香芝市議会 > 2021-03-08 >
03月08日-02号

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  1. 香芝市議会 2021-03-08
    03月08日-02号


    取得元: 香芝市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-27
    令和 3年第1回 3月定例会            令和3年第1回香芝市議会定例会会議録1 招集年月日 令和3年3月8日2 招集場所 本市役所5階議場3 出席議員 (15名)    1番 芦 高 清 友           2番 鈴 木 篤 志    3番 中 谷 一 輝           4番 筒 井   寛    6番 上田井 良 二           7番 下 村 佳 史    8番 中 山 武 彦           9番 森 井 常 夫    10番 中 村 良 路           11番 関   義 秀    12番 小 西 高 吉           13番 細 井 宏 純    14番 中 川 廣 美           15番 河 杉 博 之    16番 北 川 重 信4 欠席議員  な  し5 地方自治法第121条の規定により議長より出席を求められた者は、次のとおりである。   市長     福 岡 憲 宏       副市長    小 林   悟   教育長    村 中 義 男       企画部長   堀 本 武 史   総務部長   上 平 健 二       市民環境部長 南 浦 幸 次   危機管理監  笠 屋 眞 一       福祉健康部長 滝 村   豊   都市創造部長 奥 田 芳 久       上下水道部長 葛 木 好 昭   教育部長   福 森 る り       企画部理事  遠 藤   啓   福祉健康部理事黒 越 頼 雄       財務局長(財政課長事務取扱)                               仲   哲 司   地域振興局長(商工振興課長事務取扱)    福祉健康部次長平 山 訓 徳          津 崎 弘 美      都市創造部次長(土木課長事務取扱)          津 本 和 也       教育部次長  澤   和 七   会計管理者(会計課長事務取扱)          平 山 勝 啓6 会議の記録・書記は、次のとおりである。                        議会事務局長(議会総務課長事務取扱)                               奥 山 善 弘                          〃 書記 倉 谷   純7 会議の事件は、次のとおりである。   一般質問8 議長は、会議録署名議員に次の者を指名した。    4番 筒 井   寛           6番 上田井 良 二                                 開議 午前9時00分 ○議長(中村良路) おはようございます。 それでは、本会議を再開いたします。 議員並びに理事者、傍聴にお越しの皆様方にお願い申し上げます。携帯電話の電源はお切りになるか、マナーモードにしていただきますようよろしくお願いいたします。 また、傍聴規則第8条により、写真、録音等が禁止されておりますのでよろしくお願いいたします。 新型コロナウイルス感染症対策については、各自対応のほどよろしくお願いをいたします。 なお、マスク着用のため声が聞き取りにくいことがありますので、議員、理事者におかれましては、発言の際はできるだけマイクに顔を近づけて明瞭にお願いをいたします。 ただいま出席議員が定足数に達しておりますので、これより本会議を開きます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 会議録署名議員指名 ○議長(中村良路) 署名議員でございますが、本会議初日に引き続きましてお願いをいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程2 会期・議事の日程の決定 ○議長(中村良路) なお、本日の日程ですが、お手元に配付のとおりです。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程3 一般質問 ○議長(中村良路) それでは、ただいまより一般質問を行います。 議事を効率的に進めるため、一問一答方式であることを踏まえ、質問、答弁ともできるだけ簡潔明瞭に整理して発言されるようお願いをいたします。 答弁が質問の趣旨を逸脱しているようなときや、質問されておらないところまで答弁された場合は注意することがありますので、ご留意いただきたいと思います。 また、質問事項で類似した項目がある場合は、順位2番以降で質問される方は同じ趣旨の質問は極力控えていただき、質問を繰り返すことのないようご協力をお願いいたします。特に新型コロナウイルス感染症関連の質問が多いため、この点のご留意をいただきますようよろしくお願いいたします。 それでは、4番筒井寛議員の一般質問をお受けいたします。 はい、筒井寛議員。 ◆4番(筒井寛) 皆様、おはようございます。 議長のお許しを得ましたので、一般質問をさせていただきます。 まず、大項目の1つ目、JR香芝駅のバリアフリー化について質問をいたします。 先々月、1月末に国のほうの令和2年度第3次補正予算が可決され、その中にJR西日本に対する香芝駅のバリアフリー化のための補助金が組み込まれておりました。これにより、ようやくJR香芝駅のバリアフリー化が実現に向けて動き出す状況になってきたのでありますが、その3次補正でのお金のつき方、その内容です、そこから聞いていきたいと思います。 この事業費のどれぐらいの割合を国は補助金として出してくれているのか、国、県、市、そしてJRの負担割合と今回の具体的な補助金の額を質問いたしまして、壇上からは以上とします。 ○議長(中村良路) それでは、筒井議員の1回目の質問に対して答弁をお願いいたします。 はい、奥田都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(奥田芳久) JR香芝駅のバリアフリー事業につきましては、今回令和2年度第3次補正予算案におきまして、事業費として1億5,200万円の補助対策を受けることが決定いたしました。 また、本事業に伴いますそれぞれの負担割合につきましては、国が3分の1、JR西日本が3分の1、地方自治体として奈良県と香芝市が合わせて3分の1を負担するものとなってございまして、国及び地方自治体についてはそれぞれ約5,000万円ずつを鉄道事業者へ補助金として交付することということになってございます。 以上です。 ○議長(中村良路) それでは、2回目以降の質問をお受けいたします。 はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 地方自治体分としましては約5,000万円ということで、それを県と市が分担するということで答弁があったと思うんですが、そのうち本市の負担分は幾らになりますか。 ○議長(中村良路) はい、奥田都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(奥田芳久) 地方自治体の補助金約5,000万円につきましては、まず奈良県の補正予算充当状況を確認させていただいたところ、今回の香芝駅のバリアフリー事業については令和2年度予算ではなく令和3年度予算にて対応していきたいとのことでございました。このため、本市といたしましては早期の事業着手を最優先に考え、今回の地方自治体分約5,000万円については全額市の補助金として交付する方向で考えているところでございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 県は今年度分としてはつけてくれないというけれども、来年度で対応するということでございますので、取りあえずは今は市で出しておくと、そういうことでよろしいですね。 そうやって一刻も早く着手するということで、本市といたしましても補正予算をもう今議会で議案として補正予算案を出されておりますが、この今年度自体はもう今3月の中旬に入ってくるというような状況の中で残り少ない時期の中でそれらの今市でつけている予算につきましてはほぼ全額に近いほどの繰越明許になるかというふうに思いますが、もちろんそれはあくまでも令和2年度分の予算の範囲でということで、その早期着手を意識していただいているんだと思います。 この令和2年度分の繰越明許となるこの予算で実施される事業内容というのはどのようなものになるでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、奥田都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(奥田芳久) 今回の令和2年度分の補正予算分につきましては、今議員がおっしゃいましたようにおおむね令和3年度中の施工となりますが、内容につきましてはまずは詳細設計を実施し、それに伴う準備作業として支障移転等の附帯工事の一部にも着手するという予定でございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。
    ◆4番(筒井寛) 大きな流れとしての工期日程とかそんなん等についてはまた後で詳しく聞くんですが、取りあえず今答弁いただいた分の詳細設計とか一部の移転の工事であるとかというようなことにつきましては、これはちゃんと令和3年度中に完了させるというそういう見込みで考えていると思ってよいでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、奥田都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(奥田芳久) まだ詳しい実施内容がJR西日本から示されたわけではありませんが、市といたしましても事業者であるJR西日本に対しまして事業が計画どおり進められるよう、市のできる事業協力等を行いながら積極的に事業推進を促してまいりたいというふうには考えてございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) もうおっしゃるとおりで、もちろん現段階では順調にいくものとして進めていってもらうしかない、もちろんそうなんですが、とにかくまず着手するという部分が順調にいってもらわないとその次の補助金がつくかどうかということにかかってくるのじゃないかということが気になったので聞かせていただきました。 今年度分の国の3次補正で5,000万円の補助金がついたということなんですが、来年度以降についてはさらにその補助金というのはどれぐらいの額が出るということになるんでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、奥田都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(奥田芳久) 今回、補正予算で採択になりました1億5,200万円を含みます総事業費といたしましては現在のところJR西日本からは約9億円という総事業費が提示されてございまして、残りの約7億5,000万円が令和3年度以降の事業費となってございます。 また、国庫補助金につきましては、この7億5,000万円の3分の1である約2億5,000万円が今年度も含めまして令和3年度以降においても交付される見通しということになってございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) あと約2億5,000万円ということですね、ということで要は最終的に国は合計3億円ぐらいの補助金が出る予定ということでよろしいですね。 先ほども申しましたが、今後、国としては継続してちゃんとその補助金を出してくれるのかというとこら辺が非常に気になるところなので、その辺の目算というか手応えというのかそういうようなものはどのように感じておられるでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、奥田都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(奥田芳久) JR西日本におきましては、国に対して全体事業計画を提出した上で今回補助採択もかなってございますので、引き続き補助金が交付されるものであるというふうに市のほうも考えてございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) それはそうでございますね、そうでなかったら困るということでありますので、当然全体的な事業計画を提出したそれを採択されて今回はまずは初年度分として今回の5,000万円の補助金が出たというわけですから、引き続き出してもらえるというふうに考えておきます。というか、そういうふうに考えてよいわけですよね。 ということで、それを確認しておいた上で私としてはもうはっきり言い切ってもらいたいんですけれども、今度こそ本当にこれからJR香芝駅のバリアフリー化事業が始まる、そして今後も継続して事業が実施されて完成までたどり着けるとはっきりと言い切っていただきたいんですが、お願いできますでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、奥田都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(奥田芳久) 市としてもそのように捉えてございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) ありがとうございます。 JR香芝駅、もう本当にこれまでいろいろな経緯がありながらやっと本当に動き始めたという状況になってきたと思いますので、市としても本当にしっかりと取り組んでいっていただきたいというふうに思います。 そういうことで、続きましてこれまでに何度も確認はさせていただいておるんでありますが、改めてそのバリアフリー化、その内容です、どのような状況でそのバリアフリー化の工事が進んでいくのか、その内容を確認しておきたいと思います。具体的にこの事業で改善されるポイント、箇所、内容を教えていただきたいと思います。 ○議長(中村良路) はい、奥田都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(奥田芳久) JR香芝駅の具体的なバリアフリー化事業の内容ということでございますが、バリアフリー化事業につきましてはまずは段差のございますホームのかさ上げ、それと今露天の階段でありますところがエレベーターつき跨線橋、もちろん屋根もつきます。また、内方線つき視覚障害者用誘導ブロックというところがJR西日本により実施される予定でございます。 また、市の単独事業といたしまして、駅前に多機能トイレを備えた公衆トイレを整備する予定でございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 大体これまでに確認させていただいている内容ということでよろしいですね。 もちろん点字ブロックも多機能トイレも重要なんでありますが、エレベーターつきの跨線橋、それからホームのかさ上げ、この2点につきましては本当にもう待望されているということだと思います。 そのホームのかさ上げについてなんですが、これについても一度触れたことがありますけれども気になるので改めて確認しておきますが、ホームが高くなるということはそれだけ今以上に改札の内外における高低差、これが生じるということになると思うんですが、その辺についての対応というのも考慮はちゃんとされているでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、奥田都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(奥田芳久) ホームのかさ上げによって現在の改札との高低差がつくことになります。改札は今の現状のままになりますので、その段差につきましては改札を入ったところからホームに向かってスロープを新設するということで段差解消を行う予定でございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 分かりました。 以前に聞いたときもたしか私言わせていただいた、駅の構内がバリアフリー化されて、それによって駅への出入りが不便になるというようなそんなことではもう全く意味のないような話になりますので、障害を持った方にも高齢者の方にもけがをされている方にも全ての人にとって使いやすい駅になるようにというところをしっかりと意識しておいていただきたいと思います。 そういう意味で、今言うた具体的なところという問題も含めて駅全体としてそういうことをちゃんと意識しているというとこら辺の見解を一言述べていただきたいと思います。 ○議長(中村良路) はい、奥田都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(奥田芳久) 駅全体ということでございますが、市といたしましてまずはようやく着手がかないましたバリアフリー化事業に重点を置いて進めていきたいと考えております。駅全体のことにつきましては、さらに中・長期的な整備目標を持って検討していきたいというふうには考えてございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 今回はバリアフリー化ということが中心であって、それが喫緊の課題であるということでそちらのほうに重点を置かれたものになるというふうには思いますが、周辺も含め、それから駅へのアクセスというか駅外から改札の中まで含めたトータルの整備というのをしっかり意識しながらやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。 続きまして、今度はそのバリアフリー化工事の日程、スケジュールです、完成予定等の工程、それについて教えてください。 ○議長(中村良路) はい、奥田都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(奥田芳久) 現時点におきまして、JR西日本から示されている計画におきましては令和3年度詳細設計、さらに附帯工事の一部に取りかかりまして、令和4年度と令和5年度で本体のバリアフリー化工事を実施し、令和5年度末には工事が完成する予定であるというふうに聞いてございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 令和5年度末、令和6年3月末ということですね。ということで、完成を楽しみにしております。 このことを広く早く市民の方々にお知らせをしたい、そのような思いであります。よい話であります、よい情報であります、こういう情報をしっかりと市民の方々に届けていただきたいというふうに思うんでありますが、その広報といいますか周知です、そういうことについてもいろいろ考えておられますでしょうか。 ○議長(中村良路) 奥田都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(奥田芳久) 今回、JR香芝駅バリアフリー事業が国の3次補正により補助採択を受け事業化されたことにつきましては、既に市のホームページ、2月10日にお知らせをさせていただいております。 また、駅構内におきましてもJR西日本により3月中旬にバリアフリーに関するポスターが掲示されるようなことも聞いてございます。その後、今後につきましても工事が始まる前には市も工事周知を兼ねて広報紙等により市民の皆様に図ってまいりたいというふうには考えてございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 分かりました。ぜひとも全ての市民の方々に喜んでいただけるように情報発信のほうをしっかりとよろしくお願いします。そして、とにかく一日も早く完成することを心待ちにしておりますので、ぜひともよろしくお願い申し上げます。 ということで、JRの話、これは大項目の1つ目、終わらさせていただきまして、大項目2つ目、コロナのほうの質問に移りたいと思います。 現在、市民の方々にとりましてとにかく最大の関心事、これはもうコロナウイルスのことかなというふうに思います。このコロナ禍におきまして、そのことについて、市政について中項目のテーマを3つに分けてワクチンのこと、それから防災関連、それから生活困窮者に対する経済対策というふうに順に聞いていきたいと思います。 まずは、ワクチン接種の件でありますけれども、コロナウイルスのためにこれまでの生活、これを変えられてしまった、それで苦しんでいるというそういう方が多い中、やっとワクチン、これが接種できるような状態になってきて、ワクチンが広まれば以前の日常が取り戻せていくのではないかというようなそういう期待を持っておる、そういう一つの転換点になるのではないかというふうに期待もしておるわけでありますが、ところがなかなか報道等で入ってくる情報というのは身近じゃないんです、国の動きというのはなかなか鈍いようであり、また身近になかなか感じられないというふうに思います。 そこで、実際にこの本市といたしましてどのような体制でどのような準備の状況であるのかということをしっかりと情報発信していっていただきたい、したいという思いでワクチンのことについて聞きます。 まず、本市におけるワクチン接種の現在予定しているスケジュール、そのようなものを教えてください。 ○議長(中村良路) はい、滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 新型コロナウイルスワクチン接種のスケジュールにつきまして、先行接種の医療従事者は2月17日から開始されておりますが、国立系病院の医療従事者のため、県内に該当医療機関はございません。また、優先接種対象の医療従事者への接種につきましては3月中旬からとなってございます。 次に、65歳以上の高齢者への接種につきましては、当初のスケジュールより遅れた予定となっておりまして、接種券の個人通知におきましても3月19日以降の発送に延期されております。 接種開始時期につきましては、4月12日からの開始と報道発表されたところでございますが、本市におきましては現段階で4月中旬以降の接種を予定してございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) なかなか当初思っていたよりは少しずつ遅れているような状況なのかもしれませんが、国のスケジュールに合わせるしかないので仕方がないのかなと思いますが、今の答弁の中で1点確認しておきたいんですが、まず医療従事者へのワクチン接種が始まったと、それは県内、市内については現在のところ該当なしということなんですが、当然国の医療従事者の接種が済んだら次は県内、市内の医療従事者にというふうになるんだと思うんですが、そうなりますと市内の高齢者の方々への接種という話になると市内の医療従事者への接種が完了してからその後ということになるんでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 国におきましては、ワクチンの入荷状況が当初の想定よりずれが生じていると言われてございます。医療従事者向けのワクチンにつきましては、接種希望者に比べましてワクチンの入荷が接種開始当初におきましては不足することが予測されております。奈良県では、ワクチンの供給量や接種医療機関の体制を考慮し、順に配分が行われる見込みとなってございます。そのため、高齢者への接種を4月中旬以降に予定しておりますので、医療従事者への接種が完了するまでに並行して行われる可能性があるという状況でございます。 また、今後におきましてもスケジュールが変更になることも考えられますので、情報収集には努めてまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) そうですね、だから医療従事者のほうが遅くなってくるというのならばもう同時並行して高齢者のほうも始めていく可能性があるということですね、分かりました。 その接種の体制です、国からもいろいろ言うてくるとは思うんですが、それらに対応できるように今考えておられる市の接種のための体制、これはどのような状況でしょうか、現在の準備状況。 ○議長(中村良路) はい、滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 新型コロナウイルス感染症ワクチン接種業務を迅速かつ適切に実施するため、2月1日付で保健センター内に新型コロナウイルスワクチン接種推進チームを設置いたしました。組織体制は、保健センター職員が7名、保健センター以外の他より7名の合計14名体制で構成しております。 また、ワクチン推進チームにおきましては接種券の印刷や発送、医師会や医療機関との調整、接種会場の確保や設営などを行い、迅速かつ円滑に実施できるように準備を進めているところでございます。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 準備を進めていただいているというところでは答弁いただいたわけですが、では実際にそのワクチンの具体的な接種の場所や方法、そんなんについてはどのような想定をされているのかなというふうに聞きます。 例えば、集団接種であれば広い場所も必要でしょうし、個別接種であれば医療機関それぞれの協力が必要になってくるかなというふうないろんな想定をしなければならないと思うんですけれども、今市としてはどういう想定をされていますか。 ○議長(中村良路) はい、滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 先行して薬事承認されましたファイザー製のワクチンはマイナス70度以下での厳格な管理が必要となる上、最少流通単位が975人分と非常に大きい単位でのワクチン管理が必要となってくることから集団接種を考えてございます。具体的な接種場所につきましては、保健センターや総合体育館を確保し、現在準備を進めているところでございます。 また、解凍し小分けしたワクチンの配送や、さらにはワクチンの医薬品用の冷凍庫で保管することが認められるようになるなど、国からの説明も変化していることから、医療機関での個別接種が実施できるように医師会とも協議を進めている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 両方考えていただいているということですね、さらに言うと小分けのワクチンの配送というのが認められないとなかなか個別接種は難しいんだろうなというふうに思いますが、今のところは両方考えられるけれども集団接種を中心に考えているということで今答えてもらったと一応理解して聞いておきます。 その集団接種なんですけれども、例えば保健センター、あるいは総合体育館です、そういう広い場所における接種の体制です、これはどんな感じになるんですか。 ○議長(中村良路) はい、滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 接種体制につきましては、ワクチンの供給量や会場のスペースにも左右されますので、現時点での接種体制についての考え方をご答弁させていただきます。 保健センターでは、主に平日の日中、夜間の接種を想定しており、それぞれ最大で医師5名が対応できる体制を考えてございます。 また、総合体育館では土曜日、日曜日、それから土曜日、日曜日に連続する祝日、いわゆる連休となる祝日でございますけれども、これらの午前、午後の各3時間ずつ、最大8名の医師が対応できる体制を想定し、準備を進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 今お聞きした体制で進めるとして、それらに必要なお医者さんの数、医師の数ですとか看護師さんの数とかそういうとこら辺の人材の確保という面についてはできているんでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 集団接種による医師の協力につきましては、平日の日中や夜間、土曜日、日曜日、祝日に集団接種への従事が可能か医師会の先生方に意向調査をさせていただきました。休日も積極的に協力を申し出ていただいた先生方が多数いらっしゃいますことは非常にありがたく、感謝しているところでございます。 また、看護師につきましては現在一定数の確保はできておりますけれども、集団接種を継続していくためにはより多くの人材確保をしておくことが安全な運営につながってまいるというふうに考えてございます。そのため、ナースセンター等へも募集をかけ、より多くの人材の確保にも努めてまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 分かりました。物も大事、ワクチンが届かないと意味がないんですが、先生、それから看護師さんの数というのも非常に重要だと思うので、その辺よろしくお願いします。 さらに、集団接種のことについて続けて聞きますが、集団接種となりますとなかなかその会場に来れない人、高齢者であるとか、さらに施設に入っているとかというようなそういう人がたくさんおられると思うんですが、そのような方々への対応というのはどのように考えておられますでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 在宅療養者につきましては接種会場に出向くことが難しいため、主治医による往診での接種が必要になってくると考えております。そのため、医療機関での個別接種ができるようになることが在宅療養者への接種にもつながってまいりますので、往診での接種が可能となるように医師会と調整を進めてまいりたいと考えてございます。 次に、高齢者施設等にお住まいの高齢者へのワクチン接種につきましては、基本は施設内で接種していただくことを想定しておりますが、医師の確保が難しい施設につきましては医師会のご協力をいただけるように調整してまいりたいと考えてございます。 また、高齢者施設の従事者につきましては、施設内のクラスター対策のより一層の推進を図るため、入所者と同じタイミングで接種を行えるように柔軟に対応してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) しっかりといろいろと考えてくれてはるというふうに思います。本当にそういうところへの気配り、配慮というのはこれはもう大変重要なポイントだと思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、ワクチンの接種は基本的には国民の義務であるというような言い方もされてはおりますが、予約をして接種するということになっていくかというふうに思います。