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令和 4年第1回定例会(第5号 3月22日)

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  1. 広陵町議会 2022-03-22
    令和 4年第1回定例会(第5号 3月22日)


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    最終取得日: 2023-04-24
    令和 4年第1回定例会(第5号 3月22日)             令和4年第1回広陵町議会定例会会議録(最終日)                  令和4年3月22日               令和4年3月22日広陵町議会               第1回定例会会議録(最終日)  令和4年3月22日広陵町議会第1回定例会(最終日)は、広陵町議場に招集された。 1 出席議員は、14名で次のとおりである。    1番  坂 口 友 良          2番  堀 川 季 延    3番  千 北 慎 也          4番  山 田 美津代    5番  笹 井 由 明          6番  山 村 美咲子    7番  坂 野 佳 宏          8番  谷   禎 一
       9番  吉 村 裕 之(議長)     10番  吉 村 眞弓美   11番  岡 本 晃 隆         12番  青 木 義 勝   13番  岡 橋 庄 次         14番  八 尾 春 雄(副議長) 2 欠席議員は、なし 3 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は、次のとおりである。   町     長  山 村 吉 由     副  町  長  松 井 宏 之   教  育  長  植 村 佳 央     理事兼事業部長  中 川   保   まちづくり政策監 中 村 賢 一     企 画 部 長  奥 田 育 裕   総 務 部 長  吉 田 英 史     福 祉 部 長  北 橋 美智代   生 活 部 長  小 原   薫     教育委員会事務局長                                 池 端 徳 隆   事業部次長    栗 山 ゆかり     事業部次長    田 村   猛 4 本会議の書記は、次のとおりである。   議会事務局長   鎌 田 将 二   書     記  松 本 貴 子     書     記  島 田 剛 至 ○議長(吉村裕之君) ただいまの出席議員は14名です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。     (A.M.10:00開会) 日程番号      付 議 事 件  1 議案第10号 広陵町教育・文化芸術振興基金条例の制定について    議案第11号 広陵町体育施設使用料適正化検討委員会設置条例の制定について    議案第12号 広陵町行政組織条例の一部を改正することについて    議案第13号 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正することについて    議案第15号 財政状況の公表に関する条例の一部を改正することについて    議案第20号 広陵町消防団員等公務災害補償条例の一部を改正することについて    議案第21号 令和3年度広陵町一般会計補正予算(第14号)    議案第22号 令和3年度広陵町学校給食特別会計補正予算(第1号)    議案第33号 第5次広陵町総合計画を定めることについて    議案第34号 奈良県広域消防組合規約の変更について  2 議案第14号 広陵町国民健康保険税条例の一部を改正することについて    議案第16号 広陵町放課後子ども育成教室条例の一部を改正することについて    議案第17号 広陵町子ども医療費助成条例の一部を改正することについて    議案第18号 広陵町町道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正することにつ           いて    議案第19号 広陵町移動等円滑化のために必要な町道の構造に関する基準を定める条           例の一部を改正することについて    議案第23号 令和3年度広陵町水道事業会計補正予算(第3号)    議案第24号 令和3年度広陵町下水道事業会計補正予算(第1号)    請願第 1号 広陵町の有料ゴミ袋を半額にすることを求める請願について  3 議案第25号 令和4年度広陵町一般会計予算    議案第26号 令和4年度広陵町国民健康保険特別会計予算    議案第27号 令和4年度広陵町後期高齢者医療特別会計予算    議案第28号 令和4年度広陵町介護保険特別会計予算    議案第29号 令和4年度広陵町墓地事業特別会計予算    議案第30号 令和4年度広陵町学校給食特別会計予算    議案第31号 令和4年度広陵町水道事業会計予算    議案第32号 令和4年度広陵町下水道事業会計予算  4 議員提出議案第3号 広陵町ごみ減量等推進審議会の再開を求める決議について  5 議員提出議案第4号 政党助成金の廃止等を求める意見書について  6 議員提出議案第5号 地方創生と感染症対策に資するデジタル化の推進を求める意見書につい           て ○議長(吉村裕之君) それでは、これより議事に入ります。  先ほど議会運営委員会が開かれ、本日の議事日程について協議されておりますので、議会運営委員会委員長より報告願うこととします。  山村議会運営委員会委員長! ○議会運営委員会委員長(山村美咲子君) 議会運営委員会は、本日、3月22日に委員会を開き、令和4年第1回定例会の最終日の議事日程について協議しましたので、その結果を御報告申し上げます。  本日の議事日程でございますが、お手元に配付しております日程表のとおり決定しております。  まず、日程1番では、議案第10号、第11号、第12号、第13号、第15号、第20号、第21号、第22号、第33号及び第34号の10議案について付託されました総務文教委員会委員長より委員会報告をしていただきまして、その後に議案ごとに質疑、討論を行い、採決をしていただきます。  次に、日程2番では、議案第14号、第16号、第17号、第18号、第19号、第23号及び第24号の7議案並びに請願第1号について付託されました厚生建設委員会委員長より委員会報告をしていただきまして、その後に議案ごとに質疑、討論を行い、採決をしていただきます。  次に、日程3番では、議案第25号から第32号までの8議案について付託されました予算審査特別委員会委員長より委員会報告をしていただきまして、その後に議案ごとに質疑、討論を行い、採決をしていただきます。  次に、日程4番から6番までにおいて、決議及び意見書に関する議員提出議案、3議案を議題とします。  議員提出議案第3号については、吉村眞弓美議員より、第4号については、八尾議員より提出され、また、第5号については、私、山村より提出し、所定の賛成者がありますので、それぞれ、提案趣旨説明をしていただきまして、質疑・討論の後、採決をしていただきます。  以上、本日の日程について、議会運営委員会の報告とします。 ○議長(吉村裕之君) ありがとうございました。  ただいまの報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切ります。  お諮りします。  本日の議事日程は、委員長報告のとおり、お手元に配付した日程表のとおりとすることに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、本日の議事日程は、日程表のとおり決定しました。  それでは、日程1番、議案第10号、第11号、第12号、第13号、第15号、第20号、第21号、第22号、第33号及び第34号の10議案を議題とします。  本案について総務文教委員会委員長より委員会の審査結果について報告願うことにします。  谷総務文教委員会委員長! ○総務文教委員会委員長(谷 禎一君) それでは、報告させていただきます。  総務文教委員会は、8日の本会議におきまして付託されました10議案につきまして、14日に委員会を開き、慎重に審査しましたので、その結果を御報告申し上げます。  まず初めに、議案第10号、広陵町教育・文化芸術振興基金条例の制定については、ふるさと応援寄附金では、寄附金の使い道として「文化の薫り高いまちづくり」の項目があるが、今回の振興基金と使途の取扱いや考え方に違いがあるのか。また、今後、積立財源はどのようなものを想定しているかとの質疑に対し、ふるさと応援寄附金は、毎年、ふるさと納税使い道検討委員会で使途の決定を行う。そのときの状況に応じて、今回の振興基金条例に基づく使い道を決定していく。町長にお任せの寄附についても、この基金にどれだけ積み立てるかは、皆さんとの相談が必要だと考えているとの答弁がありました。  条例の文言について、ほかの自治体では、「文化芸術の発展」、「団体の育成や支援」といったような積極的な書き方が見られるが、本条例の文言では積極的な活用ができないのではないかとの質疑に対し、この基金は、これから策定していく基本計画と連動したものである。また、文化芸術だけでなく、生涯学習分野にも活用できるよう、あくまで基金の規定としてこのような文言としてる。今後、予算を定める際に使途が狭いと感じたときは、条例の改正、明記も必要になってくる場合があるかと思われるため、運用に当たっては、協議しながら進めていきたいと考えているとの答弁がありました。  その他、質疑、答弁を受け、慎重な審査をしていただいた結果、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第11号、広陵町体育施設使用料適正化検討委員会設置条例の制定については、委員の任期は、委嘱の日から答申の日までとしているが、おおよその目安は考えているかとの質疑に対し、条例が可決されれば、委員会を開催するため、来年度に進めていくことを予定しているとの答弁がありました。  過去5回行われた検討委員会では、どういった意見が出ていたかとの質疑に対し、当初は、グラウンドやテニスコートの使用料も改正を予定していたが、グラウンドについては、近隣市町村では無料の施設が多いこともあり、今回は見合わせた。テニスコートについては、広陵町では500円が基本であるが、もう少し安くしてほしいという意見があった。体育館については、使用料の値上げは、もう少し先延ばしにしてほしいという意見もあったが、最終的には、近隣市町村と同じような金額に合わせることを前向きに考えているとの答弁がありました。  その他、質疑、答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対者がありましたので、採決の結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。  次に、議案第12号、広陵町行政組織条例の一部を改正することについては、脱炭素に関して、担当課が未来都市推進課から住民環境部の環境政策課となっているが、補助事業や戦略デザイン等について、連携はどのように図っていくのかとの質疑に対し、補助事業等は、検討段階から関係課と連携して進めていた。今後の方向性についても意見交換しているため、組織改正に伴い、意向を踏まえて対応していきたいとの答弁がありました。  総合政策課の担当業務で「行政評価」とあるが、マイナス評価のものがあった場合は、見直しできる体制はとっているのかとの質疑に対し、総合計画で審議会を設置しており、しっかりと審議した上で判断したいと考えている。マイナス評価になれば、総合的に判断して、その施策を廃止する、もしくはほかのやり方に変更することになるとの答弁がありました。  その他、質疑、答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第13号、職員の育児休業等に関する条例の一部を改正することについては、質疑及び反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第15号、財政状況の公表に関する条例の一部を改正することについては、令和4年2月1日の公表はなされたのか。また、それ以前の公表はされていなかったのかとの質疑に対し、執行状況については、定期監査等で確認はしていたが、公表は今までしていなかったため、これから公表していくとの答弁がありました。  その他、質疑、答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第20号、広陵町消防団員等公務災害補償条例の一部を改正することについては、質疑及び反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第21号、令和3年度広陵町一般会計補正予算(第14号)については、かぐや姫まつり事業費や町文化祭、町民体育祭など、合わせて約1,700万円の減額補正をしているが、9月、10月の段階で減額できたのではないかとの質疑に対し、例年、3月議会で執行状況を調査し、不用額を減額しているところ、12月議会でも減額することは可能だが、その分の財源をどうするかということになる。現状で言うと、まだ財政調整基金も少し取り崩すこととなっているため、全体的な財政の調整ということで考慮いただきたいとの答弁がありました。  その他、質疑、答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。
