広陵町議会 > 2021-09-07 >
令和 3年第3回定例会(第1号 9月 7日)

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  1. 広陵町議会 2021-09-07
    令和 3年第3回定例会(第1号 9月 7日)


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    最終取得日: 2023-04-24
    令和 3年第3回定例会(第1号 9月 7日)             令和3年第3回広陵町議会定例会会議録(初日)                  令和3年9月7日                令和3年9月7日広陵町議会                第3回定例会会議録(初日)  令和3年9月7日広陵町議会第3回定例会(初日)は、広陵町議場に招集された。 1 出席議員は、14名で次のとおりである。    1番  坂 口 友 良          2番  堀 川 季 延    3番  千 北 慎 也          4番  山 田 美津代    5番  笹 井 由 明          6番  山 村 美咲子    7番  坂 野 佳 宏          8番  谷   禎 一
       9番  吉 村 裕 之(議長)     10番  吉 村 眞弓美   11番  岡 本 晃 隆         12番  青 木 義 勝   13番  岡 橋 庄 次         14番  八 尾 春 雄(副議長) 2 欠席議員は、なし 3 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席したは、次のとおりである。   町     長  山 村 吉 由     副  町  長  松 井 宏 之   教  育  長  植 村 佳 央     理事兼事業部長  中 川   保   まちづくり政策監 中 村 賢 一     企 画 部 長  奥 田 育 裕   総 務 部 長  吉 田 英 史     福 祉 部 長  北 橋 美智代   生 活 部 長  小 原   薫     教育委員会事務局長                                 池 端 徳 隆   事業部次長    栗 山 ゆかり     事業部次長    田 村   猛 4 本会議の書記は、次のとおりである。   議会事務局長   鎌 田 将 二   書     記  松 本 貴 子     書     記  島 田 剛 至 ○議長(吉村裕之君) ただいまの出席議員は14名です。定足数に達していますので、令和3年第3回広陵町議会定例会を開会します。  これより本日の会議を開きます。     (A.M.10:07開会) 日程番号      付 議 事 件  1        会議録署名議員の指名  2        会期及び日程の決定について  3        諸報告  4 議案第39号 副町長の選任につき同意を求めることについて  5 報告第15号 町道の管理の蝦疵に基づく損害賠償額の決定に係る専決処分の報告につ           いて  6 報告第16号 令和2年度広陵町財政健全化判断比率及び資金不足比率の報告について  7 議案第40号 広陵町地域防災活動推進条例の一部を改正することについて  8 議案第41号 広陵町税条例の一部を改正することについて  9 議案第42号 広陵町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一           部を改正することについて 10 議案第43号 広陵町放課後子ども育成教室条例の一部を改正することについて 11 議案第44号 広陵町企業立地促進条例の一部を改正することについて 12 議案第45号 はしお元気村条例の一部を改正することについて 13 議案第46号 広陵町自治基本条例審議会設置条例の廃止について 14 議案第47号 令和3年度広陵町一般会計補正予算(第5号) 15 議案第48号 令和3年度広陵町介護保険特別会計補正予算(第1号) 16 議案第57号 山辺・県北西部広域環境衛生組合規約の変更について 17 議案第49号 令和2年度広陵町一般会計歳入歳出決算の認定について    議案第50号 令和2年度広陵町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第51号 令和2年度広陵町後期高齢医療特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第52号 令和2年度広陵町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第53号 令和2年度広陵町墓地事業特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第54号 令和2年度広陵町学校給食特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第55号 令和2年度広陵町水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について    議案第56号 令和2年度広陵町下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について ○議長(吉村裕之君) まず日程1番、会議録署名議員の指名を行います。本定例会の会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により  14番  八尾春雄議員   1番  坂口友良議員 を指名します。  次に、日程2番、会期及び日程の決定についてを議題とします。  会期及び日程等については、さきの議会運営委員会において協議願っておりますので、その結果について議会運営委員会委員長から報告願うことにします。  山村議会運営委員会委員長! ○議会運営委員会委員長山村美咲子君) 議会運営委員会は、8月31日に委員会を開き、令和3年第3回定例会の運営について協議しましたので、その結果を御報告申し上げます。  まず、本定例会の会期でございますが、本日、9月7日から24日までの18日間の予定でございます。  次に、本定例会の本会議の日程でございますが、本日、9月7日が本会議の初日、第2日目は10日、第3日目は13日、第4日目は14日、最終日は24日、それぞれ午前10時から開催します。  本日の議事日程については、お手元に配付しております日程表のとおりとさせていただきます。  本日、上程されます議案の取扱いについてでありますが、議案第39号の1議案は、人事案件につき委員会付託を省略し、趣旨説明を受けた後、質疑、討論の後に採決していただきます。  次に、報告第15号及び第16号については、報告を受けます。  次に、議案第40号から第48号までと第57号の10議案については、各議案ごとに議題とし、議案第49号から第56号までの決算認定案件8件については、一括して議題とし、それぞれ提案趣旨説明を受けることとします。  次に、2日目、9月10日の日程ですが、本日、議決されなかった議案第40号から第48号までと第57号の10議案については質疑を行い、それぞれ所管の委員会に付託します。  なお、議案第40号、第41号、第44号、第46号及び第47号の5議案を総務文教委員会へ、議案第42号、第43号、第45号、第48号及び第57号の5議案を厚生建設委員会へ付託する予定でございます。  次に、決算認定議案の第49号から第56号までの8議案については、決算審査特別委員会設置決議後、総括質疑を行い、付託する予定でございますので、よろしくお願いします。  決算審査特別委員会の設置については、例年どおり議会運営委員から決議案を提出させていただきますので、御賛同よろしくお願いします。  その後、一般質問を行います。なお、一般質問が終了しなかった場合は、13日及び14日に引き続き行います。  委員会については、15日、午前10時から総務文教委員会、午後1時30分から厚生建設委員会、16日、17日、それぞれ、午前10時から決算審査特別委員会が開催されます。  以上、議会運営委員会の報告とします。 ○議長(吉村裕之君) ただいまの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切ります。  お諮りします。  ただいまの議会運営委員会委員長の報告のとおり、本定例会の会期は、本日9月7日から9月24日までの18日間とすることに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、会期は本日9月7日から9月24日までの18日間に決定しました。  続きまして、本日の日程ですが、お手元に配付した日程表のとおりで御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、本日の日程は、日程表のとおりと決定しました。  それでは、日程3番、諸報告を行います。  町監査委員より、地方自治法第235条の2第3項の規定により、令和3年6月分及び7月分の例月出納検査結果報告書の提出がありましたので、その写しをお手元のタブレットに配付し、報告とします。  以上、諸報告を終わります。  それでは、日程4番、議案第39号、副町長の選任につき同意を求めることについてを議題とします。  お諮りします。議案第39号については、会議規則第38条第3項の規定により委員会付託を省略して、本日議決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第39号については、委員会付託を省略することに決定しました。  朗読させます。  局長! ○議会事務局長(鎌田将二君) 朗読 ○議長(吉村裕之君) 本案について説明願います。
     山村町長! ○町長(山村吉由君) 提案趣旨の御説明をさせていただく前に、今回の新型コロナウイルスワクチン接種に関する町の不手際により、町民の皆様に御迷惑をおかけいたしましたことを心よりおわびを申し上げます。  65歳以上の皆様へのワクチン接種が遅くなり御心配をおかけした上に、医師の手配を誤り、接種当日に混乱を招いてしまったことにつきましては、ワクチン接種を望まれている全ての方への接種を完了させた上で総括を行い、給与支払い報告書の紛失事案とともに、私を含め、責任の所在を明らかにし、しかるべき処置を講じたいと存じますので、何とぞ御理解賜りますようお願い申し上げます。  それでは、議案第39号、副町長の選任につき同意を求めることにつきまして、提案趣旨の御説明をさせていただきます。  平成29年9月22日から広陵町副町長として町政推進に御尽力いただいております松井宏之氏の任期が9月21日をもって満了することから、引き続き、松井宏之氏を広陵町副町長に選任いたしたく、議会の御同意をお願いするものでございます。  松井宏之氏は、昭和28年4月20日生まれ、現在68歳で、昭和47年3月に奈良県立奈良商業高等学校を卒業後、同年4月、広陵町役場に奉職、総務課長、都市整備課長議会事務局長、水道局長、総務部長の要職を歴任され、41年の長きにわたり幅広い分野において町行政事務に従事されました。それら豊富な行政経験を生かし、平成25年7月からは、広陵町教育長として、中学校給食センターの稼働や幼稚園・保育園の一体化の推進など幅広く教育行政に携わり、平成29年9月からは、広陵町副町長として、北かぐやこども園の整備や箸尾準工業地域工場用地造成事業など、多くの重要施策の推進に取り組んでいただきました。  松井宏之氏は、温厚実直な人柄であり、職員からの信望も厚く、副町長として引き続き広陵町行政を支えていただき、より良いまちづくりのために貢献いただける適任であると確信しております。松井宏之氏の選任につきまして、ぜひ御同意くださいますようお願い申し上げ、提案趣旨の御説明とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) これより、本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。  山田議員! ○4番(山田美津代君) 町長に先手を打たれて、ワクチン接種の不手際のおわびをされましたけれども、11月に完了してから、責任とかそういうことを完了した上で検討するという説明がございましたけれども、副町長のお気持ちとか聞いておられるんでしょうか。  それと、副町長のこの庁内での役割ですね。町長は対外的なことだとか、全て責任を負っておられるわけですけれども、では、副町長の責任というか役割、やはり部課長さん、そして一般職員の教育ということにもすごく責務を負っておられると思うわけです。ところが、ここのところずっと不手際がワクチン接種以外でも、先ほど言われたように、給与支払い報告書をシュレッダーかけてしまったりとか、議案書だとか、所信表明のことだとか、いろんな不手際が続いているわけです。以前は、決算書の数字も違っていたこともございますし、そういうような不手際に対しても、副町長の責任というか、どのように考えておられるか、御本人から聞けませんので、町長からの、副町長と常にお話をされておられると思うので、聞いておられると思いますので、その辺の副町長の責務と、そして、どのように責任を持っておられるのか、その辺をつかんでおられるんでしたら、お聞かせいただけますか。 ○議長(吉村裕之君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 今回の件につきましては、副町長も責任を痛感しているというところでございます。処置については、私が判断しなければなりませんので、気持ち的には任せると、お任せするということになろうかと思います。  おっしゃるとおり、職員の指揮監督する立場にございます。これは私も同じでございますので、私が副町長を指揮し、監督する立場にありますので、私も町長だけでなしに、副町長を2期させていただいて、職員と一緒に仕事をしてまいりましたし、また町長としても仕事をさせていただいてまいりました。副町長1人に全ての責任があるわけではないとは思いますが、その職責をしっかり果たしていくべき立場にあることは間違いないと思いますので、今回のいわゆるトラブルについては、やはり指揮監督不行き届きという面は否定できないというふうに思いますので、私共々、そのことを総括をして、しかるべき処置をしてまいりたいと思います。もちろん担当した職員についても、その責任を感じていただかなければならないというふうに思いますので、しっかりとそこを明確にして対応してまいりたいというふうに思います。 ○議長(吉村裕之君) 山田議員! ○4番(山田美津代君) そのような一般的な答弁を期待しているわけじゃない。何か具体的に副町長は、これからはこういうふうにして指揮監督をしていくんだとか、そういうようなお話はなかったんでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) それは常に私と副町長で協議をしながら事に当たっているということでございますので、毎日、毎日調整をしながら事に当たる。私も気づいたことがあれば指示もいたしますし、経営会議という中でも、三役、部長が集まって、いろいろな情報交換をしながら、町の課題について取り組むということをやっているわけでございますので、このことについて、事細かにどうするということではなしに、日常業務の中でしっかり対応していくということでございます。 ○議長(吉村裕之君) 坂口議員! ○1番(坂口友良君) 今回、町長は自信を持って推挙されてきたと、このように聞いております。推挙ということは、その地位、その職責にふさわしい人を推薦すると、このようなことになっております。  そして、現在議会に同意をお願いしたいと、こういうふうにボールが来ております。そこの副町長の職責、それが町長の当然職責、職務分掌には書いてあるんですけど、そこの責任体制を2人とも運命共同体と、このように捉えているんですけど、その辺は、推薦する、推挙する町長の一つ考えと、その職責にふさわしい人を自信を持って推薦したんやと、このようなことをちょっと聞かせていただく。判断する我々は、今ちょっと聞いただけでして、どういうふうにしたらいいんやと、こういうことになってしまいますので、そこは形式的ということじゃないんですけど、改めて、私もちょっと聞かせていただきたいと思う。そしたら、議員のほうも自信を持って同意しましょうという人もいれば、いや、これはやっぱりあかんなという人もおりますので、そこはちょっと自信を持って聞かせて。いずれにせよ、町長サイドは、これは言う人が責任を持って言うと、こういうことですから、本人は何も分からないんですよ。その辺ちょっと町長、聞かせてください。 ○議長(吉村裕之君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 人事案件は、私、提案ですので、自信を持って提案させていただいていることには間違いございません。