そのワクチン接種に対する予約の仕方、そのようなものの体制というのは今市としてはどのように考えておられますでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 予約につきましては、コールセンターへの電話での予約、保健センターの窓口での予約、インターネットを活用した予約などを考えてございまして、様々な年代の方に予約を取っていただきやすいように予約の体制の準備を進めてまいりたいと考えております。 また、2回目の接種は1回目の接種以降、21日の間隔を空けた後に接種するようになりますので、計画的に2回の接種を終えることができるように予約管理を行ってまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 電話、窓口、ネットというふうに使えるようにしてもらえるということでありますので、まさにどの世代でもということでできるんだというふうに今お聞きしました。 それから、予約管理についてもそれは本人の自己責任という話もあるでしょうが、やっぱり行政のほうでしっかりとやってもらえるということはよいことやというふうに考えていますのでこれはええかなというふうに思います。 この今の予約のことに関しても、それから実際の接種方法に関してもそうなんですが、この辺は市民の皆さん方は非常に不安に思っておられる、分からないこともいっぱいあるというようなそういうことがありますので、広報、情報発信です、その周知徹底というのが非常に重要になってくると思うんですが、その辺に対する準備というのはどのような準備をされておりますでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 対象者には個人通知により接種券を郵送し、案内してまいりたいと考えております。 現在、65歳以上の高齢者への通知は3月19日以降に、またそれ以外の方には4月中に発送できるように準備を行うことと国からの指示がございましたが、国からの指示も日々変更されている状況でございます。 また、個人通知以外の周知方法といたしましては、広報、ホームページでのお知らせとなりますが、ホームページのトップページに新型コロナウイルスワクチン情報として最新の情報を適宜掲載、更新をし、最新情報をお伝えしたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 情報発信、それから周知徹底、広報についてもいろいろと工夫して考えていただいているというふうには思いますが、本当にこの辺はより抜かりなく分かりやすく情報がしっかり伝わるように、私なんかが考えるには、これは私の勝手なアイデアでありますが、例えば自治会の回覧であるとか、ホームページとかはなかなか見ない人もおられる、高齢者の方で、広報も見逃すこともあるかと、自治会の回覧というのはなかなか見逃さないのかなという気もするので、そんなんも利用できるものは全て使う、漏れなくということができるようになっていただいたらありがたいなというふうに思いますので、付け加えておきます。 今の話です、そういうワクチン接種の件でもう不安やと、情報が分からへんというようなそういう人はもう必ず出てくるというふうに思いますので、そういう方々に対する相談体制、そういうようなものについても準備はできているでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 相談窓口といたしましては、保健センター内に香芝市新型コロナウイルスワクチン接種コールセンターを3月5日に開設いたしております。コールセンターではワクチン供給のめどが立ちましたら予約を受け付けるほか、どこの医療機関で接種ができるのか、クーポン券をなくしたがどうしたらよいのかなど一般的な相談に応じてまいりたいと考えてございます。 また、接種後3日たっても腫れているが医療機関を受診したほうがよいのかなど医学的知見が必要となる専門的な相談などにつきましては、奈良県の相談窓口を紹介することになってございます。ワクチン接種に係る問合せなどは、国、都道府県、市町村、ワクチンメーカーなどがそれぞれの役割に応じて対応することになっております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) その辺もきめ細やかな対応というのをよろしくお願いします。 相談とか不安とかという話になりますと、これも報道等で初めて聞いた人もおられるかもしれませんが、アナフィラキシーショックです、こういう副反応は非常に知らない難しい言葉で不安にさせると思うんですが、これについての対応というのもできているかというのを確認しておきたいと思います。 ○議長(中村良路) はい、滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 本市におきましては、医療機関以外での集団接種を予定しておりますことから、接種会場で重篤な副反応が起こった際に応急治療ができるための救急処置用品である物品や薬剤の準備を医師会と協議をしながら準備を進めているところでございます。 通常よりアナフィラキシーの発生頻度が高いという不安がある中で少しでも安心して接種をしていただけるように、正確な情報を伝えるとともに体制を確保してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) その正確な情報を伝えるということを最後言っていただいたのでその辺は信用したいわけでありますが、情報というのはいい情報もあれば悪い情報もあると、そんな中でたとえ悪い、厳しいような情報であっても、情報がない、隠されるよりは絶対に情報がある、新しい最新の情報が随時入ってくるというそういう状況のほうが安心かなと。不安を取り除くのは新しい情報が常に入ってくるという状況のほうが不安を取り除くためには有効かというふうに考えますので、そういう情報発信や市民の方々への広報、周知徹底のほうをよろしくお願いします。 ということで、ワクチン接種についてはまだまだ未知数のところがたくさんあるということも分かりながら、とにかく今できる万全の現時点でできることを精いっぱいやっていただいているということでありますので、ぜひともよろしくお願いしますと言っておきまして、ではそのコロナの話で中項目の2つ目、防災関連の話へ続いていきます。 前回の12月議会におきましても私は質問させていただいたわけでありますが、このコロナ禍におきまして避難所というものが随分様変わりしなければならない状況になった、関心も高まっていると、12月に質問させていただいてから3か月たちましたので、その状況がどれぐらい進展したのかということを聞きたいなと思います。 まず改めて、本市における地震等災害時の想定の最大避難者というのは約2万2,000人というようなことであったということで、まずこれはよろしいですね、これがコロナ禍の前の話。 ところが、ウイルスの感染対策のためにこのテント等で間仕切りをしなければならない状況になってきた、この状況で今受入れ可能な避難者数というのは幾らであったのか、これは前回聞いているのですが改めて今ここで確認させていただきたいと思います。 ○議長(中村良路) はい、笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) コロナ禍以降につきましては、おっしゃるようにテント、パーティションによる仕切り、これを設置する必要が出てまいりましたので、これによりまして試算いたしていますところでテントを設置した場合は合計収容人数は約1万4,400人程度が限界になることから、残りの約7,800人につきましては屋外のテントで受け入れると、そういった形で考えてございます。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 今、だからこの状況においては1万4,000人ぐらいの受入れという話であったと思うんですが、7,800人ぐらいは屋外という話になると思うんですが、となるとそれらの屋内用の仕切りのテントと、それから実際に入ってもらう屋外用のテントというのはどれぐらい準備、備蓄できているのでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) ご質問のありました屋内の受入れということで、2人用のテントとかパーティション、こういったものが約ですが7,200張りほど必要となってございます。避難所の主な避難場所となっております小・中・高の体育館、またあと新しくリニューアルしました総合体育館分として約2,600張り、人数でいいますと5,200人分の整備をまず第1の目標として進めてございます。 整備状況になりますが、もともと保有しておりました120張りに加えまして、今年度、国の臨時交付金を活用しまして屋内用のテントであったりパーティションを合わせまして1,920張りを整備中でございます。年度末時点で4,080人分、2,040張りの整備が完了予定となってございます。 それともう一つ付け加えておきますと、今般補正予算、第13号で補正予算を上げてございますが、こちらのほうでパーティションを1,200人分、600張り、これを今計上してございます。これを合わせますと5,280人分、2,640張りということで、第1の目標としては大体達成する見込みなのかなと今考えておるところでございます。 一方、屋外のほうにつきましては、現在2人用のテントと5人用のテントを組み合わせて今整備してございます。整備状況でございますけれども、同じく今年度の臨時交付金を活用しまして2人用テントを70張り、それから5人用テントを50張りということで390人分の整備を今予定してございます。これは年度末時点でございます。 今般計上しております補正予算、こちらのほうで5人用テント、大体1,000人分の200張りを計上してございます。これらまで合わせますと1,390人分、320張りということになってございます。 今後は、できるだけ屋内テントがある程度目標がいっておりますので、屋外用テントを比重を置いて整備を進めてまいりたいなと考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 屋内用が1万4,000人分の5,280人分と今ありましたかね、屋外用が7,800人分の1,390人分と今言わはりましたかね。ということで、まだまだ準備としてできている量としては絶対量としては少ないのかもしれませんけれども、取りあえずは方針を持ちながら前進させて少しずつ整備が進んでいるということでありますので、これからも着実に進めていただきたいというふうに思います。 最終的に2万2,000人分に近いテントというのが屋内用、屋外用合わせて必要になるわけでありますが、これらにつきましてはそろえるためには当然お金も、それから時間もかかるでしょうし、保管場所も必要になってくるというふうに思います。それらを含めましてちゃんとそろえられるという、そろいましたというのはいつ頃になるでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) 今ご質問の整備完了の見込みを現時点で明確に申し述べることはできませんが、今年度テントをはじめといたしましたコロナ感染予防対策物品の一定の整備が進んだ背景といたしまして、国の臨時交付金であったり、保管倉庫を設置する場所につきましても各部局の協力をいただいて市役所の西側であったりだとか小・中学校内に確保できたことがございました。 今後におきましても、こういった保管場所を確保しつつ国の交付金等を活用しながら整備に努めてまいりたいなと考えてございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) それはもう確かに今明確に言えないというのは分かるんでありますが、その辺もしっかり計画を持ちながら、そして災害というのは本当にいつ起こるか分かれへんというような状況でございますので、素早い対応をよろしくお願いしておきます。 国の臨時交付金におきましては、テント以外の当然コロナ禍に対応しているような避難所でのコロナ対策のためのものというものもいっぱい購入されているかと思うんですが、そういうものについてはどのようなものがあるんでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) 3月、今月末納品予定のものも含めまして主なものということになってございますけれども、例えば検温モニターであったり非接触型の体温計、それからマスク、消毒液、それから防護服、フェースシールド、受付用の飛沫防止パネル、大型扇風機、それから屋外用テントの避難者のための発電機、照明類、それから備蓄バッテリー、寝袋などがございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) その辺、今国がそのお金を出しているこの時期にそろえておくということも大変重要だと思うんです、この機を逃さずうまく上手に使っていただきたいなというふうに思います。 そのハード面、そういう物の面というのはもちろん重要なんですが、ソフト面として避難所、コロナに対応したその運営です、そういう面での充実というのもしっかりしていかなあかんなというふうに思うんですが、これも12月議会で話をさせていただきました、真美ヶ丘自治会で避難所開設に関する防災訓練、もう大変よい訓練をされていたということで勉強になったと、笠屋管理監も行っていただきましたけれども、それでほかの自主防災組織にも広がっていったらいいなという思いを述べさせていただいたんでありますが、そういうコロナ禍に対応した防災訓練、避難所開設のための訓練、そういうなんていうのはこの3か月の間で行われたような状況はあるんでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) さきの12月議会後、年末年始を挟んでおりました、またご存じのとおり1月7日から国内にも緊急事態宣言というのが発出されたこともございまして、防災訓練の開催であったりだとか危機管理室のほうで行っております出前講座の要請というこういったものをいただく機会がございませんでした。地域の皆さんにおかれましては、コロナ禍の状況を踏まえて各種行事などをお控えいただいているのかなと推察しているところでございます。 今後、こういったコロナの感染状況というのを見ながらということにはなりますけれども、新年度の予定として防災訓練の支援などこういった協議を始めているところもございますので、そういった訓練の中でまた出前講座などの要請がございましたらそういった機会を捉えましてコロナ禍に対応した受付訓練、こういったものも実施できるように考えてまいりたいなと考えてございます。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。
    ◆4番(筒井寛) そうですね、いろいろやむを得ない状況というのがあったというのは私も思います。ただ、最後に答弁してくれはった中にこれからの訓練をしていくということで言ってくれていますのでしっかりやってほしいなというふうに思います。よろしくお願いします。 市役所内の職員さんに対する訓練とかそういうとこら辺の研修というのはどんな感じでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) 先ほどご質問あったように自主防災組織と同様でございまして緊急事態宣言の発出等も踏まえて現時点では実施に至っておりませんけれども、今年度では屋内用テントの設置の訓練を実施したほか、受入れについての手順書の作成を行ったところでございます。先ほどと同様になりますけれども、新年度におきまして感染状況も考慮しながら見た中でコロナ禍に対応した職員の受付訓練などについても企画できればなと考えてございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) そうですね、難しい状況やったということで、でもそれでも今もありました避難所開設に当たる受入れの流れの手順書、そんなんができたということ、これだけでも進展かなというふうには思います。もちろんそれが生きたものにならなあかんのでしっかりと使えるものになっていただきたいというふうに思いますが、これからの状況次第でしっかりそういう対応をしていただけたらなというふうに思います。 ということで、この3か月で少しは進展しているのかなと、なかなか具体的なというところは物の備蓄は増えたかなというふうに思いますが、意識のほうで前進してもらったかなというふうに思いますので、コロナ禍に対する災害対策をよろしくお願いいたします。 それで、中項目3つ目ですが、コロナ禍では災害についてもそうなんですが直接的な生活、経済的な打撃を受けているという人が多いかなというふうに思います。国から出ている臨時交付金はそういう生活困窮者に対する経済対策としても使われていると思うんですが、実際のところこの本市におきましてはこのコロナ禍において生活困窮者への支援策としてはどのような施策、取組がされてきたんでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 現在、生活困窮者への自立相談支援を幅広くかつ細やかに実施をしておるところでございます。本来ならば収入、生活費のことや就職についての相談を主にしているところですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響から住居確保給付金や緊急小口資金の特例貸付などの相談件数が急増してございます。 また、社会福祉協議会におきましては市民の皆様よりご寄附いただきました食料品をコロナ禍で経済的に困窮されている世帯に届ける緊急食料支援事業、いわゆるフードドライブですけれどもこれを実施しておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) フードドライブのことはまた後で触れます、置いといて、相談支援ということに力を入れている、そういう旨の答弁だったというふうに思います。 相談件数というのは増えているんでしょうか、件数とか、あるいはどんな相談が多かったとかというようなことがあったら上げていただきたいと思います。 ○議長(中村良路) はい、滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 自立支援の相談件数は、令和2年4月から令和3年1月の期間で325件となってございます。また、相談の内容ですけれども、延べ件数になりますが住居確保給付金が102件、総合支援資金が242件、緊急小口資金が54件、その他が23件となってございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) 筒井議員、どうぞ。 ◆4番(筒井寛) その自立支援ということで相談されている方というのは、これ非常に気になるところなんですが、その相談に来られている方のふだん生活しておられる世帯の世帯構成とかというところまで把握はされていますでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 世帯構成でございますけれども、65歳以上の高齢者単身世帯が12件、夫婦などでございますけれども複数の高齢者世帯が12件、ひとり親世帯が39件、その他の単身世帯が80件、その他の複数世帯が175件、不明が7件となってございます。 なお、この不明につきましては、電話での相談でございましたので詳細までは把握できてございません。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) これまた後の質問につながるんですが、先に今の質問に加えて住居確保給付金、それから総合支援資金、緊急小口資金、これら等の支給実績です、これも件数とか金額とかも聞いておきたいと思います。 ○議長(中村良路) はい、滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 令和3年1月末の状況でございますけれども、まず住居確保給付金でございます。令和2年4月から令和3年1月末までの期間で支給決定に至った件数は38件で、支給額は606万4,000円となっております。この38件の世帯構成でございますが、高齢者単身世帯が2世帯、複数の高齢者世帯が2世帯、母子世帯が5世帯、その他単身世帯が15世帯、その他複数世帯が14世帯となってございます。 また、新規の申請件数につきましては、雇用情勢の悪化が長引くようなことがあれば申請件数も増加することが考えられますので、適切に対応できるように準備をしておるところでございます。 次に、社会福祉協議会で行っている緊急小口資金等の貸付状況でございます。令和2年3月26日から令和3年1月末までの緊急小口資金や総合支援資金を合わせた申請件数は746件で、支給額は3億5,357万円と伺ってございます。 また、フードドライブの状況につきましては、令和2年6月から4回実施されておりまして、支援を行った世帯は378世帯と聞き及んでおります。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 今2つの質問とさきの答弁と合わせて絶対数として出てくる数字というのは支援資金、そういうのを受けている世帯というのはどうしても複数世帯というのに分類されているところの人が多く出てきているようには聞こえますけれども、相対的な割合を考えたときにひとり親世帯というところの中での割合が高くなってきているんではないかなというように感じるわけであります。 フードドライブについて4回で延べ400件弱という支援を行っているということなんですが、これ私が社協でいろいろ話を聞かせてもらったら明らかな傾向として世帯の構成人数が少ない家庭、少ない世帯のところがこういうコロナ禍というような突然の災い、こういうときに災いに対する適応力、対応力というものが弱い、そういうなんが見えてくるんです。フードドライブの支援を受ける傾向が出ているということがもう見えてくるんです。 だから、まさに世間でよく言うところの弱いところにしわ寄せが来るというような状況が今あるのかなというふうに非常に心配をしているわけであります。社会的弱者がもうそのまま厳しい状況で厳しい状況に置かれる。 こんなただ単なるほんまに弱肉強食と言われるようなそんな社会ではあかんというふうに私は心配しておるわけです、この香芝市が弱い立場の人に優しい町だと言われるようになってほしいなというふうに考えておるわけでありますが、その辺のところがこの質問をさせていただいているきっかけになったわけでありますが、今後、香芝市として、行政としてそういう生活困窮者の方々に対してできることとして、施策として何か考えておられるようなところはあるでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 新型コロナウイルス感染拡大下におきまして、経済的に困窮する方々に対し万全な支援を速やかに行うため、社会福祉協議会をはじめ各関係所管との連携をより一層深めるとともに、支援体制の強化を図ってまいりたいと考えてございます。 また、緊急小口資金等の特例貸付や住居確保給付金などの周知につきましてもさらに徹底することに加えまして、生活困窮者自立相談などで充実した支援を行ってまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) もうその辺本当にしっかりお願いしたいと思います。もう時間なんですが、しつこいんですがひとり親世帯に対する支援として今後の方向性とか今までしてきたことを踏まえて一言お願いします。 ○議長(中村良路) はい、滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) コロナ禍におけるひとり親世帯への支援につきましては、ひとり親世帯臨時特別給付金として新型コロナウイルス感染症の影響により子育てと仕事を1人で担う低所得のひとり親世帯に対しまして国の施策として1世帯5万円を、また第2子以降1人につき3万円を、本市の施策として第2子以降に2万円を上乗せ支給することで、全ての子供一律に5万円の支給をさせていただきました。 今後におきましても、新型コロナウイルス感染症の状況にもよりますが、令和2年度と同じようなこのような国策がございましたら適切に対応、支援できるように情報収集にも努めてまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、筒井議員、まとめてください。 ◆4番(筒井寛) ありがとうございます。 市として2万円上積みしていただいたというようなことについては、これは香芝市の施策であると自信を持って言えるかなというふうに思います。 ひとり親世帯に対することを聞きましたけれども、ほかにもいろんなパターンでの生活困窮者、そういう世帯があると思いますので、また経済的な面だけでないいろんな困り事があると思いますが、それを放置せず、ここ香芝市が決して弱い者にしわ寄せが来るということを放置している町ではないということ、そうなるように努力して頑張っていただきたい、また私もそのように頑張っていきたいと思います。 12月議会と全く同じ言葉で締めさせていただきますけれども、このコロナ禍が一刻も早く収束することを心から願いまして、私の一般質問を終わります。 以上です。ありがとうございました。 ○議長(中村良路) 以上で、4番筒井寛議員の一般質問を終わります。 暫時休憩いたします。              午前10時03分 休憩              午前10時10分 再開 ○副議長(芦高清友) 休憩を閉じて再開いたします。 次に、8番中山武彦議員の一般質問をお受けします。 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 皆さんおはようございます。 それでは、議長のお許しを得ましたので、一般質問をさせていただきます。 公明党は、先月の28日、新型コロナウイルス接種対策本部の全国会議を開きまして、全国の自治体の意向調査を実施することと決めました。早速3月4日に公明党市議団と大国代表で福岡市長に直接面談し、今困っていること、また疑問点などを詳しくお聞きいたしました。 住民のワクチン接種を記録するシステムの不安など様々な課題が見えております。また、ほかにも配慮が必要な方々への支援、高齢者の方々が優先的に進められますけれども、接種場所への移動、またそれが難しい方々や事前に行われる問診の聞き取り、そういったものが困難な高齢者、また障害者の方々、こういった支援策も必要となっております。 今、国会の議論では接種券の入った封筒を点字で打つとか、また視覚障害者へのそういった配慮も議論されておりますけれども、香芝でもこういった接種を希望する方が全て苦労なく接種できますよう私たちもしっかり国や県に支援策を求めてまいりますので、香芝におきましてもよろしくお願いいたします。 それでは、1番の福祉のまちづくりについてお話をさせていただきたいと思います。 障害者、高齢者に優しいまちづくりについてまず伺いますが、昨年改定されたバリアフリー基本構想について伺います。 まず、改定の目的を教えてください。 これで壇上から1回目の質問を終わります。 ○副議長(芦高清友) それでは、1回目の質問に対する答弁。 はい、奥田都市創造部長。 ◎都市創造部長(奥田芳久) 香芝市では、高齢者、障害者をはじめ誰もが安心して移動、活動ができるよう、移動等の円滑化、利便性の向上を図るべく、平成25年3月に香芝市バリアフリー基本構想を策定してございます。その後、平成30年にはバリアフリー法が改正され、また当初の策定から見直しの目安となる5年が経過したことなどから、これまでのバリアフリー整備に対する実績、評価等を含めまして、令和2年3月に基本構想の改定を行ったところでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) それでは、2回目以降の質問をお受けします。 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 改定に当たって、これまでの改善してきたところをどのように評価したのか教えてください。 ○副議長(芦高清友) 奥田都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(奥田芳久) 本構想の改定に当たりましては、今後もバリアフリー化の推進に関しましてスパイラルアップ的な取組として進めていくため、実際に町なかを歩きましてバリアフリー化の現状や改善点を確認するタウンウオッチング、現地の点検調査ですけれどもこれを実施いたしてございます。 タウンウオッチングには香芝市バリアフリー推進協議会をはじめ各事業者の皆様、また香芝市身体障害者福祉協会の皆様にも多数ご参加いただき、幅広い視点から様々な意見をいただいておりまして、このいただいたご意見の中から対応可能なものについて基本構想の中に反映させていただいておるところでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) では、総合福祉センターの改善状況を伺いますけれども、改定されたバリアフリー基本構想には視覚障害者用の誘導ブロックの整備が令和2年度から3年度でされると書いていますけれども、現在までの対応状況はどうなっていますか。 ○副議長(芦高清友) 奥田都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(奥田芳久) 総合福祉センターにおきましては、現在実施中の中規模修繕工事に合わせまして建物のエントランスから総合案内までの区間とエレベーター及びエスカレーターの乗り口の前におきまして、視覚障害者用誘導ブロックについて輝度、明るさ等を変更し、より識別しやすく改良する予定でございます。 また、車と歩行者の誘導が交差するエントランス付近におきましては、グリーンベルトを新たに設置することで歩行者の安全な横断を確保するなど、より安全に利用しやすい施設となるよう工事を進めてまいりたいというふうに考えてございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 今行われている中規模改修工事でいろいろとされると、誘導ブロックは色を変えると、明るくするということなんですが、それだけでは視覚障害者の方が求める改善に対応していないというふうに思うんですけれども、私は平成29年3月で福祉センターの誘導ブロックについて質問させていただきました、その中でインクルーシブデザインということで障害者の方が感じている点をデザインに活用していくということなんですけれども、当事者の感じている不便さを設計、整備に生かすことが重要なんですけれども、こういったインクルーシブデザイン、期待されていたんですけれどもエレベーターの前までとか、また誘導路、エスカレーターの前までというような動線にはないという状況なんですけれども、これはなぜなんでしょう。 ○副議長(芦高清友) 奥田都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(奥田芳久) まず、視覚障害者用誘導ブロックは目の不自由な方が誘導ブロックを頼りに福祉センターの場合、総合案内まで到達できるよう設置してございます。玄関から誘導ブロックのルートに分岐点を設けることになりますと混乱される原因にもなりますので、まずは総合案内までお越しいただき希望の場所へご案内するというふうに総合福祉センターの場合はなってございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 前回もそういうお答えがあったんですが、やはり介助されているというような雰囲気じゃないと、声をかけられたことがないというふうなお答えでしたので、再度お願いをしているわけでございます。 当事者にとって従前からそういった状況なので誘導ブロックを必要なところまで整備してほしいというような話なんでございますので、介助者が常駐している施設ということであれば十分機能すると思うんですけれども、今の状況ではそれは納得できない状況なんでございますけれども、高齢社会の中で常に介助している方がいれば安心できますので、今工事中の中で玄関に立って声かけしてくれている方が今はいらっしゃいますけれども、こういった方々が今後もいてくれると、介助してくれるという状況になるのであればそれは状況なんですけれども、どうですか、その辺。 ○副議長(芦高清友) 黒越福祉健康部理事、答弁。 ◎福祉健康部理事(黒越頼雄) 今、中山議員がおっしゃいましたように中規模修繕工事の中でいわゆるフロアマネジャー的に案内係を置かせていただいていますけれども、これは工事終了後もそういう形で残して市民の方々に優しい施設となるように努めたいというふうに考えております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) ぜひともそれはお願いしたいと、併せて都市創造部のほうでも今進めている部分について、せっかくの工事期間なので再検討をお願いしておきたいと思います。 続いて、心のバリアフリーということで聞きますけれども、市の取組はどうなっているでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 奥田都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(奥田芳久) 心のバリアフリーですが、これは障害をお持ちの方や高齢者の方、または妊娠されている方などが困っている状況を見かけたら思いやりの心を持って自ら進んでサポートの手を差し伸べるといった考え方でございます。 現在、香芝市ではこの心のバリアフリーの推進の一環といたしましてバリアフリー教室を開催してございます。バリアフリー教室につきましては、市内の小学校を対象にこれまでも4回実施しておりまして、令和2年度におきましては三和小学校の4年生を対象に実施させていただきました。このバリアフリー教室では、車椅子の利用体験やアイマスク、白杖を使用した視覚障害者疑似体験、またこれに伴う介助体験などを実施してございます。 また、出席していただいた障害をお持ちの方から日常生活において困ることや手助けしてほしいことなど実体験を基にしたお話が聞けるなど、参加した児童たちはこれらの体験を通して人を思いやる心、また互いに支え合うことの大切さについて学んでいただいたことというふうに感じてございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 今後、どう取り組むのか教えていただけますか。 ○副議長(芦高清友) 奥田都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(奥田芳久) 令和3年度におきましても、今年度と同様、市内の小学校においてバリアフリー教室を実施したいというふうに考えてございます。 また、新たな取組といたしまして一般の方を対象に実際の駅前広場等を使用したバリアフリー教室の開催も検討しておりまして、これまで以上に心のバリアフリーについて広報、啓発活動を行ってまいりたいというふうに考えてございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) そのあたりをしっかりやっていけば声かけとかがしっかりされる社会になると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 続いて、重層的支援体制について伺います。 昨年も9月定例会で地域共生社会の実現ということで伺いました。横断的な複数の問題がある中で困難を抱えている本人、家族を丸ごと包括的に支援する仕組みが大事なんです。そういったことで、香芝でも支援体制の構築に向け関係部局の横断的な組織づくりが必要ということで指摘させていただきまして、市もこういった必要を認識され検討する旨の答弁がありました。 そこで、4月1日の法施行前に進捗状況について伺います。現状、どのように取り組まれていますか。 ○副議長(芦高清友) 黒越福祉健康部理事、答弁。 ◎福祉健康部理事(黒越頼雄) 複合的な問題を抱えておられる方、制度のはざまの問題で悩んでおられる方、従来の既存の一般的な制度で対応できない事案、例えばよく言われるのが子育てと親族の介護が同時に発生するダブルケアでありますとか、80代の親が50代の子供を支える8050問題などでございます。 現時点におきましては、庁内の各課に社会福祉協議会も加えまして必要に応じて関係機関とも連携して情報共有、課題解決に向けて取り組んでおります。ただし、それがシステム化するまでには至っておりません。 そこで、今後包括的な支援体制の構築に向けて取組を進めていくために、現在策定して今年度中に策定が完了する予定の第3期地域福祉計画におきましてこの重層的支援体制の構築に向けた実施計画の策定に向けて計画の検討、調整を行うことというふうに位置づけさせていただいております。 令和3年4月施行の改正の社会福祉法におきましては、この重層的支援体制整備事業を実施するときはまずは重層的支援体制整備事業実施計画を策定するよう努めるものとされておりますことから、この重層的支援体制整備事業実施計画にまずは取り組んでいくということを考えているところであります。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 今、実施計画に取り組むということで地域福祉計画に盛り込まれるというようなお話があったと思います。 今後、どのように取り組むのかというところでございますけれども、1つは本人世帯の状況にかかわらず断らない相談と、3つあるんですけれども就労や居住などの社会とつながることができる支援と孤立しないような地域づくりということ、この3つの支援内容を事業化してもらいたいんですけれども、この事業実施計画を策定してもらいたいんですが、これはいつ頃できるんでしょう。 ○副議長(芦高清友) 黒越福祉健康部理事、答弁。 ◎福祉健康部理事(黒越頼雄) 4月以降の取組になりますけれども、時期は明示できませんけれども策定に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えております。時期については今から検討、調整に入りますので明らかにすることまでは控えさせていただきます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 時期は提示できないということですが、地域福祉計画には明記されるということで、今後実施計画も策定していただくと、このように考えています。 これまで取り組んでこられてきた福祉行政、現実的な対応も8050問題、またダブルケアについても現実的にはされております、横断的な事業。ただ、属人的であったりなかなかシステム化されていないのでこれが今後課題になっていると思うんです。 そういったことで体制づくりに向け、まずは関係部局、機関からしっかり議論していただいて取組をしていただきたいとこう思いますので、しっかり過程が大事と思いますのでまず始めていただきたいと思いますので、その点いかがでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 黒越福祉健康部理事、答弁。 ◎福祉健康部理事(黒越頼雄) 現在、機構改革の議案を提案させていただいておりますけれども、4月からはこれを可決いただきますと福祉部と健康部ということに分かれることになります。福祉部と健康部に分かれてそれぞれきめ細やかなサービスを提供することになりますけれども、一方において包括的な支援体制というのも必要になるかというふうに考えております。福祉部と健康部が中心となって、庁内の関係各課も交えた上でこの実施計画の策定に向けて取り組んでいくことができればというふうに考えております。 議員が先ほどおっしゃいましたように、この事業実施計画をつくるそのプロセスが地域住民や関係機関等と議論を行うということで非常に重要というふうに考えておりますので、先ほど申し上げましたようにいつからということまでは言えませんけれどもできるだけ早い時期から取り組みたいというふうに考えております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) よろしくお願いいたします。取り組んでいただければと思います。 続いて、特別支援教育について伺います。 市長の施政方針にありましたけれども、特別支援学級に在籍する児童・生徒は増加し、また通常学級に在籍しながらも特別な支援を必要とする子供の割合も増加傾向にあるということで、そういったこのことはきめ細やかな支援をどのように確保するかが重要になってくる問題です。 私のほうからは住民から声がいろいろ聞こえてきますので質問させていただきますが、学級担当をされている担当教員の方の指導力にも問題があると、親が考えているようになかなかしてくれないという苦情があります。 そこで、まず現状を伺いますけれども、特別支援学級の入級率や学級数はどうなっているのか教えてください。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 令和2年度の5月1日現在、香芝市の現状といたしまして特別支援学級に入級している児童・生徒は299人、入級率は3.96%となってございます。小・中学校に合わせて6種別、特別支援学級数は70学級という現状でございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 直近の入級児童・生徒数や入級率の推移はどうなっていますか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) いずれも5月1日時点の調べでございますけれども、平成29年度は278人、3.53%、平成30年度は280人、3.6%、令和元年度は284人、3.7%となってございまして、年々入級率が上がってきている状況でございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 0.1%ですか、増えているっているという状況で、香芝の子供さんが減少している状況でちょっとずつ増えているという状況が見られているんですが、支援学級を担当する教員の定数について十分に確保されているんでしょうか。これまとめて答えてくれます。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 義務標準法により規定されておりまして、原則として児童・生徒8名が1学級の定数でございます。1学級につき1名の教員が配置されるわけでございますけれども、奈良県は独自に知的障害学級の定数を6名とする基準を設けております。 同じ支援学級であっても在籍する児童・生徒の学年や交流学級が分かれる場合が多うございますので、少人数の支援学級の担任だけでは対応が難しい場合もあるということでございまして、また支援学級に在籍していない場合におきましても一定の支援を必要とする児童・生徒が増えてきている状況でございまして、市で独自に採用している特別支援教育支援員を各校に配置することにより子供たちへの支援に当たっているという現状でございます。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 状況に応じて加配等が一定いらっしゃると、特別支援員も今お話しいただきまして配置されているようですが、子供の意欲、やる気を損なわないで学業を教えると、また習得してもらうという指導力というものが非常に重要であると思います。これは経験の違いとか考え方の違いもあって難しい課題だと思っておりますけれども、一番保護者の方が求めているところだと思います。 このあたりの指導力について、どのように向上に取り組まれるのか教えていただけますか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 対応する児童・生徒数の増加及びそれぞれのニーズの多様化への対応は本当に喫緊の課題であるというふうに受け止めているところでございます。従来より行っております特別支援教育に関わる研修の充実に加えまして、本年度より採用いたしております香芝市特別支援教育巡回アドバイザーの指導、助言、個別相談によりまして、教職員それぞれの、また特別支援教育支援員の力量を高めることはもちろんでございますけれども、各校の特別支援教育を推進する特別支援教育コーディネーターの資質向上に努めてまいりたいと考えているところでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) いろいろとメンターというか指導力を高めるための仕組みも今年度からつくられるということで大変期待しておきたいんですけれども、コロナ禍の中でそれが絶たれてしまうと子供さんとしてはもう行き場がなくなってしまうと、孤立してしまうことにもつながりかねません、保護者と共に。ですから、そのあたりの特別支援教育、今後社会のつながりの中で重要と思いますので、ぜひとも個別研修も含めて力を入れていただきたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。 続きまして、2番の子ども・若者・女性が活躍できる香芝についてお聞きいたします。 最初に、セーフティプロモーションスクールについて質問いたします。 セーフティプロモーションスクールというのは、学校や保護者、地域が参加する学校安全の取組でございまして、平成24年5月に閣議決定された教育振興基本計画に示された理念の下で我が国独自の学校安全の考え方によりつくられた認証制度です。 具体的には、学校が生活安全や災害の安全、また交通安全の目標を定めて、また組織をつくってPDCASサイクルという、すなわちプラン、ドゥ、チェック、アクション、シェアということでサイクルを回し継続的に取り組んでいくと、このような認証制度なんですが、まず伺いますけれども文部科学省は学校安全総合支援事業を実施しております、香芝市ではこの事業についてどのように考えているのか教えてください。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 今、議員ご指摘のように、児童・生徒等を取り巻く多様な危機、危険の対応力向上を推進する事業でございまして、香芝市におきましても危機管理能力の向上、安全教育のさらなる充実を図ることは不可欠であると考えているところでございます。 各校におきましては、生徒指導部を中心に交通安全教室ですとか地震、火災等の災害を想定した避難訓練及び不審者対応訓練等を実施いたしております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) そういったことで、災害等、交通安全ということなんですが、国はこのセーフティプロモーションスクールの事例を参考にすることを勧めておりまして、学校安全総合支援事業ということで仕組みをつくっております。そこで、香芝でもこの事例を参考にした取組ということで行ってはどうかと考えます。セーフティプロモーションスクールの指標には学校安全委員会の設置ということが示されていますけれども、香芝でこの学校安全委員会の設置はされているんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 教職員によります校内体制としての安全委員会は設置されております。しかしながら、地域の方々が参入しての組織づくりはいずれの学校でも行われておりませんでして、今後の課題であるというふうに考えております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 現在は校内であるということですけれども、コミュニティ・スクールもありますし学校運営協議会で交通安全についてはいろいろ取組も地域ぐるみでされていますので、そういった考え方ということも取り入れていただいてセーフティプロモーションスクールということで進めていくのも一つのやり方であると思いますので、一回頭の中に入れておいてほしいと思います。 そこで、学校の安全には生活の安全も含まれているという考え方なんですが、昨年3月議会では自殺予防を伺いました、学校でどのような自殺予防の教育を進めているのか教えてください。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 学校におきましては、児童・生徒の発達の段階に応じまして、保健体育等の教科における指導ですとか道徳教育、人権教育、健康教育等におきまして命の大切さを学ぶ取組や実践を積み重ねております。 また、困難やストレスを抱えた児童・生徒やその保護者に対しまして、スクールカウンセラーの配置時間数を増やし、児童・生徒に寄り添ったカウンセリングや相談等を行いつつ、個別の悩みや問題の解消に努めることで自殺予防に努めているというそういった状況でございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) あのときに紹介させていただいた自殺予防教育ということで、SOSの出し方に関する教育について市でも取り組まれているでしょうか。
    ○副議長(芦高清友) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) あの際にご紹介いただきました東京都が実施しておりますような自殺予防教育とSOSの出し方を直接に指導するような授業を特別に設けているわけではございません。しかしながら、児童・生徒に日常的に直接関わる教職員がゲートキーパーとなる可能性も高く、その意味からも正しい知識と深い理解を有しておく必要がございまして、保健センターと連携しながら教職員への研修を進めているという状況でございます。 また、自殺予防や対策につながるような児童・生徒が抱える様々な悩みやいじめ、不登校などの諸問題について、早期に発見し、子供たちが発するSOSにいち早く気づいて適切に対応できるようにするためにも、各種の研修をこれからも実施してまいりたいというふうに考えてございます。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) いろいろされているということで、昨年6月以降、保健センターに相談に来られる子供さん、保護者といった方が増えているということで、香芝の取組については保健専門雑誌にも取り上げられましてそのあたりを私も読ませていただきました、大変に1人で抱えられずに連携されて取り組まれている状況というものもつぶさに知りました。 そういった中で、教育の場面でも現場でございますのでしっかり取り組む必要があると思いますので、今後そういったSOSの出し方も含めて取り組んでいただきたいと思います。 国が目指す学校安全の考え方、組織づくりと教職員、子供、保護者の実践、そして子供、保護者から地域への波及ということでございますので、このセーフティプロモーションスクールの認証、ハードルは高いのでなかなか中身もまだ今詳しくしゃべっていませんけれども難しい面もあると思いますけれども、事例を参考にした授業というのはもう既に進められていますので、そのあたりを皆さんに共有していただいて頑張っていただきたいと思いますので、地域の安全施策、よろしくお願いしたいと思います。 それでは続きまして、SNSを活用した広報・相談事業について伺います。 今、若い方の間でSNSを活用、利用するケースが増えています。行政サービスにおいても情報発信、相談業務でSNSの利用がされ始めております。香芝市は昨年12月から公式LINEアカウントの運用をされていますけれども、どのように利用されているのかお聞かせいただけますか。 ○副議長(芦高清友) 遠藤企画部理事、答弁。 ◎企画部理事(遠藤啓) 昨年の12月14日から運用を開始しております本市のLINE公式アカウントにおきましては、メッセージ配信とタイムライン機能、そして簡単なお問合せにAIのほうが自動で応答いたしますAIチャットボットサービス、こちらのほうを導入いたしております。 こちらの登録者数につきましては現在1,455人となっておりまして、運用開始のほうからこれまでの間、先ほど申し上げたメッセージ配信とタイムライン機能によりまして新型コロナの感染予防に関する情報でしたりイベント情報などを発信しているところでございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) LINE公式アカウントでは一斉配信ができるという便利なツールがあると思うんですが、私はこの相談業務こそSNSの活用ということで大きな力になると考えています。 香芝市はこのAIチャットボットサービスにおいてこれまで何件の質問があり、それはどのような内容なのか教えていただけますか。 ○副議長(芦高清友) 遠藤企画部理事、答弁。 ◎企画部理事(遠藤啓) 運用開始のほうから1月末までの約1か月半の間に約1,400件のご質問がございました。そのうち、本市のほうでカテゴリー化できた質問の中では、マスコットキャラクターのカッシーなどに関連する質問が一番多く115件でございました。次に、新型コロナ関連、こちらのほうが92件、そして続いて税関連のほうが50件となっております。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) このAIチャットボットサービス、オンラインでつながっているということで、どのようなときもどのような場所からも隙間の時間で質問、相談ができるということだと思うんですが、若者や女性の相談対応が行えるような活用というものはできないんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 遠藤企画部理事、答弁。 ◎企画部理事(遠藤啓) 先ほど申し上げましたAIチャットボットサービス、こちらにつきましてはAI、人工知能を活用いたしまして多くの質問に回答いたしますことで学習を重ねます。そうした学習を経ましてより精度の高いものとなっていくものでございます。もっとも、あくまで職員が介在をしない自動で応答を行うシステムというふうになってございますので、窓口で行うようなきめ細やかな相談対応というものはなかなか難しいのかなというふうに考えてございます。 そういった相談対応というものはできませんけれども、本市のLINEアカウントにおきましては例えばAIチャットボットサービスによりまして若者や女性相談などの窓口、こういったものを紹介するでしたり、メッセージ配信ないしはタイムライン機能によりまして各種イベント情報を発信する、こういったような活用方法というものを検討してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) おっしゃるとおり窓口の業務は大変重要でございますので、オンラインでリアルな面談、電話での相談の窓口につなぐ足がかりとなるということでは大変に有効だと思うんですけれども、その意味で面談、電話による相談支援がますます重要になってくるんです、受皿が必要です。 視点を変えて、現状の子供・若者、そして女性に関する相談窓口について現状を伺いたいと思いますけれども、まず子供・若者相談の現状がどうなっているか教えてください。 ○副議長(芦高清友) 黒越福祉健康部理事、答弁。 ◎福祉健康部理事(黒越頼雄) 経緯から申し上げますと、本市では平成28年度に子供・若者の相談機関を網羅いたしましたマップを作成し、子ども・若者支援地域協議会の設置を行いました。それで、平成29年1月より教育委員会のほうで相談窓口を設置いただいております。その後、令和元年度より子ども・若者相談支援事業を福祉健康部に移管いたしまして、実際の業務は社会福祉協議会に委託させていただいたところです。 その際に既に実施している生活困窮者自立相談支援事業と対象者が重複することもありまして、これと合わせた形で相談窓口を一本化した形で対応させていただいております。これによって、今まで以上に総合的な支援相談が可能な形となっているものと考えております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 相談件数はどうでしょう。 ○副議長(芦高清友) 黒越福祉健康部理事、答弁。 ◎福祉健康部理事(黒越頼雄) 令和元年度の相談件数は、相談実人数21名、延べ相談件数141件となっております。 今年度ですけれども、4月から12月までの9か月間で相談実人数が14名、延べ相談件数は55件の相談がございました。年度途中ということですので、昨年度と比較してほぼ横ばいの状況であるということでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 横ばいということですけれども、21人、14人ということが実相談数ですね。 最近、10代の子供さん、また若者が中心になって家族の世話をしているヤングケアラーという問題が出てきておりますけれども、香芝市内でのこの現状は把握されていますでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 黒越福祉健康部理事、答弁。 ◎福祉健康部理事(黒越頼雄) ヤングケアラーですけれども、本来大人が担うと想定されているような家事や家族の世話などを日常的に行っている子供、通学や仕事の傍ら障害や病気のある親や祖父母、年下の兄弟などの介護や世話をしている18歳未満の子供を指すというふうにされております。 虐待等の関係で相談がありまして把握している範囲ですけれども、令和元年度が3件、そのうち1件は一応解決済みということで、令和2年度2件の案件がございます。事案の解決に向けて、学校や関係機関との連携支援を行っているところであります。 ヤングケアラーの支援の難しさの一因としては把握しにくいということがございますので、その概念についての周知、早期発見、把握した後、適切な支援についてつなげていけるよう支援体制の強化や活用できる資源の充実が必要であると考えているところです。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 10代の若者の中には電話、対面での相談はしにくいというようなことを聞いています。その点、どうすればいいか考えていますか。 ○副議長(芦高清友) 黒越福祉健康部理事、答弁。 ◎福祉健康部理事(黒越頼雄) 先ほど遠藤理事の答弁がありましたように、現在のところの体制ではきめ細やかな相談まではできないということですけれども、特に若い人たちの生活様式を考えますと将来的にはインターネットでありますとかSNSを活用した相談支援体制をつくっていくということも一つの選択肢であるのではないかなというふうに考えているところです。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 把握しにくいヤングケアラーについてはどう支援するか、このあたりをまた答えていただけます。 ○副議長(芦高清友) 黒越福祉健康部理事、答弁。 ◎福祉健康部理事(黒越頼雄) 把握しにくいヤングケアラーですけれども、義務教育までの児童・生徒につきましては所属の小学校、中学校との連携によりまして把握することができる可能性がございます。年1回、教職員を対象とした児童虐待の研修もやっておりますので、その中でヤングケアラーの概念と早期発見について内容に盛り込み、早期に連携できる体制が必要と考えているところです。 中学卒業後、未所属、通学していない方でありますとか高校中退されている方となっている子供さんにつきましては、高齢者対象の地域包括支援センターでありますとか乳幼児対象の子育て世代包括支援センターにおいての対応でありますとか地域での見守りの中でそういうような問題にあるお子さんたちを発見していくという取組が必要なのかなというふうに考えているところです。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) この支援策というものもお答えいただけますか。 ○副議長(芦高清友) 黒越福祉健康部理事、答弁。 ◎福祉健康部理事(黒越頼雄) 支援といたしましては、家族状況の把握及び関係機関との連携調整を行っているところでございます。所属機関での子供の見守り、異変があれば児童福祉が中心になりますけれども連絡をいただきまして利用可能な地域資源の提案、障害福祉サービスでありますとか介護サービスを使っていただくなどの調整を図るということでございます。 この問題といたしまして、子供自身がヤングケアラーであることを認識していないでありますとか、子供自身が家庭のケアにやりがいを感じているというようなケースもございます。子供が家庭の中で担っている役割を理解した上で、子供の気持ちや意向を確認し、子供に寄り添いながら適切でないケアや子供が置かれている環境の改善に向けて支援を行ってまいりたいと、そのように考えているところです。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) そういった新しい課題についても対応は個々にしていただいていると、今後もしていただく必要があると思うんですけれども、次に女性の相談ですけれども、DV相談、特定妊婦といった特に若年の妊婦の方の相談、またさらに最近できた子育て世代包括支援センターの相談件数、このあたりはどうなっていますか。 ○副議長(芦高清友) 黒越福祉健康部理事、答弁。 ◎福祉健康部理事(黒越頼雄) まず、DV相談ですけれども、窓口といたしましては児童福祉と市民協働がございます。両方合わせまして平成30年度が5件、令和元年度は11件、令和2年度は12月末までで同じく11件という状況です。 