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令和 2年12月建設委員会−12月07日-01号

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  1. 長岡市議会 2020-12-07
    令和 2年12月建設委員会−12月07日-01号


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    令和 2年12月建設委員会−12月07日-01号令和 2年12月建設委員会 令和2年12月7日(月)午前10時開議    ────────※──────── 〇出席委員(8人)   田 中 茂 樹 君   五十嵐 良 一 君   神 林 克 彦 君   諏 佐 武 史 君   大 竹 雅 春 君   水 科 三 郎 君   高 野 正 義 君   五 井 文 雄 君    ────────※──────── 〇説明のため出席した者   磯田市長        水澤副市長   高見副市長       大滝地域政策監   茂田井都市整備部長   野口土木部長   中川土木部次長     相田都市計画課長   安藤交通政策課長    殖栗建築開発審査課長   石橋住宅施設課長    高橋公園緑地課長   石黒道路管理課長    入澤河川港湾課長   西野下水道課長     小見地域建設課長    ────────※────────
    〇職務のため出席した事務局職員   腮尾事務局長      山田課長   宮島課長補佐      木村議事係長    ────────※──────── ○田中茂樹 委員長  これより会議を開きます。    ────────※──────── ○田中茂樹 委員長  なお、報道関係者から写真撮影の申出がありましたため、委員会傍聴規則に基づいて委員長においてこれを許可いたしましたので、御了承願います。  今定例会においては、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、委員外議員の傍聴は自粛し、控室でインターネット中継を視聴していただいております。  また、換気のため、おおむね1時間ごとに休憩を取りますので、御了承をお願いいたします。    ────────※──────── 〇所管事項に関する質問 ○田中茂樹 委員長  最初に、所管事項に関する質問を行います。 ◆神林克彦 委員  先日の克雪・危機管理防災対策特別委員会でも除雪計画等について説明があったわけですが、いよいよ降雪の季節となりました。改めて当市の降雪対策についてお伺いしたいと思います。  長岡市には、海沿いから山間部まで様々な地域があります。各地その特徴に合わせた除雪や消雪を行って、道路交通の確保を行っているわけであります。その反面、その地域特性ゆえの様々な課題も存在しているのかなというふうに感じています。そういった課題の一つとして、道路確保を主に消雪設備で賄っている中山間地域の現状があると考えておりますが、そのことについてまず質問いたします。  こういった中山間地域は雪深く、また周辺地域へ通じる道路も限られております。それゆえ、地域で管理している消雪設備の故障に対し、地域の皆様は大変不安を感じているようであります。特に降雪直前地域住民による設備点検時や雪のシーズン最中での故障に対し、市の緊急的な支援を受けることが果たして可能なのかといったことを大変気にしておられます。地域で管理している井戸や関連する電気設備の緊急的な修繕への支援に関して、市はどのような体制で対応を行っているのかをまず教えてください。 ◎石黒 道路管理課長  消雪施設の降雪前の点検時や、冬期間における消雪施設の故障などといった緊急対応が必要となった場合ですけれども、ポンプ制御盤降雪感知器の取替えといった更新工事に対しまして、市の補助金を活用することができます。その場合、補助率は40%となっております。しかし、機器の一部を修繕するといった場合につきましては、管理している組合での対応をお願いしております。また、冬期間で修繕が完了するまでの間は、一時的に機械除雪で対応させていただきます。  なお、緊急対応が必要となった場合は道路管理課に、また支所地域におきましては産業建設課に御相談をいただければと思います。 ◆神林克彦 委員  対応について承知いたしました。こういった緊急の状況というのは様々な状況もあり、制度とかいろんな諸事情があるかもしれませんけれども、こういった状況に対して極力柔軟に対応していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  また、こういった中山間地域は、井戸の施設の更新に数百万円かかり、それを数本抱えているような状況であります。また、それに加えて昨今の過疎・高齢化の状況下で管理が非常に厳しさを増してきております。これらの今後の管理の在り方というのは大きな課題と感じます。先ほども御説明がありましたように、ひとまず現状設備の故障時に急をしのぐ場合には機械除雪での対応となっていますが、御承知のとおり、機械除雪の担い手が不足しているという問題が起こっております。そういった中、担い手不足の解消策として、GPSによるガイダンス装置の導入に係る実証実験が行われることとなりましたが、その実証実験の概要、また期待される効果について教えてください。 ◎石黒 道路管理課長  当市におきましては、昨年度から長岡市除雪イノベーション研究会を立ち上げまして、これまで研究会を4回開催し、そこで提案、承認を受けました新技術について、今冬に実証実験を行うこととしております。概要ですけれども、北陸地方整備局が開発、運用しておりますガイダンス装置を市の除雪ドーザに搭載し、その有効性や課題などを検証するものであります。実験区間につきましては、長岡駅東口の今朝白1丁目から新保町までの市道東幹線20号線の約9キロでございます。  次に、期待される効果ですけれども、オペレーターの技術の習得につきましては、相当な期間と経験が必要となっております。ガイダンス装置によって、そういった経験の浅いオペレーターへの運転支援が期待されるほか、この装置の実用化により、担い手を確保しやすい環境づくりにもつながるものではないかというふうに考えております。 ◆神林克彦 委員  概要等について承知しました。道路上にいろんな障害物、例えばマンホールの蓋とか、そういったものをしっかり熟知してオペレーションするのは非常に大変ということもお聞きしております。そういったところも若い方が安全に作業に臨めるような形で、ぜひこの担い手の確保に取り組んでいっていただければと思います。  今御説明のあった実証実験ですけれども、今冬で終わるようです。この春にはその結果がある程度明らかになるのかなと思います。今後この実証実験の結果をどう扱っていくのか、その方向性やスケジュールを教えてください。 ◎石黒 道路管理課長  今後の予定でございますが、次回の研究会が第5回になりまして、令和3年6月に開催を予定しております。その中で、先ほど述べました実証実験の結果を報告いたします。そこで委員の方からその有効性や課題などについて議論いただき、実用化に向けた見解を取りまとめていきたいと考えております。 ◆神林克彦 委員  スケジュールについて承知いたしました。  この担い手不足を解消するのは非常に急務で、その対応をより効果的にするには事業者への実態調査なども必要だと思いますが、その辺の取組について何かありましたらお聞かせください。 ◎石黒 道路管理課長  実態調査ですけれども、研究会を発足するに先立ち、除雪業者にアンケートを実施いたしました。