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令和元年第4回定例会(第3号12月12日)

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  1. 広陵町議会 2019-12-12
    令和元年第4回定例会(第3号12月12日)


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    最終取得日: 2023-04-24
    令和元年第4回定例会(第3号12月12日)             令和元年第4回広陵町議会定例会会議録(3日目)                 令和元年12月12日               令和元年12月12日広陵町議会                第4回定例会会議録(3日目)  令和元年12月12日広陵町議会第4回定例会(3日目)は、広陵町議場に招集された。 1 出席議員は、14名で次のとおりである。    1番  濵 野 直 美          2番  吉 田 信 弘    3番  山 田 美津代          4番  吉 村 眞弓美    5番  山 村 美咲子          6番  坂 野 佳 宏    7番  吉 村 裕 之          8番  坂 口 友 良    9番  堀 川 季 延         10番  奥 本 隆 一(議長)   11番  谷   禎 一(副議長)    12番  笹 井 由 明   13番  八 尾 春 雄         14番  青 木 義 勝
    2 欠席議員は、なし 3 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は、次のとおりである。   町     長  山 村 吉 由     副  町  長  松 井 宏 之   教  育  長  植 村 佳 央     理     事  中 川   保   まちづくり政策監 中 村 賢 一     企 画 部 長  奥 田 育 裕   総 務 部 長  吉 田 英 史     福 祉 部 長  北 橋 美智代   危機管理監兼生活部長            林 田 哲 男     事 業 部 長  小 原   薫   教育委員会事務局長            池 端 徳 隆 4 本会議の書記は、次のとおりである。   議会事務局長   田 村   猛   議 事 課 長  鎌 田 将 二     書     記  住 谷 和 美 ○議長(奥本隆一君) ただいまの出席議員は14名です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。     (A.M.9:59開会) 日程番号      付 議 事 件  1 一般質問 ○議長(奥本隆一君) それでは、日程10番、一般質問を行います。  12月11日の一般質問に続き、谷議員の発言を許します。  11番、谷議員! ○11番(谷 禎一君) 11番、谷 禎一でございます。今回、質問内容が5項目にわたりますので、簡単にお話させていただきますので、理事者側もそれで御配慮いただけたらと思います。  そしたら、一つ目です。  町は聖徳太子にならい職責を負い果たすべきということで、山村町政が2期になりますが、町長は、優しく温厚な方、そして、腰が低く、冠婚葬祭には出席してくれて、お願い事も聞いてくれるということで、一般の住民の方からは評価が高いです。反面、役場の評価はどうかということになりますと、約束したことができていない、責任の所在がわからず責任をとらないなどの意見が最近よく耳にします。町長の個人的な評価は高く、役場の評価は低いということです。  町長は、再三問題が起きるたびに、「二度とこのようなことのないよう対処する」としてきたが、何年も同じことが繰り返されています。原因は明確な処罰がなされずにしてこられたことではないでしょうか。私は、平成28年3月議会、そして、ことしの3月議会でも、聖徳太子の十七条憲法の第十一条を紹介しました。もう一度、改めて紹介いたします。聖徳太子は、こう言うてるんですよね。功績、過失をよく見て、それに見合う賞罰を必ず行いなさい。近ごろの褒章は、必ずしも功績によらず、賞罰は罪によらない。指導的な立場で政務に当たっている官吏たちは、賞罰を適正かつ明確に行うべきである。  さきの9月議会では、今までも常態化していました議案書の訂正が何度も訂正され、決算書までも訂正により決算委員会が再度開催される結果となりました。議会に対して、さきの11月6日の協議会まで正式な謝罪もなく、どのように対処していくかの報告もないままでした。後日、総務課の部長からは、ちょっとした謝罪はございましたけども、このように、同じことを何度も繰り返され、事務執行のミスにより税金の無駄遣いになることは明確だと思います。町長に「恥だ」と言わしめた、もうこれ事件ですよね。事件に対して、どのように町は対処するんでしょうか。  質問二つ目です。町は、クリーンセンター設立時の約束を果たせ。  クリーンセンター広陵は、平成19年に操業し、15年後の令和4年(平成34)3月18日に操業停止となり、関係10市町村で新しいごみ処理施設を共同で天理市に建設し、運営することになっております。施設設立時に近隣4地区と周辺整備等の協定書を締結しているが、協定内容を実行できたのかお尋ねしたいと思います。  そして質問3番目、高齢者の交通手段の確保が求められる。  交通死亡事故については、年々減少傾向にあるものの平成30年は3,532人が亡くなられておられ、うち65歳以上の高齢者の事故死は1,966人と55.7%を占めています。平成25年は52.6%と、ともに半数以上を占め、交通事故に占める高齢者の割合は18%と全体から見ると低いが、一旦事故となると、死亡事故のケースが多いと思われます。  最近では、高齢者の免許証の返納等の動きもありますが、広陵町では、元気号だけでは移動手段が不便なため、買い物、病院などの移動についての要望が多く聞かれます。以前、議会から提案していましたデマンド交通について、何回も復帰してはどうかと、考えてはどうかということをお話していますが、再度お尋ねしたいと思います。再度考えるつもりはないでしょうか。そして、社会福祉協議会で何らかの事業として考えられないのかお尋ねしたいと思います。  質問事項4、箸尾準工地区の開発は現段階では準備不足。  エントリー企業の募集を10月末までとしていましたが、翌年の3月末まで延期することや道路等のインフラ事業を本工事より省き、町が負担して行うなど当初計画から大きく揺れております。議員の職責は、議会の具体的な政策の最終決定と行財政運営の批判と監視を達成できるように、議会の一員としての責務を負うとなっていますので、以下の質問をさせていただきます。  公社設立までにエントリー企業を確定させ、町が責任を持って事務執行するべきではないのか。  もう一つは、地主・買い主に正確で十分な説明をして、売却・買い付けなど同意を得ているのか確認したいと思います。  そして最後ですが、質問事項5番目、靴下のまち広陵町の持続発展へ。  本町は、靴下のまちとして靴下生産日本一を掲げていますが、近年では、中国や東南アジアの製品が輸入され、国内産業として苦しい時代となっています。広陵町は、靴下の市やかぐや姫祭りなどで靴下産業を支援しています。  提案ですが、かぐや姫祭りの靴下デザインコンテストは、広陵町の靴下の宣伝効果は十分にあったので、今後はデザインだけでなく、品質などを取り入れたコンテストとし、生産者の技術や発想が発表できる場として考えてみてはどうか。町内のメーカーが技術を競い合い、よりよい靴下の生産に注力し、それが認められた品物に対して町が後押しできる体制が必要かと思うが、町の考えはどうでしょうか。  その5点について、お尋ねしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(奥本隆一君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 谷議員さんの5つの質問にお答えを申し上げます。  まず1番目、町は聖徳太子にならい職責を負い果たすべきという御質問でございます。  私も、聖徳太子の十七条の憲法は、ところどころ学んでおりまして、今の時代に通じるところがたくさんございますので、取り入れた行政を進めるべきだというふうには思っております。  答弁でございますが、さきの第3回定例会を初め、議案等の誤りにつきましては、以前から幾度となく指摘されており、このことは議案審議を妨げるだけでなく、信頼を失墜させる解決すべき重要な課題であると認識をしております。議案等の誤りをなくすべく、部課長会議等の会議で注意喚起するとともに、全職員に対し、「議案等議会提出書類作成時における確認体制の構築について」として文書通知を行い、作成時の誤りをなくすことはもちろんのこと、確認体制の徹底を実施しております。  また、11月27日には講師を招き、管理職を対象に事務ミス防止マネジメント研修を実施いたしました。研修では、ミス防止の考え方やミス防止のための仕組み、仕掛け等を学び、本町での事務リスクは何か、リスクの予防策などをグループワーク形式で意見を出し合い、組織的にミス防止に取り組むことを再確認しております。事務ミスをなくすというのは事務の基本であると考えておりますが、一定の割合で発生するのは事実であります。これらの確率を少しでも減らすため、全庁上げて取り組んでまいります。  なお、このたびの議案書等の誤りにつきましては、11月14日に広陵町職員分限懲戒審査委員会を開催し審査を行い、本町の定める懲戒処分に関する指針に規定する非違行為に当たらないものとの結論に至りましたが、地方交付税算定に用いる基礎数値の誤りにつきまして、関係職員に対しその責任を確認させ、将来を戒めるために文書による厳重注意を行っております。  2番目のクリーンセンター設立時の約束を果たすという御質問でございます。  議員お尋ねの協定内容が実行できたかについてでございますが、現在のところ、全ての周辺整備は終わっておりません。理由の一つといたしましては、用地等の買収に伴う地権者との話し合いの難航や、信号機等の設置につきましては警察協議が必要であり、要望を続けておりますが実現しておりません。しかしながら、毎年地元及び周辺大字の役員さんと協議をさせていただき、優先順位を決め、できるところから実施させていただいております。  また、協議の中で新規要望もあり、当初予定から変更しているところもございます。全て地元及び周辺大字の要望にお応えしているところでございます。以前からも申し上げておりますが、現施設が操業停止になりましても、要望していただいております環境整備につきましては、操業停止期限内には困難ではございますが、お約束どおり実施させていただくよう地元及び周辺大字の役員さんと協議を続けてまいります。  3番目の高齢者の交通手段の確保が求められるということについてでございます。  まず、一つ目のデマンド交通についてでございます。  元気号のルート再編に当たって、監督官庁である近畿運輸局からデマンド交通に関しては、デマンド交通コミュニティバス路線バス事業者、そしてタクシー事業者から利用者を奪い合うことになるとの指摘があり、今回の再編ではコミュニティバスのみとして再編を行っております。デマンド交通のシステムを広陵町に導入することが、ふさわしい公共交通のあり方であるのかどうかについては、引き続き研究してまいりたいと考えております。  次に、二つ目に、社会福祉協議会で何らかの事業として考えられないかということでございますが、さきの坂口議員の質問に対する答弁でも申し上げましたが、町では、生活支援体制整備事業におきまして、住民主体の協議体「広陵ささえ愛」が立ち上がりました。現在、住民主体での地域活動が広がり始めているところでございます。地域ごとに課題の整理をいただく中で、公共交通や移動支援への考えもまとめていただき、協議の場(第1層協議体)において協議を進め、社会福祉協議会としてできることを検討してまいります。  4番目の箸尾準工地区の開発は現段階では準備不足との御指摘でございます。  答弁といたしまして、箸尾準工業地域の工場用地造成事業のスケジュールとしては、今議会において土地開発公社の設立について議会議決していただき、県の認可を得て年度内に設立し、令和2年度から本格的に事業着手する予定でございます。  企業誘致に関しては、年度当初から企業訪問を行うなど積極的に進めており、8月からはエントリー企業の募集を行っております。10月末時点で9社の応募があり、分譲面積約7ヘクタールに対し、要望敷地面積の合計は約8ヘクタールとなっています。  議員の一つ目の御質問は、土地開発公社設立までにエントリー企業を確定させ、町が責任を持って事務執行すべきではないのかということでございますが、エントリー企業を確定し、進出を確約していただくには、分譲する側にも引き渡し日を確約する必要が生じます。全ての用地を取得し、開発許可を得た段階まで進めば、後は造成工事の工期を残すだけとなり確約できますが、用地買収についての地権者の皆さんとの具体的な交渉は、土地開発公社設立後の来年4月からとなりますので、用地交渉への影響なども含め難しい課題があると考えられます。さきに述べましたとおり、分譲面積を超える応募もありますので、工場用地造成事業としての目途は立っております。募集期間を延長し、より多くのエントリー企業を集めることは、設置予定の(仮称)企業誘致検討委員会において、町として最もふさわしい企業を選定する際に、選定の幅が広がるメリットがあると考えております。  二つ目の御質問は、地主・買主に正確で十分な説明をして同意を得ているのかということでございますが、地権者についてはA地区、B地区ともに地権者の代表者を選定していただき、職員が随時面談し情報交換を行っております。現在、地権者同意を得て測量会社が境界杭の復元作業を行っており、年明けから境界確認の立会を進めることとしております。  エントリー企業の募集については、関心を示していただいている企業に職員が訪問して、エントリーのお願いをするとともに、必要書類作成のサポートなど、きめ細かな対応を行っております。エントリーいただいた企業については、良好な信頼関係が築けていると考えております。  5番目の「靴下のまち」技術の継承と発展へという御質問でございます。  本町は、靴下生産量日本一のまちとして、かぐや姫まつりにおける靴下デザインコンテストや年2回商工会が開催する靴下の市で靴下のPRを行っています。中でも、靴下デザインコンテストにつきましては、今年度は「プレゼントにあげたい靴下」とテーマを決めて募集されたところ、全国から2,264点の応募があり、かぐや姫まつりには受賞作品の18点の靴下をはいて、畿央大学生がファッションショーを実施し、靴下のまち広陵町をPRしてくれております。  まず、一つ目の議員御提案の品質を取り入れたコンテストの開催でございますが、御承知のように靴下には、さまざまな種類があり、用途に応じた品質もあることから、比較することは難しいと聞いております。ただ、品質以外にも技術や発想の発表ができる場は必要であると考えておりますので、今後、靴下組合とも協議し検討してまいります。  二つ目の御提案でございますが、本町では、平成30年10月に広陵町中小企業小規模企業振興基本条例を制定し、条例の基本理念において「町内のがんばる中小企業小規模企業を支援することにより推進する。」と規定しており、平成31年4月には、この基本理念のもと振興計画を策定したところでございます。  人材の確保・育成に関する支援、経営基盤の強化、地域間連携の強化、ブランド力の強化、情報発信の強化の5つの基本方針による施策を展開するために、町内事業者とともに、ワークショップや課題別小委員会を開催しております。その中の意見を集約した施策を、中小企業小規模企業振興会議の会長から、広陵町中小企業小規模企業振興計画に基づく振興施策提言書としていただいております。町としましても、靴下事業者のみならず、頑張る町内の中小企業等を後押しできる施策や体制を引き続き検討してまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(奥本隆一君) それでは、自席からの2回目の質問を許します。  谷議員! ○11番(谷 禎一君) 先ほども言いましたけれども、議会の使命は、住民全体の立場に立っての批判、それと監視であり、議員は十分理解して、その職責をわきまえて行動することとされております。懲罰の関係で、先ほど町長が言われました町職員分限懲戒審査委員会の中まで、議会の中で、議員の中で話するというのは差し控えたいとは思うんですけれども、大分前から同じようなことが繰り返されているということと、決算書まで訂正が出てきたということもあって、あえて、お話を聞かせていただきます。  懲罰委員会においての出席者、それと、どのような協議内容をされたのか。前には、こども課で800万円の補助金を申請しなかったということの処罰と、今回の8,700万円の交付税の返還の処罰に関して平等性に欠けると思います。といいますのが、800万円の補助金を申請しなかったことにおいては、要は減給していますよね、10%かな。それと、本人が自主的に降格を申し出ているというふうなことの処分になっております。今回は、この8,700万円の部分に関しては、今お話にあった文書注意ということになっておるんですけれども、それは平等性に欠けると思うんですけど、それはどのような内容をお話されたのか、副町長、お願いいたします。 ○議長(奥本隆一君) 松井副町長! ○副町長(松井宏之君) お答えさせていただきます。  さきの800万円の補助金の申請の分につきましては、厳しい処分という形で御指摘を受けております。今回の交付税の算定の誤りということで、8,700万円ということで、これは交付税の算定の基礎の誤りという部分で、直接大きな損害という部分には当たらないということで、懲罰委員会のほうでは、そういう関係で重大な過失には該当しないということで、厳しい懲戒処分ではなし、文書厳重注意ということで、その責任を将来においてちゃんと正してもらうということで決定をさせていただいております。それにつきましては、金額的には800万円と8,700万円ということでございますが、前回の場合は800万円補助金をもらうことができなかったということで、大きな損害を与えているという部分がございます。今回は、交付税の算定の基礎部分の数字の算出基礎を誤ったということで、その部分については、以前から総務部長のほうから説明申し上げていますとおり、今後において修正をさせていただくという部分がございます。そういうことで、重大な過失には当たらないということで、今回、文書による厳重注意というところでございます。  なお、処分の対象でございますが、一応、該当するこども課に関しまして、課長以下、担当までの4人、それから、当然総務課のほうでも財政課のほう、交付税の算定の部分がございますので、総務課のほうでも部長を含めて担当者4人ということで、計8名の処分に対して、文書厳重注意という形で処分をさせていただいております。  この辺、いろいろ前々から職員のこういう議案、また交付税の算定の誤りというような形で、議員のほうからは指摘を受けております。この部分につきましては、私を含めまして、十分反省をさせてもらって、今後、先ほど説明させてもらったとおり、いろんな形での研修、またいろんな形の指導という形で、今後こういうことが起こらないような形での指導をしていきたいと思います。  以上です。 ○議長(奥本隆一君) 谷議員! ○11番(谷 禎一君) 答弁漏れもあるんですけれども、時間がないので進んでいきます。  インターネットで、ほかの市町村の部分はどうなっているかというのを調べました。皆さんのタブレットの中には入っていると思うんですけれども、大阪府熊取町、交付税3億円の錯誤で課長は減給10%、1カ月、統括理事戒告、部長戒告、それから、平成29年北海道中頓別町ですね。交付税が町村民税法人税割の要は算定誤りですね。これ2億5,700万円、金額は大きいですけど、これについては、当事者の監督者に対して、訓告処分、それと特別職の給与100分の10の減給1カ月、そして、徳島県では、十分な確認をしないまま県議会に校正前の書類を1回提出したということで、係長級の職員を厳重注意処分、そして、管理監督責任で同部の課長級職員を口頭注意ということで、注意されております。  広陵町の場合、どの辺に当てはまるかというのは言いませんけれども、今の処分で、今後こういうふうなことがなくなるのであればそれでいいんですけれども、なくなると思われますか。 ○議長(奥本隆一君) 松井副町長! ○副町長(松井宏之君) 今報告させてもらった処分に関しましては、広陵町の職員分限懲戒審査委員会のほうで、そういう事例も含めて、過去からの事例も含めて審査をさせてもらって、文書厳重注意という形で決定をさせてもらった分でございます。  それと、今後なくなるのかということでございますが、さきに言いましたとおり、職員の分限懲戒審査委員会、過去から幾たびか開催はされております。いろんな事例がその中にはあるわけでございますので、ここでなくなるかということの断言はできないと。なるべく、そういう審査委員会を開かないような事務の執行というのを心がけていきたいと思います。 ○議長(奥本隆一君) 谷議員! ○11番(谷 禎一君) その委員会の中ですね。副町長をトップとして、各部署の部長関係が要は話するわけですね。どちらかというと、要は仲間内の話なんです。仲間内の中で、厳しい話はなかなかできない。だから、あえて副町長にお話をしています。副町長は、その委員会の中のトップなんですから、要は、3万5,000人の中の町長が恥だというふうに話した内容は非常に重いと思います。それをよくくんでいただいて、今後指導に当たってほしいと思います。  それで、次の質問に移ります。  クリーンセンターの関係なんですけれども、地域4地区ですね。そこと協定を結んでおります。実際に完了した部分もあるけれども、完了していない部分もあるということで、それはあくまでも、要は用地交渉であるとか、いろんな部分、そして地域の住民の方の変更であるとかいうことでできないんだというふうなお話があったんですけれども、実際に、平成26年3月から地元とどのような協議をしてきたのか。そして、平成29年3月に何が決まったのか。これは何かといいましたら、協定書の中で、この時期までにこれを固めなさい、決めなさいというふうになっている内容です。一度、どういうふうなことが決まったのか教えていただけますか。 ○議長(奥本隆一君) 小原事業部長! ○事業部長(小原 薫君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  毎年でございますが、地域4地区の役員さんが役場にお見えになりまして、今の環境整備、もともとある環境整備、どれだけ進んでいるかということで、いろいろ協議させてもらって、その中でいけるやつから事業をさせてもらっているという状況です。これはもう毎年続いている状況でございまして、その中でも、やはり用地等絡む部分もございますので、その辺はなかなか進まないのが現状でございます。ただ、実際初めに挙がった環境整備の中でも、実際はもう村としては、この部分はもう必要ないという部分につきましては、また新たに、そのかわりにこの部分をしてくれというようなことを毎年させていただいております。  この協定書の平成29年3月といいますのは、操業、建ってから10年を経過するということで、10年を経過するまでに決まるのは跡地利用のことで、協定書の中で、7条で操業期間の経過後の跡地は、公園緑地、教育文化施設、体育施設、または福祉施設に活用するものとし、10年を経過する日までに決定するという形で載ってございますが、これにつきましても、町民会議の中でいろいろ議論をさせていただいてございます。それで、一気には跡地ここやというのはなかなか決まらない状況でございますが、町民会議として、いろいろ議論はさせていただいている次第でございます。
