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  1. 新潟市議会 2019-03-14
    平成31年 3月14日文教経済常任委員会−03月14日-01号


    取得元: 新潟市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-22
    平成31年 3月14日文教経済常任委員会−03月14日-01号平成31年 3月14日文教経済常任委員会                 文教経済常任委員会会議録              平成31年3月14日(2月定例会)                                     議会第2委員会室 平成31年3月14日    午前 9時59分開会               午前11時44分閉会 〇文教経済常任委員会  1 議案審査   ・北区役所      産業振興課   ・江南区役所     産業振興課   ・秋葉区役所     産業振興課   ・南区役所      産業振興課   ・西区役所      農政商工課   ・西蒲区役所     産業観光課  2 委員間討議について
     3 陳情の趣旨説明について 〇出席委員  (委員長)  山 際   務  (副委員長) 平   あや子  (委員)   平 松 洋 一  荒 井 宏 幸  渡 辺   仁  渡 辺   均         内 山 則 男  風 間 ルミ子  串 田 修 平  松 下 和 子         青 木   学  小 泉 仲 之 〇出席説明員  北区産業振興課長        渡 辺 正 則  江南区産業振興課長       神 田 武 行  秋葉区産業振興課長       長 崎   忍  南区産業振興課長        金 澤   修  西区農政商工課長        鈴 木 雄 策  西蒲区産業観光課長       阿 部 和 夫  以上のてんまつは会議録のとおりであるので署名する。   文教経済常任委員長    山 際   務 ○山際務 委員長  ただいまから文教経済常任委員会を開会します。(午前9:59)  本日の欠席はありません。  本日は日程に従い,各区役所の審査を行います。  なお,審査終了後,今定例会において当委員会に付託されました新年度分の議案について,委員間討議をするか御協議をいただいた後,陳情の趣旨説明についてお諮りしたいと思います。  本日使用する資料は事前もしくは本日お手元に配付していますので,御確認願います。  これより各区役所の審査を行います。  初めに,北区産業振興課の審査を行います。北区産業振興課長から説明をお願いします。 ◎渡辺正則 北区産業振興課長  今定例会に提案した議案第1号平成31年度新潟市一般会計予算関係部分の北区産業振興課所管分の説明に入る前に資料の説明をします。本来であれば予算説明書により説明すべきですが,歳入,歳出とも複数ページにわたることから,円滑な審査に資するため,説明する区の課ごとに抜粋してまとめた資料に基づいて説明します。資料は説明の都合上,歳出,歳入の順に,また最初の行には課の合計を,右側には予算説明書の該当ページを記載しています。  資料1ページ,歳出合計5億9,024万5,000円,前年度と比較して5,128万3,000円,率で8%の減となっています。主な要因は,第6款農林水産業費において,海辺の森整備事業の事業費減によるものです。  初めに,第2款総務費,第1項9目区政推進費のうち,地域の自立性の向上は,特色ある区づくり事業として5つの事業を行います。海辺の森共創参画推進事業は,美しい海辺の森を地域とともにつくり,後世に引き継ぐため,地元住民や企業,学校などで構成されるボランティア団体が行う保全活動とその資金調達を図るコミュニティビジネスの取り組みを支援するための事業です。コミュニティビジネスに関しては,数年前から地元住民の融資で準備を開始し,平成30年度から組織を立ち上げ,門松や松ぼっくりクラフトなどを製作,販売しており,森づくりの資金確保のため,継続的な活動となるよう協力して進めていきます。  魅力発信キタクなるプロジェクトは,交流人口の拡大を図るため,ホームページなどを用いた広報や新規観光客獲得やリピーターを増加するための取り組みとして,バスツアーを民間旅行会社や地域のボランティアガイドと一体となって行うことで,北区の魅力を発信していきます。  「次世代農業」推進事業は,生産現場にICTなどの新技術を導入することで,農業所得の増大,担い手の確保を図るとともに,地元の農産物を活用した加工品の開発を通じ,農業者の収益向上に結びつく取り組みを支援していきます。  地域商業魅力創生プロジェクトは,地域ごとにテーマやブランドを活用したPR活動を実施し,新規顧客獲得とエリア全体の一体感を持ったイメージアップにより,にぎわい創出を図ります。葛塚地域では店舗や地域に足を運んでいただく工夫として,似顔絵を核として似顔絵コンテストの開催や商店街イベントなどでの展示,さまざまなイベントを行い,地域の活性化を図ります。松浜地域では,松浜市場と連携したイベント「こらっせ松浜市」や,みそづくり体験などを実施して,商店街の活性化を図ります。  北区総合スポーツ事業は,北区体育協会と連携し,競技別大会を開催することで,競技力の向上を図るとともに,区民が楽しく気軽にスポーツを体験できる区民参加型のイベントを実施し,スポーツ振興と健康増進を図ります。  次の区政振興費は,福島潟自然文化祭福島潟自然文化基金活用事業,葛塚まつりへの補助金として,それぞれ実行委員会などに交付します。  次に,第16目文化振興費のうち,芸術文化の拠点機能充実,北区文化会館事業は,北区文化会館の指定管理や修繕など,管理運営に係る経費です。  次の文化振興諸経費は文化振興に係る事務費です。  次に,第18目スポーツ振興費のうち,生涯にわたるスポーツ活動の推進,スポーツ施設の管理運営は,北区内の体育施設19施設の管理運営経費と,施設の老朽化に伴う旧下土地亀体育館の解体などに要する経費です。  次の住民主体のスポーツを支える組織の構築,スポーツ振興会活動の支援は,地域におけるスポーツ活動を推進する区内6つのスポーツ振興会に補助金を交付します。  次のスポーツ振興諸経費は,スポーツ振興に係る事務費です。  次に,第4款衛生費,第1項7目環境保全費,湿地の保全と活用は,福島潟自然文化基金積立金です。  次に,2ページ,第5款労働費,第1項1目労働諸費,労働諸経費は事務費です。  次に,第6款農林水産業費,第1項2目農業総務費,農業総務諸経費は事務費です。  次に,第3目農業振興費,農業振興諸経費は,北区農業振興協議会の活動を支援するための負担金です。  次に,第5目林業振興費,樹林環境の整備・活用は,海辺の森に関する事業で,そのうちの海辺の森管理事業は,海辺の森キャンプ場の指定管理や飛砂除却などの維持管理経費です。  海辺の森整備事業は,海辺の森から日本海を望むことができる展望台の外壁改修工事を予定しています。  次に,第2項1目農地総務費,農地施設の維持管理は,排水機場,農村環境施設,農道の維持管理に要する経常的な経費です。  次に,第2目土地改良費,土地改良諸経費は,各種協議会への加入団体等の負担金です。  次に,3ページ,第7款商工費,第1項2目商業振興費,商業振興諸経費は事務費です。  次に,第4目観光費のうち,観光の魅力発信は,観光宣伝のための事務費です。  次の魅力あふれる観光都市づくり,観光資源・観光イベントの充実は,島見浜海水浴場の管理費及び阿賀野川ござれや花火への補助金です。  次の各種団体への補助金は,北区の観光資源や特産品のPR活動,魅力発信などの事業を行う市北区観光協会への補助金です。  次に,第5目露店市場管理費,露店市場の管理運営は,松浜市場と葛塚市場の維持管理費用です。  次に,第2項1目工業総務費,工業総務諸経費は,北部工業団地の維持管理に要する経費です。  