広陵町議会 > 2016-06-10 >
平成28年第2回定例会(第2号 6月10日)

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  1. 広陵町議会 2016-06-10
    平成28年第2回定例会(第2号 6月10日)


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    平成28年第2回定例会(第2号 6月10日)           平成28年第2回広陵町議会定例会会議録(2日目)                平成28年6月10日              平成28年6月10日広陵町議会              第2回定例会会議録(2日目)  平成28年6月10日広陵町議会第2回定例会(2日目)は、広陵町議場に招集された。 1 出席議員は、14名で次のとおりである。    1番  濵 野 直 美          2番  吉 田 信 弘    3番  山 田 美津代          4番  吉 村 眞弓美    5番  山 村 美咲子          6番  坂 野 佳 宏    7番  吉 村 裕 之          8番  坂 口 友 良    9番  堀 川 季 延         10番  奥 本 隆 一(副議長)   11番  谷   禎 一         12番  笹 井 由 明(議長)   13番  八 尾 春 雄         14番  青 木 義 勝
    2 欠席議員は、なし 3 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は、次のとおりである。   町     長  山 村 吉 由     副  町  長  中 尾   寛   教  育  長  松 井 宏 之     企 画 部 長  奥 田 育 裕   総 務 部 長  吉 田 英 史     福 祉 部 長  増 田 克 也   生 活 部 長  奥 西   治     事 業 部 長  廣 橋 秀 郎   環 境 部 長  松 本   仁     新清掃施設建設準備室長                                 小 原   薫   上下水道部長   堀 榮 健 恭     教育委員会事務局長                                 池 端 徳 隆 4 本会議の書記は、次のとおりである。   議会事務局長   阪 本   勝   書     記  鎌 田 将 二     書     記  津 本 智 美 ○議長(笹井由明君) ただいまの出席議員は14名です。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。     (A.M.10:02開会) 日程番号      付 議 事 件  1 議案第34号 広陵町・香芝市共同中学校給食センター条例の制定について  2 議案第35号 広陵町廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正することにつ           いて  3 議案第36号 平成28年度広陵町一般会計補正予算(第1号)  4 議案第37号 真美ヶ丘第二小学校プール改築工事に係る請負契約の締結について  5 一般質問 ○議長(笹井由明君) それでは、議事に入りますが、質疑につきましては、申し合わせにより、所属する常任委員会の案件については行わないようよろしく御協力をお願いします。  それでは、日程1番、議案第34号、広陵町・香芝市共同中学校給食センター条例の制定についてを議題といたします。  本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。  10番、奥本君! ○10番(奥本隆一君) 私、総務文教委員ではございませんので、委員会では質問の機会がないので、この場でちょっと質問させていただきたいと思います。  条例の中で、第3条の委任事務については、広陵町・香芝市共同中学校給食センター協議会規約に定めるところによるとされているんですけれども、その規約の内容はどのようになっているのか、少々お伺いさせていただきたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 失礼をいたします。  御質問をいただきました広陵町・香芝市共同中学校給食センター協議会の規約でございます。この規約は、平成27年2月1日から施行をさせていただいているものでございまして、章立てで、まず第1章といたしましては、総則でございます。第2章といたしましては、協議会の組織、第3章といたしまして、協議会の会議、第4章、協議会の担任する事務の管理及び執行、第5章といたしまして、協議会の財務というところで、最終補則を定めてございますけれども、いわゆる協議会の目的というのは、中学校給食の効率化と共同でというところから始まりまして、いわゆる条例規則と、そういったものに相当するものという御理解をいただいたらと考えてございますけれども、いわゆる協議会において実施するその事務を管理、執行するための規約でございます。総じてそういう扱いになってございます。  以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 10番、奥本君! ○10番(奥本隆一君) ただいまの説明によりますと、給食の時間については別に定められているんですか。 ○議長(笹井由明君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 実際に給食を食べる、いわゆるセッティングをして食べるというそういうところの細かいところは、この規約にはございません。実際のところは、中学校のほうとこれからシミュレーションもしながら、初めはなれておらないので、若干配膳といいますか、そういうようなところに時間が要すると考えてございますけれども、じきになれるであろうと、議員前回にも御懸念をいただいておりますように、大体20分で給食が準備して、全て食べられるのかという問題がございます。これ中学校のほうと今協議といいますか、中学校のほうもこの学校給食が始まることにあわせまして、給食の時間を20分から30分とか、35分、それは当然後ろへ押していくわけでございますけれども、5限目等の時間等を始まる時間を調整して、そういう形でやっていくと。一応カリキュラムとしては想定で、今現状、お弁当であれば20分でとっている部分を20分でいけるとは、最終そういうふうになるとはいろんなところから情報としていただいておりますけれども、30分ないし、35というようなところで調整をしていただいているところでございますので、それで全ての子供さんが全部食べられるかという問題はあるんですけれども、そういったところで現在調整中でございます。  以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 5番、山村さん! ○5番(山村美咲子君) 同じく第3条なんですけれども、広陵町・香芝市共同中学校給食センター協議会ということで、規約の定めによって委任されるということで、今後具体的にやはりいろいろな懸案事項がございますが、もう全て協議会方式で進められる意向なのかどうかお聞きいたします。 ○議長(笹井由明君) 松井教育長! ○教育長(松井宏之君) この協議会に関しましては、委員が町長、市長、それから両教育長という形の部分ですので、大筋な部分、建設から大きな部分については協議会で最終決定するということでございますが、この実施の細かい運営については学校給食運営委員会という形で、また別の組織がございます。その中で、実際以前から問題になっているその運営をどういう形でやっていくのか、献立の部会、また物品の選定部会、アレルギー部会というような形の細かい部分は運営委員会のほうでやるということで、それぞれその下部に部会というものを組織して、さらに細かい部分での協議を進めて実施をしていくという形のものでございますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 5番、山村さん! ○5番(山村美咲子君) 具体的な給食の中身の運営とか、そういうのはそういう運営委員会でいいとは思うんですけれども、やはりいろいろな事故とか突然の突発的な誰が責任をとるのかとか、そういうもっと運営側というんじゃなくて、責任の所在とかも明確にしていかなければいけないのではないかと思うところもあるんですね。今のこの協議会方式ではなかなか私たち議員にとっては、不透明な部分がたくさんあります。言ったらたくさん時間がかかりますが、今後やはり私が思うには、一部事務組合という形でしっかりと協議しながら、香芝市と広陵町を明確にこういうこともはっきりと決めていくべきではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 松井教育長! ○教育長(松井宏之君) 今、山村議員さんのおっしゃられた一部事務組合の関係という今後の運営の部分がございます。それについては、この一般質問の中で青木議員さんのほうから出ておりますので、そのときにまた詳しく説明させていただくということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 13番、八尾君! ○13番(八尾春雄君) 給食の方式を自校にするのか、センターにするのかというのは長い間話し合いを続けておりましたが、一昨年の11月14日の議会の全員協議会で町長が突如として香芝市と共同でやりたいんだと、こんなことを言い出されたわけであります。私もじっくり要望しております。選挙のときとも異なる内容でございますし、また中学校給食運営委員会は最終的に答申をまとめることができないので、多数意見を申し上げたいというので、古寺の町営住宅北側の空き地を活用して、広陵中学校真美ヶ丘中学校の二つの中学校を対象にした共同センターということで言われておったわけでございますけれども、今回の条例ではそれとは全く異なるということになっております。けれども、中学校で給食を実施するというのは、大変大きな前進でございます。これらの経緯や限られた条件の中でも、保護者や子供たちに喜ばれる給食を実施をすべきだという観点で4点質問をいたします。  一つは食材の確保についてでございます。  地産地消を進めると、国の方針でもこうなっておりますけれども、4,000食という大量給食でございますので、仕入れをしようと思ったら広陵町の農家の生産者ではちょっと賄い切れないようなことになります。地産地消が進むのか、進まないのか、どのような手だてを講じておられるのか、お尋ねをいたします。  二つ目でございます。  温かいものは温かく、冷たいものは冷たい状態で提供するということが大事だと言われて、文部科学省の基準によれば、温かいものは65℃以上、冷たいものは10℃以下で提供すると、設備もかなり改善をされているので大丈夫だと、以前に教育長が答弁されておりますけれども、これは実際に実験などをやられて問題ないというふうに確認をして、きょうの議会に臨んでおられるか、いやいや今からですよということなのか、願望なのか、事実なのか、どちらかなのか説明をしてください。  三つ目でございます。  民間委託にするということでございまして、広陵町、香芝市とも直接雇用を持たないわけであります。しかし、そこで働く方は広陵町の町民の方、香芝市の市民の方が多いということは、地元の方を採用してくださいねというお願いをした経過もありますから、多くなるのではないかと、そういう意味で4点細かい内容でございますが、どこまで準備がなされているのか、町と確認をしたのかどうかということをお尋ねをしたいと思います。  常勤の雇用者が10名以上になりますと、それぞれの事業所で就業規則というものを定めまして、これは正規、パート、アルバイトの別の関係ございません。常勤の労働者ということでございます。この場合に、社長がこのような就業規則を定めまして、そのことについての意見を労働組合がある場合には、労働組合に、労働組合がない場合には、そこで働く従業員の2分の1以上の方の意見を代表した意見書を添付して、葛城労働基準監督署に届け出なければ、就業規則としては機能しないというのが労働法の根本でございます。準備がなされていることを確認しているのかどうか。  二つ目でございます。  産業医だとか、衛生管理者の配置が進んでおるのかどうか。誰がやられるのか。資格を持ておられる方があるのかどうか。  三つ目でございます。  人数にもよりますが、労働安全衛生委員会というものを設置いたしまして、事業主側の代表者とそこで雇用されている者の代表者が2分の1ずつ集まりまして、職場の安全管理、労災の発生防止、あるいは健康診断の問題について協議をすることが、これはもう労働法の根本でございます。そこで話し合われた内容については、3年間議事録を保管しておきなさいと、監督署が点検に入った場合には、それを見せなさいというのが決まりになっております。その段取りはできておるのかどうか。  四つ目でございます。  障がい者の雇用比率でございます。2%については、障がい者の雇用にしなさいというのが法定で定められております。会社の規模にもよりますから、この事業所がそれに該当するかどうかわかりませんけれども、何人の労働者が働かれるのか把握しておられると思いますので、その点をお尋ねいたします。  先日、広報「こうりょう」の募集の記事が載りまして、配膳員、1日4時間拘束、そのうち30分の休憩時間、つまり実際の労働時間は3.5時間でございます。1週間働いても17.5時間にしかなりませんで、この方々は雇用保険の資格を取得することはできないのではないかということをお尋ねをいたしましたところ、照会をいたしまして八尾議員の言われるとおりであるというふうに言われました。広報にも載った中身が、働こうと思って希望された方が思っていたのと違うやないかと、こんなことになりますと町の責任は問われるわけであります。基本的には委託をしているわけですから、受託をした会社で責任を負っていただく話でございまして、委託をする側の責任はないというのでは違いますかと以前に質問をしましたところ、松井教育長は、いや、違いますと。広陵町には責任がございますと、こういうふうに言っておられるわけだから、今の中身についてちゃんと担保されているのかどうか、明言をしていただく必要があります。  大きな4点目でございます。  アレルギーの対応でございます。  自校方式がよいのか、センター方式がよいのかという議論の中で、中学校給食運営委員会の中では、個別の学校で調理をするよりもセンターで一括管理をしてアレルギーの問題について、高度化を図るほうがよいのではないか、こういう要望を出された保護者がおいでになりました。あけてみてびっくりしましたが、5つの種類のアレルギー対応だけだと、こういう見込みだということがありましたが、これがこの中学校給食運営委員会の特に保護者の方々の要望に応えられておらないのではないかと、こんな感じがいたしますけれども、これはこのままですか。それとも改善をする予定ですか。その4点についてお尋ねします。 ○議長(笹井由明君) 答弁お願いします。  池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) たくさんお尋ねでございますので、順を追って回答といいますか、お答えをさせていただきます。  まず一番初め、食材の確保、地産地消というところでございますが、これは議員も御賢察のとおり、4,000食でございます。メニューにもよりますけれども、仮に芋だけでも何百キロと、砂糖でも何十キロと、こういう単位になります。地産地消に努めるということしか申し上げることはできませんけれども、冒頭はやはり広陵の日とか、香芝の日とか、広陵町はナスビが特産でございます。そういうメニューを使う。香芝市は今のところ協議をしておりますと、おみそらしいです。ということであわせたメニューで単純にそういうみそいため的なものとか、みそ汁とか、そういうふうなもので双方の食材を使うというところでいろいろと今、議論を内部で検討させていただいているところでございますが、春に使う場合については、業者さんと仮に交渉するにおいても、その収穫を目指して、そういう段取りをしてもらわなあきません。種もまいてもらわなあきません。そういう問題がございますけれども、食材につきましては極力奈良県産というようなところで、実際対応してまいりたいと。食材につきましては、いろいろと入札による方法とか、納入の方法とか、ただいまそういう部会を編成いたしまして、検討させていただいているところでございます。いろいろな御意見も頂戴しているところでございます。  それとその提供の方法、設備面でのところでございますが、温度的に60℃とか、15℃とか、そういうカテゴリーの中で対応するというところ、これは東洋食品に委託をさせていただいております。非常に大きな会社で、議員の全員の懇談会のときにも概要をお話をさせていただきました。そういうところのやっぱりノウハウというようなものに、それに期するというか、そういうところでしっかりと、お任せやから後はもう何もないということではなしに、しっかりと検証もさせていただくというところでございます。それをあえて今確認したかというところでございますが、最終給食の実施、テストをしてもらわなあきません。1,000食なら1,000食をつくってみて、どのくらいの時間がかかるのか、実際その段階で配送のシミュレーションもございますので、そういったところで再度、現場での実際の対応も踏まえて、確認もまたさせていただきたいと考えてございます。ちょっとお答えになっていない部分もあるかもわかりませんけれども、そういうところで、どうぞ御理解をいただきたいと思います。  それと雇用の問題でございます。これも全員懇談会のときにお話をさせていただきました。調理場に配置されるスタッフの人数、役割と人数というところで、今の段階での予定といいますか、そういう調理業務については、下処理班とか、そういう煮炊き班とか、そういう資格のある責任者がちゃんと入って対応するんだというところを御説明をさせていただいたかと思います。労基につきましては、これも今の答弁と重複するところがございますけれども、実際、東洋食品のほうは大きな会社でございますので、その辺のところをしっかりとした対応をなされているものと、そこまで全て労基の部分全て書類を確認したかというところにつきましては、そこまでは実施はいたしておりません。当然それがなされているという前提のもとでの受託契約といいますか、そういう契約でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。  衛生管理者等につきましても同様に考えてございます。障がい者の雇用率につきましては、まだ広陵町というか、この給食センターがまだ稼働しておりませんけれども、その辺のところ、障がい者の雇用比率につきましては、確認はしておりません。ただ、これも同じことを申しますけれども、しっかりとした全国的にもそのノウハウを要する企業でございますので、対応がなされているものと考えてございます。当然必要なところは町としてといいますか、この給食センターとしても申し入れをしていきたいなと、そういうふうに考えてございます。  それとアレルギーの問題でございます。  アレルギーにつきましては、一般質問でも山村議員のほうからも、その5品目で大丈夫かというようなところの御質問がございます。詳しくはそのときにまた答弁としてお答え差し上げますけれども、国のほうからいろんな指針が出てございます。今の段階で申し上げられるのは、もうぎょうさんのそういう項目ということではなしに、二者択一、食べるか食べないか、そういうところが究極の理想やというのは、一番の問題は当然でございますが、安全でございます。その安全のためには、そういう状況だというところ、それもまた御理解をいただきたいと思いますけれども、一般質問のところでまた答弁とさせていただきます。  もし漏れておれば、またお願いをいたします。以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 13番、八尾君! ○13番(八尾春雄君) たくさんの質問で恐縮でございましたけれども、答弁の中身は町としては確認をしていないというのがほとんどだということのように受けました。  奈良県産の食材をということで努力していただけるようでございますので、広陵町も含めて何らかの効率的で科学的な仕入れの仕組みをぜひつくってほしいと。たしか仕入れの委員会もつくってくださいと、こういう話もありましたので、これはこれで要望しておきます。  それから温度管理のこと、それから雇用の問題、障がい者雇用の問題、これらについては、確認をしていないが、それなりに大きな会社であるので大丈夫だろうなどと私にすれば随分いいかげんな答弁をされたものだなと思ってびっくりしましたけれども、事前にちゃんと責任があるんだと教育長は言っているんだから、ちゃんと全部確認してどうなっているんやということを聞いてもらわなあきませんやんか。そういうところ危ないですよ。広陵町の住民の方でせっかく町がやっている仕事で働き場所としていい場所ができたなと思って喜んで来はった人が行ってみたら話の中身が全然違っていると。就業規則を定めなかったら、これはブラック企業になりますよ、はっきり言いますけれども。これ告発されますよ、今の時代。これは就業規則というのは、会社全体で一つと違います。事業所単位でつくらんとあきません。だから大和高田の葛城労働基準監督署でないとだめですよと。この葛城労働基準監督署がもし何らかの労災事故だとか、いろんな事故があったら臨検といいまして、警察が調べるのと同じや。見せなさいと言ったら拒否できないという関係になるんですよ。だから心配しているんです。町は責任ありませんというのは言えませんと教育長が言ったんだから、そこまでの最低限の責任は果たしていただかんと困るわけです。ちゃんと果たしますということをもう1回言ってください。 ○議長(笹井由明君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 教育委員会といたしましてといいますか、この給食センターといたしまして、改めましてしっかりと確認をさせていただいて、対応をさせていただくというところで御答弁とさせていただきます。 ○議長(笹井由明君) ほかにありませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。  お諮りします。  本案を総務文教委員会に付託したいと思いますが、これに異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 異議なしと認めます。  よって、本案は総務文教委員会に付託することに決定しました。  次に、日程2番、議案第35号、広陵町廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正することについてを議題とします。
     本案について、質疑に入ります。  質疑ありませんか。  14番、青木君! ○14番(青木義勝君) ちょっと確認のためにお尋ねしたいと思います。  こういう件に関しましては、中学校給食が始まることでの廃棄物が、いわゆる残飯も含めて受けると、そういう関連でお尋ねしたいと思うんですけれども、この処理費用についても広陵町で処理しますけれども、清掃センターで。この処理費用についての負担はどういう割合、7対3でなっているのかもわかりませんが、そこを1点確認したいと思います。  そしてもう一つ、小学校においては、給食が既に当然あって、そこで生ごみ処理機が既に学校に置かれているわけです。中学校の場合は弁当でございましたので、それがなかったように私は記憶しております。よって、この給食が始まることによって、生ごみ処理機ということについて、中学校のほうに設置するのがあったか、なかったか、検討されたかということについても、これをきっちりと確認してお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(笹井由明君) 松本環境部長! ○環境部長(松本 仁君) それでは、御質問のほうにお答えをさせていただきます。  まず、処理費の負担割合でございますけれども、こちらのほうは香芝市と広陵町で協議会をつくってございまして、協議会から負担をいただくと。そこへの負担というのは、協議会で定めた当然食数による負担割合で、香芝市、広陵町がそれぞれ負担をすると。その協議会が受け取った負担割合による負担金の中から今回の条例改正に基づく費用を負担していただくと。クリーンセンターのほうから整備をさせていただくという予定になってございます。まず1点目は、そういう負担割合というか、処理費用の負担としては、協議会が負担されるということでございます。  それから生ごみ処理機の設置についてでございますけれども、こちらのほうは私のほうで所管しているわけではございませんけれども、当然クリーンセンターで処理をするということで進めてございますので、このごみについて大量であるということについて、非常に困難性が生じますので、どういう対処をするかというところで、協議会のほうにお尋ねをしましたところ、生ごみについては、ディスポーザーという粉砕処理機を設置されまして、ほとんど生ごみについての廃棄物は生じないという方針で進めておられるということで賜ってございます。  よって、大量の食物残渣とか、その辺についての廃棄物は余り出ないということで、私どものほうで確認をしてございます。  以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 14番、青木君! ○14番(青木義勝君) ということは、処理費用については、協議会が当然、協議会の中できっちり食数、7対3ということでの経緯の配分になると、これは間違いわけやね、そうやね。よって、今言う生ごみがほとんど出ないとか、廃棄物が少ないとか、どういう意図でなるのかわかりませんけど、現に今、現在小学校の給食でまた残飯とかいろいろあって、そこを結構処理されているわけですけれども、中学校になってきたら、その件に関しては、そんなに生ごみの排出とかはないというような判断をされていますのか。これほかの担当の人であれば、教育委員会であれば、それをちょっと答弁願いたい。 ○議長(笹井由明君) この件に関して答弁。  池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 給食センターには、ディスポーザーと申しまして、いわゆる残渣、残飯を処理するといいますか、大体重さにいたしますと水分と別に分離して、大体10分の1とか20分の1とかいうようなぐらいの重さというか、そういう質量になるらしいです。御家庭とかマンションでもそういう個々のものはあるというふうには聞いてございますけれども、給食センターに設置するものについては規模が違います。そういうところでごみの量がぐっと圧縮されるというか少なくなると。費用につきましては、環境部長が申しましたように、いわゆる協議会の負担となりますので、7対3と、香芝市と広陵町、今の段階で7対3という、持ち込みの費用につきましては、そういうふうになります。そういうことで各中学校には、そういう処理というようなものはございません。給食センターのほうで、そういう設備を備えるというところでございます。  以上でございます。 ○議長(笹井由明君) ほかに。  3番、山田さん! ○3番(山田美津代君) 私も生ごみ処理機のことでお尋ねしたいと思っていたんです。そうしますと、残飯は全部持って帰ってセンターのほうで処理すると、二つの中学校、香芝市のほうのも全部持ち帰って、そのディスポーザーで処理するということですね。私、前、王寺町とかのセンターを見せていただいたときには、その生ごみ処理機で堆肥をつくっておられて、そしてその堆肥を学校内の園芸とか、そういうのに使っておられるということで、循環されているという、そこでまたナスをつくられたり、いろんなものをつくって循環していっておられるということで、大変それはいいなというふうに思ったんですが、そのようなことは考えておられないんでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 循環型社会といいますか、そういうリサイクル的な要因、確かにそういうふうにしているところもございますが、この給食センターの場合、今の段階ではそういう考えはございません。それをしようと思いましたら、それを取り置きしておく場所等も必要になってまいりますし、おのおのそういう個別的な対応も必要になってまいります。将来的に絶対しないということではございませんけれども、今はそういう形、いわゆる安全運転といいますか、基本ベースでやらせていただきまして、またいろいろと検討を加えられるものについては、考えていきたいなと、かように考えてございます。  以上でございます。当面、今の予定はございません。 ○議長(笹井由明君) 3番、山田さん! ○3番(山田美津代君) そうしますと、堆肥にしなかったらどのように、これを処理されるんでしょうか。  それと、そういうふうに圧縮して処理をされるということは、ここに多量の一般廃棄物ということで書いていますね。どのくらいの廃棄物を予定をされておられて、どういうふうに処理するのか、具体的に教えていただけますか。 ○議長(笹井由明君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 流れでございますが、その設備、ディスポーザーというところでちょっとうまく表現できませんが、くだくだにして水分とそういうふうな部分を分離をして、それに対する浄化槽を備えております。その処理によりまして、最終下水といいますか、そういう放流を、流すという流れというふうに聞いてございます。  それと私どもも一番懸念しているところでございますが、実際にどのくらいの残渣といいますか、そういうものが出るのかと。当然おいしく喜んで食べていただくようにもちろん努力はするわけでございますけれども、何がしかのやっぱり好き嫌いもあろうかと思いますので、残ります。その辺のところ、どれだけの量が出るのかというのは私どもも一番懸念しておりまして、テストで1,000食をつくってみると。雇用の方の練習も含めてですけれども、そういったときに1,000食つくって食べていただいて、一番初めは全部ほかさないようなところもございますけれども、各学校とかで配送、シミュレーションをするときに、1,000食つくって配送すると。1,000食でどれぐらい残るかというところの4,000食というのでおのずとデータがとれるのかなと思いますけれども、全くその辺がちょっとまだ未知数でございます。そういったところも単純に人口とかで比較もできない部分がございますので、御理解をいただけたらと思います。  以上でございます。 ○議長(笹井由明君) ほかに質疑ありませんか。  7番、吉村君! ○7番(吉村裕之君) そうしたら生ごみにつきましては、多量のごみとしては出てこないということなんですけれども、そうすると給食調理業務で発生する多量の一般廃棄物とはどういったものが想定されるのかということと、そうなってきましたら事業系の一般廃棄物は10キロ150円ということなんですけれども、今回600円と設定されております。600円と設定された根拠がありましたらお教え願いたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 松本環境部長! ○環境部長(松本 仁君) ただいまの御質問にお答えをいたします。  多量の廃棄物につきましては、納品をされる食材の入ってございます段ボール及び食材を包んでおる容器プラスチック、容器皿等が中心になろうかなと。ですので、紙を中心とした段ボールとか包装紙、それからプラスチック類の容器プラ、それらを想定を多量として考えてございます。生ごみについては、出てきても数トンかなと、1日当たり数トン、生ごみにすれば多分水分を含めて、通常は300トン以上は出るんでしょうけれども、それをかなり減らせるというふうに考えてございまして、万が一ディスポーザーが停止をして処理できないということで受け付けても私どものほうでは大体450世帯分ぐらいのごみを受けるということでの想定をして処理ができるというふうに考えてございまして、協議会からの申し出について受け入れるというふうに考えてございます。  それからもう1点、600円の根拠でございますけれども、こちらのほうは、これまでクリーンセンターのほうで処理をしてまいりました諸費用でございます。主には現在の平成19年から営業してございます新しいセンターのほうでかかった処理費を初年度のほうは、それほど高くはなかったんですけれども当然機械が新しいので40円代で済んでおりましたけれども、現在60円以上かかってございます。それらの費用の平均的なところを検討いたしまして、この程度を処理として請求するのが正当かと、正しいかとの思いで設定をしてございます。  以上でございます。 ○議長(笹井由明君) よろしいですか。  11番、谷君! ○11番(谷 禎一君) 今回の生ごみの処理の関係ですけれども、そういう機械を据えつけて量を減らすというふうなことを考えられたというのはよくわかるんですけれども、この給食センターを建てるに当たっての視察の部分に関しては、そのリサイクル、要は堆肥に使ったり、そういうふうにしていくという施設を見て、そして我々この給食センターの建設に審議したわけですよね。それが堆肥に利用せずに、要はごみの量だけを減らすということで決定された、そちらのほうがいいんやというふうに決定された理由は何なのか。それと先ほど言われたように、今はこういうふうなことでやっておるけれども、最終的には循環社会の関係で、今後堆肥利用も考えていくかもわからんというふうなことを答弁なされておりましたが、設計の段階でその辺をどのような方法でやるということで、検討しておいていただかないと、実際に今度その処理の仕方を変えるに当たっても、先ほど言われたようにスペースがないとか、そんなことになってしまうのではないかと。実際にあの位置で建物を建てるに当たって、非常に敷地が建物に対していっぱいいっぱいというふうな状態とも見れるような位置関係の選定をしているわけですから、実際に今後堆肥関係に利用するような形をとらなくて、その形で選定されたという理由を教えていただけたらなというふうに思います。 ○議長(笹井由明君) 松井教育長! ○教育長(松井宏之君) 中学校給食センターの建設ということで、いろいろな視察とか、その辺の生ごみの処理については、検討というか、協議はさせていただきました。実際、4,000食ということで、その堆肥化といいますか、そうしたら食材の残った残処理の分がどのぐらいの量が出るかという問題で、かなり量的なものが問題になるということで、その辺はやはり見せていただいたところでは、ディスポーザーを使って粉砕して、それを処理するということで、その大量の食材の残った分を処理できるということでございましたので、その辺は有効的な処理ができるということで、このディスポーザーという形の選定をさせていただいたという経過がございます。堆肥化については、かなり小学校とかはやっていますけれども、やっぱりこの4,000食という部分、その部分のやっぱり量的なものというのが最大のやっぱり問題となるというところでございますので、この辺についてはやはり処理する部分でディスポーザーというのはやっぱり処理がしやすいということでの選定という形でさせていただいております。 ○議長(笹井由明君) 11番、谷君! ○11番(谷 禎一君) そうしたら機能的に4,000食であるから、そういう生ごみ処理の仕方というのはリサイクルできないというふうな機能的な問題であるのか、それともその建物自体、食育を考える施設としても利用していくわけです。中学生の皆様、それからあと広陵町の方にとって、そういう残飯、残食が残ったやつをこういうふうにして利用するんやというふうな循環社会の説明をするような施設にもなっているわけです。その中で今言う量を減らして、処理するんやというふうに考えられている部分をなぜそういうふうにされているのか、機能的に、機械的にそういうふうな大きなものがなければ仕方ない話なんですけれども、今の場合の説明によれば、4,000食の分について、どれぐらいの残食が出るかわからないと。ですから、これが適当やというふうに考えたというふうにおっしゃいますけれども、それであれば、要は調査不足、考え方が浅いと。設計の段階でその辺も検討していないんじゃないかというふうに思われますが、いかがですか。 ○議長(笹井由明君) 松井教育長! ○教育長(松井宏之君) ちょっと私の説明不足のところもございました。今言っている、そのディスポーザーに関しましては、視察とかに行ったときに、センターの中の1室にディスポーザーを置いて処理するということで、当然その食育、また見学に来られた場合については、その食材の処理するところということで見ていただくことができます。私も実際視察に行ったときには、処理する機械、また処理をしているということも確認させていただいています。小さな、それほど大きくない機械、設置場所も余り場所をとらないというような形のものでございます。その辺が最大の処理する上の決め手ということでございます。  堆肥化につきましては、実際のところ、4,000食以上の処理されているところで堆肥化されているという部分については、実際にはちょっと視察という形では、実際の目では見ていないのが現状でございます。当初から設計の段階からそういう大きいところでは、ディスポーザーをされているということで、それのほうが場所的なものとか、そういういろいろな観点からいいということで、その方向で進ませていただいたということでございます。 ○議長(笹井由明君) ほかに質疑ありませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。  お諮りします。  本案を厚生建設委員会に付託したいと思いますが、これに異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 異議なしと認めます。  よって、本案は厚生建設委員会に付託することに決定しました。  次に、日程3番、議案第36号、平成28年度広陵町一般会計補正予算(第1号)を議題とします。  本案について、質疑に入ります。  質疑ありませんか。  5番、山村さん! ○5番(山村美咲子君) この補正予算ですけれども、県のほうで子ども医療費が中学3年生まで引き上げていただいたことに対して、2分の1を町のほうに補助をいただくということなんですけれども、この基金繰入金というのとこれとはリンクしているものなのでしょうか。  それとやはり子ども医療費ですけれども、私たち公明党といたしましても、町長のほうに要望させていただきました。今現在、中学3年生まで町でしていただいておりますけれども、県のほうでこういう補助をしていただけるのなら、広陵町で高校3年生まで引き上げてはいかがでしょうかという、そういう要望書も出させていただきました。ですので、こういうことを子育て施策にもっともっと使っていっていただけるという、そういう考えはあるのでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 答弁。  吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 失礼します。  ただいまの財政調整基金からの繰入金についてでございますけれども、こちらにつきましては、歳入歳出のバランスをこちらでとっております。財源調整ということで御理解いただいたら結構かと思います。 ○議長(笹井由明君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 県から補助をいただけるということで、財源的に助かったということで、基金繰入金を減額をして、県の補助を充てさせていただいております。財源が浮いたから、子育て支援に充実していけばどうかという御提案でございます。過日も要望いただいて、担当課長に指示をいたしましたのは財源が浮いたということで、高校生まで広げた場合、どれだけの財源を必要とするのか。また県は、所得制限を加えておりますので、広陵町も今は所得制限なしで、全ての子供さんの医療を対象にいたしておりますが、県と同じ基準で所得制限を加えて、高校生まで広げた場合、どうなのかということをシミュレーションをしておりますが、まだ全てにわたって、経常収支比率が非常に高くなっているということもございますので、財源をどのように配分していくのかと、今後の課題として皆様方と相談をしていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井由明君) 13番、八尾君! ○13番(八尾春雄君) 今の町長の答弁で、所得制限なしでいきたいんだということが明らかにされましたが、もう1点、一部負担金が広陵町の場合、500円なんですが、県の制度では1,000円になっていたと思います。これは500円を改定して1,000円にするつもりなのか、それとも500円でいくつもりなのか、その点を質問します。 ○議長(笹井由明君) 奥西生活部長! ○生活部長(奥西 治君) ただいまのお尋ねでございますけれども、現行500円で実施させていただいておりますので、県のほうとしましては、1,000円というふうに示しておられますけれども、この内容については、市町村独自で引き下げることができるというふうになっておりますので、広陵町におきましては、現行どおり500円で運営をさせていただきたいと考えております。 ○議長(笹井由明君) ほかに質疑ありませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。  お諮りします。  本案を総務文教委員会に付託いたしたいと思いますが、これに異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 異議なしと認めます。  よって、本案は総務文教委員会に付託することに決定しました。  次に、日程4番、議案第37号、真美ヶ丘第二小学校プール改築工事に係る請負契約締結についてを議題とします。  本案について、質疑に入ります。  質疑ありませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。  お諮りします。  本案を総務文教委員会に付託したいと思いますが、これに異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 異議なしと認めます。  よって、本案は総務文教委員会に付託することに決定しました。  次に、日程5番、一般質問を行います。  一般質問の要領につきましては、さきの議会運営委員会において決定されました一問一答方式により行います。  まず、1回目の質問については、壇上より質問通告書内容により一括質問を行っていただきます。2回目以降の質問につきましては、自席にて一問一答を行っていただきます。  なお、質問発言に回数の制限はありませんが、次の質問に移った場合は、前の事項に戻ることはできません。また、各議員の質問及び答弁を含めた時間は1時間以内であります。さらに理事者側からの反問につきましては、議長の許可を得て行っていただきます。この場合の反問時間及び答弁時間は決められた1時間の制限に含みません。  議事進行の都合上、質問の要旨は簡単に、また答弁は的確にお願いをいたします。  それでは、質問の通告書に従って発言をしていただきます。  8番、坂口君の発言を許します。  8番、坂口君! ○8番(坂口友良君) それでは、議長の許可をいただきましたので、一般質問を行います。
     先ほど選挙がありまして、町内全域をちょっと回ったところでございます。別に戸別訪問じゃないですよ、私の場合はケアマネジャーですから、お年寄りを訪問すると、このようなことでございます。言葉には気をつけて発言せなあきませんから。町内を回りました。いろんな意見を頂戴してきました。  質問事項1番、町財政運営は質素倹約、質実剛健体制が必要だが考えを問う、このようなことでございます。  過日、3万5,000人目の赤ちゃんが生まれたと広報に大きく出ておりました。最近にはない、広陵町は人口がじわじわとふえております。非常に喜ばしいことですね。人口をふやそうということで、家も建つようなところをふやしたと、このような成果が出てきたのかなと思っております。喜ばしい話であります。  しかし、ここ3年ほどの年齢別の人口、これを見ても増加数の、当然じわじわ数百人ふえているんですよ。しかし、増加数の大半は60歳以上の人やと。これはデータをとったらわかります。最初の町の目的は、大体生産年齢といって二十五、六歳から六十歳前、要するに所得の高い人が来てもらったら、右肩上がりに町民税が入ってくる。これはかつては、真美ヶ丘ニュータウンがそうであったんですよ。私らが入ったときは、要するに所得が高い人ばっかりですから、町民税が右肩上がりにふえてきた。このような期待も持っておりますが、実態は資料を見てもらったらわかります。60歳以上の人がふえて、広陵町の総人口がふえていると、これは人口構成でどう考えたらいいのかなと、非常に難しい運営形態になってきております。だけど、総人口がふえているということは確かでございます。しかし、このような状態を見ても町財政運営、ますます引き締めて運営していかないといけないと思います。  それでまた、一番いいデータは、課税標準額別の人口、この辺のちょっと動きを見ます。これは非常に大切ですね。当然1,000万円以上、これは大企業の管理職、社長さんとか、これはなかなかふえない、年に3人ぐらい。ほんまはもっとふえてほしいんですよ。何百人とふえたら、そのうち半分ぐらいは1,000万円以上の人だったら、これはすごいんですけれども、年間3人ぐらいしかふえていない。これはほぼ横ばいという程度ですね。じゃあ、主力の400万円以上1,000万円未満、要するにサラリーマン層です。ただし、400万円以上だったら大企業のサラリーマン層になりますから、その辺は減ってきている、総体的に減って、ふえていることはふえているんですよ。ちょっとデータを見たら平成25年から27年度、この間に町民税の個人で払ってくれている人は436人ふえているんです。ふえているのはいいんですよ。だけど今言っている400万円から1,000万円、このクラスは大体どのぐらいふえているのかと調べたら、たった21人。町の作戦では、家を建ててきて、このクラスがぶわっと何百人ふえるということだったら、これは確実にふえます、税収が。だけどデータ的に見ると、400万円から1,000万円までは大体中堅サラリーマンですね。この辺の人が入ってきているはずなんです、家建てたらローンを払わなあきませんからね。すごい収入なかったらローンは払えないですよ、何千万円と。ところがデータを見るとたった21人。ということはどういうことやというと、400万円以下の人がごっつい何百人もふえていると。というのは、私らみたいな定年したりとか、高い収入から転落しているんですよ、それ以下になっちゃうからね。だから400万円から1,000万円までは減っているんじゃなくて、総体的に減ってきていますなと、こういうふうなデータが読めますと。  ほんでもう一つ、これで法人税でもふえたらいいんですけれどもなかなか広陵町の場合は、本社を持っていないですからね、広陵町内に。東京が何でごっつなるというのは、本社を東京に皆持っているんですよ。ほんならそこで払うんですわ、法人税をがばっと。こんなところやったらせいぜい固定資産税ぐらいは入るかもしれませんが、なかなか弱いところがございます、広陵町は。だから法人税も大きく伸びる。この辺が伸びない限り町民税はだんだん減ってくるん違うかなというふうな心配が予想されます。町長の見通しはどうでしょうか。町財政運営、この考えを聞いて、認識を一致させておきたい。この認識は、要するにこれから大変の中、厳しい運営をしていかなあかんよという認識と、これ大丈夫やでと、この差は物すごく大きいんです。どうしても議員とか、職員というのは、人の金で運営する、使うんですよ、言いたくないですけれども、自分の金を使うんやったら物すごく幾らとかなるんやけど。ちゃうねん、税金は自分の腹は痛まへんわと、こうなっちゃうと、それはじゃじゃ漏れと、こういうふうになってきますのでね。それはあくまでも私は数字上を言っているんですけれども、地方財政各論とこう言うんですけれども、それ以上かかると非常に心配やというふうな数字をちょっと取り上げてみました。認識を一致させておきたいです。ちょっと考えをお聞かせください。  2番目、町民税は町民のためのサービスに使うべきだが、考えを問う。  これも私、非常によく言われました。町民税を払っている人は大変。というのは、今、4人に1人は年金なんですよ、広陵町でも。年金から天引きされるんですわ、町民税というのは、御存じのように地方税が引かれるんですよ、年金から。介護保険も引かれるんですよ。それでぱっと見たら年金の手取りが減っているがなと言ったら介護保険料も引かれて、地方税ですね、これピャッと引かれるから何やごっつい減っているなと、こういうふうなことです。ただでさえ少ない年金と言う人もいるんですけれども、私らの年代はまだましなんですけれどもね。その年金が固定して入ってこないかなと、そこからも税金がとられちゃう、介護保険料がとられちゃう。こういうふうなことですね。無駄に使っていないか。町民税は大変な思いで払っていると。無駄に使っていないか、議員さんちゃんとしっかりチェックしてくださいとよく言われます。いや、私、給料もらってますと言うてるんですよ、30万円から29万円に1万円減りましたと、そんなもんあかんと、この間怒られているんですが、しっかりとチェックしてほしいと、このような声ももらっております。これは非常に多かったんです。  それで私ちょっと聞きたいんですけれども、きょうも傍聴の方、町民税を払っている方は町民税を払うから職員が町民にサービスをして、ちゃんと返してくれと、一体払った町民税は何に使っているんやと。払った町民税はちゃんと町民の人にサービスとして返してくれたらいいよと、こういうことなんですけれどもね。しっかりそうやって議員さんはチェックしているんですかと、こういう話ですね。ということで、私ちょっと町立図書館、定年後によく使うんですよ。いっぱい私らぐらいの年齢の人がおります。最近の町立図書館が結構おもしろいのは、図書館に行くでしょ、ほんなら一角に字の大きな本って置いてあるねん。知ってますか、昔はなかったんですよ。図書館も、もうこんな普通の本は見られないんですよ、要するに年寄りばっかりが行っているから。ごっついこうなりまして、字の大きな本がいっぱいあるんです。だから、利用者も内容がだんだん変わってきたなということで。それとともに貸出冊数が減っています。当たり前です。できたときは、ごっつい気合い入っているんです、私らの主力のときですからね、ぼんぼんお金が入るときにつくったんですから。だけど、だんだん本を読むというのが大変な時代になってきました、正直言うと。それは減ってくるなというのは、これはわかります。そういうことはちょっと置いておいて、定年後はよく利用する。非常に有意義な施設でございます。私ら年寄りがたまるにはごっついいいんやけどね。今の町立図書館に正規職員3人、支援スタッフ11人、合計14人、こういうスタッフ、14人でやっているんです。年間48万6,291冊、これだけ貸しているんです。貸し出しをやっているんです。48万6,291冊、ごっついですよ。これを具体的な仕事の内容でいったら、これだけ貸すでしょう。貸すということは返ってくるんですよ。これ年間三百何十日稼働で、1日千何ぼ返ってくるんです、年間48万何ぼ貸すということはね。貸すということは、それだけ返ってくるんです、年間。1日で割ると三百数十日稼働していますから、310日ほどです、年間。それを310日で割ったら、ちょうど1日千何百冊返ってくるということなんです。返ってきたのはどうするんやというと、こんな手押し車に乗せて、皆また返さなあかんねん、棚に、知っているように。あるいは書庫に返すとかね。バーコードにほんまにちゃんと返ってきたのかやりますからね。図書カードを皆持っていますので、それでわかるねん、誰に貸したとか、返っているとかね。そういう作業、これは大変なんですよ。千何百冊の本ね、一遍持ってみなさい、持てませんで、台車でいかんと。5冊、10冊ちゃうねん。毎日やそれも。毎日返ってきたら、毎日またもう一遍そこに入れなあかんと、こういう物すごい作業が出てくるんですね、図書館の作業というのはね。ほんで、うちの町立図書館としては、全国の有数の貸出冊数なんですね。これ何で貸出冊数、後から理由を言います。大規模貸し出しの図書館でございます。立派な図書館です。いかに広陵町民の学習熱が高いのかなと、こういうことを思います。四十何万冊といったら、広陵町は3万人なんですよ、1人でそんなに借りてますか。3万人で四十何万冊を割ってみて、1人何冊借りる、百何冊も借りれますか、皆さん方。毎年やでこれ、1年で借りてないと思います、1人百何冊も。そんなん百何冊借りたら重たくて持てませんわ、それ。毎日、私ら図書館行くのは大変ですよ、そんなん。そのようなことで、内容を調べるとこのうちの22万1,297冊、これは町外の人に貸しているんですよ。町民に貸しているのは半分、町外に貸しているのが半分、このような状態でございます。町外の人への貸し出しサービス、町の職員が一生懸命貸しているんですけどね、返ってきたらまたやると、こういうことなんですね。図書館は仕事が忙しいといって、人手不足と、こういうようなことで職員をふやしてくれと、こういう要望がございます。こんなことで支援スタッフ、職員も支援スタッフも計14名、出先機関として配置していると、こういうことであります。だけどその内容の半分は、町外の人のサービスをしていると。私から言うと、いつまでそんなことをやるんかと、こういう話なんですね。ちょっと一遍考えを聞いてみようかなと、こういうことでございます。今、非常に広陵町は財政が厳しいねん。財政が厳しい折、町民の理解を得るのはどうかなと思うんですけれどもね。町民の方に言うと、おれは町民税を払っていると、ちゃんとサービスを返せと、こういうことなんですよ。だけど町民税を払って、町外の人にそんなサービスするんやったら1冊100円ぐらいちょっと協力金をもらってもいいんじゃないかなと。いや、別にもらわんでいいと、広陵町はお金にゆとりあるんやったら別にいいと思いますけれどもね。さらにその辺をちょっと、協力金をもらう、もらわないを別個としても、その辺ちょっと何か考えなあかんのじゃないのと。協力金をもらうなどの何かの手段も必要と思います。  貸出冊数、何でこんなになったかは、貸出冊数の競争があったんです。一番最初に図書館をつくったときに、貸出冊数、町内だけだと当然そんなん何十万冊貸せませんからね、町外の人も同じく無料で皆貸しているんですけれどもね。だけど、よく図書館ランキングって出るんですよ、広陵町はすごいなと。ためている本もすごいんですよ。そろそろこれはやめるときに来たんじゃないかなと。別に町民のサービスをやめと言っているんじゃないですけれども、そろそろこの辺も考えたいんやけど。町職員は町内サービスに専念して、14人のうち半分の7人ぐらいをちょっと本庁に帰して、これから福祉とか何や地元の集会所のデイサービスせえと、そんなことを言うと、ほんまにできるかなという心配になっているので、ちょっと本庁に半分ぐらい人数を帰して、そっちもこれから忙しくなるねん、高齢者も障がい者も。そっちへ突っ込んでいったほうがええんちゃうかなと私はそう思うんですけれどもね。私は年とったらやっぱり本もだんだん読めないようになってきます。それは確かです。この辺もそろそろ考えて、そこにいてる職員は町内サービスに専念させたい。だけど、議員はこの仕事せえ、あれせえと言えない。任命権者は町長なんです。任命権者しか指揮命令権がありません。そこでちょっと町長に任命権者の考えを聞きたいということです。現在、あそこには3人とスタッフ11人、計14人配置している出先機関ですから、この辺のちょっと考えを聞かせて、先ほどのちょっと町財政の運営と、それで町民に信託されたお金をどのように使っていったらいいのかということをあわせて聞かせていただきます。念のため、地方自治法というのがございます。これには、地方自治は自分らでやったらよろしいと書いてあるんです。ほんで税金も集めろとなっているんです。その税金はそこに住んでいる人のために、監査委員をやっていたらわかると思いますよ。監査委員をやって、ちゃんと町民のために使っているのかと、こういうようなことになっています。いや、広陵町は町外の人にサービスを提供してもいいんやというんやったら、この中の施行令規則の何ぼになるんやと、ちょっと一遍教えてくれということで、私これを見ております。別段違法性はないと思いますよ、町外の人にサービスをやってもね。だけどそういうことを合理的に説明する利用はあるのかと、一般町民に対してですよ。あなたは何ぼ町民税を払っていると。それで町外の人にサービスをしますという、どこで約束されたかわかりませんけれども、ただ、地方自治法上見る限り決算もできるし、予算制度ですから、予算主義ですからね、地方自治体というのは独立国家なんですよ。別段問題はないとは思うんですけれども、果たしてそれで町民の税金を払ってくださっている方に対して説明はどうかなという心配がございますので、ちょっと聞いてみます。  3番目、中学校の学力調査で、ちょっと理科が弱点ですね。理科教育向上策を問いますと、こういうことです。  学力調査をやっています。この間もらいました、国語、数学、これは全国トップと見劣りしませんよ、大したもんですね。ところが理科は5ポイント差、ちょっと悪い。何でかな、こういうことなんですね。本町の優秀な教育行政にしては何ともちょっと残念な結果でございます。この弱点面もちょっと調査してトップに引き上げるのが本町教育長の使命でございますと、こういうことを言いました。時間をかけて小学校時代から積み上げてチャレンジしてほしいので、対策を問うということになって、念のために、私、ことしは教育大の研究生になりましてね、だからといって、これちょっといろいろ、小学校学習指導要領とか、中学校学習指導要領と、こんなんあるんですよ、理科編というのがあるんです。ほんで念のために、じゃあ中学校は理科の時間数が少ないのかという、こういう心配がありますね。いや、数学に比べて少ないからやっぱり理科が悪いのかなと、そういうような心配もあるんです。だけど、中学3年生、例えば国語が年間105時間、1時間は50分授業なんですよ。年間105時間、理科は年間140時間、だから我が自分のところの国の国語よりようけやっているんです、140時間。それで数学も140時間。だから私は数学の得意な者は理科も得意というのは、これは合ってくるんです。それで外国語も140時間。日本の国はやはり義務教育は、技術立国を目指すといって、数学、理科、それで外国語、グローバルに活動しなさいと、こういうことですね。これは義務教育でも時間割りの配分が出ております。これ、国によって違うんですよ。