     次に、議案第22号、令和3年度広陵町学校給食特別会計補正予算(第1号)は、給食回数が減ったことで、返金等は決められているのか。また、保護者にはどのように周知しているのかとの質疑に対し、給食費の減免については、ひと月の中で連続して7回以上欠食した場合は減免の手続をとっている。学校で欠食日数を確認して、該当すると思われる保護者の方に申請書をお渡しして手続を行っている。減免は今後も継続して実施していくとの答弁がありました。  その他、質疑、答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第33号、第5次広陵町総合計画を定めることについては、区・自治会の加入率について、きっかけづくりや機運づくりなど何か良い策を考えているかとの質疑に対し、第5次総合計画の策定に当たって、第4次の分析評価を併せて実施している。町として、自治基本条例の中に協働のまちづくりをキーワードに施策を進めていきたいと検討している。住民自発的な事業を展開していただきたいことから、協働のまちづくり補助金という施策を展開している。まちづくりを始めてみたいという方を対象に「チャレンジ補助金」を策定した。昨年度は2団体から応募があり、積極的に活用いただいた。次年度以降は、協働推進計画という行動計画を策定し、具体的な支援策を検討していきたいと考えている。また、協働推進支援専門員の任用を検討しており、中間支援アドバイザーとして各区・自治会へ出向いていただいたり、職員育成に携わっていただきたいと考えているとの答弁がありました。  公共施設マネジメントの推進について、総量縮減ありきでなく、徹底的なコスト削減や利用者負担、民間委託等の様々な手法の効果を考慮する必要があるのではないかとの質疑に対し、今回、建物については長寿命化計画を立てているが、町には生活に必要なインフラが整備されており、この土木インフラを削減することはできないと認識している。その中で、費用を削減するには、建物の中で重複しているような機能を集約・複合化していくことがベストだと考えている。今後、利活用できていない建物については、この考えをベースに施設の在り方を検討したいとの答弁がありました。  その他、質疑、答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第34号、奈良県広域消防組合規約の変更については、質疑及び反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  以上、簡単でありますが、総務文教委員会の審査結果報告といたします。 ○議長(吉村裕之君) ありがとうございました。  ただいまの委員長報告に対し、各議案ごとに審議します。  まず、議案第10号、広陵町教育・文化芸術振興基金条例の制定についてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第10号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第11号、広陵町体育施設使用料適正化検討委員会設置条例の制定についてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。  山田議員! ○4番(山田美津代君) これ体育施設使用適正化検討委員会となっていますが、2日目の議会とかで八尾さんの質問にも池端局長、適正か否かは現状の料金は適正ではないと。体育施設が安価ではない。受益者負担の考え方が一般的になってきているという御答弁もありましたし、今の体育館が安過ぎるということで、この値上げ案になると思います。この今の料金が安過ぎるから利用料をもっと取ったらよいとの意見だと思うんですけれども、国保税の県統一化にも関係してきますが、町民が健康に過ごしていただくことがより一層大事になってくる今、なぜ料金を上げることを検討するのでしょうか。利用者が今まで毎週使用していた体育館を月に2回とか減らすようになり、健康維持の意欲も削いでしまうのではないかと思いますので、この適正化委員会設置条例には反対をいたします。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。  岡本議員! ○11番(岡本晃隆君) 私どもは、賛成の立場で討論をさせていただきます。  広陵町中央体育館使用料適正化検討委員会、これまでもこれが開かれということで、その中身につきましては、もちろん使用料に関してもそうですけれども、住民ニーズ、または利用者の意見など総合的な観点からいろいろと議論をされてきています。  また、町としても、住民の健康づくり、生涯スポーツの機会提供としている場とか、スポーツを始めるきっかけづくりや競技力向上等々、今後も継続する必要な施設であるというふうに分析、評価をされてきています。そのようなことから、単に適正委員会が設置したことによって、値上げになるということの判断にはならないというふうに考えますので、また、住民ニーズ、またいろいろな意見を参考にしながら、財政面の課題を克服していくということにもなると思いますので、賛成をします。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  本案について、反対者がありますので、起立により採決します。  議案第11号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(吉村裕之君) 起立11名であり、賛成多数であります。  よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第12号、広陵町行政組織条例の一部を改正することについてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第12号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第13号、職員の育児休業等に関する条例の一部を改正することについてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第13号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第15号、財政状況の公表に関する条例の一部を改正することについてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第15号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第15号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第20号、広陵町消防団員等公務災害補償条例の一部を改正することについてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第20号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第21号、令和3年度広陵町一般会計補正予算(第14号)を議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
     討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第21号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第21号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第22号、令和3年度広陵町学校給食特別会計補正予算(第1号)を議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第22号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第22号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第33号、第5次広陵町総合計画を定めることについてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第33号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第33号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第34号、奈良県広域消防組合規約の変更についてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第34号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第34号は原案のとおり可決されました。  次に、日程2番、議案第14号、第16号、第17号、第18号、第19号、第23号及び第24号の7議案並びに請願第1号を議題とします。  本案について、厚生建設委員会委員長より、委員会の審査の結果について報告願うことにします。  吉村厚生建設委員会委員長! ○厚生建設委員会委員長(吉村眞弓美君) 厚生建設委員会は、8日の本会議において付託されました7議案及び1件の請願につきまして、14日に委員会を開き、慎重に審査しましたので、その結果を御報告申し上げます。  まず初めに、議案第14号、広陵町国民健康保険税条例の一部を改正することにいては、改正内容で未就学児の均等割料金を半額にするものと保険税率の見直しがあるが、保険税率の見直しについては、均等割額の増額、平等割の減額など非常に凸凹した改正である。今回の提案の出発点として、国保税を上げなければならないという趣旨なのか、下げなければならないというところからのものなのか、どちらかとの質疑に対し、国民健康保険については、令和6年度に県単位化ということで、保険税率を統一化するという目的があり、現在、各市町村で保険料率の見直しをかけている段階である。広陵町においては、医療費も上がっていることもあり、上げていかなければならないが上げられていない状態ということで今回の改正をさせていただいた。未就学児に係る均等割の減額については、国に要望を出し、今回、全国的に財源を獲得することができたので5割軽減を実施することができた。しかし、全体的に考えると、上がるという税率改正を行っていく必要があると考えているとの答弁がありました。  その他、質疑、答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対者がありましたので、採決の結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。  次に、議案第16号、広陵町放課後子ども育成教室条例の一部を改正することについては、質疑及び反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第17号、広陵町子ども医療費助成条例の一部を改正することについては、4月から成人年齢が18歳からとなる。予算の見通し、子供と大人の概念についての質疑に対し、成人との概念は別として、子ども医療費助成という中で、対象者を18歳の誕生日を迎えられ、最初の3月31日までの方という年齢設定に拡充させていただいた。財源については、実績がとれないため、中学1年生から3年生の今までの医療費の助成分を参考とし、高校1年生から3年生の人数を参考に計算した。また、高校生になると病院にかかる回数も少なくなることも考慮し、予算計上させていただいた。1年間で1,500万円程度になる予定で、8月からの施行であることから約770万円の計上をさせていただいた。この予算については町の全額負担になるため、今後、県等に要望していきたいと考えているとの答弁がありました。  その他、質疑、答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第18号、広陵町町道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正することについては、交通量の多い横断歩道の安全対策等についての質疑に対し、通行量の多い交差点は危険箇所であるため、通学路の安全対策やバリアフリー、点字ブロック等の整備を進めていきたいと考えているとの答弁がありました。  また、歩道付きの幹線道路についての条例の改正から整備計画など、今後の年次計画、方針等についての質疑に対し、歩行者利便増進に関することについて、今回、竹取公園周辺のまちづくりで、上田部・奥鳥井線の2車線を1車線にして歩道を活用していけないかというところが発端となっており、現在、交通量調査及び竹取公園の来園者数などの調査を行っている。今後、この交通量調査等の結果を踏まえた来年度予算を議決いただいた後、どのような活用ができるかという調査に移っていく予定である。歩行者利便増進道路の認定をしていけるのかということを踏まえ計画するので、年次計画についてはまだ未確定ではあるが、随時進めていく予定であるとの答弁がありました。  