次に,第2目工業振興費,各種団体への補助金は,豊栄仏壇組合に対して伝統芸能の伝承と普及活動の支援のための補助金です。  次に,第8款土木費,第5項1目管理費,公園緑地等の管理運営は,水の駅ビュー福島潟宿泊施設菱風荘の指定管理や,長浦農村公園太田農村公園,高森の丘公園の維持管理に要する経費です。  続いて,歳入,4ページ,歳入合計1億2,666万2,000円,前年度と比較して5,804万1,000円,率で31.4%の減となっています。主な要因は,第20款県支出金,農業費県補助金と第26款市債,農業債における海辺の森整備事業の事業費減によるものです。  初めに,第18款使用料及び手数料,第1項1目総務使用料は,北区文化会館及び北区内体育施設の使用料です。  次に,第5目農林水産業使用料は,海辺の森キャンプ場,長浦市民農園及び法定外公共物の使用料です。  次に,第6目商工使用料は,松浜市場と葛塚市場の使用料です。  次に,第7目土木使用料は,水の駅ビュー福島潟の入館料や,公園内への自動販売機設置などの占用料です。  次に,第9目行政財産使用料は,主に海辺の森のガス事業者の工場敷地及び埋設管の使用料です。  次に,第2項4目商工手数料は,松浜市場と葛塚市場の出店許可証交付手数料です。  次に,第19款国庫支出金,第3項3目衛生費委託金は,国指定福島潟鳥獣保護区管理棟,通称雁晴れ舎の施設管理委託金です。  次に,第20款県支出金,第2項5目商工費県補助金は,島見浜海水浴場に係る海岸漂着物の回収,処理などに係る県からの補助金です。  次に,第3項4目農林水産業費委託金は,新潟県から委託を受けている国有農地の貸付料の徴収事務に係る委託金です。  次に,5ページ,第21款財産収入,第1項1目財産貸付収入は,土地貸付料として水の公園福島潟駐車場,豊栄駅前駐車場用地,NCO組合会館駐車場用地土地改良施設及び農村公園などの貸付料で,建物貸付料は,福島潟利便施設NCO組合会館事務室貸付料などです。  次に,第22款寄附金,第1項2目衛生費寄附金は,福島潟の自然保護活動などに賛同された方々の寄附金で,福島潟自然文化基金への積立金の財源となるものです。  次に,第23款繰入金,第1項1目福島潟自然文化基金繰入金は,福島潟自然文化祭福島潟自然文化基金活用事業の財源として,同基金より繰り入れるものです。  次に,第25款諸収入,第5項4目雑入について,総務費雑入は区内体育施設や文化会館の自動販売機などの電気料,農林水産業費雑入は海辺の森の保全活動に賛同する企業などからの活動支援,商工費雑入は葛塚市場出店者水道料実費徴収分,土木費雑入は菱風荘の太陽光発電売電料などです。  次に,第26款市債,第1項1目総務債,体育施設整備事業債は,老朽化した旧下土地亀体育館の解体事業に係る起債です。 ○山際務 委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆風間ルミ子 委員  2点お聞きします。  初めに,海辺の森共創参画推進事業コミュニティビジネスについて,南浜コミュニティ協議会が門松などをつくって販売しましたが,平成30年度にどれくらいの実績があったのか。また,平成31年度にどのように拡大していく予定ですか。 ◎渡辺正則 北区産業振興課長  コミュニティビジネスは今年度,組織が立ち上がり,本格的に取り組みを始めていて,平成30年度の収入の実績は約57万3,000円です。ただ,立ち上げはゼロ円から出発し,4名の方から出資してもらい,40万円の出資金を原資に動いているので,もうかった中からとりあえず半分は一旦お返しして,残った分を翌年度に繰り越して,来年度の活動に充てる予定です。なお,来年度は,区づくり予算の中から助成金を充てて,必要な機械などをそろえてもらおうと考えていて,恐らくもう少し売り上げが伸びると思います。 ◆風間ルミ子 委員  門松を買いましたが,とてもいい取り組みだと思いましたが,手間暇がかかるので,数をふやすことはなかなかできないと思います。何人でこの事業に取り組まれていますか。 ◎渡辺正則 北区産業振興課長  人数について,レギュラーとして毎日来られる方が6名,時間を見て来られる方が4名程度で,今は約10名で活動しています。手間暇の部分について,機械はみんな自前で調達していて,自分たちの機械だけではできないことも出てきて,今は他市町村の機械を持っているところにお願いに行って,1個ずつ機械で削ってもらったりするのにお金がかかっているので,そういった部分を解消できればもう少しもうかるかと思います。 ◆風間ルミ子 委員  次に,「次世代農業」推進事業について,一般財源100万円の事業の中身をお聞きします。 ◎渡辺正則 北区産業振興課長  総事業費100万円で,初めに,ICTの導入を拡大するための費用は,参加してもらっている委員の報償費だけです。今は,どうやったらICTを農家に知ってもらい,取り組んでもらえるかを研究していて,近々アンケートをとる予定にしていますが,取り組みはそのくらいで余りICTにお金はかけていません。次に,農産物のブランド化について,サツマイモをしるきーもと命名した以前からの取り組みは,これまでどおり販売のPR,いろいろなイベントへの参加をしています。ICTの導入拡大は約20万円,農産物のブランド化は約80万円の予算を考えています。 ◆風間ルミ子 委員  しるきーもの取り組みについて,平成30年度はどれぐらいの実績がありましたか。 ◎渡辺正則 北区産業振興課長  作付面積の実績について,平成29年度約3.93ヘクタール,30年度約4.14ヘクタールとわずかに伸びていますが,平成29年度は長雨の影響でできがよくなかったので,新たに取り組む農家がふえなかったからです。出荷額は平成29年度約799万円,30年度1,050万円と少し伸びています。取り組み農家数は,平成29年度約40人程度と話しましたが,遠慮された農家がいて,30年度の実績は35名と少し減っています。これはあくまでもJAに出荷している人数ですので,個人でつくられている方は拾い切れていません。 ◆風間ルミ子 委員  我が家でもつくっていて,農業協同組合へ出荷していますが,物すごく手間暇がかかります。出荷するまでにひげをとり,きれいにしなくてはならないので,大変時間がかかっていて,作付面積を1軒の農家で拡大するのは,なかなか難しいと思うので,新規に取り組む農家をふやすことが全体の売り上げをふやすことになると思います。新規に取り組む農家をふやす取り組みは農業協同組合の関係だとは思いますが,北区産業振興課では何か考えていますか。 ◎渡辺正則 北区産業振興課長  簡単に言えば,出荷される皆さんに入るお金をふやしてあげれば,自動的にとは言いませんが,取り組む方はふえてくると思います。委員が言われるように,なかなか手間暇がかかりますが,ほかの芋をつくっても,そんなに変わるものでなく,同じくらいの手間暇がかかります。農業協同組合は,何とか出口を探して,高く取り扱ってくれるお店を1軒でも2軒でもふやしたいとのことで,新たにパン屋や料亭などの扱ってくれるお店を探していますし,市としては,農業振興協議会の中でこういった話をして,新規で取り組む方や数をふやすための切り苗に多少なりとも助成ができればということで,これから検討をしていきます。 ○山際務 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○山際務 委員長  以上で北区産業振興課の審査を終わります。  次に,江南区産業振興課の審査を行います。江南区産業振興課長から説明をお願いします。 ◎神田武行 江南区産業振興課長  江南区産業振興課所管分について説明します。  資料1ページ,歳出合計4億6,791万2,000円,前年度と比較して,270万4,000円,率で0.6%の増となっています。主な要因は,体育施設や文化会館など当課所管施設の管理委託料について,10月以降の消費増税分を見込んだことによるものです。  初めに,第2款総務費,第1項総務管理費,第9目区政推進費,地域の自立性の向上のうち,特色ある区づくり事業です。当課所管の事業は以下6事業を行います。