香芝市議会 > 2020-03-02 >
03月02日-01号

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  1. 香芝市議会 2020-03-02
    03月02日-01号


    取得元: 香芝市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-27
    令和 2年第1回 3月定例会            令和2年第1回香芝市議会定例会会議録1 招集年月日 令和2年3月2日2 招集場所 本市役所5階議場3 出席議員 (16名)    1番 芦 高 清 友           2番 鈴 木 篤 志    3番 中 谷 一 輝           4番 筒 井   寛    5番 福 岡 憲 宏           6番 上田井 良 二    7番 下 村 佳 史           8番 中 山 武 彦    9番 森 井 常 夫           10番 中 村 良 路    11番 関   義 秀           12番 小 西 高 吉    13番 細 井 宏 純           14番 中 川 廣 美    15番 河 杉 博 之           16番 北 川 重 信4 欠席議員  な  し5 地方自治法第121条の規定により議長より出席を求められた者は、次のとおりである。   市長     吉 田 弘 明       副市長    鎌 田 裕 康   教育長    村 中 義 男       企画部長   堀 本 武 史   総務部長   滝 村   豊       市民環境部長 南 浦 幸 次   危機管理監  笠 屋 眞 一       福祉健康部長 黒 越 頼 雄   都市創造部長(土木課長事務取扱)      上下水道部長 上 平 健 二          奥 田 芳 久   教育部長   福 森 る り       企画部理事  遠 藤   啓   財務局長(財政課長事務取扱)        地域振興局長(商工振興課長事務取扱)          仲   哲 司              津 崎 弘 美   福祉健康部次長平 山 訓 徳       上下水道部次長(工務課長事務取扱)                               葛 木 好 昭   教育部次長  澤   和 七       会計管理者  赤 土 昌 功6 会議の記録・書記は、次のとおりである。                        議会事務局長(議会総務課長事務取扱)                               奥 山 善 弘                          〃 書記 倉 谷   純7 会議の事件は、次のとおりである。   報第1号 損害賠償の額の決定及び和解の専決処分の報告について   報第2号 損害賠償の額の決定及び和解の専決処分の報告について   議第1号 香芝市総合計画基本構想の議決に関する条例を制定することについて   議第2号 香芝市人権尊重のまちづくり条例を制定することについて   議第3号 香芝市犯罪被害者等支援条例を制定することについて   議第4号 香芝市手話言語及び障がいの特性に応じたコミュニケーション手段に関する条例を制定することについて   議第5号 香芝市の職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正することについて   議第6号 香芝市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正することについて   議第7号 香芝市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正することについて   議第8号 香芝市の一般職の職員の給与に関する条例及び香芝市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正することについて   議第9号 香芝市史跡公園条例の一部を改正することについて   議第10号 香芝市国民健康保険条例の一部を改正することについて   議第11号 香芝市印鑑条例の一部を改正することについて   議第12号 香芝市道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正することについて   議第13号 香芝市営住宅条例の一部を改正することについて   議第14号 香芝市水道事業給水条例の一部を改正することについて   議第15号 令和元年度香芝市一般会計補正予算(第4号)について   議第16号 令和元年度香芝市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について   議第17号 令和元年度香芝市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について   議第18号 令和元年度香芝市介護保険特別会計補正予算(第3号)について   議第19号 令和元年度香芝市土地取得特別会計補正予算(第1号)について   議第20号 令和元年度香芝市財産区財産特別会計補正予算(第1号)について   議第21号 令和2年度香芝市一般会計予算について   議第22号 令和2年度香芝市国民健康保険特別会計予算について   議第23号 令和2年度香芝市後期高齢者医療特別会計予算について   議第24号 令和2年度香芝市介護保険特別会計予算について   議第25号 令和2年度香芝市土地取得特別会計予算について   議第26号 令和2年度香芝市財産区財産特別会計予算について   議第27号 令和2年度香芝市水道事業会計予算について   議第28号 令和2年度香芝市下水道事業会計予算について   同第1号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて   同第2号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて   同第3号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて   同第4号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて   同第5号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて   同第6号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて   同第7号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて   同第8号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて   同第9号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて   同第10号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて   同第11号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて   同第12号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて   同第13号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて   同第14号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて   諮第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて   諮第2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて   意見書第1号 中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書(案)   意見書第2号 請願採択を踏まえ「各交通事業者への働きかけを強める」意見書(案)8 議長は、会議録署名議員に次の者を指名した。    3番 中 谷 一 輝           4番 筒 井   寛                                 開議 午前8時59分 ○議長(福岡憲宏) 皆様おはようございます。 本日、令和2年3月第1回香芝市議会定例会が招集されましたところ、議員の皆様方には何かとお忙しいところでございますが、ご出席いただきましてまことにありがとうございます。本定例会がスムーズに運営できますよう議員皆様方格段のご協力のほどをよろしくお願いいたします。 また、会議出席者は、マスクを自己判断でつけてくださって構いません、発言時も構いません。よろしくお願いいたします。 副市長より発言の許可を求められておりますので、発言を許可いたします。 はい、鎌田副市長。 ◎副市長(鎌田裕康) 開会前の貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。 この場をおかりいたしまして、令和2年2月27日に職員1名を懲戒処分いたしました件につきまして、改めてご報告とおわびを申し上げます。 事案の内容につきましては、福祉健康部生活支援課の課員が令和2年2月9日の午後1時35分ごろ、香芝市穴虫の市道にて自動車運転による物損事故を起こし、その際、無免許のうえ、警察官による呼気検査において基準を超えるアルコールが検出されたことから酒気帯び運転等により検挙され、その後、逮捕されました。 これらのことから、令和2年2月26日、香芝市職員分限懲戒審査委員会を開催し、審議したなかで、翌2月27日付で懲戒免職処分を行ったものでございます。 またあわせて、上司である福祉健康部長、次長、生活支援課長の3名について、現場監督責任としての口頭厳重注意といたしました。 服務規律等の確保につきまして、常々通知並びに指導等を行ったなかで、このような不祥事が起こりましたことは遺憾であり、市民の皆様方に申しわけなく思うところでございます。まことに申しわけございませんでした。 ○議長(福岡憲宏) 続きまして、市長より招集のあいさつをお受けいたします。 はい、吉田市長。 ◎市長(吉田弘明) 改めまして皆さんおはようございます。 令和2年3月第1回の香芝市議会を招集させていただきました。皆様方におかれましては、大変お忙しいなか、ご出席を賜りましてまことにありがとうございます。 まず、冒頭には昨年12月に発生いたしました新型コロナウイルス感染症の被害が日本全国を席巻し、不安が広がっているところであります。ご承知のとおり、本日より香芝市におきましても、小学校、中学校の臨時休業を教育委員会のほうから決断をされ、また香芝市におきましても、人が集まる、接する機会が多い春休みからゴールデンウイーク5月6日を目途に一部業務を休止し、そして貸館も休止させていただきたい、このように判断したところであります。 事態の収束が見られ次第、速やかに再開をする予定でございますが、今後も県、そして医師会並びに保健所、さまざまなところと連携を深めながら、市民の皆様においてはせきエチケット、さらには手洗い、不要不急の外出をしないと、こういったところを訴え、ご協力をいただきたいと、このように考えているところであります。 まさに災害級の事態となってございますが、昨年来、千葉県を襲った台風もしかりであります。香芝市においては、長野県に昨年職員を派遣いたしました。ことしにおきましても、1月14日から2月29日まで栃木県佐野市に派遣をさせていただき、重要な任務を終え、29日に帰ってきていただきました。経験した大切なことを庁内でも共有し、今後生かしていきたい、このように考えているところであります。 さて、香芝市においては、来年市制30周年を迎える年になり、今第5次の総合計画を立てるべく、計画を検討しているところでありまして、2月においても5回のタウンミーティングを開催させていただいたところでございます。今後とも住みよいまちづくりを進めるための計画をしっかりと立ててまいりたいと、このように思っております。 さて、今回の議会につきましては、令和2年度におきます予算、一般会計、そして特別会計が中心になり、計46の議案を上程させていただいているところであります。特に、財政的においては、8年間のなかで皆様方のご協力と市民の理解を得ながら、重要な案件をしながらも将来負担比率や実質公債費比率等は前倒しで目標を達成し、また経常収支比率という柔軟度を示すものについては、県下でも一番の柔軟度を誇れるようなまちとなってまいりました。 今回の予算につきましても、昨年の消費税のアップによりまして歳入が増えていく傾向にはありますが、一方で社会保障の増大というのは避けて通れないわけであります。また、本市においては、ごみ焼却場の建て直し、それから総合体育館の改修、さらには福祉センターと。さまざまなインフラの整備も含めて、待ったなしの状態が続いてございます。本年は、市長選ということでありますが、市民の緊急度、最優先を考えたなかで予算を計上させていただきました。また、補正においては、ICT、さらにはため池の事業も含めて取り組んでございますので、何とぞ慎重審議のうえ、ご理解賜りますようにお願い申し上げまして、開催のあいさつとさせていただきたいと思います。どうかよろしくお願い申し上げます。 ○議長(福岡憲宏) ただいま出席議員が定足数に達しておりますので、これより令和2年3月第1回香芝市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 会議録署名議員指名 ○議長(福岡憲宏) 署名議員でございますが、議長より指名させていただいてご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ご異議がないようでございますので、3番中谷一輝議員、4番筒井寛議員にお願いいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程2 会期・議事日程の決定(議会運営委員長報告) ○議長(福岡憲宏) 日程に従いまして、本定例会の会期及び議事日程を議題といたします。 議会運営委員会で会期及び日程についての審査を願っておりますので、議会運営委員長から報告を求めます。 はい、細井委員長。 ◆議会運営委員長(細井宏純) 皆さんおはようございます。 ただいま議長のお許しを得ましたので、議会運営委員会を代表して報告をさせていただきます。 議会運営委員会は、去る2月21日に令和2年3月定例会についてを案件として開催いたしました。 まず、会期日程についてでございますが、2日本会議の初日、4日総務企画委員会、5日福祉教育委員会、6日建設水道委員会、10日から12日が予算特別委員会、16日、17日が一般質問、本会議の最終日が19日の18日間と決定いたしました。 次に、本日の日程でございますが、この後、日程3、議長諸報告、日程4、市長施政方針、日程5、予算特別委員会委員の選任、日程6、報第1号、日程7、報第2号、日程8、同第1号、日程9、同第2号、日程10、同第3号、日程11、同第4号、日程12、同第5号、日程13、同第6号、日程14、同第7号、日程15、同第8号、日程16、同第9号、日程17、同第10号、日程18、同第11号、日程19、同第12号、日程20、同第13号、日程21、同第14号、日程22、諮第1号、日程23、諮第2号、日程24、理事者提出議案提案理由説明、日程25、理事者提出議案総括質疑、日程26、理事者提出議案委員会付託、日程27、意見書第1号、日程28、意見書第2号、17時散会。 議会初日の日程については、以上のとおり決定いたしました。 なお、日程5の予算特別委員会委員の選任でございますが、これまで同様に立候補制により、委員7名を選任することに決定いたしました。 また、日程27の意見書第1号は、福祉教育委員会に付託することに決定しております。 また、日程28の意見書第2号は、委員会に付託せず、本日即決することに決定しています。 次に、理事者提出議案の委員会への付託でございますが、総務企画委員会には議第1号から議第3号、議第5号から議第8号、議第11号、議第13号、議第15号、議第19号、議第20号、議第25号、議第26号を、福祉教育委員会には議第4号、議第9号、議第10号、議第16号から議第18号、議第22号から議第24号を、建設水道委員会には議第12号、議第14号、議第27号、議第28号を、予算特別委員会には議第21号をそれぞれの委員会に付託することに決定いたしました。 次に、一般質問の提出期限については本会議初日の午後の再開時まで、もしくは午後1時30分までに提出をお願いいたします。 また、一般質問を行う順番についてでございますが、恒例によりましてくじを引いていただき、小さい番号を引いた順に一般質問を行っていただくことに決定いたしましたので、よろしくお願いいたします。 これをもちまして、議会運営委員会の委員長報告を終わりますが、私の報告漏れ等がございましたら、委員各位の補足説明をよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) はい、下村議員。 ◆7番(下村佳史) 貴重な時間をありがとうございます。 去る2月21日の議会運営委員会におきまして、事前に連絡なしにおくれ、委員の皆様方にはご心配とご迷惑をおかけいたしました。以後、注意いたします。 ○議長(福岡憲宏) 議員の皆様におかれましても、本会議、各委員会出席にあたりましては、香芝市議会会議規則第2条及び第85条の欠席の届けに規定されているのと同様、遅刻の場合に関しても、それぞれの開議時刻開始までにその旨を届け出てください。 あわせて、理事者の皆様方も出席される組合議会、附属機関等に対しても、同様の対応をどうかよろしくお願い申し上げます。 ただいまの議会運営委員長報告に対しての質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) 質疑がないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 ただいまの議会運営委員長から報告がありましたとおり、本定例会の会期は本日2日から3月19日までの18日間と決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ご異議がないようでございますので、議会運営委員長報告どおり、本定例会の会期は3月2日から3月19日までの18日間と決定いたします。 続きまして、本日の日程でございますが、お手元に配付の議事日程案どおりでご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ご異議がないようでございますので、お手元の日程案どおり本日の議事日程とすることに決します。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程3 議長諸報告 ○議長(福岡憲宏) 諸般の報告をいたします。 監査及び例月出納検査の結果報告が届いております。その写しをお手元まで配付しておきましたので、ご了承願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~
    △日程4 市長施政方針 ○議長(福岡憲宏) 日程に従いまして、市長の施政方針をお受けいたします。 はい、吉田市長。 ◎市長(吉田弘明) 本日、令和2年度一般会計予算案をはじめとする多数の重要議案等を提案し、市議会のご審議をお願いするにあたり、ここに施政方針と重要施策を中心に所信を申し上げ、議員各位をはじめ、市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。 早いもので、本年は私が市民の皆様のご負託を受け、香芝市政をかじ取りさせていただいて4年を迎えるわけでございます。この間、議員各位におきましても、また多くの市民の皆様から鼓舞激励をいただきましたことを深く感謝を申し上げたいと思います。 さて、我が国の経済の行き先について、当面、弱さが残るものの、雇用、所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果をもって景気は緩やかに回復していると言えます。一方で、通商問題をめぐる動向、中国経済の先行き、英国のEU離脱、中東地域をめぐる情勢等の海外経済の動向や金融資本市場の変動の影響に加えて、消費税率引き上げ後の消費者マインドの動向、新型コロナウイルスによる経済への影響に留意しなければならない状況となってございます。 政府は、経済再生なくして財政健全化なしの基本方針のもと、デフレ脱却、経済再生と財政健全化に一体的に取り組み、2020年ごろの名目GDP600兆円経済と2025年度の財政健全化目標の達成を目指すとしております。 また、地方財政につきましては、少子・高齢化に対応した人づくり革命や防災・減災、国土強靱化をはじめとする暮らしの安全・安心の確保など取り組みを進めるとともに、引き続き地域の実情に応じ、自主性、主体性を最大限発揮して地方創生を推進するとしており、今後もこうした国の動向を絶えず注視しながら適切に対応する必要があると考えております。 さて、本市の財政状況は、平成30年度の決算に基づく健全化判断比率におきまして、実質公債費率で16.9%、将来負担比率で101.8%となっており、いずれも前年度より改善し、早期健全化基準はクリアしております。しかしながら、依然として全国平均よりも高い数値での推移となってますことから、今後におきましてもさらなる改善に向けた取り組みを継続する必要があると考えております。 このような状況ではございますが、少子・高齢化、働き方改革を背景とした子育て環境の充実や老齢人口の増加に伴う社会保障関係経費の増大、会計年度任用職員制度の施行、ごみ処理施設の建てかえ、老朽化の進む公共施設等の大規模な改修や維持管理への対応など、多額の財政需要が見込まれます。社会情勢の変化に柔軟かつ迅速に対応し、将来世代に過度の負担を先送りしないため、限られた財源を重点的かつ効率的に配分することにより、健全で持続可能な財政運営を行ってまいります。 そこで、令和2年度予算につきましては、令和2年度は市長改選の年となり、義務的な経費や国等の補助事業など前年度より継続して実施する事業を考慮した骨格予算としながらも、第4次香芝市総合計画後期基本計画の実現に向けた取り組みを着実に実施するとともに、未来志向で持続可能なまちづくりに向け、新たな課題にも対応しながら市民サービスの向上を第一優先に掲げ、予算を編成したところでございます。 その結果、本市の令和2年度一般会計予算額は256億2,000万円で、前年度予算に比べまして12億7,000万円の増、率にして5.2%の増となっております。 また、各特別会計の予算総額は131億6,500万円で、前年度予算と比べまして2億8,000万円の増、率にして2.2%の増となっております。 また、各公営企業会計の予算総額は62億3,438万3,000円で、前年度予算と比べまして5億3,223万4,000円の増、率にして9.3%の増となっております。 これら8会計の予算総額は450億1,938万3,000円で、前年度予算に比べまして20億8,223万4,000円の増、率にして4.8%の増となっております。 以下、総合計画の体系に沿って令和2年度の市政運営の基本方針について申し上げます。 まず、自然と調和した美しい住環境を目指すまちでございます。 環境への取り組みといたしまして、今後も引き続き循環型社会の形成に向け、ごみの減量化と資源化に重点を置き、これまでごみとして償却していたものを資源として有効活用できる地域づくりを推進してまいります。 令和2年度においては、この3月に策定予定のごみ減量と資源化の推進計画及び令和元年12月に回収品目を追加した使用済小型家電改修事業、2月に実施したリユースイベント「ええもんクルっと市」の進捗状況をもとにごみの排出を減らす取り組み、そして資源として再利用できるようなさらなる方針を構築し、行政の責務として3R──リデュース、リユース、リサイクル──を含めた環境施策に取り組み、ごみの減量化を図ってまいりたいと考えております。 次に、都市公園につきましては、地域における触れ合いと交流の場、また災害時の一時避難空間としての重要な施設であることから、香芝市公園施設長寿命化計画を策定し、適切な公園管理に努めております。令和2年度は、市内3カ所の公園において、トイレの改築、遊具の更新、園路等の施設改修工事を実施する予定でございます。工事の完了後は、今まで以上に快適にご使用いただけるものと考えております。 また、地域に密着した小規模な公園につきましては、住民の皆様のお声を聞かせていただき、実績に合わせた公園へと改修できるよう、計画を立ててまいりたいと考えております。 スポーツ公園事業につきましては、プール建設に伴う造成工事を継続して行うとともに、残る事業用地取得に取り組んでまいります。 次に、平成29年5月に生産緑地法の一部改正に伴い、都市農地の位置づけが農地の保全、活用を図るため、宅地化すべきものから都市にあるべきものへと大きく転換されました。現在の制度が令和4年12月に終了し、その後は土地所有者の意向により、10年単位で特定生産緑地が設定されることになります。本市におきましても、引き続き都市農地を計画的に保全し、より良好な都市環境の形成を図っていくため、新制度の運用開始に向けて令和2年度から説明会をはじめ、土地所有者等に対する意向調査など準備を順次進めてまいりたいと考えております。 次に、水道事業につきましては、安全で安心して飲める水の安定的な供給を堅持し、地震等の災害時における給水体制を確保するため、施設等の維持管理、また経営基盤の強化が求められているところでございます。 水道施設におきましては、本市の配水拠点である今泉配水場の各配水タンクについて、災害に備えるため、単独で運用できるよう、令和元年度から4期4年計画で事業を進めております。また、水道管におきましては、老朽管を中心に耐震管への布設替え工事を促進するとともに、基幹管路につきましては、国道拡幅工事と合わせて工事を行ってまいります。 次に、公共下水道事業につきましては、健全で快適な生活環境の整備と公共用水域の水質保全を図ることを目的に事業を進めており、12月末の普及率は71.6%となっております。