三条市議会 2019-03-01
平成31年第 1回定例会(第1号 3月 1日)
次は、監査報告についてであります。
監査委員から各会計11月分、12月分及び1月分の
例月出納検査の結果の報告、会計課、
議会事務局、
農業委員会事務局、消防本部及び消防署にかかわる定期監査の結果の報告、公の施設の
指定管理者監査の結果の報告並びに
公共交通推進事業及び
社会資本包括的維持管理事業に関する行政監査の結果の報告がありました。よって、それぞれの写しをお手元に配付いたしました。
次は、お手元に配付済みのとおり、議会の委任による専決処分の報告の提出がありましたので、報告いたします。
次は、
所管事務調査の報告であります。
議会運営委員会において調査が行われ、報告書が提出されておりますので、その写しをお手元に配付いたしました。
次は、議員派遣についてであります。お手元に配付のとおり、議長において決定し、議員を派遣いたしましたので、報告いたします。
最後は、議長会についてであります。去る2月8日、村上市において平成31年度新潟県
市議会議長会春季定期総会が開催され、出席いたしました。会議の内容につきましては、記録の写しをお手元に配付いたしました。
以上で報告を終わります。
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◎日程第4.
議会運営委員の選任について
○議長(
阿部銀次郎君) 日程第4、
議会運営委員の選任についてを議題といたします。
本件は、先ほど報告いたしましたとおり、
議会運営委員でありました
河原井拓也さんの退職に伴い、欠員となった同委員1人を選任するものであります。
それでは、
議会運営委員の選任につきましては、
委員会条例第8条第1項の規定により、議長において酒井健さんを指名いたします。
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◎日程第5.
常任委員の
所属変更について
○議長(
阿部銀次郎君) 日程第5、
常任委員の
所属変更についてを議題といたします。
総務文教常任委員の
佐藤宗司さん及び
経済建設常任委員の酒井健さんからそれぞれ
市民福祉常任委員に所属を変更したい旨の申し出がありましたので、
委員会条例第8条第3項の規定により、議長において
佐藤宗司さん及び酒井健さんからの申し出のとおり
常任委員の所属を変更いたします。
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◎日程第6.
高等教育機関調査特別委員会の
定数削減について
○議長(
阿部銀次郎君) 日程第6、
高等教育機関調査特別委員会の
定数削減についてを議題といたします。
本件は、先ほど報告いたしましたとおり、
河原井拓也さん及び杉井旬さんの退職に伴い、同
特別委員会の定数を2人削減するものであります。
お諮りいたします。
現在委員22人をもって構成されております
高等教育機関調査特別委員会につきましては、委員20人をもって構成することとしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
阿部銀次郎君) 御異議なしと認めます。よって、
高等教育機関調査特別委員会につきましては委員20人をもって構成することに決定いたしました。
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◎日程第7.
三条地域水道用水供給企業団議会議員の
補欠選挙の件
○議長(
阿部銀次郎君) 日程第7、
三条地域水道用水供給企業団議会議員の
補欠選挙を行います。
この選挙は、先ほど報告いたしましたとおり、
河原井拓也さんの退職に伴い、欠員となった同
企業団議会議員1人を選挙するものであります。
お諮りいたします。
選挙の方法につきましては、議長の
指名推選によりたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
阿部銀次郎君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は議長の
指名推選によることに決定いたしました。
議長から指名いたします。
三条地域水道用水供給企業団議会議員に
名古屋 豊 さん
を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま議長において指名いたしました名古屋豊さんを
三条地域水道用水供給企業団議会議員の当選人と決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
阿部銀次郎君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました名古屋豊さんが
三条地域水道用水供給企業団議会議員に当選されました。
本席から当選人に対し、当選の告知をいたします。
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◎日程第8. 三条・燕・西蒲・
南蒲広域養護老人ホーム施設組合議会議員の
補欠選挙の件
○議長(
阿部銀次郎君) 日程第8、三条・燕・西蒲・
南蒲広域養護老人ホーム施設組合議会議員の
補欠選挙を行います。
この選挙は、先ほど報告いたしましたとおり、
河原井拓也さんの退職に伴い、欠員となった同
組合議会議員1人を選挙するものであります。
お諮りいたします。
選挙の方法につきましては、議長の
指名推選によりたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
阿部銀次郎君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は議長の
指名推選によることに決定いたしました。
議長から指名いたします。三条・燕・西蒲・
南蒲広域養護老人ホーム施設組合議会議員に
山 田 富 義 さん
を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま議長において指名いたしました山田富義さんを三条・燕・西蒲・
南蒲広域養護老人ホーム施設組合議会議員の当選人と決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
阿部銀次郎君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました山田富義さんが三条・燕・西蒲・
南蒲広域養護老人ホーム施設組合議会議員に当選されました。
本席から当選人に対し、当選の告知をいたします。
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◎日程第9. 議第1号から議第22号
報第1号及び報第2号
以上24件
一括上程
○議長(
阿部銀次郎君) 日程第9、議第1号から議第22号、報第1号及び報第2号の以上24件一括議題といたします。
市長の施政方針及び提案理由の説明をお願いいたします。市長。
〔登壇〕
○市長(國定勇人君) おはようございます。本日から、来年度各
会計予算案を御審議いただくに当たり、私は、来年度の施政方針を明らかにし、議会を初め市民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げる次第であります。
間もなく平成という時代が幕をおろします。このことは、今上陛下の退位に伴う儀礼の一環にとどまることなく、1つの時代が終わり何かが実際に変わっていく、そんな節目になっていくのだと私は強く感じずにはいられません。
思えば、平成は我が国の社会の成熟に伴い、さまざまな分野で多様化が進んだ時代でした。その変化は、経済分野では、大きな市場を宿命的に求め続けなければならない大企業にかわって、変化の早い小さなニーズを機動的に拾い続けることのできる