地域商業活性化支援は,超高齢化が進む中,地域の商業機能及び商店街は,地域コミュニティーを維持し,守るためのかなめであると位置づけ,商工団体と連携し,商店街のにぎわい創出に向けた新規事業や若手商店主による取り組み,さらに亀田三・九の市との連携事業などへの支援を行い,地域商業の活性化を図ります。また,こうした取り組みを通じて,商店街での活動が継続されるよう組織強化も支援していきます。  「農」に親しむは,江南区特産の農産品を擬人化した江南区親善大使キャラクターを積極的に活用しながら,市民を対象にした特産農作物スイートコーンや藤五郎梅などの収穫体験や,特産品を使った料理を題材にしたフォトコンテスト,農産物直売所スタンプラリーなど農に親しむ機会をさまざまな形で提供し,地元生産者や農産物への理解と江南区の知名度アップを図ります。  江南区ぐるっと巡って発言・体験ツアーは,平成30年度からの継続事業で,区内各地域の観光資源を掘り起こし,深掘りし,単に見るだけではなく,さまざまな体験を組み合わせることにより,魅力を高め,新たな観光資源として活用します。また,VRやドローンなどの最新技術を使った映像を制作し,江南区の魅力を広く発信することで,区内への集客と交流人口の拡大を図ります。  亀田縞地域ブランド化推進は,亀田発祥の伝統織物亀田縞地域ブランドとして確立,発展させ,地域での活用はもとより,国内外へさらに販路を広げ,生産の拡大,安定受注を図り,地場産業の振興及び地域経済の活性化につなげます。
     梅の里産地活性化は,亀田地区発祥の藤五郎梅の産地として,維持,発展を図りながら,梅果実品質向上への取り組みと新たな加工品開発や販路拡大に向けた活動を展開し,産地の活性化を推進します。  文化芸術の創造・発信は,江南区文化会館において,質の高い魅力ある文化芸術などの公演事業を実施することで,区民の芸術文化に対する関心を高めるとともに,文化会館利用を促進し,江南区における文化活動の振興を図ります。  次の区政振興費は,例年実施しているかめだ祭りや,中央卸売市場で開催する“旬果旬菜”いきいきフェスタ,ちょうどこれからが見ごろとなるかめだ梅まつりなどに対して,それぞれ主催する実行委員会に助成を行うものです。  次に,第16目文化振興費のうち,芸術文化の拠点機能充実は,江南区文化会館の管理運営に係る経費です。  次の歴史文化施設の管理運営は,江南区文化会館内に併設の江南区郷土資料館の管理運営に係る経費です。  次に,第18目スポーツ振興費のうち,生涯にわたるスポーツ活動の推進は,亀田総合体育館横越総合体育館など,江南区内のスポーツ施設に係る管理運営経費です。  次の住民主体のスポーツを支える組織の構築は,小学校区単位で組織された各地区スポーツ振興会への補助金です。  次のスポーツ振興諸経費は,区民の健康や体力増進のために区が主催,実施する江南区健康ウオークやランニングセミナー,フロアカーリング等の事業費のほか,スポーツ関係の事務経費が含まれます。  次に,第5款労働費,第1項1目労働諸費,勤労者福祉の充実は,横越地区勤労者総合福祉センター通称サンウィング横越の管理経費です。  次に,2ページ,第6款農林水産業費,第1項農業費,第2目農業総務費のうち,水と緑と人のネットワークの形成は,市民農園や収穫農園の管理経費です。  次の農業施設の管理運営は,横越地区にある農業施設の管理費です。  次の農業総務諸経費は,国有農地関係の事務経費です。  次に,第3目農業振興費,農業振興諸経費は,江南区農業振興協議会及び新潟地区果樹振興協議会への負担金です。  次に,第2項農地費,第1目農地総務費,農地施設の維持管理のうち,排水機場の維持管理は,阿賀野川に接続する本所・蔵岡排水機場の維持管理費です。農村環境施設の維持管理は,亀田排水路公園及び新堀排水路などの施設維持管理費です。農村環境改善センター等の維持管理は,大江山地区及び横越地区にある農村環境改善センターに係る維持管理費です。  次に,第7款商工費,第1項商業費,第2目商業振興費のうち,各種団体への補助金は,横越商工大祭実行委員会及び横越中央商店会に対する事業費補助金です。  次の商業振興諸経費は,商業関係の事務諸経費です。  次に,第5目露店市場管理費,露店市場の管理運営は,亀田三・九の市の開設,運営に係る管理経費です。  次に,第2項工業費,第2目工業振興費,各種団体への補助金は,亀田地区鉄工協同組合に対する補助金です。  続いて,歳入,3ページ,歳入合計9,786万円,前年度と比較して,金額で273万4,000円,率で2.8%の増となっています。主な要因は,当課が所管する施設の使用料収入の増加です。亀田総合体育館の武道場や屋内多目的運動場などの利用者が増加していることから,実績に基づき施設利用料の増額を見込みました。また,横越地区勤労者総合福祉センターサンウィング横越の使用料について,平成30年度改修工事のため4カ月利用できなかった多目的ホールが工事を終えて通年で利用できることから,その分の増額を見込んだものです。  初めに,第18款使用料及び手数料,第1項使用料,第1目総務使用料は,当課が所管する文化会館や体育施設などの使用料収入です。  次に,第4目労働使用料は,横越地区勤労者総合福祉センターの使用料です。  次に,第5目農林水産業使用料は,区内の農村環境改善センターの使用料です。  次に,第6目商工使用料は,露店市場亀田三・九の市の使用料です。  次に,第9目行政財産使用料は,区内の体育施設や農村環境改善センターなど当課が所管する施設における各種行政財産使用料です。  次に,第2項手数料,第4目商工手数料は,露店市場出店許可証の交付手数料です。  次に,第20款県支出金,第3項委託金,第4目農林水産業費委託金は,国有農地管理に係る事務委託金です。  次に,第21款財産収入,第1項財産運用収入,第1目財産貸付収入のうち土地貸付料は,江南区文化会館に勤務する職員の職員駐車場貸付料で,建物貸付料は,文化会館内にある飲食店舗の貸付料や当課所管施設に設置の自動販売機に係る貸付料などです。  次に,第2項財産売払収入,第2目物品売払収入は,横越町史や亀田の歴史など刊行物の販売収入です。  次に,第25款諸収入,第5項4目雑入のうち,総務費雑入は,当課所管施設に設置を許可した自動販売機の電気料実費や屋外体育施設ナイター照明実費等の収入です。  次の労働費雑入は,横越地区勤労者総合福祉センターに設置の自動販売機の電気料等です。  次の農林水産業費雑入は,本所・蔵岡排水機場維持管理経費に係る亀田郷土地改良区からの負担金などです。 ○山際務 委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。                    (な  し) ○山際務 委員長  以上で江南区産業振興課の審査を終わります。  次に,秋葉区産業振興課の審査を行います。秋葉区産業振興課長から説明をお願いします。 ◎長崎忍 秋葉区産業振興課長  秋葉区産業振興課所管の平成31年度新潟市一般会計予算関係部分について説明します。  資料1ページ,歳出合計額1億4,627万8,000円,前年度に比べ697万8,000円,率にして約4.5%の減となっています。減額の主な理由は,花とみどりのシンボルゾーンの雨漏り対策の工事完了に伴うものです。  初めに,第2款総務費,第1項9目区政推進費のうち,地域の自立性の向上,特色ある区づくり事業は5事業を予定しています。里山ビジターセンター発信力強化事業は,平成29年度からの事業で3年目になります。ガイドつきで散策を楽しんでもらう里山ミニツアーや,館内展示の解説などを主な役割とする里山ガイドを毎週末,里山ビジターセンターに配置し,里山の魅力についてのきめ細かい情報発信を通じて来訪者への利便性向上を図ります。  Akihaレール浪漫<ren─ketsu>は,平成30年度からの事業で2年目になります。新津の地域資源であり,宝である鉄道を生かしながら,商店街や地域とともに鉄道を生かしたまちづくりを進めます。