◆深見太朗 委員 1回の活動の際、大体何人ぐらいが行かれるのでしょうか。
◎五十嵐 農水産
政策課長 失礼いたしました。
対象動物が例えば猿ですとか、熊ですとか、それも見回りなのか、捕獲駆除なのかということによってそれもまた臨機応変で、大体各
方面隊ごとに出動したりだとか、その方面隊にも各班がございまして、四、五人の班等で出ることもありますし、例えば大動物、大規模な駆除というような形になれば班が複数出るような形になりますので、そこも臨機応変というような形になってございます。
◆
細井良雄 委員 私のほうから何点か聞かせていただきたいと思います。
実績報告書138ページと139ページにまたがります
担い手育成総合支援事業のうち、意欲ある若者への
新規就農支援の内容について、もう少し詳しく話していただきたいと思います。
もう1つ、
耕作放棄地予防解消事業です。この点についても説明を細かくお願いしたいと思います。
◎五十嵐 農水産
政策課長 意欲ある若者への
新規就農支援についてということでございます。表組みになってございますが、まず
新規就農者の雇用者への賃金補助というようなものがございまして、これにつきましては月上限が10万円で、50%まで雇用主に対して補助をするというような制度になってございます。成果といたしましては、新たな雇用に踏み切る
インセンティブになったというふうに感じておりますし、28年度で言いますと6経営体が補助対象でございましたが、このうち5経営体が29年度も引き続き雇用を継続しているということでございますので、新たな若者に就農していただく
インセンティブになっているものというふうに評価をしてございます。
次に、
就農初期段階運転資金支援でございますが、こちらにつきましては経営基盤が脆弱な新規の就農者に対しまして、農地の地代ですとか機械の賃借料あるいは必要な肥料や農薬代等の運転資金を50%以内、上限年40万円を補助するというものでございます。成果といたしましては、11経営体に支援をさせていただいたわけでございますが、経営開始後で収入が安定していないこの時期にこういった
必要経費、どうしてもかかってくる地代ですとか農薬、肥料等の
必要経費を支援していただくのは非常にありがたいというふうなお声をいただいているところでございます。
もう1つ、販路開拓や販売拡大に係る経費補助でございます。こちらにつきましては、従来言われてますとおり、これまでですと生産が中心で、つくって終わりというような農家が多かったわけでございます。新規就農していただく方にはぜひ売り先、消費者といいますか、
消費者ニーズを捉えて需要に応じた生産をしていただきたいというような観点もございます。生産から販売までを一貫して行っていただけるように意識した生産を担っていただきたいということで、ただそれにつきましては新規就農したばかりですので、なかなか販売力が伴っていない者が多うございますので、そういった意味で販路開拓、販売拡大に対する経費を支援をしたいという内容でございます。販売にかかります商談会ですとか、
PRイベント等への参加経費、商品化にかかります
デザイン料、新たなパッケージの印刷、チラシの印刷等に係る経費を50%以内で補助をするというものでございまして、年間の上限額を50万円と定めて補助をしております。成果といたしましては、2経営体に対して補助をさせていただきまして、オリジナルの贈答用の箱ですとか販売促進のための
イベント時ののぼり旗あるいは
商品パンフレットの作成に係る経費等について補助をさせていただきまして、いずれも
売り上げ増につながったということで評価を得ております。
耕作放棄地予防解消事業につきましては、表組みにありますように、
耕作放棄地を新たに担い手のほうで借り受けて再生作業を行う経費の助成をさせていただくものでございます。
対象面積は28年度実績で262アールを再生していただいたということで、
耕作放棄地化した農地の除草等に係る経費等を補助し、繰り返しになりますが、262アールが再生されたというような
事業内容になってございます。
◆
細井良雄 委員 大変効果のある事業だと思いますので、ぜひまた進めていただきたいと思います。
次に、144ページの中
山間地域活性化推進事業費の補助金の中で、
新規事業である
養鯉池保全支援事業があります。養鯉についての補助金というのはなかなか今までなかったかと思うんですけれども、この点について内容とその評価を聞かせていただきたいと思います。
◎五十嵐 農水産
政策課長 養鯉池の
保全事業でございますが、これまでこちらにありますように、中山間地の直接
支払事業につきましては、水田、田んぼであるとか畑が対象になってございました。ただ、私ども長岡市では、市の魚でございます錦鯉も含めまして、養鯉業が中山間地の中で非常に大きなウエートも占めておりますし、水田や畑と同じように養鯉池も国土の保全あるいは水田の涵養、災害の防止機能も果たしているということでございますので、その養鯉池に対しても田んぼ、畑と同じように今後も維持管理を継続していただくような形で、養鯉池の保全に対する補助金を出したというようなものでございます。
内容につきましては、養鯉池が適正に管理されているということを条件に養鯉池10アール当たり2,500円の単価でお支払いをするというような内容になってございます。
実績といたしましては、本来中山間地をはじめ全市的に養鯉池全体数を把握させていただきながら適正な
管理面積に応じましてお支払いをするという内容になっております。28年度につきましてはその養鯉池の特定、どなたがどの池を管理するというところが、ともすると結びついていない部分もありましたので、そこを画像化して、その上で管理者、誰が管理をされているかということをきちんと特定しながら、またそれが適正に管理をされているかということで面積把握ですとか
対象者把握等に時間を要しました。
山古志地域からモデル的に導入させていただいた経緯もございまして、少し
対象面積のほうが減ったというような内容になっておりまして、ちょっと執行残が出たというふうな形でございます。
◆
細井良雄 委員 最後に147ページ、
畜産振興事業費の補助金、がんばる
農家資本装備支援事業でございます。これについてもあまり今までなかった事業ではないかと思うんですが、その実績と評価を聞かせていただきたいと思います。
◎五十嵐 農水産
政策課長 畜産業費の中のがんばる
農家資本装備支援事業でございますが、
長岡市営牧場の直営の廃止に伴いまして、これまで市営牧場に預託をされていた
畜産農家が預託ができなくなるということで、御自分の畜舎等で牛を見るという、預託をしないで自家の牧場で育成をする必要があるということで、それに伴いまして畜舎改修が必要であろうということでその経費を助成するものでございます。経費のうちの30%までの補助ということで、上限は300万円という事業で、28年度につきましては、お一人の
畜産農家が
事業主体になられて実施されたという内容になってございます。畜舎の改修をされたわけですので、これまで狭小といいますか、自分のところでは育成ができなかった部分ができるようになったということで、非常に好評をいただいておる事業でございます。
◆
細井良雄 委員 この
対象農家は、どのぐらいの件数があったんでしょうか。
◎五十嵐 農水産
政策課長 対象農家といいますか、市内の
畜産農家、例えば乳牛をやっていらっしゃる農家で言えば14戸、あるいは肉牛をやっていらっしゃる農家であれば22戸等、
皆さん対象になるわけでございますので、広く声がけをさせていただいて畜舎改修の
事業要望があったのが、28年度は1件というようなことでございます。
◆
笠井則雄 委員
実績報告書146ページの長岡産
プロモーション事業費については
農林水産部長からお話がありまして、調査では首都圏の展示会などで効果があったやに聞いておるわけであります。首都圏の受けとめ、あるいは今後の展開も含めて成果、評価はどのようにされているのかお聞かせを願いたいと思います。
◎五十嵐 農水産
政策課長 長岡産
プロモーション事業費の関係ということで、長岡産「食材」
ブランディング委員会というものを立ち上げさせていただいたわけでございます。その中で、例えばこれまでうまい
米コンテストというものを長岡市は開催しておりまして、長岡でおいしいお米を決めていくという
コンテストにとどまっていたわけですが、せっかく
