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令和 3年第3回定例会(第5号 9月24日)

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  1. 広陵町議会 2021-09-24
    令和 3年第3回定例会(第5号 9月24日)


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    最終取得日: 2023-04-24
    令和 3年第3回定例会(第5号 9月24日)             令和3年第3回広陵町議会定例会会議録(最終日)                  令和3年9月24日               令和3年9月24日広陵町議会               第3回定例会会議録(最終日)  令和3年9月24日広陵町議会第3回定例会(最終日)は、広陵町議場に招集された。 1 出席議員は、14名で次のとおりである。    1番  坂 口 友 良          2番  堀 川 季 延    3番  千 北 慎 也          4番  山 田 美津代    5番  笹 井 由 明          6番  山 村 美咲子    7番  坂 野 佳 宏          8番  谷   禎 一
       9番  吉 村 裕 之(議長)     10番  吉 村 眞弓美   11番  岡 本 晃 隆         12番  青 木 義 勝   13番  岡 橋 庄 次         14番  八 尾 春 雄(副議長) 2 欠席議員は、なし 3 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は、次のとおりである。   町     長  山 村 吉 由     副  町  長  松 井 宏 之   教  育  長  植 村 佳 央     理事兼事業部長  中 川   保   まちづくり政策監 中 村 賢 一     企 画 部 長  奥 田 育 裕   総 務 部 長  吉 田 英 史     福 祉 部 長  北 橋 美智代   生 活 部 長  小 原   薫     教育委員会事務局長                                 池 端 徳 隆   事業部次長    栗 山 ゆかり     事業部次長    田 村   猛 4 本会議の書記は、次のとおりである。   議会事務局長   鎌 田 将 二     書     記  島 田 剛 至 ○議長(吉村裕之君) ただいまの出席議員は14名です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。     (A.M. 9:59開会) 日程番号      付 議 事 件  1 議案第40号 広陵町地域防災活動推進条例の一部を改正することについて    議案第41号 広陵町税条例の一部を改正することについて    議案第44号 広陵町企業立地促進条例の一部を改正することについて    議案第46号 広陵町自治基本条例審議会設置条例の廃止について    議案第47号 令和3年度広陵町一般会計補正予算(第5号)  2 議案第42号 広陵町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一           部を改正することについて    議案第43号 広陵町放課後子ども育成教室条例の一部を改正することについて    議案第45号 はしお元気村条例の一部を改正することについて    議案第48号 令和3年度広陵町介護保険特別会計補正予算(第1号)    議案第57号 山辺・県北西部広域環境衛生組合規約の変更について  3 議案第49号 令和2年度広陵町一般会計歳入歳出決算の認定について    議案第50号 令和2年度広陵町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第51号 令和2年度広陵町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第52号 令和2年度広陵町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第53号 令和2年度広陵町墓地事業特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第54号 令和2年度広陵町学校給食特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第55号 令和2年度広陵町水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について    議案第56号 令和2年度広陵町下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について  4 議員提出議案第6号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見           書について  5 議員提出議案第7号 沖縄戦戦没者の遺骨等を含む地域の土砂を基地建設の埋め立て等に使用           しないよう求める意見書について  6 議員提出議案第8号 出産育児一時金の増額を求める意見書について ○議長(吉村裕之君) それでは、これより議事に入ります。  先ほど議会運営委員会が開かれ、本日の議事日程について協議されておりますので、議会運営委員会委員長より報告願うこととします。  山村議会運営委員会委員長! ○議会運営委員会委員長山村美咲子君) 議会運営委員会は、本日、9月24日に委員会を開き、令和3年第3回定例会の最終日の議事日程について協議しましたので、その結果を御報告申し上げます。  本日の議事日程でございますが、お手元に配付しております日程表のとおり決定しております。  まず、日程1番では、議案第40号、第41号、第44号、第46号及び第47号の5議案について、付託されました総務文教委員会委員長より、委員会報告をしていただきまして、その後に、議案ごとに質疑、討論を行い、採決をしていただきます。  次に、日程2番では、議案第42号、第43号、第45号、第48号及び第57号の5議案について、付託されました厚生建設委員会委員長より、委員会報告をしていただきまして、その後に、議案ごとに質疑、討論を行い、採決をしていただきます。  次に、日程3番では、議案第49号から第56号までの8議案について、付託されました決算審査特別委員会委員長より、委員会報告をしていただきまして、その後に、議案ごとに質疑、討論を行い、採決をしていただきます。  次に、日程4番から日程6番までにおいて、意見書に関する議員提出議案、3議案を議題とします。議員提出議案第6号については、谷議員より、第7号及び第8号については、吉村議員より提出され、所定の賛成者がありますので、それぞれ、提案趣旨説明をしていただきまして、質疑、討論の後、採決をしていただきます。  以上、議会運営委員会の報告とします。 ○議長(吉村裕之君) ありがとうございました。  ただいまの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切ります。  お諮りします。  本日の議事日程は、委員長報告のとおりお手元に配付した日程表とすることに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、本日の議事日程は、日程表のとおり決定しました。  それでは、日程1番、議案第40号、第41号、第44号、第46号及び第47号を議題とします。  本案について、総務文教委員会委員長より委員会の審査の結果について報告願うことにします。  谷総務文教委員会委員長! ○総務文教委員会委員長(谷 禎一君) それでは、報告させていただきます。  総務文教委員会は、10日の本会議において付託されました5議案につきまして、15日に委員会を開き、慎重に審査しましたので、その結果を御報告申し上げます。  まず初めに、議案第40号、広陵町地域防災活動推進条例の一部を改正することについては、第34条中で、「地区防災計画及び指定避難所の運営に関するマニュアルの作成について必要な支援を行う」とあるが、どういった支援か。また、既に作成されている地区はあるかとの質疑に対し、各地区への支援については、現在、広陵町で、地区防災計画のひな形を作成している。それを基に、町防災担当課、もしくは防災士ネットワークの方々の協力を得て、各地区に作成の支援をしていく。また、地区防災計画を既に作成されている地区は、真美ヶ丘第一小学校区である。避難所運営マニュアルについては、町で作成済みである。ただし、大規模災害の発生時には、町職員が避難所に出向くことは難しく、各地区自主防災組織で避難所の運営をしていただくことになるため、各地区に応じた避難所運営マニュアルも作成していただくように進めていくとの答弁がありました。  地区防災計画の作成期限は指示しているのかとの質疑に対し、地区によって条件が違うため、計画の詳細部分は、職員を交えて各地区で作成していく。現状として、期限は決められないが、1日も早く計画を作成できるよう担当課と進めていくとの答弁がありました。  地域防災計画の中には、「危険箇所や避難誘導通路等をまとめた地図を作成する」といったことも含まれているのかとの質疑に対し、現状の危険箇所や避難誘導通路を作成できるように、各地区との会議で推進していきたいと考えているとの答弁がありました。  その他、質疑、答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第41号、広陵町税条例の一部を改正することについては、セルフメディケーション税制を利用された方の推移は、どのようになっているかとの質疑に対し、適用人数は、平成30年度で7名、令和元年度で9名、令和2年度で5名となっているとの答弁がありました。  