広陵町議会 > 2016-09-09 >
平成28年第3回定例会(第2号 9月 9日)

ツイート シェア
  1. 広陵町議会 2016-09-09
    平成28年第3回定例会(第2号 9月 9日)


    取得元: 広陵町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-24
    平成28年第3回定例会(第2号 9月 9日)           平成28年第3回広陵町議会定例会会議録(2日目)                 平成28年9月9日              平成28年9月9日広陵町議会              第3回定例会会議録(2日目)  平成28年9月9日広陵町議会第3回定例会(2日目)は、広陵町議場に招集された。 1 出席議員は、14名で次のとおりである。    1番  濵 野 直 美          2番  吉 田 信 弘    3番  山 田 美津代          4番  吉 村 眞弓美    5番  山 村 美咲子          6番  坂 野 佳 宏    7番  吉 村 裕 之          8番  坂 口 友 良    9番  堀 川 季 延         10番  奥 本 隆 一(副議長)   11番  谷   禎 一         12番  笹 井 由 明(議長)   13番  八 尾 春 雄         14番  青 木 義 勝
    2 欠席議員は、なし 3 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は、次のとおりである。   町     長  山 村 吉 由     副  町  長  中 尾   寛   教  育  長  松 井 宏 之     企 画 部 長  奥 田 育 裕   総 務 部 長  吉 田 英 史     福 祉 部 長  増 田 克 也   生 活 部 長  奥 西   治     事 業 部 長  廣 橋 秀 郎   環 境 部 長  松 本   仁     新清掃施設建設準備室長                                 小 原   薫   教育委員会事務局長            池 端 徳 隆 4 本会議の書記は、次のとおりである。   議会事務局長   阪 本   勝   書     記  鎌 田 将 二     書     記  津 本 智 美 ○議長(笹井由明君) ただいまの出席議員は14名です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。     (A.M.10:02開会) 日程番号      付 議 事 件  1 議案第41号 広陵町印鑑条例の一部を改正することについて  2 議案第42号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正す           ることについて  3 議案第43号 平成28年度広陵町一般会計補正予算(第2号)  4 議案第44号 平成28年度広陵町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)  5 議案第45号 平成28年度広陵町介護保険特別会計補正予算(第1号)  6 議員提出議案第10号 決算審査特別委員会設置に関する決議について  7 議案第46号 平成27年度広陵町一般会計歳入歳出決算の認定について    議案第47号 平成27年度広陵町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第48号 平成27年度広陵町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定につい           て    議案第49号 平成27年度広陵町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第50号 平成27年度広陵町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第51号 平成27年度広陵町墓地事業特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第52号 平成27年度広陵町学校給食特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第53号 平成27年度広陵町用地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第54号 平成27年度広陵町水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について  8 議案第55号 広陵町消防団消防ポンプ自動車の買入れについて  9 一般質問 ○議長(笹井由明君) 先ほど議会運営委員会が開かれ、本日の議事日程について、協議されておりますので、議会運営委員長により報告を願うこととします。  議会運営委員会委員長、山村さん! ○議会運営委員会委員長山村美咲子君) 議会運営委員会は、本日9月9日に委員会を開き、本日提出されました1議案について、取り扱いを協議しましたので、その結果を御報告申し上げます。  議案第55号につきましては、日程に追加し、議題として趣旨説明を受け、質疑の後、所管の総務文教委員会に付託していただきます。そのあと一般質問を行います。  以上、議会運営委員会の報告といたします。 ○議長(笹井由明君) ただいまの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切ります。  お諮りします。  本日の議事日程は、委員長報告のとおりお手元に配付した日程のとおりとすることに御異議ありませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 異議なしと認めます。  よって、本日の議事日程は日程表のとおりと決定いたしました。  それでは、議事に入りますが、質疑については、申し合わせにより、所属する常任委員会の案件については行わないようよろしくお願いをいたします。  それでは、日程1番、議案第41号、広陵町印鑑条例の一部を改正することについてを議題とします。  本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。  3番、山田さん! ○3番(山田美津代君) これマイナンバーのことなんですけれども、これ、この交付が個人番号カードの交付がシステムのふぐあいによりおくれていて、カード作成を担う地方公共団体情報システム機構カード管理システムを開発した富士通などに損害賠償を求める方針であることがわかっています。この請求額を詰めた上で近く交渉に入るという報道もありました。その損害賠償は契約金額約69億円を限度に請求できると定められているんですけれども、このマイナンバーカードが始まってからどんどんふぐあいが生じて、住民が申請してから市町村の窓口で受け取るまで数カ月かかる事態ともなっている、このような報道もございます。広陵町で今どのくらいの方のこのカードの申請があって、この条例でコンビニで登録した印鑑を申請できるようになるのにふぐあいが生じないか、これが一番やはり町民の方にとって不安なことだと思います。万全な対策はとっているというお答えになると思いますけれども、その辺の住民のこういうような報道に対して不安があるということも事実でございますので、その辺をどういうふうに町としたら対策なり、また町民に対しての不安を払拭できるような、そういう材料を持っておられるか、そのことについてお尋ねしたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 奥西生活部長! ○生活部長(奥西 治君) このマイナンバーカード制度につきましては、今おっしゃっていただいたようにふぐあいも発生しているのは事実でございます。広陵町の場合でしたら、この12月1日からコンビニにおいてマイナンバーカードをお持ちの方で、なおかつ条例でも書かせていただいておりますけれども、利用者証明用電子証明書を記録したものということを手続をとっていただいて、交付を受けていただいた方には、コンビニにおいて印鑑証明等5種類の証明書を受けていただくことができるわけでございます。前回6月の議会のときにも八尾議員のほうからマイナンバーカードのことで一般質問をいただいておりますが、そのとき、4月30日現在で申請数は2,402件と返事をさせていただいております。その2,402件といいますのは、人口3万5,000人という形で6.8%でございます。そこまで答弁はさせていただいております。直近でございますが、8月16日現在、少し日はたっておりますが、申請数は2,614件でございます。3万5,000人という人口で割り戻しましたら7.4%、3カ月半で0.6ポイントの伸びにとどまっているところでございます。これから今のところ、まだコンビニでの交付は受けていただくことはできません。12月1日からそのシステムが稼働いたしますので、それに向けてのこの条例整備でございますけれども、どれだけの方が実際のところ御利用いただけるかわかりませんが、今よりも時間帯も遅く、なおかつ土日の発行も受けていただくことができますので、前回のときにも申し上げましたが、広陵町の目標は一応30%と思っておりますけれども、なかなか目標がちょっと高いとは思っているんですけれども、そのぐらいの方にカードをお持ちいただいたらよろしいものかなと考えているところです。  ふぐあいについての御心配をいただいておりますけれども、相手は機械のことでございます。御心配いただくのはもちろんあろうかと思いますけれども、そのあたりは12月1日スタートするまでに業者と事務局の職員のほうで、なおかつ広陵町単独ではございませんし、5市町でさせていただくものでございますので、そのあたり業者ともちゃんと打ち合わせを進めながら、広陵町は12月1日、香芝市と葛城市は10月1日からスタートするわけでございます。そういう形でございますけれども、そのあたり問題が発生しないとはよう言い切りませんので、発生した場合には速やかに対応させていただくということでお願いしたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 3番、山田さん! ○3番(山田美津代君) 政府は2020年のオリンピックに間に合わせようとスケジュールありきでこの制度を進めているんですね。個人番号カードでいえば、2018年度までに8,700万枚を普及させるという計画ですけれども、今回のトラブルで明らかのように実現できるレベルにないのが現状ではないかと思います。広陵町も30%の目標、とてもこれでは低い今現在のパーセンテージですからね。費用的にも技術的にもそれが可能なのか。実証されないまま多額の支出が行われてきているわけなんですけれども、こういう事態がなぜ起きたのか、政府による客観的な検証が不可欠です。一旦この運用を中止して、そしてこの制度を本当に必要なのか、再検討すべきだと私は思うんですけれども、このまま続けていって、町民の方がそういう被害に遭わないかということがすごく懸念されると、私何回もこのマイナンバーカードについて、そのことを議会でも議場でも申し上げているんですけれども、今のところは、まだパーセンテージも少ないので、被害に遭ったということはないですけれども、これから先、30%を目指していって、その被害に遭う方がいたら大変なことになると思うんです。ですから、このマイナンバーカードの普及というのは、やっぱり運用を一旦見直して中止すべきじゃないかなと思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 奥西生活部長! ○生活部長(奥西 治君) 非常に御心配いただいているわけでございますが、一旦とめて再検討というふうにおっしゃっていただいていますけれども、国のほうの政策で、日本全国の各自治体がマイナンバーカードを推進しておられるわけでございますので、広陵町だけがここで立ちどまるわけにはいかないと思いますので、現時点では12月1日から広陵町の条例では印鑑証明等の証明書をマイナンバーカードで取得していただけるように事務を進めてまいりたいと思います。 ○議長(笹井由明君) ほかに質疑はありませんか。  11番、谷君! ○11番(谷 禎一君) 今回、コンビニのほうでこういうふうな行政の窓口の作業がそっちへ移行されるようなことになるんですけれども、実際に各コンビニとか、そういうふうなところへ向けて、ほかにどのような証明書なり、そういう資料なりというのが発行していくようになってくる予定なのか。  それとあと、町の今まで出していた、住民課でやられたような作業がそういう民間のほうへ委託した場合、町の行政はそのまま全部そっち側へ全部委託していく流れになっているのか、それとあくまでも両方で住民のサービスの拡大ということだけでやっていく予定なのか、その辺どういう流れになって考えておられるのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 奥西生活部長! ○生活部長(奥西 治君) 今回は、印鑑条例の一部改正をお願いしているわけでございますけれども、印鑑証明以外にコンビニの機械でマイナンバーカードをお持ちの方がとっていただける証明につきましては御存じかと思いますが、所得証明と課税証明と納税証明、住民票、あと印鑑証明を入れて5種類でございます。広陵町におきましては、その証明の費用につきまして全て200円、役場の窓口で申請いただいても200円と、同額の設定を今させていただいているところです。これは当分の間という形で前回の議会のとき、6月議会でも御答弁申し上げたところです。それに加えまして、郵便局でも証明書を受け取っていただくように広陵町ではさせていただいていますので、役場、それからコンビニ、それと郵便局でのこの3種類の場所で証明書を受け取っていただくことになるわけです。マイナンバーカードが100%普及すれば、そういう今、谷議員がおっしゃっていただいた内容も考えられるかもしれませんけれども、広陵町におきましては、今も申し上げましたように、役場の窓口、それと役場の窓口が閉まっている時間帯にも証明書をとっていただけるようなコンビニの利用、郵便局におきましては、役場と同じ時間帯でございますので、そのあたり皆さんお住まいの自宅から近い場所での証明書の交付を受けていただくように、今後ともそういう形で証明書の発行の対応をしてまいりたいと思います。世間の流れが変わってくると、広陵町もまたそのときに検討しなければならないと思いますけれども、今時点ではそういう思いでございます。 ○議長(笹井由明君) ほかにございませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) ほかに質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。  お諮りします。  本案を厚生建設委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 異議なしと認めます。  よって、本案は厚生建設委員会に付託することに決定しました。  次に、日程2番、議案第42号、特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正することについてを議題とします。  本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。  2番、吉田君! ○2番(吉田信弘君) この議案に対しましては、さきの6月議会の最終に近づいたころに理事者のほうからそういう発表をされて最終日に議決文を町側に出したというだけで、それとそのときに簡単な説明があったわけです。申請をしなくてはならないということで、できていなかったと。再度というのか、1回は国、県ですかね、ちょっとどちらかわからないけれども催促といいますか、問い合わせがあったということはちょっと説明の中で伺ったかなとは思うんですけれども、私はその辺のちょっと経緯というのが全くわかりませんので、できるのであれば、この場をおかりいたしまして、その一連の資料請求をお願いしたいと。  それとこの条例を上げられて、私ちょっと聞く中では5回程度の問い合わせ、これ書類で来たのか、電話かわかりませんけれども、国、県のほうから5回程度は連絡というのか、何らかのアクションがあったというふうに、これも間違っているかわかりませんけれども、知るというのか。だからちょっとその辺も疑問を私は持っていますので、一連の関係書類の提示というのか、資料請求をお願いいたします。 ○議長(笹井由明君) 答弁。  委員会で資料、経過ですか。わかりました。そうしたら委員会で資料提出のほうを求めていきたいというふうに思います。  増田福祉部長何かありますか。増田福祉部長! ○福祉部長(増田克也君) 6月議会の最終日に私のほうからここの場で議員の皆様に経過の報告をさせていただいた書類があると思います。全ての方にお配りをさせていただきました。それにかなり詳しく日付等も入れさせていただいて、報告させていただきましたので、ほぼ同じ内容に近いものになるのかなと思ってはおるんですけれども、その辺ちょっと委員会までに、どの程度でいいのかというところも確認をさせていただけたらと思っておりますけれども、それ以上に必要なものがあれば。 ○議長(笹井由明君) 再度調整をして提出いただくことにします。調整をして、同じものであろうと。  2番、吉田君! ○2番(吉田信弘君) 私、発言の中で5回ぐらいはあったということ、ちょっと私間違っているかわかりませんけれども、ちょっとそういうのを耳にしたもので。ちょっとその辺はどういうことかなというか、問い合わせ等ですよ、なかったのかな。 ○議長(笹井由明君) 増田福祉部長! ○福祉部長(増田克也君) 議員、申しわけございません、5回あったというのは、国のほうから県を通じて町に大丈夫かという確認があったかという意味でございましょうか。
    ○2番(吉田信弘君) それも含めて、そういう関連の関係であったと。はっきり出しなさいとか、そういうような話はせえへんと思うけれども、だからどうなっていますかという、そういう問い合わせがね。 ○福祉部長(増田克也君) 実は、私は報告させていただいたときに4月下旬といいましたか、しっかりとした日を入れたかどうか、記憶が定かではないですけれども、15日ごろに職員のほうが今回の申請ミスに気づきましたというふうにお話をさせていただきまして、その後、県も国も事前にこれおかしいのではないですかというようなことはなかったということが事実でございます。ですので、その5回、国のほうから広陵町さんの申請額が69万5,000円とすごく少ない、前年より少ないという点について、何とかしてはどうですかというようなことは一切ございませんでしたので、その5回何か打診があったということは、ここで否定はさせていただけたらと思います。 ○議長(笹井由明君) ほかに質疑はありませんか。  8番、坂口君! ○8番(坂口友良君) ちょっと町長に聞かせていただきたいんですが、今回こういうような案が出てまいりました。これ見たら、多分事務局がどっかあちこちを調べてつくったと思うんですよ。だけど町長はこの説明は直接、町長は政治家として町民に説明をしてもらわんと、我々に聞かれてもなかなかうまく説明ができないと思います。この案は、多分どこかの関連か、あちこちのか知らんけれども、事務局でつくられたと思うんですけれども、町長は政治家として何らかの自分の意思を加えて、自分で決めていただくことですから、そういうふうな声はあったんでしょうか。あるいは、出てきたからこのままで出したというのでしょうか。時々町長の答弁を聞いていると、町長自身がまだ自分は公務員のような感じがしているような答弁をよく聞かれるんですけれども、そうじゃなくて、もうはっきりとした政治家ですので、そこの自分の考えが入っていないと、なかなか我々も説明しにくいと思います。どうなんですか、町長、その辺の考えは。 ○議長(笹井由明君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) いろいろな事例を調べてもらうのは職員ですので、職員のほうから情報をいただいて、最終的に私が判断をして決定をするというものでございます。今回の一連の事象については、町民の皆さんに御報告を申し上げなければならないということでございますので、いろいろな機会を通じて、また広報等でも詳細、報告をするということで町民の皆さんに情報提供をしていきたいと思います。私自身も町民の皆さんとともに行政を進めていくということでございますので、いいことも悪いことも全て情報開示をして、町民の皆さんの意見を聞くという姿勢で進めたいと思います。今回の件につきましても、同じように進めたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長(笹井由明君) ほかにございませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) ほかに質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。  お諮りします。  本案を総務文教委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 異議なしと認めます。  よって、本案は総務文教委員会に付託することに決定しました。  次に、日程3番、議案第43号、平成28年度広陵町一般会計補正予算(第2号)を議題とします。  本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。  5番、山村さん! ○5番(山村美咲子君) 12ページなんですけれども、寄附金ですね、みどりのふるさと応援寄附金ということで、1,000万円計上されておりますが、この財源についてはいかが、どこからこの1,000万円を持ってこられたのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) 失礼します。  この12ページのみどりのふるさと応援寄附金1,000万円ですが、これはいわゆるふるさと納税の額でございまして、納税者というか、寄附をいただいている方からの寄附金の額ということで1,000万円を計上させていただいております。 ○議長(笹井由明君) 5番、山村さん! ○5番(山村美咲子君) それでは、現在の時点でもう1,000万円の寄附はあったということになるんでしょうか。それとも見込みで、これから取り組む事業の中で1,000万円は入ってくるだろうという見込みでこれは計上されているという理解でよろしいでしょうか。  それともう一つなんですけれども、このふるさと納税についての使い道ですね、こういうことで例えば子供たちのために学校にクーラーをつけてほしいからこういうことで応援しますよという趣旨というのを尊重されている自治体もあるんですね。広陵町の場合、そういうことまで打ち出した中で納税を募るかどうかというのもちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) お答えさせていただきます。  まずこの金額が入っているものなのか、それから今後の見込みなのかということでございますけれども、これは今後の見込みでございます。今年度12月から来年3月までの4カ月分として1,000万円を見込んでおると。これ根拠を申しますと、私ども今検討している実施方法ですね、実は昨年の12月から近隣の町、王寺町のほうでも実施をされているということで、王寺町のほうにもいろいろとそのあたり現状をお聞きした中で、王寺町は12月から3月までで約800万円強の寄附を集めておられるということでもございましたので、私ども広陵町のほうでもやはり目標としてはしっかりと1,000万円という目標を掲げまして、集めていこうということで、今回補正予算ということで計上させていただいたところでございます。  それから寄附金の使い道、目的につきましては、現在、それについては今検討しているところですけれども、まち・ひと・しごと総合戦略の基本目標に掲げたその目標の中から事業というものをそれぞれピックアップしまして、そういう使途をお示ししながらそれに向けて寄附をいただけるように設定をしてまいりたいと考えております。 ○議長(笹井由明君) ほかに質疑ありませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。  お諮りします。  本案を総務文教委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ありませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 異議なしと認めます。  よって、本案は総務文教委員会に付託することに決定しました。  次に、日程4番、議案第44号、平成28年度広陵町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題とします。  本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。  3番、山田さん! ○3番(山田美津代君) 18ページの基金積立金7,245万3,000円ですけれども、国保の運営協議会のときでも申し上げましたけれども、4,000世帯で5,000円の保険税の引き下げをしたら、この7,245万3,000円を使ったら、基金に残しながら5,000円の引き下げができるのではないかと思うんです。私はそのことを申し上げましたら、町長は手を挙げて運営協議会で8,000万円あれば1万円引き下げられるけれどもというようなわざわざ発言をされた経緯がございました。それは1万円引き下げますということではなかったですけれども、やはり今の国保税が高くて本当に払いたくても払えない世帯、運営協議会の中でも私質問して200万円の所得がある方で子供さん2人の家庭でどのくらいの保険税かと聞きましたら39万円ぐらいという、大変高額な保険税の額をお示しされました。短期保険証も133件あるということで、支払えない中少しずつ払って、1カ月でしたら毎月毎月この暑い中、保険証をもらいに行っている、そういう町民の姿が見えて、本当に高い保険料を払うのに、四苦八苦されている姿というのが私は大変な町民の姿が目に見えるわけでございますけれども、これをなぜ基金をそういう大変な思いをしている町民のために使わないのか。これは平成30年の都道府県化に向けて積み立てておくという説明もございましたけれども、やはり全部私は使えとは言っていません。やっぱり半分ぐらいは保険税の引き下げのために使うべきものではないかなと。1,700億円もそういう形で国から交付されているものでございます。その分をやはり全部ため込んでいくというのは私は理解ができません。やはり町民のために立った、自治体というのは町民のための町政をしていくべきものだと思いますので、そういう半分を使うということは考えられないのでしょうか、その辺いかがでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 奥西生活部長! ○生活部長(奥西 治君) ただいま先日の国保運営協議会での内容について、山田議員さんのほうから説明をいただいたと思いますけれども、町長の答弁もこうであったというふうにおっしゃっていただいたわけでございます。金額にしましたら8,000万円という形で1人1万円ですね、返すことも可能ではないでしょうかというお尋ねでございますけれども、総費用額からしますと、今回の基金に積み立てさせていただく金額につきましては、7,245万3,000円でございますけれども、全体の医療給付費に対しては非常に低い率でございます。平成27年度におきましては、医療費は伸びてはおるんですけれども、平成26年度比としましては伸びておりますけれども、それ以上に交付金等が入ってきたわけでございますので、結果としては全体で8,000万円の剰余金が出てしまったという結果でございます。たまたま平成27年度の流行性の病気がはやらなかったこともあったかと考えられるんですけれども、そういう結果での剰余金でございますので、平成28年度、そのときも会議のときも申し上げていますように、平成28年度、それから平成29年度のあたりを見せてもらいながら、この分についてどういうふうにさせていただくかということは、平成29年度の税率をどういうふうにさせてもらうかとかいうことも含めて、今後検討させていただきますので、今回は、平成27年度決算としては単なる繰り越しではなく、あえて基金に積ませていただくということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 3番、山田さん! ○3番(山田美津代君) やはり医療費は伸びているけれども、今回は医療費は見込みよりも低かったということも言われていたと思うんです、運営協議会の中で。それはやはりいろんな予防対策ですね、健康診断なり出前のいろんな公民館などに出向いていって健康体操など、そういうところをやはり町が努力された結果もあると思うんです。やはりそういうことを続けていけば、医療費の伸びというのも抑えることはやはり可能だと思うんですよ、そのためにやっているわけですからね。ですからその辺をしっかりやっていただいたら、次からの次年度からもやはり医療費の糖尿病の方とか、そういう対策もしっかりやられておられるという報告もございました。若年層に対しての健診も力を入れてやっておられます。そういうことで医療費の伸びを抑えるという努力を広陵町は大変やっておられるので、やはりそれはそういうことで抑制できていくのではないかなと私は思うんです。ですから、やはりできるときには、基金は保険料の引き下げに使っていただく。医療費の伸びはそういう形で今やっておられることをもっと推進していただいて、知恵と工夫で町民の皆さんの健康を維持していくというふうに考えていただく。そういうことでやはりやっていくということが一番ベストの方法ではないでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 奥西生活部長! ○生活部長(奥西 治君) 今、山田議員がおっしゃっていただいた内容につきましてはごもっともと思いますけれども、今回の補正では、基金に7,500万円を積ませていただくということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(笹井由明君) ほかに質疑ございませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。  お諮りします。  本案を厚生建設委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ありませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 異議なしと認めます。  よって、本案は厚生建設委員会に付託することに決定しました。  次に、日程5番、議案第45号、平成28年度広陵町介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題とします。  本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。  お諮りします。  本案を厚生建設委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 異議なしと認めます。  よって、本案は厚生建設委員会に付託することに決定しました。  次に、日程6番、議員提出議案第10号、決算審査特別委員会設置に関する決議については、山村さんから提出され、所定の賛成者がありますので、これより議題とします。  朗読させます。  局長! ○議会事務局長(阪本 勝君) 朗読 ○議長(笹井由明君) 本案につきまして、提出趣旨の説明をお願いします。  5番、山村さん! ○5番(山村美咲子君) それでは、決算審査特別委員会設置に関する決議についての提案の趣旨説明をさせていただきます。  本日、提案させていただきました特別委員会の名称は、決算審査特別委員会であります。  設置の根拠は、地方自治法第109条及び委員会条例第6条によるものであります。  委員会の目的としましては、平成27年度の決算審査であります。  委員の定数は、7名であります。  委員名を読み上げます。なお、議席順で敬称は省略いたします。  吉田信弘、山田美津代、吉村眞弓美、坂野佳宏、吉村裕之、奥本隆一、谷 禎一、以上であります。  委員会の活動は、本定例会の会期中であります。  以上で、決算審査特別委員会設置に関する決議についての趣旨説明を終わります。 ○議長(笹井由明君) これより本案について、質疑に入ります。  質疑ありませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  議員提出議案第10号は、原案のとおり決議することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第10号は、原案のとおり決議されました。  なお、決算審査特別委員会の委員長及び副委員長でありますが、委員により互選されました結果、委員長には、坂野佳宏君、副委員長には、吉村裕之君と決定されましたので、御報告いたします。  次に、日程7番、議案第46号、第47号、第48号、第49号、第50号、第51号、第52号、第53号及び第54号を一括して議題とします。  本案について、質疑に入ります。  なお、質疑については、決算審査特別委員会の設置が決議されましたので、委員会に属さない議員からの総括的な質疑としますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、質疑ありませんか。  13番、八尾君! ○13番(八尾春雄君) 今回は、私、決算委員ではないものですから、質問を特に総括的にやれと、こういうことでございますので、総括的にやらせていただきます。