国によって、ここに力を入れようと、そこへ長い義務教育を持ってくるんですけどね、日本の場合はそうなっています。ほんで、ただ理科教育のね、じゃあ実際理科をやりなさいと言った場合は、学校の中での勉強もございますが、結構、理科を聞いていると外の観察とか、ここにも書いてあるんですわ。何で理科が弱いのか。中学校は公開講座、実習を試みている大学や研究機関、こういう高等学校は企業などと連携協力しながら、学習活動をさらに充実していくことも考えられるとか、小学校も書いてますねん。小学校は博物館や科学学習センターなどと連携と、協力を図りながらと。それらを積極的に活用するよう配慮することと書いてあるんですよ、学習指導要領に。ところが奈良県内に理工学部がある大学というのがない。理学部はあるんですよ、奈良女子大というところがあるんですけれどもね。理工学系のところはないという、この辺からもタイアップしようにもちょっとないなと、こういうところに出ているから理科系が弱いというのはわかりますね。大阪市には科学博物館とか、皆さん方見ますよね、プラネタリウムとかね。やはり大都会へ行くとそういうのが、近くにあるでしょ、いろんな実験ができるようなところとかね。その辺でやっぱり奈良県はちょっと弱いのかなというようなことで、やっぱり広陵町も5点以上も差があいているのかなという、ちょっと心配がございますので、この辺も教育長どうでしょうか、チャレンジしてほしいということにしましたので、対策を問いたいと思います。 ○議長(笹井由明君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) それでは、坂口議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  私は1番目だけをお答え申し上げます。  1番目の町財政運営は質素倹約、質実剛健体制が必要ではないかという御質問でございます。  全国的に人口減少などによる地域衰退が問題となっている中、広陵町は現在も人口がふえ続けている数少ない自治体であります。しかし、14歳までの年少人口と15歳から64歳までの生産年齢人口は、既に減少に転じており、近い将来、国全体と同様に減少局面を迎えると予想しています。そのような状況において、平成27年度に策定いたしました「広陵町まち・ひと・しごと創生総合戦略」をもとに、子育て支援の充実はもとより、魅力ある地域づくりによる人口流入と定着化を図るための施策を展開し、2060年に人口3万人を維持することを目指しております。  行政需要は年々増加を続けており、本町の財政状況は一層厳しくなることが予想され、また坂口議員御指摘のとおり、人口減少と定年退職者の増加とともに、町民税の減少も重要な課題であります。  平成28年度の予算編成に当たりましては、経常収支比率が高く、財政の硬直化が進んでいることから、経常経費に10%削減を目標に進めてまいりました。  今後も財政健全化の取り組みが必要であり、昨年度策定いたしました公共施設等総合管理計画によるファシリティマネジメントを推進し、適正な施設整備を図り、企業誘致等による税収確保に努めるとともに、全ての経費につきまして、執行段階における事務事業評価を行い、効率的な行財政運営に努めてまいりたいと考えます。  私からは以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 次に、質問事項2及び3。  松井教育長!  答弁お願いします。 ○教育長(松井宏之君) 坂口議員の質問事項2、町民税は町民のためのサービスに使うべきだが、考えを問うに対しまして、答弁をさせていただきます。  答弁としまして、図書館は、平成9年に開館し、御認識のとおり、連日多数の方に御利用いただいております。  平成28年3月現在、27万6,212冊の蔵書がございます。お尋ねの貸し出し資格についてでございますが、開館当初から町内にお住まいの方だけではなく、在勤、在学の方及び県内にお住まいの方にも貸し出しさせていただいております。  議員御指摘のとおり、町立図書館でございますので、町民の皆様には、次の4項目を優先に貸し出しさせていただいている状況です。  まず一つ目に、リクエスト図書の受付、次に、新刊図書の町内在住者への優先貸し出し、続いてインターネットによる図書の予約、最後に予約多数の図書の町内在住者への優先貸し出しであります。  次に運営面ですが、平成28年4月現在、正職員3名、支援スタッフ11名(そのうち図書館支援スタッフ7名、学校支援スタッフ4名)、土曜日、日曜日、祝日も開館しておりますので、ローテーションで勤務をしております。  続いて、統計ですが、平成28年3月末現在で、貸出冊数は年間48万9,631冊で、そのうち町内は26万1,424冊でございます。図書館を利用される方は、自分のお住まいの自治体の図書館だけを利用されているわけではなく、近隣の市町村の図書館も複数で利用されておられるのが実情でございます。  最後に町外の貸し出し者に対する協力金の件でございますが、図書館法第17条で、公共図書館は入館料、その他図書館資料の利用に対するいかなる対価をも徴収してはならないと規定されています。  貸出冊数の全国順位につきましては、本町の図書館の効率的な運用を図るバロメーターであると認識しております。  今、地方創生総合戦略として加速化交付金を活用した映画づくりが葛城広域行政組合で始まります。題名は、まだ仮ではありますが「天使のいる図書館」で、広陵町の図書館が利用されることになっています。広陵町を代表する教育、文化施設で、他市町村から評価が高く、町の魅力向上の一つの要素であり、隣接する竹取公園、連なる馬見丘陵公園とともに、広陵町の広報、宣伝に大きな役割を果たしていると考えています。  何とぞ御理解賜りますようお願い申し上げます。  続きまして、坂口議員の質問事項3番、中学の学力調査で理科教育の向上策を問うに対しましては、答弁としまして、平成27年度に実施されました全国学力・学習状況調査におきまして、中学校では広陵町の平均が国語、数学、理科、それぞれ全国平均を3ポイントから7ポイント上回っております。全体的には、国語B(活用の問題)と数学B(活用の問題)、理科が低いところであり、その対応については、学校側とも十分協議しながら進めてまいります。  特に理科におきましては、御指摘のとおり、全国トップの県の平均正答率61.3ポイントに比べますと、本町の平均は56.0ポイントと5ポイント低くなっております。  しかしながら、全国平均と比べますと3ポイント上回っていることから、本町中学校の理科の取り組みは十分とは言えないまでも、全国や奈良県全体よりも指導がなされているものと考えられます。ただ、調査の対象が3年生であり、また、学年により多少のレベルの格差も存在します。  今後は、やはり理科に興味を持たせることも大切であり、特別講師を招くなど子供たちの関心を引きつける取り組みも考えてまいりたいと思います。  また、本町の小中学校の児童・生徒の各教科の学力向上については、永遠のテーマとするところであり、教職員の資質の向上や良好な環境づくりに努めるとともに、小学校低学年を対象として、学力及び道徳の基礎の向上に努めてまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(笹井由明君) これよりは、項目ごとに再質問を自席にてしていただきます。  8番、坂口君! ○8番(坂口友良君) 1番の質問、これについては、町長も今おっしゃられたとおり、だんだん生産年齢、これ実質的に減っている、このようなことで、高齢者がふえている、こういうことなんですね。非常に大変な時代であるということで、経常経費を削減していきたいと、このようなことを伺いました。  経常経費のこの中身の大半は法的に決められている事業とか、あとは人件費なんですよ。人件費の塊ですからね、運営というのは。だから私、後から図書館で聞くんですけれども、経常経費を減らそうということで。だけど法的に決められたするべき、せなあかん事業というのは決まっております。それも大変とられちゃうと。残りは人件費やと、じゃあ人件費をカットするんかとなるんやけど、これはしんどいと。一般職員カットはなかなかですわ。だから後の質問につなげるんですけれども、効率よく町民のサービスに突っ込んでいかなあかんと、こういう方向なんですよ。それを今、ちょっとお聞きしたところでございます。  認識は、町長の認識も私の認識も一緒と伺いました。この回答も一緒と思います。これから厳しい時代になってくるかなと、このようなことの認識を統一したらいいかと思います。それでちょっと再質問でございます。  広陵町はなかなか公共施設をたくさん持っているんです。先ほどの図書館だって、ちょっとエアコンの調子が悪いと。システムを変えて、ことし六千何百万円のお金を突っ込んで修理して、全部で一億千何百万円か修理がかかると、このような現状なんですね。ですから、非常に多くのお金がかかる公共施設、こういうのも持っているということでございます。  あとこの公共施設の管理運営もいつまでもこんなん広陵町の職員でやっていたらどうかなという考えもあるんですけれども、よそでは県にしろ、何にしろ全部委託管理とか、こういうような形で進んでおります。うちの広陵町で大きな施設は福祉センター、もう一つ清掃センター、もう一つは図書館、こういう大きなのを三つ持っているんですよ、お金を非常に食うところの施設なんですが、この辺の運営に関して今言っている経常経費を減らそうということでございますので、公共の施設、こんなんファシリティマネジメント、こんなことも出てきましたね、こういうことも聞いております。ここでこの施設整備関係の費用の今後の削減のアイデアとか何かあったら、さらにちょっと聞かせていただきたい。県の施設の出先機関は全部、もう今は事業所にお願いしてやっています。県職員も直接しないということになっているんですが、この辺の施設関係の今後の10%削減を目標ということで聞いていますので、その辺はどのような作戦があるのでしょうか。人件費は、この際、ちょっとノータッチということで考えてもらいたいと思います。その辺の考えをちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 答弁お願いします。  吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 失礼いたします。  ただいまの坂口議員の御質問にお答え申し上げます。  御質問のとおり、公共施設等の総合管理計画のほうを定めさせていただきましたけれども、その中でも年々多額の維持管理の経費が必要となってきております。また、修繕、更新に向けた経費も莫大な費用が今後かかってくるということで、この前議員懇談会のときにも説明させていただきましたとおり、総量を縮減していかなければならないというような状況になってきております。そのような中で公共施設の維持管理という面でも御質問いただきましたけれども、今現在、公共施設につきましては、町直営で全て行っておりますけれども、指定管理者という制度もございますので、まず指定管理者制度の導入に向けて今年度は動く予定のほうをしております。具体的に申し上げますと、広陵パークゴルフコース、そのあたりをまず指定管理者を導入して、管理経費の縮減を図っていきたいと考えておりますけれども、ただ、人件費が縮減するかわりに、また委託料として積み上がるということにもなりますので、そのあたりもちょっと十分検討のほうをしてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(笹井由明君) 8番、坂口君! ○8番(坂口友良君) これ、全国的な問題でして、これからの公共施設の管理のあり方というのが全国的に問われているんです。いつまでもそんなん直営でいって果たして日本の国はいけるのか、このようなことになってきて、広陵町も逃げられないと思います。その辺、また計画が出てきたらちょっと詳しくお聞かせ願って、みんなでこの質素倹約のまず意識改革からやっていきたいかなと。質実剛健な生活をしていくというようなことをしたいと思いますので、1番目はこれで。後からまた次のときに計画が出たら聞きたいと思います。  それでは2番目でございます。  図書館法でございます。ちゃんと私も勉強しているんですよ、図書館法17条はあるんですよ。利用料をとってはいけない。これは当たり前の話でございます。  図書館の目的は、社会教育法の精神に基づき、もっと国民の教育と文化の発展、こうなっているんです。これは国立図書館もそうなんですけれどもね。広陵町の場合は、第2章、公立図書館、町立図書館でございます。先ほども本28万冊、広陵町にある図書館の本の数が出ていました。すごい数ですね。広陵町にあるのは、最新では平成28年3月で27万6,212冊、これだけ図書館に置いてあるんです。すごいなあ。私もちょっと近隣を皆調べまして、これはちょっとデータが古いです、2015年。上牧町は何ぼ持っているのか、8万145冊、河合町は何ぼやといったら4万7,878冊、隣の大和高田市、あそこもごっついでしょ、市立図書館、13万4,524冊、葛城市、13万9,410冊、お隣の香芝市、香芝図書館もごっついですね、21万8,067冊、広陵町は27万6,212冊、何で広陵町はこんなにごっついんやと。この辺の周りの市町村と比べても、広陵町の図書館の本が物すごい多いということなんですよ。これはええことか、悪いことかということになるんですが、別に悪いことはないんですよ、ただそれだけ財政に余裕があったということです、今まで。だけど、広陵町の今後、これが非常にきいてきます。今言った人数もそれだけかけて、町外にも貸していくんやという話ですからね、正職員3人、スタッフ11人、これだけの人をかけて図書館行政を進めているんですが、ただ、これをどのようにして理解してもらうかと。私もこの半分は本庁に引き上げさせろと言うんですよ、7人ぐらい。今言っているこれから高齢者も幾らも待っているんです。一遍残りの7人で運営してもらって、大変やというところが出てくると思います。大変やというところが出てきたときに、じゃあどこが大変やと、ちょっと見直すところが、作業の中で見直すところが出てくるんじゃないかと、こういうような話も出てくるかもわかりませんね。今のところ、どんどん冊数がふえてきますよ。周りの市町村どころか、どんどん市レベルどころの話じゃなく橿原市よりも超えちゃうと。橿原市もたしか25万冊ぐらい違いましたか。橿原市立図書館って物すごいですよ、大きいですよ。そこより多く本を持っていて、果たして我が広陵町がそれだけ利用しているかなという、町内の利用者が既にどうかなという気もあります。ですから、その辺も効率よく、こんなん別にほっておいてどんどん膨らんできましたというわけには、これからの厳しい折、なかなかいけないと思います。町民のお金をかけているのに、どこにお金をかけているねんってやがてこの話が出てきますから、その辺もちょっと考えて検討が必要と思います。ちょっと今新しい言葉も出ました。今後いろいろ考えてもらったらいいんですけれどもね。「天使のいる図書館」で広陵町の図書館が利用されると、こんなことを考えているということなんですけれども、この考えはどんな図書館を目指しているのかなというのと、今、財政面がちょっとやっぱりきつくなっていますので、図書館費、毎年毎年、千何百万円本代をかけているんやけど、いいんやけど、質問、町外に貸しているのは全部返ってきていますか。その問題やねん。1冊非常に高い本を貸しているんです。別に町外に貸すのは、私はちょっとどうかなと思うんですよ。みんながええと言うならええんやけど、ちゃんと返ってきているんかという話です。町外に貸して、返ってこうへんから困っているんやと、そのままトンズラやというのも町外でもいてるんちゃうかなと。そんなもん、これ見たらお金とられへんというてるけど、そんなもん弁償してもらわな、当然これ財産は広陵町の財産ですからね、その辺あるのかないのか、ちょっと一遍、皆さん方、議員の皆さん方も初めて聞くと思いますので、あるのかないのかでもいいし、わかったら大体このぐらいでっせとか、実際返ってきてへんからこれだけ貸し倒れですわとか、その辺もやっぱりお金を管理している議員としてはちょっと把握しておきたいと思います。  以上、2点に絞りました。ちょっとわかれば教えていただきたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 答弁願います。  松井教育長! ○教育長(松井宏之君) 私の答弁できる範囲から答弁させていただきます。  現在のこの蔵書の冊数ということで、これにつきましては、年々確実に蔵書数がふえていっているというところでございます。この主な要因としましては、やはり以前議会のほうからも要望いただきました図書館の本を購入する予算額という部分がございます。これについては、今現在、御理解いただきまして1,500万円という、毎年蔵書を買うだけの予算をいただいているという部分がございます。その関係で、かなりこの予算に対して本をそろえるということで、かなりのやっぱり本の冊数は年間に購入されるという部分でございます。当然古くなった部分については、廃棄していくという部分がございますが、確実にやっぱり7,000冊から8,000冊が年間にふえていっているという状況でございます。この辺も今後そういう形でふやしていくのかという問題もございますが、この辺についてもやはり購入の予算についてしっかり考えていきたいという部分がございます。  それとやはり図書館、貸し出しということで、町内も町外も貸しているということでございます。実際貸して戻っていない部分というのは、ここには細かい数字は持っておりませんが、以前からやっぱりそういう事例があって、督促、また直接向こうの家のほうにお伺いしてというような形も聞いております。その辺も十分今後の対応という部分がございます。貸した以上はやっぱり必ず返していただくと。  それと以前にも議会で質問がございましたが、やはりなくなってしまうという部分も若干やっぱり見受けられるという部分がございます。その辺についてはやっぱり防犯カメラという部分もやっぱり設置させていただいています。なくなるそういう本がないということで、十分注意をさせてもらった今は運営させていただいているという部分でございます。御指摘いただきました、それ以外の人員の削減というような部分もございます。この辺も含めまして、購入、また削減、運営というような形、総括して含めて今後十分検討していきたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 8番、坂口君! ○8番(坂口友良君) 今、ちょっと検討させてもらおうと思うと、こういうことです。今ちょっと数字を申しましたけれども、広陵町の図書館はとにかくばかでかいんです、町立で。今言ったこれから人口が減ってくるということも予測されます。老人がふえるということも予測されます。ですから、この図書館行政というのは、しまいがなかなか難しいんですよ。伸びているときは、がっと伸びていくんやけどね。これからだんだん先ほど言った高齢化になるんですと。高齢化にふさわしい図書館行政ということを考えていただいて、貸し出す冊数だけではなかなか広陵町民全員が利用できるのかというのはなかなか難しいと思います。インターネットを利用した貸し出しサービスとか、年寄りはまたその反対で使われへんとか、それによる本の検索どころか、本を読むとか、最近ネットで本を読むとか、こんなことになってきておりますので、その辺の将来的なことも考えながら、確かにすごいことはすごいですよ、広陵町はね。町立で人口3万何ぼで何でこんなんやねんというのが、まず皆さん方の認識に持っていただきたいと思います。今、とにかく14名かけていますのでね。今言った予算もあるから使わなあかんから何ぼでも買いますねんというのではちょっと困るんですよ。やはり最低古くなったら取りかえるとか、破れたものはちょっとしゃあないですなとか、あるから全部使ってまうというから何ぼでもふえてくるということで、誰も言わないから私が言うんですけどね。現実問題としては、町に過ぎたる図書館になっていると、こういうことになっております。この辺も何で経常収支比率が悪いねんという一つの要因にもなっていることは確かなんですよ。ですからその辺もちょっと長期的なことを考えながら、これから臨んでほしいなということで、今回取り上げました。予算ありきの話ですので、これから予算はなくなってきますよ、図書館の予算もちょっと厳しいチェックをやって、本、何でそれ買うのと。次は何を買ってその成果、1,600万円払った成果は、どのようにして町民に出ましたかと、町民に対して成果を聞くんですよ。町外の人に対して成果は聞かれへんのやから、町民に対して、これだけかけて文化活動なりなんなり、そのかわりふえましたという成果をちょっとこれから出さなあきませんので、その辺もちょっと気をつけていただいてやってほしいなと思います。  2番目はそんなことで、またあったら連続して聞きます。  3番目、なかなか理科、ほかはちょっとなかなかいい数字やけど、理科はちょっとということなんですね。これから理科に興味を持たせるのも大切であるということで、特別講師を招くなり、いろいろ考えておられます。私もこの間、学校支援ボランティアの会議に行きました。第一小学校なんですけどね。そこでもいろんな学校支援の方が来られていました。非常にいろんな技術とか、能力とか、今までやってきた仕事で持っている人は非常に多いです。理科教科はなかなか専門の分野がございます。理科に関するというのは専門教育になってしまいますので、その方面のちょっといろんなすぐれた人を呼んで早くから興味を持たせると、このようなことにも力を入れてほしいなと思って、私も一遍どんなんかなと思って学校支援ボランティアでちょっと行ってきたんです。現実がわかりました。ほんで私は図書館ボランティアで、学校の図書館は夏休みは開きますからちょっとボランティアしますと言うといたんですけれども、この理科教育はなかなか連続的に、小学校、中学校と連続してしていかないと、一遍に身につくものではございません。そこで今、教育長、特別講師、これから関心を引きつけると、こういうようなことをいただきましたので、その辺の教育長のアイデアですね、理科教育はなかなかやればおもしろいんです。興味が出てきた人は物すごい伸びます。この辺がおもしろいところですね。だから小さい間からそういう興味を持たせるということについて、取り組みをちょっとアイデアでいいですから考えていたらちょっとお聞かせ願いたいなと思います。 ○議長(笹井由明君) 答弁お願いします。  松井教育長! ○教育長(松井宏之君) この理科教育に関しましては、やはり子供のアンケートをとった場合、理科に関してはやっぱり興味がなくなっていると。興味がないというような回答というか、かなり理科に関しては関心が薄れているというのが実態、はっきり出ております。その関係もありまして、やはり全体的に理科の教科の学力が余り伸びていないというところがございますので、その辺やはり、今坂口議員もおっしゃったように、その理科にいかに小さい間から興味を持たすかというのが一番最大の学力を上げる問題ではないかなと思っています。そういうことで、どうしてもやっぱり一番興味を持たす小学校の時点ではなかなか理科の専門の先生がおられないということで、その辺がやっぱり最大の理科に対する関心が薄くなる要因かなということで、やはり理科に対しては、その専門の講師というような方をやっぱりつけて、理科に興味を持たせるというのがやっぱり最大のところかなと。  それとやはりそのまま中学校に上がってもやっぱり理科に対する興味、特に失礼ですが、女子のほうは理科にやっぱり関心が薄いという部分がちょっとございます。その辺で、今現在、中学校のほうでは真美ヶ丘中学校に関しましては、1年から理科に関しては、少人数指導ということで、クラスを半分に分けて、少人数で理科を授業を受けていただくというような形の部分がございます。少人数、力を入れておりますのは、理科だけじゃなしに、これは国語、英語、数学といった部分もございます。そういう形で、やはり少人数でのやっぱりそういう学習を受けていただくという部分。それから中学校でしたら、やっぱり理科の専門の先生がございます。ただし専門の先生1人ですので、やっぱり実験とかする場合のやっぱりサポーターというような形の方もやっぱり今後考えていかなければならないというのと、やはり中学校にあってもやっぱりそういう興味を持たすような講師の方を呼んでくるというようなことで、その辺に理科に関しましては、今後そういう専門的な講師を呼んできて、授業をしていただくということで、小学校から理科に対する興味を持ってもらうという形で、今後考えていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(笹井由明君) 8番、坂口君! ○8番(坂口友良君) 非常に力強い御返答をいただきました。特に、理科教育は、ファシリテーター、助手ですけれども、ファシリテーターをつけるというのが一番なんです、実験と実験助手、常にワンセットですね。ですから、そのファシリテーター制の学校ボランティアも、学校が要求しない限り、我々が入るということはできませんので、真美ヶ丘には民間の研究所とか、民間のそういう研究機関、あるいは企業、あるいは真美ヶ丘は大学の教授も非常に多いんですね。私が回って初めてわかったんですけれども、わかったというか、とにかく教授が多いですな、医者も多いけど。だけどファシリテーター関係、これは今言っている学校支援ボランティアでもできると思いますから、ただ先生が嫌がるかどうかわかりませんよ、専門の先生が嫌がるかどうかわかりませんけれども、特に理数系については、ファシリテーター制というのをちょっと考えてほしいな思います。助手なんですけれども、そんなん別にお金も要らんし、そういうことになったら。もったいないのは、広陵町の学校は非常に学力がすぐれているんですけれども、学力がすぐれているから、いい学校だということでいろんな研究所とかが来てくれたら一番いいんやけどね、なかなか来てくれないというのがちょっと弱味やな。ただし、学校教育は県下でも一番なんですよ。これ以上といったら、奈良先端技術というところがあるんですけれどもね、京都との境目のところ、あそこの地区ぐらいかなというぐらいの感じを私しているんですけれども、非常に優秀なところですから、これからの人口をふやしていくということも期待できるし、今言っている理科教育のちょっとアップを期待しながら、ちょっとこれから教育長頑張っていただいて、ちょうど時間になりましたので、私の質問はこれで。非常にいい回答をいただきましたので、満足しております。ありがとうございました。 ○議長(笹井由明君) 以上で、坂口君の一般質問は終了しました。  しばらく休憩します。     (A.M.11:45休憩)     (P.M. 1:29再開) ○議長(笹井由明君) 休憩を解き、再開します。  午前中に引き続き、一般質問を続けさせていただきます。  傍聴の皆さん御苦労さまでございます。他町から議員の方もお越しのようでございます。ありがとうございます。  それでは、次に、7番、吉村君の発言を許します。  7番、吉村君! ○7番(吉村裕之君) 議席番号7番、吉村裕之でございます。ただいま議長のお許しをいただき、御質問させていただきます。  初めに一言御挨拶申し上げます。私は、先般行われました町議会議員選挙に初めてチャレンジさせていただき、多くの方の皆様から助けていただいたおかげで、本日この場に立たせていただいておりますことを感謝をするとともに、初心を忘れず、誠実に頑固に頑張ってまいります。  なお、本日、初めての質問でございます。ふなれな点がございますが、御容赦くださいますようお願いいたします。  それでは、質問事項1番でございます。  ふるさと納税制度に対する本町の取り組みについてお伺いいたします。  ふるさと納税という名称ではありますが、実際には自分のお世話になったふるさと、また応援したい自治体に寄附をし、その寄附金額により、一定の要件のもと、一定の範囲内で所得税や住民税が控除される制度でございます。  平成20年、2008年4月の地方税制等の改正によって、同年5月からふるさと納税制度がスタートし、ことしで丸8年となります。  平成27年1月1日より特例控除額の増額、また同年4月1日以降、寄附決裁分から確定申告を省略できる場合もあるワンストップ特例制度もでき、今後ますます動きが大きくなることが予想されます。  また、本町にとっても大変貴重な財源を得ることができる制度でございます。  総務省自治税務局の数値で申しますと、寄附者居住地での寄附金控除の申告があった寄附金の集計ベースで平成21年では適用者数3万3,104人、寄附金額65億5,318万3,000円、5年後の平成26年では適用者数で43万5,720人、40万人ふえております。そして寄附金額も341億1,116万5,000円となっており、平成21年度に比べ275億円ふえており、平成21年と平成26年とでは適用者数で13倍以上、寄附金額で5倍以上となっております。  また寄附金収納ベースで、平成26年の1年間で10億円以上、また平成27年では35億円以上の寄附を1自治体で受け入れたところもございます。奈良県では、寄附金収納ベースの集計で、平成21年度が1,883件、7,252万4,000円、5年後の平成26年度、8,783件で、寄附金額が1億6,974万1,000円となっており、平成21年度と平成26年度では、件数で4.6倍以上、寄附金額では2.3倍以上となっております。県内では特に生駒市が2,106件で、3,811万7,000円、吉野町が2,423件で、寄附金額が2,653万4,000円と突出しており、生駒市の分析では平成26年度から並んでも買えない幻のラムネと言われる人気商品を謝礼品に加えた結果としています。  そして生駒市も吉野町も寄附金額のほとんどが他の市町村、都道府県の方からの寄附でございます。もちろん今、紹介した寄附金額には、ふるさと納税とは別の意思、目的でされたものも含まれておりますが、件数や金額の推移を見ますと、ふるさと納税制度の影響によるものと国民の興味、関心のあらわれと見ることができます。  ふるさと納税は、地方間の税収格差の是正手段を、税制を通じて行うといった部分がございますが、理念はふるさとへの貢献と頑張る自治体への応援を通じ、寄附という形で納税者と自治体の税意識と住民の行政への共同参画への意識向上でございます。