     以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 谷議員! ○11番(谷 禎一君) 役所のほうは、毎年、地域の代表者の方とお話をして、一応進んでいる部分、それからあと、できていない部分というのはお話をしていると。またそのときには、変更もある部分に関しては協議しているということで、要は、地域の方は、もう全部それは承諾してるねやということを言われているというふうに思うんですけれども、実際に約束事っていうのは、基本的には、その建物を建てるために地域と約束したわけですよね。そして、その建物がなくなるときには、まだ約束事が果たされていないというのは、基本的には約束を履行していないということになると思うんです。だから基本は、要はその建物がなくなるまでに、全てやっぱり話をした、約束したことはやるというのは基本になってくると思います。ただ、時代の流れ、それとあと環境によって、それは変更も出てくるし、いろんなことが出てくると思うんですけれども、それも地域の方と話をして、要は住民の方と話をして、それはもう納得はされているんやという理解でよろしいんですか。 ○議長(奥本隆一君) 小原事業部長! ○事業部長(小原 薫君) 議員おっしゃるとおり、本来ですと、操業15年間の間に全て環境整備が完了しているというのは本来ではございますが、先ほども言わせていただいたように、いろいろな用地交渉等、当然、信号機につきましても、警察協議等必要でございます。急にこれ言うてすぐ設置できるものでもございません。よって、当然、操業停止15年を操業停止になりましても、この約束事は全て果たしていきたいと。地元のほうの役員さんとも協議して、速やかにできるところから事業は開始させていただきたいと思います。 ○議長(奥本隆一君) 谷議員! ○11番(谷 禎一君) ちょっと一部からいろいろ聞いているんですけれども、実際に町がそれだけ一生懸命約束事を果たそうということでやっているのかということなんですけどね。実際に用地買収とか、用地交渉とかあるということであるならば、これ有資源ごみの売却金というのが、平成18年から余剰金として1億3,250万円程度出てきていると、そういうのをそういう事業の関係に充てていくとかいうふうなこともできるんと違うかなというふうには思うんですけど、総務部長、そんなんは目的に使えないんやろうか、それとも使えるんやろうか。 ○議長(奥本隆一君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 失礼します。  有資源ごみ売却費、毎年決算のほうで報告させていただいておりますけれども、現在のところ、塵芥処理費のほうに莫大な費用というのがかかってまいっております。そこに毎年充当のほうをさせていただいておるということになります。もちろん、充当先をどうするかというのは、検討は可能だとは思いますけれども、今現在のところは、塵芥処理費に充てさせていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 谷議員! ○11番(谷 禎一君) やっぱり地元は、オーケーいただいたから、要は焼却場というのを建築された。だから、地元の同意なしに建築できなかったということを考えると、この有資源ごみの売却金など、あらゆる手段を使って約束事を果たしていくと。それも期限内に果たしていくというのは、行政の務めじゃないんですか。建物がなくなってからでもやりますよというようなことでは、あとだんだんだんだんゆるくなってくるということになってくるとは思いますよ。その辺、あと3年あるんですけれども、3年以内にどれだけ努力できますか。努力する決意だけ教えてください。 ○議長(奥本隆一君) 小原事業部長! ○事業部長(小原 薫君) 先ほどもいろいろ答弁させていただいてございます。この有資源の費用を使って、いろいろ事業したらいいかということにつきましては、これは、当然地権者とお金の問題ではなく、いろいろ交渉事でございますので、その辺につきましては、お金があるからすぐいくという問題ではございません。ただ、この操業期限までに、当然できる範囲ではさせていただくと。操業停止後も、ちゃんと地元の約束事を果たして、履行させていただくように努めてまいります。 ○議長(奥本隆一君) 谷議員! ○11番(谷 禎一君) お金のどうのこうのということじゃないんですけど、要はやる気だけのことをお話させていただいてますんで、地元と重々お話をしていただいて、約束事も果たせられるようにお願いしたいと思います。  それでは、次の質問に移ります。  高齢者の交通手段の問題ですけれども、実際に社会福祉協議会のほうでも、その辺を考えていただくということなんで、そこへお任せするということになるんですけれども、実際に私ども現場へ行きますと、やっぱり買い物の関係とか、その辺でやっぱり非常に苦労しているというお話も聞かせていただきます。今、実際に社会福祉協議会の会長を町長が兼任されていますんで、どうですか。その辺、身近なところから本事業か何かを立ち上げて、社会福祉協議会の事業としてやっていくというふうな考え方というのは持たれていませんでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 先ほども答弁で申し上げましたように、支え合いを立ち上げて、地域での困り事をどのように解決していくか、行政が公費を投入して事業をするだけではなしに、地域の皆さんのボランティアもやっていただいて、そういった困り事を解決していくという時代に入っていっていると思います。高齢化がどんどん進んでいく、これからは税収が落ちていくということが見込まれる中で、介護保険事業の中でも、有効にその経費を使うということになるわけでございますので、こういった支え合い、谷議員がおいでの馬見北9丁目も「九錬者(キュウレンジャー)」という組織を立ち上げていただいて、困り事を解決していただいているわけでございますので、そういった中でも、移動支援をボランティア活動としてやれるというふうにも思いますので、そういった面での支援を社会福祉協議会が物心両面から応援をするということになっていくというふうに思います。町民みんなで支え合うという時代に入ってきていると思いますので、町民皆さんに理解をいただいて、社会福祉協議会の体制強化もお願いをしたいというふうに思います。 ○議長(奥本隆一君) 谷議員! ○11番(谷 禎一君) そうですね。実際のところ、今まで行政頼みということで、住民の方が行政にお願いしたらいいんやというふうな形でやってきたいというのを地域福祉計画なり、そういうふうなものができ上ってきて、住民が住民の立場でやれることはやっていこうということで、全て行政に任せていくんやというふうなところから、やっぱり自分の地域は自分で守っていく、自分でやっていくという方向へ変わっていく、これも大事な話やと思います。今後も、広陵町のほうとしても、そういうふうな形で進んでいくことに関して、私どもも協力していきたいと思いますので、それはよろしくお願いいたします。  そしたら、次の質問に移ります。  箸尾準工の関係です。この分に関しましては、地元のほうで8回ほど多分話をされていると思うんですけれども、その議事録自体を請求しました。そしたら、1件だけしか挙がってきていない。内容は、今協議中の話だから出せないというふうな話なんですけれども、実際に、当初の計画では、ことしの10月末までにエントリー企業を確定させて、そして、公社設立ということになっていました。私だけが思っていたかどうかわからないですけど、エントリー企業が確定すれば、要望の面積関係も確定する、それによって、道路関係とか、その辺の区画もはっきりする、一つずつ着実に進んでいくものというふうに解釈はしておったんですけれども、それがエントリー企業の募集を来年の3月31日まで延ばすということになってくると、実際に不確定な形でどんどん進んでいくというふうになっていくのではないでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) エントリー企業の募集のことについて、お答えします。  エントリー企業の募集につきましては、2月、それから6月の議会においても、今後この事業の確実性という部分を確認するためにエントリー企業を募集して、その企業と交渉しながら事業計画を練っていくという形で説明させていただいていたと思います。確定させるということにつきましては、町長の答弁でもございましたように、まだ地権者様から用地を買い取っているわけでもございませんので、そういう部分で、町が確約できる状況まで事業が進んだときに確定ということになりまして、我々今考えていますのは、エントリー企業の中で、候補として内定をしていきたいと、これから、今後交渉する相手として選ばせていただきましたよということで、一定数の募集以上の企業と分譲面積以上の企業とそういうような交渉をして、我々としても、皆さんの希望に対してどういう答え方をしていけばいいのかという部分を含めて、事業計画を、造成計画を練り込んでいきたいなというふうに考えていまして、そういう意味でのエントリー企業の募集をやらせていただくというふうにお答えしたつもりでございますので、その辺で、御理解の上で行き違いがあったとしたら、我々の説明不足かもしれませんので、そこはおわびいたします。 ○議長(奥本隆一君) 谷議員! ○11番(谷 禎一君) 今回の事業費っていうのは、30億円から40億円の話になりますよね。町の一般会計110億円ぐらいからいきますと、要は3分の1をやっていく事業、これ失敗許されないんですわな。失敗するとどうなるんですかということになってきます。だから私も厳しい話するんです。実際に一つずつ固めていかないと、何も緩いままで、どんどんどんどん進んでいくということは、やっぱり失敗みたいなことが出てきたときにどうなるのかという話になってきます。普通は、企業が決定して、そして区画を決めて、それでそれを当て込んで、それで道路計画をしていく、道路計画に関しての積算なりを、造成なりをしていくと。これ一つずつ着実に進む話です。それが決まらずに、道路のこの辺につきますねんということでは、話が書いただけの話で進んでいかんなんというような話になると思います。  実際に土地を買ってからしか話ができないということじゃなくして、要は、この金額で、もしくはこういう範囲の金額で購入をさせていただきます。それについて協力してもらえますか。もしくは、買う方は、これぐらいの金額、この範囲の中の金額で、これだけの面積ですと、これでいけますかということを、一つずつやっぱり着実に確定していかないと、図柄としても書けないし、事業費も出てこないということになるんではないでしょうか。まだ、企業は決まらないんだと、まだ募集をしていくんだということで、広く、いい企業を集めるということに関しては、それは賛成なんですけれども、ある程度、やっぱりきちっとその辺を確定していかないと、なかなか前向きにはいかないというふうに思うんですけれども、その辺どういうふうにお考えですか。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 2月に作成した事業計画ベースでは、非常に概算の部分が多かったので、土地買収費の価格についても、非常に概算であったということで、6月の補正をいただきまして、コンサルタントに委託して、その部分は精査をさせていただいています。その部分について、11月の全員協議会で見直した事業計画について説明させていただいたと思います。現状、工事費にどれだけかかるのか、また、用地買収費がどれだけになるのか、その部分については、着実に精度が高まっていると考えております。ですので、今お示しさせていただいた事業計画においては、用地の売却価格も、これであれば公社事業として採算ゼロにおさまるという範囲での用地売却額を示させていただいているところでございますので、そういった部分で、企業さんといろいろ交渉も進めていけるというふうに考えております。  具体的に数字は固まってきていますので、そういう意味で、企業さんとの交渉もこれからどんどん進めていけるというふうに考えております。その部分、8月ぐらいまでの企業さんとの話の中では、本当に価格は幾らぐらいになるのというところをいろいろ聞かれてございましたけれども、今回、平均単価で坪15万円を目途に売却できますよという話もできるようになりましたので、そういう部分で、企業の交渉も進められる、また、事業の成否という意味で、公社事業は採算がゼロになるということをお示しできましたので、着実に進めていけると考えています。  また、道路事業につきましては、坂口議員の一般質問でも御説明させていただいたように、国の補助金も重点化枠に入って、重点的に進められるということの分も確認できていますので、事業としては、着実に進めさせていただいているというふうに考えております。 ○議長(奥本隆一君) 11番、谷議員! ○11番(谷 禎一君) 当然、着実に進めてもらって、準工地域が活性化していくということが一番いいんですけれども、今お話ありましたように、道路部分ですね、道路に関して、さきの9月議会の中で、最終、町長が収支をゼロにするよというふうに発言されました。それで調査費について賛成した。その部分に関して、道路関係は本事業に入れて、そして収支をゼロにするおつもりなのか、それとも、いやいや違うんだと、要は町がやるもんだから、それは本事業じゃないんだということで、それを省いて考えているのか。前の懇談会の中で、議員の中で、道路関係を入れて賛成しているというふうに話している議員もいてましたんで、その辺、ここではっきり明確にしてください。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 道路整備費につきましては、公共事業と考えています。公共投資であると考えております。ですので、土地開発公社が行うのは工場用地造成事業、この事業については、借入金でもって事業を行って、売却額で収支がゼロになるというふうに説明させていただいていると思います。  道路事業につきましては、他の町で行っている道路事業と同じで、道路として整備できたものは、それなりの交通量の改善とか、交通安全にも寄与しますので、そういった意味で、公共事業として町がやる、そういう意味でございます。 ○議長(奥本隆一君) 11番、谷議員! ○11番(谷 禎一君) 町長は、どういうことで収支ゼロと話されたのか確認したいと思います。 ○議長(奥本隆一君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 今、中川理事から説明があったとおりでございます。公共事業は、やはり公共投資ということで、将来にわたって活用されるものでございますので、町の公共事業としてやるというところでございます。  工場用地造成事業は、土地開発公社で借り入れを起こして、全額売却で回収するということで、収支を合わせるということでございます。  また、上水道、下水道についても、これも公共投資でございます。これは投資をしました分については、将来にわたって減価償却を行うものでございますので、投資というふうに考えていただきたいと思います。 ○議長(奥本隆一君) 11番、谷議員! ○11番(谷 禎一君) 私は、今回の道路は、この工業団地というか、工業地域の整備のために必要な道路であるというふうに思うんで、この中に入っているのは当たり前やと。会計は別であっても収支はゼロというのは、道路を入れてゼロが当たり前やというふうに思うんですけれども、それは違うんですか。もう一回お尋ねします。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 道路のネットワークとして考えたときに、宅地造成事業でつくられるような区画道路のようなものは、公共性という部分で、通行される交通量も全然違いますので、補助の対象にはなりません。今回、補助の重点化枠に認められたということは、その道路としては、国の補助になじむ公共性の高い路線である、重点性の高い路線であるということを認められたということでございます。我々もそのように考えていまして、町として整備すべき道路であるというふうに位置づけております。 ○議長(奥本隆一君) 11番、谷議員! ○11番(谷 禎一君) わかりました。そしたら、町は、あくまでも公共道路としてやるんやということであるならば、今回の工業誘致がばつになったとしても、道路だけ工事はできるということでよろしいですね。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 重点化枠で認めていただく際に、この工場用地造成事業についても詳しく説明させていただいています。その中で、事業の進捗度合いといったものも評価されて、今回、アクセス道路として認められているというところでございます。ですので、我々としては、工業用地造成事業は、実現性が高い部分を国に認めていただいたと考えています。県からも支援いただいていますし、町としては、着実に先ほどから申しましたように、地元にも丁寧に説明して、企業様にも丁寧に説明して対応させていただいているんで、失敗することのないような形で、事業としては進めさせていただきます。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 11番、谷議員! ○11番(谷 禎一君) だから、今回の工業用地をきちっとするために道路を入れるということで、懐はどこでもいいんですよ。町から出そうが、公社から出そうが、どちらでもいいんですけど、相対的に、この事業として収支はゼロになるんであれば、今の話であれば、道路はやっぱり入れて計算すべきじゃないかなというふうに思うんです。ただ、考え方の違いやから、それはもう仕方ない話なんですけど、私は、そう思います。その辺どうなんですか。今回の企業の部分が工場の誘致がバツになったら、道路はつくらないということなんですか。それとも、企業の誘致がばつになっても、道路はつくるんですか。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 議論のところが、まちづくりという観点で町は進めさせていただいています。まちの活力を高めるため、そういう意味で事業をさせていただいていて、今回の道路整備の投資についても、そういう事業効果があるということでやらせていただいている。ですので、今回のような事業計画がなければ、国も重点化枠に認めてくれないということになります。ただ、今おっしゃっている意味は、私の解釈がおかしいのかもしれませんけど、卵が先か鶏が先かみたいな話で、我々としては、このまちづくりのために道路整備が必要という位置づけをしていますので、このまちづくりとしてやっていくために、道路は整備しますと、広陵北地区の発展のために道路整備はやります。その一つの中に、工場誘致があるというふうな位置づけでございますので、町の施策として必要があると考えています。 ○議長(奥本隆一君) 11番、谷議員! ○11番(谷 禎一君) どちらにしろ、広陵町のためにいい方向になれば一番いい話なんで、議論の関係について、考え方が違うけれども、これは後でまた話させていただきたいと思います。  それと、質問事項5番ですね、靴下の関係の部分でお話をさせていただきます。  