その他、質疑、答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第44号、広陵町企業立地促進条例の一部を改正することについては、本改正について、どういった企業を想定し、件数はどの程度増える見込みなのか。また、どの市町村をベンチマークとし、優位性があるとしているのかとの質疑に対し、対象企業については、種々想定しており、相談段階での想定値では、箸尾準工業地域における内定企業や、それ以外にも数社から相談案件を受けている。ベンチマークについては、奈良県内はもとより、近畿圏の市町村もリサーチを行っており、おおむね償却資産を5年、7年と延ばすことで優位性があると考えているとの答弁がありました。  その他、質疑、答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第46号、広陵町自治基本条例審議会設置条例の廃止については、質疑、答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第47号、令和3年度広陵町一般会計補正予算(第5号)については、中小企業に対する固定資産税の減免について、税減収は、基準財政収入額の減収に影響するのかとの質疑に対し、基準財政収入額の減収にはならず、減収補填される。国の承認を受けて課税免除に至った場合は、減収補填として課税免除した額の4分の3が交付税措置されるとの答弁がありました。  箸尾準工業地区道路整備事業についての質疑に対し、測量・設計委託料については、中南線の県道とのアンダーパスの設計を予定している。設計は、構造物の詳細設計や仮設計画の部分になる。測量は過年度で終わっており、現在、ボーリング調査を実施している。道路改良工事については、古寺川のボックスカルバート工事を予定している。また、地質調査については、当初予算で行っており、今回の補正予算には含まれていないとの答弁がありました。  その他、質疑、答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  以上、簡単でありますが、総務文教委員会の審査結果報告といたします。 ○議長(吉村裕之君) ありがとうございました。  ただいまの委員長報告に対し、各議案ごとに審議します。  それでは、議案第40号、広陵町地域防災活動推進条例の一部を改正することについてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第40号は、委員長の報告のとおり、原案可決することに御異議ありませんか。
             (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第40号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第41号、広陵町税条例の一部を改正することについてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第41号は、委員長の報告のとおり、原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第41号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第44号、広陵町企業立地促進条例の一部を改正することについてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第44号は、委員長の報告のとおり、原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第44号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第46号、広陵町自治基本条例審議会設置条例の廃止についてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第46号は、委員長の報告のとおり、原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第46号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第47号、令和3年度広陵町一般会計補正予算(第5号)を議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第47号は、委員長の報告のとおり、原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第47号は、原案のとおり可決されました。  次に、日程2番、議案第42号、第43号、第45号、第48号及び第57号を議題とします。  本案について、厚生建設委員会委員長より、委員会の審査の結果について報告願うことにします。  吉村厚生建設委員会委員長! ○厚生建設委員会委員長吉村眞弓美君) 厚生建設委員会は、10日の本会議において付託されました5議案につきまして、15日に委員会を開き、慎重に審査しましたので、その結果を御報告申し上げます。  まず初めに、議案第42号、広陵町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正することについては、改正内容で文書等について、電磁的記録による対応を認めるものとなっているが、その都度、条例改正が必要なものなのかとの質疑に対し、文書を保管するに当たって書面で残すものや、パソコン上で残すもので様々な問題が生じてきており、これを改め、整備し、法律にのっとり、認めるということを承認されたため、町内の小規模保育事業所等もあることから、改正しなければならないものとなっているとの答弁がありました。  また、町内の家庭的保育事業所の件数の質疑に対し、現在、広陵町内では人数が3名から5名の0歳から2歳の子供たちを預かるところの家庭的保育事業所はない。グリーンパレスでは家庭的保育事業所等に含まれる人数が6名から19名の0歳から2歳の子供たちを預かるところの小規模保育事業所ということでさせていただいているとの答弁があり、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第43号、広陵町放課後子ども育成教室条例の一部を改正することについては、現在、新たな育成クラブが立ち上がり、あすなろクラブが3か所になる予定であるが、あすなろクラブあすなろ第2クラブを一つの名称にまとめて条例上、整理できないのは何か理由はあるのかとの質疑に対し、名称については、課内でも「あすなろクラブ」「あすなろ第2クラブ」「あすなろ第3クラブ」にするのがいいのかどうかという議論はさせていただいた。北小学校のくすのきクラブについても、北保育園を移築した際に、一体型という考えの下、住所が異なる形で設置したという経緯がある。したがって、あすなろクラブについても今は平尾公民館をお借りして利用させている児童を新しいところに移し替える予定になっているので、名前は「あすなろクラブ」ということで住所を2か所に設置させていただきたい。将来的には、一つの校区で一つの教室の名称にしていきたいと考えているので、その際には「あすなろクラブ」「あすなろ第2クラブ」を一つの「あすなろクラブ」として住所を三つにするという考え方で整理させていただきたいと思っているとの答弁がありました。  その他、質疑、答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第45号、はしお元気村条例の一部を改正することについては、今回の使用料の改正はどのような経緯で至ったのか。指定管理者が望まれた数字なのか。行政側が調整した数字なのか。また、指定管理者の管理するものについては、公的な目的、縛りはなくなっていくのかとの質疑に対し、コロナ禍の中、昨年3月2日からお風呂の休止後、再開するかどうかという議論の中で、指定管理者により提案されたもの。利用者の減少及び再開時の費用面のことから浴室利用の停止と、リラクゼーション及び談話室を活用した小ホールの利用を検討され、提案いただいたので協議し、今回の経緯に至った。  また、指定管理者の管理する施設について、公的な目的がなくなっていくというのではなく、民間主導ではあるが、行政として施設を効果的に活用していただく必要があるため、月に一度の定例会で指定管理者の運営状況の把握や意見交換を行っているとの答弁がありました。  その他、質疑、答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対者がありましたので、採決の結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。  次に、議案第48号、令和3年度広陵町介護保険特別会計補正予算(第1号)については、質疑及び反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第57号、山辺・県北西部広域環境衛生組合規約の変更については、質疑及び反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  以上、簡単ではありますが、厚生建設委員会の審査の結果報告といたします。 ○議長(吉村裕之君) ありがとうございました。  ただいまの委員長報告に対し、各議案ごとに審議します。  それでは、議案第42号、広陵町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正することについてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第42号は、委員長の報告のとおり、原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第42号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第43号、広陵町放課後子ども育成教室条例の一部を改正することについてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第43号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第43号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第45号、はしお元気村条例の一部を改正することについてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。
