広陵町議会 > 2020-03-03 >
令和 2年第1回定例会(第3号 3月 3日)

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  1. 広陵町議会 2020-03-03
    令和 2年第1回定例会(第3号 3月 3日)


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    令和 2年第1回定例会(第3号 3月 3日)             令和2年第1回広陵町議会定例会会議録(3日目)                  令和2年3月3日                令和2年3月3日広陵町議会                第2回定例会会議録(3日目)  令和2年3月3日広陵町議会第1回定例会(3日目)は、広陵町議場に招集された。 1 出席議員は、14名で次のとおりである。    1番  濵 野 直 美          2番  吉 田 信 弘    3番  山 田 美津代          4番  吉 村 眞弓美    5番  山 村 美咲子          6番  坂 野 佳 宏    7番  吉 村 裕 之          8番  坂 口 友 良    9番  堀 川 季 延         10番  奥 本 隆 一(議長)   11番  谷   禎 一(副議長)    12番  笹 井 由 明   13番  八 尾 春 雄         14番  青 木 義 勝
    2 欠席議員は、なし 3 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は、次のとおりである。   町     長  山 村 吉 由     副  町  長  松 井 宏 之   教  育  長  植 村 佳 央     理     事  中 川   保   まちづくり政策監 中 村 賢 一     企 画 部 長  奥 田 育 裕   総 務 部 長  吉 田 英 史     福 祉 部 長  北 橋 美智代   危機管理監兼生活部長            林 田 哲 男     事 業 部 長  小 原   薫   教育委員会事務局長            池 端 徳 隆 4 本会議の書記は、次のとおりである。   議会事務局長   田 村   猛   議 事 課 長  鎌 田 将 二     書     記  住 谷 和 美 ○議長(奥本隆一君) ただいまの出席議員は14名です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。     (A.M.9:58開会) 日程番号      付 議 事 件  1 一般質問 ○議長(奥本隆一君) それでは、日程1番、一般質問を行います。  3月2日の一般質問に続き、山田議員の発言を許します。  3番、山田議員! ○3番(山田美津代君) 議場の皆さん、傍聴の皆さん、おはようございます。3番、山田美津代です。今回は、4項目にわたりまして、一般質問させていただきます。  まず1番目、町道3号線(百済、松塚間)を安全、安心で通りやすい道へと改善を。  内容、平成28年度9月議会でも質問しましたが、一向に改善がされていません。広陵町百済から大阪など電車で行くのに松塚の駅に出るのが一番近いです。主に通勤・通学の自転車の通行が多いと思われます。バイクの方もおられますし、車で送迎で通る方もおられるでしょう。この道は、事故も多く転落している車もあると聞いています。スピードを出して通る車が多く、自転車で通る方々は冷や冷やして通っています。開発が進み、移り住む方もふえている百済地域の利便性を高めるため、水路やのり面にボックスカルバートなどで自歩道をつくり、広げて安全な町道にすることはできませんか。電車で大阪に仕事に行かれて税金を町に支払っておられる町民の要望を聞く責務があるのではないでしょうか。大和高田側は、電信柱分広げて通りやすくされています。以前の回答で、高田市と話し合い、検討をするとありますが、どう話し合われたのでしょうか。  質問事項2、これからの広陵町の公共交通はデマンド交通は必要不可欠。  内容、元気号が10月に改編されて町民の不満が続出していること御存じでしょうか。不便になった挙句100円値上がりしたと高田駅御利用の方はお怒りでした。帰りに荷物が多いのに何時間も待たなくてはならない、2時間置きになって不便になった、などなどです。80代、90代の高齢者は、このままでは免許証を返納したくてもできないのです。どうしたら返納できるようになるか考えてみてください。元気号だけでは無理だと町民はわかっています。デマンドは、やればやるだけ利用者がふえ、経費がかかるからやらないと町は言いますが、必要な経費なら出すべきです。国にも交付金を要望すべきです。デマンド交通を実現できる努力を惜しまないでください。  質問事項3、小・中学校給食について。  内容、①給食の生徒へのアンケート結果が20日の全員協議会で発表されました。残食数を減らすためにどうしたらよいかを考え実行することになり、適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ることを目的にアンケートが実施されたものですが、この結果をどう分析されて、どう残食を減らす計画ですか。NHKのためしてガッテンでは、炊き立ての御飯より冷ましておひつに入れた御飯のほうがおいしいと放送されていました。こんな方法も試してみたらいかがでしょうか。  2回目の質問で、このアンケート結果、これをタブレットに入っていますので、ごらんになってください。  ②給食無償化はすぐできる多子世帯支援から実施をお願いします。  質問事項4、町独自の給付制奨学金増額を。  内容、20日の全員協議会で高校生への奨学金給付は、300万円で50人分の予算を立てたが、これ、私、広陵中学校5人、真美ヶ丘中学校7人と聞こえたんで、12人と書いてあったんですが、聞きましたら、広陵中学校は5人じゃなくて15人だったそうなので、ここ22人に訂正してください。22人しか申し込みがなく、不用額が168万円出ていると部長から説明がありました。どのようにこの奨学金のことを広報されていますか。知られていないのでは。高校生になれば就学援助制度はなくなります。この町の奨学金不用額を出すより額を上げてみたらもっとお使いいただけるようになるのではないでしょうか。月1万で年間12万、それでも600万円の予算で組めます。(50人分)勉学に励む高校生の未来を応援しようではありませんか。  以上4項目、よろしくお願いいたします。 ○議長(奥本隆一君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 山田議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  1番目の町道百済3号線を安全、安心で通りやすい道へと改善をという御質問でございます。  道路は、町民の日常の生活を支えるものであり、通行における安全性の確保は重要であると考えております。百済3号線は、平成30年度に社会資本整備総合交付金事業の新規採択を受けましたが、平成30年度の国からの交付金の内示額が要望額より少なく、測量設計業務を発注する予算を確保できなかったため、平成31年度の交付金と合わせて、令和元年度に委託契約しております。  拡幅計画は、町道百済10号線との交差点から森本池南側の大和高田市行政界までの約550メートル区間について行っております。  現況は、路肩擁壁がない、あるいは非常に低いため路肩部分がのり面となっている区間や、路肩擁壁があっても舗装補修によるオーバーレイなどで、アスファルト舗装面が高くなり、路肩擁壁の天端と段差ができて路面が狭くなっている区間など、道路敷地を有効に使えていないことから、路肩擁壁の嵩上げや新設による有効路面幅の拡幅を検討しています。  拡幅量は、広いところで1メートル程度となりますが、路肩付近の傾斜をなくして通行しやすくすることで、自転車など安全に通行できるようになると考えております。今年度、設計完了させ、令和2年度から順次工事実施できるよう、国に要望してまいります。まず、北側の町道百済10号線の交差点付近の擁壁嵩上げ区間から工事を進めることで、整備延長の進捗を図る予定です。  大和高田市域の市道高60号線は、中和幹線から北側約500メートルが平成28年度までに整備され、幅員は約4.7メートルとなり、路肩の擁壁との段差が解消されたため走行しやすくなっております。未整備の区間は約100メートルとなっています。  大和高田市には、拡幅未整備区間の早期完成と中和幹線から南側の松塚駅までの区間の歩行空間確保について要望書を提出しております。  担当部局との協議では、自転車、歩行者の安全な通行確保に向けて、道路整備の協力を求めるとともに、引き続き、互いの事業進捗の状況を共有して整備を進めることを確認しております。百済地区の住民の皆さんが松塚駅まで安全に通勤・通学できる自転車通行空間の確保に向け道路整備を進めてまいります。  2番目の広陵町の公共交通はデマンド交通は必要不可欠という御質問でございます。  議員からは、10月の元気号の再編により、利便性や運賃面での不満が続出しているとの御指摘でございますが、まず運賃につきましては、町が運行費用の一部を補填し運行を維持しております路線バスの高田新家線や、補填は行っておりませんが、真美ヶ丘地域を運行する路線バスの町外鉄道駅への運賃と同等程度とすることにより、公共交通機関利用時における運賃負担の平準化を行い、元気号と路線バスとの共存を維持するために実施したものであります。利用者等のアンケート調査住民ワークショップにおいても、容認される妥当な額として200円を設定し、広陵町地域公共交通活性化協議会において承認を得たものです。  また、2時間置きの便となり不便との御指摘をいただいておりますが、中央幹線につきましては、再編後は、前年度と比較しても利用者数が増加していることから、利用者からも理解を得ているものと考えます。元気号は、買い物に特化した運行を行っているのではなく、通勤・通学、公共施設の利用及び買い物など、幅広い目的に対応するためのダイヤ編成となっております。  免許返納に関しましては、返納後の移動の全てを行政が担うのではなく、元気号以外にも路線バスを初めとする公共交通やその他の移動方法があり、それらをうまく使い分けることも必要です。  また、昨年、支えあう地域づくりを目指して発足いたしました「広陵ささえ愛」におきまして、今後、地域課題の解決に向けた話し合いが行われる中で、地域課題の一つとして、高齢者の移動についても議題に挙がるものと考えております。  免許返納ができる社会の実現と持続可能な行政運営のためにも、自助、共助、公助の3要素がうまく結びつかないといけません。これらの3要素が結びつく社会の実現並びに最新の公共交通を取り巻く動向を捉えながら、効率的かつ便利で持続可能な広陵町の公共交通のあり方について複合的に研究し、よりよい公共交通サービスを提供してまいる所存でございます。  3番目、4番目は、教育長がお答え申し上げます。  私からは、以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 植村教育長! ○教育長(植村佳央君) 山田議員さんの三つ目の質問、小・中学校給食について、お答えをさせていただきます。  質問一つ目中学校給食アンケート結果の分析につきましては、「給食を美味しく感じる」、「普通と感じる」と回答した生徒が合計で70%を超えており、中学1年生に給食時間が短いと感じる生徒が多い傾向でありました。その要因としては、準備や片づけに時間がかかり、喫食の時間が少ないことと、残食や食品廃棄の認識、いわゆる「もったいない」という意識についても低い傾向にあります。  準備や片づけの時間については、中学校給食運営委員会においても短時間でできている学校の事例発表や情報共有を行っている状況であります。これらのアンケートの集計結果に基づき、新しいメニューによる試験調理の実施や、うまみ成分であるかつおぶしの割合の多いだしへの変更などの調理改善に努めています。  なお、今後の計画といたしましては、給食にもっと興味をもってもらうために、生徒の要望による「リクエスト献立」の実施や生徒を対象とした食育講演会に給食の栄養摂取基準や食品ロス、残食の内容を取り入れ、給食について改めて考えてもらう計画をしております。  また、御飯の保温温度ですが、季節や気温によっての炊飯の攪拌時間もさらに研究し検討してまいります。  次に、質問二つ目給食無償化につきましては、これまでにも答弁申し上げているとおり、子供たちに安全安心で栄養価に配慮したおいしい給食を継続して提供するため、食材料費の負担は保護者の方にお願いしているものであり、これはPTAの方にも参加をいただく学校給食委員会などの会議の場でも説明をさせていただいており、一定の理解を得ているものと考えております。  多子世帯への支援につきましては、こちらも従前の答弁と重複いたしますが、財源や支援の枠組みの検討が必要であるため、しかるべき時期の給食費改定の際に、あわせて実施を検討したいと考えるものであります。  続いて、4つ目の質問、町独自の給付制奨学金増額をの御質問にお答えをさせていただきます。  本町の奨学金については、広陵町奨学資金支給条例の定めにより、月額5,000円で年間6万円を給付するというものです。議員の御質問にあるとおり、今年度につきましては、当初予算で50人分の300万円を計上しておりましたが、22人の受給者数で132万円の給付となったため、予算残額168万円を減額補正させていただくものでございます。  まず、奨学金の周知方法についてですが、各中学校から中学3年生全員に奨学金制度の案内文を配布させていただき、その際には、学校からも保護者への声かけをいただくようお願いをしておりますので、制度の対象となる方には周知できているものと考えております。  また、参考までに奨学生の決定につきましては、給付の対象範囲の中で、申請いただいた方を学校長が推薦し、教育委員会を経て町長が決定することとなっております。  次に、町の奨学金増額については、さきにもお答えさせていただいたところですが、本町の奨学金は年間6万円で、この金額は返還を必要としない給付型で行っております。県内の状況では、返還を必要とする貸与型での実施が多く、給付型での実施は、令和元年度は御所市と本町の1市1町だけとなっております。加えて、本町の奨学金は、その他の奨学金制度を受給されていたとしても併用して受給していただけるものです。  議員御提案の金額の増額については、さまざまな社会的背景や教育への必要経費から今後の検討事項であると考えますが、現状はこういった給付型の奨学金は、将来の返還への負担感もなく高校生活を支援する一助となっていると思われます。  奨学資金支給制度は、全ての意思ある生徒が安心して教育を受けられるよう、また授業料以外の教育費負担が軽減できるよう支援する制度と認識しておりますので、必要な方に制度を利用していただけるよう、これまでと同様の周知方法とともに、適切な情報発信を行い、今後も継続して実施してまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(奥本隆一君) 自席からの2回目の質問を許します。  山田議員! ○3番(山田美津代君) 事業計画書を見ていたら、平成30年度と書いてあったので、それ聞こうと思ったんですが、御答弁の中に、社会資本整備総合交付事業の新規採択を受けたが、内示額が少なかったので、平成31年度の交付金とあわせて、令和元年度に委託契約しておりますと説明が書いてありましたので、それは、平成30年度からという分は、それでわかりましたけれども、この拡幅ありがとうございます。少しだけ広がるということで。大和高田市のほうは、幅員は約4.7メートルとなりと書いてございますが、この拡幅で町道は、広いところでは1メートル程度となるとありますが、大体何メートルになるんですか。何メートルの道路が大体何メートルぐらいになるんですか。この大和高田市は4.7メートルとなると書いてありますけれども。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 大和高田市側は、前回の質問でも答えたと思うんですけれども、現状がもともと3.8メートルぐらい、4メートルなかったところを中和幹線が整備されたのを受けて、地元の松塚区から周辺農地の利用、利便性向上ということで要望があって、路肩の擁壁を改修するという形で1メートル拡幅されて、4.7メートルになっているということです。  広陵町側は、既におおむね4.7メートルあるんです。でも、大和高田市と同じように、路肩の擁壁がちょっと段差ができてしまっていて、路肩が十分使えなくなっているんで、同じような形で町道側も幅員を広げたいなと、そういうふうなやり方で。基本的には、現状4.7メートルぐらいはあるんで、1メートル少し拡幅して、できるだけ6メートル以上の幅員を確保したいなというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 山田議員! ○3番(山田美津代君) ありがとうございます。  この要望を、私、平成28年9月に質問しまして、平成29年3月には、地元の濵野議員が質問しているわけですね。それから4年たち、前に進める検討をされていただいて、本当にありがとうございますが、大和高田市と協議をしているということも回答にございましたけれども、担当部局との協議では、自転車、歩行者の安全な通行確保に向けてという、引き続き、互いの事業進捗の状況を共有して整備を進めることを確認しておりますとありますが、私の要望としましたら、1メートル広げていただいて少しは通りやすくなって、本当に百済の方も少しは通りやすくなるかなと思うんですけれども、水路をやっぱりボックスカルバートなどをして、自歩道のようなもっと広い道にしてほしいという要望をしているわけなんですけれども、その辺を大和高田市とのほうで協議をされているのかどうか。  水路は、水利組合との話し合いとかあるので、そういう話し合いをされたのか、底地は町だと思いますので、水路の底地はね。だから、その辺を加味していただいて、そういう大和高田市との話し合い、そして水利組合との話し合いとか検討されたのかどうか。もっともっと広げてほしいという要望なんですけれども、一応の前進はしていますけれども、これでは、やはり大和高田市のほうを4.7メートル、1メートル広げて、電信柱があって、少しは通りやすいけれども、なかなか交互に自動車が通って、そこにまた自転車が通ってという、バイクが通ってというと、やはり転落の心配があります。ですから、やはり水路を生かしていただいて、あそこにボックスカルバートなどをして、もっと広げていただくという工夫はなされなかったのかなと思うんですけれども、その辺いかがでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 大和高田市との調整につきましては、大和高田市側、ほぼ4.7メートルを基準にした拡幅をされているんですけれども、若干残っているのが100メートルほど残っています。その部分の整備については、町からも要望していまして、大和高田市も検討すると言うてくれているんですけれども、広陵町側の進捗とあわせて、状況を見ながら対応させてほしいというふうに言われています。予算要求を挙げてもすぐつかない場合もありますんで、そういった部分で、また町として協力できるところがあるのであれば、しなければならないのかなというふうには考えているところでございます。  それから、水路をふたしてという話なんですけれども、今現状で、大和高田市側もかなり通りやすくなっていると思うんですけれども、今、大和高田市側が整備されたのは、やはり中和幹線が整備されて全部つながって、ちょうど京奈和と中和幹線の交差点のところが今平面交差になっているんで、非常に渋滞するんで、抜け道として、あの道、今の百済3号線を使って田原本の北方面へ抜ける車が非常にふえているということで対応されていると思うんで、今、京奈和、立体化するための工事がどんどん進んでいるんですけれども、その後には、かなり改善されると思われますので、今急がなければならないのは、一日も早く安全にということなんで、今考えているような路肩擁壁を変える形で、地元の同意も得やすくて、スピード感のある整備を進めるのが一番じゃないかなというふうに考えておりまして、こういう計画させていただいています。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 山田議員! ○3番(山田美津代君) それはスピード感を持っていただいて、少しでも広げていただくということは、やはり安全な通行ということで、それは大変ありがたいんですが、もっと広げる計画というのをこれからも、大和高田市なり水利組合なり、やはりもうちょっと予算もとっていただいて、計画をこれからもおし進めていただきたいと思います。これは、このぐらいにしておきます。一定の進展がございましたので。本当にスピーディーにしていただいてありがとうございます。  それと、一つ言い忘れましたけれども、やはり東小学校区も開発が進んで、移り住んでくる方も多いので、やっぱりこの道の御要望というのは、すごくこれからも強くなるので、その辺も加味していただいていると思いますけれども、よろしくお願いいたします。  次の質問事項2にまいります。  デマンド交通ね、これ必要不可欠ということなんですが、元気号が10月に改変されて、町民の不満続出されることは、余り届いていないような回答でございますね、不満が。何か表彰もされたいとかいって、下にも表彰状張ってありましたんやけれども、もう全然、町民との間の乖離が激しいなというふうに思うんです。たくさんの方々が不便になった。古寺町営住宅にもバス停つくっていただいたのはありがたいんですけれども、あんな遠くのバス停では、歩いていくのに遠過ぎると、これも不評なんですよね。せっかくつくっていただいたら喜んでいただきたいですよね。でも、古寺町営住宅の中に入れないとかいうことで、道のところにつくっていただいていますけれども、これ、やはり中につくっていただいたら、もっと喜んでいただいたん違うかなというふうに思うんですよ。なぜ住宅内に停留所つくれないのかなと思うんですけれども。停留所が変わって使いにくいとか、それから時刻が変わった、行はいいけれども帰りが困る。不便になった。そして、先ほども質問の中にも入れていましたけれども、不便になったのに100円高くなった。これ、これだけ不満が、私は、行くところ行くところ、もう本当に不満だらけなんです。予約式乗合タクシー、香芝市でやられているんですよと言ったら、こんなんあったらね、本当に便利になるのになというお声ばっかりなんです。なぜ、そういう中で広陵町が表彰されたのか世界の七不思議としか思えないんですけれども。使うのは町民なのに、町民の意見や反応など聞かずに表彰を決めているとしか思えないんですけれども、まず、町営住宅の停留所のことからちょっとお答えいただけますか。 ○議長(奥本隆一君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) お答えをさせていただきます。  山田議員からは、まず、元気号についての不満が続出しているということで、届いていないのかということでおっしゃっていただいたわけですけれども、昨日は、便利になったという方もいらっしゃるというようなお声も聞いておりますので、そのあたりは、不便になったという方も、便利になったという方も、どちらもいらっしゃるのではないかということで、私ども理解をさせていただいております。
     それから、御質問の町営住宅になぜ入れないのかというところでございますけれども、これ、まず一つは、堤防のところでございますね。あちらが通行規制がかかっておるというのが一つ問題がございます。それから、町営住宅の中に駐車場がございまして、そちらのほうに、やはり住宅にお住まいの方々の出入りされる車両とバスとがやはり重なってくるというところで、安全性の確保の面からも問題があるということで、事業者のほうから伺っておりますので、今の現状の中では、町営住宅の内部に停留所を設けるということは、やはり安全対策上問題があるということで、少し避けたいということで聞いております。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 山田議員! ○3番(山田美津代君) あれだけ広かったら、そんなに中に入って、バックして出てくるのに危険ではないと思うんですけれどもね。私は、そういうふうに思うんですけれどもね。これもちょっと検討していただきたいなと思います。  それと、元気号の予算6,900万円組んでいますけれども、この元気号を朝と夕方、先ほど中央幹線は、すごく好評やという御回答がございましたけれども、中央幹線は、そしたら残してもいいかなと思うんですけれども、元気号、朝と夕方、デマンドを大体お昼ごろ通るときに、私こうやって見る、暗くて見にくいんですけれども、本当に空で走っているという、町民の方々のお声もあります、お昼間は。お昼間にデマンドを予約式乗合タクシーを走らすことで、今の予算内で、このデマンドを実施できるようになるんじゃないですか。朝と晩と中央幹線だけ残して、そして、お昼の間は、必要な方が必要なところに行っていただく予約式の乗合タクシー、これを使っていただく、このようなことをしないと、回答には、免許証返納に関しては、返納後の移動の全てを行政が担うのではなくというふうなことありますけれども、全てを担えとは言っていないんです。やはり高齢者とか、それで安心して免許証返納できる、こういうことは、やはり行政が担うことではないでしょうか。ささえ愛を今後の課題で話し合いが行われる中で、地域課題の一つとして、高齢者の移動についても議題に挙がるものと考えておりますみたいな、これ人任せじゃないですか。ボランティア任せだと思うんです。やっぱり町がきちんと交通インフラの責任持つべきではないかなと。何かすごく逃げいているような回答ですね、これね。  効率的かつ便利で持続可能な広陵町の公共交通のあり方について複合的に研究し、よりよい公共交通サービス提供してまいる所存でありますといったら、もうやはりこの予約式乗合タクシーを導入するしかないんじゃないですか。この言葉どおりするんやったら。いろんなところで、きのうの質問の中にも、教育のことでも何でも、香芝市と連携、香芝市と連携というのを何回もお聞きします。その中で、なぜこの公共交通だけ香芝市と連携を検討されないのか。その辺、私すごくこれも不思議に思うことの一つなんですが、香芝市でやられているデマンドタクシーの乗り入れね、広陵町までの。これを香芝市と話し合ったことあるんでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) 御質問にお答えをさせていただきます。  香芝市とデマンド交通の件について話し合ったことがあるのかということでございますけれども、香芝市さんとは、デマンド交通の状況について伺っております。それ以外の公共交通についても、担当者がどういうふうな状況かということで伺っておりまして、その件につきまして、12月の議会の際にもお答えをさせていただいたとおりでございます。繰り返しになりますけれども、利用者数の状況としましては、コミュニティバスの利用者数が年々減少傾向にある。その一方で、デマンド交通というのが年々増加をしているというところで、これはコミュニティバスだけじゃなくて、既存の路線バスの乗客の取り込みも発生しているというような状況であるというふうに伺っておりますので、このあたりのやはり問題がございますので、広陵町として、香芝市のこの現行のシステムを、議員がおっしゃるように、広陵町の中にそのまま取り入れるというのは、やはりこれは難しいところがあるかと思います。広陵町におきましても、同じように路線バスの恐らく取り込み、コミュニティバスの乗客の取り込みになりますので、路線バスにつきましては、その分の赤字補填がまずふえる。それから、何よりも、おっしゃっていただいているデマンド交通、恐らくドアツードアでタクシーというやり方だと思うんですが、このデマンド交通自体がタクシー事業者の経営を圧迫するという面もございます。といいますのは、デマンド交通を受ける委託事業者のタクシー自体はありますけれども、それを受けないタクシー事業者というのは、当然、費用面で差がありますので、そちらのタクシーを利用しないということで経営を圧迫する。それから、デマンド交通を委託されているタクシー事業者につきましては、これはやはり行政主導でやっておりますので、それほど利益率がいいとは言えない。むしろ、いろいろ乗り合いという形になれば、それだけの経費がかさむというところで利益率が薄くなって、それを例えば都市部であれば、流しのタクシーであるとか、深夜帯の時間帯に運行することで、そういった面を補填するということができますけれども、都市部でない我々のようなこういった地域にありますと、やはりダイレクトにそういった経営に響いてくるというような問題というのが指摘されておりますので、そのあたりも含めまして、引き続き、しっかりとした検討、研究というのは行ってまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 山田議員! ○3番(山田美津代君) 今の部長の御答弁をお聞きしていますと、路線バスがこのデマンドによって、少なくなるとか、タクシー業界が圧迫するとか、一体どこ向いて町政やっているんですか。