長岡市議会 2019-03-11
平成31年 3月文教福祉委員会−03月11日-01号
平成31年 3月
文教福祉委員会−03月11日-01号平成31年 3月
文教福祉委員会
平成31年3月11日(月)午前10時開議
────────※────────
〇出席委員(8
人)
中 村 耕 一 君 大 竹 雅 春 君
荒 木 法 子 君 池 田 和 幸 君
服 部 耕 一 君 関 充 夫 君
関 正 史 君 小坂井 和 夫 君
─────────────────
〇
委員外議員で出席した者
田 中 茂 樹 君 五十嵐 良 一 君
池 田 明 弘 君 深 見 太 朗 君
広 井 晃 君 加 藤 尚 登 君
細 井 良 雄 君 丸 山 広 司 君
山 田 省 吾 君 永 井 亮 一 君
杵 渕 俊 久 君 藤 井 達 徳 君
諸 橋 虎 雄 君 古川原 直
人 君
松 井 一 男 君 桑 原 望 君
水 科 三 郎 君 長谷川 一 作 君
笠 井 則 雄 君 酒 井 正 春 君
高 野 正 義 君 関 貴 志 君
加 藤 一 康 君 五 井 文 雄 君
丸山(勝)議長
────────※────────
〇
説明のため出席した者
磯田市長 高見副市長
水澤副市長
金子危機管理監・
政策監
小村福祉保健部長 青木福祉総務課長
長谷川福祉課長 藤田生活支援課長
五百川介護保険課長 横山長寿はつらつ課長
栗林国保年金課長 高橋健康課長補佐
高橋教育長 金澤教育部長
波多子ども未来部長 曽根教育総務課長
遠藤教育施設課長 佐藤学務課長
小池学校教育課長 高橋学校教育課
管理指導主事
神林学校教育課 丸山学校教育課
管理指導主事 管理指導主事
山田中央図書館長 小熊科学博物館長
大矢子ども家庭課長 田辺保育課長
斎藤青少年育成課長
河内中之島支所長 松永越路支所長
斎藤三島支所長 米山山古志支所長
佐藤小国支所長 早川和島支所長
八子
寺泊支所長 今井栃尾支所長
内山与板支所長 坂田川口支所長
────────※────────
〇職務
のため出席した
事務局職員
野口事務局長 水島課長
宮島課長補佐 佐藤議事係長
松原主任
────────※────────
○
中村耕一 委員長 これより会議
を開きます。
────────※────────
○
中村耕一 委員長 なお、
報道関係者から写真撮影
の申し出がありましたため、
委員会傍聴規則に基づいて委員長においてこれ
を許可いたしましたので、御了承願います。
────────※────────
〇所管事項に関する質問
○
中村耕一 委員長 最初に、所管事項に関する質問
を行います。
◆
荒木法子 委員 それでは、私
のほうから質問
をさせていただきます。
1カ月前、長岡市に住む友人
のお子さんが
急性白血病で
緊急入院となり、現在新潟市
の新潟大学医歯学総合病院で闘病
をしています。
緊急入院となった
のは、ちょうど競泳女子
の池江璃花子選手が白血病であると公表した
のと同じ時期でした。白血病は血液
のがん
の一種です。新潟県
がん対策推進計画(第2次)によると、
小児がんは小児
の病死原因
の第1位であり、成人
のがんと異なり生活習慣と関係なく、乳幼児から思春期、若年成人まで幅広い年齢に発症し、希少で多種多様ながん種から成っています。その未成年
のがんで最も多い
のが白血病です。
小児がんは、近年
の集学的治療の進歩に伴い、生存率が向上しています。一方、治療期間が5年に及ぶケースも多く、思春期
の大切な時期にさまざまな問題
を抱えます。例えば病気
の治療が生殖機能に及ぼす影響や
晩期合併症、
精神的ストレス、将来へ
の不安などです。家族
のきめ細かなサポートが必須です。長岡市には
小児がん拠点病院がなく、
小児がん診療施設もありませんので、新潟市
の病院に入院することになります。
そこで、がんに苦しむ
子どもたちや寄り添う御家族
のために市がサポートできること
の可能性
を考えたいと思い、幾つか質問
をさせていただきます。
まず、長岡市
の20歳未満
のがん患者数
を教えてください。
◎高橋
健康課長補佐 県がまとめております新潟県
がん登録においては、市町村別は公表されていませんので、長岡市
の20歳未満
の状況についても公表していません。
なお、県全体では44
人となっております。
◆
荒木法子 委員 公表されていないということは、数字はあるということだと思います。現状
を正しく把握するためにも、できれば市でも数字
の把握だけはしておいてください。お願いいたします。
次に、先ほども申し上げたとおり、20歳未満
のがん
の種類では白血病が最も多いです。長岡市では、白血病など
の治療により、
予防接種の再接種が必要な場合
の費用助成
を始めました。この制度が始まった
きっかけと助成
の状況、助成
を受けた方々
の反応などがわかれば教えてください。
◎大矢
子ども家庭課長 まず、
きっかけでございますけれども、委員から少し御
説明いただきましたが、
予防接種法に基づく定期
の予防接種をした後に白血病等に罹患し、
骨髄移植等の治療
を受けると今まで獲得した免疫がなくなりまして、
予防接種の再接種が必要になる場合がございます。この再接種
の費用は、定期
の予防接種と異なりまして、
全額自己負担となりますので、保護者からは切実な相談が届いておりました。市は国に対し、自己負担が発生しないように再三にわたり制度
の改正要望
を行いましたけれども、よい結果はいただけませんでした。そのために、市単独でも実施しなければならない必要な施策であると判断いたしまして、県内初
の取り組みとして本事業
を創設したということが
きっかけでございます。
それから、助成
の実績についてでございますけれども、治療された年齢によりまして再接種
の費用は違ってきますけれども、市では接種に必要な費用
の全額
を助成させていただいております。平成28年度は2名、約12万円、平成29年度は3名、約6万円、平成30年度は本年1月末現在で2名、約5万円
の助成
をさせていただいております。
それから、助成
を受けた方
の反応でございますけれども、市が早い対応
をとってくれて大変うれしかった、負担が軽減されてありがたかったといったお声
をいただいております。
◆
荒木法子 委員 28年度から早々にスタート
をしてくださったということで、現在は見附市、そして新潟市が始められているということでございます。私
の友人
の1
人もこちら
の再接種
の助成
を受けた
のですが、本当に助かったとおっしゃっていました。医療費以外
の大きな負担として、新潟市
の入院先まで
の交通費も挙げられます。例えば
小児がんや
若年がんで50キロ以上離れている市外
の病院へ通うもしくは入院する必要がある患者
の家族
の交通費
を一部支援する
取り組みはできませんでしょうか。ちなみに、長岡市では
人工透析のために医療機関に週2回以上通院している方に
ガソリン代など
の交通費
を助成しています。これは、必ず当人が定期的に通わなければいけないという理由で始められたと聞いています。
繰り返しになりますが、長岡市には
小児がんの拠点病院、
小児がん診療施設がないので、家族はどうしても新潟市まで通うことになります。患者自身
の精神的ストレスや将来へ
の不安が募る中、家族
のサポートは必須です。未成年
のがん患者の家族に対して
交通費助成をしていただけないかと考えますが、この件に関してはいかがでしょうか。
◎長谷川
福祉課長 委員御指摘
のように、
人工透析はこの治療
をしなければ生命
の維持ができないこと、また毎週2回以上通院しなければいけないということで、身体的、経済的な負担が非常に大きいことから、通院している透析患者御本人
を対象に交通費
を助成しております。したがいまして、御質問
の小児がんの御家族
の交通費助成につきましては、この
人工透析の制度とは別に考えるべきではないかというふうに考えております。また、市外、県外に入院している方は
小児がんだけではないというふうに思われますので、この
交通費助成の必要性につきましては今後
の検討課題とさせていただきたいというふうに考えております。
◆
荒木法子 委員 数
の把握や
さまざま金額、どれくらい
の遠さであれば可能な
のか、そして検討
の余地がある
のかということ
をまたいろいろと考えていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
小児がんをはじめとする重篤な病にかかった
子どもたちは、医療行為
をはじめ看護体制など、大人とは違う設備や対応が求められるため、市外、県外に入院、通院していらっしゃる方も数は少ないですが何
人かいらっしゃいます。新潟県には子ども
を対象に
高度専門医療を行う
小児専門病院、いわゆる
子ども病院がないからです。
新潟県議会の12月議会において、
桜井甚一議員より
子ども病院設置の必要性について質問がありましたところ、花角知事は「
子どもたちに対する高度・
専門的医療や子ども
の特性に応じた看護
の提供は重要である」と答えられています。長野県
の県立こども病院は、長野県
の真ん中で
交通アクセスのいい安曇野市にあります。新潟県に
子ども病院をつくるとしたら、中心部であり、
交通アクセスがよく、そして基幹病院と
の連携もしやすいことから、長岡市に置くことが妥当であると考えます。これについて市
のお考えがあれば教えてください。
◎小村
福祉保健部長 重篤な病気にかかった
子どもたちに適した環境
の中で高度で専門的な治療
を受けられる
子ども拠点病院のような存在
の必要性については認識しております。現在新潟県には
子ども拠点病院がないため、委員御指摘
のように大人にまじって
の治療でしたり、他県
の病院で治療
を受けたりしているという
のが現状でございます。県においても、
小児医療専門機関の設置について議論が始まりつつあるように承知しております。仮に県内に設置されることがあるとするならば、県
の中央に位置し、交通
の利便性
のよい長岡市は最適な場所
の1つであろうというふうにも考えております。今後は県
の動向
を注視しながら、情報収集に努め、必要な働きかけは行ってまいりたいというふうに考えております。
◆
荒木法子 委員 少し古いデータですが、現在
子ども病院は全国に22カ所あり、
子ども病院がない県
の中で一番人口が多い
のは新潟県と聞いています。ぜひ働きかけ
のほう
をよろしくお願いいたします。
続きまして、次
の質問に参ります。内閣府
の男女共同参画白書によると、昭和55年以降、夫婦ともに雇用者
の共働き世帯は年々増加して、平成29年にはその数は倍になりました。私
の友人は20代から40代、みんな子育て
をしながら共働きです。昨年10月に
育児休暇が終わる友人から預けられる場所がなくて困っていると連絡がありました。結局
中途入園ができる場所が見つからなくて、
育児休暇は延長となりました。この事例は2件ありました。また、経営者
の方も、
育児休暇が明けて戻ってくる社員
を当てにしていたんだけど、保育園も幼稚園もいっぱいで、年末が乗り越えられるか心配だという話
をされていました。そして先日も、子どもが1歳になったので、現在は無職
の妻が仕事
を探している
のだけど、子ども
の預け先が見つからず、求職活動すらできなかったというお声もいただきました。希望した
認可保育園などに入れず、国
の自治体で
の待機児童
のカウントに入っていない児童
のこと
を隠れ待機児童と呼ぶそうです。31年度
の10月1日から
の実施
を目指されている3歳以上
の幼稚園、保育園と
認定こども園など
の利用料
の無償化
を受けて、
入園希望が増し、さらに
隠れ待機児童がふえることが予想されます。現状
を正しく認識し、対策
を講じるために何点か質問
をさせていただきます。
初めに、
共働き世帯の増加で保育園、幼稚園
の入園率は年々上がっていると思われます。長岡市で入園率
を把握していましたら、ゼロ歳児から教えてください。
◎田辺
保育課長 今年度
の4月1日時点
の入園率
をゼロ歳児からそれぞれ申し上げます。
ゼロ歳児が19.3%、1歳児が57.8%、2歳児が66%、3歳児が97.3%、4歳児が98.4%、5歳児が99.3%で、公立、私立
の保育園、幼稚園、
認定こども園を全部合計した数字でございます。
◆
荒木法子 委員 長岡市
の人口は少しずつ減っていますが、世帯数はふえています。ということは、核家族がふえているということだと思います。本当に幼稚園、保育園
の需要はどんどんふえているんだなということ
を今回この数字でも認識させていただきました。
中途入園は、1歳児から2歳児が特に厳しいと聞いています。31年度
の入園希望の見通し
をされていましたらぜひ教えてください。
◎田辺
保育課長 3歳未満
の児童
の入園でございますけれども、委員おっしゃるとおり、なかなか途中入園が難しいという状況でございます。やはり特に1歳児ですけれども、保育士
の配置が3対1ということで非常に手厚い配置になっている分、なかなか途中入園
の御相談は難しいという状況も正直ございます。また、ことし
の10月から
幼児教育・保育
の無償化が始まります。こちらですけれども、3歳未満
の児童については全員ではなくて、
非課税世帯のみが対象とされておりますが、やはり年度途中
の入園希望というものは今年度よりはふえる
のではないかというふうに考えております。
◆
荒木法子 委員
保育課長が今おっしゃるとおり、本当に3歳未満
の児童は幼保
の無償化
の対象
の幅が狭いですが、おそらくこの状況
の機運
を考えると途中入園
の希望はふえる、そして
受け入れ先があれば預けたいという方は本当に多いと思っています。そういうふうに周り
のお話
を聞くと感じています。今3歳未満
の児童
の話
をさせていただきましたが、3歳以上
の児童
の途中入園
の希望は、無償化
の対象になるので、もちろんふえることが予想されています。その認識についてはいかがでしょうか。
◎田辺
保育課長 委員おっしゃるように、無償化によりまして3歳以上
の児童については所得制限にかかわらず全員が無償化
の対象となります。ただ、先ほど申しましたように、入園率で申しますと3、4、5歳児がおよそ97、98、99%という状況でございます。そう言いながらも、やはり無償化によって年度途中
