笠 井 則 雄 君
高 野 正 義 君
関 貴 志 君
酒 井 正 春 君
竹 島 良 子 君
家 老 洋 君
勢 能 節 朗 君
石 橋 幸 男 君
五 井 文 雄 君
加 藤 一 康 君
山 田 保一郎 君
池 田 新 一 君
五十嵐 清 光 君
大 地 正 幸 君
小 山 忠 君
近 藤 唯 一 君
小 熊 正 志 君
恩 田 正 夫 君
伊 部 昌 一 君
大 野 肇 君
小坂井 和 夫 君
矢 野 一 夫 君
田 中 誠一郎 君
櫻 井 守 君
細 山 隆 朋 君
土 田 九二男 君
小 林 善 雄 君
斎 藤 博 君
横 山 益 郎 君
小 林 成 治 君
佐 藤 秀 雄 君
早 川 甚 松 君
──────── ※ ────────
〇説明のため出席した者
市長 森 民 夫 君
助役 金 泉 保 君
収入役 亀 倉 弘 義 君
市長公室長 二 澤 和 夫 君
企画部長 間 島 健 一 君
財務部長 田 中 昇 治 君
福祉保健部長 笠 輪 春 彦 君
環境部長 五十嵐 賢 典 君
商工部長 小野澤 豊 君
農林部長 竹 日 純 一 君
都市整備部長 会 田 洋 君
土木部長 河 田 猛 君
水道局長 長 部 宏 芳 君
消防長 水 科 三 郎 君
教育長 大 西 厚 生 君
──────── ※ ────────
〇職務のため出席した
事務局職員
事務局長 佐 藤 浩 夫 君
次長 布 川 猛 君
次長補佐 美 濃 輝 男 君
庶務係長 笠 原 敏 和 君
──────── ※ ────────
午後1時開議
○議長(櫻井守君) これより平成12年
長岡市議会3月定例会を開会いたします。
──────── ※ ────────
○議長(櫻井守君) 直ちに本日の会議を開きます。
──────── ※ ────────
○議長(櫻井守君) 最初に、諸般の報告をいたします。
内容については、お手元に配付した報告書のとおりであります。
──────── ※ ────────
○議長(櫻井守君) なお、
報道関係者から写真撮影の申し出がありましたため、傍聴規則に基づいて議長においてこれを許可いたしましたので、御了承願います。
──────── ※ ────────
△日程第1
会議録署名議員の指名について
○議長(櫻井守君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において
土田九二男議員及び
小林善雄議員を指名いたします。
──────── ※ ────────
△日程第2 会期の決定について
○議長(櫻井守君) 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から3月27日までの21日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(櫻井守君) 御異議なしと認めます。よって、会期は21日間と決しました。
──────── ※ ────────
△日程第3
市政執行方針について
○議長(櫻井守君) 日程第3、
市政執行方針について、市長の説明を求めます。森市長。
〔
市長森民夫君登壇〕
◎市長(森民夫君) 本日、平成12年度予算及び関係議案を提出するに当たり、新年度における市政執行の基本方針について所信の一端を申し上げます。
新しい世紀を目前に控え、時代はいよいよ本格的な地方分権の時代を迎えます。これからは、地域のことは「自ら考え、自ら行動する」ことが基本となり、地域の特性を生かした施策の展開が強く求められております。
長岡市におきましても、新たな時代を迎えるに当たり、このことを強く念頭に置き、市政執行の基本姿勢を「情報公開による市民に開かれた市政、すべての人が自分らしく暮らせるまち、大勢の人が訪れる魅力ある
まちづくりを推進する。」とし、その実現に向けて各施策に積極的に取り組んでまいります。
平成12年度は、そのための「市政改革の第1歩」を踏み出す節目の年と位置づけております。
予算編成に当たっては、市税などの自主財源が大幅に落ち込むなど厳しい財政状況の中でありますが、限られた財源の重点的かつ効果的な配分を行い、「改革への
