広陵町議会 2020-03-11
令和 2年第1回定例会(第4号 3月11日)
令和 2年第1回定例会(第4号 3月11日)
令和2年第1回
広陵町議会定例会会議録(最終日)
令和2年3月11日
令和2年3月11日
広陵町議会
第1回
定例会会議録(最終日)
令和2年3月11日
広陵町議会第1回定例会(最終日)は、広陵町議場に招集された。
1 出席議員は、14名で次のとおりである。
1番 濵 野 直 美 2番 吉 田 信 弘
3番 山 田 美津代 4番 吉 村 眞弓美
5番 山 村 美咲子 6番 坂 野 佳 宏
7番 吉 村 裕 之 8番 坂 口 友 良
9番 堀 川 季 延 10番 奥 本 隆 一(議長)
11番 谷 禎 一(副議長) 12番 笹 井 由 明
13番 八 尾 春 雄 14番 青 木 義 勝
2 欠席議員は、なし
3
地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は、次のとおりである。
町 長 山 村 吉 由 副 町 長 松 井 宏 之
教 育 長 植 村 佳 央 理 事 中 川 保
まちづくり政策監 中 村 賢 一 企 画 部 長 奥 田 育 裕
総務 部 長 吉 田 英 史 福 祉 部 長 北 橋 美智代
危機管理監兼生活部長
林 田 哲 男 事 業 部 長 小 原 薫
教育委員会事務局長
池 端 徳 隆
4 本会議の書記は、次のとおりである。
議会事務局長 田 村 猛
議 事 課 長 鎌 田 将 二 書 記 住 谷 和 美
○議長(
奥本隆一君) ただいまの出席議員は14名です。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
(A.M.9:59開会)
日程番号 付 議 事 件
1 議案第 7号 職員の
配偶者同行休業に関する条例の制定について
議案第10号 職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正することについて
議案第11号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を
改正することについて
議案第12号 広陵町
財政調整基金の設置、管理及び処分に関する条例等の一部を改正
することについて
議案第16号 令和元
年度広陵町
一般会計補正予算(第4号)
2 議案第 5号 広陵町
犯罪被害者等支援条例の制定について
議案第 8号 広陵町空家等の適正管理に関する条例の制定について
議案第 9号 広陵町印鑑条例の一部を改正することについて
議案第13号 広陵町
国民健康保険税条例の一部を改正することについて
議案第14号 広陵町
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条
例の一部を改正することについて
議員提出議案第1号 広陵町
国民健康保険税条例の一部を改正することについて
議員提出議案第2号 広陵町廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正することにつ
いて
議案第15号 広陵町の特定の事務を取り扱わせる郵便局の指定について
議案第17号 令和元
年度広陵町
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議案第18号 令和元
年度広陵町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議案第27号 広陵町子ども・
子育て支援事業計画(第2期)を定めることについて
3 議案第19号 令和2
年度広陵町
一般会計予算
議案第20号 令和2
年度広陵町
国民健康保険特別会計予算
議案第21号 令和2
年度広陵町
後期高齢者医療特別会計予算
議案第22号 令和2
年度広陵町
介護保険特別会計予算
議案第23号 令和2
年度広陵町
墓地事業特別会計予算
議案第24号 令和2
年度広陵町
学校給食特別会計予算
議案第25号 令和2
年度広陵町
水道事業会計予算
議案第26号 令和2
年度広陵町
下水道事業会計予算
4 議案第28号 令和元
年度広陵町
一般会計補正予算(第5号)
5
議員提出議案第5号 請願採択を踏まえ「各
交通事業者への働きかけを強める」意見書につい
て
6
議員提出議案第6号 奈良県
広域消防組合の運営における組織体制の見直しに関する意見書に
ついて
7
議員提出議案第7号 中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書につ
いて
○議長(
奥本隆一君) 先ほど
議会運営委員会が開かれ、本日の議事日程について協議されておりますので、
議会運営委員会委員長より報告願うことにします。
吉田議会運営委員長!
○
議会運営委員会委員長(吉田信弘君)
議会運営委員会は、本日、3月11日に委員会を開き、令和2年第1回定例会の最終日の議事日程について協議しましたので、その結果を御報告申し上げます。
本日の議事日程でございますが、お手元に配付しております日程表のとおり決定しております。
まず、日程1番では、議案第7号、第10号、第11号、第12号及び第16号の5議案について、付託されました
総務文教委員会委員長より、
委員会報告をしていただきまして、その後に議案ごとに質疑、討論を行い、採決をしていただきます。
次に、日程2番では、議案第6号、第8号、第9号、第13号、第14号、第15号、第17号、第18号及び第27号並びに
議員提出議案第1号、第2号の11議案について、付託されました
厚生建設委員会委員長より
委員会報告をしていただきまして、その後に議案ごとに質疑、討論を行い、採決をしていただきます。
次に、日程3番では、議案第19号から第26号までの8議案について、付託されました
予算審査特別委員会委員長より
委員会報告をしていただきまして、その後に議案ごとに質疑、討論を行い、採決をしていただきます。
次に、町長より議案第28号について、追加提出されましたので、日程4番において、議題とします。
委員会付託は省略し、趣旨説明を受けた後、質疑、討論を行い、採決をしていただきます。
次に、日程5番から日程7番までにおいて、意見書に関する
議員提出議案、3議案を議題とします。
議員提出議案第5号については、坂野議員より、第6号については、私、吉田より、第7号については、坂野議員より提出があり、所定の賛成者がありますので、それぞれ、
提案趣旨説明、質疑、討論の後、採決をしていただきます。
以上、本日の日程について、
議会運営委員会の報告とします。
○議長(
奥本隆一君) ありがとうございました。
ただいまの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切ります。
お諮りします。
本日の議事日程は、
委員長報告のとおりお手元に配付した日程表のとおりとすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 異議なしと認めます。
よって、本日の議事日程は、日程表のとおり決定しました。
それでは、日程1番、議案第7号、第10号、第11号、第12号及び第16号の5議案を議題とします。
本案について、
総務文教委員会委員長より、委員会の審査結果について報告願うことにします。
山村総務文教委員長!
○
総務文教委員会委員長(
山村美咲子君)
総務文教委員会は、2日の本会議において付託されました、5議案につきまして、4日に委員会を開き、慎重に審査しましたので、その結果を御報告申し上げます。
まず初めに、議案第7号、職員の
配偶者同行休業に関する条例の制定については、質疑及び
反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第10号、職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正することについては、これまで非正規雇用の職員には、服務の宣誓を求めてはいなかったのかとの質疑に対し、現在は、宣誓の対象外であるが、4月以降は、
会計年度任用職員に移行することとなるため、服務の規律を厳格化されることから、宣誓を求めることになるとの答弁がありました。
宣誓の内容は、正職員と同様に職員の服務の宣誓に関する条例に記載のある文言と同じ内容であるのかとの質疑に対し、同じであるとの答弁があり、
反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第11号、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正することについては、産業医は、
労働安全衛生委員会に出席しているのかとの質疑に対し、広陵町
職員安全衛生管理規程に基づき、年間を通じて計画的に出席していただいている。また、平成29年度からの
ストレスチェック開始時には、産業医から意見を伺っており、引き続き、高ストレスの職員に対する面談も毎年行っていただいているとの答弁があり、
反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第12号、広陵町
財政調整基金の設置、管理及び処分に関する条例等の一部を改正することについては、令和2年度末の
基金残高見込み額についての質疑に対し、
財政調整基金が約16億700万円、
地域振興基金が約2億9,070万円、
土地開発基金の現金が、約1億2,560万円の残高を見込んでいるとの答弁がありました。
また、決算において剰余金が発生した場合については、法に基づき2分の1を下らない額を積み立てる予定であるとの答弁がありました。
目的を持って積み立ててきている基金を
土地開発公社といった違う方向に運用することに対する考えについての質疑に対し、あくまでも基金の利息運用であり、基金の設置目的は変わらないと考えているとの答弁がありました。
基金からの
借り入れ期間についての質疑に対し、5年程度を想定しているが、万一、事業がおくれた場合は、7年程度の期間になると見込んでいるとの答弁がありました。
土地開発公社が、借入金を返済できなくなった場合の個人に対する責任についての質疑に対し、明らかな過失等がある場合を除き、役員には赤字補償の義務はないが、そのようなこととならないよう事業には万全を期していきたいとの答弁がありました。
その他、質疑、答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対者がありましたので、採決の結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。
次に、議案第16号、令和元
年度広陵町
一般会計補正予算(第4号)については、し尿処理に関し、現在、町内には中継槽はないが、今後どのような対応を行っていくのかとの質疑に対し、町内での中継槽が設立できるまでの間、
大和高田市内の2業者の中継基地を引き続き利用していくとの答弁がありました。
はしお元気村
地域マルシェの構想についての質疑に対し、
指定管理者から提案があり、簡易な軽食をとっていただけるカフェや地場産品の販売等を計画しているとの答弁がありました。
中央体育館駐車場整備事業の進捗状況についての質疑に対し、土地に関しては、令和2年2月時点において、既に売買契約を終えており、4月以降に工事を行うこととなっているとの答弁がありました。
はしお元気村の朝市の開催を「週3日」から「毎日」に変更するとのことであるが、出品者の確保はできるのかとの質疑に対し、
指定管理者と連携しながら、今後、説明会の場においても協議し、作付計画を立てていきたいとの答弁がありました。
箸尾準
工測量設計・
地質調査業務の予算が翌年度に繰り越されている理由についての質疑に対し、代替地の設計事務がおくれていることに加えて、地質調査をあわせて発注するためであるとの答弁がありました。
その他、質疑、答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対者がありましたので、採決の結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。
以上、簡単でありますが、
総務文教委員会の審査結果報告といたします。
○議長(
奥本隆一君) ありがとうございました。
ただいまの
委員長報告に対し、各議案ごとに審議します。
まず、議案第7号、職員の
配偶者同行休業に関する条例の制定についてを議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議案第7号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 異議なしと認めます。
よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第10号、職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正することについてを議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議案第10号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 異議なしと認めます。
よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第11号、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正することについてを議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議案第11号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 異議なしと認めます。
よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第12号、広陵町
財政調整基金の設置、管理及び処分に関する条例等の一部を改正することについてを議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
山田議員!
○3番(
山田美津代君)
土地開発公社に基金を貸し付けるというのは公社に有利な条件です。だが、町民の納めた税金の基金を町民の他の要望を後回しにしているのに、公社にだけ有利な条件で貸すことは町民の理解は到底得られないと思いますので、反対いたします。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
堀川議員!
○9番(堀川季延君) 議案第12号について反対者がありますので、賛成の立場で討論させていただきます。
提案いただいた基金条例には、それぞれ確実かつ有利な、あるいは効率的な運用により補完しなければならないと規定されております。町が債務保証する
土地開発公社に貸し付けることは、まさに有利な方法による運用であり、あくまでも基金の元金を取り崩すものではなく、基金と
公社お互いが好条件となり何ら問題があるものではございません。
よって、議案第12号は賛成といたします。
○議長(
奥本隆一君) 坂口議員!
○8番(坂口友良君) 議案第12号、反対でございます。今までの先例を見て、よくこげつくと、こういうことがございます。
土地開発公社、広陵の場合は立派な法人ですからね、その法人に対して担保もなしにお金を貸すと。別に担保というのは物的な担保とか言ってるんじゃないですよ。書類的な担保がありますからね。例えば役員が全部で連帯保証を組むとか、そういうような担保の裏づけもなしに貸して、じゃあ、こげついたらどうなるのか、こういうことの心配がございますので、ちょっと
注意方々反対といたします。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
谷議員!
○11番(谷 禎一君) 賛成の方がないもので反対の討論を追加させていただきたいと思います。
今回、町は公社の事業に関しまして、債務保証をするということで進められておりますが、公社自体の事業自体が極めて不透明で計画がまとまっていないと。その事業に関しまして町は債務保証なりしていくということに関しては非常に危険性があるということをもって反対といたします。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) それでは、討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
本案について、反対者がありますので、起立により採決をします。
議案第12号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○議長(
奥本隆一君) 起立8名であり、賛成多数であります。
よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第16号、令和元
年度広陵町
一般会計補正予算(第4号)を議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
八尾議員!
