香芝市議会 > 2020-12-15 >
12月15日-02号

  • 老人ホーム(/)
ツイート シェア
  1. 香芝市議会 2020-12-15
    12月15日-02号


    取得元: 香芝市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-27
    令和 2年第6回12月定例会            令和2年第6回香芝市議会定例会会議録1 招集年月日 令和2年12月15日2 招集場所 本市役所5階議場3 出席議員 (15名)    1番 芦 高 清 友           2番 鈴 木 篤 志    3番 中 谷 一 輝           4番 筒 井   寛    6番 上田井 良 二           7番 下 村 佳 史    8番 中 山 武 彦           9番 森 井 常 夫    10番 中 村 良 路           11番 関   義 秀    12番 小 西 高 吉           13番 細 井 宏 純    14番 中 川 廣 美           15番 河 杉 博 之    16番 北 川 重 信4 欠席議員  な  し5 地方自治法第121条の規定により議長より出席を求められた者は、次のとおりである。   市長     福 岡 憲 宏       副市長    小 林   悟   教育長    村 中 義 男       企画部長   堀 本 武 史   総務部長   上 平 健 二       市民環境部長 南 浦 幸 次   危機管理監  笠 屋 眞 一       福祉健康部長 滝 村   豊   都市創造部長 奥 田 芳 久       上下水道部長 葛 木 好 昭   教育部長   福 森 る り       企画部理事  遠 藤   啓   福祉健康部理事黒 越 頼 雄       財務局長(財政課長事務取扱)                               仲   哲 司   地域振興局長(商工振興課長事務取扱)    福祉健康部次長平 山 訓 徳          津 崎 弘 美   都市創造部次長(土木課長事務取扱)     教育部次長  澤   和 七          津 本 和 也   会計管理者(会計課長事務取扱)          平 山 勝 啓6 会議の記録・書記は、次のとおりである。                        議会事務局長(議会総務課長事務取扱)                               奥 山 善 弘                          〃 書記 倉 谷   純7 会議の事件は、次のとおりである。   一般質問8 議長は、会議録署名議員に次の者を指名した。    2番 鈴 木 篤 志           3番 中 谷 一 輝                                 開議 午前8時59分 ○議長(中村良路) 皆さんおはようございます。 それでは、本会議を再開いたします。 本日の本会議につきましては、事務局員による写真等の撮影を許可しておりますので、ご了承願います。 議員並びに理事者、傍聴にお越しの皆様方にお願い申し上げます。携帯電話の電源はお切りになるか、マナーモードにしていただきますようよろしくお願いをいたします。 新型コロナウイルス感染症対策につきましては、各自対応のほどよろしくお願いをいたします。 なお、マスク着用のため声が聞き取りにくいことがありますので、議員、理事者におかれましては、発言の際はできるだけマイクに顔を近づけて明瞭にお願いをいたします。 ただいま出席議員が定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 会議録署名議員指名 ○議長(中村良路) 署名議員でございますが、本会議初日に引き続きましてお願いをいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程2 会期・議事の日程の決定 ○議長(中村良路) なお、本日の日程ですが、お手元に配付のとおりでございます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程3 一般質問 ○議長(中村良路) それでは、ただいまより一般質問を行います。 議事を効率的に進めるために、一問一答方式であることを踏まえ、質問、答弁ともできるだけ簡潔明瞭に整理して発言されるようよろしくお願いをいたします。 答弁が質問の趣旨を逸脱しているようなときや、質問されていないところまで答弁された場合は注意することがありますので、ご留意いただきたいと思います。 また、質問事項で類似した項目がある場合は、順位2位以降で質問される方は同じ趣旨の質問は極力控えていただき、質問を繰り返すことのないようご協力をお願いをいたします。特に新型コロナウイルス感染症関連の質問が多いため、この点をご留意いただきますようよろしく併せてお願いをいたします。 それでは、11番関義秀議員の一般質問をお受けいたします。 はい、関義秀議員。 ◆11番(関義秀) 皆さんおはようございます。 ただいま議長のお許しをいただきましたので、私の一般質問をいたします。 今年は、2月、3月頃から新型コロナウイルスが全国に感染が広がり、小・中学校の一斉休校に始まり、マスクの不足や消毒液の不足が全国各地で問題になり大変な状況でしたが、第1波が一旦収まったかと思いましたが、7月、8月の夏場に第2波の感染が広がり、終息に向かうと思う間もなく大きな第3波が全国各地に感染し広がりました。大きい波となり、昨今、大都市では医療崩壊寸前で危機的な状況が連日報道されています。香芝市は大都会大阪に隣接している地理的条件もあり、香芝市の感染者数は、12月14日現在で95人と感染者が報告されております。この先も見通しがつかない状況で、一人一人がうつらない、うつさないを、そのために3密を守り、市民一人一人が感染防止に努めなければいけないと思っております。先の見えない状況に不安を感じますが、新型コロナに打ち勝たなければ元の日常生活に戻らないと思っております。一日も早く終息を願っております。 それでは、大きい1番、二上小学校の諸問題についてを質問させていただきます。 通学路の安全確保についてお聞きいたします。 二上地区の旧市街地で狭隘な市道を通学路として通学している児童、幼稚園児、保育園児の安全確保は大丈夫でしょうか。 これで壇上からの質問を終わります。 ○議長(中村良路) それでは、1回目の質問に対しまして答弁をお受けいたします。 澤教育部次長、答弁。 ◎教育部次長(澤和七) 通学路の安全確保につきましては、ご指摘のとおり狭隘であることから、常に通行する車との接触には注意が必要ですが、二上小学校コミュニティーの生活安全部や香芝市交通安全協会の方をはじめとした地域の方々による見守りを受け、安全確保に努めております。また、二上幼稚園、二上保育所の園児につきましても、狭隘ゆえの問題については同じであると考えておりますけども、共に保護者による送り迎えでの登園であることから一応の安全確保はされていると考えております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) それでは、2回目以降の質問をお受けいたします。 はい、関議員。 ◆11番(関義秀) 通学に危険な箇所の把握については通学路交通安全プログラムに基づいて実施されると聞いておりますが、二上小学校区内で何か所程度危険な箇所があるんでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(中村良路) はい、澤教育部次長、答弁。 ◎教育部次長(澤和七) 学校、幼稚園からの報告箇所につきましては、本年度は国道165号に設置されている歩道の拡幅や福祉センター付近交差点に信号の設置、また個人宅の地震対策など、8か所ございました。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) そこで、令和元年に高山台地区から、また穴虫二上地区の児童の下校時の通学路の変更がされましたと聞いております。市道4-36号から市道4-42号に変更になりましたが、以前より通学がスムーズに行われているのか、いかがでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、澤教育部次長、答弁。 ◎教育部次長(澤和七) お尋ねの箇所につきましては、登校時には通勤のため駅へ向かう人が多いため、下校時のみ利用しておりますが、以前の道に比べ通行する自動車が少なく、また地域の方々の見守りもあり、おおむね安全に通行できているとのことでございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、関議員。
    ◆11番(関義秀) 変更当時より現在通学路として危険な場所として問題視されている市道4-42号の道路形態は、S字カーブで危険な箇所として指定されております。地元の人もそういうことで指摘されております。穴虫二上自治会長、当時の二上小学校育友会長や学校長からも改善の要望が出ていると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、澤教育部次長、答弁。 ◎教育部次長(澤和七) 要望書のほうですけども、平成31年2月6日付で穴虫二上自治会長より香芝市教育委員会へ要望書のほうが提出されております。それを受けて、平成31年2月12日に教育委員会より道路管理者へ通学路内側溝用水路の蓋敷設による通学路の拡幅化についての要望書のほうを提出しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) 要望書が出てから1年以上たっておるわけです。児童を含め、歩行者の安全が私は最優先と考えております。通学路の児童の安全確保は地域のボランティアの方々の協力や努力で安全が保たれておりますが、その地域は高山台、二上から何百人もの児童が一度に通学する異常な狭隘道路で、危険箇所の改良は、私は市の責務であると考えております。今後、市はこの対策をどのようにしていただけるのでしょうか、お答えをお願いします。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 道路管理者といたしましては、先ほど関議員の質問にもございました通学路交通安全プログラムに登録され、かつ社会資本整備総合計画書に掲上し、初めて社会資本整備総合交付金通学路安全対策事業交付対象事業となります。本箇所につきましては、令和2年度に通学路交通安全プログラムの登録となっております。また、当該箇所におきましては、道路と道の境界の確認や宅地と道路の乗り入れ段差等の解消を行うための協力も必要となることから、対策の着手に至ってはおりません。ただし、これら全ての条件が整えば、道路管理者として児童の安全確保のため対策を進めてまいります。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) 地元自治会、特に近隣住民の切実な要望に対して、市道4-42号の南側側溝を改良したら水路の幅だけ広くなるということで、通学路の安全が向上されると思います。また、通勤に使われる一般の方々の、交互に往来される方もかなり安全性が保たれると思いますが、この道路の拡幅は、近隣の方々のご理解も、そして隣接する方のご理解も得ることはこれはもちろんですけども、安全性を最大限最優先するということで、ぜひ香芝市は頑張っていただいて、地元の方々の、市の思いが通じるように説明していただきたいと思います。その辺いかがでしょうか、再度お願いします。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 先ほども答弁させていただきましたが、全ての条件が整えば、道路管理者として児童の安全確保のため対策を進めてまいります。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) 早急にお願いしたいと思います。 次に、二上山駅周辺の整備計画の進捗状況についてお聞きします。 進まない駅周辺整備の原因をお聞きいたします。 以前、平成28年12月定例会で一般質問させていただいた近鉄二上山駅の整備について、進捗状況をお聞きします。 平成27年7月には畑、穴虫西、穴虫二上、3自治会長名で二上山駅周辺の整備について要望書が提出されていますが、事業がなかなか進んでいないと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 近鉄二上山駅周辺整備につきましては、国道165号から駅へのアクセス向上を図り、駅周辺地域の改善などの観点から、平成27年7月に地元3自治会より要望を受け、同年度より事業に着手し、権利者である近畿日本鉄道株式会社と整備手法や事業用地の取扱いなどについて継続した協議を行ってまいりました。今年度は、設計業務を発注し、補償調査結果を基に用地取得や補償契約の締結に向け事業に努めております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) 権利者には近畿日本鉄道があると思いますが、近畿日本鉄道と香芝市との協議回数を時系列でお聞かせ願えますか。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 近畿日本鉄道株式会社との協議は、本社や現地などの協議も含め、平成27年8月から令和2年12月まで合計14回ございます。年度別でいいますと、平成27年度が2回、平成28年度が1回、平成29年度が2回、平成30年度が2回、令和元年度が2回、令和2年度が5回となっております。また、それ以外にも電話やメールでの協議も行っております。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) ただいまご答弁で、近畿日本鉄道と今まで14回の協議を行ったということの答弁でございましたが、14回、多いのか少ないのか、進捗状況によるわけでございますが、私はまだ14回されても進んでないと思いますが、進んでない原因についてはどういう原因があるんでしょうか、それも教えていただけますか。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 事業に期間を要している原因の一つに市道敷地内に近畿日本鉄道株式会社の所有地が存在し、鉄道敷内にも法定外公共物が存在するなど、事業用地の権利関係が複雑であることがあります。また、支障となる建物の借地権者と土地所有者における借地契約に関する契約解消協議が調わなかったこと、近畿日本鉄道株式会社と整備手法や事業用地の取扱いなどについて取り決めた事前協議の取り交わしに期間を要したことが主な原因となっております。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) 先ほども、今答弁ございましたけど、私もいろいろ地域の方々とも、地権者ともいろいろ話を聞いてる中では、近鉄の敷地が入ったり出たりというかなり複雑な地形をされてるということで、大変難しい交渉で14回、かなり進んで、うまいこといったら近々にかかれるというような先ほど答弁がございましたけども、私はそれに期待したいと思います。 次に、もう一つ大きな問題点といいますか、改良していただかなければならないところがございます。国道165号線から駅に通じる進入路の現状認識について質問をいたします。 この件についても私、平成28年12月定例会で一般質問させていただいておりますが、国道165号から近鉄二上山駅へ進入する道路の現状認識について再度お伺いいたします。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 国道165号から近鉄二上山駅へアクセスする市道9-24号線は、送迎車や高田バイパスへの迂回路として利用されており、朝夕には駅利用者の送迎の車で交互に通行することが非常に困難な状況であると認識しております。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) あっこ、朝の通勤時、道路で、165号線から駅に入る狭い通路の中で、駅に行く車があればよろしいですけど、送迎の車と、先ほども答弁ありましたように、高田バイパスに乗り入れする、また下りてくる車で交差して、あの信号も押しボタン式ということでかなり、一遍押したら時間が長いんですよね。そういうことで、あの辺朝はちょっと停滞して大変な不便をかけてるということでございますが、市も、先ほども言いましたように道路の形態を認識していただいているのであれば、市道の拡幅や165号線からの進入路の一部隅切りの必要性は、私は先ほども理解されていると思いますが、その後何らかの隅切り、また道路の幅の形態等々について検討されたことはあるんでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 以前も答弁させていただきましたように、市道9-24号線においては、平成13年に国道出入口付近で東側に道路拡幅した経緯がございます。その際には土地所有者の方に最大限可能な範囲の用地協力をいただいた経緯もございますので、さらなる隅切り設置に係る用地確保については、再度理解を得ることが非常に難しい状況となってございます。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) くどいようですけどもお伺いします。 再び用地の地主の協力を得ることは、先ほども非常に困難かもしれないというような答弁がございましたけど、隅切りは、これも、先ほど通学路のお話もさせていただいたように、かなり危険な状況に置かれてるということは、地元の方々、そして通行される方々はご理解されております。市としては、再度地主と再交渉されるつもりといいますか、予定といいますか、そういうことはございませんか。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 平成29年には再度地権者に電話や手紙での連絡を取りましたが全くご返事がなく、平成30年には、自治会長を通じて地権者に事業協力の意向確認をお願いいたしましたが、なかなかよいご返事がいただけなかったという経緯もございます。まずは、優先的に駅舎西側の駅前空間を活用した整備について事業を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) 物事には優先順位ということもありますけども、取りあえず二上山駅の周辺の整備ということは、我々二上地区に住む住民の一人としては喫緊の課題と思いますので、市は鋭意努力をしていただいて一日も早い、そして皆さんがあの辺周辺が便利になったな、安全確保されてるなというような思いが市民に通じるような、目に見える形で今後も努力をしていただいて頑張っていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。 私は、近鉄二上山駅周辺の整備に駅前空間を利用した整備と国道165号からの近鉄二上山駅へ進入する道路の整備は、先ほども言いましたように一体のものと思っております。その辺も、くどいようですけども再度市の考え方を教えていただきたいと思います。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 本市におきましても、近鉄二上山駅周辺の整備につきましては駅前空間と道路の整備は関連するものだと考えております。近鉄二上山駅周辺には畑分川線による駅前広場の都市計画があることから、重複した整備とならないよう、駅利用者や通行される方々の利便性の向上や安全の確保を促進しているところでございます。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) もう一つ、駅前整備の遅れていた原因といいますか、その一つとして、近鉄と今閉店しております構内売店があるということで、市の売店との交渉内容について今どのような進展をしているのか、内容についてお聞きいたします。 ○議長(中村良路) 津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 近畿日本鉄道株式会社と本市、構内売店の建物の所有者と本市の交渉内容については、この場で詳細にお伝えすることはできません。しかしながら、近畿日本鉄道株式会社と本市の双方では、駅舎西側の敷地を活用した整備につきましては整備方針や範囲などについて継続した協議を進めております。また、構内売店の建物所有者と本市につきましても、事業への協力について協議を重ねております。 ○議長(中村良路) 関議員。 ◆11番(関義秀) 私が聞いてる限り、構内売店はかなり強力な権利を有しておったということも聞いております。そういう意味からも交渉はかなり難しいということは当初から想像ができたことなんですけども、今先ほども言いましたように、市の努力で構内売店の持ち主さんがかなりいろいろと市の思いを酌んでいただいてるということもお聞きをしております。その中で、先ほども言われましたけども、交渉内容については詳しくは言えないということですけど、現在の売店との交渉内容は明るい、希望を持てるような交渉に今進んでいるのか、その辺について再度お伺いいたします。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 今年度の予定としましては、令和2年7月20日に取り交わしました事前協議に基づき、事業用地となる範囲を協議の上、決定いたしましたので、早ければ年内にも土地売買契約及び補償契約の締結を行う予定でございます。また、構内売店の建物所有者とは、構内売店に係る権利関係が整理でき次第、補償契約の締結に向け進めてまいります。 ○議長(中村良路) 関議員。 ◆11番(関義秀) ありがとうございます。 かなり話が進んでいるということで、用地取得や建物の補償が、解約が締結されれば来年度に工事を行って完成するというような的確な今答弁をいただきましたが、このことについて地元の住民としてはかなり希望を持った答弁と聞いてよろしいですよね、その辺もう一度お願いいたします。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 議員おっしゃるように、構内売店の方の権利関係の整理ができましたら補償契約の締結については進めてまいりますんで、一歩でも前進できるように早急に事業を進めたいと考えております。 ○議長(中村良路) 関議員。 ◆11番(関義秀) ありがとうございます。今のところ私は順調に協議が進んでいるということで、みんなの安全対策、そして利便性の思いを含めまして、来年度に我々は工事が着工されるというような大いに期待を持っておりますので、今後ともどうかよろしくお願いいたします。 次に(3)の市全体の下水道管の布設状況についてお聞きいたします。 ○議長(中村良路) はい、葛木上下水道部長、答弁。 ◎上下水道部長(葛木好昭) 令和2年10月末現在で市内における下水道事業の整備状況についてお答えいたします。 行政人口は7万9,295人のうち、下水道を利用できる人口は5万8,177人で、普及率が73.4%でございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) これも毎回聞いてるような数字で、年次的に計画されてる数字の伸びやと思っております。そこで、香芝市を構成した旧小学校区の五位堂、下田、志都美、二上、4地区の旧市街地で大規模な造成地域を省いた普及率はどのような比率になっておりましょうか。 ○議長(中村良路) はい、葛木上下水道部長、答弁。 ◎上下水道部長(葛木好昭) 正確には割れませんが、大まかに割らせていただきますと、五位堂地区で約73%でございます。下田校区につきましては約78%でございます。志都美校区につきましては約58%でございます。二上校区につきましては約45%となっております。 以上です。 ○議長(中村良路) 関議員。 ◆11番(関義秀) その中で、五位堂73、下田78、志都美58、二上45ということで、そしたら水道管は布設されましたけど、接続されている件数はそれぞれ地区の何%になっているんでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、葛木上下水道部長、答弁。 ◎上下水道部長(葛木好昭) これも大まかな数字となっておりますが、令和2年10月末現在におきましては、接続状況につきましては、下水道を利用できる人口が5万8,177人のうち、下水道を利用している人口が5万3,458人で、水洗化率は91.8%でございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) 今91.8%ということで、そしたら今全体のあれでしたね、91%。先ほども言いましたように、五位堂、下田、志都美、二上、73%、78%、58%、45%と答弁いただきましたが、接続されている数字から接続されている戸数といいますか、パーセントは幾らなんでしょう。 ○議長(中村良路) はい、葛木上下水道部長、答弁。 ◎上下水道部長(葛木好昭) これも大まかな数字となりますが、水洗化率につきましては、五位堂校区が約83%でございます。下田校区につきましては約85%でございます。志都美校区につきましては約89%でございます。二上校区につきましては約90%となっております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) これから見ますと、二上校区が布設の普及率が一番低い中で90%と、旧の4地区の中で90%と一番高い接続率というか、状況なんで、二上の方々はかなり下水道の工事の布設されることを私は望んでおられるということがこの数字で分かると思うんですけども、その辺はどのようなお考えでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、葛木上下水道部長、答弁。 ◎上下水道部長(葛木好昭) 今議員おっしゃったように、二上校区の普及率が低く、他の校区と比べると水道の整備が遅れていることはそのとおりでございます。ただ、水洗化率が一番高いので、整備を待っておられる方が多いということを認識しております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) 関議員。 ◆11番(関義秀) 分かりました。そこで、待っておられるということを、水洗化率が高いということで、二上地区はいかに、こんな言い方したらいけませんけども、くみ取便所とか、浄化槽も昔入れた浄化槽でもう老朽化してる浄化槽も多いということで、待ち望んでることが今先ほどの90%という数字に出ております。 ところで、高山台地区を除いて二上小学校区の下水管の布設状況を、今どこまで二上地区では布設が進んでいるか、その辺についてお答えお願いします。 ○議長(中村良路) はい、葛木上下水道部長、答弁。 ◎上下水道部長(葛木好昭) 令和2年度におきましては、畑三丁目、穴虫二上、穴虫西の中和幹線において整備工事を行っております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) そしたら、令和2年度は香芝市全体で整備延長が幾らでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、葛木上下水道部長、答弁。 ◎上下水道部長(葛木好昭) 令和2年度におきましては、香芝市全体で6,486メートルを整備しております。 以上ございます。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) 分かりました。今香芝で全体6,000何ぼの答弁がございましたけども、それでは、先ほどもおっしゃいましたように畑三丁目、穴虫二上、穴虫西の中和幹線、今それぞれ整備されておりますけども、整備延長はその3地区についてどのような距離になっておりましょうか。 ○議長(中村良路) はい、葛木上下水道部長、答弁。 ◎上下水道部長(葛木好昭) 先ほど言いました3つの校区につきましてご答弁申し上げます。 令和2年度におきましては、畑三丁目が1,444メートル、穴虫二上が766メートル、穴虫西の中和幹線が308メートルとなっております。合計でこの二上の3地区につきまして2,518メートルを整備しております。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) そしたら、今後の管の敷設計画は二上校区地区ではどのような計画になっておりましょうか。 ○議長(中村良路) はい、葛木上下水道部長、答弁。 ◎上下水道部長(葛木好昭) 事業認可区域の早期整備を進めるため、市街化区域を中心に整備済区域に接続している人口密集地や要望箇所などを費用対効果を勘案しつつ整備を進めております。しかしながら、二上校区につきましては、香芝市全体から比べましても普及率が低く、下水道整備の要望も多くあることから早期に整備を行っていく考えであります。 以上でございます。 ○議長(中村良路) 関議員。 ◆11番(関義秀) 早期に整備をしていただきたいということは、これは、先ほどの答弁で二上地区の水洗化率が90%と、4地区の中で一番高いということも数字で表れているわけでございますが、待ち望んでいるということは紛れもない、数字で見ても。市民の思い、早く下水を普及して我々もほかの地域と同じような水洗化をして、水路の環境整備も含めまして、早いこと下水をしてほしいと。小さな路地に入りますと、浄化槽であっても臭い、夏場なんかはかなり汚水の臭いが充満するというような苦情も聞いております。そういうことも含めまして、希望の多いとこに私は優先的に下水を引っ張っていただくというんか、埋設していただくということを希望するわけでございますので、その辺を十分にご理解いただいて、二上地区のそういう環境整備というんか、環境の改善もぜひお願いしたいと思いますので、その辺について再度部長からお答え、希望といいますか、思いも含めましてお答えお願いします。 ○議長(中村良路) はい、葛木上下水道部長、答弁。 ◎上下水道部長(葛木好昭) 今議員から質問いただきましたとおり、二上地区につきましては、どうしても168号線のメイン管から順番に、下流域から上流域に対して整備を進めてる関係上、ちょっと遅れてるところがございます。その中でも、実際接続しますと、水洗化率というか、すぐにつないでいただける方が多いということも認識しておりますので、今後はできるだけ早く整備した中で普及率を高めていきたいという形を考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) 一気に100%進むというわけにいきませんので、そういう市民の思い、住民の思いを十分受け取って、一歩一歩ずつでも延伸できるようにお願いしたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。 ◆11番(関義秀) 次に次に、4番、二上山駅から二上山登山道のトイレ設置について質問いたします。 二上山駅から二上山に登られる登山者の人数は分かっておりますか、把握されておりますか。 ○議長(中村良路) はい、津崎地域振興局長、答弁。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) 二上山の登山者につきましては、登山口で観光アンケート調査を実施いたしまして推計を出しております。今年度の調査の結果は、約2万人が登山されていると推測いたします。ちなみにどんづる峯につきましては、5,000人が来訪されていると推測しております。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) そのうちで、これもアバウトな数字になるかもかわりませんけども、2万人の中で男女の比率は分かっております、なかなか難しいですか。 ○議長(中村良路) はい、津崎地域振興局長、答弁。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) アンケート調査の結果になるんですけれども、男性が今約22%、女性が13%、あと無記名が64%となっておりますのであまり参考にはなりませんけれども、実際に登山者を見る分につきましては男女の比はあまりないと実感しております。 以上です。
    ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) 今年は、コロナウイルスの感染拡大で、最近特に二上山、山、どんづる峯のほうに登られる方が私は増えているように感じております。二上山駅で私、いろいろ、どんづる峯に行かれる方、二上山に行かれる方のお声を聞いておりますと、10人ほどのグループでしたけども、その人たちは、駅でトイレに行っとかんと、二上山に登ったら馬の背まで行かんとトイレがあらへんでと、これ大変やな、途中で用を足すようになったらどうしようかなというような不安の声も聞きます。そやから、二上山の駅で必ずトイレに行っとかんと大変やでというようなお話を聞きます。そやけど、二上山の駅には、男子のトイレは2つございますけども、女子は私、のぞいたことがございませんので何ぼあるか分かりませんけども、仮に10人が1人ずつ行かれたらそれだけでもかなりの時間がかかるということで、二上山の駅ではそういう登山者が会話されてるということですけども、市は、このような会話を仮に耳にされたときはどのような感想をされますか。 ○議長(中村良路) はい、津崎地域振興局長、答弁。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) おっしゃいますとおり、登山される方にとっては、入口付近にトイレがあると便利で安心して登山できると感じております。岳のぼりのときは近くの春日神社のトイレをお借りしておる状況ではございますけれども、日常の登山者につきましてはご不便をおかけしていると認識はしております。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) これ、市から資料をいただいた、パンフレットですけども、二上山に登るルートとしては、葛城市側からのルート、そして太子側からのルート、そして香芝市二上山駅からのルート、もう一つは、ひょっとしたら後から出るか分かりませんけども、ダイヤモンドトレール、どんづる峯のほうから登るルートがあるわけですけど、主に二上山の駅を降りて畑を通ってというルートが主な3つの3ルートだと思っております。その中で、これを見ておりますと、一番トイレが少ないというよりも、皆無なのが香芝ルートでございます。その辺の3市町のトイレの整備状況はいかがでしょうか。香芝市が私は一番遅れてるというよりも、ないのが香芝市やと思ってますけど、その辺はどのようなご感想をお持ちでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、津崎地域振興局長、答弁。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) 確かに葛城市の登山道の入り口には當麻寺がございますし、近くに道の駅もございます。また、馬の背のトイレのほうは、県のほうが設置をいたしまして、現在二上山美化促進協議会で管理をさせていただいております。また、太子町におきましては、大阪府がトイレの整備をされていると認識しております。ご指摘のとおり、香芝市側にトイレがないっていうことは認識しておりますけれども、今のところ整備する計画はないという状況でございます。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) ちょっと今局長の話を聞いてびっくりしてます。今香芝市側ではトイレの計画はないという、とても強烈で強い否定的な答弁をされましたよね。 ところで、話がそれますが、どんづる峯には県にスマートな多機能なトイレを設置していただきました。ハイカーの人たちは、二上山の駅でトイレをしてもどんづる峯の入口の香芝太子線の付近できれいなトイレがあるということで、どんづる峯に行かれる方のトイレの話は出ておりませんねんね。そういうことで、かなりどんづる峯に行く人のハイカーには評判がよろしいということで、香芝市もその辺はどのようなお声を聞いておりますか、その辺についてお伺いいたします。 ○議長(中村良路) はい、津崎地域振興局長、答弁。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) 直接的なお声は聞けておりませんけれども、多くの来訪者がトイレを利用されていると、そのような認識をしております。また、先ほども出ましたダイヤモンドトレールの起点となっておりますことから、そちらの利用者も多いと認識をしておりますので、1か所だけの登山者には利用がされているという認識をしております。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) そうですね。かなり、どんづる峯へ行かれる方は余裕を持ってどんづる峯に行かれるような、そういう感想を私ははたで見てたら感じております。そういった中で、二上山の登山者とどんづる峯に行かれる方の感じ方が私は正反対だと思っております。るんるん気分とトイレが気になるなというような思いで行かれる方のお気持ちが私は正反対。二上山のルートで適切な場所で早急にトイレの設置をしていただいたら、登山者ももう少し気分よく二上山にも登られるし、また二上山に行こうかと、登ろうかという人もまた増えるかもわかりませんので、その辺どのようなお考え、先ほど造る計画は今ないという答弁でしたけども、再度その辺についてお聞きいたします。 ○議長(中村良路) 津崎地域振興局長、答弁。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) 観光アンケート調査によりましても、トイレの整備の要望っていうのは数件ございました。どんづる峯のトイレの整備につきましては、奈良県の自然環境整備交付金っていうのを使いまして設置していただいた経緯がございます。市単独で計画はないと先ほど申し上げましたけれども、大阪府と同様に奈良県にも設置を検討いただけるか要望はしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) 先ほどのないというよりも、いろんなところで相談もするという答弁をいただきましたけど、今般第5次総合計画の基本構想が先ほども議会に提出されております。そこには観光振興の記載がございますよね。その取組はどのようなものなのか、ちょっと詳しく説明していただけますか。 ○議長(中村良路) はい、津崎地域振興局長、答弁。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) 主に2つの取組がございまして、観光情報の発信につきましては、観光イベントを実施して香芝市の名所を紹介することと、あとは来訪者が増加するための情報発信ツールを作成いたします。それらは、各地域でのイベント参加の際に活用することができると考えております。また、観光資源の魅力向上は、市内の観光スポットを分かりやすく案内できるための名所案内看板や、近隣市町の広域の連携事業を実施することで香芝市の観光資源の魅力を向上させるものと考えております。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) 大体、総合計画の中ですからそんな詳しく、ワンポイントについて詳しく述べられているわけではないですので、多分今局長がおっしゃったようなことが、そうだろうと私は感じるわけですけど、もう一つお聞きしたいのは、総合計画の中にも、先ほども答弁がありましたけど、観光資源の魅力の向上ということが記載されておりますけども、そういうことを、魅力の向上をしていくのならば、二上山にもっと、山に登っていただく環境整備が、先ほども必要やと。もちろんトイレもございますやろうし、休憩場所もあるだろうし、ある程度登ったところに眺望が開ける、その辺の雑木の整備もあるだろうし、いろんな事柄があるわけですけども、香芝市では数少ない観光名所の一つである二上山をPRするためには、私は県にお願いするだけではなしに香芝市独自で働きかけ、そして行動を起こして、二上山の魅力、二上山というのは、今は當麻町が二上山や、いや、どこが二上山か、私の山やと言うておられますけども、先ほどから二上小学校校区のということで、もともとは地域的にも二上村、そして二上山の駅、二上の駅、そして小学校も二上小学校と、もともとは香芝市に帰属する山が私は二上山だと思っております。そういう意味で含めまして、市は二上山を自分の、香芝市の山だという、そういう思いを、私はもっとPRがぜひ必要やと思っております。先ほども、くどいお話になりますけども、国や県には頼らず市がもっと積極的にすることが、私は行動が県に通じると思っております。その点でいかがお考えなのか、もう一度お願いします。 ○議長(中村良路) はい、津崎地域振興局長、答弁。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) これまでトイレについてはあまり検討してこなかったという経緯がございますけれども、私どももトイレはあるとよいと思っておりますので、ただそれにつきましては、設置場所や整備費用、また維持管理費用の予算など、様々な課題があると考えております。補助金や交付金なども情報収集をさせていただいて、県とも相談をさせていただきながら可能かどうか研究をしてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(中村良路) 関議員。 ◆11番(関義秀) ちょっと話も替わりますけども、ちなみに王寺町は全国で一番の住みよい町ということで、それの一つの原因は、明神山からの景色、自然を含めた景色が全国一になる一つの要因やということも言われております。王寺町のパンフレットを見ますと、明神山へ登れば大阪湾や明石海峡が一望できるというようなPRもされております。しかし、二上山に登りますと、明神山よりももっとすばらしい景色が眺望できます。もちろん大阪湾や明石海峡、遠くは神戸の町並み、もう一つ、天気がよければ淡路島まで見えるという、そのような眺望のいい二上山の頂上でございます。香芝ルートでトイレがない。先ほども言いましたように、二上山っていうのは香芝市が足元にあって二上の名前をずうっと長年継承している地域でございます。その辺について市長、ちょっとお聞きします。 市長も自然とかそういうものにはかなり造詣が深いということもお聞きしております。今までの私の局長との答弁、やり取りをさせていただいて、トイレがないということが二上山に登る最大の問題点だと思っておりますけども、その点、市長はどのようなお考えで二上山という山の位置づけをされてるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(中村良路) はい、福岡市長、答弁。 ◎市長(福岡憲宏) まず、関議員のご質問と今の答弁等を聞いてて、本当に地元愛というか、地域愛が、それがすごく感じられました。 まず、トイレのことなんですけども、トイレが例えばあるからじゃあ二上山に登ろうか、それは絶対別に違いますよね。先ほどあったみたいに観光的な魅力を上げていかなければならないと。じゃあ、そうするためにはどうしたらいいのかっていうことになるんですけども、先日地域フォーラムがありまして、私のほうが知事のほうに提案をさせていただきました。あとは隣の市とかに対して。その中でお話しさせていただいたんは、二重生活的構図っていう話をさせていただいたんですけども、今世の中において新しい若い人たちはそう、皆こん中でもそうなんですけども、現実空間と仮想空間、これを行き来しているような状態なんです。そんなことはしてないよって思われるかもしれないけど、例えばツイッターであったりSNS、これも全然違う空間ですよね。その空間であったりとして今リアルという現実、そこを行き来しているような生活というのが今現代の人たちの生活やと思います。今から20年ほど前には考えられなかった生活。じゃあ、そうなった場合に、じゃあ二上山の魅力、観光としての向上をどうしていくかっていうことで、一つ考えられるのは、例えば私の中ではAR、拡張現実と言われる、そしてVRという仮想現実という、その2つを組み合わせたようなものが観光に使えないかなというふうには思っておりますと。例えば二上山という山、登る登山道っていうのは非常に激しい、しんどいですよね。でも、山の上から見る景色っていうのがすばらしいと今関議員がおっしゃってました。その先にあるものを見せることによって現実世界、仮想によってそれを見ることによって現実世界から行こうという、そういう動機づけにならないかなというのを一つ考えておりますと。 そして、トイレの問題ですけども、先ほど局長のほうから答弁のあったように、二上山、うちのところにトイレがあると非常に便利だというふうには確かに思いますと。ただ、先ほどダイトレ、ダイヤモンドトレールのお話もあったように、トイレを整備してるのは基本的に県や府というのがほとんどのようでございます。だから、香芝市としても、今津崎局長からの答弁では市単独での整備は難しいというふうに私は聞いてて思いました。だから、しっかり奈良県のほうには要望していきたいと、このように考えております。また、国や県の補助金などを活用して今後も検討してまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) 今ないですから、みんなの努力で一日も早くトイレを設置していただくことが二上山登山を快適な登山にすると。 もう一つだけ、先ほど市長のおっしゃったことについて、バーチャルのこともよろしいですけども、二上山に登るというのは、ただバーチャルで景色を見るだけじゃなしに自分の足で二上山の頂上に登る、その道中のいろんな草花、または人と接すること、そして頂上に登った達成感、そういうことも登山には、必ず気持ちとしては必要なことなんで、ただバーチャルやとかそのようなことだけではなしに、健康のためにも登る、足腰を鍛えるために登る、いろんな目的で二上山に登られるということ、これだけはひとつ間違いのないようにお願いしたいと思いますけども、市長、反論があればお願いします。 ○議長(中村良路) はい、福岡市長、答弁。 ◎市長(福岡憲宏) いや、今お話しさせてもらったんは、ARとVRを組み合わせてということで、あくまで頂上からのその空間を眺めるために現実世界からそこに行くということなんで、山を登るきっかけとして使うということなんで、今話は一致してるんですけど、ちょっと僕の説明不足だったんで、ごめんなさい。山に登った後の話をするために登る前の想定の話をさせていただいたっていうことなんです。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、関議員。 ◆11番(関義秀) 分かりました。市長と思いは同じだと思いますので、その辺も含めまして、香芝のシンボルといいますか、そういう山を、市民も愛する、そしてよそから来られる方も二上山を、歴史のある大津皇子の墓もありますし、万葉集にも歌われてるような山ですので、みんなが共有した山であることを私は願って、環境整備をぜひお願いしたいということで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(中村良路) 以上で、11番関義秀議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。              午前9時58分 休憩              午前10時09分 再開 ○議長(中村良路) 休憩を解いて再開いたします。 次に、8番中山武彦議員の一般質問をお受けいたします。 はい、中山武彦議員。 ◆8番(中山武彦) 皆さんおはようございます。 議長のお許しを得ましたので、一般質問をさせていただきます。 新型コロナウイルス感染症の拡大は、東京をはじめ、日本の各都市で猛威を振るっております。お隣の大阪府では、重症病床の逼迫や医療従事者の不足で深刻な状況になり、昨日知事が予防策の延長を決めまして、また不要不急の外出を避けてくださいということで呼びかけておりました。政府は、感染症拡大防止や経済の好循環、また国土強靱化に力を入れると総合経済対策を決定いたしまして、この中には自治体で行うワクチンの接種体制の整備も入っております。香芝市も引き続き収束を目指して感染防止対策を進め、また市民が希望を持って新しい年を迎えられますよう市政推進をお願いをしたいと思います。 まず、1点目の質問をいたしますが、香芝市の地方創生について伺います。 香芝市も総人口が減少する局面に入ったということで、市の新しい基本構想案について書かれております。香芝市の人口推計についてどのようなビジョンを持っているのか伺いたいと思います。 これで1回目の質問を終わります。 ○議長(中村良路) それでは、中山武彦議員の1回目の質問に対しまして答弁お願いします。 堀本企画部長、答弁。 ◎企画部長(堀本武史) 全国的には従前から、議員ご指摘のように人口減少が続いておりまして、社人研で平成29年度に発表した推計によりますと、2065年には日本の人口は約8,808万人まで減少すると予想されており、一方で高齢化率は、平成27年の26.6%から38.4%まで上昇することが予想されます。このことを踏まえますと、本市におきましても人口を増加させる、あるいは維持するということが難しい状況だと認識はしてございます。新たな人口ビジョンにおきましては、長期的に人口減少となるものの、合計特殊出生率の向上や現在の30歳代の転入が多い状況を維持することにより減少スピードを抑制し、2060年に約7万人の人口を目標として設定したところでもございます。これまでの住宅都市施策にプラスいたしまして、企業立地促進や雇用を創出すること、また子育て、教育への支援を一層充実させることで香芝市が選ばれるようなまちづくりを進めてまいりたいというふうには考えてございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) それでは、2回目以降の質問をお受けいたします。 はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) 香芝市、出生率の向上と30代の転入者を多く維持していくということでお答えがありましたけども、私は、香芝市が活力をこれまで以上に高めていくためには、人口減少を食い止める施策と併せまして、多くの住民が地域づくりに主体的に関わるような施策に取り組むことが大切と考えております。コロナの前につくられていますこのビジョンによりますと、観光などで外から人を呼び寄せるということをしたり、また地域に何らかの関わりがある方をまた外から呼び込むというような発想がありますけども、これからは現に暮らしている住民自身が地域に対する誇りや自負心を持って、そして地域づくりに積極的に関わっていただくと、言わば活動人口を増やすことが一つの目標と、このように考えておるんですが、改めて伺いますけども、活動人口の新しい概念、市はどのように認識されてるか伺いたいと思います。 ○議長(中村良路) はい、堀本企画部長、答弁。 ◎企画部長(堀本武史) 地域に実際に住んでいる居住人口以外に地域に関わりを持つ人として交流人口、関係人口がございます。交流人口は、観光や買物などで地域を訪れる人、関係人口は、地域内に居住してはいないものの地域や地域の人々と様々な形で関わりを持つ人とされ、特に関係人口は、人口減少に直面する地域において地域づくりの担い手となることが期待されます。議員ご指摘の活動人口につきましては、最近聞かれるようになった言葉でございますが、地域で実際に活動している人というふうに我々は解釈をしてございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) 活動を実際されてる方ということで、減少する中で活動者を増やしていくということが重要と思いますけど、香芝市は活動人口を増やすことにつきましてどのように考えていらっしゃいますか。 ○議長(中村良路) はい、堀本企画部長、答弁。 ◎企画部長(堀本武史) これまで増加を続けておりました本市の人口が今後は減少に転じることが見込まれており、少子高齢化もこれまで以上に進むことが予測されてございます。このような状況下で、香芝市を訪れる交流人口や地域づくりに関わり担い手として活動する関係人口、活動人口を増やすことは、今後ますます重要になってくるというふうには認識してございます。今般議案として上程させていただきました第5次総合計画におきましても、市民をはじめ、地域団体や事業者などの様々な主体との協働によるまちづくりを推進することと明示いたしました。市内に居住しているか否かに関わらず、様々な方に関わっていただき、協働することが地域の活性化につながるものと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) 市民協働とこれまでも言われてますけども、さらに活動していく方を増やしていくということで、住民個々人、多様化されています、今考え方が。その中で、同じ町に住んでるからといって一緒に何かできるというわけでは決してないと思いますので、行政枠を取り払った取組とか、様々工夫をしていただきたいと思います。 じゃあ、続きまして伺いたいと思います。 不育症の方々への支援について伺います。 全国的な状況ですが、子供が欲しくてもできない不妊や不育症でお悩みの方がいらっしゃいます。出生率を上げるため、積極的に支援していくべきだと考えております。香芝市で不妊治療を行ってる方の人数が分かれば教えてください。 ○議長(中村良路) はい、平山福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) 香芝市民の方で不妊治療、こちらを受けておられる方の総数、こちらは把握できませんけれども、妊娠届により、妊娠された方の中で不妊治療により妊娠された方の人数は把握してございます。令和元年度におきましては、妊娠届出数768件のうち103人、こちらが不妊治療による妊娠であると回答され、全体の13.4%となってございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) 13.4%ということですが、妊娠しても流産を繰り返したり、死産等、不育症で困ってる方がいらっしゃいます。不育症ということで、こちらのほうの人数は分かるでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、平山福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) 香芝市における不育症患者数というのは把握できませんが、全国的な患者数につきましては、平成22年度の厚生労働省科学研究によります不育症患者の頻度調査によりますと、全国で約140万人の不育症患者がいると推定されております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) 約140万人ということで、全国の20代から40代の夫婦が約1,200万人と言われてますので1割強というふうに思うんですけども、香芝市では不妊治療の補助についてどのようにされてるか教えてくれますか。 ○議長(中村良路) はい、平山福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) 本市におきましては、今年度より医療保険が適用となる不妊治療と保険適用外の不妊治療のうち、人工授精を対象としました一般不妊治療の費用助成を開始してございます。夫婦の妊娠治療額の2分の1で、上限を年間5万円とし、最大5年間費用助成する制度になってございます。 こちらの交付申請でございますけれども、今年度まだ今現在5件の申請となってございますが、こちらにつきましては、1年度の助成につき1回の申請となっておりますことから、年度末にかけて申請数が増加すると見込んでございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) また年度末も伺いたいと思いますが、じゃあ県内の助成状況は分かりますか。 ○議長(中村良路) はい、平山福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) 一般不妊治療、こちらの費用助成につきましては、本市を含む11市が費用助成を実施してございます。不育治療についての費用助成、こちらも同時に実施している市は、大和郡山市、天理市、五條市の3市の実施を把握してございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) ありがとうございます。不育、また不妊治療ということで、助成も進んでますが不育症のほうはちょっとまだ少ない状況で、香芝もまだしてないという状況でありますけども、今国が積極的な取組をすると、内閣が替わって姿勢を示してますけども、不妊治療、不育治療について、国の動きを把握されておりましたら教えてください。 ○議長(中村良路) はい、平山福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) 国からの直接の通知はございませんので、報道からの情報となりますけれども、まず不妊治療につきましては、現在不妊の原因検査など、一部保険適用されておりますけれども、保険適用されていない高度な体外受精や顕微授精などに対し、政府は公的医療保険の適用拡大を目指すとしております。そして、それが実現するまでの措置として2回目以降の助成額の引上げ、また回数制限の緩和、所得制限の撤廃、事実婚カップルを対象とするなど、こちらを検討されているようでございます。また、不育症の治療に対しましても支援を求める声があることから、保険適用がされない検査費用を助成している自治体に対し国が補助する仕組みを新たに設けるとともに、有効性や安全性が確立しました治療については順次保険適用を目指していくことなどが政府の作業チームで検討されております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) 国のほうでも作業チーム等をやって保険適用拡大と、それまでの助成額等を拡大していくと、また所得枠を撤廃していくということで、かなり進んでいくかなと思うんですが、自治体のほうでも進めないとできないこともあるようでございまして、今回私も意見書案を出させていただきましたが、不妊や不育症については、治療費が多額で経済的な負担だけでなく、仕事を頻繁に休んだりするということで同僚の、職場の方々への配慮とか、様々なことで精神的な負担もあるというふうなことをちょっと聞いております。そこで、香芝市もできれば不育症の助成制度の導入等、また相談支援について実施できないか、この辺り伺わせていただけますか。 ○議長(中村良路) はい、平山福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) 不妊治療の助成につきましては、先ほどご答弁させていただいたとおりでございます。不育症に対する助成につきましては、国の作業チームによる検討結果や県内他市の状況を注視してまいりたいと考えてございます。また、相談支援につきましては、保健センターでは子育て世代包括支援センターにおきまして助産師を配置し、事業展開を行っておりますので、必要に応じて相談させていただく体制はございます。しかしながら、不妊や不育に対する相談につきましては、高度医療やその他遺伝子等の家族の様々な要因が関係した相談になってまいりますので、最終的には助産師、医師により専門的に相談が可能な奈良県不妊専門相談センターをご案内することとなるかなと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) ぜひとも、まず不育症の制度の導入についてお願いをしたいと思います。他市もやってる部分がありますので、後押しをお願いいたします。 それと、今不妊、不育相談ということで子育て世代包括センター、こちらのほうもやりますが、妊娠前ということでかなり不妊、不育という相談はしにくいんかなと思うんです。ですから、看板表示も今ない状況なので、何とかその辺り、相談しようという気持ちを後押しできるような看板とか、またイベント等を進めていただきたいと、こう思いますので、広報等も併せてお願いをしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 じゃあ、引き続きまして伺ってまいります。 総人口減少ということで、諸施策も同時に聞いていきたいんですが、まず空き家対策について伺いたいと思います。 日本の高齢者人口も増加しているということで、今後、これまで以上にご自分のご家族の実家とかを相続される方が増えていくということが考えられます。空き家については、以前から苦情がしばしば市民から香芝に寄せられております。これまで幾つか対応していただいておりますけども、いずれも持ち主の方と近隣住民の思いが違ってなかなか解決は難しい状況が多々見られます。そうしたとこで、私も随分と計画前から質問もさせていただいてますけども、今後相続物件が一層多くなるということで、また新たな対策が必要と、こう考えますので、聞いていきたいんですが、まずは、現状苦情があったとき、市はどう対応してるのか確認したいと思います。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 現在なんですけども、苦情のあった空き家については、現地確認の上、まずは文書による適正管理依頼の通知を行っております。文書通知でなかなか問題が解消されない場合は、程度や場所にもよりますが、所有者宅を訪問し、直接会って現状の説明と自主的な対応をお願いしております。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) 今、文書通知、それから所有者を訪問するということで、苦情の対応もされてますけど、あくまで自主的な対応を促すというレベルになってしまいます。自主的な対応をしてもらえない場合はどうされるのでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 空き家対策の基本的な考え方として、空家等対策の推進に関する特別措置法にも規定されているように「空き家等の所有者又は管理者は、周辺の生活環境に悪影響を及ぼさないよう、空き家等の適正な管理に努めるものとする。」というものがございます。空き家管理において所有者等に求める責務を説明するとともに、適正な管理方法、相談窓口、補助支援制度の活用等について情報提供を行い、粘り強く自主的な対応を促してまいりたいと考えております。 ○議長(中村良路) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) そうなんですが、通知行政ということで、訪問もして促してもなかなか難しいと。こういうときは対策をどうされるんか伺いたいと思います。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 文書通知や自宅訪問をしてもなお改善される見込みがない場合は、特定空家等の判断基準に基づき、空家等対策推進協議会に諮った上で特定空家へと移行してまいることとなります。特定空家の認定後は、所有者等に対して空家法第14条に基づく助言、指導、勧告、命令を行った上で、最終的には、法的には行政代執行も可能となっております。しかしながら、代執行を行うにはかなりの日数と労力が必要となること、また解体撤去費用は、物件によっても異なりますが、一般住宅では100万円から150万円ぐらい必要と思われますが、所有者からの費用回収が困難な場合も予想されることから、慎重かつ総合的に判断していく必要があると考えております。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) 特定空家ということ、今お話がありまして、これも、計画の中では何軒かもう特定空家にされてますけども、また再調査等、日常的な更新もなかなかされてないような状況があるんです。ですから、日々苦情があるたびに特定空家に全て認定されて進むというわけでは今ございませんので、新しい対策も考えていかなあかんと、なかなか難しいと思いますけど。そこで、ちょっと新しい動きで、相続放棄された空き家、この管理者はどうなるのでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 相続放棄された場合、新たな相続人、または相続財産管理人が選任されるまでは、相続放棄者が管理、義務、責任を負うこととなると思われます。新たな相続人や相続財産管理人が選任されれば、不動産登記情報により確認することができますので、その情報を基に指導をしていくことになると考えております。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) そうですね。ですから、今までの所有者の方と交渉されていて、お亡くなりになって相続放棄された後は管理者を立てるということなんですけど、なかなか時間がかかりそうな感じがしますし、そういった管理者を立てられないことも多々あるとちょっと聞いてるんですが、香芝市が最終的に特定空家に認定した場合、代執行した場合は、相続放棄されたら費用は香芝市が持たなきゃいけないような事態になると思うんですけども、その辺もあると思うんですが、空き家対策の課題を市としてどう考えるのか、改めて伺いたいと思います。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 空き家対策については、空き家所有者等による適正管理が求められております。しかしながら、現状では、近隣住民からの苦情がほとんどであります。空き家所有者等による適正管理意識の向上が必要であると考えております。そのため、市としては、引き続き空き家管理において所有者等に求める責務の周知や適正な管理方法、利活用の方法、補助支援制度の活用による管理不全空き家の解消、相談窓口等について、ホームページや広報紙への掲載による啓発や納税通知書を活用した所有者等への情報提供を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) 市もやっていただいてるのはよく分かるんですが、進まないというのは共通した思いだと思うんです。ですから、いろいろとこれまでと同じような感じではなかなか難しいと、こう思いますので、例えば今関屋桜ヶ丘でやってらっしゃるような利活用も以前お伺いしました。また、現行制度では、空き家を活用した居住支援という住宅セーフティーネットの制度もございます。そして、自治体によって空き家バンクも設置してますので、新たな提案なりを、情報提供、今言われましたけども、やっていく必要があると、こう思うんです。今後の空き家対策、朽ち果てさせてしまうだけでは香芝も埋没してしまう町になってしまいますので、どんどんそういったことをやっていただきたいと思いますけども、その点どうでしょうかね、今後の対応について。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 空き家対策としてセーフティーネットといった利用の仕方が有効かどうかについて、今後空き家所有者や利用希望者からのお話を聞いた上で、需要があれば計画の見直しについても検討してまいりたいと考えております。また、空き家バンクにつきましては、現在NPO法人が運営する空き家バンクへ登録していただいておりますが、相談件数が増えてまいりましたら市独自での運営も検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) 私は、空き家をお持ちの方も元町民であったり香芝市民であるわけですから、その辺りのことは、政策として市が責任を持ってやるためには、一堂に会して説明会をするなり、またそういった様々な問題を逆に聞き取るということで、個別にやるんじゃなくてそういったこともやっていただきたいなと、このように思ってますので、様々な形で進めていただきたいと、こう思いますので、よろしくお願い申し上げます。 じゃあ、次の質問に入ります。 介護保険について伺いたいと思います。介護をめぐっては、要介護者の生活を支えるとともに、家族の事情に応じた負担の軽減も大切です。まずは、香芝市の高齢者の特徴、高齢社会の特徴、将来的な予測について教えてください。 ○議長(中村良路) はい、平山福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) 全国では、2025年、令和7年には団塊の世代が後期高齢者となり、全国の高齢化率は30%になると予測されております。そのような中で、香芝市の高齢者人口は、令和2年3月末時点で1万8,347人、高齢化率は23.1%となっており、全国と比べますと、高齢者人口の割合がかなり低い市となってございます。また、要介護認定率につきましても、全国平均が18.5%に対しまして香芝市は14.5%と低く、介護認定を受けておられない元気な高齢者の割合が多い市となってございます。しかしながら、本市も今後は高齢化が進行していき、2035年、令和17年には、高齢者人口は2万3,000人を超え、高齢化率も30%を超えると予測しております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。
