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平成28年市民福祉常任委員協議会( 4月26日)

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  1. 三条市議会 2016-04-26
    平成28年市民福祉常任委員協議会( 4月26日)


    取得元: 三条市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-27
    平成28年市民福祉常任委員協議会( 4月26日)                  市民福祉常任委員協議会記録 1 日   時  平成28年4月26日(火)午後1時30分 1 場   所  第3委員会室 1 出席委員   岡田竜一委員長 武藤元美委員長          久住久俊 熊倉 均 森山 昭 河原井拓也 西川重則 野崎正志 1 欠席委員   佐藤宗司 1 説明のための出席者          渡辺市民部長 小林環境課長 五十嵐課長補佐 1 職務に従事した議会事務局職員          堤事務局長 高野次長 加藤主任 1 議   題   新一般廃棄物最終処分場整備事業に係る基本設計概要について 1 議事の経過                                開  会 午後1時30分 ○(岡田竜一委員長) ただいまから市民福祉常任委員協議会を開会いたします。  ただいまの出席委員数は8名であります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――
    ○(岡田竜一委員長) 協議に入ります前に、市民部長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ○(渡辺市民部長) 本日は、何かとお忙しい中、市民福祉常任委員協議会を開催いただきまして、まことにありがとうございます。  本日、市民部として御協議をお願いいたします案件は、新一般廃棄物最終処分場整備事業に係る基本設計概要についての1件でございます。本件につきましては、現処分場残容量等を勘案した中で下田地域において関係する自治会皆様から御理解をいただきながら進めてきたところでございますが、このたび施設配置構造等基本設計がまとまりましたことから、その概要について報告させていただくものでございます。  具体の内容につきましては、環境課長から説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ○(岡田竜一委員長) これより協議に入ります。 ――*――*――*――*――*――*――*――*――*――*―― ◎新一般廃棄物最終処分場整備事業に係る基本設計概要について ○(岡田竜一委員長) それでは、新一般廃棄物最終処分場整備事業に係る基本設計概要についてを議題といたします。  説明をお願いいたします。 ○(小林環境課長) それでは、新一般廃棄物最終処分場整備事業に係る基本設計概要について説明させていただきます。本日御説明申し上げます内容につきましては、このほど新最終処分場整備基本設計業務を委託しております株式会社エックス都市研究所から基本設計書が提出されたことから、整備場所施設内容屋根及び貯留構造浸出水処理埋め立て廃棄量を中心に説明させていただきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。  事前に配付させていただきました資料ナンバー1をごらんいただきたいと思います。本資料につきましては、1枚目が基本設計書の骨子を示したものであり、2枚目以降のA3判の図面がそれぞれ位置図整備場所計画平面図貯留構造物標準断面図被覆施設標準断面図被覆施設立面図でございます。そして、巻末に新最終処分場完成予想図を添付させていただきましたので、適宜ごらんいただきたいと思います。  それでは、1枚目をごらんください。初めに、新最終処分場整備事業の目的でございますが、月岡地内にございます現在の最終処分場につきましては、供用開始後約46年が経過し、これまでもかさ上げ工事により埋め立て容量の確保を図ってきたところでございます。しかしながら、これ以上のかさ上げは物理的に困難であり、現在の見込みでは平成32年度には必要な埋め立て容量を確保できなくなる状況にあることから、桑切及び中野原地内に新たな一般廃棄物最終処分場整備させていただくものでございます。  次に、概要でございますが、位置図平面図等をあわせてごらんいただきたいと思います。(1)、整備場所につきましては、資料をおはぐりいただきますと、位置図整備場所として記載してございます。