コンテストをしているわけですので、その中で
上位入賞者の米を集めた上で
ブランド化をして、ぜひ長岡を冠につけたお米を市内外に発信したいということで行いました。金匠米の
取り組みですとか、あるいは長岡が産地として最近注目をされております枝豆に着目しまして、
枝豆フェスタというような形でアオーレのほうで開催をさせていただいたりですとか、そういった意味で米、
野菜等長岡に貴重な食材が多々ございますので、そういったものを
ブランド化して市内外に
プロモーションしていくというような形でやっております。
首都圏につきましては、例えば若い女性の間で非常に人気があるというふうに言われております
OZマガジンとの連動企画で、そういった
イベントに長岡の農産物を出店させていただいたりですとか、あるいは第四銀行のブリッジにいがたといったところに出店をさせていただいたり、あるいは
青山ファーマーズマーケット等に出店をさせていただくというような形で、市だけではなくて
首都圏等においても長岡産の農産物等の発信をさせていただいているところでございます。
◆
笠井則雄 委員 いや、発信はわかったんですけど、首都圏の皆さんの受けとめ方、そしてその枝豆やうまい
米コンテストなどがあるわけですけど、農家のやる気というんでしょうか、引き上げていただいたということなんだろうと思いますが、その辺をもう少し丁寧に説明いただきたい。
◎五十嵐 農水産
政策課長 首都圏の受けとめということで申しますと、例えば
青山ファーマーズマーケットでは1万3,000人程度の方が参画するような
イベントになってございます。その中で長岡の農産物を試食等もしていただくわけですけれども、食べていただければ非常に長岡産の農産物が高品質、おいしさというのがわかっていただけるということで、食べていただいた方、
イベントに参加していただいた方からは非常に高評価をいただいているところでございます。お米にしましても、
各種首都圏での
プロモーション事業におきまして試食をしていただいたりした場合に、非常に好評をいただいているところでございます。
あと、農家につきましては、例えば枝豆で言いますと、そういった
取り組みを通じまして非常に生産者のほうもやる気を持っておりまして、生産面積、生産者数も伸びているというような状況がございます。こういったPR、
ブランディング、
プロモーションを通じて非常に生産者の意欲につながっているというふうに感じてございます。
◆
笠井則雄 委員 長岡もまちが大きくなって、転勤族の皆さんなどとお会いすることも多いわけでありますが、お米やお酒はもちろんのこと、最近本当に長岡の野菜がおいしいということをよく聞くわけでありますから、しっかりとまたPRにも努めていただきたいと思います。
○関正史 委員長 次に、7款商工費について、質疑はありませんか。
◆池田明弘 委員 それでは、何点かお願いします。
まず、全体といたしまして、
決算審査特別委員会初日に財務部長のほうから基幹収入である市税が減少とありました。主なものの1つに法人税割額の減少があるわけです。その中身を見ますと、業種別で一番税収の多い製造業が前年対比38%減というふうになっているわけですけれども、このことについて検討、分析の状況を教えてください。
○関正史 委員長 池田明弘委員、歳入のほうで……
◆池田明弘 委員 要は商工業の政策という観点からの説明をお願いしたいと思います。
◎森山 商工部長 御指摘の法人市民税、基本的には私どもの中では為替レートの変動がかなり影響しているのではないかというふうに分析をしております。やっぱり市内の大手企業がかなり輸出関連で影響を受けている下請とか、そういう業種が多いもんですから、1つはその為替レートが変動したことによってかなりみんな減収減益になったのではないかと。それがまた法人市民税に影響しているというふうな分析をしております。
◆池田明弘 委員 税収の関係は細かい点で歳入にかかわりますので、あまり触れませんけれども、状況としてはリーマンショックの平成21年から23年にかけての状況に近いぐらいに落ちているように思いますので、これは一時的な業績悪化と捉えるべきなのか、今後どのようにお考えでしょうか。
◎森山 商工部長 先ほど申し上げましたように為替レート、この設定の仕方によってかなり業績に差が出てくるのは明らかでありまして、私どもその部分については各企業がまたしっかりと見据えて設定していくべき話であると思っています。それに対応すべく、私どもさまざまな補助金であるとか、かつ振興策を通じてしっかりと生産の向上であるとか、販売監督であるとか、そういった面を通じて企業の収益向上に貢献してきたと、28年度もそういう施策を展開してきたというふうに考えております。
◎野口 財務部長 今ほどの法人税収の落ち込みの件ですけれども、大きな要因といたしましては、今ほど商工部長が申しましたように円高による影響が出ておりまして、特に製造業において出ております。
それと、もう1つ大きな影響といたしまして、国税である法人税の税率が引き下げられました。その法人税というのが法人市民税の計算のベースとなりまして、法人税の額に税率を掛けて法人市民税を出すという計算式になっております。その関係で、制度改正があったということで法人市民税が落ち込んでいるということもございます。若干歳入にかかりますけれども、全体で前年度と比べまして法人市民税が約10億円落ち込んでおりますが、そのうちの約半分の5億円がその為替レート等による企業の減収によるもの、残りの半分、5億円がその税率の改正による影響というふうに分析しております。
◆池田明弘 委員 次の質問に移らせていただきます。
実績報告書164ページの中小企業融資資金貸付金の関係でございますが、この点については過去にも何回か議論があったところでございます。市の制度融資の貸付金額が減少しているのか、もしくは全体の民間または政府金融系も含めて市内企業に対する融資が減っているのかおわかりでしたら教えてください。
◎里村
商業振興課長 今ほどの御質問の部分ですけれども、まず市の制度融資のほうにつきましては、27年度と比べまして新規貸付件数、貸付金額ともに増加しましたけれども、リーマンショック時の緊急融資の返済が進んでいることから大きく減少しているというのが実態でございます。
また、民間の金融機関から直接企業に貸し付けられている状況でございますが、金融機関の方々とお話をしておりますと資金需要が減ってきているというのが1つ。あと、各金融機関の中で低利子競争が始まっていて、なかなか制度融資を使いづらい状況になっているというふうに聞いておりますが、全体としては、ただ創業ですと金融機関同士協調して貸し付けをしたりとか、いろいろな形で企業の資金需要に一生懸命応えているというのが金融機関と話をしていく中では聞こえてきております。
◆池田明弘 委員 小規模の企業の場合は、先般の質問でもさせていただきましたけれども、事業の廃業もしくは事業承継に絡めて借入金を減らしたいということが背景にあるんではないかというふうに思います。そうした中で、経営者の保証人、保証が必要でない融資への借りかえも進んでいるのではないかと思いますけれども、この辺の動きに対してはどのように解釈されていますでしょうか。
◎里村
商業振興課長 保証人をつけたいというところの部分につきましては、今金融機関の方々と話をしている中ではプロパー融資、金融庁の指導もありまして、できるだけ保証人をつけずに銀行のほうでリスクを負いながら貸し付けをするというところが少しずつ広がってきているのかなというふうに考えております。ただ一方で、金融機関のほうからは打ち合わせなりでそういったところの話をしていく中では、信用保証つきをできるだけ使いたいけれども、金利競争の中で、経営判断の中で信用保証つきをあまり使わないようにしているという声も聞いております。
◆池田明弘 委員 またぜひ御配慮いただきながら、大事な事業承継政策にもつながるかと思いますので、よろしくお願いします。
もう1点お願いします。今の制度融資の関係の169ページの制度融資の状況の中で、28年度末での件数、金額等が載っておりますが、この中で元金の返済の停止の状況にあるような件数等はございますでしょうか。
◎里村