基礎づくり」を目指した予算といたしました。
予算編成に当たっての基本方針の第1は、情報公開、市民参加の一層の推進など、選挙公約の実現であります。新年度予算は、私にとって初めての
予算編成であり、新規施策をつくり、育て上げるためには、十分な時間的余裕がない中での編成でありましたが、公約実現に向けての方向を示し、その第1歩を踏み出すことに意を用いました。
第2は、
行財政改善の推進であります。自治体の自主・自立を目指す地方分権の
体制づくりは、行財政の改善なくしてはあり得ません。特に、水道料金及び
下水道使用料の改定は、
行財政改善の一層の推進を待って行うことといたしました。
第3は、景気対策、雇用対策の推進であります。平成11年度は「
経済再生元年」と位置づけ、景気対策のための
特別融資制度の導入などの対応を進めたわけでありますが、新年度も引き続き景気の動向を十分見きわめながら適切な対応をしてまいります。
第4は、少子・高齢社会へのきめ細かい対応であります。特に、新たに始まる
介護保険制度につきましては、これまでの福祉・
保健サービスの低下を来さないよう万全を期しました。
新年度の予算は、以上の基本方針に基づいて編成いたしましたが、市民の皆さんが将来の長岡に対してすばらしい夢を描きながら新しい世紀を迎えることができるよう、その
基礎づくりを行うことが私に課せられた使命であると確信しております。
私は、
予算編成に当たり、次の6項目を最重点課題としました。第1に「市民の英知を集めた
行財政改善の推進」、第2に「安全でうるおいのある快適環境の整備」、第3に「個性と創造性を育む教育と文化の向上」、第4に「明るく健やかに暮らす福祉・保健の充実」、第5に「地域を支える活力ある産業の振興」、第6に「出会いと交流を演出する都市基盤の整備」であります。以下、この重点施策に沿って、私の考えを申し述べます。
まず第1に、「市民の英知を集めた
行財政改善の推進」であります。
効率的な行政運営と
行政サービスの向上を図るためには、積極的に市民に情報を公開し、市民の声を行政に反映する
システムづくりが必要であると考えております。
このため、
行政サービスの向上を目指した「
行政サービス向上プログラム」の策定に取り組むとともに、「市民の声なんでも窓口」、「
情報ラウンジ」を設置するなど、広報・広聴機能の充実強化を図る中で、市民の知恵と力を生かした
行財政改善を推進してまいります。
第2は、「安全でうるおいのある快適環境の整備」であります。
地球にやさしい
環境づくりは、緊急に対処しなければならない課題であります。
このため、
資源循環型社会の形成を目指し、ごみの減量と資源のリサイクルを推進するとともに、生活に潤いと安らぎを与えてくれる環境の創出に向けた取り組みを進めてまいります。
また、災害に強い
まちづくりを目指して、引き続き
自主防災組織の育成を進めるなど、
市民ぐるみの防災体制を整えてまいります。
第3は、「個性と創造性を育む教育と文化の向上」であります。
国際化社会に対応できる人材の育成は、私たちの大きな使命であります。
幸い長岡には、市民の誇りである「米百俵の精神」があり、これを継承・発展させるとともに、「長岡の人材教育」を一層充実するなど、長岡独自の教育環境をつくり上げてまいります。
また、市民の
自主的活動を支援するため、
コミュニティセンターの整備を進めるとともに、地域に根差した文化・スポーツの振興を図ってまいります。
第4は、「明るく健やかに暮らす福祉・保健の充実」であります。
介護保険制度の導入により、福祉のあり方も大きく変わってまいりますが、これまでのサービスの維持・向上を図るため、市独自の施策を実施するなど、万全の対策を講じました。
また、冬期間でも高齢者や障害者が安心して暮らせるよう、道路構造の改善や横断歩道の消雪改良に取り組むなど、雪国の
バリアフリー化を進めるとともに、
地域子育て支援センターの増設や乳児保育、
児童クラブを拡充するなど、子育てを支援してまいります。
第5は、「地域を支える活力ある産業の振興」であります。
産業の振興なくして、活力ある
まちづくりはできないものと考えております。