その結果、年齢別では50代以上がオペレーター全体の約50%を占めると。中には、80歳を超えて従事しておられる方もいるということで、かなり高年齢化が進んでいることが分かりました。また、オペレーターの確保に苦慮している業者が全体の66%にもなっているということも把握できました。このような結果から、研究会では担い手確保の一つの手法として、オペレーター運転支援は今後の担い手不足解消に一定の効果があるとの見解から、実用化に向けた第一歩として今回の実証実験につながったものと考えております。 ◆神林克彦 委員  機械除雪の維持と、あと先ほどの井戸の問題のような消雪施設の維持、双方100%の対応というのは現実的には難しい部分もあるかもしれません。ただ、それぞれの特性を生かしながら、補完し合って冬期の道路確保を実現できるよう計画的に除雪、消雪の維持を行っていただきたいと思います。  続いて、除雪作業における新型コロナウイルス対策についてお伺いします。除雪作業は冬期間の深夜、早朝に行われるため、体調管理には特に留意する必要があり、またこちらの作業は多くの事業者や従事者の方が関わっております。新型コロナウイルス感染状況が好転しない中、従事者の方が感染した場合には、その体制の維持が困難になることも考えられます。対策に関しては、各事業者の方々が苦心されているということも耳に入ってきております。こうした現在の対策について、市が把握しているものがありましたら、事例などを御紹介ください。 ◎石黒 道路管理課長  除雪業者が取り組む対策といたしまして、作業前の検温などの体調管理あとマスクの着用やうがい、消毒の徹底といった基本的な対策は当然行います。それ以外に、作業員の詰所の分散や除雪車の消毒、換気を徹底して行うというような内容を聞いております。市といたしましても、除雪業者感染予防に努めていただきたいということで、アルコール消毒液を配布したところでございます。 ◆神林克彦 委員  取組について承知いたしました。今紹介があったように、各事業者とも緊急時の対応について取り組んでいるわけですけれども、その状況によっては、例えば人員確保のため、他の路線や地域を担当する事業者に対し協力を求めるといった、かなり緊急性の高い場面が出てくることも考えられます。市としては、こういったさらなる緊急時の想定やその対応について、どのように考えておられますでしょうか。  また、このように一事業者では非常に判断が厳しい、難しいような状況下においては、やはり市が主導的立場を強めなくてはならないと思いますが、その想定や対策の状況についても教えてください。 ◎石黒 道路管理課長  新型コロナウイルス感染症患者が業者で発生した場合、初期対応といたしまして、隣接する除雪業者同士で協力、補完し合うようなことを除雪会議の中で説明しております。  また、さらなる感染拡大に対してですけれども、当然市が主導的立場となりまして除雪体制除雪路線等の調整を図るとともに、国・県などの関係機関とも情報共有をしながら連携していきたいというふうに考えております。今後市といたしましても、今冬もこれまでと変わらず市民の皆様の安全・安心な冬期間の通行の確保に努めてまいりたいと思っております。 ◆諏佐武史 委員  私からは、大きく3点にわたって質問させていただこうと思います。  まず1つ目に、栃尾地域デマンドタクシー実証実験についてお伺いいたします。昨年12月の建設委員会でも申し上げたとおり、私は栃尾地域中野俣地区西谷地区にゆかりがありまして、栃尾地域デマンドタクシー実証実験には注目しているところでございます。また、近年のバス路線の縮小が進む中において、将来の生活交通を考えていく上で有効な移動手段となり得るかといった点でも注目をしております。9月の決算審査特別委員会で、実証実験の評価と今後の見通しについての質問に対して本格運行につなげたいという答弁があったところでございますが、その後の検討状況などについて幾つかお伺いをいたします。  まず初めに、決算審査特別委員会時の答弁と若干重複するところもあるかもしれませんが、今年の9月末をもって実証実験の開始からちょうど1年が経過しております。1年間の利用結果と評価について市の考えをお伺いします。 ◎安藤 交通政策課長  1年間の利用結果は合計2,176人が利用、計画便数に対して約62%の稼働があり、稼働1便当たり約1.9人の利用がございました。利用の目的といたしましては、買物利用が約半数を占める結果となっております。評価といたしましては、本格運行に当たり、国からの補助金も見込める結果が得られており、一定の結果が得られたものと評価しております。 ◆諏佐武史 委員  分かりました。  ほかにも新聞報道などを見ますと、荷頃線の廃止も予定されているということで理解していますが、荷頃線の廃止に対する対応はどのようにお考えかお伺いします。 ◎安藤 交通政策課長  廃止が予定されている荷頃線は、現在実証実験を行っておりますデマンドタクシー運行区間と重複しておりますので、デマンドタクシー実証実験の結果と荷頃線の現在の利用実態を踏まえた上で地元区長への説明会も行っており、運行へ向けた準備を進めているところでございます。 ◆諏佐武史 委員  分かりました。  本格運行へ向けた準備を進めているということですが、運行開始の時期や計画の内容、長岡市の支援について、現段階でお答えできる範囲で結構ですので、お伺いいたします。 ◎安藤 交通政策課長  開始時期及び内容ですが、来年から実施できるよう実証実験を進めていき、通勤利用割引制度も考慮した運行内容を考えております。長岡市の支援といたしましては、その運行に対して運行経費を支援していく形を考えております。 ◆諏佐武史 委員  買物難民などが出ないよう確実な本格運行の実現をお願いしたいと思います。  最後に、今回のデマンドタクシー実証実験は、バス路線廃止地域が対象となっているわけでありますが、栃尾地域ではほかにも地域内を走るバス路線が運行されておりますけれども、利用者は少ないと認識しております。バス路線の縮小が進む中で、将来的な地域全域生活交通の在り方についても考えていかなければならないと思いますが、その点について市の考えを伺います。 ◎安藤 交通政策課長  栃尾地域のほかの路線についても利用者が少なく、行政負担は大きくなっております。また、交通事業者運転手不足などの課題もあります。現在のところ、交通事業者から路線廃止等の予定は伺っておりませんが、持続可能な地域生活交通の在り方について検討を進めていく必要があると考えております。今後、地域で地域生活交通に関する話合いや検討する場を設置していき、現在行っているデマンドタクシー実証運行や今後の生活交通の在り方について、地域、行政、交通事業者が連携して検討を進めていきたいと考えております。 ◆諏佐武史 委員  分かりました。  続きまして、旧機那サフラン酒本舗周辺通学路安全確保についてお伺いします。今年の10月に米蔵がオープンして、テレビや新聞などのメディアに摂田屋地区が取り上げられることが増えております。新しくできた駐車場の利用状況を見ていると、多くの車が駐車されているように感じます。また、県道滝谷三和線を横断して機那サフラン酒本舗から吉乃川の醸蔵へ移動する人もよく見受けられます。このような状況から、まずは機那サフラン酒本舗の米蔵がオープンする前の来訪者の状況とオープンしてからの来訪者の状況についてお伺いします。 ◎相田 都市計画課長  来訪者の状況でございますけれども、昨年度は冬期の閉鎖期間を除き、4月から12月までの公開期間で4,556人の来訪者が訪れております。今年度に入り、コロナ禍による影響で来訪者が減少するものと思われましたけれども、米蔵のオープンにより、10月、11月の2か月で5,397人、4月から11月までの合計で8,345人の来訪者を確認しております。 ◆諏佐武史 委員  分かりました。  昨年9月議会の建設委員会におきまして、県道滝谷三和線における通学路安全確保のためにサフラン酒本舗周辺整備について、私から質問させていただきました。その際に、支障となっていた機那サフラン酒本舗前の2本の電柱移設通学路の指定について、県道をそのまま通学路として利用していくか、整備する市道宮内290号線へ振り替えていくかを地元と協議していくとの答弁がありましたが、協議や調整について、現在の状況はどうなっているのでしょうか、お伺いします。 ◎相田 都市計画課長  2本の電柱の移設と通学路の指定の状況についてお答えをいたします。  まず、電柱の移設の件でありますけれども、本年8月20日に移設を完了しております。  続いて、通学路の指定と安全確保については、上組小学校と地元の子ども会、町内会、長岡警察署と度重なる協議をさせていただいておりまして、結論といたしましては、大雪などの緊急な場合を除き今までどおり県道を通学路として使用し、緊急な場合については、上組小学校の判断で臨時的に市道290号線のほうに通学路を振り替えるといった結論に至っております。 ◆諏佐武史 委員  分かりました。  この項目最後の質問ですが、今年の4月から5月にかけて上組小学校子ども会が中心となって通学路の一斉点検が行われて、この区間での要望が提出されております。1つ目は、県道滝谷三和線の太田橋からサフラン酒本舗までの3本の電柱移設。2つ目は、県道滝谷三和線の太田橋から宮内1丁目交差点までの区間にグリーンベルトの設置。そして3つ目は、市道宮内3号線における通学時間帯の交通規制の要望であります。これらの要望について今後どのように取り組んでいかれるのか、市の対応方針をお伺いします。 ◎石黒 道路管理課長  1つ目の県道滝谷三和線の3本の電柱につきましては、個人の敷地に移設となることから、現在個人の方と協議を進めております。  2つ目の県道滝谷三和線グリーンベルトの設置については、令和3年度以降になる予定であります。  3つ目の市道宮内3号線の交通規制でありますけれども、現在長岡警察署と協議を進めております。協議が調い次第、地元町内会と協議を行ってまいります。 ◆諏佐武史 委員  状況はよく分かりました。さらなる安全確保のために、引き続き要望に沿った県道滝谷三和線通学路の整備をお願いいたします。  最後に、長岡東西道路の整備についてお伺いいたします。長岡東西道路につきましては、7月の大河津分水長岡東西道路整備推進特別委員会上条区間の完成が当初予定より1年遅れるとの説明がありました。現場の状況を見ると工事はかなり進んでいるように思われますが、改めて現在の工事の進捗状況についてお伺いいたします。 ◎中川 土木部次長  長岡東西道路上条区間における現在の工事の進捗状況についてですが、7月末に斜めに横断しておりました市道宮内337号線を新しい道路に切り替えました。現在、地下埋設物の移設が必要なJRとの交差箇所を除いた区間におきましては、道路改良工事が進められており、盛土工や下層路盤工はおおむね完了するなど、県からは順調に工事が進んでいると聞いております。 ◆諏佐武史 委員  分かりました。  そして、地域にお住まいの多くの方から一日も早い供用開始を期待する声をお聞きしますが、上条区間の今後のスケジュール供用開始の見通しについて、最後にお伺いをいたします。 ◎中川 土木部次長  今後のスケジュールといたしましては、引き続きJRとの交差箇所以外の改良工事を進め、年度内には側溝、防護柵などの構造物の工事がおおむね完了する予定となっております。また、来年度は支障物件移設工事を行った後、道路改良工事、そのほか舗装や道路照明工事などを行い、来年度中には供用開始の見通しであることを県に確認しております。市としましても、地域住民の皆様の期待が大きいことは十分に認識しております。一日も早く供用開始ができるように県に働きかけてまいりたいと考えております。 ◆大竹雅春 委員  それでは、私のほうから2点お伺いしたいと思います。  まず、住宅リフォーム支援事業についてお伺いします。その中でもまず一般住宅リフォームについてです。今までも一般質問建設委員会の質問で何度も議論をされていると認識しております。6月議会でも笠井議員一般質問の中で、6月5日現在の一般住宅リフォームの申込み件数は280件、補助見込額は約1,370万円、予算に対して35%の執行状況という答弁がありました。この時点で、ホームページでは締め切りましたという案内を見たんですけれども、ちょっと分かりやすくするために、今年度の一般住宅リフォームの制度を昨年度から変更した内容と、今年度の利用状況がどうだったのか。また、どんな効果があったのかお伺いします。 ◎石橋 住宅施設課長  まず、変更内容について御説明いたします。一般住宅リフォームは、補助限度額を10万円から5万円に引き下げ、同時に補助対象工事費の下限額を20万円から10万円に引き下げました。また、新型コロナウイルスの影響で停滞した経済活動を支援するために、6月17日から、今年度に限り2回目の申請を可能にしました。  次に、利用状況ですが、4月の当初申請は少なく、予算の3割程度にとどまりましたが、その後6月中旬以降から申請が増え始め、予算に達した10月21日まで切れ目なく支援することができ、申請件数は835件と、多くの皆様から御利用いただきました。  次に、事業効果ですが、補助対象工事費の下限額を引き下げたことで少額の工事でも補助を活用できたため、多くの皆様に御利用いただけたと考えております。また、補助限度額を引き下げ、件数を増やしたことで、10月下旬まで補助制度を適用することができました。このことにより、地元建築業界からも営業活動に長期にわたり利用できたと喜ばれており、地域経済の下支えに寄与することができたと考えております。 ◆大竹雅春 委員  この件に関しては本当にいろんな議論があったのですが、結果として10月21日まで延びたということで、昨年度は申込みが多くて、いきなり抽せんだったということも聞いておりましたので、本当にかなり状況が変わったなというふうに思います。特にこのリフォーム支援事業は、経済対策には本当に適切な事業だなというふうに思います。当初、この事業が始まったのもそういう時期からだったというふうに認識しておりますので、今年度の状況をしっかりと検証していただいて、引き続き取り組んでいただきたいなというふうに思います。  次は、空き家活用リフォーム支援事業でございます。この制度も昨年度から変更がありました。その内容と本年度の利用状況はどうだったのか。また、これについても効果がどうだったのかお伺いいたします。 ◎石橋 住宅施設課長  まず、空き家活用リフォーム支援事業変更内容につきましては、一部限度額の引上げを行いました。国費の補助対象条件に合わせまして、平成12年以降に建てられた空き家に市外から移住する世帯につきまして、補助金の限度額を50万円から100万円に引き上げたものです。  次に、利用状況ですが、残念ながら限度額100万円の条件に合致する申請は1件もございませんでした。従来の補助額50万円の条件の申請につきましては23件と、近年に比べ多くの申請があり、このうち市外からの移住世帯は7件となっております。  事業効果でございますが、今年度の利用状況から使いやすい補助条件が必要であることと、できる限り補助事業募集期間を長くし、随時利用できることが効果的であるということが分かりました。 ◆大竹雅春 委員  今、住宅施設課長のほうから効果についても言っていただきました。