先ほど提案趣旨の説明を申し上げたとおり、経歴についても申し分ありませんし、人柄についても、職員から信頼されているということでございます。人それぞれ特性があるとは思いますが、私と共に仕事を、広陵町の町政を進めていく、町民の命と暮らしを守る仕事を責任を持ってさせていただくということでございますが、2人だけでなしに、2人と町職員が力を合わせるということで、信頼関係がなければ進められないというふうに思います。課題は様々ございます。今一番の課題は、やはりクリーンセンターの協定の確定をさせなければなりません。副町長の活動の中には、皆さん方になかなか見えないところはあるかと思いますが、地元との折衝といろいろな調整役をやっていただいておりまして、そういったところでも、私も信頼を置いてお願いをしているところでございます。  また、近隣の北葛城郡等との情報交換についても、いろいろな情報収集しながら、町政に生かせる部分についてはしっかり把握をして、政策に反映していくという役割も果たしてくれておりますので、私は、松井副町長をぜひ片腕として、これからも務めていただきたいというふうに思いまして、提案をさせていただいているということでございます。ありがとうございます。 ○議長(吉村裕之君) 谷議員! ○8番(谷 禎一君) 今回、副町長を推挙されるわけですけれども、先ほどからいろんな各議員の方からお話あったように、コロナの関係であるとか、いろいろな不意というものはあったわけですけれども、それについて、一応11月、ある程度収束したときに考えるというお話なんですけど、基本的には、やっぱり推挙するときにどうするんだと、今までの部分に関してこうなんだと、こういう減俸なりいろんなものを考えているというのは、あってしかるべきやと私は思います。ただ、それは町長が考えることなんで、百歩譲ってそのときにということではいいんですけれども、実際に副町長をそうやって推薦されるということは、今回のコロナのワクチンに関しての不祥事等について、重きは別のところにあったんだと、原因はですね。いうふうに考えられて、推薦されているというふうにも考えられるわけなんですけれども、その辺に関してはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 提案趣旨の説明の中でも、もう既に申し上げているところでございます。コロナの、特に医師の手配の点をおっしゃっていただいているというふうに思います。対策本部本部長は、副町長として計画を立てているわけでございますが、内容については、本当にお恥ずかしい事務手続ミスということでございます。副町長は、本部長として指揮監督はやっていてくれることは間違いございませんので、その中で接種推進に取り組んで、7月末までに65歳以上の高齢については、接種を完了する体制を整えてきたわけでございます。そんな中で、7月5日に医師手配を誤ったということでございますが、こういった本部体制をつくったことについて、町長そのものが、やはり組織体制を構築する責任があるわけでございますので、本部長1人の責任ではなしに、町としての責任を感じるわけでございます。組織体制をどうするかによって、やはりいろいろな障害が出てくるというのは、後で発見されるケースもございます。初めから想定して人員を充実しておけば問題が起きなかったのかというところも、やはり総括の中で確認をしていかなければならないというふうに思います。  今すぐに、この提案の前に何らかの処置をしておくべきだったという谷議員の御意見でございますが、私は、今まさにコロナワクチン接種推進中でございますので、組織をいじることも今はできないというふうに思っておりまして、充実する部分については、常に担当部課長に確認をしながら、副町長と人事のほうで調整をしながら進めているわけでございますので、そういった体制整備についても、改めて一通りのワクチン接種の目途がついた段階で次のステップに入ってまいりますので、そこで総括をして、必要な処置を行っていきたいというふうに思いますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(吉村裕之君) 谷議員! ○8番(谷 禎一君) 今回のいろんな問題というのは、これは組織体制の部分から起きてきているものだというふうにお話しているというのは、前から話をしています。実際に福祉部に、要は全部が福祉部だけで行っていると。ほかの部長関係は、そこに手を出せない、意見を言えないような組織体制になっておると。これ各市町村では、全庁挙げてやっている部分も数多くございます。いろんなこうしたらいいんじゃないか、ああしたらいいんじゃないかという意見も、各部長が、その福祉のほうへ話をするとか、そういうふうなことができれば、いろんなチェック体制も整えられるんじゃないかなというふうには思うんです。ということになれば、組織を計画する段階で、やっぱり問題あったのかなというふうにも思いますし、11月終わってから考える、またはそれをいらうことはなかなかできないと言われますけれども、実際にこれだけワクチン関係の部分で接種が遅れてきたり、また今度、新たな株が出てきたりというふうな情報の中で、後からするということになってくると、どんどん対応が遅れていくというふうなことにもなりかねない。だから、これからは福祉部だけに任すんじゃなしに、町全体で対応できる体制を早く構築することが大事だと思うんですが、その辺はどうなんでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 私も、この課題についてチェックはさせていただいております。おっしゃっていただいている部分もありますが、全庁挙げて、他の部署からも担当職員をその本部に入れて仕事をしていただいておりますので、本当にその本部の職員は頑張ってくれておるわけでございます。本当に中心になる職員は、休日もなしに休みなしで働いてくれているというところでございます。医師の手配が誤っていたという、その事象を受けて、本部員全員を集めて、私が訓示をいたしました。もちろんミスをしないこと、したことについては反省してもらうという意味も含めて、これを次のいわゆる接種ミスにつながらないように、トラブルのもとは、私は1人の職員に権限が集中、いわゆる業務が集中しているというところが問題であったんではないかというふうに思っておりまして、全員がチェック体制複数担任制をとった上でチェックをする、しっかりと上司に報告をするということをとっていかないとミスは防げないというふうに思っておりますので、今はワクチン接種推進中でございますので、11月の上旬には、一応、予定の接種は終了することになるわけでございます。しかし、接種率がどの程度になるのか、それも考えていかなければならないというふうに思っておりますし、集団接種が終わった後の対応についても考えていかなければなりません。そのために、今ある対策本部の組織、機構について、もう一度見直していきたいというふうに思います。  全庁挙げて、それぞれの全部署が協力しているということは間違いございませんので、そのあたりは、私の口からそのように申し上げて、谷議員と見解が違うというふうに思っておりますので、しっかり協力はしてくれておりますので、その点、御理解いただきたいと思います。 ○議長(吉村裕之君) 八尾議員! ○14番(八尾春雄君) では、質問ですが、重ならないように申し上げたいと思います。  我がまちでは、65歳以上の方の接種は6月21日から開始をするということになりましたけれども、6月10日あたりの接種率は、広陵町は最下位でございました。7%あたりだったと思います。トップはどこかといいますと、お隣の三宅町でございます。その時点で60%の方が第1回目の接種が終わっていたと。何が違うのかということを三宅町の役場のほうに問い合わせをいたしましたところ、実は、現地で開業をしておられるお医者さんの中で、これは大事な仕事だというので、他のお医者さんにも呼びかけをして、うちのまちでやっぱりやろうやないかということで呼びかけをして、協力体制をしいたと、こういうふうに聞いております。残念ながら広陵町では、そういうふうにならなかったようでございます。協力はするというんですけれども、自分のところの業務との関係で、なかなかすぐにそれに立ち上がるというふうにならなかったという事情があったようでございます。  事実がそこで明らかになったわけですから、町長、これからが質問ですが、今度のことが遅れているということが発見した段階で、開業医の皆さんに広陵町のこのコロナの体制で、ぜひ皆さんの協力をお願いしたいんだということで、何人のお医者さんに会われて要請をされましたか。これは町長がやっぱり責任ということになるわけだから、日頃の医療行政に対する開業医の皆さんの協力がはかどらなかったということだから、広陵町の事情がお医者さんの側に伝わっていない、こういう問題があるんだろうという予想は当然つくわけです。だから、これがはっきりした時点で、やっぱり頼みにいかなあかんという、こういうことだと思うんですが、そのあたりどういうふうにされましたか。 ○議長(吉村裕之君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 予防接種を進めるに当たって、開業医の皆さん、町の医師会の会合をさわやかホールで開いていただきまして、そのときに、私と副町長、担当部課長が出席をして、全先生にお願いをいたしました。また、個別接種についても、集団接種と並行して検討いただくようにということもお願いをいたしましたし、医師会の代表の先生方にも時々お会いしますので、広陵町最下位にならないように、ぜひ力を入れて医師会をまとめていただきたいということも申し上げました。  医療従事の接種がなかなか進まなかったという点もございまして、そのあたりが影響したのではないかというふうに思っておりますが、医師会の先生方の力をやはり借りないと接種はできないわけでございますので、医師会との連携については、そのように対応をさせていただいたところでございます。 ○議長(吉村裕之君) 議案に合って、沿った質疑でよろしくお願いします。  八尾議員! ○14番(八尾春雄君) いや、意地悪いけれども、今度の焦点になっているところだから言っているんです。  今町長、医師会と言われたけれども、医師会は広陵町で医師会つくっているわけではない。葛城の医師会ということで、他の自治体とも合わせて医師会をつくっているから、広陵町の先生方、お医者さんに相談をもちかけるということは、やっぱり特別な手だてが要るだろうと。それから、広陵町で開業しているんだけれども、その葛城の医師会に加入していない医師もおいでになるということは、最近になって分かったことでございます。ですから、日頃からそういう働きかけをどういうふうにするのかということをもっと現場の職員あたりに節目節目のところで、これは直接関係ないかもしれないけれども、やっぱり町の医療行政についてちゃんと説明をして、協力を求めるようにしろということを言っていただきたいんですけど、やっていただけますか。 ○議長(吉村裕之君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) それは、北葛城地区医師会と広陵町の地区の医師会とございまして、広陵町の町内のお医者さんの医師会という組織もございまして、代表がおられるわけでございます。北葛城地区医師会と組織が二重になっているようにも思われますので、なかなか意思疎通というのは難しい面があるのは確かでございます。しかし、町の保健事業を進める上においては、町内の医療機関の先生方の御協力をいただきながら、特定検診等もございます。そういったインフルエンザの予防接種もありますし、そういった連携は常々保健センターが医師会と連携をとってございます。毎年、事業総括をする会議を町内の先生方に全員集まっていただいて、次の予算編成前にいつも会議をして総括をし、次年度どうするのかというところは常にやっておりまして、連携はできているというふうに考えております。  ただ、今回のコロナワクチンの接種は、今まではインフルエンザのワクチンですと医療機関での個別接種でやっております。集団接種はやっていないわけでございます。長年、集団接種という経験がなかったという点もございまして、これは広陵町だけではないわけでございますけれども、そういったところでのやはりスタートの時点での、いわゆる訓練が十分でなかったのではないか、お医者さんの考え方もいろいろございまして、私も北葛城地区医師会の代表の先生とある会議でお会いしたときに、慌てて接種する必要はないと、ほかの方が接種されて副反応の状態がどうなのかよく見極めてからしてもいいというような考え方を持たれる先生も中にはおられましたので、医師会の先生方もそんなに慌ててする必要がないという意識もどこかにあったかも分かりませんが、医師会とやはり連携をして進めなければできないわけでございますので、そういった様々な状況が広陵町にはあったということは事実でございます。三宅町には、たった一つの医療機関ですので、そこの先生と連携をとって、その先生がよそからお医者さんを集めてきていただいて、スムーズに進められたということでございます。状況は異なりますので、広陵町の状況と三宅町とは若干違うということで、八尾議員も状況把握していただいているというふうに思います。  以上です。 ○議長(吉村裕之君) ほかに質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。  山田議員! ○4番(山田美津代君) 今、ワクチン接種の不手際についての質問が多く、それに対して町長がお答えになったわけですけれども、私は、そのワクチン接種の不手際もそうですけれども、やっぱりこの庁内の全て業務に対しての副町長の指揮監督ですか、そういうことがやっぱりちょっとゆるいんではないかなというふうに思えることが多いんです。それで、この間議場に新入職員の方が来て、御挨拶されました。本当にどなたも立派な御挨拶で、方針として広陵町の町民のために一生懸命働きますというお言葉で、本当にどの方も立派な御挨拶だと本当に感心をしたわけなんですけれども、そういう職員が本当に立派に課長になり、部長になりされていく、そういう教育をしていく役割は、私は、副町長が大きいんじゃないかなと思うんですけれども、その辺がすごく心配なんです。細かいミスがたくさんあったりして、そういうところの本当は副町長にしっかりお聞きしたかったんですけれども、それができないので、町長の言葉で判断するしかないんですけれども、そういう指揮監督、そして教育、そういうことをされて、今までの庁内のミスを見ていますと、やはりちょっとゆるかったんではないかなというふうに思われます。そういう立派な新入職員を育て上げるメンテの面でも、それから、広陵町ってこんなところだったのかといって、見極めつけて辞めていかれることのないようにしっかり教育して育てていっていただきたいと思いますので。私、副町長大好きです。とても優しくて温厚な人柄で、本当に大好きな方なんですけれども、あえて、この広陵町の皆さんの業務がしっかりと進んでいくように思いまして、また、そういう新しい職員の方が本当に成長していっていただきたいという思いを込めまして、副町長にそういうところを反省して、そして直していただきたい。直すといっても、本当に皆さん一人一人がしていかなければならないことなんですけれども、それはやっぱり指導監査する責任というのは、やっぱり副町長、そして町長にもあると思うんです。町長がこの間3期目、無投票ですが、信任されたわけです。今度は副町長のこの信任を今しているわけなので、町長3期目、無投票ということで、私は信任されたんではないなと思ってはいるんですよ。対抗馬が出せなかっただけで、いろいろやはり町民の方々からもお聞きしています。多分、町長のところにもそういう声は届いていると思うんですけれども。ですから、あえて、副町長大好きですけれども、そういう意味で、この議案に対しては、再任に対しては反対をさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論はありませんか。  笹井議員! ○5番(笹井由明君) 今回、副町長の選任につき同意を求めることにつきまして、ただいま、好きではあるけれども、あえて同意しかねないという討論がありました。私、同意をいたす立場で討論をさせていただきます。  当然ながら、行政を預かる上で、職員幹部それぞれ事務的なミスはないとは言えない。したがって、そうしたミスについては、分限の懲戒処分の委員会、そういったところで処分を下しながら、それぞれ務めていただいておるという状況でございます。  今回、ワクチンに対して大きなトラブルになったということについては、それぞれの立場で処分をいたす状況であるというふうに、町長は収束を待って処分するというふうな立場を表明いただきました。ただ、こうした人事案件の提案理由として、まちをどのようにしていくという貢献度、こうしたものは町長に2期、そしてまた松井副町長2期の間に、まちとして成長してきたことも事実であります。そうしたまちを成長させた、こうした貢献度については、万全の人物であるというふうに私も理解しておりますし、町長もそういう立場で提案をされてきたというふうに思っております。  