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令和 元年 6月産業市民委員会−06月24日-01号

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  1. 長岡市議会 2019-06-24
    令和 元年 6月産業市民委員会−06月24日-01号


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    最終取得日: 2023-06-09
    令和 元年 6月産業市民委員会−06月24日-01号令和 元年 6月産業市民委員会 令和元年6月24日(月)午前10時開議    ────────※──────── 〇出席委員(8人)   池 田 和 幸 君   田 中 茂 樹 君   多 田 光 輝 君   神 林 克 彦 君   中 村 耕 一 君   諸 橋 虎 雄 君   高 野 正 義 君   小坂井 和 夫 君    ───────────────── 〇委員外議員で出席した者   豊 田   朗 君   諏 佐 武 史 君   松 野 憲一郎 君   深 見 太 朗 君   池 田 明 弘 君   荒 木 法 子 君   大 竹 雅 春 君   五十嵐 良 一 君   加 藤 尚 登 君   山 田 省 吾 君   関   充 夫 君   杵 渕 俊 久 君   長谷川 一 作 君   藤 井 達 徳 君   丸 山 勝 総 君   古川原 直 人 君   桑 原   望 君   関   正 史 君
      松 井 一 男 君   水 科 三 郎 君   関   貴 志 君   酒 井 正 春 君   加 藤 一 康 君   五 井 文 雄 君   丸山(広)議長    ────────※──────── 〇説明のため出席した者   磯田市長        水澤副市長   高見副市長       大滝地域政策監   金子危機管理監・    竹内市民協働     政策監         推進部長   若月環境部長      長谷川商工部長兼                  プレミアム付                  商品券室長   伊藤観光・交流部長   安達農林水産部長   野口環境部次長     武士俣契約検査課長   川合市民協働課長    金垣人権・男女                 共同参画課長   水島文化振興課長兼   水内スポーツ振興課長     生涯学習担当課長     兼中央公民館長   山田市民課長      宮島環境政策課長   小林環境業務課長    間嶋産業イノベーション                 課長   里村産業支援課長兼   山田工業振興課長     プレミアム付     商品券担当課長   金子産業立地課長    星野観光企画課長   佐山観光事業課長    松木国際交流課長   波形農水産政策課長   諸橋農林整備課長   平澤農業委事務局長   金安中之島支所長    早川越路支所長   斎藤三島支所長     佐山山古志支所長   米山小国支所長     棚橋和島支所長   河内寺泊支所長     今井栃尾支所長   横山与板支所長     坂田川口支所長    ────────※──────── 〇職務のため出席した事務局職員   腮尾事務局長      水島課長   宮島課長補佐      木村議事係長   村井主事    ────────※──────── ○池田和幸 委員長  これより会議を開きます。    ────────※──────── ○池田和幸 委員長  なお、報道関係者から写真撮影の申し出がありましたため、委員会傍聴規則に基づいて委員長においてこれを許可いたしましたので、御了承願います。    ────────※──────── 〇所管事項に関する質問 ○池田和幸 委員長  最初に、所管事項に関する質問を行います。 ◆多田光輝 委員  市民クラブの多田光輝でございます。新議員のトップバッターということで御質問させていただきたいと思います。  栃尾地域の繊維産業に関して質問させていただきます。栃尾地域の繊維産業の年間生産額は、昭和59年ころの最盛期に比べると約10分の1と厳しい環境にあります。それでも、最新の統計では年間生産額約29億円、従業員数約900人を有する歴史と伝統のある地域の基幹産業であると認識しております。ひとえに繊維産業にかかわる関係者の努力はもちろん、長岡市をはじめとするさまざまな機関の皆様からの支えによるものと考えております。  そこで、最初の質問です。姉妹都市であるハワイ・ホノルル市のアパレルメーカーと栃尾の企業が共同製作したアロハシャツがことし2月の雪しか祭りで完成発表されたことは記憶に新しいところでございますが、新作アロハシャツの現在の進捗状況についてお聞かせください。 ◎山田 工業振興課長  御質問のアロハシャツは、栃尾地域の山信織物株式会社の生地を使用し、ハワイの老舗のアパレルブランド会社であるイオラニ社がデザイン、縫製したものでございます。完成発表は、委員のおっしゃられたとおり、2月に多くの市民が集まる雪しか祭りでコールドウェルホノルル市長の立ち会いのもとで行いました。  進捗状況でございますが、間もなく、来月7月にイオラニ社の通販サイトを中心に販売されるほか、市内ではとちパルやまちなか観光プラザにおいて店頭販売される予定でございます。長岡市といたしましても、報道機関等を通じましてこの情報を提供するほか、ふるさと納税の返礼品の一つとして活用するなど、PRに取り組んでいきたいと考えております。アロハシャツを通じた両市のコラボレーションにより、交流が一層促進するとともに、栃尾地域の繊維産業の活性化に寄与するものと期待するものでございます。 ◆多田光輝 委員  ぜひ長岡花火大会などでは、市長をはじめ多くの皆様から新作アロハシャツを着用していただき、PRしていただければなと思っている次第でございます。  続きまして、業界のPRに関して伺いたいと思います。栃尾織物産業に対する長岡市の支援については、栃尾織物工業協同組合が行っている新製品のPRや顧客獲得のための展示会への出展に対する補助や、個社が取り組む新製品開発等に対する補助制度があると承知しております。先日視察いたしました表参道・新潟館ネスパスでの展示会では、文化服装学院と共同製作したファッションショー作品の展示による産地PRのほか、自然に返る繊維の開発、壁紙などのインテリアや防災関係といった衣料以外の取り組みなどを目の当たりにしてまいりました。また、アオーレ長岡では小国和紙や栃尾紬など、長岡産の素材が随所に取り入れられておるのを承知しております。このようにさまざまな機会を通じて長岡地域の製品をPRし、販路拡大につなげることが大切であると考えますが、市のお考えをお聞かせください。 ◎山田 工業振興課長  栃尾地域は、申し上げるまでもなく、県内有数の織物産地でございます。しかしながら、国内外の有名ブランドなどで使用されているにもかかわらず、生地メーカーゆえ最終商品段階で栃尾という産地名が表に出てくることが少ないのが現状でございます。こうした中、首都圏での展示会を中心に業界のトップデザイナーなども集まる文化服装学院ファッションショーやホノルル市のアパレルメーカーとの連携など、さまざまな角度からPRに取り組み、販路拡大につなげるための産地の積極的な取り組みに対し、引き続き支援してまいりたいと考えております。あわせまして、委員のおっしゃるように、職員のアロハシャツ着用やさまざまな機会を通じて長岡地域の技術や製品をPRし、販路拡大につながるよう取り組んでまいりたいと考えております。 ◆多田光輝 委員  前段の質問でも申し上げましたが、年間生産額の減少などで産地業況は大変厳しいものがあります。中国をはじめ、東南アジアなど、発展途上国での生産が増加するなど、国内繊維産業の構造的な原因もあると思いますが、現在栃尾産地に残っている会社には高い技術や独特の製品をつくっている皆さんがいます。産地の復興には、さまざまなきっかけがあればと思っております。市の進めているイノベーションやIoTなどの技術革新、学生との連携、首都圏でのPRなどのさまざまなきっかけを生かしていく、行政などが産地の意欲を後押しし、地域全体で盛り上げていただければと感じております。アロハシャツの開発は、ホノルル市との平和交流をきっかけとしたビジネス交流につながったよい例と考えております。このようなきっかけが栃尾地域の産地を問わず、長岡市のほかの業種やいろいろな製品につながり、新たな輸出先になることを期待するところでございます。  そこで、今後予定されているホノルル市とのビジネス交流などがありましたらお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◎山田 工業振興課長  ホノルル市との今後のビジネス交流の予定についてお答えいたします。  ホノルル市とはこれまで市民交流や平和交流などを通じまして、生徒や学生、多くの市民が相互に訪問し、交流を深めてまいりました。このような交流をきっかけに、アロハシャツの共同開発といったビジネス交流が始まったものでございます。今後の取り組みでございますが、来年3月に開催されるホノルルフェスティバルに合わせまして、ドン・キホーテ系列現地日系スーパー、マルカイホールセールマートにおいて長岡市の食品を中心とする物産フェアを開催する予定でございます。9月には現地バイヤーを長岡市に招聘いたしまして、輸出前の輸出商談会を開催することにより、海外販路の開拓を支援したいと考えております。 ◆神林克彦 委員  長岡令和クラブの神林克彦です。今回が初めての質問になりますが、よろしくお願いいたします。  私のほうからは、道の駅ながおか花火館(仮称)について質問させていただきます。この長岡の最大の特徴とも言える花火の名を冠した大型施設ということで、市民の皆様、また商売をされている方々が花火館が今どのような状況かということについて非常に興味を持っていらっしゃいます。