先ほどの
委員長報告に対して質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○(
笹井議長) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り討論に入ります。討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○(
笹井議長) 討論がないようですので、討論を打ち切り採決します。
お諮りします。議案第63号は、
委員長の報告のとおり原案可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(
笹井議長) ご異議なしと認めます。よって、議案第63号は、原案のとおり可決されました。
○(
笹井議長) 次に、日程3番、議案第58号、第59号、第60号、第62号及び第64号を議題とします。
本案について、
厚生建設委員長より
委員会の審査の結果について報告願うことにします。
厚生建設委員長、坂口君!
○(
坂口厚生建設委員長) それでは報告を行います。
厚生建設委員会は、14日の本会議において付託されました5議案について、12月16日
委員会を開きました。慎重に審査いたしましたのでその結果をご報告いたします。
議案第58号、広陵町
国民健康保険税条例の一部を改正することについては、条例の改正に関する
地方税法の
改正内容についての質問に対して答弁として、
上場株式等にかかわる
配当所得について
申告分離課税制度が創設されたこと及び
上場株式等にかかわる
譲渡損失の金額と
申告分離課税を行った
上場株式等にかかわる
配当所得との間で
損益通算及び
繰り越し控除をすることができる特例が創設されたことが
改正内容である等の詳細な説明をいただき、
反対意見もなく、議案第58号は採決の結果、何ら異議なく
全員一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第59号、広陵町
介護保険事例の一部を改正することについて、議案第60号、広陵町
後期高齢者医療に関する条例の一部を改正することについて及び議案第64号、
国保中央病院組合規約の変更については、質疑及び
反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく
全員一致で可決すべきものと決しました。
また議案第62号、町道の
路線認定につきましても、質疑及び
反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく
全員一致で認定すべきものと決しました。
以上、簡単ではございますが、
厚生建設委員会の審査の結果報告といたします。ありがとうございます。
○(
笹井議長) ありがとうございました。
ただいまの
委員長報告に対し、各
議案ごとに審議します。
まず議案第58号、広陵町
国民健康保険税条例の一部を改正することについてを議題とします。
先ほどの
委員長報告に対して、質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○(
笹井議長) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り討論に入ります。討論ありませんか。10番、八尾君!
○(
八尾議員) 賛成ですが意見がありますので少し述べたいと思います。
今回の
税条例の改定については、今
委員長からご報告がありましたように、16日の
厚生建設委員会で議題になりました。
山田美津代議員から、
金融資産を持っている人たちへのいわば
金持ち減税ではないのかとこういうような質問がありまして、
笹井部長から詳細な答弁がありました。モデルケースなども紹介していただきながら最後までなかなか聞き取ることも難しいご報告でございましたけれども、よく準備いただいたと思います。部長は最終的に
納税者において3つの方法があり、本人に最も有利な
納税方法を選択できるようになったもので、必ずしも
金持ち減税とは言えないのではないかとのことでございました。
このことに関連して、昨年の6月議会で株式の配当金と株式の売買損を通算できるように
地方税法が改正されたことに伴う
税条例の改定が議題になり、私は
金持ち減税に当たるので反対するとの
態度表明をしております。この経過から、同様の趣旨でありますので今回の
条例改定に当たっても、
金持ち減税ではないのかとの疑いをぬぐい去ることができません。しかし、
委員会での確認も重要でございます。今後、研さんに励み、より的確なる態度が表明できるように頑張っていくものということを表明して
賛成討論といたします。
○(
笹井議長) ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○(
笹井議長) 討論がないようですので、討論を打ち切り採決します。
お諮りします。議案第58号は、
委員長の報告のとおり原案可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(
笹井議長) ご異議なしと認めます。よって、議案第58号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第59号、広陵町
介護保険条例の一部を改正することについてを議題とします。
先ほどの
委員長報告に対して、質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○(
笹井議長) 質疑はないようですので、質疑を打ち切り討論に入ります。討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○(
笹井議長) 討論がないようですので、討論を打ち切り採決します。
お諮りします。議案第59号は、
委員長の報告のとおり原案可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(
笹井議長) ご異議なしと認めます。よって、議案第59号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第60号、広陵町
後期高齢者医療に関する条例の一部を改正することについてを議題とします。
先ほどの