商業振興課長 元金の停止、そういったものについては、細かい数字のところまでは押さえておりませんけれども、金融機関との話の中ではやはり借りかえ対応の制度融資、こちらのほうを積極的に使いながら、できるだけ元金も含めて金融機関のほうとしては企業から返済をしてもらえるような形でサポートに入っているというふうに聞いております。
◆池田明弘 委員 ちょっといまいちわからなかったんですけれども、要は企業の業績が悪化して、再建計画の中で元金を返さずに利息だけ返済する状況も生まれることがあるかと思うんですけれども、その辺の状況を押さえておられるのかどうかということでお聞きしているんですが。
◎里村
商業振興課長 制度融資のところの中では、この貸し付けの種類によって押さえているものと押さえていないものがございます。例えば中小企業振興資金、こういったものについては銀行のほうにお任せしているので、市のほうでは押さえていないというものがあります。
あと、金額が大きい件数の少ないものについては銀行との話し合いの中で、最近利息しか返済がないとか、元金が滞っているとか、そういうようなのは逐次担当者同士の打ち合わせの中では押さえております。
◆池田明弘 委員 大事な市民の税金を使っての預託金になるわけでございますので、当然市のほうにもそういった状況を知る権利はあると思うんですけれども、その辺の契約というか、法的な状況というのはどうなっているんでしょうか。
◎里村
商業振興課長 預託金につきましては、各金融機関と覚書を交わしながら預託をしているところでございます。その中で、今現在の貸付残高がどれぐらいかというところをベースにやっておりますので、今御指摘のあったところについてはあまり押さえ切れていないというところがありますので、今後研究してまいりたいと思っております。
◆池田明弘 委員 164ページの中小企業金融対策費の制度融資に係る損失補償金でございますが、この内容、求償の状況を教えていただけますでしょうか。
◎里村
商業振興課長 損失補償制度でございます。こちらのほうは、債務超過などで経営が悪化している企業に対して金融機関による融資がスムーズに行われて、経営が改善できるように信用保証協会と損失補償契約を締結して、信用保証つきの制度融資を一部実施しているものでございます。それで、企業が倒産したり、事業再生手続に入る場合、信用保証協会が金融機関に対して企業の借入金を代位弁済して、その損失分の一部を市が補償するという内容でございます。28年度の状況でございますけれども、27年度と比べまして17件増の30件となりまして、損失補償額が増加したということでございます。
◆五十嵐良一 委員
実績報告書165ページの起業・創業支援事業費と、それから地域技術高度化促進事業費についてお伺いしたいんですが、長岡は3大学1高専という形であるわけですけれども、こういった大学等々と技術提携したような起業というのはあったんでしょうか。
◎里村
商業振興課長 まず、起業・創業支援事業においてですけれども、大学と連携してという起業はございませんでした。
◎深澤 工業振興課長 委員御質問の地域技術高度化促進事業費の中の3大学1高専との連携がある事業ということでお答えを申し上げます。
まず、1つ目のものづくり未来支援補助金につきましては、通常の開発に対する補助事業になっておりますが、この開発する過程で大学等と連携している案件もございました。ただ、3大学1高専に特化した事業といたしましては、産学金連携研究開発補助金というのがございまして、こちらの制度につきましては金融機関と大学が連携することによって大型の開発案件を支援する制度となっております。昨年度につきましては2件の
利用実績がありまして、1件は長岡高専、1件は長岡大学と連携をいたしました。高専との案件につきましては、技術面の課題を一緒に開発したというのがございますし、長岡大学につきましてはマーケティングについて相談をして成果を上げたというのがございます。こちらの産学金の補助金は昨年度2件の実績があったというものでございます。
◆五十嵐良一 委員 こういった3大学1高専との窓口みたいなのがやっぱりあるんでしょうか、長岡市としては。
◎深澤 工業振興課長 今現在3大学1高専とさまざまな部局が関係を持っているところでございますが、協定関係につきましてはちょっと所管が変わってくるので、政策企画課のほうが協定の窓口になっております。こういったものづくりの協力をする案件は、製造業につきましては基本的には私どものほうで窓口となっておりまして、まず企業の方から御相談を受けて、それで解決できそうな大学をマッチングして、御紹介した上で課題解決につなげるというような対応をとっているところでございます。
◆五十嵐良一 委員 本当に起業のほうですと、そういった形の人も相談に乗っておられるんでしょうか。
◎里村
商業振興課長 3大学1高専に関する起業のほうの相談になるわけですけれども、商業振興課のほうで所管しております起業支援センターながおか、こちらのほうで相談があれば対応させていただいております。また、各大学の中で相談コーナーが設けられて、例えば長岡技術科学大学であれば起業支援の担当教授が配置されておりますので、そういったところで学生の起業というのはサポートされているというふうに考えております。
◆五十嵐良一 委員 実は私もことし長岡技大のほうに相談に行ったら、それはやっぱり地域的な小回りがきくからということで高専を紹介していただきました。そういった窓口が本当に長岡市のどこに行けばいいかちょっとわからなかったもので、そういった思いを持っている若い人が結構います。今後そういった窓口がわかりやすいような長岡市の
取り組みをしていただければ3大学1高専と十分にその力を発揮できるんじゃないかと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆加藤尚登 委員
実績報告書164ページ、先ほどの池田明弘委員の議論の続きをもう少しさせていただきたいんですが、中小企業金融対策費で、県信用保証協会保証料を補助するというのはよく理解できます。
それで、制度融資に係る損失補償金、返済が滞った融資の代位弁済をするということで4,800万円ほどあるんですけれども、要するにこの4,800万円はもう戻ってこないお金になるのか。また、債権が長岡市にあるわけだから返済が滞った企業に請求をしているのか、そういう事実が28年度にあったかどうかお伺いします。
◎里村
商業振興課長 信用保証協会が金融機関にかわりまして債務の保証をして、それにより求償権、要は貸付金を返還してもらうための権利を信用保証協会が持つことになります。それで、信用保証協会のほうから過年度に返済がとまった企業に対して返済をお願いして、返済があったものについてはその割合に応じて市のほうに納入されているというところでございます。
◆加藤一康 委員 今ほどの制度融資のことなんですけれども、
商業振興課長からもいろいろ答弁がありましたが、もう少し詳しく聞きたい点が一、二あります。というのは、資金繰り円滑化借換対応特別融資というのがあるみたいですけれども、損失補償が発生した場合に使える特別融資というのは何種類あるのか。信用保証協会の負担額の市の補償というものはどの程度なのか、2点お尋ねします。
◎里村
商業振興課長 損失補償を対象としております制度融資の種類なんですけれども、28年度7種類で、今現在8種類という形になっております。また、特に借りかえ需要の多い資金繰り円滑化借換対応特別融資、こちらのほうは過去数年の推移を見ますとかなり使われているという状況でございます。
市の補償の割合ですけれども、種類によって変わるわけですが、50%から100%市のほうで補償するというふうになっております。
◆加藤一康 委員 そこで、先ほどから議論されています制度融資に係る損失補償金ですけれども、
商業振興課長の答弁から27年度よりも17件多いということでした。金額的にも27年度の決算が1,200万円程度ですから、それから見ると4,800万円というのはかなり大幅にふえているわけです。この制度融資に係る損失補償金から見た場合に先ほど来いろんな議論をされていますけれども、景気は緩やかな回復基調があるとか、あるいは金融機関との意見交換の中でもいろいろ議論されていて、市の保証融資制度よりは金融機関の融資に頼る部分が非常に多くなってきているようなこういった現状。そういうことからして、この28年度の市内の倒産件数が27年度よりも多かったわけですけれども、これは担当部としてどのようにお考えになっているか、あるいはまたどのような分析をされているのかお聞かせいただきたいと思います。