    ◆8番(中山武彦) 香芝市は、来るべき超高齢社会ということで包括ケアシステム構築中ですけども、ご自宅で終末期を迎えられる方も結構いらっしゃると思うんですが、どれぐらいの割合でいらっしゃいますか。 ○議長(中村良路) はい、平山福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) 厚生労働省の在宅医療に係る地域別データ集によりますと、平成30年の香芝市における高齢者の自宅死の割合は17.4%、ちなみに老人ホーム等の施設死につきましては9.4%となってございます。全国平均を見ますと、自宅死につきましては13.7%、老人ホーム死は8.0%でございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) そういったことでですけども、今ターミナルケア等を受けながらお亡くなりの方も多いということで、介護予防、重度化を防ぐ政策ということで伺いたいんですが、その辺り、香芝市の状況を教えてください。 ○議長(中村良路) はい、平山福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) 地域の高齢者が自ら介護予防に取り組み、自立意識を高め、住み慣れた地域で共に支え合いながら活動的で生きがいのある生活を送ることができるよう、介護予防に必要な知識を普及啓発するとともに各種の介護予防教室を実施してございます。また、通いの場の一つであります、住民が主体となって健康増進、介護予防に取り組む場でございますいきいき百歳体操の地域での立ち上げを支援し、進めてございます。しかしながら、今年度は新型コロナウイルスの影響を受けまして活動自粛となった時期もございましたが、新しい生活スタイルに合わせました実施方法により、活動に向けての適切な支援を行っております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) 引き続いて、医療と介護の連携、医療との連携はどのようにされてるか教えていただけますか。 ○議長(中村良路) 平山福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) 地域包括ケアシステムでは、住み慣れた地域で尊厳を持って人生の最期まで暮らし続けられるための支援体制の整備が求められております。本市では、在宅医療・介護連携推進事業といたしまして、医療、介護に関わる他職種と協働し、包括的で切れ目のない継続的な在宅医療と介護の推進に取り組んでおります。昨年度は、入退院連携マニュアルを作成し、病院療養から在宅療養へ生活の場が変化する中での円滑なサービス提供ができるようにしてございます。また、併せて終末期を在宅で迎える体制整備の充実も図っております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) それで、夜間等のサービス体制の構築もされてるでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、平山福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) 地域包括ケアシステムにおいては、在宅における要介護者に向けた介護サービスが主となってございます。24時間体制でサービス提供が可能な巡回型サービスの整備も行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 様々な形で地域包括ケアシステムをつくっていただいてるんですが、家族の事情ではなかなか在宅では難しいと、また在宅で介護されてても、家族の方が介護されてるのでだんだんとしんどくなってくるということもございまして、ご家族の事情を重視した場合は、延命治療を選択しない場合もあるし、また介護施設の中でターミナルケアをしたいという方もいらっしゃると思いますので、入所施設の整備について教えていただけますか。 ○議長(中村良路) はい、平山福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) 現在、次年度からの第8期の介護保険事業計画を策定中でございまして、在宅介護を重視するという基本的な考え方を維持しながら、在宅での生活が困難な場合についての施設サービスの需要についても検討しております。こちらにつきましては、近隣市町での施設の整備状況等も踏まえ、本市における適正な整備計画を立てていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) その辺りも同時につくっていかなきゃいけないと思います。特にご家族の方の判断も大変厳しくなってくると思いますけど、相談にも乗ってあげていただきたいと思います。そこで、地域密着型の施設も香芝にあるんですが、入居条件が半年という、市民になって半年必要だというようなことも聞いてますし、縛りもあります。また、家族の事情もよく酌んで、弾力的な運用をしないと本当に疲弊してしまいますので、この辺りもケアのほうをよろしくお願いをしたいと思います。 以上で、続いてまた伺いたいと思います。 次に、鉄道駅と交通アクセスについて伺います。 最初に、近鉄二上駅、関屋駅の利便性の向上ですが、近鉄大阪線二上駅にエレベーター、また関屋駅ではエスカレーター等を運行されてますけど、時間が始発よりもかなり遅いと、長い階段を上らなあかんということで苦情を聞いてますが、始発から動くようにできないのでしょうか、伺います。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 近鉄関屋駅につきましては、令和元年11月より駅係員の配置時間が短縮されており、始発列車から9時半頃まで及び17時半頃から最終列車までの時間には駅員が常駐していないことから、エスカレーターについては係員不在の時間は稼働していない状況であります。構内エレベーターについては始発時から運転されております。 二上駅の構内エレベーターにつきましては、近畿日本鉄道株式会社に確認いたしましたところ、6時20分からの運転となっており、始発時に利用できない状況でございました。構内エレベーター設置事業は鉄道駅のバリアフリー化を目的として進められた経緯もあることから、市といたしましては、近畿日本鉄道株式会社に対して始発時からエレベーターを運行するよう要望してまいります。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) エスカレーターの運行も無理ですか、関屋のエスカレーター、始発からというのは無理ということですかね。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) エレベーターにおいては遠隔操作が可能であると聞いておりますが、エスカレーターについては、カメラ等もついてないんで、駅の係員がいない場合に安全上の部分でなかなか難しいというふうに聞いております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) そこんところが駅員さんがいなくなったときにいろいろと支障が出ておるということで、駅員さんがいないという対応は、民間の都合もあるとは思うんですが、今後大きな課題が出てくると、障害者、高齢者が増えてくるんで、その辺り極めて重要になってくると思いますので、対応を引き続き協議をお願いしたいと思います。これはお願いしておきますので、お願いいたします。 続きまして、二上駅の西側踏切、2か所ありますけど、竹田川沿いにより近い西側の踏切では、以前から踏切前後の舗装がかなり傷んでるということで、改修をお願いしておりましたけどもなかなか進んでないと、そしてまた、二上駅前のロータリーにある踏切内は軌道内に段差があるということで、この辺りの2つの改善はできますでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 舗装の修繕につきましては、関屋第4号踏切と近接するため、鉄道事業者と協議し舗装修繕を実施してまいりたいと考えております。また、関屋第5号踏切内のフラット化につきましては、鉄道事業者へ今後要望してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) ぜひとも早急にお願いをいたします。 続いて、二上駅南側の交差点、広くない中で横断歩道前にいまだに停車される車があるということで、短時間でしょうが、解消策はないのか教えてほしいと思います。 ○議長(中村良路) 津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 現在、二上駅南側広場内に待機車両が多く、あふれた車両が市道に駐停車して駅利用者の乗り降りがされているような状況でございます。駅前広場内には使用制限しているスペースがございますので、そのスペースに車両が待機できるような対策を今後検討してまいります。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) 今、封鎖されてるところですね。そこを開けていただくということで、早くやってください。お願いいたします。 それと、続いて近鉄関屋駅の広場の歩道では一部段差があって、カラーコーンを引いたりして通行に支障が出てますが、抜本的改修はできないのですか。 ○議長(中村良路) はい、津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 現在歩道部分の段差につきましては、道路コーンを設置し、危険箇所への立入りができないような処置をしております。あの駅の部分については、大規模な造成による工事でしたので、経年劣化による沈下であるのかそうでないのかということで、付近への土砂流出がないのかを経過観察、今までしてまいりました。その中で、変状が見られないことから、今後については、段差部分についてインターロッキングブロック舗装の改修を検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) 分かりました。先ほども、聞き忘れましたけども、規制等も含めてその辺り、駅前のいろんな改修も早急にやっていただきたいと思いますので、警察のほうにもその辺りの規制緩和、お願いしたいと思います。 続きまして、JR難波駅の直行便について伺いますけども、JR難波駅直行便、減便したと聞いてますけど、現在の運行状況を教えてくれますか。 ○議長(中村良路) はい、笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) 今年の3月のダイヤ改正によりまして、午前10時台から午後の2時台の各2本、それから3時と4時台の各1本が合わせまして大体12本、これが、JR難波駅行き快速電車っていうのが王寺行きの普通電車に変更となってございます。ただ、王寺駅のほうで今の大和路線のほうに5分ほどの待ち合わせで乗り継ぎが可能と、こういった形を聞いてございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) 王寺駅の乗り継ぎで代替されたということなんですけど、直行便がなくなり不便を感じてると聞いてるんですけど、改正の理由を教えていただけますか。 ○議長(中村良路) はい、笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) JRのほうにダイヤ改正の理由のほうをお聞きしたところ、ちょうどJR和歌山線におきまして、新型車両、2両編成になってる分なんでございますけれども、新しい車両の導入のタイミングに合わせまして輸送量の適正化を図られたためと、こういった形で伺ってございます。具体的に言いますと、昼間の時間帯におきまして王寺から大阪方面、こちらには、大和路快速って言われるものとJRの難波行きの今までの快速が5分前後ぐらいで運行していたということでございましたが、昼間の利用客が少ないということで、JR難波行き快速電車を王寺駅のほうで降りていただいて、大和路快速に乗り換えていただくことにしたと、こういったことで聞いてございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) 乗る方が少ないという理由だったと思うんですけど、昼間に利用者が少ないということですが、乗り継ぎがあって難しいと、大変だということなんですけど、到着時間はどれぐらい差があるんでしょう、直行便と乗り継ぎとで。 ○議長(中村良路) はい、笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) 直行便で、JRの香芝駅から例えば難波駅ということでございますと、JR難波行きの快速電車、以前ですと、現在も運行してる部分もございますが、約40分程度かかるというところでございます。昼間の時間帯、今現状王寺で乗り換えていただくという前提でいきますと、もう一回久宝寺など等で乗換えが必要なんですけれども、約10分ほど増えまして、約50分ぐらいかかるっていうようなダイヤの関係になってございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) 時間では何か10分であんまり変わらないように思いますけど、その間、階段の上り降り、2回乗り継がなあかんというようなこともあって、2回というのはあまりにも大きいんじゃないかと、簡単に考えることではないかなと、こう思います。だから、そのことについて、今年ダイヤが変わったんで不便になったという話で、何とかしてもらいたいと思ってるんですが、JR西日本との協議ということは考えられませんかね、その辺り。 ○議長(中村良路) はい、笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) JR和歌山線につきましては、今後利用者の減少が危惧されてる中で、現状の便数を維持するっていうようなことの必要性も感じてございます。そのためには、利用者の増加につながるように、JR西日本や沿線の他市町村とも協働して利用者増加を図ってまいりたいなと考えてございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) 人口が減少する中でなかなか利用者増加とかは難しい面もあると思うんですけど、沿線そのものの利用者が減ってるというようなこともちょっと聞きますけど、関係市町村で協議してその辺りの対策も含めたものが必要かなと思います、改善してもらうために。だから、関係市町村も交えた利便性の確保、王寺町は要らないかもわかりませんが、その辺りの協議もお願いをしておきたいと思いますので、お願い申し上げます、その辺り。じゃあ、そういったことで、JRと近鉄の改善等よろしくお願いを申し上げます。 じゃあ、続きまして最後に香芝市民のシビックプライドについて伺います。 シビックプライドとは、昔から日本にある言葉では郷土愛に近い言葉ですが、単に地域への愛着を示すだけではなくて、住民自身が当事者として関わっていこうとする自負心も込められているということで、近年人口減少を食い止めるための方策として幾つかの自治体でこのシビックプライドという言葉が使われ始めております。住民の転出を少なくする効果、また転入、定住者を増やすという効果が期待されているところですけども、現在香芝市のこうした地域をよくする自負心を持つ住民、企業、事業者が多くいらっしゃいますが、さらに増やしていくという方策、後押しをお願いしたいと思います。 そこで、まず日本遺産について伺いますが、香芝市の歴史遺産、これが日本遺産に認定されました。日本遺産とはどのようなものか端的に答えてください。 ○議長(中村良路) はい、福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 日本遺産とは、地域の歴史的魅力や特色を通じて日本の文化、伝統を語るストーリーを日本遺産として文化庁が認定するものです。平成27年度から開始された制度で、これまでに83件のストーリーが認定されており、今年度は69件の申請中、21件が認定され、合計104件となっております。そのうち、香芝市も含む日本遺産が認定されたところでございます。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) 葛城修験が日本遺産に認定された経緯について教えてください。 ○議長(中村良路) はい、福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 平成29年度に和歌山県から葛城修験を日本遺産に申請したいとのことで協力要請がございまして、本市においてもストーリーの作成や資料提供等を行ってまいりました。それらを基に和歌山県では令和2年度日本遺産として申請され、その結果、本年6月19日付にて「「葛城修験」-里人とともに守り伝える修験道はじまりの地」として認定されました。本市においては、第27経塚である逢坂の層塔と、葛城修験のストーリーを構成する文化財としてどんづる峯、穴虫峠の馬頭観音、観音寺、三輪神社、関屋地蔵尊が認定されたところでございます。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) そもそも葛城修験とはどのようなものか、簡単に教えてくれますか。 ○議長(中村良路) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 7世紀に金剛山や葛城山で修行し、修験道の開祖と仰がれる役行者によって金剛、葛城等の山岳修行の地に法華経28品を1巻ずつ埋納する経塚が祭られました。この経塚は、和歌山県の友ヶ島を起点に和泉山脈、金剛山脈の金剛山、葛城山、二上山を北上し、明神山北麓の亀の瀬まで続いております。この28の経塚と滝や巨石、修験にゆかりのある寺社等を一つながりの行場として葛城修験は形成されているところでございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) 分かりました。友ヶ島からずっと続いてきてると、王寺の亀の瀬まで続くということで、和歌山からの流れというのはなかなか珍しいこともあるかなと、このように思うんですが、和歌山県からお話があったということですけど、今後、香芝ではこの日本遺産をどのように発信していくのか教えてくれますか。 ○議長(中村良路) はい、福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 葛城修験日本遺産活用推進協議会が実施主体となりまして、この日本遺産ブランドの確立と認知度向上のため、構成団体が協力して事業を推進していきたいと思います。その一環といたしまして、来年2月中旬には王寺町でシンポジウムが開催される予定となってございまして、本市の学芸員がパネラーとして参加する予定でございます。また、来年度からは、ホームページの開設、PR冊子の印刷、のぼり旗、解説版の製作等、調査研究などが順次実施されていく予定になってございます。本市におきましても、今回の認定を契機に多くの方々にお越しいただけるよう、また市民にとって町の誇りとなるよう、個性豊かで魅力的な歴史遺産を生かしたまちづくりに取り組んでまいりたいと、このように考えてございます。 以上です。 ○議長(中村良路) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 新しい魅力が1つ加わったということで、町の誇りと今おっしゃいましたとおり、そういった形で発信して皆さんに、まず市民から広がるようにお願いをしたいと思います。場所もなかなかちょっと分かりにくいんで、その辺りまた発信のほどをよろしくお願いをしたいと思います。 じゃあ、続きまして伺いますが、市制30周年について伺います。 来年10月の日に市制30周年ということですが、コロナの終息ということが大前提ですけども、記念事業を実施して市民のシビックプライドを大いに高めていく機会になればと、このように思うんですが、まずこれまでの周年事業、どのようなものが行われてきたか伺いたいと思います。 ○議長(中村良路) はい、堀本企画部長、答弁。 ◎企画部長(堀本武史) 市制10周年では、今池親水公園開園式と冬彩、テレビ番組の公開収録などのイベントを実施いたしました。また、市民憲章の制定やマスコットキャラクター、カッシーなどの制作も行ってございます。また、市制20周年では、第九演奏会のほか、香芝検定、ヤングアメリカンズなどのイベントを開催をしてございます。記念行事といたしまして開催をしましたイベントの一部はその後も引き継がれてございまして、中でも冬彩は、今では香芝市の冬のイベントとして市民に定着しているところでもございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) 周年記念事業、本当に長いこと続いてる部分もあるし、大事なことだなと思います。来年の30周年に向けて実施することの見通しはどうでしょう。 ○議長(中村良路) はい、堀本企画部長、答弁。 ◎企画部長(堀本武史) 市制30周年という節目に当たりまして、本市がもっと元気になるような記念事業が実施できればと考えてございますが、現時点におきまして新型コロナウイルス感染症の終息が見通せない状況もございまして、具体的な事業内容等については決まってございません。今後、予算も含め検討してまいりたいというふうには考えてございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) ぜひとも時代に合った事業を、予算等も含めて考えていただきたいと、このように思います。 最後に、思いやり条例の制定について伺いたいと思います。 新型コロナウイルス感染症が拡大する中で、福岡市長のほうからしばしばメッセージが発せられまして、住民相互間の思いやりというふうな観点からそういったメッセージが発せられてますけど、大変意義があると、このように思いますが、今、幾つかの自治体では、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い条例制定の動きがございます。その一つがいわゆる思いやり条例ということなんですが、この思いやり条例について市はどう考えてるのか教えてください。 ○議長(中村良路) はい、堀本企画部長、答弁。 ◎企画部長(堀本武史) 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に関連する条例といたしましては、総合的な方針や責務を定めるものや基金を設定するもの、マスクの着用を呼びかけるものなど、全国で様々な条例の制定がされてございます。これらの中で、いわゆる思いやり条例と呼ばれるものにつきましては、新型コロナウイルスの感染者や医療従事者などへの偏見や中傷等をなくすための啓発を目的としたものというふうには認識をしてございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) まさに市長が発信しているメッセージの中身が条例化されたもの、理念条例ですけども、そういった動きがあるというふうに認識してるんですけども、その思いやり条例、香芝でも制定してはどうかと、その点どうでしょう。 ○議長(中村良路) はい、堀本企画部長、答弁。 ◎企画部長(堀本武史) 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴いまして、感染者や医療従事者への偏見が懸念されているところですが、本市におきましては、令和2年3月に制定をいたしました香芝市人権尊重のまちづくり条例におきまして、全ての人が基本的人権を持ち、かけがえのない個人として尊重されることを基本理念として掲げ、市の責務と市民の役割、事業者の役割を定めて協力することとしてございます。このようなことから、新型コロナウイルス感染症に限定した条例を制定することは検討しておりませんが、この基本理念にのっとりまして、感染者や医療従事者等への偏見や中傷が起きることのないよう、一人一人の思いの、気持ちの大切さを発信してまいりたいというふうには考えてございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 人権尊重の条例、確かにそういった形でも当然必要かなと思いますので、私はそういった意味で思いやり条例も、新型コロナ関連であれば一つの発信力になるのかなと思いまして、制定の提言もさせていただきました。 市長に改めてお聞きしますけど、メッセージ発信について、市長の考えはどのようなものか聞いておきたいと思います。 ○議長(中村良路) はい、福岡市長、答弁。 ◎市長(福岡憲宏) まず、市長メッセージ、幾つか見ていただいてると思うんですけども、基本的には、あれは感染者、医療従事者への思いやりについて、マスクの着用であったり、うつらない、うつさないための気遣い、そういったことを広報してまいりました。これからも市長メッセージを通じて市民の皆さんに発信していきたいというふうに思っております。それとともに、議員もご存じやと思いますが、昨日からカッシーのAIチャットボットを使ったようなこともやってますと。その中で、できたらインタラクティブな発想の情報発信ができていけないかなというふうには思っております。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) そういった形でいち早くメッセージを発せられたっていうことについては敬意を表したいと思います。今おっしゃったインタラクティブな内容も必要ですけども、思いやりということですので、市長自身が発信していただく面もさらに増えていっていただきたいと思います。 続いて、今の話は今の話なんですが、シビックプライドについてもう一つ聞きますけど、シビックプライドということで、こういった形では、コロナに打ちかっていくための一つの、これから香芝としても予防接種の体制も設けなきゃいけないし、住民相互の思いやりもさらに強めていただかなきゃいけないということで、取組を進めていく必要があると思うんですけど、まちづくりの当事者意識がシビックプライドということですけども、市の認識ということはその点はどうでしょうね。 ○議長(中村良路) 堀本企画部長、答弁。 ◎企画部長(堀本武史) シビックプライドと言われるまちへの誇りや愛着を高めることは、まちづくりにとって重要なものというふうには認識してございます。香芝市まち・ひと・しごと総合戦略におきましても、市民アンケートによる、市に愛着を感じる人の割合というものを探ってございます。基本目標の達成を図る指標の一つとしてございまして、平成27年度に実施しました市民アンケートでは67.1%であったものが令和元年度におきましては75.6%になっております。今後におきましても、こういったパーセンテージというか、シビックプライドを高めるような各政策を着実に進めてまいりたいというふうには考えてございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) 最後に、また聞きますけども、愛着ということではかなり増えてきてるというデータが、感じるんですが、冒頭で質問した活動人口を増やすためにもシビックプライドの向上をどのように実現していくのか、お答えいただきたいと思います。 ○議長(中村良路) はい、堀本企画部長、答弁。 ◎企画部長(堀本武史) これまでの愛着が高まることが活動人口の増加につながり、活動人口が増加することで町の魅力が高まるというふうに、好循環が生み出せるというふうには考えてございます。よって、総合計画、総合戦略にも明記してますように、そういった活動人口が増やせるような施策をつくっていきたいというふうには考えてございます。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、中山議員。
    ◆8番(中山武彦) どうもありがとうございました。またよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中村良路) 以上で、8番中山武彦議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。              午前11時04分 休憩              午前11時13分 再開 ○副議長(芦高清友) 休憩を閉じて再開いたします。 次に、12番小西高吉議員の一般質問をお受けします。 小西議員。 ◆12番(小西高吉) ただいま議長のお許しをいただきましたので、私の一般質問をさせていただきます。 大きい項目としまして、安心・安全に産み育てられるまちづくりということで、中項目1つ目として教育施設等の環境改善、トイレの洋式化等についてお伺いさせていただきます。 皆さんからいうと、またトイレの洋式化を聞くんかという思いはあろうかと思いますが、言い続けないと前へ進めていただけないのかなという思いもありまして、しつこく聞かせていただきます。 1つ目といたしましては、市長の行政報告の中で、香芝西中学校は10月、真美ヶ丘東小学校は11月に洋式化が完成したと、香芝東中学校においては、工事が完成した箇所から順次使用を開始したという報告もございましたが、あえて聞かせていただくんですが、全ての学校のトイレの洋式化はいつになるのかという点をお聞かせいただきたいと思います。 これで1回目の壇上からの質問を終わります。答弁よろしくお願いいたします。 ○副議長(芦高清友) 1回目の質問に対しまして答弁。 はい、福森教育部部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) トイレの洋式化について、いつ頃完了するのかというご質問でございます。 トイレの洋式化につきましては、令和2年3月に策定いたしました香芝市学校施設等長寿命化計画に基づき実施の予定でございまして、全ての小・中学校の洋式化が完了いたしますのは、現在の計画では令和12年度末の予定となってございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) それでは、2回目以降の質問をお受けします。 小西議員。 ◆12番(小西高吉) 令和12年度末という答弁をいただいたわけなんですが、当初14年というお話もあって、2年早くなったという認識もあるんですが、そっからいってもまだ10年先ということで、今現在学校へ行かれてる在校生からいうと卒業される方が全てですよね、小学校6年、中学校3年、9年ですから。そっからいうと、洋式化にならずして卒業される児童・生徒さんがおられるということなんですが、学校を選べないわけですよね、住んだところで、地域で割られて、公立の学校においては。そやから、不公平感を感じさせないためにも、繰り上げて早期に洋式化できないものなのかという点、再度お聞かせいただけますか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 繰り上げることはできないのかというご質問でございますけれども、トイレの洋式化を行うためには、単なる便器の交換だけではなく床や配管の交換も必要となるものでございます。そのため、工事はおのずと長期休業中、いわゆる夏休みにしか行えないような規模のものになってございまして、費用も多額となることから大規模改修の中で取り組んでいく計画となってございまして、どうしても令和12年度末というところになってございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) 前回っていうか、以前から大規模改修のときに大規模改修のときにという答弁、多々あったわけなんですが、そうなってくると、どうしても昔から、一番早くから建ってる学校が後回しになってきている。トイレだけじゃなくほかの部分も改修しないといけないという面から大規模改修のときにというお話できてるわけなんですけど、ちなみに、もちろん予算、財源があってのことなんですけど、トイレの洋式化をするに当たって、今回コロナ対策として地方創生臨時交付金を活用して洋式化にしたというような情報もほかの自治体においてあったように聞かせていただいてるんですけど、香芝市ではこの交付金を活用してっていう、そういう考えを持たなかったんでしょうか、その点お聞かせいただけますか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 実施例を調べましたところ、幾つかの例はございました。しかし、学校全体のトイレを洋式化したものかどうかまでは公表されておらず、不明なところでございます。議員おっしゃるとおり、同交付金の活用は大変有効であるというふうに考えているところでございますけれども、校舎全体のトイレ工事を行うには、まず設計を経てからの施工となるため、今回のような臨時的な交付金を活用するには事前に設計が完了しているタイミングであるということが必要でございます。しかしながら、現在設計を行っている学校がないということから、活用は困難であるのかなというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) 校舎全体というと、そういうお話になるのかなと思うんですけど、例えば屋外の、外にあるトイレとか、もしくは体育館のトイレとか、それやったら何とかできたんじゃないのかなという思いがあるんですけど、ちなみに新型コロナ感染対策として、用をした後、流す際には蓋を閉めて流すことを推奨されてたように思います。そっからいうと、香芝市内の学校、洋式になっているトイレでも、蓋のないトイレもあれば蓋のあるトイレも、いろいろあろうかと思うんですけど、コロナ対策、本当のコロナ対策からして、蓋のないトイレにトイレをつけるというようなことでこの交付金を活用する考えはないんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) ご指摘のありましたように、コロナ禍以前には、むしろいたずらですとか破損防止のため、蓋がない洋式トイレを好む傾向もございました。しかし、コロナ禍以降に施工した香芝東中学校については、感染防止のため蓋つきトイレとしているところでございまして、現在未設置のトイレにつきましては、ご指摘にありました感染拡大の状況により蓋つきを今後は導入していく方向でございますけれども、蓋がないトイレに蓋をという、交付金を使って蓋をというご提案でございますけれども、交付金の対象いかんに関わらず、設置については、蓋をつけるという設置工事については検討してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) ぜひ、せっかく蓋をつけるという方向で考えていただけるんでしたら、こういう交付金を活用していただいて、市民の負担も少しでも減らしていただけたらというように思いますんで、ぜひよろしくお願いしておきます。 続きまして、中項目2としまして働き方改革による部活動の在り方についてということで、香芝市では部活動指導員を採用しているというように聞かせていただいてるんですけど、どのように採用し、配置状況、勤務体制等お教えいただけますか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 今年度から先行いたしまして、香芝中学校のソフトテニス部に1名の部活動指導員を配置いたしております。