の入園申し込みという
のはある程度生じるかと思っておりますけれども、職員
の配置基準は3歳児が15対1で、4、5歳児は30対1ですので、ある程度は対応できるというふうに考えております。
◆
荒木法子 委員
保育士不足の件もあってなかなか対応ができなくて、すごく難しい部分だと、本当にいろいろな先輩方
の質問
を聞いても認識させていただいているところであります。3歳以上
の児童については、
お子さんを持った方がほぼ預けるというふうな状況になっていますので、ある程度数が把握しやすいと思います。3歳未満
の児童に関しては、受け入れる先がないから預けられない
のか、それともそもそも需要がない
のかというところがすごくポイントになってくると思うので、ニーズ
の把握や今後
の対策についてすごく注目していきたいポイントかと思う
のですが、お考えがありましたら最後に教えてください。
◎田辺
保育課長 委員
のおっしゃる無償化
の影響ですけれども、3歳未満
の児童は
非課税世帯の方は今現在は
非課税世帯だったとしても、仮に保育園に
お子さんを預けるとまた所得がふえる、そうなりますと無償化
の対象外という方も出てくることが想定されますので、果たしてどれぐらいふえる
のかという
のはなかなか見込みが難しい状況ではございます。ただ、そうは言いながらも、先ほど来申し上げているとおり、やはりある程度
の人数がふえるというふうに考えております。ですので、私ども長岡市といたしましても、特にやはり3歳未満
のお子さんについてですが、園でお預かりする
お子さんの数
を利用定員というふうに呼んでおりますけれども、昨年度よりもふやすなど
の対応
をしておりますし、また豊田地区など保育需要が増加している地区につきましては、来年度新たに民間
の施設
を整備するなど、できる限り受け皿
の拡充
を図っていきたいというふうに考えております。
◆池田和幸 委員 私からは、
縄文文化の発信について質問させていただきます。
馬高三十・稲場遺跡に設置されております
馬高縄文館は、平成21年に開設されまして、本年で10年
を迎えます。平成28年には
日本遺産の認定
を受けておりますし、また
火焔型土器を国立競技場の聖火台へ
の採用
の期待が高まっているところですけれども、これまで
馬高縄文館が取り組んできた活動、それから
信濃川火焔街道連携協議会の活動についてお聞かせください。
◎小熊
科学博物館長 委員が今お話しされたように、関原町にあります
馬高縄文館は、おかげさまでことしで10周年
を迎えます。これまでに縄文にかかわる展示会、イベントや体験学習など、多彩な活動を通じて長岡
の歴史的遺産であります火焔土器や
縄文文化の発信
を行ってまいりました。
また、
関原商工会が秋に開催している
関原楽市縄文まつりでは、史跡
の馬高三十・稲場遺跡
を会場に、地元と協働した
情報発信に努めております。当日は
馬高縄文館の無料開放
を行うことで、来場者が
縄文文化を知る大きな
きっかけになっています。
それから、長岡市も加盟する
信濃川火焔街道連携協議会では、平成28年に文化庁から
日本遺産として認定していただいたわけですが、その
活用推進事業も進めておりまして、
火焔型土器の展示会、それからガイドブックやアプリ
の制作、日帰り
のバスツアーなど、さまざまなイベントや
取り組みを実施しておりまして、内外に向けた普及啓発や
情報発信に取り組んでいるところでございます。平成30年度には、
日本遺産の縄文フェスというふうに題しまして、さき
の関原楽市縄文まつりなど
の地域
のイベントと連携しながら、
縄文コンサートの開催、
日本遺産ブースの設置や
縄文体験コーナーの拡充など
を行ってまいりました。
◆池田和幸 委員 大変たくさん
の取り組みを行っていただいております。来場者もかなりふえているという状況でありますが、今後さらに多く
の皆様から
縄文文化に関心
を持っていただくということ
を考えますと、この
馬高縄文館単体で考える
のではなくて、県立
の歴史博物館、それからその周辺には地元
のNPOが整備している里山があります。古代
人が生活
の場として使っていたエリアと思われますけれども、そこでは
子どもたちが学習
の場として利用したり、一般市民
の方が
自然観察会を行ったりということで、大変多く
の方が訪れていらっしゃいます。また、その中央
を通ります国道8号から
歴史博物館に向かっています市道77号線ですけれども、高台に向かって上っていく道路で、大変眺望がよく、遺跡全体が見渡せるということで、これら
の周辺
の環境
を全部取り込んだ地域
を縄文エリアというような形で全体で取り組むことが今後多く
の方から来ていただくためには必要な
のではないかなというふうに考えておりますけれども、お考えがあったらお聞かせください。
◎小熊
科学博物館長 関原地区では、今委員がおっしゃられた馬高三十・稲場遺跡保存会
を中心に、史跡
の公園
の保存管理に尽力しているほか、NPO法人
の関原里山・ぬかやま会
の皆さんが、
馬高縄文館の南方に広がっております、縄文
の杜というふうにも呼ばれておりますが、西部丘陵東地区
のその一角で植栽や整備等
の活動
を継続的に行っていて、最近では一般
の方も散歩
を含めて散策されるようになってきています。さらには、
火焔型土器等
のモニュメントが道路沿いに建ち並びます県立
の歴史博物館もあるということで、そのような立地環境やロケーション
を生かして、関連する団体や施設と
の連携
を深めて、普及活動やイベント等で地域全体が
縄文文化の発信
の拠点となるようにPR
を図っていきたいと思います。
信濃川火焔街道連携協議会のほうでは、道路沿いにあるモニュメント
を活用したスタンプラリー
のようなものも企画、計画しておるところでございます。
それから、関原地区
の隣
の青葉台、宮本地区
のほうでは、御存じ
の縄文
の丘マラソンが本年度で2回目ということで、
馬高縄文館が折り返し地点になっています。たくさん
の人が参加されているようで、それらと連携して、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けてさらに
縄文文化や火焔土器
を発信していきたいと考えております。
◆池田和幸 委員 今中央
を走っているその道路が、例えば縄文ロードですとか、里山が縄文
の杜ですとか、いろんな名前がついて楽しい場所になって、訪れていただいた方が一日中楽しめるような、そんなエリアになったらいいなというふうに思っております。
また、来年には道
の駅ながおか花火館(仮称)が開設されるということで、そちらからもPR
をしていただいて、縄文
の文化
をさらに広げる
取り組みを続けていただきたいというふうに思っております。
◆服部耕一 委員 それでは、私
のほうから今回は保育に関する問題と、それから高齢者センター等
の駐車場
の除雪問題について取り上げさせていただきたいと思います。
まず、保育に関する問題について取り上げます。最初に、企業主導型保育事業について質問させていただきます。企業主導型保育事業とは、待機児童対策
の1つとして2016年に国が導入した制度です。企業
の判断で開設することができ、認可外ですが、一定
の基準
を満たせば国から
認可保育園並み
の助成金が受けられることもあり、都市部
を中心に全国的に開設が広がりました。企業が従業員向けに設置する場合が多い
のですが、地域枠
を設定し、地域
の子ども
を受け入れている施設もございます。以前に議会
の現地視察で南部工業団地内にある企業主導型保育施設
を視察したことがございますが、広々とした保育室や
子どもたちが伸び伸びと遊べるスペースが屋内にあることに感心したこと
を覚えております。
そこで最初
の質問ですが、本市における企業主導型保育施設
の現状についてお聞かせください。
◎田辺
保育課長 現在
の長岡市内における企業主導型保育施設
の数ですけれども、まず施設数で申しますと3つ
の施設がございます。そして、3施設合計
の数字になりますが、利用定員
の合計が77
人、そのうち昨年4月1日時点では52
人のお子さんをお預かりしていただいております。
一方、従業員以外
の地域住民に開放する地域枠ですけれども、こちら
のほうは26
人というふうに設定
をしていただいております。
また、平成31年度に入りますと新たに1つ
の施設が開設する予定でございまして、こちらは定員が12
人、そして地域枠がお二
人の予定だと聞いております。
◆服部耕一 委員 最近、企業主導型保育が定員に達しないなど
の理由で閉鎖するケースが全国的に相次いでいるというふうに聞いております。新聞報道でも大きく取り上げられて問題になっております。この問題が起きている背景
を見ますと、認可外施設であるがゆえに、自治体が状況
を十分に把握できていないことが要因ではないかというふうに私は考えております。先ほど地域枠というお話もございましたが、認可外であっても、地域
の保育事業
を担っていただいているという現状があること
を考えれば、ある程度自治体が関与したり、連携
をとることが必要ではないかと思います。
そこで、この点に関する本市
の考え及び現状についてお伺い
をいたします。
◎田辺
保育課長 委員
のおっしゃるとおり、企業主導型保育施設からもやはり地域
の保育
を担っていただいておりますので、市と
の連携や関与は必要だというふうに考えております。この企業主導型保育施設に関しましては、これまで市でも、現在も園
をつくるという計画
の段階で
の情報
の把握
を行っておりますし、また児童福祉法に基づきまして定期的な
監査を行っておりまして、適切に
監査を行っていただいているということ
を確認しております。
さらに、昨年
の5月に国が全国的に事業者に対して、開園する場合はあらかじめ地方公共団体に対して相談
を行うようにというような通知も出されております。今後も事前に設置者と協議
を行うことで、
認可保育園と同様
の安全性や質
の確保といったこと
を求めてまいりたいというふうに考えております。
◆服部耕一 委員 ただいま
の答弁で、しっかり連携
をとって取り組んでいるという現状が把握できましたので、今後もお願いしたいと思います。
次
の質問に移ります。先ほど荒木委員からも質問がございましたが、ことし10月より開始される
幼児教育・保育
の無償化について、私は費用面について取り上げさせていただきたいと思います。イギリス、フランス、韓国など、諸外国には
幼児教育の重要性
を踏まえ、無償化
の取り組みを進めている例がございます。日本でも無償化は子育て世帯へ
の負担軽減につながる施策であり、歓迎すべきことだというふうに思っております。
ところで、この無償化に伴う財政負担については一般質問でも議論があったとおりですが、2019年度については全額国費で負担されることになりますが、2020年度以降は地方自治体
の負担が生じることとなります。厚労省によれば、市町村
の負担は全国合計で約3,167億円に上るという試算が出されております。長岡市
の負担については、先日
の一般質問
の議論を通じて7億6,000万円になるというふうな考え方が示されました。そもそも
幼児教育・保育
の無償化というこの施策は国が決定したものであり、また国が少子化対策に責任
を持って推進するという立場からしても財源は全額国が持つ
のが当然ではないかと私は思います。
そこで質問ですが、2020年度以降も
幼児教育・保育
の無償化に伴う財源は国が全額負担すること
を要望すべきであるというふうに思いますが、市
の考え
をお伺いいたします。
◎田辺
保育課長 委員
のおっしゃるとおり、ことし
の10月から予定されております
幼児教育・保育
の無償化でございますが、無償化初年度となる31年度分については全額国が負担するという予定でおりますけれども、32年度以降
の分につきましても全国市長会等を通じまして今後国に要望してまいりたいというふうに考えております。
◆服部耕一 委員 さて、この無償化
の実施が近づくに当たりまして、ある問題があることがわかりました。それは、給食費については無償化
の対象とはならないという点でございます。しかも、これまではいわゆる2号認定
のお子さん、つまり3歳以上
の子どもは主食分
の1,000円だけが徴収されておりましたが、無償化以降は年収360万円以上
の世帯は副食費も徴収
の対象となり、負担がふえることにつながりかねません。多く
の親御さんは給食費も当然無償になるものだというふうに思っている
のではないでしょうか。そして、そもそも保育
を行うに当たり給食は必須ですし、食育という観点からも給食
の果たす役割は重要ではないかと思います。無償化
をうたう
のであれば、当然給食費も対象とすべきだというふうに私は考えております。
そこで質問ですが、無償化
の対象外となっている給食費も本来は国
の責任で無償化にすべきものですが、当面は市が財政措置
を講じ、独自に無償化
を行うべきと考えますが、これに対する市
の考え
をお伺いいたします。
◎田辺
保育課長 国は、今回
の無償化によりまして、副食費、いわゆるおかず代ですけれども、この副食費
の実費徴収化に当たりまして、免除制度がございました。これまでは生活保護世帯やひとり親世帯など
を対象としておりましたけれども、今回
の無償化に伴いまして、この副食費
の免除
を年収360万円未満相当
の世帯まで拡充する予定でございます。そういった方々は免除
の対象となりますので、本市といたしましては市独自で給食費
の免除
を行うということは現時点では考えておらない状況でございます。
◆服部耕一 委員 いずれにせよ、この
幼児教育・保育
の無償化
の制度自体は大変すぐれた制度だと思いますが、財源面については国が責任
を持っていただくということがやっぱり必要ではないかと思いますし、その立場でこれからもぜひ国に提言
を行ってもらいたいと思います。国が補えない部分については市
のほうで補っていただくこと
を検討していただきたいと要望いたしまして、次
の質問に移りたいと思います。
続いて、高齢者センター等
の駐車場
の除雪について取り上げます。ことしは例年にない暖冬でありまして、雪
