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平成24年 2月 8日まちづくり対策特別委員会−02月08日-01号

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  1. 長岡市議会 2012-02-08
    平成24年 2月 8日まちづくり対策特別委員会−02月08日-01号


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    平成24年 2月 8日まちづくり対策特別委員会−02月08日-01号平成24年 2月 8日まちづくり対策特別委員会 平成24年2月8日(水)午前10時開議           ────────※──────── 〇出席委員(10人)        永 井 亮 一 君     長谷川 一 作 君        藤 井 盛 光 君     木 島 祥 司 君        丸 山 広 司 君     鈴 木 正 一 君        桑 原   望 君     藤 井 達 徳 君        加 藤 一 康 君     五 井 文 雄 君           ────────※──────── 〇委員外議員で出席した者        高 見 美 加 君     浮 部 文 雄 君        広 井   晃 君     山 田 省 吾 君        佐 藤 伸 広 君     関   充 夫 君        杵 渕 俊 久 君     細 井 良 雄 君        中 村 耕 一 君     加 藤 尚 登 君        水 科 三 郎 君     松 井 一 男 君        大 平 美惠子 君     諸 橋 虎 雄 君        丸 山 勝 総 君     西 澤 信 勝 君
           杉 本 輝 榮 君     古川原 直 人 君        関   正 史 君     高 野 正 義 君        関   貴 志 君     山 田 保一郎 君        大 地 正 幸 君     小坂井 和 夫 君        矢 野 一 夫 君        酒井議長           ────────※──────── 〇説明のため出席した者        森市長           大野副市長        山崎副市長         磯田地域政策監地域振興戦略部長        笠原政策監市長政策室長  高橋総務部長        佐藤シティホール整備室長  山崎市民交流推進室長        阿部財務部長        金子危機管理監        河村市民協働部長      品田商工部長        本多都市整備部長      中野土木部長        田口市長政策室次長     渡邉政策企画課長        安達行政管理課長      腮尾市民窓口サービス課長        山田庶務課長        茨木シティホール整備室次長        星市民交流推進室次長    込山用地管財課長        川上危機管理防災本部特命主幹河内地域振興戦略部特命主幹        郷地域振興戦略部特命主幹  近藤市民活動推進課長        鈴木生涯学習文化課長    鈴木商業振興課長        田辺工業振興課長      柳鳥企業誘致課長        小玉都市計画課長      川津まちなか整備課長        安達交通政策課長      本臼都市開発課長        伊津公園緑地課長      志賀土木政策調整課長        細山道路管理課長      原田道路建設課長        小山河川港湾課長      渡部下水道課長        高橋地域建設課長      児玉観光課長補佐        加藤教育長         矢沢子育て支援部長        佐藤子ども家庭課長        田辺中之島支所長      竹内越路支所長        佐藤三島支所長       諏訪山古志支所長        広田小国支所長       小黒和島支所長        長谷川寺泊支所長      諸橋栃尾支所長        穂刈与板支所長       長谷川川口支所長           ────────※──────── 〇職務のため出席した事務局職員        森山事務局長        棚橋課長        長谷川課長補佐       五井議事係長        長谷川主任           ────────※──────── ○永井亮一 委員長  これより会議を開きます。           ────────※──────── ○永井亮一 委員長  なお、報道関係者から写真撮影の申し出がありましたため、委員会傍聴規則に基づいて委員長においてこれを許可いたしましたので、御了承願います。           ────────※──────── ○永井亮一 委員長  まず初めに、委員の皆様にお願い申し上げます。  先日お伝えいたしましたとおり、当委員会におきましては委員同士の積極的かつ活発な意見交換を図っていただきたいと願っております。本日は議題が2件ありますけれども、それぞれ論点もお示ししてありますので、それを中心に皆様方からの活発な議論、意見交換をぜひお願いいたします。           ────────※────────   1 中心市街地ソフト事業について ○永井亮一 委員長  本件を議題とします。 (山崎市民交流室長笠原政策監市長政策室長) 〔資料にて説明〕 ○永井亮一 委員長  本件についてはアオーレ長岡オープンを契機とした新たなまちなか活性化取り組みが論点となっております。具体的には各種団体イベントや活動の連携方策、また中心市街地既存施設や商店街の周遊促進策が重要な部分であると思いますので、特にこれらを中心に意見交換をお願いしたいと思います。  まず、(1)、シティホールプラザ「アオーレ長岡」における市民協働取り組みについて、委員の皆さんに意見交換の口火を切っていただきたいと思うんでありますが、いかがでしょうか。 ◆木島祥司 委員  まず、1ページの情報の収集・発信についてなんですが、今九州の佐賀県ではフェイスブックでホームページを立ち上げているところがあるんですけれども、そういった取り組みなんていうのをされる予定があるのかどうか、ちょっとお伺いしたいです。 ◎近藤 市民活動推進課長  申しわけありません。まだ具体的にフェイスブック等を利用するというところまでは検討していないんですけれども、委員のおっしゃるとおりそれらについてもこれからぜひ検討していきたいと考えております。 ○永井亮一 委員長  このことについて、委員の皆さんはどうでしょうか。 ◆藤井盛光 委員  今木島委員がおっしゃったように、あらゆる媒体を使って情報を発信していくというのは、これはもう基本だと私は認識しておりますので、全く同感です。 ○永井亮一 委員長  ほかの委員の皆さん、このことについては全く同じということでよろしいでしょうか。   〔発言する者なし〕 ○永井亮一 委員長  この件について、執行部にはより積極的な検討を願いたいと思います。 ◆桑原望 委員  今ほどアオーレ長岡のオープニングに合わせていろんな団体がいろんなイベントを企画しているということを御説明いただきました。アオーレ長岡オープンしていろんなイベントがいろんな団体によって行われるということになるだろうと思っていますし、うまくいくだろうと思っております。ただ、やはり1年間だけのものではなくて、これから長い年月をかけて活動をやっていくことで ─ 最近まちづくりでよく言われているのがイベントではなくて日常ということです。日常をどう高めていくかが非常に課題になると思っています。その中で、幾つか心配なのが先ほど言ったみたいに例えば1年間はいいけれども、2年後、3年後、5年後、10年後、こういったように活動が行われるのかどうなのかというところを特に心配しています。1年目は、市民提案イベントの公募ということで、お金が出るということでやろうというような団体も多いと思うんですけれども、最近こういったNPOなどへの助成について、助成する側のやり方として、補てんではなくて投資ということがよく言われています。お金がないから下さいという団体に対してお金を出すのではなくて、今これだけのお金をいただければ、2年後、3年後は自分たちでやっていけるようになるということで、要は持続可能な活動につながるというようなことでございます。この市民提案イベントの公募の条件だとか、どういうふうに選ばれたとかまでは私はちょっと存じ上げていないんですけれども、そういった観点でこの市民提案イベントの公募とか、実施もしていただきたいですし、1年間ではなくて、何年か未来に続く持続可能な活動につながるような形でいろんなことを行っていただきたいと思うんです。ちょっと済みません、抽象的な質問で恐縮ですが、それに対して委員各位とまた理事者側の御意見をお聞きしたいと思います。 ◎星 市民交流推進室次長  市民公募の事業についてお答えいたします。  今回公募させていただいた事業なんですが、各市民団体とも十分ヒアリングを重ねながら制度をつくってまいりまして、できるだけ事業費の費目等の使用制限がないものを目指しておりました。実際にそのような制度になりまして、おかげさまで多数の応募があったという状況です。