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  1. 新潟市議会 2019-03-15
    平成31年 3月15日文教経済常任委員会−03月15日-01号


    取得元: 新潟市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-22
    平成31年 3月15日文教経済常任委員会−03月15日-01号平成31年 3月15日文教経済常任委員会                 文教経済常任委員会会議録              平成31年3月15日(2月定例会)                                     議会第2委員会室 平成31年3月15日    午前 9時59分開会               午前10時50分閉会 〇文教経済常任委員会  1 陳情審査   ・陳情第157号「新潟南口広場において条例で禁止行為とされているスケートボードに関することについて」(第2項)   ・陳情第188号「韓国蔚山市における慰安婦像設置について」   ・陳情第197号「新潟市アイスアリーナの利用料の軽減を求めることについて」(第1項〜第3項)   ・陳情第211号「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書提出について」   ・陳情第212号「長時間労働ハラスメントもない人間らしい働き方実現を求める意見書提出について」   ・陳情第220号「子どもたちに行き届いた教育を,30人以下学級実現教職員定数増教育予算増額を求めることについて」(第1項〜第4項)   ・陳情第221号「農業用施設の管理に係る旧木崎郷土地改良区(横土居地域),頓所富士弥理事及び青柳廣吉理事長による「覚書」について」
    文教経済常任委員協議会  1 陳情趣旨説明   ・陳情第211号「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書提出について」   ・陳情第212号「長時間労働ハラスメントもない人間らしい働き方実現を求める意見書提出について」   ・陳情第220号「子どもたちに行き届いた教育を,30人以下学級実現教職員定数増教育予算増額を求めることについて」(第1項〜第4項)   ・陳情第221号「農業用施設の管理に係る旧木崎郷土地改良区(横土居地域),頓所富士弥理事及び青柳廣吉理事長による「覚書」について」 〇出席委員  (委員長)  山 際   務  (副委員長) 平   あや子  (委員)   平 松 洋 一  荒 井 宏 幸  渡 辺   仁  渡 辺   均         内 山 則 男  風 間 ルミ子  串 田 修 平  松 下 和 子         青 木   学  小 泉 仲 之 〇出席説明員  雇用政策課長          山 本 幹 彦  学校人事課長          池 田   浩  以上のてんまつ会議録のとおりであるので署名する。   文教経済常任委員長    山 際   務 ○山際務 委員長  ただいまから文教経済常任委員会を開会します。(午前9:59)  本日の欠席はありません。  本日は日程に従い,陳情の審査を行います。  今定例会において,当委員会に新たに付託されました陳情はお手元に配付の陳情付託一覧表のうち,陳情第211号,第212号,第220号第1項から第4項まで及び第221号です。また,陳情第157号第2項,第188号及び第197号第1項から第3項までが継続審査となっています。  ここで本日の進め方についてお諮りします。初めに,新たに付託された陳情第211号,第212号,第220号第1項から第4項まで及び第221号について,本日提出者から趣旨説明を受けることになっていますので,協議会において趣旨説明を受け,その後委員会を再開し,順次審査を行います。  なお,審査の順番は趣旨説明を受ける陳情第211号,第212号,第220号第1項から第4項まで,第221号を先に行い,引き続き継続審査中の陳情第157号第2項,第188号,第197号第1項から第3項までの順に行いたいと思いますが,いかがでしょうか。                   (異 議 な し) ○山際務 委員長  そのように行います。  また,陳情第197号については第1項から第3項までを,陳情第220号については第1項から第4項までをそれぞれ一括して審査したいと思いますが,いかがでしょうか。                   (異 議 な し) ○山際務 委員長  そのように行います。  ここで委員会を休憩し,協議会を開会します。(午前10:00)  これより陳情提出者から趣旨説明を受けます。  なお,趣旨説明者の方に申し上げます。正式な委員協議会の場でありますので,説明に当たっては陳情趣旨に直接関係のない発言個人情報に触れるような発言,特定の個人や団体を誹謗,中傷したり名誉を傷つけたりする,またはその可能性のある発言,そのほか公式の場にふさわしくない発言,これらの発言は御遠慮くださいますようお願いします。必要に応じ,委員長のもとで議事整理をする場合もありますので,あらかじめ御承知おき願います。  初めに,陳情第211号最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書提出についての趣旨説明を受けます。  説明者を御紹介します。新潟地区労働組合総連合,事務局長金澤博さんです。  説明者の方は席にお着きください。                    (説明者着席) ○山際務 委員長  本日は趣旨説明においでいただき,ありがとうございます。説明は,御案内のとおり,おおむね5分でお願いします。また,説明者の方は発言に当たっては挙手をお願いします。  なお,説明者より資料を配付したい旨の申し出がありますが,配付することに御異議ありませんか。                   (異 議 な し) ○山際務 委員長  それでは,資料を配付します。 (別紙資料配付) ○山際務 委員長  それでは,金澤さん,お願いします。 ◎金澤博氏 新潟地区労連の金澤と申します。よろしくお願いします。  地域別最低賃金引き上げについて,若干,補足したいと思います。皆さん御存じだと思いますが,昨年度やっと800円を超えて,新潟でも803円となりました。'10年でしたか,政労使合意では速やかに800円を超える,そして1,000円にするということで,合意されて,これは有効だと思いますが,新潟は800円を超えても,まだ1,000円にはなりません。1,000円になるために3%ずつだとすると,7年,8年かかってしまう状況だと思います。数年前に私たち生計費調査を実施しましたが,そのときには時給換算で1,600円程度ないと文化的な生活ができないとの結論に達しています。ほかのでも,こういった調査をしていますが,1,500円から1,600円くらいの時給でないとなかなか生活が苦しい状況が改善できないとの結果が出ています。生計費調査から見ると,803円はその半分以下としか言えないと思います。ぜひ引き上げる必要があると,直ちに1,000円というのが必要だと思います。  それで,最低賃金というと,どうしても非正規で働いている人たちになります。非正規で働いている人は,最近の調査ですと若干減っているとの報告もありますが,実際はほんの少し,数%程度で,実態は37%の人たちが非正規で働いていると総務省調査ではなっています。そのうち,特に女性は半分以上が非正規とのことです。安倍首相は,非正規という言葉はなくしたいと言っていましたが,現実にはそうはなっていないと思います。先ほども言いましたが,非正規人たち最低賃金に直結して連動していて,昨年803円になりましたが,実際にもらっているのも820円,900円を超えるところはなかなかいない状況だと思います。  最低賃金で生活をしてみる体験を愛知県で行った人がいて,報告書があります。約120人がチャレンジしたが,約半数が1週間程度でリタイアしてしまったと書かれていますので,最低800円程度の時給ですと,なかなか生活できないのが実態ではないでしょうか。  それから,地域別最低賃金によって都道府県で額が違うのも非常に問題があるのではないかと思います。白い紙に数字の入った資料がありますが,新潟は,全国で26番目と,真ん中より少し下の程度です。ランクづけがあって,ABCDと分けられていますが,Cランクと位置づけられます。東京都から比べれば約180円も低く,全国の加重平均からしても約70円低い最低賃金です。  それから,資料裏側の下にこういうグラフがあります。これは'17年のデータですが…… ○山際務 委員長  説明者の方に申し上げます。  所定のおおむね5分を経過していますので,このあたりで締めてください。 ◎金澤博氏 では,これだけ言わせてください。  人口流出最低賃金相関関係が非常によくわかるデータになっています。チラシ等もよくごらんいただき,最低賃金引き上げ,全国一律最低賃金をぜひ国へ意見書を上げていただきたいと思います。