     また、得た寄附金は、自治体にとっては貴重な財源となり、先行きが懸念される人口減少や地方経済縮小への対策に有効かつ、積極的な制度と考えます。  お伺いいたします。  一つ目としまして、広陵町を応援しようと多くの方に思ってもらえるようなこのまちの魅力は何でしょうか。  二つ目として、本町へのふるさと納税額、または寄附金額受け入れ額の状況と、その分析についてお教え願います。  三つ目といたしまして、ふるさと納税制度への今後の取り組みと財源という側面から当制度をどのように位置づけをされていますでしょうか。  次に、質問事項2番でございます。  自主防犯活動推進への取り組みについてお伺いいたします。  現在、疋相区にあります香芝警察署疋相連絡所の解体が平成28年度の奈良県予算において決定いたしました。この疋相連絡所は、平成20年3月28日、高田警察署の管轄区域のうち香芝市域及び広陵町域と新設の香芝警察署が引き継ぐことに伴い、連絡所、すなわち警察活動拠点ではない施設として緊急通報装置のみが設置された施設となっておりました。しかしながら、活動拠点ではないものの警察施設の存在は住民にとっては、やはり安心感を持たせるものであり、犯罪を企てるものには一定の抑止力になっていたことは明らかでありますから、今回の解体は住民には不安を感じさせるものとなります。  広陵町内にある警察施設は、南郷にある広陵交番、馬見南にある馬見交番、そして箸尾駐在所の3カ所、警察官人員は13人となります。13人と申しましても、実質1日当たり、日中で5人、夜間では4人でございます。高齢者や女性、子供、障がい者といった犯罪弱者と言われる方々への生命及び身体への危害を及ぼす犯罪の被害を未然に防ぎ、安心して暮らすことができる環境を整えることは、これからのまちづくりには重要であり、特に子供を守ることは大人の、そして地域の責務でございます。不安を少しでも取り除くためには、警察など関係機関との連携のもと、民間交番の設置や見守り活動の実施など住民自身も自主的、自発的な防犯活動を積極的に進めていく必要があると考えます。  お伺いいたします。  現在、本町ではどのような地域安全活動や防犯活動があり、また取り組みがありますでしょうか。  次に、質問番号3番でございます。  学校支援ボランティア制度の活用による放課後空き教室を利用した無償補充学習の実施についてお伺いいたします。  子供たちには、やはり教育というものが必要であり、大切です。そして何事におきましても基礎・基本というものがございます。子供が宿題をすることは家庭学習の習慣づけとともに、学んだ内容の再確認や反復学習により確かな学力をつけるために、大きな役割を果たします。  特に小学校児童の場合では、保護者や家族が宿題をしたか、また理解度を確認してあげることが必要となります。しかしながら、保護者等の就労状況やさまざまな理由で、子供の宿題や学習にかかわることが困難な御家庭もあります。そういう家庭にかわり、また繰り返し宿題をしてこない子供への支援も含め、学校支援ボランティアに登録していただいている方に放課後空き教室を利用した子供への学習支援が必要ではないかと考えます。  学校支援ボランティアの登録内容も学習活動支援、環境整備支援、安全指導支援、学校行事支援や放課後支援がございます。そして登録していただいている学校支援ボランティアは、直接子供たちの教育にかかわるため、学校の方針への理解や学校での振る舞い、罰則はないものの守秘義務なども求められ、各小学校におきましても、これまでトラブルもなく、学校との信頼関係ができております。確かな学力をつけることは子供たちが未来に向け、自身の希望や夢をかなえるための大切な要素の一つであり、また、地域の人々との触れ合いを通して、規範意識や豊かな人間性などの生きる力を育み、しいては広陵町の未来を託す人材の育成につながります。  お伺いいたします。  学校支援ボランティアの活用による放課後空き空き教室を使用した無償補充学習は多くの子供たちに確かな学力をつける上で取り組むべき課題であると考えますが、実施する予定はありますか、お伺いいたします。  二つ目としまして、これまでも学校教育への実績がある学校支援ボランティアを学校のさまざまな活動に積極的に活用していくことは、地域教育の向上につながると考えられますが、どのようにお考えかお伺いいたします。  次に、質問事項4番でございます。  ため池の安全性及び周辺土地を含む有効活用について、お伺いいたします。  疋相区にあります西方寺池に面した住宅の土台部分が隣接する擁壁の一部崩壊によりその部分から住宅下に水が流れ込み、侵食されている様子が伺え、非常に危険な状態になっております。また、同池の堤体より、下の部分に住居を構えておられる住人からは、老朽化による漏水、大雨や地震時の決壊等に非常に不安を感じておられるという状況がございます。このような問題は、決して疋相区だけに存在するものではなく、安全性にかかわることでいえば、広陵町内にあるため池全てに関係することでございます。ため池の水は、農業用水としてだけではなく、生物の生息、生育の場所の保全など多面的な機能を有するとともに、降雨時には雨水を一時的にためる洪水調整や土砂流出の防止などの役割となっているもののため池の決壊により人命が失われることも近年多発している集中豪雨や大規模地震、特に30年以内に60%から70%の確率で起こるとされている南海トラフの巨大地震の検討からも大規模地震等に備えた耐震調査等により、必要な整備が急務とされます。多くのため池の管理は所有者、水利組合や受益者を主体とした組織によって管理されているものの規模によっては改修に莫大な費用や時間を要するため、少なからず行政が主導的役割を果たして、その危険性を排除するために、ため池の水の利用状況や周辺の土地利用状況等を個別に勘案し、ある程度積極的な関与を必要とする事案も発生してくることと考えられます。  お伺いいたします。  広陵町内にあるため池において、老朽化による漏水や侵食、また、大雨や地震時の危険性を排除するための取り組みと今後のため池及び周辺土地の整備等による住民への有効活用についてのお考えをお伺いいたします。  よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井由明君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) それでは、吉村議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  まず1番目のふるさと納税制度に対する本町の取り組みについてのお尋ねでございます。  広陵町の魅力とは何かとの御質問でございますが、昨年7月に実施いたしました広陵町まち・ひと・しごと創生総合戦略及び人口ビジョン策定のための住民アンケート結果では、町の魅力につきましては、「自然環境が豊かである」、「買い物の便がよい」、「上・下水道やごみ処理施設などの生活環境施設が整っている」などが上位を占めております。  また、町の望ましい将来像につきましては、「快適で安全・安心な住環境の整備を優先する快適住環境のまち」、「人にやさしい保健・医療・福祉の充実した健康・福祉のまち」、「子育て環境や子どもの保育・教育環境が充実した子育て・教育のまち」が上位を占めております。  これらの結果を踏まえ、広陵町の魅力とは、豊かな自然環境や整った生活環境にあるとともに、今後も自然保護や環境保全を優先しながら、安全・安心な住環境の整備、健康・福祉・子育て・教育を充実させていくことが町の魅力をさらに高めていくものと考えます。  次に、現在、本町におきましては、「広陵町みどりのふるさと応援寄附」として寄附金を受け付け、返礼品といたしまして町の地場産業の特産品である靴下をお贈りしております。  実績といたしましては、平成26年度は6件で43万5,000円、平成27年度は9件で33万1,000円にとどまっていることから、ことし中に町のふるさと納税をリニューアルすべく現在準備を進めております。  ふるさと納税は、今は、都会に住んでいても自分を育んでくれた「ふるさと」に自分の意思で幾らかでも納税できる制度があってもよいのではないかという問題提起から始まり、生まれた制度であります。生まれ育ったふるさと広陵町をこれからも応援していただけるよう、町の魅力や取り組みを発信してまいりたいと存じます。  また、返礼品につきましても、本来のふるさと納税制度の趣旨を逸脱することなく、町内の店舗、業者とともに新たな広陵町の特産物を開拓し、地場産業の活性化にもつなげてまいりたいと考えております。  財源という側面からは、ふるさと納税が町の魅力を高めていくためのさまざまな事業の財源として位置づけ、活用してまいる所存でございます。  2番目の自主防犯活動推進への取り組みについての御質問でございます。  疋相連絡所につきましては、従前の駐在所として地域の安全を見守っていた施設から平成20年3月に、現在の連絡所に変更となったものでございます。町としましては、駐在所の存続を要望しましたが、奈良県警管内の交番及び駐在所等の配置計画から同施設は立地場所、施設の老朽化、近隣の設置状況等から廃止が決定され、暫定措置として連絡所という形で残った施設であります。  今般、施設の老朽化に伴い、本年度をもって廃止し、疋相地区を含む周辺の安全確保については、広陵交番と馬見交番が受け持ち、これまでと変わらず安全安心に全力を挙げて取り組むという報告を受けておりますが、近年、西小学校区の人口が増加している現状であり、地域の安全安心を担保するため、新たな駐在所の設置、パトロールの強化など、改めて奈良県警に要望してまいりたいと存じます。  また、安全で安心なまちづくりのため、地域安全推進委員並びに少年補導員によります登下校時の巡視、あわせて危機管理アドバイザーと職員による青パト巡回を週2回実施させていただいておりますが、さらに、安全で住みよいまちを目指すため、児童・高齢者等の見守り活動を行っていただく「地域見守りボランティア」制度を設け、6月の広報で募集させていただいたところであります。  地域見守りボランティアには、腕章をつけていただいて御自身の都合のよい時間帯に外に出て、児童・高齢者などを見守りしていただくもので、既に同様の活動を実施いただいている方々にも、登録を推進してまいりたいと存じます。  吉村議員におかれましては、香芝警察署長から委嘱を受けられ、交番・駐在所連絡協議会でも活動をいただいております。今後も引き続き、地域の安全安心に御尽力いただきますようお願い申し上げます。  3番目は教育長がお答え申し上げます。  4番目のため池の安全性及び周辺土地を含む有効活用についての御質問でございます。  ため池の安全性の点検につきましては、平成25年度から全国的に調査を実施されております。本町におきましても、ため池全箇所数34カ所のうち、平成25年度で受益面積2ヘクタール以上のため池26カ所の一斉点検を実施しました。また、平成26年度では残るため池8カ所と地震時に2次災害の発生が予測される受益面積10ヘクタール以上のため池4カ所の再点検を実施しております。  本町では、ため池の老朽化によります維持保全のための整備要望が発生した場合、ため池管理団体から区を通して整備事業の要望をいただきます。ため池の持つ要件により、国または県の補助採択基準に合致すれば、補助を受けて事業を進めてまいります。しかし、基準以下であっても、町単独事業により実施いたしますが、いずれの場合にも地元の負担が生じることを御理解願いたいと思います。  次に、ため池及び周辺土地の整備等による住民への有効活用についてでございます。  現在も利水目的に使用されているため池は、池としての機能を残す必要がありますが、利水の目的が消滅したため池は、他の用途に供することは可能と考えられますので、ため池周辺を含めた土地利用に合った整備事業計画が生じた場合は、ため池管理者、地域と協議しながら進めてまいります。  なお、ため池の治水効果も見逃せません。奈良県は、大和川の治水総合対策事業を奈良県下大和川流域の全市町村で実施する責務があり、ため池による治水事業の目標も設定されていますが、広陵町では目標3万2,400立米に対して、795立米対策済みで本年度地元の協力を得まして2,280立米の対策をすべく進めております。  ぜひ、議会議員の皆様におかれましても御理解と御協力をお願いいたしたいと思います。  私からの答弁は以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 次に、質問事項3について、答弁願います。  松井教育長! ○教育長(松井宏之君) 吉村議員の質問事項3、学校支援ボランティアによる補充学習の実施についてお答えさせていただきます。  学校支援ボランティアなどによる空き教室を使用した放課後学習支援につきましては、保護者の就労状況により、子供たちの宿題や家庭学習に十分かかわることができないという状況もあり、また、生活貧困家庭の子供たちへの学習支援も課題であります。  ただ、昨今の連れ去り事件などにより、放課後、児童を残して学習支援を行うことが困難な状況も否めないところではありますが、学校では放課後子ども育成教室へ通っている児童に対して、時間を見つけて、放課後学習補充を実施しております。  今後は、保護者及び学校側や学校支援ボランティアの皆様とも十分協議を行い、御提案の補充学習について進めてまいりたいと考えます。  現在、学校支援ボランティアに登録をいただいている方は、小学校5校で延べ118人おられます。  各学校では、家庭科の時間の実習支援や生活科の時間の学習支援、図書室での読み聞かせ支援、学校菜園・花壇の整備支援、登下校の安全見守り支援、クラブ活動支援、社会科や総合的な学習支援の時間での茶道・琴体験支援など、多岐にわたって支援をいただいているところであります。  その成果を列挙いたしますと、「ボランティアの方に大きな声で挨拶したり積極的に話しかける児童がふえた」「昼休み等学校図書館を利用する児童がふえた」「保護者や地域の方々が学校の教育活動に参加することで地域とともにある学校づくりを推進できた」「児童の学習に対する興味関心や意欲の向上が感じられた」「地域の教育力を発掘したり充実向上させたりすることができた」「地域と職員のふれあいが生まれた」「ボランティアの方の協力で児童への安全性が高まり理解度も向上している」など、多くの感想を伺っております。  今後も学校支援ボランティアを積極的に活用し、地域教育力の向上を目指してまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(笹井由明君) これよりは、項目ごとに自席にて再質問をお願いします。  7番、吉村君! ○7番(吉村裕之君) 御答弁ありがとうございました。  それでは、質問事項ごとに一つずつ具体的にお聞かせ願います。  ふるさと納税制度に対する本町の取り組みについてでございます。  一つ目としまして、広陵町も魅力についてお答えいただきました。しかし、私の質問の仕方もまずかったのか、私がお聞きしたかったのは、ふるさと納税を利用して、広陵町に対し、多くの方が寄附しようと思ってもらえるような広陵町の魅力をお聞きしたくて、確かに利便性がよいとか、上下水道、ごみ処理施設など生活環境施設が整っているといいますのは、広陵町で暮らし、生活しているという意味では魅力的ではございますが、例えば全国の方が広陵町に対して、それが魅力になるのか、PRする点、改めてお聞きしたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) 御質問のほうにお答えさせていただきます。  ただいま吉村議員のほうからおっしゃっていただきました全国の方が広陵町のどういう魅力を感じて寄附をしていただけるのかというところでございますけれども、今現在、みどりのふるさと応援寄附条例、また施行規則というものがございまして、その中に事業の種類ということで、こういうところに使っていただきたい。今現在の現状でございますけれども、ということで7つの事業が定められております。それは規則のほうを見ていただきましたら、安全・安心の事業であるとか、環境保全の保護事業であるとか、また福祉、高齢者、また子育ての支援事業であるところでございますので、ただ、現状といたしましては、この7つの事業の種類に対しまして、これに役立ててほしいというような形で寄附をいただくというケースがほとんどないというような状況でございます。いわゆる町長のほうに、町のほうにお任せをしますというような形で寄附をもらっておるというのが現状でございます。  これからどういう形で町の魅力、また寄附をいただけるようにしていくかというところは、今現在、体制的なものでいいますと、この4月から管轄の部局を総務部から企画部のほうに変更いたしまして、企画部のほうで新しい、このふるさと納税を何とかPRをしていこうということで取り組みを始めておるところでございます。その一つといいますのが、返礼品というのもこれも広陵町というのを知っていただく上で必要なものとは考えておりますけれども、ふるさと納税の趣旨自体は、その返礼品にあるものではなくて、やはり広陵町に魅力を感じていただいて、それに対して何かの寄附をしていただくというものですので、今、その返礼品をどうするかというところと、それからその魅力を高めていくために、どういう事業を行っていく必要があるのか、それに対してどういう形で寄附をしていただけるのかというのをことし中にはっきりとお示しをして、ふるさと納税のPRに努めていきたいと、現在は、そういう段階でございます。 ○議長(笹井由明君) 7番、吉村君! ○7番(吉村裕之君) できたら広陵町らしい魅力、広陵町だからこそ持っている魅力というものをアピールできるようなそういったものをつくっていってもらえればと思います。ふるさと納税の現状に関しましては、平成26年第3回定例会で坂野議員が広陵町の実績と今後の取り組み、方針について一般質問されております。理事者側からは平成25年度の実績として6件で39万6,000円、1万円以上の寄附金に対しては礼状と一緒に靴下の詰め合わせを贈っている。今後は特産物の内容やPRのあり方について検討していきたいと、広陵町のPRという視点からは大いに効果がある。前向きに取り組む必要があると。そしてまた、1万円寄附していただいて、2,000円のお礼ということで靴下を贈らせていただいていると。その差額分は当然財政的に潤ってくる。PRの方法も少し足らないのかと思っている。税収アップになりますし、地場産のPRにもなりますので、そのあたりも十分踏まえて考えたいとの答弁がございました。  また、平成27年9月12日に開催されました中学生議会におきましても、ふるさと納税やまち出身著名人の協力を得て、まちの活性化と中学生からの声もありました。マスメディアでの報道や専用サイトがあるなど、本当に皆さん興味を持っておられることでございます。先ほども紹介がございました広陵町のホームページには広陵町みどりのふるさと応援寄附について、またふるさと納税についてのお知らせとあるのですが、今のところ平成26年9月での理事者の答弁を反映した内容には全くなっていないと感じられました。しかし、町長の答弁で、ことし中にふるさと納税をリニューアルするべく、現在準備中ということでございますので、期限を切って準備にかかっていただいているようでございますので、楽しみにしております。しかし、この問題は、実は本当に頑張ってもらわないとだめな事案でございまして、ふるさと納税の実績としまして、平成26年が6件で43万6,000円、平成27年度は8件で23万1,000円だということで、町長のほうも感覚的に少ないと思われているようでございます。今後のリニューアルに向けた課題にもなりますので、どうしてその辺が少なかったのか、今までそのあたりのホームページ等での啓発なり、町の魅力を発信することが少なかったのか、その分も今後リニューアルするというところで、課題として組み入れていただければと思っております。  実は総務省のホームページには、平成27年9月時点の全都道府県、全市町村の実績や取り組み、検討事項などふるさと納税に関する現況調査というものが公表されております。参考に北葛4町、近隣の香芝市や葛城市、田原本町、そして初めに紹介しました生駒市や吉野町も確認いたしました。頑張っている自治体は文言や数値にあらわれているというのが感想でございます。これまでの本町の取り組みを見ていますと、頂戴した寄附金が広陵町の地域基盤整備や福祉、教育、子育て支援、産業振興への貴重な一般財源になるという認識が少なかったように感じるのですが、その辺いかがお考えでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) お答えします。  ただいま吉村議員のほうから御指摘いただきましたそのあたりの認識が少なかったということにつきましては、平成20年に始まってから現在までの間の寄附の金額、それからまたその使途につきましては、現在基金のほうに積み立てを行っているわけですけれども、そういった実態から申しましても余り積極的にPRをしてこなかったということは言えると思います。ただ、先ほども申しましたけれども、繰り返しになりますけれども、必ず今年度中にそのあたりを改めまして、我々はこのふるさと納税という制度をもう一度まちの魅力というのがどういうところにあるのかというのを外の人、外に出られた、広陵町から出られた方からも考えていただくと。こういうところがいいところがあるじゃないかというところで、寄附をいただいて、町内の実際に住んでおられる方がもう一度町の魅力を再発見いただくというような形でしてまいりたいと考えておりますので、一度に寄附の金額がふえるというわけにはいかないかもしれませんけれども、しっかりとした方向性を持ちまして、まちの魅力を発信していけば、寄附の金額に自然とつながってくるものだと考えておりますので、今後何らかの形で結果が出るように、またその使途につきまして、寄附をされた方がこういう形の貢献ができているんだなということで、実感をしていただけるようにきっちりと報告なり、状況を御説明できるような形で、このふるさと納税を拡充していければと考えております。  以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 7番、吉村君! ○7番(吉村裕之君) ありがとうございます。  これから頑張っていただくのに、またこういう形で御質問させてもらうのもいかがなものかと思うんですけれども、周りの都道府県や市町村では大きなお金が動いております。1年で10億円、20億円、30億円の寄附を受け入れする自治体もございます。広陵町は直近で平成27年度で8件で23万1,000円の寄附金受け入れでございます。一方広陵町の住民で、寄附金税額控除を適用され、町民税が減額した金額は、幾らでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 失礼いたします。  平成27年度の実績になりますけれども、広陵町の住民の方からの税額控除額というのが499万4,000円、約500万円ということになっております。住民税の減少分のほうから75%につきましては、制度上、普通交付税に算入されるという制度になっておりますけれども、残りの25%につきましては、全く町の減収となる分でございます。平成27年度、町民税で申しますと、約500万円減ですので、375万円は交付税措置されて、引いた125万円分は町の減収となっているといった状況です。  以上です。 ○議長(笹井由明君) 7番、吉村君! ○7番(吉村裕之君) 今、平成27年度の実績で大体450万円ぐらいの差が出ている。いわば広陵町としては減収になっていると。そのうち全てではないものの75%は地方交付金のほうで補填されるということでございますが、私が調べましたところ、平成28年度の実際の数値、速報値ですけれども、言いますと町民税のほうで2,100万円の税額控除を受けて減額になっているという数字がございます。そうしましたら、実際平成27年では、30万円の寄附受け入れに対して、2,100万円ぐらいの税額控除を受けておられる方がおられるということはこれは明らかに減収であると。そして、一部そういう形で地方交付税で補填されるということでございますが、やはり今、どこの自治体であっても本当に苦しい状況であると思います。やっぱり苦しい状況になると私も仕事上の話ですけれども、やはり経費の削減ということに踏み込むと、初めは無駄な経費の洗い出し、その後は、必要な経費まで削減してしまうというのが実態でございます。2,100万円、これが正しければ、本当に非常に大きな損失でもございますし、ある意味、すぐには今度リニューアルしても多くの寄附を一遍に全国の方からいただくということは起こり得ませんが、やはりもちろん広陵町の方がいろんな目的や意思でもっていろんな都道府県や市町村に寄附をされるということは本当にいいことではございますが、広陵町も逆に全国の方から本当に興味を持ってもらえて、広陵町は頑張っているなと、応援したいなと思ってもらえるようなPRをしていかないと、幾ら補填されるといいましても現実減収になっているというのが実態ではないかと思います。その辺いかがお考えでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) このあたりはよく議論を、制度リニューアルすると担当は申し上げております。私もふるさと納税制度、非常にマスコミでも取り上げられて、広陵町の収入が少ないというので、やはり問題だということで指示をいたしておりますが、ことし中にリニューアルしたいというふうに思います。ただ、ふるさと納税を純粋に納税していただいているのかどうかといいますと、そうではない制度であるというふうに思います。ある新聞によりますと千葉県でふるさと納税をしていただいた方の納税額の7割も8割も商品券で返すというまちがあるそうでございますので、その商品券はそのまちの中でブランド品を扱っているアパートの1室を借りたような店でも使えるというようなことで、ブランド品に変えられる、そんなまちになっているということで批判が出ておりますし、また、商品券でそのまちの中の車の会社から新車をただで買えるというようなことも宣伝されているということでございますので、総務省のほうはこのふるさと納税制度を競い合うということをやめよということを通達でも文書で参っておりますので、やはり純粋に広陵町に寄附をしたいと思っていただけるようなまちづくりとふるさと納税の仕組みづくりをやっていく必要があるのではないかというふうに思います。そんな視点からもふるさと納税制度の原案をお示しをいたしますので、議会でも御議論をいただいて、広陵町のふるさと納税のあり方というのを皆さん方の御意見を踏まえながら決めていきたいと思います。地域の商工業者の皆さんに資する制度になってほしいですし、広陵町の収入がふえるということは本当にありがたいことでございますので、そういった視点で進めてまいりたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 7番、吉村君! ○7番(吉村裕之君) 今、町長の答弁でございましたように、本当に謝礼品合戦というものが非常に派手に報道され、私自身もある意味、本来の趣旨を逸脱しているんじゃないかというところがございます。しかしながら、単にふるさと納税にそうやって謝礼品合戦に参加しろとか、その競争に負けるなということではなくて、今回のようなこの制度は、自分たちの企画力と行動力で確保できる財源がそこにあるんだろうということをしっかりと皆さんとともに認識していただければと思っております。  そしてまた広陵町も本当に魅力のあるまちだと思います。全国津々浦々、老若男女が誰もが知っているかぐや姫の発祥の地でございますし、ほとんどの方が履く靴下のまちでもございます。そしてまた、本町は福井県の美浜町と地域間交流もしておりますので、海のない広陵町に寄附することで漁業体験もできるというのもまた一つのおもしろみがあるかなとも思います。  そしてまた、広陵町に例えば親から譲り受けた田畑があるけれども、遠方に住んでいるため管理ができない。また空き家になっているということに対しての空き家のケアであるとか、そういう田畑の管理、また年老いた両親が住んでいるんだけれども、その安否確認とか、情報報告とかしてもらえれば助かるという方もたくさんおられますので、そういったことも踏まえたサービス、人的サービス、また福祉サービスもまたこういった広陵町の魅力として、またふるさと納税の一つのお返しとしてするということも広陵町も魅力になってくるのではないかと思います。  それとそういったものはコミュニティビジネスとして、また新たな雇用という部分にもつながってまいりますので、そういったことも、ただ、物を贈るとかじゃなくて、そういった人的、また福祉的なサービスも含めてリニューアルのほうに向けていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井由明君) 次の項目に移ってください。  7番、吉村君! ○7番(吉村裕之君) 次に、自主防犯活動への取り組みについてでございます。
