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平成22年第1回定例会(第2号 3月 5日)

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  1. 広陵町議会 2010-03-05
    平成22年第1回定例会(第2号 3月 5日)


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    平成22年第1回定例会(第2号 3月 5日)            平成22年第1回広陵町議会定例会会議録(第2号)                  平成22年3月5日               平成22年3月5日広陵町議会               第1回定例会会議録(2日目)  平成22年3月5日広陵町議会第1回定例会(2日目)は、広陵町議場に招集された。 1 出席議員は、13名で次のとおりである。    1番  山 田 光 春          2番  竹 村 博 司    3番  青 木 義 勝          4番  吉 田 信 弘    5番  笹 井 正 隆(議長)      6番  坂 口 友 良
       7番  乾   浩 之(副議長)     8番  長 濵 好 郎    9番  八 代 基 次         10番  八 尾 春 雄   11番  山 田 美津代         13番  松 浦 敏 信   14番  山 村 美咲子 2 欠席議員は、なし。 3 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は、次のとおりである。   町     長  平 岡   仁     副  町  長    山 村 吉 由   教  育  長  安 田 義 典     総 務 部 長    竹 村 元 延   財 政 部 長  坂 口 佳 隆     福 祉 部 長    奥 本 隆 一   事 業 部 長  吉 村 元 伸     教育委員会事務局長  植 村 和 由   水 道 局 長  松 井 純 二 4 本会議の書記は、次のとおりである。   議会事務局長   松 井 宏 之   書     記  北 橋 美智代     書     記    菊 川 佳 昭 ○議長(笹井正隆君) ただいま出席議員は11名です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。    (A.M.10:00開会)  本日の議事日程はお手元に配付したとおりであります。 日程番号      付 議 事 件  1 一般質問 ○議長(笹井正隆君) それでは日程1番、一般質問を行います。  一般質問通告書に従って発言していただきます。  なお、議事進行の都合上、質問の要旨は簡単に、また答弁は的確にお願いします。質問の回数は会議規則により3回以内とし、また申し合わせにより2回目以降の質問については、質問通告書の順序に従って議席において一問一答方式でお願いします。  なお、次の質問事項に移った場合は、前の事項に戻ることができませんのでよろしくお願いします。  それでは、坂口君の発言を許します。 ○6番(坂口友良君) 皆様、おはようございます。  それでは、トップバッターを切りまして、またもや1番でございます。質問をさせていただきます。  私、今回ちょっと大きなところを3つばかり取り上げてみました。  1番目、国保財政のパンク。どんどんと町民に実態を知ってもらおうということで取り上げました。私も、国保財政については今までの経緯いろいろ聞いております。このように資料もいただいております。今までの経過、この中にも細かく書かれております。町民の皆様方にもこの事実を知っていただいて、どのようにして解決をしていこうかというのが1つ。もう1つ、私も今年の1月からいよいよ年金生活者、このようになりましたね。去年の12月で満60歳、このようになって、私もいよいよ年金生活者として、今までなかなか国保税のことあっても自分の身にかからないとなかなか実感がわかないと、こういうようなことでしたので、ちょっと私の実例を挙げながら、これをどのように考えていいのか取り上げてみたいと思います。  国保税については、この資料にも出ております。17年度は4,300万円の赤字であった。18年度は7,824万円の赤字であった。19年度には1億2,081万円の赤字であった。20年度に1億4,275万円の赤字であった。21年度には1億1,446万円の赤字が見込まれていると、こういうふうになっております。累計については4億9,937万円、約5億円ほどの赤字が累積となって、いよいよパンクしたと、このようなことでございます。この事実はこの事実として、広く実際にこういうふうな財政であるということを知っていただかなければいけないのかなと思います。この事実を隠して国保財政どうするんやと言うたところで話にはなりませんので、少々、私の見方をちょっと説明したいと思います。21年度でこの広陵町内の国保税集めております。私はまだ払っておりませんよ、国保税。これから払わなあかんかなと、こういうような感じもするんですが、21年度、今見込みなんですが、約6億8,300万円ぐらい広陵町内の入ってる人から集める予定でございます。今まで国保税払ってない、未払いやと、払えるけど払えへん人もあるし、払えないから払えないという人もあるし、あるけど財産あるから払わないという人、いろいろまざっていると思います。未払い分が2億2,562万、こんだけありますと、こういうふうに資料に載っております。これは、国保税パンクするのは当たり前なんですね、これ。払っていないわ、使う方はどんどんふえるわと、こういうふうなことでございます。やはりこの事実は正直に町民にお知らせしなくてはいけないと思います。議員はみんな知ってんですよ。こういう資料もらって、ああそうか、えらいことになってんなと。ところがなかなか町民の皆様に実際こうですよというのはわからないから、国保税こんなん高いのに何が赤字やねんと、こういうふうな方も結構おられますし、いろんな理解の仕方、PRの仕方によっていろんな理解をする方がおられますので、この辺は正直に、もうこんなんなってますよと、いよいよパンクなりましたよと、パンクになるとどのようなことになってくるかと、こういうことでございます。この事実は町民に率直に、正直に知らせましょう。今まで町の広報いろいろ見ております。これはなかなか言いにくいとか、こんなん言うたらどうやとか、それはもうきょうび、国自体が年間40何兆円近く入るのが、支出が96兆とか、これは何かマジック使うてるんかいうか何でもなくて、40何億を借金して国債でやってると、これは単純な話しなんですわ。果たしてこういうことがいつまで続くかということも町民の皆様方に理解して、いろいろ案をいただきたいということも私も考えております。  今回、この計画案を見ました。ここにこういうふうに改正したいということが出ております。ここでも1番、生活困窮者である、例えば、年金収入120万、月10万の年金と、この辺が物すごい生活困窮者であるというような視点でとらえて、保険料が年間2万4,600円とこのように出ております。今まで私は別に国保入ってなかったんですわ。非常に生活が苦しい、こんなもん取り過ぎちがうかというふうないろんな方がおられると意見聞いて、私もそうかなと思ってたんですけど、やはりここは公正な目でいろんなことを調べなくてはいけません。年金120万というと月10万と、こういうことなんですね。私、今年から1月から月10万円なんですよ、年金。ちょうどこのケースなんですわ。私、物すごく貧しくて生活が大変だと、こんなん国保払えないと、ちょっと当局に言いにいこうかなと思ったんですよ。議員の月給なしと、年金だけと考えたらね。私の年代は、65になると満額もらえるんですわ。今のところは比例分と言いましてね、厚生年金比例分、それだけで、65から満額もらえると。当然、月10万と、こういうことは年間120万。これに当たるかなということで、私も2万4,600円、こんなようなことを思っておりました。  もう1つ、私、最近ハローワーク高田、ハローワーク行くんですよ。新しい建物に変わってきれいになりましたで、1回ちょっと行ってたら、暖房がきいてちょこちょこ行って何やいうたら仕事探しに行ってるんですわ。60超えたから再就職、こういうケースですね。仕事いっぱい探しました。ちゃんとえらいもんで言うてくれますよ、こんな仕事ありまっせて言うてね。私の希望はね、私は大企業行ってたからね、そんなしんどい仕事できまへんと。まずできるのは事務職です。座ってできるとこをお願いしますと。ほんならいろいろばあっとコンピューターで出てくるんですね、ぱぱあっと出てくるんですわ。60以上、これもありますね。ざあっと見ると、月10万ともらえたらいい方なところですね。その後、もっといろいろな仕事、ガードマンとかいっぱいあるんですよ。ちょっとガードマンすると、晩、体冷えて、私ちょっと痔悪いからこんなん冷えたらあかんなと、こう思って、これはちょっと無理ですわと、向こうの人にいろんな、この仕事どうですかっていっぱい言うてくれます。どうもやっぱり仕事探すと、月10万がやっとこさやなと。こういうふうなケースになってます。  月10万、これはサラリーマンですから、サラリーマンの場合、こんなん私も資料もうてる。健康保険一体何ぼ払うねんちゅうて、協会けんぽ、中小、零細というのは協会、昔は社会保険いうた、今は協会けんぽ、こういうこと言うんですけどね、こんなんくれましてね。最近、何でも役所親切になって、ちょっとおくれよ言うて、だまされて高いもんとられるんちがうかと、私も疑問に思って、これもうたらね、月10万の場合は、年間、あなたは健康保険協会けんぽに払うのんが6万3,798円、こんだけ払ってちょうだいねと、年間6万3,798円、こんだけ健康保険料、これちゃんともらってますからあってんですよ。ほんで、この協会けんぽ、裏見たら、今年の奈良県、4月から3月分の給料からこんなん上がりまっせと、今までは8.21%、今度は9.35%で13.8%上がりまっせと、こうなってまんねん。これもうごっつう赤字でですね、こんだけ上がりますからこんだけ負担してくださいと、こういうことでございます。ですから、この問題、別に国保だけじゃなくて、普通の一般の社会保険にしろ、中小、零細に勤める人にしろ、同じことを言われてんですよ。これは強制天引きやからね、私、10万円で仕事行ったと、あなた年間6万3,790円こんだけ払ってちょうだいと、こういうことなんですね。もう一つは、広陵町の国保入れてもうたら2万4,600円、安いなと、こういうふうな感じで、これはどっちがええんかなと、こういうような話ですね。  私、西成のホームレス支援いうのやってんですよ。炊き出しやってて、そこにご飯食べにくる人は、ちゃんと勤めてる人でも今食べにくるんですわ。いわゆる何でやねんて。仕事してんやけどお給料安いと、月10万円がやっとこさと、こういうケースはざらなんですね、働いてても、ワーキングプアと言うんですけどね。そのような方もちゃんと会社へ勤めてて、仕事がないんですわ、週3日、4日とかね、こんな形ですけどね。やっぱり同じように病気が怖いから社会保険入ってます。今のこの保険です。年間こんだけ払うてると、こういうことなんですね。このような状態も調べております。  もう一つ、今回からこれいわゆる所得のみの補足ということで、財産の補足はないよと、こういうふうなことでされました。ほな私、どうなんかな思って、いつも税金高い高いって文句言いに、ここでは言うてないんですよ。下の税務課行って、おかしいんちゃうの、一遍ちょっと内訳出しなさい。固定資産税納付通知はこんなん来るんですよ。坂口友良さんって来てね。あんた家持ってまんなということで、当局なんかちゃんと補足してへんと思ってたんですよ。どんな仕事してんやと、口では偉そうにいつも言うてんですよ、下へ行って、固定資産税払ってちょうだい、44万8,460円、これちょっと間違うてんちゃうの言うて、ほんで下へ行ったんですよ。ちょっと一遍内訳教えてよと、どういうような補足してんの。ちゃんとくれましてね。議員さん、議員さんようけ持ってまんがな。ちゃんと土地、家と、こう出てくるんですわ。これ私のですよいうて、土地、土地、土地、土地、土地、土地、家、家、家、家、ちゃんと補足してます。私えらいもんやなと思いました。言うときますがこれは日立のお給料で買ったんですよ。何もそんな小沢さんみたい政治資金で買ったわけでもなんもなくて。日ごろいつも文句言うてんから大したもんです。当局はちゃんと補足してます。  今回、ちょっと私もいわゆる資産を外すと、こういうふうになってね、私思うの、こんなんある人は別段もうたらいいんですよ、私の考えは、ない人から取れって言うてるんじゃなくてね。ここもちょっとこのあとずっと来ますけどね。ある人にはこれちょっと払ってもらったらいいんですわ。私、何もうそ言うてるんじゃなくて、ここをちゃんと当局は100%正確な仕事をしてます。確かに大したもんですわ。  もう1つ、じゃあ寄附しましょうかと、こう思ったんやけどね、議員が寄附すると捕まると、これも変な法律なんですけどね。これ資産割、なしやからこんなんでええんかなって、私の年金生活は10万円。というのは、年金生活10万円いうてもいろんなケースがあると、こういうことなんですよ。そこは当局はいろいろこうやって寄附願えるもんはこれから寄附願わんと、こんなんやっていけませんよ。よく勘違いされるのは真美ヶ丘に住んでてご商売なさってると、でも商売も息子に任せたんやと、真美ヶ丘に来てみたらわかります、ごっつい家住んでますわ、外車2台とか。その人商売してて国民年金ですって、収入は月7万円ないんですよ、6万9,000何ぼ。これで言うと、これは貧乏でんねんと、こういうような話になってもうて、だからその方は年に数回海外旅行してると、外車が2台あると、何かすごいですね。だけど収入は年金しかない、国民年金しかないと、こういう話なんですね。今回、一律に固定資産外しちゃったということで、まあ当局決めたらそれで、私こんなん賛成していいんか反対していいんかちょっとわからないんですけどね。私の言うのは、もっとある人はもっと取ってもうてもいいですよって言うてんですよ。もっと取ってもいいじゃないの、こういうふうな感じですね。ですから、年金だけの補足しようとすると、いろんな形態が出てくると、こういうことでございまして、その辺もちょっといろいろ考えたらいいんじゃないかなと。やっぱり、大企業の社員ってすごいでしょう。これみんなもらってですね。私、こつこつとまじめに働いて、酒も飲まず、たばこも吸わず、ゴルフもせず、ただひたすらこういうふうにやってると。こういうことでございます。  もう1つ言うときます。正直に言うと所得の補足。これサラリーマンの場合は1年前の収入で入っちゃうと、こういうことなんですね。これがどうかないうことで、ここにもありますねん、坂口友良さん町民税払ってちょうだい、こういうお知らせなんですね。私払うてますよ。これはまた間違うてんちゃうのと聞いたんやけどね。払うてまんねん私、85万円。やっぱり大企業って大したもんでしょ。真美ヶ丘ニュータウンに来てんのはね、大企業の人ばっかりなんですよ、言うときますけどね。5,000万円の家がぽんと買うてくると、こういうことの話なんですからね。この辺もちょっと所得の補足というのが1つ、財産の補足というのが1つ、その辺から総合的に考えて、いずれは国保に入ると思いますよ、全員が国保入ってくんやけど、その辺もいろんな考慮の仕方があるんじゃないかなということを考えるんですね。これは別段、私、平均的なサラリーマンとこう思ってますのでね。これが実態がそうなんですわ。当局は大したもんです。すべて100%補足やっております。これはここでちゃんとよし言うて、この辺から漏れなく税金を徴収して赤字解消にしていただきたいと思う。  私、別段安いの適用してくれなくていいですよ、もっと高いの払ってちょうだい言うて、こちら寄附する言うたら議員はあきまへんねん。そちらさんからこんだけどうでっか言うたらそれはオーケーねと、こういうシステムも町長ちょっと考えたらいいと思いますよ。こんなん生活困窮者やいうて、実態、外車は2台、3台という方もおられますのでね。この辺もうちょっと、今、役所もしんどいねんと、何かもうちょっと協力してくれへんかなという策をこれから考えていかんと、この赤字体制なんか乗り切れないと私は思いますね。これは率直な私の意見でございます。  ということで、今回1億を一般会計から入れまして支援することになりました。これは、当然国保以外の今言うたこういうサラリーマン社会保険に入ってる人、あるいは組合の保険に入っている人ね。私の場合は大企業ですから組合保険と、こういうように日立造船健康保険組合。すごいですよ、日立造船健康保険組合、別荘はある、海の家はある、そんなもん何ぼでもまた山の家を持ってる、すごいんですよ。そういうとこに入ってる方に負担を願えることになるんですわ。だから、一般のサラリーマン社会保険組合保険共済保険、こういうところに入っとる人にも負担を願うことでありますので、これはすべての町民にこれをお知らせするべきであります。すべての町民に国保財政再建策を知ってもらうべきであると思います。皆様方の一般保険社会保険に入ってる人にもちゃんとこのような支援策をお願いするんですよということで知ってもらうべきであります。  最後は、本町の要するに国保の税金ですね、国保税、周りより高いんか安いんか。これは何を言うかというと、周りより高いと自動的に向こうに安いとこへ行く。周りより安いと自動的に人がたくさん集まる、こういうことになっております。これが、近隣の河合、上牧、高田、こんなんに比べて高いんか安いんかということですね。公正な目で見て今回のこの改正案どうでしょうか。どのような評価をしてるのでしょうかということでございます。  私の意見はちょっと真美ヶ丘の中のニュータウンでもサラリーマン、この間の当局の資料いろいろ見たら年収1,000万以上のサラリーマンがふえてると、。これは広陵町の中の産業がごっつい盛んになって1,000万以上の所得の人がふえたかという評価じゃないんですわ。そういう高額所得の持ってるサラリーマンがたくさん真美ヶ丘に入ってきたということにより1,000万。1,000万以上いうたら私調べとるのは年収1,600万ぐらいもらわんと課税所得1,000万にならないと、このようになっておりますので、なかなかこの本町の職員さんでそんな人おりません。真美ヶ丘ではたくさんおられます。そのようなこともちょっとお知らせしまして、この辺はどのような公正な目で見たらどうやということをどういう評価なのかお知らせ願いたい。  もう1つ、こういう赤字のときには協力を願って、いろんなふるさと基金もあるでしょう、何々基金もあるでしょう。こういうときもうちょっと協力願えませんでしょうかという、そろそろいかしていったほうがいいと思います。  2番目、介護保険料、平成22年、23年の見通しは、精査はできたかこういうことでございます。昨年は保険料4,500円、このような案が出ておりましたが、内容、精査ともに不十分であると。前回は議会からけっちん食らわしたんですが、差し戻しもありました。いろいろ介護保険料も見ております。平成12年度支払い給付額、給付こんだけかかってるよというのは4億6,163万。これがぐんぐんぐんぐん伸びて20年度、13億713万円になっております。これどんどんあがっきてん言うたら当たり前の話なんですが、広陵町人口3万何ぼと、こういうことなんですが、55歳以上の人がもう既に1万人超えてます。これ統計見てもうたらわかります、すごい数なんですね。介護保険ですから、別に65歳以上じゃなくて55、うちらの近所でもやっぱりあって脳梗塞になって、まだ若くして介護保険の対象者、こういう方もふえてきておりますね。どんどんふえてきた。これは今までかつてだれも経験してないことが既にこの広陵町で起こっている。いよいよ高齢化時代と言うのがやってきた、このようなことでございます。近隣の上牧、河合、高田の介護保険の推移を比べて、本町の保険料の推移はどういうふうにして評価しているのかということですね。本町の保険料は高いんか安いか周りに比べてこれはどうなんやと、こういうことの評価でございます。  また、町内に老健、有料老人ホーム、またグループホームを計画になると聞いております。できたのはいいんですが、1個できると一体どのぐらい町は支払わなあかんねんと、この辺もはっきり把握しとかんと、どのようになってくんやと、この保険料は、町民に実態をお知らせするいい今回の時期でございます。実態を知らせるべきであります。どうでしょうかという質問であります。  3番目、今年の新年度の予算は見ました。子ども手当支給体制は万全か、このようなことでございます。今回、初めて子ども手当の支給が始まります。予算7億幾らと、こう載ってましたよね。これは何を言うてるのかと、広陵町は新規事業予算7億なんてこんなんないんですよ、これ。あの福祉センター建てるのに20億ぐらいだったんですわ、建てもん全部でね。今年半分で7億でしょう。来年、倍になったら14億、毎年新規の事業を広陵町が払うていく。いかにすごい今変更ですね、国策によってこんなに変わるんかというのが地方財政をあずかる我々として7億なんて新規事業ないですよ、もうこれから広陵町で。それをこのように変えていこう。これ何を言うてるんかというと、今までは高齢者福祉や何やていうて、年金やいうて非常に税金かけてきた。それに対して、若者が今ちょっとだんだん気づいてきたのは、何を気づいてきたかいうと、若者ですよ、若者言うてのは我々の時代もこんなん年金くれるんかと、今は5人が1人を持ってんやけど、我々じゃあこんなんくれへんのちがうかということで、年金も入らないというのがこれが半分ぐらいいてるんですよ。どうも薄々とこれはおかしいなと。今、この借金を払わない、現世の人が払うんじゃなくて次世代の人が払うようにこうなってんですわ。私も65歳でいつぽんと死ぬかわかりませんけどね、あとはちょっと息子あんた払いなさいと、こういうふうなことに対して、どうもこれはおかしいんとちがうんかという若者の意見が私も最近よく聞きます。  この辺、日本は年金や高齢者医療に多額の税金を今まで投入してきました。しかし、今回次世代にも税金を直接投入するということであります。これは、日本は珍しいか知らんが欧州なんか、こんなん当たる前なんですよ、フランスにしろイタリアにしろドイツにしろ。ドイツいったら2万5,000円、1人くれるんですわ。今のEUのレートがありますけどね、正確に知りたかったらお知らせしますけど。別段、当たり前のことをやってんですよ、日本はね。たまたま欧州に行った議員さんが、これはええと、日本でもこれ入れようかいうようなことでやってんですわ。すべて、既に欧州は子供が減少してんですわ。向こうは人口が減るということは常に領土が動くんですよ。人口少なくなったら民族が少なくなって欧州の歴史見てみなさい、常に領土の境界、国境が動きますねん。民族の多い少ないいうて国境が動くこと。日本は島国やから動かないんですけどね、そういうところがあって人口対策ちゅうのはこれは国策になっております。何を怖がってるというと向こうも人口が減るいうこと。人口が減るということは国境が動き出すと、今までの歴史が示してますからね。そのために直接税金を投入しよう。だから、これは世界的に見れば何らおかしなことではないんですけど、ただ、日本の場合は今初めて始まりますからこんなにお金たくさんやってどうやろうと、こういうふうないろんな心配事も出てくるんですわ。ここで大きな国策の変更があったということでございます。  欧州でもこの方式で次の世代に大きな期待をかけているということでございます。なかなかの支給体制難しいと思う。お金も要ることですからね、どのようにして支給しようかと。  この間聞いてます。住民、役所から連絡の通知出しても着けへんねんと、着いてることは着いてるけど本人がおらんねんと、こんなんどないして把握するんかないうこともあるんやけどね、それも不自然で何か、公称人口と実際いてる人口が、実際1,000人ぐらいちがうとか、1,000人ぐらいでしたかな。何か今3万4,000とか書いてある。これが公称人口で、実際はちょっとちゃうやんと。何百人か動いてんやと、こういうふうな話ですからね。この辺もどうかなとは思うんですけど、支給体制の準備はどうかというふうなことでお聞きしたいと思います。  私ももともと福祉やってると、欧州すばらしいわと、こういうこと言ってたんですが、一遍見に行きなさいと、すばらしいんやと、すばらしいですねいうんでいろいろ調べました。ノルウェー、消費税25%、アイスランド24.5%、デンマーク25%、スウェーデン25%、オランダ19%、すごいですね、フィンランド22%、これ消費税、付加価値税というんですけどね。私、福祉行きなさいと、こう言うてたんですね。ほんで、やっぱり向こう調べたらごっついですわ、25%。こういうふうなことも日本はどうなんかないうことを考えてんですよ言うてんですが。これは、消費税、付加価値税、欲しかったらあげますから、一覧表あります。すばらしいですよ欧州のあれは、広陵町もそうなったらすばらしいですよ。というようなことでここもちょっとお知らせして、負担と給付をみんなで考えていきましょうと、こういうことで私今回取り上げたことでございます。それではよろしくお願いします。 ○議長(笹井正隆君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。平岡町長! ○町長(平岡仁君) 坂口議員の質問にお答えをしたいと思います。  まず初めの、国保財政のパンク、どんどんと町民に実態を知ってもらおうということでご質問をいただきました。近隣自治体と比べてどうなのか、高いのか安いのか、公正な目で見てどう評価をしているかというご質問でございます。いろんな実情をご紹介をいただきました。協会けんぽとの比較など詳しくお調べをいただいて、まことにありがとうございます。  答弁といたしまして、国民健康保険を取り巻く社会情勢は、昨今の世界的な不況により大変厳しい状況が続いております。本町の国民健康保険特別会計におきましても、高度医療また生活習慣病による医療費の増額が見られる反面、保険税の伸びは横ばい状態であることから、平成21年度決算見込みにおいては4億9,932万円の累積赤字が見込まれます。このような国民健康保険特別会計の状況につきましては、一般会計の決算とともに毎年広報で住民の皆様にご報告をさせていただいているところです。特に平成20年度決算におきましては、国民健康保険の仕組みとともに財政状況について、平成21年11月15日付広報において特集記事を掲載したところです。今後とも国民健康保険の財政状況について、広報を初めいろんな機会を通じてお知らせをすることで、住民の皆様のご理解を得られるように努力してまいります。  次に、国民健康保険税の県内における状況ですが、広陵町の標準世帯を県内市町村の税率で計算した結果、現在は下北山に次いで2番目に低額となっております。改正をお願いしております税率で計算しましても県平均や北葛平均よりも低い水準にあり、近隣の大和高田市、香芝市、上牧町、河合町、王寺町と比較してもなお低いという計算結果となります。  質問通告にない資産割を保険税に算入しないことについてのご質問でございましたが、担当部長からご説明をいたします。答弁書はありませんのでご了承ください。  次、2番目でございます。介護保険料、平成22年、23年の見通しは精査できたか。町民に実態を知らせるべきであると、こうした内容かと思います。  答弁として、平成22年度、23年度の介護保険料でございますが、平成20年度実績及び平成21年度の財政状況を十分精査した結果、平成22年度、平成23年度におきましては、基準月額4,200円で運営できるものと判断し、条例改正を提案させていただいております。また、近隣市町村との比較でございますが、第3期基準月額は広陵町が4,000円に対しましても、河合町よりも175円低く、大和高田市よりも400円低くなっています。上牧町においてはほぼ同額で3,958円となっています。第4期基準月額は、河合町は4,175円、大和高田市4,280円、上牧町につきましては3,916円となっています。しかしながら、介護保険料というのは被保険者が受けることができるサービス料の状況により決定されるものであり、介護を必要とする方が多く、また介護サービスが充実されることにより負担額が増加するものであります。山間にある自治体では、保険料が低いところが多いわけでありますが、その理由には、サービス事業所が社会福祉協議会の事業所のみといった状況で、施設入所者につきましても村外の施設に頼らざるを得ず、介護サービスの提供がかなり少ない状況にあります。  議員お尋ねの老健施設等に入所をされた場合の費用でございますが、要介護3の方で介護老人保健施設に入所されれば、1人当たり1年間で約300万円、有料老人ホームでは約230万円、グループホームでは約280万円の費用を介護保険から支払う必要があります。こういった介護保険事業の状況について、町民の皆様に実態をお知りいただくために、介護保険・国民健康保険を考える30人会議を開催させていただきました。さらに、改めて介護保険事業計画等策定委員会委員を任命させていただいておりますので、今後の事業状況をご報告申し上げて議論をいただくこととさせていただきたいと思います。  3番でございます。子ども手当支給体制は万全か、支給体制の準備はどうか、さらにまた、外国の支給状況もご紹介いただきました。  