その他、質疑、答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第19号、広陵町移動等円滑化のために必要な町道の構造に関する基準を定める条例の一部を改正することについては、質疑及び反対意見はなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第23号、令和3年度広陵町水道事業会計補正予算(第3号)については、質疑及び反対意見はなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第24号、令和3年度広陵町下水道事業会計補正予算(第1号)については、質疑及び反対意見はなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、請願第1号、広陵町の有料ゴミ袋を半額にすることを求める請願については、請願者に出席を求め、請願趣旨の説明を受けました。その後、委員から、以前はごみ袋無償という思いから、半額になった経緯はとの質疑に対し、原価の4倍もの料金設定であってはならない。全額でなく半額であれば、少しは理解をしていただき、町民の請願が届いてくれば、「やむを得ない、共産党の主張ではないので受け入れようか」というような思いをしていただける議員もおられると思う。説明責任を果たした上で十分な審議を尽くしていただきたいとの答弁がありました。  その他、質疑、答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対者がありましたので、採決の結果、賛成少数で不採択すべきものと決しました。  以上、簡単ではありますが、厚生建設委員会の審査の結果報告といたします。 ○議長(吉村裕之君) ありがとうございました。  ただいまの委員長報告に対し、各議案ごとに審議します。  それでは、議案第14号、広陵町国民健康保険税条例の一部を改正することについてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。  八尾議員! ○14番(八尾春雄君) 提案に反対の立場で討論をしたいと思います。  未就学児の均等割を半額国が負担するということについては、取組をしたので、そういう結果になったということで、私たちも大変喜んでおるわけですけれども、なぜ国保税を引き下げるという内容と、引き上げるという内容が同時に提案されるのかという点は、これは論理が一貫しないということであろうと思います。担当課長の説明では、令和6年に県単位化ということがあって、それに向けて進めているのでそうなるんだということですから、今高くて高くて困っている国保税をどないしたら引き下げられるのかということでみんな苦労している最中に、引き続き値上げをするということになれば、課長が説明したとおり、それは令和6年度に県単位化をするという方針そのものが間違っていると。住民の暮らしを応援する制度から住民の生活を圧迫する制度になっているという自覚がないからそういうことになったんだろうなと思っております。論理に一貫性がない上に、住民にさらに負担を強いるという内容でございますので、反対します。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。  坂野議員! ○7番(坂野佳宏君) 反対者がございましたので、賛成討論をいたします。  当然、八尾議員、今値上げやから反対というのは理屈なんですが、これはもう需要と供給のバランスでございまして、必ず令和6年には、ある一定のレベルの保険料を払わないかんと、そのために一生懸命財政計画を練って、なるべく急な負担にならないよう財政計画を立てておられます。その意味で、弱者には軽減もし、高所得者には増額もし、バランスをとられていると思います。よって、賛成といたします。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。  山田議員! ○4番(山田美津代君) 令和6年に県の統一化により保険税を値上げするというこの議案、賛成するわけにはいきません。そもそも県の統一化は、荒井知事がどこに住んでいても同じ所得の人が同じ保険税を支払うということで導入されますが、誰もそんなことを望んでいません。国保加入者は今でも高い国保税、安くしてほしいとの願いです。国に要望を出されて、未就学児の均等割5割軽減は実現して、少し前進しましたが、国保運営協議会で示された値上げ案は、所得202万円で夫婦と子供さんお一人の世帯で5.7%、2万1,400円上がります。400万円の所得の方6.2%、2万8,800円と大幅な値上げになります。これで収まらず、来年度も上げる計画です。町独自の減免制度も統一化のもと、継続はできなくなります。県民にとって何も良いことがない県統一化です。高くて支払えず、保険証をもらえない世帯も多くなっています。この値上げ案が通れば、もっと支払いが困難な世帯が増えるのではないでしょうか。それもコロナ禍で生活が厳しい中でです。町民を苦しめるこの値上げ案には反対をいたします。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  本案については、反対者がありますので、起立により採決します。  議案第14号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(吉村裕之君) 起立11名であり、賛成多数であります。  よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第16号、広陵町放課後子ども育成教室条例の一部を改正することについてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
     お諮りします。  議案第16号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第17号、広陵町子ども医療費助成条例の一部を改正することについてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第17号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第18号、広陵町町道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正することについてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第18号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第19号、広陵町移動等円滑化のために必要な町道の構造に関する基準を定める条例の一部を改正することについてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第19号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第23号、令和3年度広陵町水道事業会計補正予算(第3号)を議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第23号は、委員長の報告のとおり、原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第23号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第24号、令和3年度広陵町下水道事業会計補正予算(第1号)を議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第24号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第24号は原案のとおり可決されました。  次に、請願第1号、広陵町の有料ゴミ袋を半額にすることを求める請願についてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  なお、請願第1号については、委員会の審査の結果は、不採択とすべきものとされておりますが、評決は可とするほうを諮る原則により、請願の採択を諮ることといたします。  請願を採択することについて、討論ありませんか。  堀川議員! ○2番(堀川季延君) 不採択の立場で討論いたします。  この請願では、ごみ袋の手数料を半額にすることを求めているものであり、半額の根拠が不明確であります。もともとごみ減量の効果を期待して、ほかの自治体の金額を参考に設定された手数料であります。この結果、ごみ減量の成果は得られたものであります。今後、数年にわたり、天理での共同処理施設の建設運営や安堵町での中継施設建設、本町での不燃、粗大、資源ごみの中継施設など投資は著しく、財源は多額を要する事業となってまいります。このため、ごみ減量の意識をさらに推進しながら、適切な時期に適切な組織で議論すべきと考えます。よって、出された請願には反対といたします。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。  坂口議員! ○1番(坂口友良君) 反対が出ましたので、賛成討論を行います。  これはちょっと歴史を戻しますと、今の清掃センター、それまで南3丁目にあったんですけど、平等に町内をぐるぐる回ろうということで、今の清掃センターができました。そのときに即決和解、これはちゃんと時間が来たら、リミット来て、また次のところへ建てると。そうすると非常に町内で平等に回すんですけど、お金が要るということで、このお金をためていこうと、3億円するから。こういうふうな歴史的な経緯がございます。  しかし、途中でありがたい話で、天理市さんが一緒にやらないかと、このような言葉をかけていただいて、資料をもらいました。町内で単独でするより、天理市さんでやってもうたら安くかかると、こういうようなことで、これは大いにいいんじゃないのかということで、この趣旨は、次の建設資金の一部に充てようということで、このごみ袋のこつこつとためてきたと、こういう経緯がございます。今回、天理市に行くことによりかなり安くなると、このようなことも期待していますので、これは早速、町民にもやっぱり還元しなくてはいけないと、このような真っ当なことでございます。歴史的な経緯を知っている私が、3丁目のときからやから一番古いんですけど、30年ぐらいやっているんですけど、ごみだけで。そういうようなこともありますので、これはやはり今ちょっと大変な時代ですので、この辺はやはり少し還元策と、こういうことも振り込んで、次の新しい清掃センターに向かっていいかなと思います。といって、これを採択したい。このように考えております。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。  青木議員! ○12番(青木義勝君) 私は、不採択の立場で討論をいたします。  私は、クリーンセンター建設以前より、今も天理での広域ごみ処理施設と安堵町でのごみ積み替えの中継施設まほろば組合の議員であるのです。よって、事業内容も一応把握はしているので、現在のごみ袋の料金は適切です。なぜなら、有料化の趣旨でもあるごみの減量化に有効につながる額であると私は思っております。そして、閉鎖が約束でしたので、それを受けて、新施設建設基金に積み立てるのは、私は当然と思います。よって、厚生委員会で今の料金は原価に比べて高過ぎる暴利な商売であると再三指摘されましたが、私は、その認識は全くありません。  そして、広域組合の初期投資の本町の負担額は、まほろば組合はまだ未確定ですが、私の資料での計算では、天理での組合の総事業費は約555億円であり、そのうち本町の負担額は約70億円となります。町当局の説明では、起債を充ててやれるので、約20年間で償還予定であります。本町単独での場合は、今までみたいに単独で建設する場合に比べて比較しては、相当な財政負担が少なくなるわけですが、しかし今回の場合も、相応の負担が見込まれます。今までの負担額、そして、今後も全てのごみ量割で決定するわけでございますので、ごみ減量化は不可欠です。もしも半額とすれば、ごみ量の増加も懸念され、懸念が生じます。そして、それに加えて、現施設の処理部の解体で約8億円を見込むとの説明があり、さらに財政が厳しくなると思いますので、しかし、ごみ処理については、私の試算では、年間の全ての処理量は、約1万トンでございますので、今までの現の施設では約7億円だったと思います。しかし広域化のメリットで相応額の削減が想定されるので、その状況を確認して、その額と記載の償還額等の財政バランスの見通しがつけば、私は、半額以上も求められると思いますが、しかし、今の状況では無理だと思うので、請願の採択には反対といたします。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。  谷議員! ○8番(谷 禎一君) 私は、賛成の立場で討論をしたいと思います。  ちょっと資料を作ってきました。ちょっと違う観点でお話したいと思います。平成18年度より有資源ごみの回収売却金についての表なんですけれども、令和3年度まで約1億6,300万円余りが収益となっております。ごみ袋の売却金、それで有資源ごみの売却金は、以前は一般会計に入っておりました。ごみ袋の売却金は、ごみ処理の手数料として会計処理を改めて、新清掃施設の建設資金に基金として積み立てるに至った経緯があります。有資源ごみの回収売却金も合わせて基金へという提案をしておりましたが、有資源ごみだけはそのまま一般会計に編入されております。一般会計は、何でも使える部分の会計に入っておるんですけれども、そこで各地域では、有資源ごみ回収においては、収集日には収集用コンテナを設置して、そして収集中については、アルミ缶、スチール缶、びん、ペットボトル等を水洗いして、そして蓋等を外して材質別、色別に分けて、住民が水道代、人件費を負担して収益を上げたものです。