさせていただいてそれぞれ進めさせていただいたということでございます。今ほどのお話にありましたとおり、まずなぜに台湾なのかということでございますが、1つは中国というのは新潟県の食品については輸入禁止措置になっているということで、これは香港を除くということですが、本国については輸入禁止措置になっているということで、こちらのほうから輸出というのがなかなかうまくできないというのが1点。それから、もう一つは、やっぱり中国という本土の中でまだまだ経済ルールというか、商取引のルールという部分の中で、それこそ我々素人が取り組むには非常にリスクがあるという中で、世界一の親日国家と言っていいかどうかわかりませんが、親日地域である、まずは台湾を一つのターゲットにしましょうという中で進めさせていただいたということでございます。
その中で、DMOという一つの稼げる観光地づくりを進めましょうという中で、要は台湾のスーパー等で新発田産コシヒカリという名前を見ていただく、知っていただくというのが実を言うと誘客につながるでしょうという考え方、それからこちらにお越しをいただいた台湾の皆さんに、台湾の何々スーパーというところで新発田産、実を言うと売っているんですよという、この相乗効果ということを狙って観光サイドとしては取り組みを進めさせていただいたということで、将来的にずっと続けていくのかということは、これはまた農水振興課のお考えもあると思いますが、DMOとしてはその間と間をつなぐコーディネート役ということで、実際自分たちが物を買って売っていくということではなくて、そのノウハウを提供できるような組織にしていきたいという思いから、そのような活動に取り組ませていただいたということでございます。
以上でございます。
○委員長(稲垣富士雄) 渡邉農水振興課長。
◎農水振興課長(渡邉誠一) 小林委員のご質疑にお答えいたします。
つながりできたという業者ですが、こちらは北海道の業者でございます。日本にも事業所ございますし、あと台湾、ハワイ、香港、シンガポールと、そちらのほうで精米工場を持つ業者でございます。こちらとのつながりができたメリットといいますのは、関税がかからないこと、あと玄米で輸出できること、そして代金決済が日本円で行えるということで、非常に大きなメリットがある業者とつながることができました。これから国の生産調整目標配分廃止になりましたけども、ことしの農業者の方の取り組みがどれぐらいになるかわかりません。また、過剰な作付が起きる可能性もありますけれども、我々といたしましては、農業者がしっかりとそれぞれで輸出ができるまでということで、昨年から始めたとはいえ、28年度はテスト段階でございますので、まだ始まったばかりですので、まずしばらくは農業者の皆さんと一緒に続けていきたいと思っております。
以上です。
○委員長(稲垣富士雄) 小林委員。
◆委員(小林誠) わかりました。輸出に関しては進捗を私も見守っていきたいというふうに思いますし、特にDMOの関係は市内でやっている観光事業は目に見えてわかるんですけど、ましてや国外でやっていることというのはなかなか我々肌身として感じない。何か視覚的に市民の方にこのようにやっていますよとか、そういう取り組みがわかるような形があるとまたさらにいいのかなというふうに思いますので、要望として言わせていただきます。
以上です。
○委員長(稲垣富士雄) ほかに関連ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(稲垣富士雄) ないようであれば、この際午後1時まで休憩いたします。
午後 零時04分 休 憩
───────────────────────────────────────────
午後 1時00分 開 議
○委員長(稲垣富士雄) 休憩前に引き続き会議を開きます。経済建設関係の質疑を続けます。
質疑ある委員の発言を求めます。
中野委員。
◆委員(中野廣衛) よろしくお願いします。私のほうからは4点ぐらいですか、農水関係等お願いしたいと思います。
農水振興課関係ですが、最初に決算の主要施策の成果説明書の24ページというふうなことで、健康農産物づくり関係でございます。漢方薬原料の薬草の栽培実証というふうなことで載っておりますが、たしかこの漢方薬関係についてはもうどれぐらいたつんでしょうか、六、七年以上はたつんだと思いますけれども、現在どのぐらいの、どういう段階まで進んでいるのかというのをちょっとお聞かせいただきたいのと、今後の方針、見込み等についてお聞かせいただきたいと思います。
2点目につきましては、アスパラの生産拡大の支援事業というふうなことで載っております。生産拡大とは言っておりますけれども、面積の拡大あるいは後継者がなかなかふえないと、そういう状況なんだというふうなのを直接生産者あたりから聞いているところでありますが、生産量の確保のための新植とか改植の支援というふうなことで載っているように思いますけれども、現状についてその辺どんなふうになっているのかというのをお聞かせいただきたいと思います。
それから、同じく新発田野菜ブランドの拡大支援というふうなことで載っております。有力品目の面積拡大に努めたというふうなことで、457アールというふうにありますけれども、大まかな品目の面積内訳等を教えていただきたい。あと、これについても現状どのような方向なのかというのをお聞かせいただきたいと思います。
それから、農林整備ですか、の関係で25ページの有害鳥獣対策についてお聞かせいただきたいと思いますが、猿等にまじりまして、最近ではイノシシの活動というのが結構あちこちから聞こえてきますけれども、その被害エリアといいますか、イノシシのあらわれる地域といいますか、そういったところは現在どの地域まで拡大しているのかというふうなのを教えていただきたい。また、被害の状況あるいは対策というふうなことについてお聞かせ願いたい。また、最近では平場や民家近くの裏山で天然記念物のニホンカモシカが頻繁に目撃されています。その辺についてはどのように把握されているのかというふうなことで、お願いしたいと思います。
○委員長(稲垣富士雄) 渡邉農水振興課長。
◎農水振興課長(渡邉誠一) 中野委員のご質疑にお答えいたします。
まず初めに、健康農産物づくり事業でございますが、こちらの薬草の内容についてでございます。こちらは、この薬草の栽培研究を始めまして、ことしで4年目になります。5年契約ということで、東京生薬会社と契約を結びまして、今、月1回指導に来ていただいております。そんな中で、ことしからはトウキ、シャクヤク、ミシマサイコ、この3品種に絞りまして、今まではどういった品種がこの松岡の地区に合っているのかという、その程度の実証ではあったんですけども、ようやく品種を絞りまして、引き続き実証を続けているところでございます。面積的には、平成28年度におきましては3反8畝、38アール、29年度におきましては1反ほどふやしまして48アールということで、実証を続けているところでございます。ただやっぱりなかなか薬草といいますと、2年、3年、4年ではなかなか製品化ならないのかということがようやくわかってきまして、もうしばらく生薬協会のご指導をいただきながら、松岡薬草研究会の皆さんと一緒に製品化に向けて取り組んでいきたいと思っております。
