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  1. 新潟市議会 2019-12-18
    令和 元年12月18日市民厚生常任委員会−12月18日-01号


    取得元: 新潟市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-22
    令和 元年12月18日市民厚生常任委員会−12月18日-01号令和 元年12月18日市民厚生常任委員会                 市民厚生常任委員会会議録               令和元年12月18日(12月定例会)                                議会第3委員会室 令和元年12月18日    午前10時00分開会               午前10時50分閉会 〇市民厚生常任委員会  1 意見・要望・採決  2 委員間討議   ・委員長報告の内容,項目について 〇出席委員
     (委員長)  伊 藤 健太郎  (副委員長) 宇 野 耕 哉  (委員)   佐 藤 豊 美  阿 部 松 雄  小 野 清一郎  美の よしゆき         小 野 照 子  小 林 弘 樹  飯 塚 孝 子  高 橋 聡 子         松 下 和 子  石 附 幸 子  小 泉 仲 之  以上のてんまつ会議録のとおりであるので署名する。    市民厚生常任委員長  伊 藤 健太郎伊藤健太郎 委員長  ただいまから市民厚生常任委員会を開会します。(午前10:00)  本日の欠席者はありません。  本日は日程に従い,付託議案と請願,陳情の意見,要望,採決を行います。  委員会に付託されております議案及び請願,陳情は,お手元に配付の付託表のとおりです。 ◆美のよしゆき 委員  議案第156号関係部分,第157号,第159号及び第162号について継続審査を主張します。 ○伊藤健太郎 委員長  ただいま議案第156号関係部分,第157号,第159号及び第162号について継続審査との意見がありましたので,これを議題とします。  それでは,美の委員,御意見をお願いします。 ◆美のよしゆき 委員  継続審査に賛成の立場で,最初に意見を述べさせてください。  現在集中改革プランの素案が示されています。市民に痛みの伴う改革を実行し,かつ市長及び副市長の報酬を減じてでも財政健全化を図ろうというこの時期に2億9,000万円もの職員給与を増額改定することは市民の納得を得ることが難しいと判断します。この間一般質問総務常任委員会を初めとする各常任委員会並びに我が会派において議論を重ねてきましたが,いまだ市民から納得していただけるだけの答えを導き出すことができていません。ただし,民間給与の増額を根拠とした人事委員会勧告重要性一定程度の理解ができることから,単に否決すべきものではないと考え,継続審査を主張するものです。 ○伊藤健太郎 委員長  ただいまの継続審査との主張並びに御意見に賛成,あるいは反対の意見はありませんか。 ◆飯塚孝子 委員  私は,継続審査には反対し,採決を求めるのですが,少なくとも賛否は明らかにすべきです。そもそも憲法で保障された基本的人権の一つである労働基本権公務員は60年以上にわたって不当に制限されてきました。労働基本権の一部を制約されている職員への代償措置とされている人事委員会勧告が,速やかに実施されることは当然です。人事委員会勧告は,民間事業所従業員の水準に合わせることを基本に国や他の地方公共団体の動向を勘案したもので,市内の企業規模50人以上かつ事業所規模50人以上の事業所を対象とした調査との比較で,本市職員の月例給が民間給与を434円下回っていたこと,特例給においても民間の支給割合を下回っていたことによる引き上げ改定でもあります。継続審査などということになれば消費税の10%への増税とも相まって,年末年始に向けて消費マインドの冷え込みは,公務員はもとより民間にまで広がることも考えられ,地域経済にも悪影響を与えることになりかねません。  よって,今回提案されている議案第156号関係部分,第157号,第159号,第162号は当然尊重されるべきであることから,採決を求めます。 ◆高橋聡子 委員  継続審査に反対し,採決を求めます。  人事委員会給与勧告制度は,市職員の給与が社会一般の情勢に適合した適切なものとなるよう,市職員給与水準市内民間事業所従業員給与水準を均衡させることを基本としています。平成30年度の決算を見ても,実質公債費比率,将来負担比率,両指数とも前年より低下していて早期健全化基準の数値を下回っており,財政の早期健全化必要性は低いと判断できます。また,単年度で見れば黒字決算で終わっています。今後も市債発行を抑え,財政健全化に向けた取り組みは必要ですが,今すぐ人件費に手をつけなければいけない状態ではありません。市や我々議会がすべきことは,市の財政状況給与制度の趣旨について市民の皆様に正しく伝えるように努力することです。今後も不断の行財政改革を進めることは当然ですが,給与勧告制度に恣意的な判断を挟むことは極力避けるべきであることから,採決を主張します。 ◆石附幸子 委員  継続審査に反対して,議案の採決を求めます。  人件費補正は,新潟市人事委員会勧告に従ったものです。人事委員会勧告制度は,労働基本権の一部が制約されることに伴う代償行為とされるものであり,市職員給与水準決定に関するよりどころとなっています。また,公務員には数々の制約が課される中,人事委員会の勧告は最低限尊重しなければなりません。また,一方でこれまで市長が提案してきた予算案,決算案を市議会で議決してきたことを踏まえれば,財政悪化の責任は議員にあることも明白です。財政悪化を理由とするならば,二元代表たる市議会の責任についても言及すべきこととも思います。  よって,新潟市人事委員会勧告は完全実施されるよう採決を求めます。 ◆小泉仲之 委員  人件費関係の補正では,市財政が厳しく,さまざまな分野で市民生活にしわ寄せがあり,今後も市民に我慢をお願いしなければならない状況で,職員給料を上げることに異論があることは認めるところです。その上で人事委員会勧告は,公務員の争議権を認めない代償としての重い役割があることを認識し,採決を求めるところです。さらに,今日の財政の悪化の原因は職員にあるかと言えば明確に否定されるべきです。特に本市財政悪化の原因と責任は,水と土の芸術祭やBRTといったみずからのお気に入り事業に固守した前市長,さらに合併建設事業,合併後の新潟地区から見れば非合理な事業を含むにもかかわらず,ほとんど見直しもせず,全て遂行を求め続けてきた議員,議会にこそ責任があることは明らかです。しかるにみずからの責任を言及せず,職員に責任を押しつけること自体無責任です。また,人事委員会勧告継続審査は,市経済にマイナスが及ぶことは言うに及ばないことから,以上を理由として採決を求めます。 ◆松下和子 委員  継続審査に反対し,採決を主張します。  人事委員会勧告は,大変重要と考えます。民間給与との較差を縮めるとの判断でもありますので,この人事委員会勧告に従い,採決を求めます。 ○伊藤健太郎 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  これより継続審査について採決を行います。  採決方法についてお諮りします。議案第156号関係部分,第157号,第159号及び第162号について一括して採決したいと思いますが,これに御異議ありませんか。                   (異 議 な し) ○伊藤健太郎 委員長  そのように行います。  なお,挙手のない方については継続審査に反対とみなしますので,御承知おきください。  それでは,議案第156号関係部分,第157号,第159号及び第162号について継続審査とすることに賛成の方の挙手をお願いします。                    (賛成者挙手) ○伊藤健太郎 委員長  挙手半数です。  したがって,本案については可否同数のため,委員会条例第17条第1項の規定により委員長において裁決します。委員長の裁決は,継続審査に賛成です。  したがって,議案第156号関係部分,第157号,第159号及び第162号はいずれも継続審査すべきものと決定しました。  次に,継続審査に決定した議案第156号関係部分,第157号,第159号及び第162号を除く議案について意見,要望,採決を行います。  お諮りします。意見,要望についてはこれらの議案を一括して行いたいと思いますが,御異議ありませんか。                   (異 議 な し) ○伊藤健太郎 委員長  そのように行います。  それでは,議案第105号,第108号から第111号まで,第113号及び第135号から第154号まで,以上26件について一括して意見をお願いします。 ◆美のよしゆき 委員  翔政会を代表し,定例会に付託された議案のうち,先ほど継続審査が決まったものを除き,全議案に賛成の立場で若干の意見,要望を申し上げます。  公設老人デイサービスセンター指定管理に関する全議案に対して,民営業者での運営に向けて進めることを評価します。指定管理期間を3年と定めていますが,民営化の準備が整い次第中途解約できる条件を加えた上で契約を結ぶことを求めます。また,所管課には民営化に向けた手続において,特に利用者への負担がないよう最大の配慮をしながら,早急に進めていただくことを求めます。  次に,議案第135号,通称明日葉の指定管理について,公募による指定管理を評価します。一方で,現指定管理者の新潟市社会福祉協議会が現利用者への影響も顧みず,継続的管理を望まなかったことにより,新潟市総合福祉会館指定管理の際,非公募で選定した理由となっている本市が新潟市社会福祉協議会に対して期待した,福祉サービス利用援助など地域福祉を推進する上で欠かせない事業と一体的に展開できるとの発言とそごが発生しています。このことから,さきの公設老人デイサービスセンターの件も重複するところになりますが,今後福祉事業に際して新潟市社会福祉協議会に対して非公募を優先することについては疑義が生じたことを指摘しておきます。  次に,議案第136号,こども未来部こども政策課所管指定管理者の指定について,新潟市立乳児園はるかぜの職員配置について,最低人員よりも多い人員を確保していることを評価します。