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令和 元年 9月建設委員会−09月11日-01号

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  1. 長岡市議会 2019-09-11
    令和 元年 9月建設委員会−09月11日-01号


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    令和 元年 9月建設委員会−09月11日-01号令和 元年 9月建設委員会 令和元年9月11日(水)午前10時開議    ────────※──────── 〇出席委員(8人)   深 見 太 朗 君   荒 木 法 子 君   諏 佐 武 史 君   松 野 憲一郎 君   加 藤 尚 登 君   杵 渕 俊 久 君   酒 井 正 春 君   加 藤 一 康 君    ───────────────── 〇委員外議員で出席した者   多 田 光 輝 君   神 林 克 彦 君   豊 田   朗 君   池 田 明 弘 君   田 中 茂 樹 君   大 竹 雅 春 君   池 田 和 幸 君   五十嵐 良 一 君   山 田 省 吾 君   関   充 夫 君   中 村 耕 一 君   長谷川 一 作 君   藤 井 達 徳 君   諸 橋 虎 雄 君   丸 山 勝 総 君   古川原 直 人 君   桑 原   望 君   関   正 史 君
      松 井 一 男 君   水 科 三 郎 君   笠 井 則 雄 君   関   貴 志 君   高 野 正 義 君   五 井 文 雄 君   小坂井 和 夫 君   丸山(広)議長    ────────※──────── 〇説明のため出席した者   磯田市長        水澤副市長   高見副市長       大滝地域政策監   金子危機管理監・政策監 茂田井都市整備部長   成田中心市街地整備室長 野口土木部長   相田都市計画課長    安藤交通政策課長   小見都市開発課長    川合住宅施設課長   高橋公園緑地課長    高頭まちなか政策担当課長   清田まちなか      松尾まちなか学び・     整備担当課長      交流施設担当課長   谷畑土木政策調整課長  吉野用地課長   中川道路管理課長    石黒道路建設課長   入澤河川港湾課長    西野下水道課長   太刀川地域建設課長   韮沢水道局長      田村業務課長   船見浄水課長      水澤工務課長   金安中之島支所長    早川越路支所長   斎藤三島支所長     佐山山古志支所長   米山小国支所長     棚橋和島支所長   河内寺泊支所長     今井栃尾支所長   横山与板支所長     坂田川口支所長    ────────※──────── 〇職務のため出席した事務局職員   腮尾事務局長      水島課長   宮島課長補佐      木村議事係長    ────────※──────── ○深見太朗 委員長  これより会議を開きます。    ────────※──────── ○深見太朗 委員長  なお、報道関係者から写真撮影の申し出がありましたため、委員会傍聴規則に基づいて委員長においてこれを許可いたしましたので、御了承願います。    ────────※──────── 〇所管事項に関する質問 ○深見太朗 委員長  最初に、所管事項に関する質問を行います。 ◆諏佐武史 委員  おはようございます。私からは、大きく2つのことについてお伺いしたいと思います。  まず、公共交通ICカード化についてお伺いいたします。大都市圏をはじめとした全国のさまざまな地方都市では、公共交通ICカードの導入が進んでいます。県内では、新潟市においてICカードが導入されましたが、長岡市では公共交通ICカードの導入が進んでいない状況が続いています。私が過去に住んでいた地域は、人口やまちの規模として長岡市の半分くらいの都市ですが、公共交通ICカードが導入されており、ストレスを感じずに利用することができていました。一方で、長岡市ではICカードの導入が進んでいないため、特にバス利用において不便を感じておりますし、バス利用を避ける要因になっていると考えられます。  公共交通ICカードの導入は、利用者の利便性の向上のみならず、さまざまなデータの分析も可能と聞いており、効率的な運行にもつながると考えますが、まず初めに長岡市における公共交通ICカード導入状況についてお伺いします。 ◎安藤 交通政策課長  公共交通ICカード導入状況についてお答えいたします。  まず、鉄道ですが、市内14駅のうち、長岡駅、北長岡駅、宮内駅、押切駅の4駅で導入されております。  続きまして、路線バスでございますが、ICカードは導入されてございません。ただ、県内の高速バスにつきましては、昨年の12月から越後交通も含めて全てのバスに導入されている状況となってございます。  次に、タクシーでございますが、長岡市に営業所を持つ14社のうち1社において導入されております。4社は導入検討中とも聞いてございます。また、ICカードではございませんが、ペイペイといったスマホ決済アプリ導入済み、もしくは導入検討中という声は多く聞いてございます。 ◆諏佐武史 委員  今御答弁いただきましたように、ICカードの導入は進んでいないわけでありますけれども、ICカードの導入に関する長岡市の考えをお伺いいたします。 ◎安藤 交通政策課長  長岡市では、平成29年4月に長岡市地域公共交通網形成計画、またそれ以前の長岡市公共交通基本計画より、路線バスICカード導入検討を掲げています。ICカードは、料金の支払いだけでなく、乗り継ぎの利便性向上あと割引サービス活用展開などのメリットもあるとともに、バス事業者にとりましても、カードの種類によりましては乗降データの詳細な分析が可能となり、効率的な運行見直しにつながるなど、公共交通各種課題解決につながる有効な施策と考えてございます。 ◆諏佐武史 委員  今お聞きした市の考えや計画に対しまして、ICカードの導入は進んでいないわけでありますけれども、これまでの取り組みの状況と、実現可能性も含めた今後の取り組みについてどのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。 ◎安藤 交通政策課長  まず初めに、ICカードの導入に当たっては、基本的にバス事業者が主体となり、市はそれを支援する立場となります。これまでの取り組みといたしましては、従来から申し上げていますけれども、バス事業者との意見交換の場で導入に向けた話し合いは継続して行っているところでございます。バス事業者からは、どのようなICカードがよいかといった検討はしているんですけれども、やはり全てのバス車両への導入には多額な費用がかかるということで、なかなか導入に踏み出せないという事情も聞いているところでございます。  そういった実情ではありますけれども、実現可能性といった意味では、採算性や利用者が多い路線、例えば市街地の一部で試験的に導入できないかといったところも含めて、バス事業者へ今後も粘り強く働きかけていって、一緒に検討していきたいというふうに考えてございます。 ◆諏佐武史 委員  課題もあろうかと思いますが、実現に向けた取り組みをお願いしたいと思います。  次に、摂田屋地区サフラン酒本舗周辺の整備について質問させていただきます。4月に行われた吉乃川をはじめとする市内4つの蔵元の蔵開きを見学で伺わせていただいたのですが、その際に摂田屋の吉乃川周辺の道、市の管理している県道滝谷三和線が非常に混雑していて、歩行者にとって非常に危険な状況であると感じました。吉乃川では10月に常倉のリニューアルオープンも予定されており、今後サフラン酒本舗の整備が進むと、さらなる観光客の増加が見込まれると思いますが、この部分につきまして3点ほど質問させていただきます。  まず、現在のサフラン酒本舗整備状況についてお聞かせください。 ◎相田 都市計画課長  サフラン酒本舗の整備の状況でございますけれども、来年度のオリンピック・パラリンピック前のプレオープンに向けまして、今年度は駐車場の整備、米倉の改修、屋外トイレの整備の実施を予定しています。  まず、駐車場の整備でありますけれども、大型車を2台、普通車を40台程度の規模で、既に8月から着工しておりまして、11月末を目標に整備を進めております。  あと、米倉の改修につきましては、観光案内スペースとかボランティア活動の場を設けながら改修を進めたいという方向で設計がなされておりまして、屋外トイレについても既に設計が終わっております。両者についてはこれから発注ということと、今年度末までに整備が完了するという状況であります。 ◆諏佐武史 委員  では、次の質問ですが、今のサフラン酒本舗の敷地前の県道に2本の電柱があることで、歩行者が隠れてしまったり、自動車のすれ違いが難しくなってしまっている状況があります。