続きまして、アスパラの関係でございますが、28年度におきましては新植補助した件数でございます。12件で、面積的には9,490平米、約1町になります、1町ほど。改植につきましては、1件で600平米ということで、27年度に比べますと、27年度におきましては22件の新植に対しまして補助しておったところですが、ことしは12件に減ったと、改植につきましては27年度4件の補助をしていたところ、ことし1件だったということで、非常に面積拡大に、それとあと新たに取り組む方が減っております。この辺はちょっとJAのアスパラ部会とも話しまして、やっぱり高齢化、それで病気にかかってそのままもうリタイアするという方がほとんどであると聞いております。ただこれから、やっぱりせっかくここまでブランド化したアスパラでございますので、引き続きブランドを続けていきたいと思っておりますし、まず病気対策とやっぱり面積拡大につきましては、今ハウス化のほうでどんどん移行、まだ全体の1割とは聞いておりますけども、どんどん移行していくのかなというふうに思っております。ただもう一つに、今全国的にアスパラの価格が下がっている中で、新発田のアスパラだけは非常にいい高値で取引されているということで、非常にいい品種のアスパラも育っているということでありますので、またJAと、あと生産者直接みんなで、高齢化でまた担い手とか後継者とか、そういう不足する部分も、いろんな課題がありますけども、皆さんと一緒に考えていきたいと思っております。
続きまして、新発田野菜ブランド化拡大支援事業についてでございます。アスパラ以外の推奨する品目といたしまして、オクラ、ネギ、オータムポエム、ブロッコリー、里芋と推奨してまいりました。ただこの中でやっぱり一番伸びているのが、今がブロッコリーでございます。オクラも県内一の生産量でありますけども、ブロッコリーも水田で作付できるということで、JAのほうの部会の推奨品目にもなっておりますけども、この辺がまず一生懸命、生産量も上がってきておりますし、販売額もふえているところでございます。ですので、アスパラ以外の9品目で28年度の補助実績を申し上げますと、件数的には39件、面積で467アールということでございます。ちなみに販売金額は233万5,500円ということでございます。
以上です。
○委員長(稲垣富士雄) 大滝農林整備課長。
◎農林整備課長(大滝一仁) 有害鳥獣、特にイノシシのご質疑でございますが、まず被害エリアどのようなところかというところでございます。山間部だけでなく、平場にも出現しているところはご存じかと思いますが、28年度の目撃情報、私どもの集計で42件ほどございました。そのうちではございませんけども、13頭捕獲したということでございます。また、個体数等につきましては、イノシシにつきましては猿と違いまして、遊動域というのが決まっていないということで、発信機つけても数を把握できないという状況にございます。非常に難しい個体数の把握ということでお願いしたいと思います。また、状況でございますけども、これもご存じのとおりイノシシにつきましては繁殖力があるということで、こちらが一番の今脅威というふうなことで捉えてございまして、1頭当たり、自然減等、何かの病気等、そういったものがなければ2.8倍でふえるんではないかというふうな専門家の意見ももらっているところでございます。それに対しての対策ということになろうかと思いますが、6月に市長答弁ありましたとおりイノシシについては捕獲も非常に難しい、今の新発田市の個体数、まだ目撃が四十数件、それに対して13の捕獲ということで先ほどお話ししましたが、この13につきましてはほぼ山中まで、山の奥まで入って狩猟をしてとってきたと、しかも冬場でございます。夏につきましては、センサーやおり等かけてもなかなか捕獲ができないということで、今まだ頭数がふえないうちは捕獲をしようと思ってもできないというのが現実でございます。そのような状況で何ができるのかということで、捕獲技術の向上だろうと、それと、おり、またわな免許等の取得者をふやして事前に準備する段階だろうということで、猟友会の方たちと連絡をとり合っているところでございます。
カモシカにつきましては、天然記念物、教育委員会の所管になってございまして、こちら有害鳥獣駆除、あれは有害ではちょっととれませんので、よろしくお願いいたします。
○委員長(稲垣富士雄) 中野委員。
◆委員(中野廣衛) ありがとうございます。最初の薬草関係でございますが、2年から4年、いろいろ研究して何とか商品化というふうな話でございました。私も前にテレビ等で薬草の取り組みというのは見たことがあるんですけど、なかなか商品化するまでに大変で、専属にその薬草会社の方が指導とか何かに来てようやくというふうなのを記憶にしているもんですから、お尋ねしました。ぜひ取り組みを継続して商品化できるようにというふうに思います。
それから、アスパラの生産拡大でございます。お話聞いて、これもなかなか後継者とか高齢化というふうなことで、大変な面はありますけれども、例えば例として、それこそ移住関係で就農とかそういうふうな方も多分あるんだろうと思いますけども、JA等と一つのパターンといいますか、高収益な作目なわけですんで、就農で稲作というよりもそういう経営の体系といいますか、そういうふうなのを組み合わせとか何かで、そういうふうな関係で後継者というふうなことも考えられると思うんで、いろんな方法で取り組みというか、後継者の対策を考えていけたらいいのかなというふうにお話を聞いて思いました。
それから、イノシシも大変捕獲が難しいというふうなことでありますが、猿とかと比べると非常に人に危害を与えるという部分があります。大変な部分ありますけれども、何とかよろしく対処お願いしたいというふうなことであります。
以上です。ありがとうございました。
○委員長(稲垣富士雄) 石山委員。
◆委員(石山洋子) 関連で一つお願いいたします。
農林整備課、有害鳥獣対策ということで、今イノシシのお話を伺いましたけれども、実施隊員規模ということで、ここに追い払いと、また捕獲頭数も先ほど資料提供いただきました。実施隊が設置されてから、追い払いも結構できるようになったのかなというふうに思っているんですけれども、実際に規模の106人というのは実施隊の全ての人数の方たちなのか、そして実施隊の方たちの28年度の活動、具体的なことがありましたら、お話を聞かせてください。
○委員長(稲垣富士雄) 大滝農林整備課長。
◎農林整備課長(大滝一仁) 実施隊の内容ということでお尋ねをいただきました。106人の内訳につきましては、102名が猟友会、4名が市の職員ということで構成なってございます。こちら28年度の活動実績なんですけども、クマ出没に対応した緊急出動が15件、あと一斉駆除等で猿、またカラスの駆除を行った、これが3件、3回ですね、ございまして、18回、出動人員総数でクマの緊急が117名、一斉駆除が236名ということで、延べ353名ということで実績でございます。