町民の足の確保が一番大事なことじゃないですか。それ忘れていませんか。じゃあ、どうやって高齢者80代、90代の方、今、無理して運転されているわけですよ。どうやったら、そういう方たち免許証をじゃあ返納しようかという気持ちなるんですか、今の元気号で。このささえ愛でボランティアに頼ってやっていていけると思いますか。この予約式乗合タクシーが導入しないんだったら、じゃあ、ほかの方法、こんなボランティアに頼るしかないということですか、今の町の考えでは。80代、90代の高齢者の方が免許証を安心して返納できる策があるんだったら言ってください。 ○議長(奥本隆一君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) まず、議員のほうからは、町民の方のほうを向いていないというような御指摘をいただきましたけれども、町民の方にとってのデマンド交通、先ほど私デマンド交通のデメリットという点で、いろいろなことをお話させていただきましたけれども、まず町民の方にとっても、このデマンド交通というのは予約型になるわけです。御利用される方が主に高齢者ということで。そういった予約するというシステム自体が果たして高齢者の方にどれだけなじみのあるものかというところです。ということは、結果的に、これは使う方というのがやはり限られて、議員がおっしゃるように、いつでもどこでも呼べばすぐにというような形でのデマンド交通にはならない恐れというのは十分考えられます。使う方が結局限られてまいりまして、全ての方に行き渡るような形にはならないという可能性もございます。  それから、全ての移動する手段というのを元気号でというのは、これはやはり無理だというのは、私どもも重々承知をしておりますので、やはりそこは公費面、費用との兼ね合いもございますけれども、そこばかりに目を向けるのではなくて、やはり違った福祉的な面から、それから答弁のほうにもありましたけれども、地域のほうで支え合う、そういう移動に関して、何かフォローしていただくというような制度を入れない限り、全ての移動を公共交通で賄うというのは、これは無理なことでございますので、そのあたりをやはり複合的にこれからしっかりと検討していく必要があると、そのようには認識をしております。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 山田議員! ○3番(山田美津代君) やっぱりボランティアでかわそうとしか思っていないわけですね。町がやはり責任持って、公共交通、インフラ整備するべきですよ。そこ逃げてはいけませんよ、本当に。今、部長がおっしゃったように、元気号ではカバーできないことは、もうようわかったと思います。やはり町民の方は一日も早く、この予約式乗合、予約が高齢者にとってできないとか、そんなことないと思いますよ。香芝市でも、ほかでも三郷でもやられているんですから。それはちょっと違うんじゃないですか。予約して忘れてしまったということもあったということは聞きますけど、やっぱりそれは数少ないと思います。この予約式の今のやり方を前進させて、高齢者の方が安心して免許証を返納するには、やはりこの予約式の乗合タクシー、これを一日も早く導入することが必要だという認識に一日も早く立っていただきたいと思います。  これ、八尾議員からバトンタッチされて、きょう質問していますね。次に、午後からかな、青木議員も質問されますので、バトンをタッチいたしますので、次、青木議員、よろしくお願いします。  では、給食に移らせていただきます。  このアンケートの聞き方ですけれども、これ皆さんタブレットで見ていただいていると思うんですけれども、問7で、学校給食は、次のいろいろな基準をクリアした上でつくられているのは知っていますか。塩分量、エネルギー摂取量、野菜の摂取量ですね。問8では、御飯の残食数が約17トン、お茶わん8万5,000杯分もあるのを知っていますか。この残食の処理にコスト及び環境に負担がかかっていることを知っていますか。この聞き方って、すごい私、上から目線のように思うんです。何かすごい残食出して悪いんやなというふうに思わせているように思うんですけど。給食は、いろいろな基準もクリアしてつくっているんだ、食べ残したらコスト負担かかるんだから、残さず食べるようにと、子供たちは威圧的に感じたんではないでしょうか。  以前に、このアンケートをつくっていますときに、ちょっと案をいただいたことがあるんですけど、そのときの問7は、給食は残さず食べていますかと聞き、全部食べる、残すときがある、よく残すとなっていましたが、この優しい聞き方がこんなふうに変えられているのはなぜかなというふうに思うんですね。残食の啓発、これ啓発ですよね、問7と問8はね。この啓発は食育の授業でやられたらいいと思います。それなら生徒たちも素直に聞けるんじゃないでしょうか。  それで、御回答に、給食をおいしく感じる。普通という方が70%を超えているということがありましたけれども、この結果、青いのが給食がおいしく感じる。6校でたった17%です。普通に感じるが54%、合わせたら7割になりますけれども、おいしいと感じているのは17%しかないんですよ。ここをしっかり見るべきじゃないですか。だから、この聞き方、なぜこんな聞き方になったのか。それと、このおいしいと感じているのが17%だということ、これちょっと御回答もう一度いただけますか。 ○議長(奥本隆一君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) まず、アンケートの聞き方がよろしくないということでございますが、これは今結果のグラフを見ていただいている中ですけれども、資料には、アンケートのいわゆる設問の全てをペーパー1枚でつけさせていただいております。そこの冒頭に、近年、食品ロスが社会問題になっていますと、中学校給食も例外ではありませんということで、ここに丁寧にこの趣旨を説明させていただいております。その言葉の何ていうんですか、優しい、優しくないとかいうようなもの、その辺、確かに配慮がなかったかと言われたら、完全なものではないにしても、今このアンケート、この食の残食ということに関しては、一定の時期にきております。ゼロに近づけるということで、生徒も大変よく理解してくれていると思いますので、そのことについては、その御理解でお願いしたいと思います。  それと、おいしいと感じているのが17%、普通というので7割超えている71%でございます。香芝、広陵で6校、中学校のトータル、統計的にそのような数値になってございます。確かに、給食はおいしいか、おいしくないかと聞くと、子供は、普通とか、まあまあとか、こういう答えで返します。そしたら、それでいいのかなというふうな認識で当局は思っておりません。確かにおいしくするように、これからいろんな取り組みの中で、給食についてのリクエストの献立であるとか、食材をよりうまみのあるものに変えていく、そういう流れの中で継続して、おいしく感じるというのが、おいしいが7割というふうになれば、もう我々としてはうれしい限りでございますねんけれども、そのようにもっていくという、その姿勢は変わりませんので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(奥本隆一君) 山田議員! ○3番(山田美津代君) それと、アンケートの項目で、おいしかった献立を聞いているのに、回答は、カレーライスは献立ですね。あと揚げパン、フルーツ、御飯、パンの順で、献立名が書かれていないのはなぜなんでしょう。おいしい献立はカレーしかないということですか。ここのところはどのように分析されていますか。献立名が書かれていないんですよ。私、前に試食したときに、揚げ鶏のレモンソースがけ、あれおいしかったんですけどね、そんなの全然書かれていないんですよ。あのとき、焼きそばと、それから大根のサラダ、あれはちょっと全然おいしくなかったんですけど、揚げ鳥のレモンソースがけなんかおいしかったんですけど、量はすごい少なかったです。中学生の男子には。とは思いましたけれども、そういうおいしい献立名がカレーライスしか書いていないというのは、どういうことなのかなと思う。その辺どう分析されていますか。 ○議長(奥本隆一君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 子供に全てのもちろんメニューとして、放送等できょうの給食は何々というようなところでは言うてるんですけれども、今、議員おっしゃったように、揚げ鶏のレモンソースがけとか、そういう名前まで記憶に恐らく残っていないと。カレーがおいしいと、昔のことを言うわけではございませんけれども、カレーおいしいというようなところ、そのような認識だと思うんです。聞き方として、これ例えて言ったら、ひと月の献立表を渡して、何がおいしかったかと、そういうふうに聞けば、具体の名前が出てくるやもしれません。ただ、統計的に私どもが見たかったのは、御質問ではございませんけれども、御飯でございます。御飯おいしいというのの4位でございます。そやのに、2位に御飯を残したというところで、これについて、ちょっとしっかりと調べなければいけないなということで、議員の質問にもありますように、食缶の下になる部分については、若干水分を吸いますんで、びちゃびちゃになると。子供の言葉で言われますと、きょうははずれやと、当たりとはずれのはずれやというような表現もあるというふうには聞いてございます。そうか、時間が足らないのかというようなことも考えられます。時間が足らないということであれば、香芝市の某学校については、2年生は非常に早く準備をします。チャイムが鳴ってから何分以内で食べるんだというようなことで、タイマー入れて競争するんだというような事例もお伺いしております。広陵町も負けず劣らずそういういろいろマクアルというようなこともやっておる中で、時間との兼ね合いが出てくるわけでございますけれども、何分以内にいただきますするんだというようなところ、それで、もうなおかつやっぱり御飯が残るのかというところで、これは命題として研究をして、そのような形、残食がゼロに近づけるように、おいしいと言うてもらえるように、先ほども申しましたけれども、そういう努力は、センターとしてしっかりやらせていただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 山田議員! ○3番(山田美津代君) 回答で、リクエスト献立の実施とかしたいと書いていますから、やはりそういう聞き方を変えて、もう一度、献立聞いてみたらどうかなというふうに思います。それと、この残食を減らすにはどうしたらいいかの以前の回答で、「味をよくする」、「メニューを変える」というのが多かったと聞きました。ちょっと私だけいただいた部分かな。「味をよくする」、「メニューを変える」が多かったと聞いているんです。やはりもっとおいしくする工夫がいると思いますね。子供たちへのお茶わん8万5,000杯分、残食どうなんやというふうな啓発をする前に、残食を減らす努力、そういうのいりますということをおっしゃったんで、そこは十分御承知されているんですけれども、もう3年以上もたつんですから、運ぶ容器、やはり下がびちゃびちゃになるような容器をいつまでも使ってないで、ちょっと容器を変えるとか、びちゃびちゃにならない工夫というのをしていかないといけないんじゃないですか。もうわかってはるんですから。下がびちゃびちゃになって、はずれのときがあるという、子供たちも言っているんですから。そしたら、8万5,000杯分も残食あるというのが改善されるんじゃないでしょうか。  以前、私ためしてガッテンたまたま見ていたんですけれども、炊き立ての御飯をお釜から出して、おひつに移すと粗熱がとれて御飯が引き締まり、どんどん出てくる湯気をおひつ自体が吸い取ってくれるので、中の湿度を一定に保ってくれる。それでべとつかず、ふっくらした御飯になる。おひつにかけるお金がもったいないなら、ひと手間かけることです。温かい御飯をうちわなどで仰ぎ、余分な水分を飛ばす、そしてひっくり返して、裏の水分を飛ばす。湯気が出ないぐらいがちょうどいいそうです。このひと手間が、もちもち感が増して、甘みを感じるそうです。冷ました御飯は雑菌が繁殖する30から40度の温度帯を素早く通過し、余計な水分が飛んでいるので、結露も生じにくいため、より安全になるそうなんです。こういう工夫をされることを御検討していただきたいなと思うんですけれども、この方法を使わない手はないんじゃないでしょうか。このひと手間はもうかけらないんだったら、他の方法を検討していただきたいと思いますが、何かございますか。 ○議長(奥本隆一君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 先ほど私、わかっていただけるようにびちゃびちゃと言いましたけれども、そんな極端なものではございません。御飯の硬さそのものについても、やっぱり好みもあると思います。議員御指摘のように、そういったものも取り入れればということで、答弁のほうにも書かせていただいております。食缶が必要であれば、新しいそういうふうなものが必要であれば、これは購入もいたします。ただいま私どもが取り組んでおるのは、食育の講演会等でも、教職員の先生も対象にすると。それと御飯のお話ですけれども、トータル残食というところで、映像で、食べられるもんが何も悪いもんでもない、食べられるものが捨てられるというようなところをビジュアルで見せるというようなものもやっぱり印象に残るということで考えてございます。  リクエスト献立についても、今やり方いろいろ検討しておりますけれども、例えて言うたら、第1回目は、仮に広陵中学で一番人気のメニューはこうだというところで、そういう取り組みから始めていきたいと考えてございます。必要な設備といいますか、そういう食缶等について、今までも配食に時間がかかるということであれば、しゃもじとかを一つではしんどいということであれば、加えてやってまいりました。必要であれば、そのように対応をさせていただきます。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 山田議員! ○3番(山田美津代君) ぜひ、ちょっとおひつ検討してみていただいて、子供たちがおいしい御飯を食べれるように、ぜひ工夫して、変えれるべきものは変えていただきたいと思います。  ちょっと質問事項でないんですけれども、コロナで給食が今とまっていますね。食材料費とか、食材料はどういうふうにさばいておられるんでしょうか。やっぱり中学校やったら4,000食ですよね。小学校の分も準備されたものがあると思うんですけれども、何かコロッケ屋さんとか1,000食のコロッケどうにかしたとか、いろんなネットニュースでも挙がっていますけれども、給食の食材料費は、どういうふうにされるおつもりなんでしょうか。この学校の1カ月の休止ということで。 ○議長(奥本隆一君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) まず、食材について、納入業者さんのほうに御協力をいただいて、とめていただけるものについては、極力とめていただくと。どうしてもとまらんものがございます。それにつきましては、これこそもったいないのきわみでございますけれども、全国的にはちょっと時事通信のデータなんかを見ていますと、役場の前で販売をしたと。役場というか、役所の前で販売をしたということもございます。ただ、これも賛否両論がございます。そんなん悪いものではないわけで、趣旨は十分理解できるんですけれども、やっぱり給食というようなカテゴリーの中でいいますと、やっぱり残ったもんは、これはもう処分をするのが正解とは言いませんけれども、その流れだと思いますけれども、私どものほうも、一旦職員のほうで何ぼということではないですけれども、そういうふうなことも計画しましたけれども、あとフードセンター等にも問い合わせをする。町内の介護の施設等でも、無理にはないですけれども、聞いて、もしそれをお使いいただけるんであればというようなところも今考えてございます。  それと、保護者の皆様方につきましては、これも文書ではもうお持ち帰りをいただいているわけですけれども、きのう1日については、いわゆる3時間であるとか、4時間の短縮事業で帰って、給食を食べていただいております。1日は食べてもうたんですけれども、今このときに、ひと月分をもうお返しをすると、3年生卒業していくような中学生とか、それについては、もうお返しをする。在校生については、翌月の振りかえにさせていただくというところで対応させていただいております。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 山田議員! ○3番(山田美津代君) いろいろ教えていただいてありがとうございます。  給食費の無料のことなんですけれども、御答弁にしかるべき時期に給食費改定の際に合わせて実施を検討したいというふうに書いてあるんですけれども、給食費は値上げをしないで、給食費無償にしてほしいと言っているのに、何で給食費値上げの時期なんだろうと思うんですけれども、やはり今子育ての世帯は本当に大変なんですよ、お金いっぱいかかって。日本は特に。ですから、給食費を無償化にしてほしいと言っているのに、値上げを考えるなんてとんでもないことだと思うんで、値上げをせずに、多子世帯への支援から300万円でできるというのをなぜすぐできないんかなと思うんです。なぜすぐできないんですか。 ○議長(奥本隆一君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 確かに、大阪市でもそのような形を検討されておるということで、今現状、値上げ、消費税の関係がございましたけれども、それを見送っております。やっぱりどこに税を投入するかという議論になってまいると思います。研究をしてまいりたいと。多子軽減についても、実質的にもう一歩深く掘り下げますと、300万円では無理でございます。実際、小中学校を全部合わせますと、その倍ぐらいは要るのかなというふうには考えてございます。研究はしておりますし、また、議員の皆様方にもお諮りをしたいというふうに考えてございます。 ○議長(奥本隆一君) 山田議員! ○3番(山田美津代君) 時間がないので次にいきますが、300万円と言ったのはそちらなんですからね。それが600万円になる。何でこんな急に倍になるのかなと思うんですけれども、300万円言ったんだから、300万円で多子世帯の支援していただきたいと思います。  給付型奨学金ですけれども、12万円に支援してほしいんです。公立高校の学費45万円、私立高校は96万円、大変なんですよ、お金かかるんです。ここに、やはりことし4月からは、私立の就学支援金の上限が引き上げられ、4人家族で590万円未満が対象に支援されますが、これにもれた世帯への支援も要ると思います。今の町の奨学金についてのお知らせを読んでみますと、支給条件の4番目に、将来有能と目される者で、特に経済的理由により正規就学困難と認められるものとかいうのがあるんですよね。ほかには、本町に3年以上引き続いて住んでいる者とか、品行方正とか年齢修学に適する者とか、それで4番目に、特に経済的理由により正規就学困難と認められる者というのがあるので、自分は該当しないと、これ全家庭に配布されておられるということですけれども、22人しか該当していないわけですよね。だから、もっともっとやはりこのことがなければ、もっと自分も該当するんじゃないかなと思うんですけれども、この4番目のこれはどうしても要るもんでしょうかね。 ○議長(奥本隆一君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 条例の規定でございます。規則に委任しているものもございますけれども、このような流れの中でやらせていただいておると思います。ただ、これ希望です。申請といいますか、案内をして、これを御要望というか、希望されるお方について出すという点について、もう一度御認識をお願いしたいと思います。仮に6万円が12万円になったからというて、そしたら申請しようかというようなものではないと、私の私見ですが、そのように考えてございます。 ○議長(奥本隆一君) 山田議員! ○3番(山田美津代君) 町の財政調整基金条例改正などして、土地開発公社への手厚い援助を考えているのなら、こういう子育て支援の財政支援策をもっと充実させるべきだと思います。これは御回答は結構です。  これで終わります。 ○議長(奥本隆一君) 次に、吉田信弘議員の発言を許します。  2番、吉田議員! ○2番(吉田信弘君) それでは、質問をいたします。  主要一級河川河床の土砂撤去は。  昨年の台風19号により東日本は甚大な被害がありました。政府は、堤防の強靱化に力を入れたいと表明しています。私は、平成30年12月議会の一般質問において、町内を流れる主要一級河川河床の土砂撤去を奈良県に対し協議願いたいと要望しました。答弁として、本町にとって、主要河川の適切な維持管理は極めて重要であるため、河川の維持費の確保について県庁の関係課への要望も継続して行っていくとのことです。その後の進捗はどのようになっていますか。よろしくお願いします。 ○議長(奥本隆一君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 吉田議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  主要一級河川河床の土砂撤去はということについてでございます。  平成30年7月に発生した西日本豪雨災害では、洪水対策の計画規模を超える豪雨により、倉敷市真備町では、堤防決壊による氾濫により51人が死亡するなど甚大な被害が発生しました。このため、国は防災・減災・国土強靭化のため、平成30年度から3カ年の緊急対策を実施しております。この予算により、広陵町内の主要一級河川については、高田土木事務所及び中和土木事務所が、町からの要望を踏まえながら、町内河川の堆積土砂の除去、河道内の樹木伐採などを進めています。  今年度は、高田土木事務所の管理河川については、葛城川の鳥居大橋から上流約300メートルの区間、高田川では馬見川合流点付近から中央体育館付近まで約1,130メートルの区間と中央公民館の南側から古寺池付近まで約300メートルの区間について堆積土砂の撤去工事を、また、葛城川、高田川の全区間において樹木伐採工事を、それぞれ3月末の工期で実施されています。  中和土木事務所の管理する曽我川については、ことし2月に大場地区の小柳橋から新小柳橋まで約185メートルの区間について堆積土砂取りと樹木伐採が行われています。  令和元年10月にも台風19号による甚大な被害が発生するなど、全国的に計画規模を超える豪雨が頻発していることから、令和2年度の緊急対策の継続実施を要望するとともに、河川の堆積土砂については、令和3年度以降も引き続き適切に除去してもらえるよう要望してまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(奥本隆一君) 自席での2回目の質問を許します。  2番、吉田議員! ○2番(吉田信弘君) ありがとうございました。  広陵町内でも、三つの一級河川があるわけですけれども、その周辺の方たちが、去年の台風19号においても、やっぱり危機感を持たれたわけですね。いつ何時、堤防が決壊するような事態が起こるかということで、去年、ちょうど同時期に御所市のほうで、今の葛城川の下流、右岸側のところで避難命令が出たということもテレビで見たわけですけれども、大和川に全部河川が流れているわけですけれども、去年の10月の台風19号から約1カ月ほどして、橋下元大阪府知事がテレビに出られて、大和川と亀の瀬ですかね。橿原市の渓谷にある王寺と橿原市、三郷も含めてですけれども、奈良県で大和川を亀の瀬があるということで、奈良県で使って、大阪府が助かるというふうな発言をされているわけです。大阪府は、当然ダムの働きで、奈良県が使った中で、大阪府がつからないということで、奈良県としても、書いたもんがあるのか、ないのかいうのはわかりませんけれども、今、広陵町内で三つの調整池をつくられるわけですけれども、奈良県から見れば、ほんのわずかな規模にしか見えないと思うんです。  今後、今以上の雨が当然50年、100年先では予測をされると思いますので、そういった中で、提案としては、広陵町域ではありませんけれども、西宮の法隆寺インターを超えて斑鳩町に入る橋から右側、左側を見れば、かなりやっぱり今まで以上に土砂が堆積しているというのが見受けられるわけです。だから、そういった中で、その流れる王寺の北側ですね、流れる大和川に関しては、川幅もかなり広いわけです。御存じのように、議会では、3年か4年ほど前に亀の瀬のほうへ視察を行っております。当然、亀の瀬の地域で両岸の山手いいますか、そこもダムみたいな形で言われるようになるような恐れがあるわけです。そういった中で、治水として、あるいはまた調整池の役目としては、先ほど言いましたように、広陵町域ではありませんけれども、王寺町、三郷町の中での大和川の中でかなりやっぱり大きいダムの役目をするような形をとってもらった中で、その後、広陵町のにも三つのを主流いうんか、大和川の主流があるわけですけれども、でも、広陵町の中では、もう主要ですので、それが一番大事な動脈といいますか、そうなっているわけですので、定期的な撤去が当然必要になってくると思います。広陵町だけではなくね。  それと、恐らく上流のほうは、高田市川、六道山に近いような場所ですけれども、護岸の改修もされて、今、村本建設から上流ですね、そこはかなり堤防も下がって、河床も下がっているわけです。ただ、平尾からずっと下、高田川に関してですけれども、やっぱり危機感を持ってお過ごしに、今後やっぱり続くと思いますので、できるだけやっぱり定期的な土砂撤去を県に申し入れをお願いしたいと思います。  それと、広瀬の林口橋、今、答弁にもありましたように、葛城川、これ確認を私したわけで、大分とっていただいたわけですねんけれども、もう1年たつと、また大きい台風が来れば、また土砂が上流から流れると、そういういたちごっこもあると思いますけれども、これはやっぱり地域の安全を守るためには、当然、必要になってくると思うわけですけれども、継続して、中和土木なり、高田土木なり、また本庁の県なりをできるだけお願いしていっていただきたいと。できたら、もう定期的に、3河川の中で、こことここは、当然、護岸の張っているところは大きい重機が入りにくいですので、当然無理だと思うんですけれども、今、林口橋の手前の葛城川に関しましては、擁壁があって、内低のところでちょっと台が、機械等がユンボ等が通れるような台がありますので、比較的、そこ当然カーブして、堆積しやすい場所ですので、そういった場所を広陵町の中で王寺区長さんとかあわせて協議されて、できたら、定期的に、くどいようですけれども、県のほうと協議をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 今、御指摘いただきました直轄、国の管理します大和川の斑鳩町、安堵町付近に土砂がたまっているという御指摘でございまして、これにつきましては、高田土木、中和土木がやる緊急対策事業の中で、直轄の国のほうも土砂取りを計画してくれております。先ほどおっしゃった避難指示が出た大和川の右岸側の三郷町のあたり、あのあたりの前の川底を掘り下げる川幅を広げるという工事もやられると聞いています。今回の国の補正でも予算がついてきたということで、今、三郷町からおっしゃっていた斑鳩町、安堵町付近までの間を土砂取りをやっていくと。3年間の事業ですんで、ことしと来年で終わるんですけれども、それ以後も、我々としては継続してやってほしいということで、今の緊急事業は、平成30年の水害でやられているんですけれども、昨年の19号もあったんで、引き続き、緊急対策ということで、治水事業に費用をかけてほしいという要望をさせていただいております。  それから、高田川の川底の掘り下げについて、公民館から上流側はできているけれども、下流側はできていないので心配というお話もありましたけれども、それは、今、沢のほうから川底を下げる工事をやられているんで、最終的には、公民館の前付近まで川底を下げる計画になってございますので、年月はかかると思いますけれども、集中してやってほしいという要望をさせていただいています。  それから葛城川につきましても、鳥居大橋の上下流について、堤防高が不足している部分がありまして、その部分につきましては、不足している部分を今対策を検討していただいていて、高田土木からは、余裕高が不足している部分について、コンクリートの壁をつくるというようなことを検討しているというふうに聞いてございまして、一日も早くやってほしいというお願いをしています。  それから曽我川につきましては、思い出遺跡という百済の遺跡から上流に向いて川底を掘り下げる工事が今計画されています。それから、平成29年の水害で大きな被害を受けたので、災害復旧もかなり行われて、かなり護岸も修復されたと聞いております。あと、曽我川については、その上流に真菅のあたりに大きな遊水地ができていまして、そちら30万トンぐらいためられる遊水地、そちらに平成29年の水害のときには、水が流れ込んで、下流に流れてこなかったおかげで曽我川が守られたと。あの遊水地がなかったら、もしかしたら堤防を越えていたかもしれないと思うと、非常にありがたい工事をやっていただいていたというふうに考えているところでございます。  そういった形で、治水事業については、今後も国、県に対して要望してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(奥本隆一君) 吉田議員! ○2番(吉田信弘君) ありがとうございました。  こういった取り組みを広陵町が県に対して行っているというふうなことで、できたら、広報等でやっぱり周知をお願いしたいと。といいますのは、河川の付近で、今、住宅開発がやっぱり今までも進んできていますけれども、斉音寺のほうでは、ちょっと県のほうで開発をストップされたというような場所もあるということで聞いております。そういった周辺で、今何十件かもう家が、新築ですけれども、お住まいされている方もおられますので、当然、広陵町の住民の方ですので、できるだけやっぱり安心をしていただく意味では、そういう周知も大事かなと思います。  それと県は、大和川ジャーナルというんですか、機関紙発行して、2月号には、田原本のことを記事されたわけですけれども、広陵町にとっても、この辺周辺は、みな低い地域にあるわけですので、今後、去年の台風を超えるような雨、時間雨量100ミリ以上を超えられたら、なかなか対応し切れないかなと思うわけです。だから、去年は全国で400近く大きな河川が氾濫しているわけですので、広陵町でも、奈良県でもいつ起きても不思議ではないような状態にあるわけですので、引き続き、県との協議もあわせて、広陵町としても、できるだけ地元の区長なり、そういう団体等で協力していかなければならない地域にありますので、よろしくお願いします。もう答弁は結構です。 ○議長(奥本隆一君) 以上で、吉田議員の一般質問は終了しました。  次に、坂野佳宏議員の発言を許します。  6番、坂野議員! ○6番(坂野佳宏君) 議席番号6番、坂野、質問させていただきます。  今回タイトルは、保育園の入所審査ルールを聞きたいということにしておりますが、そもそも出だしは、待機児童の解消を目的に福祉部長とよく話しました。宮田福祉部長のときに、増築していただき、その後こども園になりまして、ほんで、増田福祉部長のときには、ゼロ歳、1歳が入られへんさかい、どっかつくったってくれよと言うたら、グリーンパレスにつくっていただきました。各部長さん、いろいろやっぱり知恵絞ってやってもらって、いよいよ待機児童が今度、西かぐやこども園ですね。あれができれば解消になっていくんかなというところから、私には、また別の苦情が入っておりますので、それを質問にしたいと思います。  ほんで、希望の保育園に入れないという相談は、私はよく受けております。その内容を、ほんでまた兄弟が違う園に通うパターンも聞きます。その分を担当さんに聞きに行きますと、審査点数をもとに優先順位を決めているとの説明を受けていますが、なかなか私では理解できない違和感を感じております。  そこで、この場をかりまして、優しく、わかりやすく審査ルールを教えていただき、ディスカッションしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(奥本隆一君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 坂野議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  保育所の審査ルールを聞きたいということについてでございます。
