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平成29年 5月29日まちづくり・新エネルギー対策特別委員会−05月29日-01号

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  1. 長岡市議会 2017-05-29
    平成29年 5月29日まちづくり・新エネルギー対策特別委員会−05月29日-01号


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    平成29年 5月29日まちづくり・新エネルギー対策特別委員会−05月29日-01号平成29年 5月29日まちづくり・新エネルギー対策特別委員会 平成29年5月29日(月)午前10時開議           ────────※──────── 〇出席委員(8人)        高 野 正 義 君     永 井 亮 一 君        服 部 耕 一 君     池 田 明 弘 君        丸 山 広 司 君     長谷川 一 作 君        加 藤 一 康 君     五 井 文 雄 君           ────────※──────── 〇委員外議員で出席した者        荒 木 法 子 君     田 中 茂 樹 君        五十嵐 良 一 君     池 田 和 幸 君        深 見 太 朗 君     大 竹 雅 春 君        広 井   晃 君     高 見 美 加 君        関   充 夫 君     中 村 耕 一 君        加 藤 尚 登 君     山 田 省 吾 君        杵 渕 俊 久 君     藤 井 達 徳 君        諸 橋 虎 雄 君     古川原 直 人 君        松 井 一 男 君     桑 原   望 君
           水 科 三 郎 君     関   正 史 君        笠 井 則 雄 君     酒 井 正 春 君        関   貴 志 君     小坂井 和 夫 君        丸 山 (勝) 議 長           ────────※──────── 〇説明のため出席した者        磯田市長          高見副市長        水澤副市長         中野地域政策監        金子危機管理監政策監   阿部政策監        渡邉地方創生推進部長    大滝総務部長        野口財務部長        小村福祉保健部長        森山商工部長        茨木技監        大塚都市整備部長      成田中心市街地整備室長        長谷川商工部次長      茂田井政策企画課長        佐藤開府400年記念      田辺行政管理課長        事業推進担当課長        佐藤財政課長        植木管財課長        星福祉総務課長       里村商業振興課長        深澤工業振興課長      韮沢都市計画課長        山本交通政策課長      相田まちなか政策担当課長        高頭まちなか整備担当課長        高橋教育長         金澤教育部長        山田中央図書館長           ────────※──────── 〇職務のため出席した事務局職員        吉田事務局長        水島課長        宮島課長補佐        佐藤議事係長        鷲尾主事           ────────※──────── ○高野正義 委員長  これより会議を開きます。           ────────※──────── ○高野正義 委員長  なお、報道関係者から写真撮影の申し出がありましたため、委員会傍聴規則に基づいて、委員長においてこれを許可いたしましたので、御了承願います。           ────────※──────── 1 大手通表町東地区の再開発について ○高野正義 委員長  本件を議題といたします。 ◎磯田 市長  おはようございます。本日は大手通表町東地区市街地開発事業(仮称)の基本構想事業計画概要(案)につきまして御説明をさせていただきたいということで、特別委員会の開催をお願いしたところでございます。  当該事業につきましては、去る2月17日にまちづくり・新エネルギー対策特別委員会におきまして、北越銀行当該事業への参画決定についてなど御報告させていただいたところでありますが、その後、当該事業関係権利者とさらなる検討を進めまして、このたびこの基本構想事業計画概要(案)として整理したところであります。