このため、積極的な景気対策を展開するとともに、創業・
ベンチャー企業支援のための融資制度を拡充してまいります。あわせて、
中心商店街の
活性化支援を行うとともに、新たな雇用の創出に努めてまいります。
また、長岡の豊かな自然や文化、
歴史的遺産などの観光資源を生かした通年観光を目指し、
周辺市町村と連携した広域観光を推進してまいります。
さらに、新しい時代に対応した農業・農村の活性化を図るため、
集落活性化ビジョンの策定を行うなど、
地域ぐるみ農業を確立してまいります。
第6は、「出会いと交流を演出する都市基盤の整備」であります。
長岡市は、
長岡地方拠点都市地域の中心都市として、「人、もの、情報」が集まる活気あふれる
まちづくりが期待されております。こうした期待に沿い、長岡の顔にふさわしい多様で質の高い都市機能の集積を図るとともに、上・下水道、道路など生活基盤の一層の整備に努め、大勢の人が訪れる魅力ある
まちづくりを進めます。
とりわけ、
中心市街地の核となる厚生会館につきましては、リニューアルの可能性を検討するため、
老朽度調査、
アンケート調査等を実施し、今後の方向性を検討してまいります。
また、
長岡東西道路をはじめとした大
環状道路網の整備を促進し、
周辺市町村との連携・交流による
長岡都市圏を構築してまいります。
これら6つの重点施策のほかに、「第2次新
長岡発展計画後期基本計画の策定」をはじめ、「市民参加による
まちづくり」の一層の推進、「広域行政の推進」、さらには「国際交流の推進」、「
男女共同参画社会の形成」などへの配慮をいたしました。
この結果、平成12年度の総予算額は1,191億1,460万円となり、一般会計は672億3,000万円、
水道事業会計を含めた
特別会計では518億8,460万円となりました。これは、前年度当初予算に比べ、総予算額では0.1%の減で、一般会計では6.9%の減であります。また、
水道事業会計を含めた
特別会計では、前年度比10.2%の増となりました。
財源といたしましては、市税収入の落ち込みを補完するため、
財政調整基金及び減債基金から合わせて4億2,051万円を取り崩すというぎりぎりの選択をいたしました。
一方、財政の健全化を図るため、地方債の発行を極力抑制し、年度末の
地方債残高を前年度比11億1,376万円圧縮いたしました。これにより、平成14年度までに
地方債残高を40億円圧縮するという
行財政改善推進計画の目標がほぼ達成できるものと見込んでおります。
本年は、21世紀につながる大きな意味を持つ年であります。それだけに、厳しい財政状況の中ではありますが、制度・施策の根本にさかのぼり、全力を傾注して予算の編成に当たりました。
平成12年度予算案及び関係議案が21世紀に向けた市政改革への揺るぎない基礎となり、新しい世紀へのかけ橋となることを確信しております。
議員各位の御理解と御協力を心からお願い申し上げます。
○議長(櫻井守君) 以上をもって、
市政執行方針の説明は終了いたしました。
──────── ※ ────────
△日程第4
市長提出議案等に関する説明
○議長(櫻井守君) 日程第4、
市長提出議案等に関する説明を求めます。金泉助役。
〔
助役金泉保君登壇〕
◎助役(金泉保君) 提出議案の概要について説明いたします。
初めに、議案第2号平成12年度
一般会計予算の第1条
歳入歳出予算のうち、歳出の主なものについて説明いたします。
1款議会費は、4億5,869万3,000円で、議会の運営に要する経費であります。
2款総務費は、61億5,399万円で、情報公開や市民参加の市政を推進するため、「市民の声なんでも窓口」を設置するほか、
事務事業評価システム導入経費、
国際交流推進事業費及び
県立歴史博物館オープニングイベント経費を計上いたしました。
交通安全対策につきましては、高齢者の
交通安全教育を推進するとともに、新たに
セーフティーリーダーの育成を図るなど、
交通安全思想の普及に努めてまいります。
3款民生費は、126億6,588万円で、
介護保険制度の実施に伴い、
福祉サービスの低下を来さないよう、市独自にホームヘルプサービスや
