• 指定管理者(/)
ツイート シェア
  1. 新潟市議会 2019-12-13
    令和 元年12月13日市民厚生常任委員会-12月13日-01号


    取得元: 新潟市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-22
    令和 元年12月13日市民厚生常任委員会-12月13日-01号令和 元年12月13日市民厚生常任委員会                 市民厚生常任委員会会議録               令和元年12月13日(12月定例会)                                議会第3委員会室 令和元年12月13日   午前9時58分開会              午後1時53分閉会 〇市民厚生常任委員会  1 議案審査   ・北区役所    健康福祉課   ・東区役所    健康福祉課   ・中央区役所   健康福祉課   ・江南区役所   健康福祉課   ・秋葉区役所   区民生活課
      ・南区役所    健康福祉課   ・西区役所    健康福祉課   ・西蒲区役所   健康福祉課   ・市民生活部   ・危機管理防災局   ・消防局   ・市民病院  2 陳情の趣旨説明の可否について   ・請願第3号「基礎年金の改善と年金の毎月支給を求める意見書の提出について」   ・陳情第47号「市民病院の法律相談に関する報酬の予算執行を適正に行うことについて」(第1項,第2項)   ・陳情第48号「重度障がいが広く働くことができるよう通勤や職場における介護制度の確立を求める意見書の提出について」   ・陳情第51号「市民病院は情報開示を適正に行うことについて」(第1項~第3項) 〇市民厚生常任委員協議会  1 所管事務説明について  2 報告   ・新潟市債権管理条例適用による債権の放棄について(東区健康福祉課)   ・新潟市人権教育・啓発推進計画(案)のパブリックコメント実施について(広聴相談課)   ・国土強靭化地域計画の策定(改訂)について(防災課) 〇出席委員  (委員長)  伊 藤 健太郎  (副委員長) 宇 野 耕 哉  (委員)   佐 藤 豊 美  阿 部 松 雄  小 野 清一郎  美の よしゆき         小 野 照 子  小 林 弘 樹  飯 塚 孝 子  高 橋 聡 子         松 下 和 子  石 附 幸 子  小 泉 仲 之 〇出席説明員  市民生活部長          上 所 美樹子  危機管理防災局長        木 山   浩  消防長             涌 井 勇 人  市民病院事務局長        古 俣 誉 浩  広聴相談課長          渡 辺 正 義  防災課長            菊 池 雅 明  北区健康福祉課長        川 崎 裕 子  東区健康福祉課長        山 田 尚 子  中央区健康福祉課長       佐久間 由紀恵  江南区健康福祉課長       荒 木   香  秋葉区区民生活課長       田 邊 里 恵  南区健康福祉課長        田 中 早 苗  西区健康福祉課長        渡 部 和 人  西蒲区健康福祉課長       堀 内 正 徳  以上のてんまつは会議録のとおりであるので署名する。    市民厚生常任委員長  伊 藤 健太郎 ○伊藤健太郎 委員長  ただいまから市民厚生常任委員会を開会します。(午前9:58)  本日の欠席はありません。  初めに,審査日程についてです。  12月3日に決定した審査日程について,その後の精査の結果,所管について訂正部分がありましたので,机上に差しかえの日程案を配付させていただきました。訂正内容は,12月16日の福祉部介護保険課及び保険年金課の削除です。いずれも人件費補正に係る特別会計の補正予算であるため,所管である福祉部長から一括して説明をお願いするため,この2課を削除しています。  ここでお諮りします。配付の日程案のとおり行いたいと思いますが,いかがでしょうか。                   (異 議 な し) ○伊藤健太郎 委員長  そのように行います。  それでは,本日は初めに所管事務説明について御確認いただき,その後日程に従い,各区役所,市民生活部,危機管理防災局,消防局,市民病院の審査を行います。  また,審査終了後,昨日の本会議で本委員会に付託された請願・陳情の趣旨説明の可否についてお諮りしたいと思います。  なお,東区健康福祉課から「新潟市債権管理条例適用による債権の放棄について」,広聴相談課から「新潟市人権教育・啓発推進計画(案)のパブリックコメント実施について」,防災課から「国土強靱化地域計画の策定(改訂)について」,それぞれ報告の申し出がありますので,委員会終了後協議会においてこれを受けたいと思いますが,いかがでしょうか。                   (異 議 な し) ○伊藤健太郎 委員長  そのように行います。  本日使用する資料については,事前に配付してありますので,御確認願います。  ここで,委員会を休憩し,協議会を開会します。(午前10:00)  所管事務説明について申し上げます。昨日午前10時の締め切りの段階で,所管事務説明を求める申し出はありませんでした。したがって,今定例会では所管事務説明を求めないこととします。  ここで,協議会を休憩し,委員会を再開します。(午前10:01)  これより付託議案の審査を行います。  なお,人件費補正関連議案については,先日お決めいただいたとおり,各部局長に所管部分について一括して説明をお願いし,審査を行いますので,御承知おき願います。  最初に,区役所の審査を行います。  初めに,北区健康福祉課の審査を行います。北区健康福祉課長から説明をお願いします。 ◎川崎裕子 北区健康福祉課長  北区健康福祉課所管分の議案第139号指定管理者指定について説明します。当課が所管する老人憩の家阿賀浜荘しあわせ荘及び新崎荘の3施設について,現指定管理者指定期間が令和2年3月末で終了となるため,次年度以降の指定管理者指定するものです。指定管理者による当該施設の指定期間は,本市の指定管理者制度に関する指針にのっとり,前回の3年間から令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間に変更し,募集は前回同様,非公募により実施しました。  次に,配付資料1,指定管理者候補の選定結果についてをごらんください。候補の選定に当たっては,選定理由等の表に記載の5名の外部の有識で構成した評価会議を2回開催しました。この会議において,申請団体である新潟市北地区老人クラブ連合会から提出された事業計画書等について,評価基準に基づき評価を行いました。評価結果については,資料に記載のとおりです。12の評価項目及び総合評価とも適であると評価されました。この評価結果及び指定管理期間における評価を総合的に勘案し,地域に密着した施設として管理していく上で,健康福祉課において指定管理者候補として適格かどうか検討した結果,指定管理者としての業務遂行能力を有すると判断し,申請の新潟市北地区老人クラブ連合会を候補として選定したものです。  なお,候補が提出した事業計画収支計画の概要については,配付資料2,事業計画書概要一覧にまとめていますので,ごらんいただきたいと思います。 ○伊藤健太郎 委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆飯塚孝子 委員  今までは3年だった指定管理期間を新たに5年に延長した理由をまず伺います。また,指定管理者は全て同じ老人クラブ連合会で,週40時間勤務の全日勤務が1名,半日勤務が1名という同じ雇用条件のようですが,資料裏面を見ると,阿賀浜荘しあわせ荘,新崎荘で委託料や人件費に違いがあります。この委託料の根拠が何なのかと,人件費の違いは何なのかを伺います。 ◎川崎裕子 北区健康福祉課長  まず,指定管理期間が3年から5年になった理由です。平成30年4月1日に改正された新潟市公の施設に係る指定管理者制度に関する指針があり,この指針に基づいて,指定管理期間を原則5年とする方針が出されています。また,老人憩の家は地域密着型の非公募の施設で,老人憩の家の管理に関しても,利用との信頼関係が構築される中,長期的に安定したサービスの提供が求められる施設として指定管理期間を3年から5年と変更したものです。  次に,資料2裏面の収支計画にある人件費の違いについて申し上げます。基本的には,令和元年最低賃金の改定があった後,その最低賃金を守る形で改定しています。資料の表にお風呂の時間が書いてあり,基本的には午前10時から午後2時としているのですが,阿賀浜荘だけ利用している方が少し多い関係もあって,木曜日と日曜日だけ午前10時から午後4時と時間を延長しています。その点で,阿賀浜荘の人件費が多くなっています。  委託料の内容については,人件費と消耗品費,光熱水費,各種の委託料ですが,こちらは休日,夜間の警備とテレビの受信料,電話料,事務費となっています。 ◆飯塚孝子 委員  阿賀浜荘の利用が多いことが根拠になって,職員の人数は同じだが,延長時間があるため人件費に差が出たということですよね。  以前,松浜に老人憩の家寿楽園がありました。その利用阿賀浜荘にどれだけ行ったかも影響していると思うのですが,その影響はどうでしょうか。 ◎川崎裕子 北区健康福祉課長  寿楽園をことし3月末に閉じていますが,寿楽園の利用からは交流できる場とお風呂の要望がありました。交流できる場ということで,寿楽園から230メートルほど離れたところですが,自治会の方と老人クラブの方,地域包括ケアの支え合いのしくみづくり推進員など,地域の方々が一緒になって皆さんが集まれる地域の茶の間を3月1日に開設しました。寿楽園に来ている方にお声がけもし,現に10人前後の方が集まっていただいていると管理者から聞いています。  また,お風呂に関しては,1.3キロほど離れてしまうのですが,同じ松浜地区に阿賀浜荘がありますので,そちらの利用をお願いしていました。そこの4月の利用状況ですが…… ○伊藤健太郎 委員長  指定管理の選定結果についての議案なので,簡潔に答弁をお願いします。 ◎川崎裕子 北区健康福祉課長  はい,承知しました。申しわけありません。  4月に阿賀浜荘の新規の利用がふえています。また,高齢支援課が新富町から阿賀浜荘に行くバスを通していますが,そちらのバスが寿楽園前にもとまるようにして,利用の方々が利用しやすいように進めています。 ◆飯塚孝子 委員  寿楽園が閉館された影響で利用がふえたために木曜日と日曜日の開園時間が延びたのではなくて,以前からこの時間の運営でないと利用の要望に応えられなかったということでしょうか。 ◎川崎裕子 北区健康福祉課長  阿賀浜荘の時間延長は,寿楽園の廃止とは関係なく,それ以前から実施していました。 ○伊藤健太郎 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  以上で北区健康福祉課の審査を終わります。  次に,東区健康福祉課の審査を行います。東区健康福祉課長から説明をお願いします。 ◎山田尚子 東区健康福祉課長  東区健康福祉課所管の一般議案について説明します。  議案書61ページ,議案第140号,新潟市こども創作活動館指定管理者として,特定非営利活動法人ワーカーズコープ指定をお願いするものです。指定期間は,令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間となります。  指定管理者選定経緯等については,配付資料に沿って説明します。まず,資料1は,こども創作活動館指定管理者候補の選定結果についてです。指定管理者の公募には2つの団体から応募があり,候補の選定に当たっては学識経験や税理士,地域代表などの委員5名で構成する評価会議を開催し,公開プレゼンテーション及びヒアリングを実施しました。その後,委員による意見と評価結果を参考に総合的に検討した結果,子供を主体とした事業や地域との連携交流事業についてすぐれた提案を行った点,子供を含む利用からの意見や要望を把握し運営に反映させる方針,多数の類似施設の管理を行っている実績などが評価され,指定管理者としての業務遂行能力を有すると判断し,特定非営利活動法人ワーカーズコープを候補として選定しました。  資料1裏面の応募のあった団体の評価結果ですが,候補となった団体は100満点中83.8点でした。