     6月の広報で、地域見守りボランティア制度ができまして、募集をかけていただいているところでございます。これまで町内でも各団体組織において、いろいろと防犯活動のほうをしていただいているわけなんですけれども、これをもう少し日常的に気軽な形で、浅く、広く、こういう活動ができないかと思っておりましたら、こういう募集がございましたので、本当によかったなと思っております。  そして、やはりこういう原点といいますのか、やっぱり奈良県におきましては、平成16年に富雄北小学校の女子児童誘拐が起こりました悲惨な事件がございました。こういうことが二度と起こらないためにも、また広陵町で起こさせないためにも、今後一層の地域活動というものが必要となると思うんですが、見守りボランティアのほうは腕章をつけての活動ということなんですけれども、私が今まで調べている中におきましては、非常に派手な防犯ベストというものを着用していただく。そうすると遠方からもその存在もわかりますし、子供たちに周知すれば、べストを着ている人が助けてくれる人だということもすぐにわかりやすくなりますので、腕章とともにそういう防犯用のベストというものも一緒にもし無償貸与できるならば検討していただきたいのですけれども、その辺いかがでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 失礼します。  この見守りボランティアにつきましては、まだ6月の募集から始めたばかりですので、現状数名の方が申し込みをされたばかりで、まだ多くの人数はいらっしゃいません。ただ、自治会単位でやってみようかというところもございますので、そのあたりもっと十分にPRしていきたいと思います。  防犯ベスト、蛍光のイエローであるとか、そういったものがありますけれども、今はとりあえずは腕章でということで、予定のほうをしております。また目立たないということも考えられる場合は、防犯ベストのほうも検討してまいりたいと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 7番、吉村君! ○7番(吉村裕之君) ぜひ検討のほうをよろしくお願いいたします。  それで今度また地域見守りボランティアという制度ができたということで、広陵町では現在「広陵町安全で住みよいまちづくりに関する条例」というものが平成9年10月1日から施行されているところでございますが、これを機に中身のほうをもう一度確認して、内容をもう一度充実したものに見直していただくと。それとこの中で3条の第1項1号に幼児、児童、生徒及び高齢者の安全確保という文言があるんですけれども、その中に障がい者、また妊婦という言葉を入れることができるならば、そういった条例の見直し等も必要かと思うんですけれども、今後の地域活動が広げることができるため、こういった条例等の改正も検討はできるものでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 条例改正につきましては、もう一度制度等を確認いたしまして、議会の議決というのも必要となりますので、改めて検討のほうはさせていただきたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 7番、吉村君! ○7番(吉村裕之君) よろしくお願いいたします。  それでは、質問事項3番目でございました、学校支援ボランティアの活用による放課後空き教室を利用した無償補充学習についてですけれどもやっぱり学校の現場の先生に聞きますと、本当に宿題だけは必ずしてきてほしいという声を本当によく聞きます。ちょっと見てもらうだけでもやったか、やっていないかというのもちょっと声をかえてもらえるだけでということを本当におっしゃいます。先ほど申しましたように、宿題というのは、反復学習にもなりますし、自分の理解度の再確認にもなりますし、やっぱり今後必要となる、そういう家庭での学習の習慣づけという意味での非常に重要な役割を果たすんですが、現在、放課後子ども育成教室等で通われている中で、そこで宿題ということを指導されているということもございますが、答弁にもいただいたように、生活困窮状況にあるお子様ということもあります。教室のほうもやはり現在でいえば午後6時までというふうになっておりますし、そのときにお迎えは必要だと。そしておやつ代や教材費等も含めて午後6時まで利用した場合、やっぱり月7,000円というお金が必要でございますので、そういった意味で放課後空き教室を使って無償補充学習をしていただければと思っております。  それとやっぱり夕方、子供を残らせる、また冬などは早く午後5時ごろには暗くなりますので危ないじゃないかということもございますが、先ほどありましたように、そういった地域見守りボランティアという制度が発足もしましたし、学校支援ボランティアの中でも安全指導支援という項目もございまして、そこに登録されている方もおられますので、ぜひともそういった部分、さまざまな課題もあるかと思いますけれども、前向きに検討できる部分ではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 松井教育長! ○教育長(松井宏之君) 今、御質問ございましたように、放課後の子ども教室に通っておられる方については、一応残して指導という形の部分がございます。それ以外の方については、やはりおっしゃっているように保護者の了解も要ります。当然、帰りが普通でしたら集団で帰ってもらうところが、個々の帰宅というような形になりますので、その辺の問題という部分もございますので、今おっしゃったように、地域安全ボランティアといいますか、その辺も含めまして、今後十分学校とも協議させてもらう、親御さんとも協議させてもらうという形でやはりそういう宿題とか、学習のおくれている子供に対する支援という形で進んでまいりたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 7番、吉村君! ○7番(吉村裕之君) やっぱり子供らにとっては、本当に学習というか、学校にとっては宿題というのは大切なものでございますので、やっぱり子供たちのこれからの未来を担っていく子供たちのことでございますので、やはりその辺の充実を図っていただければと思います。  また、スクールガードという新たなそういった制度もございますので、募集等もかけるというのも、その無償学習支援をするとともに、子供らの安全という意味で両方に一石二鳥になるような取り組みというのか検討をいただければと思いますし、地域の方と子供たちが触れ合うということは本当に地域の人にとっても、子供たちにとっても、また学校にとっても貴重な体験、貴重な経験となりますので、ぜひよろしくお願いいたします。  最後に4つ目の質問事項4番のため池の安全性及び周辺土地を含む有効活用についてなんですけれども、時間の都合がございますので、答弁書のほうもいただき、また答弁のほうもいただいておりますので、再度持ち帰って確認させていただき、また個別の事案として検討し、また御質問なり、また要望なりさせていただくかもわかりませんけれども、どうぞまたよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○議長(笹井由明君) 以上で、吉村君の一般質問は終了いたしました。  次に、10番、奥本君の発言を許します。  10番、奥本君! ○10番(奥本隆一君) 議席番号10番、奥本隆一でございます。議長のお許しをいただきまして、今回3項目について、一般質問させていただきます。傍聴者の皆様、御苦労さまでございます。  冒頭少しお話しさせていただきたいんですけれども、昨日、そしてその3日間、小学校3年生によります社会見学が役場のほうで行われまして、昨日もこの議場の中を小学3年生の生徒さんたちがそれぞれの議席へ座って議員になった感じで意見を申されまして、活発な意見が出ておりました。ただ、学校によって意見が全然出ない学校もあったんですけれども、それは校化の違いかと思うんですけれども、以前に中学校議会をさせていただきました。小学校の議会というのもいいんじゃないかなというように私は感じたところでございます。  ということで、質問に入らせていただきます。  ことしの初め、私、町内を巡回をさせていただきまして、4年前に比べますと、民事開発による建て売り住宅が非常に多くなっています。それとともに、あわせまして空き家住宅も非常にふえているんですね。ということで、こうした状況から昨年に続きまして、再度空き家対策について、まず最初に質問をさせていただきます。  平成27年5月26日に制定されました空き家対策特別措置法による行政代執行が可能になって1年が経過いたしました。この間、本町においてどのように取り組まれてきたのか。また、今後どのように取り組もうとされているのかをお伺いいたします。  質問事項2でございます。  遊具・歓声消えない公園、大型・小型遊具で外遊び充実ということで、広陵町では結構公園が充実しているんですけれども、全国的に遊具・歓声が聞こえないという公園があるんですね。そういうのがふえてきております。ということで、今の子供たちは遊び場がないんですね。遊び場といえば、公園か学校の校庭が唯一の遊び場かと思われるんですけれども、私が幼少のころは、今のようないい公園というのはなかったんですね。校庭にブランコとか、シーソーとか、そういった類のものしかなかったんですけれどもね。でも、それにかわる遊び場があったんですね。自然の公園、馬見丘陵なんですね。今、傍聴されている方も馬見丘陵で遊んでおられたと思うんです。馬見丘陵には、ちょうど疋相の広陵消防署から下っていくあたりから段々畑が始まって、そこを抜けると、樹木、森とか、多くのため池、奈良県は特にため池が多いということで、その中でも広陵町はため池は多くございました。そういったため池もありましたし、そして古墳もあったんですけれども、私たちはその樹木で木に登って柿をとったり、とるときに蛇が上から落ちてきて落ちたこともあります。そして冬場になれば、氷の張ったため池でスケートリンクのかわりにいつ割れないかと冷や冷やしながら遊んだこともあります。そして牧野古墳、これ私たちのときの場合は、塚穴と言っていたんですけれども、この中でたき火をして遊んだといった、そういった経緯もございます。ということで私たちは、まだそのあと、小学校の理科の野外観察でも、その丘陵公園のほうへ行って樹木とかいろいろ草花とかを観察した記憶もございます。だから私たちは、そういった自然の中で育ってきたんですけれども、今の子供たちはそういう場所がないですね。ということで、せめて公園にもそういった遊びにかわるものができるような遊具を置いてくれということで、今回質問させていただきました。  そして、これは選挙のときに、回っていたときにも、若い保護者の方から小さな子供も遊べるような遊具を置いてください。そして、先日のこの子供たちが社会見学に来た、この中で議会のまねごとをしたときに、小学3年生の子が、大人も遊べる遊具を置いてくださいということも子供が言ったんですね。ということは、子供も大人も遊べる公園が一番ベターではないのかということで、今回質問をさせていただいております。全国的に安全対策上、遊具の撤去も進んでいます。確かにそうです。1990年代以降、ブランコなどの遊具で子供が死傷する事件が相次いだためでございます。そもそも公園とは何ぞやということなんですけれども、子供が危険を察知する力を学び、できないことに挑戦して達成する喜びを学ぶ場所でもあります。防ぐべきは、子供が予測できない危険だけでいいと思うんです。遊具をとにかく撤去しようとする動きは事なかれ主義ではないかと思います。  現在、子供たちに我がまちでは、人気の竹取公園と時計台公園、通称ピエロ公園と言っているんですけれども、この公園での遊具の今全面取りかえ工事がなされています。遊び場は、子供だけが遊び、大人は見守っているという従来の公園のあり方とは異なる、大人も子供も一緒になって思い切り遊んで、お互いコミュニケーションをより深められるそんなゾーンのある公園を望むものであるんですけれども、いかがなものでしょうか。問います。  次は、質問事項3でございます。  運転免許返納者の元気号利用運賃を割引ということで提案をさせていただきます。  広陵元気号が本年10月1日からダイヤ改正を伴って、見直し、有料になります。それに伴い65歳以上の運転免許、私、これ65歳と言ったんですけれども、65歳というのは前期高齢者なんですけれども、後期高齢者の75歳以上の方でもいいと思うんですけれども、運転免返納者が運転経歴証明書を提示することによって運賃を半額に割引することを提案するということです。半額化によって、運転に不安を感じる高齢者による返納者をふやし、元気号利用者もふやす一助になればと考えるものであります。  ということで、壇上からの質問は以上で終わらせていただきます。 ○議長(笹井由明君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) それでは、奥本議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  まず1番目、増加する空き家、その対策はということについてでございます。  御質問いただきました昨年5月27日に全面施行されました「空き家等対策の推進に関する特別措置法」により、これまで各自治体の任意の指導から空き家の対する基本指針が示されました。この法律の運用に関して、国及び県が開催されました空き家法に関する説明会や研修会を経て、法に基づき、苦情等のある空き家に対して情報提供や適切な管理依頼を行ってまいりました。  その結果、3件の老朽空き家の解体や複数の空き家で植栽の剪定及び伐採、除草作業等の管理を行っていただきました。  また、今後の取り組みといたしまして、本年度は町内全域を対象とした空き家実態調査、平成29年度には実態調査の結果をもとに、空き家対策計画の策定、協議会の設置などを予定しております。  なお、空き家に対する広域的な取り組みも検討しており、北葛4町(上牧町、王寺町、河合町、広陵町)で検討会議を行うため現在準備を進めているところでございます。  2番目の遊具・歓声消えない公園、大型・小型遊具で外遊び充実という御提案でございます。  御提案いただいております、大人と子供が一緒になって思い切り遊べるゾーンのある公園についてでございますが、現在、竹取公園と第1号近隣公園である愛称時計台公園のほか、近隣公園に設置しております遊具の更新事業を進めております。  本年度は、竹取公園でターザンロープと周囲に健康遊具5基を設置します。また、時計台公園では、対象年齢3歳から6歳までの複合遊具と、その周囲に健康遊具6基を設置いたします。  子供たちが複合遊具で遊ぶ姿を保護者が健康遊具を利用しながら見守れるような遊具配置としております。  議員の御意見のとおり、近年、都市公園において、遊具での事故が多発しており、原因として管理者の使用方法等の表示が不適切なものと、使用者によるマナーの基準を超えた使用によるものがあります。  都市公園設置の考え方としましては、楽しく安全に遊べる場所づくりを目指して計画をしておりますので、議員御提案の大人も子供と一緒になって思い切り遊んで、お互いコミュニケーションをより深められるゾーンの設置も含めて今後とも御意見を頂戴いただければ幸いです。  3番目、運転免許返納者の元気号利用運賃を割引という御提案でございます。  広陵元気号につきましては、平成28年10月1日からの本格運行に伴い、以降は基本運賃を100円とし、小学生以下、障がい者の方で身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を提示された方及びその介助者1名までは50円となります。  御提案いただきました65歳以上の運転免許返納者が運転経歴証明書を提示することにより、運賃を半額に割引するということにつきましては、一例を挙げますと、奈良交通におきまして、運転免許自主返納者を対象に「ゴールド倶楽部定期券」を1回限り無料で交付するサービスが行われており、町内を走る奈良交通路線を半額、または100円で利用することが可能であります。  今後、町と警察が協力して、さまざまな機会を使って、運転免許の自主返納をPRし、返納者へのインセンティブとして町独自の支援制度等を検討してまいります。  一方、運転免許の自主返納は、高齢者ドライバーによる交通事故を減らすという目的においては、有効な取り組みの一つと考えますが、元気号をより多くの方に利用していただくためには、さまざまな料金体系を今後も研究していくことが必要かと考えます。  元気号だけでなく、奈良交通バスや、その他の交通機関を利用してでかけていただき、元気になっていただく。そのことによって、医療費や介護費用が抑制されるという視点でさまざまな研究会にも参加しておりますので、今後議論していただきたいと考えています。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(笹井由明君) これより項目ごとに自席にて再質問願います。  10番、奥本君! ○10番(奥本隆一君) 御答弁ありがとうございました。  それでは、自席にて、1回目に質問いたしました空き家対策についてでございますが、御答弁の中で、本年度は、町内全域を対象とした空き家の実態調査を始められるということですね。この実態調査の方法なんですけれども、これは職員さんが、例を挙げますと、新築家屋の調査をするように、町内を巡回をして把握されるのか、それとも各大字の区長さんとか、自治会長さんに協力をお願いして調査をされるのか、その方法についてお教え願えますでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 松本環境部長! ○環境部長(松本 仁君) まず、ただいまの御質問についてお答えをいたします。  実態調査の方法につきましては、今おっしゃいました職員が行う、あるいは区長様方にお願いをしてやるのも一方法かと考えてございますけれども、現在のところ、検討してございますのは、国、または県の補助金をいただきながら、民間のコンサルタント会社で実施をしようかなという方向で進めてございます。  以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 10番、奥本君! ○10番(奥本隆一君) ということは、コンサルタント会社が町内全域を歩いて巡回をされるということですね、そういうことでしょうね。  それともう1件、御答弁の中で、北葛4町による空き家に対する広域的な取り組みも検討しておりとおっしゃっていただいております。この取り組みというのは、具体的に今お教え願えますか。 ○議長(笹井由明君) 中尾副町長! ○副町長(中尾 寛君) 今、その広域的な御質問でございますが、広域的な取り組みを今やっていこうと、スタートしたばかりなんですが、とかくその情報ばかりを集めても実際に住民の方がそれを見て利用するという情報でなければ意味がありませんので、4町がそういう情報を共有して、広陵町だけでなく、北葛を一つの区域としていろんな空き家の情報を共有するという取り組みをしようと始めるところです。  また、いわゆる空き家がどこにあるというだけではなく、どう利用できるかというのを民間の力もかりまして、実際に利用できるという方向に進めていこうというのが4町が集まってやるという狙いでございますので、今スタートしたばかりですので、これからいろいろ話が煮詰まるというふうに思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 10番、奥本君! ○10番(奥本隆一君) これからじっくりと煮詰めていただきたいと思うんですけれども、実態調査をされて把握できた。そして、もう全然使えない老朽のごみ屋敷になっている空き家もありますね。私はそれと逆に、町内を歩いていて、入母屋のこんな立派な家が空き家だなんてもったいなあと、こう感じたおうちもたくさんございました。ということで、今後そういった使えるような空き家については、空き家バンクというようなものを設置して、そこへ登録していただいて、それからその空き家を有効活用していくと、そういったことも今また私、提案させていただいておきたいと思います。  それからあと、私はこの平成27年の6月議会と平成27年の9月の議会で一般質問をさせていただいた中で、老朽住宅を放置する要因の一つとして解体して更地にしてしまうと住宅用地の特定措置の軽減が外れてしまうということで、そしてそういうことによって固定資産税が上がってしまうということから、この空き家の用途が決まるまでの間、空き家のままで放置されているのではないかという、そういう視点から私は昨年の9月議会で一般質問させていただいたのが、空き家撤去後の土地に対する固定資産税の減免について御質問した経緯がございます。  減免は、住宅用地特例が解除する年度から起算して、最長10年分と減免するということで、6年目以降は、差額の6分の5を乗じた額ということで、最終の10年度目は6分の1を乗じた額を減免するという、そういった提案をさせていただいております。その後、検討はしていただいたでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 松本環境部長! ○環境部長(松本 仁君) この点につきましては、御意見を賜っていることを前部長のほうから引き継いではございますけれども、ただ、広陵町の事例としては、まだそう多くはございませんので、今後、先ほど副町長のほうがお答えしましたように北葛4町でさまざまなケースを捉えて、そのケースを検討しながら、この減免等についても考えていきたいというふうに、今後の検討課題というふうに捉えてございます。  以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 10番、奥本君! ○10番(奥本隆一君) ありがとうございました。そうしたらよろしくお願いをいたしておきます。  それでは、次の2番の大型・小型遊具の外遊び充実ということで御質問させていただきます。  今、国土交通省によりますと、公園の遊具は、10年前と比べますと、箱ブランコは約7分の1、シーソーは約1割、ジャングルジムは約2割減ったというデータが出ております。その一方に、高齢者向けの健康遊具は4倍近く増加していると。広陵町も今回健康遊具を設置されるということですが、この少子高齢化のスピード以上の急激な変化の中で、当然公園管理者としては、事故があれば行政の管理責任が問われる。危険のない安全な空間にシフトするのは当然の流れ、こういうようによく話されますね、実際、そうかもわかりませんけれども。そこで、現在進められている遊具の更新事業で、竹取公園と時計台公園から大型遊具がなくなりました。完成図を見たら、ないように私は見受けたんですけれども。特にピエロ公園としては、多くの幼児から保護者に親しまれたピエロの大型遊具がなくなるのは、私としては非常に残念であります。以前、私自身も以前住んでおった自宅からこの時計台公園、通称ピエロ公園までは10分以内で歩いて行けましたので、娘が小さいころには、土日のたびにベビーカーに乗せて公園に行った経緯があります。本当に遊ばせるのに、公園は本当に助かりました。ということで、この御答弁の中、時計台公園では新しく対象年齢が3歳から6歳の複合遊具を設置すると御答弁いただいておりますが、この複合遊具というのは、どのような遊具なのか、そしてまた小学生の幅広い1年から6年の学年が遊ぶような遊具の設置はあるのか、お尋ねします。 ○議長(笹井由明君) 廣橋事業部長! ○事業部長(廣橋秀郎君) 奥本議員さんのピエロ公園の複合遊具の内容と、今後小学生が使えるような遊具はどうかと、あるのかという御質問でございます。  まず対象年齢3歳から6歳までの複合遊具の計画でございますけれども、先ほども議員おっしゃられましたとおり、ピエロというのは、基本的にピエロの顔をモニュメントにした形のものは象徴として残させていただきたいと、そういう部分は基本とさせていただいて、滑り台が2基、滑り棒、らせんのぼり棒、半円のリング雲梯、それとそれぞれそのアイテムをつなぎます通路といたしまして、チューブ型のトンネル、そして傾斜ブリッジ、アーチブリッジ、一本橋渡りなどの機能を備えた複合遊具でございます。  それとまた、今年度は、現在3歳から6歳ということですけれども、現在、今ブランコの今年度もリニューアルをちょっと計画をしておりますけれども、ブランコにつきましては、対象年齢3歳から12歳と、かなり幅の広い対象年齢となってございます。  また、先ほど1回目の答弁でもありましたターザンロープにつきましては、6歳から12歳というふうなことでありますので、やはり遊具は別のゾーンでまたいろんな子供さんの遊べるような遊具を検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井由明君) 10番、奥本君! ○10番(奥本隆一君) そうですね、また今おっしゃっていただいた別のゾーンを検討したいということで、ぜひお願いしたいと思います。やっぱり子供は遊ぶのが大事でございます。  私のことですが、下の子供が学校から帰ってきて、きょうは友達とお約束しているのと。結構馬見方面の幼稚園の時代から「お約束」という、そういう言葉があって、子供同士が遊びに行くと、それをお父さん、お母さんに「きょうはお約束に行ってくるよ」ということで遊びに行くんですけれども、「どこへ行くの」と言ったときに、「公園」という言葉が返ってきます。広陵町の中には、立派な竹取公園もあります。馬見丘陵公園もあります。でも学校から帰ってきて、そういう遠いところへ行って帰ってくるのが遅くなるのから近場の公園ということで、馬見のほうでは、通称ピエロ公園、そしてまた、地元にも地元の公園とか神社にも公園らしき遊具は置いてありますね。滑り台とか、ブランコとか、そういうところにも遊びに行くんですけれども、そういった地域の公園は今はなくなってきているのが多いですね。ちなみに平尾区では、平尾区に子供がいる以上は、今公民館の敷地の中に、ブランコ、滑り台、箱型ブランコというのを設置しております。壊れたら修理をしますということで、ここ数年間、町の補助金をいただいて修理し、新しくも設置をしています。ということで、近場にそういった遊び場、安全な公園があれば私はいいんじゃないかなということで。  次、大型遊具は、遊びが広がっていく起点となるんですね。子供同士のコミュニケーションの場にもなっておって、よじ登ったり、ぶら下がったりして、腕の力もつく。専門家いわく、遊びは人間関係を築く基礎であると。遊ぶことは生きること。そもそも子供にとって、遊びとは食べることや眠ることと同じぐらい大事なものであるとおっしゃっております。なぜなら、遊びは子供のやってみたいと、そういう自発性から始まる多様な実体験であって、結果として人間本来の持っている生きる力を引き出してくれるからです。子供たちにとって遊ぶことは生きること、そのものなのであります。子供の体と頭と心は、これはつながっているんですね。体をしっかり動かして遊ばなければ、脳も活性化しないし、心も豊かに育むことはできません。たっぷり遊んで、その遊びを通して、多様な実体験を重ねるこそが子供の健やかな成長を可能にすると、この方は話されています。  そこで再度質問させていただきます。  数年前から大型遊具を備えた特に私立の幼稚園、保育園では、実際にふえてきていると言われております。子供の成長にとって、遊びが重要と考える、保育、教育関係者がふえている、その一方で、遊べる環境を十分に確保できないことがそういった背景にあるようだと言われております。我がまちの幼稚園、保育園の園庭や小学校の校庭にも安全でいい大型遊具を設置して、昼休みや放課後に幅広い学年の子供たちが遊んで、歓声がたえない、そんな居場所づくりをつくっていただけないか、教育委員会のほう、よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井由明君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 御質問をいただいております。学校等に設置している遊具の安全確保というところで、文部科学省のほうからも一応最大限遊具の安全確保というような文書等の指導もございます。ただ、議員おっしゃっておられるやはり最低限のそういう予知できる危険というようなもので、何でもかんでもあかんというのはいかがなものかというようなところも理解はするところでございます。  いずれにいたしましても、学校のほう、もしくは園のほうとその状況を確認をいたしまして、そういうことが可能かどうか、そういうところで図ってまいりたいと思います。  今、大体小学校には、ジャングルジムとか、雲梯とか、鉄棒関係、そういったものはございます。集団下校というところですので、一旦帰って、また友達と一緒に一定の時間まで、遊べる時間まで遊びにくるというような子供さんもそれは恐らくいてると思います。ただ、なかなか習いものとか、そういうふうなもので学年が上がるほどに習いものとかで週に1回とか、2回しかそういう習いものに行かない日がないというようなことも考えられますけれども、いずれにいたしましても、そういうようなところで図ってみたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 10番、奥本君!