○13番(八尾春雄君) 反対の立場で討論をいたします。
この2,719万円を今年度中に使えないので次年度に繰り越すという提案があったわけでございます。昨年の6月議会で8,500万円の調査費を計上して議会は可決をいたしました。共産党は反対をしております。必要な調査であり、地質調査もまだなされていないという、そういう
委員長報告がございました。それらの調査が全部終わって土地としては問題がないということで事業を進めるなら、それはそれなりに合理性があろうかと思いますが、もともとその地域には、こうした開発造成のことについては、住民間の合意が存在しないという、無理やり押し通そうという中でのことでございますから、こういう
一般会計補正予算を通すわけにはいかない。
ほかにはたくさんの事柄がありまして、それぞれ理由があるから、それらについて反対はいたしませんけれども、これが入っているがために、この
補正予算には賛成できないということでございます。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
堀川議員!
○9番(堀川季延君) 賛成の立場で討論させていただきます。
この
一般会計補正予算につきましては、年度末における予算補正であり、事務事業の見通しによる減額や生産追加、翌年度への繰越明許などが計上されております。
反対意見の中で箸尾準工業地域の調査費用の繰り越しが含まれているということですが、昨年6月定例議会において承認可決した
補正予算の執行にかかわるもので反対する意味合いのものではありません。
したがって、この
補正予算は賛成といたします。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
谷議員!
○11番(谷 禎一君) 先ほど八尾議員も言われましたが、調査費に関しましては、6月議会で認めております。できるだけ速やかに調査をして企業を決定して、そして区画割を決定、それできちっとした予算を出して、それで公社設立という運びだったものが延びてきております。現在、企業も決定できず、区画も決定しておりません。道路計画も図柄に書いたのみになっております。その根本の地質調査までおくれてきているということは、以前保育園の地質調査はなしで、建物を建てたということで大きな問題になったことの二の舞をまたすることになりかねない。そういうことで注意を促して反対といたします。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決をします。
本件について、反対者がありますので、起立により採決をします。
議案第16号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○議長(
奥本隆一君) 起立8名であり、賛成多数であります。
よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。
次に、日程2番、議案第6号、第8号、第9号、第13号、第14号、
議員提出議案第1号、第2号、議案第15号、第17号、第18号及び第27号の11議案を議題とします。
本案について、
厚生建設委員会委員長より、委員会の審査の結果について報告願うことにします。
坂野厚生建設委員長!
○
厚生建設委員会委員長(坂野佳宏君)
厚生建設委員会は、2日の本会議におきまして付託されました9議案及び
議員提出議案2件につきまして、4日に委員会を開き、慎重に審査しましたので、その結果を御報告申し上げます。
まず初めに、議案第6号、広陵町
犯罪被害者等支援条例の制定については、条例制定により、国や県以外で本町として
犯罪被害者に対してどのような施策を想定しているのか、見舞金等については国や県の補助があるのか、町単独となるのか、相談窓口は設置されるのかとの質疑に対して、
犯罪被害者からの相談及び情報提供、見舞金の支給や日常生活の支援等、
犯罪被害者本人や家族に対して裁判等により時間が拘束される場合の一時預かり保育の費用等、国からの見舞金の給付は支給まで時間がかかるため、町単独で補助金として支給するものである。相談窓口については、環境・
安全安心課に窓口を設け、専門的な研修を受講した担当者により相談を受けるとの答弁があり、転居費用の助成等は検討しているのかとの質疑に対して、転居費用については定めてはいないが、県とも連携し公営住宅を紹介させていただくことになるとの答弁があり、
反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第8号、広陵町空家等の適正管理に関する条例の制定については、条例第5条の実態調査では、助言・指導を実施するために実態調査を実施すると説明があったが、条文中には助言・指導という文言はないが、この条例により行われるものなのか、
空き家対策特別措置法による指導・助言なのかとの質疑があり、条例第5条の実態調査は、空き家についての情報があれば、実態調査を実施し、
空き家対策特別措置法第12条により、助言・指導を実施するものであるとの答弁がありました。
第8条、
除却等必要な措置を行った費用についての補助についてはどのような基準があるのかという質疑に対し、今後、補助要綱において詳しく定めていきたいとの答弁がありました。
その他、各委員から種々の質疑があり、いずれも適正に答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、
反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第9号、広陵町印鑑条例の一部を改正することについては、質疑及び
反対意見はなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第13号、広陵町
国民健康保険税条例の一部を改正することについては、被保険者数は減少しているのに県単位化による令和6年に向けて段階的に増額となるため、基金の活用や一般会計からの繰り入れにより増額ではなく減額という考えはないのかとの質疑に対し、県から示された納付金を納めるためには、段階的に改正していかなければならず、一般会計からの繰り入れ等については制度上、考えてはいないとの答弁を受け、反対者がありましたので、採決の結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。
次に、議案第14号、広陵町
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正することについては、質疑及び
反対意見はなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。
次に、
議員提出議案第1号、広陵町
国民健康保険税条例の一部を改正することについては、適用区分の記載がないとの質疑に対し、適用区分については再度確認するとの答弁がありましたが、反対者がありましたので、採決の結果、賛成少数で、否決すべきものと決しました。
次に、
議員提出議案第2号、広陵町廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正することについては、業者に支払う手数料はどうするのか、なぜこの時期に提案されたのかとの質疑に対し、手数料については必要経費であるので支払いする。提案の時期については住民の方々に利益があることであるため、特にタイミングを見計らう必要はないとの答弁がありましたが、反対者がありましたので、採決の結果、賛成少数で、否決すべきものと決しました。
次に、議案第15号、広陵町の特定の事務を取り扱わせる郵便局の指定については、質疑及び
反対意見もなく、採決の結果、何ら異議もなく、全員一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第17号、令和元
年度広陵町
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)については、質疑及び
反対意見はなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第18号、令和元
年度広陵町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)については、質疑及び
反対意見はなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第27号、広陵町子ども・
子育て支援事業計画(第2期)を定めることについては、児童の放課後の過ごし方として、子ども育成教室があるが、以前より教室の不足ということがあり、保護者や児童のニーズに合わせた選択肢が複数必要になってくる。その中で、地域の集会所、公民館、ファミリーサポートセンター等を選択肢の中に今後入れて活用していく必要があるのかと思われるとの質疑に対し、子ども育成教室については、来年度、平尾公民館を利用し子ども育成教室を実施し、令和3年度までに一定の方向性を決定していくことを検討していきたいとの答弁がありました。
子供の安全の確保ということで、子供を対象とした防犯指導の実施というものはどういうものを想定されているのか、子ども110番の家の活用について、現在、どういう活動をされているのか、子ども見守り活動の推進ということで、地域見守りボランティアの現在の人数や活動についての質疑に対し、子供対象の防犯指導については、現在、香芝警察交通安全課との協力体制により、日ごろの見守り、巡視、イベントでの啓発活動を行っているとの答弁がありました。
次に、子ども110番の家についての質疑に対し、現在、町内850カ所に通学路や公園の近くを基準に設置し、子供たちが万一のときに逃げ込む場所を表示するものであり、地域見守りボランティアについては、現在60名の登録があり、地域の見守りに御協力いただいているとの答弁がありました。
その他、各委員から種々の質疑があり、いずれも適正に答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、
反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。
以上、簡単ではありますが、
厚生建設委員会の審査の結果報告とします。
○議長(
奥本隆一君) ありがとうございました。
ただいまの
委員長報告に対し、各議案ごとに審議します。
それでは、議案第6号、広陵町
犯罪被害者等支援条例の制定についてを議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議案第6号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 異議なしと認めます。
よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第8号、広陵町空家等の適正管理に関する条例の制定についてを議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議案第8号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 異議なしと認めます。
よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第9号、広陵町印鑑条例の一部を改正することについてを議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議案第9号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 異議なしと認めます。
よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第13号、広陵町
国民健康保険税条例の一部を改正することについてを議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
山田議員!
○3番(
山田美津代君) 国保の都道府県化、この狙いは市町村が一般会計から国保会計に繰り入れて行っている自治体独自の国保税軽減をやめさせ、その分を保険料に転嫁させることにあります。差し押さえなどの収納対策の強化、病院統廃合や病床削減による医療費削減なども推進するとしています。都道府県と市町村のこうした取り組みを政府が採点し、成績のよい自治体に予算を重点配分する仕組み、保険者努力支援制度も導入されました。こうした政府のやり方を一緒になって推進するのか、住民を守る防波堤となるのか、自治体の役割も問われています。改悪法は、施行されましたが、厚生労働省は都道府県化実施後も一般会計の繰り入れは自治体の判断でできる。生活困窮者への自治体独自の軽減は問題ないと答弁しています。地方自治の原則を完全否定することができないからです。でもこの議案は、今でも高くて支払うのも困難な世帯が多い中で県の言うまま一般会計からの繰り入れもやめて数年間にわたり保険税を上げ続ける予定ですので、この値上げ案には反対をいたします。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
吉村裕之議員!
○7番(吉村裕之君) 賛成の立場から討論いたします。
医療保険制度を持続可能なものとするために、国民健康保険法の一部が改正され、平成30年4月1日からスケールメリットを生かせる県単位化での国保運営が既に始まっており、本町としても県から示される国民健康保険事業費納付金及び令和6年度から適用される県統一の保険税率に対応するため、持続可能な財政運営に重点を置き、被保険者の皆さんの負担に可能な限り配慮しながら税率を改正するものであります。
国民健康保険税額については、家庭、世帯における負担が大きいとの声や、また今後も住民の皆さんが安心できる保険制度の設計が必要であることは誰しも認めるところであります。今回の改正は、現行の法律や制度、県単位化、また現在の本町の国保財源の中で被保険者の皆さんへの負担軽減を考慮し、保有する
財政調整基金の計画的な取り崩しや減免措置を実施するなど本町単独でとり得ることができる対策を実施した上での改正であることから、本議案につきましては、賛成といたします。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
本件について、反対者がありますので、起立により採決をします。
議案第13号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○議長(
奥本隆一君) 起立11名であり、賛成多数であります。
よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第14号、広陵町
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正することについてを議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議案第14号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 異議なしと認めます。
よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。
次に、
議員提出議案第1号、広陵町
国民健康保険税条例の一部を改正することについてを議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
坂口議員!
○8番(坂口友良君) これは非常にもったいないですね。私的に言うと、これぜひとも進めたいんですよ。委員会の中でもその辺審議されまして、じゃあ、条例をつくって、実行してもらわんと、これは困るんですよ。その実行のときに実施できるように、担当区分ありますからね。そこに、このままではこのようなことを追加せんと実行できないですよと、こういうふうな議論になりまして、それじゃあ、もったいないと、非常にもったいない。ぜひともこれは実行してもらわな、ちょっと私も不本意ですので、その辺を提案者におかれましては、担当局と実施できるように体制を整えてもらってやってもらったらいいかなと思います。このままではなかなか実行が難しいと。このような内容的に、あと文言のつけ加え、このようにやってもらったら立派な条例が制定して、実施と、このようになると思います。次の項目も控えていますので、このように。今回、このままでは実施できないので反対とさせていただいて、次の6月議会に期待をしたいと。ただし、議員になるかならへんかちょっとわかりませんけれども、その辺は一つ期待しておきたいと、このようなことでやっておきたいと思います。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
山田議員!
