まず、第2
款総務費では、
個人番号カードの
サービス内容について質疑があり、国の
サービスは一律だが、
市町村ごとの
独自サービスとして
住民基本台帳カードと遜色ない
サービスを追加していきたいと考えている、との答弁がありました。
また、
まちなか交流広場事業については、県外の
地域再生マネジャーを選定した理由について質疑があり、まちの素材を活用しながらスマートウエルネスのエリア全体を有機的につないで外出の
きっかけづくりにつながる事業を
住民主体で進めるに当たり、さまざまな
まちづくりに参画している実績を持った事業所を選定した、との答弁がありました。
次に、第3
款民生費では、ねたきり
高齢者等介護手当支給事業について、
所得制限がなく、
支給対象となる
介護者全員に支給されているが、福祉の財源を捻出しなければいけない中で
所得制限をしない理由について質疑があり、在宅で介護されている介護者への慰労の気持ちとして対応させてもらっており、介護者への
アンケート調査からも医療費の減額や慰労金の
支給要望がある、との答弁がありました。
福祉タクシーの
助成対象にならず、
デマンド交通も使えない方への配慮について質疑があり、
地域福祉でどのように補っていけばいいのかという大きな課題であり、今後の
検討課題として捉えたい、との答弁がありました。
次に、第4
款衛生費では、三条市の
ゲートキーパー養成等の
取り組み状況について質疑があり、県でも取り組んでいるが、市としては
民生委員や
専門職員等に働きかけを行い、それぞれの分野で要請していきたいと考えている、との答弁がありました。
次に、議第4号 三条市
介護保険事業特別会計予算では、
給食サービスの廃止について質疑があり、
給食サービスを提供することによって孤食につながったり閉じこもりがちになる可能性がある中で、現在
サービスを受けている方へは地域での見守りや交流の場の提供など利用者の事情に合った支援策をとらせていただくことで対応し、
給食サービスは廃止させていただきたいと考えている、との答弁がありました。
次に、議第9号 三条市
一般会計補正予算では、3
款民生費について、75歳以上の高齢者への食事、
買い物券の配付について、中山間地での
移動販売による使用について質疑があり、現在検討中だが、家族や近所の方から協力いただいた中で本人の意向に沿った買い物に使っていただきたいと考えている、との答弁がありました。
また、
使用期限が過ぎて使えなくなったら事業費の無駄遣いにもなりかねないとの指摘には、配付後の
有効利用について丁寧なPRに努めながら高齢者の外出を誘引していきたい、との答弁がありました。
次に、議第28号 三条市緑の
リサイクルセンター条例の一部改正についてでは、
手数料無料化の
試行期間で
受け入れ量や設備面で課題があったのか質疑があり、26年の
試行期間では増加した時期もあったが、現在は順調に処理されている、無料化に伴い、予想以上に搬入された場合には、一時仮置きする場所が必要であるため現在下準備を行っている、との答弁がありました。
また、でき上がった堆肥の配付の工夫についての質疑には、堆肥の使用については用途が限定されるという問題もあるが、他市の例も参考にして市民へのPRに努めながら広く頒布していきたい、計画量を超えた剪定枝に関しては、今後ペレットや
食品残渣堆肥化の際の
水分調整材としての活用を考えていきたい、との答弁がありました。
以上が質疑の主な内容であります。
討論は、議第1号から議第4号、議第22号及び議第26号については容認できない部分があるとして反対の立場からありました。
以上、当委員会における審査の概要を御報告申し上げ、
委員長報告といたします。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(森山 昭君) これより
市民福祉常任委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森山 昭君) 以上で
市民福祉常任委員長の報告に対する質疑を終了いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(森山 昭君) 次に、
経済建設常任委員長の報告をお願いいたします。5番。
〔登壇〕
○5番(
山田富義君) おはようございます。ただいまから
経済建設常任委員会における審査の概要について御報告申し上げます。
最初に、審査結果について報告いたします。
議第1号については、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定。
議第5号から議第9号、議第11号、議第12号、議第29号及び議第32号については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定。
請願第7号については、
全員異議なく採択すべきものと決定いたしました。
市長提出議案10件を
一括上程後、暫時休憩し、
都市計画道路新保裏館線及び
ものづくり拠点施設の
現地視察を行った後、
議案ごとに審査を行いました。
次に、主な質疑の内容について報告いたします。
最初に、議第1号 平成27年度三条市
一般会計予算であります。
第2
款総務費では、中心市街地拠点施設みんくるについて、平成29年度をめどに、
三条マルシェを含めて3人体制で自立した運営を目指すとされていたが、現在の状況は、との質疑には、現在は3人体制となっているが、
三条マルシェを含めた
運営体制づくりは今後の検討となる、収入は当初の見込みに達していない状況であるが、平成29年度までに運営費を
事業収入で賄えるよう取り組んでいく一方、地域の活性化、にぎわいの創出等みんくるの公的な役割を踏まえ、少なくとも
人件費相当額については引き続き支援していきたい、との答弁がありました。
次に、第6
款農林水産業費では、
有害鳥獣捕獲担い手緊急確保対策事業について、市の職員にも
狩猟免許を取得させる考えはないか、との質疑には、取得は本人の意思によるものと考えており、猟友会の皆様を通じて担い手の掘り起こしを進めていきたい、との答弁がありました。
また、
環境保全型農業直接
支払交付金について、
対象面積が80ヘクタールでは少な過ぎるのではないかには、国の補助金で枠が決まっているものだが、
取り組みの意向が多くなれば規模の拡大について国等にも働きかけていきたい、とのことでした。
次に、第7
款商工費では、
東京三条交流会事業について、2月に開催された第1回は盛況だったが、三条側と東京側で出席者の間に目的意識の違いがあったと聞く、会の目的をより明確にした上でさらに充実させていくべきではないか、との質疑には、緩やかな交流からスタートし、