     資料2には,今回の応募の一覧を掲載しています。  候補管理に対する基本方針事業計画など主な提案内容は,資料3に2つの団体を比較して掲載しています。  続いて,議案書62ページ,議案第141号,これまで直営施設であった松崎荘を含む東区内の老人憩の家5施設の指定管理者として,3地区のコミュニティ協議会指定をお願いするものです。指定期間は,令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間となります。  指定管理者選定経緯等については,配付資料に沿って説明します。まず,資料1は老人憩の家の指定管理者候補の選定結果についてです。当該施設は,地域の小規模な高齢の施設で,地域に密着した施設として管理運営していく上で,利用の立場に立った地域の団体であることを総合的に見て,コミュニティ協議会を非公募により指定することが適当と判断したものです。候補の選定に当たっては,学識経験公認会計士地域代表などの委員5名で構成する評価会議を開催しました。その後,委員による意見と評価結果を参考に総合的に検討した結果,施設の共同利用の確保,施設の効用を最大限に発揮し,管理経費の縮減が図られること,事業計画に沿った管理を安定して行う能力を有する点などが評価され,指定管理者としての業務遂行能力を有すると判断し,3地区のコミュニティ協議会を候補として選定しました。  資料1の応募のあった団体の評価結果ですが,どの施設も全て適でした。  資料2は,候補管理に対する基本方針事業計画を各施設ごとに記載しています。  続いて,議案書63ページ,議案第142号,老人デイサービスセンター藤見指定管理者として,社会福祉法人新潟社会福祉協議会指定をお願いするものです。指定期間は,令和2年4月1日から令和5年3月31日までの3年間となります。  指定管理者選定経緯等については,配付資料に沿って説明します。まず,資料1は,老人デイサービスセンター藤見指定管理者候補の選定結果についてです。本市では,昨今の民間事業所数が徐々にふえてきた状況などを踏まえ,公設から民設への移行を基本として公設デイのあり方を見直しているところであり,本施設に関しても施設の継続もしくは閉鎖に関する指定管理者との協議や利用,地域住民への丁寧な説明に十分な時間を要すると考えられるため,管理の実績がある社会福祉法人新潟社会福祉協議会を非公募により指定することが適当と判断したものです。候補の選定に当たっては,学識経験公認会計士地域代表などの委員5名で構成する評価会議を開催しました。その後,申請法人によるプレゼンテーションヒアリングを実施し,委員による意見と評価結果を参考に総合的に検討した結果,地域のセーフティネットとしての自覚,地域とのつながりを重視している点などが評価され,指定管理者としての業務遂行能力を有すると判断し,社会福祉法人新潟社会福祉協議会を候補として選定しました。  資料2には,候補管理に対する基本方針事業計画などを掲載しています。 ○伊藤健太郎 委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆美のよしゆき 委員  前段のものは,地域の方々がきちんと管理していくという話でいいのですが,最後の議案第142号だけ,先ほど説明のあったように基本的には今民間の業者が多くある中でなぜ非公募にするのか非常に疑問に思うので,そこをもう少し丁寧に説明してください。 ◎山田尚子 東区健康福祉課長  デイサービスなどは,なれた職員との関係等が大切だと考えています。利用への負担も考えて,現指定管理者を申請として非公募としました。 ◆美のよしゆき 委員  今民間事業が十分に行える能力があるのにわざわざ市が非公募にし,特定のところに出すことがおかしいのではないかと言っているのですが,そこについてどうお考えですか。 ◎山田尚子 東区健康福祉課長  今老人デイサービスセンター藤見では医療依存度の高い方や,ほかの民間のデイサービスでは受け入れが難しい方を積極的に受け入れている現状があります。そういう方々がきちんとサービスを受けられる状況で,ほかの民設デイサービスに移っていただけるかどうかなども慎重に検討していくことが必要ということを踏まえて,現指定管理者を非公募としたところです。 ◆美のよしゆき 委員  確認ですが,非公募にするかどうかは課長の判断で行ったのですか。 ◎山田尚子 東区健康福祉課長  今高齢支援課が中心になって進めている公設老人デイサービスセンターの見直しについてを踏まえて非公募としたところです。 ◆飯塚孝子 委員  まず,こども創作活動館について伺います。  公設公営から指定管理になり,今までは利用の声を直接市が受けとめるパイプがあったわけですが,資料3,4,事業計画,(4)の要望・苦情に対する対応方針・方法について,選定アンケート調査を行うにとどまっています。次点のところには,こども創作活動館運営委員会品質向上委員会の開催と書いてあって,私は地域の方を入れてそのような場をつくったほうが,より利用の声や市民の声を反映できると思うのですが,その点はいかがだったでしょうか。 ◎山田尚子 東区健康福祉課長  今回の選定も,定期的に利用アンケートを実施するほかに常設の意見箱も設けます。それから,大人の意見だけではなく,子供たち自身がどんなこども創作活動館にしていきたいかを考えて話し合いを行う子供会議も毎月実施していきたいという提案がありました。また,こども創作活動館運営委員会を設置し,地域の方などから委員を務めていただいて,館の運営や利用の意見等について報告,協議する仕組みをつくりたいという提案をもらっているところです。 ◆飯塚孝子 委員  次に,老人憩の家について伺います。  それぞれのコミ協が指定管理者になり非公募ですが,そこに従事する方も,全日勤務1人で40時間体制になるか,2人が20時間なのかという差はありますが,時間はほとんど同じで,同じローテーションを組むと思うのですが,裏側の人件費を見ると,大山台がばらついている気がします。その違いは何かわかりますか。 ◎山田尚子 東区健康福祉課長  先ほど北区健康福祉課長からも説明があったように,最低賃金をクリアしているか確認はしているのですが,大山台は全日勤務が60歳未満の若い方のため,健康保険や年金,子ども・子育て拠出金の支払いなどがあり,ほかの施設より高くなっています。 ○伊藤健太郎 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  以上で東区健康福祉課の審査を終わります。  次に,中央区健康福祉課の審査を行います。中央区健康福祉課長から説明をお願いします。 ◎佐久間由紀恵 中央区健康福祉課長  中央区健康福祉課所管の議案について説明します。  まず,議案書26ページ,議案第108号新潟市保育所条例及び新潟市地域保健福祉センター条例の一部改正についてです。改正項目の1点目は,新潟市保育所条例の別表に規定する新潟市立万代保育園の所在地を変更し,また統合される新潟市立宮浦乳児保育園を同表から除くものです。2点目は,新潟市地域保健福祉センター条例の別表第1のうち,中央区東地域保健福祉センターの所在地を改めるものです。  条例の施行日については,供用開始予定日の令和2年2月25日としています。  次に,施設の概要等について,配付資料により説明します。旧万代小学校の跡地に建設が進められている万代保育園東地域保健福祉センターは,低年齢児の保育需要の拡大に対応するため及び万代保育園宮浦乳児保育園の保育環境の改善のため,また東地域保健福祉センターにおいては駐車場が手狭であり,かつエレベーターなどバリアフリーに対応した施設が不十分であることから,これらに対応し利用の利便性の向上を図るため,3つの施設を移転,統合するものです。  次に,施設の概要についてです。位置図をごらんください。赤色の印の場所が現在の保育園,保健福祉センターの位置であり,赤枠で新施設と表示されている場所に移転します。建物は,鉄筋コンクリート,一部鉄骨づくりの地上4階建ての施設です。1・2階は保育園,3・4階が保健福祉センターという複合施設になります。保育園の定員は,現在2園合わせて100名のところ,150名に拡大します。  次に,事業のスケジュールです。ことし1月に建築工事に着手し,今月下旬には建物が竣工の予定です。引き続き外構の工事が進められ,供用開始は来年2月25日を予定しています。  次に,配置図をごらんください。建物の前面には保育園の園庭,その前に駐車場が配置されます。駐車場については,保育園の送迎,保健福祉センターでの健診など,施設の利用は無料で使用できますが,それ以外にあいているときは一般に有料で使用していただけるものとします。駐車場の管理運営は,民間の事業へ委託する予定です。  次のページは,各階の平面図となっています。  次に,議案第143号から第145号までは指定管理者指定についてです。議案書は64ページからです。当課が所管する6つの老人憩の家のうち,5つの施設と老人デイサービスセンター早川町について,令和2年3月末で指定管理期間が終了となるため,次年度以降の指定管理者指定するものです。  まず,議案第143号,老人憩の家ひばり荘です。配付した議案第143号の資料1,指定管理者候補の選定結果についてをごらんください。指定管理者の募集については公募で行い,株式会社はあとふるあたごの1から申請がありました。候補の選定に当たっては,資料の表の2段目に記載の5名の委員で構成する評価会議において応募によるプレゼンテーション及びヒアリングを実施し,選定基準に基づく評価を行いました。指定期間は,令和2年4月1日からの5年間です。  次に,選定理由の欄をごらんください。この欄の中段以降に記載してありますが,提案のあった事業計画は,申請の主な事業である介護分野の実績と専門性を生かし,高齢と地域の交流機会の創出や介護予防の取り組みが期待されることから,評価に結びついたものと考えます。  続いて,裏面の別表1,評価結果をごらんください。候補の評価点数は,110点満点で91.6点でした。100点満点に換算すると83.3点となり,指定管理者として適切かつ安定的に管理運営を行う能力を有すると認められる得点の目安となる60点を満たしています。  事業計画については,資料2,事業計画等総括表をごらんください。  次に議案書65ページ,議案第144号です。配付した議案第144号の資料1をごらんください。記載の4つの老人憩の家については,地域に密着した施設として利用の立場に立った効果的かつ効率的な運営のため,地元の住民団体が管理運営することが適当との考えから非公募とし,地元老人クラブ指定管理者の候補として選定しました。いずれの施設も現在の指定管理者からの申請となっています。  評価会議の委員については,さきの案件と同じ委員にお願いしています。評価会議において評価項目を審査した結果,申請のあった全ての団体について指定管理者として適切であると評価されました。  各候補からの事業計画の概要は,資料2,事業計画書概要一覧に記載してあります。  次に議案書66ページ,議案第145号,老人デイサービスセンター早川町についてです。配付した議案第145号の資料1をごらんください。候補の選定について,前回は公募により行っていましたが,現在公設の老人デイサービスセンターのあり方を見直しているところであり,本施設においては施設の閉鎖に関する指定管理者との協議や利用,地域住民の方々への説明に時間を要すると考えられるため,現在の指定管理者を非公募により指定することが適当と判断したものです。指定期間については,令和2年4月1日から3年間としています。  評価会議の委員については,さきの案件と同じ委員にお願いしています。評価会議において選定基準に基づく評価を行い,その結果をもとに市として総合的に検討した結果,引き続き社会福祉法人恩賜財団済生会支部新潟県済生会を指定管理者候補として選定しました。選定理由については,記載のとおりです。  続いて,裏面の別表1,評価結果をごらんください。候補の評価点数は,110点満点で92.4点,100点満点に換算すると84点となり,安定的に管理運営を行える能力を有すると認められる得点の目安である60点を満たしています。  事業計画の概要については,資料2,事業計画等総括表をごらんください。  このほか,当課で所管している公設の老人デイサービスセンターは3カ所ありますが,いずれも今回の公設老人デイサービスセンターの見直しに伴い,事業との協議を行った結果,現在の利用の他施設への円滑な移行も見込めることから,今年度末をもって閉鎖することとしました。  福祉部高齢支援課より関係する条例の一部改正について議案が提案されていますので,説明は省略します。 ○伊藤健太郎 委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆小野照子 委員  万代保育園東地域保健福祉センターについて,万代保育園宮浦乳児保育園が合体して東地域保健福祉センターも入り,利用も非常に利用しやすくなりますし,子育て世代のママ,パパたちがいろいろなことを相談できる機会にもなるので,いいことだと思っています。近くに万代市民会館もあって,その中に児童センターも入っているので,この方々の利用もふえると思います。ただ,先ほど説明のあったように,駐車場はこの施設を利用している人は無料だが,例えば近隣の万代市民会館を利用している方などが利用する場合,有料になってしまうわけです。市が運営,管理する施設は多分基本的に駐車場が無料なはずですが,ここを無料にできないでしょうか。 ◎佐久間由紀恵 中央区健康福祉課長  駐車場については,近接する万代市民会館や児童センターの利用の使用についてこれまでも要望をいただいたことがありましたが,検討した結果,当面は本施設の附属駐車場として保育園,保健福祉センターの施設利用を最優先とし,確実,スムーズに利用ができるような使用の仕方とします。その利用状況を一定期間見た後,万代市民会館等,他の公共施設の利用の使用については,減免するなどの検討の余地があると考えています。 ◆飯塚孝子 委員  老人憩の家の指定管理者指定についてです。利用状況と運営経費が平成29年度と平成30年度について記載され,令和2年度の全体収支計画も書いてありますが,この人件費を見ると,最低賃金は年度ごとに上がっているはずですが,人件費が前年を下回っているところがあります。沼垂荘の人件費が平成30年度と比べ令和2年度のほうが下がっていて,人数が違ってきているのか,あるいは就労時間や開設時間が違っているのか,理由がよくわからないのですが,どのような理由でしょうか。 ◎佐久間由紀恵 中央区健康福祉課長  老人クラブ連合会管理人報酬は月給制となっており,一日勤務と半日勤務がいます。その基本的な月給額は,この4施設は一緒で,そこに経験年数の加算があります。このたび沼垂荘の管理人として経験のある方が交代され,新しい方が入りましたので,経験年数の加算による差が生じているところです。 ◆飯塚孝子 委員  指定管理料の積算根拠として,そのような経験年数という考え方が全部に反映されるのですか。 ◎佐久間由紀恵 中央区健康福祉課長  老人憩の家の管理人の報酬については,全体的に統一した考えで行っています。 ◆飯塚孝子 委員  ということは,沼垂荘の人件費が下がった理由は,前年より経験値が少ない人が従事されているためで,時給単価はそれなりに上がっているという理解でいいでしょうか。 ◎佐久間由紀恵 中央区健康福祉課長  そのとおりで,今回は新しくなりましたので,経験年数の加算がない方が,基本額からスタートしているところです。 ◆石附幸子 委員  議案第143号の老人憩の家ひばり荘について,老人憩の家等は地域密着型が適切という話がずっとありましたが,ここは,もともと社会福祉法人坂井輪会が指定管理者ということで,この地域ではそれを担う団体がなかったということですか。 ◎佐久間由紀恵 中央区健康福祉課長  老人憩の家ひばり荘の指定管理者は,今まで社会福祉法人坂井輪会に行っていただきました。老人憩の家ひばり荘が2階にあり,1階に老人デイサービスセンターひばりがあるため,一体管理で同じ事業から指定管理を受けていただくことでメリットがあるということで,地域の団体ではなく事業から管理いただいたものです。 ◆石附幸子 委員  今度は,社会福祉法人坂井輪会から株式会社はあとふるあたごにかわるわけですが,一体管理していくのですか。 ◎佐久間由紀恵 中央区健康福祉課長  説明の最後に述べたとおり,株式会社はあとふるあたごが管理する老人憩の家ひばり荘の1階の老人デイサービスセンターひばりは今年度末で閉鎖になります。今後は老人憩の家のみの管理になることから,新しく公募で選定しました。 ◆石附幸子 委員  現指定管理期間の評価として,社会福祉法人坂井輪会も適切な管理を行っているという内容になっていますが,引き継ぎにおいて,現利用に対しては配慮されていくのでしょうか。 ◎佐久間由紀恵 中央区健康福祉課長  評価会議の場でも,そこについてきちんと確認して,新しい指定管理者になりますが,きちんと引き継ぎをした上で衛生管理や利用管理についても確実に行えることが見込まれました。 ◆小泉仲之 委員  今のひばり荘の件で,説明と行いにそごがある気がして質疑するのですが,今回指定管理者の募集は公募で行ったと説明していますよね。ただ,決めた段階では,デイサービスと一体的に管理すると効率的だから,株式会社はあとふるあたごにお任せしたという説明で,では公募する意味は何だったのでしょうか。最初からそこで決まっているような動向なのに,何のために公募したのか。競争意識が働かないから,ほかの団体が出ようと思っても出られないので,何のために公募を行ったのか非常に不鮮明で,やり方としていかがなものかと思うのですが,いかがですか。 ◎佐久間由紀恵 中央区健康福祉課長  説明がわかりにくかったかもしれません。現在の老人デイサービスセンターひばりとその上にある老人憩の家ひばり荘は社会福祉法人坂井輪会が今年度末まで一体的に管理する指定管理を受けています。来年度以降1階の老人デイサービスセンターが閉鎖になり,2階の老人憩の家は,地域密着の施設ということも鑑みて,坂井輪会として引き続きの管理が難しいという提案をいただきました。それを踏まえて,ほかの老人憩の家のように地域の老人クラブコミュニティ協議会などにも相談しましたが,老人憩の家単独で管理してくださる地域の団体が見つからなかったことから,今回公募としたところです。 ○伊藤健太郎 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  以上で中央区健康福祉課の審査を終わります。  次に,江南区健康福祉課の審査を行います。江南区健康福祉課長から説明をお願いします。 ◎荒木香 江南区健康福祉課長  江南区健康福祉課所管の議案第146号指定管理者指定について説明します。  議案書は67ページとなりますが,配付資料1,指定管理者候補の選定結果についてに基づき説明します。所管する老人憩の家は,一覧に記載の4施設です。老人憩の家は地域に密着した施設で,住民自治振興の目的のため,地元住民団体が管理運営することが効果的な施設として,非公募により現指定管理者を選定しています。  指定管理期間は,令和2年4月1日からの5年間です。  評価会議は,記載の5名の外部有識で評価基準に基づき行いました。提出された事業計画書等の資料に基づいて,申請2団体について評価項目,総合評価ともに適であると評価されたことを受け,総合的に検討し,選定しています。  裏面に現指定管理期間の評価,次ページに評価会議での結果一覧を添付しています。また,申請からの申請内容を資料2,事業計画等一覧にまとめてあります。表面は基本的な方針,裏面は施設ごとの収支計画等です。 ○伊藤健太郎 委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  以上で江南区健康福祉課の審査を終わります。  次に,秋葉区区民生活課の審査を行います。秋葉区区民生活課長から説明をお願いします。 ◎田邊里恵 秋葉区区民生活課長  秋葉区区民生活課所管の議案第147号指定管理者指定についてです。当課で所管する新津斎場について,令和2年4月からの5年間の指定管理指定をお願いするものです。  配付資料1,2をごらんください。指定管理者を公募したところ,資料2に記載の2団体から応募がありました。評価会議においてプレゼンテーションヒアリングを実施し,学識経験を含む3名の委員から選定基準に基づき評価いただきました。応募についての評価は,資料1の裏面のとおりです。その結果を受けて,現在も指定管理を行っている宮本工業所・北日本ビルサービスグループを候補に選定しました。  なお,候補事業計画の概要は資料3のとおりです。 ○伊藤健太郎 委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆飯塚孝子 委員  従来の指定管理者が選定されたということで,サービスグループとなっていますが,運営に当たっても役割分担があるのですか,それとも1社が全部人事を引き受けているという考え方でしょうか。 ◎田邊里恵 秋葉区区民生活課長  役割分担としては,構成団体の宮本工業所が火葬場の炉のメーカーということで,そういった維持管理をメーンで行い,北日本ビルサービスについては,清掃等を行っている新潟の業者ですので,そういった部分の役割分担となっています。 ◆飯塚孝子 委員  そうすると,配置人数でも雇用主が違うということですね。 ◎田邊里恵 秋葉区区民生活課長  はい,そのとおりです。 ◆飯塚孝子 委員  指定管理料の考え方は,入札のように,相手方からこれぐらいでやれますという提案があって,評価するものですか。どのような考え方ですか。 ◎田邊里恵 秋葉区区民生活課長  入札だと金額で決定だと思いますが,今回は,逆に選定のほうが指定管理料が高くなっています。評価会議のプレゼンの中で評価委員からいろいろ聞き取りをしていただいて,評価いただいた結果,指定管理料に関しては次点の会社のほうが安かったのですが,宮本工業所・北日本ビルサービスグループのほうを候補として選定したところです。 ◆飯塚孝子 委員  私も職員がきちんと配置されているかということで余り値引き対象にしないほうがいいと思っています。候補は職員4人全員を正社員として地元の人を採用しますと書いてありましたが,逆に次点のほうは5人で,この額で大丈夫かと思うのですが,どれぐらいでやるべきというこちら側の手持ちの額面があるか,ないかはどうでしょうか。相手次第ですか。 ◎田邊里恵 秋葉区区民生活課長  給与に関してこちらの手持ちの額面があるわけではないですが,お話があったように,今回選定した宮本工業所・北日本ビルサービスグループは4名を正職員でという提案で,一方次点のほうは人数的には5名ですが正職員ではない職員が多く,人件費の差が出たところで,指定管理料の差についてもそのほとんどが人件費の部分でした。4名全てが正職員で,また新潟市内の職員ということで,業務内容も特殊なので,きちんと責任を持って行っていただきたいということでこちらのグループを選定したところです。 ◆石附幸子 委員  葬祭場は非常に特殊な場所だと思っているのですが,この指定管理者申請評価会議の委員が3人で,今までの中では非常に少ないのですか,なぜ3人でいいのかをまず伺います。また,火葬炉等は非常に専門的なので,工学的なことなのか,化学か物理かわかりませんが,そのような専門的な方も入ったほうがいいのではという印象を持つのですが,そのあたりはいかがですか。 ◎田邊里恵 秋葉区区民生活課長  評価会議の委員の数については,特段定めがないところです。今までに説明のあった指定管理者評価会議より委員数が若干少ないとは思いますが,そのことによる点数の偏り等はなかったと思っています。炉に関して専門的な委員ということですが,今回は地域の方と,学識経験として死生学等を専攻している先生をお願いし,葬儀を営むというところで選定しました。 ◆石附幸子 委員  きちんと評価されていて,死生学ということで大学の人文学部の教授が入られていると思うのですが,やはり特殊な労務を抱える葬祭場なので,専門的な方が入るべきだと思います。評価会議の委員の選定のときに,そのような視点からの評価が必要ではないかといった意見等は出ていないですか。 ◎田邊里恵 秋葉区区民生活課長  委員の皆さんから,専門的なので,専門の方が入ったほうがいいという話はなかったです。この斎場をつくる段階で炉の選定に当たってはプレゼンをして決定していて,今回の指定管理については,当然炉の維持管理が業務の中に入ってくるのですが,火葬を行うところで利用への対応もまた大きいので,そういったところで委員を選びました。 ◆小泉仲之 委員  今のところで基本的にはいいと思うのですが,少し気になったのは収支計画の人件費で,5年間で1億800万円ほどで,単純に言えば年間2,000万円ぐらいです。そうすると,1人当たり500万円ぐらいですが,これはどのような人事構成になっていますか。また,1人500万円だったら指定管理ではなくて,例えば直営で行うことも可能ではないかと思いますが,そのあたりの考え方はどのように整理したのでしょうか。 ◎田邊里恵 秋葉区区民生活課長  4名の構成は,場長1名と職員3名で,男女比は男性2名,女性2名となっています。指定管理の業務の中には,2つの側面があって,施設の維持管理で,直営では炉の維持管理が厳しい部分があって,炉のメーカーの職員が常日ごろ炉を使いながら状態を見ていくことで適切な維持管理ができますので,そういった部分で直営よりは指定管理ということです。 ◆小泉仲之 委員  直営にこだわっているわけではないですが,それだったら施設は全部指定管理にならなければいけないのかといえば,本市はそうなっていないですよね。それは契約のときにどのような契約をしたか,メーカーとの関係性によるでしょうから,そのこと自体がポイントではなくて,指定管理にすることによって優位性として何が生まれてくるのかだと思います。その意味で,人件費や指定管理料全体から見れば,本当に優位性があるのか甚だ疑問ですが,いかがでしょうか。そのような議論はあったのでしょうか。 ◎田邊里恵 秋葉区区民生活課長  施設を新しくしたときに一緒に指定管理ということで,平成27年度から指定管理にしたところですが,先ほど申し上げたような施設の維持管理という部分と,利用いただく皆様の心情に寄り添った対応というところで,宮本工業所・北日本ビルサービスのノウハウを生かしながら効率的な運営ができるという判断で指定管理を導入したと考えています。 ◆小泉仲之 委員  では,考えによっては本市の職員や市全体にはそのようなノウハウがなかったのですか。 ○伊藤健太郎 委員長  小泉委員,この施設を指定管理にすべきかどうかということで,今回の議案に関係するとは思いますが,簡潔な質疑をお願いします。
    ◆小泉仲之 委員  やはり根本的な問題だからお願いします。 ◎田邊里恵 秋葉区区民生活課長  市の職員がそれをできないということでは決してないと思いますが,よりよいサービスの提供というところでの導入だと思っています。 ○伊藤健太郎 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  以上で秋葉区区民生活課の審査を終わります。  次に,南区健康福祉課の審査を行います。南区健康福祉課長から説明をお願いします。 ◎田中早苗 南区健康福祉課長  南区健康福祉課所管の一般議案,議案第148号,議案第149号について説明します。いずれも当課所管施設の指定管理者指定に関するものです。  議案書69ページ,初めに,議案第148号指定管理者指定について説明します。今年度末に指定管理期間の終了を迎える南区内の健康センター2施設と老人デイサービスセンター2施設の指定管理者として,社会福祉法人新潟社会福祉協議会指定するものです。対象の月潟及び味方の施設は,それぞれ健康センターと老人デイサービスセンターが同一の建物内にある複合施設であることから,健康センターと老人デイサービスセンターを一体的かつ効率的に管理するものとして指定管理者の選定を行いました。  なお,公設老人デイサービスセンターについては,現在高齢支援課が中心となって進めている公設老人デイサービスセンター制度見直しに伴い,非公募で現指定管理者による指定管理を3年間継続する中で,公設から民設への移行について検討及び整理することとしていますので,今回の指定期間は一体管理する健康センターとあわせて令和2年4月1日から令和5年3月31日までの3年間としました。  続いて,各施設の指定管理者候補選定経緯等について,配付資料に沿って説明します。配付資料1ページ,南区月潟健康センター及び老人デイサービスセンター月潟と南区味方健康センター及び老人デイサービスセンター味方の指定管理者候補の選定結果です。候補の選定に当たっては,区内の関係団体の代表や公認会計士など委員4名で構成する指定管理者申請評価会議を開催し,公開プレゼンテーション及びヒアリングを実施しました。委員による評価結果と意見を参考に総合的に検討した結果,地域に根差したサービスを展開してきた実績や利用をふやす取り組みを考えている点などを評価し,各施設ともに引き続き社会福祉法人新潟社会福祉協議会を候補として選定しました。  