    ○10番(奥本隆一君) 今の子供たちにとっては、遊びの場として重要な役割を果たすのは、公園とか、園庭とか、校庭とか、そういったところしかないんですね。ということで、この町の公園等をしっかりともっとたっぷりと遊べる場所に、そしてもっと居心地のいい、家族の居場所になってほしいと願って、次の項目に移らせていただきます。  運転免許の返納者で元気号の利用運賃割引ということなんですけれども、御答弁の中に、私も当然小学生以下とか、障がい者の方、こういった弱者の方については、やっぱり補助をするのがいいかと思うんですけれども、これ障がい者の方で、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者福祉手帳を提示された方及びその介助者1名まで50円とするということなんですけれども、私、この50円もとらなくても、こういう方たちには、無料にしてあげてはどうかと思うんですけれども、どうでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) お答えいたします。  ただいま議員のほうがおっしゃっていただきました、主に障害のある方について、もう無料にしてはどうかというお話でございます。確かに近隣の市町村の現状を見ますと、葛城市さん等では無料にされているというところもございます。ただ、今すぐ無料にするのか、また今後どうしていくのかというのは、当然これ、この料金設定につきましては、これまでも広陵町の公共交通の活性化協議会を通じて、さまざまな議論をいただいた中で、今回10月からこのような形でスタートしようということで決まったものでございますので、当然その際には、近隣の市町村の状況というのも勘案しながら、今回の料金設定にさせていただいたものであります。  今後、また議員の御提案のあるそのような障害のある方を含めて、料金設定をどうしていくのかというのは、10月始まって以降、来年度に向けて、毎年当然何らかの見直しというのをかけていく形になると思いますので、その中で議論をしていきたいと考えております。 ○議長(笹井由明君) 10番、奥本君! ○10番(奥本隆一君) おいおい見直していっていただければと思うんですけれども。この運転免許返納者というのが今、香芝署によりますと、昨年、県内の自主返納者は、平成14年度で2,518人、平成15年では3,746人で、1年間で実に5割の程度の増減があるんですね、すごいですね。そのうち、香芝署管内では、178人が返納されておるということです。178人のうち広陵町の住民の方は、68人が返納されたということでございます。ちなみに広陵町の方で免許を持っておられる75歳の後期高齢者以上の方は、本年の5月31日現在で1,208名おられるんですね。この1,208名の中には、当然90歳以上の方もおられるということです。私も実際に90歳以上の方を知っておりますけれども、元気に運転されておられます。でも家族の方は、もう運転はやめておいたらどうという声を当然されております。ただ、高齢者になったからといって、すぐに運転免許を返すというのは、やはり長年運転してきたから、かなり車を手放すのが不便という声が当然出てきますね。ということで、自主返納を促す意味でも、今、答弁の中で町独自の支援制度を検討していくというような答弁をいただいております。  ちなみに1週間ほど前の新聞に、運転免許の自主返納促進で協定ということで、県警と香芝市の商工会議所さんが運転に不安を感じる高齢者による運転免許証の自主返納を促すという意味で、県警と香芝市の商工会議所さんが協定を結ばれたと。返納して、運転経歴証明書を発行された高齢者に対して、参加店舗で商品割引などの特典を受けられる事業に協力するという内容のものでございます。ということで、広陵町においても、これからいろんな取り組みをしていただいてほしいと思いますので、お願いをして、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(笹井由明君) 以上で、奥本君の一般質問は終了いたしました。  しばらく休憩します。     (P.M. 3:08休憩)     (P.M. 3:24再開) ○議長(笹井由明君) 休憩を解き、再開します。  次に、9番、堀川君の発言を許します。  9番、堀川君! ○9番(堀川季延君) 議席番号9番、堀川でございます。議長のお許しをいただき、質問させていただきます。  2期目に再選させていただき、初めての質問でございます。住民の皆さんからの声を質問に変えて届けさせていただきますので、どうぞ温かい御答弁をよろしくお願いいたします。  それでは、2点質問させていただきます。  まず1点目でございます。  広陵元気号のルート拡大に伴う成果についてでございます。  本年4月から、広陵元気号の運行ルートが2路線から3路線に改正され、利便性が拡大されました。9月末日までは、試行期間とし、10月からは運行内容を再度見直し、有料で本格運行の運びとなります。  そこで昨年同時期と比較して、4月、5月の2カ月ではございますけれども、利用状況はどのような成果があったのでしょうか。  高齢者にとって、やはり買い物と病院への足の確保が重要と考えておりますが、昨年3月議会でも質問いたしましたとおり、近隣市町との連携を図っていく話し合いは、その後も進んでいるのでしょうか、お尋ねいたします。  2点目でございます。  平尾バス停前交差点に信号機の設置をぜひお願いしたいと思います。  平尾バス停前横断歩道を本年は毎日86名の児童が渡って小学校に登校しております。JA前疋相交差点信号が歩車分離式の信号に変わり、北行きに右折レーンがないこともあって、朝の時間帯は、この歩道まで車が渋滞する傾向にあります。南北の車両の増加もあり、児童にとっては危険な交差点となっております。西側道路は一方通行で、東側も道路が狭く、歩行者専用の信号機の設置しかできないと考えておりますけれども、この場所につきましては、相当以前から信号機の設置要望があり、ぜひ実現に向け、御支援いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  以上2点、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(笹井由明君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 堀川議員さんの御質問にお答えを申し上げます。事前に温かいという御要望がございましたが、そのようになっているかどうかはお聞きをいただいてから御判断願いたいと思います。  まず1番目、広陵元気号のルート拡大に伴う成果について、お尋ねでございます。  元気号の利用状況につきましては、4月から3路線に拡大した結果、中央幹線8便と北東部支線6便が近鉄高田駅に乗り入れをしたこともあり、2カ月間の実績ではありますが、利用者は26%の増加と一定の成果があったと考えます。  4月26日から5月8日にかけて利用者に対し、アンケートを実施したところ、北東部支線の利用者からは、乗り継ぎなしで近鉄高田駅に行くことができるようになり、便利になったとの声をいただいておりますが、一方では、真美ヶ丘方面への乗り継ぎがうまくいかないとの声もいただいており、10月から本格運行に向けて最終調整を行っているところであります。  近隣市町との連携につきましては、香芝市はもちろんのこと、大和高田市、田原本町、三宅町など近隣市町がそれぞれ運行しているコミュニティバスの相互乗り入れや乗り継ぎなどの連携につきまして、引き続き検討してまいります。  2番目の平尾バス停前交差点に信号機の設置をということでございます。  県道河合大和高田線は、幅員が狭く歩道のない県道でありますが、西小学校区を南北に縦断する幹線道路で、登下校時の朝夕は通行車両も多く、特に広陵農協前交差点では混雑していることから、同交差点を歩車分離式信号に変更するよう要望し、実現に至りました。  西小学校区においては、住宅地の開発等が進み、児童を伴った若い世帯の転入者も多く、平尾バス停前交差点を通学路として利用する児童が平成25年度までは70名ほどでしたが、現在では、90名近くに増加している状況です。  当該交差点につきましては、通学路の安全確保の観点から、平成26年10月7日付、広陵西小学校長名で教育長宛てに信号機の設置要望がありました。これを受け、町は同月22日付で香芝警察署長に信号機の設置要望書を提出させていただいております。昨年7月には、歩行者専用信号機の設置について、香芝警察署長から奈良県公安委員会に上申していただきました。  奈良県内全体においても、信号機設置の要望が多いと聞いており、いつごろ実現するかどうかは見通しが立ちにくいところですが、香芝警察署と連携し、設置に向けて働きかけてまいる所存でございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(笹井由明君) これよりは、項目ごとに自席にて御質問願います。  9番、堀川君! ○9番(堀川季延君) それでは、1点目の質問から順次お伺いしてまいりたいと思います。温かい御答弁ありがとうございました。特に2点目につきましては。  まず1点目でございますけれども、10月には運行内容を再度見直すとされておられますが、どういった点に着目して見直されるのかお伺いいたします。  また、有料化につきましては、先ほど奥本議員のほうにも御答弁ありましたけれども、1回100円で、一度の乗り継ぎは無料とお聞きしておりますが、住民に向けての公表はいまだされていないように思っております。その公表のタイミングはどういった手段で行う予定なのか、まずお聞きいたします。  以上、2点お願いいたします。 ○議長(笹井由明君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) お答えさせていただきます。  ただいま堀川議員のほうから御質問いただきました、まず10月からの本格運行に向けて、現在、再度見直しを行っておるわけですけれども、どういった点に着目をしているかというところでございますが、今回4月から三つの路線という形にさせていただきまして、まず中央幹線と、それから北東部支線、これらにつきましては、通勤・通学時間帯の駅、大和高田駅への乗り入れというところをまず一つ着目をしております。  それから北東部支線から中央幹線の乗り継ぎによりまして、今回国保中央病院へのアクセスが可能になりましたので、そのあたりが2点目であります。  それから従来から町内の施設へのアクセスが問題となっておりましたので、西部支線のほうから町内の各公共施設へのアクセスを確保したと、これが3点目でございます。  それから4点目が中央幹線と各支線の乗り継ぎにつきまして、今4月以降、さまざまな声をいただいておりますので、その乗り継ぎの部分を改善をいたしまして、10月を迎えたいと、このように考えております。  それから2番目の有料化につきましての住民の皆さんへ向けての公表のタイミングと、それから手段につきましては、今、考えておりますのは、8月以降の広報、それからホームページを使いまして、まず料金のお知らせをさせていただきたいと思います。4月時点で、各御家庭のほうに時刻表をお配りしておりまして、そちらには10月から有料化になるというお知らせはさせていただいておりますけれども、具体的に料金が幾らになるかというお知らせは議員御指摘のとおり、まださせていただいてなかったわけでございますので、まずそちらのお知らせを早目に行いたいと考えております。  それから具体的には次、9月の広報配布の際に、4月と同じように新しい時刻表、それから料金を含むルートのお知らせをさせていただくと。これは挟み込みでまた別のチラシという形で考えております。  それからそういうことを周知して配っただけではいけないということで、今、担当課のほうで考えておりますのは、例えばお年寄り、老人クラブの会合の際にお邪魔をして、元気号を有料化ということもあるんですけれども、まず御利用いただくと。こういう使い方がありますよ、できるんじゃないですかというお話をさせていただこうと。そういう意味では、地元への何らかの説明というか、そのようなことも考えておりますので、そのあたりで有料化についての公表をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 9番、堀川君! ○9番(堀川季延君) ありがとうございます。  本当に御答弁にありました26%の増加というのは、私の思いよりはパーセンテージが高いように思ったので、少しはほっとしております。  といいますのは、よく住民の方から見かける元気号に乗っている人が本当にいないと。もう空気を運んでいるだけといった酷評をいただきます。今回中央幹線に28人乗りの車両を導入されたという経緯につきましても、以前からバス停によっては、乗りこぼしがあっての判断というような理解もしておるんですけれども、そのあたりは解消されたのか、あるいはまたこれだけの人数分が今後必要となる見込みで28人乗りを導入されたのか、このあたりも1点お教えいただきたいと思います。  先ほどの前の質問でありましたけれども、運転免許の返納のお話が出ておりましたが、私自身は、よく70歳後半、80歳に入っても自分で運転されている方をお見かけしております。目的地まで奥さんや旦那さん、あるいは家族を乗せて、まだいまだに動いておられる、元気でございます。そういった意味においては、運転されなくなった方、家族の注意、何らかの形で運転できないという方については、逆に同伴者が必要になった方といいますか、かなり高齢化を召して、身体的にも少しふぐあいが出て、同伴者がなければ交通機関も乗れないといったようなこともあって、なかなか一人で高齢者の方が元気号に乗っていけないのかなというふうな懸念もしているところでございます。言いかえれば、元気号を利用される乗客の範囲は限定されているのかなというふうには思います。単純ではございますけれども、今後ももっとたくさんの方に利用いただきたいと思うのですけれども、どのような取り組みが必要と考えておられるのか、ちょっとざっくりなんですけれども、お答えいただければありがたいです。28人乗りのバスの経緯とお願いします。 ○議長(笹井由明君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) お答えをさせていただきます。  まず1点目の28人乗りのバスの採用につきましてですけれども、その前に現状のそれまでのマイクロバス等で乗りこぼしがあったのかというところがございました。それについては、今まで乗りこぼしというものは発生したことはございません。  今回、その28人乗りを採用するに当たりましては、10月からの有償運行に伴いまして、バリアフリーの基準を満たす必要があると、幹線につきましては道路運送法でございますが、その規定によりまして、バリアフリーの基準を満たす必要があると、これは路線バスと同じになりますので、そういったことからバスの中でも一番小さいポンチョ号というのを採用させていただいた、そういう理由でございます。  なお、そういう適用につきましては、幹線のみとなっておりますので、支線につきましては、これまでどおりワゴン車を使わせていただいて、何かワゴン車のほうを使用いたしまして、これまでどおりさせていただくということでございます。  それから今後利用していただくための取り組みと申しますのは、当然高齢者の方々に御利用いただく分につきましては、先ほど御説明させていただいたとおり、老人クラブ等、またさわやかホールにお集まりの方々にPRをさせていただくというところが、まず1点あるかと思います。それ以外に、実際、これまで10月から有償運行に向けて、やはりルートの設定であるとか、それから運行ダイヤをどうするのかということを中心に議論を重ねていただいて、この本格運行につなげてきたというところでございまして、なかなかこれからコミュニティバス、広陵町の元気号というものを自分たちのバスであると、住民の皆さんがこれは自分たちのバスで、なくなってしまえばやっぱり困るんだというような形で思っていただけるような取り組みというのが必要になってくると思います。そうなりますと、高齢者の方だけではなくて、小さいお子さんからやっぱりあらゆる世代の方にそういった取り組みをやっぱりしていかなければならないと思います。対象によりまして、それを直接そちらに行かせていただいて説明する場合もありましたら、若い方であれば、こういう乗り方があるよということで町のフェイスブック等も通じていろいろな形でPRをして、一度にというわけにはいかないですけれども、必ず確実に御利用いただく方をふやしていくということで、これから取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 9番、堀川君! ○9番(堀川季延君) 最後にというのか、いわゆる経費でございます。元気号に伴う経費については、昨年12月定例会で本年度前半の執行分及び車両リース代等を債務負担し、本年3月定例会で事業補正を繰越明許しております。今回この議会で繰り越した額は1,772万4,000円の計算書が出ておりました。平成28年度当初予算においては、奈良交通に対する委託料3,200万円が計上されているだけで、多分この繰り越された中に委託料が1,300万円あったんですか。あわせて4,500万円の委託料での契約が執行されていると思うんですけれども、いわゆる地方創生加速化交付金には、採択されなかったので、全額一般財源という運びでスタートしていると思います。あと、燃料費や修繕料、車両リース代など、本年1年間では、この元気号運行に要する費用、来年の9月には決算書が出てまいると思うんですけれども、どのように積算し、契約されておられるのか、大まかな執行費用内訳をわかる範囲でお聞かせいただきたいと思います。費用対効果を考えますと、やはり多くの方に利用いただくための先ほどのPR等も必要でございますし、他の市町との連携した広範囲での運行も考えていかなければなりません。大和高田市の病院や駅、スーパーなど時間連絡も調整しながら1日1往復でも2往復でも試行してみてはいかがでしょうかという思いもございます。香芝市との連携におきましても議員懇談会の際に話が出ておりましたが、いろんな分野で提供を検討しておられる中に、広陵町民が香芝市の公共施設を利用しやすくなれば、香芝市の公共バスとの連携も考えられると思います。昨年3月定例会での質問の答弁にありましたように、県地域交通改善協議会の地域別部会においても、それぞれが運行しているコミュニティバスの相互乗り入れや乗り継ぎなどの意見もあったとあります。その後、事務者レベルで答弁にはございますが、進んだ話し合いの展開はあったのでしょうか。  また、実施に向けて、今後どのようにそういった広範囲に取り組んでいかれるのか、あるいはしばらく様子を見られるのか、そのあたりの今後の進みぐあい、手応え等もわかればお教えいただきたいなと思います。大和高田市、香芝市だけではなく、田原本町、三宅町というようなこともございました。できれば王寺駅であったり、アピタであったり、そういうのが連携して、住民の方を運んでいただけないかというようなことも今後テーマにもなってこようかなというふうにも思います。連携のほうがたくさんの方の利用が進んでいって、費用対効果という面では話が膨らんでいくんではないかなというふうにも考えているところでございますが、このあたり、ちょっとお聞かせいただけたらと思います。 ○議長(笹井由明君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) お答えをさせていただきます。  まず、元気号につきましての費用につきましては、申しわけございません、ちょっと手元のほうには、私ども予算ベースでの数字になりますけれども、まず4月から9月までの運行の委託料ということで1,300万円、それから公用車の使用料ということで240万円、それから燃料代ということで192万4,000円、修繕費ということで40万円ということで、あくまでも予算ベースになりますけれども、合わせて1,772万4,000円というような形で予算措置をさせていただいて、現在執行させていただいております。  それから10月以降につきましても、これも予算ベースでの話にはなるんですけれども、10月以降、来年の3月までの運行委託が3,200万円、それから新しい元気号の車内アナウンスの作成委託料ということで65万円見ておりますので、合わせて3,265万円、ことし平成28年度の予算ベースでいいますと、5,037万4,000円という費用がかかるような形になっております。  それから、近隣の市町村との乗り入れ等の進みぐあいにつきましては、今のところ香芝市さんにつきましては、現在まだ無償で運行されているということでございますので、具体的に話が進んでいるという形ではありません。担当者の間では、香芝市さんが無償化から有償化のほうになった時点が広陵町も含めてお話をまたさせていただけるタイミングではないかと担当のほうでは考えております。  それから近隣では、国保中央病院のほうに乗り入れをしておりますけれども、国保中央病院を介しまして、例えば川西町、また三宅町、三宅町は国保中病院に行くまでに通るような形になりますけれども、あと田原本町でございますが、それぞれコミュニティバスを走らせておられるというような状況ですので、こちらにつきましても今のところ話としては、国保中央病院を一つの当然4町の一緒に運営をしている施設でございますので、それを中心にどういう形で関係する市町村が何か乗り入れなりをできないかというような話は、これも担当者のレベルでございますけれども、話をさせていただいておると、今のところそういうような状況でございます。 ○議長(笹井由明君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 香芝市と具体的にまだ話をしているわけではありませんが、私が思いますのに、香芝市に香芝生喜病院が開院する運びになるわけです。広陵町からはやはりその病院を利用される方が出てくるというふうにも思いますので、広陵町の元気号と香芝市の公共交通との連結というのか、そういったところもやはり協議をしていかなければならないなというふうには思っております。ただ、五位堂駅が奈良交通が乗り入れている関係で、コミュニティバス乗り入れというのはなかなか難しい面があって、五位堂駅までは行っておりませんが、そういったことも含めて、今後の課題として検討しなければならないというふうに思っております。 ○議長(笹井由明君) 9番、堀川君! ○9番(堀川季延君) 答弁は結構なんですけれども、この第4次広陵町総合計画の中の事業実施計画書に、この元気号の再編事業として平成29年度で事業費6,400万円、一般財源ベースで5,641万6,000円とあります。このぐらいの費用はかかるのかなというふうには思っておりますので、費用対効果を見ると、やはりもっともっとたくさんの方々の御利用というのはテーマになってくるのではないかなというふうに思わせていただきますので、2点目の質問に移らせていただきます。済みません、ありがとうございます。  信号機の設置でございますが、この横断歩道につきましては、安部区から43名の児童、平尾区から43名の児童を合わせて、本年度は毎日86名の児童が交差点を渡って登校いたします。新学期が始まりますと、班長が変わって交通安全旗を持って先導しながら通学路を通っていきます。初めはぎこちなさもあり保護者の心配も相当あると思います。特に新1年生は、幼稚園、保育園のときのように親と一緒でなく、1人で班の児童とともに歩いて通学いたします。さまざまな危険箇所、見通しの悪い場所もあります。毎年各大字、自治会の保護者が通学路を点検し、ひやっとする箇所を地図に落とした、いわゆる「ひやっとマップ」という、こういう地図が手元にありますけれども、こういうのを作成し、検討していただいていることかと思います。解消のための要望がたくさん出ていると思います。新興住宅も非常にふえている大字もございます。今回、香芝署に出向いて話をしてまいりましたが、管内でもたくさんの要望箇所があり、優先順位や財源の問題もあり、設置時期については、10年、20年かかるものなのか、設置自体無理なのか、めどが立たない状況で帰ってまいりました。答弁をいただきました、公安委員会に上申していただいているということもありますので、本当にありがたいと思っております。JAの広陵支店前信号機から南へ中和幹線の信号機まで、信号機はありませんので、交通事情が大きく変わるおそれもありませんので、ぜひ県公安委員会や県財政当局にも呼びかけていただき、早い時期での実現に向けて、支援いただけたらと思います。  現在は、横断歩道の標識が県道の真上にあります。夜間には電灯、明かりもつきます。当然横断歩道の設置もあって、道路面にも2方向に学童横断注意の予告文字を書き込んでいただいております。できることをしていただいているのかなというふうには思っております。あとは運転者のマナーであったり、横断する人の注意確認だと思うのですが、やはり親にしてみれば心配が尽きないようでございます。どうぞ保護者の思いも理解していただきまして、信号機設置になるまでの間、例えばこういうお話もあったんですが、道は県道でございますが、横断歩道の交差点の部分だけを今、よく赤色のカラー舗装みたいなものを入れておりますが、そういうようなこともできないのかなと、県道ですので、県ではございますけれども、信号設置までの間、そういうようなことも考えていただけないかなというふうにも思いますし、県の財政当局や公安委員会にもぜひ働きかけていただいて、優先順位を繰り上げていただいて、早急に早い時期に設置実現に向けて、御努力いただけたらと思います。答弁できる範囲でよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 廣橋事業部長! ○事業部長(廣橋秀郎君) 広陵町のほうからとしましては、今、信号機はちょっと公安委員会の関係がありますので、道路管理者の部分につきまして、広陵町のほうから高田土木のほうに向けまして、赤色の交差点、注意喚起のための標示ということで、要望は可能ですのでさせていただきます。 ○議長(笹井由明君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 当該道路につきましては、交通量も多く、横断歩道に児童が立っておってもなかなか車がとまってくれないという現状も聞いておりますので、引き続き警察等に要望のほうをしてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(笹井由明君) 9番、堀川君! ○9番(堀川季延君) どうぞよろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(笹井由明君) 以上で、堀川君の一般質問は終了いたしました。  次に、6番、坂野君の発言を許します。  6番、坂野君! ○6番(坂野佳宏君) それでは、議席番号6番、坂野、質問いたします。  冒頭に、先ほど吉村議員さんが提案いただいた、ふるさと納税、前回私がした後の経過を楽しみにしておったんですが、もう何か後退して、期待外れだなという形でショックを受けております。また今後追いかけて、ともに攻めたいなと思いますので、よろしくお願いします。  それでは、1問だけでございますが、広域防災協定につきましての質問でございます。  震災時の一時避難所は、広陵町防災計画で定められておりますが、私の地元では、大和高田市と隣接しており、現在、建設中のコープに一時避難するのが最適ではないかという地元の声が多数あります。コープとの防災協定の有無と、広域防災協定の現状の考え方をお聞きしたいと思います。  以上でございます。