昔から自動車の交通量がかなり多く、また歩行者と自転車の交通量もそれなりに多い状況が続いていまして、私も危険だと感じることが多くありました。特に歩行者安全確保のために、この2本の電柱の移設が必要と思われますが、その部分について市の考えをお伺いいたします。 ◎相田 都市計画課長  電柱の移設の事柄につきましては、既に地元のほうから御要望を頂戴しておりまして、現地を確認しております。今委員がおっしゃったとおり、非常に危険な状況だということもありまして、電柱の移設の必要性については当然認識をしております。この電柱2本の移設なんですけれども、サフラン酒本舗の敷地内に電柱の移設をする方向で電線管理者と具体的な協議・検討に入ってまいりたいと考えております。 ◆諏佐武史 委員  この道路は、小学校通学路にも指定されておりますが、通学時の子どもの安全確保についてどのように考えているのかお伺いいたします。 ◎相田 都市計画課長  通学路安全確保という点でありますけれども、現地はサフラン酒本舗と吉乃川に囲まれまして、県道の区域が非常に狭いような状況がございます。以前から通学路の振りかえについても地元から御要望を頂戴しているという状況がございます。また、冬期間は積雪が非常に多くなりますと、上組小学校の自主的な判断で、西側にあります市道290号線に通学路を振りかえているといった状況があります。  このようなことから、サフラン酒本舗の敷地の西側に新たに歩道敷を確保しながら、そちらのほうを通年の通学路として活用できないかということで協議・調整を進めている状況でございます。保護者の方からは、サフラン酒本舗の敷地の中が庭木で非常にうっそうとしているということもあって、そういった環境改善を前提としながら通学路を振りかえてはどうかといったような御要望を頂戴しているという状況であります。いずれにしても、これから継続的に協議を進めたいと思います。 ◆松野憲一郎 委員  おはようございます。私からは、豊田橋歩道橋の整備についてお伺いいたします。  真夏の暑い時期も一段落したと思いましたら、先日の台風15号のフェーン現象により長岡も36度を超えるなど、まだまだ残暑が厳しい状況でございます。しかし、朝、夕方になりますと気温も下がり、体を動かしやすくなっております。私の住む地区は、信濃川に合流する栖吉川沿いでありまして、遊歩道でウオーキングやランニングを楽しむ方々もふえてきたなというふうに感じております。私自身もたまに川沿いに行って体を動かすのですが、そのような中で、市民体育館附属小学校の南側を通る市道656号線にかかる豊田橋歩道橋右岸側基礎工事がされているのを見かけました。右岸側基礎工事のみとなっておりましたので、今後も工事が進んでいくものというふうに認識しておりますが、現在の工事の進捗状況についてお伺いいたします。 ◎石黒 道路建設課長  豊田橋につきましては、平成24年度に通学路緊急合同点検が実施され、それに基づきまして策定された長岡市通学路交通安全プログラムにおきまして、すれ違いができないほど狭い車道を行き来する車のすぐ脇を子どもが通る非常に危険な状況だということで、要対策箇所と位置づけられました。  それを受けまして、平成27年度より通学路の整備といたしまして、歩道橋の新設に向け測量調査、設計、用地買収に着手いたしまして、昨年度から川の両側に設置する橋の土台となる下部工の工事のうち東側、美沢2丁目側になりますが、そちらに着手し、ことしの7月に工事が完了いたしました。 ◆松野憲一郎 委員  子どもたち通学路でもあり、橋のところはグリーンベルトになっておりますので、通学路交通安全プログラムの中で実施していただいたのかなというふうに思うんですけれども、道路建設課、また道路管理課のほうでできることからやっていくということについて、非常に感謝申し上げます。  やはり歩道橋ができることで、子どもたちもより安全に登下校ができると思いますし、また見守り隊の方も含め、一般の歩行者もより安全に通行できるというふうに思っております。しかし、豊田橋の前後の部分を見ますと、歩道がなく、道路が少し狭くなっているようにも感じました。そこで、今後の工事予定をお伺いいたします。 ◎石黒 道路建設課長  今後の予定につきましては、今年度は川の西側、附属小学校側になりますが、昨年度に引き続き下部工事に着手いたします。順調に工事が進みますと、来年度は歩道橋上部工事を行い、工事が完了いたしますと、歩道橋の通行は可能となります。その後、今おっしゃった前後の歩道整備として、東側は橋をおりて最初の交差点、市道822号線との交差点まで、西側につきましては附属小学校のグラウンド内に、両側を合わせまして約250メートルの歩道を新設し、令和4年度の完了を予定しております。この歩道を含む一連の歩道整備が完成しますと、歩行者と車の分離が図られ、安全な通学路及び歩行者空間の確保ができることとなります。 ◆松野憲一郎 委員  今回この質問をさせていただいたのですが、私が地域の集まりに出たときに、右岸側基礎工事だけが完了したようだけれども、いつ完成するんだろうという疑問を持っている地域住民の方もいたようであります。実際に工事が動き出しますと、地域の方もそうですし、ふだん通行する方も含めて、やはり気になるのではないかなというふうに思います。  そこでお伺いいたしますが、周辺の町内会への周知はどのようになっているのかお伺いいたします。 ◎石黒 道路建設課長  周辺の町内への周知につきましては、工事着手前の昨年12月に四郎丸地区連合町内会長を通じまして、周辺の町内会長四郎丸コミュニティセンターにお集まりいただき、計画の全体計画と今回着手する工事の内容についての説明会を開催させていただきました。  今年度につきましても、工事着手前の11月ごろに同様の説明会を開催し、各町内会に周知を図ってまいります。また、その際に町内会長を通じまして、総会などの場でその説明会の内容を住民に周知していただくようお願いしてまいります。今後も地域の皆様や小学校との連携を図りながら、通学路における危険な状況を一日でも早く改善できるよう努めてまいります。 ◆加藤尚登 委員  当建設委員会は、議員派遣の議決をいただいた後に、視察研修を計画しておりますが、その視察項目の中で2項目について長岡市の現状を確認させていただいて、視察を有意義にしてまいりたいなという趣旨で質問をさせていただきます。  まず最初に、街路樹維持管理についてお伺いいたします。街路樹が整備されているところと、そうでないところが当然ありますけれども、街路樹はどういう基準に基づいてこれまで、またこれからも整備されているのかをお伺いします。 ◎高橋 公園緑地課長  街路樹設置基準でございますが、国が定める道路構造令の基準に基づき設置しております。具体的には、市街地の交通量の多い道路、1日の交通量が4,000台以上の道路に植樹帯を設置することとされておりまして、基本的にはこの基準に基づき設置されております。 ◆加藤尚登 委員  それに基づいて、現在長岡市内で整備された路線数、その総延長、また植えられている木の数や種類について、おわかりならお伺いしたいと思います。 ◎高橋 公園緑地課長  街路樹の本数などですけれども、私どもが管理する市道沿線に設置されている街路樹につきましては、平成30年度末で188路線、157キロの市道に約1万2,000本の街路樹が植えられております。その主な樹種といたしましては、イチョウ、ケヤキ、桜が主な樹種となっております。 ◆加藤尚登 委員  路線総延長と、それから木の数も相当なものになるんですけれども、相手は生きている木で、日々成長し、またほぼ落葉樹なわけですが、これについての一般的な管理体制についてはどうなっているんでしょうか。 ◎高橋 公園緑地課長  管理の方法でございますけれども、管理に当たっては樹木に関する専門的な知識も必要になりますので、基本的には専門の造園会社に年間を通して維持管理、樹木の剪定ですとか草刈り、また害虫の防除ですとか見回り、こういった業務を委託した中で街路樹適正管理に努めてきております。 ◆加藤尚登 委員  そういった良好な環境維持のため、潤いのある景観維持ということで街路樹が整備されるという認識は持っているんですけれども、そもそも街路樹の役割、そしてその効果についてはどういう御認識がおありでしょうか。 ◎高橋 公園緑地課長  街路樹の役割や効果でございますけれども、今委員がおっしゃったとおり、まず沿道景観を彩り、緑による市民への潤い、安らぎを提供しているほか、車と歩行者を分離することによる歩行者安全確保及び並木効果によるドライバーの視線誘導など、交通面での機能も担っております。このほかにも夏の日差しを和らげる、ヒートアイランド現象の緩和、またCO2の吸収による地球温暖化防止など、環境面においてもさまざまな効果が期待されております。 ◆加藤尚登 委員  それで、肝心なのは街路樹周辺住民の方です。