○議長(
阿部銀次郎君) 以上で
市民福祉常任委員長の
報告に対する質疑を終了いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) 次に、
経済建設常任委員長の
報告をお願いいたします。8番。
〔登壇〕
○8番(
山田富義君) 皆さん、おはようございます。ただいまから
経済建設常任委員会における審査の概要について
報告いたします。
議第1号については、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと
決定。
議第5号から議第9号、議第11号、議第16号、議第20号及び議第21号の以上9件については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと
決定。
報第1号及び報第2号の以上2件については、いずれも
全員異議なく承認すべきものと
決定いたしました。
次に、主な質疑の内容について
報告いたします。
まず、議第1号
平成31年度
三条市
一般会計予算であります。
民生費では、
児童公園を初めとした公園の遊具の点検は地元で行うことができないのか、との質疑があり、法令により
専門技術者が毎年点検することとなっているので、委託せざるを得ないが、何か危険があるような場合には地元の
自治会などから連絡をいただいている、との答弁がありました。
農林水産業費では、
農産物の
販路開拓に当たりもっと海外に目を向けたらどうか、との質疑があり、
事業の発案に関しては
農業者等が主体となるものと理解している一方で、例えばカトラリーや
調理器具といった
三条産物を海外で販売する際、これらの実演が非常に有効との話があり、こうした場面で
三条産農作物を使うことによって
農産物の販路もあわせて模索できるのではないかという考えである、こうした
事業も積極的に活用し、検討を進めていきたい、と答弁がありました。
また、
有害鳥獣の被害を防止するための
電気柵については、適正に使用されていない場所が見受けられるが、こうした状況は
補助金のあり方について疑義を招くおそれがある上、
道路沿いの景観が悪くなると
観光推進にも影響が出かねない、市として
補助金を出す以上は
使用状況を確認し、徹底した指導をすべきではないか、には、
鳥獣被害防止対策協議会において随時指導と助言をしている、行政としても効果的に使用できるよう必要な措置をとっていきたい、とのことでした。
また、
新規事業となる
保育園給食等地産地消
補助金について、
下田地域の
保育園に補助することでほかの地域に対して不公平ではないのか、には、
下田地域におけるチッタスローの
世界観に基づく取り組みの一環として、3歳
未満児の給食で
有機栽培米を使用するものである、まずもって
下田地区に導入したいと考えている、とのことでした。
商工費の
ニッチ分野進出支援事業では、大企業がターゲットとしないところで
付加価値の高いものを手がけるということは的を射ていると思うが、これまでどのような状況であったか、また
中小企業では生き残りをかけて
人材育成を行っているが、
通常業務が忙しく、新たな
事業を進めるか断念するかを考えているところもある、そういったところに力添えをしていくことが急務ではないか、との質疑があり、
ものづくり分野における
価格決定力の確保を目標としている中、既に
ニッチ分野で成果を上げている企業もある、こうしたところに追随し、さらなる
製品開発や
販路開拓を促すような
事業を行う、また、
ニッチ分野に進出する企業を探すべくヒアリングやセミナーを行っており、これから具体的な
支援策の構築につなげたい、と答弁がありました。
土木費の
水害対策事業では、
大面川上流域でも
雨水貯留施設を整備するとのことだが、たくさんの支流が流れ込む複雑な場所であることを踏まえると、30分から40分くらいのピークの雨水を貯留できるようにするとよいのではないか、との質疑があり、
当該地の雨を完全に受け入れるには非常に大規模な施設が必要になる、まず設計上必要な現地の地質や地形を調査し、できる限り早く整備できるように努めたい、との答弁がありました。
最後に、議第5号
平成31年度
三条市
農業集落排水事業特別会計予算であります。
施設等の
修繕料は、地区によって大きな開きがあるようだが、どのような内容なのか、と質疑があり、多くの地区で計上している20万円については、緊急対応用のものとして特に用途を限定していないが、例えば
吉野屋地区の
余剰汚泥の
返送システムを改修する必要があるため、大きな額を計上するなど、その地区の事情によって個別に対応している、との答弁がありました。
討論は、議第1号において、容認できない部分があるとして反対の立場からありました。
以上、当
委員会における審査の概要を御
報告申し上げ、
委員長報告といたします。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) これより
経済建設常任委員長の
