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平成30年決算審査特別委員会( 9月26日)経済建設分科会

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  1. 三条市議会 2018-09-26
    平成30年決算審査特別委員会( 9月26日)経済建設分科会


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    平成30年決算審査特別委員会( 9月26日)経済建設分科会                決算審査特別委員会経済建設分科会記録 1 日   時  平成30年9月26日(水)午前10時 1 場   所  第3委員会室 1 出席分科員  山田富義主査 酒井 健副主査          佐藤和雄 武石栄二 横山一雄 坂井良永 長橋一弘 1 欠席分科員  なし 1 説明のための出席者          長谷川経済部長 五十嵐営業戦略室長 小林次長                  片野商工課長 瀬戸主幹兼営業戦略室主幹                  渡辺農林課長                   藤家課長補佐兼地産地消推進室長兼営業戦略室副主幹                  清水農業委員会事務局長          笹川建設部長  太田建設課長 丸山課長補佐 刈屋計画整備係長                  渡辺建築課長 坂下課長補佐                  藤澤上下水道課長 馬場・阿部両課長補佐渋川大崎浄水場長                              小山荒町ポンプ場長兼三条下水処理センター長 1 職務に従事した議会事務局職員          渡辺事務局長 坂内係長 澁谷主事
    1 審査区分    認定第1号 平成29年度決算の認定について(三条市一般会計及び各特別会計)   上記事件中、経済建設常任委員会所管分    認定第2号 平成29年度決算の認定について(三条市水道事業会計) 1 審査の経過及び結果                               開  会 午前10時00分 ○(山田富義主査) ただいまから決算審査特別委員会経済建設分科会を開会いたします。  出席全員であります。  直ちに審査に入ります。 ――*――*――*――*――*――*――*――*――*――*―― ●認定第1号及び認定第2号の以上2件一括審査 ○(山田富義主査) 当分科会の審査対象は、既に配付済みの決算審査特別委員会経済建設分科会審査区分一覧表のとおりでございますが、審査の進め方につきましては、最初に認定第1号 平成29年度決算の一般会計を款ごとに行い、続いて特別会計を行った後、認定第2号 平成29年度決算の水道事業会計の審査に進みたいと思います。  質疑につきましては、一問一答形式を遵守され、また質疑、答弁につきましては簡潔明瞭になされますようお願いいたします。  お諮りいたします。  提案理由の説明については省略したいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(山田富義主査) 御異議がありませんので、そのように決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ◎認定第1号 平成29年度決算の認定について(三条市一般会計及び各特別会計) ◆一般会計歳出、第3款民生費について ○(山田富義主査) それでは、認定第1号の一般会計歳出、第3款民生費について質疑を行います。 ○(横山一雄分科員) 答弁しやすいと思いますので、主要施策の成果その他執行実績報告書に基づいて児童遊園費について伺います。児童遊園費は465万2,000円ほどで、32施設の維持管理をいろいろされたと書いてあります。自治会等から施設が傷んだから更新してくれとか、そういうような要望がたくさん行っていると思いますけど、32カ所のうち更新されたのは何カ所かだけお伺いいたします。 ○(太田建設課長) 更新につきましては、照明器具を更新したところが1カ所ございます。 ○(横山一雄分科員) ブランコとか何かを更新しているところがあるんじゃないですか。 ○(太田建設課長) 平成29年度につきましては、遊具の更新はございませんでした。 ○(横山一雄分科員) そうすると遊具等は何もなくて、おっしゃったように照明器具等を中心にやったということですね。施設の補修、整備など児童、幼児が遊べる場として維持管理に努めたということで、全部電気関係、要するに照明関係でよろしいんですか。 ○(太田建設課長) 失礼いたしました。施設の修繕としましては、照明の修繕を行った公園が1カ所、あとトイレの改修を行った公園が1カ所ございまして、現地の更新を行ったところは全体で2カ所でございます。 ○(横山一雄分科員) 32施設ということでございますので、32施設は今おっしゃったようなトイレとかのいわゆる維持管理であったということでよろしいんでしょうか。 ○(太田建設課長) そのとおりでございます。修繕を行った箇所は2カ所でございますが、32施設に対して遊具の点検等も行っておりますので、32施設を対象に行ったとしたものでございます。 ○(山田富義主査) 以上で質疑を終了したいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(山田富義主査) 御異議がありませんので、以上で質疑を終了いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ◆第5款労働費について ○(山田富義主査) 次に、第5款労働費について質疑を行います。 ○(横山一雄分科員) 主要施策の成果その他執行実績報告書の46ページ、労働金庫預託金1億5,000万円ですけど、これで十分対応できたんでございましょうか。御承知のとおり二十数年間1億5,000万円できておりますが、労働者の生活支援の貸し付け、借り入れの関係への対応はずっとこれでオーケーなんでしょうか。 ○(片野商工課長) 労働金庫に対する預託金でございますけれども、御指摘のとおり1億5,000万円でございますが、不足なく十分に対応できていると認識しているところでございます。 ○(横山一雄分科員) 参考までに実績を――今回は29年度決算ですけど、例えば直近の平成27、28年度の利用件数はどうですか。件数だけで結構です。 ○(片野商工課長) 平成27年度の利用件数が1万16件、平成28年度が1万1,718件、直近の平成29年度が1万2,374件となってございます。 ○(山田富義主査) 以上で質疑を終了したいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(山田富義主査) 御異議がありませんので、以上で質疑を終了いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ◆第6款農林水産業費について ○(山田富義主査) 次に、第6款農林水産業費について質疑を行います。 ○(坂井良永分科員) まず農業者年金事務受託事業ですけども、今の受給者と今掛けている加入者は何人ですか。 ○(清水農業委員会事務局長) 平成29年度の受給者数につきましては、事務報告書の360ページにございますとおり599人、それから新制度を含め掛けている方でございますが、被保険者は54人となってございます。よろしくお願いいたします。 ○(坂井良永分科員) もらった人に比べて掛けている人が1割にも満たないという状況ですけども、資料を見ますと専業農家が384人とあります。この専業農家の方はみんな受給されているということで、掛けている若い方は少ないんでしょうか。 ○(清水農業委員会事務局長) 専業農家の方が全て農業者年金を掛けていらっしゃるかということについては、全てではないものですから、新制度に変わりましてから私ども12月に各世帯を回りまして、加入促進に努めているところでございます。よろしくお願いいたします。 ○(坂井良永分科員) ということは、農業委員会としてこれらの方々に対する加入促進の働きかけはやっているということですか。 ○(清水農業委員会事務局長) そのとおりでございます。 ○(坂井良永分科員) その次、決算書131ページですけども、農産物販路開拓推進事業、これは荒川区4校、調布市2校ということで、東京の小学校で販売しているわけですが、1万4,065キロということは1校にすると40俵程度で、努力はされているんでしょうけども、もっと販売できないものか、その辺の努力の状況はどうなんでしょうか。 ○(渡辺農林課長) 首都圏への学校給食用米販売の販路拡大についてのお問いでございます。過去の実績等を見まして検証等を重ね、それぞれ戦略等を検討しながら事業を進めているところでございます。販売数量については少しの伸びが見込まれたものの、それに満足することなく、出前授業であったり、または首都圏でのフェア等に参加しながら、三条産米、三条産農産物の販路について拡大を図っているところでございます。 ○(坂井良永分科員) 販売している米は特別栽培米でしょうか。 ○(渡辺農林課長) 慣行栽培のものでございます。 ○(坂井良永分科員) せっかく特別栽培米をつくっている農家があるわけですから、その辺で販路拡大することは検討されていないんですか。 ○(渡辺農林課長) 私どもで行っている首都圏向け事業につきましては、農協等に出荷したものについて学校へ納品しているところでございますけれども、最近になりまして他の農業者等からも首都圏への営業活動等に参加してもらいながら、独自の販売戦略を展開してもらうように、具体的には出前授業に生産者からも同行してもらいながら、独自の販売戦略等を行っているところでございます。 ○(坂井良永分科員) ぜひ売っていただきたいと思います。  その次のページ、決算書133ページですけども、学校給食地産地消補助金と環境にやさしい農業推進事業補助金、これは特別栽培米が中心ということでしょうか。 ○(渡辺農林課長) 三条市内の学校給食米につきましては、特別栽培米及び有機栽培米を供給しているところでございます。 ○(坂井良永分科員) 特別栽培米有機栽培米は一般のコシヒカリよりも買い入れ価格が高いんでしょうか。 ○(渡辺農林課長) お見込みのとおりでございます。特別栽培米に比べて有機米のほうが価格を高く設定してございます。 ○(坂井良永分科員) 特別栽培米よりも有機栽培米のほうが高いんですか。 ○(渡辺農林課長) 農業者への支払い価格のことをおっしゃっているかと思うんですけれども、有機米のほうが高く設定してございます。 ○(坂井良永分科員) 特別栽培米が約102トンで、有機栽培米が約22トンですから、2,000俵ちょっとですけども、これは誰が栽培――希望者を募っているんですか。 ○(渡辺農林課長) 三条市の学校給食米に関しましては、3団体にお願いしてございます。特別栽培米に関しましては2団体、有機米に関しては1団体にお願いしているといいますか、出荷されているところでございます。 ○(坂井良永分科員) この団体はどういう団体ですか。 ○(渡辺農林課長) 大きくは三条、栄、下田と全部で3地域ございますけれども、特別栽培米に関しましては三条、栄地域で1団体、それから下田地域で1団体、有機栽培米に関しましては三条市全域で1団体、合計3団体から生産していただいているところでございます。 ○(坂井良永分科員) じゃ、その次にその下の青年就農者育成事業委託料、それからその下の下で農業経営体質改善取組支援事業委託料ですけども、これは久松農園に支払うということですか。 ○(渡辺農林課長) 青年就農者育成事業委託料ということでよろしゅうございましょうか。これにつきましては、久松農園へのコンサルティング料等でございます。 ○(坂井良永分科員) それと、事務報告書を見ると渡辺果樹園ですか、そこに払っているような、そこで価格決定力の確保に取り組んでいる人を指導するということになっておりますが、以前三条市から久松農園に行って研修をして、その後に下田地域で園芸をやると、こういう人に対しての委託料だと聞いたんですけども、その辺はどうなっているんですか。 ○(渡辺農林課長) 先ほどは失礼いたしました。予算書133ページの中段でございますけれども、先ほどお答えしました青年就農者育成事業委託料は、久松農園のほか、もう一つコンサルティングをお願いしているところがございますので、その合計金額が378万円でございます。その下に、1つ飛びまして農業経営体質改善取組支援事業委託料324万円がございますけれども、私どもは通称一番星と呼んでおりまして、渡辺果樹園に対して久松農園から指導いただいたという内容でございます。 ○(坂井良永分科員) 青年就農者育成事業委託料378万円は、久松農園には支払われていないんですか。 ○(渡辺農林課長) 今ほどおっしゃいました青年就農者育成支援事業委託料は、久松農園への就農者育成コンサルティング料でございます。 ○(坂井良永分科員) 久松農園には2つの事業で支払いをしているということですか。 ○(渡辺農林課長) 決算書の2つの事業のうち、上に記載しているほうは、現地、久松農園に研修生を派遣した事業でございます。下に記載しているほうは、久松農園から三条市へ来ていただいて、結果的には果樹農家ですけれども、経営等を支援していただいたものでございます。 ○(坂井良永分科員) そうすると、三条市へ来てもらって月25万円、それと向こうで研修生を指導していることへの支払いといいますか、委託料で25万円、合計50万円支払うということですか。 ○(渡辺農林課長) それぞれの契約に基づいて支払っているものでございます。事業は別として行っております。 ○(坂井良永分科員) 久松農園に行っている研修生は、今何人いるんですか。 ○(渡辺農林課長) 現在1人が研修に行っております。 ○(坂井良永分科員) その人に対する援助というのが農業次世代人材支援交付金だと思うんですが、その方には幾ら支払われているんですか。 ○(渡辺農林課長) 事業名が異なりまして、事業番号030の下から5行目でございますけれども、19節農業チャレンジ応援給付金90万円が研修生への給付金でございます。 ○(坂井良永分科員) 農業チャレンジ応援給付金が久松農園に行っている方への給付金ということで、これに国から150万円、合わせて月20万円の支給ということでしょうか。 ○(渡辺農林課長) 農業次世代人材投資資金の準備型ということで、今おっしゃいました国の支援があり、それとは別に市として農業チャレンジ応援給付金を支払っているということでございます。 ○(坂井良永分科員) その下の農業次世代人材支援交付金というのは5人でしょうか。これは具体的にはどのような支援なんでしょうか。 ○(渡辺農林課長) 青年就農給付金から現在は農業次世代人材投資資金に名称が変わりましたけれども、5人に給付させていただきました。4人が150万円、それと1人が年度の途中からの額で75万円ということで、合計いたしますと5人で合計675万円という内容でございます。 ○(坂井良永分科員) この5人というのは、稲作とか園芸とか果樹とか、どういう分野でしょうか。 ○(渡辺農林課長) 5人の内訳でございますけれども、水稲、園芸、果樹の就農でございます。 ○(坂井良永分科員) それは、そういう複合経営ということですか。 ○(渡辺農林課長) そのとおりでございます。 ○(坂井良永分科員) 多面的機能支払交付金は3億3,000万円ほどですが、今年度で終わりということでしょうか。 ○(渡辺農林課長) これは国の事業でございますので、次年度以降も続くものと認識しているところでございます。 ○(坂井良永分科員) 続くものという認識ということだけども、制度上は今年度までじゃないんですか。 ○(渡辺農林課長) 多面的機能支払交付金でございましたでしょうか。今期は、平成30年度までの5年間ということでございます。その後は、恐らく継続されるのではないかと考えております。 ○(坂井良永分科員) じゃ、来年、もう一年あるんですね。それで、6組織とありますけども、この6組織はどういう組織でしょうか。 ○(渡辺農林課長) 協定ごとに分かれておりまして、三条広域協定、栄広域協定、下田広域協定大島保全会下郷輪中保全会吉野屋みどり保全会の合計6協定でございます。 ○(佐藤和雄分科員) お尋ねします。  いろいろな補助金が出て、いろんな事業の支援をしておられるわけでございまして、主に法人とかに出ておるわけなんですけども、他の方々のモデルとなるような成果が出ているのか伺います。 ○(渡辺農林課長) それぞれの補助事業に関しましては、要件等を設定して、申請者の経営状況等を審査しておるところでございまして、それをもって補助事業を行っているものでございますので、それぞれを検証してはございますけども、補助事業はそれぞれ成果が上がっているものと認識しているところでございます。 ○(佐藤和雄分科員) 喜ばしいことであります。民間企業では、経営の刷新を図るべく社員の研修を行ったり、また経営者みずからの学習によりまして経営力をアップして、競争を勝ち抜くために一生懸命努力しておられるわけなので、農業法人においてもそのことが言えると思います。私はそういうふうに経営面の向上を図るべく指導がなされるべきと思うんですが、いかがでしょうか。
    ○(渡辺農林課長) 雇用機会の拡大を図るために、国においては農の雇用事業等も行われておりますので、それらを活用されるべく法人等にも支援してまいりたいと思いますし、また一方、新潟県農林水産業総合振興事業等にも法人を対象とした多くのメニューがございますので、それらも活用すべく、法人等に支援してまいりたいと考えているところでございます。 ○(佐藤和雄分科員) 先ほども質疑がございましたけれども、青年就農者育成支援事業新規就農候補者確保数1人となっておりますけれども、年々ふえる傾向にあるのか、確保の見通しについてお伺いいたします。 ○(渡辺農林課長) 先ほどもお答えいたしましたが、現在1人の研修生を派遣しております。過去の事例等を検証しながら、今後の進め方等について今検討しているところでございますが、現在1人の研修生の確保状況等を鑑みながら、新たな方策等を検討しているところでございます。今後もこの事業を検証しながら拡大、継続したいと考えているところでございます。 ○(佐藤和雄分科員) アグリサポーター事業でございますが、無償で農作業を応援してくださるアグリサポーターを募集し、マッチングを行ったということで、いいことだと思いますけども、どうなんでしょう、新規就農とか、また農家の仕事に従事するという方向に結びつく可能性は大いにございますでしょうか。これからの見通しについてお伺いいたします。 ○(渡辺農林課長) アグリサポーター、言葉を返せばいわゆる農業ボランティアという事業を展開しているところでございますけれども、アグリサポーターに関しましては農業のきっかけづくりを目途に行っているところでございます。その受け入れ者といいますか、農業に従事したい人を育てたいということで里親事業等も展開しており、現在まだ里親は登録されておりませんけれども、この事業を発信しながら農業への関心度を高めていただきたいということで事業を行っているところでございます。それぞれ検証しながら今後とも事業を展開していきたいと考えているところでございます。 ○(佐藤和雄分科員) 環境保全型農業直接支払対策でございますが、地球温暖化防止とか生物多様性保全等と書いてございますけども、それを営農活動にどう取り組んでいくかということで、具体的にどういうことを行っている組織に補助金を交付されたのかお伺いします。事業の内容です。 ○(渡辺農林課長) 環境保全型農業直接支払交付金の事業のお問いでございますが、債権者は三条市環境保全型農業を進める会という団体でございまして、そこに加入している者に対して支払っているものでございます。それぞれ環境に配慮した取り組みということで、主に共通取り組み特任取り組みという2つの取り組みをしておりますけれども、共通取り組みといたしましては堆肥の施用、または有機的な農業の取り組み、一方特任取り組みといたしましては冬場の冬期湛水であったり、江の設置等で環境に配慮しながら農業または環境の保全を実施されている方に対して直接支払交付金を交付しているものでございます。 ○(佐藤和雄分科員) 冬期間の田んぼに対しての湛水というのは、要は地力の保全とかを考えてのことなんでしょうか。お伺いいたします。 ○(渡辺農林課長) 地力に限らず、生き物または他の環境にも配慮した総合的な取り組みと理解しているところでございます。 ○(佐藤和雄分科員) それは、やっぱり治水の面からも考えてのことなんでしょうか。田んぼダムとかの延長なんでしょうか。 ○(渡辺農林課長) 今ほどおっしゃいました田んぼダム機能とは若干異なるものでございます。 ○(佐藤和雄分科員) 鳥獣駆除のことですけども、今全国的に被害が出ております。ICTを利用した鳥獣害対策の装置が決算に出ておりますが、私この間テレビを見ていましたらスマートフォンとか、そういうものを使いまして自宅に居ながらにしておりの状態の画像が見られると。それで、害獣がおりに入った場合、スマートフォンのスイッチを押すとおりが下がると。おりのふたをおろすことも自宅でできるわけです。女性でもそれができるということで、相当成果を上げておる県がテレビで紹介されましたけども、三条市でもそういうことを考えられて、下田地域等で活用されたらいかがでしょうか。 ○(渡辺農林課長) 今ほどおっしゃいました、ICTを活用した箱わなの環境整備のお問いでございますけど、三条市でも既に設置してございまして、おり等に野生鳥獣が近づいた際の発信と、箱わなのいわゆるトリガーといいますか、とめ金が作動したときの発信という2つのシステムを採用し稼動しているところでございます。 ○(佐藤和雄分科員) そういうことも考えておられるようであります。大変よろしいことでございます。  最後に、県営かんがい排水事業でございますが、いろんな事業に負担金を出している中で刈谷田川大堰と出ておりますけども、この予算は年々どのように推移しているのかお伺いいたします。 ○(渡辺農林課長) それぞれの事業主体の事業の実績に基づいて決められたといいますか、率に基づいて負担しているものでございます。いずれその事業が終結する時期も来ようかとは思いますけれども、終了までの間市から負担金で援助しているところでございます。 ○(佐藤和雄分科員) 農家の人たちも排水の負担をしておられるかと思うんですが、それと同じように非農家の方々の宅地の排水も出るわけでありまして、また三条市がお持ちの公共施設の排水も出るわけであります。そういう点からすれば、やっぱりそれぞれ応分の負担が求められると思うんですが、そういう点、合併前の旧栄町においては土地改良の役員の方々を先頭にいろんなことを要望されて、こういう形になっているわけなんでございますが、将来においてはどのような形が一番いいと思われるのかお伺いいたします。 ○(渡辺農林課長) 今ほどの事例といたしましては、かんがい排水事業ということでございます。農家の負担軽減、そしてまた都市的排水機能の関係もございますので、市全体で負担していると理解しているところでございます。将来についてはどうかというお問いについては、現在のところ見通しが立てられないところでございますが、応分の負担の継続が必要かと考えているところでございます。 ○(佐藤和雄分科員) 現状、米をめぐる情勢はとても悪うございますので、できるだけ農家の方々の負担軽減を図るようなお考えでいってくださるよう考えていただきたいと思います。  答弁はよろしいです。ありがとうございました。 ○(横山一雄分科員) それでは、3目農業振興費、決算書では131ページの010農産物販路開拓推進事業費49万8,095円、先ほど少し質疑がありましたけど、主要施策の成果その他執行実績報告書にも書いてありますように、取り扱い校は6校ということでございますが、それはどこか伺いたいと思います。 ○(渡辺農林課長) お答えいたします。  東京都荒川区内の公立小学校でございます。 ○(横山一雄分科員) 視察にも行ったことがあるんです。学校名を確認のためにもう一度聞かせてください。 ○(渡辺農林課長) わかりました。それでは、お答えいたします。  東京、荒川区立の小学校でございますけれども、尾久宮前小学校、第二峡田小学校、第三峡田小学校、瑞光小学校、調布市立が2校で滝坂小学校、多摩川小学校、以上6校でございます。大変失礼いたしました。 ○(横山一雄分科員) 私どもも視察に行って、荒川区の学校の方といろいろ意見交換をしてきましたので、非常に関心を持っております。販売実績は1万四千何がしと書いてありますが、販売価格はどのぐらいだったんですか。 ○(渡辺農林課長) コシヒカリの販売価格でございますけれども、平成29年度はコシヒカリの精米10キロを税込み3,805円で販売させていただきました。 ○(横山一雄分科員) 比較のために、前年度はどんな実績でございましたか。 ○(渡辺農林課長) 平成28年度の資料は手元に持ってきておりません。申しわけありません。 ○(横山一雄分科員) 農林課では、この事業を通じてどのような効果があったと考えておられますか。 ○(渡辺農林課長) 本事業は平成21年度を初年度といたしまして、現在30年度まで継続しております。当初はごくわずかの小学校でございましたところ、年々事業を拡大といいますか、少しずつ販路を拡大しながら首都圏への販売戦略を立ててきたわけでございますけれども、こちらから出向く戦略のほかに、三条市へ招聘する事業も加えまして、農産物の販売及び三条市の知名度といいますか、周知も図るということで行ってきたということで、一定の成果は見込まれていると思いますが、今後とも検証しながら、三条産農産物の販路拡大について邁進したいと考えているところでございます。 ○(横山一雄分科員) また、主要施策の成果その他執行実績報告書の48ページの020地産地消推進事業費1,806万円の3番目、環境にやさしい農業推進事業補助金で285万6,000円とありますが、環境に優しい農業について、農林課ではどのように定義づけしていらっしゃいますか。有機栽培とかいろんなことが書いてありますが、環境に優しい農業とはこういうものをいうんだということのお考えを伺いたいと思います。 ○(渡辺農林課長) 本事業につきましては、学校給食用の三条産米を生産されている農業形態に対する支援でございますけども、内容としては新潟県認証の特別栽培米と民間団体認証の有機栽培に対する補助というものでございます。環境に優しいということで、どういう数値かというお問いでございますけども、特別栽培米に関しましては化学肥料を慣行の5割減、それと農薬についても慣行の5割減ということで、低農薬、低化学肥料でございますし、一方の有機栽培米につきましても有機認証を受けるための取り組みということで、それぞれの取り組みが環境に配慮し、また収穫された農産物の安心、安全に寄与しているものと考えているところでございます。 ○(横山一雄分科員) JAなんかは、さきにも答弁があったようなことを推奨しておりますが、三条市としては今後どういう取り組みを進めていくお考えですか。 ○(渡辺農林課長) 今後の取り組みでございますけども、さきの一般質問で市長が答弁したところもございますが、今後は有機栽培を拡大といいますか、推進するという答弁がございました。今後の取り組みといたしましては慣行に加えて有機栽培による農業施策、また加えて慣行農業または環境等に配慮した施策の展開が図られるものと認識しているところでございます。 ○(横山一雄分科員) 主要施策の成果その他執行実績報告書の49ページ、上から5行目、5番の農業担い手協議会補助金61万3,000円の関係で、担い手の状況について伺いたいと思いますが、事務報告書の274ページに詳しい人数が出てございます。稲作の357人以下合計で532人おられますが、その中で園芸中心の認定者は27人になっていますよね。この内訳、果樹が何人、蔬菜、野菜づくりが何人、花づくりが何人ということを私は知りたいと思っているので、可能な限りお願いいたします。 ○(渡辺農林課長) 事務報告書274ページの認定農業者の内訳ということで、それぞれ水稲、園芸、畜産、複合と書かれてございます。本人からの申請に基づいて分類しているところでございますけども、済みません、今明確な資料は持ってございません。申しわけありません。 ○(横山一雄分科員) じゃ、後でで結構ですから。