○3番(
山田美津代君) 賛成の立場で討論いたします。
長引く不況や消費税の増税が暮らしを直撃している中で、先ほども申し上げましたけれども、多くの方からあの高い国保税、何とかならないのかとの声をいただきます。社会保険では事業主が掛金の半分を負担するのに対して、国保では全額を本人が負担していることに加え、国は国庫負担金を30年前に比較して従来の半額以下にまで減額してきたことから、市町村はやむなく被保険者負担をどんどん引き上げざるを得ない状況が生まれています。今回の条例改正案は、こうした中にあって、最も矛盾が甚だしい18歳までの均等割については、これを廃止して、子育て支援のまちに転換する一歩にしてはどうかというものであり、大いに進めたいと考えたんです。全国知事会が国に対して繰り返し年間1兆円の支援を求めていることに関し、山村町長は昨年12月議会、次のように答弁をされています。医療保険制度間の公平と子育て支援の観点から子供にかかる均等割保険料軽減措置の導入について、国の責任と負担による見直しの結論を速やかに出すことなどが全国知事会から要望されており、また令和元年度国保制度改善強化全国大会におきましても財政基盤強化のための公費拡充や子供にかかる均等割保険税の軽減制度の創設を行うことなどを求める決議を採択し、本町としてもこれらに賛同し、県及び市町村が力を合わせ、国に対し要請行動を行っております。ぜひこのように述べておられます。ぜひ全国知事会がこうした課題に向かって成果を上げていただきますように期待しています。日本共産党の調査で全国の市町村国保会計の平等割と均等割を合計するとほぼ1兆円になります。そこで世帯を構えたら平等割を払え、そこで子供が生まれたら均等割を払えという、これらの制度は、所得税の扶養控除制度と比較して全く相反する制度であることは広く知られるようになっています。どのようにしてこの問題を解決していくのかが地方自治体の大きな課題になっていることは言うまでもないと考えます。平成30年度事務報告書によれば、0歳から19歳までの国保の加入者数752名で1人当たり2万6,100円の国保税ですから大ざっぱな計算ですが、年間で1,960万円程度の還元につながることになります。そのことが国民保険制度の矛盾の一つを解決しようとする第一段階ではないかと考えます。ぜひこの条例改正案を可決して、議会もこうした動きを推進する立場で活動していきたいものだと思います。先ほどの反対者は、このまま不備なものを実行するのはもったいないから6月議会にもう一度出してということもされましたけれども、私たちが出した内容のことはぜひ皆さんに御理解いただきたいと思いまして、賛成討論を行いました。よろしくお願いいたします。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
本案に対する委員長の報告は否決です。
したがって、原案について採決します。
お諮りします。
議員提出議案第1号を原案のとおり可決することについて賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○議長(
奥本隆一君) 起立2名であり、賛成少数であります。
よって、
議員提出議案第1号は否決されました。
次に、
議員提出議案第2号、広陵町廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正することについてを議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
吉村眞弓美議員!
○4番(吉村眞弓美君) ごみ袋を半額にとのことですが、このごみ袋手数料については、毎年3,000万円程度、新清掃施設建設基金に積み立てられるようになっております。私ももちろん半額になればうれしい限りではありますが、今は皆様も御認識いただいているとおり、天理市において新ごみ処理施設及び新リサイクル施設が、安堵町においては、中継施設が建設されようとしているところであります。基金の積み立ては名前のとおり、新清掃施設建設のために積み立てていたものであります。基金が減れば、結局はその分を一般財源で補うことになります。そうであるならば、新清掃施設が設置され、一定のめどが立った時期にごみ袋手数料の改定について話し合うべきではないかと考えます。もちろん紙おむつ用のごみ袋支給については、公明党としても以前に提案させていただいているところでありますので、すぐにでも実施していただきたいと考えております。また、ごみ減量の意識が薄れ、ごみの量がふえると負担もふえてきます。平成18年よりごみ袋が指定されましたが、前年の平成17年には年間ごみ量は1万1,463トンであり、直近の平成30年には人口は1,500人程度ふえているのに、年間ごみ量は9,916トンで、約1,500トン程度減量されております。こういったことを考え合わせれば、今すぐごみ袋手数料を改定するのではなく、基金の役割に一定のめどが立ったときに議論をすべきだと考えますので、反対をさせていただきます。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
山田議員!
○3番(
山田美津代君) 賛成の立場で討論いたします。
45円の指定ごみ袋の原価が11円であり、3年間で8,900万円を蓄えていたというのは、広陵町史における一つの事件であると言っても過言ではありません。8年前には、日本共産党議員団は指定ごみ袋を無償とする条例改定案を提案したことがあります。このときは、次の3点の理由で反対者があり否決されています。第1は、ごみ減量が進まなくなるのではないかというもの、第2は、ごみの分別が進まなくなるのではないかというもの、第3は、将来のことを考えて蓄えをつくっておくことも考えるべきだというものでした。今回の半額提案はいずれもこの
反対意見をクリアするもので、反対ができないことから反対者は天理で4年後に処理センターを稼働させるので時期尚早ではないかとの反対論を述べざるを得なかったというのが真実ではないでしょうか。ごみ袋が半額になったら助かるということも最初に述べておられました。しかし、今回の条例改定案の趣旨は、蓄えをしておくといっても程度があるよね、原価の3倍もの利益を上げている現状は放置できないよねというので、利益を3分の1に圧縮してはどうかという穏当な提案でございます。関連があるので申し上げますが、箸尾準工業地区の買収資金が不足するというので、今回の議会に町長は
土地開発公社に対して一般会計から7億円、水道特別会計から5億円の融資ができるように提案しています。この提案に賛成する議員は、町にとって不可欠な事業であるので税金を資金流用することに賛成するということなのだと推量しますが、同様に、町にとって不可欠な事業であるごみ処理に要する費用については、そのような手続をとることなく、住民に対して随分と高額な費用負担を当然としているわけです。こんなつじつまの合わない話はありません。必要な事業であれば、一般会計や水道特別会計からの資金流用で対応したらよいではないかと考えます。もともと有料の指定ごみ袋を使用しなければごみを回収しないということになれば、税金の二重どりとの指摘もあるわけで、県内でも奈良市や隣の香芝市では無料です。参考にしてほしいと思います。今、署名で半額の署名を回らせていただいていますが、本当にごみ袋高いし、すぐに裂けてしまうし、ひどいごみ袋だと。これが45円もする。原価11円、本当に高過ぎるという、すぐに半額にしてほしい、無料化にしてほしいという声もありますけれども、まず半額にしてほしいという声は本当に町民の中で強いです。アンケートをとらせていただきました。その中でも一番このごみ袋の無料化、そして半額にしてほしいという声が一番多かったものでございます。より本質的に申し上げますと、住民相互の意見交換を前提にして、環境問題にいかに立ち向かうのかをみずから学んで対応できる住民をどれだけつくれるのかが焦点なのであって、経費の節減に問題のすりかえをしないでいただきたいと考えます。
以上のとおり、賛成討論とさせていただきます。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
7番、吉村議員!
○7番(吉村裕之君) 反対の立場から討論いたします。
もともとこの有料化につきましては、原価の計算に加えまして、取扱手数料であるとか、あと当時近隣とか、他の自治体の金額を参考、またごみ減量効果を期待できる額にするべきというのが当時広陵町ごみ減量等推進審議会から答申がありました。その中に3点減量化の推進を図れる額にすること、それから二つ目として、住民負担の公平性の確保、それから3点目として適正処理施設の建設、運営、処理、公害防止対策、地元環境対策の費用のことも考えて金額を設定するということが上がっておりました。そのために慎重に検討して適切な時期に適切な改正を行うべきものであるというふうに考えられることから、本議案に対しましては、反対といたします。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
谷議員!
○11番(谷 禎一君) 今回の議案に関しましては、当初、ごみ袋自体は一般会計に繰り入れられておりました。一般会計というのは職員さんの給料等々に使える会計に入っておりました。それを私のほうで話をさせていただいて、焼却場の建設に充てる基金に入れていただくことになったわけです。実際にこの箸尾準工の部分に関しまして、条例改正して基金を利用しようというふうな町の考え方があるならば、今回のごみ袋の件に関しましても、住民のために還元するというふうな形を考えれば、当然半額であろうと賛成して当然だと思います。基本的に片一方のほうでは条例を改正していって、片一方では、目的自体を頑固に守るというふうなことでは完全につじつまは通らないというふうに思いますので、今回のごみ袋の半額の条例に関しましては、賛成の立場で討論させていただきます。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
本案に対する委員長の報告は否決です。
したがって、原案について採決します。
お諮りします。
議員提出議案第2号を原案のとおり可決することについて賛成諸君の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○議長(
奥本隆一君) 起立4名であり、賛成少数であります。
よって、
議員提出議案第2号は否決されました。
次に、議案第15号、広陵町の特定の事務を取り扱わせる郵便局の指定についてを議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議案第15号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 異議なしと認めます。
よって、議案第15号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第17号、令和元
年度広陵町
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議案第17号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 異議なしと認めます。
よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第18号、令和元
年度広陵町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議案第18号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 異議なしと認めます。
よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第27号、広陵町子ども・
子育て支援事業計画(第2期)を定めることについてを議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議案第27号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 異議なしと認めます。
よって、議案第27号は原案のとおり可決されました。
次に、日程3番、議案第19号、第20号、第21号、第22号、第23号、第24号、第25号及び第26号の8議案を議題とします。
本案について、予算特別委員会委員長より、委員会の審査結果について報告願うことにします。
笹井予算特別委員長!