ショートステイを実施するなど、
高齢者福祉サービスの維持・向上に努めてまいります。
また、
地域子育て支援センターの増設や乳児保育・延長保育を拡充したほか、2カ年継続事業で上除・
木の芽保育所(仮称)の統合改築に着手いたします。
4款衛生費は、53億5,922万4,000円で、幼児の
医療費助成の対象を4歳児まで拡大したほか、
基本健康診査及び
総合健康診査事業費を計上いたしました。
また、
資源循環型社会の形成を目指して、新分別によるごみの収集を実施するほか、
ダイオキシン対策として
鳥越ごみ焼却施設改修事業費負担金を計上いたしました。
5款労働費は、6億115万8,000円で、厳しい雇用環境の改善を図るため、新たに
雇用開発推進員を採用するほか、
中高年離職者の就職支援を行うなど、雇用の創出に努めてまいります。
6
款農林水産業費は、13億857万6,000円で、地域農業・
農村づくりを推進するため、
集落活性化ビジョン策定経費を計上したほか、「ながおか
米ブランド化戦略」を推進するとともに、「
とも補償制度」を支援してまいります。
また、農地関係は、市単独、
県営事業等の
土地改良事業費を計上いたしました。
7款商工費は、107億8,441万4,000円で、厳しい経済情勢を踏まえ、
景気対策特別融資等を継続実施するほか、
中心商店街の活性化を図るため、新たに
チャレンジショップの運営を支援してまいります。
観光関係は、新たな
観光振興策を検討するための経費のほか、
長岡まつり事業費及び
広域観光推進事業費を計上いたしました。
8款土木費は、113億1,391万3,000円で、生活道路や幹線道路の整備を行うとともに、冬期間の道路・歩道の
バリアフリー化に取り組みます。
河川等の整備は、湛水地区の解消及び
都市排水対策のため、引き続き河川・用悪水路の整備を行います。
都心地区の開発整備は、大手通表町地区等の市街地再開発事業の促進を図ってまいります。
9款消防費は、28億4,071万4,000円で、
消防施設関係は、高
規格救急車等の車両の整備及び
防火水槽等の水利施設の整備を進めてまいります。
災害対策費は、
雨量観測システムの設置及び
震災対策用物資の備蓄を行うほか、
自主防災組織の育成を促進してまいります。
除雪対策費は、
道路等除雪経費及び消
雪施設埋設整備事業費補助金等のほか、
ロータリ除雪車等の購入経費を計上いたしました。
10款教育費は、78億6,640万8,000円で、阪之上小学校の全面改築に着手するほか、校舎の大
規模改造等教育環境の整備を進めるとともに、「長岡の人材教育」の充実を図ってまいります。
また、
山通地区コミュニティセンター(仮称)建設費及び
日越地区コミュニティセンター(仮称)の
実施設計費を計上したほか、
県営屋内プール誘致促進費、
悠久山野球場拡張・
改修事業費を計上いたしました。
11款公債費は、78億5,703万円で、
長期債償還元利金及び一時借入金の利子等であります。
12款予備費は、2,000万円を計上いたしました。
以上で歳出の説明を終わり、続いて歳入の主なものについて説明いたします。
1款市税は、268億1,100万円であります。市民税のうち、
個人市民税及び
法人市民税については、減税及び景気の状況等を考慮して計上いたしました。その他の税目については、それぞれ前年度の実績等を参考にして計上いたしました。
2
款地方譲与税から10
款交通安全対策特別交付金までの
地方交付税等税外収入については、合わせて146億6,700万円で、
地方財政計画及び前年度実績等を考慮し計上いたしました。
11款分担金及び負担金は、14億9,119万8,000円で、公・
私立認可保育所の
入所児童負担金及び
老人ホーム入所者負担金等を計上いたしました。
12款使用料及び手数料は、8億2,152万1,000円で、
市営住宅使用料及び
し尿くみ取り手数料等であります。
13
款国庫支出金及び14
款県支出金は、62億6,792万8,000円で、公・
私立認可保育所負担金、
公立学校施設整備費負担金及び
都市計画街路事業補助金等で、いずれも歳出予算との関連で計上いたしました。
15