     財政健全化判断比率のところでも質問をいたしましたが、町の結論は問題なし、監査委員の側からも特に指摘はないと、こういうことでございました。27億円の積み立てが、今回の決算によって、さらに積み増しをされまして34億円になると。それから心配しておりました経常収支比率も県下で39の自治体のうちで4位のワーストだと、99.6%で大変だと、こういうふうなことで言われておったのが今回93%に下がっております。また上がるんじゃないかと心配する発言もございましたが、現在の広陵町の財政をトータルに見た場合、住民の皆さんにこの点はわかってもらわんとあかんという視点で見た場合に、どういうふうに説明をされるのか。私は今申し上げた中身でいえば、特に大きな問題はありませんと、しかし課題がないわけではないと。また、のんびりやっていたら大変なことになるから、日々の仕事をきっちりやって収支のバランスもよくとるようにせなあかんと、こういうことがそれぞれの部門で議論されているのではないかというふうに思っております。そういう意味の一つの指標として、この平成28年3月31日時点で、町の借金ですね、起債の額については決算書なり事務報告書に表記がされておりますから、これは計算できるわけですけれども、このうち地方交付税の交付金の見込み額ですね、借金のうちで何ぼ返ってくるかという数字は私手元にはありませんので、これは何ぼやということをお示しを願いたい。  それから以前にも議論がありましたけれども、一般の家庭で収入がこれだけで、それから借金がこれだけでと、手元の現金がこれだけでと、何やうちの家の会計と比較したら、規模はかなり3万5,000人もいるようなまちでございますので、大きくなりますけれども、うちの我が家の財政状況と比較するとどうなんやということがやっぱり各家庭では話題になる、また話題にしてもらわなあかんと、こういうことだろうと思います。そこである程度、34億円ができるわけですから、住民の願いに応えて、いろいろな施策も講ずることが可能な状況だということを明らかにする必要があるんじゃないかと、それがやっぱり住民合意、住民本位のまちづくりの根本になるんじゃないかと、こういう視点で今質問をしておりますが、地方交付税の交付金、見込み額は何ぼなのか。まちの決算はどのような状況なのか、一般の住民の方に理解ができるような説明をお願いします。 ○議長(笹井由明君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 失礼いたします。  決算状況の総括的ということで、前回もお話しさせていただきましたけれども、財政的には大きな問題はないのかなということで考えております。過去から地方債残高も順調に減ってきておりますし、基金のほうも一定の額は積み立てをさせていただいておりますので、財政構造的には特に大きな問題はないということで考えております。しかしながら、長期的に見ますと、経常収支比率もまだ少し下がったとはいえ、依然高い状況であります。職員の削減であるとか、経常経費の削減については、従前から取り組みをしておりますけれども、それをしてもまだ依然として高いという状況となっております。町長のほうがいつも申し上げておりますけれども、町税、地方交付税、一般財源で収入している分を積極的に町民のために使っているというあらわれという見方もできますけれども、今後高齢化というのはだんだん進んでまいります。それから特に真美ヶ丘地区の現役世代の退職というのも今後出てまいりますので、税収というのは落ちてくるのではないかというふうに見込んでおりますので、税収は落ちてきますし、また社会保障に関係する費用はまた上がっていくというふうにも見込まれます。そのあたりは、将来の需要をきちんと予測しながら、財政運営のほうを図ってまいりたいと思っております。  それから交付税の関係でおっしゃっていただいておりますけれども、地方債残高につきましては、平成27年度末、これは普通会計でございますけれども、110億1,400万円というふうになっておりますけれども、このうち7割ぐらいは後々の地方交付税に算入されるというふうに見込んでおりますので、実際に税等で返していく金額につきましては、その程度だという認識をしております。  あと、町民のほうへの説明といたしまして、一般家庭に例えてどうかということもございました。例えば800万円の家庭であると、借金が幾らでというふうな比較もわかりやすくできると思いますので、そのあたりちょっと広報等をもって町民への説明のほうに検討したいと思います。 ○議長(笹井由明君) 13番、八尾君! ○13番(八尾春雄君) 質問に答えていただきましてありがとうございます。わかったようなわからないような答弁でございまして。だから一般会計では110億円借り入れがあるけれども、7割方は真面目に返済したらまた返ってくるよということだから、金額からすると3割ということだから、34億円かそこらあたりが実質上の債務ということになりますと、一般会計は100億円前後でございますので、年収の3分の1ぐらいがローンで残高で残っているよと。だから私ら住宅ローンも組みましたけれども、私何ぼ組んだかな、1,500万円ほど組んだかと思いますけれども、3分の1までやったら大分払ったなと女房と喜んでいた覚えもありますからね。だから、そういうことを住民の側からいろいろ心配なことも、今後の社会保障のぐあいがどうかとか、明日のこともわからない時代になってきましたから心配をしていただいているのは当然だと思いますけれども、やっぱり住民合意のまちづくりという点でいえば、今、言われたことをきちんと住民の皆さんにわかっていただいて、皆さんのまちなわけだから、私たちが払った税金、また国から県から届いたお金については、私たちの暮らし向きの改善のためにちゃんと使えるんですよと、そういう視点をきちんと入れていただくのと、いただかないのとでは、今後の町の運営に大きな違いが出るのじゃないかと。厳しい、厳しいと言っているばっかりが能と違うよということを私は言いたいわけだけれども、そういう視点でのアピールはしていただけますか。 ○議長(笹井由明君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 失礼します。  一般家庭の状況をそのまま自治体に当てはめるというのもなかなか難しい面もございますけれども、町だけでなくて、国、県につきましても地方債というのは起債、国債も毎年起こしておりますし、莫大な借金というのを抱えております。そのあたりもございますし、今後の事業につきましては、スクラップアンドビルドといった考え方もやっぱり必要なのかなというふうには感じております。やはり受益者負担の考え方も持ちながら、将来を見越した財政運営、行政運営をしていかなくてはならないのではないかという時代だと考えております。 ○13番(八尾春雄君) 結論、言うてくれるのかと聞いているんだから、言いますと言ってもらわなあかん。 ○議長(笹井由明君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 今までから住民懇談会のような、ほぼ各地域で開催のほうをさせていただいております。その中でも町の財政状況、町の課題、それから地域の課題も含めまして、町長のほうからもいろんな意見交換のほうをさせていただいております。そんな機会もこれからも持ちつつ、積極的に住民のほうにPR、報告のほうをさせていただきたいと思います。 ○議長(笹井由明君) ほかに質疑ございませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) ほかに質疑がないようですので、質疑を打ち切りたいと思います。  お諮りします。  本案を決算審査特別委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ありませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 異議なしと認めます。  よって、議案第46号、第47号、第48号、第49号、第50号、第51号、第52号、第53号及び第54号は、決算審査特別委員会に付託することに決定しました。  次に、日程8番、議案第55号、広陵町消防団消防ポンプ自動車の買入れについてを議題とします。  本案について、説明願います。  吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 失礼いたします。  それでは、議案第55号、広陵町消防団消防ポンプ自動車の買入れにつきまして、説明申し上げます。  追加議案書の1ページをお願いいたします。  第1分団及び第2分団に配置されております消防自動車につきまして、平成9年1月に登録されてから20年を経過することになりますので、老朽化も進みまして消火活動に支障を来すおそれがあるため、このたび買いかえをするものでございます。  買いかえする消防自動車の概要ですけれども、1分団、2分団とも共通です。シャーシは日野製の消防専用車種でダブルキャブオーバー型、車両重量6トン未満で乗車定員が6名となっております。  ポンプにつきましては、株式会社モリタ製で、アルミ製一段ボリュートポンプを装備しております。河川や消火栓等の水利より強力な放水をなし、一般火災に対し、速やかに活動できるものとなっております。  入札の方法ですけれども、一般競争入札により実施し、結果、議案書のとおり株式会社モリタ関西支店が税込みで3,952万8,000円で落札をいたしました。金額は2台分となります。お手元のほうに、参考としまして落札者の会社概要のほうを添付しております。  なお、入札参加者は、株式会社モリタ関西支店の1者でした。  納期につきましては、平成29年3月24日としております。  以上が、広陵町消防団消防ポンプ自動車の買入れについての説明です。よろしく御審議申し上げ、御可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(笹井由明君) 本案について、質疑に入ります。  質疑ありませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。  お諮りします。  本案を総務文教委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 異議なしと認めます。  よって、本案は総務文教委員会に付託することに決定しました。  それでは、次に、日程9番、一般質問を行います。  一般質問の要領については、さきの議会運営委員会において決定されました一問一答方式により行います。  まず、1回目の質問については、壇上より質問通告書内容により一括質問を行っていただきます。2回目以降の質問につきましては、自席にて一問一答を行っていただきます。  なお、質問発言に回数制限はありませんが、次の質問に移った場合は、前の事項に戻ることはできません。また、各議員の質問及び答弁を含めた時間は1時間以内であります。理事者側からの反問については、議長の許可を得て行っていただきます。この場合の反問時間及び答弁時間は決められた1時間の制限に含みません。  議事進行の都合上、質問の要旨は簡単に、また答弁は的確にお願いをいたします。  それでは、質問の通告書に従って発言いただきます。  それでは、坂口君の発言を許します。  8番、坂口君! ○8番(坂口友良君) それでは、一般質問を行います。  質問1、先ほどちょっと町長にもお聞きしました。町長の政治的判断が入っているよということをいただきまして、質問1、町の失態であけた約800万円の穴埋めは誰がするのかを問う、このような問題でございます。  今回、当局の単純ミスの連続という説明をちゃんと聞いております。ついうっかりと、このようなことでございますが、管理職4人誰も気づかず、予算に約800万円の穴をあけました。これは計算上ちゃんと出てきております。この補填を町民、いわゆる町民税ですね、聞くところによると、もう国のお金ももらった、県のお金もめいいっぱいもらったと、それ以外出てこない、こういうことですので、この補填を町民、いわゆる町民税がしなければならないという理由は、これは100%ないと思います。この失態の理由なり、内容を聞くところ、理由は100%ありません。今回、そのために管理職、4人の処分を行いました。賃金カットもありました、約10万円ぐらいかな、このように思います。残りは任命権者、当然任命権者は町長なのですけれども、連帯責任で副町長、町長・副町長が補填すると思うんですが、さてどうする予定なのかを問いたいと思います。ちょっと議案も出ていましたから、3割カット、2割カット。こうすると管理職で大体何万円、正確な数字で幾らカットしたのかと、町長、副町長で幾らカットしたのかと、このような数字をちょっと教えていただくとともに、残りはどうなさるのかということをまず聞きたいと思います。  2番、責任感を持った一般職、管理職の体質改善は成り立ったかを問うということです。  上記の事件で吉田総務部長、これちょっと間違いで、奥田企画部長が説明されたということで、ちょっと訂正してください。改革案を聞かせていただきました。担当者はもとより、直属の係長や連携業務、あるいは複数によるチェック体制、あるいは各種資料との突き合わせ、このようなことなどをしたら、誰が見てもミスを起こすことのない改革案にちょっと希望を持っております。まことにこのようなミスは言うのも恥ずかしいんです、正直な話。また、この改革案はちょっと文書でもらいましたけれども、またこれも町民に言うのも何か恥ずかしいですなと私は思います。  町長は任命権者として一般職まで意思を伝えたと思うので、議員も安心したいのです。こんなことはもうないやろうということで安心したいのですが、大丈夫ですかということの質問です。私、ちょっと手元に資料をいろいろ持ってきました。当然いろいろ調べると、広陵町では係長とか管理職になるのには試験があるのか、ないのかちょっとわかりませんけれども、私こういう昇任試験とか、結構職員の資料をよく見るので、昇任試験の問題集とか、地方公務員法とかなんやらとか。当然教育委員会もこんな学校管理職員選考試験とか、私、大体こういう研究をやっているんですよ。よく職員研修とか、こういう学会の本があるんです。この間も奈良県で学会があったけど、広陵町の職員がおらんと、これもちょっとわからないんですけれども、各大字、奈良市とか、生駒市とか、例を発表したんですよ。何でかなというような気もするんですけれども、それはいいです。こういうのが一つ行政職員としては当然知っているやろうと。これ、どこ見ても今言ったこんな改革案が出ると、当たり前の話やとなっているんですよ、そんなことは。恥ずかしいなと。そういうことでございますので、大丈夫でしょうかということを。ということは、何かまた起きたら、町長は次は政治的な決断が要りますよと、こういうことなんですよ、これ。責任を職員のミスですわで済む問題じゃないと、こういうことになってきますので、その辺お願いしたいということでございます。  3番、町財政改革に向かって当局の努力を買いたい。責めるばかりではなくて、やはり努力をしていただいたということは評価をしなくてはなりません。町財政かつては経常収支比率99.6%、県下ワースト4、こういうことでありましたが、今回93.2%に改善されました。やっと新規事業の目星もついてきたかなと、期待するところでございます。やはり大きな努力は収納課、ほとんど100%に近い収納、これは非常に珍しいですよ、よその御所市とか、奈良市と比べてもらったらわかりますけれども、これは非常に努力があったと思います。税の100%収納に向かい、嫌われ役になっているとお聞きしております。やはりその辺の努力もあったと思うので、しかしやはり公平性の原則がありますから、正直者がばかを見る、こんなことがあってはあきませんので、公平性の原則から町の当局の努力があったと思うので、町長の意見はどうですか。町長も差し押さえや何やと嫌な役もされたと思います。競売や何や支払い命令とか、それは町長名で出すんですから、その辺の努力を買いたいと、私は思っております。町長の意見はどうかということでお聞きしたいということでございます。  4番、決算の数字と新清掃センター建設費の準備体制を問うと、このようにしました。  今回、一般会計、実質収支6億7,207万円、このような黒字になりましたということであります。これはお手元の決算書を見たら書いてあります。これを手放しで喜ぶのではなく、ちょうどそれを見たらわかりますけれども、この黒字、当然あるんですが、その黒字になるのに町の借金、町債をしたので、そこを見てもらったら11億1,050万円、これを収入に入れているんです、借金は。11億円からの借金が、収入がこれだけありますよと、借金の額を収入に入れてしまうと、当然差し引きやったら当然黒字が出てくると、こういうような、それじゃ借金は当然返さなあかんと、こういうことなんですよ、これ。そんな中では一部国から交付税で入っているということもあると思うんですけれども、当然黒字になるよと。これはいわゆる単式簿記のやり方でいうと、ごっつい残ったなと、こういう形になっちゃうんですわ、大福帳と言うんですけれども。その収入をよく見てくださいね、11億円町が借金していますよと、それを収入にほりこむから、本体はゼロベースで言うと、この借金はゼロでするんです。借金ゼロであって、町がどれだけ賄えるかと、これを出してもらって残念ながら単式簿記ですから、正確に見ようと思ったら複式簿記、これは御存じと思いますね。いよいよ天理に清掃センターをつくります。新清掃センターの建設、それと古寺地区以外に、中継基地をつくらなくてはいけない。何か安易に古寺でやってもらったらどうやねんと言う人がいるけど、これは即決和解入っていますから、たった1人でもそんなもんやったらあかんと言われても即決和解ですから、たちまち中止せないかんということになるんですよ、それだけ法律でいったら勝つんです。だから原発でも1人でもおかしいと言ったらとまるというのは、そういうことなんですよ、法律が勝つんですよ。その辺も即決和解に入っていますので、古寺で中継基地、ここ以外に中継基地をつくると、こういうこともやっぱり考えとかないかんと思いますよ。そうなると敷地から購入せなあかんと、関連工事もありますね、道もひっぱらなあかんとか、地元補償まで入れなあかんとなったら、総額がまた何十億円、10億円か20億円か、そのぐらいになると思います。そのような予算が必要になりますので、貯金などは十分に進んでいるかを問うと、こういうことでございます。貯金が30億円ほどあるからと言うんですけれども、貯金なんか使ったらあっという間に要りますよ、これ。その辺もちょっと考えをお聞きしたいなということでございます。  5番、真美中体育館2階のクーラー設置はまだなのかを問う。  これ、真美ヶ丘中学校体育館に中2階があるんですけれども、そこは西日が当たって物すごい暑い部屋なんですよ。40℃、その中でクラブ活動をしていると、このような現状でして、40℃の中でのクラブ活動、熱中症のおそれがありますよと。ことしは生駒市であんな暑い中やって死者が出ました。当然各学校には県から注意書が来て、町からも来ているんですよ、十分注意してくださいよと。何でやといったら私、学校支援ボランティアで行っているんですよ。そこの教頭先生もいや、ちょっと今こんなんで私も学校支援ボランティアへ行っているから聞いてるんですよ。ああ、そうですか、ちょっときょうは暑いですねと言ってたんですけれども、もっとクーラーを入れなさいと言ったんですけれども、ちょっと早くつけてくださいと、こういうふうな御要望も伺っていますから、事故が起きてからでは遅い、こういうことであります。その中でのクラブ大会、これ全国大会に出まして富山まで行ったんですよ。広報でも出るかなと思うんですけれども、なかなかこれはいい成績でございます。その中での全国大会の出動でありました。ということでそろそろこの予定はどうでしょうかということで教育長にお伺いしたいと、このようなことでございます。  じゃあ、1回目を終わります。 ○議長(笹井由明君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 坂口議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  まず1番目、町の失態であけた約800万円の穴埋めは誰がするのかということについての御質問でございます。  最初に、このたびの平成27年度放課後児童健全育成事業補助金の申請誤りにつきまして、住民の皆様に多大の御迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げます。  800万円の弁済につきましては、この事案では、職員個人への賠償請求は行えないものと解されています。しかしながらこの問題を重く受けとめ、当事者及び管理監督者の処分はもちろんのこと、任命権者である私、副町長の監督責任を明確にする意味で特別職の給料の一部減額についての条例改正を本議会に上程させていただいております。具体的には町長は30%、副町長につきましては20%の給料減額をそれぞれ3カ月という内容でございます。このような問題が二度と起こらないよう全庁挙げて再発防止に取り組んでまいる所存でございます。詳しい数字につきましては、奥田部長が後ほどお答えを申し上げます。  2番目、責任感を持った一般職、管理職の体質改善はできたのかということでございます。  このたびの問題につきましては、原因追及を徹底的に実施し、議員の皆様に調査報告書という形で、今後の対策を報告させていただいたところでございます。このような問題が日常業務の中での確認漏れ、記載誤り、不注意、気の緩み等に原因があること、また自分の部署においても常に起こり得るということを改めて職員一人一人が強く意識しなければなりません。管理職を筆頭に全ての職員が適正な事務執行についての意識改革を行い、町民の皆様の信頼確保に努めるべく、服務規律の確保に努め、綱紀の粛正に万全を期すよう、全庁挙げて取り組んでまいる所存であります。  議会におきましても監査のあり方について調査研究をいただき、適正な事務執行をチェックいただければというふうに考えております。  3番目でございます。  町財政改革に向かっての当局の努力を買いたいということでお褒めをいただいております。  まず、経常収支比率についてでございますが、平成26年度においては、土地の売却に伴う臨時収入があったため、借り入れしなくとも全額交付税算入がある臨時財政対策債を満額まで借り入れしませんでした。仮に満額まで借り入れていた場合は、平成26年度の経常収支比率は96.2%となります。  平成27年度決算では、普通交付税の増加、地方消費税交付金の増収に加え、臨時財政対策債を全額借り入れたことにより経常収入が増加し、経常収支比率は93.2%へと改善いたしました。その中で、収納課は自主財源確保のために大きな働きをしてくれており、平成25年度以降、町税等の現年度収納率を99%台まで上昇をさせている状況です。収納の方針といたしまして、現年度課税分を優先して納めていただくこと、納期限を厳守いただくこと、督促手数料・延滞金の完全徴収・税の自主的納付を促進するコンビニ収納の活用などを掲げており、その結果、現年度収納率の維持ができ、滞納繰り越し分については全体額が大きく縮減され、新たな滞納繰り越し税を生まない体制をつくりつつあります。滞納税の負担については、納税意欲はあるが収入が回復しない、他の借金を優先している、介護・入院等の費用がかかり現年度分を追いつくのが精いっぱいである等さまざまな理由を抱えられている方々に、十分な状況調査と面談を通して、収支のバランスを考慮した生活改善の提案をし、さらなる滞納の増加を防ぎ、滞納解消まで粘り強く交渉を重ねております。また、調査の結果、十分な資力がありながら納めない滞納者については、差し押さえ等の滞納処分を実施し、公平性の確保のために一層の努力を続けてまいる所存です。  4番目、決算の数字と新清掃センター建設費の準備体制を問うということでございます。  議員のおっしゃるとおり新しいごみ処理施設は、天理市において山辺・県北西部広域環境衛生組合として現在取り組んでいるところでございます。当然ながら町単独で実施するよりも、広域化として実施するほうが負担もかなり軽減することになりますが、組合への負担金、ごみ中継施設の建設費等で多額な財政負担を強いられることには違いありません。現在定期的に広陵町ごみ処理町民会議を開催しており、坂口議員も委員として参画いただいております。中継施設のごみ搬出方法や新設・現施設利用との建設コストの比較などを示しながら検討しているところでございます。  新清掃センター建設に係る準備資金については、平成27年度に広陵町新清掃施設建設基金を一般財源から1億円を積み上げて創設し、年度末では1億6,800万円の残高となっています。最終的には4億円程度を積み立てたいと考えております。  また、臨時的な財源不足を補うための財政調整基金は、平成27年度末現在で、約19億2,000万円の現在高となっています。  御質問にありました町債につきましては、平成27年度に借り入れた12億3,800万円のうち、後年度において交付税で手当が見込まれる金額が約7億5,000万円になります。起債については、単なる資金手当のためではなく世代間の公平な負担の観点から必要な制度であり、地方財政法第5条に規定する事業においてのみ認められるものであります。しかしながら、新清掃センター建設はもとより、認定こども園などの大規模事業も控えていることから、資金の調達方法や事務事業の見直しなど引き続き財政健全化に取り組んでまいります。  5番目は教育長がお答え申し上げます。 ○議長(笹井由明君) 松井教育長! ○教育長(松井宏之君) 坂口議員の質問事項5番、真美ヶ丘中学校体育館の2階のクーラー設置はまだなのかの問いに対しまして、答弁としまして、クラブ活動中の熱中症対策については、毎月開催している校園長会でも再三にわたり注意喚起しており、学校では生徒の体調チェックを含め、適切な休憩と水分補給を行っているところであります。御質問いただいております真美ヶ丘中学校体育館2階のクーラー設置については、以前からその対策について換気扇やクーラーを設置するための検討を進めておりますが、施設の形状として西側全体が窓ガラスになっており、生徒たちがクラブを開始する時間帯に西日がかかるため、室内の温度が上がってしまうものであり、今後については、学校の普通教室への空調設備の設置についても進めておりますので、あわせて改善に取り組んでまいりたいと考えます。  熱中症については、高温が続いている中にあって危険が伴いますので、指導の徹底に努めてまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(笹井由明君) それでは、各項目ごとに坂口議員の2回目以降の質問に移っていただきます。  8番、坂口君! ○8番(坂口友良君) 今、細かい数字をちょっと言っていただいて、残りを非常に我々議員も困るのは聞かれると何か答えないかんと、こういうことになりまして、それは町長が責任をもって説明をしていただくということにするんですけれども、やはりその辺のお金の話になると一番敏感に感じるところであります。ですからその辺もちょっとまずは細かい数字を聞かせていただいて、ちょっと討論したいと思います。 ○議長(笹井由明君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) 失礼します。  それでは、まず私のほうから、金額、減額の影響額についての御説明ということでさせていただきます。  お聞きいただいておりました管理職、それから特別職のカットの額ということになりますが、まず管理職でございます。管理職につきましては、3名の職員につきまして減給1カ月10分の1という処分をいたしました。3名分を合わせまして金額のほうは、1,000円単位になりますけれども、8万6,000円という額になってまいります。  それから特別職、今回条例改正を上げさせていただいておりますことによります町長、副町長の減額の額になりますけれども、お二人、この12月末までということで影響額といたしましては、211万5,000円という額になってまいります。この額につきましては、給料の月額、それから地域手当、また12月分の賞与も含めてこういった額になると試算をさせていただいております。 ○議長(笹井由明君) 8番、坂口君! ○8番(坂口友良君) 約4分の1強は、リカバリー、これでやりたいと、こういうふうな町長の考えですよと、こういうことでございます。じゃあ残りの4分の3、これを町民にお願いするのか、あるいは一般会計で出すのか、決算は終わっているんですけれども、やっていると思うんですけれども、その考えの思想ですね、ここで町長のいわゆる政治家としての判断が皆さん方町民がここでわかってくるという、こういうことになってくると思うんですよ。これは議員がどうせえこうせえと言うものじゃなくて、町長みずからが考えて自分で決めていただくと、隣の大和高田市でも香芝市でも半分でやりますわという実例もたくさんございます。この辺の考えもあわせて、当然周りを見ているという話ですから、当然大和高田市も香芝市も聞いていると思うんですよ。そういうことにもなると思います。ついついうっかりして非常に高い勉強代になってしまったなというのは私の率直な考えなんですよ。ですから後のしまいはどうするんやということ、これ、後のしまいをしっかりしないと、例えばこれが800万円ぐらいのお金じゃなく、例えば何千万円とか、1億円になったらどうするんやという話も出てきます。心配せんでも、そう出てきたら、そんな穴あけたら町長けしからんと、ほかの者が町長へ立候補するというだけの話なんですよ。政治家というのはやめるだけの話なんですよ、あかんときは。できるときは一生懸命せなあかんと、こういうことなんですわ。心配しなくても1億円赤字やったら、そりゃ町長の首を誰かが出てきて飛ばしてまうというだけの話ですから、公務員じゃないんですよ。公務員の発想でいうとおかしな考えになってくるんですよ。町長は率直な意見としてどうなんですかね、これ4分の1ぐらいの、自分でみずから示したと、こういうことなんですけれども。私ははっきり言ってこんなん物足りんなと思うんですよ。なぜかといったら町長は自分で決められるんです。自分で自分の給料を決められるのは町長だけなんですよ。議員の場合は、議員のこれだけ14人の合意をとるんやったら半分にせえと私は言っているんですけれども、なかなかそれは半分にできないということでございます。町長は自分で決めて、これだけやりますと言ったら、それで終わりの話なんですが、この辺の町長の。ただ、町長は選挙によって洗礼を受けてませんから、自分の名前を書いてもらったら非常に大変なことが、そういうことまでちょっとなかなか気がつかないと思いますので、再度町長、これをどういうふうにして町民の理解を得ていこうとしているのかという非常に大事なことでございますので、ちょっと考えをお聞かせください。 ○議長(笹井由明君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) いろいろな事例も調べさせていただきました。香芝市は、不祥事があって半減されているわけではありません。選挙のときに立候補される公約として半減をするという公約で立候補され、当選されて、それを実行されているというものでございます。大和高田市の例も承知をいたしておりますし、全国の同じような事例がたくさんございますので、それらも参考にして採用させていただいておりますが、私自身としては他の事例よりも厳しく内容を今回提案をさせていただいているつもりでございます。ただ、政治家として私、選挙の洗礼を受けていないと言われましたが、選挙に立候補させていただいて無投票で当選したということは洗礼を受けていないのに当たるのかどうか、これは意見の分かれるところだというふうに思います。政治家としてこの私が決定して、提案をさせていただき、その結果が、やはり選挙民、住民の皆さんの判断につながっていくということは承知をいたしております。給料を自分で決めるというものではございません。やはり町民が給料を決める。議員の皆さんの報酬も町民が決めるものであるというふうに思っております。それが条例という形になるわけでございますので、条例は議会で議決をされる。我々理事者も議員の皆さんも一緒でございますが報酬がお手盛りにならないように報酬審議会で適正な額を決めるという仕組みになっておりますので、議会も住民説明会、議員報告会をされる中でいろいろな世論を確かめていただくというのも必要ではないかというふうにも思います。私も住民懇談会等で、また広報にも報告をさせていただいて住民の意見、どのようなものかは把握をしてまいりたいと思いますが、今現在は妥当な判断として条例を提案させていただいているということでございます。