ワクチン接種の不手際を焦点に、この責任問題を追及する中で、選任同意との兼ね合いが少し焦点が違っているのではないかなというふうに思います。当然ながら、そうした事務のミスについては処分がありきというふうなところもございます。ただ、その副町長の3期目の選任提案理由を聞いてみますと、とりわけ行政に携わってきた松井前ということが現在の副町長ですけれども、その副町長の功績は大きなものであるというふうにも思っております。教育部局、そして災害に強いまちづくり、そういったことについても懸命の努力をしていただいております。そしてまた、今回のワクチンの接種につきましての対応につきましても、いち早くそうしたトラブルに対しての解決策と、そして解決をするためだということで、早速、国保中央病院で医師を依頼して、そして、そのワクチン会場に医師を2時間遅れで来ていただいておるというふうなところもございますので、こうしたことについての対応についても、機敏なことをやってのけたというふうにも感じております。  今回のワクチン接種が焦点になっておる同意提案でありますけれども、こうしたこと以外に大きな活躍も理解するところではありますので、町長の提案どおり、私は同意をいたしたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論はありませんか。 ○議長(吉村裕之君) 八尾議員! ○14番(八尾春雄君) 反対の立場から討論をしたいと思います。  副町長の仕事が本部長ですから、これが問題になったことは当然です。だから、副町長を選任同意するということは、住民からすれば、ああ、そういう失敗をしても我がまちは通るんやなと。ワクチン接種が遅れたことについて住民は何て言っているかといったら、我がまちを、住民を、広陵町役場はあんまり大事に思ってくれていないのと違うかと、えらいこっちゃということで、何とか早く進めたいというように、もっと努力してもらわなあかんという、こういう中での選任同意の決議案でございますから、そういう意味でのメッセージが当然伴ってくるものでございます。ここで選任をするということは、そういう意味になると思います。  ですから、日頃から副町長の仕事のスタイル、いろいろ意見がないわけじゃありませんけれども、誠心誠意、地方公務員としての本分をちゃんとわきまえて仕事をしておられるのはよく知っていますから、これはいってみれば、町長の指導監督の責任が果たされていないですよと。あなたの下で選任同意求めるというふうに言っているけれども、自分の責任を、いってみれば、副町長の選任に委ねて、今度の採決をお願いするという形になっているということだろうと思っております。もう少しやっぱり反省をして、それで、コロナの問題が一定の収束を見てから制裁についても扱うということだけれども、やっぱり鉄は熱いうちに打てと古人も申されたように、そのときそのときできちんとしかるべき制裁もちゃんとやって、それでこの本会議を迎えられたのであれば、それはそれとしてまた値打ちがあろうかと思いますけれども、それを先送りしてしまうというのも、これもまた問題があるのではないかと、こういうことがありますので、反対します。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論はありませんか。  堀川議員! ○2番(堀川季延君) 副町長の選任に同意の立場で討論させていただきます。  私、職員時代同期でありまして、誰よりもこの松井宏之副町長の性格であったり、仕事ぶりというのは理解しているつもりであります。実直で真面目にこつこつと仕事をこなしております。この4年間におきましても、人をまとめてという、職員全体のピラミッドですので、1人で何もかもという町長の立場でも無理があります。副町長でもそのとおりです。各部長がおられ、課長がおられという組織体であります。その中で、ミスも当然、目に見えていないミスもあるだろうというふうには理解しておりますけれども、やはり住民に対しての対応であったり、苦情対応であったり、職員の人事配置や、まとめ方というのも私見てきているつもりであります。  先ほど来、このコロナに関しましては、11月中旬から下旬頃に一応、一段落した段階で反省し、その責任の所在をはっきりした上で対応していくという言葉も頂戴しておりますので、この選任同意とは少し私は違うとかなと、課題が違うのかな、話題が違うのかなというふうに思いますので、松井宏之さん副町長おいて、ほかにはおられないというふうに理解しておりますので、同意に賛成させていただきます。 ○議長(吉村裕之君) ほかに討論はありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り採決します。  本件について反対がありますので、起立により採決します。  議案第39号について、同意することに賛成の諸君の起立を求めます。          (賛成起立) ○議長(吉村裕之君) 起立11名であり、賛成多数であります。  よって、議案第39号は同意することに決定しました。  それでは、松井宏之氏がおられますので、議場に入っていただきます。          (松井宏之氏入場) ○議長(吉村裕之君) ただいま副町長に選任同意をされました松井宏之氏でございます。一言御挨拶をお願いします。 ○(松井宏之氏) 挨拶 ○議長(吉村裕之君) 御苦労さまでございました。それでは、よろしくお願いします。          (松井宏之氏退場) ○議長(吉村裕之君)   しばらく休憩します。     (A.M.10:58休憩)     (A.M.11:04再開) ○議長(吉村裕之君) 休憩を解き、再開します。  次に、日程5番、報告第15号、町道の管理の瑕疵に基づく損害賠償額の決定に係る専決処分の報告についてを議題とします。  本件について報告願います。  吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 失礼します。  議案書の1ページをお願いいたします。  報告第15号、町道の管理の瑕疵に基づく損害賠償額の決定に係る専決処分の報告について御説明申し上げます。  本件につきましては、町長の専決処分事項の指定の中で、法律上、町の義務に属する100万円以下の損害賠償の額を定めることについて、7月5日に専決処分を行いましたことから、議会に報告するものでございます。  議案書の3ページをお願いいたします。
     まず、損害賠償の相手方ですが、愛知県在住の議案書に記載のある方となります。  次に、事故の概要ですが、事故の発生日時は、令和3年5月27日午後0時頃、事故の発生場所は、馬見北9丁目9番地30、町道大谷奥鳥井線、真美ヶ丘第二小学校の西側付近となります。  次に、事故の状況ですが、損害賠償の相手方が町道大谷奥鳥井線を北進中、当該車両の左側前輪が舗装の剥離部分にはまり込み、左側後方下部のサイドステップ部分を損傷させたものとなります。舗装が剥がれた部分に車輪が落ちてサイドステップが損傷したものでございます。  次に、損害賠償額ですが、4万3,032円です。相手方車両の損害額は10万7,580円で本町4割の過失割合として賠償させていただきました。  なお、損害賠償額は、全て町が管理している保険により補填をされております。  以上、報告とさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(吉村裕之君) これより、本件について質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切ります。  以上で、報告第15号の件は終了します。  次に、日程6番、報告第16号、令和2年度広陵町財政健全化判断比率及び資金不足比率の報告についてを議題とします。  本件について報告願います。  吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 議案書の5ページをお願いいたします。  報告第16号、令和2年度広陵町財政健全化判断比率及び資金不足比率の報告について御説明申し上げます。  地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項では、財政健全化判断比率を、同法第22条第1項では、公営企業の資金不足比率につきまして、決算時に監査委員の意見を付けて議会に報告しなければならないと規定されております。  監査委員の意見書につきましては、別紙で配付させていただいており、議案関係資料としてタブレットにも掲載をさせていただいておりますので、御確認をお願いいたします。  議案書の7ページをお願いいたします。  財政健全化判断比率は、4つの指標からなっております。まず、実質赤字比率でございますが、一般会計、墓地事業特別会計、学校給食特別会計、これら3つの会計を合わせまして、普通会計と整理していますが、これら3つの会計の標準財政規模に対する赤字比率となります。実質収支は黒字となっておりますので、横棒で表示しております。ちなみに普通会計の実質収支額は、3億3,634万5,000円の黒字となっております。  次に、連結実質赤字比率ですが、普通会計に加えまして、そのほかの特別会計、公営企業も含め町の全会計を連結した実質収支も大幅な黒字となっておりますので、横棒で表示しております。  ちなみに、連結実質黒字額は、19億315万2,000円となっております。  次に、実質公債費比率につきましては、公債費に費やした一般財源の額が標準財政規模に占める割合がどの程度かを示すものですが、3年平均で7.8%となっております。前年度が8.2%でございました。この数値は、早期健全化基準の25%はもとより、起債許可が必要とされる18%を大幅に下回っております。この基準を下回れば、財政運営上問題がないということではございませんが、0.4%改善をしておるところでございます。  次の将来負担比率でございますが、普通会計が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率となります。早期健全化基準350%に対しまして、令和2年度は61.4%でございます。前年度と比較いたしますと、13.2%増加しております。この要因は、地方債残高の増加や基金の減少が影響しているものと考えております。  これら4つの数値の計算根拠につきましては、事務報告書の78、79ページに掲載しておりますので、御確認いただければと思います。  次に、8ページをお願いします。  公営企業の資金不足比率ですが、事業の規模に対する公営企業ごとの資金不足額の割合のことで、資金不足額とは、一般会計の実質赤字に相当するものでございます。水道事業会計及び下水道事業とも黒字決算で資金不足はございませんので、横棒で表示しております。  今後もさらなる財政健全化に向けて節度ある財政運営を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解、御協力をお願い申し上げまして、御報告とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) 本件については、監査委員の審査の意見書が付いておりますので、報告願うことにします。  坂野監査委員、報告願います。 ○監査委員(坂野佳宏君) 監査報告をさせていただきます。  令和2年度広陵町財政健全化判断比率審査の結果を御報告申し上げます。  この財政健全化判断比率審査は、令和3年8月13日に行いました。審査に付された広陵町財政健全化判断比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類等を審査いたしました結果、計数に誤りはなく、適正に表示しているものと認められました。  なお、審査内容の詳細につきましては、お手元の広陵町財政健全化判断比率審査意見書のとおりでありますので、御一読をお願いいたします。  以上で報告を終わります。  広陵町監査委員 赤銅 修、坂野佳宏。 ○議長(吉村裕之君) ありがとうございました。  これより、本件について質疑に入ります。  質疑ありませんか。  八尾議員! ○14番(八尾春雄君) ただいまの報告は、特に指摘すべき事項がないと、赤字でもないので、赤字比率は横棒で示していると、こういう説明でございました。4日の土曜日、午後から広陵町の公民館建替及び文化芸術の振興のあり方検討会というのがありまして、私も案内がありましたので、傍聴をいたしましたところ、そこに広陵町の財政状況を示したリストが提示をされております。今、出てきました実質公債費比率の推移ということで、これは令和元年度でございますけれども、広陵町は8.2%で黄色に塗ってありまして、要治療となっているんです。治療が必要だと書いてあるね。それから将来負担比率、これも出ておりまして、令和元年度ですけれども、広陵町は48.2%でございまして、これも要治療でございます。  それから、今回の数値には出ておりませんけれども、経常収支比率の推移というのもありまして、これ広陵町は94.9%ということで、これも黄色でございまして、要治療でございます。参加された委員の方からは、何やと、広陵町は健全とは言えないのかと、これはえらいことだと、公民館の建て替え問題についても、いろいろとこれは考えないといかんなというので、頭を抱えるという、こういうことが現実のものであったものでございます。  一体どっちが本当なんですか。あり方検討会に出したのが本当なんですか。それとも、今回特に指摘すべきことはありませんというのが本当なんですか。先ほど部長、微妙な言い方されましたね。問題がないというわけではないけれども、大丈夫だと、こういう言い方しましたね。問題がないというわけではない、ということは、問題があるということですね。どういう問題があるんですか。 ○議長(吉村裕之君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 私、先ほど申し上げましたのは、これら今回4つの指標を示させていただいておりますけれども、これらの4つの指標だけで財政状況を判断すべきではないというふうに思って申し上げました。といいますのは、現在の状況もそうですけれども、将来どれぐらい負担していくのか、公共施設の維持管理等もございます。いろんな公共事業もございますので、それをもって、現在の時点で、この数字だけをもって財政の状況を捉えるべきではないという考えでございます。  それから、先ほど要治療という話もしていただきましたけれども、そういう要治療というくくりにつきましては、恐らく県の各市町村の財政状況を判断した中で、その平均より上か下かというところで、要治療というふうに表示されているものだと思います。  県のほうにつきましては、財政状況を毎年公表しておりますので、それらの数値について、先日の4日に出させていただいたものでございます。  以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) 八尾議員! ○14番(八尾春雄君) そういう説明だと話がややこしくなるんです。参加された審議委員の中はこういう状況だったら、自分は学校教育の施設に金を使うのは了解するけれども、社会教育施設には、ちょっとこれは考え直さないといけないなとか、あるいは、公民館の利用についても、有料にするかどうかも決めなきゃいけないねと。中川会長は、これ議題にして言っていましたよ。だから全体が、町が事務方が提示した内容が、それは県が作った資料ですよと部長は言うけど、審議会に出した時点で、それは町が出した資料ですやんか。だから、町としても同様に認識しているんだということを言っているんでしょう。そうすると、議会に対しては問題がないと言いながら、審議会に対しては要治療だということで、二枚舌を使っているんじゃないかと僕は心配になりますけどね。  もう一回聞きます。どっちが本当なんですか。 ○議長(吉村裕之君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 財政健全化判断比率上で問題がないと言いますのは、法律で定める基準に照らし合わせるかどうかという数字でございます。ここの数字で言いますと、実質赤字、もしくは連結実質赤字比率で全国の状況を見ますと、ここはもうゼロでございます。赤字を出している自治体は。それから、実質公債費比率につきましても、25%以上の地方自治体は1団体、これはもう令和元年度の数値でございますけれども、1団体のみでございます。18%以上にとりましても、7団体ということになってまいります。そのあたりをもちまして、この数字だけは問題ございませんけれども、先ほど言いましたように、この数字だけでは、財政というのは判断することはできませんので、それらのことをもって申し上げたところでございます。 ○議長(吉村裕之君) ほかに質疑ありませんか。  谷議員! ○8番(谷 禎一君) 私も八尾議員と一緒に中央公民館の建て替えの委員会、傍聴に行ってまいりました。非常に財政的なものの話が検討課題になっとったんですけれども、今、話聞いていましても、あまりよう分からんなというふうなことになっていると思うんです。