以上で終わります。ありがとうございました。 ○山際務 委員長  この際,委員の方で説明者にお聞きすることはありませんか。 ◆平あや子 委員  1点お聞きします。陳情の要旨の中で,最低賃金法第9条には,最低賃金の原則として,労働者生計費賃金に加えて,先進国では例のない通常の事業の賃金支払い能力が併記されているとありますが,通常の事業の賃金支払い能力が併記されていることの問題点説明してください。 ◎金澤博氏 その条項は,経営者だけを見ていると思います。暮らしている人,働いている人の状況を全然見ずに,支払い賃金能力がないので払わなくてもいいとの言い方かと思いますし,労働者は食えなくてもよいのかということで書きました。ヨーロッパなどでは,最低賃金を支払わない企業は,企業としての能力がないとはっきり言っている国もあります。日本もそうしたことを見習えというわけではありませんが,労働者,働いている人が安心して暮らしていける賃金をぜひお願いしたいということです。 ◆小泉仲之 委員  説明では抜けていましたが,中小企業に対する支援陳情の要旨にあります。一番ポイントになるのは,新潟市は中小企業が99.9%を占めている中で,中小企業で働く人たちも9割以上を占めるわけです。その人たちの雇用や労働条件を守ることと同時に,中小企業が倒産すれば職を失うので,中小・零細企業に対しても支援をあわせて強化していかなければならないと思います。そこを強く求めていくことが大切だと思うし,我々も議会で新潟中小企業振興基本条例議員提案でつくったわけです。労働条件を上げるために,中小企業競争力なり,収益性をどう高めていくのか,公的な支援も含めて,どのような施策が必要と考えていますか。 ◎金澤博氏 今委員のおっしゃったことは非常によくわかりますし,私どもも本当にそう理解しています。賃金が上がると同時に保険料等も上がってしまうので,少なくとも保険料ぐらいは,きちんと公的なところが補填するような施策をしてもらわなければと思います。企業がいかにもうかる,利益が出るようにしていくかは,私ども労働組合としてどうしたらいいかとの提案をできるものではありませんが,少なくとも社会保険について,賃金が上がったことによって,非常に負担で苦しくなることだけは避ける施策をとってもらいたいと思います。 ◆平松洋一 委員  今の質問に関連して伺います。本市の99.9%が中小企業で,小規模企業者は工場で20人以下,サービス業で5人以下ですが,組合に参加されていない方への,経営状況の聞き取り調査や,働いている方から声を聞く,そういう集約はされていますか。 ◎金澤博氏 会社,経営側に対してのアンケートや調査等は,労働組合には難しいこともあり,行っていません。  それから,非正規で働いている方へどういうアプローチで調査していいのか,なかなか難しく,そのような調査をできていないのが実情です。そういった部分について,総務省調査などを活用しながら,どのような労働時間,賃金になっているのか,また,非正規の人がどれぐらいいるのかも確認しながら,こういった取り組みをしています。 ○山際務 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○山際務 委員長  以上で陳情第211号の趣旨説明を終わります。  説明者の方はお疲れさまでした。  次に,陳情第212号長時間労働ハラスメントもない人間らしい働き方実現を求める意見書提出についての趣旨説明を受けます。  説明者を御紹介します。新潟地区労働組合総連合,議長,坂井希美子さんです。  説明者の方は席にお着きください。                    (説明者着席) ○山際務 委員長  本日は趣旨説明においでいただきありがとうございます。説明は御案内のとおりおおむね5分でお願いします。また,説明者の方は発言に当たっては挙手をお願いします。  なお,説明者より資料を配付したい旨の申し出がありますが,配付することに御異議ありませんか。                   (異 議 な し) ○山際務 委員長  それでは,資料を配付します。 (別紙資料配付) ○山際務 委員長  それでは,坂井さん,お願いします。 ◎坂井希美子氏 お時間をいただきありがとうございます。新潟地区労働組合総連合の坂井です。本日は,陳情第212号長時間労働ハラスメントもない人間らしい働き方実現を求める意見書提出について,趣旨説明します。  