実際に広陵町は、かぐや姫まつり等々で靴下関係のまちやということで宣伝をしていただいて、大分やっぱり各地域で、広陵町自体からの発信っていうのは、大分広がったというふうに思います。これはもう町長が一生懸命やられた成果やというふうに思うんですけれども、今後は、やっぱり地域の産業を伸ばしていこうと思えば、それが販売できるようにしなければならないんですよね。だからデザインだけがよくてもやっぱりだめだと。やっぱりそのものを買って、はこうと、お金を出して買おうというふうな製品をつくっていかなければ、地域の産業は伸びない。そのためにどうするのかっていうことを今後はやっぱり考えていかないかんというふうに思います。  それで、先ほどお話にありました品質というものに関しての考え方というのは、なかなか難しいというふうなことはあるんですけれども、履き心地がいい靴下等をつくっていただいて、地域のメーカーさんが競争できる、いい意味で競争できる仕組みをつくっていただきたいと思いますんで、町長、一言最後お願いいたします。 ○議長(奥本隆一君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) そのあたりは、私も同感でございまして、OEMでおって、商社の下請的なメーカーでは、やはりこれから生き残れないというふうに全てのメーカーが認識されておりますので、このあたりを視点に、中小企業振興条例をもとに、しっかりと支援をするということは、行政がお金を出すということでなしに、経営者とともに、販路開拓も含めて、いろんな支援策を講じていきたいと思います。また、アイデアをお願いしたいと思います。 ○議長(奥本隆一君) それでは、以上で、谷議員の一般質問は終了しました。  次に、堀川議員の発言を許可します。  9番、堀川議員! ○9番(堀川季延君) 傍聴の皆さん、おはようございます。議席番号9番、堀川でございます。ただいま議長のお許しをいただき、2点、質問をさせていただきます。  まず1点目でございますが、人・農地プランの実質化に伴う本町水田農業政策の将来展望はということでございます。  本町の米作農業は、年を追うごとに作付けを人に任せる農家がふえ、特定の方々が一手に広大な農地を維持管理される方向にあります。全国規模で農家の高齢化と後継者不足は歯どめがかからない状況にあると言えます。町は、集落営農を推進する方向にありますが、なかなか進まないのが実情です。原因をどう分析されているのかお尋ねしたいと思います。  将来に向けての耕作者育成を農業委員会や農協との連携をもって図っていく必要があると思うのですが、取り組みはいかがでしょうか。軟弱野菜やなす、いちごと違って、水稲栽培には多額の機械投資などが必要で経営として成り立ちにくい。しかし、本町には広大な農地が広がっております。どのような方向を考えておられるのかお聞きしたいと思います。  また、町の産業総合振興機構でのこれらの位置づけは、どのように考えておられるのかお伺いしたいと思います。  質問事項の2番目としまして、広陵消防署南側の土地利用計画の進みぐあいを問いたいと思います。  これにつきましては、平成27年12月と平成29年7月にお尋ねしておりますけれども、広陵消防署南側の土地利用計画について、平成29年度に航空レーダー測量による詳細な地形図と3次元データを作成し、南北につなぐ道路の概略設計を行い、包括的な整備計画案の骨子を作成して地元・地権者に説明を行うとのことでございましたけれども、現在どこまで進んでいるのかお尋ねします。  また、用地交渉や補助金等の兼ね合いなど課題や問題点はどのようなものがあるのか、ありましたら、お尋ねしたいと思います。あわせて、今後の計画、年次計画などもお示しいただきたいと思います。  以上、2点について、よろしくお願いいたします。 ○議長(奥本隆一君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 堀川議員さんの二つの御質問にお答えを申し上げます。  まず1番目の人・農地プランの実質化に伴う水田農業施策の展望はということについてでございます。  議員御指摘のとおり、本町の農業に限らず全国的に高齢化が進み、農家の後継者不足による担い手が減少している状況であります。そのため、国は、農地中間管理事業の推進に関する法律等の一部を改正し、担い手が不足する地域について、アンケートや地域の徹底的な話し合いのもと、人・農地プランを作成し実質化することになっております。  本町におきましても、耕作放棄地は増加傾向にあり、地域の農地を地域で守っていくためには、担い手への農地の集約・集積化と集落営農の推進が必要であります。これらの施策が進まない原因としては、資産的価値としての農地の維持や、主食米の自主確保のこだわりにあると考えており、今後は、赤字の農業経営からもうかる農業経営に変えていくシステムを地域の中で構築していかなければならないと考えます。現在は、南郷地区と弁財天地区におきまして、集落営農組織が立ち上がっておりますが、今後は特定農業振興ゾーンであります寺戸地区、百済地区におきましても地域の農業のあり方を話し合いながら、集落営農組織の立ち上げを支援してまいりたいと考えております。  次に、耕作者の育成でございますが、人・農地プランの実質化におきまして、農業委員、推進委員がコーディネーター役になって進めていくこととなっておりますが、入作者や新たに地域で農業を行うことに意欲的な方にも話し合いに参加してもらうように働きかけ、農協と連携し、地域の農業を守るためのプランを立てる必要があるのではないかと考えます。  また、議員御承知のとおり、水稲栽培にはさまざまな投資が必要であり、経営が成り立たなくなることを農業者からよくお聞きいたします。町としましては、広大な農地を活用するには、先ほどから述べさせていただいております集落営農組織を立ち上げ、農地を集約して大規模な農業ができればと考えております。また、ロボット技術やAI、ICT等の先端技術を活用するスマート農業の取り組みも研究して支援してまいりたいと考えております。  最後に、(仮称)産業総合振興機構において、農業分野での位置づけでございますが、集落営農組織等の安定販路開拓を支援する地域商社として考えており、農業の活性化の一助となるよう取り組んでまいりたいと考えております。  2番目の広陵消防署南側の土地利用計画の進みぐあいについての御質問でございます。  広陵消防署前の柳板大谷線から南側の山林は、市街化区域の第一種中高層住居専用地域に指定されておりますが、活用が進んでおりません。町としましては、豊かなまちの実現に向けて、柳板大谷線の北側の町営住宅の周辺エリアも含め有効活用が必要と位置づけており、平成29年度には、航空レーザー測量による3次元の地形測量を実施しました。測量成果を用いて柳板大谷線の南北エリアの軸となる道路の検討を行っております。この検討を踏まえ、地元疋相区と平尾区の役員会において、南北エリアの開発幹線道路は、広陵消防署前の坂の頂上付近を起点とし、南側エリアを先行して進める方針を説明させていただきました。これに並行して、西校区のこども園の建設用地の検討を進めておりましたので、西小学校に隣接する南側エリアにおいて、3次元地形測量をもとに、こども園の大きな敷地造成の検討も行っております。  起伏の激しい地形であり、造成工事に費用を要するものの、西小学校に隣接することから候補の一つとなりました。最終的に広陵西第二幼稚園を拡張する案について、地元平尾区の協力を得て進める方針となりましたが、この検討の影響を受け、南北幹線道路の事業化が1年おくれることとなりました。南北道路は、本年度(仮称)平尾疋相線として、柳板大谷線から西小学校に接続するルートについて、社会資本整備総合交付金事業の採択を受けており、本年度は、地元及び地権者への説明に向けた具体的な設計を行う予定です。図面ができ次第、地元説明会を開催し、来年度の予算により用地測量を行うこととしております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(奥本隆一君) 議席からの2回目の質問を許します。  9番、堀川議員! ○9番(堀川季延君) 御答弁ありがとうございました。  それでは、1点目でございますが、手元に全国の農業新聞を持ってきております。何部か持ってきているんですけれども、少し読ませていただきたいと思います。  人・農地プラン実質化への道として、一つ目、これは平成元年10月18日で発刊されたものでございますが、「農地中間管理事業法見直しの一丁目一番地、「人・農地プランの実質化」がいよいよ本格化する。地域の農地を守り継いできた世代が高齢化する中、将来を見据えた効率的な農地利用方針を地域みずからが決めていくことは喫緊の課題だ。農地利用の最適化を使命とする農業委員会にとっても、ここが一つの正念場、市町村やJAなどの関係機関とも密に連携し、地域の現状把握と活発な話し合いをリードすることが求められている」と。これ毎週こういった中で、実質化への道の2号、3号というような掲載記事があるんですけれども、既に、この10月からいろんな農業委員会のほうで全国的に調査が始まっております。地域で話し合い、合成形成をとか、アンケート調査で意向把握とか、いろんなことが展開されているようでございます。75歳以上の農地所有者の意向調査をいったところもございます。本年の10月からアンケート調査の実施などに始まり、再来年の3月には、この結果の取りまとめ、いわゆる地域の徹底した話し合いの後に、地域の動向を取りまとめ、問題点を解決すべく、2021年4月からプランの実践と地域で決めた方針の実行というようなスケジュールも組まれているようでございます。  このような内容におきまして、広陵町におきましては、本年度はどこまでの取り組みをされようとしておられるのか、また、来年度の計画をお持ちでしたら、お尋ねしたいと思います。来年には農業委員の改選の時期でもございます。多くの農業委員の方々の手助けが必要と思いますけれども、その辺も合わせて大丈夫でありますでしょうか。農業委員にとって、各地域へのアンケートや、今紹介しましたような現況把握、将来の方針決定など新しく担う業務もふえてまいります。来年7月には、農業委員会が新しい方々に変わる予定ではございますけれども、この辺の事業計画、あわせて1点お尋ねしたいと思います。 ○議長(奥本隆一君) 小原事業部長! ○事業部長(小原 薫君) 議員お尋ねの人・農地プランの実質化への取り組みでございますが、平成30年9月に特定農業振興ゾーンとしまして、寺戸地区と百済の川向地区におきましては、今後の地域農業を考えるためのアンケート調査を実施しております。この調査結果をもとに地図を作成しまして、特定農業振興ゾーンの整備実施計画を策定させていただく予定でございます。この取り組みは、今後の人・農地プランの実質化に向けてのモデル事業になるものではないかと考えております。また、この二つの地区におきましては、1月からプランの作成を検討していく予定でございます。また、ほかの地域におきましては、アンケートから順次進めていく予定でございます。  そして、先ほど言われましたように、農業委員の改選ということで、来年の7月に改選になることでございますが、やはり農業委員会としての役割は大変重要なものとなってきております。その中で、人・農地プランの実質化へ向けて、やっぱり地域において中心となってかかわりをいただかなければならないと思いますので、そのあたり、農業委員さんを選ぶときには、やはりその辺のことを話して、地域で人選していただきたいと思っております。
     以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 堀川議員! ○9番(堀川季延君) 御答弁いただきましたように、農業塾を初め、特定農業振興ゾーンを指定し、イチゴ栽培の復活や、なすなど地場産野菜の振興に努力され少しずつ成果は上がっていると思います。また、広陵町でとれた野菜をレストランと提携し、つながりプロジェクトと名づけてメニュー化が実現しています。継続こそが命ですので、販路拡大に向け一層努力いただきたいと思います。  一方、本町の稲作においては、1件で10町歩、あるいは30町歩を超えて引き受けておられる農家が見受けられますが、何が起きるかわかりません。突然やめられるような場合もあろうかと思いますが、その辺の受け皿は急にはないように思うのですが、このあたりは、行政としてどのように対処していくのか、お考えをお伺いしたいと思います。  つまるところ、農家の後継者不足と高齢化が最大のネックになっているように思います。このことは本町だけの問題ではありませんが、抜本的な解決の糸口はないように思うのですが、再度御答弁よろしくお願いします。 ○議長(奥本隆一君) 小原事業部長! ○事業部長(小原 薫君) 議員おっしゃるとおり、農家の後継者不足と高齢化につきましては、農業経営につきましては、どの地域も同じ課題やと、問題は抱えておる状況でございます。議員おっしゃるように、10町以上の農地を引き受けていらっしゃる農家がリタイアされた場合でございますが、町といたしましても、そういう件は頭が痛い状況でございます。ただ、やはり地域全体で十分話し合いをしていただきまして、地域でやっぱり集落営農組織を立ち上げ、次の担い手となる方を育成していただくのが全てじゃないかと考えております。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 堀川議員! ○9番(堀川季延君) 現在のところ、この地域商社というようなことでございましたけれども、RESASのワークショップのときに、この農家との産業総合振興機構との兼ね合いというのは、農家からの出荷と買い取りというようなこのイメージ図しか、私、手元にはないんで、これからの話かなというふうには思うんですけれども、しっかり販路の開発であるとか、スムーズに金もうけができるような農業政策への一環として、振興機構も役立てていただけたらというふうには思っております。  最後になりますけれども、この農業紹介パンフレットというのを、これも手元にまた持ってきました。この見開きのところに、農業関係者の方々のコメントが載せられています。これ町長の言葉に、今後の農業は、集落営農により各地域で取り組み、地域の農地を守っていただくこと、野菜づくりなど、もうかる農業を進めること、兼業農業のように、農業をしたことがない人も、誰もが農業に参加できるような農業が身近なまちにしていきたいということで、町長のコメント載せておられます。なかなか、私個人的にもスムーズに進んでいくようには思われませんので、何か抜本的なモデル事業の立ち上げ、2カ所の集落営農もありますけれども、安部なども今後立ち上っていくというふうな話も聞いておりますが、なかなか地域地域で問題も抱えております。この辺、本当にどうすればいいか私も途方に暮れる次第でありますけれども、いわゆる特区の成果で、調整区域であっても一部農地は手放されているところも多く見られますけれども、調整区域でも農業振興地域など、なかなか売買も成り立たない、低価であるとか、本当に困って、農業管理を人に任せられるという家が本当にふえてきているように思うんですけれども、最後に、広陵町の農業がもっと元気になるにはどうすればいいか、コメントもありますけれども、町長、ちょっとお言葉をちょうだいできたらなと思います。よろしくお願いします。 ○議長(奥本隆一君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 非常に悩ましいところでございまして、今水田を耕作できない人の水田を預かって、10町、15町、20町とされている方も将来については不安だというふうにおっしゃっておられまして、その方がリタイアされると、その農地は一体どうなるのかという問題が出てまいります。ただ、水田というのは水利が伴いますので、集落ごとにその責任者がおらないと、よそ者が来て、耕作できるわけではない。また、水利施設は、その集落の財産でもありますし、維持管理には義務が伴いますので、少数の農家集落営農組織が立ち上がったとしても、その大規模なため池や水利施設を水路等、相当な維持管理に費用も手間もかかるわけでございます。  こういったあたり、将来どうしていくべきなのか、やはり農家だけの負担で維持できない時代が来るのではないかというふうにも思っておりますので、いわゆる、我々の食糧自給率を維持する上においては、やはり公的な支援が国、県、町を通じて必要になる時代がくるのではないかというふうにも思っております。最終的には、特定農業振興ゾーンで集落営農組織をモデル的に立ち上げていただいて、もうかる農業の見本を示していただければ、ほかにも広がるかなとは思いますが、なかなかそう安易なものではないというふうに思っております。最終的には、産業総合振興機構で農業をするぐらいの会社にしないと農地が守れない時代がくるのではないかと。そんな中に、集落の方に協力していただいて、農地を管理する組織も必要になる時代が来るんではないかというふうにも思っておりますので、これから農業は、なかなか見通せないところがございますが、今ある制度の中で、精いっぱい農地を活用する取り組みを行政として応援をしていきたいというふうに思います。 ○議長(奥本隆一君) 堀川議員! ○9番(堀川季延君) ありがとうございました。次に移りたいと思います。  2点目でございますけれども、計画の経過を再度お尋ねしたいのですが、柳板大谷線南側に御答弁いただきました第一種中高層住居専用区域であります市街化区域が広がっております。東真美ヶ丘と称されているそうでございますが、現在は一部畑作地もあるものの、その大部分は、雑木林で手入れもなく、そのままの状態にあります。なかなか市街化が進みません。高低差もかなりあるようでございます。御承知のとおり、西校区は、住宅開発が進み、新規住宅地にトップとして農地を転用しての開発が行われている現状であります。そういう意味では、とてもこの市街化区域一体は貴重な土地資源であります。柳板大谷線沿いにハイツなどの開発住宅が立ち並んだことにより、南側への侵入が絶たれることに危機感を持たれた一部地権者からの要望もあったことから、道路整備を図るべく、土地利用計画が進むことになったと理解しております。  今回の計画は、現道路から西小学校西側へ進路をとるということでございますが、その先はどういうふうに進められようとされているのか。何か行きどまってしまうように思っておりますけれども、もう少し具体的な計画というのか、また、侵入道路が完成したとしても、西小学校までの間の道という中で、その周りにまた無秩序に住宅開発、あるいは開発などが行われるような想像もできるんですが、そのあたりの縛りというものも、どのようにお考えなのかお聞きいたしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 広陵消防署の南側の道路整備ということでございますけれども、おっしゃるように、平成27年、平成29年に地元区から道路整備の要望をいただいております。それは、柳板大谷線の沿道開発によって、その南側の山林の出入り口がふさがれてしまって、開発できなくなってしまうことを恐れてと、地元の地権者の方も要望されているという内容で要望いただいております。  今回、こども園の場所も確定してきましたので、高低差の厳しい地形ですので、そういう大きな造成を想定すると、道路の計画もかなり影響受けますので、国の補助金をもらうというところまで至らなかったんですけれども、今回、方向性が決まってきましたので、道路整備に向けて、今調査費を国からいただいております。今1期目として、西小学校へ向けての道路を考えさせていただいています。この道路については、両側歩道で、将来的には通学路にできるような形で、ちゃんと歩車分離の形の道路を考えています。それが一定進めば、次は、その道路から分岐して、平尾区の共同墓地、それから真美ヶ丘の第一小学校の東側にある町道、そちらに向けて接続する道路を計画したいなと考えております。その道路は、両側歩道ではなく、6メートルから8メートルぐらいの2車線の道路を整備できればと考えております。  こういう形で道路が整備できれば、その沿道に無秩序な道路整備が進むんじゃないかという御心配のことをいただいたんですけれども、この土地は急峻な地形ですので、どうしても道路の両側は、切り土か盛り土の斜面になってくると思います。ですので、将来的に、皆さんが土地利用考えられるということであれば、そういう切り土や盛り土の部分の斜面の部分は、町では買収せずに無償借地という形で、将来土地利用されるときにお返しして、宅地化できるような手法もあるのかなと思っています。ですので、そういった意向も含めて、用地買収の際には地権者の皆様と全体的な説明会をして、どういう活用されますかという部分も含めて、道路の縦断勾配といった部分も検討していかなければならないのかなというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 堀川議員! ○9番(堀川季延君) ぐたいには入り口の部分、用地交渉などはまだ入っておられないわけですよね。また、御答弁いただいたように、ここに社会資本整備総合交付金事業っていうのもある程度の枠があって、なかなか満額ついてこないというような実態もあるのかなという、予定計画よりも伸びていく可能性も十分にあるのかなというふうに思ったりもするんですけれども、以前の御答弁で、市街化が進まない地域であるため、区域見直しの際に、奈良県の市道において土地利用計画図を示したというような背景を聞いたことがあるんですが、今回の土地利用計画に対し、県はどのように対応されているのかもお伺いしときたいと思います。