これは町の一般会計で使用することは少し考える必要はあるんじゃないかなというふうには思っております。  また、有資源ごみの回収売却金の収益から、ごみ袋の半額程度の額を住民に還元したとしても、これは当たり前じゃないかなというふうには思っております。一応、住民の部分に関して還元するという考え方で実施してもらってはどうかなというふうに思いますので、今回の意見書に関しては賛成したいと思います。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。  八尾議員! ○14番(八尾春雄君) 請願を採択することに賛成の立場から討論いたします。  青木議員は、天理の事務組合の議員さんもしておられて、詳しいデータを開陳されたわけですけれども、このことについては、確か小原部長にも申し上げていたとおり、この古寺のクリーンセンターの創設期から終了するまでの総括をきちんとやる必要があると。一体、住民にどこまで負担を求めたとか、町の財政は、今、谷議員も言われたように、会計上の処理も適正になされたのかどうなのか、それから周辺対策費の問題についても、まだ途中になっているのがあったりしておりますし、いろいろ論議の焦点はあるわけです。そういうことも踏まえた上で申し上げたいんですけれども、一昨年の3月と6月に共産党議員団は、このごみ袋の半額を求める条例改定案というのを提案をいたしました。高過ぎるのではないかと、これまで無償ということで言っていたけれども、貯えがあってもいいんじゃないのという住民の意見あるということで、方針を一部見直して、無償という旗は降ろさないけれども、高過ぎるごみ袋代を半額にするということが妥当な判断ではないのかという立場から、条例改定案を出したわけです。条例改定案がもしそれで採択をされたということになれば、これはまちの基準が変わります。町長が、もしそれでちょっと先走って申し訳ないけど、不満があるんだったら、再議ということをかけて、議会が適切でない決議を挙げたということで、もう一回やってくれと、この場合は、3分の2以上の賛成がなければ通らないという、こういう対抗手段が残っておるはずでありますが、条例改定案を採択するということは、それで決まりであります。  ところで、請願者の御意見をいろいろ聞いておりますが、あるいは、署名をされた方の御意見も聞いておりますけれども、市販のホームセンターへ行った場合に、45リットル入りの袋が10枚で一体幾らなのかというたら、大体200円前後なんですって。だから、そういう値頃感というのは住民は感じているわけです。あまりに高いじゃないかと。住民は、今お金で大変苦労している時代ですから、こういうことについて、議会が、議員各位が14名の議員がなるほどねと、それはそうだろうと、これは大変やねというふうに思っていただけるかどうかということを問うているわけであります。この結果、採択がなされれば、町長のところへ行って、その結果を尊重しなさいということになるけれども、町長はそれを尊重するか、尊重しないかというのはどういう方針でいるかは、それは町長が判断して返していくことになるわけですから、条例改定案を提案して議員各位に判断を求める場合と、請願を採択するかどうかというのは、そういう意味で中身がやっぱりちょっと違うんですね。住民の気持ち、住民の中から、こういう声が出ているよと。これは不当な要求ですかと。違いますね。普通の感覚でございます。当たり前の値段にしてもらいたいということになっているわけであります。  請願者の1人は、ごみ処理の手数料は無料のところから転入された方だというふうに言っておられました。現在でも10の自治体で無償でやっております。だから税でそのことを負担するというのが基本的な考え方なんですが、町の担当者も苦しんでおられるんですよ。金がないからどうやって金を捻出しようかというので一生懸命計算して、こういう金額になったんですが、有料化を決めたときの当時の審議会の中の結論ではないですけれども、審議会の委員さんの中には、通常の価格よりも高い値段で設定してくれたほうが、ごみ減量化に効果的なんだという発言をされた。そういう会議録が出ております。だから、わざわざ高くしたわけです。いうことになりますと、これはごみ減量をするのは、私たちは環境に負荷をかけないと。できるだけ自然のままで処理をするということのために環境問題としてとらえているわけですが、そのときのその方の発言は、住民は、金の問題になっていると。金が惜しいからごみ減量をするのであって、そうでなければ、そういうふうにならないんじゃないかという余談といいますか、断定的な判断があるのではないかというような印象を読み返して、そんなふうなことも感じました。ですから、ここは大きな立場に立って、議会が住民から出ておられる出された今回の請願というのは、もっともなことだということをちゃんと承認はしていただいて、後の終いは町長にゆだねたらどうかと。これから小原部長を先頭に、このごみをクリーンセンターの総括をやるわけですから、本当にこれが妥当なやり方だったのかというのは、その中で大いに議論をしていただいて、町の側から、しかるべき時期にしかるべき適切な判断がなされるのではないかと。請願の趣旨を中心に申し上げましたけれども、そういうことで、議員各位の御判断いただいたらいいのではないかということを呼びかけて、発言を終わります。
    ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  請願第1号の採択について、反対者がありますので、起立により採決します。  請願第1号を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(吉村裕之君) 起立4名であり、賛成少数であります。  よって、請願第1号は不採択とすることに決定しました。  しばらく休憩します。     (A.M.11:06休憩)     (A.M.11:14再開) ○議長(吉村裕之君) 休憩を解き、再開します。  次に、日程3番、議案第25号、第26号、第27号、第28号、第29号、第30号、第31号及び第32号の8議案を議題とします。  本案について、予算審査特別委員会委員長より、委員会の審査結果について報告願うことにします。  堀川予算審査特別委員会委員長! ○予算審査特別委員会委員長(堀川季延君) それでは、報告させていただきます。  予算審査特別委員会は、去る3月8日本会議において付託されました8議案について、15日及び16日に委員会を開き、審査しましたので、その結果を報告します。  初めに、議案第25号、令和4年度広陵町一般会計予算でありますが、まず、歳入については、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金について、町はどのように使うかとの質疑に対し、この交付金は、コロナウイルス感染症対応であれば、充当可能となっており、充当を予定している主な事業は、校務支援システム、図書館と学校との連携業務、中小企業のデジタル化交付金や設備投資の補助金等であるとの答弁がありました。ごみ処理手数料(指定ごみ袋)について、ごみ袋の料金は近隣市町村と比べてどうか。また、取扱い店舗への手数料はどの程度かとの質疑に対し、ごみ袋の料金は、近隣市町村とほぼ同じで設定しているが、近隣市町村の中には、その上に消費税を乗せている場合もあると聞いている。また、取扱い店舗への手数料は、5.24%で支払っているとの答弁がありました。  そのほか、町民税、償却資産税の把握等について質疑があり、それぞれに適切な答弁を受けました。  次に、歳出でありますが、まず、総務費では、職員研修に係る負担金・助成金について、職員数が少ないからこそ、人材育成が重要になると思うが、受講の実情はどうかとの質疑に対し、職員研修は、昇格試験の要件ともしており、職員も積極的に受講している。令和2年度以降は、コロナ禍ではあるが、オンライン研修もあるため、受講人数についても大幅には減少していないとの答弁がありました。  戸籍事務内連携サーバー設置システム改修委託料について、変更する理由及びメリットは何かとの質疑に対し、戸籍の附票について、国の標準化仕様になれば、その仕様に合わせる必要があるため改修を行う。この改修により、戸籍謄本等は、広域交付により本籍地以外でも取得できるようになる。また、戸籍の届出における戸籍謄本等の提出が省略できるようになるとの答弁がありました。  公共施設の広域連携について、新施設の共同設置は検討に含まれているかとの質疑に対し、奈良県を交えて、3市4町で実施した共同検討会では、共同利用・共同管理・共同設置の3本柱で検討を進めている。ただし、共同設置については、順序立てて進めていかないと難しいことから、まずは、共同利用について検討を進めることとなった。また、共同管理については、2市2町で検討を進めているとの答弁がありました。  そのほか、GIS導入事業、総合計画の検証及び行政評価支援業務、マイナンバーカード取得率等について質疑があり、それぞれに適切な答弁を受けました。  次に、民生費では、高齢者住宅用火災警報器の設置についての質疑に対し、2月から消防と民生委員で各大字で対象と思われる世帯を周り、設置の有無を確認いただいた。補助については、設置だけでなく、購入分も補助できるように制度設計していきたいと考えているとの答弁がありました。  はしお元気村の借地料について、金額は長い期間同じであったかとの質疑に対し、本人の了解を得て、借地料を下げてからは、同じ金額となっている。ただ、公有化を図る必要があると考えているとの答弁がありました。  自動車改造費補助事業について、障害者をサポートする方も含めて支援が必要と思うが、町の考えはどうかとの質疑に対し、この補助事業は、障害者が自ら就労することに伴い、自動車の運転が必要な方に対しての補助となる。これは、町が定めた補助要綱であるため、障害者をサポートする方も含めて支援が必要という声が多くあれば、今後、対応していく考えはあるとの答弁がありました。  そのほか、民生児童委員の確保、意思疎通支援事業、西校区認定こども園の施設整備等について質疑があり、それぞれに適切な答弁を受けました。  次に、衛生費では、し尿処理費について、下水普及に向けてどうしていくかとの質疑に対し、下水普及率は、98%を超えているが、ハード面が整っていない調整区域での開発もあることから、ある一定程度は浄化槽でのくみ取りが微増している。下水接続は進めていかなければならないが、下水が接続できない地域まで特区に認定していることについて、要件の見直しが必要であると考えているとの答弁がありました。  広陵町一般廃棄物処理基本計画委託料についての質疑に対し、本計画は、平成29年に策定しており、それを改定するものである。広陵町ごみ減量等推進審議会もあるため、アンケートをとって、今後、委託処理を行い、事業を進めていきたいと考えている。ごみの排出抑制のために様々な取組が必要であるため、コンサル委託したいと考えているとの答弁がありました。  そのほか、不妊治療、空き家相談窓口運営等について質疑があり、それぞれに適切な答弁を受けました。  次に、農商工費では、環境に優しい農業推進補助金について、環境に配慮した農業を実践する団体に対しての補助とあるが、具体的にどういった団体を想定しているのかとの質疑に対し、区・自治会や農事実行組合を想定している。当初は、集落営農組織も検討していたが、組織立ち上げのハードルが高く、現状は難しい。ただ、トラブルが起こっているのも現状であるため、地域農業者の総意があり、計画を提出いただくことで補助を実施していきたいと考えているとの答弁がありました。  そのほか、水田貯留促進事業、防災重点ため池、タウンプロモーション事業等について質疑があり、それぞれに適切な答弁を受けました。  次に、土木費では、箸尾駅前周辺の土地利用計画について、水害のある地区だが、計画の見通しはどうかとの質疑に対し、浸水想定深については、十分念頭に置き、対策をとっていきたい。立地適正化計画でも、箸尾駅に都市誘導施設として位置付けていきたいところもあり、ハードルは高いが、方法を探しながら進めていきたいとの答弁がありました。  RVパークの現状についての質疑に対し、現在、RVパークライトとして認定されており、入浴施設としては、虹の湯を登録している。また、電気設備を整えて、RVパークとして認定変更したいという思いで、整備工事を予算計上している。  ペット連れについては、今後エリア内に限っては、ペット連れありとするか検討段階である。現状、まだ利用者数が少ないことから、分析には至っていないが、都市整備課と協議して、周辺住民に迷惑がかからない施設にしたいと考えているとの答弁がありました。  そのほか、平成緊急内水対策事業、借地公園等について質疑があり、それぞれに適切な答弁を受けました。  次に、消防費では、感震ブレーカー設置について、面的な普及はできているかとの質疑に対し、町では、大垣内、赤部、疋相、平尾で実施したところで、ここ4年間で約230件の設置となっている。ただ、面的整備の観点から見ると、整備率は10%程度の状況である。費用については、設置調査は公費で行い、設置費の3分の2は補助しているので、町民にも周知して設置の啓発をしたいと考えているとの答弁がありました。  そのほか、防災訓練等について質疑があり、それぞれに適切な答弁を受けました。  次に、教育費では、要保護・準要保護児童就学援助費の予算が減額されている理由は何かとの質疑に対し、児童・生徒数について、増えている学校もあるが、全体としては若干減っている。