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平成29年 3月建設委員会−03月15日-01号

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  1. 長岡市議会 2017-03-15
    平成29年 3月建設委員会−03月15日-01号


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    平成29年 3月建設委員会−03月15日-01号平成29年 3月建設委員会 平成29年3月15日(水)午前10時開議    ────────※──────── 〇出席委員(8人)   広 井   晃 君   細 井 良 雄 君   丸 山 勝 総 君   桑 原   望 君   水 科 三 郎 君   高 野 正 義 君   関   貴 志 君   五 井 文 雄 君    ───────────────── 〇委員外議員で出席した者   荒 木 法 子 君   田 中 茂 樹 君   五十嵐 良 一 君   池 田 和 幸 君   服 部 耕 一 君   池 田 明 弘 君   深 見 太 朗 君   大 竹 雅 春 君   高 見 美 加 君   関   充 夫 君   中 村 耕 一 君   加 藤 尚 登 君   丸 山 広 司 君   山 田 省 吾 君   永 井 亮 一 君   杵 渕 俊 久 君   藤 井 達 徳 君   諸 橋 虎 雄 君
      松 井 一 男 君   長谷川 一 作 君   笠 井 則 雄 君   酒 井 正 春 君   加 藤 一 康 君   小坂井 和 夫 君   関(正)議長    ────────※──────── 〇説明のため出席した者   磯田市長        高見副市長   水澤副市長       中野地域政策監・技監   金子危機管理監・政策監 阿部政策監   安達都市整備部長    成田中心市街地整備室長   志賀土木部長      佐藤財政課長   小玉都市計画課長    田村交通政策課長   韮沢都市開発課長    中村住宅施設課長   中川公園緑地課長    相田まちなか政策担当課長   高頭まちなか      小山土木政策調整課長     整備担当課長   阿部用地担当課長    大塚道路管理課長   石橋道路建設課長    谷畑河川港湾課長   三本下水道課長     太刀川地域建設課長   川津水道局長      田村業務課長   角田浄水課長      内山管路課長   長谷川中之島支所長   松永越路支所長   竹田三島支所長     米山山古志支所長   佐藤小国支所長     堀田和島支所長   本臼寺泊支所長     清水栃尾支所長   田邊与板支所長     小林川口支所長    ────────※──────── 〇職務のため出席した事務局職員   吉田事務局長      水島課長   諸橋課長補佐      宮島議事係長    ────────※──────── ○広井晃 委員長  これより会議を開きます。    ────────※──────── ○広井晃 委員長  なお、報道関係者から写真撮影の申し出がありましたため、委員会傍聴規則に基づいて委員長においてこれを許可いたしましたので、御了承願います。    ────────※──────── 〇所管事項に関する質問 ○広井晃 委員長  最初に、所管事項に関する質問を行います。 ◆丸山勝総 委員  おはようございます。それでは、2点質問させてもらいます。  最初に、きのう北陸新幹線、長野─金沢間の開通2年がたったわけで、金沢市は本当ににぎわって、効果を有効に使っているなというふうに感じております。きょうは、北陸新幹線上越妙高駅から長岡駅までのアクセスについてお伺いしますが、この件については9月の委員会に全く同じ質問をしておりますが、改めて感じることがありましたので、質問させてもらいます。  前回の質問の答弁は、開通前と開通後では1日5本は変わりない。時間が30分短縮されるかわりに運賃が1,200円高くなって、乗りかえが1回ということであります。ですから、1日5往復ということは一定の理解を示しましたが、やはり乗りかえなしでアクセス性を向上するべきだという議論をさせてもらいました。  先月、市民クラブで金沢市まで行政視察に行ってきました。行きは電車を合わせて行ったので、特に問題はなかったんですが、午前中に視察をして、帰りは12時56分発のはくたかに乗りました。1時間で上越妙高駅に着きました。そこから次の電車まで35分待ち時間がありました。そして、えちごトキめき鉄道、妙高はねうまラインに16分間乗りました。そこでまた直江津駅で乗りかえ、ここで19分休みました。その後、各駅停車で90分かけて長岡駅まで、合計3時間42分です。おかげで上越妙高駅で固有名詞は忘れましたけれども、地元特産の辛い、おいしいお土産も買えましたし、直江津駅では非常に寒かったので、温かい飲み物を買いましたけれども、地元はそれなりの経済効果があるのかもしれませんが、私ちょっと調べたら、金沢から東京まで1日25本走っています。その中で、上越妙高駅に停車するのが15本であります。そのうち14本は長岡に来れるアクセスがあるんですけれども、その中の5本だけはいいです。ところが、その他の9本は全て3時間以上、我々が乗ったのは3時間42分です。やっぱり改めて私は議会で、うちの会派としてもこれは非常に問題だと。イメージも悪い、2度の乗りかえ。ですから、最低でも乗りかえは1回で、各駅停車でもいいですけれども、そういった動きを改めてするべきだというふうに考えますが、これまでの取り組み、考え方をお聞かせ願いたいと思います。 ◎田村 交通政策課長  上越妙高駅から長岡駅に至る区間のアクセス状況につきましては、委員御指摘のとおりであります。このため、長岡市が加盟する上越・北陸新幹線直行特急実現期成同盟会を通じまして、この直行特急の実現及び信越本線における特急や快速列車等の充実を図るよう、JR東日本をはじめ、関係省庁に要望を行っているところであります。市といたしましては、首都圏と関西圏の双方から長岡市を周遊する人の流れを創出するためには、上越新幹線北陸新幹線、さらにはこれらと接続する長岡駅と上越妙高駅間の利便性及び快適性の向上は欠かせないものと考えており、今後も上越・北陸新幹線を結ぶ新幹線の直行特急の実現や長岡─上越妙高駅間を乗りかえなしで行ける直行列車の増便等によるアクセス性の向上に向けて、新潟県や関係各市と十分に連携を図りながら、引き続き積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 ◆丸山勝総 委員  9月でも同じ議論をさせてもらいましたが、改めてあのルートを帰ってきたときに、これは言うはやすし行うはがたしですけれども、やっぱり長岡を含めた柏崎市、長岡市、三条市、新潟市、新発田市、村上市、さらには山形県、秋田県と連携しながら、このアクセス性の向上を図るべきだと思いますし、今長岡市議会関正史議長は県の議長会の会長であります。議員の期成同盟会ですか、そういったものも模索しておるところでございますし、磯田新市長も先般の中で北陸新幹線というか、新潟を通る新幹線の話もされておりました。それから、高見副市長も卵か鶏かの話で、こちらのポテンシャルが上がらん限りはなかなか難しいという話もしました。それをあわせながら、やっぱり県内全体としてこの課題について取り組むべきだと思いますけれども、磯田市長からこの問題についてのお考えをお聞きして終わりたいと思います。 ◎磯田 市長  委員から御指摘いただきましたように、北陸新幹線と長岡のアクセスあるいは長岡から新潟、山形、秋田へのアクセスということは、北陸新幹線のいろんな駅の位置を決定する、そういうプロセスの中できちんと組み込まれていないということに、ある意味、今さらながらちょっと愕然としているという状況はあるわけでありまして、そういう意味では長岡から北陸新幹線の一番ベストなアクセスが糸魚川駅になるのか、あるいは上越妙高駅みたいな形で、どこを経由しながら日本海側の新幹線の空白地帯を新しい新幹線で埋めていく、端的に言えば上越から山形、秋田への新幹線ルートをつくらないと、結局長岡市、新潟市がいわば観光客の大動脈の空白地帯になりかねないと、そういうふうな観点もあるわけで、あるいは関西、京都、大阪方面へのアクセスも高まらないということになりますので、ここは県の市長会の重要な1つの議題として、ひとまずは県知事との協議の場で話してみたいというふうに私思っております。そういうことの提案は既にしておりますので、今後具体的にまた米山知事の考え方の中に、今委員がおっしゃった山形、秋田までつながるような高速新幹線網の実現に向けた動きが出るように、これからしっかりと取り組んでいきたいというふうに思っております。 ◆丸山勝総 委員  私は、この課題はJRが新潟県頑張れと、負けるなと言っているように思えてなりません。ぜひ互いに協力しながら、課題解決に進んでいきましょう。  次に、先月、大河津分水特別委員会でつくば市にあります国立研究開発法人土木研究所に視察に行ってまいりました。そこには大河津分水の50分の1の模型による工事中の影響あるいは最大流量1万1,000トンを流したときのシミュレーション、そういったものを見聞きいたしまして、非常に感銘を受けました。やっぱりこういう公共事業にしっかりとした研究がある上で、日本の土木技術が上がっているのだなと、世界最高の土木技術があるのだなということを改めて理解をさせてもらいました。大河津分水は、いろいろ治水には有効であると言われておりますけれども、なかなか市民にはわかりづらい部分もあるかと思います。  そこで、視点を変えて質問させてもらいますが、私が議員になった平成15年以降、信濃川の河川敷、河川公園が4回洪水で被害を受けました。平成16年、18年、23年、25年と。その都度、いろんなスポーツ大会あるいは花火に影響を与えてきたと思います。そんな中で、ニュータウンにスポーツ運動公園をつくろうという経緯があったということは皆さん御存じのとおりだと思いますが、大河津分水の完成時に、今まで被害を受けてきた河川敷に期待される効果というものがわかりましたらお聞かせ願いたいと思います。 ◎谷畑 河川港湾課長  それでは、大河津分水路の改修で期待される治水効果、それと河川敷の今後の状況についてお答えさせていただきます。  分水路の河口部の拡幅改修で洪水処理能力が向上しますと、戦後最大規模の洪水と同規模の毎秒9,800トンが流れた場合ですが、1級河川黒川の合流部において水位が1メートル下がるという効果があるというふうに国のほうから聞いているところです。  御指摘の河川敷の野球場などがある河川公園の浸水についてですけれども、雨の降り方によりまして、一概に浸水がなくなるとは言えませんが、下流部がよくなれば明らかに中流部もよくなるということで、長岡市の中心部に近いところでも一定の水位降下が見込まれます。したがいまして、河川公園浸水被害は確実に軽減できるものと考えております。 ◆丸山勝総 委員  河川公園というのは市民にとって非常に有効な使い方をされておりますし、やはり花火にも影響いたします。