それと、特定妊婦ですけれども、妊娠期において特別な支援を必要とされる方ということで、平成30年度は11名、そのうちの10代の若年妊婦が2名、令和元年度は特定妊婦で11名、10代の若者の妊娠はございません、令和2年度は12月末で8件、これも10代の若年妊婦はございません。 それと、子育て世代包括支援センターですけれども、昨年度より開設いたしまして、保健センターと児童福祉が月1回連携会議を開催し、両者が共通して把握しているケースで申し上げますと、令和元年度67件、令和2年度が12月末で47件という数字です。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) そういった件数が把握できましたけれども、コロナ禍の中で虐待とかDVの被害者が多くなっているという報道を聞くわけです。加害者に知られずに電話相談をしたり、また様々なところに行って相談をするというのはなかなか難しいというふうに思うわけです。 また、SNSの相談窓口を開いた自治体の話では10代の利用が増えたと、また10代にそもそもLINEを活用し電話のツールというものを使うということは少ないということでSNSはなじみがあるというふうなことも言われていました。 そういったことでSNS相談、これを取り組んではどうかと思うんですけれども、いかがでしょう。 ○副議長(芦高清友) 黒越福祉健康部理事、答弁。 ◎福祉健康部理事(黒越頼雄) スマートフォンの普及率を考えましても、また若者の生活様式を考えましてもSNSを活用した相談事業のニーズは今後高まってくるものと考えられます。SNSを活用した現在の相談窓口の周知、これも先ほど遠藤理事がおっしゃいましたけれどもその相談窓口の周知は可能であると思われます、それについては幅広く相談窓口の啓発に努めたいというふうに考えているところでございます。 SNSを使っての相談事業ですけれども、議員もおっしゃいましたように先行事例もございますので、その内容や実情や効果を参考にしつつ実施の可能性を検討してまいりたいと、そのように考えているところです。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 香芝市ではそういう見解ですけれども、既に奈良県の桜井市ではLINE相談も始められています。そこでの運営上の課題、理事のほうでは何か聞かれていますか。 ○副議長(芦高清友) 黒越福祉健康部理事、答弁。 ◎福祉健康部理事(黒越頼雄) 桜井市のほうですけれども、令和2年12月よりこども家庭LINE相談というのを始めておられるということをお聞きしております。対象は桜井市にお住まいのお子さん、満18歳未満及びその保護者並びに妊婦等ということで、内容は子育ての不安でありますとかしつけ、家庭や家族の悩み等、子供に関わることというふうにお聞きしております。運用時間といたしましては、平日の開庁時間というふうにお聞きしております。 課題ですけれども、相談者に当然言葉で返しますのでなかなか難しいということで、返信する言葉を選ぶのが難しく、相談内容によっては職員3名で言葉を選び返信しているので時間がかかっているというふうなことでありますとか、匿名でありますので本当に相談者からの発信であるのか、また架空の疑いも考えられるので、そこは信用してやるしかないというようなことを課題としてお聞きしているところです。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 最初にやる方々は大変だと思いますが、そういったことも把握しながらもやっていらっしゃると、重要なツールだと認識されているのでやっていらっしゃると、このように思います。ですから、香芝でもこういったことをぜひとも取り組んでいただきたいと思います。 元に戻りますけれども、香芝市の公式LINEアカウント、管理する側として今後どのように活用を考えているか教えてください。 ○副議長(芦高清友) 遠藤企画部理事、答弁。 ◎企画部理事(遠藤啓) 搭載できます機能でしたりシステムの仕様にもよりますけれども、新たな機能を付加することによりまして活用の幅のほうを広げてまいりたいというふうに考えております。 現在、新型コロナウイルスワクチン接種に係る予約受付、こちらのほうをLINEにて実施することを検討しており、こういったものでしたりそのほかにも様々な取組において活用することを検討してまいりたいと、このように考えております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 今、注目されておりますので、公式LINEアカウントについてはしっかりとそういった相談までできるようなことが非常に重要だと思います、行政としてもぜひとも取り組んでいただきたいと思います。 次に入りたいと思います。 女性の活躍ということでございますが、女性活躍推進法を踏まえた施策について伺います。 公明党は、女性の活躍が加速されますよう女性元気応援プランというのをつくって推進しておりますけれども、平成27年8月、女性活躍推進法ができまして、事業者や、また自治体が取り組む内容については既に平成27年9月定例会で伺いました。 そこで、その進捗状況を伺います。まず、事業主がつくる事業主行動計画、これはどうなっているでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 津崎地域振興局長、答弁。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) 現在、香芝市の事業所におきましては、この法律に基づく常時雇用労働者が301人以上の事業所というふうに定められておりますので全ての事業所が義務化されているわけではございませんが、現在中小企業の事業主のほうにも積極的な取組を行っていただくために、商工会と連携いたしまして事業主行動計画の策定に向かって積極的な取組を行っていただくことを前提に情報提供を行っております。 また、この女性活躍推進法については市のホームページのほうでも掲載をさせていただいております。そして、市役所におきましては人事のほうで女性活躍推進法に基づく香芝市特定事業主行動計画を策定いたしまして、女性の職場の生活の状況について目標設定を行っていただいております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 様々なことをなされていただいているのは分かりました。 商工会との連携、事業主への情報提供、具体的な話をどうされているか伺いたいと思います。 ○副議長(芦高清友) 津崎地域振興局長、答弁。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) 事業所に対しましては、厚生労働省のほうが小規模事業所の女性活躍推進の取組について進めていくためにアドバイザー派遣や各種セミナーを開催しております。それらチラシを提供いただいておりますので、商工会のほうでは会員向けに配布させていただいてもらっています。 また、市のホームページにおいても同様のチラシの掲示をさせていただいております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 香芝市自身がつくる事業主行動計画の内容はどんな感じですか、教えていただけますか。 ○副議長(芦高清友) 堀本企画部長、答弁。 ◎企画部長(堀本武史) 香芝市特定事業主行動計画につきましては、次世代育成支援対策推進法並びに女性の職業生活における活躍の推進に関する法律、女性活躍推進法によりまして地方公共団体を特定事業主と定め、1つの事業主としての立場から行動計画を策定し公表することとしておりますことから、本市におきましても平成28年3月に香芝市特定事業主行動計画を策定いたしました。 計画期間といたしましては平成28年4月から令和3年3月末となっており、女性職員の積極的登用や長時間勤務の是正、男女の働き方改革、年次有給休暇の取得促進などの取組について記載し、併せて数値目標を設定した計画となっており、ホームページでも公表させていただいております。 また、次期特定事業主行動計画につきましても現在策定中でございまして、3月末には策定を行ってまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 国が目指されていた2020年に女性が指導的な地位につく割合3割という目標は延ばされまして達成できずで、20年台のできるだけ早い時期にまでというふうになりました。 香芝では、今令和3年3月までということでされていますけれども、成果がもし見られるものがあれば教えていただきたいと思います。 ○副議長(芦高清友) 堀本企画部長、答弁。 ◎企画部長(堀本武史) 令和2年度の管理職地位にある職員に占める女性の職員の割合につきましては30.3というところでございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 分かりました、そういったこともあるということです。 具体的に香芝市にしっかり取り組んでほしいんですけれども、具体的な事業、どんな事業をされているのか教えていただきたいと思います。 ○副議長(芦高清友) 津崎地域振興局長、答弁。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) 国のほうでは毎年6月23日から29日のこの1週間、男女共同参画週間とされております。この期間におきまして香芝市としましても記念講演やパネル展を開催しております。また、啓発物品などの配布を行って啓発事業に取り組んでおります。 そして、奈良県が実施します女性の再就職準備相談窓口というのがございまして、香芝市において月1回、出張相談を行っていただいております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 香芝市のいろんな面で見ますと、就業率を示すグラフでは以前の表を見ますと奈良県の平均よりも低いと、M字カーブの底が低かったというふうに記憶しておりますけれども、こういった就業率は上がっているんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 津崎地域振興局長、答弁。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) 平成27年度の国勢調査によりますと香芝市の女性の就業率は43.24%となっておりまして、奈良県の12市中の4位となっております。平成22年の国勢調査のときには40.1%でございましたので就業率は上がっていると言えると思います。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 就業率は上がっているということでございます。成果とも言えますけれども、令和3年度、新たにまた主要施策の中で男女共同参画プラン策定事業がありますけれども、これはどのような事業ですか、教えてください。 ○副議長(芦高清友) 津崎地域振興局長、答弁。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) こちらのほうは女性活躍推進法に基づく推進計画の一つといたしまして、第2次男女共同参画プランを策定いたしました。そちらはこの令和3年度に最終年度となりますことから、市民や事業所に対して参画プランのアンケート調査を実施いたしまして、これまでの検証と香芝市の現状と課題につきまして調査分析を行います。そして、令和4年度に向けた第3次プランを策定いたします。 今後においても男女共同参画に関する施策を体系的に、また総合的に推進してまいりたいと考えております。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 分かりました。 人口減少は日本の将来ということで大変大きな問題になっております。日本に今根強く残っている男女の役割分担意識を改善してくことが非常に重要だと、このように改めて思っております。そういった中でしっかりと進めていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。 もう一つ、最後に聞きたいと思います。 香芝市の魅力発信について伺います。 地図を見ますと、美濃園の焼却場の西、約七、八百メートルの場所に明神山の山頂が表示されております。そこは香芝市と王寺町の境界に近い場所でございますけれども、この明神山の人気スポット、明神山自然の森は王寺町のJR畠田駅から住宅地を通って遊歩道を登るコースというところが一番歩きやすくよく利用されていると聞いていますけれども、この明神山への香芝市の関屋方面からのルート、大阪府のこの県境を北東に登っていくコースがございますけれども、この道のことは市は認識しているのか伺いたいと思います。 ○副議長(芦高清友) 津崎地域振興局長、答弁。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) 議員おっしゃいます関屋青葉台地区から明神山のルートがあると思いますけれども、私も以前登ったことがございまして、香芝市と王寺町と三郷町と大阪柏原市、こちらが連携してやっております2市2町の広域観光ルート整備推進協議会、こちらにおきましてはこの各市町を周遊するコースを設定しておりまして、そちらをウオーキングマップとして作成しております。その中にこの明神山へのルートを設定させていただいております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 2市2町の公式ガイドマップ、観光案内のようでルートの地図については簡単に書かれている状況なんですけれども、この登山道はかなり荒れていると聞いているんですけれども、道は迷うと非常に困ってしまいますので、歩きやすいような隣接する柏原市との連携を協議してルート開発を進めていってはどうかと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 津崎地域振興局長、答弁。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) 明神山のコースの一部には鉄塔が建っておりますので、関西電力が管理をするために一部整備をされていると聞いております。その他の場所は確かに整備されていないところがありまして歩きにくいところがあるということは認識させていただいております。 また、2市2町の取組の中ではルート上に看板を設置するということも想定をしておりましたけれども、今まだ実施には至っておりません。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 大変に登った方の話を聞くと、すれ違う方もまばらであるし、眺望的にはいいんですけれども観光ルートとしてはいまいち開発されていないというふうな気がいたします。あまり費用をかけずに看板の設置とか、また明神山、例えば二上山の美化促進協議会が作っている地図のようなマップ、長細いマップのようなもう少し親しみのあるものを作れないかなと、このように思うんですけれども、2市2町の検討ということもあるんですが、香芝市と柏原市がもっと働けば、動けばできるのではないかと思うんですけれども、再度そのあたりを検討いただけませんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 津崎地域振興局長、答弁。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) 2市2町で作成いたしましたウオーキングマップにつきましてもハイカーの方に好評いただいておりまして、1年半で2万部を提供させていただいております。そうしたことから今年度にも増刷させていただきましたので、今後も活用していく予定をしております。 おっしゃいますように歩いていただくことで踏み固められてしっかりとした道になるということも考えられますので、これからも登山道の周知に力を入れていくとともに、訪れた方が歩いてもらいやすい工夫をしていきたいなと考えております。ありがとうございます。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) その点、お願い申し上げます。 歴史的魅力について伺います。 時間がないので端的に聞きますけれども、日本遺産等様々な調査を今までされてきていますけれども、現在、主にどのようなことが調査研究されていますか、教えてください。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 昨年6月に葛城修験が日本遺産に認定されまして、現在その構成遺産の再調査と修験ルートの調査、また葛城修験日本遺産活用推進協議会との連携によって周遊ルートの選定などの調査を行っております。 また、発掘調査や史跡整備では、尼寺廃寺や平野塚穴山古墳の整備が完了いたしておりますけれども、今年度からは狐井稲荷古墳や狐井城山古墳の整備に向けた発掘調査に着手しておりまして、また五位堂鋳物師の鋳造用具、製品も文化財指定を目指して分類整理と並行しながら調査を進めているところでございます。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) そういったことですけれども、調査成果をどのように活用されていますか。
    ○副議長(芦高清友) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 葛城修験の日本遺産についてでございますけれども、本市でも協議会と連携いたしまして令和3年度にパンフレットの印刷、日本遺産ガイドの養成講座、巡回展の受入れを予定いたしております。また、令和4年度に構成遺産への説明板、のぼり旗などの設置を検討いたしております。 また、五位堂鋳物師関係でございますけれども、3年度にこれまで整理した1万7,000点にも及ぶ古文書の目録の整理などこういったものの成果を博物館ホームページで公開する準備をいたしております。 また、令和4年度からは生産用具や製品の本格的な分類、整理を実施する予定をいたしております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) こういった郷土資料を積極的に調査する組織を立ち上げてはどうかと思うんですが、いかがでしょう。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 生涯学習課の文化財係におきまして郷土資料の収集調査を行っているわけでございますけれども、その過程におきまして香芝市文化財保護審議会ですとか史跡整備検討委員会の委員等、それぞれの大変高名な専門の研究者の方々からたくさんのご意見を聴取して進めているわけでございます。今のところ新たな組織を立ち上げる計画はございませんけれども、郷土資料を積極的に調査するといったようなことは引き続き行ってまいりたいと思います。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 以前伺った香芝市史の編さんについて伺いますけれども、日本遺産認定を含めた歴史的財産の取りまとめ、発信する上で重要とこのように思いますけれども、市史の編さんについてはどう考えていますか。 ○副議長(芦高清友) 遠藤企画部理事、答弁。 ◎企画部理事(遠藤啓) 議員おっしゃいました市史につきましては、本市の歴史書といたしましてその生い立ちでしたり魅力のほうを刊行物として取りまとめる、こういったものでございます。 この市史の意義につきましては、市民の皆様の郷土に対する理解と関心を深めるとともに、今後の魅力あるまちづくりでしたり生涯学習ないしは学校教育、こういったものなどへの活用が期待されるということでございますので、大変に意義が深いものというふうに考えております。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 改めて、この市史編さんの取組予定について聞かせてください。 ○副議長(芦高清友) 遠藤企画部理事、答弁。 ◎企画部理事(遠藤啓) 以前も企画部のほうからご答弁申し上げておりますとおり、現時点におきましても市制施行の50周年ないしは100周年、もしくは香芝町のほうが誕生してから100年、こういったような節目におきまして市制施行以後の歩みを中心といたしました市史のほうを編さんすると、こういったふうな予定で考えているところでございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) それはそれで考えとしてはよいと思いますけれども、まず現在の市制30周年ということで市の建設期のこの知識蓄積、こういったものも整理をしておく必要があるとこのように考えるんですが、その点、30周年事業の中でも検討をお願いしたいんですけれども、取組等を簡潔にお願いしたいと思います。 ○副議長(芦高清友) 遠藤企画部理事、答弁。 ◎企画部理事(遠藤啓) 市史につきましてはなかなか数年程度は期間を要するものでございますので、30周年に向けて市史を編さんするというものは難しいかなというふうに考えておるところでございます。 30周年につきましては、今後実行委員会を発足することに向けて準備を進めております。コロナ禍においてどういったような取組が市民の活力でしたり市の魅力の向上につながるかといったような観点で検討してまいりたいと、このように考えております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 分かりました。 盛りだくさんで端的な話になっておりますけれども、香芝市のこの様々な課題について質問させていただきました。また今後とも、本日お話ししました、特にSNSによる相談事業にしっかり取り組んでいただきたいと思います。 そういったことを要望いたしまして、これで質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(芦高清友) 以上で、8番中山武彦議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。              午前11時11分 休憩              午前11時20分 再開 ○副議長(芦高清友) 休憩を閉じて再開いたします。 次に、6番上田井良二議員の一般質問をお受けします。 上田井議員。 ◆6番(上田井良二) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 1点目、JR香芝駅のバリアフリー化について、いろいろと質問をする予定でしたけれどもほとんど筒井議員に聞かれましたので違う質問を少しだけさせていただきたいと思います。 このJR香芝駅のバリアフリー化の事業費が盛り込まれました第3次補正予算が国会で審議され、自民、公明、そして維新の賛成により決定をされました。いわゆる維新以外の野党はこの第3次補正予算審議では反対したわけですけれども、ともかくJR香芝駅のバリアフリー化が現実のものとなったことがよかったと非常に思っているわけでございます。 そこで、過去、議長として、また昨年は市長として陳情や上京を経験され、今回実現の運びとなったわけですけれども、福岡市長に現在の率直な気持ちをお聞かせください。 これで壇上の質問を終わります。よろしくお願いいたします。 ○副議長(芦高清友) 1回目の質問に対する答弁。 福岡市長、答弁。 ◎市長(福岡憲宏) JR香芝駅の私に関してこれまでの経過を少しお話しさせていただきたいと思います。 まず、平成28年12月議会で、これはもう皆さんで請願が採択されたと思われます。そして、平成31年4月25日は議長として石井国土交通大臣に要望書を提出させていただきました。令和元年12月27日、議長として高市総務大臣、国土交通省の鉄道局寺田次長に、これは上田井副議長と共に提出させていただきました。 そして、令和2年10月22日は私が市長として赤羽国土交通大臣に、これは公明党の県議会議員の皆様と上田井議員、そして河杉議員、中山議員と共に要望書を提出させていただきました。その結果、11月9日には大臣と知事がJR香芝駅に視察というふうな流れになりました。 上京の際には、私のほうからはJR香芝駅の現状を国に対してお伝えさせていただきました。そして、同行していただいていた上田井議員には駅を利用されている実際の上田井さんのご家族の話なんかを直接大臣にされていたのが私にとっては本当に印象的でした。 それ以外には、ここにおられる議員の皆様方にたくさん協力していただいていたと思います。平成29年2月1日には、当時議長であった細井議長、そして中村副議長がJR西日本のほうに要望書を提出していただいておりましたし、同年5月17日は当時議長であった小西議長が石井国土交通大臣に要望書を提出していただいております。 今までなかなか前に進まなかったJR香芝駅のバリアフリー化、多くの市民の声を聞いてこられたここにおられる議員の皆様方が一般質問等で取り上げてくださった結果が出たものだと思っております。本当にそれらの思いを国に伝えることができ、やっと前に進み出したことが本当にうれしいです。皆様のおかげでございます。ありがとうございます。 ○副議長(芦高清友) それでは、2回目以降の質問をお受けします。 上田井議員。 ◆6番(上田井良二) 市長、ありがとうございました。 議員一丸となってやった結果かというふうに判断されておるようでございますけれども、それはそれといたしまして、先ほど筒井議員の質問の答弁の中で総額9億円というお話がありましたけれども、その内訳で県と市で3億円となれば市は1億5,000万円という形の支出だけでよいのかどうか再度お聞きしたいんですけれども、よろしいでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 奥田都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(奥田芳久) 香芝駅のバリアフリー化の地方自治体分の補助金総額約3億円のうち、奈良県におきましては補助金に上限額を設けられている関係から、市はその残りの金額を負担することとなります。具体的な金額といたしましては、地方自治体の補助金総額約3億円から奈良県の上限額が2,750万円というふうに設定されますので、差し引いた残り2億7,250万円が実質上、市の負担となる見込みでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二) ありがとうございます。 普通でしたら折半というんですか半分半分というのが妥当かと、どなたが聞かれてもそういうふうに思うと思うんですけれども、副市長におかれましても奈良県で仕事をされておられました、こういうことはご存じかどうかは知らないですけれどもこういうことがあるということをまた認識していただけたらなというふうに思いますけれども、そこで特に近畿地方の中で他府県ではこのような場合、どういうような割合になっておるか分かっておるようでしたらお答えいただけますでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 奥田都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(奥田芳久) 近畿管内の鉄道駅のバリアフリー化に関する補助金の状況ということでございますが、京都府、兵庫県、滋賀県、和歌山県におきましては過去には上限額を設けていたところもありますが、現在はおおむね市町村と同じ負担割合となるよう府県から支援が行われている状況でございます。 また、大阪府におきましては、これはエレベーターの整備に特化した補助金とし、上限額を設けた上で運用されているといった状況でございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二) ありがとうございます。 大阪府につきましては非常に都道府県が大きい部分もあって納得する部分もあるかとは思うんですけれども、今お聞きしますところのいう状況というのは奈良県だけというのが分かったわけですけれども、できるだけ市民の皆さんからお預かりした税金を少なく使っていただく、有効に使っていただくという意味からも、今後のことなんですけれども副市長、市長におかれましては是正をしていただけるよう少しでも働きかけていただいて、どう考えても言葉としたら今回のお仕事でしたら国、そしてJRさん、そして県と市、県と市ということを聞いた上で聞くのは半分半分、折半が妥当かなというふうに思いますので、そういうほかの都道府県のことも、近畿地方だけでそういうことで全国になったら分からないかも分からないですけれども、なぜそういうことが今まで起きているのかそういうのは別といたしまして、これからのことを考えていただいて折半していただけるようにまた働きかけていただきたいなと思いますので、そのあたりよろしくお願いしたいと思います。 それでは、次のところに行かせていただきます。 今後の工事概要の予定についても筒井議員がお聞きしたわけですけれども、エレベーターの設置後、今残っておる旧の跨線橋はこれはどうなる予定なんでしょうか。 また、エレベーターの設置だけに今度新しくなるんでしょうか、階段は設置されるんでしょうか、そのあたりを教えていただけますでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 奥田都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(奥田芳久) まだ詳細な整備内容がJR西日本から示されたわけではありませんけれども、旧跨線橋につきましてはエレベーターつき、屋根つきの新しい跨線橋が設置された後、撤去されるものと考えてございます。 また、それに伴いまして新しい跨線橋にも階段が設置されるものというふうに、現在のところそういう予定であるというふうに考えてございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二) なかなかJRさん側でもいろんな考えをお持ちのようで、しっかりとしたといいますか新しいのを造っていただいて、納得いただけるようなものを造っていただきたいなと思いますので、そのあたりの働きかけをよろしくお願いいたします。 あと、よくお聞きしますのが駅舎の屋根なんですけれども、今回屋根について設置はどのような予定になっておるか分かる範囲で教えていただけませんか。 ○副議長(芦高清友) 奥田都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(奥田芳久) ホーム屋根ということでございますけれども、こちらも今現在では最終的に全部ホームに屋根がつくのかというようなところの詳細な内容は分かっておりませんけれども、分かっておるところの範囲で言いますと改札口のある西側のホームから新設されるエレベーターつき跨線橋を経由し反対側のホームに至る経路上においては、その部分においては設置される予定であるということを考えてございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二) ありがとうございます。 利用者の方からよく聞かれるんです、雨が降ったときに電車の扉が開いたら雨が降っているときはすぐ傘を差さなくちゃいけない、屋根がなければ。そういうのは全国へ行けばあるかも分からないですけれども、そういう屋根の設置というのはこういう工事を行うときでないとできないのかなというふうに思いますので、そのあたりもJRさんとの協議も難しいかと思いますけれども、できるだけ列車が止まる位置に屋根をつけていただくようにまたご配慮いただけたらなと思いますので、そのあたりもまたお願いしたいと思います。 それと、今回の工事におきましてはエレベーターの設置、そしてホームと列車の段差の解消、それとおトイレの改修は聞いておるんですけれども、これも先ほど質問されていましたけれども市の単独事業になるというふうに聞いておるんですけれども、これ最終的には市が管理するというふうになるということなんでしょうか、そのあたりをお教えください。 ○副議長(芦高清友) 奥田都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(奥田芳久) 公衆トイレの整備につきましては、市の単独事業として実施する計画でございますので、今後の維持管理についても市で行っていくということになってございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二) ありがとうございます。 また、そのほか、今回その3点がバリアフリー化になると思うんですけれども、実施後、ほかにまだ市単独で費用を出して何か工事予定とかは考えておられるんでしょうか、そのあたりをお教えください。 ○副議長(芦高清友) 奥田都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(奥田芳久) 今回の鉄道駅バリアフリー化事業につきましては、あくまで鉄道事業者が事業主体となり施設管理者として実施すべきであると考えてございますので、基本的に公衆トイレの設置以外には市の事業として行うといった予定はございません。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二) ありがとうございます。 先ほど市長のほうからもお話しいただきましたように、2017年でしたか、それから4回ほど陳情に行かせていただきました。昨年の10月の陳情におきましては私どもの大国代表が県議会で質問した結果、動き出した陳情でもございました。いわゆる私たち市議会議員、そして県会議員、そしてお世話になりました山本香苗参議院議員が段取りをしていただいてようやく赤羽大臣に陳情することができたと、まさしく私たち公明党のネットワーク力というものが実現に向かったのではないかなと私自身自負をいたしているところでもございます。 しかしながら、なかなか進まなかったこのJR駅のバリアフリー化実施に向けてスタートいたしました。このとき、ほかにやりたいことはたくさんあるかと思いますけれども、またJRさんの打合せ等も非常に難しい部分を多々聞いております。ですけれども、この工事をやる上においてこの時期を逃してはなかなかできないという部分もありますので、しっかりとまた市民の皆様のために、今回お話をさせていただきますと皆さんすごく喜んでいただいています、JR香芝駅から遠く離れた方でもよかったねというふうにご意見をたくさんいただいておりますので、工事をやる上において少しでもまた安全、また安心にできるようにご努力いただけたらなというふうに思いますので、併せてよろしくお願いいたします。 それでは、次の質問に行かせていただきます。 選挙の投票について、不在者投票についてなんですけれども、まず不在者投票制度について主にどのようなものがあるか教えていただけますでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) お答えいたします。 不在者投票は公職選挙法第49条に規定されておりまして、主なものといたしまして、1つ、登録されている選挙人名簿の属する市町村以外の市町村において投票をしようとするもの、いわゆる滞在地投票、2つ、病院、老人ホーム、身体障害者支援施設等において投票しようとするもの、いわゆる施設投票、3つ、身体に重度の障害がある者が郵便、信書等の手段により投票しようとするもの、いわゆる郵便投票がございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二) ありがとうございます。 それで、過去の選挙における不在者投票、3つ言っていただきましたけれども、についてどのような状況なのか、分かるようでしたら件数についても含めてお答えいただけますでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) お答えいたします。 直近の各選挙におけます不在者投票の状況については、現在から最も近い日程から順番に申し上げますと、まず令和2年5月24日執行の香芝市長選挙では、滞在地での投票が4名、指定施設での投票が97名、郵便による投票が4名、合計で105名となってございます。 次に、令和元年7月21日執行の参議院議員通常選挙では、滞在地での投票が46名、指定施設での投票が97名、郵便による投票が6名、合計で149名となっております。 次に、平成31年4月7日執行の奈良県知事及び県議会議員選挙では、滞在地での投票が5名、指定施設での投票が県知事では102名、県議では101名、郵便による投票が6名、合計で県知事では113名、県議では112名となっております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二) ありがとうございます。 大体合計で百数十名という結果かと思いますけれども、それでは指定施設での投票について、病院以外、よく病院の中で投票されているというのはお聞きするんですけれども、病院以外の施設で不在者投票ができるところはどのようなものがあるか教えていただけますでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) お答えします。 不在者投票ができる施設につきましては、病院のほか指定老人ホーム、指定身体障害者支援施設などがございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二) 分かりました。 不在者投票ができる具体的な施設を教えていただいたんですけれども、そうしましたら香芝市内で病院、または老人ホーム、指定身体障害者支援施設、大体どれぐらい件数があるのか市として把握されていますか。また、そのうち不在者投票施設として指定されている施設はどれほどあるか教えていただけますでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) お答えします。 施設の件数といたしましては、合計で21件でございます。内訳を申し上げますと、病院で3件、老人ホーム等で18件となってございます。そのうち、指定施設となっている施設の件数につきましては合計で11件でございます。施設の内訳が、病院で3件、老人ホーム等で8件でございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二) ありがとうございます。 そうしましたら、不在者投票ができる指定施設の件数を今教えていただきましたけれども、指定施設になるに当たって指定されるための要件は何かあるんでしょうか、そのあたりを教えていただけますか。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) お答えします。 施設の指定につきましては奈良県選挙管理委員会が行いますが、必要な要件といたしましては、1つ、施設の病床数がおおむね50床以上であること、2つ、投票の秘密が守られること、3つ、投票記載場所のスペースが確保されていること、4つ、投票の管理執行を適切に行えるよう十分な人員が確保できることなどが要件でございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二) ありがとうございます。 50床以上というとかなり大きいところでないとできないかなというふうに捉えますけれども、それでは次に郵便等による不在者投票制度、この要件について伺いたいと思います。 郵便投票ができる方の要件はどのようなものがあるか教えていただけますでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) お答えします。 郵便投票ができる方の要件につきましては法令で規定されておりまして、その内容を抜粋して申し上げます。まず、身体障害者福祉法に規定する身体障害者につきましては、両下肢もしくは体幹の障害、もしくは移動機能の障害にあっては1級もしくは2級、心臓、腎臓、呼吸器、膀胱もしくは直腸もしくは小腸の障害にあっては1級もしくは3級、免疫もしくは肝臓の障害にあっては1級から3級までであるものとして身体障害者手帳に記載されていること、または両下肢等の障害の程度がこれらの障害の程度に該当していることとして都道府県知事等から書面により証明されていることが必要な要件でございます。 次に、介護保険法に規定する要介護者につきましては、要介護状態区分が要介護5であるものとして被保険者証に記載されていることが必要な要件でございます。 以上のことから考えますと、重度の障害をお持ちの方や介護なしには日常生活を営むことが非常に困難な状況にある方に限り、郵便投票というのが認められているということでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二) ありがとうございます。 今現状が分かったわけですけれども、次の投票したくてもできない市民への対応についてお聞きしたいと思うんですけれども。 なぜ今回この質問をさせていただいたかということなんですけれども、先ほど不在者投票の種類について聞かせていただいて、頭に引っかかってくるのが例えば50床以上ということでしたら49床ではできないということもあります。それと、今質問して回答いただきました介護5の方とか非常に重度でないと郵便投票ができない、でも今現状を見ていただきますとご存じの方もおられるかと思いますけれども小さな老人施設にいておられる方についてなんですけれども、一度表に出るともう帰ってこれないという方もおられます。ということは、投票所に行けてもその方はもう行けないという方もおられるんです、今回コロナ禍の中なんですけれども。 日頃から選挙について投票率アップするべくいろんな施策をしていただいているようですけれども、今回それを考えますと一部かも分からないですけれどもなかなかそういう方が投票に行けない、普通でしたら行けるのに行けない状況にあるということで今回質問をさせていただきました。 そこで、いろんな制度を教えていただきましたけれども、施設での投票や郵便投票ができない方、また独居老人、1人でご自宅に住んでおられる方でもなかなか投票所に行けない、その方についてご本人さんがそういう人がたくさん、たくさんではなくても他人の方がおられるところに行きたくない、投票に行きたいけれども行きたくない、行けない方について郵便等による不在者投票は可能なんでしょうか、そのあたりを教えていただけませんか。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) お答えします。 郵便投票というのは、選挙の公正を確保できるかどうかということが一番の問題であります。本当に本人がしたのかどうか、自由な意思でしたのかどうか、第三者がいないことからそういういろいろな担保ができるのかという点が非常に重要になってまいります。したがって、現行法の中では郵便投票ができる要件を先ほど申し上げましたようにつまびらかに規定しているものと思います。 議員が言われる気持ちも大変よく分かります。本市選挙管理委員会においても現行法の中で何ができるのかを今後とも研究していくことが必要かと考えます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二) ありがとうございます。 今はこのコロナ禍で大変なんですけれども、これから高齢化が進んでまいりますと住宅が密集しておるところでも、例えばなかなか過疎地でしたらすごい行っていただける部分もあるかも分からないですけれども、なかなかそういうことができない状況にあることがこれから増えてくると思うんです。かといって、反対では投票率アップしなくちゃいけないということも口では言いながら、言い方はきついか分からないですけれどもそういう人たちのために努力していないんじゃないかなというようなことも思います。その方は投票所に行きたい、投票するんやという意思を持っておられるので無理やり連れて行くということではなくて、投票を私はしたい、でも行けない状況にある、何とかできないかということが私たちの耳にも届いております。 現状でそういう投票所の設置は難しいという状況ですけれども、今後の選挙においても投票したくてもできない状況にある、何とか対策できる方法を考えていただきたいと思います。 そこで次に、最近の投票結果なんですけれども、土曜日の前日における期日前投票、最近期日前投票が増えてきておりますけれども、その期日前投票に以前にいろんな条件が重なったと思うんですけれども非常に混雑をした、混雑しているということは今回密になるということ、それを避ける上においても直近に行われた各選挙における前日の期日前投票の投票状況について少し分かるようでしたら教えていただけないでしょうか、よろしくお願いします。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) お答えいたします。 投票日前日におけます各選挙の期日前投票の状況につきまして、現在から最も近い日程から順番に申し上げさせていただきます。 まず、令和2年5月24日執行の香芝市長選挙においては、投票日前日の土曜日の投票者数が1,798名、期日前投票期間中の投票者総数5,077名のうち35.4%を占めております。 次に、令和元年7月21日執行の参議院議員通常選挙においては、投票日前日の土曜日の投票者数が1,414名、期日前期間中の投票者総数8,519名のうち16.6%を占めております。 次に、平成31年4月7日執行の奈良県知事及び県議会議員選挙においては、投票日前日の土曜日の投票者数が1,666名、期日前期間中の投票者総数5,654名のうち29.5%を占めております。 最後に、台風21号の影響を受けました平成29年10月22日執行の衆議院議員総選挙においては、投票日前日の土曜日の投票者数が3,288名、期日前期間中の投票者総数1万1,120名のうち29.6%を占めております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二) ありがとうございます。 今、台風のときがよくお話を聞いたんですかね、3,000というすごい数になっておるようでございます。 今回台風は来ないかも分からないですけれども、いろんな条件下で期日前が行われるかも分からない、うちの行政じゃなかったですけれども過去に日曜日の投票日、投票所の付近で火災が起きたと、火災が起きたがゆえに投票所の前の道路が通行止めされて投票できなかったというような緊急事態もございました。 それになるとは分からないですけれども、そういういろんなことが起きることによって増減が出てくる、今お話しいただきました3倍の投票の方が来られる、今回それを考えますと非常に密になるんじゃないかなと。このコロナ禍の中なんですけれども混雑の予見性が高いところから、今回市として何か対策を取られるようなことは考えておられますか、よろしくお願いいたします。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) お答えします。 選挙の管理執行におけます新型コロナウイルス感染症への対応については総務省からも通知が出ておりまして、その項目の一つを要約しますと、地域の実情に応じ、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策の観点から選挙人の分散を図るために期日前投票所の増設と混雑対策について十分に留意することとされてございます。 本市選挙管理委員会におきましてもこの通知に即した対応をするため、市役所会議室棟1階の公用車車庫内において投票日前日の土曜日1日に限り、臨時に期日前投票所の追加設置を行うことにつき委員会において決定をいただいているところでございます。投票時間につきましては、最も混雑する時間を考慮いたしまして午前10時から午後3時までとする予定でございますので、よろしくお願いいたします。 また、投票日当日の各投票所におきましてもアルコールの消毒、使い捨て鉛筆の使用、飛沫防止シートの設置などの感染防止対策を徹底してまいる所存ですので申し添えます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二) ありがとうございます。 いろんなことを質問させていただきましたけれども、私が実現させていただいた今回の福祉センターの投票所、あれも今回市議会選挙なので地域性を考慮して設けない、国政でしたらやっていただくということでしたらある意味平等性を考えた部分があるのかなと、そういう意味からしたら1人の市民の方が投票に行きたくても行けない状況にあるというのを何とか、いろんな法律がありますけれども今後のずっと課題だと思いますけれどもいろんな形で投票していただくという観点から配慮いただけたらなというふうにも思いますし、今もう無理かも分からないですけれどもこういう対策をしていますと、密にならないように、またいろんな消毒をやっていますというようなことをしっかりPRしていただいて、私はもうコロナ禍やから嫌やねんという方が一人でも多く投票に行っていただけるような投票率アップの施策をもう一度そこから考えていただきたいなと。 今回、二、三人の方から私意見聞きました、行きたくても行けないんやという方、また行きたいけれどもコロナやから考えるんやという方が市民の中におられるということをまた考慮いただいて、今後是正していただいたらなというふうに思いますので、今後ともよろしくお願い申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(芦高清友) 以上で、6番上田井良二議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。              午前11時51分 休憩              午後1時29分 再開 ○副議長(芦高清友) 休憩を閉じて再開いたします。 次に、3番中谷一輝議員の一般質問をお受けします。 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) 皆さんこんにちは。 議長のお許しをいただきましたので、日本維新の会、中谷一輝が一般質問を行います。 まず初めに、世界的に蔓延している新型コロナウイルスの第3波もようやく落ち着いてはきましたが、全国的に下げ止まり傾向となっていることから、ここで気を緩めてしまうと一気にリバウンドし、またすぐに感染拡大してしまうおそれがあることから、いま一度気を引き締め、一人一人ができること、マスク、手洗い、うがい、消毒といった感染防止対策の徹底をよろしくお願いいたします。 大項目の1つ目、市内学校施設の特殊建築物等についてをお伺いいたします。 このことについては、私は平成30年9月と12月の定例会で一般質問させていただきました。この特殊建築物の定期調査は3年に1度行われるもので、前回質問するまで調査結果は各学校との共有はされておらず、指摘されたすぐに改善できる箇所についても改善されていない状態でありました。その後、軽微な改善箇所や定期調査結果の情報共有はされていると思われますが、今年の夏に3年に1度の特殊建築物定期調査が行われることから、再度確認させていただきたいと思います。 まず、中項目の1、特殊建築物定期調査結果の協議について、平成30年度の特殊建築物定期調査を受け、教育委員会と各学校とではどのような協議が行われたのでしょうか。 これで壇上からの質問を終わります。 ○副議長(芦高清友) それでは、1回目の質問に対する答弁。 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 失礼いたします。 平成30年度の調査の結果につきましては、中谷議員より平成30年9月及び12月の議会においてご質問をいただいておるところでございます。 調査結果につきましては、奈良県への報告後、戻ってまいりました受理通知とともにその写しを各学校に配布いたしております。 また、令和元年5月には教育部の次長と担当課長が全ての小・中学校を訪問し、調査での指摘箇所につきまして、校長、教頭と共に現地確認を行っているところでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) それでは、2回目以降の質問をお受けします。 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) この間の調査結果を受けてからそういった各学校校長と教頭のほうで協議されたということなんですけれども、それ以降、その1回だけですか、それ以降に何回か協議されたということはございませんか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 現地に赴いたことにつきましては令和元年5月ということでございますけれども、その間に校長会等でこの結果につきましては校長会のほうで周知をしているという状況でございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) 例えば、軽微な改善箇所について3年に1度の調査でも毎回毎回指摘されるようなことがありましたので、今年度の調査が入りますのでもうちょっとしっかりと、教職員の方を信用はしていますけれども、指摘されないようにもう少し注意していただきますようよろしくお願いいたします。 次に、調査結果の共有状況等についてなんですけれども、調査結果は全教職員と共有されているということでよろしいんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 議員ご指摘のとおり、調査結果につきましては各学校に対しその写しを配布するとともに、管理職だけでなく全ての職員が自分が勤務する施設についてどの部分に老朽化が進んでどのような危険や問題があるのかといったようなことを日々の業務の中で施設管理の意識を持つように校内での調査結果を共有するように指示をさせていただいているところでございます。 以上です。
    ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) この定期調査も3年に1度ですので、その3年間で危険箇所であったりチェック箇所が進行する可能性がある、それを見つけれるのは現場で働いている教職員だと思っていますので、市の教育委員会の方が毎回毎回チェックしに行くわけにもいきませんので、そういった情報共有のほうは徹底していただきますようよろしくお願いします。 日々の教職員の方も毎日毎日チェックするわけではないですけれども、危険箇所というのは把握していればそこを通るときにふと気づいてチェックできるような形にはなりますので、その辺をよろしくお願いいたします。 平成30年度の調査結果に基づく改善箇所等についてなんですけれども、前回の調査から改善された箇所というのはどこがありますか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 前回の調査から改善した箇所ということでございますけれども、窓ガラスのひび割れ、雨漏りによる天井ボードの破損、またサッシの不良、トイレ壁面のタイル剥がれ等につきましては、学校と協議をいたしまして順次修理を行わせていただきました。 しかし、多くの学校で指摘されております事項に外壁や内壁のクラックや塗装の剥離、また非常階段や手すりのさびなどがございますけれども、こういった改修につきましては相応の期間と経費を要することが見込まれるため、香芝市学校施設等長寿命化計画の整備スケジュールに沿って対応する予定でございます。 本来でありましたら、要是正と指摘された箇所につきましては次回の調査までに改修するのが最善ということは承知いたしておりますが、大規模な足場の設置が必要であったり、また工法的に見て明らかに多額の予算が必要と思われる箇所につきましてはどうしても大規模改修時に合わせて改修するという方向にならざるを得ないというのが実情でございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) 大きな改善箇所等多額の予算がかかるところ、期間がかかるところ、そういったものはもう計画的にやっていかないといけないというのは重々分かるんですけれども、その子供たちの安心・安全を考えるならば、先ほども言いましたように情報を共有して外壁のクラック、ひび割れ等、あと非常階段等さびが出て腐食していく等は日々教職員の方に注意してもらって早期の発見につながるようによろしくお願いします。 それと、非常口なのに鍵がかけられていたという学校もあったと思うんですけれども、それはどうなりましたでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 小学校、中学校とも1校ずつそういった指摘がされてございます。どちらも子供のいたずら防止のため鍵がなければ戸外に出られないようになっておりますけれども、小学校につきましては当該非常口の上部、いわゆる子供の手の届かない高さに鍵が設置されております。また、中学校につきましては当該非常口が特別教室棟にございまして、その非常口を使うのは特別教室に生徒がいるときのみということでございますので、特別教室に入室する鍵と合わせて一体として管理されていますことから、有事の際は教職員の誘導によって使用することができるということになってございます。 また、小学校1校で屋外階段がチェーンにより封鎖されている例はございましたけれども、建築当時の設計思想に児童の悪ふざけによる転落リスクまでが想定されていなかったということでかなり前から基本的な避難経路としては使用していないということでございましたが、万一のときはすぐに外せるようにしているというようなことでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) その鍵、非常口なのに鍵がかけられているということは、子供たちのふだんのいたずら等の事故防止ということは分かるんですけれども、非常時にそこが使えないとか混乱してしまうとかということがないように、その辺をマニュアル化して全職員がどんなときでも対応できるようにしておいてください。 その非常階段のチェーンなんですけれども、まずすぐ外せるようにということなんですけれども、じゃあその非常時に混乱している状態ですぐ外せるか、外せなかったら後ろから押されてこけるとかといったまたそういった事故が起こりかねないので、その辺も考慮したことを考えて対策のほうをよろしくお願いいたします。 今、その非常階段の話なんですけれども、さびによる劣化が進んで使えない非常階段がありましたが、そこは有事の際に使えなくてもその学校は大丈夫なんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 避難経路と申しますのはその場所から2方向を確保する必要がございまして、火災発生場所によりましては非常階段を使用する可能性もあるということでございますので、改めて使用不可の階段がないかどうか、これは確認をさせていただきたいというふうに考えております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) そこを限られた財源の中でやっていかないといけないというのも分かるんですけれども、やはり命を守ることが最優先なんでそこは優先的に、もし本当にそこに非常階段が必要で改修が必要ならもう優先的に予算のほうをつけていただきますようによろしくお願いいたします。 この非常口付近に物が置いてあるところや排水溝にごみとか落ち葉が詰まっている、そういった改善するのに経費を必要としない指摘箇所もあったと思うんですけれども、それはどうなっていますか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 平成30年度の調査の指摘事項の中に、今議員おっしゃっていますように避難器具降下場所にごみ箱が置いてあるという事例がございました。これは現在移動し、場所が確保されているということでございます。 また、排水溝の詰まりにつきましても、指摘された学校については日々の清掃をしっかりとするようにそういった指示はさせていただいているところでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) そういった軽微な指摘箇所、少し注意すれば分かるような箇所というのはもうチェック、定期検査でチェックされないようにしていただきたいと思うんですけれども、今ごみ箱が置いてあったということなんですけれども、非常口の通路に掃除用具のロッカーとかげた箱が置いてあった学校もあったんですけれども、これは指摘されている内容としては地震が起きたときにそのロッカー等が倒れて非常口が使えなくなってしまうおそれがあるので直ちに移動しろという指摘だったと思うんですけれども、そこはどうなっていますか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 危機管理上も不適切な状態であるということでございますので、非常時に支障がないように解消をさせていただいているというところでございます。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) 何度も言うようですけれども、非常時に使えないんじゃもう全く意味がないので、そのときにはもう命の危険になってしまうので、その辺の改善は早急によろしくお願いいたします。 