平成30年度に事業計画の拡大を図った区域についても順次事業を推進しており、今後も効率的な整備を図ってまいります。 なお、上下水道の整備を進めるうえで、施設更新による投資費用の増大が見込まれるなか、財源確保はもとより、新素材や新工法を積極的に導入し、管路及び管渠の長寿命化やダウンサイジング等の設備投資の最適化によりコスト縮減に努め、持続可能な運営に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、安心して安らぎを感じることができるまちでございます。 近年、全国各地で地震や台風などの自然災害により、甚大な被害が発生しております。昨年におきましては、9月の台風15号や10月の台風19号が各地に甚大な被害をもたらしました。本市におきましては、大きな被害はなかったものの、災害に対する備えは重大な課題となっており、引き続き防災対策の取り組みに努め、特に資機材や備蓄品などの充実を図ってまいります。また、自治会や学校等での出前講座の開催や自主防災組織と協働による防災訓練などの実施により、防災意識の向上に努めてまいります。 次に、消防団活動につきましては、耐震強度不足による第5分団機庫の建替工事を予定しております。また、令和2年度は2年に1回の消防操法大会の年でございます。今回は、第1分団が出場する予定となっており、優勝を目指し、4月から訓練を始める予定でございます。今後におきましても、市民の生命、財産を守るために、火災や地震などによる大規模災害を想定した訓練を実施し、地域防災力の向上に努めてまいりたいと考えております。 次に、地震に強いまちづくりの推進のため、耐震化への意識啓発や無料耐震診断、耐震改修工事補助等を実施することにより、住宅の耐震化を促進してまいります。また、民有地の危険なブロック塀につきましては、倒壊による通行者への人的被害の防止や避難経路を確保するため、令和2年度におきましても撤去費用の一部を補助し、危険なブロック塀の撤去を推進してまいりたいと考えております。 次に、大和川流域の各自治体におきましては、既存のため池を活用し、一時的に雨水を貯留するなど、河川や水路への流出量を抑制し、洪水の発生を軽減する総合的な対策に取り組んでおります。令和2年度は、瓦口地区2カ所のため池において工事を予定しております。また、畑地区のため池においては基礎調査が完了し、4カ所で事業効果が見込まれるとの結果であったことから、地元調査を行い、ため池を活用した流域貯留浸透事業を推進してまいります。 また、台風等による豪雨や大規模な地震により農業用ため池が被災するおそれがあるなか、担い手不足などによりため池の適正な維持管理が困難となることが懸念されております。ため池が有する農業用水の供給機能の確保を図りつつ、防災・減災対策の強化を図る措置を講ずるために、新たに農業用ため池の管理及び保全に関する法律が施行され、令和2年度におきましては、国の制度を積極的に活用し、防災重点ため池のハザードマップ作成、ため池の諸元調査、ため池耐震性調査を行ってまいります。今後も引き続き、市内全域にあるため池の防災・減災対策の強化を図ってまいります。 次に、防犯対策につきましては、全国及び本市におきましても刑法犯発生件数は年々減少傾向にあるものの、全国的には子供や女性が被害となる事件や高齢者を狙った特殊詐欺などが発生しており、不安を抱く人は少なくない状況です。犯罪を未然に防ぐためにも、警察署、自治会で活動されている防犯ボランティアの皆様や各種団体とのさらなる連携に努め、防犯意識の向上や自主防犯活動の促進を図り、安心して暮らせる犯罪に強いまちづくりに努めてまいります。 次に、交通安全対策につきましては、高齢ドライバーによる重大な事故の増加、自転車事故における高額賠償事例の発生など、社会情勢及び市民を取り巻く交通環境は変化し、奈良県における自転車の賠償責任保険の加入義務など見られるよう、さらなる交通安全対策を求められているところでございます。市内各小学校区の危険箇所を中心に朝の街頭立哨や交通巡視を引き続き行うとともに、自転車賠償責任保険の加入促進や警察署と連携をとり、ドライビングスクールや自転車講習会などを実施し、交通事故防止の啓発を積極的に行い、交通事故のない安全・安心なまちづくりに努めてまいります。 次に、快適で便利なまちでございます。 当初策定から5年が経過いたしましたバリアフリー基本構想におきましては、これまでの事業の進捗状況や問題点等を踏まえ、見直しを実施いたしました。令和2年度以降は、重点整備地区内の公共施設や道路において、ユニバーサルデザインを取り入れたハード整備を推進するとともに、ソフト面におきましても、心のバリアフリーを広め、お年寄りや障害をお持ちの方に対する思いやりのある優しい心を市民とともに育んでまいりたいと考えております。 また、継続して取り組んでおりますJR香芝駅のバリアフリー化につきましては、令和2年度に詳細設計、令和3年度及び令和4年度の2カ年で工事が実施される予定でございます。本市といたしましても、事業が円滑に進むよう、鉄道事業者及び国、奈良県と連携し、香芝駅のバリアフリー化に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、公共交通の充実につきましては、コミュニティバスやデマンド交通の相互補完により、市民の皆様の通院や買い物等の日常生活を支える移動手段の確保に取り組んでまいりました。今後につきましては、令和元年度から着手しております地域公共交通網形成計画の策定を行い、コミュニティバスやデマンド交通、またほかの地域公共交通機関におけるそれぞれの特性を生かし、役割分担、連携により、持続可能な地域公共交通ネットワークの形成を目指してまいります。 また、駅周辺の整備につきましては、本市の特色である駅機能の充実を図るため、利便性の向上及び安全性の確保、また駅を生かした土地利用の促進に取り組んでおります。近鉄二上山駅につきましては、用地の境界確定が完了し、区域内の建物や工作物について補償調査を行い、令和2年度におきましては用地取得を実施し、令和3年度に駅前広場の工事を実施してまいりたいと考えております。 次に、都市計画道路の整備につきましては、円滑な交通の流れを確保し、安全で快適な都市生活と機能的な都市活動の基盤となるインフラ整備を目的として、継続的に取り組んでいるところでございます。スポーツ公園に関連する都市計画道路畑分川線及び尼寺関屋線につきましては、スポーツ公園のプール区域に隣接する区間の事業用地取得及び整備工事に取り組んでおります。また、王寺町域付近の都市計画道路畑分川線の整備につきましては、令和2年度も引き続き盛土工事を行う予定でおります。 次に、国により進められております国道165号香芝柏原改良事業につきましては、本市が用地国債制度を活用したことにより、約1万7,200平方メートルの事業用地を取得しております。今後につきましては、残りの用地取得は国の直轄予算で行われ、一団の事業用地の確保により、調査及び工事施工等が順次進められていく予定でございます。 また、奈良県により進められておられます国道168号線香芝王寺道路整備事業につきまして、令和元年度は旭ケ丘団地東入口交差点前後400メートルを重点的に事業用地の取得に取り組まれました。令和2年度におきましては、竹田川から西名阪交差部までの間で一部の水路工事や仮歩道工事が実施される予定でございます。今後におきましても、無電柱化も実施される4車線化工事が早期に着工されるよう、本市も事業協力してまいります。 次に、市内の生活道路におきましては、防災性及び住環境の向上を図り、安全で快適なまちづくりを推進するため、道路の新設、拡幅整備を行ってまいります。令和2年度におきましては、尼寺地区の新設道路の完成を予定しており、狐井地区においては道路拡幅のための事業用地を取得し、一部工事を実施する予定でございます。今後におきましても、地元の皆様の協力のもと、道路環境の改善に努めてまいります。 次に、心豊かに健康に暮らせるまちでございます。 総合福祉センターにつきましては、開設後20年以上が経過し、建物及び設備の劣化が著しく、中規模改修を実施すべく、令和元年度におきましては、設計業務をはじめとした取り組みを進めてまいりました。令和2年度におきましては、中規模改修工事に着手してまいります。 次に、地域福祉計画につきましては、平成28年度から5カ年を第2期計画期間としており、終了時期を迎えますことから、次期計画の策定に着手し、地域福祉の推進に向けて取り組んでまいります。 次に、医療体制の充実につきましては、令和2年2月4日から日本骨髄バンクが実施する事業において、骨髄等の提供を行った者に対し、骨髄移植ドナー支援事業助成を実施し、骨髄等の提供に伴う身体的、精神的、そして経済的な負担の軽減が図られるよう、支援をしてまいりたいと考えております。 次に、葛城地区の2次救急医療体制につきましては、救急搬送に対する応需率が大きく改善し、体制整備を行った効果があらわれていると考えています。この充実した救急医療体制の整備や取り組みについて、市民の皆様に安心していただけるよう、広報啓発などを行い、今後につきましても安全・安心のまちづくりを進めてまいります。 次に、がん検診推進事業につきましては、香芝市医師会のご協力により、肺がん検診について医療機関で受診することができる個別検診を予定しております。このことにより、特定健診と同時に受診できるようになり、受診者の利便性の向上が図られるものと考えております。 予防接種事業につきましては、約3年間をかけて実施する風疹の予防接種事業が2年目を迎えます。2年目の対象者である昭和37年4月2日から昭和47年4月1日生まれの男性約5,600人に対しまして、4月にクーポン券を送付する予定をしております。また、令和2年10月から乳児のロタウイルスワクチンが定期接種化されます。予防接種対象者への周知を積極的に行い、受診率の向上を図り、感染症の拡大予防と重症化予防に努めてまいります。 次に、香芝市における65歳以上の高齢者数は1万8,000人を超え、包括的支援事業の適切な実施に向け、令和2年4月から市内1カ所の地域包括支援センターを3カ所に細分化し、利便性及び市民サービスの向上を図ってまいります。 また、令和2年度は第7期介護保険事業計画においての最終年度となり、次期第8期介護保険事業計画の策定年度となることから、これまでの実績を踏まえ、介護保険、高齢者福祉に関する意識調査の結果等、評価分析を行い、次期計画の策定を進めてまいります。 次に、令和2年度が最終年度となる第5期障害福祉計画、第1期障害児福祉計画につきましては、今後も継続して障害者福祉に資するため、検証を踏まえ、次期計画の策定を行い、ニーズに合ったサービスの充実に努め、障害の有無にかかわらず、自分らしく暮らすことのできる人に優しいまちづくりを目指してまいります。 次に、国民健康保険につきましては、疾病の早期発見、早期治療及び健康増進を図るため、特定健康診査を無料化するとともに、人間ドック助成につきましても増額し、健康意識の高揚を図ってまいります。 次に、生活保護施策につきましては、支援を要する人の生活を保障するとともに、その自立を助長するという生活保護制度の基本理念のもと、最大限の支援を行い、自立の助長を促進するとともに、医療扶助の適正化、不正受給の厳正な対処に努めてまいります。また、生活困窮者の自立支援施策につきましては、相談窓口の周知を徹底するとともに、広域就労準備支援事業との連携を密にし、包括的かつ効果的な取り組みを進めてまいります。 次に、次代を担う育ちを見守り、誰もが生涯輝いていられるまちでございます。 家庭をめぐる状況の変化のなかで、家庭教育充実の必要性は今まで以上に求められております。家庭教育学級は、児童・生徒の健全育成を目指し、その原点となる家庭の教育力を向上させるため、児童・生徒を取り巻く大人が学校、地域社会と連携を図りながら子供の発達段階に応じた家庭教育の意義や役割、児童の人権を守ることについて学習することを目的に実施しております。今後も引き続き、学習機会の提供と学級活動の支援に努めてまいりたいと考えております。 次に、就学前教育・保育の充実につきましては、公立幼稚園、保育所の再編等に関する基本方針に基づき、地域や保護者の皆様方の理解を得ながら、新たな小規模保育事業者の公募、公立幼稚園こども園化の準備を含め、第1期事業計画を推進してまいります。子育てする若い世代にこのまちで子育てしてよかった、このまちに住み続けたいと感じていただけるよう、就学前教育・保育の充実に努めてまいります。 次に、学校施設関係につきましては、現在策定中の学校施設等長寿命化計画に基づき、トイレの洋式化も含め、良好な教育環境の整備に取り組んでまいります。 次に、令和2年度から全面実施される新学習指導要領に対応し、より主体的、対話的で深い学びを実現するため、児童・生徒1人1台の教育用パソコンの配置に向け、高速かつ大容量の通信環境の整備を実施してまいります。また、教職員が子供たちと向き合える時間を増やすため、教職員用校務支援システムの導入に向け、検討を進めてまいります。校務の効率化を図るとともに、教職員のワーク・ライフ・バランスと教育の質の向上を目指してまいります。 また、新学習指導要領の実現に向けた取り組みといたしまして、授業時間の確保とともに、児童・生徒の教育活動に本来のゆとりを生み出しつつ、教職員の負担の平準化を行うことを目的として、令和2年度から夏期休業の短縮を実施したいと考えております。子供たちの学びの充実のため、各関係機関と連携し、進めてまいりたいと考えておりますので、市民の皆様にもご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。 次に、教職員の働き方改革につきましては、平成30年度末に策定した業務改善方針に基づき、香芝市立学校における働き方改革推進協議会を設置し、具体的な取り組みとなる実施計画を取り決めてまいりました。働き方に関する啓発文書を発行するとともに、教職員を対象とした意識、実態調査を行い、現場の教職員や有識者、地域の方々を含めた協議により取りまとめたもので、令和2年度におきましては、計画を実行に移し、業務の見直しや意識改革を進めるとともに、学校への支援体制を充実させてまいりたいと考えております。 次に、特別支援教育につきましては、近年、特別支援学級に在籍する児童・生徒のほか、通常学級に在籍しながら特別な支援を必要とする児童・生徒の割合が増加傾向にあります。特別支援教育支援員の配置について拡充を行い、よりきめ細やかな支援を行ってまいります。 次に、開かれた学校づくりの推進につきましては、令和3年度末を目標に市内14小・中学校すべてに学校運営協議会を設置し、コミュニティ・スクール化を目指し、取り組みを進めており、令和元年度におきましては5校がコミュニティ・スクールとなっております。令和2年度から新たに5校が加わる予定であり、今後におきましても、学校、保護者、地域の方々が子供たちの健やかな成長にかかわり、参画、協働の体制を広げてまいりたいと考えております。 次に、中央公民館におきましては、指定管理者制度の導入により、民間のノウハウを生かし、各種講座の充実や施設、設備の適切な運営が行われております。今後も指定管理者と連携を図り、生涯学習活動の拠点施設として、各種情報の発信や市民の皆さんの学習意欲を高揚させる講座の開設、また質の高い文化芸術の提供に努めてまいります。 総合体育館につきましては、耐震、大規模改修工事を実施しており、順調に進むよう、工程管理に努めてまいります。工事期間中は、市民の皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。 次に、市民図書館におきましては、主催事業としての講座や講演会を開催するだけではなく、市民が主体的に行う学習や研究、またその成果の発表の場を提供し、地域文化の創造の場、生涯学習の場、幅広い世代が集うコミュニティの場となるよう、取り組みを進めてまいります。 次に、学童保育所につきましては、引き続き指定管理者と連携し、放課後児童の健全育成に努め、子育て世代の支援となるよう、働きやすい環境の整備に取り組んでまいります。 次に、子育て家庭への施策を総合的に推進するための基本的な指針として、第2期子ども・子育て支援事業計画を策定いたしました。今後につきましては、計画に基づき、本市に応じた質の高い幼児期の教育・保育及び地域子育て支援事業の充実に努めてまいります。また、地域すべての子供とその家族を対象に子ども家庭支援員と虐待対応専門員が相談や訪問、関係機関との連携調整等のソーシャルワーク機能を担い、継続的な支援を行うことができるよう、子ども家庭総合支援拠点の整備を目指してまいります。 次に、みんなでつくる豊かで将来性のあるまちでございます。 商工業の振興につきましては、市内企業の競争力の強化、新規創業の促進、新たな起業の立地に向けて制度の充実を図り、引き続きさまざまな事業を展開してまいります。企業立地推進事業として、これまで企業立地推進条例に基づき、事業認定を受けた2つの事業所に対しまして補助金の交付を行ってまいりました。令和2年度におきましても、新たな企業立地の予定を確認しており、香芝市における新たな雇用の創出、新しい人の流れが見込まれることと考えております。 次に、観光の振興につきましては、市内の観光資源であるどんづる峯の保全と観光地として活用するために、令和元年度から基礎調査を実施しております。現在の自然景観を損なうことなく、多くの方に末永く訪れていただくために、どんづる峯を継続的に整備してまいりたいと考えております。今後につきましても、市内に点在する観光資源について、さらなる魅力向上に努め、市内外の観光客が集うことができるよう、近隣自治体との観光連携事業を実施し、PR活動を推進してまいりたいと考えております。 次に、新たな農業振興の一環といたしまして、平成25年に奈良県産業振興総合センターにおいて研究報告がなされていた多収米による酒造試験についてを参考に、米粉の原料として本市で作付されている多収米品種のホシアオバを酒米とした日本酒づくりを行い、香芝市の新たなブランド商品である新酒「呑鶴」が完成いたしました。1月には大阪での香芝市プロモーションイベントにおいて「悠久の光」とともに試験販売を行いました。令和2年度も引き続き、香芝の新たなブランドとして「呑鶴」が認識されるようPRするとともに、農家及び酒蔵が連携し、香芝の米を使った日本酒づくりが継続していけるよう、取り組んでまいります。 また、遊休農地解消活動の一環として、保育所、幼稚園の子供たちや福祉団体、JAと連携し、遊休農地で農作物を生産する活動を農業委員会で実施しております。このような活動もあわせて、耕作放棄地の解消や担い手育成、食育へとつながるよう、香芝市の農業政策を継続して推進してまいります。 次に、人権啓発につきましては、誰もが性別、国籍等にかかわらず、お互いの多様性を認め合い、支え合う共生社会を実現し、個性と能力を十分に発揮できるよう、人権尊重のまちづくりについて市の方針を明確にし、さまざまな人権課題について人権尊重の啓発活動に取り組むとともに、新たに犯罪被害者等の支援に関する基本理念を定め、犯罪に巻き込まれた被害者等の必要とする施策を総合的に推進してまいります。 次に、男女共同参画の推進につきましては、女性活躍推進のため、子育て女性のための就職相談やマザーズセミナー、男性の育児推進を目的とした男性いきいきセミナーのイベント等を開催し、男女共同参画のさらなる推進に向けて、ワーク・ライフ・バランスや女性活躍の推進、男女平等社会の実現を目指した取り組みを一層進めてまいります。 次に、自治振興につきましては、自治会が自主的に取り組む安心・安全な住みやすいまちづくりのために、本市におきましては防犯灯のLED化を促進し、電気使用量及び維持管理費の削減、環境への配慮を目的に補助金を交付しております。また、防犯カメラの設置補助金や地域住民の連絡網整備を目的とした有線・無線放送設備補助金、災害等による火災の初期消火に対応するための消防設備に対する補助金等、きめ細かい支援により、活力あふれる地域力の源である自治会を引き続き支援してまいります。 次に、文化施設につきましては、令和2年度から令和6年度までの5年間を期間とした指定管理者による管理運営が新たに始まります。指定管理期間が5年間となったことにより、運営面において人材確保と育成期間の確保が図られ、長期的に質の高い安定したサービスを提供していただけるものと考えております。今後におきましても、質の高い文化芸術と市民サービスのさらなる向上及び効率的な運営に取り組んでまいります。 次に、二上山博物館につきましては、指定管理者導入後、照明のLED化や案内表示の追加など観覧者の利便性の向上に努めております。また、博物館友の会ふたかみ倶楽部も2年目を迎え、会員数は平成30年度比で約1.5倍の164名となり、映画会やストーンアート、日本書紀の読書会など、新たな講座も積極的に開催されております。また、国史跡平野塚穴山古墳の整備事業が完了することから、平野塚穴山古墳を特別展のテーマに取り上げ、講演会等を開催いたします。平野塚穴山古墳の整備事業に伴う発掘調査で、高松塚古墳など飛鳥地域を代表する古墳との関連性が高いことが判明し、マスコミで大きく報道されたことから、国史跡尼寺廃寺跡とともに、魅力ある歴史資産を積極的に活用してまいりたいと考えております。今後とも指定管理者と連携し、博物館の活性化と博学連携教育も含め、学習環境の充実を図ってまいります。 また、令和2年度におきましては、天皇陵との説もある狐井稲荷古墳の発掘調査に着手し、狐井城山古墳とともに、将来的に国の史跡指定を目指し、進めてまいりたいと考えております。 次に、市民の信頼を得られる最適経営の自立したまちでございます。 令和2年度は、第4次総合計画の最終年度となることから、現在、令和3年度からの第5次総合計画の策定に向け、市民意識調査をはじめ、タウンミーティングや都市経営市民会議においてご意見をいただくとともに、若手職員によるチームで検討を重ねているところでございます。令和2年度内に本市の将来像やまちづくりの基本方針、政策等をまとめ上げていきたいと考えております。 次に、マイナンバーカードの普及におきましては、休日や市主催イベント等において職員による無料写真撮影を含めた臨時窓口を開設し、令和2年1月末現在、申請率20.92%、交付率17.42%となっております。マイナンバーカードの普及とマイナンバーカードの利活用の促進に関する方針が国において決定され、令和2年度におきましては消費活性化策としてマイナポイント事業、また令和3年3月からはマイナンバーカードの健康保険証利用が予定されており、引き続き無料写真撮影等を実施し、マイナンバーカードの普及に努め、住民票等のコンビニ交付の利用促進につなげてまいりたいと考えております。 次に、市が所有する建築物につきましては、香芝市公共施設等総合管理計画に基づき、計画的に施設の維持管理を行い、効率的な整備、長寿命化を図っております。令和2年度は、施工中の総合体育館も含め、22施設の改修及び建替工事を実施する予定でございます。また、16施設については、改修計画策定を目的とした設計業務を実施する予定でございます。 次に、Pay-easy口座振替受け付けサービスは導入から2年がたち、令和元年度におきましては、12月末現在、市税、保険料、水道料金、保育料を合わせ517件の申し込みがあり、累計で1,347件となっており、継続的に利用者数が増えております。引き続き、納税者の利便性の向上に努めてまいります。 次に、市税の徴収業務につきましては、長期間にわたる滞納を防ぐため、早期に滞納者との納付交渉を行い、分納計画に基づく納付の有無を適宜確認しております。また、差し押さえにつきましては、現年課税分においても実施し、未納額の削減に取り組んでいるところでございます。今後におきましても、自主財源の柱である市税収入の確保のため、奈良県との協働徴収を実施し、徴収力の強化を図り、多角的な滞納整理に努めてまいります。 また、保険料につきましては、被保険者の高齢化など構造的な問題があるなか、負担の公平性の確保を図るとともに、滞納者に早期の納付相談を促し、生活状況や財産状況など個々の実情を十分把握し、きめ細やかな対応に努めてまいります。 以上、総合計画の体系別に令和2年度の市政運営の基本方針を申し上げました。令和という新しい時代を進んでいくなかで、働き方改革及びさらなるICT化などさまざまな課題に対し、新しい発想を持って改善に取り組み、魅力のある、将来にわたって持続可能な付加価値の高いまちを築くべく、全力を尽くしてまいる所存でございます。 どうか議員各位におかれましては、今後の市政運営について格別のご理解と、そして一層のご協力を賜りますようお願い申し上げまして、施政方針とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(福岡憲宏) ここで、予算特別委員会の設置についてお諮りいたします。 議第21号の審査については、香芝市議会委員会条例第5条の規定により7人の委員で構成する予算特別委員会を設置し、これに付託して審査することにしたいと思いますが、ご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ご異議がないようでございますので、7人の委員で構成する予算特別委員会を設置することに決定いたします。 暫時休憩いたします。              午前9時56分 休憩              午後1時30分 再開 ○議長(福岡憲宏) 休憩を解いて再開いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程5 予算特別委員会委員選任 ○議長(福岡憲宏) 日程に従いまして、予算特別委員会の委員の選任を行います。 委員の選任については、香芝市議会委員会条例第6条第1項の規定により私のほうから指名したいと思います。 委員、北川重信議員、中川廣美議員、小西高吉議員、中山武彦議員、下村佳史議員、筒井寛議員、中谷一輝議員、以上でございます。 予算特別委員会の委員の選任について、ただいま指名しましたとおり決することにご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ご異議がないようでございますので、報告したとおり選任することに決します。 なお、休憩中に予算特別委員会の委員長並びに副委員長を互選していただいておりますので、報告いたします。 委員長に北川重信議員、副委員長に中谷一輝議員。 以上でございます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程6 報第1号 損害賠償の額の決定及び和解の専決処分の報告について △日程7 報第2号 損害賠償の額の決定及び和解の専決処分の報告について ○議長(福岡憲宏) 日程に従いまして、日程6の報第1号及び日程7の報第2号の2議案を一括議題といたします。 