特に平成31年度は,10月から12月にJRの新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーンが行われます。SLのおもてなしや豪華寝台列車「四季島」の出迎えなど,これまで培ってきたJRと秋葉区との連携をさらに深めた取り組みを行うとともに,磐越西線沿いの五泉市,阿賀町や会津地域との合同イベント開催を通じて,広域的な観光連携も進めていきます。商店街においては,新津本町の空き店舗を活用したまちなか案内所を土日,祝日に開設し,デスティネーションキャンペーンなどで訪れる方に鉄道のまち新津の魅力をお伝えし,観光交流を一層促進していきます。  Akiha花一番PR事業は,これまで3年間実施してきた「花のまち」PR事業の内容を一部見直し,実施するものです。区内の主要な花木販売施設によるアザレア・クリスマスローズ展などの共同企画の支援を引き続き行うことや県内外へ花のまち秋葉区のイメージをアピールします。また,新津駅,新津本町や小須戸本町の商店街を鉢花で装飾することで,町なかの美観を高め,交流人口の増加に寄与したいと考えています。また,新たに花に触れる機会として,放課後児童クラブを対象に,フラワーアレンジメント体験を実施して,秋葉の花に親しむ児童を育てていきます。  Akiha稲架木LOVE’Sプロジェクト推進事業は,3年間実施してきた満願寺稲架木並木を活用した観光交流事業の内容を一部見直して実施するものです。市の指定文化財である満願寺稲架木並木を舞台に,区内外の方から田んぼでの手植えや稲刈り,はさがけによる米づくりを体験してもらうとともに,はさ木並木が連なる新潟市の昔ながらの田園風景づくりを市民とともに協働で行います。また,この事業は地元農業協同組合と連携しながら実施することにより,自然景観の魅力発信とあわせ,おいしい新潟米をPRする場としても有効に活用していきます。  社会起業家プラットフォーム運営&地域人材発掘・養成事業は,新規事業になります。商店街では,空き店舗の増加が課題となっていますが,今までの対策は空き店舗に商店,飲食店をいかに開業してもらうかとの考え方で誘致活動をしてきましたが,新規事業では町なかにかかわる人々をふやす取り組みとして,シェアオフィスやコワーキングスペースなど,若者,女性,大学生などフリーで活動している方が集まりたくなる居場所の開設を目指します。あわせて社会起業家養成講座も開設し,まちづくりを持続させる担い手を育てていきます。  次の区政振興費は,新津まつりや小須戸まつりなどの伝統的な祭りや,農産物の収穫祭の開催に係る補助金や負担金のほか,秋葉区特産のプチヴェールなどの野菜,園芸の振興に係る経費,加えて里山保全活動の市民グループに熊手,鎌など,資材を提供するなどの経費になります。  次に,政策推進経費のうち,Akihaもち麦プロジェクト推進事業は,新規事業になります。食物繊維を豊富に含み,生活習慣病の予防や腸内環境の改善につながるとして,機能性に注目が集まっているもち麦の普及促進を図り,区民の健康向上と消費拡大,さらには生産者の増産体制構築を目的に新たに実施する事業です。秋葉区での試験栽培を経て,2年前に誕生した寒冷地で栽培が可能なもち麦「はねうまもち」を核に,生産者,生産法人,JA,新潟薬科大学,障がい者福祉作業所,区役所の健康福祉課と産業振興課が連携して取り組みを展開し,区民の健康及び区民の確かな収益を上げることを目指していきます。  次の里山を活かしたまちづくりの推進は,区民と協働して策定した里山利活用の行動計画である秋葉区里山文化未来への種に基づき,区内小学校向けの里山学習広場や一般向けの里山トレッキング,里山の自然の中で子供たちが自由に遊べる機会を提供するプレーパークの開設経費です。  次に,第16目文化振興費,歴史文化施設の管理運営は,石油の世界館の管理運営に要する経費です。昨年度より区の地域総務課から所管がえとなったもので,石油の世界館は,当課で所管している里山ビジターセンターに隣接していることから,両施設を一元管理し,里山の魅力発信とともに,国の史跡指定を受けた石油産業の歴史を伝える施設として活用を高め,観光交流人口増大に一体で取り組んでいきます。  次に,第4款衛生費,第1項1目保健衛生総務費,健康づくりの推進は,小須戸温泉健康センター「花の湯館」の管理運営に要する経費です。平成31年度より健康福祉課より所管がえとなるものです。  次に,第7目環境保全費,水質汚濁対策の推進は,一昨年の春,小口地内クリーンセンター裏手の旧石油井戸から原油が漏えいし,河川に流れ出したため,区の緊急対応予算でバルブを取りつけ,漏えい防止処理を行っています。また,昨年9月には朝日地内でも漏えいがあったため,同様の処理を行い,今は漏えいが起きていない静かな状況になっています。今後この2カ所の経過観察のため,圧力の監視と維持管理を継続して行うために要する経費です。  次に,2ページ,第5款労働費,第1項1目労働諸費,勤労者福祉支援事業は,新津商工会議所が実施している勤労者福祉共済事業に対する補助金です。  次に,第6款農林水産業費,第1項2目農業総務費のうち,農業施設の管理運営は,小須戸地区の農産物の生産振興を図る拠点施設である花とみどりのシンボルゾーン「うららこすど」と,新津地区にある農業者等の研修・交流活動のための施設であるグリーンセンターの管理運営に要する経費です。  次の農業総務諸経費は,水田のフル活用を図るため,圃場整備の実施にあわせた園芸作物の導入促進などの施策誘導に要する経費です。なお,第2目農業総務費の主な減額分は,花とみどりのシンボルゾーンの雨漏り対策の工事完了に伴うものです。  次に,第3目農業振興費,農業振興諸経費は,野ネズミ対策などを実施する農業振興協議会への負担金となります。  次に,第5目林業振興費のうち,林業の振興,林道の維持管理は,平成29年8月に大雨により被災した林業専用道小口秋葉線の復旧工事を実施するもので,この工事分が増額となっています。  次の里山の保全・活用は,森林の持つ多面的機能を発揮させるために必要な市所有林の間伐,下草刈りなど森林整備を行う経費です。  次に,第2項1目農地総務費,農地施設の維持管理は,農村公園1カ所や農道の維持管理費及び小須戸地区の新保と鎌倉,2つの地域研修センターに係る管理運営費です。  次に,第2目土地改良費,市営ため池等整備事業は,小口地内の境沢ため池に自然湧出している原油が流れ込んでいるため,オイルフェンスの設置や堆積した油の回収,処分等に要する経費です。  次に,3ページ,第7款商工費,第1項2目商業振興費,各種団体への補助金は,新津商店街協同組合連合会が行う商店街活性化のためのイベント等を支援するものです。  次に,第4目観光費,観光の魅力発信は,観光パンフレットの作成や宣伝等に要する経費,観光施設の管理運営は,里山ビジターセンターの管理運営費や新津駐車場などの補修・修繕費です。次の各種団体への補助金は,新津観光協会への補助金,観光振興諸経費は,本県と福島県のSL沿線の市町村で構成するSL定期運行推進協議会や阿賀野川ライン観光協会への負担金となります。  次に,第5目露店市場管理費は,新津と小須戸の定期露店市場の管理運営費です。  続いて,4ページ,歳入合計額1,162万3,000円,前年度に比べ357万7,000円,率にして23%の減となっています。主な理由は,駐車場使用料の減額で,理由は後ほど説明します。  初めに,第18款使用料及び手数料,第1項1目総務使用料は,新津本町3丁目と4丁目の駐車場使用料です。減額の大きな理由は,大口利用者である駐車場隣接の人気の医療機関が郊外に新規開業した影響によるものと考えています。  次に,第5目農林水産業使用料は,主に花とみどりのシンボルゾーンの施設使用料で,第6目商工使用料は定期露店市場の使用料です。  次に,第9目行政財産使用料は,小須戸温泉健康センターの施設使用料のほか,林道に設置された電柱や里山ビジターセンターに設置している自動販売機の使用・貸付料になります。  次に,第21款財産収入,第1項1目財産貸付収入は,主に新津工業団地内における普通財産の貸し付けに係るものです。  