任用の条件といたしましては、教員免許状を有している、学校教育または社会教育で児童・生徒を対象にした指導経験を有している等の一定の要件に該当する方となります。指導員の勤務日、また勤務時間については、校長が定めることになりますけれども、今年度の指導員につきましては、基本的に平日2回、それぞれ2時間、土日に1回3時間、週3回、計7時間の勤務をいただいてるところでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) 今、香芝中学校ソフトテニス部で1名の方ということですね。ちなみに香芝の公立中学校において、部活動の数は幾つあるんでしょうか。そして、試験的にだとは思うんですけど、1つという、1名の方というのはちょっと少ない、導入にしては少ないんじゃないかなと思うんですけど、それしかできない理由があるのか、その点もお聞かせいただけますか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 市内の全中学校の部活動の総数でございますけれども、現在運動部として44、文化部として18、合計で62の部活動がございます。議員おっしゃるとおり、初年度とはいえ、1つの部活動に1名という任用については、十分な人数が確保できなかったというわけでございますけれども、私どもとしましては、今年度の実績状況をしっかりと記録し、部活動の顧問の教員の負担軽減にどうつながったのかということでしっかりと検証を行いまして、部活動指導員の任用拡充を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) 検証した中で課題ももしかしたらあるのかもわからないですし、そこら辺はしっかり検証していただけたらと思うんですが、9月において、文部科学省のほうから「学校の働き方改革を踏まえた部活動改革」ということで示されたわけなんですけど、この中には令和5年度以降、段階的に実施、段階的に実施ということなんですが、地域に移行して行われるべきというようなニュアンスで書いて打ち出されてるわけなんですが、香芝市として、これを受けた中でどのようにお考えなのか、スケジュールもこうやって載っておりますけども、その点お聞かせいただけますか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 教員による部活動指導につきましては、長時間勤務の要因となっていること、また指導経験のない教員には多大な負担であるということも課題として受け止めているところでございまして、持続可能で教員の負担軽減にもつながる体制をどうしたらいいのかというところで模索しているところでございまして、さきに出されました休日の部活動を地域に移行するという改革案、これについては、今申しましたような課題解決の一つの手法となるのではないかということで認識いたしております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) そこで、具体的にはどのような方向性を考えているのかという点、お聞かせいただけますか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 大変大きな課題であるというふうには思っているわけでございますけれども、休日の指導ですとか大会引率等を担うことができる地域部活動の運営主体をどう構築してどのように人材を確保していくかというような全体のフレームを整備しつつ、例えば学校の枠を超えた合同部活動ですとか部活動の選択といったような、現在の学校部活動の合理的、効率的な抜本的見直しを進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) 以前にも一度こういうことも聞かせていただき、福祉教育委員会として視察も行かせていただいた中で、磐田市でしたかね、のお話も聞かせていただいたんですが、実際にこの計画をされてるわけなんですけど、それには進捗はあったのでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 進捗ということでございますけれども、学校現場に働きかけや提案を行っているわけでございますけども、教員の慎重な姿勢や不安感があってなかなかハードルが高いように感じております。平成30年10月に部活動指導員の導入に向けてアンケート調査を実施しておりますけれども、そこでは、調査した118人のうち4割の教員が担当する部活動が自身の経験がある種目や分野ではなく日々の指導に苦心しているものの、部活動指導員を導入していくことについては約6割で否定的な回答があったわけでございます。指導員の導入の効果やメリットは感じつつも、不安や懸念事項も同時に多く感じているという結果でございました。 このように、一部の外部委託に対しても強い不安感を有していることもありますので、部活動の休日の地域移行、また合同選択部活動の導入については、さらに慎重に進めていく必要があるのではないかというふうに考えております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) 今まで学校の先生、部活動を熱心に、それこそ私生活を犠牲にしてまで進めてこられた、子供たちにという思いでやってこられた方からいくと、何か人に取られるように思ってしまうという点もあろうかと思いますんで、慎重に進めなければならないですけど、進めていかないと、もうこういう、文科省から出てますんで、ぜひお願いしたいと思うんですけど、そのような状況の中で、具体的にどういうふうに進めていかれるのかお聞かせいただけますか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) まずは、部活動指導員を導入したことでよい効果が上がった事例をたくさん積み上げることで教員の不安解消に努めたいというふうに思ってございます。部活動指導員の任用拡充と人材の確保にまずは注力したいというふうに考えております。その上で、部活動の精選、統合を含めた見直し、さらには地域移行、受け手となる団体の発掘や育成といったようなことも含めまして地域移行のフレーム構築を進めていく、そのように、スモールステップでありますけれども、段階的に確実に進めていければというふうに考えております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) ありがとうございます。一応令和5年度以降、段階的にということですけども、日にちがあるようでないですから、あっという間にこんなん過ぎてしまいますので、今からしっかり取りかかっていただいて、スムーズな形で移行できるようにぜひお願いしたいなと思いますので、よろしくお願いしておきます。 次に、中項目の3番として文化財等の活用についてということで、以前の一般質問等で尼寺廃寺跡史跡公園見学を市内の子供たちの遠足等のコースに組み込んで知っていただくようにと提案してきて、検討するというような答弁もいただいてるんですけど、その中で幼稚園、保育所、こども園の児童が見学に行くというようなお話も聞かせていただいたんですけど、その内容と目的をお教えいただけますか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 今お話しいただきましたように、来年度からふるさとまちづくり基金を利用してバスを借り上げ、市内の公立の幼稚園、保育所、こども園の5歳児が尼寺廃寺跡史跡公園に行くように予定をいたしております。 その目的でございますけれども、子供たちが尼寺廃寺史跡公園に行き、広々とした公園で遊んだり、二上山博物館の職員から子供たちでも楽しく分かるようにとか、尼寺廃寺の説明を受けたり、ワークショップなども計画しているところでございます。子供たちが現地へ行くことで歴史的な遺産を身近に感じ、この町で育ったこと、生まれ育ったことへの誇りやふるさとへの愛着を持ってもらうことを目的と考えてございます。保護者や地域の方々にしっかりとそういった子供たちの様子を発信いたしまして、多くの人に興味を持っていただいて、一人でも多くの方がこの公園や市内にある多くの文化遺産のことを知っていただくきっかけとなればと、そのように考えているところでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) この事業を行うに当たりまして、費用対効果というのが必要に、効果、どういう効果があるのかというのも出していかないといけないように思うんですけど、その点どのような効果があると考えておられるのかお聞かせいただけますか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 効果でございますけれども、今申しましたように、市内にはたくさんの歴史的な遺産、文化遺産がございます。こういったことを私ども維持管理をしているわけでございますけども、これをどう活用するかというのが大変大きな課題となってございますし、遺産を生かすということもございますので、ふるさとまちづくり基金を使った取組がさらに大きな効果を生んで、市内だけじゃなくて外にもしっかりと文化遺産のことを知っていただくという意味では、効果があるのではないかというふうに考えております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) 今回その事業というのは、今年というか、来年度1回限りになるのか、ずうっと続けていく方針になるのか、その点再度確認させていただけますか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) これについては毎年行っていきたいというふうに考えております。予算のこともございますけれども、ぜひこのまちづくり基金を使って毎年行っていきたいと思っております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) あと、先ほど中山議員のところでもちょっと聞かれましたけども、香芝市内には、国指定文化財が4件、奈良県指定文化財が8件、香芝市指定文化財が30件というように聞かせていただいてるんですけど、この数がどうこうなのか分からないですけど、全国的に見てどういうふうに捉えるべきなのかっていう点、お聞かせいただけますか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 多くの文化財ということで、その価値を、全国的に見てどのような価値があるのかということでございますけれども、まず石器製作に関わる二上山北麓遺跡群につきましては、西日本で有数の遺跡群でございまして、鶴峯荘第2地点遺跡から出土した石器の一部につきましては、奈良県の指定文化財にも指定されているところでございます。また、狐井城山古墳につきましては、同時期に築造された古墳としては全国最大の規模を誇ってございますし、先日新聞等で報道されましたが、狐井稲荷古墳からは全国最大級の子持勾玉が採集されておりまして、これも大王級の可能性が指摘されているところでございます。そして、昨年度に整備いたしました平野塚穴山古墳の被葬者は皇族ではないかと推測されておりますし、尼寺廃寺跡につきましては、塔基壇の構築法が全国で唯一解明され、さらに法隆寺式の伽藍配置としては全国最古の可能性があるなど極めて貴重な遺跡で、平野塚穴山古墳の被葬者との密接な関係が指摘されているといったようなところで、それぞれ大変価値のあるものであるというふうに考えてございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) 大変価値のあるものだというように認識していただいてるだけに市としてどのように活用していくのか、せっかくあるものを活用していかないと意味がないと思うんですけど、そのお考えをお聞かせいただけますか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 整備事業が完了いたしております史跡尼寺廃寺跡と、それから平野塚穴山古墳につきましては、様々な観光イベントなどに活用いたしております。さらに、市内の遺跡で出土した代表的な遺物につきましては、二上山博物館で展示し、企画展を開催する際にはマスコミに発表するなどして広報し、一人でも多くの方々、市内外の方々に見学していただけるように努めているところでございます。その他博学連携事業といたしまして、市内の文化財や博物館を活用した授業、学校での授業モデルを作成いたしまして、市内の子供たちが文化財に親しむ機会を提供いたしております。先ほどもございましたが、今年6月に日本遺産に認定されました葛城修験につきましても、来年度にホームページの更新や講演会を実施して、しっかりと文化財を活用していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) せっかく香芝市にある宝ですんで、それを特に子供たちにも知っていただきたい。香芝ってこういうのがあるねんと、そういうところに住んでるんやということを理解していただく、知っていただくというのが大事だと思いますんで、よろしくお願いしておきます。 続きまして、中項目4といたしまして通学路等の安全確保についてということで、先ほど来もそういう通学路についての質問がございましたが、以前から何度も聞かせていただいているんですけども、通学路等の安全確保はどのように行っているのか、市として、その点お聞かせいただけますか。 ○副議長(芦高清友) 福森教育部部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 通学路の安全確保につきましては、通学路上の危険箇所につきまして、毎年小・中学校、幼稚園より保護者や地域住民の方々の声を反映した危険箇所についての報告書を教育委員会に提出していただきまして、関係各所で対応策について協議を行う通学路交通安全プログラムにより把握を行っておりますけれども、日々の登下校時の安全確保につきましては、PTAの方々や地域の見守りのボランティアの協力により保たれているという状況でございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) そこで、お聞かせいただきたいんですけど、以前にもちょっと提案もさせていただいたことがあるんですけど、市の職員さんが毎月15日、交通安全デーという形で交通安全街頭指導をしていただいてると思うんですけど、その内容を再度お聞かせいただけますか。 ○副議長(芦高清友) 笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) 議員おっしゃいますように、現在、毎月15日に午前7時半から市役所職員による交通安全街頭指導及び巡回の啓発活動を実施しておるところでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) 月1回、言っても皆さん朝早く出勤していただいてるという形になろうかと思うんですけど、前のときにどういうことを提案させていただいたかというと、7時半から立っていただいてると、その際に多分8時、その当時は8時半、約1時間立っていただいてるということだったんで、ただその間ずっと子供たちが通学してるかっていったら、そういうことはないと思うんです。途切れ途切れの部分もあるし、8時前で終わってあと半時間ただ立ってるだけっていうこともあろうかと思うんですけど、あくまでも交通安全なんで、子供たちだけじゃなく市民全体、そこの安全をっていう意味もある中だと思うんですけど、そういった空いた時間なりを利用して周りを見ていただいて、交通安全施設、例えばポールとかガードパイプとかガードレールとか、いろいろあろうかと思うんです。それの不具合、折れてるとか曲がってるとか、いろいろ目で見て分かる部分もあろうかと思うんですけど、そんな点の報告ってちゃんとしていただいてるんですかね、担当課のほうに、帰った後。 ○副議長(芦高清友) 笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) 議員おっしゃいますように、当方のほうで要点検補修施設発見報告書っていう、そういった様式を設けさせてございまして、そういった街頭指導等々におきましての交通安全施設関連の不具合だったり、気になったところの報告を受けてございます。ちなみにですと、昨年度でいきますと1件、今年度では2件の報告を頂戴いたしてるところでございます。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) その内容、報告の内容とその後の対応についてお聞かせいただけますか。 ○副議長(芦高清友) 笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) その内容でございますけれども、具体的に申しますと、横断灯の球が切れているだとか、それから横断歩道の白線、こちらが薄くなっているとか、それからアスファルトの陥没が見られるというところで、それぞれ内容によりまして担当所管っていうのは異なると思いますので、そちらのほうに必ず連絡して対応していただけるようにお願いしているところでございます。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) 今の報告いただいた箇所についての対応はもう既に済んでいるんですか、その点お聞かせいただけますか。 ○副議長(芦高清友) 笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) 昨年の分については対応いただいてると聞いております。今年度については、そこのところは、白線でありますと県の警察、公安の関係とかになってございますので、またそれは確認させていただきたいと思います。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) 今回、あえてまた何で聞くのかっていいますと、ちょっと気になるところがそのまま長いことずっとほったらかしの状態で、ガードパイプがずっと曲がった状態だったっていうとこがあって、立っていただいてるとこから見えてたはずなのに、それの報告があって市のほうが対応しなかったのかっていう点がちょっと疑問な点もあったんですけど、報告がある限りはすぐに対応していただいてるという認識をさせていただいておきますが、あと立っていただいて、先ほどもありましたように、PTAなり保護者、ボランティアの方々が立哨なりしていただいてる。そのとき一緒に立っていただくことも多々あると思うんですけど、そんな際にも、たまに聞くんですけど、誰が立っておられるんですかってよく聞かれたりするんですけど、できたらおはようございます、いつもご苦労さまですなり、会話していただいて、そのときに保護者なりPTA、ボランティアの方からも何かそういう危険なことの情報を得ていただくとかという時間にも、有効に使っていただきたいということ、前回も言ってるんですけど、ぜひお願いしたいなと思いますんで、それでこの点は終わらせていただいておきます。 続きまして、5番として第5次香芝市総合計画、パブリックコメントについてということで、通告書に第5期って書いてるんですけど、5次ということでよろしくお願いしたいと思うんですが、今回パブリックコメントの意見等をちょっと読ませていただいたんですけど、8名の方から33項目にわたってご意見をいただいてるわけなんですが、多岐にわたって、相当細かく書いていただいてる方もおられるようなんですが、担当課としては大体予想どおりのご意見っていうか、内容は別として、数としてもどういうふうに捉えておられるのかお聞かせいただけますか。 ○副議長(芦高清友) 堀本企画部長、答弁。 ◎企画部長(堀本武史) 他の自治体も、これは生駒市さんでございますけども、比較いたしましても、人数的、件数的にも同程度であったと認識してございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) こうやってご意見いただいてこそのパブリックコメントだと思うんですけど、ちなみにこうやってご意見いただいたこれは、どのように反映されていくのかということをお聞かせいただけますか。 ○副議長(芦高清友) 堀本企画部長、答弁。 ◎企画部長(堀本武史) 10月に実施いたしましたパブリックコメントでは、議員ご指摘のように、8名の方から延べ33件のご意見をいただいてございます。ご意見の傾向といたしましては、子育て支援や学校教育に関すること、観光や地域活性化に関すること、安全・安心に関すること、公園の整備に関することなどがございました。これらの意見により追加、修正等を行ったものは8件、原案のとおりとさせていただいたものが25件となってございます。 幾つか抜粋してご説明をさせていただきますと、防犯カメラ、防犯灯の整備促進へのご意見を受けまして、施策13、地域コミュニティの醸成・活性化の自治会活動の支援でございましたり、施策21、生活安全対策の強化の防犯意識の向上におきまして、追記、修正をいたした経緯がございます。また、総合公園の整備内容の見直しを行うことについてのご意見及びスポーツ公園の整備目的に地域活性化の視点を盛り込むことについてのご意見を受けまして、施策26、生活基盤・地域拠点の整備・機能の充実の公園整備の推進において、追記、修正としてございます。 その他原案どおりとしたものでございますけれども、総合計画は、政策、施策の方針を示すものでございますので、個別具体的なご要望でございましたりご意見に係る内容につきましては、各分野別個別計画への反映、または事業推進の際の参考とさせていただきたいというふうには考えてございます。 また、現時点におきまして実現が難しいものにつきましては、幾つかのご要望につきましては現状の市の考え方をご説明をする中で明記をさせていただいたということでございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) ありがとうございます。この中でも学校トイレの洋式化はもっと早く進めてもらいたいっていうご意見もあったということなんで、教育委員会も市長も見ていただいてると思うんですけど、市長は早く進めたいということを念頭に思っていただいてるんで、ぜひお願いしたいなと思うんですけど。読んでいかせていただくと、割と各論に本当に細かいことまでご指摘というか、ご意見いただいてるというとこもありますので、先ほど前に進めるためにいろんなところで反映していきたいということも言っていただいてるんで、ぜひ無駄になることがないようにだけしていただきたいなと思います。 続きまして、大項目6番といたしまして令和3年度の予算編成の考え方についてということで、いよいよ来年3年ということで、福岡市長が当選されてもう約半年がたったわけなんですが、これまでは、前市長が作成された施政方針を当初予算の中で行政を運営されてまいりました。来年度は福岡市政の方針を打ち出す初年度と考えられますが、来年度予算を今編成する上で、市長は何を一番に重きを置き、そしてどのような政策を打ち出していくのかお教えいただきたいと思うんですが、もちろん今は新型コロナウイルスの感染を防ぐための対策、それに財源を使うときでもあるんですけども、その中でお聞かせいただけますか。 ○副議長(芦高清友) 仲財務局長、答弁。 ◎財務局長[財政課長事務取扱](仲哲司) 予算編成につきましては、将来の負担を見据え、人口構造の変化に対応した持続可能な財政運営に努めることが重要であると考えております。財政指標を健全に保つとともに、歳出削減努力や自主財源の積極的な確保など、財政健全化に向けました取組などを行いながら、市長公約に掲げておられます部分については重きを置いて予算編成を行ってまいりたいと考えております。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) そうですね。財源確保、自主財源の確保ということで、重きを置いていただいて、その中で財源を確保した中でしかできないもの、十分分からせてはいただいてるんですけど、ちょっとお聞かせ願いたいというか、思いもあるんですが、いろんな声も聞かせていただく中で、現在他市町村と比べ香芝市は情報発信がちょっと弱いんじゃないのかというようなご意見も正直いただいております。市長自らトップセールスマンとなって発信していただきたい、今やまちの魅力や情報を市長自らどんどん発信する時代だということは十分分かっていただいてると思うんですけど、どのようにして人を呼び込むのか、住みやすさ、子育てしやすさのイメージを発信していくのか、市長が先頭に立ってシティプロモーションを推進すべきだと考えているんですけども、その点いかがでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 堀本企画部長、答弁。 ◎企画部長(堀本武史) まず、シティプロモーションにつきましては、本市におきましても、昨年度にはみつばのかしば「くらしば しごとば めぐりば 香芝」といったキャッチコピーによりまして、商工観光のPRに加え、住環境や子育て環境のシティプロモーションを行うなど、取組を進めているところでもございます。市長自らも就任以降、各メディアに出演の際には、香芝市の顔として市の発信を行っていただいてるところでもございます。今後も香芝市の強みを全面に押し出し、プロモーションを推進してまいりたいというふうには考えてございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) 次に、市長の最大の権限としましては予算編成、人事権。お金、人ですよね。例えば橿原市、奈良県の橿原市では、来年度に新しくデジタル戦略課をつくると発表されております。また、新市長になって、橿原市ね、新市長になられて文化とスポーツに力を入れていく方針を打ち出したと同時に、機構改革として文化・スポーツ局を設置されるなど、首長のカラーを機構の中に出してこられているということなんですけど、来年度から市長はどのようなカラーを打ち出そうと考えているのか、お考えをお聞かせいただけますか。
    ○副議長(芦高清友) 福岡市長、答弁。 ◎市長(福岡憲宏) ご質問ありがとうございます。 まず、予算のことで、小さいことかは知りませんけども、まず、皆さんが多分言いにくいから僕が答えさせていただきますが、トイレの蓋についてなんですが、前のときにトイレの蓋の予算も削ろうみたいな感覚があったんではないのかなというふうに思ってます。私はそうではなくて、そこぐらいはつけていくべきだというふうに、小さいことですが思っております。 構造改革については、時代の流れに合って、議員の皆様方からいろいろご提案いただいている、それに沿ってやっていきたいなというふうに考えております。 そして、皆さんにもお示しさせていただいておりますけども、「笑顔をもっと 元気をずっと ~誰もが輝く多彩なまち カラフルかしば~」というふうな提案をさせていただいております。そこからは、考えられるのは、私の中ではレイヤー構造的な都市がつくれるんじゃないかな、このような断層的な、誰にでもはまるような都市をつくっていけるのではないのかなというふうに思ってます。 そして、先ほど中山議員のときに関係人口という話が出ておりました。小西議員は人口自体を増やしていこうという考えですが、そこにはまず関係人口ということを増やしていかなければならないのかなというふうなことは考えてます。そのヒントとして、先日数学の超難問であるABC予想、聞いたことがある方が多いと思いますけども、それを解くヒントとなったIUT理論っていうのが、京大の望月教授のそれについて、未来から来た論文っていうふうな形で紹介されておりました。残念ながら僕には難し過ぎて分かりませんでした。ところが、それを解説しているような本っていうのはたくさんありまして、そこの図からヒントを得たんです。それが、この前の地域フォーラムでもお話はさせていただきましたが、そのときはITシティー香芝というふうなことを銘打ちました。もうちょっと分かりやすくすると、マトリックスシティーというふうな感じのほうが皆さんにとって映画のイメージとかで分かりやすいのかなというふうに思います。先ほど関議員のときにもお話しさせていただきましたが、ARやVRを組み合わせていこうという話をしました。それをさらに発展させると、MR、複合現実ということができますと。 実は、昨年、ホリエモンと親交のある慶應大学の学生が新しいブロックチェーン技術を使ったアプリを開発したいということで、僕がモニターになってやってる分がありますと。それと地域通貨というものを組み合わせたら、今新しいプラットフォームが香芝市にできるのではないかなというふうに考えております。じゃあ、それどうするんだっていうことなんですが、それを今ある大学の研究員の方と一緒に検討していってる最中です。ざくっと分かりやすく言うと、天動説から地動説へということをやっていきたいなというふうに思っております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) 今ご答弁いただいて、考えをいろいろお聞かせいただいて、それが来年度の予算にも見えてくるんでしょうかね、見えにくいですか、その点お聞かせいただけますか。あくまでも令和3年度の予算編成で聞かせていただいております。お願いいたします。 ○副議長(芦高清友) 福岡市長、答弁。 ◎市長(福岡憲宏) すいません。喜んで先しゃべり過ぎましたけども、今お話しさせていただいた部分、マトリックスシティー構想とかというのは、10年ぐらいをイメージして、そのための準備をしていくと。そのための準備として、例えば観光であったり関係人口を増やすための方法が何かないのかなというふうに思ってるとこで、すぐ、残念ながらできません。すいません。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) 将来的なことももちろん語っていただかないと、市の将来、市民の将来を担っていただかないといけないんで、その点ももちろんあるけども、今現在そのためには今何がっていうところも大事だと思います。今何すべきかというところがございますので、ぜひお願いしておきたいと思います。 次に、来年度には東京オリンピックが開催されると、予定ではオリンピックが開催されると。また、令和13年予定の国民体育大会のメイン会場が7月に決定する年でもあります。これまで香芝市は、住宅開発を中心に人口増で発展してきました。これからはスポーツ等を通じた交流人口、先ほど関係人口というお話もありましたが、交流人口の拡大も必要ではないかなという考えを持っておるんですが、それによって地域活性化政策を打ち出すべきだと考えるんですけど、その点いかがですか、市の考えは。 ○副議長(芦高清友) 堀本企画部長、答弁。 ◎企画部長(堀本武史) 現行の香芝市まち・ひと・しごと総合戦略におきましては、基本目標の一つである時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守るとともに、地域と地域を連携するための施策といたしまして、スポーツ公園の整備事業を掲げて事業を推進しているところでございます。今般議案に提案をさせていただきました第2期の総合計画、総合戦略におきましても、現行計画と同様にスポーツ施設の整備を位置づけるとともに、加えてスポーツ活動の推進についても取組を示してございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) 前回も触れさせていただいたとこなんであれなんですけど、スポーツに関して言えば、香芝市の課題として、人を呼び込むためのグラウンドがない、例えば人工芝や天然芝のグラウンドなど、ないですよね。そして、スポーツ施設の貸出時間の枠があることによってイベントがやりにくいと、やりにくいというか、できない状況だというのをよく聞かせていただくんですけど、私もちょっとやろうかなと思ったけど、なかなかできなかったっていう現実もありました。特に県民グラウンドと地域体育館、両方を使ってイベントっていうか、催しをしたいということをしようと思うても、予約する日がどっちも同じ、1か月やったら1か月前から両方できるんだったらいいですけど、片方は2週間前しかできない、片方は4か月前からできるとかとなると、結局早くみんなに案内も出せないという、そういう欠点も正直ありました。そんな中からいうと、使い勝手のいいグラウンドが少ない、特に駐車場がなかなか整備されてないというか、確保できてないというところも正直ありますんで、ほかの商業施設に止めているために苦情が出てるというのも聞かせてもいただいてるんですけど、唯一屋内競技の場合においては、香芝市総合体育館をリニューアルしていただけたということであるんですけど、屋外競技に関して人を呼ぶ分にはちょっと不十分じゃないかなと思うんですけど、その点のお考え、どのように捉えておられるのかお聞かせいただけますか。 ○副議長(芦高清友) 堀本企画部長、答弁。 ◎企画部長(堀本武史) 本市において、屋外競技場の環境の充実のためにはスポーツ公園の整備が不可欠であろうと考えてございます。恵まれた自然環境の中で市民誰もが多様なスポーツを行うことができる公園を計画的に推進していきたいというふうには考えてございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) ありがとうございました。前回もちょっと申し上げましたけど、プロ選手を呼んで香芝市でっていう話があったのにそれが実現しなかった、できなかった、香芝市が断ったというように聞かせていただいてるんで、それは卓球の福原愛ちゃんやったと、あのときは言ってませんが。それがあるんで、もったいないことをされたなというのが、今つくづく思ってるんで、それをやったのが橿原市やと。橿原市はこうやって、さっきも申し上げましたけど、そういう局まで、スポーツ局ですかね、文化・スポーツ局ですかね、そういうのまでつくられて進めていかれるということを聞かせていただくと、非常に残念だなと思いましたんで、時間はまだあるんですけど、12時過ぎたんでこの程度で今回は終わらせていただきますが、悔いのないようにしっかり、自分もやってまいりますんで、皆さんもよいお年を迎えられるように頑張っていただきますようよろしくお願いして、終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○副議長(芦高清友) 以上で、12番小西高吉議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。              午後0時02分 休憩              午後1時43分 再開 ○副議長(芦高清友) 休憩を閉じて再開いたします。 次に、4番筒井寛議員の一般質問をお受けします。 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 改めまして、皆様こんにちは。 