○
予算審査特別委員会委員長(笹井由明君) 予算審査特別委員会は、去る3月2日の本会議において付託されました8議案について、5日及び6日に委員会を開き、慎重審査しましたので、その結果を報告します。
初めに、議案第19号、令和2
年度広陵町
一般会計予算でありますが、まず、総括質疑として、箸尾準工業地域の開発に当たり、買収した土地が売れ残った場合の考えについての質疑に対し、事業計画に沿って進めており、売れ残りは想定していないとの答弁がありました。
次に、歳入については、将来の人事計画についての質疑に対し、一般職については、毎年5名程度の採用を続ける予定であり、保育士等の専門職は、余剰人員とならないよう、任期付職員で対応する予定である。また、外部人材の活用も図っていきたいとの答弁がありました。
使用料が対前年に比べ、大幅に減額となっている理由についての質疑に対し、はしお元気村及びグリーンパレスが
指定管理者となったためであるとの答弁がありました。
普通交付税が減額計上されている理由についての質疑に対し、平成30年度に、約8,700万円の算定誤りがあったことから、令和2年度において錯誤措置となった。また、地方消費税社会保障財源交付金が約1億円増額となったことにより、基準財政収入額がふえたことも影響しているとの答弁がありました。
そのほか、町民税の徴収率、町有建物の貸付収入等について質疑があり、それぞれに適切な答弁を受けました。
次に、歳出でありますが、まず総務費では、宿直業務委託料が減額となっている理由についての質疑に対し、これまでは民間に委託していたが、6月以降は、
会計年度任用職員として宿直業務員を任用することに変更したためであるとの答弁がありました。
ストレスチェックは機能しているのかとの質疑に対し、高ストレスの職員への対応として、希望する職員を対象に、産業医との面談を実施しているとの答弁がありました。
高齢者が運転免許証を返納するとき、どのような返納品を渡しているのかとの質疑に対し、イコカカード、または広陵元気号の乗車券のいずれか5,000円分をお渡ししている。また、実績として、現在まで114名の方に助成しているとの答弁がありました。
そのほか、職員研修、公共交通運行事業、移住定住コンシェルジュ業務、男女共同参画、企業立地促進奨励金等について質疑があり、それぞれに適切な答弁を受けました。
次に、民生費では、追悼式の花は、町内業者から調達しているのかとの質疑に対し、献花の花は祭壇設営費に含まれており、町内業者による入札を行っているとの答弁がありました。
福祉医療貸付金が半減している理由についての質疑に対し、未就学児を対象に現物支給となったことや、限度額認定書の交付等により、窓口負担が軽減され、貸し付けの利用実績が減少したためであるとの答弁がありました。
病児保育事業の現状についての質疑に対し、町内での実施はないが、
大和高田市内で「ぞうさんのおうち」を運営している。また、来年度からは香芝市での受け入れの予定もあるとの答弁がありました。
市民後見人の考え方についての質疑に対し、研究中ではあるが、まずは、法人後見から進めていきたいとの答弁がありました。
そのほか、地方消費税社会保障財源交付金の充当先、自殺対策への取り組み等について質疑があり、それぞれに適切な答弁を受けました。
次に、衛生費では、ロタウイルス予防接種についての質疑に対し、550人分として、739万6,400円を予算計上しているとの答弁がありました。
脳ドックの予算が減額となっている理由についての質疑に対し、実績をベースに算定したためであるとの答弁がありました。
犬のふん害対策のための取り組みについての質疑に対し、ふんの周りをチョークで囲み、発見日時を記載することで、心ない飼い主に警告する「イエローチョーク作戦」を実施しているとの答弁がありました。
地球環境保全PR用物品に対する質疑に対し、「川をきれいに」という啓発の文言を記入したティッシュ等を環境保全指導員と職員で配布し、啓発に努めているとの答弁がありました。
現在、エコセンターはどのように利用されているのかとの質疑に対し、紙すき体験を行っているが、年々利用者は減少してきている。今後は、公共施設のあり方について検討していきたいとの答弁がありました。
そのほか、産後ケア事業、ごみ分別アプリシステム等について質疑があり、それぞれに適切な答弁を受けました。
次に、農商工費では、小麦育成助成金についての質疑に対し、南郷の集落営農組織で実施されている約900アールを対象に助成するものであるとの答弁がありました。
住宅リフォーム補助金が減額となっている理由についての質疑に対し、実績が22件、180万円であることから、今後の伸びは難しいと考えているためであるとの答弁がありました。
そのほか、森林環境譲与税活用委託料、産業支援センター開設委託料等について質疑があり、それぞれに適切な答弁を受けました。
次に、土木費では、箸尾準工業地区道路整備事業に伴う町道用地取得費についての質疑に対し、国の交付金対象事業であり、個人の区域の土地を道路用地として、町が買収するものであるとの答弁がありました。
町営住宅整備工事についての質疑に対し、疋相町営住宅の空き家4軒を解体するための費用であるとの答弁がありました。
そのほか、種々質疑があり、それぞれに適切な答弁を受けました。
次に、消防費では、感震ブレーカーの設置状況についての質疑に対し、実績として、調査申し込みが100件、設置申し込みが65件あったとの答弁がありました。
中央体育館格技場改修工事についての質疑に対し、災害時に避難所として使用することを想定し、空調設備・LED化・男女別トイレへの改修工事を行うとの答弁がありました。
そのほか、種々質疑があり、それぞれに適切な答弁を受けました。
次に、教育費では、ボーイスカウト及びガールスカウトの活動場所がないことについての質疑に対し、現状、公園でのキャンプは火気禁止のため行えないが、限定して使用の許可ができるよう、今後検討していきたいとの答弁がありました。
ALT関係費に語学指導助手賃金の記載がない理由についての質疑に対し、
会計年度任用職員制度が始まることにより予算科目を変更したためであるとの答弁がありました。
そのほか、新型コロナウイルス対策の児童への影響、西小学校増築工事、家庭教育支援チーム等について質疑があり、それぞれに適切な答弁を受けました。
以上、各分野にわたり、質疑をいたし、いずれも適正に答弁いただいたものでありますが、議案第19号につきましては、
財政調整基金から
土地開発公社への貸付金に係る予算、7億円を削除する修正案が提出されました。提出されました修正案について、提出者から提案説明を受けた後、質疑、討論を行い、まず修正案について採決した結果、可否同数となり、委員長裁決により否決すべきものと決しました。
続いて、原案について採決した結果、可否同数となり、委員長裁決により可決すべきものと決しました。
以上が審査の結果であります。
次に、議案第20号、令和2
年度広陵町
国民健康保険特別会計予算については、被保険者数が前年より減っているのに予算額が増額となっているのはなぜかとの質疑に対し、保険給付費及び県への納付金の増額によるものとの答弁がありました。
その他、各委員から質疑があり、いずれも答弁を受けましたが、反対者がありましたので、採決の結果、賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第21号、令和2
年度広陵町
後期高齢者医療特別会計予算については、健康増進等事業交付金についてどういう事業について交付されるものかという質疑に対し、人間ドック助成、健康診査等の保健事業について交付されるものとの答弁があり、また健康診査についてどのように啓発しているのかとの質疑に対し、現在は、個別の健康診査のみとなっているが、令和2年度より年3回の集団健診も実施する。その結果通知において個別の健康相談を募集させていただくとの答弁がありました。
その他、各委員から質疑があり、いずれも答弁を受けましたが、反対者がありましたので、採決の結果、賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第22号、令和2
年度広陵町
介護保険特別会計予算については、在宅医療介護連携推進事業について、住民の方が入院されてから退院までの流れについての質疑に対し、在宅医療介護連携推進事業として、磯城郡3町と広陵町が専門職と病院をつなぎ、大和高田市、香芝市、葛城市、広陵町ではケアマネジャーと病院とが連携し、入退院調整などを行っているとの答弁がありました。
また、認知症カフェ事業補助金の対象事業の現状についての質疑に対し、現在、認知症カフェはエリシオン真美ヶ丘、おきなの杜、大和園の3事業所で開催されており、認知症当事者にも役割を持ってもらいながら開催されているとの答弁がありました。
その他、各委員から質疑があり、いずれも答弁を受けましたが、反対者がありましたので、採決の結果、賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第23号、令和2
年度広陵町
墓地事業特別会計予算については、墓地永代使用料返還金について算出根拠及び件数についての質疑に対し、算出根拠については、実績に基づき予算計上している。件数については、平成30年度は18件、令和元年度は2月末現在9件となっているとの答弁がありました。
その他、各委員から質疑があり、いずれも答弁を受け、
反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第24号、令和2
年度広陵町
学校給食特別会計予算については、西小学校の増改築中の給食についての質疑に対し、増改築中の給食は学校内では実施できないため、対処方法については現在検討中である。期間としては、令和2年度1学期中の予定であるとの答弁がありました。
その他、各委員から質疑があり、いずれも答弁を受けましたが、反対者がありましたので、採決の結果、賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第25号、令和2
年度広陵町
水道事業会計予算については、資本的支出の投資5億円についての質疑に対し、
土地開発公社への5年の長期貸付金であり、企業会計上の科目としては投資となるとの答弁がありました。
その他、各委員から質疑があり、いずれも答弁を受けました。なお、議案第25号につきましては、令和2年広陵町水道事業会計から
土地開発公社への貸付金に係る予算5億円を削除する修正案が提出されました。提出されました修正案について、提出者から提案説明を受けた後、質疑、討論を行い、まず修正案について採決した結果、可否同数となり、委員長裁決により否決すべきものと決しました。
続いて、原案について採決した結果、可否同数となり、委員長裁決により可決すべきものと決しました。
最後に、議案第26号、令和2
年度広陵町
下水道事業会計予算については、県からの不明水対策補助金減額の理由についての質疑に対し、県浄化センターに流れる汚水について、雨が降ったあとに水位が上昇した場合、原因調査するもので、件数が減少してきていることによる減額であるとの答弁がありました。
その他、各委員から質疑があり、いずれも答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、
反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
以上、予算審査特別委員会の審査結果報告といたします。よろしくお願いを申し上げます。
○議長(
奥本隆一君) ありがとうございました。
ただいまの
委員長報告に対し、各議案ごとに審議します。
それでは、議案第19号、令和2
年度広陵町
一般会計予算を議題とします。
それでは、先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
谷議員!
○11番(谷 禎一君) 質疑です。ちょっとこれ教えてください。
これが最終箸尾準工でいただいた資料です。ここに企業が4つ計画されております。そしてここに道路、南30号線という番号を入れた町道というのが計画されております。先ほど委員長は、事業計画に沿って進めておるということを言われましたが、この4つの企業が事業計画として進めておられるのか、それとももう一つの資料では全体が一つの企業になっておりまして中の道路がない図面が出ております。どちらが事業計画として進めておられるのか、はっきり結論をいただきたいなというふうに思います。
○議長(
奥本隆一君) 笹井予算委員長!
○
予算審査特別委員会委員長(笹井由明君) 私の審議の中で計画に沿った内容であるかというふうなことの確認だというふうに感じておりますけれども、募集しておる企業に対しての割り振りについては現在決まっておらないというふうな状況の中で、当初計画において計画されておる、私はそういう理解をしております。
したがって企業が決定する否かによって、中の道路については変動するというふうな状況で私は理解しておりますが、理事者のほうで確認をさせていただきたいと思いますが、どのように対処していただけますかというとこらへんをもう一度理事者側として説明をお願いしたいんですが、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(
奥本隆一君) 中川理事!
○理事(中川 保君) 今、委員長が御説明いただいたとおりでございまして、我々幾つかのパターンをもって計画をしております。これから選定委員会等で企業を選定していく中で、いろいろなパターンに対応できるような形で準備計画させていただいていまして、今、事業計画書の中に取り上げさせていただいたパターンは一番経費がかかるパターンで説明させていただいているということでございますので、さまざまな状況に対応できるように基本計画として定めさせていただいているということでございますので、基本計画に沿って進めていきたいと考えております。
以上でございます。
○議長(
奥本隆一君) ほかに質疑ありませんか。
暫時休憩をします。
(A.M.11:16休憩)
(A.M.11:16再開)
○議長(
奥本隆一君) 休憩を解き、再開いたします。
修正案を出してください。
暫時休憩します。
(A.M.11:17休憩)
(A.M.11:35再開)
○議長(
奥本隆一君) 休憩を解き、再開いたします。
ただいま議案第19号に対しまして、吉田議員から修正案の動議が提出されました。本動議につきまして、
地方自治法第115条の3及び
広陵町議会会議規則第16条の第2項の規定に基づく所定の発議者がありますので、成立しております。
議案第19号、令和2
年度広陵町
一般会計予算に対する修正案を議題といたします。
提出者より提案理由説明を求めます。
吉田議員!
○2番(吉田信弘君) 議案第19号に対し、修正案を提出させていただきます。
提案理由を申し上げます。
箸尾準工地企業誘致事業を広陵町
土地開発公社が事業を進めようとしていますが、工事区画内を通る道路については、広陵町の予算で計上しています。用地費、上水道、下水道、用排水路等の工事も含まれます。このことに私は当初より違和感を感じていました。さきの予算審査特別委員会の中で、谷委員が質問され、中川理事が答弁されました真美ヶ丘地区の当時の日本住宅公団がニュータウンの開発事業を進めていました。私は所有地をこの開発に協力し、その換地に家を建てて生活しております。この開発に協力するに当たり、換地率は60%になっています。例えば100であれば、こっちに戻ってくるのは60ということで、残り40%は公共施設をつくるための資金に使われています。公共施設には道路、上水道、下水道、用排水路、公園等があります。この40%は受益者の負担です。この企業誘致事業には受益者の負担が計上されていません。40%が広陵町民の負担になると思います。見直しを求めるとともに、7億円の貸し付けをしないよう修正するという理由でございます。
以上です。よろしくお願いします。
○議長(
奥本隆一君) ただいまの説明に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切ります。
お諮りします。
ただいま議題となっております本案については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 異議なしと認めます。
よって、本案については、委員会への付託を省略することに決定しました。
これより修正案及び原案について、一括して討論を行います。
討論の順序は、おおむね原案賛成者、原案及び修正案反対者、原案賛成者、修正案賛成者の順に行ってください。
暫時休憩します。
(A.M.11:39休憩)
(A.M.11:46再開)
○議長(
奥本隆一君) 休憩を解き、再開いたします。
それでは、まず修正案の反対者の討論はありませんか。
堀川議員!
○9番(堀川季延君) 議案第19号、令和2
年度広陵町
一般会計予算に対し修正動議がありましたので、反対の立場で討論させていただきます。
これは、歳出土木費の都市計画総務費の中で、
土地開発公社への貸付金7億円と、その財源であります
財政調整基金繰入金について削除するという修正であります。
財政調整基金の3月末見込み残高は16億700万円とお聞きしました。十分貸し付けできる金額を保有しているものでございます。基金を取り崩すわけではなく、その利用面で有利に効率的に基金と公社双方にメリットがある予算の計上であり、提案説明との本修正とのずれも感じますので修正には反対といたします。
○議長(
奥本隆一君) ほかに反対者はおられませんか。
それでは、修正案に賛成者の討論をお受けいたします。
坂口議員!