そういった意味で、今のお答えを聞きながら、改修の効果というのは大きくあるものだというふうに認識させてもらいました。降り方にもよりますけれども、理解させていただきます。 ◎志賀 土木部長  今ほど河川港湾課長が申し上げたとおり、大河津分水が完成しますと、確実に河川敷の浸水リスクが軽減されると考えております。こうした中、河川敷の運動公園など、既存の施設がこれまで以上に活用できるということになるとも考えております。こうしたことを踏まえて、今後関係部局間で連携して有効活用策を改めて検討することも必要であるというふうに考えております。 ◆丸山勝総 委員  きのうの文教福祉委員会で高見副市長の最後の話の中で、財源はいつまでもあるものではないという話もありましたし、そういった意味で平成44年度以降の話なので、まだまだ16年、時間ありますけれども、こういった効果を有効に生かしていただきたいなというふうに思っております。  そこで、翌日、我々特別委員会首都圏外郭放水路を視察してきました。総事業費2,300億円ですから、大河津分水の約倍です。地下50メートルに6.3キロの水路をつくって、ジェットエンジンで江戸川に排水するという本当にすごい放水路を視察させていただきました。それによって、あの地域沿岸ストック効果がかなり生まれたというふうに聞いておりますけれども、大河津分水の改修によって、ここでもストック効果があるのか、その辺についてお伺いしたいと思います。 ◎谷畑 河川港湾課長  それでは、大河津分水路の改修によりますストック効果についてお答えします。  先ほど委員がおっしゃられたように、国の大規模事業の先進事例としまして現地視察した首都圏外郭放水路があります春日部市では、放水路の通水後に水害に強い都市基盤をアピールしまして、企業を誘致したとのことでありました。その結果、物流倉庫ですとかショッピングセンターなどの立地の促進が図られまして、現在までに29社進出、約3,200名の雇用が生まれたということで伺っております。  一方、信濃川沿川には北部工業地帯ですとか長岡工業導入団地をはじめ、大変多くの企業が立地している特性がございます。大河津分水路の改修によりまして、当市の治水安全度が大きく向上することは、このような流域に集積します民間企業の投資を誘発し、地域産業のさらなる振興をはじめ、人口や雇用を増加させるなどのストック効果が発現されるものと考えております。 ◆丸山勝総 委員  非常に大河津分水の改修を大ざっぱに考えておりましたけれども、先ほどの河川公園のお話あるいは今、谷畑河川港湾課長から聞いた工業団地における今まで以上のストック効果、これが今後長岡市の企業誘致もろもろにつながるというふうに期待しておりますので、所管は違いますけれども、それらをあわせながら企業誘致をさらに進めていってもらいたいなというふうに思っております。  そこで、最後の質問ですけれども、この行政視察には志賀土木部長谷畑河川港湾課長河川港湾課の管理係の水品さん、3名が同行されまして、その後、水品さんの報告を私は見させてもらいました。非常に丁寧で、長岡市の職員の能力の高さを知ることができましたけれども、やはり我々議員だけではなくて、現地を知るべき土木部の職員が同行したということは、私は非常に効果があったというか、職員のモチベーションも上がりますし、スキルアップにもつながるというふうに思います。今後もさらにこういった現地視察土木技術を磨くために職員からどんどん行ってもらうと、そういうことが必要ではないかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◎志賀 土木部長  百聞は一見にしかずと申しますけど、今ほど委員がおっしゃったように、つくば市の研究学園都市にある大河津分水の50分の1の模型による最大流量、毎秒1万1,000トンを流したときのシミュレーションを実際に見まして、高度な技術検証がなされるということがよくわかりまして、大変参考になりました。  この視察の内容を多くの職員にも知ってもらうよう、視察から1週間後の2月24日に開催しました土木技術職員を中心とした約200名で構成しております長岡市建設技術協会の研修会の中で、現地で撮りました動画等も交えて、ありのままの状況を紹介しました。職員からは、実際の模型による実験はわかりやすかったとか、また事業の必要性を再認識できた、さらには土木技術者としてモチベーションが上がったというような感想を聞くことができました。今後もこうした取り組みを積極的に行うことによりまして、職員の資質向上を図るとともに、志と心豊かな見識を持った技術者を育てて、公共土木事業の効率的な推進を図ることが大切であるというふうに認識しました。 ◆丸山勝総 委員  力強いお言葉、土木部の未来が非常に明るいなというふうに感じることができましたし、磯田市長市政執行方針基本方針の第1に人づくりがありました。これが一番なのかなというふうに思いますし、人づくりには職員のスキルアップも当然あるわけで、そのことが長岡市の市民の福祉の向上につながるものと考えておりますので、ぜひお願いしたいと思います。  最後に、大河津分水完成が平成44年度です。あと16年後です。私は70歳になって、どういう立場になるかわかりませんけれども、土木部長はおそらく76歳、市長は幾つでしょうか、おそらく皆さん元気だと思います。ぜひ竣工の際には関係各位を招いていただいて、お祝いができたらいいなということをお願いしながら、質問を終わります。 ◆桑原望 委員  私のほうからは、立地適正化計画について質問させていただきます。  急速な人口減少と高齢化に対応するため、立地適正化計画というのは極めて重要な計画だというふうに思っております。そのような観点から、幾つか質問させていただきたいと思います。まず、まちづくりというのは長岡市だけではできないものだというふうに思っております。当然長岡市の周りには隣接する市町村がありまして、広域生活圏や経済圏が形成されている場合等には、やっぱり複数の市町村が連携してそれぞれの計画を作成することが重要だというふうに思っております。そこで、計画の作成に当たって、周辺市町村との調整も必要であると考えますが、今回の計画の作成に当たって、隣接市とはどのような調整をしたのかお聞かせください。 ◎小玉 都市計画課長  このたびの立地適正化計画の作成に当たりましては、市街化区域が隣接している見附市と調整させていただいております。具体的には中之島地域猫興野地区と見附市の今町地区とでそれぞれの市街地が隣接しておりますので、まちなか居住区域等の設定に当たりまして、調整をさせていただいております。 ◆桑原望 委員  続いて、計画の作成についてお聞きいたします。  先ほど申し述べさせてもらったとおり、立地適正化計画というのはこれからのまちづくりにおいて極めて重要な計画だというふうに思っております。したがって、立地適正化計画の作成に当たっては、市町村や民間事業者、今お話のあった周辺市町村はもちろんですけれども、住民代表など地域の関係者が活発な議論を交わすとともに、やはり相互に連携し、特に議論に参加することによって主体的に取り組むことが重要だというふうに思っております。このようなことから、計画の作成の過程においては、住民との合意形成や議論、そういったものが重要だと考えますが、これまでどのように取り組んできたのかお聞かせください。 ◎小玉 都市計画課長  御質問の市民への周知、それから合意形成取り組みといたしましては、市のホームページや市政だより、支所だよりなどで市民周知に努めるとともに、計画対象である都市計画区域内の7地域を対象に、方針案と素案についてそれぞれ住民説明会を開催しております。さらには、計画対象区域外ではございますが、都市計画区域外の4地域の地域委員会などにおきましても計画制度概要説明をさせていただいております。これ以外にも都市計画審議会での経過報告、それからパブリックコメントなども行いながら、市民の皆さんからできるだけ多くの御意見をいただけるよう、取り組んできたところでございます。 ◆桑原望 委員  今ほどいろんな取り組みをされてきたという御説明がございました。  ただ、私の認識としては、まだ市民の皆様にはほとんどというか、全く伝わっていないなというのが実感でございます。特に今説明があった2月20日から3月6日までパブリックコメントが行われましたが、こちらのパブリックコメントについて、どのような結果があったのか、そしてまたそのような結果になった理由はどのように思われているのか、お考えをお聞かせください。 ◎小玉 都市計画課長  パブリックコメントにつきましては、市政だよりと市のホームページでお知らせをして実施いたしましたが、意見書等の提出はございませんでした。やはり市民の方々からは、直接直ちに影響する計画ではなくて、20年、30年の中で計画を進めていくというものと、それから住民の皆さんを規制するための計画ではないというようなことから、市民の関心度がやや低かったのかなというふうに考えているところでございます。 ◆桑原望 委員  こういった行政の計画を議論して市民への周知の話をするときに、今みたいな形がよくあります。行政としては市政だよりやホームページ、いろんなもので広報いたしました。ただ、市民のほうから意見を聞いてみると、全然聞いていない、そんなことあったのかとかということは非常によくあることで、そういったジレンマを日々抱えているんではないかなというふうに思います。  ただ、私は市民の側に立って思うと、どんなにすばらしい計画があったとしても、やっぱり市民の皆さんに理解して、協力してもらわなければ何の意味もないというふうに思っております。立地適正化計画というのは、言うまでもなくこれからの、すぐではなくて、それこそ10年後、20年後、30年後の長岡市のまちづくりに必要なことですし、当然市民の皆さんにも影響もありますし、協力も必要だというふうに思っております。そういった観点から、計画の運用に当たって、今までのことは今の質問でわかりましたけれども、これから市民への周知を図っていく段階になると思いますし、それが重要だというふうに考えておりますが、今後どのように取り組んでいくのか、お考えをお聞かせください。 ◎小玉 都市計画課長  委員御指摘のとおり、立地適正化計画を運用していくためには市民の皆さんから御理解と御協力をいただけるよう、しっかりと周知を図っていく必要があると考えております。したがいまして、運用に当たりましては、計画内容などについて今後も市政だより、それから市のホームページだけではなくて、パンフレット等もしっかりとつくりまして市民周知に努めていく必要があると考えます。  また、届け出制度運用開始に先立って、届け出が必要な開発行為等を行う事業者等を対象に説明会を実施したいというふうに考えております。さらには、運用開始後も市民や事業者などの御要望に沿って説明会を行うなど、計画の内容や今後の施策の検討、展開などについてしっかりと周知するよう、努めていく必要があると考えております。 ◆桑原望 委員  今御答弁がありましたとおり、いろんな手法というか、いろんな場で説明していただきたいのと同時に、立地適正化計画に限らないですけれども、こういった行政のつくるものというのはやっぱりかたい文章とか、わかりづらい、伝わりづらさというのがあります。