理事者から、報第1号及び報第2号についての提案理由説明を求めます。 はい、鎌田副市長。 ◎副市長(鎌田裕康) ただいま提案のありました報第1号及び報第2号の損害賠償の額の決定及び和解の専決処分の報告についての提案理由の説明を申し上げます。 まず、報第1号でございます。 本案は、公用車の運行に起因して発生した自動車事故の損害賠償額の決定及び和解について、地方自治法第180条第1項及び市長の専決処分事項第5項の規定により令和元年12月24日に専決処分をいたしましたので、地方自治法第180条第2項の規定により報告するものでございます。 次に、報第2号でございます。 本案は、公用車の運行に起因して発生した自動車事故の損害賠償額の決定及び和解について、地方自治法第180条第1項及び市長の専決処分事項第5項の規定により本年2月12日に専決処分をいたしましたので、地方自治法第180条第2項の規定により報告するものでございます。 以上のとおり報第1号、報第2号につきましての報告を終わらせていただきますが、何とぞよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(福岡憲宏) ただいまの説明に対しまして何かお聞きになりたいことはございませんか。 はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 一括でございますが、報第1号につきまして。 午後6時5分という時間であること、それから場所が奈良ホテルであるということ、所管課が秘書広報課であるということ、公用車の事故であるということでありますので、一体何のどのような内容の公用でここへ出向くことに至り、事故に至ったのか、どういう理由でそこにいたのかということについて、具体的に詳しく報告してください。 ○議長(福岡憲宏) はい、堀本企画部長。 ◎企画部長(堀本武史) ご答弁申し上げます。 連合奈良結成30年記念の招待会、レセプションにおいて市長が来賓として招かれまして、開会が16時というところのなかで行かれたというところでございます。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) それは、来賓であったということでありますので、会費等、その参加費等については、徴収があり、支払いをしたのかどうかということ、それからそのレセプションの、それは概要で結構です、どのような内容であったのかということについてお聞きします。 ○議長(福岡憲宏) はい、堀本企画部長。 ◎企画部長(堀本武史) まず、レセプションの内容につきましては、労務、労働関係の意見交換会であったというふうに認識をしてございます。会費のほうですけれども、5,000円ということで、交際費のなかから支出をいただいてございます。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 私は、国民民主党所属の議員でありますので、連合という労働組合の集まりでありますその連合奈良は支援団体であり、友好団体であり、私もその会には、私は非常勤の特別職でありますので、勤務時間外であり、かつ当然のことながら私費で、私の費用、自分のお金で会費を払い、参加しておるわけでありますが、今具体的に詳しくというふうに言ったにもかかわらず、労働関係の意見交換会、労働関係諸問題の意見交換会ということでありましたが、レセプションというのは総会があって、30周年記念の記念式典があり、その記念式典にあいさつをするために来賓で行っていたのではないですね。その後、そういう式典の打ち上げとして飲食を伴う、お酒、アルコールも出る、その席に参加していたわけですよね。それを税金からお金を払って、それに参加し、それは来賓出席要請があれば、それは公務とみなされるわけですか。税金でアルコールを含む飲食をしたという疑いを持たれても仕方がない状況だというふうに考えるんですが、公務としての妥当性、それからそれに対して公金を支出するということの妥当性ということについては、いかがですか。 ○議長(福岡憲宏) 堀本企画部長。 ◎企画部長(堀本武史) 市長の公務につきましては、小さな部分でございましたり、大きな部分でございましたり、いろんな部分で出席をしていただいている部分もあろうかと思いますけれども、今回連合奈良というところのなかでは、我々が把握してございますのは、日本におきましても最大級の労働組合組織というふうに私のほうは認識してございまして、そういった大きな組織のなかで出席された面々も、私が把握しておりますのは、奈良県知事をはじめとしてほかの市町村もほぼ出席をされているという状況も鑑みまして、公務として妥当性があるのかなというふうには考えてございます。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) お金の使い道に対して、税金に公費。 はい、堀本企画部長。 ◎企画部長(堀本武史) ですので、組織規模でございましたり、人数規模でございましたり、そういったもので公費と市長個人の私費とで区分をさせていただいているような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) ほかにありませんか。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、報第1号及び報第2号については報告を受理いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程 8 同第 1号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて △日程 9 同第 2号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて △日程10 同第 3号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて △日程11 同第 4号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて △日程12 同第 5号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて △日程13 同第 6号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて △日程14 同第 7号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて △日程15 同第 8号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて △日程16 同第 9号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて △日程17 同第10号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて △日程18 同第11号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて △日程19 同第12号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて △日程20 同第13号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて △日程21 同第14号 香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについて ○議長(福岡憲宏) 日程に従いまして、日程8の同第1号から日程21の同第14号の14議案を一括議題といたします。 理事者から提案理由の説明を求めます。 はい、鎌田副市長。 ◎副市長(鎌田裕康) ただいま提案のありました同第1号から同第14号までの香芝市農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについての14議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 本案は、令和2年3月31日をもって任期満了となる香芝市農業委員会委員につきまして、同第1号、寺口喜夫氏、同第2号、福田武氏、同第3号、平山芳司氏、同第4号、高谷保男氏、同第5号、高岡平典氏、同第6号、奥山孝一氏、同第7号、山本一男氏、同第8号、尾田正幸氏、同第9号、畑山佳央氏、同第10号、田中修氏、同第11号、縄田多賀司氏、同第12号、田中文洋氏、同第13号、窪田昭子氏、同第14号、甲本京子氏、以上の14名を任命いたしたく、農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定により、それぞれ議会の同意を求めるものでございます。 皆様、農業委員としてふさわしい方でございますので、何とぞよろしく原案同意賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(福岡憲宏) ただいまの説明対しまして、質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、同第1号から同第14号の14議案を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 同第1号から同第14号は、原案のとおり同意することにご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ご異議がないようでございますので、同第1号から同第14号については、原案のとおり同意することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程22 諮第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて △日程23 諮第2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて ○議長(福岡憲宏) 日程に従いまして、日程22の諮第1号、日程23の諮第2号の2議案を一括議題といたします。 理事者から提案理由の説明を求めます。 はい、鎌田副市長。 ◎副市長(鎌田裕康) ただいま提案のありました諮第1号、諮第2号の人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについての提案理由の説明を申し上げます。 まず、諮第1号でございます。 本案は、本年6月30日付で人権擁護委員を任期満了となる大島久美子氏につきまして、引き続き人権擁護委員に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき意見を求めるものでございます。 なお、本人は、現在葛城人権擁護委員協議会における子ども人権委員会に属され、積極的に活動をされておられ、現任期満了後におきましても引き続き任務を全うされる所存でおられますので、何とぞよろしく原案にご承認賜りますようお願い申し上げます。 次に、諮第2号でございます。 本案は、本年6月30日付で人権擁護委員を任期満了となる五百倉英明氏の後任といたしまして、新たに西本辰雄氏を推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により意見を求めるものでございます。 なお、本人は教職員として長きにわたり子供と家庭に関するさまざまな相談に応じてこられた経験をお持ちの方でございますので、何とぞよろしく原案にご承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(福岡憲宏) ただいまの説明に対しまして、何かお聞きになりたいことはございませんか。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) お諮りいたします。 まず、諮第1号について原案のとおり承認することにご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ご異議がないようでございますので、諮第1号については原案のとおり承認することに決定いたしました。 次に、諮第2号について原案のとおり承認することにご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ご異議がないようでございますので、諮第2号については原案のとおり承認することに決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程24 理事者提出議案提案理由説明 ○議長(福岡憲宏) 日程に従いまして、理事者提出議案の提案理由説明を求めます。 はい、鎌田副市長。 ◎副市長(鎌田裕康) 提案いたしております議案につきまして提案理由の説明を申し上げてまいりたいと思います。 まず、議第1号香芝市総合計画基本構想の議決に関する条例を制定することについてでございます。 本案は、香芝市総合計画基本構想を策定するにあたりまして、当該基本構想の趣旨とその重要性に鑑み、議会の議決事項とするため地方自治法第96条第2項の規定により、本条例を定めるものでございます。 次に、議第2号香芝市人権尊重のまちづくり条例を制定することについてでございます。 本案は、多様化している人権課題に対し、市、市民等が協力し、より一層人権尊重の理念の普及を推進する必要があるため、本条例を制定するものでございます。 主な内容といたしましては、人権尊重のまちづくりに関し、基本理念を定め、市の責務等を明らかにし、人権に関する施策について基本的事項を定めるものでございます。 次に、議第3号香芝市犯罪被害者等支援条例を制定することについてでございます。 本案は、犯罪被害者等基本法の規定に基づき必要な施策を実施するため、本条例を制定するものでございます。 主な内容といたしましては、犯罪行為等によって被害を受けられた本人やその遺族等が平穏な日常生活を営むために必要となる支援について、基本理念と当該支援施策の実施に係る基本的事項を定めるものでございます。 次に、議第4号香芝市手話言語及び障がいの特性に応じたコミュニケーション手段に関する条例を制定することについてでございます。 本案は、すべての市民が障害の有無にかかわらず、互いに人格と個性を尊重し、支え合うことによって自分らしく豊かに暮らすことができる地域共生のまちづくりを実現することを目的として、手話が言語であることの理解の促進並びに障害の特性に応じたコミュニケーション手段の理解及び利用の促進のため、本条例を制定するものでございます。 次に、議第5号香芝市の職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正することについてでございます。 本案は、地方公務員法第31条の規定に基づく服務の宣誓について、任用形態の多様化及び会計年度任用職員の任用制度の導入に伴い、本市の実情に合わせた見直しを行うため、本条例の一部を改正するものでございます。 次に、議第6号香芝市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正することについてでございます。 本案は、フルタイム会計年度任用職員の公務上の災害等に対する補償を定めるため、本条例の一部を改正するものでございます。 主な改正の内容といたしましては、当該職員に係る公務災害等の補償基礎額を新たに定めるものでございます。 次に、議第7号香芝市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正することについてでございます。 本案は、公職選挙法施行令の一部を改正する政令により、公職選挙法施行令の一部が改正されたことに伴いまして、本条例の一部を改正するものでございます。 改正の内容といたしましては、投票管理者についての交代制が可能になったことに伴う報酬額等の整備を行うものでございます。 次に、議第8号香芝市の一般職の職員の給与に関する条例及び香芝市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正することについてでございます。 本案は、時間外勤務手当等の算定基礎となる勤務1時間当たりの給与額の算出方法について、労働基準法に準拠した基準に見直しを行うため、本条例の一部を改正するものでございます。 主な改正の内容といたしましては、当該時間単価の算出に用いる1年間の勤務時間を法定労働時間から祝日及び年末年始の休暇を減じて算出した時間に改正するものでございます。 次に、議第9号香芝市史跡公園条例の一部を改正することについてでございます。 本案は、平野塚穴山古墳史跡公園を広く市民の利用に供する施設として設置するため、地方自治法第244条の2第1項の規定により本条例の一部を改正するものでございます。 次に、議第10号香芝市国民健康保険条例の一部を改正することについてでございます。 本案は、国民健康保険法施行令の一部を改正する政令の施行等に伴い、本条例の一部を改正するものでございます。 主な改正の内容といたしましては、令和6年度の県内統一保険料水準に向けた保険料率の見直しを行い、国民健康保険料の基礎賦課限度額を引き上げるとともに、保険料の被保険者均等割額及び世帯別平等割額を軽減する所得判定基準の引き上げを行うものでございます。 次に、議第11号香芝市印鑑条例の一部を改正することについてでございます。 本案は、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を諮るための関係法律の整備に関する法律が施行されたことに伴い、本条例の一部を改正するものでございます。 改正の内容といたしましては、成年被後見人の欠格条項に係る規定の見直しを行い、一定の要件を満たした場合には、成年被後見人が印鑑の登録を受けることができるようにするものでございます。 次に、議第12号香芝市道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正することについてでございます。 本案は、道路構造令の一部を改正する政令が施行されたことに伴い、本条例の一部を改正するものでございます。 主な改正の内容といたしましては、自転車通行帯の設置に関する基準を当該政令どおりの内容で定めるものでございます。 次に、議第13号香芝市営住宅条例の一部を改正することについてでございます。 本案は、民法の一部を改正する法律等により、民法等の一部が改正され、本年4月1日に施行されることに伴い、本条例の一部を改正するものでございます。 主な改正の内容といたしましては、市営住宅入居者の保証人における債務保証の限度額を設定するものでございます。 次に、議第14号香芝市水道事業給水条例の一部を改正することについてでございます。 本案は、水道事業の経営健全化を図るため、本条例の一部を改正するものでございます。 主な改正の内容といたしましては、水道料金及び下水道使用料の算定の基礎となる水量の点検を隔月に実施するため、所要の改正を行うものでございます。 次に、議第15号令和元年度香芝市一般会計補正予算(第4号)についてでございます。 本案は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ3億3,629万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ249億6,624万1,000円とするものでございます。 補正の主な内容は、国の補正予算(第1号)に伴う事業といたしまして、ため池防災対策調査計画事業、橋梁点検及び長寿命化修繕事業、小・中学校ICT教育環境整備事業、また退職者の増に伴います退職手当などの増額を行う一方で、年度末における予算の執行状況を把握したなかで不用額等の減額を行い、あわせて国県支出金等の歳入額の確定による財源調整を行うものでございます。 歳出の主なものは、総務費の一般管理費で1億5,777万8,000円、財産管理費で1億141万1,000円、民生費の障害福祉費で3,944万6,000円、農林商工費の農地費で1億360万2,000円、土木費の道路維持費で4,527万5,000円、教育費の小学校費の学校管理費で2億5,410万8,000円、中学校費の学校管理費で2億572万3,000円などの増額補正及び施設型給付費、医療扶助費、請負差金、人件費の不用額等の減額補正でございます。 また、歳入につきましては、歳出の増額補正に伴います財源として国県支出金、繰越金等の増額を求めたものでございます。 第2表の繰越明許費補正につきましては、奈良県公立小・中学校空調設備設置緊急支援補助事業など14事業におきまして繰越明許費の設定をするものでございます。 第3表の地方債補正につきましては、起債枠の決定に基づく地方債の限度額の変更をするものでございます。 次に、議第16号令和元年度香芝市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)についてでございます。 本案は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ4,231万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ69億6,700万3,000円とするものでございます。 補正の主な内容は、歳出につきましては、総務費で473万円、保険給付費で480万円を減額し、国民健康保険事業費納付金で1,996万7,000円、基金積立金で2,548万1,000円、諸支出金で639万5,000円の増額補正をお願いするものでございます。 なお、歳入につきましては、歳出の補正に伴います財源として繰入金及び繰越金などの増額を求めたものでございます。 次に、議第17号令和元年度香芝市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)についてでございます。 本案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,664万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ10億164万2,000円とするものでございます。 補正の内容は、歳出につきましては、総務費で152万円を減額し、後期高齢者医療広域連合納付金で3,816万2,000円の増額補正をお願いするものでございます。 歳入につきましては、歳出の補正に伴います財源として後期高齢者医療保険料及び繰越金の増額並びに繰入金の減額をするものでございます。 次に、議第18号令和元年度香芝市介護保険特別会計補正予算(第3号)についてでございます。 本案は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1億720万円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ46億2,083万1,000円とするものでございます。 補正の主な内容は、歳出につきましては、介護サービスに係る保険給付費で8,000万円、地域支援事業費で1,658万円の減額を行うものでございます。それに伴う歳入につきましては、国庫支出金、支払基金交付金、県支出金及び繰入金等について減額するものでございます。 次に、議第19号令和元年度香芝市土地取得特別会計補正予算(第1号)についてでございます。 本案は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ4,063万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5億936万8,000円とするものでございます。 補正の主な内容は、歳出につきましては、公債費の元金、利子を減額するものでございます。これらに伴う歳入につきましては、財産収入等を減額補正するものでございます。 次に、議第20号令和元年度香芝市財産区財産特別会計補正予算(第1号)についてでございます。 本案は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ116万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,084万円とするものでございます。 補正の内容につきましては、歳出につきましては、地元公共事業費におきまして、地元公共事業交付金で86万円、一般会計繰出金で30万円の減額を行うものでございます。なお、歳入につきましては、歳出の補正に伴いまして、その財源でございました地元公共事業積立基金繰入金を減額するものでございます。 次に、議第21号令和2年度香芝市一般会計予算についてでございます。 令和2年度の香芝市一般会計予算の総額は、歳入歳出それぞれ256億2,000万円で、前年度当初予算と比較いたしまして12億7,000万円の増、率にして5.2%の増となっております。 新年度予算は、義務的経費や国等の補助事業などにより、前年度より継続して実施する事業を考慮した骨格予算としながらも、緊急な対応を必要とする経費等について、必要所要額を計上し、市民生活に影響が生じないように予算編成を行っております。 主な新規、主要事業といたしまして、総務費では第5次香芝市総合計画策定事業、旧公民館等再編計画事業、犯罪被害等支援事業、移住支援事業、民生費では総合福祉センター中規模修繕事業、第3期地域福祉計画策定事業、第6期障害福祉計画策定事業、子ども家庭総合支援事業、衛生費では骨髄移植ドナー支援事業、ロタウイルスワクチン予防接種事業、ごみ減量再資源化の推進事業、農林商工費では企業立地推進事業、緊急森林被害対策事業、土木費では鉄道駅バリアフリー化事業、流域貯留浸透事業、尼寺関屋線、畑分川線整備事業をはじめとする街路整備事業、スポーツ公園整備事業、消防費では消防団第5分団機庫建替事業、防災用品備蓄事業、教育費では教職員の働き方改革事業、保育所緊急整備事業、総合体育館耐震長寿命化事業、狐井稲荷古墳発掘調査事業となっております。 その他につきましては、住民福祉の充実、都市基盤整備など、前年度より継続して実施する事業が主な歳出の内容となっております。 歳出の性質別経費の構成比では、人件費、扶助費、公債費の義務的経費は52.4%、消費的経費は15.2%、投資的経費は10.5%、その他の経費は21.9%となってございます。 