総務部長は、ずっと財政関係を預かっておられますが、基本的に広陵町の財政自体はどんなふうに考えていますか。要は、危ないなというふうに思っておられるのか、いやいや、十分余裕あるなと思っておられるのか、いや、そんなに心配することないやろうというふうに思っておられるか、どう思われておられるんでしょう。 ○議長(吉村裕之君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 財政状況の御質問でございますけれども、現状だけを見ますと、大きな問題は、今現在の時点では考えておらないというふうには判断しております。前年度の決算額でも出てまいりますけれども、繰越額も一定ございますし、基金も一定は積上げさせていただいておる。ただ、どう比較するのかというところはございますけれども、一つは、財政規模であったりとか、人口、産業要件だったりとか、その辺がよく似ている自治体が全国にございます。これを類似団体というくくりでくくっておりますけれども、それらの数値を比較すれば、やはり広陵町はまだ低いというふうには捉えております。奈良県の中ではそれほど悪い状態ではないと考えておりますけれども、全国の類似団体と比較すると低い。それから、今後どういったことが起こるか分かりません。先ほど言いました公共施設の維持管理につきましても、一般財源というのがかなり必要になってまいります。扶助費につきましても、年々増加しております。ずっと増え続けておりまして、減ったことございません。そこをもって、将来の財政計画というのを立てておるところでございますけれども、答え難しいですけれども、現状は問題ございませんが、将来的にやっぱり不安を抱えておるというふうには感じております。  以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) 谷議員! ○8番(谷 禎一君) コロナ関係で収入というか、そういうようなもんも減ってくるだろうというふうなことは予想されるんですけれども、当然、入る分は少なくなれば、出すものを絞らないかんというふうなことになってくると思うんですけれども、その辺、仮に建物の入札関係とか、いろんな二重になっているようなところであるとか、いろんな無駄というふうなところですね。そういうふうなものに関しては、今もきちっとチェックはしていただいているとは思うんですけれども、今後より一層、やっぱりその辺は考えていかないかんようには私は思うんですが、その辺は部長はどういう考えですか。 ○議長(吉村裕之君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 私どもも常にそういった考え方をもって取組をしております。常に改善するという意識を持ちながら、財政の運営にも取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) ほかに質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切ります。  以上で、報告第16号の件は終了します。  次に、日程7番、議案第40号から日程16番、議案第57号までの10議案については、本日提案説明を受け、質疑については10日に行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  それでは、議案ごとに提案説明を受けます。  それでは、日程7番、議案第40号、広陵町地域防災活動推進条例の一部を改正することについてを議題とします。  本案について説明願います。  吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 失礼します。  議案書の11ページをお願いいたします。  議案第40号、広陵町地域防災活動推進条例の一部を改正することについて御説明申し上げます。  改正条文は13ページでございますが、説明は別冊でお配りしております一部改正条例、廃止条例と概要集のほうでさせていただきます。  概要集の1ページをお願いいたします。  まず、今回の改正理由ですが、令和3年5月の災害対策基本法の一部改正及び避難情報に関するガイドラインの改訂により、避難勧告及び避難指示(緊急)が避難指示に一本化された等、市町村が発令する避難情報が見直されたこと及び市町村に個別避難計画の作成の努力義務が課せられたことに伴い、所要の改正を行うものでございます。  2番、改正内容は、避難情報に係る定義規定の整理としまして、市町村が発令する避難情報として定義されていた避難情報、高齢避難開始、避難勧告及び避難指示(緊急)の規定を廃止統合し、高齢避難避難指示及び緊急安全確保をまとめて避難情報と規定し直すものでございます。  次に、防災計画及び避難計画に関する規定の整理としまして、個別避難計画の作成に係る規定を追加するとともに、関係規定の見直しを行っております。法律では、個別避難計画の作成は、自治体の努力義務とされておりますが、条例では、作成を義務としており、昨年度から取りかかっているところでございます。その他文言の整理を行っております。  3番、施行期日につきましては、公布の日としております。  以上で説明とさせていただきますので、慎重に御審議いただき、御可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(吉村裕之君) 次に、日程8番、議案第41号、広陵町税条例の一部を改正することについてを議題とします。  本案について説明願います。  吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 議案書は15ページとなります。  議案第41号、広陵町税条例等の一部を改正することについて御説明申し上げます。  改正条文は17ページ、新旧対照表は3ページとなりますが、説明は概要集でさせていただきます。概要集の2ページをお願いいたします。  まず改正理由ですが、令和3年度の税制改正によるもので、地方税法等の一部を改正する法律等が令和3年3月31日に公布されたことに伴う税条例の改正となりますが、第2回定例会で専決処分の報告をさせていただきました以外の改正分となります。  改正の概要として、個人住民税に関する事項では2点ございます。非課税限度額における国外居住親族の取扱いの見直しとしまして、扶養控除について、その対象となる扶養親族から30歳以上70歳未満の国外居住親族を原則として除くこととされたことに伴い、個人の住民税の均等割及び所得割の非課税限度額の算定並びに法的年金受給の扶養親族申告書における扶養親族の範囲を見直すものでございます。  補足しますと、令和2年度の改正で令和6年度分以降の個人住民税について、30歳以上70歳未満の国外居住親族は、原則として、扶養控除の対象外となりました。今回の改正で個人住民税の均等割、所得割の非課税限度額につきましても、扶養親族の範囲を扶養控除の取扱いと同様とするものでございます。  次に、セルフメディケーション税制の延長としまして、特定一般用医薬品等購入費を支払った場合の医療費控除の特例について、適用期限を令和9年度分の個人の町民税まで5年間延長するものでございます。  次に、固定資産税に関する事項としまして、地域決定型地方税制特例措置、通称「わがまち特例」の追加としまして、特定都市河川浸水被害対策法の一部を改正する法律の施行の日から、令和6年3月31日までの間に設置した雨水貯留浸透施設に係る固定資産税の課税標準の特例を定めるもので、本町の割合は、参酌基準と同じ3分の1としております。  3ページの4番、施行期日等でございますが、セルフメディケーション税制の延長は、令和4年1月1日から、非課税限度額における国外居住親族の取扱いの見直しは、令和6年1月1日から、わがまち特例の追加は、特定都市河川浸水被害対策法の一部を改正する法律の施行の日としております。  また、附則におきまして、町民税に関する経過措置を規定しております。  以上で説明とさせていただきますので、慎重に御審議いただき、御可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(吉村裕之君) 次に、日程9番、議案第42号、広陵町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正することについてを議題とします。
     本案について説明願います。  北橋福祉部長! ○福祉部長(北橋美智代君) それでは、議案第42号、広陵町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正することについて説明申し上げます。  議案書は19ページから、新旧対照表は5ページからとなりますが、概要集の4ページを御覧いただきたく存じます。  指定障害福祉サービス事業等の業務負担軽減等を図る観点から、障害の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく、指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する政令が令和3年3月23日に公布され、その中で、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準が改正され、令和3年7月1日から施行されますことから、家庭的保育事業所等の業務負担軽減等を図るため、所要の改正を行うものでございます。  改正内容といたしまして、家庭的保育事業等において、作成・保存されておりますいろいろな記録につきまして、原則として、電磁的記録により対応を認める条文を第50条として加えるものでございます。  この条例は、公布の日から施行し、令和3年7月1日から適用いたします。  以上、慎重に御審議賜り、御可決いただきますようお願いを申し上げ、説明とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) 次に、日程10番、議案第43号、広陵町放課後子ども育成教室条例の一部を改正することについてを議題とします。  本案について説明願います。  北橋福祉部長! ○福祉部長(北橋美智代君) 議案第43号、広陵町放課後子ども育成教室条例の一部を改正することについて説明申し上げます。  議案書は23ページから、新旧対照表は6ページからとなりますが、概要集の5ページを御覧いただきたいと存じます。  現在、放課後子ども育成教室のあすなろクラブは、広陵西小学校敷地内に設置をされておりますが、登録児童数の増加により、一部平尾公民館を使用し、運営を行っておるところでございます。新たに施設を設置し、あすなろクラブの増床を図ることから、所要の改正を行うものでございます。  改正内容は、あすなろクラブの位置に、新たに施設の所在地であります、広陵町大字平尾525番地8を追加するものでございます。  この条例は、令和3年12月1日から施行するものでございます。  以上、慎重に御審議賜り、御可決いただきますようお願いを申し上げ、説明とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) 次に、日程11番、議案第44号、広陵町企業立地促進条例の一部を改正することについてを議題とします。  本案について説明願います。  奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) 失礼いたします。  それでは、議案第44号、広陵町企業立地促進条例の一部を改正することについて御説明申し上げます。  議案書は27ページから、新旧対照表は7ページからとなりますが、概要集の6ページを御覧いただきたく存じます。  まず、条例の改正理由でございます。本町では、平成26年3月に企業立地促進条例を制定し、当該条例に基づく奨励制度により、企業誘致に取り組んできたところでございます。社会経済情勢が大きく変化する中、今後、本町が県内における企業立地の優位性を確保し、箸尾準工業地域工場用地造成による企業立地をはじめとして、本町に進出する企業及び既存企業に対して新たな設備投資を促すことにより、産業の基盤強化、持続的な発展及び雇用機会の創出を図ることを目的として、企業ニーズを捉えた効果的な制度に見直すため、所要の改正を行うものでございます。  次に、条例の改正内容でございます。次の表のとおり、企業立地奨励金の交付基準及び交付割合を定め、等価固定資産の附則価格の合計額が5億円以上の事業に対して奨励措置を拡大するものでございます。従来は、等価固定資産の取得価格にかかわらず、この表の(1)の企業立地奨励金の期間及び割合と同様の奨励措置として、期間は3年間、奨励金の割合は、初年度が100分の100、2年度が100分の75、3年度が100分の50という内容でございました。これらは、等価固定資産に付加された固定資産税相当額に対しての奨励金の支給割合でございます。  今回の改正により、投資額が5億円以上10億円未満の場合、奨励金の期間を5年間とし、奨励金の割合を初年度が100分の100、2年度が100分の75、3年度から5年度までが100分の50とするものでございます。  また、投資額が10億円以上の場合、奨励金の期間を7年間とし、奨励金の割合を初年度が100分100、2年度と3年度が100分の75、4年度から7年度までが100分の50とするものでございます。  なお、投資額が5億円以上10億円未満及び投資額が10億円以上の場合、4年度以降の奨励金につきましては、等価固定資産のうち、対象事業所のように供する家屋もしくは構築物またはこれらの敷地である土地を除いたものに付加された固定資産税額の合計額により算定するものとしております。これは、3年度までは、土地、家屋及び償却資産に付加された固定資産税相当額を奨励金の対象といたしますが、4年度以降は、土地、家屋を除き償却資産のみを対象にするというものでございます。  最後に、本条例の施行期日は公布の日からとし、施行日前に当該届出をした事業については、なお、従前の例によるものとしております。  以上、どうか慎重なる御審議をいただき、原案御可決賜りますようお願い申し上げ、御説明とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) 次に、日程12番、議案第45号、はしお元気村条例の一部を改正することについてを議題とします。  本案について説明願います。  栗山事業部次長! ○事業部次長(栗山ゆかり君) 失礼いたします。  それでは、議案第45号、はしお元気村条例の一部を改正することについてを御説明申し上げます。  議案書は31ページから33ページでございますが、お手元の概要集の7ページと新旧対照表の9ページを御覧いただきたく存じます。  本条例の改正理由といたしましては、はしお元気村は、民間事業の活力やノウハウを活用することによる経費の縮減や利用のニーズに対応したきめ細かな質の高いサービスの提供を目的として、令和元年10月1日から指定管理に管理業務を行っていただいております。  今回、施設のさらなる活性化及び利便性の向上を図るため、現在利用を休止している健康増進室及び談話室を軽運動が可能な小ホールとして整備し、貸し館するものです。小ホールとして貸し館することで、利用のニーズを満たすとともに、新たな利用の確保を行うことができることで、施設の有効活用により、新たな収入を期待することができるため、料金設定を行うべく、所要の改正を行うものでございます。  改正内容といたしましては、健康増進室及び談話室の使用料に係る項目を削除し、小ホールの使用料を町内在住・在勤等1時間900円、町外在住1,350円を基本として、時間区分で料金を設定し、追加するもので、この条例は、令和3年10月1日から施行します。  以上、慎重なる御審議をいただき、御可決賜りますようお願い申し上げ、説明とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) 次に、日程13番、議案第46号、広陵町自治基本条例審議会設置条例の廃止についてを議題とします。  本案について説明願います。  奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) 失礼いたします。  それでは、議案第46号、広陵町自治基本条例審議会設置条例の廃止について御説明申し上げます。  議案書は35ページからとなりますが、概要集の8ページを御覧いただきたく存じます。  まず、条例の廃止理由でございます。広陵町自治基本条例が制定され、審議会が初期の目的を達成したことから廃止するものでございます。  次に、本条例の施行期日は、令和3年10月1日からとしております。  なお、附則におきまして、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正として、審議会委員の報酬及び費用弁償に係る規定を削るものでございます。  以上、どうか慎重なる御審議をいただき、原案御可決賜りますようお願い申し上げ、御説明とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) 次に、日程14番、議案第47号、令和3年度広陵町一般会計補正予算(第5号)を議題とします。  