今年度から指定管理者申請者評価会議公認会計士が入ったことで,コスト削減などの経営ノウハウを生かすことを期待する。そして,愛着形成が最も構築されるゼロ歳から2歳の時期に安定した個別ケアを継続的に図り,子供の最善の利益のために尽くすことを要望します。  次に,議案第137号,第138号について,ひまわりクラブに関するもので,現在本庁が指定管理者の指定を所管していますが,地域密着の事業であることから,区役所が平時の管理を含めて所管したほうがより地域特性に合わせた事業の管理運営ができるのではないか,検討を要望します。  次に,議案第108号,中央区健康福祉課所管の新潟市保育所条例及び新潟市地域保健福祉センター条例の一部改正について,万代保育園・東地域保健福祉センター施設整備に当たり,駐車場を共用するなど近隣の市の施設との一体感醸成を図ることを要望します。 ◆飯塚孝子 委員  日本共産党市議団を代表して,令和元年12月定例会市民厚生常任委員会に付託された議案のうち,議案第111号新潟老人デイサービスセンター条例の一部改正について,議案第136号,第138号,第143号,第147号の指定管理者の指定については反対し,その他の議案については賛成します。その上で意見,要望を申し上げます。  まず,反対する議案の理由について申し上げます。議案第111号新潟老人デイサービスセンター条例の一部改正についてです。公設の老人デイサービスセンター民間事業者の増加と老朽化介護報酬の減収による施設の経営状況の悪化を理由に,売却と閉鎖することにより10施設を削除する条例改正です。本市の高齢者人口は今後も増加し,2045年には3万5,000人の増加が見込まれ,高齢者在宅サービスの需要は高くなると考えます。高齢者が地域で安心して暮らし続けられる介護サービスの拡充が求められるにもかかわらず,公設の老人デイサービスセンターの縮小は公的責任住民福祉の後退となることから,反対するものです。  次に,議案第136号指定管理者の指定について,新潟市立乳児院公募方式で選定する議案です。そもそも乳児院は,成長発達期にある乳幼児に対し,保護者にかわって24時間養育する施設です。養育者との信頼関係を育み,人格形成においても特段の配慮が要る施設に,競争原理で5年ごとに施設管理者が入れかわるリスクがあり,職員や運営方針継続性が担保できない指定管理者制度を適用することは極めて不適切です。市が直接責任を持つ施設として見直す必要があることから,反対するものです。運営方針,職員の継続性を担保していくためにも指定管理者制度はやめて,直営にすべきで,見直しの検討を求めます。  次に,議案第138号,新通つばさひまわりクラブ指定管理者の指定について及び議案第143号,新潟市老人憩家ひばり荘指定管理者の指定について,議案第147号,新潟市新津斎場指定管理者の指定については,公の施設が営利企業の収益の道具とされていいのかという点で反対するものです。  次に,意見,要望を申し上げます。条例第105号新潟無料低額宿泊所の設備及び運営の基準に関する条例の制定についてです。条例制定の趣旨は,貧困ビジネスに対する規制の強化ですが,一時的な居住の場と称していながら1年間を上限とし,更新も認めるものとなって,長期滞在が懸念されます。速やかに居宅への移行ができるよう更新はするべきではないと考えます。また,単身者高齢者が適切な住宅に容易に移行できる対策を講じていく必要があると考えます。本市においては,現段階で該当施設はないとの認識にありながら,附則の経過措置を設け,旧来の相部屋,簡易個室居宅面積3.3平米の条件も3年間認めることになっています。条例の趣旨は,貧困ビジネスの規制であることを鑑みれば,本則の条件を満たすことを必須条件に指導すべきです。 ◆高橋聡子 委員  民主にいがたを代表して,委員会に付託されました全議案に賛成の立場から若干の意見,要望を申し上げます。  議案第105号新潟無料低額宿泊所の設備及び運営の基準に関する条例の制定について,無料低額宿泊所に関する条例の制定に当たり,設備及び運営に関する基準のうち金銭管理に関するものや1日に1回以上の訪問による入居者状況把握等入居者権利侵害を誘発する事態とならないよう留意することを望みます。  議案第109号新潟市立児童発達支援センター条例の一部改正について,障がいのある子を持ち,子育てを不安に感じる家族にとって,相談体制の整備は,どこに相談したらよいかわからず,孤独に陥りやすい状況を防ぐ役割が大きいと思われます。支援員に相談しながら子供の状況を理解していくことで子供の育ちや暮らしを安定させることにつながることから,子供の発達支援家族支援,そしてそれを支える各関係機関との連携により一層取り組まれることを望みます。  指定管理者の議案について関係各課に申し上げます。指定管理者候補者の選定に当たっては,透明性公正性の確保に十分配慮し,関連する分野の学識経験者公認会計士などから専門的な意見を聴取し,候補者選定の参考とすることとしていますが,評価会議によっては評価委員評価委員の人数の違いにより,同じ指定管理者でありながら評価結果の点数が他施設に比べ10点以上低い施設もあり,より一層の評価基準の統一を望みます。 ◆松下和子 委員  新潟市公明党を代表し,委員会に付託されました全ての議案に賛成の立場で若干の意見,要望を申し上げます。  福祉部,議案第111号新潟老人デイサービスセンター条例の一部改正について,公設老人デイサービスセンター見直しに伴い,閉鎖予定となっている4施設においては現在利用されている方々が施設がかわることで不安にならないよう,丁寧な対応と最大限の配慮に努められたい。  こども未来部,議案第109号新潟市立児童発達支援センター条例の一部改正について,支援センターの職員が保育所等を訪問し,障がい児などに専門的支援を行う保育所等訪問事業ですが,発達障がいのある子供がふえている中で子供たち生活環境を大きく変えることなく,直接支援が可能となることを高く評価します。2名体制でのスタートとのことですが,訪問数の増加によっては支援員の拡充などの検討を望みます。また,保護者からの申請となるため,十分な周知に努めていただきたい。  こども政策課,議案第138号,新潟市ひまわりクラブ指定管理者の指定について,新通つばさひまわりクラブは,学校の分離新設に伴い新しく開設されるクラブとなり,そこに通う子供も新しい環境に身を置くことになります。指定管理者においては,なれない環境で不安定になる児童も出てくることが想定されるため,常に学校側との緊密な連携を図られたい。あわせて,児童の視点に立ち,継続的に児童を見守れる支援員人員体制を求めます。また,参入して日の浅い管理者でもあるため,評価会議での評価点なども踏まえて,市としても見守りとともに責任を持って進めていただきたい。 ◆石附幸子 委員  市民ネットにいがたを代表し,市民厚生常任委員会に付託された先ほどの議案第156号関係部分,第157号,第159号,第162号を除く全ての議案に賛成します。その上で意見,要望を申し上げます。  議案第142号,第145号,第148号,第150号,第153号,第154号における老人デイサービスセンター指定管理について,公設老人デイサービスセンター見直しが行われる中で,8施設を非公募により現事業者による指定管理とするものですが,3年間の委託期間において周りの状況把握利用者の方々の意見をしっかりと聞き,十分な検討を行うことを求めます。利用者にとっては近隣のなれ親しんだ施設環境や職員と培ってきた関係性が安定した生活の保持につながります。特に高齢者は変化に過敏であり,それらの安定性が断ち切れることがないよう,この3年間において利用者へのきちんとした説明と不利益が生じないよう丁寧な対応を求めます。  議案第147号,秋葉区区民生活課所管,新潟市新津斎場指定管理について,今回3名の評価委員でしたが,委員の増員を要望します。評価会議の選定結果によると,事業者斎場業務全般について適切な運営を継続しているとのことで,また代表団体宮本工業所火葬炉設備メーカーであるため,十分な点検や補修を行うことができるであろうと思われます。しかし,以前より火葬炉運営にはダイオキシン対策などの環境問題,CO2などの省エネ対策が課題となっていることもあり,評価委員にはその分野の専門家,または学識経験者を入れるべきと考えます。  議案第105号,福祉総務課,新潟市無料低額宿泊所の設備及び運営の基準に関する条例の制定について,貧困ビジネスに関する規制を強化するため,社会福祉法の一部改正により条例が制定されるとのことですが,違法行為によって利用者が不利益をこうむることがないよう市の責任においてしっかりとした指導監督改善命令ができる体制を整えるよう求めます。また,以前から問題視されている高齢者の無届けハウスにおいても法や条例にたとえ抵触しないとしても,貧困ビジネスの危惧のあるものについては状況把握も含めて,しっかりと目配りしていくことを求めます。  議案第137号,第138号,新潟市ひまわりクラブ指定管理者の指定についてのうち,新通つばさひまわりクラブについて,3団体から応募があり,総合的な判断において株式会社Dream Advanceが選定されたものと思います。しかし,3団体の中にこの地域で子育て支援子ども食堂を長年やってきた実績を持つ団体があり,そこは地域に根差した活動を地域住民が主体となって行っています。ひまわりクラブにおける支援の地域性,そして地域コミュニティーを育てるという視点から,選定における評価基準配点等地域ならではの優位性が必要ではないかと考えます。 ◆小泉仲之 委員  当委員会に付託されました議案のうち,先ほど継続審査とされた議案以外の全議案に賛成した上で意見,要望を申し上げます。  最初に,議案第105号新潟無料低額宿泊所の設備及び運営の基準に関する条例の制定については,本市で長年ホームレスを支援してきた人たちや,市が事業を委託し,現場をよく知るパーソナル・サポート・センターの意見を聴取せず策定したことが残念です。運用に当たり,早急にそれらの関係者との意見交換を実施し,改善すべき点があれば早急に修正すべきです。ややもすると,行政は一旦施策をつくり上げると無理やり現実を市の考えの枠内にとめることにぎゅうぎゅうとするため,無駄なエネルギーを浪費することのないように努めるべきです。  