◎里村
商業振興課長 市内の景況感でございますけれども、緩やかな回復基調にあるというところ、ここの部分につきましては毎月金融機関と打ち合わせをしていく中でも、やはり担当者の中からもそういう声はかなり上がってきております。ただ一方で、経営の二極化はやはり進んでいるということをよく言われております。28年度の市内の企業の倒産件数の状況を見ますと、小売、飲食、サービス業を中心に負債額1,000万円以上の件数が増加しました。そういったことを考えますと、借り入れ、資金需要、金融機関への役割といいますか、貸付需要だとか、そういったものはある程度あるんだろうとは思っておりますけれども、金融機関と話す中ではかなり金利競争が激しくなっているというところで、なかなか細かいところまで企業支援が進まないというような声も聞いております。
◆加藤一康 委員 はい、わかりました。決算ですので、この程度にしておきたいと思います。
あともう1点ですけれども、176ページの地方創生広域観光連携事業費、補正予算で繰越明許費の部分ですけれども、これの(4)与板の中川清兵衛記念BBQビール園事業、高見副市長が決算の概要でも触れておりましたけれども、6,000人を超える利用者があったということです。お聞きしたいのは、中越文化・観光産業支援機構に負担金で5,200万円ほど支出をしているわけですけれども、私の勘違いかもしれませんが、国からの補助金が3,500万円の特定財源がありましたと。これは当初からこの3,500万円というのが見込みであったのか。一説では、私のちょっと記憶違いかもしれませんけれども、当初は5,000万円くらいを見込んでいたんじゃないかなと思ったんですが、その辺をまずお聞かせください。
◎五十嵐 観光企画課長 地方創生広域観光連携事業ですけれども、こちらの(4)の与板のビール園、それから(1)の中越文化・観光産業支援機構負担金ということで、こちらの2つを機構の関係で国から交付金をいただいております。当初(4)のビール園のほう、さらに(1)の中越文化・観光産業支援機構のほう、100%の交付金を目指していたんですけれども、(1)の機構の負担金はほぼ満額いただくことができました。しかしながら、ビール園のほうは若干事業費がオーバーしたということもあって満額には至らなかったということでございます。
◆加藤一康 委員 満額に至らなかったとは、満額は幾らなんですか。
◎五十嵐 観光企画課長 (1)のほうが3,800万円、(4)のほうが3,500万円ということで見込んでおりました。
◆加藤一康 委員 今満額来なかったのは(4)のほうじゃないの。
◎五十嵐 観光企画課長 (4)のほうは3,500万円いただいたんですけれども、事業費のほうがオーバーをしてしまいまして、要は5,200万円使ったわけですけれども、3,500万円の当初の見込みしか、見込みどおりなんですけれども、支出に対して総額はいただけなかったというものでございます。
◆加藤一康 委員 要は市の持ち出しは予想外のものがあったということなんですか。
◎五十嵐 観光企画課長 はい、そのとおりでございます。
◆
笠井則雄 委員 同じく
実績報告書176ページで、きのう高見副市長から決算の概要でお話がありました、今1つの提起がありました中越広域観光連携事業について少し質問させていただきたいと思っています。
機構を設立して広域観光で力を入れてくれるということもお話がありまして、私は大変期待をしている一人であります。長岡の花火や良寛、そしてこれからの摂田屋のまちづくりを長岡個々で売り出すことも大変重要でありますが、首都圏や関西から来るお客さんを見ますと、県内を回って、宿泊も必ずしも蓬平でない場合もあります。中越地域でやっていただくということがさらに濃くなれば地域の経済が発展するわけでありますから、大変よろしいのではないかというふうに思っているところであります。緒についたばかりでありますが、改めまして機構の狙いと内容、そして1年間でありますが、評価もあわせてお聞きしたいと思います。
◎五十嵐 観光企画課長 機構につきましては、今ほど委員のほうがおっしゃったとおり、中越地域の自治体で団結して観光振興を進めていこうということで昨年設立をいたしました。
具体的な内容といたしましては、広域観光
プロモーション事業ということでパンフレットの作成をいたしましたし、それを東京駅周辺の2カ所に配置をいたしました。それから、観光情報誌に中越地域のお薦め観光スポットを掲載したりといったことを行いました。また、広域周遊ツアーを実施いたしまして、中越地域の観光施設、観光地点をつなぐモニターツアーというのを実施いたしました。全部で8回実施いたしまして、114名の参加がございました。
評価といたしましては、始めたばかりですので、まだ実績というものが上がってございません。他の市町村の職員といろいろと話をしている中で、やはり連携しないとなかなか新潟県内、中越地域に人を呼び込めないというふうなことを皆さん実感をしております。ですので、これからまた中越地域の自治体と、さらに新潟県とより連携をしないと、この機構だけではやはりインバウンドも含めますと誘客にはまだまだつながっていかないんじゃないかなというふうに思っています。
◆
笠井則雄 委員 モニターツアーも実施していただいてスタートしているわけでありますが、いろんな考え方があると思うんですけど、私自身は今話がありました県との連携もそうですが、やっぱり中越管内の市町村やコンベンション協会など、本当に心を合わせて人を呼び込むという熱意も含めて、そこも問われるんではないかなというふうに思います。パンフレットを配るのももちろんいいわけでありますが、そこに熱いものが続かないと、できたんだけど、数年後にどうなったがいやみたいな話では困るわけでありますから、そこのツアーも含めてもう少し首都圏などから来た人たちのそのときの思いなども聞かせていただけるとありがたいです。
◎五十嵐 観光企画課長 モニターツアーにつきましては、アンケートをとりました。さらに、旅行のプロの関係者も同行していただいて、いろんな御意見をいただきました。やはり県外の参加者につきましては初めて来た方が多くて、こんなにいいものがあったのか、例えば良寛につきましてはこんなにいい資料館があったのかというふうな、いろんな声をお聞きしております。ただ、やはり新潟県はちょっとPR不足だねと、こういったものを初めて知ったという声が大きかったものですから、その辺を市町村でもうちょっと一致団結して、県も巻き込んでもっと情報発信をする必要があるというふうに感じております。
◆
笠井則雄 委員 全般にわたって生意気に聞こえるかわかりませんが、農業、工業、商業ももちろん大事でありますが、観光もその地域経済のことを考える裾野が大変広いわけであります。ですから、一過性に終わることなくきちんと組み立てをして、先ほど話があった清兵衛のビール園もそうでありますが、仕掛けをするだけではなくて、息長く人を呼び込むようなお互いさまの努力が必要ではないかなというふうに思いますが、28年度に限って少し感じたことがあったら改めて聞かせてください。
◎五十嵐 観光企画課長 実はあまり中越地域の自治体の職員と連携してとか話し合いというのは、それまでなかったわけなんです。昨年度こういった
取り組みをして、それぞれの自治体の職員の思いですとか考え方もわかりましたので、それを29年度につなげていきたいということで、28年度は1本目をスタートしたということでございます。今年度につきましては、さらに自治体職員が中越地域の自治体で今月の終わりにビッグサイトで行われる観光の商談会に参加するなどして、もう一歩進めていこうというふうに考えております。
◆加藤尚登 委員 もう1点お願いします。
実績報告書176ページのシティゲート整備調査検討経費ということで、このシティゲート、わかるようなわからないような英語ですけれども、駅前、これは長岡駅におり立ったときの印象をもっとよくしようという経費だと思いますが、28年度にこの事業を行って見えてきた課題、また実績を教えていただきたいと思います。