    ○議長(笹井由明君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 坂野議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  広域防災協定についてのお尋ねでございます。  市民生活協同組合ならコープとは、平成25年1月22日付で災害時における物資供給等に関する協定を締結させていただいております。協定の内容は、災害時における応急食料や生活用品の優先供給となっております。  大和高田市大谷に建設中の「コープなんごう」は、ことし11月開店の予定であると伺っていますが、坂野議員御指摘のとおり、六道山地区と隣接しており、発災時、店舗の駐車場等に広陵町の方が一時避難されることも考えられます。  一時避難場所は、災害時の危険を回避するために一時的に避難する場所となりますので、町外であっても避難していただいても構いませんが、コープなんごうが一時避難所として指定できるかどうか、大和高田市も交えて検討する必要がありますので、今後、協議してまいりたいと思います。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(笹井由明君) これよりは、自席で再質問願います。  6番、坂野君! ○6番(坂野佳宏君) 御答弁ありがとうございました。  これ、過日、先月、コープさんから地元説明会がございまして、多数の区民さんが集まったときに、私に協定を結んだんやろなと御質問を受けまして、ちょっとあぶついたわけでございます。ただ、そのときに思いましたのが、この広陵町でつくっていただいています防災計画、避難所の計画につきましては、広陵町単体の中で、ここへ行きましょうとかいう形なんですが、広陵町全体を見回しますと、私ら避難する側からいったら、極力新しい建物に避難したい。町が指定する場所が遠ければ、近いところの安全な建物に避難したい。その後の二次避難については体育館とか仮設が要るということは理解しているんですが、素直に私が地元で受けたときに、新しいところに避難するのが一番安全やないかという話を聞いたときに、なるほどな、広陵町全体を見回したら、方々、例えば新田でございましたら新しい店舗がかなり建っております。建物は耐震基準が安全であります。そうなりますと、今広陵町は葛城広域圏に入っております。また、国保中央病院の圏内にも入っております。その辺の関係からいいますと、各市町さんといつでも協議できる場がございます。  それからこの防災について、町全体の防災会議、今ので結構なんですが、各周辺市町村と協議いただきまして、可能であれば、広陵町はここへ避難する計画ですが、いざとなった場合は、周辺の市町村のところにいつでも駆け込んでもらっても結構ですよと、そういうPRを町民さんにできないものか。なぜかといいますと、やっぱり町外に行ってええんかいなという方が多いんですよ。やっぱり一つPRいただけたら、いざとなったらどこへ行っても私らは助けてもらえるんだという意識づけをとっていきたいんで、その辺どんな考えがございましょうか。 ○議長(笹井由明君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 失礼します。  まず、災害対策基本法におきまして、地方公共団体の責務というのがうたわれております。その中におきましても、広域一時滞在に関する協定、それに関して各地方公共団体同士、相互の応援というのに努めなければならないというふうな規定もございます。現状、広陵町のほうは大阪の柏原市のほうと防災協定のほうを結ばせていただいておりますけれども、ほか、まだ大和高田市、また香芝市と個別に防災協定というのは結ばせてはいただいておりません。ただ、県単位におきまして、取り組んでおられる県もございまして、県が広域の協定を交わして、そこの県の中であれば、どこに避難しても構いませんよというような協定を結んでおられるところもあるように聞いております。奈良県の取り組みは、まだそこまでは進んでおらないですけれども、今後ちょっとまた議論のほうはしていきたいとは考えております。  それからあと、一時避難所と避難所の考え方ですけれども、一時避難所は、先ほど町長のほうが御答弁申し上げました。あくまでも一時的に避難する場所ということになりますので、広場であるとか、公園のほうを町のほうは指定しております。避難所としましては、学校であるとか、体育館のほうを指定しておるんですけれども、このコープなんごうのほうが建物自体が大丈夫でも液状化が大丈夫かとか、その辺の関係もございますので、ちょっと大和高田市も含めて、協議のほうはしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 6番、坂野君! ○6番(坂野佳宏君) この質問につきましては、あくまでもこうしてくれじゃなしに、簡単に言いますと、ニュースでコンビニさんはいつでも災害になるとオープンにする。これはニュースで皆知ってくれてはるんですね。そやけどいざほかの施設の逃げるときに行けるのかどうかというのはなかなか住民さんはわからない。私もいざとなったらわからなかったです。その辺の中で、私は先ほど周辺の市町村とと言いましたけれども、逆に言ったらもっと大きく奈良県が全体の計画を決めていただいても結構なんです。その辺をどこでもええさかい逃げなさい、どこでもええから一時避難しなさい、どこでもええさかいと要するにPRを広陵町担当さんのほうでいろいろ知恵を絞っていただいて、広く一般の住民さんに広めてほしいと。当然地元では、一時避難につきましては、3日間私らは対応する体制はつくっておりますが、やっぱり中にはなかなかそういう手が回らない場合がありますので、広報なり、防災計画マップなり、パンフレットにはその辺どこでもいいから一番安全と思うところに避難しなさいというようなPRも今後続けていってほしいというのが希望でございますので、最後これ質問で終わります。 ○議長(笹井由明君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 失礼します。  避難所の考え方ですけれども、例えば旅行に行っておって、その場で被災した。そうした場合に、町外、市外の方だから避難所に行ってはだめですよと、そういった考え方に全くならないと思いますので、逆に広陵町としても広陵町に訪れられた方が広陵町内で被災に遭われた。そのときに避難所に来られた。そういった場合は受け入れするということになるはずですので、そのあたりも含めてちょっとPRのほうもしていきたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 以上で、坂野君の一般質問は終了いたしました。  次に、1番、濵野さんの発言を許します。  1番、濵野さん! ○1番(濵野直美君) 議席番号1番、濵野直美でございます。議長のお許しを得て、一般質問させていただきます。  4月の町議会議員選挙で初当選させていただきました。初めての一般質問をさせていただきます。ふなれな点があるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。  公園及び観光名所の整備についてお伺いいたします。  先日、保護者から百済寺公園の雑草がひどく、子供を遊ばせることができない。草刈りをしてほしいと連絡がありました。区長と確認しまして、背の高い草が生い茂り、歩道にまではみ出している状態でした。都市整備課のほうに行って除草作業をお願いし、すぐ対応していただきました。百済寺公園の除草作業は、年3回と決まっているようですが、少なくはないでしょうか。百済寺は国の重要文化財であり、広陵町の観光名所でもあります。また、隣接する公園は、園児、小学生が毎日たくさん訪れる公園です。この現状をどう思われますでしょうか。  次に、県道112号線奥坪橋から役場に向けての歩道整備について、お伺いいたします。  県道112号線奥坪橋から役場に向けての道路は、通学路ではありませんが、放課後や休日には子供たちがよく利用しています。子供たちを初め、利用者は徒歩より自転車での走行が多いです。現在の歩道は狭く、段差があり、自転車での歩行はできません。車道を走行するのは道幅が狭く、特に放課後の時間帯は車の交通量が多く危険です。  奥坪橋より東側への道路整備があるとは聞いたことがありますが、それまでは現状のままでしょうか。  よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井由明君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 濵野議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  まず1番目の公園及び観光名所の整備についての御質問でございます。  百済寺公園の草刈りについての御質問でございますが、本町の都市公園全ての維持管理作業を町のシルバー人材センターと年間約4,000万円で委託契約をしており、草刈りや剪定、清掃等を委託しております。年間作業計画は、場所により作業実施日程を順次計画しております。担当職員が日常の維持管理が必要と判断した場合は、適切に管理作業を実施してまいります。  隣接する百済寺は、国の重要文化財であり、広陵町の観光名所であることから、周辺景観にも十分配慮し、地域との連携を協議してきめ細やかな維持管理に努めなければなりません。私は、常に地元から言われてからするのではなく、町が責任を持ってするという姿勢でなければならないと指導しています。しかし、公共施設の維持管理は、これからは地域の皆さんの御協力が必要と考えています。無料でというのではなく、必要な経費を町からお渡しして、地域で管理していただく仕組みも考えていく時代ではないかと思っています。今後、このことも踏まえ、よく議論していきたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。  次に2番目の県道112号線奥坪橋から役場に向けての歩道整備についてでございます。  御質問の県道112号線でありますが、県道田原本広陵線奥坪橋から役場までの歩道整備工事につきましては、奈良県高田土木事務所において実施されています。  本事業は、南郷地域の方が幼稚園への通園に利用されている歩道で段差があります。広陵東小学校附属幼稚園まで安全に通園するため、県道部分に歩道の設置や歩道改修が必要で実施されているものです。  歩道の形式は、セミフラット形式で平成26年度から着手され、初年度は奥坪橋から土庫川東までの北側の歩道を、昨年度は奥坪橋から土庫川東までの南側を施工されました。  本年度は、土庫川西から押しボタン式信号までの北側の改良工事を実施されると聞いております。順次実施していただくよう高田土木事務所とも連絡を密にしてまいります。議員御指摘のとおり、非常に危険な道路となっていて、近年交通量も増加しておりますので、役場から東、この県道全線にわたり、対策を検討していただきたいと思います。用地の問題もありますが、片側歩道という方法も考えられますので、協議してまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(笹井由明君) これよりは項目ごとに自席から再質問をお願いします。  1番、濵野さん! ○1番(濵野直美君) 今回お願いさせてもらって、5月に草刈りをしていただいたのですが、それまでは3カ月以上も除草作業をされていなかったということを聞いています。当初、5月の除草作業の予定は、それでも組まれていなかったそうですので、1回目の除草が6月以降になるということでしたのでしょうか。  前年度では、5月には草刈りは入っていたということをシルバー人材センターの方から聞いております。その辺はどうでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 廣橋事業部長! ○事業部長(廣橋秀郎君) ただいまの草刈りでございますけれども、本年度につきましては、第1回目が6月での予定をさせていただいておりました。例年、予定の全体に実施計画を年間事業としてかなりの箇所数でございますので、計画はしておりますけれども、やはりその年度の天候の状況によっても変わってまいりますので、その点につきましては、御了承願いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井由明君) 1番、濵野さん! ○1番(濵野直美君) 各公園であるとか、そういう場所に関しては都市整備課のほうでは定期的に実際に行って確認はされているんでしょうか。私が行ったときには、かなりの高い位置まで草が生えていました状態で、そこに遊びに来られていた保護者の方も大変困っていらっしゃいました。そういうのは必ず確認というのはしていただいているんでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 廣橋事業部長! ○事業部長(廣橋秀郎君) 部分的にですけれども、この全部は見渡せていないという部分はあるかと思いますので、今後はやはりきちっと担当課のほうで現地を確認した上で、シルバーのほうに指示をするように管理させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井由明君) 1番、濵野さん! ○1番(濵野直美君) この前、その話をさせていただいたときに、年間3回ということをお聞きしたんですけれども、年間3回ということでは、かなり少なくはないでしょうか。どういった形で年間3回、あるいは予算がないからということで年間3回という形では、重要文化財である、観光地である横の百済寺公園という形では、少し少ないのではないかと思います。もう少し整備していただけることはできないでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 廣橋事業部長! ○事業部長(廣橋秀郎君) 少ないのではないかということでございますので、年間といいますのか、やはり1回目の刈る時期によりまして、第2回目も平均的に2カ月に一度の草刈りということを基本にしてございますけれども、やはり場所によって、刈る時期によりまして、やはり次の刈る時期というのか、それが変わってまいりますのでやはりしっかりと現場を確認した上で、草刈りの作業の指示をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 1番、濵野さん! ○1番(濵野直美君) ありがとうございました。これからも確認の上、草刈りのほうの作業の日程を組んでいただくようよろしくお願いいたします。  それでは、質問事項2について。  歩道の整備ということで、現在していただいている歩道に関しては、自転車歩行者道という形の道路で3メートル以上の歩道であるのでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 廣橋事業部長! ○事業部長(廣橋秀郎君) 田原本広陵線につきましては、現状の歩道の部分をセミフラットの形式の歩道に改修するということでございますので、今、道路交通法によりまして、自歩道については、3メートル以上ということになってございますけれども、用地の確保ということもありますので、現在の道路の幅員の中で改修ということで実施していただいております。 ○議長(笹井由明君) 1番、濵野さん! ○1番(濵野直美君) あと、この場所なんですけれども、街灯のほうがほかの地区に比べて少ないような気はするんですが、それはどうでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 廣橋事業部長! ○事業部長(廣橋秀郎君) 街路灯ということでお聞きしますけれども、県道につきましては、基本的に街路灯というのはつきませんので、交差点部分等につきまして、街路灯をつけられるということでございますので、基本的には今県道には街路灯はついていないというのが現状でございます。 ○議長(笹井由明君) 1番、濵野さん! ○1番(濵野直美君) そうしたら、実際に夜走ってみたんですけれども、本当に暗い状況で、自転車で走らせてもらいました。かなり暗い状況で、一応今段差がある状態なので、余りにも足元が見えなくて怖かったんですけれども、県道に関しては、じゃあ街灯はつかないということでよろしいんですか。 ○議長(笹井由明君) 廣橋事業部長! ○事業部長(廣橋秀郎君) 基本的に県が設置されるのはつきませんけれども、町の通学路対策でありますとか、そういう部分についてはまた要望があれば検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長(笹井由明君) 1番、濵野さん! ○1番(濵野直美君) じゃあ、よろしくお願いいたします。  あと、この日程のほうでいきますと、今年度は土庫川西から押しボタン式信号までの北側のみということでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 廣橋事業部長! ○事業部長(廣橋秀郎君) そのとおりでございます。今年度につきましては、一応土庫川の西から押しボタン式点滅信号までの北側ということを聞いております。 ○議長(笹井由明君) 1番、濵野さん! ○1番(濵野直美君) 子供たちのほうですけれども、車道を走るのが実際怖いということで、歩道を自転車で走行しています。中学生も小学生もそうです。小学生が実際に段差にハンドルをとられ、車道方面に倒れた事例を数件聞いています。たまたま車が通ってなくて大丈夫だったということを聞いていますので、できましたら早急に全部対応していただくことはできないでしょうか。 ○議長(笹井由明君) 廣橋事業部長! ○事業部長(廣橋秀郎君) 高田土木、県の事業でございますので、広陵町のほうから要望させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井由明君) 1番、濵野さん! ○1番(濵野直美君) よろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○議長(笹井由明君) 以上で、濵野さんの一般質問は終了いたしました。  お諮りします。  本日の会議時間は議事の都合により、午後6時まで延長したいと思います。  御異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 異議なしと認めます。  よって、本日の会議時間は、午後6時まで延長いたします。  次に、14番、青木君の発言を許します。  14番、青木君! ○14番(青木義勝君) 14番の青木でございます。議長のお許しを得て、一般質問をさせていただきます。  私、何分、議長職を務めさせていただいて、本一般質問は5年ぶりになるわけでございますので、大変緊張いたしております。もうやり方を忘れてしまっておるので不安でございます。これで私も議会だよりに写真と名前入りで、私の質問が載るんかなと思ったらちょっとうれしいなと思っておるわけでございます。先ほど来、さっきも1年生の議員さんの一般質問がありまして、なかなか私の当時を振り返ってみれば5倍ぐらいしっかりされているなと、これは実感でございますので、本当にその人たちに負けないように、年寄りらしく一つ質問をさせていただきたいと思います。  町当局におかれましては、温かくじゃなしに、冷たくない御答弁で結構でございますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、質問に入らせていただきます。  質問事項1番、広陵町・香芝市共同中学校給食センターの運営形態についてであります。  今、現在、両町・市で協議会方式で運営をされておりますが、全国の実例数をお伺いいたします。  私は、当初一部事務組合方式を提言をいたしておりました。文書じゃなしに、言葉で提言をいたしておりました。当初実施の平成28年4月予定でありました。実態は9月になったわけでございますが、時間的にも緊迫しておりました。また、当時の諸般の事情も御理解し、また勘案いたしまして、比較的短期間において設立のできる協議会方式に賛成をいたしましたが、今後将来的には中学校給食という生徒の健康、食中毒、アレルギー等デリケートな事業でもあるので、法人格の有しない協議会方式では、権利義務の主体性が明確でないと思います。また、不法行為等があった場合の責任は、各構成団体の連帯責任となると思います。現時点では、責任の割合が不明確であるわけでございますのでどうでしょうか。
     よって、私は地方自治法で示される特別地方公共団体である一部事務組合を新たに設立できないものか、私はすべきだと思いますが、これを問わせていただきます。  質問事項2でございます。  財産の無償貸付の議案を取り下げられた理由はということでございます。  正式に議案として提出されませんでしたが、5月30日の議員懇談会で議案の提案の説明がありましたが、6月2日に急遽取り下げられたと思います。2日の議会運営委員会の山村町長が簡単に理由を説明されましたが、今までにもありましたが、議案の取り扱いが非常に安易過ぎているんじゃないかなと。また、議会に対しても失礼だと思っております。また、聞いておられなかった議員さんも当然あったわけでございますので、この経緯についてを詳しく説明をしていただきたいと、こう思うわけでございます。  質問事項3番、箸尾地区の準工業地域の活用をということでございます。  場所は皆様も御存じのように、斑鳩田原本線がありますね。鳥居大橋というところがある。そして櫛玉神社がある。その県道を挟んで南側一帯にヒロハシの工場の東側になって、葛城川の堤防までということの場所でございます。私の記憶では、平成4、5年やったと思いますけれども、農地として現状のまま、そのまま農地で使われるようであれば、逆線引きもやむなしという県の指導の声もありますということを聞いておりました。それではと思い、私自身も相談も受けておりましたので、地権者、地域の人、そして役場当局と話し合いの上、妥協の結果、現況の道幅の狭い、クランク的にこうなっている状況の危険な道路になったと記憶をしております。新たに幅員の広い、安全な道路に改良すべきと思います。そこは中学生も通学に利用しているようでございまして、そこには途中には防火水槽もあります。防火水槽もありますけど、消防車の進入がちょっと困難な今の状況になっていることも事実です。そしてまた、比較的自動車がちょっと抜け道みたいなところになっていますので、そしてエホバの証人という、ちょっとした宗教団体の建物もできましたので、非常に通行量も結構比較的多い、非常に危険な道路で、何も安全策というのか、それもないわけでございますので、こういうことでございますので、非常に通行量も多いので、安全な道路が非常に不可欠と思います。地権者各位にも地域の人も当時この道をつくって、妥協の産物でありましたが、意識も変化されたと思います。また計画次第では、十分協力をしていただけると私は思っております。以前、町当局が地権者各位にアンケートをとられたと思いますが、その分析結果をお聞きいたします。  町と地域の活性化を推進して、企業誘致を促進して、人口減を食いとめるためにも、本町の数少ない未活用の準工業地域の活用は、本町のまち・ひと・しごと創生総合戦略にもなると思いますので、町と地域と連携をして、早急に取り組んで具体的に進めていただきたいと、こう思っているわけでございます。答弁をお願いします。  そして、最後になりますが、質問事項4、中学校給食センター建設に伴い、駐車台数が減少するのが事実でございますので、その対策についてをお伺いをいたします。  まずセンターが建ったことによって、約100台程度の減数が予想されますが、代替用地として、以前私ちょっと聞いたと思いますけれども、別に町当局が借りるのか、買うのか、何かそういう話があって、具体的には、どのぐらいのことになっているのか、その現況についても知りたい。約55台がとめられるように、この数字は間違っているかもわかりません、70台かもわかりませんが、そういうことも踏まえて、いわゆる給食センター建設に伴って減った駐車台数については、どこかで補うということのその代替用地のことについてもお聞きしたいと思います。特に例年開催されております、本町唯一の大きなビッグイベントのかぐや姫まつりのときは、車両で大変大混雑ですので、その対策、もちろん町内の皆様であれば、徒歩で、また自転車等で来ていただくというのは当然なことでございます。しかし、この間の実行委員会でいろいろ入場者の分析もございましたので、ある意味ではありがたいことと思います。町内の人が当然多いのはいいわけですが、しかし、町外の来場者が結構多いということもありがたい一つの結果になったわけで、そういうことで町外の人については、歩いてきなさいとか、自転車というのはなかなか言いにくいものです。我々は、町内を私も自転車で行っているわけでございます。そういうことで、もちろんやっぱりきっちり受け皿、かぐや姫まつりという大イベントですので、広陵町の最高のPRの場所でございますので、そういうことでひとつどのような対策を当然持っておられるのかということをお伺いをいたしまして、壇上での質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(笹井由明君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) それでは、青木議員さんの4つの御質問にお答えを申し上げます。  まず1番目、中学校給食センターの運営形態についての御質問でございます。  全国における給食関係での協議会方式による取り組み例は、福島県に2例あります。協議会名は、福島市及び川俣町により「福島市・川俣町学校給食センター協議会」と本宮町、現在は本宮市らしいですが、及び大玉村による「本宮方部学校給食センター協議会」です。  「協議会方式」を採用した根拠といたしましては、これまで国においては、広域行政圏施策とワンセットとする形で、一部事務組合及び広域連合といった組合方式の活用を推進してこられましたが、平成の合併後は、その方針を大きく転換し、従来のような組合方式ではなく、協議会、機関等の共同設置や事務の委託といった機能的な共同処理方式の活用を進めておられます。  本町及び香芝市といたしましても、このような国の流れの中で、時期的な制約もあり、給食の調理業務という形態の事務処理については、組合管理者及び組合議会、監査委員の設置などが必要となる一部事務組合より、経費の節約及び事務の能率的処理が図れる協議会方式において管理運営を行うことを選択した次第であります。  しかしながら、今後の管理運営方法につきましては、議会の権能を明確にでき、財務処理、人事など独立した責任体制を確立できる一部事務組合方式とする方向で協議してまいりたいと考えます。  2番目の財産の無償貸付の議案の取り下げられた理由はということについてでございます。  財産の無償貸付に関する議案につきましては、当初は上程させていただく予定で説明を申し上げましたが、議員懇談会の中で、複数の議員から御指摘いただいたことを受け、五位堂駅前駐輪場の取り扱いに関し、香芝市と交渉をしているところでございます。  