ただいま議長のお許しを得ましたので、一般質問をさせていただきます。 まず、冒頭、新型コロナウイルス感染症拡大によりまして被害を被っておられる全ての方々、感染者も感染の疑いを持たれてしまった人も、医療従事者の方々、またコロナによって経済的損失を被られた方、全ての方々に対しお見舞いを申し上げます。一刻も早くこのコロナ禍が収束するよう願うところであります。 さて、今回の一般質問ですが、私は、前回の議会での一般質問で福岡市長が掲げるスローガン、奈良いち、香芝が奈良で一番になるというのは、抽象的に何でも1番がいいとか1番を目指そうとか、そういうことではなくて、具体的に一つ一つ課題を取り上げて解決や発展をさせていき、これで奈良で1番になる、これで奈良で1番と言えるようになるということのはずだと述べさせていただきました。前回は、運動体育施設で奈良いちになるということを目指しての質問をさせていただきました。結果、今よい方向に向かっていってるその途中であると信じているわけであります。 今回は、2つのテーマ、契約の透明性で奈良いちになると、それから防災で奈良いちになるを取り上げて質問をさせていただきます。 まず、大項目の1つ目といたしまして市が発注する公共工事について、その契約関係のことについての質問をしていくわけでありますが、このテーマの質問を今しておかなければならないと思ったのは、本年9月8日、香芝市にとって大変不名誉なこととなる最高裁判決が出されたことはもう皆様ご承知のとおりでありますけれども、言わずもがな違法プロポーザルのことでありますが、この件に関しましては本当に多くの場面でとても恥ずかしい思いをさせられました。市民の方々からは、香芝市がニュースになってるなとか言われたり、市外では、香芝市さん大変ですなあと笑いを浮かべながら言われ、嫌な思いをさせられたことが何度もありました。これにつきましては現在も捜査中であり、全てが明らかになってほしいと思うところではありますけれども、今私たちがなすべきことは、決して捜査のまねごとをするということではなくて、今後この不名誉な状況を雪辱し、香芝市は公明正大なる市であると内外に示すべき道を探るべきであると考えたことから今回の一般質問は始まっております。 ということで、まず入札についてなんでありますが、入札案件となるものにつきましては、工事関係だけではなく、給食の食材であるとか様々な機材の調達であるとか、そのようなものも該当するかとは思いますが、今回は工事系に絞りまして、その中でも土木建築系の入札でありますが、土木の一式の工事及び建築一式工事等の案件につきまして、まずは、それらの入札というのは基本的にはどのような入札方式で行われているかということを最初の質問といたしまして、壇上からは以上とします。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) お答えいたします。 ただいまご質問のありました両工事につきましては、一般競争入札により執り行っております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) それでは、2回目以降の質問をお受けします。 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) では、土木と建築のそれぞれの工事につきまして、ここ5か年につきまして一般競争入札の入札件数について教えてください。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) お答えいたします。 まず、土木一式工事についてでございます。平成28年度は30件、同29年度は20件、同30年度は30件、令和元年度27件、令和2年度につきましては、これまで22件でございます。 次に、建築一式工事について、平成28年度16件、29年度7件、同30年度4件、令和元年度は9件、令和2年度につきましては、これまで9件でございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) これらの入札で工事を請け負うときに、原則的には市内の業者が優先されると、ということは聞き及んでおることではありますが、市内業者におきまして工事の規模の大きさであるとか、あるいはその内容などによって工事を請け負うことができるそれぞれの業者の規模、大きさであるとか業績、実力などについては、それぞれのそれらの業者のランク分けといいますか、区分というんですか、でどれぐらいの業者が幾つぐらいあるかということにつきましては、市としては把握しているということでよろしいでしょうか。ランクであるとかそれぞれの区分に入る業者数について教えてください。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) お答えいたします。 まず、土木一式工事並びに建築一式工事につきましては、AからEまでの5つの区分、ランクづけをしております。 まず、土木一式工事につきまして、Aランクの数は8社、Bランクが2社、Cランクが10社、Dランクが7社、Eランクが11社となってございます。 次に、建築一式工事について、Aランク1社、Bランク3社、Cランク5社、Dランク3社、Eランク10社となっています。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) これらの業者の区分、AからEのランクということでよろしいですね。これらの区分け、ランク分けがありまして、それぞれのそのランクによって入札に参加できる資格や条件となって、工事の大きさや内容によって入札に参加できる範囲が決められてるという、そのように考えてよろしいですか。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) 議員お見込みのとおりでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) そんで、ほんなら入札に参加できるそのランクによってそれぞれの金額が決まっているということでよろしいですね。工事の設計額というんですか、工事の予定価格でございますね、それが例えば3,000万円以上ならばAランクだけとか、幾らから幾らまでならばBランクとCランクの業者の中から選ばれると。ちょっと言い換えれば、その範囲の中ではBランクとCランクの業者が入札に参加できるということが決まっていくということですね。それでよろしいですね。 これは今、市内の業者の話について、市内業者が入札に参加する場合の話ではありますけれども、当然全ての工事につきまして、市が発注する公共工事におきまして、市内業者だけで全て賄うわけにはいかないと思います。そういう場合、市外の業者が入札に参加できる制度、そういうシステム、そういうなんもあるとは思うんですけれども、市外業者が入札に参加するための規則であるとか規定であるとか、そのようなものはどうなっておりますか。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) お答えします。 議員お見込みのとおり、まず市内の区分の資格を受けたものを優先することを原則としておりますが、入札の参加対象者等が少ない場合など、いわゆる競争原理が働きにくいという場合につきましては、市外の区分を受けたものも選定することとなっておるというところでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 市内の業者の数が少ない場合、これも答弁がありましたが、先ほどの話の中からすると、例えば建築に関するAランクの業者は1社しかなかったということで先ほど言うてもらいましたですね。例えば工事がAランク以上の業者で入札することという、そういう規模であるということになれば、入札参加資格を持つ業者の数が1社では当然競争が生じないことになるので、それでは駄目だということで、そういうときは市外業者にも入札に参加できるようにするということで今お答えいただいたのかなと、ということだと思います。そしたら、市内以外の業者、市外業者も参加できるような建築関連の入札となりますと、この5年、直近の5か年で何件あったかっていうのをまた報告してください。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) お答えします。 ここ5年の一般競争入札において市外の業者も参加した案件について、建築工事に限りその内訳をご報告申し上げます。 平成28年度8件、同29年度2件、同30年度2件、令和元年度5件、令和2年度につきましては、これまで9件でございます。 以上です。 また、先ほど説明いたしましたように、建築一式工事におきましては、議員からもご指摘がありましたように、業者数は1社、Bランク業者については3社という形になってございます。要綱によります指名競争入札の場合の設計金額が2,000万円を超える場合の工事の場合に準じまして、選定業者数の基準を満たさないことから市外業者も参加できるというふうな形にしております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 要するに、工事の金額が大きくなったときにランク分けが上位の業者に絞られる、該当する業者数が少なくなってきたら市外の業者も参入させることになると思うんですが、そのときの市外業者に対する入札参加資格の条件、その条件設定、それはどのようにされていますか。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) お答えします。 建設業者の経営状況でありますとか経営規模、また技術力、そして社会性等について数値化し、評定化されました経営事項審査における総合評定値を用いて条件設定をしておるところでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 経営事項審査における総合評定値というものがあるんですね。それを基に入札に参加する業者の数を確保すると。そういうことになれば、例えば入札の条件を満たすためのその評定値、点数ですかね、それを、何点の業者が何社あるみたいなところは、ちゃんと把握してなかったら決められへんと思うんですが、それは把握してはるということでよろしいですか。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) 奈良県内に本店、支店、営業所を有する業者数を把握しております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) それはそうですね。把握してはるということで、それはそういう答えになってくると思いますが、当然それで入札に参加できる資格、評定値、点数、評定値が正しいですね、それは入札が行われる場合の全ての工事において一定のものなんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) お答えします。 工事ごとに工事価格でございますとか難易度等もそれぞれ異なるということでございます。その結果、一定ではありません。例えば、本年度入札いたしました香芝市総合福祉センター中規模修繕工事につきましては、工事価格も高額であり、また通常業務を継続しながらの工事施工を実施する必要性からより高い技術力を求めたいということで、ほかの工事に比べて高い総合評定値としたところでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 今の中規模修繕工事はほかよりちょっと高いっていう話でしたけど、具体的に福祉センター中規模修繕においては、入札するときの参加資格としての経営事項審査の評価値っていうのは何点に設定されてましたか。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) お答えします。 1,200点以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 1,200点ということであれですね。その福祉センターの中規模修繕、あれはちょっと高い目、額も大きい、12億円を超える額でしたか、12億5,000万円ぐらいの額やったと思います。また、あれは、3階建ての真ん中の階を主に工事するというようなちょっと難易度もそれなりに高い工事なのかなというふうには思いますので、今答弁の中でありましたほかと比べて少し高いということで1,200点という話で、ということは、あの工事は高い得点で設定されたということでありますね。今ほかと比べて高いってことは、ほか低いものもあるということから考えると、そうすると、それぞれの工事によって経営事項審査の評価値の基準っていうのはそれぞれの工事それぞれで違ってくると、それはどうやって決まっていくんかという、そこのところを説明してください。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) お答えいたします。 工事を担当いたします所管課より提出されました案を建設工事等業者選定委員会に諮り決定する仕組みとなっております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 建設工事等業者選定委員会ですね。私も今回この質問をするに当たっていろいろ勉強させてもらったんですが、今の答弁いただいたことでありますが、それぞれの入札案件の工事を担当する所管、それが今の話によると、要は、この工事は何点以上の業者でやってほしいということを案として持ってくるということなんですね。それが建設工事等業者選定委員会で決定すると、そういう話であったと思うんですが、そういうふうに建設工事等業者選定委員会っていうのがあってそこで決められるという話になるならば、入札資格の条件は、評価値だけで入札条件の資格っていうのは決められるんですか。建設工事等業者選定委員会っていうところで、経営事項審査の評価値以外にその委員会の中で別の条件がつけられるということはあるんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) お答えします。 事業者のこれまでの実績等につきましても同様に重要視しておるところであります。そのため、同種工事の施工実績として、過去10年間におきまして設計価格の3分の2以上の金額の元請実績を有することを条件といたしております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 3分の2以上っていう元請実績っていう、その3分の2っていうのは、それは何か根拠があるんでしょうか、その理由は。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) お答えします。 最低制限価格の下限値というのが10分の7であることから、それと同程度という趣旨で3分の2という形にしております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 分かりました。10分の7だから3分の2っていうその数値で分かったんですが、それよりも要は、経営事項審査の評価値以外にも請け負った施工実績の下限を設けてるということなんですね。これが、この辺が私はどうなのかなというふうに思うわけです。これが大変厳しい条件として、入札するときに入札しようとする業者の足かせというか、厳しいハードルになっているのではないかなというふうに考えるわけであります。実際、香芝市の入札参加条件が厳しいというふうに指摘されるようなことも耳にしております。ホームページとか、それから今回この質問をするに当たっていろいろ情報開示請求をかけまして、いろんな情報を集めました。そして、入札結果等を見ると、参加者がごく僅かに限られたもの、また1社のみしか入札に参加しなかったというような、そういうような案件も見受けられておりますが、それらについてはどのように考えておられますか。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) お答えします。 総合評定値の条件設定をする際には、業者選定委員会におきまして条件を満たす業者数がどれくらいあるのかといったこと、つまり適正に競争性が確保されるのかということも非常に重要でございますので、確認の上、審議しておるところでございます。公共の工事といいますのは、税を財源として実施するものであること、長期にわたって安全に住民の利用に供される必要があること、また建築物の品質の判断というのは、目視以外の経年で判断しなければならないこともあることなどの理由から、相応の技術力を有する事業者に発注することにより品質確保に努めることも併せて重要と考えておるというところでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) もちろんその辺は大変よく理解できる話でありまして、今答弁してもらったことに関しましては、本当に十分理解できることであります。競争原理がしっかりと働くように入札もしやなあかん、だから業者の数も確保しやなあかん、けど、と同時に品質の確保、それがしっかりと担保されてなかったら、それは市が発注する工事としてあかんやろという、その辺の両方のバランスをしっかりいいバランスをちゃんと求めていっているということで言うてくれてはるんで、その結果として、例えば入札の参加の業者数がごく僅か、限られた1社でしかなかったとかというようなことも、そうなったこともあり得るだろうと、そういうふうに言うてくれてはったんかなというふうに思うわけでありますが、それでもしかし、実際のところ、香芝市の入札参加条件が厳しいんじゃないかという指摘を受けているという話になるならば、例えば香芝市が厳しいのか厳しくないのかという、そういう問いに対しては、他市との比較、そういうなんをしてみないと分からへんのちゃうかなというふうに思うわけです。その辺どうなんでしょう。他市の入札状況とか、そういうなんを確認したりとかというのはしてはりますでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) お答えします。 特に他市の入札状況等の確認はいたしておりません。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 例えばこれも、当然しっかり調べていろいろ探したりもしている情報の中で、他市さんで、どことは言いませんけども、例えば20億円を超えるような工事、大きな工事ですね、で経営事項審査の評価値が本市で設定されるような数値より低い数値で入札可能になっていたりとか、あるいは先ほどありました請負実績の最低額、そういうなんが条件についていなかったりとか、そういうふうな、私が幾つか、私が少し調べただけでも、幾つか他市の状況を見ますと、入札公告等の状況を調べますと、そういうなん幾つも出てくるんです。だから、その辺、他市と比較してみるということについては意味があると思いますし、またそのほかにも、例えば、他市の話でありますが、単体の一つの一企業として入札に参加するのではなくて、JV、いわゆるJV、ジョイントベンチャーっていうんですよね、要するに共同企業体として入札参加を認めるというふうに入札条件をしている、そのような市もあります。そういう場合は、筆頭企業につきましてはそれなりに相当の高得点の経審の値が求められているということにはなっていますが、経営事項審査評価値です、が求められますが、それ以外、組んでいるほかの業者についてはそこそこそれなりに低くても参加資格が得られる、そういう入札方法を取っているところもあるわけです。こういうなんは他市のやり方をしっかり、私は参考になると思うので、参考にしてもらいたいなと。 さっきも、何度も言いますが、現実に入札が1社しかなかったと、ごく少数の企業しかなかったというような、そういう状況があるわけでありますから、もしそういう結果、そういうことになっているならば、そしてさらに言うと、結果として落札業者に同じ業者の名前が多く並ぶような状況が発生しているならば、それはより強く競争原理が働く、そのような仕組みをどんどんどんどん研究していくことっていうのがあってもいいんじゃないかなというふうには考えるわけであります。誤解をされては困りますので、誤解されないように申し上げときますけども、多くの工事を1つの企業が落札されるということは、それはその企業が企業努力としてされておられる結果であって、それ自体に問題があると言ってるわけでは決してありません。また、さらに言うと、現在の本市の入札のやり方、それの中に何か違法性があるとかどこかに悪意が存在するとか、そのようなことは絶対、一切考えておりませんので、そこは誤解しないでください。 最初に言いましたように、違法プロポーザルの問題があって香芝市の名前がよくないニュースで報道されるようなことになってしまった、そのことを本当に残念に思うからこそ、契約関係の事案については今この機会を捕まえて、今この機会をもってしっかりと検証すること、検証することで、胸を張って香芝市は入札や契約については公明正大で奈良いちであると大きな声で言えるような、そういう状況になってほしい、ならなければならないと私は思っております。今現状の入札制度を、ここで一度立ち止まって、他市の状況も見ながらしっかりと検証してみる、そして現状のシステム、制度、そういうのが悪いのではなく、よりよくしていこうと、透明性、公平性をより確保していこうと、そういう姿勢を見せようとする、そういう考えを持つことはあってもいいのではないかなと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 上平総務部長、答弁。 ◎総務部長(上平健二) お答えいたします。 筒井議員にはいろいろとご貴重なご意見を賜りまして、ありがとうございます。議員ご指摘にもありますように、結果として入札者が1社のみという案件はございます。ただ、議員のほうも言っていただきましたように、我々は、入札手続につきましては業者選定委員会等におきましても公平公正、適正に執行しております。ただ、今後におきましては、またこの選定委員会等におきまして他市の状況等も確認の上、品質の確保とともにより一層の競争性の促進、これについても研究、検討していきたいと思っております。どうもご意見ありがとうございました。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) そういうふうに言ってくださったら、それで私としては今回の質問の意図は十分にしっかり酌み取ってもらえたというふうに思いますので、ぜひとも今この機会に検証、検討をしていってもらえればというふうに思います。違法プロポーザル問題っていうのは、大変残念ながら、いわゆる官製談合が香芝市で行われたともう最高裁で認定されてしまったわけですから、これを是正するために市として努力している、今後は新たな談合や誘導的なことをしているかのような誤解を生まないように、そういう努力をちゃんとする市だと内外から思われるようになりたいというふうに切に願っております。入札、契約の透明性で奈良いちになるよう、また、もう3月には選挙がありまして、その後も続けて議員はさせてもらうつもりでございますが、ある程度の動きが近い時間の中で見ることができるように、スピード感を持って取り組んでいただけたらと思いますので、ぜひともよろしくお願いします。 ということで、1つ目の質問を終わりまして、2つ目、防災で奈良いちになるに入っていきます。 新型コロナウイルスの感染症の拡大は、世界中に多大なる影響を与えるものとなってしまいました。社会全体、人々の日常まで、生活まで変えてしまいました。病気そのものの怖さというのがどれほどのもんなんかっていうのは、専門家でない私には分からないわけでありますが、今現在コロナウイルスのことを意識しないまま生活してる人なんていうのは一人もいないような状況かなというふうに思います。そんな中、当然市としましては、命を守る感染症対策も生活を守る経済対策も、医療現場にも教育現場にも、全てに対して気を配り目をみはり対応していかなあかんという、そういう状況であるというのは、それは、そういうことは重々分かっておるわけでありますが、その中でも私が1つ大変気になっているというのが、今大きな災害が起こったらどうなってしまうんやろうということでありまして、こんなときに、今のようなこんな感染の状況の中で大きな自然災害、特に地震なんかが起きまして避難者が大量に発生するというような、そういう状況になったらこれは大変やと、そのように考えてしまうわけであります。 ウイルスと地震っていうのは全く関係ありませんから、地震の発生というのは以前からずっと言われてるまま、いつ起こってもおかしくない、まさに今日明日にも起こってもおかしくないという状況、その可能性は変わりなく存在しているわけであります。これらは複合災害、複合災害っていう言葉が正式に使われる言葉かどうか分かりませんが、複合的に厄災に見舞われるというようなことになれば、避難所が一番気になります。報道等でもよく映像とかが流れておりますけれども、密を避けるために避難所内での間隔を確保するということで、想定されていた避難所の収容人数が大幅に減るということ、これは確実でありますので、そのポイントからまず、とにかくまず、地震発生時の本市において想定される避難者数、避難者の数は最大でどのぐらいを想定しているかを聞かせてください。 ○副議長(芦高清友) 笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) 本市におきましては、県の第2次奈良県地震被害想定調査報告書による中央構造線断層帯地震、こちらを最大被害想定として、住戸全壊は3,952戸で、避難者数につきましては2万2,244人と想定してございます。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 家のほうの全壊が3,952で、避難者総数が2万2,244人ですね。家屋、人が住む家の被害の数に比べ、それが4,000弱でという、その数に比べて避難するであろうと思われる人の数が2万2,000人を超えてると。避難するであろうと思われる人数のほうが少し多いように感じるんですが、そのように想定される要因というのは、それは何かあるんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) 奈良県の調査報告書におけます避難者数の想定といたしまして、住家の半壊であったり全壊であったりっていうことにより避難する人のほかにも、住宅の被害はないんだけれどもライフラインが止まったため避難をする人っていう数字も一定数見込まれてると伺っております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 家は壊れてなくても電気や水道が止まってしまった家の人というのは、それは避難してくるという、そういうことですね、今の話は。2万2,244の想定の避難者数であるということなんですが、それに対しまして避難施設、避難所、その施設の確保の状況、要は避難所の収容キャパ、それはどうなっておりますでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) 現状でいきますと、本市の避難施設、30か所ございますけれども、避難者1名当たり1.6平米取らせていただきますと、30か所で想定収容人数、キャパですけれども、1万1,898名となってございます。また、ここに各小・中学校の体育館以外のスペース、先ほどのは体育館スペース中心の人数でございますが、それ以外に多目的室、こういったような校舎部分についても入れますと、合計で2万5,935名程度ということになってございます。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 2万5,900何ぼ、2万6,000近くという数字なんで、さっきの2万二千何百かというのは超えていると、という数字を今危機管理監のほうからそのように答弁をもらったわけでありますが、これはあくまでもコロナがなかったときの計算ですね。その計算であれば十分に入ってもらえる状況にはあったということなんであろうと思うんですが、それはコロナ以前の話であって、今改めて間隔をたくさん以前よりも多く取らなければならないというようなそういう状況を、コロナ対応を行った場合、収容人数は、先ほども申しましたが確実に減るだろうというふうに考えるわけですが、それはどれぐらいに見込んでいるのか。もちろんできるだけたくさんの避難者を受け入れられるように工夫も考えてはもらっていると思いますが、その上で何人ぐらい今収容できるということで考えておられますか。 ○副議長(芦高清友) 笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) おっしゃるように、先ほど申しましたように避難者1人当たり1.65平米で、スペース確保を持って収容人数を申しましたけれども、コロナ対応ということで人と人の距離を一定の距離保つ必要があることから、1人当たり5.4平米という形で増加させて、そちらから算出しますと、収容人数は7,912名となり、大体3割程度になるかということで考えております。ただし、屋内テントを設置するということで人との間隔を保つ必要がなくなるため、より多くの避難者を収容できるものと考えておりまして、テントを7,230ほど張れば、先ほど言いました1万4,460人分を施設内に収容ができるものと想定してございます。隣への飛沫防止だけではなくてプライベート空間も確保できることから、そういったパーティションというんですか、間仕切りテント、こちらの整備を現在行っているところでございます。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 3割ぐらいまで、8,000人弱ぐらいまでしか収容できへん、今のところ想定になってしまうわけですね。せやけど、それを今最後に、途中にもありました、最後にありました屋内用テントであるとかパーティションとか、そういうなんを使うことで少しでも多く入ってもらえるように工夫、考えてやれば1万4,460ぐらいですか、ぐらいまではいけるという話で今いただいたわけなんですが、それね、例えば屋内用テントでありますとかパーティションでありますとか、そういうなんっていうのは、買う予算、費用的なものが相当大変だというふうに考えるわけなんですが、現時点で今それはどれぐらい用意されてるのか、その整備状況、さらに加えて言うと、最終的には幾つ買いそろえるという整備目標になっているのかっていうところも教えてください。 ○副議長(芦高清友) 笠屋危機管理監、答弁。