報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
阿部銀次郎君) 以上で
経済建設常任委員長の
報告に対する質疑を終了いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) 最後に、
総務文教常任委員長の
報告をお願いいたします。4番。
〔登壇〕
○4番(
野嵜久雄君) おはようございます。ただいまから
総務文教常任委員会における審査の概要について
報告いたします。
まず、当
委員会の審査結果について
報告いたします。
議第1号については、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと
決定。
議第9号については、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと
決定。
議第13号については、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと
決定。
議第14号、議第15号、議第18号、議第22号及び議第23号の以上5件については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと
決定。
報第2号については、
全員異議なく承認すべきものと
決定。
請願第5号については、
賛成少数で不採択とすべきものと
決定いたしました。
それでは、主な質疑の内容を
報告いたします。
最初に、議第1号
平成31年度
三条市
一般会計予算であります。
ふるさと三条応援寄附金について、葉山町は
ふるさと応援寄附金で
葉山御用邸近くの橋を直すという事案がテレビでありました、そういった
工事費を
寄附金で賄うような知恵やアイデアがあってもいいと思う、検討する価値があるのでは、に対し、今のところ特定の使途を掲げて寄附を募っていない、ほかにもいろいろな工夫をしているところがあると思うので、幅広く情報収集しながら必要に応じて特定のものが出た場合検討したい、とのことでした。
また、
業務システム開発等委託料は具体的に何をするのか、には、
返礼割合の
見直しに当たり開催いただいた
総務文教常任委員協議会において、
手数料が無料の独自のサイトを展開している団体があり、その団体に参加してはどうかという提案をいただいた中で、その団体に参加するための必要な
システムを導入する経費である、とのことでした。
次に、
総務費の
高等教育機関設置準備費では、学生が
実習先企業の
企業秘密に近いものを学んだ場合、そこに就職しないでよそへ就職するということでは教える側もどこまで教えたらいいのか難しいと思う、これをどう考えているのか、には、そういったことに対応するために、学生が実習へ行く際、
契約書という形で情報を外部には漏らさないという方法をとりたい、また教育の中でもそういう
機密情報の保持は大事になってくると考えている、とのことでした。
また、18歳人口が減少する中、特色を打ち出すことで学生の確保を図ろうという狙いで、
新潟大学では文系4学部を再編し、全体で定員を20人減らす計画がある、実績のある
新潟大学でもこういうことを考えざるを得なくなっている、こういう状況を捉えてどう取り組んでいくのか、には、文系においてはいろんなところに大学があるので、
差別化は必要だと思う、
三条技能創造大学についてもほかの大学とは違う
教育課程や魅力を持った大学として開設を目指している、今後さまざまな形で高校生あるいは
保護者や
学校等にPRし、まずは最初の学年を集め、その学生が卒業して活躍することでこの地の
ものづくり産業界の発展であったり、この大学の人気の高まりにつなげていきたいと考えている、とのことでした。
次に、
民生費の
三条っ子発達応援事業では、
平成31年度で6年目に入る、当初参加しない
幼稚園等もあったが、現在の状況はどうか、には、現在1つの
幼稚園を除いて実施している、
年中児発達参観のやり方あるいは実施後の
個別相談のときにとっているアンケートでは、基本的に良好な回答をいただいており、全体的には受け入れられていると考えている、また
保育士等についても
子供たちをよりよく育てていきたいという
共通認識を持って対応いただいている、とのことでした。
次に、
教育費の学びの
マルシェでは、参考にした豊後高田市は
エリート教育を目指しているわけではなく、
下位層にいる生徒の
学び直しに主眼を置いている、市長が目指し、
教育委員会が展開しているこの学びの
マルシェにはゴールがあるのか、には、教職員が研修を深めることで学校の授業がよくなることが大前提であるが、この授業になかなかついていけない子供が出てくることも現実としてある、一方で、この授業に満足できず、さらに高い発展的なものを求める子供がいることも事実で、そういう子供に対して学びの場を、また
学校教育を補完するものと考えている、
学力向上と受講してよかったというこの2つが大切な成果だと思っているので、そういう子供がたくさん生まれてくるよう頑張っていきたい、とのことでした。
次に、
消防費の
