柏崎市議会 > 2002-11-01 >
平成14年学園まちづくり特別委員会(11月 1日)

ツイート シェア
  1. 柏崎市議会 2002-11-01
    平成14年学園まちづくり特別委員会(11月 1日)


    取得元: 柏崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-11
    平成14年学園まちづくり特別委員会(11月 1日)               学園まちづくり特別委員会会議録 1 日   時  平成14年11月1日(金)午前10時30分 1 場   所  第1委員会室 1 出席委員   委員長     矢部 忠夫   副委員長    阿部  博          五位野和夫   霜田  彰   真貝 維義   吉野 芳章          金子 錦弥   中村 明臣   丸山 敏彦   以上9人 1 欠席委員   な  し 1 特別出席   議長 高橋 照男 1 委員外議員  北岡 逸人   飯塚 晴紀   宮崎 栄子   若井 恵子          武藤 司郎 1 説明員    〔総合企画部〕          部長     伊藤 要一          (学園まちづくり事業推進室)          室長     砂塚 定廣          室長代理   木村  保          係長     本間 良孝 1 事務局職員  主  査   桑原 浩文 1 議   題  (1)産業団地基本設計概要報告について
    1 署名委員   吉野 芳章  丸山 敏彦 1 開   議  午前10時30分 1 会議概要 ○委員長(矢部 忠夫)  おはようございます。ただいまより、学園まちづくり特別委員会を開会したいと思います。  本日の署名委員、吉野委員と丸山委員にお願いいたします。 (1)産業団地基本設計概要報告について ○委員長(矢部 忠夫)  しばらくぶりなんでありますが、きょうの開会の趣旨は、御案内をいたしましたように、産業団地の現状について、当局の方から現況について報告をしたいと、こういう要請がありましたので開かせていただくわけであります。  この問題につきましては、実は先回の特別委員会が6月18日でありました。そのときには、主要には美術館の問題について御論議をいただいたわけでありますが、その会議の最後の方にですね、産業団地の進捗状況、どうなんだという御質問がありました。当局、すぐ用意していないということで、後日報告するということで、各委員並びにその他の議員の皆さんには、6月24日付だったと思いますが、産業団地の現状についてということで資料が届いているかと思うわけであります。その後、そのことについての説明をしていただく機会を失したわけでありますが、今ほどお話を申し上げましたように、当局側から状況も少し進んでいるので話をしたいと、説明したいと、こういう申し出がありましたので開かせていただくわけであります。そういうことでよろしくお願いしたいと思います。  それでは、当局の方からの御説明をいただきたいと思うものであります。  砂塚室長。 ○学園まちづくり事業推進室長(砂塚 定廣)  今ほど委員長から説明がございましたように、産業団地のことについて現況報告を詳しく説明をいたしたいということで、私どもから要望させていただいて、きょうの委員会を開催させてもらうことになりました。大変ありがとうございます。  それでは、お手元に資料が2ついっておるわけでございますけども、最初に柏崎フロンティアパーク基本設計、概要をごらんいただきたいと思います。これは名称がフロンティアパークになっておりますのは、これは地域振興整備公団がこのような名称を今後使っていきたいというような形で提案がされたものでございます。柏崎市といたしましては、産業団地という名称で進めておるところでございます。  それでは、まず1ページをお開き願いたいと思います。1-1で基本事項。柏崎学園ゾーン環境共生公園)との調整ということでございます。これは以前にも報告させていただきました。ちょっとこちらの図面をごらんいただきたいと思います。皆さんの資料にも4ページに同様な図面が入っておりますけども、説明の都合上、少しこの図面で説明をさせていただきます。まず、1-1での配慮事項の中で、①に「湧水の谷」への考慮、それから、調整池の位置及び形状変更とございます。このことは、これが産業団地、そしてこの下流側に環境共生公園ができるということで、環境を大事にする公園と、山を開発する産業団地との開発調整をどのようにバランスするのかということの命題を与えられておりました。そのために、環境共生公園から見たロケーションを最優先したいということで、まず、湧水の谷というのは、この部分が湧水の谷でございまして、この湧水の谷に隣接する緑地部分、これを50メートルと。通常30メートルでいいわけですけども、これを50メートルをとることにしましたということが、この第1点でございます。第2点目の、調整池の位置及び形状変更でございます。この団地の調整機能をここ1カ所にまとめました。まとめたために大変大きくなります。大きくなるものを、できるだけ最小限にする方法はないかということで、後ほどまたこの流量調整池の方で報告させていただきますけれども、できるだけ小さくする。その小さくするということは、今までもう少し、田んぼ2枚ぐらいまで、この辺まで出っ張っておったんですけども、これをここに現況農道がございますけども、ここまで引っ込めるということで規模の縮小をすると同時に、ここに土堰堤、ロックフィル型の土でここをもって、水をせきとめる池になるわけですけども、この土堰堤の堤防高さを下げるということの配慮をしまして、環境共生公園側から見たロケーションを改善いたしましたということであります。それがために、この全体の幹線道路を、少し海側の方に振り込みまして、ここで田尻工業団地と接続する道路に取りつけるために、以前の図面は直線で皆さんにお示しさせていただきましたが、道路を向こう側に寄せたために、ここにカーブが入りましたという配慮でございます。これが環境共生公園側を優先したための配慮ということでございます。  それから2番目の埋蔵文化財です。これは工科大学のときにも遺跡が出てまいりましたので、当然この地も遺跡が出てくるだろうということで、今、私どもは予備調査の中では、大善寺の塚群ですね、大善寺というのは大体、この辺の下軽井川の向班という班がございますけど、この辺のところですね、この辺のところが大善寺ですね。それから下ケ久保は塚と、それから製鉄遺跡の兆候が見られるということで、下ケ久保のC、Dというのは、およそこの辺のところです。それから、縄文式土器ですね。これは大した数はなかったんですけれども、少し縄文集落ということでシヨリ田A地点で縄文土器を採集とございますが、大体この辺の地区ですね。この辺の地区一帯、こういうところで事前の調査で遺跡があるということがわかったということの報告でございます。  それから、次の2ページ、2ページでは土地利用計画で①で基本方針基本方針にはいろいろ書いてございますけれど、具体的には②の土地利用計画工場用地工場用地は1ヘクタール以上のロットを3宅地、05ヘクタール以上1ヘクタール未満のロットを10宅地、05ヘクタール未満のロットを13宅地確保すると。また各ロットは必要に応じ、02~05ヘクタール程度の分割が可能になるようにするということでありますが、これはロットというのは宅盤の割のことでございまして、今まで田尻工業団地ですと、1区画3ヘクタールとか、かなり大きな面積をしつらえて分譲するという計画だったんですけど、今後の工場、研究施設も含めた企業立地を考えた場合に、大きなロットでは分譲がなかなか難しいという判断をいたしておりまして、小さなロットにしたと。それで最高でも1ヘクタールと、1町歩に抑えたということです。なお、分割が可能となるようにというのはですね、例えばここの道路に面しているところは、ここに1本背割りを入れますと、これが倍の分割になるわけですね。ここも背割りをいれることができますと、そういうことで背割りを入れることによって、さらに小分割のロットが可能ですということで、柔軟なロット割ができるようなロット配置をさせていただいたということであります。  それから、2番目の公園。公園は北側公園南側公園、およそ開発の3%とりなさいということになっておりますけども、まず北側は、ここの位置のことですね。ここに018ヘクタールの公園をつくると。