続いて,3ページ,別表1及び別表2をごらんください。評価会議の委員による候補の評価結果です。合計点数は,それぞれ100点満点中,南区月潟健康センター及び老人デイサービスセンター月潟が87.3点,南区味方健康センター及び老人デイサービスセンター味方が93.3点でした。  また,指定管理者より提示された事業計画については,4ページと5ページにまとめています。  次に,議案書70ページ,議案第149号指定管理者指定について説明します。今年度末に指定管理期間の終了を迎える南区内の児童館等2施設の指定管理者として,それぞれ特定非営利活動法人ワーカーズコープ指定するものです。指定期間は,令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間です。  続いて,選定経緯等について配付資料で説明します。配付資料6ページ,議案第149号の白根児童センターと白根北児童館の指定管理者候補の選定結果です。指定管理者を公募し,両施設ともに現在の指定管理者1団体の応募でした。候補の選定に当たっては,地域代表学識経験など委員5名で構成する評価会議を開催し,公開プレゼンテーション及びヒアリングを実施しました。委員による評価結果と意見を参考に総合的に検討した結果,両施設ともに幅広い年齢層の子供たちが集える場を提供し,適切な施設運営が見込まれ,指定管理者としての業務遂行能力を有すると評価し,それぞれ特定非営利活動法人ワーカーズコープを候補として選定しました。  次に,7ページ,別表1をごらんください。白根児童センターの評価会議の委員による候補の評価結果です。合計点数は,100点満点中77.2点でした。  次に,8ページ,別表2をごらんください。白根北児童館については,100点満点中78.4点となっています。  また,指定管理者より提出された事業計画については,9ページと10ページにまとめています。 ○伊藤健太郎 委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆美のよしゆき 委員  先ほどから,老人デイサービスセンターの民間移行を前提にしながら3年間の指定管理という話がありますが,民間移管後そこがまた引き受ける前提の話であれば非公募もわかるのですが,引き受けず,そこに通っている高齢の方々にほかの場所へ行ってくれとなるとしたら,ここに預けるべきではないと思います。簡単に言うと,その地域で既にデイサービスセンターを行っている民間の方がいればそこに公募という形で手を挙げていただいて,市としてはここを閉めますが,今民間がほかの建物でやっていますから,どうぞこちらへとしたほうが円滑な移行になると思うのですが,3年後もこの福祉団体が続ける前提で話が進んだと考えていいでしょうか。 ◎田中早苗 南区健康福祉課長  前提があってというわけではなく,施設の老朽化もあって指定管理者を公募しても希望がなかなか出てこないのではないか,あるいは公設から民設へ移行する際の想定として,利用への負担を考えると,できる限り現在の指定管理者であるスタッフの方々がそのまま継続することがよいのではと考え,今回指定管理を延長するに当たり,現在の指定管理者を申請として非公募とする選定としており,先ほど冒頭に説明したように,その3年間の中で今後の方向性を検討したいと考えているところです。 ◆美のよしゆき 委員  今後について,前向きなのでしょうか,どのような状況でしょうか。 ◎田中早苗 南区健康福祉課長  将来の話なので想定ですが,今説明した味方,月潟の両方のデイサービスセンターについては,現在それなりの黒字が出ていますので,恐らく継続ができるのではないかと考えているところです。 ◆美のよしゆき 委員  黒字が出ているのであれば,非公募にした理由がなおさらわからなくなってくるのですが,黒字のものをなぜ非公募にしたのですか。今デイサービスセンターは民間の方々がどんどんやってくださっているので,特定の場所を指定して非公募で行うのは,公募の原則から考えると少し逸脱している気がするのですが,その辺についてはどうでしょうか。 ◎田中早苗 南区健康福祉課長  先ほどの説明でも申し上げましたが,今後どうしていくか検討するための3年間だと考えています。その3年間の中で,今利用している方々を思うと同じスタッフでやったほうがいいのではということです。将来的なことを考えるための3年間で,通常であれば5年のところを3年に短くして,このまま検討したいということです。 ◆飯塚孝子 委員  月潟と味方の健康センターについて,デイサービスは介護報酬で行うという考え方ですが,健康センターの指定管理の人件費はそれぞれ約3万9,000円と約14万円で,デイサービスと兼ねて管理すると思うのですが,その一方で管理費がそれなりにあります。これはどのような内訳ですが。 ◎田中早苗 南区健康福祉課長  この資料は,先ほど説明したように指定管理者から提示された収支計画ですが,人件費に関しては委員からお話があったように施設全体として管理していくということです。建物の構造としては事務室の両サイドにデイサービスセンターと健康センターがあり,実際に兼務しても特に問題がなくて,指定管理で一体的に管理することで効率化が図られる施設ですのでそうしています。収支の関係について,収入は指定管理料ですが,平成30年度の実績として,味方のほうは,人件費が6,600万円ほどで,指定管理料との差額が事業費,事務費となっています。月潟のほうは,人件費が4,100万円ほどで,指定管理料との差額が事業費,事務費となっています。 ◆飯塚孝子 委員  健康センターは,指定管理料のほとんどを管理費が占めているわけですが,この内訳は何でしょうか。 ◎田中早苗 南区健康福祉課長  平成30年度の実績ですが,例えば味方健康センターについて,指定管理者から出されたもので言うと,人件費が69万円ほど,それ以外には,管理費,光熱水費等が190万円ほど,事務費が26万円ほどで,実際には光熱水費などの実費が大部分を占めているところです。 ◆飯塚孝子 委員  前年実績と比べると,人件費は額が1桁くらい違うのですが,この違いは何でしょうか。 ◎田中早苗 南区健康福祉課長  今回のものは,あくまでも指定管理者がこうやって運営したいという計画上のものですが,実績になると一体管理で,割り振りを行っているためで,特に給料を下げたなどということではありません。 ◆飯塚孝子 委員  児童センターや児童館を公募したが,継続となる特定非営利活動法人ワーカーズコープからしか応募がなく,常勤と非常勤がそれぞれいるということですが,常勤の職員はフルタイムですか。その時間割の考え方を伺います。 ◎田中早苗 南区健康福祉課長  限られた予算と限られた人数でローテーションを回して,きちんと休暇がとれる形で行っていますので,このような形になっていて,児童センターは常勤の方4名がフルタイムで,非常勤の方が3名という計画になっています。 ◆飯塚孝子 委員  では,非常勤の人もフルタイムですか。 ◎田中早苗 南区健康福祉課長  非常勤の方は,フルタイムではなく,そのときのローテーションや,働く方の事情に応じて短時間勤務もあります。 ◆飯塚孝子 委員  この本店は東京ですよね。ほかのところでも,ワーカーズコープがいろいろと指定管理をしていますが,新潟に支店等があるのですか。全部本店の東京で集約されて,人事権も東京にあるのでしょうか。 ◎田中早苗 南区健康福祉課長  実際に働いている方は,ほとんどが南区に住んでいる方で,地域の方々に働いていただいています。ここの中で事務所も兼ねていただいていますし,南区だけではなく,ほかの区でも事業をやっていただいているところです。 ◆飯塚孝子 委員  では,実際に事務所機能もここにあると理解していいのですか。白根児童センターまたは白根北児童館にあるのですか,それとも別なところに事務所があるのですか。 ◎田中早苗 南区健康福祉課長  別のところにあります。 ◆飯塚孝子 委員  地元の専門職の人を採用しているということですが,賃金は東京ベースでしょうか。賃金は地域でかなり違いがあるのですが,その雇用条件は東京と同じなのか確認をお願いします。 ◎田中早苗 南区健康福祉課長  ほかの事業所が幾ら支払われていて,ここの事業所が幾らか,あるいは東京がどれぐらいで,ここはどうかまでは把握していませんが,いずれにしても最低賃金以上のものを支払っていることは確認しています。 ◆飯塚孝子 委員  新潟の最低賃金ということでしょうか。 ◎田中早苗 南区健康福祉課長  はい,そのとおりです。 ○伊藤健太郎 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  以上で南区健康福祉課の審査を終わります。  次に,西区健康福祉課の審査を行います。西区健康福祉課長から説明をお願いします。 ◎渡部和人 西区健康福祉課長  西区健康福祉課所管の議案について説明します。  まず,議案第150号指定管理者指定についてです。議案書71ページ,所管する1つの老人デイサービスセンター,1つの老人福祉センターについて,現指定管理者指定期間が今年度末で終了となるため,来年度以降の指定管理者指定するものです。  候補の選定について,前回は公募により行っていましたが,先ほど来説明が出ていますが,今回高齢支援課が中心になって進めている公設老人デイサービスセンターの制度見直しにかかわって,現行の指定管理者を申請とした非公募としています。  また,指定期間については,公設から民設への移行を図るための検討期間を設けるため,特例的なものとして,前回の5年から3年に短縮して,令和2年4月1日から令和5年3月31日までとしています。それに伴い,併設している老人福祉センターについても,一体的で効率的な運営やサービス向上のため,同様の3年間の期間とし,非公募で選定を行いました。  次に,配付資料1,指定管理者申請評価会議の選定結果についてをごらんください。候補の選定に当たっては,資料記載の外部有識で構成する評価会議において選定基準に基づく評価を行いました。その結果をもとに市として総合的に検討した結果,老人福祉センター黒埼荘及び老人デイサービスセンター黒埼荘については,社会福祉法人新潟社会福祉協議会を引き続き指定管理者の候補に選定しました。  選定理由の欄をごらんください。まず,老人福祉センター黒埼荘及び老人デイサービスセンター黒埼荘について,候補はこれまでに培ってきたノウハウに基づくサービス向上策の提案を行っているだけではなく,利用の健康及び衛生管理,安全管理体制なども適切であり,安定的に管理運営を行う能力を有すると認められるなど総合的にすぐれていたことから,候補として選定しました。  次に,2ページの別表1から2までの施設別の評価結果をごらんください。候補得点について見ていくと,別表1の老人福祉センター黒埼荘については100点満点中92.2点,別表2の老人デイサービスセンター黒埼荘については100点満点中90.2点という結果になっています。  なお,候補の提出した事業計画の概要については,資料2,事業計画書概要一覧にまとめています。後ほどごらんください。  続いて,議案第151号指定管理者指定についてです。議案書72,73ページ,所管する10カ所の老人憩の家について,9施設は現指定管理者指定期間が今年度末で終了となるため,1施設は直営の管理から指定管理者制度に移行するため,令和2年4月1日から令和7年3月31日までの指定管理者指定するものです。  指定管理者の候補の選定方法については,老人憩の家は地域の小規模な高齢施設であって,地域に密着した施設として引き続き地域団体の方に管理運営していただくことが望ましいと判断して,これまでも実績がある地元老人クラブで構成する7団体を申請として非公募で行いました。  なお,一部の施設,小針荘,西川荘,寺尾荘について,指定管理者の名称が現在のものから変更となっていますが,構成する地元老人クラブはこれまでと同様に指定管理者として実績がある団体です。  次に,資料1,指定管理者申請評価会議の選定結果についてをごらんください。候補の選定に当たっては,先ほどと同様,資料記載の外部の有識で構成した評価会議において選定基準に基づく評価を行いました。評価項目,評価結果については,資料1の3,4ページにありますが,記載のとおり全申請とも全ての評価項目,総合評価が適との評価を得たほか,これまでの実績などをもとに総合的に判断し,今後5年間指定管理者として指定したいものです。  なお,各施設の候補の提出した事業計画の概要については,資料2,事業計画書概要一覧にまとめています。 ○伊藤健太郎 委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆美のよしゆき 委員  議案第150号について,民間移行に対して,この施設は前向きに考えていくということで3年間の指定期間という認識でよろしいですか。 ◎渡部和人 西区健康福祉課長  先ほども南区健康福祉課長が申しましたが,高齢支援課のほうで公設から民設へという流れがある中で,まだ状況が定まらないものですから,期限を区切り,今後どうしていくか検討するための3年間ということで進めました。 ◆美のよしゆき 委員  民間のデイサービスセンターができてきたから,公設の役目がほぼ終わるだろうという前提が入っていることはわかっているのですが,この地域において仮にこのデイサービスセンターがなくなったとしても民間で吸収するだけの余力は今ありそうですか。 ◎渡部和人 西区健康福祉課長  施設の数等を見ると吸収はできると思いますが,ただ,現在ここの利用がいますので,その方たちの移行や,老人デイサービスセンター黒埼荘は老人福祉センター黒埼荘と一体となっていますので,今後民間に引き受けていただけるかどうかを検討していかなければいけないということで3年で考えていきたいところです。 ◆小泉仲之 委員  老人憩の家槇尾荘の指定管理者の代表の名前が我々の同僚と同姓同名ですが,その方で間違いないでしょうか,それとも別の方でしょうか。 ◎渡部和人 西区健康福祉課長  同僚の議員の方で間違いありません。 ◆小泉仲之 委員  議員が行うことが100%悪いという法律はどこにもないと思うのですが,地元の地域の中で,市からの事業を議員が受けることについては,いろいろな目で見られる可能性があるので,私はやはり原則的には倫理上好まざることだと思うのですが,彼が代表を務めるところを選定したことについて議論は何かあったのでしょうか。 ◎渡部和人 西区健康福祉課長  今議員がこの運営委員会の代表となっていますが,──────────────────────────────────────────────────────────────── ◆小泉仲之 委員  ───────────────────────────────────────────────── ◎渡部和人 西区健康福祉課長  ───────── ◆小泉仲之 委員  ──────────────── ◎渡部和人 西区健康福祉課長  ─────────────── ◆小泉仲之 委員  でも,私は本来このようなことは避けるべきだと思います。人がいないわけではないでしょうから,そういう議論を皆さん方も積極的に地元の皆さんと行い,やはり避けるべきではないかと思います。そのような事態がいろいろなところで出てきたら,市民の皆さんからいろいろなことを言われる可能性があるわけですから,安全面も考えながら,紛らわしいことは指導してもいいのではと思うのですが,いかがでしょうか。 ◎渡部和人 西区健康福祉課長  私たちとしても,今後定期的に槇尾荘の関係の方とお話しする機会がありますので,そういったときに,だめだとは言いづらいですが,このような話も出ていますと委員会の方々にお話はしてみたいと思います。 ◆小泉仲之 委員  行政上の問題ではなくて,我々議員自身のモラルの問題でもあるわけですが,そういうことについては我々自身も含めてやはりぜひ議論をするべきだと思って質疑しました。 ◆飯塚孝子 委員  確認ですが,公設老人デイサービスの民営化という方針が出ている中,老人デイサービスセンター黒埼荘は,老人福祉センター黒埼荘を合築していて,別物のような気がするのですが,合築の場合は民営化の検討の対象になるのでしょうか。 ◎渡部和人 西区健康福祉課長  一体的な建物になっていますが,デイサービスが民営となった場合,老人福祉センターは残りますので,今はこちらも社協にお願いしていますが,指定管理の期間が切れたら新しく指定管理をしていただく方を探していく形になろうかと思います。 ◆飯塚孝子 委員  今ボイラーなどの機械は,構造上別々に管理する仕組みになっているのですか。 ◎渡部和人 西区健康福祉課長  今は一体の建物ですので,ボイラー等も一緒に管理しています。 ◆飯塚孝子 委員  そうすると,管理費を案分する形で指定管理という考え方になるのですか。 ◎渡部和人 西区健康福祉課長  将来的な話になりますが,そうなったら,そのように考えていかざるを得ないのかと思います。 ○伊藤健太郎 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  以上で西区健康福祉課の審査を終わります。  次に,西蒲区健康福祉課の審査を行います。西蒲区健康福祉課長から説明をお願いします。 ◎堀内正徳 西蒲区健康福祉課長  当課所管の議案について説明します。議案書74ページから76ページ,議案第152号から第154号までの3議案で,いずれも本年度で指定期間が終了する4施設の指定に関するものです。  配付資料1ページをごらんください。対象施設の一覧となっています。候補の選定に当たっては,社会保険労務士,税理士,地区の代表など委員5人で構成する評価会議を開催しました。今回議案として上げた施設は,全てこの評価会議で選定を行っています。  次に,2ページ,議案第152号,老人憩の家かすがい荘の選定結果です。候補の選定については,地域における自治振興や施設運営の効率性の観点から,地元団体が管理運営することが望ましいとの考えから非公募で行い,漆山地区自治連絡協議会を継続して指定管理者指定するものです。次期指定期間については,令和2年4月1日から5年間としています。  次に,3ページ,評価結果をごらんください。評価会議では,全ての項目において適の評価となっています。この評価結果をもとに総合的に検討した結果,指定管理者として業務遂行能力を有すると判断し,申請を候補として選定しました。  なお,資料4ページには候補から提出された事業計画,5,6ページには収支計画,7ページには過年度分の運営状況,8ページには利用状況と運営経費についてまとめています。  続いて,議案第153号,第154号の西蒲区所管の公設老人デイサービスセンター指定管理に係る議案に移ります。現在高齢支援課が中心になって進めている公設の老人デイサービスセンターの制度見直しに伴い,選定方法については現行の指定管理者を申請とした非公募としています。また,指定期間については,公設から民設への移行を図るための検討期間を設けるための特例的なものとして,現指定期間の5年から3年に短縮し,令和2年4月1日から令和5年3月31日までとしています。  次に,9ページ,まず議案第153号,老人デイサービスセンター潟東並びに老人デイサービスセンター巻の選定結果についてです。いずれも新潟市社会福祉協議会指定管理者指定するものです。  次に,11ページ,評価結果をごらんください。老人デイサービスセンター潟東の点数は100点満点中80.8点,老人デイサービスセンター巻は80.4点でした。この評価結果をもとに総合的に検討した結果,指定管理者としての業務運営能力を有すると判断して,申請を候補として選定しました。  12,13ページに老人デイサービスセンター潟東,14,15ページにデイサービスセンター巻の事業計画収支計画をまとめています。  続いて,16ページ,議案第154号老人デイサービスセンター中之口の選定結果です。こちらについては,愛宕福祉会を指定管理者指定するものです。  17ページは,老人デイサービスセンター中之口についての評価結果となります。点数は86.0点で,この評価結果をもとに総合的に検討した結果,指定管理者としての業務遂行能力を有すると判断し,申請を候補として選定しました。  18,19ページは,事業計画収支計画についてまとめています。  このほか,本課で所管している老人デイサービスセンター岩室,西川については,公設の老人デイサービスセンターの見直しに伴い売却することとなり,指定管理者による管理は今年度末をもって終了となります。高齢支援課より新潟市老人デイサービスセンター条例の一部改正について議案が上程されていますので,説明は省略します。 ○伊藤健太郎 委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆美のよしゆき 委員  廃止する場所を今まで管理していたのはどこの団体でしょうか。
    ◎堀内正徳 西蒲区健康福祉課長  老人デイサービスセンター岩室については,現在指定管理を受けていただいている新潟県労働衛生医学協会,老人デイサービスセンター西川については,同じく現在指定管理していただいている新潟南福祉会です。 ◆宇野耕哉 委員  重箱の隅をつつくみたいで申しわけないですが,西蒲区が最後ということで聞きます。社協があちこちの区で選定されていますが,評価点数を見るとかなりばらつきがあり,区によって10点以上のばらつきがあったりするのですが,これはスタッフの問題なのか,それとも評価している委員の主観的なものがあるのか,どのように捉えていますか。 ◎堀内正徳 西蒲区健康福祉課長  たしか平成29年のこの時期の私の説明に対し同様な質疑をいただいています。同じ評価委員の中で,同じ条件で評価するのであればそのような問題も若干あるかもしれませんが,残念ながら評価委員が違うので,若干の差は出ると思います。  もう一点は,社協のプレゼンの中でも御自身で説明されていましたが,民間のデイサービス事業のレベルがかなり上がっていて,そのレベルに及ばない部分はあるのかもしれないが,セーフティネットとして,社協の一部門としてこの部分を続けていきたいという話がありました。また,職員の離職率も社協は低いので,いいデイサービス事業を展開していただけるものと思います。点数は少なくても不安を感じていません。 ◆宇野耕哉 委員  今回社協だけで規定を満たしているということで全く問題ないと思うのですが,何でこんなことを聞いたかというと,複数あったときに委員の主観等が入るとそれでいいのかということがあります。複数で評価したときに,10点以上の差があったり,余り点数がなくてもこちらに決まりましたというものも結構あるので,果たして本当に正しい評価はどうなのかをお聞きしたいのですが,どんなものでしょうか。 ◎堀内正徳 西蒲区健康福祉課長  難しい問題かもしれませんが,例えば本庁で一括して指定管理を行うのであればその問題はクリアできるのでしょうが,なかなか現実的ではないと思います。 ◆飯塚孝子 委員  公設老人デイサービスの廃止や民営化が検討されていますが,西蒲区において,デイサービスの受け皿は,公設がなくなってもきちんと選択ができるレベルで資源として担保されるか伺いたいと思います。 ◎堀内正徳 西蒲区健康福祉課長  今委員から西蒲区としてという話がありましたが,介護の世界は日常生活圏域という区分けになっています。今地域包括の考え方では,おおむね30分以内の圏域の中に医療,介護,介護予防,住まいと日常生活サービスを展開するということで,日常生活圏域で見るのか,区で見るのかといろいろありますが,区で見た場合,要介護の人数に対してどれだけの定数を持っているかという整備率であれば,デイサービスに関して西蒲区は整備率が低い状況にあります。 ◆飯塚孝子 委員  民設で対応できているところもあれば,ばらつきがある中で,やはり十分ではないという今の話だったと思います。その意味で,この3年間は残すべきかどうかという考え方も踏襲されると思うのですが,その点どうでしょうか。 ◎堀内正徳 西蒲区健康福祉課長  先ほどは整備率の話をしましたが,一方で施設の稼働率もあります。稼働率というのは,定員に対して1日当たりどれだけの利用が入っているかですが,例えば西蒲区では,日中区外で働き,昼夜間人口比率が低い地区については,やはり在宅は厳しくなってきます。そうすると,デイサービスのニーズは上がってくるのですが,この稼働率を見ると落ちてきています。それは,在宅が難しくなってくるとか,入所施設がかなり出てきているので,デイサービスより入所のほうに流れる,あるいは認知症の度合いが高まってくると,デイサービスではなく小規模多機能のほうに移ってくるということで,その日常生活圏域の中の施設のバランスによってデイサービスがどのような位置づけになるか変わってくると思っています。 ◆飯塚孝子 委員  15ページに老人デイサービスセンター巻の収支計画が提示されていて,定員が30人規模ということですが,前年の平成30年度収支と比べたときに,利用料金や収入は上がっていますが,人件費額は減っています。この理由は何ですか。 ◎堀内正徳 西蒲区健康福祉課長  デイサービスに限らずですが,こういった福祉サービス施設はやはり人件費が非常にボリュームがあるのですが,先ほど来出ているように最低賃金が上がったり,今年度10月に処遇加算という制度が入っています。このように支出は上がり基調ですが,先ほど申したように稼働率等によって収入が変わってきます。運営が厳しいところで,私もこの施設のこの点について着目してお聞きしたら,ベテランの方が定年退職されるということです。 ○伊藤健太郎 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  以上で西蒲区健康福祉課の審査を終わり,区役所の審査を終わります。  次に,市民生活部の審査を行います。市民生活部長から説明をお願いします。 ◎上所美樹子 市民生活部長  市民生活部所管の議案について説明します。  議案第156号令和元年度新潟市一般会計補正予算関係部分のうち,市民生活部関係部分の人件費補正について,配付資料により説明します。このたびの人件費補正は,10月9日,新潟市人事委員会が市議会議長及び市長に対して行った勧告に基づき,俸給月額を平均0.1%引き上げ,勤勉手当を0.05月分引き上げるなど,民間給与との較差を解消するため実施するものであり,あわせて人事異動に伴う人件費の過不足分を調整するものです。  配付資料は,費目別,課別に一覧表にまとめたものです。表頭の左から4列目が今回の補正額になっており,その右側に財源内訳と説明欄があり,一番右側が職員数となっています。  市民生活部の人件費は,総務費,民生費,商工費の3費目にわたっていますが,初めに総務費です。市民生活課から広聴相談課まで4課の一般職員の人件費と消費生活相談員などの非常勤職員の人件費です。  次に,民生費の社会福祉総務費は,区役所に配置されている女性相談員の人件費です。商工費の工業総務費は,市民生活課の計量検査担当職員の人件費です。  表の右端,職員数欄の最下段をごらんください。当部全体で一般職員3名の減となっており,計,一般職員58名,非常勤職員46名にかかわる人件費補正です。表頭の左から4列目,補正額欄の最下段にあるとおり,合計2,262万円の減額をお願いするものです。 ○伊藤健太郎 委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆小野清一郎 委員  この人件費については一般質問でも取り上げられたところですが,その中でも話が出たように,この間例えば市民生活部であれば補助金や助成金の削減があり,また集中改革プランにおいてもそういったところが出てくると思います。