     保育所の入所判定につきましては、平成27年度以降は、広陵町保育所入所選考等に関する要綱を定め、保育園長及び主任児童委員からなる入所判定委員会において決定させていただいております。入所判定につきましては、平成27年度以降は、広陵町保育所入所選考等に関する要綱を定め、保育園長及び主任児童委員からなる入所判定委員会において、決定させていただいております。  入所判定につきましては、要綱基準に従い、保育を必要とする程度、保護者の就労状況等を指数化した基本指数に、兄弟姉妹の同一保育園等の希望などをかんがみる調整指数を加えた実施指数をもって決定しております。  具体的に例を挙げますと、まず、最も指数が高いと考えられますのは、月20日以上、1日7時間以上就労のひとり親家庭で、基本指数「20」ひとり親世帯「5」の調整指数を加えて合計「25」が実施指数となる場合です。  次に、最も多いのは、両親が月20日以上、1日7時間以上の就労で父親が指数「10」、母親が指数「10」あわせて基本指数「20」となります。そこに、兄弟姉妹が既に入所している保育所を希望する場合指数「2」の調整指数を加えますので、「22」の実施指数となります。父親が月20日以上、1日7時間以上の就労で指数「10」、母親が求職中の指数「2」で合わせて基本指数「12」となり、「12」が実施指数となります。この実施指数の高いほうから順番に並べ判定しております。  なお、要綱及び資料をタブレットに掲載しておりますので、参考としていただければと思います。  実施指数が同一である場合の優先順位についても要綱で定めており、まず1位は、基本指数が高い世帯、以降、火災・災害被災者世帯となり、10位までの優先順位により決定しております。そのほか、この指数に関係なく、虐待やDVのおそれがあり社会的養護が必要とする場合などは優先的入所基準を定めております。  入所申請書には、入所希望園を第1から第3希望までの記入や、兄弟姉妹が同じ園でなければいけないのか、別々の園でも可か、どちらか一方でも可なのかなど、チェックをつけていただき、できる限りの配慮を行っております。さまざまな状況があろうかと思われますが、選考を公正かつ適切に行うための基準等を定め、保育所入所判定委員会において審議した結果で決定しております。これからも丁寧な説明に努め、保護者の皆様には御理解を求めていく所存です。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(奥本隆一君) 坂野議員! ○6番(坂野佳宏君) 今、大体の基本ルールを教えていただきました。というのは、要は、今回、途中入所をお願いされた世帯で、とりあえず今あいているところには、もちろん行かせてもらう、ありがたいことですと言うておられます。次の年ですね。そやから、ことしの4月からはそこ行きますが、1年後には希望の園に行けますでしょうかというときの説明を受けたところ、なかなか難しいような話をされた。私も、その辺のルール聞いたんですが、なかなか難しい話をにおわされたということです。その方は、基本は大阪府警の公務員の夫婦なんで、点数は非常に、指数で言うたら低くなるのかな。優先順位が低くなりまんのかな。その辺、要は、これを読む限りは、2人が共稼ぎをすれば、もう20点あるのかな。だから20点あったら、もう大概の希望に普通は通るねんけど、公務員さんの場合は、ちょっと下がったりはするのかな。その辺ちょっと教えてください。 ○議長(奥本隆一君) 北橋福祉部長! ○福祉部長(北橋美智代君) 公務員であるということで、点数が下がるということはございません。時間数で判定をさせていただいておりますので、それが不利に働くことはございません。 ○議長(奥本隆一君) 坂野議員! ○6番(坂野佳宏君) そしたら、要は、一番とにかく優先順位あるのは、もう預けな仕方がない。ひとり親の場合とか、その場合は、もう一番先に優先的に希望の園に行くということは間違いないと思うんですけれども、この大体経験則で、やっぱり普通に申し込めば、10月に申し込めば、何割ぐらいが希望の園じゃないところに、今実態として振られているんでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 北橋福祉部長! ○福祉部長(北橋美智代君) 希望の園というところで、園側の空き状況というのも変わってきますので、まずは、今お答えさせていただいた指数で並べさせていただいた結果、本当に勤務日数とか、本当に御両親が正規で働いていただきますと、この基礎点20点で皆さんが競い合うということになってしまいます。そこで、どういうふうに優劣をというか、優先順位をつけていただくかということで、優先順位をつけさせていただいております。それが優先順位の1から10までの順位となりますので、そこでどれだけの方がというところも、ちょっと難しいところで、まずは兄弟がもう既に入っておられると、調整指数というところで加点がついたりというところもありますし、全く初めての方であれば、その中で、別に本人さんの希望というところで、この園でないとだめですというのをチェックされておられる方とか、ほかの希望園、第1から第2の希望がありますので、どちらでも結構ですというところで、本当に人数が共存したときに、そのチェックが優位に働くか、不利に働くかというのは、その本当に申し込み状況を見ないと何とも言えない状況であることは確かなんです。それぞれ皆さんお持ちの状況は違いますので、その中で、希望をチェックという形で入れさせてはいただいておりますが、その中で、どちらがと言われると、何%がってなると、ちょっと難しいところがございます。 ○議長(奥本隆一君) 坂野議員! ○6番(坂野佳宏君) この優先順位は、ほとんどが言うてはるとおり20点で、横並びで、せやからなかなか優劣つけがたいとなると思うんです。要は、私が思たんが、行きたいところにチェック入れて、第1希望、みな入れやりますわね。第2希望も入れやりますわね。そやから基本的に言うたら、何園かは、かなりの重複はしていると思うんですよ、西保育園とか労祷保育園とか、あの辺は便利なんで、結構基準をぼんと越えてしもて、ほかがちょっとあいてくるとかいろいろあったりすると思うんですが、やっぱり皆さんは、家の近所で入れたいというのが基本なんで、その辺の逆にいうたら、保育園を募集する、定員決めるときに、大体のこの方たちは、この辺に来るなという園児数いうのは実際把握できていますわね、子供の出生から全部見てきているわけですから。そやから、今この判定委員さんの中に、メンバーを見ますと、園長さんと主任児童委員さんからという形になりますが、そういう子供のデータを持っておられる職員さんがおれば、この保育園には、ことしはこんだけ殺到して、こんだけなるという保育園が見えると思うんですよ。ほんで、きのうちらっと言うておられた、こども園は定員を決めて流動的にしておけば、170人が200人の泳げるという話もされていましたわね。ほんなら基本的には、私は、まず第1優先で募集があったら、近所の保育園大体みんな行きたいんで、そこにまずあてがってあげる。ほんで、別に第2希望でもいいよいう方は、そちらに振っていくというのはしていただければ、基本的には、送り迎えの楽な形になったりもするのかなと思います。  ほんでもう1点が、思たんが、もう1点これ読ませてもうて、ことし、とりあえず保育園行きます。ことし10月に転園の希望を出したとしたら、その方には、ちょっとなかなか難しいんでないですかという回答をされております。そやけど、実際は共稼ぎなんで、20点あるわけですから、通常、転園、園を変わりたいということは、あったら可能かなというふうには言うてもうたらよかったんですが、非常に難しいという回答されたんで、私のほうに、何とかならへんのですかという電話があって、ここに行きついとるわけですけれども、私もルールわからないんで、説明できない。要は、いろいろな件で言っていますけれども、職員さんがもう少し一言丁寧に説明すれば、私ら議員たちには、絶対耳に入らないんです。何か納得できないから、何とかならへんかなと言ってかかってくるんですよ。それを調べると、また変なことが思い浮かぶということで、こういう話になっちゃうんですけれども、その辺について、よろしくお願いいたします。 ○議長(奥本隆一君) 北橋福祉部長! ○福祉部長(北橋美智代君) 今回、議員から御相談いただいていた件につきましては、点数の高い方がもう既にいらっしゃって、その園については、もう受け入れができない状況であって、確かに共働きで働いておられてというところで、送り迎えの関係でというところはあったんですけれども、御本人それぞれに事情がありまして、家の近くの園がいいと希望される方もあれば、出勤途上の園がいいというところとか、いろいろそういうところはありますので、もう少し丁寧に御本人さんの御希望等がかなえられるような形では考えてはいきたいというふうに思いますが、なかなかそこを全ての方を拾い上げさせていただくことというのは難しい状況に今はあります。  定員の弾力化につきましても、今、園のほうでは、全て弾力の運用をしていただいた上で、そういう受け入れというふうになっておりますので、今、低年齢層、ちょうど1歳児の受け入れというのがかなり困難な状況になっております。ちょうど育休との関係で、事業者のほうで、満1歳までが受け入れ態勢が整って、それ以降については復帰をというふうに望まれるところが多いようでございますので、そちらのほうで、どうしても1歳児の受け入れというのが難しくなるような状況です。ただ、逆に不承諾、入れなかったという不承諾をとると、延長されるというような制度にもなっておるようなことで、不承諾を望んでこられる保護者の方もいらっしゃるというところなんですけれども、いろいろな状況で検討は、どうしたら公正に入っていただいて、希望園に入っていただけるかということは調整をさせていただいております。  今回、この基準、要綱とかも入所判定委員会でもいろいろと見直す箇所とかを指摘もされておりますので、その辺も含めまして、来年度に向けて検討させていただきたいと思います。ただ、来年度のことについて、職員のほうでなかなかお約束をさせていただくことは難しかったので、そのような回答にはなったと思いますが、できるだけしっかりと説明をさせていただくようにはさせていただきます。 ○議長(奥本隆一君) 坂野議員! ○6番(坂野佳宏君) もちろん、その言うておられる、言いにくいのはわかるんですが、ちょっと言い方一つだけやと思うんですよ。ほんで、無理やと思います言われたら、やっぱりえーってなるけれども、極力、希望に添えるように受け付けしますが、万が一の場合はだめですとか言うてもたらいいねんけど、だめですと、最初からもう希望添えませんというと、やっぱりかちんときはると思います。  その中で、例えば、うちの家庭でいいますと、希望じゃないところに行っているんですよ、今外に行っているんです、満員やったからね。ところが娘自身は、それを通っておると、先生らと仲よくなりまして、もう変わる気もないんです。そやから、やっぱり初めて出会うた園で、先生と触れ合ううちに、親というのは、その園に愛着を持ってしまうんで、なかなか変わりたいと言いませんので、その辺は、とりあえず待機なしに入れてあげれば何とかなるような気がします。  最後に、北こども園やっておられますが、今3歳から幼稚園も延長できるんですけれども、例えば2歳まで保育園、3歳からもう幼稚園に変わるとか、そんな実際の例はないんですか。同じ北こども園の中で。 ○議長(奥本隆一君) 北橋福祉部長! ○福祉部長(北橋美智代君) そういう例はございます。3歳児以上については、幼稚園部分は1号認定、保育所部分は2号認定ということになりますので、2歳から3歳に上がられるときに変わられるということもありますが、その3歳以降に両親の就労状況とかが変わりまして、中で変わられるということもございます。 ○議長(奥本隆一君) 坂野議員! ○6番(坂野佳宏君) きっと金額安なりまんねんね。ちょっとだけ安なりますねんね。ほんで最後に、今は保育園を例出して質問いたしましたが、どの窓口さんの中でも、たまにちょっと言葉足らずでトラブルがございますので、人事管理なり、町長さん、副町長さん、その辺もちょっとしゃべり方を考えてやれよというような教育もちょっとよろしくお願いしたいと思います。  以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(奥本隆一君) 以上で、坂野議員の一般質問は終了しました。  暫時休憩いたします。     (A.M. 11:35休憩)     (P.M. 12:58再開) ○議長(奥本隆一君) 休憩を解き、再開いたします。  次に、青木義勝議員の発言を許します。  14番、青木議員! ○14番(青木義勝君) 皆さん、こんにちは。議席番号14番の青木でございます。議長のお許しを得ましたので、一般質問をさせていただきます。  まずさきに、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、本町においても、各小中学校の臨時休業、それから卒園・卒業式の縮小、公共施設の利用休止等の対応がされております。私も高齢者であるゆえ、感染には十分注意して、肺炎にならないように頑張りたいと思います。町民の皆様に感染者の出ないことを神に祈りつつ、一般質問をさせていただきます。そして、一日も早い終息がされることを願っております。  それでは、質問に入らせていただきます。  質問事項1、元気号と地域公共交通を利用者の視点でということです。  昨年10月に改変されたが、満足と不満足の両方の耳に私の耳には入っております。それらを踏まえて、以下、質問をさせていただきます。  ①現在の元気号の費用対効果は適切か。  ②通勤・通学者の視点では。  ③免許証返納で車の運転ができない高齢者、また身障者の買い物・通院者の視点では。  ④デマンド方式を採用しない理由、これに関しては、先ほど山田議員からサイズの違うげた預けられまして、ちょっと困っておるわけですので、サイズ一緒やったらよろしいねんけど、ちょっと違いますので、ちょっとそれについて、私のサイズで質問させていただきますので、よろしくお願いします。  そしてまた、質問事項2、寺戸地区の県道東側沿いの進入路計画の現況。  進捗状況も踏まえて、平成28年9月議会で、私への答弁で、平成29年度実施に向けて要望している。そして、しばらくお待ちくださいとありました。1年後の平成29年9月議会での答弁では、予算要望不採択でした。平成30年度新規採択を要望しているので、御理解とのことでございましたが、その後、ナシのつぶてのように思いますので、その後の進捗の説明をお願いしたいと思います。  質問事項3でございます。  はしお元気村民営後の活用はということでございます。特にレストラン跡は放置状態でしたね、今でも。全館についても運営業者の民間ならではの、ちょっと私間違うてましてん。これ、わざわざ片仮名で書いて、「ダン新」と書いていましてんけれども、先ほどちょっと御注意受けまして、「斬新」ということですので、どうも失礼いたしました。斬新な提案の有無や協議内容の提示を求めたいと思います。私自身は、はしお元気村は、出発時は、当時サンワーク広陵といいまして、その創設時から私かかわらせていただいておりますので、思い入れは人一倍あるわけですね。本町になくてはならない施設にしたいなと、今でも切実にそう思っておりますので、そういう意味で質問をいたしました。  1回目の質問を終わります。よろしくお願いをいたします。 ○議長(奥本隆一君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 青木議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  まず、1番目の元気号と地域公共交通を利用者の視点でという御質問でございます。  4点御質問をいただいております。元気号の費用対効果は適切かとの御質問につきましては、再編前と再編後の各数値で比較して、御説明いたします。  まず、運行委託料の観点から見ますと、再編前の平成28年10月から平成31年3月末までの2年半の税抜き運行委託金額は、1億4,748万4,000円、再編後の令和元年10月から令和4年3月末までの2年半の税抜き運行委託金額は、1億4,589万4,000円となっており、再編前より運行委託料は下がっていることから、プラスの評価ができると考えます。  次に、利用者数の観点から見ますと、前年同月の実績との比較では減少しています。しかし、再編後の利用状況という観点から見ますと、平成28年10月の本格運行開始からの4カ月間との比較では、当時より利用者数は増加しています。また、利用者数の減少は、支線の近鉄高田駅への接続便数が減少したことが一番の要因となっており、買い物や公共施設利用は、前年同月の実績と比較してもほとんど差がありません。このことから、全体の利用者数はマイナスとなっていますが、目的別の利用者数の観点からは、近鉄高田駅への接続以外は維持できているものと考えます。  次に、運賃収入の観点から見ますと、前年同月の実績と比較して、微増となっています。しかし、利用者数と同じく、再編から4カ月しかたっていないため評価はできかねますが、町広報紙に掲載した無料乗車券の回収枚数が1,589枚であったことを勘案すると、運賃収入は、プラスの評価ができると考えます。  通勤・通学者の視点ではどうかとの御質問につきましては、中央幹線の利用者数は、前年同月の実績と比較して、ほぼ同数の利用があることから、運賃改正による影響はなく、パターンダイヤの導入や、時間帯別の運行の見直しを行ったことが利用者から評価を得ていると考えます。  なお、支線につきましては、近鉄高田駅への接続を朝夕のみとしたことにより、全体の利用者数は減少していますが、朝夕の利用が一定数あることから、大きく利便性が損なわれた結果とはなっていないと考えます。  運転免許証の返納で車の運転ができない高齢者や障がい者の買い物、また、通院される方の視点からはどうかとの御質問につきましては、平成30年度に実施した利用者アンケート調査において、利用者の半数以上は60歳以上であったことから、高齢者の買い物や通院の利用につながっているものと考えます。また、支線の近鉄高田駅利用を除く利用者数は、再編により変化がないことから、支線についても同様と考えます。  障がい者に対しては、一定の運賃割引や中央幹線のノンステップバスの導入など、できる限りの配慮をし、利用環境の整備に努めております。  最後に、デマンド方式を採用しない理由についての御質問につきましては、デマンド交通は利用者数に比例して経費が増大するということ、予約制であり、かつ、乗合であることが条件であること、そして、元気号や奈良交通路線バスの利用者、タクシー利用者等の取り込みにつながることから、採用しておりません。今後、より一層高齢化が進み、より公共交通に対するニーズが細分化することが予測されます。現在ある公共交通の持続可能性を高めるべく、利用促進だけでなく、時代に即した公共交通となるよう、多様な移動手段や運営主体との連携等も含め、研究を進めてまいりたいと考えます。  2番目の寺戸地区の県道東側沿いの進入路計画の現況についてのお尋ねでございます。  寺戸地区の集落東側を南北に通る県道大和高田斑鳩線と集落からつながる東西の町道南2号線は、町道が県道の下をボックスカルバートで通り抜ける立体交差となっております。県道と町道の接続は、県道建設時に県道の両側に側道を設けて町道と接続する計画でしたが、東側の側道については、用地協力が得られず整備されておりません。平成28年に、用地交渉に進展の動きが見られたことから、県で新規事業化の要望が行われましたが、平成29年度の新規事業として採択されませんでした。そこで、平成29年度の要望では、新設側道と接続する町道のボックスカルバートの出入り口の区間について、町が一体的に拡幅整備を行うことで、車両の走行性をより高めた計画とした結果、平成30年度の新規採択を受けることができ、社会資本整備総合交付金事業として進めることとなりました。  平成30年度は、現地測量及び道路詳細設計を行い、県道合流部及び町道交差点についての警察協議や地元区及び水利組合との協議が行われております。  また、平成29年度に、県道の側道と町道の拡幅に係る用地について、開発会社による住宅分譲の計画が進められたことから、開発計画において、側道及び町道の計画と整合するよう、県と町が連携して開発会社と協議を進め、道路計画と整合した計画により開発が進められることとなりました。現在、住宅開発は完了しており分譲も進んでおります。  側道及び町道拡幅の道路事業用地については、県と連携して開発の計画段階から粘り強く交渉を続けておりますが、了承は得られておりません。引き続き、粘り強く交渉を進め、早期に事業用地を確保し、一日も早い事業完了を目指してまいります。  3番目のはしお元気村民営化後の活用はということについてでございます。  議員御承知おきのとおり、はしお元気村は、昨年10月1日から指定管理事業者である、「広陵いきいきプロジェクト(国際ライフパートナ一株式会社と近鉄ビルサービス株式会社との共同事業体)」、これによる運営を実施しております。  御質問のレストラン跡地の利活用につきましては、現在、指定管理事業者から朝市の業務拡充及び改善の提案を受けて、町も改装に向けて準備をしているところです。具体的には、週3回の営業日を毎日営業とする常設型の直売所に変更するとともに、地元食材を活用した飲み物やパン等の販売を行い、イートイン(店内飲食)スペースを設置するなど、直売カフェとして運営を行う予定であります。現在、指定管理事業者との協議により、令和2年中のオープンに向け、手続を進めております。  次に、全館における民間ならではの斬新な提案の有無につきましては、令和元年度は、年度途中からの指定管理であったため、当初の事業計画書においても、既存事業の継続を基本として運営を行うこととなっておりました。しかしながら、令和2年度以降におきましては、既存事業に加え、各種講座の充実や利用環境改善のための改修等の提案をいただいているところです。  最後に、指定管理事業者との協議につきましては、サービス水準の維持・向上のために、定例会を毎月行い、セルフモニタリング(自己評価)点検や業務改善に向けた協議や相談をその都度実施し、情報の共有や課題の早期解決に努めているところです。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(奥本隆一君) 青木議員! ○14番(青木義勝君) 御答弁ありがとうございました。  大体この質問事項1についての説明なり答弁は、おおむね説明を集約しますと、利用者の視点で言うよりも、再編前と再編後の比較で改善されたと感じておられると自己採点されているように私は感じております。当たり前ですわね。自分で自分らがやったことに対して自己採点するねんから、間違うてました、失敗でしたということはないと思います。そういう意味でのとらえ方で受けました。  そこで、私の言いたいなと思うのは、これちょっと切り込みの観点をちょっと変えてみたいと思いますのでね。約5,000万円以上の事業費が要るわけですね。いっているわけ、経費としてね。これが近隣の類似自治体、地形の問題もありますし、また面積も当然あるので、ただ、類似自治体の経費との比較、ほかの自治体で大体公共交通に対して、どのぐらいの財政規模にもよると思いますが、広陵町は、約5,000万円以上、経費としてかかっているわけですけれども、それを大体どのぐらいの金額でされているのかなと、こういうことをまずお聞きしたいと思います。  そして、これ本町でのこの事業の経費、これ本町の財政上のバランスから見て、これが精いっぱいであるのか、最大の額はどこまで出せるのか、ものによると思います。実際の話としてはね。そのことも踏まえて、財政上から見てどうか、また、用者の視点から見てとか、これはもう相反するところも当然あるわけですわ。そこをどうマッチングさすかというのが行政の腕の見せどころだなと私は思っております。もちろん、あらゆるいろんな指標なり、また、その自治体での公共交通の取り組みの状況なりを十分精査された中での広陵町の身の丈に合うと思っておられる今のシステムであり、やり方というのか、と私はとっているわけですので、その辺で、まず1点、2点、さっきちょっと言いましたが、これちょっとお答えをいただきたいと思います。 ○議長(奥本隆一君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) ただいまの青木議員の御質問にお答えをさせていただきます  大きく2点御質問をいただいております。まず1点目が、近隣の自治体における同じく公共交通の状況でございます。私ども、手元にある資料を見ますと、まず、大和高田市で年間約5,500万円の経費がかかっておられます。これは収入額を差し引いた行政の負担額というところでございます。5,500万円でございます。それから香芝市のほうが7,500万円程度でございます。それから葛城市でございますけれども、約7,900万円の費用がかかっております。いずれも、平成30年度の決算数字でございます。  それから、町の負担としてどれぐらい出せるのかという御質問でございます。こちらにつきましては、かなり我々としても、今現在、そのあたりをどうあるべきかということで苦慮しているところでございます。もちろん、この費用についての昨日八尾議員からも御質問ありましたように、特別交付税があくまでも、これは一般財源でございますけれども、そういう算定もあると。また、国のほうの補助金についてもあると。もちろん利用者からの利用料の徴収もあるということで、それら全体を加味いたしまして、町のあるべき公共交通のあり方として、どの程度まで費用負担というのがふさわしいのかと、これはある程度の一定のルール化というものを何か設けて、それに基づいて、その範囲の中で、常に改善を行っていくというような方向が恐らく必要ではないかと思いますので、現在5,500万円、5,000万円ほどかかっておりますので、これが倍にすれば、当然いいものができるというのは、これ明らかではございますけれども、その辺の費用負担のルール化というのをもう少ししっかりと考えていきたい。