消防団活動費では、新規に
除雪用具の購入ということだが、どこで使うのか、には、昨冬の降雪を災害の一種と捉え、
通学路の業者による除雪が間に合わない場合、地域やPTAなどいろいろな力をおかりしなければならないが、
消防団からは最後の力になっていただきたいことから予算要求したもの、とのことでした。
以上が主な質疑の概要です。
討論は、議第1号及び議第13号に対し、それぞれ容認できない部分があるとして反対の立場から、請願第5号に対しては、賛成の立場からありました。
以上、当
委員会における審査の概要を御
報告申し上げ、
委員長報告といたします。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) これより
総務文教常任委員長の
報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
阿部銀次郎君) 以上で
総務文教常任委員長の
報告に対する質疑を終了いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) これより討論を行います。
討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。
最初に、2番、
坂井良永さんに発言を許可いたします。2番。
〔登壇〕
○2番(
坂井良永君) おはようございます。
日本共産党議員団を代表して、議第1号
平成31年度
三条市
一般会計予算、議第3号
平成31年度
三条市
後期高齢者医療特別会計予算、議第13号
消費税率及び
地方消費税率の
引上げに伴う
関係条例の整理に関する条例の制定について及び議第19号
三条市
廃棄物の減量及び
適正処理等に関する条例の一部改正について、反対の立場で討論を行います。
また、請願第5号 10月からの
消費税10%への
増税中止を国に求める請願については、
委員会では不採択となりましたが、採択すべきとの立場で討論を行います。
初めに、議第1号
平成31年度
三条市
一般会計予算についてであります。歳入、14
款使用料及び
手数料のうち
衛生手数料についてであります。理由は、議第19号で述べますが、10月からの
ごみ処理手数料引き上げに反対いたします。
歳出、2
款総務費、1項の
一般任用職員報酬を初めとする各款にわたる
一般任用職員報酬についてであります。いつでも雇いどめできる不安定な状況に置かれている非
正規雇用です。行政が率先して
不安定雇用を進めていることであり、
地域経済に与える影響も大きいことから、認めることができません。
同じく2
款総務費のうち
高等教育機関費、
三条技能創造大学施設建設事業費についてであります。県内における18歳の人口が減少しているもとで、
大学間競争が激しくなっている中、この大学の勝ち残っていく姿が見えてきません。また、燕市と連携せずに
三条市内企業挙げての協力が進んでいるのかも疑問です。このままでは
定員どおりの学生を確保することは難しく、この計画には無理があると考え、反対いたします。
7
款商工費のうち
商工会議所への
補助金についてであります。
商工会議所の
加入率は49%ということであり、
市内業者の半分しか加入していません。
商工会議所の会員は、市内では比較的大きな
事業所が加入している団体であり、未加入の小規模な
事業所にも目を向けた商工政策が必要と考えます。商工行政は、広く市内商工業者に責任を持って実施すべきと考え、この
補助金に反対いたします。
10
款教育費のうちさんじょう一番星育成
事業及び県同和教育研究協議会負担金についてであります。さんじょう一番星育成
事業は、難関大学に挑戦できる
人材育成とエリート育成を推し進めることを目的として始められましたが、これは本来公教育の役目ではありません。一部の子供だけではなく、多くの学びたい
子供たちの可能性を伸ばす
システムや環境づくり、小学校、中学校の連携の中で構築することこそ必要です。また、生活が苦しいために進学を諦め、能力を生かす機会を失う子供が出ないように、奨学金など制度の充実を図るべきです。以上のことから、さんじょう一番星
事業、学びの
マルシェは廃止すべきと考えます。
県同和教育研究協議会負担金についてですが、
子供たちに差別のない教育、幅広く人権のとうとさを教えることは大切ですが、同和教育という特別枠で教える必要はありません。日本国憲法の平和主義、基本的人権主義に基づいて行うべきであり、この負担金に反対いたします。
次に、議第3号
平成31年度
三条市
後期高齢者医療特別会計予算についてであります。来年度は、新潟県後期高齢者医療広域連合の条例改正によって、保険料の均等割が見直され、特に低所得の軽減対象者に対し、来年度から順次負担がふやされ、本則の7割軽減に戻されます。この
見直しで現在8.5割軽減対象者の保険料が2倍に、9割軽減対象者の保険料が3倍になります。
三条市の特別会計では、自治体の裁量が働く余地はありませんが、後期高齢者医療制度の廃止を求める立場から、反対いたします。
次に、議第13号