答弁として、子ども手当につきましては、次代を担う子供の育成を社会全体で応援するという観点から実施されるもので、受給者の所得制限を設けず、中学校修了までの児童を対象に、平成22年度におきましては一律に1人月額1万3,000円を支給するものです。子ども手当は児童手当と同じく、6月、10月及び2月にそれぞれの前月までの4カ月分をお支払いいたしますので、今年度、実際に受け取っていただく手当は平成22年2月から3月まで2カ月分の児童手当と、22年4月から23年1月までの10カ月分の子ども手当となります。  平成22年4月1日の施行に向けて、広陵町におきましても平成21年度予算として子ども手当システム導入費を3月補正で計上させていただいており、所要の事務的準備を進めているところです。既に県主催の説明会が開催されており、法案成立前ではありますが、現時点での事務処理等についての情報提供をいただいております。住民の皆さんには、法案成立後、直ちに広報及び通知等を活用し、制度や請求に関する周知を行う予定をしております。皆様の期待にこたえるべく、滞りなく支給事務を進めてまいります。  以上のとおりでございます。 ○議長(笹井正隆君) 竹村総務部長! ○総務部長(竹村元延君) 失礼をいたします。  先ほど、坂口議員のお尋ねの中で、資産割を取らないことについてお答えをさせていただきたいと思います。  まずこのたび、税率の見直しをする中で資産割を取らないということを決定させていただいた理由につきまして何点かございます。まず、1点目は、同じ医療保険制度がいろいろございますけれども、その医療制度保険の中で国民健康保険だけが資産割をということで税金をいただいており、ほかの社会保険または共済保険につきましては資産割がないということがまず1点でございます。  2点目といたしまして、それに関連する内容でございますが、国民健康保険税の負担として資産を所有しておられることのみに対して、担税力を求めることの合理性あるいは不合理性について検討させていただきました。  例えば、1点目といたしましては、かつては資産家すなわち高額所得者というような感覚がございましたけれども、現状にありましては、いわゆる生活のための所得を例えば年金等の所得でありましても、居住するための資産または土地を所有しておられるということに対して税負担を求めることの是非。  また2つ目といたしましては、資産を所有しておられるこの名義人が国保の世帯主でありましたら、その方に資産割を求めることができるわけでございますけれども、そのお方が他の保険、例えば社会保険なり後期高齢者医療制度に移行された場合にあっては、同じ家、土地に住みながら、家庭によって不公平感があるということでございます。この点につきましては、平成20年の医療制度改革によりまして、後期医療制度ができたというところからさらに顕著になっているものと分析をさせていただいております。  また、3つ目といたしまして、町外で資産を所有しておられる場合は、本町の国民健康保険税の資産割の課税の対象としては把握ができないということがございます。  また、4番目といたしまして、相続が確定しておられない資産に対しまして、固定資産税につきましては納税管理人設定の上で全額その納税管理人の方に課税をさせていただいてるわけでございますが、国保の実態といたしましては、そのことが必ずしも公平性があるのかどうかというような検討をさせていただいたわけでございます。  以上の理由により、資産割を今回いただかないということでお願いをしておるわけでございます。  なお、県内の国民健康保険税におきましては、奈良市、生駒市、香芝市を初め、市部の方では既にそのような措置をとっておられるということでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井正隆君) 6番、坂口君! ○6番(坂口友良君) わかりました。  今回、資産割はこのカウントしないと、こういうことですが。私の考えは、ある人はどんどん払ったらいいんですよ、何回も言いますけど、私何もそんなもんあるのにどんどんとったらいいという考えですからね。ある人はどんどん払いましょう。  先ほどから聞いてる、要するに年金ね、年金収入でこれで補足しようと、こういうことでございますね。これも厚生年金いうたら、厚生年金大体100%補足、えらいもんでぴゃっと払ったらこっちへぴゅっとこう行きますねん、黙ってても。すごいもんやなと思いましたけどね。  この間からJALの企業破綻で言われてんのは、JALの企業年金20万円あって、これ厚生年金じゃないですよ。企業年金ですよ。企業年金の方の補足ちゅうのはどういうふうにされますの、されてる実態ありまんのんか、その辺はどうなんでしょうかね。ちょっとその辺ありまっか。だから、黙ってても何か来ると、こういうことでんな。あんまり言いまへんけど。だから年金年金いうても、国の年金安い人もありゃあ、何か企業年金ごっついもうてまんなと、こういうような人もありまして、一概に年金少ないから生活困窮者というわけでもないし、ごっつい財産持ってて、そこからようけもらうなあという方もあるので、ここは公正な所得の補足と財産の補足と、税金をかけていただいて、みんながすべて今回1億の税金投入をするということは、ほかの社会保険に入ってる人にもお願いせなあかん。共済に入っとる人にもお願いせなあかん。大企業の組合の保険に入っとる人にも、あなた方にも1億円の負担をお願いしたいんですよというふうなスタンスでちょっと当局の方針もPRしていただいて、すべての方が今回の国保の救済に向かうんやという意識統一しとかんと、何や、国保負担するもんだけがこんなもん我々が何やこんなもんを負担してんかと、こういうふうな考えにはなるんじゃなくて、すべての皆さん方にご負担願ってますよと、こういうようなことでお願いしたいと思います。1番は細かく調べていただきました。これはこれで結構です。  2番目でございます。介護保険、今回当局から出ました。今、周りの市町村も教えてもらいました。この広陵にも老健できた、有料老人ホームができた。年間300万ほど要るんよと、こういう実態ですね。この実態、皆なかなかもっと言うてもらわんとわかりませんよ。何や介護保険ばっかり上がるんかじゃなくて、この介護保険は、町からいうと1人300万払って、ところが受ける人は年金丸々もらってると、こういうことになってくんですね。だんだんそれは国の財産つぶれていきますと。私、人ごとながら言うてんじゃなくて、やっぱりこれはごっついなと。それやったら子ども手当は年間200万300万何で払われへんかなという気もするんですよ。高齢者にそんなん1人あれやったら別段子ども手当1人2万5,000円、年間30万ですからね。次世代育成ということから考えたら、別段妥当な数字かなという気もすんですが。その辺も、今、介護保険、非常にお金がかかってきてますよという事実。  今回、こういうふうにいただいて私も40歳以上介護保険料払ってました。だけど健康なおかげで介護保険の対象者にならなくてこれはありがたいなということで、いよいよ私も60超えたのでいつぽんといくかわからんなということになってきましたのでね、これは人ごとでもないのんで、この辺の会計の実態、現状の実態、広陵町の保険料はこんなんですよと、今までの経緯から比べて、周りから比べてこんなんですよという実態をお知らせしまして、皆様方に理解を求めていくように当局のPRをお願いしたいということで、2番目はこれも詳しく調べられて、なかなか4,600円けっちんくろうて、あといろいろ細かく調べております。私もちゃんと精査しました。見ました。後からいろんな新しい事業所できたふえるというのはわかってますので、これもPR、報告をお願いしたいということで2番目はこの程度で置いときたいと思います。  3番目の子ども手当、これはいよいよ新しい政策が始まりました。これは、民主党は何を言うてるかというと、はっきり言うてんですわ。コンクリから人というてるでしょ。これ実態は、次世代の人にこれからの育成の金をかけていきますよ。はっきり変わってきたんですわ。今まで次世代の人が、薄々わかってたのはね、どっさり借金残されてこれを負担するのが次世代の人やなと薄々だんだん感づいてきました。これはいかんなということで、民主党の国会議員みんな若いんですわ、30、40、びっくりしますで。彼らは何言うてるかというと、今の年金もらってる人、私ら団塊の世代は逃げ切り型といって退職金もガバとやし、年金も払うた以上くれるんですよ。ちゃんとこの間通知来ました。あなたに年間こんだけ今までこんだけ払いましたよ。毎月やとこんだけちゃんと今親切になってますね。あなた累計でこんだけ払ってます、一千何百万円。あなたこれから年金もらえますと。差し引きこんだけですと、こういうふうな通知来てましてすごいなと思ってんですけどね。この子ども育成手当の趣旨は、いよいよ次世代の方に税金をかけていく、このような方針が国を挙げて転換しちゃったと、これは国策ですわ。ということで広陵町も次の方の育成をこちらの方に税金投入していくということで、私心配やったのは、先ほど聞いた広陵町に住民票はあるけどいない子供がいてるのか。広陵町に住民票はないけどいてる子供はいてるのか。そこが広陵町に学籍は残ってるけど学校に行ってない子はどうなっとるのか。当然、施設に入ってる子もあります。少年院へ入ってる子もかつてはおりました。そのような方に対するあれはどうなっていくのか。その辺、幽霊人口じゃないですけどその辺の補足の仕方はどうなってるでしょうかということで、なければなけで別段心配することはないんですけどね。  この間の虐待のケースじゃないですけど、いつ何どき近くで起こっても不思議ないと、このような時代ですのんで、子供は我々住民が総力を挙げて守っていこう。それに対して私も努力は何ぼでも広陵町に税金を払わせていただきますので、どんどんと税金かけていただいて次の次世代の育成に生かしたいということで、ちょっとその辺だけ心配がありましたので、その辺を答弁お願いいたします。はい、ありがとうございます。 ○議長(笹井正隆君) 山村副町長! ○副町長(山村吉由君) 町長からお答えいたしましたように、子ども手当の支給については万全を期してまいりたいと思います。ただ、定額給付金の給付をさせていただいたときも、郵便でご案内何度させていただいておりましてもお住まいでないと、住民登録されながら住んでおられないという方も結構おられまして、その方には連絡のしようもなく、最終的に配達証明郵便で配達されなかったということの確認でお住まいでないという情報も得ております。子ども手当のことでございますので、住民登録をされておるという方について、子供については学籍異動が伴いますので、小学校、中学校におられる場合は住民異動が起こっていなくても学校の転籍、ほとんど99%と言っていいぐらい確認はできていると思います。ただ、それでも確認できない部分は、やはり家族で広陵町に籍を置いたまま出られるというケースもございます。また逆に、住民登録を家庭の事情でできないながらも広陵町に住みたいと、子供を学校にやりたいという相談も受けて、それも受け入れをさせていただいているケースも何件かございます。こういった子供たちにも子ども手当を支給しなければならないと思っておりますので、そういった点を十分把握をさせていただいて、事務に支障のないように進めてまいりたいと思います。 ○議長(笹井正隆君) 6番、坂口君! ○6番(坂口友良君) すべての子供に全力を挙げて、私も60を超えたら、60を超えた後の使命というのは、次世代に全力を尽くせと、こういうことなんですよ。企業OBといえども、JALの崩壊のときに見たらわかりますけどね、JALが崩壊したとなったら企業のOBってのは物すごい協力をするんですわ。チケット買うたり宣伝したり、それと同じことなんですよ。私も一生ここでいてますので、次は次世代の方に全力を尽くしていきたいと思いますので、その辺は漏れなく、遺漏なきようにお願いしたいとともに、私の質問終わりたいと思います。どうもありがとうございます。 ○議長(笹井正隆君) 以上で、坂口君の一般質問は終了しました。  次に、八代君の発言を許します。 ○9番(八代基次君) 議長の許可を得ましたので質問させていただきます。9番議員の八代基次でございます。きょうは2問を質問させていただきます。  まず、1番目の質問でございます。  本年9月に開催される第27回全国都市緑化ならフェア、これは馬見丘陵公園をメーン会場として開始されることは、皆さんの十分ご承知のとおりでございます。地方博の1つである都市緑化博は27回ですから、26回過去には行われたわけですが、27回、今回奈良県では初めてでございます。そして、我が広陵町ではこのような全国的な国家行事的、ちょっと大げさですけど、そういう面から見ても初めてのことであり、近い将来、私の生きてる範囲ではないんじゃないかなと、こう思っております。そういう意味で、何としても成功させたい、この気持ちは私もそれから議員の皆さんもここにおられる理事者の方々も、あるいは住民の方々も異を唱えることはないだろうと私は思います。そういう意味で、何としても成功させたい。そしてこれを広陵町の発展のための起爆剤、こういうことにしたい。  ここに1月24日付の奈良新聞のトップ記事にこういうことが書いてあります。ちょっと時間をいただいて読ませていただきます。知名度が顧客を呼ぶのに正念場になると、こういうことです。ちょっと読ませてもらいますね。全国都市緑化フェアは、都市緑化を推進するため昭和58年から毎年開かれております。花と緑の祭典であります。県も球根生産日本一を誇るダリアや県特産のカキを屋内展示するとか、屋外には、各自治体、企業、団体、学校、県民の庭や花壇などを出展される予定であります。目標は40万人と聞いております。昨年、岡山市で開かれた緑化フェア、我々議員団も大勢見に行きました。そのときには、約38万6,296人動員したと、こう書いてあります。有料でありましたけれども、今回、県営公園が無料であります。そういう意味で同じ程度の40万にしている、こういうことですね。ただ、実行委員でも、県民でもその知名度ですね、知らない人が多いと。馬見丘陵公園は全国的には全く無名である。岡山のフェアを視察した河合町の地域活性課の山本課長補佐は、近くに後楽園など全国的な名所のある岡山市とは違って、馬見公園の付近には宿泊施設もない。ならフェアならではの独自性を出さないといけないんではないかと語っているそうであります。逆に、観光などの面で影の薄い県西部を全国にアピールするチャンスとして、河合町は町内古墳名所をめぐる観光パンフレットを2月に作成した。自治体とかボランティア活動等の協力も得ている等々あります。
     本町でも町長初め、いろんなことを既に実行されているということももちろん十分承知しております。広陵町が花いっぱいの住みよい町であることをアピールすると、そういうことで意欲を燃やしてる。馬見丘陵公園は供用面積は47ヘクタール、これだけの自然と一体となった会場でこの博覧会をするところはなかった。去年の岡山へ行ったときと比べたら、跡地でやって後でまた撤去するとそういうのに比べたら、この緑化フェアいう博覧会でいえば格段の有利な点があると私は思います。  そこで、私の質問の趣旨に入るわけですが、このように、奈良県でもこの辺では馬見丘陵公園も大分知名度が上がってきておりますけども、全国的に他府県では非常に薄いと、それをひとつメガトン級の大きな展示会をドッキングしちゃったらいいんじゃないかなと、質問の趣旨は、広陵町の古文化財を見ていただき、観光を将来の広陵町の大きな資源とすることはどうかと。それには、メガトン級の大きな古文化財の催事を緑化フェアとドッキングさせることだと。  そこで私は次の提案をいたします。明治18年に新山古墳から多くの文化財が出土をいたしました。現在、それは事実上買い上げられまして宮内庁に眠っております。明治18年ですから、今から約125年ほど前でございます。当時、今ほど文化財ということは余り重視されてなかった。ちょうど明治政府ができてまだ20年たってない、富国強兵政策あるいは鹿鳴館時代といいまして、日本の文化財がどんどん海外に流失した時代であります。そのときにこれが発見された。もちろん重要性を認識している人も十分、国もありましたから、これは宮内庁に事実上買い上げられております。主なものは34面の銅鏡でございます。三角縁二神二獣鏡とか、三角縁三神三獣鏡、三角縁四神四獣鏡とか、あるいは特に特出すべきは直弧文鏡ですね。これは我が国独自の鏡であります。これは3面出ております。そういうことで、ただその当時は余り注目されなかったんですが、最近、纒向古墳とかいろんな面で、これはちょっと古墳の時代が違うんで、邪馬台国はどこにあったかという問題とはちょっと違うんですけれども、やはり34面の鏡とそれからそれに附帯していろんなやつが出ました。ここにちょっと書いてございますが、各種の石製品、刀剣、矢じり等々出ました。このようなものを今回の緑化フェアとドッキングさせて、できれば広陵町内で展示すれば、これは大きな反響を呼ぶと思います。そういう意味で十分考えられたらどうかと。本町におられる専門員、名前も皆知っておられますので申し上げます。井上さんだったかな、聞きましたら、これは現実に宮内庁、国有ですから、国宝とか重文指定はされておりません。しかしそれに値するもんであるというように聞いております。そこで、明治18年発掘以来約125年か126年、まあ計算してください。里帰り展示をこの機会に計画されてはどうかということを提案しております。  これ今までに門外不出かと申しますとそうではないんです。大々的にやったことはないんですが、何度か貸し出された記録はございます。宮内庁が持っております。国有ですから宮内庁と文化庁、この辺と十分交渉されてはいかがかと、非常に難しいとは思います。また時期的に9月ですから6カ月しかない。それと、どこでするんやと、場所があるんか、安全に保管できるセキュリティーはどうかという多くの問題はございますけれども、緑化フェアは奈良県ですから、奈良県を観客にアピールするには利益は全く100%共有してるわけでありますから、奈良県、荒井知事ともご協力を願って一遍挑戦されたらどうかということを提案をいたします。  それから、これに関しまして、文化財の展示もこれはもう言うまでもなく、町長の施政方針でもあるいは今までもおっしゃっておりますので、これのテンポを早めたらどうか。公民館にも一部を展示してありますし、そこの文化財センターにもあります。もう少し系統的にやっぱり、文化財の所長は全国的に第一人者でありますから、それを含めて大々的にテンポを早めてこの機会にやられたらどうかと。  それから、これは先の新聞にありましたように、旅行業者、JTBとか近畿ツーリストとか、あるいはほかにたくさんいっぱいございますが、旅行業者とタイアップして町内ルート、古墳周遊ルートとか文化財いろいろあります。あるいは、ちょうどここは斑鳩と明日香の中間点にもなります。日帰りの観光ルートとしてもあるからその点もひとつ、役所同士やらんでも結構ですけど、やっぱり観光はプロの観光業者とも十分ドッキングして相談されたらどうかなということが3番。  それから、4番目として古文化会とも協力をされて、観光ボランティアとかそういう人的な貢献をされたらどうか。広陵町にも15名ほどの自主的なソムリエのような方がおられるということは承知をしておりますが、そういうことをもう少し、防災士も今度大々的にやるということですけれども、観光ソムリエ的なそういう観光のボランティア的な市民の力を結集されてやられてはどうかと、こういう点であります。後で質問のときにちょっと申し上げますけども、これを提案いたします。  質問事項の2番は、大型量販店イズミヤとカインズの現況はということであります。もちろん現況はといいましても、イズミヤに関しましては毎日のように店舗のところを走っております。建物も順調にできております。また、町内交通のバスにつきましては、せんだって町長から全協において現況をお聞きいたしました。  そこで、それ以外の点につきまして、またバスの件につきましては全協からきょうまで約1週間ほどありますけども、その間また進展があれば、予算書を見ますと3,000万でバス2台購入して、それから1,000万ほどの運用費用とか約4,000万組んでおられて、3,000万はイズミヤから寄附するように私は読んだんですから、それはどうなのかとか。それをつけ加えたいと思います。  それから、特に2番としまして、質問書に書いております。町の財政的な効果はどうなのか。効果いいましても逆の効果、つまりイズミヤ進出によって町が負担した財政支出はどうなんか、見込まれる財政というのはプラスの効果はどうなんか。具体的に固定資産税あるいは財政的な状況をお聞かせ願いたい。  それから、パート募集等、あそこの工事現場に掲示が出ておりますが、実情はどうなってるのか。  それから、このイズミヤ進出に伴う功罪ですね。今言いましたほかに、これは私、去年の7月にも一般質問でいたしました。そのときの状態と現在とどう変わってるのか、いい方に変わってるのはどれどれ、いやいや逆に悪く、これは思ったよりあきまへんのやいう点も当然あるかと思います。バスの運行なんかはその一つだと思いますけども、その他どうなってるんかをお聞かせ願いたい。これはイズミヤの件に関してです。  2番目として、カインズはどうなってるのか。これは、今のところ現状、簡単で答弁していただければ結構であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井正隆君) ただいまの質問に対し答弁をお願いします。平岡町長! ○町長(平岡仁君) ただいま、八代議員からご質問をいただきました。  まず初めの、本町文化財を積極的な観光資源化をせよと。緑化フェア開催を機に町を積極的にPRをしてはということで4項目のご質問をいただきました。順を追ってお答えを申し上げたいと思います。  新山古墳の出土遺物の展示につきましては、現在宮内庁が所蔵する皇室財産です。ご指摘のように、皇室財産でなければ国宝重要文化財に指定される文化財と思われます。宮内庁がこれらを貸し出すのは、国宝・重要文化財を展示することを許可された施設で博物館法が規定する登録博物館または博物館相当施設です。県下では、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館、奈良国立博物館などです。その条件は、防犯設備や防火設備の完備している文化庁が認可する施設であります。本町には完備された施設がないので至難と思われますが、宮内庁に町の思いを伝えてまいりたいと考えています。  文化財保存センターでは、全国都市緑化ならフェアにあわせ特別展示として、今年は「巣山古墳の木製品」と題して保存処理が終了した木製品の弓矢を入れる靫(ゆぎ)、鋤(すき)、堀棒(ほりぼう)などを中心に展示する予定です。  次に、観光ルートといたしましては、平城遷都1300年祭と協賛して馬見古墳群を散策するルートを奈良県文化観光局に登録済みです。以前に、斑鳩町の藤ノ木古墳、牧野古墳などの見学ツアーを行った実績もあり、この機会を踏まえ、斑鳩町、明日香村などと連携して旅行会社に企画提案していきたいと考えています。  また、平成19年度から文化財ガイドを組織して、広陵町内の文化財の案内を行っております。本年は、全国都市緑化ならフェアもあり、さらに文化財ガイドの研修、養成を行うとともに、ボランティアガイドとしての服装、帽子、拡声機など所要の予算も計上いたしております。緑化ならフェアの期間中には、全国から来場されます方々に安心で優しいもてなしとして看板の設置、案内ルート標識、パンフレットなどの準備や花いっぱい運動、ごみのない取り組みもしてまいりたいと思います。  また、葛城広域行政事務組合と連携して、「古代葛城歴史回廊」と題してのウオークリレーや、緑化ならフェア実行委員会とも連携して史跡をめぐるスタンプラリーも実施されます。町としても期間中に主要な文化財に文化財ガイドを配置し、来客者に案内・解説を行う予定であります。  2番目でございます。大型量販店イズミヤとカインズの現況はどうかと2項目のご質問でございます。  まず1番目の、イズミヤの開店を控え、その実態はどうなのかという点についてのお尋ねでございますが、平成22年2月4日に開発完了検査を終え、ただいま建築面積1万6,300平方メートルの本体棟を建築中であります。店舗周囲のテナント部分の建物はまだ建築されておりませんが、4月下旬のオープン時には完成する見込みである旨の報告を受けております。周囲の道路整備等につきましては、同じくオープン時期に向けて進行中であります。  次に、町の財政的効果と町の財政的負担についてでありますが、固定資産税や法人町民税、就労スタッフ及び土地賃貸における不動産所得などの個人住民税を合わせ、約3,600万円の町税の増収が見込まれますとともに、周辺土地の利用価値が大きくなり、地価が向上するなどの相乗効果があらわれると考えます。また、イズミヤみずからの負担により、水路のつけかえ、道路の新設、店舗の建設など、およそ35億円の多大な資本が投入されており、経済的効果があるものと考えております。  一方、これまでの町の財政上の負担は、道路用地買収に関して一般財源での支出は計上しておりますが、これを企業から寄附金として受けておりますので、実質的な町の負担はありません。しかし、町の事務につきましては、開発手続及び周辺道路等の整備に関すること、農業等の調整などに相当な時間を要すとともに、担当職員を配置して対応してまいりましたので、負担させていただいている部分と考えております。  次に、パート募集の実情はどうかとのお尋ねでございますが、これにつきましては、本体棟のレジ業務や販売及び食品加工などのパートタイマーとして募集されており、今日までに約210名程度が内定し、引き続きあと40人から50名を募集中と伺っております。そのうち、広陵町在住の方は約8割方いらっしゃると聞いております。最近の雇用情勢を反映して、相当応募される方が多いようでございます。  次に、店舗進出による多方面の功罪についてのお尋ねでございますが、広陵町店では、年間集客力約160万人を見込まれ、消費者の利便性向上はもとより、これにより地元農産物の消費拡大、地場特産品の販売促進、地元雇用の促進などが図られることになり、これに伴い周辺が活気づき、経済効果ははかり知れないものがあり、このことによる町税の増収も図られるものと考えます。また、非常時の避難場所や食品の提供など、防災の拠点としても住民の安心・安全に寄与できるものと考えており、防災協定の締結に向けて調整中でございます。また、奈良県で1番大きな町にとっての必要な店舗として存在意義があります。課題といたしましては、大規模店舗ができることにより、交通量の増加及び混雑が予想されますが、事前協議を重ね、企業に対し警備員の配置や臨時駐車場の設置及び進入路の分散などの対策について十分な指導をいたしておりますが、開店時には相当な混雑が予想されることから、開店の方法としてプレオープン、グランドオープンの2段階で進める計画が示されているところでございます。また、町内に存在する中小店舗に対する影響もあり、既存の大型店舗の競争激化も予想されます。  次に2番目の、カインズ進出計画の現状についてでありますが、現在、地元地権者や地元役員に計画の説明と交渉を行っている段階と聞いております。企業からは、地元の意向と開発許認可との調整を図りながら進めたいとの方針を伺っておりますが、町としましては今後の動向を見守ってまいりたいと考えております。以上のとおりでございます。 ○議長(笹井正隆君) 9番、八代君! ○9番(八代基次君) ご答弁ありがとうございます。  2回目の質問をさせていただきます。  新山古墳の展示についてでありますが、私も答弁で言いましたように時間的制約、セキュリティーの問題等々いろいろあり、非常に難しいということは十分承知しております。ここにおられる皆さん方も新山古墳というのは十分場所は知ってはると思います。しかし、文化財的な価値がどのぐらいあるのか、私は多少関心もあるんですが、この質問を機会に若干調べてみました。ここに本町の広陵町史があります。これには、かなりの大きな部分をその説明に費やしております。ページ数にしますと、詳しくは新山古墳で22ページから36ページ、それからもう1カ所、592ページ、593ページ、非常にこの広陵町史でも新山古墳についてだけでもそのぐらい注記してございます。それから、これは広陵町史だから当たり前のことですが、それ以上でも一般書としまして「日本の古代遺跡 奈良南部」とか、あるいは古い鏡と書いてますね。小林行雄いうのはこういう方の日本的な権威なんですけども、いろんなほかにも何冊もあります。私は、巣山古墳も非常に今注目はされております。それはそれで、まだまだ今後どのぐらい出るか、古文化会の前の坂野平一郎さんによれば、宝の山とまさにそうかもしれません。しかし、まだまだこれは発掘中でどのぐらいの宝かわかりませんけども、こちらはほぼ確定してるんですけども、皆さん余りご存じないんです。  先ほど言いましたように、これがもし里帰りでもできれば、実家は広陵町です。しかし、私は先ほど言いましたように、町長の答弁にありましたように、非常に難しいということは十分承知しております。この答弁でありましたように奈良国立博物館があります。あそこは、テーマにおいて20日間、1カ月間、2カ月間いう長期展示会をやっております。例えば、日本の仏像展とかいうて、日本社寺の各国宝を一堂に集めてやるとかやっておるわけであります。  したがって、広陵町でいろんな面で無理があれば、その国立博物館にこれをやると。当然そのときには広陵町から出土した埋蔵文化財ということでもちろんこういうもん、あるいはほかにもまだあるんです、載ってますんやけどね。