本日は米百俵らいぶらりー(仮称)、あるいは産業ビジネス交流館(仮称)の検討状況に加えまして、施設計画事業スケジュール等の案につきまして、大まかな事業費の試算なども含めながら御説明をさせていただきます。  委員の皆様におかれましては、まちづくりの観点・視点から忌憚のない御意見をいただければと考えております。今後、いただきました御意見等を参考にしながら、また関係権利者との合意形成をさらに進めまして、当該事業を推進してまいりたいと思っております。  詳しいこの概要(案)につきまして、中心市街地整備室長から御説明を申し上げたいと思います。 (成田中心市街地整備室長)〔資料にて説明〕 ○高野正義 委員長  質疑、意見はありませんか。 ◆池田明弘 委員  過去の特別委員会の資料をちょっとをひっくり返してみますと、平成26年の10月ごろに4つの基本的な考え方として、1に、国漢学校跡地の活用、2として老朽化した互尊文庫の建てかえ、3として多様な世代を対象とした健康機能取り組み、4として民間活力を積極的に導入した市街地開発事業の実現というふうに4つございまして、このうち3つはその流れを酌んで進んでいるように見受けられますけれども、今ほど申し上げました3番目の多様な世代を対象とした健康機能取り組みについては見受けられないように思うんですが、この辺どのような流れで、今どのように捉えられているのか、一応確認をしたいのですが、よろしくお願いします。 ◎相田 まちなか政策担当課長  ただいま委員から御指摘がありましたけれども、当然資料の冒頭にありますとおり、当時は多世代健康といったキーワードを持ちながら、機能導入の検討を進めてまいりました。しかしながら、今回、人づくり産業振興を支える拠点づくりに特化したいというような大きな考え方を打ち出しまして、改めてそういった方針を打ち出した中で、こういった機能導入の整理をさせていただいたというものであります。つきましては、民間施設の導入という視点からは、まちなかに住む方々の生活サービスの1つとして、ここにありますような健康・医療とか、そういったキーワードもやはり必要なのかなというようなことも今考えておりまして、例えば診療所などの施設についても引き続きその可能性については検討してまいりたいと、このように考えております。 ◆池田明弘 委員  わかりました。よろしくお願いします。  もう1点なんですが、これは2ページになりますか、にぎわい棟は基本的に大手通り沿いではなくて、どちらかというと、引っ込んだ形のところになるわけですけれども、そこの低層に店舗が来ています。素朴ににぎわいですとか、回遊性とかという部分から店舗というのは通り沿いにあったほうが回遊性が高まるのではないか。一方で、表に出てきています産業ビジネス棟に、ワンストップ総合窓口ということでございますが、こういったものは基本的には必要性があって来られる方が集まる機関であると思いますので、こういったものは後ろに行っても差し支えないのかなと思うんですけれども、その辺はどういった考え方からこのような形になったのか、教えていただきたいんですが。 ◎相田 まちなか政策担当課長  まず、にぎわい棟の件から整理をいたしますと、単なる立体駐車場を整備するのではなくて、せめて1階にはまちなかにぎわいをはじめ、地域の住民の方々の生活に資するような店舗づくりも必要じゃないかということで、ここの1階低層部にはそういったものの機能を配置したいということです。あわせまして、ワンストップ産業窓口といったことがございますけれども、この点につきましては長岡商工会議所のほうから強く御要望をいただいているという点でございまして、やはり大手通りに面するといったところの立地性といったものを重視しながら、これからリノベーション、北越銀行のところの1階にそのつくり込みも含めて協議を進めてまいりたいと、このように考えております。 ◆池田明弘 委員  ワンストップの窓口としての機能は、当然私も必要なものだというふうに思うんですけれども、店舗として多種多様な人が集まるという部分の機能としては、大手通り沿いにあるほうがより多くの方が利用しやすい、またにぎわいの創生につながるのではないか、またアオーレでとまっている大手通り交差点から先の回遊性を高める意味でも、1つのアイテムとして活用できる部分として、大手通り沿いにあるほうがいいのではないかと思うんですが、その辺はどのようにお考えですか。 ◎相田 まちなか政策担当課長  今ほど委員のおっしゃったことも参考にしながら、これからしっかりと内容については詰めてまいりたいと思います。 ◎磯田 市長  実はその議論は、本当にある意味悩ましい議論でありまして、ずっと中心市街地構造改革会議のときも、その議論が中心になりながらずっと十何年来やってきたわけなんであります。大和のところにぜひ伊勢丹をというような話とか、あるいは大和を現在アオーレのあるこの地に移転したらどうかとか、そういうふうなものを中心に、ただ地方都市の商業というものが必ずしもにぎわいとか、活性化のど真ん中、中心に据えるというのは、なかなか効果といいますか、実現性というものは薄いという中で、では何があるかということで、まちなか型公共サービスというものを中心にしながら回遊性を持たせようということで、市役所の行政機能も縦に積むのではなくて、それを街区の中に横に寝かせて回遊性を持たせようということで、分散型市役所ということを考えたわけなんです。  そういう意味では、この目抜き通りといいますか、回遊性の中心になるのは商業ではなくて、やはり市民サービスというか、市民の方の市民協働とか、あるいは公共的ないろいろなサービスというものを中心にして回遊性を持たせていこうというのが長岡のまちづくり中心市街地活性化の基本といいますか、方向性というふうに考えております。商業というものはもちろん排除するわけじゃないんですが、そういったまちなか型公共サービスに付随して、場合によっては1本裏通り、特に飲食関係は1本裏通りのほうがむしろいいというふうな考え方もあります。そういう意味では、大手通りがもっと狭かったらまた別の展開があるなというふうなことを言われる専門家もいるんですが、こういう幅の広い道路がある場合には、1本裏の小路の中に商業が自然派生的にどんどん広がっていくような、そういうイメージを持ちながらやってきております。この辺は何が絶対いいということはないと思うんですが、またこの場で委員の皆さんから御意見をいただければぜひ参考にさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆服部耕一 委員  それでは、資料の6ページになりますが、今回初めて事業の規模が示されました。その点につきまして、何点か確認の意味を含めましてお伺いさせていただきたいと思います。  まず、市の負担額が50から60億円で、そのうち一般財源が一、二割程度という御説明でございましたが、残りの財源につきましては、例えば補助金等で賄うというふうに解釈してよろしいでしょうか。その辺をお伺いさせていただきます。 ◎高頭 まちなか整備担当課長  市の負担額の50から60億円というのは、再開発の補助金等に含まれる交付金を除いた純粋な市が出すべき予算額でございます。その50から60億円の一般財源を除いた部分につきましては、基本的には起債を充当していきたいというふうに考えてございます。 ◆服部耕一 委員  それで、市の財政負担軽減を目的として、民間資金の活用を検討というふうな記載がございますが、この辺について詳しく御説明いただければお願いしたいと思います。 ◎高頭 まちなか整備担当課長  こちらの民間資金の導入につきましては、今年度から具体的に研究、勉強を始めたところなんですけれども、床を補充するような例えば会社を市民からの出資ですとか、地域の金融機関からの融資を受けたりするような形で構成することで、そちらに保留床を取得してもらうような方向がとれないかというようなことを考えているということでございます。そういったことを活用することによって、地域の資金循環ですとか、床取得の財政負担の軽減ということを目指していければという趣旨でございます。 ◆服部耕一 委員  じゃあ、最後になりますが、本試算額工事費補助金の増減によって変動しますというただし書きがございまして、これは現時点ではまだ確定しておりませんので、やむを得ない金額だとは思うんですが、ただそうはいっても、これがまた大幅に事業費がふえるというのも大変問題であるというふうには考えております。これが想定内でおさまるというか、そんな大幅にふえる可能性はないのかどうかという点について、現時点での考えで結構でございますので、見解がございましたら伺いたいと思います。 ◎高頭 まちなか整備担当課長  現時点でまだ具体的に建物の設計等も進めているところではありませんので、当然この工事費等についての変動の要因がございます。ただ、その際もしっかり設計の際にコストも精査しながら進めていきたいと考えておりますので、200億円程度という数字につきましては、現時点の本当に試算額ということで御理解いただきたいと思います。 ◆丸山広司 委員  それでは、二、三ちょっと質問をさせていただきたいと思います。