    ◎危機管理監(笠屋眞一) まず最初に、今年の整備状況でいきますと、もともと120張りの屋内テントのほうを用意しておりまして、今年度地方創生の臨時交付金のほうを活用させていただきまして、パーティションであったり間仕切りテント、合わせまして今1,620張り、これを年度末までに整備する予定でございます。 当面の目標といたしましては、小・中・高、総合体育館、体育館スペースにつきましては、大体屋内テント2,579張りぐらいの整備ができますので、これを第1ステップというんか、当面の目標として進めてまいりたいなと考えています。また、それ以外の場所、先ほども申しました多目的室、学校の校舎の中の多目的室等々につきましての部分につきましては、4,651張りほど置けるということになってございますので、それにつきましては次のステップで考えて、見据えて整備していきたいなというふうに考えてございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) すいません。最後のほう、ちょっと分かりにくかったんですけど、順番に行きますわ。 第1ステップとして目標としてるのが約2,500張りで5,000人分ぐらい、5,100言わはったかな、5,000人分ぐらいですね。地震の最大想定数が2万2,244っていう話でしたので、大体1万7,000人ほど残るというか、あふれてくるかなというふうに思うんですが、第1ステップでとにかく5,000人分ぐらい、あと1万7,000人分ぐらいはどうなるかっていうのをもう一回言うてください。すいません。 ○副議長(芦高清友) 笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) おっしゃっていただいたように、まず2,579張り、5,158人分のテント整備、それから次に9,300人のほうを考えてございます。2万2,244人という想定人数からの残りの部分についても出てまいります。これにつきましては、屋内のテント、パーティションっていうのは最終1万4,460人分っていうふうに整備になりますので、残り7,784人の確保が必要となってございます。こちらにつきましては屋外のほうで、屋外のテントを併せて購入していかなければならないと考えてございますが、テント整備には時間を要するということでございますので、それ以外で例えばお願いするのは、地元の集会所であったり知人宅、被害を受けられてない知人宅へのご避難だとか、ご自分でテントをお持ちいただくだとか自家用車でっていうところをお願いしていかなければ現状ならないのかなと考えてございます。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) すいませんでした。屋内用テントは最終的には7,200張りぐらい買い足すっていう話でありましたですね。すいません、申し訳ない。ただ、それは第2ステップで、要は、それを買いそろえてから地震が起こったとすれば、あと7,700いうたら8,000人ほどですか、弱ぐらいっていうことですよね。そういうことで、早急にしてもらわなあかんというふうには思うわけであります。さらに、それであふれてくる人については、屋外用のテントも今整備しているということで話がありました。屋外用テントも整備していく、それでカバーするということならば、屋外用テントについては現在の整備状況、今持ってる数、それと整備目標としてはどうなっていきますでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) ご質問のありました屋外用のテントにつきましては、7,784人分と先ほど申しましたけれども、これを目指すというところになりますが、現時点では今年度70張りを購入している状況でございます。今後につきましては、財政面、特にあと保管スペースの状況を踏まえまして、計画的に整備を進めてまいりたいなと考えてございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 3,800ほど要るんですかね、7,784人分、だから約8,000弱やから約4,000弱の屋外用テントが要ると言うてて現在は70と、なかなかに何とも心もとない現状であるということでいただいたんですが、財政面におきましても、保管場所、それにつきましてもなかなかそれが難しいということで今ありました。大きな問題ではあるとは思いますが、とにかくいつ起こってもおかしくない地震に対する備えでありますので、ここは本当に早急に整備してもらいたい、そういうふうによろしくお願いいたします。特に財政面で言えば、今コロナのタイミングでございますので、国が出しております、先ほども答弁の中でありましたですし、またさきの質問された方の中にもありました地方創生臨時交付金、それも今、国からお金を引っ張ってくるのは今やと、今しかないと、今この機会を捕らえて国からお金を引っ張ってくるんだと、そんな気持ちで、それぐらいの気持ちで頑張って資金を確保し、早急に対応してもらいたいという話でありますので、よろしくお願いします。 収容人数の問題、これハード面の問題として、ソフト面のほうでもいろいろと考えていかなあきません。避難所の運営に関しての話でありますが、先日11月29日ですが、真美ヶ丘自治会のほうで避難所開設に係る防災訓練っていうのが行われました。私は真美ヶ丘在住ではないんですが、特別参加ということで見学をさせてもらいました。そのときに笠屋危機管理監も、それから保健センターの児玉所長も、あと職員さんも数人、最初から最後までずっときっちりおられまして、大変意義深いものであったというふうに本当に感心しながら見させていただいたわけでありますが、管理監も見られて、随分とコロナ対策ということに意識し特化した防災訓練であったというふうに思うわけでありますが、これまでのやり方と今のコロナ禍における避難所運営というものでどういった点が大きく違っていた、あるいは変えていかなければならない、そういうふうなことを感じられましたですか。 ○副議長(芦高清友) 笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) 大きな点といたしましては、受付体制の変化っていうのが一番大きなことかなと思っております。避難者同士での感染を防止するためには、施設内、多くの方が集まるところにはウイルスを持ち込まないという点が重要となりますので、受付時に検温を行う、問診を行う、それと発熱者につきましては、体温が高い方につきましては通常の避難者とは別のスペースをご案内するといったこと、あと動線、トイレ、それからあとごみ箱なんかも気をつけるといったようなところが、細かいところでございますが上げられるかなと思います。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) そうですね。ウイルスを持ち込まないっていう点を、この辺指摘されていて、それを意識してやっておられたという点、これは、そこの意識を高められておられたということに関しては本当にすばらしいというふうに思います。ウイルスを持ち込まないために、そのためには受付段階での振り分け、それが本当に重要になってくるのかなというふうに思います。その受付が、さらに受付がしっかりと機能するためには、多くの避難者がわっと押し寄せてくる前に体制をしっかり整え、受付の設置、それを迅速に行わなあかんし、また受付を担当してくれる人、それがしっかりと役割を果たしてもらわなあかんわけです。この辺、従来のやり方、今までの考え方と比べたら、格段に人手や手間を要するように見受けたわけでありますが、そのことを考えたら、そういうことをしていくほど迅速に避難所っていうのは開設できるもんなんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) 迅速な避難所の開設というところでございますけれども、市職員につきましては、震度に応じた参集体制っていうのも設けてございます。避難所開設に係る避難所班っていうものがございますけれども、例えば震度5弱であれば50%の参集となってございます。震度5強を超える場合は、職員自身も被災したりとか、参集途上の道路事情とかで必ずとも全員が来れるかどうかっていうのは可能性として想定のほうもさせていただいておりますが、市役所の全職員が5強を超える場合は参集ということになってございます。このような中ですけれども、避難所の開設時には、感染症に対応いたしました災害時の避難所受付手順というものを作成しておりますが、ほかにも様々な感染防止をする必要があることから、地域の自治会さん、自主防災組織とも連携して、できる限り速やかな開設が行えるように努めてまいりたいと思います。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 努めてまいりますって言われたら、それはそうなんでございますが、実際のところ災害時避難所受付手順とかそんなんもつくっているという、そういう話では、作成されてるという話ではありますが、当然今度は、そうなると、それを想定した、感染症対策までを踏まえた職員さん方々の避難所開設のための訓練、そういうなんは実施されていますか。 ○副議長(芦高清友) 笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) 避難所の開設訓練ということでございますけれども、先ほど、以前に申しましたパーティションといいますか、間仕切りテント、こちらの展開とか設置訓練っていうのを避難所班に対しまして今年度実施させていただきました。また、受付を行うための手順書を作成しておりますけれども、そういう受付手順の、そういう訓練っていうのはまだしてございませんので、今後も先ほども言った実践的な訓練も含めて継続して考えてまいりたいなと思います。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 当然、これも答弁の中にありましたが、職員さんも被災者になるという可能性も十分高いわけでありますから、何でもかんでも職員がやれということにはならんとは思うんですけれども、地域住民の方々から頼りにされるということもそれは現実なので、職員さんのほうで避難所の開設段階での素早い動き、そういうなんは日頃から訓練を積んでおいていただきたいなということを期待したいわけであります。もちろんそれぞれの地域の方々もそれぞれに頑張ってもらうほかないわけでありますから、そういう状況もまた確実にあるわけでありますから、そういうことを考えますと、この間、管理監も見られた真美ヶ丘自治会さんがそういうこと、されたような、そんなコロナ対策を意識した防災訓練とか避難所開設段階での受付の設置の訓練とか、そういうなんは、そういう訓練は、ほかの自治会さんや自主防災組織においてでも、私はぜひとも行ってもらうべきだと、そのように考えるわけでありますが、そういうなんはできているんでしょうか。できているかっていうよりも、市として積極的に行うように関わっていくべきやというふうに思うんですが、その辺はいかがでしょう。 ○副議長(芦高清友) 笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) おっしゃいますように、昨今のコロナ感染拡大状況を鑑みますと、今たくさんの方々が集まる防災訓練の実施っていうのは、多くの自治会で中止されているところが多いように伺っております。こういった中でありますけれども、訓練支援の要請があった場合には、訓練実施に際して、感染症対策へのアドバイスややり方等々につきましてもできる限り協力させていただいたり、先ほど来からありました大きく変わった点の受付の訓練などについても、状況を見て柔軟に対応していけたらなと考えてございます。 ○副議長(芦高清友) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 柔軟に対応していきたいとかというとこら辺だと思うんですけど、私、2019年の6月議会でも自主防災組織に対して積極的に市のほうがそういう訓練を行っていくということで積極的に関わっていってほしいと、いかなければならないんではないかというような質問をさせていただきました。その辺努力はしていくというようなことも、そういう答弁もいただいてたと思うんですが、もちろんほったらかしにしてるわけではなくいろいろ取り組んでいるということで、実際には、それぞれの避難訓練、防災訓練ですか、というところとか、あと避難所の中での運営とかということよりも、要請があれば手伝うとか支援をするとかというような形でのところの取組はしていただいてるかなというふうに思うんですが、私としては、とにかく市がどんどんどんどん自治会にこっちから働きかけをしていって、しっかりやっていかなあかんのかな、やっていってほしいとぜひとも思うわけであります。 今答弁いただいたように、確かにもし市が主導して防災訓練やって、そこで人が集まってクラスターが起こったとかって、そらそんな話になったら大変なことでありますので、そこはその辺を物すごく気にされてるということはよく分かりますけども、例えばスポーツでも、練習でできないことは試合でできない、よく言うじゃないですか。訓練もしてないことを本番でできるわけがないというふうに私は思うわけであります。だから、様々な要素、条件、そんなんをしっかりと全て考慮した上で意義のある訓練、それを平時から積んでおくこと、それが大事やと思いますので、要は、クラスターが起こるかもしれない、いや、起こしてはいけない、起こらないようにそこで訓練をするということまで想定した、市が積極的に関わっていったそのような防災訓練というのができて、そして実際に、もし実際に災害が発生したら、香芝では避難所でクラスターが発生することがなかった、コロナでパニックにはならなかったと言われるような防災で奈良いちになるというように、知恵を絞っていただきまして全力で頑張って取り組んでいっていただきたいというふうに思います。と言っておきまして、コロナ禍が一刻も早く収束することを心から願いまして、私の一般質問を終わります。 ○副議長(芦高清友) 以上で、4番筒井寛議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。              午後2時41分 休憩              午後2時50分 再開 ○副議長(芦高清友) 休憩を閉じて再開いたします。 次に、7番下村佳史議員の一般質問をお受けします。 下村議員。 ◆7番(下村佳史) それでは、始めさせていただきます。 議長のお許しをいただき、一般質問をさせていただきます。 コロナ禍の中、大変困難な思いをされてる人が多くおられると思いますが、物質的、精神的など、いろんな症状があり、どの場合にとっても手当てをしていかなければならないという思いがあります。また、コロナ禍の中でなくても、ふだんの生活の中でも年月がたてば手当てをしていかなくてはならないものがあり、特に建物等、道路などの維持管理は、放っておけば後々大ごとになるということがいろんな場面で示されております。 まず、その意味におきましても、1問目といたしまして、私が平成28年9月の議会で一般質問させていただいた生活道路等の安全確保について、質問させていただきましたが、改めて生活道路の維持管理についてお聞かせ願いたいと思います。 道路法第42条には、道路管理者は道路を常時良好な状態に保つように維持し、修繕して、そして一般交通に支障を及ぼさないように努めなければならないと定めておられます。 そこで、道路の修繕実績、特に補修、舗装修理の過去3か年の道路の修繕の件数についてお聞かせ願います。 これを壇上からの一般質問とさせていただきます。 ○副議長(芦高清友) 津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 今お聞きになっていただいたのは舗装修繕の過去3年間っていうことでよろしいでしょうか。                       (7番下村佳史「はい、よろしくお願いします」との声あり) 平成29年度が11件、平成30年度は18件、令和元年度は17件の舗装修繕を実施しております。 ○副議長(芦高清友) それでは、2回目以降の質問をお受けします。 下村議員。 ◆7番(下村佳史) それでは、その舗装修繕ですが、どういった基準で行われたのでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 平成25年度に実施した路面性状調査の結果を基に策定した香芝市舗装修繕長寿命化計画の目標管理基準や自治会様等からの要望等に基づき、年次計画を立てて事業を実施しております。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) その路面性状調査についてですが、令和2年度予算においても計上されていますが、平成28年度の議会でも答弁していただきましたが、再度調査内容について詳しくお教え願えないでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 路面性状調査とは、路面性状自動測定装置により舗装のひび割れ、わだち掘れ、平たん性及びパッチング箇所数を調査し、そのデータを基に道路の現状を把握する調査でございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) 何回も過去のことも繰り出して言うわけなんですけども、平成25年度に実施した路面性状調査と今年度の調査と同じ内容になるのでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 調査内容につきましては平成25年度と同じとなりますが、今回は、損傷の進行が早い道路については前回調査のデータと今回のデータを解析し、舗装劣化予想式を策定する予定となっております。 以上ございます。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) 僕たちが車に乗ったり歩いたりして目で目視して悪いなっていうんじゃなしに、舗装劣化予測式を制定するのはより計画的な維持管理を行うためであるのでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 今下村議員がおっしゃっていただいたように、より計画的な維持管理を行うために行うものでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) 今回は損傷の進行が早い道路について舗装劣化予測を行う答弁でありましたが、市が管理してる道路には何らかのグループ分けのようなものがあるのでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 香芝市舗装長寿命化計画において、道路を効率的に維持管理するため、道路の役割や交通量等から国土交通省道路局の舗装点検要領を参考に3グループに分類しております。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) 聞き慣れない3グループということなんですけども、その内容について教えていただけませんか。 ○副議長(芦高清友) 津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 3つの分類についてご説明申し上げます。 対象道路のうち、損傷の進行が早い道路、これについては、大型車交通量が多い道路を分類Bとしております。 次に、損傷の進行が緩やかな道路と、これについては、大型交通量が少ない道路として分類をCとしております。 最後に、生活道路等ということで、損傷の進行が極めて遅く占用工事等の影響がなければ長寿命化になるということを考え、この分類をDの3つ分類として分けております。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) 道路の広いところでも交通量の少ない、そしてまた狭くても交通量の多いとこがいろいろあるように僕は感じるわけなんですけど、その3種類のグループは、交通量の違い以外に何か基準のようなものはないのでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 本市では、3種類のグループに個々の維持管理の目標管理基準を設定し、舗装長寿命化計画を立てております。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) 今回の舗装劣化予測を行う、分類Bですよね。その管理基準値が一番高い道路と考えて間違いないのか、またほかのグループについて舗装劣化予測は今後もう行わないのでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 今回の分類Bは、下村議員おっしゃるとおり、目標管理基準値が一番高い道路でございます。分類Cにつきましては、次回の路面性状調査時に舗装劣化予測を行う予定でございます。分類Dにつきましては、目標管理基準を設定しておりませんので、舗装劣化予測を行うことは現計画では考えておりません。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) 今、いろんな分け方とかいろんな維持の管理、仕方、また計画的に、そして高度な技術を使いながらされてるということで、内容について分かったわけなんですけども、今後も定期的に調査を行っていただき、道路の適切な維持管理を図っていただくよう要望しておきます。 続きまして、道路の維持管理についてなんですけども、総括の中でも質問があったと思いますが、再度質問させていただきます。 道路の維持管理について、迅速な対応ができるような維持管理等のシステム導入はどうなってるでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 総括質問のところで筒井議員からの質問でお答えさせていただいた部分もあるんですけども、現在コンサルタントと通報や維持管理に関するシステムの共同研究を行っているとこです。維持管理については、1年前から職員によるスマホを利用したシステムの試行導入を開始しております。通報システムにつきましては、令和3年1月頃から試行導入の予定でございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) その通報システムというもので、3年1月頃から試行導入されるということを今おっしゃっていただいたんですけども、現状、システムの運用方法はどのようなものがあるのでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 現状のシステムでございますが、現状につきましては、市民の皆様からの問合せ、報告を受けた職員が現地に向かい、不具合箇所の地点登録、写真撮影、状況等を現場を見て登録し、市役所にて報告書の作成を行っております。ただし、この部分について、今スマホを使わせていただいてますので、必要な情報は現場で記録されているため、データ整理作業は以前に比べて少なくなっております。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) 今は職員の中でそのシステムを使って運用されてるということなんですけども、今後試行導入を予定してる通報システムの内容をより詳しくお聞かせ願いたいと思います。 ○副議長(芦高清友) 津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 現在は施設管理者である道路管理部門で一般職員が使っておりますが、これについて、1月から事業部、2階のほうで一般職員が使えるような形の通報システムを導入していく予定とさせていただいております。これについては、今までは一方通行、市民さんからの通報を受けて市役所内での作業で終わっておりましたが、今後は、通報された方もどういった状況になるかを見れるようにリアルタイムの情報が共有できるような形のシステムに仕上げたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) せっかく新たにそのシステムを導入されるということで、市民にも十分理解していただき、よりよい利用の仕方を生み出していただいて、舗装の管理、そしてまた維持に努めていただきたいなというふうに思います。よろしくお願いします。 続きまして、生活道路上の道の部分は分かったんですけども、路上にある照明の対策についてお聞かせ願いたいと思います。 今、横断歩道を設置されてる箇所においても、照明が暗いため夜間走行中、運転してますと、横断歩道を通行する歩行者等が見づらいといったお話も聞かせていただいてますし、僕もそういう場面に何回も出くわしてるわけなんですけども、市として照明照度を上げるなどの処置をしていただけないものでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) 市といたしましては、道路照明施設設置基準・同解説に横断歩道には必要に応じて照明施設を設置するのがよいとなっております。ただし、全ての横断歩道について照明をつけるのはなかなか大変であると考えておりますが、現地の状況を確認した上で横断歩道に危険があるようであれば、道路照明施設の設置及び照度を上げるといったことを考えていきたいと検討しております。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) 初め横断歩道がなかって照明をつけていただいてなかったけれども、後で横断歩道がつけばまたそういう照明をしていただくよう、またその場所場所を点検していただいて、検討していただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 そして、また照明につきまして、自治会が設置する、これも照明なんですけど、防犯灯の設置状況、LED化、ずっと前から自治会にはご無理をしていただいて、LED化に協力していただいてるわけなんですけども、今現在どのようになっておるんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 津崎地域振興局長、答弁。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) 自治会で設置いただいてます防犯灯につきましては、現在市内に8,465灯設置されております。そのうち、LED化になっておるのは8,147灯になっておりまして、LED化率は11月末で96.2%となっております。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) 先ほどの話の中でも第5次総合計画の中でも、自治会と市が協力して防犯灯の設置、またこれに限らず協力してやっていくというふうに話をしていただいたと思うんですけども、ぜひともLED化に向けてなお一層100%を目指して進めていただきたいなと思いますし、そしてまた防犯灯、自治会に入ってなかっても地域の方が通られる道でしたら、ぜひとも協力を要請して防犯灯の設置に向けて協力してもらえるようなお話を進めていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 道路上の安全対策ということで、次は市内の道路上の防犯カメラの設置状況についてお聞かせ願いたいと思いますが、ただいまの現状、どういうふうな数、また設置状況はどういうふうになってるでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) 防犯カメラの設置状況、台数っていうことでお答えさせていただきますと、本市におきましては、平成27年度、8年度におきまして、各鉄道駅、公共施設、公園等に防犯カメラ約30台設置させていただきました。以後につきましては、自治会に対する補助金支援によりまして各地域が主体となって取り組んでいただいておりまして、先月末現在で113台が設置されております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) これも自治会にも大変ご迷惑をおかけして協力していただいているわけなんですけども、企業さんにおかれましても、例えばコンビニ等もついてるところがあったりして協力していただいてるんですけども、企業さんの場合はずっと一生ついてるという状況でない場合もありますので、事業をやめられたりしたらそこはまたなくなってしまうと、流動的な部分がありますので、ぜひとも市が自治会に働きかけて、つけていただけやすいような環境整備を整えていただければありがたいなと。これも、市民の皆様方の安全対策を考えればどうしてもなくてはならない対策だと思いますので、今後も一層十分な手当てをお願いしたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 道路上の安全対策の今後の取組についてまずお聞かせ願いたいと思いますが、どういうふうなほかに安全対策があるのでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 津本都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長土木課長事務取扱](津本和也) これまでの交通安全対策については、区画線で車両と歩行者を分離したり、また自治会様からの要望によりカーブミラーの設置などに取り組んでいるところでございます。また、通学路につきましては、道路管理者、教育委員会、香芝警察署、自治会様等が合同で危険箇所の点検を実施し、香芝市通学路交通安全プログラムに基づきグリーンベルトや交差点のある歩道にガードパイプ設置等の安全対策工事を行い、安全で安心に通学できるように通学路の安全確保に継続して対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) 生活道路というのは、赤ちゃんから大人まで、ご老人まで通る道です。誰もが一度は通る道、また利用する道ですので、ここを避けて通るわけにはいきません。ぜひともいろんな方面からご協力いただきまして、安全な生活道路を維持するようによろしくお願いいたします。 次に、2番に入りたいと思います。 マイナンバー制度についてお聞かせ願うわけなんですけども、前回もマイナンバー制度についてはお聞かせ願って数年たつわけなんですけども、もう一度この制度についての概要をお聞かせ願いたいと思います。どのようなものでしょうか、よろしくお願いします。 ○副議長(芦高清友) 遠藤企画部理事、答弁。 ◎企画部理事(遠藤啓) マイナンバー制度とは、住民票を有します全ての方に番号を付しまして、社会保障、税、災害対策、これら3つの分野におきまして、当該番号を活用いたしまして行政機関等の間でオンラインでの情報連携を行うものでございます。この制度によりまして、所得などの正確な把握による公平公正な社会の実現、行政機関等の間での情報照会に係ります時間、労力の削減によります行政の効率化、そして情報連携を通じました添付書類の削減などの行政手続の簡素化によります国民の利便性の向上、これらの3つの目的を達成することが期待をされております。そして、これらの目的を達成するためのツールといたしまして、申請をされた方に対してマイナンバーカードが交付をされているところでございます。 こちらのマイナンバーカードにつきましては、本人確認書類に利用できるだけでなく、こちらに搭載されております電子証明書のほうを用いることで行政機関等への各種の申請をオンライン上で行うことができるなど、安全で安心で利便性の高いデジタル社会の基盤として今後より一層のカードの普及が求められているところでございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) 当初つくられた時点でも、何ら変わりなく、マイナンバー制度でマイナンバーカードをつくることによって安全・安心な利便性の高いデジタル社会ということで、まさにコロナ禍の中ではデジタル社会を推進していく加速度になるんじゃないかなというふうに思いますけども、しかしながら今になっても、マイナンバー制度が理解されても、個人カード、いわゆるマイナンバーカードの普及が進んでる状況じゃないというふうに認識するわけなんですけども、交付状態は今どのようになってるか、全国や奈良県の比較を含めてお聞かせ願いたいと思います。 ○副議長(芦高清友) 南浦市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長(南浦幸次) 本市におきましては、令和2年11月末現在で2万1,285人、26.85%の交付となっております。全国では23.0%、奈良県におきましては27.19%となっておりますので、全国平均よりは上ですけども、県平均よりは少し低いということになってまいります。また、令和2年10月策定の交付円滑化計画におきましては、令和3年3月の目標値は33.9%という数字を設定しておるところでございます。
    ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) 今まで以上に周知徹底をしなくてはいけないと思いますし、市民の方への周知の前には、まず市の職員の方、全てマイナンバーカードを持っておられるんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 遠藤企画部理事、答弁。 ◎企画部理事(遠藤啓) 本年の9月末時点におきまして、公立学校共済組合を除きます本市職員の取得率は37.5%となってございます。これまでも職員に向けましてマイナンバーカードの取得促進のほうを行ってまいりましたけれども、今後市民の方へ積極的な申請を広報するためにもまずは職員が率先して取得する、こちらのほうに向けて努めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) 先ほどの目標値の33.9%よりは上だということは理解するわけなんですけども、なお一層まずは職員さん方の努力で交付率を高めていただきたいなというふうに思いますけども、マイナンバーカードの普及に向けた市民への周知はどのようになってるんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 南浦市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長(南浦幸次) 啓発ポスターにつきましては、各出先機関に掲示の依頼を行っております。また、チラシにつきましては、市民課の記載台やホールのラック等に設置しておるところでございます。広報紙におきましては、マイナポイントの申込開始時の7月にマイナポイントの紹介とともにマイナンバーカードの申請方法の紹介、またコンビニで住民票や印鑑登録証明書が取得できることや、マイナポータルでの電子申請ができる等、メリットの紹介を行ったところでございます。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) いろんな利用の仕方が分かったわけなんですけども、マイナンバーカードの普及に向けた市民への周知はそういうふうに分かるんですけど、その後、そのための、マイナンバーカードの普及に向けた現在の取組はどうなってますか。 ○副議長(芦高清友) 南浦市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長(南浦幸次) 先ほども少し申し上げましたが、令和元年10月にマイナンバーカード交付円滑化計画、この計画の策定を行いまして、月に1回休日窓口の開設やふれあいフェスタ等の行事の際に無料写真撮影を行ったところでございます。また、令和2年度におきましては、夜間窓口開設については5月の市長選挙期日前投票期間中、予約制で実施いたしました。 無料写真撮影による申請サポートにつきましては、4月から7月まで延べ297件ご利用いただいたところでございます。なお、この無料写真撮影による申請サポートにつきましては、マイナポイント事業開始に伴いまして申請者が増加したことから、現在は交付に重点を置きまして、10月より休日窓口の開設を月2回、土曜日1回、日曜日1回に増加して実施しておるところでございます。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) 今も、そして先ほどもちょっと答弁の中で出てきたんですけども、マイナポイントというお言葉があったわけなんですけど、マイナポイントの事業とはどのようなものか教えて願えませんか。 ○副議長(芦高清友) 遠藤企画部理事、答弁。 ◎企画部理事(遠藤啓) 国におきまして実施されておりますマイナポイント事業につきましては、マイナンバーカードを使いましてマイナポイントの予約、申込みを行いました方にマイナポイントのほうを付与することによりまして、消費の活性化、マイナンバーカードの普及促進、そして官民キャッシュレス決済基盤、これらの構築というものを図る事業でございます。本年9月から令和3年3月、今年度末までの期間にキャッシュレス決済でチャージであったりお買い物をされた場合に、1人当たり上限5,000円分のマイナポイントが付与されるところでございます。 本市での取組ですけれども、今年7月からのマイナポイントのほうの申込開始に伴いまして、市役所の3階にマイナポイント設定支援窓口、こちらのほうを設置をいたしまして、申込手続のサポートを行っているところでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) 3階で行われてるマイナポイントの設定支援窓口というふうに今お話しいただいたわけなんですけども、実際どのような形でマイナポイント、そしてまたそのような窓口があるというのを知らない方もおられると思いますねんけども、市民への周知はどのようにされてるんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 遠藤企画部理事、答弁。 ◎企画部理事(遠藤啓) 実施体制といたしましては、会計年度任用職員のほうが2名常駐をいたしております。こちらの人件費につきましては、国によりますマイナポイント事業費補助金、こちらで全額を賄っているところでございます。利用状況といたしましては、7月から11月までの5か月における延べ支援人数のほうを述べさせていただきますと、1,934名ということになっております。ということで、1日当たり約19人の方がご利用されていらっしゃる状況でございます。 また、2点目の市民の方への周知につきましては、マイナポイントの申込みのほうが7月から開始をされましたことに伴いまして、広報「かしば」のほうの7月号において設定支援に関する周知を行っているところでございます。このほか、国におきましても、新聞の広告の掲載でありましたり、皆さんもご覧になったかと思いますけれども、テレビコマーシャルのほうの放映のほうが行われております。