南側公園というのはここなんですが、ここに068の公園を設置するということです。この公園の意義は、主に北側公園は、この産業団地のための利用を主目的に考えると。南側の公園については、これはシンボル的な公園としながらも、非常にちょっと高台になる公園でありますので、こちらにできる環境共生公園と連携した形の公園をしつらえるという基本的な考え方でございます。  それから、次に3番の道路です。道路の幹線道路田尻工業団地の出口のT字路、ここに小松エストさんが買った土地がありますが、例の信号があって、富士ゼロックスの角地のところからずっとここに来ておりますけども、ここでT字路で接続をしまして、これを16メートルの幹線道路にすると、とりあえずは今、ここの広域農道で暫定的に連絡をし、将来的にはサテライト2号線として、こちらの工科大学を経て、県道野田西本線に接続をするという構想の中で、この幹線を位置づけてございます。  それから、区画道路の12メートルは、この道路ですね。こういう区画の道路、あるいはここにもう1本ございます。この辺のところは12メートルにしますよと。現道の市道は、現道をうまく利用しつつ、改良を加えてこの中の区画道路に使えますよということでございます。  次に4番の緑地。緑地は大きく自然緑地造成森林に分かれます。この図面での色分けで見ますと、自然緑地を周囲に30メートルの帯のゾーンで囲ってしまいましょうと。それで自然緑地というのは、現況の雑木林をそのまま手をつけない。薄い緑色の表示のところはそのまま手をつけないというところです。それから、造成森林は30メートルの帯が足りないところを、造成した後に将来自然緑地に返るであろうという植え方ですね。樹木高で1メートル以上の樹木形成をしたいということで、新たに造成したものの帯、これが少し濃い目のグリーンで表示されておるものであります。そのほかは、それぞれロット割のところにはこういう法面のところの緑化は入りますけども、大きくは自然緑地造成森林に分かれますということであります。  それから、調整池につきましては、これは開発に伴う雨水流量ですね。木が生いているときには流出計数が抑えられて、保水性が高いわけですけども、木を切ってしまいますので、短時間に水が流出してしまう、そうすると開発前の流出量と開発後の流出量を30年確率で計算をしていただいて、洪水調整のための流量調整池をここに、1カ所につくるということです。それでこれは現在、ここに谷千沢川というのがあるわけですけども、この川をこちらの道路際に移しながらも改修をしていって、放流河川につなぐと。後ほどまたこの話は出てまいります。  それから次の土地利用面積は、全体で面積の合計欄を見ていただきますと2806ヘクタール、28町歩という面積割合が、一帯、それぞれ工場用地、道路、調整池、公園緑地と、どういう割合で形成されているかというものを示したわけでございまして、28ヘクタールのうち、およそ半分の532%、これが分譲になりますよということを端的にあらわしているわけでございます。  それから、緑地についてもかなり大きく緑地をとりまして、緑地の合計が658ヘクタール、234%ということで、緑地についても十分に配慮をいたしましたという土地の利用状況でございます。  それから、次のページの中で5ページ、1-3、道路計画道路計画基本方針が出てますが、これはこの地図をちょっと図面をごらんになっていただきたいと思います。まず太いルートから水平の上段が国道8号線、それから左サイドには国道353号線、右サイドには国道252号線と、そして国道8号線に並行して北陸自動車道柏崎インターという骨格でありますと。そして鉄道につきましては、柏崎駅、それから、ずっとアングルに回って下にきて安田駅という中で、JR信越本線と越後線に接続をするという。それからあとは、交通アクセスの補助的な幹線としては、左サイドの上の柏崎駅の上部、柏崎市街地というところから県道野田西本線が1本アクセスし、それから大変この地区のシンボル道路になりました鯨波宮川線が、産業団地環境共生公園工科大学のこちら、北側を経ながら鯨波へという、巻き込んで、至上越というところにアクセスするという形の道路アクセスと。  では具体的に、学園ゾーンの中はどうなるのかということですけども、学園ゾーンについては、少し1点鎖線で中央部に囲ってあるところに、新潟工科大学産業大学環境共生公園とありまして、今回の産業団地開発区域、ここのアクセスにつきましては、ぜひこの広域農道柏崎インターまでアクセスを延伸することが必要ということが1つの課題でございます。それからもう1つは、市道9-1号線、これは右側に国道252と並行して走っている道路ですけども、これと田尻工業団地と、先ほどこの図面で説明しましたこの主幹線、これを整備をしていくことによって交通アクセスを確保したいと。なお、この図面の中で国道8号バイパスがまだ未供用になっておりますけども、次はこれを実線で表示をさせていただきたいと思っております。  次に6ページには、そのことを具体的に、アクセス経路を図示させていただいたものでございます。それから、道路配置計画は、先ほど説明いたしました幹線道路、それから区画道路と、現況が市道9-201と書いてありますのは、この下軽井川からこちらの県道鯨波宮川線に貫通する道路のことでございます。そのようなことで、道路設計の基本的な道路規格としましては、幹線道路区画道路とも、第4種第3級という設定で、このような設計仕様で計画をいたしましたというものでございます。  それから右のページにいきまして、では16メートルと12メートルの道路の幅員構成はどうなっているのかということですが、16メートルの道路は、3メートルの車線を2車線、それに路肩を15メートル、植裁帯を15メートル、歩道2メートルと、左右対象の幅員構成になっております。それから区画道路12メートルについても、車道幅員は同じですが、路肩を10、歩道を20と、歩道部分、路肩部分を少し狭めた構成になっております。  次に、3)の舗装構成。交通量区分ですけども、ここでは幹線道路交通区分はA交通、区画道路交通区分はL交通ということで交通の区分を決定したということであります。  次に8ページ。8ページは設計CBRと、ちょっと少し専門的な用語になっておりますけども、これは、設計CBRというのは、地盤の支持力を端的にあらわすものというふうに考えてほしいわけですけども、3%で設定するということで、以下舗装構成が載っております。  次の図面は、今のものを図面で説明したものでございまして、田尻工業団地に取りつくところは、山から田んぼに下りるということで、5%の道路勾配になっているということであります。通常252の、例えば安田の跨線橋の勾配、あの辺が6%ですから、ややそれよりも1ポイント下がるというものにとらえてほしいと思います。  それから、なお、こちらのところなんですが、少し説明しないとわからない部分がございます。ここに広域農道があります。ところがここが沢田の田んぼで地盤が下がっておりまして、ずっと道路がここが一番低くなっております。一番低くなったところへ高台からの道路を取りつけますと、取りつきません。そのために、この広域農道を再改修をするということで、この部分で、一番低いところで約6メートルの盛土をし、道路を田んぼ側にせり出しながら、ここの部分は再構築をさせていただきますというところが道路計画のポイントになります。それから、道路で地区内というのは、この色塗りの中の道路が地区内道路、地区外というのは田尻工業団地に取りつく、これは地区外ですので、いわゆる公団事業からは切り離しますよと、これは柏崎市でやってくださいという部分が地区外でございます。  次のページは、各種の供給処理計画でございます。時間の関係もございますので、ポイントだけに絞らさせていただいて、まずここは水道の計画はどうなるのかということで、右側の図面をごらんいただきたいと思います。水道の計画は、現在の田尻工業団地で水道管がずっと実線で書いてある、そこでとまっているところがございます。この安田城跡の近くのところにガス水道局の配水池がございますので、この配水池を利用させていただきますと。新たに配水池をつくらないで、この配水池を活用し、口径200ミリで管線を引き、区画道路には150ミリの支線、補助管線を引きますという給水計画ですと。給水量については左のページ、10ページの中ほどに計画給水量の算定ということで、1日440立米を見込みましたということでございます。  次は、次のページの12ページ、12ページはガス、電力、通信について、それぞれ、ガスは市のガス水道局より供給を受けたいということ。