続いて,債務負担行為,議案書9ページ,第2表,上から7行目の地域環境保全林整備事業用地先行取得契約は,旧新津市時代に先行取得した阿賀町の土地について,新潟市土地開発公社との先行取得に関する協定書の再買い取り期限がこの3月末で切れることから,平成32年度末までの2カ年の期限延長について変更協定書を交わすに当たり,債務負担行為の設定をお願いするものです。 ○山際務 委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆平あや子 委員  新規事業のAkihaもち麦プロジェクト推進事業について,予算は120万円で,農業,福祉,健康づくり等のさまざまな分野への可能性を持った取り組みとして,ぜひ成功させてもらいたいです。新規事業概要調書を読むと,生産拡大に必要なもち麦の種子の確保が課題であると思いますが,新年度,種子の確保についてどのような見通しを持っていますか。 ◎長崎忍 秋葉区産業振興課長  もち麦は平成30年度に秋葉区で4ヘクタールを作付していて,31年度はその2倍の作付を予定しています。そうすると,必然的に種子をどう確保するのかということですが,残念ながらほかの地区でつくっていないので,自前で確保しなければなりません。今,新規参入者を探していますが,種子を融通してもらえるように,生産者と交渉しているところです。 ◆平あや子 委員  西区のJAの直売所に行くと,Akihaもち麦が売られていますが,色が白っぽくて目立たないせいか,まだ余り数も入っていません。目立たなくて,意識してみないと目にとまらない状況ですが,阿賀町の黒や紫の黒米や薬膳五穀米がかなり目立つ派手なパッケージで同じ売り場にて存在感を放っています。パッケージ等も含めて,今後ほかの地域の玄米や薬米との差別化を図っていくことが必要だと思いますが,どのような考えをお持ちですか。 ◎長崎忍 秋葉区産業振興課長  平委員の指摘のとおり,昨年11月にフードメッセに出展したときも,バイヤーやデパートからは,どうアピールをするのかを再考してくださいとの話をもらっています。今回,予算化したのは,ことしのフードメッセへ出展するに当たり,パッケージやアピールポイントなど,さらに,今は原材料としての販売が主になっていますが,商品加工,開発費用を考えています。ほかと同じような売り方を変えていかなければならないのは関係団体とともに勉強会を毎月開催しながら深めています。その方向で平成31年度も取り組みたいと考えます。 ◆内山則男 委員  文化振興費について,施設の入館料は取っていないと思いますが,年間の入館者数はどのくらいですか。 ◎長崎忍 秋葉区産業振興課長  平成29年度9,957人,約1万人です。 ◆内山則男 委員  中野邸記念館が一貫した敷地の中にあり,連携すべき性格のものです。もともと資料館そのものが中野財団の補填というか,サポート的な施設としてつくったと思います。現在,中野財団の民営ですが,どのような間柄ですか。 ◎長崎忍 秋葉区産業振興課長  旧中野邸美術館,今は記念館になりましたが,積極的な事業を展開して,例えばこれまで非公開だった部分を開放したり,あるいは入り口の券売機を外国人対応にしたりしています。隣接する石油の世界館とも一緒になってやりましょうと話をしていて,特にもみじの期間,中野邸を目的に来られる方が多数いて,石油の世界館にも回っているので,例えばポスター,チラシ等の広報発信を連携しているという状況です。 ◆内山則男 委員  財団に対しての財政的な支援,補填する予算はどうなっていますか,ゼロですか。 ◎長崎忍 秋葉区産業振興課長  財団への運営補助はしていませんが,ある意味での広報支援,PRの支援をこちらが優先的に持ちながら行っていて,そこに中野邸の情報を載せることで,ウイン・ウインの関係をとっています。 ◆内山則男 委員  かつて中野財団は石油王と言われ,東京都中野区がこの中野家が発祥になっているぐらいに謳歌したときがありますが,現在は塀垣から何から施設が朽ちています。この内容はどのくらい承知していますか。 ◎長崎忍 秋葉区産業振興課長  中野邸は,まだ塀などの修繕に手をつけていませんが,例えば塀の前の生け垣をリニューアルしたり,あるいはスロープをつくって車椅子対応にしたりと今徐々に周辺からリニューアルが図られているとのことです。順調にいけば,塀垣や必要な構造物にも修繕が図られるものと見込んでいます。 ◆内山則男 委員  2年前に新潟市内の文化施設,旧小澤邸,旧齋藤家別邸等と比較しながら一般質問をした経緯がありますが,これは1,000万円を超える管理運営費を投資しています。前に石油の世界館に行ったときは,ひんやりとしてほとんど人けがなく,これでよいのだろうかと思いましたが,この現状に対して,この先に改善策は考えていますか。 ◎長崎忍 秋葉区産業振興課長  石油の世界館は,建物が30年たっているので,リニューアル,外装や設備機器の修繕を一昨年から順次行っています。中身についても,今はテーブルに資料を置いているだけの状況なので,史跡指定のコーナーをつくる計画です。また,史跡指定してから来館者数がふえていて,特に学校の総合学習で来られる方がいますが,雨の日にオイルスタンドや山の石油施設を見に行けないので,中で見られるような取り組みを計画しています。 ○山際務 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○山際務 委員長  以上で秋葉区産業振興課の審査を終わります。  次に,南区産業振興課の審査を行います。南区産業振興課長から説明をお願いします。 ◎金澤修 南区産業振興課長  南区産業振興課所管分について説明します。  資料1ページ,歳出合計7,831万円,前年度と比較して,金額で749万3,000円,率にして10.6%の増となっています。増額の主な要因は,開港150周年を機に南区の中心を流れる中ノ口川を拠点とした地域の活性化を推進するために,河川の護岸階段を整備することとして,750万円を計上したものです。  初めに,第2款総務費,第1項総務管理費,第9目区政推進費,地域の自立性の向上のうち,特色ある区づくり事業として,4事業を行います。このうち新規事業は,白根大凧合戦映画PR事業と南区おもてなし力向上プロジェクトの2事業です。白根大凧合戦映画PR事業は,過去に南区をロケ地として映画を制作した実績を持つ映画監督が実際に白根に住み込み,新たに白根大凧合戦のドキュメンタリー映画を撮影,制作することから,これを活用したPR活動を行い,伝統ある白根大凧合戦の文化を広く伝えていくものです。具体的には国内外の映画祭に出品するための出品料の支援を予定しているほか,市内での上映会の開催や区内小・中学校や地域へDVDを配付します。  南区おもてなし力向上プロジェクトは,東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向け,南区観光協会等と協働を図り,南区の観光コンテンツを磨き上げるとともに,増加が予想される外国人を含めた来訪者に対するおもてなし力の向上を図るものです。具体的にはウオーターシャトルを使ったツアーの開催,まち歩き等の観光ガイドの養成支援,オリパラ記念大だこの製作などを行います。  次に,継続事業である南区ルレクチエブランディング事業は,地元NPO法人との協働による新たなブランディング,また南区の風土と歴史とを組み合わせたストーリーづくりなどを通して,ルレクチエの知名度の向上,交流人口の拡大,新たな担い手の移住促進などを目指し,南区の活性化を図るものです。主な内容は,ことしの秋に実施される新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーンと連携を図りながら,首都圏でのルレクチエの解禁イベントの開催,コラボメニューの提供,モニターツアーの実施などを行います。  白根仏壇プロモーションは,伝統的工芸品に指定されている新潟白根仏壇の伝統工芸技術の継承と後継者の育成を図るため,高い技術を生かした新たなものづくりへの支援と地元市民,特に児童生徒に対して白根仏壇の認知度を高めようという取り組みを行います。