もちろん発見、現在、出てきた巣山古墳の喪船につきましてもあれで、一度、広陵町の文化財展を奈良の国立博物館で計画されてもどうかというぐらいの構想でもって、もちろんこれはこの半年間でできるとは私は思いません。思いませんけども、十分広陵町の名前を一躍日本に知らしめる、恐らくそうなればこの34面の鏡の、これはほとんど完品に近いのがあるんです。しかも、三角縁神獣鏡ちゅうもんはもう何百枚も出とるんです。「魏志倭人伝」で魏の国から卑弥呼に100枚やったと云々ありますけども、それ以上に出てます。また、それをまねて日本で同じようなつくったやつもあります。しかし、この新山古墳からの直弧文鏡、これは全く模様も何にも違う。全く日本固有の鏡なんですね。3面あるんです。これだけでもすごい文化価値はあるんですね。したがって、住民もあんまり知られない本当の宝、これは広陵町なんやということで、それをひとつこの機会に、国立博物館、広陵町になければですよ、一遍そのぐらいの、これも時間かかりますけども、広陵町の長期的な発展のためにやられたらどうかなと、そういうことでございまして、これは一つの提案として、だから質問兼提案と、こういうことでございます。これはしたがって答弁は、この中の2番目の質問のついでに答えていただいたら結構ですが。  それから2番目に、いろんな面で参考の具体的なことをいたしました。文化財の展示について、これも私、本町の幹部職員の方々に何人か、あるいは同僚の議員にも聞いてみました、うちの特別職の方にも。例えば、皆さんご存じの牧野古墳あります。角っこはトイレですな、信号があってトイレ。それをずうっと上へ上がって行きますと駐車場があるんです。駐車場入ってそこから牧野へおりていく途中に石棺の底が展示してるんです、石棺の底。ちゃんとこれ何やいうこと書いてあるんです。寺戸地区で小さな川、小川か何か知らんけどそこの橋に使うとったと、こういうことなんです。文化財の認識が薄い時代やもんやから橋に使うとったんや。つまり当時の寺戸地区の住民の方がそこの橋を歩いて渡っとったと。ほんで、これは大事なもんちゃうかということで調べたら石棺の底やったということで、あそこへ移して展示をしてあるんです。しかし、ほとんどの方ご存じないんです。香芝市のふたかみ文化センターには同じような石棺、もちろんあれは上の側面もありますけど、やっぱり展示して由来を書いてあります。  私、取り上げたんは、これは一つの例でして、これも書物には載っております。ほんで、副町長には何か雑談したときに聞いてみたら、さすが地元の副町長ですから十分ご存じでございました。だから私は、文化財の展示ですね、私はあんまり知りませんからね、生まれたとこは広陵町違いますから。ひょっとしたら町内のあちこちに貴重な文化財がそのまま無関心のままほうってあるんちゃうかと。そういうのは広陵町は全部合わせましても16.3平方キロですから知れとるわけです。一遍調べてみて、そういう価値あればそれも含めてやる。そういうようにひとつ文化財の展示ですね。それから、そこの体育館の隣のかぐや姫ホールのとこのこっちのあれですな。あそこにもちょこちょこっと、はにわや土器をぱっと張りつけて復元してあります。しかし、単に適当に並べたろかという感じのもんであります。そういうもんで広陵町にある貴重な文化財はどの辺にあるのか、一遍きちっと調べて、真に価値あるものであればそれなりの処遇、処遇って職員じゃないですよ、その文化財の処遇をきちっとして展示してやるのもいいんじゃないかなと。これやっぱり貴重な町民の財産だと思います。これが2番目の質問であります。  それから3番目も、旅行業者、私、旅行が趣味、それしか趣味ありませんのでね、海外も国内もよう行きます。国内でJTBの旅物語とか阪急トラピックスとか、近鉄系のクラブツーリズムとか、いろんな面で安いツアーもあるんです、1泊2日1万9,800円とか1万5,000円とかね。それでいろいろ行きます。しかし、この辺をコースにした旅行業者とタイアップしてひとつこの機会に、しかも宿泊施設はないわけですけども、先ほどありましたようにこの近辺の自治体と工夫して、やっぱり専門業者の工夫をして客を誘致する、これなんかもすべて緑化フェアに関してやると。そういうことでこの部分、もうちょっと補足的に全般に合わせて、個別な答弁は結構ですけども、町長の答弁のほかに私の今のもうちょっと観光に対する、古文化財に対する認識を改めた上でもう一遍覚悟のほどを、町長もしくは副町長、教育長で結構でございますから、どなたかでひとつご答弁していただきたい。 ○議長(笹井正隆君) 安田教育長! ○教育長(安田義典君) わかる部分とわからない部分あること、先になにしておきたいと思います。  まず、里帰り展っていうんですか、新山古墳の件なんですけども、もちろん町は県を通して行政の方はやらせていただきますけども、新山古墳は宮内庁の所蔵でございますので、また、河上先生もこの宮内庁の御陵の調査員もしておられます。先生のお力もおかりして、できたらどっかの、橿原なりまた国立なり、そういうとこの展示ができるところで広陵町のPRができたらとこのように考えております。  それから、町内の文化財のことについての再点検ということなんですけども、具体的に牧野古墳のことを言われましたけども、やっぱりこの機会を通じて点検等、もう一度また埋もれているものの再発見、そのことについても考えていきたいと思っております。  それからまた、旅行業者とのことなんですけども、今考えてるのは、先ほども町長の方のお答えの中で、斑鳩町、広陵町それから明日香村、そういうものも考えているわけなんですけども、もちろんそれも一つの方法なんですけども、今たくさんの町内には古文化会の方もおられます。そういう方々の力もおかりして、やっぱり町内からも発信していきたいなとこのように考えております。以上です。 ○議長(笹井正隆君) 9番、八代君! ○9番(八代基次君) この問題は、差し当たって今どうこういう問題やなしに、本町の発展のためには観光も非常に大事やいうことの一つの提案ですから、この辺で結構でございます。  次に2番目の、大型量販店イズミヤとカインズの質問に移らせていただきます。  最初に申し上げますけども、私ちょっと質問の冒頭に鉛筆書きで書いてて読むのを忘れたんでありますがちょっと申し上げます。  最初に私は、イズミヤの進出、あるいはカインズへも、私は積極的に評価して賛成する立場で質問しておるわけでありますんで、その辺を念頭に置いてお答えをいただきたい。やっぱりいろんなメリットがはるかに多いと、デメリットよりは。そういうつもりで言うとるわけであります。しかしながら、デメリットがあればそれはできるだけ減らす、または町の努力、理事者の努力でそれがゼロになればなおよし。そういう意味で申し上げとるなんで、開店に対する批判とかいうのではないと、積極的な提案ということでお聞きをいただきたい、こう思います。  去年の7月にも、私はイズミヤのスーパーセンターについてのメリット、デメリットどうなんやとお聞きをいたしました。当時の枡田部長さんかな、答弁あるいは別個にもらったかちょっと記憶にないんですけども、メリットはどんなんがあるか、店舗内の農産物直販所及び地場産品の販売促進に資する。イズミヤ株式会社の集客力、年間160万人を生かして本町で生産させる農産物の販売拠点となる。そして、それに付随しまして、地域農業の活性化及び農業生産者と地域消費者の交流の場となる。次に、消費者も農業に興味を抱かせ、遊休農地が活用できる。次、売れる商品づくりやもうかる農業へと考えも変化していく。商品のブランド化、農産物の安全宣言、流通コストの削減、農業の組織化、加工品の研究、例えばみそづくりやジャムづくり等であります。それから大きな2番目として、地場特産のPRの場となる。靴下、パンスト等の販売を促進し、町の産業発展に寄与できる。それから、また大きなあれで、雇用の促進が見込まれる。450人の雇用が見込まれている。ほかに地元雇用を優先されること。またシルバー人材センターの雇用も検討されている。3に、隣接にも店舗ができれば雇用が拡大すると、こういうことであります。それから、町の財政も税の増収が図れる。集客力により隣接する沿線に店舗が建設され活気づく。土地の価格が上昇する。固定資産税の増収、農地が宅地に変わる、1反約2,000円程度の税金が20万ぐらいになると、法人税利益が得れば当然税金が入ってくる。町民税、借地、地権者が借地で一面貸せば当然それは宅地ですから固定資産上がりますけども、地権者の方もその分反映してイズミヤから賃料を取るわけですから。これはより効果的でありますから、だから町民の地権者の固定資産税ふえてもそれに倍する収入があるから決して税負担にはならないわけでありますが、その借地の所得、営業や雇用アルバイトの所得もあると。それから、消費税、今5%町内で消費されれば1%分ぐらいが町に還元されておりますね。だから、町内の商工業が発展すれば当然消費税が入ってくるとそういうメリットがあると、こうおっしゃってました。  それから、逆に今度は交通の面、これはデメリットが多い。今までより交通量はふえる。交通事故の増加が考えられる。新尾張川に町道の新設を行う。渋滞緩和、安部新田の住民は渋滞になれば外に出にくくなることが予想される。こういうことがデメリットの一つ。それから町内の店舗同士の競争が激しくなる。安売り合戦、販売競争が激化する。これに負ければ撤退のおそれや倒産も出てくる。もちろん相乗効果も出てくる。それから安部新田がにぎやかになる。静かな環境が好きな人にはそれはちょっと困ったなという人もあるし、にぎやかになればいいないう人も、これはいろいろ価値判断は人によって違います。それから農作業、農業がやりにくくなる。空き缶等のポイ捨てが今より多くなる。業者が開発目的に用地を買いにくる。農業はできなくなる。イズミヤの電気の光で作物が育たない。企業は農産物に影響が出ないように遮光されている。それから通学路の変更が余儀なくされる。緑道が整備され安全の確保ができるが歩く距離は180メートルほど余分に歩かないかんと、こういうことであります。それからイズミヤの駐車場、夜間閉店後、若者のたまり場になる可能性がある。これは警備員の常駐によってそれを防ぐことができると、こういうふうにデメリット、メリットがあると思います。  私は基本的には大賛成でありますが、やはりメリットは交渉により、これが当初の去年の7月の答弁の答えで理事者からいただいた。ですから、恐らく去年の4月、5月後にわかったかもしれん。現実に今はもうそこに開店が迫っております。当初のもくろみより、よりよくなったことは何なんか。これは思ったよりあかんなと、あるいはデメリットも思ったよりこんな弊害が出てきたとか、そういう点、具体的にどうですか。これは担当部長が一番詳しいと思いますので、よろしくお願いしたい。 ○議長(笹井正隆君) 竹村総務部長! ○総務部長(竹村元延君) お尋ねの件についてお答えをさせていただきます。  まず、昨年時点でいろいろとメリット、デメリットご説明を申し上げた中で、まずデメリットに属する内容といたしては、交通関係あるいは駐車場の管理関係等々ご心配の点がございましたですが、このあたりは周辺の道路の整備、あるいは入り口の分散、あるいは車線の増設等、警察からの指導のもとにきっちりと企業側が整備をされる予定となってございまして、現状におきましても、道路の拡幅工事が行われておるということもご承知いただいている内容かと思います。また、施設の管理上で解決できる内容というのが多くございましたので、そのあたりは企業に対し営業活動に際してきっちりとそのあたりを管理できるようにということで申し入れをさせていただいてるところでございます。  あと、メリットの方でございます。地場産品あるいは地場の農産物の販売の促進、あるいは集客力を生かしたそのあたりの活動の活発化というところでございますが、まず、店舗本体内におきまして地場産品の売り場を設けられると、これは常設でございます、設けられるという計画を伺っております。それから、本体の以外の外部の棟につきましては、農業振興のための施設をイズミヤが設置をされますので、それについての経営運営について先日イズミヤから説明があり、また広陵町の方から商工会を初め各種団体に呼びかけをさせていただいて、参加あるいは参画の協議をされておるところでございます。お集まりいただきました団体は、広陵町商工会あるいは広陵町靴下組合、プラスチック組合、それから奈良県農業協同組合、丸広出荷組合、大和広陵農産物等直販所の運営協議会、広陵町婦人会、広陵町シルバー人材センター、当日出席のお方は以上でございましたけれども、それにかかわらず、今後、外部の棟の地場産業振興施設について農産物に限らず、広陵町の地場産品の発信の場としてご活用いただく旨の協議が始まったところでございますので、町といたしても、そのあたりに期待をさせていただいてるところでございますし、また、当日お集まりの商工会あるいは農業者のお方からも活発なご意見をいただき積極的なご参画がいただけるものということで期待をさせていただいております。  なお、奈良県農業協同組合からも運営に関し積極的なお手伝いをしたいということで、非常に力強いお言葉もいただいておるところでございます。  このようなところが、それ以降、構想としては説明をさせていただいておりましたけれども、具体化をしてきておる内容であると思いますし、また、先ほど町長が答弁をさせていただいたとおりの町としてのメリットがあるということでよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(笹井正隆君) 9番、八代君! ○9番(八代基次君) 最後の質問をいたします。  税収も先ほどの答弁では3,600万、町税の収入があると。ぱっと大ざっぱに考えたら、これで住民税と固定資産税が町の主要な税金の約1%ぐらいが増収になるかなという計算やと。これは単年度や思いますし、そこの町長の答弁で相乗効果があるからもっと伸びるであろうと、恐らくそうだと思いますけども、案外少ないんかなと、直接的ですよ。もうちょっとあるんかなと私は思ったんですが、これは私の期待が大き過ぎたんかなという感じがしますが、その辺はどうかなと。それっていう感じです。  あと、聞いてたとおりの、私が言うたとおりを同じようなことを言われたんで、あんまりかわりはないんですけどね。結論といいまして、交渉時点と開店やったら今と、いい方に変わったんと、バスの点も含めてね。厳しく交渉が悪くなったんと差し引き、国の指数でも、景気動向でようなったんか悪くなったんか100人に聞いて、ようなった人が60やったら、悪くなったが40とすると、差し引きの20が指数として発表されてるんですな、景気動向指数で。それと同じように、100としてええように展開したと、交渉時点ですよ。進出するかせんかええに決まっとう。それはあんまりない。去年の今ごろの進出の交渉時点よりようなった方が多い、悪くなったが多い、差し引きどっちなんか。それ担当部長、端的にお答えいただきたい。バスの点もすべて含めてね。一言か二言か三言で結構です。 ○議長(笹井正隆君) 竹村総務部長! ○総務部長(竹村元延君) 失礼をいたします。  先ほどお答えをさせていただきましたように、非常に効果というのが今後見込まれるところでございます。また、企業の企業活動につきましても、積極的に町内の企業さんの参加も求めておるところでございまして、非常に競争はされてくると思いますけれども、私たち町民にとりましては、非常に選択肢がふえて活気のあるまちづくりに寄与していただけるものと期待をさせていただいておるところでございます。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(笹井正隆君) 八代君! ○9番(八代基次君) 答弁がちょっとおかしい。趣旨がちょっと理解していってない。いいのはわかってるんですよ、いいのはね。去年の交渉時点、つまり計画段階のメリットと実際担当者が交渉してみたら、例えばバスなんかは下がっていってますわな。含めてどうなんかで、結果としてええのはわかっとんですよ。要は1年前のときと今とどうかということを、それが答えの求めてるところです。 ○議長(笹井正隆君) 山村副町長! ○副町長(山村吉由君) 昨年、枡田部長がお答えした項目については、今現在もメリットとして十分生かしていただいていると思っております。また、安部新田の子供たちが通学路長くなるという話もございましたが、点滅信号で直接通学距離が長くならないように対応できるということもメリットになってまいりました。そういうことで、バスについても昨年はまだあいまいでございましたが、今回、ほぼ何とかしていただけそうな状況になってまいりました。公共交通の対策協議会で十分ご審議をいただいて適正な運行に持っていきたいと思いますので、まだ結論を出すわけにはまいりませんが、そういったことでメリットがふえてきているというふうに理解をいたしております。 ○議長(笹井正隆君) 以上で、八代君の一般質問は終了しました。  しばらく休憩します。午後1時から再開いたしたいと思いますのでよろしくお願いします。    (A.M.11:48休憩)    (P.M.12:59再開) ○議長(笹井正隆君) 休憩を解き、再開します。  次に、青木君の発言を許します。 ○3番(青木義勝君) まず冒頭にどこかの大臣とは違いますが、遅参いたしましたことを本当に申しわけございません、お許し願いたいと思います。  それでは、笹井議長のお許しを得ましたので、一般質問をさせていただきます。  平岡町政3期目ですが、早いもんですね、もう9カ月になります。より自信と充実感を持って行政に当たられていると推察をいたしております。いや、信じております。  そこで、本町の当初予算は国の新政権でのまず最初の本予算であり、予算の配分を見直されて大変不安定な要素もあるように思います。国家予算とそういうことでございますので、あえてそれを見込んだ上での予算立てであり、いろいろとご苦労されたとこれは推察をしております。  本町は、本年度におきまして、第4次総合計画を策定されるに当たりまして、それを踏まえましてこの質問にかえさせていただきたいなと、こう思うわけでございます。  まず表題、本町の将来の姿、それへのプロセスはということでございます。  まず、①1月の26日にまちづくり懇談会がありました。5名の住民の方々がさまざまなご意見、ご提案がありました。それについて、町当局のいろいろ精査された中でのご感想をお聞きいたしたいと思います。私は、ちょっと今出席させていただきましたけど、ちょっとマイクの関係かな、声が小さくて聞き取りにくいなというのが率直に感じました。住民の皆さんに聞こえんというようなことは言いませんから黙って聞いてました。そんなちょっと感想がありました。聞き取りにくいなというのがまず思いました。それと、参加されていただいてるメンバー、よう似た顔の人、いつも見る顔の人多いなと思うて、大体そうやなというのがまず感想であり、私らは傍聴でございましたので、オブザーバーですか、オブザーバーの議員にちょっと皆様の意見を聞きなさいなというのが目当てやったんかなと、こういうことを思ったわけで、これは私の感想です。  それと、②ございます。本町の施策、これは町長の一つのスタンスであったと思います。ポリシーかね、これは町政に対するですよ。農業特区、そして都市計画法34条第11号による区域指定というのが設定されて、もうかなりの年月になるように思います。この目当てというのか目的というのか趣旨というのか、遊休農地の有効活用ということでございます。しかし、相対的に現象としては、農地の減少というもろ刃の剣になるんじゃないかなと、こう思うわけでございます。これは、本町はどちらかといえば生産の町じゃなしに消費の町であり、その地域、場所にもよりますが、現状と成果をお伺いをいたします。  ③大型商業施設イズミヤの4月下旬オープン予定と聞いております。そしてまた、ホームセンター「カインズ」が寺戸地区での進出計画も聞いています。それぞれの現況は、先ほど八代議員の質問の中で詳細なる答弁はいただいておりますが、私にも多少ちょっとまた答弁をお願いしたいなと思うわけでございます。ちょっと重複するのはお許し願いたいと思います。そしてまた、これはうわさの段階と思いますが、大型の電気の器具の量販店がカインズの近所に、向かい側に計画されてんじゃないかなといううわさもちらっと聞いておりますが、もし何か把握されておるのであればお聞かせ願いたいなと、こう思うわけでございます。いわゆる、こういう大型店舗、これはもう時の流れと住民のニーズということでかなりそういうことにはしようがないわけですけど、もちろん町に対してのメリットもあると思います。そういう意味では、ちょっと心配なことは旧町の中のいわゆる商店が、これは減少というよりもなくなっているというのが現状じゃないかなと、こう思うわけなんでございます。街なみが空洞化となっております。町長も駅前で住んでおられるから商店街のシャッター見てはると思いまんな。そうでっしゃろ。そういうような空洞化となっておりますね。特に、その結果において、高齢者の日常生活に支障を来しているように聞いております。  というのは、これはえらいうちの親戚の話でいけまへんのやけど、ちょっとうち長楽屋ちゅうすし屋、これうちの親戚でんねん。すしの宣伝と違いますねけどね。そこの大将がね、義勝さんや、このごろなお年寄りの人、すし持ってきてちゅうて注文受けて行くねん。行ったらなかなか出てきはらへん。心配やなと思うてんけどね、私、ちょっとちゅうたら、おばあちゃん、そこに置いてますって、ぱっと見たらお金置いてまんねん。ここへ置いといてって言われたら何年前の値段かなちゅうような値段置いてんのやけど、そんなん一々言われへんってもうそのまま帰ると。おれやめたらあの人どないして飯食わはんのかなと思って心配してますというのも一つの例ですよ、そんなんがここふえていると。我々の町にもそういう空洞化が出てる。高齢者の人にとっては、大変日常生活にもそういうことが出てんのやなと、こういうふうなことがありまして、ここで大型店舗とそれから今言うてる高齢者の人たちのどういう接点で、大型店舗出店について、できればもちろん出前であり配達でありということも踏まえて、いろいろお願いもして協議もしていかなならん状況に達してるんじゃないかなと、こう思うわけでございますので、その点をちょっとまた町当局もどう考えておられるのかということもお聞きしたいなと、こう思うわけでございます。  そしてまた、地形的にもそうですな、本町は丘陵地帯に真美ヶ丘ニュータウンがあり、そして旧在来地域で、我々のとこ市街地地域、そしてまた農業地域、東校区あの辺ですね、で構成されて、その意味ではある視点から見たら、日本の縮図的な経済のことも踏まえて様相があるように感じるわけです。また、学校においても、小学校においても各校区においてもマンモス校、真美ヶ丘第2小学校多いですね。マンモス校あり、東の少数校がありという両極端であり、将来のまちづくり大変複雑に人間的な関係も踏まえて要素があるように思います。  しかし反面、変化に富んだ地域の特色を拡大して、地形的にはやや広陵町はバリアフリーの町と、地形的に坂の少ない、真美ヶ丘はちょっと丘陵地帯でありますけど、大体、在来地はバリアフリーの町だなと思うわけでございます。それをセールスポイントとして発信をすれば、よりやりがいのあるまちづくりとなるように思います。現時点での町当局のお考えをお聞かせ願いたいなと、こう思うわけでございます。1回目の質問は終わらせていただきます。 ○議長(笹井正隆君) ただいまの質問に対し答弁をお願いします。平岡町長! ○町長(平岡仁君) 青木議員の質問についてお答えを申し上げます。  まず、本町の将来の姿として、せんだって開催をいたしましたまちづくりの懇談会のご質問でございます。議員さんは協議の機会がありますので、オブザーバー出席で懇談会を見ていただきました。この感想を問われています。  答弁として、まちづくり懇談会に出席いただきました皆さんからは、広陵町へ転入された理由として、交通の利便性や公園や緑が多いなど環境面に重視して、永住のふるさととして広陵町を選んでいただいた思いを語っていただきました。近年の状況として、宅地開発によって農地が失われていくことが残念であるとのご意見を述べていただいた一方で、調和のとれた発展を望むとのご意見もいただいた方もありました。町行政を進める上においては、基本は町に活力があり、住みやすい環境が保たれ、町民の皆さんに安全で安心できる満足感を持っていただけるよう心がけるべきだと考えます。  今後も、議員皆様方はもちろんのこと、幅広くご意見をお伺いしながら施策の立案をいたしたいと存じます。  次はその2でございます。農業特区、そして都市計画法の区域指定、現状とその成果をお尋ねでございます。  答弁として、構造改革特例法による広陵町元気でやさしい生きがい特区は、平成16年12月8日に国の認定を受け、平成17年7月1日から適用、実施しています。その目的は、農業担い手の高齢化に伴う農地の遊休化防止と50アール以下の小規模農家の農地取得の機会をふやすことにあります。また、真美ヶ丘などの市街化区域に住む方の農業への参入を促し、新たな担い手を確保することにあります。平成17年4月以降の特区利用者は119名で、11万8,000平米の農地を取得されています。このうち農業新規参入者は24名で、取得面積は約3万1,930平米となっています。一方、都市計画法第34条第11号の規制緩和区域における農地の減少面積は67件で、7万57平米となっております。農業新規参入者などによる遊休農地化を防ぐ一方、都市計画法第34条第11号による規制緩和は区域を厳密に指定しておりますので、優良農地の無秩序な宅地化を防止できるなど有効に機能していると考えております。  次、③でございます。本町の将来の姿で旧町が空洞化している。高齢者の日常生活をご心配いただいています。  答弁として、人々の生活の中で自動車が普及し、広く利用が進んだ結果、従来の駅前中心の商店街から郊外型の量販店へと移行が進み、全国的に消費者の流れが変動しております。また、郊外に向かって住宅開発が拡大することにより、中心市街地が縮小し、スプロール現象が発生しているのが現状です。  我が町広陵町におきましても、周辺市町村に大規模店舗が立地するようになり、生活様式に大きな変化をもたらしてきました。ニュータウンにおきましては、生活利便施設が整い公共交通網も充足しておりますが、今後は少子高齢化の課題が浮上してくるものと考えております。一方、在来地域におきましては、地元での日用品の調達が厳しくなり、また、公共交通機関も廃止される状況となっております。先ほど申し上げましたように、活力あるまちづくり、満足間が得られる町として土地利用も含め、多方面から施策を展開してまいりたいと考えております。  広陵町の在来地は、農地や丘陵地などが持つ豊かな自然環境を有し、一方、真美ヶ丘地区は都市としての住環境を有するというそれぞれの特徴を生かしながら、また、激しく変動する社会経済情勢の多様化や個別化する町民の価値観、ライフスタイルを考慮しつつ、調和のとれたまちづくりを進めるため、今後も多くの方々に広くご意見を伺いながら、広陵町の将来のまちづくりを行ってまいりたいと考えております。以上のとおりでございます。 ○議長(笹井正隆君) 3番、青木君! ○3番(青木義勝君) 答弁ありがとうございました。  ①、②、③てややこしいことしてしもうて、ちょっと質問がややこしな思いますねんけど、ご勘弁願いたいと思います。  まず、懇談会のお話でございまして、確かに、一般の人に門戸を開いていろんな意見を、また応募していただいた5名でしたね、まちづくりは。ちょっと少ないかなというのが当事者の感想でしたわ。わし、帰りちょっと時間がございましたから、これはせっかくそんな発表していただいたちゅうことで、私帰り、白井さんとこへ寄りましてね、ちょうど昼飯食ってやってんけど、厚かましくもすんまへんなちゅうて、忘れはったらいかんうちに聞いた方がええなと思って、どうでした、感想をちょっと教えてくださいってこう言うたら、いや、青木さんもっとようけ来て、私5名に選ばれたと一番最初思うてましてんけど、5名だけやったらしいわって、選ばれてるよりはチャンスがあってありがたいと逆に思っていますと、こうおっしゃってまして、確かにあの場でなかなかうまく話ができないなというのがこれはもう現状ですわってこう言うてはりました。しかし、逆に少ないということは満足している人多いのかなという解釈にもなりまんのかなと、こういう話も出てました。そこで、本当はこれは懇談会的なやり方かなと思っててんけど、ああいう演題をつくってというのがちょっと段取り狂ったなというのもありまして、しかし、機会をつくっていただいて、それで長いこと務めて地域へ帰ってきて、地域の役員も多少していただいて、いろんな意味で疑問点を持っておって、そういうチャンスを与えていただいて一言言わせていただいたいうことに対してはありがたかった。ただ、発表者の意見に対してそういうディスカッションがなかったなというのもちょっと寂しかったなというのもおっしゃってましたから、いろんな時間的な設定、いろんなあったんと違いますかということでしたけど、おおむね発表者においてはそういうような感想を持たれました。