4月1日より施行される,いわゆる働き方改革一括法について,年次有給休暇取得促進労働時間の上限を法律に明記することで,各事業場働き方見直しが進んでいる一方で,とんでもない弊害が起こるのではないかと私どもは危惧しています。  まず,高度プロフェッショナル制度ですが,これは労働基準法第41条の労働時間などに関する規定の除外に新たにつけ加えられた項目です。労働時間,休憩,休日及び深夜の割り増し賃金に関する規定は,対象労働者には適用しないとされています。104日の休日と5日間の有給休暇を与えさえすれば,極端な話ですが,24時間勤務をさせようが,1カ月に一回も休みがなくても合法になります。似たような制度裁量労働制があります。こちらは,働き方改革一括法案で,当初あった対象業務の拡大は見送られました。この裁量労働制については,深夜労働割り増し支払いや,みなし労働時間を超えた分の残業代支払い義務化され,労働時間規制の枠内での制度になっているので,高度プロフェッショナル制度とは違います。それでも三菱電機では,裁量労働制で働く労働者が4年間で自殺など5人が労災認定をされ,ことし3月より裁量労働制を廃止したとのことです。裁量労働制よりももっとひどい高度プロフェッショナル制度については,犠牲者が出る前に廃止すべきと考えます。  また,残業時間の上限規制には,法律に明記されている月45時間,年間360時間を絶対に超えないようにすべきです。法律では,特殊条項つきの協定を結べば月100時間までの残業が可能になってしまいます。過労死のリスクは,月45時間からふえ始め,80時間,100時間での労災認定は多発しています。特に看護師など,夜間交代勤務者では月50時間でも労災とされた例はあり,特殊条項つきの協定は規制をすべきと考えます。医師や運転手などは,今回の労働時間の規制からは除外されています。しかし,長時間にわたる労働は,人間の注意力を奪います。他人の生命に直結した職業では,早急に24時間のうちに連続11時間以上の休息を確保するインターバル規制義務化が必要です。また,それ以外の職業でも24時間型社会の中で,長時間の連続した勤務が見受けられます。長期的に見た健康への影響,また睡眠不足による交通事故など,社会に多大な悪影響を与える長時間連続勤務の規制は急がれるものと考えます。  また,同一労働同一賃金については,制度設計が非常にわかりにくく,これで待遇格差がなくなるとは思えません。実効ある制度への見直しが必要です。  解雇の金銭解決制度が検討されていると聞きます。現在の労働審判制度などを有効に活用すれば,公平に解決できると思われ,何も新制度をつくる必要はありません。  ハラスメント対策は急務ですが,規制する法律がないため,労働相談の現場では苦慮していると聞いています。しかし,実際には多くの労働者がパワハラによる鬱病を発症しています。日本の社会にとって大きな損失です。一日でも早い立法措置が必要と考えます。  以上で説明を終わります。ありがとうございました。 ○山際務 委員長  この際,委員の方で説明者にお聞きすることはありませんか。                    (な  し) ○山際務 委員長  以上で陳情第212号の趣旨説明を終わります。  説明者の方はお疲れさまでした。  次に,陳情第220号子どもたちに行き届いた教育を,30人以下学級実現教職員定数増教育予算増額を求めることについての第1項から第4項までの趣旨説明を受けます。  なお,陳情第220号の提出者である教育をよくする新潟県民会議代表者から,本陳情に関して議長宛てに9,215名の署名を添えて要望がありましたので,参考までに御報告します。
     説明者を御紹介します。教育をよくする新潟県民会議,代表,横山由美子さん,同じく教育をよくする新潟県民会議乙川大さんです。  説明者の方は席にお着きください。                    (説明者着席) ○山際務 委員長  本日は趣旨説明においでいただきありがとうございます。説明は御案内のとおり2人合わせておおむね5分でお願いします。また,説明者の方は発言に当たっては挙手をお願いします。  それでは,横山さん,乙川さん,お願いします。 ◎横山由美子氏 教育をよくする新潟県民会議の代表,横山です。趣旨を申し述べます。  いじめや不登校,子供貧困等が大きな社会的問題となる中,私たち教職員子供たち一人ひとりに目を行き届かせ,じっくりと寄り添う時間の確保が必要と考えています。そのためには教職員定数を確保した上で,多くの保護者が望む30人以下学級実現することが望まれます。新潟では,'01年度に全国に先駆けて小学校1・2年生の32人以下学級実現しました。'