昨年度のものから変更してそういう点が分かったというところでございますので、引き続き検討していただいて、市民の皆さんが使いやすいように、あるいは市外の方が長岡に住んでみようかというふうに思ってもらえるように努力していただきたいというふうに思います。  あと、新型コロナ感染拡大防止のために、受付の方法がちょっと変わったんだということを聞いていたのですが、どういうふうに変わったのか、何か影響があったかどうかお伺いします。 ◎石橋 住宅施設課長  例年窓口で受付をしておりましたが、今年度は新型コロナウイルス感染予防のため、郵送での受付を原則とさせていただきました。受付前は、書類の不備などで混乱が生じないかと心配しておりましたが、電話等により丁寧に対応させていただき、特に混乱はございませんでした。 ◆大竹雅春 委員  特に混乱はなかったということでございます。まだコロナ禍の先が見通せない状況ですので、引き続き皆さんが相談しやすい体制にしていただきたいというふうに思います。  もう1点は、空き家対策総合支援事業補助金についてです。私もちょっと聞き慣れない事業だったので、小国地域の集落総代から集落の中の空き家の解体工事を行うのに市の補助対象になったよというお声を頂きました。この補助制度はどんな経緯で設けたもので、どのような制度なのかというところをお伺いします。 ◎石橋 住宅施設課長  まず、経過でございますが、国が平成28年度に町内会等で空き家の除却を行う場合の補助制度を立ち上げました。かねてより幾つかの町内会等から著しく管理状況の悪い空き家の相談が寄せられておりましたが、その中で国の補助制度の要件に合致する町内会がございましたので、国の補助制度を活用する形で令和元年度にこの制度を立ち上げました。  次に、この制度の概要ですが、著しく管理状況の悪い空き家等を町内会等が自らの負担で除却し、その跡地を地域活性化のために利用する場合に除却費用の一部を市が補助するもので、補助率が5分の4、補助上限額が160万円となっており、この補助金の半分を国費で賄っております。 ◆大竹雅春 委員  分かりました。  どうなんでしょうか、私もちょっと分かっていないところがあったのですが、この制度は令和元年度からということで、活用された実績と、この空き家対策にどんな効果があったのかお伺いします。 ◎石橋 住宅施設課長  まず、実績につきましてお答えいたします。令和元年度が1件、今年度が1件で計2件であり、跡地はそれぞれ地域の広場や駐車場、避難場所として活用されております。  次に、効果ですけれども、除却から跡地の管理まで町内会等が主体的に取り組むことによりまして、生活環境を保全し、地域の活性化を図ることができたというふうに思っております。立ち上げてからまだ日の浅い制度でございますので、周知活動に努めまして、同様な問題でお困りの町内会等を支援していきたいと考えております。 ◆大竹雅春 委員  分かりました。  活用されたのは、2か所というところでございます。決算審査特別委員会のときにもありましたが、たしか水穴団地と、あとは今小国地域の千谷沢集落でやっていられるということでございます。この事業は、全国の自治体でいろいろ工夫してやっていますので、他の自治体等のいろんな施策も参考に検討していただいて、これは長岡市にいいなというものであればぜひ取り込んでいただきたいと思います。 ◆水科三郎 委員  私のほうから、市営駐車場の案内板等についてお尋ねしたいと思います。  市営駐車場の案内板については、駐車場の入り口と、そしてそれを誘導する表示が道路の左側についておりますけれども、この操作方法について詳しくお聞かせ願いたいと思います。 ◎安藤 交通政策課長  市営駐車場は4か所ございます。市営駐車場4か所の表示の仕組みといたしましては、まず駐車場入り口の表示につきましては基本的に自動制御で行われておりますが、大手通り地下駐車場につきましては、混雑する時間帯は管理員による手動での制限が行われております。  続きまして、市街地周辺に17か所設置してあります案内板の表示につきましては、表町駐車場は自動制御で表示が制御されており、ほか3か所は管理員による手動で制御が行われております。 ◆水科三郎 委員  それで、今ほどお話がございましたように案内板がついているわけですが、中心部に来ると駐車場がないということで、大体どこに用事があるかということであらかじめ駐車場を決めて市民の方が来るわけです。特に川西方面から大手大橋を渡って中心部に来るということになると、一番目につくのがやっぱり大手通り地下駐車場でございます。そんな中で、再三再四私のほうにこんな質問が来るんです。大手通り駐車場の案内板を見ると空車となっているが、実際に大手通り地下駐車場へ行くと満車になっているということで、慌てて次の駐車場を再三再四探したことがあるが、これはどういうことなんだという御質問が最近寄せられております。極端なことを言うと、地下駐車場の収容台数が半分になったせいかも分かりませんけれども、確かに私も過去に経験したことがございます。最初やっぱり案内板は空車になっていると。ところが、進入すると満車だということで他の駐車場を探したことがございます。その後、またそういう状態がございましたけれども、私の前を走っている車が満車にもかかわらず地下駐車場に入っていったと。そうすると、前にもう1台止まっていたんです。そして、しばらくすると、5分ぐらい待っているうちにどんどん、どんどん車の流れがよくなって、駐車することができたということでございます。そういうことを知っている人は確かにそれでいいんですけれども、一般的に駐車場が満車ということであると、やはりよそを探そうというのが一般の常識でございます。例えばアオーレの駐車場入り口は、たしか「混」という表示があるかと思いますが、このような市民に分かりやすい表示方法はないかということでお尋ねします。 ◎石黒 道路管理課長  市といたしましても利用者が混乱を生じないよう、利用しやすい駐車場案内が望ましいということは十分認識しております。今ほど委員から提案をいただいたアオーレ駐車場の「混」という表示ですとか、今後新しい技術についても研究をしながら、現状をよく確認した上で駐車場管理者、またシステムの管理者、あと都市整備部とも連携をし、表示の内容、時差のない表示方法など、利用しやすい駐車場案内について検討してまいりたいと考えております。 ◆水科三郎 委員  今後検討することでよろしいですけれども、そこで疑問に思ったのは、同じ場所から案内表示を出すのに、2部2課にまたがっていると。そこに1つの大きな問題があるんではなかろうかなと。当然先ほどからの答弁は2部2課に係る問題もございますけれども、信号を送るのに2部2課にまたがること自体がおかしいんじゃないかと。これは、今ここだけの問題ではなくて、他の行政面もあるのではなかろうかということで、今後こういうものについては再検討して、やはり1部1課でもって取り扱うのが適当ではないかと思いますけれども、その辺の考え方をお聞かせください。 ◎茂田井 都市整備部長  今2部2課にわたって回答させていただきましたのは、交通政策全体としてのシステムをどうするかということを交通政策課が今やっておりまして、具体的な駐車場の管理ということで、指定管理者についてやっているのが道路管理課で、分けて回答させていただきました。今後管理の状況、あるいは大手通り周辺の交通政策は交通政策課でしっかり見ていく必要があると思いますが、委員のおっしゃるとおりに、こと機械の管理を2つの課が行うというのは問題があるかどうかも含めてしっかり検討していきたいというふうに思っております。 ◆水科三郎 委員  実は話を聞いて驚いたんです。1つのラインの中に2部2課がまたがる、同じ部ならまだ分かるんですけれども、他の部と共有しているなんていうことは大体考えられないはずなんです。そういう面では徹底的に、実はそういう問題があるのは、これだけではなくてほかの部署にもあるのは私は承知しておりますが、今日は他の委員会に関わる問題でございますので、お話ししませんけれども、ぜひこれらのものを市全体で見直していただきたいということを要望しておきます。 ◆高野正義 委員  私のほうからは、バス・タクシー共通割引券事業についてまずお伺いいたします。  9月の建設委員会でもお聞きしましたが、コロナ禍の中で市民の生活を応援し、かつ社会経済活動の回復を目的とした事業として実施しているというのは理解しております。そこで、7月の市政だよりの補助券発行後の利用件数が少なかったことから、10月に再度補助券を発行しましたが、その後の利用状況と利用者の反応をお聞かせください。