たまたまこの図面でよりますと、ここから産業大学に入る市道がございますけど、この角のところにガスガバナーがございます。ガスの圧力を調整する機能があるわけですけど、ここから引っ張りたいということです、ガスは。電力については東北電力より、それから、通信についてはNTT東日本よりという引き込みを想定をしております。  次に③は、雨水排水計画です。雨水排水計画については、2)の排水システムで図示されておりますように、まず雨が降ります。雨が降りますと道路、宅地、緑地と雨が落ちます。それを道路はL型側溝に集め、宅地は宅内排水路に集め、緑地は緑地端末の水路に集めというふうにして、ずっと集めてきた水が、雨水管を通して調整池に流れ、そして下流河川、谷千沢川に流れていきますという系統図を示したものであります。  次の13ページは、計画雨水流出量の算定。雨は強い雨もあります、弱い雨もあります。そういうことで強い雨で算定すれば雨量はいっぱいになります。そこで、どこかで基準を設けなければなりません。そのために降雨強度、降雨強度というのは雨の降る強さのことでございますけども、確率年は10年に1回の雨で計画水量を算出いたしました。なお、調整池は30年確率で用意してあります。  次が汚水排水計画です。汚水排水計画については、次の図面をごらんいただきたいと思います。汚水の方は右側の図面でございまして、基本的には団地内で下水道汚水管を付設をいたしまして、それを公共下水道につなぎたいということであります。それから、左手の方の図面は、先ほど説明しました雨水の管、雨水の管を別途、分流式ですので雨水管は雨水管で整備をいたしますということで、600ミリとか450とか集まってきて、調整池に入るときには1,350ミリになりますという系統を示したものでございます。なお、公共下水道の接続につきましては、この図面でいいますと、このガバナー室のあるところまでは団地の方でもってきて、以下、下流については県道鯨波宮川線に接続する地点、そこまで延伸をする必要がございますということで、次のページには、地区外への下水道の接続ルート、ここになりますと下水道が9-201号線に口径300ミリ、30センチの管が接続になりますということであります。  それから、1-5の、次の17ページの公園・緑地計画につきましては、先ほど少し説明をさせていただきました公園の位置づけと、導入機能が書かれております。主に下段の導入機能・施設の検討のところで、北側公園オープンスペース、芝生広場、休憩施設、修景施設、植裁・花壇、安全管理の門、柵、照明というような、基本的なものが盛り込んでございます。  次のページ、18ページになりまして、上段には北側公園の平面的な配置機能が、いわゆるコミュニティ機能オープンスペース、修景機能というものが書かれてございますし、中段には南側公園の概要です。南側公園シンボル施設修景施設、モニュメント、芝生広場。その他は、あとは展望施設等、回遊施設が若干違いますけども、休憩施設等北側公園と同じ考え方です。内容は少しグレードが違ってまいります。  次の図面は、公園の緑地配置計画です。これは先ほど、造成森林並びに自然緑地について、こちらの図面で説明させていただいたとおりであります。  次のページ、20ページにつきましては緑地計画ということで、先ほど説明させていただきました自然緑地造成森林のことが記載されております。割愛させていただきます。  次の21ページ、1-6、調整池計画。これについて割と事細かく書いてございますけども、この真ん中の図面を見ていただきたいと思います。真ん中の図面に、産業団地から出てきた水が、調整池を経て、谷千沢川、大谷千川、堀内川、軽井川と、水が集められていく系統を示しました。軽井川は鵜川を放流河川としております。そこで私どもは、環境共生公園の景観配慮と、できるだけこの流量調整池を小さくしたいということと、現在、谷千沢川、大谷千川は未整備でございます。これらの水路の改修も、ここの団地造成に絡めて一挙に解決したいという課題を持っておりましたので、そのことを踏まえて検討させていただきました。それで、21ページでいうと、下流河川の改修検討ということで、いろいろ記載されてけおりますけど、それを端的にまとめたのが22ページの表でございます。22ページの上段の表、これはケース1、ケース2でまとめてございます。ケース1というのは、この図面でいいますと、こちらの調整池がケース1、いわゆる下流の河川を改修しないで、ここで調整池だけで賄ってしまおうという考えがケース1。それからケース2の方は、下流の河川改修を同時に行いましょうよというもののメリット、デメリットを比較したものでございます。表に戻っていただきまして、下流の河川改修を行わなければ、下流の河川が現在持っている流下能力というのは非常に小さいわけです。小さいわけですから、下流河川を守るためには、調整池を大きくして、水をチョロチョロと流さなければなりません。そのために洪水調整量が7万4,000立米という非常に大きなものになります。それを一方、ケース2では、河川の下流河川を改修いたしますと、2万4,000立米で済むということで、ここで5万立米のカットができますということです。同様に、大きければ調整池の面積も大きくなる。それから、調整池が大きくなれば、産業用団地として分譲できる面積が小さくなると。そして、大きければ工事費も用地費もかかるということで、約1億600万の差分が出たということで、ケース2でいくことになりましたということが、この意味づけでございます。  次の、4の調整池の設計等については、今のことを書いてございますが、3番の流量調節容量の中で、算定の結果、2万7,000とするというのは、中ほどの設計堆積土砂量3,000立米、調整池には雨水とともに土砂が入ってまいりますので、その分3,000立米を見込み、容量を2万7,000立米としたということでございます。  それから、右側の堤体の設計でございますが、ダム形式、フィルダムとするということです。フィルダムロックフィルダムですね、石張りが通常多いんでございますけども、ここの場合は現在の土を使った、土堰堤というふうに理解をいただきたいと思います。しかし、これは非常に地盤がよくございません。よくないために土堰堤を盛り込みますと、次のページに書いてございます、次のページになかったでしょうかね、後ほど出てまいりますけども、18メートルほどの圧密沈下が起こってしまいます。土の重量で田んぼが沈み込んでしまうということで、次のページに書いてございますように、69メートルにわたって、このハッチをくれてある部分ですけども、ここを地盤改良をして、その上に堤体をつくりますということです。この場合の地盤改良は、現在のところサンドコンパクションパイルを予定しております。サンドコンパクションパイルというのは、土中に砂を打ち込みまして、砂の柱をつくるということで、砂の柱の口径は700ミリ、長さ69メートル、これを大体アングル配置になっておりますように、172、1メートル70ちょっとの間隔でそういう砂の柱をつくることによって、土堰堤で圧密沈下、18メートルが沈下するのを防ぎたいというものでございます。  それから右のページ、25ページにいきまして、下流河川における改修断面の検討です。先ほどの検討結果、ケース2を選択いたしましたので、下流河川をどのように改修するかということで、まず最初の谷千沢川は、その表に出ておりますように1メートル掛ける1メートルの排水路にします。ふたつき排水路になります。それから、大谷千川は16掛ける16になりますということでございます。  次のページは、1-7の造成計画。造成計画のポイントは、山の木を伐採した中で、土量を移動するわけでございます。土量の基本方針は、この中で土量をとる分、いわゆる切土といいますが、取る分と、盛土をする分の、切り盛りバランスを均衡にするという基本方針の中でやっております。  それから、②造成計画には、今まで申し上げたようなコントロールポイントの中で2)の土工定規、このことはちょっと申し上げておきたいんですが、この産業団地の地盤、若干地盤の緩みを危惧しておるところがございますので、法面については、このように1対15、それから、1対1.8というような緩やかな斜面形成をとりたいと。また、森林側の切土法面は1対2とするというように緩斜面の土工定規を設定させていただきました。  それから、③の土量計算。土量計算の中で注目しなきゃならないのは、②の踏込沈下、特に水田は湿地田が多いですので、20センチは踏込沈下で沈むだろうと。