    ○議長(笹井由明君) 8番、坂口君! ○8番(坂口友良君) わかりました。妥当な判断やということでございます。じゃあ、残りの4分の3は、理論的に言うとどこが補填している形になるんでしょうか。国でしょうか、県でしょうか、町でしょうか、その辺の解析はどうなっているんでしょうか。これ非常に、予算、決算、その制度上の話が出てくるんですけれども、穴があいたことは確かなんですよ、もらえるものがもらえなかった、こういうことですね。理論的に言うと、その4分の3ぐらいはどこが補填したというのか、穴埋めしたのかというのか、いやいや、そんなもん最初からあったというのか、計算上は、地方自治財政法からいうと、これはどこがあいた穴をプラマイゼロにしたか、これ非常に判断が迷うところなんですよ。地方自治法、私もいつも読んでいるんですよ、予算のことを書いていますわ、予算書こうですねとかね。これは果たしてどこが。いや、誰の腹も痛まへんからこんなんええがなという考えになっているのか、私はこうやから、こんなん誰の腹も傷へんからもう黙っておいたらええかなと、こういうふうに来ているならちょっと困るんですけれどもね、それはどういうして、損害というのか、損額というのか、減額というのか、穴があいたというのか、それはどういうふうにしてカバーできているんですかというちょっと質問です、ちょっと専門的になってきますよ、お願いします。 ○議長(笹井由明君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 失礼します。  今回の補填ということで御質問ですけれども、財政上は一般財源から支出するという運びになります。一般財源につきましては、町民の皆様からの税というのももちろん含まれますし、地方交付税という形で国のほうからまたいろんな消費税の関係であるとか、そういった金額も含まれてきますけれども、一般財源から支出しているというのが回答にさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(笹井由明君) 8番、坂口君! ○8番(坂口友良君) 一般財源の半分は町民税なんですよ、町民税は約40億円ぐらいありますからね、それを100億円と、借金も入っているから100億円になってしまうんですよ。ですから、半分は町民税が入っていると、このような考えからして今の考えは果たしてええんかなという心配をしております。この案には私反対です、はっきり町長には言っています。予算の一般財源の中を見てもらったらわかります。町民税とか、固定資産税とか、軽四の自動車税とか、半分は大体町民が払っているんですよ、そういう考えをちょっと持っていただかんとね。今の考え、何や知らんけどぼやっとどこかで何か払っているんやでというふうなことにもなってしまいますので、ちょっとそれは1番はまた後ほど総務委員会とかあると思いますので、それもお任せしたいと思います。原案には反対です、今から言っておきます。別に、ここで表明しているだけですよ。  2番にいきます。  2番目は大事なことなんです。先ほどいろんな改革案を考えているよというのを示していただきました。ついうっかりとか、こんなことはもうやめたい、このような案ですね。私ちょっとまだまだわからないところがあるんですが、うちの広陵町の管理職、係長、課長や次長や部長やと専任するときに、試験までやっているかわかりませんか、昇任試験があるかどうかはわかりません、民間は全部昇任試験があるんですよ。部長級で部長候補が10人いてたらそのうち2人しかせえへんとか、要するに枠があるんです。この行政の風土というんですか、当然係長なら係長採用試験か何かあって昇任試験をやって、その結果悪い者は落として、優秀な者は通すと、こういう結果でやっているとは思うんですけれども、今回の流れを見ていますと、非常にここにも書いてありますように、うっかりミスとか、何やらとか、記載誤りとか、不注意とか確認漏れとか、気の緩みとか、正直な話、組織として大丈夫かいなという要らん不安を覚えています。ですから管理職の採用、町長から辞令を渡しますので、係長といったときには、係長はどんな能力と責任がふさわしい人を選んでいるか、ちょっと一遍聞かせてください。ほんまに基本的な質問で悪いんですけれども、私が言うのは、そういうことは全部係長とか、一般職員までちゃんと浸透していますかと、私老婆心ながらに言うてるんですよ。ほんでこれまた出てきたらどうしますかという話につながるんですわ、やりましたわ、ほんでまたうっかりミスですわということはないですよねということで、その辺の管理職の育成と、どういうふうにして管理職を抜てきするんやと、試験や何やあると思います。その辺ちょっと、この間の4人には、かつての町長の部下も多いですよ、名前を見たらね。そんな育成した部下を自分が処分せなあかんという、どうなんでしょうかね、これ。その辺ちょっとお願いしたいと思います。管理職の養成とどのようにして抜てきしているんやと、こういう話であります。 ○議長(笹井由明君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) まず私のほうから昇任試験についての御質問についてお答えをさせていただきたいと思います。  まず本町では、採用になりましてから3年を経過した時点で主事補から主事への昇任試験を実施しております。以降、その後また主事に昇格になってから4年を経過して主任の昇格試験を実施しております。ですので、役場の職員として採用されてからは主事補から主事、それから主事から主任への2回の昇任試験を現在は実施しているところでございます。 ○議長(笹井由明君) 8番、坂口君! ○8番(坂口友良君) ということは、係長は別段特に試験はしていないと、こういうことでございますね、わかりました。  任用試験というんですけれども、民間でも同じことをいうんですよ。主事補から主事、それで主任、そのとき2回やっていますよと。そこである程度ふるいにかけられるだろうと。ふるいにかけて残った者が順番に係長になって、課長になって、部長になるかちょっとわかりませんけれども、ただ座っている年数が一緒やったら部長になれる、そんなんわかりませんよ。その辺の管理職教育というのが、今回のこの結果を見ていますと非常に私ら民間企業出身からするとちょっと不安やなというふうな気がしております。ただ、いてたらなれたらなれるというものじゃないんです。はっきりと管理職というのと担当というのは違いますから、責任の度合いが違いますので、その辺今ちょっと聞かせていただきました。民間では係長、あるいは課長、当然試験をやります。課長級の試験、係長級の試験が全部あります。それを通らない者は絶対させない、当たり前の話です。わかり切ったことをわかっていない。安心してできませんのでね。その辺の今後の今言っている主事補か主事かといったらほんまの担当者ベースの試験であると思います。管理職にふさわしい能力、あるいは管理職にふさわしい責任、そのような体制、今すぐできないとは思うんですけれども、今後それも考えていかんと、ちょっと心配ですので、今現在、誰かが係長、課長を選ぶんでしょ。そのときの何か選び方の基準がちょっとあるのかわからないんですけれども、公務員の場合、どうなっているの、警察官の場合は、星に係るのはみんな試験なんですよ、警察官の場合はね。一般行政職は一体どのようにして上げていっているのかなと、ちょっとわからないので、その辺ちょっと。それと今後今言っているこのような問題がないような教育体制はどうしていこうか、それについてお聞かせください。 ○議長(笹井由明君) 中尾副町長! ○副町長(中尾 寛君) 今、御質問にありましたいわゆる管理職の人事でございますが、一応私と教育長、それと人事担当部長というメンバーで管理職のメンバーを決定しているというのが現状でございますが、いわゆる仕事にたけているという部分だけでも管理職としての資質があるかというのは一概に言えないというふうには思っております。その人物の人格ですとか、部下をどう掌握しているかということも全部含めまして、その職にふさわしいかどうかを総合的に判断して決定しているというのが現実でございます。  以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 8番、坂口君! ○8番(坂口友良君) 一応、安心と思っておきます。  そのような今非常に要は課長級なんですよ。課長級というのは全ての業務を知っているということになっております。見たらわかります、課長級を見てください、こない業務見せえとなっていますわ、予算申請から皆から判こ押すんやと。その判こ押した人間がわからへんという、ついうっかりですわと、こういうことになったから大丈夫かなと、こういうふうに議員は要らん心配までせなあかんと、こういう話でございますので、余りこういう話は、次の新しい体制づくりということでお願いしたいと思います。この質問は町長が一番よくわかっていると思いますよ、自分の育ててきた部下をこんなことで、しようもないことで処分せなあかんというのは一番情けない話です。何を50年間やってきたんかなと、私いつも言うんですけれどもね。それが出てきているという。  あと一つ心配なのは中途入社の人がふえているんですよ。中途入所というんですか、その人も入っています。一般職に22歳で入る人、その辺の連係プレーというのもやっぱりとったほうがいいですよ。中途入所の人は専門職で入っているんです。よくその職務に詳しい人を入れています。やはり担当者は担当者、まだ浅いです。はっきり言いまして担当者より中途入所のほうがよく知っていると。ただ、地位的というか、その中のバランスというか、非常に微妙なところがありまして、中途で入った者はちょっと遠慮すると。生え抜きがやっぱり四、五年やったら何かごっついできるわと、こういうふうになって、物が言いにくいとこういう話になってきて、その辺はやっぱり職員は職員ですので、レベルを合わすようにお願いしたいということで、民間やったらこんなん職能給でいくんですよ、能力ない者はすぐ下げられて給料も下がってまうんですよ、怖い話ですけれども当たり前の話です。そういうこともないように、ひとつ町長にお願いしたいということで、これはまた次の委員会のお任せしたいと思います。  さて、3番については、やっぱり努力を買いたいですね。先ほど言われました税金を集めるところ、ここが一番しんどいです。非常にええ数字だった。その収入増もあって、やっぱり改善されてきたと、こういうふうなことになってきたと思います。基本は正直者がばかを見ないような政策をしてもらわんと、何や税金を払えへん者があたかも手柄みたいに言われるということになったら、また腹が立ちますので、正直に払ってる者は。この辺は3番は、非常に努力を買いたいと思いますので、3番についてはほぼパーフェクト、満点、こういうようなことで評価したいと思います。  4番目でございます。清掃センター、これ頭の痛い問題であります。それと決算の黒字と、こういうことなんですけれども、先ほど私、11億円ですか、そんな借金、そのうちの五億何千万円が臨時財政対策債、これが入っています。五億何ぼが臨時財政対策債のそのお金が入っているんですよ。自動的にこんなん余るのは、使えへんかったら余るのは当たり前だから黒字は6億円になっているんちゃうかなというふうな気もしたりします。ですから、その辺貯金などこれからちょっとお金が要りますので、20億円ためた、30億円ためたということを緩むなく、次の、古寺に最初から持っていこうなんて言ったらあれですよ、話がまたおかしくなりますから、そういうことを考えているのか知らんけれども、やはり他の場所で見つけて、他の場所で買ったらどうやと、そこに中継地をつくったらどうやという基本はそのベースを崩しちゃうとまたややこしい話になってきますので、今貯金の、貯金十分やったらそんなん心配せんとちゃんと買ったらよろしいと、こういうような話になりますので、その辺の近々の一番大きなお金の要る事業と絡め合わせて考えたいと思います  いずれにしても、この古寺地区を現在、7年後にはストップしますよと。これ基本的にもうそうなっています、法律上。即決和解上、そうなっています。ですから、その辺をベースにしながら予算を組むんやったら予算を組んでいただかんとちょっと問題が出てくるのかなという、また要らない心配もしますので、大きなこれからのお金が要る内容、トータル予算組みの話という基本的な話になりますので、その辺の予算担当者の予算組み、これから立てるんですけれども、どのような関係で考えられているのかということをちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 失礼いたします。  今回、普通会計で6億7,200万円という黒字というのは出ておりますけれども、この黒字をどう見るかというところになってくる考えも出てくると思います。平成28年度の当初予算を編成するに当たりまして、繰越金といたしまして、平成27年度からの剰余金、それは当初予算で4億円を見込んでおります。それからそれでもまだ当初予算をくくるのに足りませんでしたので、財政調整基金からの取り崩し、基金からの繰入金としましても3億7,600万円当初予算で組んでおるところでございます。平成28年度を見ましても普通交付税と臨時財政対策債、そのあたりの落ち込みというのも見込みより約6,000万円落ちている状況ですので、そのあたりは将来に備えまして、財政運営のほうはしていく必要はあると考えております。清掃センターの関連で今後費用のほうもかかってくることになりますけれども、基金だけでいくという考えは持っておりません。もちろん後年度に負担いただく、世代間の公平性という考えもございますので、もちろん大規模事業に当たりましては、起債を起こしてそれを充てていくということも出てきます。また、国等の補助金もできるだけ活用しながら、できるだけ少ない金額で効率的な運営を図ってまいりたいと思います。  以上です。 ○議長(笹井由明君) 8番、坂口君! ○8番(坂口友良君) ありがとうございます。  非常に優等生の返事でございます。6,000万円、これだんだん国は減ってくる、その流れはそうなんです、人口が減ってくるから、当たり前の話で。広陵町の人口がこの間まで3万5,000人、こんなことを言われていました。今違いまっせ、30人ほど減っていますからね。あっという間にそんな20人、30人すぐに減ってきます。そのようなことで、やっぱり財政担当者は、鬼のごとく厳しい目でもっていただいて、この引き締めを、担当者が緩んでしまったら何ぼでも緩みますので、財政担当者はそういうようなことでお願いしたいということを期待して、これで終わりたいと思います。  さて、最後でございます。  ことしの夏は非常に暑かったです。確かにクーラーも間に合わなかった。だけどその中では非常に各学校でも頑張っていただいたかなと思います。教育長の話では普通教室も含めて来年度にはぜひいいのをしてほしいと、こういうことも伺いましたので、教育長、ちゃんと次からも新任されていますので、10月1日やったかな、そうですね。教育長が一番するのは教育環境の充実、こういうことですので、まずクーラーを第一に捉えていただいて、快適なところで勉強して、当然成績もぐんぐんとうなぎ登り、このようなことをしてもらったら私うれしいかなと思います。いろんなちょっと点数が悪いところも指摘させてもらっています。今度は教育委員の先生に畿央大学の先生、この先生は日本理科教育学会の学会の先生なんですよ。また10月に教育大でまた会うと思いますので、その辺で、私も学会やっているんですけれども、その辺のやっぱり適任の方を入れていただいたらと思いますので、これはやはり教育長の見る目がちょっとちゃうなというようなことを評価させていただいています。その辺で次のお約束もできたということなので、クーラー設置に向けて全力を挙げていただきたいというふうな私の最後のお願いをしまして一般質問を終わりたいと思いますので、教育長、何か別段、次に当たってアピールでもあったら、ぜひ私がクーラーを責任もってやりますとか、2階のクーラー、それも大丈夫ですとかいただいたらありがたいんですけれども、どうなんですかね、これ教室だけじゃだめなんですよ、体育館の2階もね。教室だけじゃないですよ、体育館の2階、ここが大事です。 ○議長(笹井由明君) 松井教育長! ○教育長(松井宏之君) 今、クーラーの問題もございますが、今はとにかく熱中症、先ほど坂口議員のほうからありました8月16日に生駒市のほうで中学生1年生の男子がクラブ中に熱中症で亡くなったということがございましたので、その辺につきましては当然広陵町、真美ヶ丘中学校、広陵中学校、全校のうち約65%以上の生徒が運動クラブに所属しているというところでございます。それでまだまだ9月に入っても暑い日、また体育祭の準備というような部分がございますので、この熱中症に関しましては徹底した指導ということで、30分ぐらいしたら必ず休憩をとる。また水分を補給すると、この水分についても強制的に補給させるというような形、それからやはり本人の体調のぐあいといいますか、どういう体調が悪いという部分もございますので、その辺も含めてくれぐれも注意するような形で指導しているというところでございます。その辺特に熱中症について、そういう形での指導を徹底しているというところでございます。クーラーにつきましては、先ほど言いました普通教室のクーラー設置という部分もしておりますので、それに含めましてまた今後改善していくということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 以上で、坂口君の一般質問は終了いたしました。  しばらく休憩します。     (A.M.11:45休憩)     (P.M. 1:31再開) ○議長(笹井由明君) 休憩を解き、再開します。  次に、一般質問、奥本君の発言を許します。  10番、奥本君! ○10番(奥本隆一君) 議席番号10番、奥本隆一です。議長のお許しをいただきまして、一般質問をさせていただきます。傍聴席の方、御苦労さまでございます。少々余談なんですけれども、先月の8月21日に大垣内の立山まつりがありまして、議員の皆様方には、ことし県の大立山まつりに大垣内の立山を出展されたのを見学していただきました。今回も来年の県の大立山まつりにも出展が決まっております。一応3点出展されるということで、そのうちの今回はNHKの大河ドラマの真田丸、そしてあと一つは、広島で行われましたオバマ大統領と総理大臣の握手をされているそのシーンが立山になっております。それを展示する予定であります。あと1点ちょっと決まっていないんですけれどもね。ということで、大立山まつりが始まりましたら、議員の皆様方、また御一緒に見学に行っていただければと思います。  ということで、今回は質問事項3項させていただきます。  質問事項1でございます。治療を受けさせてやりたい。子供の歯の矯正に公的支援を。  近年においては、学校の歯の検診でかみ合わせのチェックで、あご関節症のチェックも行われるようになった。ただし、子供の歯の矯正をするかどうかは矯正費用の問題もあり、保護者の判断に任せられている。早期の子供の歯の矯正には意味があるということを念頭に置いて、歯の矯正の料金に惑わされることなく、どのような矯正が子供の歯の矯正に一番いいのか、よく考えて治療を受けていただきたいと思います。ある保護者の方は、子供の歯の矯正はとても大切だが、公的な健康保険の対象にならず高額な費用がかかるので経済的負担を考えるとなかなか治療に踏み切れないのが実情と話されていました。子供の人生を左右すると言っても過言ではない大切な歯、治療を受けやすいように、町として支援の考えを伺いたいと思います。  質問事項2でございます。開始を望む 健民運動場東側トイレ。  健民運動場東側の公衆トイレは昭和48年に供用開始され、43年が経過し、今日に至っています。長年の使用で老朽化が否めず、多くの利用者の方から不評の声が聞かれる。よってこの際、障がい者の人にも優しい洋式便器も備えたトイレに全面改修が必要と考えるがいかがでしょうか。  質問事項3でございます。整備が待たれる百済奥坪共同墓地駐車場。  当該墓地には、駐車場がなく、車で来られた参拝者の方は道路脇に駐車せざるを得ません。隣接する道路はカーブしており、駐車されると通行に支障を来すこともあり、かねてから参拝者用駐車場を望まれていたものであります。そうしたことから昨年墓地北側の農地、畑ですね、535平米を町がクリーンセンター建設に伴う周辺整備事業に関する要望により買い上げ、本年1月25日付で広陵町名義に所有権移転登記が完了いたしました。その後、はや7カ月余りが経過したが、現在当該物件は雑種地の状態であります。今後の駐車場整備に向けためどについてをお伺いいたします。  以上、壇上からは3本でございます。 ○議長(笹井由明君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 奥本議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  まず1番目、子供の歯の矯正に公的支援をということについてでございます。  歯科矯正の治療を受けている子供のうち、医療保険が適用できる症状は、先天異常等の疾患に限られるため、対象者は少ないのが現状です。歯並びを整えることは、全身の健康にも大きくかかわることが指摘されており、歯科矯正を希望する方は増加傾向にあるようです。歯科矯正は歯磨きがしやすくなることで虫歯が減少し、歯周疾患も予防でき、医療的効果があると考えられております。しかし、歯科矯正は通常、小学生の低学年から高学年にかけて治療を開始することから、治療を途中で中段してしまうことが多く見られ、また専門の医療機関が少なく、歯科矯正を必要とする対象者を受け入れる医療側の体制が整っていないのが現状であります。  このことから現時点での歯の矯正に対する町の支援は課題が多く、公的な支援は難しいと考えております。今後、町の歯科医師会の御意見も聞きながら町としての支援のあり方について研究してまいりたいと考えております。  2番目は教育長がお答えします。  3番目、整備が待たれる百済奥坪共同墓地駐車場についてでございます。  百済奥坪墓地駐車場整備の進捗についての御質問ですが、本年1月に用地協力が完了し、工事着手に向け設計業務を進めるため、現地調査時に周囲土地利用者から要望が出てまいりました。今日まで、百済区との協議を重ね、最終決定の結果が出たところでありますので、早期に設計を完了させ、工事発注、現場着手いたします。  また、平成29年2月末の駐車場整備工事完了を予定しております。いましばらくお待ちいただきたいと存じます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(笹井由明君) 松井教育長! ○教育長(松井宏之君) 奥本議員の質問事項2番、改修を望む、健民運動場東側トイレについてお答えさせていただきます。  議員御指摘のとおり健民運動場東側トイレは、経年による老朽化が著しく、高齢者や体の不自由な方には使いにくいものとなっている状況であり、誰にでも安心して利用していただける施設であるべきであり、改修の必要は十分に感じております。  現状といたしましては、御認識いただいておりますように、健民運動場の利用者が多いと見込まれる体育祭等のイベント時には、仮設トイレを増設して対応し、体の不自由な方には健民運動場管理棟内の多目的トイレを使っていただくなどの対応をさせていただいております。  改修につきましては、トイレに限らず、周辺一帯の施設の整備を順次実施しているところであります。今後は、時代の背景から清潔でバリアフリー対応のトイレに改修することで利用者の利便性向上を図ることを前提に、周辺のグラウンドやテニスコートなどの関連設備も同様に老朽化していることを踏まえて隣接する広陵運動公園との関係も加味しながら周辺一帯の改修計画を立案し、それらに含める形で健民運動場のトイレも改修を進めてまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(笹井由明君) それでは、項目ごとに2回目以降の質問をしていただきたいと思います。  10番、奥本君! ○10番(奥本隆一君) それでは、子供の歯の矯正に公的支援をについて、2回目の質問をさせていただきます。  私、知人を通じて手紙をいただいたんですけれども、参考に読ませていただきますと、この方は、「私は小学生の子供を2人持つ母親です。今現在、2人の子供は矯正歯科に通っています。2人とも歯並びが余りよくなく、かみ合わせもよくないのが気になり今のうちに矯正をしてあげようと夫婦で話し合い、矯正歯科に通わせるようになりました。日本では余り矯正歯科に通う子供というのは外国に比べてさほど多くないと聞いております。でも世界では矯正するというのは非常に一般的で当たり前のことなのです。日本では保険が適用されないため、矯正する費用が高額になります。そのため余り一般的にならないという特徴があるのではないでしょうか。でも歯の健康のためには、絶対に矯正するほうがいいので、日本も矯正は保険の対象にすべきです。矯正歯科に通い、きちんと矯正して歯並びをよくしてもらえれば虫歯になる可能性もぐっと低くなります。大人になってから歯並びをコンプレックスに思う人も多いくらい歯並びは印象に残るものなのです。矯正といえば、金具をとめているイメージがあるのですが、最近はいろんな器具が出て、最近は透明のマウスピースを歯にはめて矯正する方法もあります。大人になってからも歯並びで悩む人が多いのが現状ですから、小さいうちから矯正がきちんとできるように保険の対象にしてほしいと願っております」ということなんですけれども、これは国に対してのことなんですけれども、こうした希望者の方が今、広陵町にもたくさんおられると思うんです。実際、広陵町の小学生の方でも矯正される方、私、子供に聞きますと、お父さん結構いてるよと子供が言うんですね。ということで、最近の学校の歯科検診では今までのように虫歯をチェックするだけではなくて、歯周疾患に歯並び、あご関節症についてもチェックを行い、詳しく保護者の方に知らせるようになったと、これ日本矯正歯科学会指導医の先生が言っておられるんですけれども、それだけ歯並びの大切さが深く認識されるようになってきたと思われるんですけれども、歯並びが悪ければかみ合わせも悪いので全身の健康に大きな影響を与える。それは肉体的なものばかりでなく、精神的にも大きな負担となるんですね。そこでちょっとお聞きするんですけれども、本町の学校検診の内容は、今どの程度の検診なのか、お伺いいたします。 ○議長(笹井由明君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 失礼いたします。  学校の状況でございますので、お答え申し上げます。  まず、学校、6月に「齲歯」という言葉を使うらしいんですけれども、専門用語でございます。いわゆる虫歯、それの歯科医による検診と。いわゆる虫歯だけではなしに、議員今おっしゃいましたかみ合わせ、これも「不正咬合」というような名称だそうでございます。これも上下の歯が適切にかみ合っていない状態、これはあごがずれているというような骨格性のものとか、歯そのものに問題があるとか、いろんなものがあるというふうにお聞きをしております。それを保護者のほうに状況をお伝えをして対応をいただくというのか、お知らせをさせていただいているという、学校につきましてはそういう状況でございます。虫歯そのものの人数等はやっぱり中学生であれば半分ぐらいはやっぱり虫歯を持っておられると。全然虫歯のない子供さんは半分に満たない、半分弱だというような状況でございます。  以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 10番、奥本君! ○10番(奥本隆一君) 学校の検診で虫歯がない子は保護者のほうへ虫歯はないということで連絡がいくと思うんですけれども、この歯のかみ合わせとか、歯周疾患とかあごの関節症、そういった矯正を必要とするようなことが虫歯でなかってもそういう事情がある方については、これから保護者の方のほうへそういった連絡をできるような体制をとっていただきたいと思うんです。というのは、なかなかそこまで気がつかないですね、一々子供の口を見ているわけではないのでね。ということで。そういったことを今後お願いをしておきたいと思います。  歯科矯正を希望する方は増加傾向にあるようですとの答弁をいただいているんですけれども、本当にそのとおりで多くの子供さんたちが矯正をされています。私、定期的に行きつけの歯医者さんに定期健診を兼ねて歯のクリーニングに行くんですけれども、歯列矯正医の先生が来られる診察日に、これはやっぱり矯正専門の治療を受けに来られる多くの子供さんたちが来られているんですね。この矯正の先生は週に1回、この医院で診察をされているんですけれども。ということで、歯の矯正治療は悪い歯並びをきれいにする歯科治療で、悪い位置にある1本1本の歯をあごの骨の中で少しずつ動かして正しい位置にきれいに並べ直す。また、あごの骨が出たり、引っ込んだりしている場合には、あごをよい方向に動かしたりもすると。したがって、矯正治療を行った場合には、もとの自分の歯が正しい位置できれいに並び、自分の歯でしっかり食べ物をかめるようになると。歯並びを直す矯正歯科は病気を治すのと同じように、歯の正常なそしゃく機能を、かむ機能を取り戻し、健康な体と心をつくるための歯科治療であると思うんですけれども、昔は美容、審美と言うんですけれども、そういった方向からされていた方が多いんですけれども、今はそういったことから、そういう審美、美容から健康の獲得へと変わってきているんですね。子供の歯の矯正費用は、これ矯正の内容や矯正装置、医療機関によっても異なるんですが、大体目安として通常の矯正で総額60万円から90万円、舌側矯正、舌の裏につける器具については100万円から120万円前後と言われているんですね。私ちょっと聞いたときには、「奥本さん、軽自動車を買うぐらいのお金が要るんですよ」と、こう言われた方もあるんですね。だから矯正治療は積極的に歯を動かす動的な治療期間と並びかえた歯の後戻りを防ぎ、その場に安定させるための静的治療期間からなっているんです。動的治療期間中は歯を移動させるためにワイヤーを太いものに取りかえたり、バネやゴムの交換が必要なので、月に一度のペースで通院が必要であります。平均的な治療期間は個人差があるんですけれども2年から5年の期間が必要であると長丁場なんですね。ですから非常に治療費がかさむということなんですね。歯の矯正治療はどういうふうな場合に必要かといいますと、歯並びがふぞろいである、歯と歯の間にすき間がある。奥歯でしっかりかんでも前歯がかみ合わない。上下のあご、歯が横にずれている。出っ歯や受け口、物がよくかめない。このような症状が見られる場合には、矯正治療を行うことが必要であると。だからこれを保護者の方が見きわめるのはなかなか、出っ歯だったらわかるんですけれども、これを早いうちに、小学生の低学年ぐらいからこれを保護者の方は見定めてあげていただきたいと思うんですけれども。  では、矯正治療をしないとどうなるのかということですけれども、当然虫歯になりやすい。歯周症や歯槽膿漏になりやすい。正しくはっきりした発音がしづらい。物をかむ能率が低下し、胃や腸などに少なくとも好ましくない影響を与え、全身の健康状態も悪くなることは考えられます。ただし、あごの発育に影響を及ぼし、上下のあごの関係が悪くなったり、左右対称でなくなったりする。こういったことになるんですね。ということで、多額の費用と年月を要するこの矯正治療であります。家庭の事情を勘案した支援をお願いしたいと思うんですけれども、再度御答弁お願いいたします。 ○議長(笹井由明君) 増田福祉部長! ○福祉部長(増田克也君) 御質問にお答えをいたします。  議員いろいろと研究、勉強していただきまして、いろんなことを教えていただきました。議員おっしゃるとおりで、経済的な負担、精神的な負担、歯科矯正にはかなりかかるようでございます。現在、その状態でありますので、保護者の皆様に、高額で経済的負担や精神的な負担がかかるがゆえに保護者の判断に委ねてしまう傾向にあるのは確かかなと思います。先ほどもお手紙の中で披露していただきましたように、外国に比べて日本が歯に対する考え方が若干おくれているという考えもお示しもいただきました。ただ、本町はまだまだ医療政策につきましては、国からの考えをそのままというところが多くございますので、情報がなかなかとれていないのが現状でございます。今後、歯科医師会12人の先生が広陵町にはおられますので、その方に何かの機会の折に、そういう考えにつきまして、勉強、研究などをさせていただきたいなというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井由明君) 10番、奥本君! ○10番(奥本隆一君) 答弁ありがとうございました。  ちょっとお尋ねしたいんですけれども、答弁の中で専門の医療機関が少なく、歯科矯正を必要とする対象者を受け入れる医療側の体制が整っていないということなんですけれども、今、広陵町で歯科医さんは何件あるんでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 増田福祉部長! ○福祉部長(増田克也君) ただいま申し上げましたように、広陵町で歯科医師会に入られている歯科医師の開業医様は12でございます。その中で今医師会の会長をしていただいております木村先生が矯正ができる先生でございまして、医師会には入られていないんですけれどもバンビ歯科というところが1件あると聞いております。広陵町の中でも、それだけ数の歯科医さんがおられる中で見ていただく先生は2名ということで少ないほうかなというふうに質問のほうで答えさせていただきました。木村先生のほうにも現状をお聞きをさせていただきました。例えば大和高田市の現状でいきますと、しっかりした数字ではございませんけれども、40ぐらいある歯科医の中で数件の先生が矯正をできるというぐらいの数であるということで、今回答弁の中でそれほど多くおられないというふうにお答えをさせていただきました。  以上です。 ○議長(笹井由明君) 10番、奥本君! ○10番(奥本隆一君) 今の広陵町では、この木村先生が矯正をやっておられるということで、これは木村先生自身が矯正の治療をされるということなんですか、そうですか。直接、私行っている医院では、院長は直接されないんですけれども、ある程度見られるんですけれども、でもそちらの医院でもこの矯正を専門にされている先生、歯列矯正医と言うらしいですけれどもね、この先生をね。その方が週1回来られるんですね。だから広陵町の十何件ある歯科医の中でも、木村先生は直接されるけれども、直接院長がされない医院であっても、この歯列矯正医の先生に来ていただいている医院はないんですか。 ○議長(笹井由明君) 増田福祉部長! ○福祉部長(増田克也君) お答えをさせていただきます。  その先生方全ての方がどういう対応を治療を開業の中でやられてるかということは、ちょっと全て確認はさせていただけていないのですが、議員おっしゃるような方法が一般的に進んでいるようであれば、そういう出張的な方法でやる可能性はあるかなというふうには思っております。ちょっと数字はつかめていません。 ○議長(笹井由明君) 10番、奥本君! ○10番(奥本隆一君) 私、この歯列矯正医の先生に「先生、治療されているのはこの医院だけですか」と聞いたんですけれども、「いえ、私は1週間、4日のうち、毎日どこかの家へ治療に伺っています」ということをおっしゃっておられました。たまたま私が行っている医院には、週1回来させていただくということで、この日は予約が殺到しておるんですね。  ということで、多額の費用と年月を要するこの矯正治療でございますので、富裕層の方は別として、やっぱり町民の中には、いろんな家庭事情の方がおられますので、そういった全保護者を対象じゃなくてもいいんです。だからそういった弱者の方について公的な助成を今後考えていただければいいと思います。矯正については、これで終わらせていただきます。  次に、改修を望む 健民運動場のトイレについてでございますが、この健民運動場、ちょうど私が役場に職員として奉職した年に供用開始されたんですね、昭和48年、私は4月なんですけれども、入ったのは。ということで、私自身も昭和48年なのでもう役所はリタイアしたんですけれども、だから大分くたびれてきていますけれども、そういうことでトイレも非常に見ていただいたらわかると思うんですけれども、あの前に立ったときにチャックをおろすのに抵抗があるぐらいなんですね。それぐらいよくないということなんですね。このグラウンドは健民運動場、町民体育祭では多くの方が使われます。それを初めといたしまして、毎月定期的に利用されている各部とか、クラブ等があると聞き及んでおります。少年野球とかソフトボール部など、こういった部は当グラウンドを会場として県大会でも開催されているということなんですけれども、大会では当然町外の選手の方も来られますので当然トイレも利用されます。現状のトイレでは、使用していただくには若干恥ずかしい思いはするんですけれども、その点どのように認識されておられますか。