○8番(坂口友良君) これは営々とためた貯金の中から公社にお金を貸そうと、このようなことでございます。その公社は立派な工事、30億円ほどの工事をしていると、こういうようなことでして、ところがその担保、あるいは保証はないですね、実は何もないと。先ほどのこの間の私の質問でも責任はないとか、責任はとらないとか、全くこげついたと、我々は民間出身の議員ですので、そういうことの保証なり、あるいは担保なり、何も考えられていない。ただ、一方的に貸すと、こういうようなことで非常に心配な面がございます。これがよく残って、最後は三セク債を発行して町民が皆かぶると、こういうようなことになって営々と続いていくと、このようなおそれがございます。しっかりとここは担保なり保証を当局にやってもらわんと、簡単に金貸していいよという話ではございません。金融機関に勤めている方はよくわかると思います。そんなん無保証・無担保で誰もお金は貸してくれません。特にこれ
土地開発公社、プロパーの事業って自分の商売ベースのことの話ですからね。よく公共事業やというけど、これ公共事業じゃないんですよ、この都市の開発。ですからその辺も考えて、これはやはり修正案で外すべき、性質的に明らかに違いますので、商売なんかこんなところに入れてもらったら困りますので、ここではっきりとするどい指摘を行っておきます。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
谷議員!
○11番(谷 禎一君) 修正案に賛成の立場で討論させていただきます。
先ほどもボードを出してお話しさせてもらったとおり、要は事業は決定しておりません、正確な。それによる予算も決定しておりません。そうしたら議会は何を賛成したのかという話になれば、公社に白紙委任を渡したということになります。今回の31億500万円の貸付保証を賛成するのかしないかということと、それと7億円の今の貸し付けについて賛成するのかしないのかということを結論づけるだけのことであります。先ほど坂口議員から担保がないとおっしゃいました。実際に公社で経営責任というふうなものが発生した場合、公社の理事、それからあと、幹部の方は経営責任をとらないかんというふうに思いますよ。そして経営責任というのは、基本的に判断をミスをして赤字になった場合もこれは経営責任のお話だと私は思います。今回の事業に関して、非常にまだ不確定な中で、7億円の貸し付けをするということは、リスクが高い。もう少しきちっとした事業を資料を提出していただいて、きちっとした説明をしていただいた中でやるものだと思いますので、今回の修正案に関して賛成といたします。
○議長(
奥本隆一君) 修正案について、ほかに討論。
青木議員!
○14番(青木義勝君) 私黙ってようと思っていましたんやけどね、今この債務保証について反対だとか、しかし、広陵町、先ほどちょっと修正案の趣旨説明に吉田議員もおっしゃっております。全く性格の違う形の考え方だなと私は思っております。よって、広陵町がよく言われる将来、5年、10年、20年、30年、50年、持続可能なまちとなるためにまず先行投資をきっちりしていきましょうやと、このまま座して死を待つという考え方じゃなしに、もう一歩進んできっちりと持続可能なまちの基礎をつくっていくための先行投資であると、今言うように、いわゆるこれが全て失敗や失敗や、これが全部だめになるという想定のもとで全て事業が行われるのであれば、何にもする必要ないわけです。寝てたらずっといいわけですわね。しかし、今の広陵町、将来のことを考えてみたら、今であれば多少の伸びしろ、体力が多少あるわけです。そのときに将来を見越した中できっちりと事業を起こして、それがための原資になることについての債務保証であるわけですから、何も金も全くどこかから全部民間から高く買って借りれという形じゃなしに、やっぱり保証もしていくというのが当然なことだと思います、町としても、理事者としても。私自身も推進している立場ということもありまして、一番心配しているのは私ですよ。反対されている人はよろしいですやんか、別にあかんかったら、あかんでいいねん、そら見たかなるわけや。しかし、しっかりと支えて、これは間違わせたらいかん、何が何でも。そやから中川理事に対しても厳しく、きっちりとやっぱりこれでいいんか、これで県もどうなっているねん、関係省庁ともどうやねん、補助金の問題がどうやねん、交付金のこんなんはほんまかいなというぐらいにやりますよ。谷さんもやっていると思いますよ、私もやってますよ。そういう意味で私は何としてもこれは成功させないかんし、また成功させるきっちりとしたシステムがあると私は判断しています。そういう意味ですから、これは反対、賛成はありますよ。しかし、失敗を前提にして事業はできますか。はっきり言いたいのはそういうことです。
○議長(
奥本隆一君) ほかに修正案に対して討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) それでは、次に、原案について、反対者の討論をお受けします。
山田議員!
○3番(
山田美津代君) 一般会計は反対をいたします。
まず元気号ですけれども、昨年10月に改編されて、その前にワークショップを開いて台数も、経費も何も変えずによくしてくれというような内容だったというふうに聞いております。でも5,000万円以上もつぎ込んでいるからという説明でしたけれども、交付金が8割入っていたということなんですね。そうしましたら、町としたら1,000万円ちょっとしか元気号には使っていないという計算になります。それでしたらきちっと町民の足の確保をするだけの財源というのは、私は生み出せるものだと思います。このままでは元気号だけではやはり高齢者の皆さん、一般質問でも言いましたけれども、安心して免許証を返納できない。各地を回っていますと、元気号が改編されたということで不便になった。不便になったのに高田駅のほうだけは100円高くなって、こんなことあるかということで大変お怒りの声を聞きます。もっときちっと公共交通をしてほしいというお声ばかりたくさんお聞きします。そういうふうにデマンド交通を導入するしかやはりないのではないかなと思いますが、全然そういうことを考えておられない。必要な経費としてのデマンドがない予算ですし、また今も論議されていますけれども、公社に7億円も貸す偏った予算なので、この一般会計には反対をいたします。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
堀川議員!
○9番(堀川季延君) 反対者がありますので、賛成の立場で討論させていただきます。
令和2年度当初予算につきましては、かつてない規模での予算となっており、まずは住宅開発により、人口増加の著しい西校区への対応として幼保連携型認定こども園整備のための経費や、西小学校増築の費用が計上されています。産業においても、広陵町産業総合振興機構なりわいが設立され、運営事業が展開されてまいります。また大和高田市と共同で中小企業・小規模企業の中間支援組織リズの開設も実施され、ますますの産業発展が期待されます。箸尾準工地域での
土地開発公社が設立し、町の基金からの貸し付けを行い、いよいよ企業誘致へ向けての一歩が踏み出されてまいります。
反対意見にありました7億円の貸し付けは、基金の運用により、一般会計と
土地開発公社双方が運営上有利となるものであり、何ら問題があるとは考えられません。社会資本整備総合交付金事業についても、道路、橋梁、公園、交通安全施設事業など盛りだくさんとなっておりますし、防災関連では緊急内水対策として、古寺川、広瀬川流域で雨水を一時貯留する施設を奈良県と連携して整備されます。消防団第4分団の単機車両も更新され、火災時には、活動が期待されます。また、災害時に必要とされる防災資機材や備蓄品を購入し、避難所へ備蓄されます感震ブレーカーの普及、防災訓練も引き続き実施するなど防災体制の強化に向けた予算となっております。
ほかにも各種事務事業への取り組みについて、私たちの生活に密着した予算が計上されており、大変心強い予算となっております。令和2年度予算は、財源不足に対応するため、
財政調整基金の取り崩しを14億2,100万円、基金運用として7億円の繰り入れを見込んでおり、今後もさらに厳しい財政状況が予想されます。最小の経費で最大の効果を上げるための努力をお願いし、賛成の意見といたします。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
谷議員!
○11番(谷 禎一君) 原案に反対の立場で討論させていただきます。
当初箸尾準工については調査費等について私のほうは賛成しております。当初から反対の立場ではございません。役所がこういうふうにしたいということに関して前向きに取り組んできたものであります。反対の人間には責任がない。そんなことはない。私も心配しているからこれだけ厳しいことを言っているんです。実際に企業の決定もできず、そして道路も番号を入れた道路も予算を計画した道路も省くかわからん。そして今の河川の中で大きく雨が降る部分に関しての降雨の関係の部分に関しての考え方であるとか、いろんなことを質問しております。実際に当初からこの事業に関して反対の立場であれば何も心配せえへんわけです。ただ、やっぱり住民の税金を使う事業になってきます。年間予算の3分の1を超える事業になってきています。実際に35億円という予算の計上のときには、区画内道路を入れて35億円の話だったんです。実際それも中川理事もお話をしております、区画内道路は含んでいたということもこの間の回答で話をしております。それが時間が経過するとともに、それは含んでいない形になってきたり、町がそれをするような形になってきたりということで、どんどん計画が変わっていっているわけです。そういう事業に関してしっかりと形を決めて、そして議会の判断をあおいでもらったら、私どももこれはいい事業だということで賛成はできるんだけれども、今の状態で煮詰まっていない状態で賛成するということは、基本的には債務保証をする。そして公社に白紙委任をするということの賛成の形しかとれない。だから修正案を出されたと私は思います。だから基本的にはその辺何でもかんでも反対だというふうに決めつけて言われるのは心外な話と私は思います。これは青木議員もわかってもらっていると思いますけれども、きちっと説明をして納得できるようになれば、私はどんどん賛成はしていきますので。だけど、今回の部分に関しては煮詰まっていないということで、危険があるということで反対とさせていただきます。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
笹井議員!
○12番(笹井由明君) 議案第19号、令和2年度
一般会計予算について、反対者がありますので、賛成の立場で討論をさせていただきます。一部修正案に対する
反対意見もございますのでよろしくお願いします。
町長の施政方針につきましては、豊かな町、安全な町、元気な町の三つの柱の実現に広陵町始まって以来の最大予算ということになってございます。そんな中での議論の焦点は、やはり箸尾準工業地域の工場用地の造成事業であります。準工業地域内の基盤整備の一環としては、都市計画道路箸尾駅前線と町道古寺中線を結ぶ区域内縦断道路、そして準工業地域内の街区道路を構築して、そして地域の活性化を図るという面につきましては、持続可能な開発目標SDGsの12番目のつくる責任、使う責任のテーマとして未来都市に通ずるところがあります。
一方で、
土地開発公社とともに、企業誘致用地取得事業につきましては、公社予算で執行されるわけでありますけれども、最効率の方策で取り組まれる決意を聞かせていただいておるところでございます。売れ残り、こげつき用地などの胸算用から赤字責任は誰になるかなどという意見もありますが、公社の債務保証は契約者である町にあり、経理事務、そして不正事務がない限り、町長個人、あるいはまた公社理事長、役員、その他に損害賠償責任が及ぶというふうな裁判事例も伺いません。いずれにせよ、最初から結果を恐れて責任を追及されるんだったら、最初から成功を褒美としてあげなければならないわけであります。そういった考え方では政策が打ち出せません。十分な計画に従って執行していただくわけですから当然予算もございます。公社にも予算措置もあります。白紙で渡すんじゃありません。町の債務保証造成事業に関し、公社設立における慎重な県の指導、そして地域活性化を目的とした国の交付金事業の採択も担保になっていると考えるわけですし、大いに自信を持って積極的に取り組んでいただければ実現が図られるものと信じてやみません。
令和2年度当初予算におきましても、
財政調整基金、いわゆる貯金を取り崩しての予算編成、そして当初繰越金を見込めないような大変厳しい財政状況であるというふうにも認識をしております。その一方で、町の将来を見据え、産業総合振興機構の設立であったり、県と協議した竹取丘陵公園の周辺まちづくり、そして安全・安心なまちづくり、防災対策の充実などの予算も盛り込まれており、どれも安心して住み続けられる持続ある将来の広陵町をつくる編成だというふうに思います。まさにことしの町長の施政方針における言葉「業」、なりわいに通じるところであります。そしてまた「業」は、「わざ」とも読めるわけでございます。広陵町3万5,000人を維持するためには、まさに広陵町の地域循環構造RESASの分析の必要から来る生産、分配、消費の三つの段階を町内で循環を図ろうとする将来の構想にわざも凝らしたものと思います。その一つは、先ほど来は、いろんな
反対意見も申し述べられましたけれども、総じて令和2年度の
一般会計予算は、未来都市実現に向かうきめ細かな予算であると伺え、何ら異議なく賛成をいたすものでございます。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
八尾議員!