本案について説明願います。  吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) それでは、議案書の39ページをお願いいたします。  議案第47号、令和3年度広陵町一般会計補正予算(第5号)について御説明申し上げます。  まず第1条ですが、今回の補正予算につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6億6,605万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ138億4,831万8,000円とするものでございます。  第2条では、債務負担行為の補正を行っております。また、第3条では、地方債の補正を行っております。  まず歳出につきまして、52、53ページをお願いいたします。  2款総務費ですが、財政調整基金への積立金として4億3,885万円を計上しております。地方財政法の規定では、決算剰余金の2分の1を下らない額、これを翌々年度までに積立て、または繰上償還に充てなければならないとされております。  令和2年度の実質収支額は、前の51ページの歳入一番下でも、令和2年度歳計剰余金として計上しておりますけれども、3億3,634万5,000円となっております。この2分の1少し上回った額1億6,928万円を基金に積立てをさせていただきます。  また、今回の補正額4億3,885万円との差額、2億6,957万円につきましては、今回の補正による余剰財源で、基金に積立てをさせていただくものでございます。  次に、3款民生費の社会福祉費、介護保険費でございます。介護保険特別会計繰出金2,088万3,000円につきましては、翌年度精査によるもので、後ほど特別会計の補正で説明をさせていただきます。  次に、下段の認定こども園新設事業費ですが、平尾公民館等解体に係る費用を計上しております。委託料では、解体工事の管理業務委託料として146万3,000円、平尾公民館等の解体工事で4,000万円、この内訳は、平尾公民館解体工事で3,400万円、西第二幼稚園のプール解体工事で600万円を計上しております。  解体工事費につきましては、現在設計を委託中で、あくまでも概算費用となります。9月末に設計が完了する見込みでございます。  次の物件移転等補償費は、平尾公民館の動産移転補償として、93万2,000円を計上しております。  次に、54、55ページをお願いします。  中段の5款農商工費の農業総務費では、修繕料として130万円を計上しております。これは、東部農村広場の園路に歩行用の木製の橋がかかっており、腐食により危険なことから、現在、通行禁止としております。この橋の修繕費用となっております。  次に、6款土木費、道路橋梁新設改良費につきましては、社会資本整備総合交付金事業となります。例年の内示率を見ながら、事業費を落として当初予算を計上いたしましたが、想定よりも多く内示額をいただけることになりましたので、補正をさせていただくものでございます。補助金につきましては、箸尾準工道路事業が55%、そのほかの今回の補正事業は50%で、補助金を引いた90%が地方債、残り10%は一般財源となってまいります。  次に、56、57ページをお願いします。  下段の都市計画費で、都市計画マスタープラン等策定業務委託料1,000万円の減額は、後ほど説明をさせていただきます。  一番下の産業用地創出調査業務委託料1,000万円は、2分の1の県補助が付く見込みとなり、中和幹線沿いの企業立地について、調査、計画を策定するものでございます。  48、49ページに戻っていただきまして、歳入をお願いします。  上段の10款地方交付税につきましては、交付額の確定によるものでございます。普通交付税が2億7,854万5,000円追加と、当初予算より大きく増えておりますけれども、普通交付税の算定基礎となる人口につきましては、令和3年度から令和2年国勢調査の人口が用いられます。本町の人口は、前回から355人増えたことによる影響が大きいと考えております。  14款国庫支出金は、介護保険の精算に伴うもの、また、社会資本整備総合交付金事業の国庫補助となります。  50ページ、51ページの中ほど、20款町債の臨時財政対策債は、交付税の不足分を補うために借入れする地方債ですが、発行可能額の確定により、当初予算から1億1,170万円減額しております。  下段の21款繰越金につきましては、後ほど決算で出てまいりますが、令和2年度歳計剰余金として3億3,634万5,000円を計上しております。  次に、43ページの第2表債務負担行為補正をお願いします。  立地適正化計画策定事業として、令和4年度に1,400万円予定しております。これは、今年度の当初予算で立地適正計画策定業務委託料として872万3,000円を既に計上しておりますが、令和4年度に別発注を予定していたものを併せて発注するため、債務負担行為の追加をお願いするものでございます。  また、歳出で減額させていただきます都市計画マスタープランの変更も本事業の中で合わせて実施をさせていただくこととしております。  次に、土地開発公社に対する債務保証ですが、土地開発公社の事業計画の変更、また補正予算に伴いまして、事業費4億8,500万円と利子に相当する額の追加をお願いするもので、令和2年度当初予算で議決いただきました限度額を合わせますと、35億9,000万円と利子相当額となります。  最後に、44ページの第3表では、地方債の補正を行っておりますので、御確認をお願いいたします。  以上、よろしく御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げ、一般会計補正予算(第5号)の説明とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) 次に、日程15番、議案第48号、令和3年度広陵町介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題とします。  本案について説明願います。  北橋福祉部長! ○福祉部長(北橋美智代君) それでは、議案第48号、令和3年度広陵町介護保険特別会計補正予算(第1号)について説明申し上げます。  議案書の59ページを御覧いただきたいと存じます。  歳入歳出予算の補正につきまして、まず保険事業勘定は、既定の歳入歳出の総額にそれぞれ7,346万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ26億6,226万8,000円とするものでございます。  また、介護サービス事業勘定では、既定の歳入歳出の総額にそれぞれ32万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,654万6,000円とするものでございます。今回の補正につきましては、令和2年度決算が完了したことにより、令和2年度の介護給付費、地域支援事業費及び低所得保険料の軽減額が確定したため、国・県・町及び第2号被保険の負担の精算を行うものでございます。  68ページ、69ページを御覧いただきたいと存じます。  まず、保険事業勘定の歳入でございますが、3款国庫支出金、5款県支出金、7款繰入金の一般会計繰入金、介護給付費繰入金について、令和2年度の介護給付費に対します国・県・町それぞれの負担が交付不足となっておりますので、翌年度精算により本年度交付を受けるものから、所要額を計上しております。  また、一般会計繰入金の低所得保険料軽減繰入金につきましても、令和2年度分の低所得保険料の軽減所要額が確定したことにより、国・県・町の負担分を一般会計から繰り入れるものでございます。  先ほどの議案第47号、令和3年度広陵町一般会計補正予算(第5号)において、国2分の1、県4分の1を受け入れ、町負担分の4分の1を加えて、介護保険特別会計に繰り出したものでございます。  次に、めくっていただきまして、70、71ページを御覧いただきたいと存じます。  歳出でございます。5款諸支出金、1目第1号被保険保険料還付金につきましては、令和2年度において誤納となっております保険料の還付分でございます。  2目還付金及び2項の繰出金、1目他会計繰出金につきましては、令和2年度の地域支援事業費や介護給付費におきまして、国・県・町及び第2号被保険それぞれの負担分及びコロナ減免に対する国の臨時特別補助金が超過交付となっておりますので、それぞれに返還するものでございます。所要額を計上しております。  次に、7款基金積立金は、以上、令和2年度において交付不足や超過分となっておりますものを精算した結果、残余が生じます。5,404万9,000円を介護給付費準備基金に積み立てるものでございます。  なお、精算額の状況につきましては、事務事業報告書の106ページ下段の介護給付費、地域支援事業費の財源の令和2年度のほうで御参照をいただければと存じます。  介護給付費準備基金につきましては、後ほど令和2年度決算において説明をさせていただきますが、5,202万5,000円を取り崩しております。本補正において、5,404万9,000円を積み立てることから、第8期介護保険事業において保険料抑制財源として計画をしておりました1億1,000万円は確保できたものとなってございます。  次に、介護サービス事業勘定ですが、76ページ、77ページで、歳入でございます。
     令和2年度決算における歳計剰余金32万5,000円でございます。  めくっていただきまして、78ページ、79ページ、歳出でございます。  この剰余金を一般会計に繰り出すため同額を計上しております。  以上、慎重に御審議賜り、御可決いただきますようお願いを申し上げ、説明とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) 次に、日程16番、議案第57号、山辺・県北西部広域環境衛生組合規約の変更についてを議題とします。  本案について説明願います。  小原生活部長! ○生活部長(小原 薫君) 失礼いたします。  議案第57号、山辺・県北西部広域環境衛生組合規約の一部を変更する規約について御説明申し上げます。  地方自治法第286条第1項の規定に基づき、山辺・県北西部広域環境衛生組合規約を変更したいので、同法第290条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  議案書につきましては、81ページから83ページで、概要集は9ページ、新旧対照表は11ページでございますが、説明につきましては、概要集でさせていただきますので、概要集の9ページをお願いいたします。  変更の理由でございますが、山辺・県北西部広域環境衛生組合における管理及び副管理の任期が関係市町村の町の任期と定められていることに鑑み、組合議員の任期につきましても同様に、関係市町村の議会の議員の任期とするため、所要の変更を行うものでございます。  次に、変更の内容でございますが、第6条関係で、組合議員の任期について、1年(欠員が生じたことにより新たに選出された議員は、前任の残任期間)から、関係市町村の議会の議員の任期に変更するものでございます。  施行の期日としまして、この規約は、奈良県知事の許可のあった日から施行するものでございます。  以上、慎重なる御審議をいただき、原案御可決賜りますようお願い申し上げ、御説明とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) しばらく休憩します。     (A.M.11:56休憩)     (P.M.01:28再開) ○議長(吉村裕之君) 休憩を解き、再開します。  次に、日程17番、議案第49号、令和2年度広陵町一般会計歳入歳出決算の認定について、議案第50号、令和2年度広陵町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第51号、令和2年度広陵町後期高齢医療特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第52号、令和2年度広陵町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第53号、令和2年度広陵町墓地事業特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第54号、令和2年度広陵町学校給食特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第55号、令和2年度広陵町水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、議案第56号、令和2年度広陵町下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定についてを一括して議題とします。  議案第49号から第56号までの8議案については、本日、提案説明を受け、質疑については10日に行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  それでは、議案ごとに提案説明を受けます。  まず、議案第49号、令和2年度広陵町一般会計歳入歳出決算の認定についてを説明願います。  吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) それでは、議案第49号、令和2年度広陵町一般会計歳入歳出決算の認定について御説明申し上げます。  決算の認定につきましては、地方自治法の規定により、監査委員の意見をつけて認定をお願いするものでございます。  お配りしております決算書のほうをお願いいたします。決算書のほうの190ページとなります。実質収支に関する調書をお付けしております。  一般会計歳入総額は176億1,525万4,000円となっております。歳出総額は170億7,320万7,000円でございます。歳入歳出差引額、これは形式的収支額となりますが、5億4,204万7,000円となっております。  翌年度への繰越財源といたしまして、繰越明許費で2億521万9,000円、また、事故繰越で48万3,000円の財源をつけて繰越しをさせていただきましたので、実質収支といたしましては、3億3,634万5,000円の黒字となってまいります。  次に、令和2年度の決算状況につきまして、資料で御説明申し上げます。  お配りしております緑のファイル、事務事業点検評価報告書兼事務実績報告書のほうをお願いいたします。  52、53ページとなります。タブレットのほうにも同じデータを入れておりますので、どちらか見やすいほうを御覧いただければと思います。  資料は、決算カードとなっておりますが、決算カードの数値につきましては、3つの会計、一般会計、学校給食特別会計、それから墓地事業特別会計、これら3つ会計を合わせまして普通会計として整理しておりますので、一般会計の決算数字とは少し異なりますので、御了承をお願いいたします。  まず、52ページ中ほどの左側に決算状況の欄がございます。その中に実質収支がございます。先ほどの一般会計の数字と同じですけれども、3億3,634万5,000円、右側の令和元年度と比較をいたしますと、一つ下の単年度収支の数字である559万5,000円の黒字となります。  その下の積立金としましては、財政調整基金への積立てとなり、6億554万6,000円でございました。基金積立金取崩額といたしまして、土地開発公社への貸付金として7億円取り崩しましたので、実質単年度収支は8,885万9,000円の赤字でございました。  なお、貸付金は財産として管理させていただいており、決算書の附属書類であります財産に関する調書で債権として掲載しております。この貸付金を踏まえますと、約6億1,000万円の実質単年度黒字とも言えます。  次に、資料の55ページをお願いいたします。  決算状況の前年度比較となっております。少し説明をさせていただきますと、一番上の職員数につきましては、2名増加して238人となっております。  次に、国勢調査人口ですが、令和2年の調査人口に置き換わっております。本町の人口は、前回の調査時から355人増え、3万3,842人となっております。  次に、決算額ですが、歳入歳出とも60億円以上増加しております。1人10万円の特別定額給付金で35億円、土地開発公社への貸付金で7億円、その他、コロナ対応臨時交付金や葛城広域行政事務組合の解散などもあり、決算額全体が増えております。  7つ目の項目に地方債現在高がございますが、令和2年度末が111億636万2,000円と、平成緊急内水対策事業や臨時財政対策債の増もございまして、約3億4,000万円増加しております。その下に、うち交付税算入分とありますが、地方債現在高のうち、83億万円強、約75%は後年度の交付税に算入される見込みをしております。  次に、歳入のところを見ていただきますと、歳入の根幹となる町税におきましては、固定資産税が伸びもあり、町全体では微増となっております。  