それと、防火扉の扉の閉鎖順位調整器が壊れている学校とかもあったと思うんですけれども、それの改修のほうはどうなりましたでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 順位調整器につきましては、火災発生時、防火扉が正しく閉まるための消防用設備でございまして、おっしゃっていますように指摘を受けている学校もございます。この順位調整器につきましては、防火扉の枠にビスで取り付ける程度の器具でございます、これまでも子供等のいたずらによりまして支持部が曲がる、また設置部が外れるなどの修理を行ってまいりましたけれども、今ビス穴が広がって設置できなくなっている箇所も実はございまして、根本的解決法が見つからず、今、後回しになっているというようなところもございます。 防火のために必要な器具であるということは十分私どもも承知しておりますことから、学校と共に早急に対応策を考えてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) そうですね、火事のときにそれが壊れていて順位が逆になり隙間ができ煙が蔓延する、これが一番最悪なことなんで、しかもそこが壊れているということはもう今把握しているわけですので早急な対応をよろしくお願いいたします。 学校の管理責任は管理職にあるというものは理解しているんですけれども、広い校舎の隅々まで管理職だけでは見落としてしまうことがあるので、特に台風や地震の後、施設の被害について小さな変化に気づきにくいと思うんですけれども、それに対して教職員の忙しいふだんの仕事の中でやってもらわないといけないと思うんですけれども、地震や台風の後というのはどのようにチェックとかされているんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 今ご指摘ありましたように、地震や大型台風の発生後には担当のほうから各学校へ被害の発生状況について確認を行っております。クラックの拡大などは日々生活している教職員でなければ気づかない変化もございますので、令和3年度は調査年でございます、検査結果を学校現場と共有いたしまして、安心・安全な学びの環境整備に今後も取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) 特に地震の後、クラックのひび割れ等が広がっているということはなかなかすぐにチェックしないと発見できないんですけれども、例えば今どこどこにひび割れ、クラックがあるとかというチェックはされていると思いますけれども、そのひびが何センチだとかそういった細かいことまでチェックってされていましたっけ。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 場所は確認しておりましたけれども、どの時点で何センチといったようなところまでは記録としては確認できていないというふうに考えております。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) できるのなら、例えば何年何月何日には何センチだったということを一度記入しておけば、次また、あれ、これ広がっているんちゃうんかなと思ったときにセンチを測れば分かるわけですから、そういった細かいところのチェックもただ1回長さを測って、その調査結果の報告書に記入しておけば分かることなので、その辺もよろしくお願いします。 改修は計画的に取り組まなければならないことは理解しますけれども、命に関わることは最優先で改善しなければなりませんので、教職員全員が危険箇所を把握し、日々のチェック等をしっかりしていただきますようよろしくお願いいたします。 また、今年の夏の調査において、くれぐれも排水溝の詰まり等で日々の管理で解消できる軽微な指摘はもう受けないようにしてもらいますようよろしくお願いいたします。 次に、大項目の2番目、新型コロナウイルスワクチン接種についてを質問させていただきます。 いよいよワクチン接種が始まるわけですけれども、国からの情報がなかなか入ってこない、日々情報が変更される状況であり、なかなか市として決めにくいところもあるとは思うんですけれども、ワクチン接種は各地方公共団体が行わなければならないことから、ワクチン接種を混乱なくスムーズに行うためには準備は万全でなければなりません。 そこで順に質問させていただきますが、中項目のこの1、2、3は全て関連していますのでまとめて質問させていただきます。 まず、医師会との協議状況等について、現在までの医師会との協議状況を教えてください。 ○副議長(芦高清友) 滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) ワクチン接種につきましての医師会との協議状況でございます。 まず、医療従事者の優先接種につきましては、北葛城地区医師会と月に1度開催されます医師会の定例会、また随時緊急会議を開催し協議を進めてございます。 次に、住民接種につきましては、香芝市医師会におきまして7名の先生をワクチンチームとして選出していただき、行政と随時電話やメールにおきまして集団接種の方法や救急医薬品等の準備に係る協議を進めております。 また、香芝市医師会幹事会や総会におきましてもワクチンチームの先生方以外の先生からもご意見を伺い、協議を行っておるところでございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) 次に、医師会との協議内容についても教えてください。 ○副議長(芦高清友) 滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 香芝市医師会には、住民の集団接種への協力や個別接種の実施につきましてもお願いをしておるところでございます。 まず、集団接種につきましては、平日の日中や夜間、土曜日、日曜日、祝日に集団接種への従事が可能か医師会の先生方に意向調査をさせていただきましたところ、休日も積極的に協力を申し出ていただいた先生方が多数いらっしゃいました。 個別接種につきましては、副反応であるアナフィラキシーショックへの懸念から検討中と回答された医療機関が多い現状となってございます。この現状を踏まえまして、先日実施されました医師会との会議におきましても先に集団接種を開始し、その後、個別接種を開始したほうがよいのではないかとの意見も出ておりますことから、医師会との協議によりまして決定してまいりたいと考えてございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) このワクチン接種は医師会の協力があってでしかできないことなんですけれども、スムーズにワクチン接種を進めていくためには個別接種も必要なのかなと今後のことを思えば思いますので、その辺、医師会のほうに対しては全面的に協力していただき、医師会の要望があるならそれに応えれるような形で協力のほうをよろしくお願いします。 集団接種してもらうために医療機関の休診をお願いした場合、助成というのは考えておられるんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 医師会の先生方にご協力をいただく日時につきましては、医療機関の診療時間外でのご協力を考えてございます。医療機関には治療が必要な方が診療時間内に医療機関に来院されますことから、必要な医療確保の観点により診療を休診してワクチン接種に従事していただくことは現在考えておりません。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) 自分のところの医療機関が休みのときであったりそういったことで協力してもらうということなんですけれども、医師や看護師等についての報酬については何か決まっていますか。 ○副議長(芦高清友) 滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 医師会の先生方にご協力をいただく報酬につきましては、現在北葛城地区医師会におきまして単価の統一が検討されておりますので、2市4町の行政と医師会で今後協議の上、決定してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) 全面的に医師会のほうに協力してもらうということなんですから、できるだけそういったこともお金の面でしか解決はできない、そういうことではないですけれども、報酬のほうも2市4町でしっかりと決めてもらって、そういったワクチン接種のために働いていただける先生方にはしっかりとした報酬を渡していただけますようよろしくお願いします。 一般に市民が受けるワクチンなんですけれども、受付からワクチン接種までの流れというのを教えてもらえますか。 ○副議長(芦高清友) 滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 集団接種におけるワクチン接種の受付につきましては、ワクチンの供給が始まり、集団接種の時期が決まりましたら接種券を発送することになってございます。その後、予約をしていただくという形になってございます。 予約方法といたしましては、先ほど午前中もご答弁申し上げましたように保健センター内に設置いたしましたコールセンターに予約を入れていただくというシステムになっております。 ワクチン接種につきましては、予約完了後、予約日時に接種券等をご持参の上、接種会場にお越しいただき、ワクチンを接種していただくことになってまいります。 また、2回目の接種につきましても、計画的に2回の接種を終えることができるように予約管理を行ってまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) ありがとうございます。 このワクチン接種の順位というのは、例えば医療従事者から65歳以上、高齢者というのは国で決められているんですけれども、その接種順位で決められた時期、例えば高齢者でしたら6月とかそういった決められた時期よりも遅れて、その時期に受けれなかった人たちはそれよりも後に遅れて接種することというのは可能なんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 重症化のリスクの大きさ等を踏まえまして、まずは接種順位といたしまして医療従事者等への接種、次に高齢者、その次に高齢者以外で基礎疾患を有する者や高齢者施設等従事者への接種を行う、その後、それ以外の者に対しワクチンの供給量や地域の実情を踏まえ、順次接種できるようにすると接種順位の基本的な考え方が国より示されてございます。 また、ワクチンの供給が不足してきますと、それぞれの優先接種対象者の接種の完了を待たずに次の優先順位に移行されることになってまいります。 このようなことから、令和4年2月28日までのワクチン接種の実施期間でありましたら優先接種期間にかかわらず接種は可能と考えてございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) この令和4年2月28日、これが一応今スケジュールとしてそこで全国民が接種するというスケジュールになっているんですけれども、この令和4年2月28日の期日までに接種できなかった方はどうなるんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 令和4年2月28日までに接種できなかった方についてでございます。予防接種法に基づく接種ではなくなりますので、現段階では接種券をご利用いただいての接種はできないものと考えてございます。 しかしながら、国からの方針が変更となった場合につきましては、その方針に従い対応してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) これもその期限とかを国が決めてきていることなんで、その変更に応じてこっちは対応しないといけないというのは分かるんですけれども、例えばこういったワクチン、インフルエンザのワクチンじゃなくコロナのワクチンというのは皆さん怖いなという印象もあるので、すぐに打たずにもうちょっと待ってみようかということもあります。そのときに副反応も全国ではそんなに例が出なかった、じゃあ打ちたいなと思ったときに打てなかった、そういったことがないように、これは国が決めることですけれどもないようにしていただきますようによろしくお願いします。 そのワクチン接種の会場なんですけれども、保健センターと総合体育館で準備されているんですけれども、その2か所以外での実施というのは何も考えておられないんですか。 ○副議長(芦高清友) 滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 地域での集団接種場所の確保は市民の方々の利便性を考えますと必要であるというふうに考えてございます。 しかしながら、接種会場にはワクチンに管理に必要となる温度管理が適切にできる冷凍庫などの設備が必要になってまいります。 また、安全に接種ができるような会場設営を施設ごとに考え、物品を搬入し、変更しなければならないことから、まずは保健センターと総合体育館で集団接種を開始させていただきたいと考えてございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) その2会場でスムーズにいけて市民の方が全員が接種できるような形になればいいんですけれども、その計画を進めていく中でそれだけじゃしんどいなということになればほかの方法とかも即時に対応して考えていってもらうようによろしくお願いします。 この集団接種の会場なんですけれども、行くための移動、基本的には個人個人で来てもらわないといけないということが基本になるんですけれども、行くための手段がなかなかないという方に対して何か考えておられますか。 ○副議長(芦高清友) 滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 集団接種会場までの交通手段につきましては、課題の一つであるというふうに認識はしてございます。 しかしながら、バスの借り上げなどによる交通手段の確保につきましては費用負担も多額となることから、運行の経路や予約の取り方など様々な工夫によりコスト削減も図っていく必要があると考えてございます。 いずれにいたしましても、多角的な視点から検討してまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) このワクチン接種するために会場に行くということは個人個人でしてもらわないとなかなか厳しいというのは分かるんですけれども、例えば香芝市にはコミュニティーバス等があります、ワクチン接種会場に行くためにコミュニティーバスを利用される方については例えば接種券、クーポン券を見せれば無料にするといった支援というのはできないんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 今議員にご提案いただいたところにつきましても、今後検討してまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) 例えば、総合体育館で接種は土曜日、日曜日を考えているということなんで、例えば平日に接種券を見せて接種に行くと言われても、いや、今日はやっていないよとそういうことも分かりますし、国が示してワクチン接種は全部国が負担しますという形にはなっていますので、その交付金等を利用をもしできるのなら、例えば今回予算委員会とかでも高齢者の免許返納とかということも推進していることですので、免許を返して車もないという方がコミュニティーバスを使うというのであればそういったことの支援等もしていただきますようによろしくお願いいたします。これは別に新たにバス券とかを作らなくても接種券を見せれば行けるような形で、無駄な経費は使わずに何とかできるようによろしくお願いいたします。 先ほどワクチンを冷凍で保管しないといけない、そのディープフリーザーの設置時期なんですけれども、設置時期であったり設置場所であったり設置台数というのを教えてください。 ○副議長(芦高清友) 滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 本市におけるディープフリーザーの設置件数等でございますけれども、ディープフリーザーが6月までに本市には6台割り当てられております。さきの2月24日に保健センターに1台設置をさせていただきました。さらに、3月中、今月中でございますけれどももう1台設置予定となっております。その後、4月に1台、5月に1台、6月に2台の割当てとなっておりますが、設置場所につきましては今後のワクチン供給量や個別接種などのワクチン接種体制の状況によりまして決定してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) 全国の中の例ではこのディープフリーザーが故障したという例も出てきています。それは夜中にだんだん温度が上がってきて中のワクチンがもう全部駄目になったということも例として出てきていますので、そのディープフリーザーの故障、24時間管理するのは、監視しておくのはなかなか厳しいかもしれませんけれども、そういったことでワクチンが無駄になってしまうということがないようにしっかりと管理のほうをよろしくお願いいたします。 午前中に筒井議員のほうからもいろいろ質問があったのでそこは省略させていただきますけれども、次の質問として高齢者への接種のスケジュールの詳細です、香芝市では初回ワクチンはどれぐらい配分されているのかということをお聞かせください。 ○副議長(芦高清友) 滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) まず、高齢者への接種のスケジュール、全体的な流れの中からご答弁申し上げさせていただきます。 現段階での高齢者への接種券の個人通知につきましては、3月19日以降に国より指示があり次第、発送する予定となってございます。先月の2月26日に開催されました奈良県主催の第3回新型コロナワクチン接種連絡会議におきまして高齢者向けのワクチンに関する配分が具体的に示されたところでございます。それによりますと、4月から開始されます高齢者の接種につきましては、本市への4月配分は400人分となってございます。 本市の高齢者は現在1万8,500人であることから、配分されるワクチン400人分の接種をどのように進めるのか協議を行い、高齢者施設内でのクラスター発生を防止する観点から、まずは高齢者施設での接種を実施していきたいと考え、香芝市医師会のご承認もいただいたところでございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) まず、その高齢者施設、そして高齢者施設で働く従事者の方々を優先的にということなんで、これ初回、4月の400人分ということなんで、これはじゃあ予約は取れないんですか。大体高齢者施設でどれぐらい使うんですか。 ○副議長(芦高清友) 滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 400人分を全てクラスター対策という観点から高齢者施設に入所されている方及びそこで従事されている方へ接種を考えてございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) これは4月分は400人、じゃあ5月分は今はまだ分かりませんけれども、一気に1万人とか2万人とかになるということは僕はなかなかないとは思うんです。となったときに、じゃあその順位です、高齢者の中でも順位をどうつけていくのか、もう予約順にするのか、そういったことは何か決めておられますか。 ○副議長(芦高清友) 滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) まずは、先ほども申しましたように高齢者施設の入所者、関係者です、約2,000人近くいらっしゃいますので、まずはそこを優先をさせていただきたいと。その後におきましては、もちろん先ほど議員がご指摘された年齢によってまた優先順位していくというような考えもございますが、それにつきましては今後また医師会の先生方と協議をさせていただきながら決定していきたいなというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) 香芝市に回ってくるワクチンがかなり少ない状況ではありますので、しっかりと優先順位をもって高齢者施設、高齢者施設で働いておられる介護従事者の方、その後は例えば80歳以上、ここは優先順位をつけるのは難しいかもしれませんけれども、無駄なくスムーズに行うために予約順でも構いませんけれどもその辺をしっかりと医師会と相談していただいて有効にスムーズに接種できるようにお願いします。 もし集団接種となったときに、例えば保健センターであったり総合体育館では1日大体想定で接種人数というのは何人ぐらいになるんですか。 ○副議長(芦高清友) 滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) 現在のところ、接種の細かな人数まではまだ今計画段階というところでございますけれども、あくまでも午前中もご答弁申しましたように保健センターでは最大5名の医師の先生方によって接種をしていくと、また総合体育館では最大8名の医師の先生に来ていただいて対応していくというところで今現在は考えておるところでございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) これはワクチンがしっかりと、今香芝市で高齢者が1万8,500人ということなんでしっかりその分が届いたらの話にはなりますけれども、例えば高齢者に対しては今のスケジュールの中では6月末で接種完了するという形をスケジュールとして取られているので、ワクチンが来る、来ないというのはありますけれども、そこで終われるような形で集団接種は可能なんですか。 ○副議長(芦高清友) 滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) もちろんワクチンの供給量が今現在ではなかなか見えていない中で、6月末までにというのはこの場ではご答弁が難しいのかなとは考えてございます。ただ、いずれにいたしましてもワクチンの供給量が提示されたときには無駄なく確実に接種ができるように対応してまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) 単純にワクチンが高齢者の人数分が届いた場合に、土日の集団接種だけでこの1万8,500人を何週ですか、8週、10週ぐらいとして考えて割ると、1週で1,850人ぐらい打たないといけなくなってきますので、それはかなり可能なのかどうかということをお聞きしたんですけれども、いろんな状況で今計画している状況なのでなかなか答えにくいとは思いますけれども、そういった場合も対応できるように、ワクチンが全員分届いたときにしっかりとその期間で打てるような計画のほうをしっかり立てていただきますようよろしくお願いします。 これは午前中に筒井議員のほうからも市民に対しての周知のことなんですけれども、今現在はホームページ上でワクチン接種については決まり次第掲載しますというふうな形にほとんどなっていると思うんですけれども、ある程度大まかなスケジュールであったり、今答弁されたようなことを分かる範囲でしっかりと随時更新していってもらわないといけないと思いますので、その辺、その都度その都度市民に周知していただけますか。 ○副議長(芦高清友) 滝村福祉健康部長、答弁。 ◎福祉健康部長(滝村豊) ワクチンの供給状況により大きくスケジュール等の変化が予測されますことから、市民の皆様にはできる限りの情報をお伝えすることが安心してワクチン接種を受けていただけることにつながると考えてございます。 そのため、ホームページでのお知らせ内容は随時更新するとともに、広報紙でのお知らせも行ってまいりたいと考えてございます。 また、コールセンターへ問い合わせていただいたときにおきましても、変化した内容、それから決定した事項を速やかにお伝えできるように対応してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。
    ○副議長(芦高清友) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) これは市民の方、国民全員が今ワクチンについて少し興味を持っている、非常に興味を持っているという状態なので、じゃあ我々香芝市というのはどうなんだというときに少しでも分かり得る情報というのはもうすぐに更新していただき、市民の方に周知してもらうための努力というのはやっていってもらえますようよろしくお願いします。 このワクチン接種に関しましては分からないこと、情報がなかなか入ってこないことが多々あるとは思いますけれども、あらゆることを想定していただいて万全の準備をしていただき、また医師会のご協力も仰ぎながら、大きな混乱なくスムーズに行えるようによろしくお願いいたします。 以上で、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○副議長(芦高清友) 以上で、3番中谷一輝議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。              午後2時17分 休憩              午後2時30分 再開 ○議長(中村良路) 休憩を解いて再開いたします。 次に、1番芦高清友議員の一般質問をお受けいたします。 はい、芦高清友議員。 ◆1番(芦高清友) 皆様こんにちは。 議長のお許しをいただきましたので、1期目任期最後の一般質問を行いたいと思います。 午前中に香芝市内の児童・生徒の特別支援学級の状況は中山議員から特別支援教育について既に質問、また答弁がありましたので、その部分は割愛させていただきたいと思います。 私からは、就学前の児童発達支援について伺いたいと思います。 小学校につなぐ前の子供たちに対する支援、保護者に対する支援、職員に対する支援についてお伺いします。 まずはじめに、保育所、幼稚園、こども園においての支援が必要な児童、園児の状況についてお伺いし、壇上からの1回目の質問といたします。 ○議長(中村良路) それでは、芦高議員の1回目の質問に対しまして答弁をお願いいたします。 はい、澤教育部次長、答弁。 ◎教育部次長(澤和七) 令和3年度の予定でございますけれども、保育所では支援が必要な児童は50名でございます。また、幼稚園では49名、こども園につきましては21名といった状況でございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) それでは、2回目以降の質問をお受けいたします。 はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) ありがとうございます。 診断書等の提出がないと支援加配の対応ができないというふうに聞いておりますけれども、診断書等を提出されている方は何人ぐらいおられるのか、そしてまた支援加配の基準についてその現状をお伺いします。 ○議長(中村良路) はい、澤教育部次長、答弁。 ◎教育部次長(澤和七) 現在、診断書等が提出されていますのは保育所では34名、幼稚園では7名、こども園では5名でございます。 基準でございますけれども、基本的には診断書等に基づいて支援加配の対応を行っておりますけれども、診断書等の提出が難しい場合につきましては保護者の方との面接時にお子さんの様子を聞かせていただき、診断書の必要性のお話もさせていただきながら安全に児童、園児をお預かりするために聞き取り等の状況によりまして支援加配を行っておるような状況でございます。 基準でございますけれども、基本的には児童、園児2名から3名に対し1名の支援加配を行っておりますけれども、支援の内容によりましては児童、園児1名に対して1名の支援加配を行う場合もございます。 ただ、0歳から2歳児につきましては職員が1人で見る児童数が少ないことや発達段階であること、また年齢が小さいことから行動範囲が限られているということもありまして、基本的には加配のほうは行っておらない状況でございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) 診断書が必要なんだけれども、ない方においても支援加配は行っていると、今の人数からそういうことが分かるのかなというふうに思うんですけれども、最後にありました発達段階ではあるんだけれども0歳児から2歳児には全く支援加配がないということなんですか。 ○議長(中村良路) はい、澤教育部次長、答弁。 ◎教育部次長(澤和七) 基本的には配置のほうは行っておりませんけれども、身体的な支援が必要な児童等に対しましては生活の様子を注意深く見る必要もございますことから1名の児童に対して1名の支援加配を行う、そういったときもございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) 午前においても小学校や中学校において中山議員のほうからもありましたけれども、この就学前においても予定している支援加配の職員数というのは何人ぐらいおられてそういった確保ができているのかというところを伺いたいと思います。また、その人数で十分に対応できているのかという点をよろしくお願いします。 ○議長(中村良路) はい、澤教育部次長、答弁。 ◎教育部次長(澤和七) 令和3年度の支援加配職員の予定人数でございますけれども、保育所では30名、幼稚園では18名、こども園では10名を予定しているところでございます。予定どおりに配置を考えております。 また、対応につきましてですけれども、診断書の内容やお子さんの状況に合わせて支援の必要な内容によりまして児童、園児3名に対して1名の場合、また児童、園児1名に対して1名などそういった内容に合った配置を行っておりますので、対応のほうはできていると考えております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) 対応のほうはできているということでご答弁をいただきましたけれども、最近はいろんな方法で支援が必要だというふうに聞いています。保育士だけでは難しい支援もあると思うんですけれども、そのあたりの体制についてはどのようになっているのか答弁のほうをお願いします。 ○議長(中村良路) はい、澤教育部次長、答弁。 ◎教育部次長(澤和七) 自閉症スペクトラムや発達遅延で支援が必要というお子さんもいらっしゃいますけれども、最近は身体的な状況で支援が必要なお子さんが増えている状況もございます。保育所のほうで保育士で支援を行うよりも専門的知識のある者が支援を行うほうがよい場合もございますので、支援加配としまして看護師の配置を行う場合もございます。 