15年度からは,小学校3年生から6年生と中学校全学年で35人以下学級が,'17年度の新潟市への権限移譲からは,小学校3・4年生において32人以下学級実現しています。しかし,小学校3・4年生で下限23人,小学校5年生から中学校3年生で下限25人の下限設定があります。1クラス23人以上小学校3・4年生,1クラス25人以上小学校5年生から中3年生の下限設定により,全ての小学校3・4年生で32人以下,小学校5年生から中学校3年生で35人以下になっているわけではありません。また,高等学校は40人以下学級となっています。市内全ての学校で子供たち一人ひとりに行き届いた教育実現するために,32人以下学級をさらに拡充していくことが求められます。  さらに,年々増加する多様な子供たちの心のケアや保護者のニーズにきめ細やかに対応するためには,養護教員栄養教員学校栄養職員学校事務職員全校配置特別支援にかかわる教職員の増員も不可欠です。これらを具現化するため,陳情事項について最大限の御尽力をよろしくお願いします。 ◎乙川大氏 補足します。第3項は,きめ細やかな対応をするために,機械的な統廃合,学級減は慎重にしてほしいという意味もあります。  第4項は,教材費給食費などの諸校費を支払えない貧困家庭の実態があることでお願いしています。'18年度の新潟市における5月1日現在の特別支援学級数は,市立小・中・特別支援学校合わせて483クラス,児童数は2,024人と年々増加しています。'12年の文部科学省調査によると,通常学級に在籍し,知的発達におくれのないものの学習面,各行動面で著しい困難を示すとされた児童生徒数は,全体の6.5%となっています。今約16%が貧困であると考えると7人に1人が貧困の家庭の中で育っている子供と言われています。また,折しも,きょうの新潟日報でも児童虐待摘発最多1,380件,県内32件,このうち新潟市がどれだけか資料はまだありませんが,ぜひ多くの大人の目で,子供たちの変化に気づき,守りたいと思っています。ぜひ御尽力をいただけたらと願っています。 ○山際務 委員長  この際,委員の方で説明者にお聞きすることはありませんか。 ◆青木学 委員  説明の中にもありましたが,本市は'17年度から権限移譲に伴い,独自で32人以下学級の拡大に取り組んできています。その中には,指摘のあるように下限設定もあるわけですが,実際に32人以下学級に取り組み,現場でも広がっているわけです。その辺の現場の状況を把握していたら教えてください。 ◎乙川大氏 32人以下学級が3・4年生に進んだことについて,保護者からも喜びの声があります。ただし,下限の23人という部分で32人以下学級にならない実態が約17学級出ています。これは声があるので,ぜひ続けていってもらえたらと思っています。 ◆青木学 委員  一般的に考えても,人数が少なくなれば,それだけ教員の目がいろいろ行き届いて,指導がしやすくなる,コミュニケーションがとりやすくなることは考えられますが,教員や保護者の具体的な喜びの声はありますか。 ◎乙川大氏 不安の声がよく聞こえてきていて,1・2年生は32人以下で下限がありませんが,3・4年生になると3学級が2学級になるのでしょうかなどの声をよく聞きます。また,クラスにもう2人来てくれたらなどという話も保護者からも聞こえたりしますが,そればかりは引っ越しだったりするので,何とも言えません。教職員の現場からすると,できる限り不登校の子の送り迎えをしたことが私にもありますし,児童相談所に電話したこともあります。子供管理職の許可を得て動いたことがあります。とにかく少しでも子供の変化に気づきたいとの部分で,この陳情をぜひ受け入れてもらえたらという願いでいっぱいです。 ◆青木学 委員  この内容からして教職員増となると当然,国との関連が出てきます。陳情趣旨は,大きな環境整備という点で国に予算増を求めていく,それに伴い新潟市も連動して環境整備に取り組んでいってほしい。もちろん本市としてできる部分は当然に行わなければなりませんが,教員増の点では,国に予算増を求めながら新潟市として行えるところをきちんと行ってほしいとの趣旨で受けとめていいですか。 ◎乙川大氏 そのとおりです。新潟市もかなり力を入れていただいていることをよく理解しています。最近,現場で聞こえるのは特別支援教育支援員の増員や予算増で,実は,今回の陳情にあわせて9,000筆以上の署名を出しましたが,これは保護者にも協力いただいて,半年かけて集めたものです。別に,特別支援教育支援員についての署名を集めたところ,1カ月で約3,600筆集まりました。