    ○議長(笹井由明君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) トイレは確かに、あそこのトイレきれいやねというような状況ではないというふうには考えますけれども、トイレの清掃の状況をシルバーのほうにお願いをしておりまして、年間100回、週2回の換算になりますけれども、こういうところで清掃をお願いをさせていただいている状況でございます。それ以外に汚れましたら、当然職員が対応に走るということもあろうかと思います。そういう中で、トイレの改修についての御質問をいただいているわけでございますけれども、公共施設のあり方、そういうふうなところ、長寿命化というようなところで、一体的に考えていかなければならない問題であると、そういうふうには答弁にもありましたように認識はさせていただいております。清掃の状況につきましては、そのような状況であるということで、御理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 10番、奥本君! ○10番(奥本隆一君) 清掃していただいております。でもやっぱり43年も使ってくると、清掃してもなかなか見ばえがよくならないんですよね。私も市民の会のグラウンドゴルフで月2回健民運動場を使わせていただいているんですけれども、その中でグラウンドゴルフをする我々の仲間でも障害のある方もおられるんですね。そしてトイレを使っている皆さんがトイレを使用するに当たっては、不評を申されているんですけれども、この障害のある方については、あそこは洋式はないんですね、和式だけなんですね。ただ、答弁の中にもありましたように、健民運動場の管理棟内の多目的トイレを使っていただく対応ができるということなんです。それで私もあることは知っていたんですけれども、入ったことはないんですけれども、この間、グラウンドゴルフをしたときに、障害のある方がまたお話をされたので中を見たんですけれども、この多目的トイレというのはアコーディオンになっていて、鍵がかからないんですね。その横には普通のトイレ、和式が男女あるんですけれども、この多目的トイレ、鍵がかからないということなんですね。それで、私、障害のある方に、「中のトイレだったら洋式ありますよ」と言ったんですけれども、「そんなんこの管理棟の中にトイレなんかあったの」と、こうおっしゃられるんですね。20人ほどグラウンドゴルフをしていたんですけれども、その中の人に聞いたら、お一人だけが中にあることを承知されておりました。ということで、もし管理棟内のトイレを自由に使えるのであれば、わかるように、ベンチにでも表示するとかしていただかないと、知っておられる方は知っておられるけれども、知らない方は知らないんですね。ということで、その点どうでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 松井教育長! ○教育長(松井宏之君) 健民グラウンドのトイレについては、議員も質問の中にありましたとおり、昭和48年ともうかなり古い時代からそのままにされているという状況でございます。私も当然、公民館の館長とかさせていただいていましたので、その言及というものは十分把握しております。以前からそのトイレの改修というものも考えておりました。ただ、公共下水という問題がありましたので、なかなか改修できなかったというところもありますけれども、今現在は公共下水につなげるということでありますので、当然そういう健民の建物、あそこの多目的トイレにしても、やはり多目的トイレというだけの形で、そこへ入るまでのスロープといいますか、バリアフリー化ができていないという部分もございますので、奥本議員の指摘であるとおり、やっぱり全体的に建物が古いということですので、総合的な考え方で今後はやっぱりそういう部分の見直しをしていかなければならないということを考えておりますので、その辺は答弁のとおり、健民全体を考えてそういう方向で進んでいくということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 10番、奥本君! ○10番(奥本隆一君) ありがとうございます。今おっしゃったように改修については、答弁の中で、トイレに限らず、周辺一帯の施設の整備を順次実施しているところでありますということで、簡易なやつについては、当然今ベンチの椅子とか、そういったものは整備していただいていると思うんですけれども、私、答弁の最後に、これ役所さんが逃げる答弁をうまくされたと思うんですけれども、この最後の答弁の中で、周辺のグラウンドやテニスコートなどの関連設備も同様に老朽化していることを踏まえて、隣接する広陵運動公園との関係も加味しながら、周辺一帯の改修計画を立案しとなっているんですね。それらを含める形で健民運動場のトイレも改修を進めてまいりたいと考えますと、これうまく逃げておられるんですけれども、この周辺一帯の改修計画を立案するということはこれから計画を立てるということなんですね、そういうことですね。だからこれから計画を立ててということであれば、これ、あと5年も10年もかかってもできないんじゃないかなと思うんですね。だから、この健民グラウンドの東側のトイレだけでももう改修じゃなくて建てかえて、南側のテニスコートの間の駐車場もちょっと使っていただいて、建てかえて新しいものにしていただけたらと思うんですね。新しくしていただいても今度、5年、10年後に改修するときは、それを生かした改修をしていただければいいと思うんですけれども、その点どうでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 松井教育長! ○教育長(松井宏之君) この辺の周辺一帯ということで、健民運動場に関しては教育委員会、運動公園の中には都市整備課のほうであそこに建物とか公衆のトイレもあるということで、またその前には交通公園という形で総務課管轄の部分があると。それ以外でも健民の南側の幼稚園の跡地という部分もあるということで、その辺がここに言っているその辺の一体の立案という形で上げさせてもらいましたけれども、今奥本議員がおっしゃっているように、そういう全体的な立案をするとなったら、ここ何年もかかるということになってくるわけです。その辺は各課との協議をさせていただいて、もうそれが立案という形でも進まないようであったら、また健民だけのそういう改修という部分を考えていきたいということで、とにかく教育委員会としては体育祭とか、いろいろ中心となって使っていただく大きなグラウンドですので、その辺について古いままでなっていると。当然、最近でしたら洋式、当然なことかと思いますけれども、その辺の改修については、やはりちょっと考えていきたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 10番、奥本君! ○10番(奥本隆一君) ありがとうございます。  私は、来年の町民体育祭までにでもできたらいいかなとも思っておったんですけれども、そういうことでできるだけこの東側のトイレは、このグラウンドに入る一番メーンといいますか、一番よく出入りされている入り口のところのトイレなので、ぜひこのトイレだけの改修、建てかえまで考えていただきたいと思いますので、お願いをいたしておきます。  次に、3番の整備が待たれる百済奥坪共同墓地駐車場について2回目の質問をさせていただきます。  御答弁の中では、平成29年2月末の駐車場整備工事を完了を予定しておりますということで御答弁をいただきました。こういった御答弁をいただくと質問者といたしましては本当にありがたいと思います。2月に完了という予定なんですけれども、百済区民の皆様方はもう1月に改修が済んでいるんじゃないかと。それからもう半年近くたっているということで、今、現状を見ますと、あの土地は雑種地のような形で草が生えていますね。ですから、あのまま2月まで置いておくのはちょっともったいないような気がするので、できたらあの雑種地を工事するまでの間、ただ土でも入れて造成して、たとえ数台の車でもとめられるような状態に、臨時駐車場というような工事の仕方はできないかと思って。道よりもこの当該土地は下がっておりますので、土を入れないと入れないということで、ドックであればそのまま入ればいいんですけれども、そういう状況なんですけれども、2月の工事に支障があってはだめなんですけれども、土を入れるぐらいであれば、この2月に関連する工事には支障ないようにできるのではないかなと思うんですけれども、その点いかがですか。 ○議長(笹井由明君) 廣橋事業部長! ○事業部長(廣橋秀郎君) 奥本議員さんからは駐車場工事までの間に、臨時駐車場ででも土を入れられないかというような御質問かと思いますけれども、今現在、周辺の住民さんからの要望といいますのか、そういうものが途中で出てきまして、最終的な結論が出たところでございます。これから早急に工事積算、発注を進めてまいるわけですけれども、今御指摘のように、臨時的にも一部土を入れられないかということなんですけれども、御存じのように、あの部分につきましては、道路勾配がついておって、敷地の前にアスカーブといいまして、道路肩よりも高い舗装がされております。なぜかといいますと、やはり道路排水が一気に流れてくるという状況でその部分に連続的な排水どめという形のものが施工されておりますので、一旦それをとりますと、やはりその敷地の中にかなりの水が入ってくるということが予想されますので、やはり造成と周囲の擁壁工事、そういうものを一体的に整備するほうがやはり周囲の土地の関係も迷惑をかけないというような判断をした上で、今現在、畑のままということでさせていただいておりますので、もうしばらく御辛抱願いたいと思いますのでよろしくお願いします。 ○議長(笹井由明君) 10番、奥本君! ○10番(奥本隆一君) ありがとうございます。  今、専門的なことを聞かせていただきましたので、私理解いたしました。2月の工事完了を楽しみにしております。  以上で、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(笹井由明君) 以上で、奥本君の一般質問は終了しました。  次に、吉村君の発言を許します。  7番、吉村君! ○7番(吉村裕之君) 議席番号7番、吉村裕之でございます。ただいま議長のお許しをいただきましたので、御質問させていただきます。  初めに一言御挨拶申し上げます。町議会議員にならせていただき、早くも5カ月が経過いたしました。本当に日々勉強だということをひしひしと実感しております。前回6月議会に引き続き、質問をさせていただきますが、今回は二つに絞り質問させていただきます。初心を忘れずに誠実に頑固に頑張ってまいります。まだまだふなれな点がございますが、御容赦くださいますようお願いいたします。  それでは、質問事項1番でございます。  本町の行財政改革について、お伺いいたします。  行政財政改革につきましては、総務省が平成9年の地方自治新時代に対応した地方公共団体の行政改革推進のための指針等に基づき、積極的な推進を各自治体に要請し、平成16年12月24日に今後の行政改革の方針が閣議決定され、それを受け、平成17年3月29日、地方公共団体における行政改革の推進の新たな指針の策定についてで示された集中改革プランにより分権型社会システムへの転換、人口減少時代の到来、住民ニーズの高度化、多様化など社会、経済情勢の変化に一層適切に対応できるよう自治体はこれまでの減量化、効率化、歳出抑制の取り組みに加え、民間的、経営的手法の導入や住民の参画と協働をもってさらなる改革を進めていくことが求められました。本町では、この新たな指針にもと、平成18年12月、第3次広陵町行政改革大綱を策定し、今日に至っております。今、広陵町の人口はおよそ3万5,000人です。人口予想では、この先、総人口の減少により年少人口と生産年齢人口は減少し、一方65歳以上の人口は増加します。何もしなければ歳入が減少し、社会保障費は増加するため、一層財政が厳しくなることが容易に想像できます。そうしますと、労働力の観点から、本町の行政組織やサービスも維持できなくなるわけですから、改革は当然必要となります。  また、逆に人口4万人、5万人を目指すには、住民には暮らし続けてもらえる、また町外からの転入を促進できるような先を見据えたまちづくりが必要ですが、取り組むにはやはり改革が必要です。いずれにしましても本町には行政財政改革が必要であり、そして進み続けなければなりません。そして町民全体にかかわる方向性と政策の問題ですから、やはり情報の公開と住民の参画は欠かせませんし、政策の責任主体として行政と議会は取り組んでいかなければなりません。  それでは、広陵町の人口や財務状況についてどうであるのか、資料を用意しております。  本町の人口推移ですが、平成7年からの各年、平成7年と平成28年の比較、そして国立社会保障・人口問題研究所が発表した平成52年(2040年)の予測数値でございます。平成7年と平成28年の比較のとおり、およそ20年間で総人口は5,068人の増加、老年人口は4,771人の増加で、割合は11.9%プラスとなっています。一方、年少人口は623人の減少で割合は4.7%マイナス、生産年齢人口は920人の増加ですが、割合は7.3%マイナス、生産年齢人口については、平成7年と平成28年の比較では増加していますが、平成17年からは減少に転じております。  また、2040年での予測では総人口が2万8,678人、年少人口3,325人、11.9%、生産年齢人口1万5,161人、52.9%、老年人口1万192人、35.5%となっています。広陵町の場合、平成27年の実際の総人口は、同研究所が示す数値より、およそ2,000人多くはなっておりますが、このままですと、しばらくは微増するものの、いずれ総人口の減少とさらなる年少、生産年齢人口の減少と限られた労働力をどのように活用するか、大きな課題となってきます。  次に、決算状況の推移ですが、第3次行政改革大綱策定直前の平成17年度と直近の平成27年度との比較で地方税収入は、平成17年は35億9,597万5,000円に対し、平成27年が39億3,912万4,000円で3億4,314万9,000円増額になっております。増額の内容は、個人町民税、均等割、所得割が16億8,578万2,000円から20億3,100万1,000円と3億4,531万9,000円の増額です。その理由には、人口増加や平成19年度より国から地方への税源移譲名目で住民税の3段階の超過累進税率が廃止され、一律10%にフラット化されたこと、また平成24年度には扶養控除の見直しや団塊の世代の退職に伴う退職所得に対する町民税の一時的増加もあります。言いかえれば、人口増加と税制改正、または退職者数の増加により増額となっていると言えます。  また、経常一般財源計等では、地方税、地方消費税交付金、地方交付税等の増額により、平成17年が65億9,097万円、平成27年が71億6,477万円と5億7,380万円増額となっています。歳入合計で見ますと、平成17年は118億9,550万6,000円、平成27年は123億5,183万9,000円と4億5,633万3,000円増額です。実質単年度収支も堅調のようでございます。これをシビアに見ますと、社会現象、業者による開発、交付金によって財源が確保できている状況と言えます。そしてこれからの財源を20年、30年先のまちのビジョンに合わせ、どのように生かしていくのか、本当に大きな課題です。少子高齢化による人口減少時代を目前に厳しい財政状況の中、未来の広陵町を見据えた戦略的な目標と計画を掲げ、これからのまちづくり、すなわち総合計画の達成に向けた取り組みを考えていかなければなりません。そのためには、新たな行政課題や住民ニーズにすぐに対応できる組織づくり、機敏な施策の展開ができる行政運営が不可欠であり、そして何よりも行財政改革は住民の参画と協働を必要とするものであり、常に結果の検証、評価と改善を続けることが行財政改革の本来の姿を考え、本町が策定しました第3次行政改革大綱に示されている基本方針である、1、健全な財政基盤の確立、2、次代を切りひらく行政経営の確立、3、住民とともに歩む町政の推進から4点お伺いいたします。  1つ目といたしまして、本町には広陵町行政改革推進委員会設置条例があり、第3次行政改革大綱には、その取り組みや結果について委員会に積極的な情報公開をするとしていますが、現在、委員会は行財政改革に対し、どのように機能していますでしょうか。  また、第3次行政改革大綱が平成18年12月にでき、これを推進するため、5カ年単位の実施計画を策定することになっています。現時点では、平成23年度から平成28年度の実施計画のもと、推進されていると思いますが、進捗状況はどのようになっていますでしょうか。  2つ目としまして、人件費や定員管理については、相当厳しい削減方針のもと、一定の効果を上げていますが、事務事業や公共事業の見直し、補助金や交付金の行政関与の必要性と行政効果、受益と負担の適正化、収納体制の強化と自主財源の確保について進捗状況はどうでしょうか。また、第3次行政改革大綱ができた平成18年度以降の決算状況を類似団体との比較もあわせ、どのように分析されていますでしょうか。  3つ目といたしまして、限られた財源で効率的に公共サービスを提供していくためには、住民との協働はもとより、効率的・効果的な行政組織の整備を図るとともに、公共施設の効率的管理運営と住民サービスの向上のために指定管理者制度の導入や公共施設等の設計、建設、維持管理、運営等に民間の資金や経営能力、技術能力を活用できるPFI方式の導入と経営的民間手法の導入が必要になると考えますが、今後どのような展望を持っておられますでしょうか。  4つ目といたしまして、行財政改革を実行するには、行政の目線だけではなく、住民の積極的な町政への参画と協働が求められます。そのためには、住民の意見をくみ上げられる仕組みとそれを生かす仕組みをつくらなければなりません。そして情報の公開、提供、共有による行政と住民が同じ認識を持った中で政策過程への住民参加と政策の責任主体である行政と議会のそれぞれの役割等を定めた「(仮称)住民協働まちづくり推進条例」の制定は、第3次行政改革大綱の検討項目でありましたが、制定に向けて進捗状況はどのようになっていますでしょうか。  続きまして、質問事項2番でございます。  小学児童らの通学路とその安全対策について、お伺いいたします。  本年、平成28年の学校基本調査によりますと、広陵西小学校の児童数は651人でありましたが、平成8年から平成18年までの間がおよそ550人であったことから、この10年間に100人以上増加しております。児童数の増加理由の一つには、やはり住宅開発による人口流入があると考えられます。ここ10年から15年の間に、広陵町のあらゆる箇所で開発工事が進んでいる状況を目にいたします。特に私の地元であります馬見地区では目にする機会が本当によくございます。その分、西小学校では教育施設の整備、充実が課題となりますが、教育環境を整えるとは単に学校施設や教科内容の充実だけではなく、子供たちが安心して学校に通わせる、そして安全に家に帰ることができる通学路の環境整備も重要となります。学校は、子供たちが将来、自分の夢をかなえるための学びの場ですが、その学びの前に、まず安全に安心して登下校できる環境が必要となります。  ここで通学路を見ますと、一つは新しい通学経路の設定と整備という点、二つ目には現状の通学路の安全対策という点でございます。  まず一つ目ですが、これは児童らがどの地区のどの場所に住んでいるのか、居住実態を見ていく必要があります。私の母校でもあります広陵西小学校で考えてみますと、資料のとおり、私が生まれた昭和45年では、児童数は698人で入学するころには800人を超え、昭和55年では859人、そして昭和60年まで800人以上の児童がいました。しかしその後、急激に減少し、20年後の平成18年では、546人と20年で254人の減少となりました。しかし、その10年後、平成28年では651人にふえ、この校区ではまだ増加が予想されますが、およそ50年間で大きく児童数が変動しております。そして現在、子供の増加が確認できるのは、50年前からある住宅地と、これまでは家がなかった場所、今まで田畑であったり、山林であったところが開発され、宅地化され、居住しているところです。そういった場所に住む、児童らの実態に照らし合わせますと、従来からの主要通学路を通行することが合理的ではない場所もあるのではないかということです。そういった場合、他の歩行者への利便性も考えた上、道路環境の整備による新しい通学路の設定など何らかの対応を考える必要があるのではないでしょうか。  次に、二つ目として、通学路の安全対策ですが、平成24年に通学路における緊急合同点検を実施され、また毎年保護者やPTA、地域の皆様によって、道路環境、交通安全や防犯の観点からさまざまな取り組みをしていただいております。しかしながら、なかなか一列、ないし二列で整然と並んでも登校は難しいようで、突発的な行動や予測不能な行動があるのが子供の特性でございます。また、車両も同じことが言え、原因はさまざまですが、集団登校中の児童の列に自動車が突っ込むなどといった悲惨な事故も多く発生しております。今後、主要通学路では、現実的なグリーンベルトの舗装や分離柵、安全柵の設置、通学時間帯の車両速度の制限、ゾーン30や通学路専用歩道の設置をできるところから年数をかけても順次着工していくことも考えていく必要があるのではないでしょうか。今後は、新しい通学路の設定や通学路専用歩道の確保、横断歩道橋の設置、各種の安全対策など児童のほか、高齢者や障がい者、妊婦等の利便性にも配慮する形で道路の拡幅を初め、道路環境の計画的な整備が必要になると思われますが、子供の安全・安心や通学路に関しての問題は尽きません。  そこで2点お伺いいたします。  一つ目としまして、通学路の設定は、通学距離や時間のみを考慮するのではなく、多少遠距離になっても児童の安全を最優先にすることが求められますが、住宅開発等による居住実態の変化から既存の主要通学路を経路として通学することが合理的ではないとする箇所が出てきています。そのような箇所とその近隣宅地との一体性も考慮した上で、信号機、横断歩道橋や交通設備の設置等も踏まえた新しい通学路の設定が必要と考えられますが、いかがお考えでしょうか。  二つ目といたしまして、平成24年に通学路における緊急合同点検の実施として、広陵町内の通学路で対策を要する箇所を一覧にまとめられ、順次対応もしていただきましたが、その後、当該箇所の現況確認をされているか、またそのほかの危険と考えられる箇所の把握と児童への指導や対策については、どのようにされていますでしょうか。  以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井由明君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いいたします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 吉村議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  細かい資料をお示しいただき、丁寧に御質問いただきましたことを感謝を申し上げます。  まず1番目の本町の行財政改革についてでございます。  本町では、第3次行政改革大綱の策定以降、その基本指針に基づいて、一定の行財政改革が達成できたことから、平成23年度以降、実施計画は定めておらず、それに伴い、行政改革推進委員会も開催していない状況であります。現在は、毎年の予算編成に当たって経常経費の削減や事務事業の見直しを重ねており、引き続きコスト意識と経営感覚を持って事務事業の改善及び整理、合理化に注力してまいりたいと考えております。  なお、次期行政改革大綱の策定につきましては、現在取り組んでおります第4次広陵町総合計画の後期基本計画策定後に具体的に取り組んでまいる所存でございます。  次に、自主財源の確保につきましては、差し押さえ等、滞納整理を積極的に進め、徴収の強化を図っており、一定の効果を上げております。また、適正な受益者負担を徴収すべく使用料・手数料の適正化を進め、ごみ袋の有料化や下水道使用料の改定を行っており、今後とも見直しを継続してまいります。  また、類似団体との比較の件でございますが、類似団体は人口や産業構造により分類されております。本町は人口2万人以上の町村で、第3次産業比率が55%以上の累計に当てはまります。面積や場所、し尿やごみ処理の方法など行政運営の形が異なるため、一概に比較はできませんが、参考として捉えております。  類似団体の平均と比較しますと、財政力や経常収支比率、公債費比率など財政状況の指数については低い状況であり、奈良県全体が同様であります。一方、本町は行財政改革で職員の削減に取り組みましたので、人口1,000人当たりの職員数は、平均より少ない人数で運営している状況であります。  次に、本町では、さきの議会で概要版をお配りさせていただきました「公共施設等総合管理計画」を策定し、今後の総合的な管理に向けた公共施設のあり方及びマネジメントに関する基本方針・基本計画を定めました。その上であらゆる課題解決に向け、「広陵町公共施設等あり方検討委員会」を設置し、公共施設のあり方全般について検討を行っております。  今後、施設の維持管理において、効率的かつ効果的な公共サービスを実現していくためには、議員御質問のとおり、指定管理者制度やPFI事業の導入は必要不可欠であると考えております。  民間主体で提供することが望ましい分野につきましては、積極的に民間ノウハウの活用を図っていくものとし、従来どおり行政が担うべき公共サービスにつきましては、職員の適正配置により効率的かつ効果的な公共サービスの実現に取り組んでまいります。  また、今年度から公共施設ファシリティマネジメントの一環として、庁舎内の有料広告事業を導入し、歳入の確保に向けた取り組みを実施する予定です。PFI事業の導入等につきましては、費用対効果を踏まえ、行政の判断だけではなく、民間事業者からの事業提案によって成り立つことから、官民連携によって進めてまいりたいと考えております。  最後に、住民協働まちづくり推進条例制定に向けた進捗状況についてのお尋ねですが、議員御指摘のとおり、行政改革の成果を上げるためには、行政内部だけの努力にとどまらず、住民の自発的・積極的な町政への参画と協働が必要となります。住民が主体的にまちづくりに参加できるよう、町政情報の積極的な発信と住民参加促進のためのまちの施策の整備を進めなければならないと考えます。第4次広陵町総合計画の後期基本計画の主要施策として、条例制定に向けた取り組みを推進してまいる所存でございます。  2番目は教育長がお答え申し上げます。 ○議長(笹井由明君) 松井教育長! ○教育長(松井宏之君) 吉村議員の質問事項2番、小学児童らの通学路の安全対策についての御質問にお答えさせていただきます。  通学路につきましては、毎年児童の居住している状況によって、経路や集合場所を地域のPTAと学校で協議されて決定していただいており、年度当初に教育委員会に報告をいただいております。  毎年度初めにPTAの方々により通学路の安全性等の点検が実施され、危険箇所等についての確認と検討をいただいております。  PTAから挙げられた危険箇所等につきましては、庁内関係課と安全対策について検討し、合同点検の上、事業化して進めております。  なお、学期当初の集団下校時には、教職員が集合場所まで付き添い、通学路の現況確認と点検、児童への交通・防犯に対する安全指導を行っております。  通学路における道路環境整備につきましては、当初の安全点検箇所の改善要望を十分に検討するとともに、今後の整備につきましては、御指摘のとおり、誰もが利便性の高い安全な道路を望むものでありますので、関係課(都市整備課・危機管理課)に対して、要望と協議をさせていただいているところであります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(笹井由明君) それでは、項目ごとに再質問をお願いしたいと思います。  7番、吉村君! ○7番(吉村裕之君) 御答弁ありがとうございました。  それでは、本町の行財政改革について一つ目から再質問させていただきます。  広陵町行政改革推進委員会設置条例には、第1条で社会経済情勢の変化に対応した簡素にして効率的な町政の実現を推進するため、また第2条では町長の諮問に応じて広陵町の行政改革の推進に関する重要事項を調査、審議するとあります。私は、この委員会は行財政改革を通し、未来を見据えたまちづくりに向けて重要な役割があると認識しております。一定の行財政改革が達成できたとの認識を示されておりますが、何をもって一定の達成として判断されたのか。また、誰がどういう手順でもって判断したものでしょうか。その判断に委員会、または住民も関与しているのでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) お答えをさせていただきます。  ただいま御質問ございました、何をもって一定程度の達成ができたとの判断という御質問につきましては、第3次の行政改革大綱が実施計画は平成18年度から平成22年度までということで5カ年の計画でございました。先ほど議員のほうからその間の財政状況もお示しいただいたわけですけれども、平成22年度の財政状況を見ていただきましたら、主に財政状況について一定の効果があったと判断できるのではないかと思います。例えば経常収支比率であれば、前年と比較しても94.0%から90.3%ということで、大幅な改善が見られております。また実質公債費比率、それから財政調整基金の残高等においても5年前には底をつきかけておったわけですけれども、約3億円程度の積み立てができているというような状況でございますので、こういった財政状況の一定の改善をもって、一つのこの実施計画が達成されたという判断が当時されたというふうに考えております。  また、その判断につきましては、もちろん議会を通じて決算審査、それから財政状況の報告等をさせていただいておりますし、また住民の方々には、その結果を広報、ホームページ等を通じてお伝えをしておりますので、そういった中での判断がされたという認識を持っております。 ○議長(笹井由明君) 7番、吉村君! ○7番(吉村裕之君) そうしましたら、この判断に直接委員会、または住民が参加した中で判断したというものではなかったのかなと思うんですけれども、もちろん職員の皆さんも行財政改革の意識を持って予算や事業に反映させていただいているかと思いますが、しかしそれはあくまで行政の目線だけの判断であって、そこに住民の存在はなかったのかなというふうに感じます。行財政改革を進めるには、やっぱり住民の理解と協力が不可欠でありますので、委員会の設置も含め、住民を積極的に参加させる必要性があるかと思うんですけれども、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) 失礼いたします。  今、御質問いただきました委員会の設置を含めまして、どういった方々に本町の行財政改革について、議論いただいて、またある一定の提言をいただくかにつきましては、もちろんこれから検討していかなければならないというふうに考えております。基本的には、積極的に住民参加いただけるような仕組みを考えたいと思います。それにつきましては、もちろん現在公募のあり方等についても再度検討した中で住民参加できるような仕組みを考えてまいりたいと考えております。 ○議長(笹井由明君) 7番、吉村君! ○7番(吉村裕之君) 第3次行財政大綱の策定からちょうど10年となりますけれども、めまぐるしい変化、社会経済情勢や、また国内外のさまざまな不安定要素がダイレクトに影響を及ぼす昨今の情勢を見ますと、10年でも長期のように感じる状況でございます。総合計画の達成に行財政改革はやっぱり欠かせませんし、改革に終わりはなく、継続し続けることが必要となってきます。そして行財政改革の向こうには何があるのかということを、そして町民の皆さんには何を目指して、未来の広陵町の姿はどんなものか、具体的なイメージができるように具体的な目標を設定すべきかと考えますが、先ほど後期基本計画策定後に第4次の大綱をつくるということでございますが、大体いつごろ、何年以内というめどというのはございますでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) 先ほど御答弁をさせていただいたとおり、現在策定中であります、第4次の総合計画の後期基本計画、そちらのほうが策定できましたら、その後に具体的にこの行財政改革のほうに大綱の作成に取りかかってまいりたいと考えております。具体的には、やはり平成29年度中には、策定し、それから平成30年度から5カ年の実施計画となるような形でできればと考えております。  以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 7番、吉村君! ○7番(吉村裕之君) それでは、平成29年度中に策定、また平成30年度から5カ年の実施計画ということですので、ぜひよろしくお願いいたします。  続きまして、二つ目についてなんですけれども、人口予測ではよく国立社会保障・人口問題研究所の数値が活用されるわけなんですけれども、広陵町も例外なく早晩減少に転じると予測されております。しかしその中には人の動きというものは加味されていませんので、今後、後期基本計画策定で人口予測をどのように考慮されていますでしょうか。すなわち、減少していく中での計画なのか、維持するための計画であるのか、それとも定住や転入を促進させ、人口を増加させるための積極的、戦略的な計画なのか、そのあたりどうでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) お答えをさせていただきます。  現在、先ほども申しましたように、第4次総合計画の後期基本計画につきましては、現在策定中でございます。その中の人口予測につきましては、平成27年度末に策定をいたしました広陵町人口ビジョンをもとに、後期基本計画の最終年度、これを平成33年度という形で設定をしているわけですけれども、平成33年度時点での人口の予測値、それから目標値を算出しております。今のところ策定中ではございますが、参考までに予測値につきましては、平成33年度時点で3万2,390人、これが予測値でございます。それから目標値につきましては、3万4,740人という目標値を掲げております。なお、この予測値につきましては、国立社会保障・人口問題研究所の推計に準拠した推計、そこに国勢調査の人口をベースにしたものを予測値と設定をさせていただいております。