中小企業の時代をもたらし、それらを活力の源とする地方都市の地位を相対的に高めてきました。
こうした大企業よりも
中小企業、大都市よりも
中小地方都市という追い風の中で、このまちの
アイデンティティーを形づくる
ものづくりは恒常的な盛況を呈し、さらに地域の活力を端的に示す人口動態はほぼ全ての世代で改善を見せるなど、前向きな動きが随所に見られるようになっています。
しかし、新たな時代に追い風が吹くとは限りません。
ソーシャルメディアの普及を初めとする加速度的なコミュニケーションの拡張は、情報の送り手と受け手の垣根をさらに取り払っていきます。その結果、情報の独占によって存在意義を保つような行政は価値を失い、
にわか仕込みの施策は直ちにその空虚さを看破される、そんな時代がやってくると私は考えるのです。
これまで以上に的確にニーズを捉え、それらをもとに施策を練り上げ、なされた評価に真摯に耳を傾けながら不断の改善を図っていく、無数の個人が能動的な参加者としてみずからの体験を広範囲に共有するような時代だからこそ、行政の分野においても、上辺を取り繕うことなく施策の本質を磨く努力を重ねていくことが格段に重要となっていきます。
他方、時代の画期を迎える中にあっても私たちが変わらず大切にし続けなければならないものがあります。
その1つが、行政の担い手としての矜持、すなわち有能さ、頼りがい、正直さがもたらす市民からの信頼です。
新たな時代に真摯に向き合い、信頼を得る道を愚直に模索し続けることが、結果として新たな時代を切り開く力を私たちに与え、このまちに
持続可能性をもたらしていくと考えるのです。
この思いのもと、2つの時代が交わる節目であり、くしくも
総合計画後期実施計画の初年度という
行政運営にとっての節目でもある来年度、このまちのデザインを描き切るべく、新たな時代への最初の一歩を、そして平成最後の一歩を着実に踏み出してまいります。
時代に合った形で、子供たちの生きる力を育むため、全国に先駆けて取り組んできた三条市の
小中一貫教育は、今年度、
取り組み開始から10年を経たことで、また全ての小中学校が学園制に移行するなど、基本的な
運営体制が整ったことで名実ともに節目を迎えました。
来年度からは、これまでの積み上げを基礎としながら
小中一貫教育の価値をさらに高める
取り組みを進めていくことが必要です。
9年間の学びの系統性、連続性を担保する
小中一貫教育カリキュラムは、これまで日々の実践の中で恒常的に改善を図ってきましたが、今後実施される
学習指導要領の改訂に合わせ、子供の学習意欲を一層高めるものに、また学園の実態や特色などを踏まえたものにさらに洗練、深化すべく全ての教科について見直しを行ってまいります。
また、世界の
教育現場では、ICTの活用によって学びの環境が革新され始めています。みずからの興味に基づき、試行錯誤を繰り返すことでより多くのことを学べるといったメリットなどを念頭に、これからの時代における教材、
教育方法のあり方に関する研究を進めてまいります。
他方、かつて自主性や創造性、社会性などを育む上で、重要な役割を果たしていたみんなと自由に遊ぶ体験を今日の社会環境に適した形で子供が得ることができるよう、まずは放課後の学校を活用した遊び場を開設するとともに、地域の公園や集会所といった身近な空間の活用についても検討を進めてまいります。
このまちの
アイデンティティーである
ものづくりは、昨年のジャパン・ハウス・ロンドンでの企画展などを通して広く海外にも知られるようになってきました。
この
ものづくりをさらに磨き上げ、
持続可能性を確かなものとするためには、やはり
価格決定力を追求し続けなければなりません。
そこで、
最終製品系企業にあっては、引き続きコト・ミチ人材の育成、活用を通じて各企業の
技術力等をよりどころとした独自の世界観の展開などを支援し、
ニッチトップ企業の輩出に努めてまいります。
一方、
部品加工系企業にあっては、
リアル開発ラボ事業においてよりきめ細かく
企業間連携を支援するとともに、専門家の指導のもと、個々の企業が有する要素技術を結びつけ、相互を綿密に調整することを通じてすり合わせ型の
ものづくりをさらに洗練していくなど、
ニッチ市場への進出に向けた課題の分析、解決などを広範に図っていく
ニッチ分野進出支援事業に取り組んでまいります。
さらに、
ものづくりのまちとしての地位を継続的に高めていくためには、新たな
経済的付加価値を生み出す環境を整えつつ、そうした進取果敢なイメージを広めていくことが重要です。
そこで私たちが想像すらしない、時代の潮流を捉えた何かを見据えている方々とこのまちが有する高い技術力を初めとした経営資源を有機的に結びつけることによって革新的な事業の創出を図る新
産業起業家等育成支援事業を新たに展開してまいります。
また、活況を呈しているこのまちの経済の足かせになりかねない人手不足に対処するため、独自の
求人情報発信ウェブサイト、
三条おしごとナビを着実に運用するほか、インターンシップを核に学生と
市内企業の交流の促進、相互理解の深化を図る仕組みを構築するなど、移住や転職の予備軍ともいうべき方々が三条市に興味、関心を持ち、実際の行動へとつなげていただけるような働きかけを行ってまいります。
意識しなくても健幸に暮らし続けられる環境をつくっていくため、これまで外出を誘引し、交流を促すさまざまな
取り組みを展開してきました。そしてさらに幅広い層に行動変容をもたらす方策を探るために今年度実施した
インタビュー調査の結果、身近な人からの誘いが高齢者の外出誘引に効果的であるということが明らかとなりました。
このことを踏まえ、来年度は、誘う人と誘われる人の関係性を深め、そこを手がかりにそれぞれの意欲に寄り添いながら直接生の声で誘い出すという一連の仕組みを整えるとともに、個人のお宅や商店の店先といった民間の場なども活用した多様な集いの場の創出に取り組んでまいります。
また、市民の念願である三条市
体育文化会館にあっては、12月から供用を開始し、
図書館等複合施設にあっては、
基本設計及び実施設計に着手することになります。これら2つの
複合施設を中核としたまちなかにおける交流やにぎわいの創出に向け、まちなかの
にぎわい創出円卓会議においてハード・
ソフト両面からの検討を引き続き進めてまいります。
大阪府北部地震や平成30年7月豪雨など、昨年も大きな災害が頻発し、各地に深刻な被害をもたらしましたが、そうした中にあってこのまちでは、2度の大水害から年月が経過し、当時を知らない世代も多くなってきており、自助、共助の理念の浸透を意識的、継続的に図っていくことは極めて重要であると考えています。
そこで、垂直避難では安全が確保できない地区の方々の
避難行動等をより適切にサポートするためにこの度改訂した
豪雨災害対応ガイドブックに関する説明を初め、各種災害への備えや適切な対応の重要性などを伝える研修や講演を全市で継続的に実施してまいります。
また、大面川の氾濫対策として調整池の整備に向けた地質調査と
基本設計に取り組むとともに、出水期に頻発する市内各所の浸水被害の軽減を図っていくため、
西本成寺地内における
雨水貯留施設の整備、三竹地内における
排水路改良工事に引き続き取り組んでまいります。
他方、
県央基幹病院の開院に向け、
都市計画道路下須頃上須頃線の新設及び拡幅に引き続き取り組むとともに、三条市民はもとより医療圏の住民にとっての命の道とも言える国道403
号三条北バイパスの一部区間及び国道289号八十里越区間の速やかな整備を国や県に対して要望してまいります。
誰もが幸せを感じられるまちとなるためには、互いの違いを認め、個々の意思を尊重し、ともに支え合いながら暮らす
環境づくりを進めていくことが必要です。
来年度は、障がいのある方が
日中活動等を行う新たな施設の整備を支援するとともに、
相談支援体制を充実させるため、嵐南・栄地域に
相談支援事業所を増設するほか、より自立した生活を営めるよう、企業から切り出した業務を行うチャレンジドオフィスへの支援を初めとした一般就労の促進を図る