歳入におきましては、市税をはじめ、国県支出金の財源確保と起債の活用等を図りながら、収支の均衡保持に努めてまいりたいと考えております。 第3条の債務負担行為につきましては、コミュニティバス運行事業を含め、8件の期間及び限度額を設定するものでございます。 第4条の地方債につきましては、文化施設整備事業を含め、12件の起債の限度額が26億2,300万円であり、その起債の方法及び利率と償還の方法を定めるものであります。 第5条の一時借入金につきましては、予算執行上の資金需要に対処するため、その借入限度額を40億円に定めるものであります。 第6条の歳出予算の流用につきましては、歳出予算の各項の経費の金額を流用することのできる範囲を定めるものであります。 次に、議第22号令和2年度香芝市国民健康保険特別会計予算についてでございます。 令和2年度香芝市国民健康保険特別会計予算の総額は、歳入歳出それぞれ68億9,400万円で、前年度当初予算と比較いたしまして1億3,300万円の増、率にして2.0%の増となっております。 歳出の主なものは、総務費で1億4,858万2,000円、保育給付費で49億663万円、国民健康保険事業費納付金で17億5,100万円、保険事業費で7,571万4,000円となっております。これらの財源といたしましては、国民健康保険料、県支出金、繰入金等を見込んでおります。 次に、議第23号令和2年度香芝市後期高齢者医療特別会計予算についてでございます。 令和2年度の香芝市後期高齢者医療特別会計の予算の総額は、歳入歳出それぞれ10億5,900万円でございまして、前年度当初予算と比較いたしまして9,400万円の増、率にして9.7%の増となっております。 歳出の主なものといたしましては、総務費で3,616万8,000円、保険事業費で3,389万9,000円、後期高齢者医療広域連合納付金で9億8,523万3,000円となっております。これらの財源といたしましては、後期高齢者医療保険料及び繰入金等を見込んでおります。 次に、議第24号令和2年度香芝市介護保険特別会計予算についてでございます。 令和2年度の介護保険特別会計予算の総額は、歳入歳出それぞれ48億8,400万円でございまして、前年度当初予算と比較いたしまして2億8,700万円の増、率にして6.2%の増となっております。 歳出の主な内容といたしましては、保険給付費で45億40万円、地域支援事業費及び介護サービス事業費で2億4,344万8,000円となっております。これらの財源といたしましては、介護保険料、国庫支出金、支払基金交付金、県支出金、繰入金等を見込んでおります。 次に、議第25号令和2年度香芝市土地取得特別会計予算についてでございます。 令和2年度の香芝市土地取得特別会計予算の総額は、歳入歳出それぞれ3億1,700万円で、前年度当初予算と比較いたしまして2億3,300万円の減、率にして42.4%の減となっております。 歳出の内容は、財産取得費で8,100万円、国道事業用地取得費で435万円となっております。これらの財源といたしましては、財産収入等を見込んでおります。 次に、議第26号令和2年度香芝市財産区財産特別会計予算についてでございます。 令和2年度香芝市財産区財産特別会計予算の総額は、歳入歳出それぞれ1,100万円でございまして、前年度当初予算と比較いたしまして100万円の減、率にして8.3%の減となっております。 歳出の内容は、地元公共事業費で1,100万円となっております。歳入の主な内容は、土地貸付による財産貸付収入及び地元公共事業積立基金繰入金などでございます。 次に、議第27号令和2年度香芝市水道事業会計予算についてでございます。 令和2年度香芝市水道事業会計予算につきましては、業務の予定量として、給水戸数が3万4,125戸、年間総配水量829万6,000立方メートルを予定しております。 主要な建設改良事業としては、配水管整備事業及び今泉配水場場内配管更新工事の第3期を計画しております。 収益的収入及び支出であります予算第3条の収入総額は19億9,052万4,000円で、前年度当初予算と比較いたしまして2,586万1,000円の増、率にして1.3%の増となります。一方、支出総額は18億1,545万5,000円で、前年度当初予算と比較いたしまして5,749万4,000円の増、率にして3.3%の増となっております。 次に、資本的収入及び支出であります予算第4条の収入総額は1億9,353万6,000円で、前年度当初予算と比較いたしまして1,028万6,000円の減、率にして5.0%の減となっております。一方、支出総額は8億5,861万6,000円で、前年度当初予算と比較いたしまして2億6,864万円の増、率にして45.5%の増となっております。 なお、予算第4条の収支につきまして不足する額6億6,508万円は、当該年度消費税及び地方消費税資本的収支調整額及び過年度損益勘定留保資金による補填を予定しております。 次に、議第28号令和2年度香芝市下水道事業会計予算についてでございます。 令和2年度香芝市下水道事業会計予算につきましては、業務の予定量として水洗化人口が5万4,100人、年間有収水量513万6,000立方メートルを予定しております。 主要な建設改良事業としては、汚水管渠等建設事業を計画しております。 収益的収入及び支出であります予算第3条の収入総額は14億8,740万5,000円で、前年度当初予算と比較いたしまして3,103万8,000円の増、率にして2.1%の増でございます。一方、支出総額は14億3,687万円で、前年度当初予算と比較しておりまして2,140万4,000円の増、率にして1.5%の増となります。 次に、資本的収入及び支出であります予算第4条の収入総額は17億1,975万5,000円で、前年度当初予算と比較いたしまして1億6,645万4,000円の増、率にして10.7%の増となっております。一方、支出総額は21億2,344万2,000円で、前年度当初予算と比較いたしまして1億8,469万6,000円の増、率にして9.5%の増となっております。 なお、予算第4条の収支につきましては、不足する額4億368万7,000円は、当年度消費税及び地方消費税資本的収支調整額及び過年度損益勘定留保資金による補填を予定しております。 以上、令和2年度の一般会計、特別会計、水道事業会計、下水道事業会計の予算、並びに令和元年度の補正予算、そして条例の制定及び一部改正など、合わせまして28件の議案でございます。何とぞ慎重ご審議賜りまして、原案可決いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。ありがとうございます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程25 理事者提出議案総括質疑 ○議長(福岡憲宏) 日程に従いまして、これより理事者提出議案の総括質疑に入ります。 なお、各委員会に付託を予定している議案につきましては、所属委員会の各議員の質疑はご遠慮願いたいと思います。 それでは、総務企画委員会に付託を予定しています議第1号につきましての総括質疑をお受けいたします。 はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) 議第1号香芝市総合計画基本構想の議決に関する条例を制定することについてで質問させていただきます。 基本構想、今の現行の定義、内容を見てましたら、基本方針と政策施策が示されています。この議案が可決ということになると、基本計画の内容がまったくなしで、基本構想だけを議会に諮るということでいいんですかね。 ○議長(福岡憲宏) 堀本企画部長。 ◎企画部長(堀本武史) 今計画してございますのは、この議案が通りましたら、12月議会に基本構想を上程をさせていただく予定で動いてございます。基本構想のみでございます。 ○議長(福岡憲宏) 芦高議員。 ◆1番(芦高清友) そうしましたら、基本構想が変更なり、いろんな議会のなかで内容に変更を加えることができるということなんですか。丸かバツかということだけなんですか。 ○議長(福岡憲宏) 堀本企画部長。 ◎企画部長(堀本武史) 今あくまで予定ということで聞いていただければありがたいんですけれども、まず12月議会で今回考えてございますのは、採決というところでございます。しかしながら、今参考資料として策定のスケジュールというのをお配りしてございますけれども、そこを見ていただきますと、9月あたりにパブリックコメントというところで基本構想を住民の皆さんも含めてご確認をいただきたいというところの部分は考えてございまして、その段階、9月ということで、9月議会で今回学校における個別計画で全体協議会でご説明をさせていただいたような形をとらせていただいて、まず9月のパブリックコメントの段階である程度の基本構想をお示しさせていただければなというふうには考えてございます。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) 芦高議員。 ◆1番(芦高清友) この内容を見てましたら、策定、あと変更または廃止のときに議決をとるっていうことなんですが、今までというか、総合計画は基本構想が10年見て、基本計画は5年ずつ、前期、後期で分けてるわけですね。ちょっと重なるかもしれませんけれども、10年分の議決をとるということで間違いないんですね。 ○議長(福岡憲宏) 堀本企画部長。 ◎企画部長(堀本武史) 今考えてございますのは、12年というところで考えてございます。まず、前期、中期、後期ということで、4年ごとの基本計画を考えてございまして、その12年間の基本構想を9月の全体協議会である程度ご報告プラスパブリックコメントをしまして、12月に議案として提出させていただければなというふうには考えてございます。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) ほかにございませんか。 はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) 基本構想のこの条例なんですが、策定と同時に変更と廃止ということになってますね。今芦高議員のほうからもありました12年ということで答弁もあったんですが、変更、廃止について理事者のほうからの提案によって議決するというような書きぶりなんですが、先ほどもありましたけど、修正なり、こちらからの提案とか、場合によっては4年ということですから、それぞれいろんな異動もあると思うんですけどね、議員もいろいろ、首長も。そのあたりのことに対して、議員のほうからどれぐらいアクションができるのかっていうのは、この条例では何か想定してますか。 ○議長(福岡憲宏) はい、堀本企画部長。 ◎企画部長(堀本武史) 12年といいますと、非常に長いスパンでの構想となってまいります。時代の流れ、またいろんな事件もあるなかで、災害等も起こるかもわかりませんし、そういったことも踏まえて、変更及び廃止というところも議決事項とさせていただきたいということで提案をさせていただいているところでございます。 あくまで基本構想でございますんで、細かい部分といいますのは、基本計画に織り込んでまいりますので、基本計画自体が4年、4年のサイクルでまた考えてまいりますので、そこで議員各位からのご意見も踏まえて構成していきたいというふうには考えてございます。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) ですから、基本構想については、12年のなかで変更等もあり得るということなんですけども、議員のほうから議決というのは、さっきも言うたように、芦高議員のほうからあったように、丸かバツかというふうなことになっちゃいがちなんですけども、ある意味修正とかということとかつけ加えという話、こういう考え方とかというのを前もって、かなり前から、策定過程である程度のことをこちらのほうに言っていただかないと、なかなか判断もできないし、いいものが出てきたらいいんですけど、そういうことを、過程が大事なんで、ある意味でもう少し刻んだ形で意見聴取していただきたいと思います。ですから、議会のほうからの提案が、アクションの機会があるように条例の中身も、何かそういうことを踏まえてるという形で解釈していただきたいと思いますけど、どうですか。 ○議長(福岡憲宏) 堀本企画部長。 ◎企画部長(堀本武史) 議員各位からのご意見も踏まえたなかでの変更、修正というふうには考えてございます。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) ほかにございませんか。 はい、中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) 確認なんですけれども、今の質問と少しかぶるところもあるかと思うんですけれども、この条例が可決されたときに、12月の議会で提案予定だということなんですけれども、この基本構想ができて、どこら辺までそのなかの細かい計画が議会で出してもらえるのか。あくまで大まかな部分だけしか出てこないのか、それとも素案の作成された部分まで全部出してきてもらえて、議会での意見も踏まえての基本計画のパブリックコメントをこの1月に予定しているのかっていうところだけ。我々の意見とかもどれだけ反映できるのか、細かい計画のところは。その辺をもう一度お聞かせください。 ○議長(福岡憲宏) 堀本企画部長。 ◎企画部長(堀本武史) 基本構想につきましては、施策と政策というところで分かれてくるとは思います。その下にまた事業というのが張りついてまいります。事業の部分につきましては、ある程度基本計画の部分に含まれていくのかなと思ってございまして、ある程度施策、政策がまとまった段階における素案としての事業項目については、ある程度お示しできるのかなと思ってございます。ただ、議決事項としましては、基本構想と考えてございます。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) その議決事項としては、構想の部分だけではいいんですけれども、そのときの今の議会のような参考資料としての素案の部分もしっかり出してもらって、審議できるような状態にしてもらえますか。 ○議長(福岡憲宏) 堀本企画部長。 ◎企画部長(堀本武史) はい。できる限り出す方向で検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) ほかにございませんか。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第1号の質疑を打ち切ります。 次に、議第2号についての総括質疑をお受けいたします。 はい、河杉議員。 ◆15番(河杉博之) 済いません。今回、人権尊重のまちづくり条例ということで、いろんな形で香芝市の活性化を含めてっていうことで出していただいていると思うんですけれども、このなかの全文のなかの一番下のところに、ここに私たちはお互いの多様性を認め合い云々あるんですけど、きょうの午前中の市長の施政方針でもありました、これを踏まえて言っていただいた多様性ということで、今世のなかが非常に多様性のことについて議論されてて、いろんな自治体のなかで悩まれてるというか、どういうふうに対応したらいいかっていうことがあると思うんですね。一番わかりやすいのが、どうせこんな話になると思うんですけれども、香芝市自体はこれを出した、条例として制定して、その後ですね。その辺についての考え方をどうされていくのかっていうことは、議論されたかどうか、またもちろんそういう考え方をお持ちでこういう考案を持ってますよっていう答えがあるのかどうか、1回お伺いしたいんですが。 ○議長(福岡憲宏) はい、津崎地域振興局長。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) 議員おっしゃいますとおり、多様性に関しては、人権のまさしく課題になっておるというところでございます。今回、質問いただきましたLGBTの件につきましても、これまでも職員の研修であったり、講演会や啓発活動は取り組んでまいりました。今回、この人権の条例を制定させていただいたからには、それ以上の課題は考えていかなくてはいけないと考えております。今年度、他市のなかでパートナーシップ制度っていうのを導入される市があるというふうにお聞きしておりますので、その辺のところの検証を我々は確認しながら、これから研究をしてまいりたいと考えております。 ○議長(福岡憲宏) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之) 今津崎局長がおっしゃられたパートナーシップの件で、奈良県でも奈良、生駒かな、何かスタートし始めるということなんで、ぜひまた勉強していただいて、そのまま焼きつけじゃなくて、香芝市に合ったような形っていうのをお願いしたいなというふうに思いますので、またそれについては市長を含めてリーダーシップをとっていただいてとは思うんです。 それともう一つ、ごめんなさい、この人権のなかで市民というくくりになっては当たり前でいるんですけれども、今グローバル化、国際化になってて、ここに香芝市における外国人の方の居住もありますと。市民か居住してるだけかって非常に難しいところではあるんですけれども、グローバル化に対しての話っていうのは、どういう形で考えておられるかもお伺いさせていただきたいんですが。 ○議長(福岡憲宏) はい、津崎地域振興局長。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) 国際交流という観点からも、グローバルに関しては市民窓口であったり、対応のほうをしっかりと制度として高めていかないといけないというふうに考えております。こちらも引き続き検証をしていきたいと考えております。 ○議長(福岡憲宏) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之) ありがとうございます。 ぜひお願いしたいのは、そういうことにおいて、学校でよく言われるいじめ、これが結局社会のなかでも出てくる可能性があるということで、これが出されてるとは私は理解はしてるんで、ぜひこれがいい形で運営できるような形、市民の方々にご理解いただける、周知ができるような形っていうのをぜひとっていただきたいなという思いでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(福岡憲宏) ほかにございませんか。 はい、中山議員。
    ◆8番(中山武彦) ただいまも質問もありましたけれども、この人権尊重のまちづくり条例、今回つくるにあたっての背景、意義というのを教えてもらいたいと思います。 ○議長(福岡憲宏) 津崎地域振興局長。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) 本市におきましては、平成7年度に人権擁護の市という宣言が市議会のほうで議決されまして、それ以降、人権に関する施策の推進に取り組んでまいりました。ただ、そんななかでもさまざまな人権課題が依然として存在しております。情報化社会の発展によって社会情勢の変化等がありまして、人権課題は多様化している、そういうなかで、人権が尊重されるまちづくりを実現していくためには、私たちそれぞれが人権課題を正しく理解して、人権尊重の意識を高めていく、こちらが大事だということを考えまして、人権尊重のまちづくりという形での基本的な理念を示すために条例制定をさせていただいたということでございます。 以上です。 ○議長(福岡憲宏) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 基本理念については、第2条で、前文ですよね、書かれているところで、すべての人が基本的人権を生まれながらにして持っており、かけがえのない個人として尊重されるものであるという認識を基本として行わなければならないということで、この認識を持つということなんですよね、恐らくね。市民の責務っちゅうか役割、そして事業者の役割というところであるんですけれども、この役割という言葉がちょっとひっかかるんですが、市の責務はあるんですが、市民の責務、事業者の責務ということが基本理念としては認識を基本として行わなければならないということなんで、こういった市民としても役割というよりは責務を持ってやるべしというようなことではないかと思うんですけど、そのあたりの考えはどうでしょう。 ○議長(福岡憲宏) 津崎地域振興局長。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) 議員おっしゃいますとおり、市民であったり、事業所のほうも、人権に対しては守るというよりも大切であるという認識、あととうといものであるという認識を高めていただくため、市のほうがそれらをしっかりと理解していただくような施策を取り組んでいかないといけないと考えております。事業者につきましては、現在企業内人権擁護、人権推進協議会というのも立ち上げていただいております。そんななかで、しっかりとした人権についての課題を確認していっていただければと考えております。 ○議長(福岡憲宏) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) ですから、そういった意味では役割ですけども、そういう責務というものがあるという意味で理解していいということでいいんですかね。 ○議長(福岡憲宏) 津崎地域振興局長。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) はい。議員おっしゃるとおりでございます。 ○議長(福岡憲宏) ほかにございませんか。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第2号の質疑を打ち切ります。 次に、議第3号につきましての総括質疑をお受けいたします。 はい、中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) これは、担当ってどこですか。 ちょっとお聞きしたいんですけれども、これは条例のほうの第7条見舞金の支給ということであるんですけれども、細かいことは規則のほうでいろいろ書かれてるんですけれども、あまり想定はしたくないんですけれども、万が一、一家庭が両親、子供2人とか、そういった家庭で、ご両親が犯罪に巻き込まれて被害者となった場合の見舞金はどうするのかっていうことと、それは被害者の人数によることなのか、一犯罪っていう、この件数によることなのか。 それと、条例の第9条の居住の安定っていうところで、居住の安定を図るために必要な施策を講ずるものとするということは、必要な施策というのはどんなことなのか、お金なのか情報なのかっていうことは、このことに関しては規則のほうに書かれていなかったので、そのことをまず説明のほうをお願いします。 ○議長(福岡憲宏) 津崎地域振興局長。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) まず、見舞金の支給についてでございます。 こちらのほうは、犯罪被害者っていうのは、人数に限らず、1件というふうにみなさせていただきます。あくまでも残された遺族に対する見舞金でございますので、人数に限らず、犯罪一つに対しての支給ということになります。ただし、傷害見舞金につきましては、その傷害を受けた本人がいらっしゃいますので、そちらは別途支給されるというふうに理解していただけたらと思います。 続きまして、第9条の居住の安定というところでございますけれども、今現在犯罪に犯されて自宅に住めないとか、そういったところにおきましては、香芝市においては特に提供できる住宅等はございませんが、県のほうの情報とか、あと相談とか、そういう業務を具体的に進めていけたらというところで、具体案としては今のところ施行は相談業務になっておりますので、特に規則のほうにはうたっておらないというのが現状でございます。 以上です。 ○議長(福岡憲宏) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) この第9条の居住の安定というのは、あくまで相談っていうこと。っていうことは、情報提供であったり、そういったことになるんですね。わかりました。 では次に、規則の第11条のほうで、一時預かり保育に要する費用の助成っていうのがあるんですけれども、こちらのほうは1日3,000円っていう、上限が5日間っていうことなんですけれども、これに該当するのは、例えば通院であったり、裁判であったり、そういったことになるんですけれども、万が一犯罪被害者の方が亡くなられたときに、ひとり親になったっていうときに、保育所等に優先的に入園したりできるようになるのかとか、そういったことは全然決まってないんですかね。 ○議長(福岡憲宏) 津崎地域振興局長。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) こちらの条例におきましては、あくまでも一時預かりとなっております、あと延長保育、あとファミリーサポート利用料の範囲に限らせていただいております。 ○議長(福岡憲宏) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) あくまで今出てる規則は一時預かりという形なんですけれども、いろんな状況によっては、ひとり親になったりした場合に、保育所に入っておられなかった場合、そういったことを優先的にできるような感じっていうのはできないんですかね。例えば今現在入所はされてないけれども、そうなった場合、預かりが必要になってくる、そうなったら優先的に受け入れを可能にできるような規則であったり、制定する必要はあると私は思います。その辺はどうですか。 ○議長(福岡憲宏) 津崎地域振興局長。 ◎地域振興局長[商工振興課長事務取扱](津崎弘美) 現在のところ、緊急性があるものに対しての支援ということを考えております。事例によっては、そのような対応をしなければいけない事案が出てくる可能性があったときには、その内容を所管と協議させていただいて、盛り込むことも検討していかないといけないかなと思っております。 ○議長(福岡憲宏) ほかにございませんか。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第3号の質疑を打ち切ります。 次に、議第5号につきましての総括質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第5号の質疑を打ち切ります。 