ビジネスマッチング等につなげていくのが望ましいと考えている、主催する
実行委員会と協議の上、さらに充実させていきたい、との答弁がありました。
また、
商工会議所振興事業について、組織率が約50%にすぎない
商工会議所に任せていては会員以外の事業者への目配りができないのではないかには、会員以外の事業者にも必要な情報提供や支援は行っており、市と
商工会議所及び商工会が連携することで、より効果的な
商工業振興が図れるものと考えている、とのことでした。
次に、第8
款土木費では、須頃郷地区
緊急内水対策事業について、完了後浸水被害はどの程度軽減される見込みか、との質疑には、燕市と一体で28年度にかけて事業を実施することにより、
整備箇所周辺エリアでは
道路冠水を解消できるものと考えている、との答弁がありました。
次に、議第9号 平成26年度三条市
一般会計補正予算であります。
第2
款総務費では、
ご用聞き笑店街運営事業補助金について、民間業者が宅配や見守り
サービスを始めるなど
事業開始当時とは
社会環境が変化している中、利用が少なく、200万円もの補助金がなければ運営できない事業を平成27年度も継続していくのか、さらに、利益が上がっていないのに事務所の借上料等が高額である、補助金の使途は適正なのか、との質疑があり、
買い物弱者対策として有効であり、高齢化が進む中で今後必要性が高まるシステムではないかと考えている、平成27年度は
登録利用者数の増加、
コスト削減等について
運営団体としっかり協議した上で執行していきたい、との答弁がありました。
また、
滞在型職業訓練施設整備検討事業について、
公共施設の転用に大変有利な
地域活性化事業債を活用する考えはあるかには、旧
荒沢小学校は比較的新しい施設であり、開設には大規模な改修を伴わないものと想定しているため、現時点ではその地方債の活用を考えていないが、
検討委員会の検討結果を踏まえて必要な対応をしたい、とのことでした。
次に、第6
款農林水産業費では、
青年就農者育成等支援事業について、研修先の
株式会社久松農園の所在地は茨城県土浦市だが、三条市とは気候等の条件が異なると思われる、わざわざ遠隔地に派遣するよりも県内で
先進農業者を探して研修させたほうが効果的ではないか、との質疑には、全国で最も先進的で成功している農業者ということで研修先に選定した、気候等の条件の違いについては、2年間の
研修期間が終了し、市内で就農した後に
現地指導を受けることでフォローアップできると考えている、との答弁がありました。
次に、第7
款商工費では、
リアル開発ラボ事業について、
地場技術データベースは具体的にどのように活用するのか、との質疑には、コト・
ミチ人材によるコンサルティングや
マッチングに活用するほか、外部に発信することにより
新規受注につなげていきたいと考えている、との答弁がありました。
また、
新規鍛冶人材育成事業について、
伝統技術の継承は大切なことであるが、そもそも鍛冶として経営が成り立つことが必要なのではないかには、コト・
ミチ人材との連携を図り、高い技術と製品の価値が伝わり、利益が得られる
販売方法の確立と経営面でも支援していきたい、とのことでした。
討論は、議第1号の第7
款商工費において容認できない部分があるとして反対の立場からありました。
以上、当委員会における審査の概要を報告申し上げ、
委員長報告といたします。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(森山 昭君) これより
経済建設常任委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森山 昭君) 以上で
経済建設常任委員長の報告に対する質疑を終了いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(森山 昭君) 最後に、
総務文教常任委員長の報告をお願いいたします。10番。
〔登壇〕
○10番(笹川信子君) おはようございます。ただいまから
総務文教常任委員会における審査の概要について報告いたします。
最初に、当委員会の審査結果について報告いたします。
議第1号については、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定。
議第9号、議第13号、議第15号から議第19号については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定。
議第20号については、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定。
議第21号、議第23号から議第25号及び議第30号については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、主な質疑の内容を報告いたします。なお、報告に当たりましては特に質疑が集中した部分を中心に行いますので、御了承願います。
最初に、議第1号 平成27年度三条市
一般会計予算の歳出、第2
款総務費では、
高等教育機関設置準備費について、
ものづくり大学検討委員会の立ち上げはいつになるのか、また
メンバーはどのようになるのか、の質疑に対し、新年度に入ったら人選等を進め、早々に立ち上げたいと考えている、
メンバーは
学識経験者として
工業系大学の教授、地元企業との連携のために
三条商工会議所、
三条工業会とし、また今後このもの
づくり大学が有力な進学先となる
県央工業高校、
大学設置の経験がある新潟県など10人程度を想定している、との答弁がありました。
また、準備室の体制はどうなるのかには、スタート時は
課長補佐級の室長をトップに、正職員1人、
期限付任用職員1人、嘱託員1人の4人前後と思っているが、作業の進み
ぐあいなどによって人員を含め、体制は変わってくるものと思っている、とのことでした。
また、
ふるさと三条応援寄附金推進事業では、お礼に送るある特産品に申し込みが集中し、品切れが出ているようだが、商品がなかなか来ないという苦情はないのか、の質疑に対し、人気の商品では1年待ちのものもあるが、市から事業者と申込者へそれぞれ適宜連絡、報告することで問題が発生しないよう努めている、との答弁がありました。
また、この制度に対する国の動向がよくわからないため、事業者が出荷を見込んでいたのに制度変更で全くなくなるということもあり得るので、行政として配慮が必要ではないのかには、事業者には制度のあり方、市の
取り組み状況、国の動向等十分な説明を行ってまいりたい、とのことでした。
次に、第3
款民生費の旭・
裏館統合保育所建設事業では、現在あちらこちらの保育所で保護者が送迎の際に