取り組みを進めてまいります。
また、ひきこもりの状態にある方々などに対しては、外出意欲を喚起し
自己肯定感をもたらす活動の場を整えることでその社会復帰を後押しする体制をさらに充実させてまいります。
他方、加齢等により介護や支援が必要となっても、多くの方が住みなれた場所で過ごしたいと考えています。こうした思いに応える
地域包括ケアシステムの機能を最大限に高めるため、三条市
地域包括ケア総合推進センターを開設し、三条市
医師会等と連携しながら現場の実情を踏まえた適切な支援体制の構築を進めてまいります。
加えて、要支援者に対する
無料歯科検診や介護職員の
スキル向上に向けた
歯科衛生士による実地指導などの
口腔ケア事業によって介護予防、
重度化防止等を図るとともに、医療費や介護費用の縮減に取り組んでまいります。
このまちの若者に高校卒業後の新たな選択肢を示すためにこれまで進めてきた2つの
取り組みは、それぞれ新たなステージへと移行しました。
創造性豊かなテクノロジストを育成していく上での基本理念と名称を定めた三条技能創造大学にあっては、10月の大学設置認可申請に向け、教員の確保や教育課程の作成等に
取り組みつつ、高校生や保護者、進路指導担当者に対する周知を徹底し、入学生の確保を図っていくほか、大学の特長である産学連携実習を安定的に実施していくため、その趣旨を御理解いただきながら協力企業の開拓を引き続き進めてまいります。
また、いよいよ本年1月に施設建設に着手した医療系高等教育機関にあっては、着実な施設整備はもちろんのこと、教員や学生の確保を初めとする運営事業者の諸般の準備等に全面的に協力し、来年4月の開校を万全の形で迎えることができるよう取り組んでまいります。
燕三条工場の祭典を初めとした
ものづくりの魅力を伝える
取り組みは、多くの人々の心を捉え、ついに今年度は職人を志し、遠くフランスからこの地に移り住む方もあらわれるなど、改めてこのまちの
ものづくりが持つ規格外の訴求力を実感させられました。
しかし、このまちのすばらしさはそれだけではありません。すぐれた教育環境や多彩な就労の場など、当地のさまざまな魅力を磨き上げ、適切に発信していくことによってさらに多くの方々を引きつけることができると考えています。
中でも下田地域は、四季折々の趣を見せる大自然を初めとしたかけがえのない資源が数多く存在しているにもかかわらず、人口動態の面では、依然として全ての世代で転出超過が続いており、このエリアが持つ可能性の具現化に注力していくことが重要です。
そこで、懐古的でありながら、今日的で個性的な暮らしを営める地域として広く提案することにより、そこに価値を見出す若者を呼び込んでいくため、当地域のさまざまな資源を、それらと親和性が高い、地域固有の生活や伝統文化、自然などを尊重するチッタスローの世界観に沿ってまとめ上げてまいります。
具体的に来年度は、2019スカイランナー・ワールドシリーズ開幕戦を初めとする大自然を生かした各種のスポーツ競技会を開催するとともに、優雅で洗練された趣味というイメージの強いフライフィッシングのイベントなどを実施していくほか、有機農業や放牧畜産を推進し、自然と調和した地域を象徴する
取り組みとして効果的に発信してまいります。
また、日本人旅行者はもとより、近年爆発的に増加している外国人旅行者の受け入れ拡大は、さまざまな分野に新たな需要を生み出し、移住に欠かせない就労の場を多様化させていく可能性を秘めています。
これまで大きな成果を上げてきた産業観光に加え、カヌーやラフティングといった当地の特徴を生かしたアウトドアアクティビティーを満喫できる体験型観光の充実に取り組むことで、交流人口の増加がさらなる事業と雇用の拡大を生むという流れをつくり出してまいります。
人生100年時代すら構想される今日、高齢者の活躍なくしてはまちの活力を維持し続けることは困難です。
これまでセカンドライフ応援ステーションや有償ボランティアなどの
取り組みによって、高齢者の活躍の場は徐々に広がっていますが、さらにその場を拡大していくため、地域におけるイベントの運営補助やひとり暮らし高齢者世帯等の見守り、安否確認といった生活支援分野における活動などを充実させつつ、いまだ顕在化していない需要の掘り起しに努めてまいります。
さらに、高齢者の就業促進に向けて先ほど申し上げた
求人情報発信ウェブサイトの活用を進めるとともに、シルバー元気プロジェクトに関係機関との意見交換や
取り組みの検討の場を設けることなどによって、就労意欲の旺盛な高齢者と慢性的な人手不足にある地元企業とを結びつけてまいります。
地域の実情を熟知している地元の建設業者に十分な仕事量を供給していくため平成29年度に嵐北地域の一部に導入した包括的維持管理業務委託は、受託者のきめ細かな対応によって社会インフラの効率的、安定的な維持管理のみならず市民満足度の向上にも大きく寄与しています。
来年度は、これまでの
取り組みの検証結果を踏まえ、委託期間の延長や橋梁点検といった対象業務の拡大など、必要な見直しを行った上で嵐北地域全域及び下田地域に対象エリアを拡大してまいります。
他方、既にあるものを賢く使い続けるという社会インフラに対する概念の転換を具現化したとも言える今年度のミズベリング三条の
取り組みは、かわまち交流拠点施設を多くの人々が思い思いの交流を楽しむ魅力的な空間へと生まれ変わらせつつあります。
このように既存の社会インフラを時代や市民のニーズに合ったものへと見直し、今日的な価値を高めていく
取り組みの一環として、来年度は三条市
体育文化会館と
図書館等複合施設の間に位置し、まちなかを面的につなぐ拠点の一つとなるポテンシャルを秘めた八幡公園の刷新に取り組んでまいります。
また、まちなかに限らず、誰の居場所にもなることができる公園は、にぎわいや交流の核となり得ます。これまでも公園の計画的な整備に力を入れてきたところですが、来年度は、トリムの森や中浦ヒメサユリ森林公園を周囲の自然環境等を最大限生かしながらリニューアルするなど、引き続き利用者の目線に立った整備に取り組んでまいります。
それぞれの地域の魅力を生かした多極分散型社会を堅持することを通し、このまちを無二の存在たらしめていくため、引き続きおのおのの優位性を高め、さらに新たな価値を付与していく
取り組みを進めてまいります。
まちなかにおいては、ハードと
ソフト両面からの
取り組みにより地区内に存在するさまざまな場と場を有機的に結びつけ、にぎわいの面展開を図っていくことを通し、かつてこの地区が有していた多くの人々が行き交う交流拠点としての機能の再生に取り組んでまいります。
須頃地区においては、医療系高等教育機関及び三条技能創造大学の建設工事を着実に進めるとともに、今後
県央基幹病院を含む広域的、基幹的な都市機能が集積されていくことを念頭に、アクセス道路等、民間投資を呼び込みやすくするための周辺環境の整備を推進してまいります。
保内地区においては、重要な交流拠点としてより象徴的な存在になれるよう、必要な環境整備を面的に展開していくとともに、その特色や魅力を効果的に発信することなどを通じた造園業の
持続可能性の獲得につながる新たなビジネスモデルの確立に取り組んでまいります。
栄地域においては、
ものづくりの重心地区としての、そして住環境にすぐれた地区としての優位性を確立するため、工業流通団地の整備及び分譲を進出企業のニーズ等を踏まえながら着実に進めていくとともに、住宅地として造成する帯織街苑の早期の完売に向け、情報発信、販売促進に努めていくほか、周辺の交通に支障が出ないよう国道8号の4車線化を引き続き国に要望してまいります。
下田地域においては、自然と調和した農業やアウトドアアクティビティーの
取り組みなどを展開し、それら当地域の各種資源をチッタスローの世界観になぞらえたものへと構成していくとともに、暮らしの基盤である地縁型コミュニティの維持、存続に向け、地域おこし協力隊などによる各集落での活動やソーシャルビジネスの立ち上げにノウハウを有する民間と連携した地域おこし起業家等育成・誘致事業を通じて地域課題の把握、解決に取り組んでまいります。