次に,指定管理者の指定では,特定のグループ,企業に集中する傾向を改めるべきです。市は,この間市民協働を推進し,市政のあらゆる場に住民参加を進めてきました。この中には民間企業も当然含まれることから,何ら排除するものではありません。しかし,今回指定管理者に指定する対象の施設の多くは地域密着型の施設です。多くはコミ協等地域団体が指定を受けており,歓迎すべきです。その上でより住民参加市民協働を進め,持続的な公的サービスを維持するため,地域住民を主体にしたさまざまなソーシャルビジネスを創出,育成し,多様な住民力を形成する視点が必要です。現行の財政力や実績を中心とした基準では,一見効率的かもしれません。しかし,人口減少,財政が厳しい状況だからこそさらなる市民協働を進め,住民力を大きく引き出すことが喫緊の課題です。これ以上特定のグループに集中することを一旦立ちどまり,多様な地域住民を地域の主人公として,地域を運営する主体力を形成する重要なツールとして,指定管理者制度をもう一歩も二歩も踏み出して活用すべきです。また,これからの市政を考えれば同じお金,税金を使うなら効率的で,かつ地域活性化地域人材の育成につながる二重,三重の効果が期待できる手法,地域マネジメントをする施策をあらゆる分野で積極的に開発,採択すべきこともあわせて要望し,以上で意見,要望とします。 ○伊藤健太郎 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  それでは,これより採決を行いますが,採決方法についてお諮りします。  反対意見のありました議案第111号,第136号,第138号,第143号及び第147号については別途採決とし,他の議案については一括して採決したいと思いますが,これに御異議ありませんか。                   (異 議 な し) ○伊藤健太郎 委員長  そのように行います。  それでは,初めに,議案第111号について,本案を原案のとおり可決することに賛成の方の挙手をお願いします。                    (賛成者挙手) ○伊藤健太郎 委員長  挙手多数です。  したがって,本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に,議案第136号について,本案を原案のとおり可決することに賛成の方の挙手をお願いします。                    (賛成者挙手) ○伊藤健太郎 委員長  挙手多数です。  したがって,本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に,議案第138号について,本案を原案のとおり可決することに賛成の方の挙手をお願いします。                    (賛成者挙手) ○伊藤健太郎 委員長  挙手多数です。  したがって,本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に,議案第143号について,本案を原案のとおり可決することに賛成の方の挙手をお願いします。                    (賛成者挙手) ○伊藤健太郎 委員長  挙手多数です。  したがって,本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。
     次に,議案第147号について,本案を原案のとおり可決することに賛成の方の挙手をお願いします。                    (賛成者挙手) ○伊藤健太郎 委員長  挙手多数です。  したがって,本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に,ただいま採決しました議案を除く議案第105号,第108号から第110号まで,第113号,第135号,第137号,第139号から第142号まで,第144号から第146号まで及び第148号から第154号まで,以上21件について,それぞれ原案のとおり可決することに賛成の方の挙手をお願いします。                    (賛成者挙手) ○伊藤健太郎 委員長  挙手全員です。  したがって,本案はいずれも原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上で付託議案の採決を終わります。  次に,請願,陳情について採決を行います。  ここで採決の流れについて説明します。  請願,陳情については,初めに継続審査の意見があれば継続審査についてお諮りします。その際,挙手のない方は,継続審査に反対とみなします。また,継続審査とならない場合は,採択か,不採択か結論を出していただきます。  なお,採択についてお諮りしますので,挙手のない方は不採択とみなします。  また,陳情第39号,第40号,第41号,第42号,第46号及び第47号については第1項及び第2項を一括し,陳情第51号については第1項から第3項までを一括して採決したいと思いますが,いかがでしょうか。                   (異 議 な し) ○伊藤健太郎 委員長  そのように行います。  