この予算は、実績ベースで計上しているため、昨年度と比べて減額となっているとの答弁がありました。  巣山古墳整備事業について、整備後の展開はどう考えているかとの質疑に対し、周遊路を整備して、古墳の周囲をめぐりながら、古墳の大きさを実際に体験できるようにしたいと考えている。巣山古墳は、馬見古墳群の中でも、主な古墳の一つである。同じ古墳群の他市町とも連携をとっていきたい。また、特別史跡に指定されていることもアピールしていきたいとの答弁がありました。  そのほか、ICT支援員、図書館施設管理業務等について質疑があり、それぞれに適切な答弁を受けました。  以上、各分野にわたり細かくお聞きし、いずれも適正に答弁をいただいたものでありましたが、反対意見がありましたので、採決の結果、賛成多数で、議案第25号は原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第26号、令和4年度広陵町国民健康保険特別会計予算については、特定健康診査等事業費について、何名ぐらい予定されているのか、また、未受診者対策事業委託料では未受診者に対する勧奨、効果はどのように表れているのかとの質疑に対し、特定健康診査について、令和2年度は集団を中止したが、令和3年度については再開しているので、令和4年度も令和3年度と同様、集団の設定枠は変更なく設けている。人数としては、個別で1,600、集団で600計上している。未受診者対策については、今まで、特定健診の受診通知を送付し、夏を過ぎた頃に受診されていない方を対象に再度通知を送付していた。しかし、受診をされない理由は人それぞれ異なることから、令和3年度から未受診の理由を分析し、その人に応じた通知で、内容を変更し、送付するという方法に変更した。まだ、中間の取りまとめの段階ではあるが、画一的に通知していたときより、行動変容に移り、若干の増加傾向が見られるようになった。年齢、性別に分析すると若い世代の未受診者が目立つので、次年度は、そこへのアプローチが必要であり、令和3年度の分析を活かし、令和4年度は、対象者に応じた行動変容につながる受診勧奨を検討していきたいとの答弁がありました。  その他、各委員から質疑があり、いずれも答弁を受けましたが、反対者がありましたので、採決の結果、賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第27号、令和4年度広陵町後期高齢者医療特別会計予算については、滞納繰越分普通徴収保険料についての状況についての質疑に対し、滞納者状況の把握については、窓口で滞納交渉をする中で、支払いたいけど収入が少なくて払えないという方もいらっしゃる。令和2年度の実績で、16世帯、合計61万1,000円の滞納となっている。毎回、同じような方が滞納されていると見込んでいるとの答弁がありました。  その他、各委員から質疑があり、いずれも答弁を受けましたが、反対者がありましたので、採決の結果、賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第28号、令和4年度広陵町介護保険特別会計予算については、社会資源把握支援サービスシステム構築委託料についての質疑に対し、令和3年度から、ホームページからも検索していただけるようになった、介護施設、医療、地域の通いの場などの情報を載せたシステムを構築し、令和4年度以降については、それに係るランニングコストの委託料のみのため減額になっているとの答弁がありました。  また、特定入所者介護サービス費及び第1号通所事業(短期集中サービスC)についての予算が減額されている要因についての質疑に対し、特定入所者介護サービス費については、今年度の8月の制度改正で自己負担額の変更があり、それに伴う公費負担の減額である。短期集中サービスCについては、現在、コロナ禍で実施ができない状況のため、減額で計上させていただいているとの答弁がありました。  その他、質疑、答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対者がありましたので、採決の結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。  次に、議案第29号、令和4年度広陵町墓地事業特別会計予算については、合葬墓の状況及び墓地の返還金の割合についての質疑に対し、合葬墓については、令和元年度は15件、令和2年度は7件、令和3年度は14件、納骨していただいている。合葬墓は1,500体入ることができ、長期にわたって合葬墓があるということで安心していただき、始める時期としても適当であったと考えている。一般墓地の返還としては、令和元年度で15件、令和2年度で11件、令和3年度、今現在で17件となっている。返還金の割合については、更地の状態では、購入金額の6割、墓石が建って使用した状態であれば、原状復帰にしていただいた上で、2割の返還になる。永代使用料については、当初70万円前後であったが、今現在は一般墓地で1区画、97万円で購入していただいているとの答弁がありました。  その他、各委員から質疑があり、いずれも答弁を受け、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第30号、令和4年度広陵町学校給食特別会計予算については、食材関係が高騰しており、この先も続く可能性が高い。給食費等の長期的な考え方についての質疑に対し、食材だけでなく、調味料等も値上がりしており、担当者からも聞いている。保護者から徴収させていただいている給食費を維持するために、献立検討委員会等で検討し、納入業者にも相談、協力をしていただき、今年度は何とか頑張っていきたいと思っているが、このまま給食費を据え置いて継続していけるかというところは難しい状況である。給食費の値上げについては、本意ではないが、今後、検討していかなければならない課題である。また、特殊事情であるので、しばらくは公費負担ということも検討しているので、必要に応じて補正予算をお願いしたいとの答弁がありました。  その他、各委員から質疑があり、いずれも答弁を受け、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第31号、令和4年度広陵町水道事業会計予算については、技術支援業務委託料2名分についての質疑に対し、主に工事図書の作成、工事現場の管理等の業務委託をするもので、水道、土木工事などのかなり高度な専門知識が必要な業務である。それを有する職員がすぐに用意できないため、上水道1名、下水道1名を業務委託するものである。本来なら職員を採用し、育てていくのが望ましいが、現時点では土木、建築も含め、専門職の募集をしても採用が難しく、なかなか専門的な職員が育たない、確保が困難なため、業務委託するものである。これについては、各県、市町村全体に渡り不足している状況で、このような形態をとらせていただいているとの答弁がありました。  その他、各委員から質疑があり、いずれも答弁を受け、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  最後に、議案第32号、令和4年度広陵町下水道事業会計予算については、今後の下水道料金値上げの予定、また今年度収支の赤字についての質疑に対し、コロナ禍の中、値上げの検討については一時停止していたが、今後、収束の見通しが立たない。水道料金の広域化も考えており、広域化のタイミングで基準が変わると予想される。その時点で同じように下水道も再度計算させていただき、議会に諮っていきたい。収益の赤字については、一般会計から繰入しているため資本的収入及び支出の差引については、現在、赤字は出ていないとの答弁があり、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  以上、予算審査特別委員会の審査結果報告とします。 ○議長(吉村裕之君) ありがとうございました。  ただいまの委員長報告に対し、各議案ごとに審議します。  それでは、議案第25号、令和4年度広陵町一般会計予算を議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。  山田議員! ○4番(山田美津代君) 予算委員会でも述べましたけれども、今でも倒壊しそうな町営住宅建て替えや住み替えの手だての予算が入っていない。PCR検査の国や県の支援も使わない。一体町民の命をどう思われておられるのか。公共交通も有償運送を検討しているが、デマンドではやらないとか、ドアツードアではやらないと本当に町民の足の確保を検討すべきだと思いますが、それを検討していません。防災無線もちっとも進んでいなくて、町民は不安なまま過ごしています。毎日のようにどこかで地震が起きているから、本当に町民は不安だと思うんです。こういう町民の要望に沿った予算になっていないので、反対をさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。  笹井議員! ○5番(笹井由明君) 議案第25号、一般会計に反対者がありましたので、賛成の立場で討論をさせていただきます。  項目別に簡潔に反対意見を申されましたが、私は賛成討論について、その内容に触れてみたいというふうに思います。  令和4年予算は、まちの最上位計画となる第5次総合計画の初年度となります。まちの将来像をbe Happy〜未来につながるまち広陵〜として、その実現に向け、豊かなまち、安全なまち、元気なまちの三つの重点項目に沿って、町民の皆さんが必要としている施策、事業を中心に編成されたものと認識をしております。その内容につきましては、我々議会議員からも一般質問や要望、そして提案をしておりました新型コロナウイルス感染対策、デジタル化の推進、子ども医療費助成の年齢引上げ、行政評価の導入、そして多子世帯への給食支援なども組み込まれております。  また、箸尾準工業地域の工場用地造成につきましては、先日、エントリー企画が発表され、着実に進んでいるものと報告を受けております。大塚地区、寺戸地区でも産業用地の検討を示されており、税収の向上、働く場の創出など地域の活性化につながるものと期待をしているところであります。  また、町の将来像を見据え、地域資源のブランディング事業、馬見丘陵公園、竹取公園周辺まちづくり、安全安心なまちづくりとして、平成緊急内水対策事業をはじめ、防災100年計画導入への検討も伺っております。  さらに教育関係では、「輝く未来のために ともに学び つながり合う いい人づくり」とする基本理念を掲げ、GIGAスクール構想の推進、ICT教育の推進などの重点予算が盛り込まれております。先ほど来、お隣で住宅老朽化、町営住宅の問題、そしてデマンド交通、防災無線など、項目をとらえて反対意見を申されましたが、いずれも重要な懸案事業とは思いますけれども、財源や人材など限りある経営資源の中では、やはり事業を選択し、そして決断し、そして集中して実行をしていただかなければいけません。そうした意味で、コロナ社会が長期化し、大変厳しい社会情勢や財政状況の中で、収支不足財源は財政調整基金の取崩しにより、補うとした住民に密着したきめ細やかな積極予算であると考えており、何ら異議なく賛成をいたすものであります。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  本案について、反対者がありますので、起立により採決します。  議案第25号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(吉村裕之君) 起立11名であり、賛成多数であります。  よって、議案第25号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第26号、令和4年度広陵町国民健康保険特別会計予算を議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。  八尾議員! ○14番(八尾春雄君) 反対の立場から討論をいたします。  先ほど国保税の引上げの件で議論をいたしましたので、重ならないようにしたいと思います。それで、消防にしても、それから後期高齢者はもともとからそうですけれども、奈良県では、広域化ということがテーマになっております。これは、広域化をするとどういうことになるかといったら、理事者は市町村長さんになりますけれども、議会をぶら下げまして、行政事務組合をつくるわけですから、議会をぶら下げまして、ごく限られた人数の議員さんがそこで発言をすると、こういうことになっております。後期高齢者医療制度の広域連合などでは、会議録も私見ていますけど、1時間以内で終わっちゃうんですね。あんまりほとんど議論がないようであります。今回、国保税の問題について、どの場所に住んでいても、同じ保険税や保険料を負担していただくという方針があるので、こういう予算の編成になるということをるる説明があるわけですけれども、そうなってきますと、地域で、例えば健康づくりの取組をやりましたとか、それから問題がある設備の改善を行ってけが人が出ないようにしたらとか、いろんなそれぞれの自治体において、独自の取組というのがなされているわけだし、それから医療機関の、割に都市部では整備があるんですけれども、在来地や南の方へ行くと、なかなか病院までたどり着けないと、こういうことが実際には起きているわけであります。医療の行為を受ける権利が本当に完全に確保されているかと言えば、住んでいる場所によって医療を受ける権利が行使できるところとできないところが現実にあるわけです。