周辺道路に車をとめ、通行の妨げになっていると聞く、
用地取得の段階から
駐車スペースの確保など配慮が必要ではないか、の質疑に対し、
裏館小学校の近接地に約4,000平米の用地を
取得予定、駐車場を確保し、子供たちへの安全や保護者の利便性も考慮したい、との答弁がありました。
次に、第9
款消防費では、昔と比べ
消防団員に関して職場の理解が得られにくくなっているのではないかと危惧している、地域においては大事なんだということをもっと周知してはどうか、に対し、国でも消防団を取り巻く環境の改善を図るため、雇用主との
協力体制を構築するよう指導が来ている、そこで4月1日から消防団に協力いただける事業所に対し、社会的な奉仕活動をしている
協力事業所としてプレートの交付を考えているので、今後そういった事業所をふやしていきたい、とのことでした。
次に、第10
款教育費のさんじょう一番
星育成事業では、予算が大分ふえている理由は何か、の質疑に対し、学びの
マルシェでは新たに
トライアル教室を設置すること、スポーツ一番
星育成事業では団体の
選考基準を改正し、競技実績が基準に満たなくても素質のある子供がいて、その素質を伸ばしていけるような体制が整っている団体も支援できるように枠をふやしたこと、文化・芸術一番
星育成事業では、支援の枠を5名から10名にふやしたことから増額となっている、との答弁がありました。
また、
大崎中学校区
小中一体校建設事業費の
遺跡発掘調査業務等委託料では、中学校の
グラウンド整備部分を調査するので、
移転日程に影響はないということか、に対し、これは買収した土地の土どめ部分を本調査するものであるが、今中学校の校舎の使い勝手を考えると、
大崎小学校の現
グラウンドの市道側に建設してはどうかという話もあり、そうなった場合、
遺跡調査をしていないところであるため、
地質調査や遺跡の
試掘調査をすることになり、その結果本調査の必要があるかどうかによって日程が変わる可能性もある、とのことでした。
次に、議第13号 三条市
共和松井基金条例の制定についてでは、今回の寄附と同趣旨の寄附があった場合はどうなるのか、また大口の寄附の場合は基金に名前をつけるのか、の質疑に対し、寄附をいただいた段階で同様の基金を設けるのか、冠をつけるのかも含めて検討することになる、との答弁がありました。
最後に、議第30号 三条市
青少年育成センター条例の一部改正についてでは、
相談事業を委託することによってよくなるのか、の質疑に対し、これまでは半日相談員が不在となることがあったが、今後は不在とならないように、現時点では月曜日から金曜日までは午前9時から午後5時まで、第2、第4土曜日は午前9時から正午までを想定している、との答弁がありました。
以上が主な質疑の概要です。
討論は、議第1号及び第20号に対しそれぞれ容認できない部分があるとして反対の立場からありました。
以上、当委員会における審査の概要を御報告申し上げ、
委員長報告といたします。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(森山 昭君) これより
総務文教常任委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森山 昭君) 以上で
総務文教常任委員長の報告に対する質疑を終了いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(森山 昭君) これより討論を行います。
討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。
最初に、12番、武藤元美さんに発言を許可いたします。12番。
〔登壇〕
○12番(武藤元美君) おはようございます。私は、日本共産党議員団を代表いたしまして、議第1号 平成27年度三条市
一般会計予算、議第2号 平成27年度三条市
国民健康保険事業特別会計予算、議第3号 平成27年度三条市
後期高齢者医療特別会計予算、議第4号 平成27年度三条市
介護保険事業特別会計予算について、議第20号 三条市職員の給与に関する条例等の一部改正について、議第22号 三条市
国民健康保険税条例の一部改正について及び議第26号 三条市
介護保険条例の一部改正について、反対の立場で討論いたします。
条例改正、予算の順に反対の理由について申し上げます。
最初に、議第20号 三条市職員の給与に関する条例等の一部改正についてです。人事院勧告、新潟県人事委員会勧告の内容を受けて、平成27年度以降の三条市の職員の給与について、中高齢層に重点を置いた給料月額の引き下げを行うというものです。平均で一般職マイナス0.92%、消防職マイナス1.21%となっていますが、40代、50代の年齢層に負担が重く、子育て、特に教育費に係る負担が重くのしかかる年齢層を直撃するものであり、さらに給与減による地域経済に与える影響も考えられることから引き下げに反対いたします。
次に、議第22号 三条市
国民健康保険税条例の一部改正についてです。国民健康保険制度の運営主体が平成30年度に県に移行することが確定したことから、三条市の国保会計の赤字解消をこれまでより1年延長し、平成29年度までに解消するという考え方で、平成27年度は対前年比1人当たり平均で1.4%引き上げるというものです。しかし、平成23年度から4年連続値上げを行った結果、ここ数年の決算見込みでは単年度だけを見れば黒字基調になってきています。
被保険者は、これまで収納率も94.5%と維持しながら値上げに耐えてきました。値上げ前の平成22年度1人当たりの国保税と平成27年度の平均額を比較しますと、2万3,747円もの増額になっています。
また、この間国が社会保障の切り捨てを行う中で年金の収入が減り、医療など社会保険料の値上げ、消費税の増税など支出が大幅にふえる中で、これ以上赤字解消を被保険者にだけ押しつけることは被保険者の生活権を侵しかねません。保険税を無理して払い、いざ通院したいときには自己負担分を支払えず、病院に行けないような状況を生むことにもなります。国保会計の赤字解消は一般会計からの繰り入れを行い、被保険者の負担軽減を図るべきです。よって、国保税の値上げを含む
国民健康保険税条例の一部改正に反対いたします。
次に、議第26号 三条市
介護保険条例の一部改正についてです。第6期介護保険事業計画の実施に伴い、平成27年度から29年度まで65歳以上の介護保険料の値上げと、国が介護保険法を改正したことにより、介護予防・日常生活支援総合事業の実施時期を平成28年度から実施するというものです。
国の2015年度予算では、介護事業者に支払われる介護報酬が2.27%も引き下げられるとされています。また、予防給付