委員長報告に対して、質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○(
笹井議長) 質疑がないようですので、質切りを打ち切り討論に入ります。討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○(
笹井議長) 討論がないようですので、討論を打ち切り採決します。
お諮りします。議案第60号は、
委員長の報告のとおり原案可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(
笹井議長) ご異議なしと認めます。よって、議案第60号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第62号、町道の
路線認定についてを議題とします。
先ほどの
委員長報告に対して、質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○(
笹井議長) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り討論に入ります。討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○(
笹井議長) 討論がないようですので、討論を打ち切り採決します。
お諮りします。議案第62号は、
委員長の報告のとおり原案可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(
笹井議長) ご異議なしと認めます。よって、議案第62号は原案のとおり認定されました。
次に、議案第64号、
国保中央病院組合規約の変更についてを議題とします。
先ほどの
委員長報告に対して、質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○(
笹井議長) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り討論に入ります。討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○(
笹井議長) 討論がないようですので、討論を打ち切り採決します。
お諮りします。議案第64号は、
委員長の報告のとおり原案可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(
笹井議長) ご異議なしと認めます。よって、議案第64号は原案のとおり可決されました。
○(
笹井議長) 次に、日程4番、
議員提出議案第8号、
学費負担を軽減し、
経済的理由で学業をあきらめる若者をなくすことを求める
意見書については、八代君から提出され、所定の
賛成者がありますので、これを議題とします。
朗読させます。局長!
○(
松井議会事務局長) 朗読。
○(
笹井議長) 本案ついて、
提案趣旨の説明をお願いします。八代君!
○(八代議員) この
意見書は、16日の
総務文教委員会におきまして
意見書提出が決定されましたので、
意見書の内容を読み上げます。
学費負担を軽減し、
経済的理由で学業をあきらめる若者をなくすことを求める
意見書について読み上げまして
趣旨説明といたします。
雇用と景気の急速な悪化のもとで、世界一高い学費が高校生や大学生、その家庭に重くのしかかっている。
高校入学から
大学卒業までにかかる費用は1人平均1千万円を超え、大学生のいる世帯の
平均教育費は年収の34%に達している。現在、
都道府県が独自の基準で
高校授業料の減免を実施しているが、
減免対象の基準は
都道府県によりばらつきがあり、大学生が利用できる
奨学金制度も返済が必要で有利子のものが大半という実態であります。憲法は、国民に「等しく教育を受ける権利」(第26条)を保障し、
教育基本法は第4条で「すべての国民は
経済的地位によって、教育上差別されない」と明記している。
国際人権規約は「高校や大学の教育を段階的に無償にする」と定めており、欧米のほとんどの国では高校の学費はなく、大学も多くの国で学費を徴収していない。だれもがお金の心配なしに教育を受けられる条件を整えることは国の責任である。それは、若者に安心と希望をもたらし、日本の未来を支える安定した基盤となる。
よって、国におかれては、
高校教育、
大学教育等の無償化をめざすとともに、当面、
経済的理由で学業をあきらめる若者をこれ以上出さないために、次の対策を講じるよう強く要望する。1、
政権公約を速やかに実行して直接助成による
公立高校を実質無料化し、
私立高校の
学費負担を軽減すること。2、大学生を対象とした国の奨学金を以前のようにすべて無利子にするとともに、イギリスのように一定の収入(年300万円)に達するまで返済猶予すること。欧米で主流である返済なしの「
給付制奨学金制度」を創設すること。3、「学費の
段階的無償化」を定めた
国際人権規約への留保を撤回し、大学の学費を計画的に引き下げること。
以上、
地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。平成21年12月18日、奈良県
広陵町議会。
内閣総理大臣、
鳩山由紀夫様、
財務大臣、
藤井裕久様、
総務大臣、
原口一博様、
文部科学大臣、
川端達夫様。
これをもって以上の
趣旨説明を終わります。
○(
笹井議長) これより本案について質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○(
笹井議長) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り討論に入ります。討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○(
笹井議長) 討論がないようですので、討論を打ち切り採決いたします。
議員提出議案第8号は、原案のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(
笹井議長) ご異議なしと認めます。よって、
議員提出議案第8号は原案のとおり可決されました。
○(
笹井議長) 次に、日程5番、
議員提出議案第9号、
雇用保険の
全国延長給付を求める
意見書については坂口君から提出され、所定の
賛成者がありますので、これより議題とします。
朗読させます。局長!