当市においては、市町村合併後最大規模となった約14億円という昨年度の除雪経費や小中学校への空調設備の整備費など、想定外の財政負担が生じたものの、中長期的な財政見通しをもとに歳入歳出のバランスがとれた財政運営を進めてきたことにより、財政の健全性を確保してまいりました。
平成31年度の当初予算編成に当たっては、これまでと同様に健全財政を堅持することを基本とし、中長期的な財政見通しを立てた中で、財政調整基金残高20億円程度を確保し続け、実質公債費比率は18%未満を維持する、という当市における財政規律を遵守しながら、三条市が魅力あふれる持続可能なまちとして発展していくために、総合計画に掲げた施策に係る経費などを確実に予算化したところであります。
来年度の
一般会計予算案は、三条市
体育文化会館、三条技能創造大学、医療系高等教育機関及び新最終処分場の施設整備事業の進捗等に伴い、投資的経費が約54億7,000万円増加し、総額530億3,800万円、対前年度比では66億4,800万円、14.3%の増となりました。
主要な財政指標につきましては、今年度決算見込みと比較して、経常収支比率は0.6ポイント高い96.7%に、実質公債費比率についても0.2ポイント高い15.5%と見込んでおります。
また、財政調整基金残高は、約16億円減少し、約50億円と見込んでおります。
いずれの指標も悪化しているものの、中長期的な財政見通しにおいて想定している範囲内で推移しており、引き続き、適切に財政をコントロールしながら、健全財政を維持してまいります。
国民健康保険事業特別会計予算案は、総額を85億9,200万円としました。平成31年度の国保税率については、今後の財政状況をシミュレーションした結果、据え置きとします。安定的な運営を図るためにも、引き続き、特定健康診査の受診の促進に努めるとともに、生活習慣病の発症予防及び重症化予防に重点を置いた保健事業に
取り組み、さらなる医療費の適正化を進めてまいります。
後期高齢者医療特別会計予算案は、総額を11億380万円とし、本制度の適正な運営を図るため、広域連合と連携し、健診事業の促進に努めてまいります。
介護保険事業特別会計予算案は、総額を97億1,230万円としました。高齢者福祉計画・第7期介護保険事業計画に基づき、高齢者がいつまでも健康で安心して暮らせるよう、適正な介護サービスの提供と認知症への支援や介護予防などの地域支援事業の充実に努めてまいります。また、保険者として事業者及び従事者のさらなる質の高いサービス提供に向けた意欲の向上を図るため、自立支援、重度化防止に資する介護サービスの提供により成果を上げた事業者に対する褒賞制度を創設してまいります。
農業集落排水事業特別会計予算案は、総額を7億6,380万円とし、接続率の向上を図るとともに、今後の利用状況を踏まえ、適切な施設の維持管理に努めてまいります。
公共下水道事業特別会計予算案は、総額を30億4,710万円とし、農業集落排水事業同様に接続率の向上を図るとともに、雨水整備については、豪雨発生状況を踏まえ、引き続き浸水リスクの軽減に向けた対策に取り組んでまいります。
水道事業会計予算案は、収益的支出を20億1,208万1,000円、資本的支出を8億8,321万4,000円とし、経年管の計画的な更新を図るなど、管路の耐震性の強化や漏水防止対策を進めながら、良質な水道水の安定供給と経営の効率化に努めてまいります。
次に、これまで申し上げてきたもののほか、来年度の主な事業について説明を申し上げます。
まず、総務・文教関連施策であります。
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を翌年に控え、来年度は、出場が期待される三条市の選手を市民を挙げて応援する体制を整えていくことはもちろんのこと、コソボ共和国のホストタウンとして交流事業等を実施し、お互いの理解と友好の促進を図るとともに、大会本番に向け、同国選手団を心を込めてお迎えするための準備を進めてまいります。
防災対策については、いざという事態に際し、災害対策本部が置かれる三条庁舎の耐震性を確保するため、補強工事に係る実施設計を行っていくほか、今年度から体制を整えた異常降雪時の消防団による除雪対応等に必要な機材の充実を図ってまいります。
教育、子育て環境の充実については、本年10月から全国で実施が予定されている幼児教育、保育の無償化に向けて万全の体制を整えてまいります。
また、地域の実情を踏まえた一体感のある学園運営を目指し、これまで三条おおじま学園及びさかえ学園で地域の方とともに進めてきたコミュニティ・スクールの
取り組みを新たに四つ葉学園及びしただの郷学園に導入してまいります。
あわせて、社会環境等の変化に伴い、子供が体を動かして遊ぶ機会が減少していることを踏まえ、自然の中での体験活動や日常的な保育における屋外活動の積極的な実施等により、健やかな成長に欠かすことのできない幼児期における運動機会の確保に取り組んでまいります。
さらに、子供の発育に悪い影響を及ぼしかねない虫歯をより効果的に予防していくため、現在小学校でのみ実施しているフッ化物洗口を保育所、幼稚園等に拡大し実施してまいります。
加えて、子育てに係る経済的負担を軽減するため、中学生の通院に係る子ども医療費助成の所得制限を廃止し、対象者を全ての中学生にまで拡大してまいります。
そのほか、下田地域の保育所等の給食において自然の力を最大限に生かして育てた有機米を提供する
取り組みを進めてまいります。
他方、外国人労働者の増加等に伴い、その子供が市内の学校に就学する事例も増えています。こうした現状において外国人児童生徒の適切な教育機会を確保していくため、日本語指導や学校生活の支援などを行う外国人、帰国子女支援員を配置してまいります。
次に、市民・福祉関連施策についてであります。
今や国内最大規模となった諸橋轍次博士記念漢詩大会及び今年度初めて実施した諸橋轍次記念漢字文化理解力検定については、博士の偉業を後世に伝えていく場として、また我が国の貴重な財産である漢字文化に光を当てる場として一層の魅力向上に取り組んでまいります。
また、歴史の道八十里越の国指定史跡への指定を目指し、引き続き測量及び発掘調査を実施するとともに、史跡の活用に向けた整備計画の策定に取り組んでまいります。
移住の促進については、三条ファンクラブの会員などを対象に交流イベントを開催するほか、移住後の具体的な生活をイメージするためのお試し居住を引き続き実施するとともに、不安や悩みの受け皿として(仮称)移住者交流サークルを新たに立ち上げてまいります。
国際交流については、本年度御議決をいただいた中華人民共和国重慶市巴南区との友好都市提携に調印し、相互の理解と友好の促進、経済面での連携などを図っていくほか、湖北省鄂州市との友好都市提携から25周年という節目も捉え、両都市への訪問事業を実施してまいります。
地域の方々の御理解と御協力のもとで進めている新最終処分場の建設については、来年4月の供用に向けて造成工事、本体工事等を着実に進めていくほか、近隣の方が気軽に集える憩いの広場の整備について検討を進めてまいります。
健康寿命の延伸については、加齢とともに活力が低下し、心身の脆弱性があらわれた人を早期に発見するため、イベントや集いの場等においてフレイルチェックを実施し、その結果をもとに適切に介入していくことで要介護状態への進行抑制を図ってまいります。
公営住宅については、施設の老朽化に対応するため、昨年管理戸数の適正化と施設の安全性の確保を目的に見直した三条市営住宅長寿命化計画に基づき、市営南四日町住宅の耐震改修に着手するとともに、計画的な予防保全に努めてまいります。
医療、保健衛生の