◎五十嵐 観光企画課長 シティゲート整備調査検討でございますけれども、こちらはJR長岡駅を中心とした長岡の玄関口のイメージアップを図りまして、来訪客に長岡らしさや魅力をビジュアル的に伝えるための装飾などの調査検討を実施したものでございます。イメージ図をつくりまして、これをもとにJR新潟支社ですとか駅ビルを管理運営しております株式会社トッキーといろいろと協議をいたしました。駅構内の改修の実現に向けたところまでは至りませんでしたけれども、イメージアップのための可能なしつらえを若干施すことができました。
具体的には、大手スカイデッキに近い長岡駅の東西通路の壁面に火焔土器ですとか錦鯉、長岡花火といった長岡の宝をイメージしたイラストのデザインを施しました。
それから、新幹線改札口を入ったところにあるショーケース内に液晶のディスプレーでありますデジタルサイネージを設置いたしまして、長岡花火ですとか各地域の
イベント、景色等を映像で流しております。
そのほか、長岡駅内の観光案内所の外観の装飾ですとか、その隣の壁面に設置してございます公共交通総合情報案内システム、こちらの表示、画面のほうに観光PR映像を流しております。
JRの構内の改修にまでは至らなかったわけですけれども、JRのほうといろいろ協議をしまして、その結果というわけではないんですけれども、こちらの意も酌んでいただいた形で、10月5日に長岡駅のCoCoLoのビル2階のほうにぽんしゅ館というものがオープンします。新潟県内の日本酒をお金を払ってきき酒ができるといったものでございます。これは越後湯沢駅と新潟駅にあるんですけれども、こういったのをJRと協議をしていく中でこちらの意も酌み取っていただいたんじゃないかなと思います。
◆加藤尚登 委員 なかなか情報交換をJRのほうとしていただいて、その中から出てきた成果かなというふうに思われます。実際には長岡市側は長岡駅の改装というか、JRに何か具体的に要望していることがあるんですね。
◎五十嵐 観光企画課長 具体的には、新幹線をおりて開札口を出るまでの間の装飾をもうちょっと長岡花火ですとか日本酒をPRするような長岡らしいイメージにしたいというふうなことを要望といいますか、その辺を相談いたしました。
◆加藤尚登 委員 いい
取り組みだと思います。引き続き意見交換をして、市民協働、企業もJRも一緒に長岡、中越地域の観光で盛り上げていっていただきたいと思います。10月5日のぽんしゅ館のオープンを楽しみにしております。
◆
細井良雄 委員
実績報告書174ページの海水浴場水難防止対策事業につきまして、昨年度から大変大きな額になっておりますが、この内容とその評価等についてお聞かせ願いたいと思います。
◎伊藤 観光事業課長 こちらの事業につきましては、寺泊の中央海水浴場、それから野積の海水浴場において、夏季の繁忙期となる7月中旬から約1カ月間におきましてライフセーバーを配置すると。そして、海水浴の安全性を高める事業でございまして、28年度からは野積の海水浴場に新たにライフセーバーを配備することになりました。その分の事業費が27年度に比べて増額となっております。
また、事業の評価につきましては、そのライフセーバーの配置によりまして事故の未然防止の注意喚起に効果をあらわしており、中央海水浴場及び野積海水浴場ともに大きな事故の発生はなく、これにより安全な海寺泊を広域にPRできたのではないかと認識しております。
◆
細井良雄 委員 長岡市の大事な海水浴場ですので、安全性をしっかり確保してもらうように頑張ってください。
次の175ページの川口総合交流拠点施設整備事業費で2,600万円程度が使われております。ホテルサンローラ等照明LED化工事費等とここに書いてございますが、その内容等についてお聞かせ願いたいと思います。
◎伊藤 観光事業課長 こちらはサンローラと、それから川口温泉のところでございまして、そこの照明施設の電気料の経費削減対策等につきまして、既存の照明からLED照明に改修したといった事業でございます。
◆
細井良雄 委員 この工事によってどのような節減ができる見込みであるか聞かせていただきたいです。
◎伊藤 観光事業課長 こちらの工事におきまして、サンローラの部分につきましては、28年度はロビー、客室、廊下、レストランの工事を行ったと。川口温泉のほうにつきましては、今までLED化しておりませんでしたので、事務所、厨房、和室等を行いました。この効果等におきましては、具体的な数字等はちょっと持っておりませんけれども、いわゆる普通の白熱照明からLEDにかえたということで、電気代の削減になるものと考えております。
─────────────────
・と畜場事業特別会計
〇
小林農林水産部長 〔
事項別明細書及び
実績報告書にて説明〕
○関正史 委員長 質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
─────────────────
午前11時43分休憩
─────────────────
午後1時開議
─────────────────
・一般会計(歳出)
8款 土木費
〇
小山土木部長、
大塚都市整備部長、
成田中心市街地整備室長 〔
事項別明細書及び
実績報告書にて説明〕
○関正史 委員長 質疑はありませんか。
◆加藤尚登 委員 1点お願いします。
実績報告書222ページ、公共交通等確保維持事業費の(3)に各協議会への負担金が計上されております。昨今、公共交通の空白地の対策について議論も活発なところでありますが、一番最初の長岡市地域公共交通協議会は、法定の協議会であると思いますが、見附市、それから飯山線の各協議会の内容も含めて、平成28年度はこの協議会でどのような議論がなされたのか、またその成果、そこから見えてきた課題などを教えていただきたいと思います。
◎山本 交通
政策課長 長岡市地域公共交通協議会につきましては、おっしゃるとおり法定協議会でございます。目的としましては、地域の実情に即した輸送サービスの実現に必要となる事項を協議するため設置されております。28年度につきましては、長岡市地域公共交通網形成計画を策定するために、6回協議会をやっております。費用につきましては、それに係る業務委託等を発注しておりまして、それにかかって612万円払っております。効果としましては、課題を抽出した計画ですので、今後はその計画に基づいて政策を進めていくという網形成計画をつくっております。
続きまして、見附市地域公共交通活性化協議会への支払い21万1,000円につきましては、見附市の公共交通の法定協議会なんですけれども、支払いの内容は見附市で運行しているコミュニティバスを中之島の長岡市域まで延伸していただいているので、それに対して負担をしているという費用を毎年払っております。効果につきましては、27年度の実績で済みませんが、見附市からいただいている情報では、1日4人程度利用されていると聞いております。
飯山線沿線地域活性化協議会につきましては、320万円払っておりますが、こちらは28年度の
イベントでSLを運行しております。それに関する経費を支払っております。
◆関貴志 委員
実績報告書232ページ、住宅リフォーム支援事業費、住宅リフォーム支援事業補助金であります。23年度に3世代同居のリフォームが拡充になったかと思います。これに関しては、私も含めて何人かの議員が3世代同居、多世代同居の促進について今まで進めるべきだということで発言されておりますが、この28年度の状況はどうであったかお聞かせください。
◎中村 住宅施設課長 この3世代同居というのは、平成28年度から事業として開始しました。件数としましては、82件でございました。
◆関貴志 委員 補助金をこの28年度から新たに3世代同居についてつけていただいて、その市民の反応というのはどういったものだったかという手応えですか、その辺はどのように感じておられますか。
◎中村 住宅施設課長 当初、予算の中では3世代同居が40件として我々推計していましたが、実際82件ということで倍の数が出てきました。内容的には、システムキッチンの改修とかユニットバスの改修というのが非常に多く、それがゆえに高齢者に対するものとか、お嫁さんが来るので一緒にシステムキッチンにしようというようなことでありますので、内容的には工事をする大工、工務店等からも好評でありますし、使われている方も20万円でありますので、非常に好評であったというふうに考えております。
◆関貴志 委員 はい、わかりました。また今後も力強く取り組んでいただければなと思います。
それからもう1つ、その下の空家等対策関連事業費で、空き家バンク登録促進モデル事業補助金の家財片づけ事業、これも28年度に新規で取り組まれたと思いますので、実績はどのようであったのかお聞かせください。