特に立地適正化計画は内容的にかたい内容にならざるを得ませんので、そこを市民にとってわかりやすい文章にしてもらいたいですし、市民の皆さんの前に出る場においては、皆さん一人一人の話し方も非常にわかりやすく伝わるようなことを心がけて進めていっていただきたいということを要望して、私の質問を終わります。 ◆高野正義 委員  私からは、市街地の雨水対策についてお伺いいたします。  柿川放水路の工事が完成に近づいてきたこと、また雨水貯留管など下水道による雨水対策が本格化する状況となり、繰り返し被害に遭っている柿川沿いや中心部の浸水リスクがこれらの事業によって大きく改善されることと思います。そこで、期待を寄せている地域住民の思いもあわせて質問させていただきたいと思います。  まず初めに、新潟県が行っている柿川放水路の事業は順調に工事が進んでいるようでありますが、現在の進捗状況と今後の見通しについてお伺いいたします。 ◎谷畑 河川港湾課長  それでは、柿川放水路の進捗状況と今後の見通しについてお答えします。  柿川放水路整備事業は、新潟県が床上浸水対策特別緊急事業といたしまして国の採択を受けて、平成24年度から事業に着手しております。市といたしましてもこれまで事業促進のための要望活動ですとか、地元住民との調整役を担うなど事業に全面的に協力してまいりました。現在の進捗状況ですが、全体延長1.4キロメートルのうち、約8割の1.1キロメートルが完了しているとのことであります。放水路本体のボックスの埋設工事は、南中学校と防災公園との交差点部分の工事を残すだけとなっております。そのほか、金房3丁目の分流口では越流堰の工事、そして幸町3丁目の太田川への放流口では排水機場の工事がそれぞれ進められている状況でございます。  今後の見通しですが、県はできるだけ早く治水効果を発現できるように、平成29年、ことしの夏ごろに暫定通水を予定しているということでございまして、平成30年の春ごろにポンプ排水も含めました本通水が開始できるよう、事業を進めていると聞いております。 ◆高野正義 委員  今答弁の中で、暫定通水という答弁がありましたけれども、このことについてもう少し詳しく説明をお願いいたします。 ◎谷畑 河川港湾課長  それでは、御質問の平成29年の夏ごろに予定している暫定通水のことについて詳しく御説明させていただきます。  この時点では、まだ越流堰は完成形ではございません。ですが、暫定で鋼矢板の打ち込みによりまして越流堰を設けて、計画流量であります毎秒9トンを取り込むようにするとのことでございます。  なお、この時点では排水ポンプは完成しておりませんので、例えば太田川への排水は自然排水のみとなります。太田川の水位が高い場合につきましては、放水路の中に貯留するということの暫定通水方法になります。 ◆高野正義 委員  まだ工事中ではあるけれども、万が一のときにはいろいろな対応ができるということをお伺いしまして、安心しているところでございます。  じゃあ、次の質問に移りますが、平成23年7月の新潟・福島豪雨による柿川沿川の浸水被害は甚大でありました。期待される柿川放水路の整備効果をお聞かせ願いたいと思います。 ◎谷畑 河川港湾課長  それでは、整備効果についてお答えします。  柿川放水路の整備によりまして、既存の消流雪用水導入施設の排水ポンプを合わせますと、毎秒15トンの流量が柿川本川から分水することが可能になります。この水量につきましては、上流の土合付近の計画流量が毎秒30トンでありますので、その半分に相当します。このため、本川下流への負担を大きく軽減することが可能となります。このような整備効果から、平成23年7月の同規模の洪水に対する浸水シミュレーションでは、床上浸水家屋がゼロに、合わせて床下浸水も大幅に解消できるという結果となりまして、目覚ましい治水効果が発現されるものと考えております。 ◆高野正義 委員  次に、新聞報道にありました長岡市が行っている雨水貯留管整備など下水道による雨水対策取り組みの状況と整備の効果についてお伺いいたします。 ◎三本 下水道課長  それでは、下水道としての雨水対策や整備効果等についてお答えします。  長岡市は、たび重なる浸水被害を受けてきたことから、国、県、市が連携し、河川と下水道が一体となった雨水対策計画として、平成14年3月に長岡市都市雨水対策計画を策定しました。市では、この計画に基づき、西神田地区の増強管の整備とポンプ場の改築や学校町、日赤町などの貯留管の整備を実施し、平成23年7月新潟・福島豪雨では西神田ポンプ場が大きな効果を発揮しました。現在も表町・坂之上地区や東新町地区の貯留管を整備しており、これが完成すると約5,000立方メートル、25メートルプール約15杯分の雨水貯留が可能となり、出水期には大きな効果を発現します。また、平成26年度から平成27年度にかけて、浸水常襲地区11地区においてピンポイント対策を策定し、即効性のある対策に取り組んでおります。平成28年度から琴平地区の調整池や寿地区のポンプ場の整備に着手しており、その他の地区においても順次整備を進めてまいります。  一方で、このようなハード整備に加え、住民みずからが行う自助による雨水対策がさらなる被害の軽減につながることから、雨水貯留槽及び防水板の設置について費用の一部を補助する制度を実施しておりますので、市民の皆さんから積極的に利用していただきたいと考えております。 ◆五井文雄 委員  それでは、私のほうからは左岸バイパス南北延伸について質問させていただきたいと思っております。  過日、長岡北スマートインター及び都市計画道路槇山町亀貝線が3月25日の14時に開通するという案内をいただいたところでございまして、これらの完成をすることによりまして、長岡市が目指しているラダー状の交通網の整備が進んで、市民の利便性の向上に大いに役立つのではないかと期待しているところであります。また、先ほども話がありましたように、企業誘致あるいは寺泊観光等々の北部地域への影響のみならず、広域的な交流の促進に大いに役立つものと思っておりますし、地元の地主をはじめ工事関係者、また行政の皆さん方の努力に大変感謝するところでございます。そうした開通が見込まれますと、なおのこと左岸バイパスの重要性というのが非常にまた大きくなってくるところだと思っているところでございます。それで、北部延伸については、県道長岡和島線までの延伸と、それに合わせた国道8号への交差点改良が急がれると思いますが、市の考え方をお聞かせいただきたいと思っております。  その前に、まず左岸バイパスの現在の取り組みだけ、先に聞きましょう。 ◎石橋 道路建設課長  まず初めに、北部延伸につきましては、大手大橋先線の国道351号交差点から国道8号、県道長岡和島線を横断しまして長岡北スマートインターチェンジアクセス道路までの約2.3キロを事業化しております。今年度は、このうち国道351号交差点から県道長岡和島線までの約1.5キロにつきまして国や県、警察と協議を行いながら、詳細設計を実施しておりまして、協議が調い次第、地元関係者に説明したいと考えております。地元関係者の了解が得られた後に、この区間の用地測量、用地買収へと進めてまいります。あわせて長岡北スマート流通産業団地の計画もありますので、県道長岡和島線から長岡北スマートインターチェンジアクセス道路までの詳細設計も進めてまいります。  続きまして、南部延伸でありますが、東西道路から渋海川と信越本線を横断しまして長岡南越路スマートインターチェンジまでの全体計画約4.8キロのうち、越路中沢地内の市道越路250号線から県道来迎寺停車場神谷線までの約2.3キロを事業化しております。今年度は市道越路250号線から国道351号までの約1.1キロにつきまして、県などと協議しながら道路の詳細設計を実施しておりまして、協議が調い次第、地元関係者に説明したいと考えております。地元関係者の了解が得られた後に、この区間の用地測量と今度はここから南側の国道351号から県道来迎寺停車場神谷線までの約1.2キロの道路詳細設計を進めてまいります。
    ◆五井文雄 委員  わかりました。  北部延伸について、まずお聞きしたいんだけれども、今国道8号までのところについては、これから用地買収に入るんだろうと思いますけれども、同時に国道8号への接続というのを大変急いでやっていただかないと、渋滞等を含めてこの道路の効果が発揮できないと思っております。図面を見ますと、国道8号と道満川が隣接してあるわけでございまして、大変大きな工事量になるんじゃないかなというふうに思っておりますし、その後、アクセス道路までを工事するわけであります。とりあえず国道8号につきましては十字にクロスするイメージはもちろんこれからの工事でそうなるんだろうと思うんだけれども、それと同時に丁字路でもいいので、そこで新潟方面へ出れる、柏崎方面から入れるという方法を、道満川の橋もありますし、時間がかかるという意味から、その辺の方法というのは考えられないものでしょうか。 ◎小山 土木政策調整課長  左岸バイパスの延伸の考え方についてお答えします。  基本的には、今ほど道路建設課長が申し上げたように、大手大橋先線から県道長岡和島線までを第1期区間として、そこまで延伸することで今取り組んでいるところでございます。  ただ、渋滞緩和という面では、今委員から御指摘があったとおり、現在左折しかできない国道交差点が左岸バイパスから長岡市方向の右折ができるようになれば、私ども大変大きな効果があると思っております。そうなれば、道路網の形成としては長岡バイパス、国道8号、左岸バイパス、南側の東西道路、フェニックス大橋、それから川東の長岡東バイパスが1つの環状道路としての機能を発揮しますので、交通の流れは本当に極めてスムーズになると考えております。  それで、御提案の丁字路交差点の改良ということでございますけれども、私どもは早期投資効果の発現という面では非常に効果的な方法というふうに思っております。ただ、いずれにしても、そういった交差点改良をするにしても手戻りがないように、今ほど言いました県道長岡和島線までのまずは将来的な十字路としたときの交差点計画をしっかり詰める必要があろうかと思っております。したがって、まずは私どもと長岡国道事務所とで北部延伸に合わせた十字路交差点の協議を早くまとめたいというふうに思っております。  また、そちらの丁字路交差点改良をするにしても、南側の取りつけ形状の見直しが必要になっております。その見直しをするためには、当然用地買収が必要になりますので、平成29年度から大手大橋先線から国道8号までの間の用地買収のほうにも入っていきたいというふうに思っております。  それで、御提案の丁字路供用についてでございますが、今ほど申し上げた交差点協議をまずしっかり詰めること、それから国道南側の用地買収をまず早目にまとめるということを急いでおりまして、そうした段階で今委員御指摘の国道8号北側の進捗状況、つまり北側延伸にいろいろ橋の工事だとか用地買収等があって時間がかかるというか、時間があくような状況があれば、早期投資効果の発現という面から委員御提案の丁字路の整備についてもしっかりと国と協議しながら検討してまいりたいというふうに考えております。 ◆五井文雄 委員  私のほうから勝手に提案して悪かった。あなた方の話を聞いてから、私の提案の丁字路がいいんじゃないかということを言おうと思ったのだけれども、ありがとうございました。  