2年目以降については、1年目のこれが呼び水となりまして、各市民団体が単独あるいは単独よりもいろいろな団体と連携したり、交流するようなイベントイベントというか、日常的な活動も含めたもの、これらをアオーレのナカドマあるいは各ホールを中心に展開していってほしいということで、私どもも積極的に支援したいというふうに考えております。 ○永井亮一 委員長  今ほど桑原委員のほうから助成から補てん、そして補てんから投資で持続可能な事業をやってほしいと。また、そういう観点から選んでほしいということで、今ほど市民交流推進室次長のほうからも説明があったわけですが、このことについて委員の皆さんはどのようにお考えでしょうか。 ◆鈴木正一 委員  全くそのとおりで、ぜひそういうふうな方向に持っていきたいと私からもお願いいたします。 ◆藤井盛光 委員  私の考えを述べさせていただきますと、あくまでもこれはボランティアということですので、持続可能なことをやる事業だと気張ってきますと、戦略ですとか、さまざまな面でよくよく考えてやらなきゃいけなくなるわけです。そうすると、果たしてそこまでの労力ですとか、時間ですとかを割いてまで参入してくる人がふえるのかなという懸念もありますので、そういうボランティアというもののあり方と、それを事業として展開していくということは慎重に考えていく必要があるのかなとも思います。 ○永井亮一 委員長  藤井盛光委員、ちょっとお聞きしますけれども、そうしますと持続可能にするためには、労力と時間がかかり過ぎるので、やはり補てんが前提と、こういうことでしょうか。 ◆藤井盛光 委員  そういうことよりは、ボランティアというのはあくまでも入り口というか、敷居が低いということが私は大事だと思うんです。そこにいろいろなアイデアを実現できる可能性があって、それがうまくいかないこともあれば、もしかしたら伸びることもあるわけです。それを初めに参入する障壁というか、長期的にうまくいくかということを前提にすると、逆に敷居が高くなってしまうのかなということです。 ◆丸山広司 委員  持続可能なイベントを打ち出していくというのは、助成をすればそれだけそういうものが集まるのかという点においては、確かに藤井盛光委員の言うことも一理あるかなという気がしますけれども、そういう意味ではいろんな形で門戸を開いた、そういう点で公募をかけたらどうかなというふうには思います。それとはちょっと違うかもしれませんけれども、この今後のスケジュール案ですが、いろんな採択事業があるんですけれども、これらを確実に、単独でやるということではなくて、いろんな催事とコラボしながらどういう形にしたら集客といいますか、一番人を呼び寄せる企画になるのかというようなこともこれから大事なことじゃないかなと。単にイベントをそれぞれ単独で打ち出すんではなくて、いろんなイベントを絡ませながら、よりにぎやかに創出していくというような方策も必要ではないかなというふうに思います。 ○永井亮一 委員長  それでは、(2)、中心市街地公共施設の概要及び実施事業について、意見交換をお願いします。 ◆藤井達徳 委員  アオーレ長岡オープンを契機とした新たなまちなか活性化取り組みということで、アオーレをはじめ、中心市街地に7つの公共施設が誕生しまして、全国にも情報発信し得るようなすばらしい施設がオープンしたわけでございます。こういった施設や、また中心商店街といったものもあるわけでございまして、こうしたものを生かしてどう交流人口の増加を図っていくか、そこがまちなか活性化取り組みの1つのポイントかなという感じを持っております。そこで、例えばこういった代表的な公共施設や、それから商店街あるいは少し足を伸ばしますと、今映画でも注目を集めております山本五十六記念館あるいは河井継之助記念館、こういった施設もあるわけでございます。そこで、施設への周遊性といいますか、回遊性を高めるために、例えば市民向けスタンプラリーというようなものを企画していってはどうかなという考えを持っております。実は、昨年の節電の取り組みの中で、市の公共施設を無料で開放しまして、この機会に行ったことのない施設へ行ってみようという市民の方もいらっしゃったようなんですが、その際にスタンプラリーみたいな形であるとまた一段とそういった動きが加速されたのかななんていう印象を持っていたものですから、アオーレオープンを機に、ぜひこういった取り組みもいかがかなと、こんなふうに思っております。  それともう1つは、商店街の活性化ということで、全国の課題のひとつにもなっているわけですが、その中で例えば1点100円イベントといいますか、セールというような形で、その商店街で独自に企画して客を呼び込むと、こういう取り組みをしている商店街もあるようでございます。