     山田議員! ○4番(山田美津代君) 同じ指定管理者グリーンパレスでは、前コロナ禍による減収で補填があったと思うんですが、このはしお元気村のほうは減収による補填というのはされているんでしょうか。されているんでしたら幾らぐらいでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 吉村委員長! ○厚生建設委員会委員長吉村眞弓美君) 15日の委員会の中では今言った補填の問題等一切出てきておりませんでしたので理事者側より答弁のほうよろしくお願いいたします。 ○議長(吉村裕之君) 審議の特に質問に出てなかった案件でございますので、一度だけ答弁をお願いいたします。  栗山事業部次長! ○事業部次長栗山ゆかり君) 失礼いたします。  はしお元気村につきましては、令和2年の決算書の中に載っているかと思うんですけれども、補填額といたしまして202万8,142円の補填をさせていただいております。 ○議長(吉村裕之君) 山田議員! ○4番(山田美津代君) コロナの補填のもとは国の支援金でしょうか、町の財政からでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 財源につきましては、地方創生臨時交付金を充当させていただいております。  以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) ほかに質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。  山田議員! ○4番(山田美津代君) 国の支援金で補填されておられますけれども、やはりこの1時間900円で冷暖房費が1時間300円というのはやはり高いように思います。やはり住民サービスの低下にならないように料金設定してほしいなと思いますので、ちょっとこの料金設定は高いように思いますので、この議案に反対させていただきます。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。  堀川議員! ○2番(堀川季延君) 議案第45号につきまして反対者がありますので、賛成の立場で討論させていただきます。  はしお元気村につきましては、令和元年度から指定管理者に運営を委ねており、様々な講座開設やマルシェの運営など新たな取組を行いながら町内外の住民に施設を利用していただいているところであります。今回指定管理者の提案により、健康志向の利用の方々が増えている中で利用者ニーズに合わせた施設利用を目指す上で今回の小ホールへの転換を計画されるに伴い、健康増進室の料金改定の申入れがあったものであります。使用料も施設全体の料金バランスを考慮して改正されるものでありますので、議案第45号の条例改正について賛成いたします。 ○議長(吉村裕之君) 八尾議員! ○14番(八尾春雄君) 賛成者がありましたので反対の立場から意見を述べたいと思います。  実は、このはしお元気村という施設は建設された当初はこの名前ではございませんでした。勤労者総合福祉センターといいまして、雇用保険の被保険者の皆様の労働者福祉を増進させたいということで国が音頭をとって建設された建物でございました。被保険者の最低人員が10万人いるので、広陵町だけでは10万人に満たないので河合町と田原本町と三宅町にも声をかけていただいて、広陵町以外の三つの町はお金は出していないんですけれども、このスタート時点ではそのような施設になったわけです。ところが10年もしないうちに利用者の動向やいろんなことで問題が起きまして、他の広陵以外の三つの町がこの施設の管理から降りると。名前をはしお元気村というふうに変更したと、こういうことでございます。これが実際に雇用保険に加入しておられる方々の熱心な要請や運動によって、ぜひ我がまちにそういう施設を建ててほしいんだというようなことがあれば、恐らくそういうことにはならなかったんだろうと思います。どうも当時はやっていた箱物行政といいまして、建物を建設することで地域にお金が落ちると。それが景気浮上策になるんだということで、当時林田町長さんだったそうですけれども、町長の判断で設置が決められたということを確認をしております。  当時の議員は私や山田議員はまだ議員でありませんで、前任の議員でございますけれども、設置について反対をしております。管理は誰が責任をもってこの施設を運用するのかはっきりしないということがその原因で論拠でございました。それで名前を変えるときに、9年後に大幅な料金値上げをして、それを決めて実行していたと。ですから今回高い安いの話でいえば、1平米当たりの単価ということでは、計算すると900円になるから900円にしとこうやないかと、こんな話で栗山次長はうなずいておられますけれども、割に単純な発想で決められたんだろうと思います。ところが常任委員会でも明らかのように、どうも年間で3,240万円の赤字を計上している施設なんだと、こういうことです。ちょっと待ってくださいよと。施設の建設についてこれだけ大きな赤字を抱えるということになると、今大きな話題になっております、公共施設のマネジメントにも影響が出てくる話でございます。そんなことを言うんだったら乱暴な言い方をすれば、赤字を大きく計上しているものについては、今後これを継続するのがいいのかどうなのかということを議論すべきだし、それから逆にそうではなくて、住民からの要望が強くあって、1万人もの署名が集まっている中央公民館の問題については、住民の要望をやっぱりどうするのかということでやっぱり議論をしていただかなくてはいけない。その一つのきっかけになる議案でございますのに、当事者は金額を設定するということだけで今回こういう提起をされたものでございます。こういうときにはやっぱり一旦立ち止まって、我がまちの公共施設において本当に使われている、あるいは使いたいということで要望があってできた施設なのかどうか、現実に使われているのかどうか、これからの見通しはどうかなどという根本的な議論をした上でこうした金額についても検討されるべきだと思いますが、その検討がされておりませんので反対します。 ○議長(吉村裕之君) 青木議員! ○12番(青木義勝君) 賛成の立場で討論します。  今、八尾議員がおっしゃいました、この経緯について私最初から関わっておりましたので委員会でも申し上げましたけど、要はまだ10年未満やのにはしお元気村に変えた。これはやむを得ぬ事情というのは御存じだと思います。やっぱり特殊行政法人が当時、矢面になりまして、それで解散をどんどんさせられた世論もありまして、それを受けて雇用促進事業団が解散をされて、よって、そのサン・ワークという名前で雇用促進事業団があちこちに全国につくったわけです。サン・ワークとなっているのは皆雇用促進事業団の勤労者の福祉ということでした。よって、それがいかにも安く、やたらに安い料金を設定して、やたら赤字もあり、おかしいじゃないかという当時の世論があり、それを受けてやむを得ず閉館になり、それを広陵町が後、安く買い取りをいたしまして、それであの場所でそのまま、また違った観点から4町は全く関係ございませんので、広陵町独自の形をとって運営されたと。しかし、赤字であったことは間違いありません。それは当時はある意味では赤字覚悟でどんどんある意味での公共施設が建てられた経緯の時代にあったことも事実です。よって、さわやかホールが馬見地区の西校区にでき、そうしたらそれと同じような形で門をということもあったわけです。そういう意味では類似の施設でもうひとつ具合悪いなという考え方もあったことも事実です。しかし時代背景といたしまして、そういうあの場所で広陵町が買わなかったら、建物ですよ、土地は広陵町のもので、駐車場は賃貸を買っているわけですから、誰が買うんかということですのでね、それをきっかけでああいう形をもって、ただし赤字になったことは事実ですけど、そういうような事情があったということも事実で、あのまま民間に売ることもできません。前は借地ですし、そういう状況があったということで、ただ八尾議員おっしゃるようにそれをうまく誘導して、公共施設ができたということに言われはったのはよく理解できますけど、そういう意味で私は賛成といたします。今、堀川議員も言われたように、やはり指定管理者が大いにそれを精査した中で時代のニーズに合わせてやっぱり使用される人に利便性を与えていこうという。これが指定管理者のほうからの発案であるということで私は評価もしておりますので、料金設定についても私は応分の金額であると思っておりますので、よって、賛成といたします。以上。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  本案について、反対者がありますので起立により採決します。  議案第45号を原案のとおり可決することに賛成諸君の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(吉村裕之君) 起立11名であり、賛成多数であります。  よって、議案第45号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第48号、令和3年度広陵町介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第48号は、委員長の報告のとおり、原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第48号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第57号、山辺・県北西部広域環境衛生組合規約の変更についてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第57号は、委員長の報告のとおり、原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第57号は、原案のとおり可決されました。  