○(
松井議会事務局長) 朗読。
○(
笹井議長) 本案について、
提案趣旨の説明をお願いします。坂口君!
○(
坂口議員) 本提案は12月16日、
厚生建設委員会にて決した内容でございます。既に皆様方のお手元に文書を配付しております。全部読むと非常に長いので私がまとめましてこのような趣旨で提案したいということでございます。
現在の
雇用情勢は、
失業者が多過ぎて短期的にみんなが再就職できることはなかなか難しい状態でございます。
雇用保険法はこういう状況ではこういう大量の
失業者が出ることを見越して延長することができるとこのように注目に値する内容になっております。
広陵町議会も現在の
雇用情勢を少しでも緩和して再就職を応援する趣旨から、ここに
雇用保険の
全国延長給付を求めるものであります。
以上、
地方自治法第99条の規定により、
意見書を提出をするものでございます。
相手は
内閣総理大臣、
鳩山由紀夫、
財務大臣、
藤井裕久、
厚生労働大臣、
ミスター年金の長妻昭様に提案したい、このような趣旨でございます。よろしくお願いいたします。
○(
笹井議長) これより、本案について質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○(
笹井議長) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り討論に入ります。討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○(
笹井議長) 討論がないようですので、討論を打ち切り採決いたします。
議員提出議案第9号は、原案のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(
笹井議長) ご異議なしと認めます。よって、
議員提出議案第9号は原案のとおり可決されました。
○(
笹井議長) 次に、日程6番、
議員提出議案第10号、
日米FTA(
自由貿易協定)に反対する
意見書については、坂口君から提出され、所定の
賛成者がありますので、これより議題とします。
朗読させます。局長!
○(
松井議会事務局長) 朗読。
○(
笹井議長) 本案について、
提案趣旨の説明をお願いします。坂口君!
○(
坂口議員) これも12月16日の
厚生建設委員会にて決したところでございます。
提案書、既に皆様方のお手元に配付をいたしております。これも非常に文章長くなります。まとめるとこのようなことになります。
現在の世界の深刻な
食糧事情に正面から日本も向き合い、40%にすぎないという日本の
食糧自給率を向上させる方向に大きく踏み出すことにしたい。よって、日本の
食糧自給率を高める政策を推進するように強く要望したい。このような趣旨でございます。
以上、
地方自治法第99条の規定により、意見を提出する。衆参両議長と
内閣総理大臣、
農林水産大臣、
赤松広隆様にこの内容を提案したい、このようなことでございます。(不規則発言あり)ここでさらに提案したいと。日本の
食糧自給率を高めるとこのようなことで、
委員会の方でも意見は統一できましたので、このような提案をしたいということでございます。よろしくお願いします。
○(
笹井議長) これより、本案について質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○(
笹井議長) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り討論に入ります。討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○(
笹井議長) 討論がないようですので、討論を打ち切り採決いたします。
議員提出議案第10号は、原案のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(
笹井議長) ご異議なしと認めます。よって、
議員提出議案第10号は原案のとおり可決されました。
○(
笹井議長) 次に、日程7番、
議員提出議案第11号、
後期高齢者医療制度の速やかな廃止を求める
意見書については、八尾君から提出され、所定の
賛成者がありますので、これより議題とします。
朗読させます。局長!