     そこで、個々の提案なりご意見は聞いておられてわかっておられると思いますから、やはり町は活力があるのは、まず人口をふやさないかんと、人口密度も大変やっぱり大事やなと、これは当然のことですわな。それするための受け皿をどうしていくかということで、いわゆるそんなん言うたら悪いけど、やっぱりまきえと言うたらそれは失礼な言い方でいけませんねんけど、そのような先行投資であり、どのような住民が進んで永住していただけるかと、これが自治体間の私はもう競争に入ってると思います。隣の上牧町で住もうかな、いや、香芝市の方が市やいうてかっこええなとかいろいろあってんけど、やっぱり広陵町や、広陵町に住ましてもらおう。いろんな理由があって広陵町を選択していただく。それは、第一番にやはり住んでいる人がこんな町要らんわ、おれもうよそへ行ったらよかった、こんなとこで長いこと暮らしてんのって言われたら、これほど住んでる人が文句出たら一番新しい人入るはずありませんので、その意味では、現在住んでる人が、ええ町やで、買うのやったらおれとこ広陵町へ買えよ、来いよとか言うてもらってる状況が大事なんかなと、こう思うわけでございますので、そのことについても、今後ひとつその辺のことを考慮をしてやっていただきたいなと、こう思うわけでございます。  そこで、ああいう機会をできるだけ一般住民の人が女の人も含めて来ておられましたし、若い人から老若男女、大いにそういう形ではそういう機会をつくっていただいたらよかったと、こう思うわけです。ただ、わしらはじっと聞かせてもろうて、さっきもちょっといいました、わしらやっぱりそれをよう聞いとけよおまえらと言うて、そんで余計聞いてんのかなと思って、それもよしと思って聞かせていただいたということでございます。その辺のことで、後で、ずっと一つずつ行かなあかんわけやな、議長。そうやってん、これをまた後で答弁してもらうときまた頼んます、よろしく。  それやったら②ですわ。済みません。農業特区、そしてまた地域指定、これはどっちにしても農地は少なくなることは当たり前のことですわね。ただ、今おっしゃるように、私かて認識してるのは、それは広陵町は生産の町でないことは間違いないわけやから、もちろん農業を生活の糧として専業農業の人もおられること、これは間違いございません。せやけど、全体的に荒廃農地とか、私も農業委員会にかかわらせていただいたこともありますので、そのこともよういろいろ聞いておりますので、しかし、そのようなことでは法的な特区とか、またそういう地域指定とかで、私はいわゆるちゃんとした法的な根拠を与えた方がより虫食い現象がなくなっていいんじゃないかなと、こう思うわけでございます。  そこで、一番大事なことは、どこに何をどういう形でデザインしていくんかなということで、農業地域に無理に工業地域にすることもないやろし、その意味では、やっぱり素材に応じたまちづくりというのか、もちろん住んでおられる皆様のご意見を尊重してやっていかないかんなと思うわけでございますので、先ほどちょっと答弁で、結構な成果出てんのかなと思って感心しております。そのことも踏まえて、こういうような新しい条例制定した中での効果がこうありましたよと、これもちょっと知らせていただいた方がいいんじゃないかなと。今後、一たん今とまってるのか、まだずっとふえていってんのかということも教えていただきたいなと、こう思うわけでございます。  それから③、これは先ほど八代議員に詳細なるデメリット、メリットをおっしゃっていただいて、どっちにしてもあきませんねんいうわけにいかん、やっぱり、メリットはデメリットを上回っておりますよと、こんなん当たり前のことで、そんなん違いますわいうわけにはいかんわけやからな、そうでっしゃろ部長。  そこで、この大型のイズミヤね、これは大いに私も期待はしてますよ。そこでちょっと、一番最初の約束、約束ちゅうのか話が出てたときには、買い物客用の町内を循環するバスをイズミヤがやるんだというような話も聞いてました。ほんで、大いに期待もし、もちろん本町の元気号ですか、それとのドッキングもあり、いろいろな意味での相乗効果がいいんじゃないと、こう私も思ってましたが、何やまたちょっと様相が変わって、イズミヤあと3,000万ですか、町長のご努力により3,000万の車両購入費の寄附金ですか、バス代でんな、バスの車両の。ということは裏を返せば、運行は広陵町のほうでするけどイズミヤの買い物客のイズミヤの主体の運行はないんかなと。こう私は今解釈してるわけですわな。後でその答弁お願いしたいと思います。  というのは、町長もご存じだと思いますねんけど、イズミヤに医療ゾーンという、医療モールちゅうのか、それをつくるというとそこへ入る人、私、知ってる人でしてね、心安くさせてもうてて、そしたら、スーパーは買い物に来られるから、多少はやっぱり皆バスで来るよりは車で来ると、荷物というのはようけ買うてもらわなあかんねやから、缶詰1つ持って帰るわけにはいかん。ようけ大量に買うてくれる人のお客さんを相手にしてんねやから乗用車なり車で来てもらう人がメーンですと。これはスーパーは当たり前のことで言ってるわけ。ところが、バスで来ていただくとなれば、そのお医者さんが、その医療モールに入る人ですよ、うちらの患者さんは体の達者な人来はるのちゃうねからね、荷物持ってきて。そやからバスの運行は非常に期待しておられました。そやから、それやったら先生、一回ちょっとイズミヤでテナントとしてとのいろんな話し合いありますわな、何千万、何億といってお医者さんは投資されます、病院やからね。また薬局の問題も踏まえてね。そこで聞きなさいよって言うた。ほんで、よっしゃそれやったらわしそんな不安あったらあかんって聞かはったら、バスの運行の予定ありませんねんちゅうような答弁でしてんと、向こうの返事でしたと。ええっと言うてましてんと、これは去年の話です。そやから、詰めがどうなったったんかなと思って、ちょっと不安な気持ちも持ったわけでございます。  そういうことで、メリットあり、また当然デメリットを超えるメリットあると、こんなん当たり前のこととは思います。ただ、私は一番思うのは、やはりはやってもらわないかん。ビジネスとして成り立たんようになったら民間企業はあしたすぐやめますわちゅうのは、これは1店勝負でやってる個人営業であれば頑張ってくれます。田を売ってでもかまへん辛抱してでも経営してくれます。しかし、大型店舗は薄情なもんや、採算ベース乗らんやったら切れとこれが怖いわけです。そういうことがあったらならんからね、できたらやっぱり160万でっか、年間のそういう顧客を予想されてますやろ。捕らぬタヌキの皮算用になったらぐあい悪い、36億ですか、そういうことも踏まえてひとつその辺のことを十分行政としてのかかわったからには、全部行政がマイナスになってるんやないけど、しかし、住民から見たらこれもイズミヤ大型店舗誘致も、これは行政の一つの大きな事業の一環であるという認識を持っておられますから、やっぱりそれが撤退でんねやちゅうようなことになれば大変なことになるわけですからね、そこを十二分に何も行政が金出したりじゃないですよ。そういう意味で十分配慮してまた慎重に今後も対応していただきたいと、こう思うわけでございます。  それと、地理的なこと、話ちょっと触れさせていただきましたと。私、これは昔からよそへ行ってもいつも広陵町でおれちょっと家買おうと思ってんのやけどって知り合いが言うて話聞いたら、広陵町に住んでよって頼んでる方ですねやわ。セールスしてますねんけどね。そのときに私、うちに年寄りおんねんちゅう。それやったら一生ええねん。何でやいうたら、広陵町は坂のない町やねん、バリアフリー的な地形やねん。これええでって言うたら、おおそうかい。そやけど若いときは生駒やとか三郷やあっちの方が、信貴山あたりは傾斜のとこでええ家建ってますな、見通しのええ。あれは夜景あるがな100万ドルや。そら元気のある間はええけど、年いったら自分とこの家の階段上れんようになってもうて、死んだときに棺おけ出すのに難儀やというのはこれは現状になるわけですわね。  そういう意味で、おかげさまで広陵町は、切り土もなし、盛り土のない場所が多いですから、平たん地域ですからね。これを私は町の最大のセールスポイントとして、高齢者にもいろんな人にも対応のできる、もうこれは天が与えてくれた地形ですので、これはありがたいなと思って大いにそれを増幅して活用をしていただく政策を打っていってほしいなと、こう思うわけでございますので、いろんな意味で人口のふえる、これも要素があってふえてるわけですからね。原因の何もないのにふえてるいうことやないと思う。その要素を拡大していって、言うたら悪いけど、より質の高いお人たちに住んでいただけるような町をつくっていただきたいなと、我々も微力ですが、立場は違いますけど協力していきたいなと、こう思うわけでございますので、現時点での当局のお考えをお聞きしたいなと、こう思うわけでございますので、ひとつよろしくお願いをいたします。 ○議長(笹井正隆君) 吉村事業部長! ○事業部長(吉村元伸君) 私の方から、いわゆる農業特区、そして都市計画法第34条の11号関係のことについて具体的にどういう内容にあるかということを交えて説明をせよということでございます。  担当といたしまして、農業特区の方も担当でございますし、開発の指導の方も担当ということでいずれも見ております。議員もお気づきのように、いわゆる開発事業者による開発というものも、安部、南郷、古寺、いろんなところで進んでおります。その実態を見ますと、やはり農地のど真ん中にというのもわずか1カ所ありますけれども、他の部分につきましては、やはり生活の場としてのあり方、下水、水道、そういったことも含めて開発のしやすいところで地域指定された部分について開発が進んでいるというように全体的には思っております。その結果、優良ないわゆる農地としての耕作の非常にしやすい地域については宅地化が抑制をされているというように感じております。百済あるいは広瀬地区でも開発は行われました。しかし、両方とも道路に囲まれて他の農地への影響の出ない開発というような実態を見ますと、うまく機能している部分の方が多いのかなと。  それと、広陵町でご承知のように、町全域の農地について1反ででも買えるという特区でございます。反面、それじゃあいわゆる地域指定、都市計画法に関係する地域指定はどれぐらいの地域かといいますと、広陵町で全部で16カ所指定をしていただいております。相当たる面積で約360ヘクタール、大部分が200平方メートル以上の一戸建て住宅可能ですよということですけれども、そのうちの約3分の1、116ヘクタールについては、一部工場も可能ですよという地域が含まれております。これは町内の県道大和高田斑鳩線、あるいは桜井田原本王寺線、また役場の前の広陵田原本線というんですか、この南郷地内ですね。そういった主要県道あるいは主要道路の隣接部分については、一部店舗あるいは工場についても認めるというように指定をしておりますので、今後、担当としてはそういったことの趣旨を十分踏まえて開発協議を進めていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(笹井正隆君) 竹村総務部長! ○総務部長(竹村元延君) まちづくり懇談会のことでお尋ねでございます。  今年あのような形で懇談会させていただきましたのは初めての試みでございました。今まではいろいろな形で町民のお方の声をお聞きしたりをしておりましたけれども、思いをまずはつづっていただき、また各委員さん方、議員さん方のご出席を賜った中での発表会といいますか、懇談会をさせていただいた形でございます。  内容は、先ほど議員さんからおっしゃっていただいたとおりでございますが、今後に向けましてもさらにこのような形で住民のお声をできるだけお聞かせいただきたい。また、直接出席していただくあるいは作文を書いていただくという形だけではなしにアンケートという方法もございますし、いろんな方法をとりまして試みてまいりたいと考えております。  また、今年度は特に次の総合計画の策定の時期にも当たってきておりますので、具体的な形につきましてはこれから詰めていくこととさせていただいておりますけれども、ご意見を伺いながら策定していきたいとそのように考えております。よろしくお願いいたします。  続いてお答えをさせていただきます。イズミヤあるいは大規模商業施設、それからバスの件でございます。イズミヤの内容につきましては、先ほどいろいろとご説明をさせていただいたとおりでございますが、バスの件で申しますと、先ほど議員さんおっしゃっておりましたように、ある時期におきましては、イズミヤでお買い物バス、町内を巡回した上でのお買い物バスを運行していただきたい旨の申し出、あるいは打ち合わせをしてまいりました。そして、ある時期にはイズミヤが検討されました結果、イズミヤ独自としては動かさないというお話も出たことも確かでございます。その中には、イズミヤ、全国で87店舗展開をされておりますけれども、各それぞれで試みられた結果、あるいは検討された結果、現在のところイズミヤ独自でバスを動かしておられるところはないというようなこともありまして、いろいろと検討された結果そういうことでございます。ただ、広陵町がいろいろとお願いをしてる中で、また広陵町の公共バスの奈良交通バスの路線廃止から町民の方の利便性を考えた上で元気号を運行しておる経過の中で、イズミヤさんといろいろと協議をさせていただいた結果は、運行自身はイズミヤさんがなかなかしていただくことは難しいですけれども、それ相応の負担はさせていただくというような積極的なお話もございましたもので、今回そのような予算計上にも至らしていただいたわけでございます。具体的な内容につきましてはこれから詰めていくという内容になるわでございますけれども、また、広陵町側につきましても交通協議会を立ち上げて、より住民の方に利便性のあるお使いいただく形でルートをあるいは運行時刻等も相談をさせていただきたいと考えておるところです。よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井正隆君) 3番、青木君! ○3番(青木義勝君) まず、まちづくり懇談会、これは町長ほんまにもしもやられるんであれば、また各種団体の人もそら大事ですけど、また違った形でああいう方法もよろしいですけど、ちょっと違った色づけでまたお考えをしていただきたいなと、これは私の希望でございますので、要望でございます。  そこで、今、ちょっと竹村部長のあれにもありましたように、4次の総合計画、これは今策定していくわけですわね、22年度からのやつ。これは10年前にたまたま私、議長させてもうてて、その場に入らせていただいて、いわゆるコンサルですか、来ていただいて、その中で10年前の第3次であったわけですね。そのときに、資料をずっと、もちろん案ですわな、見せていただいてたら、コンサルがつくった資料ですね、見ていたら千葉県の何とか市いうて書いてあるからな、おかしいなと見たらやな、ちょっとって聞いたら印刷ミスでんねんてこれ。ということはあれかい、同じような類似の町のことを、すっとしたんかと、こうしたんかと、とるやないかて言うて、わしちょっと怒りましてんや。そしたらえらい恐縮してもろてんけどね、そやけど何百万ていう金を渡すのにな、あんた悪いけど何回広陵町の町回ってくれはりましたんて言うたら、1回でんねん。何時間でんねん言うたら、3時間あったかなと、これでわかんのかとわしは言うたわけや。そやから町長、これはもちろんコンサルにしゃんなんいかんのかどうかそれは知りませんよ、しかし、職員さんなり優秀なるスタッフがおるわけですから、やはり住んで、これから住む人、またはこれから行政にかかわったりいろんなさっきの話やないけどまちづくりのときの各種いろんなトップ方の皆様のこともあんねから、それ吸い取ってんねんだったら、それも踏まえてすべて丸投げやなしに、職員の能力を引き出す、苦労さす、汗をかいてもろて、将来10年後の基本的な計画はこうやと、こういうことをやっぱり出していかれた方がいいんじゃないかなと。コンサルにするのもそうしやんないかんのかそれは知りませんよ、それはできまへんのやったら別ですけど、そういうことも踏まえてちょっとこれ後で答弁してほしいねんけども、それもひとつお願いしたいと思います。  それと、バスの件ですけど、ということは、まずイズミヤの会社は自主的には運行しません。ただし、町のバスの運行については協力しますと、最初バスの購入には3,000万出しましょうと、こういうことやな。ほんでそれはそれっきりなんのか、今後ともいろんなことについて、どういう形か知らんけどサポートしていくのかいかんのか、これも今度協議会か何かされますねやね、そこで大いに遠慮することはありませんよ。こっちはお客さんやねから。そういう意味できちっと、向こうは営利企業です。またちょっとイズミヤさん本体かて赤字やて言うてること、わしどきっとしてるようなとこも聞いてますからね。それも踏まえて向こうかてそんな損してまでできませんけど、できるだけそのことも踏まえて、最初の約束はおまえとこ回らす言うてたやないかと、こういうことでひとつ今後それっきりやなしに、もしできればこういう形でサポートしてもらうということも踏まえて協議をしていただきたいなと、こう思うわけでございます。そのぐらいにしときます。ちょっと私の3回目の答弁お願いします。 ○議長(笹井正隆君) 平岡町長! ○町長(平岡仁君) 懇談会のこともおっしゃっておられましたが、新しいことをやれば批判は必ずあります。しかし、またいいこともあるわけですね。評価をしていただいてる人もあるし、発表させていただいて心どきどきして感動しましたとお褒めをいただいた人もありますし、一生懸命その人も研究をいただいたわけです。出ていただいた奥さんに私聞かせていただきまして、主人の発表よかったですよと。主人どこで勉強したんですかねとか何かそういうようにおっしゃってましたが、一生懸命町のためにやっぱり考えて、家族ぐるみで考えていただいてるわけでございまして、私はやった場合とやらない場合と比べればやった方がいいと、何事にも新しいことに挑戦してくれと、そのように担当に言ってるわけでございます。常に新しいことに挑戦をするように職員に叱咤激励をしているものでございます。  それから、将来構想についての委託でありますが、業者丸投げの委託はこれはもうしない方がましであります。職員がしっかり自分でつくったものにしていくべきでありまして、分厚い冊子をつくっても見る人は恐らくだれも見てないと思います。私は、町民の皆さんに冊子をくばるんですからすべて見てるんです。私一人だけやと思います。議員さんも見てないと思います。すべてを読むという人はないと思います。この冊子でもそうです。すべてみんな見ないですね。そのように思いますので、私は一々、文字の間違いもあるかもわからないということで、私は必ず夜通しかけてでもこの冊子を見ることにしておりますが、構想はまさに読みづらいものでございますので、分厚い冊子をつくるなと、もっと簡略的な概要版をつくるようにこの指示をしております。業者に委託すれば冊子をつくってくるんですね。1,000万の相当なやっぱり成果品をつくるわけですから。それよりも、もっとだれしもが見やすいような職員が手づくりでやってもらうように、この1,000万予算見てやりますけれども、倹約してもらうように、素案でいいわけですので、いかに言いわけした文章をつくるよりも骨子をつくるように、そのように指導をしてまいりたいと思います。  それから、バスでございますが、私からもう少し詳しく申し上げます。当初からイズミヤさんとは決めておりません。協定もしておりません。確認もいたしておりません。これは民間事業でありますので、どの会社が来ていただいてもこのようにバス走れとかそんなことは決めておりません。ただ、イズミヤさんの意向は私どもは聞かせていただいていたということでございます。バス走ったらいいなと、和歌山の自治体運転バスは走ってるんですね。しかしそれは路線バスでございまして、ここも路線バスあれば問題ないとおっしゃってました。京都でも走ってますがみんな路線バスで、イズミヤ自体の運行はありません。ここは、路線バスはあの前走ってませんよと、ですから走ってくださいと。我々はイズミヤに行くためのバスもありますが、本来は公共交通機関を利用させていただくバスに使わせてもらおうと、町のあわよくばいろんな相乗効果をねらっておるわけでございます。イズミヤができますと今度はカインズができます。カインズの前もイズミヤのバス走って、みんなあっこへ行くわけですからね。どの企業にも使えるような、これは役所も負担しなければいけないと思います。イズミヤさんも負担してくださいと。  ところが、今、議員先ほど指摘いただきましたようにイズミヤさんは、あれつくるとき景気よかったんですね。今もうすぐ発表すると思いますが、極めて厳しい経営状況でございます。大きな損失を発表します。それがために大きな商社から資本提携をして、そしてこの作戦としては、海外進出をもくろんでいるようでございまして、中国にももう進出計画をされております。イズミヤさんの法人収益を我々期待しとったんですが、会社が損失であれば法人均等割しか入らないですね。ここが幾らもうけてもらっても会社の総収益で配分されますので、広陵町には来年もゼロですね。利益はゼロであります。法人均等割は入りますね。行く行くは海外でもうけたお金を広陵町はいただくと、このようになってくると思います。ここで幾らもうけても他のところは日本の各地の店舗がみんなマイナス傾向でありますので、とても回復は私は当面は望めないと思います。こんな厳しい状況を本店は言っておりますので、こちらは担当者は意欲的に取り組んでますが、なるべくもっと発展させるためにここで頑張りたいと、それがためのバスも当初、バス走ってくれと、イズミヤにすべて乗っかかろうと思ってましたが、なかなか厳しいようでございまして、応分の負担はするということで3,000万と言っておりますが、1,500万円のバス2台であります。町内バス2台を、1,500万円級のバスを2台走ります。この場合はイズミヤの広告宣伝入ってます。広告宣伝のバスを通ってもらいます。そして、これを国に申請をして、事業運営費は国からも補助をいただいて役所が経営していこうと思います。ですから、広告宣伝のために初期のバス2台をどうしてもくれと、こういうことを申し上げております。後々の運営につきましては、町が行うものでございまして、しかも有料でございますので町が行います。次の年度等については、順調にもうかってるようなことがわかればさらに広告宣伝ということで会社に交渉をしていきたいと思います。  そんな状況で今進めているものでございまして、1,500万、2台のバスをどういう形でいただくか、相手が買ってくれるか役所が買うかどうか、今買う予算で組んでおりますが、これからもさらに詰めていきたい。また国の方ともこうした経過を説明して国の助成を受けたいと、そういう計画で今調整を図っているところでございますので、どうぞご理解をいただきたいと思います。 ○議長(笹井正隆君) 以上で、青木君の一般質問は終了しました。  次に松浦君の発言を許します。 ○13番(松浦敏信君) 議長のお許しをいただきまして質問させていただきます。  朝夕の寒さも緩み、ようやく春の気配を感じるようになりました。そこで、恒例のように国政について思いを告げさせていただきます。  周辺では、国政においては鳩山政権での新年度の予算成立が確定しました。こんな中、国民の期待をした政権交代は、しょせん古い体質の金権政党ではないかの幻滅が有権者の間に広がりつつあるということが最近の内閣支持率の低下にあらわれています。政治と金の問題は透明にしてほしいもんです。自己責任において国民に理解できるよう説明することが必要であると思います。政治家としてこんな出来事がまかり通ることになれば、我々国民は何を信じ、何をしていいかと人間不信に陥ります。私たち自身も、何事にも危惧を非常に覚えています。国政はこのような事態であっても、地方自治体である広陵町には考えられないことであります。また、こんなこと次世代にあってはならないと思います。  そこで、私が広陵町は平岡町長が進められている「人にやさしい 人がやさしい 元気なまちづくり」をモットーにしておられる中で、まず身近なところで質問をいたします。  第1、疋相、大垣内地区内の災害復旧工事についてお尋ねします。大垣内千刈池の護岸災害工事の対策と状況について、そして、疋相西方寺池19年7月の災害護岸工事による状況をあわせてお願いいたします。  次に、疋相21番地隣組18組と笠116番地の1の間の町道、沿道の西側が夜は暗やみの町に近い状態となります。最近は車に傷をつけたり、盗難ちゅうかこそ泥ですね、そんなことがたくさん行われております。その点について治安上の上でも町として一考をお願いしたいと思います。短いようですが1回目の質問を終わります。 ○議長(笹井正隆君) ただいまの質問に対し答弁をお願いします。平岡町長! ○町長(平岡仁君) 松浦議員から2点のご質問でございます。  国政について心配をいただいています。私たちが選んだ代議士が国政を担っていただいているのでございまして、しっかりと国民の信託にこたえてほしいと私も思います。  ご質問の身近な問題でございまして、答弁として、疋相の西方寺池のことでございます。  昨年の8月台風時による疋相区内の西方寺護岸災害との質問ですが、この件は2年半ほど前に疋相区長から申し出があり、現地確認をしております。現場は、個人宅地の擁壁で駐車場となっている敷地部分の擁壁が池側に倒れかかっているような状況です。これは、個人が造成された擁壁であり、登記上では駐車場敷地と池の間に個人所有地が2筆あり、町での施工は難しいとの回答をしております。ただ、危険な状態となっておりますので、県関係機関と協議を進めていきたいと思います。  次に、昨年8月、大垣内千刈池隣接地の疋相区住人宅地の擁壁が崩れた件につきましては、池の所有が大垣内共有地となっており復旧のための方法を検討しておりました。結果は、町の農地振興事業による分担金条例に基づき、耕地災害復旧事業を適用し、池所有者である大垣内区と協議を行い受益者負担の確認を得ましたので、護岸復旧工事として今月8日に入札を行い工事を進めているところです。  次に、要望として疋相21番地と笠116の1の間の町道が暗いと、治安維持の上で一考せよというご質問でございます。  答弁として、治安維持の上でのご要望ですが、現地を確認させていただきましたところ、周辺の街区には既に防犯灯が設置されているとともに、ご要望の区間の道路上には2本ある電柱のうち1本に防犯灯が設置されております。防犯灯は従来から地元からの要望を受け、現場確認をさせていただき、必要性に応じて緊急性の高いものから順次整備をさせていただいておるところです。その場合、当初の設置費用は町で負担させていただいておりますが、設置後の維持管理については区自治会にお願いしております。今後、関係大字と調整させていただきます。以上のとおりでございます。 ○議長(笹井正隆君) 13番、松浦君! ○13番(松浦敏信君) 丁寧な答弁ありがとうございます。  平成19年の7月の災害、西方寺池につきましては、この件は今に始まったことではありません。被害者になる被災者の住民の一人からこの町の方へ何回も出向いて報告と陳情をお願いしているということです。その間に回答は今のように町長の答弁のように詳しくそういう説明は被災者には伝わってないようでございます。やはりこの間、何回となく町へ行きましたが返答がないというので、この2月1日のうちの疋相区の総会におきまして被災者の一人が挙手を願って本当に提示をされました。だから、そのためではないんですけども、やはり一度その現場へ行ってもらって現状を見てもらってもわかっていただいてております。そうして、その詳しいことを区長とまた被災者の方にご回答して欲しいと思っております。何回もというのは、20年の12月30日とそれから21年の4月、そして今回と、それだけは町の方へ行ったということで本人さんは申しております。それ以外にも行ってるかもわからんかなと本人さんは言っておりますが、その点はどうでしょうか。 ○議長(笹井正隆君) 吉村事業部長! ○事業部長(吉村元伸君) ただいま松浦議員のおっしゃったのは、個人住宅の既に建っている箇所のことをご発言をいただいてるんかなというように受けとめます。私も過去に別の件でその方とはお会いをしました。現場も私は見ております。先ほど町長が答弁申しましたように、疋相区のいわゆる水利権、あるいは疋相区としての所有部分はあるんですけれども、西方寺池につきましては、その民地、先ほどの擁壁の崩れた部分、あるいは今、松浦議員がおっしゃる個人住宅、こういう建ったやつを買われたわけのようですけども、その住宅との間には個人の所有の土地があるわけです。現状は池です。この辺のところの解決がまず第一だなというようにご本人もご理解はされておると思います。先ほど町長が答弁の中で申しました県の関係機関とも協議をしていくという趣旨は、町内でもいわゆる柏手池とか、あるいは笠池等々で、池のそのものの機能を守るということとあわせて、いわゆる水辺の環境づくりというんですか、そういったことも視野に入れながら、県とこういった集落住居の中にございます池の護岸整備なども今後の事業として検討したいという意味での町長の答弁でございます。その辺のところご理解をいただいてお願いをしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(笹井正隆君) 13番、松浦君! ○13番(松浦敏信君) はい、ありがとうございます。  私もきょうもお話ししておりましたが、違法建築ではないかという懸念もありました。だから、一応町の方へ私もお伺いして地番所を見てもらいますと、地図には部長も知ってのようにMいう数字もあり、それで水路、里道ですかね、そういう形で本当に専門家以外には不動産にわからない者は納得がいかないと思います。だから区長とそこの住居者ですね、私からも話をしますけども、そういう納得じゃなく説明がわかるようなご意見をいただき、そういう形で進めていただいたらいいと思うんですけども、一度写真の方もきょう11時にでき上がってきましたんで皆添付させてもらいますけども、これやはり立場がかわれば本当にブロックがいつ崩れるかわかりません。