次に、日程3番、議案第49号、第50号、第51号、第52号、第53号、第54号、第55号及び第56号を議題とします。  本案について、決算審査特別委員会委員長より、委員会の審査の結果について報告願うことにします。  岡本決算審査特別委員会委員長! ○決算審査特別委員会委員長(岡本晃隆君) 決算審査特別委員会は、去る9月10日の本会議において設置され、調査並びに審査の付託を受けた8議案につきまして、16日及び17日に委員会を開き、慎重に審査いたしましたので、その結果について御報告いたします。  初めに、議案第49号、令和2年度広陵町一般会計歳入歳出決算の認定について、歳入面では、差押えについて、過年度と比べて件数が減少している理由は何かとの質疑に対し、コロナ禍により、差押えを控えているためである。また、それに伴い、財産調査件数も減少している。財産調査については、納税者の話を伺い、資産、預貯金等を確認しており、調査の結果、納付する資力があると認められた納税者については、差押えを実施している。資力がない場合は、徴収猶予や分納で対応しているとの答弁がありました。  続いて、かぐやちゃんグッズの事業展開についての質疑に対し、グッズを販売するよりも、配布することで知名度を上げる対応をしたいと考えているとの答弁がありました。  その他、クリーンセンター広陵年間維持管理精算費、炭化物売却代金等について質疑があり、いずれも適正な答弁を受けました。  次に、歳出については、各款ごとに審査をいたしましたので、款ごとに御報告いたします。  まず総務費ですが、電算委託料における経費削減の取組についての質疑に対し、令和2年度では、コロナ対策費用が増加しており、無線LAN整備、また、基幹系パソコンの入替えが重なったため、委託料が増加している。電算関係の経費は、年々増加しているため、原則入札を徹底して行っている。随意契約の場合でも、契約理由の根拠や費用を抑えられる方法について、業者と厳しくやり取りを行い、経費削減に取り組んでいるとの答弁がありました。  続いて、コンビニ交付証明書に関する費用対効果についての質疑に対し、令和2年度では、1件当たり1,527円の費用がかかっており、費用対効果は現れていない。しかし、コンビニ交付は、役場の閉庁日や夜間でも証明書を発行できるサービスで、利便性があり、住民サービスの向上につながるため長いスパンで見ていきたいとの答弁がありました。  その他、ふるさと納税、職員のストレスチェックに関しての質疑があり、いずれも適切な答弁を受けました。  次に、民生費では、放課後子ども育成教室の測量・設計委託料の内訳についての質疑に対し、内訳は、地形測量業務で93万5,000円、用地測量業務で78万3,200円、土地分筆業務で12万4,300円、地質調査業務で190万9,600円、土地鑑定業務で30万8,000円、以上で、合計406万100円となるとの答弁がありました。  その他、シルバー人材センター、病児・病後児保育事業について質疑があり、いずれも適正な答弁を受けました。  次に、衛生費では、奈良モデル推進補助金についての質疑に対し、山辺・県北西部広域環境衛生組合10市町村による新ごみ処理施設の建設に伴うもので、広域化による財政運営の効率化や将来にわたるごみ処理の安定、継続化を図る取組を支援するものであるとの答弁がありました。  その他、がん検診、し尿処理費等について質疑があり、いずれも適正な答弁を受けました。  次に、農商工費では、KoCo−Bizが設立されて、実際にどのような効果が出ているのかとの質疑に対し、実例として、飲食業がコロナ禍で低迷していたため、飲食店の売上げを上げる取組を行った。またメディアに出演し、出演者の知名度が上がったことや新聞掲載により来客数の増加につながった。また、クラウドファンディングの支援で、新商品を開発した等が挙げられるとの答弁がありました。  農地中間管理機構が管理する田んぼについての質疑に対し、該当する田んぼにおいて、水路が掃除されていない等の苦情があった場合、地域振興課、農業委員会から農地中間管理機構を通じて所有者もしくは耕作者に通知し、改善に努めているとの答弁がありました。  その他、防災重点ため池、新規就農者総合支援事業等について質疑があり、いずれも適正な答弁を受けました。  次に、土木費では、箸尾準工業地区道路整備事業の町道用地取得費についての質疑に対し、道路整備事業は交付金事業で直接買収という形で進めていく。そのために必要な用地については、補助金の対象となる。直接買収で整備する道路と土地開発公社が実施する工場用地造成事業の区域中の里道・水路との用地をやり取りすることはできない。開発事業で緑地をつくるので、公共用地はさらに増える。その中で町に一括返還という手続で進めているとの答弁がありました。  その他、道路舗装工事について質疑があり、いずれも適正な答弁を受けました。  次に、消防費では、隠れ消防団員についての質疑に対し、広陵消防団は、4分団や女性消防団があり、分団長筆頭に役員5名が各団員の指揮をとっており、隠れ消防団員はいないとの答弁がありました。  次に、教育費においては、電子書籍の取扱状況についての質疑に対し、コロナ禍ということもあり、利用範囲は増加した。電子書籍には、読み上げ機能があるため、電子書籍のほうが活用できると思われる分野は、今後とも増やしていきたい。また、GIGAスクール構想で、学校では1人1台ずつタブレットを持っているので、電子図書館を学校で利用できないか検討しているとの答弁がありました。  巣山古墳の整備計画についての質疑に対し、令和3年度の工期については、12月1日から3月末までを予定している。年次計画として、工事は、平成12年度から始まっており、令和7年度に完了予定であるとの答弁がありました。  その他、プログラミング教育、各学校ホームページの状況等について質疑があり、いずれも適正な答弁を受けました。  以上、各分野にわたり、細かくお聞きし、いずれも適正に答弁をいただいたものでありましたが、反対意見がありましたので、採決の結果、賛成多数で、議案第49号は原案どおり認定すべきものと決しました。  次に、議案第50号、令和2年度広陵町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定については、減免制度の周知方法ついての質疑に対し、納税通知書を送付する際、一緒に減免等の案内を送付している。また、広報紙、ホームページでも掲載しており、納税相談に来られた方についても内容をお伝えし、税務課との連携を図りながら納税相談を行っているとの答弁がありました。  また、令和6年度の県単位化に向けてのメリットがあることについて、実際、令和2年度に反映されているのかとの質疑に対し、令和2年度においてはまだ反映されておらず、市町村ごとの保険税率で運営している。県から示される納付金についても、令和2年度までは、各市町村で過去3年間の平均の収納率等を掛けたもので決定するので、各市町村によって異なる。令和3年度からは、県内の収納率を統一し、計算している。医療費については、普通交付金で全体に賄われるので、メリットはあるとの答弁がありました。  その他、各委員より質疑があり、いずれも適正な答弁を受けましたが、反対意見があり、採決の結果、賛成多数で原案どおり認定すべきものと決しました。  次に、議案第51号、令和2年度広陵町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定については、質疑はなく、慎重な審査をいただいた結果、反対者がありましたので、採決の結果、賛成多数で原案どおり認定すべきものと決しました。  次に、議案第52号、令和2年度広陵町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定については、認知症初期集中支援チーム事業の実績内容及び地域包括ケアシステムの構築状況についての質疑に対し、実際に相談を受け、認知症の疾患センターにつないだという実績があった。また、町内において、以前はなかった訪問看護ステーションが3軒でき、国保中央病院を中心とした連携会議など着々と地域包括ケアシステムの構築を進めているとの答弁がありました。  また、認知症の独居の方を拾い上げる仕組み、周知方法についての質疑に対し、独居高齢者については地域の民生委員と連携し情報収集、そして共有し、対応している。広報についても、認知症施策について取組を掲載させていただいている。今後も包括支援センターの周知に取り組んでいきたいとの答弁がありました。  その他、各委員より質疑があり、いずれも適正な答弁を受けましたが、反対意見があり、採決の結果、賛成多数で原案どおり認定すべきものと決しました。  次に、議案第53号、令和2年度広陵町墓地事業特別会計歳入歳出決算の認定については、町営墓地の返還が多い傾向が見受けられる。現状と今後の見込みについてはとの質疑があり、令和2年度の実績は、新規購入が6区画、返還が11区画あった。返還が多い理由としては、承継者がいない、管理ができない、引っ越し等が挙げられる。なお、返還される際に令和元年6月から開始した合葬墓へ移行される方もおられるので、そちらも勧めていきたい。区画サイズや金額についても今後、市場ニーズを研究しながら検討してまいりたいとの答弁があり、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で認定すべきものと決しました。  次に、議案第54号、令和2年度広陵町学校給食特別会計歳入歳出決算の認定については、つながる食育推進事業について、昨年は、国の補助事業であったが、今後どのような展開を考えているのかとの質疑に対し、現在、コロナ禍で、調理実習ができないため、栄養教諭の工夫により、DVDを作成し、その媒体を利用した取組等をしていただいている。また、現在、小学校では、栄養教諭2名が配置される学校は決まっているが、その2名が全ての学校をカバーしていただけるようお願いしている。今後も小学校、中学校とともに食育事業を継続させていただきたいと考えているとの答弁がありました。  その他、質疑、答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対者がありましたので、採決の結果、賛成多数で原案どおり認定すべきものと決しました。  次に、議案第55号、令和2年度広陵町水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定については、たな卸資産購入限度額の執行についての質疑に対し、資本的支出で消費税を支払うことになっている。仮払消費税については、実際、受ける消費税よりも支払う消費税額のほうが大きいため、差額を申告する必要はない。地方公営企業法の適用により、その差を補填財源として充てているとの答弁がありました。
