次に,
街路事業です。
幹線道路網の整備は,幹線市道や国県道の整備を行います。主な路線は記載のとおりです。
続いて,5ページ,
公園水辺課所管分です。初めに,
公園緑地等の
管理運営事業です。
公園緑地の
管理運営は,トイレなどの
バリアフリー化を進めるとともに,
公園施設長寿命化計画に基づき,遊具の更新と改修を行います。
次に,
公園整備事業です。特色ある公園等の整備は,一部供用開始している
きらら西公園の整備を引き続き進めます。身近な公園の整備は,緑化率の高い公園の整備を進めるとともに,街区公園などの整備を行い,憩いの空間を創出します。
鳥屋野潟公園整備事業は,県が整備を進めている
鳥屋野潟公園の事業費の一部を負担します。
次に,
緑化推進事業です。市民との緑と花の
まちづくりは,公園や道路などの
公共施設を緑化する団体へ花の苗などの購入費を補助する
緑化活動推進事業や
萬代橋チューリップフェスティバルなどを実施し,緑化の啓発を図るとともに,市民協働による緑と花の
まちづくりを推進します。
樹林環境の保護は,保存樹の指定を行うほか,
公共施設や公園において病害虫の
防除対策を行います。街並緑化の推進では,市が所有するプランターを
民間企業等から管理を行ってもらう
フラワーパートナー事業を実施し,緑豊かで快適な本市の魅力向上に努めます。
緑化イベントの出展は,フランスナント市で5月に開催された
国際フラワーショーに出展し,本市の魅力を発信してきました。
○
佐藤正人 委員長 ただいまの説明にお聞きすることはありませんか。
(な し)
○
佐藤正人 委員長 以上で土木部の説明を終わります。
次に,
下水道部長から説明をお願いします。
◎大勝孝雄
下水道部長 下水道部の
主要事業について資料に沿って説明します。
1ページ,
下水道部の機構図はごらんのとおりです。
2ページ,
予算総括表の
一般会計分です。歳入ですが,総額は1億690万円で,
都市排水応急対策事業として中央区の
山二ツ排水路と江南区の
山崎排水路工事に係る県への負担金の起債のほか,
国設及び県営排水機場の
運転管理に係る国,県からの委託金などです。
次に,歳出ですが,総額は約137億2,000万円です。主に
下水道事業会計への繰出金で約133億円を占めています。
3ページ,
下水道事業会計です。初めに,1,業務の予定量です。
接続世帯数は29万4,000世帯,前年度比4,000世帯増を見込んでいます。また,年間有収水量は7,177万1,000立米を見込んでいます。
次に,2,予算の概要,
収益的収入及び支出です。
事業収益は約329億1,000万円,前年度比101.3%で,主な内訳としては
下水道使用料や
雨水処理経費に係る
一般会計からの繰入金などです。主な
増減理由は,営業収益では今年度から開始する
ストックマネジメント事業と平成31年3月に供用を開始した白根水道町
ポンプ場などの
新規施設の
維持管理費の増加により雨水のための繰入金が増加したことによるもので,
営業外収益では他
会計補助金で
分流式下水道の整備にかかった資本費の増などによるものです。事業費は約312億8,000万円,前年度比100.4%で,主な
増減理由は,営業費用では先ほど収入で説明した
ストックマネジメント事業の経費や
新規施設の
維持管理費の増によるもので,
営業外費用では
企業債残高の減少に伴い,支払利息が減少したことによるものです。
次に,
資本的収入及び支出です。
資本的収入は約263億6,000万円,前年度比101.1%で,主な
増減理由は,
建設事業費の減に伴い
国庫補助金が約4億円減となる一方,企業債では
資本費平準化債の増額や企業債の借りかえなどにより約7億4,000万円の増となり,収入全体で約2億8,000万円の増となっています。
資本的支出では約387億7,000万円,前年度比102.1%で
建設改良費が約9億円減となる一方,
企業債償還金では定時償還のほか,借換債などで約17億1,000万円の増となり,支出全体で約8億1,000万円の増となっています。なお,収入が支出に対して不足する額,差し引き約124億円については
損益勘定留保資金等をもって補填することとしています。
次に,4ページ,
事業説明書です。
一般会計分について,
下水道事業会計繰出金のほか,県との合併施工により実施する山二ツ・
山崎排水路工事に係る経費負担を行い,
都市浸水被害の軽減を図ります。
次に,
下水道事業会計についてです。まず
公共下水道の整備について,5ページ,
①,下水道施設の改築です。
ストックマネジメント計画に基づき,
下水道施設の機能確保や
道路陥没事故の未然防止のため,
管渠更生工事を進めるほか,
処理場施設や
ポンプ場施設の改築を進めます。
次に,
②,浸水対策の推進です。