次に、議第6号についての総括質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第6号の質疑を打ち切ります。 次に、議第7号についての総括質疑をお受けいたします。 はい、河杉議員。 ◆15番(河杉博之) 済いません。議第7号ですから、投票所の投票管理者等々の交代制がきくという形になってると思うんですけど、この間もちょっと疑問に思いまして、複数の方がかわれるっていう状況にはなってるんですけれども、確かにいろんな方をお願いするのに、高齢化が進んだり、長時間にわたるということで人がかわっていくということはよく理解できるんですが、かわれる人間の上限がなく、2分の1支給するという形で書かれてたと思うんですけれども、これを日額ではなくて、例えば時給に変えて正当性を持つ、公平性を持つみたいな形っていうのはできなかったのかどうかっていうのをお伺いさせていただきたいんですけども。 ○議長(福岡憲宏) はい、滝村総務部長。 ◎総務部長(滝村豊) 今の件につきましては、基本的に条例の案のほうで示されておる内容が2分の1という形になってございますので、条例案のとおり改正をさせていただいたということでございます。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之) ごめんなさい。条例案のとおりで条例を出されてるのはそれでいいんですけれども、そうではなくてご検討するときに、複数のということでかわられたときに、予算経費の問題等々の話のなかで、例えば財政局からしたら、その辺についての話っていうのは、普通に考えたらあると思うんですけれども、それについてはなかったのかっていう話を聞いたんですけれども。 ○議長(福岡憲宏) はい、滝村総務部長。 ◎総務部長(滝村豊) 今議員おっしゃるとおり、2分の1でなってございますので、短期間、短時間のほうで割りますと、財政的な負担というのはもちろん出てきます。その分から言いますと、今既に投票所の立会人さんにつきましては、基本2分の1で運用のほうをさせていただいてございますので、投票所の管理者につきましても同じような形で運用のほうをさせていただきたいなと、財政負担の大きく変わらない範囲でさせていただきたいなというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) いや。部長、時給制を考えた結果なのかという質問だと思うんですけども、時給制は考えられなかったのかと、考えたのかと、そこに対して答えていただけますか。 はい、滝村総務部長。 ◎総務部長(滝村豊) あくまでも国が示す条例案につきましては、2分の1というのがございますので、それを参考にさせていただいておりますので、時給については、そこまでは考えてございません。あくまでも2分の1によって金額が決まってきます。例えば2時間であろうが2分の1の支給と。例えば2分の1を少し超えれば1日分をすべて支給になるという形になりますんで、あくまでも時間給というのは考えてございません。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之) ごめんなさいね。国が示したのが絶対ではないですよね。国からこれをしなさいという形でやってるんではなくて、あくまで香芝としての判断がつくところじゃないですか。部長の懸念、今私はそこまで聞く気はなかったんですが、おっしゃられてるように、単純な言い方をすると、12時間労働のなかで2時間、2時間、2時間で全部やったら、とんでもない経費がかかるんでしょ。これ経費垂れ流しの話はなくてっていうことなので、この条例はこの条例でまずはいいんですけれども、経費面から見たときに、決してその使い方が。今までは、ありがたいことに2分の1ずつで最大でも2人でやっていただいてたっていうふうにお伺いしてるので構わないんですけども、これをこういう形で出されると、そういうことも考えられるので、そういう意味では総務、財政のほうからしたら、その辺の抑えっていうのを何でされなかったんですかってお伺いしたかっただけなんですけれども、多分同じ答えになるから結構ですけれども、また経費面の考え方っていうのはしっかりしていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(福岡憲宏) ほかにございませんか。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第7号の質疑を打ち切ります。 次に、議第8号につきましての総括質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第8号の質疑を打ち切ります。 次に、議第11号につきましての総括質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第11号の質疑を打ち切ります。 次に、議第13号につきましての総括質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第13号の質疑を打ち切ります。 次に、議第15号につきましての総括質疑をお受けいたします。 はい、中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) 議第15号ということで、細かいことは委員会のほうでやってもらうとして、1点気になることがありまして、補正予算書の18ページで、退職手当1億5,913万円、これの補正があるんですけれども、当初予定していた退職者の人数プラスどれぐらいの人数の方が退職されたのか。また、今回退職されることとなった年代別、20代、30代か5年、10年働いた方なのか、その年代別の人数っていうのを教えてください。 ○議長(福岡憲宏) はい、堀本企画部長。 ◎企画部長(堀本武史) 当初予算におきましては、定年退職者9名と任期満了者14名を予定をしてございました。9名と14名ということでございます。今回補正をお願いしておりますのが死亡1件も含めまして、自己都合退職者が16名、任期満了が2名、死亡が1名ということでございます。年齢別ということで、自己都合の年齢別を少しご説明を申し上げますと、一般職事務におきましては、50歳代が5名、40歳代が3名、20歳代が1名ということでございます。保育士、幼稚園につきましては、50歳代が2名、30歳代が2名、20歳代が3名というところでございます。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) ありがとうございます。 これをなぜ質問させてもらったかといいますと、お隣の大和高田市さんが今回多数の退職者が出たということを聞きまして、それも結構若い人たちが抜けてしまった。その理由としては、大阪府庁に決まっただとか奈良市役所に決まった、県庁に決まったとかという理由があり、いい理由としては自分が住みたい田原本町で専門職をしたいっていう理由で退職されたっていうのもあるんですけれども、若い方が抜ける理由として、職場環境っていうものが少しあるんじゃないかという懸念をされてるんですね、高田市さんが。その場合、香芝市でも今回退職者の一人一人の理由として、自分の住んでいる市町村で働きたい、そういった理由ならいいんですけれども、そういった職場環境の問題であれば、今後人材不足が訪れるであろうと予想されているなかで、せっかく来ていただいた若い人たちをどんどん育ててすごい戦力になってもらわないといけないのに早期に退職されるっていうのは問題となりますんで、その辺、今回自己都合の退職者の理由とか、退職されるときにその理由とか面談とかはされるんですかね。 ○議長(福岡憲宏) 堀本企画部長。 ◎企画部長(堀本武史) 面談をさせていただいたうえで、我々は通常若い職員でございましたら、引きとめといいますか、慰留に努めてまいるわけでございますけれども、健康上の理由でございましたり、今議員おっしゃっていただいた転職をしたり、違う方向に進みたいとか、そういったところの部分が若い職員には多かったということでございます。 ○議長(福岡憲宏) 中谷議員。 ◆3番(中谷一輝) 香芝が悪いって言ってるわけじゃなくて、そういったこともしっかり相談、聞いて日ごろからの職員の意見とかも聞き、相談も聞き、職場環境もよくし、若い人材はほかに流出しないように、今後もよろしくお願いいたします。 ○議長(福岡憲宏) ほかにございませんか。 はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) 補正予算書の土木費のところでかなりの補正の減額が伺えますが、例えば32ページの市道新設等、逆に橋梁点検等では増えていると。あと、スポーツ公園もかなり減額されてます。このあたりの土木費の今回災害等があったなかで、そのようなことになっている現状を説明いただきたいと思います。 ○議長(福岡憲宏) 奥田都市創造部長。 ◎都市創造部長[土木課長事務取扱](奥田芳久) 土木費の補正予算での減額の主な要因は、国の交付金の配分が当初予定していたよりも減額されたことに伴う市の執行予算の減額でございます。また、増えているもの、橋梁点検等につきましては、今回の1月30日の国の逆に補正がついたものでございます。主には、減額は国庫配分が少なくなったもの、最初に申しましたように、国庫配分が少なくなったものが減っているものが多くございます。 以上です。 ○議長(福岡憲宏) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) スポーツ公園についてはどうですか。 ○議長(福岡憲宏) 奥田都市創造部長。 ◎都市創造部長[土木課長事務取扱](奥田芳久) スポーツ公園につきましても、同様、当初予定しておりました国の交付金、予定というか、要望しておりました国の交付金が思っていた額が配分されなかったということによる減額でございます。 以上です。 ○議長(福岡憲宏) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 毎回この減額が続いてるなかで、特にスポーツ公園事業も長期にわたっているように思います。そうしたなかでの計画がかなり狂ってくる可能性も出てくるかと思うんですけども、例えばプール事業についてもかなりおくれてきてますよね。そのあたりの住民に対して説明がなかなか1年、2年ぐらいじゃなくて、5年スパンぐらいでおくれていく可能性もあるというようななかで、もう一度精査していただきたいなというふうには、この補正予算を見て思いました。国の補正は成立しておりますので、できるもの、例えば川のしゅんせつとか、いろんな部分で15カ月予算ですので、そういう形でも進むものは進めていただかなあかんと思いますけど、こういった市の計画している事業について、ずっとこういうふうになって、状況になってくると、また内容が変わってくると思いますので、そのあたりもこの補正予算のなかでまたしっかりと精査していただくと思いますので、その点よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(福岡憲宏) ほかにございませんか。 河杉議員。 ◆15番(河杉博之) 済いません。繰越明許で、7ページのところを聞きたいんですけど、GIGAスクール構想のなかでパソコンの子供たちに対するやつで、今回補正の第1号で中学校、小学校ともICT化が繰越明許になってる、要は来年度整備すると。ごめんなさい、この内容とスケジュールを教えていただけませんか。 ○議長(福岡憲宏) 澤教育部次長。 ◎教育部次長(澤和七) 事業の内容でございますけども、各学校で1人1台パソコンを使った授業を実施するために必要な校内のLANの構築、整備設定を行うものでございます。また、使用後のパソコンを施錠して保管し、充電できるように電源キャビネットもあわせて整備させていただくものでございます。 ○議長(福岡憲宏) それと日程と。 ◎教育部次長(澤和七) 済いません。事業のほうの予定でございますが、来年8月末に事業完了を見込んで進めさせていただきたいと考えております。 以上でございます。 申しわけございません。来年じゃなくてことしでございます。済いません、失礼いたしました。 ○議長(福岡憲宏) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之) 来年度の8月末に実際のパソコンを配る前のネットワーク環境を整備する、まずそれと充電の設備と保管も含めたところをやるということなんですけれど、何で聞きたかったかというたら、9月からなんですけれども、きょう市長の施政方針のなかで、ICTをやるっていうことをうちも進めてますし、これは市長とも同行させていただいた件もあるんで、ぜひやっていただきたいんですけれども、今回のコロナウイルスの関係も含めてなんでしょうけれども、それ以前の空調の設備の関係で、夏休みの短期化を今多分目指しておられると。1学期が長くなるっていうほうが正しいのか、ちょっとそれはわからないんですけれども、その辺との絡みともあったんで、8月末にでき上がるっていうのはわかったんですけど、その辺の絡みとはどういう形で今調整がとれてるのかどうか。要は、繰越明許をするわけですから、今年度はもちろん、補正予算なんで決まって急にできないのはよくわかってるんで、その辺のスケジュールの組み方っていうのはうまくできてるのかどうか、希望的観測なのか、現実的にここ七八、八八はもう話がまとまってますよなのか、夏休みの構想も含めて、その辺についてはどういう形で繰越明許を上げられてるのかを聞きたかったんですけど、どうでしょうか。 ○議長(福岡憲宏) はい、福森教育部長。 ◎教育部長(福森るり) 私どもも学校の工事を行う際には、夏休みの工事というようなところが一番教育活動に影響がないというところで、集中的に行うということをこれまでも進めてきたところでございます。そのなかで、夏休み短縮があって影響があるかどうかというところについては、担当と協議をしてきたところでございますけれども、特にLAN工事につきましては、例えば壁を大きくくりぬいたりというような、騒音が発生する工事は最小限になるであろうというような考えもございますので、万が一、例えば平日の工事といったようなことも含めて、現場のほうには、まずは早く確実に設備が整う工事を優先するというところで、学校現場には平日の工事も含めて行いたいという旨は校長会等で説明をしているところでございます。 以上です。 ○議長(福岡憲宏) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之) 結局、私も気にしてるのが日程と、要はこういう工事ってなかなか今までの経験業者があまりないと思うんですよ。それも10校、4校の同時ですよね、順次じゃないですよね。その辺について非常に不安が残るので、いざ配ろうと思ったら、要はWi-Fiネットワークがつながってなかったっていう状況になるとどうしようもないので、ぜひその辺は確実に、確実に、確実にというような状況のスケジュールの組み方と、先ほど部長もおっしゃったように、授業、子供たちに迷惑がかからないような計画をしっかり練っていただいて、成功させていただきたいと思いますので、ぜひぜひよろしくお願いいたします。 ○議長(福岡憲宏) ほかにございませんか。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第15号の質疑を打ち切ります。 次に、議第19号につきましての総括質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第19号の質疑を打ち切ります。 次に、議第20号についての総括質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第20号の質疑を打ち切ります。 次に、議第25号についての総括質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第25号の質疑を打ち切ります。 次に、議第26号につきましての総括質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第26号の質疑を打ち切ります。 以上で、総務企画委員会に付託を予定しています理事者提出議案の総括質疑を打ち切ります。 ここで暫時休憩いたします。              午後2時52分 休憩              午後3時04分 再開 ○議長(福岡憲宏) 休憩を解いて再開いたします。 続いて、福祉教育委員会に付託を予定しています議第4号についての総括質疑をお受けいたします。 はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) このたび手話言語及び障がいの特性に応じたコミュニケーション手段に関する条例案が議案として上程されましたことに大変喜びを感じております。これまでコミュニケーションをするにあたって、障害をお持ちの方々、特に中でも手話を使用される聾唖者と言われる方々にとって、これまで何度も申し入れてきたなか、なかなかそれが実現せず、悲願とも言うべき条例がこのたび今回この議会で可決されれば制定されるという状況のなかで、昨年度、当時中川議長のときに請願が採択され、そして福岡議長もご尽力いただいたうえで、担当部局所管の職員さんの方々も大変ご苦労いただきまして、やっとここまでこぎつけたことに万感の思いであります。いろいろと厳しいことをおっしゃる方もおります。90点、これは90点に値するよとおっしゃっていただく方もおれば、いや、100点満点の5点やなという、大変厳しい評価をいただく方もおられますが、私もそういう障害をお持ちの方々とかかわってきたなかにおきまして、今回この条例を見させていただきまして、私のなかでは頑張ってよくここまでできたなという思いであります、何点とは言いませんが。しかしながら、いろいろなところを思うところがありまして、もっとこの条例がよいものになってほしいという思いから、私は福祉教育委員会でありませんので、総括質疑の場でしか質問することができませんので質問をし、そして意見を述べて、よりよいものになっていってほしいなという思いで話をさせていただきます。 この条例に関しまして、パブリックコメントが行われました。そのパブリックコメントのなかで一番たくさん寄せられた意見は、これは市がホームページで出してるパブリックコメントをプリントアウトしたものであります、意見をただ聞くだけでなく、施策が浸透しているかを定期的に確認できるように、当事者を含む推進委員会のようなものの設置が必要、それから推進委員会を設立するなどの具体的な文言を入れてほしい、定期的に意見を聞くような体制をつくってほしいというような趣旨の内容の意見をパブリックコメントで寄せていただいた、それが一番多数であったというふうに確認しております。 実際、確認させていただきますと、本条例のなかの第4条の1、必要な施策を推進しなければならないと力強く書かれており、そしてその第4条の3、市は第1項の規定による施策の推進について、障がい者、その他の関係者の意見を聞く機会を設けるものとすると条文には明記されています。 しかしながら、パブリックコメントにおいて、そのような先ほど私が述べましたような意見をたくさん受けたと市当局、市部局のパブリックコメントへの返答は、条例制定後の施策の推進につきましても、関係者の方々のご意見を聞く場を設け、協議のうえ進めてまいりたいと考えておりますというように公に返答をいただいております。これにつきましては、大変喜ばしい、もう一歩踏み込んでいただいた、そのような返答がいただけたと思って、大変喜んでおります。単に機会を設けるというのではなく、市が公の返答のなかで場を設けると述べている以上、これはそういう場を設定していただけるということだと理解し、大変ありがたい。 今現状におきましては、条例のなかには具体的にそのような形で明文化はされていないわけでありますが、ぜひとも具体的にどのような形でそういう場が設定されるのかということを規則なり、要綱なり、新たなこの条例の基づくものができる、あるいはそうつくっていかなければならない、そのなかで、そこに明文化していっていただきたい。さらには、具体的な枠組み、仕組みはどのようになっていくのか、早い時期に明文化をお願いしたいということを、さらにどのようなものになるかということを質問の一つとします。 済いません。3回しか当ててもらえないので、続けて質問を入れ込みます。 第6条におきましては、事業者の役割として、第6条の1も2も、1は事業者の役割として市の施策に協力するよう努めるものとする、2も事業者はと、主語が主体、事業者はとされており、合理的配慮を行うよう努めるものとするとなっております。これに対して、いろいろなご意見をまたこれもいただいてます。事業者に対して合理的配慮がどのようなものがあるか、具体的に、どのようなものが必要であるかということを市は指導、提示していくのかということでありますが、それに対しては当然その返答として理解を深めるよう努めてまいりたいと、ここに答えている。またさらに、これは具体的には第8条の2のところに、市の責務として、市は広く市民及び事業者に対し、手話言語に対する理解の促進を図るために必要な啓発に努めるものとするとなっております。つまり、これははっきりと市の努めとして事業者に啓蒙啓発し、それから指示、指導し、具体的内容についても提示し、市の責務としてそのようにやっていくということをはっきり言っているのですねという確認の質問をさせていただきたいと思います。 さらには、第7条、財政上の措置、これにつきましては条例の文面、文言を詰めていくなかで強い意見があったんですが、残念ながら通らなかったものとして、必要な財政上の措置を講ずるよう努めるものとする、この「よう努める」、この5文字を抜いてくれと。必要な財政上の措置を講ずるものとするとしてほしいという強い意見があったように聞き及んでおります。これについては、私もそうしてほしいと思うところではありますが、しかしながら理念条例であり、また市は、そのように書いていても施策を実際にしていかなければならないとしっかりと言っている以上、確実に予算措置はしてくれるものだと信じておりますので、それについてはこれもパブリックコメントの返答で予算措置に努めてまいりたいと考えておりますとなっておりますので、それについては現段階ではこれで仕方なしと。よしとは言えないけれども、仕方なしということでしておきたいと思いますけれども、しかし今議会におきまして、もし可決されましたならば、4月1日から施行されるということがわかっている条例の制定の議案に対し、まず、わかりません、わかりませんが、多くの議員が賛同していただけるものと私は信じて、可決されるものと信じてとしていくならば、4月1日から早速に施策を打っていただきたいと。そのための予算は、考えられているのかどうかということについてお聞きしたいということをまず1回目の質問とさせていただきます。 ○議長(福岡憲宏) はい。以上、3点に対して黒越福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(黒越頼雄) ちょっと多岐にわたってご質問いただきましたので、答弁漏れがあったら申しわけございません、またご指摘ください。 まず1点目の……。 ○議長(福岡憲宏) パブリックコメントに対しての場を設けるということに対してです。 ◎福祉健康部長(黒越頼雄) 場を設けるという話ですね。申しわけございません。 議員ご指摘のとおり、手話言語及びの条例のなかで今後の施策の推進にあたっては、障害の当事者をはじめの方たちの意見を聞く機会を設けるものとするという形では書かせていただいているところでございます。 この条例の制定にあたりまして、推進会議というのを設けまして、当事者の方、支援者の団体の方、我々が入ったなかで議論を重ねてまいりました。私としては、かなりいい議論ができたというふうに思っております。そういうような形のものを引き続き今後は条例の施策の推進にあたりましても、どういう形になるかは別にして、一定程度の会議体というのは設ける方向で考えていきたいなというふうに考えているところであります。 2点目は、何でしたっけ。財政上の話でしたっけ。 ○議長(福岡憲宏) いや。パブリックコメントに関する確認をされてはりました。                            (4番筒井 寛「市の責務ですね、事業者に対して」との声あり) ◎福祉健康部長(黒越頼雄) 事業者ですね。事業者への周知方法ですけれども、当然商工会という大きな母体がございますので、それを通じて市としてもこういう条例ができましたというようなことは、事業者としての合理的配慮というようなことも周知していかなければならないというふうには認識をしているところです。 3点目。財政上の措置ですか。                            (4番筒井 寛「はい、はい」との声あり) ○議長(福岡憲宏) はい。財政上の予算措置がされているのかどうかということです。 ◎福祉健康部長(黒越頼雄) 条例のなかにおいて、施策の推進をするということは、ここは書かせていただいているところです。施策の推進をするということは、とりもなおさず財政上の予算上の措置が必要になるということは当然のことであります。そこで、ただ予算ということになりますと、全体のバランスということもあります。年度内でできること、できないことっていうこともございますので、そこは努めるという形で書かせていただいているところでございます。 新年度事業ですけれども、社会福祉課に市は通訳者を置かせていただいているんですけれども、それと本庁をつなぐタブレット購入を予定をしております。それを通じて、テレビ電話的な形で市役所本庁に聴覚障害の方が来られたときに、そのタブレットを使って社会福祉課に置いてる手話通訳者の手話での通信ということも考えることを想定して、そういう予算を計上させていただいているところです。 以上です。 ○議長(福岡憲宏) 筒井議員、思いは伝わってますんで、質疑でお願いいたします。 はい、筒井議員。 ◆4番(筒井寛) 確認でありますが、まず一番最初、条例を制定するにあたって、条例制定推進会議っていうのがあって、それを制定がもし仮にされた、可決されたとしたら、それがその後、引き続き今度は施策の推進のための協議会であったり、あるいは審議会であったりとかというような形で実際にどのような施策を推進してほしい、そしてそれがどのような施策が実現できたかということを審議、吟味する、確認する、そういう場として設けていただけるということを今黒越部長のほうから答弁をいただきましたので、これは本当にありがたいことだというふうに思います。