そういうところで、どこに住んでいても、同じ保険税を負担せよということ自体、問題の立て方自体がやっぱりここへ来て誤りだということに速やかに気付くべきではないのかと、こういうことがあります。  それから、他の自治体からどうやら役場のほうにも問合せがあるようですけれども、申請減免、広陵町だけの県下39自治体ある中で、これやっているのは広陵町だけだそうでございます。年間で140万円ぐらいの還付になるんですけれども、広陵町はどういう経過でそういうふうにしたんですかということで問合せがあって、いつも何か会議やるたびに話題になっているそうでございまして、いいでしょうというふうに担当者が胸を張って言えばいいんですけど、何か居場所がないようなんですね。あんたのところだけ特別扱いやっとるよというような雰囲気になっているようなことも感じるときがあります。これはやっぱり広陵町の場合は、基本的に平坦地ですわな。山岳地帯はないわけです。それから、交通の便がいいところとそうでないところがある。ほどほど都市で、ほどほど田舎という分析もされましたけれども、そういうところに見合ったような医療保険制度というのは、やっぱり構築されるべきであって、これまでもそういう努力をしてきたわけです。それを一緒くたにして、奈良県で一つの制度にしてしまうという、そのこと自体にやっぱり問題があると。それに拘束されちゃったもんだから、こういう予算になっちゃったと、これがことの本質だろうと思います。ですから、国民健康保険の運用が県単位化になった後、議員が議会の立場から言えば、議員が誰がどのように選出されて、どのような活動をされるのかということをやっぱり広陵町議会にるる報告をしてもらって、協議して、了解の上で行動するというような仕組みづくりも必要なんですけれども、それは議会の対応がまだ上手くいっていませんのでできませんけれども、そういうことの矛盾の中で起きている問題ですから、これをそのまま、ああそうですかというわけにはいかないと、こういうことでございますので、反対します。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。  坂野議員! ○7番(坂野佳宏君) 国保につきましては、反対意見を聞きますと、もうそもそも県の単一化が駄目だと。その根本があかんねんさかい、毎回反対やという論法なんですが、部分的には分かるんですが、この令和4年度の予算につきましては、それの状態を見て、バランスよく立案されておりますので、賛成討論といたします。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  本案については、反対者がありますので、起立により採決します。
     議案第26号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(吉村裕之君) 起立11名であり、賛成多数であります。  よって、議案第26号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第27号、令和4年度広陵町後期高齢者医療特別会計予算を議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。  山田議員! ○4番(山田美津代君) 反対の立場で討論いたします。  予算委員会でも申し上げたんですけれども、昨年の通常国会で75歳以上の高齢者医療費の自己負担額2割負担を導入する法改悪が行われ、その実施が10月からです。これまでは一部の現役並み所得者で3割負担となっていた方以外は1割負担でしたが、これが10月からは、単身者で年収200万円以上、夫婦で世帯で年収320万円以上では、倍の2割負担となります。医療費が倍になるわけです。年金が減っている今、この負担増はきついと思います。先ほどの委員長報告にも61万円でしたか、滞納者、同じ方と報告にありましたけれども、やはり年金が毎年毎年下がっている中で、やっぱり払っていかれないんじゃないかなと思います。こういう年齢枠で囲むこのような後期高齢者の医療制度自体にも制度発足以来反対をし続けてきました。そこで、この予算にも反対をさせていただきます。この予算が入っている予算なので、反対をするということです。倍になるという、そういう予算が入っている後期高齢者の改定なので反対をいたします。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。  青木議員! ○12番(青木義勝君) 私も後期高齢者であります。そして、県の後期高齢者医療広域連合の議員もさせていただいておりますので、内容は理解をしておりますので、よって、賛成の立場で討論をいたします。  少子高齢化がますます進展し、令和4年度以降、団塊の世代が75歳以上の高齢者となり始める中で、人生100年時代を見据えて、人生100年の医療を保障する、そのために全ての世代の方々が安心してできる社会保障制度を構築し、次の世代に引き継がなければなりません。自己負担割合は1割から2割への変更は、高齢者にとっては、私もそうですが、厳しいものではありますが、自己負担の増加により必要な受診の抑制を招かないようにと、外来受診については、一定の期間、窓口負担が急増とならないように配慮されますが、社会全体で負担の調整を行うことは、後期高齢者医療制度を含む国民皆保険制度を維持可能性のある制度とするためには必要な見直しであると考えております。加えて、保健事業においても配慮された予算であることから、令和4年度広陵町後期高齢者医療特別会計の予算につきましては、賛成といたします。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。  八尾議員! ○14番(八尾春雄君) 今、青木議員のほうから、今回の改定というのは、国民皆保険制度を維持するために行うものだと、こういう指摘がありました。同じことでも見方によってこういうふうに評価する方があるのかと思ってびっくりしております。私はむしろ逆です。国民皆保険制度を壊す効果をもたらすんではないかと。どんどん払えなくなるし、それから受診抑制はよくないというふうに言われましたけれども、受診抑制せざるを得ないですよ。だから、実際に75歳以上の方に話を聞いてみると、あんた滞納しとるやろと、後期高齢者保険料滞納しとるやろうと言われたくないというわけです。だから、保険料は払うというわけです。国保税も同様なんですよ。介護保険でも同様なんですよ。払うというんですよ。だけど実際に必要なときに行ってみようかという気になれないと、1万円札が飛んでいくというわけです。これはやっぱり受診抑制を狙った話です。この制度がスタートしたのは、2008年4月1日でございまして、何度か紹介しました。私と山田議員が初めて当選したその年でございました。こんなむちゃくちゃな制度をよくもまあいうて怒っていたんですが、賛成をする、推薦をする側からすると、いやいや、激変緩和措置というのをとっておりますので、御心配されませんようにいうて一生懸命言うていただいた方も中にはあるんですよ。だけど今回1割を2割にするということで、いよいよ一言で言えば、本性を現したなと。これが最も適切な評価だろうと思います。これでは老人は老人として、安心して暮らしていけないということなので、反対です。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  本案について、反対者がありますので、起立により採決します。  議案第27号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(吉村裕之君) 起立11名であり、賛成多数であります。  よって、議案第27号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第28号、令和4年度広陵町介護保険特別会計予算を議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。  山田議員! ○4番(山田美津代君) 反対の立場で討論いたします。  もともと介護の現場は、職員の低処遇、長時間労働で人手不足の問題がありました。そこにコロナで一層過酷になり、離職者も相次いでいます。コロナ危機は日本の介護制度の弱点と矛盾を浮き彫りにしました。訪問介護や通所介護では利用抑制が起こり、事業所も大幅減収になりました。国は、報酬を加算しましたけれども、利用者が負担する利用料1割から3割引き上がり、サービスの内容は変わらないのに利用料が跳ね上がり、コロナ禍で苦しむ利用者や家族に追い打ちをかけました。昨年8月からは、施設における食費や居住費の負担限度額も上がり、数万円の負担増になった世帯もあります。町民は、保険料が上がり、利用料も上がり、受けられるサービスが減る、こんな詐欺的な介護保険制度に苦しめられている、この制度をもっと国が支援して変えなくてはいけませんが、国保とともに支援がいるのに、国は手だてを打ちません。こういう国民を苦しめる介護保険には賛成するわけにはいきませんので、反対をいたします。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。  吉村議員! ○10番(吉村眞弓美君) 賛成の立場で討論をさせていただきます。  介護保険制度は、介護が必要になった高齢者を社会全体で支える仕組みとして、平成12年度に開始され、制度改正を加えながら、安定的な運営に努め、高齢者の介護になくてはならないものとして、定着・発展しています。広陵町においては、住民が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられることを目的に、病院とケアマネジャーが利用者の情報を共有し、利用者がスムーズに入退院できるための仕組みづくりとして、入退院調整ルール事業を実施しておられます。また、住まいの確保としては、高齢者が安心して在宅生活をする上で要介護認定者については、住宅改修のサービス利用によって、より安全な環境づくりを行っておられます。認知症施策においては、相談件数が年々増加する中、医療につながっていないケースを認知症初期集中支援チームにて検討いただいております。住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるために、複雑化・複合化した課題を抱える人に寄り添った包括的な支援の充実に取り組まれていることから、この予算については賛成とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  本案について、反対者がありますので、起立により採決します。  議案第28号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(吉村裕之君) 起立11名であり、賛成多数であります。  よって、議案第28号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第29号、令和4年度広陵町墓地事業特別会計予算を議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第29号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第29号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第30号、令和4年度広陵町学校給食特別会計予算を議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第30号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第30号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第31号、令和4年度広陵町水道事業会計予算を議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第31号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第31号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第32号、令和4年度広陵町下水道事業会計予算を議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第32号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。