市におきましても、マイナポイントに関しますリーフレットのほうを市民課の窓口に置くなどして様々な形で周知を図っているところでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) 1日に19人ということで、これが多いんか少ないんか、まだ僕自身はどんなもんかなというふうに考えてるわけなんですけども、来ていただいた市民の方々の中でどういう反響、どういうようなお声があるんでしょうか、またその課題や成果をお聞かせ願えないでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 遠藤企画部理事、答弁。 ◎企画部理事(遠藤啓) ご質問の支援窓口におけます市民の方からの声といたしましては、まずマイナポイントの制度が分かりにくいでしたり、マイナポイントの申込方法が難しいといった国の制度自体に対します声が多く寄せられているところでございます。ただ、もっとも、マイナポイントの申込方法が難しい、分からないということですので、こういった形で市役所のほうで一緒に設定してもらえたら安心だというふうな声もございまして、パソコンでしたりスマートフォンの操作に慣れていらっしゃらない高齢者の方などへのサポートといたしましては、一定の成果が上がっているのかなというふうに考えているところでございます。 一方の課題点といたしましては、国のほうが想定しておりますマイナポイント設定者数、こちらが4,000万人なんですけれども、11月26日時点の全国のマイナポイントの設定者数が約1,036万人にとどまっているというところでございます。そういったところを踏まえますと、今後さらなる制度自体の浸透、ないしは利用者数の増加に向けた取組が必要であると、このように考えているところでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) 支援窓口なんですけども、市民の方だけの対応ですか、誰でも来れるんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 遠藤企画部理事、答弁。 ◎企画部理事(遠藤啓) そちら、特に市民の方に関わらず、来ていただければ設定支援のほうを行わせていただくというものでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) 今先ほど4,000万人の設定者のうち1,000万人しかまだ使われてないということなんですけども、マイナンバーポイント設定支援における今後の取組はどのようになっておりますか。 ○副議長(芦高清友) 遠藤企画部理事、答弁。 ◎企画部理事(遠藤啓) 今月の8日に国のほうの追加の経済対策、こちらのほうが閣議決定をされております。こちらにおきまして、行政手続のデジタル化のほうを抜本的に進めていく観点から、現行のマイナポイント事業のほうの実施期間のほうが延長されることになりました。具体的には、現行ですと今年度末までにマイナポイントの申込みまでを完了させる必要がございましたけれども、延長後におきましては、今年度末までにマイナンバーカードの交付申請のほうを行いましたらマイナポイントの付与対象となるというふうに制度が延長されることになりました。こちらのマイナポイント事業の延長に関します詳細については、まだ国のほうから示されていないところではございます。もっとも、今後延長に関するそういった周知のほうが参りましたら、我々としましても、そういった延長に関する周知と併せましてマイナポイント設定支援本体に関します周知も行っていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) ありがとうございます。より具体的にマイナポイントについてお聞かせ願いまして、僕はまだ登録してないんで、これを機に登録したいなというふうに思うようになりましたけれども、マイナポイントがマイナンバーカードの普及促進に寄与したと思いますが、今後マイナンバー制度に追加される事業やカードを利用して進められる政策等はあるんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 南浦市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長(南浦幸次) 直近では、令和3年3月から医療機関を受診する際にマイナンバーカードを健康保険証として利用できるように準備が進められておるところでございます。また、マイナンバーカードのスマホ搭載や運転免許証との一体化等が現在検討されているところでございます。 事務といたしましては、戸籍事務がマイナンバー制度を利用することとなりまして、海外へ転出されてもカードの利用が可能となります。また、戸籍届出の際の戸籍謄本等の添付が不要になること、次に本籍地以外の役所においても戸籍謄本等の発行が可能になることなどが予定されておるところでございます。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) 当初よりだんだん利用目的が増えてきたということで、検討されてるようですが、カードの中に個人情報が入っているのではないかと心配されてる方が当初からあり、またカードのICチップの中にどんな情報が入っているんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 遠藤企画部理事、答弁。 ◎企画部理事(遠藤啓) ご指摘のとおり、マイナンバー制度のほうが導入された当時から、カードを紛失したら個人情報のほうが全部漏れてしまうんではないかというふうな懸念を持たれてる方がいらっしゃるというのは認識しております。ただ、カードのICチップの中には、カード自体の券面のほうに記載しております住所であったり氏名であったり生年月日、ないしは性別といったような、カードのほうに記載している個人情報しか入ってございません。したがいまして、ご懸念のような税であったり年金に関する情報といったプライバシーの高い個人情報というものは、カードのほうに記録されていないところでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) ありがとうございます。そこが一番私たちが心配してるとこで、そういう情報が漏れたら嫌ややなと。また、個人情報が一番大事だというふうに取り組んで、そこを十分守っていただきたいなと思ってるわけなんですけども、マイナンバーカードの今後の普及に向けた市の取組について、取り組んでいただきたいわけなんですけども、その課題についてはどのように捉えておられますか。 ○副議長(芦高清友) 南浦市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長(南浦幸次) 国の施策におきまして、今年度12月末から来年3月末にかけまして未申請者の方に対してQRコードつきの申請書が順次国から送付されます。それで、今後ますます申請者は増加する見込みでございます。 ただ、課題といたしましては、マイナンバーカードは本人に交付することとなっておりますことから、ゼロ歳といった乳児、または施設入所者、寝たきりの方への交付が難しい状況となっております。ゼロ歳児で今人混みを懸念される方につきましては、駐車場まで車で来ていただいて、職員が車のほうに行って本人確認を行っております。また、施設入所者や寝たきりの方につきましては、個別に訪問させていただいて交付を行っておりますけども、今後申請者が急増した場合につきましてはどこまで対応できるかっていうのが課題ということに考えております。 以上でございます。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) 改めてそういうふうに未申請者の方に申請用紙を送っていただきマイナンバーカードの普及につなげるということで、十分に、いろんな方がおられますので、対応していただきたいなというふうに思いますけども、さらにマイナンバーカードの普及に向けては、市としてはそれ以上に今後の取組は何かされるんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 南浦市民環境部長、答弁。 ◎市民環境部長(南浦幸次) 今月末からの申請書送付による申請者の増加状況を見ながら、夜間窓口の開設、それから休日窓口の開設の増加を検討いたすところでございます。また、以前は実施しておりました自治会等への出張申請や市民課窓口における無料写真撮影につきましては、新型コロナの感染症、これの拡大を予防するため現在は休止しておるところではございますが、状況を見て再開するなどして、今後も普及促進に努めてまいりたいと考えておるところでございます。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) 当初から何遍もお話しさせていただきました、このコロナ禍の中で普及に向けての取組はなかなか難しいとこもあると思いますけども、十分にコロナ禍の中で感染対策もしながら取り組んでいただきたいなというふうに思いますので、ご努力をお願いいたします。 マイナンバー制度については以上でございます。 続きまして、心の健康支援ということでお聞かせ願いたいと思います。 これも平成25年度に聞いてるわけなんですけども、再度現状についてお聞かせ願いたいと思います。 コロナ禍の中で心に悩みを持っておられ、またいろんな心配事をされてる方がおられると思うんですけども、それの窓口として、香芝市では心の健康相談室っていうのがあるわけなんですけど、それの現状について、どのように使われてるかお聞かせ願いたいと思います。 ○副議長(芦高清友) 黒越福祉健康部理事、答弁。 ◎福祉健康部理事(黒越頼雄) 心の健康相談室ですけれども、平成25年4月に保健センター3階に開設したものでございます。利用者数は、年によって増減がありますけれども、おおむね右肩上がりで増加しておりまして、令和元年度の利用者は1,258件となっております。令和2年度ですけれども、11月末時点で726件となっておりまして、新型コロナウイルス感染症の影響で利用控えがあったための影響かと思われますが、前年度より利用者数は2割程度減少しております。心の健康相談室では、カウンセリングでありますとか心理検査、発達相談、学校の先生のコンサルテーション等の対面相談以外にも、市立幼稚園、こども園、保育所の巡回相談、適応指導教室、すみれ教室です、での相談も行っているところでございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) いろんな悩みを持ちながらこういう、香芝市では心の健康相談室という場所で市民の相談窓口を開かれて取り組まれているということなんですけども、このコロナ禍の中で今まで以上に自殺者が、悩みの最たる、最悪の場合自殺者が出てると、多く出てるということなんですけども、そういう全国的なもんではなしに香芝でもそういった自殺者の出てる状況があるんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 黒越福祉健康部理事、答弁。 ◎福祉健康部理事(黒越頼雄) 香芝市の自殺者数ですけれども、平成30年以前までは10人前後で推移しておりましたけれども、令和元年につきましては自殺者数、自殺死亡率ともに減少しておりました。しかしながら、令和2年は、令和2年に入ってから、1月から10月までで前年の自殺者数を上回る10人となっております。香芝市の自殺者数は40代、50代の働き盛り世代の男性が多くを占めているわけなんですけれども、今年は全国的な傾向と同様に女性の自殺者も増加しております。全国的な傾向として女性の自殺者が増加しているという状況があるわけなんですけれども、そういった同様の状況を香芝市も示しているという状況でございます。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) 今のお話の中にもありましたし、僕も先ほどお話の中で、コロナ禍の中で外出や営業の自粛が長期化して経済的、精神的負担が蓄積されて、また数か月前ですけども、有名人の、芸能人の自殺が相次いだ影響も大きいというふうに聞いてるわけなんですけども、その中で、コロナ禍で悩みの多い方をサポートする体制は香芝ではどのようになっているのでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 黒越福祉健康部理事、答弁。 ◎福祉健康部理事(黒越頼雄) 平成30年度に香芝市のほうでも自殺対策基本法に基づきます自殺対策計画というのを策定したわけなんですけれども、その中において連携体制を構築しております。関係各課での自殺対策連携会議を行っておりまして、心の悩みを持つ方には保健センターや心の健康相談室を紹介する体制を取っております。また、奈良県や警察、消防も含めた庁外関係機関が参加する自殺対策連携会議も別途実施しておりまして、心の悩みを抱えた人が警察や消防より紹介され、保健センターの相談につながったケースもございます。また、地域の中で身近な人の生きづらさや心の悩みに気づき、話を聞いて見守る役割でありますゲートキーパーの養成講座を平成24年度から市職員や民生児童委員、市内小・中学校教諭、市民など、多岐にわたる対象者の方に実施しておりまして、現在までに延べ735人の方が受講しておられます。地域の中でゲートキーパーが身近な人の悩みに気づき、保健センターなどの必要な支援につなげることで、鬱病などに至る前の心の健康に早期介入できるよう体制を整えているわけでございます。今後も、生きることの包括的な支援としてサポート体制の充実を図ってまいりたいと、このように考えております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) 各部連携した取組ということで聞いたわけなんですけども、またその中でも、自殺っていうのが今最悪の状態と言いましたけども、それ以外にもニート、ひきこもりっていうのも心の悩みということで、従来ひきこもりは、主として若者、青年層の10代のイメージ等もあったと思うんですけども、現在では就職氷河期の時代も含め、中高年に及ぶ大きな社会問題となってクローズアップされてきているわけなんですけども、国が中高年層を対象に初めて実施した全国規模の調査が去年3月公表されておりましたが、40代から64歳のひきこもりが全国で61万人にも上るという推計は社会に大きな衝撃を与えたと思います。ひきこもり時期の長期化や高齢化は、高齢者の親と共に社会的に孤立するケースも少なくありません。国としては、都道府県や政令市にひきこもり地域支援センターの設置や、またひきこもりサポーター養成研修・派遣事業を行っておられますが、香芝市としては、広い意味でのニート、ひきこもりの相談についてどのような連携体制を取られておるんでしょうか。 ○副議長(芦高清友) 黒越福祉健康部理事、答弁。 ◎福祉健康部理事(黒越頼雄) 本市では、昨年度よりニート、ひきこもりの多い子ども・若者相談支援事業を教育部から福祉健康部に移管いたしまして、実際の業務を社会福祉協議会に委託したところでございます。その際に、既に実施しております生活困窮者自立相談支援事業と対象者が重複することもありまして、これと併せた形で、相談窓口を一本化した形で対応させていただいております。これによりまして、より総合的な支援相談が可能な形となっているというふうに考えております。それで、月に1回程度ですけれども、関係課、児童福祉課、生活支援課、社会福祉協議会で支援調整会議を行い、保健センターを含んだ各課の窓口や民間の相談窓口を案内するなどの連携体制を取っているわけでございます。 また、心の健康相談室へニート、ひきこもりの相談があった場合ですけれども、本人や家族のカウンセリングを行う以外に、保健センターの精神保健福祉士等が間に入り、問題の整理をした上で各課の窓口や社会福祉協議会を案内するなど、連携体制を取っており、庁内を横断し、関係機関も含めた包括的な取組を引き続き今後も継続してまいりたいと考えております。 以上です。 ○副議長(芦高清友) 下村議員。 ◆7番(下村佳史) ニート、ひきこもりが、連携が取られているとはいえ福祉健康部から社会福祉協議会に委託されてるということで、こういった問題は、先ほども言いましたように国レベルの大きな問題、そしてこれに関わらず子供、若者の青少年、また女性といった、特化した問題が多岐にわたってあると思うんで、香芝市とされましては、青少年女性センターのような、そういった専門職を配置されて問題に取り組まれるのはいかがでしょうかという提案をさせていただきながら、私の質問とさせていただきます。 これで終わります。ありがとうございました。 ○副議長(芦高清友) 以上で、7番下村佳史議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。              午後3時38分 休憩              午後3時48分 再開 ○議長(中村良路) 休憩を解いて再開いたします。 次に、15番河杉博之議員の一般質問をお受けいたします。 はい、河杉博之議員。 ◆15番(河杉博之) ただいま議長のお許しをいただきましたので、私の一般質問をさせていただきたいと思います。 今回は、今日から一般質問が始まっておりますけど、皆さんがおっしゃるように、非常にコロナ禍で大変な状況の中、市民の方々の生活、また経済においても大変な状況が生まれてると、このような中で、私のほうは、1つは子供たちの学校教育現場におけるコロナ禍の影響をどう行政で、また教育委員会の形で回避できるのかということを観点においてご質問させていただきたい。もう一つは、コロナ禍におけることなので、なかなか外に出れないんですけども、ここをチャンスと見まして、前からいろんな角度でご提案、またご質問もさせていただいておりますコミュニティバス、そしてデマンド交通についてご質問をさせていただけたらなというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。 特にコロナ禍の中で、今日同僚の中山議員もおっしゃっておられましたけども、思いやり、この気持ちがないと、香芝の中におきましても学校でコロナに罹患をした生徒が、結果、何もなかったんですけれども、うわさとして学校を辞めたとか、それをいじめにされたとか、そんなうわさが広がっていって、その事象自身は何にもなかったので二次被害的な話で、子供たちが嫌な思いをしてしまうようなことも起きてるようでございます。直接的な被害はありがたいことに今はないんですけれども、それが広がることによって二次被害が起こってしまう、このようなコロナの怖さっていうのを改めて目の当たりにさせていただいたところでもございます。 その中で、ちょっと話、質問に入る前に半分お礼も兼ねてお話をさせていただきたいんですけれども、子供たちの子育ての中で、今回は学校教育のことでございますけれども、子育ての中で、前々から香芝は報告をしてるのと実際の問題で待機児童の発生があるというような形の中で、今年の6月でも駅前を中心とした待機児童解消の方策はないのかということでいろんな角度でのご質問をさせていただいている中、教育委員会さん、教育部と民間の保育所でございますけれども、うまく話がまとまりつつあり、五位堂の駅前でゼロ歳から2歳児の受皿を広くするような形が実現できそうだという話も聞いております。まだまだ実現できてるという話ではないんですけれども、これがうまくいけば少しでも現実の待機児童の解消ができるということもありましたので、何ともうれしい話だなと思いながら、教育部のほうにはそれをしっかり具現化できるようにお願いをしたいなというふうに思っておりますので、改めてお礼とよろしくお願いしたいということで報告をさせていただいときます。 それでは、具体的にお願いをしたいなと思うんですけれども、我々公明党が前々から提言をしております今回のコロナ禍における学校教育の一つの方策としてのGIGAスクール構想でございますが、コンピューター等々を使って子供たちとのコミュニケーションをより深くしていく、また授業をしっかり具現化していくということで進めさせていただいております。その中の一つとして、ICTを使った具体的な教育をどういうふうな形で今回進めていただけるんだろうということで、ICTを使った教育の拡充についてということでございますけれども、今やパソコンやスマートフォン、またタブレット端末等を使ったICTの機器は、我々の日常生活にも欠かせない存在になっております。学校の現場では、こうした最先端のテクノロジーの活用を国が推進をしております。しかし、教育のICT化による効果が期待される反面、国の計画どおりに導入が進んでいないということでございます。ただ、今回、コロナ禍におきまして、一斉に全国的にはいってるんですけれども、香芝はありがたいことに100%いってるような形で聞いておりますけれども、現実的に国の隅々まで本当にいってるかということはあると思います。 最先端の情報端末技術を使っての教育分野でのICT化が進めていかれるのは必然的なことでございますけれども、これは、実はバックがありまして、文部科学省が今進めていただいております、定めた新学習指導要領が本年度が小学校、来年度が中学校、再来年度が高校という形で、新たな方針、教育が策定されておるところでございます。その中で、このカリキュラムを編成していくのを、これをしっかりクリアしていくために、カリキュラムっていいますか、新学習指導要領の中に情報活用能力が学習の基盤となる資質、能力というふうに位置づけられてるっていうふうにも聞いております。各学校において、コンピューターや情報通信ネットワークなどの情報手段を活用するために必要な環境を整え、これらを適切に活用した学習の充実を図るという方針が掲げられてるそうでございます。 コロナ禍におきまして一気にオンライン計画が進みまして、GIGAスクール構想が進んでハード面は進んでおるとは思うんですけれども、まず、何はともあれ今香芝におけるICT、GIGAスクールにおけるハード面の環境整備は現実どういう状況になったのかをお尋ね申し上げまして、壇上からの質問とさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(中村良路) それでは、河杉議員の1回目の質問に対しまして答弁をお願いします。 はい、福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) GIGAスクール化の現在の整備状況でございますけれども、言うまでもなくGIGAスクール化には、児童・生徒が各教室において無線でネットワークに接続されたパソコンを1人1台使った授業を行える環境を整えることが必要となってございます。具体的には、各教室でインターネットが使用できるよう、普通教室と特別教室へのアクセスポイントの設置と1人1台端末の整備ということでございます。 現在の整備状況でございますけれども、校内ネットワークの整備工事につきましては、資材不足や技術者不足が懸念されておりましたけれども、年内には工事が完了する予定でございます。また、学習用端末につきましては、今年度、教師用も含めまして7,257台の端末を購入いたします。既存分と合わせまして7,543台を整備させていただきます。現在各校に順次配置しているところでございまして、3学期からは教員、子供併せまして使用が可能になるところでございます。 以上です。 ○議長(中村良路) それでは、2回目以降の質問をお受けいたします。 はい、河杉議員。 ◆15番(河杉博之) ありがとうございます。今の部長の答弁ということで確認させていただきますけれども、市内における学校が年内に整備で3学期から活用ができるという答えでしたよね。ということは、ハード面におけるGIGAスクール構想、ICT教育のベースは一応整ったというふうに理解をさせていただいてよろしいんでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) ハード面のベースは整いつつあるということでございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、河杉議員。 ◆15番(河杉博之) ありがとうございます。ということは、そこにソフトを乗っけてといいますか、ソフト面で強化をすることによって初めて教育に役に立つわけで、ハード面だけあっても文鎮にしかならないような状況でございますので、改めて確認をさせていただきたいんですけれども、ICT教育に関する環境の整備をしていただいて100%できる1人1台のような形になったということは、子供たちと先生方の間、子供たち同士っていう形にもなるのかもしれませんけど、一応子供たちと先生の間っていうことにさせていただきますけれども、教育をする上での大量の情報収集、整理、分析ができる、そして時間や空間を問わず音声、画像データの蓄積、送信、送受信ができる、距離に関わりなく相互の情報を発信、受信できるというようなメリットを持つわけでございますけれども、また子供たちとの会話、本来であれば対面式で言葉でしっかりやったほうがいいんでしょうけれども、それができない子供がいる。また、先生ができないってなるとこれは逆な問題ですけれども、一応子供たちもいろんな立ち位置にありながら、なかなか先生と心を開いてっていうのができない子がいるんですけど、今の短い期間の報告であれば、そういうものを、機器を使うことによって心を開くといいますか、会話が成立するっていうことも聞いておりますけれども、そういう形になるというメリットがあるというふうに聞いておるんですが、メリットばっかりじゃなくてデメリットもあると思うんですけれども、ではこのハード面について整備が行われたってことになりまして、ソフト面、今申し上げたものを生かすための使いこなし方っていうのがあると思うんですけれども、それの計画、状況っていうのを教えていただけますか。 ○議長(中村良路) はい、福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) GIGAスクール構想によりますICT教育が本年度3学期には始動するということをあらかじめ学校現場にはかねてから示しておりまして、学校再開時からICT機器を活用して説明を視覚で補ったり、実験などの体験的な活動を動画で見せるなどして授業の中の学習内容を精選して進めてまいりました。これは授業時間確保のための効率化にも役立ってきたわけでございますけれども、そういった中で、教員の中にもICTをどんどん活用していこうというような意識も高まりつつあるというふうに認識いたしております。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、河杉議員。 ◆15番(河杉博之) ありがとうございます。3学期からスタートしていくという形での理解で、中身についてはやってみないと分からないというところもあるのかなっていうのも若干あるかとは思うんです。今実験の映像とか、特に今文字で見せるよりも動画のほうがいい、また音声が使えるんであれば音声のほうがいいという形で、いろんな形で今利用されてるところが増えてきてるとは思うんですけれども、実は平成30年前後に、今回のコロナのきっかけの導入の前に、今先ほど頭で申し上げましたように、2020年から新学習指導要領ができるということで全国レベルでICTの導入をするという形になりまして、いろんな形で教育委員会といいますか、全国ICT教育首長協議会っていうのが何か、私は存じ上げなかったんですけど、ありまして、ICT教育の課題と取組ということでまとめられた報告書があるんですけれども、結構厚くて、全国、北は北海道から南は九州までのことが書いてあるんですけど、抜粋版というか、ここに出された方のことが書いてあるんですけど、奈良県においては生駒市と川上村と葛城市が答申されてるようですけども、総じて言えるのが、1つは、時期が2年以前のコロナ禍の前の話だったので、今香芝がありがたいことに100%そろえたっていうことに関して、逆に言えばこっちはそろえる金がまだまだないんですよっていうのが一つある。もう一つは、ソフト面がそろってないっていうのが一つあるんですけど、一番大きくこれを見させていただきながら、もちろん数字をまとめたわけじゃないんですけれども、印象に残るのが先生方の教育をしていかないといけない。 これの中に、結構イメージ的に出てくるものが、1つは、先生方に、1つのチーム、プロジェクトチームじゃないですけども、つくっていただいて、各学校の代表でそれの使い勝手、ICT教育の在り方と活用方法を勉強していただいて、学校に戻るっていう方法。もう一つは、ソフトウエア会社、特に、ソフトウエアでいろんな形でやってる会社っていうのは全国には数多くあるんですけど、官民一体となってICT教育の在り方と活用の方法等々を学習していって、市内、町内、村内で広げていくっていう方法っていうのが大きく一番言われてるような状況でした。それと、もう一つは、皆さんもおっしゃってましたけど、私も申し上げましたけど、時間、距離がなくなりますので、特に僻地といいますか、過疎地における教育のときに学校内に来なくてもオンライン教育ができるっていう形を期待したいってことで、まだこれはできてないんですよ、実際の話では。期待したいっていうことも書いてあるような状況でありました。ですから、可能性としては大になってる。 ただ、それも、使う人間が使えるようにならない限りは意味がないということなんですけれども、香芝において、今3学期に対して使えるようになるといっても、じゃあ実際先生、引っ張っていただける先生が各学校にいるのか、子供たちのやり取りっていうのは昔のLL教室みたいにボタンをぴっと押せばいいっていう状況では若干ないんで、その辺について今教育委員会はどのように考えて動かそうとされてるのか教えていただけますか。 ○議長(中村良路) はい、福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 具体的に申しますと、香芝東中学校には先行的にタブレットパソコンを80台導入しておりまして、ICTを活用した学びを主体的に進めてきたわけでございます。まずは、そういった香芝市内で先進的に取り組んでいる内容を市内の先生方に浸透させたいというふうに考えておりまして、既にそれを皆さんに使っていただくような研修も、市教委主催の研修を始めまして、各校での自主的な研修も進めてきたわけでございます。また、現在県域では、先生応援プログラムといたしまして、初級から上級まで教員のICTレベルに合わせて県内の学校での実践ですとか具体的なアプリケーションの使い方、また本当に初歩からの質問会など、合わせて22種類の講座が、また複数回用意されているということで、先生方が受講しやすい環境が今整いつつございますので、具体的にはそういった研修などを積み重ねながら先生方にスキルアップをしていただいて、3学期からはどの先生方もいろんな形でICTを使って授業ができるというような環境を整えていきたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、河杉議員。 ◆15番(河杉博之) 講座が用意されて先生方が受講して、これ大切なことで、マニュアルを読むだけじゃなくてしっかり受講していただいて経験をする。経験値が一番物を言いますので、実際物を動かして、触って動かすこと自体がどんだけ大切かっていうことと、変な話、ちょっと微妙な言い方になるんですけど、本番の授業で使っていただきながら失敗を恐れないっていうことも大切で、失敗を恐れるがゆえにボタンが1つ押せなくなる、クリックができなくなるっていう状態になると、これはまた全然、最先端の技術を使った電気の通った文鎮かという状況になりますので、その辺しっかり教育委員会もフォローをしていただきながらやっていただきたいなというように思うんです。 もう一つ、ここのGIGAスクール構想における状態においてもICTにおいても何にしても、コンピューターを使うっていったときに、与えるだけではなくて向こうからの答えをもらう。要は、子供たちとのコミュニケーションを取る一つのツール、それと今子供たちの進捗状況がしっかり手に取るように分かると。1学級が50人であろうと40人になろうと30人になろうと構わないんですけれども、今までは生きた、息の届くような状況で先生と生徒ってやっていただいてたんですけれども、その中でも先生が、先生は仙人じゃございませんので全ての子供たちのことの状況が分かるっていうわけではない、かといってこれを使ったから全てが分かるっていう状況でもないんですけども、それを少しでもカバーできるというのが今回のGIGAスクール構想でありICT教育の利点であると。そうなりますと、双方向、要は、動画だけを与える、見てねではなくて、それに対する感想が上がってくる、それに対する理解度が上がってくるっていうことをやっていかなくてはいけないんですけれども、そういう形の使い方っていうのは今の講座の中にはあるのかないのかだけまず教えていただけますか。 ○議長(中村良路) はい、福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) レベルに合わせてたくさんの講座が用意されてるというお話をさせていただいたのですけれども、子供たちの回答などを瞬時に集めてその内容を把握できる、子供たちの反応を即時に先生方が把握するといったようなこともできますし、それぞれの子供たちに個別に先生が意見を返すといったようなこともできるわけでございます。それは同じ教室の中で、授業の中でそういった双方向の学びができるような、そういう講座も用意されているというふうに聞き及んでおります。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、河杉議員。 ◆15番(河杉博之) ありがとうございます。今は1つの教室の中で子供たちと先生のコミュニケーション、先ほど申し上げたように、今までやったら生で息の届くところでやっていただいたのを、もちろんその状況なんですけれども、もっと身近に感じていただけること、手に取るようにっていうのが本当にイメージ的に手に取るようにっていう感じで分かるような形を構築していただくんですけれども、ただ残念なことに、今コロナの第3波っていう言葉が正しいかどうかは分かりませんけれども、Go Toも今日のところで、昨日の時点で止まるみたいな状況になってる、残念ながらコロナが蔓延していきそうだという感染状況の中で、学校が今から冬休みに入るっていうのは事実ですけれども、それが明けたときにもどういう状況になってるか分からない。特に小学校6年生、また中学校3年生っていうのは、人によっては受験というものを控えるという子たちになる。となると、待ったなしの状況の中でっていうことになると思うんです。また、その時期が過ぎて春先、夏までまだこれがなった場合に、今の5年生、また今の中学校2年生っていうのはもう1年を切ってしまう状況になる。 