○(
松井議会事務局長) 朗読。
○(
笹井議長) 本案について、
提案趣旨の説明をお願いします。八尾君!
○(
八尾議員) それでは提案をいたします。読み上げます。
後期高齢者医療制度は国民の激しい怒りを呼び、これも一つの要因となって総選挙の結果
政権交代となった。この制度は、75歳以上の
高齢者を国保や健保から追い出し囲い込み、1、これまで負担のなかった
扶養家族を含め一人一人から
保険料を取り立てる。2、受けられる医療を制限し、差別する
別建て診療報酬を設ける。3、
保険料は年金から天引きし、2年ごとに引き上げる。4、
保険料を払えない人からは保険証を取り上げるなどというものであり、
高齢者の医療を差別するうば捨て
制度そのもので廃止するしかない。制度が続けば、平成22年4月には2年ごとの
保険料値上げと重なりさらに混乱は必至となる。一日も早く老人保健制度に戻すとともに、その際
保険料などの負担増とならないよう国保に対する財政措置をとるべきである。そもそも、病気になりがちな
高齢者の医療については長年の社会貢献にふさわしく国と企業が十分な財政負担を行い、
高齢者が安心して医療を受けられるようにする必要がある。しかし、厚生労働省は、来年度予算の概算要求で、
後期高齢者医療制度について、
保険料の上昇を抑制する措置等について、金額を明示しない事項要求として盛り込んだだけで廃止を掲げていない。さらに、来年度は差し当たり軽減措置を継続し、廃止までは数年かかる方針だといわれている。
よって、国においては
後期高齢者医療制度を速やかに廃止し、老人保健制度に戻すとともに、必要な財政措置を行うことを求める。
以上、
地方自治法第99条の規定により、
意見書を提出する。平成21年12月18日、奈良県
広陵町議会。
内閣総理大臣、
鳩山由紀夫様、
財務大臣、
藤井裕久様、
厚生労働大臣、長妻昭様という文面でございます。
少しコメントをしますと、昨年参議院で速やかに廃止をせよということを連立3党と日本共産党の4党で組み組んで法案を提出し可決されましたが、衆議院に送られましたらそのときはまだ自民、公明の議員さんが多くて可決までには至らなかったという事情がございます。8月30日の衆議院選挙で
政権交代を掲げた民主党が勝利をされて、この制度は廃止をするということを公約をされておりますので、そのとおりされるものと思っております。
ただ、長妻
厚生労働大臣は、もうしばらく継続をしなければ混乱を生ずるということで次の制度ができるまでは今の制度を継続するというふうにも伝えられております。来年4月は厚生労働省の試算によれば平均で13.9%の掛金の値上げも予定されており、これをこのまま引き続き継続するということになりますと矛盾がさらに深まるということにもなりかねません。
我が町議会には2人の民主党の議員さんもおられますけれども、この案に賛同いただいてぜひ党中央の方にも言うていただきたいなとこういう気持ちも持っておりまして、大変私心強く思っておるところでございます。ぜひ全員の賛同を得て可決いただきますように、よろしくお願いをいたします。ありがとうございます。
○(
笹井議長) これより、本案について質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○(
笹井議長) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り討論に入ります。討論ありませんか。1番、山田君!