花火館に出店、出品したいという声も多くいただいておるところでございますが、そのことからまずスケジュール等、現在の状況を改めてお聞きしたいと思います。 ◎佐山 観光事業課長  ながおか花火館(仮称)の本体工事につきましては、4月25日に安全祈願祭を行いまして、本格的な工事がスタートし、順調に進んでいるところです。  次に、指定管理者の募集についてですけれども、募集要項の配付期間、いわゆる募集期間につきましては、7月中旬から9月末までを予定しております。これまでお伝えしました開始時期よりも少しおくれることになりますが、期間を約80日間に延長して、より多くの企業、団体から応募いただければと考えております。その後10月中に指定管理者選定委員会を開催いたしまして、提案内容を審議し、優先交渉権者の決定、協議を踏まえまして、12月定例会で指定議決をいただくというスケジュールで考えております。翌年1月から指定管理者の内装工事、テナント募集等が始まることになります。引き続き東京オリンピックの開幕に向けて準備を進めてまいりますけれども、開業時期が若干ずれ込むことも視野に入れながら現在調整を行っているという状況でございます。 ◆神林克彦 委員  この花火館ですけれども、長岡市は多様な地域性というのが特徴で、それにあわせ食や文化も地域ごとにさまざまな特徴があります。その魅力を生かして、花火館の集客につなげる。また、非常に大きな、そして目玉の事業でございますので、やはりここは長岡市が一丸となって当館にかかわっていくべきだと思いますが、市としてのお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ◎佐山 観光事業課長  この花火館は、長岡花火をはじめ、各地域資源の発信によって交流人口の拡大と地域活性化につなげるための観光交流施設と考えておりますので、市内各地域の特産品、農水産品、土産物をPRしたり、郷土食などを提供するなど、長岡ファンを獲得するための仕組みづくりに全市一丸となってより努めてまいります。あわせて、ここを目的地ではなく、立ち寄り地として活用いただき、各地域へ足を延ばしていただくきっかけにつなげられるよう、各地域の観光情報等をしっかり発信してまいりたいと考えております。 ◆神林克彦 委員  各地域の特色を生かして、またここが拠点になるような形で取り組んでいくということで承知いたしました。先ほども触れましたけれども、花火館で自社の製品を売りたいとの声が私の周りからも多く上がっております。御説明にもありましたが、出店の内容等は決まった指定管理者が決めていくことになるとは思いますが、その前に情報を広く周知して、多くの皆様が出店のチャンスを得られるよう、市として何かバックアップを考えておるのか、また指定管理者への働きかけ等は考えているのか、市の状況をお聞かせください。 ◎佐山 観光事業課長  花火館にはレストラン、フードコート地場産品等販売スペースなどを設けることから、現在市内外の業者からの問い合わせも多く、関心を多く寄せていただいているところです。道の駅は、地域の振興に寄与することが一つの大きな目的ですので、市内の業者が優先的に出店できたり、地元の食材、土産物、工芸品などを優先的に活用してもらう工夫は当然必要だと考えております。例えばフードコートスペースの半分以上は市内の事業者に割り当てる、また市内の生産・加工業者、商工業の関係団体との連携に努めることといった条件をつけまして、指定管理者を募集する仕組みにしたいというふうに考えております。最終的に指定管理者の提案事項を決定する際には必ず市と協議することになりますので、御安心いただければと思います。 ◆神林克彦 委員  今お話があったとおり、花火館には観光振興と、やはりそれによる経済効果が大変期待されております。花火館での販売ですが、売り上げになることはもちろんですが、また地域の企業の情報発信の支援になるというふうにも考えております。今少し具体的な団体名が出ましたが、そういった商工会、商工会議所、いろんな長岡の企業の皆様が参加している団体と連携して効果を上げるような取り組みというのは大変重要だと思いますが、これについて、例えばですけれども、何か市のお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。 ◎里村 産業支援課長プレミアム付商品券担当課長  今現在、商工会と定期的に打ち合わせをしながら、小規模事業者を応援する会議の場を先月から立ち上げております。そういったところの中で、今ほどの話の中の観光事業課とも連携しながらしっかりと情報を発信していきたいというふうに思っております。 ◆神林克彦 委員  規模の大きな企業の皆さんはもちろんですが、やはり小規模事業者の皆さんにもしっかりとこのながおか花火館(仮称)にかかわっていただいて、長岡市が一丸となって花火館を盛り上げていくような形で進めることが大切かと思います。  最後の質問になります。花火館の立地がインターチェンジの近くということで、いろんな課題があるようですが、高速道路という高速交通網の利点を生かせる、そういったチャンスがあるのかなというふうに感じております。また、長岡市はもう1つ、高速交通としては新幹線がありますが、当館は駅から少し距離がございます。今車の運転に関していろんな問題等も起きている中で、車の運転ができない方でも遠方から気軽に来ることができる、またインバウンドのお客様をしっかり受け入れる、それとおそらく売りの中では、やはり日本酒というのは長岡にとって大きなウエートを占めてくると思います。そういったことから、駅と当館とのアクセスが非常に大切になってくるのではないかなと感じますが、そのあたりの市のお考えをお聞かせください。 ◎佐山 観光事業課長  委員の考えは、とても大切だと認識しております。確かに道の駅は、自家用車等での道路利用者利便性向上を主目的とする施設ですけれども、観光交流拠点としての役割も担うことから、より多くの方々から御利用いただきたいと考えております。そこで、ビジネスや観光で長岡駅を利用された方、自動車等での移動が困難な方、お年寄りや子どもといった交通弱者などからも御来場いただけますよう、交通事業者や関係部署などとその手法について対策を講じてまいりたいと考えております。 ◆中村耕一 委員  それでは、私から2点お願いいたします。  いよいよ8月2日、3日に長岡花火が始まります。今回は金、土の開催ということですし、中越大震災から15年目ということで、さまざまな内容の充実等々期待をしているところでございます。その中でチケット関係のことをちょっとお伺いしたいと思うんですけれども、今の状況は抽せんで決まった人がいて、抽せん漏れした人が来週からいよいよインターネットでの先着申し込みという形になると思うんですが、それだけ有料観覧席が大変注目されております。そういう中で、昨年は7割を市民優先枠という格好で確保していたということで、数年やられていたと思いますけれども、それが今回はなくなったようですし、特段の告知等々もございませんでした。それで、まず最初に、長岡市の市民優先枠をなくした理由は何なのかお聞かせ願いたいと思います。 ◎佐山 観光事業課長  この市民優先枠は、委員がおっしゃいましたとおり、平成27年度から導入したものですけれども、有料観覧席抽せん販売の7割分を市民用として確保するというものです。しかしながら、必要枚数以上の申し込みによりキャンセル等が発生しまして、これまでの実績としては実際にチケットが届いた市民の割合は全体の4割程度ということになっております。そうした中、長岡花火財団がより多くの市民に当選してもらう方法を検討した結果、そもそも全体の枠の中で抽せんしたほうが当選のチャンスがふえるということで判断しまして、今年度から市民優先枠を撤廃したものでございます。 ◆中村耕一 委員  わかりました。そういう課題があった中で、いかに市民を優先できるかということにこれからさまざまな試行錯誤をするということだと思います。有料観覧席はよくなったけれども、よくなっただけになかなか市民の人が気楽に見れないという空気感がどうしてもあるものですから、これからもいろんなことを検討した中で、市民の思いに少しでも応えられるようにお願いをしたいと思います。  それで、今言ったようになかなかとりにくくなってきている花火のチケットなんですけれども、近年インターネットが発達してきておりまして、有料観覧席のチケットが大幅に、3,000円であれば3,000円ではなくて、もっと金額が高いような格好でネットで高額転売されるという事例も見受けられるというふうに言われております。そんな中、この6月14日からチケット不正転売禁止法がスタートいたしました。これは、興行主が設定した販売価格を超えるチケットの高額転売をしてはならないという法律ですけれども、長岡市はこの法律によって長岡花火のチケット販売に関してどう留意されて取り組んでいかれるのか、考え方をお聞かせ願いたいと思います。 ◎佐山 観光事業課長  不正転売禁止法がこの6月14日に施行されたということでございます。実際にこれまで長岡花火大会のチケットが転売されていたということも確認しておりますが、明らかな営利目的の転売の場合、その都度花火財団としましてはサイトの管理者に不正転売であることを伝えて、出品者に販売の取りやめを通告するよう依頼してきたところです。今回の法律の施行を受けまして、これから具体的な対応を考えていかなければならないということなんですが、今年度はチケットの販売後に法律が施行されたということもございまして、例年どおりの販売方法で進めることにしたものです。今後につきましては、チケット販売においてこの不正転売禁止法に即した対応、諸条件に合致させることが必要ですので、そういったことを研究してまいりたいと考えておりますが、そもそも花火大会の入り口にチケット持参者の本人確認ができるような体制が整えられるかどうかといったところもありますので、ちょっと慎重に、また前向きに検討してまいりたいと考えております。 ◆中村耕一 委員  本当にコンサートのチケット等々と違って、本人確認等々の課題も多くあるようですし、さっきお話しした有料観覧席に対するさまざまな市民の要望とかもありましたけれども、適正に進むように御検討をお願いしたいと思います。  