ちょっとその辺、お願いできたらなと思いますが。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 御指摘いただきましたように、前回、平成二十二、三年ごろの定期の市街化区域の見直しの際に、市街化区域でありながら開発が進んでいない一団の土地の調査がございまして、その中で、このエリアが対象となって報告させていただいたと。逆線引きの話を持ちかけられているというのが実情でございます。ですので、そういった土地利用を考えていますよ、町としても取り組みますよということで、県には回答させていただいて、今市街化のまま残っている。ですので、もうじき定期見直しがまた行われます。1年、2年後ぐらいにですね。ですので、そのときには、今回こういう道路計画をして、土地活用を図ろうという形で進めていますよということで回答していかなければならない。ですので、我々も、この事業化に向けて、2年、3年ほど前から調整させていただいているというのが実情でございます。ですので、そういう形で進めていきたいので、地域の方といろいろ相談したいなと、土地活用に向けても相談させていただきたいなというふうに考えております。 ○議長(奥本隆一君) 9番、堀川議員! ○9番(堀川季延君) 先ほどの用地交渉は、まだ一切入られていないというのと、この社会資本整備総合交付金事業の進みぐあいというのは当てにできるのかどうかっていうのも、あわせて。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 柳板大谷線の際の地権者の方との交渉は、一切まだしておりません。まず、あの部分が大事ですんで、早く用地交渉できるように進めたいなと思っています。特に、入り口のところに周知の古墳もありますので、そういった部分で、早く調査をして、道路のルートを決めたいなというふうに考えております。  あと、社会資本整備総合整備交付金事業は、地方からの要望が非常に多くて、要望額の半分程度しかついてこないというのが実情でございます。ですので、先ほど、箸尾準工のところは重点化枠に入ったということで、事業が進みやすいという話はその部分です。要望した額の半分ついたらラッキーかなというぐらいの内示率になっています。そういう状況ですんで、大き目に要望する、そんなことしたらあかんよとは言われてますねんけども、そういった部分も含めて、進捗するように頑張っていきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 9番、堀川議員! ○9番(堀川季延君) そうしますと、かなり先のようにはお見受けするんですけれども、参考に、消防署の西側に住宅が張りついておりまして、小学校へ通学している児童たちもおると思います。今何人ぐらいの児童数が通っているのか、現在も道の北側で土地造成がなされておりまして、住宅が開発されるのかなというふうには思っております。信号まで下ってから南側の信号を渡って、もう一度西に上るというような通学路となっているとは思うんですけれども、そない遠い距離ではないんでしょうけれども、本来、道路ができれば、横断歩道や信号がついて、西から学校へ通うことも可能になるのではないかなというふうにも考えます。先の長い話ではあろうかと思いますが、その辺は、西小学校の東側の道路拡幅とかもあって、柳板大谷線に広い道路が何本かついていくのかなというふうに荒市さんの今信号機よりも西についていくんだろうというふうには思いますが、この辺も一つ信号があってもいいのかなとは思うんですが、なかなかこの辺は無理なようにも思うんですが、その辺のお考えも、ちょっとあわせて聞いておきたいと思います。 ○議長(奥本隆一君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) お尋ねのいわゆる真美ヶ丘東と称されるようなところから、西小学校にどのぐらい通っておるかというところで、ちょっと正確な数字かどうかの、年度初めに通学路調査をしたときの数字が記憶に残ってございます。30名程度であったと思います。その30名なんですけれども、ちょうど広陵消防署のいわゆる道の北側、そちら側がほとんどで、南側は若干ハイツ等もありますけど、ここはわずかだったと思います。だから二十数名、全部で30名程度だった中で、ほとんどが道の北側のエリアであると。今、堀川議員おっしゃっておられるような通学路につきましては、やっぱり安全を第一ということで、コスモ石油のところまで下ってくるということでお願いをしております。  従前、吉村議員のほうからも、そのエリアの方から最短距離とはいかんかっても、何とかちょっとショートカットするような形で横断歩道でもできないかという質問もありました。高低差があって見通しが利かないということで、やはり非常に危ないございます。今、コスモ石油のところについても飽和状態になっていて、それはそれでまたちょっと危ないわけでございますけれども、現状は、もうそういう形で実施をさせていただいておるというところで、道ができればと、たらればみたいな話になるんですけれども、やはり、あそこは割とスピード出されますので、もうそれを考えると、やっぱり現状でというようなところで認識をしてございます。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 通学路に関しては、先ほど申しましたように、小学校までの第1期で考えている道路は両側歩道で、通学路にできるような形を想定させていただいていまして、池端事務局長が言いましたとおり、交差点をつくって、信号がつけられるかというのは、その交差点が安全かどうかというのが非常に問題になってきます。今のガソリンスタンドから少し西側の区間は、全部坂道の区間になっていますんで、西から来た車の見通しが悪いために、なかなか横断歩道や信号機はつけられないと言われると思います。ですので、消防署の倉庫の前あたりのところが一番頂上で、西からも東からも侵入してきた車から見通せるというところで、その部分であれば、信号機の設置が可能かなということで、地元にもあそこに交差点をつくって、南北に道をつくるという方向性を示させていただいております。ですので、そういう形で第1期工事が早く進んで、その計画の際にも警察と協議させていただきますけれども、早く進んで、そこに信号機が設置できればなというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 9番、堀川議員! ○9番(堀川季延君) ちょっと最後に下世話に、完成までの予想年次というのは、やっぱり10年ぐらい見とかなんのかなというふうには思うんですが。3年、4年では、なかなか。道路、用地交渉も当然出てきますでしょうし、スムーズにいけるかどうかの実施も、私ちょっとどうなのかなというふうには不安には思っておるんですが。何もせく必要はございませんけれども、いろんな地権者もおられますので、その辺の予想っていうのはいかがなもんでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 今、重点施策で、平成31年の第1回定例会の重点事業のところで、東真美ヶ丘地区の整備という形で挙げさせていただいていて、その全体事業費として5億円を見込ませていただいています。それは、ちょっと小さ目になるかもしれませんけど、南北の道路ではなくて、南側の第一小学校までの道路も含めての全体事業と考えさせていただいています。ですので、西小学校までの分であれば、2億5,000万円ぐらいになるのかなと思うんですけれども。ですので、要望として、毎年5,000万円ずつついてくれば、5年でできるということになるんですけれども、先ほど申しましたように、国の内示率が非常に悪いという状況もございますので、5年を目標に頑張りたいと思います。 ○議長(奥本隆一君) 以上で、堀川議員の一般質問は終了しました。  暫時休憩といたします。     (A.M.11:37休憩)     (P.M. 0:58再開) ○議長(奥本隆一君) 休憩を解き、再開いたします。  次に、笹井由明議員の発言を許します。  12番、笹井議員! ○12番(笹井由明君) 議席番号12番、笹井でございます。地元南郷から傍聴に来ていただきまして、本当にありがとうございます。  議長のお許しを得て、本定例会における一般質問をさせていただきます。  今回の質問は、私が議員にならせていただき2期8年目を迎えたわけでございますが、皆さんの声を町政に届けますとして、就任以来、東小学校区のまちの施策、地域の要望事項を中心に、議長の着任期間2年を除き質問をし続けてまいりました事項につきまして、個々にこれまでの経緯、そして進捗度、そして実現の見通しをお聞きしてまいりたいと思います。  まず、質問事項1番でございます。  奥坪橋交差点関連整備事業の進捗と今後についてでありますが、この事業に関連する一般質問においては、過去、平成24年6月、12月、平成26年9月、12月、平成27年9月に、その後、平成30年6月にも質問をしておるわけでございます。一連の答弁内容については、いささか毎回時期がずれているような感もございますが、徐々に整備が進んで、直近の答弁では、県道田原本広陵線の役場、奥坪橋歩道整備では、平成26年度着手、進捗率が43%、平成30年度末で57%、平成31年度以降も継続実施と認識をしております。平成31年度末進捗状況と以降の計画及び完成予定年度をお聞かせいただきたいと思います。  それから、奥坪橋交差点整備でございますが、信号機の設置が残されている状況でございます。橋梁から真っすぐ東へ延長するバイパス工事が先決とする中で、バイパス工事と交差点の県事業との進捗及び今後の計画をお聞きするものであります。  次に、質問事項2番でございます。  南郷8号線の進捗と今後についてでありますが、この事業の一般質問では、過去、平成26年9月、平成27年9月、平成30年6月に質問をしております。ここでも直近の答弁では、平成25年度以降、進捗率39%、平成34年度(令和4年)完成を目指し、その後は、イズミヤ西側安部工区に着手し、平成38年度(令和8年)完成を目指すこととされております。  なお、たかいか橋そのものの道路拡幅完了後の歩道橋の整備を検討しているとあるが、現状では、拡幅に伴う電柱移設がなされていない、そして、車両、歩行者の通行に非常に危険な状況にさらされている。こうした中で、電柱移転及び時期及び工事中の安全対策について、さらに事業進捗においては計画どおりであるのかどうかをお伺いするものであります。  質問事項3番、水道局解体撤去工事と周辺環境整備についてでありますが、この事業の一般質問では、過去、平成24年12月、平成25年9月、平成26年3月、平成30年6月に質問を繰り返し行っております。ここでも直近の答弁では、平成28年度フジパックに売却、建物撤去は町が行う、当該土地は市街化調整区域なので、フジパックが工場を建てるには、既存建築物の建てかえとして奈良県開発審査会の審査を受け、都市計画法の許可を得る必要があると聞かせていただいております。  フジパックから、本年7月末までに開発審査会を終えるので、8月から既存建物の除却が始められるものと聞いておりました。しかし、当初より5カ月以上先になるとのこと、既存建物の除却は、今年度下半期以降の着手となる見込み。このため、用水路、隣接地に迷惑を及ぼさないよう防犯面も検討している、また、周辺道路の整備に関しては、百済南郷線と南郷15号線の交差点から東側の改良として、現在道路北側の拡幅工事を行っており、6月下旬に完成する予定、さらに、JA経済センター東側の南郷15号線と県道田原本広陵線の交差点への隅切りの設置は、歩道バリアフリー化工事に合わせて、水路のふたがけを行い整備することとしている。  こうした答弁は、1年5カ月を経過した現況と整合していない場面があるわけでございます。このあたりの経過説明と今後の事業展開を問うものでございます。また、地元からの周辺環境対策要望について、協議の場を持つ必要があると思いますが、どうでしょうか。  次に、質問事項4番、(仮称)総合スポーツ公園整備計画とその後でありますが、この構想はタブレットに一応載せておるわけですが、健民運動場は、社会体育施設として、昭和42年に竣工し、以降、緑豊かなくつろぎの場を兼ねた運動公園として、テニスコートやナイター設備し、初期の目的は達成されたとしながらも、さらなるスポーツ熱が高まる中において、施設の拡充が必要であるとして、当時の奈良中和地方拠点都市地域整備基本計画に沿って、総合スポーツ公園整備計画が策定されたものであります。当時の計画図面を現在と比較してみれば、広陵東幼稚園も移転し随分さま変わりしたものの、古寺町営住宅北側町有地の用途、交通公園の老朽化による整備、運動公園・健民運動場・テニスコート一体整備がどのようになされていくものであるのか、あるいは、また東幼稚園跡地利用など、この地域の総合的整備構想の見直しが必要と思われますが、どうでしょうか。  最後に、質問事項5番でございます。  東小学校区における認定こども園の考えはという問いでございます。  本年度の施政方針の中では、昨年度作成したコミュティカルテを参考として、将来的には、小学校区ごとに地域に沿ったまちづくりを目指すとされております。こうした中で、認定こども園については、北小学校区では完成、今年度は、西小学校区での具体化、一方、旧百済村・旧瀬南村が合併し、東小学校区においても、町立東小附属幼稚園、町立南保育園、私立常葉保育園が存在する中で、認定こども園についての将来的な一展望と時期を踏まえてお考えを問うものでございます。  以上、壇上からの質問を終わります。よろしく御答弁をお願い申し上げます。 ○議長(奥本隆一君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) それでは、笹井議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  まず、1番目の奥坪橋交差点関連事業の進捗と今後についての御質問でございます。  一つ目の県道田原本広陵線の奥坪橋西詰から役場前交差点までの500メートル間の歩道のバリアフリー化は、高田土木事務所が平成26年度から着手しております。両側に整備された歩道のうち、整備対象延長は全部で750メートルあり、平成30年度末までに奥坪橋西詰からJA広陵経済センター前までの間で410メートルが完了しています。令和元年度の工事箇所は、JA広陵経済センターから西側で、南側歩道100メートルと北側歩道80メートルの合計180メートルで計画されており、年明けから本格的に工事が始まると聞いております。完了すれば590メートルが完成し、進捗率は79%になります。役場前交差点までの区間に残る160メートルの歩道の整備については、令和2年度に完成できるよう予算確保を要望してまいります。  二つ目の奥坪橋交差点の安全対策についてですが、奥坪橋交差点は、葛城川の堤防道路である県道大和高田広陵線と県道田原本広陵線が交差し、朝夕のラッシュ時の交通量は非常に多くなります。奥坪橋を中心に葛城川両岸の堤防道路がH型に交差しており、さらに東詰の交差点には、南側から町道百済中央線が接続し、交通がふくそうするため、警察からは、信号機を設置するには交差点の改良が必要と言われています。この対策として、平成24年度から百済中央線を奥坪橋から真っすぐ東向きに延伸する百済中央線バイパスの事業を進めております。新設の道路用地として、全部で24筆の用地買収が必要ですが、平成30年度までに20筆の買収を終え、残るは4筆となっています。相続問題や残地の形状に対する要望など幾つかの課題はありますが、今後も粘り強く交渉し、早期に工事着手できるよう進めてまいります。  また、バイパス道路が接続する東側の百済10号線の拡幅整備については、百済二条公民館東側の交差点から北側約50メートルの区間が用地買収できましたので、本年度に工事を行います。  2番目の南郷8号線の進捗と今後についての御質問でございます。  南郷8号線の南郷集落から高田川の安部大橋東詰までの延長1,200メートルの拡幅整備については、平成21年度にイズミヤ隣接区間を施工し、平成25年度からイズミヤの東側の南郷工区の整備に着手しております。  議員の御質問は、町道南郷47号線から尾張川まで約95メートルの区間についてですが、当区間は平成28年度から工事着手しており、平成30年度までに北側の路肩86メートルと南側の路肩68メートルの拡幅工事を行いました。現在、残る拡幅工事として、北側路肩10メートルと南側路肩20メートルを施工しており、12月末には95メートルの区間の拡幅工事が完了する予定です。  南側の拡幅により支障となっている3本の電柱については、関西電力が1月中に北側の歩道予定箇所に移設する予定です。残る北側の歩道整備と舗装工事については、1月中に入札できるよう設計を進めており、順調に進めば年度内に完成できる予定です。この区間の整備が完了することで、進捗率は43%になります。  南郷工区では、南郷集落から西側330メートルの区間で、北側に歩道を設置する工事が残ります。地元との調整事項が幾つかありますが、令和4年度の完成を目指し進めてまいります。  たかいか橋の歩道橋については、南郷工区の進捗に合わせて整備を行えるよう、調査設計などの準備を進めてまいります。また、並行してイズミヤ西側の安部工区の工事にも着手し、南郷8号線の全区間について、令和8年度の完成を目指したいと考えております。  3番目の水道局解体撤去工事と周辺環境整備についての御質問でございます。  旧南郷水道施設用地は、平成28年度にフジパック株式会社に売却しており、既存建物の除却は町が行う契約となっています。当該土地は、市街化調整区域であり、既存建築物を先行除却すると、おおむね1年後には、既存建築物の建てかえとしての建築行為ができなくなり、工場が建てられなくなります。このため、町の解体工事はフジパックが奈良県開発審査会での審査を受け、都市計画法の許可を得た後に行うこととしております。フジパックの工場拡張計画が変更され、開発許可の申請がおくれると、これに連動して町の解体工事も延期となるため、議員から質問をいただくたびに、解体の延期を報告する状況になっております。  現在、フジパックから11月29日付で、町に開発の事前協議書が提出されており、関係課の協議が進められています。フジパックからは、令和2年7月ごろまでに県の開発審査会の許可を得る見込みと聞いており、町の解体工事は、令和2年8月から令和3年1月末ごろまでの工期で協議を進めています。解体工事が始まるまでの跡地及び旧水道施設の管理については、近隣地区に迷惑をかけないよう適切に管理させていただきます。  次に、周辺環境整備については、百済南郷線の南郷15号線との交差点から東側への拡幅工事は、平成30年度末に北側への拡幅工事が完了しております。拡幅箇所の電柱移設が11月までおくれたため通行の支障となり御迷惑をおかけしましたが、関西電力の電柱に複数の通信事業者が電線を共架していたため、移設の準備に相当の日数を要したことなどが原因と聞いております。十分な準備期間を見込んで移設協議を行えば、このようなおくれは生じませんので、今後このようなことが起こらないよう、スケジュール管理の徹底を指示しております。残る南側の水路部分の拡幅と舗装の全面復旧工事は、現在施工中ですが、年末年始を含むため2月には完成させる予定です。  JA広陵経済センター東側の南郷15号線と県道田原本広陵線との交差点の水路ふたかけ整備については、高田土木と協議を進めており、令和2年の出水期までに整備完了する予定です。また、解体工事の着手前に、南郷区役員及び周辺住民の皆様に説明会を行う予定ですので、その際に、周辺環境対策の要望についても協議させていただきます。  4番目は、教育長がお答え申し上げます。  5番目の東小学校区における認定こども園の考えはという御質問でございます。  東小学校区における認定こども園について、幼保一体化総合計画では、広陵東小学校附属幼稚園は、平成14年に建築され、他園に比べ築年数も浅いことから、預かり保育を実施するなど保育機能を充実させ、幼稚園の園児数の確保に努めることとされています。  また、南保育園は昭和57年に建築しており、40年近く経過していることから、至るところで老朽化が顕著にあらわれている現状を踏まえ、令和6年に幼保連携型認定こども園を新設するとしています。  東小学校区内には、町立の南保育園、東小学校附属幼稚園があり、私立では、地域に根差した歴史と伝統ある常葉保育園があります。また、東小学校区におきましても、宅地開発が進み、人口増、乳幼児数も増加しておりますことから、町立の施設の認定こども園化と常葉保育園との関係を改めて整理する必要があると考えておりますので、今後において、議会、関係機関と協議をさせていただきたいと存じます。  私からの答弁は、以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 植村教育長! ○教育長(植村佳央君) 笹井議員さんの(仮称)総合スポーツ公園整備計画とその後の質問にお答えをさせていただきます。  添付していただいている資料の(仮称)総合スポーツ公園整備計画は、1995年(平成7年)に策定されました広陵町土地利用構想の中の一つの計画であり、議員御見識のとおりでございます。その後、平成24年に策定されました第4次広陵町総合計画には、公共公益施設ゾーンとして、また、平成25年作成の広陵町都市計画マースタープランには、運動公園における機能強化が明記され、この地域の将来像の実現に向け、計画されているところでございます。しかし、この地域におきましては、広陵町土地利用構想計画策定後、平成14年に広陵東幼稚園が現在の場所に移転、地域の最南端には携帯電話の電波塔が設置され、また、東幼稚園跡地からの最西端には土庫川浄化施設の整備が行われるなど、計画策定時に比べて大きく変化しております。  こうしたことから、現在の社会情勢や公共施設等総合管理計画による広陵町の財政見通しによる公共施設のあり方などを考慮しつつ、昨今のスポーツ振興に対するニーズが競技スポーツから健康づくりを目指したニーズに変わりつつあることを踏まえ、議員御指摘のとおり、次の世代に継承できる計画の抜本的な見直しは必要なものと認識いたしております。  今後は、時代のニーズを的確に捉えるとともに、このエリアを管理する部局が複数となっている状況から、横の連携を密にし、住民のニーズとともに、どのような利用形態が最善であるのかを検討し、協議を重ねてまいりたいと考えます。  以上、答弁とさせていただきます。