地方交付税につきましては、普通交付税で幼保無償化の影響もあり、2億円強増加しております。国庫支出金が43億円以上大きく伸びておりますけれども、特別定額給付金やコロナ対応臨時交付金の影響でございます。  詳細につきましては、大型事業であります平成緊急内水対策事業により大きく増加しております。町債のうち、4億1,820万円、率にしますと約28%は臨時財政対策債となっております。この地方債は、交付税原資が足りないため、不足分の一部を地方自治体が借入れする地方債で、臨時財政対策債の元利償還金相当額は、その全額を後年度の普通交付税によって措置されることとなっております。その他歳入のところが約6億円増加しておりますが、財政調整基金を取り崩して土地開発公社に貸し付けた影響でございます。  歳出におきましては、性質別では、人件費が約2億8,000万円増加しております。会計年度任用職員制度によりまして、これまでの物件費から人件費に振り替わっておりますけれども、物件費もそれほど減少しておらず、従来の人件費、物件費とも増加している状況となります。また、扶助費につきましても、近年ずっと増加している状況となります。  補助費等の大きな増加は特別定額給付金の影響となります。  普通建設事業費の増加につきましては、先ほどの町債のとも関連いたしますけれども、平成緊急内水対策事業等によるものでございます。その他、歳出のところで土地開発公社の7億円を計上しております。  次に、財政関係指標の欄を御覧いただきますと、財政力指数が単年度で0.618、3年平均で0.627と少し前年から低下しております。  基準財政収入額が増加したことによりまして、少し上がっております。  次に、経常収支比率でございます。財政の硬直度を表す財政指標で、この数値が100に近づいてまいりますと財政の弾力性がなくなる状況となりますけれども、94.5%と前年度より少し改善をしております。その数値は、類似団体の全国平均が91%ということですので、比較すると少し高い状況となっております。  続きまして、その下の基金の状況ですけれども、財政調整基金で15億1,279万9,000円、減債基金で1億9,589万2,000円、その他特定目的基金で8億5,577万2,000円、合わせまして、25億6,446万3,000円となっております。財政調整基金が減少しておりますが、先ほどからあります土地開発公社への7億円の貸付けのためでございます。減債基金の減少につきましては、令和2年度と令和3年度でさわやかホールの償還を終了するためでございます。  下のほうには、町税の内訳として徴収率がございます。全体で98.2%、前年度から0.2%増となっております。  それでは、続きまして、事務事業報告書の80ページをお願いいたします。  令和2年度の主要施策の成果について報告をさせていただきます。この主要施策の成果につきましては、100ページの80番までございますので、当初予算で主要事業として説明させていただいた項目を中心に抜粋して御説明申し上げます。  なお、主要施策として掲げましたが、コロナの影響により実施しなかった事業もございます。決算額はゼロと表示し、その理由を記載しております。  まず1番、人件費といたしまして、給料、職員手当、共済費の合計で19億9,468万6,000円の決算額となっております。前年度より約2億9,000万円増加しておりますが、会計年度任用職員制度により、物件費から人件費の振り替えとともに、これまでの人件費自体も増加しているものと考えております。  下の表は、職員数と人件費の推移でございます。令和2年度は、網かけの白い部分が会計年度任用職員となっております。黒い部分が正職員で、括弧書きで245人となっております。前年度から正職員が19名減少している表となりますけれども、これは嘱託職員から会計年度任用職員への切り替えによるものでございます。今後も財政状況を考慮し、定年延長も見据えた適正な定員管理に努めてまいりたいと考えております。  次に、81ページの4番、自治基本条例策定支援業務として、218万9,000円の決算額でございます。将来のまちづくりの指針となります条例制定に向け、審議会や研修会、ワーキンググループの勉強会を実施いたしました。条例につきましては、議会での継続審査の上議決いただき、令和3年6月から施行させていただいております。  次に、5番、公民館建替及び文化芸術の振興のあり方検討につきましては、令和元年度からの継続事業となりますが、検討委員会を5回開催させていただきました。令和3年におきましても、継続して取組をしております。決算額は197万9,000円でございます。  次に、82ページの6番、第5次広陵町総合計画、第2次広陵町まち・ひと・しごと創生総合戦略策定業務委託でございます。令和2年度及び令和3年度の2か年事業となりますが、これまでの施策、事業の評価を行い、課題の洗い出し及び次期計画への目標設定を行いました。また、住民アンケート調査も実施をさせていただいております。決算額は999万9,000円となっております。  次に、7番、公共交通運行事業です。地域に身近な公共交通として継続運行し、移動に関する利便性の向上を図っております。決算額は5,582万1,000円となっておりますが、このうち、広陵元気号に係る経費につきましては、内訳で委託料で出ております5,136万8,000円となります。  次に、83ページの12番、オリジナルナンバープレート製作事業ですが、包括連携協定を結んでおります奈良芸術短期大学の協力を得て、原動機付自転車のかぐやちゃんの図柄入りナンバープレートを導入させていただきました。現在のところ126枚を交付しており、好評の声もいただいております。決算額は、34万6,000円となっております。  次に、84ページの14番及び15番、西校区認定こども園整備事業につきましては、審査委員会を設置し、公私連携法人候補を選定いたしました。令和2年度には、代替用地の取得を行っております。決算額は、繰越分と合わせまして、5,325万7,000円ですが、令和2年度の残りは繰越しをさせていただいております。  次に、86ページの23番及び24番、防災重点ため池防災減災整備事業でございます。こちらも繰越分を含めてとなりますが、近年頻発する豪雨災害や今後想定される大地震に備えるため、町内全ての農業用ため池について判定を行った上で防災重点ため池を選定し、ハザードマップを整備いたしました。決算額は、繰越分を合わせまして、2,118万8,000円で、全額国庫補助となっております。  次に、87ページの28番、特定農業振興ゾーン設定地区における耕作状況改良事業でございます。ほ場整備事業の実施に当たり、一定の農地集積が図られたことから、機構集積協力金の交付を行いました。百済川向地区のほ場整備事業完了後の担い手となり得る集落営農法人の設立に向けて、先進地視察を実施したほか、アンケート調査を実施いたしました。令和3年1月に百済集落営農組合が設立され、令和5年度の法人化に向けて取組を進めてまいります。決算額は413万3,000円で、協力金は国庫補助となっております。  次に、88ページをお願いいたします。  31番、一般社団法人広陵町産業総合振興機構「なりわい」運営事業でございます。本町における各産業の振興に係る業務を実施すべく、令和2年3月に設立されました。本格的な事業実施にかかる経費を補助するとともに、令和3年度以降の自立化に向けた事業検証を行いました。決算額は1,308万円で、地方創生交付金事業となっております。  次に、32番、ビジネスサポートセンター開設事業でございます。町内の中小企業、小規模企業が抱える販路開拓や情報発信といった課題解決のため、全国で多数の成功事例を持つBizモデルを取り入れた県内初となるビジネスサポートセンターを大和高田市と共同で、令和2年12月に設立いたしました。令和2年度の相談は109社で、うち本町の相談は55社でございました。リピート率も高く、さらに取組を進めてまいります。決算額は908万1,000円で、こちらも地方創生交付金事業でございます。  次に、89ページの36番からは、社会資本整備総合交付金事業による道路や橋梁、交通安全施設の整備となります。なかなか要望どおり交付金がつかない状況もございますけれども、計画的に進めてまいります。  90ページの38番では、箸尾準工地区の道路整備事業も掲載しております。  少し飛びまして、97ページをお願いします。  66番、第4分団車両更新事業でございます。第4分団の水槽付ポンプ自動車の更新を行わせていただき、より強力なポンプ機能を有した消防車両となり、火災現場では素早い初期消火、また延焼防止等の放水活動ができるとともに、ポンプ機能による水防活動が可能となりました。決算額は2,953万4,000円で、緊急防災減災事業債を活用しております。  次に、67番、防火水槽設置事業では、疋相地区の廟谷池を埋め立て、防火水槽を設置いたしました。防火水槽用地は、地域の防災拠点や一時避難をするために使用したり、防災訓練等にも使用できる広場となっております。決算額は1,659万5,000円で、こちらも緊急防災減災事業債を活用しております。  次に、98ページをお願いします。  71番、中央体育館格技場改修整備事業ですが、利用の利便性を図るとともに、災害対策の観点から、空調設備、照明設備、男女別トイレ等の環境整備を行わせていただきました。決算額は3,963万5,000円で、緊急防災減災事業債を充当させていただいております。  次に、99ページの75番、西小学校増築事業につきましては、西小学校の児童急増による教室不足に対応するための校舎棟の増築及び手狭になった給食室の増改築を令和3年度にかけて実施しております。令和2年度の決算額は1億3,074万1,000円で、予算との差額は、令和3年度に繰越しをさせていただいております。  次に、76番、小学校便所洋式化事業繰越分でございますが、児童生徒が快適な環境の中で学習することができるよう、真美ヶ丘第二小学校及び真美ヶ丘中学校の便所改修工事を実施させていただきました。決算額は8,957万4,000円となっております。  最後に、100ページ、78番につきましては、牧野史跡公園トイレ改修事業となります。牧野史跡公園を歴史学習の拠点、観光振興と地域活性化の資源とするため、和式トイレを洋式化し、障害用トイレを整備させていただきました。決算額は569万8,000円となります。  以上で、令和2年度一般会計歳入歳出決算の認定について説明とさせていただきます。慎重審議の上、御認定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(吉村裕之君) 次に、議案第50号、令和2年度広陵町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを説明願います。  小原生活部長! ○生活部長(小原 薫君) 失礼いたします。  議案第50号、令和2年度広陵町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について御説明申し上げます。  冒頭、新型コロナウイルス感染症の拡大により、奈良県におきましても過去最大の感染の報告がニュース等で報道されている状況でございます。このような状況の中であるため、8月12日に予定しておりました令和3年度第1回国民健康保険運営協議会は、やむを得ず書面報告とさせていただいたことを御報告申し上げまして、令和2年度広陵町国民健康保険特別会計の決算の説明をさせていただきます。  令和2年度の決算は、平成30年度において、国民健康保険制度創設以来となる大改革により、都道府県が市町村とともに共同保険となり、将来にわたって安定的な財政運営や効率的な需要等の中心的な役割を県が担う国民健康保険県単位がスタートして3年目の決算でございます。奈良県におきましても、国民健康保険の県単位化がスタートし、令和6年度には、県内で統一した保険税率の導入として、同じ所得、同じ世帯構成であれば、県内のどこに住んでも保険料水準が同じであることを目指しているところでございます。  まず初めに、被保険の状況を報告させていただきます。  令和2年度末の被保険数は7,243人、加入世帯数は4,244世帯で、前年度と比べますと、被保険数で19人の増、世帯数では42世帯数の増となっております。世帯当たりの被保険数は、令和元年度1.722人、令和2年度は1.71人と若干減少しており、少子化、核家族化が進み、高齢の夫婦のみの世帯や単身世帯が年々増加傾向にある状況でございます。  また、全住民に占める被保険の割合は、令和元年度20.62%、令和2年度は20.7%と0.08%増加し、おおむね住民の4.8人に1人が国民健康保険に加入している状況となっております。  こうした状況の中で、令和2年度国民健康保険特別会計の決算の説明をさせていただきます。  まずは、決算書の230ページの実質収支に関する調書をお願いいたします。  令和2年度広陵町国民健康保険特別会計歳入歳出決算額でございますが、歳入が33億2,472万円、歳出が33億1,222万4,000円であり、歳入歳出差引き1,249万6,000円の黒字の実質収支で超過交付となりました令和2年度特定健康診査に係る国・県の負担金の翌年度精算の財源とすべく、繰越金として処理させていただいております。  それでは、歳入歳出決算事項別明細書により、決算状況について説明させていただきます。  決算書の214、215ページをお願いいたします。  まずは、歳入の状況でございます。  1款の国民健康保険税でございますが、7億3,855万6,000円で、前年度と比べ、2,334万1,000円の増収となっております。現年度分の保険税は、調定額で7億4,190万4,000円、収入額は7億2,869万4,000円で、収納率は98.22%となっております。前年と比べ、調定額では2,325万4,000円の増額で、収入額では2,278万8,000円の増額となっております。これは、保険税率の改定と被保険数の増加によるものでございます。滞納繰越し分におきましては、調定額、収入額が増額となっておりますが、わずかではございますが、収納率は上昇している状況であります。  次に、2款の国庫支出金でございますが、1,237万7,000円で、内訳としましては、社会保障税番号制度システム整備費補助金として652万4,000円、次の216、217ページで、災害等臨時特例補助金として585万3,000円でございます。  次に、3款の県支出金でございます。県補助金として、23億4,959万7,000円であり、内訳としまして、保険給付費等に係る支出に対し、県からの交付金で、普通交付金が23億1,365万9,000円、特定健康診査負担金等の特別交付金3,593万8,000円でございます。  次に、4款の繰入金でございます。保険税軽減等に係る一般会計と財政調整基金からの繰入金として、総額2億1,752万4,000円でございます。