     よって、議案第32号は原案のとおり可決されました。  次に、日程4番、議員提出議案第3号、広陵町ごみ減量等推進審議会の再開を求める決議については、吉村議員から提出され、所定の賛成者があり、成立しておりますので、これより議題とします。  朗読させます。  局長! ○議会事務局長(鎌田将二君) 朗読 ○議長(吉村裕之君) 本案について、提案趣旨の説明をお願いします。  吉村議員! ○10番(吉村眞弓美君) 朗読により、趣旨説明とさせていただきます。  広陵町ごみ減量等推進審議会の再開を求める決議。  脱炭素社会の実現や地球環境への負荷の減少に向けた持続可能な循環型社会形成への推進は、我が国のみならず世界共通の課題として、将来世代に対する現在を生きるものの責務である。  本町においては、平成12年に設置された「広陵町ごみ減量等推進審議会」における審議を踏まえ、平成18年11月からごみ減量を目的にごみ有料化が実施され、住民や事業所等の理解と日々の協力により、人口の増加に反比例する形で可燃ごみは減量した。今後はさらなるごみの発生回避に取り組んでいく必要がある。  本町におけるごみ処理施設等については、平成11年に住民訴訟が提起されたことによる移転、また、新たな設置場所においては、平成19年から15年間を操業期間とすることを条件に、設置地及び周辺地域の住民の理解と協力により協定書を締結し、現クリーンセンターを設置操業してきた。令和4年3月18日をもって当該施設の操業停止に当たり、協定書の変更により、引き続き当該施設の一部をごみ積み替えの中継施設として使用することが可能となった。  現クリーンセンターの操業停止後は、ごみの中継については、令和7年稼働予定の安堵町における「まほろば環境衛生組合」において、そして、ごみの処理については天理市における「山辺・県北西部広域環境衛生組合」において、それぞれ設置及び運営等を共同して行われる。本町としては、ごみ処理施設等の設置場所がどこにあろうと、環境負荷軽減に向けたごみ発生量自体の抑制と排出においても循環型社会の形成に資する取組を実行する必要がある。これらは今後発生する広域処理への本町の負担金の軽減につながる。  しかし、それらごみの減量(リデュース)、再利用(リユース)、再資源化(リサイクル)及び断る(リフューズ)の4Rへの取組推進や適正処理施設の建設、運営、処理、公害防止対策、地元環境対策等、近年のごみ処理に係る課題は多岐にわたり、その事業実施や取組に際しては、これまで以上に多額の費用がかかるため、町財政全般への影響も懸念するところである。  以上のことから、現クリーンセンター操業停止後速やかに、「広陵町ごみ減量等推進審議会」を再開し、下記の点につき審議し、その結果を広く町民の皆様に周知することで、広陵町のごみ処理行政について幅広い理解を求めるよう努めることを望む。  記  1.これまでのごみ減量に向けた取組や行動計画等への評価とその効果を明らかにすること。  2.自治基本条例の理念に基づき、町民の皆様とともに町の環境対策の一つとして今後のごみ減量対策への取組、ごみの分別種類の選定及び収集方法について検討すること。  3.住民の作業や金銭的な負担への配慮及び町財政等を考慮した総合的な視点から、指定ごみ袋の価格について慎重に検討すること。  以上、決議する。  令和4年3月22日 奈良県広陵町議会  以上です。 ○議長(吉村裕之君) これより、本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議員提出議案第3号は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第3号は原案のとおり可決されました。  しばらく休憩します。     (P.M.12:06休憩)     (P.M. 1:29再開) ○議長(吉村裕之君) 休憩を解き、再開します。  次に、日程5番、議員提出議案第4号、政党助成金の廃止等を求める意見書については、八尾議員から提出され、所定の賛成者があり、成立しておりますので、これより議題とします。  朗読させます。  局長! ○議会事務局長(鎌田将二君) 朗読 ○議長(吉村裕之君) 本案について、提案趣旨の説明をお願いします。  八尾議員! ○14番(八尾春雄君) 午後第1番目の議案でございます。恐縮でございます。まず最初に読み上げます。  政党助成金の廃止等を求める意見書。  政党助成金制度は、1995年(平成7年)に「政治改革」の名のもとに導入・施行されました。この制度は、国民に1人当たり250円を負担させ、毎年約320億円の税金を各党に分配する仕組みです。制度発足以来、約8,460億円(2021年10月分まで)が各政党に交付されています。  そもそも国民は、自らの思想、政治信条に従い、支持政党に寄付する自由と権利を持っており、政治資金の拠出は、国民の政治参加の権利そのものです。ところが、税金を政党に分配する政党助成金の仕組みによって、国民は、自ら支持しない政党に対しても強制的に寄附させられることになります。こうした制度は、事実上の「献金」を強要するものであり、「思想信条の自由」、「政党支持の自由」に反するのではないでしょうか。  また、政党助成金を目的の一つに政党の離合集散が繰り返されています。しかも政党助成金は、国民の税金であるにもかかわらず、使い道に制限がなく、また、1年間で使いきれなかった交付金は国庫に返納するのがルールなのですが、「基金」に積み立てれば、返納を免れることができ、積立てが常態化しています。2020年の各党の基金残高総額は、298億円を超えるものとなっています。  もともとこの制度は、金権政治一掃を求める国民の声を受け「企業・団体献金を禁止するから」という口実で導入されました。しかし実際には、政党本部・支部に対する企業・団体献金が温存され、政党助成金との二重取りが続けられ、金の力で政治がゆがめられている現状があります。  政党は何よりも国民の中で活動し、国民の支持を得て、その活動資金をつくることが基本です。政党が国民・有権者から「浄財」を集める努力をしないで、税金頼みになっていることから、金への感覚が麻痺し、「政治と金」の問題など腐敗政治をつくり出す根源になっているのではないでしょうか。政党助成金は、政党と政治を堕落させる元凶となっているのではないでしょうか。  私たち広陵町議会は、2011年(平成23年)6月17日「政党助成金を廃止し、東日本大震災被災者救援に充てることを求める意見書」を採択し関係大臣に送付した経験を持っています。今日にあっては長引くコロナ禍にあって、営業不振・事業の廃止・雇用の終了など国民の苦難はさらに増している現状もあります。こうした中で政党助成金制度が継続されているのは到底国民的理解は得られないものと信じます。  よって、本町議会は、政党助成金を廃止すること、残金の基金積立ては国庫に返納すること、廃止と返納によって生み出された確保した税金は、コロナ禍で苦しむ人々への援助に充当することを求めるものです。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  令和4年3月22日 奈良県広陵町議会  宛先は、内閣総理大臣、内閣官房長官、財務大臣、総務大臣、厚生労働大臣、法務大臣というものでございます。  少し説明をしたいと思います。  それで、政党助成金が国政の制度であるので、地方議会での議論がなかなかなじみにくいと、分かりにくいと、こういう側面がありましたので、ちょっと仮説を立ててみましたので、ちょっと御紹介します。  それで、もし広陵町で、我がまちで政党助成金制度があったらどうなるかと、こういう問いかけでございます。町民1人当たり250円ですね。それから人口が3万5,000人と計算をしました。掛け算をすると875万円になります。これが広陵町が準備をする政党助成金の総額でございます。それで、これも仮定でございますが、誰がどれだけ受け取るのかと、こういうことでございます。実は、無所属の議員さんが10人おられまして、国会には自民党の議員さんとか維新の議員さんとかぎょうさんおられるんですけど、広陵町は、自民党の議員さんゼロでございますので、この方々には割り振りはないんですね、政党じゃないから。政党ということになると、公明党さんと日本共産党の2人、2人と、こうなります。公明党さんがどうされるかは御自身で決められたらいいんですが、共産党はちょっと辞退しますわということになっていますので、ということになります。この意見書にも書いてあるように、政党助成金制度の問題点というのは、基金に積み立てると残預金を返金する必要はない。返さなくてもいい。使用目的は、基本的には制限ない。法律の条文には、あえて制限を設けてはならないとまで書いてあります。借金の返済に充てたり、融資したりするのは駄目ですよという例外規定あるんですけど、基本的に自由なんです。  それから、辞退する政党分は、受け取る政党に追加で案分給付され、ですから、うちのところ辞退していますから、もらえよとよう言われるんですけど、もらわない分はよその政党に配分されちゃうと、こういう問題があります。よく似た名前で、よく似た制度で政務活動費の制度がありますね。これはどうかというと、一つは、残預金は返還せなあかん。1円たりともまかりません。残ったら返す。それから2番目に、使用目的は限定されている。政務活動に限定されています。3番目は、請求しない議員がいたからといって、ようけ使うているおれに回してくれやと、ほかの議員に回すということはないと、こういうことなんですね。4番目に後払いになっていると、使った実績にしか充当しない。1人当たりの限度額は、年間12万円でございます。私この間計算したら、16万円ぐらいになっていて足が出ますけど、給料いただきますから、それで勉強したらいいだけのことですけど、こういうことでよく似ているように見えるんですが、違うんですね。このコロナで、皆お金で苦労している最中に、もしこういうようなことがあったらどうなるかと。受け取りますか。もし自民党の議員団結成されたとしたら、自民党さん受け取りますかと、こういうことがやっぱり議論されないといかんのじゃないかなと。それが果たして住民の理解を得られるかどうか、これは本当にいいかどうかということをよくお考えいただいて、これはやっぱり廃止しかないねというふうな結論になってほしいなと、こういう思いでございますので、以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(吉村裕之君) これより、本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。  山村議員! ○6番(山村美咲子君) この意見書に反対の立場で意見を言わせていただきます。  政党助成金制度は、国が政党に対し政党交付金による助成を行うことにより、政党の政治活動の健全な発達の促進及びその公明と公正の確保を図り、もって民主政治の健全な発展に寄与することを目的とした制度でございます。本当に今分かりやすく八尾議員が説明をしていただきました。もちろん、私は、この政党助成金全てがそれでいいということは思っておりません。やはり変えていかなければいけないという認識も持っております。この意見書の中でもるる述べられている理由から、政治と金の問題は廃止したからといって、直ちに是正できるものではないと思っております。政党は、この助成金が国民から徴収された税金その他の貴重な財源で賄われるものであることに特に留意し、その責任を自覚し、その組織及び運営については、民主的かつ公正なものとするとともに、国民の信頼にもとることのないように政党助成金を適切にしなければならないのではないかと、声を大にして申し上げたいものでございます。  それともう一つ、やはり問題点でありますのは、この1995年に導入されましたが、同じ1995年1月に施行された改正政治資金規正法では、附則9条で、政治家個人への企業・団体献金について、施行5年後にこれを禁止する措置を講ずると明記しております。また、同10条では、政党への企業・団体献金の在り方についても、5年後に見直しを行うものとするという規制の方向を明らかにしておりますが、ここがやはり改善されていないというのが、こういう今反対、廃止すべきだという、そういう意見書にもつながるのではないかと思っています。この問題点をしっかりと国のほうで議論を私はしていただきたいと思っております。ですので、今回のこの意見書については、反対をさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。  山田議員! ○4番(山田美津代君) この意見書に賛成の立場で討論させていただきます。  意見書の文章にもありましたけど、1995年の制度施行から2021年までの27年間、政党助成金総額は約8,460億円にも上ります。制度導入の際に提案者の側からは、税金に過度に依存しないとしていたにもかかわらず、多くの政党が今運営資金の大半を税金に依存し、政治資金の7割から8割を政党助成金に依存するという、まさに政党助成金頼みの政党を作り出しています。  また、政党助成金目当てで理念も政策も抜きにして、新しい政党が作られては解散する、そういうことが繰り返されてもきました。とりわけ重大なのは、2019年参議院選挙の広島選挙区で前代未聞の選挙買収事件を起こした河井克行元法相との妻の案里氏の陣営に対して、自民党本部から1億5,000万円もの資金が提供され、そのうち1億2,000万円が政党助成金だったということです。自民党本部は、買収との関係を否定をしていますが、それを裏付ける証拠は示しておらず、この疑惑は未解明のままです。この事件は、政党助成金制度が民主主義を壊す極めて有害な制度であるということを端的に示していると言わなければなりません。このように、制度の施行から四半世紀を経て、政党助成金制度が極めて深刻な形で政党の堕落を招いている、このことは今や明瞭ではないでしょうか。  制度発足時の議論を振り返ると、企業・団体献金を禁止するという口実で導入されたのに、実際には、企業・団体献金は温存され、政党助成金との二重取りが続けられ、政治と金の問題が繰り返されています。また当時、併せて政治改革として小選挙区制が導入されましたが、まさにこの制度と相まって、政党の劣化と堕落を生み出していると言わなければなりません。  そこで、この廃止の意見書には、私は賛成をさせていただきます。山村議員が問題があると指摘をされておりましたけれども、やっぱりこれが続けられる限り改善はされないと思います。やっぱり廃止しかないと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  本案について、反対者がありますので、起立により採決します。  