こうした商店街独自の努力ということも加えながら、ぜひこのまちなかに人を呼び込む、こういった魅力あるまちづくり、そして回遊性の取り組み、こうした中でぜひこの機に活性化を図っていってはどうかなと、こんな考えを持っております。  そこで、理事者のほうでこういった周遊を促すような取り組みのお考えが現時点で何かおありなのかどうか、まずこの辺をちょっとお聞きできればと思います。 ◎渡邉 政策企画課長  今ほど御意見のございましたスタンプラリー、特に回遊性の問題というのは非常に大事だと思っております。特にアオーレを起爆剤としてこの7つの公共施設、そして商店街、いろんなところにお客さんから回っていただくということを私どももちゃんと検討していかなきゃならないと思っておりまして、その中で御提案のありましたスタンプラリーにつきましても、検討をしていきたいなというふうには考えております。いずれにしましても、アオーレに来た客を ─ 政策観光というものにも取り組んでおりますので、アオーレには視察者が大変多く来ると思います。その視察者を商店街のほうに回遊させたり、公共施設のほうに回遊させたり、そういった仕組みを検討していきたいなというふうに考えております。 ◎児玉 観光課長補佐  昨年になりますけれども、6月18日から半年間、まちなか偉人館めぐり、これはまちなかの観光の周遊性を高めるということで山本五十六記念館、河井継之助記念館、そして如是蔵博物館等々を回るスタンプラリーをやりまして、有料のところであれば2館目から若干の料金の割引があるというようなことをやっております。また、24年度も同様な時期に委員御提案のとおりにやって周遊性を高めてアオーレ長岡を中心として、また多くのお客さんから回っていただけるような形を取り組んでいきたいと思います。 ◎河村 市民協働部長  1つ具体的なお話をさせていただきますと、まちなかキャンパスというのは、学びと交流の施設です。ですけれども、よく考えてみますと、学ぶということと食べるということと飲むということは、大変つながりがあると。そういうふうなことで、まちなかキャンパスの講座に出席しますと、学生証が渡されます。その学生証をお店に提示しますと、例えばあるお店では生ビールが1杯サービスになったり、あるいは料金が割引になったりというような形で、それぞれいろんな機能を持った施設がみんなつながる可能性があると思っています。ちなみに今ほどのまちなかキャンパスとの協力店は今周辺で90店舗ほどになっております。そういった取り組みも大いにやっていくべきではないかというふうに思っております。 ◆藤井達徳 委員  今ほど御答弁がありましたような取り組みも既にされているわけですけど、さらにまた充実を図っていただきたいと思いますし、あともう1つ提案といいますか、ちょっと取り組みとしてどうかなと思っているのが、カーネーションプラザでございます。私も中心市街地イベントがあったときだけですけど、たまに立ち寄らせていただいて、買い物もさせていただいているんですが、やはりこの地域の特産品なんかもあって、特に先ほどこれからの政策観光というお話もございましたけど、全国からの行政視察なんかもあるのかなというふうに思います。その際回遊性という中にこのカーネーションプラザもぜひ加えていただいて、例えば視察の帰りには必ずここへバスをとめるとか、そういう中でぜひここを利用していただいて、また地域の特産品やそういったものも知っていただくという形の中で、長岡の魅力を発信していっていただきたいなと、こんなふうにも考えておりますので、ぜひ御検討いただきたいというふうに思っております。 ◎鈴木 商業振興課長  今ほどカーネーションプラザのお話がございましたが、当初は取り扱いの品目が合併地域を中心に97品目でございましたけれども、今現在ですと、冷凍庫等を入れた関係で295品目を扱っております。最近ですと寺泊の菜種油とか、そういう地場産品も入れておりますので、ぜひとも皆さんから使っていただきたいというものと、あわせて長岡藩のときの十分杯、これも今ここで扱っておりまして、大変いい売り上げということなので、そういうことで今後も積極的にPRをしていきたいというふうに思っております。 ○永井亮一 委員長  今ほど藤井達徳委員のほうからあったスタンプラリーのことについては執行部のほうでも既にいろいろ考えているし、また24年度も取り組むということと、それからカーネーションプラザについても、より積極的な品目の増を図っているという話があったわけですが、このことについて委員の皆さんの意見交換として賛同あるいはさらにこういった工夫というようなことをお願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◆丸山広司 委員  確かに今の藤井達徳委員スタンプラリーも非常にいいアイデアだなというふうに思うわけですけれども、前に東京の両国に行ったときに、単なる史跡めぐりだけではなくて、いわゆる偉人といいますか、そういう人物の生誕の地というので、案内サインみたいないわゆる高札が掲げてあって、そういうマップみたいなものがありまして、やはりそういうところを周遊するのもそのまちを知る意味では非常に大きなものがあるのかな。