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平成30年12月建設委員会−12月19日-01号

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  1. 長岡市議会 2018-12-19
    平成30年12月建設委員会−12月19日-01号


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    平成30年12月建設委員会−12月19日-01号平成30年12月建設委員会 平成30年12月19日(水)午前10時開議  ────────※──────── 〇出席委員(8人)   杵 渕 俊 久 君   五十嵐 良 一 君   加 藤 尚 登 君   細 井 良 雄 君   永 井 亮 一 君   松 井 一 男 君   長谷川 一 作 君   五 井 文 雄 君    ───────────────── 〇委員外議員で出席した者   荒 木 法 子 君   田 中 茂 樹 君   池 田 和 幸 君   服 部 耕 一 君   池 田 明 弘 君   深 見 太 朗 君   大 竹 雅 春 君   広 井   晃 君   高 見 美 加 君   関   充 夫 君   中 村 耕 一 君   丸 山 広 司 君   山 田 省 吾 君   藤 井 達 徳 君   諸 橋 虎 雄 君   古川原 直 人 君   桑 原   望 君   水 科 三 郎 君
      関   正 史 君   酒 井 正 春 君   高 野 正 義 君   関   貴 志 君   小坂井 和 夫 君   丸山(勝)議長    ────────※──────── 〇説明のため出席した者   磯田市長        高見副市長   水澤副市長       中野地域政策監・技監   金子危機管理監・    茨木技監     政策監   大塚都市整備部長    成田中心市街地                 整備室長   小山土木部長      相田都市計画課長   山本交通政策課長    小見都市開発課長   中村住宅施設課長    高野公園緑地課長   高頭まちなか      清田まちなか     政策担当課長      整備担当課長   谷畑土木政策      阿部用地課長     調整課長   中川道路管理課長    石黒道路建設課長   入澤河川港湾課長    西野下水道課長   太刀川地域建設課長   韮沢水道局長      田村業務課長   船見浄水課長      水澤工務課長   河内中之島支所長    松永越路支所長   斎藤三島支所長     米山山古志支所長   佐藤小国支所長     早川和島支所長   八子寺泊支所長     今井栃尾支所長   内山与板支所長     坂田川口支所長    ────────※──────── 〇職務のため出席した事務局職員   野口事務局長      水島課長   宮島課長補佐      佐藤議事係長   鷲尾主事    ────────※──────── ○杵渕俊久 委員長  これより会議を開きます。    ────────※──────── ○杵渕俊久 委員長  なお、報道関係者から写真撮影の申し出がありましたため、委員会傍聴規則に基づいて委員長においてこれを許可いたしましたので、御了承願います。    ────────※──────── 〇所管事項に関する質問 ○杵渕俊久 委員長  最初に、所管事項に関する質問を行います。 ◆加藤尚登 委員  おはようございます。それでは最初に、大手通坂之上地区市街地開発事業についてお伺いいたします。  この件につきましては、11月26日の議員協議会におきまして現在の検討状況を御説明いただきました。本事業は、まちなか型公共サービスのさらなる進展と人づくり産業振興総がかりで支える地方創生拠点整備を目的としたもので、米百俵プレイス(仮称)と仮称がついていますけれども、この仮称がとれる正式名称をつけるのは、いつごろを予定しているのでしょうか。  ちなみに、この市役所の仮称はシティホールでしたけれども、平成24年4月のオープンの3年前の平成21年に公募をされて、5,500通以上の応募があって選ばれた経緯があるんですが、そのように公募を考えておられるのか、またその時期などについてお考えがあればお伺いします。 ◎高頭 まちなか政策担当課長  ちょっと時期につきましては、確定的なことはまだ決まっておらないのですが、先に少し補足させていただきますと、米百俵プレイスと申しますのは再開発ビル4棟全体の名称でございまして、そのほかに市有施設図書館ですとか、NaDeC機能が入る部分については、人づくり・学び・交流エリアというふうに仮称しております。ちょうど表町地区の再開発で言いますと、ながおか町口御門がビルの名前で、社会福祉センタートモシアがその施設の名前になっているような関係になっております。そういったこともありますので、まず再開発全体の名前につきましては、C街区、今の北越銀行の駐車場の部分がオープンするのは西暦2022年を予定しておりますので、それまでには決定しておく必要があると思っております。  また、同じく市有エリアにつきましては翌年の2023年にオープンを予定しておりますので、同じくそれまでには決める必要があるとは考えておりますが、具体的な時期につきましては、これから少し詰めていきたいと思っております。  また、名称の決め方でございますが、今御質問にあったとおり、市有施設につきましては、本当に市民の方から末永く利用していただく施設になるということもありますので、市民の意見も取り入れながら、ふさわしい名前を選定していく必要があるんじゃないかと考えております。  また、再開発ビルにつきましては、事業の施行者ですとか、権利者の皆様が中心になって決めることでございまして、こちらについてはこれまでの再開発事業では公募を参考に決定しているということもございましたので、それと同じような決め方をしていくのではないかと考えております。 ◆加藤尚登 委員  これからのことですので、よく御検討いただきたいと思います。  今、人づくり・学び・交流エリアという名称も出ましたけれども、ここの中に互尊文庫の機能が入ってくるということなんですが、この互尊文庫というのは長岡にとって歴史のある大切な施設であり、名前なわけでありますので、この互尊文庫の名前はどちらにせよ残していただきたい、使っていただきたいと思うのですが、この辺のお考えについてお伺いします。 ◎高頭 まちなか政策担当課長  御質問の人づくり・学び・交流エリアにつきましては、いろいろな機能の中に図書館という機能も入るということで、未来の人づくりという互尊文庫の創立の考え方を、当然しっかりと受け継ぎたいというのは全体で考えております。