看護師の配置により保護者が安心して預けられ、また保育士が支援の方法等を相談できるようになってよかったというお話も聞いているところでございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) 看護師の配置といったそういったことが保護者においても保育士さんにおいてもいい方向になっていると、よい結果が出ているというふうな、いい取組になっているというふうに解釈しているんですけれども、ぜひそれを広げていっていただきたいというふうに思います。 現場の先生から支援加配を行っていく上で相談等があると思うんですけれども、先生へのケアというのはどのようにされているんでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、澤教育部次長、答弁。 ◎教育部次長(澤和七) 確かに先生のほうから保護者への対応、また他との連携や小学校への引継ぎ等で相談をいただく場合もございます。担当の職員が現場の状況を見に行ったり、相談内容によっては関係する機関との調整を行い、うまく次のステップへ進んでいけるような様々な方法で先生の支援も行っております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) 担当の職員の方が保育所もしくは幼稚園に巡回して保育士さんに指導とか助言とかといった形でしていっているということですね。 そういった対応をされているというふうに答弁からは思うんですけれども、特に幼稚園、保育所、こども園から小学校への連携といったところがスムーズにできるように、小学校の先生とは何か連携をされていますか。 ○議長(中村良路) はい、澤教育部次長、答弁。 ◎教育部次長(澤和七) 小学校への就学につきましては就学相談等もございますけれども、日頃より就学に向け職員同士連携を行っておりまして、状況によりましては小学校から幼稚園、保育所、こども園での様子を見に来ていただいているということも聞いておりますので、引き続き小学校への連携がスムーズにできるように努めてまいりたいと考えております。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) そのあたりをぜひともよろしくお願いいたします。 そういった小学校に入学するときに環境が変わっていろんな意見といいますか保護者の皆さんからいろいろご意見をいただくこともありますので、ぜひともこちらのほうの連携をよろしくお願いいたします。 障害児の支援について質問していきたいんですけれども、未就学児に対して日常生活における基本的な動作の指導や集団生活への適応訓練など児童発達支援サービスがあるということですけれども、このサービスを受けるに至るまでのプロセスというのはどのようになっているのか質問いたします。 ○議長(中村良路) はい、平山福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) プロセスでございます。保護者の方が保健センターでの臨床心理士によります発達相談、発達検査を経て療育を勧められ、社会福祉のほうで相談されてはというアドバイスを受け、相談に来られます。この発達相談につきましては、保健センター等での乳幼児健診において成長、発達状況に気になる点が見られるとして発達相談に至るケースと、昨今の発達障害などへの意識の高まりもあり、乳幼児相談などを通じて保護者の方が子供の発達に気になる点があるとのことで発達相談に至るケースがございます。 社会福祉では検査結果を踏まえながら保護者の方と面談を行い、お子様の状況を再度確認するとともに、保護者の方がどういった支援を求められておられるかを確認いたします。そして、サービスを受ける事業所、こちらを決めていただき、併せてどういった内容の支援を行うか計画相談事業所においてサービスの計画を立て支給決定を行い、計画に基づいた支援を開始するということになります。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) 専門家によるそういった判断というのが大切になってくるというふうに思うんですけれども、特に年中児におけるスクリーニングというのかこういった専門家によるどういった支援が必要なのかという判断です、このあたりをしっかりやっていただきたいというふうに思うんですけれども、障害児に対するサービスというのは増加傾向にあって今年度の12月の増額補正がなされたところではありますけれども、その中で今年度、児童発達支援サービスの利用状況というのはどのようになっているのか伺います。 ○議長(中村良路) はい、平山福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) 今年度の児童発達支援サービスの利用状況でございますが、令和3年1月末現在で延べ3,342人となっております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) 延べで3,342人なんですけれども、利用の実人数がどれぐらいなのかというところと、またそれらが前年度と比べてどれぐらい増えているのかというところをお願いします。 ○議長(中村良路) はい、平山福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) 児童発達支援サービスの支給決定者数ということになりますが、今年度の令和3年1月末現在での支給決定者数は208人となっております。 同時期で比較いたしますと、昨年度の令和2年1月末現在の延べ利用人数が3,052人でございますので、延べ利用人数にしては290人の増となっております。また、支給決定者数では、令和元年度全体での支給決定者数が217人となっており、今年度は1月末現在で既に208人となっておりますので増加するものと見込んでおります。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) 今後も増加していく傾向にあるというふうに思うんですけれども、そういった背景というのか理由についてどのように考えておられますか、担当のほうでは。 ○議長(中村良路) はい、平山福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) 利用が増加している背景といたしましては、社会における発達障害などに対する認知度の高まりもあり、年齢の早い時期より療育を受けようとされる保護者の方が多いということもあろうかと考えております。 また、保健センターにおける発達相談の人数につきましても昨年度までの実績を見ておりますと増加傾向を示しておりましたので、それに伴い児童発達支援サービスの利用につきましても増加傾向にあるものと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) 療育に対する認知度の高まりがあるというふうに思うんですけれども、特にこういった早い時期によって、年齢の早い段階からこういう相談があると思うんですけれども、保健センターにおいては児童発達相談、この人数の推移というのを教えていただけますか。 ○議長(中村良路) はい、平山福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) 過去3年間の相談人数でございますが、まず平成29年度で459人、平成30年度で507人、令和元年度で551人となっております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) 保健センターの児童発達相談の数も増えていっていると、先ほど来からある児童発達支援サービスの支給決定者も増えていっている、そういった児童発達支援サービスを受けることができる事業所が市内には10か所あるというふうに聞いています。その児童発達支援サービスについてはこれらの事業所で受けられるわけなんですけれども、利用者が増えている状況やさらに障害児に対してより専門的な支援、保育所等の連携も深めた支援が必要であろうということで、国においては児童発達支援センターの整備というものが言われています。 まず、この児童発達支援センターについてはどういった役割を果たすものなのかご答弁をお願いします。 ○議長(中村良路) はい、平山福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) 児童発達支援事業所がより身近で療育の機会を得るために設置される事業所であるのに対しまして、児童発達支援センター、こちらはより専門性の高い療育や、また障害児の相談支援等も含め総合的な支援を行う施設となってございます。このため、地域の中核的な支援施設として機能することが求められるものとなっておるものでございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) 児童発達支援は先ほど説明のあった児童福祉施設と定義される児童発達支援センターとそれ以外の児童発達支援事業所、この2種類になると思うんです。その2種類のうちの児童発達支援センターというのが香芝市内にはないわけですけれども、児童発達支援センターを市内に設置する考えというのはあるんでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、平山福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) 児童発達支援センターにつきましては、国の基本方針には令和5年度末までに各市町村に少なくとも1か所以上設置することを基本とする、市町村単独での設置が困難な場合には圏域であっても差し支えないとされてございます。 現在、圏域内には1か所設置されておりまして、本市においては当該センターを活用しているところでございますので、行政としての設置までは考えておりません。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) 圏域内に1か所あるので香芝市では設置しないというような答弁だったと思うんですけれども、圏域内、その範囲に一、二か所設置のイメージでおおむね10万人規模に1か所以上、10万人を目安に数か所設置と、こういう目安が示されているんです。 今設置されている場所は橿原市ではあるんですけれども、行政でやられないというような答弁なのでそういう考えであるということなんですが、民間において設置を考えておられる方というのが出てくるかと思います。児童発達支援事業所が民間により香芝市内に設置されているように、この児童発達支援センターについても今後、民間に設置されるようなことがあれば、香芝市として、行政としてはどういう支援を行っていくのでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、平山福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) 民間により開設されるようなことがございましたら、中核的な施設との位置づけになりますので、市内の障害児支援に向けて他の事業所や関係機関も含め連携、協議を図り、より一層支援が進むよう努めてまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) 児童発達支援センターは各障害別にかかわらず適切な支援を受けられるようにする質の確保というものができる施設であると思います。そういったことからも質の確保ができていない状況にある中で児童発達支援事業所という形でそういった量に対する部分に関しては拡大していく傾向、事業所数が今後も増えていくことが想定される中において、ぜひとも市内に児童発達支援センターが開設されるということになれば行政のほうからもしっかり支援していかなあかんというふうに思います。児童発達支援事業所との連携を図る意味でも、今後設置されればそういったことを検討していただきますようによろしくお願いいたします。 続きまして、香芝市の都市計画について質問してまいります。 香芝市都市計画マスタープラン地域別構想の二上周辺地区における現在の状況について伺っていきたいと思います。 地域別構想の二上周辺地区におけるまちづくりの目標として、緑あふれる良好な住環境の創造、豊かな自然環境を有する地域として自然環境や景観の保全と活用を図りながら、安全で快適な都市計画道路の整備や自転車・歩行空間の確保、住環境の維持、改善による生活環境の向上を推進すると明記されています。 現在、それらの目標に向けてまちづくりが進められていますが、まず都市活力の創出を図るべき地区についてのその進捗を伺います。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 都市活力の創出を図るべき地区としては、地区計画制度を活用した商業施設等の誘導としております。令和元年4月に都市計画法第16条第1項に基づく住民説明会を開催し、8月に都市計画審議会を経て奈良県知事への協議を行い、令和元年9月19日に畑地区地区計画を定めており、その中で現在民間事業者による商業施設等の開発行為が実施されているところでございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) 具体的な事業所としてもう既に届出が出ていて公表もされているんですけれども、建設設定者にイオンビッグ株式会社と、また奈良トヨタ自動車株式会社というようなことになっているかと思います。そのイオンビッグ開発地の周辺の市道や歩道整備について伺います。 ○議長(中村良路) 津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 開発計画の中では、香芝警察署前市道9-187号線から国道165号に出るガソリンスタンドのある交差点におきましては、開発道路として車道の拡幅と歩道整備がされる計画となっております。 また、開発地を東西に抜けている市道9-45号線や南側西の川沿いの市道9-47号線につきましても道路の拡幅工事がなされる予定でございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) その拡幅自体はもちろん全くされていないことじゃなくて、先ほど来あった警察署前から国道165号に出るガソリンスタンドの交差点、ここらに関しては開発道路として車道のほうも拡幅されていると、歩道も整備されるというように聞いています。 ただ、開発地を東西に抜ける市道9-45号線のところであるとか南側西の川沿いの市道9-47号についても、今の状況で例えば安全防止柵であるとかガードレールであるとかガードポールであるとかこういったものがないと非常に高低差があって危ない状況になっているんですけれども、そのあたりを詳しく聞かせていただけますか。 ○議長(中村良路) 津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 南側の西の川沿いの市道9-47号線につきましては、河川との高低差もかなりあるということになりますので、市のほうで転落防止柵を設置する予定でございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) そうしましたら、開発地を東西に抜けている、間を抜けている市道9-45号線についてはどのようになっていますか。 ○議長(中村良路) 津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 開発地内を東西に抜けている市道9-45号線につきましては、開発事業者さんのほうで道路を拡幅する予定でございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) その開発地の範囲を見ていると、その道路においても市道が香芝市の管理のところと開発地にかかっているところというのがありますよね。だから、あそこのスペースというのは道幅は相当狭い形になっています。これは開業してみないと分からないところも確かにあろうかとは思いますけれども、本当に一方通行にしてもいいんじゃないのかというような意見も多数聞いています。そういったいろんな調整も必要な中において、香芝市としてはどのように当該事業地、そしてまた開発区域内外に対してどういう方針で関わっていくわけですか。 ○議長(中村良路) 津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 今議員がおっしゃった東西の道につきましては、開発計画が出てきたときに事業者さんと協議した中で、できれば道路も全部含めた開発区域として開発事業を行っていただけないかという協議は十分させていただきました。その中で、事業者さんとしては事業費等の問題があるので区域に含めることは難しいという回答があって今の状況のような開発区域になったものでございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) 協議していただいていると、事業者さんからも地元に対してもいろんな話というのは何回か持たれている中においていろいろ決まっていることと、また決まっていないところでこれからまた考えていかなあかんところというのはあろうかと思いますけれども、しっかり市としてもこれは市道ですから管理、そしてまた開発地内においては事業者に対して指導していかないといけないというふうに思いますので、そのあたりはお願いしておきます。 すみません、抜けておったんですけれども、畑西交差点から南北に抜ける、山麓線に抜ける抜け道になっている道、これが9-46号線になっているんですけれども、あそこの部分もかなり高いですよね、高低差がかなり高い。あのあたりはもう全く何もしないわけですか、香芝市としては。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 議員おっしゃいます南北の9-46号線につきましてはかなり道路と土地との高低差がございますので、高低差の高い部分については市のほうで転落防止柵を設置し、それ以外の部分につきましてはポストコーンでの対応を考えております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) 香芝市及び事業者に関しまして、開業後の交通問題というのはもうあらゆる可能性を考えて対策しておられるというふうに思うんですけれども、開業後に問題等が発生した場合、事業者への指導、そしてまた市においても適切に対応するようにお願いしておきます。 そして続きまして、関議員が12月定例会において詳細のほうを伺っていただきました近鉄二上山駅前整備について、これまで用地取得の手法の変更であるとか、そしてまた整備範囲の方針の決定であるとかといったこと、令和2年12月の定例会まで、関議員、中山議員、またいろいろな議員の方々から質問や質疑があったかと思うんですけれども、それ以降の進捗状況についてお伺いします。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 再度の答弁となりますが、令和2年12月の定例会でお伝えしましたように近畿日本鉄道株式会社と本市の交渉につきましては令和2年12月に土地売買契約及び補償契約の締結を行いました。 また、構内売店の建物所有者と本市の交渉につきましても、構内売店に係る権利関係が整理できましたことから同様に令和2年12月に補償契約の締結を行い、令和3年2月19日に構内売店の解体撤去等が完了いたしました。 現在は広場の整備が完了するまでの間、駅利用者や通行される方々の安全性の確保のためにバリケードを設置しております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) 芦高議員。 ◆1番(芦高清友) 用地取得、そして建物の補償契約が締結できたということで、事業スケジュールについては昨年、令和2年3月の施政方針で示されたスケジュールには遅れはないというふうに認識しているんですけれども、今定例会におきましても市長施政方針で二上山駅の整備について市長のほうからも予定のほうが示されていますが、今後の予定について伺います。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 今年度予定しておりました土地売買契約及び補償契約の締結が完了しましたので、現在は二上山駅構内に存在する鉄道敷地内の市所有の里道・水路と市道内に存在する近畿日本鉄道株式会社所有の土地について交換を行う手続を進めております。 また、来年度の工事着手に向け、近畿日本鉄道株式会社と施工協議がまとまり次第、工事に着手する予定でございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) 現在協議している二上山駅の駅前整備というのは都市計画道路としての駅東側の駅前広場の計画というのがそもそもあるとは思うんですが、その別事業と考えていいんですか。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 都市計画道路としての二上山駅前広場につきましては事業着手までは相当な年数がかかることから、利用者の安全性を少しでも向上するため、暫定整備として西側広場を整備しております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。
    ◆1番(芦高清友) ありがとうございます。 暫定的に整備していただくということで、駅前広場についてはこの事業によって利用者の安全性が向上するというふうに考えますけれども、国道165号と市道の交差部分について、これは関議員も12月定例会において一般質問のほうで強くおっしゃっておりましたけれども、道路幅員が狭く車の対向が非常に困難な状況です。 引き続き、国道接続箇所についても道路を拡幅して利用者の安全性が向上するよう対応をお願いしたいですが、いかがですか。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 市といたしましても、二上山駅周辺の交通環境につきましては十分認識しております。引き続き、駅利用者の安全性向上のための取組を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) 芦高議員。 ◆1番(芦高清友) よろしくお願いしておきます。 今回の暫定整備においては、整備範囲の中には、今回の事業の中には入っていないのかなというふうに思いますけれども、今後も引き続きあそこの接続部分、国道と市道の接続部分、隅切りの部分に対して引き続き交渉のほどよろしくお願いいたします。 そして、香芝総合公園周辺の整備方針についても伺いたいと思います。 総合公園周辺地区について、香芝市都市計画マスタープランにおいてはどのような位置づけになっているのか再度確認します。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 総合公園周辺については、香芝市都市計画マスタープランにおいて豊かな自然環境の保全と活用を図るべき地区として位置づけられているとともに、道の駅構想についても中和幹線国道165号沿道で整備を推進すると記載しております。 今後、香芝総合公園や道の駅構想につきましては、国道165号4車線化拡幅工事の進捗を踏まえて、市民の皆様の声も聞きながら検討を進めてまいりたいと考えております。 また、香芝総合公園に隣接するどんづる峯については、公園とどんづる峯を散策道でつなぐなど、それぞれの特性を生かした魅力的な拠点となるよう一体的な整備を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) 芦高議員。 ◆1番(芦高清友) 道の駅構想について、中和幹線国道165号沿道で整備を推進するということで、かなり範囲としては広く持っているのかなというふうに思います。もちろん今の総合公園の範囲の中のところも想定はあるだろうし、そしてまた東側に向かっての場所もありますよね、いろんな意味で一体的に整備、にぎわいづくりの施設、拠点になるような一体的な整備をお願いしておきます。 それで、総合公園隣のどんづる峯なんですけれども、香芝市の観光スポットとして以前から遊歩道の整備などを行っていると思いますが、これまでどのような整備を行ってきたのか確認いたします。 ○議長(中村良路) はい、津崎地域振興局長、答弁。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) どんづる峯は、香芝市の観光地として年々来訪者が増えていることから、来訪者の安全対策も考慮いたしまして平成30年度に遊歩道や広場の整備を行い、眺望のいいところまで安全に登っていただけるようにいたしました。 その後におきまして、長らく放置されておりました希少な景観を失うおそれがあると思いましてどんづる峯の環境保全を進めることを目的といたしまして、継続的な景観整備を行うこととなりました。 まず、どんづる峯の植生や観光に活用するための現地調査を行うとともに、今年度は東側周辺の調査と危険な樹木の伐採整理を行っております。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) 全く手つかずの状態から2市2町広域観光ルートの推進事業等をおおよそ5年かけてやってこられたわけなんですけれども、今年度がそれの最終年度に当たって、今年度の実施の東側周辺の調査について詳細を教えてください。 ○議長(中村良路) はい、津崎地域振興局長、答弁。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) 整備いたしました遊歩道の一番頂上の見晴らしのいいところからさらに東側に向かって樹木の調査を行いながら、人が歩いてもらえることができるように樹木の整理と、あと草刈りを行いました。これによりまして、東側駐車場の近くの池、そちらのほうまで行くようになっております。 ただ、現在は不法投棄を防ぐために進入禁止にしておりますけれども、将来的には来訪者が正面入り口から池のほうまで周遊していただけるようになればと考えております。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) 2市2町広域観光ルートの推進事業というのは5か年計画なので今年度で終わることになるんですけれども、今後においてはどのような整備を行う予定をしているのか、方針を教えてください。 ○議長(中村良路) はい、津崎地域振興局長、答弁。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) 国の交付金事業としては行いませんけれども、香芝市のほうのふるさとのまちづくりの基金を使いまして、今後もどんづる峯の整備は行っていこうと考えております。 まず、昨年日本遺産の葛城修験の一つとしてもどんづる峯は認定されておりますので、観光資源としての魅力はますます重要になってくると考えておりますので、市の所有しているエリア全体を活用できるように枯損木の樹木の伐採や剪定、また遊歩道の管理と拡充を進めていきたいと考えております。 今後とも観光資源の一つとしてどんづる峯の魅力向上に取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) どんづる峯の整備を継続して行っていかれるということは理解しましたけれども、予算特別委員会でも少し伺いましたけれどもどんづる峯の地下ごうについては総合公園の敷地内ということで今後事業部で検討されていくということなんですけれども、観光の立場からは地下ごうの活用についてはどのようにお考えですか。 ○議長(中村良路) はい、津崎地域振興局長、答弁。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) 地下ごうにつきましては、観光資源としても有効に生かしていければと考えております。今後の活用方法につきましては、関係所管と一緒に検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) ぜひとも観光資源として有効活用していただきたい、していきましょうというふうに思います。 撮影であるとか、特にアニメも含めてロケ地などに有効であるというふうにも思いますし、予算特別委員会でもお話が出ましたけれども都市計画対策費で緑の基本計画策定業務委託料があって、それを見ていましたら令和3年度以降、令和4年度分の債務負担行為の支出予定額も記載があって、2年かけて計画設定されるというふうに思います。 総合公園と総合公園周辺、そしてまたどんづる峯の地下ごうについても香芝市としてはっきりと位置づけをしていただきたい、お示しいただきたいというふうに思います。よろしくお願いしておきます。 またこういった内容が議論できるようにぜひとも戻ってまいりたいと思いますので、以上で、任期最後の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(中村良路) 以上で、1番芦高清友議員の一般質問を終わります。 暫時休憩いたします。              午後3時11分 休憩              午後3時25分 再開 ○議長(中村良路) 休憩を解いて再開いたします。 次に、14番中川廣美議員の一般質問をお受けします。 はい、中川廣美議員。 ◆14番(中川廣美) 議長のお許しを得て一般質問をさせていただきます。 今回は香芝市有害鳥獣駆除問題について一般質問させていただきます。 まず、1番目として香芝市有害鳥獣捕獲許可事務取扱要綱の第7条第1項では、有害鳥獣捕獲に従事する者は次の各号のいずれにも該当する者とするとなっているが、この第7条1項2号では、現に有効な狩猟免許を有し、原則として過去5年で合計3年以上、有害鳥獣捕獲に用いる捕獲方法の狩猟者登録を受けていることとあるが、この原則としてというのはどういう意味が教えていただきたいと思います。 これを壇上での質問といたします。 ○議長(中村良路) それでは、中川廣美議員の1回目の質問に対しての答弁をお願いいたします。 津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 鳥獣捕獲と許可の事務につきましては、奈良県から権限移譲されたものでございます。この香芝市有害鳥獣捕獲許可取扱要綱第7条第1項の2号につきましては、原則としてということで過去5年間で3年以上、有害鳥獣捕獲に用いる捕獲方法の狩猟者登録を受けている方について許可を下ろしておるものでございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) それでは、2回目以降の質問をお受けいたします。 はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) それでは、それ以外に認めることはないんですか。