の少ない年でございましたが、それでも何日かは除雪が必要なほど雪が積もった日もございました。そのような日に、とある高齢者センター
を利用した方から、駐車場に消雪パイプ等
の消雪設備がないため、駐車場から玄関まで歩行器
を使って移動する
のが困難であったというお話
をお聞きいたしました。当然
のことですが、こうした施設は車椅子で
の移動や、つえや歩行器など
を使わなければならない足
の不自由な方も利用するわけでございまして、こうした方が不自由なく利用できるように万全
の対策
を講じる必要があります。
そこで最初
の質問ですが、この高齢者センター等
の駐車場における消雪設備
の整備状況についてお聞かせください。
◎青木 福祉総務課長 消雪設備
の整備状況ですけれども、福祉総務課所管
の高齢者センターなど全部で29施設
のうち、長岡地域では高齢者センターけさじろなど4施設、支所地域では中之島地域にあります老人憩い
の家日枝
の里など5施設
の計9施設において消雪設備が整備されております。
◆服部耕一 委員 私は、長岡市はこうした公共施設
の駐車場等に消雪設備は設置しないという
のが基本方針というお話
を以前聞いたことがございます。しかし、繰り返しになりますが、こうした高齢者センターなど
の施設は足
の不自由な方や障害者
の方などが利用する機会が多い施設でございます。こうした方に配慮して駐車場
の消雪設備
の整備
を進めるべきであるというふうに私は思います。設置までにはまだ時間がかかると思いますから、当面は最低限、身体障害者用スペースや思いやり駐車スペースなど、こうした方が利用するであろう駐車スペース
の除雪
を徹底するなどして、利用に支障がないようにしていただきたいというふうに思いますが、市
の考え
を最後にお伺いいたします。
◎青木 福祉総務課長 まず、消雪設備
の整備に対する考えですけれども、地下水
のくみ上げにより地盤沈下
を招くおそれがありますので、市としては積極的に消雪設備
の整備は行いませんが、駐車場が狭隘ですとか、あるいは除雪した雪
を積み上げておく場所がないなど、除雪車による除雪が適さないような場合には必要に応じて消雪設備
を整備させていただくという形になろうかと考えております。
次に、身障者用や思いやり駐車場
の除雪に対する市
の考えですけれども、各施設
の駐車場におきましては、除雪車による除雪にあわせまして、小型ロータリー除雪機等により細かな部分
の除雪作業
を行っております。特に身障者用ですとか、思いやり駐車場
のスペースにつきましては、降雪状況に合わせて開館時間中は雪が積もっていないかどうか常に配慮させていただきまして、雪が積もれば随時職員が手作業で除雪
を行っております。また、歩行等が困難な方に対しましては、降雪時に限らず、自家用車
を玄関口につけていただき、降車した後に職員が自家用車
を移動するなど、来館者に合わせた対応も行っておりますので、必要に応じて窓口
の職員にお声がけいただければと思っております。今申し上げたような形で、各施設
の駐車場
の除雪につきましては引き続きしっかりと対応してまいりたいと考えております。
◆関充夫 委員 平成31年度予算
の話においてもそうでしたけど、交付税も年々減っていき、さらに市民税等も伸び悩んでいる中で、私は公共というか、行政
のダウンサイジングこそ必要じゃないかと。その場合、明るい未来
を築くためには、官民連携と言われるPPPこそ本当に有効な手段ではないかと思っております。そういった点で、この委員会
の所管である市営住宅
を例に取り上げてちょっとお話しさせていただければと思っています。
市営住宅
の維持管理についてお伺いするわけですけど、新年度
の予算
を見ますと、4億円余り
の改修費が上がっているところです。そういった中で見ますと、私は市営住宅そのものが福祉保健部
の所管かと思っていたら、建物は違うところだという話になっています。やっている
のはソフト
の部分という話なんですけど、私は教職員住宅などは教育委員会
のほうで一元管理されている中で、なぜその建物とソフト
の部分というか、運営していく部分が別な
のかという点
を非常に不思議に思っているところです。
改めてここで質問したい
のは、福祉保健部として市営住宅に関して所管している部分という
のは一体何な
のかという
のをまず最初にお聞かせ願います。
◎藤田 生活支援課長 先ほど委員がおっしゃったとおり、市営住宅に関する業務につきましては、福祉保健部と都市整備部に分かれて所管しておりまして、福祉保健部につきましては入居相談から退去まで
の日常的な入居管理業務、それから住宅内
の軽微な修繕など
の維持業務、いわゆるソフト的な部分
を所管しております。都市整備部につきましては、建物や附帯設備に関する設計や建築、その後
の修繕や改修など、いわゆるハード的な部分
を所管しております。
◆関充夫 委員 おっしゃることはわかりました。
そこで、入居業務等で、入居者が入るとき
の審査とかいろんなこと
をやっていられるわけですけど、今現在福祉保健部で管理している市営住宅
の戸数と、一番お聞きしたい
のは、どのくらいあいている
のか
をお聞かせ願えれば。
◎藤田 生活支援課長 現在長岡市では市営住宅と県営住宅
を管理しておりまして、3月1日現在ですけれども、市営住宅につきましては管理戸数1,847戸に対しまして、空き戸数は101戸、県営住宅につきましては管理戸数424戸に対しまして、空き戸数は50戸という状況でございます。
◆関充夫 委員 私はもっとあいている
のかなと思いましたら、それほど空きもないという状況がわかったので、そこはちょっと困ったなというところなんですけど、ただ1つ、以前平成25年
の一般質問で今委員長
をやっておられます中村議員が今後
の維持管理
を含めた上で市営住宅に対して指定管理者制度など
の導入ができないものかという質問
をされております。私は、とにかくコストダウン
を図れる部分は図っていかなくちゃならないということからすれば、中村議員が質問されたことは私
の今
の思いと一致しているところです。そのときに、今
の水澤副市長が
福祉保健部長として答弁されている中で、指定管理者制度
の導入も、今後検討していかなければならないものだが、非常に難しい面も多々あるというような御答弁
をたしかされていたと思っております。ただ、全国的に見ても公営住宅に指定管理者制度
を導入している市区町村が13%以上になってきたこと
を考えると、平成25年、26年からでも結構ですけど、今までいろんな検討がなされてきたものと私は思っていますし、指定管理者制度だけでなくて、今流山市ではデザインビルド型
の包括管理業務委託という手法
をとっているというところがあります。最初
の質問に戻りますけど、そもそも論としてまず建物
のハードとソフトというその業務が一元化されていないというところに問題がある
のではないかと。だから、現場でどうしていかなくちゃならない部分と合っていかないんじゃない
のかなという思いがしているところです。
そこで、今までいろんな検討
をされてきたと思いますが、指定管理者制度
の導入だとか管理業務に関して、市が直営でせずに、委託など
の方法についてどのような検討がなされてきたかという点
をお伺いできればと思います。
◎藤田 生活支援課長 まず、指定管理者制度
の導入についてでありますけれども、市営住宅は法律上入居決定とか、あるいは家賃決定、市が行う業務
の範囲が広いということ、それから市民相談から入居まで
の決定手続
を一貫して行うことが適切であると考えておりますので、現在
包括的な業務委託である指定管理者制度
の導入は行っておりません。しかしながら、休日・夜間における施設修繕等
の緊急対応業務につきましては既に民間に業務委託しているところでありまして、以前一般質問で答弁した内容と今現在も変わっていないところであります。
それから、少子高齢化や単身者
の増加という社会的な環境
の変化に伴い今後も多様な対応がますます求められてまいりますので、指定管理者制度
の導入、それから民間
のノウハウ
の活用など、さまざまな管理運営手法について引き続き研究してまいりたいと考えております。
◆関充夫 委員 例えば夕張市
を見ますと、あそこは北炭が閉鎖してから市が公営住宅
をいっぱい引き取ってやっていた中で、人口がどんどん減っていきどうなったかというと、ある意味入居率が下がったり、老朽化もしていく中で、利用者がいる限りにおいては閉めずに維持していかなくちゃならないわけですし、ある意味行政
の大事なセーフティーネット
の部分としてやっぱり必要な部分もあるわけですから、維持していかなくちゃならない。ただ、数がべらぼうに多かったりして、要は実情と合わない。将来長岡もきっとそうなってくると私は思っていますし、一番大事な
のは建物が必要とか、そういう
のじゃなくて、セーフティーネットとして
の市営住宅相当
の機能が求められているものだと私は思っているんです。どういうことかというと、例えば民間住宅などでも空きがある場合にそれ
を活用して、市営住宅と同程度
の料金なり、環境なりで住まれるということ
をやっていく必要、そういうこと
をすることによって、行政としても物
を持たなくていいし、人口が減る中で民間に新たな業務なり、パイ
を与えることができるということになって、そこが官民連携というPPP
の部分だと、私はそう思っています。そういった手法、要は建物とソフトという、生活支援課長が先ほどから言われる業務で審査だとか、いろんな部分でやっぱり行政がきっちりやっていかなくちゃならない部分と、あとそういう市営住宅
を用意していくということは本当に大事な部分かと思うんです。ただ、それだからといって建物
をやる必要はないという部分でいえば、今
の所管が2つに分かれているというような
のは私はどうも解せないということがありますので、そういった点
を考えて、ぜひこれからも一元化
をするなり、どういった方法がいいかという
のをさらに本当に検討していただきたいと思う
のですが、再質問
のような形になりますけど、何かお考えがあればお聞かせ願いたいと思います。
◎藤田 生活支援課長 今委員
のおっしゃるとおり、公営住宅につきましてはセーフティーネット
の役割がございまして、一定
の戸数
を確保しておく必要があります。このことから、長岡市は公営住宅等長寿命化計画
を策定いたしまして、その中で供給戸数
の需要と供給
のバランス
を維持しております。また、この計画によりまして、建物
の耐震改修工事などが現在進んでおりまして、大規模改修や、それから予防保全により長寿命化することとなっております。このような状況から、現時点では民間賃貸住宅等
を活用するよりも、現在改修工事
を行っている既存
の市営住宅
を適切に使用したり、あるいは空き住戸
を埋めるということから優先的にやっていきたいと考えております。
◆関充夫 委員 10年計画
の住宅政策マスタープランが今年度
の3月で期間が切れる、新たには公共施設等総合管理計画
の今後
の方向性という部分で市営住宅
のあり方も出ていますけど、耐震化なり大規模改修
をするという
のはいいんですけど、そもそも論として、これから先またさらに同じ、かなり老朽化した建物
を20年、30年も維持していく、そこに住む
人には果たして魅力がある
のかと。それは、セーフティーネット
の部分としては役に立つかもしれませんが、老朽化したところに押し込むような、ある意味そういうふうな感じにも受けられるわけです。だから、改修
をかければさらにそれ
をまた維持していかないとという
のもあるので、少なくとも管理と建物という、そのハード
の部分とソフト
の部分
の一元化についてぜひ検討していただきたいということだけ
をお伝えしておきます。
◆関正史 委員 質問に入る前に、東日本大震災
のことで一言だけよろしいですか。
きょうでまさに東日本大震災から8年ということでございます。まだまだ多く
の方々が避難され、また仮設住宅に入っているということでございます。私も仮設住宅
を3年2カ月経験して、もう3倍近くになるというような中で、本当にどういう言葉
をかけたらいい
のかなという思いがしております。一刻も早く住みたいところに落ちつけるということ
を祈念申し上げたいと思います。
それでは、私
のほうから12月
の文教福祉委員会に続いて、保健師
の体制について質問させていただきます。12月
の文教福祉委員会の中で、新年度
の新しい体制
の考え方というような話も出たわけですけれども、新年度はどういう考え方でいく
のかお聞きしたいと思います。
◎高橋
健康課長補佐 新年度につきましては、4つ
の拠点と地域健康づくり班
を設けます。班
の構成としまして、北西地域担当は三島、中之島、与板、和島、寺泊
の5支所、拠点は三島保健センター内です。南地域担当は、越路、小国、川口
の3支所、拠点は越路支所内です。栃尾地域担当は、そのまま栃尾支所。あと、長岡地域と山古志支所については、拠点はさいわいプラザになります。基本としては、市内11カ所にある地域
包括支援センター
の担当エリアと保健師
の地区担当エリア
を同じとし、保健師
の地区担当制は支所単独から
包括の圏域となります。拠点には複数
の包括圏域担当が集まり、チームとして補完した活動
を行い、保健師は支所と拠点と地域
を行き来しながら地域、世帯住民
の健康課題に横断的、
包括的にかかわり、地域
の実情に応じた必要な支援
をコーディネートしていきます。住民がその地域で生活
を継続できるよう、保健、医療、福祉、介護等
の各種サービス
の総合的な調整
を行い、また不足しているサービス
の提供
を行うなど、地域
のケアシステム
の構築に努めます。
◆関正史 委員 そういった考え方で進めていくということかと思いますけれども、12月
の文教福祉委員会で私が質問した後、4地域、あるいは5地域
のほうからいろんな話も聞こえてきております。そういった中で、私は今日まで、でも現状としては保健師は変わらないと、活動は変わらないという大きな枠組み
を認識しておりますが、そういったいろんな声が聞こえております。今回
の組織体制
の中で、私はやっぱり地域
のいろんな声
を聞くと現場、私が言う現場は地域全体であります。現場
の把握、あるいはコミュニケーションが不足していた
のではないかと言わざる