    ◎安藤 交通政策課長  利用状況といたしましては、7月の市政だよりの補助券の発行後、7月から9月までの利用は約1万5,000枚でございました。10月号の市政だよりにおける追加発行後は10月だけで約2万6,000枚の利用がありました。最終的に有効期限でありました10月末までに約4万1,000枚の利用がございました。利用者の反応といたしましては、利用方法に関する問合せがほとんどの状況でございましたが、補助券を親に譲り喜ばれた、今後も続けてほしいといった好意的な意見もお聞きしてございます。 ◆高野正義 委員  2回の補助券発行で利用件数が4万1,000枚ということは、世帯数から見れば利用者は5割までいっていないという状況の中で、より多くの市民からこの事業を活用してほしいとのことから12月の市政だよりで改めて補助券を発行いたしました。利用期間は来年1月末までですが、この事業を達成するためには市民への周知が必要と思いますけれども、市の考えをお聞かせください。  また、その後の予定等がありましたら併せてお聞かせください。 ◎安藤 交通政策課長  周知でございますが、7月号、10月号の市政だよりではSNS、ラジオ、アオーレの大型ビジョンなどを活用した情報発信、あと新聞広告への掲載、市有施設、コンビニ、スーパーなどへのチラシ、ポスターの掲示などで周知を行いました。12月号でもこれまでと同様の周知の取組に加え、市政だより裏面で商工会議所が実施しているクオーレクーポンと同時発行することで買物、食事、移動などの双方でお得感をPRする工夫や、クオーレクーポンのお店紹介の冊子でもPR広告の掲載を行ってございます。  今後の予定でございますが、現在のところありませんけれども、新型コロナウイルスの影響や国の臨時交付金の動向なども注視しながら、必要に応じて柔軟に検討していきたいと考えてございます。 ◆高野正義 委員  それでは、次の質問に移ります。  さいわいプラザ西側の市所有地の防災利用についてお伺いいたします。長岡市が所有するさいわいプラザ西側の左近町にある土地、かつて市職員のグラウンドがあった土地のこれまでの経過についてお伺いをいたします。 ◎入澤 河川港湾課長  御質問の土地は、さいわいプラザの西側にあります太田川の本堤防と副堤防に挟まれた約1.8ヘクタールの土地で、平成19年度から平成22年度まで公共工事の発生土処理により埋め立てたものでございます。この土地は、河川区域内であるため、河川法の許可を得る必要があり、埋め立てるに当たりまして、10年後に原形復旧する条件で行為の許可を受けたものでございます。この期限が切れる平成30年度末に国と協議しまして、市が現状のまま防災広場として管理し、冬期間には雪捨場として利用するという内容で国から占用許可を受けたものでございます。 ◆高野正義 委員  分かりました。  そこで、この土地の今後の防災利用について、現状はどうなっているのかお伺いいたします。 ◎入澤 河川港湾課長  昨年度の台風第19号によりまして信濃川が増水し、今井地区では浸水被害が発生するなど信濃川の氾濫リスクが顕在化したことから、信濃川沿川に水防拠点の整備が必要であると痛感し、国に対し河川防災ステーションや水防拠点の整備を要望しました。特に左近町の防災広場は、国直轄管理区間の太田川の堤防に挟まれ、信濃川に極めて近い場所であることから、この場所をそうした検討に加えてほしいとお願いしたものです。今年度に入り、国から台風第19号を受けて排水ポンプ車両を増強するので、浸水被害のあった今井地区に近いこの場所に災害対策車両基地を設置したいとの申出がありまして、9月25日に長岡市と信濃川河川事務所が覚書を交わし、現在工事が進んでおります。今年度中に車庫を建設しまして、排水ポンプ車2台と照明車2台を配備する予定でございます。  なお、引き続き河川防災ステーションとして整備を進めていただくよう国へ要望しました。国からは前向きに検討すると伺っております。 ◆高野正義 委員  分かりました。  今後の問題ですけれども、災害に対応できるしっかりとした防災拠点になるように、ぜひまた努力していただきたいと思います。 ◆五井文雄 委員  今年ももうはや降雪期を迎える時期になったわけであります。私からは、私有の消雪組合について質問させていただきたいと思います。  先般の克雪・危機管理防災対策特別委員会におきまして今冬の除雪体制についての説明がありました。改めて今冬の車道における機械除雪及び長岡市有、それから私有消雪設備の延長の割合についてお伺いをさせていただきます。 ◎石黒 道路管理課長  今冬の車道における機械除雪及び消雪施設の総延長は2,099.4キロです。そのうち機械除雪が1,334.8キロ、総延長に対する割合としましては64%。長岡市有消雪施設の延長が332.4キロ、15%です。私有消雪施設の延長は432.2キロ、全体に占める割合は21%であります。 ◆五井文雄 委員  今ほどの答弁で、私有消雪施設の割合は長岡市有施設よりも多い、そしてまた全体の5分の1、20%強であるわけであります。この消雪組合についてはいつ頃から設立され、どのぐらいの年数がたって、また設立された組合の数について把握されていたらお聞かせいただきたいと思います。 ◎石黒 道路管理課長  長岡市では、地下水の利用状況を改善するため、昭和61年に地下水保全条例が制定されました。これと同じ年にそれまで町内が使用していたサニーホースで融雪をする仕組みから現在の消雪パイプへの切替えを促進するため、長岡市道路消雪施設改良事業補助金といった制度が設けられたことから、それを考えますと35年以上経過している組合もあるかと思います。また、組合数につきましては1,500を超えているという状況になっております。 ◆五井文雄 委員  そうすると、施設についてもかなり老朽化しているものが多くなっていると思います。35年がたっている中で、先ほど答弁もありましたが、改めてその補助制度の内容についてお聞きいたします。  そしてまた、その補助制度を使って、10月末には来年度予算を使った要望が出てきていると思いますので、その実態も併せてお聞かせください。 ◎石黒 道路管理課長  長岡市道路消雪施設整備事業補助金の内容ですけれども、消雪施設の新設、更新工事に対して40%、散水管の新設、または更新で舗装工事を併せて行う場合は60%の補助となっております。  次に、来年度の要望件数ですけれども、新設が23件、更新が41件、合計64件です。今年度に比べまして7%の減であります。また、延長につきましては新設が約4キロ、更新が約3キロ、合計7キロで、今年度に比べまして25%増となっております。 ◆五井文雄 委員  今回なぜ私が私有の消雪組合の状況についてお聞きしているのかといいますと、先ほども答弁されましたように、古い組合では結成から35年以上経過しているところもあるわけであります。また、設立時には各町内や地域を取りまとめて、皆さんの合意の上で申請をして補助金をもらって事業をするわけでありますので、消雪施設を導入しようというときに情熱を持って先頭に立って取りまとめをしてくれた人がいたわけであります。