確実に早期にそれが動き出すことを祈っております。 それから、今財政のことについてはバランスがあるので努めるとなってますけども、施策を行うのは当然であるということも、これも今答弁をいただきましたので、これは先ほどの場、委員会、協議会か審議会になるか、それによってしっかりと確認をしていきたいなというふうに思います。 それから、自分で言うといて、何やったかな。 ○議長(福岡憲宏) 事業者の話ですね。 ◆4番(筒井寛) 事業者の関係のことについても、ちょっとその答弁は弱かったかなと思って、聞いてて心配になるところがあるんですが、確実に、条例というのは法律でありますから、法律を守らなかったら法律違反なわけでありますから、しっかりと法律を守る。もちろんただただやれやれやれではあかんと思います。具体的にどうすればいいのか、そしてそれにもしお金がかかるならば、それに対する予算措置をするということも、それも市の責務であるというふうに私は考えますので、もう少し強い答弁が欲しかったかなと思いますが、これから施策のほうの推進のための協議会ができるならば、そこで十分に審議されるかなと思います。 それでは、質問はまだあります。 第8条の3、これも非常にこの条例にかかわっておられる方々にとっては、非常に重要視されている部分であります。市は手話言語に対する理解の促進を図るため、聾者等と協力して、学校等において、児童等が手話に接する機会を提供するよう努めるものとすると、このようになっています。これは、福祉のほうだけでなく、教育部のほうにもかかわってくることかというふうにも思いますけれども、例えば広陵町さんは手話言語条例をつくって、政策自慢大会で自慢してはるんですよ。広陵町は手話言語条例をつくりました、こんな取り組みをしてますっていうて政策自慢大会は皆さんご存じですよね。県の主催の事業でありますけれども、そんななかで、例えばこうやってミニ手話講座とかユーチューブによって手話を流したり、これは私も見ました、広陵町のサイトです。そういうなんがあったりとか、保育所の子供が保育所でも教えてるよって言うて、誰もが手話であいさつできる町を目指して。これは、この間、身障者協会の餅つき大会で福岡議長が10年後、手話ができへんかったら、手話もできへんのか、恥ずかしいっていうような町になったらいいなあっていうあいさつをしていただいて、私は感動しておりましたけれども、それが今目指すところかどうかというのは置いておいて、それぐらい第8条の3、学校等でっていうところについても非常に重要視されていて、それが具現化することを強く望んでおられます。それについて、教育部のほうから具体的にどういう形、福祉のほうからでも結構ですが、どういう形で具現化していくのかということをどういうふうに考えておられるか、具体化するためのその考えをお聞かせいただきたいということと、それからこれもとても大事なことであります。 もう一点続いて、第9条。特に、第9条の4です。市は、災害時等の非常時において、障害の特性に応じたコミュニケーション手段による必要な情報の発信及び支援を関係機関等と連携して行うことができるよう努めるものとする、これはもちろん命にかかわることであります、大変重要な問題。これも、皆さん直接聾者の方、あるいは盲者の方と接せられたときに、多分何度も同じことを言われてるだろうと思いますが、情報が伝わらない、物すごく怖い思いをするということをおっしゃってる。これは、横の連携という意味で、制定推進会議におきましても、危機管理室からも職員さんが一緒に加わって入っていただいていたというようなことも聞いております。その辺のことを含めて、この連携についても、このように、これはあくまで理念条例でありますので、こういう書き方をされていますが、具体的にどういう対応がなされているのかということについてもお聞かせ願いたい。例えば避難所でバンダナをつけてたら耳が聞こえないっていう印のためのバンダナを用意してあるっていうて。                            (11番関 義秀「長い」との声あり) 大事なことを聞いてますねん。何を言うてますの。                            (11番関 義秀「総括質疑や」との声あり) 大事なことを聞いてますやんか。重要なことでしょ。何をやじ飛ばしてるんですか、不規則発言しよった。議長、注意してください。 ○議長(福岡憲宏) 筒井議員、落ちついてください。とめてませんから、どうぞ続けてください。 ◆4番(筒井寛) 避難所にそのバンダナをつけていると、聞こえないということを示す、そのようなバンダナがあると聞いてはいるんだけれども、見たことがないというふうにおっしゃってます。実際にあるのか、そのようなことも気にされておられました。それから、ボードはあるのかということも気にされてました。そういうところも含めて、これは当然このコミュニケーション条例が可決され、制定されれば、それは大変重要なポイントになってくると思います。その辺のことを含めた具体的な横の連携がどういうふうにとれているのかということについてお答えいただきたいと思います。 人の質問、邪魔せんといてください。                            (11番関 義秀「総括質疑」との声あり) 総括でしょ。 ○議長(福岡憲宏) 静かにしてください。 ◆4番(筒井寛) 私は、委員会に出られへんから、総括で質問してるんじゃないですか。何を言ってるんですか。                            (11番関 義秀「かげんをして」との声あり) 何を言うてるんですか。かげん。かげんって何やねん。 ○議長(福岡憲宏) お二人とも静かにしてください。 はい。ただいまの2点に関して児童等のやり方と、もう一つは横との連携、例えばバンダナ等を見たことがないというふうな話、両方ともですけど、具体的な案についての質問です。 はい、黒越福祉健康部長。
    福祉健康部長(黒越頼雄) 議員おっしゃっていただいたように、推進会議におきまして教育委員会、危機管理室も入ったなかで条例の策定にあたっては連携をしながら進めてまいったものでございます。学校等ということで、幼稚園、保育所も含めまして、例えば聾者の方でありますとか手話に触れる機会とかっていうことは、今後具体的にどうかっていうことは別といたしまして考えてまいりたいというふうに考えているところであります。 それと、災害時における支援でございますけれども、避難所におきまして障害のある方がわかるように助けが必要であることを医師や市役所の職員であること、また手話ができることなど表示したビブスをつけることで支援を図るということでの準備はさせていただいております。また、聴覚障害の方だけでなく、耳が聞こえにくい高齢者の方などに向けて音声によるアナウンスだけでなく、ボードに大きく文字を書いてお示しするといったような情報手段もあるかと思われますので、具体的にそういうようなことについては努めてまいりたいと考えております。 なお、一番はじめの質問でご質問いただきました、今のところ推進の会議ですけど、審議会とか諮問機関的なものというのは考えておらなくて、障害の当事者でありますとか支援者の方たちの自由闊達に意見を聞く場ということでの会議ということを推進会議ということで考えさせていただいていることをつけ加えさせていただきます。 以上です。 ○議長(福岡憲宏) はい、筒井議員。端的にお願いしますね。 ◆4番(筒井寛) 最後のところ、無理くり1歩答えさせるために、部長の立場でなかなか、私が審議会のようなものという言葉を出したので、審議会という話になるとちょっと厳しいものになるのかなというふうに思ったんで、その辺はそれぞれの立場でそういう話があるかと思いますが、ただ定期的に開かれて、かつ行ってほしい、実現してほしい施策並びにその年度年度において実現した施策、それを確実に確認できる場というのがあったらいいなというふうに思いますので、それについてはそのように申し上げておきます。 それから、バンダナはほんまにあるのかどうか、それからボードがあるのかどうかということについては、今お答えはなかったわけでありますが、その辺、今はもうこれで結構です。また、委員会のほうでいろんなお声が出ると思いますので、委員会のほうでもっとより細かく精密にご審議いただけたらというふうには思いますけれども、最後にという前に、議長、不規則発言は注意してください。この総括質疑は、3回しか言われへんから、1回のなかにいっぱい盛り込んでねんという話で言わせていただいたと思うんですけど、それが時間が長いからっていうて、それが非難されることですか。しかも、無駄話をしてんねやったらあかんけども、大変重要なことを私はちゃんと質疑してるつもりなんですけどね。そういうような不規則発言については、議長、厳重に注意していただきたいと思います。非常に質問に対して迷惑な行為であったというふうに思いますので、よろしくお願いします。 済いません。最後に、この条例が制定されるにあたり、何度も申しますように、具体的に実現していかなければならないということで、これをもとにした、例えば年間計画等がまずしっかり立てられて、1年間のなかで、あるいは5年間のなかでというような、そういういろいろな施策の実施の計画、そのようなものがしっかり組まれて、具体的に一つ一つ実現していけばいいかなというふうには考えておるわけでありますが、そういう計画等が立てられていくということについては、考えておられますでしょうか。 ○議長(福岡憲宏) まず、筒井議員に申し上げます。 まず、議会の会議規則の第56条の3に質疑にあたりまして、議員が自己の意見を述べることができないというふうになっておりますので、できるだけ意見というのを、思いはもう伝わっておりますから、そこを短くしていただきたいということを今伝えさせてもらっただけなんで、特に今のことに関して、私は筒井議員の意見もとめてませんし、そのまま進行してますので、注意はしません。                            (4番筒井 寛「不規則発言って言うてんねん、趣旨は」との声あり) いえいえ。その前に筒井議員のことに対してとめてないので、筒井議員は、僕はとめてないんで、そのまま続けていただいて構わないと僕のほうで判断してますので、そこはこのまま進めさせていただきます。 はい、黒越福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(黒越頼雄) 計画をつくる予定があるのかというご質問だったかと思うんですけれども、具体的な施策ということになりますと、福祉部門では各種の計画がございます。令和2年度におきましても第3期の地域福祉計画、第6期目だったと思うんですけど、障害福祉計画っていうのも予定させていただいております。具体的な施策につきましては、また改めてそういうところで計画に盛り込んでいくということは考えておりますし、またその場におきましてもこういう条例ができているので、こういう施策をしたいということも、それこそ審議会ということになりますので、そういうふうな意見というのも聞きながら進めてまいりたいというふうに考えております。そういうところでの計画づけ、具体的な施策づけということになっていくのかなというふうに考えているところです。 以上です。 ○議長(福岡憲宏) ほかにございませんか。 はい、中村議員。 ◆10番(中村良路) 議第4号なんですが、この条例を制定されるっていうことで提案されております。といったことで、提案されるということは、現在本市にはどの程度の、何人ぐらいの方が手話をできる方が、職員さんがおられるんでしょうか。福祉課は当然何人かおられるから、この本庁にあたってはどれぐらいの方が手話とか聾唖者に対しての対応ができる方がおられるんでしょうかね。その辺は、わかる範囲で結構ですが。 ○議長(福岡憲宏) はい、黒越福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(黒越頼雄) 職員で手話が何人できるかっていうところまでは把握しておりません。ただ、人事課のほうでここ数年間若手職員でありますとか中堅職員、窓口に出る職員に対しての手話講座、初級程度のものですけども、実施させていただいておりますので、初歩の初歩ぐらいのものであればできる職員には何人かおるのかなというふうに考えています。ただ、社会福祉課のほうには、先ほどもタブレットの話で申し上げましたけど、手話通訳者っていうのを1人配置させていただいているところです。 以上です。 ○議長(福岡憲宏) はい、中村議員。 ◆10番(中村良路) 大体わかりますけど、こうして条例を制定されるにあたって、これが可決された暁には、せめて各部にはそれなりの対応する方を配置してもいいんじゃないかと思いますが、その辺はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(福岡憲宏) はい、黒越福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(黒越頼雄) 繰り返しの答弁になるんですけれども、人事課のほうでやっていただいている手話の研修を毎年丁寧に積み重ねていくということと、手話通訳者の利用、先ほど申し上げましたようなタブレットのほうでつなぐということでの利用の促進、また手話通訳者の派遣制度ということもございますので、そういったことを利用して市民の方にご不便のないような形での取り組みを進めてまいりたいというふうに考えているところです。 以上です。 ○議長(福岡憲宏) 中村議員。 ◆10番(中村良路) 言うことはよくわかりますが、こうして条例をつくろうというふうにされているんだったら、それぐらいのことはしても当たり前やと思うし、またそういう障害を持たれた方が事前に来られたら別として、いつ何どき相談に来られるかもわからない、いろんな相談においても来られるかもわからない、そういったときの対応として、せめて各部ですよ、課じゃなしに、部に1人ぐらいはそういうふうな対応ができる方を配置してもいいんじゃないかと思う。一番頼りになる、親も頼りになるけども、行政のほうが一番の相談相手かなと、私はそのように考えるところがあって、今この発言をさせていただいておりますが、それはそれとして私の考えはそういう思いで、各部にせめて1人でも置いていただきたいという思いでございます。 今後、だから制定するにあたって、どのような職員のなかで行政としてこれの取り組みを進めていかれるのか、その辺だけをお聞かせいただけたらと思います。 ○議長(福岡憲宏) はい、鎌田副市長。 ◎副市長(鎌田裕康) そういう手話を用いる機会といいますか、例えば私がこうご答弁申し上げてて、私ができればやれるわけですけど、まだ私はようやりません。でも、よく集会とか参加いたしますと、手話の方が脇に立ってやっておられる、そういうのは経費的な面もありますけれど、そういうふうな取り組みを各課増やしていく、これが大事かなと。そういう環境づくりを心がけていかんなのがこの条例やなと認識してございます。よろしくお願いします。 ◆10番(中村良路) ありがとうございます。結構です。 ○議長(福岡憲宏) ほかにございませんか。 はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) この手話言語及び障がいの特性に応じたコミュニケーション手段に関する条例ですから、香芝が進んでいる状況というか、この条例がどんだけの新しくてすばらしいのかっていうところをお話を聞かせていただきたいと思います。 ○議長(福岡憲宏) 黒越福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(黒越頼雄) 県内の制定状況とか、そういうお話で。 ○議長(福岡憲宏) 他市と比べて進んでいるという意味だと思いますけど、この条例が。 ◎福祉健康部長(黒越頼雄) 手話言語の条例につきましては、県内でも多くの自治体が先行して実施されておりますので、それについてはあまり早いほうでは実はありません。後ろから数えたほうが早いというような状況でございます。ただ、この手話言語及び障害者のコミュニケーション条例ということになりますと、生駒市が前の12月議会で制定されて、令和2年4月から施行というふうにお聞きしております。宇陀市が手話言語条例を既に制定されておりまして、障害者コミュニケーション条例というまた別の条例をこの議会に提案されて、4月から施行ということになってまいりますので、奈良県内の12市でいいますと、この手話言語と障害者コミュニケーション条例をあわせて持っているのは、4月以降、可決いただきますとということになりますけれども、3つの団体になるということになります。 以上です。 ○議長(福岡憲宏) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) 条文のなかにも障害者の特性やニーズに応じたコミュニケーション手段というところで、ここのところが新しいんですね。手話言語条例としては奈良県では遅いけども、市民誰もが障害の有無というところでございますので、そのあたりのところを議論していただきたいと思います。それと、合理的配慮ですね。先ほどからも議論がありますけど、障害者から現に社会的障壁の除去を必要としている旨の表明があった場合に、障害者の権利利益を侵害することとならないよう行う必要かつ適切な現状の変更または調整であって、その実施に伴う負担が過重でないものをいうと。これは、なかなか難しいところであると思うんですけども、このあたりについての、どこまでを基準とするのかというところとか、どこをどう財政上のは一切書いてないんで、そういったことについて議論していただきたいんですけど、そのあたりの今の考え方、どんな議論があったのかというところを教えていただけますかね。 ○議長(福岡憲宏) 黒越福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(黒越頼雄) 合意的配慮のことについてですけども、具体的に推進会議のなかでどこまでがということの具体的な議論をしたわけではございません。合理的配慮というのは、障害者差別解消法という別の法律のなかで出てきた考え方でありまして、社会のなかにあるバリアを取り除くために何らかの対応を必要としている意思が伝えられたときに負担が重過ぎない範囲で対応することを求められるという、社会のなかにあるバリアによって生活しづらい場合がありますけれども、それを負担が重過ぎない範囲で対応することを求められているものでございます。 以上です。 ○議長(福岡憲宏) 中山議員。 ◆8番(中山武彦) まさに書いてるとおり、実施に伴う負担が過重でないものをいうというふうに書いてあるとおりなんですけど、そのあたりの判断なりがされていくというところが進むか進まないかというところの一つのバロメーターになってるようなので、そのあたりの議論もまた進めていただきたいと思います。 そして、あとは先ほども条例で言いましたけども、市民の役割と、また事業者の役割という言葉で書いてるんですが、市がする事業に協力するというようなことになっております。事業者においては、一部合理的配慮を行うよう努めるものとするとなっております。このあたりの市の責務、市民の役割、事業者の役割、このあたりの解釈というか、当然市民誰もが共生できるような社会というのが当然必要なので、そのあたりについて障害者に優しい社会、当然市民誰にとっても優しいというか、共生社会ですから、同じ意味でとられてるわけですから、責務、先ほども人権の条例でも申しましたけど、責務と解釈するべきだと、このように思いますけど、そのあたりのことはどうでしょうか。 ○議長(福岡憲宏) 黒越福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(黒越頼雄) 少し理念的なことになるんですけれども、これから目指す社会っていうのは人に優しい町、地域共生社会というふうな概念が言われております。障害のあるなしにかかわらず地域で自分らしく生き生きと暮らせることができる社会づくり、まちづくりということになってまいります。そのような一環として、今回このような手話言語及び障がいの特性に応じたコミュニケーション手段の理解及び利用の促進を図るための条例の制定をお願いさせていただいているわけでございます。地域共生社会づくりのためにもこの条例を推進するとともに、先ほど申し上げました地域福祉計画等の策定もございますので、そのなかで新しい施策等を検討していくことができればと考えているところです。 以上です。 ○議長(福岡憲宏) ほかにございませんか。 関議員。 ◆11番(関義秀) ちょっと前もって、私の。まず、本会議という会議上のことをご理解いただきたいというのは、本会議では総括質疑というその意味、そして各常任委員会の委員会に委託するということ、それをまずもってご理解をいただきたいという。                            (4番筒井 寛「1つ前やないかい」との声あり) ○議長(福岡憲宏) お互いやめてくださいね。 ◆11番(関義秀) 私は、この条例はよくできた条例だと思っております。本会議では、自分の意見を言うのじゃなしに。 ○議長(福岡憲宏) 関議員。それは、先ほどお伝えさせていただいてんで、この議案に関しての質疑をお願いしないと、関議員も同じ形になるんで、そこは大人の対応でよろしくお願いします。 ◆11番(関義秀) それで、私はよくできてると。しかし、これを運用してみて、また不具合なところがあればみんなで直していく。この手話言語条例というのは、前も請願もあって、そしてみんなが早くつくらなあかんということで、今回条例として提案していただいて、こうしてみんなで議論してるわけなんです。私は、この条例のなかで、第1条から第9条まであるなかで、一つ一つ家でゆっくり読んでみたら、なるほどと思うところもあるし、やはりまだもうちょっと市民の理解、いろんな方々の理解を得られない部分もあるかなというような思いもしておりました。今回は、まず私はこれを先に施行して、そして今後の成り行きを見ていきたいと思っておりますので。 ○議長(福岡憲宏) 質疑をお願いしますね。 ◆11番(関義秀) 市のほうの担当、また担当のほうもゆっくりこの条例を参考にして、みんなで頑張っていきたいと思っておりますので、これは私の意見でございます、条例に対する考え方でございます。 ○議長(福岡憲宏) 質疑はなしですか。 ほかに質疑はありますか。 はい、上田井議員。 ◆6番(上田井良二) 一番この条例に関しまして、コミュニケーション、障害者の方ととられる方に対しては、自分たちが、健常者の方の協力が必要なんかなと。今回この条例に関しまして、可否で通った場合、一般の市民の方へ香芝市はこういう形で障害者の方々へコミュニケーションをとっていきますという条例をしましたよというPRも、市民の協力がなかったらこういうのはできないと思うんですけれども、そのあたりのPRについてはどういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(福岡憲宏) 黒越福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(黒越頼雄) 当然市民の方への周知というのは大切なことになると考えております。まず、4月の広報紙で市政トピックスという形で掲載させていただくこと、当然可決いただいたらという前提にありますけれども、ということを要請させていただいておりますし、特集記事等につきましても時期を見て掲載していきたいというふうに考えております。チラシ、パンフレットは手づくりになるかもわかりませんけれども、そういうようなものもつくって、先ほど事業者への周知ということもございましたので、そういうようなことにも取り組んでまいることができればと考えているところです。 以上です。 ○議長(福岡憲宏) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二) ありがとうございます。 非常に大事な部分なんですけれども、どっかの情報誌でも結構ですし、こういう障害者の方に対しては、例えば役所へ来ていただいたらこういうやつもやってますとかああいうこともやってますっていうのを特集コーナーでやっていただくとか、そういうことも考えていただきながら、例えば何か行事をされるときに手話の通訳者の方を立たせてもらってますとか、そういうあたりも今後こういう条例をした限りは、PRとしてこういう形をとってますと、障害者の方々に対してこういう形を市はとってますっていうことをどんどん紙面なり情報なりをやっていただきたいなと思いますので、そのあたりをまたよろしくお願いいたします。回答は結構です。 ○議長(福岡憲宏) ほかにございませんか。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ほかにないようでございますので、議第4号の質疑を打ち切ります。 次に、議第9号についての総括質疑をお受けいたします。 はい、中村議員。 ◆10番(中村良路) 議第9号なんですが、これに附則で平野塚穴山古墳の史跡公園っていうのを指定されるわけでございますが、それまでにこの史跡公園条例の第1条に文化財の保存及び活用を図り、文化に関する市民の理解の増進に寄与するためというふうに、第1条にはそのようにうたわれております。それで、特に活用を図りとは、この今平野塚穴山古墳のこれをつけ加えるにあたって、どのような活用をされていくのか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(福岡憲宏) 澤教育部次長。 ◎教育部次長(澤和七) 今後の活用方法になりますけども、平成28年4月に開園した尼寺廃寺跡学習館を拠点に、例えばウオーキングイベントや二上山博物館で開園記念特別展や記念公演を開催すること、また整備後は自由に石槨内に入れないことから、定期的に見学会を実施したりしたいと思います。また、博学連携教育の一環として市内の小・中学生に地域の歴史遺産を活用した郷土学習授業として学芸員が学校へ出前授業で出向く、または現地で開催するなど生きた歴史教材として活用を図ってまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(福岡憲宏) はい、中村議員。 ◆10番(中村良路) そのように図っていただきたいと思いますが、史跡条例の第1条として尼寺廃寺のそれを指定されてましたけれども、それには文化に関する市民の理解を図りというふうなことにもそれをうたわれておりますが、香芝市の市民が一体、今言われたように尼寺廃寺のこと、また尼寺廃寺の歴史を含めて、尼寺廃寺があるということが小・中学生に関してとか学芸員を通じて何人の方にはご存じ、知ってるっていうふうに言われてますが、本当に香芝市民がせっかく尼寺廃寺が整備されてきれいな史跡っていうふうなことをうたわれているのに、どれほどの方が知っておられるんでしょうか、市民としては。