まず最初に、この3つの区域、具体的に集積されるいろんな機能が表現されてきたわけですけれども、この再開発によって、この地域にどのぐらいの来街者が見込まれるのか。アオーレは年間約130万人、トモシアは約4万人という来街者があるというお話でしたけれども、まだ先の話ですけれども、大体どのぐらいの市民の方が訪れるというふうに読んでいられるのか、そこをまずお聞かせいただきたいと思います。 ◎相田 まちなか政策担当課長  今ほど委員がおっしゃいました具体的な来街者の見通しというか、内容については、これから機能をしっかりと詰めていく中で、どれぐらいが考えられるかなと試算をしてみたいと思いますけれども、現時点ではまだ試算をしてございませんので、その辺は御理解を賜りたいと思います。 ◆丸山広司 委員  何でこの話をお聞きしたかというと、この東地区の再開発事業というのは、1つの地区で捉えれば、これはこれで意義のあることだと思っております。全体の中心市街地の再開発という形の中で、ここが果たして回遊性とか、にぎわいの創出とかも含めて、どういう位置どりになるのかということをちょっと確認をしたかったんで、それでどうなのかなというふうなことをお聞きしたんですけれども、その辺の果たす機能というか、中心市街地に果たす機能というのは、どういうふうに今お考えでいらっしゃいますか。 ◎相田 まちなか政策担当課長  今ほどの回遊性考え方なんですけれども、現時点ではアオーレ長岡は昨年143万人といった人の集まりがあったと思いますし、先般の特別委員会でも議論になりましたとおり、大手通りの十字路を越えてまで向こうに用事をつくるようなことがなかなか見当たらないだろうというようなこと、これが今の回遊性の実態だろうというような御議論があったかと思います。この再開発を通じながら、アオーレとまではいくかどうかわかりませんけれども、しっかりとしたにぎわいの核をつくるということがやっぱり先決ではないのかなと、こう考えております。これは例えばでありますけれども、大手通りを1つのモールと見立てれば、2核1モールといいますか、そういったものの考え方もこれからさまざま議論していったらどうかなと思いますけれども、何とかやっぱり人をつなげるような手だてを施していきたいと、このように思っております。 ◆丸山広司 委員  いろんな打ち出すイベントによっても、回遊性というのが違ってくるんだろうなと思っていますけれども、アオーレだけでとどまるいわゆる集積機能ではなくて、ぜひ中心市街地のいろんなところへ、できれば分散してにぎわいを全体で創出できるような、そういう機能を果たしてもらえればというふうに思っております。それでは、ちょっと細かい点になるんですけれども、これはページでいくと2ページになりますか、先ほど中心市街地整備室長からこのデッキの下のいわゆる歩道部分ですか、その辺も有効活用していきたいというようなお話がありましたけれども、確かにここにも書いてありますように、米百俵らいぶらりー(仮称)、屋内広場と連結したような、そういう図書館機能というのは、これは私は非常にいいのではないかなというふうに思っています。その中で、これはまだ具体的な図ではないとは思いますけれども、米百俵プレイス(仮称)ということでもありますので、できればこの北越銀行本店窓口というのは、一番いい場所にこの図では描いてあるんですけれども、これをぜひ米百俵らいぶらりーのほうでもって、しかもデッキの下のいわゆる歩道の有効活用も含めて、一緒にトータルで考えてみてはどうかなというふうに思っております。その辺例えばあそこは五・十の市のときには、交通規制をして車は通れないようにしているわけで、北越銀行駐車場に入るその必要性がなくなれば、かなり車で通行する必要性というのも下がると思いますので、ぜひあそこを広場というか、1つの一体的な空間に活用できないかなというふうに考えておりますけれども、その辺はいかがでしょうか、どうお考えでしょうか。 ◎相田 まちなか政策担当課長  委員御指摘のとおりではありますけれども、例えば機能的に建物と建物をつなぐだけではなくて、今おっしゃったとおりそういったデッキの下あるいはデッキの上、上下を当然使いながらも、来街者の方々に憩いを与えるような空間づくりといった考え方が非常にやっぱり大事かなと思います。あわせまして、北越銀行の窓口等々の前には、建物のエントランス的なもの、あと屋内広場的なものも検討しながら人がたまるような空間づくりといったものをやっぱりこれから具体的に検討していきたいと、このように考えております。 ◆丸山広司 委員  広場といいますか、そこに車道と歩道が今あるわけですけれども、そこの有効活用ということを考えると、例えば五・十の市なんかも5と10のつく日に開催されるわけですけれども、あそこを車どめをしてやっていても、あまり差しさわりがないという感じですので、そこを1つの広場として五・十の市でもそれを活用できる、あるいは違ったイベントとか何かでも米百俵らいぶらりーとあわせて使えるような、そういう形にしていくと、非常に人が集まりやすいんではないかというふうに思っておりますので、その辺もまたいろいろと御検討いただければというふうに思っております。 ◆加藤一康 委員  今ほどの丸山広司委員の話とちょっと関連してお伺いしたいんですけれども、まちづくりといいましょうか、再開発事業の中身については今説明を受けましたけれども、今歩行者回遊性といいましょうか、そういうことが出ました。車の交通規制といいましょうか、そういったところも、例えばにぎわい棟の後ろ、ここはいつの間にか一方通行が相互交通に変わりました。それをやることがどういうふうに周知されて、どのような意見があってあそこが相互交通になったのか、私は存じ上げていませんけれども、例えばそういった部分、それが悪いと言っているんじゃないんです。ただ、そういった取り組みもこの再開発の周りの車の流れというものをどういうふうに考えていくかということも、この再開発に関連してやっぱりきちんと考えていく必要があるんじゃないかなということだけまず1点申し上げておきますし、何かお考えがあればお聞きしたいと思います。  続けて質問させてもらいますけれども、先ほど市長のほうからまちなか市役所ですか、まちなか型の公共施設アオーレ以来ずっと進めてきましたという、このやり方をやはり次のところにもそういった意識を持っていくのか、あるいはアオーレの中でのまちなか型公共施設というものの取り組みについては、やっぱり今後はこういうふうに見直していかなくちゃいけないだろうという功罪がそれぞれあったと思うんです。その辺については、どのように受けとめてこの再開発事業の中でもまちなか型の公共サービスというものを展開していこうとしているのか。一定の評価をしてから取り組むなら取り組む、あるいは変えていくものは変えていくという姿勢が大切だと思いますけれども、いかがお考えですか。 ◎相田 まちなか政策担当課長  まず、冒頭ございました車の流れ、駐車場考え方という点でございますけれども、今ほど丸山広司委員からもお話がありましたとおり、まずデッキの下の市道の取り扱いについては、車が頻繁に通るようでは、やはり五・十の市、にぎわい空間づくりといった部分でいかがなものかなということも事務局側では考えておりまして、それでまずはそういったもので市道の取り扱いをどのようにしていこうかということをこれから関係当局と警察も含めて詰めていきたいと思っております。  あと裏手の道路、あと駐車場からの車の出入りの点でございますけれども、例えば北越銀行からの裏手の道路から車が入って、ここでやっぱり道路の幅員も狭いということから、郵便局側への出入りについても当然駐車場としては考えていく必要があるかなということで、これについても同様に道路管理者、交通といろいろこれから詰めていきたいと、このように思います。  あと2点目でありますけれども、まちなか全体の機能の導入ということでありますが、これは繰り返しになりますけれども、アオーレ長岡については市民活動市民協働拠点づくりがうまく進んでいるかと思います。あわせてまちなかキャンパスにおいては、学びと交流といった拠点で、あの使い方も非常に市民の方々に定着してきているというふうなことがうかがえるかと思います。あと全国からも注目を浴びております子育ての支援といった部分においては、ちびっこ広場といったものが当然あるわけですし、こういったことを1つずつひもといてまいりますと、今回人づくり産業振興の拠点をこの場所につくるということで、大きなくくりの中ではまちなか型公共サービスといったものが建物の更新とあわせて分散配置されてきているというのは、まさにこの長岡の特徴ではないのかなと思います。これだけではやはり先般からも議論がありますとおり、公共施設だけではなかなかにぎわいには結びつかないだろうということから、できれば民間のお力をおかりしながらも、それに付随するような利用者利便性を高めるような商業施設等店舗等の誘致を検討してまいりたいと、このように思っております。 ◆加藤一康 委員  今後の中でも、その辺については注意深く見ていきたいなと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それで、冒頭の中心市街地整備室長の説明の中で、北越銀行の建物に商工会議所が入るということを、言葉尻をつかまえるわけじゃないですけれども、商工会議所のほうから希望が示されたという話です。