保護者教職員の関心は高いと思っています。これまでも努力してもらっていますが,また少しでも御尽力いただけたらとの願いがあります。 ○山際務 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○山際務 委員長  以上で陳情第220号第1項から第4項までの趣旨説明を終わります。  説明者の方はお疲れさまでした。  次に,陳情第221号農業用施設の管理に係る旧木崎郷土地改良区(横土居地域),頓所富士弥理事及び青柳廣吉理事長による「覚書」についての趣旨説明を受けます。  説明者を御紹介します。小柳隆さんです。  説明者の方は席にお着きください。                    (説明者着席) ○山際務 委員長  本日は,趣旨説明においでいただき,ありがとうございます。  説明は御案内のとおりおおむね5分でお願いします。また,説明者の方は発言に当たっては挙手をお願いします。  それでは,小柳さん,お願いします。 ◎小柳隆氏 小柳です。よろしくお願いします。食道がんの治療を行っていて,体調がよくありませんので,その辺聞き苦しいことがあるかと思いますが,よろしくお願いします。  2月25日付で陳情書を2ページ,証拠資料として2部お渡ししてあります。ここに詳しいことは書いてありますので,要点だけ言わせてもらいますが,この問題としている覚書,これは昭和62年2月の覚書です。なぜ今私がこれを問題にするかというと。このときに取り交わした覚書の内容,このことが現在に至って違法な状態として使用されているということ,違法な状態で使用されていること自体はこの委員会の席で議論するつもりはありません。あくまでも昭和62年のこの覚書について皆さんで問題あるということであれば,それなりの意見表明をしてもらいたいということです。先ほど言ったとおり,昭和62年のこの覚書をきっかけにして,違法性の状態が今に続いて,その間何回かいろいろな開発,その他ありますが,違法な状態が続いている。現在の問題ではありませんので,その辺を認識した上で検討をお願いしたいと思います。  まず,この覚書で第1条,第2条に書いてある乙が使用する土地改良施設の範囲,第2条,前条の土地改良施設は農業用施設,このことです。ですから,覚書そのものについては違法性,また不備な点はないのですが,この覚書を取り交わしたときに相手側,はっきり名前を言いますが,東海梱包株式会社,この運送会社はこの土地改良区と取り交わしたことによって,自分たちはその法定外公共物,里道,農業用施設を自分の事業用地として使っているわけです。要するに第1条,第2条は,土地改良区としては農業用施設として維持管理をしてくださいということですが,それを受けた相手の東海梱包株式会社は,その部分は我々が自由に使ってもいいのだという解釈のもとで使っているわけです。それが現在に至っているわけです。当時も新潟で規則がありました。現在は,新潟市法定外公共物の取扱いに関する条例に基づいた使用許可を受けて,その使用する面積分相当の使用料を払わなければならないという,これは条例ですが,法律ですから,その法律も昭和62年の覚書によってほごにされている。既成事実として現在,違法な状態に至っているということです。  要点,細かいことは,先ほど言ったとおり陳情書に詳しく書いてありますので,皆さんでそれを検討されて,また考えられて,こういう点については土地改良区としては不十分であったと,それを直すか直さないかは別にして,そのことだけを明らかにしてもらいたいということです。このことについては,私自身の利益のことではありませんし,また私が住んでいる,またこの…… ○山際務 委員長  説明者の方に申し上げます。  所定の5分を経過しましたので,このあたりでまとめてくださいますようお願いします。 ◎小柳隆氏 わかりました。この地域なり,私の住んでいるこの場所である北区横土居地域の損害でもないわけです。損害と言えば先ほど言ったとおり,条例に基づく使用料,これを徴収すべきかすべきではないかにつながっていくと。まず昭和62年のこの覚書について…… ○山際務 委員長  説明者の方に再度申し上げます。  既に所定の5分を経過していますので,説明を終了してください。 ◎小柳隆氏 終わります。 ○山際務 委員長  この際,委員の方で説明者にお聞きすることはありませんか。                    (な  し) ○山際務 委員長  以上で陳情第221号の趣旨説明を終わります。  説明者の方はお疲れさまでした。  以上で協議会を閉会し,委員会を再開します。