その中で、改善を進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 青木議員! ○14番(青木義勝君) おっしゃるとおり、どこに重きを置くか、スタンスを置くかということでも変わると思いますね。まだ、広陵町の場合は、若いまちの部類に一部入っていたわけですのでね。しかし、真美ヶ丘地区の高齢化率も当然上昇も踏まえまして、急激に高齢化に突入していっているまちになっていることも事実、実態としてはね。その中で、いわゆる各近隣の投資金額及び差し引きの金額も示されておりますが、そこで、ちょっと私、聞き忘れていましたけれども、委託料について、改変前と改変後でちょっと安くなっていますわな。金額的に五、六百万円ぐらいだったと思います。これは、事業者、いわゆる委託事業者の奈良交通さんとの交渉で、そういう形をとらせていただいた、同じ期間の金額だと思いますねんけど、それはどういうわけで、値切ったというのか、どういう形でなったんか、ちょっと自慢してくださいよ。 ○議長(奥本隆一君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) 事業者とのこの委託料の算定におきましては、当然、運転手の人件費というものが一番の費用のかかる部分でございますので、今回の再編につきましては、若干本数を絞らせていただいたというところもございますし、ルートの見直しにより、そういった運転手の拘束時間が少なくなったという、そういったところで、全体の委託料が下がったというところでございます。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 青木議員! ○14番(青木義勝君) 仕事の量が減ったということで、向こうにとってはね。そういう意味で、私、また交渉でぐっと絞ったんかなと、こう思てましてんけど、そういう意味で、現実の数字でいったわけですね。わかりました。ということは、裏を返せば、それは減らしたということになるわけやからね。そういう意味では、そうとります。  そこで、これ今現在のこのシステム、やり方において、例え5,000万円以上の経費で、これら費用対効果、今言うように、それを突き詰めていったら、この程度が一番費用対効果等は評価できると判断されてると思います。ごろっと変えて、全くシステムの違う形の仕組みをということも考えてもらえるかもわかりませんがね。そやから、広陵町の今現在のシステムでは、ここまでが限界です。これ以上、部長がおっしゃったように、倍ほど金出したら何ぼでもなる。ぬってくれ、負うてくれ、みんな言えるわけやけど、そうはいきません。やはり財政上のバランスも当然あります。そういう意味で、偏ったサービスもとてもやないけどできない、行政サービスにおいてもね。それはわかります。  そこで、今現在のこのシステムでは、この程度が精いっぱいの努力の結果であると、こう判断されておりますので、その辺ことも踏まえて、これからもっと違ったもうちょっと間口を広げたそういう仕組みのどっかでよそのとこでやってもらえるところがあるのか、広陵町として、ちょっとここは今のやり方での限界はこの程度のなってくるけど、やり方をきっちりとまた変えていったら違った展開には考えられていって、費用対効果の違った価値観で見られるのじゃないかなというようなところが調べられていると思いますねんけど、見当たらないなら見当たらないで結構ですし、いや、調べてません言うんやったら別として、やっぱり、ありとあらゆる先例もありましたので、どっかその辺を思い切って、これは今やっていることは、もう精いっぱい努力してるいうことは認めますよ。満足するまでやりなさいといったら、これはもうお金の問題が当然出ます。そやから、そのほかの自治体の参考となるような違った形で、またどういう形でやっていくのかな、委託業務のあれかなとかいっぱい出てくること思います。その辺は、部長、調べておられるんかな。 ○議長(奥本隆一君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) ただいま議員のほうから御質問いただきました。参考にできるような点の、検討なり研究というところの御質問だと思います。まずは、私ども昨年の10月に元気号のこの再編をいたしましたので、まず、当面の一年間というのは、前回の再編の時と同様に、しっかりと周知に努めて、利用者の動向、推移を見守りたいというふうに考えております。まずこれが一番でございます。  それから、参考にできるような事例につきましては、今回、私ども午前中にも山田議員のほうから、近畿運輸局の表彰について、なぜだかわからないというようなお話もいただきましたけれども、今回、同じように、そういった優良団体表彰を受ける中に、滋賀県の湖東圏域公共交通活性化協議会というものがございます。これは、彦根市を中心に1市、それから4町での、いわゆる共同の地域公共交通の活性化協議会がございまして、こちらが、いわゆる市町村合併そのものはされておられないんですが、彦根市を中心に、近隣のまちと交通の空白地を埋める、それから既存の路線バスを活用する、そしてまた、コミュニティバスの利用者の増加にもつなげるということで、県域で連携をして、そういう協議会を立ち上げて、コストの削減なり、逆に利用者の増加等に努めておられて、公共交通の維持確保に努めておられるという団体がございましたので、今回、こういう同じく表彰受ける機会でもございましたので私どもまた彦根市にもお問い合わせをさせていただいて、こういった取り組みも一つ参考にしていきたいというふうに考えておるところでございます。  以上でございます。
    ○議長(奥本隆一君) 青木議員! ○14番(青木義勝君) 今それをお聞きしたかったわけ。前例があるということもあるわけですんでね。それに、そういう部長のお答えも踏まえまして、私、前から、ずっと以前から町長にも言うた、いわゆる交通の協議会へ入らしていただいていたときから踏まえて、それについては、私、近隣の自治体との連携、これは山田議員おっしゃっておりましたが、それをやっぱりきちんと出していく、提言をしていく、協議会で方式とか、一部事務もいっぱいあると思いますけど、それをなぜかといいますと、広陵町だけで、今どんだけ頭使てどうやっても、結果としては限界があるわけですよね。皆さんに8、8の満足は無理と思いますぐらいに限界があるわけで、ばかほど金を使われるんやったら結構やけど、そういうわけにもいきません。やっぱりそんなことも踏まえまして、それでは、パイを大きくしていったらどうかと前から言っているわけ、パイをね。先ほどもちょっと部長の説明もあったように、やはり、ということは広陵町だけでの限られたパイであれば、委託業者の奈良交通さんに対してもそんなに偉そうなことも言えないわけや。いわゆる、向こうにとっても、そないえらい理由がなかったら無理です。しかし、もっとパイが大きくなれば、いわゆる委託事業者においても、こちらから何も奈良交通ばっかりに決めなくてもいけるぐらいにパイが大きかったらなれるわけです。  そういうことは、やはり大和高田市であり、香芝市であり、香芝とだけで二つじゃないわけ。じゃなしに、また田原本町とか、そういうはっきり言うて、益に恵まれてる自治体と手組むというのは、広陵町にとっては最高のあれになるわけです。不足してるから、余ったそういう自治体と連携させていただくというのは、そういうもんが一生懸命にアプローチしはんなんということです。おなかいっぱいに食べられているもんは、食べ物を探しませんけど、おなか減ってるもんは、もっと探すわけや。隣の家でもちょっとノックしてでもということになるわけや。それと、そういう意味で広陵町は、その意味では、収益はありますよ。ちょっと外れていますしね。そんなことも踏まえて、高田であり香芝でありとか、田原本であるとかいうふうに、思い切り形をとって、アプローチをして、またやっていく、これも町長も聞いておられると思うんやけど、奈良の荒井知事さんも、広域で公共交通を考えていくべきだと言うておられると思います。町長、聞いておられますな。旗振ってもうてるねんけど、なかなかいろいろ条件があってね。それと同時に、私いつも思うのは、奈良交通さんは、ずっと奈良県の足になっていただいてたわけで、これはもうありがたい。しかし、時代の流れの中で、業績もいろいろ変わってきたと。路線バスがやっぱり赤字ということになり、昔みたいに公共交通というのは、なかなか参入はできにくい。しかし、そのかわりに撤退もできにくかった。しかし、小泉政権になってから、いろんな意味で改革がされまして、参入もなくなったかわりに撤退もなくなったというのが今の現状になっていると私は思います。  しかし、それはしゃあないことで、決まったやつを、そんなことやっているわけですから、それも踏まえてこっちは知恵を出していこうやないかということで、ほんなら、広陵町だけより、近隣の市町と一緒になって、連携してやっていくと。公共交通とか交通とか、みんなそんなもんやと思うわけで、自分ところの家の庭だけで歩いているということよりは、やっぱり全体のそういうもんがなっていくんじゃないかなと。こういうことを、私は、いつも提言もしているのであるわけですけど、町長、これどの辺まで、例えば、腹いっぱいの人が、もうそんでええやんという人があると思います。しかし、どうですの。首長の会議においても、この公共交通のパイを大きくしようやないか、県の知事もそういうようなことを推進しておられるということ踏まえて、これ一番やらんなんのが、広域でやるのがこれや思いますねんけどね。どうでしたか、その辺のことを町長としてどのような発言をされてるのか、また、どういう雰囲気で、空気であるのかもわかりません。ちょっとお聞きしたいなと思います。その件に関して。 ○議長(奥本隆一君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 確かに、荒井県知事におかれましては、公共交通を広域でやろうという呼びかけは、現にやっていただいておりまして、実現しているところもございます。吉野郡で川上村、吉野町、大淀町、このあたりで連携して、コミュニティバスの運行をもう既にやられているところもございます。単独でできないところは、そういった長期の路線については、広域でやられているというところでございます。  今、名前を出しておっしゃっていただきました大和高田市、香芝市、これは広陵町にとっても、いわゆる生活圏で関連の深いところでございますので、いつもそういったところを一緒にできないものか検討するように担当には申し上げているわけでございます。なかなか2つ足して1.5で経費がおさまるような、そんなストレートな計算ができないというところもございまして、なかなか踏み出せないというところもございます。  また、人の動き方もやはり違いますので、例えば、大和高田市が走っているきぼう号が広陵町の元気村まで乗り入れてもらう、イズミヤを経有して、今の中央幹線に乗り入れてもらう、また、中央幹線が大和高田市、例えば、高田市駅まで乗り入れると、相互乗り入れをするという方法も考えられるというふうに思っているわけでございますが、路線が長くなると人件費がふえてまいりますので、お互いにその経費負担が出てくる。便数を調整すれば、その分は解消できるという計算になろうかと思いますが、いろんなところを検討したいなと思います。  山田議員は、常にデマンド交通、香芝市やっているから一緒にやったらどうかということをおっしゃっていただいているわけでございますが、午前中も部長がお答えしたように、デマンド交通には、相当な問題点も抱えているということでございますので、そう簡単に導入できないというところもございます。広域化も含めて進めるという、県の公共交通活性化協議会は、いつも知事と市町村長が出て会議がございますので、いろいろと情報交換をしているということでございます。具体的には、まだお示しできるような内容は今のところないということでございます。 ○議長(奥本隆一君) 青木議員! ○14番(青木義勝君) 確かに現実はそういうもんですね。そこで、町長、例えば私が思うのは、例えばですよ、高田、香芝、広陵、田原本、例えば、それを大きな会社に、公共交通の会社という企業という形を立ち上げた場合、何とか号が何とか号じゃなしに、同じ号やという形をもって、もう全く観点を変えてしまうぐらいにやらな、相互乗り合いというのは、これはちょっとした小手先の話になると思う。せっかく立派な首長さんが集まっておられるねんから、もうちょっと人肌脱いで、企業体をつくっていこうやないか、協議体で。という形ぐらいにばーんと突っ込んで、そのかわりに国も県も徹底した補助、また、いわゆるサポートをしてもらうようになれば、私は、全国的にも、ましてや、ほんでえらい三つほど山越えなんところの地方自治体同士というのと違うんやから、おかげさんで、それなりに石掘ったら届くということはないと思うけど、そない遠いことないわけですから、近隣の市であろうが、町であろうが、そのことを町長ね、思い切ってリーダーシップをとって、もちろん、荒井知事を引っ張り込んででっせ、とにかくもう企業体をつくろうやないかというぐらいやなかったら、相互乗り入れだけでというのは無理やというのは、もうあると思います。それもちょっと、偉そうに言うて悪いねんけど、ちょっと頭に入れて行動していただきたいなと思います。よろしいですかな。 ○議長(奥本隆一君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 今まさに青木議員がおっしゃったことを知事がおっしゃっておられまして、奈良県には、奈良交通しかないと思うなよと。あの方も運輸省の出身でございますので、そういったところは詳しいわけでございます。独自の会社をつくってでも、また、別の会社に委託してでもできるというところもおっしゃっておられます。なかなかやはり、この公共交通を取り巻くやっぱり国の規制というのが大きいというふうに思います。簡単に会社をつくって自由気ままに運行できるかというと、そういった面での本当に法的な規制をクリアしないとできない。やはり、そういう専門職を雇い入れるとなるとコストが合わないというところにたどりついて、堂々めぐりになってしまうのではないかなというふうに思います。知事からも、またいろんなアイデアをちょうだいして、広域化に向けての動き、とれるかどうかしっかり頑張りたいなと思います。 ○議長(奥本隆一君) 青木議員! ○14番(青木義勝君) おっしゃるって、私は言うばっかりやから楽ですよって、責任ないからね。そんなこうやああや言うてますけどね、風呂敷広げていますけど、現実はなかなか難しい。そやけど、クリアしなしゃあないからな、どっちにしても。難しい言いよってのやめましょかと言うやったら、もう初めから小ぢんまりやっとけやってことになって、この小ぢんまりと、個々、個々にやっていることに行き詰まってるわけや。ということは、ニーズにこたえられないという状況も出てるわけや。これも現実は現実ということですのでね。町長、その辺は思い切ってやっていただきたいと思いますし、アプローチしていただきたい。  そこで、ちょっと余談になりますけど、近鉄の高田駅に元記号を今入らせていただいていますわね。これもなかなか困難でしたわ。たまたま、私、当時の吉田市長と、ある意味でここら使ったから、その座談の中でですよ、市長さんと雑談の中で、市長、ごちゃごちゃ言わんと、高田駅、例えば無料のときと、また有料のときとで違いはあるやろうけど、無料でも有料でも構へん。高田駅に入れさせていただくというのことは、裏を返せば、広陵町の人が高田へツチブチに来はんねんから、経済効果を持って来はんねんから、金落としに来はんねん。それはええねんな、入んなというようなことをちょっと雑談でっせ、雑談で、おかしいん違いまっかという話をしたとき、そうやなということもあって、現に今入れさせてもうています。  そこで、香芝市の五位堂駅についても、今言っている路線バスの奈良交通さんの利権、いわゆる当然あるわけや。圧迫するんやないかということで、あかんというのが当然出てあると思います。それはやっぱり首長同士の中で、やっぱりちゃんとした形を持てばできんこともないと私は思います。なぜかと言ったら、奈良交通さんにとってもお客さんやからな、そうでっしゃろう。広陵町も奈良交通から見たらお客さんですがな。ましてや、これだけ金出してもらえるんや、そうでっしゃろ。香芝市からもっと見たら、そうなるわけ。そういう意味で、やっぱりちょっとずつでも、アリの一穴をあげていこうやないかということになっていると思いますので、その辺は、大いにやっていただきたいなと、まずこれは要望しておきます。  そこで、デマンドのことですね。これデマンドね、私の中で、デマンドのことについて非常に興味を持っていたし、長野県やったかな、安曇野か。そんなときに、それは社会福祉協議会が経営されて、運営されております。そこは、もちろん山間ですよ。全く違う場所ですけどね、地理的にも。そういうところで、デマンドというのは当然やられています。そこで、私自身が先ほど部長もあったデマンドの採用をできないのは、こういう理由で採用できないということ。ということは、いわゆる便利なほうに、楽なほうへお客さんが流れる。ということは、路線バス、それから元気号とかの利用が減る。もっと楽なほうに、ドアツードアであり、予約型のあれですけどね、乗り合いですけど、ということや。裏を返せば、そっちのほうが利便性があると、利用者から見たらそういうことになるわけや。しかし、金がかかり過ぎると、こういうことや。それでできませんと、こういうことやと私は思っています。そうでっしゃろう。結果としては、問い詰めていけば。そこで、今言う、香芝市、また田原本のやり方、いろいろちょっと違います。タクシーの会社の問題もあって。そういうことで、今現在、香芝市がデマンドと定時定労のことも二本立てやと思います。これについて、どういう今後、香芝市さんがデマンドの扱いをどうしていこうと思って、いや縮小しよう、やめようと思っているというのかどうかわかりませんけど、その辺の感触のことについては、部長、聞いておられますか。 ○議長(奥本隆一君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) お隣の香芝市さんの状況でございますけれども、朝から山田議員の御質問の中でも少し触れさしていただきましたけれども、今現在、香芝市さんがコミュニティバスと、それからデマンド交通のいわゆる併用されていると、我々ハイブリッド型と呼んでおるんですけれども、そういう形の運行されている中で、やはり年々デマンド交通がコミュニティバスなり、それから既存の路線バスの利用者をやはり取り込んでいっているというところのお話というのは、あちらの活性化協議会のほうでもお話としては出ているようでございます。ただ、それを受けまして、市として、今すぐにデマンド交通をどうするのか、コミュニティバスをどうするのかということではないかと思いますけれども、そのあたりは引き続き、我々も香芝市さんの情報を聞きながら、そのあたりの推移というのは、また情報として掴んでいきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 青木議員! ○14番(青木義勝君) よって、思い切り利用者の視点から見たら、そりゃデマンドが一番楽な、いい方法ですよ。しかし、費用対効果というのも当然ある、また、そういう意味での大変わかっているけれども、できないというところもあるわけ。よって、タクシー会社というのも、これどんどんどんどんタクシー離れが、自家用車もふえたことも踏まえまして、なっていることも事実です。そういうようなことも踏まえて、タクシー業者にとっても、ひょっとしてどんなメリットがあるのか、さっきの説明においては、タクシー業者は、そんな乗り気やないなというような説明にあったと思います。いわゆる、そんなにもうからへんがな、タクシー会社から見てですよ。そういうようなこともあるかもわかりません。よって、このデマンドということが、世界的に見て名前もでかい、こんなデマンド方式というので使ってんねんから、外国においても、当然うまくやっているところもあると私は思います。何も日本の国ばかりじゃなし、外国についても、どういうふうになってあるのかなと。これ部長ね、一ついい機会やから、ありとあらゆる可能性を研究していって、精査していって、広陵町方式がここに当てはまるじゃないかなという方式がもしできたら、私は最高だと思うので、やっていただきたいと、その辺はよろしくお願いをしたいと思います。これは要望です。  また、部長やから、そのぐらいの能力はあると思いますねんから、そこは若い部下に対しても、地域公共交通の世界全体を見てどやねんというぐらいに、ちょっと大きな器で考えていただきたいなと、こう思います。  そこで、次の質問ですねんけれども、県道の側道の件です。  今の答弁の中では、一応やっていただけるというような状況、そこで一番ネックになっているというのが、今、住宅建っています。建て売り建っています。その横、西側の側道になるところがそのまま置いています。これが一番行き詰まっているのが、ずばりというて、土地の高騰ですか、権利の。そこはどの辺までいってあるのか、どれだけこれが差あるのかになると思います。それをちょっと。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 用地の住宅開発で協力いただきまして、道路敷地については、計画どおり、開発から除外していただいて、土地は確保できております。そこまでは御了解を得ているんです。あとは、おっしゃるように、用地の買収についての単価の話ですね。その部分については、今、平成29年から開発の話があって、いろいろ議論させていただいて、平成30年に単価的な交渉もさせていただいて、令和元年になって、ある程度、落ちつきどころというんですか、そういうものが見つけられそうな状況になってきているところですので、鋭意交渉しまして、何とか早いうちに契約できるようにしたいなというふうに考えています。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 青木議員! ○14番(青木義勝君) それでは、3番目の質問のはしお元気村のことに移りたいと思います。  これ、せっかく民活を導入したのに、事業者がもういただいている委託料の範囲になんで、範囲内でお茶を濁されては、これ困るわけですね。せっかく民間に委託しているということになるわけですから、積極的にビジネスを展開していただきたいなと、こう思っている。事業者を。そのための施設の改修、これちょっと予算にも出ていましたから、そのための施設の改修等は、当局とも思い切り協議をして、当然、町の負担は極力抑えて、事業者に頑張っていただいて、そこで、結果として、利益の還元を町が受けるようなことになれば、これは民営にいわゆる指定管理者にしたことの意義があったということになるわけですので、もちろん利用者の負担、利用料金をどっと上げるわけにはいきませんので、それはもう当然ですから、その辺のお願いをしっかりとしていただきたいなと、こう思います。  そして、これタイミングがよかったと私は見ています。というのは、これ箸尾準工業地帯の造成工事が始まります、近々にね。話が決定したら。そしたら、やっぱり工場建設も始まるわけです。そうしてまた引き続き、もし、きっちりと企業が稼働してくれたら、もうすごい人が集まってくるわけ。それから作業員がどっと来るわけです。稼働するまでも、そのことについて、ちょうどはしお元気村が指定管理者で大いに頑張っていきたいと、またマルシェをつくってどうとか、いや、お茶を飲んでもらうとかって、ちょっと出ていました。それをせっかく、そういう人たち、作業員も含めて、大勢の人がそこへ集まってこられたら、昼の昼間人口、いわゆる住民人口、住んでいる人の人口と違いますよ。かかわりのある人が昼集まってきていただける。裏を返せば、その人たちが、どこでジュースを飲みますの、買いますのか、どこで食事をされますのか、どこでちょっとした遊びをされますのかというのがなるわけ。その受け皿として、はしお元気村というのをせっかく民活でやって、民営でやって、それをやっていただいて、例えば、勤務が終わってすぐ帰ってもらわんと、はしお元気村でひょっとしたらフィットネスクラブもつくってもろたりしたら、お金落としてくれはりますわ、すっと帰らんと。そういうことも踏まえて、全体の経済波及の流れをつくっていくということになると思いますので、私は、指定管理者の人も、民間の人も、ある意味で、そんなもん魚一匹も寄らんような池買いまっかということになるわけですから、そのことも踏まえて、元気村ということについては、しっかりと民間活用、指定管理者に反対されている人も当然おられます。しかし、よかった。それでやっぱり民活を入れたことによって違うやないかということになってもらわないかんわけや。委託料でだけお茶濁しとくというような業者は断らなあかんぐらいやと。まだブレーキ踏まんなんぐらいの、やり過ぎやったというぐらいの人が私はいいんじゃないかなと、こう思っているわけですので、そこで、今言っている長龍の会社も投資しはるのと一緒で、憩いのゾーンで。そういうこと全て踏まえた中で連携させていただきたいと思うねんけれども、このはしお元気村についての、私ここで今ちょっと言うた意見も踏まえまして、また、今運営されている業者、事業者との今後の展開、大きな展開の中での協議というのはどうなの。もちろん、改修費についての割り振りというのは当然出ます。その辺をちょっと説明していただきたいと思います。 ○議長(奥本隆一君) 小原事業部長! ○事業部長(小原 薫君) ただいま青木議員おっしゃるように、当然、指定管理として、民間のやっぱりノウハウというのを生かしていただいて、利用者のニーズに合った施策を講じていただきたいと考えております。  先般、令和2年度の事業計画というのを出されました。その中では、当然10月1日に指定管理となりました。その以降については、当然、既存のままの事業をしていただきましたが、令和2年度からは、新しい民間としてのいろんな意見、中身としましては、近隣の店舗や飲食店の紹介とか載せるアクセスマップを作成するとか、あと運営向上委員会といいまして、利用者や地域の方々と協働して、いろんな会議をもって、地域の発展を一緒に考えようじゃないかという委員会を設置するということでございます。  あと、館の利用ということで、季節感、四季ありますので、入ったときに春らしい桜とか、いろんな装飾まで考えて地域の人とか、いろんな方の利用を最大限にしていきたいということを考えているという提案がございましたので、町といたしましても、それに一緒に協力し合ってやっていきたいと思います。  また、産業総合振興機構も一般社団法人「なりわい」として設立しましたので、お互い協力し合って頑張っていきたいというように思っております。 ○議長(奥本隆一君) 青木議員! ○14番(青木義勝君) やっぱりこれからの時代、門戸を広げた中での話ですから、民間の活用を思いっきり引っ張り込むことは引っ張り込んで、例えば、そっちのほうで頑張ってもらえるのが一番いいわけや。また公が、公務員が公務員でしかできない業務は当然あるわけですから、やっぱりそこの仕分けというやつやね。これやるべきだと思います。本当はね。全部が公務員やることないねんから。ということですので、民間を思い切り引っ張り込んでいく、町長もおっしゃっていたような、いわゆる清掃センターの跡地の問題も踏まえて、民間も活躍、活動して、民活をすることで考えていこうやないかということで私はいいと思いますので、そういう意味で、そこでかぐや姫の像あるわな、ライティングしている。あれはどないしはりますのかな。私は、残すべきだと思うねんけれども、その辺のことは、業者はどう言うてはりますのかな、そのことに関して。 ○議長(奥本隆一君) 小原事業部長! ○事業部長(小原 薫君) あの像につきましては、もともと作者が里中満智子さんの提案ということで、その像は建ってあるということで、それを利用するには、そういう権利料といいますか、その料金が発生するということを聞いてございまして、今ちょっと、今後それをどうするかというのは検討中でございます。やっぱり町のシンボルとして一番目立つということで、何かあれ、かぐや姫の何か建ってあるところやなということで、地理のわからない人も、よくあれを中心にいろいろ話されますので、あれとしては、町のシンボルとしては残していきたいとは思いますので、今後また検討させていただきます。 ○議長(奥本隆一君) 青木議員! ○14番(青木義勝君) 里中さんのどれだけのあれもあるのか知りませんけれども、それは話し合いして、また業者と、いわゆる管理者と管理業者との折半するのかどうか知らんけれども、そういうことで。ということは、・・・長い歴史の中の今でもあるわけ。これは広陵町で一番わかりやすいなというのがあって、どこでんねんというたら、法隆寺からこう来て、田原本、かぐや姫の像あるところ、タクシーの大阪の運転手がわかっていますわって、こう言うてくれはるからな。そやから、ちょっとかぐや姫のまちということになっとんねんから、しっかりとやっぱりシンボルとして、私は残すべきだと、こう思うわけですので、それはやっぱり心配の声がちょちょっと聞こえていますので、民間になったら、とってしもて、あそこでややこしい人形置かんの違いまっかと心配されている人がおります。その辺は、部長、しっかりやってくれなあきまへんで。  それでは議長、終わります。 ○議長(奥本隆一君) 以上で、青木議員の一般質問は終了しました。  次に、笹井由明議員の発言を許します。  12番、笹井議員! ○12番(笹井由明君) 議席番号12番、笹井でございます。議長のお許しを得て、本定例会における一般質問をさせていただきます。  まず、質問事項1番でございます。  