雨水排除能力の強化に向けて,鳥屋野・万代・
下所島排水区などにおいて雨水幹線を整備するほか,
幸西ポンプ場の
実施設計を行います。なお,今年度から新たに鳥屋野・万代・
下所島排水区において
雨水バイパス管を,また松浜第1排水区において三軒屋町
雨水貯留管を,それぞれ
複数年期間の債務負担を設定して工事に着手する予定です。これら新規事業については,今後工事を進めるに当たり,地元説明など丁寧な対応に努めていきたいと考えています。
6ページ,③,
下水道施設の地震対策です。防災拠点,避難所を結ぶ道路や緊急輸送路に埋設されている管渠のほか,
ポンプ場施設の耐震化を行います。
④,下水道処理区域の拡大です。管渠を約6キロメートル整備することにより年度末の普及率は88.8%となる見込みです。
⑤,合流式下水道の改善です。大雨時に未処理の汚水が河川に流れ込む量や回数を軽減し,
公共用水域への汚濁負荷量を削減するため,中部処理区合流改善調整池の整備を引き続き進めていきます。
次に,7ページ,建設事業以外のその他の安心安全の土台強化について,①,宅地内雨水貯留浸透施設や②,防水板の設置,③,住宅や駐車場に対するかさ上げ工事など,各種助成により自助,共助を含めた総合的な浸水対策に
取り組みます。
8ページ,その他の汚水処理施設整備です。①,市
浄化槽整備事業として,市が合併浄化槽を設置するとともに維持管理を行うもので,下水道の整備にかえて効率的な
生活排水処理を行っていきます。②,流域下水道関係は,県が
管理運営する流域下水道について,建設にかかる経費負担を行い,整備の促進を図ります。
次に,下水道への接続促進関係です。各種助成・融資制度により下水道への接続促進を図り,
公共用水域の水質保全や収入の確保に努めます。
最後になりますが,健全で持続可能な下水道サービスを安定的に提供するとともに,浸水対策や地震対策など,安心,安全にかかわる緊急度の高い施策について重点的に事業を実施していきます。
一方,下水道の経営はいまだ厳しい状況にあり,接続件数の増加や選択と集中による効率的な整備など健全な経営に努めていきたいと考えています。
○
佐藤正人 委員長 ただいまの説明にお聞きすることはありませんか。
(な し)
○
佐藤正人 委員長 以上で
下水道部の説明を終わります。
次に,水道局について経営企画部長から一括して説明をお願いします。
◎川井直光
水道局経営企画部長 水道局の
主要事業について,配付資料により説明します。
1ページ,経営の基本です。ここでは水道の基本計画を示しています。1の給水区域は,国の認可を受けた営業エリアを示したもので,括弧内の区域を除く本市の行政区域のほか,田上町の一部を含んでいます。2の計画給水人口,3の計画一日最大給水量及び4の施設能力についても国の認可を受けた数値であり,この数値の範囲内での事業運営が認められています。なお,4の施設能力のうち,南浜配水場及び内島見配水場については,新潟東港地域水道用水供給企業団から用水を受水し,当該配水区域の各戸に配水しています。5の水源は,国の許可を受けて,各河川の表流水から取水できる水量であり,一番下の受水は東港企業団からの受水量となります。
2・3ページは水道局の機構図で,記載のとおりです。
次に,5ページ,
令和元年度水道事業会計予算の概要です。1の業務の予定量には,給水戸数,年間配水量,年間給水量及び有収率について,前年度当初予算比を交え記載しています。前年度と比較しますと,給水戸数は若干増加する見込みですが,人口減少や節水器具の普及等による近年の水需要の低減傾向を踏まえ,配水量は前年度比で率にして0.9%の減,給水量は前年度比で率にして0.8%の減としています。また有収率については,前年度比0.1ポイント増の94.7%を見込んでいます。
次に,2の予算規模及び予算の概要です。(1)の総事業費は,収益的支出及び
資本的支出の合計で,278億2,268万円余,前年度比5億7,702万円余,率にして2%の減となっています。前年度に比べ減少していますが,平成27年度から5カ年継続事業で実施している阿賀野川浄水場施設整備事業の年割額の減などが主な要因となっています。
次に,(2)の
収益的収入及び支出です。収入である
事業収益は,前年度比2億5,553万円余,率にして1.5%増の173億4,590万円余となっており,支出である事業費は前年度比4億6,019万円余,率にして3%増の158億6,677万円余を計上しています。その結果,収支差し引きは14億7,913万円余となり,消費税の影響を除いた当年度純利益は,7億7,567万円余を見込んでいます。
次に,(3),
資本的収入及び支出です。
資本的収入については,前年度比5億2,551万円余,率にして10.1%減の46億9,278万円余を計上し,