サービスとして実施されてきた要支援者へのデイ
サービス、通所介護や訪問介護などが保険対象から外され、全国一律の制度から地方自治体の
サービスへと移行させます。総合事業への移行期限は平成29年までですが、厚生労働省の調査で初年度の平成27年度に移行する自治体は全国でわずか7%にとどまっています。また、昨年中央社会保障推進協議会が自治体に対して行いましたアンケートでは、1,057の自治体の回答で、多様な
サービスの確保はできますかの項目では、694の自治体が見通しが立たないと答えています。実に73%にも及びます。
こうした中にあって、三条市は平成27年度から円滑な移行をするために1年準備期間を置き、総合事業は平成28年度から移行するとしました。介護保険料率の区分では、第1段階と第2段階を統合して新たに第1段階としますが、改正後の料金は現行と比べて28%も値上がりしています。しかし、最高区分の第11段階では5%の増額でしかありません。これは、負担を低所得者に押しつけるものです。税の取り方は応能負担が基本ではないでしょうか。高所得者の負担率こそ上げるべきであり、低所得者への配慮がなさ過ぎると思います。
また、基準月額保険料は第5期の全国平均額が月4,972円のところ三条市は5,165円とそもそも高額でしたが、第6期ではさらに5,305円となります。新しい総合事業では利用料金が高額に設定されることで、追加の
サービスが必要になれば費用負担がふえることにもなります。負担が大きくなることで利用が減り、
サービスをやめなければならないなど状態の悪化につながりかねません。これまで状態を悪化させないために予防の
取り組みを重視してきた方針からも逆行することになってしまいます。
こうしたことから、日本共産党は全国で総合事業への移行中止を求めているところでもございます。また、介護問題は高齢者だけの問題ではありません。介護のために職場をやめ、転職を余儀なくされたという方が年間10万人以上もいらっしゃるという数字も出ているところです。これは現役世代の問題でもあります。
国の法改正を受けての条例改正となるわけですが、保険料の値上げ、平成28年度の総合事業への移行を含む
介護保険条例の一部改正について反対いたします。
次に、議第1号 平成27年度三条市
一般会計予算のうち、歳出、2
款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費を初めとする各款にわたる
期限付任用職員報酬について及び合併10周年記念事業についてです。
期限付任用職員は、臨時職員と比べて一定の改善があるとしても、基本的に不安定な雇用形態であり、正職員の調整弁として運用されることに変わりありません。地域の雇用が大変な中、市役所が率先してこのような制度を進めることに反対します。
次に、合併10周年記念事業について。記念式典を開催すること自体は否定するものではありません。しかし、事業費に計上された花火の打ち上げ260万円は、国保税や介護保険料など市民に負担増をお願いする中、容認できないものであることから、反対します。
次に、3
款民生費、1項社会福祉費、4目老人福祉費、後期高齢者医療事業費のうち県広域連合会への負担金、特別会計繰出金について、後期高齢者医療制度の廃止を求める立場から反対いたします。
また、高齢者生きがい対策事業費のうち、高齢者等公衆浴場利用
サービス事業委託料45万円は、これまで原則70歳以上の方を対象に7のつく日は100円で入浴できる
サービスでしたが、平成27年9月をもって廃止するというものです。さらに、高齢者はり、きゅう、マッサージ施術費助成70万円は今年度をもって廃止することが盛り込まれています。
これは、市長が身体の健康はもとより、常に誰かとつながっていると感じられる人間関係の豊かさなどからもたらされる心の健康を維持していく上で欠かせませんと施政方針でも言っていましたが、このことに背くことにもなるのではないでしょうか。国が社会保障の切り捨てをする中にあり、最後のとりでである三条市が
サービスを守ることが必要であると考えます。
サービス後退の中身であり、反対いたします。
次に、7
款商工費、1項商工費、商工団体振興事業費のうち
商工会議所振興事業補助金2,500万円について、
商工会議所の組織率は50%で、加入している会員は市内業者の半分です。市内にはほかにも商工団体があります。商工行政は、市内の商工業者全体に目配りをし、地場産業の振興を図っていくべきです。また、
商工会議所の補助事業と市の商工政策と重なると思われる事業も見受けられます。この補助金は、多過ぎると考え、反対いたします。
次に、10
款教育費、1項教育総務費、3目教育センター費のうち、さんじょう一番
星育成事業及び県同和教育研究協議会負担金について反対いたします。
さんじょう一番
星育成事業は、平成26年度から開始され、難関大学に挑戦できる人材育成と、目的がエリート育成を推し進めることで始められましたが、これは公教育の役目ではありません。学力があっても経済的な理由で高校や大学に進めない子供たちもいます。こういう子供たちにこそ支援をするのが公教育の役目であり、全ての子供たちがわかりやすい授業、学力向上が図られるような方策にお金を使うべきです。エリート教育のための学びの
マルシェに反対します。スポーツの一番
星育成事業でも、トップアスリートになれそうな人だけを支援するのではなく、どの子供たちも十分な練習ができるような環境をつくってやることこそがスポーツの裾野が広がり、将来のトップアスリートが生まれることにつながると考えます。
次に、国の同和対策事業特別措置法を初めとする特別対策事業は、平成14年をもって終了しました。子供たちに差別のない教育、幅広く人権のとうとさを教えることは大切ですが、同和教育という特別枠で教える必要はなく、日本国憲法の平和主義、基本的人権主義に基づいて行われるべきです。同和教育というくくりで特別扱いすることは、逆に差別につながることも考えられます。よって、同和教育研究協議会負担金について反対します。
次に、議第2号 平成27年度三条市
国民健康保険事業特別会計予算については、議第22号の理由と同じく、被保険者の負担は限界に来ており、これ以上の被保険者への負担は避けるものと考え、反対いたします。
次に、議第3号 平成27年度三条市
後期高齢者医療特別会計予算についてです。後期高齢者医療制度は、75歳という年齢でそれまで加入していた保険から追い出し、外来、入院、検診などを差別する保険制度であり、制度の廃止を求めるものです。
後期高齢者医療特別会計予算は、歳入の主なものは保険料であり、歳出の主なものは広域連合会への納付金であり、自治体の裁量が働く余地はありませんが、制度廃止を求める立場から反対いたします。