     また、県広域化についての進捗状況についての質疑については、去る8月2日に任意で設立された設立準備協議会の会議が開催され、各市町村長が集まり、広域化に向けた協議がされた。担当者では、施設整備部会、財政運営部会など5つの部会に分かれて検討を進めている段階であり、具体的な内容が決まり次第、議会に報告させていただきたい。  なお、大和郡山市の動向についてはオブザーバーとして協議会に参加したいとの申出があり、同意されているとの答弁があり、反対意見もなく、採決の結果、全員一致で、原案どおり可決及び認定すべきものと決しました。  最後に、議案第56号、令和2年度広陵町下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定については、約2年前に下水道料金に関する審議会ができ、料金の値上げについて答申されたが、その後どうなっているのかとの質疑に対し、国の指針の1立米当たり150円に近づくようにという方向に向かって、順次どの年度に改定すべきかを諮問し、答申いただいたところ、新型コロナウイルス感染症の拡大により、生活支援という観点から、今すぐ改定するのは無理という判断をし、学校給食費の改定と同様、現在、凍結させていただいている状況であるとの答弁がありました。  その他、各委員より質疑があり、いずれも適正な答弁を受け、反対意見もなく、採決の結果、全員一致で、原案どおり可決及び認定すべきものと決しました。  以上、概略ではありますが、決算審査特別委員会の審査の結果報告といたします。 ○議長(吉村裕之君) ありがとうございました。  ただいまの委員長報告に対し、各議案ごとに審議します。  まず、議案第49号、令和2年度広陵町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。  山田議員! ○4番(山田美津代君) 一般会計、反対の立場で討論いたします。  箸尾の開発に一般会計から7億円貸し付けています。企業からの収入が入るのは10年以上先と聞いています。もっと基金を住民の要望に沿った使い方をするべきではないでしょうか。  また、ごみ袋ですが、コロナ対策でお配りしたところ大変好評。また頂けると大変楽しみにしておられます。これ裏を返すと捨てるものにお金をかけて購入することに抵抗があるということです。それに原価の何倍も高い値段で売っていることにも批判が多いです。次の焼却施設への計画も容器プラは分別されますけれども、脱炭素社会に逆行するその他プラ製品は燃やす施設です。コロナ対策も町民の不信を招く結果となり、おくやみコーナーも近隣の上牧町ではやられているのに検討もされない。住民サービスをもっと真剣に検討すべきだと思いますので、この一般会計、反対させていただきます。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。  山村議員! ○6番(山村美咲子君) 反対者がありますので、賛成の立場で討論をさせていただきます。  コロナ禍で厳しい中ではありますが、収納率は99%後半等を越えております。また差押えも控えていただくなどの配慮をしていただきました。ふるさと納税につきましては、なりわいが返礼品管理をすることでポータルサイトの選択肢が多くなり、増収に努力していただいております。元気号の補助金につきまして、本当にそれが明らかになりまして、これは決算委員会が機能したと思っております。国の補助金が受けられ、町負担が軽減されているのは住民にとってプラスであると思うものであります。ごみ袋の収益につきましては、天理に広域で建設される新ごみ処理施設のために基金として積み立てられております。おむつ用は無料になるなど少しは前進しているものと思うものであります。また、マイナンバーカードにつきましては、役場が閉まっていても御自宅や外出先などの最寄りのコンビニで証明書を取得できるという住民サービスの向上につながっていると思うものであります。コロナ禍により見通しのつかない事業もたくさんあると思いますが、限られた財源の中で計画的かつ効率的な財政運営を推進するとともに、より一層住民に寄り添い、人に優しいまちづくりに努められるよう要望いたしまして、賛成といたします。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。  八尾議員! ○14番(八尾春雄君) 賛成者がありましたので反対の立場から討論をしたいと思います。  基本は令和2年度の予算を決定するときにどのような立場で賛成をし、あるいはどのような立場で反対をしたのか、こういうことがちゃんと改善されているのかどうかと、こういう問題があろうかと思います。二つ反対意見のところでは出ておりまして、一つは一般会計から7億円のお金を箸尾準工に投入するということについては、回収の年度が遅いというような指摘も今ありましたけれども、もともとその地域で合意があればそのようなことに町が協力をする、支援をするというのであればいいわけですけれども、これは町がお金を段取りして町の責任でやるといういささか出過ぎた対応になっているので批判があるものでございます。昨年の3月の予算議会のときにもこれは大変大きな問題で修正動議も出されて議論をした内容でございました。  併せて今、山村議員から言われましたように、今度の決算審査特別委員会の中で元気号が有料で運行されていることについて国に対して、その費用の8割を国が特別交付税の交付金という形で入金をしているんだということをそこまでは町はこれまで説明していたんですが、果たして幾らが入っているか分からないんだと、分からない、分からないの連続でございまして、事実を明らかにしようという気がないのかというようなことで、ある住民の方が情報公開の請求をして、それに基づいてやり取りをしたところ、結果的にこういうことになりました。5,582万円の経費がかかっております。年間5,000万円かかっているという説明は当たっております。ところがその実費の8割、4,564万円は国が補助しているということを決算審査特別委員会の中で認めましたので差額は1,018万円。だからワークショップも開いて5,000万円もかかっている事業をこれを拡大するということになれば、さらに大きな赤字を抱えるので難しいという答弁を町は繰り返してきたわけですけれども、積極的にこういう事実なども明らかにされて、責任は私追及しますけれども、いいことが判明したわけだからみんなで喜んで、そういうことであれば次の段階にワンステップ上げることができるねということを意思統一すればいいのでないか。ただし、その秘密体質といいますか、かくしておいたほうがいいという判断をもしされているのであれば、それは間違いであることを指摘をしておきたいと思います。  二つ目でございます。全部で14項目準備しましたのでよろしくお願いします。  18歳と22歳の若者の名簿を自衛隊に提供している問題は、これは町が判断をして出している、問題がないというふうに言っていますけれども個人の情報を本人の了解もないのに出すということについては、やはりこれは大きな問題であろうと思います。  それから三つ目でございます。これは国民健康保険の会計のところでも議題にしたらいいことですけれども、県単位化に当たりまして、一般会計からの繰入れをしない、あるいは任意の申請減免などについてもどうするのかということは今の段階で言えない。これは国保のときに言いますけれども、結局国保全体の一般会計からの繰入れについて否定している議論があるということでございます。これはやはり見直していただく必要があります。  4番目でございます。役場の職員の労働環境についてやり取りをいたしました。その中で一番大きな問題は、都市整備課であります。夕方5時半ぐらいにあそこに行かれますと大量の職員が残っておられます。それから出かけて夜に訪問したりしていろいろ段取りしておられるんだと思うんですけれども、ところがこの労働時間の管理を一体誰がやっておるのか、はっきりしない。離脱するということを認めているということで、人件費は開発公社に計上しない。本来は開発公社に計上しなきゃいけないのに、広陵町の一般会計に経費の付け替えをやって見かけ上の赤字を狭めているということになりますから、これは私は不正経理ではないかということも指摘をしております。昼休みの休み時間についてきちんととれるようにしてもらいたいというのは、時間をずらしてやるようにできないだろうかという案が示されましたので内局でよく議論をしていただく必要がありますけれども、やっぱり働き過ぎというか、ワーカーホリックというのはやっぱりメンタルの面で不全を出しますので、要注意でございます。そういうことについてもっと配慮をして対応していただく必要がある。  5番目でございます。広陵高校前の町道整備補修が進んでいない。これはこれまでほとんど広陵町の住民としての自覚がないというか、薄い方々があえて要望をされたものでございまして、他の地域の要望と同様に扱ってもらえないと同時に特別の配慮もお願いしたいものでございます。分割して年度ごとに分けて進めたいというようなこともありましたけれども、住民のほうに聞いてみましたら、その後町のほうから何の連絡もないのでよく分からないと、こういうことを言っておられました。  6つ目のごみ袋の件は先ほど山田議員がおっしゃったとおりです。私、ここで気になるんですけれども、町長がこういう公の会議のところで、ごみ袋の原価が4分の1であるということを町民に知らせるなと、私に口封じをそそのかしているわけであります。これはごみの減量のためにやっていることなんだということだから肝腎要のことを外してくれるなという趣旨で言っておられるんですけれども、議員は議員の立場で事実を明らかにして住民の方と話をして行ったり来たりやるわけですから、こういうやり方はおかしいのじゃないかと思っております。