    ○議長(奥本隆一君) それでは、自席からの2回目の質問を許します。  12番、笹井議員! ○12番(笹井由明君) 御答弁ありがとうございました。  それでは、1番目から再質問をさせていただきたいというふうに思います。  まず、奥坪橋でございますけれども、この奥坪橋は、以前には南郷の農道から、いわゆる今の百済中央線、いわゆる畑地のちょうど北側ですけれども、その百済中央線に向かう葛城川に奥坪橋がかかっておったという歴史的な記憶がございます。といいますのも、私がその橋を渡って、祖母の実家の百済に連れていってもらったというふうな記憶があるわけでございます。その橋が昭和28年7月19日、葛城川は決壊をいたしました。そうした葛城川の決壊の時期か、あるいは、またその後の大雨によるものか、奥坪橋は流出いたしたわけでございます。その後、県道田原本広陵線の拡幅工事が始まり、そして、新たに数十メートル北に、今現在の奥坪橋がかかったと、こういうことになってございます。その際に、奥坪橋は、渡り切ると堤防から落ちてしまいます。左右に分かれなければ、道路としては成り立たないわけでございますので、その以前の奥坪橋から北に数十メートル新たに奥坪橋がかかったときに、百済中央線に、いわゆるおりるおり口ということでの今道路が設置されておるというふうな状況です。したがって、H道路とプラス、おり口の道路というふうなことから、現在は、真っすぐおりるバイパス道路と、こういうことを整備をしていただいておるというふうに認識をしておるわけでございます。  そこで、現在の進捗率について、20筆の買収を終えたと。そして、残るは4筆というふうに聞いておるわけですが、進捗率が平成30年度末で46%というふうな事業実績報告もあるわけでございますけれども、平成30年度の決算書を見てみますと、用地が328平米1件で869万2,000円という用地買収費が決算で打たれております、そしてまた、繰り越し事業としては1,063万5,000円程度の繰越明許費の額が出ております。この額が用地4筆に相当する額かどうかという確認と、平成31年度の予算には、測量設計を完了するという状況で、文化財調査に500万円の予算計上がなされておるという状況でございます。それで、平成31年度の測量設計費の予算はどこにあるのかなというふうな思いがいたします。そして、平成32年度は用地測量の完了をして、平成33年度は事業完了予定と、こういうふうな今現在予定で聞かせていただいておるわけですけれども、そのあたりの、いわゆる残る4筆の予算計上はどうなっているのか、そして、バイパス道路が接続する東側、百済10号線の拡幅道路は、二条の公民館東側の交差点から50メートルの区間ということで、一旦バイパスをおりて、そしてまた、百済中央線に戻る、その道路だというふうに理解しておりますけれども、今年度に工事を行いますというふうに今聞かせていただいて、その予算計上は、どのようになっているのかなというふうなところを再質問でお答えいただきたいというふうに思います。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 百済バイパスにつきましては、今現在、用地交渉をメーンに進めさせていただいております。用地買収が進んで、一定区間用地が確保できた段階で工事ができるというふうに考えております。特に、東西の道路で用水路が南北に流れているということで、東西の工事をしたときに、その用水の切り回しが全て変更されてしまいますので、一団の区間で一気に施工しないと、その辺の処理がうまくいかないということで、今用地買収が全部進まないと工事ができないという状況になっております。ですので、今用地交渉を一生懸命やらせていただいていまして、その明許になっている用地費も今交渉させていただいているところで、前向きな調整が進められているという状況になっております。それらがうまく進めば、工事着手前に文化財の発掘調査というところに進んでいくようになる予定でございます。  それから、関連する道路、東西南北の道路の50メートルの工事については、今設計していまして、工事を発注できる予定でございます。それは東西に拡幅するんですけれども、西側の拡幅のほうが広うございまして、西側に拡幅する工事をまず先行して50メートル行うという計画をさせていただいています。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 12番、笹井議員! ○12番(笹井由明君) ありがとうございます。全ての工事についての予算の裏づけはあるもののというふうに理解をさせていただくわけでございます。  とりわけ、文化財の発掘調査も500万円の予算があるわけでございます。この地域、やはり百済という歴史の中で、文化財についての発掘調査の跡、大切な遺物が出てくるかもしれませんけれども、順調な工事進捗にお願いしたいというふうに思っておるわけでございます。そしてまた、こうしたときに、当然ながら工事の説明は、地元そのものには説明をその都度お聞かせをいただいておるわけですけれども、その後、おくれをとるというふうな状況の中では、当初の説明と変わって、またおくれた説明をしないと、地元ではその時期にそういうふうな完成をするんだというふうな思いでおられる関係で、どうしても、おくれをもって、理由に説明をしなければ、その期待が薄れてしまうというふうな状況でもございますので、進捗については、地元と十分に調整を図っていただきながら、工事の進めをお願いしたいなというふうに思っておりますので、この分については、よろしくお願いをいたしたいと思います。  次に移ります。南郷8号線の進捗と今後についてでございます。  今現在、工事中でございまして、この道路大変交通量が多いわけでございます。申しますのも、イズミヤのほうへは、買い物客、あるいはまた、当然ながら元気号も走っております。そして自転車で買い物に行かれる、歩行して買い物に行かれる、昼間の工事にはガードマンがおられるわけですけれども、夜間は暗くて、電柱があるのを見落としたら衝突してしまう、こういった危険にさらされておるような今現在の道路の現状でございます。一部は、砂地でありまして、そして舗装がされておる部分と砂地の部分がどうしても段差ができると。そういったときに自転車が転ぶ、そういった危険性も秘めておるわけでございます。どうしても、安全対策については、夜間少し反射材を当てるとか、電柱につきましても、ここは電柱があるぞというふうな、その安全対策にもって、少し工夫を凝らしていただけないかなというふうに思うものでございます。その辺はいかがでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 現在、施工中でございますので、そういう部分につきましても、安全管理の中で、業者のほうに徹底するように指示してまいりたいと思います。 ○議長(奥本隆一君) 12番、笹井議員! ○12番(笹井由明君) それから、数字的なことを少し申しますが、終わりまでの95メートルの区間と、こうなっていますよね。そして、平成28年度から工事を着手して、平成30年度までに北側の路肩が86メートル、そして北側の路肩があと10メートル、これを足しますと96メートル、そして南側は68メートと20メートル、これ足しますと88メートル、この96メートルと88メートルのことを約95メートルというふうに理解してよろしいでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 済みません。道路の整備の関係で隅切りが生じてきますので、その延長を含めると、若干、北と南で長さが変わってきますけれども、道路の中心線の距離でいうと95メートルになります。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 12番、笹井議員! ○12番(笹井由明君) 了解いたしました。  続いて、3番目に移らせていただきたいと思います。  この辺につきましても、当初、私、8年間議員をやらせていただいていますけれども、当初から水道局の解体工事については説明を受けておるわけでございます。毎回、おくれの答弁をいただいております。時期ずれの答弁をいただいておるわけです。といいますのは、そういうフジパック様の既設の建物、先行除却ができないという理由は、私はわかるんですけれども、どうしてもその内容につきまして、それぞれその質問をした暁の答弁を地元へ持ってかえって、その説明を私もするんですけれども、いささか期間が長くて、その説明をなかなか理解していただくことができないという、地元の理解のまた温度差があるんですね。それで、そうしたときには、やはり現況を今どのようになっておるのかと、そしてまた、そうした予定がおくれることによって、どういうところに説明をすればいいのかというふうなところを地元にはっきりと言葉がけをいただきたいなというふうに思っておるわけでございます。どうしても、今現在、周辺環境整備についても要望のある箇所がございますんで、そういったところについては、説明会を開いていただくなり、今おくれを生じた原因については、こういう状況であるというふうなことも、少し地元の説明会を催していただいて、そして、その理解を求めていくと、こういう体制にしていただきたいというふうにも思っておるわけでございます。  具体的には、百済南郷線と南郷15線との交差点、これは村の中の道路でございますけれども、南北と東西に交差する道路、幅員は同じような幅員でございまして、いわゆる優先道路がどちらかわからないということで、出会い頭の衝突事故もあったわけです。その交差点を誘導線、あるいはまた、とまれの標識、これも公安が要るわけですけれども、とまれの標識はできないとしても、誘導線、あるいはまた、交差点内をいわゆるカラー舗装、こういったことで、少し注意を促すような表示をしていただくということもできないかどうか、その辺のことについて、少しお聞かせをいただきたいというふうに思います。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 百済南郷線と南郷15号線の交差点の工事につきましては、信号の移設が非常におくれて、皆様に御迷惑をおかけしているという状況は、町長の答弁にもございましたように、スケジュール管理をもっと徹底しろということで指示受けておりますので、皆様の御期待に沿えるように、事業をどんどん進めていきたいと思っています。特に、今おっしゃっていただいた交差点の安全確保というのは、非常に問題であるというのはお聞きしていますので、今回、これから発注する予定でございますけれども、南側の水路の部分の拡幅と舗装の工事で舗装が終わった後に、すぐに交差点の着色の工事もできるように調整して進めたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(奥本隆一君) 12番、笹井議員! ○12番(笹井由明君) 次に、4番目に移ります。総合スポーツ公園整備計画とその後でございます。  この総合スポーツ公園の整備計画につきましては、私が現職の時代に、平成7年でございますけれども、総務課長をしておりまして、企画のほうと合同で、東の総合スポーツ公園の整備計画、これは構想としてでき上ったものでございますが、現在この構想を探し出しまして、少しコピーをいただいたんですけれども、この土地利用構想の一番初めには、讃岐神社周辺の整備計画というふうなものがありまして、その1番目の中には、いわゆる図書館構想と福祉施設構想が要はあったわけです。現在は、この構想1番は、図書館の建設で現実を見ておるわけでございます。  そして、構想の2番目でございますが、総合保健福祉会館整備計画、これも図書館と併設して建設をしようという構想ではあったんですが、これは現在、さわやかホールとして実現をしておるわけで、位置が変わったというふうな状況でございます。  そして、その次に三つ目は、教育文化施設等の整備計画、こういったことが書かれておりまして、図書館整備計画、これは図書館の整備が竹取公園の横の土地で、既に現実味を帯びて、構想が現実化になったわけでございます。  残る構想4番でございます。(仮称)総合スポーツ公園整備計画、これが一度もその内容について変化がないわけでございます。変化を起こそうとして、第一区画と第二区画、その中には、総合スポーツ施設として、テニスコート、サッカー場のできる健民運動場、そして、既設の幼稚園はございましたので、幼稚園を省く、そういった施設について整備計画を図ろうと、これが現実味を帯びておらないというふうな状況の中で、ちょっと質問をさせていただきました。  当然ながら、各部署にかかわる問題で、教育委員会だけの問題ではないというのは承知しております。といいますのは、隣は運動公園でございます。その隣は交通公園でございます。そして、町営住宅を挟んで、いわゆる町有地がございます。その北へ行きますと、クリーンセンターの跡地利用計画、こういったことにも関連して、ずっと葛城川沿いは全てそういう計画をつくらなければ整備が図れないというふうな今の状況になっておるわけです。そういった中で、今後、この地域をどういう形に整備をしようというお考えなのか、少し具体的に言わせていただきたいというふうに思います。  まず1点は、交通公園も老朽化をいたしまして、幼児の安全教育を主体としてやっていただいて、また、小学校、中学校の交通安全教室もしていただいて、今や、ふえてきた高齢者の事故、こういった事故についての安全教室も、この中の整備をしてやってはどうかなというふうにも思うわけではございます。いわゆる、ブレーキとアクセルとをかけ違い、そしてまた、即座に自動でとまる車、こういったことも実際に体験をしていただくために、この施設を利用して、高齢者交通安全教室も行ってもいいんじゃないかなというふうな思いでおるわけでございます。  そして、当然ながら、町営住宅北側の用地の使途、こういったことも、どういう形で整備を図っていかなければいけないというふうなことを決めていかなければならないというふうにも思いますので、そうした中で、思いをお聞かせいただきたいのと、当然、広陵町には大きな川がございます。曽我川、そして葛城川、高田川でございます。私、最初に申しましたが、葛城川は、昭和28年に決壊をいたしました。西側堤防が切れたということで、南郷地区、古寺地区、中地区、箸尾地区まで洪水したと。私の家もつかったわけでございますけれども、そうしたときに避難所は、当然東校区の避難所は、葛城川の決壊をいたしますと、東小学校へ南郷の方が行けません。そういう形の状況の中で、葛城川と曽我川が切れたときの避難所は、やはりその間で建設すべきだと。そしてまた、葛城川と高田川の間は、その間で避難所の設備が必要だというふうな感じももっておるわけでございます。したがって、その川と川に挟まれたところの避難所計画、そういったことも視野に入れた中で、総合整備計画を図っていただけないものかなというふうにも思っております。公民館あり方の検討委員会もできます。当然ながら、新しく公民館を建設するにしても、避難所の併用できるものでなければいけないというふうな思いも持っております。したがって、幾ら財源があろうとも、一度にはできないわけでございますので、そういったことを検討、視野に入れて、整備計画を図っていただきたいなという、これは要望でございますので、私が今申し上げておるところの意見をどういう形で総合計画に図っていこうかという、その思いだけをお聞かせていただきたいというふうにも思っております。  当然、箸尾準工のその整備計画も、当然ながら将来にわたる広陵町のいわゆる成長というものを考えたときに、優良企業の誘致によって、将来の経済効果6億円、300人ないし500人の雇用が図れるものだと、そしてまた、税収が図れるものだというふうなことで、将来にわたる広陵町の育ち方、前進、こういったことを期待しながら、その事業を成功させていただくというふうなことも必要になってくるわけでございます。その将来にわたる利潤を、そういう災害の避難所施設のほうへ投資をする、こういったことで、広陵町の安全対策につなげていけるんじゃないかというふうな思いを持っておりますので、その辺のことを少し教育委員会レベルでも結構ですし、町長部局でも結構ですし、その辺の私の思いに対する考え方をお聞かせいただきたいなというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 非常にテーマが大きいですので、私のほうから、基本的な考え方だけを申し上げたいと思います。  土地利用計画が定められて、県民グラウンド周辺はスポーツゾーンとする整備をやっていこうという構想があったことも事実でございますし、まだ、その構想が消えたわけではございませんので、広陵町の都市計画マスタープランや総合計画の中でも位置づけられているというふうに考えております。今、総合計画の見直しの時期にも入ってきておりますし、この健民運動場を中心とした、また、クリーンセンターの敷地もございますので、この葛城川と土庫川に挟まれたこのゾーンは南北に非常に長いわけでございますが、ここをスポーツ、健康、教育のゾーンと位置づけるべきではないかというふうに思っております。  土地利用のあり方については、皆さん方の声をしっかり聞きながら、しっかりとした計画と年次計画、財政の裏づけも当然必要でございますので、そういったあたりを広陵町の総合計画の中でおり込んでいくということが必要だというふうに思います。あとの後ろに出てまいります認定こども園の位置についても議論になってくるというふうにも思っておりますので、そういったことも含めまして、総合的にこの東小学校区の土地利用のあり方、また、町全体での運動施設のあり方について考えるべきだというふうに思います。  詳細は、今すぐプランは持ち合わせておりませんが、基本的にあのゾーンについては、公共用地として活用すべきゾーンと、まだ民有地も一部ございますし、老朽化した交通公園をどのようにするのかも含まれてございますので、しっかりと議論をしてまいりたいと思いますので、御協力よろしくお願い申し上げます。 ○議長(奥本隆一君) 12番、笹井議員! ○12番(笹井由明君) ありがとうございます。特に、東校区のまちづくりにつきましても、そういった総合的なスポーツゾーンというお考えで御認識をいただいておりますので、どうぞよろしくお願いをいたしたいというふうに思います。  それから、5番目に移らせていただきたいんですけれども、当然ながら、今町長の答弁にもありましたが、認定こども園の位置、そういったことについても検討がなされていくんではないかなというふうに思います。児童が特区によって、南郷地区は、相当戸数も建って、子供もふえているわけでございます。いわゆるこの中で、現在の児童数の推移というふうなものをどうとらえておられるのかなというふうに思うわけでございますけれども、待機児童の発生、そういったことについての発生につながるような増加になっておるかどうか、児童数について、少しお伺いをしたいというふうに思います。ここ数年の児童数の増加、これをお願いしたいというふうに思います。 ○議長(奥本隆一君) 北橋福祉部長! ○福祉部長(北橋美智代君) 東校区の園児数の推移につきまして、少しお答えをさせていただきます。  平成18年、特区制度が始まった年度でございます。この年度におきましては、東幼稚園が23人、南保育園が29人、常葉保育園が25人という状況でございました。それから特区制度が始まりまして、10年後の平成28年につきましては、東幼稚園が40人、南保育園が80人、常葉保育園が70人という形で、今はその数字で推移をしております。ただ、まだ増加傾向にあることは確かでございまして、特に南郷地区におきましては、ふえているという状況でございます。 ○議長(奥本隆一君) 12番、笹井議員! ○12番(笹井由明君) 現時点の待機児童、そういったことについての東校区についての数値は出ておらないわけですよね。それと今後、常葉保育園のほうは私立でございまして、南保育園、そして東幼稚園の年数もまだ新しいというふうな段階の中で、認定こども園の考え方について、いつの時点で、東の認定こども園については具体化する案が出ているんか、そのことについて、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(奥本隆一君) 北橋福祉部長! ○福祉部長(北橋美智代君) 東校区の認定こども園につきましては、幼保一体化総合計画におきまして、平成32年(令和2年)に計画をする、令和3年に用地取得、令和4年に設計、令和5年に建設、令和6年に開設というふうに方向性が示されているところではございますが、今、西校区の認定こども園のほうの事業の推進を図っておるところでございます。