都市計画法に基づく開発許可の基準に関する条例に指定区域がございます。その指定区域、いわゆる特区でございますけれども、特区内の住宅開発と下水道整備について、御質問いたしたいと思います。  この事項に関する質問については、平成30年6月議会でも行っておりますけれども、下水道認可区域内の開発につきましては、整備済みの下水道管の接続は可能であるとしながらも、未整備箇所については、どのような手法、指導をされているのかをお聞きしたいと思います。  また、認可区域外の開発については、接続の可否について県との協議によって、その可能となった場合について、開発業者が接続管の敷設工事を行うことになろうというふうに思っておりますけれども、現認可区域をふやして、町施工のする事業として取り上げることは可能ですか。どうでしょうか。いずれも、特区により開発が先行するために、下水道整備が追いつかない現状をどのように捉えられているのでしょうか。  また、その対処策、あるいは改善策については、現在もっておられるのでしょうか。  さらに、特区による開発について、現時点での県の見解はお聞きできるでしょうか。お聞かせをいただきたいと思います。  質問事項の2番でございます。  町道南22号線の生徒通学路の安全確保についてであります。  広陵中学校自転車通学に利用する当該道路におきましては、かねてから要望をしてきたところでもございますが、この側面、庁舎東側の水路は、以前に転落事故があった。そういったことから裁判事象にもなったという事例もございます。役場前交差点から東出入り口までの間は、水路ふたにより拡幅されてきたところでございます。今回、役場から古寺間に通ずる水路についても、自転車通学路の安全確保を図るために、早急な水路のふたの整備が必要と思われますけれども、計画的な対応策があるでしょうか。よろしく御答弁をいただきたいと思います。  質問としては、2項でございます。よろしく御答弁をお願いします。 ○議長(奥本隆一君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 笹井議員さんの二つの御質問にお答えを申し上げます。  まず一つ目、都計法指定区域特区内の開発と下水整備についてのお尋ねでございます。  一つ目は、下水道認可区域内の下水道未整備箇所についての御質問ですが、町としての整備は、下水道整備年次計画を策定し、国の補助金を受けて整備を進めており、地域から要望の強い既存集落で未整備の箇所を優先して進めております。  開発について相談があった場合、当該箇所が整備計画と合致する場合は、町で施工を行いますが、合致しない場合は、業者負担により既設管まで接続するよう指導しております。既設管の埋設深さが浅く、自然流下で接続できない場合等は、高額なマンホールポンプなどの負担が大きくなるため、浄化槽も可能と指導しております。  二つ目は、認可区域外の開発計画を踏まえ、計画地を認可区域に組み入れた後に、町が施工することは可能かとの御質問ですが、認可区域への編入協議だけでなく、国の補助金を受けるため、年次計画や実施計画などの協議が必要となります。補助金協議が認められた段階で予算要求できることになり、要望の翌年度に補助金の内示を受けて工事実施となります。  以上のとおり、開発計画に合わせて、町が下水管を施工することは可能ですが、造成工事着手まで数年の準備期間を持って進める必要があるため、民間の開発スケジュールとの調整が難しいと考えます。  三つ目は、特区における開発に下水道整備が追いつかない現状をどう捉えているのかとの御質問です。特区の条例が施行されるまでは、他の市街化調整区域と同じですので、ほとんどが認可区域に含まれておりませんでした。その後、平成22年度と平成29年度に行われた奈良県の都市計画大和川流域下水道計画の見直しで認可区域への編入を行っており、特に平成29年度は、認可区域の大がかりな見直しがありましたので、特区での具体的な宅地開発や接続需要を設定して、可能な限り認可区域に編入しております。編入した区域の主要な管路は、国の補助金を受けて順次整備を進める計画としています。現状は、先にお答えしたように、既存集落の整備を優先しておりますが、今後、国への補助金要望を積極的に行い整備を進めてまいります。  また、奈良県下水道課の広陵町下水道計画についての見解としましては、特区の有無にかかわらず、広陵町の意向を尊重したいということですので、次回、令和6年度に行われる都市計画大和川流域下水道計画の見直しに際しても、町の実情に応じた見直しが行えるよう、県と協議してまいります。  2番目の町道南22号線の生徒通学路の安全確保についての御質問です。  町道南22号線の役場庁舎東側の水路約80メートルのふたがけによる歩道整備は、平成26年度から平成28年度にかけて実施しております。役場前交差点は、5つの道路が交差する5差路の交差点で、通勤・通学時の交通量が大変多くなっています。しかしながら、南郷集落からつながる町道の南郷11号線は、西側の水路をふたがけした歩道が歩行者自転車のたまりスペースとして歩道がありますが、反対側の北側からつながる町道南22号線は、西側の水路がづたがけされておらず、交差点を横断する自転車や歩行者のたまりスペースがないため、自転車、歩行者は、車道と水路の間の狭い路肩を通行しなければならず、安全に交差点を横断できませんでした。このため、北側の水路にもふたがけして、自転車、歩行者のスペースを確保するため計画実施したものです。  施工区間の設定は、役場の出入り口の前後での自転車、歩行者の安全な待機スペースも確保しなければならないことから、北側の出入り口までを施工区間として、平成26年度に測量・設計を行い、平成27年度、平成28年度の2年間で工事を行いました。  当工事期間中の平成28年11月6日に、自転車の水路転落による死亡事故が発生しました。まことに遺憾なことではありましたが、これを契機に水路整備をしたものではないことは、御理解いただけると存じます。  南22号線は、多くの中学生が自転車通学で通行するにもかかわらず、自転車歩行者道がないことから、役場から北側の水路についてもふたがけを行い、自転車、歩行者道として整備をすべきではないかとの御提案をいただきました。御要望の区間では、役場北側に開発された住宅地の分譲が進んだことで、役場方面への歩行者の通行や開発道路を出入りする車両の増加など課題も生じておりますので、歩行者や通学路の安全確保に向けた対策は必要と考えております。  今後、役場から北側の水路ふたがけによる歩道整備について、地元南郷区と水路管理者であります瀬南土地改良区と十分協議して検討してまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(奥本隆一君) 自席からの2回目の質問を許します。  笹井議員! ○12番(笹井由明君) 御答弁ありがとうございました。  いわゆる特区でございますけれども、県の公式ホームのページで確認してまいりますと、平成18年7月、そして平成23年5月、そして平成24年3月、いわゆる、広陵町内で12区域の指定がなされているわけですが、これによって住宅開発が進み、広陵町でも県下でも数少ない人口増加のまちとなっておるわけでございます。また、こうしたことが人口3万5,000人を維持していこうとする、いわゆる地方創生、まち・ひと・しごと、そういった地方創生の観点からも、まちの政策的な一つであるというふうにも考えておるわけです。  こうしたことから、特区によりましては、全町的に住宅開発が進んでおるわけですけれども、中でも、南郷の地区を一つ取り上げてみたいというふうに思いますが、指定されました平成24年の3月に、南郷の世帯数は614戸、人口が1,696人、令和2年1月末では、世帯数が812戸、人口2,111人となってきております。この8年間で世帯数で198戸、人口で415人の増加をしているところでございます。こうした指定区域内の住宅開発による増加を急激にと見るか、順調にと見るかは別として、私は、これの開発に下水道事業認可区域内の整備済みのところは、敷設をして問題ないとしていながらも、管路の整備が追いつかない地区があるとするならば、これを今答弁いただきましたように、地域からの要望の強い既存集落で未整備の箇所を優先して進めているということですよね。だとすれば、開発による建設戸数、あるいはまた規模、立地条件、こういったものは、それぞれ違うわけですので、セクなら、既設管までの工事について、業者負担、あるいは個々の摂氏負担なる指導がなされておるように思うわけでございます。当然その管路は、開発業者、あるいは個人にしても、完成すれば町に無償移管されるということになってございますので、先に自費を投入して建設された家、そしてまた、その後に手前のほうで建設された、こういった家については、既に移管された管を使用して、そしてつながれますので、そうした先に投資をした方からのトラブルの事象も承知しているところでございます。  そうした、いわゆる敷設のために自費を投入された、そういったことは起こらないような、一つ事前の説明、こういったことについては、今どのような対策を練っておられるか、まず1点、それをお聞きしたいというふうに思います。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 町長の答弁にもございましたように、特区については、開発の動向を見ながら、平成18年に特区ができてから、できるだけ認可区域内に含めるように進めさせていただいております。おっしゃるように、その認可区域に入ったところについては、計画に先んじて開発計画に先んじて、管路が整備できていれば、開発業者さん、それから個人の方も便利に利用できるということになるんですけれども、なかなか事業化というところでは、先に入れるというのは難しい部分がございまして、今、管路が老朽化している中で、特に真美ヶ丘などは、建設後、かなりの年数がたっておりまして、今、毎年計画に基づいて管路にカメラを入れて状況調査しているところで、今後、維持管理の費用がどんどんかかってくるという状況の中で、開発を見込んで、先に入れるというのはなかなか難しいというのが現状で、事業実施についても、採択についても難しい部分があるという状況ではございます。しかしながら、個人の方に負担をかけるというのも難しい問題があると思いますので、できるだけ対応できるように、情報を得ながら、計画的に進めていきたいと考えています。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 笹井議員! ○12番(笹井由明君) そしたら、次に特区の中でも、認可区域外の開発計画、これがあるとすれば、計画地を認可区域に組み入れて、そして協議の後に年次計画、そして実施計画、そして内示、そして予算、そして実施となるわけですから、補助採択まで相当期間が要するというふうに思われます。となると、当然民間スケジュールとは合わない。そして管路の迎えまで待てない、そうした時期に浄化槽を設置しなさいと、こういう指導がなされておるというふうにも思うんですけれども、当然、浄化槽を設置した場合については、地域の水利組合に、いわゆる放流許可をとってくださいというふうなことになるわけですから、下水道整備100%にいち早く取り組む広陵町には、いまだ浄化槽、合併浄化槽を設置するような、そういった指導、開発については、相当残念に思うわけですけれども、これはやむを得ないというふうな状況なのか、そしてまた、ちなみに役場北側、今、開発分譲がされました。これは、下水道がどうなっているんでしょうか。もし、そうした開発で浄化槽の設置した後に、下水道整備が後追いで管路が設置された場合、その住宅についての接続はどのようになっていくのか、そういったことを少しお教えていただきたいというふうに思います。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 未認可区域の事業については、教えていただいたとおり、業者さんから話がありましたら、事後の随時編入という形で編入できないかということで、内諾というか、いただいて、次の年次の見直しで編入という形で事前に着工させていただけるというふうに手続がございますので、その形でやらせていただくことになるんですけれども、なかなか認可のエリアを設定するのに、認可に入れてすぐ張りつくのと、どういう計画なのということで、かなり詳しく事業計画を求められ、計画人口、処理汚水量、そういった部分も細かに設計しなければなりませんので、そういった部分で日数がかかるということで、町長答弁申しましたような状況になってしまうということになってございます。これについても、できるだけ早く情報を得られれば、前倒しで処理していけるんで、そういう形の情報収集については、積極的にやりたいなと思っております。  南郷の北側の開発区域については、下水道で受けております浄化槽ではないんで、入れさせていただいているという状況でございます。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 笹井議員! ○12番(笹井由明君) お話を聞いておりましたら、やはり下水道整備が完了の後に開発がされるべき、そういったことについての考え方は少し邪道ではないかなというふうにも思っておるわけですけれども、やはり事前にそういう下水道を整備するのが非常に難しいというふうな面もわかるわけですけれども、特区このものの、いわゆる指定に関する下水道との関連性において、この特区がそうした下水道の整備をしにくくしておるというのがデメリットと考えるのが認識誤りかどうかというふうなことについてもお教えいただきたいというふうに思います。  それから加えて、従前から農業振興地域においても、いわゆる特区の線上の隣のレンバタ、こういったことについても、特区指定の拡大要望もあるというふうな声もあるんですけれども、こうした要望の声には、どのように対処していかれるか、どのようにお考えか、そういったことについても、少し教えていただきたいというふうに思います。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 特区に隣接する農振区域について、拡大の検討ができないのかということなんですけれども、特区につきましては、従来、既存の集落の周りに木造住宅、あるいは軽量鉄骨の2階建てまでの住宅が建てられるようにすることで、その集落エリアの活性化を目指すということが目的で、農家住宅等の建設、そういった後継者の建設といった部分も緩和できるということで、規制緩和の一貫の中で認められたエリアだと考えております。その中で、広陵町のエリアの特区のエリアというのは、かなり広い面積を設定しています。今おっしゃったように、農用地を除いたエリアほとんどが特区に指定されているという状況の中で、ちょっと使い方について、県からいろいろ言われている部分があります。そういう特区というのは、結局は、第一種低層住居地域に指定しているようなもので、第二の市街化区域になっとるわけなんですけれども、今おっしゃった下水道の計画についても、もともと市街化区域については、下水等、下水道の認可の計画、管路の計画というのは、整合をとってつくっていたわけなんですけれども、後から追加で認められた特区については、全体構想の中では、ちょっと外れたところにあるということがあって、下水道計画上もちょっとつなぎにくいところにあるという地域もございます。南郷のように、集落の周りに広げているというところであれば、幹線につなぎやすいんですけれども、一部、集落がちょっと離れたところになっているところについては、迎えにいく距離が非常に長くなったりして、整備効率という部分では、当初の計画との整合性の部分で難しい部分があったりしますので、そういう部分で、下水道の計画もなかなかうまくいかない部分もある。  それから当初、特区をつくったときのエリア的には、少し大きく取り過ぎたんじゃないかという指摘も県のほうからいただいていまして、今、拡大の方向はあるのかという御質問やったと思うんですけれども、その面については、やや厳しいのかな。逆に縮小したらどうかという意見も言われている部分もございますので、現状としては、現時点で状況をもう一度整理して考え直す必要があるんじゃないかなと。そういう意味で、今の都市計画マスタープラン、県が策定されているんですけれども、その中一定方向が示されるのではないかなと考えているところです。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 笹井議員! ○12番(笹井由明君) 答弁の中で、県の見解として、下水道計画においては、町の意向を尊重したいというのはわかるんでございますけれども、私は、特区の指定を要望したのは町であって、そして許可されたのは県であって、そして下水道整備が追いつかない実態について、また、特区の指定の追加要望に対して、県の見解を聞きたいというふうに思ったわけですが、今、理事のほうから答弁をいただきましたんですけれども、町長、その辺につきまして、知事は、特区の現況について、どんな認識でおられるのか、あるいはまたどんな話をされていたことがあったかというふうなところにつきましても、お聞かせいただきたいなというふうに思います。
     そうした中で、特区を簡単に地域を拡大してほしいという住民の声に対しては、どういうふうに説明をしていけばいいのかなというのは、私自身が地域のところで帰って、耕作をもう断念して、特区にしてほしいというふうな簡単な、安易な考えでおられる住民の方も、農家の方もおられますので、その辺うまく指導するには、どういうふうな指導の仕方があろうかなと、そういう指導の方法についても、ちょっと御教示いただきたいなというふうに思いますけれども、町長、いかがですか。 ○議長(奥本隆一君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) この特区制度を導入した当初から、もちろん希望したのは町でもございますし、認めるのは県でございますので、県で認めていただいていながら、少しやり過ぎではないかという意見をもともと当初からもらっております。県のほうでは、やはり都市計画法のいわゆる規制緩和、先ほど理事が申し上げたような目的でされているものでございまして、既存集落の住宅が50戸以上連担している地域の周辺の調整区域で、いわゆる白地で農用地でないところのみ指定するということでしたので、その要件に当てはまるところ全て広陵町は特区に指定しているわけでございます。下水道の整備が追いつかない部分まで指定してあるということもございまして、いろいろトラブルのもとになっているということでございます。  また、農地が住宅に変わりますと、治水の問題も出てまいりますので、以前も議会で御指摘いただいたところもあるわけでございますが、やはり県の方針としては、これ以上拡大は認めない。縮小を考えよということでございます。ただ、特区として指定されておりますので、これから県とどういう協議をしていくのかということになるわけでございますが、やはり社会資本整備が十分できている部分は、住宅が建っても問題がないわけでございますので、そういう環境にないところは、開発も控えていただくということが必要ではないかというふうにも思います。まして、これ以上広げるということについては、できないと明確におっしゃっていただいたほうがいいというふうに町としては考えておりますので、そのようにお伝えいただければ幸いでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(奥本隆一君) 笹井議員! ○12番(笹井由明君) ありがとうございました。認識いたしました。  今後、そうしたことから、下水道整備事業、積極的な推進に期待をして、次に移りたいというふうに思います。  水路整備のことでございますが、通学路の整備のことでございますけれども、時として、整備計画の中で転落事故があったというふうなことであったから、水路整備を緊急に実施したと思っておらないわけでございますけれども、中学生の通学路、かねてから危険を伴う道路であるというふうなことで、安全対策を講じてほしいというのは要望があることも承知していただいておるというふうに思います。特に、登校時は、西側、いわゆる左側でございますけれども、水路側を走行いたしますので、当然1列走行ということで、学校のほうも指導がなされておるというふうにも思いますけれども、ややもすれば、2列走行で車と接触するというふうな事故もあっては大変でございますし、そういったときに水路に転落、大きな事故につながらないというふうなことも危惧するところもでございます。対面2車線といえども、歩道がないために、かなり狭隘なところを通学する生徒がおるわけでございますので、何としても、水路を歩道的に使えるような工夫をしていただきたいというふうに考えるところでございます。  現況では、住宅開発が流れた、その今言っております南郷の北側の住宅区域には、進入路として、もう広くなっておるわけですけれども、まずは役場の北出入り口から、その住宅開発による分譲されたその間については、まだ水路がふたをされていないという状況でありますので、早急な対策をお願いしたいなというふうに思うわけでございます。対策を講じなければいけないという御答弁をいただいておるんですけれども、時期的には、どういう計画をお持ちなのか、少し時期的なことをお示しいただきたいというふうに思います。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 水路のふたがけによる歩道整備ではございますけれども、水路自身は、町の管理ですけれども、瀬南土地改良区さんで管理されている部分もございますので、町だけで判断して、ふたをするというのはできないという状況でございます。ですんで、協議しながら、できるところから進めていきたいなというふうに考えております。  水路自身は、役場から古寺の信号ございますけれども、そこまで約650メートルございます。そのうち、西側に水路があるのが210メートルぐらいで、3分の1ぐらいです。水路が役場から行って、古寺のほう行って210メートル、そこから200メートルぐらいは、かなり道幅が広くなってございますので、全体として見たときに、この210メートルもふたできれば一番理想なんですけれども、管理上の問題もございますので、やはり水利組合さんと協議しながら、順次計画を立てて進めていきたいと思います。まずは、今開発できました開発道路までの区間、約50メートルほどありますけれども、そちらについて、水利さんと相談させていただきたいと思いますけれども、井手が2カ所ほどございますので、そういった部分をどういうふうな処理をするのがいいのかといった部分等、御理解いただくためには、いろいろな検討も必要だと思いますので、順次協議させていただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 笹井議員! ○12番(笹井由明君) まさに、南郷から古寺に通ずる区間でございます。瀬南土地改良区、いわゆる水利の協議会、あるいは理事会との協議を経て、そして相談しなければいけないというふうに思っておるわけです。私も、瀬南土地改良区の事務局を仰せつかっておる者なんで、その辺についての取り次ぎなり、相談しやすい、その場面をつくりますので、どうぞひとつよろしく、早々にそういった相談の場を設けていただきたいというふうに思います。  以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(奥本隆一君) 以上で、笹井議員の一般質問は終了しました。  暫時休憩いたします。     (P.M. 2:30休憩)     (P.M. 2:39再開) ○議長(奥本隆一君) 休憩を解き、再開いたします。  次に、吉村眞弓美議員の発言を許します。  4番、吉村眞弓美議員! ○4番(吉村眞弓美君) 議席番号4番、吉村眞弓美でございます。ただいま議長のお許しをいただきましたので、一般質問の項目を読み上げさせていただきます。  質問事項1、広陵町・SDGs未来都市計画について。  広陵町は、昨年、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けたすぐれた取り組みを行う都市として、全国31都市のSDGs未来都市の一つに選定されました。その後、SDGs未来都市計画が策定されましたが、現在の進捗状況をお伺いいたします。スピード感を持った御答弁をよろしくお願いいたします。  質問事項2、チャイムの対応について(西小学校)。  先日、3階のチャイムが聞こえにくいとのお声をいただき、教育委員会にお知らせをしたところ、早急に対応をいただき、業者による点検が行われました。結果を校長先生にお伺いしたところ、「異常はない」との回答だったそうです。しかしながら、この状態は、校長先生が昨年赴任されたときには既に聞こえにくく、業者に頼んで点検をしてもらわれたようです。結果は、今と同じく「異常なし」ということだったそうです。聞こえにくいという認識は、先生方も共通してお持ちだと伺っております。原因がわからないからと、このままではいけないと考えますがいかがでしょうか。  以上2問です。よろしくお願いいたします。 ○議長(奥本隆一君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 吉村眞弓美議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  広陵町は、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けたすぐれた取り組みを行う都市として、全国31都市の「SDGs未来都市」の一つに選定され、令和元年7月1日に総理大臣官邸で行われた選定証授与式において、安倍内閣総理大臣から選定証が授与されました。前年度の選定自治体を含め、現在60の自治体がSDGs未来都市に選定されております。  広陵町のSDGs未来都市計画は、RESAS分析に基づく広陵町の経済循環構造の改善を目指すこととし、3月2日に立ち上げた経済・農業・観光を包括的に事業領域とする地域商社「広陵町産業総合振興機構(なりわい)」の産官学・連携による安全・安心で住み続けたくなるまちづくり」の取り組みを初め、当町の実施する各事業をSDGsの理念と結びつけ、当町のSDGsの取り組みを国内はもとより、世界にも発信しつつ、持続可能なまちづくりとして取り組んでまいります。  なお、SDGs未来都市に選定されたことにより、地方創生推進交付金が1枠多く設けられている優遇措置を得ております。今後、広陵町のSDGsを具体的に推進していくために、この推進交付金の申請を行うこととし、その内容について検討しております。  また、住民の皆様への周知として、3月20日にシンポジウムを開催する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から中止とさせていただきました。状況を見て、来年度以降に住民の皆様への周知方法も検討してまいります。  推進交付金を申請するに当たり、広陵町のSDGs未来都市計画をより実効性のあるものにするために、現在の計画をブラッシュアップし、Society5.0の追加や新たな施策展開の検討など、より体系的に再整理する作業を行っております。  2番目は、教育長がお答え申し上げます。  私からは、以上です。 ○議長(奥本隆一君) 植村教育長! ○教育長(植村佳央君) 吉村眞弓美議員さんの西小学校におけるチャイムの対応についての御質問にお答えをさせていただきます。  西小学校のチャイムの件につきまして、お答えをさせていただきます。  経緯を申し上げますと、御質問の内容にもあるように、議員から知らせていただいた後、学校に状況確認を行いました。3階のチャイムが聞こえにくいとのことでしたが、常時3階のチャイムが聞こえにくいわけではなく、日によっても違いがあり、冬場に聞こえにくいことが多く、まれに1階と3階のチャイムが鳴らないことがあるという状況でした。すぐに放送設備業者による調査点検を行いましたが、業者が調査に入った当日は、チャイムが正常に聞こえている状態で、異常箇所が見つけられなかったとの報告でありました。  これらの事象の原因としては、放送設備を整備してから相当の年月が経過しており、老朽化していることの可能性が高いとのことでした。一連の報告から、教育委員会といたしましても、放送設備は万一の緊急時にも重要であり、早急な対応が必要ではないかと考えます。現時点までは実質的な弊害は発生していませんが、このままでよいとは考えておりません。ただ、老朽化した放送設備全般の整備を行うとなると、一定の期間を要し整備時期の検討が必要となりますが、極力早期に必要な範囲で放送設備の入れかえを行ってまいりたいと考えております。  なお、緊急放送設備につきましては、チャイムとは別設備となっており、聞こえにくいなどの状況はないことを教育委員会で確認をしておりますので、申し添えます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(奥本隆一君) 議席からの2回目の質問をお受けいたします。  4番、吉村眞弓美議員! ○4番(吉村眞弓美君) 御答弁ありがとうございました。  地方創生交付金の申請事業についてお聞きしようかと思ったんですけれども、現在検討中ということですので、こちらのほう早く進めていただきたいなと思います。  