いずれにいたしましても、国道8号への取りつけというのは大変重要な課題だと思っておりますので、その辺もまたお願いしたいなというふうに思っております。  続いて、南部延伸についてでございます。今ほども説明がありましたように、私は図面を見て一番心配をしているのは、大規模な構造物が必要な箇所が渋海川の橋、それからJRの横断という2カ所が大変大きな事業になるんじゃないかなということで、この計画そのものの実行性について私は心配をしているところであります。1つは、JRとの協議、河川のほうの河川管理者との協議、それからお金の問題があるわけでありますが、これは先ほどの大河津分水では十何年かかって誰もいなくなるというような話を丸山勝総委員がしていたんですが、この話もここで議論をしてもいなくなる人が私も含めて多いかと思うんだけど、そういう懸念があるんですが、この辺についてはどのようなお考えをお持ちでしょうか。 ◎中野 地域政策監・技監  委員が御心配されているのも私はよくわかりますが、皆さん御存じのように、県の土木事業予算がピークの3分の1になっているということは皆さん既に御存じだと思うんですけれども、そんなことから国も実はインフラの老朽化対策のほうに重きを置いてきているということで、いわゆる新たな道路の新設という部分については抑制基調にあること、これは事実でございます。ですから、新規の道路整備はなかなか今ハードルが高いのが実態でございます。  そんな中で、長岡市はこれまでも長岡南越路スマートインターチェンジ、それから台町川崎線、それから今供用中の左岸バイパス、そして3月25日に開通する長岡北スマートインターチェンジ、これ着実にやってきたわけでございまして、技術的には全く問題ないと思っておりますが、おっしゃったように問題は、国費がどれだけ確保できるかというところだと私は思っております。JRの協議とかいわゆる河川協議については、これは着実に進めていくことは可能だと思いますけれども、問題は何回も言いますけれども、交付金なんです。そういう部分では、私どもとしては市全体の財政シミュレーションをした中で、真に地方創生に必要な事業については、これからしっかり取り組んでいきたいと思っておりますので、議員の皆様方の御理解と御協力をよろしくお願いしたいと思います。 ◆五井文雄 委員  やっぱり左岸バイパスの期待度というのは大変大きいわけであります。特に北部のほうは団地ができたりして、かなりスムーズに行くのかなと思うんですが、南部のほうについては、やっぱり地域の皆さん方も期待はするんだけど、いつになるのかな、それから今も言ったように川を渡ったり、JRを渡ったり、本当にできるのかなという懸念を私どもにも時々御質問される方もいらっしゃるものですから、このたび聞いたわけであります。今中野地域政策監・技監からも大変力強いお話をいただきましたので、きのうのお話ではありませんが、高見副市長から言われたように、財政をよく加味しながら、しっかりと取り組んでいただきたいし、私どももこれは大いに期待している事業でございますので、よろしくお願いしたいなということで質問を終わります。 ◆細井良雄 委員  それでは、私のほうから2点ほどお伺いしたいと思います。  まず、1点は、高齢者の移動手段の確保に関することでございます。近年、高齢ドライバーによる重大事故が多く発生しております。この防止のことも含めて、今月12日から施行となりました改正道路交通法では、75歳以上の方が免許を更新する際には、認知症であるかないかを厳格に審査されることになります。医師による診断が必要な人や、医師から認知症と診断があれば、免許を取り消される人などが現在の10倍以上にふえると見込まれると報道されております。  長岡市の周辺地域などでは、これまで自家用車に頼っていた人たちにとっては、こういう対応になった場合、移動の手段の確保がこれまで以上に重要となってまいります。特に病気がちな高齢者にとっては、病院への通院にかかわる交通手段が大変重要になってくると思います。市街地の3大病院を循環する路線の確保や支所地域からの通院等がわかりやすい公共交通の確保がこれまで以上に重要になっているかと考えるものであります。そこで質問でございますが、市内の基幹病院の1つであります立川綜合病院が昨年11月に上条地区に移転されました。私たちもこれらを結ぶバス路線を設置するように要望で求めておりましたが、どのような対応をなされたのか、この対応について、まずお伺いしたいと思います。 ◎田村 交通政策課長  今ほど御指摘のありました立川綜合病院の移転を踏まえまして、市としましては病院の移転に向けまして、これまで長岡南部地域を循環していた南循環線というバスがございますが、これをバス事業者と早い段階から運行経路の見直しに着手しました。病院移転に合わせまして、新しい立川綜合病院を経由する経路に変更したというところでございます。 ◆細井良雄 委員  それで、今確保された病院に到着する、またそこから出発するバスの回数等について、どのような対応になっていますか。 ◎田村 交通政策課長  平日は、市立劇場のほうを先に回る内回り、市民体育館側を先に回る外回り、それぞれ1日8便、内回り、外回り合計で16便を運行しているという状況でございます。 ◆細井良雄 委員  地域から来た場合は、長岡市の鉄道で来ることになりますが、鉄道との連絡あたりはどのように考えていらっしゃいますか。鉄道との接続の時間帯や何かについて。 ◎田村 交通政策課長  鉄道との接続ということでございますが、基本的に南循環線は長岡駅の東口と、あとは宮内駅を接続する経路となっておりますので、その部分で接続はとれているというふうに考えております。 ◆細井良雄 委員  そこで、今まで高齢者の人たちは市内の循環路線というのはあまり利用していなくて、病院に通うときになって初めてそれを調べたりなんかするんですけれども、1年に1回程度は市街地域についても市内の循環路線が広告で伝わるような格好で広報するというわけにはいかないでしょうか。 ◎安達 都市整備部長  基本的には、路線バスにつきましては、長岡市で言えば越後交通になるんですが、ダイヤ改正がありますので、時刻表を各戸に新聞折り込みで配っておるんで、それを見ていただくことになると思います。また、そういうふうに病院ですとか、そういうところがわかりづらいということであれば、何らかの形で広報することも今後検討はしていきたいと思いますが、基本的にまだそういうことでわかりづらいというような苦情等を私どもが今のところいただいているところはないので、そこら辺も踏まえまして今後対応していきたいと思っております。 ◆細井良雄 委員  それでは、次の対応について聞かせてもらいたいと思うんですが、支所地域の地域バスが運行しているところもあります。これについては、支所地域では大変便利になったというふうに考えております。ところが、公共交通が通っていない交通空白地域も幾つかあるというふうに考えております。これは地域からも要望が出ているのであります。こうした地域については、市は今後どのようにされるつもりなのかお伺いしたいと思います。 ◎田村 交通政策課長  市では、これまでも委員が御指摘のとおり、NPOが運行主体になった公共交通空白地におきまして、自家用有償運送を行っているところであります。また、道路運送法の施行規則の改正によりまして、町内会単位でもこのようなバスを運行できるようになっております。  ただ一方で、移動ニーズがありながらも、高齢化等によりまして、それらのバスを運営できる人材がいない地域もあるという状況でございます。このような地域における交通手段の1つとしまして、デマンド型の乗り合いタクシーを活用できないか、検討を行っているところであります。市といたしましては、今後も地域の住民と十分に協議を行いながら、その地域の実情に合った移動手段の確保に努めてまいりたいと考えているところでございます。 ◆細井良雄 委員  地域については、今までも支所を通じていろいろ皆さんのほうに要望が上がってきているところがあると思いますので、ぜひ調査等も含めた対応をよろしくお願いしたいと思います。  次に、空き家の対応についてお聞かせ願いたいと思います。私は、12月議会の本委員会におきまして、長岡市の空き家についての質問をさせていただきました。それは、長岡市内の住宅は降雪地域のため、構造上、積雪に耐える丈夫な家屋が多く、それらの住宅が人口減少の中で空き家となっているところが多くあります。まだ十分に使える住宅があります。その活用についてしっかりと若い人たちや子育て世代、Uターン、Iターンの方々に広く割安に供給することが今必要だと考えているからでございます。12月の質問の時点では実態調査を進めているというお話でしたが、その後調査が終わり、それに基づいて長岡市が作成を進めておられました長岡市空家等対策計画の案がまとまって、先般各会派にも説明がございました。長岡市空家等対策計画の案について何点かお聞かせ願うものでございます。  まず、調査からわかってきた長岡市の空き家の実態、それから所有者等の状況について、市はどのように分析し、どのような対応策を検討しているのか、まずお伺いさせていただきたいと思います。 ◎中村 住宅施設課長  今年度、実態調査によりまして、戸建て住宅の空き家でありますけれども、2,143戸の空き家があるということがわかりました。その中で、あわせまして空き家の状態を見ております。中には悪い、非常に悪いというものもあったんですが、特に非常によいとか、またまだいい、使えるというような物件が34%、728件ございました。このことから、まだ3件に1件は少し手を加えれば中古住宅の流通に乗るものがあるということであります。  また、あわせまして、空き家の所有者等にアンケートを送っております。2,143件のうち2,083件であります。回答者が今現在1,134件であります。この中で、回答者の7割が相続者ではなくて、まだ所有者の段階であります。そして、そのまた7割が60歳以上の方でありました。我々は、その物件が相続物件にならないうちに、空き家の対応をお願いするということが急務であるというふうに考えております。また、まだ空き家に家財が残っている方も約600件ございました。家財の片づけ等が非常に所有者の負担になっている、そして放置されている原因ではないかと推測されるところであります。  また、空き家バンクを知らない方というのが実は750件ありました。非常に多い数でありますけれども、2,143件のうちの市外の方、県外の方の割合が実際35%ぐらいありますので、そのことからもまだ空き家バンクを知らない方がたくさんいらっしゃる。ただ、その中の約半分、350名の方がその空き家バンクに対して興味があるというふうにお答えをされています。また、5年以内に売却を希望する方も208件ございました。今後空き家バンクの周知などによりましては、登録件数の増加、流通の促進が見込まれるのではないかと考えております。いずれにしましても、今現在実施しております空き家バンク、そして家財片づけ事業、空き家活用のリフォーム支援などを継続的に行うことが有効ではないかということでありますし、今回の実態調査、そしてアンケート等によりまして、既存の事業の拡充、また新しい施策等の検討を行ってまいりたいと考えております。 ◆細井良雄 委員  私もこの前の案を見させていただきました。