     それから目標値につきましては、それらをベースにいたしながらも、住民基本台帳をまた一つベースにいたしまして、そちらに合計特殊出生率の上昇と、それから純移動率につきましては、均衡するというような仮定の中で目標値を3万4,740人というような、現在の策定の中での設定とさせていただいております。そういった前提の中で基本的には人口減少は続いていくということを前提とした私どもやはり施策・計画にさまざまなものがございますけれども、そういう前提にしたものにシフトしていかなければならないというふうに考えてはおります。当然そういった前提の中で、長期的な少子化対策であるとか、また移住・定住策、これらにつきましてはやはり地域を維持していくというためには、こういった施策は当然必要であると、そのように考えております。 ○議長(笹井由明君) 7番、吉村君! ○7番(吉村裕之君) そうしましたら、人口は減少していく中での後期基本計画ということになると思うんですけれども、できる限り積極的、戦略的なそういったまちのビジョンというものを持って進めていっていただきたいと思います。  それで決算状況からでの質問になるんですけれども、平成26年の財政状況資料集とあわせての質問になります。  財政力指数については、ここ14年、0.54から0.64、地方交付金がもらえるか、もらえないかという判定になる数字なんですけれども、もう少し上げるべきではないかというふうに感じております。そして将来負担比率については56.7%、平成26年の数値でいいますと類似団体との順位でいいますと、138団体中96番目と、平成23年度までは100%を超えていましたので改善はされておるということになりますが、早期健全化基準では、350%が目安となりますけれども、一般的には100%を超えると要注意認識であるというふうに言われます。なぜならほとんどの市町村が100%以内にいるということから、そういう数字が出てくるかと思います。  実質公債費比率につきましても、11.1%と大分以前よりは改善されておりまして、答弁にもありましたように、ここ5年で急激に改善されて地方債残高も毎年年々着々と減少していっていると。その理由としましては、補助金免除繰上償還の実施もありますし、返済額が多いということは、逆に言えば、他の政策に回せないということになりますが、苦しいけれども、財政指標がよくなるのであるならば、負担を軽くするために、この方法で進めていくということも一つの方法であるかと思いますが、先ほど来から、よく広陵町が平成26年度については、経常収支比率が99.6%ということが話題にされます。それまでは、広陵町は黒字だというふうに聞いていた住民も財政も多少余裕があるんだろうと思っていたのが、去年の12月、新聞等でもありましたように、奈良県内の自治体でワースト4だと、99.6%ということは義務的経費、借金や利息を払ったもう使えるお金はないんじゃないかという話になったわけなんですけれども、しかし、ここ10年を見ますと、先ほども町長等からのお話もありましたように、臨時財政対策債が数字を見るだけでも少なくなっているということがわかります。2億円、3億円ぐらいが例年よりも少ない、要は借金をいつもよりも減らしたということになると。そういう意味では戦略的に負担を減らそうという、積極的な意味での99.6%なら評価できますし、数字に惑わされることはないと思います。しかし、平成27年度は、投資的経費も増加したということもありまして、起債もふえておりますが、平成26年と27年の起債への判断がその辺変わったのか、借金なくして、平成27年度も投資的経費に使用するとかいうのはなかったのか、住民の不安を解消するためにも真意を住民に説明すべきかと思います。99.6%についてもそうですし、それが戦略的意味ならば、それはそれでいいことだと思いますし、じゃあ、平成27年の場合は、それは財政調整基金もある中であえて起債されたということは、その辺の違いは何がございますでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 失礼いたします。いろいろ御質問いただきましたので、また漏れ落ちがありましたら御指摘のほうをいただきたいと思います。  まず一番最初に、財政力指数のことをおっしゃっていただきました。資料のほうでもおつくりいただきまして、お示しいただいたわけですけれども、財政力指数につきましては、この数値が高いほど財政が豊かである、実財源が多いということになります。1を超えると普通交付税が交付されない、いわゆる不交付団体ということになります。広陵町におきましては、平成27年度の決算で3年平均で0.589と、近年このあたりの数字で推移のほうをしているところですけれども、財政力の指数を上げようといたしますと、難しい面がございますけれども、町民や企業の収入、所得を上げるといったことが必要になってまいります。そこで税収をふやしていくという取り組みが必要となります。そのため、企業誘致であるとか、移住、定住というのを推進して、活気あるまちづくりにしていかなくてはならないということで、昨年、まち・ひと・しごとの総合戦略というものをつくらせていただいて、それに沿ってやっていこうということにしているところでございます。  また、経常収支比率のこともおっしゃっていただきましたけれども、朝のほうの答弁でも申し上げましたとおり、臨時財政対策債を発行可能額まで起こさなかったというのも平成26年度においては、大きな要因でございました。臨時財政対策債につきましては、本来、普通交付税で交付されるべきものでありますので、満額まで起こして問題はないんですけれども、平成26年度におきましては、戦略的な部門もございましたし、臨時的な収入もございましたので、借りても借りなくても後年度の需用額のほうに歳入されますので、できればいけるのであれば、借りずに、借りないということは、後年度において起債の償還の負担が減ってきますので、そういった関係をもって少し抑えたということになっております。  逆に平成27年度においては、地方残高というのもふえているということで質問いただきましたけれども、平成27年度におきましては、給食センターであるとか、認定こども園の用地の購入であるとかもありましたので、そのあたりで起債のほうをまた起こしております。  起債の考え方でいいますと、大規模な事業につきましては、後年度に負担いただく、後年度の世代にも負担いただくという面もございますので、発行のほうはさせていただいておりますけれども、年度間で多少のやっぱりばらつきは出てくるものではないかなとは考えています。ふえたりする分もございます。あるときもございます。できるだけ起債のほうも抑制のほうはしておりますし、ただふえている要因としましては、臨時財政対策債もこの中に5億7,000万円入っておりますので、そういった関係もあって、その分ふえているということになっておりますので、御理解いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(笹井由明君) 7番、吉村君! ○7番(吉村裕之君) ありがとうございました。  続きまして、次の三つ目のことをお伺いいたします。  指定管理者制度やPFI、または単年度に財源を工面するための代替方法としてリース方式というのも考えられるかと思うんですけれども、これまでの行財政改革といいましたら簡素化、合理化、見直し、管理、経費節減といった従来型の手法もありますけれども、昨今、経営的、民間的手法や起債の抑制など新しい形での改革も必要になってくると。しかし、一方で、例えばPFIであれば、金利負担が大きくなるとか、準備期間が長期化する、また住民との調整に限界があるんじゃないかという話も指摘されているところでございますが、しかし行財政改革が目指すところといいますのは、例えば小中学校の空調を設置するに当たっての設計として今回2,700万円の予算がついておりますが、なぜ予算化したのかといいますと、暑さから来る子供たちへの負担の減少と教育環境を守るためということでございます。必要なときに、一斉にしないと意味がないといいますか、高くついてもしなければいけないときにはしなければならないと。そういった場合、すぐにでも必要なところに財源を投入することができる判断と実行力、そのための財源の代替方法の検討ができる体制をつくるということも行財政改革の一つかと思っております。  そしてまた、総合計画にも示されておりますけれども、住民の不満度が最も高い、言いかえれば住民が最も要望するものとして、公共交通とは別に路線バスというものがございます。特に土地はあるけれども、いろいろなそういった広陵町でいいましたら五位堂駅であるとか、大和高田駅への直通のそういった通勤・通学のバスがあれば、もう少しいろんな意味での人口定住であるとか、転入をすることができるかと思いますけれども、このあたり新しい手法をもって、小中学校のエアコンの設置も含め、この路線バス等についても新しい手法でもって、対応していくことも考えるべきかと思うんですけれども、そのあたりお考えはいかがでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) お答えをさせていただきます。  答弁書のほうに答弁をさせていただいたとおり、そういった新しい手法を導入することについて、これは必要不可欠とは考えておるんですが、その反面、そういった手法にはやはりかなりいろいろな時間を含めまして、業務負担が現在よりも著しく増加するというような問題もございます。また、例えば一つPFIというやり方でございますが、PFIの中には、サービスの提供型というようなPFIの手法があるわけですけれども、例えばそういう手法であれば、自治体の借金を本来は起債でやっておったものをそれを民間に投げるような形になりますので、本来の自治体の借金を見えにくくするというような御指摘も一部にはありまして、全体的にはそういった新しい手法というのは、導入というのは、これは進めていくべきとは考えますが、そういった問題点もしっかりと議論して整理しながら一つ一つの事業について判断をしていく必要があると考えております。 ○議長(笹井由明君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 今、御質問の中で、学校の空調の関係をいただきましたので、教育委員会といたしましては、小学校、中学校、導入するのであれば、中学校からとか、そういうことではなしに、できれば統一してというような考え、町長のほうも教育長もそうでございますが、そういうところで考えてございます。その中で今ありましたような、新しい公共事業のあり方としてのPFI、もしくはリース方式にも今触れていただきました。研究をいたしております。具体には岸和田市のほうへPFIの方式で、空調の関係等を導入したという事例がございましたので、ちょっと視察というのか行かせていただきました。それから後に、方面的にはそっち方面になるんですけれども、今度リース方式ということで貝塚市のほうがリースをやったと。ただ、ガスであるとか、電気であるとか、そういうやり方もさまざまでございますが、貝塚のほうへはリース料金も含めてどのように実施をしたのかというようなところでちょっと視察に行かせていただきました。今後も導入をして一定の期間がたっているところ、また実際の話、ランニングコストとか、修繕が必要な場合は、フルメンテの契約をするとか、いろいろあると思うんです。そういうところも研究をさせていただきたいなと、そのように考えてございます。2,700万円の予算、設計をしてできるだけ早く導入をすべく最善の方針を早く決めたいなというふうなところで対応させていただいているところでございますので、その旨だけお答えとさせていただきます。  以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 7番、吉村君! ○7番(吉村裕之君) ありがとうございました。  小学校、中学校の空調につきましては、本当に多くの保護者、また子供からの要望も聞こえますので、ぜひあらゆる角度から検討をしていただき、最善の方法で対処していただければと思います。  4つ目のことですけれども、行財政改革と条例というのはワンセットというふうに考えております。なぜなら条例には有限資源でいかに無限の課題に対応していくか、自治体運営における基本方針と仕組みが定められているものだからです。そして住民と行政と議会のそれぞれの役割を目指し、今後の広陵町の姿を見せていくということが非常に大事になってきます。答弁のほうで条例の制定のほうを主要施策とするということですけれども、大体何年以内をめどとされていますでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) 失礼いたします。  ただいま御質問いただきました条例の制定時期につきましてお答えをさせていただきます。  先ほどの行政改革大綱と、この条例制定と、できるだけ同時に進められればというふうに考えておりますけれども、やはりこの条例自体がいわゆる自治体経営の基本を定めるもの、また協働のルールを定めるというような位置づけでありまして、ある意味自治体の憲法とも呼ばれるようなものであるかと考えております。それだけにしっかりとした住民参加を求めていくならば、それなりにやはり時間をかけて議論をしていく必要がやはり必要であると考えます。  また、そういった議論を重ねることで、その過程そのものがやはりそういう条例のそのものの意味を住民の方々にしっかりと考えていただけるのではないかというふうに思っておりますので、平成29年度から具体的な取り組みを始めまして、平成30年度ないしは平成31年度というのを一つの目標にいたしまして、取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(笹井由明君) 7番、吉村君! ○7番(吉村裕之君) このまちづくり基本条例とか、自治基本条例といろいろ名称はございますが、昨今いろいろ研修等で行きますと、いろんなふうに拡大解釈等をされて本来の条例の姿というのがどういうものかということがちょっと見失いつつあるようなところもあるというふうに聞いております。しかし、やっぱりこれからの広陵町のことを考えていく上で、やはり住民の声というものがそういうくみ上げる仕組みというものが必要になってきますので、やっぱりそういう議論にも、またそういう制定の過程にも住民の参加ができるような中で制定に向けて進めていっていただけないかと思います。  続きまして、二つ目の質問事項の2番のほうに移らせていただきます。  主要通学路の新しい経路の設定なんですけれども、例えばいろんな箇所があるかと思います。例えば疋相区でいいましたら、例えば広陵消防署の西側、柳板大阪線の北側の住宅地から通う児童らは、一旦東に進み、そして労祷保育園まで坂を下ってきて、交差点を渡って、また西に坂を上る形で学校に到着するという経路で現在通っております。この箇所の向かいには南側も住宅開発が行われている場所ですから、通学路としても、また人の動線としてもこのあたりを一体的に考えていく必要があるのではないかと思います。特に、安全に南北の横断ができると、子供たちの通学というのが非常に便利にもなりますし、非常に東西への道はアップダウンの激しい場所でございますので、単に児童だけの通学路ということだけではなくて、高齢者や障がい者、また妊婦等の皆さんにも利便性のある形で何らかの形で道路を南北に横断できる、例えば信号機も考えられますが、その設置が難しいようであるならば、横断歩道橋の設置等も必要になってくるかと思います。学校のほうといたしましても、いろいろ保護者と学校が考えて通学路というものを決めていただいているということなんですけれども、あくまで既存の道路環境であるとか、交通状況でもって通学路というものを定めてられていると思います。その中でそういった意味で、今までのそういう形ではなくて、どんどん住宅が開発されて、今まで家がなかったところにも家ができているわけですので、また、こういう形で標識とか、表示があるとか、安全施設や交通施設があれば、また新たに利便性のある通学路とかの設定ができるという声も要望とかも聞き合わせた上で、新しい通学路の設定、またはそういった施設の設置というものも考えていくべきかと思いますが、その辺いかがでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 私のほうからは通学路というところで、限定的ではございませんけれども、そういった部分でお答えをさせていただきたいと思います。  今、具体に柳板の場所を言っていただきました。私も疋相ですので、場所についてはよくわかります。確かに家がたくさんできて、最短距離で渡れればいいなというような地域の御要望かなと考えますが、当然でございますが、安全第一です。アップダウンのきついところにそこを横断するということは事故の誘因の材料になっては、これ意味を成しませんので、大変なことになりますので、今は現状、ちょうど労祷保育園のところまでおりてきていただいて、信号機、横断歩道というところで、そこで議員も立証もしていただいています。吉村眞弓美議員も立哨もしていただいて、そのような形でございますが、地域でそういう要望があるということでございますれば、私ども、可能かどうかは別にいたしまして、香芝警察のほうには、またつなぎもさせていただきたいなと。ただ、こういう事象につきましては、地元の区長さんというか、そういうところにも十分御協議をいただいて、対応をさせていただくというところで、今ちょっと答えになっていない部分はありますけれども、安全第一ではございますが、そのようなところで事情として話をさせていただくというところで、そのことに関してはお約束をさせていただきたいなと思います。  通学路に関しましては、以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 失礼いたします。  交通安全、道路状況から見てということになりますけれども、具体的に例をいただいて、現場のほうをいただきまして、馬見労祷保育園のほうから消防署のほうに、そこの間になるんですけれども横断歩道自体は恐らく2カ所、間についておると思います。ただ、議員もよく御存じのとおり、坂道になっておりまして、横断歩道を子供たちが渡るのは、少し危ないというような判断で下までおりて、また上に上がるといったことになっておると思うんですけれども、あそこの途中に、例えば信号機のほうという話も出てくるかと思いますけれども、そのあたりは先ほど池端局長が申し上げました地域として声が上がってくるんであれば、私たちも警察のほうにも要望してまいりたいと思いますし、ただ、信号機が2カ所続いておりますので、その2カ所続いている中でもう1カ所となりますと、まず交通渋滞、その辺も関係しますので、そのあたりはよく議論、検討してまいりたいと考えます。  以上です。 ○議長(笹井由明君) 以上で、吉村君の一般質問は終了いたしました。  しばらく休憩します。     (P.M. 3:15休憩)     (P.M. 3:25再開) ○議長(笹井由明君) 休憩を解き、再開します。  次に、坂野君の発言を許します。  6番、坂野君! ○6番(坂野佳宏君) それでは、6番、坂野が質問いたします。もう時間も押し迫っているのでぽんぽんといきたいと思います。  まず最初1番目、職員研修の実態についての質問でございます。  最近職員のミスが目立ってきております。また住民さんが各課窓口に相談に行って、納得できないとよく相談を受けます。同も調べてみると言葉足らずで誤解を生んでいるようである。現在まで、どのような目的の研修を組んで実施してきたか。職員は、相談者の意図をくみ取り、的確な説明とアドバイスをできるスキルを磨く必要があると感じております。町長の所見をお願いいたします。  2番目、広陵町内の工事業者の減少についてでございます。  公共事業が昨今かなり減りまして、土木、建築、水道、造園等の町内業者の廃業がふえております。優遇は必要ないと思いますが、適度の業者数の育成は必要と考えております。広陵町の考え方をお聞きしたい。  また、大規模工事は、一般競争入札を採用されているが、直近の入札結果を見ると、競争原理が働いていない。指名競争入札も検討が必要では。  以上でございます。 ○議長(笹井由明君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 坂野議員さんの御質問にお答えをいたします。  まず一つ目でございます。職員研修の実施についてのお尋ねでございます。  役場に来庁される皆様は、相談、意見、苦情等さまざまなニーズを持って来庁されます。それらの方々に対して、職員はまずしっかりとお話を聞かせていただくこと、そして担当所管の専門分野の知識とスキルを身につけていることはもちろんのこと、相手の方に納得いただける説明、接し方ができるかが行政サービスを行う上で重要であります。  このことを踏まえ、本町の職員研修は新規採用職員研修から始まり、接遇、マナーといった基礎的な研修に加え、各所管の専門分野の研修を積極的に受講するよう取り組んでおります。  また、今年度から本格実施を開始した人事評価制度では、職員が自分の強みと弱みがどこにあるのかを自覚し、上司と部下が面談により職員として求められる行動を確認しながら自分自身の弱味の部分をどうやって克服していけばよいのか、また強みの部分をさらに伸ばしていくためには、どうすればよいのかをお互いが共有できるよう評価システムを構築しております。  人事評価制度の本格実施を契機として、人材育成として職員研修、人事管理、職場環境の三つの視点から職員力の向上を目指して取り組み、これらを通して組織力の向上を図りながら、行政サービスの向上に努めてまいる所存でございます。  2番目の広陵町内工事業者の減少についてのお尋ねでございます。  答弁でございますが、昨今、町内に限らず、中小の建設業界で従業員の高齢化が進む中、担い手の減少等により廃業される業者がふえているのが実情です。10年前に比べ、業者の登録が半減している分野もありますが、平成28年、29年度の競争入札参加資格申請提出業者は平成27年度と比較して土木では1者、建築では2者、水道では2者の新規事業者が参入している状況であります。予定価格につきましても見直しにより、適正価格での算定を行っており、地元業者の育成という観点から町内や県内を優先とした指名競争入札を実施しております。  また、一般競争入札につきましては、予定価格1億円を超える事業について、県の指導もあり、原則的には総合評価、落札方式を実施しています。結果として応札が少ない案件もありましたが、誰が応札したかわからない状態でありますので、業者かの不正が起こりにくく、条件が合えば誰もが応札できることから、競争原理は十分に働いていると認識しています。今後も競争原理を発揮しつつ、町内業者の育成も踏まえた適正な入札業務を推進してまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(笹井由明君) それでは、項目ごとに質問願いたいと思います。  6番、坂野君! ○6番(坂野佳宏君) それでは、1番の最初のほうでございます。私が在任していたころは部長さんは何もせず下が働くという時代でございました。今は当然、部長さんは一生懸命働いていることと思いますが、各部長さんにちょっとだけ質問を順番にしますので端的に。下の方に指示を与えて責任はとるという形で皆仕事をされていますか、簡単に皆、お答えください。 ○議長(笹井由明君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) お答えをさせていただきます。  現在、管理職につきましては、昔の方がどうというのはなかなか申し上げられにくいところがあるんですけれども、全体的にやっぱりいわゆるプレイングマネジャーということで仕事をしながらも、何か持ちながらも部下の管理をしていくというような立場に全体的にはなっているかと思います。日ごろは当然部下の管理監督ということでは、そういう立場ではさせていただいておりますけれども、一方では、それぞれが何らかの担当というわけではないですけれども、業務も持っておるというような状態ではないかというふうに感じております。 ○議長(笹井由明君) 順にコメントをお願いします。  吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 私、この4月からですので、部長にならせていただいてまだ日が浅いわけですけれども、基本的なスタンスといたしまして、自分の所掌する分野につきまして何か問題等生じた場合、私が十分責任をとっていかなくてはならないという考えのもとでやっております。 ○議長(笹井由明君) 増田福祉部長! ○福祉部長(増田克也君) 私もこの4月から部長ということで、私、先輩がまださわやかホールに2人いていただいているので、私としましては、自分の職域にかかわることについては自分が必ず判断をして、自分の仕事というものを丸ごと下のほうにということはしないようにしたい。ただ、人材を育てるということから課長、課長補佐にいろんな仕事を指示させていただいているのが現状でございます。 ○議長(笹井由明君) 奥西生活部長! ○生活部長(奥西 治君) 部長という職には、教育委員会の事務局からさせていただいておりますけれども、生活部長にこの4月に変わらせていただいて、私も勉強させていただきながら来ておるわけでございます。担当課長につきましては、もちろん課長の立場でどういう形をとっていくかという部分については、私のほうから申し上げておりますけれども、課員については課長に任せているような状況でございます。  それとあと、私、はしお元気村の所長もさせていただいておりますので、副所長は課長補佐級でございますので、そのあたりは直接やりとりをさせていただいて指導に当たっているところでございます。  以上です。 ○議長(笹井由明君) 廣橋事業部長! ○事業部長(廣橋秀郎君) 事業部の方の関係では、やはり専門性の高い部署ということになっておりますので、やはり課長職については、やはり課内の業務の内容、これについては十分把握してもらって、自分自身で判断できる力を持っていただいてもらうということでやっております。また、課員につきましてもやはり都市整備でありましたら管理と工事、地域振興のほうではやはり農政の関係、やはり商工も含めて専門性が高い部分というのがありますので、その職員の育成というのが若い人たちが多い部署でありますので、その人たちのスキルのアップというのが一番急務であるということを感じておりますので、その辺について我々がやはり長い経験を持っておりますので、直接指導できるものについて、上の者が指導していくと、やはりそういうふうに継承していくということを目指して仕事を進めております。  以上です。 ○議長(笹井由明君) 松本環境部長! ○環境部長(松本 仁君) 私のほうは、現在、生活環境課の課長も兼ねておりますので、大体毎朝、今の時期はスズメバチの巣の駆除でほぼ毎日現場に出ております。人数が4人しかおりませんので、私のほうは係とともに現場へ出るというのがほぼ毎日でございます。クリーンセンターについては担当課長がおりますので、あくまで担当課長を現場を把握しながら事務を進められるということの育成に努めております。この1年間で十分1人でもやっていけるように、現在は彼が管理職としてやっていけるように指導しておると。また、生活環境課については、課長補佐を課長としてもやっていけるように指導しておるという現状でございます。  以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 小原新清掃施設建設準備室長! ○新清掃施設建設準備室長(小原 薫君) 建設準備室でございますが、現在2名ということで再任用の参与と2人だけでございます。部下と言って偉そうなことは言えませんので、一緒に精いっぱい頑張っていっているというところでございます。  以上です。 ○議長(笹井由明君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 福祉部のときに、私、部長に昇格をさせていただきました。そのときには、実際の話、全然その報告も聞いていない、そういうふうな相談も当然ないと、そういうふうなことに関して責任はとれるのかなと、またとらなければいけないのかなというふうなところで疑問に思った時期は確かにございました。ただ、浪花節ではございませんけれども、今はあらゆるその状態を含めてやっぱり責任をとらなければならないということに関しては、自身、ちょっと腹の中に持っていることはあります。そういうことで今、教育委員会で、非常に範囲は広うございますけれども、そういう姿勢で進めさせていただければなというふうな状況でございます。  以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 議会事務局長! ○議会事務局長(阪本 勝君) 私、立場的に部長と課長と、部長ではありますけれども、業務内容は部長の仕事、課長の仕事、そして課員の仕事も一部ございます。三つの視点で仕事をしているわけですけれども、毎朝、本日、それから当分の予定について会議をやっています。朝礼の中で、きょうやること、あす以降やることをこの3人しかいない課員でありますけれども、業務の進捗の管理、それから目標を確認ということでやっております。細かいところは、私ども次が課長補佐ですけれども、この課長補佐が全て、課長としての業務を全てやってくれていますので安心な部分はあるんですけれども、何せ3人しかおりませんので、責任も3人でとっていくように、私は全ての責任をとる覚悟でいつもいてるんですけれども、3人しかいないために微妙なところでございます。