そこで、前回の一般質問で、私のほうからSDGsの推進にSociety5.0の質問をさせていただいた答弁で、SDGsの推進にSociety5.0の基礎部分を構築した上で進めていこうと考えているという御答弁をいただいたんですけれども、御答弁から3カ月たちましたが、もう少し具体的に、どういう構想をお持ちなのかお話しいただけますでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 中村まちづくり政策監! ○まちづくり政策監(中村賢一君) 昨年、内閣府に提出した計画では、Society5.0という表現がなしの状態で計画を出しておりました。その後、国がSociety5.0を推進を積極的に進めるということを受けまして、現在、うちの計画も少し修正して、Society5.0ということをちゃんと明記して推進するというを考えようということで、今ちょっと一部分修正を検討しているところでございます。  じゃあ、具体的にどういうことを検討するかというと、Society5.0の最近の技術の進捗といいますと、皆さんも御存じのように、5Gが近々導入されるとか、IT技術のビッグデータの解析だとか、非常に技術革新が激しく進展しております。それを踏まえて、広陵町で何ができるかということを検討しなきゃいけないと思っていまして、今柱で考えているのは、この広陵町に地域で地域Wi-Fiというのがあります。地域BWAという表現なんですけれども、地域限定でWi-Fiが使えるようになるということが制度としてございます。これは各自治体ごとに認可される制度でございます。これを広陵町の地域にWi-Fiの電波が飛ぶようになれば、ここにいる人は、このWi-Fiを使って、いろんなことができるようになるよねというのをちょっと考えようかなと。さらに5Gが出ますと、高速処理のデータが可能になりますので、例えば、河川への監視カメラを設置して、それがリアルタイムで処理をして、集中的に広陵町の中で分析をして、防災を事前に感知して、いろんな対策をとるとか、それから防災の発信も1カ所で操作をすれば、住民にいろんな形で、ワンボタンで通知がいろんな端末を使って発信できるようにするとか、それから防犯カメラをまちじゅうに設置すれば、いわゆる異常事態の発生だとか、防犯上の問題も解消するとか、それから例えば、さわやかホールの中にそういうことができれば、体が不自由な方が異常な向上をとったときに、すぐに感知ができると、いろんなことができるようになります。そのベースが多分地域BWA、地域Wi-Fiということがありますので、その導入の検討をしたいということで、今検討しているというのがSociety5.0の具体的な方向性ということでございます。 ○議長(奥本隆一君) 吉村議員! ○4番(吉村眞弓美君) そのようなお話であるならば、1枠分の事業は、それに充てられるのが自然な選択だなと思いますので、検討のほうよろしくお願いいたします。  Society5.0は、既存の枠や制約に縛られず、誰も想像力を発揮し、多様な価値を追求できる社会です。通信インフラが整備されれば、その先に広陵町における課題解決の糸口が大きく開かれます。例えば、先ほどおっしゃってくださっていたような防災無線が聞こえにくいとのお話はなくなりません。スマホやテレビから情報が提示されるということも考えられます。防災対策に河川等監視システムを構築し、道路状況や水門ゲートなどライブカメラで監視するなど、安全安心の取り組みが大きく前進します。  また、先ほどからもう大変な問題になっておりました公共交通の不満の声もなくなりません。そうすると、自動運転の導入を目指すことも可能となってきます。これを夢物語と捉えるか、よし実現するぞと決意するか、この違いが2030年の広陵町のあるべき姿に天地雲泥の差をつけることになると思います。SDGsに関する国連のホームページやロゴには、「17Goals to Transform Our World」との言葉が明記されています。これがSDGsの根本にある考え方です。日本語訳は、世界を変えるための17の目標となっていますが、Transform(トランスフォーム)という言葉は、単なるチェンジとは異なり、転換・変換、すっかり変わるというニュアンスがあります。今までの経済や社会が多くの面で行き詰まりを見せ、これまでの枠組みやルールの中では、問題解決が困難になっております。広陵町でも同じことが言えるのではないかと考えています。  今ちょうど一つお伺いしたいんですけれども、教育のほうで、インターネットのほうの環境整備がなされようとしているんですけれども、今、政策監のお話にありました5Gのほうの進めていくというところと一部似ているような気がいたすんですけれども、そういったところと一緒になって、7カ所インターネットの整備ができるわけですから、その辺を何か利用すれば、安くというか、大きく前に進まないのかなと、ふと思いましたので、そのあたりをいかがでしょう。 ○議長(奥本隆一君) 中村まちづくり政策監! ○まちづくり政策監(中村賢一君) 教育にも応用が可能でございます。基本的に、今話題になっている端末機を導入しようということで、先生の御負担が非常に高いというのがあります。もしこれが今言った地域BWAがやりますと、教える側は一人でも構いません。遠隔で一人が教えて、それを受ける側が一斉に受けるということが可能になりますし、その辺は、教育委員会も了知しておりますので、もしそういうことが進展すれば、そこも含めてやっていこうということは、今、教育長とも相談を始めたところなので、また具体的なところまでいっていないんですけれども、将来的には、そこまで含めて考えたらどうかということは考えているところでございます。 ○議長(奥本隆一君) 吉村議員! ○4番(吉村眞弓美君) 考え始めていただいているというところで、ぜひよろしくお願いします。そこでもう一番要になってくるのが、どういう体制づくりで進めていくかということになってくるかと思います。広陵町のほうでは、どういった体制づくり、また、人的配置も含めてお答えをお願いします。 ○議長(奥本隆一君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) ただいま体制づくり、人的配置の御質問を吉村議員からいただきましたので、まず、このSociety5.0の推進という意味では、ICTの推進室というのは、これはあくまでも仮称でございますけれども、そういった室を設けて、昨日御説明をさせていただきましたデジタル専門人材、その人材と、あと若手の職員を何名か配置しまして、そういったICTの推進を進めていくというようなところを現在検討中でございます。  それから、それ以外のSDGs全体の推進の体制のこともお聞きいただいているのかなと思います。今現在、取りまとめの担当課といたしましては、企画部企画政策課のほうで今回中心になりましたけれども、こういったセミナー等、シンポジウムも予定をさせていただいたところでございますけれども、やはりこのSDGsというのは、全ての部署の職員にかかわることではございますので、しっかりと職員の意識改革と行動改革を求めていきたいというふうに考えております。  それから、さまざまな、これからの推進交付金の申請を挙げていくわけですけれども、その際には、やはり個々のプロジェクトの所管というものをしっかりと決めた中で、そして、議員もおっしゃっていただいているように、やはり一つの課ではなかなか取り組めない課題というのが非常に多くなっていますので、そのあたりの部署間の連携を私ども企画部のほうがしっかりとると、そういう役割で、まずは中心となる事業の所管をしっかりと決める。それから、それに関係する部署の連携を企画部のほうでとっていくというような体制を実施していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 吉村議員! ○4番(吉村眞弓美君) 御答弁ありがとうございます。  お伺いしているんですけれども、本気度が伝わってこないんです。もう人的配置等、どういった体制をつくって進んでいくかによって、もう広陵町の2030年が決まってしまうとの思いが伝わってこないんです。もう本当に私は、準工もすごい大きな事業ですけれども、それ以上に大きな大きな大事な事業やと思っているんです。これが進めば広陵町が変わると思っていますので、この体制づくり、人的配置を真剣に考えていただきたいんです。もう本当に真剣に考えているようで考えていないような気がします。  認定こども園のつくるときにも、また、新清掃施設建設するときにも、広陵町はどうしたかというと、準備室をつくって進めていったんです。もう本気でこの大きな事業に取り組もうとしたときには、広陵町は、必ず準備室をつくって前に進めていっているんです。SDGsでも、すごい先ほど部長もおっしゃってくださったみたいに、いろんな部署と連携をとりながら進めていかないといけないので、でも、兼任ではやっていけないものだと思います。もうすごいいろんな夢を持った、いろんな発想ができる、いろんな人材が必ず職員さんの中にはいらっしゃいますので、そういった方たちを兼任ではなく、もうSDGsをおし進めるという準備室をつくって前に進めてください。 ○議長(奥本隆一君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) 吉村議員からは、かなり強く準備室のお話をいただいたところでございます。確かにおっしゃっていただいていますように、職員、特に若い職員では、夢を持った人材というのがかなり多くいるのも確かでございます。と申しますのは、先日も職員の昇格試験を実施いたしました。2級主事から3級主任への昇格試験であったわけですけれども、30歳前後ぐらいの若手の職員が全員で確か18名、SDGsにかかわる、推進できる施策を何か企画立案しなさいという課題を与えまして、プレゼンテーションをしたところでございます。その内容につきましては、当然、昇格試験でありましたので、私ども秘密にはしておるんですけれども、そういった内容を聞きつけたほかの若い職員からも、ぜひその内容を聞きたいというような声が上がりまして、実は、今月の末に、またそれも若い職員が企画をしてくれまして、発表会をしようということで、そのプレゼンテーションをした職員からも手が上がりまして、自分がやるということで。そういった動きも徐々にではあるんですが、出てきておるというところで、それにこたえられるような体制というのは、私どもとしても、しっかりと構築していきたいというふうに思っておりますので、何も動かないというか、響かないというようなものではありませんので、何とかそのあたりの若い職員の思いというのも実現できるような体制づくりに努めてまいりたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 吉村議員! ○4番(吉村眞弓美君) ありがとうございます。  何度も確認させていただきますけれども、兼任ではなく、そういった夢を持った若いメンバーを中心に準備室を立ち上げてください。よろしくお願いします。  次に、SDGsの項目13番目に、気候変動があります。広陵町の危機管理体制についてお伺いをいたします。  今、多くの住民のお声に上がっていますのは、新型コロナウイルスに対する不安のお声です。私のもとにも1件のお声が届きました。この方は、病気を抱えておられるため、常に清潔を保たなくてはいけない状態にありました。具体的に言えば、マスクと消毒液がなくてはなくては困る方でした。命にかかわると思い、町へ連絡したところ、すぐに対応していただき本当にありがとうございました。幸い、手持ちのマスクは底をついたわけではありませんでした。  ここでお伺いをいたします。  もし、同じ状況下でマスクや消毒液がないと訴えられたら、備蓄品を使用してでもお渡しするという行為に及んでおりましたでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 林田生活部長! ○危機管理監兼生活部長(林田哲男君) お答えさせていただきます。  災害時というとらえ方をすれば、個々の対応もしなければならないのかなと。そのために役場としては備蓄をしておりますので、緊急度合いによって、やっぱり個々の対応になるかなと。ただ、一律に不足しているからとか、こういう環境の人やから分けてほしいとか、そういったことは、やっぱり個々の対応でお願いすることだとは思います。しかし、先ほど言いましたように、緊急性でどうしてもやむを得ないということであれば、人の生命がかかってくるようなこともございますので、それは対応するべきだというふうに考えております。 ○議長(奥本隆一君) 吉村議員! ○4番(吉村眞弓美君) 今は、このコロナウイルスに対して、緊急時だとの認識でしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 林田生活部長! ○危機管理監兼生活部長(林田哲男君) 町の体制としては、いろいろと対策はとらせていただいております。ただ、今議員がおっしゃる緊急かというのは、まだそこには。奈良県全体的にそういう状況には至っていないので、広陵町もそういうような考え方で今はおります。ただ、国の要請とか、いろんな県からの指導もありまして、それには従っていっている状態でございます。 ○議長(奥本隆一君) 吉村議員! ○4番(吉村眞弓美君) ありがとうございます。  先ほどのお答え、命にかかわることあるならば、個々の対応もというお答えをいただけて本当によかったと思います。平等と公平の言葉のもとに、断りますというお返事が返ってきたらどう答えようかなと思っておりましたので、よかったです。  では、引き続き質問させていただきます。  では、さわやかホールの電話口に誰が出ても事情をよく聞き、同じその状況によって判断をしていただけますでしょうか。人によって違う答えが返ってくるということはないでしょうか。病気を抱えておられる方で、マスクと消毒液が必要な方なんです。マスクと消毒液が底をつきました。今たまたま危機管理監に伝えたので、命にかかわることなら、備蓄品を手渡すということもあり得るというお答えをいただいたんですけれども、住民の方は、電話をかけてこられるので、誰が電話に出るかというのは、さまざまやと思うんです。そうしたときに、さわやかホールに電話をぱんってかけられたときに、出られた職員さんが危機管理監と同じ対応をしてくださるのか、それとも公務員の立場に立って断られるということもあるのかどうか、そのあたりはどうなんでしょう。 ○議長(奥本隆一君) 北橋福祉部長! ○福祉部長(北橋美智代君) 済みません。そういう事例があったんでしょうか。今の想定ということでよろしいでしょうか。今、危機管理監が申し上げたのは、町としての対応でございますので、町として統一を図らせていただいて、同じ対応をさせていただくということでよろしいでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 吉村議員! ○4番(吉村眞弓美君) では、人によって対応が変わるということはないということで認識をしておきます。  今回のウイルス対応についてなんですけれども、2月28日に情報発信のホームページを作成しましたという御報告をいただきました。このことについても一言申し上げたいんですけれども、住民の皆様は、もう本当に充実した情報発信というものを待ち望んでおられたんです。もう今のこういう時期なので、いろんな住民の方と会う機会が多いので、いろんな話をいたします。もう本当に具体的な情報というものを求めておられるんです。待ち望んでおられたんです。私も複数の方から何も具体的な情報が伝わってこないというような御意見をいただいたのも事実です。その上で、ホームページの開設が広陵町では、日にちを見ると2月28日、また説明いただいたのも確か2月28日だったと思うんですけれども、もうこれでは遅過ぎると思うんです。もうコロナウイルスについて、町としての対応策をもちろん話し合われたと思いますけれども、町として、この対策どうするかということを話し合われたときに、やっぱりホームページに取りかかるべきだったのではないかと思いますけれども、遅過ぎる対応と感じていますが、いかがでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 北橋福祉部長!
    ○福祉部長(北橋美智代君) 2月28日にホームページ確認していただいていると思うんですけれども、その以前に載せさせていただきましてあるのは、簡単な国からの情報等を載せさせてはいただいていたんです。それをトップページからすぐにそのところにいけるというふうに載せかえさせていただいて、ほかの情報を入れさせていただいたのが28日ということで、それ以前にもちょっと入れさせてはいただいております。  それと、この感染症の話が出まして、情報というのはなかなか国もほうからもおりてこないというか、おりてくるというので、報道と同じような情報源しかなかなかないというのも市町村では苦しいところなんですが、その前に、新型インフルエンザというのがあったときに、対策の行動計画というのをつくらせていただいております。そのときに、これについては、全然指導というか、何もないままに終わっておりますので、この計画を再確認させていただくという意味で、前回2月4日に部課長会がございまして、その部課長会の後で、この内容につきまして、全て部課長が確認をさせていただいたところでございます。それで、対応については、その都度、経営会議等を開かせていただいて、協議をさせていただいているという状況でございます。 ○議長(奥本隆一君) 吉村議員! ○4番(吉村眞弓美君) 今回のホームページの中身を見せていただいても、広陵町の相談窓口というところが載っていないんです。対策を検討されたら、県の確かに電話番号とか相談窓口は載っているんですけれども、広陵町のここかけて、住民の方の相談窓口どこそこで、番号はこことかっていうのが載っていないというのは、私にしたら、私がもし住民だったら、すごいやっぱり不安なんです。広陵町でそういう窓口がないということがね。窓口設定ということを載せるというのは難しいことなんでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 北橋福祉部長! ○福祉部長(北橋美智代君) コロナウイルスにかかられたとかいう件につきましては、なかなか市町村で対応が難しい部分というのは出ております。現在、奈良県で発生しているのは、一番最初に発生しましたお一人、それ以降の発生については、今現在ないという状況でもございます。あと、クルーズ船の下船された方がどこの市町村におられるのかということも県からも情報が入らないような状況でございますので、市町村がそれに対応するというのは、なかなか難しいというのが今の状況でございます。ただ、それに対応して、町のほうで学校の休業でありますとか、いろんな対応というのは、個々に対応はさせていただいているということでございます。 ○議長(奥本隆一君) 吉村議員! ○4番(吉村眞弓美君) どうして、その相談窓口の開設、開設ってこだわるのかといいますと、もちろん、先ほど述べましたように、住民の皆様から問い合わせ、もちろん広陵町にかかってくると思います。そうしたときに、適切な対応がなされることに、回答をいただけることによって、住民の方は安心するんです。その受け答えだけで安心されるんです。それで、その受け答えを間違ってしまうと、不安をあおって、不信を抱かせてしまうんです。それほど電話のやりとりというのは大切だと思っております。  また、初めにお伺いしたように、個人の状況をよく聞いてあげていただいて、判断していただくということも、特化した窓口があったら、同じ職員の方が対応できていくと思うんです。いろんな方が対応するんじゃなくて、質にむらがなくなってくると思うんです。それで、より特化した相談窓口であるために、対応が可能となってくる、そう考えたときに、広陵町でも、やっぱりこういった、私は、緊急時だと思っているんですね。もうこれだけ住民の方からお声が上がる、不安の声が聞こえてくるというのは、やっぱり緊急時だと思うんです。そうしたときに、やっぱり対応策を考えられたときに、ホームページもしっかり立ち上げていただくと同時に、広陵町での相談窓口も立ち上げる。そういったことが当然なことではないかと考えております。 ○議長(奥本隆一君) 北橋福祉部長! ○福祉部長(北橋美智代君) おっしゃっていただいておるのは、重々理解はできるところでございますが、なかなかその専用の窓口を置かせていただいて、こういうふうに対応してくださいというところが、なかなか情報としてあらわれない部分もありますので、県のほうにつながせていただくというところになってしまうところもございます。ただ、職員を必ず一人置いてというところもございますが、保健推進課のほうにお電話をいただけたら、対応をさせていただけるように整備をさせていただきます。 ○議長(奥本隆一君) 吉村議員! ○4番(吉村眞弓美君) 保健推進課が窓口だったら、それを載せていただいたらいいんです。保健推進課の方が、同じ思いを持って、電話をとってくださったらいいんです。何も高い知識を住民の方に伝える必要はないんです。それは、奈良県のほうに問い合わせていただくほうが専門的なことになるので、お電話番号を申し上げますので、こちらにかけてくださいとか、私が町で取り上げていただきたいのは、さっきから何遍も言うてるように、困ってはる住民さんの話をよく聞いてあげてほしいんです。それをどう対応していくかという振り分けは、広陵町でしかできないんですね。ウイルス対しての衛生的な、専門的な知識というのは、県につないだら、私もそれはそれでいいと思うんです。でも、不安を持ってかけてこられる住民の方の対応というのは、やっぱり広陵町でないと、奈良県ではできないと思うんです。なので、やはり今おっしゃってくださっていた課でいいんですよ。そこを窓口にということをアップしていただいて、職員の質を、受け答えのレベルを同じにしといてほしいというお願いです。 ○議長(奥本隆一君) 北橋福祉部長! ○福祉部長(北橋美智代君) わかりました。そのように対応のほうさせていただきます。保健推進課のほうでも、いろいろほかの対応とかでしているところもございますが、十分に意識を統一させていただいて、させていただきます。  ホームページのほうで、一番最後に、多分お問い合わせというか、けんこう推進課のほうになっておりますので、そちらのほうへお問い合わせいただければというふうに思いますので、いろいろと相談のほう受けさせていただきます。 ○議長(奥本隆一君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) このコロナウイルスの問題が出た当初から、私、危機管理課と危機管理監、それから保健福祉のほうに対策本部、新型インフルエンザの対策本部の規定がございますので、それに準じて対策本部を開けということで、もう早くに準備、会議も重ねてございます。ただ、情報発信が十分に住民の皆さんに伝わっていないところを御指摘いただいておりますので、そのあたりはしっかり、情報発信が下手くそなのが広陵町というふうに私も認識しておりますので、しっかり情報を出すようにというのは、常に申し上げております。担当も徐々にその意識を高めてくれていると思いますので、職員が親切丁寧に対応する、これはコミュニケーション能力向上が欠かせませんので、そういったところを常に申し上げておりますが、不十分な点は、また御指摘いただけたらと思います。 ○議長(奥本隆一君) 吉村議員! ○4番(吉村眞弓美君) ありがとうございます。  広陵町には、病気を抱え大変な思いをしておられる方や妊婦さん、高齢者さん、健康に十分気をつけないといけない方々が数多くいらっしゃいます。そうしたときに、マスクや消毒液がスーパーの陳列台に並ばなくなり、不安ばかりが増し、助けを行政へと求めてこられます。これは当然なことと思っております。今回の具体例を考慮し、マスクや消毒液といった備蓄数を団体を対象にした数字だけではなく、次にこういったことが起こったときに、個別に相談に乗っていただけるときに、これは緊急だと判断したときに分けてあげれるだけの対応数も考慮いただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 林田生活部長! ○危機管理監兼生活部長(林田哲男君) 先ほど答弁させていただいたように、基本はやっぱり個々の対応でお願いするしかないのかなというふうに思います。ただ、こういうふうに感染が拡大していくというか、広域にわたる場合は、そういう個々の対応も難しいところも出てくるかなとは思いますので、今備蓄しているものプラスアルファで備蓄も考えていかなければいけないのかなというふうに私は思いますので、そのように、次年度からは備蓄をしていくように、また心がけていきたいと思います。  もう1点、先ほどから、さわやかホール、けんこう推進課の案内とかいう話なんですが、ホームページの新型コロナウイルスのところをクリックしていただくと、右側にお問い合わせ先というのが、さわやかホールのけんこう推進課というふうに入っておりますので、また、その紹介もしていただければありがたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(奥本隆一君) 吉村議員! ○4番(吉村眞弓美君) それはわかっているんです。済みません、部長。ホームページの中に、広陵町の相談窓口として載っけてほしいんです。それと、今、備蓄品もプラスアルファとおっしゃっていただいたので、それが回答かと思うんですけれども、私が数字をお聞きしたときに、マスクは数千枚、これ何十枚かずつ単位にして、大変な方に渡したら、もうあっという間になくなってしまいます。消毒液はどうなっているんですかと言いましたら、イベントのときとか、団体として何か使用されるときにお渡しをしないといけないので、そういった対象の方の数だけしか広陵町には在庫がないとおっしゃっていましたので、かなり少ない数字なんじゃないかなと思っておりますので、かなりのプラスアルファをお願いしないといけないかなと思うんですけれども、よろしくお願いします。 ○議長(奥本隆一君) 林田生活部長! ○危機管理監兼生活部長(林田哲男君) 町が備蓄しておりますのは、災害時に避難所で使用するという考え方で備蓄をしておりますので、どうしてもそういった数が限られていくのかなと思います。  もう1点、さわやかホールのほうで備蓄されているのは、先ほど北橋部長も申しましたように、それを対応する者に対する、者というのは人ですね。そういう人々に対する備蓄を備えておりますので、専門的にそれに対応する職員、また関係団体の人らのための備蓄でございますので、あと避難所で、そういった対応をしていくのには、今持っている分では足りないのかなという気もしますので、それはまたふやしていく計画も立てたいと思います。 ○議長(奥本隆一君) 吉村議員! ○4番(吉村眞弓美君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  もう今まさに、具体例として、新型コロナウイルス感染症がありますので、それを分析しながら、広陵町における健康危機の特性を踏まえた広陵町における分野横断的な健康危機管理体制のあり方を検討していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  1問目は以上です。  2問目に移ります。  チャイムのことについてなんですけれども、先ほど1回目の御答弁をいただきましたときに、きちんと対応していただいておるようですので、この老朽化という部分がやはり原因なのではないかと、私もそういうふうに、推測ではありますけれども、思っております。この辺の対応をしっかりしていただいて、原因究明していただいて、対応していただけたらと思いますので、くれぐれもよろしくお願いいたします。 ○議長(奥本隆一君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 既存のものは、もう恐らくだめだと思います。入れかえをしたいと思います。教育委員会でも、現実にちょっと職員が行きまして、スピーカー向いているほうのところで聞くというのを学校だけはなしに、一緒にやらせていただきました。老朽化といいますか、経年劣化といいますか、これはもうだめだなという判断に至りましたので、できるだけ早く入れかえをさせていただくと、そういう方向をとらせていただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 以上で、吉村眞弓美議員の一般質問は終了しました。  次に、山村美咲子議員の発言を許します。  5番、山村議員! ○5番(山村美咲子君) 5番、山村美咲子でございます。ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして、御質問させていただきます。  皆様、本日は、3月3日おひな祭りであります。新型コロナウイルス情報によりまして、そのことはすっかりと皆様の頭からは飛んでおりますが、この広陵町議会でも4人のお姫様がおります。きょうは、本当に4人のお姫様全員が、きょうの一般質問に当たっております。女性の視点を大切にしながら、しっかりと住民の方に安心安全のまちづくりのために、またこれからも取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  私の質問事項1、野良猫による問題解決を目指して。  公明党がリードしてきた改正動物愛護管理法が2013年9月に施行されてから、全国の自治体での引き取り数や殺処分数が大きく減っています。改正動物愛護法は、飼い主や動物取扱業者に、動物を最後まで面倒を見る終生飼養の努力義務を課したほか、自治体に引き取り拒否の権限を与えたのが特徴であります。