その中で、やっぱり注目されたのは、なかなか情報がわからなくて、どうしていいかわからないという人たちが大変多かったというふうに思っています。そして、先ほど申しました3分の1がまだ十分リユースができる建物であると。これは大変財産であるというふうに思います。そういう点では、新築から比べれば、ちょっと手入れするだけでも十分に住める家が構造的にも残っていると。逆に言えば長岡市の財産になる部分でもあるかというふうに考えております。この点で、先般空き家に関し、県内の7団体との協定をして、これは広報関係の協定をするというふうな話を聞いておりますが、これらのことを先ほど言いましたように知らない人がいない、また知らない人に知らせるという動き、この辺から進めてもらうことになるんだと思いますが、その対応について聞かせていただきたいと思います。 ◎中村 住宅施設課長  今ほど委員が言われましたとおり、3月1日に締結しました空家等の適切管理のための広報等に関する協定という協定を結びました。これは先ほど来言っているとおり、要は空き家等の対策計画の取り組みを迅速に行うための準備だと思っていただいて結構です。締結しました団体につきましては、県の司法書士会、県の行政書士、県の土地家屋調査士会、公益社団法人長岡市シルバー人材センター、長岡建築協同組合、長岡構造物解体協同組合、そしてNPO法人すまいるらいふサポートの7団体であります。協定は、今回の実態調査でわかった所有者等に対しまして、市が各団体が行っている窓口または業務の内容を所有者等に周知する、そして各団体が所有者等からの相談や業務の依頼に対しまして迅速に対応していただくような体制を整えていただくということが目的であります。先ほど委員がおっしゃいましたアンケートの中に、150名弱の方がやっぱりどうしていいかわからないというお答えもされています。この協定によりまして、所有者等が安心して相談を受けられる、そして業務を依頼できるという団体を我々が広報するということであります。 ◆細井良雄 委員  大変大切なことだと思いますので、相談の窓口としての役割、それぞれ各団体は住宅に対する専門的な知識を持った団体でございますので、その人たちの力も発揮していただいて、住民たちが情報を得て対応できるようにしていただきたいというふうに思っております。  そこで、次の質問ですが、国が優良中古住宅の認定制度、安心リユース住宅という制度をやるんだということを新聞発表されております。この制度について、長岡市はどのように考えておられるのか、これが長岡市としてどのように使われるのか聞かせていただきたいなと思います。 ◎中村 住宅施設課長  今お話がありました国の安心R住宅という呼び方らしいですけれども、それにつきましては中古住宅を安心して買えるような表示制度であります。既存の住宅のブランド化を目指しているという話であります。これにつきましては、国が優良な中古住宅の取引をふやすとか、若い方たちに対して住宅の購入を促すとかというような目的ということでありますが、内容的にはまだ報道でありますので、詳細は我々のほうに来ておりません。  ただ、今後の中古住宅の促進という意味では、特化したものにはなりますけれども、ある意味先ほどまだ使える住宅がたくさんあるという話をさせていただきましたが、その分では非常に有効になるのではないかなと思っておりますが、いかんせん、これにつきましては、国の今後の制度、そして不動産業界等の動きもありますので、それらを見定めながら、我々も周知を検討してまいりたいと思っております。 ◆細井良雄 委員  最後の質問ですが、空家等対策計画の中で、私どもが注目したのは空き家の予備軍という言い方なんですけれども、将来空き家になってしまう可能性の高い部分が相当見られるということを市のほうでは見ておられて、これに対する対策を空き家になる前からきちっと対応したほうが効果的だということを、私もそのように情報をちゃんと伝えて、空き家になる前にいろんな手だてを本人たちから打ってもらうということは大変重要なことではないかなというふうに思います。この点について、今までこの計画については、コンサルタントに任せないで自分たちでやったんだという話を聞いておりますが、それらの中でもこの問題等についてどのように対応しようとしたのか、また検討していったのか、お聞かせ願いたいと思います。 ◎中村 住宅施設課長  今回の空き家実態調査によって、相続により空き家を所有した方は623件ありました。また、今後親等の死亡によりまして空き家が急増することは明らかであります。先ほど言いました市外の方たちもたくさんいらっしゃるということで、計画にあります単身者、または高齢者だけの世帯につきましては、成年後見制度などいろいろな情報がありますので、それらについて全く知らない方もたくさんいらっしゃいます。我々は、今後町内会等にも入って、そして専門家等を一緒に派遣しながら説明を行っていきたいというふうに考えております。いずれにしましても、じゃあ、高齢者だけに言えばいいのか、いや、その家族にまで言わなきゃいけないのかとか、施設に入っている方にも言わなきゃいけないのかとか、いろいろと我々がアプローチする点が多々あるかと思いますが、それらについては、また先ほど言った専門家団体の皆さんと話をしながら、検討してまいりたいと考えております。 ◆細井良雄 委員  私も小国地域で空き家に住み着いた方の話を聞かせていただきました。制度をなかなか知らないで二、三年前に入ったということで、ああ、そういう制度があれば、もっと利用させていただきたかったという意見も聞いておりますが、入った人は、古い住宅ではありましたけれども、住んでよかったと大変喜んでおられます。そういう点では、角度を変えて古民家とかも含めて、リユースの方向性というのは十分にあるというふうに思いますので、今までの対策をしっかり進めて、長岡で、特にこんなに安いと思わなかったというような人たちもいますので、この利用も含めてしっかりと対応を進めていただきたいというふうに思います。 ○広井晃 委員長  所管事項に関する質問は、この程度にとどめます。    ────────※──────── 1 議案第44号 市道路線の認定、変更及び廃止について ○広井晃 委員長  議案第44号を議題といたします。 〇志賀土木部長 〔議案書及び図面にて説明〕 ○広井晃 委員長  まず、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○広井晃 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○広井晃 委員長  議案第44号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○広井晃 委員長  御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 2 議案第16号 平成28年度長岡市一般会計補正予算  (1) 第1条 歳入歳出予算の補正中当委員会付託分  (2) 第3条 繰越明許費中当委員会付託分  (3) 第4条 債務負担行為中当委員会付託分 ○広井晃 委員長  議案第16号を議題といたします。 〇川津水道局長志賀土木部長安達都市整備部長 〔予算書・説明書にて説明〕 ○広井晃 委員長  まず、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○広井晃 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○広井晃 委員長  議案第16号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○広井晃 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 3 議案第22号 平成28年度長岡市簡易水道事業特別会計補正予算 ○広井晃 委員長  議案第22号を議題といたします。 〇川津水道局長 〔予算書・説明書にて説明〕 ○広井晃 委員長  まず、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○広井晃 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○広井晃 委員長  議案第22号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○広井晃 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 4 議案第1号 平成29年度長岡市一般会計予算 ○広井晃 委員長  議案第1号を議題といたします。    ─────────────────  (1) 第1条 歳入歳出予算中   〔歳出2〜6款〕 〇安達都市整備部長志賀土木部長川津水道局長 〔予算書及び説明書にて説明〕 ○広井晃 委員長  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ─────────────────   〔8款1〜4項〕 〇志賀土木部長安達都市整備部長 〔予算書及び説明書にて説明〕 ○広井晃 委員長  質疑はありませんか。 ◆関貴志 委員  それでは、説明書の309ページの道路パトロール試行業務等委託料ということで、今ほど説明も、議員協議会でもありましたが、新しい取り組みだと思っていますし、川口地域で先行実施ということだと思います。新しい管理の仕方ということで大変私も注目しているし、期待もしているわけなんですけれども、そういうこともあって、もう少し内容を聞かせていただけるとありがたいんですが、お願いします。 ◎大塚 道路管理課長  川口地域において、他の地域に先駆けて市道の維持管理を地域の道路事情に精通している地元建設業者に年間を通じて包括的に業務委託するための試行に係る経費でございます。具体的には、平成29年度は地元建設業者による市道のパトロールを実施いたします。また、翌年度以降に予定している小規模な修繕や除雪業務等を包括的に管理業務委託する、その内容について川口の建設業協会や川口の除雪共同企業体と協議する、そのための経費を計上してございます。 ◆関貴志 委員  わかりました。とりあえず、平成29年度はパトロールまでということで理解をさせていただきました。その後は、修繕、除雪も含めて発展もあり得て、その検討も来年度するということで理解させていただきました。それでよかったですね。 ◎大塚 道路管理課長  そのとおりでございます。 ◆関貴志 委員  もう1つですけれども、331ページの広域基幹道路整備事業費の広域基幹道路効果分析業務委託料ですけれども、議員協議会の資料では広域基幹道路網の検討ということで、実現に向けた方策の検討という説明がなされていたかと思うんですけれども、ここももう少し内容をお聞かせください。