それから、3番目の圧密沈下は、先ほど説明しました流量調整池を盛土すると、18メートルの沈下を設定いたしましたということでございます。  次の27ページに移っていただいて、土量の切盛計算、ここではこの表で、三角印ですので1万5,600立米ほど土量が足りませんですけども、実施設計に当たっては、もう少し切盛バランスを均衡させて、持ちだしゼロ、持ち込みゼロというバランスをとりたいということでございます。  次の④は、軟弱地盤の検討で、次のページをめくっていただきますと図がございますけども、先ほど流量調整池で軟弱地盤対策が必要と申し上げましたですけども、道路の部分でも、田んぼに接続する道路の部分、ちょっと囲み込みのハッチがくれてある部分が3カ所あります。まず図面の一番上の方にB-1断面というところ、これは造成盛土が田んぼの中に食い込んでまいります。ここのところは地盤改良が必要と。なお、調整池の周辺のB-2断面、ここが地盤改良が必要ということで、地盤改良の構造は次の29ページ、ここではサンドコンパクションパイルと違って、今度はセメント系で混合処理をし、地耐力を増強させるということで、深層混合処理工法というのがございます。これらを使ってやりたいと。ここでは、例えば1メートルのコンクリートのまざった土中をつくりますということでございます。ピッチについては記載のとおりでございます。それらのことが述べられております。  次に、31ページの概算事業費でございます。概算事業費につきましては、まず公団がやります事業が上段に、それから関連公共事業として、私どもが、市が責任を持ってやらなければならないものを下段に示させていただきました。公団の部分については、1)調査設計費、2)造成用地費、3)造成工事費で、それを集計した4)が直接建設費の合計でございまして、22億3,500万という直接建設費が、概略で算定されました。それから、関連公共事業につきましては、道路、道路となっておりますのは、地区内の道路と地区外の道路を区分けをしてございます。それから、3)の雨水排水、4)汚水排水、5)上水、6)調整池工、7)公園、8)ガス、9)広域農道広域農道は地区外という取り扱いでございます。これらを合計いたしますと、24億300万という合計額になりました。それから下段のアステリスクに、公団に工事を委託する場合は、上記のほかに委託事務費が加算されるということを添え記させていただきました。このような形で公団から報告がございましたというものでございます。  それから、次のページ、最後でございますけども、32ページ、今後の事業スケジュールを記載させていただきました。本年、14年度に事業採択を受け、再三申し上げてまいりましたように、ことし、年が明けて1月から3月にかけて、いわゆる14年度末にかけまして用地取得をさせていただくと。それから、一番早いものでは造成工事の準備工、若干の木の伐採をしながら、できるだけ15年度の早い段階での文化財調査につなげていきたいということであります。それから、15年度の実施設計、それから、造成工事の山場は整地工になりますけども、整地工が16、17と整地工に入ります。道路につきましては15年度から18年度にかけまして、その他、それぞれ雨水排水、汚水排水、上水道、調整池、公園、ガス、広域農道と、スケジュールを示させていただきました。当面のものとしてはここに記載をさせてもらいましたように、準備工のほかには調整池の工事をまず真っ先に入りたいと。これは造成に伴って雨水量が変化するわけでありますので、工事災害を未然に防止するためにも調整池工事に最初に着手をしたいという考え方でございます。  以上の報告が、これが10月21日に地域公団から示されたものでございます。なお、報道関係者の皆さんにお願いがございますけども、31ページに示されました概算事業費については、まだ我々が事業申請をしてない段階でございまして、公表できる段階にないということを、ぜひ御配慮をいただきたいと思っております。  次に、立て続けに申しわけございません。もう1冊の原子力発電施設等立地地域産業振興計画の概要というものが、もう1冊配られているかと思います。これは今までの委員会でも説明させていただきましたように、市の関連公共下水道、24億のものを、原子力関係の特別交付金を充当したいということで、資源エネルギー庁と打ち合わせをしているところでございます。今のところは、上限を25億とするという大枠の中で、この特別交付金の活用を、これから申請していくわけでございますけども、そのためには、資源エネルギー庁では、新潟県と柏崎市の、基本的には県の方からの上程でということになりますけども、地域の振興計画を打ち立てて、これを今後、資源エネルギー庁が主催する外部審査会に諮り、外部審査会で承認をされる必要があると。そのために、この産業団地の位置づけがどのような、新潟県並びに柏崎市における産業振興計画に該当するのかということの計画を上程をしなければなりません。そのようなことで、今ほど基本設計の概要で説明しましたものを中心に、ここに取りまとめたものでございます。それで、この中には少し公園の関係パースであるとか、そういうものが少し違って折り込んでございますし、少し補足説明をさせていただかなければならないところは、12ページをごらんいただきたいと思います。いろいろこの産業団地の取り組みの中で、市長は市の単費充当を最小限に抑えていきたいと。できるだけ公団事業並びに原子力の特別交付金を活用した事業を行いたいというふうに申してまいりました。しかし、全然単費を使わないというわけにはまいりません。そこで12ページの2番、事業費財源内訳というところでございますけども、市が行う関連事業のうち、柏崎市負担1億6,693万1,000円、これは柏崎市の単費負担が出てまいりますということでございます。これの主なものは、まず補助金を、こちらの図面で言いますと、補助金を使ってつくった広域農道を、さらに2次改修をするということは補助金の二重投資になるということで、それができないということで、こちらのかさ上げの要する費用、それから、ガスにつきましてはプロパンガスという代替があるということで、それは認められないということでガス事業、それから、ちょっとこの図面で図示できなくて申しわけございません。こちらの大谷千川、谷千沢川で堀内川につながるところがございますけども、一部390メートルにわたり、農林の排水事業が390メートル間整備されております。そこも補助金で整備された関係上、二度目の改修は単費を使わざるを得ないということで、約1億6,600万の単費充当が出てくるということを説明、追加をさせていただきたいと思います。  以下は振興計画に基づいて、どのようにして補助金、交付金を充当していくのかという資料でございますし、それから、最も、国並びに今後開催される委員会でも注目されているのは、産業団地をつくってからどのような工場の誘致が可能なのかという、企業立地の見込みの的確性というものが強く求められるだろうと思います。今、資源エネルギー庁から入っている連絡によりますと、11月8日に資源エネルギー庁の第1回目の外部審査会を開催するという通知がまいっております。委員の方、五、六名というふうに伺っておりますけども、それぞれ関係する大学教授、あるいはコンサルタントからの代表とかというメンバーになるようでございますけども、この振興計画で説明をしたいと思っているところでございます。今年度の予算で振興計画の委託料を認めていただいた、1つの成果品として報告をさせていただきます。  以上、説明をさせていただきました。 ○委員長(矢部 忠夫)  長い、また専門的な説明であったわけでありますが、いただきました。  じゃあ、これから質疑ということになると思うんですが、質疑に移ります。  真貝委員。 ○委員(真貝 維義)  基本的なことから、まずお聞かせいただきたいんですが、当初と調整池の位置が変わったということですが、全体的な枠組みの中では、環境共生公園部分に入り込んで調整池をつくると言ったときと、全体の面積は変わっているというか、地形は変わらないんですか。変わっているんですか。その辺の説明がなかったようなんですけれども。 ○委員長(矢部 忠夫)  砂塚室長。 ○学園まちづくり事業推進室長(砂塚 定廣)  説明が少し足りなかったようであります。失礼いたしました。地形は少し変わっております。変わっておる部分は、この田んぼ2枚ほど、前はここのとこまで調整池として使いますというふうな計画で出ておったんですが、それをここまで引っ込めることになったと。