また、施設配置につきましては、4枚目の計画平面図をごらんいただきたいと思います。計画平面図の青い破線で囲まれたところが新最終処分場整備事業概算面積である約6.73ヘクタールでございます。詳細につきましては、今後の測量に委ねますが、今のところ約6.73ヘクタールを想定しているものでございます。  続きまして、(2)、施設内容でございますが、埋立地の上に被覆施設を設ける被覆型、一般的にはクローズド型と呼ばれているものでございますが、そちらで整備を進めてまいりたいと考えております。一般的に最終処分場整備につきましては、オープン型とクローズド型に大別されますが、当市においてはクローズド型を採用し、整備を進めてまいりたいと考えております。その理由といたしましては、クローズド型は全ての遮水工を屋内で施工できることから、信頼性の高い遮水性能が確保でき、周辺環境への影響が少なく、安心、安全な施設として管理運営できるというメリットがあることでございます。なお、同施設近接地廃棄物から出る汚水処理する水処理施設管理棟とあわせて整備してまいりたいと考えております。  続きまして、(3)、屋根構造等でございますが、全体上屋型式を採用してまいりたいと考えております。簡単に申し上げますと、屋根つき最終処分場整備させていただきたいということでございます。6枚目の被覆施設標準断面図及び7枚目の被覆施設立面図をあわせてごらんください。こちらをごらんいただきますと、建物断面から外観まで大体のイメージがつかめるのではないかと思います。御存じのとおり、当該地区冬期間に降雪が見込まれることから、屋根一定の勾配を設け自然落下を促したいと考えておりますが、凍結などにより自然落下がかなわない場合も想定されることから、井戸水を利用した屋根融雪設備整備してまいりたいと考えております。屋根材は折板、躯体は鉄骨構造を予定しております。なお、上屋につきましては、東西約112メートル、南北約40メートル、地上高につきましては、基礎高2メートル、軒高9.9メートル、最高高18.7メートルとして基本設計書にまとめてございます。  続きまして、(4)、貯留構造でございますが、コンクリート槽、二重遮水シートを施工してまいりたいと考えております。コンクリート槽は、東西110メートル、南北36メートル、高さ、いわゆる地上からの深さでございますが、約10mと想定してございます。そして、車両による搬入を想定し、コンクリート槽北側部分すりつけ箇所に道幅5メートルほどの場内道路整備してまいります。また、遮水シート損傷等により廃棄物から発生する浸出水が地中に漏れ外部に流出することを防ぐため、遮水シート底面電気センサーを張りめぐらせて漏水の有無をモニタリングする電気式漏水検知法を採用することにより万一の際の漏水対策を行うとともに、施設周辺地下水モニタリング設備整備するなど、安全対策に万全を期したいと考えております。  続きまして、(5)、浸出水処理でございます。廃棄物安定化させるために水をまきますので、廃棄物を通った汚水が出てまいりますが、その処理につきましては、無放流方式を採用したいと考えております。無放流方式とは、廃棄物から発生する浸出水処理して、廃棄物安定化粉じん防止のために再度散水に利用する、つまりまいた水を処理してもう一回まくという形で水を循環させる方式でございます。このように整備いたしますと、基本的に河川や下水道への放流はないということでございます。また、循環することにより廃棄物から発生する浸出水には無機塩類、簡単に言えば塩が濃縮され、水処理機器の腐食が進むため、無機塩類処理を施す脱塩処理を行わなければなりませんが、現時点においては先進事例が余り多くなく、どの方式が最善であるかの判断が難しいため、具体的な処理方式は今後実施設計の中で検討してまいりたいと考えております。  続きまして、(6)、埋め立て廃棄量でございますが、新最終処分場は焼却残渣、溶融不適物破砕不燃物などを埋め立て対象物としており、その面積を約3,900平方メートル、容量を約3万3,000立方メートルと予定しております。容量設定の根拠でございますが、平成32年度から平成46年度までの人口や過去の実績値をもとに総廃棄量を62万6,825トンと見込み、それに伴って埋め立て量を4万745トンと試算したものであり、この値を廃棄物最終処分場整備計画設計管理要領に基づき体積換算係数割り返し当該期間埋め立て量を3万3,000立方メートルと積算させていただいたところでございます。  なお、計画平面図にございますように、今回は第1期15年分の埋立地整備を行うこととし、順次南方向へ15年後には第2期、30年後には第3期工事と着手してまいりたいと考えております。  次に、4、供用開始時期でございますが、平成32年4月を予定してございます。