そういった中にあって,市長は自分の報酬もカットする中,たとえ人事委員会の勧告とはいえ,市民感覚からすれば上げるのは非常にいかがなものかと思います。その辺部長はどのように思われますか。 ◎上所美樹子 市民生活部長  財政的な事情も踏まえて,市民の皆様から御理解いただけるよう,限られた予算の中で最大限の効果が得られるよう社会情勢の変化や他都市のサービス水準などを参考にしながら,市としての役割,優先度を見きわめ,行財政改革を着実に推進し,強固な財政運営の基盤づくりに努めるとともに,さらに市民の信頼に応えられるよう高い意欲を持って業務に取り組んでいきたいと思っています。 ◆小野清一郎 委員  一般質問の中でも,職員の資質の向上などという話が出たと思います。市民生活部の中で,この職員の資質向上という点はどのように考えていますか。 ◎上所美樹子 市民生活部長  各所管課では,担当業務において研修を行ったり,働き方改革ということで,外部の講師を招いて部単位で取り組みも進めています。そういった意味で,資質向上には努めていると思っています。 ◆石附幸子 委員  この表を見て2つお聞きします。職員数の過不足分ということで,広聴相談課が14人から2人減っています。かなり影響があるのではないかと思っていますが,その理由と影響を教えてください。また,男女共同参画課は,人員は減らないですが,補正額として600万円ぐらいマイナスになっているので,その理由をお聞かせください。 ◎上所美樹子 市民生活部長  まず,広聴相談課ですが,正規職員が1名と再任用職員が1名減となっています。正規職員については,全庁的な人員配置の見直しの中での減で,再任用職員については,事務事業の見直しを行って,1年間その減の状態でも対応できるか検証した上で,特に市民サービスに影響はないという結果を踏まえて1名減としたところです。  男女共同参画課については,人事異動に伴う減ということで,40代半ばの主査クラスの職員が2名異動して,かわりに新採を含む20代の職員が2名入ってきたところで給与の減が起こっています。 ◆石附幸子 委員  確認ですが,広聴相談課は2名減になったが,影響はないと認識しているということですね。男女共同参画課は若い方たちが入ってきているということですね。 ◎上所美樹子 市民生活部長  おっしゃるとおりです。 ◆飯塚孝子 委員  市民生活課も一般職が減になっていますが,その理由は何だったのでしょうか。 ◎上所美樹子 市民生活部長  市民生活課の職員については,市民生活課付で新潟県に派遣されていた職員が昨年度末で任期満了で終了になったため,1名の減となっています。 ○伊藤健太郎 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  以上で市民生活部の審査を終わります。  次に,危機管理防災局の審査を行います。危機管理防災局長から説明をお願いします。 ◎木山浩 危機管理防災局長  議案第156号新潟市令和元年度一般会計補正予算関係部分のうち,危機管理防災局の人件費補正について説明します。  配付資料をごらんください。市人事委員会の勧告に基づく給与改定並びに人事異動に伴う過不足調整に伴い,1,814万9,000円の減額補正をお願いするものです。  内訳はごらんのとおりです。 ○伊藤健太郎 委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆飯塚孝子 委員  補正前と後では1人減になっていますが,その理由を教えてください。 ◎木山浩 危機管理防災局長  局内にいる人数は同じですが,1人県に派遣している分を引き揚げましたので,1人減という形になっています。 ◆美のよしゆき 委員  一般質問でも出ていましたが,市民の皆さんが市の職員の給与を上げるのはいかがなものかという思いを持っているのをけさも肌で体験してきたばかりで,市民理解を得るように言われたときに,市議会議員としても悩ましい問題だと言わざるを得ない状況です。一方で,新潟市自身が給料を上げないでいいという話をすると,新潟市内の企業の経営の皆さんに上げなくていいよという間違ったメッセージを出してしまう気もして,私としては非常に悩ましいです。公務員の報酬は本来社会との調整をする中で人事委員会勧告に基づいて行われるものと理解していますが,所属の責任として職員の皆さんが給料を上げるのに見合うよう働きを頑張っている事例があったら教えていただけますか。 ◎木山浩 危機管理防災局長  当局の職員に限って言うと,日々災害に備えて訓練等を積んでいますし,また他市等が災害に遭えば派遣という形で率先して行っていますので,給料に合うかどうかと言われるとあれですが,最大限の努力はしていると思います。 ◆美のよしゆき 委員  災害派遣の話がありましたが,大変なところで頑張ってきたということで,派遣された職員に対して何らかの報酬など,市から適切な配慮はあったのですか。 ◎木山浩 危機管理防災局長  あくまでも業務の中なので,特別に何かということはありません。 ◆石附幸子 委員  県に派遣していた職員を引き揚げたので,一般職員が18人になったということでした。今異常気象などで,いろいろなところに派遣もあり,かなり詰めていろいろ対応したりする中で,危機管理防災局としてこの人数で足りているのかと思います。ここは非常にハードな部分ではないかと思うのですが,いかがでしょうか。 ◎木山浩 危機管理防災局長  実際に被災した場合この人数で足りるかというと,全然足りないと思います。結局市全体で対応に当たりますので,ほかの部局からも応援をもらって対応する形になっています。ただ,現員で足りるかというと,人員要求もしていますので,もっといたほうがいいのですが,限られた定員の中で各部局に配置されますので,現状はこの人員でやるしかないかと考えています。 ◆石附幸子 委員  平時では,この人数で何とか回しているということでしょうか。 ◎木山浩 危機管理防災局長  はい,そのとおりです。 ○伊藤健太郎 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  以上で危機管理防災局の審査を終わります。  次に,消防局の審査を行います。消防長から説明をお願いします。 ◎涌井勇人 消防長  議案第156号令和元年度新潟市一般会計補正予算関係部分のうち,消防局所管の人件費補正について説明します。  予算説明書(その2)14,15ページをごらんください。第9款消防費,第1項消防費,第1目常備消防費のうち,現在新潟県消防学校に入校中のも含めた消防職員949名分及び非常勤職員1名分の人件費について,このたびの人事委員会勧告に基づく給与改定と人事異動で生じた過不足を調整するため,記載金額のとおり補正をお願いするものです。 ○伊藤健太郎 委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆飯塚孝子 委員  この額面はわかりましたが,職員数の減や増はどこを見ればわかるのでしょうか。 ◎涌井勇人 消防長  令和元年度当初予算編成時は職員が954名でしたが,補正予算要求時は950名という変化があります。 ◆飯塚孝子 委員  その理由は何でしょうか。 ◎涌井勇人 消防長  退職などを含めて人員の増,減もありますし,また前倒し採用などもあるので,一般職員,あるいは前倒し採用の増,減があって4名の減ということです。 ◆飯塚孝子 委員  増,減があって,4名の減ということですが,それは定数に対しての減なのか,それとも定数をきちんと満たしているのか確認をお願いします。 ◎涌井勇人 消防長  満たしています。 ◆飯塚孝子 委員  満たしているが,今まではプラス4名いたという理解でいいですか。 ◎涌井勇人 消防長  満たしている中で,再任用等さまざまなところで調整を図って,人員は足りている状況です。 ○伊藤健太郎 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  以上で消防局の審査を終わります。  次に,市民病院の審査を行います。市民病院事務局長から説明をお願いします。 ◎古俣誉浩 市民病院事務局長  市民病院所管の議案の概要について説明します。議案(その2)18ページをごらんください。議案第162号令和元年度新潟市病院事業会計補正予算です。この補正予算の内容は人件費の補正です。市長部局と同様の内容で,給与の改定を行うとともに,人事異動などに伴う人件費の過不足について増額補正を行うものです。この議案の第2条では,今年度当初予算第3条に定めた収益的支出の市民病院事業費用の予定額に全体として3億1,130万3,000円を増額し,次の第3条においては当初予算第8条第1号に定めた議会の議決を経なければ流用することのできない経費を記載のとおり改めるものです。  続いて,補正予算の内訳について説明します。予算説明書(その2)99ページ,令和元年度新潟市病院事業会計補正予算実施計画です。収益的収入及び支出のうち支出ですが,第1款市民病院事業費用,第1項医業費用,第1目給与費で3億1,249万4,000円の増額,第3項附帯事業費用,第1目病児保育運営費で119万1,000円を減額し,合わせて3億1,130万3,000円の増額をするものです。  次に,101,102ページ,給与費明細書の総括です。一般職員数については,当初の見込みに比べて7人の減となっています。内訳ですが,医師が3人の増,看護師が6人の減,医療技術員が2人の減,事務員が1人の減,労務員が1人の減ということで,合計7人の減となっています。  続いて,給与費についてです。給料は,改定に伴う増加に対して,職員数の減などの影響により減額となっています。賃金の増額は,単価の改定による増などによるものです。手当については,主に給与改定や正規医師の増などにより,期末・勤勉手当や時間外勤務手当,初任給調整手当などが増加しています。各種手当の内訳については,下段に記載のとおりです。法定福利費の増額は,改定により勤勉手当が増額となった影響などによるものです。  なお,補正後のキャッシュ・フロー計算書及び予定貸借対照表については,100ページ並びに109ページ以降に記載していますので,ごらんいただきたいと思います。 ○伊藤健太郎 委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆美のよしゆき 委員  先ほどから同じような質疑で恐縮ですが,市民理解が得られるかどうかという中では,病院会計は昨年度8億円という大きな赤字を出しています。その中で人件費を上げるのは,経営的なセンスからいうと非常にいかがなものかと思わざるを得ません。一方で,人の命を預かり,市民を守っている立場とその労働の苛酷さは十分理解しているところです。経営の立場から見たときに今回純利益がマイナスで,まだこの前のものが残っているようですが,ことしは改善される見込みがあるのでしょうか。 ◎古俣誉浩 市民病院事務局長  経営の改善についてですが,9月定例会の決算において,ここで説明したように大分厳しい決算になっています。その後もなかなか入院患者数は上がっていませんが,このままではいけないということで,ちょうど10月くらいから院長から病院に話をしていただき,今のままでは厳しいので入院患者をふやしてほしいとか,病床利用率を上げるような努力をお願いしたいと院内に周知しました。三六協定という枠がありますので,あくまでも三六協定を守った上で,もう少し働いてくれと話をしたところです。その後は,病床利用率が若干ですが,今上がってきている状況だと思っています。 ◆松下和子 委員  人員の問題で,医師は3名ふえたが,看護師が6名減ったということですが,6名減って医療体制は大丈夫でしょうか。 ◎古俣誉浩 市民病院事務局長  市民病院では,7対1看護を行っていますが,それをきちんとできる体制にはなっています。 ◆松下和子 委員  次に,99ページの附帯事業費用の中で,病児保育運営費が職員給与費ということで減っていますが,利用が少なくなったのですか。具体的にどのようなことで100万円ほど減ったか教えていただきたいと思います。 ◎古俣誉浩 市民病院事務局長  病児保育については,職員が交代したことによる減で,利用実績については今年度は昨年度より若干上向きです。 ○伊藤健太郎 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  以上で市民病院の審査を終わります。  以上で議案審査を終わります。  ここで,委員会を休憩します。(午後0:09)                    (休  憩) ○伊藤健太郎 委員長  委員会を再開します。(午後1:08)  次に,昨日の本会議で新たに当委員会に付託されました請願・陳情の趣旨説明の可否についてお諮りします。  文書表はお手元に配付のとおりです。請願第3号基礎年金の改善と年金の毎月支給を求める意見書の提出について,陳情第47号市民病院の法律相談に関する報酬の予算執行を適正に行うことについての第1項及び第2項,陳情第48号重度障がいが広く働くことができるよう通勤や職場における介護制度の確立を求める意見書の提出について,陳情第51号市民病院は情報開示を適正に行うことについての第1項から第3項までです。  初めに,提出の趣旨説明です。参考までに申し上げますが,以上4件のうち陳情第48号については,提出から趣旨説明をしたいとの申し出はありませんでした。それ以外の3件については,それぞれ提出から趣旨説明をしたいとの申し出がありました。  初めに,趣旨説明の申し出がある3件の請願・陳情について一括して趣旨説明の可否をお諮りしてよろしいでしょうか。                   (異 議 な し) ○伊藤健太郎 委員長  そのように行います。  それでは,請願第3号,陳情第47号第1項及び第2項,陳情第51号第1項から第3項までについての趣旨説明はいかがしましょうか。               (「お願いします」との声あり) ○伊藤健太郎 委員長  それでは,いずれの請願・陳情も趣旨説明を受けることで御異議ありませんか。                   (異 議 な し)