消費税率及び
地方消費税率の
引上げに伴う
関係条例の整理に関する条例の制定についてであります。5年前に
消費税率が8%に引き上げられ、国民の家計消費は大きく落ち込み、いまだ回復していません。ことし2月のNHKの世論調査では、66%が景気回復を実感しておらず、実感しているのは8%でしかありません。
消費税増税については、反対が41%、賛成は31%です。ポイント還元や複数税率についても国民の多くが評価していません。
消費税増税に反対する立場から、議第13号に反対いたします。
次に、議第19号
三条市
廃棄物の減量及び
適正処理等に関する条例の一部改正についてであります。条例改正は、一般
廃棄物の処理
手数料を1.2倍に引き上げる内容です。ごみの処理経費について一番大きなものはごみ焼却場の処理経費で、その他のごみ運搬や最終処分場の経費などはほぼ横ばいで推移し、ごみ袋の製造原価については有料化当初と比較してもほぼ同じです。ごみ焼却場の処理経費は、現在の新しい焼却場を建設した際、DBO方式が採用され、運営を20年間行うことで契約しています。この契約期間の処理経費の変動を負担率の計算に含めるのは妥当ではないと考えます。また、家庭系のごみの年間排出量は、有料化時点より482トン、率にして2%多くなっただけです。処理
手数料を2割も上乗せする今回の条例の一部改正に反対いたします。
最後に、請願第5号 10月からの
消費税10%への
増税中止を国に求める請願についてであります。実質賃金は伸びず、家計消費が低迷している中、
消費税率が引き上げられれば経済はさらに疲弊し、国民生活への影響ははかり知れません。軽減税率の導入も複数税率による混乱が心配されます。景気悪化を招き、低所得者ほど負担の重い
消費税の増額中止を政府に求めることは妥当であり、この請願を採択すべきものと考えます。
議員各位の賛同をお願いし、討論を終わります。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) 次に、20番、久住久俊さんに発言を許可いたします。20番。
〔登壇〕
○20番(久住久俊君) ただいまより自由クラブを代表いたしまして、本
定例会における全ての提出議案について、賛成の立場で討論を行います。
最初に、議第1号
平成31年度
三条市
一般会計予算についてであります。来年度の一般会計の当初予算案は、
体育文化会館を初め、
三条技能創造大学、医療系高等教育機関などの施設建設に伴い、予算規模は前年度と比較して66億4,800万円増の530億3,800万円とされ、主要な財政指標である経常収支比率、実質公債費比率はともに悪化、そして財政調整基金残高は減少と見込んでいるが、中長期の財政見通しにおいて想定している範囲内で適切に財政をコントロールしていると述べられております。
確かに財政指標は、財政シミュレーションと比較してみても想定の範囲内で推移しており、適切に財政をコントロールし、健全財政を維持しているものと捉えております。しかし、特に重要とされている財政調整基金については、33億3,000万円の繰入金が予算計上されており、当初予算としては市町村合併後最大の繰入額であることから、我が
会派の大綱質疑の中で、これまで以上に気を引き締めて財政運営に当たっていただきたいと要望するとともに、健全財政の維持に向けた取り組みをお聞きしたところであります。
これに対して市長は、これまでと同様、毎年度の予算
編成においてしっかりと目配りをしていくとし、また、栄地域に整備する工業流通団地や住宅団地、
三条技能創造大学の開設、ものづくり産業の振興、
下田地域における観光振興などの取り組みが人口動態の改善のみならず税源涵養にもつながるものと捉えているとのことでありました。
これらを踏まえ、私ども自由クラブといたしましては、これまでの財政運営や人口動態の改善の取り組みとその成果を高く評価するとともに、今後の市政についても適切に運営されるものと捉えており、来年度予算については少子高齢化、人口減少社会に対応する総合計画に掲げた施策が適切に盛り込まれ、人口動態のさらなる改善が期待できるものであることから、議第1号
平成31年度
三条市
一般会計予算に賛成するものであります。
ただし、一言つけ加えさせていただきます。新潟県を初め他市において財政悪化や危機などという報道がされておりますが、持続可能なまちづくりの基本は健全な財政運営であります。市長も述べられているように、財政調整基金残高20億円を確保、そして実質公債費比率18%未満を維持とした財政規律を遵守し、財政指標の数値や推移を的確に見きわめ、健全財政を堅持することを強く求めるものであります。
今ほど
日本共産党議員団から議第1号
平成31年度
三条市
一般会計予算に対する反対討論がございました。理由を述べられましたので、それらに対してるる賛成の理由を申し述べます。
まず、
一般任用職員報酬についてであります。この一般任用職員制度は
不安定雇用につながり、
地域経済への影響も大きいとして反対されておりますが、この制度は職員のあり方を