1番目の御質問にも関連いたしますが、一部事務組合を設立した場合は、組合に用地を売却することも考えられますので、この件も含めて改めて協議する必要がございます。  本町と香芝市、またお互いの議会も納得する形で交渉してまいりたいと存じます。協議がまとまりましたら、議会にも御相談申し上げますので御理解いただきますようお願い申し上げます。  次に、3番目の箸尾地区の準工業地域の活用をということでございます。  平成24年6月8日に「はしお元気村」において、広陵町箸尾準工業地域A地区であります弁財天、南地区の土地利用について大字役員及び土地所有者を対象とした説明会を実施しました。その後、議員御指摘のとおり、箸尾準工業地域の土地所有者に対して、土地利用アンケート調査を実施しました。その分析結果としましては、土地利用について、現在の土地利用(農地を含む)を望む方、宅地に転換したい方、悩んでおられる方がおおむね3分の1ずつに分かれており、それぞれの思いがあることが伺い知れる結果となっていました。土地利用の検討を行うについての問いでは、当地区の土地利用の検討は、8割の方が賛成しておられ、関心が非常に高いことを示していました。  最後に土地利用の検討委員会を設置することについては、73%の方が検討委員会の設置を希望されていて、まとめとしましては、各自さまざまな形を考えている方、迷っている方などがおられますが、検討していくことには前向きであり、早急に検討委員会を発足し、どのような土地利用をすればよいか、皆さんの意見を出し合い、それらをまとめることにより、同じ方向性のまちづくり案を策定することが可能であると考えられます。  また、まちづくりに消極的な意見の方もおられ、より細かな地権者の意向を把握する必要があり、検討委員会の中で検討する必要があるという結果になっております。  議員御指摘のとおり、未活用の準工業地域の活用は不可欠と考えております。本準工業地域の活用につきましては、奈良県企業立地推進課にも紹介し、本町のまちづくり推進課においても企業誘致の候補地として紹介しております。  どの方向での土地利用がよいのか、地域の意見を十分に聞きながら取り組んでまいりたいと考えております。  4番目の中学校給食センター建設に伴い駐車台数減の対策についての御質問でございます。  青木議員にはかぐや姫まつりに対しまして御心配をいただき、ありがとうございます。今年度のかぐや姫まつりは9月17日、18日の2日間で開催いたします。ことし4月に行われました馬見丘陵公園でのチューリップフェアでは、隣接する竹取公園駐車場と民間会社の駐車場を借用されて開催されました。  ことしのかぐや姫まつりは、例年借用させていただいております馬見丘陵公園中央南口駐車場と株式会社タビオさんの2カ所の駐車場、本年度から給食センター建設に伴い、少なくなった駐車場対策として、馬見丘陵公園中央東口駐車場で79台、同南エリア東口駐車場で96台、合計175台分を新たに借用いたします。  かぐや姫まつりの駐車場案内看板を設置することによりまして、会場へ御来場いただく車両を、町道上田部奥鳥井線沿いは誘導することにより、図書館周辺への道路渋滞緩和を図りたいと考えます。あわせて健康増進のために徒歩や自転車での来場の呼びかけもしてまいりたいと存じます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(笹井由明君) これよりは、各項目ごとに自席にて御質問願います。  14番、青木君! ○14番(青木義勝君) 冷たくない答弁ありがとうございました。お礼を申し上げます。  まず質問事項1番について、一部事務組合方式をというのを私提言させていただいております。なぜかということを踏まえてちょっと2回目の質問に入らせていただきたいと思います。  まず、私が不安、協議会方式のままでやれることはやれるわけで、実例もあるわけです。しかし、中学校給食、また香芝市との共同事業、大変これからモデルケースになると、また県のほうからも非常に注目もしていただき、それから財政援助も結構いただいているということで、間違いなしにきっちりと成果の上がる事業にしていかなければいけない。私自身も当初からかかわった一人として責任も感じているわけでございますので、何としてもよくやったな、モデルケースだなと、視察に来ていただく、そういうセンターにさせていただきたいと、こう思っているわけでございます。  よって、現在の協議会方式について、私自身が非常に不安に思うことをちょっと述べさせていただきます。  まず1点目ですけれども、法人格を持っていないので、建物等の持ち分の法的なあらわし方はどうなっているのかなと。そしてまた建物等の持ち分には、どのような契約書がどのように明記されているのか。それから財産運営のいわゆるついている負担割合、7対3と何回も聞いております。特に私、朝から廃棄物のことで質問をさせていただいた。これもやはり7対3で経費負担をしていただくということをおっしゃっておりました。そのことでございますけれども、私ずっと見させていただいたんですけれども、協定書にも協議会規約にもいわゆる7対3とかいうことが明記されているのかなと、書かれているのかなというのが私思っているわけです。私が調べたところでは何も書いてないわけですね。そういう意味で、一体どういう形で、もちろん紳士的な考え方で信頼感の上で当然7対3であると。まず建設費について、食数に対して7対3ということについて、それは何とかのね。しかし、運営、いろんなことについて、果たして、例えば食数も変わる可能性もあるわけですね。ずっと7対3のままいくかといったらそうでもないわけ、そうでしょ。そして、残念なことに、例えば市長さんも変わられ、町長さんも変わられ、いろんなことがある。当然なことです。そのときに、きっちりとした形でどうあるべきかということは、どこかで私明記すべきやなと。されてないように私思っていますのでね。いや、ここに書いてますねんとか、書く必要がありませんとかいうのもあるかもわかりませんけれども、これは大事な話ですので、御答弁をしっかりとお願いをいたします。  ごみの排出の経費負担も7対3ですとおっしゃっていたからね。それでさっき聞かせていただいたわけです。そして土地の無償貸付になっているわけですね。これについても賃貸される、いわゆる契約書というのも当然あると思います。これはどこに示していただいたんかなと、こう思って、私、物忘れをこのごろちょっとしますので、忘れているのかなと、こういう思いになるわけですので、ひとつよろしくその辺を示していただきたい。そしてその廃棄物の件に関しては、それでいいです。  それと同時に1問目に言わせていただいた、いわゆる法人格がないということは非常に不安定な要素があるということで、例えば連帯責任というのは当然あるわけです。その連帯責任というのも、時限のこと、時効のことがいろいろあると思います。ましてやデリケートでしょ、給食というのは。このことについて、そしてまた、さっきも町長の答弁もありましたが、議会の何もできないということも踏まえて一応一部事務組合の運営の方向でいきたいという答弁はあったことはそれでいいなと私も思っております。しかし、これも相手もあることですし、それでやっぱり具体的にお互いに香芝市と運営母体をどう考えていこうと、協議会方式より、やっぱり一部事務組合方式でということでやろうと思ったら、きっちりとまた練っていかなあかんわけですね。この間からのずっと流れで、私もこのことについてもいろいろ心配していたのは、例えば何とか協議会、委員会ができましたとかいろいろあります。しかし、結果として、この間の食器のときとか、いろんな食缶とかのときも結局は決まってしまってこんなふうになりましたと知らされて、議決をしていただきたいというのが現状なるわけですね。これについて私は今後、当然このことについてもやっぱり議会の関与というのも大事やなと、こう思っているわけでございます。ともにつくっていくということですのでね。そして中学校給食というのは、現実に生き物になるわけね。物つくったやつをやったのとはまた違うわけです。そういう意味で、いわゆる広域何とか方式とかいっぱいあると思います。しかし、私は、きっちりとした形で明確に責任の所在をきっちりとさせる、そういう組織が私は当然だと思いますので、相手さんもあることですけれども、広陵町が今のところは、広陵町・香芝市として、最高の責任者と言われるのは、広陵町の山村町長さんですので、これも踏まえて。事の発端から言ったら香芝市からお願いされて共同でやったということにいたすわけですから、事の発端もしっかりつかんでおられるわけですので、そのことについて一部事務組合方式にやっていただかなければならないと私は思っております。そういう意味で、その方向づけでやるということをおっしゃっておりましたが、具体的にどういう形での活動を持っていくかということをまずちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 負担割合については、協議会規約と香芝市との協定書の2種類がございまして、規約ではなしに、協定書のほうに用地については無償貸付をする。それから食数割で負担をするということが明確に書かれておりますので、食数割、現在の食数割でいくと7対3になるということでございますので、将来その食数が変動いたしますと、負担割合も毎年精算をするという規定を設けてございますので、広陵町が減れば香芝市の負担がふえる。逆に広陵町がふえれば、広陵町の負担がふえるということに自動的になるということでございます。  将来のことを考えますと、一部事務組合のほうがやはり明確に法人格ももちろん地方自治法上、法人として特別地方公共団体になりますので、そちらのほうがいいのではないかという御意見については、私もそのように思っておりますので、香芝市と協議をしていきたいというふうに思います。  これも相手さんのあることでございますので、香芝市と十分調整をさせていただき、また議員の皆さんにも御相談を申し上げながら進めなければなりませんので、今後、鋭意協議を進めてまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井由明君) 14番、青木君! ○14番(青木義勝君) その方向で研さんをしていただきたいと思います。そこで今現在、食数で明記されていると、現在は7対3、しかし7対3がひとり歩きしているような感じもするわけですね。そこで、はっきりそういうことを食数ということも当然ですが、しかし、それとともに、その財産運営7対3、それから建物の持ち分、これも7対3やけど、これ契約書にも書いてますのかな、そういうことについては。それと土地の貸借の契約書、無償契約になっていると思います。契約は無償で、この協定書にも書いてますからね。ほんで、これ契約書はあるんですか。これ、さっきちょっと尋ねてましたんやけど、そこをちょっとはっきりして。 ○議長(笹井由明君) 松井教育長! ○教育長(松井宏之君) 今の御質問の件ですけれども、この協定書の中では、一応食数割ということで、それはもう建設に関する経費の負担ということで、建物も皆含んでの食数割という形のものでございます。今おっしゃっているそれに対する契約という部分については、今のところは協定書という部分だけで運営しているということで、香芝市と広陵町の細かい部分の契約という部分は今のところ、とりわけ作成していないということで、この協定書に基づいて、今は負担割合でそれぞれ予算を組んで負担をいただいているというところでございます。 ○議長(笹井由明君) 14番、青木君! ○14番(青木義勝君) 性善説、いわゆる信頼関係の中でやるというのは当然、何が起こるかわからへん、事故もあるでしょう。大地震もあるかもわかりません。そういうことはやっぱり、ちゃんと協定書はありますからと言うけど、それはそれでよろしいけど、やっぱり土地の賃貸であり、また建物の登記もせなあかんわけ。それについてきちっとした契約書というのはなくてよろしいということは、不安でしようがないなと私は思うわけです。今、何もないときはいいですよ。そやから当然きっちりしたことをきっちりすべきものはやっておかなあかんというのは私は思っているわけです。非常に心配しているわけです。せやけど、一部事務組合になるまでなあなあでいきますというわけにはいかんわけです。そやから何でもないときはよろしい。何か事件、または事故、また大地震もそうです。財産をきっちりとやっぱり整理していくということも、私は当たり前のことやと思います。まして自治体と自治体ですからね。そのことを町長はどうですか。それは構しませんというんやったら責任とってもらわな。 ○議長(笹井由明君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 先ほど申し上げました協定書が契約書に当たると私は考えております。規約を議会で御審議をいただくときに、協定書の内容についてもお示しをして、議会で審議をいただいて、議事録も残っておりますし、負担割合についても双方の議会で議決をして、予算立てをして支出をしていただいておりますので、建物そのものは登記はされておりませんが、負担区分は双方の議会の審議記録を確認すれば負担割合は当然明確になりますので、その不安はないというふうに思います。逆に香芝市側が7割負担をしていただいていますので、広陵町に所在する建物が香芝市の所有権がどうのこうのという不安はないことはないというふうに思いますので、一部事務組合にして、そのあたりを整理したほうがいいというふうに思いますので、法的には今の状態で問題はないというふうに考えております。 ○議長(笹井由明君) 14番、青木君! ○14番(青木義勝君) どこかきょうのテレビでも法的には別にどうこうないけどという話がちょっと出ていましたけれども、もちろん法的なことは当然でと思います。よって、やっぱり町長もこういう今の協議会方式でこのまま運営をずっとやっていくというより、きっちりとした明確な法人格のある地方公共団体という一つの形をとって、もちろん全国的なことはどうとか、それはあると思います。しかし、広陵町、まして県のほうからもかなりの大きな助成もいただいていることで、モデルケースになっているわけですからね、そういう意味で、私は老婆心ながらいろいろ言ったわけでございますので、その辺一つ十二分に香芝市さん側との大きな協議を大きな目的を持って、一部事務組合によってやっていただくことをお願いをいたします。  そして、質問事項2に移らせていただきます。  お互いに無償貸付の議案化しなかったということで、今説明も受けました。これ、お互いの議会も納得する形で、こういう交渉をしていきたいということも踏まえてということですが、これ、私不安に思っている、おかしいなと思うのは、これが平成27年2月1日、いわゆるこの協議会が発足しているわけですな、既に協議会がね。そういうことで、それについてどうせ共同でやるからということで、それでまた無償貸付ということについて香芝市の施設なり、また例えばという形で駐輪場の問題も出てきたわけです。ここでいつか示されました香芝市・広陵町公共施設の共同利用について協議ということで私もいただいております。ここには一例として、現在、近鉄五位堂駅自転車駐輪場については主に広陵町馬見地区在住の住民が多く利用させていただいているところであり、使用料金は、1カ月当たり香芝市内在住者と広陵町在住者と300円の差があるが、この差額を少しでも解消できるように願うということも書いておったわけですからね。それでこれについて、当然協議されていたと思いますよ。ほんでこれだけじゃなしにほかのこともずらっと書いていましたね。いろんな校区もかなり、この間の全員懇談会で広陵町・香芝市相互連携の取り組みの一覧表と書いていましたね。これまだ何も進んでいないということです。ほんでひょっとして、このことに関して、例えば私懸念するのは、この無償貸付ということについて香芝市のほうとか、市議会のほうはそのことについてちゃんと理解していただいているのかな。当時、私もはっきり言うて無償貸付というのは誰も喜んでやるものと違うわけで、反対をするわけですね。しかし、やむを得ずという形で、無償貸付になったことは市長と町長と私と当時の副議長の谷さんとの話もあったわけですね。この間の全員懇談会のときでも町長も、当然そういうことはありましたと言って、リンクしていると私は思っております。しかし、香芝市がリンクしていないと思ってはるんやったら、これは話にならん。ということで、ちょっと行き違いがあったんかなと思うわけです。私は当時の議長とはお話をした中で、ほかの議員にも、広陵町が無償貸付をしていただいたことに対して、非常にありがたいと、これはもう何としてもそれに報いるようなことについてはという話も私受けているわけです。そやけど、そんなん口だけの話ですよ。そういう意味を持って、町長、これ香芝市さんとこのことについて、またほかの連携協議について、そしてこの無償貸付についての議題は取り下げられたということは、こういう条件がつけられなかったから、香芝市と十二分に協議していないから出せないと、結果そうでしたと私は思っています。そうですやろ。香芝市と十分協議されているんやったら出していけるわけですね。まだ協議が熟していなかったから出せなかったというふうに私はそう判断しているわけです。せやけど、どっちにしてもこれは避けて通れない話ですから、きっちりとやっていただきたいと。場合によっては私、市長さんに会ってもいいと思っていますよ。そういう意味で、ちょっと町長の見解を聞きたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 一覧表にしてお渡ししている資料については、担当職員間で協議をして進めているものでございます。五位堂駅前の駐輪場については、消費税の改正時期に合わせてやろうという回答をもらっているというところが少しひっかかるということから、その部分について改めて確認するという意味で、今、当初からの議案は提出をさせていただいておりません。そこの確認をするとともに、一部事務組合の問題も絡めて一緒に解決をしたいというふうに思いますので、今、提案を控えさせていただいているというのが理由でございます。  無償となった経緯については、青木議員おっしゃるとおりでございますので、そのことは認識を先方も十分していただいておりますし、協定書、協議会の規約締結のときには、先方の議長さんも来ていただいて立ち会いをしていただいておりますので、そのことを認識されていないというわけではないというふうに思いますので、しっかりと市長とも話をし、また議会は議会でお力添えをいただく場面が出てくるかと思いますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。 ○議長(笹井由明君) 14番、青木君! ○14番(青木義勝君) 本当に事の発端からすると流れていった中で、町長、やっぱり香芝市の香芝市長さんのほうが香芝市議会に対して、どのような説明をされていたのかな。何かちょっと私の耳に入る市議会の雰囲気は、全くそういうことじゃなしに、別でっせ。賃貸の問題やなしに、全く別で、それはそれでっせという考え方があるような雰囲気に私聞いているわけですからね。そやから例えば、全部がそれにくくるというのは当然ではないわけですから、しかしそういうことで、まず発端にそこで踏み切ったから中学校給食がやれたということも間違いなしの事実ですから、それは市長は十分わかっているはずですよ、市長が頼みはってんもん、そういうことですよ。そこは町長、ここでは相手さんもあることですから、ここは町長、腹をくくって、当時の私も当事者の一人ですので、しっかりと私らもサポートしていかなと、私、市議会とも話をせないかんなと思っているわけですので、ひとつよろしくお願いをいたします。  それでは、質問事項3に移ります。  いわゆる箸尾地区の準工業地帯ということで答弁も受けておるわけでございますので、検討委員会を当然設置していきたいというのは当然なことと思います。これは大いにやっていただきたいと、また早く。というのは、町長じゃなしに町当局として、私自身もやっぱり地元ですし、いろんなことも聞いています。しかし、当時私も先ほどの質問で言わせていただいたとおり、当時の地権者と代がわりもしていることは事実です。そやからそういう意味で、あのままで農業をずっとしたい、一つもいらわんといてくれという、先ほどちょっとアンケートでは出ていましたけれども、多少はやっぱりそういうものは書くものです。アンケートを受けた分、丸投げで結構ですわというような回答はまずないわけです、地権者については。せやから、それは当然当たり前のことです。何%は非常に困難な意見もあったと、当然です。しかし、現実としては、やはり町も準工業地帯とあのままほっておくということについては非常な不利益になるわけで、今後これから企業誘致の問題も踏まえて、それであそこもあんな手つかずの準工業地帯というのが余りないわけですね。そして、ましてや県道にも接しているということで。このことについて、前町長のときからのこれは課題です。当時の植村前部長、いろいろ頑張ってくれてはりましたけれども、一生懸命に汗をかいてくれてはりまして、それを引き継いでいただいているわけですけれどもね。今度は企画になるのかな。そんな状況ですので、この件に関しましては、何としても早急に具体的に対応していこうということですので、これ方式で何やというのがありますわな、補助金対応にしていくような区画整理事業か、そんなんとは違う形で道路をちゃんとつけて、そこできっちりとした、もちろん地権者の皆様には出してもらわなあかんものは出してもらわな、協力ですからね、そういうことも踏まえて、何とか早いこと、私自身も地元の一人ということでまた、広陵町の議会議員をさせていただいているので、このことに関しましても、やっぱりきっちりやっていきたいなと思うのと同時に、町当局も原案、素案というのか、例えばというのも当然持っていただかなならんなと、こう思うわけでございますので、ちょっとその辺のことについての御答弁はどうですか。 ○議長(笹井由明君) 廣橋事業部長! ○事業部長(廣橋秀郎君) 当時のアンケートの調査については、答弁のとおりでございます。青木議員さんおっしゃっていただきましたように、その当時から状況も変わっておるということでございますので、この地域が準工業地域でありますので、どういう方向が一番この地域に望ましいのか、そういうところも踏まえて、検討委員会の設置について、やはりこの地域の方たちがやっぱりみずからどの土地利用を望まれているのか、もう少し手を挙げていただける方を探して進めていきたいという思いでおりますので、また何か御協力と御意見がございましたら、またよろしくお願いいたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井由明君) 14番、青木君! ○14番(青木義勝君) 部長、しっかりと担当として。やっぱり何か事業が動く、そのことについて例えば職員さんもそれに皆携わっていく、日常業務は業務ですけれども、やっぱり大きな事業を動かすときに、職員力も上がるわけです。また住民との接点も、どうしたら交渉するのか、どないして話をするのかというのもあるわけです。何もなかったら、日常業務をまともにやっていただいていたらそれで結構ですけれども、しかし何が事業が起こる、中学校給食もそうでしたやろ、香芝市も。そやから職員力が、職員もぼおっとしてられへんわけやから。これがやっぱり力がつくわけです。問題に何も行き当たらへんのやったら、寝ててもいいわけやから。そういう意味で、私は事業というものを立ち上げた限りは、またもちろん地権者側に、地域の人の協力も要ります。しかし、やっぱり世の中は変わっていっているわけです。広陵町も人口減のことも当然あります。企業誘致の問題もあります。税収の確保、全てまち・ひと・しごとですか、こんなことを総合戦略と言われているんやけど、それは会議をして国のものをずっとこなしていくというのは、それは当たり前のことです。しかし、広陵町にとっての自主事業であり、また補助の問題も踏まえて、やっぱりこれに立ち向かっていくということについて、私は価値ある仕事だなと思うわけでございますのでよろしくお願いいたします。  それでは、中学校給食センター建設に伴う件の質問事項4に移ります。  先ほどちょっと説明もありまして、百七十何台ですか、減ったんは大体100台ぐらいが減るわけですけれども、それぐらいはできるという話は当然あるわけです。また歩いてくるのが当たり前というのもわかります。当然のことです。そこでちょっと私、質問に書いてましたんやけど、町当局として違う場所で、場所をちょっと私忘れまして、名前を、何とかという場所を。駐車場を求めていくと、借りるのか、買うのかどうかそれは知りません。それで七十何台分を見ているという、そのことは何も答弁にもないわけですけれども、私、質問用紙に書いてますねんけどね、代替用地として駐車場を、私、数字を間違っているかもわからへん、55台ぐらいはどうのこうの書いてますやろ。質問用紙に書いてましたと思いますけれども、そやけどここでは丘陵公園の場所を借りるわけとか、ここに書いてあるんやけど、どうなっているんかな。 ○議長(笹井由明君) 廣橋事業部長! ○事業部長(廣橋秀郎君) 私ども思っておりましたのは、竹取公園の駐車場の一部を借地を増加させていただいて、その部分で駐車台数をふやしているというところで考えておりましたので。 ○14番(青木義勝君) ここに書いてあったんやけど。百七十何台分の中に入っているの、これ。 ○事業部長(廣橋秀郎君) いえ、それには入っておりません。170台の中には、今貸していただく馬見丘陵公園の駐車場のみの台数でございます。 ○議長(笹井由明君) 14番、青木君! ○14番(青木義勝君) いやいや、そやけど私のこれ、質問用紙見てくれはりましたか。代替用地として約55台と聞いていると、地図ももらっているねん。地図も見てるねん、これな。これを聞いているわけや。これはどうなってますかと聞いているわけや。 ○議長(笹井由明君) 廣橋事業部長! ○事業部長(廣橋秀郎君) 失礼いたしました。  平成27年度で竹取公園駐車場拡張工事ということで約38台の増設工事及び工事を完了しております。 ○議長(笹井由明君) 14番、青木君! ○14番(青木義勝君) ほんなら私が思い違いをしていたということやな。完了しているんやったら完了しているで結構ですよ。ことしどうやったかな。買うたんかいな。借地か。わかりました。ちょっと大きい声で言いましたが、ちょっと喉がかれてますので、ひとつ私の質問を十二分に理解していただかなくても悪いことではないわけですが、しかし、年寄りの話も十分聞いていただきまして、全般は若い人の話でしたが、そういう意味で一つよろしく対応していただくことをお願いをいたしまして、私の質問を閉じたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(笹井由明君) 以上で、青木君の一般質問は終了しました。  お諮りします。  本日の会議はこれで延会といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(笹井由明君) 異議なしと認めます。  よって、本日はこれで延会とすることに決定しました。  なお、本日行われなかった一般質問につきましては、来週13日、午前10時から本会議場において引き続き行います。  本日はこれにて延会します。     (P.M. 5:09延会)...