5月26日の新聞報道によりますと、この北越銀行が旧大和側に移転するということを北越銀行と市が固めたことがわかったというふうに報道されています。これは言葉遊びするわけじゃないですけれども、一方では長岡市が固めたという表現になっていますが、この辺の真意というのはどうなっているんですか。 ◎成田 中心市街地整備室長  この点につきましては、私どもとしても一切そういう市が固めたということではないということで、取材元についてはちょっとどちらでお聞きになったのかなということで、ちょっと疑問を持っているところでございます。  それと、前回の特別委員会からこれまでの期間に何をやってきたかということでございますが、これは前回の特別委員会で御説明した北越銀行が再開発に参画を決めたということで、エリアが確定いたしました。そこから初めて権利者の皆様の御意向を具体的にお聞きすることができるようになった。この4月、5月の期間は、それぞれの権利者に御意向を確認して、再開発に参加する場合、どういうお考えかということを順にお聞きしてきています。それで、今回もこの北越銀行の場所、それから商工会議所の場所、これはほかの個人の地権者のほうからやっぱりそのお二方はどうするんだと、どういうところでお考えなのかをまず聞かないと、自分たちもなかなか意思表示が難しいよと、全体の骨格がわからないじゃないかというふうなこともあって、この北越銀行商工会議所が今どうお考えかということについては、地元で御説明をさせていただいたというところでございます。  ですから、あくまでもこれはまだ最終的にここで決まるということではございません。これからまだ都市計画の手続の開始に向けて、何度も何度も意見交換をしながら、その事業計画については固めていくというふうに考えてございます。繰り返しになりますけれども、そういうことで市が北越銀行の場所を決めたということでは一切ございません。 ◆五井文雄 委員  私のほうから、北越銀行が途中から仲間に入ってこられたわけでありますが、1つは今本店の窓口で営業している建物の1階のスペースはかなり天井が高くて、特異な空間をつくっていると思うんです。それらをうまく利用して使ってほしいなというふうに思っています。かなり天井が高いんで、それらの特徴を生かしたことをやってほしいなというのが1つです。  それから、店舗の部分ですが、地権者の方で今仕事をしておられるんだけど、再開発が実現して建物が建ったときに、そこに入居して仕事をしようという意思を持っておられる方はどのくらいいらっしゃるんですか。 ◎高頭 まちなか整備担当課長  まず、1つ目の今の北越銀行1階の非常に階高の高い空間でございますが、委員御指摘のとおり非常に価値のある空間だと思っておりますので、今回のイメージ図にありますように、そういった支援総合窓口の中でしっかりと活用していきたいと考えておりまして、さらにその大空間を生かしていければと考えております。  もう1点の地権者の関係なんですが、個々具体なことはちょっと回答は差し控えさせていただきたいんですが、やはり同様にそこでなりわいを継続されたいという御希望の方はかなりいらっしゃいますので、数についてはちょっと御容赦いただきたいと思います。 ◆五井文雄 委員  地権者の方が営業をやりたいというのは、もちろんそれは結構なことなんだけど、先ほど市長からもお話がありましたように、ここのところは役所機能を横に倒したということで、あそこのフェニックス大手のほうの市役所の大手通庁舎なんかは、新しい建物ですから、それなりに歩いていてもきれいなんだなというふうに思うんだけど、潤いというか、ショッピングという何となく目的や用があるからそこに行くんだけど、用がない人はそこに行きたいなという空間ではないわけですよ。今もこの反対側もそういうような福祉の拠点のトモシアがあったり、やっぱり同じような発想や考え方であるわけですよ。そうすると、連檐して商業施設が表にあるか裏にあるかは別にしても、なかなか飛び飛びで魅力のある物販なんかの展開ができないのではないかなというふうに思っているんですよね。そういう意味では、大手通りの十字路の一角から駅側に向かって、やっぱりそういう商業の部分、大光銀行から向こうあたりを商業の拠点として、ここははっきりと官庁街だという発想のほうがまちづくりとしてはすっきりするんじゃないかなというふうには思うんだけれども、どうなんだろうね。 ◎磯田 市長  ここは高見副市長のほうがきっとうまく答弁できると思うんですけれども、手を挙げちゃいましたので、私が申し上げます。まず、まちなか型公共サービスというのは、官庁街をつくるとか、行政の公共施設に限定して展開していこうということではなくて、商業も実は入っているんです。