街路樹があっていいなと思っていただければいいわけですが、その効果の目的を達成するために日々の管理を業者に委託すると今言われましたけれども、そう毎日毎日ぐるぐる回っているわけにもいかない。そのため、地先の方にお願いする部分も出てくるんじゃないかと思うんですけれども、市民協働と申しますか、みんなでいい景観や環境をつくっていこうという観点で、沿線の住民の方にお願いしている部分があるのかないのか、その現状をお伺いします。 ◎高橋 公園緑地課長  街路樹の管理における市民のかかわりでございますけれども、街路樹そのものについては専門的知識も必要でありますので、市のほうで行っていますが、沿線住民からは、街路樹に附帯する植樹枠内の草刈りですとか、秋の落ち葉の処理や清掃などについて沿線住民の理解を得ながら、自発的な取り組みをお願いしているところであります。 ◆加藤尚登 委員  自発的な取り組みというお言葉でしたけれども、文書でお願いしたり、例えば町内会で落ち葉拾いをボランティアでやってくださいとか、そういった呼びかけは特段ないんですよね。ちょっと確認させてください。 ◎高橋 公園緑地課長  落ち葉につきましては、いろいろ連絡とかもいただきますので、その際に近くの方は御協力お願いしますということで、ただ回収は市のほうで行っております。 ◆加藤尚登 委員  そういったことで、地先の方からのクレームと申しましょうか、御連絡が年間で相当の数があるように、過去にこの建設委員会でも議論がありましたけれども、そういったクレームの内容、それからその対応についてはどのような取り組みをされておりますか、お伺いします。 ◎高橋 公園緑地課長  市民の方からいただく声でございますけれども、街路樹の剪定や伐採の要望ですとか落ち葉の処理、また浮き根の処理ですとか害虫の駆除、こういう要望ですとか苦情を年間約100件いただいております。  それに対する対応ですけれども、この原因といたしましては街路樹巨木化、大きくなり過ぎているというのが一つの要因と考えておりまして、市といたしまして枝葉による沿線住民への支障を抑えるため、おおむね2年から3年の定期的な剪定を実施しているほか、巨木化浮き根が著しい路線につきましては、緊急性が高い路線からあまり大きくならないような中低木への植えかえ事業を計画的に実施しておりまして、浮き根の危険性、落ち葉の処理といった問題も解消を図っているところでございます。  なお、この植えかえ事業では現在ヤマボウシを中心に植えておりますけれども、今後その樹種の幅を広げていくために、緑地協会と連携した中で、その候補となり得る管理しやすい樹木について、長岡市の道路環境のもとで、その生育状況などを検証する試験的な植樹などにも取り組んでいるところでございます。 ◆加藤尚登 委員  クレームと申しましても市民との対話だというふうに捉えていただいて、迅速な対応をしていただければ、地先の市民の方も快適な住環境の維持について一緒に取り組んでいくんだというふうな思いを持っていただけるんじゃないかなと思っていますので、引き続きよろしくお願いいたします。  質問の2番目に、電柱の地中化について10月に当委員会で視察をさせていただくんですけれども、先日の台風15号で被災地の電柱が84本折れたという報道でしたし、送電線の鉄塔も倒れていましたけれども、そういうふうになると、送電線は電気をバイパスするような回避策というか応急対策もとれるという報道でしたが、家庭に送電するための電柱が倒れ、それを全部直すまで電気が来ないという大変想定外な強風だったということです。そういうことを考えると、電柱を土の中に入れておけばそういうことはないんだなと、おとといの報道を見て思ったわけですけれども、この電柱の地中化については、長岡市も少しずつ進んでいるようですが、これについての基本的な認識からお伺いをしたいと思います。 ◎谷畑 土木政策調整課長  無電柱化につきましては、委員の御指摘のように防災性ですとか安全性、快適性、あと良好な都市景観においても大変有効であるというふうに言われております。ただ一方で、電線地中化については多額の費用、そして整備にかかる時間というものがかかりまして、特に沿線住民の皆さんには大変長期間の工事による御不便をおかけするというような課題もございます。  ちなみに、直近で平成28年度に県の事業ですけれども、県道長岡中之島見附線溝橋交差点から千手1丁目の交差点にかけて無電柱化電線地中化の事業を行ったのですが、この際には事業着手から約9年間、そして事業費は6億円ほどかかったということでございました。そういったことから、道路から電柱をなくすということにつきましては、コストを縮減できる、例えば住宅の裏側に配線するとか、あと先ほどもちょっと答弁がありましたけれども、民地のほうに電柱を移設するとかいうことも含めて柔軟な対応が必要だというふうに思っております。  そうした中で、本市としては道路事業としての無電柱化のほかに、面的な拠点整備ですとかまちづくりの中で、そういった整備目的、地域に合った仕様を十分検討しながら進める必要があるのではないかというふうに考えているところでございます。 ◆加藤尚登 委員  県道ですけれども、千手の交差点までの1カ所を例に挙げていただきました。そのほかにも何路線かあるようですが、これまでどのくらい完了しているのか実績についてお伺いします。 ◎谷畑 土木政策調整課長  これまでの市内での取り組み状況ですけれども、この無電柱化につきましては市だけではなく、先ほど県のお話もさせていただきましたが、道路管理者である国・県・市と電線管理者が協議会をつくりながら計画を進めているところでございます。これまで具体的に整備してきた路線につきましては、当時新潟県が大手通りスズラン通りセントラル通りと、先ほど申し上げた長岡中之島見附線ということで整備が進められておりました。市のほうにつきましては、長岡駅東口から東バイパスに向かう都市計画道路台町川崎線、それと長岡防災シビックコア地区に接します都市計画道路溝橋袋町線ということで無電柱化を進めてまいりまして、市内では主に長岡駅を中心とした市街地において、全長約10キロの無電柱化が進められている状況でございます。 ◆加藤尚登 委員  まちなかは相当進んできたなという印象もあるんですけれども、今後多額なコスト、手間暇、それから協力、いろいろ問題点もあろうかと思うのですが、今後の整備計画はどのようになっているんでしょうか。 ◎谷畑 土木政策調整課長  今ほど申し上げました駅中心部の整備状況ですが、まだ全部が終わっていない状況でございまして、その中で先ほど来申し上げている県道長岡中之島見附線の千手1丁目の交差点から追廻橋にかけてはまだ未整備でございますので、そういったところを今後新潟県のほうが中心になって検討を進めているという状況でございます。 ◆加藤尚登 委員  現状についてよく理解をさせていただきました。非常に困難というか、コストが半端じゃない事業だなということと、今電信柱にはいろんな線があるということで、事業者や関係者が大勢いると、地先の方の接続の部分もあって、いろんな困難も伴うんだろうなというふうに思いますけれども、今まで積み上げてきた実績をもとに、必要なところはそのように今後も検討を続けていっていただければというふうにお願いして、私の質問を終わります。 ◆杵渕俊久 委員  おはようございます。私からは、デマンドタクシーについてお伺いしたいと思います。
     この件に関しては6月の本会議、また今回の本会議でもライドシェアの活用ということで一般質問がありました。ただ、私があえてこれを質問するのは、この先そういった公共交通が本当に存続できなくなる地区が順番にふえていく気がするんです。そういうことで、ダブるかもしれませんけれども、二、三お聞きしたいと思います。よろしくお願いします。  栃尾地域では、この10月1日からデマンドタクシーの実証実験がいよいよ始まるわけですけれども、実証実験を行うことに関して、市の基本的な考えをまずお聞きしたいと思います。 ◎安藤 交通政策課長  市としての基本的な考えでございますが、今委員のおっしゃるとおり、今月をもって栃尾地域で一部の路線バスが廃止されるということを受けて市といたしましては、これまであった住民の生活の足を守るため、デマンドタクシーの実証実験を開始するというところでございます。まずは1年半の実証実験を行いまして、その中で地域の方々の声を聞きながら必要なやり方の見直しも加えていって、最終的には本格運行につなげていきたいという考えでございます。  ただ、それには地元の方から利用していただかなければいけませんので、多くの方から利用していただくため、今地元の方へ利用方法について説明しているところなんですけれども、ぜひ本格運行につながるように、多くの方から利用していただければというふうに考えているところでございます。 ◆杵渕俊久 委員  栃尾地域のことをちょっとお話ししますと、地域内のバス路線は大きく3通りあるんです。