次に、議第4号 平成27年度三条市
介護保険事業特別会計予算について、議第26号で述べましたように、国の介護保険制度が大きく変わる中で、三条市は平成28年度から総合事業へ移行するとして、平成27年度から介護保険料も見直され、値上げされます。また、これまで任意事業として行ってきた高齢者
給食サービス事業の550万円ですが、平成27年9月いっぱいで廃止するというものです。わずか週1回の
給食サービスではありましたが、利用者の方は食事を運んでもらい、声をかけてもらえることで安心や地域とのつながりを持てたと大変喜ばれていた事業です。その支援をばっさりと切るということは、余りにも無慈悲です。安心して暮らし続けられる福祉
サービスを提供するとした第6期介護保険事業計画から考えれば、拡充こそすれ廃止することは計画自体に背くことになると考え、反対いたします。
以上、議員皆様方の御賛同を心からお願い申し上げまして討論とさせていただきます。ありがとうございました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(森山 昭君) 次に、25番、久住久俊さんに発言を許可いたします。25番。
〔登壇〕
○25番(久住久俊君) 自由クラブを代表いたしまして本定例会における全ての提出議案について賛成の立場で討論を行います。
まず、議第1号 平成27年度三条市
一般会計予算についてであります。平成27年度予算の編成に当たっては、合併算定がえの終了により普通交付税が確実に減少し、一般財源の確保が難しくなる中で、公債費や扶助費等の義務的経費や老朽化する
公共施設の維持補修費などの増加が見込まれ、当分の間は財源不足を財政調整基金で賄う財政運営が続くものと想定されるという中期的な財政見通しの中で、事務事業の徹底した見直しにより歳出予算の抑制を図り、また国の緊急経済対策により創設された交付金等を活用した補正予算と一体として編成することで財源を確保するなど、財政調整基金の取り崩しを最小限に抑えるように努めたとされており、その結果平成27年度末の職員退職手当基金を含む財政調整基金残高は新経営戦略プログラムの財政シミュレーションを11億5,000万円ほど上回り、約55億8,000万円になると見込まれるとのことであります。
また、経常収支比率や実質公債費比率の平成27年度の見込みにつきましては、前年度の見込みと比較して悪化はするものの、新経営戦略プログラムの財政シミュレーションとの比較では、経常収支比率は0.8ポイント改善し、実質公債費比率は同数値となるとのことであります。
平成27年度の
一般会計予算は、小中学校の跡地を活用した
緊急内水対策事業、新保裏館線道路改築事業等の投資的経費や景気の回復に伴う制度融資等に係る貸付金の減などにより、総額455億500万円、対前年度比では46億6,200万円、9.3%の減となってはいるものの、補正予算とあわせて新たな総合計画に基づく施策を着実に実行していくための予算が的確に盛り込まれているものと捉えているところであり、その計上内容に加え、主要財政指標の状況からうかがえる適正な財政運営への配慮という観点からも評価すべきものであります。
今ほど日本共産党議員団から議第1号 平成27年度三条市
一般会計予算に対する反対討論があり、その理由を述べられましたが、それらに対する原案賛成の理由を申し述べます。まずは、
期限付任用職員についてであります。基本的に不安定雇用であり、市役所が率先してこのような制度を進めることに反対とのことですが、当分の間は財源不足を今ほど申しましたように財政調整基金で賄う財政運営が続くと想定される中では、職員のあり方を再設定し、的確に定員管理を行い、人件費の抑制を図ることは必須でありますので、全て正職員であるべきだという御意見には賛成できません。
また、合併10周年記念事業費について、記念花火の打ち上げ費用の260万円は国保税や介護保険料など市民に負担増をお願いする中で容認できないということでありますが、国保税や介護保険料と合併10周年記念花火の打ち上げを関連づけるロジックはまさに牽強付会と言うほかなく、到底理解することはできません。
次に、高齢者在宅福祉
サービスの一部廃止、見直しについてであります。高齢者等公衆浴場利用
サービス事業の廃止等については、委員会質疑で確認いたしましたが、これまで関係者に電話し、理解を得たとのことでありますし、廃止はやむを得ないものと考えます。
また、後期高齢者医療事業費の広域連合負担金と特別会計繰出金については、議第3号 平成27年度三条市
後期高齢者医療特別会計予算とあわせて反対され、この制度自体の廃止を求めておられますが、これについては国の制度設計に従属せざるを得ない宿命の地方自治体である以上、従う以外の選択肢はないものと考えます。
次に、
商工会議所振興事業補助金についてであります。商工行政は、広く市内の商工業者の要望や意見等を聞きながら進めていくべきであり、
商工会議所に丸投げするのはよくないとの反対理由でありますが、商工行政に精通している産業界の人たちの創意工夫でこそ補助金を有効に使うことができると考えます。
次に、さんじょう一番
星育成事業について、学びの
マルシェは難関大学に挑戦できるエリートの育成であること、またスポーツ一番
星育成事業もトップアスリートになれそうな人だけの支援であることから反対であり、就業支援や全ての子供たちの学力向上やスポーツの上達にお金を使うべきとのことですが、もちろんそれらのことについてはこれまでも努めてこられたと思いますし、今後も十分配慮していただきたいと思っています。しかし、昨年度の予算議会でも同じことを申しましたが、難関大学への入学やトップアスリートになることを目指していても、経済的な問題等でそれが実現できない子供たちもいるわけであり、きめ細やかな支援を行うためにはこの事業は必要であると考えます。
さらに、県の同和教育研究協議会負担金につきましては、毎年同じことを申しますが、人権教育を進めていく上で部落差別の歴史を語り継ぐことは必要と考えますので、賛成いたします。
次に、議第2号 平成27年度三条市
国民健康保険事業特別会計予算及び議第22号 三条市
国民健康保険税条例の一部改正についてであります。反対討論では、これ以上の負担を被保険者だけに求めていくのは限界があり、一般会計からの法定外繰り入れや国庫負担を入れて国保税を下げていくべきだと述べておられます。しかし、本年1月に公表された医療保険制度改革骨子において、国民健康保険制度の都道府県への運営移管時期を平成30年度とすることや保険者への財政支援を拡充することなどが示されたことを踏まえ、平成29年度末までに国保財政の収支不足を解消することとした上で、1人当たりの国保税額の上昇を対前年度比で1.4%に抑えているものであり、国の特別調整交付金の獲得に努めたこと、県平均を上回る収納率を確保していることなど、三条市の国保財政の健全化に対する関係者の努力の跡は顕著であり、原案に賛成いたします。