具体的には,児童等を対象とした仏壇製造体験教室を実施するとともに,小学生向けの漫画教本「伝承のたくみ白根仏壇が出来るまで」を制作して配付することとしています。  次の区政振興費は,月潟大道芸フェスティバル,風と大地のめぐみの2つのイベント及び地域の祭礼開催に係る経費を助成するものです。  次に,第5款労働費,第1項1目労働諸費,勤労者福祉の充実は,白根地区勤労者福祉センター及び味方地区千日運動施設の管理運営費です。  次に,第6款農林水産業費,第1項農業費,第3目農業振興費,農業振興諸経費は,農業経営の改善,担い手の確保,育成,環境保全型農業の推進など,南区農業振興公社の活動を支援するものです。  次に,2ページ,第2項農地費,第1目農地総務費,農地施設の維持管理,農村環境改善センター等の維持管理は,月潟農村環境改善センターの維持管理に係る経費です。  次に,第2目土地改良費,土地改良諸経費は,花木栽培に係る揚水機運転経費負担金及び白根郷地区土地改良事業推進協議会への負担金です。  次に,第7款商工費,第1項商業費,第2目商業振興費,商業振興諸経費は,南・秋葉区商工会連絡協議会への負担金及び商業振興に係る一般事務費です。  次に,第4目観光費のうち,観光の魅力発信は,首都圏など県外観光誘客イベントへの参加,観光パンフレットの更新等観光誘客宣伝事業に要する経費です。新たな観光資源の発掘,連携を進め,市内外への情報発信の充実を図ります。  次の魅力あふれる観光都市づくりは,白根大凧合戦実行委員会への補助金及び冒頭に若干申した中ノ口川親水護岸階段整備事業に係る経費です。整備後の護岸階段は,通年では小・中学生の校外学習の場あるいは人々が憩う親水スペースとして,また白根大凧合戦期間中には,観覧席として活用していきます。  次の各種団体への補助金は,南区観光協会への補助金です。  次に,第5目露店市場管理費,露店市場の管理運営は,白根,新飯田,庄瀬,月潟の4地区で開設する定期露店市場の管理運営費です。
     次に,第2項工業費,第1目工業総務費,工業総務諸経費は,工業振興関係の事務費です。  続いて,歳入,3ページ,歳入合計541万3,000円,前年度と比較して,金額で372万3,000円,率にして220.3%の増です。増額の理由は,中ノ口川親水護岸階段の整備事業に伴い,県から350万円の補助を受けることによるものです。  初めに,第18款使用料及び手数料,第1項使用料のうち,第5目農林水産業使用料は,月潟農村環境改善センターの使用料です。  次に,第6目商工使用料は,定期露店市場の使用料です。  次に,第9目行政財産使用料は,月潟農村環境改善センター等所管施設の使用料です。  次に,第2項手数料,第4目商工手数料は,定期露店市場の出店許可証交付手数料です。  次に,第20款県支出金,第2項県補助金,第6目商工費県補助金は,中ノ口川親水護岸階段整備事業に係る補助金で,補助率は2分の1になります。  次に,第21款財産収入,第1項財産運用収入,第1目財産貸付収入は,南区内の各商工会への土地や建物の貸付料です。  次に,第25款諸収入,第5項4目雑入は,農林水産業費雑入として月潟農村環境改善センターの自動販売機の電気料実費負担分です。 ○山際務 委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。                    (な  し) ○山際務 委員長  以上で南区産業振興課の審査を終わります。  次に,西区農政商工課の審査を行います。西区農政商工課長から説明をお願いします。 ◎鈴木雄策 西区農政商工課長  西区農政商工課所管の平成31年度当初予算の主な事業について,歳出から説明します。  資料1ページ,歳出予算額合計4,225万円,前年度と比較して240万5,000円,約5.4%の減です。減の主な要因は,特色ある区づくり事業を見直し,再編したものによる減少です。  初めに,第2款総務費,第1項総務管理費,第9目区政推進費,地域の自立性の向上のうち,特色ある区づくり事業です。西区特産農産物魅力発信・ブランディング事業は,国のGI登録された新潟市食と花の銘産品のくろさき茶豆や,昨年4月に同じく銘産品となった新潟砂丘サツマイモ「いもジェンヌ」などの西区特産農産物の魅力を首都圏や県内外へ発信,PRし,販路や消費の拡大とブランディングの確立を図ります。くろさき茶豆は,地元関係者と実行委員会を組織し,収穫時期にあわせて約1カ月間,くろさき茶豆夏の陣を開催します。さまざまなイベントを実施し,一層の知名度の向上と商店街,地域の活性化を目指します。また,いもジェンヌは,需要増に対応するための生産拡大や,新たな加工商品の開発などに係る支援をJAや商工会などと組織するいもジェンヌ農商工連携協議会を通じて行います。  西区農地再生サポート事業は,企業の参入や若手農業者の取り組みなどで一定の再生が進んでいる西区の耕作放棄地について,さらに再生を進めるため,農業関係団体で組織する西区農業振興協議会に協力いただき,西区の振興作物の作付拡大や飛砂対策とあわせ,農地の再生を進めていきます。  「食×農」体験プログラム実施事業は,2つの事業を予定しており,1つ目は西区内の小学校と連携し,学校の授業の中で行うものです。小学校3年生を対象に,収穫体験や料理講座など,地元食材や農業を学び,体験する多様な機会を提供することで,子供たちへの食育と地場農産物の消費拡大を推進します。もう一つは,市民を対象にした農業体験教室「食と農の学校」を開催します。  げんきな保安林づくりは,海岸保安林を保全し,環境整備を進めて近隣住民の生活を守るとともに,市民の憩いの場として活用するため保安林整備ボランティア団体の育成,強化を図ります。保安林整備講座やボランティア団体の情報交換会の開催により,活動参加者の交流を深め,団体の育成強化を図るとともに,コミュニティ協議会による保安林整備活動への支援も行います。  西区を堪能まち歩き・観光ツアーは,西区内に点在する魅力ある自然景観や史跡などを活用するほか,西区の特産農産物の収穫体験など,食と農を組み合わせた集客できる観光コースを企画し,まち歩きや観光ツアーを実施することにより,地域の魅力の再発見及び交流人口の拡大を図ります。また,観光ボランティアガイドのスキル向上,養成のため,ボランティアガイド養成講座を開催します。  次の区政振興費は,西区大農業まつりと西区新鮮あさ市を予定しています。農業祭りは,夏には新潟スイカやくろさき茶豆,秋には大根など秋の収穫祭をJAと共催で行います。また,朝市は西区役所駐車場において,5月から10月の日曜日,生産者がみずから地場農産物を販売するもので,生産者と消費者の交流,西区の魅力のPRと地産地消を進めていくものです。  次に,第6款農林水産業費,第1項農業費,第2目農業総務費,水と緑と人のネットワークの形成は,黒埼地区の金巻,鳥原及び板井に設置している市民農園の管理に要する経費です。  次に,第3目農業振興費,農業振興諸経費は,西区の農業振興のためにJAなどの関連団体と組織する西区農業振興協議会への負担金です。  次に,第2項農地費,第1目農地総務費,農地施設の維持管理は,黒鳥地区の農業排水路沿いにある遊歩道や緑地帯と黒埼農村環境改善センター管理運営経費が主なものです。  次に,2ページ,第7款商工費,第1項商業費,第2目商業振興費,商業振興諸経費は,新潟西,赤塚及び黒埼の西区内3商工会に係る事務費や黒埼商工会駐車場補助など,運営支援に要する経費です。  次に,第4目観光費,魅力あふれる観光都市づくりは,青山海岸海水浴場と内野浜海水浴場の開設などに要する経費と,黒埼まつりの開催補助金です。  次に,第5目露店市場管理費,露店市場の管理運営は,大野町露店市場の管理運営に要する経費です。  続いて,歳入,3ページ,歳入予算額合計257万4,000円,前年度と比較して7万1,000円の増です。  初めに,第18款使用料及び手数料,第1項使用料,第5目農林水産業使用料は,黒埼地区3カ所の市民農園使用料と黒埼農村環境改善センターの使用料です。  