取り組みについては、下田地域の新たな診療所の7月の開業に向けて施設工事や医療機器等の整備などを進めていくほか、全国的に感染の拡大が問題となっている風疹の予防対策として、抗体保有率の低い世代の男性を対象に、抗体検査やワクチン接種を実施してまいります。
他方、本年は、名誉市民ジャイアント馬場氏の没後20年の節目の年であることから、幅広い市民の皆様からの御協力のもと、国民に夢と希望を与え続けたその功績を後世に伝える顕彰事業を実施してまいります。
最後に、経済・建設関連施策についてであります。
産業振興については、地域に経済的波及効果を及ぼす市内中核企業の地域未来投資促進法に基づく支援の活用拡大を図っていくとともに、海外展開支援として、JICA事業の支援のもと、ベトナムで現地の需要に沿ったブランドの企画、生産、販売などに取り組む
市内企業の販売拠点の整備等を支援し、またジェトロの支援を受けながらこれまで取り組んできた台湾での販路開拓に向け、調査事業等を実施していくほか、その他の国々への進出、販路開拓についてもその双方を視野に入れて
取り組みを展開してまいります。
さらに、一定の成熟期に入ったと言える燕三条工場の祭典については、その世界観に価値を見出している方々の興味、関心をこれまで以上に深く掘り下げ、コンテンツや情報提供の個別化を進めることによってプレミアム感の醸成、さらなる満足度の向上に努めてまいります。
加えて、インバウンド戦略として、我が国への旅行者全体に占める割合の高い台湾と中国にターゲットを絞り、台湾にあっては、旅行先の選択行動に大きな影響を及ぼしている現地メディア等を対象としたファムトリップを、また中国にあっては、近年富裕層で関心が高まっている伝統文化等の体験と健康診断を組み合わせたツアーを実施するなど、それぞれの実情を踏まえた集客に取り組んでまいります。
農業の振興については、農産物の品質向上や競争力の強化、販路の開拓等につながるGAP認証の取得を新たに支援するほか、先進農業者のもとで栽培技術等を学ぶ青年就農者育成等支援事業の間口をより広げるため、派遣研修先を県内農業者にも拡大してまいります。
他方、社会インフラの適正な維持管理はもとより災害時において重要な役割を担う地元建設事業者の安定的な経営を支えるため、建設機械の運転等に係る資格取得を引き続き支援するとともに、今後の建設需要等を見据え、建設技術者の育成策や若年世代の取り込みなど、必要な対策の検討を進めてまいります。
以上、来年度の施政方針について申し上げました。
間近に迫った画期を経て、いつの日かこの平成を振り返ったとき、多くの人々が「あのころはよかった」と感じるような時代ではなく、多少の郷愁を感じながらも前を向いて力強くさらに未来を切り開いていこうと自然に思うことのできる時代を市民の皆様方とともに築き上げてまいりたいと切に願っております。
何とぞ議会の皆様の御理解と御協力をいただき、御決定を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
阿部銀次郎君) 副市長。
〔登壇〕
○副市長(若山 裕君) それでは、ただいま御上程いただきました各議案につきまして、初めに議第12号から議第22号まで、次に議第9号から議第11号まで、続いて議第1号から議第8号まで、最後に報第1号及び報第2号の順に提案理由の説明を申し上げます。
最初に、議第12号
辺地総合整備計画の策定について説明いたします。
平成28年度に策定した笠堀地区及び中浦地区に係る
辺地総合整備計画が平成30年度で終了することに伴い、引き続き両地区を対象とした計画を策定するものでございます。
内容及び事業費は、笠堀地区については塩野渕多目的集会施設改修事業992万2,000円及び市道原田2号線舗装事業300万円、事業費総額は1,292万2,000円でございます。財源の内訳は、特定財源を496万1,000円、一般財源を796万1,000円とし、一般財源のうち790万円に辺地対策事業債を充当するものでございます。
次に、中浦地区については、市道森町中浦線道路改良及び舗装事業7,000万円、市道大和田線舗装事業500万円並びに中浦ヒメサユリ森林公園ステージ整備事業3,000万円、事業費総額は1億500万円でございます。財源の内訳は、特定財源を3,500万円、一般財源を7,000万円とし、一般財源の7,000万円に辺地対策事業債を充当するものでございます。
計画期間は、平成31年度から平成33年度まででございます。
次に、議第13号 消費税率及び
地方消費税率の引上げに伴う関係条例の整理に関する条例の制定について説明いたします。
制定の趣旨は、消費税率及び
地方消費税率が引き上げられることに伴い、関係条例について必要な改正を行うものでございます。
改正する条例は、三条市廃棄物の減量及び
適正処理等に関する条例、三条市下水道条例、三条市農業集落排水施設条例及び三条市給水条例の4本でございます。
改正の内容は、し尿処理手数料、下水道使用料、農業集落排水施設使用料、水道料金及び水道加入金の額を算出する際に乗じる率を100分の108から100分の110に改めるものでございます。
施行期日は、平成31年10月1日でございます。
次に、議第14号 三条市
教育事務の職務権限の特例に関する条例等の一部改正について説明いたします。
改正の趣旨は、文化財保護法及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正に伴い、現在当市においては、教育委員会が市長部局の職員に補助執行させている文化財の保護に関する事務を市長が管理、執行できるようになるため、これに必要となる関係条例の改正を行うものでございます。
改正する条例は、三条市
教育事務の職務権限の特例に関する条例、三条市行政組織条例及び三条市文化財保護条例の3本でございます。
次に、改正の内容でございます。まず、三条市
教育事務の職務権限の特例に関する条例の一部改正については、市長が管理及び執行する
教育事務に文化財の保護に関することを加えるものでございます。
三条市行政組織条例の一部改正については、市民部の事務分掌に文化財の保護に関することを加えるものでございます。
三条市文化財保護条例の一部改正については、文化財の指定等に係る権限を市長に移すため、また文化財保護審議会の委員要件が文化財保護法の趣旨に適合していることを明確にするため、必要な条文の改正を行うものでございます。
施行期日は、平成31年4月1日でございます。
次に、議第15号 三条市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について説明いたします。
改正の趣旨は、職員の健康の保持、増進のため、労働基準法等の改正によって時間外労働に上限規制が設けられた民間企業に準ずるとともに、休日勤務の代休制度を拡充することから、必要な改正を行うものでございます。
改正の内容は、1点目として、命令できる時間外勤務の上限時間など時間外勤務に関し必要な事項を規則で定めることとする規定を整備するものでございます。
2点目として、休日に4時間以上勤務することを命じた場合には、4時間の代休を指定できることを定めるとともに、これに伴い必要となる関係条例の整備を行うものでございます。
施行期日は、平成31年4月1日でございます。
次に、議第16号 三条市
手数料条例の一部改正について説明いたします。
改正の趣旨及び内容は、建築物に関する確認等に係る手数料を改めるとともに、建築基準法の一部改正により新たに付与される権限に係る事務の手数料を定めるほか、必要な字句の改正を行うものでございます。
施行期日は、建築基準法の一部を改正する法律第2条の施行の日またはこの条例の公布の日のいずれか遅い日等でございます。
次に、議第17号 三条市
災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について説明いたします。
改正の趣旨は、
