香芝市議会 > 2016-12-14 >
12月14日-02号

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  1. 香芝市議会 2016-12-14
    12月14日-02号


    取得元: 香芝市議会公式サイト
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    平成28年第6回12月定例会          平成28年第6回香芝市議会定例会会議録1 招集年月日 平成28年12月14日2 招集場所 本市役所5階議場3 出席議員 (16名)    1番 福 岡 憲 宏 君          2番 上田井 良 二 君    3番 中 井 政 友 君          4番 下 村 佳 史 君    5番 池 田 英 子 君          6番 筒 井   寛 君    7番 中 山 武 彦 君          8番 奥 山 隆 俊 君    9番 森 井 常 夫 君          10番 中 村 良 路 君    11番 関   義 秀 君          12番 小 西 高 吉 君    13番 細 井 宏 純 君          14番 中 川 廣 美 君    15番 河 杉 博 之 君          16番 北 川 重 信 君4 欠席議員  な  し5 地方自治法第121条の規定により議長より出席を求められた者は、次のとおりである。   市長     吉 田 弘 明       副市長    鎌 田 裕 康   教育長    廣 瀬 裕 司       企画部長   森 村 光 延   総務部長   当 麻 俊 弥       市民環境部長(危機管理監)                               村 中 義 男   福祉健康部長 松 原 秀 典       都市創造部長 堀 本 武 史   上下水道部長 吉 村 文 一       教育部長   吉 村 宗 章   総務部理事  藤 井 彦 史       総務部次長(財政課長事務取扱)                               滝 村   豊   市民環境部次長北 辻 早 苗       地域振興局長 黒 越 頼 雄   福祉健康部次長坂 本 珠 延       健康局長   松 崎 三十鈴   都市創造部次長奥 田 芳 久       教育部次長(学校教育課長事務取扱)                               福 森 る り   会計管理者  佐 谷 妃佐子6 会議の記録・書記は、次のとおりである。                        議会事務局長 中 木   正                         〃 庶務課長 赤 土 昌 功7 会議の事件は、次のとおりである。   一般質問8 議長は、会議録署名議員に次の者を指名した。    16番 北 川 重 信 君          1番 福 岡 憲 宏 君                                 開議 午前9時02分 ○議長(細井宏純君) 皆さんおはようございます。 それでは、本会議を再開いたします。 議員並びに理事者、傍聴にお越しの皆様方にお願いいたします。携帯電話の電源はお切りになるか、マナーモードにしていただきますようにお願いいたします。 また、傍聴規則第8条により、写真、録音等が禁止されております。 ただいま出席議員が定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 会議録署名議員指名 ○議長(細井宏純君) 署名議員でございますが、本会議初日に引き続きましてお願いいたしたいと思います。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程2 会期・議事の日程の決定 ○議長(細井宏純君) なお、本日の日程ですが、お手元に配付のとおりでございます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程3 一般質問 ○議長(細井宏純君) それでは、ただいまより一般質問を行います。 一般質問の時間は、質問、答弁を含めまして60分となっています。議事を効率的に進めるため、一問一答方式であることを踏まえ、質問、答弁ともできるだけ簡潔明瞭に整理して発言されるようお願いいたします。 ここで、理事者の皆様に申し上げます。 答弁が質問の趣旨を逸脱しているようなときや、質問されていないところまで答弁された場合は私が注意することがございますので、ご留意をいただきたいと思います。 また、質問される議員の皆様に申し上げます。 質問事項で類似した項目がある場合は、会議の都合上、順位2番以降で質問される方は、同じ趣旨の質問は極力控えていただき、質問を繰り返すことのないようご協力お願いいたします。 なお、答弁者の希望は考慮しますが、香芝市議会会議規則第51条の規定により、発言の許可は私がいたしますので、この点もよろしくお願いいたします。 それでは、8番奥山隆俊君の一般質問をお受けします。 はい、奥山隆俊君。 ◆8番(奥山隆俊君) 皆さんおはようございます。 ただいま議長のお許しを得ましたので、本日一般質問トップバッターとして頑張ってまいりたいと思います。 それでは、始めます。 皆さんもご存じのとおり、我が国では2008年をピークに人口減少局面に突入したわけであります。このまま手をこまねいていては、2100年には5,000万人を割り込む規模にまで減少するという推計が出ています。このことは当然我が香芝にも香芝にも影響を及ぼすわけであり、人口減少が地域にもたらす影響は、地域経済の縮小だけではなく、人手不足、すなわち生産人口の減少をもたらし、地域の力も奪っていくものであります。今までは良質な商業運営が事業の拡大を生み、地域を下支えするといった経済循環が、この人手不足により縮小せざるを得ないといった状況が想定できるわけであり、このことは商業のみならず、農業、生産業、福祉、教育、医療、すべての分野の経済活動の維持が困難になるということであり、結果として地域の衰退を招くことになります。 このような最悪のシナリオから回避するため、我が国では全国的にまち・ひと・しごと創生総合戦略という新しい取り組みが始まりました。特に地方自治体における人口の急速な減少は、保有する社会資本の陳腐化や減少する税収により収支を根本的に痛めつけることとなり、本来、構造的に長期的、安定的運営に適した今の予算構造を根底から揺るがす一大事であると私は考えております。このことは、戦後の香芝はもとより、大阪近郊の住宅都市に多く見られ、その建て直しには長い時間を要することは、皆様も既にご承知のとおりだと考えております。幸い香芝におきましては、その地勢的な状況にも恵まれまして、現在もまだ人口は増加していますが、今までのように成長し続けるといった状況を楽観的に想定することは、私たちの子供や、また孫の世代に、責任ある我々現役世代の考え方であってはいけないと常日ごろ考えているところでございます。香芝のまち・ひと・しごと創生総合戦略都市計画市民会議の一員として加えさせていただいた立場より、今回の一般質問を通し、再度理事者側にその考え方や行動を確認していただき、少子・高齢化、人口減少という難題に、我が香芝は本当に計画どおりに成果が上がっていくのかをこの一般質問を通して検証、また確認をしていきたいと考えております。 それでは、通告に従いまして、壇上よりの質問としまして、大項目の1番目、香芝人口ビジョンについて、人口ビジョン達成に向けた人口予測の考え方と、その根拠について、まち・ひと・しごと創生総合戦略策定の考え方の基本的な根拠についてお尋ねしたいと思います。 これで壇上からの質問を終わります。 ○議長(細井宏純君) それでは、奥山隆俊君の1回目の質問に対しまして、答弁。 はい、森村企画部長。 ◎企画部長(森村光延君) それでは、奥山議員からのご質問で、まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定の考え方と根拠というご質問でございます。お答え申し上げたいと思います。 ご存じのとおり、我が国における成長戦略の一環として、人口減少による社会構造の急激な変化が予想される現状の打開という観点と東京圏への過度な人口流入の是正を目指して、平成26年にまち・ひと・しごと創生法が成立したわけでございます。この成立いたしましたまち・ひと・しごと創生法は、国や地方がまち・ひと・しごと創生に関し、総合的かつ計画的に政策を実施するため、地方創生に係る基本的な方向性や具体的な施策を盛り込むまち・ひと・しごと創生総合戦略をそれぞれ国や地方が策定し、国が一体となって取り組むべきと規定されておるわけでございます。具体的には、同法9条及び第10条に規定されているわけでございますが、地方公共団体については計画の策定が努力義務として定められておりまして、今回の策定に至った根拠となるものでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) それでは、2回目以降の質問をお受けいたします。 はい、奥山隆俊君。 ◆8番(奥山隆俊君) ありがとうございます。今おっしゃった根拠的なことは、私も理解できます。 私が考えますに、人口減少、東京の一極集中を始めて、国が旧来の中央集権的な政治や行政活動の構造上の課題や社会的な年功序列の問題、また男女間の役割、本来私たちも含め、国の国会議員のその今までの大きな国の方向性をつかさどってこられた方々が未来、将来の国の姿、また地方の姿を見、制度をもっともっと早くこの喫緊の問題が将来的に大変な問題になると認識して、早く取り組まれるべきではあったのではないか。先延ばしにしてこられた結果が今このような感じで問題となって、大きくクローズアップされてる部分は多々あると思います。 今回のまち・ひと・しごと創生法の成立で、この考え方の大きな転換期、また転機になるきっかけになるということは大変意義があると、そういう意味では考えております。新聞とかマスコミでよく言われてましたように、出生率が1.3や1.4のレベルでは、状況がもはや今の世代の若い方々、男女の方々に、希望とか将来の夢とかを抱けないという、そういう現状を生み出す根本的な問題にもなっているかなと私も思っております。先ほど答弁にもございましたように、構造的な問題を解決しなければ抜本的な解決にならないっていうとこもございますが、この総合戦略の根底に流れております人口ビジョンについてお尋ねしたいと思います。今回策定されました人口ビジョンのその背景にある基本的な考え方、根底に流れる考え方はどのようなものかお尋ねしたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、森村企画部長。 ◎企画部長(森村光延君) 総合戦略のなかにありますその人口ビジョンというものについて、ご質問いただいたわけでございます。 本市におきましては、ご存じのとおり、現在でも幸いなことに人口は増加しておるわけでございます。人口減少っていう言葉に対して、喫緊の課題ではないようにも見えるかもしれません。しかしながら、国立社会保障人口問題研究所の推計に準拠した内閣府の推計では、これは平成22年の国勢調査がスタートになっておるわけでございますが、7万5,000人から平成47年に8万1,000人をピークに、その後徐々に減少し、基準とする平成22年の国勢調査から50年後の平成72年には7万8,000人に減少することが予想されておるわけでございます。しかしながら、問題の本質は、この減少する人口というよりも、年齢層の増加が伸び悩み、高齢者層の増加が著しい状況が予想されることであり、現在、国内の一部の地域で起こってます急速な高齢化の進行が全国的、そして本にも影響を及ぼすと、そういうことが予測されるものでございます。 このような状況を踏まえ、すなわち本においても、こういった社会的な全体の流れのなかからは逃れられないということでございます。香芝における基本的な方向性と取り組みを定め、計画として皆様方にお示しすることで、行政と市民が現状や将来起こり得るべきことや、それに対する課題を共有することを目的としておるものでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、奥山隆俊君。 ◆8番(奥山隆俊君) ありがとうございます。今答弁いただきましたなかで、人口構成の急変、急変っていうか、その変化っていうのがすごく大きな問題であると私も思っております。若年、出生率が当然上がりませんので、若い方々の人口構成比率が少なくなって、高齢者、当然、私の年代からもうずっと上の方が多くて、ますますいびつな、本来理想であるピラミッド型ではなく、逆ピラミッド型のような状態になっていく。そこが一番問題だと私は思っています。 そういうふうな年齢構成が進みますと、税収も生産人口のそこのゾーンに属してる人が少なくなるわけですから、税収も当然少なくなっていくと思いますし、それに伴って当然医療とか福祉の扶助費とか、その辺の負担も増加するということは、歳入が少なくなって、出るお金、歳出が増えるという悪循環に陥ることが誰でも予想できると思うんです。このような状況、悪い状況を打開するためにいろいろな施策を打ってこられると思うんですけども、それを打開するために人口ビジョンでは、どのような達成目標を上げているのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、森村企画部長。 ◎企画部長(森村光延君) ご質問のとおり、人口ビジョンっていうものが創生の総合戦略の前提としてございまして、達成目標を掲げておるわけでございます。まち・ひと・しごと創生総合戦略では、人口を減少させない、今後とも成長し続けるこの香芝のために、1つ目といたしまして、2030年に合計特殊出生率を2.1。2つ目といたしまして、人口の社会増を維持していく。3番目といたしまして、2060年に8万5,000人。これを人口ビジョンの達成目標と定めておるわけでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、奥山隆俊君。
    ◆8番(奥山隆俊君) ありがとうございます。 今2030年に出生率2.1。それと、社会増を維持する。2060年に8万5,000人を維持するを達成目標という答弁をいただきましたけども、そこに至った人口ビジョンの基本的な考え方っていうのはどのような考え方なんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、森村企画部長。 ◎企画部長(森村光延君) 人口ビジョンのほうにつきましての基本的な考えでございますけれども、さきに述べましたとおり、平成47年ですか、2060年っていうことでございますが、8万1,000人をピークに徐々に減少するといった人口推計は、現状の出生率の向上、転入出の改善等が続くという前提で推計されたものであり、まちの活力を維持し、住みよい豊かなまちとして、先ほど議員もおっしゃられましたように、次の世代に引き継ぐためには、この課題から正面に向き合い、を挙げて取り組み、44年後の2060年、平成72年に人口を8万5,000人という達成目標を掲げておるわけでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、奥山隆俊君。 ◆8番(奥山隆俊君) 2060年に人口8万5,000人を維持する。そのような目標に向かって、当然行政も私たちも、また社会も、すべてがその方向に向かって進んでいくような方向性で鋭意努力しなければならないと思いますけども、現実問題として大変外部的な要因も当然入ってくると思いますし、社会増、流出もあるでしょうし、また流入もあると思いますけども、そんなに簡単な達成目標の数値ではないと思いますけども、現段階でのまち・ひと・しごと創生総合戦略における達成目標として努力していかなければならない、そういう決意であると私は認識しております。 香芝は今まで、皆さんもご存じのように、大規模な宅地開発が至るところで行われまして、それによって急激に人口が増えたと。そういう背景があって、人口も大幅な増加をしたわけです。そんな今後そういう宅地開発というか、大規模な開発があるかと言われれば、どなたももうそのようなことはないというのは、皆さんご承知だと思います。そのために、労働生産人口の減少を食いとめるためには出生率を上げて、何か早期に策を講じなければならない。今の間に対策を練らなければ、また悪い循環に陥ると私は思います。先ほど部長のほうからもご答弁ありましたけども、他、全国的に見ましても、香芝はまだ微増ではございますが人口は増えてますので、当然地理的な、地勢的な状況も、大変交通の便もいい。香芝に住みたいという若い方も、意見もアンケートを見ましてもいっぱいございます。そのような今のまだ前向きに取り組んでいける状況のなかでこそ、今回策定されました創生総合戦略の基本目標、また施策決定に基づいた取り組みを今後とも鋭意進めていただきたいと思います。 それでは、大きな項目の香芝まち・ひと・しごと創生総合戦略についての部分のまず中項目の1番目、基本目標及び施策決定の考え方についての考え方についてお尋ねしたいと思います。 今後行われていきます実際の行政側の活動、また目標としてはどのようなものを設定されているのかお尋ねします。 ○議長(細井宏純君) 森村企画部長。 ◎企画部長(森村光延君) 今後の活動や目標というもののご質問だと認識して、お答え申し上げたいと思います。 さきに述べましたとおり、人口ビジョンを達成する、すなわち総合戦略の成果目標といたしましては、特殊出生率であるとか人口増、2060年に8万5,000人の人口を目指すというものを答弁させていただいたわけでございます。これは人口ビジョン上の成果目標でございまして、これを達成するためにまち・ひと・しごと創生総合戦略のなかでは基本目標を設定しておるわけでございます。 基本目標は全部で4つございます。まず1つ目といたしまして、香芝における安定した雇用を創出する。そして、2つ目といたしまして、香芝への新しい人の流れをつくる。3つ目といたしまして、若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえる。そして、4つ目といたしまして、時代に合った地域をつくり、安心な暮らしを守るとともに、地域と地域を連携するでございます。この目標は、国の基本目標とも連動しておりまして、今回の計画策定の根本思考でもある国と地方が一体となって取り組む形を計画段階で連結させたものでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、奥山隆俊君。 ◆8番(奥山隆俊君) ありがとうございます。今ご答弁いただきましたように、成果目標を達成するための基本目標設定であるということでありますけども、基本目標と実際の施策との連携と今後、これ5カ年で計画されてるわけですけども、5カ年計画のその肝になるといいますか主軸になる部分と施策について、答弁いただきました成果目標をターゲットに基本目標があります。計画期間中に推進施策にそれがリンクしてつながっているというふうに思うのですが、それぞれの関連性、関係性についてはどのようなお考えかお尋ねしたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、森村企画部長。 ◎企画部長(森村光延君) 今度は、実際の施策という基本目標と施策というところのご質問だと思います。理解いたしましてご回答申し上げたいんですが、少し全体が長くなろうかなと思いますが、ご了承願いたいと思います。 まず最初に、1番目にお話し申し上げました香芝における安定した雇用を創出する、この項目に関連する施策ですが、4つで構成されております。施策1といたしまして、新規創業の推進。施策2といたしまして、市内企業の競争力の強化。施策3といたしまして、市内での新たな企業の立地促進。そして、施策4といたしまして、女性活躍の推進でございます。 次に、2番目の香芝への新しい人の流れをつくるについては、これは施策は通し番号をつけておりますので、施策5、広報の充実による市内外へのPR活動。施策6、雇用環境の充実。施策7、地域ブランド力の向上の3施策でございます。 次に、3つ目にお話し申し上げました若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえる、これに関連いたします施策といたしましては、施策8といたしまして、健康、子育ての応援。施策9、保育、教育の充実。施策10、家庭の自立応援の3施策でございます。 次に、4つ目の時代に合った地域をつくり、安心な暮らしを守るとともに、地域と地域を連携するに関しましては、施策11といたしまして、公共施設などの維持向上。施策12といたしまして、住環境の維持向上。施策13といたしまして、災害対策、防犯の充実。施策14といたしまして、保健、福祉の充実。施策15といたしまして、市民協働、地域間連携、官学連携の推進。 以上、4基本目標に関連する15施策、これを人口ビジョン成果目標達成のために今後実施していくと計画しておるわけでございます。 少し長くなりましたが、以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、奥山隆俊君。 ◆8番(奥山隆俊君) ありがとうございます。今ご説明いただきました15の施策は、それがすべて成果目標達成において不可欠なものであるということでございますが、そのなかで二、三点、ちょっと個別にお尋ねしたいと思います。 まず、そのなかで、施策2でございますが、市内企業の競争力の強化というのがございます。私は、地域が元気にならなければ、地域が活性しなければならない。それの一番、当然人口が増えていかなければ活気も出ませんし、そうであるということはわかってますけども、経済的なベースの部分が活力を持って元気にならないと、より一層そのパワーが強くならないと私は常々思っています。その部分で少しお尋ねしたいと思います。 香芝市内にもいろんな業種の会社、企業、商店がございます。そのなかで、さまざまな取り組みをしておられると思いますけども、その個々の企業の、商店、すべてのいろんな業種にわたりますけども、その方々がこういうのをやってるよというのを広くまずは香芝の市民に知ってもらうための情報発信の取り組みが必要ではないかと思います。産業展というのが開催されまして、昨年も多くの入場者が来られました。たくさんのブースの出店がございました。また新年度もそういうふうなことをやられるというのはお聞きしておりますけども、それは一つの箇所にそういうものを置いてやられるわけですけども、それ以外に何か今後新たに取り組んでいこうという考えについてありましたらお答えいただきたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、黒越地域振興局長。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 企業の情報発信っていうことでのご質問でございます。 企業の情報発信ということで申し上げますと、今議員もおっしゃいました産業展の取り組みがまず第1であろうとかというふうに考えております。来場された多くの方々が、市内の企業の魅力を知っていただく。楽しみながら市内の企業の魅力を知っていただくということで、引き続き継続して開催してまいりたいと感じております。 新しい取り組みということになりますと、本年度より商工会のほうで香芝ブランドKASHIBA+の取り組みを実施していただいているところであります。香芝らしい商品、香芝らしいサービスを香芝の都市イメージ地域イメージとともに広く情報発信していくということで、今後取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。 なお、本年度末には、このKASHIBA+の専用のサイトを立ち上げまして、直接の商品の購入でありますとか商品の紹介ができるということになりますので、広く情報発信していくことにつながるのではないかというふうに感じているところであります。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、奥山隆俊君。 ◆8番(奥山隆俊君) ありがとうございます。ここ近年、商工会の活動がかなり活発にしていただいておるということも私も認識しておりますし、商工会、親会、また青年部、若い方、いろんな業種の方が参加されております。今以上にそういう本当に現場最前線で営みをされている方の声を聞いていただいて、まずは市内での発信が必要だと思いますけども、サイトを立ち上げていくなかでは当然全国的な発信にもつながってくると思いますので、全国的に奈良県の香芝っていう認知度を上げていただくことが、経済面からも、また先ほどの人口の、こんなまちがあるんだということの認知にもつながっていくと思いますんで、その辺は今後ともさらに力を入れていただきたいと思います。 もう一点なんですけども、今お話ありましたように、香芝商工会、また企業、商店、そのほか市内で営業されてるところが、それぞれの役割を分担をして、さまざま取り組みを進めていくことが必要だということは、今の答弁のなかにもございましたし、そういう方向性でいかなければならないと私も思っています。そのなかで、その各企業が市内での事業活動にどのようなモチベーション、モチベーションのすごく高い会社と、言い方あれですけども、そんなに高くない会社が当然あると思うんです。今後、商工会の進める施策と連携していくなかで、その各市内の企業のモチベーションをどのように底上げしていくか。また、どのように評価をしていくのか。その辺について、すごく大ざっぱな質問で申しわけないんですけども、どのようなお考えかお尋ねしたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、黒越地域振興局長。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 私ども、先ほど申し上げました産業展でありますとかKASHIBA+、また香芝みらい塾とかの事業を進めるなかで、いろんな企業の方たち、特に若手の企業の方たちと接する機会がございます。そのなかでは、彼ら多くの方々は高いモチベーションを保っておられるなっていうのは強く感じているところであります。そのモチベーションをさらに高めていくための施策展開というのが我々に求めているわけだというふうに感じておりまして、そのためには企業でありますとか商工会の持っておられるニーズっていうのを、正確に迅速に把握していくっていうような仕組みが多分必要なんだろうなというふうに考えているところであります。そのために、できれば商工会とも連携して、アンケート調査等も実施していく必要があるのかなというに感じているところです。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、奥山隆俊君。 ◆8番(奥山隆俊君) 今答弁のなかで、アンケート調査っていう答弁がございましたが、このアンケート調査は従前にもなされてますよね。もっともっとその核になる、本当に事業者が本音で考えておられることのそのニーズとか、それをつかみ取るために、今のアンケートが悪いというわけじゃないですけども、それよりさらに今バージョンアップした内容のアンケートも必要になってくるんではないかなと私思うんですけども、今後そのような方向性、計画性について何かお考えがあればお答え願いたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、黒越地域振興局長。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 企業アンケートについてのご質問であります。 議員おっしゃいましたように、現在策定しておりました商工振興基本方針でありますとか、いろんな施策を展開するときに、企業のアンケートっていうのは実施したことがございます。ただ、実施してから既に2年が経過しておりますので、経済情勢の変動が目まぐるしいなか、現在のニーズを捉え切れてるかどうかっていうことになると、やはり問題もあるのかなというふうに考えております。 まち・ひと・しごと創生からのご質問でございますので、そのような施策の有効性についての検証というのも、企業にアンケートっていうことをとったなかで進めていく必要があるのかなというに感じております。現在思っております内容なんですけれども、例えば商工会と連携いたしまして、国や県でもよくやっておられるんですけど、一年を四半期ごとぐらいに区分して、例えば現在の企業が感じておられます景気の動向でありますとか、企業の考えておられます経営上の課題をお聞きするというな形で実施して、的確にニーズを酌み取っていく。それで、それをもって香芝の例えば経済状況等を把握いたしまして、国や奈良県のなかでどういう位置づけになるのか。国や奈良県との比較というのも可能になってまいります。そのようななかで、香芝の経済状況を把握するとともに、企業のニーズを把握いたしまして、今後の施策展開に努めていくことができればなというに感じております。また、企業を実際に訪問してのヒアリングで実施をするなどして生のお声をお聞きするということも、引き続けてまいることができればなというふうに考えているところです。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、奥山隆俊君。 ◆8番(奥山隆俊君) ありがとうございます。産業展に出展される企業とかヒアリングに行かれる企業っていうのは、市内でもその業種、業種で自分のほうから当然出店の申請があるわけですし、それなりのモチベーションを保っておられるっていうふうに私は思うんですけども、元気を持たれてるというか、よし前向いていくぞっていうとこの意見も、それは当然大事やと思うんですけども、もうすごくこういう需要が少なくなって大変なんですよとか、人が集まらなくて大変なんですよ。もう市場もすごく狭まってきて、本当にどうしたらいいんか悩んでるんですよっていうふうな、そういう部分の方々の生の声も聞いていただいて、全体的に底上げして、大変難しいと思うんですけども、全体的に盛り上げていくということが今後のまちづくりにもつながっていくし、地域全体の力の源泉にもなると思いますんで、その辺も踏まえたなかで、大変だと思いますけども、今後の展開もあわせて考えていただきたいと思います。 それと、その部分は香芝における安定した雇用を創出するの部分で、そういうふうな施策が4つありまして、そのなかの一つ今お聞きしたわけですけども、もう一点は若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえるという大きなくくりのなかで、施策9で保育、教育の充実についてっていう項目がございます。先ほども少し話しさせていただきましたけども、若い方々が香芝に来ていただいて、子供を産んでいただいて、人口の出生率が上がりまして、人口増につながっていく。一番そのベースになるスタートの部分だと私は思います。そのなかで、保育、教育の充実、伸び伸び親子を推進する、そういう事業がございますが、就学前保育・教育カリキュラム編成事業というのがございますが、その重要性と必要についてどうお考えになってるかお尋ねしたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、福森教育部次長。 ◎教育部次長[学校教育課長事務取扱](福森るり君) 失礼いたします。 就学前保育・教育カリキュラム編成事業の重要性、また必要性ということでお尋ねいただいております。 子ども・子育て支援制度におきましては、子供の最善の利益が実現される社会を目指すというふうにされております。本市におきましても、人格形成上大変重要とされます就学前の子供たちが共通のカリキュラムのもとで、時代、それから地域の実情に対応して、それぞれの年齢に応じた質の高い保育、教育が受けられること、そのことが大変重要であり必要というふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、奥山隆俊君。 ◆8番(奥山隆俊君) ありがとうございます。 今ご答弁いただきましたけども、幼稚園、また保育所には国のほうで定められた指導要領や保育指針がありますよね。その部分についてはどうですか。 ○議長(細井宏純君) はい、福森教育部次長。 ◎教育部次長[学校教育課長事務取扱](福森るり君) 大きな流れのなかでは、恐らく今後保育所、幼稚園といったものがこども園という形で一元化なされていくものというふうに考えております。しかし、過渡的には、今まさに本には保育所、幼稚園、そして4月からは認定こども園があるといったような、いわゆる幼・保の三元化という状況にあるわけでございます。議員がご指摘いただいたように、指導要領や保育指針というものがございますけれども、香芝として就学前の保育、教育をどのような目標を持って行うのか。また、どのような子供像を目指すのか。さらに、そのためにはどのような保育、教育を行うのか。それをすべての施設の保育士、また教員が共有していること、これは大変大切なことであるというふうに考えております。就学前の子供たち自身は施設を選択することができません。どのような施設に属していても、同じ内容での保育、教育が受けられるように、共通のカリキュラムを編成するものでございます。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、奥山隆俊君。 ◆8番(奥山隆俊君) ありがとうございます。 今お答えいただいたとおりだと思いますけども、それについて具体的な今後の取り組みはどのように考えておられますか。 ○議長(細井宏純君) はい、福森教育部次長。 ◎教育部次長[学校教育課長事務取扱](福森るり君) 実はこの総合戦略が編成される前に、平成25年度におきまして、幼稚園、保育所の担当者が集まりまして、また事務局、それから学識者を迎えまして、香芝の就学前保育、教育課程と、それから保育、教育の目標を実際には作成しております。今回はこの戦略に基づきまして幼稚園のこども園化を進めていくなかで、具体的な年間指導計画を作成している、そういう状況でございます。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、奥山隆俊君。 ◆8番(奥山隆俊君) そういうような年間指導計画を作成する状況だということなんですけども、これは幼稚園も保育所もともに参加されて、やられてるわけですか。 ○議長(細井宏純君) はい、福森教育部次長。 ◎教育部次長[学校教育課長事務取扱](福森るり君) 先ほど申しました平成25年度に作成いたしました保育、教育課程については、現場の幼稚園教諭、保育士がそれぞれ集まりまして、知恵を出し合って作成したという、そういう状況でございました。今回の幼稚園の認定こども園化に伴う年間指導計画の作成にあたりましては、保育所の指導主事の助言を受けながら、幼稚園の主任教諭を中心に作成いたしている途中でございます。幼稚園を母体にした幼・保連携型認定こども園で実践するのに必要な内容というふうになってございます。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、奥山隆俊君。 ◆8番(奥山隆俊君) ありがとうございます。この部分につきましては、ソフト面、またハード面、施設整備とか、保育料のそういう実際にご負担していただかなかればならない、そういう部分も含めまして、いろいろな難しい課題があると思います。だけど、一番初めの教育、ここから始まりますよっていうとこがすごく大事だと思うんで、今ご答弁いただきました必要性、重要性、またこれを具体的に取り組む、その形っていうものをこのまち・ひと・しごと創生総合戦略のなかにこのように明確に打っていただいてますんで、これは当然認識していただいてると思いますけども、今後とも早く具体化に向けて鋭意努力していただきたいと思います。 続けて、行きます。 その関係で最後でございますが、一番初めに申しました保育、教育の充実、伸び伸び親子とありますが、その目的についてお尋ねします。 ○議長(細井宏純君) はい、福森教育部次長。 ◎教育部次長[学校教育課長事務取扱](福森るり君) この名前、サブタイトル、伸び伸び親子ということでございます。 私ども行政の役割といたしましては、本市にある社会資源の不足によって、若い世代、あるいは子育て世代がライフプランを変更せざるを得ないような、このような状況は回避しなければならないという思いでございます。親自身が安心して産み育てること、また子供自身が夢を持って伸び伸びと育つこと、この大切さを市民全員で共有し、住み続けるまちとして選ばれるまちづくりを目指すものでございます。基本目標3の若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえること、これが最終的な目標ということで、このネーミングとなっております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、奥山隆俊君。 ◆8番(奥山隆俊君) ありがとうございます。今その施策につきまして2点、商工振興関係と教育、保育の関係をお尋ねしましたけども、安定した雇用を創出するために市内企業の活性化、また競争力の強化が、それは当然図っていかなければならないし、乗り越えていかなければならないハードルの一つだと思います。もう一点、若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえるために保育、教育の充実が欠かせない重要施策になると考えます。ほか15、それ以外の13施策におきましても、人口ビジョン成果目標達成のために、今後ともより具体的に取り組んでいただきたいと思います。 最後になります。 今施策の網羅と、その2点につきましてちょっと詳細お聞きしましたけども、その今策定されましたそれの今後の進捗の把握と目標管理についての取り組み方、考え方についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、森村企画部長。 ◎企画部長(森村光延君) 創生の総合戦略の進捗管理っていうところでございます。 既に皆様方にお示ししております創生の総合戦略の69ページにも記載してございますが、都市経営市民会議において施策の実施効果を検証し、見直しを行うと、このようになっておるわけでございます。総合戦略側から見た場合に、申し上げました施策には、それぞれKPIということで目標値が掲げられておるわけでございます。効果を数値によって客観的に検証できる仕組みとなっております。また、今回設定いたしましたKPIにつきましても、何を行ったかっていうアウトプットではなく、どのような成果があったのかというアウトカムでの設定っていうのを原則としており、先ほど申し上げたとおり、都市経営市民会議を通して評価等を行い、計画の効果的な進捗管理を行うものでございます。 一方、我々執行側から見た場合には、既にやっております事務事業評価や人事のほうでやってございます人事評価等で通常業務を通じて検証や評価を行うこととなり、計画推進側と施策実施側の両面から業務の効果的な運用と検証、そういったものを行いながら管理していくことになるものでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、奥山隆俊君。 ◆8番(奥山隆俊君) ありがとうございます。今回の質問は、私が都市計画審議会に入っていたのに、またこんなことやるのって思われてる方もあるかもしれませんけども、今後5年間のなかで、この15の施策をどのような形で実行して具体化して、また検証して、最終的な目標2060年の8万5,000人の人口維持に結びつけるかっていうのは、すべてこの15施策の実行にかかってると私は思っております。そういう意味でも、もう一度27年から5年間の計画を策定していただいたなかで、当然認識はしていただいてるっていうのはわかっておりますけども、今後の本の進むべき方向がこの15施策の実行の度合いによって変わってくるという大きな課題でもあると思いますので、今回はこのような質問をさせていただきました。行政と議会も当然進むべき最終的な目標は同じだと思いますんで、より正しい方向にいい形で向かうように頑張ってまいりたいと思います。 最後になりますけども、市長にその全体のかじ取りに対する一番の総責任者としての覚悟と認識についてお尋ねして、私の一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) まだちょっと聞き苦しい声で、大変申しわけないと思います。 香芝のまちづくりについてのご質問をいただきました。 基本的には、香芝の力をつけるのは経済の発展というのはまず一つ。そしてもう一つは、子育てのしやすさと今いる子供たち、将来を担う子供たちの育成、ここにかかっていると思います。これをなし遂げるために、今それぞれ所管が答えた施策をしっかりと実現していくということと、そしてさらにはいつも申しますように、持続可能なことをしっかり担保しながら、確実に香芝を発展させていく。1956年に香芝というまちが誕生して、そして2050年まで約100年、1世紀、成長する未来都市として、しっかりかじ取りをしてまいりたいと、このように思っております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、奥山隆俊君。 ◆8番(奥山隆俊君) ありがとうございます。これで一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(細井宏純君) 以上で、8番奥山隆俊君の一般質問を終わります。 次に、11番関義秀君の一般質問をお受けします。 はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) 皆さんおはようございます。 議長のお許しをいただきましたので、私の一般質問をさせていただきます。 香芝の都市計画についての整備が進まない。一日も早い改良を市民が熱望されています。この2つの駅について、私は一般質問をさせていただきます。 まず1つに、整備のおくれているJR香芝駅についてお伺いいたします。 まず、JR香芝駅のバリアフリーの進捗状況や、その他問題点について、順を追ってお聞きいたします。今議会におきましても、バリアフリー化を求める請願書が提出されています。質疑の答弁も踏まえて、私も質問いたします。 改良から約25年、JR香芝駅は全国でも数少ない木造駅舎で、旧国鉄時代の風情を感じている方もたくさんおられると思います。汽車からディーゼル車、そして現在は電車へと車両の変遷がございました。近年は利便性により利用者も急増いたしております。 そこでまず、今まで利用者や市民の要望や、さまざまな方面から、JR香芝駅に意見があったと考えております。特に先ほども請願書でも出ておりましたように、段差の解消、ホームからホームへの移動する跨線橋の安全性や雨天のときなど、利用者は大変危険と、そしていろいろな不便を感じられております。今までJR西日本に対して香芝としてどのような交渉や要望をされたのか、時系列でご説明お願いいたします。 壇上からの質問はこれで終わります。 ○議長(細井宏純君) それでは、関義秀君の1回目の質問、JR香芝駅について答弁。 はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) JR香芝駅におきましては、以前より電車とホームの段差など、ご指摘を受けておりまして、これらの諸問題を改善すべく、JR西日本と協議を重ねてまいりました。これまでの具体的な協議の経緯といたしましては、本市におきましては平成24年度の香芝バリアフリー基本構想及び平成25年度のバリアフリー特定事業計画を策定するときに策定協議を行っております。その後においても、平成26年度にはバリアフリーについて1度でございますが、平成28年度本年度につきましては3回、協議を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) それでは、2回目以降の質問をお受けいたします。 はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) 今答弁いただきました。平成24年、25年、バリアフリーということと、そして平成26年に1度、そして平成28年度3回、協議をされたというような答弁をいただきました。 ただいまの答弁のなかで、協議を行ってるのは理解させていただきましたけど、協議に対するJR西日本から香芝に対してどのような回答が得られたのか、その協議内容について、回答内容についてご答弁お願いします。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 協議の内容といたしましては、平成24年度のバリアフリー基本構想により、バリアフリーについて協議を行ってまいったわけでございますが、JR西日本といたしましては、駅前整備や駅舎の橋上化を一体として整備し、そのなかでバリアフリー化を図っていきたいとの意向でありました。ただ、バリアフリー法で定められた整備期限である平成32年の末には到底そのような全体整備をしていますと間に合わない状況から、まずはといたしましては、現時点で問題とされているホームのかさ上げや跨線橋のエレベーター設置、また多機能トイレの設置など、バリアフリー化のメニューについて早期に改善を図っていただけるよう、JRに要望を行っている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) 随時いろんな形でJR西日本について、駅のことを要望なり協議をされているということは今もう理解させていただきましたけども、一向に進んでないというのが今の現状だと認識しております。 そこで、今後香芝の市民が、またほかから来られた方も、香芝駅での快適な状況、そして利用していただけるために、今後香芝としてどのような見通しをされているのか、再度お聞きいたします。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 当駅はバリアフリー法で定められた1日の乗降客数が3,000人以上の鉄道駅でございまして、平成32年度末までにバリアフリー化を図らなければならない鉄道駅に該当しています。こういうことから、まずは引き続き早期にバリアフリー化としての改善を図っていただけるようにJRには要請を行い、それについての行政支援、また協議を行っていくつもりでございます。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) 今32年度末までにという、先ほどちょっとなかなか無理なんで、できることからというようなお話もございましたけども、そして乗降客が3,000人以上ということのバリアフリー化の駅舎ということもご答弁いただきましたけど、今現在、香芝駅が3,000人という話ですけども、過去5年間、その乗降客の推移については今どのようになっておりますか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) JR香芝駅の乗降客数でございますけれども、直近の公表されているデータでは、平成26年度が最新でございます。その26年度からさかのぼりまして5年分ということでお答えさせていただきますと、平成22年は3,580人、平成23年は3,336人、平成24年は3,328人、平成25年は3,338人、平成26年におきまして3,186人という推移でございます。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) 今推移を聞かせていただいたらほぼ横ばいですけども、平成22年が直近の5年では3,580名ということで一番多いように感じましたけども、その後は大体3,300人ぐらいの推移で、直近の平成26年では3,186名ということで、ちょっと減少してるということも見られるんですけども。その辺は同じ3,000代ということでバリアフリー法による駅舎改良ということになっておるんですけども。そのなかには、やはり利用者のなかには体の不自由な方、また高齢者及び小さい子供を連れて利用される方もおるわけなんですけども、そのなかで、先ほどの先日の請願書にも出てましたように、段差の解消と、そして跨線橋の移動については大変もう皆苦労されてるというような話もございましたので、その辺のJRに対して、やはりもっと積極的に、そして強く要望することが私はやっぱり大事かな。それは市民の声だと思っております。そうしたことについて、市長、突然であれですけども、先日も東京へ行かれて、いろいろといろんな方々に陳情されたというお話も聞いておりますけども、それらも含めまして、市長のお考えを、もう少し強い思いの市長の気持ちをお聞かせいただいたら、市民によくわかると思いますので、どうかよろしくお願いします。 ○議長(細井宏純君) はい、吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) JR香芝駅の件につきまして、先日も要望をいただきまして、内容については十分理解しております。亡くなりましたが私の母も父もJR香芝駅を利用しておりまして、年とともに利用できなくなった一員です。3,000人前後で若干微減ということですけども、これをバリアフリー化して誰もが使えるような駅にすれば、私はもう少し利用者が増えて伸びるんじゃないかなと、このように思ってます。いずれにしろ、駅全体の構想も必要なんですが、これを並行して進めると、なかなか部局と話しておりますと時間がかかるということでございますので、私としてはバリアフリーというところを喫緊の課題として、今回の要望も受けて、捉えて、これについてJRと強い協議をして、進めてまいりたいなと思ってます。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) 今市長おっしゃったように、全体的な構想でいくと時間がかかるということで、まずは一つ一つ問題解決をしていただきたいと、そのように思っております。 そこで、JRは私はネットワークを利用して香芝駅を、香芝を発信するために、駅の名称が下田駅から香芝駅に変更された経緯がございます。そこで、駅の名称にふさわしい駅にしていただきたいというのは先ほども私述べたとおりなんで、どうかよろしくお願いしたい。 そこで、皆利用者も多少は感じられてると思うんですけども、駅前といいますか駅舎前といいますか、コミュニティバスが停車して、あこに公衆電話ございまして、ちょっと目につくとこが舗装されている部分と土の部分があるんです。その土の部分については、周囲の方々も、雨の日は車が通ったらはね上がるとかというようなこともございます。そうしたなかで、JR香芝駅全般について下田地区自治会と当局とはどのような協議をされ、今どのような進捗状況になってるのかお伺いいたします。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) JR香芝駅につきましては、地元、下田地区自治会から平成10年より、近鉄下田駅も含みまして、地区全般にわたる公共施設の整備に関する要望が上げられておりました。その後、平成15年に香芝近鉄下田駅北地区整備プログラムというプログラムを策定し、当地区の公共施設の整備について自治会からは下田地区まちづくり協議会として参画いただいております。そのようななかで協議をいたしまして、整備プログラムのなかでは中・長期に位置づけされておりますJR香芝駅の駅前整備ということでございますけれども、いまだ具体的な整備の計画に関する協議は行えていない状況でございます。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) 今答弁を聞きますと、香芝近鉄下田駅前地区整備プログラムについて、まだいまだに下田地区自治会と協議をされてないというようなご答弁いただきました。私は、そうした協議の停滞がJR香芝駅の現状そのものだと考えております。だけど、今そういうことを後ろ向きなことを話ししてても香芝駅の整備については前に進まないわけなんですから、そこでJR香芝駅の西側の先ほども申しました土の部分が、私はまず駅の顔として、そして利用者が最近車で送り迎えされる方もたくさんおって、あこで車がちょっと混雑するようなこともございますので、その辺の件につきまして香芝としてはどういう今後対応されるのかお聞きをいたします。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 議員ご指摘のJR香芝駅の西側の未舗装部分のところについてでございますが、この部分はJRの構内でございますけれども、送迎の車等、またコミュニティバス等が使用してるところでございます。この部分は、表面の土が使用されると時間の経過とともに掘れてまいります。現在は定期的に土砂で穴埋めの作業を行っているのが現状でございます。 今後の対応ということでございますけれども、本市といたしましては香芝駅の駅構内のバリアフリー化が優先事業であると考えておりますので、未舗装部分につきましては、まだしばらくの間、現状と同じ対策をとらざるを得ないのではないかと考えております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) 先ほども私言いましたように、下田地区自治会とも要望、そして周辺の住民、そして利用者が、やはり全国に発信されている香芝駅でもございます。JRで利用されましたら必ず香芝駅で、香芝に来られる方はそこでおりられて、そして市役所なり、また観光なり行かれるわけです。その香芝の中心となる駅が、おりて土のまま、その土のままがきれいに整備をされておれば、まだ自然も感じられるかもわかりませんけども、今の状態で見たら、先ほども答弁あったように、車があそこにとまって、だんだんだんだん掘れていく。そして、雨で水たまりができる。その土砂がまた下の西側の水路に流れる。そして、そこにはまた水路に水が停滞して、においも出る。悪循環を繰り返している香芝の駅の現状は、私は香芝駅が正常な駅前だとは到底思えません。そこで、JRに対して、香芝がこういう形でするからご理解いただけませんかと、こっちから積極的な問いかけをしたら、多分私はいけるんじゃないかと思いますけども、その辺のお考えはいかがでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) この未舗装部分につきましては、JRの駅の敷地の一部であり、JRの所有であるということから、が暫定舗装を行うにつきましても、JRの同意が必要となってまいります。今議員のご指摘にもありますように、使用形態見ますと、市民の方が利用されてて、そこについてはやはり見ばえも悪いし、先ほど議員申されましたその機能的な問題も発生しております。そういうことで、本市といたしましてももう一度また現地へ確認して、暫定舗装でもさせていただけないかということで、JRには一度協議を持ちかけたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) 今次長から答弁ありましたように、本格舗装とか駅前整備ということになれば十分な協議は必要で、そしていろんな準備も必要とは思いますけども、今次長も答弁いただきました、とりあえず暫定舗装という形での、とりあえず土の部分がなくなって、ちょっときれいになったなという印象だけでも与えられるような整備というんか舗装をしていただいたら、市民は喜ぶんじゃないかなと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 では次に、もう一つ、駅舎の駅前の開発といいますか整備がおくれている近鉄二上山駅についてであります。 最近は二上地区の人口の増加が香芝のなかでも多分一、二を争うぐらいの人口の伸びがしているように私は思っております。そうした形で、近鉄二上山駅の利用者も、当然ながら増えております。そして、1つは近鉄二上山駅前を通って高田バイパスに乗り入れもできるというルートにもなっておりますので、朝の通勤時は通勤客、そして学生の通学、そして車の通り抜けということで、大変混雑してることも事実でございます。 そこで、私は一つ提案もさせていただきたいんですけども、165号線からの市道への進入がございますけども、大変危険ということで、その辺の一つの改良の形、そして駅前の広場の関係についてまずお聞きしたいと思います。の認識をお聞きしたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 国道165号から近鉄南大阪線二上山駅へのアクセスする市道9-24号線は、国道から駅までの区間において、幅員は4メートル以上が確保されておりますけれども、自動車が交互に通行することが困難な状況でございます。そのために、国道から市道へ進入する際には、点滅信号機が設置されているものの、スムーズな通行を妨げているケースが見受けられるところであり、そのときに国道を通行する後続車からの追突などの事故の発生が懸念されるかと思います。そういった状況を認識しております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) 今も次長から答弁ございましたけども、また165号線から駅舎のほうに入る市道ですが、昔はあこは、今もう商店もなくなったけど、昔は商店もありまして、比較的二上地区ではちょっと商店があるとこでございましたけども、その時分は今までよりは車は少なくて、歩行者が中心というような状況ではございましたけども、今そういうことで、歩行者と車とが混在して、大変危険を感じられてる方があって、追突事故もあったということも答弁ございましたけど、ここを安全に通行するためには、私は進入路の隅切りがあれば、今のちょっと危険が何ぼか回避されるんじゃないかなということも、一般の方々、市民の方々、利用者の方々もお聞きしておりますが、安全に進入するための対策は、そういう一つの例を挙げましたけど、その辺のお考えはいかがなんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 今の国道165号から市道9-24号線に入るところの交差点の安全対策につきましては、隅切りをつくるということで、土地所有者の協力ももちろんでございますが、隅切りだけではなく、国道施設や横断歩道、また信号機など、交通安全施設の改変等の可否など、各施設管理者との協議も必要になってくるかと考えております。 また、この市道におきましては、平成13年に出入り口付近を一度拡幅しております。東側に広げた経緯ございますけれども、その際には実はもっと広い範囲で土地所有者の方に要望を行いましたけれども、最大可能な範囲の用地協力をいただいたところでございまして、それが今の形状でございます。さらなる隅切りの設置に係る用地確保については、また再度その方への理解をいただく必要があることから、まだ少し時間を要することが予想されます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) 今おっしゃったように、民地の土地を協力していただくということは、もちろん地権者に対してまずはご理解いただかないと、この事業が前へ進まないと思っておりますので、その辺につきましては、も今の現状を地主さんに十分な説明をしていただいて、香芝の市民が安全かつ、そして多くの方が便利になったという思いの実感ができるような形で、誠意を持って地主さんに交渉していただいたら、私は理解もしていただけるのかなと思っておりますので、その辺はよろしくお願いいたします。 次、ちょっと行かせてもらう。 そこで、これはJR香芝駅とも共通する問題なんですけども、二上山駅についても駐車スペースが少ないということで、入り口もそうだったんですけども、あそこで車が乗降客を迎えに行くときに、何台か車がとまっても入れない状態のときに、車が待避されることがございます。先ほども言ったように、あそこから山麓線に乗り入れできる最短ルートであることからも、国道に出られる方、国道から入られる方で混雑する。そしてまた、二上山駅の踏切も車が1台と歩行者が1人通れるぐらいの幅しかないということで、大変駅前のあの辺もちょっとおくれてるわけなんですけども、そうしたなか、駅前の駐車場についても、いろいろと地元の方の意見でございますので、その辺についてもはどのようにお考えか、認識されてるのかお聞きいたします。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 議員ご指摘の二上山駅前の広場でございますが、この空間は近畿日本鉄道の所有地でございまして、現行では鉄道事業者によりまして、この空間を提供していただいてるものでございます。現状のスペースといたしましては、送迎車両が二、三台停車するともういっぱいな状況でございまして、1日に約1,000人の乗降客数がある当駅においては、広場としては足りていないのではないかと考えております。また、通勤時間帯や天候によっては非常に混雑も見受けられますので、利用者の皆様がご不便を感じられているということをとしても認識はしております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) も認識してるということはありがたいことなんですけども、それから一歩前に進まなくては何の解決にもならないと思います。 そこで、それに関連するわけなんですけども、もう一つ、都市計画について畑分川線という計画道路があるわけなんですけども、畑分川線を全線早く着工してくれというのは、これは予算的なこともありますし、将来の計画にも影響することなんで、私は少なくとも165号線から近鉄二上山駅のあの区間、恐らくあそこに口をあけたら、後は広場の関係にもなってくるので、距離的にも100メーター未満の距離のなかに、その畑分川線が計画されてると。そこに駅前広場も計画されているということで、その辺の見通しについてはいかがお考えなのかも、これもあわせてお願いします。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。
    ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 平成28年3月に策定いたしました香芝街路整備プログラムにおきましては、この当路線の国道165号から二上山に至る区間は、整備優先順位において上位に位置づけられているものの、長期的な展望でございまして、この畑分川線の国道から南側、わずかな距離でございますけれども、国道より北側よりは早い、上位には位置づけられておりますが、事業着手までには期間は要するものであると考えております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) 時間かかる。私はもう一番手っ取り早いのは、今言うてる165号線から東側の都市計画道路を広げることが一番利便性と利用者のいろんな問題解決が早いと思うんですけども、それも今すぐにというわけにもいきませんので、早急に解決していただくのが大事やと思うので、もとに戻ったような話になりますが、二上山駅の今の駐車スペースを広げるなり、その辺のいろんな工夫をまた早急にしていただくことが私は一番いいのかなと思っております。 そこで、再度お聞きするんですけども、二上山駅の駅前の広場について、としては今後どのようにお考えあるのか。整備していったら一番最良の形になるのか、ちょっとお聞きいたします。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 二上山駅の駅前におきましては、先ほども申したように、畑分川線における駅前広場の都市計画があることから、今の現在の広場に対する整備ということになりますと、また重複した整備とならないように、現在、今の広場に対しての土地所有者でもある近鉄に対して、借地による広場整備をお願いしているところでございます。またあわせまして、その近鉄の土地からまたさらに借地されておられます使用者の方に対しても、事業への協力を今お願いしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) ちょっといろいろなことはしてもらってますけど、まずは一番早急に優先順位の高いことからしてほしいと思います。先ほども言いましたように、駅前整備の1つ、そして165号線からの市道に乗り入れる、進入する隅切り、私はこの2つが今二上山駅の喫緊の緊急課題やと思っておりますので、その辺はとして早くしていただきたいことが市民の要望だと思っておりますが、その辺の決意、もう一度、再度どういうにしたらできるのか。どういう方法がええのか。そして、どういう方法が市民のためになるのかという決意といいますか思いをもう一度お願いいたしたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) この暫定的な広場の整備につきましても、は現在、鋭意努力しております。西側のこの空間広場整備につきましては、近鉄に対しまして、先ほど申しましたが広場として利用させていただくことの協議も進めてるところでございまして、またその土地所有者と使用者における賃貸借地契約に関する整理も必要なことから、その調整も図っておるところですが、それに対しては期間を要するところでございます。近畿日本鉄道や土地所有者に対しまして、引き続き頑張って協議、交渉を進めてまいりたいと思います。 また、隅切りにつきましては、国道から市道への隅切りにつきましては、先ほど来出てますように、やはりここは危険な箇所でもありますので、再度隅切りの設置を拡幅できるように、また影響する国道施設や横断歩道、信号機などの開閉の可否など、管理者とも地権者と協議を始めたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) 大分前向きな答弁いただきました。この二上山の駅前の整備につきましては、地元の畑自治会、そして穴虫二上自治会、そして穴虫西自治会から強い要望をされてるということもお聞きします。それらの思いが利用者の強い思いだと思いますので、どうか要望をできるだけ早く実現できるようにお願いしたいと思います。 次、行かせてもらいます。 次に、大きな項目の2番の香芝の幼児保育の特徴や方針についてお聞きいたします。 市内には、市立や私立の保育所などが香芝の子供の健やかな成長を各保育所でさまざまな工夫を凝らしていただいて、香芝の子供たちを保育していただいております。そのなかで、香芝の幼児の保育の特徴についてどのように香芝としては考えておられるのか、進めていこうとされてるのかお聞きをいたします。 ○議長(細井宏純君) はい、坂本福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 香芝の保育の特徴ということでございますが、家庭的保育をもとに、基本的生活習慣であるとか態度を身につけていただき、人を思いやり、大切にできる子供を目指しております。また、個々の保育所においても、各保育目標を掲げまして、実践していただいているところでございます。 ○議長(細井宏純君) はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) 今おっしゃったんは、大体どこの市町村でも、それはその思いでされてる。それはもう当たり前の話で、それはそれでご答弁はもう十分理解させていただきました。そこで、個々の保育所においていろいろな、先ほどもあったように、目標も多分あると思います。各保育所によっても、いろんなカラーも出していただいてるということもございますと思います。そこで、それらを実践していくために保育方針や保護者の支援などはどのようになされてるのかお聞きをいたします。 ○議長(細井宏純君) はい、坂本福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 保育所の保育指針をもとに、各保育所の地域や子供たちの実態をかんがみ、保育所の理念、目標、方針を設定いたしまして、各年齢別でのカリキュラムを作成しておると、そういうところでございます。 また、保護者の方についての支援ということでございますが、入所児童の保護者には、各保育所の保育への理解や協力のもと、子供の育ちを保障するための連携を不可欠なものとして位置づけさせていただいて、ご理解、ご協力をいただいておるところでございます。 ○議長(細井宏純君) はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) わかりました。 そしたら、保育所はゼロ歳児から5歳児まで預かっていただいて保育をされてると思うんですけども、そしたら一つ例にとりますと、二上保育所はどのような保育特徴がございますか。 ○議長(細井宏純君) はい、坂本福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 二上保育所でございますが、具体的な保育方針としまして、くつろぎのある温かい雰囲気のなかで、情緒を安定させ、伸び伸びと遊びや生活をできるようにする。一人一人の発達の姿や個人差を的確に把握し、個人差を大切にする保育に努める。望ましい人間関係のなかで、楽しく生き生きとした生活をするために、必要な約束や決まりを守れる子供に育てる。みずからの遊びや仕事に意欲的に取り組めるよう、よりよい環境を準備し、創造的な発想や表現の目を大切に育てるというふうな、こういう具体的な方針を持って二上保育所のほうは保育のほうをやっていただいてるところでございます。 ○議長(細井宏純君) はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) わかりました。二上保育所も伸び伸びとというような今お話ございました。 そこで、それに関連して、二上保育所だけじゃなしに、まず香芝の施設設備環境についてお聞きします。 各保育所の状況は、今次長がいろいろ答弁していただきました。どこの園舎も、新しいとこと、旧のとこは大変老朽化している園舎もございますが、保育環境を今述べられた伸び伸びとする、くつろぎもある、いろいろなるる今説明ございましたけども、そのなかの達成するために、環境改善をするために、今必要な整備はどのようにお考えなのかお聞きいたします。 ○議長(細井宏純君) はい、坂本福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 最近っていいますか、整備の優先順位といたしまして、最も保護者のほうからの要望等もございました保育室の空調設備に関しまして、この3年間の計画を立てさせていただきまして、全保育所の整備を進めてまいりました。整備は計画どおりに完了いたしまして、各保育所の空調設備は整ったと考えております。 また、他の整備状況でございますが、各保育所の設備の状況に合わせて行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) 各要望があるやつを一つ一つ整備をしていくという、これもうそのとおりでございます。 そこで、施設のところにもはそういう形での整備を行っていくということなんですけども、個々についてもいろいろなに対する保育所の設備の要望もあると思います。そのなかで、今一番各保育所が共通してに対する設備、施設の要望なんかはどのようなものが一番多いのかお聞きいたします。 ○議長(細井宏純君) はい、坂本福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 各保育所につきましては、保育の実践っていう観点から、保育所の遊具ですね、園庭にございます遊具についてちょっと劣化の激しいところもございますので、そこが今のところ補修が必要な部分であるんじゃないかなっていうふうに考えております。 ○議長(細井宏純君) はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) 遊具は子供のけがとか、そういうなもんに直結する器具ですので、これは当然早急に対応しなければならないと思っておりますが、先ほども言いましたように、園舎の老朽化に伴うこともございます。最近各地でいろいろ地震も起こっておりますが、天井の落下で人、子供たちがけがをする。天井の下敷きになるということもございますが、その辺のつり天井の安全性については、その辺はもう十分対応はできておりますか。 ○議長(細井宏純君) はい、坂本福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 当然、保育所に関しては安全性という面を最優先しておりまして、各施設のほうから、そういった天井等々の不都合がございましたら、早急に連絡をいただきまして、早急に対応させていただいてるところでございます。 ○議長(細井宏純君) はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) 子供を安全に保育していただく。いつどういう形で、思いも寄らないことが起こる可能性も大いにありますので、その辺よろしくお願いします。 そこで、もう一つお聞きしたいわけなんですけども、今も言いましたように、各保育所はそれぞれの要望あるということは理解しておりますが、特に二上保育所の狭隘な園庭といいますか、その辺について、保育環境は十分香芝として安全な保育環境、そして快適な、先ほども答弁ありましたように、伸び伸びとできる環境と言えるのでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、坂本福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 保育所の園庭環境でございますが、当然園庭基準、すべての保育所において満たしておるところでございます。保育所におきましての園庭の利用状況なんですが、幼児クラス等々でボール遊びのときなど、各年齢ごとに利用時間等を踏まえて利用しておりまして、そういったことも踏まえまして、安全の確保に努めておるところでございます。 ○議長(細井宏純君) はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) 今、基準を満たしてる。そして、各それぞれ保育が時間帯によって工夫をしているというようなお話もございました。 私、議員になってから、毎年、保育所の運動会に参加させていただいて、いつもいつも感じてることでございます。でも、園庭は基準は満たしてるというものの、運動会なんかは、子供はもちろんですけども、子供の保護者、そしてじいちゃん、ばあちゃん、そして兄弟までが来て、見てのとおり、もう立錐の余地もないといいますか足の踏み場もないような状況の運動会が開催されております。先生たちはいろんな工夫をして、少しでもスペースのあきのないように、そして広く使えるようにという工夫はされてることに、私もいつも関心をしてるわけなんですけども、そんな状況で、もしか人が多いなかで、先ほども言いましたように、災害なりいろんな緊急事態が起きた場合、果たして基準が満ちてるからそれが快適な保育環境だとは、私はとても思っておりません。また、そのなかで、今の保育環境、園庭環境について、再度もう少しが思っておることを正直にお答えいただいたらありがたいなと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、坂本福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 私ども運動会等々の見学もさせていただくなかで、全児童が参加する運動会、それと保護者の方がお見えになる運動会という部分につきまして、面積面というのが余裕があるとは言えません。ただ、できるだけ、先ほど議員さんもおっしゃっていただいたような形で、各保育所において工夫をいただきまして、その運動会を皆で盛り上げていく。また、子供たちの成長を見ていただくというふうな形での運動会のあり方ということでお願いしているところでございますので、その点はまたご理解もいただければなというふうに考えております。 ○議長(細井宏純君) はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) あのような運動会のもう飽和状態のなかで、もし、何度も言いますけども、もしか災害が起こったとき、二上保育所は特殊な環境のもとに立地しているというふうに私は理解しております。入り口は1つしかないと。そして、周囲はフェンスで囲まれてるけども、逃げ道もないというような状況で、人が寄って集まったときに、パニック状態になって大きな混乱が生じて犠牲者も出るように私は考えます。その辺について、そういうようなときに避難経路が十分確保できるのか。その辺についてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、坂本福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 議員さんご指摘のご質問を以前にもいただいております。その際、二上につきまして、正式な入り口については1カ所というふうな形でご答弁申し上げておりますし、その際に避難経路としては西の畑のあぜを使ってということで、ちょっとその辺も考えてはどうかというふうなことのご意見もいただいておりますが、避難経路として今のところそれができているという状況のなかで、その現在のなかで保育のほうは行ってまいりたいと思っております。 また、避難訓練でございますが、毎月1回実施しておりまして、子供たちの安全性については確保されております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) する側と見る側と、ちょっとその辺のギャップが大きいのかなと私は思ってます。 そこで、前回は平成26年12月議会において、私この問題について一度質問させていただきました。そのときに、フェンスのとこにして、今の言うように西側の田んぼの農地のとこに避難というようなお話もございましたが、そのときの市長の答弁で、これ答弁をそのまま、市長の答弁をあれです。市長の答弁で、一度私が今考えてました避難空間と場所というような考え方、またもう一つの避難導線ということのところの考え方をもうちょっと整理して検討してまいりたいと、そのように思いますと当時答弁されました。私、何を言うかというと、平成26年にその問題を指摘してからも前も進んでないと。そやから、市長がこうして答弁されてるなかで、進んでないということは、いろんなお考えがあって、協議もしていただいておりますけども、これは私だけの意見じゃなしに、保育所の保護者、住民が危惧されてることなんで、この辺について再度、市長、あれから時間がたっておりますので、考えも多分前に進んでると思いますけども、それからのお考えを集約した形で、また今答弁できましたら答弁していただいたらありがたいなと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、鎌田副市長。 ◎副市長(鎌田裕康君) 前回ご指摘いただきましたなかで、担当といろいろ話しさせていただきましたなかで、まず1点、香芝の保育所の環境改善をできるとこからやっていこうじゃないかということで、1つの取り組みを、何も文書にしたわけではございませんけれど、まず現場の意見を聞いて、現在充足している項目、そしてまたしてない項目、比較考慮したなかで、例えば現在の取り組みとして考えてるのは、真美ヶ丘保育所の最寄りの駐車場といいますか、駐車場ですね、車寄せていただいて、最寄りのとこで公園をちょっと崩させていただいてスペースをつくって、今まで道路上でとまっておられた部分を改善していくという。そしてまた、近々の議会のなかでもいろいろご指摘がありました、みつわ保育所の入り口の進入路が非常に狭隘であるということ。このことについても取り組みを努めて、またほどなくその成果についても提案させていただけるという、一つの視点として環境改善をさせていただきたいという観点。 そして、環境改善と申しますのは、我々の視点では安全であり、そして子供たちのために資する、親御さんのために資するという観点が一つ大事なことであると認識しております。そんななかで、一律的にスペースがあるから、いやいや前に広場があるからっていう評価ではなしに、例えば保育所が建ってる状況が周囲全体のなかで建物が非常に狭隘ななかに立て込んできてる状態というのは、仮に空間があったとしても、それは一つの空間としての確保はできるけれど、その隣接の家は火災が行ったときどうするのかとか、いろんな問題、個々種別に考えていく必要があると考えておりますんで、取り組みを一つ一つ進めてまいりたいと考えてるところでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、関義秀君。 ◆11番(関義秀君) まずは、安全が第一。子供の命が第一。そして、みんなが快適に保育ができるという環境がみんなが望まれてることなんで、ぜひそれぞれの予算もございます。それぞれの状況もございます。一つ一つ詳しく精査をしていただいて、何がこのところにはこれが必要だということもぜひ考えていただいて、適切な施設整備、子供の安全を考えていただきたいと思いますので、理事者の執行する側もぜひよろしくお願いしたいと思いますので。 これで私の一般質問を終わらさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(細井宏純君) 以上で、11番関義秀君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。              午前10時47分 休憩              午前10時58分 再開 ○議長(細井宏純君) 休憩を解いて再開いたします。 次に、7番中山武彦君の一般質問をお受けいたします。 はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) おはようございます。 それでは、議長のお許しを得ましたので、一般質問をさせていただきます。 最初に、空き家対策についてでございます。 平成27年度、空家等対策の推進に関する特別措置法が設立いたしました。固定資産税の特例措置として、空き家住宅の減免停止が28年度のことしから試行されています。空き家対策の法律ができましてから、総務省は2つの通知が出ております。1つは、地方税法の改正です。空き家を放置して、周辺の生活環境の保全上、不適切なようなことがある場合は、市町村長が所有者に勧告をすると。また、その勧告を受けた場合には、住宅用地は減免措置の特例が外され、増税されることになります。また、もう一つは、住宅用地の認定を明確にする内容でございます。一言で言いますと、空き家であっても人が住めるような管理をしていないもの、今後住宅用に提供する見込みのないものについては、住宅に該当しないということで、賦課期日には市町村長は客観的に見て、空き家が住宅かどうかを判断するように、そのような通知でございますので、この2つ目の住宅用地の確認に関する通知、空き家用地であっても住宅地ではないという、この新たな留意事項がつけ加えられたわけでございますので、市町村長にとっては大変に微妙な問題をはらんでいることでございます。 そこでまず、香芝の空き家の対策の現状について伺いたいと思います。 私は以前にも質問いたしましたが、この実態調査の状況、改善に向けての体制づくりについて、1年半たつなかで、その進捗を教えていただきたいと思います。 以上で、1回目の質問を終わります。 ○議長(細井宏純君) それでは、1回目の中山武彦君の空き家対策の現状について答弁。 はい、堀本都市創造部長。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 空き家対策の現状についてご答弁申し上げます。 空家等対策の推進に関する特別措置法が公布され、昨年5月26日より倒壊などの保安上の危険がある特定空き家等については市町村が代執行まで行える規定が施行されました。これを受け、香芝においても今後の市内の空き家対策を計画的に進めるため、今年度市内の空き家の所在の把握などを目的とした実態調査を実施しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) それでは、2回目以降の質問をお受けします。 はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 実態調査の結果と詳細が若干でもわかれば教えていただけますか。 ○議長(細井宏純君) はい、堀本都市創造部長。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 実態調査の状況ということでございます。 空き家の実態調査につきましては、平成28年8月に業務委託を行っております。業務内容といたしましては、空き家調査、所有者等への意識調査、空き家情報の整理とデータベース作成となってございます。現在、所有者の意識調査の段階でございます。 空き家調査の結果につきましては、空き家と思われる家屋として614戸、そのうち空家等対策の推進に関する特別措置法第2条第2項に規定する特定空き家等の可能性があると判断されるものにつきましては、4戸ということでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 今614戸の空き家が香芝にあって、可能性が4戸あると。特定空き家について勧告されれば増税されるということになりますので、大変な状況あるんですが、香芝から今空き家に関する苦情が従来から多く寄せられておりますけども、法律ができて改善を図ってもらいたいということが一層強くなってるわけですが、香芝に寄せられてる苦情物件についてはどれぐらいあるんでしょう。 ○議長(細井宏純君) はい、堀本都市創造部長。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 苦情の件数につきましては、平成26年度からご報告をいたします。 平成26年度24件、平成27年度36件、平成28年度、11月末の時点ではございますけれども、27件ということでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 今のお話では27件であって、36件があったときもあったということで、空き家は周辺住民の生活環境に支障を及ぼすというようなことがあると、特に苦情を寄せられまして、非常に困ってらっしゃる物件があるということでございます。早急に対応していただきたいんですけども、この苦情物件はすべて改善されると考えていいんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、堀本都市創造部長。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 通知等は苦情を受け付けいたしまして、発送はいたしますけれども、すべてがやはり解決できるということではないかというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 苦情と認められてるものについては、長年の懸案があるという物件もかなりございますので、今回の法律を契機に、ぜひともすべてを解決に向けて取り組んでいただきたいと思うんです。 それで、行政指導等もしていただきました。実行されるものとしての今回制度もできておりますので、ぜひともお願いしたいことは、苦情物件にはすべて立入調査を法律に基づいてやっていただきたいと思うんです。例えば、外見だけでわかるものは立ち入り等の繁茂等はございますけども、このガイドラインにあるようなネズミとか害虫の増殖、増加で生活環境が悪くなってるということもございますので、入らないとわからない部分がございます。こういった立入調査ということもやっていただかないと、住民の納得が得られないと思うんですけども、苦情物件、しっかり調査はしていただけますでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、堀本都市創造部長。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 現在苦情があった部分に関しましては、やはり外観からの調査だけとなってまいります。今後におきましては、空き家対策等計画を立案するなかで、また特定空き家の認定等のなかで進めていきたいと考えております。 特定空き家に関する処置に関するガイドラインによりますと、こういう文章がございます。特定空き家と認められる場合、措置に関する指導、勧告、命令に係る部分において、必要最小限の範囲で立入調査は可能となってございます。また、特定空き家等に該当する可能性があると認められるか否かの確認においても、立入調査が許容されるものと解されております。今後は特定空き家等の指定において、立入調査も行っていく必要があると思いますけれども、景観的に全然あまり問題ないような状況であれば、なかなか立入調査までは行うことはできないというふうに解しております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) そう思います。ただ、おっしゃったように、可能性があるもの、特定空き家になるかどうかの可能性あるもの、かなり苦情がきついものはそのような物件が多いと思いますので、なるべくそうしたことも考慮してお願いをしたいと思います。 先ほどの答弁では、特定空き家になる可能性あるものというものは4件ということで、これわずか1%にも満たないような状況になってます、香芝の場合。奈良のほうでこの間調査をされたのを報道で見ましたら、危険度が高くて解体が必要なものは38戸、これは全体の2,720戸の空き家のあるなかで1.4%ということで、かなり香芝よりも10倍ぐらい高いと思うんです。また、空き家のうち6%は改修工事等が必要だというふうな報道もされてました。こう見ると、香芝の4件というのはかなり低いような捕捉ということになりますので、ぜひとも外観だけじゃなくて、立入調査を進めて改善しないと、住民は納得しないと思います、法律はできてますので。その点方々お願いをしたいと思います。たしかこの奈良の6%をやると、香芝でも30件か40件ぐらいの確率になりますので、ぜひともお願いいたします。 そこで、この衛生面からの周辺住民の悪影響と害虫による支障等を初め、いろんな形の基準が定められてますけども、香芝において、そうした基準について立入調査、これ必要なんですけども、もう一つの観点からいえば、先ほど総務省の通知が出た賦課期日において、住宅用地というのはこれまでは空き家であれば減免措置、住宅の固定資産税の減免ということで課税停止があったわけですが、今回の通知では、空き家であっても住宅用地と認めにくい、住む予定が今後も見込められないというようなものについては、これは住宅用地として認めるべきでないというか、こういうものは住宅用地ではないというような通知が出てますが、これ総務部にちょっと確認したいんですが、これ27年度大綱ですか、この点について何か意識して取り組みはされてますでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、滝村総務部次長。 ◎総務部次長[財政課長事務取扱](滝村豊君) 今議員ご指摘の改正の部分でございます。 賦課期日におきまして、現に人が居住していない家屋につきましては、住宅に該当するのか否かという判断基準が設けられたという改正と理解はしております。その当該家屋が客観的に見て、今後、人の居住の供に供される見込みがないと認められる場合におきましては、その家屋は住宅には該当しないものという定義づけがされておりますことから、今後は住宅用地特例の適用から除外されるものと理解しております。しかしながら、この判断は家屋等の所有者の課税額にも直結しますことから、より慎重に対応していかなければならないというふうに捉えております。このようなことから、今後は今回の空き家調査の結果を踏まえたなかで、関係課とも情報の共有を図りながら、さらには県とも協議を重ねながら、十分に検討してまいりたいというふうに考えておるとこでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) そうですね、だから慎重にやっていく必要がある。微妙な問題だと思います。いきなり増税になっては、これはかないませんので。ですから、県ともしっかり相談して、ただ空き家になって今までどおりではないということも、としてしっかり認識をして、どう見てもこれはもう住まないというようなものについては課税もせないけないというようなことをしっかり意識を持っていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。空き家対策については、そういったことも踏まえて、ぜひとも全力でもって早急に進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 引き続きまして、質問いたします。 続いて、子供の、また高齢者の安全対策です。 子供の通学路の安全対策について伺いますが、香芝では登下校中の子供の事故というものも考慮して、配慮して安全対策をされてますけども、この通学路の安全対策についてまず伺います。現状について教えてください。 ○議長(細井宏純君) はい、吉村教育部長。 ◎教育部長(吉村宗章君) 通学路の安全対策の現状でございますけども、議員お尋ねの安全対策につきましては、通学路の交通安全プログラムというのを本市では設けてございまして、関係者と連携しながらこの点検や、あるいはまた改善を行っている現状でございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 現在のその経過というのはわかりますか、交通安全プログラム。 ○議長(細井宏純君) はい、吉村教育部長。 ◎教育部長(吉村宗章君) プログラムの策定された時期というふうにお聞きいただいてると、質問であるというふうに考えます。 香芝通学路交通安全プログラムでございますけども、平成26年9月に作成されたものでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 危険箇所と、そしてその対策ということをやっていただいてると思うんですけど、それについて教えていただけますか。 ○議長(細井宏純君) はい、吉村教育部長。 ◎教育部長(吉村宗章君) これは毎年6月ごろでございますけども、各学校、あるいはまた幼稚園のほうに対しまして、通学路の危険箇所等についての報告をいただいておるという形でございます。その取りまとめを8月ごろまでに行いまして、先ほど申し上げておりますプログラムに基づく関係各位を招集いたしまして、この研修を行っているという現状でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 具体的な数字でわかりますか。26年度で、その前からやってませんか。そのあたりのことを教えていただきます。 ○議長(細井宏純君) はい、吉村教育部長。 ◎教育部長(吉村宗章君) 要望のあった箇所数でございますけども、平成24年度では142カ所、平成25年度では50カ所、平成26年度では66カ所、平成27年度では59カ所、平成28年度では40カ所という形で報告をいただいてございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) じゃあ、具体的な対策状況を教えていただけますか。 ○議長(細井宏純君) はい、吉村教育部長。 ◎教育部長(吉村宗章君) 今議員お尋ねの分については、対策した箇所数でございますか。それとも、対策内容でございますでしょうか。 ○議長(細井宏純君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 対策の内容と箇所数です。内容については例示でも結構ですので。 ○議長(細井宏純君) はい、吉村教育部長。 ◎教育部長(吉村宗章君) まず初めに、先ほど要望のあった箇所数に対しましての対策箇所数ということでご答弁を申し上げます。 平成24年度におきましては141カ所、対策してまいっております。平成25年度におきましては45カ所、平成26年度では63カ所、平成27年度におきましては44カ所、平成28年度につきましては、現在のところまでは5カ所の対応というところでございます。 その道路の関係でございますけども、改良をさせていただいてる対応策といたしましては、グリーンベルト、あるいはまた横断歩道のカラー化だけではなく、路側帯の修復、あるいはまた文字の修復、段差解消、それからカーブミラー、歩道整備、横断歩道、ガードパイプ等々の主な対策内容となってございます。
    ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) そこで残ってるところ、いまだかつてまだまだ現時点で対策残ってるもののことについては、理由を教えていただけますでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、吉村教育部長。 ◎教育部長(吉村宗章君) 徐々にですけども、年々要望箇所も少なくなってきておりますし、また解消されている場所のほうも増えてございます。年々その対応についてはさせていただいとるような状況でございます。各所管、これは通学路交通安全プログラムによりまして関係所管が合同で集まりまして、またその対応策を考えておるという現状でございまして、おくれてるわけではなく、その対応の方法を検討しておるというのが実態でございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 対応が難しいのがあるということですよね。ですから、今多分信号機等もあるし、道路整備等、横断歩道等、規制に係る部分とか、聞いてるのは、そういったものについてはなかなか難しいものがあるというふうに、ちょっとお金もかかります、聞いております。香芝では、やはり歩行者優先なんですけども、歩道が少ないという状況もありますし、特に通学路の安全についてはそれが大きいと。また、自動車道の整備等、またおくれてますし、そういったなかで、基本的に歩行者優先ですが、車優先みたいになっている状況が結構あるということで、子供、高齢者の事故が多いということで、なかなかその子供、高齢者を守るのが難しい、簡単ではないというふうに私は思ってます。そういった協議等も必要だと思うんですけども、こうした1つずつ協議を進めて、警察とも進めて、しっかりやっていただきたいと、これはもう要望としてますけども、今かなり24年、5年、6年についてはもうほとんど終わってるというふうにちょっと認識しまして、27年についても8割方終わってますね。28年についてはまだこれからですが、27年についてもかなり終わってるので、残ってる部分についてしっかり協議して進めていただきたいと思います。 続いて、ちょっと伺いますけども、高齢者の交通事故が最近増えてるということなんですが、特に自転車の事故が増えているそうです。香芝でこの高齢者の自転車での交通事故の件数等把握してますでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、村中市民環境部長。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 香芝署管内の高齢者の自転車事故の件数でございます。 平成27年1月から10月まででございますと9件、同じく平成28年1月から10月までは19件となっておりまして、10件の増加という形になっております。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 交通事故対策について、はどのように取り組んでいらっしゃいますか。 ○議長(細井宏純君) はい、村中市民環境部長。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 高齢者を対象とした交通安全講習会などにつきましては、春と秋の交通安全週間、この期間におきまして集中的に行っております。香芝警察署や交通安全対策協議会などの協力をいただきながら、自転車の正しい乗り方の講習会、またドライビングコンテスト、ドライビングスクールなどの実践的な講習会、そして講演会というものも開催しまして、高齢者の交通安全防止に努めているところでございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) そのなかで、昨年に比べて増えてると。倍近く増えてるんですね。 自転車便利ですけども、自転車安全利用5則にあるように、一旦停止、安全確認がなかなか見ていますと行われてないのも事実でございますので、そうしたご本人の自覚も必要ですし、また先ほど言いました車優先のこの香芝の状況、歩道があまりなくて、自動車道もあまり整備されなくて、生活道も車はスピードが出る規制もなかなかないということなんで、なかなか子供とか高齢者の安全対策は難しい状況にあると今の状況では思いますので、ちょっと注意が必要だと思います。 自転車安全利用5則では、子供はヘルメットということになってますけども、出会い頭の事故が多いかなと思うんですけども、ヘルメットをつければ割と安全かなと思うんで、この今香芝警察でも帽子型ヘルメットですね、高齢者の方も気軽につけられるというものがご紹介されてますけども、このヘルメットの拡大普及をするために、香芝でヘルメット購入の助成制度というものを考えてはどうかと思うんですが、その点どうでしょう。 ○議長(細井宏純君) はい、村中市民環境部長。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 高齢者の自転車事故は、先ほどもご答弁させていただきましたとおり、まだ全然増加しております。もいろいろと実践的な講演とか講習会させていただいてるところでございますけれども、今議員からご質問いただきましたヘルメットの補助につきましても、ヘルメットを着用していただけると、促進という部分につきましては、有効な手段であると思います。今後はそういった高齢者の方の実際のニーズ、本当にヘルメットを補助させていただいたところでヘルメットをかぶっていただけるのかという部分もいろいろと調査させていただきながら、香芝警察署、そして福祉部門と協議検討を行ってまいりたいというふうには考えております。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) ひとつよろしくお願いいたします。ちょっと今事故が倍増してるということで。 それで、続いて高齢者の自動車事故についてちょっと聞きますけども、私の資料ではことし6月末まで高齢者の自動車に関する事故は64件、昨年同時期比較では23件の増加というような資料がございます。これは6月末ですけども、これ最新の資料がもしあればちょっと教えていただけます。 ○議長(細井宏純君) はい、村中市民環境部長。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) ことし10月末現在では、高齢者の事故件数といたしましては91件というふうに確認はいたしております。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 昨年との比較で増加数とかわかりますか。 ○議長(細井宏純君) はい、村中市民環境部長。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) これも香芝警察署のほうからいただいている資料でございます。同じく昨年10月末現在に対しましては、14件増加しているというふうには伺っております。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 14件増加してるということです。 今の話なんですけど、高齢者の事故が増えてるということで、先ほど言いましたけども、一般道の生活道路の抜け道になったりしてスピードが増えていって、規制がなかなか工夫が必要だと思うんですけども、積極的にハード面の整備が歩道等の整備等含めて必要だと思っております。また、ただ高齢者の事故が全国ではそんなに増えてなくて、若い人の事故が減ってますので、相対的に増えてるというふうにちょっと考えているそうです。ただ、香芝のなかで高齢者の事故が突出して増えてるように思いますので、やはり歩行者を優先するような道づくりというものをやっていただきたいと思います。 この高齢者の事故対策について、特に警察署のほうで今やってるのが自主返納の取り組みです。これについては、高齢ドライバーの皆さんの自信がなくなったり運転が心配になったというときについては自主返納いかがですかという文章も出てますが、これについて香芝でも丁寧にちょっと手続を広報等する必要があると思うんですけども、このメリットについて知ってますでしょうか。自主返納によるメリット。 ○議長(細井宏純君) はい、村中市民環境部長。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 運転免許証を自主返納される際には、警察のほうからは運転経歴証明書というのが発行されます。これを提示していただくことによりましていろんなメリットがあるわけですけれども、特に本におきましては香芝警察署と香芝商工会との間で高齢者運転免許自主返納支援事業に関する協定、これが取り交わされております。運転免許経歴証明書、これを提示していただきますと、市内の18店舗でいろいろな割引などの特典が受けられるというシステムでありまして、高齢者の交通事故防止対策の一環として運転免許の返納促進を図っていただいているというところでございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 今おっしゃった香芝のメリットも増えてきてると思います。ですから、なかなかこの規制が増えていくと、ご自身で免許ももう返納しようかなというふうに思うような、こういった機運が出てくると思うんですけども、なかなか今香芝ではそういったこともまだ起こっておりません。この返納の数というのは増えていますか。把握はされてますか。 ○議長(細井宏純君) はい、村中市民環境部長。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 自主返納の件数でございますが、平成26年度では112名の方が、27年度では178名の方が、そして28年度、9月末でございますけれども、既に126名の方が自主返納をされているところで、年々増えていってるような状況でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 年々増えてきてるということで、住民生活に返納されますと支障も出ますので、公共交通の実証運行等も今やってるバス等のこの整備、適正にやっていかなあきません。またあわせまして、歩道のこのスピードを出さないような工夫とか規制もして、しっかりと安全対策も進めていく必要がございますので、香芝ではそういった丁寧な手続ということで広報等もされてはどうかと思うんですけども、その点どうですか。 ○議長(細井宏純君) はい、村中市民環境部長。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) そうですね、高齢者の事故等も年々、先ほども申し上げましたように、ちょっと増えているような状況でございますので、いろんな時期を捉えまして、広報のほうもしっかりやっていきたいというふうに考えております。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) じゃあ、よろしくお願いをいたします。 続いて、高齢者の虐待についてちょっと伺いたいと思います。 香芝の人口と今若い世代の流入が増えてるということで、先ほど来の話もありました。一方、高齢化も徐々に進んでおりますが、高齢化率は低いものの、要介護認定の認定率が今後10年で現状より5ポイント伸びるというふうな予測もされてます。これは介護とか虐待、単身世帯の孤立といった高齢者をめぐる諸問題の対応も重要になってくると、このように思ってますので、まず香芝の単身世帯の実情について伺いたいと思います。国勢調査では単身世帯の比率、3分の1を超えたそうですけども、香芝の実情を教えていただけますか。 ○議長(細井宏純君) はい、松崎健康局長。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 香芝におけます単身世帯ということにつきましては、ことし7月に民生委員さん方が調査してくださいました数では365人となっておりました。 なお、第6期介護保険事業計画を策定するためのアンケート調査を26年3月に行った時点では、アンケートに答えてくださった方のひとり暮らし高齢者は10.9%となっておりまして、これを26年3月時点の65歳以上人口で換算しますと約1,750人というふうになっております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) ちょっと数字が全然違いますよね、1,750人。今現在では365人ですか、ということで、これちょっとどう見たらいいかわからないですけど。増えてるのかなという傾向、どっちが正しいのかちょっとわかりませんけども、365人、今現状でいらっしゃるかもしれん。もっと多いかもしれないということですね。 今、私もこの夏にある地域で高齢者の孤独死とか、また孤立化の厳しい実情についてちょっと遭遇したことがありまして、なかなか香芝でも孤立化する高齢者の方の支援が必要だと、このように今思ってるんですが、そこでまずこの単身世帯でなくても家族が孤立してる場合が結構地域でも孤立してる部分があるんで、虐待等のデータも、先日、新聞報道ではほぼ1週間に1件の割合で家族間の殺人とか心中が起きてるというふうに今全国的なことですけど、数字もありました。市内のこの高齢者の虐待の実態については把握はされてますか。 ○議長(細井宏純君) はい、松崎健康局長。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) ことし、28年度のこの12月現在までの数字でいきますと、虐待ではないかということでの相談は2件ございました。しかし、調査に参りましていろいろ調べましたが、認定するには至らなくて、虐待認定としてはゼロ件となっております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) わかりました。2件、大体毎年それぐらいの数字かなと思うんですが、この孤立化の支援、対応はどのようにされてますでしょうか、香芝で。 ○議長(細井宏純君) はい、松崎健康局長。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) まず、ひとり暮らし高齢者の方に対しましては、65歳以上の方に緊急通報装置のレンタルというのを介護福祉課のほうで行っております。また、介護福祉課の取り組みとしましては、家族介護教室や認知症カフェ、定期巡回随時対応型訪問介護、看護などのサービスも行っております。地域活動といたしまして、民生委員さんや民間事業者と行政との連携によるネットワークづくりというものも推進しているところでございます。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 最近の動きとしてアクショングループボランティアみたいなこともやってらっしゃいますけども、そういった成果は出てますでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、松崎健康局長。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 昨年度より、アクションミーティングということで事業を開催しております。そのなかで、みずから喫茶店を開業、再開されまして、地域の方に安価で食事等を提供されているというような意欲のある方もございましたし、高齢者同士の方が集まってウオーキングに出かけようとかというようなグループも立ち上がっております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) そういった動きが出たことは、すごく評価したいと思います。 アクションミーティングをまたやってらっしゃいますので、引き続き市民協働でやっていく必要あると思いますけど、今市でやってる福祉活動計画、地域福祉計画と社協の地域福祉活動計画のコミュニティソーシャルワーカー、その見守り等の地域づくりについての進捗について、そっちのほうも教えていただけますか。 ○議長(細井宏純君) はい、松崎健康局長。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 社会福祉協議会のほうでは、4つの中学校区ごとにコミュニティソーシャルワーカー、社会福祉士が4名おられますので、各1人ずつ中学校区ごとに配置をされまして、市民のつながり、見守り活動から気になる方の適切な専門機関へつなぐ地域づくりが行われております。あとは、地域におけます気になる会議というものも開催されまして、今年度4月からは35回開催されてるというふうに聞いております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) まだ半ばにしては結構やってらっしゃるとも思いますけども、どのような形になっていくのか、ちょっと到達線というか見守り等、つながりとか、そういったことになると思うんですけども、そのあたりの青写真というのは今描きつつあるんですか。そういったものも達成されそうですか、今始まったとこですけど。 ○議長(細井宏純君) はい、松崎健康局長。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 地域のつながりということでは、地域福祉推進委員会であったりとか、ふれあい・いきいきサロンであったりとかというものを地元のほうで開催してもらえるようにと、あるいは組織化していただけるようにということで、民生委員さんや自治会長さん、あるいは老人会長さんなどに働きかけておられるところでございます。そういったことで、今年度に入りましてふれあい・いきいきサロンが2カ所増えて、今のところ16カ所ということで、少しずつ増やしていってくださってますので、これが全地域に広がっていくというような計画は持っておられると思います。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) そういった地域のつながりというものができればと思いますが、コミュニティソーシャルワーカー、今、中学校区に1人ずつということなんですが、それと民生委員さんの見守りネットワークと、こういった地域のこの見守りというもののネットワーク、そのあたりについての拡大はされていってるんですか。コミュニティソーシャルワーカーができて、さらに従来よりもいろんなノウハウとか見守り、アウトリーチ、そういったことが増えていくんですか。先ほどひとり暮らしの方365人ということで、民生委員が把握した数ですよね。ただ、26年ですか、パーセントで出たら1,752人の単身世帯がいらっしゃるんで、ちょっとこういったもう少しいらっしゃる可能性はありますので、3分の1世帯と言われてますから。そういったものの課題として何かあればちょっと教えていただけますか。 ○議長(細井宏純君) はい、松崎健康局長。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 近年、隣人との関係の希薄さというものもございますし、また高齢になると頑固な性格から行政のサービスであったり、ほかの人からのご意見をお聞きにならないということで、なかなか行政サービスのほうにつながりにくいということで発見がおくれるっていうこともありますし、今現在、単身世帯の方も徐々に増えてきておりますので、地域のなかできめ細やかな見守り活動というのは必要だと考えられます。そういったことで、社会福祉協議会のほうでコミュニティソーシャルワーカーもおられますが、介護福祉課のほうでは総合事業の一環といたしまして、協議体の設置、あるいは生活支援コーディネーターの配置など、あとは香芝の虐待ネットワーク等での関係機関との連携強化などということで、さまざまな関係機関との連携を密にしていくということが今後の課題であるし、また充実させていきたいと考えております。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) いろいろと課題ございますけども、一つ一つ拡充していっていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 続いて、高齢者の虐待についての対策についてどう捉えていらっしゃいますか。 ○議長(細井宏純君) はい、松崎健康局長。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 高齢者の虐待につきましても、孤立化と同様のことが言えると思いますので、先ほども言いました本市のネットワーク会議等におきまして、医師会や広域消防組合、あるいは民生委員さんとの連携強化を図るということがまず一つあるかなと思います。また、見守り体制の構築ということで、今は郵便局との地域協定も行っておりますが、そういった民間事業者、スーパーマーケットやコンビニ等との見守り協定というものも、今後はさまざまなところと協定を図り、連携体制をつくっていかなければならないと考えております。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 先ほどもおっしゃいました見守りネットワークの強化という点についての話ですかね。コンビニも今配達もされてるということで、かなりそういった効果も仕事もできるかと思うんですけども、虐待については特に件数把握しにくいというに思いますので、そのあたり、見守りネットワークですか、そういったものも、強化という点ではどうでしょう。先ほどと同じですか。 ○議長(細井宏純君) はい、松崎健康局長。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) そうですね、先ほどと重なりますが、現在第1層協議体というものが立ち上がりまして、そのメンバーのなかにコンビニの方、郵便局の方、あるいはJAの方などというような身近に高齢者と接する機会のある機関の方々がメンバーに入っておられまして、まずそういう方々に対しましては、認知症サポーターへの研修会も受けていただきながら、高齢者の特徴、あるいは高齢化に対する知識というものについて学んでいただいたうえで、お互いに見守りを強化しようというふうに意識を高めているところです。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) いろいろと進んでるという状況はわかりましたが、私は現実的にこの夏に、いろんな事情がございますけども、ご家族の事情がありますが、そういった孤独死という話のことも遭遇したわけでございまして、引き続き積極的に進めていただきたいと、このように思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 引き続きまして、市民の事業者に役立つ行政サービスです。 これについては、今、香芝のほうで市民の起業家が進んでると思いますけども、この支援策についてまず伺いたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、黒越地域振興局長。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 香芝の企業創業の支援策ということでございます。 平成26年10月に創業支援事業計画というのを策定いたしまして、それに基づきまして創業資金融資利子及び保証料の補給制度、創業促進事業補助金、創業支援アドバイザー制度などを実施しております。また、商工会と連携した創業起業塾の香芝みらい塾も開校しておりまして、これにつきましては市内の若手起業家や金融家がサポーターとなって、非常に実践的な起業塾というふうになっております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 中小企業白書では、最近は退職をきっかけにシニアの方の起業家の割合が増えてると、このように出ております。30年前の4倍ということで、60歳以上の32.4%ということで起業家の占める割合が増えてるということで、収入よりやりがい、経験ということがそうですけども、香芝でこのシニア世代の起業家に特化する後押しした事業を進めてはどうかと思いますが、どうでしょう。 ○議長(細井宏純君) はい、黒越地域振興局長。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 先ほど申し上げたいろんな企業創業の支援策につきましては、特にその年齢等を絞っているわけではございません。これから起業される方の裾野を広げていくためには、そういう年齢層とかを絞った、ターゲット層を絞った起業支援策っていうのも必要なのかなというに考えております。特に香芝みらい塾につきましては、実践的な塾であるがゆえに、参加していただくにはハードルが高いというふうな面もございます。ですので、議員おっしゃいましたような形で起業を考えておられる方を一歩後押しするような形の支援策については、今後検討していきたいなというに考えております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) ひとつよろしくお願いいたします。 今、香芝の図書館でこういったことをしてはどうかと思いまして、図書館との連携についてはどうでしょう。 ○議長(細井宏純君) はい、黒越地域振興局長。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 現在、ビジネス支援図書館ということで、全国で図書館サービスのなかでビジネス支援とか起業支援とかっていうことをやっておられる図書館があるっていうことも聞き及んでいるところであります。現在におきましても、例えば産業展開催時などにおきまして、そのビジネス支援関係の図書コーナーを設置するなどの連携も進めていただいているところもありますけれども、今後そういうような連携強化という面は、産業振興の観点からも進めていくことができればというふうに考えているところです。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) ぜひともお願いします。 今、香芝も入ってプロジェクトがされている天使のいる図書館、この映画についても来春に公開されると。図書館のレファレンス業務と相談機能ということが映画の中心になると思ってますが、教育委員会にちょっと伺いますけども、このレファレンス業務とビジネス情報の提供ということを図書館でやって、シニアの起業家の後押しをしてはどうかと思いますが、どうでしょう。常設展等の検討もできますか。 ○議長(細井宏純君) はい、吉村教育部長。 ◎教育部長(吉村宗章君) 議員お尋ねのレファレンス業務関係でございますけども、レファレンス件数につきましては年々増加傾向にあるというところでございます。ただ、今議員おっしゃっていただいてます年齢関係、あるいはまたその事項別の集計はとってないというところでございます。 また、その起業支援というところでのいわゆるそういう相談コーナーを設けてはどうか、いわゆる図書コーナーを設けてはどうかということのお尋ねでございますけども、常設では難しいかなと思うんですけども、ある意味先ほど局長のほうからも答弁がございましたその期間、あるいはまたその実施内容によりまして、連携して図書館がそのコーナーを設けるということについては可能かなというところでございます。今後とも所管と連携をさせていただきながら、例えば起業支援の取り組みについても、図書館として提供してまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 図書館へ入りますと、エレベーターおりたら手前の部分がかなりあいてまして、いろいろ展示もされてますが、本会場に入りますのでなかなか入らないということがありまして、そのスペースがちょっと無駄かもしれないという危惧がございます。 今黒越さんのほうからおっしゃっていただいた司書の研修等、また基礎資料等を整備するというモデル的なことを推進する団体もありまして、ビジネス支援図書館推進協議会というのができてますので、こういったことをやってる図書館が出来てきておりますので、香芝のほうも今いろんな老朽化も進んでるなかで、一歩進んでいただいてはどうかと。司書の研修に年間1人10万円と基礎資料の整備に初期費用200万円と言われてますので、一歩進んだ形でシニア起業のサポートっていうのをやってはどうかと思いますけど、この点市長にちょっと伺いたいと思いますけども、ビジネス支援ということで図書館、使える図書館ということを念頭に進めてはどうかと思いますが、ちょっとお考えがあれば教えてください。 ○議長(細井宏純君) はい、吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) 図書館の活性化ということで、直前も部局とミーティングをしておりました。けさのニュース見られた方もおられますけど、伊丹市のたしか元気蔵だったかな、イヤー・オブ・ザ・ライブラリーということで、年間ナンバーワンに輝きました。これは民間の市民の方々と協働で、どうあるべきかということを考えていろんな事業をされてるらしいです。そのなかにビジネスっていうコーナーもありました。今後いずれにしろ、地元の方に市民の方に愛される図書館ということで何を、週刊誌を置いたり新刊を置いたり、ある意味当たり前のことをやってるだけじゃなくて、これもっともっとみんなの方が、幅広い年齢の方が利用されるような、そんな図書館をするために、ビジネスに特化したやり方も一つだと思います。今後とも研究を進めて、いずれリニューアルというかしていきたいなと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) シニア向け世代の支援ということになりますし、市民全体の支援にもなりますので、ひとつ考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、ネウボラについてちょっと伺いますけども、香芝ではゼロ歳から15歳までのターゲットの子育て、手厚い事業を今進めてらっしゃいますが、以前もネウボラについて話ししましたが、子育ての出発点である妊婦に、妊娠から出産に至るまでの支援というものがまだなかなか難しいと。以前のネウボラではこの切れ目ない支援する制度というのも伺いましたけども、まずこの妊娠から出産期の支援の進捗について伺いたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、坂本福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 妊娠から出産までの支援ということでございます。 妊娠期につきましては妊婦健診、それと母親教室、父親教室等の学級、その後出産に至りますと乳児家庭の全戸訪問等々のそういった事業を子育ては今ございます。産後につきまして産後ケアというふうな部分がございまして、心身のケアであるとか育児サポートを行う。また、定期健診であったり予防接種、そういったことを行います。その後、子供ということで、子育て支援策を保育所なり、その他の子育て支援策につなげていくと、そういう形で切れ目のないような形で連携を進めてまいっておるところでございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 前回もちょっと聞きましたら、特にハイリスクの方の妊産婦の支援ということがありましたけども、その体制は整ってると。ただ、包括的な体制についてはなかなかまだ進んでないというふうにちょっと伺ったんですが、それはそれでいいんですか。 ○議長(細井宏純君) はい、坂本福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) どの時点でハイリスクであるかということの捉え方の問題も一つあるかと思います。現在ハイリスクというのは、妊婦さんにつきましては要支援妊婦、特定妊婦という分け方をしております。要支援妊婦と申しますのは、妊娠届け出が遅い、22週、もう後半になっての妊娠届けで母子手帳をおとりになる方、もしくは若年妊婦、20歳以下の方、逆に高齢出産であるとか、そういった支援が必要な方をまず指します。その後の特定妊婦、こちらにつきましては、アセスメントシートと申しまして、そのときにアンケート、聞き取り調査をした結果、ネグレクトや虐待につながるというふうな危険性っていいますか、そうしたことがあるという妊婦につきましては特定妊婦として認定させていただいて、いろんな先ほど健康局長からもございましたように、ネットワーク等々にかけていったなかで見守りをしていくと、そういう形でございます。
    ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) それもされてらっしゃいます。ただ、一般的なアプローチというもので、ネウボラというものが構築されると。大阪の泉州では、33町で産後2週間健診というのをやってらっしゃって、退院された直後の赤ちゃんの状況とか母親の状況等を、孤独になってなかなか精神的に不安定な方が多いという統計もありますので、そういったものをやってらっしゃいます。これは全員にやってらっしゃいます。こういったことに力を注ぐことも必要だと思うんですけども、こういった産前産後ケアというものについても特にやってはどうかと。一般的なケアですけどね。その点について課題は何でしょう、できない課題というか。 ○議長(細井宏純君) はい、坂本福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 済いません。 できないではなくて、一応産後ケアというものを件数で申しますと27年度においては591件行っております。先ほど申しましたハイリスクの妊婦さんの部分、こちらについては支援計画のなかにも入れておるんですけども、その方々が行っても拒否されるとか、そういった難しい面というふうな、訪問指導がなかなかできにくいっていう、そういうことも踏まえてるということもございまして、そういったハイリスクの方々の見回りがなかなかできにくいというふうな、そういう解釈で考えております。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 端的にちょっと言いますと、一般的な全世帯の赤ちゃんの親御さんにやっていくということについて、できない課題は何かということをちょっと聞きたいんですが、もう時間がないので、保健師さんの対策等は人数も足りないという、全戸訪問とか全員に電話っていうか、せないけませんのんで、そこをまたちょっと考えていただきたいと。予算等もございますので、協議をお願いしたいと思います。 虐待についてちょっと聞きますけども、11月はオレンジリボンキャンペーンで、虐待の防止月間でございましたけども、この虐待の相談件数についてはどうでしょう。 ○議長(細井宏純君) はい、坂本福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 27年度におきましては通報数が93件、そのうち虐待件数っていうのは89件と認識しております。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 以前保育士さん、保育所のソーシャルワーク機能等、いろいろと付加すればどうかと思ってるんですけども、この対策について早く対処する必要があると。通報してからじゃあれなんで、そうしたことについても今後必要かなと思うんですけども、香芝でこの防止についての取り組みというものをどうされますか。 ○議長(細井宏純君) はい、坂本福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 一応まず対策につきましては、当然、虐待のケースでありましたら通報をいただいてというふうな形での対応になります。その際、その後支援が必要な方につきましては、個別の対策会議等々開いたなかで、その後の見守りなりをしていって、対応しているというふうな形でございます。 それともう一点、予防策でございますが、先ほどの高齢者もございましたが、親の孤立化を防止いたしまして、不安感やそういったものの軽減を図り、子育て支援の充実を図るというのが、これが望まれるとこでございまして、本市におきましては、乳児家庭の全戸訪問、こんにちは赤ちゃん訪問であるとか支援訪問事業を実施いたしまして、またつどいの広場等々の開催を行いまして、そういうところを対応しているところでございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) しっかり予防していただく必要がありますので、私も先ほども言いましたけども、相談体制、保育士さんが毎日赤ちゃんと子供さんと親を見るわけですから、ソーシャルワーク機能、またそうした全員に対応できるようなこんにちは赤ちゃん事業、また先ほど言いました産後2週間、そういったものをしっかりやっていただければ防げると思いますので。 それとまた、子供の貧困状態の実態についてちょっと伺いますけども、全国消費実態調査では貧困率がちょっと改善したと、このような結果が出ました。9.9%より2ポイント減少いたしまして、最近の調査では7.9%ということになってますけど、ただ公明党進めてきましたけども、ひとり親家庭の支援、高校生徒への奨学給付金等の拡充等もありますけども、まだ国民生活基本調査での結果が出てません。これは来年7月ですから。これが出ないと、なかなか高どまりから減少するかっていうのがわからないんです。そこで、しっかりとこの調査をする必要があると思います。今、前回見ましたこの子供の貧困の実態調査について、検討状況を伺いたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、坂本福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 前回も一般質問でご答弁申し上げたところでございます。 子供の貧困というのは、結局、親の経済状況にもかかわることでございますので、調査方法であるとか調査項目など、細部にわたって検討する課題っていうのは大変多うございます。そのため、関係機関、例えばどの世代をするのか。例えば、義務教育の親だけをするのであるのか等々と、いろんな諸問題もございますので、今現在におきましてはもうしばらくお時間をいただいたなかで、検討を重ねたいと存じます。 ○議長(細井宏純君) はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) いろいろと政策は進めておりますが、返済の不要な奨学金の拡充等、それも進みますし、また就学援助の拡充もされました。児童扶養手当等も拡充してます。ただ、やはり香芝市内でどれだけの実態があるのかというのを調べる必要があると。また、子供、高齢者、障がい者等、困ってる方の支援と同時に一般的な施策も必要なんで、これは一般的な施策の必要な理由は、納税者の納得と理解というものを進めないと、なかなかこういったセーフティーネットもできませんので、ですから一般施策と、このハイリスクの施策、しっかりやっていただきたいと思います。 この分野について市長にまたちょっと登場していただきたいのですが、最後に全員の住民の利益になるようなこの安全対策と元気な活力づくりということで、両方に目くばりしたこのハイリスクと一般施策というものが必要かと思うんですが、そういったこの取り組みについてちょっと最後に答弁をいただきたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) いろいろご意見、ご質問をいただきまして、ありがとうございます。いずれにしろ、子供たちを取り巻く環境というのは今後も変わっていくでしょうし、また高齢者の虐待の話もありましたし、いずれにしろまだまだ香芝の課題あろうと思いますので、その辺のところをしっかりと取り組んでいきたいと、このように思っております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) もうよろしいの。 以上で、7番中山武彦君の一般質問を終わります。 ここで昼食のため休憩いたします。              午前11時57分 休憩              午後1時16分 再開 ○副議長(中村良路君) それでは、休憩を解いて再開いたします。 午前中に引き続きまして一般質問を行います。 それでは次に、4番下村佳史君の一般質問をお受けいたします。 はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 皆さんこんにちは。 昼一番ということで、また新たに張り切っていきますので、よろしくお願いいたします。 早速本題に入りますけども、現在、の行政運営を取り巻く状況としては、国、地方含め、社会経済の激動の変革期にあり、基礎自治体としての役割がさらに重要となることとあわせ、地方分権改革以降の身近な行政主体への国、県からの権限移行の拡大推進、地域課題の解決や、さまざまな地域資源の活用による活力ある地域づくりなど、行政運営の期待もさらに大きくなっていると言われています。そのなかで、前回の9月議会で香芝の組織機構が改正されました。そのことについて今回お尋ねいたします。 まず、来年4月に実施する機構改革の見直しの経緯に至ったについてお聞きします。 なぜ今回、機構改革をされたのでしょうか。 1回目の質問を終わります。よろしくお願いします。 ○副議長(中村良路君) それでは、下村佳史君の1回目の質問に対しまして答弁お願いいたします。 はい、森村企画部長、答弁。 ◎企画部長(森村光延君) それでは、4月に実施いたします機構改革の見直しの経緯ということでお話しさせていただきたいと思います。 今後4月に実施いたします機構改革に関しましては、住みよいまちづくりを推進するため、市民サービスを提供する体制整備という視点から、行政サービスの質の最適化を目指して実施するものでございます。ご存じのとおり、多様化、複雑化する現下の市民ニーズにかんがみ、より皆様方にご利用いただきやすい提供体制を構築することを目的にしたものであり、市民目線での提供体制への改革を行うものであります。また、内部管理的にも喫緊の課題を解決すべく、ICT推進室であったり営繕課等の新設をあわせて行うものでございます。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) それでは、2回目以降の質問をお受けいたします。 はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 相対的なお話をお聞かせ願ったわけなんですけども、具体的にどのような視点に立たれて、この機構改革をなされたんでしょうか。 ○副議長(中村良路君) はい、森村企画部長、答弁。 ◎企画部長(森村光延君) 本日最初に、奥山議員からの一般質問にもありましたように、少子・高齢化等、私どもは大きな課題を背負っておるわけでございます。それに立ち向かっていかなければならないわけでございますが、既に市民環境部等で先行して実施していただいてますように、市民課の窓口で転入、転出に伴います業務を総合的に処理していただいたり、市民サービスの提供体制の充実、これが主な課題で取り組んでいただいてるわけでございます。利用者の立場に立った一元的な提供体制、これが最も大事ではないかと考えたわけでございます。今まで、とかく制度や提供する側の効率等を考えて提供体制を整備してきたわけでございますが、今回につきましては、利用される方の類型に分け、より包括的、総合的に提供できることを主眼に構成したものでございます。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 機構改革の全体的な具体的な内容と聞いたわけなんですけども、何年かに一遍見直されるということで、住民の方々に浸透した時点でまた変えるとかというふうな捉え方もされてる方もおられますので、組織を変える以外にほかの対策として業務内容等の充実を図ることはできなかったんでしょうか。 ○副議長(中村良路君) はい、森村企画部長、答弁。 ◎企画部長(森村光延君) 組織を変えずに提供をする、質を上げるという手法につきましては、物理的に担当課の配置だけを変えるとか制度上事務分掌を変えていくとか、そういったところがあるわけでございますが、先ほどの答弁のなかでお話しすればよかったんでしょうけれども、ゼロから15歳までの総合的な相談窓口であったりとか、それから施設関係の総合的な窓口であったりとかっていうのを集めていくっていうことでございます。先行してやっていただいてます市民課っていうのは、転入、転出とかという市民の異動に係る部分をできるだけ集約して、一元的に提供していこうという考え方でございます。ただ、ICT推進室と管理課におきましては、これは内部の管理業務の推進のためという、そういうすみ分けでご理解いただければと思います。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 改正案のなかに、室課を変えない、また変える以前でも内部的に業務内容を改善していかれたということでお話をお聞かせ願ったわけなんですけども、今回、企画部のなかではICT推進室が新たに設けられて、4月からということを聞いてたわけなんですけども、それが前倒しで10月からされてるということで、なぜ半年前倒しされて、ICT室をつくられたんでしょうか。 ○副議長(中村良路君) はい、森村企画部長、答弁。 ◎企画部長(森村光延君) ICT推進室のほうにつきましては、室ということで、当初から10月スタートっていうことでお話ししてあったと思います。ICT推進室のほうに特化してご説明申し上げますと、昨今増加しておりますネット上のサイバー攻撃でございます。こういったものは、本市の業務の基幹を支えるネットワークの安全性を著しく脅かすものでございます。これの安全性の確保っていうのが喫緊の課題であったということでございます。それで、それとあわせまして、昨今のICTの利活用っていう、大きく叫ばれてる風潮がございます。本市におきましても、ICTの利活用を推進し、業務効率や市民の皆さんのサービスを良質にしていくと。市民のサービスの最適化を図ると。そういったものを目標に、ICTに係る業務を独立させ、新たに課内室として設置したものでございます。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) せっかくICT推進室つくられるということで、その業務内容的なセキュリティー対策等もおっしゃられたわけなんですけども、もっと具体的に何かあればお答え願いたいと思いますし、なければこっちからちょっと提案もさせてもらいながらお話しさせてもらいたいと思いますけど。 ○副議長(中村良路君) はい、森村企画部長、答弁。 ◎企画部長(森村光延君) 具体的にっていうお話でございました。 以前も一般質問等で質問いただいたと思いますけれども、日々ネットに関係する攻撃っていうのは、手を変え品を変え、いろんな方法でやってくるわけでございます。それにこちらのほうはセキュリティーっていう観念で、皆様の大切なデータをお預かりしているわけでございますので、それを守っていかないといけないわけでございます。なかなか目に見えて事務をとってたりとか、そういうのがメーンにはならないわけでございますので、なかなか外からはおわかりいただけないかもわかりませんが、かなり複雑高度なセキュリティー対策っていうのを常日ごろから研究し、実践していただいてるわけでございます。そういったことを推進していく今は必要があるということでございますので、ご理解いただければと思います。 ○副議長(中村良路君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 愚問かもわかりませんけども、パソコン等をセキュリティーされて、パソコンを通じてのセキュリティーということで理解しておるわけなんですけども、職員等々はスマホとかタブレットとかもお持ちなので、そういうことに関しての倫理上のものもあるし、それと違反を犯した者に対しては罰則規定もあると思いますけども、そこら辺の職員に対する規約はどうなってんのでしょうか、セキュリティー違反を犯した者に対して。 ○副議長(中村良路君) はい、森村企画部長、答弁。 ◎企画部長(森村光延君) ご存じかどうかわかりません、庁舎のなかにはセキュリティー委員会っていうのがございます。それから、懲戒の指針等のなかには、該当するような事例もはっきり明記されてございます。それに違反した場合には、所定の処分っていうことを受けるわけでございます。何よりもそれは事後的な話でございまして、まずスマホとおっしゃいますけれども、物理的に公用のパソコンから公用のデータをスマホで見るっていうのは基本的にできないはずですし、転送したとすれば、それは本人が故意にやった部分でございますので、本人が処分されると、そういうことになろうかなと思います。職員の教育とか、そういうものを含めまして、今後とも一体的に取り組んでいきたいと、そのように考えておる次第でございます。 ○副議長(中村良路君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) ネットをつなぐとか、そういう意味で言ったんじゃなくして、カメラ等も使えるんやないかという一つの例としてお聞かせ願ったわけなんですけども、それはこれで置いときますけども。 例えば、庁舎内でWi-Fi、それも規制のかかった職員だけ使えるWi-Fiを持っていただいて、ほんでそれを通じての市民サービス、例えば画面を見せながら住民の方とお話をすると、そういう効率的にもなかなか便利な状況をつくるんじゃないかなというふうな形もあると思いますけど、そういった今後の方法等は議論のなかにはまだ上ってないんでしょうか。 ○副議長(中村良路君) はい、森村企画部長、答弁。 ◎企画部長(森村光延君) Wi-Fiは最近ご自宅でもお使いで、私なんかも便利に使ってるわけなんですけれども、それを公用で公のデータを流すと、それになりますと少しまた状況が違いまして、無線でございますので、今かなり高度な暗号化はされておるんですけれども、物理的にそれが解析できないっていうような状況ではないわけでございます。時間をかけてプロがかかれば、今のWEP等は解析できるわけでございます。だから、そこに公用の皆さん方の大切な個人情報等が入ったものを流すっていうのはあまり適当でないのは、普通のこういうデータを扱う者の立場として正しい考え方だと思います。 ただし、利便性を図るためだけの、案内であるとか通知であるとか、そういったものについて活用していく部分はあると思います。本庁のなかも、今までは物理的にケーブルを引いておったんですけれども、Wi-Fiにすれば、また引き直すっていうような手間が要らないですから、そういった部分で節約が図れるようなところはどんどん導入していきたいと思います。ただし、なかに流すものというのは慎重に吟味しなくてはいけないと、そういうことでございます。 ○副議長(中村良路君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) ICT、タブレットについては行政のみのタブレットを貸与するという形のニュアンスで行ったつもりなんで、そういうことも考えていただければと。 あと一点、各課いろんなデータ等集積、いろんなとこで来るわけなんですけども、各課の職員がそれを分析したり集約したりする、得手不得手あると思うので、せっかくここのICT推進室をつくられたので、各課に向けてICTにたけた人がそういうとこへ助言しに行くとか、そういう形はとられる可能性はあるんでしょうか。 ○副議長(中村良路君) はい、森村企画部長、答弁。 ◎企画部長(森村光延君) 今ちょっと前段で、利便性のためにタブレットとかWi-Fiっていう話しされましたけれども、それについてもちょっと少しお話しさせてもらいたいんですが、要は職員がネットを使えなくなるっていう以前に、総務省のほうの通知では内部業務っていう部分、皆さんの個人情報が流れる回線等、そういったインターネットを分離しなさいよという話なんです。ですから、分離したインターネットの部分をWi-Fiで一部無害化して、私どもが利用していくっていうのは可能だとは思います。それについての研究であったり手法のうちにマッチングっていうのはICTのほうで常に考えてくれておりますので、条件が整えば、そういうものを整備できると思いますので、いましばらくお待ちいただければなと思います。 ○副議長(中村良路君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) よろしくお願いします。 そのついでにって言うとあれなんですけども、企画のほうで、今回、都市創造部で営繕課ができましたので、これの集約、どういう形で営繕課を立ち上げられるのかお聞かせ願いたいと思います。 ○副議長(中村良路君) はい、森村企画部長、答弁。 ◎企画部長(森村光延君) 新しくできます営繕課、新設課でございますので、企画のほうからご説明申し上げたいと思います。 営繕課につきましては、現在各所管でとり行っております維持管理、施設の維持管理、長寿命化、こういったものをより効率的にやるために公共施設等の総合管理計画っていうのをつくって、今管財課ですか、つくってくれてるわけでございます。それに基づいて、ファシリティーマネジメントっていう観点に立って、公共施設の建設、修繕に係る設計や積算、管理等の業務をこの新設する営繕課に一元化することで、大規模改修や環境保全や施設保全、これらを計画的に効率的に管理していくことを目的に、新たに新設するものでございます。通常のガラスが割れたとかっていうような簡易な営繕につきましては、所管課のほうで引き続きやっていただくということになるわけでございます。 ○副議長(中村良路君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 1つに集約するということは、人員削減と、また行政の効率化等につながるのでしょうか。 ○副議長(中村良路君) はい、森村企画部長、答弁。 ◎企画部長(森村光延君) 確かにそういうような視点もあるわけでございますけれども、まず同じような品質で、これからはライフサイクルに係る経費っていうことになるわけでございます。更新費用ということになるわけでございますので、適切に必要なタイミングでやらないといけないわけでございます。どこかの予算をたくさん持ってる所管だけが進んでしまうと、そういうのは全体を見たときに適正じゃないわけでございますので、一元的に管理していただくというのが必要ではないかと。そういう意味で新設してるわけでございます。 ○副議長(中村良路君) 下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 効率的に計画的にやっていただきたいというふうに思います。 また、ほかには社会福祉課のなかから生活支援室が1つまた設けられるわけなんですけども、今回生活支援室で独立する理由はどういう経緯があったんでしょうか。 ○副議長(中村良路君) はい、坂本福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 組織改革のなかで、これも企画のほうとご相談もさせていただいたわけでございます。社会福祉課から室として生活保護、生活困窮部門の独立でございますが、生活保護世帯の増大があって、業務量が増大しておる。また、先ほど申しました生活困窮というふうな新たな業務の内容も増えてまいりました。それと、これを分けることによる専門家、専門的な知識としてこの業務を行うことによるその室として、また業務として行うべきと考えましたので、そういう形で室への移行ということでさせていただくことになりました。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) それだけ、生活困窮者並びに生活保護の世帯が増えたと今の答弁あったわけなんですけども、その業務を行ううえで、今専門的なっていうふうにおっしゃられたんで、資格等が要るのかどうか、お願いします。 ○副議長(中村良路君) はい、坂本福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 社会福祉事務所におきましては、社会福祉主事というふうな配属の必要性がございます。これまだちょっと資格のほうは今あれなんで、社会福祉法の第19条における要件に合致してということで、今現在はそのとおり業務を行っているところでございます。 なお、福祉という面で見ますと、人事面等で余裕がございましたら、社会福祉士等の専門的な知識を持った者をさらに配置、配属していただいて福祉の業務に当たるのが適切であるかなというふうには考えております。 ○副議長(中村良路君) 下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 先ほども言いましたように、そういった生活保護者等も増加されて、なかなか業務面でも苦労されてるんではないかと思いますが、どういった点が市民の方と対応するときに注意されてる点とかあるんでしょうか。 ○副議長(中村良路君) はい、坂本福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 生活保護に限って申しますと、相談される方についての事情っていうのはあくまで千差万別でございます。個々によってのケースが違ってまいります。一例を申し上げますと、世帯単位での生活保護というふうな形をとるんでございますが、例えば家族のなかの不和によって、1人だけ生活保護を申請したい等々の相談であったりとか、また老後が不安であるんで、ちょっと資産を置いたまま生活保護を今現在の生活だけの面倒を見ていただきたいとか、それについては適切な形で、こういうふうな法体制になってますよ等々のお話もさせていただいたなかで対応させていただいてるのが現状でございます。 ○副議長(中村良路君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 十分わかりました。生活保護世帯や生活困窮者などの市民の方々によって適正に対応して、今後も対応していっていただきたいというふうに思います。 次のちょっと課が増えたとことあるのは教育委員会なんですけども、今回、教育委員会が教育総務課が新設されたり生徒指導支援室が学校教育課のなかに統合されたりこども課ができたりしてるわけなんですけども、この組織の見直しに至った経緯をお聞かせ願いたいと思います。 ○副議長(中村良路君) はい、吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 教育委員会といたしましては、子ども・子育て支援新制度が平成27年度から実施されまして、子供の最善の利益が実現される社会を目指すこととされたところでございます。のほうにおきましては、利用者の支援事業の一環といたしまして、就学前教育の保育の施設関係の管理を一元化し対応すること、また指定管理者の導入が進められることによる担当者間の整理などを行うため、今回、市長部局の行政組織に関連しまして見直しを行い、平成29年4月の改正を予定しておるところでございます。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 今僕も初め言いましたように、教育委員会の4つの課ができるという認識をしてるわけなんですけども、その課の事務分担はどのようにされるんでしょうか。 ○副議長(中村良路君) はい、吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 今、課の事務分掌というお尋ねでございますので、今予定をしておる主なものについてご答弁申し上げます。 先ほど議員のほうからおっしゃっていただきました教育総務課につきましては、教育委員会の事務局の関係、それから教育施設の設置、管理、それから児童等の保健衛生及び安全、それから給食などに関することでございます。学校教育課につきましては、就学、教育課程及び生徒指導に関すること。それから、子ども課につきましては、幼稚園、保育所、認定こども園及び放課後児童対策などに関すること。生涯学習課につきましては、生涯学習全般、それから中央公民館、青少年センター、二上山博物館、社会体育施設、文化財及び市民体育館などに関することが、これらが所管する事務となっておる予定でございまして、現在調整をいたしまして、最終的には教育委員会会議にかけて、規則の改正を行うところでございます。 ○副議長(中村良路君) 下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 今回、先ほども言いましたように、学校教育課のなかに生徒指導支援室が取り込まれたという言い方は失礼ですけど、一括して学校教育課のなかで対応されるということになってるというに今お話しですけども、今までのずっと成果はあったと思いますけども、今までの成果と今後やはり続けていかなければならない生徒指導だと思うんですけども、今まで以上に強化しなければいけない点がありましたらお答え願いたいと思います。 ○副議長(中村良路君) はい、吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 平成25年から設置をいたしております生徒指導支援室でございます。これまでの成果につきましては、学校教育並びに経営につきまして指導助言、あるいはまた教育課程、生徒指導などの充実に努めてまいったところでございます。特に課題のある児童・生徒の対応につきましては、いじめや不登校、あるいはまた心の心配事や悩み事などのさまざまな問題に対応してまいりました。今後、課題は多くあるなかでは、学校教育課に包含されたといいますか、以前は課内室で生徒指導支援室があったわけでございますけども、これまでの生徒指導上の対応、それからスクールソーシャルワーカーを配置したような形で、問題解決の図り方等々につきまして、今後、保護者あるいはまた教職員等の指導助言も引き続き実施をしてまいりたいと思います。また、学校へ行きづらさを持っておる子供たちに適応指導教室という形で運営をしてまいりましたので、この辺につきましても、そのまま学校教育課のほうへ引き継ぎまして、引き続き対応をしてまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) 下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 続けてやられるということで、当然だと思うんですけども、改めて生徒指導支援室の課題、また取り組みのほうをお聞かせ願えたらありがたいんですけど。 ○副議長(中村良路君) はい、吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 年々教育相談件数は増えてございます。これに対応すべく、室を課のほうにも包含させていただいて、対応を進めていくわけでございますけども、市内の幼稚園、あるいはまた小学校、中学校に在籍する児童・生徒に関する相談支援は今後とも引き続き行ってまいります。当然、園と学校との連携を図りながら、内容によりましては警察署、あるいはまた子ども家庭相談センターなどと連携を図りながら、問題解決に対応してまいりたいというふうに考えてございます。 ○副議長(中村良路君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 生徒指導支援室ではいじめや不登校の対応もされていたと思うんですけども、その対応のほうはどのように取り組まれるんでしょうか。 ○副議長(中村良路君) はい、吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) いじめ、不登校の対応でございますけども、先ほども申し上げました心配事、あるいはまた悩み事のさまざまな問題に対して、随時相談を受け付けておるような状況でございます。それにつきましては、対応としましてスクールソーシャルワーカーもかかわりながら、問題解決に向けての取り組みを進めておるという状況でございます。いじめ、不登校の対応につきましては、では附属委員会、附属機関を設置いたしまして、6月下旬には県が実施する調査、あるいはまた12月にが実施する調査によりまして、各ヒアリングを実施した後、同委員会にその報告を行い、指導助言もいただいておる状況でございます。 以上です。 ○副議長(中村良路君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 今まで生徒指導支援室ということで、学校の勉学とともに子供たちの命を預かるということで対応していただいてると思いますので、今後もより一層強化していただいて、課は1つになりますけども、対応していただければありがたいなと思いますので、要望したいと思います。 そして、組織の改正、大きな変更点である教育、保育施設の管理の一元化に向けた取り組みで、教育部にこども課が設置されようとしておられるんですけども、その目的と役割について、改めてお聞かせ願いたいと思います。 ○副議長(中村良路君) はい、吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 先ほど答弁申し上げましたとおり、の利用者の支援事業の一環から、教育、保育の管理を一元化するという形での対応を進めることとして、こども課を今回設置させていただいてる予定でございます。事務分掌でございますけども、保育所、あるいは幼稚園、認定こども園関係につきまして、市立の施設の職員の任免に関すること、あるいはまた予算に関すること、管理運営に関することなど、また放課後支援に関することなども、この事務分掌に含めることとしておる予定でございます。 ○副議長(中村良路君) 下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 事務分掌ではそういうふうに書かれると思いますけども、実際どのように現場では充実していかれるんでしょうか。 ○副議長(中村良路君) はい、吉村教育部長、答弁。