再設定し、その職務内容に応じ正職員、一般任用職員等に整理し、雇用しているものであり、非正規職員の雇用は認めないとする意見には賛同できません。
次に、
三条技能創造大学施設建設事業費でありますが、総合計画において若年層の転出抑制に対する取り組みとして掲げられており、この地域が必要としている人材を育成し、この地域で就職し、生活していくといったことも期待でき、地域の特性や現状を考えると有効な取り組みと捉えております。また、長期インターンシップの受け入れ企業や生徒の確保が難しいとして反対されておりますが特別
委員会で受け入れ企業や人数についての説明があり、また来年度予算ではホームページの開設など学生の確保に向けた経費も計上されていますので、開学に向けての準備は着実に進められているものと捉えております。
次に、後期高齢者医療特別会計繰出金については、議第3号
平成31年度
三条市
後期高齢者医療特別会計予算とあわせて反対され、この制度自体の廃止を求めていますが、国の制度設計に従わざるを得ないのが地方自治体の宿命であります。
次に、
商工会議所振興
事業補助金であります。
三条商工会議所は、市内の商工業者の約半分しか加入しておらず、また会員は比較的大きな
事業所であり、小規模
事業者に対する支援になってないとの反対理由であります。しかし、この
補助金は商工業の現場で必要とされている
事業に使われることにより、有効的かつ効果的に
地域経済の活性化が図られるものと思います。
次に、さんじょう一番星育成
事業については、公的な教育の役目ではないとして反対されておりますが、難関大学への入学やトップアスリートになることを目指す
子供たちをきめ細かく専門的に支援するために本
事業の有効性を認めます。
また、県の同和教育研究協議会負担金については、人権教育を進めていく上で同和問題の歴史を教えることは必要と考えます。
次に、議第13号
消費税率及び
地方消費税率の
引上げに伴う
関係条例の整理に関する条例の制定についてであります。
消費税率の引き上げについては、国で十分に議論されて
決定されるべきものであり、
三条市議会の議論になじまないものであります。そもそも
消費税の引き上げは、これまでたびたび先送りされてまいりましたが、野田内閣のときの3党合意に基づき、いずれは実施せざるを得ないものであり、
消費税の増税分を財源として幼児教育の無償化が実施されるなど、市民の負担の軽減も図れることから、反対する理由はないと考えます。
次に、議第19号
三条市
廃棄物の減量及び
適正処理等に関する条例の一部改正についてであります。これに関連して、議第1号の
平成31年度
三条市
一般会計予算の歳入、ごみ処理
手数料についても反対されておられます。この改正案は、一般
廃棄物等の処理
手数料を適切な額に見直すもので、家庭ごみの
手数料を2割引き上げるなどの内容です。この家庭ごみの処理は、
平成15年度有料化されて以来、これまで据え置いてきたところです。この間
消費税率が5%から8%に引き上げられ、本年10月からは10%となります。さらに、家庭ごみの処理経費は、有料化当時と比較すると約1億円増加し、1キログラム当たりでは約1.15倍となっているものであります。
また、ごみ処理
手数料の有料化は、ごみの排出量を減少させることが大きな目的であると考えますが、その排出量は増加しているとのことであります。
このような状況を考えると引き上げざるを得ないものであり、引き上げ幅については有識者で構成された
廃棄物減量等推進審議会において審議され、その答申を踏まえたものであることから、本議案について賛成するものであります。
しかし、有料化は
廃棄物の減量が大きな目的でありますので、
手数料の引き上げという手段だけではなく、リサイクルの徹底など、
廃棄物の減量に対する取り組みを推進していくことを求めるものであります。
また、請願については、いずれも
委員長報告のとおり決することに賛成いたします。
最後に一言申し上げます。
地域経済の動向は、先行きの見通しは余りよくないとのことであり、市民もなかなか景気の上昇を実感できないとも聞きます。そのような中、来年度は
平成最後の年であり、新たな時代の最初の年でもあります。新たな時代への一歩目を着実に踏み出し、
三条市民の方々が将来にわたって幸せに暮らし続けられるよう、市政運営に当たっていただくことをお願いいたしまして、賛成討論といたします。
議員各位の御賛同をお願い申し上げ、討論を終わります。御清聴ありがとうございました。
○議長(
阿部銀次郎君) 以上で討論を終了いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) これより採決を行います。
最初に、議第12号について採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、原案可決であります。原案のとおり
決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
阿部銀次郎君) 御異議なしと認めます。