10月から廃止になる西谷地区、それから東谷地区、塩谷地区が栃尾地域内のバス路線なんです。それがごく近い将来に、バス事業者が今のままではどうにもならないということで、おそらくノーのサインが出るんじゃないかなという気はしております。そんなときに、栃尾市の時代からそうだったんですけれども、一応赤字の路線バスについては支援という形でそれなりの補助金がずっと出ておったわけです。それが合併しても継続で、今までずっと出てきておると思います。その中で、例えば残りのもう2地区の路線が撤退するということになると、それもデマンドタクシーがいいのか、何がいいのかというのはこの1年半の結果を見ないとわからないと思います。いずれにしても、最終的にどうなろうと、とにかく交通弱者がふえないような、今までどおりといいますか、たとえ利用人数が減ろうと、やっぱりそれは最低限の確保をお願いしたいなということなんですけれども、これに関して市の考えがあろうと思いますので、ひとつお願いいたします。 ◎安藤 交通政策課長  ただいま委員から御質問のあったとおり、路線バスの廃止などの公共交通の縮小は住民の足が失われるということにつながりますので、市としても大きな問題と考えてございます。運転手不足などといった問題もございますが、まずはバス事業者へ路線確保のために一層の努力をしていただくよう、市から働きかけていきたいというふうに考えてございます。また、先ほどのデマンドタクシーの話でも申し上げましたが、路線確保のためには、やはり地域の皆様に利用していただくよう協力いただきたいというふうにも思っているところでございます。  バス路線の廃止に対しましては、先ほど言った仮定の段階で具体的にどうするといったところは申し上げられませんけれども、何かしらの方法で生活の足は守っていく必要があるというふうに考えてございます。その点につきましては、今回のデマンドタクシーの実証実験の状況も参考にしながら、持続可能としていくために、財政面も含めて地域の実情や需要に応じて、果たしてデマンドタクシーがいいのか、または福祉送迎なのか、あとは地域共助の仕組みは考えられないかなどといったさまざまな手法について、地域の協力をいただきながら、市が支援していきながら、足の確保については何とか検討していきたいというふうに考えてございます。 ◆杵渕俊久 委員  冒頭に言いましたけれども、これは栃尾地域の問題だけでなく、長岡市全体の問題になろうかと思います。そういうことも含めてしっかりまた検証しながら、事業に当たっていただきたいなということを要望して終わります。 ◆酒井正春 委員  それでは、私から悠久山公園について質問させていただきたいと思います。  悠久山公園にはいろんな施設がありますが、野球場があったり、プールやいろいろなスポーツ施設等があり、県営プールのダイエープロビスフェニックスプールを建設するときにも、私は一般質問をさせてもらった経緯があります。屋外プールの跡地の問題、そしてもっとさかのぼると、県営プールの向かいの敷地のところに総合博物館を建てるんだという市の意気込みを感じたときもありました。自然に淘汰されてきていて、今の現状があるんだろうと思う。でも、皆さんの英知のおかげで悠久山公園が100年を迎えることができました。  まず最初に、担当の公園緑地課の皆さんは悠久山公園の位置づけ、また悠久山公園をどういうふうに思っておられるか、その気持ちをお聞かせください。 ◎高橋 公園緑地課長  悠久山公園の位置づけ、特徴、魅力ですけれども、まず悠久山公園は歴史が深く、大正8年に市民有志である令終会の手で整備され、その後長きにわたりお山の愛称で親しまれてきた由緒ある公園というふうに感じております。現在も桜まつりをはじめ、多くの市民から四季を通じた市民の憩いの場として親しまれて、市民はもとより、県内各地からも人が訪れております。  悠久山公園の魅力ですけれども、多くの市民から愛され続けてきました歴史と豊かな自然環境を有した市民の憩いの場でありまして、今後も悠久山公園の魅力である歴史、自然、またレクリエーションを生かした公園として、大切に守り続けていきたいというふうに考えております。 ◆酒井正春 委員  次の100年に向けて令終会の皆さんが今動き始めて、いろんなことを悠久山公園の中に、今まで御尽力いただいた方々から継承して、整理をしていこうという動きがあります。四季とかいろいろな歴史的な宝物は悠久山の中に非常にありますが、きょうはそこには触れないです。今ちらっと公園緑地課長のほうから言われた観桜会とか、いろいろあります。私も子どものころからずっとあの地区で生活していましたから、泉翠池に船が出て、踊ったり歌ったり、そして長岡市民の皆さんがあそこに集まってどんちゃん騒ぎをして楽しんで帰っているあのシーンというのが今でも焼きついています。それを思うと、今はちょっと寂しくなっているかなという思いがしてなりません。100年を終えて、次の100年なのかという思いがありますけれども、市は昨年に状況調査をされていると思うんですが、まず状況調査はどういうものをされたのか、ちょっとお聞かせください。 ◎高橋 公園緑地課長  昨年に実施いたしました現況調査ですけれども、まずは園内の樹木の健全状況を調査しておりまして、全体的に桜の老木化が進んでいるという結果となっております。また、園内の施設ですが、松山、桜山のほうの遊歩道、あと遊具やトイレの老朽化が著しいという結果が出ております。 ◆酒井正春 委員  それを踏まえてなんでしょうか、今年度に基本計画の作成に入っていると思います。その基本計画の目的、内容、方向性が今どういう状況で、どういうことをしようとしているか、お聞かせください。 ◎高橋 公園緑地課長  今年度に策定している基本計画でございますけれども、次の100年に向けてということで、今後の悠久山公園をどうしていくかといったことを検討することとしております。現在は、桜をはじめとした緑の再生計画ですとか各施設の老朽化対策、また園路や遊具の新設、改修等も検討していますし、また市民からアンケートもいただいて、検討を進めているところであります。いろんな意見を聞きながら、悠久山公園の魅力である歴史、自然を生かした場所となるように検討を進めて、来年度以降、悠久山公園の再整備に取り組んでいけたらというふうに考えております。 ◆酒井正春 委員  コンセプトに、次の100年に向けてという言葉がありましたよね。コンセプトというか、キャッチフレーズが決まっているのならもう1回言ってください。 ◎高橋 公園緑地課長  今私どものほうで考えているものでございますけれども、「歴史、自然、レクリエーションを活かしたにぎわいの場の創出を目指す」ということでやっております。 ◆酒井正春 委員  そうすると、基本計画の中に私からお願いをしてもいいような項目が結構出てくるような気がしております。合併して、公園は国営公園もできたり、ハイブ付近にもあったり、防災公園があったり、それぞれの子育ての駅の公園があったりということで、公園の数は非常に多くなって、子どもたちの選択の地は非常に多くなっていると私も思います。ただ、合併しても長岡の玄関はどこですかといったときに、長岡駅だということは誰も変わらないと思う。そして、顔はどこですかといったら、やっぱり駅前を中心とした市街地であるということも、どなたも変わらないと思う。悠久山公園というのは、お山という愛称で呼ばれたり、市民の憩いの場であるということを私たちは頭の中に刻み込まれています。合併したけれども、あくまでもやっぱり悠久山公園というのは、そういうポジションにあるべきだろうと私は今でも思っています。  そういった意味で、これからは前の100年についてというのではなくて、次の100年に向かってどうスタートするかをもう一度市の皆さんも考えていただきたい。最初に申し上げたけれども、おそらく昔の観桜会と今の観桜会、そしてそれ以外のスリーシーズンに対する悠久山公園のあり方というものは、今非常に寂しいんだろうと思うんです。そうしているうちに桜の木がよぼよぼになってきて、それで何とか変えていかなきゃだめなんだというようなこと。私は、その木のことを市がやる必要はないと思う。それこそ市民に大きな声をかけて、あなたもその木の親になりませんかと募集をすれば、悠久山を愛する人はおそらくたくさんいらっしゃるから、桜の木1本ぐらい、じゃあ私が植えてやろうというような人はいっぱい出てきます。市は、スリーシーズンも含めた悠久山公園にもっといろんな方から足を運んでいただける環境づくりに力を入れてもらいたいというのが私の思いです。  1つは、この会議に出席されている皆さんは、大体年ごろが一緒だからわかると思うけれども、悠久山公園に行くと私がいつも一番楽しみにしていたのはだんご屋裏の滑り台、あの2段になっている滑り台が3列か4列ぐらいありますよね。あれが物すごいスピードで下までおりて、非常に怖いながらも楽しかった。悠久山公園に行ったらあそこで滑るんだという思いが非常にありました。