このお方も全部町でそういう形を言っておられるんじゃないんです。私とこは自分とこでやっぱり費用も出してさせていただくと。ところがどの辺がどの辺までというのがないと。そういう形で、住民とこの町というものは隔たりがあるというんか、やっぱり難しい。僕らは今ここへ、町の方へ足を運ばせてもらっておりますが、仕事やから。ところが町民の人はこの市役所へ来るのは本当に何かえらいところへ行くなということで、これ3回ぐらい来たときもやはり説明はしてもらってんねんけど、聞いていただいてるだけだと、その回答がいまだないと、どういう回答が欲しいんですかという話もしたんやけども、うちは工事費につきましては、私がそう言うのはいかんのだけども、するべきものはせんなん、家が壊れると、そういうおそれがあるので、差し迫って私の方とまた区長、2月1日のうちの村の総会に述べられたわけでございます。だから、疋相の区民の皆様はやはりもう3年もほうってあったんかと、何ちゅうことなんだかと、内容がわからなかったら一概にそのようにとられても仕方ないと思います。だから、町の方としては一度文書みたいなもので区と住民者、被災者に回答をお願いしたいと思います。それで終わります。お願いできますか。それ、回答の方。 ○議長(笹井正隆君) 吉村事業部長! ○事業部長(吉村元伸君) おっしゃってる個人の方、私も存じてる方でございますので、私がじかにお会いをして説明もし、今後の対策について検討してまいりたいと思います。 ○議長(笹井正隆君) 以上で松浦君の一般質問は終了しました。  次に、山田光春君の発言を許します。 ○1番(山田光春君) では、3月度の一般質問をさせていただきます山田光春です。  まず1番目、介護保険制度の第1号被保険者65歳以上の方の保険料について、段階を多く設定して高所得者により多くの負担を求めることを提案する。  内容といたしましては、介護保険制度実施から10年を迎えようとしている。介護保険制度は地方分権の試金石と言われ、自治体の自己決定、自己責任において運営できる事務と言われている。そこで、今の6段階を見直すことが必要と考えます。特に、6段階部分を細分化する。この層の方々については、所得額200万円以上となっているが、それ以上の所得がある層の方も6段階部分ですので、税・料の課税の負担公平の原則から見ると著しく損なわれていると思っております。保険料は所得に応じた原則6段階の設定になっているのが基準となる算定方式とは別に、町の判断で段階を多く設定して高所得者により多くの負担を求めることなども認められているわけであります。このクラスの方々、6段階の方ですが、約1,000人ぐらいいらっしゃいます。そういうところから徴収すれば、第1段階等の低所得者等の方々の負担も少なくても済むと考えております。町の自己決定、自己責任において運営できるわけですので、10年目に当たり安定した保険料を確保するために今こそ見直すことが重要と考えますがどうでしょうか。  質問の2、人間ドック受診者のうち、異常なしの人、異常ありとの人の割合は幾らどのぐらいあるのでしょう。受診開始時に比べてどのように推移しているのか。  内容といたしましては、町の人間ドック受診者も平成20年度178人、21年度228人と受診されております。人間ドックは病気を早期発見して早期治療するという2次予防の役割からスタートし、それによって受診者の社会復帰、職場復帰を目指す働き盛りの健康チェックという意味で成果を上げてきました。しかし本来の目的は、受診した人に近い将来、病気を引き起こすかもしれない要因、遺伝要因、外部環境要因、生活習慣要因がある場合、それを明らかにした上で改善への助言、指導を行い、病気になる前に適切な対策を立てることにあります。これを1次予防といいます。人間ドックはただ病気を発見するためのものだと思ってる人は今だ多いわけであります。まず、1次予防として病気の芽を摘み、予防するために人間ドックを活用することが健康長寿を伸ばす大きな支えとなるわけであります。  今、日本人全体の健康度が悪化の一途をたどっていると言えます。もちろん、広陵町にも当てはまると思っております。一番の要因は、生活習慣の偏り・乱れ、地域の職場、家庭などの生活環境の変化によるストレス、上流には生活習慣の偏り、源流にはストレスがあります。これを受けて、今、人間ドックではストレスの検知とストレスが見つかった後の問診を中心としたフォローアップが行われる方向に進んでおります。町も専門的なストレスチェックを取り入れた問診票を使って、時代に即した人間ドック受診のレベルアップを望むところであります。その結果、町民の健康長寿が進むし、医療費も少なくなると考えますがいかがでございましょう。  質問事項3番、平成21年度消防統計の救急の部、交通事故の状況とイズミヤの開店による交通安全対策について聞くわけであります。  内容といたしましては、救急の概要で平成21年度の救急出動件数は3,307件、内訳、香芝市2,356件、広陵町940件、管轄外11件で、搬送人数は3,188人、内訳、香芝市で2,252人、広陵町で942人、管轄外で12人でした。これを20年度と比較すると出動件数で150件、搬送人員169人の増加となっております。1日の平均出動件数は約9件で、搬送人数は住民の約34人に1人を搬送したことになるようであります。  事故種類別においては急病と一般負傷の2種類で約76%、交通事故では14%である。交通事故で搬送された人は、平成20年度に180人、70歳以上で19人、21年度においては156人、70歳以上で16人で、高齢者の交通事故も多い数値を示しているようであります。  過去3年間の統計を見ると交通事故の起こっている場所は信号のある交差点、畿央大学付近、これは3年間で13件と、ない交差点、笠橋付近、ここで10件と集中している場所が多いわけであります。こうした交通事故が起こるということは、もちろん運転する側に起因することが多いわけでありますが、違った角度から見て少しでも交通事故を減らすために行政として何をしたらよいかメニューを示すことが必要と考えております。例えば大谷奥鳥井線と笠ハリサキ線の交差点のところは東から西に行くとき1つ手前の信号待ちしていると青が同時に変わるので心理的に変わらないうちに行こうとスピードを上げていくことになるので、信号機の変わりを早くするとか遅くするとかしてみる必要があると現場を走ってみて感じるわけであります。ほかにもあるとは思っておりますが、そうした点を解決すれば少なくなると思っています。  交通事故撲滅行動作戦でも立てて周知徹底を町民にすべきであります。また、イズミヤも間もなく開店するわけでありますが、今まで以上に車も多くなり、交通事故の発生も多くなると予想されます。その交通安全対策を尋ねるわけであります。  4つ目、水道の基本料金の設定基準10立米の見直しをすべき時期であります。  広陵町の水道の基本料金体系は時代から大きくおくれていると思っています。それは基本料金10立米に満たない水量を使っても使わなくても基本料金を設定しているのであります。役所は住民に対して最大のサービス産業ではなくてはならないと思っております。  住民側から見ると使ってもおらない水量に料金を支払うのは納得しておられないわけであります。町がどうしても基本料金を設定したいならば、設定基準量を低くすべきと思っております。口径13ミリ、20ミリの件数でも毎月約2,200件ぐらいもあり、住民の負担は大きいわけであります。今こそ基本料金を改正して見直しする時期と考えますがいかがでございましょう。以上であります。 ○議長(笹井正隆君) ただいまの質問に対し答弁をお願いします。平岡町長! ○町長(平岡仁君) ただいま山田議員から数点のご質問がございました。  まず、1番の介護保険料、第1号被保険者、これは65歳以上の方の保険料についてでございますが、段階を多く設定して高所得者により多くの負担を求める、そのことを提案するということでございます。  答弁として、お申し出のとおり、介護保険料につきましては、法改正により、平成18年度からは市町村は特別な必要がある場合に市町村民税の本人課税層、保険料の所得段階で言うところの第5、第6段階でございますが、この区分をふやして3段階以上とし、全体で7段階以上の保険料率を設定できることとなっております。  議員は、第4期の介護保険策定委員会委員として計画策定にかかわっていただき、その中でもそのことについて議論をしていただいたとお聞きをしております。坂口議員にもお答えしたとおり、策定委員を任命させていただいておりますので、必要に応じ介護保険の円滑な運営全般にわたって議論をしていただきたいと考えております。  2番でございます。人間ドックについてのご質問でございまして、人間ドック受診者のうち異常なしの人、異常ありの人の割合は、また、受診開始時に比べてどのように推移しているのか、レベルアップを望まれてのご質問でございます。  答弁は、医療費の適正化のためには、病気の早期発見、早期治療と予防可能な生活習慣病などを重症化させないための取り組みが重要と考えております。  人間ドックは、各医療機関ごとに検査項目が異なり、総合判定も異なることから、異常あり、異常なしで住民の健康指標としてとらえることは難しいところがあります。ストレスチェックを人間ドックの検査項目として盛り込むことは難しいと思われますが、現在保健事業を通して個別の健康指導などで対応を行っております。  平成20年度から実施している特定健康診査、特定保健指導においてみずからの健康状態を認識し、生涯にわたって実践できる健康的な生活習慣を身につけるための生活指導を行っております。特定保健指導を受けた者は、平成20年度が要指導対象者273人のうち22人、平成21年度が年度途中で16人となっております。また、健康増進施策の一環として畿央大学とタイアップをして健診受診者を対象とした生活・栄養指導を含めた運動教室を年12回実施しており、生活習慣病の予防をテーマとした健康増進会などにも取り組んでおります。  本町においては、従前から12期延べ789人の保健推進員の方に各地域でご活躍をいただいており、この方々が全町的に健康意識向上のため頑張っていただいております。  今後も町内医療機関のご指導、ご協力を得ながら、全町民一体となって元気なまちづくりに取り組んでいく所存であります。  次に、3番でございます。消防統計からの救急出動による交通安全対策をご質問でございます。ご提案もいただいています。  答弁は、広陵町における救急の出動件数については、質問の内容として書いていただいているとおりです。そこで、少しでも交通事故を減らすために行政として何をしたらよいか、メニューを示すことが必要とのことでございますが、交通安全推進のため、日ごろから地域においては交通対策協議会の皆さんや子ども会の方々による立哨指導をしていただいているところです。また、春と秋の交通安全運動期間中には主要交差点において街頭啓発も行っていただいております。  交差点での事故が多いとのことでございますが、信号機が設置されていない交差点では運転者は徐行の上、一たん停止をし、安全確認した上で進行すれば事故は未然に防げるものと考えます。さらに、事故を減らすための方策として、確認しづらい交差点にあっては、交差点を知らしめる手だてを警察及び道路管理者と協議をし、注意を喚起する看板や道路標示などを整備することにより対処させていただいているところです。また、信号機のある交差点でも無理をしない運転を心がけることが安全のための運転者の責務と考えます。  今後も引き続き、警察、交通対策協議会及び町で協議し、交通事故の撲滅に向け取り組んでまいります。  また、イズミヤの開店により、これまで以上に車が多くなり交通事故も多くなるとのご指摘ですが、交通量の増加が見込まれるに当たり、イズミヤ店舗敷地へ進入については、出入り口を数カ所に分散し、進入車線を設置するなど交通渋滞を緩和し、また、警備体制を万全に安全確保に配慮するよう指導してまいったところです。  次、4番でございます。水道の基本料金設定基準量を10トンの見直しをすべき時期であるとご質問でございます。  答弁は、水道の基本料金の設定基準量10トンの見直しについてのご質問でありますが、県内においては5トンから20トンの範囲内で10トンを設定している市町村は半数を占めており、全国的には8割程度が10トンを基本として設定しております。  本町の一般家庭における基本料金のみの件数は1,508件、全件数の13.1%になりますが、これには開発業者が一時的に開栓する件数の140件も含まれています。町では給水契約申し込みを受けた方には、水道法に基づき常時給水する義務があり、いつでも蛇口を開けば安心できる水をすぐに使っていただけるよう設備を整えております。このことから、水道事業は加入者に使用料を支払っていただき、健全な経営をさせていただいております。  他町村の状況は原則基本料金制でありますが、使用水量が少ない加入者の実態の把握を進めており、適正な水道料金を目指し、まとまり次第、関係機関と協議を積み重ねたいと思います。以上のとおりでございます。 ○議長(笹井正隆君) 1番、山田光春君! ○1番(山田光春君) 1番目の質問ですけどね、こんなん答えになっておりませんね。私が質問したことに一つも答えてない。例えば坂口議員にもお答えしたとおり策定委員会を任命させていただいておりますので、必要に応じて介護保険の円滑な運営全般にわたって議論をしていただきたいと思っている、そこでせえということでしょう。私はここの場所でお尋ねしてんですよ。6段階を7段階できるかどうかと、それはできますと、今、答えもあるように、じゃあ7段階できるかできないかをここでお答えをお願いしてんのに、策定委員会でやってくださいよと、そんな答えになってないじゃないですか。だから、6段階を今厳しければ7段階を細分化させていただきますという、それがだめならば、どうなの、こんな答えになってないじゃないですか。しないという意味でとったらいいですか。  だから、それは策定委員会というよりも、町長がみずから提案されたら、策定委員会というのは大体それに倣うわけですよ。4,500円でも、そのまま出されたら4,500円で通る、副町長も入っているからわかるでしょう。それをどうするか、次の段階に、じゃあ次の3年後っていうんですか、スパンのときには、この6段階を7段階なり細分化しますという答えがあるのかないのか、今はしないじゃなくして次の段階に、やはり不公平感はあるわけですから、私から見るとですよ。町長も含めて、6段階やったら町長の年収から見ても、今の現役の議員さんの年収から見ても、201万以上の方、現役やったら700万、800万の方いらっしゃって、年金の201万の人とそんなに変わらなかったら、やはり税の負担公平から見ると不公平を感じないのかと。それやったら、やっぱし今の段階を6段階で1.5倍というのがあるんですが、それをもう少し1.75というのをしてもうたらどうですかと、私がこういう意見を個人的に言うてんじゃなくてし、そうした6段階部分の人がやはりもう少し負担でもいいですよと、負担をしてもいいですよという答えが出ておりますのでこういう質問をさせていただき、検討委員会の中でも私言わさせていただいた。そして、第1段階、第2段階の負担の軽減のためにも、やはりすべきところではないかと。今はできることもないかわからない、4,200円とするけども、次の将来、次の3年後の保険料の改定のときにどうするかということを私はお尋ねしてるんですよ。                (不規則発言あり) ○1番(山田光春君) じゃあ協議するように、1回前向きにしてもらいたいという答えをまたしていただけたらいいと思っています。  それから、2回目に、やはり今これは、だれでも避けて通ることのできない介護保険制度を施行から10年を迎えました。今のように、やはりこの数字を見ますと、この3年間、いわゆる介護保険料を利用しなかった元気な高齢者が広陵町では約5,300人ぐらいいらっしゃいますよね。介護保険を1回も使わない人、高齢者が5,300人ほどおられるわけですが、この方々のやはり介護保険料やサービス利用の負担の軽減をすることも、こうした中で考えてもいいのかなあと一つ思ってんですよ。払いっ放しだけで、そういうことは一つは3年間で一回も介護保険の認定を受けずしてしなかった人については、やはり次のときに少しは軽減するなり、そういう制度をつくってもいいのかなと思っていますが、考えるあるのかどうか。  それから、家族介護者の休暇、休息をとってもらうために一時的に施設や病院に預かってもらうレスパイトケア事業の大幅な拡充が必要と思ってんです。やはり介護してる人の介護者ですね、そういうところの休息するところの施設が必要ではないかなと。だから、町によって緊急時の受け入れ病床の確保も必要と思っていますが、今どんな状況なんでしょうか。  それから3つ目、要介護認定の申請に当たって、認定するまで期間が長いわけですよね。早急にサービスを利用したい方が困っているのが現状だと思っています。町は調査、認定まで、いわゆるケアマネージャーよる認定審査会でどのくらいの時間が1人にかかるのか、ちょっと教えてもらいたいと思っています。法の精神からいうと申請申し込み時点からサービスを受けられることになっておりますけれども、現状は何日後からこの介護サービスを受けられることができるのか、これが3つ目ですね。
     それで、介護保険適用までの事務が煩雑で時間がかかり過ぎていると、事務を簡素化してスピーディーにし、すぐに使える制度に改善すべきであるが実態と改善に向けた取り組みを聞くわけであります。その4つ、2回目に質問させていただきます。 ○議長(笹井正隆君) 奥本福祉部長! ○福祉部長(奥本隆一君) 1番目のご質問にご回答させていただきます。  県内の第4期事業計画期間の第1号被保険者の保険料額につきましては、多段階を取り入れておられます市町村は14ございます。段階を第1段階から第12段階までに設定されている町もあると聞いております。第12段階では、対象者は、本人は住民税課税で合計所得金額が1,000万円以上という方でございます。ということで、今すぐにこの段階を取り入れるいうことはもうちょっと時間的に無理でございますので、平成23年度中におきましては、もう既に第5期の事業計画について、平成24年度から26年度までの3年を1期とした計画を策定することになりますので、その折には山田議員のご意見も踏まえて、広く意見をちょうだいして決めていきたいと思っております。  それから、2番目の家族の介護者の休暇施設ですか、休憩施設ですか、このことについては、こういった介護者を抱えるご家族の方を1日でも慰労していただくというようなことで、今、社会福祉協議会の方でも計画を新年度でいたしております。そういうことで、こういった町の方への施設へもまだそういった検討段階ではございませんので、はい、ということでございます。  それから、要介護認定のことなんでございますが、期間につきましては一応、申請を受けましてから30日以内に結果を出させていただくということで事務をさせていただいております。                  (不規則発言あり) ○議長(笹井正隆君) 山田光春君! ○1番(山田光春君) いや、私、往復してあげてんのやん、理解してはらへんさかいに。  そういうことで、やはり今言うのに、介護保険というのはやっぱり認定を受け初めてスタートするわけですよ。それで30日かかるというでしょう、30日って長いんですよ。健康保険やったら保険証を持ったら、病院に行ったらすぐかかれるんですよ。今、介護をしてほしいときに認定して、今度はケアマネージャーから計画したら30日までかかったら長過ぎるから、今30日というのは広陵町は実態は30日です。それをもう少し半分にするとか、もっとスピード感を持って認定してあげないと、やはり大変だというとを訴えているんですよ。ご理解いただきたいと思いますよ。  それから、今、介護保険でも6,000人のうちに、結局、介護保険を使うてる人は950人ぐらいしかいてはらしません。あと5,300人の人は介護保険、65歳以上ですよ、介護保険料を払うだけなんですよ。それで高いのを設定されたら、やはりそういうところに今そんなんしてよけ高うなるんやないかというんじゃないけどね、やはり納得して保険料を支払ってもらうための方法として、そういう施策も必要ではないかということを言ってんですよ。ご理解いただきたいと思いますよ。  それから、今、部長の答弁、町長ありましたけど、やはり次の24年か、介護保険制度のときには明快に多少段階を細分化していただいて、たくさん町長を含め現職の議員の皆さんからは2倍ぐらいいただいてもいいのではないかと、もっと第1段階の人は今、半分ですけども、もっと低くしてもいいと思っていますので、期待しておきます。それがいろんなところの声なんですから、ようけ持っている人は、そんなおれから取ってくれたらええがなというありますからね、当たり前ですやん。そりゃ年金生活だけだとだめですよ。町長のように現役でがんばってはる、議員の中でも65歳以上の人、6人いらっしゃいますよね。そういう人はやっぱしたくさんあるわけですから、そんな人らは2倍ぐらい。議員をやめたら八代さんなんかでもいいよという案もありますからね。その辺をどうぞよろしくお願いしますね。  それから、次に、人間ドックですけどね、町長、人間ドックの問診票、渡しましたよ、手元に行きましたか。人間ドック協会からの、渡してくれた、部長。町長だけ行ってないのか、これ、問診票。見せなあかんがなあ、今ごろよう。見てたら、また答弁が違ったかわからんがな。いや、これは権威ある人間ドック協会というところで問診票あるんですよ。こうしてストレス、いわゆるこういうことが言うてはるんですよ。町長、これ聞いてよ、言うからね。  日本人全体の健康度が悪化の一途をたどっている一番の要因は生活習慣の偏り、乱れです。ライフスタイルに関係が深いわけであります。生活習慣病の危険因子と考える異常ありとされた人の割合は、高コレステロールが最も多く、以下、肝機能異常、肥満、高血圧、耐糖能異常、高中性脂肪の順である。内臓脂肪蓄積による肥満を中心に、高血圧、高血糖、高脂血症のうち2項目以上が該当する症例がいわゆるメタボリックシンドロームだと言われている。肥満の原因が食事、運動、たばこ、酒、睡眠などの生活習慣の偏りによることは知られておりますけれども、さらにその偏りが発生する理由としては、地域や職場、家庭の生活環境の変化によるストレスだと考えられている。厳しい生活環境のストレスに適応できない人には2つのタイプがある。内向的性格の人、内向きの人は次第に不眠、それから倦怠感、食欲不振が続き、うつ病へと行くと、内向的な人。町長のような人は、外向的性格の人は体調に変化がなく、ストレス解消として特に夜の過食、夜食べる、それから飲み過ぎ、それから結果として運動不足になりメタボリックシンドロームを引き起こして動脈硬化などの生活習慣病に発展するというのが外向きの人と。ストレスを現有として動脈硬化から心筋梗塞、狭心症、脳卒中などに至るメタボリックシンドロームの流れがあるということです。成果優先の考え方が浸透してきた今の社会では、職場環境から受けるストレスが増加の一途をたどり、それを解消すべくとったこれら行動が積もり積もって肥満を招く結果となってしまっている。これを受けて、今そこに町長に手渡したように、人間ドック協会でもこのストレスの検知とストレスが見つかった後の問診を中心としたフォローアップが行われている方向に進んでいることを本当に認識する必要があると、これは町長、今言いましたように、この調査項目、町長に1回やってくださったら結構ですよ。もしもこれがどう数値が出て調べてほしいと言えば、ここへ電話、部長でも電話していただいたら見方というのを教えてくれますから、確たる先生がやった問診票ですから、1回、そこらに言うたらあかんけども、きめ細かな問診票ですから、また皆さんにもお配りしたいと思っていますので、それで、そういうところからの、やはりこうした問診票をもう一度真剣に取り入れていただいてやる考えがあるのかないのか、ちょっとお願いしたいと思います。 ○議長(笹井正隆君) 竹村総務部長! ○総務部長(竹村元延君) お答えをさせていただきます。  先ほど町長の答弁では、各医療機関あるいは検査機関のドックの項目にはいろいろと微妙に違いがあるという中でお答えをさせていただいたとおりでございます。  先ほど山田議員からご提示いただきました資料、私も見させていただきました。私も実は市町村職員共済組合の指定する医療機関でもってドックというのを毎年受けさせていただいているわけでございます。その中で、私の受けておる医療機関におきましては、この項目ずばりじゃございませんけれども、時々ストレスを感じることがある、イエス、ノー、あるいはそのような形の問いもございます。ですので、医療機関によって全くこの辺のチェックがされておらないというところではございませんけれども、今お示ししていただきましたようなすべての項目にわたっているかどうか、あるいはさらに細かい内容であるかどうかにつきましては差があるということの認識をもとにのお話でございます。  ただ、今後のあり方につきましては、おっしゃっているように現代の病気の中でもストレスにかかわる疾病、あるいは精神的な問題というのも確かにふえておるところでございます。今のところ保健センター等においてのドックの結果、あるいは特定健診の結果による指導の中で、そのようなご相談も個別にも受けさせていただいているわけでございますし、その中でも、例えばご病気的な部分については、また医療機関の紹介などもさせていただいたところでございます。ただ、先ほど申しましたような統一的な内容につきましては、少なくともこれから取り組んでいかなければならない問題だと考えておりますので、幸い広陵町の方からも特定健診の勉強会に広陵町の国保からも参画をさせていただいている機会もございますので、そのあたりでもまた意見といいますか、現在の状況も把握しながら考え方を述べてまいりたいと、そのように考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(笹井正隆君) 1番、山田君! ○1番(山田光春君) この国民健康保険の資料の中にも、こういう書いてんですよね。この人間ドックの健診結果の活用としてこの病気を少なくするよと、それは体の中だけなんですよ。だけどこうしたストレス、外から外的な要素におけるストレスがたまって多くの病気になる人が今は占めているんです。今、政府が自殺者が増加する傾向にあるこの3月を自殺対策強化月間と指定したと、うつ病が自殺原因の上位にあるわけであります。厚生労働省はうつ病の患者数を全国で250万人と言うてんですよ。推計し、また警察庁の調査によると2008年の自殺者の数は3万2,249人、ちょうど大体広陵町の人口が1年間で死んだというとわかりやすい、そんなに人が自殺してんのかいうたらわかる、こんだけのたくさんの人が自殺する中において、そのうちうつ病による、いわゆる6,490人と20%がやはりうつ病になっていると。内向性的な人が仕事とかいろんなストレスによってたまるのが、そういう数字があるわけでありまして、だからうつ病対策は近々の課題であるわけであります。  体の健康を守るための人間ドック、病気を引き起こすかもしれない要因がある場合、それを明らかにした上で改善への助言、指導を行い、病気になる前に適切な対策を立てることにある、これを1次予防として人間ドックがあるわけであります。ただ病気を発見するためのものだと思っている人はまだ多いわけでありますけど、1次予防として病気の芽を摘み、予防するために人間ドックを活用することが健康長寿を延ばす大きな支えとなると医者は、今、その先生も言われておるわけです。  一方で、心の健康を守るためにも、この人間ドック健診の中のストレス、原因について等々のこの問診票をぜひとも取り入れていただいて、今、わかりました、しまっさちゅうのはもうそんな答えは期待もしておりませんので、将来にわたって、いや、町長、何かあるんでしたら答えていただいたら、やりまっせと言うんやったらやっていただいたら結構だと思いますけども、じゃあよろしくお願いしたいと思います。町長、お願いします。部長はもうええのや、もうわかった、もう決まったような話やん。 ○議長(笹井正隆君) 平岡町長! ○町長(平岡仁君) 今、このファクスを見せていただきますと、日本人間ドック学会、東京千代田区から山田光春様に送られているんですね。こういうところと連携をしてご研究をいただいていること、本当にやっぱりすごいなと思います。  私も数項目これ見せていただきますと、チェックをすると答えが出るようでございますが、我々は職員が今200人、それ以外に入れますと300人余りいるわけですが、こうした人がうつ病、うつ病的な悩んでる人は5%から1割はいると言われております。それだけやはり大きな職場でありますので、早速こうしたことを問診票から診断をしていただいて、元気の出るような役所にしていただきたいなと、このように思っています。また、町民の皆さんにも人間ドックは、必ず進めている事項でございますので、元気な町をつくっているんですから、自殺のない、また今、桜井でもああいう事件が出ました。これも子供を放棄するような、そんなことで、あの親たちもきっとそういう病にかかっていると思いますね。健全なように見えていても、何するかわからないような精神的なショックを受けていると思います。  そういうことからして、よく検討をして早く実現できるように頑張りたいと思います。 ○議長(笹井正隆君) 山田君、1番! ○1番(山田光春君) 期待しております。職員に1回使ってみてください。  3回目に質問させていただきました消防統計、私たちもいただきまして皆さんもいただいたと思います。この中の交通事故の件についてたくさん載っておりますので、1回、町長、これ、この過去3年間、国会並みじゃありませんけど、過去3年間のどこで一番事故が起こったか書いてあります。これを渡させてもらいますので、おれ持ってても何にもなりませんので、渡させていただいて、なぜ多いのか、原因があるから結果があるわけですから、だから今言うたように、一つの例として皆さんも走ってると思いますけども、ここで、さっき指摘させていただきました笠ハリサキと上田部奥鳥井線の、片方の近商の方は歩車分離式の信号ですから、タイミング的にはずれるんですよ。ですけど、こっちは用意ドンでいったら青で渡って真っすぐ抜けるか、左の方へ五位堂の方へ行くとかいうて、大概事故が多いと。しょっちゅう僕だけじゃなくして、走った人はそう感じると思いますので、そういうところも一つでもやっぱし事故がないためには、信号を少しでも遅くするか早くするかというところも考えていただいて、この間、香芝警察に行って署長とお話ししてたら、やっぱりそういうこともおっしゃっていましたし、いろんなことがこの中に入っていると思う、原因が、それからもう一つ、やはりガードレールとか回ってみますと、つぶれたところ、交通事故してそのままそこの奥坪橋ですかね、ゴルフ場の前のあの辺のところとか、そういうとこでたくさん見えます。それから横断歩道の白線、そういうところの薄くなって消えかかったところ、そういう対策についてあるのかないのか、ちょっとお願いしたいと思います。 ○議長(笹井正隆君) 竹村総務部長! ○総務部長(竹村元延君) お答えをさせていただきます。  まず、事故の多い原因等につきましては、その交差点、交差点の持つ地形的な部分もございますし、あるいは交通量と信号のいわゆるタイミングといいますか、時間的な配分もございますので、そのあたりを先ほど資料をいただけるということでございますので、よくまた分析もさせていただきたいと思います。また、関係機関と協議のいる部分につきましては、その方もまた協議をさせていただきたいと思います。  それから、交通安全施設でございます。ガードレール等の破損につきましては、気のついた部分といいますか、通報のあった部分につきましては、直ちに確認をさせていただいているわけでございますけれども、もしご指摘の部分がございましたら、そのあたりもあわせて直ちに確認をさせていただきたいと思います。  それから、横断歩道の白線の消えかかっている部分につきましてでございます。横断歩道につきましては、公安委員会の設置ということになってございまして、それの補修等につきましても、公安委員会の県の方の責務でやっていただくということになりまして、おっしゃっていますように非常に町内の道路につきましても、見にくいということも確認をさせていただいてる部分がございます。そのあたりをリストアップいたしまして、現在、県とも協議を進めさせていただいているのは事実でございます。ただ、県の補修事業の中での順序というのも言われておりますけれども、広陵町といたしましては、特に通学路等にかかわる部分につきましてはできるだけ早く直していただけますように要望させていただいているところでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井正隆君) 吉村事業部長! ○事業部長(吉村元伸君) 道路の環境と交通事故、議員もおっしゃっていただいておりますように、確かに危険な箇所はございます。それと道路の機能そのものが劣化してきている部分がございますので、そのあたりのところ道路管理者としての責任を果たすべくパトロールもしております。ただ、我々だけでどうしても見落としている部分につきましては、地域の方のご案内をいただいて対応していきたいと考えております。  それと、私感じておりますのに、やはり事故は以前のこと思うたら相当減ってると、全国的にですね。これはやはり意識の高まりというんですか、そういうことがあろうかと思いますけど、中には全然意識をしてないドライバーがあることも事実です。事故起こって当たり前という人がありますので、そういう意味で交通安全協会等を通じまして、いろいろと根気強く活動をしていただいているところです。  そういうことで、道路管理者としては日々現場を確認したいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井正隆君) 1番、山田君! ○1番(山田光春君) 3度目ですけどね、これは答えはもう結構ですわ。後で、また答えくれはったらいいんです。  一つは、広陵町から信号機の計画があると思いますが、今年度中につくのはどの辺なのか、一つね。それから、農協のそこの東部って、パチンコ屋の前のあの信号ね、南郷の方から南から北に向いたら、今、倉庫建ちましたね。なかなかボタン式ですからおりないかんと、感知してないわけですからずっと前出ないかんと。その信号の対応は、多分南郷の方からも出ておりますし、近くの方からもあったと思います。私も言いましたけども、あれは将来どうなるのか。それから、イズミヤについても通行量についてのどのような流れになって、青写真ができてると思いますので、後で示していただけたら結構です。それだけお願いしときます。  それから最後に、水道料金の毎回やってますけど、きょうは数字をちょっと教えてほしいんですよ、中身の数字ね。この基本料金の中身。一つは、町全体で13ミリと20ミリの口径の契約してる件数は幾らあるか。それから、1カ月間にゼロ立米、1立米も使われていない件数は何件あるか。それから、1から10立米、いわゆる基本料金未満の件数は何件あるか。それから、いわゆる基本料金までの10立米についての件数を用途別に報告してください。例えば住宅、畑、倉庫、官公庁とか宮さんとかそういうとこも含めて個別にわかれば教えてほしいと思います。例えば毎月の調定額、例えば今月2月ですけども、調定額の水量はどのぐらい今水道料金にかかわっているのか。それから、その中から基本料金だけ、ゼロ立米の未満の金額は幾らか。それから、10立米までの金額は幾らか。7項目について、細かい数字ですけれども発表してください。                 (不規則発言あり) ○議長(笹井正隆君) 松井水道局長! ○水道局長(松井純二君) 私、この場で発表ちゅうのか、回答させていただきますのは初めてでございまして、議会デビューの日と思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いしたいと思います。  私、山田議員さんの方から基本料金内の数値とかいうことでお聞きいたしておりまして、私なりに先に質問を受けましたので計算しておりました。それで言います。  用途別に対しましては、一般家庭、賃貸住宅、事務所、畑散水用、そして官公庁用と5品目で水道は把握しております。それで、一般家庭の戸数でございますけども、先ほど町長が言いましたように1,508件、内訳といたしましては1トン以下の件数でございますけども260件、1トンから10トンまでが1,248件、賃貸住宅におきましては527件ございまして、1トン以下が53件、1トンから10トンまでが474件、事務所、工場等ですね、事務所等では170件のうちで1トン以下が20件、1トンから10トンまでが150件、そして畑、散水用でございますけども全体で287件、1トン以下が211件、1トンから10トンまでが76件、そして官公庁等で臨時も含めるわけでございますけども、全体的に159件、1トン以下が81件、1トンから10トンまでが78件でございます。トータル広陵町の基本料以下の件数におきましては2,651件、1トン以下の件数には625件、1トンから10トンまでが2,026件でございます。  そして、この使用料でございますけども、1トン未満の数量といたしましては、これはことしの2月現在の調定額でございまして、それで言いましたら115万3,264円、もう一度言います、115万3,264円、そして1トンから10トンまでが399万8,342円でございます。トータル、これは13ミリから20ミリのトータルでございますけども515万1,606円でございます。ほかに聞きました、漏れたもんにつきましては、今度、委員会の方で説明はさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(笹井正隆君) 1番、山田君! ○1番(山田光春君) 町長、今、数字を言うていただきましたよね、町長も前もって手を挙げておられますから、多分この数字は把握してはると思います。例えば基本料金のゼロですね、ゼロというのは1立米も使わない、いわゆる使わない世帯が、件数が625件あるんですよね。これは13ミリも20ミリも含めて、いわゆる13ミリで1,680円、それから20ミリで基本料金2,205円、これを足して平均で2,000円ぐらいを掛けたら大体1カ月120万ぐらいですよね。それも全然水をもらわないところから120万ぐらいもろうて、1年間、12カ月掛けたら1,400万から1,500万ぐらいの、このゼロですね、基本料金が10でありながらゼロのところが1,500万ぐらいを使わず、ただ栓を引いただけでもいただいてるというところがこれの数字から見えるわけです。その後の今数字を言われました2,026件は、1から10までの間、その詳細について、じゃあ1から10までのあとの2,026件については、その5立米ぐらいが何件ぐらいか、4立米が何ぼかというのも委員会までに出していただいたら結構かと思いますが、そういう方々を含めると、ずっと計算しますと年間6,000万ぐらい、今、局長が言いました515万1,606円を12を掛けると大体6,000万ぐらい、水道料金の全体の6,000万円ぐらいをその10立米以下からいただいてるという数字が見えるわけですよ。そうするとこの基本料金をもうてるのは非常に示す率は多いのかなと、町民の負担がそれだけかかっているという、この数字から見ると。今までは基本料金を外堀から埋めてきたんですが、今、内堀からこうしてちっさい数字を積み重ねますと、こういうことの数字が見えてくると。ということは、やはり基本的には、その中には高齢者の人もいらっしゃいます、ひとり暮らしの人もこの一般住宅数の中のゼロの人も260件、また、一般住宅戸数の1,248件の中にもひとり暮らしの人がいらっしゃるわけですね。そういうことを思えば、やはり負担が大きいのかなあと思いますので、町長、この数字を見て一考していただけたらいいのかなと思っていますがいかがでしょう。 ○議長(笹井正隆君) 平岡町長! ○町長(平岡仁君) 水道局長がこんなに詳しく答えるとは思ってませんでした。それは先日この質問あったときに私はそのことを聞いたんです。彼はそのとき返事はありませんでした。  私はそのときに、ただ議員のおっしゃるように10トン以下の人をまけてやれという論法は、私は間違うたると、私はその言い方はだめだと、というのは、私も畑で倉庫で水道をとってます。冬場をゼロです、車洗いませんから。夏場はよく車洗うし、また植木に水をやりますので要りますね。それまけてくれはったら私はうれしいですけれども、私は払いたいですね。10トンの水でもいただく水を申し込んでるんですから。こんな人が先ほど倉庫、ガレージ、宅地開発、庭、田畑、こんな人にまける必要はないと思います。わかりますか、私の言ってのは。  私は老人1人当たり、ひとり暮らしている気の毒の家庭、これはまけてやれというのはわかります。この場合は役所が負担しますと。水道はどうぞ10トン当たりでやってくださいと、経営考えているんですから。私はそのことを彼らに説明しているんです。ですから、その分析を、倉庫幾らか、老人ひとり暮らしているんのやっていうのはわからへん。過去にはたくさん家族が暮らしてた、今みんな出てもうて私一人やねん。過去はまけてもらわんでもよかった、今、そしたらまけるようにするんですかということになるわけで、そういう福祉の料金体系をとるか、10トン以下はもうけてる人もやりまっせというわけだから。宅地開発でも早くからとってる、家建つまでは、いや、10トン、0ですわ。しかし、3カ月家売れなかったらいつまでも開栓してる場合がありますね。この人、まけてやりますよと、果たして言えるのかどうか、この人、私はもらってほしいと思いますね、水道事業からいいますとそうです。  ですから、実際にお困りいただいている人については私はすべきやと。それから老人一人家庭か、二人家庭か、水道は把握してんのかと、いや、してないと言うてるんですが、よく調べるようにということで、今回、回答ではそのことをしっかりと調べますということを申し上げている、まとまり次第、関係機関と協議をさせてもらう、こういうことを申し上げているんです。おわかりですか。  ですから、一概に10トン以下はみんなまけますよという議員の案は、これはいかんぞと、この間も我々そういう協議をしてるんです。だから、調べよというても、いやあ、そんなんまで調べまんのかということでしたので、彼は、私はわからないのですぐ手挙げているんです。でもこんだけよく調べてちゃんとやってきた。そういう意味で調べておりますので、福祉料金等につきましても町からどう水道に応援するか、そういうことを含めて検討しているところでございます。 ○議長(笹井正隆君) 以上で山田光春君の一般質問は終了しました。  しばらく休憩します。3時20分から再開いたします。よろしくお願いします。    (P.M. 3:06休憩)    (P.M. 3:20再開) ○議長(笹井正隆君) 休憩を解き再開します。  次に、山村君の発言を許します。 ○14番(山村美咲子君) 14番、山村美咲子でございます。ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告に従いましてご質問させていただきます。  奈良県桜井市で3日、5歳の長男に約2カ月にわたって十分な食事を与えず餓死させたとして両親が逮捕されるなど、子供に食事を与えないなどのネグレクト、育児放棄は相次いでおります。警視庁によると全国の警察が昨年1年間に摘発した児童虐待事件は、過去最多の335件です。土地に帰属して土地を耕すことが地域や家族の中で引き継がれていた社会では三世代同居は当たり前でしたが、都市化とともに地域共同体が崩壊したため、子育ての負担が学校と家庭に押しつけられ、そのしわ寄せが学校では教育の崩壊、女性の就業ではM字カーブ、家庭では虐待、うつ、そして少子化として表面化しております。裏返せばこれを解決するためには、もう一度、地域共同体や三世代同居にかわる子育ての社会的サポートを充実させるしかないと言えます。つまり幾ら家庭や地域の教育力、育児力の低下を非難しても課題は解決しないのです。低下は日本の社会全体の変化の結果だからです。そして母親はたった一人で社会全体の問題に立ち向かわなければならないのです。まさにこれが公明党が長年かけて子育ての社会化を政治課題に押し上げてきたゆえんであります。これからも子供の健やかな成長を願い、また、女性が社会や地域、家庭で思う存分力を発揮できる社会を目指す公明党議員として全力で働かせていただく決意でございます。  まず、1番目の質問、子宮頸がんワクチンに公費助成をですが、子宮頸がんは日本で年間約1万5,000人が発症し、約3,500人が亡くなると推計され、主な原因はヒトパピローマウイルスの感染と特定されております。予防ワクチンは子宮頸がんの原因の約7割を占める16型と18型のウイルスに対するもので、がん検診とのセットでほぼ100%予防ができるそうです。子宮頸がんは予防できる唯一のがんなのです。そのため、ワクチンは世界じゅうで広く使われております。しかし、接種費用が1回1万円以上で3回の接種が必要となることから、高額の負担を軽減するための公費助成が課題になっております。  私たち公明党は子宮頸がんの予防ワクチンの早期承認を強力に推進してきました。これまで政府に対し、収入の多少によらず希望者全員が受けられるよう公的助成制度を速やかに創設するよう主張し、国会での論戦や申し入れを重ねてきました。また、昨年10月からお知らせ運動を全国で実施し、予防ワクチンの公費助成などを呼びかけて大きな反響を得てきました。  東京都杉並区で2010年度から子宮頸がん予防ワクチン接種を無料、公費負担で行う方針を発表いたしました。具体的には中学進学お祝いワクチンとして、中学進学者1年生の女子を対象に必要とされる3回分のワクチン接種費用が無料になるということです。杉並区議会の議論では、国内の12歳女児全員がワクチンを接種した場合、子宮頸がんの発生を73.1%減らせるという自治医科大学附属さいたま医療センターの今野教授の試算データが示され、ワクチン接種の効果が強調されました。一方で、子宮頸がんに罹患した場合の医療費や労働損失は、ワクチン接種に係る費用の約2倍であるという研究報告も紹介され、費用対効果にも言及されております。  また、昨年12月、全国に先駆けて助成実施を表明したのが新潟県魚沼市です。同市では中学1年生の女子213人を対象に費用の全額補助を検討しています。さらに埼玉県志木市、対象約1,200人、兵庫県明石市、同約6,000人でも小学6年生から中学3年生の女子を対象に全額補助を行う方向です。  2月15日、私たち公明党議員は、平岡町長に子宮頸がんワクチン接種に関する申し入れをさせていただきましたところ、22年度予算において実施に向けて研究、検討する費用を計上していただきました。素早い対応に感謝しております。平岡町長、予防できる唯一のがん、子宮頸がんワクチンの公費助成早期実現への英断を下していただきたいと要望します。  2番目に、全国緑化フェア開催で広陵町のPRについてですが、第27回全国都市緑化ならフェアは、日本文化の原点に連なる花と緑の文化の価値を再発見し、これからの花と緑のまちづくりの推進力として全国に情報発信しております。また、平城遷都1300年祭の一環として多くの県民を初め、県内外の行政機関、関係団体、企業、市民団体等との連携と協働によって、馬見丘陵公園をメーン会場として全県で楽しく華やかに花と緑の祭典を繰り広げ、花の都奈良づくりを展開してくものでございます。開催まで200日を切り、工事も着々と進められております。多くの方がメーン会場の馬見丘陵公園に訪れていただき、広陵町をPRする絶好のチャンスです。取り組みについてお聞かせください。  3番目に、在宅医療廃棄物で関係者との協働を推進、適正処理ルールの策定をについてですが、高齢化の進展に伴って在宅での要介護者がふえ、それと同時に在宅での医療患者も増加することは避けられません。在宅医療は、医療の面から在宅介護を支えるサービスとして欠かせないものです。そうした中で、家庭から排出される医療系廃棄物、いわゆる在宅医療廃棄物の問題が出てきます。市町村において在宅廃棄物の処理、収集、運搬及び処分を適切に進めていく際の参考となるようにと、環境省の在宅医療廃棄物の処理のあり方検討会が平成20年3月、在宅医療廃棄物の処理に関する取り組み推進のための手引きをまとめております。以前、八尾議員からも、ごみの中に注射針が混入していたと報告がありましたが、広陵町においても適正処理ルールの策定をすべきではないかと思いますが、取り組みをお聞かせください。  4番目に、中1ギャップ解消への取り組みについてお聞きいたします。  間もなく桜咲く新入学の季節を迎えます。しかし、毎年、文部科学省がまとめる学校基本調査で、学校に行かない不登校の小・中学生が平成18年度に5年ぶりに増加に転じた以降、12万人を超す危機的状況が続いております。  不登校は病気や経済的な理由ではない年間30日以上の欠席と規定されております。その不登校が平成18年度は前年度に比べ3.8%増加し、実に12万6,894人、小学生2万3,825人、中学生10万3,069人もの児童生徒が長期間、学びの場、生活の場としての学校に通うことができませんでした。平成19年度もさらに増加し12万9,255人と1.9%増加し、中でも中学生は生徒全体に占める不登校の割合が2.91%と過去最高を記録いたしました。平成20年度の調査でも、中学生の割合は2.89と35人に1人、つまり1クラスに1人は不登校の生徒がいるという深刻な状況でございます。その背景に、小学校から中学校へ進学する際の環境変化に対応できず、生徒が不登校や問題行動を起こす中1ギャップ、その深刻さは不登校にあらわれてきます。  文部科学省の調査によると、平成19年度の不登校の小6児童は7,727人であったのが、その児童が中学に進んだ平成20年度の不登校の中1生徒は2万3,149人と3倍にはね上がります。学級担任が児童を優しく見守る小学校から、学科、担任制で授業が難しくなる中学へ進むと、学習のつまずきや問題行動の芽が吹き出してまいります。  未来を託する子供たちを社会全体で守り育てる環境を整えていきたいという思いから、我が町の中1ギャップへの取り組みについてお聞きいたします。  1つ、我が町の不登校児童、生徒の実態について、特に中1ギャップの現状についてお伺いいたします。2つ、その解消に向けた取り組みと課題についてお伺いします。  以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(笹井正隆君) ただいまの質問に対し答弁をお願いします。平岡町長! ○町長(平岡仁君) 山村議員からのご質問でございます。1番の子宮頸がんワクチンの公費助成として資料をお出しをいただいてのご質問でございます。  答弁として、子宮頸がんワクチンは、昨年10月に厚生労働省で認可され、その効果は高いと言われているとのことで、私も国保中央病院副院長にお尋ねし、資料もいただいていたところでございます。接種は、低年齢の中学1年生ぐらいに3回実施する必要があるとのことでありましたが、医療機関もどの分野で取り扱うべきか決定されていない状況であります。このことから、平成22年度に十分な調査研究をさせていただくべく所要の経費を計上させていただいております。  次、2番でございます。全国緑化フェアの開催で広陵町をPRをせよとご質問でございます。  第27回全国都市緑化ならフェアは、本年9月18日から11月14日までの58日間、県営馬見丘陵公園をメーン会場として開催されます。奈良県では初めての開催であり、平城遷都1300年祭と開催時期が重なるため、多くの人々が奈良県、そして広陵町にお越しいただけるものと見込んでおります。  広陵の地は日本のほぼ中央部、奈良大和平野の中央部に位置しており、古代から都のそばにあり、多くの文化と歴史を生み出してきた土地であります。都が去った後も日本の心のふるさととして静かにいにしえの文化を受け継ぎ根づいている土地でございます。  広陵町は、都市緑化ならフェア開催地として、あらゆる方法でPRを打ち出します。メーン会場内では、広陵の日開催、広陵特産品販売ブースでの58日間連続特産品販売を計画しております。町内全域では、花いっぱい運動を展開しており、箸尾駅前、駅から丘陵公園までのルート、県道、主要町道など花と緑でお出迎えムードを盛り上げていきます。さらに黄金色の稲穂や沿道の綿の白い花を楽しんでいただきながら、町内の主要文化財等町内を散策していただきます。また、文化財定点ガイドを実施するなど、文化財ガイドグループの皆様を初めとするボランティアを募集し、住民の方々にさまざまな分野でご参加をいただき、町内全域をお出迎えムードで盛り上げていく計画でございます。緑化フェア開催期間中は、会場隣接の竹取公園でも広陵町をPRするために特産品販売等のイベントの計画もございます。  広陵の地に、これだけ多くの人々においでいただくことは数十年に1度のことでありますので、この機会にしっかりとした産業、観光のPRを行いたいと考えております。  古事記にもうたわれた、たたなづく青垣の美しい山並みに囲まれた広陵町、深く静かな文化に触れていただき、また訪れたいと感じてもらえるよう、心からおもてなしをしてまいります。  3番でございます。在宅医療廃棄物の町の取り組みについてお尋ねでございます。  医療廃棄物のうち、特別管理廃棄物に属する感染性廃棄物、これは注射針や注射器、感染性の高いと判断した廃棄物でございます。原則として提供した医療機関・薬局に処理をする義務があり、個人が一般ごみとして出すことは禁じられています。  在宅医療に伴って家庭から排出される廃棄物も適正な処理が求められていますので、医療機関や薬局に注射針や注射器、感染性の高いと判断した廃棄物、飲み残しの薬剤等の適正な処分に努めていただくよう、県を通じ医療機関に周知されており、医療機関は患者さんや家族に説明されております。  町としましても、具体的に医療廃棄物とはどんなものかを広報等を通じて住民に理解を求め、医師会とも協調をして、適正な方法で処理していただけるよう啓発してまいりたいと存じます。  次、中1ギャップについては教育長がお答え申し上げます。以上のとおりでございます。 ○議長(笹井正隆君) 安田教育長! ○教育長(安田義典君) 山村議員の質問事項4、中1ギャップの解消への取り組みについての答弁をいたします。  中1ギャップは、中学入学時期に学習や生活環境になじめず、不登校になったりいじめがあったりする現象を言うものです。中学校は、学級担任制から教科担任制になったり、複数校の小学生が集まるため、友人関係がより複雑化、多様化し、ストレスがたまるものと思われます。  それに対し、当然学校としても小中連携を図っています。一例を挙げてみますと、小中連絡協議会を開き、児童の友達関係、家族関係、特性などの引き継ぎを行っております。また、中学校生徒会が直接小学校に出向き、授業、部活動等のビデオで学校生活全般を紹介し、質疑応答も行い、中学校生活をより身近に感じてもらえるように努めています。  現在、中1ギャップと考えられる生徒はありません。  長期欠席生徒に対する取り組みは、各校全校体制で組織を挙げ、学級担任、生徒指導担当者等が家庭訪問を実施、保護者、生徒の様子について、月ごとに報告を提出させています。  また、町の教育相談体制や専門機関との連携も密にし、その解消に努めています。以上でございます。