○(山田光春議員) 私はこの
高齢者医療制度を速やかな廃止を求める
意見書に反対いたしたいと思います。
今、先ほどこの奈良県
後期高齢者医療広域連合議会選挙の結果は9対4で、この
高齢者医療制度を存続する姿勢を持った議員が、この
広陵町議会では9票を得ているのが現実だと思っています。それは推薦団体を見ても、
町村議会議長会団体推薦の方がこうした田原本町の小走さんを推薦されて、そして我が広陵町の議会にこうして候補されて今ここで9票得られたわけでありまして、ということは今この賛同者の皆さんのお名前を見ると、この10名の提出者を含めて
賛成者を含めて10名のお名前があるわけでございますけれども、この結果を見ると、違った結果が出るのではないかと思って今心配しているところでございます。この
賛成者の中にも小走さんを投票された方もいらっしゃるわけでございますが、この
賛成者の中に名を連ねる人はなぜこのような結果になるか説明ができれば、できる人がおれば説明をしてもらいたいと思っております。
それからもう一つ、この民主党政権でもこの老人保健制度に戻すなど考えてもおらないと思っています。というのは今、
厚生労働大臣もこの
後期高齢者医療制度はやはりいろんな問題はあるけれども、もう少し見てそして次の段階に入ろうというところでございまして、この老人保健制度に戻すなど考えてもないし、この制度を守りつつよりすばらしいものにしようとしているから数年かかる方針を打ち出しているのがこの今の現政権ではないかなと思っています。
3つ目には、この老人保健制度を廃止したのは中間層への負担軽減もあり、この
後期高齢者医療制度が創設されたもので私は理解しているところでございます。改善すべきものはやはりこの制度を使いやすいようにすべきであり、別にこの
後期高齢者医療制度を廃止する必要はないと思っております。そういうことで反対したいと思います。
○(
笹井議長) ほかに質疑ありませんか。11番、山田君!
○(
山田美津代議員) 小走さんに投票した9票の方の意見は、ちょっと私の方はわかりませんけれども、やはりそれはまた違った意味で入れられたと思うんです。ただ、やはりこの
後期高齢者医療制度の速やかな廃止は皆さんしてほしいということで10名の方の賛同者がおられるということは、やはり受けとめていただきたいと思います。
それで、この間の16日に開催された
厚生建設委員会において、山村議員から意見がありまして、この今、山田議員の方はそれをおっしゃいませんでしたけれども、このときの
厚生建設委員会においての山村議員の指摘は老年者控除の廃止が原因ではないかということを言われておられましたので、それのちょっと反対討論をさせていただきたいと思います。そのことについてのね。この議論は政党人として無責任の議論ではないかなと思うわけです。
老年者控除というのは、65歳以上の老人の年間所得が1,000万円以下であれば一律50万円を所得から控除できるそういうものです。社会に貢献してきた
高齢者にふさわしい制度の一つでした。ところがこの制度は基礎年金の国庫負担引き上げ3分の1から2分の1へ必要な財源を確保するためという理由で平成17年度所得税、18年度以降の個人住民税から廃止をされました。この時期、配偶者特別控除の廃止や定率減税の段階的廃止、また公的年金控除の改悪等で収入は変わらなくても所得控除がどんどん廃止されて増税になる方がたくさん出ました。これらはいずれも自民、公明政権のもとで行われた改悪です。みずからが与党時代に推進してきたことについて無反省なのではないかと思います。
こうした事実をとらえ、平成16年12月16日付の東京新聞は公明党を増税戦犯というふうに書いています。ここに2003年の10月発行の公明新聞号外、こうすれば100年は大丈夫、公明党の年金安心プランがあります、この中に国庫負担2分の1の財源を明示、これですね。定率減税を段階的に廃止します。一部の高額所得者の年金に課税とうたっていますのでこれは間違いありません。今議題になっている
後期高齢者医療制度の掛金は均等割額と所得割額の合計で計算をされます。賦課のもととなる所得金額は前年中の所得から33万円を控除した金額になるのですから、山村議員が言われるように老年者控除の制度がまだ存続しておれば所得割額が発生しない
高齢者もぐんとふえるのに、廃止されてから
後期高齢者医療制度が始まりましたので掛金がふえたのです。今からでも遅くありません。公明党本部に対して老年者控除は誤りだとご自身の責任において発信されてはいかがでしょうか。ぜひお願いしたいと思います。このうば捨て山と言われているこういう弱い者いじめの制度はすぐに廃止をしてほしいというふうに強く思います。
○(
笹井議長) ほかにございませんか。14番、山村君!