先ほども御説明申し上げましたとおり、月岡地内の最終処分場埋め立て残余量が逼迫しているため、工期のおくれは市民生活に直結すると考えております。こうしたことから、これまで以上にスケジュール管理を行ってまいりますとともに、地元皆様としっかり協力し、また情報を提供して理解を得ながら進めてまいりたいと考えております。  最後に、5、スケジュールでございますが、ここに掲げてございますとおり、平成28年度においては生活環境影響調査を昨年度に引き続き実施させていただきます。調査結果につきましては、市条例等に基づいてしっかりと縦覧に供してまいりたいと考えております。  実施設計につきましては、早急に委託業者選定作業に入り、今年度末を目途に結果を取りまとめてまいりたいと考えております。  地質調査につきましては、第2次調査の実施を予定しております。昨年度に実施した地質調査は、基本設計を行うに当たり必要な整備エリアの基本的な地質条件等調査したものであり、今回は実際の構造物の配置がおおむね想定されたことから、構造物の荷重に耐え得る地盤であるかといったことをより具体的に調査させていただきたいと考えております。こちらを踏まえまして、今後実施設計を進めてまいりたいと考えております。  用地測量につきましては、本整備事業に必要な面積を算出していくために実施し、次年度の用地取得に向けて準備を進めてまいりたいと考えております。  平成29年度においては、施設整備に必要な用地を取得してまいりたいと考えており、平成30年度から31年度においては、造成及び建設工事を中心に施工してまいりたいと考えております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ○(岡田竜一委員長) これより質疑を行います。 ○(久住久俊委員) 何点かお聞きします。  用地取得は来年度以降とお聞きしましたけれども、地権者からは内諾を得ているのか、その辺の感触を――これは決して歓迎されるべき施設ではないわけでありますから、地権者から問題なく同意をいただけそうなのかといった感触を心配しているところが随分ありますので、その辺のことをまずお聞きしておきます。 ○(小林環境課長) 地権者の感触はどうかという御質問でございますが、三条市として地権者にアプローチしたかを問われれば、今のところはまだ個別具体にアプローチしておりません。と申しますのも、今ほど御指摘がありましたように、一般的に本施設は歓迎されるべき施設ではないと言われてございます。そうしたことから、まずは整備が進められる地元の方々、すなわち自治会皆様からしっかり御理解いただいた後で地権者との接触を図りたいと考えております。基本設計内容や今後の進め方等が固まってきましたら、地権者にも速やかに何らかのアプローチをさせていただきまして、御議決いただいた後に用地取得へと進めてまいりたいと考えております。 ○(久住久俊委員) わかりました。  次に、ここ下田地域は全国に名立たる豪雪地帯でありまして、積雪が多いことを当然予期して基本設計をしている、実施設計に取りかかることは承知しておりますけれども、どのくらいの降雪を予想しておられるんでしょうか。最大積雪量、どのぐらい屋根に雪が積もるという想定で設計しておられるんでしょうか。というのは、昭和38年の三八豪雪なんて記憶にあるのはもう還暦過ぎの人ぐらいで、はるか昔になりましたけれども、旧三条市内でも4メーターという途方もない量の雪が降ったわけです。最近は雪が少ないから、今年は1メーターも降って、下田地域は余り多くなかったようですが、大騒ぎしているような状態ですけれども、途方もない量が降ることもあり得ると考えて最大5メーター積雪なんて可能性も考えて設計しておられるのか、どのぐらいの積雪を想定しておられるのかをお聞きします。 ○(小林環境課長) 説明させていただきましたとおり、当該地域は非常に雪が多いところでございますので、この施設屋根には融雪設備整備を予定させていただいておりまして、今のところ1メートル程度の積雪があった場合は融雪していこうと考えております。図面にも書かせていただきましたが、屋根勾配は10メートルの4.5メートルということで、よほどの凍結等がなければ自然落下すると考えておりますので、よろしくお願いいたします。  なお、自然落下でどうにもならなかった場合は、当然水を流して無雪の屋根にしたいと考えておりますが、井戸水を利用した融雪のため、頻繁に行いますと屋根耐久性に影響するという問題がございますので、その辺もしっかり勘案しながら検討してまいりたいと思います。 ○(久住久俊委員) 結構川が近いみたいですが、水を循環させて利用するため、汚水が流出することはないという無放流方式のもとでやっていくということのようです。