おおよそ何%ぐらいの市民が知っていると思われます。 ○議長(福岡憲宏) 福森教育部長。 ◎教育部長(福森るり) 何%ぐらいの市民の方が尼寺廃寺のことをご存じなのかというところについては、私も実際に調べたことはないので承知しておりませんが、かねてから他の、小西議員などからも子供たちにもなかなか認知がなされてないというようなご指摘もいただいておりまして、まずは子供たちに香芝にとっての大切な文化遺産をしっかりと伝えられるように、さらに努力をしていかないといけないなというふうに考えてございます。新たにこの平野塚穴山も加わりましたので、こういったところをしっかりと活用していきたいと、そして認知度を上げていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(福岡憲宏) 中村議員。 ◆10番(中村良路) そのようにしていただきたいと思います。数ある資源って言ったらおかしい、文化財ですからね。それをもっともっとアピールするような、地元自身、市民がみずからアピールできるような、そういった宣伝、啓発を市のほうがやっていくべきではないかなと思う。さらに、尼寺廃寺も、ちょっとリピーターも少ないような感じもしますけども、そこへ平野塚穴山古墳が整備されます。平野塚穴山古墳といえば、天皇のもと、一番先祖がそこに眠られてるっていうふうな重要な、国のもともとの発祥の地っていうふうなことにもかかわってくる整備工事だと、そのように思っておるんですよ。せやから、その辺のことを、どれほど大事な古墳かっていうところのアピールをもっともっと啓発をしていただき、整備について図っていただきたいと、そのように思いますが、あと市民の理解の増進にどのように寄与していくのか、その辺はどのようなことをアピールしながら市民に対して平野塚穴山古墳に対しての理解を進めていくか、その辺はどのようなお考えを持っておられるんか、再度お聞かせいただけたらと思います。 ○議長(福岡憲宏) 福森教育部長。 ◎教育部長(福森るり) 今具体的に思いつくところで言いますと、専門性が高くて、プロ好みの史跡であればなかなか知ってる人は知っているけれども、なかなか市民全体に広がらないということであれば、例えばストーリー性をもっと持たせて、観光と一緒になってこの史跡の価値をたくさんの方に知っていただくですとか、これは思いつきですけれども、例えばキャラクターを利用しながらもっと皆さんにアピールするとかといったようなことも考えられると思います。何よりもたくさんの方に知っていただくということが今まだ十分でなかったというふうな反省に立ちまして、しっかりと史跡のよさをアピールしていけたらなというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(福岡憲宏) ほかにございますか。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第9号の質疑を打ち切ります。 次に、議第10号につきましての総括質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第10号の質疑を打ち切ります。 次に、議第16号につきましての総括質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第16号の質疑を打ち切ります。 次に、議第17号につきましての総括質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第17号の質疑を打ち切ります。 次に、議第18号につきましての総括質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第18号の質疑を打ち切ります。 次に、議第22号につきましての総括質疑をお受けいたします。 はい、中村議員。 ◆10番(中村良路) 議第22号について総括質疑をさせていただきます。 これまでについても私が特定健診についてお伺いを何回かさせていただいたと思いますが、ちなみに平成28年度の香芝市の受診率は34.9%、全国レベルでは36.6%ということで、全国レベル的にはやや低目になっておりますが、奈良県下の平均では31.2%というふうに、少しは上回っております。県下で19番目という順番でございます。ほぼ真ん中あたりかなっていうふうな位置にあると思います。 そこで、今回特定健診っていうふうなことを実施されてるにあたり、目標値についてはどれぐらいのことを今年度目標として実施されるのか、その辺をお聞かせいただけたらと思います。 ○議長(福岡憲宏) 平山福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) 特定健診でございます。 議員今おっしゃっていただきましたように、28年度につきましてはそのような数値になってございました。ちなみに30年度でございますけれども、こちらにつきましては市のほうの受診率が34.2%、県のほうが32.1%となってございます。こちらにつきましては、12市中2位の受診率となってございます。ただ、先ほどの28年度よりは若干下がっている現状ではございます。具体的に今後どの程度というのが今数字を持ち合わせておりませんけれども、少しでも高くなるようには取り組みさせていただきたいなと考えているところではございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(福岡憲宏) 中村議員。 ◆10番(中村良路) わかりました。 僕が28年度のことでお話をさせていただきましたが、では年齢によって受診率がかなり違ってくると思います。年齢の40歳ぐらいから特定健診を実施されておりますが、40歳ぐらい、また50歳ぐらいには、60歳ぐらいか、ぐらいにはかなり受診率が悪いっていうふうに私はつまり考えるわけでございますが、その辺の受診率のアップに向けてはどのような考えを、どのような方法をしたら上がっていくというふうに思われるでしょうか。 ○議長(福岡憲宏) 平山福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) 受診率につきましては、今申し上げましたような受診率で推移しておるような状況なんですけれども、本年度まで特定健診につきましては、自己負担として1,000円を現状今頂戴しておるような状況でございます。それと、今国保の県単位化ということで、令和6年度に向けて今国保のほう、そういう取り組みをさせていただいているところなんですけれども、来年度以降なんですけれども、今考えておりますのは、この特定健診の1,000円の自己負担を無料にさせていただきまして、ただこれは令和5年度まで、県単位化までの時限的なものという考え方なんですけれども、一旦無料にさせていただいたなかで受診率向上に向けて取り組みさせていただきたいなと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) 中村議員。 ◆10番(中村良路) 無料のって言ったことも県の情報では載ってましたね。それは、それでいいことかなと思いますねんけども、その辺ですみ分けって言ったらおかしいけども、年齢が高い方でも、俺は毎月健康診断に行ってんねん、健康診断じゃないけど薬をもらいに行って、血をとって検査をしてもろうてんねやと、私も、うちもそうしてんねやっていう方が結構お医者さんに通っておられると思う。せやから、特定健診とそれと一緒くたに考えておられるって、毎回私がそのようにお話しさせていただきますねんけども、同じような、それを受けてるからそれはせんでええねんっていう考えの方がおられますねん。僕は、かかってる先生によれば、あれは理にかなった検診のやり方で、いい方法やなっていうので、僕は別に特定健診っていうのは受けております。せやから、そういった、俺はやってんねん、平生から毎月採ってんねんやっていう方においては、医師のほうから、いや、これは特定健診として受けなさいよ、これはまた毎月の月々の健康診断で、それはそれで結構ですというところのお話を患者さんにしていただけたら、もうちょっと受診率が上がるのではないかと思うんですよ。その辺のことを毎回言いますねんけど、医師会に話をしたらどうやっていうふうなことは思いますねんけども、改めて無料になるんだったら、そういったことも改めてお話しされたらどうでしょうかね。その辺は、毎回毎回僕もお願いしてますねんけども、全然向上、上がってこない、上がってきたら、それだけ特典が市に対してあるというふうに思っておりますので、特典も含めてどのように話をしていくか、説明、お話ししていただけたらと思いますが。 ○議長(福岡憲宏) 皆さんに。これは、154ページですね。154ページに特定健診のことがあります。 はい、平山福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) 医師会の先生方には、日ごろより市の行政につきましてはいろいろご尽力をいただいているところでございます。ただ、具体的にこういう形でお願いしますというような形がお話できるかどうかも含めまして、また医師会の先生とこういう形で今ご意見をいただいたような懸念等もございますということではお話は一旦させていただいたなかで、これを皆さんにお話しさせていただけるかどうかというのは、ちょっとまたあれなんですけれども、機会があれば先生にお話しさせていただいたなかで状況を見守らせていただけたらなと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) メリットについてだけ。 はい、平山福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) 受診率が上がりますと、当然こちら医療費等にはね返ってくる、すぐには数値ではあらわれませんけれども、医療費等にはね返ってくるものでございますので、受診率向上については当然市のほうも上げていくというのを目指して取り組んでまいる格好でございます。 ○議長(福岡憲宏) ほかにございませんか。 はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) 市長の施政方針にあったかもしれないですけど、マイナンバーカードに保険証のほうが載せてくるという事業が令和2年度にも準備はされるんですかね、そのあたりはありますか。 ○議長(福岡憲宏) はい、平山福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) マイナンバーカードで病院のほうを受診できるようになるというようなことで準備はさせていただきます。ただ、それによって保険者の保険証が要らなくなるのかとなると、これも同時に必要になってございますので、マイナンバーカードにすべて、1枚で事足りるという形ではございませんで、そのあたりは私もまた勉強させてもらわんとあかんところもあるんですけども、状況としてはそういうような状況で、取り組みはさせていただいておるところでございます、今後。 ○議長(福岡憲宏) それは、どこかこの予算書のところにも載ってるんですか。今予算の話なんで、この予算書のどこかに数字としてあらわれてるのかという。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) ちょっと予算書は、私はわからないので済いません、場所がわからないので。 ○議長(福岡憲宏) 暫時休憩いたします。              午後4時04分 休憩              午後4時04分 再開 ○議長(福岡憲宏) 休憩を解いて再開いたします。 はい、中山議員。 ◆8番(中山武彦) ですから、令和2年度内の事業だというふうに理解してますので、予算についてはまた委員会のほうでご議論いただければと思います。明確にしていただきたいと思います。 ○議長(福岡憲宏) はい、平山福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳) 今お話しいただきました関係の予算関係につきましては、また委員会のほうでご報告にさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(福岡憲宏) ほかにございませんか。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第22号の質疑を打ち切ります。 次に、議第23号につきましての総括質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第23号の質疑を打ち切ります。 次に、議第24号につきましての総括質疑をお受けいたします。 はい、中村議員。 ◆10番(中村良路) 議第24号、介護予防っていうことで予算計上されておりますが、これは196ページ、197ページに対して介護予防ということで予算計上されております。 この介護予防っていうのは、高齢者が要介護状態などとなることの予防または要介護状態などの軽減もしくは悪化の防止を目的としてこういった予防っていうのはされるというのが目的だと、そのように思っております。 そこで、特に高齢者が要介護状態などとなることの予防として、さまざまなこれまでも取り組みをされておりましたが、今後もそういった予定もされてると思いますが、主にどのようなことを重点的に取り組みを進めようとされておるのか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(福岡憲宏) 黒越福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(黒越頼雄) これからの高齢化のさらなる進展ということを考えたときに、介護給付費の増加っていうのは避けられないものであります。健康で生き生きと暮らしていくためにも介護予防事業というのは非常に重要になってくるものと考えております。市としては、特にいきいき百歳体操事業っていうのを推奨しておりまして、今のところ自治会で約16カ所だったと思うんですけれども、増えてきつつあります。そのほかには、各種健康教室の事業とかを実施させていただいているところです。令和2年度よりは、地域包括支援センターを中央の1カ所から3カ所という形で分離させていただくことになりましたので、それぞれの地域包括支援センターにおきまして、地域の特性に応じた介護予防事業がこの後も展開していけるものというふうに考えているところであります。 以上です。 ○議長(福岡憲宏) 中村議員。 ◆10番(中村良路) わかりました。 毎年、そういったありふれたことをされているかなと思います。百歳体操っていうのはなかなかいい体操だと、そのように思っております。しかし、要介護状態に陥るっていうことに対しては、さまざまな状態で人それぞれによって体操さえ進んでやれば要介護に陥らないわっていうふうなことではないと思います。いろんな個々によって、一人一人条件が違うと思うんですよ、要介護に陥る、陥るって言うたらおかしいけど、要介護になるっていうふうな状態になるのは、みんなが一定な何かあって要介護になるというものじゃないと思う。転ぶ人とか認知症とか食事のときに食べにくいとか尿が漏れるとか膝が痛いとかっていうふうな、そんな状態の方っていう、さまざまな方が要介護に陥られる状態だと、そのように思うんですよ。だから、そういったことも今後考えていただいて、その人に応じた支援っていうのを、予防っていうのをしていくべきだと、そのように思いますが、そういった個々によって違う方の予防についての考え方としては、市はどのように進めていくんか、考えを持ってるんか、持ってないんか、その辺をお聞かせいただけたらと思います。 ○議長(福岡憲宏) 黒越福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(黒越頼雄) おっしゃってるように、さまざまな形の要因で介護状態になられる方がいらっしゃるということになってまいりますので、一律的ないきいき百歳体操とかというだけではなくて、それぞれの各種事業、いろんな事業を展開しておりますので、そのなかでそれぞれの方の特性に応じた専門的な専門職の知識を動員させていただきまして、介護予防に取り組むことができればというふうに考えているところであります。 先ほど申し上げましたように、地域包括支援センター3カ所に分かれるということもありますので、よりきめの細かいサービスが今後はさらに展開できるんではないかと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(福岡憲宏) 中村議員。
    ◆10番(中村良路) そのようにしていただけたらと思いますが、一人一人によって違うという方がおるんで、自分の悪いことを先に見つけ出してもらう、また見つけ出してあげる、またそういった悪い人は悪い人同士がいろんな話し合いをしながら、ともに予防に気をつけていくっていうふうなやり方を今後進めていっていただけたらと思いますが、その辺は改めてどうでしょう。 ○議長(福岡憲宏) 黒越福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(黒越頼雄) 担当課のほうではさまざまな分析もさせていただいておりますので、介護、それぞれの方に応じたいろんな方の施策っていうのをこれから打っていくことがさらに充実していくことができる場と考えているところです。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) ほかにありますか。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第24号の質疑を打ち切ります。 以上で、福祉教育委員会に付託を予定しております理事者提出議案の総括質疑を打ち切ります。 ここで、暫時休憩いたします。              午後4時11分 休憩              午後4時24分 再開 ○議長(福岡憲宏) 休憩を解いて再開いたします。 続いて、建設水道委員会に付託を予定しています議第12号につきましての総括質疑をお受けいたします。 はい、中村議員。 ◆10番(中村良路) 議第12号ですが、第8条の2の1から3項のところに、ただし、地形の状況、その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては、この限りではないというふうに各項目ごとにうたわれております。これは、どういうことか説明をしていただきたいと思います。 ○議長(福岡憲宏) 奥田都市創造部長。 ◎都市創造部長[土木課長事務取扱](奥田芳久) 道路の自転車通行帯の技術的基準で幅員が決められているわけでございますけれども、道路上に障害物等があって、どうしても避けがたいようなところは、その幅員が確保できない場合、そのような処置も可能だということでございます。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) 中村議員。 ◆10番(中村良路) そういうこと。それやったら、第8条の第3項にこれは1.5メートル以上のものとする、ただし事情によりやむを得ない場合はって書いたのにただし書きを入れなあかんのんかな。第3項にもそういうふうに書いてあるのに、別にただし書きなんか、これは必要であるのかないのかっていうふうに思うわけやけども、どうでしょうか。 ○議長(福岡憲宏) 奥田都市創造部長。 ◎都市創造部長[土木課長事務取扱](奥田芳久) 基本的には1.5メートルを確保するということになってございます。その1.5メートルと決める、あるいはどうしようもない1メートルで設定する場合もございますけれども、条文の第2号の解釈といたしましては、決めた幅のなかでさらにどうしても避けられない障害物等があった場合には、その分は計画幅員よりも狭くなる場合が許されておるという解釈でございます。 以上です。 ○議長(福岡憲宏) 中村議員。 ◆10番(中村良路) 意味はよくわかりますけども、ただし地形の状況っていうのは、第8条の第3項に書かれてる、1、2に書かれて、さらに第3項には具体的に書かれてるから、それだけ必要なんかなって、僕はそう思うたわけですわ。 それで、今度第4項、自転車通行帯の幅員は、当該道路の自転車の交通の状況を考慮して定めるものとするというふうなことを、これは交通の状況やけども、全部ひっくるめてただし書き、これにはなかってっていうことやねんけども、なぜこれにはただし書きっていうのはないんねやろうかっていうことを僕は思うんで、その辺はどうなってるのかなっていうのを。第4項にね。第1項、第2項、第3項にはそういうただし書きがあって、第4項には考慮して定めるというところにもただし書きっていうのは必要じゃないんかなっていうふうに思うわけやねんけど。 ○議長(福岡憲宏) 奥田都市創造部長。 ◎都市創造部長[土木課長事務取扱](奥田芳久) 第4項は、第3号で自転車通行帯の幅員は1.5メートル以上とするものとすると、そのなかでただし書きの1メートルまで縮小することができるといった条文の後に、その幅員について当該道路の自転車の交通の状況を考慮して定めるものとするというところで、実際に設定する幅員については当該道路の自転車の交通の状況を考慮して幅員を決めていきなさいという条文でというふうに解釈しております。 ○議長(福岡憲宏) ほかにございませんか。 河杉議員。 ◆15番(河杉博之) 済いません。単純にお伺いしたいんですけど、今回いろんな状況のなかで、4月からいろんな改正があってこれが出てくるんだと思うんですけれども、まず1点、香芝市として自転車通行帯を積極的にこれから設置していく予定があるのかないのか、まずそれについてお答えいただけますか。 ○議長(福岡憲宏) 奥田都市創造部長。 ◎都市創造部長[土木課長事務取扱](奥田芳久) この技術的基準は、新設あるいは改築といったところでございますが、新設の都市計画道路について、積極的にこの自転車通行帯を採用していくところは今のところございません。改築という部分につきましては、広陵町との連携協定のなかで、広陵町と香芝市内の真美ヶ丘地区で自転車ネットワークの計画をつくっていく計画もございますので、そのなかで必要に応じて設置が必要であるというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(福岡憲宏) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之) たまたま私の近くの地域なんでね。要は、広陵町側にはブルーのところがあったりして、香芝市に入った瞬間にないっていうか、道路もまだいろんな状況のなかできれいになってないところもあるんですけど、それはそういう形で、広陵町さんとの連携のなかでやっていくっていうことで、出てきたらやっていくんでしょうけども、ごめんなさい、これを設置して、こういう形でつくるときにはそうしなさいっていうことになるんですけれども、これができ上がったら、要は自転車通行を積極的に道路内で動くっていうことですよね。これについての自転車に対する乗り方教室等々のことについては、積極的にやっていくのか、市としてやっていくのか。特に、前も申し上げたことがあるんですけれども、学校という枠のなかに入ってるところの子供たちに対してはできるんですけれども、一般の人、特に自転車道路のなかに1.5メートルの幅の自転車通行帯をつくっていけば、一般の人がそこを通ることになるんですね。そういう方々に対する積極的な自転車の乗り方教室等々をされるのかどうか、それについての計画があるのかどうか。これにあわせてのことなんですが、どうでしょうか。 ○議長(福岡憲宏) 笠屋危機管理監。 ◎危機管理監(笠屋眞一) 現在、高齢者の自転車の安全講習っていうのをやってございます。今奥田部長のほうから話がありましたように、積極的な部分で街路関係、特にということでしたが、おっしゃってた広陵町との自転車ネットワークというところで、具体的なところを聞きましたら、また都市創造部とも連携をとりながら必要な対象とかも考えながら検討してまいりたいかなと考えてございます。現状のところは、高齢者の交通安全対策のなかで自転車の講習をやってございますので、とりあえずそちらのほうは継続して実施する予定でございます。 ○議長(福岡憲宏) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之) ありがとうございますというか、要は高齢者っていうのは前からやっていただいているんですね。今自転車っていうのは、高齢者に限らない状態になってて、そこを前も1度お伺いしたことがあるんですけれども、要は一般市民の方々、特に女性の方々がお買い物でお使いになられる方が非常に多いんですね。その方々に対する一番交通安全対策っていうのが出てくる。こういうようになってくると、例えば交差点においてもそうですし、一般道のこういう形で自転車通行帯ができたときの安全確保っていうのが非常に大変になってくる、歩道を走ること自体の怖さもそうですけれども、実際自転車通行帯を通られたら車の真横を通ることになるので、その辺についてを積極的に今の段階から計画を立ててやっていかないと、いざできましたじゃ、もう遅いんで、その辺については、危機管理監、しっかり検討していただきたいなということで思っておりますので、ぜひその辺についてはご検討いただけますよう、要望しておきますので、よろしくお願いします。 ○議長(福岡憲宏) ほかにございますか。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第12号の質疑を打ち切ります。 次に、議第14号につきましての総括質疑をお受けいたします。 河杉議員。 ◆15番(河杉博之) これは、副市長の最初の議案の提案理由説明のときにありましたが、多分いろんな状況のなかで経費削減を行っていくということで、隔月検針ということで、多分副市長の説明はそこで終わったんだと思うんですけども、これ隔月徴収にもなるんですよね。これについて、1度説明をちゃんとしていただきたいんですが。 ○議長(福岡憲宏) はい、葛木上下水道部次長。 ◎上下水道部次長[工務課長事務取扱](葛木好昭) コストカットの面から我々も日々からいろいろ考えておるなかで、今回システム改良の時期、それと徴収検針を包括委託している業務の更新時期が重なります。