そういう意味では、おっしゃるように池田明弘委員からも御指摘があったように、商業というものを除外するという考えでは全然ないんです。商業ももちろん含めながらにぎわいを創出していこうという考え方であります。ただ、目抜き通りを全て商業で埋め尽くすというような考え方、あるいは大きなデパートを持ってくるというような考え方は、もうそれは無理だねということが長岡のこの基本的な考え方の出発点にあります。  そういう意味では、この米百俵棟の大手通り沿いとか、産業ビジネス棟あるいはそれに連檐する大手通り沿いに例えばレストランとか、カフェとか、そういう物販、もろに物を売る店がそこに並ぶかどうかは別にして、やはり一部物を売りながらも、お客様をおもてなしする、そういう空間をつくり込んでいくというのは、それはある意味必須だと思います。そこはアオーレでこれだけ人が来ている、その流れがフェニックス大手のところに行くと何となくちょっとしょぼんとしてしまう、その先なかなか展開していないじゃないかという御指摘はそのとおりでありまして、ある意味フェニックス大手の全体のつくり込みがちょっとうまくなかったのかなというふうな思いもありまして、そこをこれからどういうふうにしてまた変えていけるかということも私ども部内ではちょっと議論も始めているところであります。当然新しい街区については、アオーレに来られた方がそちらのほうもついでに行ってみたいというふうな流れが自然に出るようなおもてなしの空間にしていきたいというふうに思っております。 ◎高見 副市長  ほぼ市長が最後におっしゃられたとおりだと思っております。最初の池田明弘委員の御発言のとおりなんですが、やはり表通りに面して人を引きつけるものがなければ、なかなか行っていただけないのは確かだと思っております。今らいぶらりーという言葉を使っていますが、確認したところ中央図書館は年間20万人のお客さんが来ているということです。アオーレは今ホール関係が予約で全て埋まっております。長岡のこれまでの実績を踏まえれば、今回こういった機能を東地区の再開発に入れることで、人数の確実な見込みは申し上げられませんけれども、今の状況を伸ばしていくだけでも相当数の方には来ていただけるというふうに思っております。その方々に、アオーレではゆっくりする場所がなかなかなかったとか、そういう意味ではカフェとかレストランのようなものも必要だと思っておりますし、そういったにぎわいの機能が、この機能はこの場所というようなつくり方が最近の施設では珍しくなってきておりまして、図書館でありながらカフェを併設しているようなものもございます。ただそれを外でやっているものをそのまま持ってくるのではなくて、長岡がこれまで積み上げてきた実績と集客してきた効果をよく検証して、ここの中で本当に長岡の人が来てくれる機能というのをうまく配置していきたいと。  ただ、純粋の商業とか物販については、こういったことによって市街地の魅力が高まることで、また駅に近いほうの再開発が進むとか、そういった民間の力を期待したいということで、あまりこの公的な再開発の中で商業を呼び込むような床のリスクを負うべきでないということをよく考えていきたいと。そのようなことを今後またどういうものがあったら皆さんも足を運んでいただけるか、ぜひ知恵をいただきながら進めていきたいというふうに考えております。 ◆五井文雄 委員  考えはわかりました。  それで、長岡市の特徴としては、車社会でございますし、買い物するのも持って歩くのが嫌だという市民性もあって、郊外に大型のショッピングセンターがあるわけですから、それと競合する施設を決してこのエリアではする必要はないと思うんだけれども、車を置いてきて、公共の交通機関を使って入ってくるような人たちをターゲットにやるという店舗展開も必要かなというふうに思っているんです。人が来なければ店も成り立たんわけですし、店がないから人も来ないというわけで、どっちもどっちですけれども、業者がやっぱり営業していけるような雰囲気の中で店舗展開をやっていかなきゃならんわけです。今市長がおっしゃったつくり方については、私も同感なんだけれども、もう少し潤いというものを加味していかなければならないのかなということをお話しさせていただいて、大まかなこの配置については大変うまく長岡市は配置してきたのかなというふうに評価はしておりますが、ひとつ今後ともその辺をまた検討していただきたいなということをつけ加えておきます。お願いします。 ○高野正義 委員長  本件は、この程度にとどめます。           ────────※──────── ○高野正義 委員長  これにて散会いたします。     午前10時52分散会           ────────※────────...