先ほどの元気号のことと併せて事実を住民の前にきちんと明らかにして、議論していただいて解決を図る。住民とともに進めるまちということをたしか町長も言っておられたんですけれども、ちょっと中身が伴っていないんじゃないかという気がいたします。  それから7番目ですが、住宅開発で下水道をつなぐことが困難なエリアに許可を出しているのは、これはやり過ぎではないのかと、心配をしております。  8番目でございます。マイナンバーカードが健康保険の被保険者証にも使用できるということで国を巻き込んで大宣伝をいたしております。広陵町の医療機関でどこが使えるんですかというふうに先日お尋ねしましたら、まだどこも使えません。コロナの中で大変な状況の中でこんなん手を出せません、準備できませんとこういうのが実態だそうでございます。併せてマイナンバーカードを発行するJ−LISの理事にみずほ銀行の取締役が配置をされていることについて以前一般質問をしたことがあります。たしか小原部長は大企業の方がちゃんと支えてくれているのだから心配ないと、こういう趣旨の発言をしておりましたが、先日、金融庁から今年7回目のシステム障害に関して業務改善命令というのが出まして、違うシステム障害で。だからあれ信用ならん銀行ですよ。そこにマイナンバーカードの作成を委託しているというのはやっぱり考えものだと、こういうマイナスの情報もちゃんと窓口で提示をしなきゃいかん。便利ですよというのと同時にね。そういうバランスの取れた業務の進め方ということがやっぱり求められているのではないかと、こう思います。  9番目でございます。中央公民館の建替えを課題を検討する中で国からの補助制度がないと。国が用意した起債というものを使おうと思えば従来の床面積を減少させなければ使えない制度であるということが明確になっておりました。それで先ほどはしお元気村のことがありましたけれども、元気村が3,000万円を超えるような赤字を出しているということを公式に明らかにされたわけです。グリーンパレスはどうなったか。ここのことについてもやっぱり、たしかあの施設は働く婦人の家という名前で労働省管轄で建てた施設でございます。だから町内には、はしお元気村以外にもそういう箱物行政を進める立場からあちこちに建物を建ててくださいねということでやられた施設がたくさんあって、どうもそこが赤字を生み出している要因の一つになっているんじゃないかと、これは事実を明らかにして住民参加で議論をしていただく必要があります。  10番目でございます。人権問題で同和関係に関する県条例ができました。それに基づいてこの間の人権の協議会のところで研修をしたところ、この同和問題がまた取り上げられております。特別事業でやらなければ解決しない段階はもう終わりまして、同和問題は解決の道筋の中に入っております。こういう時代認識、情勢認識で間違えたことをやってもらったのでは困ります。  11番目は、シルバー会員のインボイス発行問題です。一人の事業者として、労働者としてじゃなくて、事業主としてやっているわけですから雇う側がインボイスを発行しなければ排除される危険があるということを指摘しましたら、その審議のときには八尾議員は何を言っているのかと、心配ないじゃないかということで軽くあしらわれてしまいましたけれども、この10月から登録が始まるようでございます。それぞれのところで一人の落ちこぼれもないようにSDGsでございます。一人の落ちこぼれもないようにきちんと仕上げていただく必要があろうかと思います。  12番目でございます。空き家対策を言われていて、現在町内には200軒以上の空き家があるということです。コンシェルジュという制度をつくられましたので、私も試しに1回行ってみました。中身は、財産を持っている人が亡くなったときに相続をきちんとやってくださいねという中身でございました。具体的にお金を払って、個々の材料でやり取りをするのはどういうふうになっているのか私は分かりませんけれども、それでいいのかということは提起をしておきたいと思っております。  13番目でございます。天理の10自治体共同のごみ処理施設の問題ですけれども、これが奈良市の動向が影響を受けて心配ないと町長は言われておりましたけれども、それをそのまま受けていいのかどうか。これは逐次、把握をする必要があります。今度10月5日にごみ減量会議で近隣の4自治会、4大字との関係で整理をされるということですから、そこでまたお話を承ることができると思いますけれども、慎重には慎重を期していただきたいけれども、今の時点ではまだこれがはっきりしていないですよということを指摘したいと思います。  町営住宅の建替え問題、これは見てのとおりです。消防法で違反になるような5分で燃え尽きそうな町営住宅があります。こういう一番危険なところに手を入れるということがやっぱり大事なんじゃないか。  ということでまとめてみますと、住民が本当に望んでいて緊急性も高いと、こういういいまちにするためにここが必要だというところの焦点が町の側は箸尾準工なんですけれども、だけども一人一人の暮らしを支え、住まいを支え、そして介護や国民健康保険の制度なども充実させていくという視点に立ってないという、こういうことがこの一般会計の審査の中で明らかになりましたので、この会計には、反対をいたします。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  本案について、反対者がありますので起立により採決します。  議案第49号を認定することに賛成諸君の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(吉村裕之君) 起立11名であり、賛成多数であります。  よって、議案第49号は認定されました。  次に、議案第50号、令和2年度広陵町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。  山田議員! ○4番(山田美津代君) 反対討論を簡単に述べます。  令和6年から本格的な県単位化が始まりますが、町独自の軽減策など維持されなくなると聞いています。これでは住民の負担がより大きくなると思いますので、この県単位化に反対していますので、この国保会計にも反対をさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。  岡橋議員! ○13番(岡橋庄次君) 反対者がいますので、賛成の立場で討論させていただきます。  国民皆保険を支える国民健康保険が将来にわたって安定的に運営できることを目指すため、国民健康保険の県単位化がスタートし、令和6年度には、県内で統一した標準保険税率の導入、同じ所得、世帯構成であれば、県内のどこに住んでも保険料水準が同じと目指しておられます。本町においても県への納付金の対応できる適正税率の設定を目指して令和2年度は急激な負担増を避けた段階的な保険税率の改定を実施されたものです。また、生活習慣病に着目した特定健診や疾病の早期発見、早期治療を目的に人間ドックなど被保険者の健康の保持・増進に継続的に取り組んでおられる。決算においても適正に執行されており、国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定において賛成いたします。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  本案について、反対者がありますので起立により採決します。  議案第50号を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(吉村裕之君) 起立11名であり、賛成多数であります。  よって、議案第50号は認定されました。  次に、議案第51号、令和2年度広陵町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。  山田議員! ○4番(山田美津代君) 反対の立場で討論いたします。  これは2年ごとに保険料が上がり、75歳以上医療費も2割負担になれば病院受診控えが起きて重症化されるのではないかと懸念される自体、この制度自体が高齢者に冷たい制度ですので反対をさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。  坂口議員! ○1番(坂口友良君) 反対討論がありましたので、賛成討論を行います。  後期高齢者、私も間もなく後期高齢者になるということで非常に興味の高い決算でございます。既に資料が配られております。今回の決算248ページにも出ております。収入と支出のバランス、決算の場合はこういう数字を見ます。この数字を見てもバランスが取れているところでございます。これからの後期高齢者大変でございます。頑張ってこのように立派な決算を上げたし、このような願いとともに賛成討論としたい。よろしくお願いします。 ○議長(吉村裕之君) 八尾議員! ○14番(八尾春雄君) 議長も苦笑せざるを得ないような坂口議員の決意表明でございました。別の視点から反対討論をいたしたいと思います。  大概健康保険の被保険者の方々は、その健康保険の仕事に異議があると。こういう場合は異議申立てというのができるはずなんですが、この後期高齢者医療制度の場合にはたしかないと思います。それから代表を送り込んで広域連合ということになるんですが、ここには市段階の議員、それから町村段階の議員が選挙をして選ぶわけですけれども、やっぱり当事者は75歳以上の方になってもらわんといけないのに、議員の中から選んでいるものですから、やっぱり感覚がずれますね。こういう問題があると思います。実際には、年齢で差別をされるということが起きているわけだし、それから今、国会では法律の改定が決まりましたから1割負担でずっと来てたんですが、制度のスタート以来、今度は2割負担になるという、一気に倍化をしようかという、こういう状態でございます。これを喜んでいる場合ではないわけでございまして、これはやっぱり通常の掛金だけで医療が受けられるような仕組みができないかということがやっぱり消費税という制度を導入したときのいきさつでもあったわけですから、そういう意味でやっぱり論旨が一貫して考えていただかなくてはいけない。  よって、この後期高齢者会計については反対をします。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  本案について、反対者がありますので起立により採決します。  議案第51号を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(吉村裕之君) 起立11名であり、賛成多数であります。  よって、議案第51号は認定されました。  次に、議案第52号、令和2年度広陵町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