今はズボンが破れるから滑らないけれども、滑ろうとしたときに途中でとまってしまう。そして、また自分の足でこぎながら最後の坂をもう1回おりなきゃいけない。今ではそういう滑り台になっているんです。もう子どもたちにとっては、楽しみな滑り台ではなくなっています。渦巻きの滑り台も非常に好評だったと思います。今まではそれでよかったけれども、今後そのままでいいのかどうか。逆に言うと、私はもっと目玉をつくってもらいたいというのが思いなんです。例えば今郷土史料館のあるてっぺんからずっとローラーの滑り台を設置するというのもあると思うんです。全長1キロぐらいの滑り台で、子どもが下まで行って楽しめるぐらいの、要は悠久山公園に行ったらまたあれに乗るんだ、あそこへ行くんだという、まず目標が持てるような公園にしていかないと、人は訪れてこないと思うんです。  そして、高齢の皆さんの中で、自分で歩いて郷土史料館まで上がるという努力をされる方は非常に少なくなりました。だからといって、乗用車であそこまで行けるわけではありません。だから、断念する方が非常に多い。中腹のグラウンドのところでは、何しに来たかよくわからない。かといって、小動物園で感動するわけでもない。石碑のある参道を歩きながらいろんな歴史に触れ、最後に郷土史料館まで歩きついて、そして郷土史料館を拝見して、長岡をまた思い出すといいますか、触れ合う機会をつくってやらなきゃいけない。それは、皆さん方が元気なうちは上がってくださいというんではなくて。  先般、国交省が山古志地域で道路に電磁誘導線を入れて自動運転車を走らせる実験をやられました。この前山古志地域へ行って、それを見てきました。今の悠久山の参道にずっとその線を入れて、要はそこから無人の自動運転車で上がっていけて、入り口から郷土史料館まで行ってください。1周約1キロでもいいから、30分で回ってくる自動運転車をつくって、そして途中でどこでもおりられる。1周すると30分だから、2台あれば15分に1台は必ず最寄りの駐車場に来てくれる。そして、できるだけ多くの皆さんに郷土史料館へ行っていただきたい。そうすると、お年寄りの皆さんも一日楽しく行けるんだろうと私は思います。  次の100年に向かって何をやりたいのか、もう1回教えてください。 ◎高橋 公園緑地課長  今御提案をいただきましたけれども、いろんな方の意見をいただきながらやりたいと思っていまして、今いただいているアンケートの中では、飲食店を整備してほしい、売店を何とかしてほしい、冬場も遊べるような何かできないか、また大型遊具を設置してほしいなど、さまざまな意見をいただいているところでございます。  ただ、園内の施設の老朽化が著しい、またそういう解決しなければならない課題も大変多くありまして、その辺を総合的に検討しながら、優先順位を見定めて、今後検討していきたいというふうに思っております。 ◆酒井正春 委員  私の話していることが伝わったのか伝わっていないかわかりませんけれども、副市長でも市長でもいいですが、悠久山公園に対する思いというものを、長岡のお山、市民の憩いの場というコンセプトをやっぱりもう少し表に出して生かせないものかどうか、今の公園緑地課長と私との流れの中で何か感じたことがあったら、どなたでもいいんですが、お話をいただいて質問を終わりたいと思います。 ◎磯田 市長  今の質疑を聞かせていただきまして、酒井委員の悠久山公園に対する熱い思いというものをしっかりと感じました。  私も昔を思い返すとおさるの電車があったり、観桜会も本当にすごい状況で、旧長岡市の人たちですが、市民がこぞってそこに行って、折りを自分でつくって観桜会に行ったということも自分でも体験していますし、市役所の職員になってからも、市の職員のほとんどが花見に行った覚えもあります。そういう時代もあったなということで、おそらく酒井委員と共通する思い出というか、経験はあるんだなというふうに思いました。  そういう中で、その後いろいろな時代の変遷があって、市民の楽しみとか、レクリエーションとか、どういうものに皆さんが喜びを感ずるかというものも変わってくる中で、長岡市にも国営公園をはじめとしていろいろな施設ができて、子育ての駅ができたり、公園もいろいろつくったりしながら今日に至っているわけであります。今改めてこの悠久山公園のことを問われれば、やはり旧長岡市の精神の、いわばふるさと的なものなんだろうなというふうに思っていまして、令終会のお話も出されましたが、令終会的な動きも含めて、悠久山公園をもっと何とかしようということは、私としてもやはりやっていきたいなと思っております。  ただ、そこに大きな資金をつぎ込めば、それでもう市民の皆さんが納得するような形になるかというと、必ずしもそういうふうにはならないし、令終会がこの悠久山公園をつくったという歴史を顧みれば、やはりそれはちょっとおかしいのかなというふうに思う点もありますので、ぜひ官民というか、市民の皆さんと力を合わせて、どういうことができるかということはしっかり考えていきたいと思っております。おそらく悠久山公園に外から来た方を連れていくと、何となく長岡というところはこういうところから出てきたんだなというふうな思いをされる方も確かにいらっしゃいます。そういう意味では、いろいろな観光とか、インバウンドという観点からもここを魅力のあるところにしていけるのではないかという感じも持っておりますので、担当課が言いましたように市民の皆さんの意見を幅広く聞きながら、この公園の魅力を高めていきたいというふうに思っております。 ◆酒井正春 委員  今市長から答弁をいただきましたが、令終会が悠久山公園をつくって、大正8年5月24日に竣工式をしてから100年がたった。その間に市に寄贈していますから、今現在は市営の公園、都市公園なんです。スタートとはもう、私は市の立場が違っていると思う。当然民間の力をいただいて、民間からの活力の中でもう1回起き上がるというのも大切なポイントですが、市もただ意見をいただいて、そこからできるものだけをじゃなくて、今基本計画を立てているのであれば、ある程度期待感の持てる計画を練っていただきたいということをお願いして、また基本計画が出たらやりましょう。 ◆加藤一康 委員  私から2点質問したいと思います。  最初に、住宅リフォーム支援事業についてお伺いいたします。住宅リフォーム支援事業については、過去においておそらく1億円くらいの予算でスタートして、8年くらい経過している制度だというふうに認識はしていますが、この間に申込者の中から抽せんに漏れた方というのも実際にあったというふうに記憶しています。そこで、今年度の申し込み状況、申請件数、抽せんに当選、あるいは漏れた方、それらの状況についてまずお聞かせください。 ◎川合 住宅施設課長  今年度の申し込み状況でございますが、一般リフォームにつきましては、申請が483件のうち、当選が319件、落選が164件です。3世代同居につきましては申請が89件ありまして、うち当選が57件、落選が32件です。空き家活用の申請につきましては8件ありましたが、これは予定件数が10件になっておりましたので、全員当選といたしました。落選者の合計としましては196件、率にして34%、金額としては約2,400万円となりました。 ◆加藤一康 委員  本年度の状況で、抽せんに漏れた方でリフォームが実施できなかった方が196件出たということでございます。この抽せんに漏れた方への対応というのは、これまでも私はいろんな場所で発言したというふうに記憶していますけれども、例えば補正を活用した制度にできないかとか、何とかこの抽せんで漏れた人たちを早いうちに救ってやれないのかとかという議論はあったんですが、そういった手当てをしないまま、今年度の支援事業の予算が5,000万円になったというふうに思っております。この抽せんに漏れた方への対応について、これまでの経過も含めてお考えがありましたらお聞かせください。 ◎川合 住宅施設課長  今年度は、前年度予算に対しまして約2,000万円の減額となっておりますが、3世代同居の金額の拡充とか手続を簡素化したことにより、多くの方から申請があり、抽せんを行いまして、結果として30%以上の落選者が生じる結果となっております。しかし、今回の申し込みに当たりましてはチラシ等を配付しまして、事前に申し込み多数の場合は抽せんになりますよというPRもしておりましたし、あくまで予算の中での執行ということで考えております。 ◆加藤一康 委員  チラシで周知してあったからということを今おっしゃいましたけれども、やはり抽せんに漏れた方というのはこれから先、1年待って、また年度に申請をやり直すのか、それとも別な方法で、とにかく自分の家のリフォームの工事を先にしてしまえとなるのか、それは申請者にとってまちまちになると思うんです。  そこで、今年度の状況を踏まえて、さっきも申し上げましたとおり補正なり、今住宅施設課長の答弁を聞けば、年度内の予算の執行が原則であるからということはわかります。