    ○議長(笹井正隆君) 14番、山村君! ○14番(山村美咲子君) 子宮頸がんワクチンに、平岡町長が非常に前向きに取り組んでいただいているということに対しまして感謝申し上げます。この子宮頸がんワクチン、皆様のもとに資料として配らせていただきましたが、昨年10月に日本でもようやく承認され、12月から発売が開始されたところでございますので、こういう医療機関の中でもまだ十分に承認というか、承知をされてないというのも事実なんだなということを実感させていただきました。  そこで、必要というのは、やはりこれが子宮頸がんの予防に対して非常に有効なものであるということがわかっております。行政の役割の一つというのは、住民の皆様の健康と生命、財産を守るということだと思います。  先ほども山田議員の質問にあったとおり、交通事故の場合でしたら交通事故が起こらないように、死者が発生しないようにPTAとか地域の協力を得て交通安全運動を実施したりとか、また警察、道路管理者などが協議して信号機を設置したり歩道を整備したりして、事故が起きないように対策を講じていく、また火災予防であれば、消防団とか地域の方々に協力をお願いして啓発に取り組んだり住宅用の火災警報器の設置を義務づける条例を制定したりして、住民の方々がより安全に安心に地域生活を送れるようにさまざまな施策を展開していただいていることは周知しております。しかし、このがん撲滅につきまして、町といたしましてもがん検診は実施していただいておりますが、やはり日本の中での死亡原因の1位であるこのがんに対して、まだまだがん対策に対してこれから取り組んでいただく必要があるのではないかなと思います。  専門家の方によれば、この子宮頸がんというのは、近年も20代、30代のがんの中で罹患率や死亡原因も第1になってきてるということで、あわせてこの20代、30代というのは子供を産み育てる大切な時期であります。この時期に子宮頸がんで死亡したり、治療で子宮摘出となれば、生まれるはずの命も失うということになり、社会的損失は実に大きくなると認識していただきたいなと思います。  やはりこの子宮頸がんというのは、唯一がんの中でこのワクチン接種と検診で防ぐことができるというがんでございますので、何とか早いうちに早期実現をしていただきたいなと思いますが、今年度は、ただ、もうやっぱり研究というだけで終わるのか、それとも国の動向を見まして、私たち公明党といたしましても、国、県、そして町へとさまざまなところに要望をさせていただいているところでございます。鳩山首相も非常に前向きに今、国としても取り組むという意欲的な返事もいただいておりますので、その動向次第では早期にやはり広陵町でもしていただけるという思いがあるのかどうか、町長、お聞かせください。 ○議長(笹井正隆君) 山村副町長! ○副町長(山村吉由君) 1回目の町長の答弁でお答えさせていただきましたように、しっかり研究をいたしたいと思います。  思いますに、広陵町の子宮頸がんのワクチンを広陵町の町民だけで済ますということにはいささか問題があろうかと思います。議員おっしゃったように、全国民、これをやっていただくことによって、女性は広陵町へ嫁いで来られますので、ワクチンを受けていただく女性が広陵町へ来られるということの方がありがたいですが、それも含めて運動をしていっていただきたいなというふうに思います。町としても前向きに取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(笹井正隆君) 14番、山村君! ○14番(山村美咲子君) このがんのことにつきまして、以前、教育長にもお願いいたしました、がん教育のことでございます。やはりこのがんに対する正しい予防の知識とか、健康に対する自分の体を大切にするという、そういう知識が、非常にこういう教育が必要であると教育長も認識していただいておると思います。前回の答弁では非常に前向きな答えをいただきましたが、その後、具体的にどういうことを取り組んでいただいたのか、また、これからどういうふうに取り組もうと、教育現場の中で取り組もうとされているのか、お答えをいただきたいと思います。 ○議長(笹井正隆君) 安田教育長! ○教育長(安田義典君) 今、子宮頸がんワクチンのことなんですけども、実際に私ももう現場離れて中学校どのような保健の教育しているのか、実際はわからないとこもあるわけなんですけども、病気に対することにはやっぱり反応していきたいとは思っているわけなんですけども、特に子宮頸がんワクチンの流れになってきますと、実際に先生方にどういうようなことを今教えているか、それからどういうような反応があるかというようなこともやっぱり現場の、特に保健体育を持っている先生方にもお聞きしたいと、このように思っております。  ただ、大人の感覚だけでやっぱりしていくというのもいかがなものかなと思いますし、特に中学校1年生となってきたときには、まだまだ知識的にも未熟なもんも出てくると思いますので、その中には指導体制、またそこの学校全体でのやっぱり保健教育のあり方についても考えていきながら研究してまいりたいと思っております。  一般的ながん教育についてはやっていることは確かです。ただ、今、おっしゃられる子宮頸がんのこととワクチンのことについては、今どういうことをやっているか、そのことについてはわかりません。 ○議長(笹井正隆君) 14番、山村君! ○14番(山村美咲子君) まだ、取り組まれた例はないですか、がん教育とか、健康教育について、答弁。 ○議長(笹井正隆君) 安田教育長! ○教育長(安田義典君) 今言ったように、保健の中でがんについても、またいろんなことについては、ちゃんときちっとカリキュラムどおり教えておりますので、ただ、このことについては、私はまだ答弁できないということを言っています。以上です。 ○議長(笹井正隆君) 14番、山村君! ○14番(山村美咲子君) もちろん教育長がおっしゃるとおり、やはりこういうことは保護者の方にもしっかりとこれからに向けて認識をしていただかないといけないと思いますので、生徒、また保護者の方にも周知していただけるようなことを、そういう手段をとっていただきたいということを要望させていただきます。  次、2番目の全国緑化フェアのことにつきまして、ご答弁の中でさまざまな取り組みをされるということで、広陵町を訪れてくださる皆様に、本当に真心からのおもてなしをさせていただきたいなというのが思いであります。  朝の八代議員の一般質問の中にも広陵町の古墳とか、そういう貴重な文化財に対してのお話もありました。まだまだ広陵町というのは、大変転入、転出、人の入れかわりの多い町ではないかなと思います。在来地の方々は広陵町のことっていうのを非常にご存じなのかもわかりませんが、まだまだやはり真美ヶ丘ニュータウン、また在来地でも新しくミニ開発で引っ越されてきた方の中で、広陵町の本当にこんなところがあるということを、私たちも含めてまだまだ認識してないのが現実ではないかなと思います。  やはり広陵町のことをよく知って、広陵町のことを大好きになっていただく住民の方がもっともっとやはり多くなっていただきたい、そして全国にも発信できるぐらい広陵町のよさを本当にPRしていきたい。その中で、今、地域検定というのが非常に取り組まれているんじゃないかなと思います。お隣の香芝でも地域検定について、香芝検定というのを実施されているんですけれども、あの取り組みの中でも成人式の中でこういう地域検定をしたとか、そういうこともお聞きしておりますが、広陵町にだって材料というのは本当に豊富にありますので、ぜひこの広陵検定というべき広陵のよさを知っていただくような、こういう地域検定というのを取り組まれてはいかがでしょうか。 ○議長(笹井正隆君) 安田教育長! ○教育長(安田義典君) 今すぐにはうまく答えることができないと思うんですけども、一つは社会教育の中で、公民館活動の中でも、一つやっぱり広陵町のよさというようなものもやっていきたいと思いますし、今、文化財ガイドというのができておりまして、大変10名の方、熱心に取り組んでいただいております。それから、3名の方が今、研修生としてやっていたいておりますし、これも大変一生懸命に取り組んでいただいております。  そういうことで、町民もいろんなことを学びながら、それをやっぱり横も広げていきたい、それから縦にもやっぱり広げていきたい、そんなことも考えております。 ○議長(笹井正隆君) 14番、山村君! ○14番(山村美咲子君) 本当にボランティアガイドの方というのは、非常にちょっと年齢が高いのではないかなと思いますけれども、私たちもっと広く学生とか若い世代にも広陵町の文化財とか、こういうよさというのか、あるというのか、そういうことを知っていただきたいというために、ぜひ、これから研究していただけたらと思うんですけれども、携帯のサイトとかで簡単に質問があって答えていけば何点ですよということで、あなたはランキングどれぐらいとかいうて、非常にすぐ出るサイトをつくったりとか、取り組まれている例があるんですけれども、またそういうことも少し考えていっていただいて、こういう機会に発信ということをしていっていただけたらなと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(笹井正隆君) 安田教育長! ○教育長(安田義典君) イメージとしてはわかるわけですけども、もう一つは、正しい何ちゅうかな、史実を持ちながら、そのことを伝えていくのがやっぱり義務だと思っております。ただ、横に広がるための一つの手段としていろんなクイズとか、そういうような形式をしながら広げていくちゅうのは、私はだめとは言っておりませんけども、皆さんに伝えていく、例えば公民館活動の中での講座の中とか、それからガイドさんの中にはそういうことと同時にもう一つは説明する人、それから聞いていただく人、それを結ぶ、何ちゅうんですかね、人柄というんか、そういうもんもやっぱり勉強していただいておりますし、広陵町の方、私も時々しか行けないんですけども、見たとき一生懸命やっていただいていることに対しては本当に頭が下がる思いです。以上です。 ○議長(笹井正隆君) 14番、山村君! ○14番(山村美咲子君) 3番目の質問、在宅医療廃棄物ということで、これからもう本当に高齢化が進み、非常に問題というか、多くなってくると思います。きっちり、この答弁では医療機関に周知されており、医療機関が患者さんやご家族に説明されておとるというご答弁をいただいているんですが、現実として注射針が混入されていたりという、そういう例もあったのも現実でありますので、しっかりと周知徹底というか、ルールをきちんと町の方でも出していただいて、それを広報、またホームページに載せるということが必要ではないかなと思います。  こういうルールづくりというのは、全国でもするようにということで打ち出しがされておりますけれども、やはり町でのPRということに力を入れなければいけないのではないかと思います。この質問の中でも書かせていただきました千葉県の市川市では、広報いちかわで、ある抜粋を読ませていただきますと、広報いちかわで在宅医療廃棄物の回収は医療機関、薬局、薬店などでということで、在宅医療で家庭から出され医療廃棄物の適正処理について、市川市医師会、市川市歯科医師会、市川市薬剤師会、市の4者が協定を締結しました。協定に基づく適正処理の実施時期は、来年7月1日からとなります。在宅医療廃棄物の取り扱いルール、1、注射器や注射針など鋭利なものや感染性の危険が高いと判断されるものは、提供を受けた医療機関または薬局、薬店に返却する。2、使い残して不要となった医薬品類は、調剤を受けた薬局、薬店に返却する。3、前記以外の在宅医療で出た廃棄物は家庭ごみの集積所にそれぞれ決められた曜日に、決められた排出方法で搬出する。詳しい排出方法は後日広報でお知らせしますという、こういう広報が市川市でも出されているということで、やはりこの手引きに基づいたルールというのをはっきりと広陵町でも、今まで広報に載せられたことはありますか。そういうルールというのはきちんと医師会とか、こういう薬剤師会とか、そういうところできちんと話し合われたという事実はあるでしょうか、それについてお聞きしたいと思います。 ○議長(笹井正隆君) 奥本福祉部長! ○福祉部長(奥本隆一君) 失礼いたします。私の方も千葉県市川市の方から在宅廃棄物の適正処理に関する協定書、こういったものを送付いたしていただいております。その中で、私どもの方も、担当の方に広報等に周知するというようなチラシを今作成をせよということで私の方から命じております。その一例ですけども、広陵町内で在宅医療を利用されている方へというただし書きで、在宅医療に伴い生じるごみは、次の要領に沿って適正な処理をお願いしますということで、受け取った医療機関、薬局へ返すものと、そして家庭ごみとして町の収集に出せるものと、この2つの区分けで一応、注射器とか、そうした、あと点滴パックとか、そういったものの図を載せて、具体的に写真を載せまして一般住民の方に周知したいと思っております。そして、また、医療機関の方にもこういったチラシを配布して掲示をしていただけるようにお願いしようということで、今、担当の方と進めております。  そして、ただ、懸念になりますのは、医療機関が回収した医療廃棄物を業者が適切に処理されているのか、と申しますのは、昨日の毎日新聞にでも掲載されておりました廃棄物収集運搬業者が市営の焼却場に持ち込んで焼却処分をしていたと、そして2,000万円のもうけをしたというような記事が載っておりました。ということで、私どものクリーンセンターでは定期的にごみの検査、抜き打ち検査もされておりますので、以前、個人の注射針とか入っていたこともございますが、市川市の方ではそういったごみが非常にたくさん持ち込まれてたということで、昨年の11月1日に協定書を交わされたとも聞いております。ということで、私ども広陵町の方では、こういったチラシを作成いたしまして周知をいたしたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(笹井正隆君) 14番、山村君! ○14番(山村美咲子君) そうしたら、医師会との協議というのは、その広報の案を持っていったということで済まされることでしょうか。一堂に会して、こういうルールづくりというのをきちんと行政と医師会との話し合いの中で、テーブルで話し合われるということは考えておられないでしょうか。以前、八尾議員が質問されても、去年の話ですけれども、それから何かの対策というのを講じられたのかどうかという、そういうこともお聞きしたいと思います。 ○議長(笹井正隆君) 坂口財政部長! ○財政部長(坂口佳隆君) 八尾議員がそれをされたいうのは、去年ではなくておととしだったと、私がクリーンセンターの所長でいたときでございます。  これは言うたらプラスチックごみの中に、今、注射針はその当時も皆だめであるということは言っておりましたけども、家庭でされる注射針の後に点滴袋みたいな、あれは逆に一般廃棄物でとってあげてくれということでありましたんで、それで説明をしておりまして、たまたま来られましたときに注射針、また危険なものも、違うようなものも入っておりました。それから、その他プラスチックではなくて、間違えました、もう一つの方のプラスチックなんですけれども、木曜日とかに収集する方なんですが、きちっとそれを注射針が出たというのは逆にそこで点検仕分けしているときに、仕分けをしておりますので、そこで刺さられたりとか、そういうのがあったわけですねんけども、それ以降につきましては、徹底して、言うたら排除するようにはしております。ただ、今、クリーンセンターとこちらの福祉部で言われるお医者さんとの云々というのにつきましては、その当時はまだしておりませんけども、今、福祉部の方でそういうことをしていただけるのであれば、センターの方では受けられるものは受けるんです、一般廃棄物。受けられないものは逆に言うと受けられないと。先ほど言われたお医者さん等から出るものについては、これは一切受けることができませんので受けておりません。 ○議長(笹井正隆君) 奥本福祉部長! ○福祉部長(奥本隆一君) 医師会との調整ということでございますが、これからまた検討させていただきたいと思います。医師の方もこういった話、既にご承知のことと思いますけども、また機会があればさせていただきたいと思います。以上です。 ○議長(笹井正隆君) 14番、山村君! ○14番(山村美咲子君) 次に、中1ギャップ解消の取り組みについてお聞きしたところでありますけれども、今、全国的にも小中一貫教育というのが広がって取り組まれているとこがあります。奈良県においても御所市とか、いろいろな形がありますけれども、同じ敷地内で一つの小中教育をするところとか、また、少し離れているところだけれども小中一貫の教育に取り組まれているところがありますけれども、例えば今、小学校の英語教育、英語の授業が始まっておりますが、そこに中学校の先生が出向いて授業をされるところとかもありますけれども、一つのこれは例ですけれども、広陵町においてもやはり生徒会の子供たちとの交流がされたりとかされているというのもありますけれども、非常に先生との交流というのか、そういうことは取り組まれておりませんでしょうか。 ○議長(笹井正隆君) 安田教育長! ○教育長(安田義典君) 今、小学校の英語教育のことについての話だったんですけども、実のところ私自身も小・中連絡というところでこれを検討してみました。しかし、やっぱり時間的なこと、距離的なこともありまして、中学校の授業がだんだんと割愛されていくということになってきますので、大変中学校のことをいえばなんですけども、出ていく限りは帰ってこなければならないというところで、やっぱりある学級、学年が午後だけに英語が固まったり午前だけに固まったりというようなことも、皆、できるだけ平等ちゅうていうんですかね、そういうことをやっておったときには大変無理だなということで、今、町の方でお願いしてALTを雇っていただいたというようなところです。以上です。 ○議長(笹井正隆君) 14番、山村君! ○14番(山村美咲子君) 非常に教育に関しまして中1ギャップというのも今言わせていただきましたが、小1プロブレムということで、小1が幼稚園、保育所から小学校に上がったときに落ちつきがないとか、きちんとお話が聞けないとか、そういうことで、それも一つの現状でもあると思います。  そこで非常に幼稚園、保育所に関しての取り組みというのか、広陵町におきまして一つ大きく取り組んでいただきたいのは、やはり山田議員が何回もおっしゃっております中学校給食であります。その中学校給食というのは、以前はもう本当に「給う食」ということで給食ということであったんですけれど、今、栄養教諭も入れていただき食の教育ということで、一つのそういう観点から見れば、中学校に対する給食というのも非常に前向きに考えていただくときではないのかなと思います。  その中で、非常に中学校で食育という取り組みも大事ですけれども、もっと小さい間から体の成長段階、もう本当に成長していく中で、幼稚園、保育所からの食育ということが非常に大事ではないかなと。肥満とか生活習慣病の危険分子っていうのは、そういう小さい間から、幼稚園、保育所のときにどういうものを食べていくかということから始まってくるのではないかなと思います。  食育に関して、やはりトータル的にこれから幼稚園、保育所、そして小学校、中学校ということで、どういうことを広陵町で取り組もうとされているのかということ、もう本当に私も幼稚園に月1回本の読み聞かせで、ボランティアで行かせていただくんですが、そういう小さい子供の吸収率というのはもうびっくりするぐらいのものがあると思うんです。小さいときから、広陵町、非常に「早寝・早起き・朝ごはん」ということで成果的に大事なことを取り組んでいただいておりますので、これからもっともっとそういう幼稚園、保育所からの生活習慣、また食習慣、そういうことに対して取り組みということに、保育所というのは教育委員会ではまた別になりますけれども、食のやはり教育ということに関して、教育長、こういうトータル的な教育というのを考えておられるかどうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(笹井正隆君) 安田教育長! ○教育長(安田義典君) 大変難しい質問だと思うんですけども、私自身はこれからの教育というのは、この間も町内の校長会に言ったんですけども、やっぱり時代とともに教育内容も変わってくると思います。そういうことから考えてきて、今これから考えていかなくてはならないのは、キーワードは自立ということだろうと思うんです。それをするためには、やっぱり幼稚園、それから小学校、中学校もあるんですけども、その発達段階に応じて親の協力を得なくてはならないこと、それから子供たちにもそのことを理解さすこと、それからその子供たちが実際にやっぱり行うこと、そういうことのサイクルが一番必要じゃないかなと思っております。  幼稚園、それから小学校、中学校、この特に小学校の高学年から中学校の思春期にかけてのときに一番大切なことだろうと私自身は思っております。同じ年間でも例えば5年間というので30代の後半の5年間と、10代のときの5年間というのは全く違うだろうと思いますし、それが一生を左右することだろうと思っております。  最終的には、やっぱり自立ということで自分か判断して、それが自分の自己実現をしていく、そういう教育をしていきたいと思っております。なかなか短い時間で言いにくいわけですけども、この間、もうこれで2回校長会にも話ししているんですけれども、その今度キーワードというものをいろんな資料を渡しながら、私自身もやっております。また、何かの機会あったら私がつくったものを見ていただいても結構です。以上です。 ○議長(笹井正隆君) 以上で山村君の一般質問は終了しました。  お諮りします。本日の会議時間は、議事の都合により午後6時0分まで延長いたします。ご異議ございませんか。          (異議なしの声あり) ○議長(笹井正隆君) ご異議なしと認めます。よって、本日の会議時間は午後6時0分まで延長することに決しました。  次に、山田美津代君の発言を許します。 ○11番(山田美津代君) 傍聴の皆さん、議場の皆さん、こんにちは。11番、山田美津代、4項目の質問をさせていただきます。  まず初めに、広陵町の官製ワーキングプアについて。  今、我が広陵町の職員は180人で町行政を担っており、隣の田原本町と比べると人口は多いのに職員数は100人ほど少ない人数で経費削減のため日夜頑張っておられますが、当然、足りない部署はパートやアルバイトで補われています。その人数は期限つき雇用で9名、支援スタッフ168名と聞いています。職員数と同じぐらいの人数となっています。  今、働く人の中でこのようなパート、派遣、契約社員などの非正規労働者がふえています。正規雇用者を非正規雇用に切りかえることで莫大な利益を上げてきた大手企業が景気悪化を理由に率先して非正規雇用者を解雇しています。雇用者を守るというこれまでの会社のモットーが希薄になっています。企業は人と言われます。優秀な人材が豊富な企業ほどよい企業ということです。地方自治体も同じだと思います。24時間広陵町のことを考える職員がいて初めて町の仕事が成り立ちます。正規の人と同じ仕事を同じ責任を持って同じようにこなしているのに、待遇は支援スタッフで720円から930円でボーナスもありません。通勤手当もない状態です。期限つきの人で15万円から17万円です。このように恒常的業務を担っているのに有期雇用契約で、来年は雇いどめになるのかと不安な中で働く毎日で、このような状態で働いているということは、働く本人や雇用している町にとっても大きな損失になります。  地方公務員法には、恒常的な業務は正規職員が行うことを基本として、臨時の職員を任用することを定めています。もともと職員の採用は6カ月の試用期間の後、本採用することが法の基本でした。ところが、非正規採用を認めるかのような小泉改革を受け、期限つき職員の採用を正当化してきました。この行き過ぎを認め、不十分ながら労働者派遣法の改正法案が3月上旬に国会に提出されますが、広陵町でも根本的に職員採用のあり方を検討すべきです。  また、公共サービス基本法第11条には、国及び地方公共団体は、安全かつ良質な公共サービスが適正かつ確実に実施されるため、公共サービスの実施に従事する者の適正な労働条件の確保、その他の労働環境の整備に関して必要な施策を講ずるよう努めるとあります。優秀な人材を確保する、優秀な人材に育てるためにも非正規職員を正規職員に雇用がえして、必要な人材を確保し、住民サービスを向上させることを求めます。  ②町が発注する工事や業務委託等を通じてワーキングプアをつくらないでいただきたい。これまでは工事の入札となると、予定価格の90%を超える金額で落札されていましたが、最近は仕事が少ないことが影響して低入札競争が生じています。公共工事の品質を確保するには、現場の施工体制、施工にかかわる技能労働者の技能が大切です。技能労働者の直接雇用、賃金労働条件の確保がなされていますか、発注者の責任で確認することは当然です。また、下請、孫請も行われています。  奈良県は中小企業支援のため、県内企業の実態調査を行い、現場労働者の実態調査も行うことを打ち出しています。請負契約を締結する際に、賃金や労働条件を確認したり、下請企業名だけでなく契約内容を確認して発注者の責任を果たすよう改善する必要があります。町は町内最大の事業主体です。町の発注する公共事業や業務委託が地域経済に大きな役割を果たしています。地方自治体が事業を発注する際に、生活できる賃金など人間らしく働くことのできる労働条件を確保する見地を打ち出すことが注目されています。本町がワーキングプアを生み出さない町を宣言し、職員の待遇と公共工事の下請をも含めた雇用環境に責任を果たすことを求めます。  質問事項の2、住民参加のまちづくりについて。  先日1月26日、まちづくり懇談会が開かれ、公募で応募した住民の方5名が参加され開催されました。朝の青木議員の質問にも町の感想を聞かせてほしいという、そういう質問もございましたが、この1月26日に開かれた懇談会、私は住民参加とはとても言えないものだったと思います。町は開いたことに意義がある、公募したことを評価してくれといいますが、町は開くに当たり他の先進的な町のことを学んでいないのでしょうか。  まちづくり条例を持つ自治体、ニセコ町などのことなど全然参考にしていません。そもそも応募の仕方自体疑問に思うやり方でした。昨年の12月15日号の広報に応募要項が載っていましたが、30人程度募集する、時期も締め切りは1月8日という1年で一番忙しい年末年始のころですし、1,000字以内のレポート提出というハードルの高いものでした。また、同時に国保、介護保険を考える30人会議も同じ条件で募集されていましたが、こちらは3人の応募でした。26日当日は、議員オブザーバー参加で、ただ聞くだけの参加でしたが、公募者のほかは町の役職者の方がずらりと並び自由に発言する雰囲気ではありませんでした。もっといろんなアイデアを町民の人が気楽に言える、そういう場づくりが欠けていたのではないですか。また、30人募集したのですからもっと集める努力が足りなかったのでは。募集したけど集まらなかったではいけないと思います。午後からの介護保険の説明は200円の値上げ案で、それなら値上げ案を協議しますと募集時に明記したら、もっとたくさんの町民の方が集まったのではないでしょうか。本気で住民参加で町の大事なことを決めようと思っているのか、疑問に思います。住民参加について、また、この懇談会についの町長のお考えをお聞きします。  質問事項3、スーパーイズミヤ出店における問題点。  ①23日の全員協議会での町長のイズミヤ出店における町内循環バス運行の約束事がほごにされ、代案を検討してもらっている状態との報告に不安と失望を覚えました。広陵町の優良農地をつぶし生活道路を変更し、新しく川をつくり道路も整備して約束を守らせることができないのは納得ができません。  企業戦士でなかなか太刀打ちできないと町長は言われましたが、そんなことは初めからわかっていたことです。昨年の12月議会で私は一般質問で、町が主導権を握って進めるよう質問をしましたが、答弁は地域発展のため貢献いただくよう協議を進めておりますというものでした。どんな協議を進めてきたのですか、約束はどんな形式でされたのですか。  先ほど町長のお話の中に、こういう協定はなかったというふうに答弁がされておりました。2台分のバスと運行経費の出資を検討してもらっている、二、三日後に返事が来るとのことで、これも3,000万円のバス代を持ってもらうということを先ほどお聞かせいただきました。企業は利益の出ないことにお金は使わないでしょう。もし、よい返事くれても何年か後に利益が出なくなればまた約束がほごになり、撤退されれば一銭も出ない状況になります。  イズミヤ出店によりエコール真美が営業時間を延ばす計画が浮上し、オークワがつぶれたら高齢者は買い物に行けなくなると不安も広がっています。出店による地域全体を見通した取り組みが必要ではないですか。  ②の600人の雇用創出はどうなったのですかと、広陵町在住の方の雇用になったのでしょうかは、朝の八代議員の質問の答弁で210名内定で、あと40から50名募集されてるということをお聞かせいただきました。これは前に伺った600人から見たら話が半分になったわけですね。広陵町在住の方の雇用は8割の方というふうに朝の答弁でお聞きしましたので、ほかのことをまたお聞かせいただきたいと思います。  質問事項4、中学校給食について。  内容は9月、12月と3回目の質問になります。  先月の議会だより第68号をごらんになったあるお母さんから、弁当づくりは家庭力を取り戻す手段であり、目的はバランスのとれた人間の育成、弁当づくりの親と子の共同作業の中で失われがちな会話や人間的な触れ合いができるという教育長の答弁に怒りを覚えますというメールが届きました。  昔と違い、今は週休2日なので、その日に一緒に台所に立つことはできる。給食を実施しないこととは全くの別問題で理由にはできないと思いますし、それを主張するならデータをとるべきです。育ち盛りの子供にとっても好きなものだけ入っているお弁当よりも、栄養士さんが考えたバランスのとれた給食の方が好ましいことは言うまでもなく、食中毒の心配もなくなる。この不況の中、これから来る学費などの出費の増加に備えるべくパート等に出る母親の気持ちを全く理解をしていない。当該の子供がいない何々委員会や何々審査会の偉い方々に聞くのではなく、当該の保護者にアンケートをとるなり現場の声を聞いてほしいと切に願います。これからも山田議員は中学校給食の実現に取り組んでほしいとメールに書かれていました。  中学校給食の必要性や町民の要求度の高さは、今まで何回も質問してまいりましたが、議会だよりを見てこういうふうにメールをくださった町民の方の反応を認識していただき、もう一方では給食の重要な役割であり、地域活性化につながる地場産の安心できる食材を使う、栄養面ではバランスのとれた給食を、ランチルームなど設置して先生方の負担をふやすことなく実現をしていただきたい。教育や毎日食す給食にお金をかけることは町の宝の子供たちに先行投資をして、長い目で見れば町や人類に必ず何かの形で返ってくると思います。どうか実現に向けてよい答弁をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井正隆君) ただいまの質問に対し答弁をお願いします。平岡町長! ○町長(平岡仁君) 山田美津代議員のご質問4項目ございましたのでお答えを申し上げます。  初めに、広陵町の官製ワーキングプアについてということでございます。優秀な人材を育成せよ、確保及び職員の採用のあり方についてお伺いをするということでございます。  答弁として、本町におきましては、厳しい就業難に対応して雇用の機会を提供し、厳しい財政状況の中で多くの町民の方にもいろんな分野で町政を支援していただくことを目的として、支援スタッフ制度を設けております。  幼稚園、保育園におきましては、将来の子供の数の推移を見ながら正規職員の補充を控え、情熱と幼児教育に意欲のある方を3年期限つき職員として頑張っていただいております。支援スタッフには職員の補助的業務への従事をお願いしているため、業務の内容や勤務体系により時間給に差が生じることとなりますが、議員ご指摘の通勤手当につきましては、正職員と同条件で支給しております。  平成17年度には定員適正化計画の集中改革プランとして、5年間での職員削減数を具体数としてあらわすことが義務づけられ、広陵町においては広陵町行政改革大綱に5カ年、5億円、50人削減を掲げていました。その目標に向け徹底した事務の合理化を図り、町民の方々の支援と参画をお願いした結果、この4月1日をもって目標を達成する見通しとなりました。  常に優秀な人材を確保するとともに、適正な定員管理と人材育成を図ることにしています。  次、町の発注工事等について、低入札競争が生じていると、雇用環境の確認についてということでご質問をいただきました。  町が発注する工事において、低価格による落札が生じていることについては、業者間で積極的に競争をしていただいていることとあわせ、近年、民間企業や周辺自治体の工事が減少しているということが考えられ、結果として、特に小規模の業者ほどその傾向にあると考えられます。工事の品質を確保するために、技術者また下請届等、契約事項に定めている必要書類を工事担当課で慎重に審査の上、契約を行っております。  工事の契約に係る技術者等の賃金及び労働条件の確認につきましては、個別の雇用条件について指導する権限を有しておりませんが、指名願が提出された場合、工事発注前の指名審査会において、審査の根拠となる入札参加資格審査申請書に記載されている資格を持った技術者や経営状況が健全かどうか、確認、審査の上、業者選定を行っているものでございます。  次に2番でございます。住民参加のまちづくり、せんだってのまちづくり懇談会についての考え方をお聞きをいただいています。  答弁として、住民のご意見を行政に反映することを目的に、まちづくり懇談会と介護保険・国民健康保険を考える30人会議を広報で募集いたしましたところ、まちづくり懇談会へは5人、30人会議へは3人のご応募をいただきました。応募いただきました皆さんからは、第二のふるさととして広陵町を選んでいただいた理由や、健康に暮らすための思いを語っていただき、これからのまちづくりや保険に対する貴重なご意見をいただきました。また、一緒にご参加いただきました各種委員会の団体の皆さんからも、町政に対する貴重なご意見を聞かせていただきましたことも相乗効果であると考えております。  今後も住民の方々が参加しやすい方法等を検討しながら、有意義なものとなるように考えています。また、町が重要な施策を企画立案する段階においては、多くの方に広くご意見を伺いながら意思決定を行っていく所存でございます。  次、3番でございます。スーパーイズミヤ出店における問題点として、町内循環バス運行、そして広陵町在住の方の雇用はどうなったかとお聞きをいただいています。  公共交通につきましては、先日の全員協議会で、また先ほどの青木議員のご質問にご説明を申し上げましたとおり、町といたしましては住民の利便のため、また企業として地域に貢献をしていただくためも、イズミヤ株式会社と協議を進めています。  次に、600人の雇用創出につきましては、テナントも含めた計画でありますが、企業における地元雇用も含め、地元企業にもチャンスを与えるよう申し出ています。イズミヤ本体におきましては、現時点において店舗規模や必要人員が固まってきており、最終400人から450人程度の雇用を予定されています。このうちパートタイマーの部分では、現在210人程度の内定があり、あと40人から50人は引き続き募集中とのことであり、広陵町の在住の方は8割程度と聞いております。それ以外については、清掃関係や警備関係、外部棟テナント部分での雇用も予定をされています。