こうしたこともありますので、名称につきましてはそちらの歴史的背景ですとか、将来の長岡のあり方等はもとより、図書館機能ですとか、3大学1高専とのイノベーション機能なども入るということもございますので、そういった導入機能を踏まえましてこのエリアを象徴するような、市民に愛着を持たれる名前を選定する必要があると考えております。現時点ではそういうふうに考えているということで御理解いただきたいと思います。 ◆加藤尚登 委員  大きな再開発でいろんな機能が入っているということで、担当課のほうでもネーミングについては非常に苦労されているのがうかがえます。もう1つ私見というか、意見を言わせていただくと、この前の議員協議会で旧大和の西館と北越銀行の東館を結ぶパッサージュ棟、この名前はこの前初めて伺ったような気がして、後で調べてみたんですけど、これは仮称なんでしょうか。とりあえずこういうのをつけてみたということなのか、これを現在正式名称として使っていこうというお考えなのか、その辺はいかがでしょうか。 ◎高頭 まちなか政策担当課長  そちらにつきましても建物の配置をわかりやすく表現するための仮称でございます。施設としてはB街区、いわゆる旧北越銀行の建物と同じ敷地に建つので、B街区の一部ということで、つなぐ部分ということをちょっと強調するためにパッサージュ棟と称しているというふうに御理解ください。 ◆加藤尚登 委員  いずれにせよ、市民が、また私たちもそうですが、注目する一大事業でありますので、市民の話題になるように市民への声かけやPRについても、こういうネーミングの機会も捉えまして、市民との対話を促すような取り組みにしていただきたいと思います。  次の質問に入ります。今国会で改正水道法が成立いたしまして、新聞でも大きく取り上げているところですけれども、まずその概要について御説明いただけますか。 ◎田村 業務課長  今回の水道法改正の概要ですけれども、水道の基盤強化を図り、将来にわたって安全な水を安定的に供給するために制度改正をするものでございました。  主な改正内容ですけれども、まとめますと大きく2点になるかと思っております。1つ目が複数の市町村の水道事業の統合などによりまして、スケールメリットを生かして事業を効率化する広域連携の推進。それから、もう1つが民間の技術力や経営ノウハウを活用する方策として今回コンセッション方式の導入を含んでおりますが、多様な官民連携の推進、この2点が大きな概要になろうかと思います。 ◆加藤尚登 委員  現在報道、またその他のいろんなところの識者の意見表明でも賛否がいろいろ分かれているような印象を私は持っております。10月に当委員会で行った行政視察で、浜松取り組みを伺ってまいりました。市民の間にある戸惑いや反対する声も現実にお聞きしてきたのですけれども、長岡水道局として今回の法改正をどう受けとめておられるのかをお伺いします。 ◎田村 業務課長  長岡の今の考え方ですけれども、今回の法改正の中で官民連携の一手法としてコンセッション方式の導入が盛り込まれたことによって、水道民営化法案ということが非常に大きな関心を呼んだことになっているかと思います。ただ、官民連携の方法につきましては、メーター検針などの事務委託、あるいは浄水場の運転管理等の技術的な業務委託における官民連携は既に進めてきておる状況です。そこに一つの新たな選択肢として加わったのが、あたかも民営化法案と言われるかもしれないようなコンセッション方式であったわけです。かといって、長岡の今の経営状況の中で直ちにコンセッション方式を導入するというような考え方はございません。 ◆加藤尚登 委員  わかりました。いずれにしても水道をめぐる課題は、大きく3つ上げられると思うんですけれども、人口減少などによる需要量、料金収入の減少が長岡でも見られる。それから、インフラの老朽化による施設更新コストがこれからふえていくのではないか。それから、人材の育成確保と、こういった大きな問題が指摘されているわけですけれども、水道局としてはこの課題をどのように乗り越えて解決していかれるのか方向をお伺いします。 ◎田村 業務課長  委員御指摘のとおり、人口減少による料金収入漸減傾向にあることは事実でございます。ただ、現在の経営状況におきましては、純利益を継続的に計上しております。直ちに経営が悪化する状況ではございません。現在策定作業を進めております経営戦略というものがありますけれども、この中で今後の中・長期的な視点に立った水道事業のあり方を明らかにいたしまして、計画的な施設更新、それから人材育成、そういったものに取り組んで今後の水道事業を安定的に経営していくという予定でおります。 ◆加藤尚登 委員  蛇口をひねれば当たり前のように水道から水が出てきて、それを使わせていただいているわけです。ここにいらっしゃる多くの人も中越大地震で断水の経験をお持ちだと思うんですけれども、私もインフラの被害の中で断水が一番困ったことでありました。そういった中で、日常の水道の維持管理に奮闘されている水道関係職員に敬意を表させていただきまして、次の質問に移りたいと思います。  それでは、3番目にJR上越妙高駅における長野方面との利便性乗り継ぎ利便性についてお伺いします。11月29日に議会活性化特別委員会行政視察で、午前中に松本を訪問して長岡に帰ってきた経験から質問させていただきます。12時まで視察をさせていただいて、昼食をいただき、13時29分に松本駅を出発して、長野駅で北陸新幹線に乗りかえ、上越妙高駅でえちごトキめき鉄道、妙高はねうまラインに乗りかえ、直江津駅信越本線普通列車に乗りかえて、4時間25分後の17時54分に長岡駅に着くルートで帰ってまいりました。  ここでの議論は、北陸新幹線へのアクセス向上についてを眼目にさせていただきたいと思いますので、松本駅じゃなくて、長野駅までについてをちょっと具体的に考えてみたいと思うんです。今回は、長野駅から長岡駅までちょうど3時間かかったわけです。上越妙高駅の利便性については、金沢方面については平成28年9月、それから29年3月と6月の当委員会において丸山勝総議員、荒木法子議員が質問されておりますので、今回は長岡駅から長野方面への利便性について伺います。長岡駅から長野駅に向かうには、主に3つのルートがありますが、一番早いのは皆さん御存じ新幹線です。上越・北陸新幹線ということで、高崎駅で乗りかえるというルートは1時間34分で、1万円ちょっとです。2つ目が、今回の信越本線直江津駅なり、上越妙高駅を乗り継いでいく。ここを上越妙高駅まで1日5往復運行されている特急しらゆきを使えば5,600円くらいで、乗り継ぎ次第ですけど2時間ぐらいで行くんだと思います。3つ目は、あまり実用性はないかもしれませんが、飯山線も通っているということです。  