その方向性も決まりましたら、その内容も踏まえながら、広陵町の各校区、それぞれちょっと状況も変わってきておりますので、そういうことも踏まえながら、東校区のこども園の検討に入っていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(奥本隆一君) 12番、笹井議員! ○12番(笹井由明君) 要望を踏まえて、いろいろと申し上げてまいりましたんですけれども、とにもかくにも、東校区のまちづくりの整備構想、そしてまた、現在、町のほうで計画中の事業、そしてまた、地元の要望の事業、計画的に推進が図られますようお願いをいたしまして、質問を終わりたいというふうに思います。ありがとうございました。 ○議長(奥本隆一君) 以上で、笹井議員の一般質問は終了しました。  次に、吉田信弘議員の発言を許します。  2番、吉田議員! ○2番(吉田信弘君) 2番、吉田信弘でございます。これより一般質問をさせていただきます。  質問事項1番、箸尾準工業地域工場用地造成事業を問うというタイトルで、せんだっての全員協議会で説明資料が渡されて、その中から抜粋させていただきます。  令和元年11月26日の全員協議会で、この造成工事の事業計画書の説明を受けました。事業計画の修正内容としての項目があり、見直し項目1、造成設計に関する主な見直し事項、主な見直し項目。二つ目、用地補償費に関する主な見直し項目。三つ目、事業経費等の追加項目と多くの見直しがあります。  そして、令和元年8月末に、専門のコンサルタント会社に業務委託を契約され、令和元年11月、事前での中間報告(概略検討レベル)をもとに、開発造成計画や工事費、用地補償費の制度を高めた修正を行っているということで、このため、事業費等については、委託業務の最終成果が完了した時点で、さらに制度を高めた修正を行うこととしていると説明、そして文面にも載っておるわけですけれども、これに対して質問、委託業務の最終成果が完了した時点でさらに制度を高めた修正を行うこととしているとあるわけですけれども、私には、ちょっと理解ができないということで説明してください。  質問2、計画書には、県道桜井田原本線で右折レーン設置とありますが、基本は、左折侵入、そして左折で出ていく、これは交通安全のもとであると私は考えます。ほかに方法はあるのか、見直しが可能であるかどうかもお尋ねします。  質問3、既存の町道、あるいは民地との工場用地の境界より工場内にA地区では10メール、B地区では5メートルの植樹帯を設けるとしております。そこで、既存の町道のあるところについては、幅員が6メートルのある町道と6メートル以内の町道があります。そこで、既存の町道のあるところについては、幅員を6メートルにすることを提案します。  提案理由としては、広陵町に新しく工場の移転をされた方に話を聞く機会があり、なぜ工場の移転をされたかと尋ねると、以前、操業していたところは工場地帯であったが、工場が閉鎖され、そこに戸建て住宅が建ち、24時間操業等ができなくなり移転を余儀なくされたと話されていました。今、計画しようとしているところも準工地域ではありますが、隣接には民家があり、より一層の配慮が必要と考えますが、このことについて、どのように考えておられるか、答弁よろしくお願いします。  そして、質問事項2番、交通安全対策について。  私が令和元年6月定例会の一般質問で、町内主要幹線交差点の4つのコーナーの植込みが高く伸び、見通しが悪くなっているとの質問で、答弁として、今後の町の対応として、まず信号機のある交差点について、順次植栽帯を撤去し、アスファルト舗装についても、経済性を考慮した発注単位を設定し、順次施工したいとの回答をいただいております。いつごろ予定されているのでしょうか。  以上、二つについて、よろしくお願いします。 ○議長(奥本隆一君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 吉田議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  まず1番目の箸尾準工業地域工場用地造成事業を問うということでございます。  11月26日の全員協議会において説明させていただいた箸尾準工業地域の事業計画書に関し、一つ目は、委託業務の最終成果完了後に行う精度を高めた修正の内容についての御質問です。補正予算により実施しております委託業務は、造成設計の基本設計業務と用地買収費及び移転補償費の調査検討業務の二つで、8月末に契約し、工期は来年の3月末となっています。中間報告は10月末に提出されたものですので、約2カ月の業務期間で作成したものとなります。  箸尾準工業地域については、今年度の当初予算で、7月に用地測量等の業務を委託しております。この中で、現地測量による平面図がなかったヒロハシ工場敷地とその周辺のエリア約3ヘクタールの測量も行っております。用地測量については、現在境界杭の復元作業を行っており、年明けから現地立会を行う予定であり、平面図は10月末に完成しております。  造成工事の基本設計には現地測量図が、用地買収費の算定には用地境界と地権者が確定した図面が必要となりますが、中間報告時点では、いずれの図面も作成途上のため、既存の図面を使用して設計・調査の作業を行っております。また、中間報告は2カ月の短期間での作成を指示したため、造成の基本設計については、擁壁や排水構造物など大きな構造物は漏れ落ちなく設計を求めていますが、細かな部分の検討については正確性を求めていません。  用地買収費についても、全筆の標準地比準評価法による評価額を求めていますが、補正項目の調整による土地価格のバランス調整は求めていません。さらに、家屋等建物補償については、地権者の同意を得て、全ての物件の現地調査は終えていますが、現地調査を行った技術者のこれまでの経験に基づいた概算額でよいとして、結果報告がおくれることがないよう作業を進めてもらいました。  中間報告は、専門技術者が大枠で間違いがないレベルで設計、あるいは評価検討したものですが、今後、平面図・丈量図とも実測図を用いて、より精度を高めた設計・検討の業務が進められます。最終成果報告による大きな事業費の変更は想定していませんが、精度を高めた修正は必要と考えております。  二つ目は、県道桜井田原本王寺線に設ける右折レーンについての質問です。  計画している右折レーンは、県道を西側から走行してきた車両が、南側の区画道路に円滑に右折進入する際に必要となります。利用するのは主として工場に出入りする車両だけになりますが、大型のトレーラーの通行が見込まれます。車両の長さが12メートルから16メートル程度あるトレーラーは、小型車両のように対向車が途切れたタイミングで簡単に右折することができません。このため、右折待ちのため走行レーンに停車する時間が長くなり、交通渋滞の原因になる可能性がありますので、右折レーンの設置を計画するものです。  代替案としては、中南線に設ける県道との立体交差を北側の側道を経由してUターン利用し、南側側道から西向き車線に左折アウトし、区画道路に左折インする方法があります。県道と中南線をつなぐ側道は、大型トレーラーも走行できるよう設計する予定ですが、余裕をもった幅員とすることは難しいと考えられることや、側道の周辺には住宅が隣接することなどから、このUターンルートの利用は、環境面で課題が多いと考えております。  三つ目は、開発区域と隣接地の区域界に設ける緩衝帯についての御質問です。  緩衝帯は、隣接地と工場との離隔をとることで、工場の騒音や振動を距離減衰させるとともに、騒音低減のための植栽帯や防音壁を設けるための空間となります。議員御提案のように、6メートル未満の町道を境界とする場合に、町道を6メートルに拡幅すれば、反対側に人家がある場合、環境面で効果があると考えられます。御提案の趣旨も踏まえ、計画地の隣接者の皆さんから御意見を伺いながら、より効率的で効果的な対策を検討してまいります。  2番目の交通安全対策についての御質問でございます。  令和元年6月議会において、議員から主要幹線の交差点の安全対策として、植栽帯を撤去し歩道とする御提案をいただきました。町道の4車線の主要幹線道路は、広谷秋廻り線、上田部奥鳥井線、大谷奥鳥井線の3路線ですが、信号機が設置された交差点で歩道に植栽帯が設置されているのは全部で9カ所になります。交差点内の植栽帯を撤去した箇所にアスファルト舗装を行い、歩道として拡幅することで視認性が向上するとともに、自転車や歩行者の円滑な通行が確保できますので、バリアフリーの観点からも有効であると考えております。9カ所の交差点を対象として、関係各課が検討協議を行うとともに、香芝警察署とも協議して、整備の優先順位をつけた検討を行っております。  今後の対策実施につきましては、令和元年度に、馬見南1丁目地内の広谷秋廻り線と馬見南11号線の交差点、スーパーヤオヒコの南西側の交差点について、植栽帯の撤去等を予定しております。また、令和2年度には、広谷秋廻り線について、柳板大谷線との交差点と笠ハリサキ線との交差点の2カ所について植栽撤去工事を実施する予定です。  工事の施工に当たっては、ガードレール等のない箇所については、車両用の防護柵等を設置して歩行者の交通安全対策を図るとともに、舗装工事は、近隣の道路補修工事と合わせて行い、経費の節減を図ってまいります。  このほか、交差点の安全対策としては、香芝市との行政界にございます県道の中和幹線と広谷秋廻り線の交差点、交差点名は別所交差点ですが、高田土木事務所が令和元年度から中和幹線に右折レーンを設ける交差点改良工事に着手しております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(奥本隆一君) 自席での2回目の質問を許します。  2番、吉田議員! ○2番(吉田信弘君) 答弁ありがとうございました。  ちょっと順番前後するんですけれども、まず、6メートル道路というのは、もう当然開発の許可権者である土木、広陵町ですね。当然その6メートルをやっぱり推進していかないと、ほかの関連の開発事業にもやっぱり影響あると思いますので、できるだけそのときに道路を広く開けておかないと、今後開けるとなれば、もうほとんど無理だというふうな状態に今どこの地域も陥っておりますので、その辺はしっかり監視していただきたいと。それとあわせて、今回6メートルということで、検討をお願いしておきます。  それとこの事業計画、今回、私の質問の中で、答弁としては、随時、随時成果を上げていくと、成果品を上げていくということで言われているわけですけれども、今回、開発公社の関連で議案が挙がっているわけですので、しっかりとやっぱり議員私たちに説明をしていただきたいと。だから、今言っている県道から入る進入路においても、警察と協議中とかじゃなくて、ある程度詰めた話を。それと、これ実際にできるんかなという、私、疑問を持っているわけです。当然そこはもう信号機もつけれないという状況下にありますので、だから今度いつごろに、よりこれより精度の高いのが挙がってくるんですかね。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 町長の答弁にもございましたとおり、今、委託業務2本発注させていただいていまして、その工期が3月末になってございますので、3月末の最終成果を受けて、見直しをしたいと思っています。コンサルタントからは、情報を随時もらいながら、最終報告を受けてからの変更というわけではなくて、新しい情報をもらいながら、随時作業を進めまして、4月には詳細な見直しを行った事業計画を作成したいと考えております。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 2番、吉田議員! ○2番(吉田信弘君) 町長の答弁の中で、平面図は10月末に完成しておるということなんですけれども、これどこに、これなんですか。こういう平面図なんですかね。ちょっとその辺詳しく説明をお願いします。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事!
    ○理事(中川 保君) 図面だけは、新しい図面を使わせていただいていまして、計画書の4ページの町道中南線ルート計画っていう図面、こちらの図面は、上段A地区の左側、ヒロハシの工場周辺ですね。南北の町道の西側の約3ヘクタールのエリアが国土地理院の図面を使用していたものが、今実測図の図面になっているということでございます。ただ、その図面ができ上っているのが、10月末ですので、図面は使用させていただいたんですけれども、道路の設計なり宅地造成なりの設計では、このデータを使っていない。ただ、高さなり、現地の状況なりは現地を踏査して、コンサルタントがやっているんですけれども、この詳細な地形図の利用はできていないという状況でございます。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 2番、吉田議員! ○2番(吉田信弘君) 平面図が成果として挙がっているということなんですけれども、この右上の立体交差化のため県道に橋梁設置という項目で、この前説明といいますか、道路が若干80センチぐらい上ると。それと水を当然高さが変わります。高さ上がりますので、下のほうの底辺を水がつかないところまで下げたいということをおっしゃっていたわけですね。  これ道路幅員を見れば、10メートル25センチ、これがあるわけですね。このところですね。今、町道認定の中での道路ですけれども、これ今の道路といいますか、隧道といいますかね、見れば3倍ぐらいの幅が広いわけです。高さもかなり上がるわけです。広陵町でいえば、赤部の極楽寺の下、笠ハリですか、通っているところの高さが、あれがトレーラーとかよう走っている道路ですので、だから最低でもあそこまでになると。まだ幅が広くなるということで、私もちょっとは現場見てわかるんですけれども、もしかしたら、東側のほうに葛城川の橋がかかっていると。それから同じ高さでくるん違うかなと思ういうんか、ほぼ同じ高さ、幅も広いですのでね。そうすると、右折いうんか、右に曲がる櫛玉神社の曲がりが若干上へ上がってくると。そうすると、下からの道路も左曲がってする中で、果たして距離がとれるんかなという、急勾配といいますかね。今でもかなり勾配があって、左のほうへ曲がって、向こうの三宅の田原本へ抜けるというふうになると思いますので、その辺を今度委員会も現場視察ありますので、そのときに橋梁部分、横から見た側面で、やっぱりそれをちょっと簡単にでもいいから図面を書いてほしい。大体この前説明、口頭されましたけれども、それをちょっと簡単に図面を起こしてほしい。  それと、ちょっと南へ行ったら林口橋本川いうんか、葛城川と支流ですかね、二つかかってきて、今の現状はね。それから左へぐっと回ってクリーンセンターのほうへ出向いていると。クリーンセンターの右側に、古寺区ですね、あれね。クレーン屋さんが、今その車両いうんか、置き場になっていると思います。トレーラー等のね。バックしてずっと上って、右折して、道なりに曲がって、橋を越えて左右に出るということなんですけれども、今回説明では、橋を越えて右にも曲がれると。曲がって下って、今の県道の下をくぐるということですねんけれども、その橋を越えてすぐに右折するんですけれども、下がかなり落ち込んでいるわけです。当然、今の重力式か、その辺ちょっとわからないけれども、恐らく、くいは打っていると思うんですけれども、かなり高い擁壁があるわけですけれども、果たして、その擁壁が使えるかどうかも、かなりちょっと金額的に変わると思いますのでね。  それと、道路の断面上、若干ちょっと上へ上げて、カーブ曲がりやすいようにするとすれば、ちょっとその辺も現場でわかりやすいように説明してほしいのと、そこの断面図、10.25メートルの横断図も提示していただいて、距離はここまで来るとか。それと、できたらそこまでに、下からあそこの何か西側に鉄の何か作業されている工場あるわけですけれども、ちょっとかなり落ち込んでいますので、その横からこれ擁壁、今現在上がっているんですけれども、今の既存の擁壁の高さ幾らあるかいうのも、できたらそこまでにテープ等でわかるように写真だけ撮っていただきたい。と申しますのは、公共事業施工分として、ここに挙がっているんですけれども、擁壁工、これは260メートルの距離を提示しているんですけれども、平面図から言えば、これはどこに当たるんですか。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 失礼します。まず、県道の立体交差の部分で交差するに当たって、町道を下げ過ぎるとポンプが必要になる可能性があるので、今ある交差部分の高さが3メートル50センチほどしかございませんので、大型車が通れるようにしようとしたら、1メートル高さが足りないという状況ですので、その1メートルを確保する方法についての話でございますけれども、1メートル町道を下げると、排水路の高さよりも低くなってしまうんで、ポンプで雨が降ったときに排出しなければならないんで、その部分を避けたいなというふうに考えておりまして、今、高田土木なりと協議させていただいているという状況です。  その協議の内容というのが、皆様に御説明させていただいたように、道路を下げるのは50センチ程度にして、残りの50センチは県道を上げるというようなことを考えているということを説明させていただいたと思います。ですので、今そういうふうにできれば、鳥居大橋から櫛玉神社のほうへ西に向かって坂道になっていますけれども、その坂道が極端に今よりも急になるということは余り想定してございませんでして、50センチ程度であれば、今西側の櫛玉神社へ曲がる町道の高さは、大きく変える必要がないというような感覚で、今協議させてもらっています。その案については、図面で示してほしいという御要望でしたので、つくらせていただきます。そういう形で、町としてはお願いしたいなということで協議しているということで、最悪は、ポンプをつけなければならない可能性もあるというところでございます。  それから、林口橋の交差の部分についても、今、葛城川と土庫川が並行して走っていまして、その土庫川の堤防の横には自転車道が整備されてございます。その自転車道を若干つけかえるような形で、今、土庫川の堤防は河川堤防として使われていないんですけれども、その土庫川の堤防に自転車道を移設して、自転車道を中南線の道路敷きとして使えないかという協議を今させてもらっています。ですので、その辺の計画図はございますけれども、まだ確定ではないという状況でございます。ですので、そういう意味を御理解の上、我々今検討している図面については御用意させていただきます。  それから、擁壁の260メートルですけれども、これについては、区画道路と宅地の間に生じる擁壁でございます。ですので、道路の高低差の部分ですので、ちょっと今図面では示させていただけていないんですけれども、その部分もあわせて図面準備させていただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 2番、吉田議員! ○2番(吉田信弘君) これちょっと私もお願いなんですけれども、この立体交差を計画されているということは、当然その手前ですね、南側の方が住居いうんか、使われておりますわね。だから、その方たちもあわせて、それと櫛玉神社周辺の方にも、そこの道路の高さがやっぱり上がるいうこと、それと今おっしゃったように縦断図ですかね、一番いいのは、道路の縦断図と橋梁の断面図ですね。側面図でもいいですから、それを提示していただきたいと。そこでまた委員会ございますので、それはそれで委員会のほうで質問させていただきますので、よろしくお願いします。  できたら、私希望するのは、これぱらぱらと見て、概算工事費とかいろいろ出ているわけですけれども、この中で、何メートルとか出ている分については、この平面図等でやっぱり出してもらわないと、この金額が変わるというのは、これは毎回変わってくると思います。今度新たにまた成果品が出た場合は、ちょっと変わっているというふうなことになりますので、最終的に結果見れば、坪単価が上がったというふうにならないように、もう面積は決まっていますので、そこへ売価をもう当然道路面積を引けば、坪単価が出てきますので、その辺は早く出していただかないと、今回、公社の関係で議案に提案されていますけれども、ちょっと私、その辺が理解がしにくいというんかね、また変わるんかなというんか、町長の答弁でそういうふうにございましたのでね。だから、先々進まれても、議会としては、ほかの方は、私わかりませんよ。私にしたら、ちょっと納得いかない部分がどんどんどんどん出てきて、この橋梁部分も、やっぱりそこで生活されている方が、これからずっと一生いかれるわけです。だから、それをやっぱりまずもって了解を得てから、議会に、これも地元の同意も得ていますということで議会に出してもらわないと、議会が先に同意するわ、いや、議会の同意もうてますねんってなったら、議会のほうが責任とらないとだめになってしまうわけです。それと、この事業自体は、町長一番最初というんか、期間的に最初のほうですけれども、責任とりませんというふうなことで明言されていますので、これ誰が責任とるんかなと思います。  当初のプラスマイナスゼロからちょっと若干変わって、道路部分は国の補助をもらう、補助金については、私、前にも言ったと思うんですけれども、金額的には道路も入る、補助金は、そこからそれも差っ引いたらいいと思いますねん。でも、町の工事としてするというのには、ちょっとほど遠いと思います。というのは、これ箸尾駅前線というのは、ここから出発したんじゃなくて、櫛玉神社前の県道から北に向けて、図面は多分書かれていると思います。私の記憶ではね。これについては、中南線、古寺中線ということで最初出発されたんですわね。それから、また今延長されて、中南線ということで今されているわけやけれども、主にこれ、ふだん走りやすいこと走りやすいです。