この時期に隔月検針、隔月徴収を導入することによって、最大のメリットが生まれるということから今回上程させていただいているものでございます。ご存じのように、水道事業の経営のなかにつきましては、給水原価と販売単価、今現在大体約15円程度の損失を出しております。そのなかで、いろいろなコストカット、例えば業務の短縮、共同化とか、そういう形でコストカットに努めているところでございますが、販売損失を補うための給水分担になるというところでございますが、この給水分担金についてもなかなか上昇が見込めないということから、新たにコストカットの施策という形で今回進めさせていただくものでございます。 ○議長(福岡憲宏) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之) 事務作業のコストカットということで、検針をしていくのを2カ月に1回という状況だと思うんですけれども、この参考資料をきょうはじめてみたんですけど、これだと2カ月に1回じゃないんですよね。結局毎月やるんじゃないんですか。半分の地域になるからということで2カ月に1回と考えていいんですね。わかりました。 要は2カ月分をまとめて徴収するんですよね。要は、2カ月に1回、今までの1カ月に1回の倍の値段を徴収されるということで、各家庭における経済状況のなかで、ない月とある月がある。それも倍変わる。これに対して、お伺いしたところによりますと、要は滞納の状況も増えていくんじゃないかという思いがある。ただ、隔月にすることによって支払いのときの手数料が減っていくからということがあるんですけど、それは両方とも試算されてコストカットに全面的に向くという形になったのか。県下においても、この状況を隔月検針隔月徴収と隔月検針毎月徴収と毎月検針毎月徴収と、こういうことをやられてる市だけでもいろんな状況がある、これを全部検討したうえでこれを提案されたのかどうか、教えていただけますか。 ○議長(福岡憲宏) 葛木上下水道部次長。 ◎上下水道部次長[工務課長事務取扱](葛木好昭) 今議員おっしゃったとおりで、県内については、今おっしゃられました隔月検針隔月徴収、隔月検針毎月徴収、毎月検針毎月徴収の3パターンがございます。今県域水道一体化のなかで統一した料金徴収システムを構築していこうという流れのなかで、今ちょうど3分の1ずつですが、市でいいますと、郡山市、生駒市、高田市、葛城市、橿原市、桜井市という7市については、もう既に隔月検針隔月徴収を行っております。奈良市と天理市につきましては、隔月検針毎月徴収でございます。それ以外については、毎月検針毎月徴収という形になりますが、今後もコストカットとか県域水道一体化のなかでの運用を考えるなかでは、隔月検針隔月徴収になっていくものという想定をしております。そのなかで、今現在、先ほど述べましたように、システム改修と包括委託の業務委託の同時に行うことによりましてコストがすごく削減できるということから導入させていただくものでございます。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之) 細かい数字については、また委員会で報告いただけたらなと思うんですね。どこまでのコストの差があるのか、ですからこうしたいんですっていうところだと思うんですけどね。 もう一つ、単純に聞きたいんですけど、毎月お給料いただいている方が2カ月に1回、倍になるという不安があるのが1つ、それと年金受給者の生活のなかって2カ月に1回、私はそれに合わせるのかなと思ったら、きょうのこの資料で見ると、徴収月もそれに合ってるかどうかもわからない状況になるということになると思うんですけど、その辺の配慮、考慮はされるのかどうか、最後にそこだけ教えていただけますか。 ○議長(福岡憲宏) はい、葛木上下水道部次長。 ◎上下水道部次長[工務課長事務取扱](葛木好昭) 議員のお尋ねの件につきましても、我々は検討させていただいているところでございます。確かに個々の事情がありまして、それに基づいて細かな対処をするのが一番いいことはわかっておりますが、経費節減の形からA地区、B地区と分かれたなかで画一的にやることのほうが経費の削減になるということでございます。個々の事情がございますので、それは委託業者と綿密に相談したなかで対応させていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) ほかにございませんか。 はい、小西議員。 ◆12番(小西高吉) 2カ月に1回するほうが経費削減できるんじゃないかということで、僕も声を上げさせていただいたんですが、そのときの答弁のなかにメリットはもちろんあるけども、デメリットもあると。漏水があった場合に1カ月内にわかることが2カ月かかってしまうおそれもあるというような、そのときにお話があったんですけど、そういうこともすべて、デメリットも含んだ中でメリットのほうが多いという判断を下したというふうに理解していいんですか。 ○議長(福岡憲宏) はい、葛木上下水道部次長。 ◎上下水道部次長[工務課長事務取扱](葛木好昭) 今議員おっしゃるとおりでございます。平成30年10月に三重県の松阪市が同じ制度を導入されております。今現在1年強かかって経過しているところのなかでお伺いすると、ほとんど漏水、滞納については、若干の増えるものはありますが、思うたほどの増加ではないということでございますんで、きめ細やかな対応を続けさせていただくなかで、漏水の早期発見と滞納の増加に歯どめをかけていきたいなということでございます。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) 小西議員。 ◆12番(小西高吉) 先ほど河杉議員が委員会で細かい数字はっていうお話で、大体いくらぐらいの削減なんですか。あのときは、500万円ぐらいっておっしゃってたんですかね、年間。そのように記憶してるんですが、実際この条例を上げられて、予算化もこれはされてるのかな。そこら辺からいうと、大体約どれぐらいの削減になるんでしょうか。 ○議長(福岡憲宏) はい、葛木上下水道部次長。 ◎上下水道部次長[工務課長事務取扱](葛木好昭) 削減効果につきましては、隔月徴収することによって約900万円強と、毎月徴収することによりまして500万円弱ということで、差し引き500万円から400万円という形が削減効果が出てくるということになります。 以上になります。 ○議長(福岡憲宏) 最初の900万円の意味がちょっとわからないんですけれど、もう一度900万円からの計算式を言っていただけますか。もしあれやったら、また委員会でもいいんですけど、ざっくりで。お願いします。 ◎上下水道部次長[工務課長事務取扱](葛木好昭) 以前は、隔月検針毎月徴収するという試算を出していただいたなかで説明させていただいたなかで、そのときについては毎月徴収分が約400万円強が削減できるという説明をさせていただいたと思うんです。今回、隔月徴収を行うことによりまして、さらに500万円近くのアップがありますので、900万円程度の当初の削減効果があるということでございます。 ○議長(福岡憲宏) はい、小西議員。 ◆12番(小西高吉) トータル900万円の、2カ月検針2カ月徴収によって900万円の削減ができると見込んでおられるということですね。了解いたしました。 ○議長(福岡憲宏) はい、葛木上下水道部次長。 ◎上下水道部次長[工務課長事務取扱](葛木好昭) 削減効果は900万円強でございます。もちろんデメリットもございますので、デメリットが約500万円ですので差し引きしますと400万円の収入という形ですね。 ○議長(福岡憲宏) トータルとしていくらかっていうことと、デメリットは何なのかをもうちょっと説明していただけますか。 ◎上下水道部次長[工務課長事務取扱](葛木好昭) デメリットは、隔月検針制度の発生によって料金の減収が伴います。2分の1換算になりますので、どうしても料金体系によっては、言うたら階段で言うと上の段階になるか下の段階になりますので、若干の料金の1足す1は2という形ではなりませんので、そうなると若干1.9と2という形で、若干減る可能性があります。それは、水道事業の減収となりますんで、それを勘案すると約350万円程度の減収という形です。あと、漏水のほうも若干増えるということも換算したなかで、約四百五、六十万円は収入の減少になるかと。しかし、コストメリットを最大限生かすことによって、約950万円ぐらいのコストメリットを得られるということで、差し引き500万円程度の初期投資の削減ができるものということでございます。 ○議長(福岡憲宏) ほかにございますか。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第14号の質疑を打ち切ります。 次に、議第27号につきましての総括質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第27号の質疑を打ち切ります。 次に、議第28号についての総括質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第28号の質疑を打ち切ります。 以上で、建設水道委員会に付託を予定しています理事者提出議案の総括質疑を打ち切ります。 続いて、予算特別委員会に付託を予定しています議第21号につきましての総括質疑をお受けいたします。 ここで、暫時時間延長をいたします。 はい、細井議員。 ◆13番(細井宏純) この当初予算で契約案件がいろいろ出てくると思うんですけども、件数的にはたくさんあると思うんですけど、請負契約から委託契約、その他、契約関係が出てくると思うんですけども、業者選定するときに、一般競争入札以外で業者選定される、そういう予定をされてる主なもの、金額的に大きなものであるとか重要なもので、一般競争入札以外で業者選定されるものは、どのようなものがありますか。 ○議長(福岡憲宏) はい、滝村総務部長。 ◎総務部長(滝村豊) 予算を編成するうえにおきまして、個々の入札方法までは把握していないのが現状でございます。しかしながら、一部の例外規定はございますけれども、地方自治法におきましては、一般競争入札が基本とされておりますので、財政といたしましては一般競争入札で入札されているものというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) 細井議員。 ◆13番(細井宏純) 先日、プロポーザルによる業者選定で司法の判断、本市にとって不本意ではありますけれども、不本意であっても司法の判断でございまして、決して香芝市の名誉になるものではない、中間の司法判断ですけれども、プロポーザルに関してはその選定方法、改善を図られたということを一部お聞きしてますねんけども、プロポーザルに関しての改善した内容、それと今も申し上げました一般競争入札以外の選定方法で、あるいはそのなかででも改善を図ってる公正、透明化するために改善を図られている部分、一般競争入札、それからその他以外の業者選定においても何らかの形で透明化を図るために何らかの改善を図られた部分があるのかどうか。 ○議長(福岡憲宏) はい、滝村総務部長。 ◎総務部長(滝村豊) 平成28年4月にプロポーザルに関するガイドラインをまずは策定しております。そしてあわせまして、業者選定委員会にも諮らせていただいて、業者選定委員会のなかで最終的には判断をさせていただくということでございます。その後、平成30年度末に業務フロー図もつくらせていただいて、あわせまして、その辺も改善を図ってきたと。現在では、ガイドラインやその業務フローにのっとって、今議員が指摘されました公平公正なプロポーザルに向けて運用しておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) 細井議員。 ◆13番(細井宏純) 予算特別委員会におきましては、契約事案、私が今心配しております一般競争入札以外の契約方法をとられているケースで、その案件が一般競争入札以外のそういった業者選定が妥当なものか、あるいはその他、業者選定に係るものでほかに選定方法があるのかどうかも含めて、その事業、その契約に関して正しく選定をされているのか、個々の事業によって変わってくると思うんですけども、その点も含めまして必要な検証、あるいは審議をお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(福岡憲宏) ほかにございませんか。 河杉議員。 ◆15番(河杉博之) 済いません。一般会計予算ということなので、それも総括なので細かいことは委員会の方にお任せするとして、きょうの市長の施政方針のなかでもありました、要は単純に今回256億2,000万円を計上されていると。前年度予算と比べて12億7,000万円の増だと。副市長の説明のときに、来年度は市長選挙もあるので骨格予算であると。ちょっと不安になるのは、これはやるべきことをやるのを積み上げたときにこういう数字になったっていうことは理解するんですけれども、じゃあ新しい年度になっていろんな状況で、じゃあ政策的予算を組み入れれる余裕は財政面であるのかどうかっていうのをまず単純にお伺いしたいんですけど、どうでしょうか。 ○議長(福岡憲宏) はい、仲財務局長。 ◎財務局長[財政課長事務取扱](仲哲司) 新年度において政策的な経費を新たな予算に組み入れることができるのかっていうご質問でございますが、令和2年度の予算編成におきまして、2年度が市長改選の年であるということから、編成のなかで2年度に計画されます事業のなかで新市長のもとにおきまして政策的な判断を要すると整理したうえで、必要となる一般財源相当額を現在この予算におきましては、財政調整基金のほうに一旦積み立てをさせていただいております。その金額につきましては、1億4,000万円ほどの一般財源を想定して積み立てをさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(福岡憲宏) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之) 今の局長のお話だと、12億7,000万円が乗ったけれども、1億4,000万円を置いた、でもそれでもオーバーしてますよね、単純に。政策的予算が今まで、昨年度まで大体240過ぎぐらいの予算だったと思うんですけれども、ただ今回いろんな国からの財政措置もついてるなかでの骨格予算だと思いますので、これがむちゃな数字だとは思わないんですけども、ただ香芝の体力的な問題として、現実的にそれぐらいの数字で政策的予算が展開できるものなのかどうなのかっていうのが非常に不安になる予算編成だなっていう思いがあるので、そこについてもうちょっと力強いお答えをいただくことはできないんですか。要は、骨格予算で来年度は終わりますより、普通のこの数字だけ見たらですけどね。というふうに見えるんですけれども、数字が大きいものですから、これ1億円、2億円ぐらいのオーバーであればそんなことは思わないんですけれども、その辺についてはどうでしょうか。 ○議長(福岡憲宏) 仲財務局長。 ◎財務局長[財政課長事務取扱](仲哲司) 議員おっしゃいますとおり、令和2年度の予算は元年度と比べますと12億7,000万円の増となってございます。この増加の主な要因といたしましては、施設整備のなかで総合福祉センターの中規模修繕事業でございましたり、総合体育館の整備事業、そしてまたふたかみ文化センターの改修事業、こういったところがかなり大きな部分を占めております。これらの事業につきましては、財源といたしまして地方債の発行させていただく形になりますので、一般財源の所要額としてはそれほど、事業費の1割程度でおさまる程度になるものでございますので、今後にこのような形で予算規模がずっと継続していくということではございませんので、現在のところ、それらの事業が終了しますと事業規模はその分だけ縮小するというふうには考えております。 ○議長(福岡憲宏) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之) 局長がおっしゃってる意味はよくわかります。だから、今回大規模改修、中規模改修があるから膨らんでるのはよく理解してるんです。理解はしてるんですけれども、実際、もともとのそれがないときの体力と比べたらそんだけの大きい数字がなってて、じゃあそれが全部市債として借りてるから一般財源に影響はないんですよと言い切れるかというと、言い切れないでしょうし、実際、市債を返すところより多く借りないというので今香芝はずっと下げてきましたよね。そのなかが安定できるのかどうかっていうのが非常に不安になるので聞いてることなので、もう一度その辺について安心できるような言葉をいただきたいんです。大規模改修や中規模改修をやるのは、これはやらざるを得ないからやることで、金額が膨らんでるのはわかるんですけど、膨らんだ分、全然別からお金を持ってきてるから大丈夫ですよって言えるんだったらいいんですけど、そうじゃないですよね。そこについての財政の転がし方っていうのがちょっと見えないので、その辺についてどうかなと。だから、細かいところについては、委員会でまたいろんな形で聞いていただくかとは思うんですけれども、大きい流れがちょっと大き過ぎるんでね。その辺について、もう一度、ごめんなさい、何回もしつこいようで申しわけないんですけど、お伺いできたらなと思うんですが。 ○議長(福岡憲宏) はい、仲財務局長。 ◎財務局長[財政課長事務取扱](仲哲司) 議員おっしゃいますとおり、公共施設の老朽化が年々進んできている状況ではございます。そのため、今後におきまして、それらの更新等にかかります費用が大きくなってくるということは、現時点においても見込んでおるわけでございまして、将来の財政見通しを見たなかで、今の予算編成もさせていただいておりますので、議員おっしゃいましたとおり、新たな市債を、元金の償還額以内に抑えるということも、この予算でも継続して取り組んでおるところでございます。 また、将来の公共施設の整備にあたっての費用が増えてくるという部分に関しましては、公共施設整備基金の積み立ても充足していっている状況でございますので、それらの基金を活用しつつ、財政の負担の平準化を図りつつ、運営をしていきたいというふうには考えております。 ○議長(福岡憲宏) ほかにございませんか。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、議第21号の総括質疑を打ち切ります。 以上で、予算特別委員会に付託を予定しています理事者提出議案の総括質疑を打ち切ります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程26 理事者提出議案委員会付託 ○議長(福岡憲宏) 日程に従いまして、理事者提出議案の委員会付託を行います。 議第1号から議第3号、議第5号から議第8号、議第11号、議第13号、議第15号、議第19号、議第20号、議第25号、議第26号については総務企画委員会に、議第4号、議第9号、議第10号、議第16号から議第18号、議第22号から議第24号については福祉教育委員会に、議第12号、議第14号、議第27号、議第28号については建設水道委員会に、議第25号については予算特別委員会に付託することにご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ご異議がないようでございますので、それぞれの委員会に付託することに決定いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程27 意見書第1号 中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意              見書(案) ○議長(福岡憲宏) 日程に従いまして、意見書第1号を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 はい、上田井副議長。 ◆6番(上田井良二) 意見書第1号につきまして、文章を読ませていただくことにより提案理由説明とさせていただきます。 意見書第1号、中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書(案)。 従来、ひきこもりは、主として若年、青年層の課題としてイメージされてきた。しかし最近では、就職氷河期世代も含め、中高年層に及ぶ大きな社会問題としてクローズアップされてきている。 政府が中高年層を対象にはじめて実施した全国規模の調査が昨年3月公表されたが、40から64歳のひきこもりが全国で61万人に上るという推計は、社会に大きな衝撃を与えた。ひきこもり期間の長期化や高齢化により、高齢者の親とともに社会的に孤立するケースも少なくない。 政府としては、これまで都道府県、政令市へのひきこもり地域支援センターの設置やひきこもりサポーター養成研修・派遣事業を行ってきたが、今後はより身近な場所での相談支援の実施や社会参加の場の充実など、これまで以上に実効性のある支援と対策を講じるべきである。 そこで、政府におかれては、中高年のひきこもりは個々人やその家族だけの問題ではなく、社会全体で受けとめるべき大変重要な課題と捉え、下記の事項について早急に取り組むことを強く求める。 記、1、より身近な場所での相談支援を行うため、自立相談支援機関の窓口にアウトリーチ支援員を配置し、同行相談や信頼関係の構築といった対本人型のアウトリーチ支援を実施すること。また、自立相談支援の機能強化に向けたアウトリーチ等を行うための経費については、新たな財政支援の仕組みを創設すること。 2、中高年のひきこもりである方に適した支援の充実を図るため、市区町村によるひきこもりサポート事業のさらなる強化を図ること。具体的には、中高年が参加しやすくなるような居場所づくりやボランティア活動など、就労に限らない多様な社会参加の場の確保。さらには、家族に対する相談や講習会などの取り組みを促進すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 議員各位のご賛同をよろしくお願い申し上げまして、理由説明を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(福岡憲宏) ただいまの説明に対しまして、質疑をお受けいたします。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ないようでございますので、意見書第1号の質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 本案につきましては、福祉教育委員会に付託したいと思いますが、ご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ご異議がないようでございますので、本案については福祉教育委員会に付託をいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程28 意見書第2号 請願採択を踏まえ「各交通事業者への働きかけを強める」意見              書(案) ○議長(福岡憲宏) 日程に従いまして、意見書第2号を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 はい、芦高議員。 ◆1番(芦高清友) ただいま議長のお許しを得ましたので、意見書第2号請願採択を踏まえ「各交通事業者への働きかけを強める」意見書(案)につきまして文面をもちまして提案理由説明とさせていただきます。 オリンピック・パラリンピックの開催を前にバリアフリーの機運が高まっており、第198回国会では精神障害者の交通運賃に関する請願が衆参両院で採択されました。 障害者基本法では、精神障害者は身体障害者及び知的障害者と同じ障害者として定義されています。障害者が移動をする際に、公共交通機関の役割は必要不可欠なものとなっているにもかかわらず、現在身体・知的障害者に適用されている交通運賃割引制度から精神障害者は除外されています。精神障害者においても自立と平等及び社会参加を促進するためには、身体障害者及び知的障害者と同じように、精神障害者にも交通運賃割引制度が適用されなければならないと考えます。 この間、大手私鉄では西鉄が全国で初となる精神障害者の運賃割引を実施し、政令市の札幌市、名古屋市、福岡市の公営交通においても、地下鉄など全国共通の運賃割引制度が導入されてきました。平成30年10月に発表された航空会社の3障害共通の割引制度の実現は、ユニバーサルデザイン2020行動計画による国の働きかけが航空事業者に受けとめられたものであります。 こうした状況を踏まえ、全国に輸送網を持つJR、大手私鉄及び高速道路等の交通事業者は、請願採択という国会の意思を尊重し、速やかに精神障害者にも身体・知的障害者同等の交通運賃割引制度の適用に踏み切る必要があると考えます。 よって、香芝市議会は国会及び政府に対し、精神障害者についても身体障害者及び知的障害者と同等に交通運賃割引制度の適用対象とするよう、公共交通運輸事業者等にさらに働きかけを強めるよう要望いたします。 議員の皆様、どうかご協力のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(福岡憲宏) この意見書については、議員すべてが賛成者として署名されておられますので、質疑は省略いたします。 ここでお諮りいたします。 意見書第2号は、香芝市議会会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ご異議がないようでございますので、意見書第2号は委員会付託を省略いたします。 それでは、意見書第2号を採決いたします。 本案を可決することにご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(福岡憲宏) ご異議がないようでございますので、意見書第2号は原案を可決することに決定いたしました。 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 なお、4日は総務企画委員会、5日は福祉教育委員会、6日は建設水道委員会、10日から12日は予算特別委員会の日程となっております。所属委員の皆様方には各委員会の付託案件について慎重審査よろしくお願い申し上げます。 また、16日と17日の両日は一般質問の日程となっておりますので、議員諸公の格段のご協力をよろしくお願い申し上げます。 本日は、これにて散会いたします。                                 閉議 午後5時06分...