香芝市議会 2001-12-10 12月10日-02号
これはもうすごいおやじで、自分とこの行員には現金で給料を渡す、あるいは教育勅語を信条としている、そういうふうなスーパーおやじと申しますか、また皆さんにも一度お話を聞いていただいたらいいかなと思うのですけれども、その方があなた方議員ももっとしっかりせなというふうなお話の中で、これからは家庭でも企業でも、もちろん学校でも徳育、道徳教育にもっと力を注ぐべきであり、それなくして日本の未来はないと、こうおっしゃった
これはもうすごいおやじで、自分とこの行員には現金で給料を渡す、あるいは教育勅語を信条としている、そういうふうなスーパーおやじと申しますか、また皆さんにも一度お話を聞いていただいたらいいかなと思うのですけれども、その方があなた方議員ももっとしっかりせなというふうなお話の中で、これからは家庭でも企業でも、もちろん学校でも徳育、道徳教育にもっと力を注ぐべきであり、それなくして日本の未来はないと、こうおっしゃった
戦前、戦中、日本の子供たちは、国定教科書と教育勅語によって、天皇は神だ、日本は世界で最もすぐれた神の国と教えられて、天皇のために喜んで死ぬ臣民になるようにマインドコントロールされた軍国少年・少女として育てられ、天皇の軍隊による侵略戦争に狩り出されて、戦争への総動員体制に組み込まれていきました。
そして大日本帝国憲法や教育勅語を賛美しております。逆に基本的人権や平和主義を敵視をし、教育基本法や憲法の改悪を主張しているのもそのままであります。神話や天皇についての記述についてはほとんど意見が付けられておりません。皇国史観そのまま残っております。これは世間の一部にあります歴史観の違いといった問題ではなく、明らかに歴史の捏造で、日本の将来を誤らせるものであります。
また、戦前の体制がたたえられ、国家主義が強く打ち出されており、大日本帝国憲法や、戦後、国会で失効決議をされた教育勅語を賛美しているとのことであります。
ところが、森首相が持ち出したのは教育勅語です。命の大切さを教えるためなどと言っていますが、教育勅語のどこにも命の大切さなどありません。それどころか「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ」と、国民を侵略戦争に動員し、天皇のために命を捨てよということをたたき込むためのものでした。これで多くの子供たちが戦場に送られました。我が党は、子供たちへの道徳教育は必要だと考えています。
森首相が、日本が中国を侵略した事実を認めようとしなかったことも、しばしば教育勅語の復活を提唱するのも、この神の国思想と同じ根を持っています。どこから見ても日本の戦後政治では許されない信条を持ち、それを平気で公言する人物が総理大臣の座にいていいのか、このことが今強く問われています。そして、神の国発言は憲法を改悪しようとの動きと一体のものであります。
戦前は、いわゆる教育勅語に明示されてました。すなわち一貫した国家主義的、あるいはまた皇室による構造主義的教育理念がいわゆる中央集権的な教育行政と、また制度と相まって、国民の人間形成をいわゆる統制的に枠づけ、方向づけしていったと。その結果として、当然いわゆる個人の原理も自由の理念もなくなったと。