    ◎教育部長(吉村宗章君) 就学前教育を総合的に進めていくというところでは、所管する部署が一元化されたことになりますので、有利になるという状況でございます。有効ですし、幼稚園、保育所、こども園が一元的に管理することにつきましては、先ほども答弁申し上げましたように、利用者の利便性や、あるいはまた情報の提供が向上すること、また、子ども・子育て支援施策や総合戦略の施策の目標値などの効果的に実施、達成できるというふうに考えてございます。 ○副議長(中村良路君) 下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 今回4月から、例えば中央公民館、それから二上山博物館等々、指定管理になるわけなんですけども、その担当であった生涯学習課の状況と指定管理についてどういうふうになっていくんでしょうか。 ○副議長(中村良路君) はい、吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 生涯学習課の事務分掌上につきまして、あるいはまた指定管理との関係でございますけども、大きくは生涯学習推進基本計画の趣旨にのっとりまして、生涯学習の指導者の育成、それから団体の育成、青少年に関すること、また芸術文化活動の振興、社会体育、文化財関係と幅広くこの分野についての事務分掌となる予定でございます。今回、指定管理をお願いしております中央公民館、二上山博物館に関することも、この生涯学習課の事務分掌に含む予定をしております。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) ありがとうございます。生涯学習課は、今も話のなかに、非常に幅広く市民の方にとって大変大切な事項を担っていただいてるわけなんですけども、そのなかでもまた青少年センターの事務分掌もあると思うんですけども、今回どのような事務分掌になっているんでしょうか。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 青少年センターの設置目的であります規則のほうでは、青少年の非行化を防止すること、あるいはまた健全な青少年の育成を図ることとされてございます。業務内容につきましては、青少年教育に関することなどについて規定しておるわけでございますので、包含する生涯学習課のほうにおいて一元的な事務分掌という形で事務事業を進めさせていただきたいというふうに考えてございます。 ○副議長(中村良路君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 改めてお聞きしたわけなんですけども、この前広報のお知らせ版12月号に、子ども・若者支援相談窓口の記載があり、青少年センターとの役割はどうなっているんでしょうか。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) せんだって広報でお知らせしております子ども・若者の支援関係でございますけども、生きづらさを感じる子供たち、あるいはまた若者のために、今後とも社会生活を円滑に営むうえでの困難を有する子供、若者への支援施策を実施するため、今回、相談窓口等を設置をいたしております。これまで子ども・若者育成支援につきましては、教育部、あるいはまた市民環境部、福祉健康部、個々の窓口の担当者と取り扱いについて検討、あるいはまた調整を図りながら、あるいはまた内閣府からの支援も受けながら実施をしてまいりました。28年12月1日から地域協議会の設置ができましたので、この調整機関として青少年センターを指定しております。今後、青少年センターがこの調整機関の役割を担ってまいるというふうに考えてございます。 ○副議長(中村良路君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 重要なまた新たな政策等を考えていただいてるわけなんですけども、その人員配置についてはどのようになっているんでしょうか。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長、答弁。簡潔に。 ◎教育部長(吉村宗章君) 基本的な配置につきましては、所管の事務の事務量に即した形で人員配置等考えておりまして、滞りなく事務の執行が可能な人員を配置してまいりたいというふうに考えてございます。 ○副議長(中村良路君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 適切な人員配置ということで期待するわけなんですけど、これから重要な事項、特に他の支援機関との調整が重要となる青少年センターの位置づけなんですけども、その人員対応では可能でしょうか。 ○副議長(中村良路君) はい、吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 先ほどの子ども・若者支援関係につきましては、さまざまな分野の総合支援が必要であると考えてございます。行政総がかりでこの本課題に取り組みを進めてまいりたいと思います。青少年センターの人員、また専門的な職員の支援、あるいはまた教育部で水平補完しながら、需要のある課題に取り組みを進めてまいりたいというふうに考えてございます。 ○副議長(中村良路君) 下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 何遍もしつこく聞いて申しわけなかったと思うんですけども、十分な人員配置等も考えていただけますようよろしくお願いいたします。 今回、市民と直結する課が統合したり異動したりして、なかなか市民の方にわかってもらえる時間が、もう来年4月からということで、ないわけなんですけども、その市民のサービスの向上についてなんですけども、窓口業務は今後どのようにしていかれるんでしょうか、教育委員会のほうで。 ○副議長(中村良路君) 吉村教育部長。 ◎教育部長(吉村宗章君) 窓口の一元化ということが質問事項かなというふうに考えます。 教育部で今一元化を図りましたのが子ども課であるかなというふうにも考えますので、この辺につきましては、保育所、幼稚園、あるいはまたこども園の内容について一元化することによって、確認、手続等ができることになりますので、これは市民の利便性の向上が図れる窓口業務であるというふうに考えます。 ○副議長(中村良路君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) ありがとうございます。 先ほども質問させてもらいましたけども、今後市民の周知についてはどのようにしていく予定されてるんでしょうか。 ○副議長(中村良路君) 森村企画部長、答弁。 ◎企画部長(森村光延君) 全体の話として私のほうがさせていただきたいと思います。 それぞれの部門にまたがる部分もございますので、既に皆さん方にお知らせしてる部分もございますが、各部門で協力して、残された時間、広報に努めたいと、そのように考えております。 ○副議長(中村良路君) 下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 今回組織改革をして、よりよい行政を進めていかれるというふうに思うわけですけども、改めて今回の目的や効果、検証はどのように今後されていかれるんでしょうか。 ○副議長(中村良路君) はい、森村企画部長、答弁。 ◎企画部長(森村光延君) 効果の検証というご質問でございますけれども、あくまで機構改革でございますので、今までやってきたこととこれから起こることを想定して、今の時点でとり得る対策をとったわけでございますので、それにつきましては今後実務を私どもやっていくわけでございますので、そのなかでまた支障が出れば見直していくっていう必要があるのかなと思います。今まではなかなか変化が少なかったんですけれども、今は人口の問題もそうですし、少子化、高齢化っていうな話もあります。以前よりはすごいスピードで変わっていっておりますので、ある意味私どもも変わっていかないといけないのかなというところでございます。 以上でございます。 ○副議長(中村良路君) はい、下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) 最後に、今回同じ内容になると思いますけども、機構改革ということで、特に教育長のほうでは保育所も、またこども園のほうも対応されるということで、ご苦労があると思うんですけども、市長並びに教育長にありましては、この機構改革でリーダーシップを今後どのように発揮されていかれるか、もし答弁していただけるならばお答え願いたいと思います。 ○副議長(中村良路君) はい、廣瀬教育長、答弁。 ◎教育長(廣瀬裕司君) 国づくりは人づくりと言います。まさにこの教育が国の根幹をなしてると私は考えております。今回、市民の利便性を十二分に勘案したなかでの機構改革でございますので、このことを念頭に置きまして、香芝の子供たち、また大人の方が本当に住んでよかった、香芝で教育を受けてよかったと思えるような、そういう施策を今後ともとっていきたい。そのような形で、リーダーシップを発揮していきたいと考えております。 ○副議長(中村良路君) はい、鎌田副市長、答弁。 ◎副市長(鎌田裕康君) 市政一般、行政部門といたしましても、市民サービスの向上と財政効率の効率化を目指しまして、取り組みを強めてまいりたいと考えております。 ○副議長(中村良路君) 下村佳史君。 ◆4番(下村佳史君) それでは、今後の市政行政によろしくお願いいたします。 これで私の一般質問を終わります。 ○副議長(中村良路君) 以上で、4番下村佳史君の一般質問を終わります。 次に、3番中井政友君の一般質問をお受けいたします。 はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問させていただきます。 今回は、1番目に国民健康保険特別会計について、2番目に介護予防・日常生活支援総合事業について、3番目、中学校給食について質問させていただきます。 1番目の国民健康保険特別会計についての問題点を検討していくと、そういう立場で質問をしていきたいと思います。 国民健康保険は、社会保障としての国民健康保険の位置づけが必要です。未納や支払い負担の事態を予測したうえで、適切に療養給付する制度として機能させなければいけません。今、香芝では国民健康保険第44条、一部負担金の減免や第77条、保険料の減免機能を機能させる必要があると思います。しかしながら、国民健康保険に対する国の国庫負担の後退や加入世帯の所得減のなか、負担感がますます高まっております。 第1番目の質問として、香芝の国民健康保険、家庭の様子についてお伺いをして、1番目の質問としたいと思います。 ○副議長(中村良路君) それでは、中井政友君の1回目の質問に対して答弁。 はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 香芝の現在の国民健康保険の加入世帯状況についてということですけども、27年度末時点で、被保険者数は1万7,283人で、世帯数は9,672世帯となっております。 ○副議長(中村良路君) それでは、2回目以降の質問をお受けいたします。 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) そのほかに家庭を知るいろんな指標があると思うんですが、世帯の構成や減免件数、滞納世帯数についてお伺いします。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 保険料の軽減世帯数につきましては5,185世帯となっております。それから、滞納世帯数につきましては1,654世帯となっておりまして、このうち差し押さえ件数につきましては28件となっております。 以上です。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 1万7,000ほどの世帯数のなかで、減免件数が3分の1ほど、滞納世帯が1割ほどあるということで、なかなか低所得のなかで大変な家庭が増えていると、負担感が大変重いというふうに私も認識します。 それで、香芝のこの国保の会計の収支についてお伺いします。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 現在の会計収支状況につきましてですが、27年度の実質収支につきましては2億4,755万1,000円の黒字となっておりました。平成23年度以降、黒字となっております。また、単年度収支につきましても、平成26年度に赤字とはなりましたが、20年度以降黒字基調となっております。 以上です。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 2008年の後期高齢者医療制度と分離してから、黒字基調に香芝もなってきてるというふうに思います。基金が2億8,000万円で、単年度収支を合わせると3億円近いお金としてあるというふうに思いますが、それを例えば被保険者当たりや世帯数で割るといくらぐらいになると思いますか。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 27年度の実質収支及び財政調整基金の残高から基金を合わせますと4億4,843万8,000円となりまして、被保険者1人当たりで割りますと2万5,946円、1世帯当たり4万6,364円となります。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) そういったお金を今までは高額な療養給付、今回も補正がありましたが、そういうときのために必要だというふうにされていましたが、今いろんな制度が変わるなかで、高額医療費が共同事業化されて、1990年代からされており、2006年、2012年と、そして今、2015年では1年以上が共同事業化されております。高額レセプトの問題は香芝単独の問題ではなくなっているというふうに思いますが、どうでしょうか。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 今、中井議員さんおっしゃったように、27年度から1年以上、すべての医療費を対象として、高額医療共同事業が行われております。ですけども、急激な医療費の増加というものは予測されると思われますので、ある一定の負担は必要となり、総額は抑えられることになっております。今後においても、予期せぬ支出増や収入減に対応するために、引き続き基金の保有は財政基盤の安定化のために活用するものになると考えております。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) そこで問題になるのは、どれぐらい積み立てればいいのかとかどれぐらいあればいいのかと、そういうことだというふうに思いますが、なかなか香芝としては今安定化のために置いておきたい、そういうふうにお考えでしょうか。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 一応総医療費に対してのパーセントが決まっておりまして、約3億円、香芝の場合であれば基金があればよいというふうにはしておりますが、ただ今後国保の県統一化等におきまして、保険料がどうなるのか。あるいは、県全体の医療費がどうなるのかというところの予測がこれからまだ詰めていくところですので、今の段階では基金のことについてはまだ保有して、積み立てていきたいと考えております。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 3億円ほどていうことのその辺の根拠をまたお聞きしたいんですが、あと後段のほうで今おっしゃいました広域化についてお聞き同時にしていきたいというふうに思います。 2014年7月に全国知事会の代表の知事さんが高過ぎる国民保険料を下げるための国庫費1億円を要望し、2015年2月で3億4,000円国費が投入が国が約束され、27年度ですか、香芝にも来ましたけども、全国で1,700億円、低所得者対策として投入されました。香芝では今どういうふうに使われているのか。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 平成27年度に投入されました国費1,700億円の使い方につきましては、今議員がおっしゃいましたように、低所得者対策強化のため保険料の軽減対象となる低所得者数に応じた財政支援がなされたものであり、保険者への支援ということで活用させていただいております。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) そういったなかでも、香芝としては軽減枠を拡大すると。対象になる人が増えたっていうふうなのはいいんですが、それは香芝としての判断でそうされたのかどうかお願いします。 ○副議長(中村良路君) 松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) いえ、国のほうから、国費1,700億円が投入されたものにつきましては、保険料軽減の対象となる低所得者数に応じて、平均保険料の一定割合を保険者に対して財政支援するというものですので、あくまでも保険者への財政支援として捉えております。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 保険者っていうのは香芝だというふうにお答えされてるっていうふうに思うんですが、行政によって判断が、この前全国見ましたら、実際に保険料を下げているところもあるし、基金として積み立てているっていうところもあります。その辺は行政としての判断が働いたんじゃないかなっていうふうに思うんですが、特にその点について何かありましたら。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 保険料のほうに還元できないかという考えはなかったのかということだと思いますけども、保険料をこの基金等、あるいは1,700億円の国費を使って一時的に下げるというようなことをしたといたしましても、どれぐらい医療費が上がるのかということで、今現在、年々医療費は上がっておりますので、この医療給付をどういうふうに賄っていくのかということを考えますと、保険料の軽減のほうに活用するという考えには至ってはおりません。 以上です。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) いろんな検討のなかでそういう判断されているというふうには思うんですけど、前段のほうに言いました4億円のお金、あるいは3億円を持っておかなきゃいけないというふうなところがありますので、その辺のなかで負担が重いという負担感を軽減するっていう努力もしていただけたらなというふうに思って、問題点を出すということで、今回質問させていただいています。 しかも、今次の段に入りますが、新たに広域化がされようとしております。2012年度から医療と介護の総合推進法のなかで、介護保険や健康保険についても少しずつ制度改正され、大変負担感が重くなっているというふうに思います。今この広域化についてはどういうふうな制度かについて、一度説明をお願いいたします。 ○副議長(中村良路君) 松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 都道府県化に対してのその趣旨というものにつきましては、高齢化がますます今後一層進展する。それに伴いまして、医療費が増加するとともに、低所得者層の割合が増加するなど、国保の安定的な運営が危惧される状況にございます。こうしたことから、安心して医療給付が受けることができるようにということで、平成27年5月に国民健康保険法が改正され、平成30年度から都道府県が国保の財政運営の責任主体となるということになり、今後の国保制度の安定化と将来にわたっての持続可能な国保制度を目指すことを目的として行っておられます。するということになっております。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 県で統一化、広域化しようというふうにして進められているというふうに思うんですが、もう少し具体的に、この管理については資格証の管理についてはどういうふうになりますか。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、簡潔に。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) この統一化になりまして、県の役割、市町村の役割、それぞれございます。今ご質問の資格管理につきましては、市町村の役割となっております。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 実際の大きな会計、今も共同安定化のなかでそういうふうにはなってきてるんですが、会計、保険料の徴収、納付金はどういうふうになりますか。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 県のほうで国保運営の統一的な運営方針を策定され、市町村ごとの納付金を決定し、標準保険料率を算定されてまいります。それに伴いまして、市町村のほうでは、分賦金を県のほうに納付し、保険料の賦課徴収、あるいは保険給付の決定などを行うことになっております。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 今、標準保険料というふうにおっしゃいましたが、標準保険料についてちょっとどういうものかご説明お願いします。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 標準保険料についてですけども、国民健康保険法の規定に基づき、県が市町村ごとの保険料率の標準的な水準をあらわす数字として算定し、各市町村に通知されるものです。各市町村のあるべき保険料率の見える化という、各市町村が具体的に保険料率を決定する際に直接参考とするような値を県が示されるということになっております。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 今の説明だと、県が一応標準的な保険料を示されるけども、決定するのはだというふうに理解したらよろしいですか。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 保険料率につきましては、県全体で必要な額が示され、標準保険料率を提示されまして、市町村で保険料率を定めるということになっております。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 市町村で定めるっていうことなんですが、県が一応標準を指導するっていうか示すっていうふうに理解したらよいんですね。 それで、示されたお金をが集めてまた納付せなあかんということで、県から請求される金額が大きな影響を受けると思いますが、それについての30年度から統一化されるんですが、その辺についての影響っていうのは、今のとこまだわからないっていうふうに考えたらよろしいですか。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。
    ◎健康局長(松崎三十鈴君) 現段階では納付金については未定であり、保険料額がどのようになるのかっていうのは把握できないところでございます。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 県内でもいろんな行政区があって、いろんな地域事情や医療事情があって、しかも会計も違います。そういうなかで、香芝の位置っていうのはどの辺にいてるかっていうことですが、香芝の1人当たりの医療費っていうのは、香芝は県のなかではそんなに平均年齢から考えても平均は超えていないというふうに思うんですが、その辺はどうです。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 今議員がおっしゃいましたように、香芝の場合の1人当たりの医療費につきましては、平成27年度では33万1,508円ということで、これは県平均よりも低くなっておりますし、県内では35番目という位置にございます。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) そういう医療費のなかで統一化されると、香芝としては広域化されたら保険料が上がるんではないかと、そういうふうに予測できるんですが、どうでしょう。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 県統一化になりますと、県内の市町村の総医療費を計算されて、どれぐらいの保険料を徴収すればよいのかということが今後示されているところでございます。医療費が今のところは、香芝は全体的に人口がまだ若いまちというような、高齢化は進んでおりますが、まだまだ若いまちという意味では、医療費が少なくて済んでいるとなっておると考えられます。しかし、これからどんどん高齢化は進みますし、国保加入者の高齢化率も上がってまいりますので、1人当たりの医療費につきましても上昇してくるんではないかと考えますので、保険料については、まだこれから県がどのように料率について示すのかっていうところを見守っていかなければならないかと考えております。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) もう一度、後でお伺いしたいと思います。 広域化の運営方針っていうのが前も一回出てたと思うんですが、そういうふうにどれぐらい今この広域化についての手順っていうか流れは進んでいるのかお伺いします。 もう一度。 ○副議長(中村良路君) 暫時休憩します。              午後2時18分 休憩              午後2時18分 再開 ○副議長(中村良路君) 休憩を解いて再開いたします。 松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 済いません、休憩をとっていただきましてありがとうございます。 現在の進捗状況につきましてですけども、県と市町村の国保担当者をメンバーとするワーキンググループ会議が開催されております。県からは制度設計についての考え方やスケジュールなどについて説明を受け、現在意見交換、課題認識等の共有を図っているところです。今年度中には制度設計の素案といたしまして、国民健康保険運営方針というものが県と市町村の合意形成を図られていく予定で、この運営方針の合意形成後に県に設置されます国民健康保険運営協議会に諮り、最終的に県知事が平成29年9月に決定するという形になる予定と聞いております。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) そうしますと、もう市町村との連携においての会議をしながら国保運営方針を作成して、意見聴取して決めると。都道府県の運営協議会で、それを審議し、答申する。それが今年度中ですか。来年度、知事によってその運営方針が決定され、29年9月ですか。ほんで、もう公表していくと、そういうふうに言われていますが、それが先ほど、もう一遍もとに戻りますが、標準保険料が決められていると、そういうふうに理解したらよろしいですか。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 国民健康保険運営方針というところが協議されて合意形成されるということですので、運営方針のところに保険料の標準的な算定方法が決められてくるということになっております。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 保険料が決められて、また納めないといけないと思うんですけれど、保険料の徴収についてはがそのまま、あるいは保険事業もそのまま実施していくというふうに考えたらよろしいですか。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 徴収の実務につきましては市町村が行いますが、この国民健康保険運営方針のなかに、市町村における保険料徴収の適正な実施についての方針が定められてくるとなっております。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 今現在の香芝の保険料の徴収率っていうのは、決算とかで出されてると思うんですが、直近ではどれぐらいでしょう。 ○副議長(中村良路君) 松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 済いません、ちょっと正確なデータではございませんが、国保に対しての徴収率は92%ぐらいだったかなと思います。済いません。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 92%ぐらいで、それと同じぐらいの金額が香芝はこれぐらい納めなさいよっていうふうになればいいんですが、その辺の事情っていうのは予測はありますか。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 予測といいますのが、極力やはり徴収率を上げて、現在の徴収率以上に徴収できるように努めてまいりたいと思います。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 集めてたのをちょっとまけてあげますよというて、そんなことはなかなかならへんと思いますが、多く納めなさいっていうのも酷な話で、市町村の持ち出しっていうか、保険を払っている人から集めないといけないし、集めなかったらが負担せなあかんっていうことにもなると思いますが、その辺は県ととの話し合いっていうことになるんでしょうか。 わからんかったらいいです、いいです。いいです、次行きますわ。 ○副議長(中村良路君) いいですか。 ◆3番(中井政友君) はい。 ○副議長(中村良路君) 答弁結構です。 はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 今、奈良県の国民健康保険について、昨年度、香芝の国保運営協議会もありますが、これについての議事録を見ますとやっぱり心配されていて、保険料はどういうふうになりますかっていうふうなことが聞かれてまして、一応お答えされてるんですが、これについての答えっていうのは今んとこ予測として答えられてるのかどうかお願いします。 ○副議長(中村良路君) 松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 今年度、あるいは昨年度のの国保運営協議会のほうでお答えしております答えについては、まだ具体的なことが何もわかっていない状況のなかで検討中ということですので、同じ答えになるかと思います。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 概算額っていう形で11月の終わりぐらいに市町村の概算額が県より示されているというふうに僕の資料に届いてるんですが、これについてはまだ公表できないっていうふうなことですか。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) まだ公表できないところでございます。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 香芝はまだ若いところなので医療費もかかっていないっていうことで、香芝としては予測として保険料が上がるのではないか。それについて、県としたら激変緩和対策をしますっていうふうに聞いてるんですが、この辺のお考えについて、制度についてご説明お願いします。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 保険料上昇への負担感っていうんですか、不安感っていうんですか、それは当然本におきましても懸念されるところです。それに対しまして、県のほうでは制度改正に伴う保険料の負担の激変を回避するということで、今現在、県やほかの市町村と検討を進めておられるところです。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 激変緩和していただかないと大変かなというに思うんですが、県の方針によりましたら、30年度から35年、数年5年から6年の激変緩和っていうのは県のほうで補うというふうにありますので、香芝として基金を使って激変緩和のために用意するって、そういうことは必要ないのではないかなっていうふうに思うんですが、それはそれでおおてますか。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 激変緩和措置につきましては、所得水準や医療水準などの仕組み、あるいは県の繰入金の活用、あるいは県に設置されます特例基金の繰り入れの活用などの3つの激変緩和措置というのが設けられておりますが、冒頭申しましたように、所得水準や医療費の水準というところも十分考慮しなければいけないということですので、どのようになるのかというのはまだ見守らなければならない状態かなと思います。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 確かに見守らなければならない部分もあると思うんですが、香芝の市民の人が今までずっと払い続けてたお金が今3億円なり4億円なりあるなかで、いつそしたら還元されるのかっていう辺が重要だというふうに思います。これまでの質問のなかで、払える保険料や利用できる保険証とするために、国民健康保険法第44条の一部負担金の減免や第77条の減免制度、香芝ではなかなか制度的な幅も狭いんですが、具体化する必要があると思います。ぜひ国民健康保険、負担感拭えるような制度にしていただけたらというふうに思います。 これで国民健康保険については質問終わります。 2番目、介護総合事業について質問させていただきます。 総合事業が香芝でも実施され、広報8月にもこういった形で特集されております。香芝では一部10月より実施されていますが、どういった今取り組みをされているかお聞かせください。