     次に、5款の諸収入でございますが、保険税延滞金や第三者行為等に係る納付金等666万4,000円であり、次の219ページの下段のとおり、歳入の総額は33億2,472万円の決算額となっております。  続きまして、220、221ページをお願いいたします。  歳出の状況でございます。  まず、1款の総務費でございます。一般管理費、連合会負担金、共同事業負担金等、総額2,190万5,000円でございます。  次に、2款の保険給付費でございます。保険給付費は、前年度と比べ274万円の減額の23億1,856万7,000円となっております。新型コロナウイルス感染拡大防止による医療機関への受診抑制はあるものの、前年度とほぼ同額程度となっております。  内訳といたしましては、1項の療養諸費でございますが、審査支払手数料を除き、20億953万8,000円で、前年度と比べ、812万5,000円の減額となっております。  次に、222、223ページをお願いいたします。  2項の高額療養費でございます。2億9,490万4,000円であり、前年度と比べ、791万2,000円の増額となっております。  次に、一番下の部分の4項出産育児諸費でございますが、17件で704万4,000円となっております。  次に、224、225ページをお願いいたします。  5項の葬祭諸費でございますが、1件3万円の基準で37件で111万円となっております。  続きまして、3款の国民健康保険事業費納付金でございます。医療提供体制の責任主体である奈良県により示された額を納付金として納めたもので、総額9億4,011万2,000円で、内訳といたしまして、1項の医療給付費分が6億3,497万2,000円で、2項の後期高齢支援金等分が2億2,040万3,000円、3項の介護納付金分が8,473万7,000円となっております。  次に、5款保健事業費でございます。総額2,701万7,000円で、内訳といたしまして、1項の特定健康診査等事業費が2,392万2,000円で、次の226、227ページの2項の保健事業費が309万5,000円となっております。  次に、7款の諸支出金でございますが、462万円であり、次の229ページ下段のとおり、歳出の総額は33億1,222万4,000円の決算額となっております。  以上、慎重なる御審議をいただき、御認定賜りますようお願いを申し上げ、御説明とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) 次に、議案第51号、令和2年度広陵町後期高齢医療特別会計歳入歳出決算の認定について及び議案第52号、令和2年度広陵町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを説明願います。  北橋福祉部長! ○福祉部長(北橋美智代君) それでは、議案第51号、令和2年度広陵町後期高齢医療特別会計歳入歳出決算の認定について説明申し上げます。  決算書の233ページからでございます。まず248ページをお願いいたします。実質収支に関する調書でございます。  歳入総額は4億4,726万9,000円、歳出総額が4億4,710万5,000円でございます。歳入差引額16万4,000円となっております。この金額につきましては、出納閉鎖期間中の保険料の収納や保険料還付未済金などでございます。  次に、歳入歳出決算事項別明細書により、決算について説明をさせていただきます。  決算書の240、241ページをお願いいたします。  まず、歳入でございます。  1款の後期高齢医療保険料でございますが、収入済額3億3,824万9,653円となってございます。内訳といたしまして、特別徴収分2億813万9,923円、普通徴収分は、滞納繰越分を含みまして、1億3,010万9,730円となっております。  2款督促手数料につきましては、3万7,200円でございます。  次に、4款の繰入金でございますが、総額9,199万2,836円で、一般会計からの繰入れでございます。  内訳といたしまして、事務費相当分を町が負担します事務費繰入金が2,333万1,354円、保険税軽減に係る保険基盤安定繰入金が6,866万1,482円となってございます。保険料の減免分を県4分の3、町4分の1の負担となっております。  次に、5款諸収入でございますが、総額1,595万4,760円となっており、主な内訳といたしましては、保険料還付金が139万2,548円であります。  ページめくっていただきまして、次の雑入では、健康診査に要する費用を広域連合から委託金として収入しております。保健事業委託金1,440万6,930円、また、健康相談に係る費用が広域連合から交付されます健康増進等事業交付金につきまして、14万5,982円となっております。  6款の繰越金60万1,150円につきましては、令和元年度の実質収支を繰り越したもので、広域連合への納付金や保険料の精算分となってございます。  7款の国庫支出金では、税制改正に伴うシステム改修の費用の一部、43万3,000円を国から補助金として収入しております。  続きまして、244、245ページをお願いいたします。  歳出の状況でございます。  まず、1款の総務費でございます。一般管理費として、広陵町の被保険に対する保険料の通知書の印刷や発送、保険証の発送費用など、またシステム改修費を含めまして、317万8,856円となっております。  2款の後期高齢医療広域連合納付金として、4億2,610万9,136円でございます。内訳といたしまして、広域連合の事務経費を構成市町村で負担する事務費の負担金が1,860万6,000円、広陵町が徴収いたしました保険料を広域連合に納める保険料等負担金が3億3,882万1,654円、保険料の軽減分の保険基盤安定負担金が6,866万1,482円となっております。  3款の保健事業費につきましては、健康診査委託料、人間ドック、脳ドックの助成金等の保健事業で、1,654万9,610円でございます。  4款の諸支出金につきましては、保険料の還付金等で、126万7,648円となってございます。  なお、被保険などの詳細につきましては、事務事業報告書の201ページから203ページに掲載をさせていただきますので、御参考にしていただけたらと存じます。  引き続きまして、議案第52号、令和2年度広陵町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について説明をさせていただきます。  決算書の249ページをお願いいたします。  令和2年度は、第7期事業計画の3年の最終年度となっております。まず、決算書の286ページを御覧いただきたく存じます。  保険事業勘定の実質収支に関する調書でございます。歳入総額23億5,483万1,000円、歳出総額、同額の23億5,483万1,000円で、歳入歳出差引きゼロとなってございます。  264、265ページのほうを御覧いただき、2項基金繰入金、1目介護給付費準備基金の欄を御覧いただきたく存じます。  収入済額5,202万4,664円となってございます。介護給付費準備基金を取り崩しての収支バランスをとっている状況でございます。  なお、さきの議案第48号、広陵町介護保険特別会計補正予算(第1号)におきまして説明をさせていただきましたとおり、国庫負担金等の交付不足や超過交付を精算いたしまして、残余が生じることにより、5,404万9,000円を基金に積み立てることとしております。このことから、令和2年度決算は、約5,200万円の基金を取り崩したものの、翌年度において国庫負担金等の精算があり、約5,400万円の残余が生じるものでございますので、実質的には、約200万円の黒字ということになってございます。  それでは、保険事業勘定の歳入から説明を申し上げます。  議案書260ページ、261ページをお願いいたします。  1款保険料につきましては、収入済額5億6,454万6,780円となりました。また、低所得の保険料軽減や新型コロナウイルスの影響による減免がございますので、262ページ、263ページの5目臨時特例補助金144万円と、264、265ページの中ほど、5目低所得保険料軽減繰入金2,787万8,760円を加えたものが保険料収入ということになります。  事務事業報告書の159ページを御覧いただきたいと存じます。  階層別保険料の令和2年度実績において、賦課数が被保険数となりますが、9,154人となっております。こちらを所得別階層人数に換算いたしますと、9,647人となり、計画値の9,382人を上回る結果となったことから、保険料の増収となっているところでございます。  もう一度決算書に戻っていただきまして、2款手数料は督促手数料となってございます。  3款国庫支出金、めくっていただきまして、4款支払基金交付金、5款県支出金につきましては、介護給付費及び地域支援事業に対し、国、第2号被保険及び県それぞれの負担割合によって交付されるものでございます。負担割合につきましては、事務事業報告書の106ページにございますので、後ほど御確認のほどよろしくお願いいたします。  264ページ、265ページでございます。7款繰入金につきましては、介護給付費及び地域支援事業に対する町負担分や保険料軽減分、事務費関係費用の一般会計からの繰入れでございます。  8款諸収入につきましては、保険料延滞金預金利子、めくっていただきまして、雑入につきましては、第三者行為による納付金等でございます。  9款繰越金につきましては、令和元年度からの繰越金でございます。  次に、268ページ、269ページでございます。  歳出でございます。  1款総務費につきましては、システム等使用料、介護認定審査会関係費用等の事務費関係経費でございます。  270ページ、271ページ中段、2款保険給付費につきましては、22億1,285万3,040円の支出となってございます。予算現額が22億8,582万8,000円でありますので、約7,300万円の不用額となっており、予算額が計画値であることから、計画値を下回った結果となっております。  給付状況につきましては、先ほどの事務事業実績報告書の161ページで御確認をお願いいたします。  次に、決算書の272、273ページでございます。3款の地域支援事業は、支出済額8,303万1,179円、不用額1,746万8,821円となっており、こちらのほうも計画値を下回っております。  それぞれの事業につきましては、2項の介護予防・日常生活支援サービス事業費につきましては、要支援1・2の方への訪問型、通所型のサービスでございます。  3項の一般介護予防事業費は、一般高齢で1号被保険の全ての方が対象で、介護予防事業の普及、生活機能の維持向上を図るための事業でございます。  4項包括的支援事業・任意事業費につきましては、総合相談支援、権利擁護事業、介護予防ケアマネジメント事業、家庭介護継続支援事業などを実施しております。  地域包括ケアシステムの深化推進に向けた取組として、在宅医療介護連携推進事業、生活支援体制整備事業、認知症総合支援事業などを実施しております。  生活支援体制整備事業につきましては、広陵町社会福祉協議会に地域の課題を整理を行い、必要な社会資源を構築していくための協議体の事業運営を委託しております。事業の詳細につきましては、事務事業点検報告書の15ページを御参照いただければと思いますので、よろしくお願いをいたします。  次に、278、279ページの5款諸支出金につきましては、令和元年度分の国庫等の過年度精算による返還でございます。他会計への繰出しにつきましても、町負担分の精算でございます。  7款基金積立金でございますが、令和元年度剰余金分を介護給付費準備基金に積み立てたものでございます。  それでは、次に、介護サービス事業勘定について説明を申し上げます。  決算書287ページを御覧ください。  介護サービス事業勘定の実質収支に関する調書でございます。歳入総額1,626万8,000円、歳出総額1,594万4,000円、歳入歳出差引額32万4,000円につきましては、令和3年度に繰越しをいたします。  282ページ、283ページをお願いいたします。  介護サービス事業勘定は、主に要支援1・2の方のケアプランを作成する事業でございます。歳入として、サービス計画費収入の1,563万1,719円でございます。また、繰越金、令和元年度の歳計剰余金となっております。  めくっていただきまして、284、285ページ、歳出として、事業所管理費の1,530万7,327円で、差引き32万4,392円の剰余金となっております。  諸支出金につきましては、繰越金の令和元年度歳計剰余金を一般会計に繰り出したものでございます。  以上、慎重に御審議賜り、御認定いただきますようお願いを申し上げ、説明とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) 次に、議案第53号、令和2年度広陵町墓地事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを説明願います。  小原生活部長! ○生活部長(小原 薫君) それでは、議案第53号、令和2年度広陵町墓地事業特別会計歳入歳出決算の認定について御説明申し上げます。  まずは、決算書の302ページの実質収支に関する調書をお願いいたします。  令和2年度広陵町墓地事業特別会計歳入歳出決算額でございますが、歳入歳出それぞれ1,574万1,000円でございます。  次に、歳入歳出決算事項別明細書により、決算状況について御説明させていただきます。  決算書の298、299ページをお願いいたします。  まずは歳入の状況でございます。主な収入といたしましては、1款の使用料及び手数料の1,219万3,000円でございます。内訳といたしましては、墓地管理料が1,138名で567万7,000円、墓地使用料が一般墓地は6区画で582万円、合葬墓が10名で50万円、記名版希望が7名で17万5,000円であり、合計649万5,000円で、手数料が2万1,000円でございます。  次に、2款の繰入金でございますが、一般会計からの繰入金として354万8,000円であり、299ページの下段のとおり、歳入の総額は1,574万1,000円の決算額となっております。  次に、300、301ページをお願いいたします。  歳出の状況でございます。  1款墓地管理費としまして、給与費が833万6,000円、墓地管理費が740万5,000円で、そのうち、墓地永代使用料返還金としまして、11件で480万8,000円返還しており、301ページの下段のとおり、歳出の総額は1,574万1,000円の決算額となっております。  以上、慎重なる御審議をいただき、御認定賜りますようお願い申し上げ、説明とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) 次に、議案第54号、令和2年度広陵町学校給食特別会計歳入歳出決算の認定についてを説明願います。  池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 失礼いたします。  議案第54号、令和2年度広陵町学校給食特別会計歳入歳出決算の認定について御説明を申し上げます。  決算書の307ページからとなりますが、まずは320ページの実質収支に関する調書を御覧いただきたいと存じます。  令和2年度広陵町学校給食特別会計歳入歳出決算の総額は、歳入歳出ともに2億6,301万1,000円、収支同額であり、差引額はございません。  令和元年度は、2億6,955万8,000円で、654万7,000円の減の状況となってございます。  まず、冒頭お聞きをいただきたいと存じます。御承知いただいておりますとおり、令和2年度は、コロナ禍の影響によりまして、学校の休業を余儀なくされた経緯があり、当然ながら、給食も停止による回数減、歳入のところでも申し上げますが、小学校は158回、中学校は143回の実績となりました。学校行事等も従前とは大きく変容をいたしました。それらに伴い、保護の経済的な負担軽減のための特別対策として、当該年度の小中学校の給食費は徴収せず、このことに要する給食費の徴収条例の一部改正と補正予算、この補正の内容でございますが、給食費の保護負担金の財源を一般会計からの繰入金で充当することと、賄材料費に関しましては、国庫補助として新設されました学校臨時休業対策費補助金の補正、これは具体的には、事業所に対する学校給食返還等事業であり、食材の発注を行った後にストックができなかった、いわゆる受注ラインのキャンセル不可分の支払い金額となるものでございます。これらのことによりまして、この1年間は保護負担はいただかないという措置を講じさせていただきました。  それでは、順次御説明を申し上げます。  決算書の事項別明細書の316ページ、見開きとなります歳出でございます。  歳出の内訳といたしましては、まず、1款小学校の給食費でございます。小学校の給食は、平成27年度の2学期、9月から調理業務を委託とし、現在まで継続して、安全で安心かつおいしい給食の提供に努めてさせていただいているところであります。