款財産収入は、5億3,853万8,000円で、
土地建物売払収入等であります。
17款繰入金は、4億2,051万円で、
財政調整基金2億3,000万円及び減債基金1億9,051万円をそれぞれ取り崩して繰り入れるものであります。
19款諸収入は、121億1,399万9,000円で、
貸付金元利収入が主なものであります。
20款市債は、40億9,830万円で、
道路橋りょう債、
都市計画債、
小学校債等で、それぞれ
適債事業について計上したものであります。
次に、第2条継続費については、
福祉総合システム開発事業外2件の継続費を設定するものであります。
第3条
債務負担行為については、
長岡地域土地開発公社の事業資金の借り入れに対する
債務保証外4件の
債務負担行為を設定するものであります。
第4条地方債については、
小学校建設事業外19件の
適債事業について地方債を起こすものであります。
第5条は、一時借入金の借り入れの最高額を140億円と定めるものであります。
以上で一般会計を終わり、続いて
特別会計について説明いたします。
議案第3
号水道事業会計は、65億6,770万円で、
送配水施設等整備費及び
浄水システム更新事業費を計上したほか、
耐震化計画の策定経費を計上いたしました。
議案第4
号国民健康保険事業特別会計は、107億3,130万円で、
療養給付費、
高額療養費等の
保険者負担金及び
介護納付金を計上いたしました。
議案第5
号と畜場事業特別会計は、3億7,690万円で、
食肉センターの
施設整備費及び
管理運営費を計上したものであります。
議案第6
号下水道事業特別会計は、115億5,800万円で、
公共下水道及び
農業集落排水事業については、汚水及び雨水幹線の整備を進めるほか、長岡市
都市雨水対策計画の策定経費を計上いたしました。
議案第7
号卸売市場事業特別会計は、9,130万円で、
公設青果地方卸売市場の
管理運営費及び
長期債償還元利金であります。
議案第8
号スキー場事業特別会計は、1億8,630万円で、
市営スキー場の通年利用を図るため、
サマースキー場の
実施設計費を計上するとともに、
管理運営費等を計上いたしました。
議案第9
号駐車場事業特別会計は、3億550万円で、表町駐車場を再開することとしたほか、
大手口駐車場の
管理運営費及び
施設整備費を計上したものであります。
議案第10
号老人保健事業特別会計は、156億3,260万円で、
医療給付費及び
医療費支給費等であります。
議案第11
号介護保険事業特別会計は、64億3,500万円で、
介護保険制度の実施に必要な
介護認定事務費をはじめ、
介護給付費及び
市単独事業として
ショートステイの利用日数の拡大を図ってまいります。
以上で平成12年度当初予算の説明を終わります。
引き続きまして、平成11年度
補正予算等について説明いたします。
まず、議案第1
号専決処分についてであります。
専決第1号から専決第5号までの補正予算は、去る12月市議会で議決を得ました職員の
給与改定経費を各会計及び科目ごとに整理して計上したものであります。
次に、平成11年度3月補正予算について説明いたします。
議案第12
号一般会計補正予算は、
歳入歳出予算にそれぞれ10億5,712万円を追加し、
歳入歳出予算の総額を793億388万5,000円とするものであります。
繰越明許費は、
県営土地改良事業費外2件について、事業が年度内に終わらない見込みとなりましたので、翌年度に繰り越して使用したいというものであります。
債務負担行為は、
消防本部庁舎建設事業用地取得費外5件について、
債務負担行為を設定するものであります。
債務負担行為の補正は、
社会福祉法人長岡三
古老人福祉会が建設する
川西地区ケアハウス・
デイサービスセンター(仮称)の借入金の額が確定いたしましたので、補正するものであります。
地方債補正については、起債額が内定いたしましたので、補正するものであります。
歳出予算の主なものは、福祉充実のため善意の寄附が寄せられましたので、
社会福祉協議会の「ともしび基金」に50万円を積み立てることとしたほか、退職手当の