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) ことし10月から総合事業の本格的なスタートをさせていただきました。予防訪問介護、予防通所介護というものと、それから一般介護予防事業というものを行っております。 以上です。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 総合事業するときに、私もいくつか事業所行きましたら、報酬単価が下がるし、今人手不足のなかでやっていけなくなるっていうところが半分と、何とかやっていこうと思うっていうところが半分で、小さい事業所については大変負担感が重いところがあるというふうに思うんですが、そういった事業所の取り組みは今現行相当っていうところで取り組まれてんのかどうか、お願いします。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 総合事業のなかには、介護予防・生活支援サービスというものがございまして、生活援助型訪問サービスAと、それから訪問家事支援サービスAというものを現在やっているところです。生活援助型訪問サービスAというものにつきましては、掃除、洗濯、買い物、調理などの簡易な生活支援を行うこととなっておりまして、それを現在の事業所についてはその事業についての取り組みをされて、登録されているという状況でございます。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) そういうサービスされてるんですが、確かに事業所で困りますって言われてたのは、今までの利用者は1割負担でそのままやと思うんですけど、事業所のほうに返ってくるお金っていうのが、今まで月単位であったのが、回数単位で計算されるということで、やっぱり回数で見ると報酬減になるというふうに思うんですが、この辺について今どういう報酬の設定でなってるのか、お願いします。 ○副議長(中村良路君) 松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 今、中井議員がおっしゃったように、今まででしたら1回行っても一月いくらというような包括的支払いであったのが、今年度、新総合事業におきましては1回当たりいくらで、月に4回行ったらいくら、10回行ったらいくらというような形での金額の設定をしております。ですから、実際に業務に従事された分に対しましての報酬は支払われるということですので、利用者にとりましては包括払いということで、月1回しか利用していなくても、包括的な金額で1割、もしくは2割負担していたのが、総合事業になりまして、利用された回数に応じた自己負担が生じるということですので、利用者にとっては利便性がメリットがあったと考えられます。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 利用者側に立つのか事業者側に立つのか、なかなか難しいところなんですけど、香芝の事業者の状態っていうのはどんなもんか、またお答えしていただいたらと思うんですが、事業者にとっては報酬が下がってなかなか、小さいところは特にやっていきにくいっていうふうな声を聞いています。香芝の事業者っていうのは今増えているのか減ってるのか、どんなもんですか。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 生活援助型訪問サービス、いわゆる緩和した基準Aタイプというところで登録された事業所は20カ所ということで、新規2カ所を含めまして、むしろ増えてるという状況にございます。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) ちょっと外れるかもしれませんけど、デイサービスのほうはどうです。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 失礼いたしました。 デイサービス、いわゆる介護予防通所型サービスAというタイプにつきましては46カ所ということで、変動はございません。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 香芝としては変更はあまりなかったっていうて、増えてるところ、訪問は増えてると。全国的だと減ってるところが圧倒的に多いので、結局、香芝のなかではまだ困ってないけど、事業所が減ると利用することの幅が狭まって、利用者にも難しくなるっていうふうな考え方もあるというふうに思います。これを導入するにあたって、事業者と十分な協議をせえというふうな指導をしているっていうふうにあるんですが、香芝としても十分事業所への説明なり協議はされました。 ○副議長(中村良路君) 松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) この総合事業を始めるにあたりまして、昨年度より何回も説明会を行っておりますし、ことし7月にも説明会を開催しました。また、随時事業所のほうが窓口及び電話等で相談に来られますので、包括支援センターの職員が制度についての説明、また新規、新たな登録というところのお勧めをして進めているところです。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 今後ともよろしくお願いします。事業者の方々も減ってしまうと、我々市民が利用しにくくなっていくっていう、なかなか難しい部分があると思います。 それから、A型のなかで、生活支援にしていただいている形があると思いますが、の研修ですか、研修時間がまだまだ少ないのではないかと。それで十分な支援受けられる方の生活実態や課題や改善点が見えるのかっていうふうな問題がありますが、これについてお考えお願いします。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 緩和した基準で行うというのがいわゆるA型なんですけども、緩和した基準というのは、訪問介護員の研修を事業所が独自に行うことができて、訪問介護員を養成することができますよ、またその職員を採用することができますよというようなことで、従来からのヘルパー、いわゆる1級、2級のヘルパーであったり介護福祉士であったりというような資格を持っていた方だけが従事できるというものではないというように緩和されたということです。ですけど、専門性は低いかのように思われますけれども、きちっと一人一人のその該当される、利用される市民の方につきましては、包括支援センターの職員がケアマネジャーとなって担当しますし、月1回の訪問、あるいは電話での相談、指導などということで、定期的にご家庭のほうで利用者様の生活状況については見守り、あるいは観察等をさせていただいておりますので、安心できるかと思います。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) ほかの議員の方の質問もありましたけど、ひとり暮らしのお年寄りだとなかなか自分で相談したりしにくかったり、認知症の方も介護度はなかなかしっかり認められない、身体が主なのでっていうところがあると思います。研修時間は、で何時間しなさいっていうのが指定できるっていうふうに思います。例えば、大和高田では50時間っていうふうなことをいってますが、香芝では8時間っていうふうに聞いてるんです。その辺も少し、これは誰がするではなくて、しっかり研修すれば、これは見守る目っていうか、実際にするのは生活支援であっても、この人の全体像が見えるとか、こういうところに連絡をとって、連携していかないけないとか、そういう判断力が必要だというふうに思いますが、この辺について何かありましたらお願いします。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 総合事業の対象となる方は、いわゆる要支援1、2という方で、ほぼ自分でトイレに行ったり食事をしたりというような、ある程度の自立はできる方となっております。ですから、より専門性の高い資格のあった者が行く家庭につきましては、やはり要介護1以上の重度の方になろうかと思います。そういう方につきましては、より専門性の高い視点で訪問ヘルプをするというのは当然かと思われますが、総合事業対象となります方につきましては、簡易な生活援助をすることで、後はケアマネジャー等が見守り、チェックしていくという体制が整っておりますので、問題ないかと思います。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) まだ今10月から実施ですので、今後また問題がありましたらちょっと検討していただけたらなというふうに思いますし、生活支援の内容も、いろんな高齢者の方要望、電球かえてほしいとか庭木を切ってほしいとか、いろんな要望あると思いますので、また検討していただいて、幅についても広げていただけたらなというふうに思います。 それから、これは香芝の問題ではありませんけども、介護の法律の問題で、昨年度もいろんな制度が所得によって負担増になりますよっていうのがあったんですが、所得によって利用料が2割負担になって、自分で回数制限をせざるを得ないと。今までいろんな支援の取り組みでよくなってきたけれども、もう1回にしなきゃいけない。2回から1回に減らさないけないし、自分がまたこれでもとに戻ってしまって、悪くなるんではないかっていうふうな、ちょっと不安の声がありましたので、質問させていただきますが、こういった方についてどういうふうな取り組みをすればいいかお願いいたします。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、簡潔に。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 1割から2割負担になって、サービスが減少したのではないかということ、あるいは減らした人がいるのではないかということですが、その辺の影響についてはほとんどなかったと、現在はなかったというふうになっております。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 今いろんな取り組みを介護ではなくて、広報にもありましたように、取り組みのなかで、自分でお金のかからないところに行ける人は行って、身体を動かすなりすればいいっていうふうに思うんですが、また要求に応じて今多様な取り組みっていうふうになりますので、重ねて利用できるような形、あるいは本当に困る人には援助できる形も検討していただけたらなと思います。 それから、この声をよく聞いたんですが、今介護のアンケートを配られたんだけれども、これ答えていいのかっていうふうな質問がありましたので、介護アンケートについて、どういった趣旨で、どういった規模でされたかお願いいたします。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 第7期の介護保険事業計画を策定するうえでの基礎資料としまして、今年10月末にアンケート調査を発送させていただきました。対象となる方は65歳以上の市民で、一部施設に入っておられる方は除きますが、1万6,028人の方に発送し、11月1日から11月20日までを回収期間として行わせていただきました。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) そういったなかで、アンケートのところに数字が書いてあって、これは何やとに問い合わせたら、個人がわかるようにっていうふうに書いてあったんで、これについてちょっとちゃんと、昨年度も財産調査っていうか貯金の調査もありましたんで、なぜこういうふうなことされてるのかについてお願いします。 ○副議長(中村良路君) はい、松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 今回のアンケート調査の大きな目的は、事業計画策定するうえでもありますが、高齢者の生活状況、健康、生活習慣、あるいは社会参加の状況などを聞き取りいたしまして、どのようにすれば介護度の維持ができ、あるいは健康が改善できるかとかということで、健康長寿社会の構築に生かすということを目的として行ったものでございます。そういう意味で、それぞれ答えてくださった方の状況がわかりますようにということでさせていただいたんですけども、一人一人の方に10桁数値による個人識別コードをつけさせていただいてアンケートを配布いたしましたが、決して個人が特定されるものではなく、入力をしていただく業者にはそのような個人がわかるような仕組みにはなっておりませんので、ご理解いただきたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) この不安っていうのは、それは香芝の個人情報保護条例に基づいたりもされてるというふうに思うんですが、これが不安でアンケート出さなかったという人もおられるんです。その辺の理解っていうのは、文面にもうちょっと詳しく書いていただけたらよかったのかなというふうに思うんですが、これどうでしょうか。 ○副議長(中村良路君) 松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) アンケートの案内文書のところには、個人情報保護には万全を期すとともに、調査結果は統計的に処理するため、個人の回答内容がほかに漏れることはございませんという一筆を添えて出させていただきましたが、若干番号を見て不安に思われたというのであれば、もう少し個人情報についての適切な処理をしていくということを明記すべきであったということについては反省し、今後注意していきたいと思います。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 統計的な処理であれば、別に個人がわからなくてもほかのアンケートでもありますようにすればいいんですけど、これは個人がわかるっていうかマッチング、多分前回の資料とか次される資料で、この人が答えたけど、これはどうなってるんやって推移を見るっていうようなふうにも推測されますので、この辺の理解というのが十分できるような形を考えていただけたらなというに思います。 それで、7期について次の介護計画の資料にするというふうにありますが、今んとこ7期計画って何かありましたらお願いします。
    ○副議長(中村良路君) 松崎健康局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 現在アンケートの集計中で、年内に集計いたしまして、今後分析作業をするところです。来年度、29年度中に第7期の事業計画を策定する予定で、分析の結果から介護保険料や介護給付費の予測を立てまして、給付費の適正化、地域包括ケアシステムの構築に役立てていこうという計画を持っているところです。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) ありがとうございます。29年度中に作成して、30年度から7期が始まるというふうに理解しました。 じゃあ次、中学校給食について、行きたいと思います。 中学校給食も2学期から始まりまして、ほぼ今学期、2学期終わろうとしてるんです。4カ月たって、かなり軌道にも乗ってきたんじゃないかなというふうに思いますが、一番最初カレーだったと思うんですが、当初の声では、なかなか味つけとか温度の管理とかが十分でなかったっていうような意見があるんです。ただ、4カ月たちましたので、まだちょっといろんな人がおられますので、もう大分よくなったよっていうふうな人もおられますし、メニューによってはまだまだだなっていうふうなことがありますので、今どういうふうな常套として中学校給食がされてるのかなというふうなことをお聞きしたいと思います。メニューとか食材とかは香芝のホームページのほうで見れるんですが、そのなかで残食数をちょっと見たいんですが、もしこういうメニューはあまり食べられなかったよとか、こういうメニューはよかったよとか、もしありましたらお願いいたします。 ○副議長(中村良路君) はい、福森教育部次長、答弁。 ◎教育部次長[学校教育課長事務取扱](福森るり君) 失礼いたします。 個別のメニューで人気があったかどうかというなことについては今把握はいたしておりませんけれども、全体に私ども学校訪問等いたしまして、子供たちに質問をしたりしておりますと、元気においしいというような声が返ってまいります。また、各中学校の給食時に訪問いたしまして、配膳時の状況ですとか食べる様子を見させていただいておりますけれども、そのなかでも、議員ご指摘のように、よくなってきたというような声を聞いておりますので、今後も改善は進められるのかなというふうに考えております。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 学校給食、2時間以内につくらなければいけないという点で、今何人の方がセンターのなかで働かれてるのかわかりませんけども、いろんな工夫してされてるというふうに思うんですが、汁ものですか、残食数が多い副食っていうのがあるんですが、それについてはどういうふうにお考えかお願いします。 ○副議長(中村良路君) はい、福森教育部次長、答弁。 ◎教育部次長[学校教育課長事務取扱](福森るり君) 失礼いたします。 残食数の調べは毎日いたしておりまして、特に副菜のなかで、みそ汁ですとか汁物に関しては、例えば配膳の際に、全体の配膳をするのに最初からは少な目に器に入れてしまって、その後残ってしまうといったようなことが当初の間はあったようでございます。そんなことで、特に汁物については、重量として残食量が多いといったような統計が出ているというふうに認識いたしております。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 日々どれがいくら残ったよっていうのは、学校のほうでしかわからない。どういうふうにはかられてるのかお願いします。 ○副議長(中村良路君) 福森教育部次長、答弁。 ◎教育部次長[学校教育課長事務取扱](福森るり君) センターに返ってきたときに計量いたしておりますので、学校も認識をしているでしょうけれども、センターのほうでも毎日記録をつけている状況でございます。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) なぜ聞きますかっていうたら、やっぱり子供らに喜んでもらうようなメニューとか、メニューだけでなしに、つくり方とか食材とかの何か調理方法とか、なかなか料理僕もあまりできませんけど難しいもんで、それを把握することが必要じゃないかなっていうふうに思うんです。その辺のセンターでの組織ってどうなってんのかなということで、こういうこと出させてもらってるんですけど、栄養士さんについてはどういうふうなことをフィードバックされてるのかお願いします。 ○副議長(中村良路君) はい、福森教育部次長、答弁。 ◎教育部次長[学校教育課長事務取扱](福森るり君) センターにも栄養士がもちろんおりまして、残食の状況などについては刻々とその情報を入手いたしております。その原因も、どういったことが原因だったのかというなことも、担当課、担当者、それから調理を担当しております業者のほうとも協議をしながら、改善に努めているという状況でございます。味つけなどでいろいろなご意見があるというふうには聞いておりますけれども、大量調理のなかで、思った以上に水分などが出て、十分な調整ができなかったというなことが当初あったようでございますけれども、そういったことも、試験調理などを行い、改善に向かっているというふうに考えております。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) あと、学校でのそういった様子を伝えるっていう体制はどういうふうになってるかお願いします。 ○副議長(中村良路君) はい、福森教育部次長、答弁。 ◎教育部次長[学校教育課長事務取扱](福森るり君) 学校での様子につきましては、センターの職員が各中学校に随時訪問しておりまして、昼食を食べる様子ですとか意見などを直接学校関係者から聞き取っているという状況でございますので、そういったことで改善の資料としているというところでございます。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 随時っていいましても、日々子供と面して、こういうのがよかったなとか、こういうのが希望だなっていうのがわかるのはなかなか難しいかなというに思うんですけど、それは学校の職員のなかで把握して、日々報告されているというふうに考えたらよろしいですか。 ○副議長(中村良路君) 福森教育部次長、答弁。 ◎教育部次長[学校教育課長事務取扱](福森るり君) 私どもも、子供たちにとってメニューのよしあしということも、もちろん考えているわけでございますけれども、まずは学校給食というものが、単に昼食を提供しているというものでないということ。例えば、自分から栄養に気をつけ、好き嫌いなく食べ、健康な体をつくるとか、それから食生活がさまざまな人に支えられていることを学び、感謝する態度を養うとか、我が国や各地域のすぐれた伝統的な食文化についての理解を深めるとか、そういった目的も含めて教職員が認識しておりますので、日々のこのメニューが多く残ったとか、人気がなかったとかということに惑わされることなく、しっかりと目的を伝えていくというようなことは、教職員もともに認識しているところでございます。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 学校のなかで給食主任さんか係がおられて、その人が取りまとめて、そういうことをどうしようかと。この学校で食育とかをどういうふうに取り組もうかとか、あるいは問題点や課題があったら出そうというふうになってるのかどうかお願いします。 ○副議長(中村良路君) はい、福森教育部次長、答弁。 ◎教育部次長[学校教育課長事務取扱](福森るり君) 給食主任のほうは、日々の子供の給食の様子ですとかは認識しているところでございます。給食主任は、学期に1回程度、センターとの担当者と協議をする場を設けておりますので、現場での様子などは取りまとめたうえで、実際のつくる部門にフィードバックできているというふうに思っております。 以上です。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 学期に1回ですので、もう少し回数が多いほうが本当はいいなというふうに思いますが、PTAの方々の給食を食べる機会というのか、給食を知る機会っていうのはどういう形に今なってますか。 ○副議長(中村良路君) はい、福森教育部次長、答弁。 ◎教育部次長[学校教育課長事務取扱](福森るり君) 学期ごとに学校給食理事会というものを開催いたしておりまして、ここにはPTAの会長様に出席いただいております。また、中学校給食センターにも運営委員会というのが組織されておりまして、PTAの方に参加していただいてるということでございます。保護者としてのご意見を聞く機会という形で位置づけておりますけれども、またこういった機会は私どもがどういう考えで給食を実施しているかっていうのをお伝えする機会であるというふうにも考えておりますので、双方向にそれぞれの考え方や思いというようなことを伝え合う機会というふうに捉えております。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 香芝の場合はまだ役員さんがそういうことにかかわっておられるということで、また任意で全保護者にそういう機会を設けていただくっていうことも要望したいなっていうふうに思います。 それから、メニューの点で、特にカレーライスが当初ちょっと不評であったんですが、この辺アレルギーとの関係だっていうふうに聞いておりますが、その辺のお考えありましたらお願いします。 ○副議長(中村良路君) はい、福森教育部次長、答弁。 ◎教育部次長[学校教育課長事務取扱](福森るり君) ご意見のなかで、カレーライスが取り上げられること、大変多いわけでございますけれども、実は食材を選定する際にはできるだけアレルゲンフリーの食材を使用いたしておりまして、一人でも多くの子供がみんなと同じものを食べられるように工夫しているところでございます。確証はございませんけども、例えばそういう関係で、ふだん家庭で食べているものとは風味が若干異なるといったようなところで、場合によってはそういう意見が出ている可能性もございます。ただ、これ9月、10月の献立を経まして、11月以降においても常に試験調理、試作などをいたしまして、味の調整を図っているところでございますので、今後も改善を重ねてまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 味つけとか温度とか、ちょっとした風味ですごく食べがいというか、変わるというふうに思いますし、また大人と子供、中学生ぐらいの子と違うかもしれませんので、絶えずそういう努力もしていただけたらなというふうに思います。 このセンターの給食で、5品目がアレルギーの対象で、それ以外については今考えていないっていうふうなことがありましたが、これについてのお考えあったらお願いします。 ○副議長(中村良路君) はい、福森教育部次長、答弁。 ◎教育部次長[学校教育課長事務取扱](福森るり君) 28年度からでございますけれども、学校給食のアレルギーの対応品目のほうを変更させていただきました。これにつきましては、まず国について学校給食における食物アレルギーの対応指針というものが27年3月に出されておりますし、また県のほうでも学校におけるアレルギー疾患対応指針というものが出されております。段階的な除去をやめるといったようなことで、むしろ学校給食におけるさまざまな事故など、ヒューマンエラーをなくすための方策として品目のほうを絞らせていただいたということでございます。あくまでも、子供たちの学校給食による事故をなくすための対応であったというふうにご理解いただきたいと思います。 ○副議長(中村良路君) 中井政友君。 ◆3番(中井政友君) アレルギーがあっても同じものを一緒に食べるっていう面とアレルギーがあったら大変だっていう面と、その辺の兼ね合いとか工夫が今後とも求められてると思いますし、またよろしくお願いします。やっぱり友達と食べたらうれしいし、また好き嫌いがあっても一緒に食べることで食べれるようになったとか、こんな料理があったんかとか覚えるっていうこともありますので、またご検討よろしくお願いします。 次に、校時について、行きたいと思います。 今までの弁当給食が、給食が始まることで準備や片づけが必要になると。教師もそれについての仕事が増えるということで大変心配されましたが、今のとこの状況についてお願いします。 ○副議長(中村良路君) はい、福森教育部次長、答弁。 ◎教育部次長[学校教育課長事務取扱](福森るり君) 各学校において校時が設定されておりますので、時間の統一、例えば4中学校ですべて同じ時間を設定してるということはございません。学校によりましては、昼食の時間を5分早めたり、5時間目を5分おそめたり、また休憩時間を5分短くするといったようなところで、これも各校によってさまざまな対応がなされているわけでございますけれども、今のところ大きな学校生活に支障が出ているという状況はございません。また、配膳の時間なども、日々子供たちは改良を重ねておりまして、短縮されていると。ゆっくり御飯を食べて、また休憩をするといったようなことで、子供たちも毎日改善をしているというふうに聞いております。 以上です。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 配膳や片づけについては、また各校でいろんな工夫をされたり取り組みされているというふうに聞いてるんですが、自由な時間も、やっぱり僕らもそうですけど、必要だなっていうふうに思いますので、また各校での様子、私たちも知りたいなというふうに思います。 給食に取り組むことで教師の負担も増えるんではないかというふうに予測されとったんですが、給食費についてですが、徴収方法とか状況についてお聞かせください。 ○副議長(中村良路君) はい、福森教育部次長、答弁。簡潔に。 ◎教育部次長[学校教育課長事務取扱](福森るり君) 給食費については、中学校給食4,500円ということで、徴収方法は銀行の引き落としによってでございます。これは、従前のミルク給食とかわることがございませんので、金額は変わりましたけれども、これによって負担が増えたということはないというふうに考えております。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。もう3分切りましたので。 ◆3番(中井政友君) はい。 引き落としですのであれですけど、どうしても集められないっていうようなところもあると思いますが、今年度、就学奨励費の対象に給食費も入れていただいたっていうことですが、さらに今全国では一部助成と、県の助成は今なくなっていますが、全額でなくても一部学校給食を補助してあげようというふうな取り組みがあります。今子供の貧困ということで、前段のほうでもほかの議員がされてましたが、この辺についてのお考えがありましたらお願いします。 ○副議長(中村良路君) はい、福森教育部次長、答弁。 ◎教育部次長[学校教育課長事務取扱](福森るり君) 議員ご指摘のように、給食費につきましては、香芝も今年度から一部助成であったものを全額助成に変更いたしております。貧困と言われる生活面で厳しい面のあるお子様は、就学援助でこの給食費を対応しているという状況でございます。 ○副議長(中村良路君) はい、中井政友君。 ◆3番(中井政友君) 引き続き、この就学援助につきまして国のほうでも広げようっていうふうにありますので、香芝でももっとこの項目を広げて、金額も広げていただけたらなということで要望して、質問を終わります。 ○副議長(中村良路君) 以上、3番中井政友君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩をします。              午後2時59分 休憩              午後3時10分 再開 ○議長(細井宏純君) それでは、休憩を解いて再開いたします。 次に、14番中川廣美君の一般質問をお受けします。 はい、中川廣美君。 ◆14番(中川廣美君) 議長のお許しをいただいて、一般質問をさせていただきます。 ちょっと余談になりますけども、11月15日から狩猟が解禁になって、イノシシ、鹿の今狩猟に走っておりますが、香芝でも我々猟友会のメンバーが市内で60匹のイノシシをとっております。それで、大変危険な動物で、他ではおりに入ったイノシシを処理しに来て、主人が殺され、奥さんが入院するという事態も起こってます。うちも若い子はイノシシを見に行ったときに、50キロのイノシシ、メスのイノシシですけども、ワイヤーを切って追っかかってきたと。たまたまメスで牙がないし、腰なたを持っていたのでそれで突いて、けがなしで終わったということが現実にありました。危険と隣り合わせで猟友会が頑張ってるということだけ報告させていただきます。 それでは、一般質問に入っていきます。 第1項目めの介護保険についてを質問いたします。 最近の新聞に、介護費の格差深刻という見出しで、奈良県の介護保険や介護費について掲載されました。この内容は、65歳以上の高齢者1人当たりの介護費が概算で最高29万4,000円から、最低17万6,000円までの県内の市町村間で大きな差が生じてることが県のまとめでわかりました。介護保険料も同様で、9年後の平成37年には75歳以上の高齢者が25万人と、県民5人に1人が達する予測があるなか、地域格差は重い課題となって浮上している。県と各市町村は、医療、介護費の連携や地域包括システムの構築など、厳しい状況を乗り切りたい考えである。このように掲載されてます。そこで、本市の介護保険料と介護費の状況についてお尋ねします。 まず、香芝の介護保険料の状況と県内の状況についてただします。 介護保険料は3年ごとに改定されてますが、どのように決められているのかお尋ねいたします。 まず1番目、1回目の質問です。壇上から終わります。 ○議長(細井宏純君) それでは、1回目の中川廣美君の介護保険料の状況について答弁。 はい、松原福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 65歳以上の第1号被保険者の介護保険料でございます。 これは、先ほど議員がおっしゃいましたように、3年を1期とした介護保険事業計画のほうで策定させていただいてるところでございます。まず、市民ニーズを調査したうえで、3年間に必要な介護給付費、それと地域支援事業費などの見込み額のその合計額から、第1号被保険者の負担額をまず算出させていただきます。そして、それを第1号被保険者数で割ったところ、介護保険料の基準額を算定しているような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) それでは、2回目以降の質問をお受けします。 はい、中川廣美君。 ◆14番(中川廣美君) 保険料が3年の改正ごとに増額されてるように思いますが、現在、香芝の保険料の現状と過去の推移はどのようになっているのかお願いします。 ○議長(細井宏純君) はい、松原福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 平成27年度から平成29年度まで、今現在の第6期介護保険料の基準額につきましては月額4,820円で、第5期の保険料4,600円に比べますと220円、率としまして4.8%の増額となっております。 また、過去からの推移でございます。第1期が2,305円、第2期が2,900円、第3期と第4期は同額で、3,800円でございました。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中川廣美君。 ◆14番(中川廣美君) それでは、県内の12ののなかで保険料が高いや低いの状況はどうですか。それとまた、香芝はその12のなかの順位でどの順位にあるんですか。 ○議長(細井宏純君) はい、松原福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 現在の第6期で見ますと、12のなかで最も高いのは宇陀でございまして、6,600円でございます。また、最も低いのは生駒でございまして、4,759円でございます。続いて、橿原4,778円で、その次が香芝で4,820円ということで、12のなかでは上から10番目という形になっております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中川廣美君。 ◆14番(中川廣美君) そしたら、県内の各市町村や全国の保険料の状況はどのようになっておりますか。 ○議長(細井宏純君) はい、松原福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 現在の県内市町村の平均は月額5,231円で、第5期に比べまして639円、率にしまして13.9%の増加という形になっております。また、県内で介護保険料が最も高いのが天川村の8,686円、これが全国1位となっております。一方、県内で最も低いのは御杖村で3,900円という形になっておりまして、格差は2.2倍という形になっております。 それからまた、全国平均でございます。5,514円でございます。都道府県の比較で見ますと、平均を見ますと奈良県は高いほうから40番目っていう形になっております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中川廣美君。 ◆14番(中川廣美君) 県内の市町村でもかなりの大きな差があるように思うんですけども、この保険料の格差は何が原因ですか。 ○議長(細井宏純君) はい、松原福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) こういう形で格差が起きるという部分については、一般的に言われますのは、高齢者人口が多い。それからまた、利用者が多くなるということで、介護費が増えてくるということから保険負担が増えてるっていうのが現状かと思います。 なお、介護保険料につきましては、先ほど申しました高齢化よりも要介護の認定率が高いほど高くなる傾向が認められているのが実情でございます。 また、先ほど天川村が高額だっていうことでご説明させていただきましたけれども、施設サービス費の伸びによる介護給付費の増加が見込まれることと財源不足がございまして、第5期で財政安定基金から借り入れをされておりました。その償還にあたりまして、第6期で償還が必要になったということで、保険料がこういう形で高くなったということで聞いております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中川廣美君。 ◆14番(中川廣美君) それでは次に、2番目に入り、香芝の介護費の状況と県内の状況等についてお尋ねします。 まず、香芝の要介護認定の状況について、認定数や認定率はどのようになってるのかお伺いいたします。 ○議長(細井宏純君) はい、松原福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 香芝の要介護認定の状況でございます。平成27年度末でございますと2,448人、平成28年度末では2,341人ということで、107人の増加という形になっております。 それから、65歳以上の高齢者に占めます要介護認定率でございます。平成27年度では14.4%、平成26年度では14.2%ということで、0.2%の増という形になっております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中川廣美君。 ◆14番(中川廣美君) それと、ついでに奈良県の認定率などについてわかればお願いします。 ○議長(細井宏純君) はい、松原福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 奈良県での認定者数でございます。 平成27年度末につきましては7万549人、認定率が17.9%でございます。また、平成26年度末では6万8,237人で、認定率が17.7%でございまして、2,312人、0.2ポイントの増加という形でなっております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中川廣美君。 ◆14番(中川廣美君) それでは、香芝の介護費の状況はどのようになっておりますか。 ○議長(細井宏純君) はい、松原福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 平成26年度になりますけれども、奈良県の公表のデータがございます。そのなかでおきますと、本市の平成26年度の第1号被保険者1人当たりの介護費でございます。24万4,000円っていう形になっております。内訳でございますけれども、ショートステイとかデイサービスを含めました在宅サービスが約11万8,000円、それからグループホーム、また特定施設の部分の居住系のサービスで2万4,000円、それと特養、老健、それからミニ特養も含めました施設サービスにつきましては10万1,000円という形になっております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中川廣美君。 ◆14番(中川廣美君) 続いては、奈良県内の介護費の状況、県内の状況はどうなっているのかも。 ○議長(細井宏純君) はい、松原福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 同じく平成26年度の比較でございます。奈良県内の第1号被保険者1人当たりの介護費でございます。26万2,000円となっております。 それから、県内の状況でございますが、市町村別の地域差を見ますと、大淀町で29万4,000円から川上村の17万6,000円と、11万8,000円の大きな差が見られるとこでございます。また、利用別では、施設サービスでは天川村で19万1,000円から河合町の7万3,000円、それから在宅サービスでは天理の15万6,000円から野迫川村の4万7,000円ということで、介護費に影響を与えますサービス提供体制につきましても、市町村別の地域差が見られるところでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中川廣美君。 ◆14番(中川廣美君) これまでの答弁で、介護保険料や介護費については、高齢化や介護認定等によって、県内の市町村で大きな差が生じてることがわかりましたが、それは香芝としては保険料や介護費について今後どのような予想を立てているのかお尋ねいたします。 ○議長(細井宏純君) はい、松原福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 現在の香芝の高齢化率でございます。まず、21.6%でございます。今後は人口の高齢化の進展、また団塊の世代の方が75歳以上になられる2025年、平成37年には高齢化率が22.8%になるというふうに予測させていただいております。また、要介護認定率につきましても、現在の14.4%から、平成37年には20.7%っていう形で、それぞれ急激に増加することが予測されておるところでございまして、これらの状況に伴いまして、もちろん介護費のほうも増加することでございます。こういうことから、市民の皆様にはご負担をいただいております介護保険料につきましては、上昇していくことは避けられないのではないかなというふうには予測しておるところでございます。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中川廣美君。 ◆14番(中川廣美君) 国のほうでは継続緩和するために、法改正等を含めて、制度の見直し等が進められています。高齢化がますます進んでいく状況を考えると、介護費は今後も増加傾向。介護保険財政も大変厳しくなることが予想されます。それを抑えるために、として今後どのように対応していくのかお聞かせください。 ○議長(細井宏純君) はい、松原福祉健康部長