     最後の4番、中学校給食につきましては教育長が答弁申し上げます。以上のとおりでございます。 ○議長(笹井正隆君) 安田教育長! ○教育長(安田義典君) 山田議員の質問事項4、中学校給食について答弁させていただきます。  無縁社会、個食という言葉が定着化し、子供たちの心の空腹感が深刻化しています。胃袋の空腹感でなく、自分の存在感が感じられないという心理的な空腹感です。子供は親や大人と接するとき、2つの場面、自分自身の存在感を感じ取ろうとしてると言われています。一つは、自分を育てていることに生き生きしている親を見るとき、もう一つは、自分の成長を喜ぶ親を見るときです。  だれかにプレゼントする弁当をつくる、また、子供が家族につくった弁当を心から喜び合う家族、生まれてきてありがとう、あなたの成長は私の喜びというメッセージが、これが心の空腹感が満たされ、家族のきずなの基礎になると考えています。  議員ご指摘される食の大切さは共通理解できますが、実施の方法が異なります。好きなものだけ入っている弁当より、栄養士が考えたバランスのとれた給食をと主張されています。食育基本法では食に関する知識と食を選択する力を習得しと前文に明記されています。  食に関する知識は学校で学びます。自分の健康や発達する時期を考慮し、今、何の食が必要か選択する力をこの思春期に培い、みずから体を動かし知識を知恵にする最適期が中学だと考えています。多感な思春期の中学時代、教育の目標である豊かな情緒と道徳心を培う実践的な活動が大切になってくると確信しています。弁当づくりは多忙な中、短時間で分担し、共同作業して会話し、また感動する、これらを継続してきたいと考えております。  中学卒業するときに家族に喜んでもらえる得意料理が幾つもあるという状況が10年、20年と続けば、子供たちの心は満たされ、日本の家族も農業も変わると信じています。学校、家庭、地域が連携し、子育てが楽しいと喜ぶ姿を子供たちに見せることは大人の義務であると考えています。以上でございます。 ○議長(笹井正隆君) 11番、山田美津代君! ○11番(山田美津代君) 2回目の質問は、官製ワーキングプアについての2回目の質問をします。  非正規雇用というのは、今リコールで世間を騒がせているトヨタの看板方式、ジャスト・イン・タイムシステム、必要な部品を必要な時期に必要な量だけ納入し、在庫を抱えない方式の労働者版と言えるもので、労働者を物のように扱うものです。企業会計上も人件費でなく物件費とされます。業績の悪化で仕事が減った、売り上げ目標が達成できないなど、さまざまな理由をつけて真っ先に雇いどめをされるのは契約社員や派遣労働者です。  自治体の業務は首長がみずから、または補助機関によって行うものとされ、その補助機関としては職員など地方公務員のみが予定されていることからすれば、労働者派遣は地方自治法に反するのではないかという疑念もぬぐえません。行政の業務はあえて分類すればサービス業であり、労働集約型産業ですから、そこで図られるコスト削減とは主として人件費削減によることになります。人件費削減は労働者を安い賃金で雇う、あるいは不安定雇用に置きかえることでしか達成ができません。行政がワーキングプアをつくり出すことにほかなりません。それは労働者本人にとっても大変ですが、余分な社会保障等の支出をもたらし、結局は社会全体にコストを転化することになります。  さらに行政の業務は、広い意味でのセーフティーネットとしての機能を有していて、国民、住民生活のさまざまな場面に配慮しながら実施されるべきです。しかしながら、そうした業務が低廉な労働力によって供給される場合、質が低下することがあります。そのようにしてセーフティーネットにほころびが出るとさまざまな領域に負の連鎖が発生します。そうすると多少人件費を下げても他の部分で新たなコストが発生したり拡大したりして、むしろ社会全体のコストという観点からはかえって不経済になります。例えば保育所で働こうとする人は子供が大好きで、そのために頑張ろうという気持ちを持って採用されます。しかし、職場に入ると正規の人と同じしんどい仕事をしながら低賃金、不安定雇用のため少しでも条件のよい安定した場所に転職をしたり、短期で契約期間が満了し退職しなければならなくなったりします。住民サービスは専門業務なので、数年かけての人づくりが必要ですが、やっと1人前になったころでの退職は業務に支障を来たし、結果としてサービス低下に結びつきます。ファストフード店と同じことになるのです。そこでは専門性を発展させる余裕もなくなり、それを維持することすら困難となります。  こういうことで、住民のサービスが的確に行われるでしょうか。支援スタッフや正規のスタッフの犠牲の上で成り立っているのではないでしょうか。もう一度答弁お願いします。 ○議長(笹井正隆君) 竹村総務部長! ○総務部長(竹村元延君) お答えをいたします。官製ワーキングプアという観点からお述べをいただきました。労働者を物のように扱うものとのご指摘でございます。  広陵町におきましては、支援スタッフ、先ほどおっしゃっていただきましたような多くのお方に町行政のお手伝い、支援をいただいております。これにつきましては、いろいろな業務に従事をしていただいておるわけでございますけれども、主な内容を申し上げますと、そのうち一般的な事務の補助ということにつきましては、庁舎内におきましては、現在、税務の多忙な時期の短期間ということで2名の補助をいただいております。あとは水道局に1名事務補助で入っていただいております。それで、あとはいろいろな施設がございます。元気村あるいはグリーンパレスがございます。そちらの方は窓口をあけております時間が早朝から夜まで及ぶというところでシフト勤務を必要といたす関係で、それぞれの方に従事をいただき支援をいただいているという実態がございますが、先ほど町長が説明しましたように集中改革プランの中で職員削減ということで頑張ってやらせていただいておるわけでございますけれども、そのかわりに支援スタッフでもって賄っており、それによってワーキングプアが生じているのではないかということでは決してございませんので、よろしくお願いいたします。  それで、そのほかにつきましては、例えば小・中学校、幼稚園におきます特別支援にかかわる子供さん方の支援、あるいは先生方の支援にお入りいただいているお方もいらっしゃいます。また、子どもと親の相談員ということで専門的な知識を生かしていただくためにお助け支援をいただいているお方もいらっしゃいます。  そのような形で、必要なところに必要な技術あるいは知識を持ったお方について、町の業務についてお手伝いをいただいているというのが支援スタッフと申し上げて採用させていただいているお方でございます。その中には、今申しましたように時間が非常に限られた形でお手伝いいただく方、あるいは土曜、日曜も出勤の必要なお方、そういう方などもいらっしゃいますので、職員でそのまま当たらせていただくよりも町民の方にお手伝いいただく、そのような支援スタッフのお方で従事をいただき、町民と直接接していただく形の方がより適切でないかということでお願いをしてるわけでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井正隆君) 11番、山田美津代君! ○11番(山田美津代君) でも正規と同じ数だけの非正規の職員がこの町を担っているという事実は、広陵町の住民サービスを適正に行われる、これだけの適正な人数が要るということです。少数制で頑張っているという町長の言葉の裏には、非正規で正規になりたくても雇ってもらえない、3年でスキルを身につけたのに、職場に愛着があるのに去らなければならない支援スタッフや期限つきの職員の犠牲で成り立っていることがあります。  3日の議会でサービス公社の出向の職員は待遇では町の職員と同じだが、退職金などでは差はつくということもわかってきました。その人たちは同じ仕事をしているに老後に差が出てくるのです。自分の努力ではどうすることもできないのでは、意欲もわかず100以上の力を持っていても発揮できなくなります。きちんと能力のある人は正規に変えて、将来展望のある仕事に燃えて住民サービス第一、広陵町の発展が生きがいと思える人材を育てていただくというわけにはいきませんか。10年先、20年先を見越してどう育てていくかを視点に入れることが大切だと思います。優秀な人を正規で確保する目標をちゃんと立ててやっていく方向があるか、お聞かせください。 ○議長(笹井正隆君) 竹村総務部長! ○総務部長(竹村元延君) お答えをさせていただきます。先ほどの答弁で少し説明不足の点がございましたので、補足をさせていただきます。  今おっしゃっておりますのは、現在、支援スタッフでお願いしておりますお方を、そのお方の人数が町の業務で必要ではないかと、その方を正規職員にしてはどうかという一つご提案といいますか、ご意見をいただきました。そのことにつきましては、先ほど申し上げましたように、非常に時間の制約された中でお願いをしている業務もございますし、一つ例として挙げるのが漏れておりました。子ども育成教室、これにつきましては、放課後の児童の指導でございます。これにつきまして、例えば人数を例に挙げさせていただきますと、それぞれの教室の人数足しますと40名ものお方をお願いをしておるわけでございます。それが果たして正規の職員で可能かどうか、あるいは適正なのかどうかというご判断もあわせてお願いができたらと思うところでございます。  それから、適正な職員の育成計画あるいは作業計画についてのお尋ねでございます。  先ほど町長がお答えいたしましたように、平成17年の定員適正化計画の集中改革プランとして目標を定めておりました。その中には町長が提唱しておりました5カ年、5億円、50人削減という非常にみずからを厳しく制約した上での計画を立てておりまして、その計画が平成22年4月1日で189人、もう一度言いますと平成17年4月1日で239人の職員数であったのが、平成22年4月1日で189人との目標を立てておりました。これが今、町長が先ほどお答えしましたように、先ほどいろいろな町民の方のご支援、ご理解のもとにこの期日をもって達成できる見込みでございます。これをもちまして、今後の広陵町の適正な職員配置あるいは計画につきまして、新たな形で定めていきたいと、そのように考えているところでございます。適正配置あるいは採用につきまして定めていきたいと考えているところでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井正隆君) 11番、山田美津代君! ○11番(山田美津代君) そしたら、②ですけれども、②の質問は八尾議員もあした質問しますので、私の方からはこういうふうな非正規職員とか、それから公契約の問題とかはやっぱりきょうの朝日新聞にも民営化ですね、郵政民営化の20万人正社員化、日本郵政グループの20万人を超す非正規社員の正社員化ということが問題になっています。グループ5社全社員の47%にこの20万人は当たります。この民営化でコスト削減、効率化ばかりが優先されるようになったということですね。この日本郵政の非正規社員は4日の予算委員でも悲痛な声を上げているなどど亀井大臣が訴えたということが載っていましたけれども、こういう自体が生じるのは、やはり小泉政権時代に行政改革の行われた構造改革の一番の問題点だ思うんです。国の交付金が減額されたから、こういう問題になってきて……。 ○議長(笹井正隆君) 11番、1番の質問は3回終わりましたよ。1の質問終わって、今2の質問に移っていただかなあきませんよ。 ○11番(山田美津代君) そうしましたら、じゃあ住民参加のまちづくりに移ります。  3月1日の広報に1月26日のまちづくり懇談会と介護保険・国民健康保険を考える30人会議を開催しましたと載っていましたが、町民の応募された方の人数は書かれていず、ご応募いただいた方と町長を初め各種団体代表の皆さんと意見交換されたとだけありました。これでは町民の意見は合わせて60人、まちづくり懇談会と介護保険・国民健康保険を考える30人会議、これを合わせて60人募集のところ、合わせて8人しか応募されず、あとは各種団体の代表の方の意見が多かったこともわかりませんし、介護保険値上げ案の説明がされたのにそのことも、とっても大事なことなのに一言も触れていませんでした。貴重なご意見を聞けてありがたいという姿勢は評価しますが、紙面の構成もあると思いますが白紙の部分もたくさん見られましたので、もう少し正確に丁寧に載せられたのではと思います。  住民参加の一番大事な点は情報共有です。町が積極的にみずからの説明責任を常に果たしていくことが最低限必要なことです。町民の間でまちづくりに関しての情報が共有されていなければ住民参加も意味をなし得ません。本当に住民参加を目指すのでしたら、再度のハードルを低くした募集、また開催もたくさんの町民の参加を望むなら各地区へ出前しての開催とか、夜間、休日の開催も考えられるのではないでしょうか。こういう情報を共有する覚悟を持って臨むか、こういうことをお聞かせください。 ○議長(笹井正隆君) 竹村総務部長! ○総務部長(竹村元延君) いろいろなご意見、またご感想ありがとうございました。議員様方にもオブザーバーという形ではございましたけれども、当日、ご参加いただき、またいろいろなご意見をお聞きいただけたこと、大変ありがたく考えております。  それで募集の仕方等につきましては、何しろ今回がこのような形でさせていただいたのは初めてでございまして、いろいろと模索をする中での募集、それから当日の開催というところでございました。それで、もちろん事務者としても募集の期間であったり方法であったりというところはいろいろと後ほど議論をしておるところでもございます。  先ほども議員にお答えさせていただきましたように、今後も住民参加で住民のご意見を伺いながら行政を進めていくという姿勢には変わりはございませんので、今後もまたいろいろな形をもってお伺いすることもあろうと思いますけれども、十分方法についても議論をしながら進めていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井正隆君) 11番、山田美津代君! ○11番(山田美津代君) いろんな形で住民参加を進めていきたいというお答えでしたけれども、ぜひこういう出前っていうか、公民館へ出張とか、丁寧なやり方、それから30人募集したんだったらやっぱり30人来ていただくようなそういう努力、また、来ていただいて発言しやすい雰囲気、そういうことをぜひお願いしたいと思います。また、ニセコ町のまちづくり基本条例の中に、まちづくりは町民一人一人がみずから考え行動することによる自治が基本です。町民は情報共有の実践により、この自治が実現できることを学び、自治の手ごたえを感じている、この条例を自治のための基本となる条例として自分たちのツール、道具として使いながら、自分たち自身が市民として主体的に考え、主体的に行動します。その中では町民のまちづくりへの参加が自治を守り、自治を進めるものと考えています。自治の発展は町民の暮らしや経済産業の発展にも寄与すると考えます。各種統計調査においてニセコ町の人口が増加傾向にあること、起業や雇用がふえていることなどの背景には、自治の基盤が大きく影響していると考えられますとあります。つまり住民参加が町を発展させている情報共有がその基盤にあるということです。  広陵町でも第3次行政改革大綱の中にも同じことが書かれていました。行政改革の成果を上げるためには、行政内部だけの努力にとどまらず、住民の自発的、積極的な行政各分野への参加を必要とする、住民が主体的にまちづくりに参加できるように町情報の積極的な提供と、住民参加促進のための町のバックアップ施策の整備を進めるというふうに行政改革大綱にも書かれていましたので、ぜひ情報共有ということでお願いしたいと思います。  従来の行政の各種団体の代表の方の意見も大事ですが、それでは従来の行政の進め方と変わらないと思うんです。このような住民参加のあり方を進めていくのか、先ほど申し上げましたようなことを情報を共有をしてきちっと進めていくのか、もう一度ご答弁お願いします。 ○議長(笹井正隆君) 竹村総務部長! ○総務部長(竹村元延君) ニセコ町の例を出していただきましてありがとうございます。  まず、先月のまちづくり懇談会、並びに30人会議につきましては、結果的には人数こそおっしゃっているとおりの人数でございましたけれども、それでもって私どもといたしましては、必ずしも残念がっておるわけではございません。そこでお話ししていただきました内容、非常に深くお考えいただき、また全体のみずからのことから、全体のことまで及ぶご意見、お考えを熱く述べていただきまして、非常に感謝もし、またそのようなお考えをしていただいているお方に対して敬意を表しておるわけでございます。ですので、先ほど申しましたように、いろいろな方法があると思いますので、そのあたりは事務者として議論をさせていただいているところでございます。  それと、住民参加の方法でございます。行革大綱では住民共働という言葉でも表現をさせていただいております。ともに働くという共働でございます。住民の方が町全体のことをご理解いただき、町行政だけが行うんではなく、住民自治のもとに行動していただくと、そういう形が最も理想的ではないかと思います。ただ、物事の決定過程にはいろいろな経過があるとも思います。一つは住民のお方の声を聞くという方法、それから議会制民主主義をとっておる上で、議会のご意見を聞きながら進めていくという方法、いろんな方法があると思いますので、そのあたりも事と場合によりまして、調和のとれたか形で進めさせていただければ、町民の方のご理解もいただけるのではないかなと考えるところでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(笹井正隆君) 11番、山田美津代君! ○11番(山田美津代君) 3番の質問に移らせていただきます。  スーパーイズミヤ出店のことは、朝の八代・青木議員の質問にもありましたので、私の方からは1点だけお願いしたいと思います。  今回のイズミヤ出店で、私たちも町もいろいろ学びました。幾ら約束をしていても相手は企業で利益追求の企業戦士です。利益が出ないと撤退する企業に広陵町の優良な農地を提供するのは考え物です。これからの広陵町の発展は広陵町民の手で行うことを基本にして、住民の方の意見を取り入れて進めていく方向へかじを切りかえていただきたい。寺戸地区へのカインズ誘致も住民の意見をもっと聞いて慎重に進めないといけないと思います。農地は一度変えたら回復に数十年かかります。食糧自給率を高めるには必要な土地です。10年先、20年先の計画をしっかり持って進めてください。一応答弁お願いします。 ○議長(笹井正隆君) 山村副町長! ○副町長(山村吉由君) 広陵町の発展のために民間活力も大いに利用させていただきたいと思っております。ただ、先ほどカインズのこともおっしゃっていただきましたように、私の地元でございますが、カインズさんと地元の農地の所有者、区長さんとも十分話し合いをなさっておられます。町が誘導してしなさいということは一切申しておりませんので、合意ができ次第、町としてできる範囲の協力をしていきたいと思います。企業が広陵町に来ていただけるということは、それだけ活力も生まれますので、できる範囲での応援は町としてもやっていかなければならないと思いますが、今現在の交渉の状況は地権者と企業の方で調整をなさっているという状況であります。 ○議長(笹井正隆君) 11番、山田美津代君! ○11番(山田美津代君) しっかりと話し合いを進めていただきたいと思います。  では、給食のことに移ります。  教育長の答弁では、メールの親御さんの意見について何も答弁なかったんですけども、その感想はどうだったのかなあと思います。  毎日を健康で生き生きと生活できるためは、食事、運動、休養の調和のとれた生活習慣を身につける必要があります。心身ともに発達の途上にある中学生にとって、栄養のバランスのとれた食事を1日に3度きちんととることは、健康な生活を送る上で基本となります。  今の世の中、保護者が生活のため働きに出る家庭がふえ、家族団らんも少なくなりました。今、子供や若年層に多い乱れた食事をあらわす言葉として注目を集めているのが、先ほど教育長も言われましたけれども個食という問題があります。これ、ちょっと字がいろんな字がありますので、孤食、孤独の孤を書いた孤食は1人で寂しく食べること、2番の個室の個ですね、これは家族それぞれが好きなものを食べること、ちょっとここに書きましたんで見てくださいね。3番は、この固食は食が固定化し、好きな物、同じ物しか食べないこと。4番の小さな食、この小食は食欲がなく食べる量が少ないこと。粉の食、この粉食はパンやうどんなど、粉を使った主食ばかりをとること。濃い食の濃食は、外食がふえたことにより濃い味を好み、微妙な味の差がわからなくなること。「こしょく」にもこれだけの種類があるのです。これらは体だけでなく心の成長にも悪影響を与えます。特にカルシウムやビタミンなどの微量栄養素の不足により肥満、貧血、疲れ、集中力の欠如などの問題が生じます。これらの食事環境に置かれている生徒に対し、心身の成長期においてはもとより、生涯を通じての健康な食生活に関する理解を深めさせること、及び幅広く健康について考えていく姿勢を培っていくことは、今学校給食の重要な役割だと思います。  中学1年生の生徒を持つ保護者の方は、栄養バランスのとれた給食を目標に日々献立を立てていたのが、弁当になり目標を失い、子供が食べ切るというだけで好きな物だけ入れる弁当を持たせていることに自分自身を責める気持ちを持ち、ストレスを感じながら毎日つくっていると話されていました。メールの保護者のおっしゃるように、親子の触れ合いや家庭力を取り戻すことはお休みの日に工夫してできます。朝から親と子でともに弁当をつくり、家庭力を取り戻すことを実践している家庭のデータがあるのでしょうか。教育長の答弁をお願いします。 ○議長(笹井正隆君) 安田教育長! ○教育長(安田義典君) 給食のことについてよく言われているわけですけども、私自身はこの学校で行う給食、これは大きな教育活動だと思っております。  先ほど山村議員の方からも言われましたように、私自身は社会の動きと同時に教育内容も変わってくると思っております。時間がありませんので端的に言いますと、私自身は子供たちが今、給食を食べているのに、これを今何を、どういうことで何を食べているのかということをしっかりと考える力をつけさせていかなくてはならない一番重要な時期だと思っているんです。今ビタミンがどうのこうのと言われましたけども、これも学校で習っていることをこれから実際にやって、それを食べているものについてどうなのかということを判断してもらうのが私は給食だと思っておるんです。  毎日弁当というのは、これはちょっと、例えは悪いかもわかりませんけども、毎日宿題だと思っていただいたらいいんじゃないかなと思っています。例えば今まで習ってきたことを自分の食べるものに対しては、自分は今こういうことが必要だという、みずから今、考えること、この今、この教育内容が一番大切になってきているんじゃないかなと、このように思っております。20坪の教室の中で唯一やっぱりそういうことを考えていけんのはこのことだと思いますし、前にも答弁いたしましたように、自分の命は自分で守っていくんだという、このことをやっぱり大切にしていただく、その基礎をつくんのがこのことだと思っております。どうしても食べられない人、そういうことに対してはデリバリーのものもやっておりますし、私のメールは、違ったメールは私のとこにも、また教育長会にもよく言われるんですけども、要は広陵町、給食頑張ってるなあといって、私にまたエールを送っていただいてることもあります。以上です。 ○議長(笹井正隆君) 11番、山田美津代君! ○11番(山田美津代君) 先ほどの教育長の答弁の中にも食に関する知識は学校で学びますとありましたけど、私も同じことを答弁の内容で書いていました。学校給食は準備、会食、後片づけまでが生徒が行い、勤労に関する貴重な実践の場となっています。こういう共同作業を通して、奉仕や協力、協調の精神、社会性を養うことができる場でもあります。また、給食の時間は食事に関連した社会科や家庭科などの学習で得た知識を和やかで楽しい実践を通して体得できる場です。栄養に関することや農業、漁業、加工業などの生産、加工や商店などの食品の流通、さらに消費や調理などについて学校給食の場や内容を生かして学習の理解が一層深められます。給食ができるまで多くの人が汗を流して働いていることを理解させたり、地場産品の見学などで自然の恵みや働く人々への感謝の心を育てることができます。  このようなことを弁当を通して親子で学べる家庭は数少ないでしょう。親の言うことを素直に聞けない年ごろの子供たちでも、友達と同じものを食べることにより学べるのではないでしょうか。これだけの教育効果のある中学校給食、保護者の8割が望んでおられる中学校給食を実現するため動き出していただきたい。中学校給食実現の要望がある田原本町の3月2日の議会での一般質問では、一般質問者議員の9名中4名の議員が中学校給食についての質問をされました。町長も前向きに1年をかけて検討するという答弁だったそうです。田原本に先を越されないように実現へ向けたアンケートなり、検討委員会立ち上げるなりの努力をお願いいたします。いかがでしょうか。 ○議長(笹井正隆君) 安田教育長! ○教育長(安田義典君) 何回も言うことなんですけども、本当に給食自身をこれからの子供たち自身が自分でやっぱり判断するという、その勉強の場というですかね、毎日考える場というもんは私は1番必要だと思うんですよ。先ほどどなたかの、たしか山田議員の方だったと思うんですけども、こないして孤独死する人も1年間に約3万人以上いると今言われているわけなんです。そういうのを本当に聞きながら、本当に気の毒だなと思っておりますし、そのことを解決していこうと思うたときには、やっぱり家庭のきずなというのが一番大切だと思っております。以上です。 ○議長(笹井正隆君) 以上で山田美津代君の一般質問は終了しました。  お諮りします。本日の会議はこれで延会としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(笹井正隆君) ご異議なしと認めます。よって、本日はこれで延会とすることに決定しました。  なお、本日行われなかった一般質問につきましては、8日午前10時からの本会議において引き続き行います。一般質問終了後、3日に議決されなかった議案に対する質疑を行うこととします。  本日はこれにて延会します。    (P.M. 5:08延会)...