     以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 6番、坂野君! ○6番(坂野佳宏君) 部長さんには突然の質問で申しわけございません。部長さんにこれお聞きしたのは、当然今の組織というのは、上に立てば必ず責任はとらなあかんような時代に入ってきております。私が育てていただいたときは、部長さんは上の形の折衝をいただく、下には指示だけして、あとはほったらかし、自分で頑張れというだけで、逆に私はスキルはたまったと思います。やっぱり余り指示をいただきますと、指示をくれるまで動かないというのもございますので、その辺は今後部長さんたちが課員を育てるにはなるべく指示だけ与えて、しばらくほっておくというようなやり方をいただいたほうが真面目な子以外ではうまいこといくんじゃないかと。くそ真面目な子には指示はしていかないかんけれども、自由発想できるような子は中には必ずおりますので、その子たちの個性を伸ばしていって、血の通った職員にちょっと育ててあげてほしいなというのが実態でございます。  それと私が感じるのが、公務員というのは、責任があって怠けたら、怠けた分楽できるところなんですね。私自身も最初は10年間はだらだらしておりました。その後にやりがいを与えていただきますと、広陵町のために頑張らないかんという心が芽生えます。芽生えますと、何も指示をいただかなくても一生懸命やれるものなんですね。特に先生でも今はブラック企業と言われるほど若い子は敬遠されますが、先生の熱い血、子供のためを思って時間も無制限で皆働かれますね、これが公務員としてのあり方だと思います。そやから広陵町の職員さんも町内、町外を別にして、この広陵町をよくしたいという意識を意識づけするというか、そういう洗脳教育と言うたらいかんのですけれども、広陵町を愛していないのか、どうやったらよくなると思いますかというような、職員を町のために私は頑張らないかんというような形で育てていただきたいなと。そうすれば自然と細かいことを言わなくても立派な職員になっていくんじゃないかと、私はそう思いますので、この辺は問題提起として、質問させていただきました。  それとあと、縦割り行政がよくあると言われますが、この縦割り行政は改善されていると思うかというのが一つ、最近個人情報保護法を利用して、なかなか議論をさせないという職員がふえております。この辺をどういうふうに捉えておられるのか、よろしくお願いします。 ○議長(笹井由明君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) お答えをさせていただきます。  まず縦割り行政の御指摘、それから個人情報の取り扱い等に係る部分での対応等についての御質問かなというふうに思いますけれども、まず縦割り行政というのは、従前から役所に関してはそういう御指摘というのはいただいておりまして、これは一つは国がそういうようなシステムになっているところで、それに付随するような形で地方公共団体もきているというのが一つの歴史の中で形成されてきたものであると考えますけれども、やはり今現在さまざまな住民の方から寄せられる問題というのが一つの課でおさまらない、横断的にやはり解決をさせていただかなければならないという問題がやはり年々多くなってきていると感じております。そういう中で、一つはやはり職員同士がふだんからそういった情報交換なり、交流ですね、また仕事を通じてのいろいろな意見交換なりをやはりふだんから上司を含め、することでいざ何か問題があったときには、組織で対応できるというふうにできるのではないかというふうに考えておりますので、組織というよりもふだんからの課をまたがった協力体制というのが一つ何よりも必要でないかというふうに考えております。  それから、それに関連しての個人情報の取り扱いというふうになってくるのかなというふうに考えておりますけれども、個人情報につきましては、やはり基本的には御本人さんの同意がないと何らかの形で開示するというのは、これは絶対にできないことではありますので、そういう意味では議員の御質問をいただいたように、何かそういった説明をさせていただく際に、やはり説明が足らない部分、個人情報についての職員の理解度ももちろんですけれども、そのことを御相談相手の方に御説明をさせていただくときに、やはりその説明力というのが一つ足りない部分もありまして、そういうような部分で何か個人情報を盾にしてそういったことが解決できないのかというふうにとられるような部分もひょっとしたらあるのかなというふうには考えておりますので、そのあたりは御質問いただいている当初の部分での職員力の向上というのが一つ重要になってくるかと考えております。 ○議長(笹井由明君) 6番、坂野君! ○6番(坂野佳宏君) これは今後の課題でございますので、そのために質問をきょうしているわけで、特に私自身は増田部長と廣橋部長にはしょっちゅう要望したり、何とかしてくれと言いに行っていますから大体内容は皆把握してもらっていると思います。今後私もまだまだ議員活動しますので、数多く顔を出しますので、この辺の質問がせんでもよくなるような対応をお願いしたいと思います。この分はこれで質問を終わります。  次に、2番の工事業者の関係でございます。  回答いただきました中で、当然一部業者がふえているということもございます。ただ、この昨今非常に公共事業がなくなっております。これは国全体でございますけれども、通常、私らがやっているころはまだ景気もよかったので、この9月になると来年どんな事業をしようかなといつも悩んでおりましたね。何か仕事をつくっていかな、またうるさくなるしということでずっと思っておったんですが、この最低限の単位がありますが、今やったら大きな予算といったら下水の長寿命化と水道の長寿命化かな、それぐらいしかないと思うんですね。その辺を徐々には何か振り分けいただいているようなことも聞いておりますけれども、もちろん一括で出さなあかん大きな仕事はたまに出ます。部分的でもいいんですが、極力小さい仕事の一部を弱小業者に、町内業者に与えるという形にしてほしいなというのが希望でございます。ここのこれの評価証をいただいたときに、事業部の関係の内容を見ますと、何と少ないというのが実態でございます。何か広陵町のために国からお金をもらって仕事をしたるという気はないのかなというぐらい思いますので、ちょっとこの辺に書いているんですが、どのような努力をして新規事業を立て上げようというのを考えておられるんですか。 ○議長(笹井由明君) 中尾副町長! ○副町長(中尾 寛君) 今の御質問ですけれども、まさしくそのことをいつも選定委員会の中で私も議論しております。なるべく町内業者に仕事を配分するほうがというよりも、町内の業者が元気になって、町へ税金を納めてくれてという回転のほうがベストだというふうには思っております。この前の委員会でもありましたように、大型の1億円を超える部分につきましては、これはここの答弁にもありますように、県のほうからその内容については、なるべく一般競争入札にするようにという話もありまして、それをもって公平性を保っているという部分があるんですけれども、できることであれば、1億円をちょっと超えたぐらいの工事でしたら半分、3分の1に割って、2人、3人に工事ができるという手法ももちろん考えられます。ただ、その中身が国の補助をもらっている工事だという部分になれば、またその部分の経費の配分云々とかでちょっとルール違反になる部分もあるので、なるべく単費の部分については、坂野議員がおっしゃるように全部の業者に何らかの形で行き渡るように配慮しようと、その業者のためにやるというのではなくて、仕事そのものが分割することでスムーズにいく部分もありますし、なるべくみんなが当たるという視点で考えてはおります。  今、その工事の内容を前もってお知らせするということも大事なので、事業部の工事と上下水道の部分とちょっと前もって7つや8つの工事でしたら、いつごろ発注する予定ですよというのを前もって掲示板に張りなさいという指導もやっております。きょう現在、下1階のトイレの前に掲示板がありますので、きょう現在でしたらかなりの数の工事の予告がされております。今までの結果の部分と予告の部分と分けて一緒に並べて張っておりますので、また見ていただいたらと思います。その内容を見ていただいたらかなりの工事の数がこれからまだまだ出るよと、年度内の仕事はありますよということになっておりますので、また見ていただけたらと思います。  以上です。 ○議長(笹井由明君) 6番、坂野君! ○6番(坂野佳宏君) 内容的に言ったら、私がお願いしたいことは大体伝えましたので、きょうはこれぐらいで結構でございますので、またじっくりと監視したいので、よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井由明君) 以上で、坂野君の一般質問は終了しました。  次に、堀川君の発言を許します。  9番、堀川君! ○9番(堀川季延君) それでは、議席番号9番、堀川でございます。議長のお許しをいただきまして、2点質問をさせていただきたいと思います。  まず1点目ございます。農業政策について。  農業塾を初めとする畑作物の充実に力を入れて、広陵ブランドの作物を広める政策が進みつつあります。10人を超える塾生が活動されておられます。  ①幾つかの野菜品目を小中学校の給食に提供できるシステムづくりを構築していくためのグループ形成を行政やJA主導で立ち上げることはできないのでしょうか。  ②遊休農地が増加しつつある現状に歯どめをかける手段をどのように考えておられますか。農機具購入補助等のお考えとあわせて問わせていただきたいと思います。  ③稲作の担い手不足は今後の農地運営にとって深刻な課題となっております。広陵町の10年後の農地のあるべき姿を町長はどのように見ておられるのか、お伺いいたします。  2点目でございます。  認定こども園等に伴う職員支援員の配置につきましてでございます。  認定こども園について、本年に基本設計が終わっているか、もう間もなく終わる時期を迎えております。いよいよ実施設計に入る時期となっていると存じますが、職員配置構成をどのようにお考えですか。幼稚園と保育園の機能をあわせ持つ施設ですので、加配員、いわゆる支援スタッフ等の配置も含めてお伺いいたします。  また、現在、保育園の副園長はクラス担任を持たないのに、幼稚園の副園長はクラス担任を持っております。以前にも教育長等にお伺いしたと思いますけれども、クラス編成の数によるものなのか、整合性に欠けると思います。根拠をお示しいただくとともに、今後一定の条件の中で段階的にでも見直しができないのか、お伺いしたいと思います。どうぞよろしく御答弁のほどお願い申し上げます。 ○議長(笹井由明君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) それでは、堀川議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  まず1番目、農業政策についてのお尋ねでございます。  答弁といたしまして、議員から3項目について御質問をいただいております。  一つ目でございます、学校給食に使用している野菜につきましては、小学校では年間50トン程度あり、国内産で規格もできるだけLサイズで統一して納入していただいております。安心・安全な学校給食を提供するためには、言うまでもなく、作付時期や農薬散布の状況等、細かな管理が必要となってまいります。そのため、でき得る範囲でグループ形成等を行っていただき、安定供給に努めていただければと考えております。  地産地消の促進からも地元農家の皆様を支援し、一定規模のグループ形成等に御賛同いただけるような施策形成を考えてまいります。  二つ目の遊休農地の増加しつつある現状に歯どめをかける手段、農機具購入補助金についてお答えいたします。  国の補助事業である経営体育成支援事業では、人・農地プランに位置づけられた中心経営体が融資を活用して、農業用機械等を取得する場合に、自己負担額について最大10分の3の補助を受けることができます。  また、奈良県農協では、イチゴ、菊、野菜等の奈良の戦略的振興作物の育成のための施設でありますパイプハウス、高設栽培施設等及び機械導入に対し、上限額を600万円として購入費用の3割以内の額を補助する事業や集落営農等が行う水田の農作業受託作業にかかる機械導入費用について、上限額を150万円として導入費用の3割以内の額を補助する事業も立ち上げる準備をされているようであります。  遊休農地の対策としましては、担い手への農地集積、集約化を推進し、農地の有効利用の継続や農業経営の効率化を進めるため、広陵町農地バンク制度や農地中間管理機構の周知、広報活動を強化し、町内外から農地利用者を募ることで遊休農地の有効活用を図ります。  また、兼業農業のように遊休農地を活用し、農業経営を行う者に対して、町として支援できる方法を地域振興課で検討中でございます。  さらに農業委員会でも委員の方で優良農地を守るために農地パトロールを実施していただいており、毎年8月から10月まで農地パトロール強化月間として遊休農地防止対策に取り組んでいただいております。  三つ目であります広陵町の稲作の担い手不足が深刻であり、10年後のあるべき姿でございますが、現在個人で大規模に営農されておられる人たちも10年後には高齢化してまいります。後継者や次の担い手について危惧されておられると考えます。  地域では、支部や営農組合で地区内の農地を管理しておられるところが数地域ありますので、個人として農地バンクによる農地集積もありますが、地域ぐるみの組織に変えることが必要になると考えています。  今後営農組合の立ち上げを検討されている地域もありますので、町としても支援を考えております。  組合を立ち上げ、農地や農業機械を集約すれば、1人当たりの負担を軽減できることになります。そういった組合を稲作の担い手としていくことができれば、稲作の衰退は防げるのではないかと考えます。  なお、稲作だけでなく、収益がより高まる積極的な農業経営を目指す組織づくりを進めていかなければならないと考えています。  二つ目の認定こども園等に伴う職員支援員の配置についての御質問でございます。  認定こども園を平成30年4月開園に向けて準備を進めているところでございますが、職員の配置につきましては、先進地の状況を収集しているところでございます。  現段階での配置計画は、勤務時間午前7時15分から午後7時15分までをフルタイムの職員でローテーションができるものと考えております。  また、現在の構想としましては、園長・副園長・主幹保育教諭・担任保育教諭・フリーの保育教諭・看護師・事務職員に加えて、一時預かり・預かり保育・子育て支援のスタッフを配置する予定でございます。  クラス担任につきましては、複数担任制が基本となります。  次に、現幼稚園及び保育園の副園長につきましては、保育園では開園時間が長くローテーション勤務が必要であり、また土曜日も開園しておりますため、交代で平日に週休日を設けるためにはクラス担任を持たない副園長が必要となっております。  幼稚園では、ローテーションや交代勤務の必要がほとんどないため、副園長もクラス担任としております。ただし、園児の状況により加配等で対応しております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(笹井由明君) それでは、再質問。  9番、堀川君! ○9番(堀川季延君) 御答弁ありがとうございました。  それでは、最初の1についての質問に移らせていただきます。  中学校給食もいよいよ始まりました。広陵町や香芝市の特産品を給食に取り入れることは以前より地産地消の観点から要望もたくさんありました。天候で豊作・不作が大きく変わる事情はあるものの特定品目に検討を重ね安全で安価な食材の提供は、食育教育にも役立ち、生産農家にも希望をもたらすものです。なかなか個人では生産規模も少なく、小学校、中学校に提供するとなるとそれをまとめる組織が必要でございます。御答弁では、少しはぐらかされたかなという感もあるんですけれども、個人の利益を優先する余り、複数で集団畑作栽培を行おうと考える人は私の目線では少ないように思っております。リーダーシップを発揮できる人材が不可欠と思います。  そこで集団畑作栽培、農業塾なんかはそうだと思うんですけれども、その実現に向けては今後どのように考えておられるのか、お伺いしたいと思います。ただ単に一定規模でのグループに支援を送るだけなのか、そういったグループを核として給食食材の提供まで育てるのか、そういった部分でどうお考えでしょうか。  以前は、マルヒロ出荷組合、現在のマルヒロフーズからホウレンソウ、コマツナ、チンゲン菜、また、ナス、シルバー人材センターから空芯菜なども給食に提供していただいたことがありましたが、現在、本町地場野菜として給食食材に活用されている品目はどうなっていますでしょうか。せんだっての中学校給食試食会におきましても広陵町でとれたナス、香芝市のみそを使用しているとの説明がありました。チロリン村あぐりというのがあるんですけれども、ナスを購入されておられることは把握はしておりますけれども、そういった部分では年間どの程度の回数、数量のナスを入れているのか、直近のデータでわかれば教えていただきたいと思います。  またチロリン村以外で地場野菜、できれば広陵町では今でも何か購入されている実績はあるんでしょうか。  広陵町には、以前からマルヒロ出荷組合や今申し上げましたチロリン村あぐり、また兼業農業広陵フィールドなど活動されているグループがありますが、このような組織に対して町は何か支援できる方法を検討中とお答えいただいたように思うんですけれども、発足されるに当たり、町や県の助成が何かあったのかなと思うんですけれども、その辺例えば兼業農業なんかは県の補助、助成とかあったように初年度は思うんですけれども、奈良女子大が主導されたというか、研究中のという話になると思うんですけれども、町もあわせて何か助成を今でも行われているのか、今申し上げましたようなマルヒロフーズであるとか、チロリン村あぐりなんかも町が何か支援、助成というのはあるんでしょうか、一度お尋ねしておきたいと思います。  以上よろしくお願い申し上げます。 ○議長(笹井由明君) 廣橋事業部長! ○事業部長(廣橋秀郎君) 私のほうからは給食以外の部分につきまして集団での畑作物関係の補助というようなところ、集団営農に対しての助成というようなところをちょっと回答させていただきたいと思います。  広陵町の畑作物といいますか、まず営農組合等助成に関してですけれども、立ち上げていただくに当たりまして、まず最初に人・農地プランというところにまず上げていただくと。農地プランにまず認定をしていただくことが第1番と、必携になってきます。それに認定されれば、補助の対象となってくると。個人でありましても営農組合でありましても、それにつきまして補助の対象になってくるというのが一番であります。今現在、2人の個人さんも人・農地プランに入っておられますし、あと弁財天のほうが今度立ち上げ、いろんな形で動かれているということもお聞きしておりますのでそれらにつきましてもまず人・農地プランにまず認定をしていただくというのがまず1番になってくるかと思います。  兼業農業、また農業塾関係で担い手等いろいろ遊休農地の解消ということでありますけれども、兼業農業、また農業塾につきましても補助につきまして、国・県からの補助は1年目だけということでありますので、2年目以降、現在続けておりますけれども、それについては町単独ということになってございます。町単独の事業ということで継続はさせていただいておりますので、(発言する者あり)広陵町からの助成はしております。活動についての助成はしております。広陵町からもやっているということで御理解願いたいと思います。(発言する者あり)チロリン村でありますとか、今、マルヒロである団体につきましての町からの助成というのはございません。  以上です。  済みません、野菜安定化の補助ということで、助成はございます。 ○議長(笹井由明君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 給食に関しての町内産といいますか、そういうところをお尋ねでございますので、その部分について。  まず小学校でございますが、答弁にもありましたように、大体総量は50トンから51トンという中で品目でございますが、全て市場購入というところで、一番多い品目ではジャガイモで7トン、キャベツで6トン、ニンジンで5トン、あとナスは432キロというような、1年間のちょっと統計をとったものがございまして、そういうふうなもので特にそういう多いものについては、そのような状況でございますが、これは町内の業者さんのほうから全て市場から購入をされておるというところで、特に広陵産というような部分でピックアップすることは難しゅうございます。ただ、今現在、小学校の給食の中で、マルヒロフーズとか、JAさんとか、この5月から9月までの実施分でナスにつきましては、もう756キロと、先に1年間で432キロをこの9月までの予定の部分で756キロというところで購入をしたもの、また購入を9月までで予定をさせていただいております。キロ数が多くなって、月の単位で100キロを超えるものにつきましては、ナスがメーンの食材になると。マーボーナスとか、ナスのトマトスパゲティーとかそういうふうなところで、それを取り入れて地産地消のナスをぎょうさん食べてもらうというところでメニューも工夫をしてくれているようでございます。そのような形で9月以降も進んでいきたいなと考えてございます。  それと中学校給食でございますが、中学校給食も従前からその議論というか、御提案をいただいたように、そういう方向で進んでいくわけでございますが、実際JAさん等からどれぐらいの量とか、品目の野菜を提供できるかをまず聞くと。それを聞いて献立を立てるのが一般的かなと。逆に献立を立ててから使用したい野菜の量をJAに伝えて確保してもらうというやり方もありますけれども、より積極的にいこうと思えば、初めに申し上げました、まずそういうところで供給というのか、提供可能な部分について、それをもとに組み立てていくのかなというような感じでございますけれども、申し上げるまでもなく、中学校については入札、野菜とか肉については入札を採用しておりますので、それと香芝市との調整もございます。ただ、そういう方向で中学校給食も地産地消を積極的にやっていこうと。食育も含めまして、そういう方向性でおることには間違いございません。初めに申し上げました小学校の去年1年間のナスの量等につきましても、432キロというふうに申し上げましたけれども、これにつきましては、今答弁申し上げましたようにあくまでも県内産ということで広陵町の部分というところでは、限定ではございません。参考までに、給食の食材で野菜とか、果物、これ奈良県産という限定がつきますけれども、奈良産の割合は大体8%強ぐらいかなと。あと同じく給食の食材で加工調理済みのもの、コンニャクとか、そういうふうな類のものですけれども、そうめんとか、そういうふうなものの奈良県産の割合は大体17%程度かなというようなところでちょっと数字ばかりになりましたけれども、そういうことで給食に関しての御答弁にさせていただきます。  以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 今、町は農業塾、兼業農業の支援をさせていただいておりますが、今は生産技術を高めるための取り組みだけで販売のほうには、まだ支援をいたしておりません。やはり生産したものを販売するというところも支援をしないと育たないというふうにも思っておりますので、今後農業塾も集団化をしていただいて、いわゆる供給量を一定確保しないと販売量がつきませんので、そういったところのまとめ方を行政も支援していきたいと思います。  兼業農業も小規模ながら多数の方が参加をしていただいて、なかなかいいものをつくっていただいているということで、はしお元気村のほうに出品されている、その販売状況も見ましてもやはり良品質のものを生産していただいているという評価もいただいておりますし、農業塾の生産者については、堀川議員のわたしのたからもののほうでも販売していただいているということで、結構いいものをつくっていただいているという評価もございますので、今後しっかり生産力を高め、販売力をつけるための支援も続けていく必要があるかというふうに思っておりますので、今後とも町としては応援を続けて、広陵町の農業を元気にしていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井由明君) 9番、堀川君! ○9番(堀川季延君) それでは、最後に今ちょっと御答弁がありましたので、農業塾のことにつきましては、今ナス、イチゴに力を入れて御指導いただいているように思うんですけれども、今後もう少し品目を拡大していくような何か奨励、広陵町にとってこの品目を愛知県などを見る限り白菜であったり、見る限りキャベツであったりということはかなわないとは思っているんですけれども、そういうようなナスだけでは店の名前も出ましたので、20軒以上の方がナスばかり持ってこられて、300も1日で売れへんのにちょっと青になった、ちょっとぼけたナス、これからぼけナスになったのかなと、さっきも話をしていたんですけれども、そういうような状況もあって、3個、5個入れて100円で販売しているような状況も見受けられたので、今ちょっと相場も上がってきておりますけれども、そういったこともありますので、今後とれたら販売ということもありますのでイベントや朝市ということで販売促進を行うことも町の何か行事があることでお考えいただいてもいいのかなというふうにも思ったりしますし、ナス、イチゴ以外の作物栽培というのも今後どのような部分で奨励されていくのか、今後においても多分幅広く進めていかれる可能性は秘めているとは思うんですが、最後ちょっと1点目なんですけれども。 ○議長(笹井由明君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 私も前々から思っておりまして、広陵町にはいろいろな野菜をつくっていただいております。きょうも濵野議員さんがおいででございますが、百済地域でも本当に優秀な製品をつくっていただいているということでもございます。そういったものを取りまとめて、広陵町にある産物を一覧にできるような資料もつくりたいなというふうにも思います。大和高田市の軟弱野菜部会が非常に熱心でございまして、こちらは阪急百貨店系列のスーパーに出しているということなんですが、品不足で困っていると。広陵町も一緒に参加して野菜を供給してもらえないかという話も来ておりますので、そういったところもしっかり連携をして広陵町の農業の支援をしていきたいというふうに思います。その話を具体的に農家の方に出しますと、なかなか品質については厳しいというのでついていけない部分もあるというふうな話も出ておりますので、そう簡単にはいかないとは思いますが、やはりそれを手をこまねいていたんでは発展につながらないと思いますので、今やっていただいている農家の技術を農業塾や兼業農業だけでなしに、立派な農家がたくさんおいでですので、それらの皆さんの力も借りながら、広陵町の農業全体の発展につなげればというふうに思います。 ○議長(笹井由明君) 9番、堀川君! ○9番(堀川季延君) じゃあ②、③といいますか、次に関連がありますので、一度に、今の畑作に比べまして水稲の作付でございます。御答弁いただきましたように、どこの大字にも見受けられますけれども、高齢化が進む中で、自己所有の農地に所有者みずからが作付している農家というのは年々減少していると。大規模な入作者の姿も見受けられるのが現状でございます。御答弁にもありましたように、そういった方々も今後高齢に達しようとしております。後継者不足から今後ますます遊休農地が増加していくと思います。市街化農地は転用により宅地化が進む中で、調整区域、農振区域においては地価も下がり資産活用できないままお手上げ状態が進みます。米価も安価で安定せず、憂慮すべき事態が既に始まっております。県においては、農業の担い手チャレンジ支援事業といった集落営農組織の法人化や設立を目指す農業者などに対し、一定の助成を行う事業も展開されようとしています。JAでは担い手サポート室を開設され、農作業の支援を図ることや農地の貸付、集落営農組織の立ち上げ支援など幅広い応援体制が敷かれています。ただ、人を介して作業を行いますので、相当の費用も必要で、実態とはなじみにくいものとなっております。一連の作業をそういった担い手サポート室にお願いすると1反当たり十七、八万円の費用が取られて持ち出さなければならないというようなこともあるようでございます。こういったから関係団体、行政は今後の農地経営に対して危機感を持っておられることも伺えます。現実問題として、トラクター、コンバインドなどの農機具は高価であり、米づくりだけでは生活が成り立ちません。ますます農業離れも加速するように思われます。本町は、聞いたのでは660ヘクタールの田畑があるというふうに聞いておりますけれども、こういった育成はどういう方向に進むべきなのか、今すぐに結論が出る話では当然ないんですけれども、町として何か手助けする方策をお持ちでしょうか。先ほど集団営農を促進していくような方向のことは御答弁に頂戴したように思うんですが、先日の前期基本計画評価での懇話会でも議論がなされたと思いますが、本町のまちづくりにもかかわってきます。例えば葛城川と曽我川の間の地域をどうしようとされているのか、どういった方向へ導きたいのかお伺いしたいと思います。  また、坂野議員からも出ましたけれども、冷え込んでいる業界、土木、水道、建築などの業界、あるいはシルバー人材センターなどを1町歩単位で耕作をお願いするといった組織形成に、例えば一連の農機具を無償貸与すると、そういった時代もやってくるのではないかなというふうに思っておるんですけれども、そういったことに関していかがでしょうか、よろしくお願いしたいと思います。わかりますでしょうか、ちょっと答弁しにくいかもわからないですが。 ○議長(笹井由明君) 廣橋事業部長! ○事業部長(廣橋秀郎君) まず今後のやはり担い手をどうやってつくっていくかということでございます。やはり市街化区域については、やはりかなりの数で今宅地化が進んでいるというのはもう現状でありますので、その部分については、用途地域の方向で進んでもいいのかなという感じはするんですけれども、やはり市街化調整区域で、今後耕作放棄地、遊休農地がふえてくる。これが一番問題になってくるのかな。周辺の農地にも影響が出てまいりますし、やはりその部分について、町のほうの農地バンクへの登録ということも一つあります。また、県の中間管理機構でのマッチングということも十分考えはあるんですけれども、やはり集団での営農がやっていただければ一番いいというふうな思いがしております。ただ、やはり稲作だけではやっていけないというのがもう現実でございますので、やはり町長の答弁にもありましたように、畑作で収益の上がるやっぱりサポートづくりというのが集団営農に転換していってもそれが必須になってくるのかなと。その中でやはり機械の補助等、やっぱり補助を受けながらの営農という将来の形態になってこようかなと。ただ、それには議員おっしゃるように、その営農組合を引っ張っていく立ち上げるきっかけをつくっていただける方、これが一番問題になってくるのかなと。その方がおられれば、つくっていける可能性は十分あるのかなという気はしております。そのきっかけをどうやってつくっていくのかなというのが、その地域でやはり一番次への農家の担い手の不足のときに、どうやって次どうするのかなというときが一番逼迫されたときに何かいい案が出てくるんじゃないかなという気が、今のところそれぞればらばらと言ったらおかしいですけれども、違うところから出作されておるので、ちょっと誰かわからないというようなことも議員もおっしゃられていたように、あちこちでやはり聞いております。ですから、やはりその地域は地域の中で守っていくというのが一番成り立ちやすいのかなという感じがしております。  それと葛城川と曽我川の間の農地と、やはりここは農地の新地域でございますのでやはり住宅というよりは農地を守っていく地域であろうというふうに町としても考えております。ただ、これも指定区域の関係がありましていろんなところから宅地化というところの部分も進んでまいりますので、その辺そこらについては、やはり調整をしながら、守るべきところは守るというふうに進めたいというふうに思います。まずは遊休農地、耕作放棄地のやっぱり解消というのが一番じゃないかというふうに考えます。  以上です。 ○議長(笹井由明君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 農地を守るのに耕作放棄地を集落営農組織で守るという方向でいきたいとは思いますが、ただ、条件として圃場の条件がありまして、今のままで効率的な農業はできないというふうに思います。やはり百済地域でも農家の皆さんに聞くと、農道、水路、整備が不十分と、今のままではやっていけないというふうにおっしゃっておりますので、この際、ちょっと水路を直してほしい、農道を直してほしいということよりも全面的に区画整理、圃場整備をやり直すというぐらいのことでないと、将来農業を、農地を守っていけないのではないかというふうに申し上げております。赤部の笠の宮さんの北側も赤部、笠、斉音寺の方が持っておられますが、このあたりも農道はない、水路は不十分、このあたりも農地、耕作、本当に苦労しているんだという訴えを聞いておりますので、この地域についても圃場整備を入れて整備をするかどうかということを問いかけていきたいと思います。国がこういった圃場整備を導入することによって、圃場整備をする地元負担金も免除できる制度もあるというふうに説明を受けておりますので、その前提は集落営農組織を立ち上げて、その区域の農地は集落営農組織で全部守るということが条件でございますが、そういったところもやはり入れた上で、地元と、地元に情報提供して協議をしていただいて、そちらのほうに進むかどうか、それをしっかり訴えていきたいというふうに思っております。 ○議長(笹井由明君) 9番、堀川君! ○9番(堀川季延君) 言わせていただけたらと思います。まさにそのとおりなんですが、資産は惜しいというのか、手放したくないと。ただ、なかなか器具もなく作付できない。多分百済、広瀬方面も1枚、それこそ1区画1町歩ぐらいの土地を大型農機でたがやしていくという方法がとれればいいんですが、今町長おっしゃったように、本当に軽四貨物も入れないような土地については入作も嫌われる。ほんならどうしたらいいんやという問題が出てくるし、そこにそういった整備を図ろうとすれば、町もしくは地元ということで一朝一夕にいく話でもないですし、1点聞きたいのは、葛城市あたりでも10年ほど前から地域で集落営農を実施されてオペレーターも五、六人おられてスムーズにいっていると。先ほどちらっとおっしゃいましたけれども、弁財天なんかで何人か中心になられて、大和広陵高校の南側の一帯を集団で米づくりを実施されているというようなお話も聞いたんですけれども、なかなか個人の収益が先で複数の方で取り組むという姿勢づくりというのがなかなか私ら地域でも成り立ちにくいんですけれども、この弁財天でのそういう協働で取り組むきっかけとなったことがあったのかどうか、参考にさせていただきたいと思いますし、御答弁の中で支部や営農組合で地区内の農地を管理している数地域というような表現もありましたけれども、具体的に南郷のコンビニぐらいは知っているんですけれども、具体的に地域の大きな面積を集団で管理されているという地域はどのようにそこに至るまで成り立ったのか、御存じでしたら御説明いただいたらまた参考にさせていただきたいなと思います。なかなか5ヘクタールを超えるような1人でつくられている方は何人もおられたんですが、病気したりすると手放さざるを得ない。ピンチヒッターが必要になる。ピンチヒッターがなかなか不在というのかいない、地元におらないと。奈良県以外の人まで入ってくるということはなかなか成り立たないんだろうとは思うんですけれども、そういったことでなかなか集団営農への立ち上げというのは、私にも違う意味では支部長の立場をさせていただいているんですけれども、なかなか成り立ちにくいのかなと、何かそういう先進事例があれば参考にさせていただけたらと思いますので、最後にそれだけちょっと聞かせていただけたらと思います。 ○議長(笹井由明君) 廣橋事業部長! ○事業部長(廣橋秀郎君) 今、先進事例というのはちょっと答えられませんけれども、今地域で支部で農地を管理しておられるというところは斉音寺と安部ということで聞いています。あと、営農組合ということで南郷の小麦というところと、今弁財天でされていると。そのきっかけもまたちょっと確認させていただいて、また御報告させていただきますようにしますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井由明君) 9番、堀川君!