    ◎小山 土木政策調整課長  こちらの委託料については、これまで長岡市が進めてきましたフェニックス大橋、左岸バイパス、長岡北スマートインターチェンジ等が完了してきましたので、これらに続く新たな広域基幹道路網の整備に向け、調査・検討を進めるものでございます。広域基幹道路ということになりますと、具体的な事業は主に国や県の役割になりますが、市としては将来の夢に向かって必要な調査を進めていきたいというふうに考えております。具体的には、国、県、市の関係者から成る勉強会を開催しながら、国や県から事業化してもらうことを目指しまして、必要性、緊急性あるいは道路の機能などについて調査・検討をしていきたいというふうに思っております。 ◆関貴志 委員  それで、今の説明の中で、主には国・県の事業ということであったわけですけれども、長岡市は長岡市で公共施設等総合管理計画があって、その概要版の説明の中では、新規整備は真に必要なものだけにするということで、これはあくまで市の事業に対する計画だったのは理解はしていますけれども、市としてそういう計画を持っている中で、国・県の事業に対して新規ということで、場合によっては要望なり、実際の建設ということに話が進むかどうかというところの調査だと思うんですが、この件に関しては公共施設等総合管理計画の考え方は反映をされないということで理解していいでしょうか。 ◎小山 土木政策調整課長  反映されないという言い方とはちょっと違うような気がするんですけれども、先ほど所管事項に関する質問で例えば一例で言いますと、左岸バイパスの南部延伸の話もありましたけれども、私どもとしては当然これからの時代を見据えながら、地方創生の核となる真に役立つ道路整備については、しっかりとやっていきたいと思っています。ただ、当然それをやる上で、何でもやるという言い方はちょっと適切じゃないかもしれませんけれども、いろいろなところが考えられるのですが、そこの費用対効果だとか、それは将来どうやって地域に役立っていくとか、そういったところをちゃんときちんと細かいところも分析して、しっかり役立つものについては、今後も市も左岸バイパスの南部延伸は取り組んでまいりますし、必要なものについては、国や県に要望して事業化に持っていきたいというふうに考えております。 ◆関貴志 委員  私も一切新規を認めるべきじゃないということではなくて、必要なものはこれからの厳しい時代の中でも整備していく必要はあるとは思ってはいます。済みません、もう1回さらにお聞きしますけど、いわゆる長岡市の事業の場合は、公共施設等総合管理計画がこれから定まって、かなり新規整備は今までよりも厳しく査定していくというか、そういう形になるんだろうと思っているわけですけれども、今予算に上がってきている広域基幹道路整備事業費のところに関しても、これから効果分析はするし、当然非常に高い効果が出れば、整備していくということは私は反対じゃないんですけれども、その過程の中でかなり厳しく効果分析はしていくという分析の仕方になるのかどうかということをお聞かせ願いたいと思います。 ◎小山 土木政策調整課長  おっしゃるとおり、今公共インフラは長岡市だけじゃなくて、長寿命化とか維持管理にシフトしている状況はございますので、そこで新規投資というのはやっぱり相当の必要性をまずきっちり整理する必要があるかと思います。だから、これについては、主に先ほど言ったように国・県の役割になりますが、ただ単純にといいますか、必要だから国や県につくってくださいと言っても、国もなかなかそう簡単に踏み込んでくる状況じゃございません。そこはしっかりと長岡市の道路だけじゃなくて、将来のまちづくりのビジョンあるいは防災面の必要性、あるいは救急病院の搬送の観点からとか、さまざまな地域づくりの視点から総合的に評価しまして、そういった評価の中で真に必要なものはしっかりと要望していくということで、何でもやるということではなくて、そういった分析をした中で、真に必要なものをきっちり整理して、それらについてはちゃんと選択して要望していくということで御理解いただきたいと思っております。 ◆水科三郎 委員  説明書の339ページ、用悪水路整備事業費の中で341ページに書いてあります私設排水路整備事業補助金、これはどういった場合に該当するんですか、この辺ちょっと詳しく説明をお願いします。 ◎谷畑 河川港湾課長  私設排水路整備事業補助金についてお答えします。  この事業につきましては、私設のいわゆる排水路の整備を促進し、生活環境の向上に寄与することを目的として設けてある補助制度でございます。例えば公共の水路ではなくて、私が所有している排水路につきましても水が公の用に供しているような周辺の排水が集まっている水路につきまして、工事費に対する補助率70%の額を補助する制度でございます。 ◆水科三郎 委員  非常に微妙なところがあるんで、今説明を聞いただけではちょっとわかりかねるので、もう少し詳しく説明していただけませんか。 ◎谷畑 河川港湾課長  家屋が連檐しているような区域内の排水が集まっている水路がございます。これは法定外公共物で申し上げますと用悪水路になるわけでございますが、そういったもの以外の住宅が建設されるに伴って、周辺の水を集めているときに設置された排水路が地域に幾つかございます。これは個人が管理している施設でありますので、それに対する排水整備の中で市のほうが補助する制度になっております。   午前11時55分休憩    ─────────────────   午後1時開議 ◆高野正義 委員  済みません、1点だけお聞かせ願いたいと思います。  先ほども少し説明があったかと思うんですが、説明書の301ページの長岡駅前広場大規模修繕事業費が盛ってありますけれども、少し詳しい内容を聞かせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◎大塚 道路管理課長  工事の内容は、その下の表に書いてあるとおりなんでございますが、まず時計移設工事につきましては、現在大手通りから見ると、火焔土器のすぐ後ろ側に時計がございます。しかし、この位置が、あそこにあるシンボルツリーがだいぶ大きくなってまいりまして、駅舎正面から出た駅利用者に対しては幹の陰になってしまう、また駅舎の2階から眺めたときに、あのケヤキの枝ぶりが邪魔になって、よく時計が見えないというふうな御意見がございました。  一方で、大手通り側から見ますと、あそこにせっかく火焔土器のモニュメントがあるのに、モニュメントと時計台と、それから交通管理者が設置している交通標識なんかの雑多な景観を呈していると。もう少しすっきりさせたほうがいいんじゃないかという御意見もいただきました。そこで、その時計台をより駅舎の利用者に見やすい位置に広場内に来年度移設したいと考えております。  もう1つの地下道照明等改修工事でございますが、これは駅正面からバスバースや大手通り側に抜ける大きい地下道のところでございますが、ここの照明がもう築32年にもなりまして、かなり老朽化してきております。全体として何か薄暗い感じがするという御意見をいただきましたので、この際全面改修をしましてLEDにして、今後の維持管理費の軽減にもつなげていきたいと、そういった内容でございます。 ◆細井良雄 委員  2点ほどお聞かせ願いたいと思います。  まず、説明書の291ページのすまいの耐震改修促進事業費でございます。これにつきましては、予算説明の中でも新たな対応を進めているということですが、補助率がよくなったというふうに聞いています。その点、ちょっと詳しくお聞かせ願いたいと思います。 ◎韮沢 都市開発課長  今ほど御質問のすまいの耐震改修促進事業費ということになります。こちらにつきましては、耐震診断と耐震改修、2つの事業がございまして、診断のほうにつきましては、これまでと同様、1万円の自己負担で診断ができるというものでございます。  今回拡充というものにつきましては、改修のほうの事業になります。こちらにつきましては、従来診断された方にいろいろ御意見等、アンケート等でお伺いしたところ、やはり資金不足というのが一番大きい。なかなか踏み切れない理由として資金不足というもの。それから、これを当時現役世代で建てられた方がもうかなりお年を召されてきているということで、自分が高齢化してなかなかそこまで踏み切れないというような御意見が非常に多かったということでした。そういったものを踏まえまして、今回拡充ということを考えております。具体的には、まず経済的支援の強化ということで、これまで助成率を3分の1というふうにしていたものを2分の1の助成率というふうに拡充しております。それとともに、補助額につきましても全体改修の場合については、これまで60万円だったものを30万円増加しまして90万円ということにしております。このほかに新潟県のほうから15万円ほどの加算金がいただけますので、最終的には全体で105万円の助成額ということになりまして、今までよりも30万円増額するということになります。  それから、なかなか全体の改修まで行けないというような方も非常に多くて、そういった場合には命だけは守りたいというようなことで部分的な改修、あるいはもうちょっと自分の使っているベッド、これは耐震ベッドというようなものなんですが、こういったものに変えたりですとか部屋、防災シェルターと、こういったようなものも拡充していくような形で、よりPRしていきたいと。具体的には部分改修につきましてもこれまで30万円の助成といったものを30万円ふやして倍の60万円という形になります。これについても新潟県のほうから10万円の加算金がいただけますので、全体で部分的な改修についても70万円の助成がいただけるといったようなことで、かなり拡充するというような形で今後とも改修のほうを進めてまいりたいというふうに考えています。 ◆細井良雄 委員  こういうせっかくの拡充ですので、しっかり広報して、ちゃんとわかるようにして皆さんに知らせていただきたいと思います。  次の質問でありますが、309ページ、包括的市道管理業務試行事業費が出ています。これについては、新たにことしから道路の管理、調査関係を川口支所の管内でやるというふうに聞いております。地元の事業者から参加してもらってやるというふうな話も聞いています。ちょっと詳しい内容を説明していただきたいと思います。 ◎大塚 道路管理課長  午前中、関貴志委員の御質問にもお答えしましたが、川口地域の道路事情に精通している地元の建設業者にまずお願いしたいということでございます。 ◆細井良雄 委員  そういう意味で、地元の業者からこれから地域の道路の状況とかを道路パトロールというような格好でやっていただくということなんですが、そういうことになりますと、この目的は市のほうとしてはどのようにそういう事業を立ち上げようと考えたのかお聞かせ願いたいと思います。 ◎大塚 道路管理課長  目的は3つほどございます。まず1つは、人口減少や住民の高齢化によって、これまで地域のコミュニティの中で行ってきた道普請だとか草刈り、江ざらい等、こういった道路の維持作業をなかなか継続していくのが不安だという声も聞こえてまいります。そういった不安を包括的民間委託によって補完しながら、将来にわたって適正なレベルの道路機能確保を期待するもの、これがまず1点でございます。  それから、地域の道路事情に精通している地元業者ならではのノウハウを発揮してもらうことで、迅速かつ効率的な市道の維持管理が期待できるものと考えております。これが2つ目。  3つ目でございますが、受託する地元業者にとっても、年間を通して一定の収益が担保されることで、安定した雇用体制の確立と技術の伝承が可能になってくると考えております。