以上でございます。
○委員長(稲垣富士雄) 石山委員。
◆委員(石山洋子) ありがとうございました。実施隊の方たちにまた活躍していただいて、捕獲もそうなんですけれども、追い払いのほうもぜひ取り組んでいっていただきたいと思います。
○委員長(稲垣富士雄) 大滝農林整備課長。
◎農林整備課長(大滝一仁) 済みません、追い払いの件でお答えをちょっと失念しました。現在追い払いといいますと、猿の関係でよろしかったでしょうか。猿の加害群と言われます、いわゆる奥山にすんでいる自然界にいる猿ではなくて、人里で悪さをするといいますか、農作物に被害を与えるであろうと言われる加害群というのが18、28年度に2つふえまして16から18に加害群がふえてございます。こちらの加害群をテレメトリーで発信機をつけて遊動域を調査することで、その猿の群れの動きを知って、先回りをして被害を防ごうということでございますけども、この追い払いにつきましては、実施隊については基本的には先ほど申し上げましたとおりクマですとかイノシシが例えば市街地にあらわれたとか、緊急出動が主な実施隊の仕事ということでお含みおきをいただければと思いますし、追い払いにつきましては追い払い専門員、こちら毎日出ていただける方が2人、それと隔日で5人ということで、7名で市内を回っているところでございます。この方たちと、実施隊ではなく、地元の猟友会の方たちと連絡をとりながら連携を図っているというところでございます。
以上でございます。
○委員長(稲垣富士雄) 中村委員。
○委員長(稲垣富士雄) 原商工振興課長。
◎商工振興課長(原祐司) 石山委員のまず1点目、企業コンシェルジュの実態調査について中身を教えてほしいということでご質疑でございます。
実態調査の前段に、いろいろヒアリングの調査とかしまして、若い子、採用される子供たちのうち高卒の子がほとんど、大半だということがわかったり、離職者数がやめる方の大半が3年未満でやめられているみたいな基礎データをベースに、団地内企業11社、従業員約200人に対しまして具体的な内容について、例えば企業内保育というのを今検討を進めておりますが、こういったものがあったら利用するかどうか、そういった質疑。それから、団地内の企業の枠を超えた交流イベントがあったら参加しますかというような質問とか、そういった交流イベントについてはどんなものがいいですかみたいな質問。それから、単独の企業ではなく、団地内全体として研修事業をやるとすれば、どんな研修事業がいいですかというような質問を投げかけてお聞きしております。実際回答とすれば、保育園の利用は大体20%ぐらいの方は利用すると、お子さんいらっしゃらない方もいらっしゃいますし、子育て終わっている方もいらっしゃるので、そういうのを含めて全体の20%ぐらいが利用したいというところでございました。イベントについては大体43%ぐらいの方が参加したいと。内容についてはバーベキューとか日帰りバスツアーとかボーリングとか、そういったものが希望としては多かったようです。それから、研修事業とすれば、団地内の工場見学、要は団地内のほかの会社のところをちょっと見たいということで、そういった希望が多かったり、パソコンの研修をやってもらいたいとか、ビジネスマナーの研修をやってもらいたいみたいな声が多うございました。
これが実は昨年度やった事業で調査アンケートしておりまして、実際に今年度に入りまして団地内の工場見学ということで、実は新崎にある栗山米菓の工場を団地内の従業員の方、四、五十人いたでしょうか、一緒に行って団地内の工場見学をさせていただいたり、本当におとといでしょうか、紫雲寺の記念公園のところで団地組合の初めての事業と会長おっしゃっていましたけど、企業間の枠を超えたバーベキューを実際やったりしております。アンケート、実態調査については以上でございます。
それから、制度融資のところです。動向ということで、非常に動向というとなかなか難しいんですが、実際全体の件数が実は余り伸びておりません。件数が伸びれば景気がいいのかというのもちょっとなかなか難しい判断があるので、一つの目安としまして運転資金、それから設備資金という部門の統計をうちのほうではとってございます。運転資金が実は28年度67%ということでありました。27年度は64%ということで3ポイント設備投資が伸びているという実態がございます。それから、運転資金と併用型のものが27年度8%あったものが、28年度に13%ということで5ポイント伸びているということで、比較的設備投資のほうに推移しているという実態がちょっと見えるかなと思うのと、それから融資の中で実は経営健全化対策資金というのがございまして、こちらにつきましては3期、前年度の売り上げから3期連続で落ちてる方しか使えないものでございまして、こちらの取り扱い件数が実は平成25年度84件だったんですが、平成28年度は42件まで落ちているということは、要は売り上げは落ちてはいないというのはここからもわかるのかなということで、希望的観測を含めて、若干やっぱり景気はよくなっているのかなというふうな状況でございます。
以上でございます。
○委員長(稲垣富士雄) 清田観光振興課長。
◎観光振興課長(清田稲盛樹) 石山委員のご質疑にお答えをいたします。
桜館、農畜産物販売所やまざくらの周知が足りないんではないかということで、PRどんなことをしているんですかというふうなお話でございます。今ほどお話をしたとおり、桜館はドライブインというか道の駅部分と、それから農畜産物の販売所やまざくらと一体的な管理運営をさせていただいているという状況の中で、おかげさまで入り込み数としては年々増加をしてきているということで、平成26年度が約19万7,000人、27年度が21万9,000人、28年度が22万人ということで、微増ではありますが、増加をしていると。加えまして、やまざくらについては売上額が相当に伸びてきまして、26年度が2,200万だったのに対しまして、28年度が3,025万7,000円ということで増加をしてきているという中で、土日は家族連れが非常に多くお越しをいただいていると。平日は固定客ということで、あそこの野菜は新鮮だよね、安いよねということでお越しをいただいているファンの方が多くふえているということでございます。そういう状況の中でやまざくらには移動販売、振り売りというか移動販売をお願いをしておりまして、現在自分たちの野菜等を持って週1回猿橋コミュニティセンターと、それから寺町たまり駅、加えまして今駅前のファミリーマートにそういったものも置いていただいているという中で、そういったことを知った方が実際お越しをいただいているということで、何か周知の広告を打つとかPR宣伝を行うというよりは、口コミでそういったことをお知りをいただいているという状況でございます。