加えて、殺処分ゼロを自治体の目標とすることを盛り込んでおります。広陵町の取り組みをお伺いいたします。  質問事項2、安心・安全のまちづくりを。  1、被災者支援システムの進捗状況についてお聞きいたします。  2、「広陵町避難行動要支援者」避難支援プランは、誰一人置き去りにしないとの視点でよろしくお願いいたします。  質問事項3、放課後子ども育成教室の運営方法について。  先日の全員協議会で説明がありましたが、東小学校、西小学校では児童の増加に伴い、放課後子ども育成教室の申込者が多く、特に東小学校では場所の確保が困難な状態であることをお聞きいたしました。町として、今後どのように運営していくのか、方向性をしっかり検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  質問事項4、ICT教育環境整備についてです。  ICT化が特別な支援を必要とする子供たちが勉強していく上での困難を改善、克服するのに非常に役立つと考えておりますが、広陵町の考えはいかがでしょうか。  質問事項5、校区の選択制の実施を。  小学校の児童数に偏りが出ている現状であります。また、学校がすぐ近くにあるのに校区に縛られ、遠くの学校に行かなければいけない子供たちの通学の安全性を踏まえ、校区の見直しや選択制の導入をする必要があると思いますが、教育委員会の考えはいかがででしょうか。  以上で、1回目の質問を終わらせていただきます。 ○議長(奥本隆一君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 山村議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  1番目の野良猫による問題解決を目指してという御質問でございます。  野良猫による問題解決を目指しての本町の取り組みにつきましては、吉村裕之議員の飼い主のいない猫への対策についての答弁と重複いたしますが、動物を近づけさせない薬剤やグッズの提案、「野良猫に餌を与えないように」といった旨の啓発看板の設置を実施してまいりました。加えて、動物の終生飼養について、ホームページへの掲載による情報提供等を行うことにより普及啓発を推進しております。  また、飼い主のいない猫の繁殖の抑制を図る目的で県が行う「TNRモデル事業」に、令和2年度から参画するべく申請をいたしました。TNRとは、飼い主のいない猫を捕獲(トラップ)し、去勢・不妊手術(ニューター)を施し、もとの場所に戻す(リターン)でございます。TNRを実施することにより、地域住民の生活環境が損なわれる事態を削減することができ、また、殺処分数の削減にも直結すると考えております。  2番目の安心・安全のまちづくりをということについてでございます。  議員御質問の1番目、被災者支援システムの進捗状況につきましては、先行して導入されております桜井市へも視察を行い、システムの構築と計画の作成へ向けて、被災者支援システム全国サポートセンター長にも相談して進めておりますが、システム導入後の利活用に当たっては担当者だけに限らず、誰もが操作して利活用することができるようにすることが大切で、そのためにはしっかりとした業務継続計画が必要であることから、現在、全職員で計画づくりに取り組んでおります。  なお、計画を検証するための1回目の演習も今月に予定しており、必要に応じ計画の見直しを図りながら、システムの構築と活用を図ってまいる所存であります。  続きまして、二つ目の「広陵町避難行動要支援者避難支援プラン」につきましては、本町では、平成22年に「広陵町災害時要援護者避難支援プラン」を策定し、区長・自治会長や民生委員の協力のもと、個人情報の提供と個別支援計画書の作成に同意された方、いわゆる手上げ方式にてその意思確認をさせていただき「要援護者」の台帳登録を策定いたしました。幸いにも本町におきまして大きな災害がなく、実質的にその台帳が運用されることはなかったと認識しております。  今般、災害対策基本法の改正により、避難行動要支援者名簿の作成が義務づけられ、また、その作成に際し必要な個人情報を利用できることとされたことから、新たに広陵町災害時避難行動要支援者支援プランの策定に着手し、現在、最終チェックを行っているところであります。今後は、新たな支援プランに沿って福祉部局と防災部局が連携し、名簿に登録された災害時に自力で避難することが困難な避難行動要支援者に対する支援体制を構築し、実効性のあるものとして運用するよう努めてまいります。  3番目の放課後子ども育成教室の運営方法についての御質問でございます。  本町の放課後子ども育成教室は、親の就労にかかわらず、町内の小学校に在籍する全ての児童を対象に、安全、安心な拠点づくりとして適切な遊びと生活の場を与え、その健全な育成を図ることを目的として実施しております。  しかし、都市計画法指定区域(特区)による住宅開発が進み、女性の働き方も多様化したことにより、放課後子ども育成教室のニーズは増加し、平成29年4月現在480名程度利用であった放課後子ども育成教室は、令和2年4月申込者は600名まで増加しております。地域によっては、40名以上の待機が出ることから、放課後子ども育成教室を必要とする子供たちを待機児童にしないため、場所及び指導員の確保に向けた取り組みを進めております。  児童がなれ親しんだ学校で過ごすことは、安全面からも最適であるとの考えから、余裕教室等、学校内の施設を活用することとし、東小学校では、図書室を活用することにいたしました。飲食の問題や物品の置き場所等、学校とも調整を図り進めているところであります。また、学校内に余裕教室がない小学校については、既存の施設の活用を検討し、西小学校では、地元公民館を1年間お借りし、児童の居場所を確保いたしました。  今後におきましても、国が示す「新・放課後子ども総合プラン」にあるように、第一は、学校の余裕教室等の学校内施設の活用とし、その他の既存施設の活用を含め、しっかり検討してまいりたいと考えております。  また、放課後塾など放課後の子供の居場所を別につくることも選択肢の一つとして、教育委員会ともしっかり連携を図り、令和3年度に向けて検討してまいります。  あと2問については、教育長がお答え申し上げます。  私からは、以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 植村教育長! ○教育長(植村佳央君) 山村議員さんの4つ目のICT教育環境整備についての御質問にお答えをさせていただきます。  現状、学校で特別な支援を必要とする児童生徒への指導は、個別の障がいの特性に合わせた形で必要となる合理的配慮を検討し、指導に取り組んでいる状況です。ICTの活用は、この合理的配慮の一つの方法として有用であり、1CT技術の使用が必要な児童生徒に対しては、個別の指導計画に基づく中で、例えば、文字が読み取りにくい場合には、音声で認識できるようにしたり、読み書きの苦手な場合には、書き順を表示させたり、写真や動画などの視覚情報を活用したりと、視覚認知を機能させるためICTを活用して指導を行っているところであります。  このように、特別な支援を必要とする子供たち一人一人の教育ニーズに合わせた適切な教材などを活用することで、さまざまな困難を取り除いたり、減らしたりすることができます。ICTの活用は、そうした子供たちの可能性を広げるツールとして大きな役割を担うことになると考えています。  今後は、国のGIGAスクール構想の動向を注視しながら、特別な支援を必要とする児童生徒の指導に効果的なICT技術の活用についても積極的に研究してまいりたいと考えています。  5つ目の御質問、校区の選択制の実施をの質問にお答えをさせていただきます。  小学校区につきましては、宅地開発によって住宅が増加し、児童数が増加している校区や、地域の高齢化に伴って児童数が減少している校区など、地域により状況が変化していることと相まって、近い小学校に通えないという事象が生じていることも把握しております。  昨年の6月議会で吉村眞弓美議員から、校区の見直しに関する御質問の際にも答弁いたしましたが、現在の校区につきましては、道路や河川等の地理的状況や、地域社会がつくられてきた経緯や自治会、子ども会のコミュニティ等それぞれの地域の実態を踏まえて決定されたものです。校区制は、地域との連携が強く、地域の方々が登下校の見守りや地域ボランティアとして学校とのかかわりをもっていただき、地域全体で子供を育てることにつながっていると考えております。  選択制の導入については、通学距離が近い学校が選択できると子供の負担が減るといったことがある一方、登下校の安全対策への考え方、小学校区と中学校区の考え方など、整理すべき課題がたくさんあると考えており、どのような条件で選択が可能とするのかなどを、十分に検討する必要があります。今後、人口の増減を予測する中で、議員の御質問にあるとおり、校区制と選択制のメリットとデメリットをそれぞれ確認し、校区の変更や選択制などが必要か否かを関係機関と十分協議し、既存の概念にとらわれることなく、柔軟かつ慎重に検討する必要があるものと考えております。  また、このことに関しましては、短期間で実施できるものではありませんが、保護者や地域住民へのアンケート調査も視野に入れながら、子供たちにとって最善の環境をつくるとともに、健全な育成に向けて取り組んでまいりたいと考えるものでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(奥本隆一君) 2回目の質問を許します。  山村議員! ○5番(山村美咲子君) きのうも、本当に吉村裕之議員が、この野良猫対策については質問をされております。広陵町におきましても、TNR活動、取り組んでいただくという前向きな御答弁をいただき、ありがとうございます。  この中で、やはり地域住民の方の協力なしには、この活動というのはできないというのが現実であります。それを町として、どう取り組もうとされているでしょうか。ただ、広陵町として、こうやってTNR活動に手を上げましたよって、それを広報でお知らせするだけなのか、やはり町として、どういうふうにもっと取り組まなければいけないと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 林田生活部長! ○危機管理監兼生活部長(林田哲男君) ただいま一定の地域から御相談を受けているのが現状でございます。その地域の区長さん等とも協力依頼はかけなければいけないのかなというふうに思っております。あわせて、ボランティアですね。そういうボランティア活動をされておられる団体、そういった方々にも声かけをさせていただいて、我々と一緒に活動をしていただけるように働きかけていきたいと思います。 ○議長(奥本隆一君) 山村議員! ○5番(山村美咲子君) 私も真美ヶ丘のほうに熱心にこの活動に取り組まれる方にお会いさせていただきました。ですので、地域には、本当に見えないところでこういう活動を地道に活動していただいているという方がいるのが現実でございますので、ぜひとも、そうやって町と連携しながら、取り組みをしていただきたいと思います。やはり、そこには啓発、町としてのルールづくりと啓発活動が必要だと思います。それと、やはり動物基金を使われるわけですから、町の皆様、町民の皆様にも御協力、一般の方々にも御協力をいただかなければいけないと思いますが、それについてはいかがでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 林田生活部長! ○危機管理監兼生活部長(林田哲男君) 議員おっしゃるとおり、私どももそのような考え方でございます。まず、令和2年度に計画はしておる事業ですが、まず、奈良県の採択を受けなければできないということが前提になっております。その採択が受けられなかった場合について、また地域の方々、区長さんらとも相談はさせていきたいと思います。あわせて、今議員が真美ヶ丘でそういう活動家がおられるということですので、そういった情報も、また環境・安全安心課のほうにお知らせしていただければありがたいと思います。 ○議長(奥本隆一君) 山村議員! ○5番(山村美咲子君) 採択を受けられなかった場合の取り組みの一つです。大阪市におきましては、所有者不明猫適正管理推進事業として、大阪市独自でこの殺処分ゼロを目指す取り組みをされております。そこでルールづくりをされているんですけれども、1点目には、地域での合意形成と活動を円滑に進めるためのルールづくりということで、これは、市がお手伝いしますということで、この4番目にもあるんですけれども、地域にお住まいの方を含む3名以上で活動組織を編成していただく、そういう方々を募っていただく。そして、2番目には、不妊・去勢手術費用の一部負担をしております。オス・メスともに1匹当たり2,500円、ルールに基づいた街ねこ、大阪市は、街ねこと言っているんですね。地域猫というのが普通なんですが、大阪市は、街ねこということで、適正な飼育管理、えさの食べ残しの後片づけとふん尿の清掃の徹底というのも、そういう活動をされている方が責任を持って行うという、そこまで事業を進めておられます。ですので、やはりこれを当てはめて、町が何をすべきなのかということは、まずやはり、そういう活動に取り組む方々を募っていただく、まず、こういうのに手を上げました。そして募っていただく、そして、そういうルールづくりをつくる。そういう事業をまた展開していく方法もあるのではないかと思います。ここではやはり予算も要ります。広陵町におきましては、この避妊手術ですね。ずっとあったんですけれども、もう目的が終わったということで、そういう補助金もなくしたという経緯がございますので、また復活させるかどうかというのは、やはりこれの県の手を上げて、そうやって認められるかどうかにもかかっているのかなとは思いますが、そこまで独自でもしていくぞという意気込みはあるでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 林田生活部長! ○危機管理監兼生活部長(林田哲男君) 今の実態が、まだ一部の地域に限っております。そういったところから、奈良県の事業に参画して、実績を積みたいなという考えでございます。この地域猫がほかにも出てくるおそれも十分考えられますので、この奈良県の事業で実績を積んでから、補助事業という形になろうかなというふうに思いますので、まずは、令和2年度に採択されて、それで協力していただける方々を募って、まず1年間はやってみたいな。それからまた検討させていただきたいなと思います。 ○議長(奥本隆一君) 山村議員!
    ○5番(山村美咲子君) 部長、本当に一部の地域ではありません。町内各地でやはりこういう問題はあります。声を上げるか、上げていないかだけです。役場のほうにお声を届けているかどうかじゃなくて、今、私たち地域を回っておりますが、やはり野良猫対策でペットボトルに水を入れたのを庭に置いたり、また、こういう入ってこないようにということで、何かとげのあるようなものを置いたりとか、そういう対策をされている方、今先ほども雑談なんですけれども、堀川議員のところのお家でも、2回、天井で猫が出産してという、それが何年もあるそうです。やはりそういう声というのは、本当に聞いていただいたら多くございますので、やはり緊急性をもって、本当に悠長なことというか、まず採択されてからというのを前条件と思われていますが、現状は、町内各地で困っていらっしゃる方、また保護しようとする方がいてるというのは現実でありますので、よろしくお願いいたします。  奈良県がどういう取り組みをされているのかなというのを私もホームページで見させていただきました。もちろんTNR活動をされているんですが、ある方から、県民の声が届いていました。やはり困っているということに対しての回答の中で、奈良県の回答の中で、子供たちに身近な命に気づき、大切にしていく心を育むための啓発として、全国に先駆け、命の教育授業を実施、環境省にも取り上げられているということで、アニマルパークを訪れた子供たちに、そういう教育をしていただいているのかなと思います。広陵町も遠足でアニマルパークに行くという子供たちの声も聞いておりましたので、していただいているのかなと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 植村教育長! ○教育長(植村佳央君) 御質問にお答えさせていただきます。  ちょうど小学校のほうもアニマルパークのほうに実際2年生ぐらい行っております。県のほうでも、かつては、今は道徳の教科書は配付されていますけれども、それまでは副読本という形で、県のいわゆる読み物資料という形で、ずっとアニマルパークのことを取り上げているんですよね。そのこともずっと県のほうでも教育委員会のほうから、こういうことで命の教育をしてくださいというようなことをされています。私もアニマルパーク、多分四、五回は行っているんです。そういう中で、やっぱり殺処分している状況も見てきました。そういう中で、今、猫のほうもかなり引き取られて、あと次の飼い主さんに渡すためのいろんな訓練というか、させている状況も見てきましたけれども、本当にあそこ行くと、動物の命の大切さというのは十分わかります。やはり子供たちは、実際あの状況を見学して、帰ってきてから作文等に書くんですけれども、やっぱり行ってよかった。もっともっと動物というか、命を大切にしなきゃならないというような感想をよく書いておりましたので、そういう意味では、そのことも、まだこれからも、いわゆる全小学校は行っているわけではないんですよね。だから、その辺は、できるだけ行ってもらうようにはしていきたいなというふうに思っております。  以上です。 ○議長(奥本隆一君) 山村議員! ○5番(山村美咲子君) その地域猫とともに、やはり飼い主の飼われている猫に対するマナーというのもきちんと、やはり責務もこの動物愛護法では書かれておりますので、そうした啓発もきちんとホームページではしていただいていますが、本当に今、教育長がおっしゃってくださっていた小学生の作文をホームページにもし載せるとするならば、本当にまたそういう命の大切さを住民の皆さんが学べる機会にもなるのかなと思いますので、いろいろ知恵を使って、こういう野良猫対策、また飼い猫対策にも取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  では、2番目に移らせていただきます。  広陵町の安心・安全のまちづくりをということで、被災者支援システムの進捗状況、本当に今すぐにでも取り組んでくださるのかなという思いで、毎年、毎年待っておりましたが、広陵町では、丁寧に本当に運用できるようにということでしていただいているということを答弁をいただきました。本当に1回目の演習もしていただきますので、本当にもう近々実現ができるのかなと思っております。取り組み引き続き、よろしくお願いいたします。  2番目の広陵町避難行動要支援者支援プランなんですが、全員協議会のところの説明を受けたときに、私、本当にこれ大丈夫なのかなっていう心配がありました。名簿を1,186名の方に出されるということで、そこからまた返答をしていただくという、本当に封書で大丈夫なのかなっていうのが、まずありました。同意確認書提出の対象者というのが、本当に要介護3から5っていったら、もう本当に自分で書いたりできない人もいたり、読むこともできない方もいらっしゃる。家族がいらっしゃったらいいんですけれども、本当にその方だけとか、また御夫婦だけという世帯の関してのやはりそういうことも対応というのも必要だなと思ったんです。それと、障がい者の方とか、療育手帳、精神障がい者という、また、町の生活支援を受けている難病患者という、本当にその生活そのものだけでも助けて支援をしていかなければいけない方ばっかりなんですけれども、そういうことで、同意確認書がきちんと届けられるというのが、私はちょっと疑問だなと思っております。そこにやはり地域の方々、区長さんとか民生委員さん、本当にそういう重い方に特化してかもわからないんですけれども、ちょっと手を差し伸べることが必要な方のところには、訪問しながら、どうですかっていうことを行くっていう、まず訪問されるということも必要なのではないかなと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 林田危機管理監! ○危機管理監兼生活部長(林田哲男君) 議員おっしゃるとおりで、私どももそのようには思っております。ですから、それぞれの大寺の区長様、自治会長様並びに民生児童委員さん、そういった方々にも事業の内容を説明させていただきました。まだ一部説明の終わっていないところもございますが、そのように説明をさせていただいて、協力依頼もかけさせていただいているところです。民生委員さんのほうからは、力強い御支援というか、お言葉もいただいております。私らが回りますよというお声もいただいております。そういった方々の力もおかりしながら、名簿に上がっている方々の一人でも多くの同意をとりたいなというふうに思っております。 ○議長(奥本隆一君) 山村議員! ○5番(山村美咲子君) その言葉で安心いたしました。その返事が返ってきたときに、個別の支援計画を立てなければいけないんですけれども、その策定のマニュアルとか、そういうものは決めていかれる方向でしょうか。また、町の支援体制ですね、そういうのも本当に必要だと思います。福祉部と、そしてまた生活部ですか。こういう危機管理のところでされる予定にはなっているんですけれども、私は、ちょっと心配があります。  今の状況の中で、防災が本当に広陵町進んだというのは、やはり危機管理監がいてくださって、本当にそういう特化して仕事をしていただくことで、大きく防災というのは進んできたと思っています。ただ、今の体制をすると、環境・安全安心課ということで、課が安心安全と、本当にそういう今環境問題というのも一緒になった課なんですね。ですので、やはりここは課を別にして取り組まなければいけない仕事はできないと思うんですが、その辺に関して、町長、お考えはいかがでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) おっしゃることはよくわかります。先ほどもプロジェクト組んで、特定目的をしっかり進めようというSDGsのこともおっしゃっていただいておりました。それぞれの分野で、適正配置というのが求められるというふうに思っております。また、組織だけではなしに、人が問題ですので、最終的には人になってしまいます。仕事は人について回るというところもございますので、そのときそのときの、いわゆる組織のあり方と人材としっかり見きわめた上で判断をしたいというふうに思います。組織は必要というふうに思っておりますので、いわゆる危機管理部門をどうするか、そのことは、これからしっかり考えていかないといけないというふうに思っておりますので、内部でしっかり検討させます。 ○議長(奥本隆一君) 山村議員! ○5番(山村美咲子君) もう危機管理監が今年度で退職されるということで、余計に私たち危機を感じております。また、御検討よろしくお願いいたします。やはり人が大事ですので、本当に適材適所で、人的配置をお願いいたします。  国の方針では、もう1人の支援者に負担が集中しないように求めておりますけれども、やはり現状、よその他府県では、1人で10人程度を助けるケースもあるという、そういうところもあるというのをお聞きしたときに、やはりこの同志社大学の立木教授は、民生委員1人が何人も助けるような計画は実行性がない。要支援者の名簿を地域に渡すだけでなく、社会福祉協議会の専門職、コミュニティソーシャルワーカーなど、地域と要支援者の間をつなぐ役割の人を置き、きめ細かく配慮することが必要と指摘されておりますが、これについて広陵町は、どういうふうに取り組まれますか。 ○議長(奥本隆一君) 林田危機管理監! ○危機管理監兼生活部長(林田哲男君) 個別支援計画には、我々思っておるのは、地域の支援者として、2名ないし3名を記入していただけるようにというふうには思っております。ただ、その方によっては、複数名無理な場合もございます。しかし、できるだけ複数名のということで、民生委員さん、また区長、自治会長さんにはお願いをしているところでございます。そういった形で支援をしていただくということになろうかとは思うんですが、まず、この支援計画書に情報として書いていただくのは、まずかかりつけ医療機関はどこなのか、どういった補装具を使っているのか、そういった内容と地域の支援者を記入していただきます。そういった情報を、またその支援者に返して、地域の方々にも返して、いろんな目で、その方々を見守っていきたいなというふうに思っています。  ただ、重度の障害をお持ちの方が、一般のものが助けられるか、また何かできるかといったら、なかなかそれは難しいところがございます。ただ、できる範囲というのは、安否の確認、日ごろの声かけ、そういったことには特化してやっていただきたいというふうにはお願いしているところです。防災時ネットワークにも、同じような情報としては出せないんですけれども、そういう支援者になってくださいよという、そういうお願いはかけていっております。  以上です。 ○議長(奥本隆一君) 山村議員! ○5番(山村美咲子君) 地域の力が本当に必要だと思っております。多くの方々が地域の支援者にその方々になっていただけるように思っております。毎年、1月26日にSGIの日に記念提言が池田SGI会長から世界に発信をされております。ことしのその提言の中で、やはりまさしく、その防災について、また障がい者についての所見がありましたので、少し御紹介させていただきます。  SDGsの推進者の一人で、会合に出席した南アフリカ共和国のエドワード・ンドブ氏は、災害時の社会的包摂への思いをこう述べました。障がい者は、世界人口の15%を占める最大のマイノリティー(社会的な少数派)ですが、一貫して存在が忘れられてきました。災害時に障がい者を物理的に置き去りにしてしまう行為と、日常生活において排除が障がい者にもたらす極めて現実的な影響とは、つながりがあるのです。その方は、脊髄性筋萎縮症を2歳のころから患ってこられた。災害が起きたときに最も危険にさらされる人々に対する社会的な態度の再構築が必要となると訴えていたのです。私は、防災と復興を支えるレジリエンス(困難を乗り越える力)の強化といっても、この1点を外してはならないと思います。ふだんの生活の中で、ともに生きるというつながりを幾重にも育む土壌があってこそ、災害発生時から復興への歩みに至るまで、多くの人々の生命と尊厳を守る力を生み出し続けることができるのです。  また、譬えとして、昼間の星々の譬えを思い起こしますと述べられております。天空には常に多くの星々が存在し、それぞれが輝きを放っているはずなのに、昼間は太陽の光があるために、星々の存在に意識が向かなくなることを示唆したものです。日常生活においても、災害時においても、地域での支え合いや助け合いの要の存在となってきたのは、女性たちであります。地震などの災害に加えて、異常気象への対応策を考える上でも、あらゆる段階で女性の声を反映させることが、地域のレジリエンスの生命線になるのではないでしょうか。という提言がございました。まさしく、地域にたくさんのこの星々がいらっしゃいます。そこにしっかりと光を当て、人を見つけ出して、そういう体制、人と人をつなぐことを町として行っていただきたいと要望させていただき、次の質問に移らせていただきます。  3点目は、放課後子ども育成教室の運営方法です。これについて、私も以前から訴えさせていただきました。本当に定員が決まっているのに、それ以上の方をやっぱり受けていただく、町の体制には、本当に働くお母さん方々にとっては、非常にありがたいとは思います。受け入れていただけるというだけでも本当にありがたいですけれども、やはり子供たちの環境整備というのは非常に大事です。今でも言われているのは、こういう新コロナウイルスで、本当にほかは、放課後子ども教室とかいうんでしょうけど、そういう学童クラブとか、そういうところの狭い空間に子供たちを押し込んでしまう状況の中では、余計に広めてしまうんじゃないか、子供たちへの影響があるんじゃないかという心配もあります。ですので、やはり今こうしたときでもありますので、やはりこういう放課後育成教室の環境というのは、非常に大事であります。言わせていただきましたこの東小学校、以前は、東体育館でされているのに非常に防犯上問題があるのではないかということで、今回は東体育館からは撤退して、何とか学校の中でということを教室を探していただいているというのが現実で、本当にありがたいことなんですが、空き教室がないというのが本当に大変な状況です。  本当に、この広陵町子ども・子育て事業計画の第二期の計画概要もいただきました。この中でも、やはりしっかりと放課後重点施策2で、地域での子供と親の居場所、交流の場づくりの中で、放課後の子供の居場所づくりとしてニーズに対応した放課後子ども育成教室の充実を図りますということで、本当にこういう居場所づくりをしていただくのに、図書室が今本当に苦肉の策でしていただいて、もう本当に近くの公民館はだめ、また、そういう地域の公民館もない、近くにはないという中で、学校内でと判断はしていただいたと思うんですが、私が、前提案いたしました、あいた真美ヶ丘第二小学校のあのプリハブを持ってくるというのは、費用の積算というのはしていただきましたでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 北橋福祉部長! ○福祉部長(北橋美智代君) 真美ヶ丘第二小学校のプレハブを移設するというのは、ちょっと積算はしておりませんが、前回、北保育園のほうでありましたプレハブを移設しました経費を確認しますと、それが1,600万円強かかっております。