そういった方々も高齢化が進み、あるいはまたお亡くなりになり、その後組合をまとめる人材が少なく、苦労しているところもあるとお聞きしているところであります。また、空き家なども目立ち、組合員も減少するなど、設立時と状況が変わってきております。さらに、老夫婦など、高齢化したものですから、免許証を返納して運転をやめたと。それで、運転をやめたものだから、うちの前の道路は車が通らないので、組合から脱退させてほしいというような、笑うに笑えないような切実な問題を抱えているわけであります。一方では、施設の老朽化が進み、修繕や更新に費用がかかるわけであります。1,500を超える組合で全市の20%超の消雪を賄っているわけであります。その組合が組織や財政につまずき、あるいは破綻した場合は除雪体制にも計り知れない影響を及ぼすことが予想されます。  私有消雪施設は、言うまでもなく冬期間の交通を確保する上で重要な施設であると思っております。組合が1,500以上もあるとお聞きしますから、中にはそうしたことで組織的にも財政的にも問題があるところもあるのかなというふうに思いますし、また月々修繕料や電気代ということで徴収しているところもあり、あるいは電気代だけ集めておいて、何か事があったときはみんなで割り勘でいこうという方式のところもあるかと思います。それらを含めてこれだけ大きな割合を占めているということになると、この組合の健全性について改めて考えていかなければならないのかと思っています。  先ほど神林委員からもお話がありましたが、消雪パイプが故障したときは機械除雪が入ります。例えばあってはならないことでありますが、消雪組合が維持できなくなったというような場合も、また機械除雪に戻してくださいというようなことにならないように、今から組合の健全運営について長岡市としても取り組んでいってほしいなと思っております。このことについて市はどのように考えておるのか、お聞かせいただきたいと思っております。 ◎石黒 道路管理課長  組合員の高齢化や減少により、組織の維持が厳しい状況の組合もあるということは認識しております。委員のおっしゃるとおり、私有消雪施設は冬期間の通行確保においてはなくてはならない施設であるため、組合の方々にも今後も体制の維持と適切な管理を行っていただきたいと考えております。市といたしましても、組合が継続的な維持、健全な運営ができるよう、必要な情報がありましたら提供したいと思っております。また、組合の状況も確認をしたいというふうに考えております。  また、組合の皆様におかれましては、市の補助制度を最大限活用して計画的な施設の更新に努めていただきたいと考えております。 ◆五井文雄 委員  分かりました。  数が多く、時間もたった組合もあるわけでありますので、私が先ほど申し上げたのは、極端な言い方かも分かりませんが、組織や財政的なところで維持できなくならないように、事前に市からも、監視という意味じゃないのですが、管理を怠らないようにしてほしいなというふうに要望をしておきます。   午前10時58分休憩    ─────────────────   午前11時10分開議 ◆五十嵐良一 委員  私のほうから、何点か質問させていただきます。  災害時における広域連携と今後のまちづくりについてでございますが、今年は長岡は自然災害や大禍もなく大みそかを迎えようとしておりますけれども、防災学の専門家が警鐘を鳴らした「地形と日本人」という本がございます。著者は、京都大学名誉教授の金田章裕氏でございます。この著書を基に日本における水害とまちづくりの関わりをひもときますと、水害を防ぐためにこれまで築堤をはじめ河川改修工事が進められ、その結果生み出された平野部に多くの市街地が形成されたとございます。近年の災害の教訓から、河川整備を上回る洪水に見舞われた場合、この市街地は浸水すると災害ハザードマップが示してございます。本来は住んではいけないところが河川整備により100%安全な土地であるとの錯覚を生じさせることになり、ハザードマップに背くような開発も進められてきたところでございます。まちづくりは災害リスクの軽減を図った上で進めるべきであることは言うまでもありません。地勢上まちの在り方や成り立ちから、信濃川流域の自治体が協力してまちづくりを進め、今後の災害への備えとして自治体間の広域連携が重要ではないかと考えています。そこで、質問させていただきます。  最初に、川とまちのこれまでの歴史的な関わり方についてお伺いしたいと思います。 ◎入澤 河川港湾課長  川とまちのこれまでの関わりについてお答えします。  長岡のまちは、水運が主要な交通や物資運搬手段であった江戸時代に信濃川舟運の拠点として大きな発展を遂げており、支川の柿川は長岡藩が港のような機能を持たせ、流通拠点として大きな役割を果たしました。一方で、船着場の機能確保のため、堤防整備など治水対策は難しかったと想像されます。また、当時の信濃川は大きく蛇行し、堤防も十分に整備されておらず、水害のたびに補強が繰り返されました。特に明治29年には当時の分水町横田で堤防が切れ、新潟市はもとより長岡市でも当時は木橋であった長生橋が流出し、市街地が浸水するなど、甚大な被害を受けたそうです。この水害が契機となり、大河津分水路の整備や信濃川の河川改修が大きく進み、今へつながっていると考えております。 ◆五十嵐良一 委員  やはりそういった歴史の中でこの長岡市の発展があるのだなと改めて感じたところでありますが、やはりそういった水害を受けてどのような形に持っていくかということも大切ではないかと思います。  次に、水害に備えた治水対策の連携についてでございます。大河津分水の話も出ましたけれども、国もそうですが、地域等と連携していかないと災害というのはなかなか防げない。こういった状況についてお伺いしたいと思います。 ◎入澤 河川港湾課長  水害に備えた治水対策の連携についてお答えします。  昨年の台風第19号では、大河津水位観測所で約10時間にわたり計画高水位を超過し、堤防決壊のおそれのある危険な状態が続くなど、信濃川の氾濫リスクが顕在化しました。このことを踏まえ、信濃川水系緊急治水対策プロジェクトの策定に国・県・流域自治体が参加し、取り組む項目をまとめ、流域一体となって防災・減災対策の推進に取り組んでいくことを確認しております。  主な取組項目としては、大河津分水路改修事業の促進や堤防の強化、河道掘削や護岸整備など河川機能の強化を進めること。内水対策として、雨水貯留施設の整備により河川への流出抑制を進め、寿町排水ポンプ場の整備や、浸水時は排水ポンプの配備により排水対策を強化すること。また、河川監視カメラや水位計の整備を進め、リアルタイムの情報発信など、きめ細やかな対応により迅速な避難行動へ移行し、併せて河川管理者、公共交通機関等の連携及び情報伝達の強化を進めていくことなどとなっております。今後も流域一体となって治水対策に取り組んでまいります。 ◆五十嵐良一 委員  昨年の水害の対策というのがきちっと取られている。今後、水害の安全対策を十分図っていっていただければと思います。大河津水位観測所で10時間も堤防決壊のおそれがある危険な状態だったと。長岡も水位が非常に上がっていましたけれども、やっぱりそういった市民が行かないようなところの情報発信も必要かなという気がいたしました。ライブカメラを使った中で市民へ情報伝達を行っていただければなというふうに思います。  次に、こういった様々な風水害、あるいは地震等もあるかもしれません。多くの災害があるわけですが、そういった災害時に備え、行政区域を超えた広域的な連携を図るべきではないでしょうか。