    ○9番(堀川季延君) それでは、2点目の質問に移らせていただきます。  ただいま御答弁いただきましたように、単純に現在の北幼稚園5名と北保育園32名を足した職員数から考えましてもより以上の配置となることは伺えます。早朝、夕時などの延長保育も今以上に充実されると思いますので、配置ローテーションの関係から相当数の配置の必要性も理解はいたしております。ただ、何年か前に幼保ともクラス担任を正職で充実されてきた実績というのがあったように思いますが、その後いろんな形で退職などもあったり、支援スタッフの数がふえてきているようにも思います。なかなか支援スタッフの応募がなく、必要人員の配置には苦慮されておられる実態も伺っております。今回広報9月号で認定こども園の紹介にあわせて5名程度の新規採用の募集案内がありました。幼保の正職の先生と支援スタッフのバランスの考え方について改めてお聞きしたいと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。  そして今回、町初めての認定こども園建設に当たり、よりよい人材と充実した環境での施設づくりを強くお願いしたいと思います。以前にいただいております建設工程表によりますと、基本設計がそろそろ終わって、広報にもありますように、これから実施設計に入られると思いますが、施設平面図等の概要ができておれば後ほどというか、こういうものだという図面がありましたら見せていただく機会をつくっていただきたいと思います。  また、今後の認定こども園につきましても、本年2月に中間報告案をいただきました幼保一体化総合計画でお示しいただいている年次計画どおり、これは西、西第二の認定こども園のことを言っているんですけれども、年次計画どおり実施していけるのか、確認だけさせていただけたらと思います。よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 増田福祉部長! ○福祉部長(増田克也君) 何点か質問をいただきました。  まず福祉部の認定こども園準備室のほうで、今回の認定こども園の220人定員でどれぐらいの人数の配置計画が必要かというところをちょっと数字だけお話しさせていただきたいと思います。管理職につきましては4名で、園長1名、副園長1名、主幹保育教諭を2名、クラス担任につきましては29名、正職を15名、期限つき7名、支援スタッフ7名、フリーの保育教諭7名です。その内訳ですが、正職2名、支援スタッフを5名、その他のスタッフといたしまして、事務員、子育て支援の方、事務員1名で、子育て支援を2名、これにつきましては、再任用を活用したいと考えております。それと業務員1名、保育士1名、一時預かり1名、預かり保育を2名、この5名につきましては支援スタッフで考えていきたいというふうに考えています。(発言する者あり)済みません、看護師でございます、済みません、看護師1名でございます。一時預かり1名、預かり保育が2名の5名を支援スタッフ、これを足しますと、合計48人になります。これは今、現在の構想ですので、今後確定ではございませんので、いろいろな議論を重ねる中で変化はしていくかと思います。今、議員おっしゃいました正職と支援スタッフの比率でございます。これは、できる限り保護者の不安を考えたときに、正職が多いほうがという考えもございますが、現在でできましたら6対4や、もしくは7対3ぐらいで7の比率で考えられないかというふうに検討中でございます。  今、もう1点実施計画も進んできているというところで、概要がもうできてきているのではないかという質問をいただきました。確かにもうできてきております。細部について今請け負ってもらいました共同設計と打ち合わせて、細かいところも大分解消というか、手を加えてきておりますので、どこかの段階で議員懇談会などの場所で皆様にお示しをできる時間をつくっていただけないかなというふうには考えております。西と西第二幼稚園の計画上は、平成33年に開園をするということを概要版というか、平成33年でということで計画上、考えております。これに向かって準備室のほうで今、平成30年の開園と平成33年の開園と重なりますので、大変な事務量にはなりますが、これは諦めずに迎えていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井由明君) 9番、堀川君! ○9番(堀川季延君) 何を言いたいかといいますと、支援スタッフすらおられないような幼稚園、いっぱいいっぱいの幼稚園もございます。風邪も引けない、休むこともできないといったような環境がございます。二、三日程度でしたら園長に代役を願うことも可能でございますけれども、今に始まったことではありませんが、特に、年長・年中クラスを持つ副園長は子供たちの降園まで非常に時間が長く、子供から目を離すこともできません。園長を補佐する立場にはなっていないということになります。一方保育園にあっては、先ほど答弁で御説明ありましたけれども、大人数の先生を抱えているということから、そのあたりの融通がきくといった状況があるように私は思っております。何年か前に各園を巡回できるフリーの先生を置いていた時期には、こうしたことは解消できていたことでもあると考えております。先ほど御説明ありました認定こども園でのフリーの保育教諭という、その立場の方の業務というのが7名ということなんですけれども、これはフリーというのはどこにでも入れるような状態、ちょっと御説明だけもう一度していただけたらなと思いますのと、なかなか御説明のとおり、幼稚園の副園長をクラス担任を外すというのは非常に難しいことなのだろうという思いをしながら質問はさせていただいているんですけれども、ことしあったように、例えば北幼稚園の産休で1人欠けていたとか、東幼稚園もこの2学期から1人退職されたというような事態の状況も聞いております。予測できない状況はわかるんですけれども、現状では単に園長に負担を強いるだけのように思われますので、人事の面で、この解消をどのようにされようとされているのか、ずっと来年の4月迎えるまで園長が担任を持つというような状況を進めていくのか、もう少しフリーに回る先生で入れかわるという支援スタッフでもそういう状況が考えられないのか、何かしっくりいかない部分というのが私自身ありますので、整合性も含めて考えていただけないかなと思うわけです。1点にはなりますけれども、また特に人口、子供たちがふえている西校区においては、西第二幼稚園においては4クラス、5クラスということも想定できますので、それでも副園長もクラス担任ということでいいのかどうか、その辺も含めて一度御検討いただくような場面というのはないのかなというふうに思います。ちょっとフリーの先ほどの先生の業務と対応が何かできるのであれば御答弁いただきたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 増田福祉部長! ○福祉部長(増田克也君) まずフリーの件でございますが、フリーの保育教諭につきましては、例えば加配で1名つけているときに、お休みになられた場合のフォローに入るとか、通常ローテーションで休暇を前もって配置はしておるんですけれども、休むことも突然起こることもありますので、そういうところでフリーの先生とかに入って、その7人全員ではないんですけれども、フリーというのはそういう面で、各園で起こる欠員に向けてフォローに回れるような体制、クラスもかなり220人ですので多くなりますので、その辺で配置をしていこうというふうに考えているものでございます。  それと今、幼稚園と保育園の違いについては、町長の答弁の中でお話をさせていただきました。ただ、幼稚園で管理職1人で副園長が担任を持っているというところなんですけれども、管理職1名で回っていってもらっています。ただ、その急な事件、欠員なり、休暇なり、今言いましたようないろんなことが起こるときに対応に苦慮する場合もありますので、見直しの案といたしましては、福祉部の子ども支援課のほうに幼稚園の指導教諭のようなものを常時勤務で配置させて、再任用の制度などを利用させていただいて、そういう方を数名というか、人数についてははっきりしませんけれども、子ども支援課で常時おりまして、何かあればそこをフォローに回るという仕組みが子ども支援課の中でとれないかというような見直しを検討中でございますので、今後その方向でできましたら考えていけたらなというふうに思っております。 ○議長(笹井由明君) 9番、堀川君! ○9番(堀川季延君) ありがとうございます。それは大いに期待させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  答弁は結構ですけれども、いずれにしましても今後5年間の中で、次の認定こども園や西小学校についても開園あるいは、改築工事が待機しておりますので、本当に一大事業ともなります、いろんな周辺整備等あると思いますし、場所はあそこでいいか、いろんなこれから検討を重ねていかれることだと思いますので、くいの残らないよう協議を重ねていただき、また私たち議会にも方針の報告をいただきながら慎重に事業を進めていただきたいと思います。  以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(笹井由明君) 以上で、堀川君の一般質問は終了いたしました。  本日の会議時間は、議事の都合により、午後6時30分まで延長いたします。  御異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 御異議なしと認めます。  よって、本日の会議時間は、午後6時30分まで延長をいたします。  それでは、次に、濵野さんの発言を許します。  1番、濵野さん! ○1番(濵野直美君) 議席番号1番、濵野直美です。議長のお許しを得て、一般質問させていただきます。  一般質問の前に少し御挨拶させていただきます。  先ほど町長のほうから堀川議員の一般質問の中で、私の名前を出していただきました。私自身も堀川議員と同じような思いで今現在、農業を父のお手伝いですけれどもずっとさせていただいています。私の周りでは同じように女性のみで農業をされている方もたくさんあります。これから先、後継者がいないという問題はとても大きな問題になっています。また、そういったことでいろいろこれから私自身も堀川議員の考えに賛同して協力していけたらなと思っております。  それでは一般質問させていただきます。  広陵元気号について。  広陵元気号についての地域の方の不満の声は、元気号がからっぽで走っていることです。10月からの本格運行に当たり、細かな改善がされましたが、まだまだ改善するべきところがあるように思います。利用者の増大に向け、どのような改善がなされたのでしょうか。また、近隣市町のコミュニティバスの相互乗り入れや乗り継ぎを検討と言っていましたが、五位堂駅や田原本駅への乗り入れなどは検討されていますか。  質問事項2番、小学校給食にお箸を。  現在、町内の小学校給食では先割れスプーンを使用していますが、約10年以上前の調査で既に使っている小中学校は30%を切っています。幼稚園の年中クラスからお箸の練習を始め、年長ではほとんどの子供がお箸でお弁当を食べています。それなのに小学校に入ると給食では先割れスプーンが提供されます。この現状をどう思われますか。  以上です。よろしくお願いします。 ○議長(笹井由明君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) それでは、濵野議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  1番目の広陵元気号についてでございます。  広陵元気号につきましては、平成28年4月から2路線を3路線にし、試行運行を実施してまいりました。試行運行中の利用者へのアンケート調査、利用状況の分析結果及び、これまでの運行実績を踏まえ、ルートの変更、乗り継ぎの調整、早朝・夜間の時間帯の増便、土日ダイヤの設定等の改善を加え、10月からの本格運行に向けて準備を進めているところです。  本格運行後につきましても、毎年利用状況の分析及び利用者アンケートを実施し、見直しを図ってまいりたいと考えております。  次に、五位堂駅への乗り入れにつきましては、真美ヶ丘地域から五位堂駅までは奈良交通の路線バスが運行しているため、路線バスの運行サービスを維持しながら広陵元気号のネットワーク及びサービス水準の充実を図ることが求められることから、今後も町全体の公共交通ネットワークを総合的に捉え、奈良交通バスと広陵元気号との接続を図っていく必要があると考えております。  次に、田原本駅への乗り入れにつきましては、国保中央病院の組合構成町である川西町、三宅町、田原本町、広陵町の広域連携の中で検討してまいりたいと考えております。  2番目につきましては、教育長がお答え申し上げます。 ○議長(笹井由明君) 松井教育長! ○教育長(松井宏之君) 濵野議員の質問事項2番目、学校給食にお箸をの質問に対しまして御答弁申し上げます。  まず、冒頭に近隣市町村での箸の提供状況でございますが、本町と同様に毎日先割れスプーンを提供しているのは、王寺町のみとなっており、上牧町や橿原市では基本として家庭から毎日持参し、箸や先割れスプーンの提供を行っていないところもあるのが現状です。  これらのことから食文化の継承や食育の観点から考えても箸の利用についても望ましいものと考えます。ただし、現状では、給食室における消毒保管庫の不足により、箸を衛生的に保管しておくことができず、また消毒保管庫を設置するための給食室のスペースの確保が困難なところであります。  このことから設備の更新や改築等が必要になるため、一律の導入については長期的に検討する必要があります。現在は、家庭から箸を持参することについては、特に不可とすることはなく、任意でお願いをしておりますが、御指摘のように利用推進のためには、他市町村の例にもあるとおり、基本、先割れスプーンの提供を廃止し、家庭から持参をお願いすることも検討する時期が来ているのではないかと考えております。ただし、十分な洗浄をしていただくことなど、衛生面では慎重に対処する必要があると考えますので、保護者の御意見もお伺いしながら検討してまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(笹井由明君) それでは、項目ごとに再質問願います。  1番、濵野さん! ○1番(濵野直美君) まず広陵元気号についてですが、中央幹線沿いは大変充実したように思います。しかし、ほかの線が不便なように感じています。例えば私の住んでいる百済地区から国保中央病院に外来で行くためには、北東部支線と中央幹線を利用します。8時40分前後に乗り、はしお元気村乗り継ぎで1時間待ち、国保中央病院には10時10分につきます。外来に間に合うのはこの1便のみです。この間約1時間30分かかります。  また、診察を終え、帰るには、1時30分はしお元気村乗りかえ、1時間待ち、15時15分百済着になります。北東部支線を利用する方には、国保病院に行くのはとても不便な状態です。同じようにイズミヤを利用しようとします。10時10分前後に乗り、11時20分につきます。これはとてもいいと思いますが、しかし帰りは12時18分出発です。買い物ができる時間は1時間ありません。その次の便になると16時2分出発になります。これでは間がかなりあいて時間をもてあますような状況です。この件に関しまして、こういった形で各それぞれの地区から行ってみたらどういうふうになるのかということを検討しながら、この元気号は考えていただけてるのでしょうか、お願いします。 ○議長(笹井由明君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) 失礼いたします。  先ほど町長の答弁にもございましたけれども、今回10月から有償化するに当たりましては、4月から9月のこの間に、最終的な試行運行という中で改めて今おっしゃっていただいたような主に乗り継ぎの部分についてもかなり担当者、それから事業者を含め検討を加えてまいりました。そういう中でも御指摘いただいた部分全てを解消させていただくというのはなかなかほかのルート、また時刻等の関係もございまして、難しいところではございますけれども、私どもといたしましては、そういった利用者、実際利用いただく方々の声を今後もしっかりと聞かせていただきながら改善を加えていくという方向でおりますので、そういった御不便をおかけする部分、ほかにもございましたら随時おっしゃっていただきまして、今後に反映できるような形ではしてまいりたいとは考えております。 ○議長(笹井由明君) 1番、濵野さん! ○1番(濵野直美君) 今回の改正に伴ってもアンケートをとられたということを聞いていますが、現在利用されている方以外の方への聞き取り調査、あるいは幅広い年代の方への聞き取り調査というものを行っていただけたらありがたいと思います。朝の通勤・通学の時間帯に高田駅、箸尾駅までの便をふやしてほしいという意見であるとか、部活帰りの学生が利用できる遅い時間帯をふやすということはできませんかという意見を聞きました。そういった形でさまざまな年代の人への聞き取り調査をぜひ行っていただきたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) お答えをさせていただきます。  まず、現段階での計画といたしましては、予定しておりましたのは平成30年度をめどに住民アンケートを一斉に、これは利用されている方、されていない方を関係なしにアンケートを実施するという予定ではおります。  それから今現在は、役場のほうに来られた際に、窓口アンケートという用紙を置かせていただいております。それは住民サービス向上と、それから元気号の利用状況を把握するために窓口の応対はどうでしたかというような質問項目と、あと本日何でどういう交通手段を使って役場に来られましたかというような項目を入れさせていただきまして、そういった形で今現在は窓口に来られた方にそういうアンケートの用紙を御用意させていただいて、その声を寄せていただいているというところでございます。その中には当然元気号で来られた方の御意見というのも入っておりますので、先ほどと申しましたけれども、そういった御意見をしっかりと我々のほうでまた把握をさせていただいて、改善を加えていきたいというふうには考えております。  それから具体的におっしゃっていただいた高田駅、それから箸尾駅の利用、また高校生の方とか部活帰りですね、もう少し遅い時間というのはなるべくこの10月からの改善の内容の中にも早朝、それから夜間の遅い時間までとは言いませんけれども、現在の試行の状態よりも何本かの増便をさせていただいたものでございます。それはやはり今、議員さんがおっしゃっていただいたように、やっぱり利用していただく方を分析した中で、通勤・通学の方に早い時間、また遅い時間というのはなかなか難しいところがありますけれども、現在の試行状態よりも少し遅い時間まで御利用いただけるようにというふうには改善を加えたものでございます。今後もそういった御意見もいただきながらというふうには考えております。 ○議長(笹井由明君) 1番、濵野さん! ○1番(濵野直美君) ありがとうございます。  今回の改正の中で、確かに朝は朝早い便のほうに関しましては、いい時間帯を設定していただいていますし、短時間で駅のほうまで行けるのはとても助かると保護者の方からもありました。ただ、やはり遅い時間とはいえ、帰りの時間のほうがやはり部活などをされている学生さんたちが多いですので、時間帯としては8時以降、8時半以降ぐらいがあるとありがたいということはおっしゃっていました。特に雨の日、ふだんでしたら高田駅のほうまで、例えば自転車で通われている方が雨の日には送迎が必要となります。例えばその中でもやはり子供だけの送迎ではなく、ほかの方の送迎であったり、お仕事をされていたりということでどうしてもお迎えが行けないという方もいらっしゃいますので、できましたらそういう形で元気号を利用できたらいいかなということはおっしゃっていました。そういうことも一度考えていただきたいことと、あと、また地域によって利用されている駅が違うようです。先ほど五位堂駅の乗り入れのほうが奈良交通との兼ね合いもあって、すぐには実現できそうではない形でしたが、西小学校区のほうは高田駅より五位堂駅のほうに利用される方が多く、北小校区であれば箸尾駅の利用、あるいは田原本駅の利用、そういった形で駅の方が違ってきますので、それも考えてルートのほうを考えていただきたいことと、あとこれは長い目で見ていただきたいことなんですけれども、高田駅、五位堂駅の朝夕の送迎時間帯の車の量が大変多く危険な状態ですということを聞きました。それを回避するためにも、元気号の活用ということをこれから先もっと考えていけたらなと私のほうでは思います。  以上です。 ○議長(笹井由明君) 答弁。その辺のことをもう一度。  奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) お答えをさせていただきます。  今、議員のほうからお話をいただきました。先ほど私、言いました朝の時間帯については、一定の喜んでいただいているということで、逆に帰りの時間をもう少し延ばせていただけないかということでございますが、その御意見もまた十分聞かせていただいて、同時におっしゃっていただいた、そういうやっぱり地域によって利用されている駅、形態というのは違うと思いますが、そのことについては、こちらも十分把握をしているものでございますが、全体的な、先ほどの答弁と重なる部分もございますけれども、あるかと思いますが、やはりバス事業者、またほかの交通手段等も含めまして、面的にトータルでやはり考えていかなければいけない公共交通の問題だと思っておりますので、元気号のルート、また時間だけをいろいろと改善するだけでおっしゃっていただいているような住民の方々の不便に感じておられるところが解消できるというふうには考えていないというところもございますので、このあたりは他の公共交通も含めまして、トータル的にやはり考える中でどういったやり方が一番いいのかというふうに今後また議論をさせていただいて、公共交通につきましては、充実をさせていただきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 1番、濵野さん! ○1番(濵野直美君) こういった元気号の活用が駅までの利便性などにつながってくると思いますので、そういった形であると、また広陵町の人口増加にも長く見てつながることかなと思います。ぜひよろしくお願いいたします。  そうしたら質問事項2番に移らせていただきます。  5月の臨時会で奥本議員への教育長からの答弁で、箸の持ち方は指導していきたいとおっしゃっていましたが、そういう意味では、今のような箸はそれぞれ持参というより、先割れスプーンのかわりに箸自体を導入するという考えはありますか。 ○議長(笹井由明君) 松井教育長! ○教育長(松井宏之君) 先ほど答弁もさせてもらいましたとおり、基本的に先割れスプーンの廃止ということも今後考えていきたいということでございます。といいますのは、幼稚園、また保育園のほうでは当然箸の指導という形で進めている中にあって、小学校に入りましたら基本的にスプーン、箸は持参してもいいという形にはなっておりますけれども、その辺がちょっと小学校に入ったら中途半端というか、その辺の形になっております。その辺は、もともとスプーンが主になったという経過はまだちょっとはっきり確認はしておりませんので、その辺については、ちょっとはっきり言えないところがございますけれども、その辺の箸の今後基本的にやっていくという部分については、やはり答弁でもありましたように、こちらからじゃなしに、やっぱり保護者の意見も多少参考にさせてもらって、今後進めていくという考えでおります。  以上です。 ○議長(笹井由明君) 1番、濵野さん! ○1番(濵野直美君) 一応現在の小学校の献立からちょっと私自身、箸以外のカトラリーが必要な日を出してみたところ、6月の献立表の中からでは、スプーンが3日、フォークが1日、7月はスプーンが2日、これからの9月ですけれども、スプーンが1日、フォーク1日という形で箸以外のものを使うということはこれだけの日数でいけると考えます。一応やはり先割れスプーンでは、大変不便な状態ではあると思いますので、できましたら早急に対処いただくようにお願いします。 ○議長(笹井由明君) 松井教育長! ○教育長(松井宏之君) 基本的に、学校給食のほうではやっぱり米飯給食という形で、米の日がふえているという状態でございます。米飯ということですので、基本的には箸という形で、心配されるのは、その箸をどういう形でするか、今の時点では先ほど説明したとおり、そういう衛生的な箸を保管するあれがないということで一応持参するという形になりますけれどもそういった場合やはり子供ですのでちゃんとした形でうちへ持って帰ってちゃんと洗って衛生的にまた持ってくるとかという問題と、また忘れるという問題も出てくると思いますので、その辺はあくまでも基本的な箸にするにしてもやっぱり給食室でのほうでその箸を保管できるというか、今のスプーンと同じような全員の分を用意できるというようなこともやっぱり進んでいかなければなかなか子供に持ってきなさいということになってもいろいろな問題もまた出てくると思いますので、その辺も十分ちょっとスペースの確保、いろいろ問題をクリアして進めていきたいということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 1番、濵野さん! ○1番(濵野直美君) 中学校給食のほうが始まって、やはり保護者としては中学校給食でも先割れスプーンかということが皆さん気になっていたみたいなんですが、お箸の導入がありまして、大変喜んでいる状態です。やはり持参すると教育長がおっしゃっていたようにやはり子供ですので忘れて帰る。例えばきのうの箸をそのまま使ってしまうなどということもありかねますので、中学校給食のようにお箸も一緒に提供していただく。あとお箸で難しい分に関してはスプーン、フォークなどを利用させていただくと本当はありがたいんですけれども、そういったまた消毒保管庫というものが必要ということ聞きまして、できる限りまたそういったものの設置を早くお願いしたいと思います。  以上です。ありがとうございました。 ○議長(笹井由明君) 最後に答弁お願いします。  池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 実情だけちょっともう一度だけお話をさせていただきたいと思います。教育長の答弁のとおりなんですけれども、お箸の場合は、細かい話になりますけれども、洗浄機にそのまま入れて洗うということができません。まず1回手洗いといいますか、1回ちょっと軽くというのか、相応に洗って、そこから洗浄機に入れるというような流れらしゅうございます。議員おっしゃっておられることはもっともでございますけれども、そもそも西小学校の場合は保管庫を置くスペースがございません。その辺のところでちょっと教育委員会としても導入するのであればそういう問題も出てくるなというところで話をしておりました。金額的なことは余り言いたくないんですけれども、その洗浄するものについて、やっぱり200万円、300万円1回かかります。そういうところで検討をさせていただきますけれども、スペースの問題も含めまして、すぐにはいかないということの御理解だけをちょっといただけたらなというふうに考えます。  以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 以上で、濵野さんの一般質問は終了いたしました。  次に、青木君の発言を許します。  14番、青木君! ○14番(青木義勝君) 皆さん、大変のお疲れのところ申しわけございませんが、しんがりでございますので、どうかお許しを願いまして、お聞きしていただきたいと思います。  それでは、14番の青木です。議長のお許しを得ましたので、一般質問をさせていただきます。  実は、今、私は小池百合子東京都知事にはまっておりますので、これは何でかと。そのわけは都政改革への挑戦、その手法に大変注目をしているわけでございます。といいますのも知事はここまでできてしまったものだから続けてやるべきを大義とすべきではない。変更、中止も当然あるべきと発言をされております。また、おおむね役所は存続がありきで変更は好まないという職員の意識を捨てていただき、都政改革を断行する東京の救世主ジャンヌ・ダルクになりたいと発言されております。さすがに女性だけに大したものだと、こう思います。度胸があるなと、こう思っております。我々の議会にも4名の女性議員がおられます。広陵町のジャンヌ・ダルクを目指していただきたいなと、期待をいたしております。男性は私もそうですが、どうもしがらみに弱いです。つい妥協してしまうことが多いわけです。これ、もしも広陵町に小池さんみたいなこんな町長が誕生したら職員も議会の我々も戸惑いますね。しかし、今後の社会状況等には私は必要なリーダーの姿の一つであると痛感をして、期待を込めて見届けて、そして参考にさせていただきたいなと、こう思っているわけでございます。東京の話はこのぐらいにさせていただきまして、質問に入らせていただきます。  質問事項1番、この質問は広陵町の創生のため、北の玄関、箸尾駅、南の玄関、香芝市の五位堂駅を大きな円で描くグランドデザインの位置づけとして質問させていただきたい。そして箸尾駅周辺を早く治療しなくては手おくれになるなと思っております。これを危惧して、箸尾駅周辺にカンフル注射をお願いしたい、打っていただきたいと、こういうことですね。また、本町唯一の軌道駅であり、北の玄関でもあるのですが、現状は猫がノコノコと歩き、ニャーニャーと鳴いている、いかにも寂れたまちに見えるわけでございます。これは箸尾駅でおりられた親戚の人だけでありません。ほかのお客さんもそのような声を言われておりますので、これではだめだなと、こう思っております。今現在、人の移動も社会状況の変化で車社会から公共交通、すなわち鉄道社会にシフトされつつあります。都会では特にそうです。本町の創生には、当然民間活力と共同で駅前周辺の開発は、私は不可欠であると思っております。これちょっとごめんなさい、「不可欠」という「欠」がちょっと八尾議員の御指摘があって、うっかりして間違っていまして、ちょっと字が間違っていまして、「決する」の「決」で、失うの「欠」ですねん、そういう意味でごめんなさい。これらは住民の声を集約した一部と私の提案を入れさせていただいておりますので、お聞きしていただきたいなと思います。まずは第一に道路の充実です。駅前に大型バスを乗り入れ可能にとの声もあるわけです。これは大変、非常に困難だなという難題であるわけです。やっぱり一般の人の声というのは、そういうものでございます。大きく要求されるわけです。そういうものです。しかし、なかなか道路の拡幅については到底足りませんが、しかし実現を一つやっていこうということであれば、やっぱり私は、近鉄にも当然協力、近鉄に乗車される人やから、言ったらお客さんですね、近鉄にとっても。そして前に、昔、町長ありましたやろ、近鉄の駐車場があったわけですよね、近鉄が提供していた駐車場。これはあかんと言われて、こっちでつくったわけです。そやから、これを協力していただきまして、拡幅のために水路も当然ですが、近鉄にお願いして、ほってますからね、あそこ。それをして、一つ拡幅をお願いしたい。  そしてほかにも敷地の提供は、もちろん民間の地権者にも協力をお願いしていただきたいと、こう思っているわけです。これはまず道路のことに関して。  そしてまた線路の北側、いわゆる浄化センターのまでのことですね、周遊道路のね。これも特区がこっちにあるわけです。これは住宅を建ててもいいですよという広陵町の市街化調整地域でもいいですよと。また、県にも協力をお願いして、それ以外でもこの商業施設の誘致、これについては県の許可も当然要るわけですから、調整地域であったとしても、そういう意味でも一つお願いしたいと思います。  そして案外、気がつかないんやけど、県との連携で浄化センターという、し尿を浄化している大きな立派な場所があるわけです。これ、私何回か、当然当たり前ですが、見学にも行っております。これをPRして見学を受けてくれています、県も。しかしこれは大いにPRをしていただきまして、その敷地のところに箸尾井堰というのがあるわけです。これも埋め立てしていますけれども、これもやっぱり県も当然協力していただかないといけない。やっぱりPRをしていただきたい。連携していこうということですね。ごみ処理場をお願いしたらあかんと言われたわけですけれども、違った意味で協力をしていただきたいなと、こう思うわけでございます。