また、こうしたことが、いざ災害有事の際には迅速かつ臨機応変な初期対応も可能になるというふうな期待を込めて、この取り組みをするものでございます。 ◆細井良雄 委員  試行事業というふうになっていますが、もしこれがうまく成功した、そういう見込みがつくということになれば、広げていくという考えなんですか、そこら辺お聞かせ願いたいと思います。 ◎大塚 道路管理課長  まず、川口地域の試行によって、この業務の課題等をしっかりと検証して、他地域においても条件が整ったところから拡大はしてまいりたいと考えております。 ◆細井良雄 委員  地域では、建設業界がだんだん細っているところもありますけれども、地元に一番詳しい業界の皆さんがこういう形で建設業協会というふうになっていますので、要するにある1社ということではなくて、協会にお願いするような格好になるんだろうと思うんですけれども、地元の建設業者がいろいろな形で携わって、そこでまた自分たちの知っている知識を出し合いながら、道路管理をどうしたらいいかというふうなことも検討できるという点では大変いい制度ではないかなと私は思っているわけなんですけれども、あと除雪もその業者がやっている面も多いわけですので、またそういう業者がしっかりと地元に残ってもらうことが大変私どもありがたいと思っていますが、その辺の効果をもうちょっと説明していただければなと思っているんですが、どうでしょうか。 ◎大塚 道路管理課長  まさに今委員がおっしゃったように、地域の道路事情、これにやっぱり精通している地域の業者ならではの目線で道路を見ていただくことによって、異常の早期発見にもつながります。そうしたことが異常が拡大しないうちに早目の手当てができて、道路の機能確保と長寿命化にもつながっていく。それから、除雪についても雪の降り方、どこに除雪していいのかということも、これは地元業者ならではのノウハウと知識がございます。そういったことも含めて、年間を通してどのような形で管理業務を委託するか、これ来年度でしっかりと地域の建設業者、建設業協会、それから除雪のほうは既に川口では除雪共同企業体というのをつくっておりますので、そこの構成メンバーとよく話をしていきたいと思います。これは1社に管理委託するわけではなくて、今委員がおっしゃったように、何社かがチームを組んで、このエリアはどこどこにお願いしようか、このエリアはおまえのところ頼むよといったぐあいで、みんなが協働して地域を守っていくという形になればいいなと私は考えております。 ◆細井良雄 委員  今お話しした内容であれば、地元でも歓迎する内容だろうというふうに思います。ぜひ点検をしっかりして、成果を私どもに聞かせていただきながら、いいことであれば、できたら普及していきたいというふうに私どもも考えますので、よろしくお願いします。    ─────────────────   〔8款5・6項〕 〇安達都市整備部長成田中心市街地整備室長志賀土木部長 〔予算書及び説明書にて説明〕 ○広井晃 委員長  質疑はありませんか。 ◆桑原望 委員  私のほうから説明書の357ページの市民手づくり公園支援事業費についてお聞かせください。  こちらのほうというのは、まず1つは市民と行政でどういうふうな役割分担をしているのか、市民の方がどういうことをして、行政のほうがどういうことをするのかという部分と、今後公園を整備していくのはこういった形の形態になるのかお聞かせください。 ◎中川 公園緑地課長  市民手づくり公園支援事業費につきましてお答えしたいと思います。  基本的な考え方ですが、地元の町内会が自分たちの公園をつくろうということで、主に公園予定地とか将来的に公園になるようなところをいろいろ計画を立てながら、地元の方ができることと、それから長岡市ができること、これ2つに分かれると思うんですけれども、そちらのほうをお互い市民協働によってやるような形になります。主として、地元の町内会等ができる仕事になりますと、例えば広場の整地とか、あと花壇をつくったり、樹木を植えたり、それからベンチを手づくりでつくったりという形になります。続きまして、長岡市が町内会ができないようなことをやることになりますが、それは水飲み場が欲しいときとか遊具を設置してほしいという形になりますと、どうしても手続等、あと購入等が必要になりますので、そちらのほうは長岡市のほうでやるような形になります。  続きまして、2つ目の質問になりますけれども、長岡市全部の公園が手づくりでやるというわけではございませんで、今公園予定地というのが長岡市内に71カ所ございます。こういった71カ所の公園予定地を将来的に公園にするに当たって、地元にある公園になりますので、やっぱり愛着を持ってしていただきたいと思いますので、そういう公園予定地とか、まだ未開発のところになりますけれども、そういうところは市民の手でやっていくと。通常の都市計画、あと都市公園になりますと、市のほうでやるような感じの区分になっております。 ◆関貴志 委員  説明書の349ページで公共交通利用環境整備事業費ですが、この中にバス待合所修繕料とあって、補助金はバス待合所設置事業ですけれども、この補助金については、例えば町内会等がバス停を設置するときのいわゆる補助金ということだと思います。今年度までの予算では、バス待ち環境を向上させるということでバス停上屋新設工事費というものが計上されていて、近年、数年にわたってこのバス停上屋新設工事費が上がって、順調に整備を進めてこられたと思うんですけど、平成29年度はこの項目はないのですが、どういう理由によってでしょうか。 ◎田村 交通政策課長  バス停の上屋新設工事につきましては、今後も必要な整備は行っていくというふうに考えております。  ただ、来年度は今年度末の策定を予定しております長岡市地域公共交通網形成計画に続きまして、来年度から公共交通の再編に関する検討を予定しております。この検討の方向性等を勘案しながら、バス停の上屋の整備の考え方とか優先順位を一旦見直すということで考えておりまして、来年度につきましては、その整備を一度見送ったと、そういうところでございます。 ◆関貴志 委員  済みません、確認でもう1回、今上屋の整備は継続するという言葉があったかと思うんですが、ちょっと答弁を全部うまく聞けなかったので、継続の方向性は変わらないと、位置づけなり優先順位が変わってくるという理解でよろしかったでしょうか。 ◎田村 交通政策課長  公共交通としてバスをたくさんの方に利用していただくためには、快適性を高めるということは必要なことと考えておりますので、必要な場所については、今後も整備を継続していくものというふうに考えております。 ◆関貴志 委員  わかりました。今度、30年度の予算からまた多分新しい考え方で出てくるのかなということを期待しておきます。  続いてですけれども、説明書の351ページ、中心市街地整備推進事業費ということで注目すべき事業が幾つかあるんですけれども、先ほど少し説明もありましたが、特に委託料の中の学生のまちなか居住検討業務委託、それから補助金の中でまちなか学生ギャラリー事業ということで、学生に注目した予算が計上されているわけですけれども、長岡市としてはリジュベネーションの計画も策定されたりということで、いわゆる若者にもひとつ注目してこれからいろんな事業を進めていこうということになってもいるわけですけれども、この委託料、補助金の学生というものに関しての事業ですけれども、これはどういう経緯なり考え方でこちらに入ってきたのか、まずお聞かせいただきたいと思います。 ◎相田 まちなか政策担当課長  ただいま御質問のあります学生を対象とした予算についてでありますが、今お話もございましたけれども、平成27年10月に「長岡リジュベネーション〜長岡若返り戦略〜」といったものが策定されております。この中では、若者を地方創生の主役という形で捉えまして、長岡に住み続ける若者、戻ってくる若者、新たに移住してくる若者をしっかり確保いたしまして、人口減少を抑制し、愛着と誇りを持てるふるさと長岡をつくっていくといった基本的な考え方が示されております。こういった考え方をもとにいたしまして、現在長岡市内には3大学1高専、15の専門学校がございまして、約7,000人の学生の方々が在籍しております。こういった大きな潜在価値といいますか、こういった学生の方々のパワーを生かすために、まちなかに学生の居住の場あるいは学生の活動ができるような場を設けて、中心市街地政策の一環として、まちなかに若者を呼び込むような政策を検討する、または実施するといったものでございます。 ◆関貴志 委員  わかりました。中心市街地の活性化でもあるし、リジュベネーションとも関連しているということであろうと理解をさせてもらいました。  次ですけど、この2つの項目の内容を少し聞かせていただきたいと思います。 ◎相田 まちなか政策担当課長  まず初めに、委託料の学生のまちなか居住検討業務委託についてでありますけれども、学生の方々がまちなかに住むための方策を具体的に検討していきたいといったものでございまして、学生のニーズ調査でありますとか、導入していく機能でありますとか、場合によっては民間活力も視野に入れながら、事業化の方策について検討を行う経費であります。  また、2つ目のまちなか学生ギャラリー事業につきましては、フェニックス大手イーストの共有スペース、今第四銀行と震災アーカイブセンターきおくみらいの間にちょうど階段状の吹き抜けの空間があるかと思いますが、そういった場所を活用しながら、学生のサークル活動でありますとか、研究室での成果発表あるいは仲間同士の取り組みなどを幅広く紹介するような学生のギャラリーといったものを設置、検討していきたいと思いまして、ここでの学生の作品の展示でありますとかイベントの活動に対して経費の一部を支援するといったものであります。 ◆細井良雄 委員  それでは、私のほうから1点だけ、説明書の363ページ、住宅リフォーム支援事業費1億28万円の制度内容と予算配分について聞かせていただきたいと思います。  これはもう7年目に入りましたが、ことしから新たに併用住宅もリフォームが可能になってきております。これらを含めて、この予算配分、大体どの程度を見込んで対応したのかお聞かせ願いたいと思います。 ◎中村 住宅施設課長  住宅リフォーム支援事業費につきましては、以前からこの内容につきましてはお話をさせていただいておりますが、市内にある住宅を市内の建築関連業者の施工によりましてリフォームする場合、その経費の一部を補助するものであります。居住する住宅をリフォームする場合につきましては、補助対象工事の20%を補助して上限は10万円であります。本年度、3世代同居ということで、その住宅につきましては上限20万円としております。対象者につきましては、長岡市に住民登録をしている方ということで、また対象住宅につきましては、建築後10年を超えた住宅であります。  また、空き家活用リフォーム補助金につきましては、U・Iターン、移住・定住を目的としております。市外からの移住世帯、高齢者世帯、障害者世帯、子育て世帯、また若者世帯を対象としておりますが、空き家は市内建築関連業者によりましてリフォームする場合について、補助対象の50%、上限50万円としております。いずれにしましても、これらにつきましては4月19日から25日までの1回目の申し込みをしているということで、今広報している状態であります。  