     討論ありませんか。  八尾議員! ○14番(八尾春雄君) この介護保険は制度がスタートしてちょうど20年たちました。決算審査特別委員会でこの20年をどう総括するのかという大変難しい質問を私したんですが、実際には答弁ではそれに的確な対応はなかったというふうに思っております。職員の皆さんは改定に次ぐ改定で、それに追いかけられて国が定めた基準をきちんとやるのに必死の思いと、これが実際の仕事の中身だろうと思います。もっと安定した制度にしていただかなくてはいけないし、それから認定を受けていない人にしてみたら、社会保険だから払ってねということを私らも説明しますけれども、だけども実際使っていない保険の保険料を負担するというのはなかなか苦痛なんですって。そういう時代になってきております。そういう人たちにも分かるような進め方というのはあるんじゃないかと。  一般質問でもやりましたけれども、今年の8月1日から夫婦合わせてこれまででしたら2,000万円を超える方については介護保険施設の居住費や食費を免除する申請はできませんよと、お金持っているから駄目よと、2,000万円以下だったらできるのよと、こういうふうになっていたのが、この8月1日から1,500万円というふうに基準を下げましたから、それで一気に負担が増えると、こういうことになりました。喉元過ぎれば熱さを忘れるとかいう言葉ありますけれども、最初のときに導入しやすいような環境をつくっていって、次々と改定に次ぐ改定で最終的にはその国民の負担を増やすという方向にしているものでございます。こういう住民いじめといいますか、住民の負担をどうしたら軽くできるのかということでいうと、一般質問でもこの介護保険料の問題をちょっと踏み込んで私議論しましたけれども、保守の議員からも出ているようにこれは国の側の負担額を増やしてもらわないと制度が維持できないと、こういうことなのではないかと、こういうことを言われる保守系の議員さんもおいでになって私大変心強く思ったものでございます。ですから、今度の決算を通じて制度ができてから20年たつけれども、国の負担が軽過ぎると、もっと住民の負担を軽減するために国の援助をしてもらいたいということを言い出すんだったら、それはそれなりに判断を、また別の判断もする可能性があるわけですけれども、現状では追認型、毎日の業務で大変追い込まれているという中での話ですから、努力には私感謝をしておりますけれども、申し訳ないですけれども大きな立場での仕事をしていただく必要があるということで反対をいたします。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。  坂口議員! ○1番(坂口友良君) 賛成討論を行います。  この介護保険、私、実に思いがあります。この時期について皆様方知っているように介護保険の値上げの案が出ました。今回最終決算ですけどね、私がリーダーとなってその値上げ案をストップさせて、無事料金はそのまま据え置き、非常に多くの住民の皆さん方にありがたく思われたところでございます。反面、その実際の実行については当局に厳しい要求をしたところでございます。しかし、無事全員その関係部門の協力により、聞きますと今回は200万円ほどの黒字になると、こう聞きました。さらに1億幾らの貯金もできたと。基金に積み立てることができたと。これはまさしく当局も頑張った。また住民についてもいろんなサロン活動、あるいは健康づくり運動、こういうことが総合的に発揮できまして、今回の決算と。この書類を見れば分かると思います。このようなことで当事者の私としては、これはほぼ非常によい結果が出たと、このような判断をいたしております。  よって、賛成討論といたします。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  本案について、反対者がありますので起立により採決します。  議案第52号を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(吉村裕之君) 起立11名であり、賛成多数であります。  よって、議案第52号は認定されました。  次に、議案第53号、令和2年度広陵町墓地事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第53号は、委員長の報告のとおり認定することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第53号は認定されました。  次に、議案第54号、令和2年度広陵町学校給食特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。  八尾議員! ○14番(八尾春雄君) 反対の立場で討論をいたしたいと思います。  小学校と中学校では、自校方式とセンター方式ということで違っておりますが、どちらも民間委託をしているという意味では共通でございます。決算委員会でも議論になりました残食の問題ですね。中学校では多いです。小学校の4倍ほどになっております。ところが実際に私ら議員もよくスマイルというところに行って実態がどうなっているのか見せていただいて、試食もするんですけれども、特に男子中学生の場合にはあれでは恐らく足りませんね。何で残食で残っているのかといったら女子生徒なのかなと思いますけれども、もっとおいしくて残らない、そういう給食にしていただく必要があります。教育委員会はがんとしてはねつけておりますけれども、おなかがすいているので家から補食でおにぎり二つぐらい持ってこさせるようにしたらあきませんかと聞いたら、事故が発生した場合にどっちが原因なのかはっきりしませんから駄目ですと、厳命を受けておりまして、今教育長、何かうなずいているんですかね、そういうことで確信があるようですけれども、これはちょっとやり方がまたあるんだろうと思います。御自身の中学生時代にはらぺこで部活に勤しんでいた時期のことも思い出していただいて、優しい教育委員会であってほしいなと、こう思っております。  それからもともとセンター方式というふうに言っておりますが、当初の委員会の結論は古寺の町営住宅の北側の空き地に町内の二つの中学校を想定したセンターということになっていたのが急遽、県知事の計らいで香芝との共同の施設になったという経緯がございました。ところがこの経緯のやり取りの中では、香芝側に土地使用料を求めるのは、議会はやめてもいいだろう、町長、市長の間でもやめておこうということでいまだ清算ができておりません。収入も支出も計上しない、そういう意味で言えば欠陥のあるそういう決算になっております。今からもしこの見直しをせよというのが本当に難しいのであれば、広陵の側で具体的にこれだけの負担をしているのだから香芝の側に何らかの負担をお願いするということだって、これは行政当局の知恵の発揮のしどころでございます。これは逆に十分に研究して使っていただく必要があろうかと思います。住民に説明できないことを現にやっているわけですから、そういう意味で反対をしておきます。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。  千北議員! ○3番(千北慎也君) 令和2年度広陵町学校給食特別会計の認定につきまして反対者がございましたので、賛成の立場から討論させていただきます。  まず、決算の認定ということで、当初予定されていたものがきちんと的確に運用されて、それに対する評価がされているのかという点について議論してきたわけですけれども、反対者の意見としては残食数などについて課題があるということで指摘がなされました。しかしながら中学校におきましても、あるいは小学校におきましても残食数につきましては、昨年よりも改善されておりますし、何より昨年度はコロナ禍の中、大変難しい対応も迫られてきたかと思いますけれども、その点もきちんと対応されておりました。  また国からの事業としてつながる食育推進事業というものも受託されて、おいしくて、そして体にもいい給食の提供ということにも取り組んでおられました。また、奈良県産の食材も使われていたというところで郷土心の醸成にも資する面があったのではないかなというふうに考えております。また、このつながる食育推進事業では、残食数がゼロになった日もあったということで、実際に残食数を減らすことに大きな貢献をしていただいたというふうに考えております。  引き続き、おいしく、そして健康にもよい給食の提供に努めていただきますように要望も申し上げまして、賛成の立場からの討論とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  本案について、反対者がありますので起立により採決します。  議案第54号を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(吉村裕之君) 起立11名であり、賛成多数であります。  よって、議案第54号は認定されました。  次に、議案第55号、令和2年度広陵町水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定についてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第55号は、委員長の報告のとおり原案可決及び認定することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第55号は原案のとおり可決及び認定されました。  