     そしてもう一つ、非常に簡単だなと思いましたのは、駅前に私、かぐやちゃんの像を建てていただいたら、「ようこそ かぐや姫のまち 広陵町へ」これ、えらい金がかかるかどうか知りませんけれども、これ一つ建っただけでも私はパチンコ屋を呼んでくるよりは非常にいいのかなと、こう思うわけでございますので、これはシンボルになって、私はかぐやちゃんがえらい不細工なものであったら、これはいかんけれども、私の感想ではかわいらしい子やなと、こう思っておりますので、ひとつそれも余り金かからないように考えてやっていただきたいなと、こう思うわけでございます。一気に駅前が明るくなるんじゃないかなと、これは私だけの話じゃなしに、一般の人たちの声もあるわけですね。「青木さん、かぐやちゃん呼んできてよ」と、「私もてへんからあかん」と、こう言うてますねんけどね。いろいろ声があるわけです。スタンプラリーを行って、また貸自転車を設置して、そして利用していただいて、指定の場所に乗り置きのできるようにしていただいたらなという、これは観光に見えられた人の御意見にも入っている。利便性を高めることも大切であります。  そして西田原本線の沿線に自治体が共同で活性化のために昔、多分林田町長のときだったと思いますけれども、沿線の自治体の連絡協議会的なものがありまして、しかし解散をされているわけでございます。当時の町長の発案で設置されたわけです。しかし、今は解散してなくなっておりますが、また違った形で、先ほどちらっと国保の問題とかがあって、公共バスの問題も出ていました。そういうことを踏まえて、沿線の自治体の協議会的なものを連絡的にやっていただきたいなと、これ山村町長、リーダーシップをとってちょっとお願いしたいなと、こう思うわけでございます。沿線の首長も若くなられましたし、うちの山村町長はやっぱりその意味では重鎮という感じになるわけでして、ひとつこれ遠慮なしに大いにやっていただきたいなというわけでございます。  以上、住民の声の一部と私も提案も含んでいますが、民と公が互いに知恵を出し合って、住んでよかった、あなたも広陵町に住んでみてよと言えるまちづくりの取り組みを具体的にすべきと思いますがいかがでしょうか。  それでは、質問事項2番でございます。寺戸地区の県道高田斑鳩線東側沿いに県道への進入路の設置をと。これどこの場所かわかりにくいと思いますが、大西のガソリンスタンドがあって、それから大和高田市に向いて行けば、今、フジパックになっているけれども、昔はグンゼの配送センターがあった、あのところに西側にはあるわけですが、側道東側に進入路をつくっていただきたいと、これはもう寺戸の皆さんも当然ですが、我々の周辺もこれはもう当然10年ほど以上前からこのことについてはいろいろ言っているわけですけれども、いまだに実現には至っておらないわけです。この間ちょっと乾県議会議員と話すことがあって、そのときに、いやちょっとそれは具体的に、非常にそういうことをやりたいなというのをこのようになりますというようなことをちらっと聞いていまして、あんた建設委員長やからひとつ大いにやってやということも言っていたわけですので、そういう意味で、これお願いしたいのとともに、今現在、どのような現況、県との協議で、県道ですから、アプローチするところですから、これはどうなっているのかなと、これをひとつお聞かせいただきたいと思います。といいますのも、大型量販店の進出も計画されております。また、交通安全のため、これは当然なことですね。しかし本町の活性化促進につながると確信をしておりますので、早急に実現をお願いをしておきます。ひとつ御答弁のほどをよろしくお願いをいたします。  1回目の質問は終わります。よろしくお願いします。 ○議長(笹井由明君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) それでは、青木議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  1番目の箸尾駅周辺にカンフル注射をということで、御提案をいろいろいただきました。  議員御質問の箸尾駅周辺整備につきましては、第4次広陵町総合計画におきましても、まちの玄関としての箸尾駅周辺の環境整備が課題として挙げられております。  また現在、本計画の後期基本計画策定のため、懇話会において種々の検討がされている中でも「第5章 さらなる発展への基盤づくりの2 市街地の整備」におきまして、この箸尾駅周辺整備の達成度が低い原因について議論が行われております。  駅周辺の道路が狭隘であることによる通勤・通学時の車の走行と歩行者の安全確保という問題がある一方で、箸尾駅利用者の人数は年々減少しているという現状にもありますので、箸尾駅前に通じる道路の充実についての必要性を認識しております。都市計画道路であります箸尾駅前線の整備か、それとも既存道路の拡幅事業で進めるかを比較検討してまいります。  線路北側の開発につきましては、現在の駅北側特区は戸建て住宅の建設に限定されており、商業施設の誘致等は特区の活用とは別に考える必要があります。  かぐやちゃんの像を駅前にとの御提案は、かぐや姫のまちをPRする当町にとって楽しい御提案であると考えます。  また、箸尾駅前での貸自転車の提供につきましては、私は以前から箸尾駅周辺のみならず、町内周遊観光ルートをめぐるレンタサイクルを検討するよう指示いたしておりますので、実施に向けて取り組んでまいります。  大和鉄道開設100周年(平成30年)を迎えることから田原本町長から沿線自治体による記念イベント開催の提案をいただいており、これを機に沿線自治体連携による近鉄田原本線を利用したにぎわいのまちづくりにつなげたいと考えます。広陵町の魅力をどのように発信し、集客すべきか等について種々検討してまいりたいと存じます。  二つ目の寺戸地区の県道高田斑鳩線東側沿いに県道への進入路の設置をということで御質問でございます。  御質問にあります寺戸地区の集落東を通る県道大和高田斑鳩線の東側から大和高田方向への進入道路の要望につきましては、昨年度から大和高田土木事務所に対しまして設置要望をしております。  本事業は議員御質問の中にありますように、以前も話があったと聞いておりますが、取りつけ道路でもあり、新規事業として取り扱われるため、平成29年度実施に向けて要望していただいている状況であります。  先月には来年度実施に向けて、県として予算要望する旨の確認があり、進めていただくよう依頼しておりますので、いましばらくお待ちいただきますよう御理解をお願いを申し上げます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(笹井由明君) それでは、項目別に再質問願います。  14番、青木君! ○14番(青木義勝君) 御答弁ありがとうございます。町長、久しぶりにかみ合った答弁になっておりますね、ありがたいものですね。そこで、基本的にこの箸尾駅周辺と言ったら、そこだけの話かなと皆思うわけです。先ほども言わせていただいた五位堂駅、もちろん田原本も踏まえて大きな円を描いて、やっぱり町長もおっしゃいましたように、やっぱり広陵町の名所旧跡についても、いわゆる循環できるというような、やっぱりそういう形をとっていくべきだと、こう私はいつも思っているわけです。そこで箸尾駅周辺を活用していくということは、何も近鉄の金もうけの手助けをするわけじゃないわけで、近鉄を使って活用していこうと。それには向こうは企業ですから営利企業ですから、それに見合うやっぱり乗客をふやさないかんわけですね。これには、近鉄沿線のやっぱり開発なり、それも出るわけです。それが近鉄のもうけにもなるということになるわけです。それと同時に近鉄もやっぱり同じことですから、五位堂もそうですから。そこで広陵町という将来的にいろいろ考えてみても、また近鉄がそのことも踏まえて投資に見合うまちであるという認識は、私は持っていただいているように思います、この前交通協議会か何かあったときのちょっと近鉄さんも来ていただいたときにね。ということは、西田原本線を廃止することが近い将来考えていますのかと、ぶしつけに質問させていただきましたところ、社長じゃないですけれども、そのことは今計画はありませんと、こう言っていただいた。それで、以前八尾議員がこの無人化のことでちょっといろいろ心配しておられました。それで私もそれは当然でしたけれどもね。しかし、近鉄さんいわく、やはり経費節減、費用対効果、いわゆる営業係数は非常に厳しいところですということで、駅員を廃止したということもおっしゃっておりました。いわゆるこれに合わんからというわけ。ほんなら合うようにしたらどうやということにもなるわけですので、そのような形をもって全体的に、そしてまた先ほど濵野議員も質問されておりましたが、国保中央病院の4町、広陵町を入れて4町、いわゆる田原本駅への乗り入れ、大和高田市はそうですし。このような形をとって、やっぱりこれから1自治体が単独で、まして公共交通とか、まちの開発とか、これについてはなかなか効果的にならんわけです。先ほど来、公共交通の元気号に、空元気号とちゃうかという声もあるわけですね、これ。辛辣な声ですけれどもね。しかし、そういうことをやっぱり思わせてもいかんわけです、これ住民が言っているらしい、私は言ってませんよ。しかし、そういう意味で一つ的を射ているかもわからん。そういうことも踏まえて、それはいわゆる五位堂駅は駐輪場のあれもしていただくわけですから、相互協定でね。これはありがたいことです。そういう意味で、きっちりとそういう形をもって、グランドデザインをやっていただきたいなと、こう思っているわけでございますので。そして先ほどちょっと私も触れましたが、また田原本町の町長が昔、大鉄(やまてつ)と言いまして、大和鉄道、これで100年ですかね、今おっしゃいました。これもやっぱり沿線、いい距離やなと思うわけですね。いわゆるぽっと本線の中でそんなことはできませんけれども、支線で新王寺から西田原本といったらちょうどいい距離です。これを観光という形をとって、何かを近鉄も喜ぶ、そのようなことをやれば、一番適当な鉄道の距離があるんじゃないかと。それと同時にやはりその沿線の活性なりもして、いわゆる住宅開発もそうやし、商業施設もそうやし。やっぱりそれを何でえらい私言うのは、大和広陵高校があるわけですね。これがもしなくなっていたら、もう今現在でも、近鉄西田原本線はないように思います。大和広陵高校があるということも、これまたよそから皆来ていただいて、電車を利用していただいているわけです。  それと私らも選挙のときは、私は朝立ちはしませんけれども、夕立ちはしますねんで、夜ね。そのときにはやっぱりお客さん減っているなという感じはします。これは何でやねんということです。箸尾駅に利便性がないと。電車に乗ってくれはったらわかると思います。箸尾駅から乗って、西田原本駅に行って、京都へ行こうが甲子園の野球場に行こうが線路は続くわけですから、乗りかえはせないかんけど。王寺から関西本線に乗ればあっという間に大阪のど真ん中へも行けるわけです。皆そんなもので、結局広陵町の中から箸尾駅のアクセスが不足していると、こういうことです。そういうことで私は痛感していますので、そやからそういう意味では駅を活用しようと。駅はある意味で都会につながっていっているわけですから、また当然通勤も通学もそうです。そういう意味で、駅を活用していこうということが私は大事になるんじゃないかなということで、交通協議会においても私も言わせていただいた。いわゆる循環道路的な考えで、駅にバスを持ってきて、そこからどうしようかということも考えるべきじゃないかなということも踏まえてやっているわけですので、この箸尾駅前をどうカンフル注射を打って、もちろん民間の人の何も金ばっかり使えというインフラばっかりじゃなしに、もちろん民間の人のいわゆる民活、活力もいただくということも踏まえて、それにはやっぱりそれに合う受け皿が必要じゃないかなと、こう思うわけで、その受け皿が先ほども言いましたように道路の問題とかあると思いますので、私ばっかりしゃべるのはおかしいと思いますので、ちょっとその辺のことを多分ここは町長しか答えるのは難しいのかなと思うんやけど、ちょっとその辺の私が今まで言わせていただいたことについて、率直にどう考えておられるのか、答弁にもありましたけれども、ひとつよろしくお願いします。 ○議長(笹井由明君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) さきの答弁で申し上げたとおりでございますが、重ねてお答えを申し上げたいと思います。  箸尾駅は、北校区の住民の皆さんが特に中心として利用していただいている、本当に広陵町唯一の駅でもございます。この箸尾駅がまだ箸尾という名称が残っている、箸尾町に由来する箸尾という名前が残っている本当に歴史を刻むまちでもございますし、駅舎を建てるときにかぐや姫にちなんだデザインもあしらっていただいているということでございます。地域にとっては、本当に大切な駅でございますが、残念ながらバスも乗り入れできないというような状況になっておりまして、都市計画として手が入れられていないという、これがなぜ手が入れられていないのかというところがいろいろ分析しますと現状変更を望まない方が多いのではないかというところがやっぱり原因しているというふうに我々も聞いてございます。何回も駅前整備の計画を立てながら、地元に説明すると受け入れられなかったということでもございます。ただ、時代も変わってまいりましたので、この道路については、やはり萱野地域の住民懇談会でも話をさせていただきましたが、やはり駅前整備をしていただく、バスも乗り入れするという都市計画道路箸尾駅前線というのが都市計画道路として計画されておりますので、この事業化については何十年かかってもやるという気構えを見せないとできないというふうにも思いますので、道路整備についてはやはり進めていくべきというふうに思っております。  大和広陵高校は最寄り駅でもございますし、この駅は我々としてもなくならないとは思っておりますが、乗客が減るとやはり将来的に廃線ということは考えられないことはないと思いますので、乗客をふやすためにどうするのかというところはやはり総合的に考えていくべきだろうと思います。道路もそうですし、広陵元気号も今現在、駅連絡で乗り入れはさせていただいておりますが、大型が入れないという状況でもございますので、こういったところをしっかり駅前整備に力を入れていくということでいきたいと思います。ただ、莫大な費用がかかりますので、一気にいかないと、総合的に考えて、長期的に一歩一歩進めていくということを地域の皆さんにも御理解をいただく努力が行政には必要かと思いますので、今後とも総合計画の中でも表現をしてまいりますので、着実に進められるように議会の皆さん方にも応援をお願いしたいというふうに思います。 ○議長(笹井由明君) 14番、青木君! ○14番(青木義勝君) 先ほどちょっと触れられましたこの第4次広陵町総合計画の後期基本計画策定懇話会、私ちょっと傍聴を欠席しましたけれども、箸尾駅周辺のこの整備構造の手つかずということで、何かちらっと書いていましたからね。これについては、かなりいろんな意見は今現在は集約されていますか。 ○議長(笹井由明君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) お答えをさせていただきます。  先日の懇話会の中で各班に分かれて議論いただいた中で、箸尾駅の周辺の整備につきましては、町長も申しましたように、進んでいないと。前期の基本計画の中でも主要施策には上げておりましたけれども、達成度についても当然進んでいないというような評価が上がっております。そこで、その懇話会の中で出た意見といたしましては、実際にその地域の方々が本当にその駅前の開発というのをどういうふうに思っておられるのか、まずはそのことについて、例えば住民のニーズをやはり改めて聞く必要があるのではないかと。その中で交通拠点として箸尾駅をどういうふうに利用したいというふうに例えば思っておられるのか。それから生活道路をやはり充実させていただきたいということで、充実してほしいということで思っておられるのか。そういったニーズをまず聞くことで、今現在、やはりいろいろな社会情勢が変わっておりますので、まずはそういった御意見を聞いた中で進めていくべき方向が見えてくるのではないかというような意見をいただいております。 ○議長(笹井由明君) 14番、青木君! ○14番(青木義勝君) これ、私もう統制させてもらって20年からになって、こんなん今時分こんなことを言うて笑われるかなと思っています。おまえ何していたんだと。ということは町長も、これ歴代、北校区の方が続いていたわけや。遠慮してはってんな、みずからの我田引水はあかんなということで、多分そうかもわからへんなというので、私もちょっと遠慮していたんかな。私はしています。ただ、そういう意味では、もう何十年も、20年からも前の話から動いているわけで、そやからいわゆる近鉄自身も投資に値しないのかなと、思っているわけやね。そういうことも踏まえて、違いますよと、近鉄さん投資してもらってもいけますよと、あした、あさってじゃなしにね。そういうことも私は大事かなと、こう思うわけでございます。そこで田原本町長がいわゆる音頭をとってしていただくわけですけれども、そこで町長、この沿線をしっかりと田原本駅は終着、西田原本線のね、王寺駅は始発になるわけで。そういう意味でどっちも遠くなるけど、そういう意味でちょっとこれ、もちろんインフラについてはお金がかかるということは事実です。ほんで今、駐車場今ありますね、バーで優良の。また駐輪場もそうです。あれをお願いするのに、ちょうど私ら大変苦労して、駐輪場、近鉄さんに向こうはだめだと言われて、広陵町でつくらなあかん駐輪場になった。そんなときにお貸ししていただくのにも、屋根つけたらあかん、建物的なものはだめですとか、いろいろあって今はついています、いろいろ御協力いただいて。そしてまた駐車場をつくるのに、これまた大変でした。しかし何とか車で乗ってきていただく人を定期的に借りていただくというのもあって、何とかなったわけですね。この辺についても多少ちょっとは使っていただいているように私見てるわけですが。そういう意味で、先ほど町長もちょっと触れられましたが、社会情勢の変化もあり、また地権者の皆様のやっぱりいろんな考え方も変わってきていることも事実と思います。そういう状況で、今ちょっと部長も駅前周辺の住民の皆様の意見を聞くアンケートでもいい、また意見を聞くというのは、これは当然大事なことの一つです、当然です。しかし変化を好まないというお方も当然おられるのは当たり前のことです。自分の財産が減るか、別に商売でもしようと思っていないのに何でやということにもなる可能性もあるわけです。しかし、広陵町というまちをどうしていくのか、それにはどういう手段をどう使って、広陵町の持っている資産をどう活用するのか。その地権者とか、周辺の人が犠牲になってしてもらうというようなことは無理ですよ、今現在は。ということはもっと前向きにそういう形をとっていくということに、やっぱりやっていく。アンケートも当然必要です。しかし大事なことは、町はどんなまちづくりのために、ここはどう活用していくことは大変お願いしたいと。やるべきことには協力していただきたいというグランドデザインがありますねんということを示さないと民間、また地権者が、また周辺の人がこうしてくれ、ああしてくれということはないと思います。ということは、これはちょっと自分のいろんなことを思っていて、先人からの流れ。しかし、まちがそのようなまちづくりの発展、人口減をとめようとか、広陵町をもっと住みよいいいまちにしていこうというまちづくりのためには、地権者としてやっぱりちょっと協力してんやと、またすべきやったと思うと、そのようなことになっていただかなければもう何も動かないわけですね。高く買ってもらうかという形じゃないわけです。そういう意味で、町長、ここはやっぱりまちとしてせっかくあそこにある軌道駅周辺を、ましてやあいているわけです。開発するのに、家もむちゃくちゃ建っているところでやってくれといったら難しい。そやけど、あそこについては非常にあいているわけです。やり方一つでは、やっぱり非常に地権者の人も喜んで協力してくれる雰囲気も出てくると思います。その辺で、私は決意の問題だと。もちろんインフラでどっと金を使えという意味じゃないですよ。しかし必要な開発をする場合は、これは投資というのは私は当然あるわけですからね。そういう意味では、ひとつそのことについて、もっときっちりとまちづくりの根幹に位置づけをして、地域の人たちのまたそういう地権者を踏まえて、やっぱり巻き込んでいただいて、協力をしていただくという体制づくり、手段も使ってやっていただきたいなと思うわけです。その辺はちょっと政治的な考え方になると思いますけれども、ちょっと町長の今後のこれからの位置づけ、いわゆる広陵町のまちづくりの資産の活用として、それが広陵町の町民の皆様方の利益になるということになれば、私はただでくれじゃないねんから、そういう意味では私は大事だと思いますから、その辺はどなたでも結構ですけれども、ちょっと再度御答弁のほどをお願いしたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 駅の活用の目的というのは、乗降客をふやすための条件といいますのか、これは通勤に利用する場合、それから通学に利用する場合、観光で利用する場合、あるいは買い物等の行動で利用する場合ということが考えられると思います。今の箸尾駅の現状からしますと、地域の状況から見ると、やはり通勤・通学で一番多く利用されていると思います。観光でというところには、やはりなかなか観光資源というところに弱いところがありますので、この箸尾駅を使っていただいて、馬見丘陵公園、あるいは竹取公園、馬見丘陵古墳群、こういったあたりのルートをやはり組み入れた上で、観光ルートとして設定しないことにはできないだろうというふうにも思っております。  買い物については、箸尾駅前の商店街は、以前のにぎわいは全くないという状況でもございますので、こういったところをどう活用するのか、ものづくりにそういった空き店舗を活用できないかという声もございますので、この地域の活用についてもやはり考えていかなければならないと思います。総合的に考えた上で取り組まなければならないと思いますが、萱野の住民懇談会の中では、やはり箸尾駅を何とかしなければならないという意見が大半でございますので期待もしていただいていると思います。箸尾駅前線という都市計画道路の実現に向かって進んでほしいという声は潜在的に強いと思いますので、このあたりは地域の協力が得られるものと、しっかりした条件を提示をさせていただいて、広陵町のまちの活性化のためにプランを提示すれば協力いただけるというふうに思っておりますので、そのあたりのプランづくり、まだ全く手つかずの状態でございますが、これから進めていきたいというふうに思います。 ○議長(笹井由明君) 14番、青木君! ○14番(青木義勝君) 町長、これは当然町長としてやっぱり広陵町のまちづくりの一つの大きな財産の活用ということを踏まえ、もちろん線路の北側のことも踏まえて、やっぱり大きな器の中でやっていただきたいと思うし、また本当に、私これやりがいのある仕事になると思いますよ。トップとしても当然ですが。そういう意味ではやっぱりきっちりと御理解をいただくように、協力をいただくように、もちろん県もそうですし、民間もそうです。そういう意味では一つ、せっかくある資産を何とか活用していくのが町行政を扱っていく人の私は義務の一つであると、こう思っておりますので、ひとつ町長、ふんどしを締めて取りかかっていただきたいと思いますので、ひとつよろしくお願いをします。  それでは、議長、2番目の質問に移らせていただきます。  県道の話で、これは県の仕事ですけれども、これは本当に1回通ってくれはったらわかりますけれども、町長は寺戸の人だからよくわかっておられると思います。結局、大和高田向いて進入路を行こうと思ったら、今の現況の西側の側道から上がっていこうと思ったらなかなか度胸が要ります。向こうは坂、大西ガソリンスタンドのほうがちょっと坂になって来ているから見にくいわけです。命がけの仕事をせなあかんわけです。そんなところ無理に通らんでもええやないかというと、それまでです。そこでずっと昔の話から、町長も御存じのように、あそこに側道をというのはあったわけですね。寺戸のまちに入るときに、いわゆる県道のトンネルがあるわけですね。あれも初めからもっと広げておけばよかったんだけれども、いろんなことがあって大型車が進入したらぐあい悪いとか、もちろん寺戸の道も狭い、そんなことがあって、ちょっと妥協で狭くなったことは事実です。そういう意味で今はフジパックのほうで出していくと思います。そしてまた、カインズとかいう量販店が進出するところとか聞いておりますし、ましてちょっと大和高田向いて行けば、大和園がまた経営しておられるああいう施設もあるわけですので、そこからあと、ずっとあれ昔、それから大和高田向いて行ったら、高田川と県道との間に広い農地があるわけですね、畑がずらっと。そこの昔ひょっとしたら処理場をつくったらどうかなという話もあったこともあったわけです、ごみのですよ。そんな話もあったわけです。そういう意味では、あそこもやっぱり立派な沿線沿いの場所ですし、要は県道の活用ということも踏まえて、やっぱりそういうこともできるんじゃないかなとこう思うわけでございますので、これは県にお願いする一方の話ですので、そういうことでひとつ早急に実現できるような今ちょっと答弁もいただきました、県の御理解ある、御協力があるらしいでございますので、どうか広陵町としてもこれはありがたいことですので、ひとつ大いにそれについては、推進をするためにひとつやっていただきたい。そこで地権者が当然出てきます、いろいろ。やっぱり提供してもらわなあかんのですね。その地権者についても、これからいろいろ頭をひねらなあかんのかもわかりませんが、県が事業主ですので、それはそれとしてやっていただけると思いますので、広陵町も実現のために、まちとしてもまた我々地域の者としても精いっぱい実現のために生きたいと、こう思うので、ひとつ町長、ちょっとそのことについてもうちょっとお願いします。 ○議長(笹井由明君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 私も寺戸ですので、この問題、なかなか答えにくい点はあるんですが、やはり寺戸区民の願いというのは前々からこの側道についてはつけてほしいということをおっしゃっておられます。なぜ側道が片一方にしかないのかなと不思議に思うくらいですので、このときに先人がもう少し工夫しておいてもらえればということを言えば先人に怒られるわけですが、今となっては新たに設置をしていただきたいというお願いをするしかないわけでございますが、県のほうが何とか予算要望をする。県の予算の査定でどうなるかはわかりませんが、土木事務所は正式に予算を要求していくということでございます。いろんな力をお借りをして実現に向かって取り組んでまいりたいと思いますので、青木議員も地元でございますので、御協力よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(笹井由明君) 以上で、青木君の一般質問は終了いたしました。  お諮りします。  本日の会議はこれで延会としたいと思いますが、これに御異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 異議なしと認めます。  よって、本日はこれで延会とすることに決定しました。  なお、本日行われなかった一般質問につきましては、週明け12日月曜日、午前10時からの本会議において引き続き行います。  本日はこれにて延会をいたします。     (P.M. 5:57延会)...