地域間を結ぶ広域的な幹線道路ネットワークを構築する必要があると認識しておりますが、市の考えについてお伺いしたいと思います。 ◎中川 土木部次長  市では、将来的な道路整備の方向性を示す長岡版広域道路ビジョンを平成30年度に策定いたしました。このビジョンの中では、道路整備の目標の一つとして、広域的な道路ネットワークを形成することにより防災・減災機能を強化し、広域的な連携を進めていくことを掲げております。市としましては、このビジョンの目指すべき方向性を重視し、今後におきましても国・県をはじめ、周辺市町村とも連携を図りながら、災害時に備え、広域的な幹線道路ネットワークの構築を進めてまいりたいと考えております。 ◆五十嵐良一 委員  先ほど長岡市の歴史の中でも東と西を結ぶ長生橋の役割は、大変大きなものだったと思います。しかし、残念ながら長生橋は木でできておりましたので、過去に流されたというふうなこともあります。しかしながら、やはりこういった両側をつなぐことの重要性というのが改めてあるわけでございまして、次の質問に行きたいと思います。  市内では、広域連携の強化につながる主な事業として、先般事業化が発表された大積スマートインターチェンジや長岡東西道路の整備が進んでおりますが、これらの事業の災害時の役割についてお伺いしたいと思います。 ◎中川 土木部次長  大積スマートインターチェンジや長岡東西道路は、国道17号長岡東バイパスと国道8号や北陸自動車道を結ぶ中越地域の一体性を強化する東西軸を担う道路として位置づけ、国・県・市ネクスコが役割を分担しながら事業を進めております。これらの災害時の役割としましては、雪でも通行止めにならず安心して通行できるネットワークの形成や、地震や洪水などの災害時におけるリダンダンシーの確保など、本市はもとより中越地域の防災・減災機能の一層の強化を担っております。  具体的には、大積スマートインターチェンジ付近には国営越後丘陵公園があり、大規模災害時における円滑な救援活動の支援が可能になるほか、東西道路の整備により避難路の確保につながるものと考えております。 ◆五十嵐良一 委員  特に大積スマートインターチェンジは、住民の方から長年の要望があったのではないかというふうに考えております。そういった意味で、今後ますますいろんなものに減災、あるいはその地域の発展に寄与していくものではないかなというふうに思います。  この項目の最後なんですけれども、長岡市は様々な災害を経験してきました。中越地震をはじめ、水害や豪雪など、様々な経験をしてきたわけでありますが、治水対策事業や道路網の構築など単独自治体を超えた広域連携による都市整備の視点が重要ではないでしょうか。先ほど紹介しました「地形と日本人」にもこういった記述がございます。このため、複数の自治体が連携し、災害リスクに備えた安全・安心なまちづくりに取り組む必要があると考えますが、市の考えがあればお伺いしたいと思います。 ◎相田 都市計画課長  複数の自治体が連携いたしまして、安全・安心なまちづくりに向けた都市基盤整備に取り組み、災害リスクの軽減を図るという視点は、委員御指摘のとおり重要なものと考えております。今ほど答弁のありました信濃川水系緊急治水対策プロジェクトはもとより、広域的な道路ネットワークの構築など、信濃川流域の自治体が連携した取組がまさにスタートしているものと認識しております。 ◆五十嵐良一 委員  ぜひ今後も広めていっていただければなというふうに思います。  続きまして、道路等の維持管理についてお伺いしたいと思います。2012年12月2日に大変不幸な事件が発生いたしました。御承知のように笹子トンネルの天井板落下事故でございます。こういう事故に代表されるように、交通インフラといいますか、日本中に様々な道路、橋りょう等があるわけですけれども、その損傷や劣化による事故が年々報道されているところでございます。長岡市においても、やはりインフラの老朽化が進んでいるのではないかというふうに思います。そういった中で、長岡市もいろいろな形で情報収集をされておりますが、長崎大学において道守と呼んでいる事業があるとされておりまして、いろいろな道路を管理する上でも一つの有効な手段ではないかというふうに思います。インフラメンテナンスの重要性が叫ばれている中で、今後の維持管理体制の構築について、こういった他県の事例を踏まえた上で長岡市はどのような取組を行っておられるのか、お伺いしたいと思います。 ◎石黒 道路管理課長  今ほど委員から長崎県では道守という養成プログラムがあるというお話ですけれども、新潟県におきましても同様な取組をしておりまして、長岡技術科学大学、新潟大学が中心となり、国・県・新潟市、また建設業協会等の団体の協力を基にメンテナンスエキスパートを養成する教育プログラムがございます。北陸地方整備局がそういった講座を平成26年度から毎年開催しております。この講習会は、自治体職員や民間企業を対象とした維持管理における技術力の向上、また現場を担う人材育成を目的としており、長岡市も平成27年度から今年度まで8名の職員が、当講座を受講しております。また、長岡高専におきましても、インフラメンテナンスの人材育成を目的とした教育プログラムの実施を目指しております。長岡市もその協議会に委員として参画する予定になっておりますので、講習会の開催に当たりましては積極的に受講し、維持管理に関わる行政職員の技術力向上に努めていくとともに、そうして習得した知識や技術は、限られた技術職員が実務を通じて継承していくことで、今後の維持管理体制の充実につなげていきたいというふうに考えております。 ◆五十嵐良一 委員  こういった様々な技術の向上、あるいは技術の継承等が行われているということにつきましては非常に心強く思っております。しかしながら、技術を継承するには様々な問題があるというふうに考えております。ぜひとも長岡市が安心・安全な災害に強い都市づくりのための技術を継承するよう、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  最後の質問でございますが、市民協働によるインフラメンテナンス等についてお伺いします。いろいろな市民からの情報が入ってくると思いますけれども、長崎の道守には講習を受けた方々がそのデータを送ってくれます。例えばクラックにしても、そのクラックが表面的なクラックなのか、中まで入っている危険なクラックなのか、あるいは道路にしても、これは今すぐオーバーレイしなければならないのか、そういった若干専門的な考え方ができる方のデータのほうがより有効に使われるような気がいたします。こういった点について市の考えをお伺いしたいと思います。 ◎石黒 道路管理課長  市民協働によるインフラの維持管理は、これまで本市では地域住民により道路の損傷状況などの通報を受けてまいりました。また、今年度から市の公式LINEを使ってそういった情報も受けております。さらに、長岡市内の郵便局と協定を締結いたしまして、配達中に道路の異常を発見した場合、連絡していただくというような体制も取っております。また、現在長岡市では、市道の包括的管理業務委託も行っておりますけれども、こういったことも広い意味では市民協働の一つというふうに捉えております。  今後より一層効率的かつ適切な維持管理をしていくために、委員から御紹介いただきました長崎県で取り組んでいる損傷状況を吟味した上で情報提供していただくという仕組み、ほかにも他の事例等を参考にしながら今後考えていきたいと思っております。 ○田中茂樹 委員長  所管事項に関する質問は、この程度にとどめます。    ────────※──────── 1 議案第112号 長岡市歴史的建築物の保存及び活用に関する条例の制定について ○田中茂樹 委員長  議案第112号を議題といたします。 