を得ないかなというふうな思い
を非常に持っております。
そこで、今これから少子高齢化や医師不足
の中で、各地域にいる保健師
の役割という
のはますます重要になってくるというふうに思っております。そういう中で、それでは今後どうなる
のかと、どういう考えでいく
のかということ
をお聞きしたいと思います。
◎小村
福祉保健部長 今回
の新たな保健師
の体制につきましては、まず集約化ではないということ
をあらかじめ申し上げておきたいと思います。その上で、先ほども答弁申し上げましたとおり、保健師がチーム体制
を組んで専門性
を高めるとともに、地域に出向きつつ、地域
のコーディネート役として
の機能
を高めていきます。そのことによって、さらにきめ細かな対応、例えば地域にはさまざまな生活課題があるかと思います。これは健康問題や高齢問題だけではなく、さまざまな複合的な問題があるかと思いますが、そういう複合的な困難な問題にいち早く初期
の段階からきめ細かく対応できるような体制
を目指しております。そういうことによりまして、市民サービス
の質
を総合的にさらに向上させること
を目的にしているものであります。また、この新しい体制につきましてはかなり試行的な部分もございますので、今後実施する中で必要な部分については修正
を加えていきたいというふうに考えております。
なお、今回
の体制につきましては、当初保健師
の担当地区
を地域
包括支援センター
の圏域と一致させるという大方針は最初に示しつつも、具体的な活動内容や方法につきましては、支所
を含む長岡市
の全て
の保健師が話し合いに参加しつつ、また部局
を超えて関係課とも情報共有しながら、また一緒に事業に取り組んでいる地元
の関係団体とも一緒に協議
をしながら決めてきた経緯があるということも申し添えておきたいと思っております。
◆関正史 委員 今ほど
の答弁
のとおり、より一層その姿勢
を貫いた中で今後進めていっていただきたいというふうに思っております。
◆小坂井和夫 委員 1点お願いいたします。前にも少しお聞きしたことがあると思うんですが、認知症
の早期発見、また早期対応について少しお聞きしたいと思います。
言うまでもなく、認知症
を早期に発見することについては、それに伴って可能な対応や、あるいは治療につながる可能性も含めて重要なことと思っているわけでございますけれども、当長岡市としましては、現在総合健診等
の健診
の場
を活用した認知症
の予防健診
を実施されているというふうに承知しておりますが、市でそれ
を実施するに当たって
の基本的な考え方
を最初に少しお聞かせいただけますでしょうか。
◎高橋
健康課長補佐 委員
のおっしゃるように、認知症
の早期発見、早期対応は重要な課題だと認識しております。また、健診
の場
を活用することで、有効的に受診できると思っておりますので、それ
を引き続き活用してまいりたいと思います。
◆小坂井和夫 委員 今
のお答えも含めてなんですが、私
の認識では特定健診だとかいろんながん検診については国
のガイドラインが定まっていると思うんです。それで、それに沿った健診が行われているということかと思う
のですが、認知症
の予防健診
の基準について現状はどのようになっているものな
のか、その辺
をちょっとお聞かせいただけますか。
◎高橋
健康課長補佐 認知症予防健診につきまして、国
のガイドラインは今示されていない状況です。その中で各市町村はさまざまな方法で認知症予防健診
を実施しているという状況です。
◆小坂井和夫 委員 国
のガイドラインがないという現状は私も承知しているところでございますが、そういった中で当市ではしばらく前からさまざまな形で認知症に対して
の健診
を実施されておるかと思うんです。そのことについて、最初にお伺いしましたように、当市ではガイドラインがないけれども、認知症に対する一定
の、いろんな方法があるとは思うんですが、当市では今
の方法
をやっておられる。そのことについて
の基本的な考え方
をちょっと最初
の質問で聞きたかった
のですが、いま一度そのこと
を含めて御
説明いただける部分があればお願いしたいです。
◎横山 長寿はつらつ課長 委員
のおっしゃるとおり、認知症
の方
を早期発見して医療、あるいは介護サービスに早目につなげるということは重要であると認識しております。ただその中で、国
のガイドラインが示されていないところで実施可能なものから私どもは
取り組み始めている、その1つが今おっしゃった総合健診
の場
を活用した脳
のチェック
を試行的に今年度から始めているという考え方でございます。
◆小坂井和夫 委員 はい、わかりました。なかなかこれといった治療法が、例えばがん
のようにこうやればある程度回復に向かう、完治するとか、そういったものがないという
のが現状なんだと私も思います。そんな中で、国
のほうではこれといった指針がないというお話もいただいたわけでございますが、本市では今年度から試行的にということであろうと思いますが、総合健診
の場
を利用して
の脳
の健康チェック等々、いろんな形で
の対応
を始めていただいているというふうに承知しております。
それで、現在行っていただいておる内容、それから健康チェック等々やっていただいている対応について、実施、対応されて
の効果と言える
のかどうかわかりませんが、その辺
の感触について少しお聞きしたい
のでございます。
◎横山 長寿はつらつ課長 今年度さいわいプラザで
の総合健診
の場
を活用いたしまして、希望者
の方にタッチパネル式
のスクリーニング器具
を用いて皆さんから脳
の健康チェック
をやっていただいたところでございます。今年度につきましては、5月から11月まで
の月1回、合計で7回実施したところでございますが、1回当たり約50名
の方から健康チェック
をしていただいたということで、関心
のある方が非常に多いということがわかりまして、一定
の効果があったものと認識しております。
◆小坂井和夫 委員 1回当たり50
人というお話がございました。5月から11月ということなんですが、一月に何回される
のかちょっとわかりませんが、この5月から11月まで
の期間を通して50
人ということな
のか、それ
をトータルするともう少し掛ける幾つかということになる
のか、その辺いかがですか。
◎横山 長寿はつらつ課長 5月から11月
の月1回ずつでございまして、1回当たり
の平均が約50名ということでございます。トータルしますと349名
の方がこの健康チェック
を活用されております。
◆小坂井和夫 委員 349
人ということで、結構関心
のあるものだなというふうな思いがいたしました。こういった健診
の場
を活用するほかに、市
のホームページ等々で自宅でも自分
の認知度
をチェックできるといった対応もされているということは承知しておりまして、国
の指針がない中で当市としてもこれら
の取り組みをしていただいているということには敬意
を表するわけでございます。今
説明いただいた中で、早期発見ということについて一定
の効果はあるんだろうというふうに思うわけでございます。そういった中で、私は今後
の問題、間もなく新年度に入るわけでございますが、新年度にどういう予算づけがされているかわかりませんが、今行っておられる対応、回数とか、あるいは実施場所、こういったもの
をもう少し拡大
を図っていただければ、それだけ早期発見につながり、早期
の対応につながる
のではないかなと私は思いますが、その辺についてはいかがでしょうか。
◎横山 長寿はつらつ課長 新年度につきましては、この脳
の健康チェック
の回数
をふやすとともに、御心配や不安
を抱えている方に対して保健師が丁寧に話
を聞いて相談に乗ったり、必要によっては医療機関
を紹介するなど、よりきめ細やかな対応に努めてまいりたいと考えております。また、この
取り組み以外におきましても、日ごろから地域
包括支援センターで
の相談対応
の中、あるいはどなたでも参加できるオレンジカフェ
を市内全域15カ所に開設しているほか、今ほど委員がおっしゃいました市
のホームページに簡易チェックサイト
を開設するなど
の取り組みを進めているところでございます。今後とも認知症
の早期発見、あるいは早期に治療や介護につなげるという非常に大事なさまざまな
取り組みを医師会等
の関係機関と連携
を図りながら、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
◆小坂井和夫 委員 回数についてはというお話もございまして、回数はわかりました。どれくらいふやされる
のかはお聞きしませんが、場所についてはどうでしょうか。今は健康センターでということでございますが、もう少し別な場所も含めて対応されるというようなお考えがおありかどうか、いかがでしょうか。
◎横山 長寿はつらつ課長 場所につきましては今検討中でございまして、この総合健診
の場がいい
のか、それとも別建てでセッティングしたほうがいい
のかについて今関係課で協議
をしているところでございます。
◆小坂井和夫 委員 大体わかりました。ぜひ前向きに場所や回数
を含めてお考えいただきたいなというふうにお願い
をさせてもらいたいと思います。
最後になるかもしれませんが、他市
の例などではこの健診といいますか、健康チェック等々
の中で、希望者という形になる
のかもしれませんが、ちょっと疑いがある方について特定健診と、特別な診断
をというふうなところにつなげるという
取り組みをなさっているところもあるようでございます。長岡市もすぐやるべきだと言うつもりはございませんが、そういうことも含めてぜひ今後
の対応
を考えていっていただきたいなというふうに思います。
それと、最後に、これはお答えいただけるかどうかわかりませんと言ってはあれでございますが、もし少しお話しいただける
のであれば、国
のガイドラインが定まっていないという中で御努力されているということでございますが、認知症という
のは、さっき申しましたようになかなか治療法が定まっていないという
のが現状だというふうに思うんでございます。私が思うには、いろいろ国
のほうも一生懸命研究して、全国
の各自治体がこうやって頑張っている
のですから、一定
のガイドライン
を示すべきではないかと思うんでございますけれども、その辺についてお考えがもし、今
の時点で
のお考えでよろしい
のですが、ちょっとお話しいただければありがたいんでございますけど、いかがでしょうか。
◎横山 長寿はつらつ課長 国
のガイドラインが示されていないということは事実でございます。私どももいろんな関係機関あるいは関係課とこの認知症
の早期発見、あるいは早期につなぐということは非常に重要なことでありつつ、非常に難しいことでもあると認識しておりまして、先ほど申し上げましたいろいろな
取り組みから1つずつ進めているところでございます。さらに、関係機関あるいは関係者と協議
をしていく中で、この健診
のところに組み入れる
のがよい
のかどうかも含めてしっかりと検討させていただきたいと思います。
◎磯田 市長 私から一言申し上げさせていただきたい
のですが、今ほど小坂井委員
のほうから認知症
の早期発見
のために脳
の健康チェック
の回数
をふやしてやりましょう、ガイドライン
をきっちり決めてもっと前に進んだらどうかというふうな御提案
をいただき、まさしくそのとおりであります。長寿はつらつ課長
の答弁
の中でも、保健師という名称も出ました。また、地域
包括支援センターという名前も出て、いずれもやっぱり保健師、あるいは地域
包括支援センターが相談に乗るというふうな話になってくるわけであります。そういう意味では、私はこの福祉、健康、医療、あるいは子育て、そしてその全般がどういうふうに市民
の皆さんにかかわっていくためにどういう仕組みが要る
のかということで全体
を構築していきたいなというふうに感じております。
特に保健師
の問題は前から、合併前
の合併市町村
の皆さんにとっては保健師が毎日というか、週に1度は来たんだよという地域もあって、保健師
の皆さんが現場に出て直接住民
の方とかかわっていたというケースもあります。旧長岡はそういうことはなくて、むしろ全体
の保健行政
の中でいろんな計画
を立てたり、仕組み
をつくったり、もちろん現場にも出るわけでありますが、現場
をむしろ運営したりということ
をやっておりました。そういう中で、これからどういう形が市民
の皆さんにとって本当にいい
のか、例えば認知症も早期発見して、そしてその後どうする
のかという問題もありますし、そもそも認知症にならないためにはどういうふうな生活
をすればいい
のか、留意すればいい
のか、成人病あるいは生活習慣病も含めてそういった健康づくり
をどうしたらいい
のかということがやっぱり一番大事になってくるという
のはまた議論にもなってまいります。
そういう意味では保健師、あるいは地域
包括支援センター、あるいはそれぞれ
の地域
の医療機関、かかりつけ医
の皆さん、医師会、そういった方々、あるいは介護
のそれぞれ
の専門
の法人
の皆さんと連携
をとりながら、全体としてどういうふうに連携
をとっていく
のかということが今問われているというか、求められているというふうな認識
を私は持っておりますので、しっかり認知症あるいは成人病、あるいはいろいろな病気
の予防についてもそれに対応できるような最善
のマンパワー
の確保、専門性
の確保、仕組み
の構築というもの
をこれから意識してしっかり取り組んでまいりたいというふうに思っております。
◆大竹雅春 委員 今ほど市長
のほうから長岡市全体
の福祉と医療について
のお話がありましたが、私
のほうからは学校教育現場におきますちょっと細かい部分ではあるんですが、2点について質問させていただきたいと思います。
まず1点は、学校における資料室
の整備についてでございます。資料室ということで、ぴんとこられない方もいらっしゃるかと思いますが、1月24日にまちなかキャンパス主催で五感で感じる米百俵めぐりというツアーがありまして、米百俵ゆかり
の長岡高校
の資料室や昌福寺、あるいは如是蔵博物館など
を30名
の市民
の皆様と一緒に回らせてもらいました。昌福寺では、グランドホテル特製
のお弁当