そういう状況の中でドッグランのお話を頂戴をいたしましたが、非常にドッグラン、すごく人気のある施設ではあるんですが、あそこについては残念ながらそうなっていないという大きな原因は、やっぱりハーネスをつけたままにしないとだめだということで、放し飼いができないんです。やはり犬同士がかみついたとかけんかをしたとかということを考えると、なかなかそういうことができにくい実態の中で、もう少しやっぱりやり方が、せっかくある施設なんでないかなということで、こちらについてはもうしばらく我々のほうで検討をさせていただいて、よりよい活用方法を考えていきたいということでございますが、桜館及びやまざくらについては年々入り込み数も増加をしてきているという状況でございます。
以上でございます。
○委員長(稲垣富士雄) 渡邉農水振興課長。
◎農水振興課長(渡邉誠一) 石山委員のご質疑にお答えいたします。
1つ目、農業サポートセンターにおける実績でございますが、人材バンク事業、こちら農業者登録24名、サポーター登録22名ということで報告させていただきましたが、成果といたしましては、うち4名がマッチングに成功しております。延べ246日。就労支援のほうですが、こちらジョブトレーニング活動実績ということで、年間計42回、延べ人数で105名でありましたが、9名で4名が就労に結びついております。
続きまして、新・農業人の関係でございますが、決算額についてでございます。これは関東方面で開催されます就農フェア、こちらのほうに参加させていただきます旅費、あと消耗品、PR用にポスターですとかそういったものをつくりますので、印刷製本費ということと、もう一つが新・農業人の事業の中に今新規就農で準備型で年間150万円、2年間を限度としてやっている国の事業があるんですけども、こちらIターン者に限って新発田市のほうで市の単独で年間90万円を支給するという支援事業を行っております。こちら今対象者が新発田市内1名いらっしゃいます。30代の男性で紫雲寺地区のほうでイチゴの研修をされている方でございます。
以上でございます。
○委員長(稲垣富士雄) 新井田下水道課長。
◎下水道課長(新井田功) 自然災害防止事業についてご説明をいたします。
去年の当初に比べて金額が減っているので、何か事業減らしたのかなという、そういうご質疑でございます。実はそのとおりでございまして、新発田川雨水幹線整備事業、当初計画をしておりました。豊町で実施をしている工事でございまして、雨水対策のため幅1,500ミリ、深さ1,300ミリの水路を約50メートルぐらい設置をするという工事でございます。その中で安全に工事をするために水路の外に矢板を打って工事をするんですけれども、ちょうど矢板を打つ法線に倉庫がございまして、その倉庫を補償するということで計画しておりました。ところが、その倉庫なんですけれども、持ち主の方が景観的に重要なものではないかというお話がございまして、またそれ引くとか壊すとかというお話等になりまして、なかなかその辺の整理ができなかったということがございます。そんなこともございまして、平成28年度につきましてはその事業費落とさせていただきまして、また今年度新たにその事業費入れさせていただきました。その中でまた倉庫の持ち主の方とご相談をするなり、またほかの工法でできないか検討してまいりたいと、そのように考えてございます。
○委員長(稲垣富士雄) 菅
農業委員会事務局長。
◎
農業委員会事務局長(菅一義) それでは、農業者年金の関係の質疑でありますが、まず旧制度の場合ですと経営移譲ということで、経営移譲しなければ上乗せをもらえなかったという制度がありますが、現在の制度につきましては通常加入と国の支援を受けられる政策支援加入、2種類がありまして、通常加入のほうにつきましては自分で掛けたお金を65歳になれば経営継承しなくてももらえると。ただ、国の政策を受けた場合、政策のいろんな条件で受けた場合については経営移譲した段階で、65歳と限らず、70でもいいんですけども、経営移譲した段階で国の支援分は受けられるという。そんなことで、通常の農業者老齢年金については農業をやりながらでも65歳から受け取れるということになります。
あと、促進の方法については、これは農業委員が直接、農業者の方が、自分のエリアの方が農業者年金に加入していないようだと、一生懸命農業頑張っていれば農業者年金に入ったほうが有利だよということで直接戸別訪問等をしながら話をして、農業委員が直接推進しているという内容であります。
以上であります。
○委員長(稲垣富士雄) 湯浅副委員長。
◆委員(湯浅佐太郎) 関連で2つほどお聞きしたいと思います。
最初の
新発田企業コンシェルジュモデル事業がございまして、これ予算のときも話をしたかと思いますし、今現在聞かせていただいた食品工業団地において総合的な支援を行うということで、コンシェルジュというのは子供のコンシェルジュもありましたし、教育のコンシェルジュもありましたんで、今お話を聞くと、私ハローワークとか、商工会議所とか、団地の企業の方々が協力し合って、例えばどうやったら人を連れてくるかとか、この会社はこういう会社だから、いいよとかという形のコンシェルジュだと思ったら、勤めた人間に対して中の交流だとか、それから工場見学だとか、パソコンの使い方だとか、行政というのは、実は商工の方々大変あれですけど、産業に関していろいろ頑張っていただくことは大事なことだとは思うんですけど、これは行政がそこまでやるべきものなのかということについて、課長、大変申しわけありません。ことしから工場見学が始まったというふうに返事をいただきましたんで、何を求めて、そこまで行政が手厚く勤めている方々に行政が予算つけてやんなくちゃいけないのか。これハローワークだとか商工会議所だとか、企業の方々の労働組合がやるような話をしなくちゃいけないもんで、もともとどこに行きたいのか。それで、今後本当にそういった形でまだまだやるのかということについて、ちょっと済みません。一言伺いたいと思います。
それからもう一つ、「新・農業人」支援事業なんですが、これも実はIターン、Uターン、Jターンでみらい創造課やら定住促進でもやっていることでありますし、それから実は市民まちづくり支援課でも言うところの地域おこし隊という形で農業支援等々、定住促進でやっていらっしゃることです。農水ですから、いろんな形の項目の補助金があったり、予算があったり、事業があったりするので、それはそれでやっているんだということはあると思うんですが、以前から市長もおっしゃっていますように要するに横の連携でどうやったら連れてこれるかという作業を多分していらっしゃると思うんです。ですから、ここの事業で100万がどうのこうのという話じゃなくて、たしか関東に行くのも市まちの方々も行ってやっていらっしゃったり、だから同じことやっていると思うんですけど、別々にやっていらっしゃるのか、ちゃんと協力し合ってやっているのか、そこだけ1つお聞かせいただきたいと思います。
○委員長(稲垣富士雄) 原商工振興課長。
◎商工振興課長(原祐司) 湯浅副委員長の質疑にお答えしたいと思います。