しかし、これほど長く、8年以上の年数をかけてリフォーム支援事業をしても人気が落ちないといいましょうか、ニーズがそこにあるわけです。ですから、言い方を変えれば、人気のある政策の一つだと私は思っています。なのであれば、人気のある政策の一つとして、そこに今年度の状況を踏まえて、来年度の予算規模というものについては、30%の人たちが抽せんから漏れたわけですから、600件近い住宅リフォームの申請のうち当選した人たちとあまり時期をあけないよう年度展開して、漏れた人たちを少なくとも次の年度には救っていけるような予算規模であってほしいなというふうに思います。もちろん3世代同居や空き家リフォームの政策的なことも含めて、やっぱりこのままでは少しいけないんじゃないかなと、もう少し市民の期待に沿っていくべきじゃないのかなというふうに考えていますけれども、担当課としてはどのようにお考えですか。 ◎茂田井 都市整備部長  加藤一康委員がおっしゃいましたとおり、この事業は8年度目を迎えておりまして、そもそもこの制度はリーマンショック後の不況の中で平成23年度に緊急経済対策として、国の交付金を活用しながら開始したものというふうに記憶しております。緊急経済対策としては、あるいはまた市民の住環境の向上としての役割としては、これまで大きく果たしてきたのではないかと考えているところです。一方で、委員もおっしゃったとおり、政策的な面でというのもありまして、最近はこの制度の目的として新たに空き家の有効活用ですとか、3世代同居の推進とか、そういうふうな総合戦略や住生活マスタープランなどに基づきながら、政策的意図を加えながらここまで継続してきたというところでございます。  昨年度からは国の交付金を入れずに市単独で補助を行っているところでもありますし、もちろん今年度の結果も十分に検証した上で今後を考えるわけですけれども、市としても福祉や耐震など、さまざまな目的で別の住宅改修に係る支援制度などもあります。そういうことも含めながら、この制度の市としての政策的な意図をきちんと整理して、今後の対応というものを検討していきたいというふうに考えております。 ◆加藤一康 委員  大筋は理解できましたので、ぜひこれまでのことも含めて検証していただきながらやっていただきたいなというふうに思います。この項の最後の質問なんですけれども、10月から消費税率が上がります。そういったことについては、いろんな商品、あるいは物販も含めてですけれども、駆け込み需要への対策もどこかで考えていかなくちゃいけないのか、あるいはまた10%に上がった後でどんな影響が出るというふうにお考えか、その2点についてお考えがありましたらお聞かせください。 ◎茂田井 都市整備部長  おっしゃいました税率引き上げ前の駆け込み増の反動というものが懸念されているわけですけれども、国のほうでも次世代住宅ポイント制度というのを始めておりまして、住宅リフォームもその対象となっております。消費税率増加の影響をできるだけ少なくするために、市としてもこの制度の周知に積極的に協力してまいりたいと思います。また、それらの状況を勘案して、今後の経済状況等を注視してまいりたいというふうに思っております。 ◆加藤一康 委員  くどいようですけれども、8年以上も続こうとしているようないい制度ですから、その期待度が高いというところにぜひ応えていただければなと、予算枠の拡大も含めてお願いしておきたいなというふうに思います。  次の質問に移ります。長岡市のホームページを見たときに、建設工事の発注予定表が7月29日に更新されていました。内容は道路工事の発注予定の変更について記載されているわけでありますけれども、中でも道路工事の発注が取りやめになっているものが散見されました。まず、このような事態になった主な理由というものをお聞かせいただけませんか。 ◎谷畑 土木政策調整課長  道路工事が取りやめになった理由ですけれども、道路事業につきましては主に社会資本整備総合交付金を財源として事業を進めております。今年度は道路事業分野への交付金の交付率がちょっと低くございまして、要望に対しまして66%ほどの交付率でございました。ちなみに、昨年度は少し高くて88%というような状況でございまして、このような状況からやむを得ず一部の工事を取りやめたものでございます。 ◆加藤一康 委員  交付金がちょっと少なくなったということですけれども、ホームページの資料によると、A4横で30ページくらいにわたって工事名が記載されていまして、そこに取りやめというふうになっているんですけれども、道路工事の中止の件数というのはそちらで把握されていますか。 ◎谷畑 土木政策調整課長  道路工事における取りやめになった件数ですけれども、23件になります。当初予定していた件数に対しまして、1割程度の工事が取りやめになっております。 ◆加藤一康 委員  1割程度ということですけれども、予算審議をして、年度の予算にある程度箇所づけされて、そして地元も含めてことしやるかやらないかという判断が年度予算でまず1回明らかにされるわけですよね。こういうふうに66%、ないしはこれよりも低くなることはないと思いますけれども、事業によってはこれよりも低い事業もあるやに聞いています。ですので、全体的に66%といえども、工事の中身によっては100%のものもあれば、そうじゃないものもあるということの中で、市民の中ではそういった財源の確保も含めて、ことし工事に着手するんだということで非常に期待が高いと私は思っておりますけれども、そういったことを含めて、66%しか国の交付金が来なかったという、一言で言えば対策についてはどのようにお考えですか。 ◎谷畑 土木政策調整課長  市民の皆さんが期待している工事でもございますので、私どもとしても大変残念な内示率でございました。そうはいいましても、国の補助対象となる事業につきましては、こういった交付金ですとか、あるいは有利な起債を最大限活用するということで考えておるところでございます。  今後、例えば国のほうから追加の交付ですとか、補正予算の予定などがあれば、ぜひこれを活用して、工事の追加発注ということも考えていきたいと思っております。  例えば追加交付がない場合につきましては、やむを得ず来年度に先送りするということになりますが、改めて交付金を要望した上で、来年度につきましてはできるだけ優先的に順位を上げながら実施することも検討していきたいというふうに考えておるところです。 ◆加藤一康 委員  国の動向によって私どもの事業の中身が大きく左右されるということは、否めない事実でございますので、要求は要求としてしっかりやっていくのでしょうけれども、やっぱり国に対して要望をしっかり行っていくということも、また力を緩めてはいけないことだなというふうに思っています。  こういった国の交付金の内示に左右されてやむを得ないということは私もわかるんですが、予算書に箇所づけされて、担当課に聞いたら、4月にはもう国からの内示が来ているということになりますと、今も申し上げてきたように、これだけ住民が心待ちにしている事業が、簡単に言えば66%以外は取りやめになったわけでございます。そういったことを考えれば、やはり国への要望方法の工夫と、そして今土木政策調整課長からも話があったように、次年度に優先的に工事をやっていくということで落ちつくんでしょうけれども、業界の皆さん方も自分の年間の工事のある程度の予定を、この建設工事の予定表で立てていると思うんです。ですから、行政の皆さんをどうこう言うわけじゃないんですけれども、予算発表されて箇所づけされたところを地元も期待しているし、業者もそこである一定程度の仕事量に対して期待をしているわけです。私が申し上げたいのは、谷畑土木政策調整課長からもあったように、社会資本整備総合交付金というこの性格を、我々もやっぱり地元にもう少し、今回のようなことがあるんだということを伝えていかなくちゃいけないわけですし、業界の皆さん方に、国に要望はするけれども、内示があった段階でそれが満額とは限りませんよというあたりの連携はやっぱり図っていかないと、やってくれない、だめになったという、そこだけが住民サイドに伝わっていって、行政の皆さんが一生懸命取り組んでいることが正しく評価されないという非常につらい部分があるわけでございます。どうかひとつそういったことも含めまして、今後も関係業者や地元、関係各位にこの社会資本整備総合交付金の事業というものについては、今回がいい例になったと思いますので、こういうふうにならないように努めていただきたいですが、そういうこともあるんだよということを周知していっていただきながら、道路の建設工事に一日も早く100%着手できるように、今後とも御尽力いただきたいなというふうに思います。市長、副市長にもお願いしておきますけれども、国の交付金の内示ですので、そこはやはりいろんな場で今回の例を国のほうにお伝えしていただいて、長岡市の道路行政が少しでも前に進むようにお力をいただきたいというふうに申し上げておきたいと思います。 ◎野口 土木部長  今年度の道路事業に係る社会資本整備総合交付金の交付が少なかったために、当初予定していました工事が一部執行できなくなったということにつきましては、先ほど土木政策調整課長も申しましたように、私どもとしても大変残念に思っております。そういう中で、昨年度と比べて今年度はどうして交付が少なかったのかというあたりを少し分析してみたのですが、その要因として考えられるのが、本市が必要として要望した事業と、国が考える重点配分の事業の間に温度差といいますか、乖離というものがあるのではないかなというふうに分析しております。  こうしたことを踏まえまして、本市が必要とする事業の分野にしっかりと交付金が配分されますように、来年度の交付金の要望に当たりましては事業の必要性をさらに強く国に訴えるとともに、先ほど委員からも御提案がありましたけれども、こうした事業の組み立ての仕方、要望の仕方についても工夫ができないかという中で、財源の確保に努めていきたいというふうに考えております。また、要望した事業にしっかりと交付金が配分されるように、全国市長会等を通じまして、国に強く求めていきたいと考えております。  それから、交付金のつきぐあいによりまして、事業の執行が左右されるところがございます。この点につきましては、予算計上の仕方などにおいて工夫ができないかということも検討していきたいと考えております。 ◆荒木法子 委員  私からは、平成30年度から長岡市が行っている政策の長岡版イノベーションについて、今全庁的にさまざまな取り組みを行っているわけですが、今までの取り組みの状況などを建設委員会の所管内で伺いたいと思います。  初めに、長岡版イノベーションについてちょっと振り返りをさせていただきますと、平成30年3月議会で高見副市長より答弁があり、長岡版イノベーションとは、いわゆる技術革新ということだけの意味ではなく、さまざまな市民サービス、福祉、教育、農業なども含む市政全ての領域において、先進的な考え方や技術を政策に取り入れて、新しい時代に対応したよりよい地域社会を実現することだと説明されました。それから1年半、繰り返しその意義が語られ、発信されることによって、政策として市民の皆様へも浸透してきたのではないかなと感じています。最近話題になったのは、道路管理課が行った道路除雪や消雪パイプの技術を産・学・官が連携して研究する除雪イノベーション研究会の設立です。新聞各紙にも大きく報じられ、話題になりました。  まず初めに、除雪イノベーション研究会について目的を伺います。6月に市民クラブでつくば市の防災科学技術研究所に視察に伺いましたが、気象災害軽減イノベーションセンターのセンター長補佐の中村研究推進室長が長岡周辺の雪氷防災について、近年雪氷防災が変容してきており、降り方や雪質にも長岡特有のものがあるとおっしゃっていました。そういった変化や長岡ならではの環境や課題を解決するための研究会だと思いますが、目的をいま一度教えてください。 ◎中川 道路管理課長  近年のゲリラ豪雪の多発、それから除雪オペレーターなどの担い手不足などにより、当市の道路除雪を取り巻く環境や社会情勢は大きく変化しております。このような状況におきまして、将来的に良好で安定した除雪体制を維持するために、委員御指摘のとおり、産・学・官が連携して除雪車の自動運転や、また長岡市は消雪パイプの発祥の地でございますが、地下水の水位と連動した消雪パイプなどに関する技術を研究する目的で、このたび長岡市除雪イノベーション研究会を設立いたしました。 ◆荒木法子 委員  研究会に用意された資料を拝見しましたが、道路除雪の状況や除雪業者へのアンケート結果と、また消雪パイプの歴史まで現状と課題がわかりやすくまとめられており、日々の業務も行いつつ研究会設立の準備を進められて、地道な御苦労があったんだなと感じました。  除雪イノベーション研究会は、大学、研究機関、技術者に参加していただいているわけですが、今後の展開やスケジュールを教えてください。 ◎中川 道路管理課長  まず、今後のスケジュールについてですが、1回目が終わりましたので、2回目の研究会は11月下旬ごろの開催を予定しておりますが、全体では令和2年度までに合計5回程度の開催を予定しております。  なお、今後の展開としましては、先日の研究会におきまして、すぐに現場に導入できるもの、また取り組むことが可能なものがあれば、今冬から実証実験に着手するという方針が示されましたので、現在検討を進めております。いずれにいたしましても、最終的にはこの研究会におきまして、道路の除雪に関する中・長期的なさまざまな課題の解消と除雪に関するコストの削減を目標に、技術やAI、IoTを活用した長岡版モデルの除雪技術の提案を目指してまいりたいと考えております。 ◆荒木法子 委員  予算がついているものもついていないものも、まずは模索をしてみるということが大事なんだなということを研究会の内容を聞かせていただきまして感じました。冬期間の市民生活の安定のために研究が進むことを期待しています。  さて、長岡版イノベーションは全庁的に行っている政策です。平成30年度から1年半、それぞれの課が所管する事項において先進的な技術や考え方を政策に取り入れて、課題解決へ模索や挑戦、業務の適正化を行っておられると思います。そこで、進捗を確認するために建設委員会所管の各課に長岡版イノベーションの取り組みについて聞き取りと調査を行わせていただきましたので、少し紹介させていただきます。  水道局は、管路情報即時共有システムや水道管路情報マッピングシステムを導入しています。また、中心市街地整備室はディープラーニングによる歩行者通行量調査の実証実験を行いました。下水道課は、下水道革新的技術実証実験、通称B─DASHプロジェクトを行っています。都市計画課は、都市再生の見える化、情報基盤のデータ構築を行い、交通政策課はタクシーの相乗りマッチングアプリ、ニアミーの実証実験を進められております。  私が挙げた以外にも、検討と調査段階のものや予算がついていない取り組みもあると思いますので、伺いたいと思います。まず、都市整備部の取り組みについて質問させていただきます。住宅施設課では、空き家バンクの運営や、先ほどの質問にもありました住宅・空き家リフォームの促進事業などを行っていますが、長岡版イノベーションの視点でどのような取り組みや検討を行っているのか教えてください。 ◎川合 住宅施設課長  住宅施設課では、空き家バンクにつきましては登録者の状況や利用希望者の状況、また住宅・空き家リフォームの促進事業では申請者内容につきまして、既にデータ化を図っており、申請者等の属性などを把握し、制度利用に向けてどういう方が利用されるかという分析を行いながら、毎年制度の見直しを図っております。また、空き家バンクにおきましては、物件ごとに360度カメラでの撮影や、各部屋ごとの写真を掲載するなど、消費者目線に立った見せ方の工夫を随時行っております。  今後は、さらにデータを分析しまして、ホームページのアクセス件数やアンケート調査などを参考にして、居住ニーズに合わせて検討していきたいと考えております。 ◆荒木法子 委員  アンケートについては、先ほどの住宅・空き家リフォームの促進事業でアンケートを600件ほどとられているということで、ぜひRPAの活用についても検討していただければなと思っております。  次に、公園緑地の整備と管理について伺います。公園の防犯や雑草の除草など、いろいろと課題はあると思いますが、その課題解決に向けて長岡版イノベーションの視点で検討していることや今後の予定があれば教えてください。 ◎高橋 公園緑地課長  公園管理におけるイノベーションの取り組み状況でございますが、技術の導入という観点でロボット草刈り機、これはあらかじめ設定した範囲内を充電を繰り返しながら自動で動き回り草を刈る自走式の草刈り機になりますが、この導入について検討しております。このシステムを導入することで公園管理において手間や負担が大きい除草作業の省力化、またコストダウンも期待できることから、実際に市内の公園において試験走行などを実施いたしましたが、まだ起伏や障害物への対応、また作業性や能力といった面で、当市が管理する公園においてはちょっと実用性が低いのかなという判断で、現時点では導入には至っておらないという状況でございます。  また、このほかにも公園管理における先進的な取り組みの研修等にも積極的に参加しておりますし、今後も公園管理におけるさまざまな課題に対してどのような対応が有効かなど、専門家の意見も聞きながら、新たな視点を持って検討してまいりたいというふうに思います。 ◆荒木法子 委員  引き続きよろしくお願いします。  そして、土木部ではどのような取り組みを行っているのか教えていただきたいと思います。具体的な内容と進捗もあれば、あわせて教えていただければと思います。 ◎谷畑 土木政策調整課長  土木部におきましては、例えば工事発注をはじめとした各課に共通する業務が多いことから、部が一体となって取り組んでいるところでございます。