しかし、今の中南線については、今の櫛玉神社の東側の葛城川の堤防、あるいは信号機ですね。それを中心に田原本からいうんか、京奈和から来れば、そこを左折して橋を越えて、右へ曲がって工場に入ると。出るのも同じように出ていく、信号機で右折、京奈和行くのなら京奈和、西名阪なら西名阪へ曲がれると。だから、今話題いうんか、警察と協議されている交差点の右折、逆に渋滞を招くというふうな感じで、それと、その中で、この道路を幹線として見た中で、それから土地の分割、坪数に応じて面積を計算していくというふうにされたほうが、交通事故がかなり減ると思います。ましてや渋滞も少なくなる。時としては、時間帯によったら、あそこの前の県道ですね、田原本からぐっと来るところ、かなりこむ。朝夕もちろん、そこだけと違いますけれども、だから、その辺もやっぱり考慮して工事を進めないと、町のため、町のため言うてるけれども、実際そこへ地域の方も困らはるし、やっぱりその周辺を走るいうんか、車両の方も困るし、だから、私が外へかけていって、ここいつもこむないう形で、やっぱり逆にほとんどが要らんから、またちょっと裏道を通ろうとかいうようなことになりますので、交通事故を招く原因になりますので、それは行政としては、やっぱりしてはならないというふうに思うわけですので、ざっくりでいいんですけども、その辺はどういうふうにお考えですかね。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 箸尾駅前線との接続ということで、クリーンセンターの関係で古寺中線が今もう整備できています。それと箸尾駅前線、これをつなぐことで、南北の幹線道路として非常に有効になるというふうに考えておりまして、今、事業化申請させていただいて、補助金がついているということでございます。  特に、箸尾駅前線につきましては、おっしゃったように、県道の北側からスタートして、箸尾の駅前を通って、高田川を越えて、大和高田斑鳩線、大野のところで合流するようになっているんですけれども、実際、スタートの時点が、県道を接続がうまいこと計画できていなかったんです。今現状、坂のところからスタートしているということで、そういう意味で、今回どういうふうに接続するのかというのを警察と協議させていただいて、御説明させていただいたような立体交差が一番いいんじゃないかという答えをいただいています。特に、その県道の区間は、鳥居大橋のところからすごい渋滞が生じているというのは、御指摘されているとおりでして、次の西側の信号までつながることもございますので、その間の中で、工場を誘致して、その工場に来る大型車両がどういうふうに移動するのかというところで、我々も非常に心配になりますので、交通のプロの警察と相談させていただいて、今の形が一番いいんじゃないかというようなことで意見をいただいています。ですので、中南線は交差点ができないので側道で接続と。それから区画道路については、右折レーンを設けて、交通の支障のないようにという計画に今させていただいているところです。  町長の答弁でもございましたように、中南線が立体になったのを使って、そこでUターンして、西側から来た車が櫛玉神社を通り過ぎて、中南線の立体用の下をくぐってUターンして、南側の車線に入って、左折アウト、左折インというような形ができるんですけれども、その部分は先ほど申しましたように、周辺の人家が十数件ございます。今、地元説明に回らせていただいているんですけれども、そういった方々の環境面も踏まえて、今の右折レーンがいいのではないかなというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 2番、吉田議員! ○2番(吉田信弘君) 私、考えるのは、町長の答弁にもありましたけれども、私が言うてるように中南線ですね。これを通るのはいいんです。それとその橋は、今のままで置いておいて、その手前を左に曲がって櫛玉神社のところへ出ると。それから、今答弁していただいたように、箸尾駅前線は、そこからのスタートです。ずっと曲がって、中川書店の西側ですかね。そのままずっと向こうへ抜けているんですけれども、現実的に立ち退きが可能かと言えば、なかなか今までの経緯から見れば、ちょっと難しいかなと思うわけです。それであれば、逆に櫛玉神社から東へ行ったところの葛城川の信号を左へ曲がって、大場に出て、大場から迂回して、浄化センターの横を通る。  それから、当然もう場所も道路も、今道路も一本大きい道路があるんですけれども、それを広げるとなれば、もう民家も既に建ってきているわけです。言いましたように、逆に図面のように、駅の南側へ出るよりも、私、北のほうが、法隆寺インターにも出やすいし、こちらの大場から右折したら、今言うてるもう県道のところまで出られるということで、交通網がかなり便利になるし、箸尾の発展いうても、こんなん言うたら失礼かわかりませんけれども、南側するよりも、北側を区画整理なら区画整理に当ててやっていくと。そちらのほうが、今例えば、五位堂も一緒です。五位堂も旧の五位堂、あるいは、またこっちのニュータウン側のところで、駅前の区画整理されていますのでね。それはやっぱりかなり発展、面積も違いますけど、比較にはなりませんけれども、広陵町としてのやっぱり発展が見受けられるのは、そちらのほうが早いんかなと。西名阪にも近いし、ましてや、こっち堤防を抜けて、信号もほとんどありませんし、変に細かい村中へ入っていくような道路をつければ、ちょっと生活面にもかなり支障を来すと思いますので、だから、その辺はやっぱり、私、今はそういうふうに説明はしていますけれども、それの一つの考えだと思って頭に入れておいてください。この件については、当然委員会がございますので、委員会のほうでまた質問をさせていただきます。  それと、交通安全対策について、二つ目に移ります。  これ当然、今答弁の中で、別所ですかね、中和幹線の交差点、広谷秋廻り線ですかね。あそこは、奈良県のワースト2で交通事故が多いというふうにレッテルを張られています。それの交差点の南側は、もう真美ヶ丘ニュータウンのほうに入っていきます。当然、過去にも一般質問させてもらったように、そして、また地元からも、ゾーン30ですかね、そういうふうな申請も挙げているということなんですので、できるだけ、交通安全やかましく言うてる中で、道路のスピード規制はやっぱりやってほしいということを再度要求しますので、ちょっとその辺はどうですかね。 ○議長(奥本隆一君) 林田危機管理監! ○危機管理監兼生活部長(林田哲男君) 今、御質問のあった真美ヶ丘第一小学校区のところのゾーン30の話だとは思います。それにつきましては、今現に小学校の西側の通りは40キロ規制がもうできている状態でございます。その40キロ規制を今できましたので、それを見ながら、ゾーン30の設定が可能なのかどうかいうのは考えていきたいと思います。  地元からは、ゾーン30の要望のほうはお伺いはしておるんですが、それが全部が全部そのような要望にはなっておらず、一部ところがまだそういう意見が出ていないというところもございますので、だから、できるところとできないところというのが出てくると、これはまたまずいので、全体的にできるように、また調整も図りたいなとは思います。  以上です。 ○議長(奥本隆一君) 2番、吉田議員! ○2番(吉田信弘君) 当然その地域の自治会長さんですかね、自治会の意見も当然必要になってきますので、何かまとまって要望いうんか、口頭でしたんか、それはわかりませんねんけれども、要望したというようなことで、1年、2年前ですかね、ちょっとそういうふうにおっしゃったもんで、私も同じような意見持っていますけれども、なかなか町のほうは動いてくれませんよというふうなこともおっしゃってたみたいやから、だからそこは、町民ファーストで動いてもらわないと、誰が困るいうたら、最終的にはやっぱりまちが困りますので、やっぱり喜んで広陵町に移住、かなりふえていますけれども、どういう意味でふえているのかが私わかりませんけれども、そういうふうなことで、できるだけ町民ファーストでいってほしいと思います。  以上で終わります。ありがとうございます。 ○議長(奥本隆一君)   以上で、吉田議員の一般質問は終了しました。  暫時休憩いたします。     (P.M. 2:39休憩)     (P.M. 2:58再開) ○議長(奥本隆一君) 休憩を解き、再開いたします。  次に、坂野佳宏議員の発言を許します。  6番、坂野議員! ○6番(坂野佳宏君) それでは、議席番号6番、坂野が質問いたします。  質問の前に、実は11月16日に六道山区と広陵町のタウンミーティングをやらせていただきました。町のほうは、もう町長さん以下三役さんと関係部長も来ていただいて、なかなか大世帯であったんですが、事前に区から要望書いっぱい書いて出したんですが、実質は、中川理事が厳しく夢のない答弁いただきまして、区民はちょっとショックを受けておりました。もうちょっとオブラートに包んでもうたらよかったけど、お金がないんで、だめだということで、結構厳しく言われましたが、私なりに区長ともともに、また陳情を考えていこうということで、やっていきたいと思います。  それでは、朗読いたします。  遊水池を運動広場に。  3カ所の大規模遊水池の設置を進めているが、どのような構造で整備されるのでしょうか。工事は奈良県で実施されるが、ただの池ではもったいないと思います。秋から冬は雨も少なく、冬のスポーツであるラグビー、サッカー等に使用できるような整備を働きかけていただきたい。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 六道山区のタウンミーティングでは、坂野議員も出席をいただいて、いろいろ意見を賜りまして、ありがとうございました。満額回答どころか、少額回答で非常に私も汗をかいた次第でございます。これからも繰り返しそういった議論をするのがいいかと思いますので、また機会ありましたら、お願いしたいと思います。  御質問、遊水池を運動広場にということの御提案でございます。  奈良県は、平成30年5月の大和川流域総合治水対策協議会において、奈良県平成緊急内水対策事業のキックオフを宣言し、流域市町村と連携して内水被害の軽減に向けた事業を推進しています。平成30年度は、内水対策のための貯留施設の効果的な設置箇所を選定する適地選考委員会が3回開催され、必要貯留量を確保できる候補地として13市町で39カ所の適地候補地が選定されております。本町では、広瀬川、古寺川、馬見川の3河川において適地候補地の選定を受け、貯留施設の設置に向け準備しているところでございます。  貯留施設がどのような構造になるのかとの御質問ですが、平成30年7月の西日本豪雨災害に続き、ことしも台風19号による甚大な被害が発生するなど、洪水対策の計画規模を超える豪雨災害が連続して発生したことを受け、県は、内水対策事業のグレードアップの検討を進めようとしています。この検討により、必要貯留量が大きくなり、貯留施設の設計や用地買収、工事施工の役割分担などの変更も想定されます。このため、どのような構造になるかは、これらの検討が進まないと決まらないと考えられますが、町としては、議員がおっしゃるように、降雨がなく水がたまらない平常時には、特に秋から冬の雨の少ない時期については、スポーツや各種イベントなど、多目的な利用ができる整備を検討することは、土地の有効利用という観点からも重要なことと考えております。構造的な制約や整備費だけでなく維持管理を含めたライフサイクルコストの検討も必要となりますので、県とともに慎重に検討してまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(奥本隆一君) 自席での2回目の質問を許します。  坂野議員! ○6番(坂野佳宏君) 今の答弁書で読ませていただきますと、とりあえず、まだ国、県は、もう土地の買収はしてくださいと。ただし、これから買収した後に、どんなふうにしようかと、これから協議されるという予定なんですね。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 町長の答弁でございましたように、平成緊急内水対策事業について、この台風19号の影響を受けまして、計画規模を大きくするべきじゃないかという議論を今県のほうでやられているようです。それで、詳しい情報を聞こうとしているんですけれども、まだちょっとおもてに出せないということを言われていまして。ただ、容量確保を大きくするという必要が出てきます。今は、10年に1回程度の洪水に対しての調整池の容量なんですけれども、この間申しましたように、40年に1回とか、100年に1回とか、規模をもっと大きくする必要があるん違うかということを言われていまして、そうなると、敷地面積を大きくするか、掘り下げるか、それとも両方やるかっていう方法しかないんですけれども、それをやると、用地費がふえるか、工事費がふえるか、両方がふえるかということで、どっちにしろ事業費は相当ふえてくると思われます。ですので、その部分で、今まで町で用地を買収して、残りは県が一定額、おおむね5億円とかいう話あったんですけれども、その額もまだ決まってはなかったんですけれども、ある以上、それ以上は、町も負担してくださいと。それまでの一定の額までは、県で工事しますというような話やったんですけれども、その全体の事業費が大きくなるんで、そこの役割分担をどうするのかという議論が出てくると思うんです。そこらがまだ見えてきていない部分があるんで、町としては、余りにも負担が大きくなるとついていけなくなりますんで、そこは、町として頑張れる範囲で事業をおさめてほしいなというふうには思っていまして、県の負担をもっとふやしてほしいと、ぶっちゃけて言うと、そういう要望をしていきたいなと思っています。ですので、今まで町で全部用地買いますと言うてましたけれども、面積ふやせと言われたら、折半にしてよとか、そういう話もしていかなあかんのかなというふうには思っています。  ただ、事業のスパンとしては、5年後を目標に事業を終わらせるって県は言うてますんで、そのスパンの中でおさまるような形で事業が円滑に進むように協議進めていきたいですし、おっしゃるように、多目的に利用するというのは絶対必要やと思っていますんで、その部分も含めて、今後、県と協議していきたいと思っています。 ○議長(奥本隆一君) 6番、坂野議員! ○6番(坂野佳宏君) もうこの災害関係の予算については、反対したくてもできないという実態がございまんので、どんどん逆にやられたらいいかなと。県も、大きなことを言えば、オリンピックと一緒で、ちょっと金出す言うてはるわけですから、そこはもう安全を求めてやっても、誰も、私自身も反対できない対策なんで、その辺はやっていただきたい。要は、お金は使てもいいねんけど、とにかくもったいないと書いているとおり、例えば、このまま県任せにしといたら、町の意向は全く映えないんで、何か堤でも真っすぐ上げるのか、張りブロックにするのか、いろいろやり方あると思うんですけど、やっぱりその辺の意見も言っていってほしいですね。  それともう1点聞きたいのは、広陵町は今3カ所ですが、北葛では、ほかにも何カ所かあるんでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 今聞いておりますのは、田原本で既に福祉施設と文化施設の駐車場を利用して、大きな地下貯留施設をつくられるというのは、この間、起工式があったということで新聞にも載っていたと思うんですけれども、それがすごい大きな規模でやられていて、10年1回をはるかに超えるのに、どうやってやろうとしてはるのかなと思っていたんですけれども、今議論されているやつの布石だったんかなというふうには思ったりしているんです。  あと、王寺町さんとか、高田市さん、近隣の低平地のところは、みな計画されていると、河合町さんも計画されているというふうに聞いております。 ○議長(奥本隆一君) 6番、坂野議員! ○6番(坂野佳宏君) 都会は、東京とか見たら、地下ですごい空地つくってやっていますから、今の日本の風土からいうと、これはもう長期返済でもいいからしていくべき事業やと思うんで、何もその辺は全く思わないんです。  ほんで、今ちょっと言わはったとおり、近隣でも同じような貯留施設が王寺町とか高田市でもやられるというんであったら、やっぱり県で全部工事して、市町村は土地を提供するという形なんで、やっぱりこの地区は、例えばこのぐらいのこういう大きさあります。長方形なのか正方形によって使い方変わりますので、できましたら、そういう形のスポーツをできる整備もちょっと考えてくださいとか、とにかく、近隣の市町さんとも協力して、せっかくできた空地なんで、何かの県全体の方針でもいいさかい、ここは何々を育成するための広場やというような位置づけで、皆さんが広く使えるような、そんな方向にもっていってほしいなと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 多目的な整備はやっていきたいというふうに考えていまして、その方向で県とも協議していきたいなと思っているんですけれども、ちょっと水を差すような答弁になってしまうんですけど、まちづくり交付金事業が今まであったんですけど、パークゴルフもそのまちづくり交付金で整備したわけなんですけれども、今そのまちづくり交付金事業が市街化区域内だけが対象になってしまっているんです。ですので、今、遊水地を計画しているのは、みな市街化調整区域の低地部の農地ばかりなんで、その部分で、ちょっと使う補助金がないなということで今悩んでいるところなんですけれども、そういった部分も含めて、県と相談しながら進めていきたいなと思います。 ○議長(奥本隆一君) 6番、坂野議員! ○6番(坂野佳宏君) もう理事はすぐこうやって下げてくるねんけど、逆に、交付金事業というのは、県のルールか、国のルールかわからないんですけど、こういうのは、また要望すれば変えられますやんか、まだ時間がたっぷりあるんで。常に安全でとめやんと、努力しますぐらいの回答いただけたら。常にもう諦めてくださいいうような感じ受けるんですよ。そやから、今はあかんけど努力しますよいう形いただけたら、私らも言いやすいんで、その辺はちょっとよろしくお願いしたいなと思います。 ○議長(奥本隆一君) 中川理事! ○理事(中川 保君) 努力は精いっぱい、いろんな知恵使って補助金とっていきたいなというふうには思っています。また、こういうような制度改正等のことについては、各政党さんでも政府に要望していただくような活動もあるとは思うんで、そういった部分でも議員の皆様からの御支援をいただければと思いますんで、よろしくお願いします。 ○議長(奥本隆一君) 6番、坂野議員! ○6番(坂野佳宏君) もういろいろ回答いただきまして、ありがとうございます。とにかく、私は推移を見守っておりますので、いい形の整備ができるよう県と頑張ってください。  ありがとうございました。 ○議長(奥本隆一君) 以上で坂野議員の一般質問は終了しました。  次に、濵野直美議員の発言を許します。  1番、濵野議員! ○1番(濵野直美君) 議席番号1番、濵野直美、議長のお許しを得まして、一般質問させていただきます。  質問事項1、広陵元気号について。  広陵元気号のルートが再編され、それに伴い時間も変更されました。運賃も近鉄高田駅利用は100円から200円になりました。中央幹線の利用者の増減と以前のルートでもある北東部と西部支線を足したもの、それと再編された北部と南部支線を足したものの増減はどうなっていますか。8月、9月と10月、11月と月ごとの人数と、昨年の10月、11月の人数とを比較した回答をお願いします。  また、今回の再編で変化を感じたところ、感じなかったところはどこでしょうか。  質問事項2、2022年度の成人式について。  2018年6月の参院本会議で、成人年齢を18歳に引き下げる改正民法が可決されました。2022年4月1日から施行され、2022年には18歳から20歳までの方が一度に成人することになります。成人式の時期や、あり方に関して法律による決まりはなく、各自治体の判断で実施されているようですが、2022年度の成人式について、広陵町としての考えをお聞かせください。  以上です。 ○議長(奥本隆一君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 濵野議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  1番目の広陵元気号についてのお尋ねでございます。  お尋ねの広陵元気号の利用実績について、お答えをいたします。まず、中央幹線につきましては、再編前のことし8月が2,053人、9月が1,976人、再編後の10月が1,972人、11月が2,196人となり、昨年10月が2,059人、11月が2,069人でありましたので、再編による近鉄高田駅への接続運賃及び時間帯別の運行ルート変更の影響は、ほとんどないものと考えています。  また、支線につきましては、二つの支線を合わせて、再編前の今年8月が2,638人、9月が2,524人、再編後の10月が1,348人、11月が1,363人となり、昨年10月が2,587人、11月が2,490人でありましたので、再編後は利用がほぼ半減している状況にあります。これは、支線のルートが大幅に変わったことに利用者の方がまだなれていないということ、改正前の利用者の少なかった時間帯を中心にバスの便数が減少していること、また、南部支線において時間帯別の運行ルートに変更したため、旧の北東部支線から近鉄高田駅への接続数が減少したことが要因として考えられます。  今回の再編に当たっては、これまで議会からいただいてきた意見、また、濵野議員にも御参加いただきました住民ワークショップや広陵町地域公共交通活性化協議会の意見を重点的に取り入れ、住民の皆様の意見や要望をより多く反映させた路線として、北校区及び東校区と真美ヶ丘地区との接続、時間帯別の運行ルートへの変更、コープなんごうや古寺町営住宅北などのバス停の新設などを重点的に行いました。  運行開始後2カ月の利用状況を見ますと、北校区及び東校区から真美ヶ丘地区への利用が想定を下回っておりますが、便利になったという声と不便になったという声のどちらの声もいただいており、再編運行による効果の有無については、現時点では判断し兼ねるところです。今後も、より便利になったと言っていただけるよう、元気号の上手な使い方の啓発だけでなく、路線バスや鉄道も含む公共交通機関を利用する生活スタイルについての情報発信を行ってまいりたいと考えます。  2番目は、教育長がお答え申し上げます。  私からは、以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 植村教育長! ○教育長(植村佳央君) 濵野議員さんの2022年度の成人式についての御質問にお答えをさせていただきます。