次に,第6目商工使用料は,大野町露店市場の出店に伴う使用料です。  次に,第9目行政財産使用料は,黒埼農村環境改善センター及び大野仲町駐車場の敷地内における電柱などの財産使用料です。  次に,第2項手数料,第4目商工手数料は,大野町露店市場出店許可証交付手数料です。  次に,第20款県支出金,第2項県補助金,第6目商工費県補助金は,海水浴場開設の際に実施する海岸清掃に対する県からの補助金です。  次に,第21款財産収入,第1項財産運用収入,第1目財産貸付収入は,大野小学校前駐車場の電柱設置に係る土地貸付料と,黒埼農村環境改善センター自動販売機設置の建物貸付料です。  次に,第25款諸収入,第5項雑入,第4目雑入は,黒埼農村環境改善センターの自動販売機の光熱水費実費負担分などです。 ○山際務 委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。                    (な  し) ○山際務 委員長  以上で西区農政商工課の審査を終わります。  次に,西蒲区産業観光課の審査を行います。西蒲区産業観光課長から説明をお願いします。 ◎阿部和夫 西蒲区産業観光課長  議案第1号平成31年度新潟市一般会計予算関係部分のうち,当課所管分について歳出から説明します。  資料1ページ,歳出合計2億2,907万3,000円,前年比93.9%,金額で1,478万1,000円の減です。減額となった主な理由は,第7款商工費,第1項商業費,第4目観光費で,日帰り温泉施設じょんのび館の施設整備事業として,源泉配湯用循環ポンプや畳の入れかえを行ったもの及びホームページの多言語化や上堰潟公園へのフリーWi−Fiの設置を行った観光誘客促進事業などの事業費の減です。  初めに,第2款総務費,第1項総務管理費,第9目区政推進費,地域の自立性の向上は,特色ある区づくり事業として6つの事業に取り組みます。1つ目,新たな産地づくりプロジェクトは,米の生産調整手法の変更などに対応し,多角的農業経営の実現に向け,新たな作付品目導入に取り組むものです。来年度は推進品目の試験栽培や試験販売に取り組みます。  にしかん環境にやさしい農業実践は新規事業で,農業が抱えるさまざまな環境課題に対応するため,地域や営農形態別にそれぞれの課題抽出と対策を検討し,耕畜連携や住環境に配慮した農業の実現により,地域農業と農産物のイメージアップを進めます。  にしかん観光誘客促進事業は新規事業で,県外,海外からの誘客促進を図るため,歴史・文化的につながりのある旧西蒲原及び県央エリアの観光資源を周遊するツアーの造成に向けたモデルツアーの実施や,インバウンドに対応する観光整備として外国語案内看板の設置などを行うものです。  西蒲映画活用事業は新規事業で,西蒲区の魅力を題材として制作した西蒲映画3部作をインターネットや各地のイベント,映画館などで上映し,西蒲区の魅力を広く伝えることで交流人口の拡大や移住者の増加につなげるとともに,海外に向けての発信を強化し,インバウンドの獲得を図るものです。  角田山麓まちづくり事業は,角田山麓を地域の観光資源として,地域や関係団体との連携のもと,角田山自然館を活用したイベントなどの実施に加え,桜や紅葉の楽しめる新たなにぎわいスポットを創出し,交流人口の拡大や地域経済の活性化を図るものです。  インバウンド受入態勢整備事業は新規事業で,地域の観光関連業者などを対象に,インバウンドの受け入れに関するセミナーを開催することなどで,地域でのインバウンド誘客への機運醸成と受け入れ体制の整備を図るものです。  次の区政振興費は,6月のまき夏まつりを初め,区内の祭りやイベントの開催及びわらアートまつり事業に要する経費です。  次に,第4款衛生費は,巻地域の商店街付近にある公衆トイレの維持管理経費です。  次に,第6款農林水産業費,第1項農業費,第2目農業総務費のうち,水と緑と人のネットワークの形成は,越前浜の市民農園の維持管理経費です。  次の農業施設の管理運営は,中之口農業体験公園の管理運営に要する指定管理料です。  次に,第3目農業振興費のうち,売れるおいしいお米の生産は,カメムシ防除などの病害虫対策の事業費です。また,農業振興諸経費は,地区農業振興協議会などへの負担金です。  次に,2ページ,第5目林業振興費のうち,林道の維持管理は,林道の維持管理に要する経費と森林整備地域活動支援事業として,森林の境界確定を行う測量に係る経費です。また,ほたるの里交流館の維持管理は,ほたるの里交流館の管理運営に要する指定管理料です。  次に,第2項農地費,第1目農地総務費,農地施設の維持管理は,農道の維持管理に要する経費と巻・岩室・潟東地域,3つの農村環境改善センターの管理運営費です。  次に,第3項水産業費,第3目漁港費は,間瀬漁港環境施設,通称こめぐりの郷公園と,こめぐりシーサイドパークの維持管理費です。  次に,第7款商工費,第1項商業費,第2目商業振興費は記載のとおりです。  次に,第4目観光費,観光の魅力発信は,観光ポスター,パンフレットの作成や誘客宣伝などの経費です。  次の魅力あふれる観光都市づくりのうち,観光資源・観光イベントの充実は,海水浴場の管理費です。また,「おもてなし」態勢の充実は,弥彦村と共同で新潟空港から岩室温泉,弥彦温泉を結ぶ乗り合いタクシーを運行する新潟空港からの二次交通整備事業と,西蒲区内の観光資源をめぐる観光周遊バスの試験運行をする新たな三次交通手段整備事業の事業費などです。  次の観光施設の管理運営は,日帰り温泉施設「じょんのび館」と岩室健康増進センター「よりなれ」及び岩室観光施設「いわむろや」の3施設の指定管理料並びに角田山や海水浴場などに設置した駐車場やトイレ,観光看板の維持管理に係る経費です。  次の各種団体への補助金は,岩室温泉と巻地区の観光協会への補助金です。  次の観光振興諸経費は記載のとおりです。  次に,第5目露店市場管理費は,巻地区で毎月6回開かれる露店市場の管理運営費です。  続いて,3ページ,歳入合計2,258万9,000円,前年比81.5%,513万4,000円減です。減額の主な要因は,第26款市債,第1項市債,第5目商工債,じょんのび館の温泉配湯用循環ポンプ入れかえ整備に伴う観光施設整備事業債及び第23款繰入金,第1項基金繰入金,第2目岩室水産業振興開発基金繰入金の減です。  初めに,第18款使用料及び手数料,第1項使用料,第5目農林水産業使用料は,ほたるの里交流館や越前浜と中之口農業体験公園内の市民農園,3つの農村環境改善センターの研修室などの使用料です。  次に,第6目商工使用料は,岩室健康増進センターよりなれと岩室観光施設いわむろやの入館料や会議室使用料及び露店市場の使用料です。  次に,第9目行政財産使用料は,主に岩室観光施設いわむろやの売店部分と,温泉施設じょんのび館,岩室健康増進センターよりなれの食堂などの使用料です。  次に,第2項手数料,第4目商工手数料は,露店市場の出店許可証交付手数料です。  次に,第20款県支出金,第2項県補助金,第5目農林水産業費県補助金は,歳出の林業振興費で説明した森林整備地域活動支援事業に係る交付金です。  次に,第6目商工費県補助金は,海水浴場に漂着するごみの回収や処理に係る経費の一部を県の補助金として交付を受けるものです。  次に,第3項委託金,第4目農林水産業費委託金は,河川のカメムシ類の防除対策事業委託金です。  次に,第21款財産収入,第1項財産運用収入,第1目財産貸付収入は,間瀬下山浜茶屋組合等への土地貸付料と,農村環境改善センター自動販売機設置に係る貸付料などの建物貸付料です。  次に,第25款諸収入,第5項雑入,第4目雑入は,岩室健康増進センターよりなれの自主事業の実施に伴う光熱水費の実費負担などです。 ○山際務 委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆平あや子 委員  新規事業である新潟空港からの二次交通整備事業について,新潟空港から岩室温泉,弥彦温泉を目的地とする乗り合いタクシーを運行することで西蒲区域への観光誘客促進を図るとのことですが,説明を見ると,事前予約制の乗り合いタクシーを運行するとなっています。