ただし、昨年度も申しましたが、国民健康保険制度についての基本認識は、ただ今の反対討論者も私も理事者も同じであると感じております。運営主体が県単位の広域連合に移管されるとしたところで加入者の職業別構成は自営業、農業者、退職者や非正規雇用者が主体で、構造的欠陥は温存されます。県は、現在の国民健康保険制度それ自体が既に制度疲労を来たし、破綻していることを率直に認め、国の責任において一日も早く制度設計をやり直すべきで、その際には思い切った国費投入は避けられないものと考えます。
次に、議第4号 平成27年度三条市
介護保険事業特別会計予算及び議第26号 三条市
介護保険条例の一部改正についてであります。本議案は、第6期介護保険事業計画の実施に伴い、計画期間における第1号被保険者の標準月額保険料相当額を第5期の5,165円から140円引き上げ、5,305円とするものであります。第1号被保険者の負担増となるものではありますが、この制度が始まった時点での三条市の介護保険料では県内で一番高かったものでありますが、今日では県内20市のうち高いほうから17番目、安いほうから3番目であるということを委員会質疑で確認しました。
ここでも介護保険料の高騰を避けるためにやってこられたこれまでの関係者のさまざまな努力を高く評価するものであります。本議案の改正案は、長期的に安定した介護保険制度の運営と介護
サービスの提供を図る上ではやむを得ないものであり、原案に賛成いたします。
次に、議第20号 三条市職員の給与に関する条例等の一部改正についてであります。職員の給与に関する条例における給料表の改定について、子育て世代の収入減や地域経済への影響があるから反対するとの御意見ではありますが、地方公務員法において公務員の給与は民間の給与の状況等を勘案して適切に対処することとされており、それを踏まえた上で人事院勧告等の内容を考慮した改定であり、加えて3年間の現給保障を行うとされておりますので、改定内容は妥当なものであり、原案に賛成いたします。
最後に一言申し上げます。施政方針で市長は、三条市は今岐路に立っている、もしここで選択を誤ればこのまちは活力を失い、担い手のいなくなった里山や田畑は荒廃し、歴史や文化の継承は途絶え、その発展を支え続けてきたものづくりを基盤とした地域の産業は衰退していってしまう。そして、いつまでも変わらないまちと感じていただくためには、岐路にある今こそ賢い選択をすべく、我々一人一人が考え抜き、行動し、その力をまとめ上げ、現在の少子高齢化、人口減少の流れを反転させていかなければならないと述べられております。
平成27年度予算を初めとした各議案が可決、成立した暁には、子供たちの笑い声が響き、多くの若者が行き交い、活気あふれる産業があり続けるという未来に向けた第一歩を踏み出すことになることを祈ります。そのためにも、これからも変わらず積極果敢に市政を展開していただくことを強く願うものであります。
最後に一言申し添えます。国民全体で坂の上の雲を目指してきた時代は終わり、坂の上にたどり着くことのできなかった人や途中で不慮の事故や病魔に襲われ、生活に困窮している人たちは余りに多く存在します。そういう人々を社会全体で支え合うということは近代の知恵であり、これこそがまさに行政の最大の責務でもあると思います。理事者や職員の皆さんは、社会的弱者に対する視点を失うことのないように、常にこのことを心にとどめて行政運営に当たってほしいことを心より念ずるものであります。
全議員の御賛同をお願い申し上げまして討論を終わります。
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○議長(森山 昭君) 以上で討論を終了いたしました。
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○議長(森山 昭君) これより採決を行います。
最初に、議第12号から議第19号の以上8件一括採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、いずれも原案可決であります。いずれも原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森山 昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案のとおり決定いたしました。
――
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○議長(森山 昭君) 次に、議第20号について採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する
委員長報告は原案可決であります。原案のとおり決定することに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(森山 昭君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(森山 昭君) 次に、議第21号について採決いたします。
本案に対する
委員長報告は原案可決であります。原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森山 昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(森山 昭君) 次に、議第22号について採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する
委員長報告は原案可決であります。原案のとおり決定することに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(森山 昭君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(森山 昭君) 次に、議第23号から議第25号の以上3件一括採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、いずれも原案可決であります。いずれも原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森山 昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案のとおり決定いたしました。