◎中村 住宅施設課長 この事業につきましては、延べ11件の申請がありました。200万円の予算でありますが、実際の交付は186万5,000円であります。この中で11件の内訳ですが、市内の方が10件、市外が1件であります。また、この11件の中から実際にバンクに登録をしていただいて、そのうち6件が成約をしております。
◆関貴志 委員 11件に補助をして、うち年度の中で6件がもう成約に至ったということで、年度の中ということでいいですか。
◎中村 住宅施設課長 はい、年度中であります。
◆関貴志 委員 大変高い効果が出たんじゃないかなというふうに思います。
それから、今の説明していただいた中でもう1つお聞かせいただきたいのは、11件中市内が10件で市外が1件ということだったんですが、この市外の1件というのはどういう物件になりますでしょうか。
◎中村 住宅施設課長 市外は五泉市の方が所有している物件で、実際にあるところは小国地域であります。相続人の方が持っていらっしゃったということであります。
◆田中茂樹 委員 1点だけお聞かせいただきたいと思います。
実績報告書223ページ、全国花のまちづくり長岡大会関連事業費です。28年度だけの事業にもちろんなるわけなんですが、この大会の実績、そして評価をお聞かせください。
◎高野 公園緑地課長 全国花のまちづくり長岡大会の実績ですが、平成28年5月28日、29日に新潟県で初めて開催されたものであります。全国から多くの方々が訪れまして、両日で4万2,000人もの来場者がございました。1日目は全国花のまちづくりコンクールの受賞者による事例発表ですとか、星野知子さんによる特別講演、それから交流会。2日目は現地見学会が催されまして、花に関する交流を深めることができました。全国から花や緑に関する
取り組みを実践している団体が長岡市を訪れまして情報交換を行うことができ、各団体が互いに刺激を受けて楽しくまた交流ができた2日間であったということから、各団体においてはこれを契機に今後の活動に生かされるものというふうに考えております。
◆
笠井則雄 委員
実績報告書184ページに街路樹植替事業が載っております。27年度比で決算額が伸びているようでありますが、まずこの28年度の
事業内容と評価、またこの事業はいつごろから着手しておるのか、あわせてお聞かせ願いたいと思います。
◎高野 公園緑地課長 この事業につきましては、平成25年から事業を行っております。
28年度につきましては、ユリノキ、柳等84本をヤマボウシ41本に植えかえております。
事業の効果としましては、地元町内会や沿線の方々からは、浮き根の危険性や落ち葉の問題も解決し、大変喜ばれております。歩行者の通行はもちろん、ドライバーにとっても走行中の視界が確保されるということなどから安全性が向上したほか、景観面においても十分な効果があったというふうに考えております。
◆
笠井則雄 委員 今も公園緑地課長から話がありましたように、浮き根ですとか、いわゆる枯れ葉を毎日のように本当に拾わなきゃいけないということでお困りの方もおるようであります。ですので、全てということではないんでしょうけど、木の種類によっては強い要望があるのではないかというふうに思っているところであります。28年度事業に関してで結構でありますが、市民の皆さんのその後の受けとめなどもあわせてもう少し詳しくお聞かせ願いたいと思います。
◎高野 公園緑地課長 確かに樹種によって、例えばイチョウですとか、なかなか腐らずにその処理が大変だというふうな形で御意見をいただいております。ですが、基本的な考え方としまして、災害時に緊急避難地となるような学校、公園などの経路を中心に安全に通行できるよう、根が歩道を持ち上げているような浮き根がひどい箇所、巨木化して歩行者の通行に支障となる箇所、老木や枯れて倒木の危険がある箇所、電線類の支障となっている箇所というところを精査しまして、それから地元町内会の要望を踏まえながら順次進めているところであります。
◆
笠井則雄 委員 地域の安全などを含めて、順位というんでしょうか、進めておられるようでありますが、しっかりとまた市民の皆さんの要望に応えていただければありがたいなと思います。
220ページ、街なみ環境整備事業費であります。とりわけ幾つか事業の場所が記載されておりますが、摂田屋地区に特化させていただいて、幾つかお話を聞かせてもらいたいと思います。4,980万円の決算額でありますが、整備概要と事業効果をお伺いします。
◎韮沢 都市計画課長 こちらの摂田屋地区の街なみ環境整備事業についてですが、主な事業といたしましては市道宮内288号線の旧三国街道、こちらの整備がメインとなっております。旧三国街道全体で約350メートルありますけれども、平成28年度に110メートル整備したことによりまして、全体で310メートルの整備が完了しています。ほぼ概成したということで、非常に景観的にすぐれたものになってきているということでかなり散策される方もふえましたし、地元の方にとりましては照明等がついたことで生活道路としても非常にいい道路になってきているということが一番大きなものになります。
そのほかは、その市道宮内288号線の旧三国街道とちょうど直角に、東西に延びる形の通称十兵衛小路というふうに言っておりますけれども、こちらのほうの基本設計。これにつきましては、来年度以降に整備をしたいというところの基本設計が主なものという形になります。
そのほか今年度整備を予定しております通称赤道と呼ばれる100メートルほどの幅1メートル、2メートルぐらいのところの基本設計、実施設計等を実施させていただいております。整備が進んできたことによりまして、観光客の方もかなり多く来られるような効果が見られるのではないかというふうに思っております。
◆
笠井則雄 委員 今28年度の事業の詳細についてお聞かせをいただきましたが、摂田屋全体の町並みを景観を整えて誘客も含めて行っているという事業だと理解をしております。そういう観点から考えますと、28年度も機那サフラン酒本舗保存を願う市民の会なども活発に活動なさっていたとも聞いておるところでありますが、これらの住民組織との連携が当時どうだったのかお聞かせ願いたいと思います。
◎韮沢 都市計画課長 今ほど委員のほうから御指摘のありましたNPO法人醸造の町摂田屋町おこしの会につきましては、中越地震以降から活動を始めたものということで、長岡市としましてもこういったような民間の活動を今後とも支援してまいりたいと。これまで街なみ環境整備事業の中では、主に道路、公園等ハード事業の整備をしておりますけれども、もともとこういった形で民間レベルで非常に活動が活発になってきているというようなこともありますので、街なみ環境整備事業の枠を外れることになるかもしれませんけれども、こういったものと連携しながら、さらに魅力的なまちづくりに対して支援してまいりたいというふうに考えております。
◆
笠井則雄 委員 全体的には専門家からも高い評価のある機那サフラン酒の鏝絵の蔵を中心としたまちづくりが着々と進んでいるわけでありますが、一方住民の皆さんの受けとめに心配だという方も幾らかおられるわけですが、その辺の住民の皆さんのこの事業の受けとめ、総体的でいいですけど、どのように考えておられるかお聞かせ願いたいと思います。
◎韮沢 都市計画課長 確かに委員のおっしゃられるように、当初はやはりそのNPO法人がかなり前向きに活動していたのとなかなか地元の住民がついていけなかったというのが事実ではないかなというふうに思っております。けれども、近年この街なみ環境整備事業の中で街なみ整備助成事業補助金という事業を昨年度から摂田屋地区も取り組んでおりまして、ある程度助成した中で民間の建物もきれいにしていきましょうという形でまちづくり協議会のほうをつくりまして、民間レベルでもかなり機運が盛り上がってきているのかなというふうに思います。今後ともそれらのものをうまく使いながら、さらに進めてまいりたいというふうに考えております。
◆
笠井則雄 委員 次に、228ページであります。単独事業で幾つか工事精算がありますが、与板河川緑地たちばな公園のことについて少しお聞かせを願いたいと思います。
この事業の狙いや整備内容、あわせて事業効果もお聞きしたいと思います。