初めに,請願第3号について採決を行います。  初めに,継続審査の意見はありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  継続審査との声がありませんので,採択,不採択についてお諮りします。  意見はありませんか。 ◆小林弘樹 委員  翔政会を代表し,請願第3号基礎年金の改善と年金の毎月支給を求める意見書の提出について,マクロ経済スライドは国の持続可能な年金制度のための手法であり,負担と給付のバランスを考えると現状やむを得ない。隔月支給を毎月支給に変更した場合,システム変更,入金関係費等不要な支出の増加があることから,不採択を主張します。 ◆飯塚孝子 委員  請願第3号基礎年金の改善と年金の毎月支給を求める意見書の提出については採択を主張します。  厚生年金だけでは足りないから,2,000万円の老後資金をという金融庁の報告書は衝撃を与えました。100年安心がうそで,自己責任で老後資金を準備しないと生活ができないと報告書は認めたのです。その中心にマクロ経済スライドという年金給付の水準を減らし続ける仕組みがあります。年金を減らし続けるマクロ経済スライドを廃止し,減らない年金にすることが安心できる年金への第一歩です。また,年金支給を隔月から毎月支給にすることは,公共料金を初め生活費の多くは月単位の支払いとなっていることからも,安定した生活水準を維持するためにも早急に月単位にするべきと考えます。政府は,毎月支給のためのシステム改修費や事務負担を理由に実施を拒んでいますが,一方ではマイナンバー制度実施のためのシステム改修には惜しみなく交付金措置をしています。国民の最低限度の生活保障である年金支給に関しては生存権にかかわることです。最優先に国民の声を真摯に受けとめるべきで,国会や政府関係機関への意見書の提出の願意は妥当と考え,採択を主張します。 ○伊藤健太郎 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  これより採択についてお諮りします。  なお,挙手のない方は不採択とみなします。  請願第3号について,採択に賛成の方の挙手をお願いします。                    (賛成者挙手) ○伊藤健太郎 委員長  挙手少数です。  したがって,本件は不採択とすべきものと決定しました。  次に,陳情第39号第1項及び第2項について採決を行います。  初めに,継続審査の意見はありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  継続審査との声がありませんので,採択,不採択についてお諮りします。  意見はありませんか。 ◆飯塚孝子 委員  陳情第39号市民病院の案内表示看板が樹木で全く見えないので改善を求めることについて,第1項申し出があった場合は,病院として情報共有して,毎年同じことの繰り返しをしないこと,及び第2項病院職員一人ひとりが病院の理念と基本方針を理解し,対応することについては不採択を主張します。  指摘事項については改善を図っていることからです。申し出の全ての事項の共有は困難と考えますが,施設管理者には利用者の声を真摯に受けとめ,適宜改善を求めます。 ○伊藤健太郎 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  これより採択についてお諮りします。  なお,挙手のない方は不採択とみなします。  陳情第39号第1項及び第2項について,採択に賛成の方の挙手をお願いします。                    (賛成者挙手) ○伊藤健太郎 委員長  挙手はありません。  したがって,本件は不採択とすべきものと決定しました。  次に,陳情第40号第1項及び第2項について採決を行います。  初めに,継続審査の意見はありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  継続審査との声がありませんので,採択,不採択についてお諮りします。  意見はありませんか。 ◆飯塚孝子 委員  陳情第40号市民病院の造影剤投与の説明と同意書は検査の都度実施することについて,第1項造影剤投与の検査の実施に当たっては,検査の都度,医師の説明と患者からの同意書を作成すること,及び第2項カルテには医師の説明と患者から同意を得たことを確実に記載することについては不採択を主張します。  CTやMRIの検査で造影剤を使用する際は,外来ではその都度,入院においては初回検査での同意書となっていますが,異なる検査においてはその都度の同意書となっています。他の医療機関においても同様にされていることから,不採択を主張するものです。 ◆小泉仲之 委員  私も不採択を主張するのですが,昨日市内の新潟大学医歯学総合病院及び新潟県立がんセンター新潟病院に第1項について確認したところ,入院の場合,造影剤の投与について初回の説明と同意書だけではなくて,2回目,3回目を行うときにも必ず説明と同意書をとっていると確認をしました。