災害弔慰金の支給等に関する法律等の一部改正に伴い、災害援護資金の制度内容について市町村の定める事項が拡大されることから、それらを定めるために必要な改正を行うものでございます。
改正の内容は、1点目として、現在3%の災害援護資金の貸付利率を無利子とすることを定めるものでございます。
2点目として、災害援護資金の貸し付けを受けようとする者は保証人を立てなければならないことを定めるものでございます。
3点目として、災害援護資金の償還方法に現行の半年賦償還のほか月賦償還を加えるものでございます。
施行期日は、平成31年4月1日でございます。
次に、議第18号 三条市
子ども医療費助成条例の一部改正について説明いたします。
改正の趣旨は、子育て家庭の経済的負担の軽減を図るため、子ども医療費の助成対象期間を拡大することから、必要な改正を行うものでございます。
改正の内容は、通院等にかかる医療費の助成期間について、一定の要件を満たした場合を除き満12歳未満に達する日以後最初の3月末日までとしているものを、一律に満15歳に達する日以後最初の3月末までに拡大するものでございます。
施行期日は、平成31年10月1日でございます。
次に、議第19号 三条市廃棄物の減量及び
適正処理等に関する条例の一部改正について説明いたします。
改正の趣旨は、適切な受益者負担のあり方等を踏まえ、一般廃棄物及び産業廃棄物の処理にかかる手数料を適切な額に見直すなど必要な改正を行うものでございます。
改正の内容は、1点目として、家庭廃棄物のうち市が収集を行うものについて1リットル当たりの単価を現在の1円から1.2円とし、指定袋の額を改めるとともに清掃センターに市民が搬入する家庭廃棄物並びに事業者が搬入する事業系一般廃棄物及び産業廃棄物については、10キログラムまでごとの単価を現在の60円から65円に改めるものでございます。
2点目として、学校教育法の改正により学校制度に新たに専門職大学が設けられることから、専門職大学前期課程修了者を短期大学卒業者と同等に取り扱うよう、一般廃棄物処理施設に置く技術管理者の資格に関する規定を改めるものでございます。
施行期日は、平成31年4月1日等でございます。
次に、議第20号 三条市水道法に基づく
布設工事監督者を配置する水道の
布設工事等を定める条例の一部改正について説明いたします。
改正の趣旨は、学校教育法等の一部改正に伴い、水道
布設工事監督者等の資格について必要な改正を行うものでございます。
改正の内容は、1点目として、学校教育法の改正により学校制度に新たに専門職大学が設けられることから、専門職大学前期課程修了者を短期大学卒業者と同等に取り扱うよう、水道
布設工事監督者等の資格に関する規定を改めるものでございます。
2点目として、技術士法による技術士試験の選択科目が改められることに伴い、同試験への合格を要件としている水道
布設工事監督者の資格に関する規定を改めるものでございます。
施行期日は、平成31年4月1日でございます。
次に、議第21号 三条市白鳥の郷公苑の
指定管理者の指定について説明いたします。
現
指定管理者であるヒメサユリの小径・白鳥の郷運営委員会の解散に伴い、新たな
指定管理者候補を決定したことから、提案させていただくものでございます。
指定管理者となる団体は、森町白鳥の郷公苑管理組合でございます。
指定の期間は、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間でございます。
次に、議第22号 新潟県
市町村総合事務組合規約の変更について説明いたします。
本件については、非常勤職員に対する公務災害の補償等に関する事務を共同処理する団体に三条・燕・西蒲・南蒲広域養護老人ホーム施設組合を加えることに伴い規約を変更するため、
地方自治法第290条の規定により議会の議決を求めるものでございます。
施行期日は、総務大臣の許可の日でございます。
次に、議第9号 平成30年度三条市
一般会計補正予算について説明いたします。
第1条におきまして、歳入歳出予算の総額にそれぞれ7億8,523万5,000円を追加し、補正後の予算の総額を512億1,129万円とさせていただくものでございます。
第1表の歳入歳出予算補正につきまして、歳出から説明いたしますので、2ページをお願いいたします。2款総務費、補正額5億2,492万7,000円は、職員の普通退職に伴う退職手当の増額、ふるさと三条応援寄附金の財政調整基金への積み立てを行うほか、4月7日執行予定の県議会議員選挙の準備経費や期日前投票所にかかる経費等について措置させていただくものでございます。
3款民生費、補正額7,244万3,000円は、社会福祉法人が国の補助金を活用して行う社会福祉施設の整備に対して補助するほか、養護老人ホーム等への入所者の増に伴う老人保護措置委託料の増額、利用者の増加に伴う障がい児通所給付費の増額、国の交付金を活用した私立保育園のブロック塀の解体等に対する補助金、平成29年度の国の子ども・子育て支援交付金などの額の確定に伴う償還金について措置させていただくものでございます。
4款衛生費、補正額278万円は、風疹の定期予防接種の対象者として抗体保有率が低い男性が追加されたことに伴い、抗体検査及びワクチン接種の実施に係るシステム改修等を行うほか、平成29年度の国の子ども・子育て支援交付金の額の確定に伴う償還金について措置させていただくものでございます。
6款農林水産業費、補正額1,007万円は、県が国の補正予算を活用して、入山地区及び反田地区のため池整備事業の進捗を図ることに伴い、負担金を増額するものでございます。
7款商工費、補正額668万5,000円は、国の補助金を受け、消費税率の引き上げの影響を緩和するために実施されるプレミアムつき商品券の発行などに係るシステム開発を行うものでございます。
8款土木費、補正額1億6,831万円は、除雪作業等により損傷した道路の補修に係る工事請負費の増額や、市道消雪施設工事費補助金の増額のほか、国の補正予算を活用し、支所土場線の道路改良事業の進捗を図るため工事請負費等を増額するものでございます。また、公共下水道事業特別会計において、平成29年度に発生した落雷に係る災害復旧事業について、国の負担金の交付決定を受けたことにより必要な予算措置を行うことに伴い、公共下水道事業特別会計繰出金を減額するものでございます。
10款教育費、補正額2万円は、寄附金を受け、音楽イベントで活用する看板を購入するものでございます。
次に、歳入について説明いたしますので、1ページをお願いいたします。10款地方交付税、補正額1億3,018万1,000円は普通交付税でございます。
12款分担金及び負担金、補正額135万5,000円、14款国庫支出金、補正額7,494万4,000円、15款県支出金、補正額667万5,000円、17款寄附金、補正額5億1,218万円は、それぞれ歳出の説明内容に伴うものでございます。
21款市債、補正額5,990万円は、後ほど第4表、地方債補正で説明させていただきますので、3ページをお願いいたします。
第2表、繰越明許費補正は、歳入歳出予算で説明いたしました国の補正予算に伴う事業のほか、年度内に事業が完了しない見込みのものについて、追加で17件、14億4,990万7,000円、変更で1件、130万円の増額をお願いするものでございます。
5ページをお願いいたします。第3表、債務負担行為補正、1、変更、番号1は、県央土地開発公社が行う住宅団地造成事業資金の借り入れに係る債務保証でございまして、当初今年度末を予定していた造成事業の完了が平成31年7月末に変更されたことに伴い、期間を平成30年度から平成31年度までに、限度額を9,108万4,000円減額し、補正後限度額を3億5,100万8,000円とするものでございます。
6ページをお願いいたします。第4表、地方債補正、1、変更は、それぞれ歳入歳出予算補正で説明いたしました国の補正予算に伴うものでございまして、県事業費負担金費、補正後限度額5,260万円、1,000万円の増は、ため池整備事業に係る県事業費負担金の増額に充てるもの、市道整備事業費、補正後限度額9億7,040万円、4,990万円の増は、支所土場線、大島164号線の道路改良事業の事業費の増額に充てるものでございます。