◎高野 公園緑地課長 現在の与板の中川清兵衛記念BBQビール園、この会場につきましては地元のビール創設者、中川清兵衛を記念したもので、それを活用し、地域の活性化に向けた
取り組みで実施しているものであります。平成28年度は7月30日から10月31日までオープンしていたわけですが、6,066人の方が御利用されております。29年度は4月22日から8月末までの人数ですが、もう既に昨年を上回る6,081人の方が利用されておりまして、地域の活性化に寄与している事業じゃないかなというふうに考えております。
整備内容につきましては、敷地の造成、石碑、ベンチ、植木等の移設、ウッドデッキの設置等を行いました。また、電気、給排水設備の整備を行いました。それから、トイレの改修、今ほど申し上げました整備に必要な測量等を実施しております。
◆
笠井則雄 委員 お聞きすると整備が整ってきたようでありますが、28年度に限らないのかわかりませんが、公園の駐車場などに問題があるというふうにも言われているところであります。整備後の課題など目についたところがありましたらお聞かせ願いたいと思います。
◎高野 公園緑地課長 今ほど委員からお話がありましたように、公園の駐車場が不足しておりまして、路上駐車が多いということでございます。隣接しております既存の駐車場の拡張を検討してまいりたいというふうに考えております。
◆
笠井則雄 委員 次に、231ページをお願いいたします。改良住宅住環境整備事業費があります。幾つかありますが、昭和団地1号棟についてお聞かせを願いたいと思います。約1,000万円の事業というふうに書かれておりますが、この事業概要、成果についてお聞かせ願いたいと思います。
◎中村 住宅施設課長 この事業につきましては、昭和団地1号棟の大規模改修にかかわります実施設計、調査業務であります。実施設計におきましては、外壁、エレベーターの設置等であります。また、玄関スロープ等の設置も含めまして、エレベーターにつきましてはボーリング調査も行っております。事業の内容については以上です。
◆
笠井則雄 委員 お聞きすると、住まいをしながら設計あるいは工事に進むというふうに聞いておりますので、その住民の皆さんのエレベーターがついたり、いろいろ改修されてよかったねという声はもちろん聞いておるわけですけど、お世話になりながらの工事の困難性もあると思います。28年度からスタートしているようでありますが、その辺はどのような
取り組みがなされておったのかお聞かせ願いたいと思います。
◎中村 住宅施設課長 やはり入居者の方たちが非常に高齢化をされていると。実際、昼間も居住者が多くいらっしゃるということで、主に音がするのは外壁のところに耐震のベースというものをくっつけますけれども、そこに対する穴をあけるとか、壁を外すとかというようなときであります。穴をあけるものにつきましては静かな工法、サイレント工法というものを採用してやったりとか、あと実際に高齢者の方でぐあいが悪くなった方はすぐに工事監督者に申し出てくださいというようなことを事前に団地の各役員、そして居住者の皆さんに対しまして説明会を開催しております。ですので、住民の方たちと話をしながら、話を聞きながら工事を進めているという次第であります。
◆
笠井則雄 委員 耐震改修工事の中で、エレベーター設置ということで大変御苦労もあろうかと思いますが、丁寧な対応をしながら進めていただければありがたいなと思います。
─────────────────
9款 消防費
〇
貝沼消防長、
小山土木部長、
金子危機管理監・政策監・新
エネルギー政策監・
イノベーション推進監・
危機管理防災本部長 〔
事項別明細書及び
実績報告書にて説明〕
○関正史 委員長 質疑はありませんか。
◆高見美加 委員
実績報告書238ページ、子育てあんしんの避難所整備事業費、今ほどちょっと説明がありましたけれども、予算書を見てもちょっと出ていなかったんですが、内容をもうちょっと詳しく教えていただきたいというのと、評価を伺いたいと思いますが。
◎大矢 子ども家庭課長 子育てあんしんの避難所整備事業費ですけれども、まず
事業内容でございますが、子育ての駅を母子を対象としました発災直後の混乱期の避難場所とするために、アレルギー対応ミルク、離乳食、それから母乳パットなど母子に特化した品物を購入いたしまして、全13カ所の子育ての駅に配備をさせていただいたものでございます。
少し経過を説明させていただきたいと思います。平成28年4月に発生した熊本地震でございますけれども、現地に派遣いたしましたNPO法人とかの子育て支援団体、それから市職員が持ち帰った情報がありまして、その情報によりますと乳幼児がいる家庭では夜泣きなどを気にして一般避難所の利用が敬遠されたことですとか、開設された母子避難所についてはお母さんたちがふだん行かない場所だったことから、周知に苦労したことなどについて学ぶことができました。
市ではそれを教訓にいたしまして、平成28年6月、官民協働の「子育てあんしんの避難所」検討プロジェクトを設置いたしました。そこで、日ごろから子育て世代に親しまれております子育ての駅に防災機能を付加することなどの検討を行いました。10月には同プロジェクトから妊産婦、それから乳児特有の物資の備蓄が必要であろうということなどの提案がまとまりました。この提案を踏まえまして、同年12月市内全13カ所の子育ての駅に物資を配備をさせていただいたという経緯でございます。
評価でございますけれども、今ほど申し上げました物資を配備いたしまして、それから28年度につきましては民間の支援団体間で顔の見える関係も構築をさせていただいた会議も開設させていただきました。また、避難所運営の体制も整いまして、さらに本年6月には有事の際であっても寄り添った支援を行う子育てあんしん支援者の養成も行っております。こうしたことで、いざ地震といった場合であってもしっかりと対応できると考えております。それが成果というふうに思っております。
◆関貴志 委員
実績報告書234ページの上段、消防団充実強化事業費の中だろうと思っているんですが、当初予算のときに若者の消防団入団促進ということで、大学生を交えての意見交換という説明資料があったかと思うんですが、まず項目がここでよければその内容を教えてください。
◎栗林 総務課長 お尋ねの件は、消防団充実強化事業費の一般経費として分類させていただいておりますが、学生消防団員を導入するについての意見交換会ということで委託をしたものと、それからその際に参加をしてもらう消防団員の費用弁償を合計したものでございます。
◆関貴志 委員 それはどれぐらい開催をされて、例えばどのような意見が出て、その後そういったものはどの程度どういう形で反映がされたのかということもお聞かせください。
◎栗林 総務課長 会の開催は1回でございました。実はその直前に、学生として消防団に入っていただけるフットワークのよい方は大学生であったり、専修学校の一部の方であろうということで、そういうところに事前に意見を求めるようなアンケート調査を行ったりした上で、実際に活動している消防団員と直接触れていただいた中で、学生がどんな活動ができるんだろうかということをディスカッションをしてもらうおうということで設定したものでございました。学生24名に参加していただきまして、それぞれ非常に身近なもので、PRが足らないんじゃないかとか、あるいは非常に重要な活動なので、自分でもできるんであれば参加をしたいというようなことが取りまとめられまして、23名のうち10名はそのまま入団をしていただいております。
◆関貴志 委員 結果として10名入団していただいたということで、大変意義のある意見交換だったんじゃないかなというふうに思います。今後も多様な手法で消防団の強化、充実というのをまたお願いしたいところであります。
続いてお願いします。237ページの市民防災推進事業費、自主防災会育成補助金ということで、これも28年度の新規の事業、復興基金によっての同趣旨の補助が今まであったのがなくなったということで、市で補助金支出ということになったものと思いますけれども、28年度どのような執行状況であったかお聞かせください。
◎今井 危機管理防災
担当課長 委員のおっしゃるとおり、以前は復興基金で防災資機材を整備しておりましたけれども、自主防災活動を行うに当たって防災資機材を整備したいという御意見もございましたので、中越大震災復興基金あるいはコミュニティ事業助成金などで補助を受けていない自主防災会に対しまして、防災資機材の整備に対して4分の3、上限80万円で補助を行ったものでございます。平成28年度におきましては10団体、合計で447万1,000円の補助金の交付がございました。