    福祉健康部長(松原秀典君) 介護、それから生活支援を必要とする高齢者の方、それからまたひとり暮らし、また高齢者のみの世帯が増えるなか、地域でいつまでも元気に暮らしていただけるように、生活等の維持に必要な支援、それから高齢者の方の生きがいを持って参加いただける活動が今後とも必要になってくるように考えております。そのために、本市におきましては平成28年10月から総合事業を全面的に実施してるところでございまして、今後はさらに地域の実情等を踏まえまして、多様なサービスが提供できるような地域包括ケアシステムの構築をまた進めてまいらなければならないというふうに考えておるところでございます。 また、介護費を抑えていくためには、従来から行っております適正な介護認定、それから介護費の適正化、それからいつまでも元気でいてもらうための健康長寿に向けた取り組みとして、介護予防事業を一層進めるということで、介護費の抑制ということで努めてまいりたいというに考えております。 また、先ほども言っていただいておりますように、今後の国の動向といたしましては、認定率の低さだけではなくて、介護費の伸びを抑えるための介護予防について効果を出した市町村を評価したなかで、財政面で優遇するという仕組みを導入するという、そういうことも検討されていることから、今後確実な効果を生み出すように努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中川廣美君。 ◆14番(中川廣美君) どっちにしても厳しい財政状況のなかですので、できるだけ頑張っていただきたいと思います。 1つ目の1番の介護保険については、これで終わらせていただきます。 続きまして2番目、香芝における空き家対策についてお尋ねいたします。 香芝における空き家対策、空き家の現状について。 国、県、における空き家発生状況について。 11月に熊本地震の被災地を視察しました。そのなかで、益城町の現状を見たわけですが、まだ倒壊家屋がそのままの状況のところが多く、復興が進んでない印象も受けました。震災時のニュースの映像では、道路に民家の塀や家屋が氾濫し、通行もできない状況だったことは、皆さんの記憶に残ってると思います。 そこで、老朽化した家屋や空き家が多く、おしなべますと通行時に危険性の増大や災害時における避難の確保に支障を来します。香芝は人口も増加しており、他の市町村と比較すると空き家の数も少ないのではないかと推測しますが、実際のところ国、県、香芝における空き家の発生状況はどのような状況になってるのか。先ほど中山議員の質問にもありましたけれども、どない。 ○議長(細井宏純君) はい、堀本都市創造部長。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 国及び県の空き家の数については、平成25年に実施した住宅・土地統計調査にてご報告いたします。 まず、全国では約820万戸でございまして、次に奈良県においては8万4,500戸となってございます。本市におきましては、今年度において実施いたしました実態調査の結果としてご報告を申し上げますと、空き家の数が614戸となっております。 なお、平成25年住宅・土地統計調査での香芝の空き家数は3,020戸となってございました。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中川廣美君。 ◆14番(中川廣美君) それでは、統計調査の数字は、我々が握っている空き家とは少し差があるように思われるんですけども、空き家が614戸について、本としては増加傾向にあるのか。それとも、減少する傾向にあるのか。どのように考えておられるのか。 ○議長(細井宏純君) はい、堀本都市創造部長。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 過去の統計データとしても比較できる資料が少ないことから断言はできませんけれども、苦情等の相談件数が増加しておりますことから、やはり増えているものと考えております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中川廣美君。 ◆14番(中川廣美君) 次、2番目の空き家等実態調査の進捗について、調査業務の発生状況及び進捗状況についてお尋ねいたします。 それでは、空き家等実態調査について、具体的な業務内容について説明を求めます。 ○議長(細井宏純君) はい、堀本都市創造部長。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 空き家の実態調査につきましては、平成28年8月に業務委託を行っております。まず、周辺住民から空き家に対する相談があった家屋と水道使用者の情報データをもとに、水道を使用していない家屋を抽出し、それらを調査対象家屋として、住宅地図や地番図により所在の特定を行い、現地調査のための基礎資料として、都市計画図等に調査対象家屋の場所を図示いたしました。 次に、広報「かしば」お知らせ版10月号に、現地調査実施のお知らせを掲載し、周知を図ったうえで、調査対象家屋の現地確認を行い、家屋が空き家であるかどうか。また、空き家である場合、国が作成したガイドラインに基づく特定空き家の可能性があるかどうかを調査いたしました。その結果、空き家と思われる家屋としては、先ほどご答弁申し上げました614戸が確認でき、そのうち空き家対策の推進に関する特別措置法に規定する特定空き家の可能性があると判断されたものは5戸(後刻「4戸」に訂正)となってございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中川廣美君。 ◆14番(中川廣美君) それでは、空き家等実態調査の進捗状況はどうなってるのか。 ○議長(細井宏純君) はい、堀本都市創造部長。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 業務委託の工期でございます。平成28年8月1日から平成29年3月24日を予定しております。業務内容としては、空き家調査、所有者等への意識調査、空き家情報の整理とデータベース作成となっておりまして、現在所有者への意識調査の段階でございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中川廣美君。 ◆14番(中川廣美君) 所有者への意識調査はどのように行っていくのか。 ○議長(細井宏純君) はい、堀本都市創造部長。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 所有者の意識調査につきましては、12月中に郵送にて調査実施いたします。調査内容につきましては、現在の管理状況や将来の利用活用などでございます。アンケート結果につきましては、今後の計画的な適正管理や利活用等の空き家対策を推進する計画策定の基礎資料といたします。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中川廣美君。 ◆14番(中川廣美君) 次は、3番目の今後の空き家対策については、今後実態調査を受けて、香芝として対策について。 今後、実態調査を受けた香芝としての対策についてお伺いいたします。 ○議長(細井宏純君) はい、堀本都市創造部長。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 空き家対策といたしましては、国が定める基本指針及びガイドラインに基づき、手続を進めてまいりたいと考えております。本年度において、実態調査をもとに、空き家等に関する所在等を記録したデータベースを整備し、平成29年度において、空家等対策計画の作成及び計画の実施に関する協議を行うための協議会を設置いたします。実態調査により特定空き家の可能性があると判断される家屋については、協議会の審議を経て、特定空き家として認定をいたします。 なお、特定空き家として認定された場合、家屋の所有者等へ改善のための助言や指導を行ったうえで、是正に向けて勧告や命令を行うこととなり、それでもなお改善されない場合は、周辺の建築物や通行人への悪影響や危険性を勘案し、最終的には行政代執行により除却を行うことも可能となります。これらの措置により、周辺の生活環境への悪化を未然に防ぎ、良好なまちづくりに努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中川廣美君。 ◆14番(中川廣美君) 特に旧村における空き家は、冒頭でも述べたように、通行における危険性の増大や災害時における避難路の確保に支障を来すことから、早急に空家等対策計画の作成及び計画の実施に関する協議を行うための協議会の設定を行っていただき、空き家対策を行うように要望しておきますので、これで要望とします。 続きまして、3番目の相撲観光事業について。 これまでもたびたび質問をしているが、相撲をテーマに観光事業の進め方についての考え方をお伺いいたします。 香芝は、これから地方活性化を進めていくうえにおいて、地域の歴史、文化をまちづくりに生かすという意味からも、古来より伝わっている相撲の発祥地の伝承であることを広く打ち出していくことが必要であると思う。そこで、今後の進め方、特に9月議会でも、腰折田について情報発信し、観光事業の活性化に結びついていくには、現在のように看板が設置されているだけでは弱いということを指摘したが、その後検討状況、進捗状況をお伺いいたします。 ○議長(細井宏純君) はい、黒越地域振興局長。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 腰折田の質問でございます。 本が相撲発生の伝承の地であるということを打ち出していくということは、議員お述べになりましたように、歴史、文化をまちづくりに生かすという意味から、地方創生の趣旨に合致した政策であると考えているところであります。 腰折田のその後の進捗状況でありますけれども、現在の看板が設置されている地点の近辺に、の未利用地がございます。そこで、この場所を活用いたしまして、記念碑やベンチ等を設置いたしまして、市民や観光客、また市内を訪れた方々が憩いながら本と相撲との関係を感じることのできる広場的な施設整備を目指して、今具体的な検討に入っているところであります。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中川廣美君。 ◆14番(中川廣美君) 前回指摘したところを取り組んでいただいてることは理解をいたします。実現に向けて、引き続き取り組んでいただきたいと思います。大分思っていたよりも頑張ってくれてるということで、びっくりいたしました。 また、本年の2月に実施したように、力士と市民が触れ合い、市民が相撲を感じることのできるようなイベントも引き続き実施していくことが必要だと思います。このイベントについて、市長、これからの考え方をちょっとお願いします。 ○議長(細井宏純君) はい、吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) 以前から腰折田を含め、相撲の観光事業の質問をずっといただいていると思います。実はまだ詳細は詳しいことは言えませんが、大相撲がどうやら巡業地にこの香芝が上がってるような、そんな可能性のお話を聞いております。これはまだ未確定ですけども、全力を挙げてこれが実現できるようにしていきたいと思いますし、これが実現できれば、こういったことも一つのイベントの来年度の柱にして、より地域の方々に相撲を知ってもらって、さらにその発祥の地である香芝をクローズアップすると。そして、新たな人がこのあまちにやってくると、こういうような流れで29年度構築できればいいなと、このように私思ってます。今後とも全力で取り組んでまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中川廣美君。 ◆14番(中川廣美君) 相撲観光事業に関しましては、市長から非常に前向きな話をいただきまして、私聞いてる本人自体もびっくりしているような状態です。今後、新たな展開に期待したいと思います。これからも引き続き、相撲を通じた観光事業により、地域の発展、活性化、地域創生に取り組んでいただきたいと思いますことを期待して、私の一般質問をこれで終わらせていただきます。どうもありがとうございます。 ○議長(細井宏純君) 以上で、14番中川廣美君の一般質問を終わります。 次に、10番中村良路君の一般質問をお受けします。 はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) ただいま議長のお許しを得ましたので、私の一般質問をさせていただきます。 朝来より関議員からJRに関しての質問もございましたが、できる限りかぶらないような、そんな感じで一般質問を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 それでは、JRの一般質問にあたりまして、まず1番目、JRの香芝駅前の整備について、それと2番目、旧老人福祉センターについてということでお聞きをしていきたいと思いますが、それではまず最初、1番目、JR香芝駅前の整備についてということでお聞きをいたしたいと思います。 これまでJR香芝駅に関して、一般質問で何度か私は質問をさせていただきました。今までの記録から見ましたら、最初は平成18年9月の定例会のときから一般質問をさせていただき、そのときはJR香芝駅の南側の狭隘な踏切について質問をさせていただいたということでございます。答弁といたしましては、今の副市長が都市計画部長の時代に答弁をさせていただいたということでございます。それ以降、JR香芝駅や香芝駅前に触れてきました。そのような経緯のなかから、18年から既にもう10年の月日がたちました。香芝駅やその周辺については10年前と、以前と全然変わらない、そのような風景でございます。変わらないのはいいのかというのが、まあ、いいんかもわかりませんが、いや、これはぜひとも変えていただきたい、そのように思います。変えるのはいつか。今でしょうっていう感じで、よろしくそう言ってお願いしたいと思います。 それで、質問といたしまして、依然としてJR香芝駅前の整備が進まない、その理由で、香芝駅前はどのような理由でできないのか。そのできない理由についてまず壇上からお聞きをさせていただき、次からは質問席からさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(細井宏純君) それでは、中村良路君の1回目の質問、JR香芝駅の駅前整備の進捗について答弁。 はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 中村議員からは、JR香芝駅の駅前広場の整備についてということでございます。 JR香芝駅におきましては、JRと駅及び周辺の整備につきまして過去に覚書を交わしておりますが、その整備仕様につきまして、JRの思う壮大な計画と本市のコンパクトな計画といった考え方に違いがあることから、具体的な計画策定に至ってないのが現状でございます。 以上です。 ○議長(細井宏純君) それでは、2回目以降の質問をお受けします。 はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) 1回目の答弁をいただきました。答弁のなかで、覚書をされてるということと、またJRとの考え方が違うということで、その計画が今に至ってないっていうのが現状だというふうに今聞かせていただき、行政のほうはそれでいいのかわかりません。私たちは、市民から直接、何とかしてほしい。どうにかならないのですかっていう、そういったことを口々に言われておるのを聞かされておるわけですが、先ほど答弁は聞かせていただきましたが、つまり行政としてお聞きをしたい、そのように思います。駅前整備をどのように考えてるかということで、駅前を整備することについてはどのような構想を持っておられるのか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 具体的な構想といいますのは、まだ策定していないわけでございますけれども、過去からは香芝近鉄下田駅北地区整備プログラムや香芝都市計画マスタープランにおきましては、JR香芝駅と近鉄下田駅を含む地区を本市の顔として位置づけまして、駅前整備や道路の整備を推進するとしておりますが、実際、香芝駅前につきましては、具体的な構想立案には現在のところ至っておりません。ただ、先ほども申し上げましたとおり、JRとは別途、香芝駅、また駅前の整備につきまして、基本的な整備方針について、文書ではありますけれども、覚書は交わしていただいております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) ありがとうございます。JRとの覚書も、先ほど言われたとおり、また再度今も聞かせていただきました。なかなか進まないということでございますが、さっき香芝の駅は本の顔で、今言われたように、それはもう当然だなという、そのように思います。さらには、JR路線では香芝駅っていうのが香芝の玄関口に今当たる。そういった捉え方もしたいと、それされますが、多分そんな感じだと思います。さまざまなことをJRと取り組みをされている。そんななかで、足かせを抱えられてるということだと、そのように私は推測をするわけでございますが、進まない理由については、おおむね理解を私自身はさせていただきました。しかし、市民にとってはまだなかなか納得には至らないかなと、そのように思います。 そこで、お聞かせいただきたいと思いますが、今後の整備計画はあるのかないのかということで、整備をするとすればいつごろから整備をすると考えてるのか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 先ほどもお話ししましたが、駅周辺や橋上駅舎を備えた自由通路の整備には本の都市計画から策定していく必要がありますが、これについては、着手の時期についてはまだ見えておりません。ただ、香芝駅の緊急課題でございますバリアフリー化につきましては、バリアフリー化のみ現在JRと整備に向けてお願い、交渉をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) わかりました。JRの香芝駅も本会議初日に請願が出て、私も賛成者の一人となっているものでございます。今までも駅舎やホームの跨線橋についても改善のお願いもさせていただきました。よって、バリアフリー化につきましては、どんどん前向いて進んでいっていただきたいと、そのように思います。 そこで、今まで聞かせてもらったうえで質問させていただきますが、それではなぜ都市計画を策定し、事業化をしようとしないのか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) JRとの覚書に基づき構想される当該地区の都市計画といたしましては、まずは橋上駅舎を備えた東西自由通路の整備、また東側では駅前広場と、それにアプローチする駅の北部にあります中和幹線、側道からの幹線道路の整備、また西側では駅前広場と国道168号から幹線道路を設置するといった整備内容となり、かなりの期間や事業費が想定されるところでございます。また、この壮大な都市計画を進めていくとなれば、香芝駅の先ほど申しましたバリアフリー化事業はその計画のなかに含めて、基づいて行っていくことになりますので、現在、緊急課題としておりますバリアフリー化が逆に先延ばしになっていくことになります。バリアフリー化がおくれることの懸念も、都市計画事業に踏み切れない一つの要因でございます。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) 大変JRとの話のなかで、ご苦労されてるということでございます。駅前整備をすれば、本当にバリアフリーは先延ばしになるということですが、JRも営利目的で営業をされておるということですが、ある部分は公共交通という観点で考えていっていただけたらなと、そのようにもまた私自身が思うところです。JRが本当に身勝手な考えをされてるんかなっていうふうなことにも私も捉えてる一人だと、そのように思います。 そこで、都市計画事業として行うにはおおむねどれぐらいの期間を見込んでおられるのか、その辺もちょっと聞かせていただきたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 駅周辺の広場でございますとか、それにアプローチします都市計画道路、また駅をまたぎます東西自由通路等、都市計画事業を計画いたしますには、JRの用地やJR軌道を含んだ計画になりますので、着手までの計画期間でも3年から4年、その先調査設計から用地買収、また工事ということになりますが、財源のめどが立ったといたしましても10年程度の事業期間が必要ではないかというふうに考えております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) 大変な期間を要するっていうことですが、一日も早いとこしていただければ幸いかなと思います。わかりました。 それでは、次にお聞きしますが、事業費用ですが、どの程度概算されておるのか、その辺を聞かせていただきたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 先ほど申しました整備メニューになりますと、30億円から40億円程度かかるのではないかというふうに予測しております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) かなりの先ほど言われた期間や事業費がかかるということで、香芝駅周辺の都市計画事業にはそれなりの費用が必要であるとわかりました。しかし、もっともっと簡易な方法で駅前の整備や、そういうことはできないのかどうか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 駅周辺の土地はJRの所有の場所も多く、また線路をまたぐ跨線橋の計画にもJRの同意が必要になってまいります。そういった暫定整備というコンパクトな整備の話も持ちかけてはおりますけれども、JRはあくまで都市計画による整備しか協力できないといった回答でありますので、暫定でありましても広場整備の実現性は非常に低いのではないかと、今の時点では考えております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) わかりました。 ちなみにお聞かせいただきたいと思いますが、その駅周辺の土地でJRの土地っていうところは、朝の関議員からの未舗装の部分のこともございましたから、具体的にはその駅含めてどの辺ぐらいまでがJRの土地に含まれるのか、その辺だけお聞かせいただけたらと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 今駅舎がございます駅舎の前面、あの道路、それと道路の向かい側の土のところ、また斜面に木の生えているところから南側、市道の一方通行のところのT字路までの市道の舗装塗ってあるところ、またその土のところですね、小さな交差点付近には店舗あるんですけども、その店舗の前も含めまして、また市道西側、先ほど申しました市道西側の未舗装部分全体がJRの所有地ということになっております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) そうすれば、南側っていうんか、部分に関しては、ほとんどがJRで、市道までJRの敷地とは思わなかったところでございます。その辺もJRの所有の土地であるので、余計に駆け引きも結構あるんだなというふうに今想像をさせていただきました。わかりました。 それでは、今回は駅前広場について特化してお聞かせいただきましたが、JRとの協定や覚書をしているということで、関議員の答弁で市長も答弁されましたが、先行で緊急の課題である駅のバリアフリー化に向けての協議をされてるということでしたよね。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 駅前整備とか駅舎、橋上駅舎、自由通路の整備の話をしながら、今まで年数がたっておったわけですけども、ここに至ってバリアフリーを置いてまでその話を進めるわけにもいかないということで、今現在はもうバリアフリーに特化して、何とかバリアフリーだけでも先行して整備していただきたいということをJRのほうにお願いしている次第でございます。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) わかりました。バリアフリー、先行してやっていただきたいっていうのは私たちの思いでございますが、あわせて駅前のほうも並列でしていただくというのが一番ベターなやり方ではないかなと、そのように思いますが、私も過去にも質問をさせていただきましたが、JRとの約束があるということは今回で大体わかりました。しかし、どのような状況であろうが、市民の期待は駅舎、駅前を何とかしてほしいなということで、私たちもよく聞かせていただきます。JRとの交渉については、行政も含めまして、政治的な判断が必要であるのかなと、そのようにも私が思う次第でございます。あらゆる方面の政治力を使って、吉田市長が市長を続けておられる期間、市長は市長をされる期間で、少しぐらいは糸口がつかめるような、そういった何か糸口を見つけるような方法をあらゆる方面に政治力を駆使していただき、整備をできる限り並列でできるような形に、お金も当然かかりますが、それも国のほうにも陳情もしていただき、さまざまな方法で、よりよい玄関口、香芝駅となるような方法を考えていただきたいと思います。 これで、まず香芝駅前の整備についての質問を終わらせていただき、次に旧老人センターについての質問をさせていただきたいと思います。 まず、この香芝公共施設等総合管理計画というのが、本会議の初日に私たちの手にいただきました。そのなかには、旧老人福祉センターについての内容も書かれていました。それで、この質問をどうしようかなというふうに私も思いましたが、中身を見させていただいて、そんな詳しいことは書いてなかったということで、ひとまず出ておりますが、そこにつけ加えるような状態で、この旧老人福祉センターのことについて今回質問をさせていただきたいと思います。 まず、この旧老人福祉センターが使われなくなってからは、シルバー人材ですか、何年間か使用されていたと思います。それをシルバー人材の後は何かに使用されているということは、私はあまり記憶はございません。そこで、シルバー人材のそういった方が使われた後、今日まで数年たってると思います。そこでお聞きさせていただきますが、使用しなくなってから数年間放置をしているのはなぜなのか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、藤井総務部理事。 ◎総務部理事(藤井彦史君) 旧の老人福祉センターにつきましては、平成10年、総合福祉センターが建設されたことに伴いまして、そこに機能移転されました。その後、議員おっしゃるとおり、香芝シルバー人材センターの事務所として使用されておりました。また、福祉、生涯学習、青少年センター等の地域の活性化に寄与するような複合施設の整備を計画し、検討もしておりました。そのなかで、本市の財政状況も精査したなか、そういう施設については見送りとなったところでございます。また、その使用されなくなった建物についても、除却をすることも考えておりましたが、財政措置等の本にとって最も有利な方法を模索してきて、現在に至ってるとこでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) わかりました。いろんな事情がおありやと思います。この施設は香芝市民すべての財産の一つだと、私はそのように認識をしとるわけでございます。公有財産として早急に検討すべきではなかったのかと、そのようにも思うところでございます。市民の財産をやはり、かつ有効に利用する。効率的に考えていくのは当然行政の役目の一つだと、私はそのように思っております。そこで、整備をしてから再度何らかの施設として再利用ができなかったのかどうかっていう、その辺をお聞かせください。 ○議長(細井宏純君) はい、藤井総務部理事。 ◎総務部理事(藤井彦史君) 再利用ということでございますけども、当該施設の大部分が木造の建築物で、耐用年数も過ぎておりまして、改修して再利用するのは難しいものと考えているとこでございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) そうですか、わかりました。 じゃあ、今現存の状態のままで売却というところには至らなかったのか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、藤井総務部理事。 ◎総務部理事(藤井彦史君) 当該土地につきましては、利便性も考慮したなかで、駅前整備などの都市基盤整備や地域の活性化につながる土地利用を検討していくことが必要であると考えておりますので、本市にとって最適な土地の有効活用を考えてきたわけでございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) わかりました。地域の福祉や土地の利便性、有効利用も考えると、売却はしないということですが、何もしないということと売却とは、それとは別だと、そのように思います。 次に、それではこの施設が新しかったら、誰が見てもいいな、気持ちがいいなっていうことにもなってますが、古くなり使用されなかったら見方も随分変わるもんで、しまいにお化け屋敷じゃないかなというふうな見方もあって、非常に端から見てても何かなとか、知ってる人は当然ご存じですけども、知らない人から見れば一体何っていうことで思われると思います。また、空き家で長いこと放っとけば放っとくほど、またなかへ入ったりして、そんな悪いこともする人もあるかもわかりませんので、そういったこともないような状況に保つというのも行政の務めではないかなと、そのように思います。 それでは、総じて老朽化が進むなか、近隣住民からも本当に、先ほど私が言うたように、お化け屋敷かなというふうなぐらいのいろいろ不安にされているため、その施設を一体どういうようにしたいのかっていうところでお聞きをしたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、藤井総務部理事。 ◎総務部理事(藤井彦史君) 当該施設につきましては、本年度策定させていただきました香芝公共施設等総合管理計画の基本方針により、老朽化が著しく既に機能転換がなされることから、除却する方向で進んでおります。今後、除却するにあたっての予算化をしていきたいと考えております。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) じゃあ、撤去する予算化をしていきたいということですが、撤去するにはどれぐらいの費用を見積もっておられるのかお聞かせください。 ○議長(細井宏純君) はい、藤井総務部理事。 ◎総務部理事(藤井彦史君) 現時点での除却の費用でございますけど、約2,600万円を見積もっております。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) 結構かかりますね、本当にね。そういったことですか。 施設にとっては、今までからも有害物質とかというふうなことでよく建築もされてる施設もございますが、ではその旧老人センターはそういった有害物質とかというふうなことはどうでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、藤井総務部理事。 ◎総務部理事(藤井彦史君) アスベストのことだと思うんですけども、天井、壁等のボード類の飛散しない建材のなかには入っていると考えられます。また、目視では飛散するような吹きつけアスベストの使用は見つかりませんでした。今後、解体前には調査っていうのが義務づけられておりますので、それを実施いたしまして、法に合った措置方法で対処していきたいと考えております。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) わかりました。そのようにしていただきたいと思います。 次に、建物を残すのか。また、更地にするのか。今後どのように考えておられるのかということですが、建物の撤去ということですので、ではその撤去するには、おおむねいつごろ撤去となるのか。それと、今後の土地、先ほども言われておりましたが、再度その土地をどのように考えていくのかお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(細井宏純君) はい、藤井総務部理事。 ◎総務部理事(藤井彦史君) 建物につきましては早急に除却し、更地にする予定でございます。今後の土地利用につきましては、今までのように地域の実情に応じた土地の有効利用を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。