○(山村議員) 先ほど、山田議員からおっしゃいましたけれども、老齢者控除、もちろん私は広陵町で議員をさせていただいておりますが、国会での採決には加わっておりませんので、個人的な意見ですがと申し述べてそういう意見も厚生
委員会で言わせていただきました。
今この
意見書を見させていただいたときに、75歳以上の
高齢者を追い出し囲い込みということを書かれておりますけれども、そもそも以前の老人保健制度におきましても75歳以上というそういう規定のもとにされていたと思います。以前の老人保健制度に戻すべきだと言われますけれども、この老人保健制度には2つの格差があったと認識しております。
第1には、地域間の
保険料の格差であります。全国的に5倍の
保険料の格差がありました。今回のこの長寿医療制度では2倍に縮小いたしました。
2つ目には、
高齢者間でも不公平がありました。長寿医療制度では
高齢者の中で
保険料を払っていなかった方にもご負担可能な範囲で平等に負担していただくことになっております。例えば、サラリーマンであるお子さんに扶養されておられた
高齢者の方は、ご自身が例えば月15万近い年金をもらっていても
保険料は納めなくてもよかった。その一方、ひとり暮らしの方は国民健康保険に加入されて、最低でも月1,000円程度の
保険料を納めておられたという、そういうことの格差というのが以前の老人保健制度に戻すべきだと言われるならばその格差の是正というのはどう説明できるのでというのが疑問にわいてまいります。
この
後期高齢者医療制度っていうのは、老人保健制度っていうのが非常に大変になってきたのでこの10年間も話し合ってこられたっていう経過があってスタートしたということです。何も拙速した制度ではなかったと思います。それによって国会でも各党さまざま議論を重ねてこういう制度をスタートされたと思います。この制度をもとに戻すというのは、また非常に多額の行政経費が必要となるのではないかということも思っております。せっかく設立された広域連合も解散しなくてはなりませんし、長寿医療制度にあわせて開発したコンピューターシステムも廃棄されて改めてシステムの再構築をしなければならない。こうした経費は決して小さなものではないと思います。そういう経過からも、非常にこの制度に関してはさまざまなご意見もまだまだあると思いますので、そういう問題点を解決しながら皆保険制度の名のもとに
高齢者の方が安心して医療制度にかかれるそういう制度を続けていくべきだと私は思っております。よって、この
意見書には反対させていただきます。
○(
笹井議長) ほかにありませんか。ありませんか。
(「なし」の声あり)
○(
笹井議長) 本案について反対者がありますので、起立により採決します。
議員提出議案第11号を、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○(
笹井議長) ありがとうございました。
起立9名であり、賛成多数であります。よって、
議員提出議案第11号は可決されました。
しばらく休憩します。
(A.M.10:59休憩)
(A.M.11:48再開)
○(
笹井議長) 休憩を解き、再開します。
ただいま、八尾君から
議員提出議案第12号が提出されました。
お諮りします。
議員提出議案第12号を日程に追加したいと思いますが、これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(
笹井議長) ご異議なしと認めます。よって、
議員提出議案第12号を日程に追加し、追加日程8番として議題とすることに決定しました。
○(
笹井議長) それでは、追加日程8番、
議員提出議案第12号、
奈良県立医科大学移転計画の見直しを求める
意見書についてを議題とします。
朗読させます。局長!
○(
松井議会事務局長) 朗読。
○(
笹井議長) 本案について、
提案趣旨の説明をお願いします。八尾君!