○13番(八尾春雄君) 今の賛成討論を聞いて、これはやっぱりきちんと言うておかなあかんなという感じになりました。持続可能なまちをつくるために、この事業は必要だと。SDGsの具体版だということを言いたいようでございます。事業を準備するときには、最悪を想定して、かかり出したら最高の状態で執行するというのが大体の基本的なやり方だろうと思います。昨年10月から消費税の増税があって、GDPがかなり落ち込んでおります。そしてコロナウイルスの影響が全世界的に暗雲を立ち込めているという状況は、これは客観的な事実でございます。ですから、造成をしたわ、企業が来ないわということでは困るんだと。そのつけを住民に回されたのでは困るんだというのが多くの方の心配ごとなわけです。先ほど谷議員も言われたように、具体的な中身は全く見えてこないと。それから住民の合意ということも前提にならないということを指摘したところ、住民の合意がないから町が出向いて開発をやるんだという、こういう逆手の答弁がございました。箸尾の方に聞いてみますと、駅前を中心としたショッピングがちゃんとできるまちだとか、大阪だとかに出やすいから、もう少しこのあたり便利にならないだろうかと。出てくるのが広陵町の町長さんがいつも北小学校の校区から出ておられるのに、北小学校の校区がさっぱりよくならないやないかと。平岡町長にいたっては、駅の隣に住んでおられるわけで、どうなっているんだということを私はリアルに聞いているわけですよ。だからこういう危険なところに43億円も投入するんじゃなくて、その例えば1割でも使って、箸尾駅の周辺を再開発をするということが例えば提案されたなら、これは住民の方によく議論していただく。歴史的な経過がありまして、うまくいかなかったんですよ。だから道路も中堀医院からぐるっと左回転して箸尾駅前に通るような都市計画道路も、50年前の計画がいまだに生きているというふうに聞いておりますけれども、抵抗があるのは、そのときに話し合ったときにいろいろいきさつがあっていかないけれども、そろそろ代も変わってきたし、お買い物がとにかく不便になって困っているんだと、こういうことがあるわけですから、そういうあたりにお金を使うということにもっと重点を置いて足元をしっかり見てやらないと最終的に役員さんは責任をとらないわけですから、だから回収ができないという、こげついていただいたら困るわけですよ。そういうことがあるので議会は大変心配していると、ここのあたりをよく気をつけてやっていただきたいなと。たまたま今度開発公社の責任者が副町長になりますけどね、副町長、かつて水道局の局長をされたときに、一般会計のほうに金が足らないので融資をしたことがありましたよね、たしかね、そういうことがありましたよ。これは広陵町の枠の中で資金の融通をしているわけですから、それはそういう意味で言えば、余り心配をする必要はないんだろうと思います。ところが今回は、あえて町長ではない人物を
土地開発公社の責任者に据えて、下手をすると敵対的な関係になることだってあるんですよ。親会社と子会社の関係でということがあるんですよ。そういう最悪のことを想定して、心配をして今の経済状況を判断しないと、この話はうまくいかないんじゃないかと、そういう意味で、この中身、提案している中身は納得ができないということで反対します。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
7番、吉村議員!
○7番(吉村裕之君) 本案の部分につきましては、堀川議員と箸尾準工以外の部分は同一でございますので省きますけれども、箸尾準工の部分につきましては、本町の長年の構想にあったものでもありますし、県内でも貴重な地域産業ゾーンとして箸尾準工地域の開発というものが存在しております。この
土地開発公社につきましては、法律に基づいて設立する
土地開発公社に町が委託をするという事業として今回は造成事業と企業誘致という形で産業活動とまちの発展の基盤整備を行うということで大局的な観点より地域の秩序ある整備という部分を図っているものであります。もちろん各議員がおっしゃっているとおり、問題、課題はさまざま出てくるかと思いますが、相手のある事業、また自然物に手をつける事業、また大規模事業であるということから、初めから寸分違わぬ事業経費が算出できるとか、修正を一切しない事業計画、事業費算定が可能なのかという部分もあるかと思います。その中でやはりある程度の枠を定めた中であらゆる検討を加えていくということが事業手法として必要になってくるかと思います。そのために債務負担行為によって、31億500万円の債務保証を求め、当初の予定どおり最大でも31億500万円以内でこの事業を完成させるというのがこの意思として表明されている部分が債務負担行為にあらわれているかというふうに思います。もちろん八尾議員がおっしゃったように、新型コロナウイルスの感染につきまして、日本経済、世界経済、大打撃を受けておりますし、今後先行きが見通せない状況でもありますし、それが続く可能性もあるかと思います。その中においては、エントリー企業等のヒアリング、また日本、世界の経済状況をしっかり確認、把握した上で、この事業を今進めるべきなのか、もう少しタイミングを図るべきなのか、余り強行的に進めるのではなく、そういった部分をしっかりと判断した上で、従来の予定どおりの事業を進めていくということを念頭に置いていただけたらということで、本議案につきましては賛成の討論といたします。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
それでは、修正案についての採決を行います。
まず、本案に対する修正案について、起立により採決をします。
本修正案に賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○議長(
奥本隆一君) 起立5名であり、賛成少数であります。
よって、修正案は否決されました。
次に、原案について採決をします。
お諮りします。
原案について賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○議長(
奥本隆一君) 起立8名であり、賛成多数であります。
よって、原案は可決されました。
暫時休憩をいたします。
(P.M. 0:14休憩)
(P.M. 1:28再開)
○議長(
奥本隆一君) 休憩を解き、再開いたします。
次に、議案第20号、令和2
年度広陵町
国民健康保険特別会計予算を議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
山田議員!
○3番(
山田美津代君) 国保は国民の4人に1人が加入し、国民皆保険制度の重要な柱を担っています。無職者と非正規加入者が8割近くを占め、平均所得は、230万円から85万円に減っています。低所得者が多いのに保険料は中小企業の労働者が加入する協会けんぽよりも高い。これを解決するには、国庫負担金をふやすことです。全国知事会が公費1兆円を投入することを求めています。全国市長会や全国町村会も協会けんぽ並みの保険税にと公費負担を求めています。1兆円で均等割と平等割をなくせば、全国平均で16万円が軽減され、協会けんぽ並みの保険税になります。この子供の均等割をなくして保険税軽減をという条例改正案が提出されまして、町民は安くなる改正案、どうなるのだろうと注目をされていましたが、否決をされてしまいました。この国保予算は、町民の暮らしや安くしてくれないと生活が成り立たないとの願いが反映されていない予算なので反対します。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
7番、吉村議員!
○7番(吉村裕之君) 賛成の立場から討論いたします。
国民健康保険制度は我が国が誇る国民皆保険制度の基盤を支える重要な役割を果たし、住民の健康保持と公衆衛生の向上に大きな役割を果たしておりますが、医療費の増加や加入者のうち、高齢者や低所得者の占める割合が大きいといった構造的な問題も抱えているところであります。
広陵町議会におきましても、平成28年3月定例会で、国民健康保険制度への財政支援の拡充を求める意見書についてを全会一致で採択し、都道府県単位化後も国民健康保険が将来にわたって住民の生命を守る皆保険制度のかなめとなり得るよう財政支援を求めております。平成30年度から県単位化による持続可能な社会保障の確立が図られており、県と市町村がともに国民健康保険の運営を担い、県が国保財政の運営の責任主体となることによるスケールメリットから安定的な財政運営を可能とし、本町においても県単位化に伴う予算となっております。令和2年度予算では、保有する
財政調整基金の計画的な取り崩しや減免措置を実施するなど、被保険者の皆さんの軽減負担、また健康づくりや保健事業のさらなる充実を図ることに配慮した予算となっております。被保険者の健康保持と公衆衛生の向上のために保険給付や保健事業を停滞させるわけにはいかず、本町として現行の法律や制度、限られた財政の中でできる限りの対応を図っておることから、本予算は賛成といたします。
○議長(
奥本隆一君) 八尾議員!
○13番(八尾春雄君)
反対意見を補足することで、少し発言したいと思います。
この間、議会事務局から議会だよりを冊子をお借りしました。第1号は平成5年4月15日が第1号でございました。そこには、就学前の3歳児までの医療費の無料化を求める決議というのが議会で提案をされて、賛成少数で否決されたと、こういうことが書いてあります。27年前の話でございます。その当時は、それが正しかったのかどうかという点はありますけれども、今日では中学校の卒業までの医療費が無料になる。ただし、窓口払いがどうなるのかというのは、就学前のところまでしか窓口払いゼロになっていませんけれども、そういうところにまで27年間かかって到達をしているわけです。いろいろ町長もやりくりをしたり、いろいろ県のほうからも言われたりするけれども、やっぱり大きな流れというのは、この医療費が非常にふえて暮らしていけなくなっているということに対して、やはり議会がどう対応するのか、町がどう対応するのかということが問われるわけですから、その場だけの判断ではなくて、やっぱり大きな展望を持ったそういう国民健康保険のあり方についてもこれから大いに議論をしていきたいと思うんですけれども、そういうような事情がありますから、現行の県が県単位化ということで、どんどん保険税を上げなさいというやり方の中での今回の提案でございますので、反対します。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
本案について、反対者がありますので、起立により採決します。
議案第20号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○議長(
奥本隆一君) 起立11名であり、賛成多数であります。
よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第21号、令和2
年度広陵町
後期高齢者医療特別会計予算を議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
山田議員!
○3番(
山田美津代君) 収入のない高齢者に2年ごとに保険料が上がるこの制度はきついです。滞納者もふえています。これは保険料軽減も変えられてきて、低所得者の保険料を軽減する仕組みの特例軽減を打ち切られ滞納がふえているのではないでしょうか。この高齢者の命と暮らしを圧迫する制度は廃止していくべきだと思いますので、反対をいたします。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
7番、吉村議員!
○7番(吉村裕之君) 賛成の立場で討論いたします。
高齢化が進む我が国において、保険財政の安定化と誰もが安心して医療を受けることができるようつくられた後期高齢者医療保険制度は、医療保険をみんなで支える仕組みとして平成20年度に創設され、その後10年以上が経過し、制度として定着してきております。今後も続く急激な高齢者人口の増加にも耐え得る高齢者医療を維持していくため、高齢者世代と現役世代の間での世代間公平、高齢者間での世代内公平を図りながら必要な見直しや被保険者への一定の配慮がなされていること、加えて保健事業も拡充された予算となっていることから本予算につきましては、賛成といたします。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
本案について、反対者がありますので、起立により採決します。
議案第21号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○議長(
奥本隆一君) 起立11名であり、賛成多数であります。
よって、議案第21号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第22号、令和2
年度広陵町
介護保険特別会計予算を議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
山田議員!
○3番(
山田美津代君) 保険料を勝手に年金が引き去り、介護状態になったので介護保険を受けようとすれば、利用料の負担や深刻な介護施設不足など、保険あって介護なしのこの制度、根本から今見直さなければ高齢者社会を乗り切れません。介護従事者の処遇改善や十分な手厚い介護を受けられるようにすべきですが、安倍政権は介護卒業政策を無理に推し進め、家庭や家族に介護を押しつけようとしています。何のための介護保険制度なのでしょう。自治体の努力は認めますが、この制度の根本的なことで反対をいたします。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
4番、吉村議員!
○4番(吉村眞弓美君) 高齢化が確実に進んでいる広陵町において、医療、介護、介護予防、住まい、生活支援という5項目にわたる適切なサービスを提供するためには、在宅における医療と介護の連携といったものが喫緊の課題となってきます。広陵町においては、入退院調整ルール等を作成し、事業を展開していただいております。また、介護予防の観点から予防を重視した健康づくりの取り組みも介護予防リーダーが中心となり、活動する中で、地域の通いの場づくりができることを目指しておられます。そういった内容から認知症施策の事業充実に向けた取り組みが計画されている予算計上であるというふうに考えられることから、これからも健康長寿奈良県一を目指して頑張っていただけることに期待をし、賛成討論とさせていただきます。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
本案について、反対者がありますので、起立により採決します。
議案第22号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○議長(
奥本隆一君) 起立11名であり、賛成多数であります。
よって、議案第22号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第23号、令和2
年度広陵町
墓地事業特別会計予算を議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議案第23号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 異議なしと認めます。
よって、議案第23号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第24号、令和2
年度広陵町
学校給食特別会計予算を議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
山田議員!
○3番(
山田美津代君) 多くの保護者の願いである給食無償化への理解がない。また、香芝市への土地無償貸与のこともあり反対をいたします。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
堀川議員!