    ◆10番(中村良路君) わかりました。有効利用をぜひともしていただければと思いますが、先ほどの戻りますが、建物撤去する場合は近隣にも当然周知をしなければならないと思いますが、その辺はその近隣に対しての説明とかというふうなことはされるのでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、藤井総務部理事。 ◎総務部理事(藤井彦史君) 除却する時期が決まりましたら、事前に地元の自治会、それから近隣の方に工法、それから工期等の説明をさせていただく予定にしております。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) できる限りそのように説明をしていただき、理解をしていただきたいと、そのように思います。なくなれば住民の方もほっとされるかなと、そのように思います。 それと、その土地の面積ですが、どのぐらいの広さがあるのか、参考のために聞かせていただき、またその辺の坪単価っていうのは一体今の時点でどれぐらいの単価であるのかを参考のためにお聞かせください。 ○議長(細井宏純君) はい、藤井総務部理事。 ◎総務部理事(藤井彦史君) 土地の面積につきましては1,239.19平方メートル、坪単価は評価額で約16万2,000円でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) そうですか。そういう坪単価するぐらいやったら、結構買いに来るでしょうね。見た感じは使いやすい、使い勝手のいい土地だと思います。また、駅前にも近いし、アクセス的にもちょうどいい感じかなと、そのように思います。 更地にすれば、売却すれば当然税収も入って、本市の利益にも、利益っていうんか、有益なことでいいかなと、そのように思います。そんななかで、土地の広さとか駅前とか、いろいろな立地とか考えますと、吉田市長が言うような公約もされているなかで、何がしかまちのにぎわいとか、何かの拠点とか、そういったことで、まちの活性化、また商工業の活性化とかというふうな、何かそういったつながるような、そういったええ案があればいいのかなと私はそのように思うところでありますが、吉田市長も風邪引いて何か喉ががらがらな声で、あまり答弁してもらうのも気の毒だなと思いますが、その辺は本当に吉田市長自身も、ここだというところを一遍見せたらどうですか。何か私がこういうことでまちを活性化の第一歩としてやったよというふうに、今までもされてるかなと思いますが、そういったことでつかうのも、アピールするのもいい場所ではないかなと思いますが、もう短くて結構です、声の出る範囲で。 答弁していただいたら。 ○議長(細井宏純君) はい、吉田市長、声の出る範囲で。 ◎市長(吉田弘明君) お気遣いありがとうございます。 非常に経済的に価値のあるとこだというのはもう十分認識していまして、ただ非常に老朽化が進んでるので、来年度、今、藤井のほうから話しましたように、もう解体の予算を上げさせていただきたいなというには今現在考えています。 それで、1回目の質問でありましたように、駅のバリアフリーが先行しないといけないので、まずそれを先にやっていくと。並行してJRと協議して、駅前を今どのようにやるかってことを部局ともずっと検討してます。そのなかで、この土地1,200平米は結構かなめになると思うんです。そうすると、駅前のなかでそれを何にするのかっていうことをちょっと検討していきたいと思います。処分するのも一手でしょうけども、せっかくの土地ですから、市民に利するものにしたい、このように思います。頑張ります。 ○議長(細井宏純君) はい、中村良路君。 ◆10番(中村良路君) 無理な声で、えらいありがとうございます。確かに今吉田市長が言われたように、拠点とする何かを、きっかけを見出していただけたらと思いますので、そのようにお願いをいたしまして、私の今回の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(細井宏純君) 以上で、10番中村良路君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。              午後4時10分 休憩              午後4時21分 再開 ○議長(細井宏純君) それでは、休憩を解いて再開いたします。 次に、2番上田井良二君の一般質問をお受けします。 ◆2番(上田井良二君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 今回3点一般質問をさせていただく予定をしております。香芝の子ども・子育て支援について。2点目、バリアフリーのまちづくりについて。3点目、健康長寿社会について。この3点について質問をさせていただきたいと思います。 いよいよ来年4月から認定こども園が始まるようですけれども、思い出しますと、私が選挙に出させていただきまして、そのアピールに認定こども園の話をさせていただきました。そのときにもしっかりとアピールをさせていただいたわけですけれども、それからいろいろございまして、市長にも叱咤激励を受けたときもございました。市長を初め、理事者の方々、各担当者の方々、本当にご苦労をかけまして、この来年4月より認定こども園が始まるようです。 子育て支援の観点から、本市におきましても、平成14年9月に我が公明党議員が就学前の教育の今後のあり方という点、いわゆる幼・保一体化についても一般質問を既に行っており、待機児童ゼロ作戦の実施においても、公明党の主張が平成16年12月に策定いたしました子ども・子育て応援プランが反映され、具体的な目標に基づき、整備がスタートいたしました。さらに、幼稚園における預かり保育の推進など、幼・保の連携強化を進める公明党は、平成18年6月に幼稚園と保育所の機能を一体化させた認定こども園を創設するための法律を成立させ、同10月に新施設の開設が決定。このように公明党が一貫して積極的な子育て支援を行った結果の一つとして、現在、全国で約4,000件を超える認定こども園が開設をしたところでございます。 そこで、子ども・子育て支援につきましてまず待機児童解消策の一環として、現在、待機児童の状況はどれぐらいの人数になっておるのか、再度お聞きしまして、壇上での質問を終わります。 ○議長(細井宏純君) それでは、1回目の上田井良二君の待機児童の状況について答弁。 はい、松原福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 平成28年度4月1日現在の待機児童数でございます。厚生労働省定義におきましては44名になっております。内訳は、1歳児29名、2歳児15名でした。 なお、実際の入所待ちの人数につきましては、4月1日現在、65名でした。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) それでは、2回目以降の質問をお受けします。 はい、上田井良二君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 そうしましたら、今年度の解消策につきましては、その進捗はどんなもんなんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、松原福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) これまでの待機児童解消策につきまして、今年度につきましては鎌田幼稚園に五位堂保育所分園を開園させていただきまして、1歳から2歳児の定員20名で枠を増やさせていただいたところでございます。また、平成29年4月を目指しまして、小規模保育事業所2園の開園を進めるとともに、民間幼稚園、また民間保育園の幼・保連携型の認定こども園化によりまして、特に希望の多いゼロ歳児から2歳児の定員を増やしてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、上田井良二君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 そうしましたら、それらの対策について、先ほどありました44名ですか、65名ですか、それの待機児童の解消状況はどんなもんですか。 ○議長(細井宏純君) はい、松原福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 今回の解消策によりまして、平成29年に新たに増加する受け入れ人数でございます。ゼロ歳児が9名、1歳児が19名、2歳児が20名、3歳児から5歳児につきましては、公立幼稚園の2園の認定こども園化に伴いまして、各年齢で18名がそれぞれ増加する形になっております。 逆に、一方で五位堂の分園につきましては、1歳児クラスがなくなることによりまして、1歳児が10名減となる形になって、合計92名の増加という形になっております。仮に平成29年度の申込者数が平成28年度と同等であると考えますと、以上の解決策を行うことで、厚生労働省基準におきましては待機児童は減少するような形で見込みとしております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、上田井良二君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 そうしましたら、平成29年度お聞きしまして、平成30年度以降、これにつきましては解消策はどのように考えておられますか。 ○議長(細井宏純君) はい、松原福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 今後、平成30年4月を目指しましての解消策でございます。公立保育所に関しましては、みつわ保育所の建てかえ工事の終了に伴いまして、受け入れの開始をさせていただきます。それから、民間幼稚園の幼・保連携型の認定こども園、これも第2期工事が行われます。それから、公募によりまして、新たにまた小規模保育所の開設等を考えております。こういうことによりまして、待機児童数の解消を進めていきたいというふうに考えておるところでございます。 また、これによりまして、ゼロ歳児が26名、1歳児が64名、2歳児が74名、3歳児が17名、4歳児が19名、5歳児が19名の合計219名の増加が見込まれることとなっております。平成31年度には、また民間によります新設のこども園も今のところ計画されてるところでございまして、平成31年度までの予定の計画がすべて進んでおりますと、平成28年度の申込者の状況からは待機児童はすべて解消できる計算になります。ただ、保育需要につきましては今後も伸びることを考えておりますから、今後も保育需要の見込みにつきましては十分注視しながら対応を行いまして、先ほど議員もおっしゃいましたように、待機児童ゼロを目指しまして、今後も取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(細井宏純君) はい、上田井良二君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。いろんなこと考えていただいて、せんだっての9月の議会では大丈夫かなっていう思いもありました。小規模保育がしっかりできてなかった。そういうなかで、ここまで持ってきていただいてる努力には本当に感謝を申し上げます。 それでは、こども園が開園されるわけですけれども、その開園予定の場所をもう一度確認したいんですが。 ○議長(細井宏純君) はい、松原福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 平成29年4月の開園予定のこども園につきましては、公立では下田幼稚園と鎌田幼稚園が幼・保連携型のこども園となります。また、私立ではせいか幼稚園とあけぼの・保育学院が幼・保連携型のこども園となる予定でございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、上田井良二君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 そこら民間はわからないと思いますけど、下田と鎌田、現在の申し込み状況はどんなもんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、松原福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 公立のこども園の申し込み状況でございます。 まず、保育所、保育部分でございます2号認定の新規の申し込み状況につきましてご報告させていただきます。下田幼稚園では12名、鎌田幼稚園では17名の申し込み状況となっております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、上田井良二君。 ◆2番(上田井良二君) わかりました。ありがとうございます。今後もまだ増えてくるかもわからないというところだと思いますけれども。 こども園っていいますのは3歳から5歳の受け入れになるかと思いますけれども、一番待機児童が多いのがゼロ歳から2歳の子供たちだと思うんですけども、それも小規模保育等でカバーしていっていただけるというふうに思っておりますけれども、その2歳になる子供たちの受け入れ態勢についてはどのように考えているのか。まずは、五位堂保育所分園、閉園後はどうするのかお聞かせください。 ○議長(細井宏純君) はい、松原福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 五位堂保育所分園につきましては、平成29年4月には幼・保連携型の認定こども園、鎌田幼稚園になる予定でございまして、平成29年度につきましては2歳児10名の保育所として利用することになっておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、上田井良二君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 それでは、具体的に幼稚園がこども園になろうとすることにより、3歳以上の受け入れ拡大しますけども、ゼロ歳から2歳児の受け入れはどのように考えておられるんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、松原福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 先ほどもご説明させていただきましたように、平成29年4月よりは小規模保育園2園のほうが開園を予定しております。こちらでゼロ歳から2歳までの38名の保育の拡充を考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、上田井良二君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 いろいろな受け入れ態勢、また小規模保育と考えていただいているようですけども、条例等に基づき認可されてる思いますけれども、これはまったく安心性に関しては十分なんでしょうか、そのあたりお聞かせください。 ○議長(細井宏純君) はい、松原福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 小規模保育の基準ということでお尋ねと思います。 小規模保育につきましては、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例というのが本定めておるところでございまして、施設整備及び配置基準を決めておりますので、基準に見合った事業者のみに対して香芝が認可してる形になっております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、上田井良二君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 そうしましたら、今後、今香芝につきましては子供さんについても市民の方々についても増加が見込まれておりますけれども、それ以降恐らく少子化が来るかと思いますけれども、子供の人数増加から急激な減少への対処方法は何かお考えありますでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、松原福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 香芝におきましても、ゼロ歳から5歳の人口、今後は横並びか減少傾向にあると見込んでおります。ただ、先ほども申しましたように、保育需要につきましてはまだまだ増加傾向にあると考えておりまして、保育施設の拡充等につきましては必要と考えておるところでございます。ただ、先ほども言われるように、ますます少子化が進展した場合につきましては、施設の運営形態、または利用形態も十分検討したなかで、少子化に対応した施策を進めていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、上田井良二君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございました。香芝におきましては、どこかのみたいに大きな箱物をどんと建てるんじゃなしに、今あいてる部屋を使うという、非常にすばらしいやり方だと私自身は思っておるんですけれども、既存の幼稚園のとこに入っていくわけなんで、そのあたりの親御さんへの説明を、以前も何回かトラブるようなこともありましたので、説明を十分していただいて、大丈夫なんですよとしっかり説明をしていただくことを要望しまして、1回目、この質問終わらせていただきたいと思います。 続きましては、バリアフリーのまちづくりについて、もう関議員と中村議員が聞かれましたのでほとんど質問することがなくなったわけですけれども、交通機関のバリアフリー化については、以前の政府は民間企業の仕事と積極的であったようですけれども、そこで公明党は1994年の重点政策でバリアフリー型のまちづくりを掲げ、全国各地でバリアフリー調査を実施するなど、機運を高めた。1999年に連立与党に参画すると、交通バリアフリー法の骨子案を発表し、2000年成立。2006年には建物を対象としたハートビル法と統合され、新バリアフリー法になったわけでございます。それを受けまして、現状の本市でのバリアフリー化の実績はどのようなものかお聞かせいただけますでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) バリアフリーの実績でございますが、平成25年3月に策定いたしました香芝バリアフリー基本構想におきまして、市内でも優先的にバリアフリー化を進めていく地区として、JR香芝駅、近鉄下田駅、近鉄五位堂駅及び市役所周辺地区を一つの重点整備地区として定め、同地区内の鉄道駅や市役所、その他公共施設への通行経路につきまして、一体的なバリアフリー化に取り組んでおるところでございます。これまでの実績といたしましては、近鉄五位堂駅へのエレベーター設置や身障者乗降場の設置を初め、市役所、本庁舎1階への多機能トイレの設置や点字誘導ブロックの整備等行っております。現在は近鉄下田駅へのエレベーター等の設置や国道165号の歩道整備など、関係事業者及び関係機関と連携のもと、バリアフリー事業を進めている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、上田井良二君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 かなり25年設定した割にはやっていただいてるのかなというふうにも思うところでもございますけれども、今後の予定といいますか、私たち公明党のほうからも予算要望をさせていただきました。有権者への利便性を考えた投票所のバリアフリー化、また安全な歩道や通学路の整備を盛り込んだバリアフリー化、これにつきましては工事は終わったんですかね。福祉センターの入り口の歩道、あれもバリアフリー化だと思うんですけれども、それらを含めまして、今後のバリアフリー化の予定をお聞かせください。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 今後の予定でございますが、先ほど申し上げました現在進行中の事業といたしまして、近鉄では下田駅におきましてバリアフリー化工事が進められており、平成29年3月末に構内、構外併用のエレベーターと多機能トイレの設置工事が完了する予定でございます。また、国道165号につきましては、国土交通省奈良国道事務所におきまして、近鉄下田駅前公園からJR南馬場踏切までの間の歩道整備が順次進められてまいります。そのほかといたしまして、下田東三丁目の旧葛下川の廃線用地を活用いたしました歩道整備を初め、総合福祉センターへの進入路、先ほど上田井議員おっしゃいました福祉センターの進入路でございますけれども、この歩道整備、バリアフリー整備を現在で行っております。これらが行っております工事につきましては、平成29年3月末の完成を目指して行っております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、上田井良二君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 今々お話しいただきましたように、近鉄下田駅からJR香芝駅にかけての下田周辺地区においては、市庁舎に加えて郵便局、また消防、警察やふたかみ文化センターなどがある行政文化ゾーンであり、の中心的存在でもあると思います。また、平成16年にJR五位堂駅が誕生したのを機に、駅名をJRの下田駅から香芝駅に変更。さらに、平成22年にJR志都美駅がリニューアルされ、取り残された感のあるJR香芝駅ですが、現在は大阪難波までの直通列車が運行されるなど、利便性の運行上による乗客数の伸びがあるように考えますけれども、ここでも私たち公明党が予算要望させていただきましたJR香芝のバリアフリー化、これについてなんですけども、先ほどからたびたび質問が出ておるところですけれども、JR香芝駅の庁舎のバリアフリー化っていうのはどういう内容を考えておられますか。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) JR香芝駅の直面いたしますバリアフリー化といたしましては、朝来申し上げてるとおり、ホームのかさ上げ、特に段差がきつうございますので、それと今現在露天の跨線橋が存在しますが、これをエレベーターで行き来できるように、エレベーターの設置を考えております。また、多機能トイレの設置、大きくはこの3点でございます。小さなものでいきますと、鉄道駅でございますので、誘導チャイムの設置でありますとか、手すりの2段化とかということもございますけれども、大きくは先ほど申し上げましたホームの段差、それと跨線橋のエレベーター化、それと多機能トイレということになってございます。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、上田井良二君。 ◆2番(上田井良二君) 先ほどから質問されておりまして、このバリアフリー化、平成32年まででしたっけ、される予定というふうに聞いておりますけれども、今何も進んでないようにきつく言えば思われるんですけれども、今から動き出して、32年末までにできるもんなんでしょうか、そのあたり聞かせてください。 ○議長(細井宏純君) はい、奥田都市創造部次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) このバリアフリー化事業につきましては、基本的にその施設の所有者でございますJR西日本が整備することになります。そこに対しまして、国が3分の1、県、で3分の1を補助するといった事業になります。このことから、としては32年末というのは法律の考えがございますので、そこに対してはJRにお願いしているという状況でございますけれども、JRはなかなか今現在その返事をしてくれない。やりますといった返事はまだいただいていないというのも現実でございます。そのあたり、この法にある期限に間に合うように、鋭意JRには働きかけたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、上田井良二君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 ここで市長にお聞きしたいんですけれども、いろんな形でバリアフリー化やっていただいております。せめてエレベーターの設置でしたら1年あったらいけると思うんですけれども、そのあたり市長の決意といいますか、短期間でできるものを32年までにじゃなしに、もう少し早くやっていただくように、何か前向きなご回答はいただけないでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) 相手があるということは大前提なんですけども、私ももちろん直接交渉をしますし、国会議員も含めて、いろんな方々のお力をかりて、早々に着手できるように、話がまとまれば本当に予算を計上して進めていくことをここでしっかりと表明しておきたいと思います。ぜひとも御党も含めて、実現に向けてお力いただきたいな、そのように思っております。よろしくお願いします。頑張ります。 ○議長(細井宏純君) はい、上田井良二君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。そしたら、近々ですか、早かったら来年度の予算にも入れていただけるように市長頑張っていただくということでよろしいでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) くれぐれも相手があることですので、相手の了解得れれば、それはもう即座に進めていくことは申し上げておきたいと思います。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、上田井良二君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。前向きに、市民の方は話をさせていただくと、JR香芝、JR香芝というふうにお話をいただいております。今のままででしたらなかなか進まない。うち一つでもやっていただいたら、やってくれたなということもあると思いますんで、そのあたり、市長を初め、関係部署の方々にもお願いを申し上げまして、この点については終わらせていただきたいと思います。 続きまして、健康長寿社会についてなんですけれども、この健康長寿社会についてということで、主に高齢者の方々を対象に質問をさせていただきたいと思います。 例えば、現状のシルバー人材センターの簡易統計を見させていただきますと、ちょっとデータは古いんですけれども、平成14年に15万人入会するも、退会者が10万人いると。退会理由の1位は健康上の理由っていうのはよくわかるんです。体が動かなくなった。亡くなられた。病気になられたっていうのはあるんですけども、2位は希望の仕事がないなどという声が上がっております。また、平成16年第159回の国会での法改正で、シルバー人材センターには派遣事業が認められたということでもございます。 これらを踏まえてお聞きしたいと思います。 シルバー人材センターで働いておられる人数と入会、退会は推移は最近ではどうなんでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、黒越地域振興局長。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 本市のシルバー人材センターの会員の推移ということでございます。 各年度末で申し上げますと、平成25年度末が474名、平成26年度末が433名、平成27年度末が421名と、減少傾向となっております。平成27年度中の入会、退会の数なんですけれども、入会者数は57名、退会者数は69名で、退会者数が入会者を上回っており、近年この傾向が続いているような状況となっております。 先ほど全国的な傾向として退会の理由をおっしゃられましたけれども、香芝のシルバー人材センターで簡易アンケートによる入会理由のほうといたしましては、健康維持や増進、経済的理由、生きがい、社会参加。退会理由といたしまして、データは少ないんですけれども、加齢でありますとか病気、就業機会や希望職種がないなどが上げられております。団塊の世代を初めとする高齢者数の増加が、シルバー人材センターの会員の増加には結びついていないという状況にあるということであります。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、上田井良二君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。先ほど私が申し上げたとおりの推移なんかなというにも受け取らせていただきますけれども。 それでは、私の身近な方からでもシルバー人材センターに登録して仕事をしたんですけども、肉体労働が多いというふうにもお聞きしたんですけれども、このシルバー人材センターの仕事の内容はどうなっているんでしょうか。また、近年新しく導入された事業等があれば教えていただけますでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、黒越地域振興局長。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 平成27年度の本のシルバー人材センターの主な業務内容ですけれども、植木剪定、ふすま、塗装、清掃や除草作業、宛名書き等がございます。また、指定管理者として、市内の自転車駐車場の管理運営を行っていただいてるところであります。さらに、本年2月からはの介護福祉課と連携いたしました高齢者の日常生活支援総合事業といたしまして、軽微な生活援助サービスを実施していただいてるところであります。平成27年度における受託事業の就業人員349人で、登録会員の82.9%、先ほど派遣事業の話にもありましたが、それを入れますと全体の就業率92.2%というような状況になっております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、上田井良二君。 ◆2番(上田井良二君) 先ほどの話のなかで、軽微な生活援助サービス、この中身についてちょっとお聞かせいただけますでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、松崎健康局長。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) シルバー人材センターの会員の方が簡易な家事支援ということで、掃除のみの訪問支援サービスを行っていただいております。本年度、28年度11月末現在までの利用者の方は12人おられまして、延べ64回訪問していただいております。対象の方は要介護認定で要支援1、2の方になっておりまして、非常に会員さんは熱心で、心を込めてしてくださっておりますので、ご老人の利用者の方については大変喜ばれているところでございます。 ○議長(細井宏純君) はい、上田井良二君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。非常にいいことだとも思いますけれども。 それでは、先ほど申し上げましたように、平成16年に派遣事業は認められたということなんですけども、本市でのシルバー人材センターでの派遣事業の実績はありますか。 ○議長(細井宏純君) はい、黒越地域振興局長。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 本市のシルバー人材センターにおきましては、平成26年度より派遣事業に本格的な取り組みを進めておられまして、平成26年度の就業延べ人員ですけども3,148人から、平成27年度は5,698人と、事業の拡大が図られております。事業の拡大傾向は28年度も続いているといった状況になっております。 主な派遣事業の内容ですけれども、幼稚園、中学校の用務員さん、荷物の搬入、搬出作業、スーパーなどでのカート整理、工場での内職などとなっております。 なお、平成28年4月から派遣業務につきましては、都道府県が市町村ごとに指定する業種に限り、週20時間までであったものが週40時間までの就業が可能となるような、シルバー人材センターの規制緩和が図られております。本市のシルバー人材センターにおきましても、その適用が受けられますよう、現在準備を行っておられるということでありますので、これが認められますと、なお一層この派遣業務の業務範囲の拡大が図られることの可能性が出てくるということになっております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、上田井良二君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。県との絡み等もあると思います。また、法律等、条例等の云々もあると思います。うまいこと利用していただいて、高齢者の方が働きやすいものにしていっていただきたいと思います。 この法改正の審議会でも、シルバー人材センターを地域での就業に関するワンストップセンターにできないとの議論もあったようでございます。既に平成11年には、シルバー人材センターの新しい発展方法についての懇談会でも指摘されているようでもございます。 そこで、予算要望のなかにも記載しています高齢者がこれまでの経験を生かした市民協働のまちづくりとして、団体数や会員数の多さ、また団体補助額からしても、会員の意識を多様化した、より効果的な運営、それを可能にする制度や考えを変更、改正すべきではないかと思います。 これは要望なんですけれども、6点あります。 例えば、中小企業の方に対して、起業コンサルタント、コンサルに退職された方を登用しまして、窓口業務をやっていただくとか、例えば中小企業の方に対して銀行からお金を借りれるように何かアドバイスしていただくとか、これも商工会の方と三位一体になってやっていただければなというにも思いますし、また塾に行けない子供たちの貧困家庭の方々に教師を定年された方がシルバー人材センターから、また派遣をしていただくというような方もどうかなと。 また、子供さん2人家庭の朝のことなんですけども、夕方は学童保育で集まって、順次帰っていくということなんですけども、朝方お母さんは小さい子供さんを保育所に預けて、そのまま仕事へ行く。ほんで、残っている小学生の方、朝寒いのに1時間ほど通学するのに待ち合わせ時間を待ってるということがあるようでございます。朝は学童保育はあいてないようですので、シルバー人材センターの方を利用しながら、そういう方を短時間扱いで朝預かっていただいて、またそこから一緒に学校へ登校するというのもどうかなというのも思います。 また、これもよく話いただくんですけども、今子供さんが中心である公園、そこに高齢者向け用の何か健康器具を配置すると。それだけじゃなしに、その健康器具の点検、また近くの草刈りをシルバー人材センターの方にやっていただいたらどうかとか、あと役所の方々、定年今60歳だと思うんですけども、65歳に延長していただいて、その後またアドバイスをして、全員シルバー人材に登録をしていただいて、役所の業務にまたアドバイス等をやっていただく等、いろんな業務を含めまして提案を募集していただいたらどうかなと。いろんなできる、できないはあると思います。これも市民の声ですので、それぞれ検討していただいて、またよりよい方向へ進めていただけたらなと思いますが、そのご意見はどうでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、黒越地域振興局長。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 今政府のほうも、一億総活躍社会ということをおっしゃっていただいております。そういうな社会を実現していくためには、高齢者の就労、社会参加を推進していく必要がありますので、シルバー人材センターの果たす役割というのはますます重要になってくるんだろうなというふうに考えるところであります。 今、上田井議員からさまざまな提案をいただきました。これらも含めまして、市民ニーズ、会員ニーズも含めまして、シルバー人材センターの業務拡大が図ることができるように、我々といたしましても、シルバー人材センター側と連携、調整を図っていくことができればなというふうに考えているところであります。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、上田井良二君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。やめられる理由が希望の仕事がないということが少しでも減るようなまた考え、対策を持っていただけたらなというようにも思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは最後に、特定健診の受診状況についてなんですけども、この受診状況については受診率等も。
    ○議長(細井宏純君) 上田井良二君、答弁があるらしいんで、済んません。 鎌田副市長。 ◎副市長(鎌田裕康君) 高齢者の育成といいますか、就労支援とか生きがいづくりとか、そういう視点で、香芝は過去、継続的にシルバー人材センターに補助金を交付してやっておる部分でございますけれど、そのなかで経営の根幹に関する部分につきましては、向こうのほうの理事会で、うちのほうの理事も送り込んでおるわけでございますけれど、やはりそちらが主体となって考えていただく課題もございます。財源的なものについても十分向こうのほうの主体的な部分を認めていかなければならないと考えておりますので、すべてが我々の平常の行政業務と同じような扱いとして取り組むことはちょっと難しいとこがあると思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(細井宏純君) ここで暫時、時間延長します。 申しわけございませんでした。 どうぞ、続けてください。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。そのあたりも聞き及んでおります。それも含めて、いけるだけやっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。 そうしましたら、特定健診の受診状況についてお尋ねいたします。 ○議長(細井宏純君) はい、松崎健康局長。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 27年度の実績では受診率31.8%で、12のうち3番目、県内市町村のうちでは25番目となっております。受診率は、平成25年度の28%以後は上昇しております。今年度、28年11月末現在の受診者は1,958人で、受診率16.5%となっておりまして、昨年度の同時期につきましては13.0%でしたので、今年度は受診率が向上してる状況です。 ○議長(細井宏純君) はい、上田井良二君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 そうしましたら、受診をされていない方に対する受診勧奨はどのようになっておるでしょうか。 ○議長(細井宏純君) はい、松崎健康局長。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 受診率を向上させることで、生活習慣病を発見して、治療費の抑制をするということで、受診率向上対策は重要と捉えております。今年度の未受診者対策といたしましては、はがきによる受診勧奨を2回、それから休日に集団検診として肺がんとか歯周病検診とセット検診を4回、それから市役所、総合福祉センターのロビーにて液晶モニターで映像を流しております。さらに、特定健診等の項目を含んだ人間ドックを受診された方につきましては、費用助成を行っております。また、特定健診を受診した方へは、脳ドック検診の費用の助成もしております。 さらに、今年度の新規事業としての未受診対策といたしまして、定期的に受けておられない受診者とことし新たに40歳になられた新規対象者約3,700人の方へ、10月から11月の間に電話にて自動音声による受診勧奨を行っております。また、健康キャラバン事業ということで、市内9カ所の地域で体組成測定や骨密度測定などの健康測定を行っておりますが、このときに特定健診を受けていただくように受診勧奨を行っております。 以上でございます。 ○議長(細井宏純君) はい、上田井良二君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 いろんな手立てをやっていただいてるようですけども、ある方から、そんなことはないと思うんですけど、はがきによる受診勧奨、はがきは無駄ではないかというふうなご意見もあったんですけど、そのあたりはどうでしょう。 ○議長(細井宏純君) はい、松崎健康局長。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) はがきは、お受けになっていない方に送らせてもらっております。無駄だと思われる方もおられるかもしれませんが、それによって受診をされますと、例えば糖尿病であったり高血圧であったりという病気が発見されますと、その医療費が年間数十万円、あるいは人工透析の方でしたら年間500万円から800万円ぐらいかかる医療費が救われるということですので、決して無駄ではないと考えております。 以上です。 ○議長(細井宏純君) はい、上田井良二君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。今後とも受診率が増えていくように、またご努力いただけたらなというふうに思います。少しでも高齢者の方が生きがいとして動ける香芝でありたいなというふうに思いますので、お願い申し上げまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(細井宏純君) 以上で、2番上田井良二君の一般質問を終わります。 お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、明日15日に再開したいと思いますが、ご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(細井宏純君) ご異議ないようでございますので、そのように決定します。 本日は、これをもって散会いたします。                                 閉議 午後4時50分...