をいただいたりして楽しんでいたんですが、そんな中で阪之上小学校と千手小学校
の資料室
を見せていただきました。阪之上小学校
の伝統館は御存じ
の方も多いと思いますが、すばらしい施設でした。また、千手小学校は、今
の中田校長先生が工夫され、完成間近でありました。また、新町小学校もリニューアル
の準備中と聞いています。そこで、市内
の小・中学校
の資料室
の状況
をお聞かせください。
◎神林 学校教育課
管理指導主事 学校や地域
の歴史的な資料や地域で使用されていた民具や農具など
を展示している、いわゆる資料室がある学校は、小学校15校、中学校2校であります。また、資料室といった部屋ではありませんが、玄関ホールなど
のスペース
を活用し、学校や地域に関する資料
を展示している学校もあります。
◆大竹雅春 委員 考えていたより少ないので、びっくりしたんですが、私
の周りには資料室があるところばかりだったので、全部
の学校にあるわけではないんだなという
のはわかりました。長岡市として、学校
の資料室
の意義やその活用状況について
のお考え
をお聞かせください。
◎神林 学校教育課
管理指導主事 資料室は全て
の学校に必要とされるものではなく、現在資料室があるという学校につきましては、各学校や地域
の特色や実情に応じ整備されたものと考えています。そして、資料室があるという学校につきましては、それぞれ
の学校
の目的や狙いに応じ、意義ある活用がなされているものと考えております。その活用例といたしましては、社会科や総合学習
の時間に実際に資料室に展示してある実物
を見て学ぶ、あるいは学習
の成果物
を資料室に展示するなどがあります。また、保護者や地域
の方々などに資料室
を公開している学校も多くあります。
◆大竹雅春 委員 うまく活用されているところがあるんだなということがわかりました。仮に学校
のほうから新たにつくりたいとか、資料室
を再整備したいといった要望があった場合は、今はどんな支援ができていますでしょうか、お聞かせください。
◎神林 学校教育課
管理指導主事 市教委では、「熱中!感動!夢づくり教育」
の学校・子どもかがやき塾事業におきまして、市内
の学校
の特色ある教育活動
を財政支援しております。その事業
を活用したさまざまな
取り組みの中で、資料室
の整備に関してですと千手小学校が千手伝承館
の整備に平成29年度から本事業
を2年間活用しております。また、今年度は新町小学校が伝統教室、大河津小学校がふるさと教室に本事業
を活用しております。
◆大竹雅春 委員 わかりました。ほか
の自治体はどうかなということで調べてみた
のですが、横浜市では学校
の資料室
をよりよい学習
の場にしようと再整備
をされ、
歴史博物館の学芸員
の方がアドバイス
をしながら学校と地域が取り組んだそうです。そして、今後はより一層
の活用
を図るとともに、一般開放も視野にルールづくりなど
を検討しているということでした。学校
の資料室
の拡充について長岡市
のお考えがありましたらお聞かせください。
◎神林 学校教育課
管理指導主事 先ほども申し上げましたとおり、資料室は全て
の学校に整備しなければならないものではなく、各学校
の特色ある教育活動、学校と地域が連携した
取り組みも多様であります。したがいまして、資料室は全市一律に設置するというものではなく、それぞれ
の学校が学校や地域
の特色や実情
を踏まえ、各学校で判断すべきものと考えております。
◆大竹雅春 委員 わかりました。資料室
を単なる展示施設ではなくて、地域と学校
の新たな交流拠点と言うとちょっと大げさかもしれないんですが、予算
をつけて取り組む価値
のある活動ではないかなというふうに考えています。拡充に向けた経費等
の支援について何かお考えがあればお聞かせください。
◎神林 学校教育課
管理指導主事 資料室は全学校が必ず整備すべきものとは考えておりませんが、資料室
の新設、あるいは既存
の資料室
をリニューアルすることで、その学校
の特色ある教育活動
のより一層
の充実が図られるということであれば、希望する学校に可能な支援
をしてまいりたいと考えております。学校・子どもかがやき塾事業は、子どもに夢
を与えたり、学校が地域と連携して行ったりする特色ある活動
を支援するものであります。その意味におきましても、資料室
の整備に限ることなく、学校
の特色ある教育活動につきましては、学校
の狙いやニーズに応じ、しっかりと支援してまいりたいと考えております。
◆大竹雅春 委員 わかりました。地域と学校が一緒になってやるという
のは、また何か新しいものが生まれる
のかなという、何かそういうわくわくした気持ちにもなりますので、支援
をよろしくお願いします。
2つ目
の質問になります。自分
の周りでも外国
人の方が本当にふえているなという
のは感じるんですけれども、当然家族でお住まいになっている方もいらっしゃいます。そうすると、その中にはきっと全員が日本語
をしゃべれるわけではないんだろうなというふうにも想像されるんですが、長岡市では日本語指導
の支援が必要な児童・生徒が何
人いらっしゃいますか、お聞かせください。
◎高橋 学校教育課
管理指導主事 長岡市立学校に在籍している日本語指導が必要な児童・生徒数ですが、小学生が19名、中学生が7名、計26名となっております。
◆大竹雅春 委員 今26名いらっしゃるということで、これは当然支援が必要ということでございますので、数でいけばもっと多いかと思いますが、やはりそれなりにいらっしゃることがわかりました。この日本語指導へ
の支援はどのように行われているかお聞かせください。
◎高橋 学校教育課
管理指導主事 日本語指導が必要な児童・生徒が在籍する各学校では、その当該
の児童・生徒にどのような指導
をすることが適切かということで計画書
を作成して、その計画に基づいて個別指導等
を行っています。また、長岡市独自
の取り組みとしては、国際交流課
の外国
人児童生徒支援事業によって、学校や保護者
の要請
を受け、母語
を話せる有償ボランティア
を就学前に16時間、中学校卒業までに90時間
を上限に派遣して支援
を行っております。
◆大竹雅春 委員 長岡市独自でやられているということで、さすがだなというふうにも思います。この支援
をする上で課題等がございましたらお聞かせください。
◎高橋 学校教育課
管理指導主事 日本語指導が必要な児童・生徒にとって、学校生活に十分に適応したり、あるいは授業に参加して学力が定着したりするためには、かなり多く
の日本語指導
の時間が必要ということが現実としてありますが、学校においてその日本語指導
をする時間は先ほど言った時間等
を含めると限られていますので、まだまだ限られているという点が課題として挙げられます。
◆大竹雅春 委員 どのぐらいやればいいというものでもないとは思いますが、その辺は課題であるということでございますね、わかりました。今後外国
人労働者
の増加などに伴い、日本語指導が必要な児童・生徒
の増加が予想されます。そのことに対して
の長岡市
の考え
をお聞かせください。
◎高橋 学校教育課
管理指導主事 既に日本語指導が必要な児童・生徒
の受け入れ
のため
の手引
を作成しております。この中には、受け入れ
の際、あるいは受け入れてしばらくたってからどのような留意が必要かということについて記載しておりますので、それに基づいて支援
をしていくということになります。さらに、この手引書
の中には、日本語支援に必要なさまざまな教材も紹介されています。児童・生徒それぞれどのような支援が必要か個々に違いますので、さまざまな教材
の中から選んで、その子に合った教材
を使っていくという体制
を整えています。それから、日本語学習
のため
のソフトがインストールされたパソコンもほぼ各校に用意してありますので、個別指導等
の時間にそのパソコン
を使って日本語学習
をしているということです。今後ですけれども、国
の支援制度等
の活用も視野に入れて、多言語翻訳機
の導入等も検討してまいりたいというふうに考えております。
◆大竹雅春 委員 今多言語翻訳機という言葉が出てきましたが、いろいろ聞きますと最近
の機械は非常に性能も上がって、値段も安くなっているというふうに聞いておりますので、導入もしやすい
のかなというふうに思います。とにかくやっぱり現場
の先生方
の負担
を減らすためにもぜひ御検討
をお願いして、私
の質問
を終わります。
○
中村耕一 委員長 所管事項に関する質問は、この程度にとどめます。
────────※────────
1 議案第30号 長岡市保育園条例
の一部改正について
2 議案第31号 長岡市立へき地保育園条例
の一部改正について
○
中村耕一 委員長 議案第30号及び第31号
を一括議題といたします。
〇
波多子ども未来部長 〔議案書及び資料にて
説明〕
○
中村耕一 委員長 まず、質疑はありませんか。
◆服部耕一 委員 議案第30号
の今回
の条例改正につきましては、公立保育園民営化にかかわる部分もございますので、その点
を踏まえて2点質問させてもらいます。
まず1点目ですが、以前長岡市が行った長岡市公立保育園民営化
の検証
を読ませてもらいました。それによりますと、全体としては大きな支障はないとしておりますが、一方で保護者
の3割が保育内容が変わらないと聞いていたのに実際は違う部分が多いなど、
説明や情報提供が不十分と回答していたということや、在園中に運営主体が変わることへ
の不安感
の対応として、市がしっかりフォローすることが大切であるというふうに総括されております。今回
の宮内保育園と黒条保育園
の民営化に当たり、これら
の総括
をどのように生かしてきた
のか、またどのように生かそうとしている
のか、この点について市
の考え
をお伺いいたします。
◎田辺
保育課長 宮内保育園と黒条保育園
の民営化は約1年後
の来年4月になりますけれども、前回
の旧川崎保育園、旧日越保育園
の民営化
の総括
をどのように生かしていく
のかということですが、これまで私ども
のほうから宮内保育園と黒条保育園
の保護者
の皆さんに民営化について御
説明させていただくことが何回かございました。その際は保育
の本質は変わりませんという話はしてありますけれども、ただ手法が変わることはありますということは御
説明させていただいております。移管先法人がかわりますので、これまでこういうやり方
をしていたけど、もっとこういうふうにすればよくなるんじゃないかとか、あるいはこれまでこういうことはしていなかったけれども、こういうこと
をしたほうがもっとよくなるんじゃないかというふうに移管先法人から
のアイデアが出てくるということは十分考えられます。ただ、その際にこれもあわせて保護者
の皆さんにお話
をさせていただいている
のですが、いきなり黙って変える
のではなくて、変えるに当たってはその理由、どうして変える
のかということ
を保護者
の皆さんに十分
説明させていただいて、なおかつ保護者
の皆さんから御理解いただいた場合に変わることがありますよというお話はさせていただいております。また移管先法人に対しましても手法
を変える際はそのような丁寧なやり方でやってほしいということでお話
をさせていただいております。また、移管した後にもなりますけれども、移管後
の様子についてアンケート
をとるなどいたしまして、しっかりフォローしていきたいというふうには考えております。
◆服部耕一 委員 わかりました。
もう1点ですが、ここで参考までに聞かせていただきたいんですけど、今後
の公立保育園民営化
の実施計画等について、今わかる範囲で教えていただければというふうに思います。
◎田辺
保育課長 今後
の予定でございますけれども、来年度につきましては寺泊地区
の公立保育園と、同じ寺泊地区内に私立保育園がございますので、こちら
を統合いたしまして、私立
の保育園として施設
を整備いたしまして、1年後
の平成32年4月に統合園で
の保育
を開始する予定でございます。また、もう1つは川口地区ですが、川口地区には公立保育園が2園ございまして、そのうち西川口保育園につきましては今年度末で閉園いたしまして、東川口保育園と統合いたします。来年度には移管先法人
を決定いたしまして、3年後
を目途にその法人が施設
を整備した上で民営化に移管したいというふうに考えております。
○
中村耕一 委員長 それでは、意見はありませんか。
◆服部耕一 委員 議案第30号長岡市保育園条例
の一部改正について、日本共産党議員団
の意見
を申し上げます。
今回
の条例
の一部改正は、公立保育園
の民営化に伴うものも含まれておりますので、これに関して意見
を申し上げます。ただいま質疑
を行わせてもらいましたが、これ
を通じまして、前回
の旧川崎保育園と旧日越保育園
の民営化
の検証
を踏まえ、宮内保育園と黒条保育園
の民営化に当たり、しっかり生かしていく方向であるということが確認できたと思います。このたび
の民営化に当たって、保護者
の方
の不安にしっかり応えていただきながら進めていくこと、そしてその後
の検証も前回同様しっかり行っていただくこと
を改めて要望いたします。
また、今後について、市はセーフティーネット
の役割
を果たす公立保育園
を残しながら民営化に取り組むという方針も示しておられますが、以前議会でも議論になりましたが、今後民営化が進んでいくことにより、公立保育園が果たしている役割が小さくなることに不安
を感じる方も少なくない
のではないかと思います。質疑を通じまして今後
の民営化
の実施計画も示されましたが、今後
の実施に当たりましては保護者、地域、職員など
の声
を聞きながら慎重に検討していただくこと
を重ねて要望するものであります。
以上
の意見
を付しまして、議案第30号及び第31号
の条例につきましては賛成
をいたします。
○
中村耕一 委員長 議案第30号及び第31号は、いずれも原案
のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案
のとおり決しました。
・議決事由 いずれも原案
のとおり可決
────────※────────
3 議案第32号 長岡市放課後児童健全育成事業
の設備及び運営に関する基準
を定める条例