それは調整池が小さくすることができたということの要因でございます。そんなに大きな面積ではございませんけども、四、五反は引っ込んだと思っております。 ○委員長(矢部 忠夫)  あの、あれですか、それは前の資料で、これは大分前の話かな。この資料がいつごろだったけな。去年の段階か。 ○学園まちづくり事業推進室長(砂塚 定廣)  ええ、去年の段階と比べてもらうと引っ込んでいると思います。 ○委員長(矢部 忠夫)  こっちの何だっけ、北側といいますか、軽井川側は変わってないという。 ○学園まちづくり事業推進室長(砂塚 定廣)  はい、変わってございません。その後の説明の中で変わったところはここだけでございます。 ○委員長(矢部 忠夫)  そこだけだと、ここだけということですね。  真貝委員。 ○委員(真貝 維義)  その、いわゆる調整池から下流域に流すということで、水量的なものが足りないから河川の工事をするんだということですが、今の説明書の中では、どこからが改修して、どこを改修しないんだか、この図面の中では、説明なかったのでわかんないんだけども、この説明書の中では、改修区間というのはふたかけコンクリート水路にすると、こういうわけだよね。今、団地の調整池だからということでそういう言い方をしたんだかもしれないけども、全体的な部分で見れば、その下には環境共生公園が入ってきて、ずっと川が流れていくわけですよね。せっかく環境共生公園で、環境に配慮したものをつくっていこうというのに、河川の工事になったら相変わらずのコンクリート護岸みたいなものをつくってですね、それは皆さん方は、そのエリアだけが環境に配慮すればいいんで、あとはどうでもいいのかという、やはり基本理念がおかしいといつもおれ言うんだけど。そこのところは、これはやっぱりちゃんと今回の工事の中では環境に配慮した工事をしていかなければ、僕はいかんと思うんです。コンクリートのふたをかけるのがいいのか、悪いのかということもあるけどね、その辺のところはどういうふうになるのか、もうちょっと具体的な説明を、図面をつけて、今持っていれば出してほしいし、持ってないんであれば後でそういったものを見せていただきたい。これがまず1つ。これはどうですか。 ○委員長(矢部 忠夫)  砂塚室長。 ○学園まちづくり事業推進室長(砂塚 定廣)  図面が十分でございませんけど、資料の21ページをお開きいただきたいと思います。先ほど、資料21ページで調整池計画を説明させていただきました。それで、産業団地の調整池から右側に谷千沢川、それから水平方向に大谷千川、そして、堀内川という経路で流れるわけでございますけども、真ん中の大谷千川が堀内川に合流する矢印から上流方向に390メートル、この区間を再改修をするというものでございます。後ほど詳細な図面は提示をさせていただきたいと思っております。  それから、2番目の環境共生公園との配慮ですけども、これは私どもが盛んに、皆さんのまた意向も最大限参考にさせてもらいながら、公団との折衝をしてまいりました。それで、最初は排水路で出てきたんでございます。排水路じゃあまずいと、まずいといいますか、環境共生公園とマッチしないということで、暗渠構造にしてほしいという要望をさしていただいておりましたが、今回の基本設計の中では、それが間に合わないということで、ふたがけというような暫定的な方法で、そういうことで私は要望してまいりましたんですが、排水路ということで、今の結論が出てまいりました。今後は環境共生公園と、東京電力が今基本設計を進めている中で、ぜひその辺のバランスはとってまいりたいと。これから基本設計から実施設計へ入るわけですから、もちろんコストの問題もありますけども、環境優先の中で考えていきたいというように思っておりまして、若干、そのような配慮に対しては、東京電力の事業費の中からも支出させてもらう配慮が必要になってくるのではないかと思っております。十分配慮させていただきたいと思っております。 ○委員長(矢部 忠夫)  真貝委員。 ○委員(真貝 維義)  造成的なことというのは技術的なことだし、あとはそれにかかる費用ですから、当初私たちが、これ何年、11年でしたっけ、11年に出してもらったやつから比べるとどうなんですか、事業費的にはアップしているんですか、それとも同じぐらいの金額で造成できるということなんですか。いわゆる公団がやる以外のところと、今ほど話があって、立地地域の産業振興の交付金でやるんだということなんだけども、これについてはまただれか言うだろうから、おれはこれを使うのかどうのこうのということは余り言わないことにして、どうなんでしょうね。今までの事業費的なもので示されたものとは、どういうふうになるんですか。 ○委員長(矢部 忠夫)  室長。 ○学園まちづくり事業推進室長(砂塚 定廣)  今まで皆さんに報告をされたものと、基本的には土木工事費はそんなに上がっていない。むしろ物によっては下がっているという傾向にあるわけですので、大枠の変化はないわけですけども、今まで皆さんにお示ししてきたもの以外のものですね、関連の公共事業については、細目が示されておりませんでした。その後、柏崎市の方で、例えば水道はどのくらい、下水道はどのくらいというような見積もりをして出しましたので、金額的には大幅にふえていると。大幅に上積みをしたものが初めて出てきたという状況でございます。 ○委員長(矢部 忠夫)  真貝委員。 ○委員(真貝 維義)  私ばっかりやっていて申しわけないんですけど、じゃあ、大体この説明の、技術的な部分というのか、財政的な部分については、大体これで要望してやっていきたいんだというのはわかりましたけども、その団地に対する基本的考え方、最後の方で室長ちょっと言われたけども、今の経済状況、またいわゆる国内の産業形態の状況の中で、私は個人的には、柏崎市の地域が発展していくためにも、こういったことで団地はある意味では必要だろうと、僕は個人的には思っています。だけど、皆さん方は今までのような企業誘致を考えているんであれば、多分この団地はうまくいかないと思うんです。これは、つい最近の雑誌ですけども、全国で1,000カ所、工業団地が売れ残っている。原っぱになっている。いわゆる地域整備公団、地域整備公団がやった団地でも、いいときもあったわけですね、100%完売したときもあったわけだからあるんだけども、要するに4分の1以上が売れ残っているという、要するにうちが今やろうとしている整備公団がやったところですね。今までどおりの物の考え方で本当にいいのかなということを、いわゆるこれから工事をしていくんだから、事業をやっていくんだから、確かに事業も予算つけてやっていくという、皆さんそっちの方に、今重きがあるんだろうけども、この団地を成功させていくための本当のソフトというのかな、物の考え方、理念というのかな、ここが本当にしっかりしてないと、つくったはいいけど原っぱになってしまうという、この辺はどんなふうに考えておられるか。どんなふうに取り組んでいってるのかというところを、部長もおられますからぜひとも。
    ○委員長(矢部 忠夫)  霜田委員。 ○委員(霜田 彰)  関連、いいですか。  うちは霜田産業という事業をやっているもんですから、そういう面では地域整備公団の方から、ぜひこっちの団地に出てくれといういろいろなパンフレットが来るわけですよ。それで過去の話で、整備公団はノウハウがあるから非常に誘致には有利であるという話を聞きます。しかし、例えば上越市、あるいは三条市、最近企業が結構進出しているというのは、どっちかというと、その市の職員が非常に一生懸命やってた過去の経緯があるから今来ているんだという、それを踏まえて今の話をあわせてお聞きしたい。 ○委員長(矢部 忠夫)  室長。 ○学園まちづくり事業推進室長(砂塚 定廣)  私ども、この産業団地を県に相談し、いろいろと取り組みを説明した中で、県が一番心配していたのはこのところでございました。それから、公団の事業として取り組むに当たりましても、公団側も一番このことを心配していたわけであります。それで、今回、産業振興計画を立てるに当たっても、ここのところを一番重視して策定をさせていただきました。今までそのことに一番熱意を注いできた本間が、その辺のことを詳しく少しつかんでおりますので、本間の方から少し答弁させますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(矢部 忠夫)  係長。 ○係長(本間 良孝)  今、公団事業、予定でいきますと12月中に事業要請し、そうすると明けた1月には、国に彼らが承認申請をして採択を受けるという段取りになるんですけれども、その採択が終わった後に15年度に入りますが、早々に公団、県、市、それから関係機関等入れた企業立地促進協議会をまず立ち上げます。その中でいろんな情報収集ですとか、企業誘致活動を1つまずやります。それから、商工振興課を主体に、御存じのように既に企業立地担当を1人配置しておりますし、東京事務所での活動を既に開始しておりますので、この辺をさらに充実していくことによっての企業誘致を進めるということになっていくんですけれども、確かに真貝委員さんがおっしゃるように、さらなる、それでいいかということは、我々もそれでいいとは思っていませんので、また具体的によりいい手法等がありましたら、また教えていただいて、私どももまたさらにそれに向かって取り組んでいきたいと思いますけれども、当面は今、組織を立ち上げて、そして進んでいこうと、まずもっての当面の仕事になっております。以上です。 ○委員長(矢部 忠夫)  霜田さんの意見もそれでいいですか。 ○委員(霜田 彰)  あとは、期待するしかないですから。 ○委員長(矢部 忠夫)  ほかに。  真貝委員。 ○委員(真貝 維義)  霜田さんの発言でコメントするわけじゃないけども、確かにこの団地の中では、今の既存の団地を動かしてもいいんじゃないかというようなことが、企画課長からも話があったりしたこともあるけれども、本当に柏崎が発展させていくんだということであれば、やはり外から引っ張ってこなければいかんわけでしょう。今、本間係長の話もあるけれども、だから市内の企業から動いてもらうことも、それは確かに必要なことというかな、それもあっても僕は決してだめだとは言わないけれども、今から公団がそっちの方に走っているというのは、もうちょっと公団も逃げだよな。違うのかね。 ○委員長(矢部 忠夫)  本間係長。 ○係長(本間 良孝)  立地の考え方というのはあくまでも外から、それから、中の誘発という、両面を持っておりますんで、中を移転するということでこの事業を進めるということではないし、それから100%外だけに異存するということでなくて、やはり両面から新しいタイプの団地、いわゆる従来でいう田尻の例でいいますと、どちらかというと加工組立型といいますか、それが主流であったというものよりも、研究開発型、なかなかイメージがわかないと思いますけれども、そういった研究開発型という形の中で、外から来てもらう、それに刺激されて中からまた移転をしていくというような誘導と、それから内発という、両面からの視点から考えているということでございます。 ○委員長(矢部 忠夫)  真貝委員。 ○委員(真貝 維義)  これでやめますけれども、いわゆる企業化センターとか、企業化センターもつくったわけですよね。あと残るのは何だ、アルケミーパークセンターというのかな、もう1つそういった計画を持ってますよね。そうすると、そういったものと今言う産学一体という部分の、うちなる興す企業も大事だし、外から引っ張ってくるのも大事、やっぱり1つの、うちの団地はこういう人から集まってもらって、やっぱり1ついいものが来ると、みんなそこへ集まるわけですよ。ちょっと話長くなるから申しわけないけども、文経の委員会で九州の方に視察に行って、そこで見たときにやはり企業化センターつくったところがあったんです。そこで事業費の3分の2以上で電磁波の測定する研究施設をつくっている。小っちゃな鉄工所が集まっている人口6万ぐらいの都市でさえ、かなり先進的なことを考えているわけです。そういった、やっぱり自分たちのところをどういうふうにしていきたいのか、どういう企業を引っ張りたいのか、どういう研究者を引っ張りたいのかということがないと、本当にもうできないですよ。あれもいいから、これもいいからで集めたらだれも来ない。今はやっぱり1つの核になるものがあって、そこにみんなが集中してというのが1つの方向性だと僕は思っているんですよね。もっと言えば、工科大学でもお金を一生懸命出しているけども、本当に自分たちの地域に役立つような学校をつくって、研究してもらうということも大事なことなんですよ。そういったことが全部統系的になされないと、ほかの地域に互して私たちのエリアが、地域がサバイバルに勝てると僕は思わないですね。そういったところを、最後、要望みたいになるけれども、本当に取り組んでいただきたいと思いますし、それについては、いや、自分たちもこういう考えを持っているんだということであればお示しをしていただきたいと思います。 ○委員長(矢部 忠夫)  部長。 ○総合企画部長(伊藤 要一)  貴重な御意見、本当にありがとうございました。やはりいろいろな意見を聞きながら、その中でいいものを私たちも吸収しながらやっていきたいと、こう思っております。今ほど皆様が申し上げますように、企業といいますか、団地はできた、売れないというのを私たちも一番懸念しているわけであります。ただ、今の状況ですとこの景気、非常に難しいところがあります。東京事務所に職員を置いてですね、探してもいるわけですけれども、やはり東京とても、景気の波はよくないと。非常によくないという状況であります。そんな中で私たちも研究しながら、2つある大学、それから環境共生公園、そういったもの、そして団地のロットであっても、やはり進出しやすいようにということを考えて今の団地計画をつくったわけであります。ただ、それだけではやはり今御意見を伺うように、だめだというふうに思っておりますし、皆様から積極的なまず情報をいただきたい。我々でも限りがありますので、そういった中でこの団地を売っていくということを考えてまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願いしたいと思っております。 ○委員長(矢部 忠夫)  丸山委員。 ○委員(丸山 敏彦)  質問でなくて意見になりますけれども、これから造成、具体的にやるための準備を進めるわけですけれども、私、やっぱりこの団地をつくるに当たっては、まずコストバランスを考えてやる必要があるということを申し上げたところだと思うんですよね。今お二人から御意見あるいは御質問が出ましたけれども、確かに環境に優しい、あるいは環境に配慮したというものをつくる必要がある。これは現行の情勢からもそうだと思うんですけれども、それは非常にたくさんのお金をかけなければならん。財政の負担がかなり大きくなるということを覚悟しなきゃならんわけですよね。例えば、今の川の問題がありましたけれども、自然な流れをつくりたいということであれば、それに対する川の面積もかなり増大しますし、いろんな工法も金がかかる。あるいはもう1つ、話は出てませんでしたけれども、広域農道、今行ってみればわかるとおり、死んだ道になってますよね。あれを生かされた使い方をしているなんていうことはだれも思わない。道路面にさえ草が生えている。カヤが上から出てきているんですから。そういうものを生かしながら使っていく工夫をするための努力というものは、やはり大変なコストを生むわけですよね。それを覚悟の上でやるならいいですよ。それをきちんと念頭に置いた上でやっていただかなきゃならん。そんなふうに考えます。  それから今盛んにお話がありましたとおり、じゃあ、つくっても本当に工場進出が見込めるのかどうか、これが最大のキーポイントですけれども、私はこのことについてはですね、今までの発想を少し変えていかなきゃならなんのかな、そんな時期にきているのじゃないかなというふうに思うんですよ。例えばそのいい例が、フォンジェですよね。東本町のまちづくり、まちを新しくすればお客が来るだろう。まちのにぎわいが戻るだろうと、こう思ってやった。ところが全然そうじゃなかったわけですよね。新しくしてきれいにさえすれば人が来るかと思えば全然そうじゃない。今のこの団地も、新しい造成をして、快適な工場群を夢見てやったところが、本当はそうじゃないのかもしれませんですよね。本当に求めているのは決してそんなことだけじゃないと思うんですよ。ですから私どもは、今までの考え方でやってはまた失敗する可能性があるんですよ。これは金融でも財政でもみんなそうですよね。ですから新しい考え方に立った進め方を、もう一回やはりとことんまで煮詰めて考えてみる必要があるんじゃないかなということだけを申し上げておきたいと思います。 ○委員長(矢部 忠夫)  中村委員。 ○委員(中村 明臣)  関連になるかわかりませんけど、私も意見として言いたいんですが、私も産業人の1人として、やはりこういう造成地を欲しかったときもありますし、実際問題、建物を建てた経験もありますし、そういった中での意見として聞いていただきたいんですが、たしか今、丸山委員が言っておられたように、じゃあ、そこの土地を幾らで売り出されるのかということが1つターゲットコストですね。それによって、現在でも例えば業績のいい霜田産業さんとか、そういう柏崎の、業績のいいところはかなりあります。こういう時代ですが。そういうところは確かに土地を求めてます。そして広くして、これからの商売は広くないとだめなんです。IT産業に言われるように、ソフト産業で小さなところでも高コスト、すごくリターンのあるところと、それから1つの工場を広く持たないと利益を生めないという、今2つのものに分かれつつあるんですよね。今、この工場団地がねらうとすれば、大きな広さをもって活発に作業ができるというものがターゲットだと思うんですが、市内にもそういうところをねらっているところがありますが、いかんせん、こういう時代ですから、不良債権処理がまだかなり伸びてくるということだと、ちょうどこの18年ごろはいい時期かななんていうふうには思うんですが、その1つには今言いました、その土地が幾らで売り出されて入ることができるのかどうかという、市内の企業ですね。今、丸山さんが言われたフォンジェの例が出されましたけど、マリーナが1つの例なんですが、マリーナつくりました。ところが採算が合わんもんだから、どんどんどんどん値を上げていくと、値上げられるからまた船は皆出ていくと。この工場団地がそういうことになるんじゃないかなと。何のためにつくったんだかわかんなくなるということを今から心配しないと、フォンジェの二の舞になるぞということだと思うんですよね。私も丸山委員さんと同じ考え方なんですが、そのことを真剣に考えてやるんならいいんですが、入り口論になってしまいますけど、やはりそれがうまくいかないようでしたら、やはりこれはやめた方がいいなというふうに、私は最初からちょっと苦言の意見をちょっと申し上げたいと思います。 ○委員長(矢部 忠夫)  室長。 ○学園まちづくり事業推進室長(砂塚 定廣)  あの、お答えを求められたかどうかあれですけど、丸山議員さんからもいろいろですね、コスト論とか環境配慮論、あるいは発想の転換等、貴重な意見をお伺いしました。私どももですね、環境に配慮したものということで、例えばこの図面で言いますと、この工場団地内、周辺を緑地で囲んでくださいよと、緑豊かな配置にしてくださいよと、いろいろ申し上げたんですが、やはりコストがかさむと。それを柏崎市が自己負担してくださるならば、どうぞ御随意にということになるわけなんです。それでどうしてもコストとのしのぎ合いになりまして、平米当たり2万円で押さえたいという前提で、いろいろな新潟県の他の企業立地の単価等、調べてみると、柏崎の場合は平米2万円以下で押さえることが至上命題ということで、環境に対する配慮も一歩後退をしているところは実はございます。やはりコストとのバランスでそうならざるを得なかったと。ただ、環境共生公園とのバランスだけは譲れないということで、そこだけは踏ん張らさせていただいたという経過がございました。以上、参考までに述べさせていただきます。 ○委員長(矢部 忠夫)  霜田委員。 ○委員(霜田 彰)  この12ページにあります、充当しようとする交付金というのは、いわゆる原発特措法による交付金だと思うのですけれども、本来ならこれは、避難道路と避難設備に限定された交付金であるというふうにあるならば、これはあくまでも避難道路として、その一部として認められているか、それは今、資源エネルギー庁と詰めた話で、これなら避難道路として認められるよという話が前提にあるのかどうか、お聞きしたいんですが。 ○委員長(矢部 忠夫)  本間係長。 ○係長(本間 良孝)  これは特措法の財源ではなくて、できたのがちょっと正確には記憶してないですけども、平成10年だったかと思いますけれども、原子力発電施設等立地地域産業振興特別交付金という、その制度に基づいて今動いているということで、特措法の関係、その後出てきた話かと思うんです。その枠組みの中で、産業団地の整備については適用できるということの中から動いているということでございます。 ○委員長(矢部 忠夫)  ほかにありませんか。  真貝委員。 ○委員(真貝 維義)  もう一度確認させてほしいんだけど、これはあれですか、いわゆるこういったハード面だけなんですか、使えるのは。ソフト面は使えないんですか。ハード面だけ。 ○委員長(矢部 忠夫)  ちょっと委員長からですが、今の本間係長の話ね、柏崎市で今までこの事業に取り組んだことはあるのかないのか。私はないと思うんですよ。特措法とは違うのね。 ○係長(本間 良孝)  違います。全然違います。 ○委員長(矢部 忠夫)  違うということは、確認だけされれば私いいんですけども。はい、わかりました。  北岡議員。 ○議員(北岡 逸人)  まず、2万円前後で売るという、2万円で売るという、その辺のことなんですが、せめて現在のほかの分譲地の、今の販売価格及びそこのメリット、売りと、デメリット、メリットみたいなものは整理されていると思うんですが、その辺の資料みたいなものが提示できるのかということが1点と。  あと、この用地の土質が、先ほどの基本設計の概要によると、設計CBRが3%ぐらいということで、研究開発型だと、ものにもよるんですけど、しっかりとした地盤を要求するようなものが多いと思うんですね。据え付けがしっかりできて、精密なのものだから震動とかで揺れちゃ困るわけですよね。そうしたときに、これがデメリットになる要素があるんじゃないか。でもそれは、ほかの造成地のところがどのくらい地盤がしっかりしているのかとかいう比較もできないので、ちょっと簡単に私も言えないんですが、どちらかといえばデメリットになると思うんですけど、それはどういうふうに考えていらっしゃるのか。対策はとっていくのか。  それと、今度その会議があるという、いわゆる市が用意した原子力発電施設等立地、補助金を取るための資料によると、最後、要はこの補助金にかかわるということで、この産業団地が原子力発電施設等の立地の円滑化に資するということが1つはポイントになるわけですけれども、その中で仕切りと、いわゆる現在のメンテ関係のものの受注を地元に波及させたい。そういった関係の企業とかをここの産業団地に持っていきたいみたいな意図があるように思うんですが、この辺がどの程度、何というか、関係者と協議された結果なのかということですね。要は具体的に今はある程度の面積が必要とするようなところに、工場とか研究所を持ってきたい、またその必然性があるという、原子力関係の企業というのは、この柏崎では話になってないと思うんですが、その辺1社でも何かそういう団体でもあれば、こういうもので持っていけますよとか、そういうことをやれば地元にもうちょっとメンテ関係の仕事ができるようになるんじゃないですかとか、具体性のある話があるのか。なければ最後の、そこまで審議するべきだと思うけれど、審議するのかわかりませんが、第10の理由にかかわるところは、ただの本当に絵に書いたもちみたいなもので、この産業団地をつくっても、原発のメンテ関係の話と何か結びつく要素が、今ないんじゃないかと思うんです。その辺、何か話があるのかどうか。もしくは協議がどの程度されているのか。 ○委員長(矢部 忠夫)  室長。 ○学園まちづくり事業推進室長(砂塚 定廣)  3点の質問だったと思いますけど、近傍の分譲価格等の資料についてということでございますけれど、私ども2万円というのは、まあまあ平均的なところでないかなと、これより安い分譲もございますし、高いところもございます。参考資料につきましては、後ほど提出させていただきたいと思います。  それから、地盤のことと精密機械等の企業との立地のことでございますけども、地盤は確かに弱い部分ございますけども、特に弱い部分は水田の立地しているところでございまして、他の地山のところは弱いというようなことではございません。それは岩盤と違いますので、ごく特殊なですね、精密機械というようなことになった場合には、特別また宅盤に地盤改良等が必要になってくる不利な面は出てくる可能性はゼロとは言えないと思いますけれども、一般的な精密機械の誘致には差し支えないという理解をしております。  それから、最後の振興計画の中で原子力産業にかかわるメンテナンスの企業ですけども、これは私ども、市の総合企画部の部局の中ではそのようなメンテナンスを地元におろしてほしいという要望を長年続けておった中で、ことしあたりから市内の企業にそれがおりつつありますし、その率を今後さらにふやしていきたいという方針で進められていることは周知のことと思います。