もう1つなんですけれども、チケットの購入はできたのですが、当日に都合があって、スケジュール等々で急遽行けなくなったというふうなこともあるようです。そういう場合には、またそれが不正販売になったりとか無駄になったりということもできるだけ少なくしていかなければいけないと思います。今回、東京オリンピックチケット申し込みという中でテレビでるる説明があったんですけれども、その中にリセールサイトというふうな仕組みがあるそうでございます。チケットを希望する方に定価でチケットを再販するというサービスなんですけれども、長岡花火のチケット販売にもそのような活用も考えてみたらどうかなとふと思ったわけなんですが、この辺についてお考えがあればお聞かせ願いたいと思います。 ◎佐山 観光事業課長  このリセールサービスにつきましては、不正転売を抑制する手段として有効であることは認識しております。ただ、このサービスを活用するためにはチケットを販売する際に本人確認できるシステムの導入がまず必要となってまいりますので、現在のはがきを使った抽せん方法抽せん販売というのは変えなければならないのかなというふうに考えております。したがいまして、どのように活用できるのか、ほかの花火大会の動きにも注視して検討を進めてまいりたいと考えております。 ◆中村耕一 委員  いかんせんさっき言ったとおり、市民の方が有料観覧席に対する思いがあるほど、やっぱり平等性といいますか、不正のない販売をやっていけるように望んでいくものでございます。 ◎高見 副市長  長岡花火のチケットにつきましては、市民の皆様に何よりも花火を見ていただくために、どのような販売方法がいいかというのを十分検討していく必要があろうかと思っております。本年に関しましては、枠を広げることで当選確率がむしろ上がると期待したものでございますが、予想を上回る好評さでそもそもの当選率が下がっているという状況もございます。そうした中で残チケットもまだございますので、その中で市民の方に去年程度、去年以上の席が配分できるような工夫をさらに尽くしてまいりたいと思います。来年度以降につきましては、市民の皆様に先に買っていただいて、市民の皆様にむしろお客様を招いていただくような方法も含めて、どのような形があるのか、限られたものを売るというのが非常に難しいということはあるようでございますけれども、知恵を絞っていきたいというふうに考えております。何とぞ御理解のほどよろしくお願い申し上げます。 ◆中村耕一 委員  わかりました。よろしくお願いいたします。  次の質問に移りたいと思います。ここでは、長岡市日本酒で乾杯を推進する条例に関してお聞かせを願いたいと思います。平成26年6月30日の6月議会の最終日に長岡市日本酒で乾杯を推進する条例が議員発議で、これは県下初ということでつくられました。議場で可決された後、外のナカドマで乾杯条例の制定に乾杯という、本当に市民の盛り上がりの中でスタートした乾杯条例だなというふうに思っております。その後いろいろなところでも市民の協力のもと、大きなイベント等々では日本酒を使った乾杯というのは定着しておりますし、個人的に飲んでも乾杯は日本酒でなくていいのかと言われることもあるぐらい市民には浸透しているのではないかなと思います。条例の中で、市の役割として長岡の酒の普及の促進という項目がうたってあります。この5年間どのようなイベントだったり、取り組みをしてきたのか、また市はどのような支援をしてきたのか、お伺いいたします。 ◎星野 観光企画課長  これまでの取り組みということでございますが、市は主に長岡商工会議所長岡観光コンベンション協会などの観光関係団体と組織をしております「越後長岡」観光振興委員会として、日本酒を活用した事業を実施しております。具体的には毎年10月に開催をしております、「美味しい酒にアオーレ 越後長岡酒の陣」、また市内の飲食店と連携して長岡の日本酒とお勧めのおつまみを組み合わせた晩酌セットを提供する越後長岡美酒めぐり、また各観光イベントにおける日本酒のプロモーションや日本酒をコンテンツとした旅行商品造成に向けての商談会への参加といった取り組みを行っております。また、ことし4月には初めて市内の4つの蔵元が合同で蔵開きを行いましたけれども、その事業に対しまして各蔵をつなぐシャトルバスの運行支援も行っております。 ◆中村耕一 委員  今いろんな説明がありました。中にはというか、ほとんどがこの条例制定前からやっているようなことでございますけど、それに対してしっかり支援をしていただいているということで、これからもさまざまな民間の知恵とか市民の知恵を生かして普及に頑張っていただければなと思います。  それで、先ほど言ったとおり、ほぼ市民の間では日本酒で乾杯という認識が広まってきたなというふうに感じているわけなんですけれども、この5年間日本酒を取り巻く環境ですとか、例えば日本酒の消費とか出荷とか、あるいは普及状況の市民の関心とか、どのような影響があったと捉えているか、お伺いいたします。 ◎星野 観光企画課長  今ほど委員の御質問の日本酒の出荷量という部分でございますけれども、市内の幾つかの酒蔵にお聞きしましたところ、昨今お酒の楽しみ方や嗜好が変化してきていると、量を多く飲むというよりは個性的な味を少しずつ楽しむといった日本酒ファンがふえてきているということから、国内の出荷量自体は減少傾向にあるということでございました。一方、海外への輸出量につきましては年々伸びているというふうにお聞きしております。また、市民の意識という点でございますけれども、委員のおっしゃったとおり、乾杯条例によって日本酒で乾杯をする宴席もふえているというふうにお聞きしておりますし、酒の陣や美酒めぐりなどの事業や各プロモーション活動の中で長岡の日本酒のおいしさですとか、また酒蔵数が県内第1位でございます。これは全国でも有数でございますけれども、そういったことを積極的に発信していくことによって、日本酒のまちという意識が市民の皆様にも浸透してきているのではないかなというふうに感じております。 ◆中村耕一 委員  この日本酒で乾杯することを奨励する条例というのは全国に幾つかありますけれども、一方で制定をして終わりというところも結構あるようです。そういうふうになると、ただ流行に乗じて条例をつくったということになるわけなんですけれども、条例制定後にその理念を実現するためにどのような工夫を行っていくかということがこれから問われていくことだと思います。条例制定5周年に着目して、条例を生きたものにするための工夫が大事ではないかなと思いますけれども、これまでの状況を踏まえて今後どのようなことを計画し、進めていくおつもりなのかをお伺いいたします。 ◎星野 観光企画課長  委員がおっしゃいましたとおり、今年度は乾杯条例制定5周年ということで、市内飲食店との連携ですとか各イベントにおけるPRなど、改めて日本酒のまちというものを積極的に発信してまいりたいと考えております。今年度は、日本海美食旅をテーマとしたJRの大型観光キャンペーンである、新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーンが本番の年でございます。全国からの多くの送客が期待できると思っておりますので、この機会に日本酒をはじめとした醸造文化、それから首都圏からのアクセスのよさなどもしっかりとアピールしながら、さらなる誘客を目指してまいりたいと考えております。 ◆中村耕一 委員  私らもとかく県外とかいろんなところに出張に行って、夜に食事をするようなとき、地元のお酒とかを飲む機会が結構ありますけれども、やはり、ああ、ここのお酒はおいしいとか、ここの食べ物はおいしいというのは本当にその都市と直結するというか、イメージでつながるというふうなことがすごくあります。そういう意味で日本酒を宣揚する長岡ですから、例えば駅の周辺とかにはいろんなお店がありますけれども、どういうところで飲んでもおいしい長岡の日本酒を堪能できるような、長岡のお酒はおいしいなということを感じてもらえるような、そういうお店に対する協力も必要かなと思いますので、その辺の努力をお願いしたいと思います。また、長岡市にとって日本酒というのは観光においても大きなキラーコンテンツということでもありますし、長岡のイメージをつくる上においても大事だと思いますので、この乾杯条例制定5年以降もしっかり取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆諸橋虎雄 委員  私は、プラスチックのごみの問題、それから中山間地域等直接支払制度について質問したいと思います。  初めに、プラスチックのごみの問題について質問します。近年プラスチックは大量生産され、私たちの身の回りのあらゆるところに浸透しています。特に製品のこん包に使う気泡緩衝材や発泡スチロール、食料品の容器、飲料のペットボトル、レジ袋など、容器包装に使うプラスチックの増加が著しく、プラスチック生産量全体の42%を占めているとも言われております。今日までに地球上全体でつくられたプラスチックの総量は83億トンに達し、63億トンが既に廃棄物となっていますが、リサイクルされたのがたったの9%、焼却されたのはわずか12%にすぎず、大部分の79%は埋め立て処分されたか、海洋など自然環境に投棄されたと言われております。プラスチックは、何百年も何千年も分解されず、焼却されない限りそのまま環境に残るとも言われております。レジ袋やペットボトルといったプラスチックごみによる海洋汚染が進み、鯨やウミガメ、魚などが餌と間違えて食べてしまうなど、生態系への影響も発生しており、プラスチックごみの排出の削減は今世界的課題となって、本格的に取り組みが始められようとしております。  そこで、長岡市のプラスチックごみの現状やリサイクル、焼却などについて少しお伺いしたいと思います。まず、寺泊地域の海岸やその近海のプラスチックごみの汚染等について質問します。寺泊地域は海に面しておりますが、海岸や近海でプラスチックごみによる汚染や生態系への影響などはないでしょうか。実態はどうかお伺いします。また、プラスチックごみの回収などの取り組みがありましたら、あわせてお聞かせください。 ◎宮島 環境政策課長  寺泊漁協ですとか、あるいは市の水族博物館によりますと、生物への影響は確認されていないということでございますし、また市民からもそのような情報は寄せられておりません。なお、寺泊地域のプラスチックを含めました海岸に漂着したごみの回収につきましては、海岸の管理者であります新潟県が主催します長岡地域海岸漂着物対策連絡会議に参加しまして、県と連携して取り組んでいるところでございます。また、海水浴シーズンには多くのボランティアの方々から海岸清掃の御協力をいただいているところでございます。 ◆諸橋虎雄 委員  プラスチック容器包装材のリサイクルについて質問します。  長岡市は、一般家庭や事業所等から排出されるペットボトルや食品トレー、発泡スチロール、レジ袋など使用済みのプラスチック容器包装材をリサイクルしております。長岡市のプラスチック容器包装材は9割以上が正しく分類され、日本容器包装リサイクル協会からも大変評価されているようでありますが、どれくらいリサイクルされているのかお伺いします。また、汚れてリサイクルできないプラスチック容器包装材等もあるのではないかと思いますが、ごみ出しの際市民に改善をしていただきたいようなことがありましたらあわせてお聞かせいただきたいと思います。 ◎野口 環境部次長  プラスチック容器包装材につきましては、平成29年度実績ではございますけれども、収集量で3,783トンとなっております。そのうち資源物としてリサイクルされたものが3,601トン、リサイクル率は95%となっております。また、本市がリサイクルを委託しております公益財団法人日本容器包装リサイクル協会が年に1回行っている分別収集の品質検査においては、異物の混入が少ないということから、品質評価では最高のAランクの判定をいただいております。これは、市民の皆様からしっかりと分別に協力をいただいている成果と考えております。今後も引き続き分別に御協力をいただきたいと考えております。あと、焼却されているプラスチック容器包装材等があるかということなんですけれども、やはり収集に関しては5%はいわゆる不適物といいますか、異物が入っております。これについては、プラスチックという印があると容器包装材というふうにしているんですけれども、特に私どもが問題視しておりますのが医療関係のプラスチックでございます。よくペン型の注射器や輸液パックとかはプラスチックの印がついているんですけれども、そういうものにつきましてはその5%の中に入っておりまして、そういうものは燃やすごみで出していただきたいと私どもは考えております。 ◆諸橋虎雄 委員  プラスチックの焼却灰の環境や生物等への影響についてお伺いします。
     長岡市のごみと資源物の分け方と出し方の冊子には、プラスチック容器包装材で洗っても汚れが落ちない容器は燃やすごみということになっております。その他プラスチックごみの焼却もいろいろあると思いますが、プラスチックを焼却した場合、高温で焼却炉を傷めるのではないかという心配もあるようですが、市はどのように焼却しているのかお伺いします。また、プラスチックの焼却灰は放射性物質の焼却灰のように環境や生物等への影響はないのでしょうか。一般ごみの焼却灰と同等に理解してもよいのかどうかお聞かせいただきたいと思います。 ◎野口 環境部次長  平成29年度におきます本市の燃やすごみ約5万2,000トンの中には約2割、約1万トンのプラスチックごみが含まれております。その焼却場では、燃やすごみといわゆる廃プラスチックも一緒に焼却しておりまして、焼却した後の灰につきましては最終処分場に運びまして埋め立て処理をしているところでございます。埋め立て処理をした後につきましても、法令に基づき適正に管理しておりますので、環境に影響はないものと考えております。 ◆諸橋虎雄 委員  リサイクルや焼却以外のプラスチック製のごみについて質問します。  ただいまのお答えの中にもいろいろと入っていたようなので、改めて質問するまでもないような気もしたのですが、プラスチック容器でもプラスチック容器包装材以外の容器は燃やさないごみということで出されております。その他プラスチック製の商品というのは実にたくさんあるわけでございまして、それらのごみも燃やさないごみとして出される場合が多いのではないかと思います。燃やさないごみとして出されるプラスチック製のごみもできるだけ焼却していただきたいと思っております。焼却しても何ら問題ないようでありますので、焼却していただきたいと思いますが、市はどのようにして出されたごみを分類して、プラスチックごみを焼却しているのか少しお聞かせいただけませんか。 ◎野口 環境部次長  容器包装材以外のプラスチックの処理についてどうしているのかという御質問でございます。今委員のおっしゃられましたとおり、プラスチック製品につきましては燃やさないごみとして長岡市は収集しております。この燃やさないごみと粗大ごみの中にもプラスチック製品は含まれておりまして、燃やさないごみ、粗大ごみにつきましては鳥越クリーンセンターにあります粗大ごみ処理施設に運ばれまして、細かく破砕処理をします。その後、その中に鉄、アルミ等の資源物がありますので、それを取り除きまして、残りを固形燃料の材料として民間に送らせてもらうもの、また焼却処理をするもの、また埋め立て処分をするもの、これは形状等によって違ってくるんですけれども、そのように分けまして適正に処理をさせていただいております。 ◆諸橋虎雄 委員  今後ともよろしくお願いしたいと思います。  次に、中山間地域等直接支払制度についてお伺いします。まず、国が行った2017年度調査の長岡市の結果について質問します。中山間地域等直接支払制度の取り組みについて、国が行った2017年度調査の新潟県内分の結果が6月1日までにまとまったようです。2日付の新潟日報の記事によりますと、制度を利用して交付金対象となっている831集落のうち50集落、6%が取り組むことが困難と答え、404集落、48%が農用地を一部除外して取り組むと回答しています。合わせて54%に当たる454集落が、来年度からの次期に現状のまま農地を維持して取り組むことは難しいようであります。一方、農地を拡大して取り組み可能は32集落、4%、現状のままは345集落、42%となっております。維持が困難とした理由では、担い手の不足や不在、高齢化や人口減少の影響とする回答が多かったようです。そこで、長岡市の調査結果はどのようになっているかお伺いします。 ◎波形 農水産政策課長  長岡市内の93集落協定で行った調査結果についてお答えをいたします。  現状より多く取り組む協定が1協定、現状維持につきましては33協定、一部除外して取り組むが51協定でございました。8協定が取り組むことは困難と回答しましたが、その後の聞き取りで5年間の農業生産の継続、制度上の厳しい条件はあるけれども、引き続き取り組みたいとの意向を確認いたしました。また、課題につきましては農業の担い手不足、高齢化や後継者不足によるリーダー等の不在など、市内でも人材面での懸念が見られる調査結果となりました。 ◆諸橋虎雄 委員  第5期中山間地域等直接支払制度について質問いたします。  2020年度、来年度からになりますけれども、第5期中山間地域等直接支払制度が実施されるものと思いますが、国から制度の実施や内容などについて通知があったかどうかお伺いします。また、あったとすればどのような内容なのか。それから、第5期制度に向けた今後の予定等についてわかる範囲でお聞かせいただきたいと思います。 ◎波形 農水産政策課長  今年度は、議員のおっしゃいますように、第4期対策の最終年度となっておりますけれども、現時点では国・県から明確な情報は入っておりません。市としましては、引き続き情報の収集に努めていきたいというふうに考えております。また、本制度の活用が耕作放棄地の発生防止や地域の生産活動を維持するために必要な施策と考えておりますので、農地集積に向けた調整、それから他集落との連携、新規就農者や地域おこし協力隊などの人材確保、これら次期対策で取り組む上で求められた支援をはじめ、関係部局と連携し、農業分野以外の中山間地に対する総合的な施策の組み合わせにより、地域、集落、農業の維持活性化を目指したいというふうに考えております。 ◆諸橋虎雄 委員  耕作地を維持するための長岡市の支援について、もう少しお聞かせいただきたいと思います。  ただいまいろいろお話がありまして、私もほぼ同感でございます。この中山間地域等直接支払制度だけで耕作放棄地の発生を防ぐということはなかなか困難ではないかと思いますけれども、制度がなければ耕作放棄地がもっとふえていたのは間違いないのではないかと思っております。制度は中山間地域にとって非常に貴重でありまして、各集落とも制度の継続を希望しているわけでありますけれども、あわせて取り組むことが困難と調査に回答した集落協定も含めて、ただいまの御答弁では困難というところも何とか取り組んでいきたいというようなことでございますので、長岡市としてもできるだけの支援をお願いしたいと思っております。やっぱり最大の課題は、高齢化、担い手不足の中でどのように農地を維持していくかということだと思います。そこで、今回一般質問でも質問したわけでありますけれども、家族農業を生かした集落営農が非常に大事なんじゃないかなと思っています。やっぱり中山間地域ではなかなか平地のように1農家が担える耕作面積というのはそう多くありません。ですから、もちろんその人たちを中心としていろんな耕作面積の少ない人たちも一緒に協力して耕作を行って耕作放棄地を防ぐということは非常に大事だと思います。その辺の集落営農、農地の集積ももちろん大事でありますけれども、やはり地域の農家の皆さんができるだけ参加できるような、そういう営農形態をぜひいろいろと市としても検討していただいて、お願いしたいなと思っております。それから、農業機械の確保や共同利用、他集落協定との連携、人材のあっせん、それから経理や事務手続など、こういった面でも市にはできないようなこともあるかもしれませんけれども、市の支援をできるだけお願いしたいと思いますが、市の考えなどがありましたら最後にお聞かせいただきたいと思います。 ◎安達 農林水産部長  今諸橋委員がおっしゃったように、この中山間地域等直接支払制度は中山間地域を守る上では非常に大切な制度だということを、またその中山間地域の皆さんと話をするたびに聞いております。中山間地域を守るため、さらに耕作放棄地をふやさないためにもこの制度の重要性は私どもも認識しているところであります。そして、先ほどの答弁にもありましたように、引き続きやるのは困難というお答えをしているところもありましたが、それについては私どもが地域の皆様と話し合った中で、中山間地域等直接支払制度の重要性を認識して、できれば継続したいというお話もありましたが、やはり一番大きな問題は、最低の1ヘクタールを維持できない、将来的にも制度の下限値を維持できないという不安感があるということもあります。その不安感を取り除くために、例えばそういう小さいところを幾つかまとめて広域化するとか、いろんな手法をとりまして、最大限の支援をしていきたいと思いますし、第5期の具体的な施策方針がまだわかっておりませんので、そういうものを踏まえまして、長岡市としてできることを、そして先ほど農水産政策課長もお答えいたしましたけれども、農業だけではなくて、例えば森林組合やJA、県もそうですけれども、関係機関とも連携しながらしっかりと中山間地の維持ができるように、長岡市も最大限努力をしていきたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。 ◆高野正義 委員  私からは、コミュニティセンターについてお伺いをいたします。  平成16年に地区公民館からコミュニティセンターという形で地域のさまざまなコミュニティ活動の拠点として活用されてきましたが、改めてここでその目的と意義についてお聞かせ願いたいと思います。 ◎川合 市民協働課長  コミュニティセンターは、地区内、地域内での生涯学習活動の場としてや青少年の健全育成、地域住民の社会福祉の増進といった事業を通しまして、地域にお住まいの方々の自主性や連帯感等を持つための豊かな人間関係の形成や地域意識の向上を目的とする拠点施設として設置してございます。 ◆高野正義 委員  それでは、旧長岡市内のほうは整ってきたわけですけれども、支所地域のコミュニティセンターの設置状況についてお伺いをいたします。 ◎川合 市民協働課長  平成23年のみしまコミュニティセンターをはじめ、与板、中之島、小国、寺泊、栃尾の各地域にコミュニティセンターが現在開設されております。いずれの施設も既存施設を活用しておりますが、地域活動に必要な居室を備えておりまして、地域の中心部に位置するということから、それぞれの地域にお住まいの方々に活用されております。 ◆高野正義 委員  今ほど6支所地域に設置されたとお話しされましたけれども、未設置の地域の今後の方向性についてお伺いしたいと思います。 ◎川合 市民協働課長  未設置の地域について、まずは川口地域においてなんですが、今年度はコミュニティ推進準備委員会を設置する予定で、コミュニティセンター開設に向けての準備を進めております。和島地域におきましては、昨年度末にコミュニティ検討委員会を立ち上げまして、こちらも同じく開設に向けた準備を今年度進めていく予定でございます。越路地域においては、平成23、24年度にコミュニティ検討委員会を設置し、勉強会を実施しておりましたし、山古志地域につきましては平成27年度からコミュニティ検討学習会を実施しておりました。越路地域、山古志地域におきましては、現時点では地域内の町内会等の自治組織のほうが十分に機能しておりまして、コミュニティセンター機能がそこで補完できているということから、検討を休止している状況でございます。あと、コミュニティセンターの設置に当たっては地域の将来像を踏まえつつ、その地域にふさわしい組織や活動などについて十分な議論が必要であります。地域として機運が高まってきた場合には、市としても議論が速やかに進みますようサポートをしっかりして、開設に向けて合意形成を図っていきたいと考えております。 ◆高野正義 委員  今るるお話がありましたが、コミュニティセンターは子どもから高齢者に至るまで、さまざまな活動を通して地域の活性化につながる大切な場所でありますので、未設置の地域の住民の意見を十分聞いていただきながら地域の活性化を図っていただくことをお願いいたしまして終わります。 ◆小坂井和夫 委員  長岡市の文化行政についてちょっとお伺いしたいと思います。  御承知のように、1つは全県的な取り組みではありますが、全国の国民文化祭、それから障害者の皆さんの全国障害者芸術・文化祭の新潟大会というのが行われるわけでありまして、その一環で長岡市内においてもいろんな企画が計画されているというふうに承知しております。また、これは長岡独自のものでございますけれども、アフィニス夏の音楽祭も関係者等と提携をしながら、ことしから始まるというふうに承知しています。市民の皆さんには、そのほかの常日ごろの文化芸術活動が数多くあるわけでございますが、特にことしはこの2つが長岡にとっても特筆すべきものなのかなというふうな思いはしておりますし、その関連する催しがめじろ押しになっているというふうに感じております。そのことに関連しながら、長岡市の文化行政というものについて少しお伺いをしたいなと思うんでございます。  さっき申しましたように、プレイベントというようなものも含めて既に始まっている部分もあろうかと思うんでありますが、今申し上げた2つのものについて簡単で結構でございますので、大まかな事業の内容、そして開催時期をお聞かせいただけますか。 ◎水島 文化振興課長兼生涯学習担当課長中央公民館長  それでは初めに、第34回国民文化祭、第19回全国障害者芸術・文化祭についてお答えいたします。会期は9月15日から11月30日までとなっておりまして、この間に県、市町村、文化団体など、さまざまな団体が主体となり、県内各地で約120の文化事業が実施される予定となっております。そのうち長岡市が主催となる事業につきましては、10月6日開催の吟舞の祭典、11月2日、3日開催の小倉百人一首競技かるた全国大会、11月10日開催の大正琴の祭典などの5事業を予定しております。  続きまして、アフィニス夏の音楽祭でございますが、開催期間は8月20日から25日の6日間で、リリックホールをメイン会場に、一部事業につきましてはアオーレでも開催いたします。主な事業内容ですが、海外のプロと国内のプロがともに楽曲をつくり上げる様子を公開するセミナーを課題曲や楽器ごとに複数開講するほか、その成果発表といたしまして室内楽演奏会を開催いたします。また、お話つきのミニコンサートや議場でのコンサートなども計画されております。 ◆小坂井和夫 委員  日程を含めて今御説明いただきました。ちょっと手元にアフィニス夏の音楽祭の記者会見の資料等もあるんでございますけれども、それらを見させていただきますと、その中には重要なポイントとして、例えばアフィニス夏の音楽祭については長岡ならではの取り組みにしたい、音楽祭にしたいというふうな部分があります。御承知のように、アフィニス夏の音楽祭については過去30回にわたって全国で展開されてきているというふうに承知していますし、また国民文化祭や全国障害者芸術・文化祭を含めてですが、34回あるいは19回とそれぞれ歴史のある祭典なわけでございます。今回、新潟県内あるいはまた長岡の地で行われるに当たって、長岡市行政もそこにかかわりながら実行委員会等をつくっておられると思うんでありますけれども、長岡ならではのというところは案外大事だなという思いをしておるんでございますが、その辺をもしお話しいただける部分があったらお願いできますか。 ◎水島 文化振興課長兼生涯学習担当課長中央公民館長  それでは、長岡ならではの事業ということで、まず国民文化祭のほうから御説明をいたします。長岡市独自の事業といたしまして、文化団体と福祉団体の関係する5団体と長岡造形大学が連携をいたしまして、ながおかアートフェスティバルというものを開催いたします。ここでは、絵画や写真の教室、彫刻の公開制作、生け花体験、茶会、リレーコンサートなど、文化団体の方の協力を得まして、さまざまな文化体験や作品鑑賞が楽しめるという趣向で開催をいたします。ことしにつきましては、例年造形大学で開催されております市民オープンキャンパスと同時開催ということで9月21日に開催いたします。  続きまして、アフィニス夏の音楽祭でございますが、こちらの長岡実行委員会ならではの企画といたしまして、中・高校生を対象に国内外のプロから楽器奏法の基礎について直接指導を受けられる管楽器クリニックのほか、オープンハウスと題しまして、リリックホール全館を使いまして長岡市音楽文化協会加盟団体によるリレーコンサート、打楽器や弦楽器を直接さわれる体験、そして音の不思議を体験する理科実験コーナーなど、お子さんから大人まで気軽に音楽に触れていただけるイベントを予定しております。 ◆小坂井和夫 委員  長岡らしさはそれなりに盛り込まれているというふうに感じておりましたが、イベントはこれからであります。より充実したものにしてほしいなというふうに、まずはここでお願いしておきます。  それで、ちょっと観点が違ってまいりますが、この両事業を通しながら、さらに一層幅の広い文化の底上げを図っていくよい機会だというふうに最初に申し上げたように思っているんですが、そういった意味で少し残念に思っているものが1点あるんです。長岡市芸術文化振興財団のさまざまな事業の中で文化創造連携事業というものが例年あると思うんです。それで、その予算が昨年度から31年度で結構減額されておりまして、そういった意味では今年度は特にまたそういった目玉となるべき大きな取り組みもあるのに、肝心な足元の予算づけがちょっと残念だなという思いをしておるんです。まず、この文化創造連携事業では、どういった内容の取り組みをなさっているのか、またこの事業の目的というのがあると思うんですが、その辺を聞かせてくれますか。 ◎水島 文化振興課長兼生涯学習担当課長中央公民館長  それでは、文化創造連携事業の目的と取り組み内容についてお答えをいたします。  この事業は、年間を通じ幅広いジャンルで質の高い芸術作品を市民の皆様に提供することにより、芸術文化を身近なものに感じていただくことを目的にやっております。