そのことから、真美ヶ丘第二小学校のプレハブを移設するというのは、現実的ではないのではないかなというふうに考えております。移設費用もですし、移設先の土地というところもなかなか見つからないというところで、なかなか移設については、現実的な話ではないのかなというふうに考えております。 ○議長(奥本隆一君) 山村議員! ○5番(山村美咲子君) 附属幼稚園がありますけれども、幼稚園の空き教室はないでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 北橋福祉部長! ○福祉部長(北橋美智代君) 幼稚園のほうも、ちょっと空き教室のほうがございませんで、もともと3歳児を預かるというか、それまでは4・5歳児のみであったのが、3歳児も対象にしましたので、その分でちょっと部屋数もありますし、預かり保育をしているという関係もありまして、ちょっと幼稚園のほうでは、教室もちょっとなかなか難しい状況でございます。  先ほど議員おっしゃっていただいたように、近くの公民館であったりとか、交通公園もちょっと検討とかいうことでさせていただいたんですけれども、なかなか交通公園のほうは、ちょっと2階部分で、1カ所に全て入っていただくことができないということになりましたし、ちょっと渡っていただくというところで、安全面等とかも考慮しまして、ちょっと交通公園は、諦めたというかっていう状況です。その中で、学校の中で何とか部屋を貸していただいてというところで、図書室になっているというのが今現状でございます。ただ、ほかランチルームであったりとか、ほか特別教室とか、使える範囲内、長期休暇とかになりましたら、使っていただけるような状況も出ておりますので、今は、学校と調整を図らせていただいております。 ○議長(奥本隆一君) 山村議員! ○5番(山村美咲子君) 本当に御苦労していただき、御配慮いただいているという状況の中で、しっかりやっぱり子供の環境、本当に居場所に適した環境づくりを本当にこれからも取り組んでいただきたい、そういう思いでいっぱいですので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、4番目にICT教育の環境整備に移らせていただきます。  教育長も本当に今まさに取り組んでいただいているという状況をお聞かせいただきました。私が心配したのは、小学校この年度を切って整備事業に取り組むので、特別に支援が必要な子供たちに対して、行き渡らない、まず、やっぱりそういう方を重視して取り組んでいただきたいということも、あわせてお願いしようと思っていましたが、既に配慮していただいているというのがわかりました。本当に有効な手段として、さっきの中村政策監も言っておられた、やっぱりそういうICTを利用しながら、大きく教育環境が変わって、本当に子供たちが楽しく学べるような環境になればいいなと思っております。  実は、今ある子供さんがいてて、その方は不登校だったんです。本当に学校に行けなくてということで、ゆっくり話をしたときに、自分はやっぱり勉強したい、学校に行きたいって、だから、やっぱりそこに障害になってるのは、行ってもわからない。もっとやっぱり勉強したいんや、本当はっていうお声を聞いたときに、本当にこの子もやっぱり特別に支援が必要な子供だと私は思っているんです。ですので、やっぱりこのICTというか、そういうものを利用しながら、繰り返し、繰り返し勉強していけば、また、家でも復習できるような環境をつくっていただいたら、その子自身もわかったら学ぶことが楽しくなると思います。今、本当に不登校の子供たちもふえています。人間関係とかいろいろですけれども、やはりわからなくて、学校に行けないという子供たちが、もしやっぱりいるのなら、やはりそこにしっかりと手当をしていただきたい、いろんな環境をつくっていただきたいと思っております。よろしいでしょうか。どうでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 植村教育長! ○教育長(植村佳央君) 山村議員さん言われるとおりだと思います。私もやっぱり個々の対応ってすごく大事だと思います。全体の対応もそうですけれども、個々の対応、だからそれぞれのやっぱり発達段階に応じた形で、しかも個別の指導計画というか、それもしっかりしながらすべきやと思います。  先ほどの答弁で話させていただきました。これは、特別支援の子供たちに特化した形でのICTの一応活用ということで答弁をさせていただきましたけれども、不登校の子においても、例えばタブレットにそういった学習支援ソフトを組み込んで、そして、少しずつステップアップしながらというのは、確かに今までもそのICTをどれだけ活用できるかというのが一番大事かなって思っております。その中で、個々に、だからゲーム形式じゃないけど、一つクリアしたら、次行けるというような状況が、今のアプリケーションもいっぱいありますので、その辺をうまく使いながら、個々の対応をしていきたいというふうに思っています。  それともう一つは、ICTの関係で言えば、例えば障害のほうは、6つぐらいあるんですけれども、その中でも視覚、それから聴覚、それから肢体不自由だったり、病弱とか、いろいろ分かれていますけれども、そういった子供たちそれぞれに対しても、ICTの活用ブック等、そういうのもありますので、特別支援におけるICT活用ハンドブックというのがあります。その辺もそれぞれの学校に配付しながら、それをうまく活用してもらいたいなって思いを持っております。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 山村議員! ○5番(山村美咲子君) 今、私、議会に意見書も出させていただいているんですが、ひきこもり、ニートという、本当にお家から出れないという方のやはりもう高齢化になってきて、5080問題とか、もう親が80歳の年金を当てに生活していると。そこで、やはりさかのぼったときに、もっともっとやっぱり小学校の学びの入り口のところで、そういう手当があったり、また、人の手が本当にその子にいっていたときに、また違う人生があったのかなって。教育長も本当にいつも言っていただきますけれども、私も本当に広陵町に住む、おぎゃっと生まれたゼロ歳から18歳までの子供たちは、しっかりと広陵町の責任、本当に誰も置き去りにしない教育、また支援体制をつくっていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  次に移らせていただきます。  校区のことであります。本当に選択制というのは、調べさせていただいたら、学校教育法施行令第8条に基づく就学に関する事務の適正化についてというところで、学校長、条件が合えば、この就学校指定変更に係る要件というところで、この選択制もできるというところがあります。就学校の変更を相当と認める場合の要件及び手続の公表についてということで、ここにも、教育委員会が認めれば、こういう就学指定変更というのもできるというものがあるんですけれども、これを適用はできないのかなということを思わせていただいております。答弁にもありました、昔は、本当に地域コミュニティがしっかりしておりました。区とか自治会というのは、本当にしっかりとそこで育つ、生まれた子供たちは、そのまま区の一員、自治会の一員として育ったものなんですが、今、言っておられる方は、新しい住宅開発されたところの地域なんですね。吉村議員が以前言ったところもそうですし、私がお聞きしているところも、本当にほんの近くに、目の前に真美ヶ丘第一小学校があるのに、遠い西小学校に行かなければいけないって、私、子供の安全性を考えたときに、やはり子供たちだけで登校するのには、非常に大変だなというのは実感しております。ですので、こういう要件が通学の利便性などの地理的な理由というところで、例として、指定された学校よりも、隣接校のほうが通学距離が短い場合、通学距離は通学路を基準に計測するということ。また、例2として、自宅から学校までの徒歩で安全に通学できる経路の最短距離が小学校では何キロ以上、中学では何キロ以上メートルあって、指定された学校より近い学校がある場合とか、そういう理由というのは、教育委員会の判断でつけていけるんじゃないかと思っております。しっかりとそこは、教育委員会で御判断いただき、話し合っていただかないと、以前のやっぱりこの理由、答弁でいただいた理由は、私は、今当てはまらないのじゃないかなと思っております。やはり、そこで通学される方の中でも、子ども会もない地域もあります。ですので、やはり子供たちの安全を考えるなら、今こそ、こういう校区の選択制というのを、まずそこから考えるべきじゃないかなと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 植村教育長! ○教育長(植村佳央君) 議員御指摘のとおりだというふうに思います。一つは、とりあえず、その通学区域制度の弾力的運用についてというのが、平成9年に文科省のほうの初等教育局長の通知で出ているんですね。そのことから、結構いろんな全国的には、いわゆる校区が弾力的に運用されてきた部分があるというふうに思います。ただ、今議員がおっしゃっておりましたように、その実態、いろいろやっぱり状況があると思います。それに基づいた形で、私もできる限り、早くその辺は進めていきたいというふうに思っています。いろんな制約はあるとしても、まずは、私は、先ほど御答弁の一番最後に書きましたけれども、いわゆる子供のアンケートや住民のアンケート、保護者アンケート、その辺をしっかりとっていく中で、いわゆるそこを反映した形のものをやっていきたいなというふうに思っています。  私の思いとしては、隣接校区の選択制、いわゆる重なっている、ちょうど北校区と西校区が重なって、例えば、斉音寺と寺戸ありますよね。だから、あの中でも斉音寺のほうで言えば、一番北に位置していますね。逆にいったら、西小学校よりも北小学校のほうが近い状況があります。また、赤部の一番もう西側のほうであれば、もうすぐ行ったら真美ヶ丘第二小学校っていうところもあります。いわゆる校区が隣接しているところでの選択制というのも、これは考えていかなきゃならないのかなというふうに思っております。まずは、しっかりと教育委員会としても、そのことを踏まえて、できるだけ早くちょっと対応している中で、答えを出していきたいなというふうな思いを持っておりますので、すぐにはいけないかもしれませんけれども、その思いで、できるだけ早く進めていきたいという思いを持っております。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 山村議員! ○5番(山村美咲子君) 前向きな答弁をいただきました。今、広陵町の中で、御存じのように、本当にミニ開発が進みまして、校区に縛られるのが本当に適当なのか、本当にそれが適切なのかどうかって、本当に疑問を持つ事例がたくさん今出てきておりますので、早急に教育委員会でも取り組んでいただきたいことをお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。 ○議長(奥本隆一君) 以上で、山村議員の一般質問は終了しました。  お諮りします。  本日の会議時間は、議事の都合により、午後5時30分までに延長いたします。  御異議ございませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(奥本隆一君) 異議なしと認めます。  よって、本日の会議時間は、午後5時30分まで延長いたします。  次に、濵野直美議員の発言を許します。  1番、濵野議員! ○1番(濵野直美君) 議席番号1番、濵野直美、議長のお許しを得まして、本日、最後の一般質問、そして、私にとっても最後の一般質問させていただきます。よろしくお願いします。  質問事項1、公園及び観光名所の整備について。  百済寺公園の草刈りと隣接する国の重要文化財である百済寺の維持管理についてお伺いいたします。  以前の答弁では、都市公園全ての維持管理業をシルバー人材センターと契約しており、年間作業計画以外にも担当職員の判断で適切に管理作業を実施していく。また、これからは地域の皆さんの協力が必要、地域で管理していく仕組みも考えていくとありました。現在はどのような状況でしょうか。  質問事項2、県道112号線奥坪橋から役場に向けての歩道整備について。  県道112号田原本広陵線、奥坪橋から役場までの歩道整備についてですが、初めての一般質問でお伺いしましたので、そろそろ4年になります。当時、入園した子供たちは、今は小学生になり、自転車で通行しています。整備は少しずつ進んでいるようですが、現在の進捗状況、また、完成の予定などがわかりましたら教えてください。  以上です。 ○議長(奥本隆一君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 濵野議員さんの御質問にお答え申し上げます。  1番目、公園及び観光名所の整備ついてでございます。  広陵町の全ての都市公園の維持管理につきましては、平成28年6月議会でお答えしたと同じく、シルバー人材センターに委託しておりますので、各公園での草刈りや剪定、清掃などの作業は、年間作業計画に基ついて、順次実施されることになります。  草刈りについては、雨の降り方など天候により成長度合いが大きく変わりますので、草が大きく伸びた状態が放置されるようなことがないように、定期的な点検を行い、適切な時期に管理作業を行えるよう計画してもらっています。  各公園の維持管理の状況は、シルバー人材センターから毎月報告される検収報告書の写真で確認するとともに、担当職員による現場確認も実施しております。  隣接する百済寺は、国の重要文化財であり、町の観光名所でもあることから、周辺景観に配慮し、地域と連携して維持管理に努めなければなりません。前回、回答させていただきましたとおり、地域とつながりの深い公園の維持管理については、公園アドプト制度のような地域の協力に対して報奨金を支払えるような仕組みを導入する必要があると考えております。シルバー人材センターへの委託との調整もありますので、まち全体として地域との協働と高齢者雇用をどのようにバランスをとって進めるのかを含め検討してまいりたいと考えます。  2番目の県道112号線奥坪橋から役場に向けての歩道整備についての御質問でございます。  県道田原本広陵線の奥坪橋から役場までの500メートル間の歩道整備は、高田土木事務所が平成26年度から着手しております。南郷地域の方が幼稚園の通園に自転車で通行されることから、安全に走行できるように段差をなくすバリアフリー化の工事が行われています。両側に整備された歩道のうち、整備対象延長は全部で750メートルあり、平成30年度末までに奥坪橋西詰からJA広陵経済センター前までの間で410メートルが完了しています。  令和元年度の工事箇所は、JA広陵経済センターから西側で、南側歩道100メートルと、北側歩道80メートルの合計180メートルで計画されております。現在、工事が進められておりますので、3月末には竣工する予定です。完了すれば590メートルが完成し進捗率は79%になります。  役場前交差点までの区間に残る160メートルの歩道の整備については、現在の計画では、令和2年度から2年間にわたり工事をするとのことです。今後も引き続き、当該区間の歩道整備の予算確保していただけるように、高田土木事務所に強く要望してまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(奥本隆一君) 議席での2回目の質問を許します。  濵野議員! ○1番(濵野直美君) まず、百済寺公園及び観光名所の整備についてお伺いします。  いただいた答弁からしますと、今もシルバー人材センターが中心となって行われているようですが、以前ほど草が伸び、荒れた公園になっていることはないように感じています。また、地元からの苦情も聞きません。注意して見ていただき、対応していただいているんだなと感じています。  公園の維持管理について、もう少し詳しくお伺いします。  現在、草刈以外にどのような維持管理が行われていますか。内容と回数を教えてください。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 百済寺公園につきまして、シルバー人材センターと契約させていただいて、維持管理していただいております。今、言っていただきましたように、前回質問していただいたときから、定期的に見回って、草の状況を確認して、柔軟な対応をしてほしいということで、シルバー人材センターにはお願いしています。そういう関係で、今まで定期的に期日を決めてやっていたものを、草の状況に応じて対応するということに取り組んだおかげで、今言っていただいたように、草が伸び放題になっているという状況が回避できているのかなと考えております。  それ以外に公園について、どういうことを契約しているかということでございますけれども、剪定作業ですね。低木と中木の剪定作業については、年に1回お願いしています。それから、除草、草刈りについては、以前と同じく3回です。これは柔軟な対応をすることで、今ちょっとサービス性が上がっていると考えております。  また、清掃ですね。ごみ拾い、これについては、年に4回お願いしています。それから、トイレの清掃につきましては、年間100回お願いしております。そういうような形で、丁寧に維持管理をさせていただいているということで、苦情が減ったのかなというふうに、なくなったのかなというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 濵野議員! ○1番(濵野直美君) ほかの維持管理に関しても、特にトイレ清掃、年100回というのは、かなりの回数かなと。三、四日ぐらいに1回ぐらいの割合でされていただいているんだなということで、私も知らなかったので、改めて驚きました。地域の子供たちだけではなく、やはり百済寺を訪れた方も利用される公園です。そしてまた、トイレ利用なんかも、この周辺ではとても少ないので、よく利用されている方もいらっしゃると思いますので、これからも今までどおり、公園の維持管理のほうを引き続き続けていただけるように、よろしくお願いいたします。
     そうしましたら、質問事項2番に移らせていただきます。  タブレットのほうに、ちょっと航空写真の地図を挙げさせてもらっています。2枚ありますが、まず、1枚目のところの地図のほうをごらんください。  歩道の工事なんですけれども、もちろん、きょうも通ってくるときに行われていまして、また、役場すぐそばの交差点のほうに、コンビニも建設中です。この地図に載っています交差点のほうから東へ少し行くと、南側の歩道が途切れている場所があります。歩道がない上に、右折レーンがあるため、車が並ぶとさらに狭く、自転車も歩行者も危ない状況になっております。歩道をつけることはできないか、また、住宅が道のぎりぎりまで建っているので、歩道をつけることが難しいのであれば、例えば、溝があったと思うんですけれども、そこにふたをして、歩道確保するということはできないでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) このタブレットの写真の区間で、道路の南側に家が2件建っているところについては、歩道がございません。高田土木の今やられている事業につきましては、設置済みの歩道について、段差がある、もともとマウンドアップ歩道というものになっていた、車道よりも20センチほど高い歩道になっていた部分を車道と同じ高さにするというフラット化、いわゆるバリアフリー化の工事をやられておるということで、歩道がないところに新たに歩道を設けるというのは、事業の中に含まれていないということでございました。ですんで、歩道を設けることに関しましては、新たに別途歩道を設けてほしいという要望を町から挙げなければならないというふうに考えております。ですんで、歩道を設けてほしいという要望を挙げる場合は、この2件のお家にお話をして、まず了解を得てから、要望ということになるのかなというふうに考えております。  その部分で、要望がいただけたとしても、この2件のお家を移動する必要があるので、解体して再築というような形になろうかと思います。主な主たる柱が2メートルほど拡幅すればかかってくるんで、全体にやり直す必要があると思います。ですんで、非常に大きな工事で、物すごいお金がかかる可能性があるんで、そういった意味で、事業化という部分では、かなりハードルが高いのかなというふうに思います。  今、お話しいただいた水路をふたがけすることはできないのかということだと思うんですけれども、路肩にある水路の幅が約30センチほどでございまして、その水路の横の側壁の幅が15センチほどございまして、それが舗装補修で、アスファルト何回も舗装乗せている関係で、水路の側壁の天端と舗装面の間に高低差ができている、これは、午前中にも申しました百済3号線と同じような状況になっていまして、有効に使えていない部分がございます。ですんで、そこをふたがけすれば、有効幅が50センチぐらいは確保できるのかなというふうに考えます。路肩について、外側線の白い線から1メートルぐらいの平らな区間が確保できる可能性があると思いますので、バリアフリー化の工事の中で、県で取り組めないか要望していくことは可能かと思いますので、検討を進めたいと思います。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 濵野議員! ○1番(濵野直美君) 一応、この地図上の一番右端の家、新しい住宅が多分3件ぐらい建っていたと思うんです。その横、その東側に道がついているんですが、確かその先は行きどまりだったと思うんです。この新しい住宅の横まで歩道はきていて、そこで突然ぷつんと途切れた形になっているので、例えば、そこまで来たときに、そこの段差も危ないですし、その歩道から車道のほうに入るのも少し危ないような気がしています。この住宅地の中に、確か小学生か中学生かぐらいかの子供たちがいてたと思います。ここがこの先の交差点までが通学路になっているかどうかというのは、ちょっとわからないんですけれども、多分、通学には使われているのはないかと思われます。できましたら、やはり、毎日毎日通る道だと思いますので、できるだけ早目に、歩道が無理でも、先ほどおっしゃっていたとおりの溝を埋めて、幅を広げていただくという方向のほうで対応をしていただきますよう、よろしくお願いしたいと思います。  そのまま2枚目の写真のほうに移っていただいて、こちらのほうが、同じ道の一番東側になります。東側の奥坪橋、東側の突き当たりの3差路のところになります。通っていただいている方は御存じかと思いますが、自転車、歩行者がすごく渡りにくい道になっていまして、特に、東南からの坂道、百済の村の中から、共同墓地のところを通って、奥坪橋を上がってきたところで、そこから役場方面に向かう場合、どこで待機して、どこで道を横切るのか、横断歩道も何もない場所では、とても危なく難しく感じます。横断歩道を書くなどの対応などはできませんでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) まず、役場前の交差点の部分の水路の部分のふたがけについてですが、現地を確認しますと、水路の道路側は、多分道路の側壁なんですけれども、民地側は、その上に塀があるんです。ですんで、民地側の水路の壁は、個人の所有の壁になろうかと思います。ですんで、そこに接して、新たに水路をふせていくということで、民地の方に了解をいただかなければならない部分もあるのかもしれませんので、そういった部分で、町としても、隣接の方に同意を得られるように交渉して、うまくいくようであれば、県に強く働きかけて、一日も早くふたがけができるようにしたいと思います。  それから、奥坪橋の東側の交差点でございますけれども、奥坪橋のこの部分の課題は、信号をつけてほしいということで、昨年12月、笹井議員からの御質問もあったと思うんですけれども、対応してほしいという強い要望を幾つもいただいております。その関係で、信号をつければ安全になりますので、横断歩道もつけて、歩行者も渡りやすくなるとは思うんですけれども、現状、この写真で見るように、南から来た車がとまれに行くときと、北から来た車が、写真、今車ありますけれども、南のほうへ走っていくと、ここでクロスしている状況がございまして、非常に危険ということで、今このような形で、暫定的に処理はされておるんですけれども、今、中央線バイパスということで、奥坪橋を右のほうに真っすぐ、方向的には東のほうへ延ばしていく道路改良の計画を進めてございます。用地交渉もかなり進んできておりまして、あと3件か4件の地権者の方の買収が終われば、工事着手になるというところまできております。この道路ができれば、交差点処理も合理的にできる。今、クロスしている部分をなくすことができますので、その中で、交差点として信号要望させていただいて、県警が信号をつけてくれれば、横断歩道もきっちりと引いてもらえるとは思うんですけれども、今、暫定的に、仮のガードレールが設置されていますので、その部分をうまく置き方を変えて、歩道的に利用できるような形にできないかなということを高田土木と協議しながら、検討していきたいと思っています。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 濵野議員! ○1番(濵野直美君) 多分、ガードレールというのが、この道路の下っていく、見て右端の多分、点々とコンクリートが出ている部分なのかなと思うんですけれども、確かに、ここは上からは入り込めるんですが、そのまま下まで下っていくと、途中で行き詰まってしまうという形の何か、上はあいているけど、下は通れないという形になっているんですけれども、この辺も間違って入り込んだときに、もう自転車だと絶対出れないので、この形をちょっと移動していただいて、何か有効に使っていただけるのであれば、それが一番安全なのかなとも思います。こうやって見ても、かなり複雑な地形で、車同士でも対向というか、難しくて、なかなかここを例えば、自転車で子供たちがいていたり、徒歩で歩いているおばあちゃんたちがいてたりすると、本当に見落としがちで危ない状況なんです。  先ほどおっしゃっていたみたいに、百済中央線ができたらということですが、そこまでの間、ほんのあともう少しかもしれないんですけれども、それでも毎日毎日危ないなって思えるので、ここにどのように、何をどうしたら一番うまくいくのかというのは、やっぱりなかなか難しくて、やはり専門の方と少し考えていただいて、まず退避場所というのかな、待てる場所をどこかに少しやっぱり確保していただきたいのと、人や自転車が渡るよということがよくわかるように、車で運転される方によく目立つような感じの方法を考えていただけたらなと思います。そのために、私のほうも横断歩道をと言ってはみたんですけれども、ただ、どの位置にどのような横断歩道をつけるのが一番正しいのかがやっぱりわかりづらくて、またその辺を、ぜひ町と高田土木の方とで相談していただいて、一番いい方法を考えていただけたらなと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) この現状で、できるだけ歩行者、自転車が安全に通行できるような形ということを高田土木と協議をさせていただきたいと思います。今、先ほど申しましたガードレールの位置をうまく使う、それで濵野議員がおっしゃるように、歩行者、自転車が奥坪橋の手前、東側でたまるスペースを設けることができるのかという部分を警察とも協議をさせていただきたいと思います。  また、横断歩道等については、安全安心課のほうで、一括して対応していただいているので、そちらのほうで対応してもらえるのかなとは思うんですけど。 ○議長(奥本隆一君) 林田危機管理監! ○危機管理監兼生活部長(林田哲男君) 以前、ここ信号とかの要望が挙がったときに、警察立ち会いのもと、現調させていただいたんです。横断歩道については、やはり、先ほど中川理事がおっしゃっているように、退避場所がないというのが一番のネックで、横断歩道を引けないということでございます。今、御存じかもわかりませんが、広陵大和高田斑鳩線で、広陵中学校からちょっと北へ行ったら、横断帯、青でしたかね、引いていると思います。ああいった横断歩道ではないんですが、ここは、歩行者が横断しますよという、そういったことは、警察の規制には該当しませんので、町の判断でできることですので、退避場所をうまいことつくれれば、そういったことも可能かと思います。  以上です。 ○議長(奥本隆一君) 濵野議員! ○1番(濵野直美君) そうですね。以前、横断帯のほうも、ほかの市町村の方から見られて、あれはどうやって引いたんやとか、いろいろ聞かれて、あれはとてもすごくいいという評価をいただいていたんで、ぜひ、こちらのほうにも利用していただいて、まず安全に渡れるということを中心に考えていただけたらなと思いますので、ぜひ対応をよろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(奥本隆一君) 以上で、濵野議員の一般質問は終了しました。  以上で、本日の議事日程は全て終了しましたので、本日はこれにて散会します。     (P.M. 4:46散会)...