そして、その中で隣に何かお店があればちょっと立ち寄ってみたりとか、そういうこともあり得るわけです。長岡市の歴史でも史跡は結構たくさんありますし、また多くの偉人も輩出しているわけですので、そういう生誕の地であるとかをまたぜひ調べていただいて、そういうところもめぐり歩きができるような、回遊できるような、そういう施策もいいのかなというふうに思っております。 ○永井亮一 委員長  先ほど河村市民協働部長のほうからまちなかキャンパスの学生証があるとビールのサービスあるいは料金の割引というような話がありました。これはかつて京都大学の学生に対して京都市内のバーや飲み屋ですべてが1割サービスあるいは1品サービス、あるいは工学部の学生だと中小企業のおやじさんがごちそうすると、こういうことが現実にあったので、京都では先端技術が今も栄えているということを聞いたことはあるわけですが、このことについては先ほど市民協働部長が言われたように今90店舗ほどの賛同があるということですが、委員の皆さんはどんなふうにお考えでしょうか。 ◆加藤一康 委員  まちづくりというのは平仮名で5文字ですけれども、この中には例えば防犯的なまちづくりだとか、若い人たちが集うまちづくりだとか、教育のまちづくりだとか、歴史のまちづくりだとか、まちづくりと一言で言ってもやっぱり非常に範囲が広いもんだというふうに自分では思っています。ですから、この中で何を切り口にしていくかということを考えたときに、今言葉じりをつかまえて批判するつもりもありませんけれども、例えば昨年の夏の節電対策での公共施設の無料化は非常に喜ばれたという一方で、施設が喜ばれたのか、無料化が喜ばれたのかということに立ち返りますと、施設のあり方そのものもやっぱりどっかで見直していかなくちゃいけないんじゃないかなということも考えています。  今学生証の提示で割引ということになったときに、学生証を提示できない人にとっての魅力というのを各店舗の皆さん方なり、中心商店街皆さん方はどのようにこれからお考えになっていくのかなということ。それで、市長が常々いろんなところでおっしゃっている中身をずっと聞いておりましたけれども、アオーレ長岡中心市街地の活性化のためにつくるんじゃないんですということが大前提にあったわけです。このことは、私も最初に聞いたときにはえっと思いましたけれども、実際今までのまちづくりを見てみますと、その言葉の意味がやっとわかってきました。というのは、アオーレを訪れる人たちをどう周遊させるかというのは、行政の1つの大きな課題でもあるんでしょうけれども、一方でやはり中心商店街の各店舗の皆さんが魅力ある店舗づくりをしていかないといけないということ。その切り口をどの分野がどこまで精度を高めていくかという議論が、例えば商工会議所なのか、あるいは各商店街で行われるのか。そういったことの精度がアオーレ長岡に引っ張られて高まっていくのであればいいですけれども、アオーレ長岡ができた、さあ、来いといったって、旧態依然として変わらない商店街のままではいけないんじゃないかということで、商工部が所管になるんでしょうか、それともまちなか整備課が中心的な役割を果たすんでしょうか、そこはちょっと疑問なところですけれども、そういった切り口で委員の皆様方がどういうふうにお考えなのか。  あとは、先ほどカーネーションプラザの話もありました。品目をふやしたという内向きだけの発言なのかなとも思います。先ほどの話にちょっと戻るかもしれませんけれども、来る人の身になってのアプローチ、情報発信というものが果たして連携がとれているのかなということがこれから一番大事になってくるんだと思います。自分たちもいろんなところへ視察に行こうとすると、例えば中心市街地の主な公共施設の中でアオーレを見に行こうといえば、やっぱりアオーレができた経過ですとか、アオーレの周りには何があるんだということを事前に調べていくと思うんです。その情報が外に向けてちゃんと発信できているかというところが、今の中では少し足りないんじゃないかと私は思っています。そういったことを議論していくんであれば、訪れる前のアプローチの精度ももっと上がってくるというふうには思います。