――
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○議長(森山 昭君) 次に、議第26号について採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する
委員長報告は原案可決であります。原案のとおり決定することに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(森山 昭君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(森山 昭君) 次に、議第27号から議第32号の以上6件一括採決いたします。
本案に対する
委員長報告はいずれも原案可決であります。いずれも原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森山 昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案のとおり決定いたしました。
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○議長(森山 昭君) 次に、議第9号から議第11号の以上3件一括採決いたします。
本案に対する
委員長報告はいずれも原案可決であります。いずれも原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森山 昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案のとおり決定いたしました。
――
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○議長(森山 昭君) 次に、議第1号について採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する
委員長報告は原案可決であります。原案のとおり決定することに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(森山 昭君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。
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○議長(森山 昭君) 次に、議第2号について採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する
委員長報告は原案可決であります。原案のとおり決定することに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(森山 昭君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。
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○議長(森山 昭君) 次に、議第3号について採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する
委員長報告は原案可決であります。原案のとおり決定することに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(森山 昭君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。
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○議長(森山 昭君) 次に、議第4号について採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する
委員長報告は原案可決であります。原案のとおり決定することに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(森山 昭君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。
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○議長(森山 昭君) 次に、議第5号から議第8号の以上4件一括採決いたします。
本案に対する
委員長報告はいずれも原案可決であります。いずれも原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森山 昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案のとおり決定いたしました。
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○議長(森山 昭君) 最後に、請願第7号について採決いたします。
本請願に対する
委員長報告は採択であります。採択することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森山 昭君) 御異議なしと認めます。よって、本請願は採択することに決定いたしました。
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◎日程第2.
議員発案第2号
三条市議会委員会条例の一部改正について
○議長(森山 昭君) 日程第2、
議員発案第2号
三条市議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。
本案につきましては、
議会運営委員会提案であります。
お諮りいたします。
本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、提案理由の説明を省略し、直ちに採決したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森山 昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は提案理由の説明を省略し、直ちに採決いたします。
本案につきましては、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森山 昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。
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◎日程第3.