次に、議案第56号、令和2年度広陵町下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定についてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第56号は、委員長の報告のとおり原案可決及び認定することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第56号は原案のとおり可決及び認定されました。  次に、日程4番、議員提出議案第6号、コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書については、谷議員から提出され、所定の賛成者があり成立しておりますので、これより議題とします。  朗読させます。  局長! ○議会事務局長(鎌田将二君) 朗読 ○議長(吉村裕之君) 本案について、提案趣旨の説明をお願いします。  谷議員! ○8番(谷 禎一君) それでは、朗読させていただきます。  コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書。  新型コロナウイルスの感染拡大は、変異株の猛威も加わり、我が国の各方面に甚大な経済的・社会的影響を及ぼしており、国民生活への不安が続いている。この中で、地方財政は、来年度においても巨額の財源不足が避けられない厳しい状況に直面している。地方自治体においては、新型コロナウイルス感染症対策はもとより、地方創生、雇用対策、防災・減災対策、デジタル化や脱炭素社会の実現とともに、財政需要の増嵩が見込まれる社会保障等への対応に迫られており、このためには、地方税財源の充実が不可欠である。  よって、国においては、令和4年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう、強く要望する。  記  1.令和4年度以降3年間の地方一般財源総額については、「経済財政運営と改革の基本方針2021」において、令和3年度地方財政計画の水準を下回らないよう実質的に同水準を確保するとされているが、急速な高齢化に伴い社会保障関係経費が増大している現状を踏まえ、他の地方歳出に不合理なしわ寄せがなされないよう、十分な総額を確保すること。  2.固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹を揺るがす見直しは、断じて行わないこと。また、生産性革命の実現や新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として講じられた固定資産税等に係る特例措置は、本来国庫補助金等により対応すべきものであり、今回限りの措置として、期限の到来をもって確実に終了すること。  3.令和3年度税制改正により講じられた土地に係る固定資産税の課税標準額を令和2年度と同額とする負担調整措置については、令和3年度限りとすること。  4.令和3年度税制改正により講じられた自動車税・軽自動車税の環境性能割の臨時的軽減の延長について、さらなる延長を行う場合には、措置に伴う減収額について今後も確実に全額国費で補填すること。  5.炭素に係る税を創設または拡充する場合には、その一部を地方税または地方譲与税として地方に税源配分すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和3年9月24日 奈良県広陵町議会  衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、経済産業大臣、内閣官房長官、経済再生担当大臣としております。 ○議長(吉村裕之君) これより、本案について質疑に入ります。
     質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議員提出議案第6号は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第6号は原案のとおり可決されました。  次に、日程5番、議員提出議案第7号、沖縄戦戦没者の遺骨等を含む地域の土砂を基地建設の埋め立て等に使用しないよう求める意見書については、吉村議員から提出され、所定の賛成者があり、成立しておりますので、これより議題とします。  朗読させます。  局長! ○議会事務局長(鎌田将二君) 朗読 ○議長(吉村裕之君) 本案について、提案趣旨の説明をお願いします。  吉村議員! ○10番(吉村眞弓美君) 意見書の朗読により趣旨説明とさせていただきます。  沖縄戦戦没者の遺骨等を含む地域の土砂を基地建設の埋め立て等に使用しないよう求める意見書。  1945年4月1日、沖縄本島に上陸した米軍との激しい地上戦の末、日本軍は5月末には首里城司令部壕から本島南部に撤退した。そのために、南部に避難していた住民と日本軍が混在状態となり、沖縄戦戦没者の半数以上と言われるおびただしい犠牲者が発生した。沖縄戦では沖縄県出身者約12万2,000人、日本本土兵等約6万6,000人、米兵約1万2,000人、朝鮮半島出身者等合わせて20万人余の貴い生命が失われた。戦後、沖縄県民は戦争犠牲者の遺骨を収集して糸満市米須の「魂魄の塔」をはじめ、慰霊の塔を次々に建立して戦没者の霊を弔ってきた。奈良県民は、この「魂魄の塔」のすぐ側に「奈良県出身戦没者の慰霊をするため」に「大和の塔」を1967年11月に建立した。この南部一帯には本県出身者戦没者をはじめ、多くの戦争犠牲者の人々が眠っている。政府は、この沖縄戦跡国定公園を含む糸満市や八重瀬町の山野の土砂を採掘して基地建設埋立てに使用する計画を発表した。戦没者の遺骨を新基地の埋立てに使用することは、犠牲者の人々の尊厳を冒涜し、「物言わぬ」戦没者を二度殺すような人道に反する行為であり、遺族の方々や国民の悲嘆は計り知れない。政府は、2016年3月に超党派の議員立法で「戦没者の遺骨収集の推進に関する法律」を制定した。政府には国の責務として遺骨を早期に収集して弔うことが求められている。  以上の趣旨をもって、本町議会は、政府に対して次のとおり求める。  記  1.沖縄戦戦没者の遺骨等を含む地域の土砂を基地建設の埋立て等に使用しないこと。  2.日本で唯一、住民を巻き込んだ苛烈な地上戦があった沖縄の事情に鑑み、「戦没者の遺骨収集の推進に関する法律」を遵守し、日本政府が主体となって戦没者遺骨収集を実施すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和3年9月24日 奈良県広陵町議会  衆議院議長 大島理森様、参議院議長 山東昭子様、内閣総理大臣 菅義偉様、内閣官房長官 加藤勝信様、外務大臣 茂木敏充様、厚生労働大臣 田村憲久様、国土交通大臣 赤羽一嘉様、環境大臣 小泉進次郎様、防衛大臣 岸信夫様、内閣府特命担当大臣 河野太郎様。  以上です。 ○議長(吉村裕之君) これより、本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議員提出議案第7号は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第7号は原案のとおり可決されました。  次に、日程6番、議員提出議案第8号、出産育児一時金の増額を求める意見書については、吉村議員から提出され、所定の賛成者があり成立しておりますので、これより議題とします。  朗読させます。  局長! ○議会事務局長(鎌田将二君) 朗読 ○議長(吉村裕之君) 本案について、提案趣旨の説明をお願いします。  吉村議員! ○10番(吉村眞弓美君) 意見書の朗読をもって、趣旨説明とさせていただきます。  出産育児一時金の増額を求める意見書。  厚生労働省によると2019年度の出産費用が正常分娩の場合、全国平均額は約46万円で、室料差額等を含む費用の全国平均額は約52万4,000円となっています。出産にかかる費用は年々増加し、費用が高い都市部では現在の42万円の出産育児一時金の支給額では賄えない状況になっており、平均額が約62万円と最も高い東京都では、現状、出産する人が約20万円を持ち出している計算となります。  国は、2009年10月から出産育児一時金を原則42万円に増額し、2011年度にそれを恒久化、2015年度には一時金に含まれる産科医療補償制度掛金分3万円を1.6万円に引き下げ、本来分39万円を40.4万円に引き上げました。2022年1月以降の分娩から産科医療補償制度掛金を1.2万円に引き下げ、本人の受取額を4,000円増やすとともに、医療機関から費用の詳しいデータを収集し実態を把握した上で増額に向けて検討することとしています。  一方、令和元年の出生数は86万5,234人で、前年に比べ5万3,166人減少し過去最少となりました。少子化克服に向け、安心して子供を産み育てられる環境を整えるためには、子供の成長に応じたきめ細かな支援を重ねていくことが重要であり、一時金はその大事な一手であると考えられます。  少子化対策は、我が国の重要課題の一つにほかならず、子育てのスタート期に当たる出産時の経済的な支援策を強化することは欠かせません。  よって、政府に対し、現在の負担に見合う形に出産育児一時金を引き上げることを強く求めます。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和3年9月24日 奈良県広陵町議会  衆議院議長 大島理森様、参議院議長 山東昭子様、内閣総理大臣 菅義偉様、厚生労働大臣 田村憲久様。  以上です。 ○議長(吉村裕之君) これより、本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議員提出議案第8号は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第8号は原案のとおり可決されました。  以上で、本日の議事日程は全て終了しましたので、これで会議を閉じます。  本定例会に付議されました事件は、全て終了しました。  令和3年第3回定例会は、これにて閉会します。     (A.M.11:53閉会) 以上、会議の顛末を記載し、その相違ないことを証し、ここに署名する。        令和3年9月24日             広陵町議会議長   吉 村 裕 之             署名議員      八 尾 春 雄             署名議員      坂 口 友 良...