〇茂田井都市整備部長 〔議案書及び資料にて説明〕 ○田中茂樹 委員長  まず、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中茂樹 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中茂樹 委員長  議案第112号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中茂樹 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 2 議案第121号 長岡市下水道事業受益者負担に関する条例及び長岡市農業集落排水事業受益者負担に関する条例の一部改正について ○田中茂樹 委員長  議案第121号を議題といたします。 〇野口土木部長 〔議案書及び資料にて説明〕 ○田中茂樹 委員長  まず、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中茂樹 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中茂樹 委員長  議案第121号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中茂樹 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 3 議案第124号 市道路線の認定及び変更について ○田中茂樹 委員長  議案第124号を議題といたします。 〇野口土木部長 〔議案書及び図面にて説明〕 ○田中茂樹 委員長  まず、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中茂樹 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中茂樹 委員長  議案第124号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中茂樹 委員長  御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 4 議案第148号 指定管理者の指定について(西陵の森) ○田中茂樹 委員長  議案第148号を議題といたします。
    茂田井都市整備部長 〔議案書及び資料にて説明〕 ○田中茂樹 委員長  まず、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中茂樹 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中茂樹 委員長  議案第148号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中茂樹 委員長  御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 5 議案第107号 令和2年度長岡市一般会計補正予算  (1) 第1条 歳入歳出予算の補正中当委員会付託分  (2) 第4条 繰越明許費中当委員会付託分  (3) 第5条 債務負担行為中当委員会付託分 ○田中茂樹 委員長  議案第107号を議題といたします。 〇茂田井都市整備部長野口土木部長 〔予算書・説明書にて説明〕 ○田中茂樹 委員長  まず、質疑はありませんか。 ◆神林克彦 委員  39ページ、土木費のうちの来迎寺駅周辺の駐車場整備について、何点かお聞きしたいと思います。  今御説明がありましたけれども、ここが住宅地よりも一段高いということで、光が家の中に入ってくるのではないかとか、ちょっと地域の方から御心配や御要望があったようですが、その辺の対策について、改めてお聞かせください。 ◎安藤 交通政策課長  来迎寺駅周辺の駐車場整備につきましては、地元説明に2回ほど入りまして、その中で今委員がおっしゃったとおり、光が入る心配だとか、あとは今ちょっと高い位置にあるということで、その辺の関係で車が落ちないような対策だとか、あと雨水が民地に入らないようにというような地元の要望等がございましたので、それらの対策のほうはしっかり図って、今回の補正の中でちょっと追加でやっていきたいというふうに考えてございます。 ◆神林克彦 委員  対策について承知いたしました。  この駐車場ですけれども、来迎寺駅周辺というのは今まで駐車場がなくて、非常に地域住民の方々にとって待望の駐車場ではあるのですが、いわゆる今まで利用していた表側とは違う、来迎寺駅を利用するときに、今まであまりなじみのない線路の向こう側に造るということと、ちょっと住宅に入り組んだ中にあるということで、便利でできたのはいいんだけれども、どこにできるのかなという声が多いです。これせっかく造ったものを活用するために、やはりしっかり周知していかなきゃいけないと思うのですが、その辺りのお考えを教えてください。 ◎安藤 交通政策課長  駐車場を利用していただくための周知といたしましては、まず交通政策課のほうで進めていますパーク・アンド・ライドという目的のほかにも来迎寺駅周辺を買物等で利用していただくために使っていただいたり、イベントでも使っていただいたりということで、多目的駐車場という形で整備するものでございます。そのため、その辺の周知に関しましては市政だよりや支所だよりといったことはもちろんのこと、地元の商工会とか観光協会、あと近くに交流拠点施設などもできると聞いてございますので、そういった活動とも連携しながら、ここに駐車場がありますよというような周知をしっかり図っていきたいというふうに考えてございます。 ◆神林克彦 委員  多目的にいろいろ使用されるということで、利便性と、あと地域の活性化にぜひ資するような形でまた整備を進めていただければと思います。  最後の質問になりますが、住宅街の結構奥まったところというか、車両が住宅街に進入するということを今申し上げましたが、今まで車の流れがあまりないところに立地するということで、こう見ますと少しカーブがあったりとか、あと住宅街の一時停止の場所というような危険な箇所が幾つか見受けられます。その辺の安全対策や住民の方への不安解消についてはどのように考えておられますでしょうか。 ◎安藤 交通政策課長  こちらの駐車場については、駐車台数は16台ほどで大規模な駐車場ではないため、現在のところアクセス道路の安全対策というところまではまだ想定していないのですが、実際の利用に当たって交通安全上の課題が出るようであれば、支所はもちろんのこと、道路管理を行っている土木部としっかり連携を取って必要な対応は図っていきたいというふうに考えてございます。 ◆神林克彦 委員  取組について承知いたしました。供用開始になる前に、住宅街ですので、もう1回しっかりと安全確認を、カーブミラーとか区画線とか必要なものがあれば、ぜひしっかりと精査していただいて対応いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○田中茂樹 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中茂樹 委員長  議案第107号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中茂樹 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── ○田中茂樹 委員長  これにて散会いたします。   午前11時48分散会    ────────※────────...