○9番(堀川季延君) 反対者がありますので、賛成の立場で討論させていただきます。
小学校給食につきましては、給食調理の委託先が本年1学期末で契約が終了すると説明を受け、次は西小学校の増改築の状況も検討した上で、3年間の委託契約で臨むとのことです。安全で安心でおいしい給食をさらに目指し努力いただきたいと存じます。民主主義の時代でございます。平成28年7月に臨時会において香芝市への無償貸与につきまして、可決というようなことになっております。潔さがないと言わざるを得ないような
反対意見でもございます。そのほか、小中学校の給食運営に関する予算に関しては適正に計上されており、
学校給食特別会計予算については賛成といたします。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
八尾議員!
○13番(八尾春雄君) 香芝市から土地使用料をいただく件について、既に決まったことだから潔くないんじゃないかという討論がありました。これは事実関係も含めて間違っていると思います。今、多子世帯の給食費をまず一部無償化にしてほしいということについて教育委員会は拒否しておりません。それはただし値上げのときに考えたいと、こういうことを言ってるんですね。当初300万円という予定を600万円に言いかえましたから山田議員から大分抗議をしておりますけれども、結局のところ、金がないということがこのことを妨げる一つの要因なわけですよ。そうすると、あらゆる手だてを講じて当然入れていただくべき金が入れられないのかという観点で見ると、そのときの町の判断及び議会の判断が誤っていると、こういう立場に立って見直しを図るべきでございますので、ただいまの堀川議員の賛成意見は全く間違っている。このことを指摘をして反対討論といたします。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
本案について、反対者がありますので、起立により採決します。
議案第24号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○議長(
奥本隆一君) 起立11名であり、賛成多数であります。
よって、議案第24号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第25号、令和2
年度広陵町
水道事業会計予算を議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
○8番(坂口友良君) 質疑なかったら動議。
○議長(
奥本隆一君) 坂口議員から動議が発議されましたので、暫時休憩いたします。
(P.M. 1:45休憩)
(P.M. 1:46再開)
○議長(
奥本隆一君) 休憩を解き、再開いたします。
今の動議に賛成の方。
(
賛成者起立)
○議長(
奥本隆一君) 3名ですね。
動議は成立いたしました。
ただいま議案第25号に対しまして、坂口議員から修正案の動議が提出されました。本動議につきましては、
地方自治法第115条の3及び
広陵町議会会議規則第16条の第2項の規定に基づく所定の発議者がありますので成立しております。
議案第25号、令和2
年度広陵町
水道事業会計予算に対する修正案を議題といたします。
提出者より提案理由の説明をお願いいたします。
○8番(坂口友良君) それでは、議長の許可を得まして、これもちょっと端的に言います。先ほどの一般会計のとき7億円を貸してやると、こういうような話がございました。今回この水道会計を見ますと、またこの中から5億円を貸してやると、非常に景気のいい話ばかりがこの御時世で聞こえてまいります。この貸し先はどこですかと聞いたら
土地開発公社になると、このようなことでございます。非常に先ほどから議論百出であります。非常に心配ごと。私は民間企業ですから、貸すは何ぼでちゃんと担保をとりなさいと。ちゃんと100%回収できますと、これならどんどんやってもらったら結構でございます。しかしながら、これはまだまだ問題がございます。返す当てはどうやとか、その保証はどうやとか、その体制はどうやと、これからどんどん出てくると思いますので、この中のこういうふうにここから水道会計から貸すとなると、また水道料金をようけ高くとってため込んでいるんちゃうかと、こういうふうな一般の方からの意見が出てくる。こんなことがございますので、これはやはりこの修正のようにカット、削除、このようにやって出されたほうが私は町のためにもなるんじゃないかなと、こんなことを思いますので、提案いたします。
○議長(
奥本隆一君) ただいまの説明に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切ります。
お諮りします。
ただいま議題となっております本案については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 異議なしと認めます。
よって、本案については、委員会への付託を省略することに決定しました。
これより修正案及び原案について討論を行います。
討論の順序は、おおむね修正案反対者、修正案賛成者、原案賛成者、原案反対者の順に行ってください。
それでは、まず修正案反対者の討論はありませんか。
堀川議員!
○9番(堀川季延君) ただいまの修正動議がございましたので、反対の立場で討論させていただきます。
水道事業会計の資本的支出に
土地開発公社への長期貸付金が計上されており、この貸付金を削除する修正であります。
一般会計予算時と同じことの繰り返しになりますが、これにつきましては、水道資金の健全な運用であり、水道会計と公社、
土地開発公社双方にメリットがある予算の計上でありますので修正には反対といたします。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
谷議員!
○11番(谷 禎一君) 賛成の立場で討論させていただきます。
基本的には水道、それから道路等は、町でやるものでなく、その事業に関して行うものでございます。今回、一般会計でも申し上げましたとおり、事業者、公社自体の代表者等々につきましても、基本的には赤字が出ても責任は問えないというふうな部分がございます。実際に水道関係から5億円のお金を投入するに当たって、それだけ余裕があるのであれば、水道料金を下げるとかいうふうな形で皆さんに還元するべきものだと考えております。実際にそういうふうな町の皆さんに還元できないものであるならば、こういうふうな事業には投入すべきではないというふうに思いますので、賛成させていただきます。
○議長(
奥本隆一君) ほかにありませんか。
7番、吉村議員!
○7番(吉村裕之君) 反対の立場から討論いたします。
積立金のあくまで運用ということであります。さきに議案第19号で広陵町
一般会計予算が可決されております。ということをもちますと、31億500万円全額を金融機関から借り入れて事業をするということになってくることになりますので、行政側が示す事業経費よりも経費が増加するという現象を招くおそれがあります。また、こげつくという表現もありましたけれども、そのためにこげつかないことを担保するために債務負担行為で可決されておりますので、その部分はすぐに銀行借入金とスイッチすることによって基金を戻すということができないという状況にはならないと考えられることから、反対といたします。
○議長(
奥本隆一君) 次に、修正案に反対の討論はありませんか。
それでは、次に、原案賛成者に討論はありませんか。
それでは、原案に反対者の討論はありませんか。
山田議員!
○3番(
山田美津代君) 5億円の公社への投資が入った予算、赤字になれば町民の負担がふえると思いますので反対いたします。
○議長(
奥本隆一君) 原案に賛成の討論はありませんか。
堀川議員!
○9番(堀川季延君) 反対者がありますので、賛成の立場で討論させていただきます。
この水道事業会計は、水道配水管の布設につきましては年次計画をもって、耐震管へ布設がえが行われており、他市町村に比べ、手早い事業計画となっております。
反対意見にありました
土地開発公社への5億円長期貸し付けについては、
一般会計予算でも申し上げましたとおり、水道事業会計と
土地開発公社双方が運営上有利となるものと理解しております。上水道は生活に欠かすことのできない水を供給していただきます。今後も安定した経営と経費節減に努力いただくことをお願いし、賛成討論をいたします。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
谷議員!
○11番(谷 禎一君) 反対の立場で討論させていただきます。
今、堀川議員から運営上、有利やということで貸付利子のことを言われていると思うんですけれども、貸付利子であれば、土地を購入するのを先に土地を購入しないでできるだけ銀行からの融資を借りる時期をおくらせて、許可関係とか、そういうふうなものを進めていくと。最終的に最終決裁をするという手法というのが民間では捉えております。そういうふうな手法をとれば、利息利子の負担など物すごく軽減されるわけです。今の堀川議員の貸し付けの部分で有利だというふうなことに関してはその手法をとることによってそれ以上の便利さが出てくると思いますので、そっちへエネルギーをかけて考えるべきだと思いますので反対といたします。
○議長(
奥本隆一君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
それでは、修正案についての採決を行います。
まず、本案に対する修正案について、起立により採決します。
本修正案に賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○議長(
奥本隆一君) 起立5名であり、賛成少数であります。
よって、修正案は否決されました。
次に、原案について採決します。
お諮りします。
原案について、賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○議長(
奥本隆一君) 起立8名であり、賛成多数であります。
よって、議案第25号の原案は可決されました。
次に、議案第26号、令和2
年度広陵町
下水道事業会計予算を議題とします。
先ほどの
委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議案第26号は、委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 異議なしと認めます。
よって、議案第26号は原案のとおり可決されました。
次に、日程4番、議案第28号、令和元
年度広陵町
一般会計補正予算(第5号)を議題とします。
本案について、説明願います。
吉田総務部長!
○総務部長(吉田英史君) 失礼します。
それでは、議案第28号、令和元
年度広陵町
一般会計補正予算(第5号)について、御説明申し上げます。
一般会計の補正につきましては、第4号を今議会に上程し、先ほど御可決いただきました。この中で、国が示すGIGAスクール構想に伴うICT教育環境の整備について、小・中学校の校内通信ネットワーク環境の整備といたしまして、2億1,000万円の事業費を計上しております。今般国の補助内定を受け、財源を補正する必要が生じましたので追加議案として上程させていただくものとなります。
歳入歳出の総額に変更はなく、財源の変更となります。議案書につきましては、別冊でお配りしておりますが、別途配付しております資料、令和元年度
一般会計補正予算(第5号)資料というのをごらんいただきたいと思います。
この資料の右上に国庫補助金等財源の変更経緯を記載しております。校内通信ネットワーク環境整備事業といたしまして、事業費で2億1,000万円で国に申請をいたしました。内訳につきましては補助上限額1校3,000万円の7校分、補助率2分の1で1億500万円の国庫補助を見込んでおりました。しかしながら先週3月5日に国の内定通知がありまして7校分で、補助金4,312万7,000円と大幅な減額となったため、財源の変更が必要となってまいりました。帯グラフのほうを見ていただきますと、変更前、第4号での予算計上が上段となっております。2億1,000万円の2分の1の補助金を見込み、残りは全額交付税算入は60%の起債を充当しておりました。これで申し上げますと、町負担割合は2割となってございます。
下の変更後ですが、4,312万7,000円の補助内定を受け、起債の関係で10万円単位となるため、端数分だけ一般財源ということになりますが、4,310万円が交付税算入がある起債、残りは交付税算入がない起債、資金手当てとなります。第5号の補正では、この内容で財源補正、また起債限度額の補正のほうを行っております。これによりまして、当初事業費の20%の町負担を見込んでいたものが大幅に増加いたします。2億1,000万円の事業費といたしますと、約67%が町負担となってまいります。この校内ネットワーク環境の整備は必要な投資ということで考えておりますが、厳しい財政状況の中、今後の公債費にも影響してまいりますので、執行時におきまして、仕様など事業内容を十分に精査して過度な投資とならないよう節減に努めてまいりたいと考えております。
以上で
一般会計補正予算(第5号)の説明とさせていただきますので、御審議いただき、御可決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
奥本隆一君) これより本案について、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
八尾議員!
○13番(八尾春雄君) 当初国からの内示がこういう形で減額になったので足らずを手当するために出したと。その事情はわかりましたけれども。これ国の予算が減額された理由を国は何と説明しているんですか。これは経済の停滞やら今株価の低迷、物すごい下落ですね、それから円高、毎日のように大きく変わっておりますが、そういう経済の国の財政の見通しとも関係があることだと思われるんですが、そのあたりを国はどういうふうに認識しているからこれで勘弁してくれと、あらかじめ通知した内容で約束を守れなかったけれども、これで何とかしてほしいと、こうあったんだろうと思いますから、その理由を教えてください。
○議長(
奥本隆一君) 池端
教育委員会事務局長!