非常に重要なことなんです。お願いいたします。  それから、主要施策の成果その他執行実績報告書の50ページ、050農業振興施設費2,240万3,000円について伺います。農業体験交流センターは西大崎一丁目にある施設でございますが、この中に市民ふれあい農園云々で3,036人がおいでになったと詳しく出ております。そのうちのオーナー農園の果樹の部分、これは何人いらっしゃったかということと、果樹1本当たりの単価について確認のためにお伺いいたします。 ○(渡辺農林課長) オーナー農園の利用でございますけども、3種の樹体といいますか、果物の樹体がございます。リンゴにつきましては42本中42本、西洋梨は41本中41本、サクランボは20本中20本ということで、平成29年度に関しましては100%の利用率でございました。あと、使用料に関しましては……(「1本当たり」と呼ぶ者あり)はい。先ほど3種類と申し上げましたが、年間利用料は、リンゴ9,400円、西洋梨9,200円、サクランボ1万8,800円、以上でございます。 ○(横山一雄分科員) 最後にもう一点伺います。  主要施策の成果その他執行実績報告書の51ページ、010土地改良事業費7,993万7,000円の中にありますため池等整備計画作成業務委託1,604万6,000円でございますが、御承知のとおり西日本豪雨によってため池の関係も大きな問題になったわけでありますが、これはどこの業者に作成を委託されたんですか。 ○(渡辺農林課長) 委託先は株式会社小林設計事務所でございます。 ○(横山一雄分科員) 三条市にはため池が何カ所あるんですか。委託されたため池のざっくりとした数でも結構でございますが。 ○(渡辺農林課長) 平成29年度に委託した箇所は中尾ため池と宮田袋ため池の2カ所でございました。 ○(横山一雄分科員) 今は平成29年度決算ですから、29年度のことを聞いています。 ○(渡辺農林課長) 2カ所でございます。 ○(横山一雄分科員) 三条市のこういう危険ため池は全部で何カ所あるんですか。 ○(渡辺農林課長) 後ほど答えさせていただきたいと思います。申しわけありません。 ○(横山一雄分科員) 100%執行でなくて、予算から見ると112万円も委託料を残してあるんです。危険なため池がいっぱいあるんですから、だったら残さないで事業をやるべきでないかなと、私は余計にこう思っているわけです。それらも含めて、後でお答えいただけるんでしょうか。 ○(渡辺農林課長) 現在は2カ所を優先的に行っているんですけど、今後も優先順位をつけながら整備等を図っていきたいと考えているところでございます。 ○(横山一雄分科員) 三条市にそういうため池が全部で幾つあって、このうち幾つ対処したんだと、そういう答弁であれば非常にわかりやすいです。残りはこれからやっていくんだとか、そういうことになっているんじゃございませんか。西日本豪雨でため池なんか大変な話で大騒ぎになったじゃないですか。 ○(渡辺農林課長) 今着手したのは入山ため池であったり、反田ため池であったり、清治谷ため池、中野原ため池等でございますけれども、今後とも優先順位を考慮しながら進めてまいりたいと考えているところでございます。 ○(横山一雄分科員) 後で三条市全体のため池の数とこれとこれということをまた聞かせてもらいたいと思いますし、これは平成29年度の委託事業ですから、成果は議会に報告されているんでございましょうか。 ○(渡辺農林課長) 本事業につきましては、公示して事業に着手しておりますので、議会に限らず、市内に周知しながら事業を行っているところでございます。 ○(横山一雄分科員) 委託事業は平成29年度事業ですから、年度が終わっているわけで、成果品が課長のところに納められて、それを活用しながら次はどこのため池をやるとかどうとか決めていなさるんでしょうけど、何回も言って悪いけど、私は平成29年度の経済建設常任委員会の予算審議に参加していないもので、この辺がわかりませんから確認のために今聞いているんです。成果品が出て、こういうふうに委員会なり協議会にも報告しましたとか、そういうことがあったらちょっと答弁してください。 ○(渡辺農林課長) 成果につきましては、事務報告書と主要施策の成果その他執行実績報告書に掲載して報告しているところでございます。 ○(横山一雄分科員) ちょっと戻りますけど、もう一遍確認しておきます。農業振興施設費のうちの農業体験学習施設というのは、事務報告書の財産表を見るとよってげ邸でないかなと思うんですけど、事務報告書の財産表に農業体験学習施設なんて載っていないんです。農業体験交流センターとか、その下の農産物加工施設なんかはきちんと財産表に載っておりますけど、これはよってげ邸のことなんでしょうか、確認いたします。 ○(渡辺農林課長) 農業体験学習施設は条例上の名称でございまして、先ほどのよってげ邸というのは通称でございます。今ほどおっしゃいましたよってげ邸のことでございます。 ○(横山一雄分科員) これは課長の関係ではないだろうけど、財産管理しているほうが――通称だか何だか知らないけども、事務報告書にはよってげ邸なんて書いてありますし、これが正式な条例上の名称であれば、公文書でございますから、統一してきちんとやられるべきだと思いますが、いかがでございましょうか。 ○(渡辺農林課長) 大変失礼いたしました。以後気をつけて、正しい表記をしてまいりたいと考えているところでございます。 ○(坂井良永分科員) 済みません、もう一回お聞きします。先ほど青年就農の関係で佐藤和雄分科員からも質疑があった中で、農業チャレンジ応援給付金は今後拡大を検討するというような答弁があったかと思うんですけども、そういうことなんでしょうか。 ○(渡辺農林課長) 検討してまいりたいとお答えしたとおりでございます。 ○(坂井良永分科員) この農業チャレンジ応援給付金は、今1人久松農園に行っていて、研修が終わったら下田地域で農業をするということですけど、私は何度かこれに反対したり一般質問したりしているんです。雪のない都会に近いところで研修した人が雪深い下田地域で就農しても、販路についてもなかなか難しいと思うんだけども、この辺についてやはり県内の長岡市とか新潟市、あるいは魚沼市とかに先進農家は結構あるわけです。そういうところで研修して、下田地域へ帰ってきても実際に就農が継続できるような、そういうところを選ぶべきだと思うんです。久松農園に執着するんではなくて、もっと県内の先進農家を対象に検討していくべきだと思うんですが、その辺は検討されているんですか。 ○(渡辺農林課長) 現在は2カ所、久松農園と長野県のトップリバーで制度設計をしてございます。今後については、先ほどお答えしましたように検討をということでございますので、就農先ではなくて研修先のほうを検討してまいりたいと思います。就農先につきましては下田地域ということで設定してございますので、現在のところは下田地域でと考えているところでございます。 ○(坂井良永分科員) 下田地域で就農されるのは結構だと思うんですけども、研修先ですよね。久松農園とトップリバーでしょう。どちらもそれこそ一流商社を中途退職されて、それでそれなりにやっているところで、それはあの方だからできるのであって、実際研修したことを雪深いところで生かせるかというのは非常に疑問だと思うんです。その辺はどう考えていますか。 ○(渡辺農林課長) 現在研修生を派遣しているところでございますけども、随時私どもも研修生と情報交換をしながら、下田地域の特色を生かした農業経営について計画を策定してございますので、私どももアドバイスをしながら適地適作と申しますか、研修生本人に関しましては少量多品目、または農法につきましても独自の考えをお持ちでございますので、下田地域云々ではなくて、下田の地域の特色を生かした就農をされるものと見込んでいるところでございます。 ○(坂井良永分科員) いや、だから下田地域でできる特色ある農作物だと思うんですが、茨城県の久松農園、あるいは長野県のトップリバーですか、そこでの研修よりもやはり県内の先進農家での研修のほうがより効果的だと思うんですが、そういうふうに検討されないのかということです。 ○(渡辺農林課長) 研修先につきましては、農業栽培に限らず、経営またはそれ以後の戦略等にもたけたものということで当初熟慮いたしまして2団体を設定したものでございまして、今後につきましては先ほども申し上げましたとおり、研修先についてはさっきの2カ所に限らず、新たなものを加えるような方向で検討してまいりたいと考えているところでございます。 ○(坂井良永分科員) 新たなものをぜひ加えていただきたいと思います。  もう一つ土地改良事業についてお聞きしたいんですが、この前も一般質問したんですけども、道路の面積が結構あるもんですから、舗装されると地面に浸透せずに排水路に流れて、農業用排水路にも相当流れてきていると。そこで土砂が堆積する、そういうところがあちこちあるわけです。これについては、土地改良事業で土地改良区に事業費として補助しているんだと。だけども、例えば刈谷田川右岸ですと基幹水利施設管理事業負担金で390万円しかないですよね。これにみんな入っているということなんですか。 ○(渡辺農林課長) さきの一般質問でのお問いでございますけども、地域の土砂堆積等については地先管理、または多面的機能支払いを活用しながら地域で施行されているものでございます。一方、先ほどの刈谷田川土地改良区への負担金につきましては、それぞれの土地改良事業の目的に対して負担金を支出しているものでございますので、内容については少し異なるものと理解しているところでございます。 ○(坂井良永分科員) ということは、多面的機能支払い交付金、これは昔の農地・水保全管理支払い交付金ですが、この事業費で市道、舗装道路から農業用排水路への土砂の堆積について処理すると考えているんですか。 ○(渡辺農林課長) 刈谷田川右岸への排水負担金につきましては、それに特化したものではなく、総合的に対象事業者の管理委託業務に対して支援しているものでございます。 ○(坂井良永分科員) 前もぜひ現場を見てほしいと言ったんですけども、現場の地先の方がかなり苦労されている地域はいっぱいあるんです。ぜひその辺についても土地改良区あるいは多面的機能支払い交付金ですか、これらについて適切な指導をしていただきたいなと思います。 ○(渡辺農林課長) 丁寧に支援、指導してまいりたいと考えているところでございます。 ○(横山一雄分科員) 決算書の139ページ、主要施策の成果その他執行実績報告書の54ページで伺いたいと思います。020の林道の開設事業と030の舗装事業についてでありますが、平成29年度は全て下田地域で行っておられますけど、三条地域も栄地域も山はたくさんあるわけでございますから、やはり行政のバランスも考えてやられるべきだろうと私は思っておるわけであります。特に舗装事業について申し上げますけど、今まで行きどまり林道は国の補助対象外であったわけです。そのために三条市では馬場元町線に吉田林道をつないだり、これから申し上げる月岡の川下線、これは行きどまり林道なんだけど、最初に切り開いた林道で、周辺は御承知のとおり槻の森運動公園とかいろいろな利用もふえてきておりますので、この川下線なんかの舗装も地域の環境からして急ぐべきだと思います。行政のバランスを考えてやっていくべきだろうと考えますが、御所見を承りたいと思います。 ○(渡辺農林課長) 市といたしましては、費用対効果、また優先順位等を考慮しながら事業を進めているところでございます。ちなみに、下田地域で優先的に行っている林道につきましては完了年度が見込まれていますので、まずもって完了を目途に事業を進めてまいりたいと考えているところでございます。 ○(横山一雄分科員) 上大浦線の舗装工事は、平成30年度で終わるんでなかったかと思うんですが、いかがですか。 ○(渡辺農林課長) 上大浦線は、平成30年度完了の見込みでございます。 ○(横山一雄分科員) その後のことについては、また合併の条件等もいろいろあったんでしょうけど、先ほどの答弁のとおり行政のバランスを考えてやっていただきたいと要望しておきます。 ○(渡辺農林課長) 了解いたしました。 ○(酒井 健分科員) 主要施策の成果その他執行実績報告書の50ページ、農業環境保全推進事業費の中山間地域等直接支払交付金で、これについては22集落ということで、面積も出ています。目的のところに耕作放棄地の発生を防止しとあるんですけども、実際平成29年度中に新たな耕作放棄地は発生したんでしょうか。 ○(渡辺農林課長) 新たな発生はございませんでした。返還事例もありませんでしたので、十分管理がされたものと理解しているところでございます。 ○(酒井 健分科員) まだわからないかと思うんですけど、今年度減反も廃止になったんですが、どれくらい耕作放棄地がふえているとか減っているとか、その辺の見込みってどうですか。 ○(渡辺農林課長) 中山間地域等直接支払交付金につきましては、毎年決められた期間中に検査、検証してございますので、特に問題はございませんでした。一方、対象集落からは、今後面積を拡大したいという相談も受けているところでございますので、さらに対象農用地がふえる見込みとして私どもは理解しているところでございます。 ○(酒井 健分科員) ちなみに、この中山間地域直接支払交付金の対象地域の要件はどうなっているんでしょうか。 ○(渡辺農林課長) 集落単位ではございませんで、集落協定が国の制度に基づいて管理運営されることが条件になってございます。特に1集落1協定ではなくて、広域的なものも可能でございますけども、あくまでも中山間地域の傾斜度等が保持されているところ、または農振農用地の地域ということで限定されているところでございますので、それらの要件をクリアしたところが対象ということでございます。 ○(酒井 健分科員) あと、同じく50ページの有害鳥獣駆除事業で、先ほどもちょっとICTの話があったんですけども、有害鳥獣捕獲担い手緊急確保事業の対象者数が3人ということでした。全員がもう狩猟免許を取られたんでしょうか。 ○(渡辺農林課長) 対象になりました3人のうち、2人が第1種狩猟免許、1人がライフル銃所持許可の取得でございましたので、全員が第1種以上の免許所持と理解してございます。 ○(酒井 健分科員) 平成29年度までで、市内に何人おられるんですか。 ○(渡辺農林課長) 猟友会の会員数をお答えしたらよろしいでしょうか。現在三条市内の猟友会員は88人でございます。地域的なことを申し上げますと、三条地域で37人、栄地域で10人、下田地域で41人、合計88人でございます。 ○(酒井 健分科員) 今88人という話があったんですけど、人数は減っているんでしょうか、それともこの事業によってふえているんでしょうか。成果はどうですか。 ○(渡辺農林課長) 人数的には、平成25年度の数字で申し上げますと、96人でございました。現在が88人ですので、減少していると考えられます。 ○(酒井 健分科員) 市では減少している方向だということで、私の地域でも狩猟免許を返還される方がふえているんですけども、その原因とかって認識されていますか。 ○(渡辺農林課長) やはり、まずは高齢による減少と考えているところでございます。 ○(酒井 健分科員) 新規に取得する場合に補助していただけることは大変ありがたいんですけども、狩猟免許を取った場合、それを維持する費用って年間どれぐらいかかっているんでしょうか。 ○(渡辺農林課長) 見込みでございますけれども、3年に1度の免許更新が必要になってございます。加えて、使用する場合は使用登録が必要で、新潟県への登録免許税等が発生するんですけども、これが大体2万から3万円程度と理解しているところでございます。 ○(酒井 健分科員) 今後の話になるんですけども、有害鳥獣の駆除のためだけに鉄砲を持っていて毎年2万から3万円かかるというのも結構負担だという声もあるんですけど、そういったところの補助は今後の方向性として考えておられませんか。