(午前10:37)  これより審査を行います。  なお,委員の皆様に申し上げます。陳情の審査においては,採択か不採択かを判断するために,所管課に対してわからない部分について,あくまでも参考までにお聞きするものですので,それを踏まえて発言されるようお願いします。  初めに,陳情第211号について審査を行います。  審査の参考とするために,所管課にお聞きすることはありませんか。                    (な  し) ○山際務 委員長  なければ,次に本陳情について委員間討議を行いたいと思います。委員の皆様から御意見がありましたらお願いします。                    (な  し) ○山際務 委員長  以上で陳情第211号の審査を終わります。  次に,陳情第212号について審査を行います。  審査の参考とするために,所管課にお聞きすることはありませんか。 ◆風間ルミ子 委員  陳情書の中に新潟労働局が平成29年度に行った長時間労働が疑われる監督指導結果がありますが,これは県内の数字です。新潟市内の同様の調査結果はありますか。 ◎山本幹彦 雇用政策課長  新潟労働局に確認しましたが,新潟市の数値は持ち合わせていないとのことです。 ◆風間ルミ子 委員  対象が414事業所ということですが,これはどのような基準で選んでいるのかお聞かせください。 ◎山本幹彦 雇用政策課長  この点についても承知していません。 ◆風間ルミ子 委員  新潟市の数字がわからないとのことですし,対象事業所の選定についてもわからないということですが,この調査結果によると,調査した事業所の50%が違法な時間外労働だったとの結果です。調査結果に限ると,本市でも同様の結果が出ることが推測されるかと思いますが,どのように考えますか。 ◎山本幹彦 雇用政策課長  実際に全調査なので,この中に本市のそれ相応分の事業所が該当し,委員の指摘のとおり存在するものと思われます。 ◆風間ルミ子 委員  次に,陳情書に長時間労働などに起因する心身の不調により平成29年度に出された全国の労災請求件数があり,脳血管,心臓疾患840件,精神障がい1,732件と,どちらも前年度を上回っているとのことですが,これについても新潟市内の現状を把握していますか。 ◎山本幹彦 雇用政策課長  新潟市の数字を労働局に問い合わせましたが,公表されていないとのことです。 ○山際務 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○山際務 委員長  なければ,次に本陳情について委員間討議を行いたいと思います。委員の皆様から御意見がありましたらお願いします。                    (な  し) ○山際務 委員長  以上で陳情第212号の審査を終わります。  次に,陳情第220号第1項から第4項までについて審査を行います。  審査の参考とするために,所管課にお聞きすることはありませんか。 ◆青木学 委員  権限移譲に伴い,新潟教育委員会が独自で32人以下学級の拡大に取り組んできたことは,高く評価していますが,教育委員会として,この2年間の教育現場の状況を把握する中で,どのように評価しているか,お聞きします。 ◎池田浩 学校人事課長  少人数学級編制の効果については,私どもが独自に調べている中で,対象となった全ての学校から学習指導の充実や学校生活の安定が図られている等の報告を受けています。保護者からも,子供の様子を丁寧に見て,すぐに連絡をもらえてありがたいなど,肯定的な意見が多く寄せられています。 ◆青木学 委員  下限が設けられていますが,どういう経緯,事情で設けることになったか,改めて伺います。 ◎池田浩 学校人事課長  少人数学級の効果は認めながらも,発達の年齢によって,学級に一定の人数がいることが子供の社会性の育成や,集団活動の充実のために必要であることも考えた上で下限を設定しています。 ◆青木学 委員  そうすると,教員の定数や財源の問題ではなくて,一定の人数を確保しなければならないとのことで下限を設定したと聞こえましたが,そういうことですか。 ◎池田浩 学校人事課長  効果だけではなく,当然,定数の関係もあり,総合的に判断した上でこのように設定していると捉えてもらいたいと思います。 ◆青木学 委員  現在,この下限によって32人以下学級になっていないクラスの数と,その対応についてお聞きします。 ◎池田浩 学校人事課長  35人以下学級の数字になりますが,下限が抵触しているのは23校,31学級あります。