     支出済額の各項目に記載の合計額でございます。需用費として、9,824万6,301円の実績でございます。内訳といたしまして、備考欄に記載の一般経費は教育総務課及び小学校5校の消耗品費、これらは食器類をはじめといたします配膳時の消耗品費の実績額の記載でございます。  上段、教育総務課の10節需用費ですが、賄材料費が9,660万1,000円余りで、当該年度の児童生徒数につきましては、小学校は2,129人、中学校は931人でございました。少し細かくなりますが、学校の給食費で10万円以上要したものの金額といたしましては、中段の北小学校、これは給食室床の塗装、ワゴン・台車の修繕、移動調理台の修繕などに28万4,000円余り、それと、その下段に記載のあります真美ヶ丘第一小学校も同様に、調理シンクの修繕とガス栓の修繕などに要した11万3,000円余りなど、各校の厨房内の修繕、改修に要した費用であります。  備考欄の記載上、前後して申し訳ありませんが、次節、11節の役務費、手数料につきましては、小学校は米飯の炊飯を町内の炊飯センター、広陵炊飯センターでございます。ここへ外注させていただいております。それに加えまして、検便の検査及び有害物質や食材の定期検査の手数料と合わせまして、871万3,000円余りの実績であります。  続いて、管理栄養システムの委託料5万5,000円と、さきに申し上げました給食調理業務の委託料、名阪食品株式会社でございます。それといたしまして、6,220万円余りの実績でございます。  次に、冒頭に申し上げました国庫補助の助成金であります学校臨時休業対策費補助金266万円余りを支出いたしました。  次に、2款中学校給食費でございます。  平成28年9月、2学期からのスタートでございます。香芝市と共同の給食センターは、県内外に誇る4,000食を賄える炊飯ラインをはじめとして、スチームコンベクションオーブンやフライヤー等の最新の調理設備を備えた中学校の給食施設であります。  決算内容とは直接関係はございませんが、この給食センターも早5年が経過し、これまで以上に設備関係のメンテナンスにも留意し、メニューには、世界の料理を取り入れるなどの取組によりまして、引き続き、安全・安心で生徒が楽しみにする栄養満点のおいしい給食を目指してまいりたいと存じます。  戻りまして、人件費といたしまして、課長級、主幹1名の実績額を記載させていただいております。  ページをめくっていただき、18節の負担金補助及び交付金につきましては、備考欄に記載のとおり、香芝市との共同の給食センター協議会運営負担金3,975万7,000円余り、それと賄材料費の負担金4,015万5,000円余りを合わせました8,059万3,000円余りを負担金として支出いたしました。  参考までに、本町の負担率は、当該年度27.34%でございます。香芝市は72.66%の状況となっております。  広陵中学校と真美ヶ丘中学校の需用費、消耗品費は、給食の配膳に伴う学校でのビニール手袋等の衛生用品、消毒液など購入をいたしました。  最後に、3款予備費は、実績がございません。  戻っていただきまして、314ページ、見開きの歳入でございます。  歳入では、1款の分担金及び負担金につきましては、冒頭に申し上げましたとおり、令和2年度は、保護負担をいただいておりませんので、原則、滞納繰越分のみの実績でございます。  2款の繰入金は、本来、歳出総額から申し上げております1款と3款の金額を差し引いた差額を繰入れしているものでありますが、補正予算として、令和2年5月の臨時議会で承認をいただきました学校給食の運営に必要となる一般会計繰入金として、保護負担分を包括いたしまして、小学校は1億6,432万6,000円余り、中学校は8,723万円余りをもって、おのおのの財源とさせていただく形でございます。  令和3年3月議会において、学校休業期間等の給食経費約1.5か月分の相殺分となります。これを減額とさせていただいておりますが、参考までに、本来の給食費の保護負担金は、小学校給食費は月額4,200円、1食当たり253円でございます。回数は、最大で182回の予定でございましたが、実績としては158回となりました。同様に、中学校の給食費は1か月4,500円、1食当たりは309円、回数につきましては、1・2年生は、最大160回の予定が143回の実績、3年生は、進路関係、三懇談や入試等によって、133回の予定が、広陵中学校、真美ヶ丘中学校ともに116回となりました。  それと、3款の諸収入の給食分の雑入の項目でございます。これは、教職員の給食費でございますが、合わせまして、1,108万1,000円余りの収入であり、内訳といたしましては、小学校767万2,000円余り、中学校は、給食センター運営委員会委員報酬の3万9,000円を含み、合わせて340万8,000円余りの実績でございます。学校給食特別会計決算の主な項目の概要でございます。  以上、よろしく御審議いただきまして、御承認賜りますようお願いを申し上げ、説明とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) 次に、議案第55号、令和2年度広陵町水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について及び議案第56号、令和2年度広陵町下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定についてを説明願います。  田村事業部次長! ○事業部次長(田村 猛君) それでは、議案第55号、令和2年度広陵町水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について御説明申し上げます。  まず初めに、業務に関する事項から説明させていただきます。  決算書の341ページを御覧ください。  3、業務の(1)業務量に関する事項であります。  まず給水人口ですが、令和2年度末では3万4,982人で、前年度末から48人の減少となっております。給水栓数は1万3,444栓で、前年度比40栓の増加となっております。  次に、県水受水量でございますが、382万8,345立方メートルで、前年度比13万4,737立方メートルの増加となっております。配水量は382万8,345立方メートルで、前年度比12万3,306立方メートルの増加となっております。  また、有収水量は、排水量のうち、料金として回収できた水量となりますが、令和2年度は355万3,850立方メートルで、前年度比7万3,220立方メートルの増加となっております。配水量と有収水量の差は、主として、耐震化工事に伴う洗管等に大量の水を使用したことによるものとなります。この結果、総配水量に対する有収率は92.83%で、前年度比1.11%の減となっております。  次に、戻っていただきまして、326ページ、327ページを御覧ください。  収益的収入及び支出について説明申し上げます。  上段の収入につきまして、327ページの決算額と予算額の増減について説明させていただきます。  上から2段目、第1項の営業収益につきましては、決算額が7億4,515万6,413円で、予算額に比べ、2,640万円余りの増額となっております。主な理由としましては、使用水量及び給水分担金の増加によるものであります。  次に、第2項の営業外収益につきましては、決算額は1億2,499万8,552円で、予算額に比べ、109万円余りの減額となっております。主な理由といたしましては、消費税の還付金が減額となったことによるものであります。  第3項の特別利益につきましては、決算額は5,758万6,830円で、南郷浄水場跡地の売却益等となっております。  次に、下段の支出について説明させていただきます。  2段目の第1項の営業費用につきましては、決算額は9億9,640万3,719円で、予算額に比べ、3,264万円余りの増額となっております。主な理由としましては、南郷浄水場解体に伴う固定資産除却費の増額であります。  次に、第2項の営業外費用につきましては、決算額が207万3,910円であり、4条非課税売上に対する課税仕入れ分の消費税として、174万9,347円を流用して支払いしております。  第3項の特別損失につきましては、決算額114万4,906円で、158万円の不用額が出ております。過年度にさかのぼる修正損がほとんど生じなかったためであります。  第4項の予備費は、執行しておりません。  次に、ページをめくっていただきまして、328ページ、329ページを御覧ください。  資本的収入及び支出について説明させていただきます。  上段の収入、2段目、第1項の工事負担金につきましては、決算額は4,573万7,777円であり、予算額に比べ1,343万円余りの増加となっております。主な理由としましては、施設分担金の増加によるものであります。  次に、第5項の補助金につきましては、決算額は4,482万5,000円で、予算額に比べ、1,017万5,000円の減額となっております。これは、配水管耐震化事業の実績に伴うものであります。  第6項の繰入金につきましては、予算どおり16万円の決算額となっております。児童手当分の一般会計からの繰入金となっております。  第7項の固定資産売却代金につきましては、決算額は241万6,221円で、予算どおり、南郷浄水場南側の土地の帳簿価格となっております。  次に、下段の支出でありますが、第1項の建設改良費につきましては、決算額は2億7,403万4,100円で、不用額は2,145万円余りとなっております。主な理由としましては、配水管布設替工事の一部未執行によるものであります。  第2項の企業債償還金につきましては、決算額は308万5,167円で、予算どおりの執行となっております。  第3項の投資につきましては、土地開発公社への貸付金5億円で、予算どおりの執行となっております。  なお、328ページ、329ページの一番下に記載のとおり、資本的収入額が資本的支出額に不足する額6億8,398万969円は、当年度分消費税及び地方消費税、資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金、減債積立金で補填しております。  以上、説明させていただきました収支の結果につきましては、331ページを御覧ください。  令和2年度広陵町水道事業損益計算書でございます。  令和2年度の収益から費用を差し引いた額は、1億4,056万8,484円の経常損失となっております。5の特別利益から6の特別損失を差し引いた額を合わせ、当年度の純損失は、8,412万5,156円となり、前年度からの繰越利益剰余金、その他未処分利益剰余金変動額と合わせますと、当年度未処分利益剰余金は6億3,446万858円となります。  次に、1ページめくっていただきまして、332ページ下段の表、4の令和2年度広陵町水道事業剰余金処分(案)計算書を御覧ください。  表の右側の未処分利益剰余金の欄でございますが、先ほど説明いたしました令和2年度末の未処分利益剰余金6億3,446万858円のうち、5,066万1,662円につきましては、平成26年度の制度改正以降に企業債の償還財源として充当済みのものでありますので、今回、議会の議決をいただきまして、資本金へ積立てさせていただく案としております。  また、その他詳細につきましては、財務諸表、決算附属資料等を添付させていただいておりますので、後ほど御確認いただきたいと存じます。  続きまして、議案第56号、令和2年度広陵町下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について説明申し上げます。  まずは、業務に関する事項から説明させていただきます。  決算書の374ページを御覧ください。  3、業務の(1)業務量に関する事項であります。  まず、行政区域内人口ですが、令和2年度末では3万4,982人で、前年度から48人の減少となっております。  次に、処理区域内人口ですが、3万4,449人で、前年度から12人の減少となっており、処理区域内人口を行政区域内人口で割った普及率は98.5%と、0.1%上昇しております。  また、水洗化人口は3万2,165人で、前年度から58人の増加となっており、水洗化人口を処理区域内人口で割った水洗化率は93.4%と0.2%上昇しております。  有収水量は325万7,594立方メートルで、前年度から8万5,399立方メートル増加しております。  次に、戻っていただきまして、360ページ、361ページを御覧ください。  収益的収入及び支出について説明申し上げます。  上段の収入につきまして、361ページの決算額と予算額の増減について説明させていただきます。  上から2段目、第1項の営業収益につきましては、決算額は4億5,008万1,484円で、予算額に比べ、1,294万円余りの増額となっております。主な理由としましては、下水道使用水量の増加となっております。  次に、第2項の営業外収益につきましては、決算額は6億8,420万4,386円で、予算に比べ、6,638万円余りの減額となっております。主な理由としましては、他会計補助金及び長期前受金戻入の減少のためであります。  第3項の特別利益につきましては、予算では計上しておりませんでしたが、過年度損益修正益及び退職給付引当金戻入があったため、39万1,836円の決算額となりました。  次に、下段の支出について説明させていただきます。  2段目、第1項の営業費用につきましては、決算額は9億6,532万4,885円で、不用額は1,320万円余りとなっております。主な理由としましては、流域下水道維持管理負担金、委託料及び修繕費の減であります。  次に、第2項の営業外費用につきましては、決算額は1億910万8,445円で、不用額は334万円余りとなっております。理由としましては、借入利率の低下による企業債利息の減であります。  第3項の特別損失につきましては、決算額は50万3,939円で、不用額は59万円余りとなっております。主な理由としましては、過年度損益修正損がほとんど生じなかったためであります。  第4項の予備費については、執行しておりません。  次に、ページをめくっていただきまして、362ページ、363ページを御覧ください。  資本的収入及び支出について説明させていただきます。  上段の収入、2段目、第1項の負担金等につきましては、決算額は672万円で、予算額に比べ、172万円の増額となっております。主な理由としましては、広瀬川改修に伴う県負担金の増であります。  次に、第2項の企業債につきましては、決算額は2億1,780万円で、予算額に比べ、3,590万円の減となっております。主な理由としましては、工事費及び流域下水道建設負担金の減少に伴うものであります。  第3項の他会計補助金につきましては、決算額は1億4,855万1,481円で、予算額に対し、887万円余りの増額となっております。理由といたしましては、一般会計繰入分の増によるものであります。  第4項の補助金につきましては、決算額は3,442万8,000円で、予算額に比べ、1,657万2,000円の減額となっております。主な理由としましては、ストックマネジメント計画事業の翌年度繰越額に伴うものであります。  次に、下段の支出について説明させていただきます。  2段目、第1項の建設改良費につきましては、決算額は1億1,190万7,194円で、不用額は2,770万円余りとなっております。主な理由としましては、管路建設費の工事請負費及び管路改良費の測量設計委託料の減額によるものであります。  第3項の企業債償還金につきましては、決算額は5億6,621万4,392円で、ほぼ予算どおりの執行額となっております。  なお、362ページ、363ページの一番下に記載のとおり、資本的収入額が資本的支出額に不足する額2億7,062万2,105円は、当年度分損益勘定留保資金及び当年度利益剰余金処分額で補填しております。  以上、説明させていただきました収支の結果につきましては、365ページを御覧ください。令和2年度広陵町下水道事業損益計算書でございます。  令和2年度の収益から費用を差し引いた経営利益は、6,002万9,303円となっております。5の特別利益から6の特別損失を差し引いた額を合わせ、当年度の純利益は5,990万6,556円となり、前年度からの繰越利益剰余金と合わせますと、当年度未処分利益剰余金は1億927万600円となります。  次に、1ページめくっていただきまして、366ページの下段の表で、4、令和2年度広陵町下水道事業剰余金処分(案)計算書を御覧ください。  表の右側の未処分利益剰余金の欄でございますが、先ほど説明いたしました令和2年度の未処分利益剰余金1億927万600円のうち、5,830万4,895円につきましては、議会の議決をいただきまして、資本的収支の補填後、減災積立金へ積立てし、資本金へ繰入れさせていただく案になっております。  また、その他、詳細につきましては、財務諸表、決算附属資料等を添付させていただいておりますので、後ほど御確認いただきたいと存じます。  以上、慎重なる御審議をいただきまして、御可決及び御認定いただきますようお願い申し上げ、説明とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) 決算については、監査委員の審査の意見書が付いておりますので、報告願うことにします。  坂野監査委員、報告願います。 ○監査委員(坂野佳宏君) 令和2年度決算審査の結果を御報告申し上げます。  決算審査の対象として、令和2年度広陵町一般会計歳入歳出決算、令和2年度広陵町国民健康保険特別会計歳入歳出決算、令和2年度広陵町後期高齢医療特別会計歳入歳出決算、令和2年度広陵町介護保険特別会計歳入歳出決算、令和2年度広陵町墓地事業特別会計歳入歳出決算、令和2年度広陵町学校給食特別会計歳入歳出決算について、去る令和3年8月13日に、慎重に審査を実施しました。  審査の結果でございますが、町長から提出されました決算書に基づいて、令和2年度における歳入歳出関係帳簿及び証拠書類を照合審査の結果、決算計数はいずれも符合して誤りのないことを確認いたしました。  また、財産に関する調書についても、計数はいずれも正確であり、記帳方法にあっても適正であると認められました。  次に、令和2年度広陵町水道事業会計決算及び令和2年度広陵町下水道事業会計決算についてでございますが、これにつきましても、令和3年8月13日に審査を行いました。  審査に付された決算諸表に基づき、水道事業及び下水道事業の財政状況及び経営成績等を審査いたしました結果、計数に誤りはなく、適正に表示しているものと認められました。  なお、審査内容の詳細につきましては、お手元の決算審査意見書のとおりでありますので、御一読をお願いいたします。  以上で報告を終わります。広陵町監査委員 赤銅 修、坂野佳宏。
    ○議長(吉村裕之君) ありがとうございました。  以上で、本日の議事日程は全て終了しました。  お諮りします。  議案熟読のため、明日9月8日から9月9日までの2日間を休会としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、明日9月8日から9月9日までの2日間は休会とします。  なお、9月10日は、議案に対する質疑並びに一般質問のための本会議とします。  本日は、これにて散会します。     (P.M.03:01散会)...