    ○(渡辺農林課長) 免許更新に関しての登録免許税等についてのものは考えてございません。一方市が任命する鳥獣被害対策実施隊に関しましては、鳥獣被害防止特措法等に基づいて一定の要件等を考慮することがございますので、そちらのほうで考慮してまいりたいと――考慮といいますか、実施隊の任命に関するメリットを継続してまいりたいと考えているところでございます。 ○(酒井 健分科員) また同じく主要施策の成果その他執行実績報告書の50ページの農業振興施設費に農産物加工施設とあるんですが、これはどこにある施設でしょうか。 ○(渡辺農林課長) 荒沢でございます。 ○(酒井 健分科員) 利用者数が794人と記載されているんですけども、この利用者数はふえているんでしょうか、減っているんでしょうか。 ○(渡辺農林課長) 平成28年度と比較いたしますと、平成28年度が911人、平成29年度が781人ですので、若干減ってございます。平成27年度と平成28年度はほぼ同じでございまして、平成29年度に関しましては若干減ったという実績でございました。 ○(酒井 健分科員) 減っても約800人が利用するとなると、下田地域ではかなり大勢の利用が見込まれている施設なんですけども、この施設はいつごろできたんでしょうか。 ○(渡辺農林課長) 済みません。旧下田村から引き継いだものでございまして、現在手元に資料がないものですから、正確なところは後ほどお答えさせていただきたいと思います。申しわけありません。 ○(酒井 健分科員) たしか昭和43年ぐらいにつくられた施設だと思うんです。その後、平成4年か5年ぐらいに旧下田村が改修していたかと思うんですけども、ここは廃止になった旧荒沢保育所の建物を利用しているかと思います。それでかなり古い建物で、たしか公共施設再配置計画でも廃止を検討するとかなんとかというような形なんですが、これだけ利用者がある中で今後このまま維持していくのか、その辺の方向性はどういうふうにお考えでしょうか。 ○(渡辺農林課長) 現施設を長寿命化といいましょうか、そう大きな改修をせず、可能な限り継続していきたいと考えているところでございます。利用者からも利用していきたいという声を確かに聞いておるところでございますので、可能な限り維持しながら利用に供したいと考えているところでございます。 ○(酒井 健分科員) 特にこの施設は古いこともそうなんですけども、食料品を扱っているのにトイレが水洗ではなくて、いまだにくみ取りになっているかと思うんです。その辺だけでもせめて直していくような、そういうことに対する必要性はどういうふうに考えていますか。 ○(渡辺農林課長) 施設の状況に関しましては、保健所から指導が来ているところではございませんけれども、今後とも利用の便を図るべく、水洗化等は今後検討といいますか、考えてまいりたいということで受けとめさせていただきたいと思っているところであります。 ○(酒井 健分科員) あともう一つ。主要施策の成果その他執行実績報告書53ページの林業振興費の林道管理費では、市管理林道の維持管理を行いということでありますが、私がちょっと調べた中では未登記の林道も結構あったんですけども、その辺の登記についてはこれから進めるとか、今のままだとか、どういう方向でいくと考えておられますか。 ○(渡辺農林課長) 底地につきましては市物件でございますので、今後短期にというわけにはいきませんけれども、費用対効果といいますか、費用等を検証しながら今後順次進めてまいりたいと考えているところでございます。 ○(酒井 健分科員) 特に分筆も何もされていないもんですから、変な話、山ごと第三者に売られてしまうと林道も一緒に売られてしまうと。所有権が移ってしまうと今度はそこが市の林道だと言えなくなるようなケースもあるかと思うんですけども、せめて分筆だけでもしておくというような考えにはならないでしょうか。 ○(渡辺農林課長) 分筆に限らず、所有権移転登記が重要だと理解しているところでございますので、その点も十分考慮しながら早期にできますよう考えているところでございます。 ○(山田富義委員長) そのほかはいかがでしょうか。   (「なし」と呼ぶ者あり)  それでは、お諮りいたしますが、第6款に対する質疑につきましては、横山委員の質疑に対する答弁が残っておりますので、ここで一旦保留とし、次に進みたいと思いますがいかがでしょうか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(山田富義主査) 御異議がありませんので、そのように決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ◆第7款商工費について ○(山田富義主査) 次に、第7款商工費について質疑を行います。 ○(横山一雄分科員) 主要施策の成果その他執行実績報告書の55ページでございます。2目商工振興費、010地域ブランド推進費1,273万円でありますが、出展の表のJRA新潟競馬三条特別レースは事務報告書でもかなり述べてあります。三条市長賞の授与がなされますけど、これは室長か誰かが行って市長賞を授与されるんですか。 ○(五十嵐営業戦略室長) これにつきましては、3人から4人の越後三条鍛冶集団の方においでいただきまして、三条産品の授与をしていただいております。 ○(横山一雄分科員) 三条市長賞を出されますときは、市の職員、例えば営業戦略室長とかが行って観戦するとか、そのレースに行かれるようなことはないんでございますか。 ○(五十嵐営業戦略室長) 言葉が足りませんで、済みません。職員が競馬場に出店して三条産品を委託販売しておりまして、賞品の授与は越後三条鍛冶集団の方にお願いして、表彰のときに賞品を渡していただくという形になっております。 ○(横山一雄分科員) それから、さいたま市で出店されておりますけど、どんな状況だったんですか。10万6,000人の来訪者ということで実績が報告されておりますが、どのようなやり方で、どんな効果があったのかお伺いいたします。 ○(五十嵐営業戦略室長) これにつきましては、11月3日、4日とさいたま市で出店いたしました。東日本連携ということでさいたま市と連携しており、その一環として、ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムというイベントが行われるに当たって連携している三条市に対してもお声がけがありましたので出店させていただきました。いろいろな連携をしているんですけども、その中の一つということでさいたま市において三条市のシティセールスを行ったという形になっております。 ○(横山一雄分科員) 次に、主要施策の成果その他執行実績報告書56ページのインバウンド戦略推進事業についてであります。これは一般質問等でも十分伺っておりまして、5カ国語のパンフレットをおつくりになっていろいろPRされているということですが、5カ国というのはどこですか。 ○(五十嵐営業戦略室長) これは新潟市との連携事業でございまして、外国人観光客向けパンフレットということで、日本語、英語、韓国語、中国語、中国語は簡体字と繁体字という種類がございますので4カ国語で中国語が2種類としてつくったものでございます。 ○(横山一雄分科員) 020オリンピック・パラリンピック活用地域活性化首長連合事業費8,865万9,000円でありますが、一般質問等でも十分伺いましたけど、三条市としてものづくりにどのような成果、効果があったんでしょうか。 ○(五十嵐営業戦略室長) オリ・パラ事業につきましては、東京オリンピック・パラリンピックで東京だけに人が集まるのではなく、お客様に地方にも来ていただくことを目的としておりまして、平成29年度につきましては7月、8月、9月に新虎通りの旅するスタンドで工場食堂と題しまして背脂ラーメンを提供し、それから燕市と一緒に開催しておりますので燕三条工場の祭典をそのまま新虎通りに出店したわけですけども、ものづくりの楽しさを伝えるためのワークショップを3カ月、ほぼ毎週土日に行いました。ワークショップ参加者は760人で、私も行ったんですけども、楽しかったという声を聞いておりますので、燕三条がものづくりのまちであるという認識を参加した方から持っていただき、燕三条をものづくりのまちと認識される人がふえたのではないかなと思っております。 ○(横山一雄分科員) 戻りますけど、インバウンド戦略に関して、外国の方は今三条市にどのぐらいおいでになっておられますか。 ○(五十嵐営業戦略室長) 今手持ちの資料がございませんけれども、日本に来られる外国人観光客がふえておりますので、それに準じまして、燕三条地場産業振興センターが道の駅になったこともありますけれども、三条市にもお買い物ですとかで来られる外国の方がふえていると聞いております。 ○(横山一雄分科員) もしおわかりになったら、どこの国の方が一番余計においでかも伺いたいと思います。 ○(五十嵐営業戦略室長) 台湾、韓国、中国とお聞きしております。 ○(横山一雄分科員) 主要施策の成果その他執行実績報告書の58ページ中ほどにある7、海外販路開拓事業697万4,000円でありますが、人口減少のことは委員会の補正予算の資料にも少し出ております。人口減少によって国内需要はどんどん減ってくるだろうということで、当然海外戦略として海外への物売りをやっていかなければいけないだろうと私も思いますし、一般質問でもいろいろやりとりをした記憶がございます。  それで、今市内企業の人手不足の状況はどのようになっているんでございましょうか。 ○(片野商工課長) 市内企業の人手不足の状況でございますけれども、数字で申し上げれば1つは有効求人倍率であろうかと思います。昨年の11月以降、三条、巻管内の有効求人倍率は2倍前後で推移を続けているということでございまして、製造業の中、小規模事業者を中心に人手不足が深刻な状況が継続していると捉えているところでございます。 ○(横山一雄分科員) それから、社会主義共和国であるベトナムのバリア・ブンタウ省と覚書を結ばれたわけでありますが、現在はどんな状況でございましょうか。余計おいでになっているんでしょうか。 ○(片野商工課長) ベトナムのバリア・ブンタウ省とは、平成29年度に人材育成に関する、交流も含めての覚書を締結させていただきました。主に平成30年度事業になっておりますけれども、平成29年度から準備に入りました技能実習生の受け入れにつきまして、現在セミナー等を開催しながら、企業様とベトナムの関係機関とのつなぎ役といいますか、マッチングを行う取り組みを進めておるところでございますが、その取り組みによって実習生を受け入れる人数が何名という具体的なところまでにはまだ達していない状況でございます。 ○(横山一雄分科員) そうすると、平成30年度実績には出てくるということでございますね。わかりました。  9、八十里越調査研究事業280万円は新潟大学と云々ということでありますが、いつ実施されて、どういう結果になったんでございますか。 ○(片野商工課長) 八十里越の関係の御質疑でございます。調査研究事業委託でございますが、平成29年度につきましては主に三条市内の企業を対象といたしまして、アンケートとヒアリング調査を行ったところでございます。その結果といたしましては、基本的には八十里越が近々開通になりますと企業間連携への期待が相当な数あることがわかっておりますけれども、どういったことができるのか、連携することでどういった効果が得られるのかといった具体的なところは企業もまだよくわからない、見えていないということでありましたし、一方で、先ほどの話ともつながりますが、地場の企業が人手不足であるということもこの調査結果でさらに浮き彫りになったところであります。加えて申し上げれば、平成29年度で終わりではなく、平成30年度はこれを引き継ぐような形で具体的に、どのような産業とつながる可能性があるのかというところを含めて、今度は只見町側の企業へもさらに深掘りする形で調査を継続し、最終的にはお互いがどういったウイン・ウインの関係で産業振興につなげていくことができるのかというところについて今年度いっぱい調査を進めてまいりたいと考えております。 ○(横山一雄分科員) わかりました。  主要施策の成果その他執行実績報告書の59ページ、040伝統的地場産業振興事業費で、新規鍛冶人材育成事業について述べられております。一般質問でも申し上げた記憶がありますけど、今この後継者の育成はどの程度進んで、どのぐらい必要なんでございますか。 ○(片野商工課長) 新規鍛冶人材育成事業でございますけれども、平成23年から具体的にスタートしております。