それで、実際に上越妙高駅経由で北陸新幹線を活用してという場合になると、長野方面まで向かう場合の利便性、具体的には乗り継ぎ本数なり、上越妙高駅での待ち時間などの状況がどのようになっているのかお伺いします。 ◎山本 交通政策課長  今御質問いただきましたルートにつきまして御説明いたします。  長野駅から上越妙高駅までは、新幹線のはくたかを利用し、上越妙高駅で在来線乗り継ぎ、長岡駅へ来るわけですが、この経路は1日に12本あります。このうち5本は上越妙高駅から長岡駅間を乗り継ぎなしの特急しらゆきで来れますので、最短としましては1時間36分となります。このケースの場合は、上越妙高駅での待ち時間は8分でございます。  続きまして、特急しらゆき以外の残りの7本についてですが、上越妙高駅から直江津駅の間を妙高はねうまラインで、そして直江津駅から長岡駅までを信越本線普通列車快速列車を利用することになりますが、この組み合わせでは長野駅と長岡駅間の所要時間は最短で2時間17分、最長では3時間34分を要します。なお、乗り継ぎ駅となる上越妙高駅と直江津駅の合計の待ち時間は、最短では12分ですが、最長では85分となります。  以上、乗り継ぎの現状でございます。 ◆加藤尚登 委員  今までの議論でもそうなんですが、時間もそうですけれども、乗り継ぎに大きな抵抗を今回も感じましたし、その乗り継ぎを極力少なくしてほしいなという中で上越・北陸新幹線直行特急実現期成同盟会で要望をしていただいているということを伺っています。今回もその要望の中に入るんだと思いますけれども、この期成同盟会要望活動の内容と今までの成果というのを御説明いただきたいと思います。 ◎山本 交通政策課長  上越・北陸新幹線直行特急実現期成同盟会についてお答えします。  本同盟会では、列車の利便性向上と、新幹線在来線直通運転化を目的に取り組みを行っております。その中で平成27年3月の北陸新幹線開業をもって特急北越が廃止となる際には、それにかわる特急列車を維持、継続させるために国や鉄道事業者関係国会議員への要望活動に力を入れた経緯があります。その結果、北陸新幹線に接続する特急しらゆきの導入をはじめ、北陸新幹線開業前と同じ便数の特急、快速列車の確保が実現したという成果がございます。  また、開業後のさらなる要望活動のほか、利用者をふやすための施策として、例えば新潟から金沢や富山方面への在来線新幹線を組み合わせた列車の旅行企画など、鉄道の利用促進を図っております。その中で旅行の参加者を対象にアンケートをとっておりますが、おおむね好評を得ております。こういった鉄道の利用機会を創出することや同盟会の認知度の向上にも努めているところでございます。  いずれにしましても、本同盟会の中で新潟県や関係自治体と十分に連携を図りながら、引き続き要望活動利用促進に向けた取り組みを行ってまいりたいと思います。 ◆加藤尚登 委員  要望活動についてはわかりました。私も要望書を拝見させていただきましたけれども、私の印象としては、要望の内容についてちょっと抽象的なのではないかなというような感想を持ちます。優等列車と表現されている、特急しらゆきのことを指しているんだと思いますけれども、現在1日5往復ですから、それを例えば8往復にしてくれとか、7往復にしてくれとか、具体的な要望ならJR東日本からも具体的な回答が得られるのではないだろうかと。そのときの回答も含め、JRの考え方とか、そういったやりとりについて我々は報告をいただいたことはないように思うんです。コミュニケーション不足については、かつて高見副市長も触れられておりますけれども、そういったコミュニケーションを促進する上でも要望活動、そしてその時々の向こう側の回答などもぜひ議会側に御報告いただけたらなというふうに思っております。この点は、事務局は長岡ではないと伺っていますので、また上越・北陸新幹線直行特急実現期成同盟会でもこの点について御検討いただけたらと思います。この点は要望でございますので、これで質問を終わらせていただきます。 ◆細井良雄 委員  おはようございます。私のほうから2点ほど質問させていただきたいと思います。  1つ目については、建築物の免震用オイルダンパー検査データ改ざんについて、長岡市内の状況についてお聞きいたしたいと思っております。本年10月16日に発覚した免震・制振オイルダンパー性能検査記録データ改ざんは、これらの機器の国内シェアトップ油圧機器メーカーKYB社及びその子会社のカヤバシステムマシナリーによるものであります。これらの製品は、東京スカイツリーなど多くの建物に使われており、大きな問題となっております。その後、施主の同意を得たところから対象となった建物が公表されてきました。しかし、対象物件の公表は建て主である施主の意向もあり、発表されていないものも多くあると報道されております。長岡市内におきましては、公表された関係物件の中に消防庁舎アオーレが含まれております。KYB社は、建築基準法に基づく国土交通大臣認定などに適合しない製品を大量に出荷しており、その数は全国で983件、1万本以上と発表されております。国交省は、オイルダンパーの交換、そしてその他の必要な対策を最後の1棟、1戸まで速やかに遂行することをKYB社に求めておりますが、まだその全容ははっきりしていないと報道されております。  この試験データの改ざんについては、どのようなところに問題があり、またどんな影響があるのか、大変専門的な分野でありますので、できたらわかりやすく説明していただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◎小見 都市開発課長  今回の問題点についてお答えいたします。  まず、免震用オイルダンパーの問題なんですけれども、検査データ大臣認定等における許容値におさまるように数値等を書きかえて出荷していたということが大きな問題となっております。  その書きかえによる問題の1つ目は、今ほど細井委員のほうからお話がありましたが、建築基準法大臣認定をとっておるのですけれども、その大臣認定をとるときに基準値というのがございます。その基準値から許容値があるんですけれども、それに適合していないものがあるという、これはいわゆる法律上の問題であります。  もう1点目は、さらにグレードアップといいますか、お客様との間で工事契約発注仕様である基準値というのがございまして、それから許容値というのがありますが、これに適合しないものがあるという、これは契約上の問題となっております。  これらのことによって所定の免震や制振性能や安全性の確保ということに疑義が生じたということで問題になってきたものでございます。 ◆細井良雄 委員  今のお話なんですけれども、数字が違うとどのような影響が出るというふうに考えておられるのですか。 ◎小見 都市開発課長  数字の影響なんですが、本来地震が来たときに求められている基準というか、設計で想定されている揺れというものがあり、その基準で製品が揺れを抑えようとするんですが、それが許容値に入っていないということになると、影響としては例えば建物が大きく揺れたりとか、そういったような可能性が出てくるということでございます。 ◆細井良雄 委員  長岡市内の状況について伺いたいというふうに思います。  長岡市内においてもこの装置を使った建物は、発表されたアオーレだけではなく、まだあると思いますが、現在までにわかっている市内の状況についてお聞きいたしたいと思います。 ◎小見 都市開発課長  現在長岡における具体的な該当件数は、所有者等の間で公表の了解が得られている市有施設の2件が公表されております。今お話にありましたアオーレ長岡消防庁舎の2件でございます。このほかは、公表による影響があるということで、所有者からの了解が得られないものについては、その有無も含めて公表されておりません。 ◆細井良雄 委員  そういうことでありますので、内容がまだはっきりしていない部分が大変多くあるかと思います。  この問題についての具体的な対応として、新聞報道もされていますように、今後は取りかえ工事をやられることになりますが、施主や工事を担当した建設会社は被害者でありまして、検査データを偽って出荷した製造メーカーの責任において問題のあるダンパーの取りかえ等をすることになると思います。具体的な取りかえ等の対応についてのほうとしては、どのように考えておられるのかお聞きしたいと思います。 ◎小見 都市開発課長  今後の対応ということなんですけれども、現在国からKYB株式会社及びカヤバシステムマシナリー株式会社に対して、まず建物設計者と協議して構造安全性の検証及びその結果について第三者機関の確認を求めているところでございます。今委員のほうから取りかえというお話がありましたが、この両者については、問題のあるダンパーについては自社の費用負担により早急に交換するというような方針を表明しております。ここの所管でいいますと、本建築基準法に基づき、法規定に不適合の疑いがある製品の使用、建物への影響及び是正計画について報告するよう求めているというのが今の現状でございます。 ◎茨木 技監  私のほうから補足ということではありませんが、今ほど建築基準法を扱う特定行政庁としての長岡の対応について触れてお答えをさせていただきました。ちょっと所管を外れるかもしれませんが、長岡工事発注者という立場もございますので、その点における対応について、既に10月25日にマスコミ公表はしておりますけれども、改めてここでお話をさせていただきたいと思います。  公表しましたように、発注者としての長岡は施工者を通じまして、今回問題になっているダンパー使用状況ですとか、また法に触れるのかどうかとか、それから安全性の検証について、またその後の対応については報告をするようにということで既に依頼をしております。  ちなみに、安全性につきまして、国は既に大きな心配はないという趣旨の公表をしておりますし、先ほど事例が出ましたけれども、このアオーレ消防庁舎については今安全性の検証をしておりますが、そもそもこの2つの建物は高い耐震性を実現するという設計をしておりますので、先ほどの国の公表も含めて大きな心配は必要ないと思っております。ただ、高い耐震性という我々の発注仕様をしっかり実現、確保していくためにも、取りかえも含めてしっかりとした対応をしてもらうよう要望していきたいと、こんなふうに考えております。 ◆細井良雄 委員  今説明をしていただきましたので、大体の状況はわかったわけですけれども、やっぱり公共性のあるものですので、耐震については設計どおりに直るようなことをしてもらいたいというふうに思っております。そのほかの市内の中にある建物で、まだ発表されていなくてもいろいろな対応があるかと思いますので、その点についてもとしての指導をしっかりやっていただきたいというふうに思っております。  次は、大手通坂之上地区市街地開発事業のB街区について伺いたいというふうに思います。本年2月19日に事業計画の概要が示されました。そして、11月26日の議員協議会におきまして一部修正された事業計画が示されたものであります。B街区は、歴史的建造物である北越銀行本店の建物ですが、取り崩さずに補修や改築、耐震補強して有効活用を図り、経費の軽減をするリノベーションの手法をとるとされております。今回の発表では、地下を含み、3階までは広域スペースとして利用されることになっております。その内容について、もう少し詳しくお聞きするものであります。  その1つ目として、この建物は建設されてから相当年数がたっておりますが、この間あった中越大震災にも耐えてきた建物であります。特に現在の天井高の高い1階店舗部分は、大理石張りの状況も保持して補強するものと考えておりますが、耐震工事についてどのような考え方で進めようとしているのか伺いたいと思います。 ◎清田 まちなか整備担当課長  現在の北越銀行につきましては、昭和40年に竣工いたしまして、現時点で約53年経過している建物でございます。その間市民の皆様から長岡の駅前大手通りの印象的な建物という印象を持たれてきた建物と認識しております。その北越銀行が再開発区域に参画されたことに伴いまして、現建築物の構造躯体の現状調査を行っております。その結果、構造躯体には大きな問題はなく、耐震補強を施し、リノベーションにより新築並みの強度を有した建築物として活用できるということを確認しております。その結果を踏まえまして、昨年度に耐震工法検討を行い、耐震壁の設置や柱の炭素繊維巻き補強などを併用する改修を今現在計画しております。  具体的な改修工事の内容につきましては、今現在もまだ検討中でございまして、上層部に入る予定であります商工会議所の利用方法ですとか、そういったところも要望を受けておりますので、そういったことも踏まえて今現在検討を行っているというところでございます。 ◆細井良雄 委員  そうしますと、歴史的建造物の価値をなるべく生かすという格好は、耐震にもブレースが入ってくるような状況ではないというふうに考えていいでしょうか。