行政のほうでどこまでやるかと。なかなかこれ難しいところで、本来であれば民間の営利な部分について行政はほぼやることは本当はないのかもしれません。ただ、国がこうやって仕事をつくったり、例えば雇用対策、先ほどの女性環境雇用整備事業につきましても働きやすい職場環境を税金を投入してつくって離職防止、要はイコール、最終的には定住に結びつくみたいなところまで今行政のほうは入り込んでいるんだろうなというふうに思います。こちらのコンシェルジュ事業につきましては、先ほど申しましたのはどちらかといったら離職防止のための一つの手法というもので、当然雇用のほうも、今団地内の企業11社でやっておりますけども、大手も2社ほどございますし、ちっちゃいところは例えば自分とこで就職用のパンフレットつくるのも結構大変な事業者がいたり、そういったところもありますので、そういうのをまとめてつくるに当たりまして、工業団地のとこにコンシェルジュ1人置きまして、その方が企業のとこにあちこち行って、社長と常に連絡、ニーズを拾いながら本当に職場環境どう整えていくか、雇用環境をどう整えていくかというのを相談しながら進めているというのがこの事業になってございます。そのほか本当にいろんなところ、要はトータルで中小企業が悩んでいる部分、ところをまとめて解決できれば、本業に専念していただいて、最終的に稼いでいただいて税金を納めていただけるという部分まで、トータルの産業構造の部分で、そこまでちょっと大きなことは言えませんけども、気持ちとすればそのぐらいの気持ちを持って進めておりますので、その辺ご理解いただきたいというふうに思います。
以上でございます。
○委員長(稲垣富士雄) 渡邉農水振興課長。
◎農水振興課長(渡邉誠一) 湯浅委員のご質疑にお答えいたします。
定住関係のみらい創造課、地域おこし協力隊の市民まちづくり支援課と連携して取り組んでおります。それぞれ一緒にフェアに参加するなどして、農業の説明の部分は農水振興課、定住の住宅補助の関係等については定住促進室といったように連携して取り組んでおります。
以上です。
○委員長(稲垣富士雄) 関連、入倉委員。
◆委員(入倉直作) 確認の意味であれですが、サポートセンターはまだJA北越後と連携をしているのかその点1点と、今の新規就農の部分で、ここに青年支援もあるわけですけども、先ほど紫雲寺地区に、菅局長が課長当時に私も質疑した経緯もあるんですが、たしか新潟市の人間でありましたよね。それが新発田市に従事していれば補助金出すということでありますが、そういう部分に関して非常にハードル高い部分があろうかと思う中に、意外と当てはまれば市外の方でも新発田市に従事していればこういう補助対象になるということですが、その点ちょっと見え隠れするものですから、その点ちょっとあわせてお願いします。
○委員長(稲垣富士雄) 渡邉農水振興課長。
◎農水振興課長(渡邉誠一) 1つ目の農業サポートセンターのJAのかかわりなんですけども、今でもJAのほうからは負担金をいただいております。それで、うちの負担金と両方で運営をしています。
もう一つ、新規就農の関係なんですけども、こちら新発田市に在住すると、住居を構えるということが、それがまず条件でございます。
○委員長(稲垣富士雄) 小林委員。
◆委員(小林誠) それでは、何点かお願いしたいと思います。
まず、商工振興課、原課長、お願いします。169ページ、雇用対策推進事業です。こちらでございますけれども、今まではこれできた背景というのは求人倍率も低くて、なかなか仕事が見つからないというところで、そこを応援するためにという経過あったと思うんです。ところが、少子化でありますので、労働力全体が今少なくなっている状況で、買い手市場から売り手市場へというところで、従前のやり方で果たしていいのかという部分を非常に思います。資料でも有効求人倍率1.15ということでもらっています。これは、パート除くですけども、恐らく今県の速報値1.25ぐらいで、パート入れればもう新発田市としても1.3とか4とかいっているんじゃないのかなと思うんですけれども、そういった中で雇用対策という部分、先ほども課長おっしゃいましたけども、離職防止、まさにそういったところにあると思うんです。どうやって新発田の企業を新発田の方が選んでいただけるか、そういう方向に持っていくべきじゃないのかなとも思うんですが、その辺の考え方を教えていただきたいと思います。
そして、191ページの
工業団地誘致促進事業、西部に関しては全て完売したということでございますけれども、完売しているときにもう廃業が出てしまって、そこで民民の売買もあったようでございます。実は新発田の持ち物から新たに買う人にはさまざまなメリットがあるんですけれども、これもし廃業して残ってしまったと。民間が買いたいという、中古物件の売買のときには全くさまざまな補助制度が使えないという状況なんですけれども、中古の民民の売買に対してはどのようなお考えであるか教えていただきたいと思います。
そして、201ページの
空き店舗出店促進モデル事業、これはチャレンジショップの話でありますけれども、再三市長の声も聞きましたけれども、今ほど来SNS等々、電子商取引に移行してニーズ変わっているという総括はもらいましたが、184万という予算をかけて、全く空振りでしたというのは何かそんな客観的な評価でいいのかなという、私は個人的に思いますけれども、その辺市の対応として不備等なかったかお聞かせいただきたいと思います。
203ページ、
まちなか賑わい創出事業でございますけれども、軽トラ市、札の辻、28年度は途中で新庁舎もできたということで、途中から中心市街地でやっていたものを札の辻に寄せていくということで、今は本当に札の辻でばかりやっているわけですけれども、札の辻でやって、確かに入り込み人数上がった。これでにぎわい創出になったという評価で果たしていいのかという部分だと思います。商店街、個店の努力だと言いますけれども、今後もまた札の辻のイベントをどんどん重ねることで中心市街地がにぎわったという評価をされるのか、この辺の総括をお願いしたいと思います。
次に、観光振興課、清田課長、お願いします。199ページのほうで観光協会、新発田は月岡の観光協会、新発田の観光協会それぞれ3,300万、5,400万出ておりますけれども、この双方の役割、新発田の観光協会も月岡とも関連していると思いますし、月岡は月岡がメーンでしょうけれども、この双方の役割、どのように有機的に結びついてやっているのか、この2つのあり方というのを教えていただきたいと思います。
197ページの紫雲の郷の関係ですけれども、紫雲の郷、三セクのときも質疑させてもらいました。市民の方から露天風呂、屋根が欲しいなという声が多うございます。決算を踏まえてですけれども、今後お考えがあるかどうかお聞かせいただきたいと思います。
そして、農水課、渡邉課長お願いします。チームしばもんというのがございますけれども、120万ほど支出されているようです。ホームページ等々も私も拝見しましたけれども、どんなことに120万支出されているのか、またここに参加したいという農家の方いたら新規参入ができるのかどうなのか、その辺お聞かせください。