    伊藤健太郎 委員長  そのように決定しました。  提出にはそのようにお話しします。  陳述の人数,陳述時間についても決めていただくことになりますが,従前の例に従い,いずれも陳述の人数は1人,陳述時間は5分程度とし,日取りについては12月17日火曜日の請願・陳情審査日に行うことでよろしいでしょうか。                   (異 議 な し) ○伊藤健太郎 委員長  そのように決定しました。  なお,当日陳述に対して質疑がある場合は,いずれも許可することでよろしいでしょうか。                   (異 議 な し) ○伊藤健太郎 委員長  そのように決定しました。  次に,陳情第48号については,提出から趣旨説明をしたいとの申し出がありませんでしたが,趣旨説明についてはいかがしましょうか。               (「要りません」との声あり) ○伊藤健太郎 委員長  それでは,趣旨説明については,受けないということで御異議ありませんか。                   (異 議 な し) ○伊藤健太郎 委員長  そのように決定しました。  次に,請願第3号の紹介議員の趣旨説明についてはいかがしましょうか。               (「お願いします」との声あり) ○伊藤健太郎 委員長  紹介議員は,渡辺有子議員,青木学議員,中山均議員ですが,いかがしましょうか。御意見をいただいてもよろしいですか。 ◆小泉仲之 委員  請願から陳述を受けるわけで,同趣旨ですから,紹介議員からの説明は不要だと考えます。 ○伊藤健太郎 委員長  それでは,今のところ求めないということでよろしいでしょうか。 ◆美のよしゆき 委員  陳情ではなくて請願に上げられたということは,多分議員にとって何か大切な理由があって上げられたと思いますので,そこの部分だけはやはり議員からしっかりと説明を受けるべきではないかと思いますので,お呼びしたほうがいいと思います。 ◆小泉仲之 委員  それぞれの議員から説明をしたいという旨の申し出があったのでしょうか。 ○伊藤健太郎 委員長  特にありません。 ◆小泉仲之 委員  では,改めて私は不必要だと考えます。 ○伊藤健太郎 委員長  今必要ないという意見がありましたが,今のところ求めないということでよろしいでしょうか。                   (異 議 な し) ○伊藤健太郎 委員長  そのように決定しました。  なお,当日は議事運営を円滑に進めるため,文書表の朗読を省略したいと思いますので,御承知おきください。  以上で請願・陳情の趣旨説明の可否について終わります。  以上で委員会を閉会し,協議会を再開します。(午後1:13)  初めに,東区健康福祉課より新潟市債権管理条例適用による債権の放棄について報告を受けます。  東区健康福祉課長より報告をお願いします。 ◎山田尚子 東区健康福祉課長  新潟市債権管理条例適用による債権放棄について説明します。  配付資料をごらんください。債権の内容は,高齢福祉電話を貸与されていた90代の男性が亡くなったことにより発生した高齢福祉電話の使用料です。高齢福祉電話貸与事業とは,電話のない65歳以上のひとり暮らしまたは高齢のみの市民税非課税世帯で,要介護状態または慢性疾患等があり,日常生活上注意を要する方に電話を貸与し,毎月の基本料金及び通話料を1カ月300円まで補助する事業で,希望には電話による定期的な安否の確認及び相談受け付けを行う事業です。  なお,平成30年度より新規受け付けは廃止となり,現存利用分のみ事業継続となっています。債権放棄した理由は,債務が死亡し相続人全員が相続放棄したため,新潟市債権管理条例第10条第1項第5号を適用したものです。  債権放棄した金額は1,270円です。債権放棄日は,令和元年10月31日です。 ○伊藤健太郎 委員長  ただいまの報告にお聞きすることはありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  以上で東区健康福祉課の報告を終わります。  次に,広聴相談課より新潟市人権教育・啓発推進計画(案)のパブリックコメント実施について報告を受けます。広聴相談課長より報告をお願いします。 ◎渡辺正義 広聴相談課長  新潟市人権教育・啓発推進計画の案がまとまり,パブリックコメントを実施することになりましたので,報告します。  資料2として計画案本文も配付しているところですが,資料1により概要を説明します。初めに,計画の位置づけと経過についてです。人権教育及び人権啓発の推進に関する法律において,地方公共団体は人権教育,人権啓発に関する施策を策定し実施する責務を有すると規定されており,本計画はその総合的な推進を図るために策定したものです。新潟市自治基本条例における「一人ひとりの人権が大切にされる新潟」及びにいがた未来ビジョンにおける「市民の人権と安全が確保され安心して暮らせるまち」の実現を目指しているものです。本計画は,このたび2回目の改定となりますが,改定に当たっては学識経験など外部委員で構成される新潟市人権教育・啓発推進委員会からの意見や平成30年に実施した人権に関する市民意識調査の結果を踏まえて見直しを行いました。  なお,市民意識調査の概要については,資料1の2枚目に主なものを記載していますので,後ほどごらんいただきたいと思います。  次に,計画期間は,令和2年度から令和6年度までの5年間としています。主な改定の内容としては,前回の改定後における社会状況の変化を踏まえた人権課題に対応する内容としています。具体的には,1点目として,平成28年度に施行された人権関連三法とも言われる障害差別解消法,ヘイトスピーチ解消法,部落差別解消推進法を踏まえた記述を追加しました。  また,インターネットによる人権侵害はさまざまな分野の人権侵害と関連しているため,項目を分野別人権施策の推進の章から総合的な章に変更したほか,関心が高い北朝鮮当局による拉致被害と性的マイノリティに関することは,分野別人権施策の推進の中で単独項目として取り上げることとしました。  次に,計画の評価についてです。これまで庁内の推進会議で評価,検証してきましたが,今後は外部委員で組織する新潟市人権教育・啓発推進委員会からも評価,検証していただき,計画の実効性の向上を図ることとしました。  次に,計画の体系についてです。第1章では人権の基本的考え方,計画の位置づけや目的などを,第2章では本計画策定に当たっての背景として,人権に焦点を当てた世界の動きや国内の動きのほか,本市の現状と課題を記載しています。第3章では,人権教育・啓発を推進していく上での基本的なあり方や視点を示しており,次の第4章では市職員を初めとし,地域社会,学校などにおける人権教育,人権啓発の必要性のほか,人権相談の内容が複雑化,多様化していることから,関係機関との連携を図っていくことなどを記載しています。次の第5章では,女性や子供,高齢などの11分野に関するさまざまな人権問題についてその現状や課題,また施策を進めていく上での方向性を記載しているところです。最後の第6章ですが,効果的な計画推進に向けてということで,庁内の推進体制の充実を図ることや,施策や事業の進捗状況は新潟市人権教育・啓発推進委員会において評価,検証を行うことなどを明記しているところです。  最後に,本計画案については,12月16日から1月15日までの間パブリックコメントを実施して市民の皆様の意見をいただきながら必要な修正を加え,年度末までに計画を策定したいと考えています。 ○伊藤健太郎 委員長  ただいまの報告にお聞きすることはありませんか。 ◆飯塚孝子 委員  この文言についてはパブコメに委ねたいと思いますが,せんだって台風19号のとき,避難所にホームレスの方が避難した際の対応で,極めて差別的な扱いを受けたことが全国問題になりました。資料2,16ページに「市役所の業務はすべて人権に結びつくこと」とありますが,このすべての範囲が窓口対応などでおさまっている気もしました。災害や非常時の対応については,同じような人権侵害が起こってはならないと思うので,そのような事例も含めてぜひ共有する仕掛けがあったらいいのではと思ったのですが,いかがですか。 ◎渡辺正義 広聴相談課長  職員の意識啓発ということでは,当課はさまざまな人権に関する研修をしているところです。そのような中でも,委員のおっしゃるような話を踏まえて,より実践的な研修になるように内容を検討してみたいと思います。 ◆美のよしゆき 委員  資料2の中を見たので,何点か確認させてください。  まず,この人権教育・啓発推進計画は,パブリックコメント後指摘を受けた部分を直した上で,これをもって計画とするという趣旨で間違いありませんか。 ◎渡辺正義 広聴相談課長  委員おっしゃるとおり,意見をいただいて,内容を見て,また新潟市人権教育・啓発推進委員会の委員の皆様の意見も踏まえながら,必要な修正を加えて成案にしていく流れになっています。 ◆美のよしゆき 委員  市民アンケートをベースに,差別とは何か,または市民が差別とはこう考えていることについて,順次対策が述べられている内容とお見受けしますが,その認識でよろしいでしょうか。 ◎渡辺正義 広聴相談課長  平成30年度に実施したアンケート調査の内容を踏まえた上で,計画を策定,見直ししているところです。 ◆美のよしゆき 委員  6ページに意識調査の方法が書いてあり,市内の満18歳以上の無作為に抽出した3,000人に対して郵送によるアンケート調査を行い,回収件数は1,478件で,回収率は49.3%で,この後の全てのデータもこれがデータの母数とされています。これについて性別や,年齢,その他の属性はきちんと見られますか。 ◎渡辺正義 広聴相談課長  まず,年代ですが,10代刻みで集計していて,総回答数1,478件のうち10代が19件,20代が99件,30代が155件,40代が230件,50代が208件,60代が305件,70代が245件,80歳以上が139件,無回答が78件で,トータルで1,478件となっています。男女別については,割合になりますが,総回答のうち女性が57.2%,男性が42.8%です。 ◆美のよしゆき 委員  その他国籍等の情報はありますか。 ◎渡辺正義 広聴相談課長  無作為なので,国籍等の情報はこのアンケートの中には入っていません。 ◆美のよしゆき 委員  35ページを見ると,外国籍住民に対する人権侵害だと思うことというアンケートを行っています。このアンケートの中に1,400件ほどの意見がありますが,本当に外国籍の方が差別だと感じたことが何なのかをきちんと調査したデータと言えるでしょうか。 ◎渡辺正義 広聴相談課長  無作為で市民を対象にしていて,市民の皆さんがどのように感じているか回答いただいているので,本来外国籍の方がどう思っているかは今回の市民意識調査の中では,結果として把握はしていませんでした。 ◆美のよしゆき 委員  さらに,30ページにおいては,障がいに対する人権侵害だと思うこと,25ページにおいては子どもに対する人権侵害だと思うこととあります。18歳以上の人にしか調査していなく,子供に対する人権侵害だと思うことを市民が感覚的に感じて答えたことで施策を決めるのは,イメージで物をやっているのかという危険性を感じますが,それについてはどうお考えですか。 ◎渡辺正義 広聴相談課長  この調査は,平成30年で3回目ということで,今回性的マイノリティで新たな項目は立てたのですが,アンケートの質問内容はある程度これまでの内容を継承していく形で,基本的には同じような質問の仕方をしたところです。委員のおっしゃる感覚的というのは,当事者からの声が反映されていないのではないかという御指摘かと思うのですが,子供というよりはその監護責任がある保護等を中心とした意見ということで今回は調査しているところです。 ◆美のよしゆき 委員  資料1の第3章,2,(1)に,「思いやり・やさしさ」から「権利主体性」強調へとありますが,主体のないデータをもとにして計画を立てて,これが主体ですというのは,おかしくないですか。正直申し上げて,本当に市がこのようなもので計画を立てているとしたら大きな問題だと思います。協議会報告ですから今言うしかないのですが,ここでHIVの方がいるかどうかは難しいかもしれないが,子供なら子供に,外国籍なら外国籍の方にもう少ししっかりと調査して,新潟においてこんなつらい思いをしたということがわかって,それを市民と共有しながら進めることこそが,思いやりや優しさですよ。相手のことをわかるためにはまず相手に聞くのが筋だと思うのに,このアンケートで政策を立てていることに,私は本市の施策の立て方として非常に危惧を感じています。まず,時間として年度末までが絶対の条件なのかだけ確認させてください。 ◎渡辺正義 広聴相談課長  まず,計画の策定予定については,年度末を予定しています。今回の計画を策定する上で,アンケート内容についてどうだろうかと御指摘をいただいていますが,アンケート内容を踏まえながら,担当課にも状況を確認しながらまとめ上げているものです。確かに直接の声を聞くことはできませんでしたが,背景にあるものについては担当課からもある程度意見を聞きながら計画をまとめているので,その辺は若干配慮しているのではないかと考えています。 ◆美のよしゆき 委員  年度末までにやらなければならない法的根拠は何かありますか。 ◎渡辺正義 広聴相談課長  法的な根拠はありません。現計画が令和2年3月末をもって計画期間が終了になりますので,その後どうするかということで,我々としては今年度末をもって計画の見直しを行おうと準備を進めていたところです。 ◆美のよしゆき 委員  そういうことであれば,もう少し時間がかかったとして,前の計画を一時的に延期してでも,やはり対象の声をしっかりと聞いたデータをもとに本市の施策を決めていくことが本当の人権に対する対応だと思うので,よく考えてくださいと意見を言った上で,答弁をいただいて終わりにしたいと思います。 ◎渡辺正義 広聴相談課長  委員の御指摘はわかりました。この計画は,人権教育・啓発を進めていく上での指針という方向性を示しているもので,例えば子供,女性等さまざまな分野がありますが,その各分野の人権施策については個別の計画もあって,所管の計画に基づいて推進を図っていく組み立てにもなっているところです。 ◆美のよしゆき 委員  そこが問題だと思っているのです。最初のマスターになるこの部分のデータをしっかりと訂正しないで,先ほど言ったようにアンケートという第三者のイメージでつくられたものをもとにつくった後,各課お願いしますとおろしたとき,各課はこのデータをもとに動かざるを得なくなります。かといって,これだけ表をいっぱい入れてしまっているわけだから,その差しかえをしないとしっかりとした市の施策としてつながっていかないのではないかと聞いているのですが。 ◎渡辺正義 広聴相談課長  データについては,人権に関する意識調査ということで,平成30年に実施しています。当事者から意見を伺う調査にはなっていなかったところですが,各分野で計画をつくる上でアンケート調査等を実施しながら,個別で計画を立てているものもあります。人権教育・啓発推進計画の方向性のもとで,ある程度整合性をとりながら個別の計画も進めていると思います。今回に関しては委員おっしゃるような生の声を聞くことはできませんでしたが,その辺担当課にもどういった情報があるか確認したいと思っています。 ◆美のよしゆき 委員  各課に聞いてもきちんとしたデータが整わないのであれば,その旨をきちんとこの計画の頭に入れていただかないといけないと思います。今言ったように,このデータはあくまでも参考意見であり,このデータをもって施策を決めるのではなくて,各課が実際の対象に聞き取りを行うなどして丁寧な施策をつくっていくと明確に示すほうがいいと思います。先ほど言ったように誤ったデータで施策を決めるのが一番危険です。データをしっかりととって,それに基づいて施策を立てるべきで,これが本市の仕事だと私は思っています。  最後に,先ほど言いましたが,「思いやり・やさしさ」から「権利主体性」強調へとありますが,今の状況だったら,申しわけないですが,恥ずかしくてよく書けたなという話だと思いますし,最初の思いやりと優しさというのは大切なことだと思いますから,からという言葉もどうなのかと思います。しっかりと市民の皆様に思いやりと優しさを抱いていただくように今後も政策を進めていただきたいと思いますが,その辺はどうでしょうか。 ◎渡辺正義 広聴相談課長  さまざまな市民の啓発の機会がありますので,そういった機会では思いやり等を大切にする形で啓発は進めていきたいと思っています。 ◆石附幸子 委員  この市民意識調査は,平成25年の実施から5年たっていますが,結果概要の人権に対する関心で,関心があると回答した人が過去2回の調査と比べ減少傾向にあると書いてあり,非常に残念だと思っていますので,その辺のことについて意見をいただけますか。 ◎渡辺正義 広聴相談課長  多くの方が関心があるということで,64.1%から関心があるという回答はいただいているのですが,御指摘のとおり減少傾向で,我々が行っている人権教育・啓発の活動が広く行き届いていないことも考えられると思っていますので,今後はより一層そういったところに力を入れていく必要があると思っています。 ◆石附幸子 委員  本編9ページを見ると,関心が高い人権問題があり,障がい,子供,女性,高齢等への関心が高いと書いてあります。例えば子供や女性だと長年の運動の中で人権の獲得があったと思いますし,障がいだと共生条例ができたりしているので,いかにこちらが積極的に啓発していくかが重要かと思います。10ページの真ん中に円グラフがあり,人権問題に関する講演会等への参加について,積極的ではないが参加しているが7.5%,積極的に参加しているが0.4%と非常に少ないので,講演会の持ち方や啓発,情報等の発信の仕方にもう少し工夫が必要ではないかと思うのですが,いかがでしょうか。 ◎渡辺正義 広聴相談課長  人権をテーマにした講演会,講座等も民間で行っていますが,委員御指摘のとおり,テーマが地味という参加からの声も若干あるようなので,我々の発信の仕方や講演会の内容についても工夫しながら,より多くの方から参加いただける内容にしていかないといけないと考えます。 ◆石附幸子 委員  かたい感じがするのですが,差別問題は実に身近な問題なので,やはりもう少し関心を持たれるようなテーマや組み立てを検討するといいと思います。  次に,13,14ページで,私も先ほど美の委員が聞かれたように当事者からきちんと聞くことは大事だと思っていますが,権利主体のほうにシフトすることはすごく重要で,あとダイバーシティやソーシャル・インクルージョンが重要だと思うのですが,国の流れの中でここを強調したのですか。 ◎渡辺正義 広聴相談課長  社会情勢の変化もあって,今回外部委員の皆様からもやはり多様性が重要ということで,多様性とソーシャル・インクルージョンの意識を醸成するという項目を,今回の計画で新たに追加しました。 ◆石附幸子 委員  そのあたりが非常に重要だと思っています。  例えば29ページには,障がいについての課題として,共生条例が施行後3年経過したが,認知度が28.4%と低いとあります。権利は,自分たちに権利があると自分自身が知っているだけではなくて,周りがそのことに対してそれはおかしいでしょうと言えるぐらい普及しないとなかなか効力を持たないので,普及が非常に重要だと思うのですが,改めてその辺をどう取り組んでいくかお聞かせください。 ◎渡辺正義 広聴相談課長  繰り返しの部分もありますが,我々がまずやらなければいけないこととして,啓発に力を入れたいと考えています。今回障がいの分野では共生条例の認知度がまだ低いということで,担当課のほうでも今後新たなさまざまな取り組みを進めていきますので,我々も一緒になってさまざまな啓発活動に力を入れていきたいと考えています。 ◆石附幸子 委員  最後に,女性や子供や障がいの権利の活動を行っているのを私も見聞きしますし,参加するのですが,先ほど美の委員も話していましたが,それぞれが行っていることと,広聴相談課が行っているこの人権教育・啓発推進計画が一致しながらいくはずですが,一致していないというか,そこが市民に見えていないのではと思うのですが,そのあたりはどうでしょうか。 ◎渡辺正義 広聴相談課長  分野ごとに個別計画があるのは承知していますし,そことの整合性を図りながら人権教育・啓発推進計画素案を今まとめているところです。この計画内容もなかなか市民に行き届いていないところもあると思いますので,こういった計画があることも含めて周知・啓発活動に力を入れていきたいと考えています。 ○伊藤健太郎 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  以上で広聴相談課の報告を終わります。  次に,防災課より国土強靱化地域計画の策定(改訂)について報告を受けます。防災課長より報告をお願いします。 ◎菊池雅明 防災課長  本市の国土強靱化地域計画の見直しについて説明します。A3の概要説明資料とA4の本冊見直し案を配付していますが,概要説明資料によって見直しの概要と今後の進め方について説明します。  初めに,資料の左側,まず,現行計画の位置づけと概要についてですが,本市の計画は国の計画である国土強靱化基本計画の策定を踏まえて,国土強靱化法に基づいて平成27年3月に策定したものです。本市における国土強靱化に関し,地域防災計画を初めとする各分野別計画の指針となるものです。策定から5年目を迎えていて,本年度最終年度に当たっています。計画の構成ですが,足元の安心安全の確保と救援・代替機能の強化を2本の柱としています。まず,1本目の足元の安心安全の確保ですが,市民生活に密着する基礎自治体の立場を踏まえ,起きてはならない最悪の事態を設定して,分野ごとで重点的に取り組む施策の推進方針を設定しています。2つ目の救援・代替機能の強化についてですが,首都直下地震への救援など国全体の強靱化にも貢献することが本州日本海側唯一の政令市である本市の果たすべき役割と捉えて,災害時に機能が発揮できるよう有事に備えた平時の取り組みを推進することとしています。これらの推進すべき施策については,進捗管理を行って,毎年新潟市防災会議で報告しているところです。  次に,資料の右側,今回の計画の見直しについては,基本的な考え方とも言える3つの方針に沿って行っています。1つ目は見直し時期に関するものですが,今年度で計画の最終年を迎えることから,年度内に計画を見直すこと,2つ目は内容に関するものですが,国計画の見直しに倣う形で近年の大規模自然災害への対応や知見を反映させるとともに,本市における近年の災害対応に関する課題を踏まえて時点修正を行うこと,3つ目は手続に関するものですが,現行計画策定時の計画策定委員,あるいは関係機関への意見聴取を行って進めることという以上の3点です。  次に,主な見直し事項についてですが,Ⅰの国内の災害対応における新たな課題や知見の反映については,国計画の見直しを踏まえて本市の項目を再整理したものです。下線を引いた部分が修正箇所になります。現行計画では,起きてはならない最悪の事態として16項目を設定していますが,今回1つ項目をふやして17項目に変更しています。新たに追加した項目は⑥ですが,これは熊本地震などにおいて災害による直接の死者数よりも避難生活の過程で亡くなられる災害関連死の死者数が多数に上る事態が発生したことを踏まえて,国計画の見直しにおいても反映された項目です。本市においても,災害関連死を防ぐことは重要であることから,今回項目を追加しています。このほか,⑪に雪による影響,⑰に文化財などの災害対策に関する内容を加えるなどの見直しを行っています。  次に,Ⅱの本市の災害対策に関する課題への対応です。本市において平成29年度の大雪や地吹雪によって道路の渋滞や公共交通機関の麻痺など,市民生活に大きな影響が出たことを踏まえて,冬季の除雪体制整備など雪対策を追加することとしています。  次に,Ⅲのさらなる救援・代替機能の強化です。平成28年の熊本地震や平成30年7月豪雨,今年度の台風19号において本市が実施した被災地支援の実績などを反映しています。このほか,本冊のほうでは分野ごとに担当部局においてこれまでの成果や課題を踏まえた時点修正を行っています。  最後に,今後の予定ですが,12月下旬からパブリックコメントを実施して,市民の皆様からの意見も反映させた上で,来年3月の防災会議へ諮り,承認いただいた後に公表する予定としています。 ○伊藤健太郎 委員長  ただいまの報告にお聞きすることはありませんか。 ◆美のよしゆき 委員  こちらの資料も,パブリックコメント後,防災会議が承認すると発表されるということで,この見直し案そのものが計画という認識でよろしいですね。 ◎菊池雅明 防災課長  はい,そのとおりです。 ◆美のよしゆき 委員  協議会報告なので,今のうちに気がついた点を何点か指摘させてください。
     まず1点目は,先ほど主な見直し事項として追加したと報告のあった6番で,本冊24ページ,避難所の環境整備,円滑な運営のうち,3番目に避難所等の生活環境の改善を図るためとあり,最後に,避難施設の整備や再編に合わせて検討するとなっています。今財務部が一生懸命施設の再編をいろいろ進めて,コンパクト化していきたいという思いは理解しているつもりですが,しかし人の命を守るのは市の最初の責務であって,その避難所の再編には少し疑問が残ります。逆にこれは国の方針である国土強靱化に基づいており,それによって国からの支援も受けやすい状況となっていることを考慮すると,避難所の整備をどんどんと進めていき,ただしもちろんただつくって終わりではなくて,ふだん使いができるようにという配慮の中で位置づけが少し変わることはあったとしても,しっかりと整備すべきだと思いますので,御検討いただけたらと思います。  次に,12ページの下から2番目の道路啓開体制の強化について,これは主幹線道路をメーンに想定している内容だと思うのですが,空襲を受けなかった本市にはいまだに法定基準を満たさない細い道路がたくさんあって,ここには書いていないですが,火災等が起こった場合に消防活動の支障になることは明白です。この国土強靱化という中に,民有地におけるそういった法定基準を満たしていない道路の拡幅もしっかりと入れておくことによって,また国の支援も受けやすくなると思うので,必要ではないかと思う次第です。  最後に,13ページの上から3番目,消防団の充実強化です。常備消防で対応ができないから災害になるわけで,そうなったときの消防団は非常に大切な存在だと思います。たしか消防庁の通達の中でも団員促進のためには優遇制度を行ってもよいとあり,総務省通達だとそういった公務員の方々への優遇処置を禁止しているのですが,消防団においてはその適用除外と確認していますので,この入団促進,活動環境の整備という中に,待遇等の改善を加えていただくことで,大きい意味での市民防災ができるのではないかと思います。以上3点気がつきましたので,指摘させてください。 ○伊藤健太郎 委員長  聞きおくということで,よろしいですか。 ◆美のよしゆき 委員  はい,聞きおいてください。 ○伊藤健太郎 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○伊藤健太郎 委員長  以上で防災課の報告を終わります。  以上で本日の日程を終了し,協議会を閉会します。(午後1:53)...