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) この要綱第7条第1項の規定に基づき捕獲実施者として許可をしております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) だから、原則として、例外的に認めるとは何ですの。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 例外的にというのはどういったことでしょうか。もう少し詳しくお願いできるでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、中川廣美議員。 ◆14番(中川廣美) あくまでも原則ですやろう、原則という言葉はその中に例外もあるという意味です、それを教えてください。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 本市といたしましては、この要綱の運用規定で許可をさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) 原則の意味が分からないんですか。原則ということはほかに例外もあるということです、その例外を教えてくれと聞いている。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 本市ではこの3つの要件が合った場合、許可をさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) 例外的に認めるということは、じゃあないの。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 要綱の次の第7条の2項のほうで除外規定はございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) 除外規定があるんでしょう、それを言ってよ。例外やろ、それが。 ○議長(中村良路) 津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 次の質問にもなるんですけれども、説明させていただいてよろしいでしょうか。次、第7条第2項についてということで中項目の質問があったと思うんですけれども、そこにも絡むんですけれども、この時点でご説明させていただいてよろしいでしょうか。 ○議長(中村良路) 中川議員。 ◆14番(中川廣美) これは原則で、例外的に認めるということですね、原則とは。原則をあまり例外的に広くすると訳が分からなくなる。せやから、市が出している要綱で理解しにくいので担当部局がちゃんと理解できるように各有害駆除に説明もしていない、説明ぐらい一回やっておくぐらいいいん違うの、何もしていない。 ○議長(中村良路) 2項についての説明を続けてもよろしいかということなんで、中川議員、どうでしょう。 ◆14番(中川廣美) 続きまして、行きます。 2号の条件が満たされていない中で許可することは公文書の虚偽の作成に当たるのではないか。 また、その中で有害鳥獣協力謝礼を実施しているが、この返還は行われたのか、この問題で根拠なく支出した補助金は民法上の不当利得になる、なぜ返還されないのか。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 過去に狩猟登録の期間が3年経過していない申請者に対して許可を行ったというのは事実でございます。これにつきましては、運用上の誤りであったということは誠に申し訳なかったと思っております。ただし、奈良県等に確認をいたしましたところ、本市要綱の運用上の誤りがあったものの、鳥獣管理法違反とはならないとの回答でございました。 以上のようなことから、報償金につきまして返還を求めることは現在考えておりません。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) 許可のない者に、この7条1項の規定に違反して許可のないのに、5年以内に3回以上の経験、山で狩猟して勉強してきなさいということです。我々香芝市内で有害駆除に当たるのは猟のできないところで猟をするわけですから十分に経験してきなさいと、我々のときでしたら5年です、それで初めて許可を出すのに、始めて1年目、そこに許可を出されていたと。 その許可に基づいて有害駆除をさせて、これ公費が払われていますやんか、許可書は公文書の虚偽の作成ですやろ、そこへ公費ですやんか、公文書は公費ですやん、出したのは公費ですよ、当然返還されて当たり前ですやんか。これ監査請求の対象になりますんでしょう、どう考えられているのかもう一遍言ってください。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) すみません、先ほどの答弁と同様となりますが、私どもの要綱の運用上の誤りがあったものの、県に確認を取りましたところ鳥獣保護管理法違反とはならないという回答でございましたので、返還を求めることは考えておりません。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) 市の要綱ですやろう、県は県ですやろう。これ、奈良県じゃないです、今各市町村の移管事務で下りているわけですやろう、ほんで各市町村によって有害駆除の許可が出るまでの期間は各市町村でいろいろあるはずですやんか。大体5年です、うちのほうは甘くて5年以内の3回となっているわけです。 それと、市の要綱ですやろう、県関係ないですやんか、市の要綱に違反しているんですやろう。市民の税金ですよ、これ。せやから、不当利得になると言ってますやろう、何で返還させないんですか。これ職員の怠る事実なら職員自身が守らなあきませんやんか、監査請求起こせますよ、これ、不法な支出ですやろ。市の要綱に基づいて、県の要綱関係ないですやろ、何てこと言っているの。 ○議長(中村良路) 一旦、答弁をいただきたい。 ◆14番(中川廣美) 市長、こんな監査請求を起こさんならんような職員をどう思われますの。 ○議長(中村良路) 待ってください。 まず、津本都市創造部次長、答弁お願いします。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 鳥獣捕獲等許可の事務につきましては、奈良県から権限移譲されたものでございます。本市の要綱につきましては、奈良県の要領等をひな形として作成させていただいております。 現在も県のほうから新たな要領が発出されておりまして、そのひな形を基に本市も要綱を変えていこうというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) 変えていこうって、現実にその要綱に基づいて物事が進むん違うの、市の行事とか有害駆除というのは。市の要綱であろうと法律ですやろう、お金を出す、それを決まっているのに無視してこれから変えていこうじゃないですやん、あったことの事実を言っているわけですやろう。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 要綱につきましては、条例、規則とは違いますので法律ではございません。 それと、確かに運用上の間違いを犯したのは私どもです、それについては謹んでおわびいたします、申し訳ございませんでした。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) 要綱に基づいて謝礼というて補助金出しているん違うの、何もなしで出してるの。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 要綱について謝礼金はお支払いしておりません。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) 要綱に基づいて許可があるから謝礼を出しているんでっしゃろ、違うの。何もなしでお金を出したらこれどうなるの、そんなん。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) そういった問題もございましたので、令和3年度からは補助金という形に変えさせていただきまして、要綱も作成しております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) 事件が起こったからそのものについて聞いているわけで、先の話、来年の話をしてもそれはもう全然話にならないです。失敗した事実を言っているわけですやろう、この要綱のときですやろう。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 謝礼につきましては、報償金として謝礼としてお支払いさせていただいております。要綱に基づいて謝礼をお支払いしたわけではございません。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) 要綱に基づいて許可を出してから謝礼を出しているわけですやろう、何もなしで出すんですか。これは職員の職務怠慢、怠る行為です、だから住民監査請求をさせていただきたいと思います。 市長、これどう思われますか。 ○議長(中村良路) 暫時休憩します。              午後3時39分 休憩              午後3時39分 再開 ○議長(中村良路) 休憩を解いて再開します。 中川議員。 ◆14番(中川廣美) 事実関係に基づいて監査請求を起こせるものは起こしていくと、不当利得とか職務怠慢、怠る行為では私たちこれ市民の全く単費の税金ですので我々は守っていかなあかん、これは返還してもらいたいということで、私は監査請求まで頑張らせていただきます。 市長に、これ代表は監査請求する相手が市長ですのでそれを懸念しているだけで、直接本人でしたら何ぼでもやるんですけれども、市長はその辺を理解していただきたいと思います。 続きまして、また第7条第2項の区分4では、わな猟の免許証を所有する者が農林従事者であって自己の田畑、森林等の被害を防止するために箱わなで捕獲する場合は第7条1項第2号の狩猟者登録の条件を除外することができるとなっており、あくまでも自己の田畑の被害防止のためであって市内全域に及ぶものではないと。全域で許可していると、ほんで我々猟友会の免許証と限定的な免許証と全く同じものを出されて、ほんで活動も箱わなでなかったらいけないものをくくりわなまでつけさせて市内全域を駆除させていたと、その事実だけがある。これ許可書、何で一緒のを出したん。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) この第7条第2項の部分について除外規定としてあるものであって、その狩猟免許、わな猟を持っておられる方、農家の方だけのものではないというふうに考えて、ここの分については農林従事者であってという形でその部分について狩猟登録期間が免除できるというものでありまして、それだけの除外規定でありまして、なぜと言われると難しいんですけれども、猟友会に属されている方が許可を求めてこられて全域に許可を出しているだけでございます。ここの部分については期間の除外規定になっております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) 要綱ではあくまでも自己の田畑です、自己の田畑で特別にこれ除外しているわけです、特例で。ちゃんと書いていますやろう、読んでください、4番のところ、4項のところ。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 第7条第2項、これは前項の規定にかかわらず、次の表の左欄に上げる区分に該当する場合は同表の右欄に掲げる条件を同項の条件から除外することができるとあります。これについて、表の中の4番、わな猟免許を所持する者が農林従事者であって、自己の田畑、森林等の被害防止のために箱わなで捕獲する場合については前項第2号の狩猟者登録の期間、これにつきましては前項2号になりますので現に有効な狩猟免許を有し、原則として過去5年間で合計3年以上、有害鳥獣捕獲に用いる捕獲方法の狩猟者登録を受けているこの条件が免除されるというものでございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) あくまでも自己の田畑と書いていますやん、はっきり。自己の森林ですやん、それと箱わなと書いています、ただし書に。何で同じもの、同じ許可を出すんですか、それと何で全域をやらせるんですか。 ほんで、この人らは自己の土地であって自己の田んぼを守るための仕事ですわね、農家の人の。それに何でこれ我々と有害駆除員は助けに行くだけです、当然いろいろ謝礼とかあるでしょう、何で自分の田んぼを守るだけでこれ謝礼を出されるんですか。何で謝礼を出されたんですか。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。
    都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) おっしゃっている方は平野のほうでやっておられる方のことで間違いないですかね。 その方につきましては、香芝猟友会北葛支部香芝地区の方、会長からこの方に対して許可を出していただきたいというふうな形の申請書をいただいて、その中で許可をさせていただいております。この方たちについても北葛支部香芝地区の猟友会のメンバーでございますので、同じような許可を出させていただいております。農林従事者と別の方と許可書が変わるということはございません。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) 免許証を取られて5年以内の3年をクリアしていない、特例でここに書いている分でやられている、それは自己の土地の箱わな、森林だけの有害駆除の条件、これはっきり書かれていますやろ。自己の土地ですやん、これ、自己の土地ってはっきり書いていますやろう。 ○議長(中村良路) 一旦答弁もらいます。 はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 申し訳ございません、要綱を読んでいただいたら分かると思うんですけれども、これ除外規定になっていまして、わな猟免許を所持する者が農林従事者であって自己の田畑、森林等の被害防止のために箱わなで捕獲する場合については狩猟免許の期間がなくなるという除外規定を書いているものでございます。自己の畑を守るためだけであればこういった除外規定が満たされるということでございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) あくまでもはっきり自己の田畑って書いていますやろう、これ。何を考えているの。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 何度も答弁しますけれども、この要綱をしっかり読んでいただければ分かると思うんですけれども、これ除外規定だけであって、農林従事者の方が自己の田畑を守るためにはこういった除外規定をできるというふうに書いているものでございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) 全然かみ合ってないし、要綱があってちゃんと自己の田畑って書いている、これをすっとぼけてここまで言う。除外規定ですやんか、自分の田があったら初めて1年目でもかけてもいいという意味ですやんか、農家団体を守るために。我々有害駆除の猟友会は市内全域でできるという条件ですやろ、せやからこの人が免許取って初めてですやんか、農家団体、それも県や国の補助金と毎年の鑑札代も水利組合から出て、公費で公費でそこへまたプラス公費の二重取りになるような謝礼まで払って。 我々猟友会は自分で免許証を取っているんです、自分で私費で払っているんです、ほんでなおかつ田んぼ、自分の百姓だけで守れないから助けに行っているわけですやん、それに対しての謝礼は分かるけれども。ましてやこれ自分の田しかできないとはっきり書いてあっても違う免許証を出して市内全域をやらせるというようなことをやっていたでしょう。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 申し訳ございません、同じような答弁になるんですけれどもこの部分については除外規定であって、それと猟友会に属されている方でもございます、同じ同様の許可書になると考えます、許可書は別にあるものではございません。 以上です。 ○議長(中村良路) 少し堂々巡りという形になっておりますので、質問の形を変えて。 はい。 ◆14番(中川廣美) 狩猟免許は猟友会へ出すものです、狩猟免許をするのは猟友会です。 それと次に、もうこれ言うてもしゃあないし、後日これちゃんと調べていただいて、もしこれ違反があったらちゃんと処分してほしいと思う。 次に、質問を変えて、第1種銃猟第7条第1項第1号、第2号、第3号による許可について。 1、要綱第7条第1項による許可は箱わなの許可ではなく銃の許可になると考える。要領を満たしていない者が許可を取得していることは銃刀法や狩猟法違反になる、これは県であろうが何だろうが絶対認めてないわけです、銃の責任。 それと、この問題に関して県警本部より厳しい通達が来ています。読ませていただきます。 このところ、有害鳥獣駆除に係る市町村長の許可は受けているものの、銃砲の用途欄に有害鳥獣駆除が付されていない銃を使用して有害鳥獣駆除を行うという事実が発生しています。市町村長から有害鳥獣駆除の許可を受けて山野等で有害鳥獣駆除を行うに際し、有害鳥獣駆除の用途がついていない銃砲を自宅から持ち出した場合は、許可書書換え義務違反、銃砲刀剣類所持等取締法第7条第2項違反、罰則20万円以下の罰金。もう一つ、正当な理由のない携帯、運搬違反は同法第10条1項違反、罰則2年以下の懲役または30万円以下の罰金などの違反になります。また、上記に加え、銃を発射した場合はさらに重い罪が科されます。 これは許可があると分かって届けていなかったというだけですけれども、うちの場合は許可がないんです、許可がないのに虚偽の許可を発行してそれで何もない人間にイノシシを撃たせていたと。これ3年ほど前に警察も調べに入ったと思います、そのときは届けがなかっただけでの調べです、これは許可がないのに撃たせていたと大変な事案です。 もしこれ事故が起こったら誰が責任を取るんですか。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 申し訳ございません、その過去のお話の件でしょうか、3年ほど前の。許可がないのにというのはそれは過去の話。                            (14番中川廣美「何回もあった」との声あり) いや、分からないのでお尋ねしているんです、申し訳ないです。どういった件であったか、もうちょっと詳しく教えていただければと思います。 ○議長(中村良路) 答弁をはっきり聞いてからお願いします。 はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) 3年ほど前に警察から資料提供を受けて調査に入られたはずです。 ○議長(中村良路) それについてどうでしょう。 はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) そのような調査はなかったように思いますけれども。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) 調査はなかったって、おたくらは分からん、あくまでも任意やから、せやけれどもその当時に調べられたことは事実。それと、警察のほうに私にも連絡があった、中川さん、こんな事実がありましてんと。だから、何でそれ銃砲の許可を出したんですか、全く許可を出してだまして撃たせて何をとぼけているんですか。 ○議長(中村良路) 暫時休憩します。              午後3時53分 休憩              午後3時54分 再開 ○議長(中村良路) 休憩を解いて再開いたします。 津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 銃刀法につきましては、都道府県公安委員会の許可となりますので、私どもでは分からないです。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) 言っているように有害駆除の許可は市が出すん違うんですか、有害駆除の許可を得て初めて鉄砲を使うわけや、市内で、それを出さんと鉄砲なんか撃てないですやろう。 それと、その当時のFという人間ですねんけれども、そのときの駆除の許可書のコピーとかがあります。 ○議長(中村良路) まず、その許可を出さなければならない、市がというところの疑問についてお答えいただきたい。 暫時休憩します。              午後3時55分 休憩              午後3時56分 再開 ○議長(中村良路) 休憩を解いて再開します。 津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) 時間を取っていただいてありがとうございました。 3年前の件なんですけれども、その当時は許可の出し方なんですけれども香芝市から香芝市へ出しておりました。これについては除外規定の(5)イノシシについて、国、地方公共団体または対象法人に対する許可において、銃器以外の方法によるというのもあって、同一許可、前項条件を満たしている監督下の下で捕獲する場合という形で許可を出しておりました。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) 銃器以外の方法やろ、銃器はそんなんじゃないやろう。 ○議長(中村良路) ここで議論できる話と議論できない話とあると思いますので、それははっきり区別して答弁してください。 はい、津本都市創造部次長。 ◎都市創造部次長[土木課長事務取扱](津本和也) ここの部分での捕獲許可を出したのは私どもの間違いであったというふうになる、今初めて知りました、そこについては申し訳ございませんでした。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) 市長、これ大変なことです。鉄砲です、鉄砲の許可を出して撃たせている、そういう具合になっている。それと、香芝警察も知らなくて許可を出す、こんな事実が起こって大変な問題です、どうされるんですか、これ、このしまい。 ○議長(中村良路) 暫時休憩します。              午後3時58分 休憩              午後4時05分 再開 ○議長(中村良路) 休憩を解いて再開いたします。 それでは、副市長、答弁。 ◎副市長(小林悟) ただいまの件につきましては、状況のほうを再度確認をさせていただきます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) よろしくお願いします。ちゃんと事実を明らかにしてほしい、公の場ですので隠すことのないようによろしくお願いします。 続いて、2問目に入らせていただきます。 子育てを応援することについて、保育の量の確保とコロナ対策について。 市長公約では、保育所の質を向上し、潜在的待機児童をゼロにすると言われていますが、入所条件の保護者の就労時間は80時間から令和3年4月以降は64時間まで引き下げられたと聞いています。 それと、宅地開発の進んでいる地域もありますが、地域的な保育ニーズの状況はどのようになっているのかよろしくお願いします。 ○議長(中村良路) はい、澤教育部次長、答弁。 ◎教育部次長(澤和七) 需要と供給の面から第1希望の申込みという状況を見てみますと、五位堂、真美ヶ丘地域、そして三和小学校区におきましても宅地開発が進んでいることもあり希望者が多い状況でございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) 保育の量の確保ということも含めて、令和元年度に公立幼稚園、公立保育所の再編等に関する基本方針を作成されたと思いますが、その進捗状況について教えてもらえますか。 ○議長(中村良路) はい、澤教育部次長、答弁。 ◎教育部次長(澤和七) 今年度につきましては、真美ヶ丘東幼稚園のこども園化のための設計と鎌田こども園の敷地内での小規模保育園の誘致に向けて準備を進めてまいりました。令和3年度におきましては、まずこの2つの事業を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) では、真美ヶ丘東幼稚園のこども園化の効果はどのように考えておられますか。 ○議長(中村良路) はい、澤教育部次長、答弁。 ◎教育部次長(澤和七) 効果といたしましては、この地域では真美ヶ丘保育所への入所希望が多く、希望どおりの入所が難しい状況になっております。そのようなことから真美ヶ丘地域には小規模保育園を誘致いたしましたが、3歳以上の連携施設が下田こども園ということもあり、3歳児で再度真美ヶ丘保育所へ入所申請をされ真美ヶ丘地域での保育を希望される状況がうかがえること、また真美ヶ丘東幼稚園では預かり保育を利用して就労されている保護者も多いとお聞きしておりますことから、真美ヶ丘東幼稚園をこども園化し小規模保育の連携施設とすることで、小規模保育利用者が引き続き真美ヶ丘地域で保育の継続が可能なこと、また真美ヶ丘東幼稚園の保護者が就労の形態を選択できるなどの効果があると考えております。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) それでは、保護者への説明はどう考えておられるんですか。 ○議長(中村良路) はい、澤教育部次長、答弁。 ◎教育部次長(澤和七) 3月中に幼稚園を交えましてPTAの役員さんにお話をさせていただいて、4月に入りましたら説明という考えでおります。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) このコロナ禍の中で保護者への説明方法はどのようにまた考えられるんですか。 ○議長(中村良路) はい、澤教育部次長、答弁。 ◎教育部次長(澤和七) コロナ禍ということもございますので、数回に分けて説明会をする方法や、また保護者宛ての通知文という形での説明ということ等も考えておりますけれども、説明の方法につきましては幼稚園や、またPTAの役員さんの方々とも相談をさせていただいて決めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) コロナですので十分な説明をしていただきたいと思います。 それでは、コロナの話が出ましたが、その対応について少しお聞きしたいと思います。 今年度、補正予算でコロナの感染対策防止の費用を計上されていますが、それらの執行状況についてお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(中村良路) はい、澤教育部次長、答弁。 ◎教育部次長(澤和七) 備品では加湿器つきの空気清浄器、非接触型体温計、密を防ぐための子供用の机やサーキュレーター、透明のアクリルパネル等を購入いたしました。また、消耗品におきましては、使い捨て手袋やペーパータオルや消毒液等を購入し、感染拡大防止に努めております。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) では、保育所の状況ですが、屋外での保育はマスクの着用は難しいと思いますが、それら保育所の状況はどのようになっているんですか。 ○議長(中村良路) はい、澤教育部次長、答弁。 ◎教育部次長(澤和七) 0歳児から2歳児につきましては、自分でマスクを外すことが困難であることから、窒息とか体調不良のリスクが高まるために原則マスクの着用は行っておりません。また、3歳以上に関しましては、園庭で遊ぶときとか室内で歩いての間隔を空けてリズム遊び等を行うときとそういった場合には状況によりマスクの着用は行っておりませんけれども、それ以外の場面では着用しております。 また、職員につきましては、必ずマスクを着用している状況でございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) 分かりました。これからも衛生管理等、感染拡大防止に十分努めてください。 それと、再編方針に戻りますが、鎌田こども園の小規模保育の誘致について内容を教えていただきたいと思います。 ○議長(中村良路) はい、澤教育部次長、答弁。 ◎教育部次長(澤和七) 現在、鎌田こども園では3歳以上の利用となっているため、0歳児から保育を利用する場合は上のお子さんが鎌田こども園でも下のお子さんがみつわ保育所や五位堂保育所を利用され、兄弟姉妹が別々の施設利用となっていることとか、また他の保育所等を利用されている場合も多いことから、小規模保育園を鎌田こども園に誘致し、就学前の子供たちが鎌田校区で過ごすことができる環境を整えて鎌田小学校へ接続できればと考えております。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) それでは、効果についてどのように考えているんですか。 ○議長(中村良路) はい、澤教育部次長、答弁。 ◎教育部次長(澤和七) 効果といたしましては、0歳から2歳児までは小規模保育園、3歳からは鎌田こども園というような形ではございますけれども、地域での子育て環境の充実、また鎌田小学校区からみつわ保育所を利用されている方が一定おられる状況もございますことから、鎌田地域での保育を利用されることで現在宅地開発が進んでいる三和小学校区にありますみつわ保育所の緩和にもつながると考えております。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、中川議員。 ◆14番(中川廣美) 市内の状況をしっかり見ながら再編を進めていただきたいと思います。 コロナ禍の状況もあることですので、整備方針にも書いてあるように保護者には十分な説明を行い理解をしていただき進めることをお願いし、私の一般質問とさせていただきます。 ○議長(中村良路) 以上で、14番中川廣美議員の一般質問を終わります。 お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、9日に再開したいと思いますが、ご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(中村良路) ご異議ないようでございますので、そのように決定いたします。 本日は、これをもって散会いたします。                                 閉議 午後4時14分...