一人での利用はなく,複数のお客の事前予約がなければ運行しないのでしょうか。 ◎阿部和夫 西蒲区産業観光課長  複数ではなく,一人でも運行します。 ◆平あや子 委員  前日の5時までに予約すれば一人でも乗れるとのことです。そうすると,1運行当たり1万2,000円で委託すると書いてありますが,一人だと2,000円なので,そのほかの1万円分をどう補填していくのでしょうか。 ◎阿部和夫 西蒲区産業観光課長  県で2次交通を整備するための補助金があり,今おっしゃられた赤字分の半分を補填する事業です。残り半分を市町村が負担するわけですが,今回,弥彦村と共同で実施しているので,区の負担はその半分,赤字の4分の1となります。 ◆平あや子 委員  1万円の半分を県が面倒を見て,残りの半分を弥彦村と本市で見るとのことです。新潟市は2,500円を1運行につき出すのですか。 ◎阿部和夫 西蒲区産業観光課長  そのとおりです。 ◆平あや子 委員  新年度の市の事業費は70万円ですが,何件の運行を見込んでいますか。 ◎阿部和夫 西蒲区産業観光課長  70万円の内訳として,運行に係る経費とPR事業に係る経費も含んでいます。全体の運行は約200件を見込んでいます。 ◆平あや子 委員  この事業の目的に観光誘客もありますが,弥彦山や角田山周辺に来る外国人観光客,インバウンドはふえてきているのですか。 ◎阿部和夫 西蒲区産業観光課長  弥彦村については承知していないところがありますが,岩室スロウホステルが昨年5月に開業して,そちらはかなりインバウンドでお見えのようです。インバウンドで来る方は,この地域を回りたい,いろいろなところに出たいとのニーズがありますが,交通の便がなかなか難しいところがあって,今回は3次交通も含めて,交通インフラに力を入れていこうと考えています。 ◆平あや子 委員  インバウンドだけではなく,日本人観光客も来られていると思いますが,空港経由で角田山に行かれる年度当たりの観光客数は押さえていますか。 ◎阿部和夫 西蒲区産業観光課長  この2次交通を活用してということだと,目的地まで全ては把握していませんが,4月から運行を始め,3月11日現在で27便,42名です。これは国内の方が多いですが,帰省も含めてこういった形で利用してもらっています。今のところ行き先について把握していませんが,半分近くが岩室に泊まってもらっていることからすると,その周辺地域に行っているかと思います。 ◆串田修平 委員  平委員の質疑にも関連しますが,角田山について,登山客用に3ルートあったと思いますが,過去3カ年の数字があったら教えてください。 ◎阿部和夫 西蒲区産業観光課長  登山ルートは7コースあり,平成27年度12万5,610人,28年度13万7,730人,29年度13万1,617人となっています。 ◆串田修平 委員  登山道の環境整備等を前に一般質問しました。昨年あたりから山の上にあるトイレの問題が出ていて,西蒲区長にもお願いしましたが,水面下でアプローチしてもなかなからちが明かないので,この場で改めて質疑します。くみ取り式なので山岳会が清掃していますが,それを水洗にしてもらいたいと市長宛てに何回か要望書を上げています。現状維持でなかなか予算もつかないとのことですが,どういう課題がありますか。 ◎阿部和夫 西蒲区産業観光課長  角田山のトイレについて,現状,旧来の水洗ではない普通のトイレが1つと,バイオトイレという堆肥化する機能を持ったものがあります。そのバイオトイレが能力的に見合ったものであれば,かなり効果があると思いますが,日に何名程度の能力なので,今の利用実態に合わないところがあって,古くなったこともあり,今は使えない状況です。この改修を新年度進めていきたい,あるいは業者と相談しながら,改修ができるものか,それとも使えなくなるかも含めて検討したいと考えています。山の愛好家のお話を聞くと,トイレを設置するよりは,携帯トイレ等の活用を進めているケースもあるとのことで,角田山にトイレがあるのが本当に一番いいことかも含めて,検討していきたいと考えています。水洗化について,あそこは水道もないので,かなり難しいと感じています。 ◆串田修平 委員  山岳会の人の話を聞くと,麓から水道を引けば水洗化は可能らしいです。ただ,土地も民間の所有らしいので,そうであれば,トイレの部分だけ買収するとか,何か工夫が必要だと思いますが,どう考えますか。 ◎阿部和夫 西蒲区産業観光課長  経費の負担もありますし,角田山に登られる方の意見としては,自然環境を配慮しながら使っていきたいというのが強いようなので,その辺の御意見も伺いながら検討していきたいと考えます。 ◆渡辺仁 委員  新規事業について,平委員の質疑がありました。弥彦村と連携してインバウンドにつなげるのはよくわかりましたが,弥彦村には温泉,弥彦神社があり,競輪はいまいちとの話も聞いていますが,競輪もあります。弥彦神社に訪れる外国人観光客はどんなですか。温泉の数もわからぬと先ほど言われましたが,岩室温泉,弥彦温泉はこんなだ,弥彦神社に参拝に来られる県内外でも外国人でもいいし,その辺は調べていますか。そうでなかったらこの新規事業を立ち上げられません。 ◎阿部和夫 西蒲区産業観光課長  先ほども申しましたとおり,弥彦村の人数は把握していませんが,2次交通を整備するに当たって,いろいろな話を伺っていて,インバウンドもかなり以前から力を入れて行ってきているということで,最近かなりふえていると聞いています。岩室温泉は,大体約1,000人強においでいただいていると認識しています。 ◆渡辺仁 委員  広域連携で2次交通もよくわかりますし,いいことです。連携中枢都市宣言も平成28年12月に行ったわけですが,弥彦村のデータが何もないなんていうのは,おかしいと思います。これから煮詰めていくといっても,実績はこうなので,さらにこの数字を上げましょうというならわかります。この事業そのものをどうこう言っているわけではなく,非常にいい事業なので,弥彦村の数字がこうなって,毎年,弥彦神社の参拝者はふえているとか,外国人もかなり入っているとか,そんな話は何にもしていないのですか。 ◎阿部和夫 西蒲区産業観光課長  今回の2次交通の整備に当たっては,もともとピーチアビエーションの就航が基点になっていて,関西国際空港から来るので,国内の関西系のお客さんを狙うのが1つ基本にあり,その先にインバウンドがあると考えています。今のところ数字は把握していませんが,おっしゃられるとおり重要な課題になると思うので,今後,十分に調べていきたいと考えます。 ○山際務 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○山際務 委員長  以上で西蒲区産業観光課の審査を終わり,区役所の審査を終わります。  以上で議案審査を終わりますが,ここで今定例会において当委員会に付託されました新年度分の議案について,委員間討議を行うか御協議をいただきたいと思います。  委員の皆様から御意見があればお願いします。
                       (な  し) ○山際務 委員長  それでは,新年度分の議案についての委員間討議は行わないことでよろしいでしょうか。                   (異 議 な し) ○山際務 委員長  そのように決定します。  次に,陳情の趣旨説明についてお諮りします。8日にお諮りした陳情第220号第1項から第4項までの趣旨説明について,陳述者の人数を1人として決定したところですが,提出者より2人で行いたい旨の申し出がありました。陳述者は2人とし,陳述時間は2人合わせて5分程度ということで変更してよろしいでしょうか。                   (異 議 な し) ○山際務 委員長  そのように行います。  以上で陳情の趣旨説明について終わります。  以上で本日の日程を終了し,委員会を閉会します。(午前11:44)...