○(
八尾議員) それでは提案をいたします。最初に読み上げます。
奈良県立医科大学移転計画の見直しを求める
意見書。
本年10月、県は地域医療再生計画案を発表し、県立医科大学を関西学術研究都市高山第2工区への移転を発表し、附属病院と切り離す方針を示されたのである。
移転構想によると同じ敷地にある附属病院を高度医療拠点病院として機能充実を図るため、教育部門を移転させることが必要とし、さらに9月の奈良県議会予算特別
委員会では、現在の附属病院は、敷地が狭隘で改築しようにも手狭な敷地の中に多くの建物が建っており改善のしようがない。建てかえるにも建てかえの場所を選んで順番に行わなければならない。しかし、中南和の医療拠点として病院機能を強化しなければならないとし、医大を移転することにより立地条件が良くなり、そこにいろいろなレイアウトが可能であると答弁されているが果たしてそうであろうか。
医科大学と附属病院が分離することにより、より高度な医療研究や臨床技術が置き去りにされ、今まで以上の医療レベルが維持されるのか疑問視せざるを得ないし、増改築についても土地の有効活用の観点から高層化への考えもあるのではないか。
附属病院は、中南和地域にとっては高度医療、救命救急医療の拠点として、また、各病院間の連結を図る中核として最善の医療を提供するための重要な役割を担う病院として、地域住民にとって必要不可欠な施設である。そのためにも医科大学との併設が最善の策であるが、将来的にも附属病院の整備・拡充のため、やむなく医大を分離せざるを得なくなったとしても、遠隔地への移転には地域住民の総意として前述した理由により、関西学術研究都市高山第2工区への移転には賛成することはできない。
仮に、附属病院の整備・拡充のため、移転を余儀なくされたとしても、現附属病院の近隣の中南和地域にも候補地があり、検討の余地があるのではないか。
よって、県におかれては
奈良県立医科大学移転計画を見直し、現行の医療体制をさらに充実させることを強く求める。
以上、
地方自治法第99条の規定により、
意見書を提出する。平成21年12月18日、
広陵町議会。奈良県知事、荒井正吾様という文面でございます。
このことについてはけさ提案があり、先ほど議会運営
委員会において議会に提案することの確認を得て、運営
委員長である私に提案者になるようにとの決定が下されましたので、以上のとおり提案をしたものでございます。
余りに時間が急でございましたので、拙速ではないかとの心配する意見も委員の中から出ております。よってこの取り扱いについては一つは議会と町との連携についても、単に議会が言っておるだけではなくて、広陵町においてもどうされるのかということを
笹井議長、乾副議長におかれては十分に協議をしていただいて、この趣旨が生かされるように努めていただきたいとのことを申し添えまして提案といたします。以上でございます。
○(
笹井議長) これより、本案について質疑に入ります。質疑ありませんか。3番、青木君!
○(青木議員) ちょっと提案者に確認したいと思います。もちろんこれは議会の
意見書でございますので、これは議会のあれですることは当然いろいろ意見があっても当然だと思いますが。
これ一番大事なのは、近隣の市町の中でもいろんなご意見なりを持っておられると思うんですけど、大体質疑するのおかしい話ですねんけどね、一体近隣の市町村の首長さんにおいては、今現在どのような感触を持っておられるのか、いわゆる移転に対して、または分離移転に対してということが、町長これは質疑するのおかしいねんけど、感想で結構ですからちょっとお答え願いたいと思います。よろしいですか。
(不規則発言あり)
○(
笹井議長)
八尾議員、先答えていただけませんか。
○(
八尾議員) 青木議員から質問がありましたけれども、このことについては町長の方が詳しいかと思いますので、町長の方でご答弁をお願いします。
○(
笹井議長) 平岡町長!お願いします。