本日は平成29年度決算でございますので、そこまでの間としますと育成に向けて延べ9人の人材を雇用できているところでございます。ただ、これによって鍛冶の分野における後継者不足が全て解決したというところまでは至っていないと思っております。特に高齢化する鍛冶職人の事業所の後継者については、引き続きこの取り組みを進める中でさらに雇用を進めてまいりたいと考えております。 ○(横山一雄分科員) 今おっしゃったとおり高齢化と、それから企業の跡取りがみんな高学歴になって、鍛冶職人なんかになるものじゃないというようなお話を事業主からも聞くんですが、その辺の関係はどのように捉えておられるんですか。 ○(片野商工課長) 確かにそういった側面もあろうかとも思っておりますけれども、他方で燕三条工場の祭典が来週開催されます。これまでの開催の中で、高学歴と言うとちょっと語弊といいますか、いろいろと見解があるかもしれませんけれども、いわゆる若手ということからすると、燕三条工場の祭典の開催をきっかけに、我々が把握しているだけで少なくとも7人以上の首都圏の若者が、ある種縁もゆかりもないこの三条地域の出展企業に就職され、移転され定住されているという実績もございますことから、そうした取り組みをさらに進めていけば、いわゆる高学歴といった意味合いも含めた中で首都圏の優秀な若者がこちらに招かれるのではないかと考えております。 ○(横山一雄分科員) もう二、三点お願いしますが、主要施策の成果その他執行実績報告書60ページの金融対策事業費は、景気がいいのかどうか、予算での預託額は25億円ほどでありましたけど、実績は約21億円ということで、大変少なくて済んだわけでありますが、これはどのように捉えておられるんですか。景気が安定してよくなってきているから、借り手がどんどん少なくなっていっているというように捉えればいいのか。その辺の捉え方はどうでございますか。 ○(片野商工課長) 融資の貸し付けの関係で、預託金の不用額が出ておるというというところでございますけれども、1つは今の景況からそれほど資金の需要が伸びていないという面ももちろんございます。ちょっと細かいんですが、一方でこの融資の制度にはかなり多くのメニューがございまして、金融機関に対して制度ごとに預託するんですけれども、金融機関側がそれを運用するに当たっては1つの制度で資金が足りない場合に他の制度で預託を受けた部分をプールしながら使っていくという実態がございます。金融機関がプールする形で運用されると結果としては制度単位の追加預託がふえないという側面がございまして、そういった意味も含め結果として不用額が多い、利用が少ないというふうな結果が見えているところもあると思っております。 ○(横山一雄分科員) 大体わかりました。  では、主要施策の成果その他執行実績報告書の62ページの観光費でございますが、私が一番興味を持っているのはこの手づくりの三条クラフトフェアなんですが、予算的には70万円でございます。事務報告書でも少し述べていられますけれど、これは非常に全国から集まるもので、毎年五、六万人来ていらっしゃると思うんですが、今年度の状況を踏まえてもっと力を入れて、予算的にもですよ、行政として応援すべきでないかなと思うんですが、いかがですか。 ○(五十嵐営業戦略室長) 三条クラフトフェアにつきましては平成20年度から開催しており、平成29年度で10回目でしたけども、予算は70万円でございます。これにつきましては、実行委員会が大変自立されておりまして、自分たちで活動されているところに三条市がこの予算を負担しているわけでございます。三条市としては経費の支援もさることながら、御存じかと思いますが、今大変な大渋滞を引き起こすほど人気があるところもございますので、今年度、また来年度に向けた取り組みとして、行政として警察ですとか、そういったところに赴きまして、渋滞を緩和するよう対策するのが行政の手伝いといいますか、やっていくところではないかなと考えているところでございます。 ○(横山一雄分科員) 私も興味があるので毎年行っているんですが、渡瀬橋を渡って槻の森運動公園のほうに向かいますと、おっしゃるとおり大渋滞なんですよね。本当にいつも車を置く場所なんて全くありません。大変人気があるんだなというふうに思っていまして、特に手づくり製品でございますから、ものづくりのまち三条には非常にプラスになると思いますし、ぜひ市としてもそういう面からサポートしながら――特にグリーンスポーツセンターなんか全館貸し切りで泊まっていただいて、非常に効果が上がっていることは事実でございますので、ぜひそのようにお願いしたいと思います。  それから、観光事業費の3番目に観光振興云々とありますが、下田郷魅力発信協議会100万円、協議会は合併してからのものでしょうけど、どのような内容の協議会なんでございましょうか。 ○(五十嵐営業戦略室長) この協議会は、いろんな方々から協議会の会員になっていただきまして、下田地域の魅力ある自然ですとか観光資源を有機的に結びつけ、下田地域をどういうふうに発信していくかといったことを協議するところでございまして、下田地域交流拠点施設、道の駅漢学の里しただが事務局になっております。平成29年は3万8,000人からおいでいただいておりますが、内容が少しマンネリ化してきているところもございますので、今年度をかけて中身を見直していきたいと思っているんですが、下田地域の魅力を十分に発信できるように考えていく協議会ということでございます。 ○(横山一雄分科員) 観光の関係は下田地域の工事ばかりで、ほかのところのものがないということがこの事務報告書を見ると事実でございますので、こういうものができて本当にうまくいっているのかなと思っておりますが、会長はどなたさまですか。 ○(五十嵐営業戦略室長) 現在の会長は、三条観光協会副会長の佐野誠五さんでいらっしゃいます。 ○(横山一雄分科員) これでやめますけど、平成29年度予算は魅力ある持続可能なまちづくりのために執行されたわけであります。特に若者の市外流出の防止とか、転入の促進ということが施政方針にも強く出されております。経済部長、これだけの商工費を執行されまして、そういう面ではどのように受けとめていらっしゃいますか。数字的なものは結構ですから、要は施政方針との関連で、若者の市外流出の防止とか、転入の促進、こういうものに大いに効果があったんだろうと私は思っておりますが、その辺のお考えはいかがでございますか。 ○(長谷川経済部長) 今期の総合計画で掲げております若年者の転出抑制、転入促進という目標を経済面からどういうふうに達成していくのかということで、農林業、商工業、観光施策を含めて取り組んできているところでございます。分科員も御存じのように、特効薬はございません。特に若者の志向も多様化しておりますし、企業のニーズあるいは消費者のニーズも多様化している中で、これを1本打てばそれで転出抑制、あるいは転入促進につながるんだということはございません。いろんな施策を重層的に行っていくことが重要だろうと思っているところでございまして、今御指摘いただいたようにさまざまな施策に取り組んできているところでございます。  個別のことで申し上げれば、当初思い描いていた目標に到達していない事業も確かにございます。ただ、一方でそういった事業にしっかり取り組んできたことによっていろんな人脈もでき、そういった人脈を通じて我々が思いもしなかったアイデアをいただくことができ、いろんな支援を活用し、工夫しながら既決予算の執行を進めてきているところでございます。先ほど商工課長からも話がありましたけれども、燕三条工場の祭典を通じて7人の新規雇用が叶ったということでございます。また、観光面、あるいは農林業の面でも域外の皆さんからいろんな知恵をいただいて、あるいはいろんな取り組みに参画させていただくことで転出抑制、転入促進それぞれに効果があったものと考えておりまして、引き続きさまざまな皆さんの意見もお聞きしながら、知恵も頂戴しながら進めてまいりたいと考えているところでございます。 ○(山田富義主査) 午後1時まで休憩いたします。                               休  憩 午前11時50分                               再  開 午後1時00分 ○(山田富義主査) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。 ○(坂井良永分科員) 毎年のことですけど、商工会議所振興事業補助金についてお尋ねします。三条商工会議所の組織率は何%でしょうか。 ○(片野商工課長) 三条商工会議所の組織率でございますが、平成30年3月31日現在で49.49%でございます。 ○(坂井良永分科員) 去年よりも組織率は若干下がっているということですね。 ○(片野商工課長) 昨年度は50.11%でございますので、若干下がっています。 ○(坂井良永分科員) 商工会議所振興事業補助金で三条商工会議所が実施しております事業が幾つかありますけども、地場産業活性化支援事業とか販路開拓支援事業等の参加企業はほとんど三条商工会議所の会員でしょうか。 ○(片野商工課長) 今ほど委員がおっしゃられた地場産業活性化支援事業、販路開拓支援事業、中心市街地活性化事業は、基本的にはいずれも会員が主に制度の適用対象といいますか、利用者になりますけれども、例えば中心市街地活性化事業の中でも本寺小路あかり物語ですとか商店街のイベント事業といった取り組みにつきましては会員以外でも参加できるような形で積極的にアピールしながら取り組んでいるところでございます。 ○(坂井良永分科員) 本寺小路あかり物語とか、商店街イベント事業のまちゼミですか、三条商工会議所の会員以外でもということですが、それは会員以外の事業所の参加ですか、それとも一般の市民の参加ということですか。 ○(片野商工課長) 基本的には事業所としての参加も可能と捉えているところでございます。 ○(坂井良永分科員) 本寺小路あかり物語での会員事業所以外の参加というのは実際にありますか。 ○(片野商工課長) 正確な情報は今こちらの手元にはございませんので、具体名は申し上げられませんが、三条商工会議所の話では、事業所としてはあると聞いているところでございます。 ○(坂井良永分科員) 三条商工会議所の会員でないと実際そこにはなかなか参加しづらいかと思うんですよね。  それと、地場産業の振興事業あるいは販路開拓事業については三条商工会議所の事業と三条市が行っている事業で目的が重なっている部分があろうかと思うんですが、その辺のすみ分けはどうなっていますか。 ○(片野商工課長) 市の事業とのすみ分けということでございますけれども、市、それから三条商工会議所、さらには燕三条地場産業振興センター、それぞれの事業がございます。この3組織につきましては、関係機関がある程度定期的に一堂に会す場を設けておる中で、特に予算編成の際には事前にそれぞれの事業の確認、すり合わせも行いながら、十分調整し、事業計画の策定を行っているところでございます。今後も引き続きそのような取り組みを続けてまいりたいと思っております。 ○(坂井良永分科員) 地場産業振興とか販路開拓、企業を支援する事業はやっぱりいろんなところでやるんじゃなくて、三条市が責任を持って、中心になって、三条市の事業として一本化して進めたほうがより効率的だと思うんですけども、その辺はどう考えていますか。 ○(片野商工課長) 三条市はものづくり産業を基盤としているところでありますが、例えばものづくりの新しい技術を活用した商品開発というようなことを捉えれば、やはり燕三条地場産業振興センターの専門的な知見といいますか、ネットワーク、そういったものをフルに活用することがより効果的な成果につながると考えておりますし、事業ごとにそれぞれのふさわしい役割があると思っております。それを踏まえて、先ほど申し上げたように一堂に会す場の中でそれぞれの役割分担をし、事業をすり合わせながら、事業の編成を行っていきたいと考えております。 ○(坂井良永分科員) 市はそういう考えでしょうけども、私はやはり三条市がもっと中心になって、責任持って商工政策を進めていくべきだと思います。  それから、午前中も質疑があったんですが、決算書143ページにオリンピック・パラリンピック活用地域活性化首長連合事業の負担金が8,290万円とありまして、これは後でほかの自治体から返ってくるものだと思うんですけど、実質的な負担金は幾らですか。 ○(五十嵐営業戦略室長) これは、地方創生推進交付金を活用している負担金でございまして、この約8,000万円の半分の4,000万円が交付金でございます。そのまた半分が私どもの負担で、半分が戻ってくるということですので、実質は2,000万円という形になります。 ○(坂井良永分科員) 三条市は2,000万円も負担するんですか。そんなに多かったですか。 ○(五十嵐営業戦略室長) 交付申請額は約9,700万円になるんですが、それは鈴鹿市ですとか菰野町、弥彦村というほかの自治体も入っての金額でございまして、そのうち三条市の負担が8,000万円という計算でございます。 ○(坂井良永分科員) 2,000万円、これだけの負担金で実際に地方経済への効果が十分にあるとお考えですか。 ○(五十嵐営業戦略室長) 先ほど答弁申し上げた部分もございますが、これは旅する新虎マーケットの事業に係る負担分でございます。三条市は7月から9月まで三条市、燕三条という形で事業を行いまして、首都圏の方からものづくりのまちということを認識していただいておりますので、十分に効果があったと考えております。  申しわけございません。私は先ほど三条市が8,000万円の負担で、その半分のうちまた半分が戻ってくるということで2,000万円と申し上げましたが、8,000万円を最初に支払い、交付金が2分の1来ますので4,000万円戻りまして、残りの4,000万円もまたオリ・パラ事務局から戻ってきます。一旦負担金を払いますが、立てかえる形で後から全て戻ってまいりますので、負担金は一応ゼロで、一旦出す予算という理解でお願いしたいと思います。 ○(坂井良永分科員) ということは、実質的には負担はないということですね。 ○(五十嵐営業戦略室長) はい、そういう形になります。 ○(坂井良永分科員) 制度融資預託金の関係でお聞きしたいんですが、小規模企業者振興資金と中小企業振興資金、これは重複利用ができるんですか。 ○(片野商工課長) それぞれ制度上の規定といいますか、そこに該当すれば可能でございます。 ○(坂井良永分科員) これは、今どちらも無担保、無保証、要するに信用保証協会の保証だけで利用できるようになっていますか。 ○(片野商工課長) 今ほどの2つの制度につきましては、無担保でございます。保証につきましては保証料補助を行っているところでありますけれども、率についてランクづけがあるところでございます。 ○(坂井良永分科員) 信用保証協会の率についていろいろと区分されていると思うんですけども、保証人は要らないということですね。 ○(片野商工課長) 金融機関の運用ルールに沿った形になるかと思っております。 ○(坂井良永分科員) 保証人がついているかついていないかというのは、市は把握していないということですか。