実施主体は、長岡市芸術文化振興財団でございまして、今年度の主な事業内容といたしましては東京フィルとの提携に基づいた特別演奏会、親子向けコンサート、コミセンをはじめとした市有施設でのコミュニティコンサートを開催するほか、長岡市出身の落語家による落語独演会、ピアニストの仲道郁代さんのプロデュースによる若手育成事業である「三善晃記念 響き合うピアノ」、これは今年度新規事業でございますが、主な事業といたしましてはこのようなものでございます。 ◆小坂井和夫 委員  事業内容は大体わかりましたが、さっき申しましたように、今年度の予算がちょっと減ったと。さまざまな事情があるんでしょうけれども、これについてもぜひまた来年度に向けて今年度の取り組みをばねにしながら、大事な事業というふうに思っていますので、増額するように持っていってほしいなというふうに思うんであります。それで、その方向性を持ちながらも、じゃあどういった具体のことを長岡らしくやるべきかということについて、ちょっと私なりの思いもあるものですから、申し上げながらお考えをお聞きしたいのです。今ほどの文化創造連携事業の説明の中で東京フィルについての親子向けあるいはコミュニティセンター等でのコンサートと、いろんなお話もございました。  その東京フィルについてなんですが、少し所管が違ってくるかもしれないのですが、所管が違うようなところには突っ込みませんので、委員長には御承知おきいただきたいです。「熱中!感動!夢づくり教育」は教育委員会の所管になりますが、この中で例年行われていた東京フィルの夢づくりコンサートというものがあるんです。1,500万円くらいの事業費があったかと思うんですが、ことしからこの予算がなくなっております。私どものところには、毎年東京フィルでいいのかというふうな声も聞こえてきてはいるんですが、そのことは別としまして、私は子どもたちが生の、あるいは本物の文化や音楽に触れることは、今いろいろお話もありましたように、非常に大事なことだというふうに思っているんです。この予算がなくなった経緯についてここでお聞きすることはできないのでございますけれども、この委員会の中で文化の振興を所管されるお立場の担当課もあるわけでございますが、こういった生の文化、あるいは本物の音楽に多感な時期の子どもたちが触れるということは非常に大事だというふうに私は思っているんでございますけれども、その辺についてもしお考えがありましたら少しお話しいただけるとありがたいのですが。 ◎水島 文化振興課長兼生涯学習担当課長中央公民館長  今委員がおっしゃいましたように、子どもたちが本物に触れる体験、目で見て、耳で聞いて、肌で感じる体験というのは、文化担当といたしましても非常に大切なことであるというふうに認識しております。今東京フィルの夢づくりコンサートのお話が出ましたが、私どもとしてはこれ以外に小・中学校の手挙げ方式ですけれども、地元のアーティストによるアウトリーチも行っております。また、芸文財団主催の事業に小・中・高校生を無料で招待する青少年招待事業なども行っております。また、先ほど御紹介したコミュニティコンサートにつきましては、地域の方々のみならず、地域の保育園や小学校の子どもたちも参加できるようなやり方でやっております。一番大切なのは、子どもたちのニーズ、そして学校や音楽指導の現場で実際に指導していらっしゃる皆さんの御意見が非常に大事だと思いますので、そういった方々の御意見を聞きながらより効果的な方法を研究し続けていきたいと思っております。 ◆小坂井和夫 委員  当然子どもたちだけではなくて、市民の方も含めまして、生の文化に触れることは非常に大事だというふうに私も思っておるんでございますが、特にさっき申しましたように、所管は違ってきますけど、去年までは市内小・中学校の子どもたちの大半が触れることができたんです。それがなくなったというのは意味合いが非常に大きいのかな、残念だなという思いがしております。そんな中で、今文化振興課長のほうからは地元のアーティスト、あるいは文化に携わっておられる皆さん、プロ、アマ問わず私の知る限りでも大勢おられると思うんですが、そういった皆さんでカバーできると、全部カバーできるとは思いませんけれども、カバーできる部分が非常にあるというふうに思っているんです。教育委員会で予算が減った分、文化振興課でふやせというふうに言うつもりはございませんが、その辺の認識をお持ちの中で、ぜひ来年度に向けて地元の頑張っておられる皆さんも大切にしながらカバーできる部分をカバーして、子どもたちをはじめ、市民の皆さんの底上げを図っていくと。最初に申し上げましたように、ことしは2つの大きな事業があるわけですから、それを考える非常にいい年だというふうに思っているんですが、市民協働推進部長、あるいはさっき申し上げた音楽祭や芸術祭の両取り組みの実行委員長は水澤副市長でおられるようでございますが、どちらでも結構でございますので、その辺の意気込みをひとつお聞かせいただけないかなと思うのですが。 ◎水澤 副市長  ことしは国民文化祭、それから全国障害者芸術・文化祭、また長岡独自ですが、アフィニス夏の音楽祭も立ち上げたということであります。今小坂井委員からるるお話がありましたように、基本は音楽に限らずですが、文化の体験をとりわけ子どもたちの世代、若い人たちに提供するというのは、行政の政策の一つの目的としても大きなものだと思っております。いろんな試みをこれまでもやってまいりましたが、時代の変遷に合わせて新しい要素も出てくるという中で、例えばアフィニス夏の音楽祭もそういったアフィニス文化財団からの提案もありまして、いわゆるプロの演奏者が音楽をつくり込むその現場に、子どもたちをはじめ、長岡市民の皆さんがその現場を見れるというような機会もあるということですので、より近い関係の中で文化あるいは音楽の現場に触れられる。そういう意味では、非常に大きな可能性を持っているんじゃないかなというふうに思っております。  そういう中で、今回のそれぞれの文化祭や音楽祭の実行に当たっては、地元のさまざまな関係者の方々に入っていただいて、今企画を練って進めておりますが、そういう意味では先ほど委員もおっしゃったように、地元の音楽や文化にかかわっていらっしゃる人材あるいは活動をされている内容を教育も含めて、より地元で波及していただくような発想も非常に大事ではないかなというふうに思っております。今回こういった音楽祭の試みもありますが、我々としてはそういった視点でより地元の方の活動の中で地域の方々、あるいは子どもたちの教育の現場でもそういった活動が波及するような形の中で人材育成が育まれるような活動を目指していくというのが一つの大きな方向ではないかなと思っておりますので、そういったことに留意しながら今後進めていきたいと思っております。 ◆小坂井和夫 委員  水澤副市長からお話しいただきました。私が申し上げたことは受け取っていただいたと思うのですが、今回の2つの催しに地元の大勢のプロ、アマ問わず、特にプロの皆さんも手弁当で協力していただいているのは私も承知はしております。承知はしておるので、そこはそことしていいんですけど、せっかくそういう大事な機会の年なものですから、そのことをばねにしながら、きっかけにしながら来年度以降の長岡における、特に子どもたちに対してもそういった文化のありようを地元のところにきちんと目を向けた方向性も長岡市としての文化行政の視野の中に入れるべきじゃないかなということを私は申し上げているものですから、そこはきちんと受け取っておいていただきたいというふうに思います。  別件なんですが、さっき中村委員のほうから花火のチケットのことでちょっと質問が出ました。そのことで確認というか、少し質問だけしておきたいんですが、さっきの説明の中で要は市民枠がなくなることによって市民の皆さんの当選する確率が上がるという試算の中で市民枠をなくしたというふうな説明もあったと思います。私も事前にちょっといろいろ私なりに試算してみたんですが、市民枠を取っ払ったほうが市民の皆さんの確率が上がるというふうな方程式がどう編み出せば出るのかというのがわからないです。後でいいので、その辺を花火財団なりにどういう方程式でやったのか、材料があったらいただきたいということをお願いしておきたい。  それからもう1つ、さっき高見副市長のほうから当選確率が上がると。そんな中で、今後市民の皆さんにまず買っていただいて、そのことによって市民の方が、例えば県外、全国からお客様をお招きするという方向に考えていきたいというふうな御答弁があったように思うんですが、私が今申し上げたような捉え方でいいのかどうかということだけお聞かせいただきたいです。市民枠がなくなったということで、正直私らにだいぶ苦情が来ております。唐突な話でございますから。それから、申し上げておくと長岡市民の皆さんというのは、昔は花火は無料で見れた。だけど、有料観覧席というのができました。それはそれでいいんですけれども、やはり私ら市民の花火なんではないかと、平和の花火、慰霊の花火というふうな思いがありまして、市民枠が知らないうちになくなったということについて、はて、いかがなものかという感情が市民の中に非常にあるように思います。その辺も含めて、簡単で結構でございますがお願いします。 ◎伊藤 観光・交流部長  今ほど委員のほうからもお話がありましたように、市民枠の部分について数字をどういうふうに出したらいいかというのをしっかりとまた述べさせてもらいますけれども、今まで7割の確保があってもキャンセルが多かったと。キャンセルを含めると大体4割程度になっていたというものを全体に広げると、4割が極端に言うと6割、7割ぐらい広がるのではないかというところですが、そこはしっかりまた後ほど資料を提供させてもらいたいと思います。  後段の質問ですが、やはりこの花火というのはそもそも復興、平和、慰霊という部分で始まった長岡まつりからの花火大会ですので、また市民の花火、市民の祭りだったという部分もしっかりとしなければならない。チケットが手に入りにくいという声を私も聞いておりますので、そういう声をしっかりと受けとめていかなきゃならないと思っております。