あと、地域整備、倉島課長、お伺いします。215ページの河川維持管理の決算と223ページの水害防止対策事業に関連してでございますけれども、水害対策ということで990万計上されております。この8月の末に1つ水害と言っていい災害も起きたわけでございますけれども、水害対策全般としてどのような成果が上がったかということをお聞かせいただきたいのと雨水に関して、これも整備事業入っておりますけれども、同じく8月の25日ですか、市街地であちこち、あれはもうゲリラ豪雨みたいな降り方でしたけれども、少し冠水があったというところで、雨水排水の整備事業に対して成果のほどをお聞かせいただきたいと思います。
以上でございます。お願いいたします。
○委員長(稲垣富士雄) 原商工振興課長。
◎商工振興課長(原祐司) 小林委員から4点ほどご質疑をいただいております。
まず、第1点目、雇用対策推進事業ということで、大きな中身とすれば離職された方の離職のセミナーと、それから高校生、大学生のインターンシップのマッチング事業、これ2つ大きくやってございます。確かに委員おっしゃるとおり本当に今有効求人倍率高いです。県ではもう1.5を超えていますし、新発田地区も最新ののでもう1.4近い状況になっておりまして、完全雇用状態と言っても過言ではないというふうに思っております。ただ、そうかといって離職者がいないことはないんで、離職者に対するそういうフォローアップ的な講習はやっぱり必要だろうなというふうには思っております。インターンシップにつきましても、実は企業のほうは若い子欲しくてしようがないということで、やっぱり何かあって、来てもやめてしまうというのも課題としてありまして、マッチングの第1段階としてミスマッチを防ぐためのインターンシップ事業というのはやっぱり続けていきたいというふうにおっしゃっている企業が多いんです。ただ、学生がもう来てくれないというのはちょっと課題として残っております。だから、そこの部分はもっとうちのほうでやっぱり学校と連携しながら、地元の企業に1日でも2日でも長くインターンシップしていただいて、まずミスマッチ、まず知ってもらうことから始まると思いますけども、その部分については継続的に続けていかなきゃだめなんだろうなというふうに思ってございます。
それから、工業団地の誘致促進事業につきまして、西部完売したけども、民民に対して助成金はどうなのかということで、実は私どもも同様に思っておりまして、これ28年度に実は民民売買につきましても取得助成、ちょっと金額のものにつきましては何億という上限を、当然新発田市の工業団地を先売らなきゃだめなんで、新発田市の団地の優遇率のほうが高いんですけども、取得助成につきましても、それから例えば中古物件で買って、そこの更地買って工場建てたり、増設したりして新規雇用があれば、そこのところについても固定資産税を助成金として差し上げるような制度つくってございます。ただ、それはやっぱり市有地から比べるとちょっと低いというような状況になってございます。
それから、空き店舗の対応ということで、これは本当にうちのほうちょっと反省しなければだめだというふうに思っております。実際、ただうちのほうも会議所のほうがなかなか仕事忙しくてもう受けられないということで、うちのほういただいてから、実は初めてだったもんですから、かなりプレスリリースも19回ほど4月から8月にかけまして、例年の多分三、四倍は例えばホームページ掲載、広報しばたの掲載、プレスリリース、定住のパンフレット、それから応援サイトへの記載、ポスターの掲示、フェイスブックの記載とか、エフエムしばたの放送依頼とか、さまざまうちも頑張ったんですけど、まだまだ頑張りが足りなくて、結局ご相談はあったんですが、やはり進出まで、やりたいというとこまでちょっといかなかったと。いろんな話があって、やっぱり共同店舗型なもんですから、ちょっといろいろ心配されてやめられたという方もいらっしゃったり、相談まではいったんですが、実際に入らなかったというところでございます。うちのほうもちょっと反省しなきゃだめなんですが、やはりニーズがちょっと変わってきているということで、新規創業者の方、やっぱり町なかだけじゃなくて、それこそ紫雲寺地区とかかなり若い子創業していますし、月岡なんかでも新しい店舗が出てきておりまして、そういったニーズにうちのほうお応えすることが今までちょっとできなかったもんですから、どうせであればこれだけチャレンジショップの、一生懸命頑張ったんだけども、なかなかうまくいなかったんで、これを原資に、そちらの拡大した部分に助成金として差し上げたらもっとよくなるんじゃないかなということで今年度から変えたところでございます。チャレンジショップについてはこんな感じでございます。
それから、
まちなか賑わい創出事業、要は札の辻の活用の部分になります。これについては確かにおっしゃるとおりここだけにぎわっても、外がにぎわわないんじゃないかと。おっしゃるとおりだと思います。ただ、何かきっかけがなければやっぱりちょっとこの先進めていけないので、ここの部分につきましては大事な本当にまちの顔のど真ん中でございますので、ここをベースにやっていきたいなというふうに思っておりますし、ことし1月から始めたのではありますけども、実際もう既に自分で民間が手挙げて使いたいという事例も、それこそ夏に美容師さんが自主的に使っていただいたり、女性の起業家の方が友達集めてやったりとか、あとトヨタが新車のイベントのPRを平日ですけども、やってみたりとか、当然皆さんご案内のとおり毎日のように子供たちがああやって遊びに来ていますし、労金がそこで説明会をやったり、陽だまり苑が夏のお盆の民謡流しの練習をここでやったりとか、その間子供たちが遊んでいたり、最近ですけど、またカレー屋が出てきたり、ちょっとずつ自主的な動きが出始めてきているんで、まだ実は1月から9月のあれですので、まだ半年ちょっとしか進めさせていただいておりませんので、これからもうちょっと頑張って、この波を広げていきたいなというふうに思っているところでございます。
以上でございます。
○委員長(稲垣富士雄) 清田観光振興課長。
◎観光振興課長(清田稲盛樹) 小林委員のご質疑にお答えさせていただきます。