その下限に抵触した学校,学級についても,加配教員等を配置し,きめ細やかな指導を行っており,下限に抵触するからといって,少人数学級のプラスの面が一切享受できないのではない状況をつくっています。 ◆青木学 委員  教員定数や財源との関係が当然あるわけですが,教育委員会としてはできることであれば,下限を緩和していきたいとの考えはありますか。 ◎池田浩 学校人事課長  繰り返しになりますが,委員の御指摘のとおり,少人数学級の効果はあると考えているので,国へ要求をしながら,子供たちそれぞれの発達段階に応じたよりよい教育のために少人数学級を活用していきたいとの気持ちはあります。 ◆青木学 委員  例えば国の新年度予算においても,自然減以上の教員定数の削減などが出ています。市教育委員会とすれば,少人数学級の拡大とその効果を踏まえて,国に対してきちんと要望を続けていくというスタンス,考えでよろしいですか。 ◎池田浩 学校人事課長  そのようなスタンスで構いません。 ◆小泉仲之 委員  現状でも教員が加配されているわけですが,下限設定を撤廃した場合,それらを差し引くどのぐらいの教員と負担の増になるのかお聞きします。 ◎池田浩 学校人事課長  今31学級が抵触していますが,下限設定を撤廃して,全て正規教員を充てたとします。正規教員の給与を概算で年収800万円程度とすると,約2億円の予算措置が必要になるかと考えられます。 ◆小泉仲之 委員  現在,加配されているわけで,加配分を差し引くと,単純にそうなりません。差し引くとどうなるのでしょうか。 ◎池田浩 学校人事課長  現在,加配は非常勤等も含まれます。加配で措置している金額,給与総額が今,手元にありませんので,差額が幾らか示せませんが,全部正規職員に充てた場合と,非常勤等の差額の金額になります。 ◆小泉仲之 委員  その場合,全部本市の負担になるのですか。 ◎池田浩 学校人事課長  国からの定数を超えて配置することになれば,当然,国からの補助はありませんので,本市の負担になるかと考えます。 ○山際務 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○山際務 委員長  なければ,次に本陳情について委員間討議を行いたいと思います。委員の皆様から御意見がありましたらお願いします。                    (な  し) ○山際務 委員長  以上で陳情第220号第1項から第4項までの審査を終わります。  次に,陳情第221号について審査を行います。  審査の参考とするために,所管課にお聞きすることはありませんか。                    (な  し) ○山際務 委員長  なければ,次に本陳情について委員間討議を行いたいと思います。委員の皆様から御意見がありましたらお願いします。                    (な  し) ○山際務 委員長  以上で陳情第221号の審査を終わります。  次に,陳情第157号第2項について審査を行います。  審査の参考とするために,所管課にお聞きすることはありませんか。                    (な  し)
    山際務 委員長  なければ,次に本陳情について委員間討議を行いたいと思います。委員の皆様から御意見がありましたらお願いします。                    (な  し) ○山際務 委員長  以上で陳情第157号第2項の審査を終わります。  次に,陳情第188号について審査を行います。  審査の参考とするために,所管課にお聞きすることはありませんか。                    (な  し) ○山際務 委員長  なければ,次に本陳情について委員間討議を行いたいと思います。委員の皆様から御意見がありましたらお願いします。                    (な  し) ○山際務 委員長  以上で陳情第188号の審査を終わります。  次に,陳情第197号第1項から第3項までについて審査を行います。  審査の参考とするために,所管課にお聞きすることはありませんか。                    (な  し) ○山際務 委員長  なければ,次に本陳情について委員間討議を行いたいと思います。委員の皆様から御意見がありましたらお願いします。                    (な  し) ○山際務 委員長  以上で陳情第197号第1項から第3項までの審査を終わり,陳情の審査を終わります。  以上で本日の日程を終了し,委員会を閉会します。(午前10:50)...