◎
佐々木 総務課長 失礼しました。来年度いっぱいで完成する予定でございます。
◆
笠井則雄 委員 この間1年、2年の審議の中で、
消防本部など13施設のうちまだ
耐震補強工事が終わっていないのが去年の話だと3か所ということでありました。
関原出張所を除いてあと3か所になるんじゃないかというふうに思いますが、もし違っていたら指摘をしてください。その
施設名と全ての
消防庁舎の
耐震補強工事が完了する見込みはいつ頃だというふうに考えているんでしょうか。
◎
佐々木 総務課長 耐震化が必要な建物につきましては、委員のおっしゃるとおり残り3か所ございます。
栃尾消防署、
小国出張所、それから
新町出張所でございます。具体的な
スケジュールにつきましては、
栃尾消防署は旧
栃尾郷診療所跡地への移転を計画しておりますが、具体的な
スケジュールは今のところ未定でございます。また、残りの2施設についても建物、
敷地ともに狭隘化しておりますので、
耐震化するのか、移転して改築するのか等を含めて、今後計画して
耐震化を進めてまいる予定でございます。
◆
笠井則雄 委員 この間の論議の中で、
新型コロナウイルスについては強い
財政出動も必要だという論議もありまして、市長もそれを受けて御答弁しているところでありますので、そういう状況の中で、あなた何言ってるんだと言われそうでありますが、改めて述べさせていただければ、地震などの災害時には
消防庁舎は市民の安心・
安全確保の
出動拠点になるわけです。毎年同じような論議をして恐縮ですけど、それが
耐震診断は終わっているんだけど、工事が終わっていないとか、一部
栃尾消防署のほうは分かっているようでありますが、いつ頃になるか分からないとか、そういうことはいかがなものかなというふうに思っているんですよね。ですから、お金の使い方ですから、両副市長もいるし、
財務部長もおられますが、これは一刻も早くしないと市民の
皆さんも不安だと思うんですよ。ですから、そういう面で改めて市の
考え方をお伺いしたいと思います。
◎小田島
消防長 今ほどの御意見ですけれども、当然消防は人員と
機械器具、施設があっての消防でございますので、施設については今ほど
総務課長が申しましたように、計画的に整備を進めております。
一方、
建築年数とか
老朽化、
耐震性についても考慮して計画を進めているところですが、やはり敷地の大きさ、規模、構造とかからその場所には建て直すことができないパターンと、市の進めております
長寿命化によって、手を加えることによってもう30年、40年使えるような施設というふうに2つに分けた計画を持っております。そうした中で、やはり構造を補強することで長もちさせるというのは、
今関原出張所を増改築するという方向で進めておりますし、新たに移転する
栃尾消防署につきましては、
タイミングよく敷地を確保することができました。ただ、敷地についても
交通インフラの整ったところとか、そういう部分でどこでも移れるわけでもございません。そういった敷地を取得する
タイミングとか、いい候補地があるかないかによっても、やはり時期が変わってくるかと思います。そういった中ではそういう状況を見ながら、また市の
人口動態も大幅に変わっております。そういうところで、どこに整備したらいいのかということを含めて、今後の
タイミングについては検討していきたいというふうに考えております。よろしくお願いします。
◆
五十嵐良一 委員 私のほうから、
説明書の357ページの
市民防災推進事業費の
中越市民防災安全大学の中身についてちょっとお伺いしたいと思います。
◎川上
危機管理防災担当課長 その事業につきましては、平成18年度から開催しておりまして、これまでに680人の
中越市民防災安全士を輩出している事業でございます。現在は、土日を中心に5日間、20
講座程度を開催して、地域の
防災リーダーの育成を行っている事業になります。
◆
五十嵐良一 委員
中越市民防災安全士に認定されますと、いわゆる
防災士の資格が取れるということでございます。確かに行政としてやるべきことはたくさんあると思いますけれども、やはり地域の住民自らが防災をきちっと考えていく、そういった意味では
防災士は大変重要な位置づけだと思います。これは
令和元年12月末現在の数字で、おそらく今変わっているかと思いますけど、新潟
県では全体で4,402名というふうになっています。この4,400という数字が多いのかどうかというのはまたいろんなところがあると思いますけれども、
愛媛県では何と1万4,000人を超えています。やはりそういった意味では
危機意識の高いところはこういう
防災士も多くなっているんじゃないかと思うんです。私自身も被災者だったのですが、行政の方々も実際何かあれば被災者になるわけであって、今後、
子どもたちへの教育も含めて、地域の安全について、行政だけに頼るのではなく、そういった意味では
防災士も大変重要だと思うのですが、今後についてどのようなお考えなのかお伺いしたいと思います。
◎川上
危機管理防災担当課長 防災士の育成につきましても、