河川改修・
国道整備促進特別委員会の
中間報告
○議長(森山 昭君) 日程第3、
河川改修・
国道整備促進特別委員会の
中間報告をお願いいたします。18番。
〔登壇〕
○18番(熊倉 均君) おはようございます。それでは、
河川改修・
国道整備促進特別委員会の
中間報告を行います。
当特別委員会は、平成26年第4回定例会において五十嵐川改修等に関する事業、国道8号栄拡幅整備事業、国道289号八十里越整備事業及び国道403号三条北バイパス整備事業の調査研究を行うことを目的に設置され、設置後3回開催いたしました。第1回目は、平成26年7月4日に開催し、正副委員長の互選を行いました。第2回目は、平成26年10月28日に開催し、
河川改修、国道整備の進捗状況について審査を行いましたので、主な内容について報告いたします。
最初に、五十嵐川改修等に関する事業の信濃川合流点から渡良瀬橋付近までの五十嵐川下流部は、8工区の護岸工事並びに本町から田島及び由利から東新保の2工区の舗装工事をもって全ての工事が完了、渡良瀬橋付近から上流の五十嵐川中上流部は平成24年4月から平成26年9月末までに95回の地元説明会を行い、9月末現在で44工区とそのほか舗装工事など11件の工事が発注され、契約額の合計は約73億6,000万円、うち26工区と9件の工事が完了、月岡地内の遊水地は地元に遊水地事業対策委員会を設けていただく中で、農道等に関する協議、進捗状況等の報告を行うとともに、諏訪及び月岡地区の住民を対象とした説明会を開催し、掘削工事に関する説明を行った。また、平成26年3月には堤内地の地権者を対象とした農地の整備計画及び借地に関する説明会を開催し、借地契約に対する一定の理解が得られたことから4月に集団調印式を実施した。
工事の発注状況については、堤外地の掘削工事が行われており、用水樋門の工事も発注済みである。用地交渉については、9月末現在で地権者219人のうち209人と用地買収契約を締結した。今後は県道大面保内線側の堤防工事を10月から、五十嵐川側の堤防工事を冬ころに契約し、堤外地の掘削工事とともに平成29年度の完成を予定している。また、平成27年度は遊水地内の農地整備工事を実施する予定である。
笠掘ダムは、ダム本体のコンクリート骨材となる材料を採取する工事、県道かさ上げ工事及び平成25年10月に移設される笠掘ダムの管理棟関係工事は平成26年3月に着手した。ダム本体のかさ上げ工事は、鹿島・福田・小柳特定共同企業体が約45億円で落札し、平成26年3月に契約が締結され、進捗率は堤体材料最終工事、県道かさ上げ工事がともに55%、管理棟関係工事が50から55%、ダム本体のかさ上げ工事が15%であり、平成29年度末までかかる予定である。
鹿熊川改修事業の災害復旧助成事業は、9月末現在で15回の地元説明会を行い、5工区を発注、うち2工区で工事が完了しており、契約額の合計は約5億3,000万円、今後さらに2工区を年度内に発注する予定。
また、中浦川合流点から上流約3.3キロメートルの区間は、予定している7工区全てが発注済みであり、うち4工区で工事が完了し、単年度災害復旧事業8工区も全て完了している、とそれぞれ説明がありました。
次に、国道8号栄拡幅事業は猪子場新田から千把野新田までの慢性的な渋滞や交通事故の多発を解消するため、交差点改良や付加車線の設置を行っている。善久寺交差点改良は、平成24年度から工事を始め、平成26年度は地下横断歩道整備を行っており、平成27年度中に供用開始の予定。一ツ屋敷地区事故対策及び猪子場新田南地区事故対策は、平成26年度は用地買収を行っており、今後も用地買収、工事を経て平成30年代前半の供用開始を目指す、との説明がありました。
次に、国道289号八十里越整備事業は、平成元年度工事着手から25年度までの事業進捗率は約70%である。また、平成26年度の主要事業は、国の施工では6号、7号のトンネル及び5号、7号の橋梁等で工事費は約19億円、福島県の施工ではスノーシェッド等で事業費は約3億9,300万円、との説明がありました。
最後に、国道403号三条北バイパス整備事業は、全体延長8.32キロメートルのうち、現在加茂市、田上町の一部、2.84キロメートルが供用開始されている。三条市分は平成7年度から事業着手し、平成26年度は8月に市道西潟白山線から市道下谷地柳場新田線までの区間の用地買収について説明会が開催され、地権者の了承が得られたことにより9月に売買契約の調印が行われた。なお、平成27年度は遺跡の本調査を予定している、との説明がありました。
第3回目は、平成27年3月2日に開催し、副委員長の互選を行うとともに、当特別委員会の今定例会における
中間報告及び行政視察について協議いたしました。
以上、簡単ではありますが、
河川改修・
国道整備促進特別委員会の
中間報告といたします。
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○議長(森山 昭君) これより
河川改修・
国道整備促進特別委員会の
中間報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森山 昭君) 以上で
河川改修・
国道整備促進特別委員会の
中間報告に対する質疑を終了いたしました。
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◎日程第4.
議会運営委員会の閉会中の
継続調査について
○議長(森山 昭君) 日程第4、
議会運営委員会の閉会中の
継続調査についてを議題といたします。
お手元に配付のとおり、議会運営委員長から閉会中の
継続調査の申し出がありました。
お諮りいたします。
本件につきましては、議会運営委員長の申し出のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森山 昭君) 御異議なしと認めます。よって、本件は議会運営委員長の申し出のとおり決定いたしました。
その場でしばらく休憩いたします。
午前11時12分 休憩
午前11時15分 再開
○議長(森山 昭君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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○議長(森山 昭君) 先刻、名古屋豊さん外5人から
議員発案第3号が提出されました。
お諮りいたします。
この際、
議員発案第3号を日程に追加し、議題としたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森山 昭君) 御異議なしと認めます。よって、
議員発案第3号を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。
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◎日程第5.
議員発案第3号
農協改革を始めとした
農業改革に関する意見書の提出について
○議長(森山 昭君) 日程第5、
議員発案第3号
農協改革を始めとした
農業改革に関する意見書の提出についてを議題といたします。
本案につきましては、各派共同提案であります。
お諮りいたします。
本案につきましては、各会派一致でありますので、提案理由の説明を省略し、直ちに採決したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森山 昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は提案理由の説明を省略し、直ちに採決いたします。
本案につきましては、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森山 昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。
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○議長(森山 昭君) 以上で提出事件の全てを議了いたしました。よって、本日の会議を閉じ、第2回定例会を閉会いたします。
午前11時16分 閉会
以上、会議の次第を記載し、その内容が正確であることを証し、ここに署名する。
三 条 市 議 会
議長 森 山 昭
副議長 杉 井 旬
署名議員 岡 田 竜 一
署名議員 横 山 一 雄
署名議員 佐 藤 和 雄...