不足見込額を計上いたしました。また、平成12年度から実施される介護保険の保険料を軽減するための財源措置として、国から交付される
臨時特例交付金を基金に積み立てるものであります。
以上の財源といたしましては、
地方交付税、
国庫支出金等のほか、平成10年度からの繰越金で措置いたしました。
なお、歳入予算のうち、
財政調整基金及び
減債基金繰入金については、
事業費等の整理を行う中で、4億9,000万円を繰り戻すことといたしました。
議案第13
号水道事業会計は、固定資産除却費を追加するほか、企業債償還利子を減額整理するものであります。
議案第14
号国民健康保険事業特別会計は、保険給付費を追加するとともに、国民健康保険
財政調整基金の積み立てを行うものであります。
議案第15
号と畜場事業特別会計は、と畜場使用料等が減収となりましたので、一般会計からの繰入金により措置したいというものであります。
議案第16
号下水道事業特別会計は、事業費の確定に伴う減額整理を行うものであります。
議案第17
号スキー場事業特別会計は、少雪のためスキー場収入が減収となりましたので、一般会計からの繰入金により措置したいというものであります。
議案第18
号老人保健事業特別会計は、
医療給付費及び医療費支給費を追加するものであります。
次に、条例その他の議案について説明いたします。
議案第19号長岡市行政手続条例の一部改正から議案第24号長岡市準用河川流水占用料等徴収条例の制定までの6件の条例の改正等につきましては、地方分権一括法の施行により、関係諸法令が改正されることに伴うものであります。
主な改正内容は、県からの権限移譲による事務について、長岡市の行政手続条例を適用することとするほか、機関委任事務の廃止に伴い、新たな手数料条例を制定するなど、所要の改正を行うものであります。
議案第25号長岡市行政財産の目的外使用条例の一部改正については、電気事業法等の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。
議案第26号平成12年度分の固定資産税及び都市計画税の納期の特例に関する条例の制定については、平成12年度の評価がえに伴い、地方税法の一部改正が予定されているため、平成12年度の第1期の納期を「5月16日から5月31日まで」とする特例を定めるものであります。
議案第27号長岡市介護保険条例の制定から議案第32号長岡市国民健康保険
財政調整基金条例の一部改正までの6件の条例の改正等につきましては、介護保険法の施行に伴うものであります。
議案第33号長岡市老人福祉センター条例及び議案第34号長岡市老人介護支援センター設置条例の一部改正については、「高齢者センターみやうち」及び「在宅介護支援センターみやうち」を新設するためのものであります。
議案第35号長岡市老人
デイサービスセンター設置条例の一部改正については、「
デイサービスセンターみやうち」及び「デイ・ホームみやうち」を新設するとともに、デイサービスの介護報酬等について利用料金制を導入するものであります。
議案第36号長岡市立図書館条例の一部改正については、「北地域図書館」の新設及び「長岡市図書館協議会」を新たに設置するためのものであります。
議案第37号長岡市児童遊園設置条例の一部改正については、「六日市児童遊園」を新設するためのものであります。
議案第38号長岡市印鑑条例及び議案第39号長岡市消防団条例の一部改正については、民法の一部改正に伴い、禁治産の制度が後見の制度に改められるため、所要の改正を行うものであります。
議案第40号長岡市工場等誘致条例の一部改正については、固定資産税の課税免除の基準を緩和するとともに、適用期間について改正を行うものであります。
議案第41号長岡
市営スキー場条例の一部改正については、サマーボブスレーの供用開始に伴い、供用期間、使用料等を定めるものであります。
議案第42号長岡市
公設青果地方卸売市場条例の一部改正については、新潟県卸売市場条例の一部改正に伴い、売買取引方法等について所要の改正を行うものであります。
議案第43号長岡市営住宅条例の一部改正については、入居者の退去により空き住宅となった西蔵王団地市営住宅の1棟を廃止するものであります。