中越市民防災安全大学のカリキュラムを受講した方から、
防災士の資格を取得するための資格試験をこれに合わせて受験できるような体制を取っておりまして、今年度までに長岡市の
中越市民防災安全大学を受講した方から500人の
防災士の合格者が出ているところでございます。今後もこういった取組を通しまして地域の
防災リーダーを育成し、地域と連携した防災体制を強化してまいりたいというふうに考えております。
─────────────────
〔歳入1款〕
〇
小嶋財務部長 〔予算書及び
説明書にて説明〕
○
松井一男 委員長 質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
─────────────────
〔2〜23款〕
(2) 第3条 債務負担行為中当委員会付託分
(3) 第4条 地方債
(4) 第5条 一時借入金
(5) 第6条 歳出予算の流用
〇
小嶋財務部長、
小田島消防長、
近藤総務部長、
渡邉地方創生推進部長、
渡邉地域振興戦略部長、
星原子力安全対策室長兼
危機管理防災本部長、
遠藤選管委事務局長 〔予算書及び
説明書にて説明〕
○
松井一男 委員長 質疑はありませんか。
◆山田省吾 委員
説明書の87ページの土地建物貸付収入について少しお聞かせいただきたいと思います。
そのうちの敷地貸付収入についてですけれども、先ほどの説明では実績を基にという言葉があったと思うんですが、その計算式等はあるんでしょうか。
◎北村 管財課長 計算式につきましては、市有財産評価額のおおむね5%を基準に算定させていただいております。
◆山田省吾 委員 これは全てに通じるということでよろしいでしょうか。個別において変化するとかそういうことはないんでしょうか。
◎北村 管財課長 5%で算定しておりまして、特別な事情がある場合につきましては減免処理している場合がございます。
◆山田省吾 委員 その特別な事情とは、分かりましたら教えてもらえませんか。
◎北村 管財課長 目的が公共的な用途に使っている場合ですとか、団体が公共的な団体等の場合は減免している場合がございます。
◆
笠井則雄 委員
説明書の89ページに土地建物売払収入がありまして、19日の委員会でも論議になったところでありますが、住宅用地等で西千手があります。この内容と
スケジュールなどを考えておられましたらお聞かせ願いたいと思います。
◎北村 管財課長 西千手の土地につきましては、旧
消防本部敷地の売却を想定しております。
スケジュールにつきましては、年度早めに売却手続に入りたいというふうに考えております。
─────────────────
○
松井一男 委員長 それでは、本案に対する意見はありませんか。
◆丸山勝総 委員 議案第3
号令和2年度長岡市
一般会計予算における当委員会付託分について、市民クラブの意見を申し上げます。
人口減少、少子高齢化の進展などの様々な要因により、基幹収入である市税は伸び悩み、地方交付税は、合併算定替の段階的縮減により減額するなど、歳入の確保は依然厳しい状況が続いております。現下の厳しい財政状況の中、徹底した行政改革を進め、歳出削減を図られ、有利な起債など特定財源の確保に可能な限り取り組まれました。その結果、財政調整基金の取崩しは3億5,000万円となり、前年度から大幅に圧縮されたことは、行政改革が着実に進んでいるあかしであり、高く評価いたします。
昨年の台風第19号の教訓を踏まえ、
ハザードマップやマイ・
タイムラインの
防災教育を進め、市民の防災意識を高める政策や行政ICTの推進やスマートフォン決済の導入、オープンイノベーションによる行政課題の解決などにより、行政
サービスの効率化と利便性の向上を図られていることは、時代のニーズを的確に捉えた施策であると評価いたします。
また、令和2年度から第2期長岡市まち・ひと・しごと創生総合戦略がスタートいたします。再生可能なまちづくり、若者が長岡に誇りと希望を持つまちづくり、イノベーションの視点に立ち、全ての分野で前例にとらわれることのない新たな発想によるまちづくりを大胆に進めることが重要であると考えます。引き続き行政改革に真摯に取り組まれ、持続可能な行政運営を進めるとともに、市町村合併から15年を迎える長岡市の諸課題の解決、産業基盤の強化、経済の好循環につながる施策を講じていただくことをお願いいたします。
結びに、
新型コロナウイルスによる長岡市経済への影響は、かつて経験したことのない計り知り得ないものと考えます。長岡市がこれまで取り組んできた行財政改革は成果が現れ、この流れは決して止めてはいけません。しかしながら、現下の厳しい経済状況を鑑みれば、時には有事としての視点で大胆な
財政出動も必要な場合があると考えます。今こそ議会と行政が一丸となってこの難局を乗り越え、市民の安心・安全を守られることをお願いいたしまして、市民クラブは令和2年度
一般会計予算の当委員会付託分について賛成いたします。
◆山田省吾 委員 議案第3
号令和2年度長岡市