昨年度、全課でイノベーションに関する提案を持ち寄って、意見交換などを実施しました。この中では、先ほど申し上げた工事発注ですとか維持管理、災害対応、各種申請受付業務の効率化など、技術を活用できるものがないかということで、多くの提案が集まりました。  こうした取り組みとともに、現在最も進捗が図られているイノベーションの取り組みにつきましては、道路や河川といった工事発注における積算システムのクラウド化という取り組みでございます。これは、新潟県ですとかほかの市町村と共同の取り組みになりますけれども、平成29年度から全庁的に運用を始めております。これまで限られた積算用のパソコンでしかできなかった積算作業が、自席のパソコンから積算できるようになりました。こうしたことで業務の効率化とともに、積算用のパソコンが不要になったということで、こういったコストの削減にもつながっている状況でございます。それと、建設分野における生産性の向上という点では、例えばICT技術の活用が当たり前のようになってきておりますので、国交省ですとか建設業界ではこういった技術が日進月歩で進んでいる状況です。私どもとしても、土木技術系の職員がこういった技術の研修会に積極的に参加して、自己研さんに努めているところでございます。  こうしたように、土木部はまさしく技術の分野でございますので、全庁的なイノベーションの取り組みを先取りする形で、これまで独自で取り組んでまいりました。最近では、先ほど委員からもお話がありましたように、RPA研修にも土木部の職員が参加しておりますので、こういったものも業務の中に活用できるものはないかということで洗い出しを進めていきたいというふうに考えております。 ◆荒木法子 委員  さまざまな取り組みを行っているということで確認させていただきました。これから次年度の予算組みも課内、部内で検討する時期に入っていると思います。引き続き建築や土木、水道といった市民生活の基盤となる領域でも常にアンテナを張って、先進的な技術や多様な視点をどちらの部でも大事にしていっていただきたいなと感じています。  最後に、先日マカオ、深センに視察に行き、最先端の研究や技術に触れた市長より、建設委員会所管内において長岡版イノベーションについてのお考えがありましたら、ぜひ教えていただきたいなと思います。 ◎磯田 市長  マカオと深センの視察と結びつけるのはちょっと難しいのでありますが、イノベーションという観点から申し上げるということでよろしいでしょうか。  今この質疑の中で私も初めて聞くような取り組みをやっているなということで、ある意味安心したという部分もございます。そういう中で、委員のほうから御指摘もありましたように、必ずしもイノベーションというのは目的ではなくて手段でありますので、目的は長岡市の行政コストをいかに削減し、効率化していくかということと、あと市民ニーズといいますか、市民の皆さんが本当に必要としている政策というものをつくっていくということが大きな目的だというふうに思っております。例えば最近私がちょっと気になっているのは公園です。公園というものは何のためにあるのか、都市計画上はきちんと決められて公園をつくって、そこにいろいろな築山をつくったり、ブランコをつくったりというふうに子どもの遊び場などをつくっております。そういう中で、実際に遊んでいる子どもが見えないじゃないかというふうな御指摘をいただく中で、公園というのはこれからどういう機能を果たすのかということをしっかり考えて公園をつくっていく必要があると。それを根本的に考え方を変えていくということも一つのイノベーションというふうに言えるわけなんですが、そこに例えば監視カメラ的なものを通年でつけて、それを画像解析して、利用者のいろいろな分析をやった中で、親子や子どもよりも高齢者のほうが多いとなれば、高齢者にふさわしいような公園のつくり方もあるのかなとかというふうに思います。あるいは、そういった監視カメラ的なものがIoTの技術の進歩によって簡便に安価に設置されるようになってまいりますので、そうすると安心・安全という面でも公園が安全な空間になっていくというふうに思うわけであります。そういう新しい技術や発想によって、今まである公共施設あるいは政策というものを根本的に見直して、これから先必要なものに変えていくというのがまさしくイノベーションなのではないかなというふうに思っておりまして、それはまさしくこの建設委員会所管の各部各課の取り組みをさらに進めて、政策そのものに深く入って、それを考え直す、つくり直す、新しい政策をつくるというところに結びつけていくようなイノベーションの動きを加速させていきたいというふうに思っております。 ○深見太朗 委員長  所管事項に関する質問は、この程度にとどめます。    ────────※──────── 1 議案第99号 長岡市水道条例の一部改正について ○深見太朗 委員長  議案第99号を議題といたします。 〇韮沢水道局長 〔議案書及び資料にて説明〕 ○深見太朗 委員長  まず、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○深見太朗 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○深見太朗 委員長  議案第99号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○深見太朗 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 2 議案第101号 市道路線の認定、変更及び廃止について
    深見太朗 委員長  議案第101号を議題といたします。 〇野口土木部長 〔議案書及び図面にて説明〕 ○深見太朗 委員長  まず、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○深見太朗 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○深見太朗 委員長  議案第101号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○深見太朗 委員長  御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 3 議案第103号 財産の取得について(左岸バイパス南延伸道路整備事業用地) ○深見太朗 委員長  議案第103号を議題といたします。 〇野口土木部長 〔議案書及び資料にて説明〕 ○深見太朗 委員長  まず、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○深見太朗 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○深見太朗 委員長  議案第103号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○深見太朗 委員長  御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 4 議案第104号 財産の取得について(左岸バイパス北延伸道路整備事業用地) ○深見太朗 委員長  議案第104号を議題といたします。 〇野口土木部長 〔議案書及び資料にて説明〕 ○深見太朗 委員長  まず、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○深見太朗 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○深見太朗 委員長  議案第104号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○深見太朗 委員長  御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 5 議案第105号 財産の取得について(人づくり・学び・交流施設) ○深見太朗 委員長  議案第105号を議題といたします。 〇成田中心市街地整備室長 〔議案書及び資料にて説明〕 ○深見太朗 委員長  まず、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○深見太朗 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○深見太朗 委員長  議案第105号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○深見太朗 委員長  御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── ○深見太朗 委員長  これにて散会いたします。   午前11時40分散会    ────────※────────...