道心坂最終処分場には、何年前になりますか、15年ぐらい前ですか、たしか4億円ぐらいかけてそこから出る水を完全に浄化する施設をつくったはずですよね。新最終処分場についても水の循環利用、無放流方式、脱塩処理というように浸出水処理を十分に考えていらっしゃるとは思いますが、念のためにお聞きします。道心坂最終処分場では4億円ぐらいの施設を別に設けて汚水を放出しないようにしているけれども、新最終処分場は果たしてこれで大丈夫なのか。そして、川があるだけじゃなくて田畑も多いわけですから、そちらにしみ出すようなことはないだろうかと誰もが当然懸念するわけですけれども、循環利用だ、無放流方式だという専門的なことはよくわかりませんが、本当に大丈夫なのか。道心坂最終処分場のように特別な処理施設をつくらなくても大丈夫なのかということについて、念のためにお伺いいたします。 ○(小林環境課長) 月岡地内の最終処分場につきましては、オープン型でございますので、雨や雪が降れば、その水がしみ出て自然に低いところへ流れていくということで、一定の費用をかけて水処理をさせていただいているという経緯がございます。今回の新最終処分場は、クローズド型でございまして、先ほど説明させていただきましたように、有機質であるごみに水を何回も循環させながらかけていくことになるわけでございますが、そのコンクリート槽の中には二重の遮水シートを敷いて、さらに電気センサーを張りめぐらせます。例えば、遮水シート破砕物等により破れたとか、経年劣化により穴があいたとかで漏水した場合は、電気センサーで検知して補修対応ができることになっております。基本設計の段階でそのような心配はないと私どもは考えておりますが、先般の熊本地震のような天変地異もあり得ますので、そうした場合でも漏水がないように、施設周辺地下水モニタリング設備をつけたり、さらに巡回による点検を行ったり、井戸水センサーをつけたりと二重、三重の対策を考えております。それらにつきましてもしっかり対応していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○(久住久俊委員) わかりました。知らない人たちによく説明してください。 ○(岡田竜一委員長) 環境課長、1点いいですか。先ほどこの施設においてはどの程度の積雪量を見込んでいるのかという久住委員からの質疑に答弁がなかったと思いますので、お願いいたします。 ○(小林環境課長) 積雪量につきましては、1メートルちょっとだったと思いますが、また後ほど答弁させていただきます。(「この地域は2.8メーターぐらい」と呼ぶ者あり)申しわけございません。2.8メートルでございます。 ○(久住久俊委員) 2.8メーターというのは、毎年大体そのぐらいは降るものとして設計するということなのか、それとも最大積雪量が2.8メーターということなのか、その辺だけ確認します。 ○(小林環境課長) 大変申しわけございませんでした。最大積雪量、要は耐えられる積雪が2.8メートルまでということで、建築基準法による計算だというふうに聞いております。 ○(熊倉 均委員) 基本設計に関してちょっと質問させていただきたいんですが、業者はどんな方法で募集したんですか。 ○(小林環境課長) 価格競争ではなく、公募型プロポーザル方式で募集いたしました。 ○(熊倉 均委員) 結局応募は何者からあったんですか。 ○(小林環境課長) 応募は1者でございました。 ○(熊倉 均委員) その1者が株式会社エックス都市研究所だと思うんですが、この会社のこういった施設に関する過去の実績はどんな感じだったんでしょうか。 ○(小林環境課長) 株式会社エックス都市研究所につきましては、過去に実績があるということでございます。公募型プロポーザル方式は、一般的に複数の業者価格競争ではない、さまざまな提案とか技術水準を競うものでございまして、株式会社エックス都市研究所の提案を見せていただきましたところ、地元皆様の意向への配慮とか、7・29水害の際に大平川のほうから水が流れてきたことへの具体的な対応まで考えられておりました。そうしたことから、一定技術水準実績及びしっかりとした現状認識があるということで業務受託者選定委員会において選定されたものでございます。 ○(熊倉 均委員) この会社の所在地はどこですか。 ○(小林環境課長) 東京都でございます。 ○(熊倉 均委員) 先ほどの久住委員の関連ですが、最大積雪量を2.8メートルとしていて、これは建築基準法にかなっているというお話でしたけども、やはり下田地域豪雪地帯です。この前オープンした道の駅の最大積雪量がたしか2メートルだったと思うんですけども、そうであれば下田地域に建設が予定されているこの施設最大積雪量が2.8メートルでいいのかなという気が実はしているんです。