予算の内訳につきましては、一般住宅リフォーム支援事業につきましては10万円が670件、店舗併用住宅リフォームは10万円で30件、3世代同居リフォームが20万円で100件、合わせて9,000万円であります。そして、空き家活用リフォーム支援事業につきましては50万円の20件、1,000万円ということであります。一般住宅リフォームの件数につきましては、予算の中で調整するということになっております。 ◆丸山勝総 委員  説明書の351ページの長生橋80周年事業実行委員会負担金ということでありますけれども、負担ですので、どういう形でその周年事業が行われるのか教えていただきたいと思います。 ◎小山 土木政策調整課長  まず、こちらの事業については、ことし長生橋が80周年を迎えるということで、これを機会に市民に愛されている長生橋の今後のあり方、つまり長生橋を次世代にどうやって引き継いでいくかということを産・官・学と市民が一体となって考えるということを目的に記念事業をやっていこうというものでございます。枠組みとしては、道路の管理者である県、市に加えて、商工会議所などの民間団体から成る実行委員会を組織する予定でございまして、予算はそちらの実行委員会に対する負担金でございます。 ◆丸山勝総 委員  長岡のランドマークというか、シンボルで、80年ということでタイミング的にも非常に期待しているところなんですけれども、イメージ的にはいろんなイベントを1回だけやるのか、1年通じて何かいろんな発信をするのか、そういうのは決まっておるんですか。 ◎小山 土木政策調整課長  今、県と市あるいは商工会議所と議論している中では、シンポジウムを2回程度予定しております。1回目の目的とか趣旨は、改めてこれまで市民に愛されている長生橋の評価というか、市民の気持ちを確認するということでございます。そして、そういった中で、今委員がおっしゃったように、いかに長生橋が長岡のシンボルであり、花火とかいろいろな形で非常に役立っていると、地域の資源であるということを再確認した上で、秋口には、じゃあ一番本質的なテーマである、今後それをどうやっていくのかということを議論するということで、シンポジウムを2回予定しております。そのほか、市民の機運を醸成するために、写真コンテストだとか歴史パネル展等を予定しているということで、委員がおっしゃっているように、1年を通じていろいろな仕掛けをしていこうというふうに思っております。 ◆丸山勝総 委員  かなり歴史的にもすばらしい橋だと思いますし、言いかえれば長生き橋とも言われておりますので、ぜひこの機会を通じて日本全国にアピールしていただくことをお願いしたいと思います。    ─────────────────   〔9款〕 〇志賀土木部長 〔予算書及び説明書にて説明〕 ○広井晃 委員長  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ─────────────────   〔歳入〕  (2) 第2条 継続費 〇志賀土木部長安達都市整備部長成田中心市街地整備室長 〔予算書及び説明書にて説明〕 ○広井晃 委員長  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ───────────────── ○広井晃 委員長  それでは、本案に対する意見はありませんか。 ◆丸山勝総 委員  議案第1号平成29年度一般会計予算の当委員会付託分について、市民クラブの意見を申し上げます。  人口減少という大きな課題に直面している今日、加えて合併算定替の段階的縮減による地方交付税が減額見込みとなる大変厳しい財政状況の中で、普通建設事業費、一般会計対前年度比47.5%増で大幅にふやされました。生活に密着した身近な公共事業の推進は、市民の安心・安全がさらに図られるとともに、地元経済の下支えにつながるものであり、大変評価をいたします。  具体的には、表町地区の雨水管補強などのゲリラ豪雨対策、市有消雪パイプの更新などの冬期の車道、歩道の安全確保等は、市民の暮らしの安全につながります。公共交通空白地域でのデマンドタクシー試運転や、山古志、川口地域などのコミュニティバスの運行経費支援は、中山間地域の生活の安心確保につながるものであります。  また、大手通表町東地区(仮称)市街地再開発の推進や長岡北スマートインター周辺環境の整備等のインフラ整備は、交流人口の拡大や雇用に大きく結びつくものであり、大変評価いたします。  今後は、さらに財政が厳しくなり、人口減少も加速いたします。昨日の高見副市長の言葉どおり、限られた財政をどう運用していくかがこれからの課題だというふうに思っております。政策の選択、集中をさらに図っていき、引き続き行財政改革を進め、市民の福祉の増進につなげていただくことを要望し、市民クラブは本予算に賛成いたします。 ◆細井良雄 委員  議案第1号平成29年度一般会計予算案のうち当委員会付託分について、日本共産党議員団の意見を申し上げます。  本予算は、平成28年度補正予算、経済対策分と合わせて、市民生活に密着している生活道路の補修や改良、そして消雪施設の新設、維持補修等に多くの予算を配していることを評価しております。  また、住宅リフォーム事業の継続や併用住宅へも拡大し進めること、空き家リフォームによる活用促進、総合的な空き家対策を進めることは重要であると考えるものであります。また、住宅耐震改修の補助率や助成額の引き上げ、市営住宅へのエレベーター設置推進も評価します。  私たちは、これまで中心市街地再開発事業については、問題点を指摘してまいりました。本年度予算においては、大手通表町東地区の検討予算が計上されております。磯田市長は、北越銀行本店の歴史的建物を有効活用して、工期の短縮や全体経費の削減を目指した新しい手法をとると表明されております。これはこれまでの開発を見直し、再検討にもつながる重要な提起と考えるものであり、その動向を見守りたいと考えるものであります。いずれにしても、過大投資とならないよう、厳しくチェックし、地場産業と商店街の振興、そして多くの市民に役立つものとなるよう、最善を尽くすよう強く求めるものであります。  以上の意見を付して本予算に賛成いたします。 ○広井晃 委員長  議案第1号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○広井晃 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 5 議案第8号 平成29年度長岡市浄化槽整備事業特別会計予算 ○広井晃 委員長  議案第8号を議題といたします。 〇志賀土木部長 〔予算書及び説明書にて説明〕 ○広井晃 委員長  まず、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○広井晃 委員長  それでは、意見はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○広井晃 委員長  議案第8号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○広井晃 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 6 議案第9号 平成29年度長岡市簡易水道事業特別会計予算 ○広井晃 委員長  議案第9号を議題といたします。 〇川津水道局長 〔予算書及び説明書にて説明〕 ○広井晃 委員長  まず、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○広井晃 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○広井晃 委員長  議案第9号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○広井晃 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 7 議案第10号 平成29年度長岡市下水道事業会計予算 ○広井晃 委員長  議案第10号を議題といたします。 〇志賀土木部長 〔予算書及び説明書にて説明〕 ○広井晃 委員長  まず、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○広井晃 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○広井晃 委員長  議案第10号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○広井晃 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 8 議案第11号 平成29年度長岡市水道事業会計予算 ○広井晃 委員長  議案第11号を議題といたします。 〇川津水道局長 〔予算書及び説明書にて説明〕 ○広井晃 委員長  まず、質疑はありませんか。 ◆細井良雄 委員  1点だけ質問させていただきます。  予算の中にもありますが、このたび小国営業所が千谷沢にあったものが小国支所の中に移転するということですが、その経過について詳しくお聞かせいただきたいと思います。 ◎田村 業務課長  現在の水道局小国営業所ですけれども、建築されたのは昭和49年ということで43年が経過しております。もともと耐震建築ではない上に、平成27年度に実施いたしました建物の調査の結果、外壁の剥離が見られるなど老朽化が進んでいるという状況がわかりました。現施設をこのまま改修して使用するといった場合には、相当の経費が今後必要になると見込まれます。そこで、地域を見回したときに、小国支所の中にちょうど今幸い、スペースがございますので、行政サービスの立場からしても市民の皆さんにワンストップサービスが提供できるということ、それから防災の観点から支所の地域振興課とあわせて非常時の連携が図れるということから、今回そちらの支所のほうの空きスペースのほうに移転する運びになったということでございます。 ◆細井良雄 委員  それに伴いまして、車庫の新設も考えられているようですが、今の支所の車庫では間に合わないという状況なんでしょうか。 ◎田村 業務課長  移転に当たりまして、支所の担当とも調整をしたところなんですけれども、現在の支所の車庫の中では、水道局ではやはり3台確保しておきたいということで調整したんですけれども、空きスペースがとれないということで、今回新たに法坂の支所の敷地内の北側のほうに常に除雪もやっておるという、道路に面したところに3台分の車庫を確保するということになった次第でございます。 ○広井晃 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○広井晃 委員長  議案第11号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○広井晃 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── ○広井晃 委員長  これにて散会いたします。   午後2時38分散会    ────────※────────...