     御存じのとおり、現在、本町では基本的に毎年1月の成人の日に実行委員会形式で20歳を迎える方を対象とした広陵町成人式を開催させていただき、町を挙げて前途ある若人の皆様に対して祝意をあらわしているところであります。  議員の御質問にありますように、平成30年6月13日の民法改正に伴いまして、2022年(令和4年)4月1日から成年年齢が20歳から18歳に引き下げられることとなりましたが、成人式という式典の実施につきましては、法律に定めがなく、対象年齢を引き下げるかどうかは、各自治体に委ねられているところでございます。  こうしたことから、本年6月に法務省が全国の市町村を対象に行った成年年齢引き下げ後の成人式の実施に関する調査の結果を見てみると、調査対象1,724市町村のうち、1,037市町村の回答があり、「未検討」が287市町村、「検討中」が683市町村、「方針が決まっている」が67市町村となっております。加えて、方針が決まっている67市町村のうち、61の自治体が「20歳を対象にする」としており、一定規模の中核市では、7月時点で方針が決まっている9市(奈良市を含む)全てが「20歳を対象にする」と回答している状況であります。  「20歳を対象にする」と回答した自治体の多くが、その理由として、18歳を対象とするとなると、2022年度(令和4年度)は、18歳から20歳の3年齢が同時に対象となり、合同開催や複数回の開催が想定され、会場の確保面におきましても、問題や混乱が生じる恐れがあること、また、18歳の対象者の多くが進学や就職など進路選択の重要な時期と重なるとともに、落ちついて式典に参加できない状況から、不参加者がふえることへの懸念も報告されています。これまでと同様に20歳が対象であれば、20歳の成人式が定着していることとともに、町外に出ている人にとっては、友人との再会やふるさとのよさを再認識することができる機会となっていることを理由とされています。  こうした状況から、例年、成人式は着物の着つけの予約などの準備をする参加者から、早期に方針を決定してほしい旨の声も多くありますので、先に申し上げました調査結果などを踏まえて、近隣自治体の動向を注視し、関係者などの御意見を伺いながら、名称も含めて、令和2年度中を目途に決定させていただければと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(奥本隆一君) これより、議席での2回目の質問を許します。  1番、濵野議員! ○1番(濵野直美君) まず、元気号についての2回目以降の質問をさせていただきます。  利用者が減った理由としては、答弁にもあったように、元気号のルートやダイヤが変更になったため、なれていないということが原因の一つではないでしょうか。まずは周知していただくことが必要だと思います。  アンケートによると、利用者は60歳以上53.4%と半分を超えています。広報誌、SNSでの周知方法は、今までからも行っています。中でも、SNSは利用されている方だけになります。スマホを持たない世代への周知方法として、広報誌以外に何かお考えはありますでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) お答えをさせていただきます。  スマホを持っておられない方々への広報誌以外での周知の方法ということでお尋ねをいただきました。今現在予定しておりますのは、やはり高齢者のドライバーの方の交通事故等もやはりかなりの社会問題になっておりますので、現在、小学生を対象にしましたバスの乗り方教室というものを町内の小学校のほうで実施をしておるんですが、こういった教室と申しますか、高齢者を対象にしたバスのそういった乗り方といいますか、周知の活動というものを行ってまいりたいというふうに考えています。大体1回当たり40分から45分ぐらいの時間で予定を考えておりますので、十分に高齢者の方、集まった機会に、そういったものに取り組んでいただける機会をつくっていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 1番、濵野議員! ○1番(濵野直美君) そういった場合ですと、そういった教室はわかるんですけれども、こういう教室があるよとか、そういったものは、どういう形で高齢者の方を集める御予定ですか。 ○議長(奥本隆一君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) そもそもそういったことを知らせる機会ということで、お尋ねをいただいております。これは高齢者の方であっても、やはり今現在もうスマートフォンであるとか、そういうものを持っていただいている方もいらっしゃいますし、そういう方がそういうものを持っておられない方へというのが、議員のほうから聞いていただいているところの話かなというふうに思います。  それで、まず一応利用促進のほうで、周知に関して、もう一つ我々が予定しておりますのが、広陵元気号の応援サポーター制度というものを始めようということで考えております。これは、利用者の方であったりとか、地域の方に御協力いただきまして、元気号の便利な利用の仕方、また、ふだんこういうふうに使っているよということを情報発信いただくということで、いろいろな方に便利な使い方があるよということを口頭なり、それからスマホなりを使ったいただいて、周知をしていただければというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 1番、濵野議員! ○1番(濵野直美君) そういった形で周知というか、案内していただくというのはいいかと思うんですが、例えば、特に高齢者の男性の方というのが、なかなかやはりそういった場所に集まっていただけないのかなと。高齢者の方ですと、やはり女性より男性の方が免許を多く持っておられ、まだ現在も自主返納されずに、利用されている方がなかなかバスのほうの利用をしていただけない。元気号を利用していただけないのではないかなと思います。  そういった方々が、どこでそういうのを知ることができるのかなというのがやはり問題というか、どこでどうやったら知ることができるんだろうというのが、私の中でもいつも課題で、例えば、老人会であるとか、村の集まりであるとか、そういったところへよく参加されている方はいいんですが、そこにも来られない方というのもたくさんいらっしゃると思うんです。そういった方にぜひ利用していただき、例えば、まず1回だけも乗車していただいたら、自主返納をして、元気号を利用していこうというふうな考えも出るのではないかと考えますが、そういったなかなか出てきていただけない方には、どういった方法があるかと思われますか。 ○議長(奥本隆一君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) そういった機会をつくっても、なかなか特に高齢の男性の方ですかね、お集まりいただけないということは、私どもも一番そのあたり頭の痛いところでございます。集まっていただけないのであれば、こちらから押しかけていこうというふうに考えております。と申しましても、濵野議員も今おっしゃっていただきましたように、各大寺での集まりであるとか、それから老人福祉センターに来られた機会等とらえて、目に触れる機会、それから聞いていただく機会、それからできれば、私ども1回、2回ぐらい無料で、一度試してくださいということで、そういった機会をとらえて、そういった周知も今後続けていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 1番、濵野議員! ○1番(濵野直美君) ぜひ、そういった世代の方に広めていただけたらなと思います。  また、元気号の停留所のほうに、お問い合わせの電話番号というのが時刻表の下に小さく書かれているのですが、それにどれだけの人が気づいているのでしょうか。以前、私宛てに、元気号がおくれている、どれぐらいおくれるのか、遅延証明は出るのかと電話がかかってきました。停留所にある電話番号ではつながらない時間や確認するまでの時間差もあるため、停留所に現在の場所を表示するものがあればいいのではないでしょうか。そのようなものを導入する考えはありますでしょうか。 ○議長(奥本隆一君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) お問い合わせが議員のほうにもいったということで、いろいろと御迷惑をおかけしておるところでございます。役場のほうにも、特に混んでおる時間帯におくれているということで、お問い合わせをいただく機会というのは年間何度かございます。来年度の予算の関係もあるんですけれども、私ども今予定しておりますのは、バスロケーションシステムと申しまして、停留所への設置ではないんですが、手元の携帯電話、スマートフォンから今どこを走っているのか確認できるシステム、これを導入したいというふうに考えております。  それから、できましたら、高齢者の方が多くの乗っておられるさわやかホールであるとか、その他の施設、役場等も含めまして、何かモニターで見れば、今バスがどこを走っているのかということがわかるような仕組みを入れれば、さらにそういった方々にも優しく場所をお伝えできるのではないかというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 1番、濵野議員! ○1番(濵野直美君) もちろん現在の場所の位置がわかるというだけで、やはり待っている者としては、とても安心なことだと思うので、ぜひ取り入れていただきたいなと思います。  そしてまた、先ほどの質問の続きになりますが、なれていない原因として、配布していただいている時刻表が見にくいのではないかと考えます。しかし、今現在の時刻表以上に見やすいものをつくるというのは、とても難しいことではないかなと思うんですが、そのため、役場内に元気号案内窓口というものをつくってはいかがでしょうか。先ほど、応援サポーター制度もあるとおっしゃっていたんですが、役場に行けば、必ず元気号に関しての問い合わせに答えられる人をいつも常駐、ぜひ1人だけでも常駐していただき、元気号の問い合わせに対応できる環境をつくっていただけたらと思います。  例えば、この停留所から、この停留所まで行きたいと言われたら、この元気号に乗り、ここで乗りかえ、何時に到着する。また帰りはこうやって帰ることができると案内することで、時刻表の見づらさを解消できるのではないでしょうか。一度そういった取り組みはしていただけないでしょうか。いかがですか。 ○議長(奥本隆一君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) 役場のほうに常駐するというのは、なかなか難しいと思います。また、現に役場に来ていただかなければいけないという問題も生じますので、今現在、相談の窓口と申しますのは、私ども企画政策課、それから奈良交通の葛城営業所のほうで伺っておるわけです。職員につきましては、私どもも担当者が一人で、元気号も含めほかの業務もある中で、そういった日常的な問い合わせに対応させていただいているというような状態でございます。もちろん、課員全てが元気号の問い合わせに答えられるようにということでは対応させていただいているんですけれども、議員がおっしゃっていただいているように、土日になれば役場は閉まっておりますので、なかなかそういった利用には間に合っていないのではないかということだと思います。  先ほど申しました応援サポーターの制度もそうですし、少しずつですが、やれるところからやはり周知を取り組んでいきたいというふうに考えております。なかなか常駐ということは、難しいというふうに考えますので、役場までわざわざ来なくても、やはりすぐにどういうところに問い合わせればというか、例えば、こういう携帯の操作をすれば、すぐに聞きたいことがわかるというふうなところで、対応をできればというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 1番、濵野議員! ○1番(濵野直美君) やはり、先ほども申しましたとおり、なかなかスマホを使えない世代っていう方が、やはり一番時刻表が見にくいのではないかと思われます。実際、私でもかなりそれぞれをたどりながら、一番行きやすい方法を考えるのに時間がかかるのが正直なところなんですけれども、今常駐することは難しいとおっしゃっていたのですが、例えば、企画課の窓口のところに、少し元気号のお問い合わせ窓口ということで表示していただくとか、企画課の職員の方々に、皆さんやはり時刻表を見なれていただいて、問い合わせ来たときにお答えできるっていう形ぐらいから始めていただけたらなと思います。土日役場が開いていないことは多分皆さん御存じだと思いますので、平日の時間帯だったら、いつでも企画課の方がお答えしていただけるというふうな形にでも、せめてしていただけたらなと思うのですが、どうですかね。 ○議長(奥本隆一君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) また、私ども広報を通じてという形になりますけれども、一番広報が見ていただいているのかなというふうに思います。その中で、再度元気号の問い合わせにつきましては、企画政策課のほうまでということで、継続的にお知らせをしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 1番、濵野議員! ○1番(濵野直美君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  きのうの吉村議員の質問の中での町長答弁にありましたように、買い物弱者として、小さなコンビニが集落にあればいいなとおっしゃっていましたが、私もそれが理想だと思います。しかし、それにはある程度の売り上げが必要です。個人商店も同じだと思います。まずは既存の元気号を利用して、町内のスーパーに行っていただく、今回変更になったルート、ダイヤを使い、行ける範囲の中で利用していく、そしてまた、住民の皆さんの声を聞きながら、次回の改正時に向けて取り組んでいただきたいと思います。  今回、大幅なルート変更があり賛否があるかと思いますが、よい元気号にするためには、思い切った改革が必要だと思います。例えば、乗車数の落ち込みがなかった中央幹線にそれぞれの支線をつないで、短い距離でつないでいく、乗りかえありのルートというのも意外と時短につながるのではないでしょうか。よいものは残し、よくなかったものは変えていく、そういったことを繰り返しながら、使える元気号にしていただきますようお願いしまして、次の質問に移らせていただきます。  2022年度の成人式について、2回目の質問をさせていただきます。  答弁にもありましたように、2022年度に3学年同時開催することには課題がたくさんあります。まずは場所ですが、同時開催の場合、現在行われているかぐや姫ホールでは、3学年が同時に入ることは難しいと思います。また、それに伴い、毎年混雑する駐車場もさらに混雑がひどくなると思われます。複数開催になると、18歳は1月中ごろにセンター試験があり、受験も追い込みの時期ではないでしょうか。参加者が減るだけでなく、実行委員会の設立も難しくなるのではないかと思われます。同年の別々の日に行うと、主催者、来賓の日程確保が大変になります。同じ日だと、晴れ着をきてこられる方の問題があります。それぞれの美容院が抱えている枚数や着つけを担当する人に限りがあり、振袖難民が出ることも考えられます。また、現在では美容院の予約も早くなり、3年前から予約される方も多いようです。そのような状況を踏まえ、できる限り早く決定していただけるようにお願いします。  そして決定次第、住民の皆様にお伝えいただけたらと思います。定例会初日の町長の挨拶の中に、情報発信は非常に難しい、どのタイミングでどう伝えるか、聞いてもらえるか、読んでもらえるか、広報に載っても、見ていかなった、知らなかったとありましたが、どのような周知をお考えになっていますか、お聞かせください。 ○議長(奥本隆一君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) この成人式の問題につきましては、まだ、今検討中でございますが、周知の方法というのは、あらゆる方法を使わせていただきたいと思います。地域、自治会にも皆区長さんもおられるわけですので、そういう何かのメディアを使う、もしくは、もうそういう人的なことも含めて、できる限り早くお知らせをさせていただくというふうに考えてございます。  ただ、今答弁にもありますように、議員も御質問いただいておりますように、3学年ということになりますと、やはりさまざまな問題、クリアしなければならないちょっとハードルが高過ぎるかなと。これまだ決定ではもちろんございませんけれども、近隣の状況等も見ましても、北葛の近隣を見ましても、ほとんどが検討中でございますが、1カ所、香芝、葛城、王寺、河合は検討中、上牧につきましては、当面20歳で実施をしたいと。ただ近隣の状況もしっかり見ていくんだというようなところでございます。広陵町も、今の段階では、もうこのような形で進ませていただければなと考えてございますけれども、もちろん何度も言いますけど、決定ではございません。そういうふうな形でやらせていただきたいと考えてございます。 ○議長(奥本隆一君) 1番、濵野議員! ○1番(濵野直美君) 多分、成人式の案内というのは、ちょうど今ごろ、12月の初めぐらいかなと思うんですが、対象者の方の自宅宛て多分はがきで届いているんですけれども、2022年度対象者を例えば20歳という年にすると、20歳の方だけではなく、できましたら、それ以前にもう少し早く、多分3学年対象になる保護者の方は、すごく不安だと思うので、できましたら、もう2022年は20歳の方だけで行いますということをできる限り早く知らせていただいて、対象者の方だけでなく、もうできる限りいろんな方々に周知していただいて、口伝えでもいいから、いろんな方に伝わるようにしていただけたら、私自身も保護者でありますので、とてもありがたいかなと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(奥本隆一君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 御提案をいただいておりますように進めさせていただきたいと思います。私個人的には、やはり名称もそうしたらどうするんだと、最後はやっぱり名称とかにもなりますので、仮になんですけれども、「広陵町20歳の集い」とか、そういうふうな形にする、もしくは、その方が生まれた年の何がしかの出来事にちなんだネーミングでも結構でございますけれども、今現在、実行委員会形式でやらせていただいておりますので、その辺から同じようにまた実行委員会形式で、仮に20歳を対象とさせていただくについても、実行委員会形式でやるのかどうか、その辺も早急に組み立てが必要だと考えてございます。  周知につきましては、何回も同じこと申しますが、できる限り早く、あらゆる方法を使って、議員の御提案のとおり進めさせていただけるように最大限努力したいと思います。  以上でございます。 ○議長(奥本隆一君) 1番、濵野議員! ○1番(濵野直美君) ありがとうございます。  周知に関して何度も何度も言って申しわけないですけれども、実際、対象者の方だけでなく、美容院の方が一番不安がってらっしゃるのは、実際お声として私もお聞きしているんです。やっぱりうちでしたら、広陵町と高田市であったり、お隣である市町村との日にちの調整もありますし、そうなってくると、すごく先を考えると不安だということはおっしゃっていたので、対象者以外にもきちっと伝わるように、周知のほうだけできる限り早目でよろしくお願いしたいと思います。  以上で終わらせていただきます。 ○議長(奥本隆一君) 以上で、濵野議員の一般質問は終了しました。  お諮りします。  本日の会議は、これで延会としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(奥本隆一君) 異議なしと認めます。  よって、本日はこれで延会することに決定しました。  なお、本日行われなかった一般質問につきましては、16日、午前10時からの本会議において引き続き行います。  本日はこれにて延会します。     (P.M. 3:45散会)...