    ◎清田 まちなか整備担当課長  そういったところも踏まえて外観の部分ですとか、あと内装の部分につきましても今現在検討しながらやっているというところでございます。 ◆細井良雄 委員  次に、この建物の利用については、地階から1階、2階、3階は公益施設利用とされており、4階から上は事務所利用とされております。3階の部分は、A─2街区との通路と一体的に利用され、米百俵プレイス(仮称)のメインの場所になるかと思いますので、そのように計画されておりますが、天井高の高い1階部分については3階の交流部分と同じような交流スペースというふうにされております。せっかくの歴史的な建造物であり、大理石を張ったところも残されるようであります。そのよさを生かした利用形態をもっと研究すべきではないかというふうに思っておりますが、その利用形態の考え方について伺うものであります。 ◎高頭 まちなか政策担当課長  御質問のとおり、このエリアの機能につきましては議員協議会でも御説明しましたように、人づくり産業振興総がかりで支える地方創生の拠点ということで、さまざまな機能をモザイク状に配置するという考え方、この基本的な考え方に基づいて今進めているところでございます。特に1階、2階等についてどういった機能を入れていくかというのは、今後設計等を進めながら、具体的に検討していくところでございますけれども、その中でやはり御指摘のように天井高の高い1階ですとか、そういった建物の特徴をしっかりと生かしながら、にぎわう空間をつくっていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆細井良雄 委員  また、この建物の2階に設置されている奥の部分については、現在でも会議室や集会に使われているところと聞きますが、図面によりますとメディアセンターとされております。この再開発の中で一番大きなホールとしてリニューアルされて、集会や講演会などが行われる場所と聞いております。この再開発全体の中で米百俵プレイス(仮称)というふうにしている中で、講演会や発表会等が開かれる大事な集会の場所となると考えているものでございます。その補修、整備の概要についてお聞かせ願いたいと思います。  また、このスペースにどのぐらいの人数が集まれるのか、研修等ができるのか、その点も含めてお答え願いたいと思います。 ◎高頭 まちなか政策担当課長  御質問の2階のスペースは、今現在は北越銀行の講堂ということで、株主総会とか、そういった会議等で使用されている空間でございまして、非常に天井の高い内部空間でございます。当然今のような会議とか集会、そういったような講演会等の用途に使えるという前提で考えておりますが、そういった用途を固定することなく、天井の高い内部空間という機能を十分発揮できるようにさまざまな用途に使っていきたいというふうに考えているところでございます。  規模といたしましては、大体600平方メートルぐらいありますので、今でも椅子席で500人ぐらい座れます。そのスペースの建物の躯体はそのまま使えますので、おおむねそのぐらいの規模の人は入れると考えております。設備につきましては、ステージや映写機等が今あるんですが、そういったものは最新の技術のものにかえていくことになると考えております。 ◆細井良雄 委員  そうしますと、今の階段型の椅子を固定したような形で500席とれるというふうに見ていらっしゃるのでしょうか。 ◎高頭 まちなか政策担当課長  申しわけございません。説明がちょっと足りなかったです。今現在でも普通の平らな床に椅子を並べる形で使っている会議室でございまして、そういった階段状の形でつくると、目的はかなり限定されるということもありますので、改築後も基本的にはそういった平らな床で使っていくことになるんじゃないかと考えております。 ◆細井良雄 委員  ここは、米百俵プレイス(仮称)の大事なところになるとすれば、勉強の場でもあり、研究発表等の大事なスペースになるかと思いますので、そこは設備がしっかりした、音響効果もいい、集まりやすい、そして少なくとも300人以上は集まれるような場所になるべきではないかなと思います。  この米百俵プレイス(仮称)と言われる全体の中で、これだけの人数が集まれる場所はここしかないと思うんです。そのほかに、中教室的なものはある程度あるかと思うのですが、小さな教室の単位で使うのは、それでいいかもわかりませんけれども、一番大きい行事をやるのはここの場所になるかと思うんです。その点での集会施設の大事さというのが、相当強いものだというふうに私は思っています。その辺について、もう1回答えていただきたいと思うんですが。 ◎高頭 まちなか政策担当課長  本当にこちらのエリア全体として多くの人に集まってもらって、いろいろなことができるエリアにしていきたいと思っております。御指摘のように、こういった大きな内部空間というのは非常に大事な場所だと考えておりますので、有効に活用していきたいと考えております。 ◆細井良雄 委員  最後に、地下の利用について今回の説明では案が示されておりませんが、前回の2月の説明では歴史人物史コーナーというようなものが書かれておりました。最後にこの点についてコメントをいただきたいのですが。 ◎高頭 まちなか政策担当課長  地下でございますが、このたびの資料では少し省略して書いたところもございますけれども、現北越銀行の社屋に地下がございます。今は機械室ということで大きな空調機械とかが置いてあるんですけど、今後建物をリニューアルすることによりまして、そういった機械も上層階等の配置が可能になる中で、こちらも機械室ということで比較的天井が高く、4メートル以上とれるような空間ですので、こちらにつきましてもまた内部の天井が高いというのはかなり有効活用できる道があると思っています。具体的な使い方につきましては、先ほど言いましたように、施設全体の基本的な考え方に基づきまして、最終的にどういったことで使うかというのはこの設計の中で詰めていきたいと思いますが、地下につきましても有効な活用について引き続き考えていきたいと思っております。 ◆松井一男 委員  何点かお願いします。  ことしも自然災害が日本列島を襲いまして、台風、豪雨、地震、幸い長岡はそれほどの被害を受けずにここまで来ているわけでありますが、特に記憶に生々しいのが西日本豪雨の被害でありました。避難のおくれでありましたり、どういった避難勧告をするのかという議論がいろいろ出ておったようでございますが、これは所管が異なりますので、私は水害を予防する上で非常に重要な役割を担っております河川管理施設、堤防護岸はもちろん、大河川とその支川の合流部に設置されます逆流防止の水門、樋門のことについて何点かお伺いしたいと思います。  当市内にも大河川の信濃川があるわけですから、その合流地点に逆流防止の水門、樋門が設置されている場所があろうかと思います。が管理している逆流防止水門、樋門の数について、管理区間によってそれぞれ設置者が異なると承知しておりますけれども、国土交通大臣、新潟県知事、長岡市長別にその数をまずお聞かせいただきたいと思います。 ◎入澤 河川港湾課長  水門、樋門につきましては、河川本川の水位が上昇したときに支流への逆流防止を目的として設置されているものです。が所有、管理している施設が8カ所ございます。そのほかに国や県からに操作管理を委託されている箇所が15カ所でございますけれども、その内訳は国から委託されている場所が4カ所、県から委託されている場所が11カ所、合計で15カ所ということでございます。 ◆松井一男 委員  4足す11足す8で、全部で23カ所ですね。  今河川港湾課長がおっしゃいましたように、本川の水位が上昇したときに支川に逆流して氾濫することを防ぐために速やかに門扉を閉めるということで機能を発揮する施設であります。そうしますと大雨が降って本川の水位が上昇し続けたときに支川に逆流するかどうかというのは、水位計もありますけれども、実際にその場所で見て、逆流を始めたら速やかに門扉を閉塞し、なおかつ本川の水位が低下して支川の水位より下がったら速やかに門扉をあけて内水の被害を防ぐという非常に精緻な、微妙な操作が必要なものだと思うんです。として23カ所もの場所全部に職員を張りつけるわけにはいかないわけですから、実際の操作は多分地元の事業者の方ですとか、土地改良区等の団体あるいは地元町内会等にも委託されている事例があると思いますけれども、これの内訳を教えていただきたいと思います。 ◎入澤 河川港湾課長  先ほどちょっと合計の数を言わなくて申しわけなかったんですけれども、全部で23カ所でございます。水門、樋門の点検及び操作につきましては、23カ所のうち外部へ委託している箇所が19カ所、その内訳でございますけれども、地元業者に8カ所、土地改良区に9カ所、地元の町内会に2カ所でございます。また、職員が直接管理している箇所は4カ所でございます。 ◆松井一男 委員  ことしは出水期と言われる台風でありましたり、豪雨の時期は過ぎたわけでありますけれども、出水期対応として逆流防止の水門、樋門の管理というのは大変重要なんですが、これはいわゆる公物として設置したものですから、間違いなく必要なときに閉まって、必要なときにあかないと大変なことになるわけでありまして、そういった意味で操作の確実性もそうですし、維持管理の確実性も求められる、ある意味特殊な公物だと思うんです。こういった維持管理について、特段何か注意されていることがありましたらお聞かせいただきたいと思います。 ◎入澤 河川港湾課長  出水期、非出水期の対応について説明させていただきたいのですけれども、出水期、非出水期を問わずに通年で定期点検をしております。また、その施設の豪雨時の対応としましては、緊急時には操作員を各水門、樋門に配置しております。また、の職員も出動して現地の状況を確認しながら適切に管理、操作できるように対応を行っております。また、そういった部分を含めまして、市民の安心・安全のために適切に水門・樋門の管理に努めてまいりたいと考えているところでございます。 ◆松井一男 委員  全国の事例を見ますと、やはりまるっきり忘れていたことはないらしいんですけれども、操作がおくれた、開閉がおくれた、あるいは閉めようとしたら全閉できなかったという事例が多々あるようでございます。の職員の皆さんは人事異動がありますから、そういった際の引き継ぎは当然しっかりされていると思いますけれども、特にこういった非出水期であっても、来年もまた間違いなく台風や梅雨どきの豪雨は来ますので、そういった準備をぜひしっかりやっていただきたいと思います。  次に、もう1点お伺いしたいと思います。9月の決算審査特別委員会でも質問させていただいたのですが、今道路を利用される方々からの舗装路面の品質の要求水準が非常に高くなってきていると思います。これには、国の政策によりここ数年で高速道路や直轄国道の路面の補修や改良が大変進んで、道路全体のレベルが上がったことも大きく影響していると思うんですが、が管理する市道等においても舗装路面の品質、例えばわだち掘れや段差やひび割れ等について、いろんな要望を私も伺っております。舗装修繕については、長岡舗装長寿命化修繕計画に基づいて行われていると承知しておりますけれども、現在の状況、また特に決算審査の9月以降、平成30年度の途中まで来ましたけれども、その状況も含めてお聞かせいただきたいと思います。 ◎中川 道路管理課長  今ほど委員から説明がありましたが、平成29年度に策定いたしました長岡舗装長寿命化修繕計画に基づく実施状況になりますが、29年度から31年度の3カ年で94路線、23.8キロの修繕を行う計画になっています。29年度は約8.3キロが完了しており、今年度は、現在14.5キロが完了しております。年度末の見込みになりますけれども、14.7キロまで完了する予定になっております。進捗率としましては、30年度末で約62%を見込んでおりまして、順調に進んでおります。 ◆松井一男 委員  3カ年で94カ所、約24キロということで、大変市域が広いわけでありまして、2年目で62%ということですから、積み残しがまだだいぶありそうでございますし、ぜひ予算確保に努力をしていただきたいと思います。そういった中で、市道の幅員が拡幅されて大型車の自由交通、トレーラーでありましたり、そういった大型車の混入が非常に目立ってきております。特に中之島地域では、中越と県央を一番渋滞なく接続できる産業道路化している部分がございまして、3軸の25トン積みトレーラーが大変煩雑に通過している、市道を通っている場面をよく見るわけですが、そういった場合の舗装路面の維持については、例えば段差やわだち掘れがあると、それによって生活している家屋にまで振動が来るような状況もあるわけです。舗装路面の維持に対しては、大変幅広い多様なニーズが広まっていると思うんですが、として今後どのように取り組んでいくのかお聞かせいただきたいと思います。 ◎中川 道路管理課長  舗装の修繕を実施するに当たりましては、地域の実情や市民のニーズを考慮しながら、路線の重要度に応じてめり張りをつけた対応に努めております。今ほど御説明いたしました長岡舗装長寿命化修繕計画におきましては、委員御指摘のとおり、ひび割れやわだち掘れ等の路面の性状調査を行った上で交通量やネットワーク特性を考慮しながら、優先度や修繕の工法を決定し、計画的な修繕を実施しております。また、日常の維持管理におきましてもパトロールや住民からの通報や要望により損傷が確認された場合には、緊急的に修繕を行っております。  いずれにいたしましても、今後も継続しまして、特定財源の確保に努め、路面を適正に管理し、市民の皆様が安心できるような通行の確保を図ってまいりたいと考えております。 ◆長谷川一作 委員  現在国が進めている旧下田村と只見町を結ぶ国道289号八十里越道路の整備についてお聞きいたします。  八十里越道路については、平成21年9月の本会議でも一般質問をさせていただきました。当時のほうからは、県境の豪雪地帯の工事で、1年のうち実質的な工事が半年間しかなく、開通までには相当の期間を要するという答弁をいただいたところでありますが、あれからもう10年たっておりますので、現在の工事の進捗状況をお聞かせください。 ◎谷畑 土木政策調整課長  国道289号八十里越の工事につきましては、20.8キロの区間で国と新潟県、そして福島県の3者が共同で整備を行っております。