新発田市観光協会と月岡温泉観光協会の役割ってどんなふうになっているんですかというふうなお話でございます。これ正直言って、平成15年の合併の中でそれぞれが独立をしながら運営をしていくということでございますが、まずは月岡温泉観光協会につきましてはある意味プロフェッショナルの集団という中で、加入をされているのは旅館の皆様、それから飲食店の皆様等々で構成をされて、かなり特化をした、月岡温泉にこだわった取り組みをされているということで、ある意味我々としては月岡温泉があってこそ観光が成り立つというか、観光のプラットホームというふうな位置づけをさせていただいているということで、そこが魅力的でなければ新発田全域の観光というのはある意味成り立たないという中で特化をした活動をしていただいているということで、近年はご承知のとおり旨、蔵、香、田という4つの新規店舗をあけていただいて、それをきっかけにしましてファサード、要は外壁を少し黒くしたり、茶塀化をしたりということで、私まちのにぎわいが復活をしたという非常にモデルケースになっているんじゃないかなというふうに思うぐらい最近は多くの方が歩いているということで、まずは月岡温泉観光協会については月岡の魅力づくり、魅力的な観光地づくり、そしてPR、誘客ということに特化をしていただいているということでございます。新発田市観光協会については、一方では月岡温泉にお泊まりをいただいた方をいかに市街地もしくは市内各地に送客をできるのかというのが実を言うと一番大きなミッションでございます。ただ、なかなかまだそこに至っていないという中で新発田まつりであったり、あやめ祭りであったり、桜まつりであったりという、どっちかというとまだイベント中心の取り組みではありますが、本年度からはとりわけわかりやすい取り組みの一つといたしまして、先ほどご案内をいたしました韓国のゴルフプランというものがあるんですが、これ旅館の宿泊とゴルフ場の費用を全部パッケージにしまして、実を言うと新発田市観光協会が全部韓国のエージェントからご注文をいただいて、新発田市観光協会がそれぞれ旅館とかゴルフ場に予約をとって、それの手数料を頂戴して自己資金というふうな格好で回していくというようなスキームをやっているということで、新発田市観光協会は第3種の旅行業法の免許を持っているということで、そういった活動もできるということで、月岡の皆さんは旅館を取りまとめてください、新発田市観光協会については取りまとまった旅館とゴルフ場を結んで、料金を設定をして、予約をとってというような一連の流れをつくっているというような役割分担になっているということでございます。
それから、紫雲の郷の露天風呂ということでございますが、ご案内のとおり紫雲の郷については施設の改修というのが近年非常に高額になってきているという状況がありまして、指定管理料に加えまして毎年ポンプの入れかえ、GHPの取りかえ等々の中で、露天風呂の屋根の設置というのが当然それなりの誘客のあれにはつながるということではございますが、まずは優先すべきは施設を運営をするための必要最低限の施設の補修ということに振り向けるということで考えさせていただいておりまして、まずはそういったものが一段落をする。それから、皆さんが今自主事業でやっておられるフグの養殖等の中で自己資金を生んでいただきながらそういったものに振りかえていただくというのが我々としては理想的な展開なのかなというふうに考えております。
以上でございます。
○委員長(稲垣富士雄) 渡邉農水振興課長。
◎農水振興課長(渡邉誠一) 小林委員のご質疑にお答えいたします。
首都圏等販売促進支援事業、チームしばもんということで活動しております。平成28年度の活動実績におきましては、まず10経営体でチームをつくっております。首都圏の文京区の西片、谷中での販売活動、こちら西片のほうの町会、町内会なんですけども、こちらのほうとつながりができまして、定期的な農産物の販売会、あとそちらのほうで開催されますお祭りにも出店させていただいております。そもそも目的が、これは農業者が生産だけにとどまらず、みずからが販売先のツールをふやすことで有利販売の実現に貢献するものということで、このチームしばもんの皆さんと一緒に取り組んできました。今実績もできつつあります。27年開始の事業でございまして、3年ということで、ことし一旦終了ということにはなりますけども、発展すれば、もう少し研究とか調査必要であればということは考えておりますけども。あと新たな参加者ということですけども、そういった方いらっしゃればご相談いただければ。ただ、今のチームの方の当然ご了承、ご了解要りますので、ただやってみたいという方いらっしゃればご相談いただきたいと思います。
以上です。
○委員長(稲垣富士雄) 倉島地域整備課長。
◎地域整備課長(倉島隆夫) 小林委員のご質疑にお答えをいたします。
水害対策、または河川維持管理の部分で、今回の雨を踏まえて全般的な総括というふうなご質疑でございますけども、まず水害防止対策事業につきましては以前から冠水する路線、道路等がございましたもんですから、早いころですと平成21年ごろから計画を立てまして、市内約10カ所ほどの冠水の対策を計画をさせていただきました。これまでに8カ所ほど今整備のほうは終わっておりますけども、いかんせん大まかに言うと1級河川の中田川沿いの部分の冠水が多いということで、中田川まで通じる部分の一部整備というふうなものも行ったわけでございますけども、先日の雨ですとなかなか排水機場をフル回転しても、水位が上がってきている状況だということで、水が中田川にはけ切れないというふうな状況があったわけでございます。それらも含めまして、水路の維持管理これからも進めてまいりますし、また私どもの河川管理部分の新発田川初め法定河川以外の部分もあるわけでございますけども、その辺の維持管理につきましても予算枠の中でしか動けないとは思うんですけども、日々管理をして、なるべく水害のないような状態にしていきたいというふうに考えておりますので、ちょっとなかなか整備のほうが進まない、管理のほうが進まないというご指摘もあるかもしれませんけども、私どもも一生懸命施設の管理について努めさせていただきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○委員長(稲垣富士雄) 小林委員。
◆委員(小林誠) それぞれお答えいただきまして、ありがとうございました。
雇用対策の関係ですけれども、やはり離職者対策というのは非常に大事になってくるのかなと思いますし、それこそ離職する方というのはやっぱり女性、特に出産を機にというのが非常に多いということですんで、やはり育児、子育てがしやすい企業がこれからは選ばれていくのかなと。もう首都圏は実際そうなってきていますので、ぜひ担当課いろいろまたがっていますけれども、ぜひ協力し合って、知恵を出し合って、そういった意識啓発に努めていただきたいとお願いしたいと思います。
あと、水害防止対策事業ということで、本来市長からの行政報告で今回いただきたかったなと思っておりますけれども、決算の場ですので、地域の要望さまざま上がっていると思います。金山川についても昨年もうぎりぎりまであふれそうになっているということで、要望を地域で上げたそうでございます。これは、要望ですけれども、本当にこれ判断難しいとこですけれども、ぜひとも未然に防ぐような、また取り組みをお願いしたいと思います。
以上です。
○委員長(稲垣富士雄) この際、午後3時15分まで休憩いたします。
午後 2時59分 休 憩
───────────────────────────────────────────
午後 3時15分 開 議
○委員長(稲垣富士雄) 休憩前に引き続き質疑を行います。