    ○(片野商工課長) 1件1件直接は把握しておらないところでございます。 ○(坂井良永分科員) 今国のほうでも制度融資についてはなるべく保証人なしという方向が出ていまして、なるべく保証人なしということで、事業所が利用しやすいようにぜひ金融機関と話し合っていただきたいと思います。  それから、去年たしか利息が下がりましたよね。いつからか、1.9%からちょっと下がったと思うんですが。 ○(片野商工課長) この4月1日以降の貸し付け分から1.3%ということで下げさせていただいたところでございます。 ○(坂井良永分科員) この4月以降ですから、その後の利用状況については、まだわからんということですね。 ○(片野商工課長) 御指摘のとおりでございます。 ○(酒井 健分科員) オリ・パラ首長連合の事業は、実質的な負担がゼロということですが、事務費というか、運営費みたいな感じの負担金はここに入っていないんですか。 ○(五十嵐営業戦略室長) この事務局に対しては負担金がございまして、それは10万円でございます。 ○(酒井 健分科員) それでは、主要施策の成果その他執行実績報告書58ページの一番上段にある先駆的分野進出支援事業で、194万4,000円の補助金交付件数が1件とあるんですけども、これはどういった事業に補助されたんでしょうか。 ○(片野商工課長) 先駆的分野進出支援事業補助金でございますけれども、この補助金額194万4,000円につきましては、いわゆる先駆的分野において、これまで培ってきた技術を生かした製品開発に取り組まれた事業所に支出しており、パラアイスホッケーの用具として使うスレッジというものがございますけれども、そのマグネシウム合金製のスレッジの開発及び安全評価方法の構築といった目的で取り組まれた事業所に対し支出したものでございます。 ○(酒井 健分科員) この先駆的分野進出事業補助金は、もともとあった次世代産業創造プロジェクトとか、ああいったものの名前が変わって、だんだんこういう事業になってきたんですか。 ○(片野商工課長) 基本的には御指摘のとおりでございます。 ○(酒井 健分科員) 平成29年度で194万4,000円の補助金を出したということですが、どういった企業が補助によって成果を上げているとかはわかりますか。採用されたとかされないとかといったことを含めて。 ○(片野商工課長) 成果ということでございますけれども、取り組み期間は平成29年7月から翌30年の2月いっぱいまででございまして、製品開発をする中で試走を何回か繰り返し、試作品を都合3号機まで作製した中で、改良を加えながら進めてきたところであります。結果的に先般の平昌パラリンピックで、パーツという形ではありますけれども、選手が使った製品にも一部活用されたところでございます。 ○(酒井 健分科員) 今回の事業ではパラリンピックでパーツが採用されたということで大変よかったかと思うんですが、今まで名前が変わっても同じ事業を同じような形で行って、ずっと補助金を出してきたんですけども、そういったものに対する成果というか、どれだけ補助金を出して、どういう企業が成果を上げているのかということは、過去の分も含めてきちんと確認しておられるんですか。 ○(片野商工課長) これまでの取り組みのフォローといいますか、取り組み後ということでありますけれども、今手元にありませんが、それぞれの成果報告書は作成しているところでございます。その上で、そうした成果を一旦受けとめつつ、その新しい技術をさらに横展開といいますか、発展させるような形で、例えば平成30年度であれば、新たに医工分野系といいますか、医療の製品分野といったところにさらに発展させていくような形で継続しているところもございます。 ○(酒井 健分科員) 何でそんなことを聞くかというと、以前、全天候型自転車とか、風力発電とか、あとカーゴトレーラーとか、いろんなものをこの事業でやっていますよね。その後一向に見なくなったので、そういうものはどうなったのかと――今回久しぶりというか、経済建設常任委員会にさせていただいたもので、予算説明を聞いていないのでわからないんですけども、そういった継続的なものというのは、現在は特別何にも行っていないんですか。たしか全天候型自転車は東京オリンピック・パラリンピック目がけてとかという話も当時あったかと思うんですけども、ここに出てこなくなったものがその後どうなっているか、もし差し支えなければ聞かせていただければと思います。 ○(片野商工課長) 今ほど御指摘のあった全天候型自転車につきましては、基本的には現状、行政で活用できるという形で3台納品といいますか、活用させていただくという形で進んでおりますし、風力発電につきましても、先般、若干ふぐあいといいますか、一部の故障もありましたけれども、メンテナンスをしながら活用は続けているというところでございます。 ○(山田富義主査) 副主査と交代いたします。 ○(酒井 健副主査) 主査にかわり、暫時主査の職務を行います。   〔正副主査交代〕 ○(山田富義分科員) 決算書149ページの観光施設等整備事業は、今年度2,679万9,000円ほど事業費をかけておられるんですが、平成28年度は幾らだかわかりますか。 ○(五十嵐営業戦略室長) 平成28年度の額は、ちょっと持ち合わせておりません。申しわけございませんが、後で調べて答弁します。 ○(山田富義分科員) この2年ぐらいかけて、多分5,000万円ぐらいいい湯らていに公金を投資しているんです。ところが、いい湯らていの決算書を見たら、今年度は赤字なんです。何かというと、営業損失が約216万8,000円。せっかく5,000万円からの投資をしているのに、営業利益は赤字だったと。この決算書にはちょっと不可解なところがありまして、というのは私も事業をやっていますので、いろんな経験でもって粉飾決算をやることがあるんですが、粉飾決算らしいものがあって、昨年の雑収入が約152万円なんです。ところが、今年度の雑収入が約430万円で、300万円からの差がある。雑収入がふえた要素は何かわかりますか。 ○(五十嵐営業戦略室長) これは、あくまでも株式会社下田郷開発の決算でございまして、決算の金額の中身まではお答えしかねるものでございますので、よろしくお願いいたします。 ○(山田富義分科員) この決算というのは誰が指導するんですか。支配人なのか社長なのか、ちょっとわかりませんけども、残念ながら最近巨額の資金を投下しているのに営業利益が赤字だったということと雑収入でもって帳尻を合わせたということは事実なんです。そのほかに、雑収入の中には普通ふるさと納税が入ってくるんですが、ふるさと納税も大分落ち込んでいるんです。今ひとり言を言っているんですけど、いっぱいのときは1,200万円からあったものが、200万円ぐらいまで落ち込んでいるわけなんですけども、そういうことについて三条市からアドバイスはしないんですか。 ○(長谷川経済部長) この分科会におきましては、平成29年度の三条市の決算が付託されているところでございまして、株式会社下田郷開発の決算は今回の付託事件ではございませんので、我々としては全く準備がございません。 ○(山田富義分科員) せっかく投資をしているのに、残念ながら営業利益が赤字だったということなので、余り大ごとにならないうちに何か対策を打たないと。決算書を読むと、立派なことが書いてあるんです。人心を一新したいとか、いろんなことが書いてあったんですけど、三条市がどこまで口出しするのかなと思っていまして、私の経験では、トップが年をとってくると、やっぱり人間的な硬直が出るんです。そうすると、若い人は若い人のつき合いでもってお客さんはふえてくる、年をとってくると、年とったなりの、早い話が今までつき合っていた人がある部署からいなくなったり、責任のある立場からいなくなったりするんです。この決算書を見ているとやっぱり人間的な硬直がよく出ていましたんで、余計なことだったかもしれませんけども、決算書をよく見ているということもよく伝えてください。  終わります。 ○(酒井 健副主査) 主査と交代いたします。   〔正副主査交代〕 ○(山田富義主査) 以上で質疑を終了したいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(山田富義主査) 御異議ありませんので、以上で質疑を終了いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ◆第6款農林水産業費について ○(山田富義主査) それでは、先ほど保留としました第6款農林水産業費に戻ります。  答弁をお願いいたします。 ○(渡辺農林課長) 午前中の御質疑に対して答弁できなかった3点について答弁させていただきたいと思います。ため池、担い手の園芸の内訳の関係、最後に農産物加工施設の竣工等でございます。  初めに、ため池の件数でございますが、全部で41件でございます。内訳として地域別に申し上げますと、三条地域が11、栄地域が11、下田地域が19、合計41件でございます。このうち市の管理施設が5、そのほかは地元管理でございます。  続きまして、認定農業者の区分で園芸中心の方が27人おられます。この27人の園芸の内容についてお答えいたしたいと思います。果樹類が24、野菜が1、芋類、雑穀が1、最後に花卉が1、合計27人でございます。  最後に、農産物加工施設の竣工等でございますけども、農産物加工施設の新築年月は昭和41年12月、供用開始は平成3年でございます。  以上でございます。 ○(山田富義主査) 以上で質疑を終了したいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(山田富義主査) 御異議がありませんので、以上で質疑を終了いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ◆第8款土木費について ○(山田富義主査) 次に、第8款土木費について質疑を行います。 ○(長橋一弘分科員) 8款土木費、4項都市計画費の2目公園費、決算書の165ページをおはぐりください。質疑項目を5点用意してきました。まず、1点目をお願いします。突っ込む云々ということじゃなくて、この数字の裏にある内情を聞かせていただきたいということで質疑させてください。  010公園施設管理費に11節施設修繕料がございます。これは決算審査ですから、1,700万円かかったということです。1,700万円なんだけど、予算書を見ると1,500万円であったと。200万円ふえた中身はどういうことだったのか。それと、もろもろの施設修繕の内容をまずお聞かせください。 ○(太田建設課長) 御質疑の施設修繕料の主なものといたしましては、しらさぎ森林公園に花菖蒲園がございますが、花菖蒲園の花を毎年咲かせるために計画的、定期的に土砂の入れかえを行っているものがございます。そのほか中浦ヒメサユリ森林公園の木製の階段の修繕であったり、大崎山公園の頂上広場にございます照明の修繕、こういうものを中心に行っているところでございます。  当初より200万円ほどふえている理由としては、このほかさまざまな故障や損傷の補修を緊急的に行う必要があったことから随時修繕した結果、200万円ほどふえたものでございます。 ○(長橋一弘分科員) ありがとうございます。わかりました。  それで、さまざまな事細かな修繕云々ということを今おっしゃいましたけど、例えば条南あおば公園の三条市立条南小学校というプレートのあれが外れたと。あれも私は修理すると聞いておりますけど、公園ですからああいうものの修理も当然対象になるわけですよね。 ○(太田建設課長) そのとおりでございます。 ○(長橋一弘分科員) それで、先ほど副主査や横山分科員がおっしゃったように今年度の予算審議に参画していないんですけど、この施設修繕料という科目は平成30年度の予算では1,100万円なんです。去年1,500万円の予算を立てました、実質的には1,700万円で、プラス200万円とせざるを得なかった。ところが、今もう走っている平成30年度事業は1,100万円で足りるよと。その根拠は何でしょう。 ○(太田建設課長) 先ほど申し上げましたしらさぎ森林公園のように、計画的に行う修繕とそれ以外の突発的な事由によるものということで、過去の実績も考慮しながら平成30年度予算を編成させていただいたところでございます。その中で、突発的なもの等については、全体を見ながら予算額を決めさせていただいているところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○(長橋一弘分科員) 大きなものはとりあえずないだろうという読みの中でそういう予算組みをされたということであれば理解、納得できます。ただし、私は言いたいんだけど、きょうは決算審査の場だから、こういうことを持ち出すのはどうかと思うけど、ちらっと話しておきます。三条市のいわゆる都市公園条例と、要するにルールなんて設けないんだよと首長がおっしゃっていることに矛盾はないというふうな答弁があったんだけど、これはダブルスタンダード、二重規範というやつです。これは、今課長と係争中ですからこの場ではこれ以上言いませんけど、そういうことがあると何でも見境なし、野放図よみたいに思う人もいるから、事細かな修繕、例えば条南あおば公園のトイレが詰まっただの――いや、管理者じゃないけど、ちゃんとボランティアでやってくれる人がいるのはいいんだけど、いろんな人間がおるから、便器を壊したり、三条市とは言わないけど、そんなのは日常茶飯事です。