先ほど申し上げた6年生、中3っていうのは、どっちかといえば受験に対しては一つの段落がついてると思うんですけれども、その中で少しでも先生とのやり取りがどうできるかっていうことになりますと、先生と家庭、先生と家庭というより生徒個人ですよね、とのつながりっていうのは教室以外でもできるのかということ、いつも教育委員会さんが悩まれておられます不登校の子供たちに対する、特に今回のコロナ禍の中で不登校の子供たちが積極的に参加してるっていう実例も出てるっていうふうにも聞いておるんですけれども、香芝でどうですかっていうことよりも、実際そういう形が取れることによってフォローアップができるっていうふうにも全国レベルでの報告にも上がってるようでございますけれども、その辺についての使い方、可能性っていうのは教育部としてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(中村良路) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) GIGAスクール構想の目指すところで申しますと、多様な子供たち一人一人に対して個別に最適化され、資質、能力が一層育成できる環境の実現ということが目指すところということでございます。具体的には、授業中に一人一人の反応を把握すると、先ほど申しましたようなこともできるんですけれども、例えば、先ほどおっしゃいましたように何らかの理由で学校に来づらい子供たちとの関わり、コロナ禍による持ち帰りの授業が浸透、充実していくというようなことができましたら、リモート授業ですとか不登校やひきこもり傾向の児童・生徒への対応といったようなものも確実に最適化が図られるというふうに考えておりますし、そのための指導ですとか研修というのも同時に計画的に進めていきたいというふうに考えております。現在、持ち帰りの貸出しの様式などももう整えまして、3学期から持ち帰り授業が、端末を持ち帰ることの準備についても着々と進めているところでございますので、持ち帰り学習、それからリモートの授業といったようなところにも準備を進めていっているような状況でございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、河杉議員。 ◆15番(河杉博之) ありがとうございます。現場の先生方には大変ご苦労をおかけするという状況になるのは事実です。それを今の現状においても、コロナ禍の中で負担がかかってるのにもかかわらず結果としていいものができるという、願いの下っていう言い方すると若干あれですけども、そういう思いの中でこれを推進していただかなくてはいけない、使っていかなくてはいけないということで、今申し上げたように現場の先生方には大変ご苦労をかけるんですけれども、子供たちのためにこれを何とか成功させていただきたいなっていう思いは本当に大きくあります。 大人が悩むより、使い方自体は子供たちのほうがよく知っておりますので、子供たちはすぐなじめるんでしょうけれども、大人のほうがどっちかといえばどきどきして、このクリックするとえらいことになるんじゃないか、全て消えるんじゃないかという思いがあると思うんですけど、先ほど申し上げましたように、現場の中で経験を積んでいただく経験値が何よりも大切なことだと思いますので、ぜひ今申し上げたICTを、GIGAスクール構想の中のICTの推進、それも双方向における全ての生徒たちを網羅できるような形っていうのをぜひしていただきたいと思うんですけれども、それについて先ほどからご答弁をいただいてますけれども、教育部としてなかなかここはしんどいねんっていうところはありますか。それは、今申し上げたように先生方に、現場にまずはお願いするしかないっていう状況なのか、そこだけちょっと教えていただけますか。 ○議長(中村良路) はい、福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 課題といたしましては、先ほど来ご心配いただいてますように、先生方のICTスキルには差があるといったようなこと、それをどう埋め合わせるかというようなことについても、これは大きな課題だというふうに思っております。できる限りそういった差がないように準備を進めているというようなことについても今大きな課題です。 もう一つは、家庭にも大きな、家庭環境にも差がございまして、持ち帰りができるように貸出用の通信機器は今用意できてるわけでございますけれども、家庭環境をどんなふうに整えていくかといったようなことについても私どももしっかりと調査もしながら、全ての子供たち、全ての先生が同じ環境でICT教育、GIGAスクール構想の目指すところをしっかりとそういう環境が整えられるようにといったようなことについても心を配らないといけないというふうには考えているところでございます。 ○議長(中村良路) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之) ありがとうございます。そういう形で目を配っていただきながら、機械は使っても機械に使われないような形だけをしっかりやっていただきたいなと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 その中で、今申し上げましたように、先生の個別の資質の違いで差が起きてはいけないですし、こういう言い方するとちょっと誤解を招きますけれども、これに関してできる先生、できない先生、要は得意な先生、苦手な先生って言ったほうがいいですね、ていう方がいらっしゃるのは事実だと思いますので、そこのフォローアップをどうするかっていうのも、これは、学校というよりも実際教育部のほうの使命だと思いますので、フォローアップに関してどんな状況でやっていけばいいのか、今ほんで部長もおっしゃられたように、家庭内環境におけるこれを受けるほうの立場になった場合のフォローアップっていうのは、ちょっと若干難しいとこがあると思うんですけれども、教育部だけではなくて、縦割りをはじいていただいて、庁舎内っていうか、市長部局でしっかりどういう形が取れるのかということもやっていただきたいなと思います。経済的な問題なのか家庭内の問題なのか、いろいろあるとは思いますので、その辺についてはまた子育ての得意分野であります福祉のほうともしっかり状況を、学校では見えない状況なんかも確認していただきながらやっていただければなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 それでは、1の2のほうに移らせていただきたいと思いますけど、教育カリキュラムの実情についてということで、今ずっとICTの話をさせていただきましたけれども、現実的には、コロナ禍におきまして、今年の3月から5月下旬ぐらいまでは休業が行われ、現在においてもいびつな状況が続いてる、あくまで教育のカリキュラムにおいてはですけれども、なってると思います。そういうことで、初めての経験で大人の我々でさえ不安を持つような状況の中で、いわんや授業を受けて、止まった授業を再開しまして、子供たち、またそれを見守る保護者の方々も不安に駆られてるっていうのが現状だと思うんですけれども、このコロナ禍における休業、そして夏休みのカットを含めてカリキュラムの状況、学力に対する状況っていうのを現場ではどのように今見ておられるのかをお伺いしたいんですが、よろしくお願いします。 ○議長(中村良路) はい、福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) まず、学力面のことで少しお答えさせていただきますと、学力としての到達度合いにつきましては、今年度は全国学力・学習状況調査が中止となりましたので、中3、小学校6年っていう最終学年の子供たちの学力の状況について客観的にほかの年度やほかの市町村等と比較できるような資料が今のところないと、持ち合わせてないというようなことがまず1つございます。1月、年が明けまして、1月初旬には6年生を対象といたしました学力到達度調査を県内で全県的に実施する予定でございまして、そこで状況は一定把握できるのではないかなということで期待をしているところでございます。 まずは、学力の到達度の状況については以上のようなところでございます。 ○議長(中村良路) はい、河杉議員。
    ◆15番(河杉博之) 学力、実際の学力を測るための試験といいますか、状況が、今回カットされてる状況の中で測れっていうのは非常に難しいなと思うのが現実です。ただ、私が耳にしてるところからしますと、1足す1は2ですっていう答えを書くことよりも日頃の生活の中で子供たちが不安に感じてること、これは先生方が一番よくご存じだと思うんです。そういう意味合いにおいて先生方へのヒアリングっていうのは、これはすべきであり、多分していただいてるとは思うんですけれども、1年生から6年生まで全てっいうのが正しいのか、5、6年っていう、先ほど受験のことも申し上げましたけども、中1の壁ということで、急に小学校から中学校に上がる、この6年生から中1のところの部分っていうのが一番不安に駆られるとこだと思いますし、小学校という単位の中から1つの中学校に行くときに複数校から人が集まってきて、横を見ると今まで知らなかった子供たちが、お友達になるのが一番もちろんいいんで全然それ自体はあれですけど、そういう状況の中で今回は不安が多くなる、大きくなってる中で動かなくてはいけないという状況もあり得ると、そのようなことも聞いております。その辺について、今現状としてヒアリングはしていただいてて、どういう形になってるのか、もししていただいてるんであれば報告願いたいんですけれども。 ○議長(中村良路) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 休業が2か月程度に及びまして、授業時数をどう確保するかというようなことは、以前からご質問もたくさんございましたけれども、授業時数の観点で少し教員に対してヒアリングをさせていただいております。子供たちの学力についてや授業の進捗度合いについてどうかということで聞き取りをさせていただいたところ、カリキュラムの進み具合については、11月末の段階ではほぼ追いつけていると、授業時数、2か月間の休業の分を何とか取り戻しつつあるというふうに回答されております。その背景には、様々な行事を簡素化したり中止としたことによって授業時間が確保されたというようなことが大きいわけですけれども、それ以外にも、先生方の様々な工夫で授業時数がカットされた分をどう補うかといったようなことは、それぞれ学校で工夫をしていただいてるというように聞き取りをさせていただいております。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、河杉議員。 ◆15番(河杉博之) 部長、ごめんなさい。ヒアリングしていただいて、今ご答弁いただいたのは、カリキュラムが追いついてるか追いついてないでいうと、11月、先月の末の時点でカリキュラム自体は追いついているっていうのは、部長、どのように捉えてるんですか。要は、やるべきことをこまの中に全部入れましたよが追いついてるのか、子供たちが全部理解しましたよが追いついてるのか、そこを分かってヒアリングの今お答えされました。どういう状況であるのかっていうのを、それを調べてくださいっていう形のヒアリングだと思うんですけれども、要は、私のやるべきことはやりましたっていう先生のお答えにしか今、ごめんなさい、聞こえなかったんで、改めて聞きたいんですけれども、要は、どこの答えが欲しいのかっていったら、子供たちがしっかり理解して、行事がなくなった分もストレスがなく今に至ってますかってことを聞きたいんですけれども、それについてはどうでしょうか。 ○議長(中村良路) 福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 子供たちの実際の学習状況ですとか、学校生活のところでもヒアリングをさせていただいております。先ほど申しましたように、カリキュラムとしてはほぼほぼ追いついているものの、その背景には、教室での学習内容をぎゅっと凝縮してるわけでございまして、また宿題とか予習復習などを家庭での学習に頼っている部分も実際あるというようなことを聞き取っております。家庭でどんな学習をするかで子供たちの理解の定着にも大きな差が生じてしまうと、またグループ活動などの子供同士の学び合いっていうのがなかなかこのコロナの中で取れなかったというようなことから、もともと理解力に課題のある子供たちほどさらに学力が伸び悩んでいるんじゃないかというようなことを先生方は少し感じておられておりまして、従前よりも二極化、できる子はどんどん頑張るけども伸び悩む子は遅れが進んでいるんじゃないかという、そういう二極化の状況が顕著になっていると回答している先生方も少なからずおられました。 また、子供たちの学力の二極化というのは、先生方の指導の方法も大変難しくしているのではないかなというふうに懸念しておりまして、本来でありましたら学年当初の1学期の初めに学校生活や学級での過ごし方なども指導したり、友達との関わりについてじっくりと見つめたりする時間や機会を持って学級づくりをするわけですけれども、そういった機会が取れなかったというようなことも影響を及ぼしているんじゃないかということで、先生方の学級経営や資質、能力のほうにもその二極化っていうようなことが、そういう可能性があるんじゃないかというようなことも、教育委員会としても非常に懸念をしているところでございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、河杉議員。 ◆15番(河杉博之) そういう報告があるんであれば、それに向けても手を打たないといけないわけですよね。教育委員会がどうのこうのというよりも、学校教育現場ってのは、こういう役所とはまた別な独特な世界があるから、学校は学校の独立でやっていただいてる状況で、今回もヒアリングしていただきながら、先生が学校という独立の場からどこまでの話ができるかっていうところも非常に難しいだろうな。その中で、今二極化してるってことを認めていただいたこと自体は、非常に先生方も頭を悩ませていただいてるんだろうなっていう、本当に子供たちに向き合っていただいてるんだなっていうのを理解はするんですけれども、そのために国からのあれもありまして、香芝市のほうでも各小・中学校にコミュニティ・スクールっていうのを立ち上げていただいてると思うんです。これは、学校教育そのものだけではなくて学校生活のほうも見ていただいてると思うんですけれども、その辺についての連携、やり取りっていうのは今どういう形になっておられますか。 ○議長(中村良路) はい、福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 子供たちの育ちや学びっていうのを学校だけではなくて地域や家庭も巻き込んだ形でしっかりと進めていくという理念を持ったコミュニティ・スクールということについては、香芝市のほうでも令和3年度までには全ての学校で進めようということで今着々と進んでおりまして、あと残り4校というような状況まで至っております。香芝市のコミュニティ・スクールは、単なる協議の場だけではなくて、実際に学校と共に子供たちの学びへの具体的な行動へつながるように推進力を持った子供たちの教育の当事者なんだよということを地域の方にも家庭のもちろん皆さんにも持っていただこうというようなことを理念といたしておりまして、子供たちを支えると、地域総がかりで支えるという意味では、今コロナの中で不安を持ってる子供たちのためには非常にためになるといいますか、支えになるような学校の仕組みであるというふうに認識いたしております。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、河杉議員。 ◆15番(河杉博之) ですから、コミュニティ・スクール、ごめんなさい、あと4校っていうの、私の認識不足でもう全部いったかなと思ってたんですけど、ごめんなさいね。地域の方々のボランティア的な方々の参加は置いて、変な話、先生方にでも保護者側にも、周りに向かない、子供たちを中心に向いていただいてる最たるもんだと思うんです。決して100%それが全ていいっていうことも、全ての肯定はできないところはあるとは思いますけれども、ただ実際にそういう声を聞いていただきながら学校生活を改善していくっていう大切さっていうのは、しっかりしていただきたいなと思うのが1つあります。 ちょっとこの話は置いといて、もう一つ、教育委員会が今年提案された学校支援員でしたっけ、この話が、あのときも補正予算で上げたときにこの金額でこの人数で回っていくのかっていう話があって、教育部としては大丈夫ですって言われたんですけど、あんまり大丈夫じゃなかったようにも聞いておるんですが、現状と課題点をまず教えていただけますか。 ○議長(中村良路) はい、福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 6月の補正予算でお認めいただきました学習指導員につきましてですが、2学期より何とか全校にというところで、私どもも教員を目指す大学生や大学院生を週に5日1名派遣するように考えていたわけでございますけども、このコロナ禍の影響で学生がなかなか集まらず、広く一般の方にも募集をかけてようやく9月中旬から配置を開始させていただいて、10月中旬になってようやく全ての学校に週5日で配置することができたということで、先ほどご指摘ありましたように、見込みが甘かったといったようなことは否定できません。本当にこのことについては反省するところであるというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、河杉議員。 ◆15番(河杉博之) 9月の中旬に一応全校そろったと、私もいろんなことは耳にしておるんですけれども、まず教育部としてこれに対する学校の評価とか今の状況っていうのを、今度は現場に入っていただいた状況っていうのを報告願えますか。 ○議長(中村良路) はい、福森教育部長、答弁。 ◎教育部長(福森るり) 学習指導員の各校での状況を聴取いたしましたところ、大変有効であったというようなことで評価を得ております。実際の運用については、学びの保障、学力の保障の枠にとどまらずに、個々の学習の環境を整えたり生活支援といったところで活躍していただいたというような色彩が濃くて、子供たちの学校生活全体の支援、見守る目、子供たちの学びを見守る目を増やすという性格が色濃かったのではないかというふうに評価いたしております。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、河杉議員。 ◆15番(河杉博之) そういう評価をいただいてて、私もちょっと耳にしてるのは、来ていただいて助かったっていうのは耳にしてるんですけれども、その後が続くんです。学校に1人では、結局学習指導員さん自体を潰す形になる。それと、先ほどちょっと置いといてって言ったコミュニティ・スクールの方々からも出てるのが、学校の中で先生1人がてんてこ舞いしてて、これは学年、いろんな学年があるから何とも言えん、いろんなクラスがあるから何とも一概には言えませんけれども、学校の中で授業を進めていくのに大変苦労がある。そういうところに実際こういう学習指導員さんを含め、言葉がどういうのが正しいのか分かりませんけど、先生の補助をしていただくような形の先生を、今特に、先ほどから申し上げてますカリキュラムを短期間でこなしていかなくてはいけないそのプレッシャーの中で、実は先生も子供もそのプレッシャーの中におるわけです。 それをしていくためにはどうしたらいいかとなると、学習指導員さんという名前で今雇用してるんであれば、この単価と人数を増やすこと、それとコミュニティ・スクールで、要は、コロナ禍の中で学校運営、学校生活で困ってることを真摯に受け止めて、何でもかんでもはいっていうことはないですけれども、生活の中で必要であるっていうものに予算をつけて、学校と共にその辺の話をしていかなくてはいけないってことだと思うんですけども、聞くところによると、そういうことを考えてないから来年の予算っていうのに出してないということで聞いてるんですけど、教育長、来年の予算に今出してないのはあれですけれども、やっていかないともう待ったなしなんですよ。変な話、今日からでもプラスしてもらいたいぐらいですわ。ただ、言うてももう冬休みに入りますんであれですけども、年明けから子供たちのことを考えて、カリキュラムの今プレッシャーの中におるときに予算をしっかりしていただくように、市長、また財政局、あっちの総務のほうに提案できるんですか、していただかないといけないと思うんですけど、その辺についての考え方っていうのはどうですか。 ○議長(中村良路) はい、村中教育長、答弁。 ◎教育長(村中義男) コロナ禍の中にありまして、学校の先生方にはふだんの授業、また学級運営、それらに加えまして児童・生徒の感染拡大防止のためのマスクの着用や手洗いの指導、また授業後の消毒作業や日々変わる事情に柔軟に対応しなければならないと、本当にご苦労いただいているところでございました。そのような中、教育委員会といたしましても、先ほど部長から答弁がありましたように、学習指導員、またスクール・サポート・スタッフ、これを新たに配置をさせていただきまして、学校や教職員の支援を行っておるところでございます。内容、また人数等につきましては、河杉議員ご指摘のとおりまだまだ不十分な点もございまして、これにつきましては我々教育委員会といたしましても承知いたしてるところでございます。人員拡大につきましてもその思いは同じでございます。しかしながら、このコロナ禍にありながら、人の動きが止まっている状況で定数内講師、これもなかなかはまらない、そのような人員確保が非常に厳しい、難しいという大きな課題もございます。また、学校が求める人物とのそういったマッチングというところについても課題がございます。 このような状況の中でございますけれども、またコロナ感染が今後も危機的な状況というのも予測される中で、その課題解決として雇用条件の改善も視野に入れた中で、当然費用対効果というのも検証した中でありますけれども、その予算確保につきましては市長にはお願いをしてまいりたいというふうには考えております。なお、これに使える補助金でありますとか、朝から出ておりました交付金でありますとか、そういった活用につきましても財政部局の指導を仰いでいきたいというふうにも考えておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(中村良路) はい、河杉議員。 ◆15番(河杉博之) ありがとうございます。今、教育長としての思いは分かりました。あと、財政局のほうがどういう形になるかってことだと思うんで、コロナの補助金が使えるのかどうかっていうとこの微妙な部分もあるかと思いますけれども、財政局のほう、相談に乗ってあげてくださいね、はなから金がないから駄目って言わないで。そこだけ約束いただけますか。相談に乗っていただくだけでいいんです、金を出せとはここでは言えませんので。それだけしっかりお願いしたいんですが。 ○議長(中村良路) はい、仲財務局長、答弁。 ◎財務局長[財政課長事務取扱](仲哲司) ただいまのご質問ですが、ただいま現在予算編成の作業中でございます。その中におきまして、所管とのヒアリングを重ねた中で適切に対処してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(中村良路) はい、河杉議員。 ◆15番(河杉博之) ありがとうございます。しっかり教育長、今言っていただいたこと、熱意を持って財政局との話をしていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 教育についてというか、子供たちについてはこれで。とにかくそれともう一つ、ごめんなさい、もう一つ改めて重ねて言いますけど、コミュニティ・スクールでやっていただいてることの提言の大切さっていうのは、しっかりもう一度来ていただいて、直接じゃなくていいんですよ、学校と話をしてこういうのが足りないよ、こういうことをしてほしいんだっていうときに、今言うたように予算をぽんとつけれるわけじゃないので大変だと思いますけど、そこをしっかりやらないと駄目ですから、何のためのコミュニティ・スクールかっていうのがぶっ飛んでしまいますので、しっかり地域の声っていうのを聴いていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。 すいません。子供たちの話は取りあえず置いといて、もう時間も時間なんで、コミュニティバスとデマンド交通についてお伺いをさせていただきたいんですけども、もう何回もお願いをしてまして、単純に言いますと、コミュニティバスについて、入っている地域と入ってない地域があると。香芝も、今日私の前で高齢化の話の質問もありましたけれども、高齢化自体のパーセントはまだありがたいことに低いですけれども、現実的に高齢者が増えてるのは事実でありまして、その中で高齢者の方々が、今はコロナでなかなか出にくい状況ですけれども、活発的に市内を動いていただきたいという思いでもともと福祉バスから始まりまして、今コミュニティバスになってると思うんですけれども、相変わらず不公平感が否めないような格差があるわけですね、地域として。来年の令和3年度に新たにこれを全部見直すという形で協議をされるって聞いてるんですけれども、ルートについて、時間について、バスについて、ごめんなさいね、笠屋管理監、まとめて聞きますけど、そこについて、再編における協議はされるのかどうかまずお伺いしたいんですけれども。 ○議長(中村良路) 笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) バス等々、本市の市営の公共交通についてというところのご質問でありますけれども、そういった運行計画のほう、今ちょうど活性化協議会にて協議っていうんか、議論し始めてるところでございます。特におっしゃっていただいておりますコミュニティバス、今現状、あとデマンド交通をやってございますけれども、本市は、これをどういった形でしていくのかっていうところを議論し始めたところというところでございます。 コミュニティバスにつきましては、おっしゃってるように、入れていない地域というところがあるということでご指摘いただいておりますけれども、停留所の位置、数も含めまして、ルートのそもそもの走行距離だったりとか時間、運行台数であったり、あと運行経費、こちら総合的に検討することが必要かと考えてございます。先ほどもおっしゃいましたように、ちょうどそういうルート、停留所のことについてだとかそれ以外、バス以外の交通についても、どうしていくのかっていうところは活性化協議会にて議論させていただけたらと考えてございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、河杉議員。 ◆15番(河杉博之) 来年度、令和3年度に活性化協議会を中心として具体的な協議をしていただくという、1年間かけてっていうふうに聞いてるので、これは、具体的にお願いしたいのは、まずは今28人乗りのバスが老朽、バスの老朽化っていう言葉が正しいかどうかは分かりませんけども、経年劣化でもう結構限界に来てるという状況になってると。これが今のコミュニティバスを使ってる状況からいくと、確かにある地域は28人乗りでも足りないぐらいの状況がありますけども、平均的に見ると半分の定員数のバスでもいけるってことになりますので、バスを小型化にするっていうことで、入りにくい地域を入りやすいようにしてもらいたいなっていうのがあるんです。ただ、管理監と前に話したときにも、奈良交通さんと話をすると、小さくなったからどこでも行けるよっていう話ではないっていうのも聞いてますけれども、そこをどういうふうにかいくぐっていっていただけるのか。今は28人乗りのバスでも結構細いとこを走ってきてくれてるとこもありますので、そこをしっかり検証していただいてっていうのが1つ。 それと、我々がよく聞くのがうちんとこに来てないっていう、さっきの不公平感の話じゃないですけれども、これをしっかり自治会にお願いをして、自治会のほうから各地域の意見を吸い上げていただく期間を、2週間とかじゃなくてしっかり長い期間取っていただいて、お一人お一人自治会に加入していただいてる地元住民の方のお声を吸い上げるような努力をしていただきたいなと思うんです。その中で、物理的にどうしても行けないところはあるでしょう。物理的に行けないじゃなくて、そこじゃなくていいんだ、バス停がこう変わればっていうとこもあるかもしれません。それを、今までのアンケートの取り方ではなくて、しっかり自治会の地元地域からの声っていうのをまとめていただくようにお願いをしていただきたいと思うんですが、それについてはどうでしょうか。 ○議長(中村良路) はい、笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) 自治会等々のご意見というところで、昨年に地域住民懇談会を行う際にも、自治連合会さんを通じて各自治会長さんにもご参加いただいたり、ご意見を直接いただけたらということをお願いをしてございました。その後、9自治会ぐらいからは直接ご意見等々をいただいておるところでございますが、また1年ぐらいたってございますし、そういうところから、そのときに思ってなかったけれども要望っていうのをまた再度出したいっていう自治会さんもあるかもわかりませんので、この辺につきましては、時間の制約もございますけれども、改めて自治会さんのほうにご意見、ご要望とか、その辺ないのか、各自治会の地域の中である程度いろいろな案だとか、個々の意見じゃなくて、全体的な意見っていうのを聴取できるような形で各自治会長さんのほうにお願いできたらなとは考えております。前向きに考えさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、河杉議員。 ◆15番(河杉博之) ぜひともお願いしたいなと思います。管理監、大変申し訳ない言い方になりますけれども、地域の方を乗せてやるんではなくて、地域の方に乗っていただくんだっていう思いで地域の方を回るような形っていうのを考えていただきたいなと思うんですよ。そのためには、ちょっと汗をかいていただかなくてはいけないのが、自治会の役員の方にご苦労をかけるんですけれども、地域地域、お一人お一人までっていうぐらいのイメージで使っていただくような形っていうのをどう捉まえるかっていう形をしっかり取っていただきたいなと思いますので、大きい会合でどんでお願いするんではなくて、地域地域の自治会の方々に一回お願いできるような形ぐらいを取っていただいて、それでも5,000万円ぐらい使ってる話で、またこれで車を買い換えるとしたらそれなりの予算が要るわけですから、決してただで運行してるわけじゃないので、その辺について、さっきから申し上げてる、せっかくつくっていい形で管理いただいてるのに不公平感だけが先に行ってしまうようなことは、逆に役所の職員の方にも申し訳ないなと思いますので、ぜひよろしくお願いします。 もう一つ。 ○議長(中村良路) どうぞ。 ◆15番(河杉博之) じゃあ、すいません、それともう一つ、デマンド交通についてそのままお伺いしたいんですけれども、時間がないのであれですけど、前々から言わせていただいてるように予約が取りづらい、キャンセルがしにくい。せっかくいいあれなんですけれども、そこで私が聞いてたり見聞きしてると、せっかくのデマンド交通でも、結局は相乗りがうまくいかなくて1人で終点まで着いちゃったよっていう人、何人も聞いてるんですけれども、もったいない話で、いや、今のコロナ禍であるとあんまり複数乗せないほうがええっていうのも逆の意味であるんですけども、ただ現実的には、そういう意味でキャンセルがしにくい、予約が取りにくいっていうのをどう解消できるかっていうのをご検討いただけますかね。 ○議長(中村良路) はい、笠屋危機管理監、答弁。 ◎危機管理監(笠屋眞一) 以前のほうから予約が取りにくいっていうことの対策っていうことでもお聞きしてございます。そういったところから、昨年から事業所さんとも話もしながら、キャンセル数がそもそも予約全体の20%ございますということでお答えしておったかと思いますけれども、10月から一旦予約のできる先の回数っていうのを6回から4回に減らさせていただきました。これでキャンセルが減れば、システムのことですので、つないでいく乗合地を高めるためには、キャンセルがなければはまっていきますので、そういったことで総利用者数、利用者数っていうのを伸ばしていきたいなというふうに考えてございました。まだちょうど1か月のデータしかございませんけれども、今のところ大体20%っていうキャンセル率は変わってございませんが、実質の利用者、延べ数ではなくて実質の利用者数は、今年の年度の利用者数からいうとちょっとぽこっと上がってるところもございます。一月しかまだたってございませんので、そういったところ。 あと、根本的にキャンセルの電話がつながりにくいっていうところについては、これと別個の話にはなるんですけれども、これにつきましてはキャンセルをされる方の、大体事業所に聞きますと、大半の方、8割以上の方ぐらいが同時にキャンセルをして新しい予約をされるということで、結果的にはシステムで予約のほうを手続しないといけないということで、またこれにつきましては、コールセンターのオペレーターの増っていうのが一番手っ取り早い効率的な方法かと思いますが、人件費等々の経費もかかってございますので、また今後とも、引き続いて事業者さんともいいアイデアがないのか、経費をあまりかけずに効率的な方法はないのかっていうのも今後研究させていただきたいと考えてございます。 以上です。 ○議長(中村良路) はい、河杉議員。 ◆15番(河杉博之) 香芝市がデマンドを始めた頃と違いまして、今各地にデマンド交通のシステムで走らせてるとこが地域的にたくさんございます。その中で、どういう受付、予約受付、キャンセルをやってるのかっていうのは、調べていただく価値はすごくあると思いますので、何でもかんでもまねせえっていう話ではないですけれども、今言われたように、管理監のおっしゃる6回を4回にしたことによって効果が現れてるんであればいいんでしょうけれども、ただそれでもまだキャンセルができにくいという不満は残ってるのは事実でございますので、その辺について前向きにしていただくことによってデマンドがもっと生きてくるという思いもありますので、ほんであとは予算がなかなかないのですけども、今の状況でいくとデマンド交通の台数も増やしていかなくてはいけないっていうこともあると思いますので、来年度またいろんな検討を公共交通としてはしていただけたらありがたいなと思いますので、ぜひその点についてはお願いをしときまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(中村良路) 以上で、15番河杉博之議員の一般質問を終わります。 お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、16日に再開したいと思いますが、ご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(中村良路) ご異議ないようでございますので、そのように決定いたします。 本日は、これをもって散会いたします。                                 閉議 午後4時49分...