これらは非常に難しい問題でございますけれども、質問なんてする必要もないんでしょうけれども、自分の意見として、考えとして ─ やっぱりまちづくりということで横断的にいろんな施設があるというのは、この資料1の前段のほうで説明いただきましたけれども、それがどうやって連携をとっていくのかというところにぜひ今後とも注目していきたいですし、今申し上げたようにあまり割引とか、無料化というところに走っていくと、施設そのものの魅力度というものが横に置かれちゃう。横に置かれてはいけないというふうに思いますし、商店の魅力あるいは個店の魅力というものは、割り引きしたから行くんだということの概念から、やっぱり1つ1つの商品の魅力をアップさせる、リピーターを多く呼び寄せるような商品開発あるいはそういった取り組みというものをぜひ期待したいなというふうに思っていますけれども。 ○永井亮一 委員長  非常に重いテーマというか、深い議論があったわけですが、このことについて執行部のほうで何か意見はありますか。 ◎森 市長  今の加藤一康委員の御発言の中で、アオーレの目的にも触れられましたけれども、全くおっしゃるとおりで、ただ私が中心市街地の活性化というのは大変重要な課題だと思っているということは御理解いただいていると思います。おっしゃるように、行政の力だけではやっぱり限界があるということをみんなに認識していただかなきゃいかんという意味で言っているわけです。行政が全部をやればそれで活性化するというふうに思ってしまったら途端に活性化しなくなるという意味で私は申し上げているわけですが、その中で考えますと、商店街の皆さんだけの頑張りで活性化するわけではない。つまり多くの市民が中心市街地に関心を持って、そこで楽しく笑顔で学んだり、食べたり、イベントをしたりする中で、いろんな市民の方の意見が出てきて、その中で自然に発酵していくというか、いろんな仕組みができていくというのが望ましいんじゃないかというのが私の一番の思いなんです。ですから、とにかく大勢の人が中心市街地に関心を持って、そこで集まって、そこから何か生まれてくるということ、そのことを行政はまだ芽のうちにしっかりとつかまえて、育てていくということが大事じゃないかなと思っています。  ですから、ちょっと難しい話になりましたが、わかりやすく言うと、先ほどの割引も行政が中心市街地の活性化のために仕掛けたとすると意味がないと私は思うんです。そうじゃないんです。あれは、まちなかキャンパスを運営している皆さんがまちなかキャンパスの魅力をアップしたいと、ここに大勢来てもらいたいと。来たときにそこで勉強して帰るんじゃなくて、終わった後に必ず来た人たちに交流してほしいという強い思いがあって、その割引制度を始めたんだろうと思うんです。そういうものはすごく価値があると思うんです。今そういう大勢の市民の創意工夫のようなものが自然に出てくるような体制ができつつあるんじゃないかなという気がしていて、私はそこに非常に大きな期待をかけております。きょういろんな意見をいただいたんで、私は大変刺激になりましたから、私自身もまたいろいろ考えますけれども、それはあくまで施設を使ったり、集まったりする人が楽しく過ごせるということがやっぱり前提にあるんだろうなということが、加藤一康委員へのお答えになったかどうかわかりませんが、そんな感じでおります。いろんなアイデアが出てきて、いろんなことをやってみる中で育っていくもの、残っていくものがあるんじゃないかと。そして、それがまた合併地域の中心部にも波及していくというようなことになれば最高だなという思いで今私はいるということだけ申し上げておきたいと思います。 ○永井亮一 委員長  今市長のほうから総括的にお話をいただいたわけでありますけれども、市長が言っておられますように、文字どおり中心市街地の活性化と同時に新しい文化を芽生えさせると、その芽生えが出てきているというような総括で、4月1日以降それがより前に進むことを願っています。  本件は、この程度にとどめます。           ────────※────────   2 支所地域のまちづくりについて ○永井亮一 委員長  本件を議題とします。 (本多都市整備部長) 〔資料にて説明〕 ○永井亮一 委員長  まず、委員のほうで質疑等がありましたらお聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◆藤井達徳 委員  じゃあ、1点だけ。資料2−3になりますけど、和島地域への増便の社会実験のところで、利用実態が出ていますけど、142便の運行で、延べ184人の利用だったということで、これだけを見るとちょっと少ないのかなという気がしていまして、12月に住民アンケートをとられたということなんですけど、この運行状況、利用状況を見ますと、やっぱり何らかのミスマッチ等があったのかなと、そういう気がしておりますが、このアンケートの中から見えてきた社会実験での運行の課題、こういったものを現状でどのように把握をされていらっしゃるのか。