◆関貴志 委員 それで、予算の段階では400万円の予算が計上されていて、1割増の440万円を支出していただいたと思うんですが、これはやっぱり大変需要があったというふうな理解でよろしいでしょうか。
◎今井 危機管理防災
担当課長 当初予定しておりました団体数ですけれども、上限80万円ということで5団体を予定しておりました。ただ、実際に申し込みがあったのが10団体ございまして、上限80万円になる自主防災会もございませんでしたので、できるだけ多くの自主防災会の活動が活発になってほしいということで、当初予算を超える交付決定をさせていただいたものでございます。
◆
笠井則雄 委員
実績報告書238ページの子育てあんしんの避難所整備事業で今高見委員から話がありまして、子ども家庭課長の答弁があったわけでありますが、私がわからないのは専決を含めて予算措置のタイミングが図られなかったものか。この時期というのは大変微妙な時期でしたが、それにしてもそういう協議というのか、話し合いが行われたんだけど、この手法でやろうという、こういうことになったのか、その辺を少し聞かせていただければありがたいと思います。
◎大矢 子ども家庭課長 災害につきましてはいつ発生するかわからない中で、一刻も早い対応ということでこのような対応をさせていただいたものでございます。執行に当たりましては、災害対策費の執行残の見込みを把握した上で、緊急的な措置として関係部局と協議しながら進めさせていただいたものであります。具体的には、執行残が見込まれる額を見込みまして、その後予算の通知がえの処理を行って、当課の予算とした上で入札による執行をさせていただいたものでございます。
◆
笠井則雄 委員 次に、233ページ、常備一般管理費の負担金に幾つかありますが、一番下段に県消防防災ヘリコプター運航連絡協議会の負担金だと思いますが、300万円ほど決算されております。このヘリコプターとは直接関係ないわけでありますが、平成28年度に新潟県が2基目のドクターヘリを基幹病院の日赤病院に配置をしたという年でありますので、改めてこの事業について
事業内容と成果についてお聞かせを願いたいと思います。
◎栗林 総務課長 負担金の4点目の県消防防災ヘリコプター運航連絡協議会につきましては、平成7年からの事業でございます。ここにある負担金につきましては、それぞれの消防本部から派遣をしております8名の隊員の人件費相当額について、県下の市町村で負担をするということでここに決算したものでございます。実績でございますが、現在私どものほうから隊員を26年から継続的に派遣をしておりまして、昨年の28年は109件程度の緊急出動をしているということで報告を受けております。
◆
笠井則雄 委員 まずそのヘリコプターというのはどこに配置をされておるのかということと、平成7年からスタートしたということでありますが、長岡市の決算ですから、28年度に限ってでもいいんですけど、28年度について長岡市の職員が派遣されているのかどうか、そこも含めてお聞かせ願いたいと思います。
◎栗林 総務課長 県の消防防災ヘリコプターは、新潟飛行場にあります。
それから、隊員のほうは26年から3カ年で1名派遣をしまして、現在また29年から3カ年で派遣をしているところであります。
市内の出動状況につきましては、河川、山岳の遭難等で数件の出動をしてもらっておるところです。平成28年の長岡市内への消防防災ヘリコプターの出動回数は6回で、救急が1回、救助が5回でした。
◆
笠井則雄 委員 次に、同じく233ページの救急業務経費、病院内研修委託料で101万円ほど決算されておりますが、出動回数などここに書いてあるわけでありますが、改めましてこの
事業内容と成果についてお聞かせを願いたいと思います。
◎佐藤 警防課長 病院内研修につきましては、救急救命士が研修を受けるものでございます。研修の種類としては、就業前研修と再研修の2種類ございます。就業前研修につきましては、資格を取ったばかりの救急救命士が28年は4人おりましたけど、病院内で研修を受けるものでございますし、再研修につきましては既に救急救命士として活動している救急救命士が66人昨年おりましたけれども、やはり病院内で研修を受けるものでございます。いずれにしましても、救急救命士としての知識、技術の維持向上を図りまして、病院内と先生方との連絡体制を築く意味で重要なものと考えております。
◆
笠井則雄 委員 それでは、研修のほうの関係でありますが、国家試験を取って間もない人あるいはベテランの現場活動を長くやった人について、おのおのの研修があるようであります。先般私もその病院関係者の方からお聞きしたんですけど、病院と長岡市消防本部との連携がすごいというか、先生方もすばらしい連携がされているということで、人によっては日本一とも言われているということも先生方から聞かせてもらったところであります。今話がありましたように、既に救急救命士として現場活動をしている救命士に対する再研修、こういうことがあるわけでありますから、その裏返しとして当然医療も高度化しているわけであります。その対応について課題や留意点があるのではないかというふうに感じているところでありますが、御苦労も含めて何かありましたら披瀝していただければありがたいなと思っています。
◎佐藤 警防課長 長岡市内の長岡日赤、中央病院、立川、この3つの病院と連携を密にさせていただいております。救急隊の研修でありましたり、搬送先の受け入れとかいろいろ御協力をいただいておりまして、最もスムーズな関係を築いております。1カ月もしくは2カ月に1回は、ドクターが消防本部に来てくださって、事後検証を行っております。救急出動して搬送した患者さんを病院に入れて、そのときの状況、救急隊としての対応がよかったか、悪かったかというような検証も結構短いスパンの中で行っていただいております。こんなことからスムーズな救急業務を行わせていただいております。
◆
笠井則雄 委員 最後になりますが、236ページの避難対策事業費の備蓄物資整備等経費817万円で、前年度比2倍以上になっている決算額であります。この
事業内容と評価等についてお伺いします。
◎今井 危機管理防災
担当課長 事業内容につきましては、主に備蓄物資の整備と毛布のクリーニングと真空パックを行った経費でございます。避難所用の毛布の衛生状態を保つために毛布をクリーニングしまして、真空パックを行うと。また、避難行動要支援者、透析患者、未就学児向けの備蓄食料の購入を行ったものでございます。主なふえた理由でございますが、平成27年度から3カ年計画で備蓄物資の購入を行っております。2年目の計画で購入数が3,466食から7,006食に倍増したものでございます。
評価につきましては、今まで長岡市の食料の備蓄につきましては、流通在庫の活用ということで備蓄を行わなかったんでありますけれども、やはり避難行動要支援者や透析患者、あと未就学児のアレルギー対応食の流通在庫がどれほど確保できるかという部分の心配の声もいただいておりましたので、27年度から備蓄を開始したものでございます。やはり少しでも食料が備蓄されているということで、市民の皆様の安心につながっているんではないかと感じております。
◆
笠井則雄 委員 今も話がありましたように、3カ年計画の中での決算額がふえたということは十分承知をしましたが、お話がありましたように災害弱者と言われている方々への配慮も大変難しい時代に入ったのではないかなというふうに私自身は感じているところであります。改めてそういう角度から見て、今少し話があったようでありますが、課題があれば聞かせていただきたいと思います。
◎今井 危機管理防災
担当課長 備蓄物資は3カ年計画で備蓄を行っておりますけれども、やはりどういったものがどれだけ必要かという部分は年々変わってくるものであるかと感じております。現在はアレルギー物質27品目対応の食料を、あるいは透析患者用に低たんぱく質の制限食というものを備蓄しておりますけれども、その辺の中身につきましては今後もまた時代に即したものが必要になってくることも考えられますので、3年終わって終わりということではなくて、常に時代の流れに沿った検討が必要になるのかなとは考えております。