次に、議第10号 平成30年度三条市
介護保険事業特別会計補正予算について説明いたします。
第1表、歳入歳出予算補正につきまして説明いたしますので、1ページをお願いいたします。第1表、下段の歳出、2款保険給付費、補正額2,755万9,000円の減、4款地域支援事業費、補正額2,755万9,000円の増は、サービス利用者の増加などに伴い、地域支援事業費の介護予防・生活支援サービス事業等に係る支給費を増額するとともに、不用額が見込まれる保険給付費の居宅介護サービス給付費の減額を行うものでございます。上段の歳入につきましては、今ほど説明いたしました歳出の説明内容に伴う財源更正をお願いするものでございます。
次に、議第11号 平成30年度三条市
公共下水道事業特別会計補正予算について説明いたします。
第1表、歳入歳出予算補正につきまして説明いたしますので、1ページをお願いいたします。平成29年度に発生した落雷により被害を受けた三条下水処理センターの災害復旧事業に係る国庫負担金の決定等に伴う財源更正をお願いするものでございます。
第1表、歳入歳出予算補正の上段の歳入において、3款国庫支出金、補正額540万2,000円、4款繰入金、補正額800万2,000円の減、7款市債、補正額260万円をそれぞれ措置し、これに伴い下段の歳出では、3款公債費の財源更正を行うものでございます。
2ページをお願いいたします。第2表、繰越明許費は、年度内に完了しない見込みの事業について、公共下水道建設事業4,473万3,000円及び特定環境保全公共下水道建設事業3,992万2,000円をそれぞれお願いするものでございます。
3ページをお願いいたします。第3表、地方債補正、1、追加、公共下水道施設災害復旧事業費、限度額260万円は、先ほど歳入歳出予算補正で説明いたしました平成29年度に発生した落雷に係る災害復旧事業について、国の負担金の交付決定を受けたことに伴い措置するものでございます。
次に、平成31年度各会計予算について、予算書により説明いたします。
予算書の1ページをお願いいたします。議第1号 平成31年度三条市
一般会計予算でございます。
第1条で歳入歳出予算の総額を530億3,800万円と定め、第2条で債務負担行為を、第3条で地方債をそれぞれ定め、第4条で一時借入金の最高額を150億円とし、第5条で歳出予算の流用について定めるものでございます。
2ページをお願いいたします。第1表、歳入歳出予算について、歳入から説明いたします。
なお、平成31年度の各予算案の大綱と主要施策等につきましては、先ほど市長が平成31年度施政方針で述べられたところでありますので、説明は要点のみとさせていただきます。
1款市税、予算額129億6,585万9,000円でございます。景気の緩やかな回復基調を踏まえ、前年度と比べ法人市民税は0.3%の増と見込んでおりますが、個人市民税は税制改正等の影響により1.6%の減と見込んでおります。また、固定資産税は土地の下落傾向が続いているものの、家屋の新増築などにより2.1%の増とし、市税全体としては0.5%の増となるものでございます。
2款地方譲与税、予算額3億7,950万円から8款自動車取得税交付金4,900万円までの各種譲与税、交付金は、地方財政対策などを踏まえ計上したものでございまして、2款地方譲与税には新たに創設された森林環境譲与税850万円を計上しております。
9款環境性能割交付金、予算額1,000円は、10月から自動車取得税が廃止され、自動車税に環境性能割が創設されることに伴うもので、存目の計上とさせていただいております。
3ページをお願いいたします。10款地方特例交付金、予算額2億2,455万円は、地方財政対策などを踏まえ、幼児教育の無償化に係る地方負担分に対する財政措置として創設された子ども・子育て支援臨時交付金1億5,424万8,000円を計上したことなどにより、前年度と比べ1億7,005万円、312.0%の増としたところでございます。
11款地方交付税、予算額95億5,000万円、前年度と比べ4.4%の増でございます。内訳といたしましては、普通交付税が84億円、特別交付税が11億5,000万円でございます。普通交付税につきましては、地方債元利償還金に係る交付税算入額の増や臨時財政対策債への振りかえ額の減等により、前年度と比べ5.0%の増としたところでございます。
15款国庫支出金、予算額77億2,016万1,000円、主なものといたしましては社会資本整備総合交付金や児童手当負担金、子どものための教育・保育給付費負担金などでございます。
16款県支出金、予算額27億5,997万5,000円、主なものといたしましては国民健康保険及び後期高齢者医療に係る保険基盤安定負担金や子どものための教育・保育給付費負担金、障がい者自立支援給付費負担金などでございます。
4ページをお願いいたします。19款繰入金、予算額36億5,794万6,000円、財政調整基金繰入金のほか、職員退職手当基金繰入金などでございます。
21款諸収入、予算額21億5,217万7,000円、主なものといたしましては制度融資等に係る預託金繰戻金や幼児教育の無償化に伴う保育所等副食費実費徴収金などの各種事業の実費徴収金、資源物売却代金などでございます。
22款市債、予算額105億1,257万7,000円、主なものといたしましてはスポーツ・文化・交流
複合施設建設事業費充当債や借換債、臨時財政対策債、一般廃棄物最終処分場整備事業費充当債などでございます。
5ページをお願いいたします。歳出でございます。1款議会費、予算額2億5,251万1,000円、議会の活動、運営に係る経費でございます。
2款総務費、予算額71億1,739万6,000円、庁舎管理や人事管理などの管理的経費のほか、三条技能創造大学及び医療系高等教育機関の施設建設や設置準備、そして地域おこし協力隊、ステージえんがわの活用等による地域の活性化などに取り組んでまいります。
3款民生費、予算額133億1,450万4,000円、保育所、児童クラブなどによる子育て支援のほか、チャレンジドオフィスへの支援による就労促進の
取り組み等、障がい者、高齢者などの福祉各分野における施策の充実を図ってまいります。
4款衛生費、予算額50億1,715万円、疾病の予防や各種健康診査による早期発見、地域医療体制の充実、子供の医療費助成の拡充を図るほか、新たな最終処分場の整備、バイオマスの利活用の推進などにも取り組んでまいります。
5款労働費、予算額1億7,949万1,000円、勤労青少年ホームの維持管理のほか、若年層の職業支援などに取り組んでまいります。
6款農林水産業費、予算額13億9,979万4,000円、下田地域における自然と調和した農業の推進のほか、販路開拓や地産地消の推進、担い手の確保、育成などの経営基盤の強化や多面的機能支払交付金事業など、生産基盤の整備等に取り組むとともに、濁沢名下線の開設など、林道の整備を進めてまいります。
7款商工費、予算額29億4,921万2,000円、
ものづくり産業の
価格決定力の確保、技術を生かした製品開発、地場産業技術の継承や販路開拓、求人情報発信ウエブサイトの運用による雇用促進などに取り組むほか、下田地域の特徴を生かした体感型観光の充実や情報発信の強化など、観光交流を推進してまいります。
6ページをお願いいたします。8款土木費、予算額51億9,793万7,000円、道路橋梁の長寿命化、包括的維持管理委託による効率的な施設の維持管理や公園施設の刷新に取り組むとともに、大島164号線、森町中浦線などの道路整備、西本成寺一丁目地内における内水対策を進めてまいります。
9款消防費、予算額17億1,395万4,000円、はしごつき消防自動車や高規格救急車等の設備、装備の更新など消防救急体制の充実を図るほか、改訂した