質疑ある委員の発言を求めます。
宮崎委員。
◆委員(宮崎光夫) いろいろあるんですけれども、またの機会にして、1点だけお願いしたいと思います。
201ページの
フィルムコミッション推進事業ということで、課長の説明では2本の映画についてかかわったと。成果説明には、新発田の魅力を全国に発信し、経済効果の創出を図ったというふうに成果を説明しております。何の映画だったんでしょうか。1本はわかるんですけど、あとどういうふうな効果があったというのか、お願いいたします。
○委員長(稲垣富士雄) 清田観光振興課長。
◎観光振興課長(清田稲盛樹) 宮崎委員のフィルムコミッションに関する質疑にお答えをいたします。
平成28年度は映画が2本、それから1本大食い選手権で、これテレビ番組なんですが、大きなものだと3本というふうに認識をしております。その中の映画2本というのは、1本は「ミスムーンライト」ということで、これは新発田市の女子高校生が新発田のまちおこしをするという、イオンの亀田店で1カ月ぐらいのロングランをしたということで、かなりの発信効果はあったんだろうというふうに考えております。
それから、もう一つは清水園で撮影をしました「ゆめのかよいじ」ということで、小野小町の半生を描いた映画ということで、これは日本では公開をしないで、海外の映画コンクールですか、そういったものに出展をするショートムービーというふうなことでお話をお伺いをしております。一応当市では、パブリシティーによるメディアの露出効果ということで、要は通常これを広告宣伝費とすると、どのぐらいの経費がかかりますかということをベースに要は広告料ということで算出をさせていただいておりますが、メディアの露出等々で約800万ぐらいの要は通常広告で広告料を払ってやるとそのぐらいの費用がかかるだろうということで、露出料ということで効果を測定をしていることに加えまして、ミスムーンライトにつきましては、1カ月間月岡温泉にご宿泊をされまして、ロケ隊が撮影をしていたということでございます。40名程度のスタッフということでございますので、1日例えば滞在費が1万円だということであれば、直接的なことであれば40人掛ける1万円掛ける30という1,200万円程度の経済効果はあっただろうということで考えております。
以上でございます。
○委員長(稲垣富士雄) 宮崎委員。
◆委員(宮崎光夫) 実は、亀田のイオンで初日に私行ってまいりまして、というのも月岡温泉のいつも行く床屋のマスターがうちの孫出るんさねというふうな話だったもんですから、それで行きまして、当日行ったら物すごいいっぱい並んでいまして、これちょっとぎりぎりに行ったんで入れないかなと思ったら、ミスムーンライトのお客様と言ったら、こちらへおいでくださいといって、たったったと行って、入ったら20人から30人ぐらいだったという実は、そんな感じでして、映画の内容はなかなか難しいというか、何を言いたいのかなというふうな感じの映画でありました。1カ月のロングランというふうにはおっしゃったんですけれども、意気込みはたしか全国ロードショーというふうな感じで私も聞いていましたけれども、これちょっとなという、長徳寺でひょう柄のビキニで空手の演武をやったりとか、そんなこともありましたけれども、何を言いたいのかなという感じで、要は盛り上がりがやっぱり携わった皆さんはもちろん盛り上がって一生懸命頑張っていたと思うんですけれども、それが市民あるいは市内外になかなか広がらなかったというふうなことだったと思うんです。それこそその前々かな、ストロボ・エッジなんかは棚ぼたで別に誘致したわけじゃなくて、たまたま有村架純が余り売れてしまって北九州に行けなかったと、そういう行き来ができなくて白羽の矢が芝高に立ったというふうなことで、こっちのほうは物すごくかえって波及効果があったと思うんです。なかなか北九州なんていうのは、本当に政令指定市ですし、8人のスタッフで専門の課があるというフィルムコミッションのというところでありますんで、余り政令指定市で権限なんかも大分違います。直接比較はなかなか難しいと思いますけれども、観光振興だけじゃなくて、それこそ図書館戦争とか、MOZUなんかもみんな北九州なんですけれども、これから壊す病院とか、それを壊す前に使ったり、だから私も役所せっかく壊すときに、うまくやってくれればよかったのになというふうに思ったぐらいです。だから、これから公共施設等総合管理計画で、どんどんいろんな建物壊さざるを得ない、その辺うまく連携とって、観光振興だけじゃなくて、ほかの他の部局あるいは市民の皆さんと連携して、うまくいい映画を誘致して、広く本当にそれこそ成果が出るような新発田の魅力を全国に発信して、経済効果、創出を図っていただきたい、激励と要望にしたいと思います。
以上であります。
○委員長(稲垣富士雄) 入倉委員。
◆委員(入倉直作) 確認事項なので、端的にお願いします。
新エネルギーとは、193ページですが、非常にあれなんですけれども、どういうふうに受けとめればいいのか、その部分の観点を1点お願いします。
167ページなんですが、職能短大ですけれども、本当に前から私思っていまして、市長にも4年制大学を目指していくこともずっと言っているんですけども、いろんな形でもっともっと新発田市には凸版今名前変わりましたかな、そういう方々、また企業との連携でこれ生かすことが十分できるかと思うんですが、その点そういう視点で見方をどんなふうに考えているか、お願いします。
渡邉課長、早目にということですから、大事な市長にも言いましたけど、今回の有機資源センター、毎回なんですが、もう少しです。要は民営委託、私が言いたいのはそこなんです。三セクなり、民営委託というものがまだ3,000万弱ぐらいのマイナス事業でありますが、もうちょっと頑張れではそこそこペイできれば民営委託というふうになると思うので、その点本当に必要的な施設でありますので、必需品になりましたし、まだまだどこが足りないのか、その一歩課長やっぱり目指すことは大事になると思うので、そこを今後に向けて当然市長にも聞きたいんですけど、一般質問でしようかなと思うんですけど、とりあえず課長の。今回30年問題が出ました。私どもこの資料もいただいたんですが、余りにもぼわっとしていまして、転作云々に関してはいろんな事業、いろんなサポートをしながらやっているのは、やっぱりどうであれ稲作がかなめでありますので、その点伝わらないとどうもこうもなりません。何でもかんでも主食米つくればいいという、私も代表質問はしましたんですけども、その点だけ、考えだけでいいですのでお願いします。
大滝課長にお願いしたいんですが、派川加治川は事業を終わったのかなと思うんですけども、負担金が出ているので、どんな聖籠町となるのかなと思うんですけども、この点ちょっとおやと思ったもんですから、お願いします。
それと、181ページの湛水防除事業で大井川の湛水防除がたしかちょっと脳裏にあったもんですから、その行き先だけちょっともしわかる範囲内であったらお願いします。多面的機能は、所管でお聞きします。