一般会計予算における当委員会付託分について、長岡令和クラブの意見を申し上げます。
令和2年度の予算は、市民の安全と暮らしの安定に全力を尽くすということを第一に考え、予算編成をされたと市長は述べられました。そして、暮らしを守り、市民とともに長岡の未来を創る予算とし、5つの重点項目を立てた内容であります。当委員会付託分として、防災・災害対策の分野では、台風第19号の教訓を踏まえた災害に強いまちづくりを重点に、早めの
避難行動を促す体制づくりや地域防災力の強化を推し進めることと人口減少による地域経済のための集落支援員の配置、また地域おこし協力隊を活用しての地域の活性化、また地域の協働力を生かした地域の宝磨き上げ事業など、地域の活性化を積極的に推し進める予算となっており、評価いたします。
また、今後の財政運営についても令和2年度当初予算における財政調整基金の取崩し額は対前年比で16億7,000万円の減ということで、収支不足を大幅に圧縮する内容となっており、評価いたします。
最後に、
新型コロナウイルスにより、地域経済や市民生活に影響が出てきており、予算執行を速やかに実行することを要望し、令和2年度長岡市
一般会計予算の当委員会付託分について、長岡令和クラブは賛成いたします。
◆
藤井達徳 委員 議案第3
号令和2年度長岡市
一般会計予算における当委員会付託分につきまして、長岡市公明党の意見を申し上げます。
令和2年度当初予算は、暮らしを守り、市民とともに長岡の未来を創る予算と銘打ち、5つの重点施策を柱とした予算編成となっています。特に昨年10月に発生した台風第19号の教訓を踏まえた災害に強いまちづくりとして、ハード、ソフト一体となった防災・減災対策が盛り込まれています。近年頻発する豪雨災害等から市民の生命を守るためにも、教訓を生かしてしっかりと防災体制の強化に取り組んでいただきたいと思います。
また、行政
サービスの効率化と市民の利便性向上の施策として、行政ICTの推進やオープンイノベーションによる行政課題の解決に向けた取組も期待されます。
一方で、向こう5年間の財政見通しは、基幹収入である市税の伸び悩みや地方交付税の減額などの影響を受けて、毎年15億円規模の収支改善に迫られています。まさに、行政改革は待ったなしであります。加えて
新型コロナウイルスの
感染拡大に伴い、市民生活や市内経済には深刻な影響が広がっています。
一昨日、市内において初めての感染者が発生したことから、感染予防の強化といった危機管理とともに、今後市内企業を下支えするための機動的な財政運営にも留意しなければなりません。難しいかじ取りが求められますが、新年度予算が市民の暮らしを守り、市民とともに長岡の未来を創る予算として有効に執行されることを要望し、本予算に賛成いたします。
◆
笠井則雄 委員 議案第3
号令和2年度長岡市
一般会計予算における当委員会付託分について、日本共産党議員団の意見を述べさせていただきます。
初めに、一昨日の3月21日に長岡市で初の
新型コロナウイルス感染症患者が発生しました。新潟
県など
関係機関と密な連携をしながら、十分な対策を講じ、市民への迅速かつ正確な
情報提供をお願いしたいところであります。
さて、磯田市長は令和2年度市政執行方針で、市政執行の基本として、市民の安全と暮らしの安定に全力を尽くすとし、台風第19号の教訓を踏まえた災害に強いまちづくりを進めるといたしました。
そこで、当委員会付託分を見てみますと、長岡空襲75年目の節目の年を迎え、長岡空襲75年企画事業や県立歴史博物館とのタイアップ事業など平和に関する取組を期待しています。
また、台風第19号の教訓を生かした災害に強いまちづくりも市民総ぐるみの防災・減災体制の再構築を基本方針とし、
避難行動、情報の発令、職員出動体制の見直しや地域住民との連携強化、
洪水ハザードマップの作成などは評価するところであります。
しかし、本年度から5年間の財政見通しが示されましたが、今後、年15億円程度の収支改善の取組については、持続可能な行財政のあり方に関する有識者懇談会の意見を踏まえてとのことでありますが、対応策が見えないところもあり、注視していきたいと思っています。
また、昨年に続き、新潟
県の原子力
防災訓練が行われるとのことでありますが、昨年行われなかった必要な避難訓練や訓練で見つかった課題をしっかりと
県に伝え、市民の安心・安全のために、実効性ある避難計画を行うことが課題と思います。このことも求め、
一般会計予算について賛成いたします。
○
松井一男 委員長 議案第3号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
松井一男 委員長 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。
・議決事由 原案のとおり可決
────────※────────
○
松井一男 委員長 これにて散会いたします。
午前11時8分散会
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