議案第44号長岡市火災予防条例の一部改正については、消防法施行令の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。
議案第45号市道路線の認定については、市道上川西339号線の認定を行うものであります。
議案第46号契約の締結については、長岡ニュータウン歩行者専用道1号線整備事業について、委託契約の変更を行うものであります。
議案第47号財産の取得については、都市計画道路長岡ニュータウン西線道路用地の取得予定価格及び面積が、2,000万円以上、5,000平方メートル以上の財産の取得に該当するためのものであります。
議案第48号中之島町町道路線の認定の承諾については、長岡市の区域内の道路について、中之島町町道として認定したい旨申し出があったので、これを承諾したいというものであります。
報告第1
号専決処分の報告については、平成11年5月3日に発生した
公共下水道施設への乗用車衝突事故について、被害者との和解及び損害賠償の専決処分を行ったものであります。
以上で提出議案の説明を終わります。よろしく御審議をお願い申し上げます。
○議長(櫻井守君) 以上をもって、議案等の説明は終了いたしました。
──────── ※ ────────
○議長(櫻井守君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。
なお、市政に対する一般質問及び議案等に対する質疑は、来る9日、10日の両日に行います。
──────── ※ ────────
○議長(櫻井守君) 本日は、これをもって散会いたします。
午後1時38分散会
──────── ※ ────────
〔諸般の報告〕 平成12年3月7日
1 市政に対する一般質問について
次のとおり市政に対する一般質問の通告がありましたので、それぞれ関係機関へ通知いたしました。
(1) 市長の政治姿勢と平成12年度予算について
2月22日 近 藤 唯 一
(1) 市町村合併について
2月22日 五 井 文 雄
(1) 教育、福祉行政について
2月28日 山 田 保一郎
(1) 平成12年度予算について
2月28日 石 橋 幸 男
(1) 宮本産業廃棄物最終処分場の再拡張計画について
2月28日 五十嵐 清 光
(1)
行財政改善推進計画について
(2) 雇用問題について
(3) 少子化対策について
(4) 場外馬券売り場の越路町への建設計画について
2月28日 笠 井 則 雄
(1)
介護保険制度について
(2) 児童虐待防止対策について
2月28日 竹 島 良 子
(1) 雨水対策について
2月28日 横 山 益 郎
(1)
行政サービスでのISO9001の認証取得について
(2) 民間活力(PFI手法)を生かした社会資本整備と地域経済の活性化について
2月29日 小 熊 正 志
(1) 市民参加型の行政体系と基本姿勢について
(2) 行政の意識改革について
(3)
中心市街地再開発の諸課題について
2月29日 恩 田 正 夫
(1) 市の産業振興政策について
2月29日 小 山 忠
(1) 地区
コミュニティセンター事業の今年度の取り組みについて
2月29日 土 田 九二男
2 請願書の受理について
今定例会までに受理した請願書は、第1号及び第2号の2件であります。なお、お手元に配付した文書表のとおりいずれも文教社会委員会に付託いたしました。
3 陳情書の受理について
今定例会までに受理した陳情書は、4件でありまして、お手元に配付した文書表のとおりであります。
4 監査報告書の受領について
出納検査結果報告書1件を市監査委員から受領いたしました。なお、その写しはお手元に配付のとおりであります。
5 市議会議長会等の報告について
市議会議長会等の会議結果については、お手元に配付した報告書のとおりであります。
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
長岡市議会議長 櫻 井 守
長岡市議会議員 土 田 九二男
長岡市議会議員 小 林 善 雄...