その上で最近さまざまな医療事故や裁判が多発しているわけですから,それらのリスクを回避し,病院の経営の安定化を図るために,今後初回だけではなく,2回目,3回目も同意書をとることも検討すべきではないかと意見としてつけ足した上で,不採択としたいと思います。 ○伊藤健太郎 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  これより採択についてお諮りします。  なお,挙手のない方は不採択とみなします。  陳情第40号第1項及び第2項について採択に賛成の方の挙手を願います。                    (賛成者挙手) ○伊藤健太郎 委員長  挙手はありません。  したがって,本件は不採択とすべきものと決定しました。  次に,陳情第41号第1項及び第2項について採決を行います。  初めに,継続審査の意見はありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  継続審査との声がありませんので,採択,不採択についてお諮りします。  意見はありませんか。 ◆飯塚孝子 委員  陳情第41号市民病院の「文書を提出しないと答えない。回答するかは別」の姿勢の改善を求めることについて,第1項すぐに答えられることは,回答すること,第2項「文書でなければ対応しない。回答するかどうかは文書を見てから判断する。」との措置をとらないことについては不採択を主張します。  平成19年度からこの間の陳情者と病院側とのやりとりを重ねてきた経過の中で生じていることと推察されています。そのことから,不採択を主張します。 ○伊藤健太郎 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  これより採択についてお諮りします。  なお,挙手のない方は不採択とみなします。  陳情第41号第1項及び第2項について,採択に賛成の方の挙手をお願いします。                    (賛成者挙手) ○伊藤健太郎 委員長  挙手はありません。  したがって,本件は不採択とすべきものと決定しました。  次に,陳情第42号第1項及び第2項について採決を行います。  初めに,継続審査の意見はありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  継続審査との声がありませんので,採択,不採択についてお諮りします。  意見はありませんか。 ◆飯塚孝子 委員  陳情第42号「市長への手紙」の要領の見直しをすることについて,第1項「市長への手紙」の取り扱い要領が現状と違っているので,見直しをすること,第2項取り扱い要領に基づいて運用するのであれば,市長名で回答することについては不採択を主張します。  市長は,市政の代表者であり,市民からの手紙の宛先とすることになりますが,実務を担当する所管課が市民へ返答することは,市民への誠実な対応であると考えることから,不採択を主張します。 ○伊藤健太郎 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  これより採択についてお諮りします。  なお,挙手のない方は不採択とみなします。  陳情第42号第1項及び第2項について,採択に賛成の方の挙手をお願いします。                    (賛成者挙手) ○伊藤健太郎 委員長  挙手はありません。  したがって,本件は不採択とすべきものと決定しました。  次に,陳情第46号第1項及び第2項について採決を行います。  初めに,継続審査の意見はありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  継続審査との声がありませんので,採択,不採択についてお諮りします。  意見はありませんか。 ◆飯塚孝子 委員  陳情第46号市民病院職員の懲戒に対する審査会の審議を実施することについて,第1項審査会で審査すること,第2項管理課以外の課で対応することについては不採択を主張します。  陳情の趣旨は人事にかかわるもので,議会の範疇を超えていると考えることから,不採択を主張します。
    伊藤健太郎 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  これより採択についてお諮りします。  なお,挙手のない方は不採択とみなします。  陳情第46号第1項及び第2項について,採択に賛成の方の挙手をお願いします。                    (賛成者挙手) ○伊藤健太郎 委員長  挙手はありません。  したがって,本件は不採択とすべきものと決定しました。  次に,陳情第47号第1項及び第2項について採決を行います。  初めに,継続審査の意見はありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  継続審査との声がありませんので,採択,不採択についてお諮りします。  意見はありませんか。 ◆小林弘樹 委員  陳情第47号市民病院の法律相談に関する報酬の予算執行を適正に行うことについて,市民からの問い合わせが専門化する中,法的専門家を配置することは市民利益に沿うことから,不採択を主張します。 ◆飯塚孝子 委員  陳情第47号市民病院の法律相談に関する報酬の予算執行を適正に行うことについて,第1項一般会計からか事業収益からの支出かを明確にすること,第2項法律相談に関する報酬が本当に必要な経費なのか手順を踏んで検討し,承認を受けることについては不採択を主張します。  さきの9月定例会においても同趣旨の陳情が提出されていますが,法律相談の報酬予算の執行は適切であることから,不採択を主張します。 ○伊藤健太郎 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  これより採択についてお諮りします。  なお,挙手のない方は不採択とみなします。  陳情第47号第1項及び第2項について,採択に賛成の方の挙手をお願いします。                    (賛成者挙手) ○伊藤健太郎 委員長  挙手はありません。  したがって,本件は不採択とすべきものと決定しました。  次に,陳情第48号について採決を行います。  初めに,継続審査の意見はありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  継続審査との声がありませんので,採択,不採択についてお諮りします。  意見はありませんか。 ◆石附幸子 委員  陳情第48号重度障がい者が広く働くことができるよう通勤や職場における介護制度の確立を求める意見書の提出について,IT,ICTの発展により重度の障がいを持つ方々もその能力を発揮し,社会参加,職業生活が可能になっています。国においても障がいのある方々がより働きやすい社会を目指して福祉・労働施策の連携を強化する障害者雇用・福祉連携強化プロジェクトチームが立ち上がっています。本市においても二十一大都市心身障害者(児)福祉主管課長会議において陳情者の願意と同様の要望を盛り込んでいます。国の動きを加速させ,重度障がい者の働く権利が保障されるためにも国及び政府関係機関に対して制度改正を求める陳情者の願意は妥当と考え,採択を主張します。 ◆飯塚孝子 委員  陳情第48号重度障がい者が広く働くことができるよう通勤や職場における介護制度の確立を求める意見書の提出については採択を主張します。  国は,障がい者雇用に関する審議会で企業向けの助成金の拡充の方針を出したと報じられていますが,陳情者の求める職場勤務に利用できる外出支援サービスや就労時に活用できる介護制度となるかは不明です。  よって,国の責任で重度障がい者が広く働くことができる介護制度の確立を求める意見書提出の願意は妥当と考え,採択を主張します。 ○伊藤健太郎 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  これより採択についてお諮りします。  なお,挙手のない方は不採択とみなします。  陳情第48号について,採択に賛成の方の挙手をお願いします。                    (賛成者挙手) ○伊藤健太郎 委員長  挙手全員です。  したがって,本件は採択すべきものと決定しました。  次に,陳情第51号第1項から第3項までについて採決を行います。  初めに,継続審査の意見はありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  継続審査との声がありませんので,採択,不採択についてお諮りします。  意見はありませんか。 ◆飯塚孝子 委員  陳情第51号市民病院は情報開示を適正に行うことについて,第1項市民病院は情報開示に当たっては,制度に基づいて適正に対応すること,第2項市民病院はカルテ開示マニュアルを遵守すること,第3項市民病院は職員の業務管理を徹底することについては不採択を主張します。  開示漏れの事実があったとのことですが,システムの入れかえによって改善されたことから,不採択を主張します。 ○伊藤健太郎 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  これより採択についてお諮りします。  なお,挙手のない方は不採択とみなします。  陳情第51号第1項から第3項までについて,採択に賛成の方の挙手をお願いします。                    (賛成者挙手) ○伊藤健太郎 委員長  挙手はありません。  したがって,本件は不採択とすべきものと決定しました。  以上で請願,陳情の採決を終わります。  本日継続審査と決定したものについては,会議規則第103条の規定により議長に申し入れたいと思います。また,本日結論の出た案件については,会議規則第102条の規定により委員会報告書を作成し,議長に提出したいと思います。  次に,委員長報告の内容,項目について御協議いただくため,委員間討議を行いたいと思います。  委員の皆様から御意見があればお願いします。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  それでは,御意見がないようですので,以上で委員長報告についての委員間討議を終わります。  以上で本日の日程を終了し,委員会を閉会します。(午前10:50)...