の一部改正について
○
中村耕一 委員長 議案第32号
を議題といたします。
〇
波多子ども未来部長 〔議案書及び資料にて
説明〕
○
中村耕一 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 議案第32号は、原案
のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 御異議なしと認めます。よって、本案は原案
のとおり決しました。
・議決事由 原案
のとおり可決
────────※────────
4 議案第33号 長岡市国民健康保険条例
の一部改正について
○
中村耕一 委員長 議案第33号
を議題といたします。
〇
小村福祉保健部長 〔議案書及び資料にて
説明〕
○
中村耕一 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 議案第33号は、原案
のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 御異議なしと認めます。よって、本案は原案
のとおり決しました。
・議決事由 原案
のとおり可決
────────※────────
5 議案第34号 長岡市診療所設置条例及び長岡市国民健康保険寺泊診療所設置条例
の一部改正について
○
中村耕一 委員長 議案第34号
を議題といたします。
〇
小村福祉保健部長 〔議案書及び資料にて
説明〕
○
中村耕一 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 議案第34号は、原案
のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 御異議なしと認めます。よって、本案は原案
のとおり決しました。
・議決事由 原案
のとおり可決
────────※────────
6 議案第47号 財産
の処分について(黒条保育園)
○
中村耕一 委員長 議案第47号
を議題といたします。
〇
波多子ども未来部長 〔議案書及び資料にて
説明〕
○
中村耕一 委員長 まず、質疑はありませんか。
◆関充夫 委員 譲渡額
のことでちょっとお聞かせ願いたい
のですが、今ほど
の子ども未来部長
の説明だと15年が経過した増築部分に関して、要はまだ償還が終わっていない額から算定したというお話でしたけど、ほかに関しては移管する場合には基本的には一切無償で譲渡するという考え方でいいわけですか。
◎田辺
保育課長 委員
のおっしゃるとおり、これまで旧川崎保育園、旧日越保育園においても無償で行いました。ただ、今回は委員がおっしゃるとおり平成15年から16年に行った施設整備について、遊戯室や乳児室等で面積で申しますと合計約890平米ほど
の増築
をしておりまして、その部分
の施設整備
の未償還残高があるということから、今回はこのような有償譲渡
をするというふうに至ったものでございます。
◆関充夫 委員 じゃあ、今後も基本は無償で、未償還残高がある場合については、その部分
を譲渡額とするという考え方でいくというふうな理解でよろしいわけでしょうか。
◎田辺
保育課長 委員
のおっしゃいますとおり、基本はやはり無償でございまして、ただそこで今回
のような事例があれば、またその際に個々に検討していくということになります。
○
中村耕一 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 議案第47号は、原案
のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 御異議なしと認めます。よって、本件は原案
のとおり決しました。
・議決事由 原案
のとおり可決
────────※────────
7 議案第48号 財産
の無償譲渡について(宮内保育園)
○
中村耕一 委員長 議案第48号
を議題といたします。
〇
波多子ども未来部長 〔議案書及び資料にて
説明〕
○
中村耕一 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 議案第48号は、原案
のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 御異議なしと認めます。よって、本件は原案
のとおり決しました。
・議決事由 原案
のとおり可決
────────※────────
8 議案第14号 平成30年度長岡市一般会計補正予算
(1) 第1条 歳入歳出予算
の補正中当委員会付託分
(2) 第2条 継続費
の補正中当委員会付託分
(3)第3条 繰越明許費中当委員会付託分
○
中村耕一 委員長 議案第14号
を議題といたします。
〇
小村福祉保健部長、
波多子ども未来部長、
金澤教育部長 〔予算書・
説明書にて
説明〕
○
中村耕一 委員長 まず、質疑はありませんか。
◆小坂井和夫 委員 ちょっと聞かせてほしい
のですが、
説明書
の31ページ
の児童福祉総務費、非常勤職員報酬等
の8,200万円ほど
の減額等々、年間で減額が結構あるものだなと思いますが、例年こんな感じ
のものな
のか、ことしは特別に何か
の事情があってこれくらい
の減額、残予算が出た
のかというあたりと、児童福祉施設費
の認定こども園みのり幼稚園施設整備事業も施設整備
の助成金が事業費
の確定で、1割ほど
の減額になっておりますが、これについてもだいぶ安く済んだというふうな理解
をすればいい
のかどうか、その辺はいかがですか。
◎曽根 教育総務課長 私
のほうからは、先に児童福祉総務費
の人件費関係
の説明をさせていただきます。
一般職非常勤職員、それから臨時職員、それぞれ
の人件費
の減額補正でございますけれども、例年このタイミングで事業費
の決算見込みで整理
をしているものでございます。規模につきましては、臨時職員、非常勤職員それぞれ年度によって異なりますけれども、ほぼ同じような規模でやっております。この理由につきましては、年度当初、特にこの保育園
の一般職非常勤職員、それから臨時職員に係るものでございますけれども、入園に際しまして多様なニーズに対応できるようにということで人員配置
を決定しておりまして、それに伴う当初予算
を計上しておりますけれども、その後入園
の状況に伴いまして実配置というものが見えてまいります。その実配置
を見た中で、決算見込みで今回整理
をさせていただいておるところでございます。
◎田辺
保育課長 私から私立認可保育所等施設整備費補助金
のほう
をお答えさせていただきます。
こちらですけれども、みのり幼稚園が今年度一部改築
を予定しておったんですが、運営する法人側
のほうで事業費や工事内容
を精査した上で、平成32年度以降に実施
を見送りたいというふうな判断に至ったものでございます。
◆小坂井和夫 委員 わかりましたが、前段
のほう
の関係で私が聞きました
のは、当初予算が組まれまして、この時期に大体毎年こういう形でお出ししているという時期
のこととか、その後当然入園状況
の変化等々がある
のは当然だと思いますが、そのこと
を聞いたんじゃなくて、例えば前年度
のこういったもの
を持っていませんが、例年この程度
の金額
の傾向な
のかどうか
を私はお聞きしたんですけど、いかがですか。
◎曽根 教育総務課長 減額
の規模ということでしょうか。ちなみに、昨年度
の3月補正につきましては、非常勤職員報酬
のほうは6,670万円程度
の減額補正、臨時職員賃金につきましては1億2,100万円程度
の減額補正
をしております。規模的にはもう毎年度、その当初予算につきましては先ほど言いました実配置に伴ってやっておりますので、規模につきましてはおおむねこの程度でございますけれども、その年度、年度で一般職非常勤、それから臨時職員、それぞれ
の額については規模によっては多少
の差は出てくるというところでございます。
○
中村耕一 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 議案第14号は、原案
のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 御異議なしと認めます。よって、本案は原案
のとおり決しました。
・議決事由 原案
のとおり可決
────────※────────
9 議案第15号 平成30年度長岡市国民健康保険事業特別会計補正予算
○
中村耕一 委員長 議案第15号
を議題といたします。
〇
小村福祉保健部長 〔予算書・
説明書にて
説明〕
○
中村耕一 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 議案第15号は、原案
のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 御異議なしと認めます。よって、本案は原案
のとおり決しました。
・議決事由 原案
のとおり可決
────────※────────
午後0時1分休憩
─────────────────
午後1時開議
────────※────────
10 議案第16号 平成30年度長岡市国民健康保険寺泊診療所事業特別会計補正予算
○
中村耕一 委員長 議案第16号
を議題といたします。
〇
小村福祉保健部長 〔予算書・
説明書にて
説明〕
○
中村耕一 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 議案第16号は、原案
のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 御異議なしと認めます。よって、本案は原案
のとおり決しました。
・議決事由 原案
のとおり可決
────────※────────
11 議案第17号 平成30年度長岡市介護保険事業特別会計補正予算
○
中村耕一 委員長 議案第17号
を議題といたします。
〇
小村福祉保健部長 〔予算書・
説明書にて
説明〕
○
中村耕一 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 議案第17号は、原案
のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 御異議なしと認めます。よって、本案は原案
のとおり決しました。
・議決事由 原案
のとおり可決
────────※────────
12 議案第18号 平成30年度長岡市診療所事業特別会計補正予算
○
中村耕一 委員長 議案第18号
を議題といたします。
〇
小村福祉保健部長 〔予算書・
説明書にて
説明〕
○
中村耕一 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 議案第18号は、原案
のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 御異議なしと認めます。よって、本案は原案
のとおり決しました。
・議決事由 原案
のとおり可決
────────※────────
13 請願第2号 精神障害者
の交通運賃割引に関する請願
○
中村耕一 委員長 請願第2号
を議題といたします。
〇杵渕議員 〔文書表にて
説明〕
○
中村耕一 委員長 まず、質疑はありませんか。
◆小坂井和夫 委員 請願者
の皆さん
の切なる願いでありますし、そのことは十分理解いたします。そしてまた、2016年には障害者差別解消法が施行されたわけでありますので、私ども民成クラブは本請願に賛成
の方向ではあるわけでございますけれども、国
の姿勢も含めまして幾つかちょっと疑問点があるものですから、わかる範囲で結構でございますが、お聞かせいただければありがたいと思います。
まず1つは、この請願文
の一番最後
のくだりでございますが、国に対し必要な措置
を講ずることとあります。この国に対して必要な措置とは具体的に国からどういう措置
をしていただきたいということな
のか、その辺
を請願者
の思いも含めまして紹介議員
のほうからお話しいただける部分があればありがたいという
のが1つでございます。
もう1つ、現に大半
の交通機関等々は精神障害者
の方々も含めて割引
の対象にしているわけですが、JRあるいはネクスコなど
の民間事業者に対して国は当然何らかの働きかけ
をしているんだろうというふうに思うわけでございますが、その辺
の働きかけ
をどんなふうになさっている
のか。もうほか
の種類
の障害
の方は対象にしているけど、精神障害
の方だけが対象外という
のはだいぶ長い時間がたっているようでございます。この間国は何らかの働きかけ等も行っているんだろうと思いますが、その点と、またJRなりネクスコが長年たっているにもかかわらず、まだ現に実施しておられないわけでございますから、その事業者側
の何らかの理由なり根拠があるんではないかなと思うわけでございますが、その2点についていかがでしょうか。
◆杵渕俊久 議員 1点目
の国に対してどういった働きかけ
をする
のかということでありますけれども、これは請願ですから、例えば衆議院、参議院、内閣総理大臣、そういう方々に、とにかく意見書
を上げていただきたいという旨だと思っております。
それから次に、身体障害者については昭和25年から運賃割引制度が始まっておりますし、平成3年からは知的障害者についても実施されておるわけですけれども、なかなか精神障害者だけ実施されていないと、その詳しい経緯は私も承知しておりません。何らかの原因があって、進んでいないとは思われますけれども、詳しくは承知しておりません。
○
中村耕一 委員長 杵渕議員、今
の質問は国に具体的に何
をしてもらいたいか
を求める質問だと思いますので、意見書
を上げる
のは当然として、何
をしてもらいたいか
をお答え願えればと思いますが。
◆杵渕俊久 議員 それは、一日も早く身体障害者あるいはまた知的障害者と同等
の割引制度
を適用していただきたいということだと思っております。
◆小坂井和夫 委員 今御