資本的支出については前年度比10億3,722万円余,率にして8%減の119億5,591万円余を計上しています。収入,支出とも減少していますが,先ほど説明したとおり,阿賀野川浄水場施設整備事業の年割額の減とこれらの事業費に係る借り入れ企業債の減が主な要因となっています。これにより収支差し引きでは72億6,312万円余の収入不足となりますが,この不足額については資料下段に記載の①,当年度消費税及び地方消費税資本的収支調整額のほか,②,③により補填することとしています。
次に,6ページ,3,主な事業計画です。ここでは平成27年度から10年間を
計画期間とし,今年度で計画のスタートから5年目に入る新・新潟市水道事業中長期経営計画,いわゆる新マスタープランに基づき,安全,強靱,持続という3つの方向性ごとに主要な事業,
取り組みを整理しています。なお,事業の概要に掲げる内容については,新マスタープランの計画的かつ効率的な推進に向けて,具体的事業,
取り組みを定めた平成30年度から3年間を
計画期間とする中期実施計画に基づく内容となっています。
最初に,安全です。水質管理の充実・強化では,水質検査機器の適切な維持管理と計画的更新及び整備により検査精度を確保するとともに,引き続き国の基準より厳しい本市独自の水質管理目標を定め,安全でおいしい水道水の供給に努めます。
次に,強靱です。まず,浄配水施設の計画的更新及び災害対策では,5カ年の継続費を設定し,事業を進めている阿賀野川浄水場施設整備事業及び配水場施設整備事業においては,老朽化した主要設備の更新を進めるとともに,浄配水施設の更新及び整備では各施設の経年劣化の状況を踏まえた計画的な設備の更新,整備を進め,施設の
長寿命化を図ります。
次に,管路施設の計画的更新及び災害対策です。基幹管路更新事業では,更新周期を迎えた配水幹線の更新を計画的に進め,基幹管路整備事業では事故・災害時のバックアップ用として巻浄水場系と戸頭浄水場系管などの相互連絡管の整備等を進めます。配水支管更新事業では,更新周期を迎えた老朽配水支管を計画的に更新するとともに,重要施設と位置づけている行政機関及び医療機関向けの配水管の耐震化を優先的に進め,災害対応力の強化を図ります。また,引き続き鉛給水管が分岐している配水支管を更新し,効率的に鉛給水管の解消を図ります。次に,新規事業の緊急連絡管整備は,新潟広域都市圏ビジョンに掲げる
連携事業として,本市に隣接する燕市との間で緊急連絡管を整備し,事故,災害時の相互応援の体制強化を図るものです。なお,これらの管路に係る整備,更新においては全て耐震管を使用するため,耐震化が図れることになります。
続いて,7ページ,持続です。経営基盤の強化では,今後の水需要の減少に対応する施設規模の適正化等を検討し,長期的な施設整備,再編に係る基本構想を策定します。また,水道事業経営審議会の意見や助言を事業運営に反映していきます。
次に,戦略的な広報及びお客さまの意見・要望の把握です。水道局広報戦略に基づき,より多くのお客様に水道事業についての御理解をいただけるよう効果的な広報に努めるとともに,お客様アンケートの実施や水道モニター制度の運用によりお客様ニーズの把握に努め,事業運営の参考としていきます。
次に,放射性物質を含む浄水汚泥の適切な管理と情報提供です。浄水処理過程において今後も発生が見込まれる放射能濃度200ベクレル以下の浄水汚泥については,引き続きセメントの原材料として
有効利用を図っていきます。また,収納庫に保管している8,000ベクレル以下の浄水汚泥については,引き続き処分を進め,残る信濃川取水場,信濃川浄水場及び戸頭浄水場保管分については今年度中に処分を完了する予定です。これにより収納庫に保管してきた汚泥は,全て処分が完了することとなります。なお,保管汚泥のうち国が処理することとなっている8,000ベクレルを超える指定廃棄物については,処理に向けた進展がない状況が続いていますが,指定廃棄物の処理を取り巻く動向を注視しながら,国,県への要望など早期処分に向けた
取り組みを全力で行うとともに,適切な保管,管理を行っていきます。
最後に,技術・知識を有する人材の確保と育成です。水道局職員研修基本計画に基づき,専門性を重視した研修を実施し,技術,知識を有する人材の確保に努め,水道事業の持続に向けた人材を育成していきます。
次ページ以降には,参考までに平成31年2月定例会における委員会配付資料の一部を添付していますので,後ほど確認いただきたいと思います。
○
佐藤正人 委員長 ただいまの説明にお聞きすることはありませんか。
(な し)
○
佐藤正人 委員長 以上で水道局の説明を終わり,
主要事業についての説明を終わります。
以上で本日の日程を終了し,協議会を閉会します。(午前10:51)...