議員提出議案第4号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(吉村裕之君) 起立2名であり、賛成少数であります。  よって、議員提出議案第4号は否決されました。 ○議長(吉村裕之君) 次に、日程6番、議員提出議案第5号、地方創生と感染症対策に資するデジタル化の推進を求める意見書については、山村議員から提出され、所定の賛成者があり、成立しておりますので、これより議題とします。  朗読させます。  局長! ○議会事務局長(鎌田将二君) 朗読 ○議長(吉村裕之君) 本案について、提案趣旨の説明をお願いします。  山村議員! ○6番(山村美咲子君) 本文の朗読をもって、提案趣旨の説明とさせていただきます。  地方創生と感染症対策に資するデジタル化の推進を求める意見書。  少子高齢化や人口減少の進展により、あらゆる現場で人手不足や後継者不足が叫ばれる中で、新しい地域社会の構築は、地方自治体にとって喫緊の課題となっている。また今後は、新型コロナウイルス感染症などの感染症の蔓延を防ぐ上で、人と人との直接的な接触を低減させることが必要となり、働き方や教育、医療や福祉といった日常生活の現場の変容が求められている。  そして今、政府の「デジタル田園都市国家構想」への取組をはじめ、社会のデジタル化への流れが加速する中で、「誰一人取り残されないデジタル社会」の実現を目指して、地域の課題解決に資するデジタル化を、適切かつ迅速に推進し、全ての住民がその恩恵を享受できる社会を構築する時代が到来した。  そこで政府に対して、子供たちの学びの継続、医療への適時適切なアクセス、分散型社会の構築など、特に地方創生と感染症対策に資するデジタル化の推進について特段の取組を求める。  記。  1.全ての子供たちの学びの継続のために全ての地域で、感染症の拡大防止や不登校児童生徒への柔軟な対応など、誰もがどこでも安心して学びが継続できるように、リモート授業を可能にするための通信環境等の整備、デジタル教材や通信料の無償化など、各家庭の状況に配慮した対応ができるよう、所要の措置を講じること。  2.医療への適時適切なアクセスのために地域住民が安心して医療にアクセスできるよう、オンライン診療等を誰もが身近に受けられるように、現在、オンライン診療を適切に実施する前提となっている「かかりつけの医師」について、各地域に適切に配備すると同時に、その存在と役割を周知する広報活動の充実など、全ての住民が「かかりつけの医師」につながれるための取組を強化すること。  3.分散型社会の構築のために地域の新しい兼業農家やデジタル人材の確保に向け、「転職なき移住」を実現するためのテレワークの拡大や、サテライトオフィスの整備等に対する補助金等の拡充や税制の優遇、さらに移住者への住宅取得支援や通信料金の軽減など、分散型社会の構築への総合的な取組を強化すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
     令和4年3月22日 奈良県広陵町議会  宛先は、内閣府特命担当大臣(地方創生)、デジタル大臣、新型コロナ対策・健康危機管理担当大臣、デジタル田園都市国家構想担当大臣宛でお願いいたします。  よろしくお願いいたします。 ○議長(吉村裕之君) これより、本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。  八尾議員! ○14番(八尾春雄君) デジタル庁という新しい役所もできて、デジタル化を進めるということで、あちこちで聞かれる言葉であります。それで提案は、地方創生感染症対策、教育と、こういうことで、一定の分野を絞って、それに重点を置いた提案になっているんですが、自治体の業務をデジタル化するという大きな方針の下に、今政府が鋭意研究をしているようでございます。来年の4月からかな、令和5年度からいよいよ本格的にやろうという話は聞くんですけれども、実際に各自治体に対して、どういうデジタル化を想定しているのかというのは、まだほとんど自治体には伝わっていないんじゃないかというふうに思うんです。  山村議員は、このデジタル化というのは、一体何だと思っておられるんですか。デジタル化、業務をデジタル化するというのは、何だと思っているんですか。人間の手で、手作業でやるのを機械にやらせるんやということであれば、例えばエクセルの関数などを使って、IF関数を使ったり、DATEDIFというので、年齢を9年間、例えばこの間議論しましたけど、第3子から給食費を無料にするのをどうやって見つけるんやというふうに聞いたら、小学校1年生から中学校3年生までの年齢に該当するDATEDIFで、関数で引っ張り出して、その中で、この間、住民課長に聞きまして、世帯番号というのがあるんですって、その世帯番号、同一の世帯番号で3人以上の方がおられたら、その方を抽出をして対象にするんだと。これエクセルという関数を使った手作業なんですよ。一面デジタル化なんですね。だから、デジタルをすれば何でも良くなるというふうには僕は思いませんけれども、何をどういうふうに狙っておられるのか。  それからもう一つは、我がまちの個人情報保護条例というのがありますけど、私、一般質問のときもちょっと紹介しましたんですけれども、町が抱えている情報を民間企業に提出する場合もあるんだということをちゃんと踏まえた記載になっているんです。この場合には、それに規制をするということも書いてあるわけです。だから、本人の側が、私の情報をオープンにしないでねと、外に出さないでねというふうに言われたら、それは認められるのかどうなのかという規制をちゃんと、認めてもらわないと困るんですけれども、そういう今政府が進めている内容で言うと、そういうところにまで話がいっていないんですって。情報が独り歩きするような心配まであると。だから、そういう意見書になっているんではないかなと思って、ちょっと心配をするんですが。ちょっと取りまとめのない話になったかもしれませんけど、どうぞお答えください。 ○議長(吉村裕之君) 山村議員! ○6番(山村美咲子君) 単なるエクセルとかそういう処理だけの問題ではありません。今までるる述べましたけれども、やはりスマホ、タブレットを使った、そこでまたGISもありますし、いろんな機器を使って情報を、本当に住民の方のために有効な方法を見つけながら、MaaSもそうですし、そういうものをやっていこうというのがデジタル化であると思っております。ただ便利になればいいという、仕事が人間に代わって、コンピュータがするから、人を減らせるじゃないかというだけの問題ではない。もっとそれを活用しながら、人間にとって人が生きていく上によって、もっと活用できる方法があるというのを目指すのがデジタル化社会だと私は認識しております。個人情報のことも八尾議員、一般質問で町長の答弁にもありましたとおり、しっかりその辺のところは守っていくという、答弁にもきちんと言われているとおりだと私は思っております。個人情報をしっかりとこれから守られるようなルールづくりをこれからきちんとしなければいけないという認識の下で進んでいっているというのが今の状態であります。 ○議長(吉村裕之君) ほかに質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。  八尾議員! ○14番(八尾春雄君) この意見書に反対の立場で討論をいたします。  追加的にもう一つ言いますけれども、最近御存じかどうか、エモテットというウイルス、ウイルスバスターというのを私パソコンに入れているんですけど、擦り抜けるんです。私の名前ででたらめな情報を私とつながてっている人にがーっと行き渡されるんですって。その汚染されたデータが我が家に届いたんです。これは危ないと思って、開けることなく削除しましたけど、今ハッカーのことがいろいろやられているでしょう。ロシアの放送局なんだけれども、ハッカーがそれをのっとって、ウクライナの状況をやったりしているときありますやん。あれは良いか悪いかとにかく別にして、防衛を頑張ると、それをしのぐようなハッカーがまた現れて、抜きつ抜かれつと、こういう関係になるんです。だから絶対に安心だというシステムはないんですって。だからそれを一つにつなげるということになると、これはどういうふうにすればいいのかといったら、それぞれの分野の番号をそれぞれの分野だけにしか使えないようにして、紐付けを基本的にしないと。先ほど一般会計予算のところで戸籍のことを予算審査特別委員長の堀川議員から報告ありましたけれども、今は、その人がどこに戸籍を置いているのかになって、そこの役所へ行かないと入手できないんですが、このデジタル化をやると、広陵町にいて全日本つながっちゃうと、入手ができると、こうなるんです。戸籍みたいな重要な文書をそれで上手くいくのかと、こういう危険を常に持っていかないと安全性は担保されないと思います。そこらあたりの議論が、申し訳ないけど、政府のところによって、真面目に議論していないんですよ。明らかにしていないところもあるんですよ、分からないから。どういうので来るのか分からないですけど、だからこれは、あんまり事を急ぐというよりは、出てきたものが本当に我がまちでも使えるかどうか、本当に教育やこの地方創生ですか、こういうことに役に立つかどうか、危険がないのかどうかというのを一つ一つ吟味してやらなきゃいけないんだけれども、国は、地方自治体で決めたいろんな制度について、一々そういうのを残しておくのはよくないからいうて、一回リセットしろと。情報のデジタルでいうたらリセットしなさいという言葉で言っているわけ。だから、国保の申請減免の制度なんていうのは広陵町しかないわけだから、これを理由にして真っ先に潰される危険があるなと僕は思っているんです。  こんなことがあるので、そこらあたり住民の利益に本当にかなったものにするためには、単にデジタル化をどんどんどんどん推進をしたらいいだろうというような内容では、これは耐えられないだろうと、そういう意味では、申し訳ないけど、隙のある意見書になっていますから、賛成できません。反対です。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。  吉村議員! ○10番(吉村眞弓美君) 賛成討論をさせていただきます。  新型コロナウイルス感染症が拡大する中、感染拡大防止の観点から、緊急事態宣言が発令されるとともに、外出行動の抑制や3密を避けた行動が奨励されるようになりました。皮肉にも、これにより国民生活や経済活動維持の観点から、デジタル活用が広がることとなりました。感染症の拡大は、人と人との物理的接触を避けながら、経済社会的な接触は維持するという観点から、デジタル化・リモート化対応を強く要請いたします。  例えば、対面教育が大事とはいっても、リモート教育のインフラがそもそもなければ、感染症拡大は教育の機会そのものを奪ってしまうことになりかねません。また、リモートワークの拡大により、家族の転勤に伴い、退職をしなければならないと考えていたが、退職をしなくてもよくなったといったケースもあります。人口減少、少子高齢化という日本が直面する問題は、地方ほど深刻で、医療や教育の提供、交通手段の確保など解決すべき課題も多岐にわたります。地域の課題解決や魅力向上を進めて、住民の暮らしを支え、地方創生につなげる上で、デジタル技術が果たす役割は大変に大きいと考えています。  よって、社会のデジタル基盤が着実に整備され、行政の効率化と住民サービスへの向上が図られることを期待し、この意見書については、賛成させていただきます。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論はありませんか。  山田議員! ○4番(山田美津代君) 反対の立場で討論いたします。  このデジタル化が進むと、先ほど山村議員は、そういうことはないと言っていましたけれども、自治体職員が減ることになると危惧されています。総務省の中の議論で、無人窓口は可能かと、いかになくすべきかとの発言もあります。地方公務員の半減や非常時への対応能力が喪失したり、低所得者や高齢者、障害者の切捨てが国が描くデジタル化です。この法案の狙いが特定の企業の儲けのために地方自治体が持つ個人情報を利用することにあり、権力による国民監視を強める危険な法案がこのデジタル法案だと思うんです。それが入っているこのデジタル化の推進を求める意見書なので、私は反対します。  また、科学技術を権力や財界の利益本意にもて遊ぶ危険な内容も含んでいると思いますので、反対をさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論はありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  本案については、反対者がありますので、起立により採決します。  議員提出議案第5号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(吉村裕之君) 起立11名であり、賛成多数であります。  よって、議員提出議案第5号は原案のとおり可決されました。 ○議長(吉村裕之君) 以上で、本日の議事日程は全て終了しましたので、これで会議を閉じます。  本定例会に付議されました事件は、全て終了しました。  令和4年第1回定例会は、これにて閉会します。     (P.M. 2:01閉会)  以上、会議の顛末を記載し、その相違ないことを証し、ここに署名する。        令和4年3月22日             広陵町議会議長   吉 村 裕 之             署名議員      岡 本 晃 隆             署名議員      青 木 義 勝...