なお一層そのことの率を引き上げるとともに、そういうメンテナンス産業の1つの一端がこの地におりてこないかなという要望はしておりますけども、具体的に東電側と詰めて、こういう部門をここに持ってこようというような段階までには至っておりません。今後この方面も、少し重点的に詰めていかなければならないかとは思っておりますけれども、具体的な動きはこれからという状況でございます。 ○委員長(矢部 忠夫)  阿部副委員長。 ○副委員長(阿部 博)  地区外の道路のことですが、野田西本線に通じる、工科大の方の道路はどうなるのかということで1点と。  この造成工事に中央の大手でなくて、地元の業者を使うことをぜひ要望しておきたいと思います。  野田西本線の通じる方だけ、説明してください。 ○委員長(矢部 忠夫)  室長。 ○学園まちづくり事業推進室長(砂塚 定廣)  先ほどの資料説明の中では、6ページの上段にサテライト2号線という位置づけをさせていただいておりますが、現在ですね、まだ具体的な事業計画は、私どもではこの事業は認められればそこまで、ただここでとまったんでは、この道路の効果、交通アクセスがまだ不十分だということで、これからこの先にですね、企業化センター、工科大学を生かす形の中で延伸をしたいということなんですが、まだそれは決定したという段階には至っておりません。 ○副委員長(阿部 博)  それは市の仕事だと思うんだけれども、それは前は、それは説明あったけど、今の……。 ○学園まちづくり事業推進室長(砂塚 定廣)  ええ、市の仕事で市道として計画しておりますし、学園ゾーンの構想としては、その図面を発表させていただいておりましたけども、今度は実際の基本設計という段階になった場合には、構想の部分はカットさせていただいているという状況でございます。 ○委員長(矢部 忠夫)  すみません、今のでちょっと委員長から補足してもらいたいと思うんですが、サテライト2号線という言葉は出てるんだけれども、具体的になってないというのは、今、室長が言ったそういうことなんですか。つまり、それは別計画で考えるんで、構想なんだから今出てないんだと、そういう理解でいいんですか。サテライト2号線という。  室長。 ○学園まちづくり事業推進室長(砂塚 定廣)  道路網計画の中でサテライト2号線は位置づけられております。実際の事業化の中で、事業の見込みが立たない状況にまだありますと、この先については。具体的な法線決定もまだこれからという状況でございますので、サテライト2号線としての道路網計画の意義を尊重しながら、どのようにこの道路を実現していったらいいか。主に財源的な手当てのことを中心にしながら具体策を練っていかなければならないという、まだ状況でございます。 ○委員長(矢部 忠夫)   阿部副委員長。 ○副委員長(阿部 博)  部長、さっき言った地元企業。
    ○委員長(矢部 忠夫)  部長。 ○総合企画部長(伊藤 要一)  これは公団に対しては要望してまいります。今でも言っております。そういう意味もありまして、すべてを公団に委託したということではありません。下水道、それから上水道の部分は、こちらでできる仕事はこちらでやっていこうという体制を整えてまいりたいと、こう思っておりますし、2点目といたしましては、公団が仕事するに当たっても、公団基準というものがあります。例えば我々が持っていますように、AとかBとか、20億ぐらいの仕事であったらどういうところに出すというものを持っておりますので、その中で我々も要望してまいりたいと、こう思っております。 ○委員長(矢部 忠夫)  北岡議員。 ○議員(北岡 逸人)  関連で、今のところですが、関連公共事業というのは、まだ公団に委託するかどうかは決まってないということでいいんでしょうか。これ全部、市でやるかもしれないと。 ○委員長(矢部 忠夫)  室長。 ○学園まちづくり事業推進室長(砂塚 定廣)  細かい取り決めはこれから、まだ事業採択されてないわけですので、これからですけど、大枠の方針としまして、全体を集約してもらうために道路と調整池、これは公団の方向で、それから、上水道、下水道、ガス、公園の上部、できるだけこれは市の単独で発注してまいりたいという方向性で、今これから調整をさせていただこうと思っております。 ○委員長(矢部 忠夫)  ほかにないですか。                  (な し) ○委員長(矢部 忠夫)  ほか、委員ございませんようですので、私最後1つね、簡単なんですが、皆さんどういうふうに考えられるかということなんです。概算で取り扱い注意の数字が出ました。これはまさに室長、お話になったように取り扱いに注意していただきたいと思いますが、それに関連してなんですが、いわゆる公団がやるのが22億3,500万ですね。関連公共事業ということで24億なんですよね。これは今まで公団側の、いわゆる工場団地にかかわるものは18億と言われていた。あるいは市のものが、関連公共が14億といって、合わせて33億ぐらいだと言ったのが大幅にふえたわけですね。46億3,800万円ということで。これについてやっぱりもう少し、どう言ったらいいんでしょう、私はやっぱり説明が必要なんじゃないかと思うんです。というのは、今、公共事業どういうふうにするかということが大きな問題となっているときに、質問簡単にします。というときに、どうなんだやというのが1つあります。軟弱地盤だからどうのこうのといったって、あそこが軟弱地盤なんていうのは、今まで市があそこの事業をやっていて、十分承知していることなんですよ。切り土して盛土して、その際(きわ)、砂塚室長がおっしゃるように、その際(きわ)なんていうのは踏込沈下起こすのは当たり前な話なんですよね。そういう中でですね、それなんかは理由にならんと思うんですよ。そういう中でこれだけ、概算といえども、事業費が大幅にアップしたということについて皆さん方は、しかも委員の皆さんからさっき話があった、本当に誘致できるのかよという本質的なこともひっくるめて、費用対効果みたいなことを本当に皆さんもう一回検討する必要があるだろうと私は思うんですが、この辺、その事業費がふえたことについての皆さん方の今の考え方を、もう少し説明していただきたいなと、こう思うんです。  室長。 ○学園まちづくり事業推進室長(砂塚 定廣)  先ほど真貝委員さんだったでしょうか、同様の質問があったと思いますけども、地盤が悪くて事業費が膨らんだということではなくて、あの時点では地区外の工事であるとか、あるいは市の公共関連では見てないものがたくさんあったわけであります。そういうものを今回追加をさせていただいたと。もちろん全く工事費でアップしてないかという点では吟味しなければならない点は残りますけども…。 ○委員長(矢部 忠夫)  今までは、大まかな構想の段階だからと言いながらも、33億ぐらいでこの団地はできますと、関連を入れてね。そう言ってたわけですよ。44億になるということは、それはやっぱり伸び率にしたって、それは大変な話じゃないかとおれは思いますね。  室長。 ○学園まちづくり事業推進室長(砂塚 定廣)  大ざっぱに言いますと、地区内のことはそういう方針で臨んでいたと思いますが、地区外のことは一切ですね、あの時点では算定外でございました。したがいまして、こういう取りつけ道路の部分、広域農道のかさ上げの部分、あるいは地区外にかかわるもの、それから、特にガスについてはもう対象外というようなことで、工事品目においても対象外のものも含まれておったり、あの時点では、ですからあの数字が一人歩きすることは大変困りますということで、ただおよその目安がなかったら、それは話にならないですねというような状況の中で、あの事業費を発表させていただいたということでありますので、御理解をいただきたいと思います。 ○委員長(矢部 忠夫)  はい、わかりました。  ほかにございませんか。                  (な し) ○委員長(矢部 忠夫)  はい、なければ、本日の特別委員会、これで閉じさせていただきます。  どうも御苦労さまでございました。 1 散    会  午後 0時02分 委員会条例第30条第1項の規定によりここに署名する      学園まちづくり特別委員会        委員長       矢 部 忠 夫        署名委員      吉 野 芳 章        署名委員      丸 山 敏 彦...