もし現時点でわかっているところがありましたら教えていただきたいと思います。 ◎安達 交通政策課長  12月にとりましたアンケートの結果については、今ちょっと分析中でございますが、状況としましては、家族の送迎の負担が減ったとか、中心市街地の滞在時間がふえたというような御意見をいただいているところでございますが、実際のところ約6割の方から引き続き運行を継続してほしいといった意見もございます。一方で、そのうちの6割の方がやはりあったほうがいいけど、自分は実際には利用できないというような話もありました。また、朝の運行の便でございますが、こちらのほうは、例えば長岡駅で乗りかえて高校へ行くという方もおられまして、その時間だとちょっと間に合わないといったことも判明しましたので、そういったことも考慮しながら今後検討していきたいというふうに考えております。 ◆鈴木正一 委員  私からちょっとお願いになるかもしれませんけれども、先ほど来長岡のまちづくりの話、シティホールの話がありましたけれども、私が子どものころは栃尾鉄道で長岡に来て、長岡駅から出るともう本当にすばらしい中心市街地で、行ってきたことを自慢したいぐらいなまちでした。ですから、それをまたよみがえらせる、また戻す、シティホールをつくってやる。私は周辺の地域は本当に望んでいることだと思います。ましてやその周りにすぐ公共施設があるんで、行ってみたいというお年寄りとか、そういう人たちがたくさんいるんです。ですから、これから今の話に入りますけれども、地域の交通弱者と言われる人たちの交通の確保というのをこれから本当に真剣に考えていっていただきたいと。ましてや栃尾地域でありますけれども、限界集落という路線バスが行かないところが本当に何集落もあります。そういう人たちだって、今回特区に指定されましたけれども、やっぱり特区でだれしもが安心して暮らし続ける地域ということがもう前提にありますので、それをこれから本当に真剣に皆さんと一緒になって私たちも考える、地域の人たちも考える。ですから本当にそういう人たちのことを考えてこれから進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◎本多 都市整備部長  今の鈴木委員の御質問の内容について一部お答えしますが、資料2−3の8ページをごらんいただきたいと思いますが、そこに地域別の長岡市内を運行する路線バスへの補助ということで、真ん中の表を見ていただきますと、もちろん長岡地域が補助の額も一番多いわけですけれども、その次に栃尾地域が6,200万円になっております。この中の青い部分と赤い部分を見ていただきますと、栃尾地域内を回る地域内路線バスがまだ何路線かございます。この運行が途絶えないように今補助をして支えているという状況がございますし、他の地域におきましても、川口地域、それから寺泊地域の一部になりますが、地域内で運行するバスの確保については、これからも努めてまいりたいというふうに考えております。 ◎山崎 副市長  バス路線の維持というのはなかなか難しいものと思っています。いわゆる中心市街地と各地域の中心部を結ぶ路線、それと各地域の中心部とまたそれぞれ他の地域を結ぶ路線、この2つの問題があるというふうに思っております。これをくっつけていかないと、なかなかまちのほうに出てこられないという実態があるわけです。栃尾については長年ずっと地域内でその交通に御苦労されているということはよく存じております。その辺を何とか維持できるような形に持っていきたいというのが1点です。
     それと、最初にお褒めの言葉をいただいて、長岡の魅力を大いに言っていただいたわけです。せっかくつくったものでございます。できるだけ多くの市民の人に見てもらい、実感してもらえるような形を何とか進めていきたいなというふうに思っております。 ○永井亮一 委員長  論点として出しておりました広域幹線道路網あるいは公共交通地域資源を生かしたまちづくりについて意見交換をお願いしたいと思うんですが、委員の方々いかがでしょうか。   〔発言する者なし〕 ○永井亮一 委員長  執行部から説明のあった道路網の整備について、特に御意見はございませんですか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○永井亮一 委員長  本件はこの程度にとどめます。           ────────※──────── ○永井亮一 委員長  これにて散会いたします。     午前11時01分散会           ────────※────────...