と言いつつ、また市外、県外のお客様から来ていただくことも非常に大切だなと感じておりますので、まずはしっかりと市民からもこの長岡花火を楽しんでいただくような仕組みにしながら、また県外から来ていただくお客様に対してもしっかりおもてなしのできる環境を整えていく、両方でやっていく。ただ、ことしについてはそういった声もお聞きしますので、先ほど高見副市長のほうからもお話がありましたけれども、これからインターネット販売もありますが、また状況を見て当日販売もしっかりしますので、そういった部分でも市民からしっかりと席をとっていただくということを講じながら、また来年はそういった部分をしっかり検証しながら、市民がチケットを入手しやすいような形をしっかり構築しながら考えていきたいと思います。 ◆田中茂樹 委員  私のほうから1項目お願いします。  先月に大津市で起きた、多くの保育園児を巻き込んだ死亡事故以来、高齢者が運転する事故がマスコミで多く報道されております。笠井議員、五十嵐議員からも道路交通環境の改善や高齢者の運転免許の返納について一般質問がありましたけれども、私のほうから所管の範囲内で本市の交通安全対策について幾つかお聞かせいただきたいと思います。  まず、1点目に高齢者の運転免許の返納についての質問をさせていただきたいのですが、公共交通が脆弱な地方都市においては自家用車を使っての移動のため、運転免許というのはどうしても必要不可欠であります。返納を促進することも大事なんでしょうけれども、それ以上にやっぱり安全に長く運転してもらいたいということを考えていかなきゃいけないというのも個人的に思っているわけであります。高齢者が運転免許を返納したからといって急激に交通事故が減るわけでもありませんし、実際平成27年度の警察庁の調べですと70代、80代よりも20代、40代のほうがはるかに交通事故を引き起こしているという事実もあるわけでありますので、一概に一くくりにできる話ではないと思うんです。高齢者の中には、危ない思いをするよりは返納したらどうかなと思っている方もいらっしゃるし、御家族の方もそういうふうに勧めている方もいらっしゃると思いますけれども、返した後にどうやって足を利用したらいいかという問題も上がってきます。私の町内の年配の方で非常にお世話になっている方なんですが、車がちょっと壊れて廃車にしてしまい、免許は返納していないのですが、車を手放してしまったということで、うちの町内はバスが平日に5本しか走っていないので、病院に行く時間帯にちょうどいいバスがないということで、どうしてもタクシーを使わざるを得ないんですが、うちのあたりから日赤病院あたりまで行くと往復で大体5,000円もかかるということで、1カ月に1回だったらいいんですけど、それが毎週のように続くとなるとかなりの負担になるため、返納にはなかなか踏み切れないということもお聞きしています。  平成28年12月の産業市民委員会でも、返納後の支援について幾つか質問させていただいたときに、支援のニーズなどいろいろ把握して検討したいという御答弁をいただいたものですから、あれから2年半たちましたし、また今現在こういった社会的に非常に関心の高い事案でもありますので、市としてそのあたりのお考え、あるいはこれまでの取り組みなどをお聞かせいただきたいと思います。 ◎山田 市民課長  現在、運転免許返納の手続と同時に、免許を返納された方に対しましてアンケート調査を行っております。返納の理由として多いのが運転に自信がなくなった、家族から勧められた、この2つが大きな理由でございまして、全体の約7割を占めてございます。さらに、直近の集計を見ますと9割を超える方からタクシー券、バス券の補助がなくても免許を返納していたというお答えをいただいております。高齢者の交通事故を防ぐという観点で、運転免許返納は有効な手だての一つであるという認識を持っておりますが、一方で委員御指摘のとおり、生活の足が失われるといった側面もございます。そうした意味で非常に難しい面もございますが、ポイントは交通安全と生活の維持の2つのバランスをいかにとるかにあると考えております。そのためには、運転される御本人が御自身の能力を正しく自覚いたしまして、その能力に応じた安全運転をしていただくということがまずもって重要なのではないかなと考えております。  そこで、つい先週からでございますが、高齢者の交通安全を研究しているNPO団体から御協力を得まして、自分の運転能力を客観的に把握できるチェックリストを市のホームページにリンクいたしました。高齢者の方あるいはその御家族の方にぜひ御確認いただきたいと思っております。今後も機会を捉えまして、高齢者の交通安全の啓発に努めてまいりたいと考えております。 ◆田中茂樹 委員  そういった取り組みがあるようでしたら、ばんばんと啓発していただきたいと思います。  そして、2点目なんですけれども、このように交通安全を守るために地域の方から要望もいろいろと上がっているかと思います。例えば、横断歩道や信号を設置してもらいたいということをうちの地域でも、多分ほかの地域でも多くあるかと思います。これは、警察が所管することでもありますので、実現までにかなり時間がかかっているという現実もあるということで、うちも通学路に抜け道と称して車が多く入ってきて、横断歩道の設置を二、三年前からお願いしているんですが、なかなか進まないということもあって、地域の方が署名を集めて警察のほうに届けたというケースもありました。そういった地域の協力あるいは連携というのもどうしても必要になってくるんではないかなと思うわけでありますが、これらの要望に対して市のお考えや取り組みなどをお聞かせください。 ◎山田 市民課長  所管する県の公安委員会にしっかりと地域の声を届けることが責務であると心得ております。その際に御要望をいただきました現場に市の職員も出向きまして、あるいは周辺の状況を確認いたしまして、地域固有の事情、今ほど委員がおっしゃられたとおり、地元では抜け道になっているですとか、あるいは最近宅地開発されて子育て層が多く引っ越してきているようだ等のそういった事情を要望に添えまして、地域の生の声がしっかりと届くように努めてまいります。 ◆田中茂樹 委員  ぜひお願いいたします。  じゃあ、最後の質問になりますが、交通事故、交通安全に関して、車だけではなくて、自転車のマナーで非常に気になるところがあります。この前も私が車を運転していて、自転車に乗った中高生の子が突然飛び出してきまして、冷やっとすることがありまして、中にはスマートフォンをいじりながら走っている半ば器用な子もいるんですけれども、本当に危ない思いをしているわけであります。小学生の交通安全教室ですとか、あるいは市内の3つの高校で自転車マナーアップモデル校というのが指定されているということで、自転車のマナーの啓発について取り組むということもお聞きしております。自転車のマナーが非常に悪いのは中高生と高齢者の方が多いのではないかなと思うわけでありますが、事故に遭うだけではなくて逆に加害者になってしまうというケースもあるわけですので、こちらのほうも警察としっかり連携して、啓発などに努めていただきたいと思うのですが、市としてのお考えをお聞かせください。 ◎山田 市民課長  各地の老人会ですとか、あるいはタニタカフェでのイベントなど、高齢者の方が多く集まるような場に出向きまして、ルールやマナー等の教育啓発活動を現在行っております。昨年度の実績で26回行わせていただきました。また、警察や関係団体と連携いたしまして、小学生に向けて、あるいは小学生を指導するセーフティーリーダーの方に対して自転車安全教室等の啓発活動も展開しております。さらに、毎年順繰りに二、三校ずつお邪魔しておるんですが、市内の高校に出向きまして、登校してこられた生徒の方に自転車運転のマナーアップ、あるいは盗難防止等のパンフレットを手渡しするといった取り組みも現在進めております。いずれにいたしましても、今後警察、関係団体等と協力、連携いたしまして、ルールの周知や運転マナーの向上に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ○池田和幸 委員長  所管事項に関する質問は、この程度にとどめます。    ────────※──────── 1 議案第68号 長岡市もみじ園条例の制定について ○池田和幸 委員長  議案第68号を議題といたします。 〇伊藤観光・交流部長 〔議案書及び資料にて説明〕 ○池田和幸 委員長  まず、質疑はありませんか。 ◆神林克彦 委員  今回指定管理ということで、それに合わせて条例が制定されるということですが、もみじ園は、昨年度紅葉シーズンだけで8万人もの方が訪れているということです。ただ、それに見合った経済効果がなかなか得られないということが地域内の課題ということで挙げられておりました。なので、このたびの施設や管理体制を整備するということで大きな期待が寄せられております。  それに当たり、まず1つ目の質問をさせていただきます。もみじ園の管理を委託ではなく、今回指定管理にしたということでございますが、その狙いというかメリット、また今後のもみじ園の位置づけをどういうふうに市として考えているのかをもう少し詳しくお聞かせください。 ◎佐山 観光事業課長  長岡市もみじ園に新しく整備します情報発信スペースは、仮称でもみじの茶屋と呼んでおりますけれども、ことし10月にオープンする予定でございます。今年度は市の直営で、来年度からは指定管理者に管理運営をお願いする予定になっております。これまでの単なる庭園の管理ということだけであれば業務委託という形をとることになりますけれども、情報発信スペースを活用しまして、軽食の提供ですとか物販、観光情報の発信などを行い、地域活性化や交流人口の増加を図る観光交流施設として整備することから、民間のノウハウを活用できる指定管理者制度を導入したいというふうに考えているものでございます。 ◆神林克彦 委員  今まで越路地域は、企業としての物品はあったんですが、地域を代表するような産物であるとか特徴づけるものがなかなかなかった中ですので、指定管理ということでぜひ民間の皆様のお知恵をおかりすること、あと各地域であるとか、商店街もこのもみじ園を活用したい、連携を考えているという流れが非常に出始めておりますので、ぜひそこも生かした中で制度を使ってもみじ園の活性化、まさに市民協働になるかと思いますが、そういったことのアイデアが生かせるようになればなというふうに考えております。  