このうち急峻な地形の県境付近の約11.8キロの区間を、国が直轄権限代行事業として行っているところでございます。  御質問の進捗状況でございますが、国の工事区間では現在トンネル工事、橋りょう工事、改良工事を行っておりまして、進捗率としましては約8割まで進んでいるというふうに聞いております。また、新潟県と福島県の工事の進捗率は、いずれも約9割というところでございます。  今後の見通しにつきましては、国の工事区間ではトンネルが全部で11カ所計画されているということで、このうち3カ所はまだ未着工ということでございます。委員がおっしゃられたような急峻な地形と豪雪地帯であるということもありますので、完成までにはそれなりの工事期間を要するというふうに考えておりますけれども、国のほうからは早期完成を目指し、鋭意取り組んでいくというふうに伺っているところでございます。 ◆長谷川一作 委員  次に、八十里越道路を活用した新たな道路ネットワークについてお聞きしたいと思います。  八十里越道路ができれば会津地方に結ぶ最短ルートになりますので、地域の活性化にも期待しています。ただ、現状を考えると、栃尾から国道289号への接続県道には道幅の狭い箇所もありますので、八十里越道路へのアクセスに課題があると思います。歴史的にかかわりの深い長岡と会津が効果的に道路ネットワークでしっかりつながることは、新たな観光ルート、さらに物流のルートとして重要だと思います。八十里越道路に向けた道路ネットワーク整備の今後の見通しについて、の考えがあればお聞かせください。 ◎谷畑 土木政策調整課長  御質問いただきましたような広域的な道路ネットワークにつきましては、これまで国や県と一緒に勉強会を開催するなどして調査研究をしてまいりました。御質問の八十里越道路についてもその一つでございます。そうした中で、ことしは長岡開府400年の節目の年ということもございまして、100年先の将来を見据えた広域的な道路のあり方ですとか、方向性を検討するために市民と経済界の代表で構成する広域道路ビジョンを考える懇談会をのほうで設置したところでございます。この中で本あるいは中越地域が今後発展するために広域的な道路はどうあればいいかということを議論いただいている最中でございます。  御質問の八十里越道路を活用した道路ネットワークでございますが、大変魅力あるルートになると考えておりますので、長岡と会津の歴史的つながり、そして観光や経済活動、こういった地域連携といった視点も十分取り入れながら、引き続き懇談会で御意見をいただきながら検討を進めていきたいというふうに考えております。 ◎中野 地域政策監・技監  私のほうからちょっと補足をさせていただきます。  八十里越道路を活用した会津との連携でございますけれども、今ほどお話をした広域ビジョンの懇談会で検討していくということなんですけれども、市長のほうから会津と結ぶ構想を考えなさいというふうな特別な指示が出ておりまして、実は現地踏査もしている状況でございます。そんな中で、基本構想をもとに広域ビジョンのところで市長の意見をしっかり反映させていきたいというふうに思っております。委員のおっしゃっている会津との連携は非常に重要と思っておりますので、積極的に進めていきたいというふうに思っています。 ◆長谷川一作 委員  今ほど懇談会という話が出ているんですけど、どういう人たちが委員となって議論しているのか、もうちょっとだけ詳しいことを教えてください。 ◎谷畑 土木政策調整課長  懇談会の委員につきましては、主に道路を利用される立場の方ということで構成しております。例えば学識経験者として長岡3大学の先生方、そして経済界の代表としましては長岡、小千谷、柏崎、会津若松の商工会議所の会頭方です。そのほか長岡地域商工連合会ですとか、魚沼商工会連絡協議会の会長、JAの越後ながおかと越後さんとうの会長、それと長岡青年会議所の理事長、また若者の代表としてながおか・若者・しごと機構から推薦いただいた福祉関係の方ですとか、子育て世代の方を合わせまして14名の委員の構成となっております。また、国・県からもオブザーバーとして参画いただいているところでございます。 ◆長谷川一作 委員  そういうことで、せっかく八十里越の道ができて、栃尾にどうにか入ってもらいたいと思っているところでありますので、ぜひ早目の開通もお願いしますし、栃尾地域の道路も、栃尾といっても長岡なんですけれども、そういう面ではぜひ頑張っていただきたいと思いますので、早目の開通を祈っております。よろしくお願いします。 ◆五十嵐良一 委員  私のほうからは、市民生活に大変重要なライフラインの一つであります下水道事業における官民連携についてお伺いしたいというふうに思います。  当委員会は、ことし全国初で下水道を民営化しました浜松のほうに行政視察に行ってまいりました。この浜松は、コンセッション方式において民営化されたところであります。しかし、この運営権において果たして住民に理解されたかというと、ちょっと疑問の点があるというふうに言っておられましたし、あるいは民営化する事業者についての自立的な点も幾つか指摘されていたところでございます。やはり今後も官民連携について、ライフラインというものを考えていかなければならないと思うんですが、当市のこれまでの取り組みについてお伺いしたいというふうに思います。 ◎西野 下水道課長  まず、施設の管理ですけれども、管渠やポンプ場は仕様を定めました民間委託を実施しております。複雑な運転管理を必要とします処理場では、性能を求める包括管理による長期継続契約を行っております。また、個別事業になりますけれども、長岡中央浄化センターにおいて民間ガス事業者と共同しまして、消化ガスの有効利用を実施しております。今年度からは、中之島浄化センターにおいて小規模下水道におきます下水汚泥を利用した新エネルギーを創出するため、市内業者と大学との共同実証事業を開始しているところでございます。 ◆五十嵐良一 委員  国のほうから、B─DASHプロジェクトという下水道革新的技術実証事業の採択を受けたわけでございますが、本当にこの長岡は3大学1高専という中で、先般学生たちと話し合う機会がございましたけれども、大変問題意識を持ちながらやっているところでございます。ぜひそういったものを含めながら、やはり今後の下水道も考えていっていただければなというふうに思います。  また、雨水対策において貯留的な考え方ですけれども、管渠の整備が行われているわけですが、それ以外にも長岡中央浄化センターが始めた公共、特環、農集あるいは合併処理浄化槽というものがございます。今後こういったものにつきまして、どのような方向で考えているのかお伺いしたいと思います。 ◎西野 下水道課長  下水道施設の持続的な管理や新技術の取り組みに当たっては、官民が連携していくことは非常に重要だということを認識しております。官民連携には、先ほど話にありました浜松取り組み始めたコンセッション方式など、さまざまな手法があると考えております。いずれの手法もメリットがある一方で課題もありますので、先進事例や国の動向などを注視しながら研究していく必要があると考えております。  官民連携を図っていくためには、職員の下水道事業における技術管理力を維持向上することは、必須であると考えております。これからも市民が快適で衛生な生活環境を確保できるように官民が連携しながら下水道事業を着実に進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆五十嵐良一 委員  技術の継承というのは本当に大事ですので、ぜひ頑張っていただければなというふうに思います。  続きまして、県が保管しております放射性汚泥の処理についての一定程度の見解が先日花角知事から出たところであります。今まで放射性セシウムが少しでも検出されれば保管すると言った泉田元知事、あるいはそれに続いた米山前知事においては原因者である東京電力が全て引き取りをすべきではないかといった形でやっておりました。しかし、花角知事にかわった中で、東京電力の負担で県が処分する方向で調整を進めているというふうに発表したところでございます。当市における放射性汚泥の保管状況について、まず最初にお伺いしたいと思います。 ◎船見 浄水課長  放射性汚泥につきましては、震災発生当初、産業廃棄物を所管する県から処分方針が決定するまで各事業者で適正に保管するよう指導を受けております。それで、現在長岡では100ベクレルを超える放射性汚泥約4,000トンを妙見浄水場で保管しております。汚泥につきましては、地中への浸透、それから空気中への飛散を防止するため、フレコンバッグあるいはブルーシートで包み、さらに防水シートとネットで覆い、厳重に保管しております。さらに、定期的に空間線量を測定し、異常がないことを確認しております。  なお、現在浄水処理で発生する浄水汚泥からは1キログラム当たり約15ベクレル前後の放射性物質を検出している状況であります。 ◆五十嵐良一 委員  今も浄水汚泥から数十ベクレルの放射性物質が出ているというふうに言われています。また、山菜ですとか、キノコにおいても、いまだに放射性物質が検出されているところでございます。やはり本来は東京電力が原因者でありますから、その原因者がみずから放射性汚泥を引き取るべきと私は考えているわけであります。全国的に裁判が行われていますが、その中であるゴルフ場においては無臭物というような言い方もされています。無臭物ではないはずでありますので、原因者が確固たる対応をすべきというふうに考えておるんですけれども、長岡におきましてはどのように考えておるのかお伺いしたいと思います。 ◎船見 浄水課長  国がリサイクルを可能と判断しています100ベクレル以下の放射性汚泥につきましては、平成25年から県内のセメント会社に持ち込み、セメントの原料として再利用しております。  100ベクレルを超える放射性汚泥につきましても近隣住民の不安を考えると、早期の処分が必要であると考えておりますので、来年度から県外の産業廃棄物業者へ搬出できるよう準備を進めているところであります。当然のことながら、かかった費用につきましては事務費を含めてしっかりと東京電力へ賠償請求していきたいと考えております。 ◆五十嵐良一 委員  確かに今保存している汚泥について、近隣の住民の方ですとか、そういった心配されている声を私も非常に伺っております。そういった意味で、これをどうするかというのはやっぱり大事な問題だろうというふうに思っております。しかしながら、何回も言いますけれども、やはり私は原因者である東京電力が責任を持って処分や管理をすべきものと考えていますが、県の方針が出ておりますし、また新潟もいろいろな対応をされるようです。私自身1%でも可能性があるならば、ぜひ原因者に対して保管、管理をお願いできればなというふうに思っています。 ○杵渕俊久 委員長  所管事項に関する質問は、この程度にとどめます。    ────────※──────── 1 議案第134号 市道路線の認定について ○杵渕俊久 委員長  議案第134号を議題といたします。 〇小山土木部長 〔議案書及び図面にて説明〕 ○杵渕俊久 委員長  まず、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○杵渕俊久 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○杵渕俊久 委員長  議案第134号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○杵渕俊久 委員長  御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 2 議案第137号 財産の取得について(左岸バイパス南北延伸道路整備事業用地) ○杵渕俊久 委員長  議案第137号を議題といたします。 〇小山土木部長 〔議案書及び資料にて説明〕 ○杵渕俊久 委員長  まず、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○杵渕俊久 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○杵渕俊久 委員長  議案第137号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○杵渕俊久 委員長  御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 3 議案第128号 平成30年度長岡一般会計補正予算  (1) 第1条 歳入歳出予算の補正中当委員会付託分 ○杵渕俊久 委員長  議案第128号を議題といたします。 〇小山土木部長 〔予算書・説明書にて説明〕 ○杵渕俊久 委員長  まず、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○杵渕俊久 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○杵渕俊久 委員長  議案第128号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○杵渕俊久 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── ○杵渕俊久 委員長  これにて散会いたします。   午前11時15分散会    ────────※────────...