○
教育委員会事務局長(池端徳隆君) 国の理由でございますが、総務部長から説明がありましたように、国庫補助金といいますのは、1校3,000万円を上限として広陵町は7校でございますので、2億1,000万円ということで書類上の手続もさせていただきました。何がしかの具体にチェックが入って、広陵町が過大に見積もってたから減額をされたというものではございません。県下といいますか、全国的に一律にダウンをしております。これにつきましての具体的な理由というのは、やっぱり補助金ですので、いわゆる予算の範囲内でということになったんだろうなというふうに理解をしております。
それと後で追ってですけれども、国から書類が来ております。その中身を閣員をいたしますと、実質的には校内ネットワークの補助単価というのを国は独自で出しております。これが1学級当たりというふうなところで、単価を出して、それによって一律に算定をしたと。国のほうは補助に対する単価というのを出したと。それが自治体間で不公平が生じないようにと。国の言葉を借りますと、適正、適切に積算されている設置者のものを根拠にしたと。これ、我々が理解しておりますのは批判でも何でもございませんけれども、一番安いといいますか、安いところの単価を基準に配分をしたのでないかというふうに考えてございます。そのようなことでちょっとお答えになっていない部分もあるかと思いますけれども、これも総務部長の説明にありましたように、総事業費は変更はさせていただいておりません。しかしながら、これは執行の段階で、より適正に業務を遂行しなければならない。具体には全員協議会のときにも説明をさせていただきましたけれども、いわゆるアクセスポイント、しっかりつながるというようなところは、もちろん譲れるものではございませんけれども、そういったものを一つに1教室要らないというものであれば、省いていくと、数を減らす。電源キャビネット、こういうようなものについてもより安価なものについてそれを探すといいますか、そういうところで、より適正な執行に努めたいと考えてございます。補助金の金額がこのようになったと。それはいわゆる起債というふうなところで、借金ではございませんけれども、長い期間でのスパンで考えることができません。そのようなところで、適正な執行に努めるということしか、今お話はできませんけれども、状況としては、そのようなことでございます。
○議長(
奥本隆一君) 八尾議員!
○13番(八尾春雄君) わかったようなわからんような答弁をされましたので。もう一つ心配するのは、今の時点で、まだ国から連絡が来ないけれども、いろいろな事業に対する補助金というか支援のお願いを町としておられるだろうと思うんですね。これ、こんな調子であらかじめ通知された金額がころんと変わってしまうということだと段取りが狂っちゃうわけですやんか。予算執行上の問題だから私が言うよりも町長みずからが、総務部長みずからがずしんときている話じゃないかと僕は思うんですよ。だから国がもしそういう理由をあえて具体的に説明ができないというのであれば、やっぱり町の側としてこれからどういうふうに対応するのかという方針が示されないとね。別にこれ反対までしませんけれども、そういう中身の話が伝わらないと得心がいかないわけです。そういうことをやっぱりちゃんと説明してもらえませんか。今の時点で考えていることはこれだということをちょっと言っていただけませんか。
○議長(
奥本隆一君) 山村町長!
○町長(山村吉由君) 今回のGIGAスクールについては、国の
補正予算で急遽出てきた話でございまして、教育委員会の事務局も十分な積算ができない。1校当たり3,000万円を限度に国のほうが考えているという説明を受けて、上限いっぱいの予算を要求をして
補正予算として、さっきの第4号を出したわけでございます。国のほうで積算をされた結果、3,000万円もかからない、もっと安くつくはずだというところから全国一律に減額されて、平均化されたというところでございます。執行の段階でもっとしっかり精査するように私も申し上げておりまして、この第5号を上げる前に起債約1億円余り見込んでございましたので、その起債1億円の範囲で国の補助金と合わせて執行できるように頑張るように言っておりますので、今補正はとにかくお願いはしておりますが、しっかり積算をした上で、執行に努めたいというふうに思います。
補助金のことでございますので、国の予算の都合で減額されるというのはあり得ることですので、そのことは十分いろんな事業を進める上においては、県を通じて、国と協議をして財源確保に努めているというところでございます。今回は急な国からの指導でございましたので、こういった事態になったということで御理解いただきたいと思います。
○議長(
奥本隆一君) ほかに質疑ありませんか。
谷議員!
○11番(谷 禎一君) 今回、国のほうの指示で起きた事業ですけれども、今後国のほうから、今は出せないけれども、後で出してくるとかいうふうなことの話とかいうのはないんでしょうか。
○議長(
奥本隆一君) 吉田総務部長!
○総務部長(吉田英史君) お答え申し上げます。
この事業に関してだと思いますけれども、この事業につきましては、先ほど池端局長からも申し上げましたとおり、国が補助単価というのを定められました。補助単価をもって各学校の学級数に応じて1学級当たりの補助単価、それとともに電源キャビネットについても1教室当たり25万円というふうに定められましたので、それ以上ふえないとは私ども思っております。この単価で令和2年度でも申請されるところがあると思いますけれども、この単価を一律使われるというふうに考えております。
以上です。
○議長(
奥本隆一君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。
お諮りします。
本案は、会議規則第38条第3項の規定により、委員会への付託を省略することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 異議なしと認めます。
よって、本案は、委員会への付託を省略することに決定しました。
本案について、これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議案第28号は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 異議なしと認めます。
よって、議案第28号は原案のとおり可決されました。
次に、日程5番、
議員提出議案第5号、請願採択を踏まえ「各
交通事業者への働きかけを強める」意見書については、坂野議員から提出され、所定の賛成者があり成立しておりますので、これより議題とします。
朗読させます。
局長!
○
議会事務局長(田村 猛君) 朗読
○議長(
奥本隆一君) 本案について、提案趣旨の説明をお願いします。
坂野議員!
○6番(坂野佳宏君) それでは、朗読いたします。
請願採択を踏まえ「各
交通事業者への働きかけを強める」意見書。
オリンピック・パラリンピックの開催を前にバリアフリーの機運が高まっており、第198回国会では「精神障害者の交通運賃に関する請願」が衆参両院で採択された。障害者基本法では、精神障害者は身体障害者及び知的障害者と同じ障害者として定義されている。障害者が移動をする際に公共交通機関の役割は必要不可欠なものとなっている。現在、身体・知的障害者に適用されている交通運賃割引制度から精神障害者は除外されている。精神障害者においても「自立」と「平等」及び「社会参加」を促進するためには、身体障害者及び知的障害者と同じように精神障害者にも交通運賃割引制度が適用されなければならない。この間、大手私鉄では、西鉄が全国で初となる精神障害者の運賃割引を実施し、政令市の札幌市、名古屋市、福岡市の公営交通においても地下鉄など全国共通の運賃割引制度が導入されてきた。平成30年10月に発表された航空会社の3障害共通の割引制度の実現は、「ユニバーサルデザイン2020行動計画」による国の働きかけが航空事業者に受けとめられたものである。
こうした状況を踏まえ、全国に輸送網を持つJR、大手私鉄及び高速道路等の
交通事業者は、請願採択という国会の意思を尊重し、速やかに精神障害者にも他障害者同等の交通運賃割引制度の適用に踏み切る必要がある。
よって、奈良県
広陵町議会は、国会及び政府に対し、精神障害者についても、身体障害者及び知的障害者と同等に交通運賃割引制度の適用対象とするよう公共交通運輸事業者等にさらなる働きかけを強めるよう要望する。
以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和2年3月11日、奈良県
広陵町議会。
宛て先、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、総務大臣、厚生労働大臣、国土交通大臣。
以上です。
○議長(
奥本隆一君) これより本案について、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議員提出議案第5号は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 異議なしと認めます。
よって、
議員提出議案第5号は原案のとおり可決されました。
次に、日程6番、
議員提出議案第6号、奈良県
広域消防組合の運営における組織体制の見直しに関する意見書については、吉田議員から提出され、所定の賛成者があり成立しておりますので、これより議題とします。
朗読させます。
局長!
○
議会事務局長(田村 猛君) 朗読
○議長(
奥本隆一君) 本案について、提案趣旨の説明をお願いします。
吉田議員!
○2番(吉田信弘君) 奈良県
広域消防組合の運営における組織体制の見直しに関する意見書。
近年、自然災害は大規模化、激甚化し、各地で大きな被害が出ており、今後さらなる大規模災害等の発生が予測されます。このため、平成26年4月に奈良県
広域消防組合を設立され、これまでさまざまな災害等に対応できる消防体制の整備を進めてこられたところです。奈良県
広域消防組合の重要な意思や方針を決定する議決機関である組合議会の議員については、現在、旧市消防本部及び旧組合消防本部を構成する市町村から区分ごとに人数が定められ、それぞれの区分を構成する市町村の長、または議会議員の中から選出することとされておりますが、その両者の選出割合などの定めはありません。地方自治体の民主制度が執行機関と議会との両輪で成り立っているという原則を鑑みれば、
広域消防組合の運営においてより民意を反映させた議論を進めるため、自治体代表である市町村長と住民代表である市町村議会議員の両者が
広域消防組合の運営に同等に参画することが可能となるよう体制整備がなされるべきであります。例えば、運営協議会が組合市町村長のみにより構成されるのであれば、組合議会は組合市町村の議会議員によって構成するなど、両者が手をとり合って、ひとしく、より地域住民の意思や考えを適切に反映できる仕組みを構築することが必要であると考えます。つきましては、この趣旨をおくみとりいただき、奈良県
広域消防組合の運営全体の組織体制を見直しいただけるよう強く要望いたします。
以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。
令和2年3月11日、奈良県
広陵町議会。
宛て先、奈良県
広域消防組合管理者 上田 清様。
以上です。よろしくお願いします。
○議長(
奥本隆一君) これより本案について、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議員提出議案第6号は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 異議なしと認めます。
よって、
議員提出議案第6号は原案のとおり可決されました。
次に、日程7番、
議員提出議案第7号、中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書については、坂野議員から提出され、所定の賛成者があり成立しておりますので、これより議題とします。
朗読させます。
局長!
○
議会事務局長(田村 猛君) 朗読
○議長(
奥本隆一君) 本案について、提案趣旨の説明をお願いします。
坂野議員!
○6番(坂野佳宏君) それでは、朗読いたします。
中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書。
従来、ひきこもりは主として若年・青年層の課題としてイメージされてきた。しかし最近では、就職氷河期世代も含め中高年層に及ぶ大きな社会問題としてクローズアップされてきている。政府が中高年層を対象に初めて実施した全国規模の調査が、昨年3月公表されたが、40から64歳のひきこもりが全国で約61万人に上るという推計は社会に大きな衝撃を与えた。ひきこもり期間の長期化や高齢化により、高齢者の親とともに社会的に孤立するケースも少なくない。政府としては、これまで都道府県・政令市への「ひきこもり地域支援センター」の設置や「ひきこもりサポーター養成研修・派遣事業」を行ってきたが、今後は、より身近な場所での相談支援の実施や社会参加の場の充実など、就職氷河期世代も含めた中高年のひきこもりに対して、これまで以上に実効性ある支援と対策を講じるべきである。
そこで政府におかれては、中高年のひきこもりは、個々人やその家族だけの問題ではなく、社会全体で受けとめるべき大変重要な課題と捉え、下記の事項について早急に取り組むことを強く求める。
記
1.より身近な場所での相談支援を行うため、自立相談支援機関の窓口にアウトリーチ支援員を配置し、同行相談や信頼関係の構築といった対本人型のアウトリーチ支援を実施すること。また、自立相談支援の機能強化に向けたアウトリーチ等を行うための経費については、新たな財政支援の仕組みを創設すること。
2.中高年のひきこもりにある者に適した支援の充実を図るため、市区町村による「ひきこもりサポート事業」のさらなる強化を図ること。具体的には、中高年が参加しやすくなるような居場所づくりやボランティア活動など就労に限らない多様な社会参加の場の確保。さらには家族に対する相談や講習会などの取り組みを促進すること。
3.「8050問題」など世帯の複合的なニーズやライフステージの変化に柔軟に対応できるよう、「断らない相談支援」や「伴走型支援」など、市区町村がこれまでの制度の枠を超えて包括的に支援することができる新たな仕組みを構築すること。
以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和2年3月11日、奈良県
広陵町議会。
宛て先、内閣総理大臣、厚生労働大臣。
以上です。
○議長(
奥本隆一君) これより本案について、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議員提出議案第7号は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
奥本隆一君) 異議なしと認めます。
よって、
議員提出議案第7号は原案のとおり可決されました。
以上で、本日の議事日程は、全て終了しましたので、これで会議を閉じます。
本定例会に付議されました事件は、全て終了しました。
令和2年第1回定例会は、これにて閉会します。
(P.M. 2:28閉会)
以上、会議の顛末を記載し、その相違ないことを証し、ここに署名する。
令和2年3月11日
広陵町議会議長 奥 本 隆 一
署名議員 濵 野 直 美
署名議員 吉 田 信 弘...