次なんですけれども、このもみじ園ですが、小高いところで、まちなかから離れた場所にございます。私もちょくちょく行くんですが、やはり1つ心配なのが冬期間は園内が雪に閉ざされる状況になりますが、その間は今までだと完全に閉まっているんですけれども、今後もそういう期間は閉園という形をとるのかどうかを確認させてください。 ◎佐山 観光事業課長  もみじ園の施行規則では、供用期間を4月1日から11月30日までとしておりますので、12月から3月までの冬期間は閉園という形をとっております。しかしながら、先ほど申し上げましたとおり、令和2年度から指定管理者制度を導入いたしますので、管理者の提案によっては冬期の開園もあり得るということになります。 ◆神林克彦 委員  今、冬期間はなかなか観光が振興していない中、逆に冬や雪を生かした観光がまた長岡市を活気づけるような形になればすごくいいと思いますので、そのあたり非常に期待をしております。また、先ほども申し上げましたが、期待とは裏腹な部分で、もみじ園が小高い丘にあり、雪が非常に多いと。また、そのもみじ園の特徴として樹齢が200年近くの樹木があったり、それをまた京都から移植したということで、そこ自体にもみじ園の特殊な価値があるのかなと思います。また、建造物も年数がたったものが非常に多いので、もみじ園に思い入れのある地域の皆様が納得いく、いろんなものを傷めない形で冬の管理をしていくのはかなり大変な部分があるのかなというふうに少し心配をしております。場合によっては、市のバックアップであるとか、指定管理者とのしっかりした認識の共有が必要だと感じますが、市のお考えをお聞かせください。 ◎佐山 観光事業課長  もみじ園の冬期間における管理方法につきましては、これまでのやり方をベースに整理しております。冬囲い作業は、業務委託をしておりましたので、その経費を管理費用に含めまして指定管理者へお願いする予定でおります。そのほかの今おっしゃられたような建物の除雪業務ですとか樹木の治療、また補植といった業務につきましては引き続きこれまでもやっていたとおり、市が対応いたします。また、必要に応じて管理者と協議を行いながら、よりよい施設管理につなげてまいりたいというふうに考えております。 ○池田和幸 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○池田和幸 委員長  議案第68号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池田和幸 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 2 議案第80号 契約の締結について(上川西コミュニティセンター) ○池田和幸 委員長  議案第80号を議題といたします。 〇竹内市民協働推進部長 〔議案書及び資料にて説明〕 ○池田和幸 委員長  まず、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○池田和幸 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○池田和幸 委員長  議案第80号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池田和幸 委員長  御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 3 議案第81号 契約の締結について(中之島クリーンセンターし尿処理施設等解体) ○池田和幸 委員長  議案第81号を議題といたします。 〇若月環境部長 〔議案書及び資料にて説明〕 ○池田和幸 委員長  まず、質疑はありませんか。 ◆小坂井和夫 委員  資料の2番に変更契約の概要とありますけれども、設計時の調査では判明しなかったということでございますが、これはどの時点で判明したのでしょうか。 ◎野口 環境部次長  設計のときには、このアスベストがないものと判断しておったのですけれども、実際9月に契約を行って、その後調査をしたところ、11月ぐらいに中に含まれているということがわかりました。 ◆小坂井和夫 委員  今のお話ですと、設計時にはないものと判断したということでございましたが、判断というのは調査と違うんじゃないですか。 ◎野口 環境部次長  解体時の設計につきましては、アスベストの有無について調査を行っております。その調査内容につきましては、建設時の設計図書等によってそこの仕上げ材、いわゆる材料の履歴を調査いたしまして、その時点では材料の中にアスベストが入っていないものと判断したものでございます。 ◆小坂井和夫 委員  そうすると、設計時には設計図書等をもとにしながら入っていないものというふうに判断されたということで理解していいですね。
    ◎野口 環境部次長  はい、そのとおりです。 ◆小坂井和夫 委員  設計図書を調べるのも調査は調査ですから、調査なのかなと思います。ちょっと前の話になるんですが、4月に市議会議員選挙が終わったばかりでございましたが、5月に臨時議会がありまして、そこで栃尾文化センター整備事業ということで、これも解体工事だったわけです。これは、文化センターの外壁の改修ということでアスベストの除去費を見込んでおられたんです。外壁ですから、見込んでおられた。このとき委員会ではないけど、後日担当課にいろいろ聞いたのですが、当然栃尾文化センターの場合は調査の結果、外壁の仕上げ材にアスベストが入っているのがわかったと。アスベストが入っているのはわかったけど、その時点の法律では、その種類のアスベストが仕上げ材に入っていれば国の補助の対象だということで補助金を見込んだのだけれども、その後よく調べたら、それが国の補助の対象じゃないということで、5月臨時会で国の補助がない2,600万円の補正をされたんです。2,600万円が国から来なくなったけれども、まだ全体の総予算が残っていますから、その中でできるので補正予算を組まなくてよかったですという説明なんですが、栃尾の例で見ればこれも外壁の仕上げ材です。ちゃんと削るなりして、調査されているんですよ。今回の中之島の場合は内壁ではありますが、壁というのは下から上までずっと、下からなければ壁にならんわけですから、そういった意味で設計図書だけで現場の調査は、今検査機構に出せば簡単にお金もかからないでアスベストの含有というのはわかるわけです。なぜそういったところに出さなかったのかなというのがちょっと不思議なんでございますけど。 ◎野口 環境部次長  このアスベストの調査につきましては、先ほども申し上げましたけれども、解体の設計時に一応履歴の調査を実施しております。今委員のほうから要するに分析調査までなぜしなかったのかというお話ですけれども、まず資材の履歴等を調べて、それについてはこれまでの情報等に基づいて、そこに使われているか、使われていないのかという判断を大まかにするわけでございます。そこでないものという判断を行ったことですので、実際の分析調査まではしなかったという経緯がございます。また、この調査の関係につきましては、昨年の12月議会でも議論等になりまして、いわゆる建設担当課のほうでは今後長岡市としてどうするのかを検討していると聞いております。また、分析調査についてもやる方向とは聞いておりますが、今後長岡市はそういう方向でいくものと思っております。 ◆小坂井和夫 委員  これで最後にしますけれども、この問題だけに限らないと思うんですが、今環境部次長がおっしゃったように、ほかの箇所でもアスベストというのはここ数年いろいろ問題になっているわけです。やはり一番大事なのは、行政もそうですけど、私ら議会もそうですが、いかに市民感覚で物を考えるか、判断するかということだというふうに思うんです。3億円の予算が言うなれば21%も簡単に増額になっちゃうんです。じゃあ、この増額の金はどこから出したのと私らは聞かれるわけです。何でこれが最初にわからなかったというのが、一般市民の方が率直に思う疑問だと思うんです。そういったこともきちんと踏まえながら、今環境部次長がおっしゃったように、やはりつくられた年代、あるいは仕上げ材を含めて、そこにアスベストの含有の可能性というのが十分考えられるわけですから、そういったものについてのありよう、これは環境部だけに言ってもしようがない面はあると思うんですが、お考えいただきたいと、早急に検討していただきたいというふうに申し上げておきます。 ○池田和幸 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○池田和幸 委員長  議案第81号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池田和幸 委員長  御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 4 議案第66号 令和元年度長岡市一般会計補正予算  (1) 第1条 歳入歳出予算の補正中当委員会付託分 ○池田和幸 委員長  議案第66号を議題といたします。 〇長谷川商工部長プレミアム付商品券室長 〔予算書・説明書にて説明〕 ○池田和幸 委員長  まず、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○池田和幸 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○池田和幸 委員長  議案第66号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池田和幸 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── ○池田和幸 委員長  これにて散会いたします。   午前11時53分散会    ────────※────────...