豪雨災害対応ガイドブックに係る研修や講演会の開催など、地域防災力の強化に努めてまいります。
10款教育費、予算額69億5,145万9,000円、各学園の特色等を踏まえたカリキュラムの見直しなど、
小中一貫教育をさらに推進するほか、
図書館等複合施設や
体育文化会館の整備に取り組むとともに、下田地域の自然を生かした国際的なスポーツ競技会を開催するなど、生涯学習やスポーツの振興に取り組んでまいります。
11款公債費、予算額89億3,423万1,000円、市債に係る元利償還金や一時借入金利子などでございます。
7ページをお願いいたします。第2表、債務負担行為につきましては、三条技能創造大学施設建設事業など4件をお願いするものでございます。
8ページをお願いいたします。第3表、地方債、三条技能創造大学施設建設事業費から借換債まで、25件、限度額の合計は105億1,257万7,000円でございます。
次に、各特別会計につきまして大綱的に説明いたします。
予算書の273ページをお願いいたします。議第2号 平成31年度三条市
国民健康保険事業特別会計予算でございます。
第1条で歳入歳出予算の総額を85億9,200万円と定め、第2条で歳出予算の流用について定めるものでございます。保険給付のほか、人間ドック検診などの健康推進事業や特定健康診査事業等を実施してまいります。
313ページをお願いいたします。議第3号 平成31年度三条市
後期高齢者医療特別会計予算でございます。
第1条で歳入歳出予算の総額を11億380万円と定めるものでございます。75歳以上の高齢者等の保険料徴収事務及び新潟県後期高齢者医療広域連合に対する保険料等の納付を行うものでございます。
333ページをお願いいたします。議第4号 平成31年度三条市
介護保険事業特別会計予算でございます。
第1条で歳入歳出予算の総額を97億1,230万円と定め、第2条で歳出予算の流用について定めるものでございます。第7期介護保険事業計画に基づき、安定した介護保険制度を運営するとともに、介護予防や
地域包括ケア総合推進センターの運営などの地域支援事業、口腔ケア等による介護予防、重度化防止の推進に努めてまいります。
387ページをお願いいたします。議第5号 平成31年度三条市
農業集落排水事業特別会計予算でございます。
第1条で歳入歳出予算の総額を7億6,380万円と定め、第2条で地方債を、第3条で歳出予算の流用についてそれぞれ定めるものでございます。12地区の農業集落排水施設の維持管理のほか、施設の長寿命化を図ってまいります。
421ページをお願いいたします。議第6号 平成31年度三条市
勤労者福祉共済事業特別会計予算でございます。
第1条で歳入歳出予算の総額を1,820万円と定め、市内の
中小企業に勤務する方々の福利厚生を図るため、給付事業や余暇事業を行うものでございます。
437ページをお願いいたします。議第7号 平成31年度三条市
公共下水道事業特別会計予算でございます。
第1条で歳入歳出予算の総額を30億4,710万円と定め、第2条で地方債を、第3条で歳出予算の流用についてそれぞれ定めるものでございます。三条地区の公共下水道事業、栄処理区及び下田処理区の特定環境保全公共下水道事業を進めるとともに、施設の長寿命化を図ってまいります。
次に、議第8号 平成31年度三条市
水道事業会計予算について、予算書により説明いたします。
予算書の1ページをお願いいたします。第2条、業務の予定量でございます。給水栓数4万862栓、年間給水量1,335万1,200立方メートル、1日平均給水量3万6,479立方メートル、主な建設改良事業6億2,740万3,000円を予定するものでございます。
第3条、収益的収入及び支出の予定額でございます。収入を21億1,887万円、支出を20億1,208万1,000円に定めるものでございます。
第4条、資本的収入及び支出の予定額でございます。収入を5億7,880万1,000円、2ページをお願い申し上げます。支出を8億8,321万4,000円に定めるものでございます。
1ページをお願いいたします。第4条の括弧書きをお願いいたします。資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額3億189万円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額4,875万8,000円、過年度分損益勘定留保資金2億5,313万2,000円で補填するものでございます。
2ページをお願いいたします。第5条、企業債でございます。限度額を総額で5億4,030万円に定めるものでございます。
第6条の一時借入金は、限度額を2億円に定めるものでございます。
第7条、予定支出の各項の経費の金額を流用することができる場合について定めるものでございます。
第8条、議会の議決を経なければ流用することができない経費について定めるものでございます。
第9条、棚卸資産購入限度額を5,076万9,000円と定めるものでございます。
なお、3ページ以降に予算に関する説明書として、予算実施計画、キャッシュ・フロー計算書などを添付しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
次に、報第1号
専決処分報告について説明いたします。
損害賠償の額の決定及び和解についての専決処分でございます。本件につきましては、平成30年2月13日に三条市下保内地内で発生した除雪作業中の事故による物的損害について、示談がまとまり、賠償金を早急に支払う必要があることから、損害賠償の額を決定し及び和解することについて、2月18日に専決処分させていただいたものでございます。損害賠償の額については52万2,072円でございます。
次に、報第2号
専決処分報告について説明いたします。
平成30年度三条市
一般会計補正予算の専決処分でございます。この内容は、今冬の降雪に係る除排雪経費及び平成29年度の国の子どものための教育・保育給付費負担金等の額の確定に伴う償還金の執行が急を要するため、去る2月8日に専決処分させていただいたものでございます。
次のページ、専決処分書をお願いいたします。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億8,826万9,000円を追加し、補正後の予算の総額を504億2,605万5,000円とさせていただいたものでございます。
1ページをお願いいたします。第1表、下段の歳出、3款民生費、補正額3,826万9,000円は、平成29年度の国県の子どものための教育・保育給付費負担金及び県の施設型給付費地方単独費用補助金の額の確定に伴う償還金でございます。
8款土木費、補正額2億5,000万円は除雪委託料でございます。
上段の歳入、10款地方交付税、補正額2億8,826万9,000円は普通交付税でございます。
以上で説明を終わらせていただきます。御審議の上、それぞれ御議決賜りますようお願い申し上げて、提案理由の説明といたします。ありがとうございました。
○議長(
阿部銀次郎君) この際議長から申し上げます。
ただいま上程の議第14号につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第23条第2項の規定により、あらかじめ教育委員会に対して意見を求めたところ、2月28日付で教育委員会から回答がありました。
つきましては、その写しをお手元に配付いたしましたので、御参照願います。
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○議長(
阿部銀次郎君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
次の会議は来る5日午前10時に開くこととし、本日はこれをもちまして散会いたします。
午前11時25分 散会...