その辺の見解はいかがでしょうか。 ○(小林環境課長) あくまでも国の基準に基づいて設計されておりますので、2.8メートルでよろしいかと思いますし、そういった懸念を払拭するために、さらに10メートルの4.5メートルという屋根勾配をつけ、自然落下を促しているところでございます。また、南魚沼市や長岡市栃尾地区にある同様の施設におきましても一定自然落下があるため、雪で施設がおかしくなったという話は聞いておりませんので、今のところ大丈夫ではないかと考えております。 ○(熊倉 均委員) それで、平成28年度は実施設計というステージに入ることになっていますが、これはまた別に公募するという計画でしょうか。 ○(小林環境課長) 実施設計業者選定に係る御質問かと思いますが、三条市ではつい先日完成した保内地区交流拠点施設、また移転改築する嵐南保育所基本設計業者が引き続き実施設計を行っているという実例がございます。本施設につきましても調査経過を踏まえた、より具体的な検討ができるということで、1者随契という形を考えてございます。 ○(熊倉 均委員) じゃ、最後に聞きますけども、先ほど屋根融雪には井戸水を利用するというお話だったので、当然井戸を掘ることになると思いますが、地質調査の中であの辺は井戸水対応ができると判断したんでしょうか。 ○(小林環境課長) 地質調査によれば一定の水が出るということですし、また地元有識者の方々からもあの一帯は昔から結構水が出るというお話を伺っておりますので、井戸のほうは大丈夫だと考えてございます。 ○(野崎正志委員) 1つ確認ですが、今回クローズド型で整備するわけですけども、以前同じ型の栃尾最終処分場を見に行ったときに、屋内に散水する設備があったと思うんです。資料を見ると、そういう設備はないみたいですが、その辺はどういう感じになるんでしょうか。 ○(小林環境課長) 今回お示しした資料には記載されておりませんが、上屋の中に水をまく設備整備してまいります。そして、コンクリート槽の中に二重遮水シートを敷き、センターの地下に40センチほどのパイプを埋めまして、そのパイプで集まった浸出水管理棟へ回し、そこで脱塩処理を行ってもう一回戻すという仕組みになってございます。今後実施設計に入りましたら、それらの詳細につきましてもお話しさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○(野崎正志委員) 今の説明で大体わかったんですが、計画平面図を見ると、雨水調整池というものがありますけど、これにはどういう役割があるんですか。要はクローズド型なので、廃棄物から出る汚水は全部抜いて施設内で一括管理するわけですが、雨水はそれと別個で考えて雨水調整池に持っていくというか、廃棄物への散水に雨水は使わないという考え方なんですか。その辺をちょっと教えていただきたいんですが。 ○(小林環境課長) 説明が不足しておりまして、申しわけございませんでした。それでは、A3判の資料の3枚目、計画平面図で御説明させていただきます。  計画平面図に赤い四角でお示ししたのが建物でございまして、今ほど野崎委員が指摘された左側の雨水調整池につきましては、あくまでも雨水用でございます。道路整備などで一定面積舗装工事を行いますし、そうではないところでも一部木を切ったりします。面積は小さいですが、そこには山の水を一定量ためる機能もございますので、災害防止のためのダム機能ということで雨水調整池を設けたいと考えております。計画平面図建物雨水調整池をつなぐ線は、道路でありまして、排水管等ではございません。なお、散水につきましては、建物の中で水をまいて、管理棟のほうに回して脱塩し、もう一回建物のほうに戻してという形で、雨水調整池とは分けて考えております。 ○(熊倉 均委員) あと1点だけ確認させてください。  取りつけ道路ですが、資料整備場所とその次の計画平面図で示されているようにやまなみロードから入るということですね。入り口は、地名でいうと本地というところと理解してよろしいですね。 ○(小林環境課長) 御指摘のとおりでございます。 ○(森山 昭委員) こういった迷惑施設をつくるとなると、普通は地元優遇策が何かあるはずですけど、地元から受け入れに際して要望等が出ているのか、その辺をちょっと御説明願えますか。 ○(小林環境課長) 迷惑施設受け入れに対する地元への優遇策はというお問いでございますが、地元から要望は出てございますけれども、それは迷惑施設受け入れ云々という色がついたものではございません。自治会からの一般的な要望と私どもは認識してございます。その要望につきましては、各年度の予算編成において市全体のバランス等を鑑みながら、対応してまいりたいと考えております。 ○(森山 昭委員) じゃ、自治会要望として対応するということですね。 ○(小林環境課長) あくまでも自治会要望ということで対応させていただきたいと考えております。自治会からの要望としてまとめさせていただき、毎年度の予算編成で措置させていただきたいと考えております。 ○(武藤元美委員) 融雪の関係ですけども、屋根には融雪設備をつけるということでしたが、敷地内の道路等には消雪パイプなどを整備するんでしょうか。井戸を掘るので、そういうことも考えているのかなと思ったんですが。 ○(小林環境課長) 融雪設備につきましては、屋根には整備いたしますが、乗り入れ道路、敷地内には今のところ考えてございません。井戸は掘りますけれども、通常の機械除雪を考えております。 ○(武藤元美委員) 機械除雪ということでわかりました。  あと、地元の方々と事前にお話とかをされたと思うんですけども、そのときの懸念を払拭するための対応とか、どういう要望があって、どんなふうにしたのかといったあたりをちょっと説明していただけますでしょうか。 ○(小林環境課長) 今までの地元への説明についてでございますが、関係4自治会、具体的には原上、笹巻、中野原及び桑切の自治会でございますが、そちらから選出された委員による地元検討委員会を開催しておりますし、また各自治会に出向きまして、それぞれ2回程度の説明会を開催してございます。  それで、どのような意見が出たかにつきましては、今までも御指摘がありましたように、望まれる施設ではないことから、なぜここに持ってきたのかというお話もございましたが、一定面積が確保できること、また清掃センターからの距離が適当なことなどを市から説明させていただきまして、最終的には理解を得たところでございます。地震などで万が一建物が壊れたような場合に汚水が出てこないかという懸念はやはりございましたが、先ほども説明させていただきましたとおり、堅牢なコンクリートで囲み、また二重の遮水シートを施工し、さらに漏水を検知するシステムも導入するという方向性をお話しさせていただいたところ、一定の理解を得たものと考えております。 ○(河原井拓也委員) 地元の方との協議のことですけども、生活環境に関してはモニタリングしたり、協定を締結して環境監視委員会を設置したりするんだろうと思いますけど、その辺は説明されたんでしょうか。 ○(渡辺市民部長) 確かに地元との懇談会、説明会等の中で、今御指摘いただきました地元と環境に関する協定といったものを締結してほしいという要望はございました。そちらにつきましては、私どもも締結させていただいて、新最終処分場の稼働後におきましても地元の方々に環境面で迷惑をかけることのないよう精いっぱい努めてまいるとお話ししたところでございます。地元検討委員会、実はきょうも午後7時から開催させていただきますけれども、その中で市と地元との協定のあり方につきましても議題になってくるものと認識しております。 ○(岡田竜一委員長) 副委員長と交代いたします。   〔正副委員長交代〕 ○(武藤元美委員長) 委員長にかわり、暫時委員長の職務を行います。 ○(岡田竜一委員) これから実施設計地質調査を予定されているわけですけども、最近の三条市の建築工事、土木工事の状況を見ていると、例えば直近では今月末にオープンする保内地区交流拠点施設におけるくいの問題とか、また旧第一中学校跡地における貯水槽の施工方法変更とか、それから県の事業だと思いますが、遊水地整備で水道管が思っていたのと違うところにあったため、移設に何千万円もかかったとか、はっきり言って目に余るというか、準備段階できちんと調査することが非常に重要だと思います。ですので、今後はそういうことがないように――それぞれの理由は聞いて納得したところですけども、これから実施設計地質調査を行うわけですので、その辺を十分教訓としていただきながら、緊張感を持って進めていただきたいと思いますが、御見解をお聞きします。 ○(渡辺市民部長) ただいまの御指摘を十分踏まえまして、間違いのない施工に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○(武藤元美委員長) 委員長と交代いたします。   〔正副委員長交代〕 ○(岡田竜一委員長) そのほかはいかがでしょうか。   (「なし」と呼ぶ者あり)  以上で質疑を終了したいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(岡田竜一委員長) 御異議がありませんので、以上で質疑を終了いたしました。 ――*――*――*――*――*――*――*――*――*――*―― ○(岡田竜一委員長) 以上で本日の市民福祉常任委員協議会を閉会いたします。                               閉  会 午後2時12分...