説明いただきました。半分わかって、半分わかりませんが、請願が審議されるわけですから、私らなりに可能な範囲でいろいろ調べたつもりでございます。国会における議論もいろいろなされておるようでございますし、また専門的な観点から審議会的なところでも議論されておるようでございます。全てつぶさに見れるわけではございませんが、それらから推測される
のは、JR等はやはり本来福祉政策として国において実施されるべきものだという主張
をしているんです。それで、国
のほうは一応厚労省が中心なんでしょうか、事業者であるJR等にこの間ぜひ対象にする方向でという指導といいますか、お願いはされておるようでございますが、片や事業者側は福祉政策として国において実施されるべきものだと言っているんですから、完全にすれ違っているんですよね。幾ら全国から請願
を出したって実現しないと思います、そういった意味では。それとあわせて、先ほど
の部分で国や地方公共団体において実現されるもの、あるいは新たな割引等は国等
の負担でやるべきだという主張
をしているんです。私どもは思うんでございますけれども、そういったところ
を踏まえると、国に対して必要な措置という
のは、どういう措置
をしてくれという
のかによって、要は私どもは意見書
を議長名で上げるわけですが、それによってその意見書
を国交省に上げる
のか、厚労省に上げる
のか、どこに上げる
のかが違ってくるんです、だから聞いたんです。
大体わかりましたし、また最初に申し上げましたように障害者差別解消法が施行されている今日でありますから、いっときも早く実現してほしいという気持ちは一緒でございますので、賛成
の意見には変わりありません。
○
中村耕一 委員長 それでは、意見はありませんか。
◆
荒木法子 委員 請願第2号精神障害者
の交通運賃割引に関する請願について、賛成
の立場で意見
を申し上げます。
現在JR
を含む多く
の鉄道、バスは障害者制度に関する割引制度があり、身体障害者、知的障害者
の場合は普通運賃が半額になります。しかし、精神障害者につきましては、JR等一部
の事業者が割引
の対象にしていません。請願にもありましたとおり、精神障害者
の除外は2016年度施行
の障害者差別解消法
の障害
の種類による差別
の事項において相入れない部分があり、自動車運転免許について2014年6月から精神疾患など一定
の病気
を持つ者へ
の制限やチェックが強化されたことも考慮されるべき観点であると考えます。全国市長会からも、重点提言として精神障害者に係る公共交通運賃について割引制度
を設けること
を要望しています。
この請願
の願意は、国際法である障害者権利条約第20条
の考え方にも合うことから、精神障害者
の交通運賃割引に関する請願について市民クラブは賛成いたします。
◆服部耕一 委員 請願第2号精神障害者
の交通運賃割引に関する請願に対する日本共産党議員団
の意見
を申し上げます。
障害者
の交通費
の負担軽減は、社会参加
の拡大に大きな役割
を果たしており、また本人や家族
の経済的負担軽減
の上でも大切な施策であります。しかしながら、請願文にあるとおり、身体障害者や知的障害者に対しては全国交通網
を持つJRや高速道路など
の割引制度がありますが、精神障害者に対しては路線バスや一部私鉄などにおいて制度はあるものの、JRや高速道路などは対象外となっています。他
の障害者と同様
の制度にし、当事者
の社会性拡大
を実現したいという請願者
の願いは理解できるものであり、他
の障害者にある制度が精神障害者にない
のは障害者差別解消法
の精神とも相入れないと
の指摘は同感するものです。国は、この声に応え、交通事業者に働きかけるなど、必要な措置
を講ずるべきであると考えます。
以上
の理由により、請願者
の願意は妥当であると考え、本請願は採択すべきものと考えます。
○
中村耕一 委員長 請願第2号は、採択することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 御異議なしと認めます。よって、本請願は採択することに決しました。
なお、本請願
の採択に伴い、当委員会
の発議で意見書案
を最終本会議に提出することとし、その案文については、正副委員長に一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村耕一 委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
・議決事由 採択
────────※────────
14 議案第1号 平成31年度長岡市一般会計予算
○
中村耕一 委員長 議案第1号
を議題といたします。
─────────────────
(1) 第1条 歳入歳出予算中
〔歳出3〜5款、8、9款〕
〇
小村福祉保健部長、
波多子ども未来部長 〔予算書及び
説明書にて
説明〕
○
中村耕一 委員長 質疑はありませんか。
◆
荒木法子 委員 それでは、何点かお願いいたします。
まず、
説明書
の185ページ、先ほども御
説明がありましたが、障害者自立支援給付費支給事業費なんですが、平成29年度から約5億円、平成30年度からは約2億円増額しております。給付対象者
の推移や今後
の見通し等教えてください。
◎長谷川
福祉課長 委員御指摘
のように、毎年度2億円から3億円予算が増額しております。これは制度改正ということではなくて、給付
を受けられる利用者数が年々ふえてきているというものでございます。ちなみに、平成29年度は実利用者数が1,849
人であったものが、平成30年度につきましては1,920
人ほどで、約70
人ふえているということでございます。とりわけ障害者手帳
の取得者数でいいますと、知的障害と精神障害
の方で障害者手帳
を取得する方がふえている傾向がございます。この主な要因といたしまして、相談支援事業所がかなり認知されているということがあります。その相談支援事業所を通じまして各種障害福祉サービスが認知されているということが利用がふえている主な要因だというふうに考えております。この傾向につきましては、今後とも少しずつではありますけれども、ふえていくものと考えております。
◆
荒木法子 委員 続きまして、203ページ
をお願いいたします。児童虐待防止啓発等事業費ですが、こちらが今年度とほぼ同額になっております。注目
を集めている課題でもあるので、特に力
を入れているポイントはどこか教えてください。
◎大矢
子ども家庭課長 特に力
を入れているところでございますけれども、児童虐待防止
の取り組みに特に力
を入れていきたいと思っております。一般質問でも子ども未来部長が答弁いたしましたし、また先ほど予算
の説明の中でもお話がございましたが、育児不安
の解消など
を目的としたグループワーク形式
の子育て支援講座
の開催、そして市内NPO法人
の協力
を得ながら、保育園、幼稚園等に直接出向いて行う出前型
の子育て講座など
を継続して取り組んでまいります。
それから、学校教職員や保育
の関係者など
の支援
を行う方々に対しましても虐待
の気づきにつながるチェックポイントや相談先など
を掲載したリーフレット
を配付したり、対応力強化につながる研修会
を開催しまして、児童虐待防止には力
を入れて取り組んでまいります。
◆
荒木法子 委員 続きまして、205ページ
をお願いいたします。子ども食堂応援事業費なんですが、コミュニティ活動
の推進や食育
の観点でも各地にどんどん広がっていっていただきたいなと思っておる事業でございます。ことし
の目標設定やどういうふうに応援
をしていく
のかという点について教えてください。
◎大矢
子ども家庭課長 予算としましては、50万円
を計上させていただいております。子ども食堂
を運営する団体に対しまして、1団体当たり年間5万円
を上限に運営費として助成
をしていきたいというものでございまして、10団体
を目標に予算
を計上させていただいているものであります。市では、これまでも実施者と支援者
をつないだり、あるいは相談に乗ったり、情報交換会
を開催したりと後方支援
を行ってまいりました。本事業によりまして、今少しお話がございましたけれども、食育ですとか、あるいは子ども、ひとり暮らし
の若者、それから高齢者
のために、1
人で御飯
を食べる孤食
の解消ですとか居場所づくりに頑張っている市民
を直接応援していきたいというものでございます。
◆
荒木法子 委員 今
の点についてもう1つつけ加えて質問なんですが、こちら
の補助金について使途
の制限などはありますか。
◎大矢
子ども家庭課長 使途
の制限は特別設けてございませんけれども、運営団体からは運営
をするに当たって必要なアレルギー対応
の保険ですとか、あるいは調味料やお皿など
の消耗品関係
の運営費が少し不足するというようなお話
をいただいておりまして、ぜひそういったところに使っていただければと思っております。
◆
荒木法子 委員 207ページ
をお願いいたします。特別保育推進事業費ですが、
幼児教育・保育
の無償化に伴う負担金
の内訳と、こちらは特定財源がついていると思うんですが、市
の持ち出し分がどれくらいか、今後はどういうふうに推移というか、来年度からどういうふうに変わっていく
のかというところ
をちょっと教えていただけるとうれしいなと思います。
◎田辺
保育課長 幼児教育・保育
の無償化に伴う負担金ですが、まず一時保育促進事業分は保育園に通っていない
お子さんを突発的な理由等で一時お預かりする場合に要する経費についてですけれども、これが3歳児は無償ということになります。公立、私立それぞれで見ておりまして、私立分としては70万円程度、公立分については30万円弱
を見ております。公立分については今
のところ全額市費で負担ということになりますし、私立分については今
のところ国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1というふうに見ております。
その下
の一時預かり事業(幼稚園型)はふだん幼稚園でお預かりしている
お子さんで、教育時間
を超えてお預かりする、延長保育的な意味合いですけれども、こちらが450万円。こちらについては、私立幼稚園
の分
を見込んでおりますので、今
のところ国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1
の負担割合というふうに聞いております。
◆池田和幸 委員
説明書
の223ページ
の食育推進事業費ですが、本年は食育推進計画
の改定
の時期に来ているということですが、このことについてもこの事業
の中で取り組むようになっておりますでしょうか。
◎高橋
健康課長補佐 今年度に改定
を進めている最中でして、今現在重点目標である健全な食生活
の実践、あと長岡市食文化
の継承、食育活動
を支える環境づくりという3つ
の重点目標は来年度も引き続きやりたいと思っています。特に来年度は生活習慣病
の予防に重点的に取り組む予定でいます。
◆池田和幸 委員 続いて、同じページ
の基幹病院運営費補助金でありますが、昨年は十日町市
の中条第二病院
の問題等がありまして、地域医療
を守る上で大変重要な補助金であると思いますけれども、減額
の方向に行っているようですが、算定
の根拠等
を教えていただきたいと思います。
◎高橋
健康課長補佐 病院全体
の収支状況等
を勘案しまして、総合的に判断し、計上させていただきました。
◆池田和幸 委員 今
の補助金についてでありますけれども、長岡市以外
の周辺
の自治体からその基幹病院に対する補助金等がある
のかどうか、状況がもしおわかりでしたらお願いします。
◎高橋
健康課長補佐 県から出ている補助金はあると思いますが、他
の市町村についてはこちらでは把握していません。
◆服部耕一 委員 では、2点ほどお願いいたします。
1点目が
説明書
の205ページ
の子ども
の貧困対策推進事業費
の学習支援事業でございます。新規
の事業でございまして、先ほど
説明もございましたが、事業内容についてもう少し詳しい御
説明をお願いいたします。
◎大矢
子ども家庭課長 学習支援事業でございますけれども、一般質問で子ども未来部長が答弁いたしましたとおりでございますが、生活困窮世帯、具体的には生活保護世帯
を含む就学援助
の認定世帯
の中学校3年生
を対象に、年間10万円
を限度に希望する学習塾
の利用に対する支援
を行うものでございます。
◆服部耕一 委員 もう1点、215ページ
の扶助費でございますが、今年度
の予算に比べまして2億円
の減額となっております。この要因といいますか、理由についてお聞かせ願えればと思います。
◎藤田 生活支援課長 積算
の基礎となります生活保護受給世帯数と実績額についてでありますけれども、平成29年度につきましては21世帯減って1,128世帯となりまして、実績額は19億5,000万円でありました。また、平成30年度は2月末現在ですが、47世帯減りまして1,081世帯となっておりまして、実績額
を18億2,000万円程度と見込んで平成31年度予算
を計上しております。生活保護受給世帯
の数は現在も減少しておりまして、その理由といたしましては雇用情勢が継続的に安定しており、生活保護開始世帯数が減少したことと、それから生活保護受給者が就労により収入
を得たことで、生活保護から脱却する世帯がふえたものと考えております。
◆関充夫 委員 今ほど服部委員
のほうからも質問が出た
説明書
の205ページ
の子ども
の貧困対策推進事業費
の学習支援事業についてお尋ねします。
今ほど
説明があって、生活困窮世帯
の中学3年生
の子どもたちにというお話で、上限10万円だということは、単純に考えると60
人の方
を想定しているという理解でよろしいわけですよね。
◎大矢
子ども家庭課長 はい、そのとおりでございます。
◆関充夫 委員 その60
人に絞った根拠という
のは、数字か何かありますか。
◎大矢
子ども家庭課長 初めて
の取り組みでございまして、いろいろ検討させていただいた中で、先行して取り組んでいる県外
の自治体がございまして、そこ
の事例や今年度実施いたしました子育て世帯
の生活に関する調査結果など
を参考に60
人と見込んでおります。内訳なんですけれども、制度
の対象
の見込み
の中学校3年生は300
人、そのうち
の2割ということで見込んでございます。