それだけルール、マナー、エチケットを守れるような、三条市民としてのモラルがある住民だったらいいんだけど、決してそうではない。ですから、そういう事細かな答弁をされたけど、責任者は当然三条市ですということからして、今のこういう感覚では当然この勘定科目がふえても仕方ないなと私はと思います。これ以上は言いません。  2点目に行きます。12節の手数料、これが518万円ほどということですけど、この内容をお聞かせください。 ○(太田建設課長) 御質疑の手数料につきましては、しらさぎ森林公園におきます除草業務をシルバー人材センターにお願いしたものであったり、公園にありますトイレの浄化槽の定期検査にかかわる費用を手数料としているところでございます。そのほか遊具等の安全点検、これは法的に義務づけられている点検でございますが、この点検に伴います業者への手数料でございます。 ○(長橋一弘分科員) これも読める部分があると思うんだけど、予算では318万2,000円なんです。これが百三、四十万円ふえているのは、読み以上にそういう手数料的なものがカウントされてしまったと理解してよろしいんですか。 ○(太田建設課長) 特にトイレ、浄化槽の点検等は異常が発生した場合に追加で行う場合があります。そういう随時的なものも含めて予算を組ませていただいていますので、若干変動があるというところは先ほどと同じものでございます。 ○(長橋一弘分科員) 了解しました。  19節、これは今テーマになっている須頃郷のことですけど、須頃郷公園管理費負担金が約5,530万円ですよね。これは5,530万円使っちゃいましたという結果ですけど、予算では何と14万1,000円なんです。予算書を見てください、余りにも差異があるんだけど、予算書では19節須頃郷公園管理負担金14万1,000円です。これが5,530万円ですから、これだけ乖離していると何なのということです。 ○(太田建設課長) 今ほどの19節須頃郷公園管理費負担金につきましては5万5,316円です。 ○(長橋一弘分科員) ごめん、そうだね。私の間違いだ。決算書は円単位で、予算書は1,000円単位ですから、14万1,000円が5万5,316円で済んだと。ダウンしたということで、ごめんなさい、私の勘違いです。予算以内で処理できたということで、結構です。  22節の賠償金をお願いします。これが、円単位だから約16万2,000円ですね。この内容は何ですか。 ○(太田建設課長) 御質疑の賠償金につきましては、五輪平公園に隣接しております私有物の倉庫のシャッターを下田サービスセンターが公園の管理用の倉庫と勘違いしてあけたことによってシャッターを毀損したことに伴います補償の費用でございます。 ○(長橋一弘分科員) 五輪平って下田地域ですよね。違いましたっけ。(「そうです」と呼ぶ者あり)わかりました。  最後です。5点目、020公園施設整備費、これは建設課ですね。この工事請負費は、当然工事なんだろうけど、かかったのが約810万円ですよね。それが平成30年度予算書では1億1,190万円ですね。これは何ですか。 ○(太田建設課長) 平成29年度の工事請負費につきましては、広貞公園にかかわります物件の移設であったりとか、一番大きなものは総合運動公園の遊具の老朽化に伴い新しい遊具を入れたことによりまして約800万円となってございます。そのほか一部トイレの改修等を行っているところでございまして、そのような額となっています。  平成30年度につきましては、予定でございますが、憩パーク嵐南の木製遊具が老朽化して危険だということで大規模な遊具の入れかえがあり、同様にしらさぎ森林公園も大きなローラー型の滑り台を更新するということで少し大きな額となっています。公園施設につきましては昨年度策定いたしました公園の長寿命化計画に基づいて効率的に施設の長寿命化を図っていくという中で、計画的に予算を計上させていただくことになったものでございます。 ○(坂井良永分科員) 決算書157ページの舗装新設事業費についてお尋ねいたしますが、住宅前が砂利道で、そこを舗装する場合、この事業費に入るんですか。 ○(太田建設課長) そのとおりでございます。 ○(坂井良永分科員) 主要施策の成果その他執行実績報告書を見ると、去年は全市で6カ所、それから栄地区では1カ所になっていますけども、住宅前が砂利道の市道というのはほかにもかなりあると思います。どれほどあるかは把握されていますか。 ○(太田建設課長) 現在市道認定されている市道延長につきましては、全体で約111キロございます。そのうち路面が砂利である市道につきましては約213キロあるということでございます。 ○(坂井良永分科員) その213キロの中で、住まいされている自宅前が舗装されていないという砂利道はどれぐらいあるんですか。 ○(太田建設課長) 済みません。先ほど213キロと申し上げましたのは単位が間違っていまして、21キロでございました。桁が1つ違っていました。おわびいたします。  今ほどの住宅の前が砂利道という件につきまして、いろいろ地域の方から御相談いただくところでございますが、全体として住宅前という切り出しでは把握していないところでございます。 ○(坂井良永分科員) ぜひ把握していただきたいと思うんです。この事業では予算を残していますよね。支援してほしい、住宅の前を舗装してほしいという要望は地域の方からもかなり上がっていると思うんです。地域要望としても、また個々でも言うと思うんです。ですから、先ほど予算が超過している部分も全体で融通しているということがありましたから、住宅前の砂利道については、予算を残すんじゃなくて早目に舗装するべきだと思うんですが、どうですか。 ○(太田建設課長) 住宅前の砂利道の舗装については、地元の方や自治会の方からもいろいろと御要望をいただいているところでございます。今年度からその舗装につきましても道路整備の優先順位評価基準によりまして、いろいろ点数づけをしてより優先度の高いところから予算を効率的に使わせていただいているところでございます。平成29年度は適用外でございましたけども、今ほど御指摘いただいたように、地域の方々から望まれている舗装については意識した上で行っていきたいと思っているところでございます。  予算を残しているという点につきましては、大綱質疑もございましたが、もともと事業を行う箇所において限定して予算をつけていただいた後、落札の差によって生じたものでありますので、その後の追加はなかなかできないというところが現実としてございますけども、それをより計画的にどのように執行していくかということは、今後とも先ほどの優先順位評価基準とともに考えていきたいと思っているところでございます。 ○(坂井良永分科員) 自宅前については、ぜひ一刻も早く舗装していただきたいと思います。  それから、決算書167ページ、緑地管理費ですけども、三条市に緑地はどれくらいあるんですか ○(太田建設課長) 緑地広場と言っておりますけども、そういう切り口でいきますと市内に101カ所ございます。 ○(坂井良永分科員) その緑地の管理については委託管理と、それから市が直営で管理しているものが両方あるわけですか。 ○(太田建設課長) そのとおりでございます。 ○(坂井良永分科員) ある緑地なんだけど、草ぼうぼうになっていて、ここは多分直営なんじゃないかと思う場所もあるんです。さっき来るときにも見てきたんですけども、その隣は住宅団地ができていますが、腰あたりまで草がばあっとありますので、ぜひ近隣住民の迷惑にならないように管理していただきたいと思いますが、どうでしょう。 ○(太田建設課長) 先ほど申しましたように委託と直営と両方ありますが、どちらかというと直営のほうが多い状況になっております。今ほど御指摘いただいた点は、地域の方々からの御要望の中でも指摘をいただいていますので、十分酌みまして、対応していきたいと考えております。 ○(坂井良永分科員) 場所は後で言いますんで、ぜひお願いします。  それから、荒町ポンプ場費は繰越明許費となっていますけども、ここも今回下水処理場の、ポンプを延命することを何て言いましたかね、やっていまして、荒町ポンプ場のポンプもみんな古いかと思うんですけども、この辺の対応をどのように考えていますか。 ○(藤澤上下水道課長) 今御指摘の荒町ポンプ場でございますが、繰越明許費2,916万円の内容につきましては、ディーゼルエンジンのカムシャフトの交換に係るものであります。本来平成28年度中に完了する手はずでしたが、一部工事業者の手違いによりまして工事遅延が生じ、繰り越しさせていただいたものでございます。 ○(坂井良永分科員) ぜひ水害等で大ごとにならないように管理していただきたいと思います。  それから、決算書171ページですが、木造住宅耐震診断委託料、それから木造住宅耐震診断費補助金とありますけれども、委託料というのは高齢者向けなんでしょうか。この委託料と補助金の違いは何でしょう。 ○(渡辺建築課長) ただいまお問いの木造住宅耐震診断委託料は、高齢者または身体障がい者がお住まいの住宅に対して三条市から診断士を派遣することに伴い支払うものでございます。  木造住宅耐震診断費補助金は、一般の世帯の方々が耐震診断をする際に、総額で9万3,000円かかりますが、1万円を負担いただいて、残りの部分について三条市が補助金を出すものでございます。 ○(坂井良永分科員) その診断を受ける方が1万円を負担するということですね。  それから、木造住宅耐震改修費補助金が150万円出ていますが、これは住宅全体のIs値で1以上にしないとこの補助金は利用できないということですか。 ○(渡辺建築課長) おっしゃるとおりでございます。
    ○(坂井良永分科員) 住宅全体で1以上に持っていくと、田舎のうちですと1,000万円以上かかると思うんです。そういう点では、例えば逃げ込む部屋ということで1部屋だけでも改修した場合、そういうことについて検討は――対象にならんということですね。 ○(渡辺建築課長) 分科員おっしゃるとおり、対象になりません。部分的に補強する方法もございますけれども、リフォームとかと区別することの難しさと建物が崩れないような形で設計することの難しさがございまして、専門家もそのようなことを申しておりますので、私どもとしてはIs値で1を目標に耐震改修される方に対しまして補助する形で行わせていただいているところでございます。 ○(坂井良永分科員) ちなみに、Is値で1以上へ持っていった方の全体の改修費用が大体幾らぐらいかかるのかということは、市でつかんでいますか。 ○(渡辺建築課長) 細かい集計はしていませんが、平均で300万円ほどではないかと捉えているところでございます。 ○(横山一雄分科員) 決算書の150ページから土木費の中を見ていきますと、繰越明許費が非常に多く目立ちます。平成29年度決算額を見ても約10億円です。この原因は、どのようにお考えになっておられますか。 ○(太田建設課長) 土木費全体ということでございますが、私から申し上げさせていただきますと、昨年度経済対策として国の補正予算が2月に組まれました。それは、平成30年度予算と一緒に執行する前提となっているものでございまして、一例を申し上げますと、道路の新設改良におきましては約2億円が補正予算となってございます。それは、そのまま繰り越しになる、平成30年度予算と一緒に執行するというものでございます。そのほか工事施工に必要となる用地の取得に当たりましては、相続がされておらず登記が古いままになっているとか、地域の方々の、それこそさまざまな御事情がございます。そういうものにつきまして想定外の時間がかかったことによりまして年度内の執行がかなわず、平成30年度に繰り越しをさせていただいたところでございます。  また、昨年度は7月、8月と重ねて大雨がございました。これによりまして、さらなる被害拡大を防ぐために災害復旧を最優先として行った結果、通常予定していた業務の執行が少なからず後送りになったところがございまして、結果的に年度内に執行が完了し切れなかったので、やむを得ず平成30年度に繰り越していただいた事案もございます。細々と申し上げますと、まだございますが、大きなものとしてはこのような形で繰り越しをお願いしたところでございます。 ○(横山一雄分科員) 私は、適時に発注できないために、いわゆる技術職員等が足らないために工事の発注がおくれているような気がするんですが、その辺はいかがですか。 ○(太田建設課長) 今ほど申し上げました理由の主なものとして、突発的に起こってしまう水害の対応であったり、あるいは国の補正予算がいつあるのかということは、あらかじめわかるものでありませんので、そういう事案によって出てきてしまうものが大きな要因としてあったものと私は捉えているところでございます。経常的に職員が足りないのではないかという御指摘については、今いる職員で精いっぱいやらせていただいているところでございます。以上でございます。 ○(横山一雄分科員) 平成29年度当初予算概要資料の重点政策の概要のところに、二重丸がついた形で県央基幹病院の開院に向けた環境整備の促進としてアクセス道路の早期整備を図るということで15万円計上されておられますけども、決算の資料でそういう項目が見当たらないんですが、道路改良かどこかの中に含めてあるんでしょうか。 ○(太田建設課長) 平成29年度の予算につきましては、基本的には県で行っている国道のバイパスや県道、あるいは新たに県に事業を求めるということで県央基幹病院設置に係る道路等環境整備促進期成同盟会を組織いたしまして、要望活動を行ってきました。それらに要する費用として15万円を計上したものでございますが、結果的には同盟会から負担金の要請がなかったことで執行がゼロとなったものでございます。 ○(横山一雄分科員) これはアクセス道路等の早期整備を図るということになっております。国道とかそういうものは、三条市が事業を行うわけじゃありませんから、アクセス道路で市道ということになると3・3・5下須頃上須頃線を指しているんだなと、私はそう思って予算説明も聞いておりましたし、そういうふうにここに書いてありますから、今伺ったわけでありますけども、私が考えているものと違うみたいなので、もう一度お願いします。 ○(太田建設課長) 分科員がおっしゃるように、アクセス道路といいますと県央基幹病院の足元にあります都市計画道路の3・3・5下須頃上須頃線も含みますし、あと現在県が事業を行っている加茂市や燕市、弥彦村等の周辺地域から入ってくるための国道バイパスの道路整備、これもひっくるめてアクセス道路の整備促進ということで当初考えていたところでございます。  結果といたしまして、昨年度の県との協議の中で足元の3・3・5下須頃上須頃線につきましては今年度から三条市が事業主体となって行うと決まったところでございますが、昨年度それにかかわる費用の支出はなかったものでございます。 ○(横山一雄分科員) 決算書の151ページ、020社会資本包括的維持管理事業費の約5,000万円、この事業内容について伺います。 ○(太田建設課長) 御質疑の社会資本包括的維持管理事業費につきましては、嵐北地区の一部で平成29年度から行っております。主な業務の内容といたしましては、道路のパトロール、道路の修繕、あるいは水路等の維持管理、また公園も含めた維持管理、こういうものを複数の業者の共同企業体に包括的に委託して管理いただくものでございます。  この事業につきましては、平成29年度、30年度を一つの委託範囲といたしまして、現在事業を行っているものでございます。 ○(横山一雄分科員) 決算書157ページ、信越本線踏切整備負担金1億5,600万円余についてでありますが、これは一般質問でもいろいろ伺いましたけど、当初予算では2億4,000万円として議決していると思います。少なくて済んだというのは、どういうことなんでしょうか。仕事をやらなかったところがあるということなんでしょうか。 ○(太田建設課長) 御質疑の信越本線踏切整備負担金につきましては、昨年度開通いたしました矢田中曽根新田線の戸口踏切の設置、また既存の隣接踏切の撤去も当初計画していたところでございます。  ただ、これはJRの施工に対して市が負担するものでございますが、昨年7月の豪雨によりましてJR関係の施設もかなり被災した中で、JRから当初考えていた工事の一部が執行できなくなったとされたことがありまして、当初の計画より減額になり、対応する負担金も減少したというものでございます。 ○(横山一雄分科員) 決算書171ページ、070三世代同居推進リフォーム資金利子補給金の98万幾らについてでありますが、この件数は16世帯でなかったかなと思うんですが、実際3世代の同居世帯が市全体で何十世帯あるか、何百世帯あるかということは建築課で把握されているんでしょうか。どのぐらいなんでしょうか。 ○(渡辺建築課長) 申しわけありません。市全体の3世代の同居世帯数は把握していないところでございます。 ○(横山一雄分科員) この98万2,069円は、何世帯分ですか。 ○(渡辺建築課長) 平成27年からこの事業をやっておりますが、合わせて16世帯となっております。 ○(横山一雄分科員) 平成27、28、29年全部で16世帯ずつということでよろしいわけですか。 ○(渡辺建築課長) そうではなくて、平成27年から利子補給を受けている方が2世帯、28年から受けている方が11世帯、29年からが3世帯で、5年間の補助という形になりますので、29年度につきましては合わせて16世帯ということでございます。 ○(横山一雄分科員) 利子補給率は、幾らでございましたか。 ○(渡辺建築課長) 1%でございます。 ○(横山一雄分科員) 今答弁のあったとおり、1%を5年間ということでよろしいわけですね。 ○(渡辺建築課長) おっしゃるとおりでございます。 ○(酒井 健分科員) 今横山分科員からも質疑がありました、平成29年度から始まりました社会資本包括的維持管理事業の5,000万円ほどの委託料ですけども、1年間を終わっての成果といいますか、とりあえず中間地点におけるよかった点、悪かった点、あと今後これは全市に広げていくんだということをこの1年を踏まえた中でお聞かせください。 ○(太田建設課長) 実質的には平成29年度1年分、あるいはこの上半期の中で見えてきた効果と課題ということで答弁させていただきますが、まず効果といたしましては、先ほど申しました道路の補修あるいは側溝の水路の補修や江ざらい等の対応の迅速化が図られたことが1つあると考えてございます。  また、この事業の目的の一つでもあります将来にわたって社会インフラを維持管理していただく建設業者の皆さんの経営基盤が将来にわたりしっかりとするかどうかという仕事量の観点でございますが、年間を通してさまざまな仕事が確保されたというところにつきましては、一定の成果があったと認識しているところでございます。  ただ、建設業者を取り巻く経営状況の改善という大きなところでございますが、これについてはまだまだ十分とは言えない現状であると聞いているところでございます。  それらを踏まえまして、今後としましては、最終的には全市的に包括的民間委託を導入していくべきだろうというのが総合計画にも盛り込んでいるところでございますけれども、まずは仕事量につきまして、現在の道路の維持あるいは水路の維持だけでいいのか、もう少し業務内容を見直す必要があるのではないか、あるいはエリアにつきましても現在事業を行っていただいています業者に聞きますと、作業員や機械、資材に少し遊びの時間があるので、もう少し事業の範囲が広ければもう少し効率的に維持管理ができるであろうと御指摘いただいているところでもございます。  そういう点を踏まえながら、現在やっている区域の拡大あるいは新たな区域の導入、またそれに伴います業務内容の追加等も含めまして現在検討しているところでございます。 ○(酒井 健分科員) 今通常の維持管理という中で答弁していただいたんですけども、たまたま平成29年度には大雨もありました。大雪もありました。そういった災害時、異常気象時における対応というのはどうだったんですか。 ○(太田建設課長) 今回の包括的維持管理業務委託のエリアの中では、まずは委託業者の方々に対応をお願いしているところでございますが、異常気象時には想定し得ないような事象が起きて、被害が出ますし、今回包括エリアとしていないところにおきまして、例えば斜面の崩れであったりとか、そういう大きな被害が起きるところがございます。  そういうところにつきましては、現在関係業界の方々と災害時における協定を結んでおりますので、そこで対応していただいているところでございます。  いずれにしましても、業界全体、企業の皆さん全体が永続的に事業を行っていけるような環境をつくっていくための一つの方策として包括的民間委託を取り入れているところでございます。 ○(山田富義主査) 以上で質疑を終了したいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(山田富義主査) 御異議がありませんので、以上で質疑を終了いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ◆第9款消防費について ○(山田富義主査) 次に、第9款消防費について質疑を行います。   (「なし」と呼ぶ者あり)  以上で質疑を終了したいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(山田富義主査) 御異議がありませんので、以上で質疑を終了いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ◆第14款災害復旧費について ○(山田富義主査) 次に、第14款災害復旧費について質疑を行います。   (「なし」と呼ぶ者あり)  以上で質疑を終了したいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(山田富義主査) 御異議がありませんので、以上で質疑を終了いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ◆農業集落排水事業特別会計について ○(山田富義主査) 次に、農業集落排水事業特別会計について質疑を行います。   (「なし」と呼ぶ者あり)  以上で質疑を終了したいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(山田富義主査) 御異議がありませんので、以上で質疑を終了いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ◆勤労者福祉共済事業特別会計について ○(山田富義主査) 次に、勤労者福祉共済事業特別会計について質疑を行います。 ○(横山一雄分科員) 繰越金がすごくふえていますよね。一般会計からいただかなくても運営できるんじゃございませんか。いかがなんですか。 ○(片野商工課長) 繰越金の件でございますけれども、御案内のとおり勤労者福祉共済事業特別会計は福祉共済事業費と事務費で構成されております。福祉共済事業費につきましては、加入者の方々の参加するイベントあるいは施設利用の割引負担、そういった福利厚生事業の費用であります。一方、事務費はこの勤労者福祉共済運営協議会の委員の報酬、費用弁償あるいはきょうさいだよりの印刷費となっております。この中で事業運営に係る事務費相当分を市の中小企業の支援策の一環という意味づけで一般会計から繰り入れをしているところであります。今後の運営に当たりましては、今ほど申し上げた運営協議会の中で議題としながら、いわゆる繰入金の減額の可能性等も含めて検討してまいりたいと思っているところでございます。 ○(山田富義主査) 以上で質疑を終了したいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(山田富義主査) 御異議がありませんので、以上で質疑を終了いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ◆公共下水道事業特別会計について ○(山田富義主査) 次に、公共下水道事業特別会計について質疑を行います。   (「なし」と呼ぶ者あり)  以上で質疑を終了したいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(山田富義主査) 御異議がありませんので、以上で質疑を終了いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ◎認定第2号 平成29年度決算の認定について(三条市水道事業会計) ○(山田富義主査) 最後に、認定第2号、水道事業会計について質疑を行います。   (「なし」と呼ぶ者あり)  以上で質疑を終了したいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(山田富義主査) 御異議がありませんので、以上で質疑を終了いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ○(山田富義主査) しばらく休憩いたします。                               休  憩 午後2時15分                               再  開 午後2時16分 ○(山田富義主査) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより討論を行います。  討論の通告がありますので、坂井良永分科員に発言を許可いたします。 ○(坂井良永分科員) 私は、認定第1号 平成29年度決算の認定について反対の立場で討論いたします。  商工振興費のうち三条商工会議所への補助金2,500万円についてであります。三条商工会議所の加入率は50%前後ということです。市内業者の半分しか加入していません。この補助金の使途については、三条商工会議所会員以外の事業所が使う分も多少ありますが、ほとんどが三条商工会議所の会員が使う補助金であります。三条商工会議所は、市内では比較的大手の事業所が加入している団体です。三条市は、小規模な事業所が多いまちです。国においては小規模企業振興基本法が定められ、県におきましても新潟県小規模企業の振興に関する基本条例が制定されています。三条市は、小規模事業者に対してもっときめ細かい商工政策が求められていると思います。また、この補助金で実施している三条商工会議所の販路開拓事業や地場産業振興事業などは、三条市が取り組んでいる商工政策と目的が重なる事業もあります。商工会議所振興事業補助金で行っている三条商工会議所の事業は三条市が実施すべきものと考えます。商工行政は三条商工会議所に丸投げするのでなく、三条市が責任を持って進めていくべきと考え、この補助金の出し方に反対いたします。  以上です。 ○(山田富義主査) 以上で討論を終了いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ○(山田富義主査) これより採決を行います。  最初に、認定第1号について採決いたします。
     この採決は挙手によって行います。  本案については、認定することに賛成の皆さんの挙手を求めます。   〔賛成者挙手〕 ○(山田富義主査) 賛成多数であります。よって、本案は認定すべきものと決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ○(山田富義主査) 次に、認定第2号について採決いたします。  本案につきましては、認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(山田富義主査) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定すべきものと決定いたしました。 ――*――*――*――*――*――*――*――*――*――*―― ○(山田富義主査) 以上で当分科会の審査は全て終了いたしました。よって、決算審査特別委員会経済建設分科会を閉会いたします。                                閉  会 午後2時19分  以上会議の次第を記載し、三条市議会委員会条例第29条第1項の規定に準じ、ここに記名押印する。                  決算審査特別委員会経済建設分科会                   主 査   山 田 富 義                   副主査   酒 井   健...