○(平岡町長) 今、ご質問いただきましたが、近隣市町村はどのような態度をとってんのか、どのような状況かというご質問でございます。我々市町村長は、夏ごろに知事さんから市町村長の研修会がございまして、その際に病院のその構想を述べていただきました。もちろん県議会で述べられたことに対して市町村長はみんなほとんどの市町村は南和の方に偏っておりますので、多くの吉野勢が多い、村長さんが多いわけでございます。いろいろご意見を賜っておりました。我々も知事さんの考えはわかるのでございますが、病院の周辺の市町村にとっては何かこう、大学が奈良の方へかわるという寂しさを持っておられまして、これには問題やと、反対するねんというようなことをおっしゃっておられました。私も国保中央病院の会議ではそのことを申し上げておりましたが、皆さんはもう一つ冷ややかでございまして、どちらも態度をしっかりとお決めをなっておられませんでした。状況はよくわかると。あの病院そのものを知事さんはよくするんだと。医者を増員するその対策も述べられておるということで、県民にとってはいい病院ができるのではそれでいいのではないかというようなご意見が多かったわけです。しかし橿原を中心として他の周辺市町村はやはり大学と病院と一体になってこそ意味があると。大学が手狭なら橿原市が、または桜井や御所が幾らでも周辺には土地はあると。これによって議会でしっかりと討論をしていくというふうなことをおっしゃっておられました。私も橿原の議員さんからも、うちの議会はこのような意向やいうことも聞かせていただいております。反対決議をするのやというようなことも聞いておるわけでございます。本町としては、近隣市町村とは相談をしておりますが、市町村の態度はまだそれぞれはっきりと知事さんのことでありますので反対運動は今のところはないようでございますが、しかしあのままで整備をしてほしいというようなのが我々橿原に近い町としては今この案文を聞かせていただきますとそのとおりだと、私はそのように思っております。以上のとおりです。
○(
笹井議長) ありがとうございました。
ほかにございませんか。1番、山田君!
○(山田光春議員) 今、提案者の方からも拙速過ぎるのではないかというこの議会運営
委員会の声もあったと、もちろん私もそう思うわけであります。今、町長の方から答弁、回答がありましたように、市町村長会においても今どうした態度かわからないというのが暗中模索の中、知事が提案されたんですからやむを得ないなというところもあるだろうし、そういうこともあるんかなというそういうことも含めて、やはり拙速過ぎるのではないかと。何も今この12月議会でこの
意見書を丸、ペケをつけることも必要ではないかなと私は思っておるんですよ。ですからこれは、やはりもう少し双方の理事者側の答え、市町村長会の意見も聞き、また議員の意見も本当にわからないわけです。それを移転すべきである、移転すべきではないというのは、私自身は拙速過ぎますので、私はこの
意見書については次の議会でもいいのではないかなと思っておりますがいかがでしょうか。
○(
笹井議長) ほかにございませんか。10番、八尾君!
○(
八尾議員) それでは、提案者ですのでお答えをいたしたいと思います。
議会運営
委員会の中では、先ほど申したように拙速ではないかという心配の声が確かにありました。私もその意見には根拠があろうかと思います。
意見書を提出する期限はたしか12月2日であったと思います。そのときまでに所定の手続がとられておったならば十分に検討するということを議会もできただろうというふうに思いますので、そういう点は当たっているということと。
もう一つは、この医大病院、それから医科大学が中南和地域で拠点の役割を果たしているというのは、これはだれが見ても明らかなことでございまして、ここから移転されるという話が一瀉千里に進みますとこれはもう大変なことになると。むしろ拙速だという批判はありながら早目に意見表明をしておくということが議会でも必要なのではないかという提案者の趣旨も、やはり重く受けとめる必要があるのではないかと。そういうことを踏まえてむしろこれはこの議会で十分に議論していただいて、討論していただいて、態度を表明されるのがよろしいのではないかと思います。以上です。
○(
笹井議長) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○(
笹井議長) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り討論に入ります。討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○(
笹井議長) 討論がないようですので、討論を打ち切り採決いたします。
(山田光春議員退場)
○(
笹井議長)
議員提出議案第12号は、原案のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(
笹井議長) ご異議なしと認めます。よって、
議員提出議案第12号は原案のとおり可決されました。