◆関充夫 委員 はい、わかりました。
そこで、塾に10万円ということで、例えば交通費とかも払われるわけですか。
◎大矢
子ども家庭課長 実際に塾
を使ったことに対する利用ということで、交通費等は想定しておりません。
◆関充夫 委員 生活困窮者
の対象者が300
人と今ほど
子ども家庭課長のほうからお話がありましたけど、その対象
の方という
のは主に旧市内
の、一般的に塾がある
のはこの大手通り近辺だとかに限られると思うんですけど、そういう近辺
の方だけなんですか。
◎大矢
子ども家庭課長 対象者
の300
人については、市内全域
の中学校3年生ということで見込んでおります。
◆関充夫 委員 私は思うんですけど、例えば、関正史委員には悪いんですけど、山古志にそういう子がいて、塾に行きたいと。確かに塾
の費用は出るけど、そういう場合にその子
の足が確保される
のか。例えば和島でもそうですけど、公共交通等がないと、公共交通
を使ったとしても非常に高額となる中で、確かに通えないことはないでしょうけど、そこまで意欲があるかということ
を考えたときに、私はこの制度そのもの
を否定するわけじゃありませんし、これはこれですばらしい制度と思っています。ただ、行政
の言う平等性という
のは確保されている
のかと。例えばどこにいても、どこに住んでもそういったことが受けられる、その点ですごく、言い方は悪いですけど、まちなかに住んでいる子と周辺部にいる子と、その受けられるギャップが、違うという状況が生まれるんじゃないかということ
を懸念するんですけど、その辺に対する考え方はどうなんでしょうか。
◎大矢
子ども家庭課長 学習塾がない支所地域につきまして、インターネットやタウンページで調べさせていただいたところ、2地域ございました。この事業なんですけれども、国庫補助事業ということで、そこ
の仕組み
の中で実施
をさせていただきたいというふうに考えております。その仕組み
の中では、提供する学習塾は法人格
を有することが求められるといった制約がございます。ですので、学習塾はあるものの、個人経営であった場合は対象にはなかなかならないということで、現在法人格
を有する学習塾
の調査、それから本事業へ
の参加依頼
を行っているところであります。御指摘
の課題につきましては、私どもも認識し、検討も行っていたところなんですけれども、今回初めて
の取り組みということで、まずは動き出して、検証
を行いながら、改善できるところは改善していきたいというふうに考えております。
◆関充夫 委員 私はこれ自体に取り組むことは、国から
のこういう補助制度もあるということですので、それが悪いということじゃないんですけど、基本的にまず長岡
の教育において学校できちんとそういった授業なり
をやっているということが大前提にあるわけですよね。それで不足して塾に行かなくちゃならない、塾に行きたいということは、それはそれでいいんですけど、だったらまずやるべきことは、今学校でも補助員だとか
の制度
を設けてやっている中で、その学校で例えばそういう
外部講師など
を雇った中でそういう
のが開けたりとか、そういうことはできない
のかと。そういう別
の、この制度があるから、これは国からもお金が来るからいいという、確かにそれはそれで非常にいいんですけど、それが住む場所によって不利益
をこうむるじゃないけど、そういう
のがある、逆にそこに通うことによって時間
を浪費すること
を考えれば、とりあえず今学校がある、そこで
の授業でまず足りている
のか、足りていない
のか、さらに言えば不足しているようなのにそういうニーズがあるということは、そこで何か新しい展開ができないかと、そういうこと
を考えてこそこの広くなった長岡市
の中
の新しい教育
のやり方だと思うんですけど、それに対するお考え
をお聞きします。
◎波多 子ども未来部長 委員
の御指摘はごもっともでございまして、私どもも内部で支所地域
の子どもたちをどうする
のであろうかとか、学校と
の整合性等について十分考えていたところであります。先ほど
子ども家庭課長が申し上げましたように、これはこれで立ち上げさせていただきまして、先ほど来話が出ております子ども食堂ですとか、各地域にある放課後
の子ども教室ですとか、そういったところに学生さんですとか教員
のOB
の方などにボランティアで入っていただこうとか、もうちょっと重層的な
子どもたちの学習支援という
のは今後も考えてまいりたいと思っておりますし、教育部とも連携しながら学校と
の役割分担もしっかりやっていきたいと考えております。
◆関充夫 委員 いみじくも子ども未来部長も今おっしゃられていましたけど、例えば3年前にこの常任委員会で鳥取に視察に行って子ども食堂
を見させていただいたときに、そこではただ食事
を提供するだけじゃなくて、学生
の方が学習
を見てあげたりだとかもやって、家庭で足りない部分
を食事だけじゃなく補っているということ
をやっていました。そういった他市
のいい事例もたくさんあるわけですから、これはこれで私も反対するわけじゃありませんが、今子ども未来部長が言われたような重層的な
取り組みをぜひ期待して、私はこれには了解いたしました。
◆関正史 委員 1点だけお願いいたします。
先ほども
説明があったんですが、災害救助費
の東日本大震災公営住宅等運営経費、駐車場
の支援ということですが、今対象者は何
人くらいで、居所は中心部が多いんでしょうか。
◎藤田 生活支援課長 現在避難者
の方で公営住宅に入られている方は7世帯22名、3団地でございます。栃尾、希望が丘、それから与板
の3団地になっております。
◆大竹雅春 委員 そうしましたら、1点だけ。
説明書
の223ページで、御
説明もありましたが、自殺対策事業費
のゲートキーパー研修経費、新規事業ということで、これは何名
の想定で、内容がわかっておりましたらお聞かせください。
◎高橋
健康課長補佐 来年度
のゲートキーパー研修につきましては、市民が約1,800
人、市や関係者800
人を目標にいきたいと思っています。
研修
の内容につきましてはこれからつくるわけなんですけれども、来年度については対象者
を市民向けとか、あるいは関係者、それと関係機関
の人たちと、対象
を分けて進めていきたいと思っています。
◆大竹雅春 委員 そうすると、800
人ぐらい
を対象に講習会というか、ちょっとイメージできなかった。ゲートキーパー
を何
人育てる云々じゃなくて、ゲートキーパーに関心
を持ってもらうということですか。
◎小村
福祉保健部長 一口にゲートキーパーと言ってもゲートキーパーとして
の資格
を取得するとか、そういうことではなくて、今ほど委員がおっしゃられたように、さまざまな立場
の方が自殺
を予防するためにかかわるということです。例えば民生委員とか、町内会
の役員とか、市
の職員とか、あと地域
包括支援センター
の職員とか、さまざまな立場
の人がそれぞれ
の立場に応じて何ができるかということ
を気づいて、自殺
を思いとどまったり、自殺以前
の悩み事に対して相談対応ができるような、そういうさまざまなレベルがあると思いますので、それぞれ
の立場に応じて気づいて、結果として対策
を担っていただけるような体制
をつくりたいということで、研修も各界各層に多様にやっていきたいと考えております。
─────────────────
〔10款1〜5項〕
〇
金澤教育部長、
波多子ども未来部長 〔予算書及び
説明書にて
説明〕
○
中村耕一 委員長 質疑はありませんか。
◆大竹雅春 委員
説明書
の383ページ
の熱中!感動!夢づくり教育推進事業費ということで、前年に比べまして東京フィル夢づくりコンサート経費や夢づくりスポーツ推進事業経費などがなくなっております。今までももう十何年か続いております。今
の段階で
の今後
の方向性等がわかりましたら教えていただきたいと思います。
◎小池 学校教育課長 ただいま御質問
のありました熱中!感動!夢づくり教育推進事業
の中で、東京フィル夢づくりコンサートや夢づくりスポーツ推進事業等が廃止となりましたけれども、こちら
の熱中!感動!夢づくり教育推進事業につきましては、毎年事業全体
の構成
のバランスですとか予算等々
を考慮しまして、必要な事業
の取捨選択
を行っております。その一環で
の整理ということでございます。
◆服部耕一 委員 1点だけお願いいたします。
説明書
の385ページ
の特別支援教育推進事業費
の介助員・特別支援介助員賃金等ということで、人数が当年度に比べて10
人増
の158
人ということになっております。大変いいことだというふうに思っておりますが、市
の評価についてお伺いしたいと思います。
◎小池 学校教育課長 介助員
の事業でございますが、こちら
のほうは特別な支援
を必要とする児童・生徒へ
の支援
を充実させるものでございます。こちらは当年度に比べて10
人増加ということでございますけれども、こちら
の理由といたしましては特別支援学級在籍
の児童・生徒数が年々増加が見込まれていることと、通常学級に在籍する支援が必要な児童についても増加傾向にあるということで、10名
の増員
を決めたものでございます。
◆関正史 委員
説明書
の385ページ、同じく特別支援教育推進事業費で、合理的配慮アドバイザー報酬となっているんですが、この事業
の狙いと、どんな
人がアドバイザーになられる
のか
を聞かせてください。
◎小池 学校教育課長 合理的配慮アドバイザーでございますけれども、こちらは31年度新規
の事業でございます。これまで障害
のある児童・生徒が障害
のない児童・生徒と共通で学ぶ環境づくり、インクルーシブ教育システム
を長岡市も進めてまいりました。今年度までインクルーシブ教育システムコーディネーターという嘱託員
を置いておりましたけれども、こちら
のほうはインクルーシブ教育
の理解
の浸透
を図るため、主に各学校
の校長先生等にアドバイス
をしてきた嘱託員でございました。来年度からは現場
の先生がインクルーシブ教育等
をより進めるために合理的な配慮、例えばいろんな児童・生徒へ
の施設
の整備ですとか、それから個別
の教育計画など
を立てるに当たって、さまざまな配慮が必要になりますので、そういったこと
を現場
の先生方に指導する役割で合理的配慮アドバイザーというもの
を設置したものでございます。こちら
のほうは、今年度までインクルーシブ教育システムコーディネーター
の担当
の方がこの合理的配慮アドバイザー
の職につくものであります。
◆池田和幸 委員
説明書
の385ページ
の遠距離通学児童生徒支援事業費
の高等総合支援学校通学支援車両運行経費でありますけれども、予定されている利用者数と運行
の範囲
をお聞かせください。
◎佐藤 学務課長 こちら
の事業
の利用見込み
の生徒数でございますけれども、実際に始めるに当たりまして、新年度に入ってから希望
をとらせていただきますので、それによって違ってきますけれども、平成30年度中に平成31年度
の新1年生
の見込みも含めて学校と検討した結果、今
のところ19
人で予算
を計上しているところでございます。範囲といたしましては、全部で3台
の車両
を手配する予定でございまして、方面としては信濃川
の川西方面
の北部から1台、そして南部方面から1台、そして川東
の方面から1台という3方向から運行しまして、それぞれ何カ所か停留所
を設けて、そこまで生徒さんに来ていただいて、そこから乗っていただくということ
をイメージしております。
◆関充夫 委員 まず最初に、先ほどから出ていました
説明書
の383ページ
のアシスタントティーチャー配置事業費と、あと385ページ
の特別支援教育推進事業費
の介助員・特別支援介助員賃金等、来年度に拡充するということで私はすごくありがたいなというふうに思っていますし、その辺は大事なところだなと思っているんですけど、例えば充足というか、結局当年度もされているわけですけど、これだけ
の人数
をちゃんと確保できた
のですか。
◎小池 学校教育課長 介助員につきましては、平成30年度
の年度当初は欠員がございましたけれども、年度
の後半に入りましてきちんと充足しております。31年度も募集が終わって、今まさに面接
を行っているところでございますけれども、また欠員等が生じる場合は速やかに、去年とまたいろいろ応募条件といいますか、去年は市内一円で募集していたところもあって、欠員が生じたところは勤務地
を選びやすいようにきちんと明示しながら、応募がしやすいような環境ですとか、またPRにも努めてまいりたいと思っております。
◆関充夫 委員 とにかく、予算
を拡大して
人も拡大したはいいけど、結局今いろんな場面で人手不足だとか言われています。誰でもいいというわけでもありませんので、やはりきちっとそういう資格なり適任
の方がなれる、それが果たせてこそこの必要な人数が確保できるわけですので、今ほど学校教育課長
の御答弁にありましたように、そういったことに配慮した上で一生懸命進めていただきたいということ
をお願いしておきます。
もう1点、同じ385ページ
の部活動指導員配置事業費、今回5名増員ということなんですが、例えば当年度やったりした中でほかに要望がもっと、うちもお願いできないかとかでふやしたんでしょうか、それとも予算もないので、5名だけでふやそうかというふうになったんでしょうか。
◎小池 学校教育課長 部活動指導員配置事業につきましては、平成30年度は10名、平成31年度は15名で、5名
の増員
を予定しております。こちらにつきましては、また学校
の人事異動などもありまして、その専門
の部活動
を見る適任者がいないとか、そういった形で今後配置校
を決めていきます。それからまた、教育活動
を指揮する部活動指導員でございまして、いろいろ資格等もございますので、適任者
をいろいろ考慮しましても5名程度
の増員ということで今回考えましたので、配置はこれからまた考えていきたいと思います。
─────────────────
○
中村耕一 委員長 本案については、次回に引き続き審査することといたします。
────────※────────
○
中村耕一 委員長 本日は、これにて散会いたします。
午後2時28分散会
────────※────────...